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カオスロワ避難所スレ2
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こちらは投下スレです。
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「はぁ……はぁ……」
東京都庁の屋上で、一人の男が文字通り飛び回っていた。
腰に装着した不思議な装置を用いての、高速空中機動。
そして両手に持つ刃、その斬撃の鋭さから男がかなりの実力者なのは誰もが気がつくであろう。
「なんなんだ、こいつは……!?」
男の名はミケ・ザカリアス。
彼は本来巨人を狩る達人であるが、この殺し合いに巻き込まれた直後、突然竜の群れに襲われた。
言葉を発することはなかったが、竜が人間を家畜としか見ていないことは、その臭いから判断できた。
竜の群れから逃げることもできたが、人間の尊厳のために戦い続けてきた彼にとっては、その竜の態度が気に入らない。
知能の低い、人間を喰らう害獣。無駄に数が多いところなど、まるで宿敵の巨人のようであった。
気がつけばミケは竜の群れに突撃していた。
群れを蹴散らしたしばらく後に現れた知性を持つ金竜には流石に恐怖を覚えたが……
「――」
それも今ではこうして、地に墜ちている。
【真竜ニアラ@セブンスドラゴン】 死亡確認
おそらくこれが指揮官、あるいは親玉であったのだろう。
有翼の巨大生物に対して、人類が勝利したのだ。
しかし――
「グオオオオオオォォォォォ!!!」
死に際に親玉が呼び出したと思われる、赤黒の巨竜が立ち塞がった。
都庁の屋上を住処とする叫帝竜・ウォークライである。
手負いならともかく、このウォークライは健康そのもの。
とてもではないが、いくら歴戦の剣士であっても仲間の援護もなしに一人で討伐することなど不可能だ。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ!?」
そしてついに、必死で攻撃をかわしていたミケの右脚にウォークライの強靭な顎が襲い掛かった。
身体を捻り、完全に噛み千切られることこそなかったが、肉は抉り取られ、骨は粉々の酷い有様だ。
「ぐ、ぅぅぅぅ……!」
追撃の爪撃を、地面を転がりながらなんとか避けるミケ。
だが地面を転がったのが不味かった。
「!?」
階下から聞こえる、無数の咆哮。無数の血の臭い。
屋上から、この叫帝から逃げれたとしても、次はこの無数の咆哮から逃げなくてはならないのだ。
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戦う意思を持ち続ける限り、負けではないとするのがミケの持論ではあったが……
「嫌だああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
避けようのない残酷な死の運命を前に、ついにミケの何かが決壊した。
心の底からの、死にたくないという叫び。
涙を流しながら、ミケは叫び続けた。
「俺も死にたくない!死にたくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!」
その叫びに触発されていたのか、屋上の片隅で震えていたサングラスの男も魂の叫びをあげた。
だがウォークライは、そんな叫びなど意に介さずに、とどめの一撃を放とうとしていた。
叫帝竜は、その口から灼熱の豪火球ともう一つ、暴風を巻き起こす凶悪なおたけびをあげるのだが……
今放とうとしているのは、まさにそれだった。
「「やめてえええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」
若干カマっぽくなってしまった男二人の叫びがシンクロした直後。
「ガアアアアアアァァァァァァァァァァ!!!」
ウォークライ必殺のタイフーンハウルが放たれた。
「「いやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
強烈な風圧により、完全にカマっぽくなった男達の全身は麻痺し、軽々と吹き飛ばされた。
繰り返すがここは都庁の屋上である。
落ちたら文句なしの即死だ。
【一日目・10時20分/東京都庁・屋上】
【ウォークライ@セブンスドラゴン2020】
【状態】すごく健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生存優先
1:階下のモンスター達と同盟を結ぶ
2:できれば都庁リフォームして住みよくしたい
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――ウォークライが屋上から降りている頃
「「いやだぁぁぁぁぁ!!!死にたくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!」」
叫び続けていた男二人は……
「あら、いい男!」
「「!?」」
空中で空飛ぶオカマにキャッチされていた。
【一日目・10時25分/東京都上空】
【オルゴ・デミーラ@ドラクエ7】
【状態】健康、美しい人間形態
【装備】不明
【道具】支給品一式、香水、口紅
【思考】
基本:主催者を美しく皆殺しにして自分が支配者となる
0:この二人、顔が美しいわ!
1:美しく早く主催者本部を見つける
2:かつての部下を美しく回収する
3:部下にふさわしい参加者がいれば、新しい魔王軍として美しくスカウトする
4:日本以外を潰した首謀者がいるなら、そいつも美しく殺す
5:できれば醜い本気形態にはなりたくない
※美の感じ方は人それぞれです
【ミケ・ザカリアス@進撃の巨人】
【状態】中ダメージ、右脚重傷
【装備】立体機動装置一式
【道具】支給品一式
【思考】
基本:死にたくない
1:!?
※心が落ち着くまでしばらく戦闘できません
【平山幸雄@アカギ〜闇に降り立った天才〜】
【状態】中ダメージ
【装備】サングラス、雀稗
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:死にたくない
1:!?
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結月ゆかりは他の参加者の死体を漁ったら手に入ったセコイヤチョコレートを食べながら、不思議のダンションの探索を続けていた。
もちろん、ズバーンもついてきていた。
そんな二人の前に現れたのは身長2.3mくらいのロボットらしき存在だった。
それは、ヒトマキナの主にして神に近い力を得た自立機械、デウスエクスマキナだった。
最も、本来は20m以上の巨体だったりするのだが、ここでは何故か小さかった。
「新種のモンスターでしょうか?まあ、やる事は変わりません」
そう言って、ゆかりはエンシェントソードを振るって雷を放つ。
しかし、雷を放った時にはもう、デウスはその場には居なかった。
それどころか、デウスは既にゆかりの背後に居て、エンシェントソードを振り抜いた直後のゆかりを手のひらから発生した力場で包み込んだ。
その力場の名は圧縮転送フィールド。
その名のとおりゆかりは何処かへと飛ばされてしまったのだ。
もちろん、ズバーンにはそんな事が解る訳無く、彼はデウスに突撃した。
「ズバズバン!」
しかし、ズバーンが攻撃する前にデウスは消えていた。
オーバーライドという転移能力で、ゆかりの放った雷と同様にして避けたのだ。
「残念だ!」
そう言うと、デウスは両掌からビームを連射した。
力の源である人間の前向きな想いをろくに感じれず、力の弱っていたズバーンにそれを耐える力などなく、ズバーンは爆散した。
それを見届けたデウスもまた、不思議のダンションから姿を消した。
一方、キョウスケとLilyは渋谷にいた。
さっきまで休憩がてらネットカフェで情報収集していたのだ。
しかしカオスロワちゃんねるは、返り血で顔を赤く染めた状態で街を歩く初音ミクの写真が貼られた事で祭りになっていてそれ以外の情報が殆ど入ってこなかった。
ショックが大きすぎるという理由で、キョウスケはその事をLilyには伝えない事にした。
ちなみに、キョウスケがパソコンを使っている間Lilyが支給品を整理したら、キョウスケには包帯が、Lilyには一日分の食料が支給されていたことに気づいたそうな。
そして今、二人は探索を再開したという訳だ。
すると、Lilyが変わった形の刃の剣を持った女性を発見した。
「あっ、あれはゆかりさんたい。おーい」
そういって、女性に駆け寄るLily。
しかし、その女性はこう言って剣を振るった。
「あら、また新種のモンスターですか」
驚く間もなく雷を浴びて炭と化すLily。
確かに彼女はデウスに転移させられた結月ゆかりその人であった。
しかし、彼女の精神はテラカオス化の進行により、あらゆるものを不思議のダンション内の事象でしか認識出来なくなっていたのだ。
つまり、彼女には今いる場所は不思議のダンションで、他の参加者はモンスターやダンション内の露天商としか認識しないのだ。
「良い武器を落としましたね。と、また新種のモンスターですか」
何事も無かったかのように斬鉄剣をデイパックに入れるゆかり。
その狂気には、流石のキョウスケも戦慄した。
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主催の本拠地である九州ロボのとある一室にはココと二人の少女がいた。
少女の片方は美国織莉子、未来予知能力を持つ魔法少女であり、特務機関の隊員だ。
もう一人は、織莉子の大切な人であり、護衛であり、支給品でもある呉キリカだ。
その部屋に、入ってきたのはさっきまで不思議のダンションにいたデウスだった。
特務機関隊長、それがデウスの肩書だった。
「流石ね、デウス。それに織莉子も。おかげで計画が進むわ」
と、ねぎらいの言葉をかけるココ。
というのも、今回の事は主催幹部による作戦だったのである。
ゆかりのテラカオス化の進行が確認した幹部達であったが、不思議のダンションでは一定以上の進行は望めないと判断し、殺し合いの場に連れてくることにした。
そこで、ゆかりの移動ルートを織莉子の未来予知で割り出し、其処にデウスがオーバーライドで転移して彼女を地上に転送するというものだった。
カオスロワという状況では未来予知だと誤差が生じるのだが、そこは日本が誇るスーパーコンピューター「京」を使って修正したそうな。
なお、幹部でない二人はテラカオス化なんて事はしらないが、そこは上手く誤魔化した。
「これも人類が想像力を失うのを防ぐためだ」
そう言うデウス。
彼は、死ぬ可能性が大幅に減った事で人類が想像力を失い、滅びた世界から大災害の影響でやってきた存在だ。
それ故に、彼は死を身近に感じさせることで人類の想像力の喪失を防ぐ事を決意し、幹部からのスカウトを受け入れたのだ。
ちなみに、身体が小さくなっているのは、動きやすくするためにあえてスモールライトで身体を縮めたからである。
「人類を救う為ですから、協力は惜しみません」
今度は織莉子が言う。
彼女は、未来予知で世界が滅ぶ事を知り、それを覆す方法がその明晰な頭脳を持ってしても解らず、途方に暮れていた。
そんな彼女に声をかけたのが、死んだ彼女の父親の知り合いでもあったココだった。
ココに、人類を救う為に協力するよう頼まれた彼女は、その誘いに乗ったのだ。
「では、デウスはヒトマキナの技術力で本拠地周辺の要塞化の手伝いを、織莉子とキリカは別名があるまで待機よ。」
ココがそう言ってこの集まりは解散し、部屋にいる全員が退室した。
余談だが、ココとデウスが居なくなった途端、キリカが織莉子に名前を呼びながら抱きついたそうな。
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【一日目・10時50分/東京都渋谷】
【結月ゆかり@VOCALOID】
【状態】上機嫌、あらゆるものを不思議のダンション内の事象でしか認識出来ない
【装備】エンシェントソード@Minecraft
【道具】支給品一式×3、土×99@Minecraft、松明×99@Minecraft、鉄×3@Minecraft、
鉄のツルハシ@Minecraft、作業台@Minecraft、ヒミツのコハク@ポケモン、
かまど@Minecraft、石炭@Minecraft×99、ロトのつるぎ@ドラゴンクエスト、
ハートのうつわ@スマブラ、あなぬけのヒモ@ポケモン、スクール水着@現実、
ガン・デル・ソル(エネルギー0%)@ボクらの太陽シリーズ、斬鉄剣
【思考】
基本:未知の世界を求める
0:ふふふ♪
1:このダンジョンを制圧する
2:素材を集めてアイテムを作る
3:身内のことはわりとどうでもいい
4:新種のモンスターが多いですね
※Lilyの斬鉄剣以外の支給品は炭と化しました。
【キョウスケ・ナンブ@バンプレストオリジナル】
【状態】普通
【装備】護業@NAMCOxCAPCOM
【道具】支給品一式、包帯
【思考】
基本:主催者の打倒
1:知り合いの捜索
2:危険人物の排除
3:強敵に出会ったな……
【太陽少年ジャンゴ@ボクらの太陽シリーズ 死亡確認】
【おてんこさま@ボクらの太陽シリーズ 死亡確認】
死因:モンスターハウスでリンチされる
【大剣人ズバーン@轟轟戦隊ボウケンジャー】
死因:ビーム
【Lily@VOCALOID 死亡確認】
死因:雷
【同時刻/九州ロボ(日本海を飛行中)・福岡県】
【ココ・ヘクマティアル@ヨルムンガンド】
【状態】健康
【装備】オスプレイ@現実
【道具】不明
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは撃つ
【デウスエクスマキナ@スーパーロボット大戦UX】
【状態】普通、身長2.3mになるまでスモールライトで縮んだ
【装備】デウスの斬馬刀@スーパーロボット大戦UX
【道具】支給品一式、スモールライト
【思考】
基本:人類絶滅及び人類の想像力喪失の阻止
1:命令に従う
2:殺し合いによって人類の想像力喪失を阻止する
3:本拠地周辺の要塞化を手伝う
※現時点では指名手配犯の捜索に加わらないようです。
【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】普通
【装備】ソウルジェム(穢れ無し)、呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ
【道具】支給品一式、大量のグリーフシード@魔法少女まどか☆マギカシリーズ
【思考】
基本:世界滅亡の阻止
1:命令に従う
2:世界を救う為なら犠牲もやむ負えない
※現時点では指名手配犯の捜索に加わらないようです。
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円楽とリンは一人の男に別れを告げていた。
男の名はガルマ・ザビ、カオスロワの開始を聞いて衝動的に家出したザビ家の生き残りである。
休憩していた二人に出会った彼は、軍人としての知識を利用してリンの骨折に応急手当をしたのだ。
しかし、ガルマの目的は家族の仇を討った上でカオスロワに生き残る事であって殺し合いを止める事では無いので2人に同行する事にはならなかった。
「チェーン一つで勝てるような相手では無いかもしれないが、私も頑張るのでどうかご武運を」
「ありがとう、ガルマさん」
「そちらも、気を付けて下さい」
敬礼し、飛び立つペガサスを見送るガルマ。
しかし、彼は円楽とリンの目の前でミンチと化した。
彼を殺したのはエアーマンというロボットだった。
ダークミヤビを殺した彼は、さらに腰につけた機械で空を飛んでいた参加者を殺害した後タクシーを名乗るバイクによって東京に向かった。
そのタクシーによってとてつもない速さで東京に辿り着いたエアーマンは、運賃としてエアーシューターをそのバイクに打ち込んだ。
そして今、ガルマを殺害したのだ。
「何という事を……!」
エアーマンの攻撃は止まらない。
エアーシューターという小型の竜巻によって二人の乗るペガサスを攻撃し始めた。
手綱さばきに集中して攻撃をかわす円楽だが、次々と襲い掛かるエアーシューターの前ではそれが精いっぱいだった。
(不味いですね……逃げる事も近づいて天馬の蹄で蹴り飛ばす事も出来ませんか……)
そんな円楽の心の中を知ってか知らずか、リンは今まで確認してすらなかったデイパックの中身を調べた。
中に入ってたのはデザートイーグルという大型拳銃だった。
勿論、リンはその名前を知らないが、それの使い方くらいは知っていた。
「あ……」
リンの放った弾丸は、エアーマンのエアーシューター発射装置を破壊した。
しかし、その代償は大きかった。
ろくに訓練したことも無いリンは、反動でバランスを崩し、落馬してしまった。
そして、ペガサスの手綱を握る円楽は、エアーシューター発射装置の破壊に気を取られていてリンの落馬に気づくのが遅れてしまった。
その結果、リンは地面に叩き付けられ、死亡した。
「くっ……貴方だけは、逃がすわけには行きません」
エアーマンに向けてペガサスを走らせる円楽。
対するエアーマンもまた、鈍重そうな見た目に似合わぬ跳躍でペガサスに突撃する。
そして、ペガサスの蹄がエアーマンの動力炉に致命的な損傷を与えた。
しかし、エアーマンの槍もペガサスの心臓を貫いていた。
(どうやら私はここまでのようです。師匠、ピンクさん、残念ではありますが、今、行きます)
致命傷を受けたペガサスと共に落下しながら円楽は心の中でそう呟き、その人生に幕を閉じた。
【一日目・11時00分/東京都永田町】
【水野灌太@砂ぼうず 死亡確認】
【プラシド@遊戯王5D's 死亡確認】
【ガルマ・ザビ@機動戦士ガンダム 死亡確認】
死因:エアーシューター
【鏡音リン@VOCALOID 死亡確認】
死因:転落死
【エアーマン@ロックマン2 死亡確認】
死因:動力炉破壊
【ペガサス@ギリシア神話 死亡確認】
死因:刺殺
【六代目三遊亭円楽@現実 死亡確認】
死因:墜落死
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おおっと、タイトルを変え忘れてた。
>>8のタイトルは「落語戦士、散る」でお願いします
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さとりとクマ吉は乗り捨てられていた車に乗って東京まで来ていた。
観光地と言うだけあって車が多かったので車の調達は割と楽だったのだ。
人の多い此処ならこいしが見つかるかもしれないと意気込みながら車を降りる二人。
そして、道を歩く二人が目にしたのは、二人の参加者の死体と、返り血を大量に浴びたマーダー、初音ミクだった。
「あああああああ、い、嫌あああああああ」
さとりに流れ込んでくる初音ミクの心だった何か。
それは完全に壊れていて、言葉では言い表せないほどの狂気と悲しみに溢れていた。
流れ込んでくる負の感情に耐えきれず、さとりは恐慌状態となり、ふらつきながらその場から逃げ出した。
それを見たクマ吉もさとりの後を追った。
しかし、彼が逃げ切る事は無かった。
「アハハハ」
初音ミクの投げた木製のブーメランがクマ吉の首輪に直撃し、首輪がブーメランもろとも爆発したのだ。
爆音に気づいたさとりが振り向くと、頭と身体が別れを告げたクマ吉の死体がそこにあった。
「そんな……どうし……て……」
あらゆる気力を失い、放心するさとり。
希望を失った彼女の元へ近づく狂った笑い声。
そしてまた、一人の参加者が死んだ。
【一日目・11時15分/日本・渋谷】
【初音ミク@VOCALOID】
【状態】身体のあちこちを打撲、精神崩壊、顔を中心に大量の返り血、海水で濡れている、裸コート
【装備】空の注射器
【道具】無し
【思考】
基本:とにかく殺す
1:アハハハハハハハ
※海水でびしょ濡れだったのがある程度乾きました。正午には完全に乾くでしょう。
【古明地さとり@東方project 死亡確認】
【フェイト・T・ハラオウン@魔法少女リリカルなのはStrikerS 死亡確認】
【南方妖怪チンポ@ゲゲゲの鬼太郎 死亡確認】
死因:刺殺
【クマ吉@ギャグマンガ日和 死亡確認】
死因:首輪爆発
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(後一部屋……そこを潰せばこのホテル内の命は全部手に入る……)
ディエンドはなのはとユーノがいる部屋の前まで来ていた。
そこにいる参加者を殺してハス太の支給品だった一斗缶(ガソリン入り)でホテルに放火する事で士への手向けを完了させるためだ。
そして、扉を開けたディエンドは翡翠の鎖に縛られた。
「なのははやらせないよ」
それを言ったのは、蜂蜜色の長い髪をリボンで括り眼鏡をかけた男――タイムふろしきで19歳となったユーノ・スクライアだった。
ショッキングな出来事が連続し過ぎて一周回って冷静になったユーノは、未来が簡単に変わってしまった事に疑問を抱き、とある仮説を立てた。
カオスロワという状況では未来は幾らでも変わる可能性があるというものだ。
それ故、自分を成長させた上で襲撃者との戦いに挑むことにした。
ユーノが、唯一使える射撃魔法であるシュートバレットを2発放つ。
「この程度で僕を止められるとでも!」
ディエンドはバインドを引き千切り、魔力弾をディエンドライバーの射撃で打ち落とす。
そのまま接近戦で方をつけようと殴りかかるディエンド。
しかし、その拳がユーノに届くことは無かった。
「ウェイブゲイザー!」
地面に仕掛けられていた魔法陣から鎖が幾つも伸び、ディエンドを攻撃する。
士の死亡によって冷静さを失っていたディエンドは、魔法陣に気付かず踏んでしまっていた。
「シールドバッシュ!」
突然の攻撃にひるんだディエンドに防御魔法を纏った拳が叩き付けられた。
これらの攻撃も、仮面ライダーであるディエンドには大したダメージではない。
しかし、格下相手にしてやられた事による苛立ちでディエンドの動きのキレが無くなってきていた。
『アタックライド』
ディエンドインビジブルで透明になるディエンド。
そのまま、ユーノの背後に回り込んで射撃を行うが、ユーノのスフィアプロテクションに防がれてしまった。
成長してより数の増えたマルチタスクを活用することによって、ユーノは相手の行動を予測しつつ、次々と術式を組み上げている。
それ故、ディエンドの攻撃はあっさりと防がれたのだ。
「うぜぇよ!これならどうだ!」
『アタックライド』
今度はディエンドブラストでユーノを攻撃する。
強化された光弾をディエンドライバーで連射するディエンド。
「プロテクションスマッシュ!」
対するユーノは防御魔法を纏ってディエンドに突撃した。
ユーノの強力な防御魔法は光弾を全て弾き、ディエンドをも跳ね飛ばした。
それでも有効打とはいえず、体勢を立て直すディエンド。
だが、それだけでユーノには十分だった。
「広がれ、戒めの鎖!捕らえて固めろ、封鎖の檻!アレスターチェーン!!」
無数の翡翠の鎖がディエンドの全身を締め付け、そのまま縛り上げる。
あらゆる方向からかかる強烈な不可に耐えられずディエンドは変身が解け、そのまま引き千切られた。
「悪いけど、なのはと守る為だから」
ディエンド――海東大樹の残骸を見下ろしてユーノはそう呟いた。
そんな光景をびくびくしながら見ていたハス太に彼が気付くのは数分後だった。
一方、ユーノの指示で浴室に隠れていたなのはは千年タウクで見える未来が変わった事に気づいた。
それは、世界を襲った大災害が数日以内に日本を襲うというものだった。
(どうしようユーノ君、世界、滅んじゃうよ……)
未来は変わった。
しかし、未だ最も大きな災厄の未来は変わる事が無い。
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【一日目・11時20分/日本・千葉県 ホテル】
【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
【状態】思考暴走、25歳の身体、ボンテージを着ている、激しいショック
【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王、タイムふろしき@ドラえもん、ボンテ―ジ
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:どうしよう、世界滅んじゃうよう
※千年タウクの効果によって、高町ヴィヴィオの存在と日本に世界を襲った大災害が起こる未来を知っています。
※タイムふろしきを使ったので、25歳の肉体に成長しました。
【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
【状態】魔力消耗(小)、19歳の身体
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:なのはを護る。
※タイムふろしきを使ったので、19歳の肉体に成長しました。
※PSP版の技が使えます。
【ハス太@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康、びびる
【装備】
【道具】支給品一式、ガソリンの入った一斗缶
【思考】
1:ニャル子ちゃんたちは大丈夫かな
2:このお兄ちゃんは……こわい人なのかな?
※古の謎のパワーでホテルの出入り口を封鎖しています。外に出れません。
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6時間以上前の話だが、ほむらと殺せんせーの戦いは一瞬で終わった。
ほむらが時間停止で仕掛けた爆弾が首輪の至近距離で爆発したため、首輪も爆発したからだ。
今回の首輪は、爆発したらどんな参加者も確実に死ぬように出来ていた。
これは、どんな強者にも確実に死ぬ可能性を与える事で、一方的な虐殺じゃなくて殺し合いだと理解させる主催の策だ。
圧倒的な力を持ち、主催をなめていた殺せんせーはその事実に気づくことは無く、ほむらに油断してあっさり殺されたのだ。
そして現在、ほむらは武器の調達方法について悩んでいた。
というのも、怪しい二人組を爆殺し、そのデイパックを開けたら中にはジュースの空き缶と国語辞典が入っていたのだ。
そして、殺せんせーも武器は持っていなくて、ヤクザの事務所に忍び込んでも武器なんて無かった。
使える支給品を持っている参加者ばかりではないという事にほむらは気付いたのだった。
カオスロワ開始前から盾の中の異空間に入れていた武器は無事だったとはいえ、無限ではない。
かといって自作できる爆弾だけでは攻め手が単調になってしまう。
甘い事言ってた少女と一時的にでも手を組んでた方が良かったかもしれないと今更ながらに少し後悔したほむらであった。
最も、殺したと思ってるその少女は生きているのだが。
「あのー、ちょっと話があるんやけど……」
そして、そんなほむらにとある生物が話しかけた。
【一日目・11時30分/日本・大阪】
【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、魔法少女
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(ほぼ穢れ無し)
【道具】支給品一式、爆弾(ロワ開始後に自身で作成したもの)
【思考】
基本:まどかを守る
1:待っててまどか……
2:無事よねまどか……?
3:作戦ミスったかしら
4:今度は一体何よ
※ほむらがカオスロワ前から持っていた武器は能力扱いになってます。内訳は他の書き手に任せます。
【ケルベロス(小)@カードキャプターさくら】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】
基本:どうしようか正直迷っている
1:桜と合流したい
2:あの子は一体何者なんや……?
3:一か八か、ほむらと話してみる
【殺せんせー@暗殺教室 死亡確認】
死因:首輪が爆発
【スービエ@ロワラジオツアー3rd 死亡確認】不明支給品は国語辞典でした。
【三角頭@ロワラジオツアー3rd 死亡確認】不明支給品はジュースの空き缶でした。
死因:爆死
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恭子は千葉大学の女子トイレに居た。
ラインハルトを信頼しきれなかったので、トイレに行くふりをしてこっそり支給品を確認することにしたのだ。
しかし、結果は大きめの石がひとつ入っているだけだった。
これでは護身にも奇襲にも使えないという事で意気消沈してトイレから出た所で、彼女の額にナイフが刺さった。
恭子を殺したのは特務機関隊員の黒だった。
ラインハルトという強すぎる同行者のお蔭で、指名手配犯争奪戦になるはずが対主催組織早期大合流になりかねないと判断した主催によって命令が捕縛から抹殺へと変わったのだ。
ちなみに、うぐいすと恭子に対してキレてる野田総理は、ダースベイダーの心理操作で二人の殺害を許可するように思考を変更されている。
あえて休む事で殺気を抑え込んでから行動していた黒は三人の尾行に成功し、一人になった恭子を殺害したのだ。
そして、黒は恭子の死を知らないまま彼女を待つラインハルトとうぐいすの元へ向かい、うぐいす用に仕掛けたワイヤートラップを起動させた。
ワイヤーがうぐいすを締め付けてその動きを封じるが、仕掛けを動かす僅かな動作をしただけにもかかわらず、ラインハルトは隠れていた黒に気づき、聖約・運命の神槍を具現化させた。
そのまま、周囲の地形ごと黒を破壊しようとするラインハルトだが、黒のほうが僅かに速く動いていた。
黒はうぐいすを縛っているワイヤーに高圧電流を流してうぐいすを殺害し、そのままラインハルトの一撃で千葉大学ごと破壊された。
【一日目・11時30分/千葉県・千葉大学跡】
【ラインハルト・ハイドリヒ@Dies irae】
【状態】健康
【装備】聖約・運命の神槍(ロンギヌスランゼ・テスタメント)
【道具】支給品一式
【思考】基本:さて、どのような強敵が現れるかな
1:野田総理の配下にしてやられたな
※この獣殿は存知がありません
※創造と流出は使えないもよう、ただしこれから使えるようになるかも
【末原恭子@咲 -Saki- 死亡確認】
【千石うぐいす@泣くようぐいす 死亡確認】
【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 死亡確認】
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「ふむ、黒が死んだか」
一人の男がそのようにつぶやく
男の名前はシックスという
どうして黒の死がわかったかというと特務機関員が所持する特別なスマートホンがあるからである
そして、下には首と顔が離れた哀れな死体がある
その死体の名前は初音ミクという
「無差別に襲ってきたからな自衛のためだ、とはいえテラカオス化になっている存在を殺すのはいかんな」
シックスは言う本来なら幹部しか知らないことをなぜ知っているのだろうか
「まあ、こちらの計画にもうまく使わせてもらおう」
そう言ってシックスは歩いていく
何かをたくらんでいるのだろうか
その企みがはたして明かされる日がくるかもしれない
【一日目・11時30分/日本・渋谷】
【シックス@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】剣 デザートイーグル
【道具】支給品一式
【思考】基本:任務遂行
1:次の標的は
※主催者側です
※なにやらたくらんでいる様子ですが
【初音ミク@VOCALOID 死亡確認】
-
シックス率いる新しい血族は大災害によってシックスと五本指を除いて全滅していた。
そこで、シックスはカオスロワ開始前に五本指を招集し、とある計画を準備した。
それは、テラカオスの力を私物化するというものだった。
そして、彼らはそれが人類救済の手段を失う事だと知らぬまま、行動を開始した。
地の文あるなら存在意義が無い気がした的な事を天の声が言って以来、天の声が聞こえなくなったからくりドームで、それは始まった。
銃声が鳴り響くと同時に、はしごを作っていたワクワクさんが倒れたのだ。
彼を殺したのは、五本指の一人、ヴァイジャヤであり、ほかの五本指のメンバーと二人の男が一緒だった。
二人の男の内、釘バットを装備しているのがうちはイタチで木刀を装備しているのがサスケだ。
二人は五本指の一人、ジェニュインの能力で彼女のファンという名の下僕と化していた。
「な、何や……がっ」
状況の急激な変化についていけず、思考停止したユー子の頭を五本指の一人、テラの両刃斧がカチ割る。
五本指の一人、葛西が折り畳み式ナイフで言葉の喉元を切り裂く。
ジェニュインの下僕と化したやる夫が巨人小笠原を射殺し、死んだことで、巨人小笠原が退場となり、からくりドームの聖域が消滅する。
そんな惨劇を目の当たりにして、怒りの咆哮をあげる者がいた。
「うおおおおおおおおおおお」
仮面ライダーGとなったゴロリだった。
ゴロリは胸のプロテクターから、コルクスクリューのような柄と、ソムリエナイフのような剣先を持つ剣を取り出した。
ゴロリは飛び膝蹴りでやる夫の顎を粉砕してショック死させると、そのまま近くにいた葛西に剣を振り下ろした。
崩れ落ち、こと切れる葛西。
それを見たジェニュインが指示を出した。
「あの謎のパワードスーツを私の“ファン”で抑え込んで、第二段階に移行するわ」
ゴロリを接近戦で抑え込もうとするイタチとサスケ。
その隙に、ドームに入っていくジェニュイン、ヴァイジャヤ、テラ、そして五本指最後の一人DR。
彼女等の作戦は犠牲を出しながらも、今の所は上手く行っていた。
「使える支給品は実況やっていた男の包丁くらい……使えないわ」
と、三人もの死体が転がった実況席でジェニュインが呟く。
そう、転がっている死体は彼女の毒が塗られたダガーによるものだった。
彼女等の作戦の第二段階にして肝は、ドーム内で大規模な殺し合いを引き起こしてテラカオス予備軍やマーダーを増やすというものだった。
すると、こっちに向かってくる足跡が聞こえてきた。
作戦では、五本指全員が別の入り口から球場に出るようになっており、同じ場所に誰かが来ることは無い。
武器を構えるジェニュインの前に現れたのはゴロリだった。
「さあ、工作の時間だ。作るのは勿論……お前等の死体だ!」
ゴロリはサスケを瞬殺し、イタチの首輪を切り裂く事で首輪を爆発させてここまで来たのだ。
そして、ゴロリの剣が一閃され、ジェニュインは横に真っ二つになった。
-
【一日目・11時45分/東京・からくりドーム】
【ゴロリ@つくってあそぼ】
【状態】仮面ライダーG
【装備】仮面ライダーGの剣@仮面ライダーG
【道具】支給品一式、工作道具もろもろ
【思考】
基本:見敵、必殺
1:さあ――工作の時間だ
2:ワクワクさんの仇は皆殺しだ
【ヴァイジャヤ@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】デザートイーグル
【道具】支給品一式
【思考】基本:シックスに従う
1:イチローチームのベンチに行き、味方以外の参加者を殺しまくる。
【テラ@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】両刃斧
【道具】支給品一式
【思考】基本:シックスに従う
1:大正義巨人軍のベンチに行き、味方以外の参加者を殺しまくる。
【DR@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】コルトパイソン
【道具】支給品一式
【思考】基本:シックスに従う
1:観客席に行き、味方以外の参加者を殺しまくる。
【ナレーション(キートン山田)@ちびまる子ちゃん 死亡確認】
死因:存在意義を見失い、自殺
【ワクワクさん@つくってあそぼ 死亡確認】
【巨人小笠原@現実? 死亡確認】
死因:射殺
【ユー子@Aチャンネル 死亡確認】
死因:頭をかち割られる
【やる夫@2ch 死亡確認】
死因:顎を粉砕されたことによるショック死
【桂言葉@School Days 死亡確認】
【葛西善二郎@魔人探偵脳噛ネウロ 死亡確認】
【サスケ@ニニンがシノブ伝 死亡確認】
【ジェニュイン@魔人探偵脳噛ネウロ 死亡確認】
死因:斬殺
【うちはイタチ@NARUTO 死亡確認】
死因:首輪の爆発による穢土転生強制解除
【太田光@現実? 死亡確認】
【カメナシくん@現実? 死亡確認】
【姫川友紀@シンデレラガールズ 死亡確認】
死因:刺殺
-
「つまり、ネットバトルってのは最終的に勝てばいいんだよ!」
『流石、熱斗君! 身も蓋もないセリフだね!』
「……はぁ」
『上条当麻よ、今の貴様は仮初にも我が主である……光熱斗の話は聞いておけ』
……熱斗少年の話長かった。
しかし、妙にためになる話だった。ネットバトルガチ勢となるとそこまでになるのか……
人生の修羅場を何度もくぐり抜けると、人はここまでになるのか……
その時であった。
『熱斗君、メールだよ……パパからだ』
「パパから?」
おい、今はロワ中だぞ! マナーモードにしておけ!
……とは、言えなかった。まあ、静聴しよう。
『読むよ……『九州ロボはカプコン製だ、あと一日か二日で落ちる パパより』……なんだろう、これ?」』
「さぁ?」
「あのう……九州ロボっていいますのは……?」
『先程から、我々たちの上空を飛んでいる、アレであろう……ふっ、主催共にそんな玩具は必要ない』
ロボかかっけーな、おい……
とはいえ、カプコン製ということは墜落フラグですね、わかります。
というか、また九州が飛んだのか……
『で、どうする?』
「とりあえず、まずはチップを集めてからでも遅くはない。
……まだ焦るような時間帯じゃない」
『そうだね』
「一理ある」
『……シグナムよ、最近それしか言ってないぞ?』
「会話文が正直めんどい」
そんな時であったか、あの男が、再びやってきた。
「フフフ、このディオとそのネットナビ、デューオが貴様らにネットバトルを申し込むッ!!」
/( j { i { \ / // // // _ -=ニミ、\
冂冂 \{ i V :}{ :{ { :{/// -=ニ/\⌒ヽヽ \
. /ヽ _L」L」\ ___________ \ \ /ヽ
/ / | | __\\___________> \/ / /;
. / / .| | |_ /___)ゝ 、 ー=ミ \丶,/ / /
/ / | | | |[/(⌒ :} }`^^⌒ ̄``ヽノ )ハヽ / /、 〈
. / / .| | |_|/__ノ ィミVノ . : : /,ハ : :i iL/、\ \ }
/ / | | ( (て ,ハヘ \ : : ( (〈 〈 ( V 乂 \\ハ
l_,/ .| | _)ノ ⌒ゝ_} :{\ム{ j :/ ノノ厶斗≧彡 ー=ミ ヽハ{
|__j  ̄ { i| ゝ弋ソ} 厶斗ャ≦二 ̄ヽ「ヽ _⌒\ :} } }
( ( V| // ヽ< 弋ソフ / },_ } ) } }
\ 、______ _ _ _ ^| / _ : .⌒ヽ¨´ {__/ノ / /:} /
ー―――‐‐‐ ‐ | `¨¨´ : : . ´ / / //
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__>、__ ___,///, こヽ / / ‐ ‐‐‐――一
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\ j{ `ヽヽ/⌒\\__,/ ,、<ニ= ̄ └――- 、
/ ̄ ̄^ヽノノ ー=ミ} { /⌒ハ、 ,、<ニ= : : . \
/∠ ..,,____ノ人( ,ハ\/ /ニ= : : . \
/ _____/ Χ⌒ヽヽ } :}/ニ= : : . /________
. /⌒/{ { Χ } :} ,ノ ,ノニ= : : . ´ ̄ ̄ ̄`ヽ 、____
. : / :{ {Χ // }ニ= : : . . : : : : : ノ =ミ: : : \
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. : :./\_  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ/ /ニ= : : . . : : : : :/ =ニ: : .
そこにはPSPを持ったディおじさんが奇妙なポージングで仁王立ちしていた。
-
【一日目・11時30分/日本・秋葉原】
【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、激しい怒り
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2、仙豆
デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、
大量のガッツマンのチップとバグのかけら、ガンデルソル3(実物)ネオバリアブル(実物)、
大量の金、他不明
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
0:ディおじさん!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:上条(ジョジョ)さんとディおじさんの決着をつけさせる
4:千石うぐいすと末原恭子を野田総理に引き渡す、その際にネットバトル挑む。
【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
0:ディおじさんがボロボロだ!
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
※PETの中にいます
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康、自称フリーター
【装備】レヴァンティン
【道具】支給品一式、PET(カーネル入り)
【思考】基本:働かなくて済むように動く
0:ディおじさんだー(棒)
1:二人についてくる
2:野田は倒す
3:上条(ジョジョ)か……一理ある
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます
【カーネル@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】カーネルのブレード
【道具】なし
【思考】基本;ロワの破壊
1:今は(仕方ないので)シグナムに従う
※PETの中にいます
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康、不幸
【装備】PET(シャドーマン入り)
【道具】エスパー伊東@現実
【思考】
基本:
いいぜ ヘ(^o^)ヘ
|∧
/
野田総理が
何でも思い通りに
出来るってなら
/
(^o^)/
/( )
/ / >
(^o^) 三
(\\ 三
< \ 三
..\
(/o^)
( / まずは
/く そのふざけた
幻想(ロワ)をぶち殺す
0:この人がディおじさん……?
1:ディおじさんというやつと戦わないといけないのか……
【シャドーマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ムラマサ
【道具】なし
【思考】基本:上条に従う
1:敵は殺す、慈悲はない
※PETの中にいます
-
【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】疲労、全身にダメージ
【装備】PSP(デューオ入り)
【道具】支給品一式×3
【思考】基本:ネットバトルを極める
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:熱斗達にネットバトルを挑む
4:ディカオ・ビッグマウンテンには気を付ける
【デューオ@ロックマンエグゼ4】
【状態】HP残り5%くらい
【装備】ジャスティスワン、ザ・ワールド
【道具】なし
【思考】基本;とりあえず、ディオを見守る
1:……回復させてくれ、なんでもしますから、本当に……
※PSPの中にいます
その頃、心停止していた祐一郎さんはというと……
「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!! 不可能はないィィィ!!」
「ならば、僕の科学力は世界一ィィィ!! 無論、不可能なことなどないィィィ!!」
誇り高きドイツ軍人の力でサイボーグ化に成功していた。
「しかし、我が波紋の前には戯言と同義だ!」
「貴様らが世界一なら俺はさしずめ 『ズーパーアドラー』というところだ!」
「ドラえもん、君がいなくて、ツッコミが間に合わないよ」
と、今日も四国は平和であった。
何にもないけどな!
【一日目・11時30分/日本・高知】
【光祐一郎@ロックマンエグゼ】
【状態】サイボーグ化、首輪解除
【装備】なし
【道具】支給品一式、ノートPC、自作爆弾、大山チサオ@ロックマンエグゼ
【思考】基本:息子たちをサポートする。
1:ひとまず、四国空母化計画に取り掛かる
【ルドル・フォン・シュトロハイム@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明
【思考】
1:祐一郎達と行動する
【野比のび太@ドラえもん】
【状態】動揺
【装備】なし
【道具】支給品一式、ボーリングの玉@現実、龍星座の紫龍@聖闘士星矢
【思考】
基本:生き残る
0:死人が出るぞぉ!!
1:ドラえもんを探す
【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】割と健康
【装備】イカ墨とパスタ@現実
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催を倒す
0:目の前の少年からディオと主催者の居場所を聞けなかったので、目の前の二人組から聞く
1:ディオとかいう奴も倒す
2:アドラーと行動する。
【アドラー@エヌアイン完全世界】
【状態】それなりに健康
【装備】電光機関@エヌアイン完全世界、四次元ポケット@ドラえもん
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ダイアーと行動する
0:俺は……ズーパーアドラー……えもん
-
ばんぱいあとなった四条貴音とヤギは空腹を満たすためにさまよっていた
そして、男を見つけた
「いただきます」
この言葉を言うと四条貴音は一気にその男に近づく、ばんぱいあとなった四条貴音にはこの距離を縮めるのには造作もなかった
しかし、その獲物が大量の銃剣を投擲してきた
さすがの数に四条貴音も食いきれず何本かささる、さらにヤギが銃剣を大量にくらい死亡した
その銃剣投擲のにも負けずに何とか接近する、が
その男が一気に四条貴音の下にもぐりこみ銃剣を一気に振り、四条貴音を胴体ごと切断した
しかし、ばんぱいあとなっている四条貴音なら復活できるはずである、相手が普通なら
だが、復活もできずに四条貴音の体は灰になっていく
四条貴音はなぜと思いながら灰になり死亡した
四条貴音はばんぱいあとなっていたならそれが敗因だろう、たぶん
男――アレクサンドル・アンデルセンにはこのような相手なら、なれっこだからだ
【アレクサンドル・アンデルセン@HELLSING】
【状態】健康
【装備】銃剣@HELLSING
【道具】支給品一式
【思考】基本:このような殺し合いを始めた主催人を殺す
1:ばんぱいあを殺したぞ
【四条貴音@アイドルマスター 死亡確認】
-
>>21
【一日目・11時30分/日本・渋谷】いれ忘れていました
-
かつて、カオスロワ8期の主催の一人に???というものがいた。
そいつは、7期参加者を8期に巻き込んで外道な振る舞いを行いつつも、身勝手な理由で引退したクズだった。
そんな???だが、8期で散って行った7期参加者の怨念により、祖母を呪殺された上でカオスロワ10期に参加者として飛ばされてしまった。
しかも、支給品は掛け時計で転送先は東京都庁というベリーハードモードだった。
そんな彼が最初に出会ったのは黄色い鱗と三つの目の龍だった。
その名も、雷鳴と共に現る者。
東京都庁のモンスターのボスであり、ウォークライを新たな仲間として迎え入れた後、偶然にも???と出会った。
???が行動を起こすよりも早く、雷鳴と共に現る者は咆哮した。
それは、呪いと恐怖を撒き散らす雷竜の咆哮、呪われし遠吠え。
???は汗と涙と鼻水と小便を垂れ流しながら恐怖に震えた。
そして、次に放たれたのは、雷鳴と共に現る者の必殺技、サンダーブレスだ。
その雷の奔流は、???を飲み込み、灰すら残らないほどに焼き尽くした。
【一日目・12時/日本・東京都庁】
【雷鳴と共に現る者@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】とても健康
【装備】じしゃく@ポケットモンスターシリーズ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:都庁を住処にしたモンスター達で協力して生き残る。
1:都庁をよりすみよい環境(迷宮)にリフォームする。
※ウォークライを仲間に引き入れました。
【???@TCBR8 死亡確認】
死因:サンダーブレスにより蒸発
-
【ルーファウス@FF7 死亡確認】
死因:溺死
-
>>24
【一日目・12時/瀬戸内海】が抜けてた。
-
仮面ライダーディエンドとの戦いを制したユーノ。
大切な人を守るためとはいえ、他人の命を奪ってしまった彼の心中は穏やかではなかった。
しばらくその場に立ち尽くしていたユーノだったが、やがて自分に向けられた視線に気づく。
「君は……」
「はうっ!」
ユーノに声をかけられて体を震わせたのは、彼と同じく鮮やかな金色の髪を持った少年だ。
その表情からは強いおびえが見て取れる。明らかにユーノに危害を加えようとしている風には見えない。
だが、ユーノは警戒を緩めていなかった。彼の高い魔力が、少年から発せられる得体の知れない力を感じ取っていたのだ。
「君は、この男の仲間かい?」
「ち、違いますっ! ぼく、無理やり……」
ユーノに問い詰められ、少年……すなわちハス太は、弁解の言葉を口にしようとする。
だが、その言葉は途中で止まってしまう。
「え? こ、これって……」
「……どうしたんだ?」
「結界が……破られた?」
◆ ◆ ◆
その頃ホテルの入り口には、リーゼントとサングラスという強面の二人組が立っていた。
リーゼントの方は霊能力者・桑原和真。
サングラスの方はハンター・レオリオである。
「ずいぶんと厳重に封印されてたが……。俺の次元刀にかかればこの通りよ!」
「すげえもんだなあ、あんたの念能力は」
「だから、念能力じゃねえって言ってるだろ! 俺のは霊能力だ!」
「ええー? 呼び方が違うだけじゃねえの?」
他愛のない言い合いを続けていた二人だったが、やがてそれどころでないことに気づく。
「とにかく、こんな封印をされてたってことは、このホテルには何かあるってことだ。
気をつけて調べていくぞ!」
「ああ、なんかやべえ妖気も感じるしな。ふんどし締め直していくぜ!」
こうして、二人はホテルの奥へと足を踏み入れていった。
-
【一日目・11時30分/日本・千葉県 ホテル】
【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
【状態】魔力消耗(小)、19歳の身体
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:なのはを護る。
2:少年(ハス太)から話を聞く。
※タイムふろしきを使ったので、19歳の肉体に成長しました。
※PSP版の技が使えます。
【ハス太@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康、びびる
【装備】なし
【道具】支給品一式、ガソリンの入った一斗缶
【思考】
1:ニャル子ちゃんたちは大丈夫かな
2:いったい何が……
【桑原和真@幽遊白書】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:ホテルを調べる
【レオリオ・パラディナイト@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:ホテルを調べる
-
東京都庁は数多の怪物、FOE軍団や竜に支配された。
さて、そこのボスである金色の竜であるが、それさえも従える存在を知っているだろうか?
「わしじゃよ」
「だまれドM野郎」
「アッーーーー!」
【エルダードラゴン@世界樹の迷宮3】 死亡確認。死因・全身を縛られて絶頂死
邪魔が入ったが、とにかく上位の存在はいるのだ。
あいつに限らず、残りの炎竜や氷竜もとある者により生み出された存在なのだ。
世界樹の核であり、世界を滅ぼす災厄ともされる怪物、【フォレスト・セル】が生み出したのだ。
いわば自己防衛のための免疫細胞と言ったところか。
一度強力な竜を生み出したら、今度はそこからクローンまで量産できるらしい。
そんな防衛網を用意するということは、セル本体は弱いのではなかろうか?
結論から言ってしまえば、まともにやり合って敵う相手ではない。強いのだ。
しかし。しかし、だ。
実はこのフォレスト・セル、実は過去のカオスロワにおいて即退場していたりする。
今期の雷竜その他FOEは3DS版出身のため、連中は勿論、裏ボスであるセルも強化されているだろうが……
大事なのは、過去にあっさり負けているという事実だ。
セルだけではない。2の裏ボスである【始原の幼子】も、実はカオスロワで即退場の経験を持っている。
夜の時間帯、発狂モードの幼子さえも、だ。
続いて先程締め上げたドMの世界の裏ボス、こいつは許せない。
【昏き海淵の禍神】……そう、かつてのカオスロワで主催者を務めたりマリネになった野郎だ。
このタコ神、世界樹裏ボス軍の中では、ぶっちぎりで弱いのだ。
強いことは強いが、紙装甲に加えて全体即死級の大技を持っていないのだ。
そんな野郎が、主催者をできるってんだから驚きである。
長々と喋ってきたが、何が言いたいかと言うと、どいつもこいつも裏ボスのくせにだらしがない、と。
そして……
「なんで、俺が登場するよりも先にリメイク版の軍勢が登場してるんだよ!?」
自己紹介が遅れたが、俺の名は【歪みし豊穣の神樹】という。世界樹4の裏ボスだ。
名前から大体察しはつくと思うが、要するに歪んじゃった世界樹ね。
自慢じゃないが、世界樹裏ボスの中では最強を自負している。
密室で嫌な薬品使われたらお手上げだが、この広々とした日本が舞台ならそんな心配もいらない。
弱体化無しの俺は、膨大なHP、全体一撃必殺技、4つの蕾と鉤爪を用いた凶悪な連続攻撃などを備えている。
再生能力は持っていないが、必要ない。攻撃は最大の防御だ。
どこぞのタコのように、いちいちびくついて身を守りながらちまちま再生を繰り返すようなチキン戦法など真っ平だ。
力こそ全て!無駄な状態変化技も必要ないのだ!
先に言ったが、都庁は雷竜どもに支配された。そしてセルは雷竜より強い。そして俺はセルや禍神よりも強い。
つまり、俺ならば都庁どころか東京全体、否!この日本を楽に掌握できるというわけだ!
ちょっとばかり蟲から脱皮するのに手こずったが、目覚めた俺にもはや敵はない!
「どいつもこいつも……真っ赤な血の華を咲かせてやるぜぇ!」
【一日目・10時30分/日本・東京都】
【歪みし豊穣の神樹@世界樹の迷宮4】
【状態】やどりぎ
「ん!?」
-
「まあ、なんて大きくて立派な華ポケモンなんでしょう。是非ゲットしたいですわ」
「貴様の仕業か!ならば、死ぬがいい!ライオットランス!」
「モジャンボ、まもる!」
「モジャー」
「!?」
「モジャンボ、みがわり!」
「小癪な(ry「やどりぎとたべのこしで体力を回復なさい」「おいこら、ちょ(ry
…30分後…
「も、もうやめ(ry
「キノガッサ、再びキノコのほうし!」
「Zzz……」
…30分後…
「お、俺よりお前らの方が害悪(ry
「またまたキノコのほうし!」
「スカーフずる……Zzz……」
「そろそろ、頃合いでしょうか?」
アッー
【歪みし豊穣の神樹@世界樹の迷宮4】捕獲確認
【一日目・11時30分/日本・東京都】
【エリカ@ポケットモンスター】
【状態】健康
【装備】モジャンボ、キノガッサ、歪みし豊穣の神樹、他不明
【道具】基本支給品一式、モンスターボール×3
【思考】
1:ポケモンと一緒に生き延びる
2:珍しい植物タイプはゲットしておく
※神樹はポケモン扱いになりました
裏ボスの野望が、ジムリーダーによってあっさり打ち砕かれていたその後ろには……
「あの戦術、人間じゃねえ!」
ちゃっかり生き返ったもう一人のジムリーダーもいましたとさ。
【タケシ@ポケットモンスター】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】基本支給品一式、モンスターボール×10
【思考】
1:症候群やテラカオス化を避けつつ、生き延びる
2:できれば症候群仲間と連携をとりたい
3:自分も強いポケモンが欲しいな……
-
ばんぱいあを殺したアンデルセンは、意気揚々としながらも主催の本拠地を探していた。
すると、暗い青色のローブを着た老人と目があった。
それだけなら大した事もなく終わる話だが、そうではなかった。
その瞳から生者を恐怖させる魔力が流れてたのだから。
勿論、アンデルセンの信仰心の前では無力なものだが、その老人が人でない事を証明するには十分だった。
「ほう、わしの瞳に耐えるか」
そう言う老人の顔が骸骨に似たものになり、肌が青白くなり、その身体が宙に浮いた。
彼の名はカナン。とある異世界にかつて存在した国の王にして、不死者の王と呼ばれるその世界における最強のアンデット「リッチ」だ。
構えるアンデルセンに対し、カナンは呪文を唱えて掌を一閃させた。
すると真空の刃が発生し、アンデルセンの胴体を切り裂く。
並の人間なら致命傷な一撃だが、再生者であるアンデルセンは直ぐに身体を再生させた。
銃で眉間を撃たれても再生する彼だから出来る事である。
「風の刃に耐えるか……暇潰しにしかならんと思ったが、良い余興になりそうじゃ」
「悪魔共(バケモノドモ)に遠慮はせん!Amen!!」
大量の銃剣を投擲するアンデルセン。
しかし、対するカナンが先程とは違う呪文を唱えて掌を一閃させると無数の真空の刃が現れた。
風刃乱舞というカナン王が誇る秘術だ。
無数の真空の刃は投擲された銃剣を全て破壊し、アンデルセンに傷をつけていく。
しかし、アンデルセンはそれに構わずカナンに向かって行く。
「エ゛ェェイ゛ィメン゛ッッ!」
絶叫と共に放たれた銃剣による渾身の一撃。
それはカナンの魔力障壁に阻まれながらも彼に傷をつける。
しかし、アンデルセンの反撃も其処までだった。
カナンの右手がアンデルセンの頬に触れた途端、アンデルセンが死んだ。
死の接触という、触った生物を死に至らしめる一部のアンデットにのみ備わる特殊能力だ。
「テラカオスバトルロワイアル……猿共が考えたにしては良い余興じゃな」
再生能力で傷を癒し、支給品の魔法薬を飲み干すと、カナン王は次の相手を求めて移動を開始した。
【一日目・11時50分/日本・渋谷】
【カナン王@カードワースサンプルシナリオ「賢者の選択」】
【状態】無傷
【装備】無し
【道具】支給品一式、大量の魔法薬@カードワース
【思考】基本:殺し合いに乗る
1:殺し合いを楽しむ
【アレクサンドル・アンデルセン@HELLSING 死亡確認】
死因:死の接触
-
「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん……」
ぐるぐると鍋の中の兄達だったものをおたまで回す。
ぐつぐつと煮立つ鍋を焦げないようにするためだ。
かれこれ数時間ほどこのような行為を続けている。
そして、シチューが完成した。
所謂、ジャイアンシチューである。
「お兄ちゃん達……いただきます!」
鍋の両端を掴み、一気食いした。
……というより、一気に飲み干した。
「お兄ちゃん達を感じる……」
「ヤンデレか!」
ぐちゃッ! という鈍い音が鳴った。
腕がありえない方向に曲がっていた――――トシの腕が、だ。
「なに、これ……?」
次の瞬間、ジャイ子は目を疑った。
死んだはずの兄たちがそこにいて、自分を守ってくれていた。
ついでにブタゴリラとジャイアント馬場とスネ夫もいた。
『いともたやすく行われるえげつない行為(ジャイアンズアタック)』
そして、四人のジャイアンとブタゴリラとジャイアント馬場とスネ夫の同時攻撃が決まったのである。
【三浦敏和@タカアンドトシ 死亡】
ジャイ子は数秒ほどぽかーんとなった。
そして、自分の見に起こった変化にやっと理解した。
「まさか、これが……私のスタンド……?」
『そうだよ、ジャイ子』
『お前は俺らの分も頑張れ』
これがジャイアンシチューの効果である。
『ジャイ子、この殺し合いを止め……いや、そんな大義を背負う必要はないさ』
『せめて、精一杯生きろ』
「お兄ちゃん達………」
兄たちの言葉をジャイ子は涙を流しながら噛み締める。
『悪いな、ジャイ子ちゃん、僕じゃ力になれそうにないや』
『なんで俺まで……俺はただジャイアンポジションに……』
『アッポー!』
「あんたらはいらないや、帰れ」
こうして、ジャイ子はスタンド使いになったのであった。
【一日目・12時00分/日本・熊岡県】
【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【状態】覚醒
【装備】スタンド『ジャイアン×4&ブタゴリラ&ジャイアント馬場withスネ夫』
【道具】支給品一式
【思考】
基本:家族を殺した奴を殺す
1:お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達……でも、ブタゴリラさんと馬場さんとスネ夫さんはいらないや
-
その頃、日本各地で参加者の謎の変死が4件ほど起こっていた。
【小牟@ナムコクロスカプコン 死亡確認】
【蔵馬@幽☆遊☆白書 死亡確認】
【キュウコン@ポケットモンスター 死亡確認】
【八雲藍@東方project 死亡確認】
【一日目・12時00分/日本・???】
【占い師@汝は人狼なりや?】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:人狼を見つけ出して吊る
1:妖狐の呪殺
2:占いCO、八雲藍○
-
「其処に転がっている肉片……お前らの仕業か」
「そっちのガキの妖気……何者だ!」
「わわわわわわ」
ハス太から事情を聴こうとしたユーノだったが、二人の乱入者によって見事に邪魔された。
強面の二人に威圧されハス太は完全にパニックになってしまい、ユーノもまたサングラスの方にショットガンを向けられてて動くに動けない。
しかし、乱入者は彼等だけではなかった。
「ちょっと待った!子供を二人がかりで威圧するとは何事だ!」
それは、上半身裸の筋肉質な白長こと、やらない夫だった。
ハス太の助けてほしいという思いを感知した彼が遂にやってきたのだ。
「てめえは……!?」
「今度は一体何?」
乱入者の人からかけ離れた姿に思わず固まる一同。
そして、やらない夫が次の行動に入る前に今度は浴室の扉が勢いよく開かれた。
「ユーノ君!大変なの!!」
ボンテージを着た高町なのはの乱入でさらに混乱する一同。
しかし、驚くべき所はこれからだ。
「大災害が……日本に大災害がくるの!」
驚く声が5つ重なった。
「そういう事だったのか……」
「悪いな、怒鳴ったりして」
「い、良いよ……気にしてないから……」
世界の危機を知って驚いたユーノ達は色々と話し合う事になった。
世界の危機って時に殺し合いなんてしてる場合じゃないといった感じに全員が思ったからだ。
それぞれの誤解も解け、打ち解けあう6人。
ちなみに、なのはは普通の服に着替え、ついでにタイムふろしきで19歳まで戻った。
「未来、変えないといけないよね……」
「なのは、僕がついてる。それに」
『I am with you, too.』
なのはを励ますユーノと彼女のデバイスであるレイジングハート。
「ぼ、僕も……役に立てるか解らないけど……」
「俺も協力するぜ」
「これを見過ごすわけにはいかねえよなあ」
「ここで君達を見捨てたら、一生後悔することになるしな」
ハス太が、桑原和真が、レオリオ・パラディナイトが、やらない夫が協力を申し出た。
そして彼等は進む、破滅の未来を変えられると信じて。
-
【一日目・12時15分/日本・千葉県 ホテル】
【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
【状態】健康、19歳の身体
【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王
【道具】基本支給品一式、タイムふろしき@ドラえもん、ボンテージ
【思考】
基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:まずは情報を集めないと
2:ヴィヴィオに再会してきちんと話し合いたい
※千年タウクの効果によって、高町ヴィヴィオの存在と日本に世界を襲った大災害が起こる未来を知っています。
※タイムふろしきを使ったので、19歳の肉体に成長しました。
【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
【状態】魔力消耗(小)、19歳の身体
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】
基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:なのはを護る
2:大災害の情報を集める
※タイムふろしきを使ったので、19歳の肉体に成長しました。
※PSP版の技が使えます。
※魔力消耗は第二回放送が流れるころには全快するでしょう。
【ハス太@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、ガソリンの入った一斗缶
【思考】
基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:ニャル子ちゃんたちは大丈夫かな
2:僕も頑張らないと
【桑原和真@幽遊白書】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:怒鳴りつけた借りを返す為にも、ハス太を護る
※不明支給品はM16でしたが、使わないのでやらない夫に譲りました。
【レオリオ・パラディナイト@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康
【装備】スパス12
【道具】支給品一式
【思考】
基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:大災害の情報が足りないな
※不明支給品はスパス12でした。
【やらない夫@2ch】
【状態】健康
【装備】M16
【道具】なし
【思考】
基本:大災害による世界滅亡を防ぐ
1:なのは達に全面協力する
※このやらない夫は精神が超タフです。
※和真からM16を譲り受けました。
-
「何じゃ、新一、せっかく光彦君をテラカオスにする装置を作ったというのにいらんのか」
「バーロー、そんなもの作ってる暇があったら、俺の身体を元に戻す薬でも作ってろ」
一方その頃、もうひとりの天才科学者は微妙に使えるかどうかわからない装置を作っていた。
「この装置は一秒間にスイッチを100連打することで光彦君がテラカオスになるんじゃよ」
「バーロー、そんなことは無理だろ」
「……にしても、新一、さっきから何をしとるんじゃ?」
「パラパラの練習に決まってんだろ!」
それでもコナンは真顔で一心不乱にパラパラを踊り続ける。
恋は!スリル!ショック!サァーースペェーーンス!!
見えーない力、頼ーーりにーー!!心の扉!閉ざさーーずに!
強くぅ〜〜〜……強くぅ〜〜〜!!!!
非常にキレがある動き。
その動きのキレの良さだけでカナン王は死んだ。
そら、キレのあるパラパラを見せらて、死なない奴はいない。
例えそれが主催者であろう、なんだろうと。
【カナン王@カードワースサンプルシナリオ「賢者の選択」 死亡確認】
【一日目・12時/日本・渋谷】
【江戸川コナン@名探偵コナン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、キック力増強シューズ、ホテルの浴衣、その他不明
【思考】
基本:恋は! スリル! ショック! サァーースペェーーンス!!
1:阿笠博士に自分の身体を元に戻す薬を作らせる
【阿笠博士@名探偵コナン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、光彦君をテラカオスにする装置
【思考】
基本:全ての黒幕はわしじゃよ、新一
1:もちろん、哀君たち内緒じゃよ
-
「新一、今度は一秒間に百回ボタンが押せる機械をt」
そう言い終わる前に銃声が聞こえ、阿笠博士の額に風穴があいて、彼は死んだ。
そして、博士が作った二つの機械にも銃弾が撃ち込まれ、破壊された。
コナンが銃声の聞こえたほうを振り向くと一人の男が居た
「愚か者め。そんなやり方でテラカオスを作っても、あっさりズガンされる程度の奴しか出来ないのだよ」
銃を撃った男はシックスだ。
特務機関隊員でありながら、テラカオスの力を望む男だ。
(何だこいつは……黒の組織の奴らよりも遥かにやばい目をしてやがる……)
シックスの放つプレッシャーに押し潰されるコナン。
そんな動けないコナンを見逃すシックスではなかった。
シックスはその強化された肉体によって得られた力で剣を振るう。
切れ味はそんなに良くはない剣ではあったが、シックスの力ならば人の首を刎ねることなど容易い事だった。
(しかし、あの機械を破壊してその開発者を殺せとは、主催も気づいてるのか?激しい殺し合いを通して目覚めたテラカオス程強くなるという事に……)
そう、シックスが博士を殺し、テラカオス化装置を破壊したのも主催の任務だった。
そして彼の予想通り、主催も強いテラカオスが生まれる条件には気付いていたりする。
(まあいい、テラカオスの力を手にするのは私だ)
そう考えながらシックスは使えそうな支給品を拾いつつ歩みを進めていく。
その果てに何が待っているのか……それはまだ誰も知らない。
【一日目・12時15分/日本・渋谷】
【シックス@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】剣 デザートイーグル
【道具】支給品一式、手榴弾×5
【思考】基本:任務遂行しつつテラカオスの力を手にする。
1:五本指は上手くやっているだろうか。
2:次の標的は
※一応主催者側です
※手榴弾×5はコナンの不明支給品でした。
【阿笠博士@名探偵コナン 死亡確認】
死因:射殺
【江戸川コナン@名探偵コナン 死亡確認】
死因:斬殺
-
「どっせぇぇぇいッ!!!」
「!?」
特に理由のない拳がシックスを襲う。
その衝撃で顔どころか全身が砕け散った。
「あまり主催側のキャラが出張ってんじゃねぇぞ、こんドクズ野郎が!!」
その形相はもう激怒プンプン丸をはるかに超えていた。
どうしてこうなったかわかるだろ? 理解しろよ。
「お前のやってることはつまんねーだよ!」
そして、シックスのアイテム等を奪い、律はからくりドームに向かった。
もちろん、目立つためである。
【一日目・12時20分/日本・渋谷】
【田井中律@けいおん!】
【状態】健康、ちょっとカオス
【装備】剣 デザートイーグル、参加者詳細名名簿
【道具】支給品一式、手榴弾×5
【思考】基本:目立つ、そして、全員殺す
【シックス@魔人探偵脳噛ネウロ 死亡確認】
死因:拳
-
「うおおおおおおお!!」
すごい叫び、すごい形相で全力疾走している夜神月
彼がなぜ全力疾走しているのかというと
「グオオオオ!!」
その咆哮の主ナルガクルガ
そのようなモンスターに追われていたのだった
(どうしてこうなった!!)
そう思いながら月は全力で逃げるのだった
【一日目12時20分/日本・千葉県】
【夜神月@DEATH NOTE】
【状態】少々走り疲れてきた
【装備】栄養ドリンク
【道具】支給品一式
【思考】基本:全力で逃げる
1:どうしてこうなった!
【ナルガクルガ@モンスターハンターシリーズ】
【状態】健康
【装備】
【道具】なし
【思考】基本:暴れる
-
カオスロワちゃんねるによると、高木の奴もMSを手に入れたらしいな。
なら、この私もMSで勝負するだけだ。
首を洗って待ってろよ、高木。
トールギス、最大加速だ。
【一日目・12時30分/福井県小浜市】
【黒井崇男@アイドルマスターシリーズ 死亡確認】
死因:トールギスの加速によるGに身体が耐えきれなかった
【占い師@汝は人狼なりや? 死亡確認】
死因:墜落してきたトールギスにより圧死
-
からくりドームでは、複数名のマーダーとそれを追う者が侵入したり、実況と解説が全員死んだりしたけど死合が続行されている。
カオスロワの野球は選手がいる限り中止されないのだ。
むしろ、マーダーと殺し合いながらも続けるのがカオスロワの野球だ。
12時30を過ぎた頃に1回裏の攻撃が終了したのだが、今回は1回表第三打席以降の流れをダイジェストで説明しよう。
まずは1回表第三打席。
投げられるボールと同時に攻撃を仕掛ける双方のヴァンガードユニット。
そして、“騎士”が“翼竜”を両断し、闇DAIGOのボールもまた、DAIGOによって打たれた。
「こ、このオレが、奴に……うわああああああああ!!」
余りの悔しさにショック死する闇DAIGO。
もう一人の自分に野球とヴァンガードの両方で敗れたのだから仕方ない。
しかし、DAIGOの打球もナッパの大ジャンプによって取られてしまい、DAIGOはアウトとなった。
一回裏、最初のバッターはナッパだ。
ちなみに、死んだ長友に代わって霊夢が入った。
200km/hオーバーなストレートを投げるイチローだが、サイヤ人であるナッパには打ちごろの球でしかなかった。
(ホームランでもいいが……こいつだ!)
打球は、TDNの胸元に構えられたグローブに向かっていき……。
「ごふっ」
着弾の衝撃でTDNの心臓を破裂させていた。
これでボールが落ちればナッパのランニングホームランだったが、そうはいかなかった。
ボールがグローブにめり込んでいたので落ちなかったのだ。
「おとなしくホームランにしておけば、畜生!!」
ナッパの悔しげな叫びが響きわたった。
続く第二・第三打席だが、あっさりと三振で終わった。
その理由は、TDNの代役としてセンターに入った勇次郎だった。
勇次郎の気迫でレンのPSIクオリアが封じられてしまい、イチローの剛速球に対応出来なかったのだ。
そして、死合はマーダー来襲の可能性を秘めたまま2回表へ進む。
-
タイトルミス。「死合と死闘」で
-
その一方で、観客席では既にマーダーとの死闘が始まっていたのだった。
「代役に選ばれたくない、選ばれたら死ぐはっ」
「うはっwww支給品がトイレットペーパーとkうぐっ」
誠と、慌てて自分の支給品を漁ったニコ厨が射殺されたのだ。
二人を殺したのは、五本指の一人、DRだった。
「みんな!これに隠れて!」
誠の支給品のいいボートを出して、即席の遮蔽物とする千本桜ミク。
しかし、生き残った応援団全員が隠れた所で、千本桜ミクの頭に風穴があいた。
「お前ら全員、私が目立つために死ね!」
テラカオス化の進行で得た身体能力によって早くもからくりドームに到着した田井中律であった。
大した新ネタも無くキレて暴れて殺しまくるだけのキャラが目立つわけないのだが、律は気付いていなかった。
そんな浅はかな律に黒いエネルギー弾が襲い掛かり、突然の事にかわし切れず律はデザートイーグルを破壊された。
そのエネルギー弾の名前はシャドーボール、そしてそれを撃ったのはダイゴの出したメタグロスだ。
一方、海と真は横倒しにされたいいボート越しにDRと対峙していた。
千本桜ミクのデイパックから釘バットを取り出した真は、コルトパイソンを構えたまま動かないDRを見据えてこう言う。
「あいつは近づかれるのをおそれやがるんだ。だからこっちから近づいてやる!」
「やめろまこっちゃん!!」
真は海の静止も聞かず、DRへ奇襲をかけた。
DRへ接近に成功し、釘バットを振り上げる真。
「かかったなダニが!!」
「真!!」
槍の穂先のように変化したDRの爪が、釘バットを振り下ろそうとする真の心臓を貫いた。
その頃、ダイゴと律の戦いは、ダイゴが優勢だった。
「ちっ、じゃあこれならどうだ!」
「メタグロス、サイコキネシスだ!」
律が怒りに任せて手榴弾を5つ全て投げつける。
しかし、メタグロスのサイコキネシスで手榴弾は誰もいない場所まで飛ばされ、爆散した。
確かに、シックスを素手で粉砕したりする等、律の身体能力は驚異的だ。
しかし、一般人でしかなかった律は戦闘経験に乏しく、怒りに飲まれ過ぎていてそれを学ぶ事すら出来ていない。
対するダイゴは優秀なポケモントレーナーであり、戦術眼は備わっている。
その差が、戦いの流れを作り出していた。
「コメットパンチ!」
メタグロスの必殺の一撃を剣で受け、そのまま剣を砕かれながら吹き飛ばされる律。
しかし、律は幸運にも打撲くらいで済み、ダイゴとメタグロスから距離を取る事も出来た。
そして律は、一人怯えているちなつを見つけた。
(作戦変更、まずはあの子供から殺し、そしてあのポケモントレーナーを殺して、他の観客もぶっ殺して、ドームの参加者を皆殺しにしてやる)
そう考え、律は飛びあがってちなつの元に向かう。
空中からの一撃は、ちなつを確実に仕留めるはずだった。
「ごめんなさい!」
そう言いながらちなつは支給された武器を構え、撃った。
その武器の名はRPG-7……いわゆるロケットランチャーだ。
空中にいた律にそれを避けられるはずもなく、律は爆死した。
律は死んだ。
しかし、観客席にはまだDRというマーダーがいるのだ。
観客席の死闘は続く。
-
【一日目・12時40分/東京・からくりドーム】
≪大正義巨人軍≫
【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】――目的:目立つ
【ラミレス@横浜DeNAベイスターズ】――目的:ハラサン…
【ハレクラニ@ボボボーボ・ボーボボ】――目的:契約金
【武田観柳@るろうに剣心 】――目的:契約金
【雀ヶ森レン@カードファイト!! ヴァンガード】――目的:勝利
【中邑真輔@現実?】【真壁刀義@現実?】――目的:闇DAIGOの仇討
【ナッパ様@ドラゴンボールZ 】――目的:とりあえず野球に勝つ
【松本人志@現実】――目的:浜田を生き残らせる。ハラサンに協力。DCS状態
※松本は闇DAIGOの後釜として5番セカンドになりました。
ポジション表
1番 サード ナッパ様
2番 センター 武田観柳
3番 ファースト 雀ヶ森レン
4番 ピッチャー ◆6/WWxs901s氏
5番 セカンド 松本人志
6番 キャッチャー ラミレス
7番 ショート ハレクラニ
8番 ライト 中邑真輔
9番 レフト 真壁刀義
≪巨人軍ベンチ≫
【ハラサン@大正義巨人軍】――目的:大正義巨人軍を優勝させる。
【ポッチャマ@ポケットモンスター】――目的:野獣先輩捜索組。とらわれの身
≪イチローチーム≫
【イチロー@現実?】――目的:川崎宗則を倒すため仲間を集める
【DAIGO@現実?】&【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンサーガ】――目的:殺し合いを止める
【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】――目的:とくになし。野球しようぜ組
【佐治雪哉@LIGHT WING】――目的:とくになし。野球しようぜ組
【伊吹萃香@しゅわスパ大作戦】――目的:野獣先輩捜索組
【北島○介@現実】――目的:野獣先輩捜索組
【ロイ@FE封印の剣】――目的:レンにモテるコツを聞く
【博麗霊夢@クッキー☆】――目的:野獣先輩捜索組。声がヘン
【範馬勇次郎@範馬刃牙】――目的:禁欲など無意味だとレンに教える。
ポジション表
1番 ショート 博麗霊夢
2番 ライト ロイ
3番 セカンド DAIGO
4番 ピッチャー イチロー
5番 サード 北島〇介
6番 レフト 美堂蛮
7番 ファースト 佐治雪哉
8番 センター 範馬勇次郎
9番 キャッチャー 伊吹萃香
【ダイゴ@ポケットモンスター】
【状態】健康、イチローチーム応援団
【装備】メタグロス、チアガールのコスチューム
【道具】支給品一式
【思考】基本:きれいな石をあつめる
1:襲ってきたマーダーは倒す
2:イチローチームを応援する
【万玖波海@LIGHT WING】
【状態】健康、DRに対して怒り、イチローチーム応援団
【装備】チアガールのコスチューム
【道具】サッカー道具一式
【思考】基本:イチローチームを応援する
1:真の仇を討つ
【吉川ちなつ@ゆるゆり】
【状態】軽度の精神的ショック、イチローチーム応援団
【装備】RPG-7(弾切れ)、チアガールのコスチューム
【道具】支給品一式
【思考】基本:野獣先輩を殺す
1:イチローチームを応援する
2:人殺しちゃった。
【DR@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】コルトパイソン
【道具】支給品一式
【思考】基本:シックスに従う
1:味方以外の参加者を殺しまくる。
【闇DAIGO@現実? 死亡確認】
死因:精神的ショック
【TDN@真夏の夜の淫夢 死亡確認】
死因:打球による心臓破裂
【伊藤誠@School Days 死亡確認】
【ニコ厨@現実 死亡確認】
【千本桜ミク@VOCALOID 死亡確認】
死因:射殺
【平田真@LIGHT WING 死亡確認】
死因:刺殺
【田井中律@けいおん! 死亡確認】
死因:爆殺
-
「あ〜今日も絶好のサボリ日和だねぇ」
なんてことをほざきながら惰眠を貪る少女が一人。
彼女は小野塚小町、死神である。
小町のスタンスはバトロワに乗じてサボることである。
異常事態っちゃあ異常事態なのだがどうせ他の誰かが解決してくれるだろという考えからである。
巫女とか巫女とか巫女とか。
そろそろ横になろうかと思ったその時…
「何やってるの小町!」
「きゃん!」
あまりにも聞き覚えのある声が響く。
案の定声のした方に振り向くと見覚えのありすぎる少女がいた。
幻想郷屈指の威圧感。そして東方屈指の身長の高さとデカすぎる肩幅。
言ってしまえば地獄の閻魔大王四季映姫・ヤマザナドゥである。
三途の水先案内人、小町が江戸っ子キャラを崩して素っ頓狂な声を上げるのも無理は無い。
ちなみに四季映姫が幼女という風潮は二次創作に毒され続けた結果である。念のため。
「四季様…」
「こんな時でもサボっているのですか貴方は」
「すいませんすいません!」
「言い訳なんて聞きたくありません。仕事をサボる悪い子はこうです!」
「え…何を…」
ヤマザナドゥは強引に小町を四つん這いにさせる。
そして尻を突き出させると、手に持つ悔悟棒で小町の胸にも負けず劣らずの豊満な尻を叩き始めた。
「きゃん!」
「だらしないケツですねぇ…いつもサボっているからこんな体になるんですよ!」
「痛いです!四季様、痛い!」
「こんなんじゃ済ませませんからね。仕事に対して従順になるまで続けますよ!」
「すいませっへぇぇぇぇぇん!」
「(地獄に)落ちろぉ!」
――という夢だったのさ
「ハッ!」
小町が目覚めると病院の廊下だった。
説明しよう。長門の襲撃から逃れた影薄御一行は大阪府に上陸。
そして近くの病院で長門との戦闘で負傷した黒子と日之影の二人を治療していたのだ。
二人を看護をあかりとモモの二人の天使に任せて、死神小町は人が来ないか廊下に出て見張っていたのだが…。
人が全く来ず、サボり気質のあった小町はそのまま眠りこけてしまったのだ。
「やれやれ、どこぞの門番じゃあるまいにねぇ…」
部屋の中からは仲間の談笑が聞こえてくるので寝ている間に何かあったというわけではないようだ。
夢に四季映姫が出てきてくれたことにある意味感謝する。
(これからどうするかねぇ…)
小町はこれからのことを考える。
自分としてはできるだけ殺し合いから遠く離れた位置にいたい。
そのために最初は海の上にいたのだが、先ほどのズガン師や乳もぎ魔の襲撃があったように海上も安全とは限らないと分かった。
(できればしばらく…というかずっとここにいたいねぇ)
どうやら今の状況ではこの大阪という場所は割と過疎らしい。
つまり過疎地にずっといれば多少安全ということになるだろうと小町は考えた。
最も、そこらの相手にやられるほど小町は柔ではないが。
また一眠りでもしようか、と考え始めたその時――
「あら、やっぱりサボっているのね」
夢の時と同じく声がかけられる。
小町はこの声の主を知っていた。
「なんだい、まさかあんたも参加していたのかい。花映塚の件以来だねえ」
小町の視線の先には四季のフラワーマスターにして主催者の手先、風見幽香が笑みを浮かべて立っていた。
-
「こんな状況でも相変わらずなのね」
「サボっているわけじゃない、見張りをしていただけだ」
「横になろうとしていた癖によく言うわ」
「ぐぬぬ」
雑談しながらも小町は幽香に対する警戒心は解いていなかった。
知り合いとはいえ彼女は無く子も黙る大妖怪。
自分以外の空気組の適う相手ではない、花をへし折るが如くだろう。
小町は斬魄刀をいつでも使用できるように握り締める。
「で、何の用だい?できれば物騒なことはやめてもらいたいんだが」
「別に争いごとをするつもりはないの。私はただ貴方にお願い事をするために来たのよ」
「お願い事だって…?」
「そう、貴方には…殺し合いに乗ってもらいたいのよね」
幽香の言葉に小町は怪訝な表情を浮かべる。
「なん…だって…?」
「そう、貴方には積極的に殺しをしてほしいの。
貴方にはそのための支給品が二つあるはずでしょう?もったいないじゃないの」
(なんで私の支給品のことを…あんたは一体…?)
「冗談じゃないね。なんであたいがこんなことをしなきゃならないんだ?そういうくだらないことなら他をあたりな!」
「いいじゃない。貴方死神でしょう?」
「人を殺すだけが死神の仕事じゃないんだよ!」
小町は断固として反論する。
死神といえど『お迎え』は小町の管轄外であり、殺しは小町の望むことではない。
「あら、断るのね」
「ほら帰った帰った!」
「そう、じゃあ仕方ないわね………言うこと聞くようにしてあげるわ」
次の瞬間幽香から殺気が放たれた。
そして差していた傘を閉じて振りかぶり襲い掛かる。
その間わずか1秒。
小町はかろうじて斬魄刀の鞘で傘の一撃を防いだ。
そして咄嗟に距離をとると斬魄刀を抜き、解号する。
「射殺せ――神鎗!!」
解号された斬魄刀『神鎗』の刃が幽香の喉元に超スピードで伸びる。
が、幽香は手元の日傘で神槍の軌道を反らし回避する。
そして小町の懐に潜り込み、日傘を小町の腹に突き刺した。
「が…はっ…!」
突き刺すといっても貫かない程度にである。
が、当然ダメージはデカい。そこらの腹パンを遥かに超えるだろう。
あまりの痛さに小町は地面に蹲り悶絶する。
偶然、夢の中で四つん這いにされたときと非常に似ている構図となった。
「抵抗はしないでほしいのよね。貴方程の実力者を相手に殺さないように手加減するのは難しいのよ?」
幽香は足元で悶える小町を見下しながら話しかける。
「さてと、私に楯突いた罪は重いわ…。少しお仕置きが必要ね」
幽香は蹲る小町の尻を日傘で叩き始めた。
夢の中で四季映姫がそうしたように。
何度も叩くたびに小町は声にならない悲鳴を上げる。
何発も叩いた後、幽香は最後に日傘のフルスイングを尻に叩き込む。
その結果小町の上半身は病院の壁にめり込んだ。
「それじゃ元気になったらよろしくお願いするわね死神さん。
もし明日になっても何もしないようだったら……『また来るからね』」
「…………」
そう言い残して幽香は立ち去る。
一方小町はなんの返事をする気力も無かった。
☆
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あかりとモモが駆けつけてきた時は既に小町が壁にめり込んでいる状況であり幽香は既にいなかった。(黒子と日之影は怪我人なので来れなかった)
腹に打撲の跡、そして尻が真っ赤に腫れているというある意味酷い怪我をしていたので小町もまた病室に担ぎ込まれることとなったのだ。
慌てるあかりとモモには襲撃者が来て何とか撃退したとだけ伝えてある。
襲撃者が幽香のことと殺し合いに乗るか否かという件については話してはいない。
(まさか風見幽香…彼女は主催者側なのか)
殺し合いを促進させようとする行為。
そして自分の支給品を把握していること。
それならばある程度合点はいく。
(どうやら事は思った以上に厄介になっているようだね…)
死神は病室のベッドの上でため息をつきながら考える。
これからの動向。風見幽香の言うことを聞くか聞かないか。
(さて、あたいはどうしたらいいもんかねぇ〜)
【一日目・12時/日本・大阪 病院】
【小町と影薄な仲間たち】
【小野塚小町@東方Project】
【状態】腹に打撲、尻が真っ赤
【装備】斬魄刀『神鎗』@BLEACH、デスノート@DEATHNOTE、舟
【道具】不明
【思考】
基本:バトロワに乗じて仕事をサボる?
1:しばらく考えさせておくれよ
2:どっかに安住の地はないもんかねぇ
【黒子テツヤ@黒子のバスケ】
【状態】顔が包帯でミイラ(顔の皮膚喪失)
【装備】なし
【道具】死出の羽衣@ 幽々白書
【思考】
基本:友人たちと生き残る
1:顔が痛いです、死ぬかと思いました
【東横桃子@咲-Saki-】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:加治木先輩や友人たちと生き残る
【赤座あかり@ゆるゆり】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マムルの肉×2@風来のシレン
【思考】
基本:主人公らしく活躍する
【日之影空洞@めだかボックス】
【状態】ダメージ(大)、右腕欠損(止血済)
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:主催者を倒す
1:仲間を守る
2:↑の両方やらなくちゃあならないのが先代生徒会長の辛いとこだな。
【風見幽香@東方project】
【状態】健康
【装備】日傘
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは地に還す
2:九州ロボに戻る
3:小町が働かないならその時は…
-
「どうしてこんなことをしているのでしょうか」
舟をこぎながらハザマはそうぼやく
ハザマは特務機関の一員だ、だがなぜか海におり舟をこいでいる
だが、舟をこいでいるのは一人ではない
もう一人ハザマと同じく特務機関員の人物が舟をこいでいる
「………」
何もしゃべらずに淡々と舟をこいでいる、大尉と呼ばれる人物だ
実は彼は人狼と呼ばれる種族だが今はあまり関係ない
「ああ、疲れますよ舟をこぎっぱなしだと」
「………」
ハザマはそう愚痴りながらもこぎ
大尉は無言でこぐ
彼らはいつになれば陸地に着くのだろうか
【一日目・12時40分/日本・富山湾近く】
【ハザマ@BLAZBLUE】
【状態】少々疲れた
【装備】ウロボロス@BLAZBLUE ナイフ 舟
【道具】支給品一式
【思考】基本:命令に従う
1:早く陸地は見えないかな
【大尉@HELLSING】
【状態】健康
【装備】モーゼルM712@HELLSING
【道具】支給品一式
【思考】基本:命令に従う
-
とあるマッドサイエンティストによって改造されロボとなり、現在ではこの殺し合いの主催者の本拠地と化した空飛ぶ九州。
その一角・福岡はYahoo Japanドームでは、現在進行形で施設の要塞化が始められていた。
野田総理の命により運悪く周辺にいた参加者達は有無を言わさず拉致され、要塞建造のための労働力として使役させられていた。
「畜生……殺し合いだけでもやべぇってのに、何だって俺がこんな作業させられなきゃならねぇんだ。
それもこれも全部あの総理の野郎がいけねぇんだ! 野田のバーカ!バーカ!バーカ!」
「まったくだぜ! このブラックサタン最高幹部である俺様が奴隷同然の扱いなど笑い話にもならねぇ!」
「チェッ……あのMSパイロット共のうすのろめ、どうせ死ぬんなら野田を道連れにしてから死にゃあよかったんだ!」
ガォンガォンガォン!!
望まぬ強制労働に不満を露わにして叫ぶ3人の参加者は、突如として鳴り響いた銃声と共に倒れこみ、そのまま
物言わぬ躯と化した。
見ると3人の脳天が正確に打ち抜かれているのが分かった。
いきなりの状況に周囲にいた他の労働者たちにも緊張が走る。
【DXファイター@秘密結社鷹の爪 死亡確認】
【デッドライオン@仮面ライダーストロンガー 死亡確認】
【カナディアンマン@キン肉マン 死亡確認】
「はいそこのお三方、無駄口を叩かずに作業に従事してくださいね? ……と言っても、既に死んでますので
言っても無駄ですがね」
『………』
パンパンと手を叩きながら彼らの背後から二人の人影が姿を現す。
蝙蝠のような意匠を持つ異形の宇宙人、触覚宇宙人バット星人グラシエ。
銀色に輝く装甲を持った無感情な戦闘ロボット、ギャバンブートレグ。
彼らはこの福岡ドーム要塞化作業の現場監督指揮者として主催から送り込まれたエージェントである。
「そこにいる他の皆さんも死にたくなければ作業に集中する事ですよ。あまり作業態度がよろしくない方、
この3人のように野田総理殿への罵詈雑言を口にするような方、そういった方々は容赦なく私の隣にいるこの
ギャバンブートレグ君が長い長い休憩時間をプレゼントして差し上げますのでそのつもりで」
『………』
「ああそれと、ここにいる面々で造反しようなどと馬鹿げた事を考えるのも控えて方がよろしいかと。あなた方の
命はその首輪によって我々が握っているという事もお忘れなきよう」
グラシエの慇懃無礼な態度、銃を構えたままのブートレグの無言の圧力、そして首輪という枷の再認識によって、
労働者たちは何も反論できぬまま手を動かし始め黙々と作業を再開し始めた。
彼らは数こそいれど空中を飛翔する主催の本拠地に隔離されたこの状況を打破できる手段を持っている訳ではない。
今はまず当面の命だけでも拾わねば。
皆そう思うだけで精一杯だった。
「(フフフ、まあ今は精々生き長らえる事ですね。もっともあの方々が仰っていた世界滅亡が阻止できなければ
あなた方の頑張りもすべて無に帰すのですが……どうなります事やら)」
【一日目・12時30分/九州ロボ(日本海を飛行中)・福岡Yahoo Japanドーム内部】
【バット星人グラシエ@ウルトラゼロファイト】
【状態】健康、上機嫌
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
基本:エージェントとして野田総理(及びベイダー卿達幹部)に協力する
1:監督役として本拠地周辺の要塞化を手伝う
2:反逆者は容赦なく処分する
3:世界滅亡は知った事ではないが、いざとなれば己の保身に尽力する
【ギャバンブートレグ@海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン】
【状態】正常
【装備】ブートレグブレード、ブートレグビームガン
【道具】なし
【思考】
基本:主催の命令に従う
1:反乱分子の排除
-
「この地にいた者達を奴隷にするだけでは飽き足らず、なんという残酷な真似を……」
「皆を救うためにも、一刻も早くこの殺し合いを止めんとあかんな」
所変わって場所は九州ロボ内部にあるモニタールームの一室。
各地に設置された監視カメラによって映し出される日本全国の映像の内、福岡ドーム内での凶行が映し出された
モニターを見て怒りの表情を浮かべる二人の人物がいた。
一人は時空管理局海上警備部捜査指令にして特務六課隊長、八神はやて。
もう一人は佐渡の化け狸の頭領、二ツ岩マミゾウである。
主催者の関係者でもない二人が九州ロボの内部に侵入できている事に諸君は疑問を持つだろう。
無論理由はある。
先の3機のドムによる福岡ドーム襲撃の際、偶然現場近くにいた二人はこの状況を幸いとばかりに、襲撃の
ドサクサに紛れてドーム内部への潜入に成功していたのである。
とはいえ何の苦も無く潜入できた訳ではない。
奇襲による対応の遅れがあったとはいえマミゾウの持つ『化けさせる程度の能力』を駆使してマミゾウ自身と
はやてを警備兵の姿に化けさせる事で何とか目を欺けたのは正直軽い奇跡だと二人は感じていた。
墜落した九州ロボを野田総理が火事場泥棒のごとく接収してから間が無かったためドームの警備状況が比較的
手薄だった事も幸いだった。
そんな数々の幸運に助けられ、二人は本拠地内部へと潜り込む事に成功したのである。
「それにしても、さっきデータベースを軽く調べて見つけたこの動画……世界中の大陸が沈没した瞬間の映像が
収められとったけど、この『TC計測値』言うんは一体何なんや? 何か重大な情報に繋がりそうな気がするんやけど……」
手元の機械を操作して呼び出した動画には、彼女の言うようにバトルロワイアル開始前の世界の状況が映し出されていた。
世界中の日本以外の大陸が沈没するというショッキングな映像が流れるその横には、何やら数値の計測記録が並行して
映し出されていたのである。
少なくともTCなどという値ははやての記憶にはなかった。
「はやて殿、真面目に考えておる所申し訳ないんじゃが」
「何や、マミゾウさん」
「いい加減その着ぐるみは脱いだらどうじゃ。わしの能力があるとはいえ目立って仕方ないじゃろ」
そこにいるのは真顔の八神はやて。
ただし、何故かタヌキの着ぐるみを装着した状態だったが。
はやてが着ているのは某赤い配管工ご用達の変身アイテム『タヌキスーツ』だったのである。
「いやぁ、私もそうは思っとるんやけど、どうしても脱ぐ気になれなくてなぁ。何というか『馴染む!実に馴染むでぇぇぇぇぇ!!』
っていう感じなんよ。まったくもって不思議や……」
「いやまあ、はやて殿がそこまで満足ならわしも強制はせんが……」
半ば呆れながら、マミゾウはご満悦なはやてのコスプレを黙認する事とした。
「それはさておき、この動画の謎を調べるのもそうじゃが問題はいかにしてこの殺し合いを打破するかじゃな」
先の動画を保存したUSBメモリを抜きつつ、マミゾウは話題を本来の目的へと戻す。
はやての操作により画面には主催者陣営の面々の情報が映し出されていた。
「主催者たる野田総理はともかく、奴の背後にいる連中はいずれも劣らぬ強者揃い。特に風見幽香はわしも直接の
面識は薄いが幻想郷においても最大の実力者の一人である大妖怪じゃ。少なくとも連中に正面から殴りこんだ所で万に
一つも、いや億に一つもわしらに勝ち目はあるまい」
彼女が弾幕ごっこに応じてくれればいいが、この殺し合いにおいてとてもそれは期待できない。
強者ひしめく主催、首輪という枷、さらに無関係とは思えぬ大陸沈没の謎の解明。
難問は山積みである。
「ともかく今は圧倒的に私達は戦力が足りん。主催が私達に気付くのも時間の問題や。ここでの情報収集が終わったら
一刻も早く日本に戻って体勢を立て直さんと……」
「ああ、それなんじゃがのはやて殿」
はやてが今後の対応に悩んでいると、マミゾウが何やら小声で口を挟んだ。
「(さっきついでに調べてみたんじゃが……この九州ロボ、カプコン製なんで1,2日で墜落するそうじゃ)」
「(何やて!?)」
「(九州を改造した輩の手記がファイルの隅に書いておった。間違いない)」
「(……主催は気付いとるんやろか?)」
「(わからん。じゃが要塞建造に躍起になっている今は確実に気付いておるまい)」
-
つまり放っておけば勝手に主催の拠点は壊滅する確率が高いという事になる。
だが新たな問題も浮上した。
「あかん。主催の拠点が潰れるのは喜ばしいんやけど、このままやと関係ない九州の住民まで巻き添えや」
「様々な意味でわしらがここに長居する訳にはいかなくなったという訳か、これは事を急がねば」
「せめて何か役に立つアイテムでも調達できればええんやけど……」
はやて達に支給されたアイテムは役に立たないという訳ではない物だったが、この殺し合いを止めるには力不足な
物ばかりだった。
はやてには自身のデバイスと夜天の書、先のタヌキスーツの3つ。
マミゾウには何やら神々しい雰囲気の銀色のスティック状のアイテムと怪獣のソフビ人形が3つ。
これではとても主催陣営には対抗できそうにない。
その時である。
ピコーン!ピコーン!ピコーン!
マミゾウのスティック型アイテムが急に音を立てて鳴り出した。
「何や!?」
「何かに反応しておるというのか……?」
二人はモニタールームを後にし、マミゾウの手により再び姿を変えて九州ロボ内部を探索し始めた。
途中何度か警備兵に出会ったが、何とか誤魔化す事に成功し、二人は先を急ぐ。
そしてたどり着いたのは地下の格納庫の一角。
「どうやら機動兵器の格納庫のようじゃの」
「ハンガーがガラガラな所を見るに、まだ戦力はあまり整ってないみたいやな」
空きはまだかなり多いものの、内部には何機か機体が配備され始めていた。
「あれは確か……『ばるきりー』とかいう機体じゃったかのう?」
「マミゾウさん、ちゃうで。あれはまさか……『ゴースト』か!?」
かつてマクロスシティを恐怖に陥れた最凶の無人自立飛行兵器。
その機動性は精神コマンド・必中をかけたパイロットでなければ当てることさえ至難の業と言われる怪物レベルの機体である。
「あっちにあるのは……コンバトラーVにダイモスにライディーン!? どういう事や?」
驚くはやての目にした先にあるのは、確かにかつて地球を守ったスーパーロボットによく似た機体だった。
だがはやては知らなかったが、これはそのロボット達のデータを基に作られた量産機なのである。
コンバトラーやボルテスといった超電磁ロボの能力統合機『マグネスファイブ』。
闘将ダイモスの量産機『マルス』。
ムーの巨神、勇者ライディーンのコピー機体『ザマンダー』。
その戦闘力は皆、スペック上はオリジナルに勝るとも劣らない機体である。
「こんな危険なデカブツは早めに壊しておきたい所じゃが……どうやら近いぞ?」
スティックからの反応はますます強くなっていく。
どうやらマグネスファイブの一機の足元から反応があるらしい。
「一体あそこに何があるんや……」
そうはやてがつぶやいた時である。
『ムッ、そこに誰かいるのか? 君達はあの殺し合いに乗っているのか?』
何者かの声が反応の場所から聞こえてきた。
「私達は今行われている殺し合いを止めようとしている者です。姿を見せてもらえませんか?」
『……うむ、どうやら君達からは悪意は感じない。君達を信じよう』
その声と共に二人の前に現れたのは――――――
「「……人形?」」
どこかで見た事がある姿をした小さなソフビ人形だった。
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【一日目・12時30分/九州ロボ内部・機動兵器格納庫】
【八神はやて@魔法戦記リリカルなのはForce】
【状態】健康、困惑、タヌキはやて
【装備】シュベルトクロイツ@魔法少女リリカルなのは、タヌキスーツ@スーパーマリオシリーズ
【道具】基本支給品一式、夜天の書@魔法少女リリカルなのは
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:……人形が喋った?
2:九州ロボから離脱し、殺し合いを打破するため仲間を集める
3:大陸沈没の謎を探る
4:それにしてもこのスーツ、実に馴染むで!
※主催側が大災害について何か関与していると考えています(細かい部分は分かっていません)
※九州ロボが1,2日後に墜落する事を知りました。
【二ッ岩マミゾウ@東方project】
【状態】健康、困惑
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、ギンガスパーク@ウルトラマンギンガ、スパークドールズ(ザラブ星人、ババルウ星人、ダークガルベロス)
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:……何じゃこの人形は?
2:九州ロボから離脱し、殺し合いを打破するため仲間を集める
3:大陸沈没の謎を探る
4:謎のアイテム(ギンガスパーク)の使い道が知りたい
※主催側が大災害について何か関与していると考えています(細かい部分は分かっていません)
※九州ロボが1,2日後に墜落する事を知りました。
【ウルトラマンタロウ(SD)@ウルトラマンギンガ】
【状態】健康、スパークドールズ状態
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】
基本:殺し合いを止める
1:目の前の二人と話す
2:殺し合いを止めるため仲間を集める
3:あれは……ギンガスパーク!?
4:早く大きくなりた〜い
※現在、九州ロボ内部格納庫に判明しているだけで以下の機体が多数配備されています。
【ゴーストX−9@マクロスプラス】
【マグネスファイブ@ゴッドバード】
【マルス@ゴッドバード】
【ザマンダー@ゴッドバード】
この他にも別の機体が配備されているかは次の書き手さんにお任せします。
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「ガキ一人殺すくらい待ちくたびれてたが、やっと出番が来たぜ」
そういったのは、特務機関の一員のアリー・アル・サーシェスだ。
彼は、戦力を温存するために今まで待機させられていたのだが、シックスと黒の死により、遂に命令が下った。
「ジョーカーか……悪くねえじゃねえか」
【一日目・12時45分/福井県福井市の大戸屋】
【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダム00】
【状態】健康、上機嫌
【装備】熱線銃
【道具】支給品一式、ホイポイカプセルにはいったアルケーガンダム@機動戦士ガンダム00+ドラゴンボール
【思考】
基本:命令通り、ジョーカーとして行動する。
1:カオスロワという戦争を楽しむ。
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ごめんなさい。
【円谷光彦@名探偵コナン 死亡確認】
死因:サーシェスに射殺される
を追加で。
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流石に疲れたのか、ハザマは漕ぐのを止めて休んでいた。
まあ、ずっと船を漕ぎつづけてたのだから仕方ない。
「疲れも取れたし、また漕ぎ始めましょうか」
そう言って、休憩を終えて舟を漕ごうとするハザマ。
しかし、その前に主催側専用のスマートフォンが鳴ったので、ハザマと大尉は電話に出た。
『コーホー、ハザマと大尉だな。お前達に命令がある。』
声の主は主催幹部の一人、ダース・ベイダーだ。
「命令、といいますと?」
「…………」
『有力な対主催組織の殲滅だ。ハザマには拳王軍を、大尉には光熱斗達をやってもらいたい』
しかし、ハザマと大尉が居るのは海の上である。
このままでは、最悪の場合、作戦目標に会う前にカオスロワが終わりかねない。
だが、そんな心配は無用だった。
「あのー、こちらは今海の上にいまして……」
『移動手段としてデウスに転送ゲートを作らせる。船の前側に出来たゲートにはハザマが、後側のゲートには大尉が入ってくれ』
「了解です」
「…………」
通信が切れると同時に出現する二つの転送ゲート。
ちなみに、このゲートはデウスのいた世界において地球への侵攻用に使うものだったりする。
勿論、そんな事は知らない二人だが、陸地に戻れる上に任務まで与えられたとあってはゲートを潜らない理由は無い。
そういう訳で、指定されたゲートを潜る二人であった。
【一日目・12時50分/日本・富山湾近く】
【ハザマ@BLAZBLUE】
【状態】健康
【装備】ウロボロス@BLAZBLUE ナイフ
【道具】支給品一式
【思考】基本:命令に従う
1:やっと陸地に戻れますね
※拳王軍の近くに転送されました。
【大尉@HELLSING】
【状態】健康
【装備】モーゼルM712@HELLSING
【道具】支給品一式
【思考】基本:命令に従う
※光熱斗達の近くに転送されました。
【同時刻/九州ロボ(日本海を飛行中)・福岡県】
【ダース・ベイダー@STAR WARS】
【状態】健康
【装備】ライトセーバー@STAR WARS
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは消す
-
「せ〜ん〜ろ〜は続くよ、ど〜こ〜までも〜♪」
上機嫌で歌いながら道なき道を突き進む。
歌っているのはもちろん我らが拳王・ラオウである。
非常に低音かつ伸びのあるいい声である。
伴奏は元軽音部部員のムギさんと殿馬だ。
彼女たちは走りながらキーボードとグランドピアノを弾いている。
非常に器用である。
「それにしても、東京はまだなのか?」
「さっき東京は通りすぎたのだよ」
「ですなぁ」
「そんなことより……蜂蜜を……」
「イチローさんがなんだか、ピンチのような気がする」
「時には遠回りすることこそが最短の道になることもあるのよ」
結構、呑気に話す彼らだが、その勢いはとんでもなく速い。
電車ごっこと言えど、本気でやれば本物の電車並みのスピードは出せるのだ。
砂塵を巻き上げ、どんどん加速していく。
電車ごっことは本来こういう危険な行為なのだ。
現在の速度は約160km/hくらい出ているであろう。
「ここでドリフトだ!!」
「……曲がれ」
「できねぇよ!!」
ほとんどスピードを落とすことなく曲がり角を曲がる。
所謂、ドリフト走行、電車でDである。
彼らは十人で本気の電車ごっこしている。
殺し合いなのに本気にならないで一体どうするの?
だから、こそ全力で野球の試合をしていた。
本気で戦ってこそ得るものがあるのだから。
そんな最中、彼らの前にいきなり転送ゲートが現れ、中からハザマが飛び出してきた。
さて、トップスピードで走っている電車は急停止が出来るであろうか?
否、急停止など出来るはずはない。
「………………えっ?」
つまり……
/ |[拳王]| \
| ┏━━┓ | /
|┯━━┓┣━━┫┏━━┯| プアァァァァァァァァン!
|│ ┃┃ ┃┃(´酈`) | \
|┷━━┛┣━━┫┗━━┷|
|───.\ 超快速 /.───|
| (○)⑪\__/⑪(○) |
| ┃ ┃ |
|__●_┃__┃_●__|
| ┃ ┃ |
|____ .二二二. ____|
│ │[=.=]| |
└── ヽ(´Д`;)ノ うわああああああ〜ッ!! ←ハザマ
/ (___)
/ | | \
/ ◎ ̄ ̄◎ \
/ \
※イメージ図です。実際に起こったこととは異なります。
-
そんでもって……ハザマは綺麗に電車に撥ねられた。
そら、生身で電車の前に飛び出したらこうなるわな。
その衝撃でハザマはものすごい勢いで吹っ飛ばされた。
勢いが凄すぎて地球を二周ほどして、飛行中の九州ロボの鹿児島あたりまで吹っ飛ばされた。
ハザマはその九州ロボとの衝撃で全身の骨が砕け、日本海に沈んだ。
「拳王さん、今、前になんかいましたが?」
「この拳王を阻むものなどいなかったわ!!」
「そんなことより、イチローさんを……」
「ハチミツを……」
「イチロー選手に蜂蜜を塗りだくるなんていやらしいわね」
「ですなぁ」
進撃の拳王軍の勢いは止まらなかった。
今日の教訓、『電車は急に止まれない』。
【一日目・13時00分/日本・茨城県】
【MEIKO@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】アルティメットアーマー@ロックマンXシリーズ
【道具】支給品一式、ノートパソコン@現実
【思考】
基本:殺し合いに乗った者達を殺す
1:ミクとKAITOを殺す
2:ラオウ達に協力してもらう
※今までとは別人です。
※『黄金の回転』を習得しました
【琴吹紬@けいおん!】
【状態】精神的にぶっ飛んでる
【装備】核ミサイル、キーボード、現金1兆円ほどが入った特注ジュラルミンケース
【道具】支給品一式、たくあん@現実、その他不明
【思考】
基本:生き残ることを最優先
0:また、打順を考え直さないといけませんね、それにメンバーもあと少し欲しいですね
1:拳王とやらの配下になる
※今までとは別人に決まってんだろ!!いい加減にしろ!!
【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康
【装備】炭酸水
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:野田総理を倒す
0:東京に向かって、千石うぐいすとかいう奴を拳王軍に引き入れるぞ!!
1:そして、拳王が新たな時代を作る
2:死兆星から使者の小娘を配下にしたぞ!
3:トキ似の男を配下にしたぞ!
4:強そうな鎧の女を配下にしたぞ!
5:謎の黒猫たちを配下にしたぞ!
6:ミクとKAITOを倒すぞ!
【平等院鳳凰@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、諭吉一枚
【道具】支給品一式、少年ジャンプとヤンジャン、その他不明
【思考】基本:主催者達を滅ぼす
1;マーダーも滅ぼす
2:ラオウたちと行動する
3:テニスがしたいが、野球をする
【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】
【状態】健康、全ステータスMAX
【装備】木の棒
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ムギさんからハチミツを貰うために野田を野球で潰す
1;ホームランを打つ
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【川崎宗則@現実?】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式
【思考】基本:イチローを倒してでも、マリナーズに連れ戻す
1:戦力を集める
2:イチローがいるであろう、東京に向かいたい
【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式 電車ごっこロープ
【思考】基本:野田総理に野球で挑んで勝つ!
0:矢部君の意志を継ぎ、殺し合いを打破する
1:最低でも四国アイランドリーグが出来るくらいの仲間を集める
2:イチロー選手を仲間に引き入れたい
【殿馬一人@ドカベンシリーズ】
【状態】健康
【装備】バット、ボール、グラブ
【道具】支給品一式、グランドピアノ@現実
【思考】基本:生き残る
1:イチローと合流したい
【デューク渡邊@新テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット、テニスボール×∞、キャッチャー用具一式
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:お頭(平等院)たちについていく
1;デュークホームランを打つ
【緑間真太郎@黒子のバスケ】
【状態】冷静
【装備】ハンマーブロスの無限ハンマー@マリオシリーズ
【道具】支給品一式、ホワイトボードとサインペン
【思考】
0:赤司に勝つ
1:野球をするのだよ
【一日目・13時00分/日本海】
【ハザマ@BLAZBLUE】
【状態】気絶、全身複雑骨折
【装備】ウロボロス@BLAZBLUE ナイフ
【道具】支給品一式
【思考】基本:命令に従う
1:結局、また海なのか……
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ウロボロスの重量が原因でハザマは海に沈んでいった。
そして、全身複雑骨折な身体では水圧に耐えれなかった。
こうしてハザマは死に、主催には誰が悪い訳でもない不幸な事故として片付けられた。
【一日目・13時05分/日本海】
【ハザマ@BLAZBLUE 死亡確認】
死因:水圧
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シンフォギアの装者である風鳴翼が東京に到着した頃には、現場は混沌としていた。
僅か数時間の間に殺し合いの進行によって首都のいたるところに死体が転がっている。
東京特有の賑わいと喧騒は、あちこちから響く銃声と爆音や悲鳴に取って代わられていた。
ダメ押しに都庁には怪物たちが住み着き、時折建物を降りてきて人々を襲い喰らう始末。
彼女が本来戦っていた怪物・ノイズによる被害と同じかそれ以上の被害が街に出ていた。
大災害の影響で所属していた組織とは音信不通になり、頼りになる後輩たちとも散り散りになってしまった翼。
例え、その最中でも彼女のやるべきことは一つ、人々のために戦うことである。
方針としては戦えない一般人をひとりでも多く、巨大な伏魔殿と化した東京から避難させることだ。
途中で殺し合いに乗った者に遭遇すれば力づくでも鎮圧し、怪物は斬る――やることはノイズと戦っていた時期と何ら変わらなかった。
一人で東京全域への民間人救助は流石に骨が折れるが、運良く現場で協力者たちを得た。
大神官の幼女フォズと、精霊術の使い手の青年アゼルである。
「罪なき人たちを見捨てるわけにはいきませんもの!」
「人助けなら協力させてもらうぜ!(これこそまさに主人公っぽい行動だよなww←本音)」
二人の協力によって、より多くの民間人が東京から避難できただろう。
救出活動は今でも続いており、現在は街中をうろついていたラッコのぼのぼのを回収し、東京の外へ逃がすつもりだ。
「ツバサおねえさんたち、いきがあがってるよ? だいじょうぶ?」
三人に他県へ誘導されてるぼのぼのは、能天気ではあるが観察力に関しては一級品であった。
彼のつぶらな瞳は、終わりの見えない救助活動で三人の疲労が蓄積されているのを見抜いていた。
「……流石に疲れが溜まってきましたね」
「なあ、翼、そろそろ休憩しないか?」
「何を悠長な……と言いたいところだがこれ以上は少しでも休まないと身が持たないか。
この子を東京から逃がしたらどこかで休憩に入ろう」
「わかりました」
「主人公たるもの無茶は禁物だしな」
翼としては多少の無茶を承知で人命救助に打ち込みたかったが、これ以上の疲労蓄積は救助活動そのものに支障がでる危険性があったため休む
ことを選択したのだ。
シンフォギアをもってしても短時間で多大な負担を強いられる、それだけ東京は過酷な激戦区と化しているのだ。
屈強な戦士でも生半可な覚悟では死ぬか心が折れるほどの場所、東京。
しかし、翼は高い戦闘技術で死を回避し、それ以上に心を折らない理由を持っていた。
(立花も雪音も司令たちもどこかで人々のために戦っているはずだ。 装者である私がくじけるわけにはいかないしな)
行方知れずの仲間たちもどこかで生存して戦っていることを信じているからこそ、彼女は彼女の戦いをやめないのだ。
多少の休憩を取ったら、また身を削ってシンフォギアの剣を罪なき人々のために振るっていくのだろう。
青いシンフォギアを纏っている故に耐久力は集団で最も高い翼は、仲間たちより先行して安全なルートを見極めて一行を誘導していく。
その最中に『何か』がバサリと彼女に襲いかかった。
「うわぁッ! ゴホッゴホッ!」
「翼さん!?」
「おい、どうしたんだ翼!」
「……いや、塵を被っただけだ。 ゴホッ!」
翼はどこかから飛来してきた大量の塵らしきものを頭から被っっていた。
怪物の襲撃やマーダーの放った凶弾なら予測できたものの、風によって巻き上げられた塵は予測だにしてなかった。
彼女は咳き込み、髪にまとわりついた塵を払い落としていく。
その様子に仲間たちは警戒をとき、胸を撫で下ろす。
「なんだよ、ビックリさせんなよ」
「魔物かと思いました……」
「驚かせてすまない……クッ、少し目に入ったようだ……」
「うわあああああぁあああぁあああぁあああぁあああぁあああッ!!!」
-
突如、翼は頭を抱えて狂ったように叫びだしたッ!
「埃が目に入ったぐらいで大げさな……」
「待ってください! 様子がおかしいです!」
「なに!?」
仲間たちも翼の異変に気づきだす。
目から血の涙を流し、瞳孔は散大している。
表情に凛々しい少女だった翼の面影はなく、その顔は苦しみから酷く歪んでいた。
明らかな異常事態に、仲間たちは急いで駆け寄る。
「しっかりしろ! 大丈夫か!?」
「あ、頭が割れる……脳がまるで…食われ……がああああああッ!!」
「まさかさっきの塵に毒の類が!? とにかく回復呪文をかけなければ!」
悶え苦しむ翼をアゼルは胸元で抑え、フォズは大慌てで回復呪文(ベホイミしか使えないが)をかけようとする。
だが、手遅れだった――風鳴翼は直に死ぬのだ。
@
――そう、あなたもアイドルですのね。 波長が合いそうな人に会えて良かった。
(誰だッ!?)
翼の脳裏に長い銀髪を持った少女が現れた。
――私は四条貴音。 私自身はもう死んでしまったけど、どうしても食に対する未練があって……
――あなたにはそれを引き継いで欲しいのです。
己の食欲を満たすために数多の人を喰らってきたヴィジョンと人肉らぁめんの風味が翼の瞳と舌に広がった。
(やめろ! 私はこんなおぞましいことは絶対にやらんぞッ!!)
――もう遅いですわ。 勝手ながら脳の大半を私の細胞が侵『食』させていただきました。 今更取り除くことはできません。
――ただ、欲望のままに全てを食すのです。
(いやだ! ノイズのように人を襲う化物になんかなりたくない!!)
――御免なさい。 でも私にもどうしても譲れないものがあるのです……例え死んでもね。
(ああ、私が私でなくなっていく……立花……雪音……奏……)
消えゆく意識の中で深い絆を持った仲間たちのことを思い浮かべながら翼は死んだ……
――せめてもの選別として私が生前まで持っていた能力の全てを差し上げます。
――さぁ、行くのです。 次に目を開けたらあなたは新しい『四条』なのですから。
@
「……」
ピタリと、翼の叫び声が止んだ。
「……収まったのか?」
「……ああ、なんとかな」
「回復呪文が効いてきたのでしょうか? なんにせよ翼さんが無事で良かったです」
翼の返事に胸元を貸していたアゼルと隣にいたフォズは安堵する。
短い時間しか行動を共にしていないとはいえ大切な仲間である。
その仲間が死ぬのではないかと思い、二人は焦ったが、杞憂で終わってくれたようだ。
「……そういえば昼食がまだだったな」
「は?」
唐突にランチの話をし始めた胸元に顔を埋める翼にアゼルは首を傾げるが、特に深い疑問を持つでもなく応じた。
「ああ、そうだな。 おまえには治療も必要かもしれないし、さっきの予定を変更して今からでも休憩を――
ガリッ
――え?」
急にアゼルは腹部に何かが刺さるような感覚を覚える。
何かと思い、視線を下ろすと翼の長く青い髪があった。
その数秒後……口元を真っ赤に染めた翼と、自分の腹から伸びるピンク色の紐を彼女が加えているのも見えた。
――翼がアゼルの腹を食い破り、その奥にある彼の腸を口で引きずり出したのだッ!
それを理解したアゼルとフォズは悲鳴を上げ、安堵の空気は一瞬で凍りついた。
「あああああああああッ!?」
「きゃあああああああッ!!」
-
翼は二人の悲鳴に何の反応も示さず、ブチリッとそのままアゼルの腸を歯で引っ張ってちぎってしまった。
「ぐッ……がはッ」
裂かれた腹から漏れる大量の血液と臓器を破壊されたショックで、アゼルは倒れた。
一方で翼は彼の腸を麺料理をすするように口の中へ吸い込み、咀嚼した。
急に猟奇殺人に走った仲間にフォズは戦慄に駆られて後ずさり、震えた声で問い詰める。
「つ、翼さん! どうしてこんなことを……ハッ!?」
そこでフォズは気づいた。
彼女の青い髪の中に見覚えのない銀と赤のメッシュが入り、口には吸血鬼の如き牙。
明らかになんらかの異常を彼女は孕んでいた――思い当たる原因はあの『塵』ぐらいしかありえない。
そして小声で何かを口ずさんでいることに。
「……いくつもの虹が重なり合うと風を受けて一人の意味を知った♪」
フォズは知る由もないが、それは怪物と化し先刻死亡したアイドル『四条貴音』の持ち歌なのだ。
その詩を歌いながら翼はフォズに刀を向ける。
フォズは仲間の豹変と生きながら臓器を抜き取られるショッキングなアゼルの最後を見たことによる恐慌状態から抜け出せず、切り替え追いつ
かない。
このままではかつての仲間に斬り殺されて、喰われる末路しかないだろう。
「正気に戻ってください! 翼さん!!」
「砕け散った空に風花が舞う……♪」
混乱などの対する回復呪文を覚えていないフォズは翼に必死に問いかけるも、修羅と化した彼女は応じてくれない。
ただ、目の前の獲物を喰らうため、ジリジリと近寄ってくるだけである。
しかし、ここで動けぬ幼女の代わりに主人公が動く。
風前の灯火であるアゼルが最後の力を振り絞って液体の入ったビンを翼に投げつけたッ!
「グッ……?!」
ビンは翼の顔面に直撃し、ガシャリと割れた。
だが、硝子の塊が当たった程度ではシンフォギアに守られている彼女に大したダメージは与えられまい。
真打はビンの中身にある液体であった。
「ぐ、うわああああああああああああッ!?」
液体を浴びた翼が悲鳴を上げ苦しみ、彼女の顔面が煙を上げて焼け爛れ始めた。
こうかは ばつぐんだ!
「これは……せいすい!」
(ほとんど直感だったが…試しに聖水をぶっかけたら大当たりだったな……)
アゼルの支給品は魔物を追い払うせいすい(聖水)であった。
バンパイアのようになっていた翼をアゼルはバンパイアと似た存在になったのではないかと思い、聖水を彼女にぶつけて見ることにした。
結果はドンピシャ、闇の属性を持った彼女に大打撃を与えたのだ。
「フォズ…後は頼…む……」
なけなしの気力体力が限界を迎え、仲間に後を託してアゼルは逝く。
主人公として生きられぬのならば、主人公としての意地を見せつけて死んだのである。
「アゼルさん! ……ううッ」
目の前で仲間を失った悲しみにフォズは涙する。
風の噂によると大災害以来、ザオラルなどの蘇生呪文の効きが悪いらしく、彼はもう生き返れないかもしれない。
しかし、感傷で立ち止まっている暇もなく、すぐにでも翼を『救わねば』ならない。
「あがッ…ぐふッ!」
「翼さん……せめて苦しまぬように一撃でッ!」
聖水で悶え苦しむ翼に向けて、フォズは賢者の杖を振りかぶる。
フォズの覚えている呪文の中に翼を救う術はない。
暴走状態の彼女を救うには、かいしんのいちげき を与える死の救済しか道はなかったのだ。
ここで逃げ出しても元気を取り戻した彼女が、また別の誰かを襲うのだろう……大神官としてそれは許せない。
弱っている今がまたとないチャンスなのだ。
「お許し下さい! 翼さんッ!!」
仲間のために仲間を打たねばならぬ運命を呪いつつ、フォズは杖を振り落とそうとし――
ガオンッ バスッ
――後方からの銃声、肉が弾け飛ぶ音と共にフォズの猫耳のような帽子が宙を舞った。
銃弾を受けたフォズの頭は、皮膚・頭蓋骨の一部を吹き飛ばされ、それによって生まれた穴からピンク色の脳が顕になった。
「え゛……な、にが……」
「ふわふわと たよりなげに きえた♪」
-
一瞬何が起きたかわからない瀕死のフォズは後ろを振り返る。
そこには銃口から煙を吹くウィンチェスターM1912を構えた『ぼのぼの』がいた。
その体毛の一部が水色から銀と赤に変わっており、鋭い牙が生え、歌まで口ずさんでいる。
フォズたちの注意が翼に向いている間に、ぼのぼのも塵を被り、翼と同じ怪物と化していたのだッ!
怪物ぼのぼのは間髪入れず、脳漿したたる彼女の頭部に齧り付き、口で豆腐のように柔らかい脳みそを吸い取った!
悪意の全くないつぶらな瞳でそれをやっているので、近くに第三者がいたらなお恐ろしく感じただろう。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……」
脳みそを吸いつくされ、フォズは死に地に倒伏す。
ぼのぼのは脳みそをクチャクチャと咀嚼しながら聖水で苦しむ翼に駆け寄り、口移しで脳汁を翼に分け与えた。
するとどうだろうか? ケロイドが出てくるほど焼け爛れていた翼の顔面は元の凛々しい顔立ちに戻っていた。
そして窮地を救ってくれたぼのぼのに翼は問いかける。
「おまえはいったい……?」
「ぼくもツバサおねえさんとおんなじものになっちゃったみたい。
ゆめのなかで『しじょうたかね』ってひとにあったよ」
「そうか、言うなれば私たちは同族というわけか……」
どういうわけか同族は喰わないようになっているらしい。
ペットのヤギ二匹を貴音はなぜか食べなかったことに起因するのか。
そこで、ぐうううぅぅぅ、と一人と一匹の腹の虫がなった。
生まれ変わった身体が肉とらぁめんを欲しているがわかった。
両者の視線が自然と周囲に転がっている二つの死体に向く。
「この身体……トンでもない悪食になったな」
「はやくたべようよ。
たかねおねえさんも、いきることはたべること。
たべなきゃしんじゃうってこと。
たべるためには『ころしあい』をするひつようがあるっていってたよ?」
「ああ、そうだな。
アゼル、フォズすまない……いただきます」
死体の前で謝罪と食への敬意の意味を兼ねた手合わせをし、死体にかぶりついた。
人として最悪と言える仲間への裏切りと食人行為をしていることに翼は大粒の涙をする。
彼女は人食いの怪物になっても辛うじて人としてのモラルは残っていたのだ。
だが、どんなに悲しくても食べることを止められない。
精神力や意識の問題ではなく、本能として体が勝手に動くのだ。
もはや正義の味方で現代の防人である風鳴翼は死んだのである。
@
四条貴音は確かに死んだ。
闇の属性を持つばんぱいあになったことが仇になり、魔を滅する技に長けた神の使徒であるアンデルセンによって討たれ、灰と化した。
しかし、彼女の細胞の極々一部は灰の中に混じって生きていた。
それはただの細胞ではなく、テラカオス化に最も近い恐るべき細胞だ。
灰はやがて風に煽られて飛散し、その灰は後に風鳴翼とぼのぼのが被ることになる。
灰に混じった細胞が体内に侵入し、一人と一匹の脳髄を侵し、体質まで作り替えてしまった。
細胞は貴音が生前まで持っていた能力と、本能という形で何もかもを食したい欲望まで引き継がせたのだった!
四条貴音は確かに死んだ。
しかし、彼女の未練と『詩』は細胞という形で受け継がれ、新たなる怪物を二体も生み出した。
ちなみに両者は殺し合いによるテラカオス化を期待できない陰性側だったが、四条の細胞の影響で陽性側に塗変わった。
主催本部でこの様子をモニターで見ていたジャック・Oは、この細胞による現象を『四条化』と呼ぶことにした。
-
「「ごちそうさまでした」」
怪物たちは手を合わせて、自分たちの血肉となった者たちに敬意を表した。
アゼルとフォズの死体は骨も残さず食い尽くされ、仮に蘇生呪文が使えても復活は不可能になった。
そして、二人分の人肉を丸々食べてもなお、怪物たちの空腹は満たされなかった。
次に翼はどこかで拾ったビンの中の水を飲む。
「ツバサおねえさん、それなあに?」
「ん、これか? これはアゼルの持っていた聖水だ」
支給品である聖水はアゼルのデイパックに複数個入っていた。
それはともかくとして、聖水と言えば先ほど翼を多いに苦しめたハズだが……?
「そんなののんでたらおなかがとけちゃうよ?」
「溶けない理由がある、とりあえず君も飲んでみてくれ」
翼は手元の聖水をぼのぼのに渡し、飲ませた。
ぼのぼのは意を決して飲んでみたが、腹はもちろん口や喉が焼け爛れたりなどはしなかった。
「あれ? ただのみずみたいにのめるよ?」
「君もフォズの肉は食べただろう? 彼女は大神官だ。
その彼女の肉を食べることで私たちは聖なるモノへの耐性を手に入れた。
もう吸血鬼の弱点である聖水もニンニクも十字架も通用しない」
「ああ、わかった。 ぼくたちはたべればなるほど強くなれるんだね?」
神の大いなる加護を受けているフォズ大神官の肉を取り込むことで、聖の耐性を手に入れる体質改善がされたのだ。
かつて貴音がハバネロを食べて炎の耐性を手に入れたのと同じことである。
これについて翼は考察する。
「四条貴音は何もかもを食したいと思っていながらも、そのマイペースな性格が失敗を生んだ。
手当たり次第になんでも食べようとした結果、肉体の変化による弱点の増加を忘れて相性の悪い敵に挑んだことだ。
肉体の変化で弱点が増えるかもしれないのは私たちにも充分言えることだが、その点は今回のように耐性がつくものを食べることで補えるだろ
う。
水を使ってくる獲物には水耐性がつく肉を、雷を使ってくる獲物には雷耐性がつく肉を……それを続けていく内にいずれは全てを食いつくせる
ハズだ」
ほとんど何も考えずに無軌道な食人を繰り返していた貴音と違い、元々戦士であった翼は戦略的に食べていく算段ができていた。
全ての耐性を手に入れれば弱点もなくなって自分たちを滅ぼせる敵はいなくなり、この世の全てを食いつくせるだろう。
ぼのぼのには翼の説明が難しかったのか首をかしげるが、すぐに自分なりの解釈で飲み込んだ。
おもむろにデイパックから一つのキノコを取り出すぼのぼの。
「つまり、その『たいせー』っていうのをてにいれたら、いつかはあぶない毒きのこもたべられるようになるんだね?」
「その通りだ。 ひょっとしたらその毒キノコは一口で私たちを死に至らしめる代物かもしれないが、耐性を手にすれば苦もなく食えるように
なる。
食べられる獲物を見つけても、その点は注意して行動しよう」
方針が決まり、翼はどこかへと歩みだした。
その背中についていくのは、ぼのぼの。
「どこへいくの?」
「都庁だ。 あそこは怪物の住処になっていり、私たちにとっては獲物の多いホットスポットになりえる。
あわよくば、耐性という耐性を得て、今より格段に強くなれるかもしれんな」
「そうなんだ。 じゃあ、らぁめんやおにくをいっぱいたべようね!」
「ああ、それが私たちの継いだ四条貴音の意思ならばな」
修羅は獲物の巣窟である都庁へと足を運んでいく。
そんな修羅の目にはホロリと一筋の涙が溢れていた。
(立花たちは今の私を見てどう思うだろうか……
落胆、軽蔑、恐怖……間違いなく良い感情は持ってくれないだろう。
だがもう遅い、もう戻れない、私は私自身を止められない。
このまま死ぬまでノイズと大差ない悪食の怪物なのだ。
だからせめて仲間たちには、躊躇なく私を滅ぼしにかかってほしい。
死でしか私を止める手段はないのだから)
まだ微かに残っている人間性からくる悲しみの想いを、翼は歌いながら解消しようとする。
――過去が明日に変わり吸い込まれる未来に心覆う闇は晴れることは無く
-
【一日目・13時00分/日本・東京都のどこか】
【風鳴翼@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】空腹、炎耐性(強)、きゅんっバンパイア化、聖耐性(強)、四条化
【装備】シンフォギア・天羽々斬@戦姫絶唱シンフォギア
【道具】支給品一式
【思考】
基本:四条貴音の意思を継ぎ、空腹を満たす
1:食べられればなんでも良いが、特にらぁめんを食べたい
2:貴音の失敗を鑑みて、より多くの耐性が得られそうなものを優先して食す
3:ペットとしてぼのぼのは連れて行く
4:立花たちが今の私を見たらどう思うか……
※四条貴音の細胞に肉体を侵食されたため、四条化し貴音の能力と一部の記憶を受け継ぎました
※テラカオス化の進行度合いも受け継がれています
【ぼのぼの@ぼのぼの】
【状態】空腹、炎耐性(強)、きゅんっバンパイア化、聖耐性(強)、四条化
【装備】ウィンチェスターM1912
【道具】支給品一式、ヒョウヘンダケ@ぼのぼの×10
【思考】
1:おなかすいたなあ
2:「ころしあい」っていうのはたべることなんだね!
3:ツバサおねえさんについていく
4:みんなどこにいるのかなぁ
※四条貴音の細胞に肉体を侵食されたため、四条化し貴音の能力と一部の記憶を受け継ぎました
※テラカオス化の進行度合いも受け継がれています
【アゼル@ルーンファクトリーオーシャンズ 死亡確認】
【フォズ大神官@ドラクエ7 死亡確認】
-
魔境グンマー、そこは危険地帯である
凶暴な動物、行ったらまず迷う大自然、そんなところである
第一今は殺し合いの最中である、だれだってここには余りよりつかないだろう
そんな魔境に話し声が聞こえる
「ふむ、地図によるとここらった辺か」
「だな」
「ですね」
その三人は地図を見ながら言った
上から順番に脳噛ネウロ、アーカード、 赤屍蔵人
なぜ、こんな三人がグンマーを冒険しているのかというと、本人たち曰く戦っているよりこっちのほうがおもしろそうだったとのこと
「しかし、いつになったら遺跡につくのやら」
「まあ、そう愚痴らないでくださいあの集落の住人たちは私たちよりもここには詳しいのですから」
そうこの三人は原住民の集落へ、行っていたのだそしてそこで地図をもらったのだ
余談ではあるがなぜかグンマーの原住民たちは首輪がついていなかったらしい
そして、三人の首輪も一時的に停止しているようだ
そんな彼らの目的地はグンマーのさらに奥にある遺跡なのだ
「まあ、とりあえず確実に進んでいるのは事実であろう、たぶん」
「最後に聞き捨てならない聞いたのだが」
「まあまあ、ここは抑えてくださいよアーカードさん」
そうして三人はグンマーを歩いてゆく
なお猛獣たちはこの三人に何頭か倒されている
【一日目・13時00時/日本・グンマー】
【脳噛ネウロ@魔人探偵脳噛ネウロ 】
【状態】健康
【装備】魔界777ツ能力@魔人探偵脳噛ネウロ グンマーの地図
【道具】支給品一式 缶詰×25 テント
【思考】基本:さあ探索だ
1:遺跡はどこだ?
【アーカード@HELLSING】
【状態】健康
【装備】対化物戦闘用13mm拳銃「ジャッカル」×2@HELLSING
【道具】支給品一式 缶詰×25 テント
【思考】基本:グンマーを探索する
1:ネウロについていくか
2:やれやれしっかりしてくれ
【赤屍蔵人@GetBackers-奪還屋-】
【状態】健康
【装備】メス
【道具】支給品一式 缶詰×25 テント
【思考】基本:グンマーを探索する
1:ネウロについていく
※彼らの首輪は一時停止しているようです
-
キョウスケはゆかりから逃げ続ける事しか出来なかった。
エンシェントソードの前では、銃で牽制しつつ逃げるしか、キョウスケに手札は残されていなかったのだ。
しかも、ゆかりは不思議のダンジョンで鍛えられており、軍人のキョウスケでさえも逃げ切れなかった。
(駄目だ、今回ばかりは突破口が見つからん……)
そんなキョウスケだが、一人の少女とすれ違いそうになった。
そして、その少女が雷に焼かれた。
キョウスケの目の前で。
(仲間の仇から逃げ続けるどころか、無関係な人間まで巻き添えに……俺は……)
それは、怒りだった。
目の前で二人の人間を殺されたという怒り、そして、それを防げなかった自分への怒り。
それは、キョウスケの原動力となるのに時間はかからなかった。
「ただ、撃ち抜くのみ!」
自信に気合を入れ反転し、捨て身の射撃を試みるキョウスケ。
それを見たゆかりはエンシェントソードを振るう。
雷に焼かれるキョウスケだが、ゆかりもまた銃弾に頭を貫かれていた。
そう、キョウスケは雷が来るよりも早く銃を撃っていたのだ。
【一日目・13時10分/東京都渋谷】
【キョウスケ・ナンブ@バンプレストオリジナル 死亡確認】
【四季映姫ヤマザナドゥ@東方Project 死亡確認】
死因:雷
【結月ゆかり@VOCALOID 死亡確認】
死因:射殺
-
熊本か、なんかそこらへんにあると言われている隠れた県、熊岡県。
そこで、クマの虐殺や、クマの斬首。挙げ句の果てには少女の覚醒。
そんな不思議な県にある一人の男が来訪していた。
「うわあああぁ! くっ、熊の死体ですと!?」
それは、斬首されたフリッピーの死体。
それを発見したクマのようなブタのような……そんな大きい体格と、ネコのような上唇を持つ青年が絶叫しているところであった。
「どうやら軍服を着た緑色のクマのようですが……そんな漫画のような生き物を見たのは、前代未聞ですぞ!
しかも、首を切られて……あわわわ、いくら殺し合いが起きているとはいえ、これは明らかに異常ですなぁ……」
彼は【超高校級の同人作家】山田一二三。
学園祭で1万部もの同人誌を完売させた偉業を持つ、同人界のカリスマ的存在である。
希望ヶ峰学園に入学。そしていつの間にやら白黒の謎のクマ。コロシアイ学園を命じられてから……そんな間もない頃。
彼は、いつの間にやら学園から抜け出していた。それは、モノクマの口から語られた。
「まさかあの時は、『大統領がコロシアイを宣言したからここから出ていいよ』なんて言われるとは夢にも……
しかも、世界は人々が殺し合うまさにYouはShokな世界……
これも……モノクマの仕業なんでしょうかねぇ?」
山田は思考を巡らせる。
さすがに高校生名探偵とはいかないが、彼もそれなりに知力はある。
しかし――矢張り真実は頭から出てきはしない。
「……とにかく、この死体は埋葬しておくことにしましょう。
いくら奇妙な生き物だからといって、放っておくのも可哀想ですからな……」
そう言って山田がフリッピーの死体に手を触れる瞬間だった。
「待ってよ山田クン!」
「うおっ!? モノクマァ!?」
そこにいたのは――
白い左半身に黒い右半身。
右の片方の口が悪魔のようにせり上がり、左目は赤く光っている。そんなクマ――
そう。モノクマだった。
「あれ? もしかして埋めようとしてた?
山田クンって結構優しいんだね! もっと狼狽えて逃走しそうなキャラだと思ったんだけどなぁ〜」
モノクマは相変わらず顔をニヤニヤさせながらいつもと変わらない様子で減らず口を叩く。
「それで……なんの用なんですか。
もしかしてモノクマもこれに用事があるというのですか?
はっ、もしかして……共食い?」
「んなわけないじゃーん!
絶望の使徒・テラカオス誕生の材料にするだけだよ!
……はっ。言ってしまった……!」
「……見事に語るに落ちてますなぁ。
で、テラカオスってなんなんですか!? まっ、まさか……悪の大魔王を降臨させるとか、そんな厨二的な?」
「ま、そんなもんかな。混沌の大魔王って言った方がしっくりくるんだけどさ!」
-
モノクマは、自分が知っていることを大体話した。
そのために自分と同じ思想を持つ者たちと徒党を組んだこと。
そのために大統領である野田総理を傀儡として利用したことを。
そして、テラカオス誕生のために色々な材料を集めていることを。
……本来言ってはいけないはずの絶望的な真実を、彼は語るに落ちていた。
「なっ、なんですかそれ!?」
「まぁ、シックスクンとかはなんか殺されちゃったみたいですけどね!
まあ絶望の芽を摘んでたんだから、いつか相応の絶望が来るとはよそうしてたけど……
うぷぷぷ、絶望のための栄養になったんだから、それもまた絶望的にOKなんだけどね!
ちなみに、ボクだけじゃないよ……日本中にボクの仲間はいっぱいいるからね! 以前までに出てるのは本当にごく一部なんだからね!
ま、ボクもですけどね……ボクも本当にただの一部……そもそもボスとかそーゆーのいないんですけどねー!
ぶひゃひゃひゃ、絶望的だねー! いるとすれば、コーホーとか言ってる黒づくめの仮面の人ですかね。計画立案者はその人みたいだし。
まあボクも希望ヶ峰学園の学園長としてプロジェクトテラカオスに賛同したわけだけど、当然後悔はしてないよ。
だって、コロシアイ学園生活よりも、もっと早く簡単に絶望を与えられる……だからボクもこの計画に乗ったんだし?」
「な……なんてことだ……
いつの間にか世界がこんなことになっていたなんて……
最早、二次元と三次元の区別が……これこそがまさにテラカオスですぞ!?」
「うぷぷ……だからこそ、このコロシアイで大虐殺を行っていた、このフリッピー。それも凶暴性のある人格を手に入れようとしたんですよ。
テラカオス化の進行には、やっぱり混乱という名の絶望……それが必要不可欠だと思ったのです! だから、ボクが思いついたのが、ナノマシンを混入させた水に、更にボクたちが改良を加えて進化させようということですよ! いや、改悪かな?」
「えっ……それは……つまり……」
「おっと、お話はこれまで!
ボクの話を聞いたからには無事では帰さないよ! 山田クンには開発実験の実験台になってもらうからね!」
「えっ、なんで……僕が……?
……ぁ、なんだか――ねむ――――」
――――山田の意識はそこで途切れた。
「……うぷぷぷ。麻酔銃を持ってて良かったよ。
それじゃ、ボクはみんなと合流しようかな」
プロジェクトテラカオスは、新たな段階へと――登り始める。
いや、降り始める?
「そういや、テラカオスの理とかいうイレギュラーが気になるけど……まあいいや」
【一日目・13時02分/日本・熊岡県】
【モノクマ@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】
【状態】健康
【装備】フリッピーの死体、腕時計型麻酔銃@名探偵コナン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:テラカオスを生み出し、全人類を絶望させる
0:新たなテラカオス化の材料のため新たな実験をする
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものはオシオキする
2:本部へ帰還し、実験を遂行する
【山田一二三@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】
基本:昏睡中
0:――――――――
-
色々とつけ忘れたので修正します
【モノクマ@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】
【状態】健康
【装備】フリッピーの死体、腕時計型麻酔銃@名探偵コナン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:テラカオスを生み出し、全人類を絶望させる
0:新たなテラカオス化の材料のため新たな実験をする
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものはオシオキする
2:本部へ帰還し、実験を遂行する
3:テラカオス誕生後の彼ら(幹部)に対してはどうしようかな……
※主催側の一員です。科学技術班としてプロジェクトに参加しています
※テラカオスについては盗み聞きにより知っています
-
転送ゲートによって主催の本拠地にある自分の研究室に戻ったモノクマは、さっそく実験を開始していた。
他に誰も人が通らない区画に研究室を作った為、邪魔が入る心配は無い。
「うぷぷぷ、山田クンにはこの新型ナノマシンを投与してあげるからね」
そう言って麻酔で眠っている山田に注射するモノクマ。
あとは、計器を見ながら山田が目覚めるのを待つだけになるはずだった。
「あれ、なんかシュミレーションよりも数値が上がって……まずい!?」
モノクマが気付いた時にはもう遅かった。
山田の身体が急激なテラカオス化に耐えきれず、自壊して内包するエネルギーをブチ撒けようとしてたのだ。
実は、テラカオス化の進行による変化は、テラカオス化する際に耐えきれず身体が自壊するのを防ぐ為に起こるものだったのだ。
そして、モノクマの作った新型ナノマシンは、そのプロセスを簡略化する事でテラカオス化の進行を早めるというものだった。
勿論、それは、安全装置兼リミッターを外すも同然のことである。
「ひいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!」
自分の仕出かした重大な計算ミスに気付き、思わず悲鳴を上げるモノクマ。
山田が自壊した際に放出されるエネルギーは、自分の研究室を破壊しつくすには十分だったからだ。
必死に逃げ出すモノクマだが、それは失敗した。
パニックになるあまり、ドアの開閉に必要なカードキーを落としてしまったのだ。
「助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて」
恐慌状態になり、ドアに何度も体当たりするモノクマ。
絶望を与える側だった彼は今、絶望する側になっていた。
そして、山田が自壊し、モノクマは研究室ごと破壊しつくされた。
【一日目・13時15分/九州ロボ・モノクマの研究室跡】
【山田一二三@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 死亡確認】
死因:自壊
【モノクマ@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 死亡及び再起不能確認】
死因:身体を完全破壊
-
一方、モノクマの本体もまた、モノクマを通じて発狂し、自害していた。
【一日目・13時15分/九州ロボの何処か】
【モノクマの本体@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 死亡確認】
※原作のネタバレ防止の為、名前はこの表記です。
-
「んー、こりゃひでえ。どこもかしこもメチャクチャか。
まさに『無残な状況』だぜぇ」
山田の自壊により無残にもバラバラと化したモノクマの技術室。
そこでモノクマと同じくプロジェクトテラカオス、科学技術班のバッジを着けた黄色のカエルかなんだか分からない宇宙人がいた。
彼はゾディアーツ化して火野ケンイチと共に行動している宇宙人、ケロロ軍曹の部下で、ケロロ小隊作戦通信参謀、クルル曹長である。
加入理由は『面白そうだから』らしい。
大爆発により発生した轟音を聞きつけここに来たのである……が。
「あー、ナノマシンの実験とかどうとか言ってたなァ。これを見る限り失敗したと見ていいな。
クックックッ。いきなりプロセスをすっ飛ばそうとするからこんなことになんだよ。まっ、アイツラのやってることはわからないぜぇ。総理大臣まで利用して殺し合いさせちまうんだからよ」
クックックッ。
そんな笑い声をあげながらほくそえむ黄色いカエル。
そんなとき、彼はあるものを見つけた。
そう。爆発の際培養液から割れたフリッピーの死体である。
モノクマや研究室は全壊したはずなのに、爆発の原因となった彼自身の肉体はは硬い培養液の容器に守られてほぼ傷のない。いや首だけ斬り傷のある死体として残っているのはまさに皮肉であろう。
「あー、こりゃ前半参加者を大量虐殺してた暫定トップマーダーか。まさかブタに殺されるとは思わなかったけどな。
…………クックックッ」
クルルはなにやら良からぬことを企んでいた。
いつにも増して黒い笑いを浮かべている。
そして、彼はあることをするため、研究室に向かって行った。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
-
「お前のDNA、使わせてもらうぜぇ。ちょっと面白れぇことになりそうなんでなァ」
クルルはなにやらよくわからない機械にフリッピーの身体をスキャンさせる。
すると、その機械のモニターに彼のDNA情報が明確に記載されたのだった!
「コイツの殺人鬼の人格のデータをナノマシンに組み込む……
これでナノマシンにはこのクマのデータが入るはずだぜぇ」
モノクマが失敗した理由。
それはモノクマが『テラカオス化』を目的としてナノマシンを改悪したからである。
初めからテラカオス誕生を目的として作られたため、いろいろ大事なプロセスをすっ飛ばした結果があの大惨事である。
しかし、クルルはあくまで班の一員というだけであり、本来の目的については知らない。
つまり、彼は、ただの興味本位でこの実験をしたのである。
テラカオスは、狙ってやるのではなく、ひょんな些細な出来事から起こる――シックスやモノクマが大きな失敗をしたのは、テラカオスを知りすぎたためである。と自分、――――は説明したい。
「……無事完成したぜぇ。さすが俺様、どこかのクマとは大違いだったなぁ。
これで口にした参加者は殺人鬼の人格を持つはずなんだが……実験はどうするか……まっ、転送装置で参加者のディパックにでもこっそり入れとくか。失敗したとして、俺様にとっては関係ねぇからなぁ。クーックックックッ……」
こうしてクルルは無意識に、改造ナノマシンによる飲料水を発明し、こっそりと転送した。
当然だが転送は無事に済んだ。さすがケロン軍脅威のメカニズムと言うべきか。
「……面白くなってきそうだぜぇ。クックックッ……」
この飲料水がテラカオス誕生にどう繋がるかはまだ分からない。
何故なら、クルル曹長はテラカオス化を促進させるのではなく、この効果に加えフリッピーという名の殺人鬼の人格を植え付けるという付加効果を付けただけなのだから。
そしてそれは付加となるのか、それとも――――
そして、暫定トップマーダーだったクマの死体は、いまだに『呪い』のようにそこに無傷でいる。
ソノクマハ、シンデイルハズナノニ、イマニモワライダシソウダッタ――――
【一日目・13時21分/九州ロボ・クルル曹長の研究室】
【クルル曹長@ケロロ軍曹】
【状態】健康
【装備】
【道具】研究用具一式
【思考】
基本:面白そうなのでプロジェクトテラカオスに加担する
1:命令通り新たな殺し合い促進のための兵器開発を続ける
2:新型ナノマシン飲料水について報告。ついでにモノクマの死亡も
3:隊長、ハッスルしてやがるなァ
※主催側の一員です。科学技術班としてプロジェクトに参加しています。
※主催側の真意についてはまだ知りません。
【その他備考】
※フリッピーの死体がクルルの研究室に横たわっています。
※クルルの発明した新型ナノマシン入り飲料水が全参加者のディパックにこっそりと転送されました。
-
全員だとやりすぎだと指摘があり、確かにバランス崩壊が顕著だと判断したので
ランダム数人に修正します
※クルルの発明した新型ナノマシン入り飲料水が一部の参加者のディパックにこっそりとランダムに転送されました。
-
「レイプ!」
「レイプ!」
「レイプ!」
「レイプ!」
「レイプ!」
聞くのも恥ずかしくなってくるような単語が遠くから響いてくる。
老若男女関係なく、空気を震えさせんばかりの勢いで叫んでいた。大阪の天守閣にあるライブハウスでは、今が殺し合いという状況であるにも関わらずコンサートをやっている。
そこには桃園ラブもいた。黒い衣服を纏った少女と戦っていたら、いつの間にかこんな所にいた。キュアパッションのパートナーである妖精・アカルンが瞬間移動をしてくれた訳でもない。そもそも彼女の姿すら見られなかった。
だけど、それをここで考えても仕方がない。今はワドルディの方が心配だった。
案内してくれた二人には悪いと思うけどワドルディを安静にさせるのが優先だったので、ライブからこっそり抜け出してラブはここまで来たのだ。
「ワドルディ、大丈夫かな……」
ライブハウスの医務室に備え付けられたベッドで眠るワドルディの手をラブは握る。
あの戦いで気絶してから何時間も経つけれど、ワドルディは目覚める気配がない。怪我はしていなさそうだけど、だからといって大丈夫とは思えなかった。ワドルディの為に何かをしたかったけど、ラブは医者じゃないからどうすることもできない。
ワドルディが一刻も早く起きてくれるのを祈るしかできなかった。
(ブッキーだったらどうにかできたのかな? シフォンが便秘になった時みたいに。あの時はブッキーがいたからシフォンは元気になったけど、今はあたししかいないんだよね……あたしにできることがあればいいのに)
憂いを帯びた表情でワドルディを見つめながら、ラブは思わず溜息を吐いてしまう。溜息をすると幸せが逃げると昔から言われている。だけど、溜息を吐きたかった。
ライブの大合唱であまり聞こえて来なかったけど、主催者は放送を行った。朝になるまで、たくさんの人が死んでしまっている。それがラブには悲しかった。
助けられたはずの人を救えなかったし、誰かを殺そうとしている女の子を止めることができない。これじゃあプリキュア失格だった。本当なら今すぐにでも殺し合いを止める為に動きたいけど、ワドルディを放っておくわけにもいかない。
「そういえば、せつなもずっと前に今のワドルディみたいな事があったっけ……あの頃はまだ、あたし達は敵同士だったっけ」
不意に、ラブは昔のことを思い出す。
東せつながまだラビリンスの幹部・イースだった頃の話だ。あの頃の彼女は真夏の暑い日だろうと、ラビリンスの為に相当無理をしていた。その結果、せつなは倒れてしまい、ラブは医務室まで運んだ。
それからせつなの正体がイースだったことを知って、ラブは悩んだ。だけど、蒼乃美希やカオルちゃんの助言を聞いて立ち直り、イースと戦うことを決める。そして、彼女はキュアパッションになった。
そんなに昔の出来事じゃないのに、ラブにとっては懐かしく感じてしまう。
(みんな大丈夫かな……何もなければいいけど、やっぱり心配だよ……)
主催者である野田総理は日本国民全員に殺し合いをさせたと言った。その言葉が正しければ、プリキュアのみんなやクローバータウンストリートを始めとした街に生きる人達も巻き込まれているかもしれない。それにワドルディの友達だってどこかにいるかもしれなかった。
そう考えると、ライブステージだって心を躍らせることができない。いつもなら浜田雅功や鹿目まどかと一緒に盛り上がっていたかもしれないが、今はそれどころではなかった。
あそこにいる人達はこんな状況であるにも関わらず、音楽を楽しんでいた。もしもスイートプリキュアのみんながいたら、きっと喜んでいたかもしれない。
「……そうだよ! あたしはプリキュアだから、落ち込んじゃ駄目だよ! 落ち込んでいたら、ワドルディだって悲しむって!」
ラブは両手で頬をパン、と叩きながら、自分にそう言い聞かせた。
本当なら落ち込んでいる場合ではない。むしろ、みんなを励まさなければいけなかった。みんなを支える立場なのプリキュアが悲しんでいたら、誰がみんなを支えるのか?
もしもここに美希がいたら、また引っ叩かれる所だった。
「ごめんねワドルディ。あたし、どれだけ辛くても頑張るから……あなたのことだって守ってみせるから!」
未だに眠っているワドルディに、ラブは優しく告げる。
「……おーい!」
その瞬間、部屋の外から女の子の声が聞こえてくる。会場の大声に負けないくらい、凄い声だった。
それを聞いたラブが振り向いた瞬間、ドアが勢いよく開かれた。それに驚いたラブはピクリと身体を震わせてしまう。
「お待たせー!」
少女は姿を現した。
あまりにも唐突すぎてラブも一瞬だけ目を見開いてしまう。しかし、現れた少女の姿を見てすぐに笑みを浮かべた。
-
「あなたはもしかして……マナちゃん!?」
「そうだよ、ラブちゃん!」
「おまたせシャル〜!」
そこに現れたのは、フレッシュプリキュアとは違うプリキュアであるドキドキプリキュアの一人。ジコチュー達と戦っているプリキュアの一人、キュアハートに変身する少女だった。
その名を相田マナ。妖精シャルルとパートナーを組み、大貝第一中学校の生徒会長である少女だった。ちなみに全開ロワに参戦したキュアハートとは関係ない……かもしれない。
そんなマナの隣では今、シャルルが飛んでいる。
「話は大体聞いたよラブちゃん! 大丈夫! このあたしが来たからには、もう大丈夫だから!」
胸を張ってそう宣言する相田マナを見て、桃園ラブは満面の笑みを浮かべた。
【一日目・13時20分/日本・大阪・ライブハウスの医務室】
【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】
【状態】健康
【装備】リンクルン@フレッシュプリキュア!
【道具】基本支給品一式、大量のドーナツ
【思考】
基本:絶対に殺し合いを止めて、みんなが助かる方法を探す。
0:マナちゃん!?
1:誰かを探しながら、ワドルディを守る。
〔備考〕
※9期とは関係ありません。
【ワドルディ@星のカービィ】
[状態]:気絶なう
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない。
1:桃園ラブと一緒に行動する。
〔備考〕
※6期とは関係ありません。
※アニメ出展なので、喋る事ができません。
【相田マナ@ドキドキ!プリキュア】
【状態】健康
【装備】シャルル@ドキドキ!プリキュア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いを止める。
0:もう大丈夫だから、ラブちゃん!
1:ラブちゃんと一緒にいる。
〔備考〕
※全開ロワとは関係ない……かもしれませんが、実際はどうなのかは後続の書き手さんに任せます。
※上記以外に何を考えているのかは現時点では不明です。
-
以上で投下終了です。
-
夜神月はナルガクルガから逃げていた、しかしそろそろ限界でもあった
(ああ、もう無理だな足も限界だ)
そうして、なんか達観しかけて足元がおるすになっていたのか
おもいっきりこけた
こけるとき顔面を地面にぶつけた
そしてあわてて振り向くと目の前にナルガクルガがいた
(あ、終わったなこれ)
そして夜神月は死を覚悟し目をつぶった
ナルガクルガはそのまま月を殺そうとした瞬間
ナルガクルガが吹っ飛ばされた、そしてそのままナルガクルガは近くにあった塀を壊し家に衝突する
そして、月が目を開けるとそこには金髪の槍をもった男が立っていた
しかし気絶はしなかったようですぐに起き上がり、自分を吹っ飛ばした人物のところへと一気にせまった
そして、攻撃を行おうとしたが金髪の男の一撃がナルガクルガを襲いそのままナルガクルガの命を奪った
【ナルガクルガ@モンスターハンターシリーズ 死亡確認】
そして、金髪の男、ラインハルト・ハイドリヒはつぶやく
「強いと思ったのだが案外弱かったな」
【一日目・13時20分/日本・千葉県】
【ラインハルト・ハイドリヒ@Dies irae】
【状態】健康
【装備】聖約・運命の神槍(ロンギヌスランゼ・テスタメント)@Dies irae
【道具】支給品一式
【思考】基本:さて、どのような強敵が現れるかな
1:野田総理の配下にしてやられたな
2:このモンスターは弱かったな
※この獣殿は存知がありません
※創造と流出は使えないもよう、ただしこれから使えるようになるかも
【夜神月@DEATH NOTE】
【状態】疲労
【装備】栄養ドリンク
【道具】支給品一式
【思考】
1:なにがおきたんだ
-
「ジャスティスワン・ザ・ワールド! 時は止まるッ!」
「そんなのありかぁぁぁ―――ッ!」
「ディおじさん、タイム連打はずるいよ」
「タイム連打ではないッ! ちゃんとチップを使ったぞッ!!」
大画面モニターに映し出される、大迫力のネットバトル。
しかし、二時間近くも戦ってるのに決着が付かない。うーん、このネットバトル素人ども。
『シグナムよ、ランダムミステリーデータの徴収が終わったぞ』
「うむ、ご苦労」
と、私はこの二時間の間、ネット徘徊兼ランダムミステリーデータで資金稼ぎ兼情報集めをしていた。
軽くジョースター家の財産以上は稼いだ、やったぜ。
しかし、疑問に思うんだが、このランダムミステリーデータは一体、いつ誰が何のために設置しているのだろうか?
『それとな、面白い情報を手に入れた』
「ほう、面白いか」
『どうやら、あの九州ロボを作ったのは光祐一郎という男らしい』
「それは知っている」
『……だが、本来彼は九州ロボをこの殺し合いとは別の目的で作ったらしい』
「別の目的……か」
正直、どうでもいいが、一応驚いておく。
私にとっては本当にどうでもいい。殺し合いの次にどうでもいい。
……一応、対主催だからね。働きたくないけど一応は。
そんな時であったか……上条さんの頭上に何やら人影が……
まさかとは思うが、ワープという奴か? 科学の力ってすげー。
というより、上条の不運もここまでくると逆に笑えないな。
まあ……上条さん、上から来たぞ、気を付けろッ!
「リアル・ガッツシュート!!」
瞬間、一人だけ反応した熱斗少年が思いっきり何かを投げた。
いや、投げたでは語弊であった……正確には殴り飛ばした。
あれは……デイバックに入ってたデカオと呼ばれていたネットバトルガチ勢だ。
すごい勢いで放たれたデカオと呼ばれていたネットバトルガチ勢は上からの襲撃者にぶつかった。
そして、凄い真顔で襲撃者に言い聞かせた。
「男同士の真剣勝負であるネットバトルの邪魔をするんじゃない」
「………!?」
……ヤバい。
真顔なのも相まって殺気というかそういうのが凄まじくなってる。
ここまで殺気はこのシグナムも感じたことはなかった。
「……これがネットバトル……!」
『いや、恐らくは違うと思うが?』
そして、デカオと襲撃者は大画面モニターにぶち当たった。
そのまま、襲撃者は動かなくなったが、デカオと呼ばれていたネットバトルガチ勢は立ち上がりデイバックの中に戻った。
しかし、大画面モニターの液晶がぶっ壊れてしまった……ふむ、これで上条さんとディおじさんの決着は付けられない。
「プラグアウトだッ! デューオ!」
『……ふむ(安心)』
「こっちもプラグアウトだ、シャドーマン」
『御意』
一時中断となった……もう引き分けでいいだろ、これ。
しかし、一つだけ分かったことがあった。
「貴様、ジョースター家の者ではないなッ!」
「だから、さっきからそう言ってるじゃないですか!!!」
上条さんはジョースター家のものではなかった。ですよねー。
-
「それにしても、ディおじさん、そんなネットバトルしてたら、いつかデリートされちゃうよ?」
「知ったことではないッ! ……と、言いたいが、回復用のサブチップがないッ!」
残りHP一桁だからね。
ムラマサを振れば最高威力が出せそうだ。
『そうだ、熱斗君、あの豆で回復できるんじゃないかな?』
「そうだな、ディおじさんちょっとそのPETかしてくんないかな?」
「いいだろうッ! 壊すなよ、熱斗!」
そして、熱斗少年はディおじさんからPETを受け取った。
……あれがPSPであることは今は放っておいてもいいだろう。
そして、PSPのディスク居れるところを開いて……
「仙豆だ、食え」
PSPの中に5粒ほど豆を詰め込んだ。
すると、不思議なことが起こった。
▽デューオのHPは全回復した。
「なっ!?」
まあ、仙豆だからね。
これにはディおじさんも驚愕していた。
PSPでネットバトルするような奴が驚いているということは相当なことだろ。
「しかし、さっきの男は一体なんだったんだ?」
「デカオだよ」
「違うそうではないッ! アイツだッ! ……って、あれ?」
ディおじさんはモニターに磔になっていた男の方を指差した。
しかし、そこには何もなかった。逃げたのか……しぶとい奴め。
【一日目・13時30分/日本・秋葉原】
【光熱斗@ロックマンエグゼ】
【状態】健康、激しい怒り
【装備】自分のPET(ロックマン入り)
【道具】支給品一式×2、大山デカオ@ロックマンエグゼ、大山デカオ@ロックマンエグゼ2
デカオ(ロックマンエグゼ3)が作ったおべんとう、チップトレーダー@ロックマンエグゼ、
大量のガッツマンのチップとバグのかけら、ガンデルソル3(実物)ネオバリアブル(実物)
大山デカオ@ロックマンエグゼ3(BLACK版)、大量の金、他不明
【思考】基本:野田総理にネットバトルを挑んで勝つ!
1:プリズムとフォレストボムのチップを探す
2:その為に色んな人にネットバトルを挑む
3:上条(ジョジョ)さんとディおじさんの決着をつけさせる
4:千石うぐいすと末原恭子を野田総理に引き渡す、その際にネットバトル挑む。
【ロックマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】ロックバスター
【道具】なし
【思考】基本;熱斗をサポートする
1:野田総理がネットバトルを受けてくれるか、心配。
※PETの中にいます
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康、自称フリーター
【装備】レヴァンティン
【道具】支給品一式、PET(カーネル入り) 、大量の資金とかチップ
【思考】基本:働かなくて済むように動く
1:二人についてくる
2:野田は倒す
3:上条(ジョジョ)か……一理ある
※今までとは別人ですが記憶を受け継いでいます
-
【カーネル@ロックマンエグゼ】
【状態】HP満タン
【装備】カーネルのブレード
【道具】なし
【思考】基本;ロワの破壊
1:今は(仕方ないので)シグナムに従う
※PETの中にいます
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康、不幸
【装備】PET(シャドーマン入り)
【道具】エスパー伊東@現実
【思考】
基本:
いいぜ ヘ(^o^)ヘ
|∧
/
野田総理が
何でも思い通りに
出来るってなら
/
(^o^)/
/( )
/ / >
(^o^) 三
(\\ 三
< \ 三
..\
(/o^)
( / まずは
/く そのふざけた
幻想(ロワ)をぶち殺す
1:知り合いに会いたい
【シャドーマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP90%くらい
【装備】ムラマサ
【道具】なし
【思考】基本:上条に従う
1:敵は殺す、慈悲はない
※PETの中にいます
【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】疲労、全身にダメージ
【装備】PSP(デューオ入り)
【道具】支給品一式×3
【思考】基本:ネットバトルを極める
0:主催を倒すのはこのディオだッ!
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:熱斗達にネットバトルを挑むのは後回しだ!
4:ディカオ・ビッグマウンテンには気を付ける
【デューオ@ロックマンエグゼ4】
【状態】HP満タン
【装備】ジャスティスワン、ザ・ワールド
【道具】なし
【思考】基本;とりあえず、ディオを見守る
1:回復したぞォォォォッ!!
※PSPの中にいます
-
傷ついた身体を引きずりながら、大尉は歩く。
彼に『ネットバトル』という戦いはまさに未知のものであった。
ならば、自分もPETを手に入れ、ネットバトルすれば、勝てるのではないかと考えも出てきた。
しばらく、大尉が歩くと放置された一つのデイバックを発見した。
そして、その中には――――
「…………!」
一台のPETが入っていた。
さらにネットナビもいた……その名は……
「おまたせ……ってなんだ、お前は!?」
「…………!」
まるで野獣のようなナビ、ビーストマン(先輩)である。
【一日目・13時40分/日本・東京のどこか】
【大尉@HELLSING】
【状態】全身にダメージ
【装備】モーゼルM712@HELLSING、PET(ビーストマン入り)
【道具】支給品一式×2
【思考】基本:命令に従う
0:一先ず、ネットバトルの練習をする
【ビーストマン@ロックマンエグゼ3】
【状態】HP満タン
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本;PET所有者に従う
※PETの中にいます
-
今回のカオスロワには二人の◆6/WWxs901s氏が存在する。
一人は大正義巨人軍のエースとしてからくりドームでカオスロワ式野球の試合を行っているカオスロワ書き手出典の彼だ。
もう一人はVOCALOID達のプロデューサーであり、健康法によって壮年でありながら20台に見えるカオスロワ出典の彼だ。
そして、後者の彼は長くて丈夫な棒の先に支給品のナイフを取り付け、布で固定した手製の槍を片手に埼玉県を歩いていた。
「くそっ、僧侶も白熊もVOCALOID達も、まるで痕跡が見当たらねえ!」
彼はまず、ミクとKAITOが向かっているという東京を目指していた。
僧侶と白熊を優先したかったが、彼等の居場所はまるで掴めなかったのだ。
それどころか、探している人物の大半は既に死んでいるのだが、彼はそれを知るはずもなかった。
そんな彼は、一人の太った少女と一つの惨殺体を見つけることとなる。
「お兄ちゃん、また一人殺したよ。もっと殺して生き残るからね」
少女の名は剛田ジャイ子。
彼女はもともと熊岡県に居たが、クルルの転送装置のテストとして関東平野に転送されてしまっていたのだ。
そして、近くにいた参加者をスタンド全員でリンチして殺害したところを6/に発見されたのだ。
(悪いが、VOCALOIDに危害を与える可能性のある奴を生かしておく訳にはいかないからな)
そう心の中で呟き、手製の槍でジャイ子の頸動脈を切断する6/。
しかし、彼の目の前で、ジャイ子の傷は瞬時に塞がっていた。
驚愕する彼に6方向からの打撃が襲い掛かった。
「あれ、私、生きてる?」
『これが俺らの能力だよ』
『俺らの内一人を身代わりにしてジャイ子を復活させるんだ』
スタンドを構成する一人を生け贄にして復活する、それがジャイ子のスタンドの能力だった。
それにより、ブタゴリラと引き換えにジャイ子は復活したのだ。
『お前は俺らが必ず守るからな』
『だから、生き残れよ』
「……ありがとう。お兄ちゃん達。なるべく消さないようにするから」
こうして、参加者を殺す事で生き残るという決意を新たにするジャイ子であった。
『ジャイ子ちゃん。僕も頑張るからさ』
『アッポー!』
「あんたらはいらないから身代わりになって消えろ」
【一日目・12時45分/日本・埼玉県】
【剛田ジャイ子@ドラえもん】
【状態】覚醒、狂気
【装備】スタンド『ジャイアン×4&ジャイアント馬場withスネ夫』
【道具】支給品一式
【思考】
基本:他の参加者を殺して生き残る
1:お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱい
お兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達がいっぱいお兄ちゃん達……でも、馬場さんとスネ夫さんはいらないや
【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ 死亡確認】
【シレン@風来のシレンシリーズ 死亡確認】
-
ピーンポーンパーンポーン♪
午後14時、バトルロワイアル開始から二度目の定時放送が日本中に響き渡る。
アナウンスを勤めるのは前回と同じく野田総理である。
「七時間ぶりだが、野田だ。
今回は色々と参加者である全ての者に伝えたいことがあるが、まずは定時放送だ。
では死者を読み上げるぞ、七時間前より死人が多いから聞き漏らさないように。
では、発表する。
アルヴィン、ジラ、先導エミ、ティガニキ、お魚くわえたドラ猫、トランプ兵×いっぱい、ホッシー、
ドクター中松、お注射天使リリー、村田、吉村、アレルヤ・ハプティズム、草壁メイ、フグ田サザエ、
志村新八、キュアピース、孫悟空、ジャポニカ王子、コニーちゃん、ゴンさん、ネガタロス、
ヒトデヒットラー、コマサンダー、サイ怪人、ピンクラビットイマジン、シュバリアン、親子丼ドーパント、
イカジャガーヤミー、野球仮面、リザードダブラー、ショッカー戦闘員×大量、悪魔神官アントリア、
パズー、ダッフィー、ドクター・ギバ、無敵将軍、ラディッツ、ギロロ、ジョン・ランボー、秋山澪、
キャプテントンボーグ、ジョウカエン、その他岩手県民、柊かがみ、保阪、ギャルA、ギャルB、本郷猛、
大山デカオ(ディカオ・ビッグマウンテン)、フリッピー、マルコ・ボット、ポックル、タケシ、タケシ、
エリック・カートマン、日本政府軍、一塁塁審、矢部明雄、ヒ・ダリ、くま、メタモン、横井るみ、
フィロキセラワーム、茂野吾郎、ホモォ、蕎麦屋さん、菊地真、萩原雪歩、星井美希、
マドハンド×いっぱい、ブラッドハンド×いっぱい、マスターハンド、クレイジーハンド、
激おこぷんぷん丸、ハバネロ男爵、ラッセル、長友祐○、ブラストマン、メットール×20、
サマナ・フュリス、トール・ケーニヒ、ジョブ・ジョン、ヨハン・トリニティ、クロト・ブエル、ガイア、
ギャオスベイダー、安心院なじみ、アンドリューW.K.、シン・アスカ、ハクオロ、松岡勝治、山下さん、
重音テト、ハンター、シャア・アズナブル、ブラックジャック、ダークミヤビ、オタチ、俺、
田所 (野獣先輩)、フロストバイト、歌愛ユキ、ハム蔵、ラミー、機械獣ダブラスM2、魔王オディオ、ひで
KAITO、大宇宙の大いなる意思、カーズ、閻魔大王、猪狩進、オールアメリカ、加藤良三、
ボブ・デービッドソン、真竜ニアラ、太陽少年ジャンゴ、おてんこさま、大剣人ズバーン、Lily、水野灌太、
プラシド、ガルマ・ザビ、鏡音リン、エアーマン、ペガサス、六代目三遊亭円楽、古明地さとり、
フェイト・T・ハラオウン、南方妖怪チンポ、クマ吉、海東大樹、殺せんせー、スービエ、三角頭、末原恭子
、千石うぐいす、黒、初音ミク、ナレーション(キートン山田)、ワクワクさん、ユー子、桂言葉、
巨人小笠原、やる夫、うちはイタチ、葛西善二郎、サスケ、ジェニュイン、太田光、カメナシくん、
姫川友紀、四条貴音、???、ルーファウス、アレクサンドル・アンデルセン、三浦敏和、小牟、蔵馬、
キュウコン、八雲藍、カナン王、阿笠博士、江戸川コナン、シックス、黒井崇男、占い師、闇DAIGO、TDN、
伊藤誠・ニコ厨、千本桜ミク、平田真、田井中律、DXファイター、デッドライオン、カナディアンマン、
円谷光彦、ハザマ、アゼル、フォズ大神官、キョウスケ・ナンブ、四季映姫ヤマザナドゥ、結月ゆかり、
山田一二三、モノクマ、モノクマの本体、ナルガクルガ、◆6/WWxs901s氏、シレン……以上だ。
次は禁止エリアについて発表する。
沖縄とその他の離島全てを15時より禁止エリアとするぞ。
それからくれぐれも一歩海上に出てしまえば安全と勘違いを起こさぬように、その周辺海域も禁止エリアとする。
禁止エリアについては、以上だ」
-
次に総理は改まって、また話を始める。
「最後に全ての者に伝えたいことがある。
しっかり放送を聞いていた者はお気づきかもしれないが、先の放送で指名手配した千石うぐいす・末原恭子の両名は死亡した。
私の手で拷……失礼、間違えた。
あくまで『公正』にこの手で裁きたかったが間抜けな者がうっかり殺してしまったらしいのだ、私としては甚だ遺憾である」
この男は洗脳状態にあったとはいえ、配下に両者への抹殺命令を下したことを隠した。
実際は政府の手先である特務機関が動いたのだが、不特定の誰かの過失ということにした(そして命を捨ててまで任務を全うした者に賛辞の言葉もない)。
おそらく主催が命じながら主催が勝手に消したことに対する、参加者への反発を避けるためだろう。
多くの参加者はそのようなことは知る由もないが。
「まあ、死んでしまったものはしょうがない。
本来なら我々、政府に逆らった者がどうなるか、二人に身をもって教えてもらうつもりだったが予定を変更する。
バーダック、出番だぞ」
「おう……」
全国のテレビ画面より、野田の横に孫悟空似の男が静かに現れた。
彼こそ戦闘民族サイヤ人の戦士バーダックである。
「手筈通り、例の三箇所に撃ち込め。 くれぐれも津波は起こすなよ」
「ああ、わかっている。 威力はなるべく抑えるから安心しておけ」
総理と会話を交わした後に、バーダックは片手を天に向け三つの輝くエネルギー弾を作り出した。
「ハアアアーーー!!」
エネルギー弾は造り主の気合と共に天高くへと昇り、その後三つの軌道に分散して地球の各所に落ちていった。
その位置はちょうど、かつて大国と言われたが大災害で跡形もなく沈んでしまったA国・R国・C国の位置である。
そして――
,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__
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て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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,,-''::::二-''" .--i| .|i "- ;;:::`、
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-
――大爆発。
その瞬間、爆発の光で日本中で視界が真っ白になるような閃光と、日本中のどこにいても聞こえる爆音が響いた。
この爆発の前では、核爆弾が爆竹に見えるレベルである。
幸いなのはエネルギー弾が放たれた場所が今は誰もいない場所であったことと、威力は確かに抑えられていたために津波や地震などの二次被害は起きなかったこと、総じて日本にいる者は誰一人死んでいないということである。
しかし、今の爆発は日本より何倍も大きい大国を安々と吹き飛ばせそうな威力だ。
もし今の攻撃が日本に直撃したらどうなっていたか?
それを考えた瞬間、野田総理に反旗を翻していた対主催の多くは戦慄し、その中から恐怖に負けた対主催(対主催が必ずしも正義の味方や心強き者とは限らない)は手のひら返しをするだろう。
閃光と爆音が止んでからしばらく経ったところで、総理はテレビ越しに参加者たちに語りかける。
「――今のは、ほんのデモンストレーションだ。
我々、日本政府はその気になれば日本を十回は滅ぼせるだろう。
といっても、人類最後の砦になった日本にそんなことをすれば我々まで自滅してしまうから流石にやらないがな。
日本にいる参加者の諸君がまとめて相手になっても、我々は勝てるだけの戦力を持っているということだ。
私の言う戦力はこのバーダックだけではなく、強力な兵隊・超人・機動兵器・技術力・オカルト的なものまでなんでも揃えている。
愚かにも私の家から金を盗んだ千石うぐいす・末原恭子の二人は、相手がどれほど強大か理解していない身の程知らずだったというわけだ。
さて、諸君に問いたい。
私たちに逆らうのと、殺し合いに乗って規定の人数まで人口を減らす……どちらが簡単だろうな?」
諭すような口調から、最後は語気を強めて参加者たちをまとめて怒鳴りつけるように語る。
「……最近この殺し合いが開かれた理由忘れないか!?
この日本で全ての人間を養うには食料も水も土地も何もかも足りない以上、人口調整しなければならんのだ!
仮に殺し合いを破綻させても、あらゆる資源が足りないのにその先があると思っているのか!?
先を見据えている私たちと、後先考えない反逆者のどちらに正義があるのかよーく考えることだな!
さあ、理解したのならさっさと殺し合いを再開しろ!
ついでに私の家から次に万札一枚でも盗んだら必ず殺すからな! 絶対殺すからな!!
……少し熱くなりすぎたが、ともかく放送は以上だ」
そして二回目の放送は終わり、野田やバーダックの姿はテレビの砂嵐の中に消えていった。
――殺し合いはまだまだ続く、多大な犠牲の上で生まれる何かが世界を救うか、世界が滅びを迎えるまで――
【野田総理@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
基本:バトルロワイアルを完遂させ、自分の理想の社会を創り上げる
1:ロワを主催する
2:最悪の場合、幹部五人を人身御供にして生き残る
3:なかなかいい演説だったろ(ドヤッ)
※傀儡の主催者です。本人は気づいていません。
【バーダック@ドラゴンボール】
【状態】疲労(中)
【装備】スカウター@ドラゴンボール
【思考】
基本:テラカオスを生み出す計画を遂行する
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは殺す
2:……何も知らねえ傀儡め(軽蔑)
3:ラディッツが死んだ? 知ったこっちゃねえ
※カカロット(孫悟空)の死に気づいているか、次の書き手氏におまかせします。
-
「……」
何故かロン毛の青熊、魂の裁断者はもくもくと作業を続けていた。
勿論、都庁のリフォームである。
ピーンポーンパーンポーン♪
「……!」
その時、定時放送が流れ、やがて凄まじい閃光と爆音が轟いた。
「…………」
裁断者の野生の本能が、主催者の危険性を知らせる。
本人も言っていたが、今の行為はデモンストレーションなのだ。その気になれば、都庁にも攻撃は可能だろう。
――急がねば
裁断者だけでなく、集った魔物たちが全員同じ事を考え、作業のスピードを速める。
そもそも、何故魔物たちは都庁を占拠したのか。
共通思考は、協力し合っての生存。
これは揺るがぬ思考ではあるが、実はもう一つ、大きな目的を持っていた。
――大地の再生
それを成すために、まずは人間を滅ぼす。
愚かな人間は自分達の利益のみを考え、科学に頼り、大地への感謝を忘れ去った。
過剰な森林伐採、大気汚染、猛毒化学物質の垂れ流し……環境破壊はとどまるところを知らない。
陸・海・空、世界の自然環境はもはやどこも修復不可能なレベルだ。
裁断者たちは、身勝手な人間に住処を奪われ、滅びてゆく沢山の生物を見てきた。
帰りたい、あの頃へ。自然が豊かであった頃の時代に。
この殺し合いが開かれた時、ただ生き延びるだけであれば、世界樹の迷宮と称されるグンマーにでも逃げればよかったはずだ。
しかし彼らはグンマーには向かわず、あえてこの都庁に、都会のど真ん中へと進撃した。
グンマーの民に迷惑をかけないために。
グンマーの民は、大地をとても大切にしている。彼らは人間ではあるが、仲間でもあった。
滅ぼしたいの願う人間は、あくまで大地を想わない穢れた人間のみ。
「……」
もしかしたら、グンマー以外の地にも、とても大地を大切にする人間がいるかもしれないが、極少数だろう。
できることなら、そんな理解ある者にも手伝ってほしい、助けて欲しい。それが本音だ。
だがそれはできない。
-
都庁を狙った理由。それはこの都庁の地下深くで復活のときを待つ、大いなる森の守護者がいたからだ。
それが目覚めさえすれば、穢れた人間も、平気で環境破壊をしそうな主催者連中も、滅ぼせる。
欠点をあげるとすれば、守護者は悪意無く人間を喰らい尽くしてしまうこと。
たとえ大地への感謝を忘れないグンマーの民であっても、容赦なく喰われてしまう恐れがある。
守護者に会ったことはない。どこまで話が通じるかもわからない。だからグンマーには協力を求められない。
最終的に自分も滅ぼされるかもしれないとわかっていながら、魔物の手助けをする人間などいようはずがないだろう。
守護者を都庁に迎え入れるのは、あくまで最終手段。自分達で戦力を集め、人間を滅ぼせればそれにこしたことはない。
だからこそ魔物たちは、魔物のみの編成で、独力で大地の再生を目指していたのだが……
先ほどの主催者の攻撃で確信した。やはり、守護者を都庁に迎え入れねばならないのだと。
「……!」
都庁の外装を大体リフォームし終えた頃。
裁断者は予想外の来客に出会った。
「Эцгёдб%ω……?」
「!?」
紫色の巨大な球体、人間とも魔物とも違う、未知の存在と。
【一日目・14時30分/日本・リフォーム都庁】
【魂の裁断者@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】長くて丈夫な木の棒、支給品一式
【思考】
基本:都庁を住処にしたモンスター達で協力して生き残る
1:目の前の物体に対処
2:都庁を住み良くリフォームし、森の守護者を迎え入れる準備を整える
3:人間は見つけ次第殺す。ただしグンマーの民、あるいはそれに匹敵する人間は殺さない。
※東京都庁の外装リフォームがほぼ終了しました
※グンマーと親交があったようです
【セプテントリオン・ミザール@デビルサバイバー2】
【状態】健康
【装備】ミザール触手×2
【道具】不明品、支給品一式
【思考】
基本:視界に人間及びその仲間が入ったら殺す。相手によっては戦略的撤退
1:目の前の熊に対処
2:都庁の屋上からぶらさがってリフレッシュしたい
※超速再生無限増殖能力には制限がかかっています
-
第二回放送終了後、名古屋に赤き竜が来襲した。
それは、このロワにおいて歪みし豊穣の神樹がその存在を示唆した炎竜、偉大なる赤竜だ。
その圧倒的な力で自然を汚し過ぎた人間を粛正する為だけに、彼?はこの殺し合いに乗っていたのだ。
最も、開始と同時に離島に飛ばされてしまい、今になってようやく本州に上陸できた為、殺害数は0なのだが……。
しかし、そんな圧倒的な力を持つ竜に挑む一人の男が居た。
「戦いなんてくだらないぜ、俺の歌を聴け!!」
ビルの屋上に立つその男は、そう叫ぶと手にしたギターを鳴らし始めた。
男の名は熱気バサラ。歌に情熱を注ぎ、戦争すらも歌で終わらせた熱い男である。
そして、常に彼のやる事は変わらない。
「歌い始めた頃の、鼓動揺さぶる思い 何故かいつか 何処かに置き忘れていた」
その灼熱の炎で街を焼き払おうとする赤き竜に向けて歌うバサラ。
その場にいた誰もが、それを無駄な事だと思った。
「ナマヌルい毎日に ここでサヨナラ言うのさ そうさ誰も オレの熱い思い止められない」
しかし、偉大なる赤竜は攻撃を中止し、バサラのほうを向いていた。
「Dynamite Dynamite Dynamite explosion once again」
それに気づいたバサラのハートはより熱く燃え上がり、その歌にますます力が込められていく。
「Dynamite Dynamite Dynamite explosion once again」
「……グルル、グルルルル」
バサラに注目していた偉大なる赤竜が唸り声を挙げ始める。
「Dynamite Dynamite Dynamite explosion once again」
「グルルルルル、グルルルルル、グルルルルル、グルルルルルル、グルル、グルルルル」
その唸り声はまるで、バサラの歌に合わせて歌っているかのようだった。
「Dynamite Dynamite Everyday everynaight everywhere」
「グルルルルル、グルルルルル、グルルルル、グルルルルル、グルルルルルルルル」
それはまさしく一人と一匹のデュエットだった。
【一日目・14時15分/日本・名古屋】
【熱気バサラ@マクロスダイナマイト7】
【状態】とても健康、上機嫌
【装備】ギター
【道具】支給品一式
【思考】
基本:戦いなんてくだらねえぜ、俺の歌を聴け!
1:あのドラゴン、良いサウンドじゃねえか。
【偉大なる赤竜@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】もくたん@ポケットモンスター、支給品一式
【思考】
基本:自然を汚す人間を滅ぼす。
1:なんだこの感覚は。身体の芯から熱くなるようだ。
2:グンマーの民のような人間は殺さない。
-
霧切響子。
彼女は超高校級の???(ネタバレ回避のため伏せます)である。
彼女はとある遊園地で怪しげな男たちの取引を目撃した。
取引に夢中になっていた彼女は背後から迫りくる男の存在に気付かなかった。
そして、背後から一撃受け倒れてしまい、そして何やら怪しい薬(not媚薬)を飲まされてしまった。
「一体、何が起こったの……?」
そして、響子が気付いた時には身体が縮んでしまった。
つまり、見た目は子供、頭脳は高校生状態になってしまった。
そんな彼女は今、バトロワに巻き込まれて……
伝説のスーパーサイヤ人に追いかけられていた。
☆彡
「くっ、ゴルゴムめ! 人の命を何だと思っているんだ!!」
移動中に放送を聞き、光太郎は怒りを露わにする。
自分とクライシス皇帝が氷漬けになっている間にこれほどまでの死者が出たのだ。
それを感情に出さずにはいられないのだ。
「そんな……さとり様」
「ふむ……これはゴルゴムの仕業だな」
「………そうなの?」
「そうだ……恐らくは、な」
悲しみにくれる空を皇帝は皇帝なりに励ます。
その最中、皇帝はとあることに気付く。
(人口を減らすならば、もっと効率いい方法があったはずだ……
やはり、この世界の頂点に立つものの考えはよくわからない)
そんなことを考えていた時であった。
目の前から可愛らしい格好の少女が走ってきた。
……金髪の大男を引き連れて。
「……助けなさい」
「それが人にものを頼む態度か?」
「皇帝、こんな緊急事態にそんなことを言っている場合ですか?」
「助けてください……これでいい?」
「よかろう、何をすればいい?」
「追ってきたあいつをどうにかしてちょうだい……」
「わかった、つまり、あれはゴルゴムの怪人なんだな!」
ゴルゴムの怪人ではないが、金髪の大男の名はブロリー。
伝説のスーパーサイヤ人である。
もちろん、殺し合いに乗っている、ブロリーだもの。
相手が幼女だろうと容赦はしないブロリーだもの。
「変身ッ!」
光太郎は太陽をつかむように右腕を上げ、ゆっくりと顔まで下ろす。
右腕を払い、立ち向かうことを鼓舞するかのように左腕を立てる。そして、空中へと飛び上がった。
-
「俺は太陽の子!! 仮面ライダーブラック、アールエッ!」
「さぁ、来い、ここが貴様の死に場所だぁ!!」
「ふっ、貴様一人だけにいい恰好はさせないぞ、光太郎よ」
「クライシス皇帝……?」
「少女はこの私に助けを求めてきた、ならば私が戦うのも道理であろう……見るがいいッ!!!」
皇帝は手にした携帯に『0・0・0』と手早く入力する。
――Standing By――
「変身ッッ!」
そして、ベルトに携帯を装填する。
――Complete――
もう一人の黒いライダーが顕現した。
黒き身体に赤き複眼、くしくも光太郎と似たような姿。
しかし、違う。
その右手には世紀『王』の剣―――サタンサーベル。
その左手には『帝王』の剣―――オーガストランザー。
振るう者の名は―――クライシス『皇帝』。
二つの王を従えた皇帝は―――負けることなどありえない。
「なんだお前は? なんだその姿は!? お前は一体なんなんだぁぁぁ―――ッ!!!」
「――――我が名はクライシス。クライシス皇帝だ、覚えおかなくてもいい」
溢れ出す黄金のフォトンストリームが真っ赤な刀身を包んでいく。
赤と金色の螺旋が天へとぐんぐん伸びあがっていく。
二つの剣が重なった。
「――――我が眼前から消え失せろ、オーガストラッシュッ!!」
振り下ろされた剣はブロリーの身体に命中した。
大爆発にも近い爆煙が辺りを包み込んだ。
「やったか!?」
「いや、まだのようだ!」
命からがら ブロリーは立ち上がった。
このまま回復されると非常に厄介である。
ならば、ここで倒すのが先決である。
「光太郎よ……次で決めるぞッ!!」
「はい!」
二人の黒いライダーが空高く飛び上がる。
そして、高速で、一直前で、真っ直ぐにブロリー目がけて急降下していく。
「RXキィィィィック!!!」
「皇帝キィィィィック!!!」
「「うおおおおおおおおおおぉぉぉォォォォ!!!! ぶっちぎるぜぇぇぇぇぇッッ!!!!!」」
「ばぁかぁなぁぁぁぁっ!!!」
二人の必殺キックがブロリーの体を貫いた。
文字通りの必(ず)殺(す)キックであった。
【ブロリー@ドラゴンボールZ 死亡確認】
☆彡
「つまり、君は……」
「ええ、そういうことよ」
「信じられないわ」
「……信じるかどうかは貴方たち次第よ」
「随分とマセた子供だな……」
「だから、私は高校生よ」
こうして、なんやかんやで助けられた恩もあったので……
ロリ切さんは光太郎たちと行動を共にすることを決めたのであった
-
【一日目・14時30分/日本・山梨】
【南光太郎@仮面ライダーBLACK】
【状態】健康
【装備】キングストーン、パーフェクトゼクター@仮面ライダーカブト
【道具】支給品一式、カラオケマイク
【思考】
基本:この殺し合い、ゴルゴムの仕業だ!
1:クライシス皇帝と空、響子と共に行動する
2:あの少女(歌愛ユキ)を追う
※RXに進化しました。ロボライダーとバイオライダーにはまだなれません。
【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康
【装備】サタンサーベル オーガギア@仮面ライダー555
【道具】基本支給品一式
【思考】基本:光太郎とともに主催者とゴルゴムを潰す
1:戦力を集めて、『ネオ・クライシス帝国』を建国する
2;一先ず、地球人類抹殺は置いておく。(総理を潰したら取り掛かる)
3:カラオケマイクを取り戻す
※参戦時期は仮面BLACKRX本編開始前です。
【霊烏路空@東方Project】
【状態】悲しみ
【装備】制御棒
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:???
1:光太郎たちについていく
【霧切響子@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】
【状態】健康、ロリ切さん
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:殺し合いの打開
0:殺し合いについて調べる
1:苗木くんに会いたい
-
俺と佐々木の二人は、やっとの事で大阪に着いた。
呑気こいてコーヒーを飲んでばかりもいられなくなったからだ。
「あんなに大勢の死者が出ているなんてな……」
「僕たちは甘かったのかもしれないね。本腰を入れてかからないと」
大阪に行くことにしたのは、人が集まる町だからだ。
第二の首都、と言われる場所だし、まあそれなりにな。
ハルヒ達も、俺たちの事を探しているはずだ。
無事に会えるといいが…
「うっ…!!」
な、何だ?
銃声!どこで!
そうだ、佐々木は…?
「…嘘だろ」
さっきまで一緒に居た佐々木が、血を流して倒れている。
何があったんだ?どうしてこんな…
「ぐぁっ…!!」
いてえ…
そんな、嘘だろ…
こんな、こんなところで……
@@@@@@@@@@@@@@@
二人の高校生の死骸の前に、二人の男が立っていた。
彼らは無言でうなずきあうと、その場を去っていった。
更なる惨劇を生むために。
-
【一日目・14時35分/日本・大阪】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】
【佐々木@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】
【ベン@D-LIVE!!】
【状態】健康
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実
【道具】支給品一式、クレイモア地雷@コマンドー
【思考】
基本:殺戮
【ゴゴ@ファイナルファンタジーⅥ】
【状態】健康
【装備】防弾ベスト@現実、猟銃@現実
【道具】支給品一式
【思考】
基本:物真似をする
1:ベンの物真似をする
-
「いやー、凄い地震だったね」
「けどさ、こんな地震が起きた場所ならきっと誰も来ないモヤモヤした場所になるんじゃね?」
「確かにね」
「両開きのドアや缶ジュースが支給品でもさ、他に誰も来なけりゃ生き残れるよな」
そんな会話をしているのはとある少女の起こした地震から奇跡的に生き残ったさまぁ〜ずの二人だ。
しかし、彼らは地震から生き残る事で運を使い果たしていた。
「地震の原因は戦場で寝てる只のガキだったんで気が立ってんだ。楽しませてもらうぜ」
そう言いながら血の付いたチェーンクロス片手に襲い掛かる野獣のような男、ヤザン・ゲーブルがいたからだ。
必死ににげようとするさまぁ〜ずの二人だが、中年の二人が軍人から逃げられる訳もなく、チェーンクロスが三村の頭をカチ割った。
「三村あああ!?」
相方の死に驚き、狼狽える大竹。
勿論、そんな隙だらけの相手を見逃すヤザンでは無かった。
「戦場でびびってんじゃねえ!!」
ヤザンの振るうチェーンクロスが大竹の頭に直撃した。
【一日目・14時40分/日本・岩手県だった所】
【ヤザン・ゲーブル@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康、不機嫌
【装備】チェーンクロス@ドラゴンクエストシリーズ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:戦いを楽しむ
1:大災害ではぐれた部下を探す
2:つまらん相手しかいねえ、場所変えるか
【五十嵐まゆみ@機動刑事ジバン 死亡確認】
【三村マサカズ@現実 死亡確認】
【大竹一樹@現実 死亡確認】
死因:撲殺
-
「さて、主催のところに行くにはどうすればいいか」
ラインハルト・ハイドリヒが歩きながらつぶやく
先の放送のときにバーダックの力を見てさらに放送を聞き、主催には強敵がいるのではないのかと思い
主催本部さがしているのだ
「いやまあ、その前に主催本部を探さないと」
そして、ラインハルトについていくのは夜神月だラインハルトについていくのはこの人のそばにいれば大丈夫だろうと思っているからだ
「どこにあるのだろうな」
「九州が飛んだと言うことは九州にいるのかもしれませんね」
そう言いつつ主催本部を探す
余談だがラインハルトは創造を使えるようになった、本人はきずいてはないが
【一日目・14時40分/日本・千葉県】
【ラインハルト・ハイドリヒ@Dies irae】
【状態】健康
【装備】聖約・運命の神槍(ロンギヌスランゼ・テスタメント)@Dies irae
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催本部に行って強敵と戦う
1:主催本部を探す
※この獣殿は存知がありません
※創造を使えるようになりました本人はきずいてませんが
【夜神月@DEATH NOTE】
【状態】疲労
【装備】栄養ドリンク
【道具】支給品一式
【思考】基本:ラインハルトについていく
1:主催本部に着いたら逃げようかな
-
アリー・アル・サーシェスに、主催から新たな命令が下された。
その内容は、秘密に近づきつつあるなのは組を殺せ、と言うものだった。
光彦の支給品には、キメラの翼があった。
これは、一度訪れた町に移動できるアイテムだ。
サーシェスはコレを使い、千葉県に飛んでいた。
なお、キメラの翼は使い捨てなので、一回使ったら消えてしまった。
「さあ…戦争の始まりだ」
ニヒルな笑みを浮かべるサーシェス。
そのとき、彼の前に二人の男が現れた。
(…!)
(気配も無く…こいつら一体?)
身構えるサーシェス。
しかし、次の瞬間彼は驚くべき光景を目にする。
「君も最高のリフレッシュを体験しよう!」
満面の笑顔を浮かべるのは、のび太のパパと碇ゲンドウだった。
言葉の意味が分からず、呆然とするサーシェスに、髭剃り関連グッズが差し出される。
それは、男なら誰でも使いたくなる魅力にあふれていた。
気が付けばサーシェスは、Schickの髭剃り関連グッズ一式を手にトイレに向かっていた。
-
「こいつは…すげえ!」
髭剃りが終わった後、サーシェスはその感触に感動していた。
それは、戦争などよりもすばらしいものだった。
笑顔で手を差し伸べる二人の男。
サーシェスもまた笑顔になり、その手を握り返していた。
「さあ、君も最高のリフレッシュを体験しよう!」
【一日目・14時50分/千葉県】
【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダム00】
【状態】健康、上機嫌 、ヒゲがない
【装備】熱線銃
【道具】支給品一式、ホイポイカプセルにはいったアルケーガンダム@機動戦士ガンダム00+ドラゴンボール
【思考】
1:Schick製品を宣伝する
2:主催の命令も、戦争も、もうどうでもいい
【のび太のパパ@ドラえもん】
【状態】健康、ヒゲがない
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:Schick製品を宣伝する
【碇ゲンドウ@Schick×エヴァキャンペーン】
【状態】健康 、ヒゲがない
【装備】なし
【道具】Schickの髭剃り関連グッズ一式
【思考】
1:Schick製品を宣伝する
-
15時になり禁止エリアが施行され、全ての離島と沖縄県に居た参加者は死亡した。
そして、とあるボートにも3匹?の参加者の死体があった。
その中の一匹のヘラジカに状況を理解させるのに時間を使いすぎて時間内に禁止エリアを脱出出来なかったのだ。
誰もいないボートだけが、寂しく海を漂っていた。
【一日目・15時00分/日本・沖縄県近海】
【ランピー@HappyTreeFriends 死亡確認】
【クロ@サイボーグクロちゃん 死亡確認】
【天の邪鬼@学校の階段 死亡確認】
-
「馬鹿な……この殺し合いはバイオロンの仕業ではなかったのか!?」
場所は東京都・新宿。
機動刑事ジバンこと田村直人と音無キルコは、2度目の放送において発表された死者の名前を聞いて
驚きを隠せなかった。
二人は派手に東京タワーをへし折ったのち、ボールが飛んできた渋谷方面をくまなく捜索したものの指名手配された
二人を見つける事はかなわず、仕方なく方針を変更して別方面へと進む事にしていた。
ちなみに本来ならジバンはレゾン・バイカン・スパイラスの3大メカに乗って移動しようと考えていたのだが、
何故か3機とも応答する事がなかったため「さてはバイオロンの仕業か!」といつものように断定して徒歩で
移動する事と相成った。
そして放送において呼ばれた死者の名には探していた指名手配の2名、そしてバイオロンの首魁である
ドクターギバの名が含まれている事をジバンは聞き逃さなかった。
「……ジバンさん、そのバイオロンのボスの名前が呼ばれたって事は、やっぱりこの殺し合いはバイオロンの
仕業じゃなかったんですかね?」
「信じられない事だがそうだろう。僕達が先に倒したあの怪人達の名前が呼ばれたのが放送が偽りではない証拠だ。
だがキルコ君、たとえこの殺し合いがバイオロンの仕業ではないとしても、僕は微塵も躊躇したりはしない!」
対バイオロン法第9条
機動刑事ジバンは、あらゆる生命体の平和を破壊する者を、自らの判断で抹殺することができる。
そしてこの法律である。
かつて月面からやってきた侵略者クイーンコスモのようなバイオロンではない存在とも戦ったジバン。
今更相手がバイオロンであろうとなかろうと本人にはあまり関係なかった。
まあ流石にドクターギバを始末した下手人が探し人のまゆみちゃんだとは思いもしなかったが。
「まゆみちゃんの安否も心配だ。行こうキルコ君、早く主催者の本拠地を探し出さなければ!」
「もちろんです! 私もハル先輩達を早く探さないといけませんし―――」
と、二人が決意も新たに立ち上がった時である。
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