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カオスロワ避難所スレ2

59 受け継がれる「シ」 :2013/10/04(金) 14:07:33 ID:5541QGdM0
シンフォギアの装者である風鳴翼が東京に到着した頃には、現場は混沌としていた。
僅か数時間の間に殺し合いの進行によって首都のいたるところに死体が転がっている。
東京特有の賑わいと喧騒は、あちこちから響く銃声と爆音や悲鳴に取って代わられていた。
ダメ押しに都庁には怪物たちが住み着き、時折建物を降りてきて人々を襲い喰らう始末。
彼女が本来戦っていた怪物・ノイズによる被害と同じかそれ以上の被害が街に出ていた。

大災害の影響で所属していた組織とは音信不通になり、頼りになる後輩たちとも散り散りになってしまった翼。
例え、その最中でも彼女のやるべきことは一つ、人々のために戦うことである。
方針としては戦えない一般人をひとりでも多く、巨大な伏魔殿と化した東京から避難させることだ。
途中で殺し合いに乗った者に遭遇すれば力づくでも鎮圧し、怪物は斬る――やることはノイズと戦っていた時期と何ら変わらなかった。
一人で東京全域への民間人救助は流石に骨が折れるが、運良く現場で協力者たちを得た。
大神官の幼女フォズと、精霊術の使い手の青年アゼルである。

「罪なき人たちを見捨てるわけにはいきませんもの!」
「人助けなら協力させてもらうぜ!(これこそまさに主人公っぽい行動だよなww←本音)」

二人の協力によって、より多くの民間人が東京から避難できただろう。
救出活動は今でも続いており、現在は街中をうろついていたラッコのぼのぼのを回収し、東京の外へ逃がすつもりだ。

「ツバサおねえさんたち、いきがあがってるよ? だいじょうぶ?」

三人に他県へ誘導されてるぼのぼのは、能天気ではあるが観察力に関しては一級品であった。
彼のつぶらな瞳は、終わりの見えない救助活動で三人の疲労が蓄積されているのを見抜いていた。

「……流石に疲れが溜まってきましたね」
「なあ、翼、そろそろ休憩しないか?」
「何を悠長な……と言いたいところだがこれ以上は少しでも休まないと身が持たないか。
この子を東京から逃がしたらどこかで休憩に入ろう」
「わかりました」
「主人公たるもの無茶は禁物だしな」

翼としては多少の無茶を承知で人命救助に打ち込みたかったが、これ以上の疲労蓄積は救助活動そのものに支障がでる危険性があったため休む

ことを選択したのだ。
シンフォギアをもってしても短時間で多大な負担を強いられる、それだけ東京は過酷な激戦区と化しているのだ。
屈強な戦士でも生半可な覚悟では死ぬか心が折れるほどの場所、東京。
しかし、翼は高い戦闘技術で死を回避し、それ以上に心を折らない理由を持っていた。

(立花も雪音も司令たちもどこかで人々のために戦っているはずだ。 装者である私がくじけるわけにはいかないしな)

行方知れずの仲間たちもどこかで生存して戦っていることを信じているからこそ、彼女は彼女の戦いをやめないのだ。
多少の休憩を取ったら、また身を削ってシンフォギアの剣を罪なき人々のために振るっていくのだろう。


青いシンフォギアを纏っている故に耐久力は集団で最も高い翼は、仲間たちより先行して安全なルートを見極めて一行を誘導していく。
その最中に『何か』がバサリと彼女に襲いかかった。

「うわぁッ! ゴホッゴホッ!」
「翼さん!?」
「おい、どうしたんだ翼!」
「……いや、塵を被っただけだ。 ゴホッ!」

翼はどこかから飛来してきた大量の塵らしきものを頭から被っっていた。
怪物の襲撃やマーダーの放った凶弾なら予測できたものの、風によって巻き上げられた塵は予測だにしてなかった。
彼女は咳き込み、髪にまとわりついた塵を払い落としていく。
その様子に仲間たちは警戒をとき、胸を撫で下ろす。

「なんだよ、ビックリさせんなよ」
「魔物かと思いました……」
「驚かせてすまない……クッ、少し目に入ったようだ……」









「うわあああああぁあああぁあああぁあああぁあああぁあああッ!!!」




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