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カオスロワ避難所スレ2

87 匠たちのリフォーム・未知との遭遇編 :2013/10/10(木) 23:03:14 ID:9u.mbbYk0
「……」

何故かロン毛の青熊、魂の裁断者はもくもくと作業を続けていた。
勿論、都庁のリフォームである。

ピーンポーンパーンポーン♪

「……!」

その時、定時放送が流れ、やがて凄まじい閃光と爆音が轟いた。




「…………」

裁断者の野生の本能が、主催者の危険性を知らせる。
本人も言っていたが、今の行為はデモンストレーションなのだ。その気になれば、都庁にも攻撃は可能だろう。

――急がねば

裁断者だけでなく、集った魔物たちが全員同じ事を考え、作業のスピードを速める。

そもそも、何故魔物たちは都庁を占拠したのか。
共通思考は、協力し合っての生存。
これは揺るがぬ思考ではあるが、実はもう一つ、大きな目的を持っていた。

――大地の再生

それを成すために、まずは人間を滅ぼす。
愚かな人間は自分達の利益のみを考え、科学に頼り、大地への感謝を忘れ去った。
過剰な森林伐採、大気汚染、猛毒化学物質の垂れ流し……環境破壊はとどまるところを知らない。
陸・海・空、世界の自然環境はもはやどこも修復不可能なレベルだ。

裁断者たちは、身勝手な人間に住処を奪われ、滅びてゆく沢山の生物を見てきた。
帰りたい、あの頃へ。自然が豊かであった頃の時代に。

この殺し合いが開かれた時、ただ生き延びるだけであれば、世界樹の迷宮と称されるグンマーにでも逃げればよかったはずだ。
しかし彼らはグンマーには向かわず、あえてこの都庁に、都会のど真ん中へと進撃した。
グンマーの民に迷惑をかけないために。
グンマーの民は、大地をとても大切にしている。彼らは人間ではあるが、仲間でもあった。
滅ぼしたいの願う人間は、あくまで大地を想わない穢れた人間のみ。

「……」

もしかしたら、グンマー以外の地にも、とても大地を大切にする人間がいるかもしれないが、極少数だろう。
できることなら、そんな理解ある者にも手伝ってほしい、助けて欲しい。それが本音だ。
だがそれはできない。




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