レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
-
どんどんこーい。
-
「…でも、やっぱり男の時と同じようにはいかなかったんだ。 体力も、人の見る目も、親も、全部に僕はもう男じゃないって教えられたんだ」
冗談混じりに、笑いながら、彼女は話を進めた。 眉をハの字に垂らして、肩を竦めて見せた。
でも僕には、どうしても彼女が無理をしているように思えて仕方がなかったんだ。 だって―――
「だから、今はもう言葉遣いも直して女の子としてやっていこうって決めた。 たまに戻っちゃう時もあるけど、ね」
―――これじゃあ、彼女が周りとの関係を拒んでいるようにしか見えないじゃないか。
こんなに、本当はこんなに明るくて楽しい人なのに、きっと本当は僕なんかよりもずっと友達が多いはずなのに。
……僕はこの時、考えていなかったんだ。 この後の僕の発言がどれだけ脆いものかを。
「じゃあ、僕とまず始めてみようよ。 多分、ホントの中原さんは自分で考えてるよりずっと、素敵な人だよ」
「え? ……何を?」
「うん……改めて言うのは何か恥ずかしいけど、友達、かな」
街灯の微かな灯りの下で、芯から凍えるような寒空の下で、彼女が笑った。
照れたような、ぎこちない微笑。 でもそれは僕の心を揺らすのには十分すぎるほどの可愛さで―――
「……よろしくね、泉君」
「…う、うん…」
小さな偶然が重なった、お世辞にも聖夜とは呼べそうもない夜。
クリスマスケーキの売れ残りにも、福はあるのかなぁ、と思わずにはいられなかった。
おわり。 半端だなぁ、と思った。
-
ネタは同じクリスマスネタだというのに圧倒的なクオリティの差に俺涙目wwwwwwケーキうめぇwwwww
コゲタソ乙!
-
色々反感かいそうなのでこっちにコッソリ投下。
「ウフフ……さぁ、顔をお上げなさい? 伏せてしまっては折角の美貌が拝見出来ませんわ?」
猿轡も手錠も首輪も…妖しく黒く光る様は、私の心を、想いを高ぶらせるばかりだった。
先程までお茶を共にしていたクラスメイトが、声にならない声を上げ、悶える。
涙を浮かべながら、必死になって拘束を解こうとしている。 それは、叶わない事なのだけれど―――
「無駄ですわ! 今の貴方は私のモノ……私の許し無しに、戒めは解けません」
彼女が暴れる度、ガチャリ、ガチャリと鎖が音を起てる。
天井から伝うその戒めという名の私の想いは、文字通り彼女を縛っている。
―――いや、これは我慢できなかった私の我が儘のカタチなのだろう。
金があれば何でも出来る。 そんな私の嫌いなはずだったモノを、今は私の意思でふるっている。
所詮私も、そういった腐った人間だったのだ。
「……お嬢様、準備が整いました」
「ありがとう。 下がって頂戴…」
侍女を下がらせ、愛しい愛しい彼女の身につけているものを全て剥ぎ取る。
まだ誰も汚したことのない白磁の肌が露となり、私は自制をするのも限界になっていた。
桜色の胸の先端も、その控え目な茂みの奥の秘裂も、全てを目茶苦茶にしてしまいたい―――
「もう、一人ではシたの?」
首筋を指でなぞりながら耳元でそう囁くと、彼女は悶えながらも首を横に振った。
前までの逞しさは微塵も無く、そこにいるのはか弱い女の子。
私の一挙一動に反応せざるをえない、彼『だった』人。
「じゃあ……」
私は彼女の茂みを掻き分k(省略されました。 やはり自重は大事だと思います)
-
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)ってあるから
wktkして押したのに・・・押したのにぃっ!
-
チクチョー モニターが凹んだぜwwwww
-
壁│Д゚)…ダレモイナイ!?シンサクトウカスルナライマノウチ!
てことで、本スレは規制に巻き込まれてるんでこっちに投下します。
良かったら読んで欲しいな(・∀・)
-
タイトル:『これって兄妹(きょうだい)?』
いつの頃かお互いに引かれ合い、そして結ばれた二人の物語…
それは時に甘く、時に切なく、時に悲しい…
普通ではない二人のちょっとした恋愛劇。
ある休日。物語の主人公である二人が一緒に遊んでいました。
弟思いの兄、兄思いの弟。近所でも評判のとても仲の良い兄弟でした。
それは二人が大きくなってからも続きました。
兄が高校生、弟が中学生の頃に…ある事件が発生しました。
それは世界中にパニックを引き起こしました。その事件に巻きこまれた人々は恐怖、あるいは悲惨な事態に発展していってしまいました…
その事件とは…
-
『 童 貞 の 女 性 化 』
それはある年齢を越えた童貞の男子が突然女性へと変貌していくという奇病。
発症率は驚異の87.6%。発症する時期は完全には解明されいていない…。
発症を抑える為には脱☆童貞を行えば良い訳だが、そう簡単に行くわけではない。
話を主軸の二人に戻します。結果として兄は男性のままでした。
しかし、二人の周辺では女性化した男性が多くおり、男女比がとんでもないことになっていました。
各国政府はこの事態を重く受け止め、なんとか歯止めをかけようと様々な政策・立法を実行、施行していきました。
…という長い前振りはここまで。ココから本編となります。(全10話前後予定)
長いよ! と言いたい方はレスで「休日(ryまで読んだ」とでも書いて下さいw
ではでは、本編のはじまりはじまり〜。
-
第1話 目覚める恋心
あの事件から2年が経過し、ある程度の落着きが戻っている。
でも、兄の友人や僕の友達にも『女性化』している人がいる事に変わりは無い。
そして、研究が進んで発症する条件が浮かび上がってきた。
1.童貞である事
2.年齢が満15〜17歳以内である事
3.上記年齢の誕生日前後1ヵ月で発病する事
その他にも多数の未確認条件があるみたいだけど、有力なのはこの3つ。
ボクはもう3以外は当てはまってる…それに誕生日もあと1ヶ月と少しで来てしまう。
「はぁ…どうなっちゃうんだろ」
ベットの上で一人呟く。それは部屋の中で反響し、そして消える。
暗い気持ちの上に一人でいるには寂しすぎるし、なんだか泣いてしまいそうになる。そんな時、
「おーい、飯できたぞ、め…って、ゆう坊、なーにそんなに暗い顔してんだよ?」
「な、なんでもないよ」
「ふーん、まぁいいや。冷める前に食おうぜ」
「うん」
優しい声と笑顔でボクを呼んでくれる兄、「浩之」。ちっちゃい頃から「ヒロにぃ」って呼んでる。
「ゆう坊」というのはボクのあだ名。名前が「悠馬」なのでそう呼ばれてる。
-
両親は共に健在だけど、仕事の都合上家にいない事が多いので、ヒロにぃとボクで家事を分担してやっている。
今週はヒロにぃがご飯当番で、掃除・洗濯がボクの当番。
得意料理はボクが和・洋、ヒロにぃは中華。レパートリーが違うので飽きは来ないけど、ヒロにぃの中華はその辺の
お店の物より美味しい。ボクは逆にまずくは無いけど、飛び抜けて美味しい訳でもないっていう極々平凡な感じ。
「ほれ、今日は青椒肉絲と炒飯だ」
「わぁい」
「明日は何がいい?」
「んーとね…酢豚!」
「お、いいねぇ。まかせろ」
「お願いね?」
「はいはい。そんじゃま、食うか」
「うん、頂きます」
見た目通り、凄く美味しかった。…うん、これも今度またリクエストしようっと。
夕飯を食べ終わった後、二人でお笑い番組を見て、お風呂に入って、おやすみを言って、そのまま布団の中へ…
嬉しさと、明日への希望を胸に秘め、そのまま眠りについた。それが最後の夜だとは知らずに…。
ただ…ボクは今になって思う。辛い事もあったけど、本当に良かったと…。
-
『 次 回 予 告 ! 』
誕生日まであと『1ヶ月と少し』。二人の運命の輪は静かに廻りだした…
ひっそりと、だが確実に物語は時を刻んで行く…
次回、『これって兄妹(きょうだい)?』
第2話 ボク…女の子になっちゃった!?
「ど…どうしよう!?ヒロにぃ!!」
「さて、どーしたもんか」
-
てな感じです。描いてて訳わかんなくなったのは秘密だw
期待してくれる方いたらうれしいッス。
んじゃ、続き書いてきますわ〜ノシ
-
乙!!
俺も年末に回線を光に切り替えたんだが、
本スレ規制食らってた…orz
-
うはwwwww
こっちかあ
+(0゜・∀・)+ワクテカ+
-
あげ
-
やっぱり規制されてるし・・・いい加減本スレに書きたいのぅ…
-
規制されてるのでこっちに
武井「貧乳っ娘になって乳首をいじめられる」
真樹「は?」
武井「いや、昨日そういう安価をもらっちまってな」
真樹「……ふぅーん」
武井「っつーワケで、早速安価を実践に移そうと思うのだが」
真樹「ちょっと待て。まさか対象は俺じゃなかろうな?」
武井「お前以外に誰がいるよ?」
真樹「いやいやいや。俺は確か貧乳って設定はなかったはずだぞ。スク水になった時も『発育した胸が云々』って描写されてたはずだ」
武井「そんなもん安価をしてくれた人の熱い想いと読者の切実な願いと作者(と書いて神と読む)の何か色々があればちょちょいのちょいよ」
真樹「なんか最後のが一番デカい気がするんだが……」
武井「まあ諦めろ」
真樹「断固拒否するっ!」
武井「そう邪険にするなよー、これでもかなり折れてる方なんだぜ?」
真樹「あ?」
武井「本当だったら中学生時代の真樹のトラウマになった事件を書こうとしてたんだぜ?」
真樹「……最悪だな。『安価:再会』の例のシーンだけでも気分悪くした人がいたってのに」
武井「げろしゃぶは隠れSだからな。ついヒロインにそういう事をしたがる傾向にあるな。あのシーンでも本人は『ちょっとソフトにしすぎた』っつってたしな」
真樹「あれでか!?」
武井「ま、そんなこんなで……」
真樹「ん?」
武井「やらせてもらいます!」
真樹「うわ!? ちょ、待てーーーっっ!!!」
-
どさり、と真樹は尻餅をついた。
かなりの勢いだったので、下が布団だったのは幸いだった。
「おいっ! 武井」
尻餅をつかせた張本人の名前を呼ぶ。
しかし武井はじっと真樹を見つめるばかりで返事をしてこない。
「いきなり何するんだよ」
「温泉宿に男女二人で泊まって、他にナニするってんだよ」
「お、お前なあ……」
非難しようとするが、その前に武井の手がスルリと真樹の浴衣の合わせに侵入してくる。
「お、おい!」
ひやり。
「わひゃっ」
武井の手が予想以上に冷たく、真樹の口からはへんてこな音が漏れてしまう。
「真樹、お前何も付けてないのかよ…」
「なっ、なに呆れた顔してんだよ! いいだろっ、別にそんなの付けるほどの大きさでもねーんだし!」
「でも、付けてないと形が崩れるって言うぜ?」
「元男な俺にとっちゃ別に悲しくも何ともないね」
「俺が悲しくなるだろ?」
「え?」
突然のその言葉に咄嗟に反応できず、よって次の武井の行動もすんなりと受け入れてしまった。
――ちゅ。
実際にはそんな音がしたわけでもないのだが、武井は真樹の唇に自分のを重ね合わせてきた。
「〜〜っ!!」
血液が一気に頭に昇り、思考が一瞬止まりかける。
「うわ、わ……!」
わたわたと意味不明の踊りを踊り始めた真樹は無視して、武井は合わせに突っ込んだ手を大きく開く。それと連動して真樹の浴衣は呆気なくはだけた。
-
頼りない電光の下に、真っ白な真樹の肌があらわになる。
全体的に肉付きが足りなく、とくに胸囲などは同世代の女の子より、一回りほど下の女の子と比べても足りないのではないかと思わせるものだ。少年といっても通用するかもしれない。
「見るなよぉ……!」
慌てて前を隠そうとするが、その手を武井に掴まれてしまう。
そのまま、もう片方の手で真樹の胸を撫でてきた。
「あ…っ」
思わず声が漏れる。
「何すっ……」
さわさわ。
「あぅ!」
さわさわさわ。
「っい………、お前……んっ……ちょっ……とぉ!」
掴んだ真樹の手から力が抜けるとみるや、その手も真樹の胸をいじくる事に使い始める。
両手で刺激を与えられ、真樹は我慢できずに仰向けになる。それと同時に、彼女の長い黒髪が放射状に広がる。
「貧乳は感度がいい、ってホントだったんだな」
「うるせ……え!?」
きゅう、と乳首をつままれる。
「さっきまでまっ平らだったのになあ」
「っんだと!?」
「今はもう、つまめるぐらいに“立て”ちゃって」
武井がゆっくりと手を離すと、小さくも自己主張している自分の二つの突起が見えた。
顔が真っ赤になっていくのが、鏡をみなくても分かる。咄嗟に顔を背けた。が、
「……はうっ!?」
自分の胸元に湿った生暖かい物が触れてきた。
慌てて視線を戻すと、武井がベロで乳首を舐めていた。
「おいっ! いい加減にしろよ!?」
「やだ」
それだけ言うと、また真樹の乳首を飴か何かのように舐め始める。
-
「ほんとに……んぁ! ……ダメだって言って……んんー!」
抑えようにも、口からはいやらしいあえぎ声が漏れてくる。
それが自分の発したものだなどと真樹は信じられなかった。
片方の乳首は舌で弄ばれ、もう片方は指で弄繰り回されている。爪でツンツンとつついたり、ピンと弾かれたり、クリクリと捻られたり、きゅうっと引っ張られたり。
その度に真樹の体は敏感に反応する。
「あうっ……あん! ……や、も……きゃ」
次第に体全体の筋肉が弛緩してきて、口もだらしなく開きっぱなしになる。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……!」
武井が真樹の乳首を甘噛みする毎に、真樹は空高く上り詰めていく気分になる。
脳みそなどとっくに溶けてしまっているのだろうと思った。
「変……だよっ……俺っ…武井っ…なんか……だめっ!」
思考が。視界が。
白一色に塗りつぶされて。
そして……。
―――ちゅんちゅん。
気がつくと、いつもの自分の部屋のいつもの布団の中で真樹は目を覚ました。
服もいつものパジャマだ。浴衣などではない。
胸も、あの洗濯板のようなものではなく、しっかりとした双丘を形作っている。
「……夢、か」
なぜか安堵感より先に、寂寥感が襲ってくる。
そして。
「うわぁ! 濡れてるうう!?」
小さな神社に、驚愕した少女の叫び声が響き渡った。
-
おしまいです。
別にわざわざこの二人にこじつけなくても、まったく別物の短編として書いてもよかったんだけど、こうなりました。
はやく規制解除されねーかなー…。
-
GJ!
-
GJ!
-
「えーっと、東口ってこっちだよな……?」
土曜日の新宿駅。多くの人で賑わっており、至る所に人がいる。
「人多いな……、うぜぇ」
つぶやく俺。人ごみが大嫌いという性格は、自分の書く小説の主人公にも反映されていたりする。
今日は某巨大掲示板のとある物書きスレッドのオフ会ということで、普段めったに来ない新宿になど来てしまっている。
そしてやっとの事で東口にたどり着く。
時間は既に、集合時間の1時を少し回ってしまっていた。
「確か集合場所からの写メが、掲示板にうpされてたよな……」
眼鏡をかけてもなお悪い視力を頼りに、写真と実際の場所を照合しながらフラフラと歩いていく。
すると改札口の脇に、数人の男女がたむろしていた。
(あれか……?)
見知らぬ人に声を掛けるなんて、自分としてはかなりの勇気のいることだったが、意を決する。
「えと、あの……オフ会の人たち……ですか?」
“何の”オフ会なのかは、もし間違っていたら恥ずかしすぎるので口に出せなかった。
「あ、はい。そうですよ」
そのうちの一人が、にっこりと微笑んで返してきてくれた。
(うわぁ、なんつー明るい笑顔をしなさるんだコノ人はっ!)
はっきり言って日陰者としての自覚がありまくる俺は、こういう『陽』の人に弱かった。
-
それから30分ほど待ったが、俺の後に新たに来る人はいなかったので、早速昼食をとりに新宿の街へと繰り出した。
しかしさっきから気になっているのだが、メンバーの中のとある男性が、ずっと同じ女性にばかり話しかけているのだ。
すらりとした感じのその女性。恐らくは20を過ぎたか過ぎていないか、くらいだろう。めちゃくちゃ綺麗だ。まあ、男なら夢中になるのも仕方ないのだろう。
だが、先ほどの笑顔の素敵な人が、その男性にときどき蹴りを入れていたりする。どういう関係なんだ?
お店につき、席の準備のため少し待機室で自己紹介などをした。
先ほどの女性は吉良の介さん(男性だと思っていたので驚いた)、吉良の介さんにばかり話しかけていたのがアニヲタさん(他の人には目もくれていなかった)。
他にも、憧れの06dさんなども来ていた。dさんが自己紹介した時などは、皆感心したり驚いたりしていた。
そして、笑顔の素敵な兄貴はヒロアキさんだと言う(アニヲタさんとは前からの知り合いとのこと)。
順々に自己紹介して行き、俺の番になる。正直これから食事だというのに、コテトリを口にするのは憚られたが仕方が無い。
「俺は、げ……げろ……」
そこまで言った所で皆察してくれたようだ。「あー、はいはい。あの人」とか言ってくれたりしている。皆のヌクモリティに感謝である。
せっかくのしゃぶしゃぶだったのだが、小食のため俺はほとんど食べる事ができなかった。
食事が始まっても、アニヲタさんは吉良の介さんにばっかり話しかけていた。まあ、吉良の介さんも嫌そうにはしていないのだし、良いのだろう。
と思ったら、すぐ隣から舌打ちしたような音が聞こえた。隣にはヒロアキさんが座っているのだが、まさかね……。
-
次に、カラオケに行った。
俺はカラオケは好きだ。だが、初対面の人たちの前で大声を張り上げるのも恥ずかしい。
こうなったら初っ端からリミッターを外すしかない、と自分を奮起させる。
あえて他の人が引きそうな曲目ばかりを選び、出せない音程をごまかしつつ叫びまくる。
他の事には一切目が行かなかった。
しばらくして気がつくと、アニヲタさんと吉良の介さんが居なかった。
「あれ? あの二人は……」
言いかけたところで、当の二人が部屋に戻ってくる。心なしかアニヲタさんが消沈していた。
いや、『心なしか』なんてものじゃない。さっきまであんなに吉良の介さんに話しかけていたのに、今では曲のリストに視線を落として黙々と字を追っていたりする。しかも時折ぷるぷる震えていたりする。
俺だけじゃなく周りもアニヲタさんの変貌振りには気がついていたようだったが、そこに突っ込むような野暮ったい人はいなかった。
ただ、どこからともなく笑い声が聞こえてきた気がした。
五時も過ぎ、解散という流れになった。
今日という日を大切な思い出にしようと心に誓い、昼ごろより酷くなった人ごみの中をビクビクしながら帰っていった。
-
ごめんなさい。
「とある日のお話」を読んだら、自分も書きたくなってしまって……。
えーっと、一応このお話はフィクションですよ?
本当に昨日はお疲れ様でした。またの機会にお会いしましょう。
-
新参ですが小説を投下しようと思う
なんでここなのかって?
本スレに投下する勇気なんて俺には存在しないからさ
-
本スレに投下して欲しいけど、ここでもいいよ!
wktkしながら待ってる。
-
現在ちょくちょく原稿を進めている段階
この異常なノロさも本スレに投下しづらい要因さ(汗
-
(´∀`)人(´∀`)ナカーマ
-
此処の小説ってまとめに載せたらアウトかな?
もう、書けないんだったら、まとめに徹しようと思うんだ
-
別に大丈夫だべ!
もしくはここのやつを本スレに再投下するとか?
-
本スレおちてるからこっちに投下
あと久し振り
『女体化VS女装』
例年より遅咲きの桜の花びらが少し強めの風に飛ばされ、舞い散っていく。
俺はそんな光景をただボンヤリと眺めていた。
そろそろ学校に行かないと遅刻になりそうだが、この風景を見ずに学校に行くと人生を損しそうなくらいに綺麗な景色だった。
……わかっているさ、これが言い訳にすぎないくらい。
でも学校には行きたくない。
別に連休明けだからダルいとかじゃないんだ。
……連休の初日に女体化したからなんだ。
-
女体「よし、今日は学校休m」
??「何言ってんのよ!」
女体「うおっ!」
聞き慣れた声と共に背中に衝撃を感じ、前のめりになってしまう。
女体「バカ姉貴、鞄で殴んなよ」
俺は後ろを振り向き、不意打ちの主を軽く睨む。
だが、腕を組んで偉そうにしている姉貴は怯むことなく、逆に俺を睨み返してきた。
姉「あんたがバカなこと言ってるからでしょ!」
そんなこと言われても、この格好はさすがに嫌だ。
姉「ほら、早く学校行くわよ!」
俺は姉貴に引きずられ、学校に行く羽目になった。
-
ようやく覚えた通学路を10分ほど引きずられ、学校に着いた。と同時に襟首を離してもらえた。
姉「んじゃ、あたしは自分の教室に行くから、今日一日頑張りなさいよ〜ウケケ」
姉貴はムカつく笑い方で笑いながら、自分の教室へと行った。
ちなみに俺が1年生で姉貴が3年生だ。どうでもいいか。
女体「さて、帰るk」
??「あら? 見かけない顔ね」
姉貴とはまた違った意味で聞き慣れた声にうんざりしながら声の聞こえた方を向く。
そこには俺と同じ、女生徒用の制服に身を包んだ男がいた。
-
そいつは一見すると、どう見ても女にしか見えなかった。
でも男だ。いわゆる女装というやつだ。
こいつが女装をしているのには、ちゃんと理由がある。
この世界には童貞のまま15歳になると、16歳になるまでの1年間の間に、女体化するという面倒な仕組みになっている。
とはいえ、女体化確率はせいぜい全対象者の40〜50%くらいだ。
そして、女体化すると必然的に金が必要になってくる。例えば、制服が必要な学校の生徒なら、制服を男子用から女子用に変えなくてはならない。
-
そんな訳で女体化した者のいる家庭には国から特別援助金が出るのだが…
女装「転校生の人?」
目の前の女装野郎は女体化したフリをして、特別援助金をもらっている。
しかも、こいつが男だと気づいているのは俺だけという最高に面倒な状況だ。
まあ、特別援助金のことについては家が貧乏だから黙ってやることにした。
女装「ちょっと、何か喋りなさいよ!」
あ、無視して解説してたが、何も反応しない俺に半ギレしている。
-
女体「んだよ、うるせーな」
女装「っ…!」
女装は絶句している。が、それも一瞬の事ですぐに反論してきた。
女装「うるさいって、あんたが転校初日で緊張して上手く喋れないだろうからって、話しやすい空気にするように配慮した私の気遣いがわからないの!?」
俺が転校生だと思われていることや話しやすい空気を作ったとか、つっこむべきところはあるが、こまめに1つずつ指摘するのも面倒なので、それをまとめて否定する一言を言う。
女体「それは違う」
-
女装「な…な…!」
女装は言い返そうとしていたが、言葉が見つからないようだ。
女体「んじゃ、先に教室行ってんぞ」
こいつに構って遅刻するのもしゃくなので、教室に急ぐ。
そして、時間ギリギリで俺が教室に入った途端、教室内の視線が一斉に俺に向けられた。
女体「うっ…」
俺は大量の視線に怯む。
そりゃ知らない女が教室に入ってきたから、おかしく思うのは解るけどさ…なんでこうも機敏に反応出来るかな。
-
大量の視線を浴びながら、自分の席に学生鞄を置く。と共に
「「「ええーーーっ!!」」」
教室内の全員がタイミングを見事にシンクロさせた絶叫を響かせた。
「そこの席って確か男子だったよね!」
「え!じゃあ女体化したの!?」
「すごく可愛くない?」
「だよね〜!」
「元からこんな顔だった?」
「違うんじゃない?」
「ハァハァ」
「ちょっとでもイケると思ってしまった俺オワタ」
「心配すんな!俺もだ!」
「俺も!」
「オレも!」
「僕も!」
「あたしも!」
「うはwwwwktkrwwwwww」
-
俺に関する様々な話題が飛び交う中、女装も教室内に入ってきた。
女装「うわ!なに、この騒ぎ!」
教室に入ってきた女装がびっくりしていた。
女「あ!遅いね、遅刻だよ!」
女装「ちょっとアクシデントがね…それより、何の騒ぎよ、コレ」
女「うちのクラスで女体化した男子がいるんだけど、すっごく可愛くなったんだよ〜!」
女装「へぇ〜誰?」
女「ほら!あそこの席に座ってる子だよ!」
女装「ふぅん……!(あの席って!てかアイツは!)」
女「どうしたの?石鹸水で溶いた洗剤を飲んだような顔して」
女装「な…なんでもない」
-
女体「(うるさいなぁ…)」
騒がしい教室内に、俺の機嫌は少し悪くなる。
女装「あ〜ら、お・は・よ・う!」
女体「んぎゅ」
いきなり上から女装がもたれかかってきた。重い。
女体「とりあえずどいてくれ」
女装「なんでよ」
女体「重いから…痛い痛い痛い。なぜ殴る」
女装「不思議そうに言うなっ!当然でしょ!」
なんでだろう。さすがに女相手に言う気はないが、あいつは男だから平気だと思ったのに…
-
女装「それより…さっきはよくもやってくれたわね」
女体「何の事だ?」
女装「とぼけないでよ。ついさっき校門近くで話した事を忘れたとは言わせないわ」
女体「ああ、あれか」
女装「そのせいで私は遅刻しちゃったじゃない!」
女体「明らかに自業自得だろ」
女装「違うっ!」
…毎回思うんだが、なんでこいつは俺に対してはしつこく絡んでくるんだろうか。
やっぱ初めに会った時に一発でこいつの女装を見破ったのがプライドに傷をつけたんだろうか。
ほとんど勘だったのに…
-
女装「と、いうわけで勝負よ!」
女体「いきなりだな。パス1」
女装「パス無し!」
女体「じゃあ俺の負けでいいよ」
女装「まだ勝負の内容も聞いてないのに不戦敗なんてマネ認めません!」
勝負の内容を聞いてからいいんだろうか?
女体「じゃあどうしろと」
女装「だから勝負よ!ちょうど1時間目に小テストあるから、それの点数で勝負!」
女体「えー、面倒だから俺の負k」
女装「負けたら、勝った人の言う事をなんでも1つ聞くこと!」
女体「全力を出そう」
-
ってわけであっと言う間に1時間目の小テストが始まった。
そして終わった。
女体「作者、手抜きすぎじゃね?」
女体「(しかし、意外と難しかったな。あいつの調子はどのくらいだったんだろうか)」
女装の方を見ると、やり遂げた顔をしていた。
女体「(マズイ…あいつのことだから負けたら常識外れのことを要求しかねない)」
女体「(例えば紐無しバンジージャンプ的な)」
女体「(これは…俺の人生オワタかもわからんね)」
-
全ての授業が終わり、帰りのHRで小テストが帰ってきた。
女装「んじゃ、お待ちかねの点数発表といきますか!」
女体「おーう…」
女装「何よ、テンション低いわね。そんなに出来が悪かったの?」
女体「まあ、そんな感じだ」
女装「ふっふっふ、勝ったも当然ね」
女装は俺を馬鹿にするような視線を向ける。
チクショウ、反論できない。
女装「んじゃ、テストの点見せあいましょう」
女装「せーの」
女体「80点」
女装「40点」
女「うはwwwwwwwwwwww」
-
女体「おま、40点って…ダブルスコアじゃねーか!」
女装「ずるい!騙したね!調子悪いフリして、80点も取って!」
女体「そりゃ俺の台詞だ!何をやり遂げた顔してやがったんだ!おかげで90点とか100点取れたのかと思って、不安でいっぱいだったぞ!」
女装「テストなんて赤点回避出来れば上出来だよ!」
こいつと俺とでは根本的な価値観が違うみたいだ。
女体「とにかく俺の勝ちだな。約束は忘れんなよ」
女装「…わ、わかったわよ」
-
俺は心地よい勝利の余韻を味わいながら、教室から出ていく。
今日の朝には学校に行くのも憂鬱だったが…予想してたよりひどいことにならずにすんで本当によかった。
まだまだ女体化したことで問題はありそうだけど…とりあえずは前向きに考えることができそうだ。
姉「よ!」
女体「あ、姉貴」
姉貴が俺の前に回り込むように入りこんできた。
姉「…ふ〜ん」
女体「なんだよ」
姉「いや、思ったより心配はいらないかなって。楽しそうな顔してさ」
俺は予想以上に緩んだ表情を必至に隠した。
【終わり】
-
これで終わり
名前付けておいた方がよかったかな…
-
GJ!!!
-
乙
なんかこれだけ頻繁に落ちるとVipに立てる意義が薄れてくるよね…。
-
新鯖になってからスレってたった?
-
たってないはず
-
『女体化VS女装─2』
女体化してから2週間が経った。
性別が変わるという意味は大きく、2週間程度では到底慣れることは無く、毎日が苦労の連続だ。
女体化した身でこれなんだから、女装だったらどれほど過酷なんだろう。
女装「どうしたの?憔悴しきった顔して」
女体「いや…お前って案外凄い奴なのかもな」
女装「えっ…な、なによ急にそんなこと言い出して」
俺の目の前で赤くなってるのは、俺の喧嘩仲間兼クラスメイト。特別援助金のために女装している、ちょっと…いや、随分と変わった奴だ。
-
しかし、褒めたつもりなのになんで顔を赤くして怒ってるんだ?言い方が悪くて馬鹿にしてるように聞こえたのか?
女体「ああ、今のはちゃんと褒め言葉だからな。けなしたんじゃないからな」
女装「わかってるわよ。てか、今の言い方の方がけなされてるように感じたんだけど」
女体「なん…だと…」
ちゃんと説明したのに印象が悪くなるなんて…
女装「いいわ、あんたの遠回しな挑戦状受け取ったわ…勝負よ!」
なんてことだ。出してない物を受け取られるとは。
-
やれやれ…また面倒なことになったな。
女体「んで、勝負の方法は?」
女装「あら、聞き分けがいいわね」
女体「いろんな意味で諦めてるからな…」
入学してから一か月半の間に同じようなことが何回もあって、一回も勝負を回避出来なかったからな…
女装「んじゃ、明日体育でバレーあるからその時に勝負ね!」
女体「あー、うん」
俺は適当に聞き流した。
女装「絶対忘れないでよ!」
女体「あー、うん」
女装「絶対よ!」
女体「あー、うん」
-
そして翌日
女体「えっ!今日体育あるの?」
女装「…あんた、昨日の私の話を聞いてなかったでしょ。昨日ちゃんと言ったのに!」
女体「あ、いや…」
迂闊だった。慣れない環境でストレスが溜まっているせいかもしれない。
女装「しょうがないわね。誰か余分に持ってきてる人から借りるしかないわね」
女体「サイズ合うかな?」
女装「出来るだけ同じ体格の人から借りるから大丈夫よ」
-
そして…
女「あたし?持ってるよ〜♪」
女装の友達が持っていた。
女装「良かった、貸してくれない?こいつ、忘れたのよ」
そう言い、俺を指で指す。
女「うん、いいよ〜」
女は快く、キレイに畳まれている体操着一式を貸してくれた。
女体「ありがとう」
女「いいよ」
とりあえず、これで授業には出られるな。
俺が安堵のため息を漏らすと、女装が横から肩を叩いてきた。
女体「なんだよ?」
女装「私との勝負、くれぐれも!忘れないでよね!」
女体「へいへい、わかってるよ」
-
体育の前の時間の休み時間。
女装「さて、着替えに行きますか。ほら、あんたも」
女体「……」
女装「どうしたの?」
女体「…忘れてた…」
女装「はぁ!?あんた…まだ忘れ物あるの?」
女体「いや、その…着替えって事は…更衣室でだよね?」
女装「当たり前でしょ。廊下や教室で着替えられる訳ないんだから」
女体「お、俺も同じ更衣室で着替えるのか…?」
女装「当たり前でしょ!あんたはもう女なんだから」
女体「う…」
-
確かに体は女だけど、心というか意識は男のままなんだよな。だから、女と一緒に着替えるのに抵抗というか罪悪感みたいなものを感じてしまう。
女体「でも…しょうがないのか」
女装「そういうこと。さ、休み時間は短いんだから、早く」
女体「…って、お前はどうするんだよ」
女装「そりゃ更衣室で着替えるわよ…もちろんバレないように」
女体「おまっ…それは…」
女装「し、仕方ないじゃない!」
女体「猛烈に体育を休みたくなってきた…」
-
そして、更衣室の前に立つ。
ドアノブに手をかける、が開けるのをためらってしまう。
女体「……」
女装「早く開けなさいよ」
女体「ちょっと待って。今深呼吸を」
女装「してる暇はない」
女装はそう言うと同時に、強引にドアを開ける。
ドアを開いたその先には、思春期の男子には少々刺激的な光景が広がっていた。
俺はそんな光景を前に
女体「あ…あ…」
女装「どうしたの…小刻みに震えて」
女体「頭から鼻血が出そう!」
取り乱すことしかできなかった。
-
女「あ、2人ともやっと来た。遅いよ〜」
着替え中で下着姿の女が手をぶんぶん振っている。
女体「あ、ああ…悪い…」
俺はそんな姿を直視出来る訳もなく、うつむきながら壁側のスペースをキープする。
この妙に居心地の悪い空間から抜け出すために、急いで着替える必要がある。そう思いながら、女が貸してくれた体操着に着替えようとして…手が止まった。
女体「なあ…女」
女「なに?」
女体「体操着を貸してくれたのは感謝してる。だけど…」
女「だけど?」
女体「なんで、よりによってブルマなんだ!」
-
この学校の指定体操着は2つある。1つは普通のジャージでもう1つはブルマである。しかし、この時代にブルマはやはりというか、当然というか、女子の間では圧倒的な不人気でわざわざ好んで着用する物好きはおらず、全員がジャージだった。そんな状況だというのに…
女体「なんでブルマなんだよ!?」
女「だってそれしか無かったし〜」
女体「ジャージの半ズボンとかあっただろ?」
女「ん〜ん、あたしのジャージと予備のブルマしかなかった」
女体「マジかよ…」
-
女体「他の奴から借りようかな…」
女「でも、あたし以外に体格近い人いるの?」
女体「いや、この際多少サイズが大きくてもいいや」
女「え〜」
女体「…なんだよ、その不満そうな声は」
女「だってさ〜女体君のブルマ姿見てみたいな〜って思って」
女体「…やだよ、恥ずかしい」
女「お願い、穿いてよ〜」
女体「お断りだ」
女「じゃあ、しょうがないな〜」
女の目に危険な光が宿る。女は軽く一息吸い、更衣室の全員に聞こえる声で告げた。
女「みんな〜!女体君がブルマの穿き方わかんないんだって〜!みんなで着けてあげない!?」
-
女がそう言った瞬間、俺は心臓が止まりそうな感覚に見舞われた。
女体「おまっ、いったい何を…」
そこで、更衣室が静まり返っている事態に気づく。妙だと思い未だ女子でいっぱいの更衣室内を見渡す。女子は着替え途中のまま、動きを止め俺と借りた体操着を交互に見ている。
そして、誰かが静寂を破る一言を呟く。
女1「そうよね…着方がわからないんじゃあ、しょうがないわよね」
女2「私達が手伝ってあげる他、手段はないわよね…」
そして、女子が一斉に邪悪な笑みを見せる。この笑顔を俺は一生忘れることは出来ないだろう。
-
わずかな沈黙の後、女子が一斉に俺めがけて跳躍した。
女体「ぎゃあああああああああああ!」
咄嗟の出来事に反応することも出来ず、あっけなく押し倒され四肢を押さえつけられた。
女「さて、と…みんな、しっかり押さえていてね〜」
借りた体操着を拾いながらの女の一言に女子連中は軍隊ばりの威勢のいい返事を返した。
女「さ〜て、お着替えの時間だよ〜♪」
女体「や、やめっ…離せっ…」
女「その問いには肯定しかねるよ〜って事でまずは上からいってみよ〜♪」
-
女は俺の制服を器用に脱がせていく。
女体「止めろおおぉぉぉ!」
女「止めな〜い、えいっ♪」
抵抗虚しく、上半身の制服が脱がされ、下着だけになる。
女体「っ…」
俺は羞恥心のあまり、目を固く閉じる。多分、顔も真っ赤になっていただろう。
女「あれ?女体君って意外と貧乳だね」
女がそう言った瞬間、全員から同情の視線が注がれる。
俺の心は男のままだ、悔しくなんかないよ。
女は手早く、俺に学校指定の半袖シャツを着せた。
-
女「じゃあ、次はお待ちかねのブルマだね」
女がブルマ片手に悪魔(としか思えない)の微笑みを向ける。
なんか…さすがに下の方はシャレにならないんじゃないか?
女体「ぬぐ…うううぅぅ!」
抵抗を試みるが、片手、片足につき4〜5人で押さえつけられているせいでピクリとも動かせない。
女「まずはスカートを…えいっ♪」
スカートも手早く脱がされ、下半身の下着姿も晒された。
女「って柄パン!?」
-
そう、俺は制服は女子用に変えたが、さすがに下着の変更は心のふんぎりがつかず、男物のままにしていた。
女「まいったな〜これじゃあ、ブルマは着けれないね」
もしかして止めてくれるのかと思ったが、そう甘くはなかった。
女「しょうがないから、ノーパンか、誰かの下着の予備を穿いてから着せようか」
女体「お前は俺に恨みでもあるのか!?」
女「え? ないよ?」
明らかに恨みがあるとしか思えない行動なのだが…
-
結局、女子の1人がパンツを渡してくれて、俺はノーパンブルマという最悪の事態だけは防ぐことができたが、大切な何かを失った気がする。
そして、悪夢の着替え時間も終わり、解放された。
女体「ううっ…」
女装「な、なに泣いてるのよ」
女体「本当に…泣いてる理由がわからないのか?」
女装「…ごめん、よくわかるわ」
こいつは、俺に注目が集まっている間に素早く着替えた。俺を助けようともせずに。
女装「だって、あんたが私の立場だったら、あの状況で割りこめると思う」
女体「…やっぱ無理だな」
-
更衣室から出た俺を見て、先にバレーの準備を始めていた男子連中が凝視してきた。
男1「(ブルマ…だと…)」
男2「(ktkrwwwwww)」
男3「(もしかして神光臨?)」
男4「(生足がたまんねぇwwww)」
男5「(俺は生足より、ペッタンコな胸が…)」
男6「(カメラ、カメラ、写メ撮らねーと)」
邪な視線ばかりだ。俺は思わず一歩下がる。
っていうか、今日はやけに嫌な事が続く。厄日か?
帰りに神社に寄って、厄を祓ってもらおうかと考えつつ、男どもを睨みつけた。
-
結局、女装との勝負の結果は俺の圧勝だった。
ストレスが溜まりに溜まっていた俺は、女装のチームとの勝負で全力のスパイクを連発した。
女体「なんとなくスッとした」
そして、体育も終わり下校時間。
俺は神社に行き、偶然いた巫女さんに事情を話して、御祓いをしてもらった。
その後、境内の賽銭箱に小銭を入れ、明日から幸せになれるようにと……かなり本気で祈った。
【終わり】
-
これで終わり
やっぱり名前が無いと色々と違和感があるような…
-
乙乙
…と向こうのノリで良いのだろうか
-
「ごちそうさまでしたー」
「おいよ、おそまつさん」
おなかいっぱいで幸せそうに微笑む少女と、仏頂面で二人分の弁当箱を片付ける少年。
普通なら逆のシチュエーションのような気がするが
微笑む少女は、実は女体化した元少年なので何も問題はないのである。
「特に卵焼きはサイコーだったよ、ふわふわあまあま……なんで味覚変わっちゃったのに僕の好みの味付け分かるの?」
「んぁ? たまたまだろ」
「そりゃそっかぁ……」
ふにゃぁ、と表情をすにょたっこ。
その無邪気で純粋な瞳に見つめられ、少年は内心焦りまくる。
実は卵焼きのレシピは彼女の母親に教えてもらった事。
実は、最近弁当作りに励んでいるのは「彼女との昼休み」という至福の時間を過ごしたいからという事。
そして、元男であり元親友でもある目の前の少女に、自分が好意を寄せてしまっている事。
それら隠しておきたい事が、全部筒抜けになってしまっているような……そんな気がしてしまうのだ、彼女のまなざしは。
「んにゅ……」
「どした、また寝不足なのか?」
「んー、最近やらなきゃいけないゲームおおくてー」
「お前女体化しちまったんだから、夜更かしはマズイんじゃないのか?」
「んー……そうなんだけどー……」
ふらふらしながら寝たか覚めたかな状態で言い訳になってない事を呟くにょたっこ。
-
「ねー、今日もいい?」
「ぅあ……わ、わかった……」
「ありあとねー」
ふにゃふにゃー、と少年の脚を膝枕にして寝転がるにょたっこ。
ドクン!と、少年の心拍数が一気に跳ね上がるが、おねむなにょたはそんな事には気付けないようだ。
「なんちゅーか、こう、絵的にマズイと思わんか?」
「ぅー? 逆ならともかくオトコ側がひざまくらするほーならいいんじゃないふぁわわ……ごめん、もーねりゅー」
ここ数日、毎日行ってるやり取りをしながら、にょたっこはさっさと眠ってしまった。
そして残された少年に、歓喜と拷問の時間が訪れる。
少しでも身動ぎしちしまったら、起こしてしまうかもしれない。
足がしびれようが鼻が痒かろうが、彼女目覚めるまで動く事は出来ないのだ。
だが、そんな事は少年にとって瑣末なこと。
今の彼の全神経は、目の前の眠り姫に集中しているのだ。
仄かに立ち昇る甘い香りが、微かに漏れる吐息が、呼吸に合わせて上下する胸が、
長い睫毛が、肌理細やかな、美しい髪が、柔らかそうな唇が
そう、彼女の全てが少年を至福へと追い込むのだ。
眠りを妨げないようにそっと……本当にそっと彼女の頬を擦ると
「うにゅ……」とか呟きながら微笑み、
指を差し出すと、赤子のようにきゅっと握り返してくる。
昨日、我慢できずに彼女の美しいうなじに触れた時など
「ぅー」と器用に寝がえりをうって少年の服にしがみついてきさえしたのだ。
こんな事をされては、たまったものではない。
相手が親友だろうが女体化者だろうが、惚れてしまうのは仕方がないのではなかろうか。
-
誰も来ない文化部の一室。
昼休みの喧騒すらもかすかにしか聞こえてこない、二人だけの空間。
目の前には、彼を信頼しきって身を預けている眠り姫。
少年を咎める者も、妨げる物も、何もない。
彼は、この関係が始まってから一度でいいから近づきたい、触れたいと思っていた場所……彼女の唇に狙いを定めた。
ゆっくりと、這うようなスピードで、彼の中指が頬から口元、そして上唇をなぞっていく。
端までたどり着いたら今度は下唇……指から伝わる感触に感動を覚えながら、ゆっくりと、ゆっくりと……。
目眩がする。
いつの間にか少しだけ開いている彼女の唇。
その合わせ目に指が少しづつ滑り込む。
熱くなる吐息、ピンクに色づいていく頬。
全ての神経を指先に集中させている彼には、
彼女が内履きの中で足の指をぎゅっと握っていることにも
唇から広がる感覚に声が漏れそうになるのを必死にこらえていることにも
気付けないのであった。
そのころ、某ゲームショップには
このゲームなんか長引いていいかねぇー、と人気のゲームタイトルを吟味している彼女の母親の姿があった。
「あの子を夜更かしさせて、彼にお世話をさせる……我ながらいいアイデアよね♪
おっと、卵焼き以外のレシピも伝授しとかなきゃよねー……」
どうやら全て策士の計算通りに事が運んでいるようである。
-
しまった、上げてた…orz
-
別にあげても問題無いべ。乙です。
-
GJ!
-
『魔法少女 その1』
【夜のお仕事1】
夜の闇へと染まった街。
ほとんどの者が眠りにつくであろう時刻。
静寂に包まれた空間をハンターとその助手、そしてターゲット。と3つの影が駆け巡る。
「くそっ、素早いな」
ターゲットを追いかけているハンターは苛立ちを隠せない声で呟く……まあ、ハンターってのは俺のことだが。
「見た目から察するに…元は犬かな〜」
そんな俺とは対照的に呑気な声を出しながら少し後ろからついてくる助手……って言っても熊のヌイグルミだが。
「人間のくせにしつこいなっ!」
そして、そんな俺達から必死に逃げ回るターゲット……見た目は女の子なんだが、犬の耳と尻尾がついている。
「いいかげん、逃げるなっ!」
体力を無駄に消耗するだけの追いかけっこに三十分も付き合わされている俺としては、もう我慢の限界だった。
「ちょっ、何するつもり!?」
熊のヌイグルミが、どこか焦りを感じさせる声色で俺に問いかけた。俺が我慢の限界を超えたことでも感じ取ったのだろうか。
「決まってんだろ。こうすんだよ!」
俺は手に持っていた『金属バット』を犬耳少女に向けて全力でぶん投げた。
金属バットは空気を切り裂き、犬耳少女に直撃した。
犬耳少女は頭から地面に滑り込み、動かなくなった。どうやら仕留めたようだ。
「よし、当たった!」
「よし、当たった! じゃないよ!」
ヌイグルミが俺を咎めるような口調で叱りだす。時間を配慮してか小声だったけど。
「自分の武器を放り投げるなんて何を考えてんの! もし、外れでもしたらどうするつもりだったの!」
俺は無視して犬耳少女に近寄る。
犬耳少女は小刻みに痙攣している。
「やれやれ、まだ出てこないつもりか?」
バットを拾いあげると同時に犬耳少女の体が光り、背中からまばゆい光を放つ球体が出てきた。
「ようやく出てきたか」
その球体にバットを向け『魔法』を一言呟く。
「滅せよ」
俺が一言呟いた途端、光の球体の動きが一瞬止まり、どんどん小さくなり、完全に消えた。
そして、犬耳少女が居た場所には普通の犬が一匹いるだけだった。
「もう馴れた?」
熊のヌイグルミが、戦闘後の余韻を感じさせない口調で俺に訊いてきた。
「何に」
訊かなくてもわかってはいるが、一応言ってみた。
「もちろん、魔法少女として、だよ」
予想通りだ、畜生め。
-
【夜のお仕事2】
「さぁな、まだわからん」
適当に答える。
「そんな投げやりに言われても」
熊のヌイグルミは困ったような口調で言う。
それだけならいいんだが、目の前をウロウロと飛び回られると、ぶっちゃけウザイ。
「……ふう」
思わずため息をつく。と共に一陣の風が吹き、スカートの裾がはためく。
「…っ!」
慌ててスカートの裾を押さえ、辺りを見渡す。人影はなし。
「くくく…」
訂正。人影はないが、ヌイグルミはいた。
「くくくくくはぁー! いやぁ、いいものを見せさていただいたよっ! 魔法少女のパンチラとはね! それにしてもいいもんだねースカートを押さえながら頬を赤らめるその姿! 男とは思えないね! あ、でも今は体も格好も女のk」
「だらっしゃあああぁ!」
色々と五月蠅いヌイグルミを金属バットでフルスイングしてみた。
意外と飛距離が出たようで少なく見積もっても1kmは飛ばされていっただろう。
「ったく、近所迷惑だろ」
俺はバットを降り抜いた姿勢のまま、ヌイグルミが肉眼で視認不可能な場所に飛ばされるまで眺めた。
「あ、見えなくなった…さて、帰って寝るかな」
俺は欠伸を我慢しつつ、自宅へと帰った。
-
【一か月前1】
そもそも、俺がなんで『魔法少女』とやらをやっているなか、話は一か月前までさかのぼる。
俺は市内の中学に通う平凡な中学生で、受験も終わって後は卒業を待つだけだった。
そんな時、俺は幼馴染みのツバサから相談事をもちかけられた。内容は
「実は僕、魔法少女なんだ」
ツバサの頭がおかしくなったのかと思った。
だって、いきなり「魔法少女なんだ」と言われて信じられるか? 「魔法少女萌えなんだ」ならまだしも「魔法少女なんだ」とは。お前は男だろう。
で、俺は当然疑いのまなざしを向けた。
するとツバサは
「嘘じゃないよ。証拠を見せてあげる」
と言い、制服のポケットから錠剤がギッシリと詰まった容器を取り出し、錠剤を一粒飲み込んだ。
その瞬間、ツバサの体は光に包まれた。
光の中、シルエットだけの存在となっていたツバサ。そのツバサのシルエットが突然一回り程大きくなり、それから間も無く光は消えた。
光が晴れたその先にはツバサがいた。が、服装が変化していた。
よく、日曜の朝などに子供向けのアニメで『魔法少女』が来ている、他人には見せれそうにもないド派手な服。
そんな服に身を包んでいるツバサがいた。
「…………」
突然の出来事にただ呆然とすることしか、俺にはできなかった。
「どうかな? これでも信じられない?」
当たり前のように話す、ツバサの声が心なしが少し高くなったように感じた。
「…………」
俺はまだ、目の前で起こっていることに頭の処理が追いついていない。
一言で言えば混乱中だ。
ノーリアクションの俺を、ツバサはまだ疑っていると思ったらしく
「そんなに信じられないのなら自分の身で試してみる?」
などと言った。
そして、錠剤を一粒取り出し、俺の口に放り込んだ。
普段の俺なら、そんな得体の知れない物は飲まないが、混乱していたせいなのか、反射的に飲みこんでしまった。
飲みこんだ瞬間、俺も光に包まれた。
「っ!?」
同時になんとも形容しがたい何かが体中にみなぎっていく。
「(な、なんだこれ。でも、なんか温かく感じる…)」
なんて、悠長な事を考えていられたのは一瞬だった。
なぜなら、俺の来ていた服が一瞬で光の粒子に変わり、強制的に全裸にされたからだ。
「ぎゃあああああああぁぁぁ!?」
-
【一か月前2】
俺の絶叫とは関係無く、事態は進んでいく。
ついさっきまで俺の服だった光の粒子が俺の体を包み込み、一つの形を作っていく。
それはさっきまでツバサが着ていたド派手な服の色違いバージョンだった。
「なあぁぁぁ!?」
光が消えていく。と共にこの姿が人目に(と言ってもこの場には俺とツバサしかいないが)晒されていく。
「あ、似合ってるじゃない」
微笑を浮かべながらのツバサの一言が妙にムカついた。
「あのなぁ…ん?」
「どうかした?」
「なんか俺の声、妙に高くね?」
「そりゃそうだよ。だって『魔法少女』だから。変身と同時に女の子になっちゃうよ」
「…マジで?」
「マジで」
俺は恐る恐る自分の股間に手を伸ばす。
男には必ずあるはずの物が、そこには無かった。
「そんな…バナナ…」
「とりあえず、僕が『魔法少女』だって信じてくれた?」
タネも仕掛けもなく、これだけの事が起こるのだから『魔法』の存在は認めざるを得ない…しかし。
「これを持ってるからってお前が『魔法少女』だって事にはならないじゃん」
「あ、それもそうか」
ツバサは微笑し
「じゃあ『魔法少女』のお仕事見せてあげるよ、一緒に行く?」
などと言った。
この後、俺はツバサと一緒に静かな夜の街へ出かけ、人ならざる者と戦うツバサを見て『魔法少女』である事を信じ、とある事情により変身用の錠剤を借りたのだが、これはまた後日話す事にする。
そして、それから一か月。俺はツバサの代わりに『魔法少女』として、人ならざる者と戦い続けている。
「よっ…よっ…と」
あらかじめ鍵をかけていない2階の窓から自分の部屋に入る。
魔法少女の身体能力なら普通にジャンプするだけで楽に2階まで辿り着くことができる。
「おかえり、遅かったね」
俺の部屋にはすでに熊のヌイグルミが俺のベットに横たわっていた。
「いつも思うんだけど…必ず俺より早く帰ってきてるよな」
「回復速度と移動速度には自信があるからね」
「そうかい」
この熊のヌイグルミも『魔法少女』と関係している。
でも、その話もまた後日。
今は、もう、眠い。
俺はド派手な服のままベットへとダイブした。
【終わり】
-
これで終わり
魔法少女ものを書いて見たかった、ただそれだけ
-
GJ!!!!!!!!!!!!!!
-
すばらしい
特にリリカルでない所が
-
クンクン クンスカクン お芋タンの香りがする
-
『魔法少女2 その1』
【愚痴】
魔法少女になって一月と一週間程経ったある日、俺はツバサの家に遊びに行った。
「最近、眠い…」
「へえ、なんで?」
「魔法少女になってからというもの、したくもない夜ふかしをさせられているからな」
俺は、魔法少女の敵である『人ならざる者』との連日連夜の戦いで睡眠時間が削られ、睡眠不足になり、そのせいで注意力や反応速度が落ち、戦闘が長引き、さらに睡眠時間が削られる、という悪循環に陥っている。
「ははは、大変だね」
呑気に笑っているツバサの頭を鷲掴みにした。
「誰のせいだと思っている!? だ・れ・の!?」
「誰かなぁ? あはは」
ツバサは悪びれもせず、笑いながら言う。
このまま「俺のこの手が(ryと叫びながら全力のアイアンクローを味あわせたい衝動をなんとか抑え、頭から手を放す。
「お前のせいで睡眠不足になってるんだ。せめて休日だけでも仕事を代わってほしいもんだ」
「ん〜……めんどい」
ブチッ
「俺のこの手(ry
渾身のアイアンクローを味あわせてやった。
俺は、頭を押さえながら悶絶するツバサを見ながら、今までの生活が一変した『見学』の日を思い出していた。
-
【変身解除】
ツバサから相談を受け、俺がはじめて『魔法少女』になった日、ツバサの自称『魔法少女』への真偽の程をはっきりさせるため『仕事』に着いて行くことにした。
『仕事』は夜に行うため、それまで俺はツバサの家で待つ事にした。
なぜなら『仕事』の時間は決まっているものではなく、急に入るため、わざわざタイムロスを作りたくないとツバサが言っていたため、一緒に行けるようにということだった。
しかし、それは俺にとっても好都合だった。
実は変身は未だ解けておらず(というか解き方がわからない)こんな情けない格好で家に帰るなんてことは絶対に嫌だった。
夜に『仕事』ということは遅くなるかもしれないから、念のため家には「今日はツバサの家に泊まるから」と連絡も入れておいたから、問題は無い。
と、いうわけで特にしなきゃいけない事もないのでツバサとゲームをやっていた。
しばらくして、急に俺の着ていたド派手な服が光の粒子に変わり、変身前に着用していた中学の制服に一瞬で変わった。と同時に申し訳程度に膨らんでいた胸が完全に平らになり、体格も丸みを帯びた女のものから男のものへと変わった。
一言で言えば、変身前の状態に戻った。のであった。
「あ…?」
俺は変身時と同じく、いきなりの展開に呆気にとられていたが、一度同じような体験をしたせいか惚けた状態からの復活は早かった。
「な、何が起こったんだ?」
「あ〜、変身時間の限界みたいだね」
声のした方を向くと、俺と同じく変身が解けたツバサがやや苦笑気味の笑顔をこっちに向けた。
「変身には制限時間があるのか」
「うん、とはいっても2時間くらいあるから『仕事』中に時間オーバーでは変身が解除される事は滅多にないけどね」
「時間オーバー『では』ってことは他にも解除の手段はあるの?」
「あるよ、魔法少女ってくらいだから魔力と引き換えに魔法を使えるけど、魔力が尽きたら強制解除。ってか、任意での解除は無理なんだよね」
「えー、解除方法が強制のみって不便だ」
「仕方ないよ。そういう仕様らしいし」
この後もゲームしたり、話したりしながら過ごしてる内に夜中になり、そろそろ眠ろうかと思った頃
「来た…行くよ」
「どこに?」
「だから『仕事』だよ」
「……ああ」
すっかり忘れていた。
ツバサから変身薬を貰い、変身する。
「じゃあ行くよ、準備はいい?」
「いつでも」
俺達は窓から夜の街へと飛び出した。
-
【見学】
家を出てから五分ほど経った。
ツバサが近づき、小声で話す。
「ほら、あそこの男がターゲット」
「ターゲット?」
ターゲットってなんだ、こんなド派手な格好で尾行でもするのか、と思いながら、ターゲットの男を見る。
その男は体格も顔も普通のどこにでも居そうな二十代の男だった。…頭に生えている耳と尻の辺りにある尻尾を除けば、の話だが。
「な、なんだ、あれは…」
「形と毛の色から推理して、多分……狸かな」
「そういう意味じゃなくて!」
「わかってるよ。まあ、後で話すから」
そう言い、ツバサは手を前にかざす。すると、何も無いところからいきなり日本刀が現れた。
「え、手品!?」
「ふふっ、違うよ。これは魔法少女にとって、基本的な魔法の一種で『創造攻具』って言うんだ。魔法少女一人ひとりが自分の心の中に描いている一番の武器を瞬時に召喚する魔法だよ」
そういうなり、ツバサは姿勢を低くして狸男に凸っていった。
その速度は明らかに一般人の出せるレベルでは無く、狸男が気がつく間もなく肉薄し、手にしている日本刀で一閃、無造作に振るった。
「うわああぁぁぁ…ぁあ?」
ツバサは首を狙って刀を振るい、確かに首に刃がめりこんでいた。
だからこそ、俺は絶叫しかけたのだ。が、ツバサの剣には血は一滴も着いてなく、また斬られて、たった今崩れ落ちるように倒れた狸男の首もしっかりと繋がっていた。
どういう事だ?
「ほら、ぼーっとしてたら駄目だよ。本当の敵が出てくるからね!」
ツバサがそう言った瞬間、倒れている狸男の背中からまばゆい光を放つ球体が浮かび上がった。
「な、なにこれ…魂?」
「違うよ、これは人間以外の生物に寄生し、その生物のコントロール権を乗っとり、人間への悪事を働く寄生虫さ」
ツバサは説明を終えると、刀の切っ先を球体へと向けた。
「これで終わりだ。『滅せよ』」
ツバサが静かに呟いた。次の瞬間には光球はみるみるうちに小さくなり、完全に消えた。
「そして、その寄生虫を倒して人間と寄生された生物を助けるのが、僕達『魔法少女』の役割さ」
ツバサが顔を向けた方には無傷の狸が安らかな寝息をたてていた。
-
【頼み】
「お願いがあるんだけど」
「断る」
敵を倒し『仕事』を終えた、ツバサはすぐに俺を連れて撤収し、家へと戻った。そして、家に戻ってくるなり開口一番「お願いがあるんだけど」と言い出した。
「酷いよ、まだ内容言ってないのに」
「どうせ、ろくでもない内容なんだろ」
「甘いね、とっても有意義な提案さ」
「ほう、言ってみろ」
「僕さー、魔法少女はじめてから寝不足で体調不良なんだよね。だから、しばらく僕の代わりに魔法少女になってほしいな〜なんて」
「やっぱり、ろくでもないじゃねーか。全力で断る」
冗談じゃない。誰が好んで、こんな情けない格好続けるか。
「へえ〜…僕が寝不足で体調崩そうが、それが原因で風邪になろうがどうだっていいんだ……そこまで冷酷な性格だとは思ってなかったよ」
なんて人聞きの悪い事を。
「べ、別にそこまで言ってないだろ」
「じゃあ、僕の代わりにやって♪」
「でも……」
「やっぱり、僕がどうなろうとどうでもいいんだね……ううっ…」
「あーっ! 泣くな! わかったよ、やりゃいいんだろ! やってやるよ!」
「へへ、ありがと。お詫びに魔法少女になったまま、添い寝してあげるよ?」
「いらん!」
こうして、俺はツバサの代わりに魔法少女として戦うこととなった。
「で、その後一か月と一週間が経ち、今に至る、と」
言い終わってから気づいたが、俺の回想のはずなのに、いつの間にか声に出ていた。
「大変な目にあったね〜」
「だから100%お前のせいだろうがあああぁ! ぶわあぁぁああくねつ! ゴッd(ry
渾身のアイアンクロー(2回目)が決まり、ツバサは気絶した。
-
【魔法少女は眠れない】
「ああ…今日もか」
今日も『寄生虫』の存在を感じ、変身する。
「さあ、行こう!」
俺を促す、この熊のヌイグルミ(後ろ頭に『クッキー』と書かれた名札が縫いつけてあり、なぜか『クッキー』と呼ぶと嫌がる)はツバサから変身薬を貰ったその日に来た。
なんでも、未熟な魔法少女のサポート役として、魔法使いの世界から来たサポーターらしく、これでも有名なサポーターらしい。一週間前に魔法少女(俺)の下着見て、テンション上げてた姿を見ていると、とてもそうとは思えない。
「へいへい、今行くよ『クッキー』」
「その名で呼ぶなぁぁぁ!」
「ふぅ、危なかった……」
今日も『創造攻具』で召喚した金属バットで寄生虫を仕留める事が出来たが、寝不足がたたってかなり眠い。
…よし、明日は学校休んで寝よう。
俺が寄生虫と戦った場所から、遥か彼方にそびえたっている高層ビル。その屋上に一人の少女が地上を見下ろすように立っていた。
その瞳はただ一点をまっすぐに見据えていた。
「あれが新しい魔法少女……」
少女はそう呟いた後、苛立たしげに下唇を噛み、屋上から飛び降りる。
『風』の魔法を展開し、宙に浮きながら、忌々しげに唇を動かす。
「なんで…なんで、あんな奴なんかが『魔法少女』を…」
俺はその少女の憎しみのこもった視線も、視線を送られる理由も、存在も、今はまだ知るよしも無かった。
【終わり】
-
終わり〜
なぜか新キャラ登場フラグ立ててしまった
-
新たな魔法少女はツンデレですね
わかります
-
『魔法少女 その3』
【激闘】
夜の闇へと染まった街に銃声が響く。
タンタンタンッ!
「うわっ!」
少女の手に握られている、やや大きめの銃、その銃口から放たれた鉛の弾が、俺の足元のアスファルトを削りとる。
「ちっ!」
少女が舌打ちし、ゆっくりと前身しながら連射してくる。
「やばっ!」
とっさに飛び退き、かわし続ける。
「鬱陶しいわね、チョロチョロと!」
少女は苛立ちを露にし、前身の速度を早める。段々と銃弾をかわしてから、次の銃弾をかわすまでの間隔が短くなっていく。
「(こ、このままじゃ、かわしきれない…)」
そんな考えが頭をよぎった直後、左足が撃ち抜かれ、焼けつくような衝撃と激痛が走った。
「〜〜〜〜っ!」
痛すぎて声が出ない。いや、出せない。
痛みに耐えかね、地に膝が着いてしまう。
すぐに立ち上がろうとしたが、それより早く、額に銃口が押し当てられる。
「これで終わりね」
少女は俺を見下ろすと冷たく笑い、引き金を引く手に力を入れた。
-
【妙な力】
なぜ、俺が今、死ぬ一歩手前の戦いをしているか、俺自信にもわからない。
今日は連夜の戦いで疲弊しきった体と心を少しでもまともな状態にするためにずっと寝ていた。
ちなみに今日は平日で当然登校日なので、サボった。
家族は俺が起きる前に家を出てしまうし、耳元でしつこく大声で「学校へ行け」と怒鳴り続けていた五月蠅いヌイグルミはガムテープでグルグル巻きにして、逆さにしたゴミ箱の中に閉じこめておいたので、邪魔者はいなかった。
そして、夜まで思う存分寝て久々にいい気分でベットから起き上がった特に、妙な力を感じた。
おおまかに言うと『呼ばれている』感じだった。
いつも感じる、寄生虫に支配された動物の気配とは質が違う。なにより、感じ取れる妙な力の感覚は魔法少女の使う魔力に酷似していた。その力がまるで自分の位置を知らせるかのように強い力を出し続けている。一般人に魔力の存在を感じ取る事は無理なので、俺に向けてのアクションだと解釈すると理解できる。
俺は変身薬を飲み、魔法少女に変身すると、ゴミ箱な閉じこめていたヌイグルミを取り出し、ガムテープを乱暴に取ってやった。
「痛ああああぁぁぁ!!」
「五月蠅い、黙れ」
ただでさえ、今は家族が家に居るというのに、配慮のなってないヌイグルミだ。
「だからって、朝から監禁プレイの末にこの扱いはないんじゃない?」
「お前が俺を起こそうとするからだろ」
俺の健康への被害を抑えるために睡眠を妨げないようにするのがパートナーというものではなかろうか。配慮のなってないヌイグルミだ。
「そんな、酷い……この代償は、その控え目かつベストな大きさの胸の中で泣かないことには収まりがつきそうにもない。そう思わないk」
「バットの一撃で星になるのと、ライターで炙り焼き。好きな方を選べ」
「すいませんでした」
ようやく静かになってくれた。
「よし、じゃあ行くぞ」
「うん……それにしても、今日は感じる力が変だね。まるで魔法少女の魔力のような」
どうやら同じように感じていたらしい。
「…ま、行けばわかるだろ」
部屋の窓から外へと飛び出る。
-
【襲撃】
魔法少女の強化された脚力で屋根から屋根へと高速で飛び移り、目的地を目指す。
結構離れていた場所にも関わらず十分足らずで到着した。
変身してない状態だと自転車でも三〜四倍ほどの時間はかかっていたかもしれない。
「この辺りのはず…なんだよな」
ビルの屋上に立ち、魔力を感じた辺りを見渡す。
すると突然、渇いた銃声が響き、それとほぼ同時のタイミングで銃弾が目の前を横ぎった。ちなみに、変身していない状態の動体視力だったら銃弾とは判断できなかっただろう。
「な…?」
銃弾の飛んできた方角を見極め、その方向を見る。ここから三軒ほど離れたビルの屋上だ。
そこにいたのは漆黒のドレスに身を包む、見た目年下の少女だった。
その小さな手には不釣り合いに思える、大きめの銃を持っており、少女の視線は鋭く俺を見据えていた。気のせいが殺意まで感じる。
いや、違う…気のせいではない!
ほぼ確信に近い唐突な直感…俗に言う『閃き』のような予感を感じ、真横に飛ぶ。
と同時に少女は銃の引き金を引いた。銃弾が一瞬前まで俺が居たところを通過する。
「な…あの子も魔法少女…だよね。魔力の感じは魔法少女のものだ…なのに、なんでこっちに撃ってくるんだ…?」
ヌイグルミのクッキー(その名で呼ばれるのは嫌いらしいので(仮)にしておく)は驚いた様子で声を出した。
だが生憎、クッキー(仮)が満足できる返答はできそうにない。てか、そんなもん俺が知りたい。
あの子、魔法少女だろ…なんで俺を撃つんだ?
そもそも、俺を呼び寄せたのも、あの子だろう。感じた魔力の質がまったく同じだ。
俺を呼び寄せておいて、俺を撃つ。なぜだ…………まてよ、俺を撃つために、殺すために呼び寄せたのか…?
背筋が一瞬ゾクッとしたが冷静に考えて、俺は殺されるまで人に恨まれた記憶はない。
俺が大した事無いと思っていてるだけで、その子にとっては殺そうとしてもしょうがないほどの理由とか……いや、無いな。
そもそも、俺とあの少女は面識が無い。しかも魔法少女サイドともなると、知り合いはツバサとクッキー(仮)程度だしな。
と、なると、他には……ええい、今はこの状況をなんとかする方が先だ。
こうして、俺と少女の戦いは始まったが、バトルスタイルの相性が悪かったのか、俺は跪き、額に銃口を突きつけられている。
大ピンチと言うやつだ。
-
【決着】
少女は冷笑を顔面に貼り付けたまま、無慈悲にトリガーを引く。
銃口から放たれた弾丸は俺の頭へと一直線に向かっていき……頭を貫くはずだった銃弾は後ろのコンクリートのみを削った。
「えっ?」
少女は間の抜けた声が漏れ、冷たい笑みしか浮かべなかった顔には困惑の表情が浮かんでいる。
当然だろう、仕留めたと思った瞬間に敵が消えたんだから。
出来るだけ身を屈めて銃弾をかわしていた俺は、その困惑に乗じて、少女の足元近くから、魔法で呼び出しておいた金属バットを振るった。
「うおおぉ!」
「何っ!?」
いきなり下方から現われた俺に対して、完全に対応が遅れている。
「もらったあ!」
アッパー気味のフルスイングは少女の拳銃を手から弾き飛ばした。
「あ…」
これで反撃の手は封じた。一旦武器を消して『創造攻具』で再召喚されると、また手元に戻るからあんまり意味はないんだけど、そんな暇は与えない。
次で終わりだ。
俺は少女の腹にバットの先端を押し当てる。
怪訝そうな表情をしている少女に一言呟いた。
「悪いな。ちょっとおとなしくしててもらうぞ」
そう言い、意味ある言葉…すなわち『魔法』を唱える。
俺が唱える魔法は自分の武器に、自らの扱う魔法の属性を付加させる魔法。
「我が分身に宿れ、雷の力」
俺が唱えた瞬間、雷がバットに向かって落ちてくる。
雷の速さはとてつもない速さで、少女は回避行動をとる間もなく、バットに宿った雷が通電して、膝から崩れ落ちた。
「なんとか…勝てた」
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板