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YOU、恥ずかしがってないで小説投下しちゃいなYO!
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『魔法少女 その1』
【夜のお仕事1】
夜の闇へと染まった街。
ほとんどの者が眠りにつくであろう時刻。
静寂に包まれた空間をハンターとその助手、そしてターゲット。と3つの影が駆け巡る。
「くそっ、素早いな」
ターゲットを追いかけているハンターは苛立ちを隠せない声で呟く……まあ、ハンターってのは俺のことだが。
「見た目から察するに…元は犬かな〜」
そんな俺とは対照的に呑気な声を出しながら少し後ろからついてくる助手……って言っても熊のヌイグルミだが。
「人間のくせにしつこいなっ!」
そして、そんな俺達から必死に逃げ回るターゲット……見た目は女の子なんだが、犬の耳と尻尾がついている。
「いいかげん、逃げるなっ!」
体力を無駄に消耗するだけの追いかけっこに三十分も付き合わされている俺としては、もう我慢の限界だった。
「ちょっ、何するつもり!?」
熊のヌイグルミが、どこか焦りを感じさせる声色で俺に問いかけた。俺が我慢の限界を超えたことでも感じ取ったのだろうか。
「決まってんだろ。こうすんだよ!」
俺は手に持っていた『金属バット』を犬耳少女に向けて全力でぶん投げた。
金属バットは空気を切り裂き、犬耳少女に直撃した。
犬耳少女は頭から地面に滑り込み、動かなくなった。どうやら仕留めたようだ。
「よし、当たった!」
「よし、当たった! じゃないよ!」
ヌイグルミが俺を咎めるような口調で叱りだす。時間を配慮してか小声だったけど。
「自分の武器を放り投げるなんて何を考えてんの! もし、外れでもしたらどうするつもりだったの!」
俺は無視して犬耳少女に近寄る。
犬耳少女は小刻みに痙攣している。
「やれやれ、まだ出てこないつもりか?」
バットを拾いあげると同時に犬耳少女の体が光り、背中からまばゆい光を放つ球体が出てきた。
「ようやく出てきたか」
その球体にバットを向け『魔法』を一言呟く。
「滅せよ」
俺が一言呟いた途端、光の球体の動きが一瞬止まり、どんどん小さくなり、完全に消えた。
そして、犬耳少女が居た場所には普通の犬が一匹いるだけだった。
「もう馴れた?」
熊のヌイグルミが、戦闘後の余韻を感じさせない口調で俺に訊いてきた。
「何に」
訊かなくてもわかってはいるが、一応言ってみた。
「もちろん、魔法少女として、だよ」
予想通りだ、畜生め。
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