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危ない大学・消える大学(島野清志著)について語ろう!

1名無しさん:2007/05/12(土) 19:46:15
☆島野 清志著 消える大学・危ない大学 2008(P76−P86抜粋 代ゼミ偏差値を基準とす)

【SAグループ】 学部偏差値62以上 〜私学四天王〜
慶応義塾大学、早稲田大学、国際基督教大学、上智大学

【A1グループ】 同58以上62未満 〜一流大学〜
青山学院大学、中央大学、津田塾大学、東京理科大学、明治大学、立教大学

【A2グループ】 同55以上58未満 〜A1との差は僅か〜
学習院大学、学習院女子大学、成蹊大学、成城大学、東京女子大学、日本女子大学、
法政大学、明治学院大学

【Bグループ】 同52以上55未満 〜準一流大学〜
獨協大学、神田外語大学、国学院大学、芝浦工業大学、白百合女子大学、聖心女子大学、
清泉女子大学、専修大学、創価大学、東京農業大学、武蔵大学、フェリス女学院大学

【Cグループ】 同49以上52未満 〜中堅私学の上位〜
文教大学、桜美林大学、大妻女子大学、共立女子大学、駒沢大学、実践女子大学、
昭和女子大学、玉川大学、東洋大学、日本大学、武蔵工業大学、立正大学、神奈川大学

【Dグループ】 同47以上49未満 〜中堅大学〜
麗澤大学、亜細亜大学、工学院大学、国士舘大学、大東文化大学、帝京大学、
東海大学、東京経済大学、東京工科大学、東京電機大学、二松学舎大学

【Eグループ】 同44以上47未満 〜出来ればこのクラスまでに入ってもらいたい〜
城西大学、淑徳大学、千葉工業大学、産能大学、駒沢女子大学、
高千穂大学、拓殖大学、多摩大学、明星大学、和光大学、関東学院大学

【Fグループ】 【Gグループ】 【Nグループ】は省略

2名無しの士舘生:2007/07/16(月) 00:25:09
ほう、実際のところ国士舘はDか

3名無しの士舘生:2007/07/16(月) 06:18:42
日大が中堅大学!?、専修が準一流大学!?おかしいんじゃね

4名無しの士舘生:2007/07/16(月) 06:34:53
日本大学は、実績・設備などから〜準一流大学〜 と思うが・・・
ちなみに私は日大ではない

5名無しの士舘生:2007/07/17(火) 23:28:38
【消える大学・危ない大学2008】島野 清志著 
(P76〜86抜粋 代ゼミ偏差値を基準とす)
【SAグループ】 学部偏差値62以上 ※私学四天王
・慶応義塾大学・早稲田大学・上智大学・国際基督教大学

【A1グループ】 同58以上62未満  ※一流大学
・東京理科大学・立教大学・明治大学・青山学院大学・中央大学・津田塾大学

【A2グループ】 同55以上58未満  ※A1との差は僅か
・学習院大学・成蹊大学・法政大学・東京女子大学・日本女子大学・成城大学・明治学院大学・学習院女子大学

【Bグループ】 同52以上55未満  ※準一流大学
・芝浦工業大学・獨協大学・国学院大学・聖心女子大学・白百合女子大学・清泉女子大学・武蔵大学・専修大学・創価大学・東京農業大学・フェリス女学院大学・神田外語大学

【Cグループ】 同49以上52未満  ※中堅私学の上位
・武蔵工業大学・日本大学・東洋大学・文教大学・神奈川大学・駒沢大学・桜美林大学・大妻女子大学・共立女子大学・実践女子大学・昭和女子大学・玉川大学・立正大学

【Dグループ】 同47以上49未満   ※中堅大学
・工学院大学・東京電機大学・東京経済大学・東海大学・亜細亜大学・国士舘大学・大東文化大学・帝京大学・東京工科大学・二松学舎大学・麗澤大学

【Eグループ】 同44以上47未満   ※出来ればこのクラスまでに入ってもらいたい
・城西大学・千葉工業大学・拓殖大学・和光大学・明星大学・関東学院大学・多摩大学・淑徳大学・産能大学・駒沢女子大学・高千穂大学

【Fグループ】 【Gグループ】 【Nグループ】は省略
「危ない大学・消える大学 2008」島野清志著
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%B1%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%83%BB%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6-2008%E5%B9%B4%E7%89%88-%E5%B3%B6%E9%87%8E-%E6%B8%85%E5%BF%97/dp/4753926265

6名無しさん:2007/12/19(水) 00:16:32
【消える大学・危ない大学2008】 島野 清志著 
(P76〜86抜粋 代ゼミ偏差値を基準とす)(私立有名大学のみ抜粋)

【SAグループ】 学部偏差値62以上 ※私学四天王(知名度・実績ともに文句なし)
・慶応義塾大学・早稲田大学・上智大学・国際基督教大学

【A1グループ】 同58以上62未満  ※一流大学(名門、ほぼどんな企業でもエントリー可能)
・東京理科大学・立教大学・明治大学・青山学院大学・中央大学・津田塾大学・同志社大学・立命館大学・関西学院大学

【A2グループ】 同55以上58未満  ※A1との差は僅か
・学習院大学・成蹊大学・法政大学・東京女子大学・日本女子大学・成城大学・明治学院大学・学習院女子大学・南山大学
・京都女子大学・関西大学・神戸女学院大学・西南学院大学

【Bグループ】 同52以上55未満  ※準一流大学(それなりの名門、個性豊かな大学が揃う)
・芝浦工業大学・獨協大学・国学院大学・聖心女子大学・白百合女子大学・清泉女子大学・武蔵大学・専修大学・創価大学
・東京農業大学・フェリス女学院大学・神田外語大学・愛知大学・愛知淑徳大学・金城学院大学・佛教大学・龍谷大学
・関西外国語大学・甲南大学・武庫川女子大学

【Cグループ】 同49以上52未満  ※中堅私学の上位(中堅上位、各地方の基幹となるマンモス大学が目立つ)
・北星学園大学・東北学院大学・東北福祉大学・武蔵工業大学・日本大学・東洋大学・文教大学・駒沢大学・玉川大学
・立正大学・桜美林大学・神奈川大学・武蔵野大学・大妻女子大学・共立女子大学・実践女子大学・昭和女子大学
・中京大学・名古屋外国語大学・名城大学・京都産業大学・大阪経済大学・桃山学院大学・近畿大学・神戸学院大学
・広島修道大学・松山大学・福岡大学

【Dグループ】 同47以上49未満   ※中堅大学(中堅、有名大も多いが、聞き慣れない医療・福祉系新設校も)
・工学院大学・東京電機大学・東京経済大学・東海大学・亜細亜大学・国士舘大学・大東文化大学・帝京大学
・東京工科大学・二松学舎大学・麗澤大学・文京学院大学・愛知学院大学 ・中部大学・日本福祉大学・大阪工業大学
・摂南大学・久留米大学・★熊本学園大学

【Eグループ】 同44以上47未満   ※中堅下位(中堅下位、せめてここまでには入ってほしい)
・桜美林大学・杏林大学・工学院大学・国士舘大学・駒沢女子大学・大正大学・大東文化大学・拓殖大学
・帝京大学・東京家政学院大学・多摩大学・東京工芸大学・東京電機大学・二松学舎大学・明星大学
・立正大学・和光大学・神奈川工科大学・関東学院大学・産業能率大学・白鴎大学・城西大学・淑徳大学
・千葉工業大学・麗澤大学

【Fグループ】 同44未満
・明海大学・埼玉工業大学・尚美学園大学・聖学院大学・日本工業大学・川村学園女子大学・千葉商科大学
・中央学院大学・桐蔭横浜大学・東京情報大学・東京成徳大学・神奈川工科大学・湘南工科大学

【Gグループ】【Nグループ】省略※BF(ボーダーフリー大学群、いわゆるFランク大学群)

危ない大学・消える大学2008年版

7名無しの士舘生:2008/01/04(金) 05:07:38
<<<<<危ない大学・消える大学、島野清志著>>>>>
【Eグループ】
入るのなら、せいぜいこのクラスまでと言えるのではないか。
千葉工業、国士舘、明星、和光など相応に名の通った大学が含まれるのも、
ここまでである。

危ない大学・消える大学2007年版より
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%B1%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%83%BB%E6%B6%88%E3%81%88%E3%82%8B%E5%A4%A7%E5%AD%A6-2007%E5%B9%B4%E7%89%88-YELL-books-%E5%B3%B6%E9%87%8E-%E6%B8%85%E5%BF%97/dp/4753925269

8\Dc`\D\ec` \¢\|\E\i\A\E:2012/11/02(金) 21:09:30
今日は〜^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
\Dc`\D\ec` \¢\|\E\i\A\E http://burberry.suppa.jp/

9バカ元気?:2014/03/09(日) 14:31:35
福岡大は大した頭でもない割りにやたら調子に乗っているな。大方中部地方の
大学”だけ”異様に偏差値が高くなるどこかの河合塾何とか、daigakujyuken.boyや島野清志辺りの似非偏差値ランキング表でも見たんだろうがあれだと入試ボーダーがフリー、つまり偏差値30でも
入れるが平均偏差値”だけ”は滑り止め効果で上がったように見える岡山理科
みたいなFランと同レベルになっちまうだけだろうにw大方福岡大の理系に
2浪しても入れない福岡大の文系(笑)が勝手に喚いているだけなんだろうが
こいつらよっぽど高校数学や高校物理が”やりたくない”んだろうなw
ま、苦しい修行から逃げつつも地元で”だけ”は大きな顔したいんだろうが
理系はともかく文系って本当に頭良いか?ニッコマレベルの理系に受かりきらない
奴は福大の文系(笑)に行きなさいってのが掟だった気がするがw
勿論現役で正規入試でなw間違っても指定校推薦(笑)やボクササイズ
レベルのセンターでⅢC逃げ(笑)ってのは抜きでw

10名無しの士舘生:2014/03/24(月) 11:30:26

   私大の最高峰


  東の早慶、 西の立同

11名無しの士舘生:2014/03/25(火) 06:38:56

第1グループ・・・・・・早稲田・慶応

最2グループ・・・・・・立命館・同志社

第3グループ・・・・・・マーチ

第4グループ・・・・・・関学・関大

第5グループ・・・・・・南山

12名無しの士舘生:2014/03/26(水) 13:27:45



 東の早稲田、 西の立命館

13名無しの士舘生:2014/04/03(木) 19:39:05
トップ3私大・創始者・3大財閥の密接な関係

1.早稲田・・・・・・・大隈重信・・・・・・・三菱財閥
2.慶応大・・・・・・・福沢諭吉・・・・・・・三井財閥
3.立命館・・・・元老・西園寺公望・・・・・・住友財閥

14名無しの士舘生:2014/04/19(土) 08:11:59
なるほど

15名無しの士舘生:2014/05/02(金) 14:22:27
調子乗ってる酷使館。
ハエのたかった偽右翼思想を日々崇拝。
福岡大がCランなら松山あたりはDラン確定だな。
福岡大舐める前にてめえらのおつむり舐めて綺麗にしとけや。

16名無しの士舘生:2014/05/02(金) 23:09:57
国士舘大学って不祥事が多いし学生も4年間遊びに行くために行くような人が多いんだから少子化時代に合わせて大学自体閉鎖しちゃえばいいのではないでしょうか?

はっきりいって100害あって一理無しの大学ですよね。学士が軽く見られるのはこのような大学が日本中に多く存在してるからですよ!

17名無しの士舘生:2014/05/02(金) 23:19:11
危ない大学の特徴

・COEゼロ、第三者評価を軽視か無視。

・教育研究より学生のかき集めが優先(儲け第一)。

・いい先生からいなくなる(一流大学に移籍)。

・教員がタイムカードによって出勤管理されている。

・研究室といっても大部屋で、まるで職員室状態。

・研究費がゼロに近く、研究日には教員が研究をしない。

・学部卒の教員が多数いる。修士号がポツポツ、博士号持ちは少数。

・経費節減のため、一人の教員のもちコマ数、仕事量が多い。

・理事長あるいは学長の独裁政権で、ちょっとでも逆らうと首が飛ぶ。

・学内電話が盗聴されている。

・全教員、学内や大学周辺の掃除をさせられる。

・学校の雰囲気が暗い

18名無しの士舘生:2014/05/05(月) 22:39:12
滑り止めで国士舘を受験したが、国士舘の受験生の異常な酷さだけは特筆に値する。
まず、入試会場の受験生の9割が男も女も茶髪でピアスなんかしたチャラチャラしただらしないやつか時代錯誤のヤンキー。
またそいつらが試験の合間の休み時間に集団で喧嘩はじめたり、タバコを吸いだしたり、試験会場内で唾をはいたり、殺伐とした底辺高校に来たような雰囲気だった。
また試験中も携帯電話がなったり、変なアラーム音がなったり、ガムを噛んでるやつがいたり、
入試会場の机にはSEX・マンコ・一発ヤリてぇー等の卑猥な落書きだらけで 聞きしに勝る最低なDQN大だった。
残りの他大では普通の受験生ばかりで静かな会場の中、落ち着いて受験ができた。

19名無しの士舘生:2014/05/05(月) 22:46:03
国士舘在学中にオープンキャンパスにサークルの関係上参加しましたが、国士舘に限らずどこの大学でもオープンキャンパスは宣伝なので良い面しか見せませんし、教職員もまるで別人のように笑顔で親切に対応する人を演じていました。正直普段の教職員の学生に対する態度とオープンキャンパス時はあまりにも違いすぎて酷いと感じたくらいです。普段から世間で右翼とヤクザの大学のイメージが強いので余計にオープンキャンパスでは明るく別のイメージを打ち出しているのだと思います。そして数年前まで国士舘OBの街宣車がオープンキャンパス時に大学に来ていましたが、大学側の対処によって現在は来ないようになりました。
このような事があって表面上は右翼的な要素やヤクザ的な要素を見せないようにしていますが、ほんの数年前まで街宣車が大学に来る大学であった事実を忘れてはならないと思います。
ちなみに私にとって国士舘の大学生活は地獄のように苦しかったですよ。おかげで社会に出てからのイジメやシゴキなんて何とも思わなくなりました。

20名無しの士舘生:2014/05/05(月) 23:11:52
国士舘受けたけど試験の時キモい奴しかいなかった。まあこんな所所詮滑り止めに過ぎないけどな。入学する奴に一言、こんな負け組み大学にいったら一生隠して生きていかねえとだな。ま、存分恥じかいてくれや〜

21名無しの士舘生:2014/05/08(木) 10:03:58

  
     私大の最高峰


   東の早慶、  西の立同

22名無しの士舘生:2014/05/08(木) 22:22:16
オレ国士舘受けたけど試験の時キモい奴しかいなかった。まあこんな所所詮滑り止めに過ぎないけどな。入学する奴に一言、こんな負け組み大学にいったら一生隠して生きていかねえとだな。ま、存分恥じかいてくれや〜

23名無しの士舘生:2014/05/13(火) 13:09:12
私大の最高峰・創始者・3大財閥の密接な関係

1.早稲田・・・・・・・大隈重信・・・・・・・三菱財閥
2.慶応大・・・・・・・福沢諭吉・・・・・・・三井財閥
3.立命館・・・・元老・西園寺公望・・・・・・住友財閥

24名無しの士舘生:2014/05/13(火) 13:11:55
トップ5大学が共同の研究機関を設立
  国立・・・・東大・京大
  私立・・・・早稲田・慶応・立命館

東西の大学を代表して、東の早稲田、西の立命館が総理大臣に挨拶に行きました。

25名無しの士舘生:2014/05/15(木) 21:21:49
世間からの評判は最低最悪。
タダでさえレベルが低く、同じレベルの大学の中でも評判の悪さは飛び抜けている。
四年間、時間と金の無駄であり薄っぺらい大学生活になるだろう 。
キャンパス内は無気力という言葉がぴったりで、ヤンキー、DQN、ヤリマンの宝庫である。
まともな学生は、大学選びを間違えたと嘆いている。学生満足度が非常に低い。
人生において基盤である学生生活がこれでは、不況、大学のレベルの低さ、学生の勉強・就職に対する意識の低さを考えると社会の底辺として、ブラック・ブラック混じりの企業で薄給で一生コキ使われて死ぬだろう。
大学側は、就職率の事しか頭になく、合同説明会も有名ブラック業界・有名ブラック企業ばかり。
推薦で一流企業に入る人間もいるが、国士舘大は第一志望ではないだろう。

26名無しの士舘生:2014/05/15(木) 22:58:03


   私大の最高峰



  東の早慶、 西の立同

27名無しの士舘生:2014/07/08(火) 20:55:11
りっちゃん(笑)
誰でも入れる

28国士応援団:2014/07/09(水) 08:46:46
私が受験したときは他大学と違って皆静かで真面目な学生が多かった。ひとり静かにしていると声をかけてくれました。昼も一緒に学食で食事
をして楽しく受験ができました。国士舘では放送研究部に入り地方の放送局に入社、現在に至っています。

29名無しの士舘生:2014/07/09(水) 15:16:04
立命館は、大昔、国家主義者の根城となり、その反動か戦後はアカの巣窟とまで呼ばれる状態だったが、
90年代から企業ばりの大学経営で実績を伸ばす。
時代の空気を先取りするミーハーな学風が魅力。
権威にも弱く、西園寺公望が学祖であると言ってはばからない。
金儲けにものすごい執念があり、当初は小規模な大学であったが、多くの学部を乱立し、
受験方式の多様化を図るためとかで大学の職員でも把握できないほどの入試方式を用意し、
多くの受験生から受験料を巻き上げている。
「関関同立」の中で何か始めるのはいつもここである。しかし、いつも大失敗しており、
文部科学省を怒らせている。左翼的な校風からかザイニチ韓国・チョソが寄り付きやすい大学でもあり、
毎年多くの彼らからキムチを寄付されている。これにはさすがの当局も困っているようである。

30名無しの士舘生:2014/07/09(水) 19:27:08

     
同志社が立命館を羨望・妬んでいるのがよく解かりました。

31名無しの士舘生:2014/07/09(水) 23:59:39
先日(2008年12月30日)の読売新聞に寄れば、サブプライムローン問題による金融システム不安で多くの学校法人が有価証券評価損を出している中で、2008年に含み益を、しかも前回調査時より価値を増やしてみたりしてる。伊達に資本主義の申し子を自認しているわけではない、と言える。

以上からも他の大学とは一線を画したネタに富んでいることがよく分かる大学である。 ただし、ネタだけで無く、『キャッシュ』(現生)も豊富にある。そうでなければ茨木に土地があったからと桃鉄並にポーンと買って「じゃ、キャンパス作るわ」なんて言えない。 (我が母校は「情報公開に積極的」なので、暇な某R大学ウォッチャーの人は財務関係書類をWebで見、そして驚愕するが良い。)

だが近年では、「左右を問わない体制批判のシニカルな面白み」の書き込みを理解出来ない人種差別的書き込みがされることが度々あり、中の人々のユーモアのセンス水準の低下が疑われている事でも知られる。

32名無しの士舘生:2014/07/10(木) 12:33:20

アホ馬鹿・同志社の低能が必死なのがよく解かりました。

33名無しの士舘生:2014/07/10(木) 17:46:57

      西日本私大で最難関学部


1.文系・・・・・・・・・・・立命館・国際関係学部
2.理系(医除く)・・・・立命館・薬学部

34名無しの士舘生:2014/07/10(木) 21:56:59
FD推進の充実度を自己評価してAランクを付けてみて、新聞にのっける様に(…検証委員に自校関係者入ってるのはありなんだろ〜か?まぁ、世間的に見ても特に大学教育・経営を意識し過ぎるほどしてる大学なのは解るんだけどさぁ〜。尚、詳細は7/20、21のY売新聞参照)、少なくもないが決して多くはない業績を積極的にマーケティングすることで、さも偉大な大学であるかのようなイメージを世間一般に広げることに成功。

君は東京駅に張られていた大きな広告を見ただろうかっ!?広告による福岡天神ジャックを見ただろうか!?読売新聞朝刊のカラー見開きを見ただろうかっ!?

しかし、純粋なアメリカ型経営らしく、最近「搾取された」と賃金絡みで教授陣から提訴されたように組合との仲は悪い。

35名無しの士舘生:2014/07/10(木) 22:23:08

同志社の事か?

36名無しの士舘生:2014/07/10(木) 22:46:52
■全国主要私立大学ランキング決定版 (2008年)
【SS】:慶應義塾≧早稲田 
    (PS3、XBOX360、Wiiレベル)
――――――――――――――――――――――――――――――
【A1】:関学>同志社>上智≧立教>明治>中央
【A2】:ICU>津田塾>学習院>法政≧青山学院≧ 関西≧南山>成蹊
【A3】:日本女子≧芝浦工≧明治学院=西南学院≧成城=東京女子 
    (DSL、PSPレベル)
――――――――――――――――――――――――――――――
【B1】:立命館>聖心>武蔵工≧学習院女子=京都女子>甲南≧同女>日大
【B2】:東邦>愛知淑徳≧龍谷≧武蔵≧白百合女子>清泉女子≧神戸女学院
【B3】:京都外語≧立命館アジア≧東洋英和>フェリス女学院≧関西外語
    (PS2、GC、XBOXレベル)
―――――――――――――――――――――――――――――
【C1】:獨協≧愛知=駒沢≧福岡≧近畿≧創価=金城学院≧専修≧國學院
【C2】:東洋>東京農業>東海>中部>昭和女子>佛教>東京工科>京産
【C3】:女子栄養>神奈川>東京家政>大東文化>中京>金沢工業>文京
    (N64、PS、DCレベル)
――――――――――――――――――――――――――――――
【D1】:亜細亜>北海学園>徳島文理>東北学院≧桃山学院>東京経済
【D2】:名城>摂南>桜美林>大阪経済≧関東学院>崇城>国士館

37名無しの士舘生:2014/07/11(金) 07:24:04

      私大の最高峰


   東の早慶、西の立同

38名無しの士舘生:2014/07/11(金) 22:49:02
噂に違わぬ偏向ぶりというべきか。休日に訪れた立命館大国際平和ミュージアム(京都市)。
いくら反戦・平和がテーマとはいえ、歴史をみる上で不可欠なバランス感覚がまるでなく、「日本悪玉論」一色で塗り固められていた。

 常設展示の「一五年戦争」。満州事変から先の大戦の敗戦までの間、日本は一貫して侵略を繰り広げた−という歴史観がにじむ呼称だ。
爆撃や捕虜・民間人の殺害、抗日・反戦活動の取り締まりなど、日本の加害行為を断罪する展示、解説が続く。
「過去の過ちを直視して反省します」。そんな“善意”に満ちた言葉が聞こえてくる。

 しかし、当時は弱肉強食の時代。分裂状態だった中国やアジア支配を強める白人国家の欧米列強に翻弄され、独立を守る自衛の側面も強かった戦争を侵略の一言で片付け、影の部分だけを誇張、強調するのはフェアではない。
日本を「悪い国」にしておきたい国々のお先棒を担ぎ、南京大虐殺や強制連行という虚構までまき散らしている。

 日本将兵の無残な遺体写真の前で足が止まった。玉砕してまで国や家族を守ろうとした英霊を悼む心はないのか。
人に罪悪感を植え付け、都合のよい情報だけを刷り込む。世間ではそれを洗脳と呼ぶ。

39名無しの士舘生:2014/07/12(土) 13:43:02

      上場会社の創業者数

立命館OB・・・・・・・・・非常に多い
同志社OB・・・・・・・・・殆どない


どちらの大学が日本社会に貢献してきたでしょうか?
どちらの大学が日本社会にとって必要・大切な大学でしょうか?

40名無しの士舘生:2014/07/14(月) 15:20:34
トップ5大学が共同の研究機関を設立

  国立・・・・東大・京大
  私立・・・・早稲田・慶応・立命館


東西の大学を代表して、東の早稲田、西の立命館が総理大臣に挨拶に行きました。

41名無しの士舘生:2014/07/16(水) 22:51:33
立命館バブルの時に同志社に最後まで追いつけなかったのは痛いな。
引き離されていく一方だし、さすがに同様のチャンスは二度とないだろ。

42名無しの士舘生:2014/07/16(水) 23:47:52



立命館はアホ馬鹿・同志社の目の上のタンコブです。

43名無しの士舘生:2014/07/18(金) 07:27:17

国家公務員試験1種の合格者数・西日本私大(日本で最難関試験)

順位・大学   16〜24年
1.立命館     271
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.同志社      62
3.関学        −
4.関大        −
5.近大        −

44名無しの士舘生:2014/07/18(金) 07:58:41

この試験で勝ち抜いてこそ、就職で最高の成功です。

45名無しの士舘生:2014/07/18(金) 18:40:58
いいね…。すごくいい。

立命館の人々が同志社と聞いて「何をー!」っていきり立つ
その熱くて切ない情熱を
夢破れ去った今尚持ち続けているところがとてもいい。

人間は皆平等なんて嘘なんだ。幾ら平等を謳い続けても
人は自ら格差を生み出し、人を妬みそして恨み続ける。

…。君達、残念だったな。

46名無しの士舘生:2014/07/18(金) 20:39:42
      知っていますか?


       陰険・同志社は

立命館によって味わされた消すに消せない悲しい敗残・屈辱の歴史(同志社政法学校の廃校・閉鎖)が有るのです。

47名無しの士舘生:2014/07/18(金) 23:21:40
立命館工作員は実社会での扱いが身に染みているからこそ、
こうしてネット上で日頃の鬱憤を開放するんだろうな。

48名無しの士舘生:2014/07/18(金) 23:41:36
     2チャンネルで大暴れの同志社

 
    立命館から倍返しされる同志社。

49名無しの士舘生:2014/07/25(金) 06:51:02

      東の早稲田、西の立命館


   愛知県のトップ進学校・旭丘の岡田校長は
『東の早稲田、西の立命館が東西の人気を二分している』

50名無しの士舘生:2014/07/31(木) 08:16:30
東の早慶、西の立同

1.第1グループ・・・・・・・・早稲田・慶応大

2.第2グループ・・・・・・・・立命館・同志社

3.第3グループ・・・・・・・・マーチ

4.第4グループ・・・・・・・・関学・関大

5.第5グループ・・・・・・・・南山

51名無しの士舘生:2014/08/12(火) 09:17:56
これから日本経済は緩やかに衰退する

ゆえに、生き残るためには、高度な専門職か何かしらの資格取得しか道はない

工学部は定員拡大するべきじゃね

52名無しの士舘生:2014/08/17(日) 14:51:38
トップ3私大・創始者・3大財閥の密接な関係

1.早稲田・・・・・・・大隈重信・・・・・・・三菱財閥
2.慶応大・・・・・・・福沢諭吉・・・・・・・三井財閥
3.立命館・・・・元老・西園寺公望・・・・・・住友財閥

53名無しの士舘生:2014/08/18(月) 18:20:20
立命館=秘宝館

54【京アニ放火】青葉容疑者:2019/07/27(土) 17:21:15
【京アニ放火】青葉容疑者が刑務所仲間に明かしていた「小説書いてる」7/27(土) 11:00配信
刑務所でも『小説書いてる』って言ってた
放火の動機について、犯行後「小説を盗んだからやった。社長を呼べ。俺の作品をパクりやがったんだ!」と周囲に叫んでいたという青葉容疑者。コンビニ強盗を起こし、強盗と銃刀法違反の罪で収監されていた栃木県さくら市の刑務所でも、小説を熱心に書いていたという。
「週刊文春」の取材に応じた当時の刑務所仲間A氏が語る。
「今回、ニュースで『青葉』って聞いてドキッとした。関東在住で『青葉』。中学のアルバム写真をテレビで見て、『うおおおお』って思いましたよ。顔はあのまんまですが、(テレビで見た)防犯カメラの映像はちょっと太ってましたね。ニュースで『小説を盗んだ』って聞いて、またびっくりした。刑務所でも『小説書いてる』って言ってたから」
ティッシュを口に詰めて自殺しようとした
A氏は、2014年の夏頃から3、4カ月、懲罰房で隣同士だったという。刑務所内での青葉容疑者の様子についてA氏が明かす。
「懲罰房は完全個室。あいつは暴れて夜中に刑務官から連れ出されたことが2回あった。特に1回目は、4人の刑務官にうつ伏せの状態で両手両脚を掴まれ、頭をうな垂れながら運ばれてた。後から本人に『お前、飛行機みたいに連れて行かれちゃったじゃん』って聞いたら、『ティッシュを口に詰めて自殺しようとした』という。『ヤベえ奴だ』と思ったよ。普段は大人しいんだけど、夜になったら一人で結構いい勢いで壁とか床とか畳とかドンドン叩いてるし。『どうにかしてくれよ。眠れねえよ』って刑務官に言っても、『ああ、あいつか』って言うだけで、注意もしなかった。
あいつの布団には、シーツがついてなかった。たぶん自傷行為の防止だったんだろうね。各自の荷物を入れるバッグがあるんだけど、あいつのは、ほとんど何も入ってなくて、持ち物は向いの房に置いてあった。本来は人が入るはずなんだけど、そこは『青葉っちの持ち物を置く部屋』。たぶん自分の部屋には石鹸ぐらいしか置いてなくて、『ティッシュください』とかいちいち刑務官に頼んでた。あとは、朝昼晩と就寝前に、刑務官から手渡された薬を飲んでいた」
「どっちかっていうと、いじめられそうな感じだよね」
A氏は、青葉容疑者と直接会話する機会も度々あったという。
「話した感じで『ヘンな奴だなあ』と思った覚えがある。ちょっとネクラでアニオタみたいな気弱な感じ。どっちかっていうと、いじめられそうな感じだよね。オレがもし小学校とかで一緒だったら、たぶんイジってたと思う。口数が多いほうじゃないけど、ちゃんと『おはようございます』って挨拶はできてた。オレが冗談を言うと、『アハハハ』って小さく笑ってた。
運動の時間は朝10時ぐらいから30分間、青葉っちとは、いつも2人きりだった。それで『昨日は鶴を何羽折った?』とか話をすると、あとで刑務官がニヤニヤしながら、『おいお前、青葉と運動のときに何話してたんだ』って聞いてくる。刑務官にとっても、あいつは特別だったんでしょうね」(同前)

55名無しの士舘生:2019/08/09(金) 07:59:14
経営危機の稚内北星学園大、年内に存廃の方向性
2019年7月12日 19:16
稚内北星学園大学(北海道稚内市)の斉藤吉広学長は12日、稚内市で記者会見し、収支が悪化し経営危機にあることを明らかにした。存廃について稚内市と協議を本格化させ、年内をメドに方向性を出す。斉藤氏は「理事会で存廃を最終決定するのは難しく、ボールを市に投げ返した形だ。市民を巻き込んだ議論が起きてほしい」と語った。
志願者数は定員割れが続いていた(12日、記者会見する斉藤学長(右)ら=稚内市内)
同大学は情報メディア学部の単科大で、1987年に短大として開校。2000年に四年制大学に改組していた。札幌市にある北星学園大学は別法人。現在は「情報テクノロジー」「地域デザイン」など5コースを設置しており、1学年の定員は50人。ここ10年は新規募集による充足率が50〜60%にとどまっていた。
稚内北星学園大学(稚内市若葉台)
2016年度以降、稚内市から年約5000万円の補助金を受けて再建を目指していたが、経営不振の大学に対する私学助成金を削減する国の方針を受けて国庫補助金が16年度の1億2000万円から17年度8500万円、18年度7500万円と減少。収支が悪化し、経営危機に陥った。
具体的には2008年に設立し休眠状態にある「経営改善計画執行会議」を再起動させ、市教育委員会の幹部や大学教授らで幅広く議論する。

56名無しの士舘生:2019/08/09(金) 08:04:20
日本最北端の大学が廃止の危機 入学39人、補助金も…
7/26(金) 10:18配信
厳しい経営状況から存続が危ぶまれる稚内北星学園大学=北海道稚内市
 北海道稚内市の私立稚内北星学園大学を運営する学校法人「稚内北星学園」(理事長、斉藤吉広学長)は、大学の存廃について近く市と協議に入る。少子化で学生の確保が難しく、厳しい経営が続く中、国の補助金削減が追い打ちを掛けた。秋までに結論を出すが、再建は厳しい状況だ。
 同大は1987年、短大として開学し、00年に情報メディア学部1学科の4年制に移行した。大学経営の柱は授業料収入だが、入学者の確保は当初から苦戦。定員割れを防ぐため、募集定員を180人から段階的に減らしていった。
 04年に東京サテライト校を設置したが、入学者は右肩下がりで13年3月に閉鎖。14年度から定員を50人にしても充足率は30〜70%台で、今年度の入学者も39人にとどまった。外国人留学生を積極的に受け入れ、現在121人の在籍者中、ネパール人留学生が約3割を占める。ただ授業料は年間25万円で、留学生3人で一般学生のほぼ1人分にしかなっていない。
 そこに国の特別補助金減額が重なった。痛手となったのは文部科学省の経営強化集中支援事業。15、16年度は年約4千万円を受けたが、17年度は約1千万円に減額。定員の充足率や顕著な経営改善がみられないとして、18年度は補助金の申請自体が出来なくなった。
 同大は、市が「日本最北端の大学」として誘致し、校舎の建設費用なども負担して開学した。経営の悪化を受け、市は16年度から運営補助金として年5千万円(20年度まで5年間)を支出している。同大もアトピー性皮膚炎を治すため、豊富温泉を利用する学生の授業料減免やカーリング特待制度など学生の確保に工夫。ロシア語やパソコンの市民講座、大学図書館の無料開放など地域とも深く関わってきた。

57名無しの士舘生:2019/08/11(日) 05:50:04
てすと

58直近3ヵ年連続定員充足率8割未満の大学一覧①:2019/08/11(日) 06:44:26
今国会において「大学等における就学の支援に関する法律」(通称:大学無償化法)が5月10日に成立した。
世間ではこの新法を巡って無償化を受けられる対象の学生の世帯年収条件など支援対象者の要件(個人要件)について「狭すぎるのではないか」といった議論や、相対的に私立大学への進学者に対する支援が厚くなることへの是非、これまで各国立大学が行ってきた低所得層への支援が打ち切りになるのではないかという不安などが、挙がってきている。
そのような個人要件とは別に、この無償化の対象となる学生を受けれる大学側にも受け入れの資格があるかどうかの機関要件が満たさる必要があるとされる。「経営に課題のある法人の設置する大学等の取扱い」というのがあり、「直近3カ年において連続して、在籍する学生数が各校の収容定員の8割を割っている場合」は対象としないものとするとなっている。
この経営面の問題のある大学を排除する理由は「教育の質が確保されておらず、大幅な定員割れとなり、経営に問題がある大学等について、高等教育の負担軽減により、実質的に救済がなされることがないよう、支援措置の対象となる大学等の要件において、必要な措置を講じていく」とされており、要は「Fラン救済のためじゃない」と姿勢を示すものだ。安倍首相と特定の学校法人とに癒着の疑いが持たれた後だけに、世論を気にすればさすがに甘い顔をしている訳にもいかないのであろう。
その条件、「直近3カ年において連続して、在籍する学生数が各校の収容定員の8割を割っている場合」に関して、各大学の定員の充足率について集計した。そこで、現時点における直近3ヵ年、すなわち2016年、2017年、2018年に連続で定員充足率が80%未満だった大学を抽出してみた。
【2018年度時点における直近3ヵ年連続定員充足率8割未満の大学一覧】
大学名(2016年充足率→2017年充足率→2018年充足率)
数値の単位は%(収容定員充足率=在籍学部学生数÷学部収容定員数)
松蔭(29.6→31.0→33.3)、苫小牧駒澤(33.2→38.5→34.4)、高岡法科(41.7→41.2→42.7)、愛国学園(28.5→52.5→62.5)、宇都宮共和(44.0→47.2→54.6)、東海学院(53.0→47.2→47.8)、保健医療経営(54.4→50.9→45.9)、甲子園(54.7→49.0→47.7)、稚内北星学園(54.5→57.5→56.8)、東邦音楽(61.5→56.2→53.8)、名古屋産業(49.7→58.0→64.0)、開智国際(47.1→60.0→70.2)、長崎ウエスレヤン(60.5→59.1→60.2)、上野学園(70.5→60.3→51.7)、山梨英和(67.8→55.6→59.8)、川村学園女子(58.1→59.8→65.7)、九州情報(55.7→59.7→68.5)、筑波学院(55.5→62.4→69.5)、新潟工科(56.4→62.4→68.9)、東亜(63.7→60.0→64.8)
愛知工科(54.3→62.9→71.5)、大阪人間科学(59.5→62.4→66.8)、関東学園(59.1→64.6→65.1)、清泉女学院(59.2→55.3→74.7)、静岡英和学院(62.7→63.1→63.5)、札幌国際(61.1→64.1→65.0)、名古屋音楽(60.8→61.8→67.6)、愛知文教(56.9→61.4→72.6)、東京神学(66.2→65.9→58.8)、医療創生(55.9→63.4→71.7)、平成音楽(67.0→66.5→58.5)、奥羽(62.2→64.0→65.9)、神戸山手(60.6→60.0→72.7)、宮崎国際(60.2→62.0→71.3)、広島国際学院(58.8→69.1→66.2)、神戸医療福祉(61.2→67.4→65.6)、東京純心(59.0→63.7→72.7)、浦和(70.5→64.6→60.4)、郡山女子(64.6→64.2→66.9)、武蔵野学院(58.8→63.9→73.3)

59直近3ヵ年連続定員充足率8割未満の大学一覧②:2019/08/11(日) 06:45:03
東京富士(59.5→63.8→74.0)、身延山(64.4→70.8→62.5)、恵泉女学園(73.8→62.9→61.2)、浜松学院(68.4→67.0→63.3)、日本映画(66.6→62.3→71.3)、姫路獨協(65.2→67.5→68.3)、星城(63.4→65.1→73.6)、平安女学院(64.5→65.9→71.7)、石巻専修(65.1→67.2→70.1)、京都ノートルダム女子(69.2→67.7→67.8)、嘉悦(65.2→64.2→76.2)、京都精華(72.3→68.1→65.7)、北陸(65.4→68.2→72.5)、日本経済(61.9→68.8→76.3)、富士(60.9→69.6→76.9)、吉備国際(74.0→68.0→66.5)、札幌学院(67.4→68.2→73.8)、愛知学泉(76.0→72.9→60.6)、宝塚(65.7→66.7→77.1)、杉野服飾(70.0→67.6→74.5)
八戸工業(70.4→71.6→71.6)、第一工業(68.1→70.9→74.7)、広島文教(75.0→69.0→70.1)、エリザベト音楽(73.3→69.1→71.9)、星槎道都(64.8→74.1→76.8)、弘前学院(70.8→70.9→75.0)、武蔵野音楽(69.4→72.0→75.4)、ノースアジア(73.2→72.5→71.2)、岐阜女子(75.7→72.7→68.6)、東北文化学園(68.9→70.4→77.7)、九州保健福祉(77.0→73.4→69.8)、福島学院(69.5→75.0→75.7)、足利(68.6→73.3→78.5)、帝塚山学院(76.0→72.0→72.5)、岡崎女子(69.0→74.0→77.8)、相愛(69.3→73.0→78.6)、札幌大谷(74.8→75.1→71.4)、東北生活文化(75.2→72.5→75.0)、広島女学院(75.1→70.4→77.8)、四国学院(73.3→74.2→76.1)
徳島文理(76.4→74.9→73.6)、札幌(75.7→74.3→75.0)、新潟経営(76.4→76.3→72.8)、倉敷芸術科学(76.8→74.9→75.9)、名古屋造形(73.0→75.7→79.5)、太成学院(77.5→75.5→76.7)、山陽学園(76.1→75.0→79.5)
以上のように、直近3ヵ年連続定員充足率8割未満の条件に87大学が該当した。上記に挙げた大学のうち神戸山手大学が関西国際大学に吸収合併されることになった他、保健医療経営大学と広島国際学院大学とが学生募集停止を発表するなど、これを機に継続を断念する大学が現れてきている。
他方、いつ発表されるか分からないが、多分現在調査中であろう今年5月の実績数値が用いられるとすれば、2017年・2018年・2019年で直近3ヵ年となる。
そこで、上記以外で2017年と2018年の2ヵ年連続で定員充足率が80%未満だった大学、すなわち「リーチの掛かった大学」を抽出すると以下の11大学となった。
【2017年と2018年の直近2ヵ年連続定員充足率8割未満の大学一覧】
大学名(2016年充足率→2017年充足率→2018年充足率)
数値の単位は%(収容定員充足率=在籍学部学生数÷学部収容定員数)
岡山学院(85.0→73.1→66.9)、聖徳(85.1→74.5→66.7)、名古屋芸術(80.4→73.1→75.9)、中国学園(81.7→76.2→75.1)、姫路(80.8→76.4→76.5)、千葉科学(83.2→79.9→71.0)、活水女子(82.7→78.6→78.3)、神戸松蔭女子学院(84.3→78.2→78.7)、鈴鹿(88.0→74.2→79.8)、埼玉学園(97.4→75.1→71.7)、兵庫(93.2→75.8→75.6)
上記の計98大学の多くは、これまで出版してきた『危ない大学・消える大学』で消える大学候補とされてきたところだ。30年に渡るシリーズの中で、それでもなかなか大学が潰れることは少なかったが、今回の大学無償化対象外とされることで淘汰へのトリガーが引かれることに、いよいよなるのかもしれない。

602019年度 学部新入生数大学ランキング50:2019/08/11(日) 07:00:47
今年の各大学の新入生数について、ランキング50を作成した。省庁大学校や専門職大学も含めた数値を総合計すると約63.6万人が大学に進学したという数値になる。
【2019年度 学部新入生数大学ランキング50】
( )内は新入生総数(単位:人)
1位:日本(15,814)、2位:早稲田(9,068)、3位:近畿(7,577)、4位:立命館(7,548)、5位:明治(7,540)、6位:東洋(7,325)、7位:関西(6,732)、8位:東海(6,684)、9位:法政(6,516)、10位:慶應義塾(6,396)
11位:中央(6,285)、12位:同志社(6,181)、13位:関西学院(5,613)、14位:帝京(5,185)、15位:龍谷(4,655)、16位:立教(4,577)、17位:福岡(4,507)、18位:青山学院(4,506)、19位:専修(4,072)、20位:神奈川(3,762)
21位:東京理科(3,706)、22位:京都産業(3,462)、23位:名城(3,287)、24位:駒澤(3,284)、25位:東京農業(3,139)、26位:国士舘(3,036)、27位:中京(2,934)、28位:大東文化(2,748)、29位:上智(2,744)、30位:東北学院(2,740)
31位:明治学院(2,725)、32位:愛知学院(2,683)、33位:神戸学院(2,643)、34位:関東学院(2,619)、35位:帝京平成(2,598)、36位:中部(2,583)、37位:九州産業(2,554)、38位:桜美林(2,419)、39位:関西外国語(2,370)、40位:立正(2,367)
41位:武蔵野(2,310)、42位:千葉工業(2,284)、43位:愛知(2,275)、44位:國學院(2,238)、45位:東京電機(2,145)、46位:国際医療福祉(2,119)、47位:学習院(2,119)、48位:拓殖(2,059)、49位:文教(2,045)、50位:西南学院(2,042)

61国公立大学からみる私立大学の不当表示行為:2019/08/11(日) 07:47:31
文部科学省より、1年前の、2018年入試の『入学者選抜実施状況』のデータが発表された。筆者は、以前に、2017年までの『入学者選抜実施状況』から、先行する推薦・AOで明示よりも沢山学生を確保したあと、一般試験では受け入れると明示していた人数よりも実際は少数しか入学させない(=歩留を考慮して全体定員の辻褄の合う合格者数しか出さない)という状況を問題視していたが、その数値の2018年分の結果だ。
その結果は、2017年度よりも、さらに悪化している。非一般入試による募集人員充足率が123.3%と、2割を超える超過を昨年と同じように受け入れておりて、総定員への超過厳格のあおりを受けて、一般入試による募集人員充足率が84.3%と、2017年の88.2%よりさらに悪化し、1割5分以上募集人員割れの事態となった。
国立大学が入試日程が先行する非一般試験による合格者・入学者に抑制的であるのに対し、私立大学は非一般入試で定員を埋め、一般入試を調整弁に使う行為を一層深化させて続けている。
「一般入試の充足率が低いのは、入試をやっても受験生の集まらないFランのせいだ」と考える読者もいるだろう。
しかし、ならば、実質倍率がこんな鰻登りになるはずはない。大規模私立大学が定員超過を抑えるために、非一般入試で採り過ぎた分を抑えるために合格者の絞り込みを行っているためである。
その一方の非一般入試は、AOや公募推薦も増えているためか、倍率は上がってきているものの、以前2倍を切る低倍率のままだ。内部進学や指定校推薦が基本的にない国立は、一般入試も非一般入試も同程度の倍率を維持し、質を保っている。
良くも悪くも、日本では合格ラインの偏差値というのが、各大学のブランドの高低を決めている。一般入試による合格者を絞る事により偏差値を上げることができる。ただ、もはや私立大学全体では過半数の入学者が一般入試を経ない中で、少数派となった一般入試入学者の作る偏差値ブランドにタダ乗りしている状態になっている。それはそれでしょうがない面もあるし、推薦入試やAO入試を闇雲に否定するわけでもない。
しかし、募集要項で示した一般入試よる募集人員をちゃんと堅持して頂きたいものだ。つまり、採る気がないなら、不当に大きな募集人数を表示しないでいただきたい。募集枠の多寡は、受験生の受験先選択=受験料支払いに影響する。不当に人数を多く表示することは詐欺行為とも言える。
もちろん「どいつもこいつも自学のレベルに達しないレベルだったから皆落とした」という大学もあるだろう。それはそれで正当だが、それでもいつまでも一般入試募集定員割れを続けていていいわけではない。ちゃんと募集人員を見直して頂きたい。
文部科学省におかれても、大都市部の大規模私立大学の総定員・入学定員厳守だけでなく、こういった騙しを行わないように、消費者保護の観点から監視して頂きたいものだ。せっかくデータがあるのだし。

62広島国際学院大、保健医療経営大が募集停止へ:2019/08/11(日) 15:00:36
広島国際学院大学と保健医療経営大学の学生募集停止について
2019.06.18
先日、広島国際学院大学(広島)、保健医療経営大学(福岡)が2020年度から学生募集を停止すると発表された。それぞれの大学について財務の観点で考察を行ってみよう。
■広島国際学院大学(学校法人広島国際学院)
広島国際学院大学(学校法人広島国際学院)が2023年3月で閉校する。他設置校である広島国際学院中・高は存続、短期大学部は専門学校化を検討している。
広島国際学院大学は工学部・情報文化学部を有しており、全学生数691名、収容定員数1,140名、収容定員充足率60.6%と募集低調に推移している。
2019年3月期決算において、運用財産10,530百万円(うち現金・預金5,980百万円)、長短期借入金6,523百万円、ネットキャッシュ4,007百万円。教育活動収支差額▲399百万円、経常収支差額▲417百万円。
ネットキャッシュの残高および募集停止による更なる赤字幅拡大を勘案すると、大学募集停止は賢明な判断と言える。募集停止の判断がこれ以上遅れると在校生を卒業させる体力すらなくなる可能性が高い状況である。
■保健医療経営大学(学校法人ありあけ国際学園)
保健医療経営大学(学校法人ありあけ国際学園)は2023年3月で閉校予定だ。保健医療経営学部を有しており、全学生数147名、収容定員数320名、収容定員充足率45.9%と募集低調に推移する。
2019年3月期決算において、運用財産245百万円(うち現金・預金245百万円)、長期借入金1,350百万円、ネットキャッシュ▲1,105百万円。単年度収支は、教育活動収支差額27百万円、経常収支差額15百万円(簡易CF95百万円)と黒字を確保しているものの、恒常的な一般寄付金(2019年3月期300百万円)がなければ大幅な赤字だ。
また、借入金返済を猶予しており資金繰り逼迫している様子。募集停止による単年度収支の悪化をどう吸収するのか、基本財産の処分ができなければ長期借入金の返済もできない状況。緊急に閉校に向けた対応策の検討が求められる。

63神戸山手大は消滅、関西国際大に譲渡:2019/08/11(日) 15:15:35
濱名学院と神戸山手学園の合併
2019.03.29
関西国際大学を運営する学校法人濱名学院と、神戸山手大学を運営する学校法人神戸山手学園が2020年4月の合併を発表した。
学部譲渡の第1号となる。経緯は学校法人神戸山手学園が運営する神戸山手女子中高の支援要請を学校法人濱名学院に実施したことが始まり。
神戸山手女子中高は、2014年から神戸山手女子中高教育経営改革推進会議で経営改善に努めていたようだが、自力での再建は難しかった。文科省主導で法人合併のグランドデザインが描かれた模様。ここで、大学については新制度の学部譲渡の利用が進められた。
2つの大学の概要は以下のとおり。
■関西国際大学
保有学部および収容定員充足率は、人間科学部(人間心理、経営)840/940→89.4%、教育学部(教育福祉、英語コミュニケーション)799/800→99.9%、保健医療学部(看護)363/320→113.4%、留学生別科12/30→40%、と比較的順調に推移している。
決算内容において、事業活動収支計算書は、経常収支差額▲27百万円、基本金組入前当年度収支差額▲66百万円、減価償却費非公開のためCF不明。貸借対照表は、現金預金1,648百万円、特定資産1,406百万円、有価証券649百万円、前受金614百万円。換金性が高い資産は3,089百万円。長期借入金659百万円で、ネットキャッシュ2,430百万円になる。単年度赤字、内部留保も決して潤沢とはいえない状況だ。
■神戸山手大学
保有学部および収容定員充足率は、現代社会学部(総合社会、観光文化、環境文化、都市交流)539/910→59.2%、と大幅な定員割れである。
決算内容において、事業活動収支計算書は、経常収支差額▲486百万円、基本金組入前当年度収支差額▲469百万円。減価償却費が非公開のためCFは不明。貸借対照表は、現金預金非公開(流動資産1,181百万円)、特定資産0百万円、前受金614百万円、固定負債+流動負債1,072百万円、と単年度大幅赤字、内部留保も枯渇しており危機的な状況だ。
今回は、同エリア、学部補完による救済合併の色合いが強い。しかし、合併後のそれぞれの学部のシナジーはどの程度あるのか、学校法人濱名学院の財務基盤も磐石とはいえない。

64神大と日東駒専、大東亜帝国はどっちが上?①:2019/08/12(月) 07:25:29
神大のイメージや雰囲気の違いと就職における比較
2019-03-24
神奈川大学は神奈川県にメインキャンパスがある私立大学の中では特に有名で、規模も大きい。愛称は神大(ジンダイ)だ。ただ、偏差値やレベルはそこまで高くはないが、必ずしも決して簡単な大学でもない。中堅大学という位置づけになる。神大は日東駒専や大東亜帝国のようなグルーピングが存在せず、そういう括られ方を見たことがない。従って、具体的なレベルが分からない読者も多くいるが、実際他の有名大学と比較したときにどういったレベルに該当するのだろうか。結論を先に言うと、神大は一般的に日東駒専と大東亜帝国の間に位置していると言われる。ただ、問題はどちらに近いのか、ということだ。「神大と日東駒専はどっちが上なのか?」と言えば、日東駒専だが、あまり変わらない程度の差なのか、差は大きいのか、等に関して知っておこう。
・神大と日東駒専の難易度の比較
神大の偏差値やレベルを日東駒専と比較していく、日東駒専の文系学部の偏差値は概ね、50.0〜55.0の間だ。一部、50未満や57.5などのケースもあるけど、だいたいはこんなケースである。これは河合塾の偏差値を基準にしている。そして、神大の文系学部の偏差値は学部によりけりであるが、45.0〜52.5だ。従って、神大と日東駒専の難易度の比較をすると、結構差がある。日東駒専は近年難易度がかなり上がっており、やや頭いいというイメージがあるから、神大との差は大きくなっている。理系学部の偏差値は数字こそ違うが、差は同じくらいである。従って、神大と日東駒専は比較をするまでもなく、日東駒専の方が明らかに難易度が高い。特に東洋大学の難易度が高くなってきている。専修大学や駒澤大学の難易度も以前よりは若干上がっているけど、特に東洋大学は難しい。神大と日東駒専の偏差値やレベルの違いはかなりあるということだ。イメージや雰囲気も違いがあるが、神大の知名度などにおいてはかなり差があると言える。
・神大と大東亜帝国の難易度の比較
神大の偏差値に関してはすでに述べた通りであるが、大東亜帝国の難易度はどれくらいか。大東亜帝国の文系学部に関しては、かなり幅がある。大学ごとに結構違いがあるので、そこは予め認識しておきたい。しかし、だいたいの文系学部は42.5〜50.0くらいだ。従って、「神大と大東亜帝国はどっちが上か?」と言えば、神大になる。しかし、そこまで差は大きくない。先ほどの神大の偏差値と比べると、大東亜帝国は少し低いくらいだ。従って、神大の方が難しいが、割と近い難易度なので、差はあまりない。そうなると、神大と日東駒専、大東亜帝国の比較をすると、レベル的に近いのは大東亜帝国になる。従って、神大と大東亜帝国の偏差値やレベルの違いはあまりないということだ。神大学は大東亜帝国よりは頭いいと思う人もいるかもしれないが、言うほど差はない。

65神大と日東駒専、大東亜帝国はどっちが上?②:2019/08/12(月) 07:28:17
・神大と日東駒専や大東亜帝国のイメージや雰囲気の違い
日東駒専や大東亜帝国というのは、非常に規模が大きい有名大学であるが、神大は規模で言えば、あまり負けていない。明らかに規模が違うのは日大、東洋大、東海大、帝京大くらいで、それ以外の大学は学部の数、学生数などはほとんど変わらない。しかし、明らかに差があるのは知名度だ。大学群の中に入っていないと、神大の名前を目にする機会が少ないし、スポーツで見る機会も相対的に少ない。日東駒専や大東亜帝国はあらゆるスポーツで有名だが、神大は箱根駅伝や野球など一部のスポーツは有名であるが、日東駒専や大東亜帝国と比べると見る機会は少ない。だから、大学としての知名度が低いと言える。神大を知っている人は関東では多いけれど、関西になると知名度が極端に下がり、名前は知っていてもレベルが分からないということもあり得る。大学の雰囲気の違いはそこまでないかもしれないが、神奈川県がメインキャンパスなので、東京にキャンパスがある日東駒専、大東亜帝国と比べるとキャンパスライフにおける差はある。ただ、どっちがいいとかではないので、好みの問題であるから自分なりに神大のキャンパスのイメージをしておくとい良。神大の横浜キャンパス、湘南キャンパスに行ってみて、そこで神大の雰囲気を体感してみるというのもいいだろう。
・神大と日東駒専や大東亜帝国で就職に差はあるのか?
神大と日東駒専、大東亜帝国で就職に違いはあるのか、というと差はあると言える。大学のランクから言うと、日東駒専の方が上なので、神大が日東駒専よりも就職で有利になるということは考えづらい。では、「大東亜帝国と比較してどうなのか?」というと、偏差値やレベルでは神大の方が上で、一般的には大東亜帝国と比較したときには神大の方が頭いいというイメージの人も多いだろう。しかし、就職ではほぼ同じ評価になる可能性が高い。やはり有名大学群に含まれていないので、扱いとしてはその付近の大学のレベルに吸収される可能性がある。実際、就活における学歴フィルターなどに関しては、結構大雑把だ。MARCHなどでも大学ごとに微妙にレベルが違うが、全部まとめて同じ扱いになることも多いからだ。だから、就職に関しては日東駒専よりは不利で、大東亜帝国とほぼ同じと見た方がいい。でも、就職は大学名は入り口だけなので、あとは個人の資質なので、無関係ではないとしても、結局は大学名以外の面がかなり重要なので、そこは覚えておいてもらいたい。

66上場企業全役員の出身大学ランキング:2019/08/12(月) 11:26:48
東洋経済から2019年版の『役員四季報』が発行され、掲載されている「全役員の出身大学ランキング」の集計結果を、一部現在の大学への統合・名称変更をしたものを私立大学に限って順位付けしたものを示す。
【上場企業全役員の出身大学ランキング】( )内は役員数
1位(2,134人):慶應義塾、2位(1,837人):早稲田、3位(888人):中央、4位(584人):明治、5位(554人):日本、6位(405人):同志社、7位(377人):関西学院、8位(332人):法政、9位(320人):関西、10位(238人):立命館
11位(233人):立教、12位(231人):青山学院、13位(193人):上智、14位(175人):東海、15位(166人):東京理科、16位(159人):専修、17位(142人):近畿、18位(127人):学習院、19位(118人):成蹊、20位(105人):神奈川
21位(99人):福岡、22位(98人):京都産業、23位(96人):駒澤、24位(94人):甲南、25位(91人):名城、26位(84人):東洋、27位(79人):東京経済、28位(77人):芝浦工業、29位(76人):大阪経済、30位(73人):明治学院
31位(66人):大阪工業、32位(64人):東京都市、33位(63人):東京電機、34位(62人):愛知、35位(57人):東北学院、國學院、37位(53人):龍谷、38位(52人):成城、39位(51人):南山、40位(50人):獨協、西南学院
42位(46人):愛知工業、43位(45人):武蔵、44位(44人):千葉工業、工学院、46位(43人):玉川、47位(39人):愛知学院、48位(36人):千葉商科、49位(35人):拓殖、50位(34人):帝京、関東学院
52位(33人):桃山学院、53位(29人):北海学園、54位(28人):国士舘、松山、56位(27人):大東文化、57位(26人):金沢工業、58位(25人):城西、亜細亜、国際基督教、立正、名古屋学院、大阪電気通信
64位(24人):九州産業、65位(23人):明星、66位(22人):中部、67位(21人):東京国際、大阪産業
注)20人以下の数値を含まない。出典は東洋経済新報社『役員四季報』(2019年版)より作成。

67「学歴」についての話:2019/08/14(水) 06:38:23
筆者は早稲田大学中退なのだが、「社会で活躍しているのは国公立や早慶の卒業者ばかりだ」と、一時自分の学歴が貧相に感じられて、辛く悲しい気分になるときがあった。
ところがある日、所謂大東亜帝国レベルの大学に進学した旧知の友人と話していたとき、彼が少し肩を落として「色々な分野で活躍してる人を見るとさ、やっぱりMARCH以上の学歴があるんだよ」と言うのだ。
それを聞いて私は「何言ってる。世間はやれMARCHだの日東駒専だのと括りを作ってるけど、その括りが表しているのは偏差値の違いにすぎない。社会でうんと活躍してるのは国公立や早慶みたいなトップ層だけ。早慶未満は全部おんなじようなもの」と力説して、友人は少し引いた態度で「そんなもんか」と黙ってしまいました。
その後、この会話から何か引っかかるものを感じて、よくよく考えてみたところ、私たちの中に「視野の差異」と「不明瞭な根拠」があると気付いた。
「視野の差異」は、見えているところの違いだ。
私と友人は、学歴を非常に気にしているところは同じだが、私の注視する対象は最上位の大学なのに対して、友人はもっと広く見ている。例えば、某企業の役員の経歴が書かれたリストを見ていたとして、最上位大学の出身が半分、上位大学の出身が3割、それ未満が2割だとする。ここで私なんかは「やっぱり最上位大学が過半数を占めているんだ。社会はそういうもんだ。」と思うわけだ。ところが友人なら視野が広いから「上位以上の大学が8割を占めている。やっぱり(以下略」となるわけである。このようにして、どこまで視野を広げているかによって受ける印象もガラッと変わるので、話し合いの際には気をつけなくてはいけない。上記の私と友人との会話で言うならば、私は友人の発言を否定してしまったが、友人の発言は、友人にとっては真実であったわけだ。
「不明瞭な根拠」は、雑な理由づけのことだ。
私と友人では視野に差異があったことは分かったので、その次の段階の話だ。
例えば、私は「国公立・早慶以外は活躍できない」と考えていたが、それは一体どの分野での話だろうか。官僚(国家総合職)の世界なら、一理ありそう。銀行などの古い体質の企業においても一理ありそうです。このように「一理ありそう」な例を出すことは容易だが、しかし、どれも実情を詳細に知っているわけではない。有り体に言って、勘で判断しているわけだ。それに、ある特定の分野において、実際に「国公立・早慶以外は活躍できない」としても、それは社会全体から見たら極々狭い範囲の部分社会にすぎない。その事実をもって「ほら、やっぱり」とは言えないわけである。このようにして、主張に対する根拠に乏しかった。根拠が不明瞭であったのだ。これはもちろん、友人の発言についても同様であるわけだが。
したがって、違う考え方をしていた私と友人だが、二人とも根拠に乏しい考え方に囚われていたわけだ。
これでスッキリした。もう変な考え方に囚われずに済む・・・・・・。なんてことはない(笑)。
長々と文章を書いてきたが、ここまでは前置きで、ここからが本題みたいなものだ。辛抱強く読んでくださった方、本当にありがとう。
多くの方は「島野、おかしくなった?」と思われたことだろう。だって、当たり前のことを、さも深く考えたような雰囲気を醸し出しつつ、ズラズラと書いているのだから。でも、学歴コンプレックスを拗らせるというのは、こういうことなのだ。
自分の学歴に満足できない。辛い。辛くならないように、学歴を気にしなくていいような説得的なことを考えよう。考えた。納得した。でも辛いままだ・・・。
こうして延々と考えて悩み続けるわけだ。私なんかはもう、不治の病なんじゃないかと、本気で悩んでいた(笑)。
昔は悶々と苦しんでいたのだが、こういう思考の一端を読者の方々に向けて公開したら面白いかな、なんて思い立って書き上げた。
因みに「危ない大学・消える大学」終了後の新シリーズなので、そもそも読んでくださる方がいるのかという不安があるが・・・(笑)。あまり長くなっても良くないので、それでは。

68日東駒専は上位2割、大東亜帝国は3割:2019/08/14(水) 07:22:09
MARCHが上位10%・日東駒専は上位20%・大東亜帝国は上位30%の理由を解説する。
「えっ!大東亜帝国が上位30%、Fラン大学じゃないの?」と思った受験生。その認識は完全に間違ってる。
まず世の中には定員割れの大学が40%もある。それらの大学は受験者数が募集人数に足りてない訳だから名前を書けば全員合格する。つまり合格のボーダーがなく、偏差値を付ける事が出来ない。定員割れ大学の偏差値をBF(ボーダー・フリー)と表記する。これが俗に言うFラン大学で、A・B・C・D・E・F・G・N…と大学をランク付けすることもある。
定員割れの大学、つまりFラン大学が40%あるという事は偏差値が付いている大学は上位60%の大学という事になる。そして偏差値が50前後の大東亜帝国は60%の真ん中辺り、上位30%以内の学力レベルとなる。つまりは日東駒専が上位20%、MARCHは上位10%の学力になる。
つまり日東駒専レベルの大学に進学出来るのは受験生の中の10人中2人、大東亜帝国は10人中3人。逆に言えば10人中8人は日東駒専には不合格、10人中7人は大東亜帝国には不合格。10人中7人は大東亜帝国レベル未満の大学に通う事になる。大東亜帝国は難しいのである、受験生は勉強に励んでほしい。
大東亜帝国は知名度が高い分「Fラン」などと揶揄される事が多く頭が悪いというイメージがあるが、実際は、むしろ「頭の良い」部類だ。
そもそも、大東亜帝国に入れてる時点で上位30%の学力レベルで、そう考えると頭脳明晰派だ。
「大東亜帝国の学生の雰囲気は?」、これは誰もが気になることだと思う。Fランとも言われる大学だし、動物園状態だろうと考える方はたくさんいる。大東亜帝国と言うと授業中「キャー、キャー」煩い学生を思い浮かべられる。
それが、そうではない。というか、そんな学生はいない。その分、意識高い系の学生が多い。
というのも、大東亜帝国の学生層は殆どがMARCH・日東駒専落ちだ。なので、ピンキリではあるが真面目な学生が多い。出身校も偏差値55〜65あたりの自称進学校出身が多い。
志望校に落ち、大東亜帝国に進学が決まってしまって落ち込んでいる方も安心してほしい。大東亜帝国はFランではなく、MARCH・日東駒専に次ぐ良い大学なのだから。

69「全国社長の出身大学」ランキング50:2019/08/14(水) 10:15:49
信用調査会社である東京商工リサーチより「全国社長の出身大学調査」が発表された。この調査は「東京商工リサーチの企業データベースの代表者データ(個人企業を含む)から、公開された出身大学を抽出、集計した。なお、同一人物が複数の企業で社長を務めている場合、売上高が高い企業を優先し重複企業を集計対象外としている。
この集計結果では、今年創立130周年を迎え約120万人の卒業生を数える「マンモス大学」の日本大学が調査開始から8年連続の断然トップを守った。社長数ナンバー1の日大が長年その地位を守っている。その他のベスト10は、近大・関大・同志社を除き東京の大学となっている。
TOP50は上場企業に限らない調査のため、病院や歯科医院などのデータも多く、医科や歯科が主力の日本歯科・帝京・昭和・久留米などの大学もランクインしている。
【東京商工リサーチ「全国社長の出身大学」ランキングTOP50】
( )内は社長数(単位:人)
1位:日本(22,183)、2位:慶應義塾(10,918)、3位:早稲田(10,696)、4位:明治(8,866)、5位:中央(8,146)、6位:法政(6,505)、7位:近畿(5,966)、8位:東海(5,692)、9位:同志社(5,082)、10位:関西(3,988)
11位:青山学院(3,629)、12位:立教(3,606)、13位:専修(3,572)、14位:立命館(3,481)、15位:福岡(3,237)、16位:関西学院(3,080)、17位:東洋(2,659)、18位:愛知学院(2,645)、19位:駒澤(2,524)、20位:名城(2,264)
21位:神奈川(2,258)、22位:甲南(2,183)、23位:東京理科(1,956)、24位:大阪工業(1,892)、25位:東京農業(1,869)、26位:京都産業(1,858)、27位:明治学院(1,715)、28位:東北学院(1,702)、29位:芝浦工業(1,655)、30位:拓殖(1,544)
31位:東京経済(1,522)、32位:日本歯科(1,495)、33位:工学院(1,486)、34位:九州産業(1,431)、35位:上智(1,418)、36位:学習院(1,405)、37位:東京電機(1,358)、38位:成蹊(1,355)、39位:國學院(1,295)、40位:国士舘(1,293)
41位:帝京(1,290)、42位:大阪経済(1,266)、43位:昭和(1,220)、44位:愛知(1,205)、45位:関東学院(1,187)、46位:久留米(1,179)、47位:千葉商科(1,171)、48位:立正(1,167)、49位:獨協(1,151)、50位:東京都市(1,111)

70「東海落ちて法政進学」と「日大補欠落ちでFラン進学」:2019/08/14(水) 10:24:56
◇日大補欠に落ちて、Fラン大に進学
「東海大に落ちたけど法政に合格してた!」
毎年一般入試のシーズンである2月には、学校・予備校・家族・友人・ネットetc どんな場所でもこの手のエピソードが聞かされる。
夢のある話だ。東海大は偏差値50前後の中堅私大に対して、法政大は偏差値60の難関私大。「大学名で全てが決まる訳ではない」とはいっても、やはりそのインパクトの差は大きい。一般入試で東海大に落ちた精神的な疲労している受験生もこのエピソードに勇気付けられて最後まで受験を頑張ろうと必死にもがく事だろう。
一方で「日大補欠でしたが、落ちたのでしょうがなく進学先はFラン大です」という受験生も同じくらいいる。日大は偏差値55前後の中堅大。それに対して、Fラン大は偏差値がボーダーフリー、偏差値がない底辺大学だ。日大の補欠に選ばれたということは実力不足だということはない。しかし大東亜帝国には引っかからず、練習のつもりで受けたFラン大にそのまま進学してしまうのだ。
繰り返すが「大学名で全てが決まる訳ではない」が、「東海大落ち法政」と「日大補欠落ちFラン大」は同じくらいいる。後者にならないように過去問対策にシッカリと取り組もう。
◇横国・千葉大落ち、日東駒専になって
「3教科に絞ってれば…」と嘆いてる人は結構多いとという話である。
受験生には驚きの情報かもしれないが、横国・千葉大落ち日東駒専なんてゴロゴロいる。大抵そういう学生は「3教科に絞って勉強すればよかった」と嘆いている。
そりゃあそうだ。だってセンター試験のために数学とか理科とか一生懸命勉強したのに、最終的な進学先は3教科だけ勉強すれば受かる日東駒専。数学とか理科とか勉強した時間は全て水の泡。厳しい言い方をすれば無駄でしかなかった事になる。当然気持ちはナイーブだ。
「考えても仕方ない」「自分で選んだことだ」「学歴コンプはカッコ悪い」
そう考えながらもどうしても頭から離れないのは「3教科に絞って勉強してたらMARCHには行けた」という考え。
「数学勉強してる時に英語の長文読んでたら…」
「理科勉強してる時に社会の暗記してたら…」
考えても仕方ないと考えながらついつい考えてしまう。尚且つ「自分よりランクが下の高校に通ってた友達のが良い大学に進学した」みたいな事もあってプライドもボロボロ。
その上横国・千葉大に進学してたケースの学費と日東駒専に進学したケースの学費の差に絶望して親に申し訳ない気持ちで一杯になるのもセットで訪れる。
「あー、どうして大して行きたくもない大学にこんな多額の学費を…」と嘆いている人も多いだろう。
もし受験生が読んでたら、そうならないように頑張ってほしい。ちなみに大東亜帝国すら滑る人も多い…。
◇「SMART」の時代は来なかった
受験関係者は内心で薄々分かっていた、「SMART」の時代が来ないことを…。
昨年(2018年)難関私大グループのMARCHに変わる新グループとして登場した「SMART」はMARCHから中央大学と法政大学を抜き、上智大学と東京理科大学を入れたグループ。
「偏差値で選ばない大学選びを」という割には文系・理系をごちゃ混ぜにした挙句、共通項は偏差値くらいで校風も全く違う5校を並べた時点で「?」ばかりのグループ。「これならMARCHがいいだろう?」と考えていたが、案の定流行らなかった。
そもそもこの手の括りを流行らせるには予備校が「SMART」を使うかどうかにかかっていたが、合格実績が欲しい予備校からすれば上智・東京理科大より中央・法政で数を稼ぎたいに決まってる。「SMART」よりMARCHのが見栄え的に使い勝手がいいのだ。
高校だって同じだ。「MARCHに10人合格!」と言いながら「10人中8人は法政で明治は0人」なんてケースの高校は沢山ある。でもMARCHの括りなら法政でも明治でも高校の合格実績の見栄えという意味では変わらない。そして何より、進路指導の時の全体に対する指針が理系の単価大学が入ってる「SMART」よりMARCHのが圧倒的にやりやすい。
同じような偏差値で大学を括るグループを作るくらいなら、偏差値関係なく大学の色毎のグループを作って既存の偏差値グループと対応させれるようにすればいいのだ。

71●地方大学の閉校相次ぐ、Fラン淘汰へ:2019/08/14(水) 10:29:03
◇保健医療経営大が募集停止へ
学校法人ありあけ国際学園が運営する保健医療経営大(福岡県みやま市)が、2020年度の新入生募集を停止することが分かった。同大は2008年4月の開校以来、定員割れが続いており、今後も学生の確保が難しいと判断したとみられる。同大事務局は「近く正式に発表する」と答えた。
関係者によると、理事会を開き、来年度(2020年度)の学生募集の取りやめを決定。今年4月に入学した学生が卒業する2023年に閉校し、学校法人も解散する方針で、既に教職員や学生にも伝えているという。
大学などによると、2008年度は定員150人に対し、入学者は27人。その後も定員割れが続き、2011度32人▽2012年度18人と推移。2013年度からは定員を80人に減らしたが状況は変わらず、今年5月現在の学生数は130人にとどまっている。同大は病院経営者や医療コンサルタントを育成する単科大学で、聖マリア病院(同県久留米市)を運営する社会医療法人「雪の聖母会」が中心になって設立した。
◇自治体が誘致、計画の甘さ浮き彫りに
少子化の影響もあり学生数が確保できず、閉校に追い込まれる私立大学が全国的に後を絶たない。1980年代から2000年代にかけ、多くの自治体が地域活性化を目的に盛んに大学を誘致したが、計画の甘さが浮き彫りとなり淘汰が進みつつある。
来年度(2020年度)の学生募集停止を決めた保健医療経営大(福岡県みやま市)は当初、合併前の旧瀬高町が用地を無償譲渡し、開校する予定だった。当時の町長は660人の学生が集まると想定、学生アパート建設などで約16億円の経済効果を見込んでいたが、2007年3月の合併に伴う市長選で無償譲渡に反対した候補が当選、貸与に変更した経緯がある。市議の一人は「開校前から学生が集まるか疑問だったが、その通りの結果になった」と話した。
2013年に閉校した三重中京大(三重県松阪市)でも、誘致した松阪市が開校にあたって約6億円を助成、その後も学科の新設に伴い約5億円を追加助成した。しかし計画通りに学生が集まらず、定員割れが続いて閉校を余儀なくされている。
全国の大学数は1990年の507校から、2017年には780校に増加。一方で、2010〜18年度に文部科学省が廃止を認可した私立大学は21校に上る。福岡県内では2007年度に東和大、2011年度に福岡医療福祉大、2015年度に福岡国際大がいずれも学生募集を停止し、後に閉校した。
文科省によると、全国の私立大582校のうち4割に当たる210校が定員割れとなっており、事業活動収支が赤字の私立大も2017年度で全体の約4割を占める。同省は本年度(2019)から新たな財務指標を設け、経営難の大学を運営する学校法人の指導に当たる。経営状況が改善しなければ、学生募集の停止や法人解散を含めた対策を促す。文科省の担当者は「(大学側の)楽観的な予想が当たらないという事態が起きている。地域と共存し、学生を引きつける魅力的なカリキュラムを提供できなければ、地方の大学が生き残っていくのは難しい」と話している。
◇聞いたこともない九州地方の田舎大学
内容を簡単に説明すると少子化の影響で「保健医療経営大学」が学生募集を停止するということだ。筆者は、正直聞いたことのない大学だったので公式ホームページ「保健医療経営大学」を見ると「ここでしか学べない「経営学」で経営の頂点を目指そう!」と素敵な文字が並んでるが、大学名の割に経営学の方を推してるのには少し驚いた。
『保健医療経営大学/保健医療経営学部|大学受験パスナビ:旺文社
ο偏差値‐BF ο学部募集人数‐77、志願者数‐39、受験者数‐39、合格者‐38、倍率 1.0』
パスナビで偏差値を確認すると当然のように「BF」と正真正銘のFラン大学だった。募集人数77人に対して出願数も39人。定員の半分程度しか集まっていない。正に名前を書けば受かる状態だ。何故か1人だけ落ちているが…。
文科省は私大入試の定員を厳格化してFランの救済に走ってるが、少子化が続いている以上厳しい状況が続くだろう。Fランの未来は…。

72『JAグループ茨城が燃料事業で新会社』:2019/08/15(木) 10:55:17
『JAグループ茨城が燃料事業で新会社』
‐茨城県内広域の燃料事業一体化へ、新会社で経営強化 全国2例目‐
◇JAグループ茨城は経営効率化を図るため、農協系のガソリンスタンド(GS)やLPガス販売などの燃料事業の一体化に乗り出した。JA全農いばらき子会社の全農ライフ茨城(東茨城郡茨城町下土師、藤田一雄社長)と茨城県内7農協が展開する燃料事業を統合して8月1日に新会社を設立した。JA全農によると、JAグループの石油・ガスを含めた燃料事業で県域一体会社はJAグループ栃木(栃木県)に続き、全国で2例目となる。

設立した新会社は「JA茨城エネルギー」。参加した茨城県内7農協は、水戸と常陸、ほこた、なめがたしおさい、水郷つくば、新ひたち野、常総ひかりで、そのうち4農協が燃料子会社を持っていたが、解散するか燃料事業以外を主力とする法人として存続させている。
拠点数はGSが21ヵ所、石油配送が15ヵ所、ガスが17ヵ所の計53拠点となり、JAグループ茨城内の取扱量のうちガスが70%、石油が55%のシェアを占める。新会社の資本金は1億4500万円、年間売上高は約100億円を見込む。従業員数は転籍や出向を含む約260人体制となる。本社は全農ライフ茨城本社建物内に置く。
全農ライフ茨城は1976年に農業機械部品の管理配送を主力に「茨城協同配送」として設立。「協同産業」に社名変更し、GS運営や車整備事業に乗り出した。2004年からLPガス販売などに参入。08年に「全農ライフ茨城」に社名変更した。全農ライフ茨城の燃料以外の事業は、印刷と自動車、農機事業をJA全農いばらきに、保険事業を民間の保険会社に移管する。
統合を巡っては、自己改革の取り組みを踏まえ、16年7月から燃料事業を展開する農協と燃料子会社が集まり、研究会やプロジェクト会議を通じて燃料事業一体化に向けた検討・協議に着手。18年10月には茨城県内で燃料事業を行う農協に参加を呼び掛け、茨城県内で燃料事業を行う14JAのうち7JAが参加を表面した。
石油販売業界はGS間の競争が激しく、経営環境は厳しいとされる。石油元売りの再編が進むなど環境悪化が激しさを増す中、各農協が個別に燃料事業に取り組むよりも統合した新会社が事業展開することで、これまで重複していた管理コスト削減が図れ、経営基盤を強化して競争力が高まると判断した。
新会社では、人手不足で減少していた小売り専門スタッフの教育体制を整えたり、店舗リニューアルや新規出店など設備投資を増やしたりと組合員をはじめ、利用者へのサービスを充実させたい考えだ。茨城県内ではGS数の減少が進んでおり、安定供給できる環境を整備し、組合員の営農を支援していく。
去る6月11日には、新しく設立された燃料広域会社「JA茨城エネルギー」の合意調印式が水戸市内のホテルで開かれ、JA全農いばらき県本部運営委員会の佐野治会長や全農ライフ茨城の藤田一雄社長、茨城県内7農協の組合長らが合意書を取り交わした。
経営基盤強化を狙いに、農協の小売り事業と全農の卸売り事業を一体化した「JA茨城エネルギー」では新たに家庭用電力も取り扱い、組合員をはじめ利用者へのサービスの向上や営農への貢献を目的に総合エネルギー事業に取り組んでいく。また、経営資源を集約して事業規模の拡大と合理化など地域インフラの継続も図る。
合意調印式で、佐野治会長は「燃料事業に関わる経営資源を集約し、規模拡大と合理化、地域インフラの継続を目指し協議してきた。事業の強化と地域ライフラインの強化を最大の目標として今まで以上に組合員、利用者のサービスに務め、電気事業を含めた総合エネルギー事業を進めていく。これは、農業者の所得増大のための販売強化と生産コストの低減に取り組む自己改革の一環。さらに地域に根差した会社を目指していく」と述べた。また、全農いばらき県本部の鴨川隆計本部長は「茨城県本部としても最大限の支援をしていきたい」と語った。

73JA茨城エネルギーの概要:2019/08/15(木) 10:59:24
JA茨城エネルギー(株)【商社(総合)|石油|ガス】
○企業情報
JA全農のグループ会社として、LPガスの小売・卸事業、SS(サービスステーション)の運営および施設メンテナンスやリフォームなど、顧客の安全で安心な生活をサポートしている。組合員・利用者の視点に立った地域に根差した事業展開で、独自性や総合性を活かした商品・サービスの提供により、地域サービス充実の役割を果たすとともに、エネルギーの普及を通じて「安全・安心」を届けている。顧客に安全で安心できる快適な暮らしを届け、環境に優しく、安心して暮らせる社会づくりへの貢献を目指す。
・地域に密着した事業展開
・安定した顧客基盤
・無借金経営
○会社の魅力
事業内容 「暮らしに笑顔を。」
顧客に安全で安心できる快適な暮らしを届け、地域に密着した事業展開で、環境に優しく、安心して暮らせる社会づくりへの貢献を目指す。
○仕事
◆LPガス事業
二酸化炭素の排出量が少なく、硫黄・窒素も含まれていないこのクリーンなエネルギーを安心して使ってもらえるよう、地域に密着した事業を展開し、LPガスの安定供給からガスの24時間・365日集中監視システムの運営、ガス機器の販売やレンタル、保安サービスの実施まで一貫して取り組み利用している顧客に「安心・安全・信頼・快適」を届ける。
◆燃料事業
JA-SSの名称でガソリンスタンドを茨城県内21カ所に設置し、顧客に気軽に利用してもらえるような身近で地域に根差したガソリンスタンドを展開している。燃料の販売等のサービスの提供を通じて、「安心」「信頼」「快適」をモットーに、顧客に親しみやすく快適な生活及び農業生産やカーライフをサポートする。
○働く環境
職場の雰囲気 「誰にでもチャンスのある職場」
先輩・後輩の垣根を越えて、意見交換ができる。業務で不明点があっても、質問すれば先輩は皆丁寧に教えてくれる。有益な提案であれば、社歴に関係なく、業務に取り入れる、風通しのいい職場である。
○企業概要
◆沿革
昭和51年7月 小美玉市へ「茨城協同配送㈱」を設立。農業機械部品の管理・配送業務を中心に営業を開始
昭和56年6月 社名を「茨城協同配送㈱」から「㈱協同産業」へ変更
平成13年4月 資本金2千万円に増資
平成16年2月 LPガス・石油事業の運営開始
平成16年3月 資本金7千万円に増資
平成17年5月 資本金1億円に増資
平成17年7月 新社屋を「全農茨城県本部」敷地内へ建設・移転
平成20年4月 社名を「協同産業㈱」から「㈱全農ライフ茨城」へ変更
令和元年8月 社名を「㈱全農ライフ茨城」から「JA茨城エネルギー㈱」へ変更。資本金1億4千5百万円に増資
◆JA茨城エネルギー 株式会社
本社所在地 〒311-3155 茨城県東茨城郡茨城町大字下土師字高山1950-1 TEL:029-291-0611 FAX:029-219-1373
代表者 代表取締役社長 藤田一雄 資本金 1億4500万円 売上高 100億円(2019年度予想) 従業員数 260名
事業所
GC(17営業所) (1)本部=東茨城郡茨城町下土師、(2)日立=日立市十王町、(3)太田=常陸太田市松平町、(4)北茨城=北茨城市磯原町、(5)大宮=常陸大宮市山方、(6)ひたちなか=那珂市横堀、(7)大子=久慈郡大子町池田、(8)水戸=水戸市赤塚、(9)笠間=笠間市飯合、(10)行方=行方市小幡、(11)牛久=牛久市女化町、(12)石岡=石岡市府中、(13)守谷=守谷市薬師台、(14)土浦=かすみがうら市深谷、(15)水海道=常総市小山戸町、(16)石下=常総市新石下、(17)下妻=下妻市半谷
GS(21営業所) (1)しもはじSS=東茨城郡茨城町下土師、(2)金砂郷JP=常陸太田市久米町、(3)水府SS=常陸太田市松平町、(4)里美SS=常陸太田市大中町、(5)大宮JP=常陸大宮市鷹巣、(6)御前山JP=常陸大宮市野口、(7)緒川SS=常陸大宮市上小瀬、(8)山方SS=常陸大宮市山方、(9)大子JP=久慈郡大子町池田、(10)常澄SS=水戸市小泉、(11)岩間SS=笠間市押辺、(12)みのりJP=小美玉市部室、(13)七会SS=東茨城郡城里町徳蔵、(14)常北SS=東茨城郡城里町石塚、(15)徳宿SS=鉾田市徳宿、(16)玉造JP=行方市玉造甲、(17)北浦JP=行方市小幡、(18)麻生JP=行方市麻生、(19)霞ヶ浦JP=かすみがうら市深谷、(20)常総ひかりJP=下妻市大園木、(21)八千代JP=結城郡八千代町蕗田
株主 全国農業協同組合連合会(JA全農) 全農物流㈱ JA水戸 JA常陸 JAほこた JAなめがたしおさい JA水郷つくば JA新ひたち野 JA常総ひかり

74「良い大学を出て、良い会社に務める」という強固な価値観:2019/08/16(金) 08:53:26
「いい学校を出ていい会社に務めれば、勝ち組」
実はこれは筆者が子供の頃からいわれていた。つまり何十年も前からいわれ続けてきたのである。それで実際の社会はどうなったかというと、今でもこの価値観は非常に頑強なことに驚かされる。なぜ頑強というと、就職活動中の大学生の行動を観察していると、ほとんどの就活生が、有名な大企業を全部受けて、少しでも有名な大企業に就職するという行動原理で動いていることが明白だからだ。
日本には非常にたくさんの大学があり、たくさんの大学生が毎年毎年生産されていて、そのほとんどの大学生が上で述べたようなアルゴリズムで動いている。なるべく有名な大企業に就職することを目指して、大学3年生にもなれば就職活動に励む。
その結果、有名な大企業の新卒募集には電話帳何冊分かの履歴書が送られてくることになる。実際に大学生を呼んで面接するのは大変、つまりコストがかかるので、多くの大企業は最初にスクリーニングして電話帳何冊分かの履歴書を、少なくとも電話帳1、2冊ぐらいまでに絞り込む。この時何を基準に絞るかというと、「大学名」である。確かに日本の大学教育は、学生のスキルを向上させて将来の日本経済を発展させうる人材を育てるという意味においては役に立っていないが、受験勉強を通して自らの能力、とりわけ勤勉性を証明するというシグナリングとしては非常に役に立っているようだ。いい大学を出ていないと有名な大企業の面接には呼ばれないのだから、冒頭の「いい学校を出ていい会社に務める」というステートメントは、少なくとも有名な会社に就職するにはいい学校を出ないといけないという意味においては正しい。
学生は、そしてその親は〇〇大学卒という栄冠を取得することを目的にしている。重要なのは偏差値で表される入学試験の難易度であり、その帰結としてのシグナリングの強さなのだ。その結果、東大を頂点とする一流大学の序列が一旦できてしまうと、その入学試験の難易度故の序列は、その難易度故に受験生が群がりさらに難易度が上がるという形で自己強化されていくので覆らなくなる。
また逆説的になるが、学歴の経済的価値は就職活動の時に少なくとも面接に呼んでもらえるかどうかというシグナリングの一点だけなので、この基準をクリアしている大学間での価値の違いはほとんどないともいえる。つまり東大・京大・旧帝・旧官・駅弁などの国公立大、早慶・MARCH・日東駒専・大東亜帝国などの有名私立大までならば、大企業の面接に呼んでもらえるので、あまり違いはない。Fラン以外の大学は、どこも団栗の背比べであるというわけだ。最近は企業も正社員の採用に非常に慎重で、インターンなどで実際に働かせて、使えるか、使えないかを慎重に見極めるので、少なくともインターン等に呼んでもらえる大学ならば差はない。
いい学校をでていい会社に勤めようとする学生やその親たちの行動様式は昔から全く変わっていない。寧ろその傾向が更に強くなっているとさえ言える。日本では大学名や会社名がある種の身分を示す家紋のようなものとして機能していると、筆者は推測している。あるいは高級ブランドみたいなものだろうか。シャネルやエルメスのブランド物を身に着けていると自分の地位や「格」が上がったような高揚感が得られる。大学名や会社名はそれにとても似ている。
江戸時代には士農工商という身分制度があったが、それは近代化とともになくなっていったわけで、300年も続いた徳川幕府の時代に、日本人のDNAに身分のようなラベリングを求める心が刻み込まれたのではないだろうか。そういった身分制社会では、正論をいってお上に反抗的な人間よりも、寧ろお上の意に沿って身分制社会の中で上手くやっていこうとする人間のほうが成功して子孫を残せる確率が高まる。また女性もなるべく高い身分の男性と子供を作ったほうが、同じく子孫が残せる確率が高る。このように日本人の心の中に身分を強く求める心が生まれたと考えられないだろうか。そして近代社会では、そのような身分の代替物としての大学名と会社名が機能しているのだ。このようになるべくいい大学に入る、そしてなるべくいい会社に入るというある種の強迫観念が、日本人の心に深く刻み込まれているのかもしれない。大学名や会社名がある種の身分を示すシグナリング・デバイスであり、それがDNAレベルで刻み込まれているとしたら、「いい大学をでていい会社に務める」という価値観が非常に強固なのも頷ける。

75大学の括りは、なぜ生まれたか①:2019/08/16(金) 14:33:55
◆大学の括りへの疑問
「早慶」「MARCH」「日東駒専」「大東亜帝国」…
大学受験シーンに多大な影響を与えているフレーズがある。それが見出しの早慶、MARCH、日東駒専、大東亜帝国などの括りだ。
日本においては、「いい大学」というのは即ち「入試が難しい大学」のことになっている。入学試験の偏差値をもって大学を評価するのが一般的だ。卒業後の学生を評価するわかりすい指標がないため、大学の偏差値は固定化する傾向にある(高校は大学進学実績というわかりやすい指標があるため、偏差値はまだ変動しやすい)。だから競争原理が働きにくく、大学の序列は50年前とほとんど変わらない。
「早慶」は筆者が受験した時にもあった括りだが、それ以外は筆者が社会人になってはじめて聞いたものだった。何故このようなフレーズが生まれたのか興味が湧く。「MARCH」は、かなりの名キャッチコピーだ。ただその括りによって得する大学もあれば、迷惑だと思っている大学もあるだろう。誰がどのような意図でこのようなネーミングを考えたのだろうか。筆者自身は商売柄、「大学の括り」には興味がある。あまりやったことないタイプの仕事ではあるが、一発奮起ここで、大学の括りの由来を調べてみることにした。
◆「MARCHの由来」の定説
早速だが、MARCH、日東駒専、大東亜帝国の括りの由来についての調査結果を発表してみたい。
これらの私立大学に関する括りの多くは、『螢雪時代』によって作られ、一般メディアや予備校などが追随し、定着していったということが定説になっている。『螢雪時代』とは、旺文社発行の大学受験雑誌。1932年(昭和7年)創刊と歴史は古く、1970年代頃までは多くの受験生に読まれていて、特に当時、大手予備校がなかった地方都市の受験生にとっては、バイブル的な存在だった。
まず、MARCHから始めよう。「MARCH」とは、明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、中央大学(C)、法政大学(H)という東京の私立5大学を総称した括りだ。この大学群を単位とした特別な交流などは存在しておらず、基本的には大学受験の難易度や、就職活動等における学生のレベルを表す括りとして使われている。大学受験が昭和だった人間にはあまり馴染みがないかもしれない。平成以降、特に21世紀になってから大学受験をした人間にとっては、聞いたことがある確率が高くなる。そして今や受験業界だけでなく一般にもよく知られるようになった。
MARCHはアルファベットにして、その単語自体にも意味があるようになっている。よりコピーライティング的な要素が強い括りだといえる。
その由来は、WikipediaのMARCH(大学)には以下のような記述されている。
“『MARCH』という大学グループ名は、受験専門誌『螢雪時代』の編集長である代田恭之が考案したもので、「大学進学率が1割を超えた昭和30年代、大学がエリート期からマス期に移行するのに従って、私大グループの呼び名を、合格発表のある『3月』のMARCHにかけて名付けたのが始まり」だという。”
記事等で、代田氏がどのようにしてMARCHなどの括りを思いついたかの語っている。そこに書かれているエピソードをざっくりまとめると以下のようなものになる。
“当時、代田氏は全国の大学や高校をまわって大学受験をテーマにした講演をすることが多かった。そんな中で、聴衆が退屈して眠くならないようにインパクトのあるフレーズを準備する必要があった。そこから色々な「大学の括り」のフレーズを遊び心で考えた。その中に「KWAMARCH(クワマーチ)」と名付けた括りがあった(K=慶應、WA=早稲田、M=明治、A=青山、R=立教、C=中央、H=法政)。彼が映画「戦場にかける橋」のテーマ音楽「クワイ河マーチ」が大好きだったのでそれを捩ったという。しかし読みにくい。また代田氏が早稲田大学出身だったこともあり順番を入れ換え「WAKMARCH(ワックマーチ)」と名付け、講演などで語った。そのうちWAKが切れて、「MARCH」だけが残って使われるようになった。”
ただこのエピソードが事実だとすると、MARCHは当初3月の意味ではなく、行進曲の意味のマーチだったということになる。

76大学の括りは、なぜ生まれたか②:2019/08/16(金) 14:35:06
◆なかなか発見できないMARCH
まず螢雪時代で「MARCH」がいつから使われるようになったかを調べることにした。旺文社に行って書庫を見せてもらえば話は早いと思い、調査を打診したところ、一般には公開していないという。
そこで筆者は永田町にある国会図書館東京本館に行って、60〜80年代後半、いわゆる昭和の『螢雪時代』のバックナンバーを可能な限り目を通してみることにした。
国会図書館で調べ物をしたことがある方はご存じだろうが、一度に書庫から出してもらえる冊数は限られている上に、出てくるまでの時間もかなりかかる。コピーを頼むと更に時間がかかる。思った以上に大変な作業で1日ではとても終わらない。
しかしながら、筆者が目を通した範囲ではMARCHという括りを発見することはできなかった(ただし、欠号もあるので完全に「ない」ことを証明するのは難しい)。
ただ調べる中で筆者が得た結論は「昭和30年代から螢雪時代にしばしば登場し、普及していったということは考えにくい」というものだった。
その間接的な証拠の一つが『螢雪時代』1974(昭和49)年10月号に載っているワイド特集「激戦必至50年私大入試」だ。この記事には、東京地区を5つのグループに分けて計20大学が紹介されている。しかし、グループ分けはされていても、括りは出てこない。ただ少なくともこの時点では、括りのネーミングは、螢雪時代においても一般的ではなかったと推測される。
ではどのようなグループ分けがされているかというと、以下の通りである。※順番は元記事で書かれている順。()のフレーズは記事で紹介されている内容を、筆者が要約したもの。
“東京①(私学の双璧)
早稲田 慶應
東京②(ミッション系おしゃれなイメージで女子人気急上昇)
上智 青山学院 立教
東京③(全国区の中堅総合私大 立地が神田周辺) 中央 明治 法政 日大
東京④ (人気の小規模中堅私大 難易度に比べイメージ高)
学習院 成蹊 成城 明治学院
東京その他(欄外コラムで紹介)
東京理科大 武蔵工大 國學院 専修 拓殖 東洋 東海”
当時はまだMARCHのような、偏差値は近いが校風の違う大学を無理矢理一緒にした語呂合わせのいい括りよりも、「上智青山立教」「中央明治法政日大」という「校風によるグループ分け」の方が、志望校選びの実情にあっていたのだろう。
◆昭和40年代は「JAR」の時代
代田氏は「この上智青山立教の3大学の頭文字をとってJAR(ジャル)(若しくは、早稲田慶應を加え、JARWAK(ジャルワック)というフレーズを生み出した」とも語っている。これは昭和40年代、女子の大学進学率が上がり、中でもミッション系で人気の3校をくくって、日本航空のJAL(若しくはその旅行ブランド「JALパック」)にかけたものだという。
実際、1980(昭和55)年12月12日付けの毎日新聞には、「強まる私難傾向」という見出しの記事が載ってる。その中にJARが登場する。
“「ジャルがソーケーに肉薄し、ニットーセンコマが急上昇中」。今、受験界では、こんな言葉がはやっている。「ジャル」は日航の「JAL」をもじったもので上智、青山、立教。「ソーケー」はご存じ、早稲田、慶應。「ニットーセンコマ」は、中堅の日本、東洋(または東京経済、東海)、専修、駒沢。これには「セイセイカナ」という言葉が続く。成城、成蹊、神奈川だ。競馬になぞらえて「二頭先駒斉整哉」と書く人もいる。”
しかしこのJAR、日東専駒などの括りも、講演やメディアへの取材などでは語られていることはあったとしても、その時代の螢雪時代本誌にはなかなか見当たらない。

77大学の括りは、なぜ生まれたか③:2019/08/16(金) 14:36:50
◆括りは空前の私大ブームから
そんな中、螢雪時代の元編集者である田川博幸氏にお話を窺うことができた。田川氏は、1980〜90年代にかけて、前述の代田氏と一緒に、色々な大学の括りのネーミングに携わった一人である。
田川氏は「そのような括りが螢雪時代に載るようになったのは、バブル最盛期の昭和から平成に移るタイミングだ」と語ってくれた。
それまで螢雪時代の読者は国公立志向が高く、当時、早慶以外の私立大学はそこまで注目されていなかった。ところが、1980年後半になると、事態が大きく変化してくる。18歳人口が急増した上に、大学進学率(特に女子)が急上昇する。要は大学進学者が大幅に増えたのだ。そうなると受験生のすそ野も広がる。私立志向も高まり、倍率も高くなる。
倍率の上昇とともに、私立大学の場合、多数の学校や学部を受験することが一般的になっていった。螢雪時代も「1-3-2併願作戦(※)」などというフレーズを作ってそれを後押しした。
(※合格可能性25%の最高目標校1校、合格可能性50%の実力相応校を3校、合格可能性75%の合格確保校を2校受験すれば、最低でも1校に合格する可能性の理論値は99.4%以上になるという計算から生まれたもの。その後、2-2-2、1-2-3などフォーメーションは年によって変わる)
90年前後、私大専願の受験生は、早慶レベルを第一志望にしていても、合格確保校として偏差値の低い大学を受験することも珍しくなくなっていった。すると各大学の見かけの倍率や偏差値がさらに急上昇していく。いわゆる「私大バブル」という状況になり、「私高国低」「国捨私入」などと言われるようになった。進路指導にあたる高校教師たちも、個別に対応しきれない。大学の校風などよりも、偏差値が重視されていくようになる。
1988(昭和63)年、旺文社は『私大合格』(1994年に『私大螢雪』と改名)を創刊し、私立大学の情報にも力を入れるようになる。前述の田川氏も『螢雪時代』から『私大合格』の編集部に異動した。毎月のように何らかの特集をつくらなければならないわけで、ますます目をひく見出しが重要になってくる。そうなると偏差値でグループ分けして、面白可笑しいネーミングを使ったタイトルの方が興味を惹きやすい。編集部で頭を捻って新しい括りを生み出していったという。
「おそらくこの時期の『私大合格』『私大螢雪』『螢雪時代』で、上記のような「括り」が誌面に頻繁に登場するようになったはずだ」と田川氏は語った。
そこで筆者は、その時代の『螢雪時代』とともに、『私大合格』『私大螢雪』のバックナンバーを調べてみることにした。何故か『私大合格』『私大螢雪』は、国会図書館東京本館に置かれておらず、上野の「国際こども図書館」に所蔵されていた。
「国際こども図書館」は、なかなかおしゃれな建物で大人にとっても居心地がいい場所になっている。資料の閲覧や複写は国会図書館と同じシステム。ただし、一度に見れる冊数が5冊と少なく、複写している間は新たな資料を閲覧できないので、ここでもかなり時間がかかり、全部見るのは何日も通うはめになった。ただそのおかげで、面白い事実を発見することができた。

78大学の括りは、なぜ生まれたか④:2019/08/16(金) 14:39:09
◆「MARCH」は「CHARM」から始まった
MARCHという5大学の総称が生まれた定説に疑問を抱いていた。定説ではMARCHという括りは、『螢雪時代』を中心に昭和30年代から普及したとのことだったが、その証拠を見つけることはできなかった。
昭和時代の『螢雪時代』を読むと、現在のMARCHの括りではなく、「青山、立教」と「中央、法政、明治」は別のグループという認識が高かった(偏差値よりもイメージの括りが優先されていた)。
ミッション系でおしゃれなイメージの「青山、立教」は、上智と一緒に頭文字をとってJARという括りが使われた。一方、「中央、法政、明治」の3大学には特別な括りは生まれなかった。頭の2〜3文字ずつをとって「HOCHIMIN(ホーチミン)」にしようというアイデアが螢雪時代編集部内で出たらしい。ただこれは採用されなかったという。
螢雪時代の元編集者である田川博幸氏から「そのような括りが誌面に登場するようになったのは、昭和から平成に変わる頃、受験人口が爆発的に増え、私大ブームになった頃だ」というアドバイスをもらった。そこで筆者は、改めて1988(昭和63)年〜1993(平成5)年にかけての『螢雪時代』『私大合格』『私大螢雪』を、「国会図書館」で調べてみることにした。
その頃の『螢雪時代』『私大合格』を時系列にひたすらチェックしていったが、なかなか「MARCH」には出会えない。すると、『螢雪時代』1989(平成元)年7月号の巻頭で、MARCHよりも先に新しい括りに出会ってしまった。
それは「CHARM(チャーム)」だ。構成される5大学は「MARCH」と同じ。ただ順番が中央大学(C)、法政大学(H)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、 明治大学(M)と違っている。
リードにはこうある。
“東京の人気私大で、併願校として組み合わされる5校。頭文字をつなげてみたら、なんとCHRAMができた。今月は魅力的(チャーミング)なこの5校を比較紹介しよう!”
もしこの時までに、「MARCH」が普及していたら、わざわざ「CHARM」という括りを作らないはずだ。この5大学が一つのグループとして語られるようになったのは、おそらくこれが最初だろう。
しかしこの「CHARM」という括りは普及しなかった。その証拠は、この号では大特集を組んでいるのに、これ以降、CHARMという括りは、まったく見かけることがなかったからだ。この括りが1号だけで終わってしまった理由について、「ある大学がその順序についてクレームを言ってきたから」という噂話も聞いたがもちろん証拠はない。だからここには書けない。
◆MARCHより、JAR推しだった旺文社
1990(平成2)年になると、誌面に括りの見出しが数多く登場するようになる。
他の括りは後で述べるとして、MARCHに関連する大学のものでいうと、やはり一番目につくのはJARやJARWAKだ。『私大合格』1990(平成2)年4月号に、旺文社ゼミの広告がある。計3つの括りが書いてあり、色々と興味深い。「JARWAK(上智青山学院・立教・早稲田・慶応)」「日東専駒(日本・東洋・専修・駒沢)」「大東亜帝国(大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘)」の3つの括りだ。しかしここでも「中央、法政、明治」の3大学は、括りに登場しないことがわかる。
次は『高二時代』1990(平成2)年10月号。上智、青山、立教の3大学の学生のことを、「JARギャル」「JARボーイ」と称しているのが、ちょっと笑える。この頃は、まだMARCHではなくJARが推されているのがわかるだろう。
そして筆者は、ついに「MARCH」が初めて登場した瞬間を発見した。あくまで筆者個人の調べではということではあるが、それが『私大合格』1990(平成2)年8月号だ。
ただこの時の括りは、あくまで「JARWaK MarCH」。青山、立教は「JARWaK」の方に括られていて、「MarCH」に含まれているのは、明治、中央、法政の3校のみだ。今の括りとは違う。AとRは重複している。何より長い。
おそらく上記のような理由から、「JAR」が解体し、AとRが、aとrに取って代わったのではないだろうか。

79大学の括りは、なぜ生まれたか⑤:2019/08/16(金) 14:40:40
◆入れ代わった年代はいつか
これ以降の「螢雪時代」「私大合格(私大螢雪)」を調べてみた。しかしまったく出てこない。その他の括りも、この1990(平成2)年がピークで、「日東専駒(日東駒専)」以外はほとんど登場しなくなる。
一方、この頃から、一般のメディアでも、「日東駒専」「大東亜帝国」という括りが伝えられるようになる。例えば、『週刊現代』1990(平成2年)3月10号にある「大学下克上 日東駒専は偏差値で旧帝大 北大、東北大、九大に並んだ」などのように。
そしてMARCHという括りが一般誌の「見出し」に登場するのは、『週刊朝日』2004年4月30日号の「早慶 MARCH グループ別ランキング 伸びている私立高校」が初めてだ。翌2005年からは、『週刊朝日』に追随する形で、『読売ウィークリー(2005年3月27日号)』『サンデー毎日(2005年5月1日号)』などでもMARCHという括りを使い始めるようになる。
この1990-2004年の間のどこかで現在のMARCHという括りが確立されたと推測できる。確かに近い言葉は定説通り『螢雪時代』などから生まれているとしても、現在のMARCHという括りを最終的に定着させ広めていったのは、他のメディアや予備校などであった可能性も否定できない。
しかし調査では、それが誰でいつなのかは解明できなかった。残念であるが、また新しい情報を入手することができたら改めて調査してみたい。もし、読者のなかで有力な情報をお持ちの方は、ぜひ筆者までご一報頂きたい。
◆「日東駒専」「大東亜帝国」など
ここで、MARCH以外の括りの由来について触れておこう。
まず、「日東駒専」(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)を見ていこう。
この括りも『螢雪時代』の代田氏が原型をつくって後に変化したものだ。もともとは「日東専駒成成神(ニットーセンコマセイセイカナ)」だったという。「成成神」は、成城大学、成蹊大学、神奈川大学のこと。後に「成成神」はカットされる。紹介した1980年の毎日新聞にも載っていることから、1970年代には作られていたことがわかる。しかし『螢雪時代』に載ったり、受験業界で頻繁に使われるようになったのは1989年代後半になってからだ。『私大合格』1989(平成元)年10月号は、筆者が見つけた範囲では「日東専駒」が見出しで使われている初出である。
田川氏の証言によれば「たしか当時代々木ゼミナール副理事長だった竹村保昭氏が「日東駒専」と言い換えて、それが定着していったはず」ということだ。一般メディアにおいては、この「日東駒専」が関東地区では一番早く普及していった。
続いて「大東亜帝国」(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士館大学)を見ていこう。昭和から平成に代わる私大ブームの時の『私大合格』『螢雪時代』では「亜拓大帝国」「拓亜大東国」「拓亜大帝国」「大東亜拓桜帝国」など様々な表記で登場する(拓亜大東国の「拓」は拓殖大学、「東」は東京国際大学、大東亜拓桜帝国の「桜」は桜美林大学と記載されていた)。
「大東亜帝国」には当初「東海大学」は入っていなかったという説が強い。ただ前述した『私立合格』1990(平成2)年4月号の旺文社ゼミの広告には、現在の「東海大学」も入った大東亜帝国の括りが登場している。筆者が確認した限りではこれが初出だ。そして「拓亜大帝国」と併用されながら、徐々に「大東亜帝国」で定着していったようだ。
他にも関東地区では、同じく代田氏が作ったと言われる「関東上流江戸桜」(関東学園大学、東京経済大学、上武大学、流通経済大学、江戸川大学、桜美林大学)などの括りが存在するという。

80大学の括りは、なぜ生まれたか⑥:2019/08/16(金) 14:42:03
◆大学は自らの価値を「きちんと」発信せよ
ここでは大学の括りで得する大学、損する大学について。またブランディングの観点から、大学の括りを考察していきたい。
ブランディングのなかで「括り」はどのような意味づけを持つのか。またその「括り」を脱するためにどのような発信が必要なのか。今までの調査で、「MARCH」をはじめ「日東駒専」「大東亜帝国」など、色々な括りについて調べた。これらの多くが「螢雪時代」をはじめとする受験メディアや予備校によって作られたものであることがわかった。
文筆業を仕事にしている筆者からすると、一番興味があるのは、このような「括り」が、何の目的で特定の大学をブランディングするために作られたのかどうかという点である。しかし調べた「MARCH」「日東駒専」「大東亜帝国」などにおいては、そのような事実は発見できなかった。特に誰かが特定の大学のブランディングを意図してこの括りを流行らせようとしたわけではなく、語呂がいいことがあって、徐々に流通していったとみて間違いないだろう。
ただし、近年、MARCHに学習院大学を加えて「GMARCH(ジーマーチ)」という呼び方も一部では使われている。それ以前にも、上智大学を加えて「JMARCH(ジェイマーチ)」、日本大学を加え「NMARCH(エヌマーチ)」などのフレーズが生まれては消えていった。これらの新しい括りに関しては、誰かの何らかの意図が加わっていた可能性は否定できない。そのグループに入ることで得するという思惑があっても不思議ではないからだ。
括りは大学主導ではなく、予備校などによって作られるのは象徴的なことだ。そして一度、その括りに入れられてそれが定着してしまうと、大学関係者が言うところの「入れ替え戦のないリーグ戦」を戦い続けなければいけなくなってしまう。大学側がいくら努力しても、世の中の評価は変わらない。それでは、健全な競争は生まれない。
◆知られざる「実力のある」大学たち
これら現在の大学の括りは校風ではなく入試の難易度によって決められている。その難易度はいわゆる偏差値によって決められる。終身雇用制という決められた価値観が一般的だった時代には、偏差値はある程度の指針になり得た。大学選びが会社選びと直結していたからだ。
そのような時代においては、これらの括りは、受験生の大学選びの指標になるすぐれたキャッチコピーだった。受験メディアや予備校がこれらを作ったのはそれなりに意味があったのだ。
しかし価値観が多様化し、どんどん大学入学者が減っていく時代において、このような括りはどんどん意味を持たなくなっていくだろう。
そもそも偏差値とその大学が持っている本来の価値は必ずしも一致しない。無論、学術関係者や専門家の間では、その実力は知られている大学かもしれない。また、その地方では評価が高く知られている大学もあるだろう。
しかし全国規模でみれば「早慶」「MARCH」「日東駒専」「大東亜帝国」、この4つの括りを除くと、ほとんどがその価値をきちんとアピールできていない。この4つの括りにしても、メディアが勝手に持ち上げてくれているお蔭でバリューが保てている側面が大きく(中には現在の実力以上に評価されている大学もある)、自らその価値を発信できている訳ではない。
予備校やメディアからは偏差値で括られて、本来持っている実力よりも低くみられて、その他の大学は悔しくないのだろうか。もっと自らの価値をきちんと発信しようとは思わないのだろうか。
18歳人口の減少で、近い将来、潰れていく大学がバタバタと出てくることが予想される。そんな中で生き残っていくには、それぞれの大学が古い価値観を基にメディアや予備校が作った「括り」を打破していく必要がある。
旧来の価値観に縛られた大学の序列はなかなか変わらない。「早慶」「MARCH」「日東駒専」「大東亜帝国という大きな4つの括り、大きな固定概念を覆せれば、硬直化している世の中の価値観を大きく変えていくことに繋がるのだ。

81どこの大学から高学歴か:2019/08/17(土) 09:22:14
◆学歴は能力の証
日本の社会では、その人物の能力や人間性を把握するうえで「学歴」を重視する傾向がある。一昔前は3K、つまり「高身長、高収入、高学歴」と呼ばれるほど、学歴は重視され、それは時代が進んでも残っている。
特に企業や専門職ではある程度高い能力を有している学生を雇用したいため、その最も判断しやすい材料として「どの大学を卒業したのか」はとても重要になるのは当然だ。さらに、理系に関しては専門的な知識が求められるので、特に重視される。
一般的に「高学歴」と呼ばれるのはどの大学なのか。色々な目線から解説していこう。
◆一般的に高学歴はどこからか
まずは、一般的なラインで考えてみよう。普通に「高学歴」と聞くと、いろいろな大学を思い浮かべると思う。それは本当に人それぞれ考え方は異なるだろう。ただ、世間一般的な基準になるのは「名前を知っているかどうか」である。
その学生個人の能力の高低差に限らず、世間的に知られている大学に通っていれば「勉強はちゃんとしたんだな」という印象を持つ。
そして、そのラインとして挙げられるのは「大東亜帝国」と呼ばれる大学だ。大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘の5大学は関東の有名な大学であり、全国的にも聞いたことがない、なんてことはないはずだ。
どの大学も総合大学であるため、とても幅広い学部から構成されており文系、理系共にたくさんの学生が所属している。そして、これらの大学はある意味、高学歴のボーダーラインと言える。
偏差値としては学部によって異なるが、だいたい50であるため、それなりの勉強しておかなくては合格できない大学である。なので、「一流」まではいかなくとも、学歴としては高い位置づけをされる。
◆企業から見た高学歴はどこからか
それでは企業目線で「高学歴」のラインを見ていこう。一般的には「名前」が知られている大学であれば、それなりに学歴はあると判断されるが、企業が大学の就活生を受け入れる時には、なるべく能力の高い学生が欲しいと願う。
確かに「大東亜帝国」や「日東駒専」(日本・東洋・駒沢・専修)でも十分であるかもしれないが、より高い能力を有する人材を求めようとすると、「MARCH」が中心的な存在となる。
MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の5大学は関東圏にある非常に有名な大学であり、学部による差はあれど偏差値は50台後半から60台を平均とした大学だ。受験生でも成績の良い学生が合格するような大学になるので、非常に能力の高い学生が集まっている。
また、このレベルの大学になると関東圏だけでなく他の県からも受験してくる学生も多く、間違いなく全国区の大学と言えるだろう。
企業としてはより優秀な人材を見つけたいのであれば、やはり少なくともこのMARCHのどこかに属している学生を起用したいと考えるだろう。そのため、企業の人事の人間からすれば、高学歴がこのラインになると言える。
◆一流企業から見た高学歴はどこからか
さらにその上の世界的に発展している企業や日本でも有数の大手の企業、いわゆる一流企業になると求められる人材はさらに高くなる。一流企業になると、学生に求める能力の幅が広くなり、得意不得意はあれどオールマイティーに作業をこなせる人間が欲しいと思う。
そうなると、「早慶」(早稲田・慶應義塾)以外にはない。これは受験生にとっては最高レベルの目標となるものだ。一流企業としては日本のトップクラスに位置するこれら早慶に属する学生に対しては優秀な人材として認めている。
上智や東京理科も合わせて、関東の「私大トップ4」と表現することもある。一流企業の人間からしてみれば、これらの大学に属するレベルから高学歴の人間として認められることになるだろう。
日本にはたくさんの大学がある。しかし、どこの大学に入るかでその先の人生は大きく変わる。高学歴であることは、それだけ勉強したという証になるものだ。そして、その証は一生自分の経歴として残るものでもある。

82大東亜帝国の魅力と就職事情①:2019/08/17(土) 15:43:18
東京には有名大学がたくさんある。早慶やMARCH、日東駒専など偏差値も高い全国区の人気有名大学は東京を中心とする関東に集中している。
そんな東京の有名大学群の中でも、日東駒専の少し下の偏差値帯に属するのが、大東亜帝国だ。大東亜帝国とは、大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘の5大学の頭文字を取った俗称で、主に受験生の間で頻繁に使われる。
ここでは以下に、大東亜帝国の魅力・入試難易度(偏差値)や、大東亜帝国の就職先などについて詳しく掘り下げて考えていこう。
◆関東の上位私大、大東亜帝国
前述の通り、日本の大学の主な有名大学は東京を中心とする関東地区に集中している。大東亜帝国の5大学は、その多くの大学の林立する関東エリアのヒエラルキーの中でも、上位に位置する大学群だ。
その入試の難易度は、早慶(早稲田・慶応)、次にMARCH(明治・青学・立教・中央・法政)、その次に日東駒専(日大・東洋・駒沢・専修)といった大学があり、そのすぐ下に大東亜帝国が来る。その下に500余りの多数の大学があるので、この5大学は入試難易度から言っても、関東の上位大学になるわけだ。
その上、この5校とも古い歴史があり、幅広い業種に多様な人々を輩出している。
更に、東海大や帝京大などは日本全国に付属高校や準付属高校を持っていて、内部進学制度も充実している。
◆大東亜帝国は、日東駒専とMARCHの併願が多い
多くの受験生は、MARCHが第一志望・チャレンジ校であり、日東駒専を本命として受験する学生が一般的だ。そのため、MARCHを第一志望としている受験生にとっては日東駒専の合格も覚束ず、かなり厳しい合格ラインとなるため、滑り止めが必要になる。その滑り止め併願先として適しているのが、大東亜帝国なのだ。
概してMARCHの入学難易度は60、日東駒専は55、大東亜帝国は50。大東亜帝国は、日東駒専のボーダーより5、MARCHでは10低いので、安心して併願できる。
受験で多いパターンとしては、大穴狙いの一発逆転(早慶)、チャレンジ志望(MARCH)、本命(日東駒専)、保険の滑り止め(大東亜帝国)ということになる。
◆大東文化大学の学部偏差値と魅力
大東文化大は、漢学をはじめとする東洋の文化を研究し広く教授することを目的として大正時代に議会決議で創られた大東文化学院を前身に持つ文系総合大学だ。
高島平にある本部の板橋キャンパス、埼玉に東松山キャンパスと緑山キャンパスを持ち、現在は、8学部がある。図書館などの施設・設備がとても充実していることが魅力として挙げられる。
大東文化大の学部ごとの最新の入試の難易度(偏差値)は以下の通りである。
・文学部で偏差値55.0、・経済学部で偏差値50.0、・外国語学部で偏差値50.0、・法学部で50.0、・国際関係学部で偏差値50.0、・経営学部で偏差値50.0、・スポーツ健康科学部で偏差値50.0、・社会学部で偏差値50.0、となっている。

83大東亜帝国の魅力と就職事情②:2019/08/17(土) 15:44:21
◆東海大学の学部偏差値と魅力
東海大学は、渋谷区富ヶ谷に本部と併設の代々木キャンパスを持つが、その他にも北は北海道の札幌キャンパスから、南は九州の阿蘇キャンパスまで、全国規模でキャンパスを持つマンモス大学である。19学部という日大にも匹敵する規模の総合大学でもある。
東海大の魅力は、日本全国にあるそれぞれの特色豊かなキャンパス間で学内留学できるキャンパス間留学生制度があることが第一に挙げられる。刺激の多い、色んな環境でキャンパスライフを謳歌したい人にはピッタリだ。
また、日本で初めてパイロットを養成すために設置された工学部航空宇宙学科や、日本で唯一、海を総合的に学問する海洋学部のある特色の際立った大学としての一面も魅力である。
東海大の学部ごとの最新の入試偏差値は以下の通りである。
・北海道にある国際文化学部の偏差値45.0、・北海道にある生物学部の偏差値50.0、・文学部の偏差値55.0、・文化社会学部の偏差値57.5、・政治経済学部の偏差値55.0、・法学部の偏差値55.0、・教養学部の偏差値52.5、・体育学部の偏差値47.5、・健康学部の偏差値50.0、・理学部の偏差値50.0、・情報理工学部の偏差値50.0、・工学部の偏差値47.5、・観光学部の偏差値55.0、・情報通信学部の偏差値47.5、・静岡にある海洋学部の偏差値57.5、・医学部の偏差値65.0、・熊本にある経営学部の偏差値52.5、・熊本にある基盤工学部の偏差値37.5、・熊本にある農学部の偏差値45.0、となっている。
◆亜細亜大学の学部偏差値と魅力
亜細亜大学は、武蔵野市に本部を置く、文系総合大学だ。「一芸入試」などユニークな入試制度を始めたことでも知られる大学で、先進的な語学留学プログラムなども充実していて、特に世界で活躍したい学生にとってはとても魅力的なカリキュラムを多数取り入れた大学である。
亜細亜大学の最新の学部別の入試偏差値は以下の通りである。
・経営学部の偏差値50.0、・経済学部の偏差値50.0、・法学部の偏差値50.0、・国際関係学部の偏差値50.0、・都市創造学部の偏差値47.5、となっている。
◆帝京大学の学部偏差値と魅力
帝京大学は、板橋の本部と八王子キャンパスを中心に九州にもキャンパスを持つ医学部および付属病院をを有する総合大学である。
医学部のみならず、薬学部や医療技術学部、福岡医療技術学部といった医療系学部を4学部も有しているところが特色であり、魅力である。文系学部は、八王子キャンパスに集中している。
帝京大学の学部別の、最新の入試偏差値は以下の通りである。
・医学部の偏差値65.0、・薬学部の偏差値45.0、・経済学部の偏差値47.5、・法学部の偏差値47.5、・文学部の偏差値50.0、・外国語学部の偏差値50.0、・教育学部の偏差値50.0、・栃木にある理工学部の偏差値40.0、・医療技術学部の偏差値50.0、・福岡医療技術学部の偏差値45.0、となっている。

84大東亜帝国の魅力と就職事情③:2019/08/17(土) 15:45:35
◆国士館大学の学部偏差値と魅力
国士舘大学は、1917年に創設された私塾国士舘を前身に持つ、世田谷区に本部のある大学だ。
体育学部を有し、スポーツ界・教育界はじめ、警察や消防、自衛隊に多数の人材を送り込んでいる大学でもある。世田谷の他に、町田キャンパスと多摩キャンパスもある。
国士舘大学の学部別の最新の入試偏差値は以下の通りである。
・政経学部の偏差値55.0、・体育学部の偏差値45.0、・理工学部の偏差値47.5、・法学部の偏差値47.5、・文学部の偏差値50.0、・21世紀アジア学部の偏差値42.5、・経営学部の偏差値52.5、となっている。
◆大東亜帝国で文系に強いのは
大東亜帝国は概して、入試偏差値とその就職などを含めた総合力を比較した場合、お得感の強い、コスパの良い大学5校だと言える。
大学の成り立ちも由緒正しく、歴史も古く、古くから各界に優秀な人材を輩出し続けている実績は、実社会では確立されたものがある。
特に、大東文化・亜細亜・帝京・国士舘の4校は文系学部がその出自となっているので、文系に強いのは、看板学部ということになる。
具体的には、大東文化大なら文学部、東海大なら文学部、亜細亜大なら経営学部と国際都市関係学部、帝京大なら経済学部と文学部、国士舘大なら政経学部が文系の中で特に強いと言えるだろう。
◆大東亜帝国で理系に強いのは
日本の私立大学全般に言える傾向なのだが、国公立大学に比べるとその研究施設などの充実は不備で、どうしても理系学部は私立大学では手薄になっている。大東亜帝国の5大学もその例外ではなく、東海大と帝京大以外の3大学は理系には強いとは言えない。大東文化大と亜細亜大に至っては、文系総合大学であり、理系学部はない。
しかし東海大と帝京大に関しては、理工系はもちろん、医系の学部も完備、付属の大学病院も完備しているので、理系にも強い大学である。理系が出自の東海大はその特色を生かし、理系学部の社会的評価は高い。オススメできる学部として、東海大の工学部と理学部・海洋学部、帝京大の理工学部を挙げておきたい。
◆大東亜帝国の就職先や就職事情は
大学生が就職活動をする際に、表向きは平等でも、採用する企業サイドには、「学歴フィルター」なるものが歴然と存在していることは公然の秘密である。
この学歴フィルター、東京に本社を置く多くの大手企業では採用対象の学生の条件として、「大東亜帝国以上」と線引き(ボーダーライン)を設けているのが実情である。特に文系学部の就活大学生においては、地方の国立大生と大東亜帝国の学生であれば、実績のあるOBを多数輩出している大東亜帝国の方が、一般的に有利だと言われる。
謂わば、大東亜帝国は就活において、多くの大手企業の学歴フィルターのボーダーとされる大学群であり、スタートラインに立つ資格のある大学群である。

85大東亜帝国の魅力と就職事情④:2019/08/17(土) 15:48:45
◆就職の現状
大東亜帝国は、理系の専門職や、特殊技能系の職種、体力系公務員などの就職では際立っている。
事実、就職実績としては、国士館大のように体育科の教員をはじめ、警察官や自衛官に毎年多くの採用実績を誇る大学もある。
東海大は理系も含めた総合大学の強みを生かし、多数のOBがあらゆる分野で活躍しているので、そういったコネクションを頼って就活を進めることも可能だ。
大東文化大は国語科の教員を古くから多数輩出しているし、帝京大は医学会や製薬業界に強く、亜細亜大は、その語学カリキュラムを活かした人材がアジアをはじめ広く世界で活躍している実績もある。
なので、大東亜帝国の就職事情は、大学に入ってからの本人の研鑽次第と言えるだろう。できれば大学入学後の1年生のうちから、具体的に進路を定めて、然るべき科目を履修したり、資格を取得したり、教職課程を取るなどして、また、その進路に有利なゼミなどに属して研鑽を積むことをオススメする。
◆大東亜帝国のまとめ
関東の代表的な上位大学群である大東亜帝国の5大学について、掘り下げて考察をしてきたが、いかがだっただろうか。
この5つの大学は、全国的に知名度も高く、各界に多くの有名OB・OGも輩出している学校でもある。学ぶための施設や、各種の独自カリキュラムも充実しているのが大東亜帝国の特徴でもあるので、大学に入ってから大いに学び、その上位の大学群の学生以上の実力をつけていくことも大いに可能な大学群といえる。総じて言えることは、とてもコストパフォーマンスの良い大学であるということだ。
入試難易度(偏差値)の割に、大学そのものの総合力、実力は非常に高く、社会の評価も定評があり、就職状況も良好なので、偏差値だけではわからない大学の実力が最も高い大学群であるとも言えるのだ。言い方を換えれば、とても「お買い得でオススメ」のできる大学群ということである。
早慶やMARCH、日東駒専といった東京に存在する人気名門大学はかなり華やかで派手なイメージが先行するが、大東亜帝国に関しては、非常に地味であるが、いぶし銀の実力者といったイメージだ。特に、東京に本社を持つ東証一部上場企業の多くでは、学歴フィルターを「大東亜の以上」としている会社がほとんどだ。
偏差値的にそれ以下のFラン大はもちろん、旧帝を除く地方の国公立大生と就活で競った場合には、大東亜の学生の方がたいていは勝つということだ。これは、駅弁と言われる地方の国立大生はその地方では絶大なブランド力を誇るのが一般的なので、東京で相殺されるという現象である。
このことは、実社会で大東亜帝国のOB・OGが実績を上げていて、高い定評や人脈を築き上げていることの証左である。5大学とも長い歴史と伝統があるからだ。そういった意味でも、進学してお得感や満足度の高い大学群が大東亜帝国の5大学だと言えるのだ。

86「大東亜帝国は滑り止め」などと甘く見るな①:2019/08/18(日) 14:35:07
受験業界にいるとよく聞く言葉に「取り敢えず目標はMARCH、出来たら日東駒専、最低でも大東亜帝国」という表現がある。
この考えは、とても危険だ。受験業界から言わせれば、現状は大東亜帝国に合格するのも難しい。保護者の世代だとそう感じられないかもしれないが、それが学生に伝染してしまっているかもしれない。
本当に猛勉強をしていて、最低ライン大東亜帝国というレベルの学生もいるが、そういうレベルじゃない学生ですらこの言葉を乱用する傾向にある。受験生は、ちゃんと自分の模試結果を見ているのだろうか。何を見て最低ラインとか言っているのか、注意喚起をしたい。
◆大東亜帝国は入試基礎レベルと言われるが‥
大東亜帝国はご存知の通り、大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘のことを指すが、あまり一括りにするのも問題がある。だが、大東亜帝国の入試において難問・奇問といった出題はほとんどなく、高校の授業などで扱う基本的なことをしっかり勉強していれば点が取れる。そういう意味では、基本的なレベルなので学生及び保護者が甘く考えがちだ。
しかし、高校は義務教育ではないので学ぶ内容も中学の頃とは違い、より深く難しくなっている。正直な話、高校で習った内容を習得することは容易ではない。
また、高校によって授業進度や課題の量も違うので、全国の高校生が一律同じ学力であるはずもない。偏差値70の高校の特進クラスの学生が考える基本レベルと、偏差値55の高校の授業について行けていない学生が考える基本レベルが同じというのはおかしな話なのである。
◆受験生が中間層の大学に流れる傾向
大学の定員厳格化により、上の大学に合格できなかった学生が下に流れてきている。2018・2019年度入試は酷かった。
実力がある学生でも、確実に合格できる大学に出願してくる。立地が良く知名度がある大学の人気は高く、日東駒専の受験生は増えておりレベルも高くなっている。勿論、ブランド力がある大東亜帝国の倍率が上がるのは当然だ。上位層から中間層の闘いが過酷になっている。
「最低でも大東亜帝国」などと滑り止め程度に考えるのは間違っていると、断言しておきたい。
◆定員厳格化で大学受験大混乱
ここ数年、大学入試が荒れているという話は聞いたことがあるだろう。その大きな原因として考えられるのが「文科省の通達による定員厳格化」だ。
簡単に言えば、文部科学省が規模が大きい大学に対して入学者を絞るように通達を出したものを指す。具体的にどういった削減をすることになったのか。
大学の規模を収容定員で定義して、8000人以上の大学に対してはこれまで定員の1.2倍未満までの入学者を認めていたが、2018年度以降は1.1倍未満に抑えるようにということである。規模が大きな大学は首都圏に多く、主要な大学の中では以下の大学も該当している。
・収容定員8000人以上の大学の代表例
早慶‐早稲田・慶應義塾、MARCH‐明治・青山学院・立教・中央・法政、日東駒専‐日本・東洋・駒澤・専修、大東亜帝国‐大東文化・東海・帝京・国士舘
ここに挙げたすべての大学は多くの合格者を減らしているが、それに反して受験者数が大幅に増え、大学・学部の倍率が大きく上昇した。それによって、大丈夫(合格圏内・安全圏内)と考えていた受験生でも合格できないような事態が数多く起きてしまっているのだ。
◆人数を多く取り過ぎたらどうなるのか
人数を取り過ぎて決められた数字を超えてしまうと、各大学には恐ろしい罰則が待っている。国からの補助金減額だ。
大学は一人一人の学生からの納入金や、国からの補助金、支援者からの寄付金などによって運営している。それは設備を整えたり、研究のために使ったり、大学で働く人たちの給料等に使われている。この補助金がカットされてしまうと大学の運営は厳しくなってしまうので、大学側も従わなくてはならない。

87「大東亜帝国は滑り止め」などと甘く見るな②:2019/08/18(日) 14:36:59
◆受験生、保護者が気にすべきことは
入学者が減るということは合格者も減るということだ。そうすると以下のようなことが起きている。
①早稲田、慶應の不合格者が増加。→②MARCHに占める早慶落ちが増える。→③MARCHの倍率増加。→④MARCHの不合格者が増加。→⑤日東駒専に占める早慶・MARCH落ちが増える。→⑥日東駒専の倍率増加。→⑦日東駒専の不合格者が増加。→⑧大東亜帝国に占める早慶・MARCH・日東駒専落ちが増える。→⑨大東亜帝国の倍率増加。→⑩大東亜帝国の不合格者が増加。→⑪Fラン大は避けたいので、浪人生が増加。
もう意味はわかるだろう、そう悪循環の連鎖が始まるのだ。こういった流れで大学入試が全体的に難しくなってきている。そのため、これから受験生たちは大学の選び方に注意をしなくてはならない。
例を挙げると、これまでは、早慶2学部+MARCH3学部+日東駒専2学部という受験をしていたパターンが多い。しかし、早慶2学部+MARCH3学部+日東駒専2学部+大東亜帝国2学部のような受験の仕方が必要になっている。勿論、MARCH以上に合格できなければ浪人するなどの覚悟があればこのような受け方をするのは絶対ではないが。
とはいえ、入学者削減は10%程度なので、早慶ならば合格者の上位90%まで、MARCHならば上位80%程度まで、日東駒専ならば上位70%程度まで、大東亜帝国でもこれまでの入試における上位60%程度までの受験生は変わらず合格できるはずだ。
◆受験生の意識の甘さには、保護者や教師にも責任が
大学も時代によってどんどん変化している。自分が学生だった頃のイメージのままでいると、悲劇を生む。
よくあるパターンだと、保護者が現状の大学レベルを勘違いしていて「帝京大学なんて学校の授業を受けていれば受かる」などと言ってしまう場合。子供は親の言う事(特に楽なこと)は聞いてしまう。
今の時代は大学全入時代と言われているが、有名大学の倍率はどんどん上がっている。馬鹿正直に授業を聴いただけの学生と、毎日猛勉強している学生が同じ大学を受けるわけだから、そう簡単にはいかない。
高校の中にも問題発言をする教師がいる。生徒一人一人の実力と関係なく、高い大学に合格しないと意味がない等と脅すような言い方をして、生徒が自分の実力に全く伴わないハイレベルの大学ばかり受けて全落ちしてしまったり。
逆にそこまでレベルの高くない大学を志望校にしていたら「勉強しなくても入れるよ」と冗談なのか分からないが言ってしまい、その生徒が本当に勉強しないで不合格になってしまったり。
例えば、専門学校から大学になったところは大学としての知名度が低く偏差値もそれほど高くはない。しかし現代では手に職をつけようとする学生も多く、そのような大学は反って倍率が上がるというケースもある。
意識が高い人で定員が埋まれば、入試の点が低い人が落とされるのは当然だ。立地や倍率はしっかり確認する必要がある。
これからの受験生がまずやるべきことは、確実に合格できるための力をつけること。そのために勉強することだ。目標達成のために頑張ることだ。取り敢えず、受験生は必死に勉強しなければならないわけである。

88「帝京に落ちて早稲田合格」すら普通という大異変:2019/08/19(月) 14:22:50
◆もはやMARCH〜大東亜帝国に差はない
-大学の受験がどんどん難しくなっている。たとえば「帝京大学には不合格だったが、早稲田大学には合格した」という生徒も実在する。-
大学の入試が近年、異様なほどに難化している。主な要因は、文部科学省の指導による大学入学定員の厳格化だ。各大学は定員よりも多い合格者を出した場合、一定の割合に応じて助成金がカットされるようになったため、大学側は合格者を絞るようになった。これが「異様なほどの難化」につながっている。
そして、この難化現象と並行するように、かつてはほとんど見られなかった合否事例を耳にするようになった。例えば、都内のある進学高校の男性教員は、今年の受験シーズンの終わり頃に筆者にこう言った。
「ウチの学校で、亜細亜大学には落ちたけど、中央大学には受かった子が複数人いて驚きました。逆に明治大学に十分合格できる実力の子が不合格で、東海大学に拾われたケースもありました。私大に関しては、正直、だれがどこに受かるのか、全然予想がつきません。こんな経験は教師になって初めてです」
また、大学予備校の講師をする知人はLINEでこんなメッセージをくれた。
「あまり成績の芳しくなかった生徒が案の定、国士舘大学がダメで、暗い気持ちになっていたんだけど、なんと法政大学には合格した!これは奇跡!感動した!」
その他にも「大東文化大学文学部に滑って、青山学院大学コミュニティ人間科学部に合格」。さらには「帝京大学には不合格だったが、早稲田大学には合格した」といったミラクルも起きている。
◆大学ランクのヒエラルキーは有名無実化、東海と青学・立教・中央・法政が同じ偏差値
これまで予備校の教壇に長年立ってきた講師陣、また高校教員や生徒のほとんどが次のような前提で大学受験をしていた。
早慶(早稲田/慶応)→MARCH(明治/青山/立教/中央/法政)→日東駒専(日本/東洋/駒沢/専修)→大東亜帝国(大東文化/東海/亜細亜/帝京/国士館)
しかし、こうした大学ランクのヒエラルキーは有名無実化しつつある。その一端は偏差値にも表れている。
2020年度の入試難易度で、東海大学の文化社会学部は偏差値57.5(河合塾、以下同)である。それは偏差値57.5の青山学院大学文学部や社会情報学部、立教大学コミュニティ福祉学部、中央大学文学部、法政大学文学部、社会学部、人間環境学部、現代福祉学部といった難関学部と並んでいる。
また、文系色の強い大東文化大学の文学部は偏差値55だ。これは青山学院大学コミュニティ人間科学部と同ランクである。
偏差値は偏差値であり、合否はそのまま反映されるとは限らない。だが少なくとも、「合格しやすいか否か」という観点においては、一般にイメージされるような大学ランキングはあまり参考にならなくなりつつあるのだ。
このような「合否結果のカオス化」と、先に述べた難化現象との因果関係は明瞭ではないが、明らかに両者は並行している。
◆それでも受験生は「目標はMARCH」という決まり文句
では、大学を志す受験生や高校生たちの中に、昔からの大学ヒエラルキーをもはや意識していないかといえば、「否」である。やはり多くの学生たちは、『夢は早慶、目標はMARCH、出来たら日東駒専、最低でも大東亜帝国』という決まり文句を、判で押したように口にするのである。
この決まり文句を「翻訳」するなら、「大学を目指す以上、目標であるMARCHには進学したい。それ未満のニッコマ(=日東駒専)や大東亜(=大東亜帝国)には、できるなら行きたくない」ということになる。つまり、合格難易度における実質的な開きがどれだけ縮まろうとも、旧態依然とした大学ランクのヒエラルキーは、いまだ確固としたイメージとして多くの受験生の心に根付いているのだ。端的に言えば、世間的にブランド力の強い、いわゆる「難関大学」のボーダーはMARCHまでというイメージである。
とはいえ、このまま旧来のイメージを生徒たちが持ち続けることはよいこととは言えない。大学ランク表を年度ごとに発表し、こうした格付けを再生産、あるいは強化する側の人間がこのようなことを言うのは自己矛盾かもしれないが、それでも旧態依然とした階層的な大学イメージは解体されるべきだろう。
なぜなら、そのほうが受験生の選択肢が豊かになり、それにより大学間の健全な競争が生まれ、質の高い教育環境が整うと考えられるからだ。
さらに言えば「第一志望のMARCHに落ちて、日東駒専に通うことになった」「MARCHに不合格で、大東亜帝国に入学した」という子も、そこに階層的なイメージが存在しなければ劣等感を抱くことなく、前向きに進学できるだろう。毎年、不本意な受験結果に終わった学生たちの相談を受けるが、「筆者が年毎に生産してきた大学ランキングなどなければ、この子ももっとポジティブな気持ちになれただろうに……」と心苦しい思いをせざるをえないのだ。

892020年度入試動向はどうなる①:2019/08/22(木) 12:45:35
2019年度入試は中堅大学以下の難化傾向が顕著だった。そして、新共通テスト前年の2020年度入試動向はどうなるのか。
2019年度入試を振り返りながら、そして新共通テスト前夜となる2020年度入試を展望してみたい。

≪1≫難関大学は変動なし、中堅以下は大激戦
さて、2019年の入試がどうだったのか、確認してみよう。これからの話はかなり大きく括った話なので、個別の学科を見ていったりすると、当然、例外的な話が出て来るので、その辺りは容赦願いたい。
結論からいうと、上位大学は、応募微減または減で、合格は微増または増、という結果になった。
それ未満の大学は兎に角、大変厳しくなったようだ。元々このランクの大学については、定員管理で失敗している大学や学部があったから、やはりかなり厳しい入試になった。加えて、一部の大学では、かなり指定校推薦などの集まりが良かったので、一般入試に皺寄せが来た、ということもあったようだ。
では、もう少し、細かく結果を見ていこう。
◆全般を見てみると、難関と中堅以下で大きな違いが
定員厳格化は本来2019年度に一段進む予定だったが、それが見送りとなり、「2018年度据え置き」となっている。妥当にいけば、今まで以上に難化する必要はないわけで、基本的には「前年並み」でいいわけである。
しかし、実際には色々な要因が働く。
о推薦を受ける人数。指定校推薦、附属高などの応募が増えれば、一般入試の定員が圧縮される。
о安全志向。厳しいと思えば、志願先を変更する。ただし、これは空くところもある。
о浪人生が増えるかどうか。
о全体としての少子化。受験生の総数。
о各大学が抱えている事情。現状においては、前年までの入学者数。定員厳格化は、その年だけでなく、現状抱えている学生数に左右されているので、オーバーしていれば、定員が取れないし、足りなければ定員をオーバーさせる(限度はあるが)可能性がある。
この様なことが挙げられる。というわけで、実際の2019年度入試結果は、纏めると次の様になる。
早慶MARCHを纏めると、38000人志願者減で、5700人合格者増。しかし、その下、日東駒専、大東亜帝国などになると、73000人志願者増で、1900人合格増という状況になっている。
全体の志願者増の傾向が続いているのは、安全志向の現れである。「難化」という言葉の中で、受験校数は増化傾向にあり、それがこうした志願者増を見ても現れている。それでも、合格者が増えているから、定員管理自体は落ち着いたともいえる。
ついこの間までは、志願者が増えて、合格者が減らされていたことを考えると、これでもだいぶマシになったといえる。とはいえ、日東駒専から下のランクの志願者増と合格者微増を考えると、「難化はまだ続く」ということになる。
では、大学群別にもう少し細かく見てみよう。

902020年度入試動向はどうなる②:2019/08/22(木) 12:46:54
◆早慶は、応募微減・合格微減
早慶は応募が若干減り、合格も若干減った。その意味では昨年並み、というところだ。
大学別で見ると、早稲田が志願減・合格微増、慶応はは志願減・合格ママであるから、やや易化ということになるだろう。もちろん、これは兎に角、厳しかった2018年との比較なので、すでに難化であった2017年と比較すると、2019年の方がより厳しい。
ベネッセの偏差値で追ったデータを見ると、文系では偏差値60〜65で10%強、65〜70で25%程度ではあるが、合格率は上がっている。(偏差値の意味は模試ごとに違うから、河合模試の偏差値を適用しないでほしい。) こういうのも、競争緩和から逆転が可能になったことから実現するわけだ。
しかし、肌感覚は「難化」である。実際にこのデータを見てみると、偏差値75〜80で50%強と昨年より減少、70〜75でも、40%弱と昨年並みと、必ずしも易しくなったとはいえない。
やはり、難関大併願者が受験校数を増やすなどしてある程度同じ層で集まっていて、志願者自体が減っても、それは合格ラインより下にいる生徒で、かなり厳しい入試であったことがわかる。
理系では昨年より若干厳しくなっている印象だが、70〜75をとっていた受験生は70%ぐらいの合格率となっており、安定して合格がとれる状況だ。厳しいのは、原則として文系で、理系は2年生の秋・冬にはほぼ勝負は決しており、ある程度の力を着けさえすれば受かるし、そうでないと厳しい結果になる。因みに、65〜70で40%弱である。
◆MARCHは、応募減・合格は増
さて、MARCHである。全体では志願減・合格者増である。2学部新設の中央を除いて、志願者は減・合格増で、だいぶ落ち着いた。ただし、あくまでも2018年との比較であって、すでに厳しかった2017年と比べれば2019年の方が厳しいから、「易化」という言葉は適切ではない。
文系について、偏差値ごとの合格率でみると、高偏差値の合格率が若干とはいえ、落ちているから、易化とは言い難いものの、そのあと偏差値65〜70以下の層では合格率は増加に転じているので、昨年に比べれば易化であったとはいえよう。
しかし、重要なのは「昨年に比べれば」であって、「2017年に比べれば」これらどの層でも「難化」だ。
であるから、落ち着いたとはいえ、「易化」という印象がない、というのはまさにその通りである。
あくまでも昨年ベースで易化なだけで、実際は厳しい入試に突入しているわけで、決して元に戻るわけではない。
ということは、定員厳格化が撤廃されない限り、こうした状況は続くということだ。
理系だが、寧ろ合格率はどの偏差値帯でも微減しており、やや難化傾向に突入してる。
◆日東駒専は日大を除き、総難化
さて、問題はMARCHから下の層だ。まず、ここで日大だけが違う動をしているが、基本は志願者増である。駒沢は合格減、専修は合格微減。東洋大は、おそらくレベルアップの影響で、辞退が増えたが、合格者増である。日大は、志願減、合格微減だが、難易度はあまり変わらなかった。
さて、では、これらの大学はどの程度の難易度になったのか。たとえば、経済系統の一般入試の合格分布を見た場合、合格率50%を切ってくるのは、慶応でベネッセ偏差値78になる。(繰返しになるが、河合偏差とは意味が違うし、別物として捉えてもらいたい。) 明治で72、法政の経済は例年、経営より低くなるとはいえ、ここで66。東洋大が実は同じ数値どころか、場合によっては逆転している結果になってる。
センター利用でいうと、早稲田商学部で93%、明治商で89%、法政経済で87〜84%、東洋経済が84〜82%です。日東駒専は、センター利用でもはや80%必須の状況となっており、東洋がその中でも一段抜けている。センターでは、駒沢も絞り込みが行われており、経済で84%、法で82%、グローバルで89%程度となっている。
数年前まで、立教で80%行くかどうかだったことを考えれば、いくら平均点が上がったとはいえ、恐ろしい数字である。こういう状況になってくると、いくら問題が簡単になっても、きちんと苦手を潰して範囲を終えた生徒以外にはチャンスがないことがわかる。
また、東洋大だが、合格は増やしたものの、合格者のレベルが上がり、MARCHの各大学に取られたようで(このこと自体が安全志向で、併願が増えていることを教えてくれる)、大量の繰り上げを出している。3月入試とともに、「繰り上げ」というのも、現状の入試では意識せざるを得ない。ほとんどの大学が「繰り上げ」や「補欠」は一般入試で行う。こういう入試をきちんと受けておかないと、繰り上げのチャンスさえなくなることになる。

912020年度入試動向はどうなる③:2019/08/22(木) 12:48:28
◆大東亜帝国のセンター利用は70%に
センター試験は、受験生が平均60%を得点できるシステムで行われいる。正直、このクラスに優秀な受験生は関心を持っていなかった。しかし、センター70%となってくると、皆が皆とれる状況ではないから、どうしても、目を向ける必要がでてくる。
このランクの大学は、結論からいうと、文系を中心に軒並み難化だ。まったく下げ止まる気配がない。
さきほどの経済でいうと、大東文化の経済でセンター利用73〜76%と出ている。勿論、優秀な受験生であれば3科目でこの程度なら、取れなくはないが、センターの平均点の上昇に比べれば、この最低点の上昇はかなり厳しい。1ランク、下手をすれば2ランク以上、数年前より合格基準が上昇してしまっている。
この状況は、一般入試も同様だ。全てが難化傾向と考えた方がいい。しかも、このランクになってくると、どうも、追加合格を出し切れないで終わっているようだ。
上から繰り上げ合格が出てくるが、この大学群で3月末になってしまい、繰り上げられずに定員割れを起こしている大学もあるようだ。
こんな話を書くと、定員を守らせることの是非はともかく、補助金をちらつかせて、脅すようなやり方で、結局受験生を苦しめている、ということが凄く気になる。
理系だが、文系ほどではないにしても難化傾向にある。特に東海大の理工系の学部と、帝京の理工学部の難化が目立つ。
◆文高理低はやや止まった感があるが、まだまだ「地獄」
ここからは、系統人気の話になる。これまでの文高理低に変わりはないが、しかし、若干ブレーキが踏まれている。ここまで、文系が厳しいと、本当にやっていけないと思ってしまう。
ただ、あくまでも「文高理低」であることは間違いない。特に文系は地獄だ。だから、もしこれから説明会などで「文高理低が止まった」と聞いて、「文系は楽になる」と思ってはいけない。文系なら「覚悟」を持ってほしい。要は「やるしかない」、やらなければ・やれなければ、脱落である。苦手をほったらかすような、そんなことはダメ、ということだ。
では、注意の必要な系統を見ていこう。
まずは、ここのところの流行りでいうと、「国際系」「心理系」「社会科学」「情報系」だ。こうした系統が兎に角、厳しい。
次に、元々の人気系統は元の通りだ。文系だと「法学」「経済・経営」である。こうしてみると文系で書いてないのは「文学」ぐらいだ。理系は「機械」「建築」「応用化学」。これらは抑の王道だから、注意が必要。法学部人気はだいぶ戻っているようだ。
理系では今年は「理学」が戻したが、これはここのところ、理学が低すぎたから、反動で戻してきた。「大学入試が厳しい…」という印象が続く限り、「低い」と思うと「増える」という現象はこれからも続く。

922020年度入試動向はどうなる④:2019/08/22(木) 12:50:06
≪2≫推薦(AO・公募など)では、取ってくれない状況
さて、系統の話は終わって、推薦の話だ。これも印象的な数字があったので、紹介しておく。
◆定員微減、応募増、合格微減
指定校推薦を含めた推薦AOと一般入試の比率を見てみると、2007年を境に一般入試から推薦にと一旦シフトし、2014年にまた推薦の比率が下がり、ほぼ推薦と一般の比率が同じになっている。しかし、これを最後に推薦は増加に転じ、直近では右肩上がりで、2018年で入学者比率は推薦52.5%、一般47.5%となっている。おそらく、今年はもう一段進んだはずだ。
しかし、指定校推薦を除いた、AO推薦の動きをこの3年間でみると、2017年を100とした場合、志願者は2019年推薦で117、AOで110と増えているのに対し、定員はほぼ変わらずか微減、合格者も微減、というような状態になっている。
大学はまず、指定校推薦で受験生を確保していく。定員は決めているのだが、その配布した高校が、すべて埋めて来るとは限らず、例年の動きを見て、「このぐらいに指定校を出すとこのぐらい来る」という経験によって、なされているわけだ。
そうなると、例年より安全志向が強まると、例年以上に指定校推薦の応募が増える。定員が決まっているなら、本来オーバーした分は落とせばいいわけだが、指定校推薦は慣例上、応募したら余程のことがない限り落とさない。勿論、「落ちない」というのは嘘である。大学が問題があると思えば落とすが、指定校推薦というのは慣例的に、学校を信頼して託しているので、学校が推薦する人物を落とせない、というのがポイントだ。もし、「落とさなければいけないような生徒」を送ってきたら、その生徒を落とすだけでなく、その学校の信頼がなくなり、推薦がなくなっていく…というようなところで成り立っているので、学校が推薦するなら、余程でない限り落ちていないのだ。
だから、例年より応募が増えると合格が増える。その皺寄せは、AOや一般に行くしかない。定員厳格化なのだから。
というわけで、AOにはいくら人が集まっても、予定以上にとった以上、もはや微減かもしれないが、とるわけにはいかずに減らしているわけだ。
君は大丈夫だろうか?
AOは原則、激戦だ。勿論、今の話は、丸めている話だから、大学によっては、「指定校でもとる、AOもとる、従って、一般を思いっきり減らす」…というところもあるだろう。
しかし、全体としては、「指定校でとったから、AOはいっぱい集まったけどとれない。だって、一般があるから」という大学が多いということだ。おそらく、過去のデータで、AO入学と一般入学では、一般の方が成績がいいという大学はこんなことが起きているはずだ。
筆者が入試担当者と話した経験では、
о早慶…指定校やAO入学の成績は良く、しっかり確保したい。
оMARCH〜大東亜帝国…徐々に推薦の成績が悪くなり、AO入試に価値を見出さない大学が増えて来る。できれば、一般入試の生徒を多くとりたい。
оFラン…入学者確保のためにも、AOで合格をいっぱいだしておきたい。誰でもいいから受けてほしい。
ということが挙げられる。このようなことから、「安全に行きたいからAOで」という発想は論外。勿論、君の受ける大学がAOでいっぱいとってくれるならいいのだが、全体的な傾向で言うなら、合格は減らされていて、かなり厳しい入試が展開されているということを知っておいてもらいたい。
本当に安全に行きたいなら、まずは指定校だ。
AOを受けるなら、少なくとも、倍率のある入試であるという自覚を持つこと。高校入試の推薦のように、「受かりやすくなる」という印象があるのは下位の大学を中心として、倍率が低いFラン大学だけなので、この辺りはしっかり調べておこう。
また、一時と異なり、学科試験を課す大学は増えている。こうした大学の場合、問題を見せてもらえたり、また、AOは厳しくても一般だともっと厳しくなるというようなケースも確かにある。若しくは、学科試験があるけれど、英語だけだったり、国語だけだったりというケースもある。
しっかり調べて『入試』として取り組むことが重要である。

932020年度入試動向はどうなる⑤:2019/08/22(木) 12:51:28
◆中堅以下では、「隔年現象」が顕著になっている
ここでは観点を変えてみる。今まで見てきて、2019年度入試の特徴は、MARCH以上で若干の易化、それ以下で大きく難化、ということになるのだが、ここまでの説明でも、ここから下は、おそらく安全志向から、「受かるところを探す」という作業、正確には「受かりやすいところを探す」という作業になっている。
では、受験生にとって「受かりやすいところ」とはどのような見え方をしているのか。
それが、予想偏差とか、判定とか以上に、どうも「前年の倍率がその前より下がったかどうか」だけのようである。
これは、受験校選びの間違いの一つなのだが、皆がこういう動きをする。
同じランクのA大学とB大学を受けようと考える。昨年の結果を見て、応募が減った人気のないA大学の学科を受けたくなる。
同じ大学の似たような系統、たとえば経済と経営などのどちらかを受けようと考える。昨年より倍率の下がった学部を受けようと考える。
同一大学、同一学部の複数学科から、どの学科かを受験しようと考える。一番前年倍率が低い学科やセンターボーダーの低い学科を受験しようとする。
こういうのが隔年現象の仕組みだ。どれにしたところで、結局、人気のなかったところに集まり、人気のあったところが避けられるわけだ。
定員厳格化のこの数年、隔年現象は減少傾向だったが、必ずどこかで起こる。安全志向が強まり、大学への関心以上に、「兎に角、どこでもいいから受かりたい」という気持ちが、押さえの大学に対して強くなり、この傾向が色濃く出ている。
これは、2020年度の傾向を予測するときにも注意すべき事柄だ。

942020年度入試動向はどうなる⑥:2019/08/22(木) 12:52:35
≪3≫2021年には新共通テスト導入、その前年の2020年入試はどうなるのか
基本路線は「超」安全志向。中堅以下は今年以上の激戦に。
これらの結果を踏まえ、これから2020年入試を分析し、予想してみよう。
◆2021年に入試改革
2021年度には「入試改革」があるが、今年の高校3年生は2021年の新共通テストに一見関係なく見える。実際にどう変わるかは置いておき、次のように見えるようだ。
оセンターが変わるらしい。記述と複数解選択とか、よくわからないのも出るらしい。
о英語の外部検定4技能が必須になるらしい。とても大変だ。
о早稲田の政経なんか、文系なのに数学が必要になったり、すごく大変っぽい。
о兎に角、浪人すると訳わからないから、現役で大学に入っておきたい。
この様なことだ。2年生だってよくわからないのに、3年生がわかるとは思えない。実際は、どんなことなのか、こんな漠然としているのが今の高3である。
加えて、「どうも大学は超厳しいらしいから、指定校とかでも早く決めたい」というのが基本路線であろう。
過去の入試改革でも、変わるとなると「安全志向」というのは毎回起こっていることなのだ。
◆安全志向になると、「推薦が増える」「1ランク落とす」「受験校を増やす」…
では、安全志向になると、どんなことが起こるのか。
第一に、推薦が増えていく。しかし、よくわかっていないから、「AO」も含めて増加する。
指定校が増えるのは、間違いない。そうなると、一般の定員を圧迫します。続いて、AOなどの受験生が増える。倍率は上がる。増えた分、倍率がどんどん上がるから、「受けたら受かる」というようなことはない。まして、一般入試の倍率が上がり、偏差値が上がっている状況で、しかも指定校で定員の圧迫が起こっている時に、AOで確保するという選択は考えられない。まさにAO(アドミッションポリシー)に合う生徒に合格を出せばいいようになる。
でも、兎も角も、推薦の激化と一般定員の圧迫は予想される事態だ。
次に、1ランク落とす受験生が増えていく。この辺りから推察されるのは、MARCH以上がこれ以上激化するのは意外と少ない、ということだ。逆に言えば、これより下の日東駒専や大東亜帝国のラインは、さらに激化するともいえる。
MARCH以上が現状維持かやや落ち、日東駒専と大東亜帝国は更に上がり、Fランは蚊帳の外。つまり、受かる人は全部受かり、落ちる人は全部落ちるような入試形態になる。センター利用でいえば、
о90%-MARCH
о80%超え-日東駒専
о70%超え-大東亜帝国
つまり、70%取れない人はノーチャンス、Fラン行きという状況が待っている。しかも、「隔年現象」のように、より空いているところを探し出そうとするから、その意味でも、大学レベルの均質化(実際に均質化するわけではないが)が引き起こされていくわけだ。
そして、そうなってくると、受験校数を増やす。そうなれば、合格者の辞退は増えていくから、本当は大学が「合格者増」という形で対応するはずなのだが、現状大学はその勇気が持てない。「定員厳格化」があるからだ。
最後を「補欠」「追加」で埋める現状は、おそらく今まで以上に酷いことになる。東洋大が、補欠の繰上げが凄い数にはなったが、考え方を変えれば、全員を繰り上げたわけではないので、今年と同じように埋めればいい、と考えている可能性は高い。その方が安全でなのだから。そうなると、それ以下の大学は、追加合格を出し切れないうちに、タイムリミットを迎えるという入試が続く可能性が高いともいえる。

952020年度入試動向はどうなる⑦:2019/08/22(木) 12:53:48
◆国立も視野に入れるべきか
こうなってくると、国立に目を向けるべきだが、今年の入試結果を見る限り、国立人気が高まっているとはいえない。
3科目と7科目の違いは確かに大きいが、千葉大で80%、旧帝・筑波で85%を目安と考えると、もはやMARCHの滑り止めにはならず、下手をすれば、東洋大や駒沢もセンター利用では滑り止めにできない状態だ。
関東の駅弁では70%だから、日東駒専はもはや滑り止めにできない。大東亜帝国もセンター利用では怪しい。
こうなってくると、頑張って7科目やって地方国立、という選択肢をとることは非常に有力だ。
しかし、どうも首都圏の受験生はそうはならない。地方の受験生は、「地方国立、だめなら地方私立しかない」と、地方国立を目指す動機になりえても、首都圏の受験生は「試験科目を増やしてまで、地方国立なんて…。だめなら、首都圏私立にも行けなくなる…」のであるから、どうも「地獄の私立3科目」に留まるしか道がないようだ。
勿論、これは今後の動向見れば、すぐ見えてくる。地方の受験生からすれば、「こっちまで来るなよ」と言いたいところだが、首都圏の受験生がどう判断するかは気になる。ただし、今年の結果をみる限り、「国立志向の受験生が地方を考える」ことはあっても「私大3科目の受験生が科目を増やして地方を狙う」とはならないようである。
でも、君が受験生で、7科目をまだやっているなら、捨てたり、絞ったりする前に、もう一度入試状況の厳しさを見て、どうするかをよく考えてもらいたい。
◆そもそも「安全志向」は難関への入学チャンス
早慶の学生にとって、一番嫌味な敵は、早慶を選んで東大に合格したのに進学しなかったヤツ、だ。東大を落ちたヤツは、たいした敵ではない。
MARCHの学生にとって、一番嫌味な敵は、MARCHを選んで早慶に合格したのに進学しなかったヤツ、だ。早慶を落ちたヤツは、たいした敵ではない。
安全志向というのは、そういう「受かったのに行かない人」が少なくなるということだ。
そして、一番大事なのは、受験生全体の数が増えない限り、総てが難化することはない。
例えば、今年については、上から受験生が降りてきたからこそ、中堅以下が難化している。でも、上にいる受験生の数が増えているわけではない。
だとすれば、もう、これ以上、下が難化するとすれば、それは同時に「上が空く」ことを意味しないと、辻褄が合わない。
確かに数年前は、段階的に定員厳格化が進んできたから、少しずつ受験生が上からおりてきて、徐々に難しくなってきた。しかし、2018年を基準として、2019年、今年は据え置きだったのだ。それで中堅が下がったというのは、MARCH以上がやや易化、という今年の結果をもたらした。
2020年はそう考えると、
更に中堅の日東駒専と大東亜帝国が著しい難化。つまり、上が更に空くことによって、中堅以下がもっと難しくなる。
つまり、MARCHH以上、日東駒専では東洋にも、反動の受け控えが起こって易化する可能性は否定できない。
しかし、全体は少子化。定員削減ではない以上、これ以上の全体難化は考えづらい。
まずは、厳しい入試を覚悟して、完璧にやりきってみよう。やりきれれば、やったこと以上のご褒美に与れるのが受験だ。

96①城西大学:2019/08/23(金) 09:52:18
◆城西大学
キャンパス≫埼玉県坂戸市、東京紀尾井町
学部≫経済、現代政策、経営、理、薬
概要≫通産・蔵相を歴任した水田三喜男が創設。海外姉妹校は190を超す。地域に後見する国際総合大学を標榜する。
決算概況≫【黒字幅が縮小】学納金が減り、事業活動の収入が後退。一方で教研経費や校舎建て替えに伴う除去損が膨張。黒字幅が縮小。健全性A 教育投資A
◆東京国際大学
キャンパス≫第1:埼玉県川越市、第2、坂戸(総合グラウンド)
学部≫商、経済、言語コミュニケーション、国際関係、人間社会
概要≫旧国際商科大学。単科大学から文系総合大学へ。2023年9月には池袋に都市型国際キャンパスを開設する予定。
決算概況≫【収支は改善】学生数の増加などで学納金が伸び、教育活動収入が上向く。費用支出の抑制が効き、教育活動の収支が改善する。健全性A 教育投資A-
◆獨協大学
キャンパス≫埼玉県草加市
学部≫外国語、国際教養、経済、法
概要≫1883年創設の独逸学協会学校が起源。外国語教育の重視と国際人の育成の伝統を貫く。授業はゼミ中心。
決算概況≫【若干、水面下へ】医療経費が9%を超え膨らむ。連れて教研費も増加。医療収入の増加では埋め切れず、事業活動の収支が若干赤字に。健全性B 教育投資A+
◆文教大学
キャンパス≫越谷:埼玉県越谷市、湘南
学部≫教育、人間科学、文、情報、国際、健康栄養、経営
概要≫旧立正女子大学。1927年に創設の幼稚園と裁縫学校がルーツ。21年春、足立区に新キャンパスが誕生。
決算概況≫【修繕費が縮小】大学校舎の大規模改修工事が前年度で終了し修繕費が急激に縮小。学納金は増加。基本金組入前収支の黒字幅が拡大。健全性A- 教育投資B+
◆千葉工業大学
キャンパス≫津田沼:千葉県習志野市、新習志野、東京スカイツリータウン
学部≫工、創造工、先進工、情報科学、社会システム科学
概要≫1942年に創設の旧制大学。日本最古の理工系私立大学。ロボット研究などには定評がある。2020年度に大学院を改組する。
決算概況≫【黒字が漸増】学納金や付随事業による収入が増える。事業活動収支は漸次改善。19年度は15年ぶりに授業料を改定。健全性A 教育投資A+
◆青山学院大学
キャンパス≫青山:東京都渋谷区、相模原
学部≫文、教育人間科学、経済、法、経営、国際政治経済、総合文化政策、理工、社会情報、地域社会共生、コミュニティ人間科学
概要≫メソジスト監督教会の宣教師が創立した「女子小学校」などが源流。2019年度にコミュニティ人間科学部を新設。
決算概況≫【多額の資産売却益】保有金融商品の入れ替えなどで前年度に続き多額の資産売却益を計上。事業活動収支も大幅に黒字に。健全性A- 教育投資B+
◆亜細亜大学
キャンパス≫東京都武蔵野市、日の出
学部≫経営、経済、法、国際関係、都市創造
概要≫興亜協会として誕生。日本経済専門学校、同短大を経て大学に昇格。武蔵野キャンパスの再開発事業が完了した。
決算概況≫【黒字に転換】創立75周年記念事業に伴う寄付金収入を特別収入に計上。基本金組入前収支が黒字に転換。健全性B 教育投資A-
◆桜美林大学
キャンパス≫町田:東京都町田市、プラネット淵野辺、四谷(千駄ヶ谷)、多摩アカデミーヒルズ
学部≫リベラルアーツ学群、芸術文化学群、ビジネスマネジメント学群、健康福祉学群、グローバルコミュニケーション学群
概要≫1921年創設の崇貞学園が源流。66年に大学開学。2019年度に新宿、20年度は本町田に新キャンパスが誕生。
決算概況≫【新規借入金】新宿キャンパス開設に伴い約43億円を新規に借入れ。退職給付費用が減り、人件費が縮小。健全性B 教育投資A-
◆大妻女子大学
キャンパス≫千代田:東京都千代田区、多摩
学部≫家政、文、社会情報、人間関係、比較文化
概要≫手芸・和裁の私塾が源流。千代田キャンパスには4学部、多摩キャンパスに人間関係学部が点在する。
決算概況≫【黒字を維持】キャンパスの再開発も終わり、基本金組入額はゼロに。事業活動収支は僅ながらプラスを維持。健全性A 教育投資A-
◆学習院大学
キャンパス≫目白:東京都豊島区
学部≫法、経済、文、理、国際社会科学
概要≫戦前は皇族・華族の教育機関として発展。1949年に新制大学に。都心の1キャンパスに全学部を立地している。
決算概況≫【黒字幅が縮小】生涯学習センターの事業を子会社に移管し、付随事業の収入が減って事業活動の収入が後退。黒字幅が縮小。健全性A- 教育投資A-

97②慶應義塾大学:2019/08/23(金) 09:55:52
◆慶應義塾大学
キャンパス≫三田:東京都港区、日吉、信濃町、矢上、湘南藤沢、芝共立
学部≫文、経済、法、商、医、理工、総合政策、環境情報、看護医療、薬
概要≫福沢諭吉の蘭学塾が起源。大学令に基づく初めての私立大学。2020年3月竣工を目処に日吉記念館を建て替え。
決算概況≫【前期並みに】異次元緩和の中で資産運用の収入が健闘。寄付金も予算比で18億円超えも上回る。ほぼ前年度並みに黒字を確保。健全性B 教育投資A-
◆工学院大学
キャンパス≫新宿:東京都新宿区、八王子
学部≫先進工、工、建築、情報
概要≫日本最古の工科学校。先進工学部に2019年度に航空理工学、宇宙理工学の2専攻を新設。
決算概況≫【やや悪化】管理経費が膨らむ。学納金が増え、人件費や教研費の伸びを抑制だが、収支がやや悪化。健全性A- 教育投資A
◆國學院大学
キャンパス≫渋谷:東京都渋谷区、たまプラーザ
学部≫文、経済、法、神道文化、人間開発
概要≫1882年に創設の皇典講究所が起源。旧制8私大の一角。国文・国史・国法の研究・教育を主導する。
決算概況≫【横ばい圏内】学納金はほぼ前年度並み。教研費増は人件費の圧縮で相殺。30億円規模の基本金組入れが続く。健全性A- 教育投資A-
◆国士舘大学
キャンパス≫世田谷:東京都世田谷区、町田、多摩
学部≫政経、体育、理工、法、文、21世紀アジア、経営
概要≫母体は吉田松陰を範とする「私塾国士舘」。消防官の就職者数で全国首位、警察官は2位。防災教育に定評がある。
決算概況≫【収支は横ばい】学費改定の効果が続き、学納金が小幅増。ただ人件費や教育研究経費も増え、経常収支は横ばい。健全性A- 教育投資A-
◆駒澤大学
キャンパス≫駒沢:東京都世田谷区、玉川、深沢
学部≫仏教、文、経済、法、経営、医療健康科学、グローバルメディアスタディーズ
概要≫曹洞宗創設の吉祥寺会下学寮が淵源。旧制大学。2018年に「種月館」が共用開始、21年には新図書館が竣工へ。
決算概況≫【特別繰入れ】償却費や校舎改修・解体費用などが嵩む。退職給与引当金を特別繰入れ。事業活動の収支が悪化。健全性B+ 教育投資A-
◆芝浦工業大学
キャンパス≫豊洲:東京都江東区、大宮、芝浦
学部≫工、システム理工、デザイン工、建築
概要≫有元史郎が開設した東京高等工商学校が起源。2019年度に豊洲キャンパスの第二校舎棟を着工へ。
決算概況≫【多額譲渡益】借入金返済に備え、40億円超えの基本金組入れ。附属中高校の校地などを売却し、多額譲渡益を計上。健全性A- 教育投資A-
◆上智大学
キャンパス≫四谷:東京都千代田区、市谷、石神井、目白聖母、秦野、大阪サテライト
学部≫神、文、総合人間科学、法、経済、外国語、総合グローバル、国際教養、理工
概要≫カトリック教会イエズス会が創立。国際性は屈指。2019年4月から「アルベ国際学生寮」が供用開始。
決算概況≫【合併効果は消滅】前年度の合併効果は剥落、教育活動収入が234億円縮小。だが、教育活動などの経常収支の黒字は確保。健全性A- 教育投資A-
◆成蹊大学
キャンパス≫東京都武蔵野市
学部≫経済、理工、文、法
概要≫源流は1912年に創設の成蹊実務学校。三菱グループと親密関係。2020年度に経営学部を新設、経済学部を改組。
決算概況≫【黒字を堅持】学納金や補助金などが伸長。人件費や教研費、管理経費も増えるが、収支差額は黒字は保つ。健全性A 教育投資A-
◆成城大学
キャンパス≫東京都世田谷区
学部≫経済、文芸、法、社会イノベーション
概要≫7年制の旧制成城高校が母体。幼稚園から大学院まで1キャンパス。グローバル対応を推進。健全性A- 教育投資A-
◆専修大学
キャンパス≫神田:東京都千代田区、生田
学部≫経済、法、経営、商、文、ネットワーク情報、人間科学
概要≫法律・経済専修の私塾が前身。2019年度に経営学部ビジネスデザイン学科を新設。20年度にも国際系新学部。
決算概況≫【収支一段改善】入学定員厳格化などによる学納金の落ち込みを、経常的経費を徹底抑制でカバー。収支も一段改善。健全性A- 教育投資A-
◆創価大学
キャンパス≫八王子:東京都八王子市
学部≫経済、法、文、経営、教育、理工、看護、国際教養
概要≫池田大作創価学会名誉会長が創設。2021年の創立50周年に向け、多彩な記念事業を展開へ。
決算概況≫【引当費用が増】学費改定の効果で学納金が増加。管理経費の圧縮は進むが、退職給与引当金の繰入れが増加し、人件費が嵩む。健全性A+ 教育投資A+

98③大東文化大学:2019/08/23(金) 09:59:09
◆大東文化大学
キャンパス≫板橋:東京都板橋区、東松山
学部≫文、経済、外国語、法、国際関係、経営、スポーツ健康科学、社会
概要≫旧制専門学校の大東文化学院が母体。2018年度に3学科を新設。キャンパス拡充の構想を打ち出す。
決算概況≫【半歩好転】学納金が漸減。ただ管理経費は前年度並みに抑制。人件費の比率を縮小。基本金組入前収支が漸次改善。健全性A- 教育投資A-
◆拓殖大学
キャンパス≫文京:東京都文京区、八王子国際
学部≫商、政経、外国語、工、国際
概要≫台湾開拓の人材養成機関「台湾協会学校」が起源。八王子キャンパスの整備事業を推進。
決算概況≫【黒字が縮小】退職者増による人件費の膨張などで事業活動支出が嵩む。学納金増でも賄えず。黒字幅が縮小。健全性A- 教育投資A-
◆玉川大学
キャンパス≫東京都町田市
学部≫文、農、工、経営、教育、芸術、リベラルアーツ、観光
概要≫1929年に創設。幼稚園から大学院まで同一校地。「鮑の陸上養殖」技術などに挑戦中。
決算概況≫【黒字に転換】学納金や経常費補助金が増加。事業活動収支が黒字に転換。基本金22億円超を取り崩し。健全性A 教育投資A-
◆中央大学
キャンパス≫多摩:東京都八王子市、後楽園、市ヶ谷、市ヶ谷田町
学部≫法、経済、商、理工、文、総合政策、国際経営、国際情報
概要≫英吉利法律学校が母体。法曹界に多数の人材を輩出。2019年度に国際経営学部、国際情報学部を新設。
決算概況≫【益出し一巡】前年度計上の債権含み益は吐出なく、受取利息・配当金を急に縮小。学費改定の効果で学納金は伸長。健全性A- 教育投資A-
◆帝京大学
キャンパス≫板橋:東京都板橋区、八王子、宇都宮、福岡、霞ヶ関
学部≫医、薬、経済、法、文、外国語、教育、理工、医療技術、福岡医療技術
概要≫帝京商業学校が前身。「実学」「国際性」「開放性」がポリシー。2018年度に保健学研究科を開設。
決算概況≫【資産の運用益】効率的かつ積極的な資産運用が奏を功し、教育活動外収支の黒字が急膨張。教育活動収支の赤字を埋める。健全性A 教育投資A+
◆東京家政大学
キャンパス≫板橋:東京都板橋区、狭山
学部≫家政、人文、健康科学、子ども
概要≫日本の女子職業学校の先駆け。和洋裁縫伝習所が源流。健康科学部にリハビリテーション学科を開設。
決算概況≫【大型な投資】狭山新校舎建設などに備えて、基本金組入れが倍増超。収支差額の赤字幅が膨張。学納金は着実に増加。健全性A- 教育投資A-
◆東京経済大学
キャンパス≫東京都国分寺市、武蔵村山
学部≫経済、経営、コミュニケーション、現代法
概要≫大倉財閥総帥・大倉喜八郎が創設。旧大倉高商。2020年の創立120周年に向け記念事業が活発。
決算概況≫【収入が増加】学納金や寄付金が伸長。一部資金を積極運用で利息・配当金収入が拡大。人件費などの支出増を埋める。健全性A- 教育投資A-
◆東京工科大学
キャンパス≫八王子:東京都八王子市、蒲田
学部≫応用生物、コンピュータサイエンス、メディア、医療保健、デザイン、工
概要≫工科系の単科大学から理工系総合大学へ。実学主義を掲げる。工学研究科など2019年度に新専攻を開設。
決算概況≫【黒字が膨張】前年度計上の多額除却損が消滅。傘下の3専門学校を中心に学納金が拡大。事業活動収支の黒字が膨張。健全性A- 教育投資B
◆東京電機大学
キャンパス≫東京千住:東京都足立区、埼玉鳩山
学部≫システムデザイン工、未来科学、工、理工
概要≫旧制電機工業専門学校。延べ22万人にのぼる卒業生のネットワーク「電機会」が就職を支援。
決算概況≫【収支が悪化】キャンパス整備に伴う施設維持管理費が膨らみ、事業活動収支が悪化。基本金組入額は急縮小。健全性A 教育投資A+
◆東京都市大学
キャンパス≫世田谷:東京都世田谷区、横浜、等々力
学部≫工、知識工、環境、メディア情報、都市生活、人間科学
概要≫前身は武蔵高等工科学校。旧武蔵工業大学。東急系。東横学園女子短大を統合し、文系併設の総合大学に。
決算概況≫【収支が拡大】大型案件を獲得寄与し、受託事業収入が伸長。補助金が増額。退学者の削減が奏功。事業活動収支が拡大。健全性A- 教育投資A-
◆東京農業大学
キャンパス≫世田谷:東京都世田谷区、厚木、オホーツク
学部≫農、応用生物科学、生命科学、地域環境科学、国際食料情報、生物産業
概要≫唯一の農学系総合私大。厚木キャンパスに2019年7月に実験・実習棟、世田谷には20年4月に新研究棟。
決算概況≫【除却損を計上】旧建物取り壊しに伴う除却損を計上。基本金組入前収入の黒字幅は縮小。高水準の基本金組入れが続く。健全性A 教育投資A-

99④東京理科大学:2019/08/23(金) 10:02:39
◆東京理科大学
キャンパス≫神楽坂:東京都新宿区、葛飾、野田、長万部
学部≫理、工、薬、理工、基礎工、経営
概要≫旧東京物理学校。「実力主義」を貫く。薬学部の葛飾キャンパスへの移転や基礎工学部の再編を計画。
決算概況≫【黒字に転換】前年度に計上した100億円超の巨額資産の処分損が消える。基本金組入前収支が黒字に転換。健全性A- 教育投資A
◆東洋大学
キャンパス≫白山:東京都文京区、赤羽台、朝霞、川越、板倉
学部≫文、経済、経営、法、社会、理工、国際、国際観光、情報連携、生命科学、ライフデザイン、総合情報、食環境科学
概要≫哲学者・井上円了が創設した「私立哲学館」が淵源。2021年にライフデザイン学部が赤羽台キャンパスに移転。
決算概況≫【学納金が好伸】国際学部など3学部の新設効果で学納金が好伸。基本金組入額は縮小し、当年度の収支差額もプラスに。健全性A 教育投資A-
◆日本大学
キャンパス≫三崎町:東京都千代田区、※学部ごとにキャンパスを有する
学部≫法、文理、経済、商、芸術、国際関係、危機管理、スポーツ科学、理工、生産工、工、医、歯、松戸歯、生物資源科学、薬
概要≫日本法律学校が前身の旧制大学。国内最大規模の総合大学。小学校、認定こども園の運営にも乗り出す。
決算概況≫【学納金は牽引】危機管理学部など新設2学部の学年進行に伴う学納金の伸びが牽引。基本金組入前収支は一段改善。健全性B+ 教育投資A+
◆日本女子大学
キャンパス≫目白:東京都文京区、西生田
学部≫家政、文、人間社会、理
概要≫日本初の女子高等教育機関として1901年に創設。2021年4月にキャンパスを創立の地・目白に集約。
決算概況≫【施設経費嵩む】記念事業による新図書館建設や講堂耐震工事で経費支出が嵩む。収支差額は悪化。健全性A- 教育投資B+
◆法政大学
キャンパス≫市ヶ谷:東京都千代田区、多摩、小金井
学部≫法、文、経済、社会、国際文化、人間環境、現代福祉、情報科学、キャリアデザイン、デザイン工、生命科学、GIS(グローバル教養)、スポーツ健康
概要≫東京法学社が前身。東京六大学の一角。私学のフロントランナーを自負。ブランド戦略を強化。
決算概況≫【黒字が縮小】前年度計上の府中校地の売却益が剥落。システム費用が嵩む。基本金組入前収支の黒字幅が縮小。健全性A- 教育投資A-
◆武蔵野大学
キャンパス≫有明:東京都江東区、武蔵野
学部≫文、グローバル、法、経済、経営、データサイエンス、人間科学、工、教育、薬、看護
概要≫旧武蔵野女学院。女子単科大学を経て2004年から共学化。19年度にデータサイエンス学部、経営学部を新設。
決算概況≫【特殊要因は消滅】前年度の千代田女学園との法人合併に伴う特殊要因は消える。基本金組入前収支の黒字が縮小。健全性A- 教育投資A-
◆明治大学
キャンパス≫駿河台:東京都千代田区、和泉、生田、中野
学部≫法、商、政治経済、文、理工、農、経営、情報コミュニケーション、国際日本、総合数理
概要≫明治法律学校が前身。旧制大学。東京六大学の一角。2022年3月に和泉キャンパスの新教育棟が竣工へ。
決算概況≫【訴訟費用を計上】校地売却益を計上した一方で、三菱商事との訴訟判決確定で10億円を特別支出。事業活動収支は前年度並み。健全性B+ 教育投資A-
◆明治学院大学
キャンパス≫白金:東京都港区、横浜
学部≫文、経済、社会、国際、心理
概要≫起源はヘボン式ローマ字の祖・ヘボン創設の英学塾。学費完全免除の難民学生を毎年1人受け入れ。
決算概況≫【一段と好転】運用商品のきめ細かな選別など奏功し、受取利息・配当金が拡大。学納金は伸長。収支は一段と改善。健全性A 教育投資B+
◆明星大学
キャンパス≫日野:東京都日野市
学部≫理工、人文、経済、情報、教育、経営、デザイン、心理
概要≫1923年創設の明星実務学校が教育。いわき明星大学は分離済み。2020年度に建築学部を新設へ。
決算概況≫【賠償金は剥落】前年度計上の福島第1原発の損害賠償金は剥落。保有株一部売却益の計上だが、賄えず。赤字が拡大。
健全性A 教育投資A-
◆立教大学
キャンパス≫池袋:東京都豊島区、新座
学部≫文、異文化コミュニケーション、経済、経営、理、社会、法、観光、コミュニティ福祉、現代心理、GLAP
概要≫ミッション系。東京六大学の一角。伝統のリベラルアーツと先進的なリーダーシップ教育の融合に挑戦。
決算概況≫【若干改善に】経費支出の徹底抑制が奏功。学納金は増加。前期計上の遺贈による現物寄付が剥落の跳ね返し、収支は若干改善。健全性B 教育投資A-

100⑤立正大学:2019/08/23(金) 10:04:17
◆立正大学
キャンパス≫品川:東京都品川区、熊谷
学部≫仏教、文、経済、経営、法、社会福祉、地球環境科学、心理
概要≫仏教系の大学。淵源は日蓮宗僧侶の教育機関「飯高檀林」。品川キャンパスの新校舎建設など進む。
決算概況≫【黒字は拡大】学納金や経常費等の補助金は増加。修繕費を中心に教研経費が縮小。事業活動収支の黒字は漸次拡大。健全性A 教育投資A-
◆早稲田大学
キャンパス≫早稲田:東京都新宿区、西早稲田、戸山、所沢、喜久井町、日本橋、東伏見、本庄、北九州
学部≫政治経済、法、文化構想、文、教育、商、基幹理工、創造理工、先進理工、社会科学、人間科学、スポーツ科学、国際教養
概要≫大隈重信が創設した東京専門学校が前身。東京六大学の一角。250種類以上の手厚い奨学金制度がある。
決算概況≫【収支やや悪化】学生数の抑制策を堅持、学納金は続落。積極的な運用が実り、超低金利下でも受取利息・配当金が2年連続の20億円超え。健全性A- 教育投資A+
◆神奈川大学
キャンパス≫横浜:神奈川県横浜市、湘南ひらつか、中山
学部≫法、経済、経営、外国語、人間科学、理、工
概要≫母体は米田吉盛が創設した横浜学院。2020年度に国際日本学部を新設。21年春にみなとみらいキャンパスが誕生。
決算概況≫【借入金が膨張】新キャンパスの用地取得に伴い70億円の新規借入れ。学納金の増加などで事業活動収支がやや好転。健全性A- 教育投資A-
◆関東学院大学
キャンパス≫金沢八景:神奈川県横浜市、金沢文庫、小田原
学部≫国際文化、社会、経済、経営、法、理工、建築環境、人間共生、栄養、教育、看護
概要≫源流は横浜バプテスト神学校。海外だけでなく国内留学も強化。2022年に横浜・関内キャンパスを開設予定。
決算概況≫【収支黒字化】学納金や補助金、寄付金が拡大の一方、修繕費等を抑制し、経常収支は黒字化。健全性A- 教育投資A-
◆東海大学
キャンパス≫湘南:神奈川県平塚市、代々木、高輪、清水、伊勢原、熊本、札幌
学部≫文、文化社会、政治経済、法、教養、体育、健康、理、情報理工、工、観光、情報通信、海洋、医、経営、基盤工、農、国際文化、生物
概要≫松前重義が創設した旧制大学。多彩な学部構成。2022年の80周年に向け、全学的学部改編など計画中。
決算概況≫【黒字が急膨張】大学パシフィックセンター旧施設の売却益を計上。医療収入が伸長。事業活動収支の黒字が急膨張。健全性B+ 教育投資A+


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