最初に、イギリスを代表して教育雇用訓練省高等教育基金委員会の David Eastwood事務局長による「イギリス高等教育の概要」、日本を代表して大学評価・学位授与機構の木村孟機構長による「近年の高等教育改革における日本の挑戦」と題して基調講演が行われた。
引き続き、①地域活性化への大学の貢献、②21世紀の職場における適切なカリキュラム開発、③研究活動の国際化、をテーマとして3つの分科会が開催された。立命館からは、川口総長が分科会②において「The New Approach to Student Employability at Ritsumeikan University」と題してプレゼンテーションを行った。同分科会においては、York St. John University副学長、Nottingham Trent University学部長によるプレゼンテーションも行われ、日英の雇用情勢や大学におけるEmployabilityにかかわる多様な取り組みについて活発な質疑応答・意見交換が行われた。分科会参加者からは、日本における雇用情勢や立命館大学の取り組みがよくわかったと好評であった。
イノベーションを経営に活かす
世界でも注目のMOT
MOTは、世界的にも注目の分野である(Management of Technology=技術経営)。よく言われる「理工系のMBA」はぶっちゃけ過ぎの気もするが、一面は当たっている。イノベーションを経営に活かすというその思想は、技術立国たる日本の産業風土に馴染みやすいのではないだろうか。
―立命館大学から同会場のあるUBC(the University of British Columbia)に
4月まで留学している大学2年生の橋本夕希さんは「先日のカナダ戦でスレッジ
ホッケーという競技を初めて知り、迫力の凄さに興味を持ち、今日も応援しに来た。
日本は他の国に比べるとどうしても身体の大きさでは劣るが、自慢のスピードと
頭を使ったテクニックを生かして、パラリンピックに出場することができれば。
金メダルを目指して頑張ってほしい」とエールを送った。―