したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1900を超えています。2000を超えると投稿できなくなるよ。

RNA:Ritsumeikan News Association vol.1

685名無しの立命生:2009/01/05(月) 14:58:17 ID:JCl6FxK60

【産経抄】12月19日
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081219/trd0812190332001-n1.htm

 毎朝8時20分になると、加地伸行(かじ・のぶゆき)立命館大学教授(72)は、大阪市内の自宅で鈴を鳴らす。テレビ電話の画面では、広島に住む幼稚園児のお孫さんが、「おはようございます」とあいさつしている。

 ▼「じいじいのろんごのおべんきょう」の始まりだ。加地さんは、『論語』のなかの短い句にルビを振って作ったプリントを、あらかじめ広島に送っている。お孫さんは、「管仲之器小哉」なら、「管仲(かんちゅう)の器(うつわ)は小(しょう)なるかな」と読み上げる。

 ▼加地さんは、あえて意味を教えない。だからはじめお孫さんは、疑問文のように「かな」の語尾を上げていた。ところが、そのうち自然に「かな」を強めの語と理解するそうだ。加地さんは、絶海の孤島に一冊だけ本を持っていくなら、必ず論語を選ぶという。

 ▼『論語 全訳注』のほか、中学生になったお孫さんを想定した『論語−ビギナーズ・クラシックス中国の古典』や、中高年向きに大きな文字で書かれた『すらすら読める論語』など、初心者のための本の執筆にも力を注いできた。『新約聖書』とともに、歴史を超えた世界のベストセラーといえる論語の知恵を、多くの人の生活に役立ててほしいと、願っているからだ。

 ▼たとえば、「コンプライアンス」なる外来語を、「法令順守」と訳したせいで、法律を守ればなにをやってもいい、といった風潮が広がった。加地さんによれば、孔子はすでに2500年前に、こうした考えの誤りを指摘して、道徳教育の重要性を訴えていた。

 ▼中国哲学史の泰斗(たいと)に個人教授を受けているお孫さんがうらやましいが、せめて加地さんの揮(ふる)う「孤剣」の冴(さ)えを、「正論」やコラムで、これからも味わっていきたい。加地先生、「正論大賞」おめでとうございます。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板