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自民党スレ2

1OS5:2024/07/24(水) 10:20:48
自民党スレ(前スレ)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1378195932/l50

自公保スレ(前々スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/


2024年09月 自民党総裁選(立憲民主党代表選も)
2025年07月 参議院選挙・都議選
2025年10月 衆議院任期満了

2OS5:2024/07/24(水) 10:32:55
ポスト岸田 ポストポスト岸田 の年齢

岸田文雄 57年生まれ 66歳
上川陽子 53年生まれ 71歳
林芳正  61年生まれ 63歳
小野寺五典60年生まれ 64歳

茂木敏充 55年生まれ 68歳
加藤勝信 55年生まれ 68歳
小渕優子 73年生まれ 50歳

石破茂  57年生まれ 67歳
河野太郎 63年生まれ 61歳
小泉進次郎81年生まれ 43歳

西村康稔 62年生まれ 61歳
萩生田光一63年生まれ 60歳
世耕弘成 62年生まれ 61歳 離党中

高市早苗 61年生まれ 63歳
小池百合子52年生まれ 71歳
野田聖子 60年生まれ 63歳

小林鷹之 74年生まれ 49歳

二階俊博 39年生まれ 85歳 ・・・次回衆院選出馬せず
麻生太郎 40年生まれ 83歳
菅義偉  48年生まれ 75歳

3OS5:2024/07/24(水) 10:47:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ecf20803bca5cbb694cf75491a8ffc64163287e
岸田首相、バイデン氏の撤退で再選戦略に暗雲、勢いづく“降ろし”、公明含め身内の退陣要求加速
7/24(水) 9:32配信


東洋経済オンライン
(写真:時事)

 秋の総裁選での再選を狙う岸田文雄首相に対し、アメリカのバイデン大統領の次期大統領選からの撤退決断が、自民党内の“岸田降ろし”の加速につながりそうだ。与党の公明党も含め、「岸田政権では選挙を戦えない」との声が一段と拡大、早期退陣論が勢いを増しているからだ。

 岸田首相はバイデン氏撤退に「政治的に最善の判断をするとの思いでの判断だと思う」とコメントする一方、自らの進退については、「直面する内政・外交の重要課題に、全力で取り組む」ことで反転攻勢の機会をうかがう構え。これに対し、総裁選出馬へのカギとなる内閣支持率は微増と微減が入り混じり、「当面、最低レベルからの脱却は困難」(アナリスト)とみられている。このため、岸田首相周辺も「お盆明けの最終決断に向け、冷静に党内情勢を見極める考えだ」(官邸筋)と指摘する。

 そうした中、岸田首相とバイデン氏との共通点は「身内の議員たちが次の選挙で巻き添えになって落選することを恐れている」(政治ジャーナリスト)ことだ。総裁選での「岸田再選」は、次期総選挙や来夏の参院選での与党大敗につながりかねないため、「このままでは、トップ交代への圧力は強まるばかり」というのが実情だ。

 ただ、日米両トップの「“逃げ道”の有無」には違いが際立つ。大統領選恒例のテレビ討論で醜態をさらしたバイデン氏だが、宿命のライバルともいえるトランプ前大統領がその直後に、危機一髪で暗殺を免れるという劇的な展開で、「勝利は望めない状況に陥り、“逃げ道”が閉ざされての撤退決断」(政治ジャーナリスト)とみられている。

■退陣要求「大合唱」もライバル不在の岸田氏 

 これに対し、岸田首相も目前に迫る次期衆院選や来夏の参院選をにらんで「新しい顔に代えなければ選挙にならない」(自民若手)との“大合唱”が巻き起こる。しかし、周辺からは「過去に総裁選で現職が負けたのは1度だけ。しかも、絶対的ライバルも不在で、勝機は残っている」(官邸筋)との強気の声も漏れてくる。

 自民党内の早期退陣要求の背景には、多くの世論調査で内閣・自民党支持率が長期間過去最低レベルで推移していることへの不信・不満がある。これに対し、岸田首相自身は「やるべきことをやっていれば、(秋までに)支持率は回復基調になる」との楽観論から、「今、総裁選のことなど考えられる状況ではない」と繰り返すばかりだ。

 それにしても、岸田、バイデン両氏の政権運営や政治的立場には共通点が目立つ。まず、党派の違いなどを脇に置けば、「最大の敵対者」は、いずれも前任の菅義偉前首相とトランプ前大統領だ。もちろん、菅氏は総裁選には出馬せずにポスト岸田候補を擁立する構えだが、「実質的には“岸田vs菅”が総裁選の焦点」(自民長老)とみられている。

 また、トップになる前は「外交の専門家」が売り物だった点も同じ。岸田氏は長期政権だった安倍晋三政権で、4年半も外相を務め、政権発足後も「岸田外交の成果」を政権浮揚につなげてきた。バイデン氏も8年間のオバマ政権での「外交担当」として、オバマ氏を支え続けた。

 さらに、苦境を招く原因となったトップリーダーとしての「優柔不断さ」も同じだ。「日米とも問題点を抱える経済・金融政策で、両氏はともに右顧左眄して決断を遅らせ、国民的批判を浴びた」(経済アナリスト)との厳しい指摘が多い。

 その一方で、大きな違いはまず「年齢」と「基礎体力」だ。岸田氏は現在66歳(7月29日に67歳)で、バイデン氏は81歳(11月20日に82歳)と15歳の差がある。しかも、岸田氏は首相官邸にトレーニング機器をもちこみ、「健康だけには自信がある」と豪語するが、バイデン氏は公衆の面前でもつまずいたりよろめいたり、階段が登れなかったり、と体力不足がありあり。「主要先進国ではトップリーダーの『基礎体力』は求心力とも密接につながる」(国際ジャーナリスト)とされるだけに、両氏の優劣は明らかだ。

4OS5:2024/07/24(水) 10:48:03
■注目されるのは“逃げ道”の有無

 そこで注目されるのが、再選を阻む動きからの“逃げ道”の有無。バイデン氏は逃げ道を封じられて撤退を余儀なくされたが、岸田氏は「出れば勝つ可能性」も残る一方、「あえて不出馬を決めて、後継指名で影響力を残す」との選択肢もあるからだ。

 最側近の1人は「岸田さんは、極めて冷静に状況分析しており、辞める辞めないも、緻密に計算したうえで決めるつもりだ」と分析する。だからこそ、後継を狙う石破、高市、茂木各氏や、“反岸田”の急先鋒とされる菅氏も「最終的には岸田首相の出方待ちにならざるを得ない」(自民長老)のが実態だ。


 そのうえで、岸田首相の「今後」に視点を絞ると、官邸周辺では「現時点では、『再選出馬』が6割で、残る3割が『後継指名』、『すごすご退陣』は1割」(最側近)との見方が広がる。各メディアのコメンテーターらの多くは「自民党のためにも身を引くしか道はない」と断じるが、「そのこと自体が岸田首相の闘志に火をつけている」(同)と指摘する。

 そこで、政権発足前からの約3年間の岸田首相の「発想と行動」を振り返ると、「すべては自らの強運を信じる独特の感性と、成功体験を基にした政治行動で、ほとんど説明がつく」(同)とされる。「派閥解散宣言」「政倫審出席」そして「5万円超公開」などの決断は、「突発性決断症」などと批判されたが、「すべて計算ずくだった」(同)という。その結果、周囲を驚かせた一連の決断によって、与野党双方に「何をするか分からない岸田首相」との警戒心を植え付け、「それを求心力維持の源にしてきた」(同)というわけだ。

■「最善の判断」は、「再選出馬」それとも「撤退」? 

 岸田首相が心に秘めた再選戦略は①総裁選まで党・内閣人事は行わず、現体制で再選出馬を表明②それにより、ポスト岸田候補の総裁選出馬を牽制③外交日程や総裁選日程を再選前提に組み立てるーーなどが軸とみられる。もちろん、総裁選日程は管理委員会が決めるが、岸田首相周辺は「その辺の根回しも進めているはず」(最側近)と読む。

 もちろん、大前提は「内閣支持率の上昇」で、これまで岸田首相への厳しい数字が目立っていた毎日新聞の最新の調査では支持率が4ポイント増の21%、不支持率が4ポイント減の73%と、やや改善したことで、官邸筋は「今後、他の調査も同様な傾向になれば、自民党内の雰囲気も変わるのでは」と期待を込めて語る。

 そうした中、永田町では岸田首相のバイデン氏の撤退決断についてのコメントの中の「最善の判断」に注目が集まっている。「岸田首相にとっての『最善の判断』は、『再選出馬』なのか「撤退」なのかという点」(政治ジャーナリスト)だ。岸田首相サイドは「当然、再選出馬だ」と胸を張るが、反岸田勢力も含め「撤退が当たり前」が党内多数派とみられている。各種世論調査でも「岸田再選」への期待は10ポイント前後にとどまっている。

 いずれにしても、岸田首相が出処進退を決断するタイミングは「8月お盆明け」(側近)との見方が多い。残された時間は4週間足らずとなるだけに、「いつ、どのような形で『決断』するのか。その場合の相談相手は誰なのか」(自民長老)が、永田町関係者にとっての最大の注目点となりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

5OS5:2024/07/24(水) 10:50:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/191529efbff77953ce3cfbc872b3d75b3fb68bad
岸田首相、総裁選日程を熟慮 「政局ムード」沈静化の狙い
7/21(日) 7:04配信


時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=19日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)が、9月末の任期満了に伴う総裁選の日程を「熟慮」している。

【ひと目でわかる】岸田内閣の支持率推移

 いったん表面化すれば、立候補に意欲を示す石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相ら「ポスト岸田」候補の動きが活発化するのは必至。できるだけ先送りし、党内の「政局ムード」を沈静化させる狙いもありそうだ。

 総裁選を巡り、自民は26日に選挙管理委員会を発足させる見通しだ。告示日と投開票日は、9月24日からの国連総会一般討論演説を踏まえ、同月の「6日―20日」か「13日―27日」とする案が浮上。党の内規で、任期満了1カ月前までに選管が総務会を経て決定、公表する。

 現職が出馬を予定している場合、その意向が優先されるのが通例だ。政権基盤が安定していれば、早期に日程を確定させ、続投の流れを主導するケースもある。

 しかし、岸田内閣の支持率は派閥裏金事件などの影響で低迷している。党関係者は「首相の望む日程が表沙汰になれば反発が起きかねない」と指摘。実際に固まるのは、期限直前の8月下旬になるとの見方が有力だ。

 首相は、自身に批判的な非主流派の動向も注視している。その筆頭格である菅義偉前首相は6月、裏金事件に触れて「首相が責任を取っていない」などと事実上の退陣論に踏み込んだ。ただ、その後は党内でそうした声が拡大しているとは言い難く、首相に近い党ベテランは「非主流派は焦っている。われわれは動かなくていい」と様子見の構えを見せる。

 党内には、首相を応援する動きもある。船田元衆院議員は1日、自身のホームページで「責任を取っていないとの批判は当たらない」と擁護論を展開。党の女性議員有志も18日、首相との懇談で「政策的な失点はほとんど皆無だ」などとエールを送った。

 「『首相は案外頑張っている』という声が増えてくれば風向きは変わる」。岸田派の閣僚経験者は局面転換に期待を示した。

6OS5:2024/07/24(水) 10:52:03
9595:OS5:2024/07/24(水) 10:10:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/0412ce508198a9f60a925c53846333a3673ec147
自民党・総裁選“ポスト岸田”表立っての出馬表明いまだゼロ 「令和の明智光秀」批判を意識か
7/23(火) 16:30配信


TBS NEWS DIG Powered by JNN

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9月に予定される自民党の総裁選挙。「ポスト岸田」と呼ばれる候補は水面下で動きを見せるものの、なかなか表立っての出馬表明はありません。そこには“ある言葉”への恐怖心がありました。

きょう、自民党の茂木幹事長が9月の総裁選への対応をめぐり、踏み込んだ発言をしました。

自民党 茂木敏充 幹事長
「例えば、若手から推されて、すぐに(総裁選に)手を挙げることがあるかと、こういうことだったと思いますので、私が最初に手を挙げることはないと」

“自民党総裁を支える幹事長の立場として、最初に出馬表明することはない”と明言したのです。

この発言には背景があります。それは12年前…

石原伸晃 幹事長(当時)
「谷垣さんを支えるために政治をやってきたわけでは決してない。日本国をなんとかしなければならない。自民党をなんとかしなければならない」

当時の石原幹事長が谷垣総裁を押しのける形で総裁選に出馬したところ、「平成の明智光秀」と批判されました。

麻生太郎 元総理大臣(2012年)
「石原さんという人の出馬があったからこそ、谷垣が出られなくなったんじゃないの。『平成の明智光秀』。うーん、あまり有り難くない冠をこの人(石原氏)は当分いただく事になると思うけど」

当初、本命候補とみられていた石原氏でしたが、批判が影響して急失速し、3位に。茂木氏はその石原氏の選挙責任者でした。

自民党幹部
「茂木さんは『令和の明智光秀』になるようなマネはしない」

ほかにも、「ポスト岸田」候補には、現在、閣僚として岸田総理を支える河野デジタル大臣、高市経済安保担当大臣がいます。

河野太郎 デジタル大臣
「(Q.出馬をされる場合、現職閣僚として表明前に閣僚を辞任すべきかどうか)何か決まってるかのごとくの質問は控えて頂きたいと思います」

2人とも周辺に対しては出馬への意欲を示しているものの、表立って発言しないのは、こうした「明智光秀」批判を意識しているためではないかと見られているのです。

ポスト岸田候補側近議員
「岸田さんが総裁選に出るとなれば、閣僚や幹事長に対して『役職辞めてください』と言って交代させるだろうし、(総裁選に)出ないとなれば、その瞬間スタートする」

岸田総理はしばらく総裁選への態度表明はしない見通しで、最初に出馬表明をした人が損をするという「後だしジャンケン」になる可能性もあります。

TBSテレビ

7OS5:2024/07/25(木) 00:02:57

9597 :OS5 :2024/07/25(木) 00:02:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a480b08c60bb16cfa6f935c52ea15b8629cfce2
茂木幹事長、「令和の明智光秀」レッテル警戒…過去に総裁の出馬を断念させた幹事長が批判浴びる
7/24(水) 10:34配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選で、現職の党幹部や閣僚が出馬する場合、在職したままか、退任してからにすべきなのかを巡り、党内で注目が集まっている。本来は岸田首相(党総裁)を支える立場で出馬は控えるべきだとの意見がある一方、党勢回復に向けて幅広く出馬を許容するべきだとの声も出ている。

【図】自民党総裁選に現職の党幹部が出馬した例

「許容すべきだ」の声も
自民党本部

 「一つの政権の中で、まずは自分の果たすべき役割を全うするのが通常だ」

 松山政司参院幹事長は23日の記者会見でこう強調した。松山氏は解散が決まった岸田派に所属していた。複数の党幹部や閣僚が出馬の意欲を示していることをけん制したとみられる。

 総裁選には茂木幹事長が出馬に意欲を示すほか、河野デジタル相が出馬の意向を固め、高市経済安全保障相も出馬への意欲を見せている。ただ、河野氏は23日の記者会見で、総裁選について問われると「何か決まっているかのごとき質問は控えていただきたい」と答えず、高市氏も「岸田内閣の閣僚としての記者会見であり、お答えする場ではない」とけむに巻いた。茂木氏も22日のBS日テレの番組で、「私が最初に手を挙げることはない」と語り、他候補の動向を慎重に見極める考えを示した。

 明言を避ける背景には、過去の総裁選で党幹部の出馬を巡る党内対立が生じたことがある。

 1978年の総裁選では、大平正芳幹事長が、自身に政権を譲る「密約」を福田赳夫首相がほごにしたと反発して立候補した。初めて導入された党員・党友による予備選で大平氏が勝利すると、福田氏は本選を辞退。福田氏は「天の声も、たまには変な声がある」との名言を残し、現職の首相が敗れた唯一の例となった。両陣営の争いは、福田氏らが大平氏の首相退陣を要求する「40日抗争」など深刻な党内対立に発展した。

 民主党政権時代の2012年には、谷垣禎一総裁と石原伸晃幹事長が出馬に意欲を示し、支持に広がりを欠いた谷垣氏が出馬を断念し、石原氏は「平成の明智光秀」と批判を浴びた。茂木氏が「令和の明智光秀にはならない」と主張しているのはこのためだ。

 菅政権時の21年には、下村博文政調会長が立候補を模索したが、菅首相から出馬する場合の速やかな政調会長辞任を求められ、立候補断念に追い込まれた。

 現職党幹部や閣僚の総裁選出馬を巡り、自民ベテランは「閣内や執行部からの出馬は、首相に対する謀反だ。出るなら役職を辞めるべきだ」と主張する。一方、支持率が低迷する中、「開かれた総裁選にし、首相は閣僚らの出馬を容認する姿勢を示すべきだ」(中堅)との声も上がっている。

8OS5:2024/07/25(木) 00:03:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/447ae0acef960a302f6c5d5ecb8e1895074e2e60
茂木氏「令和の光秀」ジレンマ 総裁選出馬、判断時期探る 自民
7/24(水) 7:04配信
時事通信
自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁=23日午前、東京・永田町の同党本部

 9月に想定される自民党総裁選を巡り、茂木敏充幹事長がジレンマに直面している。

 党のナンバー2として岸田文雄首相(自民総裁)を支える立場にありながら、対抗馬として名乗りを上げれば「裏切り者」のそしりは免れない。その一方で、出馬の道を残すためには去就を曖昧にせざるを得ず、苦しい対応が目立っている。

【主な経歴】茂木 敏充(もてぎ としみつ)氏

 「私が最初に手を挙げることはない」。茂木氏は23日の記者会見で、総裁選の対応についてこう強調。ただ、出馬の可能性そのものは否定しなかった。最終的な判断時期については、22日の講演で「8月から9月上旬ぐらいだろう」と述べた。

 総裁選に意欲をにじませつつも、明確な物言いを避けるのは、対応次第で「令和の明智光秀」と批判を受ける可能性があるためだ。

 2012年の自民総裁選では、石原伸晃幹事長(当時)が執行部の立場で出馬。谷垣禎一総裁(同)は続投断念に追い込まれた。その振る舞いが、党内で「平成の明智光秀」(麻生太郎元首相)などと反発を生み、石原氏は大失速。決選投票にも残れず敗れた。

 かねて「光秀にはならない」と語る茂木氏の胸中について、茂木派ベテランは「12年総裁選のことは誰でも覚えている。首相の対応を見定めるのだろう」と解説。判断時期をなお模索しているとの見方を示す。

 茂木氏は同時に、「仲間の議員、支援者の期待は感じている」などと出馬を匂わせる発言も繰り返すが、逆効果となっている面も否定できない。

 岸田派の松山政司参院幹事長は23日の会見で「(幹事長として)果たすべき役割を全うするのが通常ではないか」とけん制。首相周辺は「『政治とカネ』の問題で矢面に立ち、泥をかぶってくれれば評価も上がる」と自重を促した。

 「支える立場で何を発信しているのか。まさに令和の光秀だ」。麻生派中堅は、茂木氏による一連の発言を酷評。政府関係者は「謀反はばれないようにやるものだ」と皮肉った。

9OS5:2024/07/28(日) 16:18:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ace17af5c4a16d5131ae9f838457e35ebfe8c641
総裁選の選管メンバー決定 人選は派閥単位から地域・当選回数を考慮
7/26(金) 20:00配信

朝日新聞デジタル
自民党総務会に臨む森山裕総務会長(中央)ら=2024年7月26日午前11時、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影

 26日の自民党総務会で、9月の総裁選に向けた選挙管理委員会のメンバー11人が報告された。裏金事件で多くの派閥が解散を決めたことを受け、従来の派閥ごとの人選から地域や当選回数などを考慮する形に変えたという。

【写真】自民党総務会に臨む石破茂元幹事長=2024年7月26日午前11時、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影

 選管は総裁選の日程や選挙運動のあり方を決める組織で、委員は党総裁が決める。これまでの総裁選は派閥単位で動いていたため、候補者間の公平性を期す観点から派閥からの委員の推薦を受け入れてきた。森山裕総務会長はこの日の会見で、岸田文雄首相による今回の人選について「地域性や期数、女性も入り、バランスよく選んだのではないか」と語った。

 今回のメンバーを派閥別にみると、逢沢一郎・元国会対策委員長や中谷元・元防衛相ら無派閥が最多の5人。安倍派からは3人、麻生、茂木、二階の各派からは1人ずつで、岸田派は0だった。

朝日新聞社

10OS5:2024/07/28(日) 21:26:12
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-240726X498.html
「解消」派閥、そろり結集?=総裁選にらみ思惑交錯―自民党
2024/07/26 20:14時事通信

 「解消」を決めたはずの自民党の各派閥が結集の動きをそろりと見せ始めている。9月に想定される総裁選をにらみ、「総裁候補」を擁する派閥は水面下で準備に着手。明確な候補がいない派閥も固まって動いた方が主導権を握れるとの思惑があるようだ。

 自民派閥のうち、麻生派を除く5派閥は解散を決めている。党内は派閥なき後の総裁選にどう臨むか手探りの状況だが、「旧来の派閥単位で集まってしまうのは当然の流れ」(中堅)との声も漏れる。

 岸田文雄首相が会長を務めた岸田派は来週にも所属議員の会合を予定している。今夏、同派にとりゆかりの深い山梨県で「研修会」を開く案も取り沙汰される。同派関係者は「岸田さんが出るならわが派は固まる」と言い切る。

 茂木派も通常国会閉幕後、派閥トップの茂木敏充幹事長が中堅以下の議員を集め、相次いで会食。茂木氏は次の首相を尋ねる世論調査で下位に甘んじており、「総裁選を意識し、まずは足元の結束を図りたい考えなのだろう」と政府関係者はみる。

 裏金事件の当事者でもある二階派は25日夜に中堅議員らを集めた会合を開催。これに先立つ22日にもベテランが集まり、今後も「まとまっていく」(出席者)ことを確認した。

 長く派閥トップの座にあった二階俊博元幹事長は次期衆院選に出馬せず引退する。総裁選を前に動きを活発化させる背景には、数の力を示し、党内での存在感を取り戻そうとの狙いがある。「中身より集まることが大事だ」。同派ベテランはこう話す。

 裏金事件の震源地となった安倍派は幹部が軒並み離党したり、党員資格停止などの処分を受けたりして壊滅状態。中堅以下30人程度が来月中旬、総裁選対応について協議する予定だ。同派など衆院当選4回以下の議員は安倍1強時代しか知らず、「言われるままに動いてきた。安心感がほしいのだろう」と党関係者は語る。

 もっとも、裏金事件を受けた党改革は道半ば。改正政治資金規正法で積み残された検討課題などの党内議論もほとんど進んでいない。そうした中、派閥復活ともとれる動きが先行すれば、世論の反発を浴びそうだ。

11OS5:2024/07/29(月) 14:08:10
https://www.news-postseven.com/archives/20240729_1980619.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2024.07.29 12:59
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】麻生太郎氏が “石破包囲網”に動き、河野太郎氏、高市早苗氏らが出馬 最終的に加藤勝信総裁誕生のシナリオ

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。長年取材してきた政治のプロたちの票読みとは──。総裁選をいくつかのケースに分けてシミュレーションした。ここでは“加藤勝信総裁誕生”のシナリオを紹介する。【全5回の第2回。第1回から読む】

【シナリオ1】“石破包囲網”で加藤総裁誕生
 有力な総裁選候補のうち人気面でリードしているのが石破茂氏だ。

 新聞・テレビの世論調査では全体でも自民党支持層でも「総理にふさわしい人」の1位につけている。幹事長や地方創生相時代から何度も全国を回った石破氏は地方の党組織に支持者が多い。反面、議員の支持が弱く、党員投票が実施されなかった2020年総裁選では菅義偉・前首相に大差で敗れた。

 今回は党員による投票が実施される見込みであり、石破氏は党員票で優位。そのうえ、派閥の締め付けがない。選挙に弱い議員たちが「選挙の顔」となる石破氏に乗れば、“地滑り的勝利”になる可能性がある。

麻生氏が立てる2人の刺客
 だが、自民党には石破氏を絶対に総理・総裁にしたくない実力者がいる。麻生太郎・副総裁だ。



 石破氏は麻生内閣の農水相時代、総裁選前倒しを主張して“麻生おろし”に動いた。以来、「麻生氏は石破氏だけは許せないと深い怨恨を抱いてきた」(麻生側近)とされる。

 安倍晋三・元首相と石破氏が争った2018年総裁選の時には、麻生氏は「『選挙の顔』としてどちらを選ぶか、よう考えてみてください。どちらの顔が戦いやすい顔か。暗ーい感じの顔ですか。答えははっきりしている」とこきおろした。

 麻生氏を長年取材してきた政治ジャーナリストの藤本順一氏は、麻生氏が“石破包囲網”に動く準備があると見る。

「麻生さんのシナリオは党員票からなる1回目の投票で、一番人気の石破氏の圧勝を阻止して決選投票に持ち込むことです。麻生さんはいまだ約50人の議員を束ねており、その動向が決選投票の流れを大きく左右します。

 まず、人気投票で常に上位に名を連ねる自派閥の河野太郎氏の出馬を容認し、さらに出馬に意欲を見せるものの20人の推薦人集めに苦労しそうな高市早苗氏に自派閥議員を助っ人として貸し出せば、党員票を分散させることができます。ダメ押しとして二階派若手の小林鷹之氏の出馬に手を貸すことで非主流派を分断して石破包囲網を敷きたいところでしょう」

 前回の2021年総裁選では、石破氏は出馬せずに河野支持に回った。麻生氏は今回、その河野氏を“噛ませ犬”として石破氏にぶつけ、さらに高市氏や若手の小林氏などを支援することで“石破包囲網”をつくるという見方だ。

12OS5:2024/07/29(月) 14:08:27
 では、決選投票はどうなるのか。藤本氏は、カギを握るのはもう一人のキングメーカーであり、現時点では石破氏支持と見られる菅氏の動きだと指摘する。

「菅さんも、神奈川県連分裂につながる石破─河野の一騎打ちは避けたい。そこで菅内閣の官房長官だった加藤勝信氏をもう一枚の手持ちカードとして切ってくる可能性があります。実務派の加藤氏のことは麻生さんも高く評価していますし、共に政権を支えてきた故・安倍首相と縁続きの加藤氏が出馬となれば党内融和、結束を優先させることができる。石破─加藤の決選投票となれば加藤氏に流れる可能性は十分あります」

13OS5:2024/07/29(月) 17:19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c68d33e30ab9d47cd98336cb18a5915211b99e
総裁選へ「反岸田」のマグマ…森元首相「なぜ安倍派だけがこんなにかわいそうな目に」
7/27(土) 5:01配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<1>
(写真:読売新聞)

 「衆院の当選同期で、国家について夜遅くまで一緒に語らってきた。遺志を継いでいく」

【グラフ】岸田内閣の支持率の推移

(写真:読売新聞)

 6月30日、元首相・安倍晋三の三回忌法要に合わせ、東京都内のホテルで開かれた食事会。首相で自民党総裁の岸田文雄(66)は、安倍の親族や前首相の菅義偉(75)、元首相の森喜朗(87)らを前にこう力を込めた。

 岸田の言葉には、安倍の「後継者」であることを強調し、9月に予定される総裁選に向け、かつての最大派閥の支持をつなぎとめる思惑があったとみられる。

 菅は負けじと、「安倍首相の功績は枚挙にいとまがない。アベノミクスで日本経済を立て直した」と述べ、官房長官として支えた7年9か月を振り返った。

 一方、森は派閥パーティー収入を巡る政治資金規正法違反事件に触れ、「私は安倍さんの用心棒を務めてきたが、なぜ安倍派だけがこんなにかわいそうな目に遭うのか」と嘆き、安倍派閣僚らの更迭や党の処分を主導した岸田に対し、遠回しに不満を示した。

 同席者は3人の発言について、「総裁選の前哨戦のようだった」と漏らした。

 森が当てこすったように、解散が決まった安倍派の議員には岸田への反発が強い。総裁選では、岸田の期待感とは裏腹に多くが「反岸田」に回るとみられている。閣僚経験者は「安倍派を中心とした事件とはいえ、総理総裁が責任をとらなかったことに党内や世論は納得していない」と批判した。

 もっとも、総裁選再選へ岸田自身の意思は固い。

 「自分が辞め、逆風が収まるならいいが、そうはならないだろう」

 トップの顔を入れ替えても政治とカネの問題は今後も続く。防衛力強化などの難題を前進させてきた自分の続投がベストだ――。岸田は強烈な自負を周囲にのぞかせている。首相周辺は「経済や外交の継続を訴え、現職の強みを生かせば、勝機は十分ある」と語った。

 ただ、岸田が頼りにする副総裁の麻生太郎(83)の考えは異なる。「反岸田」の勢いはあなどれず、再選への道は険しいとみているのだ。


麻生氏・茂木氏と隙間風
 「今のままでは、一発で勝負がつかない可能性が高い。決選投票になれば、『反岸田』が結集してひっくり返されかねない」

 6月18日夜、東京都内の日本料理店。首相で自民党総裁の岸田文雄(66)は副総裁の麻生太郎(83)から、自民総裁選の厳しい見立てをこう伝えられると、思わず日本酒を飲むペースが速まった。

 総裁選では、1回目の投票で誰も過半数を獲得できなければ、得票数が1位と2位の候補者による決選投票になる。

 麻生は、岸田には1回目の投票での過半数確保は難しく、たとえトップに立ったとしても僅差だとみて、最終的に2位以下が「反岸田」でまとまり、敗れることを危惧していた。

 内閣支持率は長期低迷に陥り、岸田への党内の視線が格段に冷ややかになっているためだ。

14OS5:2024/07/29(月) 17:19:35
地方から退陣論
 岸田は2021年9月に行われた前回総裁選の1回目投票で当時、行政・規制改革相の河野太郎(61)に党員・党友票で及ばず、国会議員票との合計で1票差で1位となった。決選投票では、元首相の安倍晋三の差配で3位だった当時、前総務相の高市早苗(63)の票を取り込み、各派閥から幅広い支持を得て河野を突き放した。

 次期総裁選の様相はこの時とは全く異なる。

 岸田の後ろ盾となり、党内で絶大な影響力を誇った安倍は22年7月、銃撃事件で亡くなった。麻生派(55人)以外の派閥は政治資金規正法違反事件をきっかけに政治団体としての解散を決め、組織的な票はとりまとめにくくなっている。

 岸田派の中堅議員は岸田の苦境について、「1回目で勝ち残れるのかどうかも分からない」と漏らした。

 岸田は今月8日夜、総務会長の森山裕(79)と政調会長の渡海紀三朗(76)、選挙対策委員長の小渕優子(50)をひそかに首相公邸に呼び、事件後に党地方組織と行った車座対話の様子などを尋ねた。

 3人が「地方の怒りはすさまじい」と異口同音に答えると、岸田は押し黙った。

 県連幹部や一部の国会議員は次期衆院選を意識し、「新たな選挙の顔」が必要だとして、岸田退陣論を公然と口にし始めている。

 新潟県選出の衆院議員は最近、支持者回りで「もう応援できない」と拒まれ、岸田のポスターをはがすことも求められ、絶句した。

煮え切らぬ態度
 岸田はいち早く岸田派の解散を宣言し、脱派閥の流れを作ったが、総裁選では党員・党友の大量得票は見込めず、麻生派や岸田派の議員票を当てにせざるを得ない状況に陥っている。

 先の通常国会では政治資金規正法改正を巡り、公明党に大幅に譲歩して麻生の不興を買い、岸田は焦った。6月18日に続き、25日も麻生を会食に誘い、懸命に関係修復を図ったが、隔たりは埋めきれていないとみる向きが多い。

 両者の認識で特にずれがあるのが、幹事長の茂木敏充(68)の扱いだ。党内には、総裁ポストに意欲を見せる茂木に対し、主君の織田信長を裏切り、自害に追い込んだ明智光秀のイメージを重ねる見方がある。

 「茂木は光秀にはならないと言っています。総裁選で勝ちたいのであれば、茂木は重要でしょう」

 麻生は25日の会合で岸田にこう助言した。

 茂木も茂木派を「政策集団」に衣替えし、約40人の勢力を保持している。麻生には、総裁選で麻生、茂木、岸田3派が再結束すべきだとの思いがあるとみられる。

 しかし、岸田は煮え切らない。茂木に距離を置きつつ、麻生への配慮もあり、党内の一部が求める「幹事長交代」に動くこともしないでいる。

 衆院議員の任期は来年10月末までで、総裁選の勝者は衆院解散権の行使について判断を求められる。岸田の心境は弱気へと揺れ動くこともあるようだ。

 今月8日夕、視察先から帰京する途中だった岸田は、JR名古屋駅の貴賓室で岸田派衆院議員の石原正敬(52)から解散の可能性について尋ねられ、「その時の権利を誰が持っているかだよね」と笑い、総裁の座を維持するのは容易ではないとの思いをにじませた。(敬称略)

 自民党総裁の任期満了が9月に迫り、再選を目指す岸田首相とポスト岸田候補らの戦いが事実上、始まっている。混沌(こんとん)とした権力闘争の行方を追う。

15OS5:2024/07/29(月) 17:20:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a7739f9b1b19ea1224ba8e5c7e0f1335a0fc812
出馬へ課題、「小石河」悩む…連携機運しぼみ3者が出馬模索 
7/28(日) 5:01配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<2>
 「本当にかけがえのない候補者」「自民党の救世主」

【表】21年自民総裁選での各候補の得票と主な派閥の支持動向

(写真:読売新聞)

 14日、横浜市旭区で開かれた自民衆院議員の古川直季(55)(当選1回)の時局講演会では、元環境相の小泉進次郎(43)の総裁選出馬を望む声が古川らから相次いで上がり、満席の約470人は大きな拍手を送った。

 壇上に立った小泉は「やりにくい雰囲気を作って」と苦笑いを浮かべつつ、党是である憲法改正に触れ、「党ができて70年近く、自民は約束したことにまだ一度も挑んでいない」と語り、早期実現を訴えた。

 小泉の最近の重点テーマは憲法だ。6月中旬、自身の議員事務所に若手議員らを集めた際も「停滞した空気を変えるには改憲だ」と指摘し、出席者は「総裁選出馬の大義名分を探しているようだ」と振り返った。

 抜群の知名度を誇る小泉と、元幹事長の石破茂(67)、デジタル相の河野太郎(61)は「小石河」と称され、報道各社による世論調査の「次の総裁候補」で上位の常連組となっている。

 2021年の前回総裁選では、立候補した河野を小泉と石破が支援した。その後、3人による連携機運はしぼみ、それぞれが総裁選への出馬を模索している。

 石破は27日、鳥取県米子市での県連大会で、「この国を鳥取から変えてみたい。役割が果たせれば、望外の幸せだ」と強い意欲を示した。出馬意向を固めた河野は6月中旬の議員との勉強会で、「夏の間は連絡がつくようにしてくれ」と呼びかけた。

議員支持広がらず
 ただ、小石河はいずれも課題を抱えている。

 最も若い小泉は「政治と党の信頼を取り戻すために何ができるかを考え抜く」と周囲に語り、情勢を注視しながら勝負に出るかどうかをしゅん巡している。父で元首相の純一郎(82)は「50歳までは出馬すべきでない」とブレーキをかけているとの臆測もある。

 石破と河野は議員の支持で広がりを欠く。政権批判をいとわない石破は「党内野党」の立場で人気を得てきたが、その分、敬遠する重鎮やベテランは多く、孤立感が強い。総裁選に過去4回挑み、全敗したのはその弱点があるためだ。

 一部議員には「苦境にあるからこそ、劇薬が必要だ」との期待感もあるものの、かつて支えた経済産業相の斎藤健(65)や元厚生労働相の田村憲久(59)らは離れ、石破周辺は「出馬のための推薦人20人のハードルは高い」と明かした。

 河野は麻生派に所属しつつ、無派閥議員や党員・党友の票に活路を見いだしたい考えだ。もっとも、河野の根回し軽視の姿勢や、歯に衣(きぬ)着せぬ発言に眉をひそめる者が麻生派内にも一定数おり、「善戦した前回よりも状況は厳しさを増している」と見る向きが多い。

打てぬ次の一手
 小石河に近い前首相の菅義偉(75)は6月下旬、首相で自民総裁の岸田文雄(66)の交代論に言及したが、「誰が出るかはっきりしないと動きにくい」と漏らし、次の一手を打ちあぐねている。

 今月1日夜には、東京都内の中国料理店で二階派事務総長を務めた元総務相の武田良太(56)とともに、石破と会食した。石破は総裁選には触れず、菅から皇位継承策について尋ねられると、党内保守派が皇室の伝統を覆すとして警戒する「女系天皇」を選択肢から排除しない持論を説明し、その場には微妙な空気が漂った。

 菅は前回、自らの後継者として河野を支援したが、河野が麻生派にとどまっていることにいら立ちを強め、距離が生じている。菅が内心、最も期待しているのは小泉のようだ。

 小泉待望論をぶち上げた古川は講演会後、菅に電話で「勝手に言ってしまい、すいませんでした」とわびを入れた。菅は「言いたいことを言ったのならいいじゃないか」と応じ、満足げな様子を見せた。

 小泉を巡っては、解散を決めた安倍派(清和政策研究会)に影響力を持つ元首相の森喜朗(87)も自民幹部に「小泉なら、清和会をまとめて推せる」と独自の支援構想を口にした。小泉は無派閥だが、父の純一郎は元々、清和会所属だったためだ。

 しかし、派閥の力学で担がれるリスクは大きい。小泉周辺は「有力者の影がちらついた途端、清新さが失われてしまう」と警戒感をあらわにした。(敬称略)

16OS5:2024/07/30(火) 07:55:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e31e0666da28179bb63328aafe4fd8d4cb46a618
闘志を燃やす茂木幹事長、現段階で勝ち筋は見えず…執行部内のきしみ激しく
7/30(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<3>
 「田中角栄元幹事長ほど、貫禄はありませんが」

(写真:読売新聞)

 自民党幹事長の茂木敏充(68)は20日、新潟県柏崎市で衆院議員の鷲尾英一郎(47)が開いた会合に出席した際、司会者から「この地区に幹事長が来たのは角栄さん以来」と紹介されると、思わず笑顔を見せた。

 約40人の茂木派(平成研究会)は、幹事長を務め、首相に上り詰めた田中が結成した田中派を源流とする。その後の経世会時代と合わせ、竹下登、橋本竜太郎、小渕恵三の3首相を輩出したが、総裁選挑戦は2003年、元運輸相の藤井孝男(81)が手を挙げたのを最後に途絶えた。

 茂木は名門派閥の後継者であることを強く意識し、9月に予定される総裁選へ闘志を燃やす。

 24日のインターネット番組では、半導体工場やデータセンターの誘致で地方にチャンスが生まれているとして、「もう一回、日本列島改造だ」と強調し、田中が唱えた政権構想の「復活」を訴えた。

 「うちはしばらく総裁選をやっていないんです。若手には期待感もあります」

 6月14日夜、茂木は東京都内の日本料理店で副総裁の麻生太郎(83)に出馬の思いをこう伝えた。麻生は日本酒の入ったグラスを手に静かにうなずいた。

禅譲シナリオ
 もっとも、現段階で茂木の勝ち筋は見えていない。報道各社の世論調査では次の総裁候補としての期待度は1%程度にとどまる。麻生は政策能力を評価し、出馬の意欲に理解を示すが、党内では「支援するかどうかは別問題だ」と見る向きが多い。

 茂木は解散を決めた安倍派の若手らと会合を持つなど、派閥横断的な支持拡大を図っているものの、茂木派自体をまとめきれるかどうかは不透明だ。派内には、総裁選に意欲を持つ元官房長官の加藤勝信(68)がおり、参院議員側では伝統的に「独立独歩」の精神が強いためだ。

 党ナンバー2として、首相で総裁の岸田文雄(67)を支える立場であることも、茂木を動きにくくしている。主君を討った「明智光秀」批判を避けるためには、岸田自らが退き、麻生の後ろ盾を得て政権を禅譲されるのがベストシナリオだ。

 しかし、茂木派の中堅・若手から、派閥パーティー収入の不正還流問題で岸田の責任を問う声が相次ぐと、再選を目指す岸田は茂木の差し金かと疑心暗鬼を深め、関係は冷え込んだ。

いら立ち
 茂木を巡り、執行部内のきしみは激しい。

 岸田に近い幹部は茂木について、「政権の評価が上がらない原因になっている。幹事長は総裁選の行司役なのだから、出馬するのなら辞めるべきだ」と突き放す。

 総務会長の森山裕(79)も茂木と距離をおいている。

 森山は今月6日、新潟市内で「岸田おろしは加速していない。世界情勢が厳しくなっている時に、どなたがふさわしいかをしっかり考えて選んでいくべきだ」と記者団に強調した。

 森山は岸田続投に傾斜を強め、茂木派からは「次の幹事長を狙っている」との警戒感が出るほどだ。

 ただ、森山には、岸田が麻生を後見役として頼り、麻生への配慮から茂木を切ろうとしないことに不満があるとされる。

 先の通常国会で政治資金規正法改正案の参院採決が迫っていた6月16日、森山は野党の取り込みを進言するため、岸田に首相公邸での面会を申し込んだが、断られた。

 岸田は当時、規正法改正案で公明党に大幅に譲歩したことで、麻生と距離ができた。岸田が関係修復のため、その2日後に入れた麻生との会食が流れるのを恐れ、改正案の妥協に前向きな森山との面会を避けたとの見方が広がった。

 森山は「政治家は政局のことばかりで、国がどうなっていくかは全く考えとらん」と周辺にいら立ちを見せた。

もどかしさ
 無派閥で、政治的な野心は薄い政調会長の渡海紀三朗(76)も岸田を支える意向ながら、もどかしさを感じている。

 渡海は政治改革で豊富な実績があるが、岸田がその熱意を受け止めきれない場面が目立つ。

 執行部が手分けし、地方組織の声を聞き取った「車座対話」では、岸田や党への批判が噴出した。渡海はその総括を全ての国会議員が参加可能な会合で行うべきだとの考えだが、実現の見通しは立っていない。

 渡海は「首相官邸の人が嫌がっている」と周囲に残念がった。(敬称略)

17OS5:2024/07/30(火) 14:58:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc6e7df9d78e5f71bca6f893efadb4258bd77fcb
【自民党総裁選シミュレーション】菅前首相や旧二階派、旧安倍派の「反岸田連合」で石破総裁誕生か…参院平成研も勝ち馬に乗る可能性
7/30(火) 12:12配信

NEWSポストセブン
「反岸田」勢力の中心として菅義偉・前首相や旧二階派が動く可能性も(時事通信フォト)

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。そこで、自民党総裁選を長く取材してきた政治ジャーナリストや政治評論家の協力で、総裁選の展開をいくつかのケースに分けて詳細にシミュレーションした。今回は“石破茂総裁”誕生のシナリオを紹介する。【全5回の第3回。第1回から読む】

【図解】「『反岸田』結集で石破総裁」 政治ジャーナリストの宮崎信行氏が考える自民党総裁選シナリオ

【シナリオ2】「反岸田連合」で石破総裁へ
 総裁選の情勢は、名乗りを上げるタイミング一つで一変する。重要なのは岸田文雄・首相の“決断”の時期だ。

「空気が読めない」と評される岸田首相は現在も総裁再選の意欲を失っておらず、旧岸田派ナンバー2の林芳正・官房長官も、「岸田政権を支える」と再選支持を鮮明にした。

 政治ジャーナリストの宮崎信行氏は、「総裁選では党員票で優位な石破茂氏の勝利を阻止するために、麻生太郎・副総裁が対立候補をぶつける」という展開までは同じ見方だが、その後の読みが違う。

 宮崎氏が語る。

「岸田首相が正式に出馬断念を表明するまでは、麻生さんとしては立場上、岸田支持の姿勢を取らざるを得ない。しかし、岸田首相はギリギリまであがくはずです。その間に、反岸田勢力が勢いを増していく」

 石破支持の中心となるのが、菅義偉・前首相や旧二階派だと見る。

「菅さんは岸田首相に“菅おろし”を仕掛けられたことを忘れていないし、二階(俊博)氏も自分を引退に追い込んだ岸田首相にカンカンに怒っている。旧二階派幹部の武田良太・元総務相も同じ福岡選出の麻生さんとは対立関係にあり、麻生─岸田ラインに主導権を取らせたくない立場です。

 石破氏は、党員票は有利でも議員票が少ないと見られているが、旧石破派に加え、菅グループと呼ばれる議員が20〜30人、それに旧二階派の約40人が加われば議員票もかなり獲得できる。さらに岸田首相が総裁再選にこだわる姿勢を堅持すれば、これまで石破氏と対立してきた旧安倍派からも、派閥を解散に追いやった岸田再選だけは許さないと“敵の敵は味方”の論理で石破氏に票が流れる可能性がある」

鍵を握る「参院平成研」の動向
 石破氏と岸田氏が決選投票を争った場合にどうなるか。宮崎氏は、大勢を決するのは参院議員の票になると指摘する。

 来年夏には参院選が控えており、「選挙に勝てる総裁」を求めている点では参院議員も衆院議員と同じだ。

「参院からは保守派の青山繁晴氏が出馬に意欲を見せている。1回目の投票では同じ参院議員ということで青山氏に一定の票が出ると考えられるが、決選投票には残れないでしょう。

決選投票での参院票に一番影響力を持つのが参院平成研(旧茂木派)の動向です。参院平成研は亡くなった参院のドン・青木幹雄氏が仕切っていた集団で、2018年の総裁選では安倍氏ではなく、石破氏を支持した経緯がある。

参院側は基本的に勝ち馬に乗る傾向があるため、麻生氏が決選投票で無理やりひっくり返そうとしても、石破優位の情勢と見れば、参院平成研を中心に参院議員の多くは石破氏に乗る可能性がある」

 麻生氏の石破包囲網は破られるとの読みである。

(第4回に続く。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

18OS5:2024/07/30(火) 14:59:22
https://www.news-postseven.com/archives/20240730_1980641.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2024.07.30 11:58
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】小泉進次郎氏は“あえて不出馬”戦略か 若手議員が反旗を翻せば“菅義偉前首相のワンポイント登板”シナリオも浮上

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。長年取材してきた政治のプロたちの票読みとは。今回は“菅義偉氏再登板”のシナリオを紹介する。【全5回の第4回。第1回から読む】

【シナリオ3】菅元首相のワンポイント再登板で後継は進次郎氏
 総裁選で不気味なのが自民党衆院議員の半数近くを占める当選4回以下の若手議員たちの動向だ。

 選挙基盤が弱く、国民の批判に危機感が強いはずだが、現段階では表立った動きを見せていない。

 総裁の可能性がある若手のホープ、小泉進次郎・元環境相は、今回は“あえて出馬しない”戦略とされる。

 だが、総裁選が麻生太郎・副総裁による石破潰しの展開となり、岸田文雄・首相が撤退した後、麻生─岸田談合で加藤勝信氏や旧岸田派ナンバー2の林芳正・官房長官など国民の知名度が低い総理・総裁候補が浮上すれば、「これでは選挙で落選する」と若手が結束して反旗を翻す可能性がある。

菅元首相の再登板は年齢的にもワンポイントに


 政治評論家の木下厚氏は、その場合、まさかの菅義偉・前首相の「ワンポイント再登板」のシナリオもありうると指摘する。

「菅さんは以前から派閥解消や世代交代を訴えてきた。無派閥だから自民党の派閥の裏金問題にも関わっていない。総理経験者であり、何より安倍長期政権を支えた司令塔としての政治的実力は自他共に認めるところです。“選挙の顔”としては弱いのがネックだが、進次郎氏ら若手が菅さんを全面的に支援し、総選挙も若手を前面に立てて戦うことでカバーできる。

 菅さんが総裁に返り咲けば年齢的にもワンポイントになるでしょうが、本人は司令塔に撤し、政治の実務は進次郎氏らに任せて経験を積ませ、早い段階で政権を譲って長老政治を終わらせる。それができるのは菅さんしかいない」

 進次郎氏が総裁選出馬に動いていないのも、「菅再登板」の可能性を探っているからという見方ができるのだ──。

 政治のプロたちは、たとえ候補者が乱立しても、結局、自民党総裁選は「石破支持か、石破阻止か」を軸に展開され、キングメーカーの麻生氏と菅氏が対立するか、手を組むかの判断で最終的な形勢が分かれると見ている。

 だとすれば、自民党が野党だった2012年総裁選で、党員の過半数の支持を集めた1位の石破氏を、森喜朗・元首相ら自民党の長老・ベテラン議員たちが決選投票で落選させた時と構図は同じだ。たとえ派閥が解散しても、自民党の論理は変わっていないことになる。

 そうした状況になった時、進次郎氏らの若手が「こんな総裁選では自民党は終わってしまう」と決起し、菅氏など思いがけない候補を立てるハプニングが起きるのか。それは自民党議員たちが実力者たちの考えに流されるのか、あるいは「党を変える」という決意で長老支配を終わらせる覚悟があるかによって分かれると言えそうだ。

(第5回に続く。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

19OS5:2024/07/30(火) 15:00:08
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2024.07.30 11:58
週刊ポスト
【自民党総裁選シミュレーション】小泉進次郎氏は“あえて不出馬”戦略か 若手議員が反旗を翻せば“菅義偉前首相のワンポイント登板”シナリオも浮上

20OS5:2024/07/30(火) 15:03:22
https://www.news-postseven.com/archives/20240730_1980642.html?DETAIL&_from=widget_related_pc
2024.07.30 11:59
週刊ポスト
岸田首相、バイデン大統領撤退を見習い「日本のハリス」画策か 上川陽子外相を後継者に指名し、狙うは“キングメーカーの座”

 瀕死の岸田政権を尻目に、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」の動きが活発化している。「次期総裁にふさわしい人」の世論調査では各社とも石破茂・元幹事長が他の候補を圧倒的にリードしている。が、世論通りには進まないのが総裁選。そんななか、岸田首相がアメリカの大統領選で撤退したバイデン大統領に見習って“名誉ある撤退”を選択するのではないかとの見方もある──。【全5回の第5回。第1回から読む】

 再選困難と見た米国のバイデン大統領は自ら大統領選から撤退し、ハリス副大統領を後継候補に指名した。

 自民党内では、「岸田首相はギリギリまで総裁再選を模索するはずだが、勝ちが見込めないとなれば出馬しても完全な失脚になるだけ。そうなった時はバイデンを見習い、名誉ある撤退で後継者を指名しようとしている」(閣僚経験者)との見方が浮上している。

 その際、岸田文雄・首相の意中の後継者候補、いわば“日本のハリス”と見られているのが上川陽子外相である。

 政治評論家の有馬晴海氏が語る。

「バイデン大統領は接戦選挙区でトランプ氏に勝てないという調査結果を見せられ、最後の最後で大統領選撤退を決めたと伝えられている。岸田首相もずっと支持率が下がり続け、減税しても支持されない、外交成果をアピールしても世論は反応しない。バイデン氏同様、それまで出馬すると言っていても、総裁選が近づいてから突然、出馬しないと宣言する可能性は十分あります」



 そうなれば政権を支えてきた旧岸田派、麻生派、旧茂木派の主流3派体制は崩れる。

 茂木敏充・幹事長も岸田首相が再選を断念したら、満を持して総裁選出馬に動くはずだ。

上川内閣は事実上の“第3次岸田内閣”
「麻生太郎・副総裁には加藤勝信・元官房長官を担ぐ選択もありますが、岸田首相と組んで旧岸田派の上川氏を擁立する可能性が高い。麻生氏と岸田氏が派閥をあげて上川氏を担いで初の女性総理をアピールするほうが、総裁選で勝てる可能性が高いからです」(有馬氏)

 総裁選に石破茂氏、河野太郎氏、茂木敏充氏、高市早苗氏に加えて上川氏が名乗りを上げると想定すると、決選投票はそのうち、党員票で優勢とされる石破氏と、いまや最大派閥の麻生派と旧岸田派が支援する上川氏の戦いとなる可能性が高い。

 岸田首相が後継指名した上川氏が総理・総裁になれば、いわば岸田首相と麻生氏の“傀儡”であり、上川内閣は事実上の“第3次岸田内閣”の性格を持つ。岸田首相にすれば、総裁再選はできなくても今後はキングメーカーとして政治的影響力を残すことができるという計算のようだ。



 だが、国民から見れば、それではあまりに虫が良すぎる。有馬氏もこう指摘する。

「上川氏は少し前までは初の女性総理候補として期待が高まっていたが、5月の静岡県知事選での自民党推薦候補の応援で、『この方を、私たち女性が生まずして何が女性でしょうか』と発言した騒動をきっかけに急速に期待がしぼみ、世論調査の総理にしたい政治家でも下位にとどまり、石破氏や河野氏らに大きく水をあけられている。『初の女性総理』アピールだけで決選投票に勝てるとは限らないのではないでしょうか」

 国民の信頼を失った岸田首相が、傀儡の女性総理候補を擁立して生き残ろうとしても、国民は納得しない。

 上川氏が本気で「初の女性総理」を目指すのであれば、まず、岸田首相との“絶縁”を宣言し、傀儡ではないことを示したうえで出馬しなければ、総裁選でも、国民からも正当な評価は得られないはずなのだ。

(了。第1回から読む)

※週刊ポスト2024年8月9日号

21OS5:2024/07/30(火) 22:08:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/092f13aaf6db433be21b608ed0752ab39abf6f96
鬼木防衛副大臣、南極の氷を配布 選挙区で、海自砕氷艦が持ち帰り
7/30(火) 19:11配信
共同通信
鬼木誠氏

 鬼木誠防衛副大臣が自身の選挙区である福岡2区(福岡市中央区、南区、城南区)内で昨年と今月、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷を展示する催しを開き、自ら砕いて小学生らに配っていたことが30日、関係者への取材で分かった。
 公職選挙法は選挙区内での寄付行為を禁じている。防衛省と鬼木氏の事務所はいずれも「事実関係を確認している」としている。

 鬼木氏は昨年4月、ブログで「貴重な氷を私だけで持っておくのはもったいないので、地域の子どもたちと共有することにしました」と記載していた。

22OS5:2024/07/30(火) 23:21:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f498abf5cedf9ccaba1a876cba5450ae2033d8fe
自民総裁選、茂木敏充幹事長は「焦らず逆算」 出馬意欲も〝明智光秀〟批判を懸念
7/30(火) 21:43配信

産経新聞
自民党総裁選を巡る茂木敏充幹事長の主な発言

9月の自民党総裁選を巡り、同党の茂木敏充幹事長の動向が注目されている。茂木氏は総裁の座に意欲を示しているが、幹事長は岸田文雄首相(党総裁)を支える立場。首相に対抗する形で出馬し、裏切り者と批判される事態を懸念している。「夏の間によく考えたい」と語り、首相の進退を見極めた上で、9月上旬までに出馬するかどうかを決断する構えだ。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

茂木氏は30日、幹事長に就任して1千日を迎えた。同日、自身のSNSに「この間、ずっと忙しい毎日」「国内出張は138回」と記し、選挙応援や講演などで全国各地を奔走してきたとアピールした。

「この国を変えていかなくてはいけない。そういった仕事は、いずれチャレンジしてみたい」。22日のBS日テレ番組では、改めて総裁選出馬への意欲を語った。一方で「(総裁選に)最初に手を挙げることは絶対ない」と強調し、首相の進退が明らかになるのを待つ考えを示した。

茂木氏は外相や党の政調会長、選対委員長などの要職を歴任し、実務能力の高さに定評がある。経済再生担当相時代に臨んだ日米貿易協定の交渉では、当時のトランプ米大統領から「タフネゴシエーター(手ごわい交渉相手)」と評された。トランプ氏が大統領に返り咲く可能性がある中、このエピソードを好んで披露している。周辺は「米大統領選の行方も考えると茂木氏が最も適任ではないか」と持ち上げる。

自身が会長を務めていた茂木派(平成研究会)は解散を決めたが、衆参の若手が定期的に会合を開いており、同派中堅は「40人程度は固まっている。いつでも(総裁選に向け)動ける」と自信を深めている。

ただし課題は多い。

まず知名度不足だ。7月の産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、「次の総裁にふさわしい人物」に茂木氏を選んだ人は0・9%にとどまった。派閥パーティー収入不記載事件による逆風を受け、党内では「選挙の顔」となれる知名度の高い次期総裁を望む声が強い。

幹事長としての働きぶりに対する批判もある。不記載事件を受けた議員処分や政治資金規正法改正では指導力を発揮せず、首相が矢面に立って批判を浴びた。石破茂元幹事長は17日のインターネット番組で「党務を仕切るのは幹事長だ。総理・総裁に責任が及ばないよう火の粉を浴びるのが仕事だと私は教わってきた」と茂木氏に苦言を呈した。

首相は再選に意欲を持つ。自民が野党だった平成24年の総裁選で立候補を表明し、谷垣禎一総裁(当時)を再選出馬断念に追い込んだ石原伸晃幹事長(同)は「平成の明智光秀」と非難され、失速した。

石原氏を「平成の明智光秀」と呼んだのは麻生太郎副総裁だ。茂木氏は総裁選に出た場合、良好な関係にある麻生氏の支援を期待するが、首相が出馬すれば目算が狂う。茂木氏周辺によると、首相が再選を目指す場合は出馬を見送る考えを示唆しているという。

6月以降、茂木派の複数の中堅・若手から首相退陣論や首相批判が相次いだ。発言した本人たちは否定しているものの、党内には、首相を不出馬に追い込みたい茂木氏が発言を促したと見る向きもあった。当の茂木氏は冷静な様子で、周辺にこう漏らした。「明智光秀にはならない。焦ってはいない。これは本心だ。ちゃんと逆算して進めている」(永井大輔)

23OS5:2024/07/30(火) 23:36:47
幹事長が総裁選出馬した例は
大平正芳:大福戦争 大平正芳が福田赳夫を破る
森喜朗 :小渕恵三死去に伴う→両院議員総会の話し合いで総裁選出
麻生太郎:安倍晋三辞職に伴う(福田康夫が当選)
石原伸晃:谷垣禎一任期満了に伴う 通称平成の成の明智光秀
くらいしかないのか。

24OS5:2024/08/01(木) 00:02:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bfc5432fa2970525c0beb73297383a18db7ff17河野太郎氏、電力は「原発再稼働しても足りない」 〝脱原発〟を封印 支持拡大狙う
7/31(水) 20:35配信


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産経新聞
量子科学技術研究開発機構の那珂フュージョン科学技術研究所を視察する河野太郎デジタル相=31日、茨城県那珂市(末崎慎太郎撮影)

河野太郎デジタル相は31日、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)などを視察し、安全性が確認された原発再稼働を当面容認する考えを改めて示した。視察終了後、記者団に「原子力規制委員会が安全を確認したものは再稼働している。それに加えて核融合や水素などを前広に考えていかなければいけない」と述べた。「脱原発」を持論とする河野氏は、9月の自民党総裁選出馬を模索しており、支持拡大を図りたい思惑が透ける。ただ、河野氏は将来的な原発ゼロを否定しておらず、党内の原発推進派の警戒感は強い。

【一覧でみる】原子力政策を巡る河野太郎デジタル相の主な発言

■〝変節〟問われ「違います!」

河野氏はこの日、日本原子力研究開発機構の高速実験炉「常陽」(同県大洗町)なども視察。生成AI(人工知能)の利用拡大などでデータセンターの消費電力が増えている現状から「再生可能エネルギーだけでは2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を見据えると間に合わない」との認識を示した。「(原発を)再稼働しても足りない可能性がある」とも語った。

原子力政策は、総裁選で争点の一つとなりうるが、河野氏にとっては「鬼門」ともいえるテーマだ。

河野氏は東京電力福島第1原発事故を踏まえ、平成24年に超党派議員連盟「原発ゼロの会」を設立するなど党内きっての脱原発派と目されてきたが、令和3年の前回総裁選で「安全が確認された原発を当面は再稼働していく」と表明。この際も原発推進派に支持を広げる狙いがあった。総裁選期間中に出演したテレビ番組では、たびたび原子力政策の〝変節〟を問われ、「違います!」と声を荒らげたこともあった。

■容認の裏に麻生氏の意向

河野氏は、原発再稼働容認を表明する一方、使用済み核燃料を再処理して繰り返し使う「核燃料サイクル」を止めるとの主張は変えなかった。サイクルを止めれば使用済み核燃料が行き場を失い、全国の原発にある貯蔵プールがあふれるため再稼働は難しくなる。

他の総裁選候補や党内からは「動いている原発も動かすのが難しくなる」との指摘が相次ぎ、河野氏が失速する要因の一つとなった。今回の視察では、「使用済み核燃料をどう処理するのかという一番、肝心なところが見えていない」と述べるにとどめた。
再び〝変節〟と批判される可能性がある中で、河野氏が改めて原発再稼働容認などに言及したのは、所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁の意向があったからだ。派内には「脱原発を主張している以上、河野氏は推せない」(派閥関係者)との声がある。別の派閥関係者によると、麻生氏が「脱原発の主張を降ろして、きちんと外にも説明しろ」と河野氏に直接指示したという。

ただ、今回の河野氏の発言は、これまでの域を出ず、中途半端との批判も出る可能性はある。

河野氏は9月の総裁選出馬に向けて「まずは麻生派を固めることに注力する」(河野氏周辺)戦略だ。党内唯一の派閥となった麻生派の約50人から支援が得られれば、河野氏にとっては大きな武器になる。ただ、河野氏への支援には反発もあり、支持が広がるかは見通せない状況だ。(大島悠亮、末崎慎太郎)

25OS5:2024/08/01(木) 11:06:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/36c0217232f42dd5f4c99207649a12d55fd24707
自民に「コバホーク」待望論 刷新期待、ちらつくベテラン 総裁選
8/1(木) 7:08配信

時事通信
小林鷹之 衆議院議員

 自民党総裁選で小林鷹之前経済安全保障担当相(49)の出馬に期待する声が出ている。

【主な経歴】小林 鷹之(こばやし たかゆき)氏

 衆院当選4回ながら閣僚経験がある小林氏に刷新イメージを重ね合わせているためだ。ただ、手腕は未知数でベテランの影もちらつく。

 「いつか国のかじ取りを担えるよう研さんを積んでいるつもりだ。今は政治家としての力を高めていく」。小林氏は26日のBS11番組で、総裁選出馬について尋ねられると、肯定も否定もしなかった。

 小林氏は財務官僚出身で、旧民主党政権時に野党だった自民党の公募に応じ政界入り。実務家肌で物腰も柔らかく、党内で敵は少ないと評される。二階派に所属している。

 名前の「鷹」から「コバホーク」とも呼ばれる小林氏が総裁候補と目され始めたのは今春以降。派閥裏金事件で自民批判が渦巻く中、「若手に人材がいることをアピールすべきだ」との党内世論に押し上げられた格好だ。二階派に限らず、選挙に不安を抱える若手からは「党が変わったと思われるチャンス」(茂木派)、「刷新感が大事だ」(安倍派)との期待が高まる。

 ネックは知名度だ。「次の総裁」を尋ねる世論調査では上位から大きく引き離されており、重鎮は「騒いでいるのは永田町だけ。国民はほとんど知らない」と党内外のギャップの存在を指摘する。

 待望論はベテランからも出ており、筆頭格は麻生派の甘利明前幹事長。党の経済安保政策の元締め的存在で、小林氏を「逸材だ」と引き立ててきた。二階派ベテランも「思い切って出ればいい」と話す。ただ党内には「ベテランの影響力を拡大する道具にされかねない」(中堅)と警戒する向きもある。

 小林氏に近い若手は「ベテランに引っ張られるのではなく、中堅・若手で支えられるかがポイントだ」との見方を示した。

26OS5:2024/08/02(金) 23:43:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd0ba889c5b0b3002e196fdba012e30d675045ed
「新顔」「女性」に期待感…総裁選出馬へ推薦20人の確保、高い壁
8/2(金) 23:21配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<4>
(写真:読売新聞)

 総裁選出馬を視野に入れる衆院当選4回生に経験者の言葉は重く響いた。

 「周りから相手にされない状況で挑戦し、その後の政治活動のためになった。ただ、予想以上に厳しいぞ」

 自民党の前経済安全保障相・小林鷹之(49)は23日夜、東京都内の飲食店で総裁選について、前経済産業相の西村康稔(61)からこう説かれた。

 西村は当選3回の46歳だった2009年の総裁選に出馬し、谷垣禎一(79)、河野太郎(61)に及ばず、最下位の3位に終わった。

 小林は西村に「またゆっくり教えてください」と頭を下げた。

 総裁選を巡り、財務官僚出身の政策通で知られ、名前にある「鷹」の英語をもじった「コバホーク」の愛称を持つ小林の動向に注目がにわかに高まっている。

 「ポスト岸田」の顔ぶれに党幹部や総裁選の経験者が並ぶ中、政治資金規正法違反事件でイメージが悪化した党の変化を印象づける「新鮮さ」への期待感が大きいためだ。元環境相の小泉進次郎(43)と「KK対決を実現してほしい」との声も出ている。

 担ごうとする議員は盛り上がっている。

 「小林を応援してくれないか」

 今月中旬、若手参院議員は、小林と同じ12年衆院選の初当選組で茂木派の津島淳(57)から電話でこう依頼された。経済安保政策で小林と連携してきた麻生派の前幹事長・甘利明(74)は小林に「いつでも首相になれる準備をしておけ」と発破をかけている。

リスク
 小林は「いつか日本のかじ取りをという思いを持っている」と公言しつつ、「今回は出るとも出ないとも決めていない」と情勢を注視している。小林にとって出馬は一躍、総裁候補として名乗りを上げられる一方、「使い捨て」にされるリスクもはらんでいる。

 事件をきっかけに派閥の解散は相次いで決まったものの、総裁選に向けては、元の派閥の固まりを維持し、最終的に勝てる候補に乗ろうとする動きが水面下である。個々の議員で動いても、総裁選後の党役員・閣僚人事で影響力を発揮できないとの心理が働くためだ。小林が所属していた二階派も例外ではない。

 閣僚経験者は「派閥の論理がまかり通ると、党に大きな変化は起きにくい」と危惧する。

 前政調会長の萩生田光一(60)は3日夜、都内の焼き肉店で会食した小林にこう忠告した。

 「気をつけた方がいい。今のように党への風向きが悪い時には皆若手を推すが、後になって足を引っ張ることもある」

 小林も「派閥が前面に出るようでは党は終わりだ」と周囲に漏らし、警戒感を強めている。

活発化
 初の女性首相を目指す動きも再び活発化している。

 経済安保相の高市早苗(63)と、元総務相の野田聖子(63)は前回の21年総裁選に続いての出馬に向け、準備に余念がない。

 高市は22年7月の銃撃事件で亡くなった元首相・安倍晋三の路線継承を訴え、党内保守層の支持を足がかりにしたい考えだ。

 昨年11月から自身の勉強会を始め、全国を精力的に回っている。今月28日には、沖縄県糸満市を訪れ、満員近い約600人が集まったホールで、日本の技術力などをテーマに講演した。会場の外では、高市が安倍の命日である8日に合わせて出版した経済安保に関する著書が積み上げられ、ほぼ完売する好評ぶりだった。

 野田は24日夜、前回総裁選で推薦人に名を連ねた国会対策委員長の浜田靖一(68)、政調会長の渡海紀三朗(76)らと都内のホテルの日本料理店に集まった。野田は浜田をハグし、変わらぬ親密さを見せた。

 もっとも、2人は壁にぶち当たっている。高市は前回総裁選で安倍の強力な後押しを受けたが、「独り立ち」を余儀なくされた。勉強会の参加者は毎回十数人にとどまり、総裁選出馬に必要な推薦人20人には届いていない。

 野田も同じ悩みを抱える。前回は元幹事長の二階俊博(85)の協力を得て、「4度目の正直」で20人をかき集めたが、今回はさらに苦労しそうだ。

 浜田は首相で総裁の岸田文雄(67)を支える執行部に身を置いていることを踏まえ、周囲には「今のトップが『また出る』と言えば、野田をやるのは難しい」と漏らした。(敬称略)

27OS5:2024/08/03(土) 09:03:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fb21e8bc198835b8a1da69e6573ef0222760533
小泉氏、総裁選対応を熟慮 菅氏後押し、父・純一郎氏も容認? 
8/3(土) 7:06配信


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時事通信
小泉進次郎 元環境相

 9月に想定される自民党総裁選を巡り、小泉進次郎元環境相(43)が自問自答を繰り返している。

【図解】自民党総裁選で注目される「小石河」3氏

 菅義偉前首相らを中心に小泉氏の出馬に期待する声がある一方、前回総裁選で連携した「小石河連合」は事実上解消。党内情勢をにらみつつ、対応を熟慮する夏となりそうだ。

 父の純一郎元首相は「50歳になるまで総裁選に出るな」と周囲に語っていたとされるが、「本人がやるといったら反対はしない」と容認する姿勢を示したという。ジャーナリストの田原総一朗氏が2日、岸田文雄首相と首相官邸で面会後、記者団に明らかにした。

 小泉氏は先月6日に福島県でのイベント参加後、「すべきことをしっかり考えていきたい」と述べて以降、総裁選に関する表向きの発信を控えている。周辺には「判断にはまだしばらく時間がかかる」と話す。

 党内で最大の後ろ盾と目されるのは菅氏だ。一般ドライバーが乗客を有償で運ぶ「ライドシェア」推進論を共にリードするなど気脈を通じる。菅氏は世論調査で高い支持を集める小泉氏の「刷新」イメージに期待を寄せる。

 もっとも、総裁選出馬に意欲を隠さない石破茂元幹事長も菅氏の支援を得たい考えで、先月に続き会談の機会を模索。小泉、石破両氏が前回総裁選で支持した河野太郎デジタル相も立候補に前向きな姿勢を示しており、「小石河」3氏がライバル関係に転じる可能性がある。

 小泉氏は環境相当時、気候変動対策は「セクシーでなければならない」と述べ物議を醸したことがあり、その力量を不安視する向きもある。党内では衆院当選4回の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)に期待する声もあり、中堅議員は「2人が出れば若手は割れるだろう」と指摘する。

 小泉氏はかねて、43歳で米大統領に就任したジョン・F・ケネディ氏への尊敬の念を口にしてきた。くしくも自身が43歳で迎える総裁選でチャンスをつかみたい本音もうかがえる。最近、周囲に「何が起こるか分からないのが政界だ」と揺れる心情をのぞかせた。

28OS5:2024/08/03(土) 09:07:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/8966f37e3826f0d1ec59e7d3302a6137d5ddf500
自民「最大派閥」は草刈り場に…安倍氏亡き後、四分五裂で身動き取れず
8/3(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
[政治の現場]総裁選前夜<5>
(写真:読売新聞)

 真夏日の強い日差しを浴びながら、自民党元総務会長の福田達夫(57)は沈痛な表情を見せた。

 「あなたがいなくなった穴はこの2年間、開きっぱなしで、本当に多くを失ってきました」

 元首相の安倍晋三の三回忌を迎えた7月8日。福田は、安倍派(清和政策研究会)に所属していた中堅・若手約20人で山口県長門市の墓所を訪れ、こう報告した。その言葉には、政治資金規正法違反事件による打撃の大きさと無念さがにじんでいた。

 2000年以降、森喜朗(87)、小泉純一郎(82)、安倍、福田康夫(88)と4人の首相を輩出し、最盛期は100人に達した「最大派閥」は今や見る影もない。

 絶大な存在感を持っていた安倍の死後、派内は混乱を極め、後継の会長も決められない中で、派閥パーティー収入の組織的な不正還流が発覚した。原因究明などの有効な対応は何一つとれないまま、閣僚らは更迭され、派閥解散が決まり、35人が処分を受けた。

プリンス
 安倍亡き後の統制のなさを象徴するかのように、三回忌での行動もまとまりを欠いていた。

 山口に向かった福田らのグループとは別に、処分を受けて離党した元経済産業相の世耕弘成(61)を中心とする参院安倍派の約30人は奈良市の銃撃事件現場に足を運んだ。一方、保守系有志議員でつくる「保守団結の会」で共同代表を務める衆院議員の高鳥修一(63)らは奈良市の霊園で安倍の慰霊碑に献花した。

 派内では、9月に予定される総裁選を控え、四分五裂の状況を危惧し、福田に「ベテラン組と一線を画した新たな固まりを作ってほしい」との期待感が出ている。祖父で元首相の赳夫は安倍派の源流・福田派の創設者だ。父の康夫を首相秘書官として支えた後、政界に入り、当選4回を重ねた福田は「プリンス」として、将来のリーダーと目されている。

 ただ、事件の逆風は依然強く、福田は「今回はおとなしくしておくべきだ」と周囲に漏らし、表だって動くことに慎重な姿勢を崩していない。

「HKT」
 「総裁選は権力争いで甘いものじゃない。軽い気持ちでうろうろするのはマイナスになる」

 7月8日夜、元国土交通政務官の佐々木紀(49)ら中堅・若手約10人が東京都内のホテルの中華料理店で総裁選を見据えた対応を話し合っていると、遅れて顔を出した前政調会長の萩生田光一(60)はこう語り、渋い表情を見せた。

 萩生田は派閥中枢を占めた「5人衆」の1人で、慕う議員が多く、派閥横断的なつながりも持っている。

 茂木派で元官房長官の加藤勝信(68)、二階派で元総務相の武田良太(56)とは菅内閣の閣僚時代から連携を維持し、その頭文字から「HKT」と称される。

 萩生田は首相で党総裁の岸田文雄(67)とひそかに首相公邸で面会を重ねて関係を保ちつつ、HKTを含めて一定の数をどう束ね、影響力を発揮するか、模索を続けている。

 5人衆で前官房長官の松野博一(61)は地元・千葉での活動に専念している。松野の周辺は「官房長官に登用された義理は重い」と指摘し、岸田が再選出馬すれば、支持する可能性が高いと解説した。

悲哀
 派の大勢は、総裁選での支持候補を見定められていないのが実情だ。処分を巡って岸田に恨みを募らす者はいるものの、安倍と折り合いが悪かった元幹事長の石破茂(67)や、デジタル相の河野太郎(61)を敬遠する声も多い。

 閣僚経験者は「清和会は総裁選で各陣営が集票を競う『草刈り場』となり、派閥がなくなった悲哀を実感するだろう」とため息をついた。

 かつて最大派閥として栄華を誇った竹下派(経世会)は、その後の橋本派(平成研究会)時代、会長の橋本竜太郎が2001年総裁選で小泉に敗れたのをきっかけに転落し、清和会が台頭した。

 副総裁の麻生太郎(83)は岸田派を解散する意向をいち早く表明し、安倍派解散の流れを作った岸田について、皮肉交じりに周囲にこう評した。

 「小泉は経世会を壊し、岸田は清和会を壊した」

 次期総裁選は日本のかじ取り役を決めるだけではなく、派閥の栄枯盛衰を映す歴史的な機会ともなる。(敬称略、おわり)

(この連載は、海谷道隆、中田征志、土居宏之、梅本寛之、樋口貴仁、田ノ上達也が担当しました)

29OS5:2024/08/04(日) 18:23:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a773ba8a208fd0b1c5a641b0d09afa4bb116ee5
自民総裁選、二階派の動向に注目…トップ引退表明で結束には陰り
8/4(日) 15:31配信

読売新聞オンライン
 自民党総裁選に向け、二階派にいた議員らの動向に注目が集まっている。派の元幹部は再結集を模索するが、派閥の解散決定や会長だった二階俊博・元幹事長の引退表明で、かつての結束には陰りも見られる。派の元所属議員で総裁候補に浮上している小林鷹之・前経済安全保障相に対する評価も、派内で一致していない。


懇親会参加6割弱
(写真:読売新聞)

 7月29日夜、東京・赤坂の焼き肉店。二階派の事務総長を務めた武田良太・元総務相は、派に所属していた若手議員らに「これからもまとまっていこう」と結束を呼びかけた。武田氏と派の会長代行だった林幹雄・元幹事長代理は、この日を含めて22日、25日、8月1日と計4回、当選回数別などで元所属議員を招いた懇親会を開催した。

 二階派は、二階氏が歴代最長の5年超にわたって幹事長を務めた安倍、菅両政権下で主流派として隆盛を誇ったが、岸田政権では一転して非主流派に甘んじてきた。武田氏らが懇親会を開催するのは「総裁選で結束して力を示し、次の政権での影響力を確保したい」との思惑があるとみられる。

 ただ、二階氏は体調の都合でいずれの懇親会にも欠席した。武田、林両氏以外の出席者は3〜7人にとどまり、4回の合計も20人と、派の解散決定時に所属した38人の6割弱だった。懇親会に参加した議員の一人は、「総裁選では派閥単位ではなく、それぞれの考えで動くべきだ」と語った。

ポスト岸田一致せず
 党内で「ポスト岸田」候補の一角として認知されつつある小林氏は、刷新感を打ち出せる「新顔」として注目されている。所属した二階派内では、小林氏と同じ千葉県選出の林氏が「相当優秀だ」と持ち上げているほか、若手の一部にも推す動きがある。

 一方、武田氏は小林氏の総裁選出馬に慎重とされる。7月29日の懇親会では、次期総裁の資質として「世論の支持が重要だ」と語り、一例として石破茂・元幹事長と小泉進次郎・元環境相の名前を挙げたという。

 武田氏は、総務相として仕えた菅前首相と良好な関係で、7月1日には菅、石破両氏と会食した。小泉氏も菅氏に近く、派内では「武田氏は、菅氏と歩調を合わせることで二階派の影響力拡大を狙っているのではないか」との見方が専らだ。

 小林氏は「派閥の力学だけで総裁が決まると、党の明日はない」と公言しており、総裁選に出馬する場合でも、派閥色が前面に出ない形になることが想定される。派内のベテランには「ほとんど接点がない」と話す議員もおり、小林氏を派の総裁候補として押し上げる機運は乏しい。

 派を率いた二階氏は、総裁選への対応について口を閉ざしている。引退を表明したものの派内には今も慕う議員は多く、「派としての方向性は、二階氏の動き次第で決まるだろう」との声も出ている。

30OS5:2024/08/04(日) 21:49:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a2b7b5c0add02c3a6c5741ea33782d78abb7fd7
岸田首相、総裁再選へ麻生・森山両氏と連携図る 出馬か断念か、決断に影響を与える重鎮
8/4(日) 21:33配信
産経新聞
自民党選対会議であいさつする岸田文雄首相(左)=7月25日午後、党本部(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は9月の自民総裁選に再選を目指して出馬するか断念するか、中央アジア訪問後の今月半ば以降に決めるとみられる。決断に影響を与えそうなのが麻生太郎副総裁と森山裕総務会長の動向だ。首相は党内の一部から「選挙の顔にならない」と撤退圧力を受ける。麻生、森山両氏の支持も離れれば外堀が埋まりかねず、2人と面会を重ね、連携強化を図っている。

首相は2日午後に約1時間、党本部で麻生氏と会談し、党内情勢について話し合った。その6時間後の夜には、石川県出張から帰京した直後の森山氏を約1時間公邸に招いた。「誰が総裁選に出る意向なのだろうか」と質問するなど、総裁選の情勢も話題になった。ただ、首相自身の進退には言及しなかった。

首相は麻生氏と7月25日にも党本部で約50分間、森山氏とは翌26日に官邸で約30分間、2人きりで会っている。総裁の座を狙う茂木敏充幹事長との関係が冷え込む中、麻生、森山両氏との関係強化が際立つ。

■派閥を残した麻生氏

麻生氏は今や党内唯一の派閥領袖(りょうしゅう)だ。パーティー収入不記載事件を受け、岸田派を皮切りに多くの派閥が解散を表明したが、麻生氏は麻生派を存続させ、同派50数人のうち一定数を動かせる。首相は再選のため、自身の旗振りに反した麻生氏に傾斜している。

岸田政権発足以来の首相の後ろ盾の麻生氏は、防衛費増額や反撃能力の保有を例に「安倍(晋三)内閣ではできなかったが、岸田になったら1年でできた」と手腕を認めてきた。

4〜6月、不記載事件の関係議員処分や改正政治資金規正法の法案修正を巡る首相の対応に麻生氏が不満を抱き、溝が生じた。ただ最近は再び首相を評価することがあり、周辺は「首相を担ぐのでは」とみる。

とはいえ、各種世論調査では首相の続投を望まない声が多い。来年改選を迎える参院議員の一人は「首相に引導を渡せるのは麻生さんしかいない」と語る。

■相談相手の森山氏
森山氏は7月26日の記者会見で次期総裁に求める資質を問われ、「国際情勢への理解」と「デフレからの脱却」を挙げた。国民人気を最優先する党内の風潮とは一線を画し、首相の再選支持も選択肢のようだ。

党内で岸田降ろしが表面化した6月には、周囲に「国際情勢がこれだけ大変な時に、岸田首相以上に世界の首脳に顔が利く日本の政治家はいない」と語った。党三役である限り総裁を支える責任があるとも強調している。

首相は政権初期、森山氏を非主流派として扱ったが、じきに「誠実に働いてくれる仕事師」(首相周辺)として頼った。不記載議員処分や改正規正法修正で党内の意見が割れた際、最も相談し、意見を聞き入れた相手は森山氏だった。

この重鎮2人以外に、首相の再選のため自民議員らとの調整を担える実力者はあまり見当たらない。バイデン米大統領はペロシ元下院議長ら民主党重鎮の支持が離れて外堀が埋まり、選挙戦撤退を決断した。(田中一世)

31OS5:2024/08/04(日) 22:42:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/7337f6f2e2614d39dcc1c8b29234612a88c231cb
「ポスト岸田」窮地の上川外相…米兵事件巡り与野党批判「女性首相の目はない」
7/31(水) 20:20配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂

 岸田文雄首相が解散を表明した派閥出身で「ポスト岸田」の有力候補とされる上川陽子外相が窮地に立たされている。日米両政府が1997年に合意した在日米軍による事件・事故の通報手続きについて「詳細は把握していなかった」と認めた発言が波紋を呼んでいるからだ。上川氏は迅速に報告を受けたと説明しており、通報を適切に指示できなかった可能性が浮上。野党は辞任要求を突きつけ、与党内からも「初の女性首相の目はない」と突き放す声が上がる。


 97年合意では米軍絡みの事件・事故は米軍→外務省→防衛省→県や市町村へと速やかに通報して情報共有を図ることを定める。在沖縄米兵による性的暴行事件を扱った30日の参院外交防衛委員会の閉会中審査で、情報共有ルートは「詳細を把握していなかった」と明かした上川氏は「問題になった段階でフレームワークの流れを把握した」と釈明に追われた。

 野党は「監督責任を果たせず外相の資格がない」(立憲民主党の小西洋之氏)と辞任を直接要求。同委員会の委員である立民の水野素子氏(参院神奈川選挙区)は同日、相模原市の街頭演説で「上川氏は与野党議員の追及を逃げて、全く反省や改善の空気はなかった」と外相の資質を問うた。

 与党からも説明責任を果たさない姿勢に疑問の声が漏れる。上川氏は同日の衆院安全保障委員会の閉会中審査で「非公表の事案との捜査当局の判断を踏まえ、事務方で対応し、防衛省に情報を提供しなかった」と釈明。これに「大臣として重要な手続きを把握しないだけでなく、自ら判断すら下せないのか」(自民の中堅議員)と不満が高まる。 

神奈川新聞社

32OS5:2024/08/05(月) 18:13:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c11df08fc7c5a21ffcfd2771cc94c5e2b344739
「小石河」が「河小石」に? 自民党総裁選、関係複雑化で小泉氏の仲介期待も
8/5(月) 17:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
横浜市内の企業を視察し意見を交わす(左から)小泉氏、星野氏、古川氏、三谷氏=7月29日

 前回の自民党総裁選では河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)の勝利を目標に結束した小泉進次郎元環境相(11区)と石破茂元幹事長の三者だが、「小石河連合」といわれる関係がここに来て複雑化してきた。河野氏に続き石破氏が出馬に意欲を示し、対決の可能性が出てきたからだ。両氏とも支援を望んで小泉氏との接触を模索する「河小石」の構図。間に立つ格好の小泉氏の出馬を促す機運も党内にはあり、秋の総裁選では3人が並び立つ可能性も取り沙汰される。

【写真で見る】「小石河連合」が討論会

 「小石河連合」の複雑化を促したのは、3氏が頼みとする菅義偉前首相(2区)が進めた脱派閥の動きだ。派閥裏金事件の打開策として岸田文雄首相が丸のみし、麻生太郎副総裁の派閥を除く各派が解散、もしくは解散手続きに入っている。議員への縛りがなくなったことで、総裁選出馬に必要な推薦人(国会議員20人)の確保も容易となった格好だ。

 前回の総裁選で石破氏が河野氏支援に回ったのも「推薦人集めで見通しが立たなかった」(自民幹部)のが一因とされる。今回は総裁選の日程も決まっていない7月27日の地元・鳥取の県連大会で事実上の出馬表明を行ったが、「自力での20人確保のめどが立ったのではないか」(同)との見方がもっぱらだ。

 菅氏に近い中堅議員は「菅さんが進めた脱派閥が小石河関係の複雑化につながるとしたら皮肉」と漏らすが、「出たい人が挑戦するのが総裁選本来の姿。世間から乱立と批判されようが、どんどん出て党の再生や政策を訴えればいい」と話した。

 ただ、前回総裁選で岸田首相に敗れた非主流派議員たちからすれば結果として現職の再選を利する事態は避けたいところだ。二階俊博元幹事長の旧派閥に所属していたベテラン議員は「40代で先がある小泉さんにここでは仲介役に回ってもらい、石破さんと河野さんの一本化を模索してほしい」との期待を明かした。

神奈川新聞社

33OS5:2024/08/06(火) 07:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1ff4f619e9cba6d58d9969556c915d60fbea6b6
株価暴落、岸田首相に逆風 総裁再選戦略に影響も
8/6(火) 7:06配信

時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=5日午前、東京・永田町

 9月に想定される自民党総裁選で再選を目指す岸田文雄首相(党総裁)に新たな懸念材料が浮上した。

【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移

 下落傾向を示していた日経平均株価が5日に暴落。首相への逆風は避けられないとみられ、株高や賃上げを追い風に再選を引き寄せる首相のもくろみは再考を迫られそうだ。首相は最近、総裁選をにらんだ動きを活発化させており、お盆明けにも意向を表明するとみられるが、再選戦略は描き切れていない。

 「冷静に判断していくことが重要だ」。林芳正官房長官は5日夕、株価の急落を受け、首相官邸で記者団に危機感をあらわにした。

 首相は今月に入り、鈴木俊一財務相、麻生太郎副総裁、林長官らと個別に会談。森山裕総務会長とは2日に続いて5日も面会し、昼食を共にした。いずれも首相が再選を目指す上でのキーパーソンで、政権幹部は「最終判断は遠くない。首相は総裁選に出る」との見方を示す。

 政府・自民関係者の間には、首相は9〜12日の中央アジア・モンゴル歴訪後に最終判断するとの見方が広がる。先月末、岸田派若手が総裁選への対応を尋ねると、首相は「もう少しで盛り上がってくるんじゃないか」と応じてみせた。

 もっとも、派閥裏金事件を巡る世論の批判はなお強く、内閣支持率は低迷を続ける。このため、首相が「頼みの綱」にするのが、7月に日経平均株価が4万2000円超の史上最高値を付けるなどした「経済の好循環」だった。しかし、日経平均は5日に史上最大の下げ幅を記録。首相に近い党幹部は「これはまずい。推移を見る必要がある」と衝撃を隠さなかった。

 日銀は金融政策の正常化や円安是正に向けて利上げに動いており、株価の動向は不透明さを増している。一方、岸田政権は「資産所得倍増」を掲げて少額投資非課税制度(NISA)拡充などを推進してきた経緯があり、株価の下落は以前より国民の懐に響きやすくなっているとの見方がある。

 政府関係者は「これまでの経済政策のひずみが出てくる」と指摘。自民の中堅は「この状況は首相にプラスにはならない」との見方を示した。同党の閣僚経験者は「政権への打撃は避けられない」と語った。

34OS5:2024/08/06(火) 21:18:06
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/452391
[自民党総裁選]青山繁晴参院議員(比例代表)が出馬の意向 新潟市西区の講演で岸田政権を批判「総裁選で変われなければ日本おしまい」
2024/8/3 20:00
自民党総裁選に出馬する意向を示した青山繁晴参院議員=8月3日、新潟市西区

 自民党の青山繁晴参院議員(比例代表)は8月3日、新潟市西区で講演し、9月に行われる自民党総裁選に出馬する意向を明言した。立候補に必要な推薦人20人を集めたいとした。

 自民の細田健一衆院議員(旧新潟2区)の国政報告会で発言した。青山氏は拉致問題の進展がないことや電気代の高騰を挙げて、岸田政権を批判。「野党に政権担当能力はない。総裁選で変われなければ日本はおしまいだ」と主張した。参院から首相が誕生し...

35OS5:2024/08/07(水) 16:08:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6fa89e4b214a6811be31e9d3c46e9b1429cf840
自民・木村次郎議員が威圧的言動 元秘書「繰り返しパワハラ」訴え
8/7(水) 15:56配信

共同通信
 自民党の木村次郎衆院議員(56)=青森3区=の元私設秘書の男性(46)が在職中に木村氏からパワハラを繰り返し受けたと訴え、木村氏は7日、威圧的言動など一部を認めて「深く反省している」とするコメントを発表した。

 男性は今年7月8日に採用され、青森県弘前市の事務所で勤務。ストレスによる体調不良で5日間で退職したという。

 男性によると、木村氏は男性が運転する車に乗った際、赤信号で「行ってしまえ。時間がもったいない」と強要した。次期衆院選の他党候補予定者のポスターを見かけた際は、運転しながら撮影するよう指示。運転席を後部からたたいたこともあったとしている。

 男性は6日に青森県庁で記者会見。秘書が何人も退職していると指摘した上で「一番の原因は、木村氏の高圧的かつ個人の尊厳を軽視した態度にある」と訴えた。

 一方、木村氏は7日、信号無視などについて「道交法違反を教唆する指示はしていない」と書面で反論。運転席の殴打なども否定した。ただ「一部行きすぎた言動があったのは事実だ」とも説明した。

36OS5:2024/08/07(水) 16:56:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/05cd257379562eddb106c1b30d6dd593e901e7db
「政策では間違っていない」 麻生氏、岸田首相を評価 森山氏と会食
8/6(火) 22:55配信


毎日新聞
自民党の麻生太郎副総裁

 自民党の麻生太郎副総裁と森山裕総務会長は6日夜、東京都内の日本料理店で会食した。9月の総裁選に岸田文雄首相が出馬意欲をにじませる中、対応を協議したとみられる。

 会食には麻生派の井上信治幹事長代理と、解散した森山派の坂本哲志農相が同席。関係者によると麻生氏は首相が防衛費の大幅増を実現したことなどを挙げて「政策では間違ったことはしていない。安倍晋三元首相が計画して難しいと思ったことでもしっかり結果を出している」と評価したという。

37OS5:2024/08/08(木) 22:58:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b7c047f0ab11ccf41fa13caf8d66e8e7afaebcf
麻生派はもはや「支えない閣」? 3閣僚が相次ぎパーティー、見限りの臆測も
8/8(木) 21:20配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂(資料写真)

 岸田文雄内閣の3閣僚が相次ぎ政治資金パーティーを開いた。このうち麻生太郎・自民党副総裁の派閥ナンバー2でもある鈴木俊一財務相は地元岩手で今月3日に開催。「大臣規範」は在任中の大規模パーティー自粛を定めているが、有名無実化の実態が露呈している。

 ほかに開催した武見敬三厚生労働相、松本剛明総務相はいずれも麻生派。内閣の評判低下につながるパーティーの開催が野放し状態となっており、党内には「麻生氏が岸田総理を見限った。もはや『支えない閣』だ」(自民幹部)との臆測が広がっている。

 共同通信などの報道によると、鈴木氏のパーティーは年2回程度開催している「政経セミナー」で会費は1万円。党岩手県連関係者ら約250人が出席し鈴木氏が約1時間にわたり講演した。その後に懇親会も行われたという。鈴木財務相は8日の閣議後記者会見で「違法でもなければ脱法でもない」と開催を認めた。

 7月30日には同県選出の広瀬めぐみ参院議員が公設秘書の給与をだまし取った疑いで東京地検特捜部の強制捜査を受け自民を離党した。一方、金融市場では政策金利引き上げを巡って動揺が広がり、鈴木財務相ら政府側の説明責任が問われている。そんな中でのパーティー開催に自民のベテラン議員は「下り坂政権ならではの最悪の巡り合わせ」とあきらめ顔だ。

神奈川新聞社

38OS5:2024/08/09(金) 01:07:28
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2024080801002501.html
政府、首相外遊の可否検討 南海トラフ関連調査で
2024/08/08 20:51共同通信

政府、首相外遊の可否検討 南海トラフ関連調査で

南海トラフ地震に関し、記者団の取材に応じる岸田首相=8日午後8時5分、首相官邸

(共同通信)

 政府は8日、南海トラフ巨大地震の注意情報発表を受け、岸田文雄首相が9日に予定している長崎での平和祈念式典への出席と、中央アジア、モンゴル歴訪の可否の検討に入った。林芳正官房長官が8日夜の臨時記者会見で明らかにした。

 首相は官邸で記者団に「政府として南海トラフ地震への警戒態勢を構築しているところだ。それらの状況を踏まえて適切に判断したい」と述べた。

 首相の外遊は、林氏が8日午前の定例会見で発表した。9〜12日の日程でカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴルを訪れる予定。カザフスタンでは、中央アジア5カ国との初の首脳会合を開催。

39OS5:2024/08/10(土) 07:42:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b4f4fc6a518ccd3dbfef493fb6705ad16840bab
菅 vs 麻生の「元総理バトル」が激化…「自民党のドン」をめぐる大戦争が始まった!
8/10(土) 7:00配信


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現代ビジネス
「ポスト岸田」をめぐる総裁選
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9月に予定される自民党総裁だが、なかなか「本命」が決まらない。岸田文雄首相は続投する意欲満々だが、世論調査での数字がいまいちだ。たとえば8月のJNNの世論調査では、内閣支持率は31%と前月比4.1ポイント上昇し、不支持率は66.4%と5.1ポイント減少して改善を見せたが、「次期総裁選で岸田首相は交代した方が良い」との回答が7割を占めた。

【一覧】「次の総選挙」で落選する「裏ガネ議員」の全実名…!

一方で「次の自民党総裁に相応しい国会議員」としては、各調査ともに石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境大臣と河野太郎デジタル大臣の名前が上位を占める。このうち石破氏と河野氏は次期総裁選に意欲を示しているようだ。もし出馬すれば、石破氏にとって5度目、河野氏にとって3度目の挑戦になるが、勝利への道はやはり遠いといえるだろう。自民党総裁選は議員票が鍵となるからだ。

民主党から政権奪還を目指して行われた2012年の総裁選では、石破氏は165票の党員算定票を獲得。安倍晋三元首相らを押さえて1位になったが、過半数を制するに至らず、議員票のみで行われた決戦投票で89票しか獲得できなかった石破氏は、108票を得た安倍元首相に敗退した。

2021年の総裁選で河野氏が獲得した党員票は169票と、岸田首相より59票も多かった。しかし河野氏は議員票を86票しか得ることができず、146票を獲得した岸田首相はもちろん、114票を獲得した高市早苗経済安全保障担当大臣よりも少なかった。

キングメーカー同士の戦い
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このように自民党総裁選で勝つためには、党内でいかに支持を集めるかが重要になる。そのためには強力な後ろ盾が必要だ。たとえば2021年の総裁選で2名の女性候補が出馬できたのは、高市氏には安倍元首相の支援があり、野田聖子元総務大臣には二階派から推薦人が「貸し出された」ためだった。

当時はほぼ派閥を単位にして票読みが行われたが、昨年末の「政治とカネ問題」を契機に派閥は解消され、麻生派と茂木派のみ政策集団として存続している。

そして54名の麻生派を率いる麻生太郎副総裁はキングメーカーの座を狙い、45名(衆参両議長を除く)の平成研を率いる茂木敏充幹事長は次期総裁の座を狙う。いずれも岸田首相が就任時に設定したガバナンコードにより次期総裁選後には現在の党の役職に留まることはできないが、残されたチャンスを生かすべく蠢(うごめ)いている。

キングメーカーとしての麻生氏の「持ち駒」は、副総裁として支える岸田首相と麻生派所属の河野氏だ。ただし河野氏は岸田内閣の現職閣僚であるため、すぐさま次期総裁選に出馬表明することは難しいだろう。

その河野氏が麻生派を離脱してくれるのを望んでいるのが、麻生氏と同様に「総理経験者」である菅義偉前首相だ。

安倍政権ではトロイカ体制を組んでいた麻生氏と菅氏だが、菅政権末期の2021年9月に政権浮揚策として麻生氏に河野氏の党役員登用をもちかけたところ、「お前と一緒に河野を沈めるわけにはいかねえ」と断られたことから、2人の関係はいまいちしっくりいっていないと言われている。また派閥を温存させている麻生氏に対し、菅氏は派閥を造らないという政治スタイルを堅持するなど、共通点はあまりない。

ただ「(自分の)首相への再登板はない」と述べる菅氏だが、キングメーカーへの野心は捨てていない。「菅さんは派閥を持たないが、一定数の側近がいる。彼らにポストを与えなければならないから、しっかり見極めたいのだろう」と、ある自民党関係者は語る。

40OS5:2024/08/10(土) 07:43:10
「小泉進次郎」という切り札
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その菅氏が将来の総裁候補と考えていると言われるのが、同じ神奈川県連に所属する河野氏や小泉氏で、菅政権で官房長官を務めた加藤勝信氏についても「仕事をきちんとする人」と好意的だ。

石破氏についても、菅氏は「期待できる方だ」と高評価。7月1日には武田良太元総務大臣と3人で会食するなど、接近を図っていた。

しかも石破氏が麻生氏とあまり関係が良くない事実も、菅氏にとって都合が良い。問題はただひとつ、石破氏が当選するのかどうかという点だ。

前述の自民党関係者は、「石破さんが当選する可能性が高ければ、菅さんは石破さんに乗るだろう」と断言する。一方で石破氏の態度はまだ不鮮明だが、石破氏に近い人は「石破さんは自分からあえて本心を言い出す人ではない、他の人から請われて出馬したいのだ」と説明。お盆に地元で支持者に出馬を請われることになっているようだが、それまでは菅氏と石破氏は両すくみの状態だ。

もっとも菅氏には「小泉進次郎」というカードもある。2009年の衆院選で初当選して以来、小泉氏は自民党のスターとして育てられてきた。最近では「50歳までは総裁選に出るな」と言っていた父・純一郎氏が態度を和らげたとの話も聞こえてくるが、だからといってまだ43歳の小泉氏を、慌てて出馬させる必要もないだろう。「持ち駒」を使い分けることも、キングメーカーの醍醐味といえるだろう。

次期総裁選は2人のキングメーカーの戦いでもある。その勝利は自民党で最高権力を握るということを意味し、日本を支配できるということだ。ただし次期衆院選で負けることは許されない。最大のネックとなる「政治とカネ」問題は、いつになったら解消されるのか。

さらに関連記事『【完全予測】「次の総選挙」で落選する「裏ガネ議員」全実名を大公開…!』では、次の総選挙で落選しうる「裏ガネ議員」たちを実名で予測している。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

41OS5:2024/08/11(日) 06:35:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/76773514e99cdff68e16b96a786bf45142f576a2
異例の歴訪中止、総裁選も意識 出発1時間40分前、岸田首相決断
8/10(土) 7:05配信



時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9日午後、東京・永田町

 岸田文雄首相は9日から予定していた中央アジア歴訪を急きょ取りやめた。

 南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出たことで、その備えを優先したためだが、9月に予定される自民党総裁選に影響が及ぶのを避ける狙いもあったもよう。異例の「ドタキャン」に政府内は混乱した。

【ひと目でわかる】南海トラフ巨大地震(半割れ)のイメージ

 「念には念を入れ、1週間程度は国内にとどまり、政府の対応や情報の発信に万全を期すべきだと判断した」。首相は長崎市での記者会見で、今回の訪問を中止する理由についてこう説明した。

 当初、12日までの日程でカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴルを訪れる予定だった。長崎の平和祈念式典に参列後、長崎空港を午後3時ごろにたつことにしていた。

 だが、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が8日午後に発生。気象庁が初めて南海トラフ地震臨時情報を発表すると、状況が一変した。首相は歴訪の可否について判断を迫られた。

 8日夜の段階で、首相は記者団に「適切に判断したい」と述べるにとどめた。自民党幹部には、長崎滞在中に決めると電話で伝えた。

 長崎には9日午前9時ごろに着いたが、11時すぎの林芳正官房長官の会見では発表されず、首相が取りやめを会見の場で公表したのは午後1時20分ごろ。出発予定時刻の1時間40分前だった。

 決断が遅れたのは、歴訪の可能性をぎりぎりまで探ったためだ。カザフで開く中央アジア5カ国との初の首脳会合には、この地域に強い影響力を持つロシアや中国をけん制する狙いがあった。首相周辺も8日夜、「中ロのどちらかに寄らないでほしいと首相自ら伝えることに意味がある」と力説していた。

 最終的に南海トラフ地震への備えを優先したのは、総裁選を意識したためとみられる。気象庁は今後1週間、巨大地震に注意するよう呼び掛けた。首相の不在中に発生すれば、「危機管理の最高責任者」として批判される可能性が高い。

 政府筋は「世論を恐れたのだろう」との見方を示す。ある岸田派幹部は「失点の材料をつくらないことだ」と語り、首相の判断に理解を示した。

 中止発表を受け、首相に同行するため長崎空港で待機していた外務省関係者には戸惑いの声が広がった。幹部の一人は「急に決まった。そうでなければ、こんなに大挙してここまで来ない」と肩を落とした。

42OS5:2024/08/13(火) 09:33:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/974cb3739c13f47f93aba9d295755fb04ca22e47
高市・野田氏、推薦人が課題 女性出馬で党内「刷新感」期待 自民総裁選
8/12(月) 6:49配信


時事通信
高市早苗経済安全保障担当相(写真左)と野田聖子元総務相

 自民党内で、9月に予定される党総裁選を巡り、女性候補の待望論が根強い。

 派閥裏金事件の逆風が続く中、初の「女性首相」誕生の可能性を示し、刷新感を演出する狙いからだ。2021年の前回に続き、高市早苗経済安全保障担当相や野田聖子元総務相が出馬を模索するが、必要な20人の推薦人確保が課題となっている。

【主な経歴】高市 早苗(たかいち さなえ)氏

 総裁選への意欲を隠さないのは高市氏だ。7月に新著「日本の経済安全保障」を出版。全国各地を講演して回り、X(旧ツイッター)には大勢の聴衆と共に撮影した写真が並ぶ。さらに、総裁選をにらんで昨年立ち上げた勉強会の成果を、書籍として今月下旬にまとめる予定だ。

 野田氏も立候補を視野に入れる。7月24日夜に渡海紀三朗政調会長、浜田靖一国対委員長らと東京都内のホテルで会食。渡海、浜田両氏は前回、野田氏の推薦人を務めており、総裁選を意識した行動なのは明らかだ。

 前回は結党以来初めて、複数の女性候補が競う総裁選となった。党関係者は「今回も女性は必須だ。多様な議論で政党としての活力を見せないといけない」と強調する。

 ネックは推薦人だ。高市氏は前回、安倍晋三元首相の支援を受けて善戦した。その死去で後ろ盾を失い、勉強会の参加者は毎回、十数人程度にとどまった。同じ保守系の青山繁晴参院議員も立候補の意向を明言。支持層が重なるだけに、仲間集めはさらに苦戦しそうだ。

 野田氏も前回、二階派や竹下派(当時)の協力を得て、告示前日に出馬表明にこぎ着けた。今回、推薦人になり得るのは現状で「12〜13人」(周辺)といい、20人の確保は見通せない。

 高市、野田両氏以外では、上川陽子外相の名前も取り沙汰されている。麻生太郎副総裁が持ち上げたことで一躍「ポスト岸田」に浮上。ただ、選挙応援で「うまずして何が女性か」と発言し批判を浴びるなど、期待は急速にしぼんでいる。上川氏は岸田派所属で、岸田文雄首相(総裁)が再選を目指す中、立候補は困難との見方がもっぱらだ。

 女性候補のめどが立たない状況に、党内からは「推薦人を貸してでも出馬させた方がいい」(幹部)との声も漏れる。

43OS5:2024/08/13(火) 09:49:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e544d56c3d43e1952e6037e939274c17dcc866f
「沖縄離れ」進む自民 米兵性暴力で政府への苦言なし【解説委員室から】
8/11(日) 15:30配信


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時事通信
沖縄復帰記念式典であいさつする山中貞則総理府総務長官兼沖縄開発庁長官(右)=1972年5月、那覇市

 沖縄県で発生した米兵による少女への暴行事件が県側に伝えられていなかったことについて、自民党の実力者からは、政府に苦言を呈する声は聞かれない。太平洋戦争で唯一地上戦が展開された史実を踏まえ、政治家人生を懸けて、沖縄を巡る諸問題に取り組んだ実力者が2000年代初頭まではいた。当時と比べ、自民党政治家の「沖縄離れ」は鮮明だ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【写真】守礼門前で行われた2000円札発行記念式典

 ◇官邸に報告、県には伝えず

 事件が起きたのは昨年12月。米兵は不同意性交罪などで起訴された。外務省は首相官邸には報告したものの、県や防衛省には連絡せず。今年6月になり、メディアが報じたことで事件が表明化した。

 これをきっかけに、今年5月にも米兵による性暴力事件があり、外務省が同様に、県に伝えていなかったことも明らかになった。

 こうした政府の対応に玉城デニー知事は激しく反発したが、上川陽子外相は7月30日の参院外交・防衛委員会の閉会中審査で「問題があったとは考えていない」と強調。県に伝えなかった理由を「被害者のプライバシー」などと説明した。

 もっとも、6月16日には沖縄県議選が行われており、政界では「選挙へのマイナス材料と考え、政権の判断として伝えなかったのだろう」(野党関係者)との見方が消えない。

 県議選の結果、自民、公明両党は16年ぶりに多数派となり、2年後の知事選での県政奪還に向け、足場を築くことになった。

 ◇初代開発庁長官、山中貞則氏

 来年の8月15日で終戦から80年。かつては、自身の戦争体験などから沖縄に思いを寄せ、基地負担の軽減や経済振興などに懸命に取り組んだ実力者が自民党に複数いた。その一人が、山中貞則元通産相(1921年7月―2004年2月)だ。

 山中氏は、鹿児島県末吉村(現曽於市)出身。台湾国民学校の教師を経て、戦時中は中国大陸を転戦。復員後、鹿児島県議を経て、53年の衆院選で初当選し、当選17回を重ねた(在職47年9カ月)。この間、佐藤栄作内閣で70年、沖縄の復帰問題を担当する総理府総務長官で初入閣し、72年の返還に伴い初代の沖縄開発庁長官に就任した。

 曽於市の「山中貞則顕彰館」の資料によると、山中氏は政治家を目指すに当たり、「戦没者に対し、生き延びている事に申し開きのできる人生を歩む」と誓ったという。

 戦時中、鹿児島県内には鹿屋(海軍)や知覧(陸軍)などの航空基地があり、多くの特攻隊員が沖縄に向けて出撃している。山中氏が沖縄振興を政治家としてのライフワークにしたのは、こうした地域事情もあっただろう。同時に、「政治の師」でもある当時の佐藤首相が「沖縄返還」を政権の重要課題に掲げたことも一因のようだ。

 山中氏は、沖縄の課題は一律ではなく、島ごとに異なると痛感。直接話を聞くため、48の有人離島を全て回り、683本の沖縄関連の特例法の制定や改正に関わった。名誉県民に唯一選ばれ、県内には、通称「やまなか通り」がある。

 山中氏は自民党税制調査会長として、消費税スタート時の税率を3%にする方針を決めるなど、「税調のドン」としても知られる。山中氏が税制のプロになったきっかけは、佐藤蔵相の下で大蔵政務次官となり、佐藤氏から税制を学ぶようアドバイスされたこと。佐藤氏抜きで、山中氏は語れない。

44名無しさん:2024/08/13(火) 09:50:03
「死に場所」に決めた梶山元官房長官
東京・霞が関の外務省

 「政治家としての死に場所を得た」。96年1月に発足した橋本龍太郎内閣で官房長官に就いた梶山静六氏(1926年3月―2000年6月)は、同年11月の第2次橋本内閣の発足に当たり、志願して「沖縄問題担当」を兼務すると、政治家人生の集大成として基地問題に取り組んだ。

 村山富市政権時の95年に米兵による少女暴行事件が起きると、県内で反基地運動が広がった。現状を憂慮した橋本氏は首相就任直後の96年2月、米サンタモニカでのクリントン大統領との初の首脳会談で、「世界一危険な基地」と言われる米軍普天間飛行場の返還をいきなり提起した。県の要望を事前に聞いた上での、政治決断だ。

 そして、日米両政府は同年4月、「5〜7年」での返還で合意した。梶山氏が、沖縄を「死に場所」と口にしたのはこの頃だ。

 梶山氏が取り組んだのは、戦略的価値が低下した米軍施設・区域の返還を含む地元の負担軽減と、基地負担に見合う大胆な経済振興などだ。

 梶山氏の尽力もあり、米軍基地の整理・縮小を協議する日米特別行動委員会(SACO)が同年12月に最終報告をまとめ、返還や騒音軽減などで合意した。

 経済振興に関しては、梶山氏は同年8月、私的懇談会(通称・島田懇談会)を設置し、沖縄の経済界や労働界、メディアのトップらをメンバーに起用。地元の要望を直接聞き、11月に提言を受け取ると、これを基に事業化を進めた。

 この過程で、梶山氏がしばしば怒りを募らせたのが外務省だ。基地の反対運動が起きると矢面に立つのは当時の防衛施設庁。外務省については、県や市町村などとの連絡・調整など地元の理解を得る努力を防衛施設庁に任せ、汗をかいていないように感じた。

 梶山氏は、外務省幹部らを「タキシードに蝶ネクタイを締め、ワイン片手にダンスを踊るのが仕事だと考えているのが外務省」などと面罵した。外交官として、パーティーなど社交の場には好んで出席するが、地元対策など難しい仕事を積極的には引き受けようとしない姿を、痛烈に皮肉った言葉だ。

 叱責されることを恐れて官房長官室に寄り付かず、梶山氏への報告を秘書官に任せる幹部もいた。

 懇談会のメンバーだった稲嶺恵一氏はその後、自民党の支援を得て知事選に出馬し勝利。梶山氏が死去すると、知事として追悼文を寄せ「時には会議終了後、車座になりグラスを傾けながら、いつまでも沖縄側の発言にじっと耳を傾けておられた。その真摯(しんし)なお姿に感動さえ覚えた」としのんだ。

 梶山氏は陸軍士官学校出身で、中国大陸で飛行訓練中に終戦を迎えた。がんで死去する前年の99年には、夫人とともに鹿児島県南九州市の「知覧特攻平和会館」を訪れ、特攻隊員の遺影や遺書などを目にしている。戦後を生きた政治家として、先に逝った戦友に対し、「死に場所」に決めた沖縄に尽くしたことを報告しただろう。

45名無しさん:2024/08/13(火) 09:50:19
サミット開催、小渕元首相
小渕優子氏(左)と梶山弘志氏

 98年7月の自民党総裁選で梶山氏らに勝利して首相に就任した小渕恵三氏も、沖縄への思い入れが強かった政治家として知られる。その象徴が、00年の主要国首脳会議(サミット)の開催地を沖縄に決めたことだ。

 小渕氏は早稲田大学在学中に沖縄の復帰運動に参加。卒業後、米施政下の沖縄から世界漫遊の旅に出るなど、政治家になる前から接点があった。そして、小渕氏はサミット開催地について、過去3回東京で行っていることから、「地方開催」を前提に選定を進めた。

 米軍による事件、事故が起きた場合の悪影響や警備上の問題などから、外務省や警察庁は沖縄での開催に消極的だったが、小渕氏は99年4月、慎重論を押し切り、沖縄を選んだ。サミットに合わせて、「守礼門」が描かれた2千円札の発行も決めた。

 当時を知る警察庁OBによると、沖縄開催を決断した小渕氏は、野中広務官房長官を通じて、田中節夫警察庁長官に「警備で苦労をかけるが、費用を含めてあらゆる負担に応じる」と伝えたという。

 小渕氏はサミットの2カ月前に脳梗塞で死去。ホスト役は後継首相の森喜朗氏が務めた。名護市内のホテルで開かれた歓迎レセプションに招かれた小渕氏の千鶴子夫人は、クリントン米大統領やシラク仏大統領ら各国首脳を前に、涙を流した。

 山中、梶山、小渕の3氏のほかにも、就任後最初の首脳会談で普天間返還を切り出し、基地問題を梶山氏に全面的に委ねた橋本元首相。小渕氏の決断を官房長官として後押しした野中氏も、沖縄の立場に理解を示し、諸問題に尽力した「沖縄族」議員に挙げられよう。

 ◇「沖縄族」育たず

 梶山氏の長男・弘志氏は、地方創生相、経産相などを経て幹事長代行。小渕氏の次女・優子氏は、少子化対策相、経産相などを歴任し選対委員長。それぞれ党の要職にある。

 弘志氏はエネルギーや港運関連の政策などに詳しく、沖縄との接点は少なそう。一方、優子氏は党沖縄振興調査会長をかつて務めており、沖縄への思い入れはあるとみられる。

 優子氏は党の選挙責任者として、沖縄県議選で現地入りし、自民党候補への支持を訴えた。その効果もあり、自民党は議席を伸ばし、公明党と合わせて過半数を確保した。その直後に判明したのが米兵による少女らへの暴行事件だ。

 しかし、優子氏が地元の反発を受け止め、外務省に苦言を呈した形跡はない。外務省などの慎重論を押し切って、沖縄でのサミット開催を決断した父・恵三氏とは対照的。優子氏を含め、沖縄の問題をライフワークとし、忖度(そんたく)せずに政府にものを言う実力者「沖縄族」が育っていないのが、実情だ。

 自民、公明両党を除く「オール沖縄」の支援を受ける玉城知事は、普天間飛行場の名護市辺野古への移設にあらゆる手段で抵抗し、岸田文雄内閣と厳しく対立する。そうであっても、国内の米軍基地の7割以上が沖縄県に集中し、戦後の日本の安全保障に貢献してきたことは紛れもない事実だ。梶山氏が沖縄を「死に場所」と決めた当時の太田昌秀知事は革新系だ。

 事件を受けた岸田政権や外務省の対応、自民党内の反応について、山中、梶山、小渕の各氏が存命だったら、どういう言葉を発するだろうか?

46OS5:2024/08/14(水) 10:25:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/d46625411caa0528cfdfc72b3bfaf4a823f88d8c
「どうする河野太郎」出馬めぐり麻生、菅の板挟みに・・・若手台頭で「最後のチャンス」との見方も
8/14(水) 9:32配信
 9月の自民総裁選への出馬を目指す河野太郎デジタル担当相(61)に対し、永田町で「挑戦権喪失」の危機がささやかれている。所属派閥領袖の麻生太郎副総裁が、岸田文雄首相(総裁)の再選を支持する立場から河野氏の出馬を認めない公算が大きく、その場合、「断念か派閥離脱による出馬か」(周辺)の厳しい選択を迫られるからだ。

 河野氏は2021年の前回総裁選の決選投票で岸田首相に惜敗したことで、捲土重来を期す。同氏は2009年総裁選にも出馬しており、今回は「まさに『3度目の正直』を狙っての出馬」(同)ともなる。しかも、父・洋平氏(元自民総裁・元衆院議長)、祖父・一郎氏(元副総理・五輪担当相=故人)がいずれも、「あと一歩で総理総裁を逃す」という悲運の名門・河野家の3代目だけに、「悲願達成へ意欲満々」(同)なのは当然でもある。

 初当選時から「総理総裁を目指す」と公言し、46歳で総裁選に出馬した河野氏。ただ、父・洋平氏が宏池会(宮沢派=当時)を離脱して結成した河野グループを受け継いだ麻生氏は総理・総裁の座を射止め、現在も「キングメーカー」として君臨しているため、河野氏も「麻生氏の後ろ盾がないと勝負できない」(側近)との見方が多い。

 その一方で、河野氏の「実質的後見人」とされるのは菅義偉前首相。無派閥議員による菅グループは今も党内影響力を維持しており、ここにきて、党内の“岸田降ろし”の旗振り役として活発に動く菅氏にとって、「河野氏は小泉氏と並ぶ重要な手札」(菅氏側近)とされる。ただ、菅氏は麻生氏との「激しいキングメーカー争い」を展開しているため、河野氏は「どちらに支援を頼むかで悩んでいる」(周辺)のが実態とみられる。

■親分・麻生氏に頭下げ、「脱原発」も軌道修正

 そうした中、河野氏が8月9日夜、都内の日本料理屋で麻生氏と会食したことが注目された。関係者によると、この会食で河野氏は、改めて総裁選出馬の意欲を伝え、みずからが掲げる政策などを説明したとされる。両氏の会食は6月以来で、「麻生氏は明確な意思表示はせずに、河野氏の言い分を黙って聞いていた」(周辺)という。

 そもそも前回総裁選では、麻生派が二手に分かれる形で、河野氏と岸田文雄首相の双方を支援した経緯がある。このため、河野氏としては、「今回こそは麻生派の全面的支援を取り付けるべく、麻生氏に頭を下げた」(側近)とみられている。

 もともと河野氏は、小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長とともに、世論調査での首相候補番付でのトップ争いの常連で、前回総裁選での連携などから「小石河連合」とも呼ばれてきた。ただ、最新の各種世論調査では石破、小泉両氏に比べて河野氏への国民の期待度が低下し、特に、自民支持層では岸田首相よりも下位となる数字が出始めている。

 そこで問題となるのが河野氏の主張する政策だ。もともと河野氏は「脱原発」が持論だったが、前回総裁選では「現実的なエネルギー政策として原発再稼働を当面容認する」と軌道修正した。河野氏を支える若手議員らの助言を踏まえての方向転換とされるが、「支持者の反発などで失速」(自民長老)し、決選投票敗北にもつながったとみられている。さらに、河野氏が閣僚として所管している「マイナンバー」を巡っては、トラブルが相次ぐマイナンバーカードと健康保険証の一体化での「強引な手法」も批判の的で、こちらも人気低下の要因となっている。

47OS5:2024/08/14(水) 10:25:32
■「フォロワー最多」が“異端児”批判にも

 そうした河野氏の「最大の武器」(側近)は X(旧ツイッター)のフォロワーが国会議員最多の256万人に達することだ。長年続けている「ごまめの歯ぎしり」と題する自らのウェブサイトでの歯に衣(きぬ)着せぬ言動が、フォロワー拡大につながってきた。その一方で、永田町では「ネットの専門家という特質が、『異端児・河野』という批判、不信にもつながっている」(閣僚経験者)との指摘も少なくない。

 そもそも麻生、河野両氏の「親分子分としての絆は深い」(麻生派幹部)とされる。名前が同じ「太郎」なので、麻生氏は常々、河野氏を「太郎ちゃん」と呼び、政治家としての人間関係の作り方や、政策づくりのポイントなどのアドバイスを欠かさない。これに対し河野氏も「言われたことはすぐ実行に移してきた」(同)のは事実だ。

 まさに、以心伝心の関係だったのに、今回、あえて河野氏が麻生氏に頭を下げ、出馬の後押しを求めたのは、石破氏ら「ポスト岸田」候補が水面下で動きを活発化させていることで、「このまま埋もれていく怖さもあった」(河野氏側近)という。

 ただ、麻生派内では「今回は河野さんを中核で支える司令塔が見えてこない。前回ほど『河野氏を立てて戦うべきだ』という雰囲気ではない」との声が多い。党内には「麻生派の全面支援がなければ20人の推薦人が集まるかどうか厳しい」との指摘もある。だからこそ、親分の麻生氏と、後見人の菅氏の関係との悪化に頭を悩ませるのだ。

■菅氏と同期の還暦過ぎ、「オワコン化」の危機も

 当選9回の河野氏は菅氏と同期。閣僚経験も豊富で防衛相や外相など重要ポストを歴任してきた河野氏は、61歳と還暦を過ぎてかつての「若手改革派」のイメージは薄れ、「このままではオワコン化しかねない」(自民長老)との不安も広がる。しかも3回目の出馬となれば「ラストチャンス」(麻生派中堅)との見方も出始めている。総裁選では小泉氏や小林鷹之前経済安全保障担当相ら「40代ニュースター」の名前も取り沙汰されているからだ。

 そうした中、巨額裏金事件を受けた「派閥解消」が今回総裁選にどのような影響を与えるかは「やってみなければ分からない」のが実情だ。ただ、「ここにきて、各候補の優劣は旧派閥の動きが土台となり、脱派閥の空気はくすみつつある」(自民長老)との指摘もある。河野氏自身は「大きな動きによって変わるのか、変わらないのか。そんなことは誰にも分からない」と笑い飛ばすが、「そのこと自体が『出たとこ勝負の総裁選戦略』の表れ」(同)ともみえるだけに、「今回ばかりは、党内の政争から距離を置いてきた河野氏の“政局勘”が厳しく問われる」(政治ジャーナリスト)ことは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

48OS5:2024/08/14(水) 10:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b236f64d71c391cf2c56e899b252f2eaeafa3140

岸田首相が総裁選不出馬の意向
8/14(水) 10:20配信

共同通信
 岸田首相が自民党総裁選不出馬の意向と政権幹部。

49OS5:2024/08/14(水) 10:30:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb319b0b3e36cbd27597e3219b856726c5c3f358
文通費改革、暗礁に 合意うやむや、自・立腰重く
8/14(水) 7:06配信


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時事通信
調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)改革に関する合意書を交わす岸田文雄首相(右)と日本維新の会の馬場伸幸代表=5月31日、国会内

 国会議員に月100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革が暗礁に乗り上げている。

【ひと目でわかる】政党支持率の推移

 改革を重視する日本維新の会が法改正に向けた合意を先の通常国会で自民党から引き出したが、期限を明示しなかったため、約束はうやむやに。維新の「手柄」を警戒してか、立憲民主党の腰も重く、行方は見通せない。

 岸田文雄首相(自民総裁)と維新の馬場伸幸代表は5月末、旧文通費について「使途公開と残金返納を義務付ける立法措置を講じる」とうたった合意書を交わした。維新が自民の政治資金規正法改正案に賛成するのが前提だった。その後、自民が通常国会中の法改正見送りに傾いたため、維新は自民の規正法改正案への賛成を撤回した。

 しかし、合意書自体が白紙に戻ったわけではない。首相は通常国会最終盤、党首討論で馬場氏と向き合い、「(旧文通費改革を)一刻も早く成立させたい」と強調。「合意の結果、協議のプロセスが始まった。ぜひやろう」と呼び掛けた。

 もっとも、首相の掛け声とは裏腹に、自民の動きは極めて鈍いのが実態だ。旧文通費改革に向け、衆院議院運営委員会は6月、衆院の正副議長と事務総長の経験者から意見を聴取することを決定。それから2カ月が過ぎても、聴取日程は一部しか決まっていない。参院はヒアリング対象者の人選すら終えていない。

 自民国対関係者は「規正法改正に反対した維新に協力する必要はない」と断言。自民派閥の裏金事件や規正法改正を受けて国会議員は政治資金を集めづらくなっており、自民幹部は「さらに収入が減れば、金持ちしか議員になれなくなる」と「旧文通費頼み」の苦しい台所事情を漏らす。

 立民は旧文通費改革を盛り込んだ法案を2022年に維新などと共に衆院に提出したが、維新と足並みをそろえて改革を自民に迫る機運は乏しい。維新関係者は「立民はポーズだけ。やる気はない」と批判。維新内には「自民は総裁選、立民は代表選で、旧文通費改革どころではない」(幹部)とあきらめに似た空気も漂う。

 旧文通費改革に注目が集まったのは、21年の衆院選後、在職期間1日だった月の分が満額支給され、批判を浴びたのがきっかけだ。日割り計算は22年に導入されたが、使途公開と残金返納は実現していない。国会関係者からは「放置すれば政治不信に拍車が掛かりかねない」との声も漏れる。

50OS5:2024/08/14(水) 15:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/57920ab1f2a7d6d34ed8fe5905e3189720f16d9d
【解説】なぜ今?岸田首相不出馬の背景に“政治とカネ巡る問題への責任”明言 “外交日程にひと区切り”も影響
8/14(水) 12:19配信
14日朝、岸田首相が突然退陣を表明し、会見を行いました。
ここまでの会見のポイントを、フジテレビ・政治部の松山俊行政治部長とともにお伝えします。

岸田首相は冒頭、今後の総裁選への対応について自ら出馬しないということを明言しました。

その一つの理由としては、この夏の外交日程に一つの区切りがついたこと。
13日にちょうどモンゴルの首相との電話会談も行われたということで、ここで一つの区切りがついたということを一つの理由として挙げています。

新しく今後の総裁選を戦うにあたっては、透明性や開放性、自由闊達な議論が必要だということで、そうした総裁選にするためには、最もわかりやすい一歩は自らが身を引くことだということで、今後は岸田首相自身は、一兵卒としてこの政治を支えていくという立場を表明したということです。

ここで自分が身を引くことによって活発な総裁選になり、新たな自民党という形を作ってほしいということが願いとしてあると話していました。

また、政治と金を巡る問題がやはり大きな問題としてあったとはっきりと述べていて、政治資金規正法など、様々な再発防止策に取り組んで前に進めようとしてきたということで、政倫審への自らの出席や派閥のパーティー資金の公開上限の引き下げ、そういった手を打って派閥の解消などを行ってきたが、これにさらに政治責任が伴うのであれば、政治の責任として、組織の長として責任を取ることはいささかのちゅうちょもないということを明言し、政治とカネの問題の一連の責任を、自らが身を引くことで取ることを明言したと、これを一番の理由として挙げたということが重要だと思います。

フジテレビ,政治部

51OS5:2024/08/14(水) 15:31:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fe610e1fde4e5def10b76a8a5a6453614cd499a
岸田首相不出馬、与党に衝撃 野党、政権交代訴え
8/14(水) 12:39配信


時事通信
記者会見に臨む岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

 岸田文雄首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、与野党に衝撃が広がった。

【写真】記者会見する岸田文雄首相

 与党から「政治資金を巡る不祥事にけじめをつけた」(中谷元・元防衛相)と一定の理解を示す声が上がる一方、立憲民主党などは次期衆院選での政権交代の必要性を訴えた。

 現職閣僚の一人は「政治とカネの問題の負のイメージを引きずっていた。重い決断だ」と受け止めつつ、お盆休み中の突然の表明に「なぜこのタイミングなのか分からない」と戸惑いを隠さなかった。首相が会長を務めた岸田派には「不出馬の理由が分からない」(若手)と困惑が広がった。

 自民中堅は「総裁選に出馬しても勝てる見込みがないと判断したのだろう」と分析。自民若手は「これをきっかけに総裁選に向けた動きが活発化するだろう」と身構えた。

 立民の泉健太代表は党本部で記者団に「突然の表明だ。自分の力ではこれ以上の改革は進められないとの思いがあったのだろう」と指摘。「首相が辞めても自民党の体質が変わったわけではない」と述べ、次期衆院選で政権交代を目指す考えを改めて強調した。

 日本維新の会の馬場伸幸代表は取材に「岸田政権では国民が求める改革が進まないのは明らかだった。ここが引き際だった」と述べた。共産党の小池晃書記局長は「国民の怒りが追い詰めた結果だ」と語った。

52OS5:2024/08/14(水) 15:35:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec3ccae27bb88704c9862fc720d701678d7eb4b7
首相の不出馬表明会見、正副官房長官立ち会わず 異例の状況で実施
8/14(水) 15:02配信

朝日新聞デジタル
 自民党総裁の岸田文雄首相(67)が総裁選に立候補しないと表明した14日午前の記者会見は、林芳正官房長官と3人の官房副長官が立ち会わない異例の状況で行われた。

 国会閉会日など政権運営の節目に官邸で行われる首相会見には、林氏と、村井英樹、森屋宏、栗生俊一の各官房副長官が立ち会うのが通例で、首相が会見場に入る際に4人が一礼して出迎える。

 しかし、14日午前11時30分に始まった不出馬表明の臨時会見に4人の姿はなかった。司会は通常通り、小林麻紀内閣広報官が務めた。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/b9003831045c66d4eb0decdd20cbc683c7501a85
「小石河」そろい踏み? 自民総裁選は大混戦に 首相不出馬表明で候補者一本化の必要なく
8/14(水) 13:40配信
 岸田文雄首相の不出馬表明を受け、自民党総裁選が大混戦となる可能性が出てきた。菅義偉前首相(衆院2区)ら反主流とされてきたグループは“対岸田”で候補一本化を模索してきたが、現職撤退となってその必要がなくなったからだ。岸田首相も後継指名はせず「出たい人が出られる」(自民幹部)環境だ。

 前回総裁選で河野太郎デジタル相(15区)の勝利を目標に結束した小泉進次郎元環境相(11区)と石破茂元幹事長の「小石河連合」の行方が焦点。すでに出馬意欲を明らかにしている河野氏と石破氏に加え小泉氏を推す声も高まり、三者そろい踏み出馬の可能性も取り沙汰されている。

 岸田派内には後継として同派の上川陽子外相の名も浮上するが、本人が意欲を示していないことからムードに高まりはない。むしろ首相を支えなかった格好の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長への反発が強まってきた。

 麻生氏と石破氏のあつれきは政界では周知の事実だが、岸田派関係者は「敵の敵は味方だ」と明言。麻生氏が同じ派閥の河野氏を担いだり茂木氏が出馬したりした場合の石破氏への支援の可能性をにじませている。

神奈川新聞社

53OS5:2024/08/15(木) 09:08:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d6c071cc6e9ff95589d487f420bfd76cb01afe5
「9月までに候補者が出揃うのでは」“ポスト岸田”選びに向けた動きは前倒しに 岸田総理周辺は「腹を切るからには自民党に改革実行を迫る」
8/14(水) 18:19配信
岸田総理が総裁選に出ないと表明したことで、「ポスト岸田」選びに向けた動きはどうなっていくのでしょうか。国会記者会館から、官邸キャップの川西記者です。


お盆明けから始動すると言われていた総裁選レースですが、ある閣僚経験者は「9月までに候補者が出揃うのでは」と分析するなど、前倒しで動き始めました。

「ポスト岸田」候補のひとり、石破元幹事長は訪問先の台湾で「自分を総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば、是非とも総裁選挙に出馬したい」と明言しました。

また、自民党関係者によりますと、河野デジタル大臣も今週に入り、総裁選に向けた政策集を作ろうと動き始めたということです。

そして、総裁選への意欲を示す自民党の茂木幹事長は、まもなく麻生副総裁と会談します。この会談自体は以前から決まっていたということですが、両者の対応が注目されます。

岸田総理周辺は「腹を切るからには自民党に改革実行を迫る、攻めの退陣だ」と語っていますが、そう思われるためには「ポスト岸田」候補がどこまで改革色を出せるかがポイントになります。

TBSテレビ

54OS5:2024/08/15(木) 09:10:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/21938986ed93374e545aa0cc8050545c9c7597de
菅氏VS麻生氏?キングメーカー争いも勃発 岸田首相の不出馬表明受け
8/15(木) 4:40配信


スポニチアネックス
菅義偉氏

 菅義偉氏と麻生太郎氏の首相経験者によるキングメーカー争いも目が離せない。

 菅氏は退陣に追い込まれた21年の総裁選を巡り、引き金を引いた岸田氏への“意趣返し”か、ここまで政権攻撃が目立った。岸田氏の再選を阻むべく対抗馬の選定に動いてきたが、不出馬表明を受けて改めて党内情勢を見極めていくとみられる。

 小泉氏、石破氏、河野氏の「小石河連合」の誰を推すのか注目されるが、党三役経験者は「菅氏は勝負師。ひとたび決断して動けば、一気に流れができるだろう」と予言した。

 岸田政権を支えてきた麻生氏は唯一存続を決めた麻生派の長で裏金事件を受けて「派閥解消」を訴えてきた菅氏とは犬猿の仲。総裁選では岸田氏、茂木氏のどちらかを支持するとみられてきたが、岸田氏が不出馬を決めた今、茂木氏を推す可能性が高いとみられる。

55OS5:2024/08/16(金) 08:50:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e019ff34cd28cfb6ce7ffa9d1bb2215b955dd40
早期解散論、自民に強まる 総裁選、「刷新」へ期待感
8/16(金) 7:04配信

時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=15日、首相官邸

 岸田文雄首相の退陣表明を受け、9月の自民党総裁選から間を置かずに衆院解散・総選挙が行われるとの見方が自民内で急拡大した。

 新総裁選出による「刷新感」を前面に出せば、優位に選挙戦を運べるとの思惑がある。総裁選も早期解散を意識した「顔」選びの側面が出ている。

 「解散はこの秋しかない」。後継総裁レースが活発化した15日、選挙基盤に不安を抱える自民若手から、こうした声が上がった。岸田首相を支え続けた党幹部も「新しい総裁で早期に信を問わなければいけない」と指摘。中堅は「新首相は経済対策の策定と並行して衆院解散に踏み切る」との見方を示した。

 岸田首相が総裁選不出馬を余儀なくされたのは、来年10月に衆院議員の任期満了を控え、このままでは選挙を乗り切れないとする党内の退陣圧力に抗し切れなかったからだ。「総裁選で勝てたとしても衆院選が厳しい」。首相は14日、ベテラン議員に退陣の理由をこう伝えた。

 2020年に発足した菅政権の「教訓」も記憶に新しい。世論の高い支持を集めた政権発足時に衆院解散を見送り、その後は新型コロナウイルス対策を巡る批判の高まりから支持率が低下。解散の時機を逸したまま翌年に総裁選不出馬へ追い込まれ、短命政権に終わった。「早期解散はもはやセオリーだ」。当時のいきさつを知る政府関係者はこう話す。

 早くも吹き始めた解散風に、自民内ではフレッシュさを重視する観点から小泉進次郎元環境相(43)や小林鷹之前経済安全保障担当相(49)への期待も高まる。ベテランから若手まで「多くの候補による論戦で盛り上げたい」との声が漏れる。

 来夏には東京都議選と参院選が控える。力の分散を避ける観点から、公明党はこれらと同時期に衆院選を行うのに反対論が強く、もともと「今秋のうちに」という立場だった。同党ベテランは「早々に解散しないと、政権が失速して勝てなくなる恐れがある」と語った。

 一方、派閥裏金事件に端を発した「政治とカネ」を巡る問題の議論は低調なまま。15日には秘書給与詐取事件で自民を離党した広瀬めぐみ参院議員が辞職した。野党は「自民の体質」(立憲民主党の泉健太代表)と批判しており、看板の掛け替えで世論の納得を得られるかどうか不透明だ。

56OS5:2024/08/16(金) 08:51:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4c4415121955fa36e4df79dbc991d5c063e5f9e
自民党総裁選、「ポスト岸田」に意欲示す発言相次ぐ…推薦人確保が課題の議員も
8/15(木) 18:49配信

読売新聞オンライン
岸田首相

 岸田首相(自民党総裁)が9月に予定される総裁選に出馬しない意向を表明したことを受け、内閣の一員として首相を支えてきた閣僚の中からも15日、出馬に意欲を示す発言が相次いだ。出馬に必要な推薦人20人の確保が課題の議員もおり、早期の発信で支持を拡大する狙いもありそうだ。

 河野太郎デジタル相(61)は閣議後の記者会見で、外相や防衛相などを歴任したことを挙げ、「いつかこの経験を生かせる日が来ればと思っている」と述べた。

 上川陽子外相(71)は外務省内で、「私自身、何をすべきか熟慮した上で決断し、それを行動に移していく覚悟だ」と記者団に述べ、出馬を模索する考えを示した。斎藤健経済産業相(65)は閣議後の記者会見で、「『総裁選に出るべきだ』との連絡が数多く寄せられた」と明かし、「切実な思いで発せられていると感じており、真剣に聞いていかなくてはいけない」と語った。

 東京・九段北の靖国神社には、高市早苗経済安全保障相(63)や、待望論が広がる小泉進次郎・元環境相(43)、小林鷹之・前経済安保相(49)が参拝した。参拝後、高市氏は記者団に「仲間と力を合わせ、日本列島を強く豊かにし、次の世代に引き渡す使命を持っている」と強調した。

 一方、小林氏は推薦人20人にめどをつけ、出馬表明へ調整に入った。関係者が15日、明らかにした。小林氏は世代交代を求める党内中堅・若手らから出馬を求める声が出ている。

57OS5:2024/08/16(金) 08:51:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/0aa0a618b1d6855926902ae7eb7ebd8eb067723d
自民総裁選で石破茂氏、小林鷹之氏が出馬へ推薦人確保に「めど」
8/15(木) 21:54配信

産経新聞
自民党の石破茂元幹事長(春名中撮影)

自民党の石破茂元幹事長は15日夜のBSフジ番組で、出馬を目指している9月の自民総裁選を巡り「よしやろうと言ってくださる方はめどがつきつつある」と語り、立候補に必要な推薦人20人を確保する見通しが立ったことを明らかにした。また、小林鷹之前経済安全保障担当相の擁立を目指す議員の一人は同日、推薦人20人の確保にめどがついたと明らかにした。別の議員は、来週にも出馬表明に踏み切るとの見通しを示した。


斎藤健経済産業相は15日の記者会見で、総裁選出馬の意欲を表明した。「昨日から今朝にかけて『総裁選に出るべきだ』といった連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞かないといけないのかなと思い始めている」と述べた。

総裁選不出馬を表明した岸田文雄首相(自民党総裁)は同日の閣僚懇談会後、「閣僚の中には総裁選に名乗りを上げることを考えている方もいると思う。気兼ねなく、堂々と論戦を行ってほしい」と述べ、岸田内閣の一員でも出馬は制約されないとの考えを示した。

岸田派ナンバー2の座長だった林芳正官房長官は15日の記者会見で、総裁選について「コメントは差し控えたい」と述べた。同派内には首相の後継として林氏を推す声がある。

同派の上川陽子外相は「何をすべきか熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と語った。

高市早苗経済安保担当相は終戦の日に合わせて靖国神社を参拝後、記者団に「日本列島を強く豊かにし、次の世代に引き渡す使命を負っている」と出馬の意欲を重ねて表明した。前回総裁選で高市氏を支援した議員が今回、小林氏支持に回る動きもあり、20人の推薦人確保が課題となる。

河野太郎デジタル相も記者会見で「閣僚として外交・安全保障、防災危機管理など日本が抱える大きな課題を担当してきた。いつかこの経験を生かせる日が来ればいいと思う」と述べた。

茂木敏充幹事長、加藤勝信元官房長官、小泉進次郎元環境相らを含め次期総裁候補に10人前後の名前が挙がる乱戦模様となっている。

58OS5:2024/08/16(金) 13:07:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/65257334985c89e107f1e2c225dec0b51f651474
〈次期首相をめぐる“妖怪大戦争”〉根回しなしの岸田“自爆テロ”で後継レースに号砲。菅、麻生、二階、森…長老たちが推すのは誰だ?
8/16(金) 8:02配信


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集英社オンライン
次の首相は誰だ

岸田文雄首相の衝撃的な退任発表を受け、「ポスト岸田レース」が幕を開けた。そんななか、にわかに存在感を高めているのが、陰で権力を牛耳ってきた長老たちだ。岸田首相を支えてきた「主流派」のドン・麻生太郎氏。そして後継候補の石破茂氏、小泉進次郎氏との連携の可能性がささやかれる「非主流派」を統べる菅義偉氏。2人の「フィクサー」を軸にした熾烈な権力闘争が始まった。

〈担がれるのは誰だ〉茂木、石破に進次郎…まだまだいる“ポスト岸田”と噂される議員といえば…

「側近にも会見ギリギリまで伝えていなかった」
「最後まで岸田さんの自爆テロに翻弄された…」

永田町のベテラン秘書はこうため息をついた。お盆休みまっただ中の列島に衝撃が走ったのは8月14日。この日の午後に開かれた会見で、岸田首相自らが「私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたい」と政権の終焉を語ったのだ。

そんななかで注目されるのは、2人の大物の動向である。岸田首相の後見人として振る舞ってきた麻生太郎副総裁と、前政権を担い首相を辞した後も影響力を保持する菅義偉前首相の2人である。

「どうも今回の岸田首相の総裁選不出馬宣言、麻生さんの耳には入っていなかったようです」と囁くのは前出のベテラン秘書だ。

複数の関係者によると、岸田首相が総裁選に名乗りを上げて再選を果たす道筋は自民党執行部の間でも「既定路線」になっていたとされる。

「今年の総裁選を乗り切り、来年の衆院選まで首相を務めて後任にバトンタッチする、というのが自民党の執行部内で共有されていたシナリオだった。

この案は麻生さんも了承しており、森山裕総務会長ら党幹部もその案に沿って動いていた。岸田さんにも『来年まではしっかりと支えていく』と伝えていたはずです」

ところが、である。岸田首相は9月の総裁選の日程が公表されるよりも前に、自ら辞意を表明してしまった。

岸田首相は8月9日、中央アジア諸国を歴訪する外交日程を取りやめた。8日午後に発生した、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震と、それに伴い、気象庁が南海トラフ地震臨時情報を発したことへの対応を優先したためだ。これが9月の総裁選を見越した動きであることは明らかだった。なのに既定路線とみられていた総裁選出馬がなくなったのはなぜか。

「岸田さんの辞意が周辺に伝わったのは本当に会見直前のことだったようです。側近にも会見ギリギリまで伝えていなかった。麻生さんや森山さんにも事前の相談などの根回しはなかったとみられていて、ほとんど事後報告のような形で伝わった。翻意を促されても説得に応じる気配はなかったといいます」(全国紙政治部記者)

「長老たちの蠢きが岸田さんを徐々に追い詰めていった」
岸田首相はこれまでも重要な政治決断を周囲に伝えずに断行してきた。裏金問題を受けて岸田派の解散を決めた際にも、その独断専行ぶりが麻生氏の怒りを買った。今回は自身の政治生命を懸けた、まさに「自爆」ともいえるサプライズを仕掛けたことになる。

背景には、その麻生氏をはじめとする長老たちの水面下での蠢きが岸田首相の捨て身の決断に至らせた側面もあるのだという。

「岸田首相には当初、麻生さんらのシナリオ通り来年まで首相をして後継に託す選択肢があったようです。しかし、情勢分析を重ねた結果、総裁選に出馬しても勝てない、という結論に至った。

かねてから菅さんが石破さんらを担ごうとする動きもありましたが、ここにきて森喜朗元首相、二階俊博元幹事長といった政界を退いた重鎮の動きが活発化してきたことも耳に入っていた。彼らが主導する『岸田降ろし』に抗する気力を失ったという面もあるのではないでしょうか」(前出の秘書)

59OS5:2024/08/16(金) 13:07:45
麻生派を率いる麻生氏と、派閥の枠組みにとらわれない独自の政治勢力を築いている菅氏との間では、従来から次のキングメーカーの座を巡る暗闘が続いてきた。その構図に、一時は鳴りを潜めていた森氏、二階氏が加わり、自民党内の権力バランスはさらに複雑になっているという。

「森さんは裏金問題の黒幕として名前が出ていた昨年末から今年初めにかけては露出を控え、老人ホームに入るなど表舞台から消えていた。二階氏も裏金問題にまつわる東京地検特捜部の捜査が続いている時期に重病説が出回り、存在感が薄まっていた。

ところが、ここにきて2人が永田町の会合に出席するなど、にわかに動きが活発化してきた。麻生さんとしては1年かけて岸田さんの後継を探して影響力を保持しようという腹づもりだったのでしょうが、そんな麻生さんの思惑にも岸田さんは当然気づいているはず。こうした長老たちの蠢きが岸田さんを徐々に追い詰めていったのでしょう」(前同)

「二階氏、森氏は影響力を残すために勝ち馬に乗ろうとする」
急迫の度を増している「ポスト岸田」レース。候補として、前回の総裁選にも出馬した河野太郎デジタル相と高市早苗経済安全保障相、さらに石破茂元幹事長や、麻生氏と蜜月関係にある茂木敏充幹事長の名前が取り沙汰されている。

さらに出馬実績のある野田聖子元総務相、知名度が高い小泉進次郎元環境相も候補に名を連ねる。彼ら候補を支える立場で、長老たちがどう立ち回るかが注目される。

「菅氏は、気脈を通じる石破氏、小泉氏のいずれかを推すでしょう。小泉氏なら父の純一郎氏と同じ派閥を率いた森氏も乗りやすい。麻生氏は茂木氏、あるいは自身の派閥に籍を置く河野氏を推す可能性がある。河野氏の場合は、菅氏とも良好な関係にあるため、どう立ち回るのか注目です。

二階氏、森氏は自らの影響力を残すために勝ち馬に乗ろうとするはず。石破氏が出れば乗ってくるのではないでしょうか」(全国紙政治部記者)

さらに岸田首相がどう動くのかにも注目が集まる。

「岸田さんは自身の派閥である岸田派に自らの手で引導を渡しましたが、後継の筆頭候補は林芳正官房長官でした。さらに上川陽子外相は麻生さんの覚えがめでたく、これら岸田派の出身者が総理総裁になれば影響力も残しやすい。勝てるとみれば強力に後押しするのではないでしょうか」(前出の秘書)

9月の政治決戦に向け、永田町のフィクサーたちの蠢動は鳴動へと変わりつつある。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

集英社オンライン編集部ニュース班

60OS5:2024/08/16(金) 13:08:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9d9ce62367691ef98db3df8c01f08bcc17483c9
小林氏、総裁選出馬に意欲 斎藤・河野・高市氏も前向き 「ポスト岸田」動き活発化
8/16(金) 7:04配信


時事通信
靖国神社の参拝を終えた自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相=15日午前、東京都千代田区

 岸田文雄首相(自民党総裁)の退陣表明を受け、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」候補の動きが15日、一気に活発化した。


 小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は、中堅・若手から一定の支持を得て出馬に意欲を示す。また、首相が現職閣僚の立候補も問題ないとの考えを示し、斎藤健経済産業相(65)、河野太郎デジタル相(61)、高市早苗経済安保担当相(63)が前向きな姿勢をにじませた。

 総裁選を巡っては、石破茂元幹事長(67)や茂木敏充幹事長(68)も出馬に意欲を示している。石破氏は15日のBSフジ番組で、必要な20人の推薦人に関し、「(確保の)めどが付きつつある」と説明した。

 小林氏は、終戦記念日に合わせて東京・九段北の靖国神社を参拝。総裁選について「政治家として力を高めることに尽きる」と記者団に語った。

 小林氏を推すのは、安倍派の福田達夫元総務会長や無派閥の大野敬太郎氏ら。小林氏と同じ衆院当選4回の同期組が中心で、党の「刷新」を訴えている。党内では推薦人を確保できるとの見方が多い。

 福田氏らは14日、15日と続けて集まり、対応を協議した。他候補の機先を制する狙いから「お盆明けにも出馬表明すべきだ」との声が出ている。

 ただ、派閥裏金事件で多くの処分者を出した安倍派の一部議員が、小林氏を支援することへの批判も根強い。党幹部が「裏金のけじめをつけるのが先だ」とけん制するなど、早くもさや当てが始まっている。

 一方、首相は15日の閣僚懇談会の終了後、各閣僚に「気兼ねなく堂々と論戦を行ってほしい」と異例の呼び掛けを行った。

 閣議後の記者会見で、斎藤氏は「『総裁選に出るべきだ』との連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞かないといけないと思い始めている」と踏み込んだ。河野氏も「多くの閣僚経験を生かせる日が来ればと思っている」と語った。

 保守層を支持基盤とする高市氏は靖国神社を参拝後、記者団に「日本を強く豊かにし、次の世代に引き渡す使命を負っている」と強調。小泉進次郎元環境相(43)も参拝したが、取材には応じなかった。

 上川陽子外相(71)は記者団に「何をすべきか熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と述べた。

61OS5:2024/08/16(金) 13:09:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9d9ce62367691ef98db3df8c01f08bcc17483c9
首相万策尽き、突如の退陣表明 裏金事件で逆風、人心離れ 「ポスト岸田」は混戦も〔深層探訪〕
8/16(金) 7:00配信


時事通信
記者会見で自民党総裁選への不出馬を表明する岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

 岸田文雄首相が14日、突如退陣を表明した。自民党派閥の裏金事件に対する世論の批判が渦巻く中、党内の「首相で次期衆院選は戦えない」との声に抗しきれず、万策尽きた格好だ。一方で「名誉ある撤退」を演出し、政治的影響力を残そうとの思惑も透ける。お盆休みのさなかに号砲が鳴った「ポスト岸田」レースは、混沌(こんとん)とした様相を呈している。

【写真】記者会見を終えた岸田文雄首相

 ◇再選模索、最近まで
 「今回の事案の当初から心に期してきた。私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたい」。14日午前、首相官邸で緊急記者会見に臨んだ首相は、9月の総裁選不出馬を決断した理由をこう説明。自身の進退を意識しつつ、裏金事件の対応に取り組んできたと強調した。

 その言葉とは裏腹に、首相は最近まで総裁再選の可能性を探り続けた。裏金事件の対応を巡り、後ろ盾だった麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長との溝があらわになる中、先月8日に森山裕総務会長や渡海紀三朗政調会長、小渕優子選対委員長をひそかに首相公邸へ呼び結束を確認。「続けるべきです」と背中を押され、「迷うような表情を浮かべた」(出席者)という。

 お膝元の岸田派でも、総裁選への出馬を前提に近く、研修会を開く段取りが進んでいた。

 しかし、今月に入って総裁選の日程が具体化し始めると、再選戦略の険しさに直面。2、7両日に会談した麻生氏が「次の総裁選は複数人が出た方がいい」と話す態度から、支持取り付けのハードルが高いことを感じ取ったようだ。

 連立を組む公明党からも次期衆院選への懸念が寄せられ、自民では党の顔「刷新」を求める動きが表面化。関係者は「水面下の党員票調査で、首相支持の結果がかなり悪かったようだ」と話す。

 先週末、首相は親しい関係者との電話で、石破茂元幹事長ら「ポスト岸田」候補の動向を、しきりに気に掛けていたという。「次の総裁選では地方票の風向きが議員票にも影響する」。自身への逆風を意識してか、こんな弱気の姿勢もにじませた。

 ◇影響力温存
 裏金事件の「責任」を一手に引き受ける姿勢を示すことで、政治的影響力の温存を図ろうとした節もある。総裁選の日程決定を20日に控え、自民中堅は「誰かが出馬表明した後では『勝てないから出ない』と見られてしまう」との見方を示した。

 首相は13日夜から14日朝にかけ、木原誠二幹事長代理や嶋田隆首相秘書官ら側近と相次ぎ面会。退陣の意思を伝えたという。

 会見前には、公明の山口那津男代表に電話して「自公の連立政権にとっても最良の選択だ」と説明。山口氏は記者団に「首相の思いに報いる政権運営に尽力する」と強調した。

 「このままだと衆院選で自民党がなくなる。自分が責任を取って信頼回復するならありがたい」。会見を終えたばかりの首相は、党ベテランにこう述べ、揺れた末の決断を正当化してみせた。

 ◇多数派工作、本格化へ
 急転直下の退陣表明を受け、後継の総裁選びが事実上スタートした。派閥が相次ぎ解消を決定したことで、「ポスト岸田」候補らは当面、推薦人として必要な20人の確保に向け、党内への働き掛けを強める構えだ。

 現職の再選断念により、党幹部や閣僚も出馬に向けた「足かせ」が外れた状況。政府関係者は「従来のような派閥頼みで20人を集めることはできない。予想が付きにくい」と語った。

62OS5:2024/08/16(金) 13:11:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fa6bce5a83a04ab7b6921c5fc778f004def6459
自民党総裁選に閣僚ら続々意欲表明 斎藤経産相ら10人前後 岸田首相「気兼ねなく」
8/15(木) 18:23配信


産経新聞
繰上げ閣議に臨む岸田文雄首相(中央)=15日午前、首相官邸(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)が9月の総裁選不出馬を表明したことを受け、「ポスト岸田」を目指す閣僚らは15日、続々と出馬に意欲を示した。首相は同日の閣僚懇談会後、「閣僚の中には総裁選に名乗りを上げることを考えている方もいると思う。気兼ねなく、堂々と論戦を行ってほしい」と述べ、岸田内閣の一員でも出馬は制約されないとの考えを示した。

【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み

斎藤健経済産業相は15日の記者会見で、総裁選出馬の意欲を表明した。「昨日から今朝にかけて『総裁選に出るべきだ』といった連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞かないといけないのかなと思い始めている」と述べた。

岸田派ナンバー2の座長だった林芳正官房長官は15日の記者会見で、総裁選について「コメントは差し控えたい」と述べた。同派内には首相の後継として林氏を推す声がある。同派の上川陽子外相は「何をすべきか熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と語った。

小林鷹之前経済安全保障担当相の擁立を目指す安倍派などの中堅・若手議員は15日、前日に引き続き協議を行った。小林氏を推す議員の一人は、来週にも出馬表明に踏み切るとの見通しを示した。小林氏は終戦の日に合わせて靖国神社を参拝した後、記者団に「今は政治家としての力を高めることに尽きる」と述べるにとどめた。

高市早苗経済安保担当相は靖国神社参拝後、記者団に「日本列島を強く豊かにし、次の世代に引き渡す使命を負っている」と出馬の意欲を重ねて表明した。前回総裁選で高市氏を支援した議員が今回、小林氏支持に回る動きもあり、20人の推薦人確保が課題となる。

河野太郎デジタル相も記者会見で「閣僚として外交・安全保障、防災危機管理など日本が抱える大きな課題を担当してきた。いつかこの経験を生かせる日が来ればいいと思う」と述べた。

石破茂元幹事長は推薦人が集まれば出馬する意向を示す。茂木敏充幹事長、加藤勝信元官房長官、小泉進次郎元環境相らを含め次期総裁候補に10人前後の名前が挙がる乱戦模様となっている。

63OS5:2024/08/16(金) 14:02:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d1c9b8c039b354115c32e808016182b47afb157
麻生副総裁が茂木幹事長に「支持は難しい」との意向伝える…自民党総裁選に向け動き激化 麻生派の動向が焦点に
8/16(金) 12:07配信



自民党の総裁選挙に向けた動きが激しくなる中、麻生副総裁が立候補に意欲を示す茂木幹事長に対し、「支持は難しい」との意向を伝えていたことがわかりました。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。

自民党内で唯一派閥を維持し、54人というかたまりを持つ、麻生派の動向は焦点の1つで、総裁選の構図に大きな影響を与えそうです。

麻生氏は、岸田首相が不出馬を表明した14日夜、総裁選への立候補に意欲を示す茂木氏と会談しましたが、その際、「麻生派として支持するのは難しい」と伝えていたことがわかりました。

麻生氏は、麻生派に所属する河野デジタル相が出馬した場合、「河野氏を支持するのが筋」だとの考えで、派内の意見も聞いた上で今後調整を進める方針です。

一方、近く出馬の意向を示すと見られている小林前経済安保担当相が、立候補に必要な推薦人20人を確保したことがわかりました。

石破元幹事長も15日夜、確保に「めどがつきつつある」と述べています。

また、高市経済安保担当相も議員らに電話で協力を呼びかけている他、15日、出馬に意欲を示した斉藤経産相、対応を「熟慮する」と含みをもたせた上川外相の動向も注目されます。

フジテレビ,政治部

64OS5:2024/08/16(金) 14:10:02
https://www.tokyo-np.co.jp/article/347524?rct=politics
石破氏、「小石河連合」を模索 21年の前回総裁選で連携
2024年8月14日 20時12分 (共同通信)
 自民党の石破茂元幹事長

 【台北共同】自民党の石破茂元幹事長は14日、訪問先の台湾・台北で記者会見し、9月の党総裁選に関し小泉進次郎元環境相や河野太郎デジタル相との連携を模索する考えを示した。「どうすれば自民が国民の信頼を取り戻せるか、3人で話す機会もあるだろう」と述べた。2021年の前回総裁選では出馬した河野氏を石破、小泉両氏が支援し「小石河連合」と呼ばれた。
 石破氏は「3年前の『小石河連合』の思いが全く変わったということはない」と強調した。
 総裁選を巡り、石破氏は事実上の出馬意向を表明している。河野氏は所属する麻生派会長の麻生太郎副総裁に立候補の意欲を伝えた。党内には小泉氏を推す声もある。

65OS5:2024/08/16(金) 15:30:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5fd0c35c4fb8e0b2ae9457aa28bfaf9068129eb
自民・平井卓也氏、親族も税優遇疑い 党支部に計4000万円寄付
8/16(金) 11:30配信


毎日新聞
平井卓也氏の親族が、平井氏が代表を務める政党支部に寄付した際の寄付金控除に関する書類(画像の一部を加工しています)

 自民党の平井卓也広報本部長の親族3人が2020〜21年、計4000万円を平井氏が代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることが判明した。平井氏を巡っては、本人が1000万円を党支部に寄付し、税優遇を受けたことを既に認めている。専門家は「国民の政治参加を推し進める制度の趣旨にそぐわない」として、政治家本人だけでなく親族の寄付も税優遇の対象外にすべきだと指摘している。

【写真で見る】自民から立憲まで…税優遇が判明した政治家たち

 租税特別措置法では、個人が政党などに寄付した場合、寄付額の約3割が税額控除されるか、課税対象の所得総額から寄付分が差し引かれる。

 香川県選挙管理委員会が毎日新聞に開示した「寄付金(税額)控除のための書類」によると、平井氏の妻は20〜21年に計2500万円、母親は20年に1000万円、長女は21年に500万円を平井氏が代表を務める「自民党香川県第1選挙区支部」にそれぞれ寄付し、控除対象として記載した。

 毎日新聞は、平井氏の親族が実際に税控除を受けたか▽親族は平井氏と生計を一にしているか▽議員の親族が党支部への寄付で税優遇を受けるのは適切と考えるか――などを尋ねた。平井氏は「税理士からは何も問題はないと聞いています」と文書で回答した。

 一方、平井氏は20年に1000万円、21年に500万円を党支部に寄付。これまでの取材に、20年分は税優遇を受けた事実を認めた上で「その後は党本部などにも確認し、控除は受けていない」と説明している。平井氏の親族が実際に受けた税優遇も、20年分のみだった可能性もある。

 この問題を巡っては、平井氏の他、自民党の菅家一郎元副復興相や稲田朋美幹事長代理らが党支部への寄付で税優遇を受けていたことが毎日新聞の報道で発覚した。菅家氏は政治資金パーティー裏金事件で派閥からキックバック(還流)された資金を原資としていたことで強い批判を浴びた。

 過去の政府見解では、政治家が自らの後援会に寄付するなど寄付者に「特別の利益」がある場合は対象外としているが、政党支部への寄付については明確な基準がなかった。

 6月に成立した改正政治資金規正法では、自らが代表を務める党支部に寄付したケースは税優遇の適用除外とする措置を検討するとの付則が盛り込まれた。ただ、親族も除外対象となるかは議論されておらず、新たな「抜け道」になる可能性がある。

 税制に詳しい三木義一・青山学院大名誉教授(税法)は「生計を一にしているような親族の場合、親族の寄付で控除を受けることも政治家の『特別の利益』に該当しうる。そもそも政治家の一族の節税のために作られた制度ではなく、一般の国民から見ておかしくない範囲の親族まで法規制することが望ましい」と指摘した。【田中裕之】

66OS5:2024/08/16(金) 17:04:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/63470983fde51be39c604948c7ecc33c2fe04222
現職首相で出馬断念は菅義偉、海部俊樹、鈴木善幸氏 野党総裁は谷垣禎一、河野洋平氏
8/14(水) 16:46配信


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産経新聞
次期総裁選への不出馬を表明する岸田文雄首相(自民党総裁)=14日午前、首相官邸(春名中撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、首相官邸で臨時の記者会見を行い、9月の党総裁選への出馬を見送る考えを表明した。今回と同じく、現職の首相として令和3年に菅義偉、平成3年に海部俊樹、昭和57年に鈴木善幸各氏がそれぞれ総裁選出馬を断念した。野党時代に総裁を務めた谷垣禎一、河野洋平両氏も首相就任を目前に出馬断念に追い込まれた。また、過去には現職の首相が総裁選で敗れた例もあり、岸田首相の決断には、こうした事態を回避し、党内の一致団結を優先する狙いもあったとみられる。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

■実績を挙げながらも…

菅氏を巡っては、携帯電話料金の値下げやデジタル庁創設など実績を挙げつつ、新型コロナウイルス禍への対応で情報発信のあり方などが批判を浴び、内閣支持率の下落を招いた。令和3年8月に地元の横浜市長選で全面支援した側近の元閣僚が敗れると、衆院選を目前に控えた選挙基盤の弱い所属議員から「菅氏は選挙の顔」にならないと不安視する声が上がり、求心力が急速に低下した。

党役員人事の刷新構想も実現できず、腹心の小泉進次郎環境相(当時)も菅氏に退陣を勧めた。政権運営に行き詰まった菅氏は再選断念を余儀なくされた。菅氏は後継に河野太郎ワクチン担当相(当時)を挙げたが、河野太郎氏は同年9月の総裁選で議員の支持拡大に欠け、岸田首相に及ばなかった。

海部氏は平成3年、衆院への小選挙区比例代表並立制導入を柱とした政治改革関連法案が党内の強い反発で廃案が確定。「重大な決意」で政局に臨む考えを表明し、結果的に「衆院解散か総辞職か」の二者択一を迫られたが、後ろ盾となっていた最大派閥の旧竹下派が衆院解散を認めず、総裁選への不出馬に追い込まれた。

鈴木氏は昭和57年の総裁選で再選が見込まれたが、直前に退陣を表明。党内抗争の激化を回避したかったためといわれている。

■首相への道、直前で閉ざされる

野党時代に総裁を務めながら、首相就任の公算が大きくなると党内抗争の結果、出馬断念に追い込まれた事例もある。

河野洋平氏は平成5年7月〜7年9月、細川護熙、羽田孜両政権に野党・自民党総裁として対峙し、自社さ政権で副総理兼外相として社会党の村山富市首相(当時)を支えた。村山氏の次の首相は自民総裁と目された中、7年7月の参院選で自民の獲得議席はふるわなかった。河野洋平氏は再選の意向を示したが、同年9月の総裁選に向けて「河野氏包囲網」が敷かれ、出馬断念に追い込まれた。河野氏の後任となった橋本龍太郎氏は8年1月に首相に就任。自民党から首相が選ばれるのは約2年半ぶりだった。

谷垣氏は民主党政権だった24年の総裁選で再選を期したが、幹事長に起用した石原伸晃氏が「私は谷垣氏を支えるために政治をやっているのではない」と出馬に意欲を示したため、事態が急転した。一本化の調整が試みられたが、谷垣氏は形勢が不利になり、出馬を断念した。石原氏は「平成の明智光秀」と悪評が立ち、同年の総裁選は安倍晋三氏が勝利。同年12月の衆院選で政権奪還を果たした。

現職の首相が出馬し、敗れた総裁選は過去に1度だけある。福田赳夫首相(当時)が臨んだ昭和53年11月の総裁選は、幹事長を務めた大平正芳、総務会長だった中曽根康弘、通商産業相の河本敏夫の3氏が福田氏に弓を引く形で出馬した。

全国の党員・党友による初の予備選が採用され、政権運営に自信を深めていた福田氏は「予備選で2位となった候補者は本選を辞退すべきだ」と豪語したが、福田氏本人が予備選で大平氏に次ぐ2位に終わった。福田氏は「天の声もたまには変な声がある」との「名言」を残し、本選を辞退した。

67OS5:2024/08/17(土) 10:45:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/64e7fa8e8bc71c924f28cf3f2aa7ecff416b9341
「勝ち馬」探し、麻生氏苦慮 河野・茂木氏が支援期待 自民党総裁選
8/17(土) 4:33配信
時事通信
自民党の茂木敏充幹事長との会談を終えた麻生太郎副総裁(左)=14日、東京都港区

 9月の自民党総裁選を巡り、麻生太郎副総裁が「勝ち馬」探しに苦慮している。

 麻生派の河野太郎デジタル相が出馬に意欲を示し、良好な関係を築く茂木敏充幹事長も支援を期待。ただ、いずれも世論や党内の支持が勢いを欠き、派内の一本化は困難な情勢だ。長らく権力の中枢に立ち続ける麻生氏だが、総裁選の結果次第で求心力が揺らぐ可能性もある。

【主な経歴】河野 太郎(こうの たろう)氏

 岸田文雄首相が退陣表明した14日夜、麻生、茂木両氏は東京都内のステーキ店で2時間余り会談した。茂木氏の狙いは、麻生氏の支持取り付けだったが、退店時の表情はこわばり、肩すかしに終わったことを印象付けた。

 自民の主要派閥が、裏金事件を受けて相次ぎ解消を決める中、麻生派だけは存続。その派内では、河野氏が総裁選に向けて中堅らと勉強会を重ねる。麻生氏もこの動きを無視できず、親しいベテランに「うちには河野がいるからな」と述べるなど、自派閥の「ポスト岸田」候補と位置付ける。

 一方で、派内には「異端児」と称される河野氏の言動に対する警戒感も根強い。甘利明前幹事長らは半ば公然と二階派の小林鷹之前経済安全保障担当相の出馬を後押し。麻生派の鈴木俊一財務相を推す声も一部であり、内実は一枚岩とはほど遠い。

 同派若手は「河野氏でまとまるのもハードルが高いのに、他派閥の茂木氏を全面支援するなど困難だ」と言い切った。

 2012年に自民党が政権復帰して以降、麻生氏は安倍、菅両政権で副総理兼財務相、岸田政権で副総裁と要職を担い続けた。21年の前回総裁選では、岸田、河野両氏に「二股」を掛ける形で、派閥の亀裂回避と政権への影響力確保の両立を図った。

 しかし、裏金事件を受けて「刷新感」が重視される今回、河野、茂木両氏とも現時点で待望論は盛り上がっていない。麻生氏に対しても「古い自民党の象徴に映りかねない」(政府関係者)と指摘する向きがある。

 「麻生氏が今後も『政権のど真ん中』に居続けることができるのか」。同派中堅はこう焦りをにじませた。

68OS5:2024/08/17(土) 10:45:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/849dbfc53d817fc54bf74033ab4abf40fd375d57
林芳正氏、河野太郎氏が出馬の意向 自民総裁選
8/17(土) 10:33配信


毎日新聞
林芳正氏

 林芳正官房長官(63)が、9月に予定される自民党総裁選に立候補する意向を固めた。岸田派(宏池会)ナンバー2の座長を務めた林氏は官房長官就任以来、「首相を支える」と公言していたが、14日に岸田文雄首相が総裁選不出馬を表明したことを受け、既に立候補の意向を首相などに伝えた。また河野太郎デジタル相(61)は16日、麻生太郎副総裁と東京都内で会談。関係者によると、河野氏は出馬の意向を示して準備状況などを説明し、麻生氏は一定の理解を示したという。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 林氏は防衛相、外相などを歴任した政策通。安定感に定評があり、首相の不出馬表明を受けて岸田派内を中心に「ポスト岸田」に推す声が高まっていた。岸田派の閣僚経験者は「宏池会としては、岸田さんの次は林さんだとみんなわかっている。推薦人20人の確保は問題ない。決選投票に残れれば勝てる可能性があるが、党員票が課題だ」と語った。

 林氏は2021年衆院選で、参院から首相が誕生した例がないことを踏まえ、旧山口3区から出馬してくら替えを果たすなど、かねて首相就任への意欲を示してきた。一方、同じ岸田派に所属する上川陽子外相(71)も、周辺議員に協力を呼びかけるなど出馬準備を進めている。

 林氏は山口県下関市出身で東大卒、米ハーバード大院修了。08年に防衛相で初入閣した後、経済財政担当相、農相、文部科学相、外相などを歴任した。23年12月に、前任の松野博一氏が安倍派の政治資金パーティー裏金事件で辞任したことを受け、官房長官に就任した。林氏の総裁選出馬は、野党時代の12年以来2回目となる。

 河野氏は、出馬に向けて麻生派の若手を中心に支援を呼びかけている。16日の麻生氏との会談では、出馬に必要となる推薦人20人の確保にメドが付きつつある状況を説明。引き続き麻生氏との会談を重ね、麻生派としての支援を求める意向だ。

 総裁選では小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が19日にも出馬表明するほか、加藤勝信元官房長官(68)が出馬を検討している。石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安保担当相(63)らも立候補に意欲を示している。小泉進次郎元環境相(43)は意向を明らかにしていないが、党内の一部に待望論がある。【鈴木悟】

69OS5:2024/08/17(土) 10:46:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2ce7112998803d98d696c49487a50cce24e8ca2
自民党総裁選、岸田首相の動きに注目 林官房長官との間合い焦点 地元の広島では「石破氏を推す選択肢もあり得る」
8/17(土) 8:07配信

中国新聞デジタル
林官房長官㊧の前を横切り官邸の記者会見台に向かう首相

 岸田文雄首相は16日、公邸で関東地方に近づいた台風7号の情報収集に当たった。4日後の20日には自民党が9月の総裁選日程を決める。現職総裁ながら「一兵卒」に戻る前提で臨む戦い。昨年12月まで46人の岸田派(宏池会)を率いた首相の動向は、早くも東京・永田町の関心事となっている。

【画像】岸田首相と林官房長官

 焦点の一つは林芳正官房長官との間合いだ。宏池会ナンバー2の座長を務め、「岸田再選」の旗を振ってきた。首相が気脈を通じる後継者を望むなら「将来の首相」への意欲を隠さない林氏は筆頭候補だ。

 当の林氏は感情を見せない。総裁選立候補について15日の記者会見では「コメントは差し控える」。ある宏池会幹部は「党への風当たりが強い今、手を挙げるだろうか。彼の勝負どころは先ではないか」と読む。

 同じ宏池会では上川陽子外相の名前も挙がる。7月の共同通信世論調査では「次の総裁にふさわしい政治家」で5位。8・2%の支持を集め、林氏(0・7%)や首相(7・5%)を上回った。

 他の「ポスト岸田」候補は前向きな姿勢を示す。過去4度敗れるも世論調査で人気の高い石破茂元幹事長は15日のテレビ番組で、立候補に必要な推薦人20人の確保に「めどがつきつつある」と述べた。党内には「選挙の顔になる」との期待もある。

 ただ岸田政権で入閣せず、首相との関係は微妙。しかし首相の地元、自民党広島県連幹部の一人は次の衆院選を見据え「国民の支持を重視するなら、(首相が)石破氏を推す選択もあり得る」とみる。

 麻生太郎副総裁との関係も総裁選を巡る首相の動向で鍵となる。首相は総裁再選を探った際、派閥解散などで生じた溝を背景に麻生氏から支援の約束を取り付けられなかった。見方を変えれば、これまで後ろ盾だった麻生氏の意向に縛られず、意中の候補を推せる環境にあると言える。

 麻生氏をはじめ、首相経験者は後の政権に一定の発言力を持つケースが少なくない。首相に近いベテランの参院議員は「焦る必要はない。首相は戦いの構図を見極めて慎重に動くだろう」と見通す。

中国新聞社

70OS5:2024/08/17(土) 10:46:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/79c6bbce44260db09eb12c47bfea746c5021be01
加藤勝信氏が総裁選へ出馬検討 「ポスト岸田」争い 林官房長官も出馬を模索
8/17(土) 8:02配信
9月の自民党総裁選挙をめぐり、新たに加藤勝信元官房長官が立候補を検討する意向を表明し、林官房長官も出馬を模索するなど動きが激しくなっています。

加藤氏は16日夜、総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保に着手すると表明しました。

自民党・加藤勝信元官房長官:
総裁選挙に向けて、具体的に動いていきたい。まさにこれからです。

出馬した際には、賃上げや人手不足対策を訴える意向です。

また、林官房長官も周囲に対し、出馬を模索する構えを示しました。

一方、麻生副総裁が出馬に意欲を示す茂木幹事長に対し「麻生派として支持するのは難しい」と伝えていたことがわかりました。

麻生派の河野デジタル相が出馬すれば支持するのが筋だとの考えがあるとみられます。

また小林前経済安保担当相は、推薦人20人を確保し来週にも出馬表明する見通しで、石破元幹事長も、推薦人の「めどがつきつつある」と述べています。

高市経済安保担当相、小泉元環境相、斎藤経産相、上川外相らも出馬を模索しています。

フジテレビ,政治部

71OS5:2024/08/17(土) 10:47:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ba57a4f5f62fa2d268abfd8dc2a6a2f260aebfd
“コバホーク”小林鷹之氏 鷹がタカ派食う 推薦人20人メド、自民総裁選出馬へ 週明け19日にも表明
8/17(土) 4:40配信


スポニチアネックス
小林氏を巡る相関図

 岸田文雄首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、意欲を見せる議員たちは16日も立候補に必要な推薦人20人の確保へ水面下で奔走した。告示日や投開票日は20日に決まる予定。各陣営の動きは一層活発になっている。

【写真】推薦人確保にメドを付けた小林鷹之前経済安保相

 週明け19日にも一番手で出馬表明するとみられているのが、初挑戦ながらすでに推薦人確保にめどを付けた小林鷹之前経済安全保障担当相。愛称は名前をもじった「コバホーク」。若手を中心に支持を広げている。

 保守政治家を自任する小林氏の勢いに警戒感を強めるのが保守派の代表格の高市早苗経済安保担当相。安倍晋三元首相の後押しを受け出馬した3年前、推薦人に名を連ねていたのが小林氏。高市氏を支援していた議員が今回は小林氏支持に回る動きも出ているという。

 安倍派議員の支援に期待したいが、「二階派で二階俊博元幹事長にかわいがられていた小林氏は安倍派の中堅・若手にも触手を伸ばし浸透している」(党関係者)。当選4回同期の福田達夫筆頭副幹事長らが派閥政治から政策本位の集団への脱却を訴えた緊急提言を発表すると、すぐさま同調。裏金事件で役職を外された同派議員らの処遇に関しても異論を唱えている。

 推薦人確保が壁となっている高市氏。自ら安倍派などの保守系議員に「陣営に入ってほしい」と求める電話作戦を敢行している。

 やはり保守派で5度目の挑戦を目指す石破茂元幹事長も小林氏の動向を注視。「次の首相にふさわしい人」を聞いた報道各社の世論調査で1位を誇る一方、議員支持が広がらず、こちらも不安視されたのが推薦人確保。15日のテレビ番組で「めどが付きつつある」としたが、党関係者は「なんとか確保では勝ち抜けない。保守系議員への浸透が必要だろう」と指摘する。

 さらに、首相の不出馬でネックになるのが世代交代論。当選12回で67歳の石破氏に対し、小林氏は4回で49歳。派閥政治に乗った首相相手ならば改革色を前面に出してアドバンテージを取れた。

 永田町ウオッチャーは、保守系3氏の争いについて「コバホークが同じタカを食う構図。大きな流れとなり得る」と話した。

 小林氏を推すのは、厳しい選挙を戦った経験値が少ない議員。政権奪還を果たした2012年衆院選以降に当選した衆院議員は党内で約140人。衆参全体の4割近くを占める。ここを票田としたいのは小泉進次郎元環境相も同じ。「刷新」をキーワードに食い合う展開となりそうだ。

 ≪岸田派は林氏擁立も≫

 自民党の加藤勝信元官房長官は、党総裁選への立候補に向けた準備に着手した。複数の関係者が16日明らかにした。

 加藤氏は最近面会した党幹部に、自身と同じ岡山県選出議員の支持を取り付けたと説明した。加藤氏は茂木派に所属するが、安倍氏に近く、菅義偉内閣で官房長官を務めた。茂木派は茂木敏充幹事長も出馬意欲を示しており、加藤氏にとって推薦人の確保が課題。一方、茂木氏については麻生太郎副総裁が支持に難色を示したとの情報もある。

 岸田派内では同派座長の林芳正官房長官の擁立論が浮上。林氏は出馬に向けて検討する意向を岸田派関係者に伝えた。派内では林氏について「首相の路線を継続するには最適だ」(閣僚経験者)と推す声が出始めた。岸田派としては総裁候補を立てることで、草刈り場になるのを避ける狙いもありそうだ。

72OS5:2024/08/17(土) 10:47:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd1bfafcce7f91748ba3320ed37d0b64cd9b06a1
林官房長官、出馬の意向 上川外相も検討 自民総裁選
8/17(土) 4:39配信

時事通信
林芳正 官房長官

 林芳正官房長官(63)は9月の自民党総裁選に出馬する意向を、所属する岸田派議員に伝えた。

 調整の上、近く表明したいとしている。同じく岸田派の上川陽子外相(71)も20人の推薦人集めに着手した。関係者が明らかにした。

 林氏については岸田派内で一部幹部を中心に擁立論が出ていた。政策通として知られ、防衛相や文部科学相、外相などを歴任。衆院(山口3区)にくら替えする前は参院選に5回当選し、参院にも支持基盤を持つ。同派議員は「林氏と岸田文雄首相は岸田派の二枚看板だ」と語った。

 上川氏は会長を務める女性政策の議連メンバーらに支援を要請した。麻生太郎副総裁の評価を得て「ポスト岸田」候補の一人に浮上したが、5月に選挙応援で「うまずして何が女性か」と発言したことが批判を浴びた。岸田派内では林氏に期待が強く、推薦人確保は難航する可能性がある。

 一方、安倍派や無派閥の中堅・若手を中心に支持を受ける小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は、19日にも立候補を表明する方向で調整している。17日は新潟県燕市で講演する。

 今回の総裁選は、首相が今年1月に派閥解消方針を打ち出してから初めて行われる。石破茂元幹事長(67)や加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、高市早苗経済安保担当相(63)、茂木敏充幹事長(68)を含め、全部で10人前後が意欲を示す。小泉進次郎元環境相(43)は対応を明言していないが、知名度と若さから待望論がある。

73OS5:2024/08/17(土) 10:48:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f45ae195f26159b73b2fa89257f509e47ec07e
上川陽子外相、推薦人20人確保に向け準備に着手 自民総裁選
8/16(金) 22:55配信


毎日新聞
岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明から一夜明け、閣議のため首相官邸に入る上川陽子外相=2024年8月15日午前9時51分、幾島健太郎撮影

 9月に予定される党総裁選をめぐり、上川陽子外相(71)も出馬に必要な20人の推薦人確保に向けた準備に着手した。複数の自民党関係者が明らかにした。


 上川氏は、党総裁選への不出馬を表明した岸田文雄首相と同じ岸田派に所属する。15日には総裁選への対応について「何をすべきか熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と記者団に語っていた。

 上川氏は昨年9月、岸田内閣の外相に就任。外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)などを通じて日米同盟の強化に取り組んだほか、紛争防止や平和構築などで女性の参画を進める「女性・平和・安全保障(WPS)」の浸透にも力を注いできた。

 上川氏は複数の自民議員に電話するなど出馬準備に着手。上川氏から要請を受けた議員は「『総裁選に出たい』と連絡があった」と明かした。【高橋祐貴】

74OS5:2024/08/17(土) 10:49:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c424117b04d0f7ee36e33139ffecfe18f9edfb4
<独自>自民総裁選、小林鷹之氏が19日にも出馬表明 49歳 中堅・若手から待望論
8/16(金) 20:55配信

産経新聞
自民党の小林鷹之前経済安保相=7月29日、首相官邸(春名中撮影)

自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)=衆院千葉2区=が、9月の自民総裁選への出馬表明を19日にも行う方向で最終調整に入った。複数の関係者が明らかにした。党の「刷新」を求める中堅・若手議員から待望論が強まる中、立候補に必要な推薦人20人を確保する見通しが立った。


岸田文雄首相が派閥パーティー収入不記載事件の政治責任を取って総裁選不出馬を表明した14日以降、小林氏を推す自民議員は連日、擁立に向けて協議を重ねている。解散を決めた安倍派(清和政策研究会)などの中堅・若手を中心に推薦人確保のめども付いた。

小林氏は財務官僚を経て、平成24年の衆院選で初当選し、現在4期目。政策通として知られ、令和3年には当選3回(当時)の若手ながら初代経済安保担当相として初入閣した。

月刊「正論」8月号のインタビューでは憲法に自衛隊を明記する改憲の必要性を主張。自身を「保守思想を重んじる政治家だ」と強調している。解散を決めた二階派(志帥会)所属だが、派閥の枠を超えて保守派の中堅・若手から小林氏の出馬を期待する声が上がっている。

75OS5:2024/08/17(土) 10:49:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/91fe008eafc92e158f0fad950d2d7b9a88ccf25d
加藤勝信元官房長官「総裁選に向けて動きたい」 出馬検討を表明
8/16(金) 20:21配信

毎日新聞
加藤勝信元官房長官=竹内幹撮影

 自民党の加藤勝信元官房長官(68)は16日、9月に予定される党総裁選に出馬する検討に入った。党総裁選への不出馬を表明した岸田文雄首相と同じ岸田派に所属する上川陽子外相(71)も出馬に必要な20人の推薦人確保に向けた準備に着手した。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は19日にも出馬表明する方針を固めた。党関係者によると、総裁選は9月12日告示、27日投開票の日程が有力になっている。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 加藤氏は大蔵省(現財務省)を経て、2003年衆院選で初当選し、現在7期目。官房長官や厚生労働相を務めるなど安定感のある政策通として知られる。小林氏や、小泉進次郎元環境相(43)らの名前が総裁候補として挙がる中、党内の一部から出馬を求める声が出ていた。

 加藤氏は、15日には萩生田光一前政調会長と国会内で会談。出馬に向けて対応を協議したとみられる。加藤氏は16日夜、BS11の番組で「総裁選に向けて具体的な動きをしていきたい」と述べ、推薦人確保に向けた動きを進める意向を示した。

 加藤氏は茂木派に所属するが、将来の首相就任に意欲を示す茂木敏充幹事長(68)のライバルとも目されてきた。死去した安倍晋三首相との関係が深く、菅義偉政権では官房長官を務めた。6月には菅氏や萩生田氏、武田良太元総務相、小泉氏と会食。萩生田、加藤、武田の3氏は定期的に会食するなど連携しており、3氏の頭文字を取って「HKT」と呼ばれる。

 上川氏も複数の自民議員に電話するなど出馬準備に着手。上川氏から要請を受けた議員は「『総裁選に出たい』と連絡があった」と明かした。【加藤明子、遠藤修平、野間口陽】

76OS5:2024/08/17(土) 10:55:52
https://www.sankei.com/article/20240816-P5LRMI6IINIM3JZ73GTO2R7MFU/
岸田派の林芳正官房長官、自民党総裁選出馬へ 推薦人確保にめど 周囲に意向伝達
2024/8/16 23:12
自民党岸田派(宏池会)ナンバー2の座長を務めた林芳正官房長官(63)が9月の党総裁選に出馬する意向を固めた。16日、複数の党関係者が明らかにした。すでに周囲に意向を伝えており、同派を中心に推薦人20人確保のめども立っているという。

林氏は岸田文雄首相を外相や官房長官として支えてきた。15日の記者会見では、首相の退陣表明を「大変無念だ」と述べる一方、自らの総裁選出馬に関しては「コメントは差し控えたい」と述べるにとどめていた。

林氏は自民が野党だった平成24年の総裁選に出馬したが、5人中最下位だった。官房長官、外相のほか、防衛相、農林水産相、文部科学相などを歴任。5期務めた参院議員を辞職して令和3年10月の衆院選に立候補し、山口3区で当選した。

77OS5:2024/08/17(土) 11:00:12
https://mainichi.jp/articles/20240802/k00/00m/010/182000c
「5度目の正直」狙う石破茂氏 人気者に立ちはだかる議員票の壁
毎日新聞
2024/8/5 06:30(最終更新 8/5 10:03)

 7月21日、鳥取市で開かれた自民党の石破茂元幹事長の国政報告会は、37度を記録した猛暑に負けないほどの熱気に包まれていた。自民党総裁選を巡り、石破氏からどんな言葉が発せられるのか。聴衆の食い入るような視線が壇上に注がれていた。

 「いつの時代も国を変え、歴史を変えるのは都(みやこ)の偉い人ではない。いつの時代も国、歴史を変えるのは地方であり庶民大衆だと信じている」

 石破氏は出馬を明言しなかったが、地元からの首相誕生に期待する聴衆の大きな拍手が響きわたった。

 出馬の判断について「お盆がめど」と説明してきた石破氏だが、別の会合でも「この国を鳥取から変えるということをやってみたい」と発言するなど意欲を隠さない。BS番組では「ずるずる引き延ばすのは良いことだとちっとも思わない」と述べ、決断の時が近づいていることを示唆した。

 総裁再選をうかがう岸田文雄首相が沈黙を続け、他の「ポスト岸田」候補の多くも政権の要職にあって身動きがとりづらい中、フリーハンドの石破氏が出馬表明の口火を切る可能性が高まっている。

鉄道を愛する一言居士
 報道各社の世論調査で「次の首相にふさわしい人」の首位に選ばれ続けながら、その座をつかめずにいる――。それが石破氏の現在地だ。

 6月下旬に実施した毎日新聞の世論調査では最多の20%を獲得。2位の高市早苗経済安全保障担当相(9%)に倍以上の差を付けた。

 安全保障や農水行政の専門家で、時の権力者にも物おじしない一言居士。「鉄道オタク」などの横顔も知られ、高い知名度と人気を維持してきた。

 しかし、過去に出馬した4回の総裁選はいずれも敗退。厚い壁として立ちはだかってきたのが…

78OS5:2024/08/17(土) 11:00:41
https://www.asahi.com/articles/ASS8G2C2PS8GUHBI015M.html
石破茂氏、自民党総裁選へ立候補の意向示す 推薦人20人そろえば
自民

2024年8月14日 16時08分
 自民党の石破茂元幹事長は14日、岸田文雄首相が出馬しない意向を表明した9月の総裁選について、「総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば、ぜひとも出馬したい」と語り、推薦人がそろえば立候補する意向を示した。

 訪問先の台北で日台の報道陣の取材に答えた。

79OS5:2024/08/17(土) 11:07:04
>>71
高市氏を支援していた議員が今回は小林氏支持に回る動きも出ているという。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA12C9O0S4A710C2000000/
高市早苗氏、保守票分散を憂慮 再挑戦へ仲間づくり意識
「ポスト岸田」の夏
https://www.asahi.com/articles/ASS8G2PTGS8GUTFK00WM.html
「ポスト岸田」レースに号砲、高市氏と石破氏始動 刷新感求める声も
有料記事自民

森岡航平 笹山大志2024年8月14日 17時54分
 岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明で、「ポスト岸田」の候補たちのくびきは解かれた。

「総裁選の推薦人になってくれませんか?」。14日、首相の記者会見の終了後まもなく、高市早苗経済安保相は安倍派議員の携帯電話を鳴らし、こう求めた。

 高市氏はすでに出馬の意向を固めており、参院安倍派中堅は「安倍派の何人かが高市氏の推薦人になると確定したと聞いた。ただ、安倍派が多くなるのは高市氏にとっても安倍派にとっても良くない。何とか推薦人をばらけさせたい」。高市氏は20人の推薦人集めを加速させるとみられる。

 同じく立候補の意向を固めている石破茂元幹事長も14日、早速、出馬に向けたトーンを強めた。「総裁選に推してやろうという方々が20人おられれば、ぜひとも出馬したい」と訪問先の台北で記者団に語り、推薦人がそろえば立候補する意向を示した。

80OS5:2024/08/17(土) 11:14:32
https://mainichi.jp/articles/20240815/k00/00m/010/084000c
斎藤健経産相、総裁選出馬に意欲 出馬求める声「お聞きしなくては」
政治

速報
毎日新聞
2024/8/15 11:48(最終更新 8/15 13:04)

 斎藤健経済産業相は15日の閣議後の記者会見で、9月に予定される自民党総裁選について、周囲から出馬を求める声が数多く寄せられているとして「そういう声を真剣にお聞きしていかなくてはいけないのかなと思い始めている」と述べ、立候補に意欲を示した。

 岸田文雄首相は14日、次期総裁選に立候補しないことを表明した。斎藤氏は自身の出馬の意向を問われ「昨日から今朝にかけ、私のところに『総裁選に出るべきだ。出てほしい、あなたしかいない』みたいな連絡が数多く寄せられた」と明かした。

 その上で「それらの声は、切実な思いのもとで発せられているなあと感じるところがある。今は、そういう声を真剣にお聞きしていかなくてはいけないのかなと思い始めているところだ」と語った。

 斎藤氏は、7月12日の会見で次期総裁選への出馬意向を問われた際は「今、私は岸田内閣の閣僚として、転換期にある経済産業政策に全力で取り組んでいるところで、全く頭の中にないことを質問されても答えようがない」と答えていた。【町野幸】

81OS5:2024/08/17(土) 11:37:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/03c83ab5233f5a04bbb92def9462c3cc3eab70d6
混迷の自民総裁選「派閥を守りたい麻生」「高みの見物の菅」「孤立を深める森」…3長老たちの“推し候補”と意外なホンネ
8/17(土) 11:11配信

デイリー新潮
3長老(左から麻生氏、森氏、菅氏)

 9月に予定される自民党総裁選に岸田文雄首相が不出馬を表明したことで、「ポスト岸田」レースが激しさを増している。一方で、出馬意欲を示す候補者たち以上に注目を集めるのが、その当落すら左右する「キングメーカー」の動向だ。そんな3長老たちの“肚の内”を覗いてみると――。

 ***

 現時点で、総裁選へ出馬する意向を示しているのは石破茂・元幹事長(67)に河野太郎・デジタル相(61)、高市早苗・経済安全保障相などとされる。

「他にも茂木敏充・幹事長や野田聖子・元総務相、斎藤健・経産相らも出馬に意欲的と伝えられます。しかし『このメンツじゃ、誰がなっても次の選挙に勝てない』との声も多く、党内からは“選挙の顔”として期待できる、小泉進次郎氏を推す声が勢いを増しつつある」(全国紙政治部記者)

 国難をヨソに、自民議員らが「次の選挙」を気にするのは、来年に衆議院・参議院とも任期満了を迎えるためだ。

「つまり次期総裁選びが“自分たちの命運を決める”との危機感があり、進次郎氏なら『世代交代』と『刷新』をアピールでき、地に堕ちた党の信頼回復も果たせると夢想する若手議員は多い。もし進次郎氏が出馬表明すれば、支援に回る意向を持っているのが党長老の森喜朗氏とされますが、ひとつ大きな問題が……」(同)

“空中分解”する清和会
 それが森氏の党内での影響力の低下という。自民党関係者が語る。

「これまで森さんの“影武者”として、萩生田光一・前政調会長が党内に睨みを利かせていた部分もありましたが、自民派閥の裏金問題や7月の都議補選での大敗を受け、萩生田氏自身が党中央から弾かれてしまった。と同時に森さんの影響力も急速に低下し、仮に森さんが進次郎氏を応援したいと思っても、果たしてヒトを動員できるのかどうか……」

 威光の陰りとともに、森氏がかつて会長を務め、その後も「仕切り役」として君臨してきた清和会(安倍派)も“分裂状態”に陥りつつあるという。

「清和会の3回生以下の若手のなかには“進次郎を推す”と話す者が少なくありません。それより上の世代で中国地方に縁のある議員などを中心に“石破支援”に回る動きも伝えられる。求心力を失った清和会は早い段階から総裁選を睨んだ“草刈り場”になっていて、茂木陣営の切り崩しにあっている若手議員もいると聞く。分裂というよりも、清和会の現状はバラバラに近い」(同)

 そんななか、相変わらずの存在感を放つのが麻生太郎・副総裁という。

麻生と菅の「本音」
 すでに麻生氏は茂木氏からの支持要請を断わったと伝えられるが、

「同じ麻生派の河野氏が出馬すれば“支援するのが筋”との理屈ですが、周辺を取材すると『最終的に派として票を散らす』可能性に言及する関係者もいるなど、手持ちのカードは複数用意しているようです。派閥を存続させるための“リスクヘッジ”という狙いのようですが、実際、他に勝てる候補が出てくれば“相乗り”するシナリオなども取りざたされています」(前出・記者)

 3長老のなかで最も悠然と構えているのが、実は菅義偉・前首相という。

「岸田首相の不出馬表明までは、菅さんも進次郎氏を中心に“岸田に勝てる”候補の擁立に水面下で動いていた。ところが岸田氏が退陣意向を示したことで、最近は『出たい人が出ればいい』とトーンダウンしている。岸田氏の“二階(俊博)切り”発言で自身の政権にトドメを刺されたとの恨みから、菅さんの総裁選に対するモチベーションは“岸田追い落とし”にあったというのが定説。進次郎氏を応援したい気持ちに変わりはないようだが、図らずも目的が達成されたことで、表立って動く気配はいまのところ見えない」(前出・関係者)

「顔」をスゲ替えても“長老の一掃”なくして、古い自民体質は変わらない? 

デイリー新潮編集部

新潮社

82OS5:2024/08/17(土) 11:42:07
>>2追記修正
●が出馬以降(小泉は本人はコメントないが)

ポスト岸田 ポストポスト岸田 の年齢
【岸田派】
岸田文雄 57年生まれ 66歳
●上川陽子 53年生まれ 71歳(麻生印)  岸田派内では林氏に期待が強く、推薦人確保は難航する可能性がある。>>72
●林芳正  61年生まれ 63歳  推薦人確保にめど>>76
小野寺五典60年生まれ 64歳

【茂木派】
●茂木敏充 55年生まれ 68歳(麻生印)麻生副総裁が茂木幹事長に「支持は難しい」との意向>>63
●加藤勝信 55年生まれ 68歳(菅印) 出馬検討を表明>>75 HKT(萩生田光一・加藤・武田良太)
小渕優子 73年生まれ 50歳(森印)

【菅系】
●石破茂  57年生まれ 67歳  立候補の意向示す 推薦人20人そろえば>>78
●河野太郎 63年生まれ 61歳(麻生派) 麻生、菅の板挟み>>46
●小泉進次郎81年生まれ 43歳

【安倍派】
西村康稔 62年生まれ 61歳
萩生田光一63年生まれ 60歳
世耕弘成 62年生まれ 61歳 離党中

【保守系】
●小林鷹之 74年生まれ 49歳(二階派) 19日にも出馬表明>>74 甘利明前幹事長>>67
●高市早苗 61年生まれ 63歳 高市氏を支援していた議員が今回は小林氏支持に回る動き>>71
●青山繁晴 52年生まれ 72歳 参院議員>>34自民党総裁選に出馬する意向

【その他】
●斎藤健 59年生まれ 65歳 (元石破派)
●野田聖子 60年生まれ 63歳(二階印) 必要な20人の推薦人確保が課題>>42

【長老】
二階俊博 39年生まれ 85歳 ・・・次回衆院選出馬せず
麻生太郎 40年生まれ 83歳
菅義偉  48年生まれ 75歳

小池百合子52年生まれ 71歳

83OS5:2024/08/17(土) 11:43:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf7de82f7aaf8babd0ebff8c92875fa73e8b6fff

自民総裁選 世代間の戦いの様相も 40代「刷新」、ベテラン「経験」
8/16(金) 19:16配信


混戦模様の9月の自民党総裁選は、世代間の戦いの様相も呈している。派閥パーティー収入不記載事件で傷ついた党の「刷新」をアピールするため、若手・中堅議員を中心に40代の総裁候補が急浮上。これに対し長らく総裁候補と呼ばれてきた60代以上のベテラン勢は、激動する国際情勢などに対処する「経験」の重要性をアピールする。


■「現役世代に身近なリーダーを」

「現役世代が身近に感じられる若き政治リーダーがこれまで以上に求められる」。9日発売の月刊誌「文芸春秋」でこう訴えた衆院当選4回の3人のうち、福田達夫、大野敬太郎両氏が推すのが、当選同期の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)だ。若手・中堅を中心に、立候補に必要な推薦人20人を超える支持の広がりを見せている。

総裁交代を機に支持率を大幅に回復させたいとの期待感から、若く知名度が高い小泉進次郎元環境相(43)の待望論もある。「刷新感」を求める菅義偉前首相も小泉氏を評価し、本人が決断すれば推薦人確保は確実とみられる。首相に就けば、44歳で初代首相となった伊藤博文よりも若く、歴代最年少となる。

今月8日の安倍派中堅・若手約10人の会合でも小林、小泉両氏の名が挙がった。出席した佐々木紀(はじめ)衆院議員は記者団に「若返りというか、世代交代はしっかり進めていかないといけない」と強調した。ただ、若返り論への異論も少なくない。「すぐにボロが出るようでは困る。安定感が大事だ」。ある党幹部は「人気投票化」を危惧した。

■ベテラン勢は実績に自負

「いつかこの経験を生かせる日が来ればいいと思う」。3度目の出馬を目指す河野太郎デジタル相(61)は15日の記者会見で、閣僚として外交・安全保障などを担当してきたと語り、出馬に意欲を示した。茂木敏充幹事長(68)も1日、記者団に「難しい状況の中でかじ取りしていくのは相当大変だ」と、重要閣僚や党要職を歴任した自負をのぞかせた。

一方、実績や安定感を重視して林芳正官房長官(63)、加藤勝信元官房長官(68)、斎藤健経済産業相(65)を推す動きも出ている。小林氏を評価する重鎮は「若手だけで応援し、ベテランを排除しているように受け止められている」と懸念した。(田中一世)

84OS5:2024/08/17(土) 11:51:07
■安倍派
保守派の、小林鷹之と高市早苗か?
萩生田光一はHKTで加藤勝信?

■麻生派
自派の河野太郎 と 茂木敏充か?
外様の甘利明は小林鷹之

■茂木派
自派の茂木敏充と加藤勝信 

■岸田派
自派の林芳正と上川陽子

■二階派
自派の小林鷹之
武田良太はHKTで加藤勝信?

■菅系
石破茂/河野太郎/小泉進次郎/加藤勝信
カードは多いが・・・

85OS5:2024/08/17(土) 20:29:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d09f7fa51cbb8fd611cd06b2b223d061370ff22
自民総裁選は乱立模様 小林氏19日表明 林、加藤、河野3氏も出馬へ
8/17(土) 18:48配信


毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で、平田明浩撮影

 9月に予定される自民党総裁選は、10人前後が立候補に意欲を示す乱立模様となっている。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が19日に記者会見を開き、最初の立候補表明となる見通しだ。林芳正官房長官(63)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)も立候補する意向を固めた。これまで2008、12年に各5人が出馬したのが最多だが、岸田文雄首相の再選不出馬を受け、各議員の動きが活発化している。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 小林氏は、党の「刷新」を求める安倍派などの当選4回以下の議員に加え、所属する二階派や麻生派の一部から支持される。他候補に先んじての表明について、小林氏支持の議員は「二階俊博元幹事長も了承済みだ」と話す。活動期間を長く確保することで知名度不足を克服し、党員票獲得に向けて浸透を図る。

 これに対し、岸田派ナンバー2の座長だった林氏は防衛相、外相などを務めた政策通で、岸田派を中心に「ポスト岸田」に推す声が高まっていた。既に首相らに出馬の意向を伝えた。

 加藤氏は16日夜、BS11の番組で「総裁選に向け具体的な動きをしていきたい」と述べ、出馬の意向を明らかにした。菅義偉内閣で官房長官を務め、今回の動きも非主流派に影響力を持つ菅氏の意向を受けたものとみられる。同じく菅氏に近い小泉進次郎元環境相(43)は、現時点で対応を明言していない。

 また、河野氏は16日、麻生太郎副総裁と東京都内で会談した。関係者によると、麻生氏が出馬を了承したことから、近く立候補を表明する調整に入った。

 岸田派所属の上川陽子外相(71)も、出馬意欲を首相に伝えたと、X(ツイッター)に投稿した。だが、岸田派内では林氏を推す声が強く、脱派閥で支持を広げられるかが課題となる。

 総裁選は9月12日告示、同27日投開票の日程が有力で、20日の総裁選挙管理委員会で決定する。【野間口陽、鈴木悟、加藤明子】

86OS5:2024/08/17(土) 20:34:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/5112d33f9ea130e778ec4351a23be0c433cf8411
「ついに攻め始めた」の声も…上川陽子外相が自民党総裁選出馬意欲を岸田首相に伝達 Xで表明
8/17(土) 20:08配信


日刊スポーツ
上川陽子外相のXから

 上川陽子外相(71)は17日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、岸田文雄首相(67=自民党総裁)の不出馬表明で一気に動き始めた9月の自民党総裁選への出馬意欲を、首相に伝えたことを明らかにした。


 「今日、昼過ぎに岸田総理に私の決意をお伝えしてまいりました」とした上で「午後は議員会館で、静岡のお茶で喉を潤しながら、私の思いを伝える電話かけです!」と投稿。静岡1区選出らしくテーブルに緑茶を置いた構図で、携帯電話で電話をかけている自身の様子の写真もポストした。

 上川氏は一時、麻生太郎副総裁が「激推し」していたが、最近はやや待望論がしぼんでいた。今回の投稿をめぐっては、上川氏のこれまでのX投稿が、外相としての活動報告が多かったこともあってか、自民党内では「ついに上川さんが攻め始めた」などの驚きの声も出ている。

 今回の総裁選は、候補者が大乱立して大乱戦になる見通しだが、女性議員で名前が出ているのは上川氏のほか、高市早苗経済安全保障相(63)や野田聖子元少子化担当相(63)などにとどまっている。

 上川氏は、解散した岸田派に所属していた。岸田派では、座長を務めた林芳正官房長官(63)も総裁選に出馬する見通し。

87OS5:2024/08/18(日) 20:05:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/e95174a7bc29418b5c63fb43158f0f0fd413475d
自民総裁選 石破氏の勝機は? 最も善戦した2012年と似通う 国民、党員人気高いが…推薦人20人確保が課題
8/18(日) 11:56配信


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山陰中央新報
(写真:山陰中央新報)

 9月の自民党総裁選への岸田文雄首相の不出馬表明を受け、後継争いが本格化している。5度目の挑戦に意欲を示す石破茂元幹事長(衆院鳥取1区、12期)は勝てるのか。世論調査の次の総裁にふさわしい人を分析すると、今回は最も善戦した2012年と似通い、自民支持層の期待が高いのが特徴だ。党が窮地に陥るほど現実味を帯びる「石破カード」。当面は推薦人20人の確保が課題になる。

 初めて総裁選に挑んだ08年は麻生太郎氏(現副総裁)に敗れ、12、18、20年も国会議員票を伸ばせず敗北した石破氏。14日の岸田首相の不出馬を受けて「できるだけ同じ志を持つ方にご賛同いただきたい」と、立候補に意欲を示した。

【石破氏の横顔】妻に振る舞ったサケのワイン蒸し「大批判は浴びておらん」

 石破氏の強みは国民、党員の支持だ。共同通信社が7月20、21の両日に実施した世論調査で、次の総裁にふさわしい人を尋ねる問いに全体は28・4%でトップに立ち、2位の小泉進次郎元環境相の12・7%を大きく引き離した。自民支持層に限っても29・1%で1位となった。

 状況は下野していた12年と似通う。当時の石破氏への期待は全体25・5%、自民支持層31・4%でともに1位。党員・党友による地方票と国会議員を合わせた1回目の投票は地方票で圧倒した。国会議員のみの決選投票は安倍晋三元首相に19票差で敗れたが、過去4回で最も総裁に近づいた選挙だった。

 低い自民支持率共通

 もう一つ共通するのは自民党支持率の低さだ。民主党政権時の12年は19・3%で、今回は派閥政治資金パーティー裏金事件を受けて33・1%にとどまり、40%を超えていた安倍、菅各政権時代より低い。

 時に政権に苦言を呈し、党内には「石破アレルギーは強い」との声が聞かれる一方、「国民と意識が近い石破氏がいるのは党の強さでもある。本当に党が追い込まれた時に『石破カード』を使う可能性はある」との見方もある。

 党への逆風と石破氏への期待は連動する。裏金事件発覚前で自民支持率が35・8%だった23年8月調査で石破氏への期待は全体18・5%、自民支持層に限ると17・0%で岸田首相の19・1%に及ばなかった。裏金事件発覚後の同12月調査は自民支持率が26・0%に下がる一方、石破氏への期待は全体25・7%に上昇し、自民支持層は23・5%で首位に躍り出た。

 安倍氏と一騎打ちとなった18年は石破氏への期待は全体26・7%で安倍氏を下回り、自民支持層は20ポイント以上の差をつけられ、299票の大差で敗れた苦い経験もある。党員の期待をつなぎ留められることが勝利の絶対条件になる。

88OS5:2024/08/18(日) 20:07:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/7098d2d4deaba4d618185edb894c8b100c265973
乱立模様、推薦人集め激化 「ポスト岸田」が汗、自民総裁選
8/18(日) 7:04配信


時事通信
自民党総裁選を巡る「ポスト岸田」の候補者。(上段左から)石破茂、加藤勝信、上川陽子、小泉進次郎(中段左から)河野太郎、小林鷹之、斎藤健、高市早苗(下段左から)野田聖子、林芳正、茂木敏充の各氏。

 9月の自民党総裁選が一気に乱立模様となってきた。

 出馬が取り沙汰されるケースも含めれば、「ポスト岸田」候補は10人程度となる。派閥の締め付けが緩んだことで、立候補に必要な推薦人20人を各候補は自前で確保する必要に迫られ、水面下でつばぜり合いが繰り広げられている。

【図解】総裁選(代表選)前後の内閣支持率変動例

 「複数の同僚から話をもらっているのは事実。それ以上コメントすることはない」。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は17日、新潟県燕市で記者団から推薦人確保の状況を問われ、手の内を明かすのを避けるかのように言葉を濁した。

 20人の推薦人確保にめどを付けた小林氏だが、支持の中心は所属する二階派ではなく、派閥裏金事件の震源となった安倍派の中堅・若手や無派閥議員ら。一方、二階派や安倍派の一部には小泉進次郎元環境相(43)への待望論もあり、小林氏陣営からは「告示日までに他陣営に切り崩されるかも」と懸念の声が漏れる。

 茂木派では、加藤勝信元官房長官(68)が出馬を検討している。15日には安倍派に一定の影響力を持つ萩生田光一前政調会長に協力を要請。森山裕総務会長の支援を期待し、茂木派内でも支持拡大を狙う。自派閥固めを図ろうとしていた茂木敏充幹事長(68)は17日、訪問先の金沢市で総裁選対応について「夏の間考える」と言葉少なに説明。予定を切り上げて帰京を急いだ。

 岸田派では、林芳正官房長官(63)が立候補の意向を同派議員に伝え、上川陽子外相(71)も推薦人確保に汗をかく。上川氏は議員連盟を通じて親交が深いメンバーらに電話などで支援を呼び掛けている。

 にわかに乱戦の様相を呈する総裁選に、早くから「ポスト岸田」として名前の挙がってきた面々からは焦りの色もにじむ。2021年総裁選で小林氏が推薦人に名を連ねた高市早苗経済安保担当相(63)は、自らの支持基盤となってきた保守層の亀裂を警戒。17日、奈良市内で講演した際、出席者によると、「候補乱立を受け、推薦人の引きはがしにあっている」と危機感をあらわにした。石破茂元幹事長(67)は推薦人確保の見通しが立ちつつあると明かしたが、茂木派の切り崩しにも動いている。

 候補が乱立すれば推薦人確保のハードルは高まる。自民関係者は「世論の支持が伸び悩めば、告示までに勝ち馬に乗ろうとする議員心理も働くだろう」として、駆け引きが激化するとの見方を示す。実際出馬できるかどうかは「ポスト岸田」候補にとって今後の政治的影響力も左右しそうだ。

89OS5:2024/08/18(日) 20:11:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c568884b30e8facb8b5e84cff799e214e54632b5
石橋湛山は2・3位連合で勝利 黎明期から決選投票が焦点 自民党総裁選プレーバック①
8/13(火) 7:00配信



産経新聞
自民党総裁選の決選投票で勝利した石橋湛山氏(左)と握手する敗れた岸信介氏=昭和31年12月14日

9月の自民党総裁選は、「政治とカネ」の問題に由来する派閥解消に伴い「派閥なき総裁選」となる。熾烈(しれつ)な権力闘争を繰り広げてきた過去の総裁選を振り返りつつ、今年の総裁選の焦点を探る。

【表でみる】昭和31年の自民党総裁選

昭和30年の保守合同によって誕生した自民党で、総裁選が初めて行われたのは翌31年4月5日のことだった。地方の党組織の確立を急いだ時期で、国会議員に地方代議員を加えた選挙となった。当初は旧民主党の鳩山一郎と旧自由党の緒方竹虎との争いとみられていたが、1月に緒方が急死。有力な対抗馬がいなくなり、鳩山が圧勝した。

■飛び交う空手形

鳩山が同年11月に退陣を表明すると、後継を岸信介、石橋湛山、石井光次郎の三者が争った。それぞれ党内での勢力、人気が伯仲しており、初の本格的な総裁選と位置づけられている。投票によるしこりを避けるため、長老による話し合いでの決着が模索されたが、実現しなかった。

総裁選では現金やポストの空手形が飛び交ったといわれ、当時の産経時事(現産経新聞)は「岸派のグランド・ホテル、石橋派の日活会館、石井派のプリンス・ホテルの事務所ではそれぞれおそくまで参謀会議が開かれた」と報じていた。

主流派の岸と非主流派の石橋、石井という構図となった総裁選は同年12月14日に行われ、第1回投票で1位岸、2位石橋、3位石井となったが、岸は過半数を獲得できなかった。党則により岸、石橋の間で決選投票が行われ、2位・3位連合を結成した石橋が258票を獲得し、251票の岸に7票差で勝利した。

今年9月の総裁選に関し、岸田文雄内閣の支持率低迷を受け、多くの候補者による論戦を通じ党勢回復を図るべきだとの意見がある。候補者が乱立すれば決選投票にもつれこむ公算が大きいだけに、閣僚経験者は「派閥は解消したが、決選投票ではまとまって行動したい」と話している。党の黎明(れいめい)期と同様、決選投票での合従連衡が焦点となりそうだ。

■「ポスト岸」で乱戦

石橋の病気による辞任に伴う昭和32年3月21日の総裁選は約3カ月前の戦いで石橋に肉薄した岸が優位を誇って形式的な総裁選となり、岸は有効投票数475票のうち471票と圧倒的多数で選出された。

日米安全保障条約改定を成し遂げた岸は35年6月、退陣を表明した。「ポスト岸」を巡る争いは、官僚出身の池田勇人と、党人派の支持を集めた石井を中心に複数候補が立候補の意志を示す乱戦となった。サンケイ新聞(現産経新聞)は「党内の派閥抗争は頂点に達した。総裁公選には金がかかる-という世間の非難が強くでたのもこのときだ」と振り返る。このときは、池田が決選投票で石井に勝利した。

39年の東京五輪閉幕翌日の10月25日、池田は病気のため退陣を表明した。次の総裁は、池田の後継指名もあり話し合いによって佐藤栄作に一本化。佐藤長期政権のスタートだった。(敬称略)

90OS5:2024/08/18(日) 20:12:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6ec20299977ebe1af356a7e5ecf7e05f0464f63
「三角大福」の争いで金権批判 その後は「クリーン」アピール 自民党総裁選プレーバック②
8/14(水) 7:00配信
産経新聞
自民党総裁選に勝利したときの田中角栄氏=昭和47年7月5日

昭和45年10月29日、佐藤栄作は自民党史上初の総裁4選を果たした。投票総数の7割以上にあたる353票を獲得したものの、三木武夫に佐藤への批判票として予想を上回る111票が集まった。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

■権力闘争に傾注

三木は「政治が国民から遊離している」と述べたが、総裁選の仕組みにも批判があった。有権者は党所属の衆参両院議員と都道府県から各1人の代表者であり、現在の党員投票はなかった。選挙管理委員会や立会演説会もなく、議員を政策論争そっちのけで権力闘争に傾注させる規定だといわれていた。

佐藤は4選後、早々に次は立候補しないと表明し、田中角栄と福田赳夫による「第1次角福戦争」と呼ばれる後継争いが激化した。佐藤は福田に政権を禅譲する形での「角福調整」を模索していたとされる。しかし、田中は豊富な資金力を背景に勢力を伸ばし、47年5月に佐藤派内の大半の議員で田中派を旗揚げした。

同年7月の総裁選は新ルールとして立候補に推薦人10人が必要となり、田中、福田、大平正芳、三木が立候補した。各氏から一文字取って「三角大福」と呼ばれた。田中、大平、三木が決選投票で「反福田」で協力すると確認し、大勢が決した。決選投票は田中282票、福田190票で、田中は当時最年少の54歳で総裁に就いた。7年8カ月続いた佐藤政権後、田中の若さへの期待も高かった。

この総裁選についてサンケイ新聞(現産経新聞)は、地方の代議員に関し「1票3千万円のウワサも」と報じた。田中は首相就任後、金脈問題によって追い込まれ49年に退陣した。

■「椎名裁定」で決着

後任を巡り、派閥の人数で勝る田中と大平が総裁選実施を模索したのに対し、三木、福田が「田中亜流」を避けるべく話し合いによる決着を主張。最終的に金権選挙や党分裂を避けるため、副総裁・椎名悦三郎による「椎名裁定」で三木が総裁となった。

「クリーン三木」といわれた三木は総裁選に何度も挑戦した。今年9月の総裁選出馬の意欲を隠さない石破茂は、三木について「自分に重ねてみたところは確かにある」と話したことがある。派閥のパーティー収入不記載事件を受け自民に逆風が吹く中、石破に好機が到来したのか否か。目先を変えるため小泉進次郎、小林鷹之ら中堅・若手への待望論もある。ただ、話し合いで決着する可能性はほとんどない。(敬称略)

91名無しさん:2024/08/18(日) 20:12:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec0138054f4f471fbad54ce383f39a37a552a873
現職首相唯一の敗北に複数の「明智光秀」…「天の声もたまには変な声がある」 自民党総裁選プレーバック③
8/15(木) 7:00配信


産経新聞
昭和52年、顔をそろえた(左から)田中角栄元首相、福田赳夫首相、大平正芳自民党幹事長。翌年の総裁選で、福田、大平両氏は激しく争った=東京・芝公園のホテル

昭和51年の衆院選の自民党敗北を受けて三木武夫は退陣に追い込まれ、同年12月23日に福田赳夫が話し合いで総裁に選ばれた。福田は経済の立て直しを急ぐ一方で党改革を進め、派閥解散や総裁選への全国の党員・党友による予備選導入を決めた。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

■福田は本選を辞退

福田が再選を目指した53年総裁選は初めて予備選が採用された。ほかに幹事長の大平正芳、総務会長の中曽根康弘、通商産業相の河本敏夫が出馬。党幹部や閣僚が現職首相に弓を引く形で総裁選に出馬する場合、「本能寺の変」で主君の織田信長を討った明智光秀になぞらえられるが、総裁選で「明智光秀」が立候補したのはこのときだけだ。

予備選は、田中角栄率いる田中派が大平を全面支援し、福田は大平に次ぐ2位だった。福田は「天の声もたまには変な声がある」と述べ、本選を辞退。派閥解消がかけ声だけだったことも浮き彫りになった。

現職首相が総裁選で敗れた唯一のケースだが、今年9月の総裁選に重なる部分がある。首相の岸田文雄が立候補する場合、幹事長の茂木敏充、閣僚の河野太郎や高市早苗らが「明智光秀」と言われる覚悟で出馬に踏み切るかが焦点だ。また、次期衆院選の「顔」選びにもなるため、国会議員は党員・党友投票の動向を無視しづらい。パーティー収入不記載事件を受け麻生派(志公会)を除き派閥は解消を決めたが、実効性があるかも注目される。

不記載事件は、しばしば昭和63年に発覚した汚職事件であるリクルート事件になぞらえられる。総裁の竹下登は平成元年4月25日、政治不信の責任を取って退陣の意思を表明。6月2日に竹下の事実上の後継指名で宇野宗佑が総裁に決まったが、7月の参院選で大敗し2カ月の短命となった。

■「小沢面接」のような場面は…

それでも竹下派支配は続き、宇野の後の海部俊樹、宮沢喜一は竹下派の影響下にあった。宮沢が勝利した3年10月27日の総裁選を巡っては、同派幹部の小沢一郎が宮沢、三塚博、渡辺美智雄を派閥事務所で面接する場面もあった。今年9月の総裁選ではキングメーカーとして麻生太郎や菅義偉が誰を推すかに注目が集まるが、「小沢面接」のような場面は想定しがたい。

宮沢が首相だった平成5年7月の衆院選で自民は敗れ、下野した。次の河野洋平は野党の総裁、続く橋本龍太郎は首相になりうる連立与党の総裁として選ばれた。(敬称略)

92名無しさん:2024/08/18(日) 20:13:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9b36af4fcef21d0e5f88c30fc96445011dc0aa6
存在の危機に現れた「救世主」…「自民党 ぶっ壊す」 平成13年4月 自民党総裁選プレーバック④
8/16(金) 7:00配信


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産経新聞
平成13年の自民党総裁選で街宣車から手を振る小泉純一郎氏(右)と応援に駆けつけた田中真紀子氏=東京・池袋東口

自民党は平成10年7月の参院選で14議席減の惨敗を喫し、首相の橋本龍太郎は在職2年半で辞任した。直後の総裁選で、最大派閥の小渕派は会長・小渕恵三の擁立を決めたが、梶山静六が同派を離脱して無派閥で出馬。三塚派からも小泉純一郎が名乗りを上げた。

【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏

■「凡人、軍人、変人」

人気者の田中真紀子が「凡人、軍人、変人」と評した三つどもえの争いは、下馬評通り「凡人」の小渕が制した。小渕は参院で与党が過半数割れした「ねじれ国会」解消のため、自由、公明両党を連立に引き込んで現在の自公連立の礎を築く。11年9月の総裁選でも加藤紘一、山崎拓を破り再選を果たしたが、自由党の連立離脱で政局が混乱する中、脳梗塞に倒れた。

緊急事態を受け、自民は有力者5人が協議して幹事長の森喜朗を後継に据えると合意した。森は総裁選を経ずに両院議員総会で総裁に選出された。これが「密室談合」と批判され、森政権は、まれにみる不人気政権となる。

森の舌禍や「政治とカネ」の問題などが重なり、13年2月の産経新聞とフジニュースネットワーク(FNN)の合同世論調査で内閣支持率は6・9%に低迷した。望ましい政権として「自民を含まない連立」との回答が44%を占めた。森は在任1年で辞意を表明し、後継を選ぶ総裁選には橋本、小泉、亀井静香、麻生太郎が名乗りをあげた。

小泉は過去2回の総裁選で、結果的に「かませ犬」的な役回りに甘んじており、3度目の出馬も当初は有力候補とみなされていたわけではなかった。当時の産経新聞は「今回手を挙げておかなければ、次に立つ理屈がなくなる」という小泉陣営の声を紹介し「次の次」狙いが真意だと報じた。「大本命」と評されたのは元首相の橋本だった。

■小泉劇場に熱狂

ところが小泉は「自民党をぶっ壊す」と訴え大ブレークを果たす。4月の総裁選では地方票の9割に当たる123票を獲得し、地すべり的な大勝を収めた。直後の参院選や17年の「郵政解散」による衆院選も勝利に導いた。ただ、派閥構造など自民の体質は温存された。

93OS5:2024/08/18(日) 20:14:45
https://news.yahoo.co.jp/search?p=%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF&ei=utf-8
繰り返す世代交代と脱派閥 「麻垣康三」 自民党総裁選プレーバック⑤
8/17(土) 7:00配信

産経新聞
平成18年の自民党総裁選を争った(右から)安倍晋三、谷垣禎一、麻生太郎各氏。安倍氏が当選し、史上最年少の総裁となった

小泉純一郎は首相在任時、国民の支持を政治力の源泉とした。世論の力で「敵」をたたき、推進力に変える政治手法は自民党内に深刻な対立を生んだが、小泉は平成15年の総裁選でも亀井静香ら反対勢力を抑えて勝利した。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

小泉政治のキーワードの1つが「世代交代」だった。元首相の中曽根康弘、宮沢喜一を引退させ、衆院当選3回の安倍晋三を史上3番目に若い49歳で幹事長に抜擢(ばつてき)。その後、初入閣にもかかわらず内閣の要である官房長官に据えた。

小泉は5年5カ月の長期政権を築き、2期目の総裁任期満了で退任した。ポスト小泉である麻生太郎、谷垣禎一、福田康夫、安倍の4人は「麻垣康三」と総称された。

■安倍晋三が圧勝

18年の総裁選には「麻垣康三」のうち福田を除く3人が出馬。「世代交代の旗手」と目された安倍が派閥横断的に中堅・若手の支持を集め、464票を獲得して麻生(136票)、谷垣(102票)に圧勝した。

ただ、戦後最年少の52歳で首相に就任した安倍は政権運営につまずいた。19年夏の参院選で大敗して「ねじれ国会」を許し、在任1年で突然の辞任表明に至った。慌ただしく実施された総裁選は福田と麻生の一騎打ちとなり、71歳の福田が8派閥の支持で圧勝した。

「昨年の総裁選で『年だから』と立候補をやめた福田氏が一夜にして最有力候補になった」「(派閥が)どさくさまぎれのように自己主張を始め、流れを変えた」。当時の「産経抄」はそう記している。

福田政権は支持率低迷にあえぎ、またしても在任1年で突然の辞任表明に至った。ライバル民主党が政権交代へ党勢を拡大し、自民は崖っぷちに立たされる中、20年総裁選には麻生、与謝野馨、小池百合子、石原伸晃、石破茂の5人が乱立。麻生が4度目の挑戦で総裁の座を勝ち取った。

■追い込まれ解散

衆院議員の任期満了が迫る中、活発な政策論争で国民の耳目を引き付け、その勢いのままに衆院解散-とのシナリオがささやかれたが、麻生は首相就任直前に発生したリーマン・ショックによる経済危機への対応を優先した。結果的に1年後の「追い込まれ解散」となり、自民は下野した。

令和6年の総裁選は、派閥解散という状況の下、40代の若手の出馬が取り沙汰される。自民の歴史には「世代交代」と「脱派閥」が繰り返し立ち現れる。(敬称略)

94OS5:2024/08/18(日) 20:15:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/86630bd1b0f3f6a7e2c7663db31e1c09237e4464
勝算なく現職の出馬断念相次ぐ 「本命」が急失速するケースも 自民党総裁選プレーバック⑥
8/18(日) 7:00配信


産経新聞
本命視された河野太郎氏(左)を破り、総裁選を制した岸田文雄氏(右)。中央は、現職ながら不出馬に追い込まれ菅義偉氏=令和3年9月29日、東京都港区(三尾郁恵撮影)

平成21年衆院選で自民党は下野し、谷垣禎一が野党・自民の総裁となった。民主党政権が迷走を続ける中、自民は22年参院選で勝利。政権奪還の機運が高まっていた24年総裁選では、幹事長の石原伸晃が出馬の意欲を示し、谷垣は出馬を断念した。谷垣は産経新聞「話の肖像画」でこう振り返っている。

【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?

「悠々与党であるときなら『勝負しようぜ』でもいいのかもしれませんが、野党のときに一心同体ぐらいのつもりでやってきた人から『出る』と言われたわけですから、言われた瞬間に『これはもう私は辞めた方がいいな』と即断しました」

■総裁に返り咲き

5人の候補による総裁選は石原が本命視されたが、福島第1原子力発電所を「福島第1サティアン」と表現する失言もあり失速。1回目の投票で1位の石破茂と2位の安倍晋三が国会議員票のみで争う決選投票に臨み、安倍が逆転勝利した。総裁に返り咲いた唯一の例だ。同年12月の衆院選で自民は政権に復帰。安倍は首相再登板を果たした。

令和2年8月、史上最長政権を担った安倍が持病の悪化を理由に退陣を表明した。9月の総裁選は官房長官の菅義偉が岸田文雄、石破に圧勝。無派閥として事実上初の総裁だったが、主要派閥が雪崩を打って支持に回った結果でもあった。

■衆院解散断行できず

衆院議員の任期満了(3年10月)が迫る中、菅は衆院解散を断行できずにいた。新型コロナ対応への批判で内閣支持率が低迷。党内に「菅では衆院選を戦えない」との空気が広まっていった。菅は安倍の残り分の総裁任期満了に伴う3年9月の総裁選を控え、衆院解散や内閣改造・党役員人事を模索したが実現せず、不出馬に追い込まれた。

総裁選は岸田、河野太郎、高市早苗、野田聖子が争った。知名度のある河野が優位とみられたが、消費税増税を念頭に最低限の年金額を保障する「最低保障年金」創設案を打ち上げると岸田や高市から財源に関し攻撃を受け、支持を失っていった。1回目の投票で岸田が予想を覆して河野を上回り、決選投票でも岸田が河野を上回った。

今年の総裁選は、支持率低迷にあえぐ岸田の出馬の有無が当面の焦点だ。世論調査で人気が高い石破や小泉進次郎らの出馬待望論があるが、石破は皇位継承を巡り女系天皇容認の発言を繰り返し、保守層の反発を買う。小泉の高い発信力ももろ刃の剣といわれ、戦いの構図はまだ見えていない。(敬称略)=おわり

この連載は、沢田大典、千葉倫之が担当しました。

95OS5:2024/08/18(日) 20:27:03
8/11の記事だけど
https://news.yahoo.co.jp/articles/79c844e0a8bc0a1c313e24c8f4c5d68f31e9e7a0
自民総裁選に「小石河」は全員出馬?一本化? 前回は共闘も…にらみあい
8/11(日) 20:00配信

産経新聞
平成23年7月の新潟・福島豪雨で被害を受けた福島県柳津町を視察する小泉進次郎元環境相(右)=11日午後、同町(竹之内秀介撮影)

9月の自民党総裁選を控え、「小石河」と総称される小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相の関係に変化が生じている。3氏は令和3年の前回総裁選で共闘したが、今回は石破、河野の両氏がそれぞれ立候補に意欲を示している。小泉氏は態度を明らかにしていないが、党内で出馬を促す動きがある。一本化の道を探るのか、3氏いずれも出馬するのか、にらみ合いが続く。

「総裁選に向けて、自民党をいかに変えることができるか。誰もが考え、論争し、国民の信頼回復につなげていけるような場にしなければいけない」。小泉氏は11日、平成23年7月の新潟・福島豪雨の復興状況を視察した福島県柳津町で記者団にこう述べた。自身の出馬に関する質問には答えなかった。

自民の若手からは「小泉氏が決断すれば応援したい」(古川直季衆院議員)と出馬を求める声が出ている。小泉氏は水面下で自民議員との面会を重ね、情勢を慎重に見極めているもようだ。

一方、報道各社の世論調査の「次の首相・総裁候補」でトップを走る石破氏は「この国を変えたい」と公言し、7日には憲法改正や財政政策への考え方をまとめた新著を出版した。

河野氏はすでに所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁に出馬の意欲を伝えた。脱原発派と目されてきたが、7月には安全性が確認された原発再稼働を当面容認する考えを改めて示し、支持拡大を図る。

小石河の1人は総裁選出馬の判断に関し、「他の2人がどう出るかだ」と周囲に漏らす。

3氏の行方を左右するのが、菅義偉前首相の判断だ。3氏はいずれも総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保が自力では難しく、党内の非主流派に影響力を持つ菅氏の支援が欠かせない。小石河が分裂すれば他候補を利しかねないため、「菅氏としても最後は意中の一人を選び、一本化を目指すのではないか」(菅氏周辺)との見方がある。

(竹之内秀介)

96OS5:2024/08/18(日) 23:51:18
https://www.sankei.com/article/20240816-6LFNDVAVWNM4TOCO4ZQPRUF6F4/
国連総会出席の首相は誰? 9月下旬、自民総裁選と時期重なり不透明 岸田首相の可能性も
2024/8/16 19:04
岸田文雄首相が不出馬を表明した9月の自民党総裁選の投開票と新首相の選出の時期を巡り外務省が気をもんでいる。9月下旬に米ニューヨークで行われる国連総会の一般討論演説に新旧いずれの首相が臨むのか見通せないためだ。

今年の一般討論演説は24〜30日(29日は除く)。直前の22、23両日に気候変動などの地球規模課題や国連改革を議論する国連未来サミットも予定されている。

日本の首相は通例、一般討論演説を行うほか、滞在中に個別の二国間会談などに臨む。今年は総会に合わせ、日米豪印の協力枠組み「クアッド」の首脳会合の開催も調整されている。


一方、今月20日に決まる総裁選の投開票日は、党の総裁公選規程で9月20日から29日の間となる。有力視されているのは20日か27日で、いずれも金曜日。27日に新総裁を選出した場合、新首相を指名する臨時国会召集は土日をはさみ最短でも30日となるため、新首相が現地で演説を行うことはできない。

20日の場合も、3連休をはさみ新首相誕生は最速で24日となる。平成20年9月22日に総裁となった麻生太郎現副総裁は24日に首相に就任し、25日に訪米して演説を行った。新首相もこの例にならうことは可能だが、準備期間がほぼないまま臨むことになる。


「前総裁」となる岸田首相が総会に出席する選択肢もある。岸田首相は今月6日、核兵器の増加防止を目的とする兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の交渉開始に向け、核保有国の米英仏各国も参加するハイレベルの友好国会合を秋に開くと表明した。念頭にあったのは9月下旬の訪米時だ。

令和3年9月3日に退陣を表明した菅義偉首相(当時)は23〜26日に米ワシントンを訪れ、クアッド首脳会合などに出席した(一般討論演説は録画参加)。岸田首相も訪米すればまさに「首相の花道」となるが、直後に退任する首相が演説し、会談で約束したところで説得力に欠け、「会談の相手国も困る」(外務省関係者)と否定的な見方がある。(原川貴郎)


https://news.yahoo.co.jp/articles/df4ce5e23a6ce551f4210d5d6227c46087934a9d

首相、9月下旬の訪米調整 退任直前、国連総会に出席
8/17(土) 17:21配信 岸田文雄首相が9月下旬に米ニューヨークを訪れ、国連総会の一般討論演説に出席する方向で調整に入った。バイデン米大統領ら各国首脳との会談も検討する。9月27日投開票で調整している自民党総裁選で首相の後任となる新総裁が選出される方向で、退任直前の外国訪問となる。政府関係者が17日明らかにした。

 一般討論演説は9月24日(現地時間)から始まる予定。首相は国連総会に合わせて兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)交渉開始に向けたハイレベルの友好国(フレンズ)会合開催を表明しており、自ら出席して引き続き核廃絶に取り組む姿勢を強調したい考えだ。

97OS5:2024/08/18(日) 23:58:32
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/89e9a457c2bde591773c92a5784a79f056e82176
総裁選後の衆議院解散総選挙、日程のシナリオと可能性は

大濱崎卓真選挙コンサルタント・政治アナリスト
8/16(金) 10:32
(写真:つのだよしお/アフロ)
岸田首相が次期自民党総裁選への出馬を見送ることを発表し、永田町では自民党総裁選の話題一色となっています。岸田内閣の支持率が近年低調だったことを踏まえれば総裁選後には早期解散をするのでは、との見立て(早期解散論)が主流となりつつある一方、新しい内閣のカラーを予算案などで明確に打ち出し、ある程度の実績をつくってからの解散総選挙の方がいいのでは、との見立て(実績解散論)もあります。自民党総裁選後に想定される衆議院解散総選挙の日程シナリオについて考えていきます。

自民党総裁選の日程
(写真:イメージマート)
まず、総裁選挙の日程についてみていきます。岸田総裁の任期は9月30日までとなっており、規程では議員投票は総裁の任期満了前10日以内と定められています。従って、総裁選挙の開票日は20〜29日に行われることになります。また、総裁選挙の告示は、投票日の12日前までに行うこととされており、選挙期間を最短で取り、かつ選挙を可能な限り前倒しする場合には、9月8日告示、9月20日投開票となります。

ただ、青年局や女性局所属議員らを中心に、「12日以上」と定められている選挙期間を可能なかぎり長くとるべきとの意見や、公開討論会を複数回開くべきとの意見もあり、新生自民党のカラーを打ち出すキャラバン的な要素も強くなるとみられる総裁選の日程を12日間より長く取る可能性も十分にあります。

そうすると、9月1週目(2日〜6日)に総裁選挙を告示し、選挙期間を14〜18日間取って9月20日投開票という流れも十分に考えられるでしょう。地方遊説を多くとったり、あるいは公開討論会を複数回行うこととなれば、必然的に日数は長くなりますし、現在の自民党の支持率を考えれば、多少の選挙期間延長に反対する人は少ないとみられます。与党議員の一部では、岸田首相総裁選不出馬表明後に、「6日告示、20日投開票、2回討論会」の日程案を見たとの声も上がっています。

なお、総裁選の日程については、国連総会の演説(9月24日〜27日)との兼ね合いを憂慮する声もありましたが、これらの声は外交に重きをおく岸田首相が出馬する前提の問題でした。さらに茂木幹事長は「これまでの総裁選を見ても、国連総会の日程とかぶることもある。国連総会がいつだから総裁選がいつになる、ということではないのではないか」とコメントしており、今回の総裁選ではあまりこの問題は考慮されないことになるとみられます。

98OS5:2024/08/18(日) 23:58:42

衆議院解散総選挙の日程
当初は自民党総裁選が27日投開票という前提で、臨時国会の召集を10月2週目に行い、首班指名・組閣後に、10月3週目後半に解散、10月29日公示、11月10日総選挙というやや時間的に余裕のあるスケジュールも検討されていると言われていました。ただ、このシナリオの前提は岸田首相再選があり、今回は新総裁の選出が決まっていますので、少し状況が変わっています。

前例を重視する政界の流れをもとに、今回の岸田首相による総裁選不出馬表明を、前回(2021年)の菅首相(当時)の不出馬表明と衆議院解散に重ね合わせる見方もあります。参考までに、前回は9月29日に岸田氏が自民党総裁に選出され、10月4日に首班指名(首相就任)、10月14日に衆議院を解散し、10月19日に衆院選が公示、10月31日に投開票を迎えました。

この日程を重ね合わせると、9月中(具体的には25〜26日、あるいは30日)に臨時国会の召集と首班指名・組閣・党役員人事を行い、10月1週目(4日)あるいは2週目前半(7〜8日)に解散をしたうえで、15日に衆院選公示、27日投開票という日程がみえてきます。

広瀬めぐみ参議院議員の辞職と補欠選挙
広瀬めぐみ公式ホームページより引用(https://megumi-h.jp/
昨日(15日)には、公設秘書の給与を国からだまし取っていた疑いで、東京地検特捜部により事務所などが捜索を受けた広瀬めぐみ参議院議員が議員辞職しました。公職選挙法第33条の2第2項の規定にもとづき、参議院議員補欠選挙(岩手県選挙区)は10月10日告示、27日投開票で行われる見込みです。

この参議院議員補欠選挙は自民党にとって鬼門となる可能性があります。というのも、今年春の衆議院議員補欠選挙では3つの選挙区でいずれも自民党は勝つことができませんでした。補欠選挙は時の政権の中間評価につながるほか、新しい内閣にとっても最初の試金石となるため、いずれの結果にしろ、内閣支持率に大きな影響を与えます。

今回、秋の補欠選挙は今のところ参議院選挙(岩手県選挙区)のみとみられますが、岩手県選挙区(定数1)は近年まで野党が強く、前回(2022年)に自民党公認候補として広瀬氏が30年ぶりに当選したばかりでした。立憲民主党で今も影響力の残る小沢一郎氏の地元は「小沢王国」とも呼ばれ野党に強固な地盤があることや、広瀬氏の不祥事が「政治とカネ」にわたることなどから、与党にとっては厳しい選挙が予想されます。

この参議院議員補欠選挙を衆議院議員総選挙の「前」に行ってしまうと、前哨戦の意味合いが強くなり、与党にとっては補欠選挙を負けた場合、総選挙に与える影響も大きくなると考えられます。そうならないためにも、衆議院議員総選挙の日程を参議院議員補欠選挙に被せる日程として、10月27日に参議院議員補欠選挙と衆議院議員総選挙の同時選挙を行う日程が、急に現実味を増してきました。

従って、次期衆議院議員総選挙は10月15日公示、10月27日投開票がもっとも現実的な日程と言えるでしょう。この日程を軸に、今後与野党が急速に選挙準備を進めるものとみられます。

99OS5:2024/08/19(月) 00:16:12
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/512365
意欲一転、突然の表明 「攻めの辞職」未練感じず【緊急連載 岸田首相退陣へ】㊤
2024/8/14
(最終更新: 2024/8/15)
 東京・永田町の首相官邸にある記者会見室に立つ岸田文雄首相(広島1区)は、どこかすっきりとした表情を浮かべていた。自身の退任を表明した14日午前の会見。「身を引くことで、けじめをつけたい」と淡々と述べた。国のトップの座を明け渡す未練は、さほど感じさせなかった。

 わずか8日前。地元の「原爆の日」の会見は、全く異なる様相だった。9月の自民党総裁選への対応を問われると明言は避けた。ただ、ライフワークとする「核兵器のない世界」への道筋は身ぶりも交えて熱弁。同月下旬に米国である国連総会へ出席する意欲さえにじませていた。

 「意欲満々だな」。近くで見届けたある首相周辺は総裁再選への挑戦は確実だと受け止めた。それだけに今回の「サプライズ表明」(党幹部)は、官邸や地元関係者に驚きを広げた。

 1月の岸田派(宏池会)解散や2022年8月の内閣改造…。「岸田流」ともされる突然の表明劇が、自身の去就を巡っても繰り返された。なぜこのタイミングなのか―。会見では党派閥の裏金事件を挙げた。党総裁の責任を取るべく辞任する選択肢は「当初から心に期してきた」とした。「昨日、夏の外交日程をひと区切り付けた」とも述べた。

 しかし、岸田派のある中堅は「総理の言動からは意気込みしか感じなかった。まだ政権を担いたかったはずだ」とみる。6月の首相会見では「気力は十分みなぎっている」とも発言していた。

 「仮に総裁選に突っ込んで負ければ傷を広げる。影響力を残せるうちに退陣する道を選んだ」と分析するのは広島県選出の自民党国会議員。この見方を補うかのように、ある首相周辺は14日、「攻めの辞職だ」と解説してみせた。

 党内には公然と「首相交代」を唱える声が相次いでいた。総裁選日程が固まる20日を前に、首相は10、11日、中央アジア訪問を取りやめた影響で公邸で過ごした。熟慮を重ね、総裁選に立候補しないとの答えを導いた。

 日々の激務にも健康を保ち、国会閉会後も精力的に地方視察を重ねる首相の姿に、地元には総裁再選への期待も根強かった。長年支える林正夫元広島県議会議長(83)は「トップの責任を第一に考えたんじゃろう。自分より全体のことを考えたのは岸田さんらしい」と推し量った。(樋口浩二、河野揚、宮野史康)

   ◇

 岸田首相が総裁選に出ない考えを表明した。「政治とカネ」問題を背景に党内で強まる交代論を跳ね返せなかった。突然の表明が広げた波紋や政権の失速を振り返り、総裁選への首相の向き合い方を展望する。

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100OS5:2024/08/19(月) 00:16:43
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/512762
支持率 続いた低空飛行 「選挙の顔」不安胸に【緊急連載 岸田首相退陣へ】㊥

2024/8/15
(最終更新: 2024/8/16)

 15日午前9時半ごろ、官邸に入る岸田文雄首相は晴れやかな面持ちだった。トップの座を退くと表明して1日。肩の荷が下りたのか、直後には集まった閣僚を前に9月の自民党総裁選に触れる。「名乗りを上げると考えている方もいると思う。気兼ねなく論戦を行ってほしい」。異例の激励に踏み込んだ。

 約3年のかじ取りが幕を閉じる。引き金は安倍派を中心とした派閥の政治資金パーティー裏金事件だった。表面化した昨年11月から今年7月まで、内閣支持率は9カ月連続で20%台に沈んだ。

 事件を巡っては、いち早く派閥の解散を打ち出した。国会の政治倫理審査会に現職首相として初めて出席した。離党勧告や党員資格停止、党役職停止を含む処分も実行した。政治資金規正法改正案も通常国会を通した。しかし支持率は浮上しない。いつしか、自身が「選挙の顔」になり得るのかとの不安が胸中を渦巻くようになった。

 就任時から経済浮揚を最優先にしてきた。今月6日には、物価変動を考慮した6月の1人当たりの実質賃金が2年3カ月ぶりのプラスに転じた。政府高官も経済好転の「兆しがある」と手応えを得た一方で、総裁選日程の決まる20日を前に自身の考えは退任へと傾いていった。

 10日には、再選を熱望する地元広島の強力な支援者にこう告げた。「次の衆院選を考えると私が身を引くしかないんです」。念頭に置いた党情勢調査は、岸田総裁で衆院選を迎えた場合の政権交代の可能性を示唆していた。

 党内には「今ごろ辞めても遅い」など冷ややかな受け止めもある。だが、党広島県連の会長を務める平口洋氏(広島2区)は「安倍派や二階派の問題で責任を取る。立派なもんだ」とかばう。

 一昨年夏には世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と安倍派議員の密接な関係も発覚した。政権運営は難しくなるが、政治改革の好機でもあった。

 生かせなかった。改正した政治資金規正法は「ブラックボックス」とされる政策活動費の全面公開を見送った。立憲民主党の森本真治氏(参院広島)は14日、「中途半端な改革に終わってしまった」と率直に述べた。昨年来、繰り返し唱えた「政治改革」半ばでの退陣。その道程は「政治の師」と仰ぐ故宮沢喜一元首相と重なって映る。(樋口浩二、堀晋也)

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