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第25回参議院議員選挙(2019年)

1946チバQ:2019/07/24(水) 17:22:02
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190722/pol1907220008-n1.html?ownedref=feature_not%20set_newsList
【参院選2019】日本維新の会、東京・神奈川で躍進 知名度高い候補と細かなマーケティング (1/2ページ)

 参院選で、日本維新の会(代表・松井一郎大阪市長)が大躍進した。おひざ元である大阪選挙区(改選定数4)や兵庫選挙区(同3)に加え、初めて東京選挙区(同6)や神奈川選挙区(同4)でも議席を奪取したのだ。「選挙区5、比例5」の10議席を得て、公示前の7議席を上回った。自民党には飽き足りない保守層の「受け皿」となり、名実ともに全国政党になった。

日本維新の会
 「すべての候補者が死力を尽くし、悔いなく戦えた。『まともな野党』として是々非々を貫きたい」

 松井氏は21日夜、万感の思いでこう語った。

 投票箱のふたが閉まった同日午後8時、早々と大阪選挙区の梅村みずほ氏と東徹氏の「当選確実」が伝えられた。

 大阪は維新の金城湯池だ。4月の大阪府知事・市長のダブル選のほか、衆院大阪12区補欠選挙、統一地方選(大阪府議・市議)と、破竹の勢いで勝ち進んできた。

 今回の参院選では、地盤とする関西から、全国各地の地域政党との連携を足がかりに、国政への影響力を増す作戦に打って出ていた。

 選挙戦では「身を切る改革」を前面に出した。安倍晋三政権に「何でも反対」で、対決姿勢ばかりみせる左派野党とは距離を置き、与党とも是々非々路線をとる独自性が有権者に受け入れられた。

 東京選挙区で、「しがらみのない政治」を訴えて初当選した音喜多駿氏は元都議で、神奈川選挙区で当選した松沢成文氏は元県知事だ。

 比例で維新の看板を背負った政治団体「新党大地」の鈴木宗男代表は閣僚経験もある元衆院議員で、9年ぶりに国政に返り咲いた。比例では、元参院議員の梅村聡氏も国政に復帰した。

 維新は今回、実績や基礎票を持つ元議員や元首長を候補者にそろえたことが奏功した。

 選挙プランナーの松田馨氏は「維新は都市部で勝てる知名度の高い候補者にこだわり、かなり細かくマーケティング調査も行っていた。もともと、東京や神奈川では潜在的に、与党でも野党でもない行き場のない保守層(=第三極)の票が多い。しかも、選挙戦最終盤にも松井代表らがテコ入れに入り、票を掘り起こしたのも奏功したようだ。今春の統一地方選で、基礎自治体での議員を多数当選させていたのも、参院選でうまく足場になった」と語った。

1947チバQ:2019/07/24(水) 17:23:25
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q7GCKM7QTTHB00N.html
佐賀)参院選・野党統一候補の犬塚氏、出遅れ響く
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福岡泰雄、福井万穂 2019年7月24日03時00分

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相手候補の当確の知らせを受け、事務所であいさつする原口一博県連代表(右)と犬塚直史氏=2019年7月21日夜、佐賀市神野東4丁目、福井万穂撮影

 約7万票という大差で敗れた、野党統一候補で国民民主の犬塚直史氏(64)。周囲からは「良い候補者だっただけに、あと数カ月でも擁立が早ければ……」との声が漏れる。

 立候補表明は、旧民進が佐賀県外出身の元職を擁立した3年前の前回より、さらに1カ月遅い6月上旬。今回も県外出身で、別の選挙区で当選経験がある「落下傘」候補だった。

 報道の開票速報ですぐに当落が報じられた7月21日夜、県連代表の原口一博衆院議員(佐賀1区)は出遅れの影響を認めつつ、候補者探しの難しさを口にした。だが野党の幹部は「候補者不足より準備不足」と冷ややかだ。

 ログイン前の続き    ◇

 関係者によると、原口代表らが具体的に候補者探しに動き出したのは昨年11月ごろ。月末に告示が迫った知事選への対応を決めきれないでいた時期と重なる。

 原口代表は一時、現知事への対立候補擁立に含みを持たせる発言をしていた。だが結局、11月18日の県連常任幹事会で自主投票を決定。対応を聞きに集まった報道陣に対し、園田泰郎代表代行が参院選に関して突如、多久市の横尾俊彦市長の名前を持ち出した。その横尾氏は今も市長。擁立できる公算が本当にあったかどうかは定かではない。

 候補者探しは原口氏と、無所属で県連オブザーバーの大串博志衆院議員(佐賀2区)に一任され、国会会期中の代役は県連内にはいないのが現状という。

     ◇

 前回参院選との違いを「野党間の連携強化」とする評価もある。

 国民民主党県連や連合佐賀内には元々「共産アレルギー」があり、「共産と組めば支持者が離れる」との声も漏れていた。しかし共産党県委員会の幹部は「前回は候補者の事務所にも『来るな』という状態だったが、今回は露骨な反発がなかった」と話す。

 一方、連合佐賀の幹部は「大人の対応を取った」。共産が表に出るときはその場に出向かないようにし、折り合いをつけていたとする。ただ今後については「弱い者を集めてつくる野党統一候補では、結局勝てない。旧民主党のように1党で戦える力をつけることが必要だ」と語った。(福岡泰雄、福井万穂)

1948名無しさん:2019/07/24(水) 22:44:07
本紙出口調査 榛葉さん、西部で強さ
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201907/siz/CK2019072202100047.html
県内の比例代表政党別得票率
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201907/siz/CK2019072302100038.html
候補の密着記者 今だから書ける話
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201907/siz/CK2019072302000261.html

榛葉が東遠を中心に個人票を稼いだことが伺えますね
(私も出身なので自覚はあります)静岡はそれ以上に身内贔屓は
非常に強いのが再確認できました
恩義に報い、「ほぼ自民」の疑念を払拭する働きを期待したいところです

ただ、細野や川勝を受け入れたように他県者も信用次第ではあります
徳川は国政を引き続き志すならば、静岡での活動継続が望まれます

1949名無しさん:2019/07/25(木) 13:04:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000604-san-pol
自民“移籍組”参院選貢献アピールも明暗 細野氏は不発
7/24(水) 21:36配信 産経新聞
 21日投開票の参院選では、他党から自民党入りした“移籍組”が存在感を示そうと奔走した。選挙活動をアピールの好機ととらえ活躍した議員がいる一方、過去の軋轢(あつれき)を乗り越えられずに先が見通せない議員もおり、明暗が分かれた。

 「よろしくお願いいたします!」

 18日、東京選挙区(改選数6)から出馬した武見敬三氏が開いた決起集会で、長島昭久氏は会場入り口でこう声を上げ、来場者に深々と頭を下げた。

 平成29年に旧民進党を離党した長島氏は今年6月末に自民に入党した。地盤の衆院東京21区は過去3回戦った小田原潔氏=比例東京=が次期衆院選候補予定者として支部長を務める。長島氏は選挙区変更を表明した上で「円満入党」した。演説会場では小田原氏と並んで支持を訴え、東京選出の中堅議員は「選挙戦を通じて実直な長島氏の性格がよく分かった。もう仲間だ」と語った。

 旧民進党出身の鷲尾英一郎衆院議員=新潟2区=や、旧みんなの党出身の薬師寺道代参院議員=愛知選挙区=もそれぞれの地元を中心に自民候補への支持を呼びかけた。

 愛知の若手議員は「スマートな人柄で党勢拡大に貢献してくれた」と薬師寺氏を評価。愛知(改選数4)は自民候補がトップ当選した。新潟(同1)は候補の失言も響き敗れたが、鷲尾氏には「新潟の衆院議員の中で最も活発に活動してくれた」との声が出ている。

 対照的なのは、旧民主党政権で要職を務め、無所属のまま二階派(志帥会)入りした細野豪志元環境相=衆院静岡5区=だ。細野氏は自民の吉川赳衆院議員=比例東海=と競合するが、選挙区は変えない方針だ。

 参院選では1人区で接戦となった滋賀、岩手両選挙区の応援に入った。だが、滋賀の候補は吉川氏と同じ岸田派(宏池会)所属で、陣営は「応援依頼はしていない」と突き放す。

 旧民主党で仕えた国民民主党の小沢一郎総合選対本部長相談役が強固な地盤を築く岩手入りは「踏み絵を踏まされただけ」(関係者)。いずれの選挙区も自民候補が負けた。(奥原慎平)

1950チバQ:2019/07/25(木) 13:05:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000139-jij-pol
参院選、岸田派一人負け=菅氏存在感、「ポスト安倍」影響も-自民
7/24(水) 19:51配信 時事通信
 自民党は今回の参院選で現職10人(選挙区8、比例代表2)が落選した。

 党内の派閥ごとに見ると、岸田派が4人と突出して多い「一人負け」状態。菅義偉官房長官が存在感を示したこともあり、安倍晋三首相の後継レースにも影響しそうだ。

 岸田派の現職は9選挙区に1人ずつ出馬。このうち改選数1の秋田、山形、滋賀で落選。岸田氏のお膝元広島(改選数2)で同派最高顧問の溝手顕正氏が議席を失い、衝撃が走った。岸田氏は投開票日の21日夜の民放番組で「定数2で2人の自民候補を通すのは難しい」と言葉少なに語った。

 現職で他の落選者は細田、麻生、二階、石原各派の1人ずつと無派閥の2人。最大の細田派は20人が立候補した中では健闘とも言える数字だ。

 岸田派は新人1〜2人の入会を期待するが、一連の結果を受けて党内から、岸田氏に対し「選挙の顔になるのか」(関係者)と疑問視する声が上がった。ある岸田派中堅は「首相を目指すどころじゃなくなる」と危機感を隠さない。

 一方、新元号発表で「令和おじさん」として知名度が急上昇した菅氏は、溝手氏から議席を奪った形の新人河井案里氏を全面支援。当初の劣勢予測を覆した。河井氏の夫は菅氏を囲む無派閥議員グループの中心メンバー。公明党が最重視した兵庫(改選数3)で同党新人を2位に押し込み、失速気味の岸田氏と対照的な結果となった。

1951チバQ:2019/07/25(木) 13:08:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000013-ryu-oki
自民沖縄県連、参院選報道に異例の抗議 タイムス紙連載の記述問題視
7/25(木) 11:24配信 琉球新報
自民沖縄県連、参院選報道に異例の抗議 タイムス紙連載の記述問題視
参院選を巡る地元紙報道に抗議する自民党県連の中川京貴会長(左)と島袋大幹事長=24日、自民党県連
 自民党沖縄県連は24日、21日投開票の参院選沖縄選挙区についての地元紙報道に抗議する記者会見を開いた。政党がメディアの報道内容に対し会見を開くのは極めて異例で、識者からは「報道への圧力」との指摘も出ており、県連の一連の行動は波紋を広げそうだ。会見には中川京貴会長と島袋大幹事長が出席した。


 抗議の対象となった報道は沖縄タイムス社が23日付で掲載した安里繁信氏の選対や自民党県連などの組織態勢や選挙戦の舞台裏を書いた連載記事で、記事中にある匿名の県連幹部の「公認を取り消してもいいんじゃないか」との発言について「(県連組織として)公認取り消しについて協議した事実はない」などと指摘した。一方、発言自体の事実については否定しなかった。さらに23日に個別でタイムス社に抗議し記事中に出てくる幹部を明らかにするよう求めたことも明らかにした。

 島袋幹事長は会見の意図について「(報道への)圧力ではない。報道の在り方について考えてほしいと思い会見した」と述べた。

 自民県連の会見を受け、沖縄タイムス社の与那嶺一枝編集局長は「当該記事に誤りはない。県連が匿名の発言者名を明らかにするよう求めたことは報道機関への不当な介入と言わざるを得ない。取材源の秘匿は報道機関にとって最も重要なことであり、断じて応じることはできない」とのコメントを発表した。

 専修大の山田健太教授(言論法)は「複数のメディアが集まった公開の場で抗議することは圧力であると同時に報道各社へのけん制にもなっている」と批判。その上で「結果的に国民の知る権利を狭めることにつながる。政治に関する報道は自由であるべきで、公党のこのような行動はおかしい」と指摘した。

琉球新報社

1952チバQ:2019/07/25(木) 13:16:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000120-jij-pol
「山本」票を「山田太郎」に=参院比例で集計ミス-千葉県選管
7/24(水) 18:22配信 時事通信
 千葉県選挙管理委員会は24日、参院選比例代表の集計作業で、「山本」とだけ書かれた票を誤って自民党の山田太郎氏に割り振るなど、県内4市町でミスがあったと発表した。

 いずれも当落への影響はないという。

 県選管によると、鴨川市といすみ市で、比例で「山本」票が山本姓の6候補に案分して割り振られるはずだったのに、れいわ新選組の山本太郎氏の代わりに山田太郎氏を加えた6候補に割り振られた。神崎町では、「山本」票が公明党の山本香苗氏に対して少なく割り振られた。

 3市町のミスが訂正された結果、山本太郎氏は4.590票増え、山田太郎氏は3.855票減った。他の山本姓の5候補はそれぞれ0.034〜0.265票減った。

1953チバQ:2019/07/25(木) 13:19:43
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_08.html
<参院選青森>地盤の南部で地力発揮 滝沢氏「敵地」も切り崩す

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 自民党現職の滝沢求氏(60)が、野党統一候補で立憲民主党新人の小田切達氏(61)を約3万3000票差で振り切り、再選を果たした。八戸市を中心とした地盤の南部地方で大きく引き離し、県内40市町村のうち32市町村で小田切氏を上回った。
 滝沢氏は、自民の県選出国会議員や首長、多数の地方議員による組織戦を展開。県内140以上の企業、団体から推薦を取り付け、序盤から優位に戦いを進めた。
 自民県連は4月の県議選と6月の知事選、参院選を連動させた戦略を徹底し、滝沢氏も精力的に活動。知事選では5選を果たした三村申吾知事と県内各地を行脚し、浸透を図った。
 地縁の薄い津軽地方には重点的に足を運んだほか、県議らがフル回転して支持を拡大。大票田の青森、弘前両市でリードを許したが、つがる、黒石両市で競り勝つなど、「敵地」を切り崩した。
 これまで県内の選挙を取り仕切ってきた津軽地方の県連のベテラン2人が、県議選で落選した影響を最小限に抑え、郡部でも着実に票を積み上げた。
 小田切氏は2月に立候補を表明したものの、活動を本格化させたのは知事選後。立民、国民民主、共産、社民各党による統一候補の決定も5月と遅れた。立民の枝野幸男代表が2度にわたって県内入りしたが、知名度不足を解消するまでのうねりは起こせず、終盤の追い上げは及ばなかった。
 街頭演説では約30年の弁護士経験を基に、社会的弱者に寄り添う政治姿勢を強調。増税反対や年金制度の見直しを訴えた。滝沢氏を追い落とすことはできなかったが、安倍政権に不満や不安を抱く層の受け皿となったことは間違いない。
 政治経験が全くなく、ほぼ無名の小田切氏が無党派層を取り込んで現職の滝沢氏に迫った意味は大きく、むしろ善戦したと言える。
 残念ながら、投票率は42.94%と過去最低を更新した。有権者の関心を高めるためにも異なる意見や少数の声を丁寧にすくい取り、政策として提示する努力が求められる。
(青森総局・茂木直人)

1954チバQ:2019/07/25(木) 13:20:06
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_09.html
<参院選岩手>「小沢流」と労組が呼応 横沢氏、最終盤に逆転成功

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 政治的知名度も手腕も未知数だった野党統一候補で無所属新人の横沢高徳氏(47)が、3期18年の政治経歴と初代復興相の知名度を有する自民党現職の平野達男氏(65)に、1万5506票差で競り勝った。最終盤に肩を並べて抜き去る展開が、岩手における野党共闘の厚みと与党自民党のひ弱さを象徴していた。
 横沢氏は、小沢一郎衆院議員(岩手3区)と達増拓也知事によって築かれた広範な後援組織が総力を挙げて支援。盛岡、花巻、奥州、一関など人口や産業が集積する県央部で平野氏を上回る票を獲得し、逆転への布石とした。
 野党共闘は、農山漁村から都市部に攻め上る典型的な小沢氏流選挙と、労組による組織戦の歯車がかみ合い、無名の新人を急速に浸透させることに成功した。
 平野氏は敗れはしたものの、市町村別得票は全33市町村のうち24市町村で横沢氏を上回り、特に沿岸12市町村や県北の得票は横沢氏に勝った。
 東日本大震災からの復興途上にあったり、深刻な人口減少に直面したりして真に政治を必要とする地域が、政権与党の平野氏を支持したと言えよう。
 一方で平野氏の戦いは、旧民主党から自民党へ転向した「古傷」に終始さいなまれ、有権者の不信感は払拭(ふっしょく)しきれなかった。
 有権者心理に敏感な自民党の二階俊博幹事長は選挙戦終盤、「あと5センチ頭を下げろ」と平野氏を一喝。老練政治家の不安は的中し、票差となって表れた。
 比例代表の得票でみると、横沢氏を推した立憲民主、国民民主、共産、社民の4党は計約25万2000票(得票率44.5%)。一方、平野氏を支えた自民、公明両党は計約24万7000票(43.7%)。
 小差で野党が上回る傾向は過去の国政選挙でも同様。それを知る小沢氏は、無名の横沢氏の擁立に当たっても「(野党が共闘すれば)岩手は誰だって勝てる」と語り、早くから勝利を確信していた。
 大きな政治的地殻変動がない限り、岩手県政界における野党共闘優位の図式は当面、揺るぎそうにない。
(盛岡総局・片桐大介)

1955チバQ:2019/07/25(木) 13:20:44
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_03.html
<参院選宮城 劇動>決戦の実像(上)共闘の果実 根付いた関係で金星挙げる

当選を確実にして支持者から花束を受け取る石垣氏(左)=22日午前0時45分ごろ、仙台市宮城野区の事務所
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 改選数が2から1に減り、与野党が大接戦を演じた参院選宮城選挙区(改選数1)は、野党統一候補で立憲民主党新人石垣のり子氏(44)が自民党現職愛知治郎氏(50)を約9500票差で振り切り、初当選を果たした。野党共闘による草の根型選挙と、巨大与党の組織戦が絡み合った17日間を振り返る。

 東北最後の議席は、準備期間3カ月足らずの新人が奪取した。

 22日午前0時20分ごろ、仙台市宮城野区にある石垣氏の事務所は歓喜に包まれた。巻き起こるのり子コール。石垣氏は「皆さんと一緒に壁を超えていく」と高らかに宣言した。
 石垣氏と抱き合って喜んだ党県連顧問の安住淳衆院議員(宮城5区)は「逆風だった6年半、したたかに体制を組む知恵が付いた」とまくし立てた。
 宮城の野党共闘は2016年参院選、17年仙台市長選に続いて与党候補を破った。現職、元国会議員を擁した過去2戦とは違い、まっさらな新人を立て国政の場に押し上げた。
 旧民進党が分裂して生まれた立民県連にとっては初の国政選挙となった。「県連と呼べるほどの組織ではない」と県連関係者。陣営の屋台骨を支えたのは、共闘関係を築く各党だった。
 石垣氏が期間中、県南部2カ所で開いた個人演説会を設けたのは共産、社民両党。「足場のない地域でも、各党の地方議員らが足跡を残していてくれた」(陣営幹部)。
 3度目となった共闘は草の根レベルで深化を遂げ、「郡部で差を広げ、仙台でのダメージを最小限に抑える」との自民の目算をも狂わせた。
 自民陣営が党幹部らを次々と投入し、総力戦を仕掛けた中盤には街頭演説に変化が現れた。
 政治家が3代続く名門の対立候補を意識し、街頭では政策を訴える時間を減らし、「弱者の代弁者になりたい」と語り掛ける場面が増えた。陣営のしたたかな戦略がにじんだ。
 興奮に包まれる事務所で、共産の比例候補だった元仙台市議の舩山由美氏(51)は「宮城の底力を発揮できた戦いだった」と明るく振る舞った。

 石垣氏を野党統一候補としたことで、舩山氏は選挙区から比例に回った。共産県議の一人は「党員や支援者から『なぜ舩山を下ろしたのか』とのお叱りは多かった」と明かす。
 国民県連代表の桜井充参院議員は、党参院選挙対策本部長に就き、投開票日を東京で迎えた。選挙期間中は全国の選挙区を行脚したが、地元でマイクを取ることはできなかった。
 8月に仙台市議選、10月には県議選を控える。次期衆院選への対応も見据え、野党各党は石垣氏の金星の勢いを相次ぐ大型選挙につなげようともくろむが、決して容易ではない。
 野党関係者は「全ての選挙区で候補者を一本化するのは難しく、国政と地方選では有権者の判断基準も変わる。簡単な勝負にはならないだろう」と表情を引き締めた。
(報道部・松本果奈)


2019年07月23日火曜日

1956チバQ:2019/07/25(木) 13:21:22
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190724_05.html
<参院選宮城 劇動>決戦の実像(下)死闘の果て 18年の実績、地域に響かず

敗戦を受け、支持者に頭を下げてわびる愛知氏=22日午前0時35分ごろ、仙台市青葉区の事務所
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 「私の力不足。本当に申し訳ありませんでした」
 仙台市青葉区の自民党県連で22日にあった執行部会。居並ぶ幹部を前に、敗北を喫した党現職愛知治郎氏(50)は深々と頭を下げた。

<電話作戦を拒否>
 「屈辱の敗戦だ」。そそくさと去る愛知氏を見送った幹部はつぶやいた。全国屈指の接戦を支えた表情は、疲労感に満ちていた。
 野党統一候補の立憲民主党新人石垣のり子氏(44)が出馬を表明したのは5月。3期18年のベテランと準備期間3カ月の新顔の対決に、関係者は祖父の代から3代続く「名門・愛知家」のブランドを信じた。
 現実は違った。「あなた、誰?」。選挙戦終盤の17日。村井嘉浩知事と仙台市の繁華街を練り歩いた愛知氏に通行人が尋ねた。「任期は人気と直結しない」。県連幹部は苦笑した。
 「顔が見えない」と地域活動の少なさに対する不満が最後まで響いた。「世話になっていない。動く義理がない」。終盤、ある県北の県連関係者は陣営から頼まれた電話作戦を拒んだ。
 陣営は仙台市以外の34市町村で、最低でも約2万票差を付けようとしたが、実際の票差は5000。投票率は軒並み低調で、「末端まで火が回らなかった」(県連幹部)。
 焦る党本部は空前絶後の物量作戦を展開。安倍晋三首相が2度、菅義偉官房長官が3度来援した。陣営は幹部対応や選挙カーの行程の調整に追われ、場当たり的な対応に終始した。

<演説自ら終える>
 東日本大震災の月命日の11日午後、石垣氏が津波被災地で復興の在り方を訴えたのに対し、愛知氏は選挙カーで仙台市を駆け抜けていた。
 沿岸部に入ったのは、被災地にたびたび足を運んでいる小泉進次郎党厚生労働部会長。「なぜ一緒に並ばないんだ」。組織内の不協和音を生んだ。
 頼みの綱とされた後援会「愛知会」は高齢化。元蔵相で祖父の故揆一氏、元防衛庁長官の父和男氏から続き、かつて県内全域に張り巡らされた支部は10カ所程度にしぼみ、集票のエンジンたり得なかった。
 選挙戦最終日の夜、仙台市中心部のアーケード街で行われた最後の街頭演説。疲れ切った表情の愛知氏はマイクを使える午後8時まで5分を残し、自ら演説を切り上げた。繁華街にむなしく響く県連幹部の応援演説。「誰の選挙だ」。支持者からため息が漏れた。
 「この18年間の候補者の行動の結果でもある」。相沢光哉選対本部長はうなだれながら、今後の県政を危惧する。「責任政党として選挙区議員を失った意味はあまりに大きい。もっとやれなかっただろうか」
 巨大与党の威信を懸けた激闘の果てに残るのは悔恨だけだった。(報道部・土屋聡史)


2019年07月24日水曜日

1957チバQ:2019/07/25(木) 13:22:01
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_10.html
<参院選宮城>大票田の仙台市を攻略 石垣氏、政権不信引き出す

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 立憲民主党新人の石垣のり子氏(44)が全国屈指の激戦区を制し、初当選を果たした。自民党現職の愛知治郎氏(50)は3期18年の実績や安定政権の必要性を訴えたが、届かなかった。
 石垣氏を押し上げた要因の一つは野党共闘だ。立民と国民民主、共産、社民の3党、連合宮城などが支援態勢を構築し、無党派層を含めた政権批判票を取り込んだ。
 宮城の野党共闘は2016年の前回参院選、17年の仙台市長選に続いて与党候補を下したことになる。
 年金問題などの批判を展開し、有権者の潜在的な政権不信を引き出した。消費税撤廃といった独自の主張も注目を集めた。ツイッターなどSNS(会員制交流サイト)を駆使し、刷新感を打ち出すことにも成功した。
 石垣氏は立候補表明が5月上旬、共闘態勢の構築も6月中旬にずれ込んだが、地元ラジオ局アナウンサーとして培った知名度で序盤から接戦に持ち込んだ。
 大票田の仙台市に狙いを定め、草の根型の選挙戦を徹底した。地方議員や国会議員らと1日10カ所以上でつじ立ちを実施。他党や市民団体などが陣営の組織力の弱さを補い、郡部の保守層も切り崩した。
 愛知氏は改選数が2から1に減り、地力が問われる戦いとなった。蔵相を務めた祖父の故揆一氏から引き継いだ後援会組織は高齢化に対応しきれず、新たな力を蓄えていなかった。
 党幹部が連日、愛知氏の応援に駆け付ける異例のてこ入れを展開し、組織の引き締めを図った。党地方議員のネットワークもフル回転し、政権安定の必要性を訴えたが、支持は広がらなかった。
 「顔が見えない」と地元での活動量の少なさを嘆く声は、最後まで消えなかった。自民は16年参院選に続いて党現職が敗北を喫し、参院選挙区の議席を失った。
 8月には仙台市議選、10月には県議選と大型地方選挙が相次ぐ。自民優位の状況が続くとみられるが、参院選の結果が各党の戦略にも影響を与えそうだ。
(報道部・松本果奈)


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2019年07月23日火曜日

https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_04.html
<参院選宮城>石垣氏と愛知氏の得票率差 1人区で最小

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 21日に投開票が行われた参院選宮城選挙区(改選数1)は、初当選した立憲民主党新人の石垣のり子氏(44)が県内39市区町村のうち15市区町で自民党現職の愛知治郎氏(50)の得票を上回った。愛知氏は24市町村で石垣氏を制したが、及ばなかった。
 全体の得票率は石垣氏48.63%、愛知氏47.65%。両氏の差は、全国32ある改選1人区で最小となった。投票総数の46.3%を占める仙台市では石垣氏49.65%、愛知氏46.37%だった。
 各候補の市区町村別の得票率は表の通り。石垣氏の得票率が最も高かったのは美里町で54.17%。仙台市太白、泉両区と栗原、大崎両市でも50%を超えた。川崎、女川両町は30%台だったほか、多賀城、東松島両市と七ケ宿、大和など6町村でも40%台前半にとどまった。
 愛知氏は川崎町の得票率が最も高く58.89%に達した。白石など3市と、七ケ宿、女川など14町村でも50%を超えた。沿岸部の石巻、塩釜、気仙沼3市は48〜49%で石垣氏に勝った。最も低かったのは美里町の42.52%。
 NHKから国民を守る党新人の三宅紀昭氏(57)は支持が広がらなかった。


2019年07月23日火曜日

1958チバQ:2019/07/25(木) 13:22:24
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190724_02.html
<参院選秋田>地上イージス 防衛省ミスに反発、焦点に

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 参院選秋田選挙区の攻防は、公示が迫る5月末に防衛省が公表したイージス・アショアの現地調査報告書に重大ミスが発覚し、県内に反発が広がった状況下で繰り広げられた。地上イージスに向ける有権者の意識が強まり、大きな焦点となった。
 中泉松司氏(40)は防衛省の対応を批判する一方で、選挙戦を通して配備の賛否には言及しなかった。県内に2度応援に入った安倍晋三首相は不適切な対応を謝罪したが、地上イージスの必要性自体は強調した。
 同省の一連の不手際には自民支持者からも怒りの声が上がった。秋田市の無職男性(77)は「秋田がばかにされていると感じる」と語った。北秋田市の農業男性(70)も「数値ミスは話にならない。配備は新屋ありきだ」と憤った。
 公示前は「秋田市を中心に若干の争点になる」(佐竹敬久知事)との見方があったが、一向にやまぬ反発が寺田静氏(44)に利した。共闘を組んだ共産党県委員会の米田吉正委員長は「地上イージスの問題が大きかった」と分析する。
 ある自民県議は「寺田氏の当選で配備反対の機運が高まり、中央政界は意識せざるを得ないだろう。党として絶対に負けられない戦いだった」と肩を落とした。


2019年07月24日水曜日

1959チバQ:2019/07/25(木) 13:22:56
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_05.html
<参院選山形>地元志向掲げ心つかむ 芳賀氏、保守にも支持拡大

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 野党統一候補で無所属新人の芳賀道也氏(61)が約28万票を得て、自民党現職の大沼瑞穂氏(40)に約1万6500票差で勝利した。自民が山形選挙区の議席を完全に失うのは60年ぶり。
 芳賀氏の勝因は、有権者が共感しやすい東京と地方の格差是正を訴えの中心に据えたことだ。特定の政治課題に偏ることなく、医療や教育など県民が漠然と感じていた「立ち遅れ感」に寄り添い、「当たり前の政治」を取り戻すことで格差を解消すると主張した。
 陣営は、芳賀氏が3候補の中で唯一の県出身者であることを強調。東京都出身の大沼氏との対決という図式を有権者に印象づけると同時に、県民の強い地元志向を味方に付けた。
 地元局アナウンサーとして培った人脈をフル活用し、草の根選挙に徹したことも主張に説得力を持たせることにつながり、保守層にも支持を広げた。
 山形選挙区の舟山康江参院議員(非改選)が自民候補に大勝した2016年参院選の再現を目指した野党共闘は、17年衆院選を経て各党地方組織が弱体化した中でも機能した。特に若手地方議員らでつくる地区選対は芳賀氏の個性に合わせ、ネット配信や政治カフェを開催するなどして無党派層、無関心層の票を掘り起こした。
 一方、大沼氏の陣営は党を挙げた組織戦で臨んだが、地域に根差した運動量の差で芳賀氏陣営に水をあけられた。
 ほとんどの市町村長に加え、県農協政治連盟(県農政連)の推薦を得て順調に選挙戦をスタートさせたものの、個人後援会の弱さもあって動きは鈍かった。政権中枢との近さをアピールしようと、党幹部や閣僚が連日来援する「空中戦」も展開したが、地元から遊離した印象を強め、期待されたほどの効果はなかった。
 与党の強みを生かした政策論争に持ち込むことができないまま自民、公明支持層も固め切れず、農業者票も切り崩された。大沼氏を後継者として育ててきた元参院議員の岸宏一氏が17年10月に死去したことも票を伸ばせない一因となった。
(山形総局・吉川ルノ、岩田裕貴)

1960チバQ:2019/07/25(木) 13:23:25
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190724_01.html
<参院選福島>「乱」に乗れず 新人水野氏、現職森氏に完敗

森氏の当確を伝えるテレビを見つめる水野氏陣営の関係者=21日午後8時すぎ、福島市
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 21日投開票の参院選福島選挙区で、野党統一候補の無所属新人水野さち子氏(57)は自民党現職の森雅子氏(54)に10万票差で完敗を喫した。全国32の改選1人区で野党がもぎ取った10勝のうち、4勝を占めた「東北の乱」に乗れなかった福島の野党勢力。衆参の現職が連勝を果たした野党共闘の成功体験を引きずり、無名の地方議員を押し上げる有効策を打てずに終わった。

<苦肉の策を一蹴>
 「候補者が直接会える人数は限られる。せめて『政見放送だけでも見てみて』と伝えては」。苦戦が伝えられた選挙戦終盤、水野氏陣営の幹部の一人が提案した。
 少しでも名前を売り込むための苦肉の策だったが、総合選対本部長の増子輝彦参院議員が一蹴した。「選挙は広報だけで決まるものではない」
 水野氏は立憲民主、国民民主、社民各党と無所属議員、連合福島が擁立し、共産党が支援。増子氏3選の2016年参院選、金子恵美衆院議員(福島1区)再選の17年衆院選と同じ共闘態勢だが、現職のアドバンテージがない点で大きく異なった。
 しかし陣営は組織を固める旧来型の戦術を貫き、無党派層を取り込む新しい試みもなかった。政見放送の活用を提案した幹部は「候補者の良さが伝わると思ったが、残念だ」と語った。
 むしろ後退した面さえあった。若者団体「DAPPE(ダッペ)」は過去2回の野党共闘で増子、金子各陣営の協力を得て候補者の単独インタビューをネット配信していた。今回は水野氏陣営の了承がなかなか得られず、動画の公開が期日に間に合わなかった。

<市民団体が苦言>
 3党と共産を仲介した市民団体との関係もぎくしゃくした。選挙戦中盤、水野氏側が一部全国紙の政策アンケートに答えた内容に不満を覚えた団体幹部が陣営側を呼び付けて、苦言を呈した。陣営関係者は「かなりエネルギーを使った」と打ち明けた。
 東北の他選挙区では、元テレビアナウンサーや元パラリンピック選手らを擁立し、議席奪取に成功した。
 会津若松市選挙区の一県議だった水野氏。連合福島の今野泰会長は「露出が多い人に頼らないと勝てないという声もあるが、もっと大事なのは地方組織の足腰をどう強くするかだ」と指摘する。
 他方、圧勝で3選を決めた森氏陣営も順風ではなかった。
 「至らぬ所ばかり。皆さんに支えられた」。22日に福島市の自民党県連に現れた森氏は、居並ぶ県議に神妙な表情で頭を下げた。
 森氏と県内の地方議員の間には隙間風が吹く。地元回りが少ないことに対する反発が多く、党本部への公認申請が半月遅れた一因とされる。情勢も決して安泰ではないという分析だったが、ふたを開けると開票直後の当確だった。
 「こんなに早く出るとは思わなかった」と森氏。21日、沸き立つ事務所で地方議員はつぶやいた。「盤石ではなかった。相手に救われた」


2019年07月24日水曜日

1961チバQ:2019/07/25(木) 13:23:53
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_06.html
<参院選福島>危機感バネに組織総動員 森氏が52市町村を制し完勝

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 3選を果たした自民党現職の森雅子氏(54)は、野党統一候補で無所属新人の水野さち子氏(57)に10万票余の大差をつけた。59市町村のうち中核市3市を含む52市町村でトップで、寄せ付けなかった。水野氏は全県的な知名度不足が最後まで響き、完敗した。
 森氏は分厚い党組織を生かした選挙戦で他を圧倒した。苦戦を見込んでいた党本部から激戦区に指定されたが、危機感をバネに県選出国会議員や県議、市町村議がフル回転。約140の支援団体も総動員し、公明党の比例代表候補との連動効果も大きかった。
 自民支持層の9割、公明支持層の7割を集め、無党派層からも4割以上の支持を得た。選挙区の投票率が52.41%で過去2番目の低水準だったことも、基礎票の多い森氏に結果的に有利に働いた。
 地域別では水野氏を地盤のいわき市で3万2000票、中通りの郡山市で1万5000票リードした。自民が比較的弱い福島市でも5000票上回り、2016年の前回参院選の県都決戦で自民候補が野党統一候補に1万3000票差をつけられた雪辱を果たした。
 水野氏は立憲民主、国民民主、共産、社民各党が共闘態勢を構築。連合福島も前面に立ち、与党陣営の向こうを張る組織戦を仕掛けた。しかし、投票率が想定の60%を大きく下回ったこともあり、目標とした50万票に遠く及ばなかった。
 立民、共産支持層の8割強、国民支持層の8割弱を固めたが、無党派層の支持に広がりを欠き、森氏と分け合った。年代別に見ても全ての年代で森氏の後じんを拝した。
 地元の会津若松市と喜多方市など周辺6市町村で森氏を上回った。ただ票差は最大の会津若松でも4000票弱で、反転攻勢の足掛かりにはならなかった。
 県内の野党共闘は16年参院選、17年衆院選に続く連勝を狙ったものの、態勢の構築と維持にエネルギーを割かれ、過去2回のように現職のアドバンテージがないと途端に苦戦を強いられる現実が露呈した。新人発掘の進め方も含め連携の見直しが急務となる。(福島総局・神田一道、関川洋平)


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2019年07月23日火曜日

1962チバQ:2019/07/25(木) 13:24:46
http://yamagata-np.jp/news/201907/23/kj_2019072300464.php
【2019参院選】県区・激戦の波紋(1) 野党共闘
2019年07月23日 08:49
初当選を果たし、支持者らとガッツポーズで喜びを表現する芳賀道也氏(中央)=21日夜、山形市の選挙事務所
初当選を果たし、支持者らとガッツポーズで喜びを表現する芳賀道也氏(中央)=21日夜、山形市の選挙事務所
 12年に1度の「亥(い)年選挙」で、最大の決戦となった第25回参院選。事実上の与野党一騎打ちとなった県選挙区(改選数1)は21日の投開票の結果、無所属新人で野党統一候補の芳賀道也氏(61)が、自民現職の大沼瑞穂氏(40)との激戦を制した。2016年の前回選に続き野党勢力が勝利した背景、県内の参院議席を失った自公の衝撃、そして今後の首長選などに与える影響を探る。(文中敬称略)

 テレビに映し出される芳賀と与党候補の得票数の差が、じわじわと縮まっていく。21日夜の選挙事務所。県内各地から集まった野党関係者が、固唾(かたず)をのんで開票速報を見守った。「勝てるぞ」「きっと大丈夫だ」―。時間の経過とともに、芳賀の得票は相手を上回り、会場の熱気は一層高まる。陣営関係者の一人が漏らした。「この選挙で負けたら、この先、誰を擁立しても勝てないだろう」

 新人ながら芳賀は元民放アナウンサーとして高い知名度を誇る。立憲民主、国民民主、社民、連合山形などでつくる総合選対本部は終始、各政党の“色”を抑え、芳賀の「顔と人脈」を生かした戦術を続けた。勝負の鍵を握る無党派層などを幅広く取り込むには、特定の政党が突出する運動は避けなくてはならなかった。

バランスを保つ
 応援弁士は、アナウンサー時代の仲間や高校の同級生を中心に据えた。主に閣僚級を弁士とする相手との違いを際立たせるためだ。公示直前に山形市内で開いた総決起集会。野党幹部を来援者とする構想もあったが、最終的に見送った。当日のメインゲストは芳賀と親交のある有名アナウンサー。ここで党の幹部級を招けば、「来援効果」が限定的になると陣営幹部は踏んだ。

 選挙期間中、党首クラスとしては国民民主党代表の玉木雄一郎が2度来県した。しかし、マイクを握った個人演説会は村山市、酒田市、鶴岡市の計3会場。いずれも地区選対が中心となって開催した。総合選対本部として開く大規模集会とは異なる位置付けとすることで、共闘する他党とのバランスを保った。

 一方でジレンマも抱え続けた。「自分たちももっと中央から弁士を呼び、有権者にさまざまな話を聞いてもらうことも重要なのではないか」。閣僚級を連日投入する与党の攻勢に対し、焦りにも似た不満が陣営にくすぶった。

自然と湧く拍手
 しかし、ぶれることはなかった。全国遊説の一環で来県する野党幹部がいても、芳賀が同じステージに立つことは避けた。それぞれが“我慢”を重ね、芳賀を前面にした戦いに徹した。

 選挙戦終盤、街頭演説に想定以上の聴衆が集まり、自然と掛け声や拍手が湧き起こった。芳賀の得意ポーズ「ズームイン」が一体感を生み出していく。「大物の来援は、権力の押し付けを物語っている」「求められているのは政権の安定ではなく、生活の安定だ」。芳賀の訴えに有権者の拍手は日増しに大きくなっていった。

 運動最終日の20日、山形市での街頭演説。沿道に人垣ができ、歩道橋などの上も鈴なりになった。その光景に陣営幹部は勝利を確信していた。「こんなことは初めてだ」

 総合選対本部長を務めた参院議員舟山康江は、同様の共闘で勝利をつかんだ前回参院選の成功体験が大きかったと振り返る。「当時よりも今回は政党の垣根を意識せずに運動に取り組むことができた。あらゆる県民が輪に加わり、幅が広がったように思う」。今年3月に芳賀の擁立が決定してから約4カ月。本県の参院2議席を独占する結果を手繰り寄せた。

1963チバQ:2019/07/25(木) 13:25:07
http://yamagata-np.jp/news/201907/24/kj_2019072400497.php
【2019参院選】県区・激戦の波紋(2) 自民、60年ぶり議席ゼロ
2019年07月24日 11:45
落選を受け、支持者にあいさつする選対本部長の鈴木憲和衆院議員(左)。隣で大沼瑞穂氏が沈痛な表情を浮かべた=21日夜、山形市の選挙事務所
落選を受け、支持者にあいさつする選対本部長の鈴木憲和衆院議員(左)。隣で大沼瑞穂氏が沈痛な表情を浮かべた=21日夜、山形市の選挙事務所
 「実績を有権者に浸透させられなかった。私自身に至らないところがあった」。自民現職大沼瑞穂(40)は選挙事務所で、敗戦の弁をこう述べた。隣には目線を落とし、大沼の言葉に聞き入る衆院議員遠藤利明の姿があった。自民は2016年の前回に続いて野党統一候補に敗れ、60年ぶりに参院県選挙区の議席を失った。県議時代から40年近く県政界に身を置いてきた遠藤は、報道陣から敗戦の影響を問われ、「一から頑張るしかない」と力なく語った。

 自民党本部は今回、僅差の戦いと読み、公示前後から大物を相次いで県内に投入した。15日夜に開いた選対の幹部会合で全国の激戦区の情勢を分析。最終盤でてこ入れする最重点区を絞り込んだ。党選対委員長甘利明から、その日深夜、遠藤に電話が入った。「山形はあと一息頑張れば何とかなりそうだ。総理がどうしても行きたいと言っている」

 その言葉通り、投票日まで1週間を切った17日以降、首相(党総裁)安倍晋三、官房長官菅義偉、党政調会長岸田文雄らは、相次いで公示後2度目の県内入りをした。安倍は17日、山形市役所前で、街宣車に大沼と並んで立ち「相手の背中が見えてきた。逆転しよう」と声を張り上げた。しかし、その派手な「空中戦」の下で、運動は空回りしていた。

動員が負担に
 各地域で運動を指揮すべき県議らが次々訪れる閣僚に随行し、実動部隊である市町村議は動員に時間と体力を費やした。自民が得意とする足で稼ぐ「地上戦」が思うようにできない状況だった。閣僚級の受け入れ準備をしながら、ベテラン県議がつぶやいた。「支援企業、後援者回りなど、本来やるべき『どぶ板選挙』がやれていない」

 さらに閣僚級が演説するたびに年金問題や消費税率アップがクローズアップされ、大沼本人の訴えはかすんだ。「空中戦は逆効果」とする党関係者すらいた。大沼を推薦し、共闘した公明党の県本部代表菊池文昭は、落選が確定した後、淡々と振り返った。「(選対として)1票への執念の差が出たのではないか」

 「この6年間で、どれだけ県内に足を運んだのか。自分の支持者の中にも(大沼を)知らない人が多い」。庄内地域の県議は選挙中盤で、不安を口にした。

 大沼は13年の初当選後、ゆかりのある寒河江市などに地域後援会を立ち上げた。しかし、その数は十数カ所にとどまったという。6年後を見据え、各地域への浸透を狙った活動だったが、各衆院議員が持つ地域後援会とのすみ分けが難しく、設置は進まなかった。陣営関係者は「地域後援会は、衆参互いの信頼関係があってこそ“共存”が成り立つ。結果的に中途半端になり、軸足が揺らいだ」と分析した。

根を張るしか
 大沼は今年3月の乳児用液体ミルクの製造解禁など実績を強調しながら、「政権与党として県にとって必要な予算を確保するため、この議席を失うわけにはいかない。私のものではない、皆さんの議席だ」と訴え続けた。対する相手陣営は「山形生まれ、山形育ち」のアピールを繰り返した。

 党県連会長で、選対本部長を務めた鈴木憲和は「長いつながりで相手候補を推した人が多かった。(敗戦は)候補者の地元への思いの差が出たのかもしれない」と敗因を挙げた。別の陣営関係者は、さらに組織の実情に踏み込んだ。「総じて議員の動きは鈍かった。敵は身内にあったとさえ感じる。本人の努力不足だけではない。最後まで熱が広がらなかったのは組織の責任だ」

 2連敗の現実を突き付けられ、次期衆院選、知事選に向け、自民は県内組織をどう立て直すのか。「もう一度、隅々まで根を張るしかない」。遠藤は課題を明確に示した。(文中敬称略)

1964チバQ:2019/07/25(木) 13:25:26
http://yamagata-np.jp/news/201907/25/kj_2019072500516.php
【2019参院選】県区・激戦の波紋(3) 4市長選への影響
2019年07月25日 10:36
安倍晋三首相(右から2人目)らと並び、佐藤孝弘山形市長(左端)は大沼瑞穂氏の支持を訴えた=17日、山形市役所前
安倍晋三首相(右から2人目)らと並び、佐藤孝弘山形市長(左端)は大沼瑞穂氏の支持を訴えた=17日、山形市役所前
 山形、酒田、新庄の各市長選が間近に控え、米沢市長選も11月に行われる。今回の参院選で4市の現職はいずれも自民現職大沼瑞穂の応援のためマイクを握った。だが4市とも大沼の得票は野党統一候補の芳賀道也を下回った。山形、新庄、酒田の各市に流れていた無投票ムードはにわかにかき消され、野党側に対抗馬を模索すべきではないかとの声が出始めた。保守系2人が出馬表明している米沢も緊張が高まっている。

 「国とのパイプの必要性」を身を持って知る市長たちは有志組織をつくり、大半が大沼を支援した。山形、酒田、新庄はいずれも現職以外に出馬表明はなく、対抗する勢力の機先を制する思惑も、3人の現職陣営をそれぞれを突き動かした。

 9月1日に市長選が告示される山形市。現職佐藤孝弘は積極的に大沼支援に動いた。後援会を動員し、自ら支援企業に足を運び、後半は選挙カーから支援を訴えた。「なんで市長が選挙カーにまで乗ってるんだ」と芳賀陣営から批判の声も上がった。

 参院選投開票まで残り4日となった17日、首相(党総裁)安倍晋三が山形市に来援した。佐藤は大沼らと共に街宣車の上に並び、「国とのパイプがあるからこそ、市政は前に進んでいる。この流れを止めてはいけない」と声を張り上げた。翌日、市内で開かれた演説会では持ち時間を超過するほど熱弁。相手陣営が県外出身の大沼、佐藤を意識し「山形生まれ、山形育ちの芳賀」をアピールするのを念頭に、「どんどん優秀な人が集まり、地元の人と一緒に頑張ることが大事。山形が好きなら山形市民だ。そうして前に進み、山形が元気になる」と語気を強める。会場の支援者を「こんなに気迫ある市長を見たことはない」と驚かせた。

 8月25日に市長選告示が迫る酒田市でも現職丸山至は自身の後援会総会を開いて、「政権与党との太いパイプが地方には必要な要素だ」と強く訴えた。その上で「(大沼勝利の)追い風を受けて市長選に臨み、地域の発展につなげたい」とさらに力を込めた。

緊張感漂わせ
 一方、米沢市役所前の交差点では公示後、現職中川勝が「市発展のために大沼を支援してほしい」と声を張った。同市長選には同じ保守系の元市議会議長海老名悟も立候補を表明している。保守分裂の可能性をはらむ中、中川がマイクを握る先には、のぼり旗を持って手を振る海老名。互いに異なる緊張感を漂わせ、「もう(市長選は)始まっている」と市民に思わせた。

 大沼が敗戦の弁を述べる頃、新庄市の現職山尾順紀は同市の選挙事務所で首をかしげた。最上地方では唯一の“黒星”。事務所を去る間際、9月1日告示の市長選について「対抗馬擁立の動きが出るかもしれない」と警戒心を表した。

 4市すべてで大沼は芳賀に敗れたが、特に山形市では得票差が1万票を超えた。開票結果が判明した時、佐藤は重い空気が支配する大沼の選挙事務所にいた。市長選への影響について「いろいろな見方がある」と述べるにとどめた。ただ、他の市長の思いも酌むように「国政と市長選は別。4年間の評価を問うてもらい、未来を訴えるつもりだ」と切り替えた。

 戦いの結果がすべて判明した投開票翌日、芳賀の選対関係者が語った。「山形市は間違いなく対抗馬を出す機運は強まる」。それは4市いずれにも当てはまる空気を表現していた。

1965チバQ:2019/07/25(木) 13:27:49
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/7/23/60532
2019.07.23
横沢氏、内陸市部堅く 参院選・平野氏は県北、沿岸に強さ
 
 21日投開票の参院選岩手選挙区(改選数1)で、当選した野党統一候補の新人横沢高徳氏(47)は県内33市町村のうち9市町で最多得票だった。これに対し、敗れた自民党現職の平野達男氏(65)は24市町村。県北部や沿岸部で平野氏が強みを示したが、有権者の多い盛岡市以南の市部を中心に票を固めた横沢氏に軍配が上がった。

 横沢氏は衆院岩手1区の3市町全てで最多得票を獲得(得票率53・8%)。有権者数が県内で最も多い盛岡市で53・49%を得票し、平野氏に1万5414票を付けた。これは全体の票差とほぼ重なり、県庁所在地の選勢が結果を左右したといえそうだ。

 衆院岩手3区では北上市、西和賀町を除く5市町で最多得票を獲得(同50・9%)。小沢一郎衆院議員の地元奥州市は平野氏に8119票上回り、3区内で最も差を付けた。

 一方、沿岸部を含む衆院岩手2区は平野氏が全体の52・1%を得票。元復興相の知名度を背景に2区内全23市町村のうち、滝沢市を除く22市町村で最多得票となった。中でも葛巻町、山田町、普代村、野田村では得票率が60%を超えた。

 NHKから国民を守る党の新人梶谷秀一氏(53)の市町村別得票率は2〜5%台で、最高は滝沢市の5・92%だった。県内で活動せず、動画投稿サイト・ユーチューブを通じて主張する独自の戦いを展開した。

1966チバQ:2019/07/25(木) 13:30:15
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/327806?rct=n_councilors
<3議席目の明暗 参院選道選挙区>上 自民党 躍進の陰 進む分裂
07/23 05:00
高橋はるみ氏の事務所にそろい、万歳で2議席獲得を喜ぶ吉川氏、高橋氏、岩本氏(左から)=21日午後8時40分、札幌市中央区
高橋はるみ氏の事務所にそろい、万歳で2議席獲得を喜ぶ吉川氏、高橋氏、岩本氏(左から)=21日午後8時40分、札幌市中央区
 「まるで踏み絵だ」

 21日の夕暮れ時、高橋はるみ氏(65)=自民党新人=に加え、苦戦が予想された岩本剛人氏(54)=同=も午後8時に当選確実となることが伝わると、関係者はざわついた。ある自民党道議は「先にどちらにお祝いに行けばいいのか」と頭を抱えた。

■「融和」を演出

 党道連は名前が浸透していない岩本氏に支援を寄せ、4位の共産党候補に大差をつけた。高橋、岩本両氏が獲得した計128万票は、前回3年前より15万票多い。自民党が参院選で2議席を得たのは、改選数が4だった1986年以来33年ぶり。かつて「社会党王国」「民主王国」と呼ばれた道内で、春の知事選・道議選に続き、連勝を飾った。

 自民党道連の吉川貴盛会長と岩本氏は21日夜、高橋氏の事務所を訪れて3人並んで万歳し、「融和」と「保守躍進」を演出した。

 だが、内実は異なる。無党派層も取り込む前知事・高橋氏の知名度を当て込み、岩本氏に票を流す戦術が奏功したが、党内分裂は深刻さを増した。春の知事選の候補者選びで鈴木直道知事の擁立を主導し、今回は岩本氏の後ろ盾となった吉川氏に反発した道議は、高橋氏支持に回った。「吉川対反吉川」の構図が今後も尾を引く可能性が大きい。

 「野党が分裂した『敵失』。与党が大勝したわけじゃない」。党道連幹部は自嘲気味に語る。リベラル勢力が強い道内の土壌が、根底から変わったとは言いがたい。2人の働き次第で、参院議員が「知事の再就職先」「道議の上がりポスト」と見なされると、早ければ年内とも取り沙汰される衆院選で、自民党はしっぺ返しを受けかねない。

■公明から不満

 党外にも不安要素がある。「もう手を引かせてもらう」。公明党道本部の稲津久代表は選挙戦後半、岩本氏の陣営幹部に声を荒らげた。公明党の集会への出席者を巡るやりとりで、自民側に非礼があったとし、怒りが頂点に達したという。

 その場は収まったが、腹の底には「自民からの見返りが少ない」(公明関係者)との不満がある。吉川氏は6月に公明や創価学会の道内幹部と水面下で協議し、岩本氏への全面支援を要請。公明は比例候補への支援を求めたが、結果的に公明の比例票は前回から6万票減った。自公の協力体制は心もとない状態が続く。

 さらに、道内政界の波乱要因となりそうなのが、新党大地代表で日本維新の会新人鈴木宗男氏(71)の9年ぶりの国政復帰だ。北方領土問題を通し、安倍晋三首相と近い関係にあり、選挙中は「投票用紙の1枚目は岩本、2枚目は鈴木宗男を」と連呼した。

 政権と是々非々の立場をとる維新にあって、安倍首相とのパイプを生かし、存在感を高めたい宗男氏。長女で自民党の貴子衆院議員=比例代表道ブロック=は同党現職がいる道7区からの出馬を求めており、その環境整備をも見据える。

 21日夜、貴子氏が祝福に駆け付けると、目を真っ赤にした宗男氏は、こうも語った。「日本維新の会は国家の価値観を自民党と共有している。保守が一致結束したい」(竹中達哉)



 参院選道選挙区で、最後の3議席目を巡る各党の攻防を振り返り、道内政界の今後を展望する。(2回連載します)

1967名無しさん:2019/07/25(木) 13:30:36
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328205?rct=n_councilors
<3議席目の明暗 参院選道選挙区>下 旧民進 退潮鮮明、遠い結集
07/24 10:13 更新
当選した立憲民主党の勝部賢志氏
当選した立憲民主党の勝部賢志氏
当選した立憲民主党の勝部賢志氏
落選した国民民主党の原谷那美氏
共産党の畠山和也氏
 投開票日の翌22日、札幌市内のホテル。「今回の選挙でわかった。旧民進党の仲間が分かれたままでは与党を利するだけだ」。国民民主党道連の徳永エリ代表は、参院選道選挙区(改選数3)で落選した同党の原谷那美氏を慰労する会合で、支援者約80人を前に危機感を口にした。

■合計30万票減

 前回は同党と立憲民主党の前身である旧民進党が2議席を得たが、今回は立憲民主の勝部賢志氏が約52万票で2位に入る一方、原谷氏が約22万票の5位と当選圏に遠く及ばなかった。しかも2人の得票は計75万票。前回の旧民進党2人の得票から約30万票も減った。

 別々の党になり、互いに干渉しないよう配慮した結果、新たな支持層を掘り起こす競争が起きなかった。旧民進勢力の退潮を痛感したのは、立憲民主党道連や両党を支援する連合北海道も同様。労組幹部は「党がばらばらで、有権者から政権を取る気がないと見透かされた」と落胆する。

 それでも再結集の兆しはない。選挙戦では両党がそれぞれ看板を掲げて党勢の維持に努めたばかり。徳永氏は「国民民主の運命をかけた戦い」、立憲民主道連の佐々木隆博代表は「立憲の夏にしよう」と訴えた。

 選挙後も互いを意識する。国民民主道連幹部は「玉木雄一郎代表から電話で『立憲民主王国でよくやってくれた』とほめられた」と胸を張る。立憲民主道連関係者は「国民民主の息の根を止めるような負け方をしてほしかった」と漏らす。

 再結集の足がかりをつくるため、政治団体の地域政党を結成し、両党の受け皿を道内独自につくるべきだとの声も上がるが、立憲民主道連は「利点がない」(幹部)と否定的だ。

 両党の姿は、ともに労組を支持基盤としながら対立を続けた旧社会党と旧民社党に似てきたとの指摘もある。両党関係者は「結局は次の衆院選でどちらかの議席が大きく変動しない限り、糾合の動きは生まれない」と口をそろえる。

■共闘にも不安

 共産党との共闘にも不安を残す。道選挙区で共産の畠山和也氏が3議席目に入る可能性があるとし、上田文雄前札幌市長が畠山氏へ票を回すことを念頭に立憲民主道連に協力を要請した。だが、北海道新聞社が行った投票所の出口調査では、立憲民主支持層で畠山氏への投票は1割。共産党道委員会幹部は「立憲側から票割りの話はなかった」。

 2017年衆院選では共産が小選挙区の候補を取り下げ、立憲民主の躍進を支えたが、共産内には「われわれだけが一方的に候補を降ろすのは共闘ではない」との声もくすぶる。共産は次期衆院選に関し、立憲民主道連幹部に「立憲民主が前回勝利した小選挙区には候補を立てない」と伝えており、立憲民主道連幹部は「それ以外の選挙区では共産が候補を立てるかもしれない」と警戒する。

 野党の連携は手探り状態。立憲民主関係者は「このまま衆院選に突入すれば、野党の惨敗は明らか」という。今回同様にばらばらのまま戦いに臨むのか、政権と対峙(たいじ)する大きな固まりをつくるのか。参院選の教訓は少なくない。(内藤景太)

1968名無しさん:2019/07/25(木) 13:31:08
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328202?rct=n_councilors
<1強の先に 2019参院選>下 多弱野党 非自民の受け皿拡散
07/24 09:01
<1強の先に 2019参院選>下 多弱野党 非自民の受け皿拡散
 「今回の選挙って何だったのか。野党はますます弱く、バラバラになった」。参院選から一夜明けた22日、国民民主党の玉木雄一郎代表は周囲にこう嘆いた。

 立憲民主、国民民主両党は今回、政権批判一辺倒ではなく、「政策提案型」の姿勢で選挙に臨んだ。主要野党幹部は「批判だけで有権者は振り向かない」「具体的な政策提案が支持につながる」と自信を見せたが、立憲民主と国民民主の獲得議席は23。両党が擁立した無所属候補を合わせても31で、前回選挙で両党の前身の旧民進党が得た32議席を下回った。

 「安倍1強」の壁を突き崩せなかったのはなぜか。2012年の旧民主党の政権転落以降、野党は離合集散を繰り返し、昨年から今年にかけての国会運営では立憲民主と国民民主が主導権争いを続けた。参院選では1人区で共闘にこぎつけたものの、複数区では「切磋琢磨(せっさたくま)」(立憲民主・福山哲郎幹事長)を理由に野党候補同士が競合する「つぶし合い」も発生した。

■れいわ躍進

 自民関係者は「立憲、国民が無党派層を吸収するだけの魅力がなくなった。非自民票の『受け皿』ではなくなったということだ」と指摘。野党関係者は「真の共闘ではなく、小手先の連携に走ったことが有権者に見透かされた」と語る。

 既存野党に不満を持つ層が流れた先は、山本太郎代表率いる「れいわ新選組」だ。徹底的な安倍政権批判や消費税廃止、原発即時停止といった急進的な政策を会員制交流サイト(SNS)などで発信。行き場を失っていた政権批判票の受け皿として比例代表で社民党を上回る約228万票を集め、2議席を獲得した。

 危機感を募らせているのは国民民主だ。

 「わが党に手を突っ込まないで欲しい。大変失礼な話だ」。同党の平野博文幹事長は22日のテレビ番組で、憲法改正を巡り、安倍晋三首相が国会発議に必要な3分の2の勢力形成に向けて国民民主に接近しようとしていることに不快感をあらわにした。

 昨年の結党以後、政党支持率が1%台に低迷し、今回の選挙で党勢拡大に失敗した国民民主は、玉木氏ら執行部への不満から「10人程度いる離党予備軍がいつ党を抜けるか分からない状況」(党関係者)だ。れいわの勢いを取り込もうと、党内には国会での統一会派結成を望む声も上がるが、逆に他党の「草刈り場」にもなりかねない状況だ。

■暗中の再編

 首相にとってのベストシナリオは、国民民主議員が日本維新の会とともに野党側の改憲勢力として国会の憲法論議を後押しすることだ。政権幹部からは「国民と維新が一緒になればいい。けっこう同じような考えだ」との声も上がる。

 立憲民主も虎視眈々(たんたん)と国民民主議員の取り込みを狙う。枝野幸男代表は政党間合流には否定的だが、個々の議員の移籍は受け入れる意向。周囲には「政策が一致する議員だけ合流すればいい」と述べ、国民民主の解党が野党再編に近づくとの持論を貫く。

 国民民主の弱体化とれいわの躍進は、「1強」に対峙(たいじ)する新たな勢力結集につながるのか、それとも「多弱」に拍車を掛けるのか―。首相の解散戦略もにらみ、野党の暗中模索は続く。(藤本卓郎)

1969チバQ:2019/07/25(木) 13:31:52
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328220?rct=n_councilors
<舞台裏を読む>3年後の候補 憂う与野党
07/24 10:03
<舞台裏を読む>3年後の候補 憂う与野党
 21日夜、参院選道選挙区(改選数3)で初当選を果たした自民党新人岩本剛人氏(54)。歓喜の輪が広がる札幌市内の選対事務所で、同党道連幹部がつぶやいた。「3年後は大変だ」

 自民党は前回2016年の参院選で、現職の長谷川岳氏(48)のみが当選。元道議の柿木克弘氏(51)は届かず、野党に2議席を許した。今回、前知事の高橋はるみ氏(65)に対し、知名度で劣る前道議の岩本氏に支援を寄せ、2議席を確保。同様に2人を擁立する次の22年参院選に向けては、曲折が予想される。

 「生きのいい中堅議員がいない。人材不足だ」。ベテラン道議は自嘲気味に語る。自民党の参院議員は有力道議が上り詰めるポストとされてきた。今の道議会自民党・道民会議(53人)には「次の参院議員候補」と目される人物はいない。

 道連は昨年8月、今回の公認候補を公募。手を上げたのは高橋、岩本両氏のほか、柿木氏と候補選考のさなか政界引退を表明した伊達忠一参院議長(80)、そして札幌市議の中川賢一氏(52)の5人だった。

 このうち、次の参院選で候補の有資格者とされるのが中川氏だ。今回、中川氏を推した札幌市議会の自民党会派は虎視眈々(こしたんたん)と3年後を狙い「岩本を勝たせないと次の芽はない」(会派幹部)と道連と歩調を合わせた。

 中川氏は当初、高橋陣営から遊説隊長を打診されていた。会派前会長の三上洋右氏が道連との摩擦を避けようと説得。中川氏は辞退し、有力候補への道を残した。

 柿木氏は今年6月の美唄市長選でも、「盟友」とされる現職が落選。岐路に立たされている。

 通常は優遇される現職の長谷川氏も盤石ではない。春の知事選の候補者選びで、党内外の強い反発を受けたからだ。

 鈴木直道氏で一本化を図る長谷川氏ら執行部に対し、経済界や首長、道議らが前国土交通省北海道局長の和泉晶裕氏(58)の擁立を主張し、抗争は激化。「長谷川岳に次はない」(札幌の経済人)との遺恨を引きずる。今回、長谷川氏を岩本氏の選対本部長に充てる構想があったが、経済界の反対で頓挫した。

 そこで3年後、白羽の矢が立ちそうなのが、和泉氏だ。「和泉さんなら地方も盛り上がる」(中堅道議)との期待が高まる。

 連立与党を組む公明党の動きも情勢を左右する。今回、公明は岩本氏に支援を集中させたが、「見返りが少ない」(道本部幹部)との不満が根強い。前回の参院選の際、党内で独自候補の擁立論が浮上。今回も「与党2人のうち1人が公明でもいい」(創価学会幹部)との声が上がった。

 数々の不安要素がある与党に対し、野党の悩みも深い。前回、「奇跡の票割り」で旧民進党から2人が当選したが、今や徳永エリ氏(57)は国民民主党、鉢呂吉雄氏(71)は立憲民主党に分かれている。

 徳永氏は今回、原谷那美氏(35)を立てたが、支持が広がらず、5位に沈んだ。党の支持基盤の脆弱(ぜいじゃく)さがあらわとなり、徳永氏の次回の勝利は容易ではない。

 選挙巧者の鉢呂氏も3年後は74歳となり、再選に挑むかは不透明。党内からは知事選で知名度が上がった元衆院議員石川知裕氏(46)を推す声もある。与野党とも「憂い」を抱え、次なる戦いを見据える。(報道センター 竹中達哉)

1970チバQ:2019/07/25(木) 13:32:36
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328532?rct=n_councilors
参院3分の2 改憲へ「4議席」巡り攻防 首相、「国民」に秋波 野党、阻止へ連携鍵
07/25 05:00
参院3分の2 改憲へ「4議席」巡り攻防 首相、「国民」に秋波 野党、阻止へ連携鍵
 安倍晋三首相が目指す憲法改正は、参院選を受け、前向きな勢力が発議に必要な3分の2に足りない「4議席」を巡る攻防が焦点となってきた。首相は国民民主党などの切り崩しを本格化させる構えで、立憲民主など主要野党は、れいわ新選組など新勢力とも協調して阻止する方針。野党側の連携が鍵になりそうだ。

 改憲勢力と位置付けられるのは自民、公明の与党と日本維新の会、無所属の一部。参院選で計81議席を獲得したが、非改選の79議席を加えても160で、定数245の3分の2である164を4議席下回った。

 さらに与党の公明も慎重姿勢を強めており、山口那津男代表は「改正する必要が今どこにあるのかはっきりしない」と発言。現状での発議は困難な情勢だ。

 こうした中、首相が照準を合わせるのが国民民主だ。参院で21議席を持ち、「与野党の幅広い賛同」も演出できる。これに対し、国民民主の平野博文幹事長は22日のテレビ番組で「手を突っ込まないでほしい」と拒否反応を示しつつも「われわれも改憲議論は必要と言っている」と語った。

 一方、立憲民主などの主要野党が連携を目指す新勢力のうち、「れいわ新選組」(2議席)の山本太郎代表は野党共闘に前向き。だが「NHKから国民を守る党」(1議席)の立花孝志代表は23日のインターネット番組で、安倍政権が受信料を支払った人だけがNHKを視聴できる制度に変更することを条件に改憲発議に賛同する意向を示した。(藤本卓郎、広田孝明)

1971チバQ:2019/07/25(木) 13:33:32
栃木
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/198566
 約8万7千票差-。与野党対決となった参院選栃木選挙区は、自民現職が野党統一候補の立民新人を破り、議席を守った。ただ、この票差を巡っては与野党それぞれが、次の選挙を見据え、慎重な評価を下している。令和初の国政選挙となった参院選結果を検証する。
(上)与党 ゼロ当確逃し戸惑い 「想像以上に詰められた」
7/23 5:00
2019参院選

選挙

なかなか当選確実が出ないテレビ中継を立ったまま見入る高橋氏の選対幹部ら。茂木県連会長(左から2人目)の表情は厳しさを増していった=21日午後9時、宇都宮市陽西町 拡大する
なかなか当選確実が出ないテレビ中継を立ったまま見入る高橋氏の選対幹部ら。茂木県連会長(左から2人目)の表情は厳しさを増していった=21日午後9時、宇都宮市陽西町

 熱気に戸惑いが入り交じっていった。

 21日午後8時、宇都宮市内の選挙結果報告会場。自民党現職高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)を支援する来場者約350人は6年前の再現を期待していた。出口調査の結果などから開票率0%で当選確実となる「ゼロ当」だ。

 だが1時間が過ぎても会場のテレビ中継は当確を伝えない。「まだか」。ざわめきが広がり始めた。出入り口付近には、立ったまま中継に見入る選対本部長の茂木敏充(もてぎとしみつ)県連会長。表情は険しさを増していった。

 午後9時半前に当確が出ると、高橋氏は小走りで壇上に登り、頭を下げた。「私はその程度ということです」

   ■   ■   

 終わってみれば、立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)に8万7千票差での勝利。低投票率の中、順当との見方もある。だがある選対幹部は「想像以上に詰められた」と声を落とした。

 「足を止めると危ない。加速すれば大勝できる」。選挙戦中盤の13日に同市内で設定された緊急選対会議で、来県した甘利明(あまりあきら)選対委員長がねじを巻いた。それでも会場を出る参加者の緊迫感はどこか薄かった。

 統一地方選と重なる12年に1度の「亥年(いどし)現象」で、選挙疲れの議員や関係団体の動きは低調。県議選で現職が落選した選挙区や、市長選の保守分裂でひずみが生じた那須塩原市は組織の再構築の途上だった。

 陣営は低投票率が見込まれる中、基礎票固めに重点を置く。地べたをはって関係団体を回る「地上戦」を徹底すると、情勢報道では優勢が伝えられた。

 選対幹部は「組織全体で頑張ってくれて手応えはあった。だが緩みが出て、危機感を保てなかった」と自戒する。引き締め役の不在を指摘する声も上がった。

   ■   ■   

 今回は立民が全国で議席を伸ばした。「強い逆風はなかったが、年金や消費税の問題に対するノーの雰囲気は感じた」。高橋氏は当選から一夜明けた22日、そう感触を振り返った。

 自民が初めて野党統一候補と戦った前回2016年に比べ、得票数は11万票以上、得票率は5・4ポイント減った。6年間の実績、県外出身の新人相手であることを考慮すると物足りなさが残る。

 さらに加藤氏が統一候補となるまでのもたつきなど“敵失”もあった。「相手がもっと地道に回って、本格的な風が吹いたら次の選挙は一気に厳しくなる」(陣営関係者)。組織力で勝ち切ったが、今後に一抹の不安も残った。

1972チバQ:2019/07/25(木) 13:34:25
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/199417
 約8万7千票差-。与野党対決となった参院選栃木選挙区は、自民現職が野党統一候補の立民新人を破り、議席を守った。ただ、この票差を巡っては与野党それぞれが、次の選挙を見据え、慎重な評価を下している。令和初の国政選挙となった参院選結果を検証する。
(下)野党 票差縮小も脆弱な足元 「共闘だけでは届かない」
11:55
2019参院選

選挙

そろいのお面をかぶり、オリオン通りを練り歩く加藤氏ら。SNSも活用したが、無党派層への効果は限定的だった=20日夜、宇都宮市内 拡大する
そろいのお面をかぶり、オリオン通りを練り歩く加藤氏ら。SNSも活用したが、無党派層への効果は限定的だった=20日夜、宇都宮市内

 「野党、県民の皆さんの思いがつながったことは大きな財産になった」

 投開票日の21日夜、宇都宮市内の事務所で敗戦の弁を述べた野党統一候補の立憲民主党新人加藤千穂(かとうちほ)氏(43)。表情には悔しさがあった一方、清々しさも漂っていた。

 2016年参院選同様、自民党現職との事実上の一騎打ち。序盤から自民優勢が伝えられる中で、消費税増税凍結や老後資金2千万円問題を訴え続けた。

 相手候補が「順風ではなかった」と振り返ったように、陣営は終盤に手応えを感じる。結果は約8万7千票差。17万票の大差がついた前回とは異なり、その差をほぼ半分にまで縮めた。

 「かなり健闘した」。立民県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員はそうたたえたが、最後まで「風頼み」でもあった。

   ■    ■

 立民は昨年10月に加藤氏の擁立を決めたものの、野党統一候補に決定したのは5月下旬。落下傘候補の知名度不足をカバーするには時間が足りなかった。

 浸透を図ろうと、立民の枝野幸男(えだのゆきお)代表など多くの党幹部らが次々と本県入り。都市部で街頭演説する「空中戦」で、無党派層の取り込みを狙った。会員制交流サイト(SNS)を最大限活用し、支援者がそろいのお面をかぶって街中を練り歩くなど「楽しい選挙」も演出した。

 下野新聞社の出口調査で加藤氏は無党派層の55%の支持を集めたが、無党派層の投票割合は全体の18%に過ぎず効果は限定的だった。期待された若者や女性の取り込みでも苦戦した。

 投票率10%アップを掲げ勝機を見いだそうとしたものの、県内投票率は過去2番目に低い44・14%。政治への無関心は、加藤氏にとって向かい風となった。諸派の躍進も計算外だった。

   ■    ■

 旧民進党が国民民主党と立民に分裂したことも響く。支持母体の連合栃木は産別ごとに比例候補を抱えて支援先が分かれ、組織力を最大限発揮できなかった。「この状態では今後、戦えない」。連合栃木幹部は危機感を漏らす。

 「野党がまとまるだけでは届かない」。敗戦の弁で加藤氏はそう語り、地域での地道な政治活動の必要性を強調。立民県連の松井正一(まついしょういち)幹事長も「各地に根を張っていくことが必要だった」。大型選挙のたびに指摘される足元の脆弱(ぜいじゃく)さは依然として課題だ。

 保守王国の本県で、共闘だけでは超えられない高い壁。次の選挙に向け、戦略の見直しが迫られている。

1973チバQ:2019/07/25(木) 13:34:59
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/199395
【とちぎ参院選】与党支持層切り崩し課題 参院選敗れ、立民県連
11:20
2019参院選

2019参院選

幹事会後、参院選の結果などについて話す松井幹事長(左)=24日夜、宇都宮市内 拡大する
幹事会後、参院選の結果などについて話す松井幹事長(左)=24日夜、宇都宮市内

 立憲民主党県連は24日夜、宇都宮市内で幹事会を開き、参院選の結果について協議した。幹事会後の記者会見で松井正一(まついしょういち)幹事長は「与党支持層にどう食い込めるかが課題」と振り返った。

 立民は栃木選挙区で野党統一候補の新人加藤千穂(かとうちほ)氏を擁立し、自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏に敗れた。

 今回の野党統一候補は、無所属だった前回参院選と異なり、立民公認だった。松井氏は「立民としては党公認であることに抵抗感はなかったが、連携の部分で他の野党に届いていなかったかもしれない。全国の状況を含め、分析しないといけない」と述べた。

 加藤氏の今後の政治活動については「全くの白紙」とした上で、松井氏は「県連の一員として引き続きもり立ててほしい」と求めた。

 参院選結果は総支部単位で意見集約し、8月の幹事会で総括する。

1974チバQ:2019/07/25(木) 13:44:19
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/899271
滝波宏文氏、自民公認問題乗り越え
参院選福井選挙区、大差で再選
2019年7月22日 午前7時20分

再選を果たし、支持者に笑顔で手を振る滝波宏文氏=7月21日午後8時5分ごろ、福井県福井市大手3丁目の選挙事務所 拡大する
再選を果たし、支持者に笑顔で手を振る滝波宏文氏=7月21日午後8時5分ごろ、福井県福井市大手3丁目の選挙事務所

 地方の成長なくして国の成長なし―。参院選福井選挙区は、自民党現職で経済産業政務官の滝波宏文氏(47)が、地方重視の成長戦略の策定など1期目の実績をアピールし7月21日、大差で再選を果たした。満面の笑みで万歳を繰り返し、「しっかりと古里を守る仕事を続けさせてもらいたい」と力強く宣言した。


 福井市大手3丁目の選挙事務所には、午後7時すぎから支持者が続々と集まった。世論調査で優勢が伝えられていたこともあり、支持者同士が早々と労をねぎらい合う場面も。同8時の投票締め切り直後、福井新聞のメール速報やテレビで当選確実が報じられると、大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 間もなく姿を現した滝波氏は、疲れを見せないはつらつとした表情で出迎えた支持者らとがっちり握手。壇上でウグイス嬢を務めた女性から花束を手渡され、「多くの人と握手をしながら、古里の状況を確認する17日間だった」と支持への感謝を表した。

 苦難もあった。今春の知事選での対応が問題視され、滝波氏に決まった党公認候補の差し替えを求める議論が一時浮上。県連幹部との間にしこりを残し、融和を図りながら選挙戦に臨んだ。決戦ムードの盛り上がりに欠ける中、県内2巡の遊説を自らに課して訴えに熱を込めてきた。

 7年前に財務省を退官して政治家を志したのは、都市部中心の国の政策に疑問を感じたから。2期目に向け、舞鶴若狭自動車道4車線化などインフラ整備や、原発立地県の立場を踏まえたエネルギー政策に取り組むと強調。「人口が減っても成長できるというモデルになるように、福井県の活性化に全力を尽くしたい。活力ある古里福井、人口減少に負けない古里福井、(県外から)次世代が戻ってくるような古里福井にしていく」と決意をみなぎらせた。

1975チバQ:2019/07/25(木) 14:15:36



https://www.ehime-np.co.jp/article/news201907240268
「草の根」の風穴 検証・参院選えひめ
(中)らくさぶろう陣営 自民県議団分裂響く
2019年7月24日(水)(愛媛新聞)

https://www.ehime-np.co.jp/article/news201907250182
「草の根」の風穴 検証・参院選えひめ
(下)比例の明暗 既存野党 薄い存在感
2019年7月25日(木)(愛媛新聞)
 参院選愛媛選挙区(改選数1)は、野党統一候補で無所属新人の永江孝子(59)が自民党新人のらくさぶろ

https://www.ehime-np.co.jp/article/news201907240271
永江・白石氏 連携確認 国民民主県連、会派入り打診視野
2019年7月24日(水)(愛媛新聞)

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今後の連携を確認する白石洋一国民県連代表(右)と永江孝子氏=23日午後、松山市宮田町

 国民民主党県連は23日、松山市で常任幹事会を開いた。21日投開票の参院選愛媛選挙区(改選数1)で当選した野党統一候補で無所属新人の永江孝子氏(59)が冒頭出席し「2017年の衆院選(愛媛3区)に続いて野党側が議席を得た。これからまた力を合わせていきたい」と述べた。

 県連代表の白石洋一衆院議員は、永江氏と国民県連の議員が連携していくとし「いい関係で今後も愛媛を良くしていきたい」と語った。白石氏は、無所属で活動する方針の永江氏を参院の国民会派に誘う可能性もあるとした。

 常幹は冒頭を除いて非公開。県連によると、次期衆院選を意識し愛媛3区の白石氏の再選を目指して準備を進めるほか1、2、4区で独自候補の擁立に向けて人材を発掘する。

1976チバQ:2019/07/25(木) 14:24:05
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/403708
犬塚氏、出遅れ響く 頭下げ「力不足」
<さが参院選2019>
7/22 11:58
落選する見通しになり、支援者と握手し、感謝の言葉を述べる犬塚直史さん=21日午後8時39分、佐賀市神野東の事務所(撮影・山口源貴) 拡大する
落選する見通しになり、支援者と握手し、感謝の言葉を述べる犬塚直史さん=21日午後8時39分、佐賀市神野東の事務所(撮影・山口源貴)

 出遅れが最後まで響いた。出馬表明から約1カ月半、野党統一候補で国民民主党元職の犬塚直史(ただし)さん(64)は、参院での実績を基に「即戦力」をアピールしたが、佐賀県内での知名度不足もあって、自民党現職の厚い壁に阻まれた。21日午後8時15分ごろ佐賀市の事務所に姿を見せた犬塚さんは、集まった約50人の支援者に「温かく迎え入れてもらい、チャンスを与えていただいたのに、全ては私の力不足」と頭を下げた。

 急ごしらえで、後援会長を置かないままの選挙だった。組織力が乏しい側面は、高い知名度を誇る原口一博、大串博志両衆院議員が党派を超えて補い、選挙カーに連日のように乗り込んでもり立てた。年金不安を引き起こした老後資金問題を「安倍長期政権のおごりや緩み」などと指弾し、「政権交代の流れを佐賀から」と訴えた。

 長崎や東京で衆参の選挙戦を経験し、国替えをして臨んだ一戦だった。支持者が駆け寄る先は序盤、随行していた原口氏、大串氏の方が多かった。それでも、演説の回数を重ねるごとに反応は変わり、手作りの横断幕を持参する支持者も現れた。「終盤は、いきなり政策の話をしても耳を傾けてもらえた」と振り返る。

 手応えを実感していただけに、敗戦の弁には悔しさがにじんだ。妻のエブリーヌさん(66)や娘の万里さん(28)が見守る中、「次の政権交代は佐賀から始まると確信している」と力を込めた。今後については「頭を冷やしてから」と明言を避けつつ、政治活動への意欲は示した。

1977チバQ:2019/07/25(木) 14:36:42
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190723_71033.html
<参院選東北 劇動>戦いの断面(上)1強の連敗/力任せ 党営選挙不発

落選が決まり、支持者らに深々と頭を下げる愛知氏=22日午前0時30分ごろ、仙台市青葉区の事務所
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 巨大与党を再び悪夢が襲った。
 「厳しい戦いだった。責任を痛感している」
 22日未明、宮城選挙区(改選数1)で落選した自民党現職愛知治郎(50)は仙台市青葉区の事務所で、涙をこらえながら、何度も頭を下げた。
 愛知の隣でその様子を見守った選対本部長の県議会議長相沢光哉は「県選出参院議員がいなくなった。深刻だ」と肩を落とした。
 改選数が2から1に減った宮城では前回2016年も党現職が敗れた。陣営は首相安倍晋三、官房長官菅義偉らが相次いで応援に入る「党営選挙」(陣営関係者)に打って出た。
 全国屈指の接戦の末、議席を失った。安倍が執念を燃やす憲法改正に前向きな「改憲勢力」の議席数も憲法改正の国会発議に必要な3分の2に届かなかった。
 東北全6選挙区を「激戦区」とした自民。改憲勢力の維持を狙うには、前回1勝5敗に終わった東北の失地回復が不可欠だったが、結果は2勝4敗の惨敗だった。

 「責任を持って憲法を議論する党か、責任を放棄して議論しない党かだ」。安倍は山形選挙区(改選数1)の党現職大沼瑞穂(40)の応援に訪れた際、東根市の街頭で訴えた。
 宿願達成に向けた力任せの総力戦もかなわず、大沼も無所属新人に競り負けた。陣営幹部は表情をこわばらせた。
 県連会長鈴木憲和(衆院山形2区)は年金問題や消費税増税を念頭に「政策論争がほとんどされなかった」と説明。元五輪相遠藤利明(衆院山形1区)も「地域に根を張らない選挙になった」と唇をかんだ。
 衆院で自民が議席を独占する保守王国でも、激しい追い上げを許した。
 青森選挙区(改選数1)で再選された現職滝沢求(60)を支える陣営幹部は「集会を開け、引き締めを図れ、とげきを飛ばし続けた」と打ち明けた。
 自民は公明と合わせ、改選の半数を超す71議席を得たが、東北では連敗となった。党幹事長二階俊博は21日深夜、「今後の反省事項とし、立て直しを図りたい」と神妙に語った。
 一夜明けた22日、安倍は党本部であった記者会見で「強いリーダーシップを発揮していく決意だ」と強調。与野党に衆参両院の憲法審査会で改憲議論を呼び掛ける考えを示した。
 大型国政選挙6連勝を達成した安倍。東北での敗北を尻目に、悲願達成に突き進む。
(敬称略)

 第25回参院選は自民、公明両党が改選過半数を上回り、安定した政権を運営できる議席を獲得した。その流れと一線を画し、与野党対決となった東北は前回に続き与党が惨敗を喫した。改憲に意欲を見せる安倍1強と、野党勢力が相対した夏決戦の激闘に迫る。


関連ページ:広域政治・行政19参院選
2019年07月23日火曜日

1978チバQ:2019/07/25(木) 14:37:06
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190724_71019.html
<参院選東北 劇動>戦いの断面(中)躍進の実相/地域事情 共闘を補強

初当選を決め、野党関係者と握手をして喜ぶ寺田氏(左から4人目)=21日夜、秋田市の事務所
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<組織力がけん引>
 勝敗を決定づける対照的なフィナーレだった。
 選挙戦最終日の20日夕、盛岡市中心部。岩手選挙区(改選数1)の無所属新人横沢高徳の街頭演説に、知事達増拓也と野党4党の県組織トップ、県議計約20人が結集した。
 約1000人が歩道を埋め、演説に万雷の拍手を送った。17日間の激闘を締めくくる大団円。「野党共闘の源流」を自負する岩手の威信を誇示した。
 ほぼ同時刻。約500メートル離れたJR盛岡駅前で、自民党現職平野達男が最後のマイクを握った。立ち止まり耳を傾けていたのは20人程度。政権与党でありながら、県内で野党に甘んじる自民の悲哀がにじんだ。
 翌日、岩手は横沢が制した。擁立を主導した衆院議員小沢一郎(岩手3区)が築き、達増らが張り巡らせる強固な組織網が勝因だ。
 「野党共闘は進化し、深化した」。岩手で前回(2016年)勝った国民民主党参院議員の木戸口英司は言う。「どうあっても信頼関係の中でやってこれた。これが岩手の共闘の強みだ。太い流れになってきた」
 政権党をはるかにしのぐ組織力がけん引する共闘。与野党の立場が逆転する岩手の特殊な政治状況がなせる業だった。

<イージス追い風>
 21日夜。秋田選挙区(改選数1)で勝利した野党統一候補の無所属新人寺田静は歓喜の渦の中にいた。
 追い風が吹いた。秋田市を候補地とする地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を巡る政府対応の不手際だ。
 首相安倍晋三、県出身の官房長官菅義偉がそれぞれ2度、秋田入り。逆風にあえぐ自民現職中泉松司のてこ入れに走ったが、イージスに反対する寺田の後塵(こうじん)を拝した。
 「イージスは要らないとの民意が示された」と寺田。選対本部長の社民党県連代表石田寛は「防衛問題は争点として分かりにくいが、首相、官房長官が2度も入り『何かがおかしい』と有権者が気付いた。自民が争点にした」と皮肉る。
 前回も野党統一候補で臨み、東北で唯一、自民に敗れた秋田。寺田陣営は中央の応援を呼ばず政党色を表に出さない戦略を打った。
 「無党派と保守層を切り崩さないと勝てない。野党共闘を前面に出す必要はない」と言い切る石田。「共闘は土台。どうプラスアルファを積み上げるかだ」
 地域戦略を駆使し、共闘に強みを持たせた野党候補が激戦を制した。一方、絞りきれない争点に妨げられ、共闘が不発に終わった候補もいる。
 福島選挙区(改選数1)は、野党統一候補の無所属新人水野さち子が自民現職の森雅子に10万票差を付けられた。連合福島会長今野泰は「年金、消費税、憲法と焦点が動き続け、公約を並べても深掘りできなかった」と敗因を語る。
 東京電力福島第1原発事故の影響が続く福島。社民党県議紺野長人は「相手陣営が終盤、県内の原発廃炉を訴え、こちらの政策に寄せてきた。違いを示せなかった」と唇をかんだ。(敬称略)


関連ページ:広域政治・行政19参院選
2019年07月24日水曜日

1979チバQ:2019/07/25(木) 14:40:31
https://www.asahi.com/articles/ASM7S5RPDM7STPOB001.html
自民沖縄県連、地元2紙に抗議会見 識者「圧力」指摘も
藤原慎一 2019年7月24日21時57分
 21日投開票の参院選沖縄選挙区をめぐる地元紙の記事に対し、自民党沖縄県連の中川京貴会長らが24日、抗議のための記者会見を県連事務所で開き、記事の訂正と謝罪文の掲載を求めた。会見を開いて特定の報道機関を名指ししたことに、識者は「報道への圧力になりかねない」と指摘する。

 県連が抗議したのは、23日付の沖縄タイムスと琉球新報の記事。参院選沖縄選挙区で敗れた自民公認候補について、公認をめぐる県連内の異論や組織票を固めきれなかった点を取り上げ、敗因を分析した。県連は「事実じゃない内容も結構あった」と主張した。

 県連は特に、沖縄タイムスが掲載した県連幹部の「戦略は大失敗だ」とのコメントを問題視。発言者の明示と訂正を求めた。6月18日の県連の議員総会で、議員の一人が公認取り消しに言及したとする部分についても「そういう発言はない」と主張した。

 沖縄タイムスの与那嶺一枝編集局長は「複数の関係者への取材に基づき執筆したもので誤りはない。匿名の発言者名を明らかにするよう求めたことは、公党による報道機関への不当な介入と言わざるを得ない」とのコメントを出した。

 特定の報道機関への抗議を目的とした会見について、県連は「報道に圧力をかける意図は全くない」と説明した。ただ、安倍政権下の自民党は、2014年の衆院選でテレビ各局に「公平中立」を求める文書を送付するなど、報道への「介入」ともとられかねない事案が目立つ。

 専修大の山田健太教授(言論法)は「2紙への公開嫌がらせのような今回の会見も、政権のこれまでの報道機関への対応の流れの上にある。他の報道機関に対して『同じ目に遭わせるぞ』という脅しに近く、一度許すとエスカレートする危険性がある」と話した。(藤原慎一)

1980チバQ:2019/07/25(木) 14:41:21
https://digital.asahi.com/articles/ASM7T3GD7M7TUTFK00G.html?rm=241
参院議場バリアフリー準備 本議場の一部、改修へ
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2019年7月25日14時06分
 参院議院運営委員会は25日の理事会で、れいわ新選組から参院選比例区で初当選した重度障害がある女性と難病患者の男性が、本会議場の採決に臨む際、「押しボタン」を介助者が代理で押すことを認めることなどを確認した。大型車いすが入れるよう本会議場後方の議席も改修する。

 当選した木村英子氏は脳性まひで、首から下を自由に動かせない。舩後(ふなご)靖彦氏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で、手足を動かせず、声が出せない。ともに国会活動には、ベッド型の大型車いすでの移動や介助者が必要となる。

 ログイン前の続きこの日の理事会では、参院事務局が2人から聞き取った国会活動の際の要望が報告された。入場の方法や介助者同行の可否、質問・採決手法などについて協議。参院の規定では、議場に入れるのは国会議員か参院事務局職員に限られるが、介助者の入場を認めるほか、採決の賛否も、介助者が代理で押しボタンを押すことや、記名投票は参院職員に委託することを認めることが確認された。

 今後も2人の受け入れ態勢について、8月1日に召集予定の臨時国会までにさらに検討する方針だ。

 国会議員では過去に、自民党で郵政相などを務めた八代英太氏が車いすを使用。1977年の初登院に合わせ、国会内にスロープが用意され、車いすで入れる本会議場の議席を設けた。

1981チバQ:2019/07/25(木) 14:41:57
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q558PM7QUTFK00V.html?iref=pc_rellink
れいわ「非常識」の前評判が一転 野党の勢力図に影響か
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河合達郎 2019年7月22日21時50分
 山本太郎氏が率いる「れいわ新選組」が、発足から3カ月余で迎えた参院選で2議席を獲得した。旗揚げ当初には「非常識な挑戦」との評価も政界にあったが、「消費税廃止」など既存野党にない公約やSNSを駆使した選挙活動で支持を広げた。山本氏は議席を失ったものの、れいわが野党の勢力図に影響を与える可能性も出ている。

 「山本太郎としての議席は失ったが、れいわとしては大きく前進した」。22日朝まで開票速報を見届けた山本氏は、記者会見で満足げに語った。

 れいわは比例区で約228万票(4・55%)を集め、公職選挙法などに基づく政党要件を得た。優先的に当選する「特定枠」の2人が当選した。

 山本氏は、比例票発掘のため東京選挙区から比例に転出する「捨て身の戦術」に出て落選したが、今回の全比例候補で最多の99万票超の個人票を集めた。今後は非議員の立場で代表を続け、次の衆院選で100人規模の擁立をめざす。

 れいわ設立当初、野党内では「野党結集と言うが、やっていることは分派だ」(国民民主党幹部)、「政党要件がない大変さを分かっていない」(立憲民主党幹部)と冷ややかな見方が強かった。

 だが山本氏は、立憲など主要野…

1982チバQ:2019/07/25(木) 14:42:49
https://www.asahi.com/articles/ASM7R4T4PM7RULFA023.html?iref=com_senkyo2019_news_list_n
れいわの主張に麻生氏皮肉「負担と給付考えていかねば」
岩沢志気 2019年7月23日15時47分

 麻生太郎財務相は23日の閣議後記者会見で、参院選の争点となった10月の消費増税をめぐり、「消費税の引き上げという前提は最初から申し上げてきたから、そういった意味では信任をいただいた」と述べた。与党が過半数を獲得した参院選の結果を受け、改めて予定通り実施する意向を示した。

 参院選で野党側はそろって増税に反対。消費税の「廃止」を掲げたれいわ新選組が比例区で2議席を獲得した。これについて麻生氏は「基本的に福祉は負担と給付のバランスの上に成り立っている。給付を増やして負担は減らしてということが成り立つと、れいわの方は思っておられるわけでしょ」と皮肉った。「私どもは少なくとも負担と給付のバランスは常に考えていかねばならんもんだと思っています」とも述べ、負担増が避けられないことを強調した。(岩沢志気)

1983チバQ:2019/07/25(木) 22:15:11
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907230000161.html
2019年7月23日9時22分
国民民主党は格好の草刈り場/政界地獄耳
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★この参院選挙はいったい誰が勝者なのか。自民党は勝ったといっても比較第1党にすぎず、自民党選対が激戦区に指定していた選挙区はことごとく野党候補に競り負け落とした。9議席減らして勝ったとはどういうことか。当初、勝敗ラインを与党で過半数とあまりに低く設定したため大勝したように見せているだけだ。ことにポスト安倍として自他ともに首相・安倍晋三から禅譲を受けて首相になりたいと思っているらしい党政調会長・岸田文雄に至っては、派閥の候補者は減らすは、ことに同じ派閥、宏池会の重鎮で同じ広島選出の大ベテラン、参院を5期務めた元国家公安委員長・溝手顕正を落選させた。

★官邸が強引に推す自民党候補の応援に行った岸田を宏池会が支えることはもうないだろう。あとは安倍の周りをぐるぐると回って生きながらえることになるだろう。本人が希望する幹事長ポストなどなくなったといえる。立憲民主党も議席倍増といわれているが、民主党で戦っていたころを考えれば大惨敗。選挙の時だけ「できたばかりの政党」などと謙虚なことを言うが、この議席数で野党の盟主のようにふるまうのかと思うとうんざりする。

★一方、3分の2を維持できなかった自民党は憲法改正のために野党に触手を伸ばすだろう。国民民主党は格好の草刈り場になる。潜在的に自民党入りをもくろむ野党の面々も改憲議論は自民党に潜り込むチャンスと立ち回るだろう。この敗者だらけの令和元年参院選は既存政党よりも、れいわ新選組とNHKから国民を守る党が議席を確保したことが大きい。既成政党、ことに各野党は今までの戦い方では通用しないということを総括すべきだ。(K)※敬称略

1984チバQ:2019/07/25(木) 22:16:51
https://www.niigata-nippo.co.jp/select/seikei/090852.html
参院選新潟選挙区 戦いの跡
新潟日報 2019/07/25

 7月21日投開票の参院選新潟選挙区で勝利した野党統一候補で無所属新人の打越さく良(ら)氏(51)は、30市町村別の得票で自民党現職の塚田一郎氏(55)と15勝15敗だった。大票田・新潟市を8行政区に分けると、この全区で勝利したため22勝15敗=図参照=。塚田氏は多くの町村部で打越氏の得票を大きく上回ったが、新潟市だけでなく、長岡、上越、三条、新発田など中規模の都市でも敗れたことが響いた。

打越氏が22勝15敗
市区町村別・無党派多い新潟市全勝
 打越氏は、本県有権者数の約3分の1を占め、無党派層の多い新潟市全体で塚田氏に2万5千票余りの差を付けた。得票率は52%を超え、塚田氏を7・7ポイントも上回った。全勝した新潟市の全8区の中でも、これまで野党系の票が多く出ていた秋葉、西蒲など五つの区で5ポイント以上リードした。

 新潟市に次いで人口の多い長岡市や上越、三条両市で打越氏が5ポイント以上の差を付けて制したことも、勝利へと押し上げた。以前から野党系が比較的強いとされる加茂、見附、小千谷、五泉各市のほか、保守層が厚い田上町、弥彦村などでも塚田氏を大きく引き離した。

 一方、塚田氏は出雲崎、津南両町、刈羽、関川両村など自民党支持層が多い町村部で10ポイント以上の差を付けたほか、聖籠、阿賀両町でも5ポイント以上リード。市部でも、県境に接する糸魚川、十日町、村上の各市や離島の佐渡市などでより多くの支持を得た。しかし、人口規模の大きい都市で打越氏に付けられた差を埋めることはできなかった。

課題解決協力を」 塚田氏落選惜しむ声も
県内首長
 野党統一候補で無所属新人の打越さく良氏が参院選新潟選挙区で当選したことについて、県内自治体の首長からは22日、打越氏が国と県のパイプ役となり、県の課題を共に解決してほしいとの期待の声が相次いだ。一方、敗れた自民党現職の塚田一郎氏を支援した首長は落選を残念がった。

 花角英世知事は「県選出の国会議員の役割は大変大きい。県の実情を理解し、さまざまな課題について国政の場で協力をお願いしたい」と期待を寄せた。

 花角知事は自身の選挙で支援を受けた塚田氏を支持し、応援演説に立った。塚田氏の落選には「国政選挙なので、県政に直接影響はないと思うが、大変残念だ」と言葉少なだった。

 自民党は1955年の結党以来初めて、参院新潟選挙区の議席を全て失った。元自民党参院議員で塚田氏を支援した中原八一新潟市長は「与党が議席を失ったことは大変残念だ。打越氏には県や国のために活躍してほしい」と話した。

 参院選全体では与党側の勝利に終わった。県市長会長の久住時男見附市長は「現在の比較的政治が安定している状態を評価する結果になったのでは」とみる。県町村会長の小林則幸出雲崎町長も「県町村会としては小規模自治体が少子高齢化対策などに真剣に取り組んでいる姿勢を国に伝え、連携を深めて地方の課題に取り組んでいく」と語った。

女性が半数の4人に
本県衆参選挙区選出議員
 今回の参院選新潟選挙区では無所属新人の打越さく良氏が当選した。衆議院と参議院の選挙区選出議員8人のうち、女性は半数の4人となった。

 ほかの3氏は衆院議員の西村智奈美氏(立憲民主)と菊田真紀子氏(無所属)、参院議員の森裕子氏(国民民主)。3氏はいずれも今選挙戦で打越氏を支援した。

 小選挙区制の下で初めて衆院選が実施された1996年以降の衆参選挙区でみると、2003年衆院選で西村、菊田両氏と田中真紀子氏が当選。参院議員を森氏と大渕絹子氏が務めており、5人の女性議員がいた。

 当時の参院新潟選挙区は改選2議席で計4人。衆参の選挙区選出議員は計10人おり、女性議員が5割を占めていた。

衆院県内6選挙区での争いは
 21日に投開票された参院選の新潟選挙区(改選数1)では、約52万2千票を獲得した野党統一候補で無所属新人の打越さく良(ら)氏(51)が、約47万9千票を得た自民党現職の塚田一郎氏(55)らを破り、初当選した。衆院の「年内解散」という臆測もささやかれる中、今回の参院選は安倍政権だけでなく、県内の衆院議員らにとっても「中間テスト」のような位置付けだった。県内の6小選挙区で立候補を予定する衆院議員や、支持する地方議員、組織が今回どう動いたのか。激戦となった選挙戦を衆院小選挙区ごとに振り返る。

1985チバQ:2019/07/25(木) 22:17:29
<1区> 立民、連合がフル回転
 自民 石崎氏問題が影響か
 1区選出で立憲民主党の西村智奈美衆院議員は、打越氏の選対本部長を務めた。野党系国会議員が不在の地域をはじめ、全県を回っていたため、1区内での得票を不安視する声が一部であった。しかし、立民の県議や市議、打越氏を推薦した連合新潟などがこれまで以上ともされる運動量でカバーした。

 最終盤には、打越氏と西村氏で1区内をくまなく回り、街頭演説を展開して、無党派層の取り込みを図った。新潟市の中央や西、東の各区でいずれも数千票規模の差を付けて完勝した。

 塚田陣営は、自民党で地元の石崎徹衆院議員=比例北陸信越=や県議、市議を中心に保守票の引き締めを図っていた。しかし、最終盤で石崎氏の元秘書への暴行疑惑が発覚。石崎氏の活動が止まっただけではなく、無党派層や一部の保守層の投票行動に影響したとみられ、票を落とした。

<2区> 野党 各地選対が機能
 自民 衆院2氏支援及ばず
 2区は自民党が強いとされるが、長岡市の旧三島郡地域などを除いたエリアで打越氏が千票余りの差を付けて塚田氏をかわした。

 打越氏を支えた野党側は、元民進党県連代表の鷲尾英一郎衆院議員が自民入りし、2区全体をまとめる国会議員が不在だった。このため県議らをトップに燕・弥彦、柏崎など4地区に選対を設置。連合地協や立正佼成会からも人が入り、電話作戦や連日の街頭活動を徹底した。

 街頭演説には森裕子参院議員(国民)ら県関係の野党系国会議員が登場し、2区の国会議員不在をカバーした。燕市、新潟市西蒲区、弥彦村で塚田氏を上回り、柏崎市でも競った。

 塚田陣営は鷲尾氏と、議席を争ってきた細田健一衆院議員=比例北陸信越=が競うように企業回りなどの活動を展開したほか、地元のベテラン県議も組織力を発揮した。しかし塚田氏の失言に加え「鷲尾氏の自民入りに対する批判票があった」(自民党関係者)こともあり、伸びなかった。

<3区> 黒岩氏 活動強め逆転
 与党 地道な組織戦実らず
 打越氏が新潟市北区や新発田市、五泉市といった野党系が強い地域でリードし、3区エリア全体を小差で制した。当初は劣勢との見方が強かったが、地元の黒岩宇洋衆院議員をはじめ、危機感を募らせた県議、市議らが組織をフル稼働させたことで盛り返した。

 2017年衆院選で50票差と薄氷の勝利だった黒岩氏は自身の後援会幹部へのあいさつ回りを徹底。3区で塚田氏優勢との情報に奮起して活動を強化したことが功を奏し、新潟市北区、五泉市でリードを奪った。3区は農村部を多く抱えるため、打越氏が訴えた「農家の戸別所得補償制度の復活」が一定程度、支持を広げたとみられる。

 塚田陣営は黒岩氏に連敗し、後がない斎藤洋明衆院議員を中心に地道な組織戦を展開。衆院選で黒岩氏に約2千票差を付けられた新発田市での活動を強化したものの、今回も約千票及ばなかった。

1986チバQ:2019/07/25(木) 22:18:14
<4区> 菊田氏 組織力を発揮
 自民空白区 広がりに欠く
 主要な行政区全てで打越氏が塚田氏を上回り、両氏の得票率の差は8ポイント超と県内小選挙区エリアで最も開いた。

 打越陣営は選対副本部長を務めた菊田真紀子衆院議員の地盤で組織力を発揮。塚田陣営は自民党国会議員がいない県内唯一の空白区だったことも響いた。

 2017年の衆院選以降、菊田氏は選挙のたびに野党間の連携を深めてきた。今回も後援会や野党関係組織を積極的に動かし、自らも電話かけや支持者回りを行うなど、支持固めを徹底。4月の県議選で野党系新人を積極的に擁立して自民候補と戦ったことも、各地の運動を活性化させた。

 一方、自民は国会議員が不在の中、その候補として国定勇人三条市長と新潟市秋葉区出身の栗原洋志氏を選考している最中だった。県議や市議が各地で軸となって活動を支えた。国定、栗原両氏も各地盤で塚田氏をもり立てたものの、全体的な広がりに欠けた。

<5区> 野党 共闘態勢が結実
 与党系 地盤沈下に深刻さ
 大票田の長岡市をはじめ、全ての市町で打越氏が勝利を収めた。2016年の参院選、18年の知事選でも多くの市町で勝利してきた野党の共闘態勢が結実した。一方で与党系の地盤沈下は深刻だ。

 長岡市では、16年参院選で2千票余りの差で自民候補を破った森裕子氏(国民)が「長岡の票で最後に逆転した」と繰り返し強調し、一体感の醸成を図った。立民の枝野幸男代表も長岡入りして演説し、市全体で9430票差を付けた。16年参院選、18年知事選で敗れた魚沼市でも塚田氏を上回った。

 塚田陣営には、安倍晋三首相が長岡、小千谷、南魚沼に応援に入り、幅広い世代に人気がある小泉進次郎衆院議員も駆け付け、てこ入れをした。だが選挙戦全体を通して、泉田裕彦衆院議員や地方議員の動きは鈍く、支持組織の高齢化も影響して広がりを欠いた。

<6区> 自民 「死守」掲げ底力
 野党 唯一敗北、課題を残す
 わずか17票差とはいえ、小選挙区エリアで打越氏が唯一敗北し、次期衆院選に向けて野党側に大きな課題を残した。

 打越陣営は、上越市の梅谷守・国民民主県連代表の事務所に6区選対を設置。2016年参院選で、同市で自民候補に大勝した森裕子氏(国民)が打越氏と一緒に街頭に立ち、知名度不足ばん回に努めた。立民や共産など野党各党に加え、連合新潟、市民連合・上越の「連絡調整会議」を軸に運動を展開。大票田の上越市では4893票差で塚田氏を下した。

 塚田陣営は、自民党の県議や市議、建設業界がフル回転。終盤は、陣営幹部らが朝夕のつじ立ちをして支持を求めた。6区は選対本部長の高鳥修一農林水産副大臣の地盤だが、「公務」を理由に影は薄いまま。それでも「議席死守」を掲げる自民が底力を発揮し、塚田氏は上越市を除く4市町で勝利を収めた。

1987チバQ:2019/07/26(金) 10:18:16
https://www.sankei.com/politics/news/190725/plt1907250037-n1.html
顔色冴えぬ立民・枝野代表 参院選終え党内から不満
2019.7.25 22:58政治政局
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 21日投開票の参院選で議席を「倍増」させた立憲民主党の枝野幸男代表の顔色がさえない。枝野氏ら幹部が推した目玉候補が相次ぎ落選し、比例代表の得票数も平成29年の衆院選に比べ激減したからだ。強さが「張り子の虎」だったことが露呈した今、党内で枝野氏への不満がくすぶり始めた。

 「参院選では議席倍増という結果が出た。衆参両院ともに野党第一党として、さらに大きな責任を負うことになった」

 枝野氏は25日の常任幹事会で、参院の勢力が改選前の9議席から17議席に伸びたとして胸を張った。とはいえ、トップの「勝利宣言」とは裏腹に出席者の表情は総じて暗かった。

 それもそのはず。党幹部は投開票日直前、「選挙区・比例代表合計で20議席は固い」と踏んでいたが、蓋を開ければ、有名弁護士や元アイドルら目玉候補は軒並み落選。比例得票数も29年衆院選の約1100万から約316万減の約791万に落ち込み、与党の土台は揺らぎもしなかった。

 立憲民主党は29年衆院選での比例得票数と、野党で最も高い政党支持率を売りに勢力拡大を図ってきた。それだけに、中堅は「幹部は比例得票数が800万を下回ったことに衝撃を受けている。政党の地力がバレて、枝野氏の求心力は落ちていくだろう」と解説した。若手も「お偉いさん方は認めたくないだろうが、今回の参院選は明らかに負けだ」と強調した。

 野党の主役の座は、初の国政選挙で約228万の比例票をたたき出した山本太郎代表率いる「れいわ新選組」に奪われつつある。山本氏は21日深夜の記者会見で「他の野党と手を組まなければ政権交代までいけない。力を合わせていく必要がある」と述べた。

 枝野氏は選挙前まで党勢拡大を優先し、野党が一つの政党にまとまることに否定的だった。しかし、参院選での伸び悩みやれいわの躍進、国民民主党系無所属を含めれば勢力を維持したともいえる国民民主の粘りを目の当たりにし、独自路線からの転換を迫られる可能性もある。(千田恒弥)

1988チバQ:2019/07/26(金) 10:35:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000012-jij-pol
揺らぐ「枝野1強」=参院選結果受け-立憲
7/26(金) 7:15配信 時事通信
 先の参院選で、立憲民主党が事前に予想されたほど伸びなかったことを受け、党内で執行部の責任を指摘する声が出始めた。

 結党から1年9カ月、枝野幸男代表の「1強」とも言われた体制に揺らぎが生じている。

 立憲は参院選で、改選9議席を17議席に伸ばした。枝野氏は25日の常任幹事会で「奮闘をいただき議席倍増という結果を出させてもらった」と評価。「衆院選でしっかり政権の選択肢を示していけるよう、さらに努力しないといけない」と強調した。

 ただ、京都、大阪両選挙区では共産党にも後れを取り、議席を獲得できなかった。比例代表は公明党より1議席多い8議席にとどまり、「目玉候補」として擁立した元アイドルら14人が落選。事前の情勢報道では20議席台も予想されたのに対し、物足りない結果に終わった。

 党の新鮮味が薄れ、「消費税廃止」など明確な主張を掲げたれいわ新選組に政権批判票を奪われたのが理由とみられる。党関係者は「2年前の追い風は消えた」と嘆いた。

 山内康一政調会長代理は23日付のブログで、参院選を「事実上の敗北」と総括。「政権獲得にはほど遠いという現実を直視し、真剣に党内で議論する必要がある」と記し、選挙戦略を早急に見直すよう執行部に求めた。

 静岡選挙区では、国民民主党幹部に「刺客」候補を送り、立憲幹部が連日応援に入った。これには同党内から「私怨(しえん)で対抗馬を立てるべきでなかった」(中堅)と疑問の声が出ている。

1989チバQ:2019/07/26(金) 17:49:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-03235284-tokushimav-l36
N国比例得票率 徳島が全国最高
7/26(金) 14:33配信 徳島新聞
 21日に投開票された参院選の比例代表で1議席を獲得したNHKから国民を守る党の都道府県別の得票率は、徳島県が最も高かった。

 徳島県の得票率は2・80%(得票総数6653票、小数点以下切り捨て)。次いで埼玉県2・47%(6万8685票)、愛知県2・34%(6万7044票)の順。全国では1・97%(98万7885票)だった。

 同党は「徳島・高知」選挙区に候補を擁立していた。

1990チバQ:2019/07/26(金) 17:50:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000007-mai-pol
れいわに「捨て身の潔さと本音」 勝者は誰か?
7/26(金) 9:30配信 毎日新聞
れいわに「捨て身の潔さと本音」 勝者は誰か?
古賀伸明氏=内藤絵美撮影
 古賀伸明元連合会長は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。24年ぶりに50%を割った参院選の低投票率について「有権者の半数以上が投票を棄権する状況、民意の反映にはほど遠いことを、与野党共に深刻に受けとめなければならない」と警鐘を鳴らした。

 今回の選挙結果について、既成政党のどの党が「勝者か敗者かはっきりしない」とする一方で、「れいわ新選組」(山本太郎代表)と「NHKから国民を守る党」は「間違いなく勝者」だと指摘した。

 れいわについては「これまでの社会的弱者に寄り添った行動や発言を、比例代表の特定枠1位と2位に重度身体障害者を位置付けたことにより具体的に明らかにした」と勝因を分析。

 「国民の既存・既成の政党や政治家への不満や不信の高まりの受け皿になったことは事実であろう」としたうえで、「本音で分かりやすく、捨て身の潔さなど、既成政党も学ぶべきことが多いのではないだろうか」と語った。

1991チバQ:2019/07/26(金) 18:33:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000004-ebc-l38
参院選・自民大敗で責任は…幹事長ら出処進退の覚悟表明【愛媛】
7/25(木) 18:30配信 株式会社 テレビ愛媛

テレビ愛媛

参議院議員選挙で公認候補が敗れた自民党県連の戒能幹事長は25日、落選の責任は県連執行部にあると認めた上で、当面は幹事長の職を続けたまま敗因の検証を進める考えを示しました。

参院選愛媛選挙区では、自民党が擁立したらくさぶろうさんが野党統一候補の永江孝子さんに大差をつけられ落選。

県連会派の分裂などで自民党の中でも感情的なしこりが残り、一枚岩で選挙に臨めなかったなど県連内部で責任論が浮上していました。

この事態を受けて25日に選挙を総括する会議が開かれ、このなかで自民党県連の戒能幹事長は出席者に対し、自分と井原巧選挙対策委員長に落選の責任があると伝えたということです。

連戒能潤之介幹事長
「これから前向きに組織を検証しながら再生をしていこうという中で、私自身も然るべき対処をするというのは覚悟をもってますので、その思いは伝えさせていただきました」

戒能幹事長は自身の処遇について県連に対応を一任した上で、敗因についての検証を行う委員会を早急に立ち上げ当面、幹事長の立場で検証をしていく考えを明らかにしました。

テレビ愛媛

1992 チバQ:2019/07/26(金) 23:39:02
宮城県は6年後に和田政宗でいくんですかね?

1993チバQ:2019/07/27(土) 15:39:07
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190727-00294311-toyo-bus_all
勝者はれいわとN国?笑顔なき「参院選通信簿」
7/27(土) 5:20配信
 「令和初の政治決戦」と銘打った第25回参院選が終わった。

 安倍晋三首相は「築き上げた安定した政治基盤が、国民から力強い信任をいただいた」と胸を張った。国政選挙6連勝で安倍1強体制はなお続く。しかし、戦後2番目の低投票率が象徴するように、国民の政治離れも一段と深刻化した。

 勝ったはずの自民党を含め、選挙結果に対する与野党党首の反応に心底からの笑顔は見られず、「どこにも風が吹かない、勝者なき凡戦」(自民長老)ぶりが際立った。

■激戦区で競り負け、「もっと勝てたはず」の声

 7月22日に自民党本部で記者会見した安倍首相(自民党総裁)は、選挙戦の争点に据えた憲法改正について「少なくとも議論すべきだという国民の審判は下った」と語った。自民57議席、公明14議席で与党は71議席を獲得。前回2016年の実績(70議席)や与党幹部が勝敗ラインとした改選過半数(63議席)を大きく上回り、政治的には勝利であることは間違いない。

 しかし、首相の表情に会心の笑みはなかった。今回改選となる自民党議席(66議席)を9議席も下回り、選挙前に維持していた「改憲勢力3分の2」を失ったからだ。

 比例代表での得票も前回よりかなり減少し、野党統一候補との対決となった32の1人区でも野党に前回(11議席)並みの善戦を許した。首相や菅義偉官房長官が複数回応援に出向いた激戦区の多くでも競り負け、自民党内からは「もっと勝てたはずなのに」(選対幹部)との声も広がる。

 公明党は14議席を獲得して非改選と合わせた28議席は結党以来、最多の議席数となった。ただ、比例の得票数は653万余と2016年参院選から約104万票も減らし、1999年の自公連立政権発足以降、最低となった。「投票率低下に救われた結果」(公明選対)というのが実態で、山口那津男代表も渋い表情だ。

 一方、メディアが「躍進」とも報じた立憲民主党にも笑顔はなかった。改選9議席が17議席へ、ほぼ倍増したが、事前に予想された20議席以上にはとどかなかった。

 枝野幸男代表は「結党から2年弱で、大きく議席を伸ばすことができた」と強がったが、枝野氏主導で数多く擁立した「タレント候補」が軒並み落選。党内からは「選挙戦術を間違った」との恨み節も漏れてくる。

 立憲とともに旧民主党をルーツとする国民民主党は予測どおり議席を減らし、比例でも3議席にとどまった。玉木雄一郎代表は「結党して初めての国政選挙。次に向けた1つの大きな土台を築くことができた」と語ったが、改憲をめぐる党分裂の可能性もささやかれている。

■「れいわ」と「N国」は破顔一笑

 善戦が予想された共産党も1議席減らし、志位和夫委員長は「比例代表で、2017年総選挙と比較して得票数、得票率とも前進させた」と胸を張ったが、党勢拡大への道は険しい。社民党も何とか1議席を守って政党要件を維持したが、未来への展望はまったく開けない。

 予想を上回る10議席で3議席増となった維新は首都圏でも議席を得て、「地域政党脱皮への道が開けた」(幹部)と笑顔がはじけた。ただ、北海道に強い地盤を持つ鈴木宗男氏(比例で当選)や元知事として神奈川選挙区で議席を維持した松沢成文氏ら、「外資導入」に頼った勢力拡大で「次も成功する保証はない」(維新選対)のが実情だ。

 対照的に破顔一笑したのが「れいわ新選組(れいわ)」と「NHKから国民を守る党(N国)」だ。2001年に非拘束名簿式が導入されてから初めて、政党要件を満たさない諸派として比例議席を獲得したからだ。れいわが2議席、N国が1議席を獲得したが、両党が集めた比例票326万余は国民民主の得票と肩を並べる。もちろん、政党要件である「得票率2%以上」も達成した。

 「国会の野良犬」を自称する山本太郎氏が立ち上げたれいわは、投票日までに寄付金が4億円を超え、インターネットをフル活用した選挙戦術が「れいわフィーバー」を巻き起こした。「政党要件なし」を理由に既存メディアがほとんど報道せず、自ら「放送禁止物体」と自虐的に訴えた山本氏だが、 比例代表の特定枠1、2位に登載した重度身体障害者候補の国会送り込みに成功した。

 個人名得票で99万票余と断トツだった山本氏は落選したが、その眼はすでに次の衆院選に向いている。

1994チバQ:2019/07/27(土) 15:39:35
■「どの選挙区から出馬するかはこれから」

 「どの選挙区から出馬するかはこれから考える。でも、出るからには勝たないと意味がない」と闘志をみなぎらせる山本氏。2012年衆院選で、自民有力者の石原伸晃・元内閣府特命担当大臣(経済財政相)が圧勝を続けてきた東京8区に徒手空拳で殴り込み、他党候補を押しのけて7万票余を集めて次点となっている。派閥領袖の石原氏もいまから気が気ではないはずだ。

 一方、22日未明に比例代表で最後の1議席を自民から奪い取ったのがN国だ。「NHKをぶっ壊す」を連呼してきた党代表・立花孝志氏の当選確実を速報したのは皮肉にもNHKだった。

 同氏は都内の選挙事務所で「勝ったぞ!」と拳を突き上げた。元NHK職員だった同氏が結党してから6年。今回の選挙戦でNHK職員の不倫を繰り返し取り上げるなどの過激な手法もあって、ネットでの同党関連動画の再生回数は自民党などをはるかに凌駕した。

 立花氏は当選後の会見で山本氏と同様に次期衆院選に挑むことを明言。同党は先の統一地方選で、東京都や千葉県などで26人の公認候補を当選させており、こちらも既成政党の脅威となりつつある。

 両党が政党要件を満たしたことで、次回衆院選の党首討論会には山本、立花両党首も参加することになる。メインイベントとなるのは公示前日の開催が慣例の日本記者クラブ主催の党首討論会だ。

 今回は既成7党首(社民は幹事長)が壇上に並んだが、次回は山本、立花両氏の席も設けられるはずだ。国会質問で安倍首相に「アッキード事件」と言い放った山本氏と、NHK批判一本槍の立花氏の参戦が、これまでの予定調和の党首討論をかき乱すことは間違いなく、記者クラブ事務局やNHKも戸惑いを隠せない。

1995チバQ:2019/07/27(土) 15:40:06
■「ポスト安倍レース」にも異変

 れいわ以外、既成各党の街頭演説も盛り上がりに欠けた。安倍首相の街頭演説は組織的動員で聴衆は多かったが、「親安倍」と「反安倍」の罵り合いも目立った。ただ、「大手メディアの忖度(そんたく)」(民放関係者)で、その場面もほとんど放映されなかった。

 選挙戦の最中には、ジャニー喜多川氏の死去やジャニーズ事務所に対する公正取引委員会の注意、吉本興業の大混乱や京都アニメーションの放火殺人事件などが相次ぎ、「選挙期間中の選挙報道量は従来と比べて大幅に減り、結果的に与党を利した」(選挙アナリスト)との分析もある。

 「ポスト安倍レース」にも異変が生じている。岸田文雄政調会長の率いる岸田派は、派最高顧問の重鎮も含め4人の現職が落選。「岸田派の独り負け」(自民幹部)で岸田氏の指導力を問う声が噴出し、「ポスト安倍どころではなくなった」(岸田派幹部)との悲鳴も漏れる。「党内での村八分」(自民長老)を強いられている石破茂元幹事長も、得意の地方巡業の機会が限定され、選挙戦での存在感が薄れた。

 「令和おじさん」として人気急上昇の菅官房長官は、官邸を留守にして全国を駆け巡り、「ポスト安倍の地歩を固めた」(閣僚経験者)ともみえる。

 「メディア対応も含めて、負けない選挙を徹底した」(自民選対)とされる首相らのしたたかな戦略が功を奏し、余裕の首相は7月24日午後から夏休みに入った。8月1日召集の臨時国会や広島(6日)長崎(9日)訪問をはさんで、8月10日からのお盆休みは地元山口での墓参と別荘でのゴルフ三昧となる予定だというが、その後は日米貿易交渉や日ロ交渉、対北朝鮮外交、日韓外交と難問が目白押しだ。そして、秋の重要課題となる国会での改憲論議の行方も不透明だ。

 今回のれいわの台頭は、「欧米で吹き荒れる左派ポピュリズムに通底する」(政治学者)との見方がある。凡戦とされる参院選だったが、「随所に変革への萌芽があった」(閣僚経験者)との指摘も多い。その小さな芽が次の衆院選や3年後の参院選で大きく芽吹く可能性も秘めている。衆参選挙を経た3年後の夏に、「振り返ればあの時がターニングポイントだった」となる可能性も否定できない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

1996チバQ:2019/07/27(土) 15:41:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000551-san-pol
参院選野党統一候補の行き先 立民と国民で綱引き
7/26(金) 19:13配信 産経新聞
 参院選で当選した無所属の野党統一候補の帰属先をめぐり、立憲民主党と国民民主党の間で早くも綱引きが始まった。ともに一人でも多く党や会派に引き入れて党勢拡大につなげたい考えだ。参院選で立民が国民現職に“刺客”を放ったことで深まった両党の対立は、参院の野党第1会派の座をめぐって激化しつつある。

 「8人のわが党の議員が誕生し、現有(議席)を維持できた」

 国民民主の玉木雄一郎代表は24日の記者会見で、参院選をこう振り返った。改選8議席で臨んだ国民は、2減の6議席にとどまった。だが、無所属の野党統一候補として岩手選挙区(改選数1)を制した横沢高徳氏や、国民民主の党籍を残したまま無所属で広島選挙区(同2)で再選した現職を加えると、勢力は維持したという論法だ。

 玉木氏は山形、滋賀、愛媛、大分の各選挙区(いずれも同1)の当選者についても「われわれが擁立し、応援のリーダーシップを取った」として国民系無所属にカウントする。当面は無所属で活動すると表明した当選者もいるが、党幹部の一人は「選挙では金銭面でかなり面倒を見た。『大人の約束』がある」と語り、引き入れに自信を見せる。

 これに“待った”をかけるのが立民だ。福山哲郎幹事長は22日、国会内で記者団に無所属当選者の動向を問われ、「『国民系』とはどなたのことを指しているのか分からない。それぞれ事情があるので、個別に丁寧に話し合っていきたい」と国民サイドを牽制(けんせい)した。

 両党の皮算用の対象となっているのは、立民、国民、共産党などが改選1人区で擁立した無所属の野党統一候補のうち、当選を果たした計8人だ。

 参院選で立民は改選9議席から17議席に増やしており、仮に国民が思惑通り「国民系」を引き込んだとしても立民の野党第1会派は入れ替わらない。とはいえ、国民側には日本維新の会と連携して第1会派を奪う構想もあり、立民関係者は「参院の国民は必ず動く。主導権争いになる」と警戒を強める。

 こうしたつばぜり合いを与党側は冷ややかに見ている。野党統一候補が政党の「看板」を外して戦った背景には、政策や理念の違いを隠す狙いもある。無所属の野党統一候補に敗れた自民候補は「『政党隠し』以外の何ものでもない。政治への信用を失わせる行為だ」と悔しさをにじませた。(広池慶一)

1997チバQ:2019/07/28(日) 12:07:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00000003-asahi-pol
激戦の1人区で競り勝った女性候補たち 押し上げた票は
7/28(日) 5:00配信 朝日新聞デジタル
激戦の1人区で競り勝った女性候補たち 押し上げた票は
女性当選の主な1人区、勝利の背景は
 28人の女性議員が当選した参院選。激戦となった1人区でも7選挙区で女性が競り勝った。何が勝因になったのか。朝日新聞社の出口調査を分析すると、いずれも女性から厚い支持を受けていた。女性候補を押し上げた女性票の存在が浮かんでくる。

 野党統一候補となった無所属新顔の打越さく良氏(51)が、3選をめざした自民党男性現職を破った新潟選挙区。朝日新聞が投開票日の21日に行った出口調査によると、男性で「打越氏に投票した」と答えたのは半数未満だったのに対し、女性では54%に上った。

 年代別でみても、70歳以上を除く各年代で女性票は打越氏に集まっていた。20代で打越氏に投票したと答えた男性が32%なのに対し、女性は倍の64%。30代は男性34%、女性56%、40代は男性43%、女性56%だった。

 「子どもを抱えた女性から『頑張って』と声をかけられ、女性からたくさん握手を求められた」。打越氏はこう振り返る。弁護士として、医学部入試の女性差別やDV、児童虐待などの問題に取り組んできた。高校生の息子を持つ母でもある。選挙期間中、子ども食堂を視察したり、若い女性と少人数で話し合ったりする機会をつくり、女性が抱える問題に向き合おうと心がけてきたという。

 自民党員を名乗る男性から「中央と地方のパイプと言うが、仕事はこないし暮らしは良くならない。世襲よりも新しさに期待したい」と言われたこともあった。「暮らしに密着した問題を切実なものとして訴えたのが響いたのだと思う」

 女性票が動いたのは新潟だけではない。与野党とも女性を擁立した福島を除いて、女性候補が男性候補を破った宮城、秋田、滋賀、三重、愛媛を含む6選挙区ではいずれも、与野党を問わず女性候補が女性有権者から厚い支持を受け、特に30代で女性票が手厚かった。

 男女の候補者を「均等」にするよう政党に求める法律が昨年でき、春の統一地方選でも各地で女性候補が躍進した。政党が女性候補を擁立すれば女性票が呼応するともいえ、次期衆院選に向けて女性候補の擁立がさらに進む可能性もある。

朝日新聞社

1998チバQ:2019/07/28(日) 12:07:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00000010-jij-pol
得票減少、募る危機感=議席最多も組織力に陰り-公明
7/28(日) 7:17配信 時事通信
 公明党は参院選比例代表で、得票数を2016年参院選から100万票以上も減らし、自民党との連立政権発足以降の国政選挙で最低となった。

 支持者の高齢化が進み、盤石を誇った組織力には陰りが見える。過去最多に並ぶ14議席を獲得したにもかかわらず、党内には危機感が募っている。

 公明党は、候補者を擁立した7選挙区全てで議席を獲得、比例でも7議席を得た。改選11議席を14に伸ばし、16年に並んだ。山口那津男代表は25日の党会合で「公明党の歴史でも最高タイ記録だ」と胸を張る一方、「党の発信力をどう強化していくのか、参院選の総括として議論してもらいたい」と幹部に指示した。

 ただ、5割に満たなかった低投票率に助けられた面は否めない。比例の得票数は653万6336票で、17年衆院選に続く700万票割れ。計画的に準備ができる参院選は750万票超で推移していたが、今回は大幅に下落し、05年衆院選で898万7620票とピークを迎えて以降の減少傾向が鮮明になった。

 原因について、党関係者は「支持者の高齢化で運動量が低下している」と指摘。一時的な現象ではなく同党が抱える構造的な問題との見方を示した。集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法の成立など、「安倍1強」の下で党の基本的立場と相いれない政策に協力していることへの支持者の不満もあるとみられる。

 ある幹部は「投票率が下がっただけで100万票も減るわけがない。深刻に受け止めないといけない」と懸念を示したが、党勢回復への妙案を見いだせるかは不透明だ。

1999チバQ:2019/07/29(月) 15:30:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00000534-san-pol
参院選 共産党、比例は150万票減 「相互推薦・支援」うやむやで政権批判票離れ
7/28(日) 19:58配信 産経新聞
参院選 共産党、比例は150万票減 「相互推薦・支援」うやむやで政権批判票離れ
公明党と共産党の比例代表得票数
 共産党は21日投開票の参院選で、比例代表では850万票の獲得を目指したが、平成28年の前回の約602万票を下回る約448万票にとどまった。全体でも獲得議席は7と改選前の8から後退した。志位和夫委員長はそれでも野党共闘の結果、憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な「3分の2」を割ったと強調するが、選挙後は共闘の一角を占める国民民主党が改憲議論に前向きな動きをみせるなど足元はおぼつかない。

 共産党が比例票を減らしたのは、支持層の高齢化に歯止めがかからないことに加え、野党共闘の前提として他党に求めてきた「相互推薦・支援」をうやむやにしたことが大きい。

 志位氏は、初めて野党共闘に踏み切った28年参院選と29年の衆院選で比例票が伸び悩んだことを受け、今回は「相互推薦・支援」の確約を求めてきた。共産党が選挙区で候補を取り下げても、政権批判票が比例も含めて他党に流れる動きが止まらなかったからだ。

 しかし、野党間の候補者調整が進まない現状にしびれを切らし、今年5月に「状況に即して勝つために効果的な支援を目指したい」と軌道修正。改憲勢力「3分の2」阻止などを争点に掲げ、選挙区で候補の取り下げを進めた。

 この結果、今回は比例で前回から1減の4議席しか確保できなかった。政権批判票は、今回も野党第一党の立憲民主党などに流れた可能性が高い。元日本共産党国会議員団秘書の篠原常一郎氏は「反原発、反消費税などの政策がかぶる『れいわ新選組』にも流れたのだろう」と総括する。

 党勢を切り売りしても堅持した野党共闘には、ほころびが出ている。国民民主党の玉木雄一郎代表は25日、憲法改正について「私は生まれ変わった。議論は進める。安倍晋三首相にもぶつける」と明言した。

 首相と玉木氏が改憲推進で一致すれば、成果として誇る「3分の2割れ」がぬか喜びに終わりかねない。

 志位氏は26日、玉木氏の発言について「野党5党派は安倍政権下の憲法9条『改定』に反対し、改憲発議そのものをさせないために全力を尽くすことで一致している。その線で協力していくことが大事だ」とクギを刺した。

 党内では、宮本徹衆院議員がツイッターで「何のために力合わせ、『3分の2』を失わせたのか」と不満を募らせた。今後、共闘のあり方について議論が再燃するとみられるが、3年後に結党100年を迎える老舗政党の前途は多難だ。(内藤慎二)

2000チバQ:2019/07/29(月) 23:05:37
https://www.sankei.com/west/news/190729/wst1907290002-n1.html
検証・参院選大阪選挙区 女性弁護士と共産エースはなぜ落ちた?
2019.7.29 10:00
 自民、公明の与党両党が改選過半数を確保した7月21日投開票の参院選。4つの改選議席に12人が立候補し、大激戦となった大阪選挙区では日本維新の会が1、2位を独占し、自公両党は苦戦を強いられながらも何とか議席を維持した。その与党陣営に大きなプレッシャーを与えたのが、立憲民主新人の弁護士、亀石倫子氏(44)と共産現職だった辰巳孝太郎氏(42)だ。いずれも党の将来を担うと期待され、2人の得票を合算すれば、トップ当選した維新新人の約72万票をしのぐ。野党の両エースはなぜ、つぶし合ったのか-。

クラブで演説も

 「一緒に戦ってくれませんか。政治は政治家だけのものではない。政治はあなたのもの」

 選挙戦中盤、大阪・難波の百貨店前。涼しげな水色のスーツをまとった亀石氏が涙ながらに呼びかけると、聴衆からやんやの喝采が起きた。

 刑事弁護で名をはせた。最高裁が令状なしの衛星測位利用システム(GPS)捜査を違法とした裁判を担当し、ダンスクラブの経営が風営法違反罪に問われた事件でも無罪を確定させている。

 選択的夫婦別姓や同性婚の法的保護などを公約に掲げ、立民府連代表の辻元清美氏と連日ペアを組んで選挙区を奔走した。浴衣姿で街頭を練り歩き、ミナミのナイトクラブでも演説。SNSを駆使し、主に若手の無党派層をターゲットに支持を呼びかけたが、終盤に失速し、約35万票で6位に沈んだ。

 「私らしい選挙活動ができた」。亀石氏は21日夜、大阪市内の事務所で声を詰まらせながら選挙戦を振り返った。敗因を問われると「組織じゃないですか。投票率が低いことと。強い組織とか大きなものが、私にはなかった」と答えた。

 これに噛みついたのが、民放の開票速報番組に出演していた維新前代表の橋下徹氏だった。「敗れたことを組織のせいにしちゃだめ」と中継をつないだ辻元氏に強い口調で迫り、「最低の候補」とこき下ろした。

 一方の辻元氏は敗れてもなお、報道陣の取材に亀石氏を「大阪一の候補」と持ち上げ、野党共闘がかなわず、票が分散したのが敗因だと分析。亀石氏の「組織がない発言」については「私自身も大きな組織なく、20年以上政治活動している。亀石さんは組織に頼りたいわけじゃない」と擁護した。

2001チバQ:2019/07/29(月) 23:06:07
“男泣き”動画に反響

 共産のエース、辰巳氏も演説時の涙が話題になった。

 中盤、大阪市阿倍野区の街頭に立ったときのこと。千葉県で県営住宅の家賃滞納を苦に母娘が心中を図った事件を取り上げ、「家賃滞納は十数万円なんです。十数万円のために娘を殺(あや)めなければならなかった。どれだけつらかったか」。何度も目頭をハンカチで押さえ、そのたびに支持者から「ガンバレー」と声援が飛んだ。

 「政治というのは、法律というのは、弱者のためにあるんです」。辰巳氏がそう言葉を絞り出すと、一番大きな拍手が起きた。

 辰巳氏は6年前の参院選で初当選。当時としては15年ぶりに大阪での共産の議席を回復した。学校法人「森友学園」への国有地売却問題では、国会追及の先頭に立ち、全国に存在感を示している。

 「演説力は大阪の候補者で一番。関心がない人をも引きつける」と他党幹部も一目を置く。先の阿倍野区での“男泣き演説”動画は再生数が数十万回に及ぶなど反響を呼んだ。

 選挙戦では安倍政権批判のみならず、大阪市政・府政与党の維新が進める大阪都構想にも反対の姿勢を明確にし、「ぶれないのは共産党だけ」と他党との差別化を図った。終盤に追い上げたものの、6年前の約46万票から大きく後退し、約38万票で落選した。

共闘の行方は…

 とはいえ野党の両エースの票を合わせれば、4番手に滑り込んだ自民現職、太田房江氏(68)の約55万票をはるかに上回る。国民民主の新人、にしゃんた氏も13万票近くを獲得しており、共産抜きで野党が共闘しても、当選圏に食い込める可能性は十分にあったといえる。

 立民は国民との協力も模索したが、結果的には実現しなかった。国民幹部は「複数区でもあり、維新を倒すために候補者を一本化するという発想はなかった。比例もある」と話した。

 野党は全国32の一人区では統一候補を立てたが、共産陣営は「複数区では競い合うのが当然」とし、最大の敗因は「投票率を上げられなかったこと」とした。

 立民党内には、大阪をはじめとする改選複数区での取りこぼしに「戦術ミス。複数区でも共闘を進めるべきだった」との意見も出ており、次の国政選挙に向けた選挙戦略の練り直しが迫られる。

2002とはずがたり:2019/07/29(月) 23:18:31
小沢直系の横沢はマッハで国民入りしたし芳賀は舟山さんと同一行動だろうし大分の足立はどうする??

参院選愛媛選挙区で当選の永江氏 嘉田氏と会派結成へ 
7/29(月) 20:08配信 あいテレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00000241-itv-l38

今月21日の参院選で初当選を果たした、野党統一で無所属の永江孝子氏が、同じく野党統一候補として滋賀選挙区で初当選した元滋賀県知事の嘉田由紀子氏と、会派を結成する方針であることが分かりました。永江氏は今月21日に投票が行われた参院選の愛媛選挙区で、自民党の新人・らくさぶろう氏をおよそ8万7千票差の大差で破り、初当選を果たしました。
野党統一候補ながら「完全無所属」を掲げていた永江氏は、所属会派などについて明言していませんでしたが、29日までに同じく野党統一候補として初当選した嘉田氏と会派を結成する意向を固めたことが分かりました。会派は30日届け出る予定だということで、永江氏は「自分も嘉田氏も子育てと仕事の両立で苦労した。そうした経験を踏まえ、2人で子育てや女性の支援などに取り組みたい」と話していました。

最終更新:7/29(月) 20:08

2003チバQ:2019/07/30(火) 07:35:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00000585-san-pol
参院自民、焦点の幹事長の空席続く 会長は関口氏就任
7/29(月) 22:36配信 産経新聞
参院自民、焦点の幹事長の空席続く 会長は関口氏就任
最近の参院自民党幹部
 参院自民党は29日の特別総会で、新しい参院議員会長に竹下派(平成研究会)の関口昌一参院国対委員長を正式に選出した。今後の焦点は未定の参院幹事長ポストだ。大きな影響力を持っていた吉田博美氏が健康問題で先の参院選に出馬せず引退。参院選で自民が単独過半数を割った中、次期参院幹事長には高い手腕が求められるが、9月中旬の内閣改造・党役員人事まで“空白”が続く。

 「私の姿勢は『謙虚に丁寧に』。橋本聖子前会長、吉田前幹事長が参院の位置づけ(の確立)のために頑張っていただいた流れを継続する」

 関口氏は特別総会のあいさつで吉田氏の口癖を引用してこう述べ、路線継承を宣言した。

 実力者だった吉田氏は「衆院の補完勢力」とも言われた参院の発言力を高め、衆院や首相官邸にモノが言える存在にすることを目指した。実際、重要法案の審議には衆院と同程度かそれ以上の時間をかけ、衆院側が反対した国会会期の長期延長を安倍晋三首相にのませることもあった。

 参院選後に吉田氏が参院会長に昇格し、引き続き参院を取り仕切るのが既定路線とみられていたが、吉田氏は引退を決断した。次のかじ取り役に推したのは最大派閥・細田派(清和政策研究会)の世耕弘成経済産業相で、その意向は首相にも伝えていた。

 参院自民はこれまで細田、竹下、岸田(宏池会)の主要3派が主導。世耕氏は近年、細田派を代表して、吉田氏、岸田派の林芳正前文部科学相と会食を重ねて気脈を通じてきた。首相とのパイプも太い。

 主要3派は参院選前、選挙後の新体制について、岸田派の金子原二郎予算委員長を参院会長に擁立し、世耕氏が幹事長に就く方向で固まりつつあった。しかし、「関口会長」が急転直下決まった。背景には、引退後の今も参院に影響力を持つ竹下派の青木幹雄元参院議員会長の意向がある。

 青木氏と師弟関係にある吉田氏の引退後も同派の影響力を維持する狙いがあるとみられ、23日午前に吉田氏の入院先に関口氏、石井準一参院筆頭副幹事長ら同派幹部が集まり、この方針を確認した。参院選で4人の現職が落選した岸田派の林氏も方針転換に抵抗せず、了承した。

 これに伴い参院幹事長の人事も流動的だ。世耕氏は就任にあまり積極的ではない。政府が韓国への半導体材料の輸出管理強化に踏み切り、担当閣僚としての重要性も増している。「合区」解消など重い課題も抱える中での新布陣は、9月中旬に予定されている内閣改造での世耕氏の処遇次第の側面が強い。(田中一世)

2004チバQ:2019/07/30(火) 16:37:15
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/531170/
ひずむ郵政(5)郵便局長 評価は集票力 選挙活動懸命 違法行為も
2019/7/30 6:00
西日本新聞 一面
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福岡市内の局長が5月、後援会員向けに作成した文書。公選法違反の恐れがある文言もみられるが、局長は「周りに止められ、配布はしていない」と答えた

 「投票用紙には『つげ』と書いてください」。神奈川県の郵便局長は、5月の大型連休中から毎週のように顧客宅を回った。多いときで1日約100戸。局長約2万人でつくる全国郵便局長会は7月の参院選で元会長の柘植(つげ)芳文氏(自民)を支援していた。

 「得票数は局長の通信簿」といわれるほど、選挙は重要視される。1人当たり80人分の後援会名簿、30票の得票。互いを監視させるため、顧客宅は2人一組で回る。会の幹部からは「もっと回れ」とハッパを掛けられ、定期的に活動状況の報告も求められる。

 公示後は有給休暇を取り、顧客を期日前投票の会場まで車で送り迎えし、「投票済証明書」をもらうようお願いした。

 公選法は、公示前の特定候補への投票依頼を禁じている。局長は「警察に声を掛けられるんじゃないかとビクビクしながらやった」と振り返った。

 関東地方郵便局長会の理事は今春、神奈川県内の会合で違反行為を促す発言を繰り返した。「お客さんの玄関先で、柘植さんに投票していただきたいと言っちゃっていいですよ」「この言い方は選挙違反だが、警察がマンツーマンで張り付いているなんてことはない」

 柘植氏は約60万票を獲得し、自民比例トップで当選した。「死に物狂いで票を集めた。保険の不正営業が発覚し、本当は選挙なんてやってる場合じゃなかったんだが…」と九州の局長は打ち明ける。

   ■    ■

 かつては特定郵便局長の家族やOBで構成する「大樹の会」が選挙活動を担ってきた。民営化前の局長は公務員で選挙活動が制限されていたからだ。

 日本郵政グループは民業圧迫を避けるとの理由で、2007年の民営化後もさまざまな法規制を受ける。局長会には政治力によってこうした規制を撤廃し、全国約2万4千ある郵便局ネットワークを維持させる狙いがある。

 一部の大型局を除き、局長は会の推薦でほぼ採用される。日本郵便の本試験前に研修会を開き、会の理念である「同一認識・同一行動」を教え込む。局の近くに住めるか、夫婦そろって選挙活動に取り組めるか‐といった条件から人選され、最も重宝がられるのが世襲だという。山口県の局員は「郵便局の仕事をしたことのない局長の娘婿が後を継ぎ、現場は苦労している」と不満を漏らす。

   ■    ■

 1日数人しか来ない南九州のへき地にある郵便局。周辺では農協や銀行の支店も引き揚げた。

 局長の男性は町内会など地域の役職をいくつも掛け持ち、日ごろから高齢者の悩み相談にも乗る。「この土地に骨をうずめる覚悟がある。郵便局がなければ地域を守れない」と自負するからだ。

 しかし、現場の局員は全く別の見方だ。局員が1人しかいないような小さな局にも局長が配置され、管理職手当を支給。局舎を所有していると会社から賃料も支払われる。福岡県の局員は「約7割の局が赤字といわれている。局長会の既得権益を守るため、現場に過酷なノルマが課され、それが不正の温床となっている」と指摘する。

 あまねく全国において公平に利用できる責務を有する‐。郵政事業に義務付けられた役割が、グループ全体にひずみを生じさせている。 =おわり

■郵便局数ほぼ変わらず

 小泉純一郎首相(当時)が推進した2005年成立の郵政民営化法は完全民営化をうたったが、民主党政権下で方針が変更。12年の改正法は郵便事業に加え、貯金と保険の窓口業務についても全国一律にサービスが提供できるよう義務付ける。事実上、利用者が少ない過疎地にも、郵便局を設置し続けなければならなくなった。

 日本郵便によると、全国の郵便局数は6月時点で2万3944局。07年10月の民営化時(2万4540局)からほとんど減っていない。うち約2万局(旧特定郵便局)には全国郵便局長会に加入する局長がおり、原則異動がない。

 政府は日本郵政株の約57%を保有し、今秋にも一部を売却する予定。売却益を東日本大震災の復興財源に充てる方針だが、一連の不正営業問題で株価は下落しており、売却への影響が懸念されている。

2005チバQ:2019/07/30(火) 16:38:15
https://www.sankei.com/premium/news/190730/prm1907300007-n1.html
【政界徒然草】自公の選挙協力に暗雲 参院選兵庫選挙区で自民候補が薄氷勝利
2019.7.30 01:00プレミアム
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参院選の結果を受け、インタビューに臨む公明党の山口那津男代表=7月21日、東京都新宿区の党本部
参院選の結果を受け、インタビューに臨む公明党の山口那津男代表=7月21日、東京都新宿区の党本部
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 公明党は先の参院選で最重点区に位置付けた兵庫選挙区(改選数3)を制し、擁立した7選挙区の候補全員が当選を果たした。ただし、肝心の兵庫では安倍晋三首相(自民党総裁)や菅義偉官房長官ら政権幹部が集中的に公明候補を支援した結果、自民候補は最下位の3位当選と薄氷を踏んだ。地元の自民組織にはぬぐいがたい「しこり」が残り、今後の自公の選挙協力にも暗い影を落とした。

 「テレビで自民候補の当選確実が報じられると、公明党本部で歓声が上がった。こんなこと初めてではないか」

 公明幹部は投開票日の21日夜、兵庫の自民候補が3番手で当選圏内に滑り込むことが確実になると、安堵(あんど)した表情でこう語った。

 当時はすでに、トップ当選の日本維新の会の候補に次いで、公明候補の当確が2番手に報じられていた。最後のいすをかけて、自民と立憲民主党の候補が争う構図となっていた。

 公示前の公明の調査では、公明候補は3位に10万票以上の差をつけられ、当選圏外の4位にとどまっていた。党本部は所属国会議員にそれぞれ秘書1人を兵庫に常駐させるよう指示し、支持母体の創価学会が兵庫に動員をかける異例の「兵庫シフト」を敷いたのも、劣勢を挽回するためだった。

 公明のテコ入れはこれだけにとどまらず、全国で選挙協力を行う自民への働きかけも強めた。

 公明は32ある改選数1人区すべてと、改選数2以上の6選挙区で自民候補を推薦し、自民も公明が候補を立てた7選挙区中、東京と大阪を除く5選挙区で推薦を出した。この5選挙区は、いずれも自民が候補を擁立し、公明とはライバル関係にあった。

 兵庫も、自民が自前の候補を立てながら公明を支援しなければならない選挙区の一つで、選挙期間中には安倍首相自ら公明候補の応援に駆けつけたほか、菅氏は公示前と選挙期間中の2回、兵庫入りした。

 特に菅氏は2回とも兵庫入りした際に公明候補の応援だけを行い、自民候補は素通りするという手厚い支援を演出した。菅氏は創価学会幹部と太いパイプがある。周囲には「公明は自民党に選挙でよく協力してくれている」と語り、兵庫での動きは、その見返りだった可能性を示唆する。

 公明の分析では、公明の基礎票だけでは当選ラインに遠く及ばず、自民票を一定程度、取り込むことが課題だった。首相ら官邸幹部のテコ入れは奏功し、選挙戦の最終盤では公明候補が当選ラインをうかがうまでに情勢は盛り返していた。

 「1位の自民が抜けていて、2〜4位は日本維新の会、立民、公明の団子状態だ」

 公明幹部は投開票5日前の段階で、戦況について厳しい見方を示していた。

 しかし、ふたを開けてみると最初に当確が報じられたのは維新の候補で、2番手に公明が続いた。自民候補は開票前の報道各社の出口調査で、当選圏外の4位というデータもあったほどで、陣営がギリギリまで追い込まれたのは間違いない。

 最終的に、3位に滑り込んだ自民と次点だった立民との得票率の差はわずか約1・4ポイント。自民党兵庫県連内には官邸などに「公明を支援し過ぎだ」と不満が高まっており、公明側もこのことを把握している。

 山口那津男代表は25日の党会合で「自民党との選挙協力は一段と深化し、功を奏した」と胸を張ったが、ある幹部は「3年後に自民側が『もう公明の応援はやらない』と言い出さなければいい」と今後の選挙協力を不安視する。

 ただし、同じ幹部は「そうなれば、『1人区は自民党だけでやってください』と言うだけだ」とも語り、強気の構えもみせる。

 自公の結束の肝は緻密な選挙協力が支えている。裏返せば「票の恨み」が募れば共闘が崩れ去るようなもろい一面もあるのだ。一つの選挙区のしこりが深い亀裂につながる恐れもある。

(政治部 大橋拓史)

2006とはずがたり:2019/07/30(火) 17:55:17
水野さち子氏「今後は総合的判断」 参院選・福島選挙区で落選
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00010023-minyu-l07
7/26(金) 15:08配信 福島民友新聞

 参院選福島選挙区に無所属新人で立候補し、落選した元県議の水野さち子氏(57)は25日、選挙終了あいさつで福島民友新聞社を訪れた。
 水野氏は「力不足だった。国民に寄り添う政治の大切さが少しでも中央に届いてくれれば」と話した。今後については「(投票した)34万5000人が期待してくれた。総合的に判断する」とした。
 選対幹事長を務めた小熊慎司衆院議員(国民民主、比例東北)が同行した。

国民民主・増子輝彦氏、県連代表辞任へ 後任に小熊慎司氏推薦
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00010009-minyu-l07
7/26(金) 11:16配信 福島民友新聞

 国民民主党の増子輝彦県連代表(71)=参院福島選挙区=は25日、福島市で開かれた党県連総務会で「一定のけじめをつけなければならない」と述べ、参院選福島選挙区での敗北の責任を取り県連代表を退く意向を表明した。増子氏は後任に代表代行の小熊慎司衆院議員(51)=比例東北=を推した。県連は26日に改めて開く総務会で増子氏の辞任を了承し、後任を決める方針。
 総務会は冒頭を除き非公開。増子氏は終了後、報道陣の取材に「国民民主の党籍を持つ候補者に無所属になってもらった。国民民主が(擁立を)主導したことは間違いない。責任の所在を明らかにした」と辞任表明の理由を説明した。
 参院選福島選挙区では国民、立憲民主、社民の各党県連と無所属議員、連合福島でつくる「5者協議会」が無所属での出馬を条件に、国民県連筆頭副幹事長で県議の水野さち子氏(57)を擁立した。

維新現職・山口和之氏「落選」 参院選比例、報告会で無念表情
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00010008-minyu-l07
7/23(火) 11:21配信 福島民友新聞

 21日に投開票が行われた参院選比例代表で、日本維新の会から立候補していた現職の山口和之氏(63)=1期、郡山市=は22日、落選が決まった。維新では比例で5人が当選したが、山口氏は4万2231票で党内7番目の得票数だった。
 山口氏は衆院議員1期を務めた後、2013(平成25)年の参院選で、みんなの党比例代表で初当選。14年の解党後は新党「日本を元気にする会」や無所属での活動を経て今年1月、維新に入党した。6年前は都内に選挙事務所を設けたが、今回は地元に事務所を置き、県内を中心に遊説を展開した。

2007とはずがたり:2019/07/30(火) 17:55:56
【データで見る参院選】女性からの支持に差 森氏勝利の要因に
2019年07月23日  
https://www.minyu-net.com/news/saninsen2019/FM20190723-399088.php


 第25回参院選(改選数1)の福島選挙区では女性候補2人、男性候補1人の計3人が選挙戦を繰り広げた。事実上、与野党対決の構図となり、現職の自民女性候補が野党統一の女性候補を下して3選を果たした。比例代表の本県関係候補は明暗が分かれた格好だ。県内で各党がしのぎを削った参院選をデータで分析した。

 森氏、国民・社民支持層に食い込む

 【出口調査】共同通信社の出口調査から福島選挙区の男女別投票行動を見ると、男性は森氏49.1%、水野氏47.9%と支持傾向に大きな差はなかったものの、女性は森氏60.6%、水野氏37.3%と差が開き、森氏が勝利した要因の一つになったとみられる。

 年代別では、10〜60代と70歳以上の全てで森氏が水野氏を上回った。森氏は各年代とも5割以上の支持を集めた。水野氏は40代以上で森氏との差が比較的小さく、70歳以上では約7ポイントとわずかの差だった。

 政党支持別から投票行動を見ると、森氏は自民支持層の9割弱、推薦を受けた公明支持層の約7割の支持を固めて、社民支持層の3割弱、国民民主支持層の2割弱にも食い込み、水野氏に10万票の差をつける得票につながったとみられる。

 水野氏は野党共闘で連携した国民民主支持層の約8割、立憲民主支持層の9割弱、共産支持層の9割弱をまとめたが、社民支持層は7割を割り込んだ。

 無党派層では森氏が4割強、水野氏が5割強で、水野氏が浸透した。

 最多得票は若松氏

 【候補者名投票】今回の参院選の比例代表は本県関係で自民、公明、日本維新の会から各1人の3人が立候補し、自民、公明の現職2人が当選した。

 参院選比例代表は、党名と候補者名のどちらでも投票でき、候補者名の票数で名簿順が決まる「非拘束名簿式」が採用されており、候補者は氏名で投票してもらおうと県内外で有権者に呼び掛けた。

 3人のうち、最多得票は公明現職の若松謙維氏の34万2356票で、公明と個人名を合わせた政党得票総数653万6336票の5.2%を占めた。当選した自民現職の佐藤正久氏の23万7432票で続き、落選した維新現職の山口和之氏は4万2231票だった。

 自民上昇「38.2%」

 【政党別得票率】比例代表の得票率は、自民が38.2%とトップで、前回2016年の33.8%から4.4ポイント上昇した。

 立憲民主が13.6%で続き、公明12.8%、国民民主12.1%、共産8.0%、日本維新の会5.3%、れいわ新選組4.0%、社民3.0%、NHKから国民を守る党1.8%だった。

 前回は、民進が自民に続く28.3%で、公明11.0%、共産10.5%、新党改革5.2%、おおさか維新の会3.4%、社民3.2%だった。

2008チバQ:2019/07/31(水) 15:32:48
浜田聡(医師)が繰り上げ予定

561 :チバQ :2019/07/31(水) 15:31:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190730-00000102-jij-pol
「改憲発議に賛成」=衆院選くら替え出馬の意向-N国・立花代表
7/30(火) 18:19配信 時事通信
「改憲発議に賛成」=衆院選くら替え出馬の意向-N国・立花代表
インタビューに答えるNHKから国民を守る党代表の立花孝志氏=30日午後、東京・永田町
 NHKから国民を守る党の立花孝志代表は30日、時事通信のインタビューに応じ、NHKのスクランブル放送実現に協力が得られることを条件に、安倍政権が目指す憲法改正の国会発議に「賛成する」と明言した。

 党勢拡大のため、次期衆院選に自身がくら替え出馬する意向も明らかにした。

 先の参院選で自民、公明両党と憲法改正に前向きな日本維新の会などを合わせた「改憲勢力」は、発議に必要な3分の2(164議席)を4議席割り込んだ。立花氏は30日、渡辺喜美元行政改革担当相と2人で参院会派「みんなの党」を結成。同会派が改憲勢力に加わると、あと2議席にまで迫る。

2009チバQ:2019/07/31(水) 18:38:41
1133 :チバQ :2019/07/31(水) 18:38:19
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20190730000150
嘉田氏が新参院会派を発足、代表に 野党統一候補の女性2人で印刷用画面を開く
嘉田由紀子氏
嘉田由紀子氏
 8月1日招集の臨時国会を前に、参院選滋賀選挙区で初当選した無所属の嘉田由紀子氏が30日、愛媛選挙区選出で無所属の永江孝子氏と新たな参院会派「碧水(へきすい)会」を発足させ、参院事務局に届け出た。嘉田氏が代表を務める。

 2人は共に参院選に野党統一候補として立候補し、自民党公認候補を破って初当選した。会派名は、海に囲まれた愛媛と琵琶湖を抱える滋賀の共通性などから付けた。

 当面は政党に属さず野党の共通政策をはじめ、女性の社会参画や子育て支援、西日本豪雨を踏まえた災害対策などに取り組む。

 嘉田氏は「県民と約束した政策を前に進める場として、政策が共通する無所属同士で会派をつくった。男性国会議員が多い中、女性に関わる政策で存在感を示したい」と話している。他の無所属議員にも会派入りを呼び掛ける方針。

【 2019年07月30日 20時57分 】

2010チバQ:2019/07/31(水) 18:44:56
森本真治(広島)も国民民主党

1130: とはずがたり :2019/07/30(火) 22:16:34
立憲が野党第1会派維持=参院新勢力
2019年07月30日20時38分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019073000763&g=pol

 参院は30日、先の参院選を受けた各会派所属議員の届け出を締め切った。立憲民主党会派は35議席、国民民主党会派は26議席。立憲が野党第1会派の地位を維持し、国民を引き離した。
 改選数1の1人区で無所属の野党統一候補として当選した8人のうち、横沢高徳(岩手)、芳賀道也(山形)両氏は国民会派に所属。嘉田由紀子(滋賀)、永江孝子(愛媛)両氏は新会派「碧水会」を結成した。高良鉄美氏(沖縄)は非改選の伊波洋一氏(同)の会派「沖縄の風」に参加。寺田静(秋田)、打越さく良(新潟)、安達澄(大分)の3氏はいずれの会派にも加わらなかった。

2011チバQ:2019/07/31(水) 18:47:22
https://mainichi.jp/articles/20190730/ddl/k17/010/247000c
国民民主党県連
参院選「惨敗」 共闘見直しも /石川
会員限定有料記事 毎日新聞2019年7月30日 地方版
 国民民主党県連は29日、金沢市内で常任幹事会を開き、21日に投開票された参院選の総括を行った。

2012チバQ:2019/08/01(木) 21:46:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190801-00000099-jij-cn
柯台北市長が新党結成=総統・立法委員選にらみ-台湾
8/1(木) 17:19配信 時事通信
柯台北市長が新党結成=総統・立法委員選にらみ-台湾
記者会見で新政党「台湾民衆党」を結成すると発表した台北の柯文哲市長=1日午前、台北市政府
 【台北時事】台北の柯文哲市長は1日、記者会見し、新政党「台湾民衆党」を結成すると発表した。

 台湾では2大政党の与党・民進党と最大野党・国民党による激しい対立が嫌気され、無党派層が増えている。柯氏は来年1月の総統と立法委員(国会議員)の同時選挙をにらみ、「民進、国民両党以外の選択肢が必要だ」と強調した。今月6日に結党大会を開く。

 柯氏は昨年11月の統一地方選で、台北市長に再選された。伝統的な政治家とは一線を画した「普通のおじさんキャラ」が若者らに人気で、総統選への出馬に意欲的とされる。記者会見では出馬するかどうかの明言を避けた上で、立法委員選で全113議席中10議席の獲得を目指す考えを示した。

2013チバQ:2019/08/02(金) 17:10:20
https://www.sankei.com/premium/news/190802/prm1908020001-n1.html
「もったいない」の嘉田氏再び 自民を破った神通力
2019.8.2 12:00
 21日に投開票された参院選の滋賀選挙区(改選数1)は、野党統一候補として無所属で出馬した元滋賀県知事の嘉田由紀子氏(69)=立憲民主、国民民主、共産、社民推薦=が、自民公認の現職、二之湯武史氏(42)との事実上の一騎打ちを制して初当選を果たした。「もったいない」を掲げた知事時代には求心力を誇ったものの、初の国政挑戦となった平成29年の衆院選では自民現職に敗北。「もはや過去の人」(自民県連幹部)と揶揄(やゆ)する声もあったが、今回の参院選で「神通力」の健在ぶりを見せつけた。(花輪理徳)

栄光と挫折

 嘉田氏は18年の滋賀県知事選で「もったいない」を合言葉に公共事業の見直しを掲げ、現職知事を破って初当選。22年には県知事選史上最多となる約42万票を集めて再選を果たした。

 任期中は新幹線の栗東新駅や大戸川などのダムの建設をめぐり、自民県議団と激しく対立。さらに嘉田氏が後継指名した現知事の三日月大造氏は、26年の知事選で自民が擁立した候補を破って初当選した経緯もあり、自民にとって嘉田氏は「宿敵」といえる存在だった。

 そんな嘉田氏の求心力も知事2期目の終盤には陰りを見せていた。任期中の24年の衆院選には、「水と油」といわれた小沢一郎氏と脱原発を旗印に日本未来の党を結党して臨んだものの惨敗。旧民進党の重鎮で元衆院副議長の川端達夫氏の後継で出馬した29年の衆院選も、原発政策などをめぐる意見の違いから野党共闘が破綻し、自民候補に敗れた。

もはや過去の人?

 県政界への影響力を弱めていた嘉田氏だが、今回の参院選では高い知名度と過去の実績から再び野党統一候補として名前が挙がった。それでも自民の県連幹部は「もはや過去の人」「相手は野合。政策論争になれば必ず勝てる」と余裕をのぞかせていた。

 近年の国政選挙で連勝し、県選出の衆参6議席を独占して波に乗る自民は、今回の参院選を嘉田氏に引導を渡す「最終決戦」と位置づけていた。

 それでも、やはり嘉田氏。あっという間に支持を広げ、滋賀は一転「激戦区」に。自民は安倍晋三首相をはじめ、小泉進次郎厚生労働部会長ら大物が連日応援に入り、県議や市議も組織的に動員して業界団体を回るなど総力戦を展開した。

 これに対し、嘉田氏は「相手は軍艦、こちらは手こぎ船」と選挙カーで県内を回り、街頭演説を行う地道な選挙戦。中盤に嘉田氏の演説会場を見に行ったという自民県連の幹部は「(支援を受ける)連合の動員がなければ会場はガラガラ。やはり嘉田氏にかつてほどの強さはない」と、楽観的な見方を示していた。

大物応援弁士を待たせても街宣を優先

 しかし、嘉田氏には演説会の動員数では読み切れない「底力」があった。

 嘉田氏本人が選挙カーに乗っていないときには「この車には候補者本人は乗っておりません」と、わざわざアナウンスした。陣営は「選挙カーの声を聞いて、嘉田氏に会うために家から出て来る人が後を絶たないから」と理由を明かす。

2014チバQ:2019/08/02(金) 17:10:36
 京都大農学部を卒業し、琵琶湖周辺の調査・研究に携わった研究者時代を含めると、30年以上にわたって滋賀県に関わってきた嘉田氏には、党派を超えた人脈が県内の隅々にまで行き渡る。今回の選挙戦の課題は県内各地に眠る、そんな「嘉田票」の再結集を図ることだった。公示後は、「回せば回すだけ効果がある」(選対幹部)と選挙カーでの街頭活動を最優先し、17日間の選挙戦で計約4千キロを走った。

 支援する各党から応援弁士が来県しても、スケジュールを合わせられないほど「選挙カー優先」は徹底していた。ある街頭演説で、閣僚経験者の大物議員を約20分も待たせたケースもあった。嘉田氏は「玉木(雄一郎・国民民主党代表)さんや、枝野(幸男・立憲民主党代表)さんが入っても、こちらは一切、街宣計画を変えない。手を振ってくださる方がいたら選挙カーを止めて走っていく。これが草の根だ」と言い切った。

自民の敗因は

 そんな嘉田氏に自民は焦りを感じ始めた。知名度で劣る二之湯氏に対し、党内では「本来はこんなに苦しむ選挙ではないはず。6年間、何をやっていたんだか」と厳しい声も出た。6年前の前回選挙で県連の公募で候補に選ばれ初当選した二之湯氏は、京都市出身で滋賀県に縁がない上、任期中は地元での活動が限られ、現職にもかかわらず名前が浸透していなかった。

 ある自民の関係者は「家族に聞いてみると、嘉田さんの名前は出ても、二之湯さんは知らないと言っていた」と肩を落とす。

 加えて、「二之湯氏の自信に満ちたような態度も、支持者の一部の反感を買った」(支持者)といい、県内の自民支持層の5分の1程度の票が嘉田氏に回り、頼みの組織票も固め切れなかった。

 選挙結果は嘉田氏が29万1千票余り、二之湯氏が27万7千票余り。嘉田氏の当選で、県内では3年ぶりに非自民の議席が復活。自民関係者は「嘉田氏の勝利は次の衆院選に少なからず影響するだろう。早急に敗因を分析して対策を急ぐべきだ」と危機感を募らす。

 嘉田氏は当面、無所属で活動するという。選挙戦で訴えた子育て支援や防災などの政策を実現するため、他の無所属議員との連携に加え、自民を含め党派を超えた連携にも意欲を見せている。

2015旧ホントは社民支持@鹿児島2区:2019/08/02(金) 20:17:31
郡司前副議長は立憲民主党会派へ。無所属ではあるようです。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/giin/199/giinmei.htm#190
http://www.gunji-akira.com/
 今般の退任に伴い、何らかの具体的な選択をしなければなりません。目標を次期総選挙で県内野党勢力の統一した力が発揮出来る様にすべく、連合茨城や野党間の協力態勢を目指して参ります。
 具体には、
      ①当面の間、無所属議員として活動します、
       ②院内の活動は「立憲民主党・民友会・希望の会」会派にて行います。

ところで,どーでもいいことかもしれませんが,8月2日付官報によれば,
https://kanpou.npb.go.jp/20190802/20190802h00063/20190802h000630005f.html
「7月30日議長は,次のとおり各議員からの申請に基づき,議員氏名として使用することを許可した」とあるのですが,
7月31日付官報では,
https://kanpou.npb.go.jp/20190731/20190731h00061/20190731h000610012f.html
「7月28日をもって議長伊達忠一は議員任期満了となった」
とあって,30日時点では参議院議長っていないはず。議員氏名を許可した「議長」って何者なのか,個人的に謎。

2016チバQ:2019/08/05(月) 09:50:50
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190805-00575113-shincho-pol
市井紗耶香に筆談ホステス…立憲「黒星パンダ」たちの今後
8/5(月) 5:58配信 デイリー新潮
市井紗耶香に筆談ホステス…立憲「黒星パンダ」たちの今後
市井紗耶香氏
 議席数を八つ上積みしたものの、比例代表では「目玉候補」があっさり落選した立憲民主党。安直な人選は、あの先輩タレント議員の“院外騒動”を見せつけられた有権者には通じなかったようで――。

“子育ての当事者を国会に”と意気込んで臨んだ元「モーニング娘。」の市井紗耶香候補(35)は、少なくとも知名度では他の新人より抜きん出ていたはずだった。が、フタを開けてみれば比例代表で次点の9位。赤絨毯の代わりに地団駄を踏む破目になってしまったのだった。

「さしたる準備期間も経ないまま唐突に登場した彼女は、“子育て”のシングルイシューで勝負するしかありませんでした」

 とは、政治部記者。

「選挙戦でも、全力を傾注していたとは言い難い。“子育て世代の代表”を標榜するとはいえ、最終日の20日など、浜松市で行っていた演説を早々に13時前で打ち切ってしまったのです」

 その理由は“小学1年生の長男を看てもらっている”からだといい、一緒に演説していた枝野代表も“働く女性が抱える問題です”と、この「途中退場」を是認しつつ見送った。さては知名度に胡坐をかいたか、初陣にあってリミットの20時を待たずにマイクを置くなど、およそ考えられない振舞いであった。

 その市井候補は、

「自分の今後については心の整理をしているところですが、今回の有権者のお一人おひとりとの出会いは貴重な経験となりました」

 と言うのだが、先の記者は、

「結果的には、さんざん危惧されてきた“今井絵理子議員の二の舞”が現実とならずに済んだとも言えます」

 議員歳費や秘書などの経費をあわせ年間7500万円の血税で賄われながら、妻子ある市議と“略奪不倫”に及んだ今井議員については本誌(「週刊新潮」)が報じてきた通り。ともに10代でデビューし“デキ婚”のあげく離婚と、共通点も多い「先達」の行状を知る有権者の目は、節穴ではなかったのだ。

 同じく比例の目玉とされた“筆談ホステス”こと斉藤里恵・前北区議(35)もまた、あえなく散った一人。陣営の関係者に聞くと、

「本人は悔しさのあまり、落選後は一睡もできなかったようです。やはり、擁立から2カ月しか時間がなくては勝てません。今後は、区議や今回の経験を本にしたいと考えています」

 転んでもタダでは起きないのはさすがだが、その一方、堂々当選してしまった候補もいて、

「比例で8番目に滑り込んだ元格闘家の須藤元気氏(41)は、背中に大きな鳥の模様のタトゥーがあって話題でしたが、選挙戦中の取材では“タトゥーは自分の体の一部”と意に介さなかった。何しろ、彼は当選の一報が入った22日未明、事務所で支持者を前に『まだ枝野代表に会ったことがないので挨拶に行きたい』などと口にしていたくらいです」(前出記者)

 まさしく“客寄せパンダ”の面目躍如である。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「選挙戦略うんぬんでなく、ただタレントだからと票が入るような時代では、もはやありません」

 有権者の負託は“まじめにやれ”の一語に尽きるのだ。

「週刊新潮」2019年8月1日号 掲載

新潮社

2017チバQ:2019/08/05(月) 10:11:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000008-mai-pol
演説2500回 自民対決制した「戦う政治家」
8/5(月) 9:00配信 毎日新聞
演説2500回 自民対決制した「戦う政治家」
河井案里氏=宮本明登撮影
 自民党の河井案里参院議員は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。河井氏は自民党が公認候補2人を擁立した改選数2の参院広島選挙区に出馬し、落選した自民現職を上回る票を得て初当選した。「政治家は選挙で鍛えられる」と語った。

 河井氏は選挙戦について「確かに苦労はしたが、政治家として大きく育てていただく教育の場だった」と振り返った。地元県連などが自民現職を支持したことを念頭に「参院選は選挙区が広いので、党の支部長をやっている衆院議員や地方議員の組織に支えられて選挙をするのが一般的だが、今回はそれが全くなかった」と説明。「自前で後援会を作るしかなかった。草の根的な後援会を他の先生を通さず作って、有権者と直接やりとりできたのは大きな財産になったと思う」と語った。

 また今回の選挙は争点がわかりにくく、低投票率につながったと指摘。「街頭演説を全部で約2500カ所やり、最終日には71カ所もやったが、争点がないのでひたすら自分のやりたいことを訴えるしかなかった」と言う。

 尊敬する政治家に、高村正彦自民党前副総裁と菅義偉官房長官をあげ「とにかく政策の勉強をしたい」と語った。そのうえで、政治家としての今後については「女性でなければ分からない政策も、高齢でなければ分からない政策もあってはいけない。全て勉強してカバーしていくべきだと思っている」と強調した。

2018チバQ:2019/08/05(月) 11:06:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190804-00000025-khks-pol
<参院選>自民 宮城、山形、福島上積み 共闘野党は軒並み前回割れ
8/4(日) 17:50配信 河北新報
<参院選>自民 宮城、山形、福島上積み 共闘野党は軒並み前回割れ
(写真:河北新報)
 7月の参院選で、東北6選挙区(改選数各1)で2勝4敗と負け越した自民党の比例代表得票数は2016年の前回と比べ、現職が当選した福島に加え、議席を失った宮城、山形両県でも上積みした。選挙区で共闘した野党各党は、軒並み前回を割り込んだ。

【写真】立候補予定者の決意表明を聞き、拍手する支持者ら

 自民が東北各県で獲得した比例票、前回との比較は表の通り。全体では5万6000票減。投票率が12.37ポイント低下した青森で6万票近く減らした影響が大きい。

 宮城は現職が敗れた選挙区とは対照的に、前回に比べて2万票を増やした。選挙区の改選数が2から1に減り、比例に回った現職が県内で3万5000票を獲得したことが一因とみられる。

 各選挙区で自民候補を支援した公明党は、主戦場の比例で苦戦した。宮城が前回比2万5000票減の10万6000票となったのをはじめ、東北全体で7万2000票少ない40万7000票にとどまった。自民現職が3選を果たした福島だけ前回を超えた。

 対する野党は、選挙区で発揮した共闘効果を十分に反映できなかった。

 前回参院選で旧民進党は東北で101万6000票を獲得。立憲民主、国民民主各党に分かれた今回は、立民が自民に次ぐ62万2000票、旧自由党(前回は生活の党)を吸収した国民も36万5000票を集めたが、その合計は旧民進を下回った。

 共産党は宮城で2万票以上減らし、東北全体でも8万3000票少ない30万7000票に落ち込んだ。日本維新の会は東北で微減の17万票。社民党は12万1000票で、5万票の大幅減となった。

 今回初めて議席を得た政党は、東北の比例でも一定の存在感を示した。れいわ新選組は東北で候補を立てずに、14万8000票余りを獲得。6選挙区に候補を擁立したNHKから国民を守る党は6万9000票を掘り起こした。

2019チバQ:2019/08/05(月) 13:47:31
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=555409&comment_sub_id=0&category_id=1146
【緊急連載 広島選挙区の衝撃】<上>中央対地方 自民2氏、並び立たず
2019/7/23
支持者の前で敗戦の弁を述べた後、事務所を後にする溝手氏(左)=22日午前0時2分、広島市中区
支持者の前で敗戦の弁を述べた後、事務所を後にする溝手氏(左)=22日午前0時2分、広島市中区

 「自民党が2人出すのはやはりばかげた話で、足をすくわれた。今後、党としてしっかり考えなければならない」

 ▽分裂、今後に「しこり」も

 参院選広島選挙区の激戦の決着が付いた21日深夜。自民党現職の溝手顕正氏(76)は、広島市中区の事務所で落選の恨み節を語った。淡々とした口調が逆に憤りの強さを感じさせた。

 同時刻、そこから南西約1キロにある同党新人の河井案里氏(45)の事務所は拍手に包まれた。「自民が2議席取ってこそ初めて党県連の勝利。万歳は差し控える」。河井氏は、党県連所属の大半の国会議員や県議らが推した溝手氏陣営への配慮を見せた。

 21年ぶりに2人を立て、改選2議席の独占を狙った自民党の強気の戦略は、党重鎮である現職の落選という事態をもたらした。「2人を立てた自民党に『思い上がり』を感じた県民が多かったのではないか」。党県連の宇田伸幹事長は振り返った。

 党県連の強い反対を押し切り、官邸主導で決まった元県議の河井氏の公認。それは「安倍1強」の政治状況だからこそだった。「地方で党を支える県連を説得もできず、中央がトップダウンで押し通す姿勢はあまりに傲慢(ごうまん)だ」。当時、渦巻いた不満が今、溝手氏側で増幅する。

 前哨戦から「中央対地方」の分裂選挙の様相だった自民党の2人の争い。そこには、溝手氏と安倍晋三首相の確執が背景にあるとの見方も広がる。自民党が大敗した2007年の参院選で防災担当相だった溝手氏は閣内から当時の安倍首相の責任について言及。民主党政権時の12年には「もう過去の人だ」とも発言した。

 菅義偉官房長官や二階俊博幹事長ら閣僚や党の大物が、河井氏のためだけに繰り返し来援。党県連の宮沢洋一会長が「いじめ」と評した党本部の徹底支援に、県連幹部は「『溝手憎し』の思いが根底にあったのは間違いない」。

 一方、党県連も無策だった。選挙戦中盤から接戦が伝えられても、2人擁立の相乗効果を狙って議席独占への戦略を描くことはなかった。終始、支持票の奪い合いを挑み続けた。

 「自民党の内輪もめで有権者に嫌気がさし、野党に票が流れた。2人当選できたはず」。投開票から一夜明けた22日、河井氏は報道陣に語った。公認決定後、党県連の対応に多くを語ってこなかった河井氏が公然と批判を展開した。

 溝手氏落選の影響はどう広がっていくのか。溝手氏が最高顧問を務める自民党岸田派(宏池会)の会長、岸田文雄政調会長(広島1区)の求心力に影響するのは不可避だ。宏池会の牙城である広島。岸田派の国会議員が多く占める県連内のパワーバランスにも変化が生じる可能性もある。

 ある県連幹部が案じた。「党本部と県連のしこりが残ったままだと大変なことになる。有権者には、自民党が傲慢だという思いしか残っていない」

    ◇

 自民党現職の落選という幕切れとなった参院選広島選挙区。その背景を見るとともに、今後の県政界、永田町で広がる余波を展望する。

2020チバQ:2019/08/05(月) 13:47:46
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=555673&comment_sub_id=0&category_id=1146
【緊急連載 広島選挙区の衝撃】<中>宏池会の行方 岸田氏、求心力に懸念
2019/7/24
開票速報会場から政調会長室に向かう岸田氏。直後に溝手氏の落選が報じられた=21日午後11時34分、自民党本部(撮影・浜岡学)
開票速報会場から政調会長室に向かう岸田氏。直後に溝手氏の落選が報じられた=21日午後11時34分、自民党本部(撮影・浜岡学)

 参院選の大勢が固まった21日深夜、自民党本部。岸田文雄政調会長(広島1区)は4階の開票速報会場から6階の政調会長室に移り、テレビに見入った。最後までもつれた地元広島選挙区(改選数2)。6選を狙った岸田派(宏池会)最高顧問の溝手顕正氏(76)の落選が報じられる。「うーん」。ため息が秘書から漏れた。

 エレベーターで1階に降り、車寄せへ向かう岸田氏の表情は険しい。率いる宏池会は改選9人中4人が落選。溝手氏以外は秋田、山形、滋賀のいずれも1期目で野党統一候補に屈した。「巡り合わせが悪かった」と岸田氏。それで片付けにくいのが広島の結果だ。

 ▽「ポスト安倍」さざ波も

 宏池会は最も古い派閥の一つ。竹原市出身の池田勇人元首相が創設し、広島は「源流の地」だ。宮沢喜一元首相も出し、外交面では「ハト派」とされる。

 広島県内の選挙区に地盤を置く衆参の自民議員(比例復活含む)は参院選前で9人。うち6人は宏池会に在籍する。党本部が県連の意に反して新人河井案里氏(45)を追加公認し、野党系の無所属現職との三つどもえとなる中、参院議長の候補にも挙げられた溝手氏の当選は宏池会や県連にとって最低条件だった。

 「岸田氏の求心力に影響しかねない」「いや溝手陣営の問題で、別の話だ」―。与党議員の見方は割れる。

 自民の広島での2人擁立は21年ぶり。「なぜOKしたのか。安倍さんにごまをすったのでは」。溝手氏劣勢が伝わる中、開票速報会場でテレビ特番に出演した岸田氏はコメンテーターに聞かれた。「ポスト安倍」レースで禅譲を期待しているとされることを念頭に置いた問い。「党勢拡大のためだ」。そう繰り返す表情は硬かった。

 2位当選した河井氏の追加公認は安倍晋三首相が深く関わったとされる。安倍首相は選挙戦中盤に広島を訪れ、溝手氏と河井氏それぞれの街頭演説に岸田氏と駆けつけた。岸田氏は安倍首相から「令和の時代はここにいる岸田さん」と持ち上げられた。しかし、河井氏の会場でも岸田氏がマイクを握ったことに「船長が腰砕けでは前線はもたんよ」。溝手陣営の県議はこぼした。

 宏池会には高みを目指す戦いでもあった。竹下派の三浦靖氏(46)=比例中国=が参院選に特定枠で立候補したため、宏池会に近いとされる畦元将吾氏が繰り上げ当選。畦元氏が加わり、改選議員が全員当選すれば所属50人の大台に届く―。しかし、幻に終わった。

 さらに、ある政見放送がさざ波を立てる。「思いが強くなっている」。宏池会ナンバー2の座長で山口選挙区の林芳正氏(58)が、7年前にも立った党総裁選への再挑戦に改めて意欲を示した。林氏は悠々と5選を飾った。総裁選立候補には宏池会の一本化が必要。当然、岸田氏との関係にも影響する。

 政調会長室。岸田氏の外相時代に被爆地広島を訪れた当時のオバマ米大統領と納まった写真が掛けられている。「今後も頑張るだけ」。溝手氏落選を聞いた直後、エレベーターの中で岸田氏は力を込めた。参院選から4日後の25日。仲間4人を失った派閥の会合に臨む。9月が有力視される内閣改造や党役員人事の臆測も飛び交い始めた。

2021チバQ:2019/08/05(月) 13:48:02
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=556112&comment_sub_id=0&category_id=1146
【緊急連載 広島選挙区の衝撃】<下>野党の議席 有権者、バランス重視
2019/7/25
当選後のあいさつ回りで支援者に意気込みを語る森本氏=右端(福山市)
当選後のあいさつ回りで支援者に意気込みを語る森本氏=右端(福山市)

 参院選広島選挙区(改選数2)の得票トップで再選した無所属現職の森本真治氏(46)=立憲民主、国民民主、社民推薦=は投開票翌日の22日から、あいさつ回りに東奔西走する。訪問先では、こう支援者に伝えている。「九回2アウトから逆転サヨナラホームランを打たせてもらった」

 ▽結集枠組み、活用が課題

 20日夜、広島市中区であった選挙戦のマイク納めでは、「みなさんの力で逆転満塁ホームランの奇跡を起こしてほしい」と声を張り上げた。劣勢が伝えられた序盤戦、勢いが出てきた中盤戦、そして自民党の現職・新人との三つどもえに持ち込んだ終盤戦。情勢の変化を肌で感じていた。

 サヨナラの好機を誰が演出したのか―。もし森本氏が籍を置く国民民主党を含めて旧民主党系の野党の底力で逆転したなら、党勢拡大のきっかけとなり得る。広島選挙区で旧民主党系は2004年から5回連続で議席を得てきたが、12年に政権を失って低迷を続ける。

 だが、ある陣営幹部は打ち明ける。「これほど恵まれた条件での戦いはなかった。結果論だが、2番手をもっと引き離した得票でもおかしくはなかった」

 恵まれた条件の一つは、2議席独占を目指した自民党の動きだ。選対事務局長を務めた滝本実・広島県議は「野党が熱烈に支持された印象はない。『独占だけは駄目』という有権者のバランス感覚に救われた面も大きい」と振り返る。

 実際、県内の比例代表の得票をみると、旧民主党の流れをくむ立憲民主、国民民主両党は計22万8903票。選挙区で森本氏が得た32万9792票の7割にとどまる。支持政党を持たない「無党派層」をはじめ、与党の支持者の一部も取り込んでの勝利だった。

 森本氏は「平和の象徴」とする憲法9条の改正に反対する姿勢を説き、「核兵器のない世界に向けて声を届け続けないといけない」とも主張した。憲法改正や核兵器禁止条約の署名・批准などを巡り、広島の声を届ける議席を守ってほしいという思いを集めた。

 もう一つ、陣営がとりわけ無党派層を引きつけたとみるのが首長の支援だ。湯崎英彦知事は、選挙期間17日間のうち9日間も加勢した。13年は、自民党現職の溝手顕正氏(76)だけを支援した。今回はかつて知事選を戦い、県政運営で対立してきた自民党新人の河井案里氏(45)との関係を背景に森本氏も支援した。

 湯崎知事と距離の近い広島、福山、東広島の3市長も応援に加わった。野党共闘を重視して政党公認ではなく無所属で立った森本氏。陣営幹部は「有権者にとって分かりにくさもある中、首長の後押しが信頼度を高めてくれた」とみる。

 立憲民主、国民民主両党などは6月下旬、政治団体「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」(結集ひろしま)を設立し、「自民党の1強政治に対抗する旗印」としてフル回転した。この枠組みを次の衆院選に向けてどう活用するのか、宿題は残る。

 県内の7小選挙区のうち、旧民主党系の立候補予定者がいるのは広島6、7区の二つしかない。森本氏は「野党を取り巻く状況が好転したわけではない。より幅広い結集を進める」と気を引き締める。

 この連載は教蓮孝匡、樋口浩二、中川雅晴、木原由維、下久保聖司、川村正治、中川晃平が担当しました。

2022チバQ:2019/08/05(月) 13:48:22
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「地元」広島県東部に落胆 溝手氏落選
2019/7/23
落選が決まり、支持者にあいさつする溝手氏(中央)や宮沢氏たち=手前左端(21日、広島市中区の事務所)
落選が決まり、支持者にあいさつする溝手氏(中央)や宮沢氏たち=手前左端(21日、広島市中区の事務所)

 21日投開票の参院選広島選挙区(改選数2)で、元三原市長で自民党現職の溝手顕正氏(76)が6選を逃した。広島県東部の各自治体は県選出の国会議員が多く属する岸田派(宏池会)を中心に長らく国との関係を築いており、ベテランの溝手氏を推した首長からは「残念」との声が上がる。一方、初当選した同党新人の河井案里氏(45)は首相官邸との距離が近いとされ、新たなパイプ役としての期待感もにじんだ。

 「(溝手氏は)国への要請活動など多くの局面で助言をもらい、頼りになる存在だった」。一夜明けた22日、福山市の枝広直幹市長は市役所で取材に応じ、選挙結果について「それが民意ということ」と語った。

 選挙戦では「信頼と実績」を理由に現職2人の支援を表明。宏池会最高顧問の溝手氏を巡り「地域の声を受け止めてくれる人」と応援演説を重ねた。今後の国とのパイプに関し、福山には宏池会の宮沢洋一氏(参院広島)や小林史明氏(広島7区)の地元選出議員がいるとし、「引き続き備後地域の思いを吸い上げていただけるはずだ」と述べた。

 福山は溝手氏の選対本部長を務めた党県連会長の宮沢氏の地盤。2013年参院選で溝手氏は同市で約7万3千票を獲得したが、今回は3万9千票余り。河井氏に約8400票の水をあけられた。「この差は驚き」と宮沢氏の後援会幹部は複雑な表情を見せた。

 溝手氏は県東部の街頭演説で政治家の出発点が三原市長だったとし、備後地域を地元とアピールした。三原市の天満祥典市長は「自民党で2議席と考えていたので残念な結果」と受け止める。選挙戦では集会などで溝手氏の支援を呼び掛けた一方、県議時代の同期の河井氏の応援のマイクも握った。「これからも国との連携に努力していく」

 河井氏は、東京・永田町の党本部や首相官邸の強力なバックアップを受け、安倍晋三首相や菅義偉官房長官、二階俊博党幹事長たちが続々と県内に入り、備後地域でも支援を訴えた。

 府中市の小野申人市長は「(溝手氏には)お世話になっており残念」とした上で「(河井氏は)党本部が推し、国の中枢とパイプができる期待感はある。新たなつながりをプラスに捉えたい」と述べた。

 一方、トップ当選を果たした無所属現職の森本真治氏(46)は、県東部でも連合などの組織票を手堅くまとめ、無党派層も幅広く取り込んだ。選挙戦では推薦する立憲民主、国民民主の両党トップが福山入り。福山の陣営幹部は「保守が強い福山でも、得票が最も多くなるとは思っていなかった」とする。

 尾道市議で森本氏を推薦した社民党県連合の檀上正光代表は「憲法や生活などさまざまなものを守ろうという訴えが幅広く浸透した結果」との見方を示す。森本、河井、溝手の3氏の演説会で応援のマイクを握った同市の平谷祐宏市長は「今後、新しいパイプをしっかりと築いていきたい」と語った。

2023チバQ:2019/08/05(月) 13:49:11
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【山陰回顧】<上>合区完成 有権者と候補の距離遠く
2019/7/23
島根県側の選挙カー(左側)を降りて迎えの車で鳥取県へ向かう舞立氏を見送る自民党安来支部の役員たち。合区では選挙カーを各県で1台使える=画像の一部を修整しています(20日、安来市)
島根県側の選挙カー(左側)を降りて迎えの車で鳥取県へ向かう舞立氏を見送る自民党安来支部の役員たち。合区では選挙カーを各県で1台使える=画像の一部を修整しています(20日、安来市)

 21日に投開票された参院選島根・鳥取合区選挙区(改選数1)は、鳥取選挙区の自民党現職、舞立昇治氏(43)が、元共産党衆院議員で野党統一候補の無所属新人、中林佳子氏(73)との事実上の一騎打ちを制し、両県代表の議席を得た。合区選挙区には、諸派で「NHKから国民を守る党」新人の黒瀬信明氏(34)も出た。2016年の前回選に続く合区の課題や陣営の戦いぶりを振り返る。

 ▽「島根県選出」議員どう実現

 「島根の思いをどこまで反映してくれるのか心配だ」。7日、益田市で舞立氏の演説を聞いた領家進さん(85)は率直な心境を吐露した。「よその人、と感じる」。同じ日、津和野町中心部の街頭でも男性(80)がこぼした。鳥取市から遊説を始め、公示4日目に初めてやって来た、隣県の鳥取を地盤とする候補へのまなざしは複雑だった。

 16年の前回選から島根と鳥取、徳島と高知で2県1選挙区とする合区が始まり、今回で完成した。「1票の格差是正」という目的と引き換えに、島根・鳥取合区選挙区の面積は約1万平方キロへ広がり、全国9番目。島根単県の約1・5倍、鳥取単県の約3倍だ。合区前の両県に比べ、有権者が候補の訴えを直接聞く時間や回数は減った。

 ▽投票率最低に

 支持政党の候補が、自らの県を地盤にしていなければ、県民感情として関心が薄れるのも否めない。「自民党王国」と呼ばれ、全国トップの投票率を誇ってきた島根県で今回、過去最低の54・04%になった。同県が地盤の同党現職青木一彦氏(参院島根・鳥取)が勝った前回選を8・16ポイント下回り、中国地方5県で下げ幅が最も大きかった。

 投票率は鳥取も6・30ポイント減の49・98%で、過去最低だった前回選をさらに下回った。舞立氏の陣営は、要因の一端に合区があるとみる。舞立氏は「合区は理不尽。2県で一人前、それぞれを半人前としたような合区の制度は解消しないといけない」と選挙戦を通じて主張した。中林氏の陣営は投票率の落ち込みぶりに驚き「政策勝負なのに、地域をつぶさに回って十分に伝えられない」と嘆いた。

 自民党が主張する、憲法改正による合区解消の機運は与野党間で盛り上がらず、今回、選挙制度はさらにいびつになった。同党は比例代表で党が当選を優先させられる「特定枠」を主導して導入し、合区選挙区とのすみ分けに利用した。島根・鳥取合区選挙区で舞立氏を公認する代わりに、事実上の島根県代表として党県連青年局長の三浦靖氏(46)を、衆院比例中国から転じさせる形で擁立した。

 ▽「私を忘れて」

 特定枠候補は選挙運動をできず、三浦氏は舞立氏の応援演説で「私を忘れて」と強調。21日に松江市のホテルであった選挙報告会で「政策を訴えるのに制限があり、厳しい活動だった。特定枠は緊急避難的措置であり、都道府県から1人代表を出せるよう(な制度を)目指す」と述べた。

 22日、今回の参院選でも、議員1人当たりの有権者数が最少の福井選挙区に比べ、島根・鳥取合区選挙区の投票価値が0・62票だったとして、東京の弁護士グループが選挙の無効を求めて広島高裁松江支部に提訴した。1票の価値の平等を追求すべきだとする主張と、都道府県単位で参院議員選出を求める意見のせめぎ合いは、司法や政治の場で続く。

 江津市での舞立氏の演説会場では「合区(になったいきさつや今後)のことは分からない」という有権者も複数いた。合区が固定化されないためにも、日頃から与野党の政策論争を通じた政治への関心喚起が求められる。(口元惇矢、三宅瞳)

2024チバQ:2019/08/05(月) 13:49:29
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=555665&comment_sub_id=0&category_id=1149
【山陰回顧】<中>島根の自民 分裂のまま舞立氏応援
2019/7/24
舞立氏の「島根第一声」に集まった自民党県議たち。知事選では支援候補が割れた(5日、松江市)
舞立氏の「島根第一声」に集まった自民党県議たち。知事選では支援候補が割れた(5日、松江市)

 「これからも自民党県連が一本になり、みなさまのために頑張る」。21日夜、松江市のホテルであった参院選島根・鳥取合区選挙区(改選数1)の自民党現職、舞立昇治氏(43)の当選報告会で、党島根県連の青木一彦副会長(参院島根・鳥取)が集まった約250人を前に語った。4月の知事選で対立した多数派の県議たちも出席し、戦いのしこりを残しつつも、共に勝利を喜んだ。

 ▽知事選しこり、どう解決

 知事選では、県議の多数派が丸山達也知事を担ぐ中、県連は国会議員の総意で別の候補を選び、党推薦に押し立てて分裂。選挙戦を舞立氏の知名度向上に生かすどころか、前哨戦では当初、島根入りさえままならなかった。県連は、県議たちの反発を懸念して、3月より前に用意した細田博之氏(島根1区)や竹下亘氏(同2区)と舞立氏とのツーショットのポスターを5月の連休明けまで配れなかった。

 選挙後、知事選の構図そのままに県議会の自民党系会派は、丸山氏を支援した自民党議員連盟(16人)と県連側の自民党(10人)へ32年ぶりに分裂。自民議連は、県連所属県議25人の常任総務会で、知事選の責任を追及して福田正明幹事長の解任動議を突き付けた。

 県連の内乱とは裏腹に、自民議連側には「知事選と参院選は別だ」との声が当初からあった。各県議たちが個別支援する形で選挙戦に突入。細田氏や青木氏が並んだ公示翌日5日の県庁前での「島根第一声」には、自民議連からも8人が顔を見せた。遊説時にはマイクを握って舞立氏の人柄や経歴を売り込み、手を取って支持者にアピール。選挙カーに乗り込み、同行する県議もいた。

 一方、応援マイクを握らず、地盤で街頭演説の機会もなかった県議もいて、応援の熱量に差はあった。

 ▽選対本部なし

 かつて誇った島根の自民党の「結束」には程遠く、知事選の候補者擁立の経緯などから、複数の支部が青木氏の応援演説に難色を示した。ポスター張りや遊説態勢は組めたが、選挙対策本部がない中で情勢情報を共有できず、組織的な戦略を練れなかった。公示や投開票日に出した県連の談話は通常の幹事長でなく、病気療養中で会長の竹下氏の名前だった。

 ▽内情への不満

 5日、出雲市での街頭演説では、細田氏の隣でマイクを握った自民議連の園山繁県議は「知事選の結果を受け止めることができなかった県連をおわびする。時間を置かずに再建する」と述べ、県連の内情への不満をあらわにした。

 結果的に、舞立氏は、野党統一候補の無所属新人、中林佳子氏(73)たち2人を大差で下した。国会議員や県議らは表向き「知事選の影響はなかった」と言うが、「激戦なら分裂のままでは厳しかった」(複数の県議)との声は漏れる。

 青木氏は21日、報道各社の取材に「参院選が終わったのは一つの契機になる。県連役員と話し合った上で、知事選のけじめをつける」と語った。青木、福田両氏は知事選前の3月、党推薦候補以外を支援すれば処分対象になり得ると記した文書を出した経緯がある。そのさじ加減は「自民党王国」の行方を左右する。(口元惇矢)

2025チバQ:2019/08/05(月) 13:49:48
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=556121&comment_sub_id=0&category_id=1149
【山陰回顧】<下>野党共闘の内実 「共産系」への支援鈍く
2019/7/25
米子市であった中林氏(左から4人目)の街頭演説。野党5党派の衆院議員や元衆院議員たちが応援に駆け付けた(13日)
米子市であった中林氏(左から4人目)の街頭演説。野党5党派の衆院議員や元衆院議員たちが応援に駆け付けた(13日)

 ▽立憲・国民、関係構築に壁

 「この1議席で政治が変わる。党派を超えたお力添えを」。参院選島根・鳥取合区選挙区(改選数1)に無所属で挑んだ新人の中林佳子氏(73)は20日夜、松江市中心部の交差点で最後まで「市民と野党の共闘」を訴えた。その200メートル先で国民民主党の比例代表の活動を終えた党県連幹部は「野党統一候補」のラストコールを見ることなく去り、後にこう言った。「協力しないが邪魔もしなかった」

 ▽合同で演説会

 中林氏が立候補を表明したのは1月。共産党衆院議員を通算4期9年務めた実績を買われ、党幹部から要請を受けた。野党5党派が改選1人区で進めた候補者一本化で島根・鳥取の候補に決まると、6月、超党派の受け皿として無所属を選び、自民党現職の舞立昇治氏(43)に挑んだ。

 市民団体と協力し、改憲反対などの「政策協定」を個々の有権者と結ぶ運動を展開。両県に置いた事務所には、無党派層の若者や共産党以外の野党支持者から応援の声が届いた。社民党の両県連合が支援を打ち出し、鳥取、米子両市では公示後、立憲民主党会派の衆院議員や鳥取県を地盤とする国民民主党の湯原俊二元衆院議員たちとの合同演説会が実現した。

 ただ、ポスター張りやチラシ配り、遊説手配などの実務の多くを共産党員が担った。「共産党衆院議員としての知名度と実績」は、現職時代を知る超党派の年齢層へPRできる強みだったが、「反自民、非共産」にこだわる地元の野党関係者の動きを鈍らせもした。

 立憲民主、国民民主両党の両県連は自主投票。島根県側では特に、共産党を支持しにくいとの意見がある支持者感情を踏まえて連携が深まらなかった。立憲民主党県連は幹部の県議2人が選挙戦初日と最終日の街頭に立っただけ。国民民主党県連は積極的な協力はなかった。

 両党県連は昨夏からの独自候補探しが難航し、共産党に後れを取った。ようやく擁立のめどをつけた時には、野党の党本部間で中林氏への一本化の流れができていた。「候補を出さないのが最大の選挙協力」と立憲民主、国民民主両党県連幹部たちが唱えた姿に口惜しさがにじんだ。

 ▽批判票集まる

 中林氏は両県で16万7329票を得た。両県の共産党比例票の約4・5倍。自公政権批判層の一定の受け皿となったといえる。中央で、次期衆院選の共闘に向けて連携強化が叫ばれる中、共産党島根県委員会の後藤勝彦委員長は「今後につながる大きな意味を持つ選挙だった」と振り返る。

 一方、2017年の衆院選で共産党の協力も受けて初当選した立憲民主党県連の亀井亜紀子代表(比例中国)は1人区で共産党系に一本化した3選挙区全てで自民党に負けた結果を踏まえ「勝てないと意味がない。1人区では共産党は健闘しても勝利はできない」と語る。

 「政策的な一致と、日頃の付き合いを地域レベルでしっかりやっていくこと」。21日、落選が確実になった後、松江市の事務所で報道各社に今後の野党共闘の課題を問われた中林氏は答えた。いがみ合うだけでは何も変わらないという現実を指摘した。(三宅瞳)

2026チバQ:2019/08/05(月) 13:50:08
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=558257&comment_sub_id=0&category_id=1149
吉田前自民参院幹事長、影響力保持? 青木幹氏・竹下氏と国会近くに共同事務所
2019/8/1
青木氏、竹下氏、吉田氏の名前が並ぶ事務所の扉
青木氏、竹下氏、吉田氏の名前が並ぶ事務所の扉

 7月の参院選に立候補せず引退した前自民党参院幹事長の吉田博美氏が、島根県を地盤とした元党参院議員会長の青木幹雄氏と同党の竹下派(平成研究会)会長の竹下亘氏(島根2区)が国会近くの砂防会館に構える共同事務所に、政治活動の拠点を置くことが分かった。

 東京都千代田区平河町の同会館別館2階にある事務所の扉に3人連名の看板を張り出した。8月上旬から吉田氏の秘書1人が事務所に常駐し、吉田氏専用の電話番号も設ける。吉田氏は病気療養中だが、回復すれば、来訪者と面会などを始めるという。

 吉田氏は柳井市出身で、長野県の選出。青木氏とともに平成研に所属した。「参院のドン」と呼ばれた青木氏に見いだされて頭角を現し、自民党の参院議員をまとめた。

 事務所には、青木氏と竹下氏が秘書を1人ずつ常駐させている。青木氏は引退後も政界への影響力を保ち、週1回ペースで姿を見せ、国会議員たちとの面会場所として活用している。

 砂防会館は、平成研が旧経世会時代に派閥事務所を構えていた。現在は自民党の二階派や古賀誠元幹事長などの事務所がある。(河野揚)

2027チバQ:2019/08/05(月) 16:57:49
https://www.sankei.com/politics/news/190802/plt1908020038-n1.html
立憲民主・福山幹事長に向かう矛先…参院選勝利も伸び悩み、不満くすぶる
2019.8.2 22:19
 立憲民主党は2日、国会内で先の参院選の結果を分析する両院議員懇談会を開いた。新人議員を除く約50人が参加した。執行部への表だった批判は少なかったものの、水面下では参院選を取り仕切った福山哲郎幹事長への不満がくすぶっている。

 枝野幸男代表は会合の冒頭、「反省点を踏まえて、(次期衆院選で)大きな成果をあげていけるよう忌憚のない意見を聞きたい」と述べた。先の参院選で改選9議席を17議席に増やした。議席を倍増させながら枝野氏が「反省」を口にするのは、平成29年衆院選に比べて比例得票数を減らすなど課題を残したことも背景にありそうだ。

 党会合では出席者の半数に当たる24人が野党共闘の在り方や党運営などについて意見を表明した。出席者によると「代表選を行って党勢を立て直すべきだ」と主張し、執行部の責任を問う意見もあったという。

 党内の不満の矛先は「替えがきかない枝野氏」(参院幹部)ではなく、候補者選考などに深く関わった福山氏に向けられている。

 ある衆院議員は福山氏に関し「地元の京都選挙区では公認候補を当選させられず、静岡選挙区では国民民主党に刺客を立てて野党内に不必要な対立を持ち込み、しかも負けた。今後、野党共闘を目指すならマイナスだ」と指摘した。

 党関係者も「周囲に『比例だけで15議席は取れる』などと豪語していた。伸び悩みの一番の原因は彼にあるのではないか」と述べた。

(千田恒弥)

2028チバQ:2019/08/05(月) 16:58:22
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201908/0012567846.shtml
2019/8/1 07:00神戸新聞NEXT

参院選兵庫選挙区 維新が14市町で得票1位 自民支持票の分散追い風に
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 7月21日に投開票された参院選兵庫選挙区(改選数3)で、日本維新の会の候補が約57万3千票を集め、初のトップ当選を果たした。支援組織を持たず「風頼み」とも言われてきた同党の躍進に関係者は驚きを隠せない。統一地方選以降の大阪での勢いが兵庫に浸透した結果なのか。それとも政権批判票の受け皿となり得たのか。得票データから探った。(前川茂之、井関 徹)

 投票者数が前回選(2016年)から25万2千人減り過去2番目に低い投票率だった今回、維新の清水貴之氏(45)は前回の維新(おおさか維新の会)候補の得票数を4万票余り上回った。得票率は26・1%。4人に1人が清水氏に投じた。

 清水氏の得票は神戸市と阪神地域(尼崎市を除く)を中心に県内14市町でトップ=地図参照。4月の大阪府知事・市長ダブル選で圧勝した勢いが、大阪に近い阪神三田地域や神戸市内で強く表れ、清水氏の全得票の3分の2近くを占めた。

 神戸新聞社の出口調査によると、全体の約3割を占めた無党派層のうち33・1%が清水氏に投票。無党派層をターゲットにしていた立憲民主党の安田真理氏(41)の27・7%を上回り、一定の「風」があったことをうかがわせる。ただ、清水氏の陣営は「追い風があるのか実感はなかった」と振り返る。

 都市部以外での浸透も際立つ。自治体ごとに清水氏の得票率を見ると、前回は郡部を中心に28市町で2割に満たなかったが、今回は8市町以外は2割を超えた。選挙戦では「全市町での街宣制覇」を掲げ、県内を巡る戦略に転換していた。

   ◆    ◆

 維新をトップ当選に押し上げた要因には、自民党支持票の分散もある。

 同党の県内比例得票が政党別で最多の63万9千票だったのに対し、選挙区の加田裕之氏(49)の得票は46万6千票。自民を支持しながらも選挙区では約17万票が別の候補に流れ、加田氏は3番手で辛勝した。

 出口調査によると、自民支持層で加田氏に投票した人は55・6%にとどまり、18・2%が清水氏へ。15・4%は、官邸を巻き込んで大がかりな組織戦を展開した公明党の高橋光男氏(42)に投じた。

 頼みの郡部でも、前回は33市町で得票率1位だったが、今回は10市町にとどまった。丹波や但馬南部の4市では、選挙期間中に一度も立ち寄らなかった立民の安田氏に1位を奪われた。

 選挙中の応援で、安倍晋三首相は持論の憲法改正を前面に出して聴衆にアピール。加田氏も選挙戦終盤、街頭で強調する場面が増えた。自民県連幹部は「賛否の分かれる改憲を強調したことが裏目に出た可能性もある」と分析する。

 維新躍進の要因について井戸敏三知事は自民支持層の「投票行動の多元化」に言及した。「自民の政策で自分の考えとずれがあるような点に対し、(維新が)批判的な意思を示す受け皿になった」と消極的選択を指摘した。

■維新はブランド確立 関西学院大・大村華子教授(政治行動論)の話

 維新の強さが際立った一方、自民の低迷が目立ったのが今回の兵庫選挙区の特徴で、他の選挙区にはない傾向だ。維新は政党ブランドを確立しており、隣接する兵庫までその浸透が進んだと考えられる。自民がぜい弱だった理由は判然としない。次の国政選挙の結果を慎重に見極める必要がある。

2029チバQ:2019/08/06(火) 19:10:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190806-00000039-tospoweb-ent
元モー娘・市井紗耶香氏 もう立民からの出馬なしか
8/6(火) 17:10配信 東スポWeb
元モー娘・市井紗耶香氏 もう立民からの出馬なしか
落選した市井氏
 立憲民主党の枝野幸男代表は5日、国会内で開いた会見で、参院選で落選した元「モーニング娘。」市井紗耶香氏をはじめとした比例代表候補者と近く“反省会”を開く意向を示した。

 枝野氏は10月に召集予定の臨時国会に向けて、国民民主党の玉木雄一郎代表や衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野田佳彦代表と相次いで会談し、立民の衆院会派に合流するよう要請。玉木、野田両氏は回答を保留した。枝野氏は「次の臨時国会には、体制を整えた上で十分な準備をして臨む必要があることから、8月中旬をめどに、ご意向を伺いたいと思っています」と話す。

 枝野氏が元民進党(元民主党)議員たちに衆議院での会派入りを呼びかけた背景には、立民のデータでは“当確”が出ていた市井氏や「筆談ホステス」こと斉藤里恵氏ら参院選候補者たちが落選したショックがあるとみられる。

 参院選の敗因を候補者に説明したのかについて枝野氏は「先週、福山哲郎幹事長が参院選選挙区で惜敗した人たちと会って選挙の結果について説明し、今後のことを話し合いました。これから比例代表候補の方々と行います」。つまり“反省会”を行うわけだ。

 市井氏は落選後、会見を開かず自身のツイッターやブログで「今回の有権者のお一人おひとり、との出会いは貴重な経験となりました」と告白。再チャレンジについては「下を向かず、前を向いていきます」と記しただけだ。

 野党関係者は「枝野氏と福山氏は、自民党がネット情報や過去の選挙データを活用して選挙情勢を分析している時に、電話調査だけを頼りに選挙戦をやった。時代錯誤です。ある候補者は『立民は私を公認しただけ。“その後は好きにやって”だった』と不満をぶちまけていました。市井氏は、次回も枝野&福山両氏による選挙態勢のままだと、出馬要請を断る可能性だってありますよ」と指摘した。

 市井氏が、次も枝野氏の下で選挙に出るとは限らない?

2030チバQ:2019/08/06(火) 22:17:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190806-00000087-asahi-pol
投票した候補者の得票0 再調査要求…選管「できない」
8/6(火) 21:53配信 朝日新聞デジタル
 7月21日に投開票された参院選比例区で、自分が投票した候補者の得票が0票なのはおかしいとして、大阪府堺市美原区の有権者4人が区と市の選挙管理委員会に再調査を求めた。両選管は「訴訟で裁判所の決定がない限り、再調査はできない」としている。

 申し入れたのは、美原区の山口義弘さん(74)ら。4人とも共産党の山下芳生(よしき)氏(59)に投票したという。

 山下氏は大阪に活動拠点を持ち、参院選では全国で4万8932票を得て4選を果たした。府内では約1万6700票を得たが、大阪、堺両市の計31区と41市町村で、美原区だけ0票だった。堺市のほかの6区では100票以上を得ていた。

朝日新聞社

2031チバQ:2019/08/08(木) 13:38:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190808-00000014-khks-pol
<参院選秋田>地上イージス与党候補落選 支援の佐竹知事動向注目
8/8(木) 12:45配信 河北新報
<参院選秋田>地上イージス与党候補落選 支援の佐竹知事動向注目
参院選の期間中、秋田県庁前で中泉候補(右)と握手する佐竹知事
 佐竹敬久秋田県知事は、参院選秋田選挙区(改選数1)で再選を逃した自民党の中泉松司氏(40)を選挙戦で全面支援した。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」を巡る防衛省との再協議が控える中、秋田市への配備を目指す政権与党の公認候補を堂々と推す政治的バランス感覚はどうだったのか。配備反対を訴え当選した寺田静氏(44)との関係構築を含め、県政トップの今後の立ち回りに注目が集まる。

【写真】決意表明を聞き拍手する支持者ら

◎配備賛成の印象も/県政に影響「ない」

 「どんなことがあっても当選させるのは、われわれの使命だ」。3月にあった中泉氏の大規模集会。登壇した佐竹知事は再選に向けた支援を約束した。

 知事は県職員時代から中泉氏の父の元県議会議長松之助氏と親交があった。「『松司は俺が育てる』と言ったこともある」との言葉には私情もにじんだ。

 今回の参院選まで県内の衆参5議席を独占していた自民の支持基盤に知事の支援も加わり、中泉氏陣営の視界は良好かに見えた。だが寺田氏が3月に出馬表明したころから、状況はじわじわと険しさを増した。

 寺田氏の夫の学氏は衆院議員(比例東北)。義父の典城氏は元知事。自民は「寺田家」の知名度も警戒して4月に秋田を「激戦区」に格上げし、てこ入れを急いだ。公示1カ月前の6月上旬には、地上イージスに関する防衛省の報告書に重大な数値ミスが発覚。陣営にとって逆風となった。

 謝罪に訪れた岩屋毅防衛相に対し、佐竹知事は「配備の議論はマイナスからのスタートだ」と突き放した。そうした流れの中、6月27日の記者会見で参院選への対応を問われると「私は中泉君(を支持する)」とためらいなく語った。

 選挙戦では遊説に同行してマイクを握り、選対の運営に注文をつけることもあったという。関係者は「知事がこんなに力を入れた選挙は初めて。まるで選対の一員だった」と明かす。

 中泉氏も演説で防衛省を批判し知事との連帯感を演出したが、競り負けた。

 選挙後の最初の定例会見となった7月29日、佐竹知事は「残念だが、結果を素直に受け止めることが必要だ」と述べた。地上イージスが逆風になった点を挙げ「自民は守り、寺田氏は攻めの選挙だった」と分析した。

 配備の可否に関する自らの考えを示さないまま前のめりになって自民候補を支援した知事。県議会野党会派からは「配備受け入れに賛成と県民に受け止められかねない」などと批判的な声も挙がる。

 そうした心配は自分の中にはなかったのか。29日の会見で佐竹知事はこれまで通り防衛省への批判も忘れず、今後の県政界への影響を尋ねられると「ないない」と手を振って否定した。

2032チバQ:2019/08/09(金) 11:36:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190809-00000014-mai-pol
「お父さんまた落ちた」共産参院議員の苦節
8/9(金) 9:30配信 毎日新聞
「お父さんまた落ちた」共産参院議員の苦節
伊藤岳参院議員=須藤孝撮影
 先の参院選で初当選した共産党の伊藤岳参院議員(埼玉選挙区)が毎日新聞政治プレミアに寄稿した。「参院埼玉選挙区は改選数が3から4へ1増えた。増えた改選数の1を護憲と改憲のどちらがとるかというのは、大きな焦点だった」と埼玉県では21年ぶりとなる議席獲得の意義を強調した。

 ◇保守系首長から激励

 埼玉県内の首長にあいさつまわりをするなかで、ある保守系首長から「県民のかけがえのない議席を持つ一人である伊藤さんが来てくれたことには感謝したい」と言われ、議席の重さを実感したという。

 ◇息子から「信念を貫いた」

 一方で当選までは長かった。参院選埼玉選挙区は2010年、13年、16年と4回目で議席を獲得した。しかし、国政選挙に初めて出馬したのは01年。国政への挑戦は参院比例代表や衆院も含めて今回が8回目だった。伊藤氏は「7回落選しているから七転び八起きが合言葉だった」と話す。01年から19年目の「八起き」だ。

 次男からは「父さんも苦労しただろうけれども、自分も学校で『またおまえのお父さんは落選したのか』と言われて苦労した」と言われたという。長男には「学校の200メートル以内に宣伝カーは来ないでほしい」と言われたことも。でも2人とも今回「信念を貫いたおやじを尊敬する」と言ってくれたという。

 国会では選挙戦で掲げた「大学学費半額」の公約に取り組みたいとしている。伊藤氏は「消費税10%反対、安倍改憲反対など国会で焦点となる問題では野党の立ち位置は一致している。この結束でやっていきたい」と語った。

2033チバQ:2019/08/09(金) 11:38:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190809-00000500-san-bus_all
参院選“惨敗”の日本医師会、社会保障改革に影響も
8/9(金) 7:00配信 産経新聞
参院選“惨敗”の日本医師会、社会保障改革に影響も
経済財政諮問会議に臨む安倍晋三首相(手前)=7月31日、首相官邸(春名中撮影)
 「本日了承を得た概算要求基準も踏まえ、今後政府を挙げてメリハリの効いた予算編成に取り組んでいく」

 安倍晋三首相は7月31日の経済財政諮問会議で、令和2年度予算編成についてこう述べ、各省庁からの予算要求に対し、必要に応じて増減を明確にする姿勢を強調した。

 「減」の筆頭格が、国の一般会計の歳出で約3分の1を占める社会保障費だ。同日の臨時閣議で了承された概算要求基準では、高齢化などに伴う社会保障費の自然増を5300億円と設定。2年度は社会保障費の支出が多い75歳以上の後期高齢者となる人の数が終戦前後生まれの世代のため少なく、ここ数年6000億円以上だった自然増が抑えられる格好となった。

 予算編成過程で自然増の伸びを5000億円程度まで絞り込むのがここ数年の流れで、2年度予算案の社会保障費の圧縮は簡単にみえるが、話はそう単純ではない。4年度から人数の多い団塊世代が後期高齢者入りして、「小泉純一郎政権時代に社会保障費の伸びを5年で1・1兆円抑制したときよりも社会保障費が急増する」(厚生労働省幹部)ため、まだ余裕のある2年度予算案の段階で社会保障費の伸びを一定程度抑制しておき、4年度からのショックを和らげておく必要があるのだ。

 こうした事情から、参院選後に社会保障への切り込みの検討が始まる見通しとなっていた。社会保障系の業界団体は社会保障抑制のターゲットになるのを回避しようと、7月の参院選では組織内候補の得票数を稼いで存在感のアピールに走ったが、意外な番狂わせがあった。業界のトップに君臨する日本医師会(日医)の政治団体、日本医師連盟推薦で現職の羽生田俊氏が、自民党の比例代表当選者19人の中で16位と下位に沈んだのだ。

 羽生田氏は6年前に初めて出馬した参院選の得票数から10万票近くも減らした上、自民党比例代表で当選した社会保障系候補4人の中で最下位となった。

 一方、社会保障系トップは日本看護連盟推薦の現職の石田昌弘氏で、低投票率の中、3年前の参院選で組織内候補が獲得した以上の得票数を奪った。続いて日本薬剤師連盟推薦の新人の本田顕子氏、日本製薬団体連合会などが支援した首相補佐官の衛藤晟一氏が羽生田氏の得票を上回った。

 「羽生田先生は現職で2回目の選挙に臨んだが、2回目ということで、やはりわれわれの気持ちの中にも、また会員の先生方にも気の緩みもあり、厳しい状況であることを徹底することが大変だった」

 日医の横倉義武会長は、参院選の投開票日から3日後の7月24日に記者会見し、組織内候補の“惨敗”の一因を「気の緩み」と指摘。さらに、自民党比例代表で社会保障系候補が10人も立候補し、総得票数は120万票を超えたものの、個別の候補には票が分散してしまい、日本歯科医師連盟推薦の新人で前衆院議員の比嘉奈津美氏ら6人が落選したとの見方も示した。横倉氏の地元で一定の得票が期待できた九州地方が投票日当日に大雨に見舞われたことも影響したという。

 この結果、秋からの社会保障改革の議論では、参院選で地位が低下した日医が矢面に立たされるのは必至とみられている。特に来年4月に予定されている診療報酬改定で、医師らの技術料や人件費にあたる本体部分がマイナス改定となる可能性が指摘される。診療報酬は本体部分と薬価部分で構成されており、ここ最近の改定では薬価を大きく引き下げて本体部分のプラス財源を捻出してきたが、「今回は例年ほど薬価財源を期待できなくなった」(閣僚経験者)との見方も出ている。

 7月24日の記者会見で横倉氏は、日医の発言力低下を食い止めるため「今後の医師会の医政活動のあり方を抜本的に見直さなければならない」と表明。若手医師や地方議会への働きかけを強化するとともに、他の業界団体との連携強化も打ち出した。

 永田町界隈では、早ければ年末の衆院解散・総選挙もささやかれており、業界団体の巻き返しは少なからず政局に影響しそうだ。(経済本部 桑原雄尚)

2034チバQ:2019/08/10(土) 08:34:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190810-00000002-pseven-soci
参院選全国比例候補者に支給の「特殊乗車券」は“おかわり”可
8/10(土) 7:00配信 NEWS ポストセブン
参院選全国比例候補者に支給の「特殊乗車券」は“おかわり”可
行き先が「参議院」と記された特殊乗車券
 国会議員が国会(東京)と選挙区を往復するためにJR無料パス(鉄道乗車証)と無料航空券(クーポン)が支給されることは比較的知られていることだろう。国会議員選挙の立候補者に対しても、似たような制度がある。ライターの小川裕夫氏が、公平な選挙を実施するために立候補者に支給される「特殊乗車券」「特殊航空券」についてレポートする。

【写真】冊子状になっている特殊乗車券

 * * *
 観光地をめぐることができる乗り放題フリーきっぷや、スタンプラリーと連動した乗り放題きっぷが人気だ。それなら全国を回れるフリーきっぷがないものかと探しても、海外居住者用のJRのジャパン・レール・パスがある。しかし、国内で暮らす私たちは使用できない。

 国会議員には、JRの無料パスが支給されている。国会議員にならなくても、似たようなフリーパスを手に入れることもできる。それが、参議院議員選挙に全国比例から立候補者した人が使用できる“特殊乗車券””特殊航空券”だ。

 全国比例の候補者たちの選挙区は、日本全国。全国比例で出馬した候補者たちは、それこそ北は北海道から南は沖縄県まで駆け回り、自身の政見を訴える。

 17日間にわたって、全国を回ることは体力的にもシンドい。それ以上に、交通費などの金銭的な負担も馬鹿にならない。

「公平な選挙を実施するために、できるだけ資金力で選挙の優劣がつかないようにする必要があります。そうした環境を整えるため、参院選の全国比例から出馬する立候補者に“特殊乗車券”もしくは“特殊航空券”を支給しています。これは、鉄道や飛行機が期間中は乗り放題になるチケットです」と説明するのは、総務省自治行政局選挙管理部管理課の担当者だ。

 冊子状になっている特殊乗車券と特殊航空券は、JRのみならず私鉄や市電なども乗り放題になる。全国比例の立候補者は、交通費を心配することなく全国を飛び回ることができる。

 特殊乗車券も特殊航空券も、一人の立候補者に対して6冊が支給される。1冊は50枚つづり。これは、候補者本人分に加えて候補者の選挙を手伝うスタッフ5人分までの交通費を公費で負担することを公職選挙法が認めているからだ。足りなくなった場合は“おかわり”もできる。

「参院選制度が現在の非拘束名簿式に変更された2001年の第19回から今回の第25回までの全7回において、特殊乗車券・特殊乗車券が足りなくなって追加を申請した立候補者はいません」(同)

 ただし、立候補者は特殊乗車券と特殊航空券を併用することはできない。あくまで、どちらか一方の使用を選択しなければならない。

 総務省によると、立候補者の大半は特殊乗車券を選択するという。特殊乗車券は乗車券・特急券・指定席券として使用することはできるが、グリーン券・グランクラス・寝台券として使用することは認められていない。

 これら日本全国をカバーした特殊乗車券・特殊航空券が支給されるのは、全国比例の候補者だけに限られる。対して、選挙区から出馬した候補者は各選挙区の選挙管理委員会が定める規則に準じる。たいていの選挙区は、当該の選挙区内のみを自由に移動できるパスを支給している。すべての立候補者が、日本全国を自由に回っているわけではない。

「“特殊乗車券”と“特殊航空券”が公職選挙法で法的に明確に定められたのは、1950年です。しかし、1948年には臨時特例による法律を制定し、立候補者に“特殊乗車券”“特殊航空券”が支給されていました」

 衆議院選挙にも比例代表はあるが、衆院選の比例代表は政党の裁量によって名簿順位が決まる。そうした事情から、衆院選の比例代表には特殊乗車券も特殊航空券も支給されない。

 今回の参院選から、新たな制度として導入された特定枠からの立候補者に関しても「特定枠の立候補者は選挙活動ができない」という規定がある。今回の参院選では特定枠から5名の立候補者がいたが、そうしたことを理由に特殊乗車券・特殊航空券は支給されていない。

 特殊乗車券・特殊航空券どちらも、通用期間は選挙後の5日までに設定されている。
「選挙5日後まで使用できるようになっている理由は、一般的な乗車券の通用期間が5日間なので、それに合わせています」と総務省は説明する。

2035名無しさん:2019/08/10(土) 08:34:55
 通用期間に合わせたという理由のほかにも、立候補者が遠方まで遊説に行き、選挙が終わった後の帰路でも使えるようにとの配慮が含まれている。しかし、選挙5日後まで特殊乗車券・特殊航空券が使用できるとなると、スタッフなど選挙の慰安旅行に行くことも物理的には可能だ。

 当選者も落選者も支持者たちへのあいさつ回りに忙殺される。また、当選者は議員会館への入居準備、落選者は議員会館の引き払い作業などが生じる。選挙事務所の片づけもある。立候補者たちが慰安旅行に出る余裕はないだろうが、そうした不正利用をどう防いでいるのか? しかも、特殊乗車券・特殊航空券は使用時に本人確認をしない。不正使用することは、かなり容易い。

「これまでに不正使用された実例は確認できませんが、不正使用を防止するための工夫はしています。特殊乗車券・特殊航空券は、使用時に鉄道会社へ半券を渡すことになっています。後日、その半券と引き換えに総務省が鉄道会社と運賃を精算します。そのため、使用された金額は総務省が把握できる仕組みです。また、これら特殊乗車券・特殊航空券の使用状況は情報公開でも開示しています。有権者が開示請求し、チェックすることも可能です」

 昨今、こうしたチケット類は簡単にネットで転売されてしまうが、余った特殊乗車券・特殊航空券は選挙後に返却しなければならない決まりがあり、こうした措置も不正利用を防止している。

 また、チケットにはシリアルナンバーを入れて管理を厳重にしているほか、念には念を入れて、特殊乗車券・特殊航空券に関する取材は使用期限が過ぎる選挙5日後まで受け付けない。取材で写真を撮られると、万が一にも偽造される可能性があるからだ。それほど管理は徹底しており、そのために特殊乗車券や特殊航空券の情報が世間に出回ることは少ない。

 参院選の全国比例から出馬するには、供託金600万円が必要になる。それをクリアした立候補者だけが特殊乗車券・特殊航空券を手にする。

 立候補者数によっても変動はあるものの、特殊乗車券・特殊航空券には毎回3億円ほどの予算を組んでいるという。その原資は、もちろん私たちが納める税金だ。

2036チバQ:2019/08/20(火) 15:23:44
https://digital.asahi.com/articles/ASM8N030ZM8MPTIL02S.html?rm=321
「着ぐるみ『にゃん太』でにしゃんた氏応援」 書類送検
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藤波優、国方萌乃 2019年8月20日12時09分
 7月の参院選で、大阪選挙区で落選した国民民主党のにしゃんた氏(50)と1字違いの着ぐるみ姿で、投票を呼びかけた見返りに報酬を渡したなどとして、大阪府警は20日、広告会社の社員2人と、人材派遣会社の代表ら2人を公職選挙法違反(事後買収など)の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。

 府警は報酬を受け取ったり、受け取る約束をしたりしたとして、女性運動員4人についても同法違反容疑で書類送検した。

 捜査関係者によると、広告会社の社員ら4人は6〜7月、青い猫のキャラクター「にゃん太」の着ぐるみを着て投票を呼びかけた見返りとして、女性運動員3人に報酬計約11万円を支払い、別の女性運動員1人に日当9千円を支払う約束をした疑いがある。

 ログイン前の続き国民民主党大阪府連は朝日新聞の取材に「『にゃん太』は党勢拡大を目的とした府連の応援団長。にしゃんた氏個人の応援キャラクターではない」と説明。ただ、捜査関係者によると、「にゃん太」は選挙期間中、言葉を発しないものの、候補者と一緒に手を振って練り歩くなどしていたという。

 府警は、にしゃんた氏から「し」を抜いただけの名前であることも踏まえ、着ぐるみでの活動は、にしゃんた氏への投票を呼びかける選挙運動にあたると判断したという。

 一方、府警は、にしゃんた氏の陣営幹部らの立件は見送った。捜査関係者によると、陣営側は、参院選公示後の選挙期間中は、着ぐるみの運動員への報酬は支払われないとの認識だったという。

 にしゃんた氏は、スリランカ出身のタレントで、羽衣国際大教授。高校生の時に来日し、日本国籍を取得した。参院選では12万9587票を獲得したが、落選した。(藤波優、国方萌乃)

2037とはずがたり:2019/08/20(火) 16:07:13
脱原発を前面に推そうとすると電力が文句着けたって記事は読んだけど,これだと増子の足引っ張り感強すぎ。>「候補者が直接会える人数は限られる。せめて『政見放送だけでも見てみて』と伝えては」。苦戦が伝えられた選挙戦終盤、水野氏陣営の幹部の一人が提案した。
>少しでも名前を売り込むための苦肉の策だったが、総合選対本部長の増子輝彦参院議員が一蹴した。「選挙は広報だけで決まるものではない」

自民逝く準備万端なんちゃうやろねえ。。

<参院選福島>「乱」に乗れず 新人水野氏、現職森氏に完敗
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190724_61001.html
2019年07月24日 水曜日

 21日投開票の参院選福島選挙区で、野党統一候補の無所属新人水野さち子氏(57)は自民党現職の森雅子氏(54)に10万票差で完敗を喫した。全国32の改選1人区で野党がもぎ取った10勝のうち、4勝を占めた「東北の乱」に乗れなかった福島の野党勢力。衆参の現職が連勝を果たした野党共闘の成功体験を引きずり、無名の地方議員を押し上げる有効策を打てずに終わった。

<苦肉の策を一蹴>
 「候補者が直接会える人数は限られる。せめて『政見放送だけでも見てみて』と伝えては」。苦戦が伝えられた選挙戦終盤、水野氏陣営の幹部の一人が提案した。
 少しでも名前を売り込むための苦肉の策だったが、総合選対本部長の増子輝彦参院議員が一蹴した。「選挙は広報だけで決まるものではない」
 水野氏は立憲民主、国民民主、社民各党と無所属議員、連合福島が擁立し、共産党が支援。増子氏3選の2016年参院選、金子恵美衆院議員(福島1区)再選の17年衆院選と同じ共闘態勢だが、現職のアドバンテージがない点で大きく異なった。
 しかし陣営は組織を固める旧来型の戦術を貫き、無党派層を取り込む新しい試みもなかった。政見放送の活用を提案した幹部は「候補者の良さが伝わると思ったが、残念だ」と語った。
 むしろ後退した面さえあった。若者団体「DAPPE(ダッペ)」は過去2回の野党共闘で増子、金子各陣営の協力を得て候補者の単独インタビューをネット配信していた。今回は水野氏陣営の了承がなかなか得られず、動画の公開が期日に間に合わなかった。

<市民団体が苦言>
 3党と共産を仲介した市民団体との関係もぎくしゃくした。選挙戦中盤、水野氏側が一部全国紙の政策アンケートに答えた内容に不満を覚えた団体幹部が陣営側を呼び付けて、苦言を呈した。陣営関係者は「かなりエネルギーを使った」と打ち明けた。
 東北の他選挙区では、元テレビアナウンサーや元パラリンピック選手らを擁立し、議席奪取に成功した。
 会津若松市選挙区の一県議だった水野氏。連合福島の今野泰会長は「露出が多い人に頼らないと勝てないという声もあるが、もっと大事なのは地方組織の足腰をどう強くするかだ」と指摘する。
 他方、圧勝で3選を決めた森氏陣営も順風ではなかった。
 「至らぬ所ばかり。皆さんに支えられた」。22日に福島市の自民党県連に現れた森氏は、居並ぶ県議に神妙な表情で頭を下げた。
 森氏と県内の地方議員の間には隙間風が吹く。地元回りが少ないことに対する反発が多く、党本部への公認申請が半月遅れた一因とされる。情勢も決して安泰ではないという分析だったが、ふたを開けると開票直後の当確だった。
 「こんなに早く出るとは思わなかった」と森氏。21日、沸き立つ事務所で地方議員はつぶやいた。「盤石ではなかった。相手に救われた」

2038チバQ:2019/08/27(火) 19:26:39
補欠選はこのスレで良いですか?

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190827-00000049-mai-pol
二階氏 参院埼玉補選「候補者擁立は政権政党の責務」
8/27(火) 17:47配信毎日新聞
二階氏 参院埼玉補選「候補者擁立は政権政党の責務」
自民党役員連絡会後の記者会見で質問に答える二階俊博幹事長=党本部で2019年8月27日午前11時5分、川田雅浩撮影
 自民党の二階俊博幹事長は27日の記者会見で、参院埼玉選挙区補選(10月27日投開票)について、「いついかなる選挙でも候補者を擁立し、対応していくのが政権政党の責務だ。県連と相談し、方向を決めていきたい」と述べ、独自候補の擁立も検討する考えを示した。

 補選は、埼玉県知事選で初当選した大野元裕元参院議員の辞職に伴うもので、二階氏と関係が良好な上田清司知事の立候補も取りざたされている。【竹内望】

2039とはずがたり:2019/08/27(火) 19:36:48
いいんじゃないでしょうかね。2019年内だし,2022年スレ未だ無かったですよね?

2040名無しさん:2019/08/28(水) 19:28:05
埼玉補選
無所 上田清司◎
維新 沢田良
N国 浜田聡

共産が出すかどうか、他幸福とインディーズが数人って感じでしょうか

2041名無しさん:2019/08/28(水) 21:51:49
共産が出したとして
必ずしも味方とはいえない上田につくのか、野党共闘の枠組み優先で共産につくのか
立憲の身の振り方が難しい

2042チバQ:2019/08/30(金) 08:40:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190830-00000013-jij-pol
「ネット民」新たな票田に=SNS戦略、選挙結果を左右
8/30(金) 7:08配信時事通信
「ネット民」新たな票田に=SNS戦略、選挙結果を左右
人気漫画「翔んで埼玉」とコラボした埼玉県知事選の啓発ポスター(埼玉県選挙管理委員会提供)
 インターネット交流サイト(SNS)が浸透する中、先の参院選や埼玉県知事選について、ネットに費やす時間が多い「ネット民」の投票行動が当落を左右したとの指摘が出ている。

 各党ともネットの影響力は無視できないと危機感を募らせており、次期衆院選では「新たな票田」がカギを握る可能性がある。

 政界関係者の間で衝撃が走ったのは、先の参院選比例代表の当選者50人中、3番目の大量得票を果たしたのが「無名」の自民党の山田太郎参院議員だったことだ。

 山田氏は2010年参院選にみんなの党から出馬し、12年に繰り上げで初当選。日本を元気にする会などを経て、今年7月の参院選に自民党から出馬し当選した。永田町での知名度は決して高くない。

 目を引いたのは異色の選挙戦術だった。比例は組織票の多寡が重要とされるが、特定の支援組織を持たない山田氏の活動はほぼSNSに特化。漫画やアニメの表現規制反対など「オタク」を意識した主張を掲げた上、ツイッターで名前の浸透を図り、功を奏したとみられる。

 自民党幹部は「今回、一番成功した候補者だ」と驚きを隠さない。山田氏は取材に「従来型のどぶ板選挙の時代は終わった」と語る。

 れいわ新選組、NHKから国民を守る党の躍進にもネットの影響がうかがえる。「ツイッターを山本太郎で埋めつくせ!」。れいわは選挙中、ネットでこう呼び掛け、山本代表の動画を拡散。N国の立花孝志党首の「NHKをぶっ壊す!」との主張も話題を呼び、二つの「新興勢力」の政見放送の動画再生回数は自民党を大きく上回った。

 地方選挙も無縁ではない。埼玉県知事選では、選挙管理委員会が映画化された人気漫画「翔んで埼玉」とタッグを組み、SNSを中心に「埼玉県民には、投票に行かせておけ!! 」と挑発的なコピーで啓発した。

 投票率は前回から5.68ポイント上昇した。無党派票を掘り起こしたとみられ、公明党関係者は与党候補の敗因について「無党派層の6割が相手に流れた」と悔しがる。

 既存政党の参院選比例票は軒並み減少しており、ネット戦略は急務との焦りもにじむ。自民党東京都連は近く、山田氏を講師に迎え勉強会を開く。国民民主党は専門部署の新設を検討中だ。今後、各党とも「ネット民」の心をつかむため試行錯誤が続きそうだ。

2043名無しさん:2019/09/07(土) 14:38:23
各党比例次点
2016
自民 竹内功
民進 田城郁
公明 高橋秀明(※本来次点の竹内真二は17繰当)
共産 奥田智子
維新 儀武剛
社民 椎野隆(※本来次点の吉田忠智は19参当選)
生活 姫井由美子

2019
自民 比嘉奈津美
公明 高橋二郎
立民 市井紗耶香
国民 石上俊雄
共産 仁比聡平
維新 藤巻健史
社民 仲村未央
れい 山本太郎
N国 浜田聡

2044名無しさん:2019/09/14(土) 18:19:59
上田清司補選出馬

2045チバQ:2019/09/16(月) 15:29:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190914-00010007-saitama-l11
上田清司前知事、参院補選へ 出馬する意向、後援会の関係者に伝える 近く立候補を表明する予定
9/14(土) 10:34配信埼玉新聞
上田清司前知事、参院補選へ 出馬する意向、後援会の関係者に伝える 近く立候補を表明する予定
上田清司氏
 上田清司前埼玉県知事(71)は13日、朝霞市内で後援会関係者との会合を開き、10月10日公示、27日投開票の参院埼玉選挙区補選(改選数1)に出馬する意向を伝えた。近く会見を開き、正式に立候補を表明する予定。会合後、後援会幹部が取材に応じ、「(上田氏は)県政で進めてきた改革を国政でもやりたい。特に財政改革に取り組みたい」などと話したという。知事を務めていた8月には側近や親しい県議には出馬する意欲を伝えており、改めて後援会関係者にも態度を明らかにした。

 上田氏は8月25日に投開票された知事選には出馬せず、任期満了で退任。衆院議員や4期16年の知事経験などを踏まえ、交流のある国会議員や県議、首長らから「さらに政治活動を続けてほしい」との声が上がっていた。

 上田氏は新自由クラブの立党に参画。衆院旧埼玉5区で4度落選しながら、新生党に所属していた1993年の衆院選で初当選。旧民主党の衆院3期目で2003年の知事選に転じて初当選し、4期連続当選。18年4月からは全国知事会長を努めた。4期目は自らの任期を3期までとした「多選自粛条例」に反する形で出馬し、県議会最大会派の自民との対立が深まった。

 今回の知事選では初当選を果たした前参院議員の大野元裕氏(55)を全面的に支援。補選は、大野氏の参院議員辞職に伴い実施される。

 参院補選について、自民は候補者を立てるかどうか流動的。県連内には「上田氏が出馬すれば勝てない」との声もあり、擁立を見送る可能性がある。ほかに維新とNHKから国民を守る党が候補者擁立に意欲を見せている。


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