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第25回参議院議員選挙(2019年)

2021チバQ:2019/08/05(月) 13:48:02
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=556112&comment_sub_id=0&category_id=1146
【緊急連載 広島選挙区の衝撃】<下>野党の議席 有権者、バランス重視
2019/7/25
当選後のあいさつ回りで支援者に意気込みを語る森本氏=右端(福山市)
当選後のあいさつ回りで支援者に意気込みを語る森本氏=右端(福山市)

 参院選広島選挙区(改選数2)の得票トップで再選した無所属現職の森本真治氏(46)=立憲民主、国民民主、社民推薦=は投開票翌日の22日から、あいさつ回りに東奔西走する。訪問先では、こう支援者に伝えている。「九回2アウトから逆転サヨナラホームランを打たせてもらった」

 ▽結集枠組み、活用が課題

 20日夜、広島市中区であった選挙戦のマイク納めでは、「みなさんの力で逆転満塁ホームランの奇跡を起こしてほしい」と声を張り上げた。劣勢が伝えられた序盤戦、勢いが出てきた中盤戦、そして自民党の現職・新人との三つどもえに持ち込んだ終盤戦。情勢の変化を肌で感じていた。

 サヨナラの好機を誰が演出したのか―。もし森本氏が籍を置く国民民主党を含めて旧民主党系の野党の底力で逆転したなら、党勢拡大のきっかけとなり得る。広島選挙区で旧民主党系は2004年から5回連続で議席を得てきたが、12年に政権を失って低迷を続ける。

 だが、ある陣営幹部は打ち明ける。「これほど恵まれた条件での戦いはなかった。結果論だが、2番手をもっと引き離した得票でもおかしくはなかった」

 恵まれた条件の一つは、2議席独占を目指した自民党の動きだ。選対事務局長を務めた滝本実・広島県議は「野党が熱烈に支持された印象はない。『独占だけは駄目』という有権者のバランス感覚に救われた面も大きい」と振り返る。

 実際、県内の比例代表の得票をみると、旧民主党の流れをくむ立憲民主、国民民主両党は計22万8903票。選挙区で森本氏が得た32万9792票の7割にとどまる。支持政党を持たない「無党派層」をはじめ、与党の支持者の一部も取り込んでの勝利だった。

 森本氏は「平和の象徴」とする憲法9条の改正に反対する姿勢を説き、「核兵器のない世界に向けて声を届け続けないといけない」とも主張した。憲法改正や核兵器禁止条約の署名・批准などを巡り、広島の声を届ける議席を守ってほしいという思いを集めた。

 もう一つ、陣営がとりわけ無党派層を引きつけたとみるのが首長の支援だ。湯崎英彦知事は、選挙期間17日間のうち9日間も加勢した。13年は、自民党現職の溝手顕正氏(76)だけを支援した。今回はかつて知事選を戦い、県政運営で対立してきた自民党新人の河井案里氏(45)との関係を背景に森本氏も支援した。

 湯崎知事と距離の近い広島、福山、東広島の3市長も応援に加わった。野党共闘を重視して政党公認ではなく無所属で立った森本氏。陣営幹部は「有権者にとって分かりにくさもある中、首長の後押しが信頼度を高めてくれた」とみる。

 立憲民主、国民民主両党などは6月下旬、政治団体「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」(結集ひろしま)を設立し、「自民党の1強政治に対抗する旗印」としてフル回転した。この枠組みを次の衆院選に向けてどう活用するのか、宿題は残る。

 県内の7小選挙区のうち、旧民主党系の立候補予定者がいるのは広島6、7区の二つしかない。森本氏は「野党を取り巻く状況が好転したわけではない。より幅広い結集を進める」と気を引き締める。

 この連載は教蓮孝匡、樋口浩二、中川雅晴、木原由維、下久保聖司、川村正治、中川晃平が担当しました。


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