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第25回参議院議員選挙(2019年)

2019チバQ:2019/08/05(月) 13:47:31
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=555409&comment_sub_id=0&category_id=1146
【緊急連載 広島選挙区の衝撃】<上>中央対地方 自民2氏、並び立たず
2019/7/23
支持者の前で敗戦の弁を述べた後、事務所を後にする溝手氏(左)=22日午前0時2分、広島市中区
支持者の前で敗戦の弁を述べた後、事務所を後にする溝手氏(左)=22日午前0時2分、広島市中区

 「自民党が2人出すのはやはりばかげた話で、足をすくわれた。今後、党としてしっかり考えなければならない」

 ▽分裂、今後に「しこり」も

 参院選広島選挙区の激戦の決着が付いた21日深夜。自民党現職の溝手顕正氏(76)は、広島市中区の事務所で落選の恨み節を語った。淡々とした口調が逆に憤りの強さを感じさせた。

 同時刻、そこから南西約1キロにある同党新人の河井案里氏(45)の事務所は拍手に包まれた。「自民が2議席取ってこそ初めて党県連の勝利。万歳は差し控える」。河井氏は、党県連所属の大半の国会議員や県議らが推した溝手氏陣営への配慮を見せた。

 21年ぶりに2人を立て、改選2議席の独占を狙った自民党の強気の戦略は、党重鎮である現職の落選という事態をもたらした。「2人を立てた自民党に『思い上がり』を感じた県民が多かったのではないか」。党県連の宇田伸幹事長は振り返った。

 党県連の強い反対を押し切り、官邸主導で決まった元県議の河井氏の公認。それは「安倍1強」の政治状況だからこそだった。「地方で党を支える県連を説得もできず、中央がトップダウンで押し通す姿勢はあまりに傲慢(ごうまん)だ」。当時、渦巻いた不満が今、溝手氏側で増幅する。

 前哨戦から「中央対地方」の分裂選挙の様相だった自民党の2人の争い。そこには、溝手氏と安倍晋三首相の確執が背景にあるとの見方も広がる。自民党が大敗した2007年の参院選で防災担当相だった溝手氏は閣内から当時の安倍首相の責任について言及。民主党政権時の12年には「もう過去の人だ」とも発言した。

 菅義偉官房長官や二階俊博幹事長ら閣僚や党の大物が、河井氏のためだけに繰り返し来援。党県連の宮沢洋一会長が「いじめ」と評した党本部の徹底支援に、県連幹部は「『溝手憎し』の思いが根底にあったのは間違いない」。

 一方、党県連も無策だった。選挙戦中盤から接戦が伝えられても、2人擁立の相乗効果を狙って議席独占への戦略を描くことはなかった。終始、支持票の奪い合いを挑み続けた。

 「自民党の内輪もめで有権者に嫌気がさし、野党に票が流れた。2人当選できたはず」。投開票から一夜明けた22日、河井氏は報道陣に語った。公認決定後、党県連の対応に多くを語ってこなかった河井氏が公然と批判を展開した。

 溝手氏落選の影響はどう広がっていくのか。溝手氏が最高顧問を務める自民党岸田派(宏池会)の会長、岸田文雄政調会長(広島1区)の求心力に影響するのは不可避だ。宏池会の牙城である広島。岸田派の国会議員が多く占める県連内のパワーバランスにも変化が生じる可能性もある。

 ある県連幹部が案じた。「党本部と県連のしこりが残ったままだと大変なことになる。有権者には、自民党が傲慢だという思いしか残っていない」

    ◇

 自民党現職の落選という幕切れとなった参院選広島選挙区。その背景を見るとともに、今後の県政界、永田町で広がる余波を展望する。


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