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第25回参議院議員選挙(2019年)

1963チバQ:2019/07/25(木) 13:25:07
http://yamagata-np.jp/news/201907/24/kj_2019072400497.php
【2019参院選】県区・激戦の波紋(2) 自民、60年ぶり議席ゼロ
2019年07月24日 11:45
落選を受け、支持者にあいさつする選対本部長の鈴木憲和衆院議員(左)。隣で大沼瑞穂氏が沈痛な表情を浮かべた=21日夜、山形市の選挙事務所
落選を受け、支持者にあいさつする選対本部長の鈴木憲和衆院議員(左)。隣で大沼瑞穂氏が沈痛な表情を浮かべた=21日夜、山形市の選挙事務所
 「実績を有権者に浸透させられなかった。私自身に至らないところがあった」。自民現職大沼瑞穂(40)は選挙事務所で、敗戦の弁をこう述べた。隣には目線を落とし、大沼の言葉に聞き入る衆院議員遠藤利明の姿があった。自民は2016年の前回に続いて野党統一候補に敗れ、60年ぶりに参院県選挙区の議席を失った。県議時代から40年近く県政界に身を置いてきた遠藤は、報道陣から敗戦の影響を問われ、「一から頑張るしかない」と力なく語った。

 自民党本部は今回、僅差の戦いと読み、公示前後から大物を相次いで県内に投入した。15日夜に開いた選対の幹部会合で全国の激戦区の情勢を分析。最終盤でてこ入れする最重点区を絞り込んだ。党選対委員長甘利明から、その日深夜、遠藤に電話が入った。「山形はあと一息頑張れば何とかなりそうだ。総理がどうしても行きたいと言っている」

 その言葉通り、投票日まで1週間を切った17日以降、首相(党総裁)安倍晋三、官房長官菅義偉、党政調会長岸田文雄らは、相次いで公示後2度目の県内入りをした。安倍は17日、山形市役所前で、街宣車に大沼と並んで立ち「相手の背中が見えてきた。逆転しよう」と声を張り上げた。しかし、その派手な「空中戦」の下で、運動は空回りしていた。

動員が負担に
 各地域で運動を指揮すべき県議らが次々訪れる閣僚に随行し、実動部隊である市町村議は動員に時間と体力を費やした。自民が得意とする足で稼ぐ「地上戦」が思うようにできない状況だった。閣僚級の受け入れ準備をしながら、ベテラン県議がつぶやいた。「支援企業、後援者回りなど、本来やるべき『どぶ板選挙』がやれていない」

 さらに閣僚級が演説するたびに年金問題や消費税率アップがクローズアップされ、大沼本人の訴えはかすんだ。「空中戦は逆効果」とする党関係者すらいた。大沼を推薦し、共闘した公明党の県本部代表菊池文昭は、落選が確定した後、淡々と振り返った。「(選対として)1票への執念の差が出たのではないか」

 「この6年間で、どれだけ県内に足を運んだのか。自分の支持者の中にも(大沼を)知らない人が多い」。庄内地域の県議は選挙中盤で、不安を口にした。

 大沼は13年の初当選後、ゆかりのある寒河江市などに地域後援会を立ち上げた。しかし、その数は十数カ所にとどまったという。6年後を見据え、各地域への浸透を狙った活動だったが、各衆院議員が持つ地域後援会とのすみ分けが難しく、設置は進まなかった。陣営関係者は「地域後援会は、衆参互いの信頼関係があってこそ“共存”が成り立つ。結果的に中途半端になり、軸足が揺らいだ」と分析した。

根を張るしか
 大沼は今年3月の乳児用液体ミルクの製造解禁など実績を強調しながら、「政権与党として県にとって必要な予算を確保するため、この議席を失うわけにはいかない。私のものではない、皆さんの議席だ」と訴え続けた。対する相手陣営は「山形生まれ、山形育ち」のアピールを繰り返した。

 党県連会長で、選対本部長を務めた鈴木憲和は「長いつながりで相手候補を推した人が多かった。(敗戦は)候補者の地元への思いの差が出たのかもしれない」と敗因を挙げた。別の陣営関係者は、さらに組織の実情に踏み込んだ。「総じて議員の動きは鈍かった。敵は身内にあったとさえ感じる。本人の努力不足だけではない。最後まで熱が広がらなかったのは組織の責任だ」

 2連敗の現実を突き付けられ、次期衆院選、知事選に向け、自民は県内組織をどう立て直すのか。「もう一度、隅々まで根を張るしかない」。遠藤は課題を明確に示した。(文中敬称略)


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