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第25回参議院議員選挙(2019年)
1
:
とはずがたり
:2016/07/18(月) 12:39:59
2004年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/l50
2007年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
2010年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50
2013年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l50
2016年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/l50
1908
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:10:04
>>1289
政党要件
○:満たす、×:満たさない、-:政党が存在しないor選挙不参加
政党名、2016参院選、2017衆院選、2019参院選 所属議員5名
立憲:-、○、86? (衆54参32)
国民:○、-、60? (衆39参21)
維新:○、○、○ 27
社民:○、×、○、4
れい:-、-、○、2
N国:-、-、○、1
===↑満たす、↓満たさない=====
希望:-、-、-、2
自民 公明 共産は省略
公職選挙法;①現職5人以上の国会議員 or 前回の衆院選か参院選で得票率が有効投票の2%以上+国会議員が1人以上
政党助成法:①現職5人以上の国会議員 or 前回の衆院選か、前回・前々回の参院選で得票率が有効投票の2%以上+国会議員が1人以上
*議員数はwikiによる
1909
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:12:16
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/529215/
【福岡コンフィデンシャル】担当記者が参院選振り返る
2019/7/23 6:00 (2019/7/23 6:36 更新)
西日本新聞 ふくおか版
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福岡選挙区候補者別得票率
21日投開票された参院選福岡選挙区(改選数3)では自民、公明、立憲民主の3党が議席を得た。自民は県連組織を二分した4月の知事選のしこりを抱え、立民は旧民進党からたもとを分かった国民民主党と支持層を食い合う選挙戦となった。担当記者たちが舞台裏を振り返った。
■得票に透ける党内事情
-自民現職松山政司氏のトップ当選だった。
A 知事選では自民の有力支援団体である県農政連や県医師連盟が県連と対立したが、参院選までに関係修復は終わり、連携できていた。県農政連関係者は「知事選は終わったこと」と話していたね。
B 国会議員は一枚岩ではなかった。県連執行部と距離を置く武田良太衆院議員はあからさまに自民推薦の公明新人、下野六太氏にてこ入れした。武田氏の地元選挙区の田川市や大任町を含め9市町村で、下野氏が松山氏を上回った。一定の票が流れたようだ。
C 自民は衆院全11小選挙区での勝利を目指したが、7区では立民現職の野田国義氏に負けた。自民県連関係者は「7区は(八女市長だった)野田氏の地元。低投票率で、自民に近い浮動票も逃した」との見方だ。
-下野氏が2位当選。
D 約40万1千票で目標の50万票には遠かったけど、公明関係者は「前回並みの投票率に換算すると、目標値に届いていた」と指摘。何より立民に勝ったことを評価していたね。
C 意外に楽観的だ。公明票は支持組織・創価学会の固い組織票が中心。投票率の影響は他党よりも小さそうだ。比例代表も前回から8万票以上減らしていて、課題はありそうだ。
-約36万6千票の野田氏は旧民進系の国民新人、春田久美子氏に大差をつけたが3番手だ。
B 立民側は「与党の上位独占は避けたい」としていたが、春田氏との共倒れも懸念される中、序盤から優勢が伝えられ「緩みが生じた」との声もある。
D 別の関係者は投票率50%弱を念頭に「40万票に届けば、衆院選に向けた国民側との候補者調整が有利になる」と期待していたから悪くない数字かな。主導権争いが始まりそう。
A 春田氏は約14万4千票で、共産新人の河野祥子氏にも負けた。支援労組が大票田と見込んだ北九州市でも及ばなかった。選挙前、国民側は「15万票からのスタート」と見ていただけに、県連関係者は相当衝撃を受けていたよ。
■自民分裂しこり消えず
-自民陣営で懸念された知事選のしこりの実態は。
A 松山氏がトップ当選を果たし、県連幹部は表向き「挙党態勢が築けた」と強調していたけど、執行部と距離を置く国会議員の動きに目を光らせていた。知事選、県連会長選に続く自民分裂劇の第3幕かも、という感じだった。
B 特に知事選で県連に反旗を翻し、現職の小川洋氏支援の先頭に立った二階派の武田氏らは、あてつけのように下野氏の支援に力を入れていた。
C 二階俊博幹事長が来援し、自民支持層の企業・団体を集めて北九州市で開かれた2千人規模の下野氏の応援集会は当初、福岡市開催が想定されていた。だけど、武田氏が対立する麻生太郎副総理兼財務相の影響力が強い北九州市での開催を提案したそうだ。公明関係者は「麻生氏へのけん制」という見方をしていたよ。
A 松山氏の選対本部長を務めた原口剣生県連会長は「選挙期間中、1人だけ(応援に)一切来なかった」と武田氏への不満をあらわにした。公示前に武田氏は一度、松山氏の集会に顔を出していたけどね。
B 県連内には党本部の方針に不満も。安倍晋三首相や二階幹事長が福岡入りして自公両陣営を激励したけど、県連幹部は「こっちはついで。党本部は公明の顔色ばかりうかがっている」とこぼしていた。
D 公示前、公明側と自身の後援会との合同集会を開いた自民衆院議員は少なくなかった。衆院選で公明推薦をもらい、強固な結束力を誇る創価学会の票をあてにしている議員は多いからね。
A 2016年の福岡6区補選で県連と対立して以降、県連に所属できていない二階派の鳩山二郎衆院議員は今回、松山氏の集会に参加して「一丸となって戦う」とアピールした。
C 下野氏の応援もしっかりしていたよ。松山氏から事務所開きの案内がなかったことを理由に「思い切って公明を応援できる」と周囲に語っていた。公明側と後援会との合同集会では「下野氏のトップ当選を」との声が関係者から上がっていた。
B 投票率が下がったとはいえ、松山氏の得票は約58万3千票と目標の70万票を下回った。まん延した「楽勝ムード」に加え、自民分裂のしこりの影響がなかったとは言えないな。
1910
:
名無しさん
:2019/07/23(火) 08:12:36
■立民と国民の溝深まる
-国民が春田氏を擁立した引き金は、国民の榛葉賀津也(しんばかづや)参院幹事長がいる静岡選挙区に立民が候補を立てたことだった。
A いわゆる「意趣返し」だね。県連の意思と反した公示1カ月前の決定に、党中枢にも「勝てる訳がない」「参院が党をかき回している」との声はあった。だが、自民にパイプがあり、国会運営で頼りになる榛葉氏への党本部の配慮だったとの見方が強い。
B 擁立後も国民側はまとまらなかった。ある地方議員は「処分覚悟」で野田氏の集会に顔を出した。国会議員は後援会会合で、何人もの支援者から「なぜ立民と協力できないのか」と苦言を呈された。
C 春田氏の劣勢が伝わる中、「春田氏の人となりを前面に出すべきだ」「国民の公約を訴えるべきだ」と遊説路線を巡り、選対幹部が激しく対立し合うこともあった。
D 立民と国民の不協和音も垣間見えた。野田氏は、国民について「与党でも野党でもない『ゆ党』」と記者団に対抗心をあらわにしたこともある。
B 両党を推薦する連合福岡幹部はこの発言を知ると、野田氏を直接なだめた。「民進系で2議席を取る」という目標を掲げる連合は、両党の対立は避けたかったようだ。
C 連合幹部の仲介で立民と国民の両県連幹事長が協議し、公示日には両陣営でポスター掲示を協力した。衆院選をにらみ、両党を修復させる意味合いもあったそうだ。
D ただ、両党の関係改善は難しそう。国民本部に不満を募らせ、立民入党をほのめかす地方議員は複数いる。国民県連幹部も「離党ドミノが起きれば、立民への反発で溝が深まり、連携は難しくなる」と頭を抱える。
A 立民には「衆院選では国民現職に対抗馬を立てるべきだ」という人もいる。「将来にわたる火種」(国民県連関係者)をつくった党本部はどう責任を取るのだろう。
1911
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:19:36
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/529245/
“打倒1強”共闘に亀裂 野党、九州の1人区1議席のみ 衆院選へ危機感
2019/7/23 6:00
西日本新聞 社会面
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支持者を前に敗戦の弁を述べ、頭を下げる阿部広美氏=21日夜、熊本市中央区
参院選は、全国32の改選1人区で野党が候補者を一本化して挑んだが、勝ったのは大分など10選挙区にとどまった。改憲勢力が参院全議席の3分の2を占めるのを阻止し、一定の成果はあった。だが、共闘の裏側では各党間の忌避感が渦巻き、戦略の限界も露呈。年内解散・総選挙も取り沙汰される中、野党関係者は「このままでいいのか」と危機感を募らせる。
熊本では自民に対抗するため、連合の仲介で野党各党が無所属候補を推薦する「熊本方式」が定着していた。だが統一候補の阿部広美氏(52)が、今春の統一地方選で共産候補を応援したことが原因で、立憲民主と国民民主が推薦を見送り。「亀裂」を埋めようと公示約1カ月前、3年前に共闘を主導した県議が地域政党を立ち上げたが「足並みをそろえるには間に合わなかった」。阿部氏は、自民現職に大差で敗れた。
立民県連代表の矢上雅義衆院議員は「熊本では原発や基地問題のような明確な争点がない。無所属で戦うには限界がある」と話し、戦略そのものへの疑問も口にした。
九州で唯一、自民現職を破った大分選挙区の野党統一候補の安達澄氏(49)も幅広い支持を得るため、無所属の「看板」を掲げたが、選挙戦では「共産隠し」を徹底した。
昨年10月の立候補表明時、立民、国民、社民各党幹部は「共産を含む野党共闘を目指す」と明言していたが、共産と距離を置く国民や連合が協議を拒み、各党が独自で支援することになった。安達氏の出陣式などに共産県議の姿はなく、開票日の21日夜も、共産県委員会幹部が開票速報を見守ったのは安達氏の事務所ではなく、党事務所だった。
陣営関係者は「共産色を消したことで幅広く支持を広げられた」と衆院選に向けて手応えを語った。一方、蚊帳の外に置かれた共産県委員会幹部は「腹に一物抱えている党支持者は多い。打倒“安倍1強”のため、共闘にもいろんな形があると言い聞かせるしかなかった」と不満を募らせる。
長崎選挙区で落選した国民新人の白川鮎美氏(39)の総決起集会では国民、立民、社民と並び、初めて正式に共産が紹介された。共産県委員会トップは各党支持者に向かってにこやかに一礼。「握手すらさせてもらえなかった」前回とは雰囲気が一変していた。
だが、白川氏は自民現職に3万4千票差をつけられた。共闘が実現しても政権の対抗勢力にはなり得ていない現実がある。
国民県連の渡辺敏勝幹事長は「無党派層への働き掛けが不十分で、得票が伸びなかった」と分析。衆院戦に向けて「今回、票を得た地域で引き続き支持を広げていきたい」と語った。
1912
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:20:37
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/529185/
返り咲きの社民・吉田氏「野党共闘 要石の役果たす」
2019/7/23 6:00
西日本新聞 大分・日田玖珠版
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参院選比例代表で返り咲き、支持者らと万歳する社民党の吉田忠智氏
21日投開票の参院選比例代表で社民元職の吉田忠智氏(63)が返り咲き、2回目の当選を果たした。大分市内の事務所で22日未明に支持者らと万歳を重ねた吉田氏は「厳しく、苦しい戦いだったが、全国の皆さんに支えていただき、議席を奪還できた」と喜んだ。
吉田氏は県議を3期務めた後、2010年の参院選比例代表で初当選。13年に党首に就いたが、16年の参院選で落選した。今回の選挙戦では比例代表での当選と、公職選挙法上の政党要件である「得票率2%以上」を最重要課題として、全国37都道府県の支援団体を駆け回った。
吉田氏は報道陣に「憲法9条を守り、暮らし優先、地方再建の政治を進め、働く人たちの負託に応えたい。野党共闘の要石の役割も果たしたい」と意欲を語った。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/529184/
社民、16年ぶり15%超え 大分県内比例得票率 参院選大分
2019/7/23 6:00
西日本新聞 大分・日田玖珠版
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参院選比例代表は、投票率低迷で多くの大分県内政党が得票数を下げる中、社民は7万3562票を獲得し、前回16年参院選より987票伸ばした。得票率は前回より2・46ポイント高い15・51%で、自民に次ぐ2番目。国政選挙で15%を超えたのは2003年衆院選(18・76%)以来、16年ぶりとなった。
最多得票は自民の17万7652票で、前回より4万票以上減った。得票率も前回の39・44%より約2ポイント低い37・45%。連立与党の公明も前回から約1万6千票減らし、5万7821票(得票率12・19%)だった。選挙区で敗れた礒崎陽輔氏(61)が獲得した21万9498票は、両党比例票の合計23万5473票より約1万6千票少なく、与党支持層を固めきれなかったことがうかがえる。
社民の得票が伸びたのは、元党首の吉田忠智氏(63)の返り咲きを目指し、出身母体の自治労県本部や党組織が精力的に動いたことが要因とみられる。
1913
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:29:16
>>452
二階派
柳本顕 大阪 出馬せず
加田裕之 兵庫 当選
熊田篤嗣 比例 落選
宮崎雅夫 比例 当選
尾立源幸 比例 落選
1914
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:35:11
こんな感じですかね。どこも負けなかった。
負けたのは岸田と石破だけ。
とくに岸田はヤバいですね。この流れなら禅譲するなら菅でしょう。
◎ 【大勝利】
れいわ2議席獲得
○ 【勝った】
公明 16年と同じ16議席獲得
維新 東京/神奈川で議席獲得
菅 北海道や広島で応援していた候補が当選
△ 【負けなかった】
自民 議席を減らしたものの織り込み済み程度の議席減
野党 1人区で10勝は思ったより勝てた感じ
立憲 議席増であるものの「ブームは完全に去った」
国民 比例減ではあるものの静岡議席維持など。「国民系」を加えれば議席増
共産 京都埼玉などで議席獲得
社民 政党要件(2%)をギリギリ維持
× 【負け】
岸田 宏池会4敗は痛い
石破 応援呼ばれなさすぎ
1915
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:37:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000003-at_s-l22
参院選静岡選挙区 思惑、駆け引き交錯 今後の関係に微妙な影
7/23(火) 8:00配信 @S[アットエス] by 静岡新聞SBS
21日に投開票された参院選静岡選挙区(改選数2)は、自民党現職の牧野京夫氏(60)=公明党推薦=と国民民主党現職の榛葉賀津也氏(52)が50・46%の低投票率の下で組織力を発揮し、立憲民主党、共産党、諸派の新人3氏の挑戦を退けた。17日間の選挙戦では当落を懸けたさまざまな駆け引きが展開され、今後の政党間や党内の関係にも微妙な影を落とした。
榛葉氏と立憲民主党新人の徳川家広氏(54)との旧民進党系同士の対決は、今回選の最大の注目点だった。連合静岡の組織力に支えられた榛葉氏が終盤に徳川氏を引き離して4選を決めたが、野党間連携を度外視してあえて徳川氏をぶつけてきた立民に、榛葉氏は「問題があった」と不快感を隠さなかった。今後も感情的なしこりとなって尾を引き、野党共闘に影響する可能性がある。
牧野氏は58万5271票(得票率38・55%)とトップで3選を果たしたが、2013年の前回選からは約5万票の減。自民支持だった企業や団体の票が榛葉氏に流れ、背後に首相官邸の意向が働いたとの見方が広がった。竹内良訓県連幹事長は「事実ならば良しとすべきではない」と述べ、執行部として対応を検討する考えを示した。
静岡新聞社
1916
:
名無しさん
:2019/07/23(火) 08:37:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000018-jij-pol
野党共闘、波乱含み=立憲主導に不満も
7/23(火) 7:14配信 時事通信
野党共闘、波乱含み=立憲主導に不満も
取材に応じる立憲民主党の福山哲郎幹事長=22日、国会内
参院選で躍進した立憲民主党は野党第1党としての足場を固め、次期衆院選に向けて野党共闘を強化したい考えだ。
【参院選開票速報】改選124全議席確定
しかし、党勢低迷が続く国民民主党や、傘下組織の「股裂き」に苦しむ連合の中には、立憲主導への不満もあり、共闘の行方は波乱含みだ。
立憲の福山哲郎幹事長は22日、国会内で記者団に「立憲は議席を増やした。期待をしっかり受け止めて安倍政権に対峙(たいじ)していきたい」と述べた。
立憲は17議席を得て改選前から8増やしたが、国民との合計は23議席で、前身の旧民進党が2016年参院選で得た32議席を大きく下回った。
連合の神津里季生会長は22日、立憲の枝野幸男、国民の玉木雄一郎両代表と個別に会談。参院選結果に強い危機感を示し、「このままずるずる行くわけにはいかない」と旧民進党勢力の再結集を促した。玉木氏はこの後、記者団に「このままの体制で衆院選を迎えるのがいいかどうか、総括した上で野党間で話し合う必要がある」と語り、再結集に意欲を示した。
だが、立憲執行部は国民との合流になお否定的だ。枝野氏は21日の記者会見で「政党と政党の合併にはくみしない」と強調。参院選では、国民の榛葉賀津也参院幹事長の選挙区に立憲が新人候補を擁立するなど、しこりを残した。
国民内には自民党や日本維新の会との連携に活路を見いだそうとする向きも少なくない。国民を支持する民間労組からも「政策実現のため与党との関係強化を図るべきだ」との声が上がる。
玉木氏ら国民執行部は当面、野党共闘路線を維持する方針だが、立憲との関係修復が不調に終われば、「脱共闘」へかじを切る可能性も否定できない。神津氏は22日付のブログに「そもそもの政治との向き合い方から問い直していかなければならない」と記し、政治への関与の在り方を見直す可能性を示唆した。
1917
:
名無しさん
:2019/07/23(火) 08:38:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000028-san-l40
【参院選】九州・山口 圧倒自民に「死角」 得票率は低下
7/23(火) 7:55配信 産経新聞
【参院選】九州・山口 圧倒自民に「死角」 得票率は低下
当選から一夜明け、選挙戦を振り返る松山政司氏
■組織弱体化、福岡で公明に票流れる 大分は乏しい地元活動敗因 野党、共闘も展望見えず
21日に投開票された参院選は、九州・山口のほとんどの選挙区を自民党が制した。ただ、自民候補の得票率を、同じ人物が立候補した6年前と比べると、全選挙区で低下した。集票組織の弱体化や、候補本人の地元活動の少なさが要因といえる。(九州総局 小沢慶太)
今回、福岡選挙区(改選3)のトップ当選は、自民の松山政司氏だった。
得票数は6年前の95万票から、58万票に激減した。投票率が約7ポイント下がったとはいえ、減り幅は大きい。得票率も33・2%で、6年前の49・2%を大きく下回った。
一つの要因は、友党・公明党だ。
公明は、下野六太氏を擁立し、山口那津男代表ら党幹部が連日来援するなど総力戦で臨んだ。
自民は、公明支援に熱を入れた。安倍晋三首相や二階俊博幹事長が、下野氏の応援でマイクを握った。武田良太元防衛副大臣ら県内の二階派衆院議員も積極的に後押しした。
この結果、共同通信の出口調査によると、自民支持層の14・2%が下野氏に票を投じた。
下野氏は選挙区全体で40万票を獲得し、立憲民主党候補を下して2位に食い込んだ。得票率も22・8%で、平成28年参院選の公明候補(21・4%)を上回った。
福岡県内の比例における公明票は28万票であり、下野氏にどれだけ多くの自民票が流れたかが分かる。武田氏の地盤、田川市では下野氏の得票が松山氏を上回った。
自民県連会長の原口剣生県議は松山氏が当選を決めた21日夜、「国会議員全員が、(松山氏の支援を)全力でやったとはいわない」と、表情を崩さず語った。
「二階派の先生を中心に、本当に励ましの言葉をいただいた」。当選から一夜明けた22日朝、下野氏は明け透けに語った。
× × ×
与野党対決となった改選「1人区」の7選挙区でも、自民候補の得票率は6年前に比べ、3〜12ポイント下がった。
熊本選挙区では、自民の馬場成志氏が当選した。地元選出の木原稔衆院議員は「後援会、支援組織を挙げて最後までやりきる。そのミッションは達成できた」と胸を張った。
しかし、馬場氏の得票率は56・4%で、6年前に比べて4ポイント下がった。
今回の参院選は、与野党に風は吹かず、地力が問われる戦いだった。得票率の低下は、組織力の低下を意味する。
1人区での戦いが厳しくなったことで、公明頼みが強まり、見返りに複数区は公明へ票が流れる-。自公連立から20年。九州・山口の現状だ。
1918
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:39:19
× × ×
自民は大分選挙区で3年前に続き、連敗した。
自民の礒崎陽輔氏は、党本部の注力にもかかわらず、無所属で野党統一候補の安達澄氏に約1万7千票差をつけられた。3年前、自民と野党統一候補の差は1千票であり、さらに水をあけられた。
「有権者との距離で差がついてしまった」。陣営幹部は、礒崎氏の地元活動の乏しさを敗因に挙げる。
参院議院運営委員会の与党筆頭理事などを務める礒崎氏は、週末もなかなか地元入りできなかった。
対する安達氏は、昨年10月の出馬表明以降、連合傘下の組合回りや県内各地でミニ集会を重ね、知名度を上げた。
礒崎陣営の同じ幹部は「国会で重責を任されていて忙しいのは分かるが、もう少し…」と嘆いた。
長崎選挙区で再選を果たした自民の古賀友一郎氏にも、同様の指摘が出た。
古賀氏と次点候補の差は約3万4千票だった。6年前は約17万票差で圧勝したことを考えると、肝を冷やす結果となった。支持者からは「全然地元に戻ってこない」との不満が出ており、結果に影響した可能性がある。
別の県の自民関係者は「結局、候補本人の地元活動がすべて。『忙しい』は理由にならない」と切り捨てた。選挙における組織や議員の弱体化。自民党の課題は、次の衆院選や、憲法改正の国民投票にも影を落とす。
自民党に死角が見えた参院選だが、野党側は展望さえ見えない状態が続く。
◇
野党は全ての1人区で統一候補を擁立し、自民との事実上の一騎打ちに持ち込んだ。立憲民主党の枝野幸男代表は21日夜の記者会見で、野党共闘に関し「3年前と比較して、最大限の力を発揮できる方向に大きく前進した」と評価した。
しかし、九州・山口の1人区の結果は、3年前と同じで、大分で1議席を確保しただけだった。政策や理念を度外視した共闘に、懐疑的な目を向ける有権者は多いのが要因だろう。
「共闘はうまくいった」と本心から満足しているようであれば、次の衆院選でも、政権交代が視野に入る状況ではない。
1919
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:39:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000008-asahi-pol
自民「1人区」10敗 安倍・菅氏がテコ入れしたのに
7/23(火) 7:00配信
参院選で与野党が総力を挙げた全国に32ある改選数1の「1人区」で、安倍晋三首相と菅義偉官房長官がテコ入れを図った選挙区では自民党候補が軒並み苦杯をなめた。岸田文雄政調会長率いる岸田派現職も計4人が落選。「ポスト安倍」候補としての先行きに暗雲が忍び寄る結果となった。
首相は22日午後、自民党本部で開いた記者会見で胸を張った。
「衆院も合わせれば(自民党総裁に返り咲いた2012年以来)6回連続、国政選挙で国民の皆さまから強い支持を頂くことができました」
確かに与党は改選議席の過半数を確保したが、首相周辺からは「素直に喜べる感じではない」との声が漏れる。自民党内で「5敗程度」との予測もあった1人区で、前回参院選の11敗と同程度の10敗を喫したためだ。小選挙区制の衆院選でも野党が候補者を一本化すれば、激戦は必至。自民党内からも苦戦した東北を念頭に、「構造的な問題がないのか検証したほうがいい」との指摘が出ている。
とくに首相と菅氏は今回、「選挙の顔」として、そろって官邸を「不在」にしてまで1人区を重点的に歩いた。首相は演説で「『自民党を倒す』ということだけで統一している。でも倒れた後に何をするか決まっていない」などと野党統一候補を批判し続けた。
選挙戦残り1週間を切った15日夜には、自民党本部で党幹部と協議。「首相が行って勝てる可能性があるところに行く」(首相周辺)として、翌16日以降は、接戦とみなした新潟、山形、宮城、三重、滋賀、青森、岩手、秋田の8選挙区に再び入った。「現在まだ残念ながら2位」「野党統一候補に絶対に負けるわけにはいかない」などと声をからした。
菅氏も新潟、山形、宮城、岩手、秋田の5選挙区に複数回入った。出身県で、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備計画が争点となった秋田選挙区には、最終日の20日、時間帯をかえて、首相と菅氏がそろって入った。だが、結果は2万票以上の差で自民現職が敗北した。
両氏のどちらかが入った13の1人区の結果は、4勝9敗。うち、首相が2度も足を踏み入れた8選挙区は2勝6敗だった。菅氏は22日の記者会見で、1人区での敗北について問われると、「僅差(きんさ)の選挙区があったが、個々の選挙区の結果についてコメントは控えたい」と述べるにとどめた。
朝日新聞社
1920
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:45:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000669-san-pol
首相応援先は「12勝8敗1分」 東北1人区は力及ばず
7/22(月) 23:21配信 産経新聞
首相応援先は「12勝8敗1分」 東北1人区は力及ばず
安倍首相が応援した選挙区結果
参院選期間中、安倍晋三首相と菅義偉官房長官は激戦区を中心に自民党候補の応援に連日入り、改選複数区などで勝利を引き寄せた。だが、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備をめぐる不手際が影響した秋田は政権中枢の2人が官邸を空けて支持を訴えたにもかかわらず落選するなど、多くの1人区で敗北を重ねた。
首相は21都道府県で自民候補の応援に入り、結果は12勝8敗。広島は応援した現職と新人のうち現職が落選し「引き分け」だった。新元号を発表した「令和おじさん」として人気だった菅氏は6勝9敗だった。広島では新人のみを応援したので、これを「勝利」とすれば7勝9敗だった。
首相と菅氏は複数区の東京や千葉に繰り返し応援に入り、自民の2議席獲得に寄与した。自民現職に野党統一候補が挑んだ東北の1人区にも積極的に入った。
しかし、首相が公示日に応援に立った福島などを除く4選挙区で落選。秋田は、地元出身の菅氏が力を入れたが、逆風をはねのけることはできなかった。
首相と菅氏は、道路整備をめぐる「忖度(そんたく)」発言が問題視された現職が立候補した1人区の新潟にもそれぞれ2回入ったが、当選には至らなかった。
2人とも応援に入った1人区でみると、勝利したのは青森、三重、香川。落選は、秋田、新潟に加え、岩手、宮城、山形、滋賀、愛媛、大分で、3勝8敗だった。激戦区に多く入ったこともあり「勝ち越し」とはならなかった。(中村智隆)
1921
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:48:05
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/327815?rct=n_councilors
参院選 野党系8人の所属 立憲と国民 綱引きも 連合、共闘巡り苦言
07/23 05:00
参院選で当選した野党系無所属候補8人の処遇が焦点となっている。立憲民主、国民民主両党は党勢拡大に向けてそれぞれ囲い込みを狙うが、直ちに会派入りや追加公認するのは有権者の理解を得られないと判断、一定の時間をかけて結論を出す方針だ。ただ、両党はこれまでも野党第1会派争いを繰り広げており、秋の臨時国会に向けて火種になる可能性もある。
「それぞれ事情がある。一人一人の当選者と丁寧に話し合いたい」。参院選から一夜明けた22日、立憲民主党の福山哲郎幹事長は国会内で記者団に対し、8人の入党や会派入りを急がない考えを示した。
8人はいずれも野党統一候補として改選1人区で当選した新人。出馬にあたっては両党がそれぞれ擁立作業を進めたが、野党5党派が統一候補として擁立することで合意後、幅広い支持を得るため、党派色を出さずにあえて無所属で出馬した経緯がある。
国民民主は、玉木雄一郎代表が21日夜の記者会見で同党の党籍を持つ無所属候補を「国民民主系だ」と強調したが、22日には所属について「そんなに急ぐ必要はない」(党幹部)と立憲民主に足並みをそろえた。
両党がこうした対応を取るのは、会派入りや追加公認を急げば与党から「選挙戦術のために党名を隠した」と批判を受ける可能性があるからだ。
立憲民主幹部は「選挙では無所属であることをアピールしており、急に党派色を出せば有権者の理解を得られない」と指摘。党関係者は「選挙が終わった途端に変更するのは節操がない」と話す。
このため、両党は一定の時間をかけて8人の所属について協議していく方針。ただ、両党は先の通常国会において議員の引き抜きなどで野党第1会派の座を争った関係でもある。同じ旧民進党系でライバル意識も強いだけに協議が難航、その後の国会戦術や次期衆院選での野党共闘に影響する恐れもある。
一方、両党の支持母体の連合からは参院選の一部複数区で両党候補が競合したことへの不満がくすぶる。神津里季生会長は22日の記者会見で「非常に残念な結果だ」と述べ、野党共闘の在り方に苦言を呈した。(田島工幸)
1922
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:57:37
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190722484218.html
塚田さん、深々謝罪
「石崎問題」が追い打ち 参院選新潟選挙区
21日に投開票された参院選新潟選挙区は、野党統一候補で無所属新人の打越さく良(ら)さん(51)が県外出身の知名度不足をはねのけ、満開の笑顔を咲かせた。自民党現職の塚田一郎さん(55)は失言問題の影響を払拭(ふっしょく)し切れず「全て私の責任」と深々と頭を下げた。
「全て私の不徳の致すところ。おわび申し上げます」。塚田さんは午後11時前、顔を真っ赤にしながら敗戦の弁を述べた。
新潟市中央区のホテルでは約300人の支持者が集まり、開票の経過を伝えるテレビ画面を見守った。各社の出口調査などで「やや劣勢」の分析が報じられた午後8時段階からぴりぴりとした雰囲気に包まれた。
開票状況は一進一退。支援した花角英世知事が会場に訪れると拍手が湧いた。一方で、選対本部長で自民党県連会長の高鳥修一衆院議員は「公務」を理由に姿を見せぬままだった。午後10時前に打越さんの当確が伝えられると、会場からは「えーっ。駄目なのか…」と落胆の声が上がった。
道路整備を巡る「忖度」発言で全国注視の選挙区となった。発言には、自民党や友党の公明党の関係者からも批判と失望の声が相次いだ。「マイナスからのスタート」(選対幹部)となり、おわび行脚を重ねながらの厳しい戦いとなった。
自民党本部は安倍晋三首相ら幹部を連日送り込み、手厚い支援態勢を敷いたが、塚田さん本人のマイナスイメージを拭い去るまでのパワーはなかった。さらに終盤戦のタイミングで新潟市出身で自民の石崎徹衆院議員=比例北陸信越=による秘書への暴行疑惑が明るみになった。「残り数日という時に大きなマイナスになった」。選対本部長代行で県連筆頭副会長の柄沢正三県議は敗因の一つに挙げた。
会場には塚田さんとともに選挙戦で奔走した妻志保さんも出席。壇上では終始無言のまま目を潤ませた。
参院新潟選挙区は非改選を含む2議席を野党系が独占することになった。今後について塚田さんは、報道陣に対し「白紙の状態。ただ、支持を頂いた人に何らかの形で恩返ししたい」と述べ、政界引退せずに捲土(けんど)重来を期したい意向をにじませた。
【社会】 2019/07/22 11:53
1923
:
チバQ
:2019/07/23(火) 08:58:52
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190722484214.html
打越さん、笑顔満開
「忖度ノー」訴え届く 参院選新潟選挙区
21日に投開票された参院選新潟選挙区は、野党統一候補で無所属新人の打越さく良(ら)さん(51)が県外出身の知名度不足をはねのけ、満開の笑顔を咲かせた。「上ばかり見る忖度政治ではなく、弱者を切り捨てない政治を県民が選んだ」と歓喜した。
当選確実の速報に「うおー」と地鳴りのような大歓声がわき上がった。午後10時前、新潟市中央区のホテル。支持者約200人から「さく良」コールと手拍子に迎えられた打越さんは、壇上で野党系国会議員と抱き合った。初めて臨む国会の場で「忖度政治と対決したい」と声を張り上げ誓った。
選挙戦を通じ、道路整備を巡る塚田さんの「忖度」発言を批判してきた。自身は北海道出身で、立候補に合わせて弁護士活動をしていた都内から本県に移り住んだ。当初は「落下傘候補」と冷ややかな見方をされ、相手陣営からも執拗(しつよう)に指摘された。
知名度不足のハンディを乗り越えた勝利に「草の根の皆さんの勝利。新潟、日本の希望になる結果だ」と声を弾ませた。
選挙戦中の世論調査などでは、接戦が伝えられていた。野党共闘を組んだ立憲民主、国民民主、共産、社民各党の県連幹部や支持者はテレビの開票速報をじりじりしながら見つめ、吉報を待った。勝利の報に張り詰めた空気は一転、抱き合ったり、握手を交わしたりして喜びを爆発させた。
活動を支えた「越後の3人娘」こと本県の野党系女性国会議員3人の一人で、選対本部長を務めた立憲民主党の西村智奈美衆院議員は「これからは越後の4人娘。県民から受け取った思いを代弁してくれる打越さんと、一緒に頑張っていきたい」と満足そうに話した。
児童虐待やDV被害、若者の貧困問題などに取り組んできた弁護士としての実績をアピールした選挙戦で、「誰一人取り残さない政治を実現する」と訴えた。「巨大権力との闘い」は国会の場に移る。「権力にすり寄るのではなく、一人一人の声を聞き政策を実現する」と前を見据えた。
【社会】 2019/07/22 11:51
1924
:
チバQ
:2019/07/23(火) 10:09:28
北海道
高橋はるみ65 828,220 自民
勝部賢志 59 523,737 立憲
岩本剛人 54 454,285 自民
畠山和也 47 265,862 共産
原谷那美 35 227,174 国民
野党共闘がうまく行ったとしても
野党で2議席は難しかった結果ですね
与党1,282
野党1,017
1925
:
チバQ
:2019/07/23(火) 10:14:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000509-san-pol
知名度の差で軍配、「嘉田票」再結集 滋賀選挙区
7/23(火) 8:22配信 産経新聞
野党統一候補で無所属新人の元知事、嘉田由紀子氏(69)と自民党現職の二之湯武史氏(42)の事実上の一騎打ちとなった参院選滋賀選挙区は争点が明確化せず、盛り上がりに欠ける中、知名度の差で嘉田氏に軍配が上がった。
今回の参院選で野党4党が「勝てる候補」として擁立した嘉田氏は平成18年の知事選で「もったいない」を合言葉に公共事業の見直しなどを掲げ、圧倒的な支持を得て初当選。2期8年務めたが、29年の衆院選に滋賀1区から立候補し、自民候補に敗れて落選すると、長く対立してきた自民からは警戒されながらも「過去の人」と揶揄された。
それでも嘉田氏は知事時代からのシンボルカラーの黄緑のジャケット姿で、市街地から山間部の集落まで県内をくまなく回る草の根作戦を展開。「嘉田票」の再結集を図った結果、無党派層に加え、自民支持層の一部への食い込みにも成功し、幅広い支持を集めた。
一方、二之湯氏は落選が決まった21日夜、「自分自身の努力が足りなかった」としつつも、「(敗因を)具体的に言えば、知名度が足りなかった」と語った。
自民は県議や市議を動員して業界団体などの引き締めを図る組織戦で対抗したが、「演説会場での垂れ幕の位置ひとつをとっても、嘉田氏陣営の方が候補者名が目立つように工夫されていた。二之湯氏本人のエンジンがかかったのも選挙戦終盤になってからで、もはや間に合わなかった」と関係者。知名度の差だけでなく、陣営が「選挙巧者」ぶりを発揮したことも、嘉田氏の勝利につながった。
1926
:
チバQ
:2019/07/23(火) 10:15:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00448910-okinawat-oki
「もう僕らは動かない」自民と候補者の溝 県連幹部「大失敗」 苦戦、覆せなかった背景
7/23(火) 8:45配信 沖縄タイムス
「もう僕らは動かない」自民と候補者の溝 県連幹部「大失敗」 苦戦、覆せなかった背景
従来は企業からの支援者らでにぎわう選対事務所だが、今回はスタッフが少なかった=6月20日、那覇市牧志いとみね会館
「もう、公認を取り消してもいいんじゃないか」。政策発表を5日後に控えた6月18日。沖縄県議会であった自民党沖縄県連の議員総会で県議の一人は不満をぶちまけた。(参院選取材班・大野亨恭、仲本大地)
不満の先は、参院選候補者として自民が公認したシンバホールディングス元会長の安里繁信氏(49)。名護市辺野古の新基地建設問題で、自民県連が「推進」の立場を取る中、安里氏が賛否を明示しない曖昧な態度を崩さないことにいら立ちを強めていた。
辺野古問題でできた自民と安里氏側の深い溝。だが、実は選考のスタート時点からすきま風はあった。
今年1月、県連の候補者選考委員会は安里氏擁立を「全会一致」で決定したと発表した。だが、県連関係者によると21団体で構成する複数の委員が反対した。安里氏が沖縄観光コンベンションビューロー会長を務めていたときの言動に端を発したものだった。
従来、自民候補の選挙に注力する企業幹部は「安里氏の振る舞いを気に入らない人は少なくない。今回は静観だ」と支援を拒否。別の企業関係者は昨年の知事選で自民が候補者を擁立したにもかかわらず安里氏が立候補したことに不満を募らせ「支援はしないがやりたいなら挑戦させればいい」と消極的に擁立に賛同した。
無党派「2割強」
迎えた6月22日の政策発表会見。安里氏は辺野古移設に関し「口が裂けても推進とは言えない」と反対とも取れる発言をした。同席した北部の複数の町村議員は耳を疑い「もう僕らは動かない」と吐き捨てた。
安里氏が曖昧にしたのは新基地建設に反対が根強い無党派層を取り込むためだ。総決起大会では若者を意識して音楽ライブの演出をするなど独自色を出した。ただ、投開票当日に本紙などが実施した出口調査では無党派層の支持は2割強にとどまった。県連幹部は「無党派層も取れず、保守からも反発を受け、戦略は大失敗だ」と解説する。
だが、安里氏は約23万4900票を獲得した。県内の自公を合わせた保守票は22万〜24万とされており安里氏選対の幹部は「企業の支援を受けなくてもいい戦いができた」と評する。
これに対し県連幹部は、集まったのは自民党本部が比例代表で擁立した医師や郵便、建設などの「組織内候補」の比例票に付随した票にすぎないと冷ややかだ。別の幹部は、安里氏は善戦したと評価した上で、こう皮肉った。
「これで懲りて、次期知事選や国政選挙を諦めてくれればいい。そう考えれば、参院一議席の犠牲は仕方がない」
◇ ◇
21日に投開票された第25回参院選は「オール沖縄」勢力が推す高良鉄美氏が約29万8千票を獲得して勝利した。参院選の裏側や政局への影響を探る。
1927
:
チバQ
:2019/07/23(火) 10:15:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000507-san-pol
維新、無党派などに浸透 兵庫自民は戦略見直し
7/23(火) 8:20配信 産経新聞
3議席を6人が争った参院選兵庫選挙区は、維新現職の清水貴之氏(45)がトップ当選。公明新人の高橋光男氏(42)が続き、立憲民主新人の安田真理氏(41)との接戦を制した自民新人の加田裕之氏(49)が3番手に滑り込んだ。維新は票を伸ばし、県内での影響力拡大が期待される。公明も苦戦したが議席を確保。一方、自民は複数人区で最下位当選となる想定外の事態に、選挙戦略の見直しを迫られそうだ。(尾崎豪一)
唯一の現職の清水氏は、平成28年の片山大介氏の得票数を約4万票上回った。4月の大阪ダブル選で勝利した勢いを背景に、比例でも自民に次ぐ約47万票を獲得。維新幹部が終盤に続々と来県して無党派層や保守層に浸透した。前回と異なり、郡部にも足を運ぶ選挙戦で、猪名川町や播磨町などでもトップ得票となった。
高橋氏は、業界票獲得に向けて後援会長に日本港運協会の久保昌三会長を迎えたほか、菅義偉官房長官が加田氏ではなく高橋氏の応援に駆けつけるなど、自民党本部との連携を強化。公明の比例得票は28年から約5万票減の約32万票だったが、高橋氏は保守票を上積みし約50万票を獲得した。
加田氏は、憲法改正に積極的だった故鴻池祥肇氏の言葉を引用し後継色を前面にアピールした。しかし、情勢調査では自民支持層の多くが景気対策や社会保障政策を重視。「改憲姿勢を強調しすぎて一部の自民票が逃げた」と自民県連幹部が話すように、景気対策などを重視する層の離反を招き、苦戦につながった。
公明に約4万票差をつけられ最下位当選に終わった自民。県連幹部は「友好団体を公明に根こそぎとられた」と漏らす。自民は固い地盤を誇ってきた郡部でも苦戦。県連幹部は「情勢調査と実際の選挙をしっかりと分析したい」と話した。
一方、安田氏は、丹波篠山市や養父市、朝来市などの山間部でトップを獲得。連合兵庫の全面的な支援が受けられないなか無党派層に浸透したが、当選には至らなかった。共産新人の金田峰生氏(53)は、支持層の一部が安田氏支持に回ったとみられ、県内各地で票を伸ばせなかった。
1928
:
チバQ
:2019/07/23(火) 10:16:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000003-ryu-oki
「沖縄の痛み」都民に訴え れいわ公認の野原さん 落選も、21万票獲得
7/23(火) 6:04配信 琉球新報
「沖縄の痛み」都民に訴え れいわ公認の野原さん 落選も、21万票獲得
敗戦の弁を述べる野原善正さん(左)とれいわ新選組代表の山本太郎さん=22日、東京都内の都市センターホテル
「れいわ新選組」公認で東京選挙区(改選数6)に立候補した沖縄県出身の野原善正さん(59)は21日投開票の参院選で、20人の候補の中、21万4438票を集めたが8位となり、当選はかなわなかった。公明党の支持母体・創価学会の現役会員であることを前面に出し、選挙期間中は「いつまで沖縄に基地を押し付けるのか」と訴え、東京都民に自分事として考えるよう問い続けた。落選を受けて開いた会見では、「れいわ新選組」代表の山本太郎さん(44)が次期衆院選に向けて意欲を示す中、野原さんも出馬する意向を明言した。
「のはらっ、のはらっ、のはらっ」。投票日前日の午後7時すぎ、東京・新宿駅西口の小田急百貨店前に野原コールが響き渡った。路上から歩道橋まで人があふれ、熱気に包まれた。
◆立候補の理由
野原さんは沖縄創価学会壮年部に所属するが、昨年9月の沖縄県知事選では自公支持の候補ではなく、辺野古新基地建設に反対の玉城デニー氏を応援した。
公示の4日午前。野原さんは新宿駅西口でマイクを握り「日米安保条約のプラス面を肯定される方々は、そのマイナス面を一手に引き受けている沖縄の現状をもっと真剣に考えてもらいたい。いつまで他人の不幸の上に自分の幸せを築くつもりでしょうか」と語気を強めた。都民や国民に向けて「どうぞ沖縄の痛みを、他人の痛みとしてではなく、自分の痛みとして真剣に考えてくれるよう切に希望する」と訴え掛けた。
◆衆院選に意欲
東京選挙区には公明党代表で現職の山口那津男氏(67)も立候補していたが、野原さんは「なっちゃんとガチンコ勝負致します」と挑んでいった。
辺野古新基地建設の容認も含め、安保法や共謀罪にも賛成した公明党に対する危機感があった。14日には東京・信濃町にある創価学会総本部前でもマイクを握った。「公明党には、平和・福祉という立党の精神に返ってもらいたい。」と繰り返した。今回は落選となったが21万余の票数について野原さんは「21万は実力不足」と支持者に陳謝した。次期衆院選への対応を記者から問われた山本さんがその場で出馬を打診すると、野原さんは「はい、喜んで」と応じた。
琉球新報社
1929
:
チバQ
:2019/07/23(火) 17:19:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000042-mai-pol
山田太郎票を山本太郎票に 静岡県富士宮市選管ミス 市民指摘で判明
7/23(火) 14:29配信 毎日新聞
山田太郎票を山本太郎票に 静岡県富士宮市選管ミス 市民指摘で判明
山田太郎氏(左)と山本太郎氏
21日に投開票された参院選で、静岡県富士宮市選挙管理委員会が比例代表の開票作業で、自民党の山田太郎氏の票を一文字違いのれいわ新選組代表・山本太郎氏に誤って算入していたことが判明した。市選管が23日、毎日新聞の取材に明らかにした。静岡県選管の確定開票結果では、富士宮市での山本氏の得票数は1453票だったのに対し、山田氏は0票となっていた。
市選管によると、開票結果を見た市民から問い合わせがあり、間違いに気づいた。市は同日午後3時から記者会見し、詳細を説明するとしている。【古川幸奈】
1930
:
片言丸
:2019/07/23(火) 23:08:21
>>1902
自分は、
>>1778-1790
や東京新聞の記事を見て、これけっこうれいわの勢いがあり(1議席というより2議席クラス)、N国についても議席内外まで行く可能性を見てるのかなと思いました。特に、毎日新聞の記事ですね。
自分の予想というよりは、期日前の情報を知ったマスコミの「言いたいけど言えない」「ほんとは選挙前に言いたいのに」みたいな気持ちが出ているなぁというところからの推測でしたが。
期日前の情報を知っていたN国立花も、れいわは2議席、N国は1議席とれるかどうかと、投票前日くらいに言っていましたし。
インターネットによる集票力が侮れない時代になったなと。
1931
:
とはずがたり
:2019/07/23(火) 23:46:39
労組系、立・国で明暗=自民、郵政が集票力発揮-比例【19参院選】
2019年07月22日17時13分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072200869&g=pol
参院選の比例代表で、労働組合の支援を受けた候補者は民進党分裂のあおりで立憲民主、国民民主両党に5人ずつ分かれて戦った。立憲の候補は全員当選を果たしたが、国民民主は2人が落選して明暗が分かれた。
連合傘下の産業別組合は、自治労や日教組などが立憲から、自動車総連、電力総連などが国民民主から候補を立てた。
立憲の比例代表では労組系候補が組織力を生かし、上位5番を独占、早い段階で当選を決めた。民進党で臨んだ前回2016年の参院選で落選した私鉄総連の新人は約10万票を集め、雪辱を果たした。
国民民主は26万票前後を集めたUAゼンセン、自動車総連、電力総連の候補が当選した。ただ、電機連合の現職は約19万票を得て個人得票数で全候補中20番目に入ったが、党の獲得議席が伸びず、当選圏に入れなかった。
一方、自民党は業界団体の支援を受けた候補が順当に当選した。最多は全国郵便局長会の支援を受けた柘植芳文氏で、約60万票を集めた。同会系候補の党内トップ当選は13年から3回連続。建設や農業関係の団体が推した候補の3倍弱に達し、集票力の高さを見せつけた。
迂回(うかい)献金事件で16年に候補擁立を見送った日本歯科医師連盟は今回、元衆院議員を支援して11万票を集めたが、次点で議席を得られなかった。
1932
:
片言丸
:2019/07/23(火) 23:54:03
>>1914
溝手は全調査で1位予測だったならまだしも、引き締めがきく材料がありましたからねぇ。
ただ、河井はアンチも多そうで、保守系有権者で河井落としを考えた人もおり、溝手3番手の調査があればもっと違っていた(森本に流れる票を減らせた)かもしれません。
また、溝手はけっこう喋りがヨボヨボしてて(NHKの選挙サイトで見たんですが)、その点で河井と差があった面も大きくて、岸田の責任ばかり問うのも本来違うんでしょうけど、それでもあえて固めきって当選させるのができないのは岸田の求心力にとって相当大きなダメージですね。
1933
:
旧ホントは社民支持@鹿児島2区
:2019/07/24(水) 00:00:23
>>1930
それを読めなかった自分は「古い」人間になっちゃったんだな,と。反省。
NHKは早速富士宮市の比例個人票を反映した得票数に修正していました。仕事早い。
岩手横澤氏は国民に入党。
横沢氏が国民民主入党へ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072301103&g=pol
参院選岩手選挙区に無所属の野党統一候補として立候補し、当選した横沢高徳氏は23日、国民民主党に入党すると発表した。推薦を受けた立憲民主、共産、社民各党の同意も得ているとして、参院では国民会派に所属して活動する意向だ。横沢氏は国民に合流した旧自由党が主導して擁立した。
1934
:
チバQ
:2019/07/24(水) 09:37:17
>>1929
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000110-asahi-pol
山田太郎氏の515票、誤って山本太郎氏の票に 富士宮
7/23(火) 21:13配信 朝日新聞デジタル
山田太郎氏の515票、誤って山本太郎氏の票に 富士宮
富士宮市役所=2015年4月
静岡県富士宮市選挙管理委員会は、21日に行われた参院選比例区の開票作業で、自民党の山田太郎氏の票を、誤ってれいわ新選組の山本太郎氏の票に計上していたと23日発表した。
同選管によると、山田氏の票は515票あった。山本氏の票とは別に仕分けていたが、誤って山本氏の名前を記した「有効投票点検票」を票の束につけて整理してしまったという。県選管のホームページで結果を確認した市民から「山田氏の票がゼロなのはおかしい」との指摘が22日夜に同選管にあり、発覚した。
同選管では「マニュアル通りの作業を徹底するよう市職員への啓発を行い、再発防止に努める」としている。
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チバQ
:2019/07/24(水) 09:39:24
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190724-00573511-shincho-pol
100万票も減らした「公明党」 「れいわ」に奪われたか「創価学会」の弱体化か
7/24(水) 6:01配信 デイリー新潮
100万票も減らした「公明党」 「れいわ」に奪われたか「創価学会」の弱体化か
公明党代表の山口那津男氏
「選挙をやると功徳が出る」とは、かつて「池上彰の参院選ライブ」(テレビ東京)で、インタビューされた支持母体の創価学会員が残した名言だ。
令和初の国政選挙となった第25回参院選は、自民党が改選前から9議席を減らした57席に。一方、自民にと連立を組む公明党は、改選前より3議席を増やして14議席を獲得した。さすがの結束力である。
だが、比例区の得票を見ると、あろうことか前回の参院選よりも103万票も減っている。これは、一体どうしたことか――。
***
今回、公明党が獲得した比例区の得票数は653万63356票である。前回の第24回参院選(2016年7月10日投票)は757万2960票、〆て103万6624票が減ったことになる。
ちなみに自民党の得票は1771万票で、前回から240万票減らしている。似たようなものに映るかもしれないが、公明党はこれまで、強固な学会という組織票に支えられ、何が起ころうと揺らぐものではなかったのだ。過去の比例区での得票を見てみよう。
100万票も減らした「公明党」 「れいわ」に奪われたか「創価学会」の弱体化か
公明党の参院選比例区
600万票台となったのは、実に27年ぶりのことなのである。
今回、公明党の選挙にとって強敵が出現した。党代表の山口那津男氏(67)を擁する東京選挙区には、れいわ新選組から現役の創価学会員・野原吉正氏(59)が「ガチで闘う」と立候補。れいわの代表である山本太郎氏(44)は「公明党から票を奪う!」と公言していた。
東京選挙区の野原氏も比例区の山本氏も当選は叶わなかったが、「山本太郎」と記名された票は、実に99万票もあった。公明党は彼らに票を奪われたのだろうか。創価学会に詳しい宗教学者の島田裕巳氏に聞いてみた。
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チバQ
:2019/07/24(水) 09:39:37
自民党の一派閥
島田:まあ、今回は投票率が24年ぶりに40%台と低迷しましたからね。いくら創価学会に支えられているといえども仕方がないと思いますよ。
――投票率が低くなればなるほど、相対的に有利になると言われたのが、信者数827万世帯(2007年時点での公称)を誇る学会票ではなかったか。
島田:いえ、最近はそうでもなくなってきています。827万世帯というのは、信者の証しとして授与された御本尊の数ですからね、途中で信仰をやめてしまった世帯もカウントされています。私は信者の実数は約280万人と見ています。ですから、投票率が低い中にあって、信者の2・5倍近くになる650万票を集めているのですから、まだまだ大したものですよ。
――学会員が知り合いに電話するなどして公明党議員への投票を呼びかける、いわゆるF(フレンド)票のおかげか。
島田:そうです。でもね、これまでF票集めを熱心にやって来たのは創価学会の婦人部でしたが、高齢化が進んでいます。定年退職した男性信者の壮年部が代わりを務めるようになっていますが、婦人部ほどの選挙への慣れがない。若い学会員となると、選挙にはあまり関心を持っていないのは、創価学会といえども一緒です。
――れいわ新選組から出馬した野原氏に代表されるように、安保法案賛成に回った公明党は、平和の党ではなくなったと、反発している信者も出たのではないだろうか。実際、640万票しか獲れなかった1992年の参院選は、前年に湾岸戦争が起こり、選挙直前にはPKO法案に公明党が賛成。このときも反発した学会員が多かったとの声もある。
島田:いえ、あまり政策的な問題は関係ないと思います。野原さんも30万票に届きませんでしたからね。山本さんにもまだ、学会から票を奪うまでの力はないでしょう。
――やはり政策よりも、選挙をやると功徳になる、という信仰が優先するのか……。
島田:今回、創価学会の機関誌である聖教新聞には、選挙期間中に安倍晋三首相(64)はじめ、菅義偉官房長官(70)、二階俊博幹事長(80)が、公明党議員と並んだ写真が掲載されていました。これまでなかったことですから、学会員としては、まるで公明党が自民党の一派閥に成り下がったような印象を受けたかもしれません。
――確かに投票日である21日の聖教新聞には、公明党候補者の手を握って応援演説をする安倍首相の写真、17日には同様に菅官房長官と二階幹事長の写真が掲載され、山口代表の写真はその下に掲載されている。こうなると誰が公明党のトップか分からない。かつてなら池田大作名誉会長(91)が「大勝利!」と一喝すれば済んでいたものだが、10年近く表舞台に姿を現していない。
島田:代われる人がいませんからね。いまや池田名誉会長に直接会ったことのない信者も増えています。
――支持母体が弱体化すれば、公明党も必然的に弱体化ということか。
島田:今後、急激に票を失うとは思いませんが、徐々に減らしていくでしょうね。かつて信者を増やした高度経済成長期の60年代とは状況が違い、入会する人も減り、信者は高齢化が進んでいます。今後は構造的に学会員の数は減って行かざるを得ません。でも、議員の数はなるべく減らさない方向なので、これまで選挙で培った選挙のノウハウを活かして何とかやっていくしかないということでしょう。
週刊新潮WEB取材班
2019年7月24日 掲載
新潮社
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チバQ
:2019/07/24(水) 09:41:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000007-mai-pol
立憲「幻の共産協力案」 北海道参院選を振り返る
7/24(水) 8:19配信 毎日新聞
立憲「幻の共産協力案」 北海道参院選を振り返る
敗戦の弁を述べる原谷那美氏
「(旧民進系で)2人を当選させる目的のため、全力で頑張ったが結論を出せず、支えていただいた組織、団体、すべての皆様に心よりおわびする」。参院選が投開票された21日夜、国民民主党の徳永エリ道連代表は札幌市の事務所で集まった支援者らを前に頭を下げた。立憲民主、国民民主、共産の野党3党の新人候補中、国民の原谷那美氏(35)は最下位の5位で落選。前回2016年は徳永氏が自民党現職に次ぐ2位で当選し、旧民進党2議席獲得の立役者となったが、今回、野党は候補者調整も選挙協力もほぼ成功せず、自民に大勝を許すことになった。【参院選取材班】
【写真特集】塚田氏、亀石氏…落選した主な候補者
改選数が1増えた前回に続き、与野党のどちらが改選3議席中2議席を獲得するかが最大の焦点だった今回の選挙。野党は3党が独自候補を擁立して政権批判票の分散を招いた。さらに前知事として知名度の高い自民新人の高橋はるみ氏(65)が与党支持者だけでなく無党派層にも支持を広げた結果、野党3党の得票は当選した立憲の勝部賢志氏(59)を含めても101万6773票にとどまった。前回は徳永氏、鉢呂吉雄元経済産業相の旧民進2人だけで105万票以上獲得し、共産候補も合わせると129万票だったのに比べ、野党は議席数でも票数でも完全に敗北した。
「実は一時、共産への協力を真剣に検討していた」(立憲関係者)。立憲内では6月上旬、共産の畠山和也氏(47)を各地で支援する「幻の選挙協力案」が浮上していた。各政党などの情勢調査では自民の高橋氏、立憲の勝部氏が上位2位を占める一方、3位当選する可能性が高いのは同じ旧民進系の国民・原谷氏ではなく、共産・畠山氏との分析結果が出ていたためだ。
野党候補を一本化する1人区と違い、野党各党が独自候補を擁立している道選挙区での選挙協力は簡単ではなかったが、「本来は立憲で2議席あるいは旧民進系で2議席が理想的だったが、最悪のシナリオである自民2議席だけは阻止しないといけない」との狙いだった。政府与党が早期の衆院解散をちらつかせる中、4月の知事選に次いで敗北した場合は次期衆院選にも大きな打撃となることが確実だったためだ。野党共闘を呼びかける市民団体「戦争させない市民の風・北海道」も6月、野党第1党の立憲に野党2議席確保に向けた対応を求めた。
しかし、7月4日の公示を前に、立憲内では情勢分析結果をもとに、公明党の全面支援を受けた自民の岩本剛人氏(54)の3位当選の可能性が高いとの見方が支配的になった。市民の風共同代表の上田文雄前札幌市長らは18日、立憲に共産への協力を念頭に野党2議席確保の協力を緊急要請したが、勝部票の上積みに集中する方針はすでに固まっていた。
共産の畠山氏は4位の26万5862票で落選したが、前回の共産票より2万6298票増やし、党道委員会幹部は「もっと早くに野党間で2議席獲得に向けた戦略を話し合いたかったが、『今回は畠山に入れる』と言ってくれる立憲支持者もいた」と今後の野党共闘への期待感を示した。
一方、5位に終わった国民内では立憲への不満が強まっている。公示直前には、国民道連は立憲道連に対し、双方が勝部氏、原谷氏に支持を出し合い、選挙協力を進めるよう申し入れたが、立憲は受け入れず、国民側は平賀貴幸幹事長名で「力を合わせて共に闘ってほしいという道民の強い思いが多数寄せられていたが、申し出は受けていただけなかった」との文書を発表した。共産を下回る結果に終わり、道連幹部は「立憲は野党第1党の責任を果たさず、票上乗せに協力してくれなかった」と強く批判。次期衆院選など今後の共闘に影響は残りそうだ。
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チバQ
:2019/07/24(水) 09:43:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000017-kana-pol
【参院選比例】自民・元職の井上氏、落選 「力不足で結果が出なかった」
7/22(月) 21:30配信 カナロコ by 神奈川新聞
【参院選比例】自民・元職の井上氏、落選 「力不足で結果が出なかった」
敗戦の弁を語る井上義行氏=22日午前6時20分ごろ、小田原市内
参院選比例代表に出馬した自民党元職の井上義行氏(56)は落選した。地元の小田原市内で開票結果を待ち続けたが敗色が濃厚となり、夜が明けた22日午前6時20分ごろ、支持者ら約80人を前に「力不足で結果が出なかった」と沈痛な表情で頭を下げた。
6年前の参院選比例代表でみんなの党から初当選。同党解党後は日本を元気にする会を経て、第1次安倍内閣で首相秘書官を務めた縁もあり自民党会派入りした。今年6月に議員辞職し、自民党公認で2度目の当選を目指した。6年前より個人得票数を大幅に伸ばしたが議席には届かなかった。
井上氏は記者団に対し、「結果が出たばかり。今後はまだ白紙の状態」と説明。以前挑戦した衆院神奈川17区での出馬については「考えられない」と否定。他党にも移らず「今後も自民党員として戦っていくつもり」と話した。
神奈川新聞社
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チバQ
:2019/07/24(水) 09:49:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000009-mai-pol
イージスに不信感 自民・中泉氏 組織戦も裏目に 秋田
7/24(水) 8:43配信 毎日新聞
イージスに不信感 自民・中泉氏 組織戦も裏目に 秋田
選挙戦最終日の20日に中泉松司氏(左)の応援に駆け付けた安倍晋三首相。選挙戦中2回目の来県となった=秋田市で2019年7月20日、森口沙織撮影
「ただただ、私の力不足」。自民党の現職で再選を目指した中泉松司氏(40)は21日夜、秋田市の事務所に集まった支援者らに深く頭を下げた。17日間の遊説で真っ黒に日焼けした顔に涙を浮かべた。
選挙戦は、野党統一候補で無所属新人の寺田静氏(44)との事実上の一騎打ち。結果は25市町村のうち、中泉氏の票が上回ったのは湯沢市や仙北市など10市町村にとどまり、秋田市を含む15市町村で寺田氏が勝り、全体で2万1067票差がついた。
政権与党である自民党にとって「逆風」となったのは、秋田市の陸上自衛隊新屋演習場へのイージス・アショア配備計画だ。6月、防衛省がまとめた調査報告書にデータの間違いが見つかり、さらに住民説明会で防衛省職員が居眠りしたことで地元住民の激しい反発を招くこととなった。こうしたニュースが繰り返し報じられ、県内全域に同省や配備計画に対する不信感や不満が一気に高まった。中泉氏は選挙戦に敗れた21日、「防衛省の一連の不正確な調査や不誠実な対応に与党として厳しい目を向けていきたいと訴えたが届かなかった」とうなだれた。
中泉氏の陣営関係者は「イージス問題がなければ勝敗は違っていたかもしれない」。中泉氏は、選挙戦で配備計画への賛否を表明せず、同省の今後の対応を注視すると強調し続けた。新屋地区に住む無職女性(78)は与党としての信頼感などを重視して中泉氏に投票した。しかし「イージスは最大の争点。配備計画にはっきりと態度を示さないと逃げていく票もあったのではないか。私も本当は反対と言ってほしかった」と打ち明けた。
さらに寺田氏との選挙戦の戦い方の違いも、結果に大きく影響したとみられている。中泉氏は公示直後から岸田文雄政調会長、小泉進次郎衆院議員を迎え組織戦を展開。安倍晋三首相や菅義偉官房長官は選挙戦中だけで2回来県し、街頭に多くの聴衆を集めた。
だがある陣営幹部は「(党幹部の来県は)人集めにはなるが、投票に向かわせるまでには至らなかった」と分析する。選挙戦最終盤の安倍首相と菅官房長官の2度目の来県は「草の根の寺田」と「組織で戦う中泉」の構図をくっきりと県民に印象づけた。「その結果、『組織に頼らない県民目線の寺田さん』に支持が集まってしまった」
政府が推し進めるイージス・アショアの秋田市への配備計画について自民党県連は、どのようなスタンスで向き合うのかなど、今後、難しい判断を迫られることになる。
県連会長の冨樫博之衆院議員は今回の選挙結果に「落選は痛手だが、これが『アリの一穴』にならないように私たちは初心に戻って県民に寄り添って、自民党の活動を理解してもらえるよう努めたい」と述べた。【森口沙織】
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チバQ
:2019/07/24(水) 13:32:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000023-mai-pol
元滋賀県知事、嘉田氏の勝因は? 一歩引いて野党共闘成功
7/24(水) 10:15配信 毎日新聞
元滋賀県知事、嘉田氏の勝因は? 一歩引いて野党共闘成功
田島一成氏(右から3人目)、佐藤耕平氏(右)と初当選を喜ぶ嘉田由紀子氏(右から2人目)=大津市のホテルで2019年7月21日午後11時49分、成松秋穂撮影
21日投開票された参院選滋賀選挙区(改選数1)で、無所属新人で元知事、嘉田由紀子氏(69)=立憲民主、国民民主、共産、社民推薦=が、自民現職の二之湯武史氏(42)=公明推薦=と「NHKから国民を守る党」新人の服部修氏(45)を破り、初当選を果たした。「野党統一候補」の嘉田氏と二之湯氏による事実上の「与野党一騎打ち」の激戦を、嘉田氏はどのように制したのか。17日間の選挙戦を振り返る。【成松秋穂】
【写真特集】塚田氏、亀石氏…落選した主な候補者
「今回は田島一成さん、佐藤耕平さん、ずっと一緒にバッジを付けて、戦わせていただいた」。21日夜、大津市のホテル。当選確実が伝えられた嘉田氏は、2人の名前を挙げて謝意を述べた。国民に推された嘉田氏が野党統一候補になるには、立憲が挙げた田島一成氏(57)と、共産が擁立を決めていた佐藤耕平氏(37)に身を引いてもらうことが不可欠だったからだ。選挙期間中も襟元には2人からもらったバッジを常に付け、4党共闘をアピールし続けた。
嘉田陣営がそこまで気を配った背景には、2017年衆院選で惜敗した際に生まれた、野党各党との「しこり」が本当に解消したか、確証がなかったからだ。嘉田氏は公示前、県内各地の集会で「おわび」をして回ったが、ある野党県関係者は「公示後、最初の1週間は各党の『壁』を感じていた」と明かす。組織票をまとめてきた労組も「今はそれほど動員していない。今は組合も優しいから」(連合滋賀関係者)と当初、動きは鈍かった。当初は嘉田氏優勢との見方もあったが、選挙戦中盤になると、陣営幹部は「このままなら負ける。こちらは頭打ちだ」とうなだれた。
それでも、知事時代に培った実績もあり、嘉田氏が県内各地を回ると、有権者の反応は高まっていった。嘉田陣営も嘉田氏の遊説日程を優先し、野党各党が幹部らを投入しても、無理に都市部で一緒に立つような日程は組まなかった。かつて日本未来の党で共に戦った国民の小沢一郎衆院議員が来県した際にも、小沢氏一人で事務所を回ったのみで、嘉田氏と街頭に立つことはなかった。
嘉田氏を前面に出し、4野党が一歩引いた形で支える戦術は、結果的に各党の結束を高めた。4野党の共通政策を今年2月、全国に先駆けて発表していたことも「野党各党の結束を保つのに役立った」(別の野党県関係者)。山間部や琵琶湖・沖島など県内4000キロ超を回り、各地で選挙カーから降りて有権者と小まめに握手する嘉田氏の姿は、嘉田氏を当選圏内へと押し上げていった。
野党各党が微妙なバランスを保ちながら、浮動票を取り込む嘉田氏を支えることでつかんだ、滋賀選挙区での3年ぶりの「非自民」議席奪還。選挙期間中、応援に駆け付けた国民の玉木雄一郎代表は評価した。「候補者が嘉田さんで、まとまりやすいものがあった」
◇ ◇
「拍手が小さいのは皆さん、傘を持っていらっしゃるからですね」。選挙戦中盤の13日、雨が降る中、大津市のJR石山駅前で街頭演説に立った二之湯氏は自嘲気味に語った。応援に駆け付けた菅義偉官房長官の写真を撮ろうとする市民の姿とは対照的に、二之湯氏の訴えに耳を傾ける聴衆はまばらだった。
滋賀選挙区を「激戦区」に指定した自民は、党幹部や政権幹部を軒並み投入。人気の高い小泉進次郎衆院議員が公示日と投開票日前日の節目に応援に立ったほか、安倍晋三首相も序盤と終盤の2回県内入りした。自民関係者も「これで勝てなかったら、誰も勝てないほどの戦い方だ。特別扱いだ」と明かす。
ただ、嘉田氏が「軍艦」と評した自民の総力戦ぶりは、二之湯氏の存在感を埋没させる結果となった。ある県政界関係者は「二之湯氏と嘉田氏の争いではなく自民と嘉田氏の争いになり、二之湯氏の名前は消えていった」と評する。県連幹部は「これだけてこ入れすれば、少しは上向くはず」と期待したが、かなうことはなかった。
21日夜、草津市のホテルに集まった支持者に、二之湯氏は敗戦の理由をこう分析した。「知名度不足だった」
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チバQ
:2019/07/24(水) 13:56:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00449372-okinawat-oki
「何とか逃げ切った…」高良氏の演説に頭を抱える選対幹部 安保破棄発言に衝撃走る
7/24(水) 11:40配信 沖縄タイムス
「何とか逃げ切った…」高良氏の演説に頭を抱える選対幹部 安保破棄発言に衝撃走る
玉城デニー知事(左)ら支持者とカチャーシーを踊り、初当選を喜ぶ高良鉄美氏=21日、那覇市古島・教育福祉会館
「何とか逃げ切った。反省の残る選挙戦だ」。21日に投開票された参院選。投票箱が閉まった午後8時に当選確実となった高良鉄美氏(65)だが、選対幹部は厳しい表情を崩さなかった。
6月15日に浦添市内で開いた総決起大会。高良氏の演説を聞いた選対関係者は、会場内で頭を抱えた。
前日にスタッフが8時間かけて作った3500字の原稿は壇上の高良氏の手元にあった。憲法、米軍による事件・事故、消費増税、経済振興。高良氏は「オール沖縄」勢力の候補者として語るべき政策が盛り込まれた約15分間の演説原稿に目を落とさず、語り続けた。「島んちゅの高良(宝)です」。会場から笑いをとる姿に、選対関係者は強い危機感を覚えた。
憲法の専門家である高良氏は35年間、琉球大学で教壇に立った。講義で学生に憲法の理念などを説き、話すことは「最大の武器」(社大党関係者)だった。だが、街頭に立つと慣れない演説で話がまとまらなかったり、重要政策に言及しない場面が頻発した。
「日米安保条約は破棄すべきだ」。6月29日の政策発表では高良氏の発言に選対内に衝撃が走った。その後、修正したが与党関係者は「オール沖縄内の政策の不一致が露呈したと見られても仕方がない」と不用意発言に不満を漏らした。
ただ、昨年の知事選で再び強まった「オール沖縄」の風は確実に高良氏の背を押した。高良氏擁立の過程で一時は反発した糸数慶子参院議員も高良氏を全力で支援。公示後には玉城デニー知事が頻繁に街頭に立ち「オール沖縄」勢力候補であることをアピールした。
結果は安里氏に約6万3千票の大差。「オール沖縄」勢力は昨年の知事選以降、那覇、豊見城両市長選、衆院3区補選からの5連勝となった。玉城氏は「辺野古新基地建設に反対した高良氏を県民が後押しした結果だ」と手放しで喜んだ。だが、選対幹部は「予想より票差が縮まった。投票率がさらに下がれば、追いつかれていたかもしれない」と振り返る。
さらに、勝利ムードに浸る高良氏に与党関係者は「これからが正念場だ」とくぎを刺す。辺野古では土砂埋め立てが続き、安倍政権は数の力で憲法改定を進める。「どう辺野古の工事を止め、改憲を阻止するのか。結果を出さなければ、オール沖縄の風は急速に弱まる」(参院選取材班・大野亨恭、仲村時宇ラ)
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チバQ
:2019/07/24(水) 16:58:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190724-00000017-pseven-soci
参院広島選挙区 岸田派と官邸・執行部に深い“怨念”残る
7/24(水) 16:00配信 NEWS ポストセブン
参院広島選挙区 岸田派と官邸・執行部に深い“怨念”残る
「参院のドン」を巡って仁義なき戦い(写真/時事通信フォト)
参院広島選挙区では次の「参院のドン」の座をめぐる“仁義なき戦い”が展開された。広島は6人の岸田派国会議員がいる岸田派の牙城で、参院選では6選をめざす同派最高顧問・溝手顕正氏の“楽勝”とみられていたが、そこに「2議席独占」を掲げた官邸と執行部が元広島県議の河井案里氏を擁立したことで自民候補同士の血で血を洗うつぶし合いとなった。
案里氏の夫は河井克行・総裁外交特別補佐。安倍晋三首相に近いだけでなく、菅義偉・官房長官の「側近ナンバー1」としても知られる。岸田派の地元議員はこう語る。
「参院自民党を仕切ってきた吉田博美・前参院幹事長が引退したことで、今回は“参院のドン”を決める選挙でもあった。次の“ドン”の有力候補が溝手さんだったが、溝手さんは2012年の総裁選の前に安倍さんを『過去の人』と言い放つなど安倍批判を繰り返した経緯がある。総理は肌が合わない溝手さんに参院を牛耳られるのは面白くないのだろう。だから官邸は2議席独占などという無理難題を吹っかけて“刺客”を立ててきた」
そこで岸田派主導の自民党広島県連はホームページの表紙に参院選候補として溝手氏の名前を写真入りで載せながら、案里氏は名前も載せないといった恥も外聞もない“パワハラ”に出た。
選挙戦でも非難の応酬。安倍首相、菅義偉官房長官、さらに二階俊博氏ら大物が案里氏の応援に入り、焦った溝手氏が「党幹部が少しフラフラし過ぎている。天から一声かければ何でも有利になるというのは間違いだ」と中央を批判すれば、二階氏は「悪口を言ってイジメていては政治家は育たない」と反論した。
結果、河井氏は当選したものの、溝手氏は落選し、“参院のドン”の座も逃すことになった。選挙が終わってもノーサイドにはなりそうになく、岸田派と官邸・執行部に深い“怨念”が残りそうだ。
※週刊ポスト2019年8月2日号
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チバQ
:2019/07/24(水) 17:00:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000049-mai-pol
新潟・上越市でも山田太郎氏の票少なく 選管「開票は適正」
7/24(水) 14:54配信 毎日新聞
新潟・上越市でも山田太郎氏の票少なく 選管「開票は適正」
山田太郎氏(左)と山本太郎氏
21日投開票の参院選比例代表で、自民党の山田太郎氏が新潟県上越市(当日有権者数16万2805人)で獲得した票が82票と非常に少なかった。静岡県富士宮市では、山田太郎氏と、名前が一文字違いのれいわ新選組代表・山本太郎氏の票を取り違えていたことが発覚したが、上越市選挙管理委員会は取材に「開票作業は適正に行われた」とし、取り違えを否定した。
【写真特集】塚田氏、亀石氏…落選した主な候補者
県選管の公表資料によると、上越市で山田太郎氏が獲得したのは82.074票(案分含む)で得票率は0.09%。新潟県全体(0.75%)▽新潟市(0.97%)▽長岡市(0.85%)、などと比べて非常に低かった。
一方、山本太郎氏の上越市における獲得票は1619.407票(案分含む)で得票率1.78%。県全体(1.32%)▽新潟市(1.53%)▽長岡市(1.25%)、などと比べて高かった。
この問題は23日夜からツイッターなどで指摘されている。上越市選管は取材に「立会人にも確認され、票の取り間違いはないと考えている」、新潟県選管は「まずは市の対応を見守る」と話した。投票用紙はすでに厳重に封印しており、公職選挙法に基づく訴訟を起こされない限り、票の再確認はできないという。
【浅見茂晴、酒造唯】
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チバQ
:2019/07/24(水) 17:20:45
上は開けず
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/404453
<決戦の残響(下)>野党の憂い 衆院現職頼み、脱却できず
<参院選さが2019>
9:30
参院選の選挙戦のマイク納めで、犬塚直史氏(左)への支持を訴えた大串博志衆院議員(中央)と原口一博衆院議員=佐賀市神野東の事務所 拡大する
参院選の選挙戦のマイク納めで、犬塚直史氏(左)への支持を訴えた大串博志衆院議員(中央)と原口一博衆院議員=佐賀市神野東の事務所
「正直、時間がね。多久市長に声を掛けたことで遅れた。あの時間がもったいなかった」。参院選の選挙戦最終日の20日夜。国民民主党の元職犬塚直史(ただし)氏(64)のマイク納めを佐賀市の事務所で見守り、家路についた支持者からそんな声が漏れた。犬塚氏は翌日、自民党の現職に大差で敗れた。
国民民主県連が多久市長の横尾俊彦氏の擁立に動いたのには、わけがあった。国民民主は民進党時代の2016年の参院選と、事実上応援した18年の神埼市長選で、県外出身の候補で負けていた。「だから今回は絶対、地元だと思っていた」。県連代表の原口一博衆院議員はこう振り返る。昨年11月になって横尾氏に出馬を要請する方針を表明したが、色よい返事はなかった。結果的に県外出身の犬塚氏を担ぎ、出馬表明は公示まで1カ月を切ってからだった。
擁立の遅れは、選対本部長としてフル回転した原口氏と、選対相談役の大串博志衆院議員(無所属)が得意とする「草の根」での活動の時間不足を意味していた。保守層への食い込みを図ろうにも、「原口さんだったら応援するんだけど」「大串さんなら入れるけど、今回は難しいね…」。両氏の事務所関係者は何度となく、こうした言葉を有権者から聞かされた。
犬塚氏の得票は11万5843票。これは前回参院選で旧民進党の候補者が獲得した11万9908票と大きく変わらない。国民民主県連の関係者は「これが『反自民』という意味での基礎票だろう」と分析する。
今回を含めて25回を数える参院選の中で、自民が敗れたのは2007年だけ。国民民主関係者は「このときは4年間ほどかけての勝利だった。犬塚後援会が原口、大串後援会のようになるには、やはり1カ月では足りない」とこぼした。
選挙戦のさなかの、犬塚氏の事務所の一角。県内5野党・会派による初の参院選統一候補ということもあり、仲介役を務めた市民連合さががスペースを借りて連日のように会合を開き、犬塚氏の妻が参加するミニ集会を県内各地で企画していった。市民連合の岩井三樹代表代行(77)は「衆院選2区に当たる地域で開いたときは大串さんの妻にも参加してもらった。初めてだけにお互い戸惑いもあったけれど、徐々に信頼関係が築けた」と、安倍政権への対抗軸の深化を喜ぶ。
共産党県委員会の今田真人委員長も「原口氏や大串氏とは信頼関係が深まったと思っている」と口をそろえる。次期衆院選での共闘に向けて「あらかじめ両氏の支持を打ち出すべきかもしれない」と踏み込む。
ただ、こうした共闘の在り方にジレンマを抱える野党関係者もいる。「われわれは自民の支持層を切り崩す戦術を取っている。それだけに、共産党と近くなることで保守層が離れる可能性も考えないといけない」
次期衆院選で野党共闘をさらに強化し、政権選択を迫れる状況をつくれるのか。その形は見えない。
1945
:
チバQ
:2019/07/24(水) 17:21:13
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190724/pol1907240001-n1.html
参院選“ポスト安倍”明暗分かれる 菅氏、広島「代理戦争」制し勢い 岸田氏は派閥議員が落選続きで窮地に (1/2ページ)
参院選2019
2019.7.24
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「ポスト安倍」の主役に躍り出た菅氏 「ポスト安倍」の主役に躍り出た菅氏
岸田氏
石破氏
参院選では、安倍晋三首相の後継を狙う「ポスト安倍」候補の間で、明暗が分かれた。本命視されていた自民党の岸田文雄政調会長が派閥議員の相次ぐ落選で窮地に立たされた一方、「令和おじさん」こと、菅義偉官房長官は全国を応援行脚して勢いを付けた。河野太郎外相は、韓国の暴挙に厳しい姿勢を示して注目され、石破茂元幹事長の存在感は薄くなっている。
自民党
「自民党は全体では、大変ありがたい数字をいただいた。私は今後も『次の時代を担える存在』になりたいと絶えず思っており、努力したい」
岸田氏は21日深夜、文化放送の番組でこう語った。
だが、党内には、岸田氏が「選挙の顔」になることを不安視する声が出始めた。大接戦となった、秋田、山形、滋賀の「重点1人区」で、岸田派(宏池会)所属の候補者が敗れたうえ、岸田氏のおひざ元、広島選挙区(改選定数2)でも、派閥最高顧問の溝手顕正氏が議席を失う大波乱が起きたのだ。
対照的に、官邸主導で広島2議席独占を目指して擁立し、菅氏が積極支援した新人の河井案里氏は勝ち上がった。この選挙戦は、菅氏と岸田氏の「代理戦争」と呼ばれた。
安倍首相は14日の広島遊説で「令和の時代は、ここにいる岸田さんだ!」と持ち上げたが、参院選の結果に、関係者は意気消沈している。
岸田派のある議員は22日、「秋田や山形には、若手議員らが3日間ずつ現地で張り付き、応援した。広島には、宮沢洋一元経産相など派閥所属議員が6人もおり、動員はなかった。宏池会は政局・政争に弱い『お公家集団』と揶揄(やゆ)されるが、あまりの戦闘能力の低さに、『次の総裁選どころではない』という雰囲気だ」と、夕刊フジの取材に明かした。
「ポスト安倍」候補に急浮上している河野氏は選挙戦終盤で、いわゆる「元徴用工」の異常判決をめぐり、韓国に決然とした姿勢を示したことで、連日メディアの話題をさらっている。
石破氏も、前回総裁選で支援を受けた参院竹下派の候補者らに「恩返し」をしようと応援弁士に立った。ただ、産経新聞に「石破氏 応援人気に陰り」(17日朝刊)と書かれるほど、依頼は少なかったようだ。
安倍首相が、空前の国政選挙「6連勝」を果たし、「4選論」も飛び出すなか、「ポスト安倍」候補らの力量が試されそうだ。
1946
:
チバQ
:2019/07/24(水) 17:22:02
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190722/pol1907220008-n1.html?ownedref=feature_not%20set_newsList
【参院選2019】日本維新の会、東京・神奈川で躍進 知名度高い候補と細かなマーケティング (1/2ページ)
参院選で、日本維新の会(代表・松井一郎大阪市長)が大躍進した。おひざ元である大阪選挙区(改選定数4)や兵庫選挙区(同3)に加え、初めて東京選挙区(同6)や神奈川選挙区(同4)でも議席を奪取したのだ。「選挙区5、比例5」の10議席を得て、公示前の7議席を上回った。自民党には飽き足りない保守層の「受け皿」となり、名実ともに全国政党になった。
日本維新の会
「すべての候補者が死力を尽くし、悔いなく戦えた。『まともな野党』として是々非々を貫きたい」
松井氏は21日夜、万感の思いでこう語った。
投票箱のふたが閉まった同日午後8時、早々と大阪選挙区の梅村みずほ氏と東徹氏の「当選確実」が伝えられた。
大阪は維新の金城湯池だ。4月の大阪府知事・市長のダブル選のほか、衆院大阪12区補欠選挙、統一地方選(大阪府議・市議)と、破竹の勢いで勝ち進んできた。
今回の参院選では、地盤とする関西から、全国各地の地域政党との連携を足がかりに、国政への影響力を増す作戦に打って出ていた。
選挙戦では「身を切る改革」を前面に出した。安倍晋三政権に「何でも反対」で、対決姿勢ばかりみせる左派野党とは距離を置き、与党とも是々非々路線をとる独自性が有権者に受け入れられた。
東京選挙区で、「しがらみのない政治」を訴えて初当選した音喜多駿氏は元都議で、神奈川選挙区で当選した松沢成文氏は元県知事だ。
比例で維新の看板を背負った政治団体「新党大地」の鈴木宗男代表は閣僚経験もある元衆院議員で、9年ぶりに国政に返り咲いた。比例では、元参院議員の梅村聡氏も国政に復帰した。
維新は今回、実績や基礎票を持つ元議員や元首長を候補者にそろえたことが奏功した。
選挙プランナーの松田馨氏は「維新は都市部で勝てる知名度の高い候補者にこだわり、かなり細かくマーケティング調査も行っていた。もともと、東京や神奈川では潜在的に、与党でも野党でもない行き場のない保守層(=第三極)の票が多い。しかも、選挙戦最終盤にも松井代表らがテコ入れに入り、票を掘り起こしたのも奏功したようだ。今春の統一地方選で、基礎自治体での議員を多数当選させていたのも、参院選でうまく足場になった」と語った。
1947
:
チバQ
:2019/07/24(水) 17:23:25
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q7GCKM7QTTHB00N.html
佐賀)参院選・野党統一候補の犬塚氏、出遅れ響く
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福岡泰雄、福井万穂 2019年7月24日03時00分
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相手候補の当確の知らせを受け、事務所であいさつする原口一博県連代表(右)と犬塚直史氏=2019年7月21日夜、佐賀市神野東4丁目、福井万穂撮影
約7万票という大差で敗れた、野党統一候補で国民民主の犬塚直史氏(64)。周囲からは「良い候補者だっただけに、あと数カ月でも擁立が早ければ……」との声が漏れる。
立候補表明は、旧民進が佐賀県外出身の元職を擁立した3年前の前回より、さらに1カ月遅い6月上旬。今回も県外出身で、別の選挙区で当選経験がある「落下傘」候補だった。
報道の開票速報ですぐに当落が報じられた7月21日夜、県連代表の原口一博衆院議員(佐賀1区)は出遅れの影響を認めつつ、候補者探しの難しさを口にした。だが野党の幹部は「候補者不足より準備不足」と冷ややかだ。
ログイン前の続き ◇
関係者によると、原口代表らが具体的に候補者探しに動き出したのは昨年11月ごろ。月末に告示が迫った知事選への対応を決めきれないでいた時期と重なる。
原口代表は一時、現知事への対立候補擁立に含みを持たせる発言をしていた。だが結局、11月18日の県連常任幹事会で自主投票を決定。対応を聞きに集まった報道陣に対し、園田泰郎代表代行が参院選に関して突如、多久市の横尾俊彦市長の名前を持ち出した。その横尾氏は今も市長。擁立できる公算が本当にあったかどうかは定かではない。
候補者探しは原口氏と、無所属で県連オブザーバーの大串博志衆院議員(佐賀2区)に一任され、国会会期中の代役は県連内にはいないのが現状という。
◇
前回参院選との違いを「野党間の連携強化」とする評価もある。
国民民主党県連や連合佐賀内には元々「共産アレルギー」があり、「共産と組めば支持者が離れる」との声も漏れていた。しかし共産党県委員会の幹部は「前回は候補者の事務所にも『来るな』という状態だったが、今回は露骨な反発がなかった」と話す。
一方、連合佐賀の幹部は「大人の対応を取った」。共産が表に出るときはその場に出向かないようにし、折り合いをつけていたとする。ただ今後については「弱い者を集めてつくる野党統一候補では、結局勝てない。旧民主党のように1党で戦える力をつけることが必要だ」と語った。(福岡泰雄、福井万穂)
1948
:
名無しさん
:2019/07/24(水) 22:44:07
本紙出口調査 榛葉さん、西部で強さ
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201907/siz/CK2019072202100047.html
県内の比例代表政党別得票率
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201907/siz/CK2019072302100038.html
候補の密着記者 今だから書ける話
https://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/kokusei201907/siz/CK2019072302000261.html
榛葉が東遠を中心に個人票を稼いだことが伺えますね
(私も出身なので自覚はあります)静岡はそれ以上に身内贔屓は
非常に強いのが再確認できました
恩義に報い、「ほぼ自民」の疑念を払拭する働きを期待したいところです
ただ、細野や川勝を受け入れたように他県者も信用次第ではあります
徳川は国政を引き続き志すならば、静岡での活動継続が望まれます
1949
:
名無しさん
:2019/07/25(木) 13:04:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000604-san-pol
自民“移籍組”参院選貢献アピールも明暗 細野氏は不発
7/24(水) 21:36配信 産経新聞
21日投開票の参院選では、他党から自民党入りした“移籍組”が存在感を示そうと奔走した。選挙活動をアピールの好機ととらえ活躍した議員がいる一方、過去の軋轢(あつれき)を乗り越えられずに先が見通せない議員もおり、明暗が分かれた。
「よろしくお願いいたします!」
18日、東京選挙区(改選数6)から出馬した武見敬三氏が開いた決起集会で、長島昭久氏は会場入り口でこう声を上げ、来場者に深々と頭を下げた。
平成29年に旧民進党を離党した長島氏は今年6月末に自民に入党した。地盤の衆院東京21区は過去3回戦った小田原潔氏=比例東京=が次期衆院選候補予定者として支部長を務める。長島氏は選挙区変更を表明した上で「円満入党」した。演説会場では小田原氏と並んで支持を訴え、東京選出の中堅議員は「選挙戦を通じて実直な長島氏の性格がよく分かった。もう仲間だ」と語った。
旧民進党出身の鷲尾英一郎衆院議員=新潟2区=や、旧みんなの党出身の薬師寺道代参院議員=愛知選挙区=もそれぞれの地元を中心に自民候補への支持を呼びかけた。
愛知の若手議員は「スマートな人柄で党勢拡大に貢献してくれた」と薬師寺氏を評価。愛知(改選数4)は自民候補がトップ当選した。新潟(同1)は候補の失言も響き敗れたが、鷲尾氏には「新潟の衆院議員の中で最も活発に活動してくれた」との声が出ている。
対照的なのは、旧民主党政権で要職を務め、無所属のまま二階派(志帥会)入りした細野豪志元環境相=衆院静岡5区=だ。細野氏は自民の吉川赳衆院議員=比例東海=と競合するが、選挙区は変えない方針だ。
参院選では1人区で接戦となった滋賀、岩手両選挙区の応援に入った。だが、滋賀の候補は吉川氏と同じ岸田派(宏池会)所属で、陣営は「応援依頼はしていない」と突き放す。
旧民主党で仕えた国民民主党の小沢一郎総合選対本部長相談役が強固な地盤を築く岩手入りは「踏み絵を踏まされただけ」(関係者)。いずれの選挙区も自民候補が負けた。(奥原慎平)
1950
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:05:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000139-jij-pol
参院選、岸田派一人負け=菅氏存在感、「ポスト安倍」影響も-自民
7/24(水) 19:51配信 時事通信
自民党は今回の参院選で現職10人(選挙区8、比例代表2)が落選した。
党内の派閥ごとに見ると、岸田派が4人と突出して多い「一人負け」状態。菅義偉官房長官が存在感を示したこともあり、安倍晋三首相の後継レースにも影響しそうだ。
岸田派の現職は9選挙区に1人ずつ出馬。このうち改選数1の秋田、山形、滋賀で落選。岸田氏のお膝元広島(改選数2)で同派最高顧問の溝手顕正氏が議席を失い、衝撃が走った。岸田氏は投開票日の21日夜の民放番組で「定数2で2人の自民候補を通すのは難しい」と言葉少なに語った。
現職で他の落選者は細田、麻生、二階、石原各派の1人ずつと無派閥の2人。最大の細田派は20人が立候補した中では健闘とも言える数字だ。
岸田派は新人1〜2人の入会を期待するが、一連の結果を受けて党内から、岸田氏に対し「選挙の顔になるのか」(関係者)と疑問視する声が上がった。ある岸田派中堅は「首相を目指すどころじゃなくなる」と危機感を隠さない。
一方、新元号発表で「令和おじさん」として知名度が急上昇した菅氏は、溝手氏から議席を奪った形の新人河井案里氏を全面支援。当初の劣勢予測を覆した。河井氏の夫は菅氏を囲む無派閥議員グループの中心メンバー。公明党が最重視した兵庫(改選数3)で同党新人を2位に押し込み、失速気味の岸田氏と対照的な結果となった。
1951
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:08:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000013-ryu-oki
自民沖縄県連、参院選報道に異例の抗議 タイムス紙連載の記述問題視
7/25(木) 11:24配信 琉球新報
自民沖縄県連、参院選報道に異例の抗議 タイムス紙連載の記述問題視
参院選を巡る地元紙報道に抗議する自民党県連の中川京貴会長(左)と島袋大幹事長=24日、自民党県連
自民党沖縄県連は24日、21日投開票の参院選沖縄選挙区についての地元紙報道に抗議する記者会見を開いた。政党がメディアの報道内容に対し会見を開くのは極めて異例で、識者からは「報道への圧力」との指摘も出ており、県連の一連の行動は波紋を広げそうだ。会見には中川京貴会長と島袋大幹事長が出席した。
抗議の対象となった報道は沖縄タイムス社が23日付で掲載した安里繁信氏の選対や自民党県連などの組織態勢や選挙戦の舞台裏を書いた連載記事で、記事中にある匿名の県連幹部の「公認を取り消してもいいんじゃないか」との発言について「(県連組織として)公認取り消しについて協議した事実はない」などと指摘した。一方、発言自体の事実については否定しなかった。さらに23日に個別でタイムス社に抗議し記事中に出てくる幹部を明らかにするよう求めたことも明らかにした。
島袋幹事長は会見の意図について「(報道への)圧力ではない。報道の在り方について考えてほしいと思い会見した」と述べた。
自民県連の会見を受け、沖縄タイムス社の与那嶺一枝編集局長は「当該記事に誤りはない。県連が匿名の発言者名を明らかにするよう求めたことは報道機関への不当な介入と言わざるを得ない。取材源の秘匿は報道機関にとって最も重要なことであり、断じて応じることはできない」とのコメントを発表した。
専修大の山田健太教授(言論法)は「複数のメディアが集まった公開の場で抗議することは圧力であると同時に報道各社へのけん制にもなっている」と批判。その上で「結果的に国民の知る権利を狭めることにつながる。政治に関する報道は自由であるべきで、公党のこのような行動はおかしい」と指摘した。
琉球新報社
1952
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:16:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190724-00000120-jij-pol
「山本」票を「山田太郎」に=参院比例で集計ミス-千葉県選管
7/24(水) 18:22配信 時事通信
千葉県選挙管理委員会は24日、参院選比例代表の集計作業で、「山本」とだけ書かれた票を誤って自民党の山田太郎氏に割り振るなど、県内4市町でミスがあったと発表した。
いずれも当落への影響はないという。
県選管によると、鴨川市といすみ市で、比例で「山本」票が山本姓の6候補に案分して割り振られるはずだったのに、れいわ新選組の山本太郎氏の代わりに山田太郎氏を加えた6候補に割り振られた。神崎町では、「山本」票が公明党の山本香苗氏に対して少なく割り振られた。
3市町のミスが訂正された結果、山本太郎氏は4.590票増え、山田太郎氏は3.855票減った。他の山本姓の5候補はそれぞれ0.034〜0.265票減った。
1953
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:19:43
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_08.html
<参院選青森>地盤の南部で地力発揮 滝沢氏「敵地」も切り崩す
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自民党現職の滝沢求氏(60)が、野党統一候補で立憲民主党新人の小田切達氏(61)を約3万3000票差で振り切り、再選を果たした。八戸市を中心とした地盤の南部地方で大きく引き離し、県内40市町村のうち32市町村で小田切氏を上回った。
滝沢氏は、自民の県選出国会議員や首長、多数の地方議員による組織戦を展開。県内140以上の企業、団体から推薦を取り付け、序盤から優位に戦いを進めた。
自民県連は4月の県議選と6月の知事選、参院選を連動させた戦略を徹底し、滝沢氏も精力的に活動。知事選では5選を果たした三村申吾知事と県内各地を行脚し、浸透を図った。
地縁の薄い津軽地方には重点的に足を運んだほか、県議らがフル回転して支持を拡大。大票田の青森、弘前両市でリードを許したが、つがる、黒石両市で競り勝つなど、「敵地」を切り崩した。
これまで県内の選挙を取り仕切ってきた津軽地方の県連のベテラン2人が、県議選で落選した影響を最小限に抑え、郡部でも着実に票を積み上げた。
小田切氏は2月に立候補を表明したものの、活動を本格化させたのは知事選後。立民、国民民主、共産、社民各党による統一候補の決定も5月と遅れた。立民の枝野幸男代表が2度にわたって県内入りしたが、知名度不足を解消するまでのうねりは起こせず、終盤の追い上げは及ばなかった。
街頭演説では約30年の弁護士経験を基に、社会的弱者に寄り添う政治姿勢を強調。増税反対や年金制度の見直しを訴えた。滝沢氏を追い落とすことはできなかったが、安倍政権に不満や不安を抱く層の受け皿となったことは間違いない。
政治経験が全くなく、ほぼ無名の小田切氏が無党派層を取り込んで現職の滝沢氏に迫った意味は大きく、むしろ善戦したと言える。
残念ながら、投票率は42.94%と過去最低を更新した。有権者の関心を高めるためにも異なる意見や少数の声を丁寧にすくい取り、政策として提示する努力が求められる。
(青森総局・茂木直人)
1954
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:20:06
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_09.html
<参院選岩手>「小沢流」と労組が呼応 横沢氏、最終盤に逆転成功
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政治的知名度も手腕も未知数だった野党統一候補で無所属新人の横沢高徳氏(47)が、3期18年の政治経歴と初代復興相の知名度を有する自民党現職の平野達男氏(65)に、1万5506票差で競り勝った。最終盤に肩を並べて抜き去る展開が、岩手における野党共闘の厚みと与党自民党のひ弱さを象徴していた。
横沢氏は、小沢一郎衆院議員(岩手3区)と達増拓也知事によって築かれた広範な後援組織が総力を挙げて支援。盛岡、花巻、奥州、一関など人口や産業が集積する県央部で平野氏を上回る票を獲得し、逆転への布石とした。
野党共闘は、農山漁村から都市部に攻め上る典型的な小沢氏流選挙と、労組による組織戦の歯車がかみ合い、無名の新人を急速に浸透させることに成功した。
平野氏は敗れはしたものの、市町村別得票は全33市町村のうち24市町村で横沢氏を上回り、特に沿岸12市町村や県北の得票は横沢氏に勝った。
東日本大震災からの復興途上にあったり、深刻な人口減少に直面したりして真に政治を必要とする地域が、政権与党の平野氏を支持したと言えよう。
一方で平野氏の戦いは、旧民主党から自民党へ転向した「古傷」に終始さいなまれ、有権者の不信感は払拭(ふっしょく)しきれなかった。
有権者心理に敏感な自民党の二階俊博幹事長は選挙戦終盤、「あと5センチ頭を下げろ」と平野氏を一喝。老練政治家の不安は的中し、票差となって表れた。
比例代表の得票でみると、横沢氏を推した立憲民主、国民民主、共産、社民の4党は計約25万2000票(得票率44.5%)。一方、平野氏を支えた自民、公明両党は計約24万7000票(43.7%)。
小差で野党が上回る傾向は過去の国政選挙でも同様。それを知る小沢氏は、無名の横沢氏の擁立に当たっても「(野党が共闘すれば)岩手は誰だって勝てる」と語り、早くから勝利を確信していた。
大きな政治的地殻変動がない限り、岩手県政界における野党共闘優位の図式は当面、揺るぎそうにない。
(盛岡総局・片桐大介)
1955
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:20:44
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_03.html
<参院選宮城 劇動>決戦の実像(上)共闘の果実 根付いた関係で金星挙げる
当選を確実にして支持者から花束を受け取る石垣氏(左)=22日午前0時45分ごろ、仙台市宮城野区の事務所
拡大写真
改選数が2から1に減り、与野党が大接戦を演じた参院選宮城選挙区(改選数1)は、野党統一候補で立憲民主党新人石垣のり子氏(44)が自民党現職愛知治郎氏(50)を約9500票差で振り切り、初当選を果たした。野党共闘による草の根型選挙と、巨大与党の組織戦が絡み合った17日間を振り返る。
東北最後の議席は、準備期間3カ月足らずの新人が奪取した。
22日午前0時20分ごろ、仙台市宮城野区にある石垣氏の事務所は歓喜に包まれた。巻き起こるのり子コール。石垣氏は「皆さんと一緒に壁を超えていく」と高らかに宣言した。
石垣氏と抱き合って喜んだ党県連顧問の安住淳衆院議員(宮城5区)は「逆風だった6年半、したたかに体制を組む知恵が付いた」とまくし立てた。
宮城の野党共闘は2016年参院選、17年仙台市長選に続いて与党候補を破った。現職、元国会議員を擁した過去2戦とは違い、まっさらな新人を立て国政の場に押し上げた。
旧民進党が分裂して生まれた立民県連にとっては初の国政選挙となった。「県連と呼べるほどの組織ではない」と県連関係者。陣営の屋台骨を支えたのは、共闘関係を築く各党だった。
石垣氏が期間中、県南部2カ所で開いた個人演説会を設けたのは共産、社民両党。「足場のない地域でも、各党の地方議員らが足跡を残していてくれた」(陣営幹部)。
3度目となった共闘は草の根レベルで深化を遂げ、「郡部で差を広げ、仙台でのダメージを最小限に抑える」との自民の目算をも狂わせた。
自民陣営が党幹部らを次々と投入し、総力戦を仕掛けた中盤には街頭演説に変化が現れた。
政治家が3代続く名門の対立候補を意識し、街頭では政策を訴える時間を減らし、「弱者の代弁者になりたい」と語り掛ける場面が増えた。陣営のしたたかな戦略がにじんだ。
興奮に包まれる事務所で、共産の比例候補だった元仙台市議の舩山由美氏(51)は「宮城の底力を発揮できた戦いだった」と明るく振る舞った。
石垣氏を野党統一候補としたことで、舩山氏は選挙区から比例に回った。共産県議の一人は「党員や支援者から『なぜ舩山を下ろしたのか』とのお叱りは多かった」と明かす。
国民県連代表の桜井充参院議員は、党参院選挙対策本部長に就き、投開票日を東京で迎えた。選挙期間中は全国の選挙区を行脚したが、地元でマイクを取ることはできなかった。
8月に仙台市議選、10月には県議選を控える。次期衆院選への対応も見据え、野党各党は石垣氏の金星の勢いを相次ぐ大型選挙につなげようともくろむが、決して容易ではない。
野党関係者は「全ての選挙区で候補者を一本化するのは難しく、国政と地方選では有権者の判断基準も変わる。簡単な勝負にはならないだろう」と表情を引き締めた。
(報道部・松本果奈)
2019年07月23日火曜日
1956
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:21:22
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190724_05.html
<参院選宮城 劇動>決戦の実像(下)死闘の果て 18年の実績、地域に響かず
敗戦を受け、支持者に頭を下げてわびる愛知氏=22日午前0時35分ごろ、仙台市青葉区の事務所
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「私の力不足。本当に申し訳ありませんでした」
仙台市青葉区の自民党県連で22日にあった執行部会。居並ぶ幹部を前に、敗北を喫した党現職愛知治郎氏(50)は深々と頭を下げた。
<電話作戦を拒否>
「屈辱の敗戦だ」。そそくさと去る愛知氏を見送った幹部はつぶやいた。全国屈指の接戦を支えた表情は、疲労感に満ちていた。
野党統一候補の立憲民主党新人石垣のり子氏(44)が出馬を表明したのは5月。3期18年のベテランと準備期間3カ月の新顔の対決に、関係者は祖父の代から3代続く「名門・愛知家」のブランドを信じた。
現実は違った。「あなた、誰?」。選挙戦終盤の17日。村井嘉浩知事と仙台市の繁華街を練り歩いた愛知氏に通行人が尋ねた。「任期は人気と直結しない」。県連幹部は苦笑した。
「顔が見えない」と地域活動の少なさに対する不満が最後まで響いた。「世話になっていない。動く義理がない」。終盤、ある県北の県連関係者は陣営から頼まれた電話作戦を拒んだ。
陣営は仙台市以外の34市町村で、最低でも約2万票差を付けようとしたが、実際の票差は5000。投票率は軒並み低調で、「末端まで火が回らなかった」(県連幹部)。
焦る党本部は空前絶後の物量作戦を展開。安倍晋三首相が2度、菅義偉官房長官が3度来援した。陣営は幹部対応や選挙カーの行程の調整に追われ、場当たり的な対応に終始した。
<演説自ら終える>
東日本大震災の月命日の11日午後、石垣氏が津波被災地で復興の在り方を訴えたのに対し、愛知氏は選挙カーで仙台市を駆け抜けていた。
沿岸部に入ったのは、被災地にたびたび足を運んでいる小泉進次郎党厚生労働部会長。「なぜ一緒に並ばないんだ」。組織内の不協和音を生んだ。
頼みの綱とされた後援会「愛知会」は高齢化。元蔵相で祖父の故揆一氏、元防衛庁長官の父和男氏から続き、かつて県内全域に張り巡らされた支部は10カ所程度にしぼみ、集票のエンジンたり得なかった。
選挙戦最終日の夜、仙台市中心部のアーケード街で行われた最後の街頭演説。疲れ切った表情の愛知氏はマイクを使える午後8時まで5分を残し、自ら演説を切り上げた。繁華街にむなしく響く県連幹部の応援演説。「誰の選挙だ」。支持者からため息が漏れた。
「この18年間の候補者の行動の結果でもある」。相沢光哉選対本部長はうなだれながら、今後の県政を危惧する。「責任政党として選挙区議員を失った意味はあまりに大きい。もっとやれなかっただろうか」
巨大与党の威信を懸けた激闘の果てに残るのは悔恨だけだった。(報道部・土屋聡史)
2019年07月24日水曜日
1957
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:22:01
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_10.html
<参院選宮城>大票田の仙台市を攻略 石垣氏、政権不信引き出す
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立憲民主党新人の石垣のり子氏(44)が全国屈指の激戦区を制し、初当選を果たした。自民党現職の愛知治郎氏(50)は3期18年の実績や安定政権の必要性を訴えたが、届かなかった。
石垣氏を押し上げた要因の一つは野党共闘だ。立民と国民民主、共産、社民の3党、連合宮城などが支援態勢を構築し、無党派層を含めた政権批判票を取り込んだ。
宮城の野党共闘は2016年の前回参院選、17年の仙台市長選に続いて与党候補を下したことになる。
年金問題などの批判を展開し、有権者の潜在的な政権不信を引き出した。消費税撤廃といった独自の主張も注目を集めた。ツイッターなどSNS(会員制交流サイト)を駆使し、刷新感を打ち出すことにも成功した。
石垣氏は立候補表明が5月上旬、共闘態勢の構築も6月中旬にずれ込んだが、地元ラジオ局アナウンサーとして培った知名度で序盤から接戦に持ち込んだ。
大票田の仙台市に狙いを定め、草の根型の選挙戦を徹底した。地方議員や国会議員らと1日10カ所以上でつじ立ちを実施。他党や市民団体などが陣営の組織力の弱さを補い、郡部の保守層も切り崩した。
愛知氏は改選数が2から1に減り、地力が問われる戦いとなった。蔵相を務めた祖父の故揆一氏から引き継いだ後援会組織は高齢化に対応しきれず、新たな力を蓄えていなかった。
党幹部が連日、愛知氏の応援に駆け付ける異例のてこ入れを展開し、組織の引き締めを図った。党地方議員のネットワークもフル回転し、政権安定の必要性を訴えたが、支持は広がらなかった。
「顔が見えない」と地元での活動量の少なさを嘆く声は、最後まで消えなかった。自民は16年参院選に続いて党現職が敗北を喫し、参院選挙区の議席を失った。
8月には仙台市議選、10月には県議選と大型地方選挙が相次ぐ。自民優位の状況が続くとみられるが、参院選の結果が各党の戦略にも影響を与えそうだ。
(報道部・松本果奈)
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2019年07月23日火曜日
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_04.html
<参院選宮城>石垣氏と愛知氏の得票率差 1人区で最小
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21日に投開票が行われた参院選宮城選挙区(改選数1)は、初当選した立憲民主党新人の石垣のり子氏(44)が県内39市区町村のうち15市区町で自民党現職の愛知治郎氏(50)の得票を上回った。愛知氏は24市町村で石垣氏を制したが、及ばなかった。
全体の得票率は石垣氏48.63%、愛知氏47.65%。両氏の差は、全国32ある改選1人区で最小となった。投票総数の46.3%を占める仙台市では石垣氏49.65%、愛知氏46.37%だった。
各候補の市区町村別の得票率は表の通り。石垣氏の得票率が最も高かったのは美里町で54.17%。仙台市太白、泉両区と栗原、大崎両市でも50%を超えた。川崎、女川両町は30%台だったほか、多賀城、東松島両市と七ケ宿、大和など6町村でも40%台前半にとどまった。
愛知氏は川崎町の得票率が最も高く58.89%に達した。白石など3市と、七ケ宿、女川など14町村でも50%を超えた。沿岸部の石巻、塩釜、気仙沼3市は48〜49%で石垣氏に勝った。最も低かったのは美里町の42.52%。
NHKから国民を守る党新人の三宅紀昭氏(57)は支持が広がらなかった。
2019年07月23日火曜日
1958
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:22:24
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190724_02.html
<参院選秋田>地上イージス 防衛省ミスに反発、焦点に
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参院選秋田選挙区の攻防は、公示が迫る5月末に防衛省が公表したイージス・アショアの現地調査報告書に重大ミスが発覚し、県内に反発が広がった状況下で繰り広げられた。地上イージスに向ける有権者の意識が強まり、大きな焦点となった。
中泉松司氏(40)は防衛省の対応を批判する一方で、選挙戦を通して配備の賛否には言及しなかった。県内に2度応援に入った安倍晋三首相は不適切な対応を謝罪したが、地上イージスの必要性自体は強調した。
同省の一連の不手際には自民支持者からも怒りの声が上がった。秋田市の無職男性(77)は「秋田がばかにされていると感じる」と語った。北秋田市の農業男性(70)も「数値ミスは話にならない。配備は新屋ありきだ」と憤った。
公示前は「秋田市を中心に若干の争点になる」(佐竹敬久知事)との見方があったが、一向にやまぬ反発が寺田静氏(44)に利した。共闘を組んだ共産党県委員会の米田吉正委員長は「地上イージスの問題が大きかった」と分析する。
ある自民県議は「寺田氏の当選で配備反対の機運が高まり、中央政界は意識せざるを得ないだろう。党として絶対に負けられない戦いだった」と肩を落とした。
2019年07月24日水曜日
1959
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:22:56
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_05.html
<参院選山形>地元志向掲げ心つかむ 芳賀氏、保守にも支持拡大
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野党統一候補で無所属新人の芳賀道也氏(61)が約28万票を得て、自民党現職の大沼瑞穂氏(40)に約1万6500票差で勝利した。自民が山形選挙区の議席を完全に失うのは60年ぶり。
芳賀氏の勝因は、有権者が共感しやすい東京と地方の格差是正を訴えの中心に据えたことだ。特定の政治課題に偏ることなく、医療や教育など県民が漠然と感じていた「立ち遅れ感」に寄り添い、「当たり前の政治」を取り戻すことで格差を解消すると主張した。
陣営は、芳賀氏が3候補の中で唯一の県出身者であることを強調。東京都出身の大沼氏との対決という図式を有権者に印象づけると同時に、県民の強い地元志向を味方に付けた。
地元局アナウンサーとして培った人脈をフル活用し、草の根選挙に徹したことも主張に説得力を持たせることにつながり、保守層にも支持を広げた。
山形選挙区の舟山康江参院議員(非改選)が自民候補に大勝した2016年参院選の再現を目指した野党共闘は、17年衆院選を経て各党地方組織が弱体化した中でも機能した。特に若手地方議員らでつくる地区選対は芳賀氏の個性に合わせ、ネット配信や政治カフェを開催するなどして無党派層、無関心層の票を掘り起こした。
一方、大沼氏の陣営は党を挙げた組織戦で臨んだが、地域に根差した運動量の差で芳賀氏陣営に水をあけられた。
ほとんどの市町村長に加え、県農協政治連盟(県農政連)の推薦を得て順調に選挙戦をスタートさせたものの、個人後援会の弱さもあって動きは鈍かった。政権中枢との近さをアピールしようと、党幹部や閣僚が連日来援する「空中戦」も展開したが、地元から遊離した印象を強め、期待されたほどの効果はなかった。
与党の強みを生かした政策論争に持ち込むことができないまま自民、公明支持層も固め切れず、農業者票も切り崩された。大沼氏を後継者として育ててきた元参院議員の岸宏一氏が17年10月に死去したことも票を伸ばせない一因となった。
(山形総局・吉川ルノ、岩田裕貴)
1960
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:23:25
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190724_01.html
<参院選福島>「乱」に乗れず 新人水野氏、現職森氏に完敗
森氏の当確を伝えるテレビを見つめる水野氏陣営の関係者=21日午後8時すぎ、福島市
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21日投開票の参院選福島選挙区で、野党統一候補の無所属新人水野さち子氏(57)は自民党現職の森雅子氏(54)に10万票差で完敗を喫した。全国32の改選1人区で野党がもぎ取った10勝のうち、4勝を占めた「東北の乱」に乗れなかった福島の野党勢力。衆参の現職が連勝を果たした野党共闘の成功体験を引きずり、無名の地方議員を押し上げる有効策を打てずに終わった。
<苦肉の策を一蹴>
「候補者が直接会える人数は限られる。せめて『政見放送だけでも見てみて』と伝えては」。苦戦が伝えられた選挙戦終盤、水野氏陣営の幹部の一人が提案した。
少しでも名前を売り込むための苦肉の策だったが、総合選対本部長の増子輝彦参院議員が一蹴した。「選挙は広報だけで決まるものではない」
水野氏は立憲民主、国民民主、社民各党と無所属議員、連合福島が擁立し、共産党が支援。増子氏3選の2016年参院選、金子恵美衆院議員(福島1区)再選の17年衆院選と同じ共闘態勢だが、現職のアドバンテージがない点で大きく異なった。
しかし陣営は組織を固める旧来型の戦術を貫き、無党派層を取り込む新しい試みもなかった。政見放送の活用を提案した幹部は「候補者の良さが伝わると思ったが、残念だ」と語った。
むしろ後退した面さえあった。若者団体「DAPPE(ダッペ)」は過去2回の野党共闘で増子、金子各陣営の協力を得て候補者の単独インタビューをネット配信していた。今回は水野氏陣営の了承がなかなか得られず、動画の公開が期日に間に合わなかった。
<市民団体が苦言>
3党と共産を仲介した市民団体との関係もぎくしゃくした。選挙戦中盤、水野氏側が一部全国紙の政策アンケートに答えた内容に不満を覚えた団体幹部が陣営側を呼び付けて、苦言を呈した。陣営関係者は「かなりエネルギーを使った」と打ち明けた。
東北の他選挙区では、元テレビアナウンサーや元パラリンピック選手らを擁立し、議席奪取に成功した。
会津若松市選挙区の一県議だった水野氏。連合福島の今野泰会長は「露出が多い人に頼らないと勝てないという声もあるが、もっと大事なのは地方組織の足腰をどう強くするかだ」と指摘する。
他方、圧勝で3選を決めた森氏陣営も順風ではなかった。
「至らぬ所ばかり。皆さんに支えられた」。22日に福島市の自民党県連に現れた森氏は、居並ぶ県議に神妙な表情で頭を下げた。
森氏と県内の地方議員の間には隙間風が吹く。地元回りが少ないことに対する反発が多く、党本部への公認申請が半月遅れた一因とされる。情勢も決して安泰ではないという分析だったが、ふたを開けると開票直後の当確だった。
「こんなに早く出るとは思わなかった」と森氏。21日、沸き立つ事務所で地方議員はつぶやいた。「盤石ではなかった。相手に救われた」
2019年07月24日水曜日
1961
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:23:53
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1205/20190723_06.html
<参院選福島>危機感バネに組織総動員 森氏が52市町村を制し完勝
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3選を果たした自民党現職の森雅子氏(54)は、野党統一候補で無所属新人の水野さち子氏(57)に10万票余の大差をつけた。59市町村のうち中核市3市を含む52市町村でトップで、寄せ付けなかった。水野氏は全県的な知名度不足が最後まで響き、完敗した。
森氏は分厚い党組織を生かした選挙戦で他を圧倒した。苦戦を見込んでいた党本部から激戦区に指定されたが、危機感をバネに県選出国会議員や県議、市町村議がフル回転。約140の支援団体も総動員し、公明党の比例代表候補との連動効果も大きかった。
自民支持層の9割、公明支持層の7割を集め、無党派層からも4割以上の支持を得た。選挙区の投票率が52.41%で過去2番目の低水準だったことも、基礎票の多い森氏に結果的に有利に働いた。
地域別では水野氏を地盤のいわき市で3万2000票、中通りの郡山市で1万5000票リードした。自民が比較的弱い福島市でも5000票上回り、2016年の前回参院選の県都決戦で自民候補が野党統一候補に1万3000票差をつけられた雪辱を果たした。
水野氏は立憲民主、国民民主、共産、社民各党が共闘態勢を構築。連合福島も前面に立ち、与党陣営の向こうを張る組織戦を仕掛けた。しかし、投票率が想定の60%を大きく下回ったこともあり、目標とした50万票に遠く及ばなかった。
立民、共産支持層の8割強、国民支持層の8割弱を固めたが、無党派層の支持に広がりを欠き、森氏と分け合った。年代別に見ても全ての年代で森氏の後じんを拝した。
地元の会津若松市と喜多方市など周辺6市町村で森氏を上回った。ただ票差は最大の会津若松でも4000票弱で、反転攻勢の足掛かりにはならなかった。
県内の野党共闘は16年参院選、17年衆院選に続く連勝を狙ったものの、態勢の構築と維持にエネルギーを割かれ、過去2回のように現職のアドバンテージがないと途端に苦戦を強いられる現実が露呈した。新人発掘の進め方も含め連携の見直しが急務となる。(福島総局・神田一道、関川洋平)
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2019年07月23日火曜日
1962
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:24:46
http://yamagata-np.jp/news/201907/23/kj_2019072300464.php
【2019参院選】県区・激戦の波紋(1) 野党共闘
2019年07月23日 08:49
初当選を果たし、支持者らとガッツポーズで喜びを表現する芳賀道也氏(中央)=21日夜、山形市の選挙事務所
初当選を果たし、支持者らとガッツポーズで喜びを表現する芳賀道也氏(中央)=21日夜、山形市の選挙事務所
12年に1度の「亥(い)年選挙」で、最大の決戦となった第25回参院選。事実上の与野党一騎打ちとなった県選挙区(改選数1)は21日の投開票の結果、無所属新人で野党統一候補の芳賀道也氏(61)が、自民現職の大沼瑞穂氏(40)との激戦を制した。2016年の前回選に続き野党勢力が勝利した背景、県内の参院議席を失った自公の衝撃、そして今後の首長選などに与える影響を探る。(文中敬称略)
テレビに映し出される芳賀と与党候補の得票数の差が、じわじわと縮まっていく。21日夜の選挙事務所。県内各地から集まった野党関係者が、固唾(かたず)をのんで開票速報を見守った。「勝てるぞ」「きっと大丈夫だ」―。時間の経過とともに、芳賀の得票は相手を上回り、会場の熱気は一層高まる。陣営関係者の一人が漏らした。「この選挙で負けたら、この先、誰を擁立しても勝てないだろう」
新人ながら芳賀は元民放アナウンサーとして高い知名度を誇る。立憲民主、国民民主、社民、連合山形などでつくる総合選対本部は終始、各政党の“色”を抑え、芳賀の「顔と人脈」を生かした戦術を続けた。勝負の鍵を握る無党派層などを幅広く取り込むには、特定の政党が突出する運動は避けなくてはならなかった。
バランスを保つ
応援弁士は、アナウンサー時代の仲間や高校の同級生を中心に据えた。主に閣僚級を弁士とする相手との違いを際立たせるためだ。公示直前に山形市内で開いた総決起集会。野党幹部を来援者とする構想もあったが、最終的に見送った。当日のメインゲストは芳賀と親交のある有名アナウンサー。ここで党の幹部級を招けば、「来援効果」が限定的になると陣営幹部は踏んだ。
選挙期間中、党首クラスとしては国民民主党代表の玉木雄一郎が2度来県した。しかし、マイクを握った個人演説会は村山市、酒田市、鶴岡市の計3会場。いずれも地区選対が中心となって開催した。総合選対本部として開く大規模集会とは異なる位置付けとすることで、共闘する他党とのバランスを保った。
一方でジレンマも抱え続けた。「自分たちももっと中央から弁士を呼び、有権者にさまざまな話を聞いてもらうことも重要なのではないか」。閣僚級を連日投入する与党の攻勢に対し、焦りにも似た不満が陣営にくすぶった。
自然と湧く拍手
しかし、ぶれることはなかった。全国遊説の一環で来県する野党幹部がいても、芳賀が同じステージに立つことは避けた。それぞれが“我慢”を重ね、芳賀を前面にした戦いに徹した。
選挙戦終盤、街頭演説に想定以上の聴衆が集まり、自然と掛け声や拍手が湧き起こった。芳賀の得意ポーズ「ズームイン」が一体感を生み出していく。「大物の来援は、権力の押し付けを物語っている」「求められているのは政権の安定ではなく、生活の安定だ」。芳賀の訴えに有権者の拍手は日増しに大きくなっていった。
運動最終日の20日、山形市での街頭演説。沿道に人垣ができ、歩道橋などの上も鈴なりになった。その光景に陣営幹部は勝利を確信していた。「こんなことは初めてだ」
総合選対本部長を務めた参院議員舟山康江は、同様の共闘で勝利をつかんだ前回参院選の成功体験が大きかったと振り返る。「当時よりも今回は政党の垣根を意識せずに運動に取り組むことができた。あらゆる県民が輪に加わり、幅が広がったように思う」。今年3月に芳賀の擁立が決定してから約4カ月。本県の参院2議席を独占する結果を手繰り寄せた。
1963
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:25:07
http://yamagata-np.jp/news/201907/24/kj_2019072400497.php
【2019参院選】県区・激戦の波紋(2) 自民、60年ぶり議席ゼロ
2019年07月24日 11:45
落選を受け、支持者にあいさつする選対本部長の鈴木憲和衆院議員(左)。隣で大沼瑞穂氏が沈痛な表情を浮かべた=21日夜、山形市の選挙事務所
落選を受け、支持者にあいさつする選対本部長の鈴木憲和衆院議員(左)。隣で大沼瑞穂氏が沈痛な表情を浮かべた=21日夜、山形市の選挙事務所
「実績を有権者に浸透させられなかった。私自身に至らないところがあった」。自民現職大沼瑞穂(40)は選挙事務所で、敗戦の弁をこう述べた。隣には目線を落とし、大沼の言葉に聞き入る衆院議員遠藤利明の姿があった。自民は2016年の前回に続いて野党統一候補に敗れ、60年ぶりに参院県選挙区の議席を失った。県議時代から40年近く県政界に身を置いてきた遠藤は、報道陣から敗戦の影響を問われ、「一から頑張るしかない」と力なく語った。
自民党本部は今回、僅差の戦いと読み、公示前後から大物を相次いで県内に投入した。15日夜に開いた選対の幹部会合で全国の激戦区の情勢を分析。最終盤でてこ入れする最重点区を絞り込んだ。党選対委員長甘利明から、その日深夜、遠藤に電話が入った。「山形はあと一息頑張れば何とかなりそうだ。総理がどうしても行きたいと言っている」
その言葉通り、投票日まで1週間を切った17日以降、首相(党総裁)安倍晋三、官房長官菅義偉、党政調会長岸田文雄らは、相次いで公示後2度目の県内入りをした。安倍は17日、山形市役所前で、街宣車に大沼と並んで立ち「相手の背中が見えてきた。逆転しよう」と声を張り上げた。しかし、その派手な「空中戦」の下で、運動は空回りしていた。
動員が負担に
各地域で運動を指揮すべき県議らが次々訪れる閣僚に随行し、実動部隊である市町村議は動員に時間と体力を費やした。自民が得意とする足で稼ぐ「地上戦」が思うようにできない状況だった。閣僚級の受け入れ準備をしながら、ベテラン県議がつぶやいた。「支援企業、後援者回りなど、本来やるべき『どぶ板選挙』がやれていない」
さらに閣僚級が演説するたびに年金問題や消費税率アップがクローズアップされ、大沼本人の訴えはかすんだ。「空中戦は逆効果」とする党関係者すらいた。大沼を推薦し、共闘した公明党の県本部代表菊池文昭は、落選が確定した後、淡々と振り返った。「(選対として)1票への執念の差が出たのではないか」
「この6年間で、どれだけ県内に足を運んだのか。自分の支持者の中にも(大沼を)知らない人が多い」。庄内地域の県議は選挙中盤で、不安を口にした。
大沼は13年の初当選後、ゆかりのある寒河江市などに地域後援会を立ち上げた。しかし、その数は十数カ所にとどまったという。6年後を見据え、各地域への浸透を狙った活動だったが、各衆院議員が持つ地域後援会とのすみ分けが難しく、設置は進まなかった。陣営関係者は「地域後援会は、衆参互いの信頼関係があってこそ“共存”が成り立つ。結果的に中途半端になり、軸足が揺らいだ」と分析した。
根を張るしか
大沼は今年3月の乳児用液体ミルクの製造解禁など実績を強調しながら、「政権与党として県にとって必要な予算を確保するため、この議席を失うわけにはいかない。私のものではない、皆さんの議席だ」と訴え続けた。対する相手陣営は「山形生まれ、山形育ち」のアピールを繰り返した。
党県連会長で、選対本部長を務めた鈴木憲和は「長いつながりで相手候補を推した人が多かった。(敗戦は)候補者の地元への思いの差が出たのかもしれない」と敗因を挙げた。別の陣営関係者は、さらに組織の実情に踏み込んだ。「総じて議員の動きは鈍かった。敵は身内にあったとさえ感じる。本人の努力不足だけではない。最後まで熱が広がらなかったのは組織の責任だ」
2連敗の現実を突き付けられ、次期衆院選、知事選に向け、自民は県内組織をどう立て直すのか。「もう一度、隅々まで根を張るしかない」。遠藤は課題を明確に示した。(文中敬称略)
1964
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:25:26
http://yamagata-np.jp/news/201907/25/kj_2019072500516.php
【2019参院選】県区・激戦の波紋(3) 4市長選への影響
2019年07月25日 10:36
安倍晋三首相(右から2人目)らと並び、佐藤孝弘山形市長(左端)は大沼瑞穂氏の支持を訴えた=17日、山形市役所前
安倍晋三首相(右から2人目)らと並び、佐藤孝弘山形市長(左端)は大沼瑞穂氏の支持を訴えた=17日、山形市役所前
山形、酒田、新庄の各市長選が間近に控え、米沢市長選も11月に行われる。今回の参院選で4市の現職はいずれも自民現職大沼瑞穂の応援のためマイクを握った。だが4市とも大沼の得票は野党統一候補の芳賀道也を下回った。山形、新庄、酒田の各市に流れていた無投票ムードはにわかにかき消され、野党側に対抗馬を模索すべきではないかとの声が出始めた。保守系2人が出馬表明している米沢も緊張が高まっている。
「国とのパイプの必要性」を身を持って知る市長たちは有志組織をつくり、大半が大沼を支援した。山形、酒田、新庄はいずれも現職以外に出馬表明はなく、対抗する勢力の機先を制する思惑も、3人の現職陣営をそれぞれを突き動かした。
9月1日に市長選が告示される山形市。現職佐藤孝弘は積極的に大沼支援に動いた。後援会を動員し、自ら支援企業に足を運び、後半は選挙カーから支援を訴えた。「なんで市長が選挙カーにまで乗ってるんだ」と芳賀陣営から批判の声も上がった。
参院選投開票まで残り4日となった17日、首相(党総裁)安倍晋三が山形市に来援した。佐藤は大沼らと共に街宣車の上に並び、「国とのパイプがあるからこそ、市政は前に進んでいる。この流れを止めてはいけない」と声を張り上げた。翌日、市内で開かれた演説会では持ち時間を超過するほど熱弁。相手陣営が県外出身の大沼、佐藤を意識し「山形生まれ、山形育ちの芳賀」をアピールするのを念頭に、「どんどん優秀な人が集まり、地元の人と一緒に頑張ることが大事。山形が好きなら山形市民だ。そうして前に進み、山形が元気になる」と語気を強める。会場の支援者を「こんなに気迫ある市長を見たことはない」と驚かせた。
8月25日に市長選告示が迫る酒田市でも現職丸山至は自身の後援会総会を開いて、「政権与党との太いパイプが地方には必要な要素だ」と強く訴えた。その上で「(大沼勝利の)追い風を受けて市長選に臨み、地域の発展につなげたい」とさらに力を込めた。
緊張感漂わせ
一方、米沢市役所前の交差点では公示後、現職中川勝が「市発展のために大沼を支援してほしい」と声を張った。同市長選には同じ保守系の元市議会議長海老名悟も立候補を表明している。保守分裂の可能性をはらむ中、中川がマイクを握る先には、のぼり旗を持って手を振る海老名。互いに異なる緊張感を漂わせ、「もう(市長選は)始まっている」と市民に思わせた。
大沼が敗戦の弁を述べる頃、新庄市の現職山尾順紀は同市の選挙事務所で首をかしげた。最上地方では唯一の“黒星”。事務所を去る間際、9月1日告示の市長選について「対抗馬擁立の動きが出るかもしれない」と警戒心を表した。
4市すべてで大沼は芳賀に敗れたが、特に山形市では得票差が1万票を超えた。開票結果が判明した時、佐藤は重い空気が支配する大沼の選挙事務所にいた。市長選への影響について「いろいろな見方がある」と述べるにとどめた。ただ、他の市長の思いも酌むように「国政と市長選は別。4年間の評価を問うてもらい、未来を訴えるつもりだ」と切り替えた。
戦いの結果がすべて判明した投開票翌日、芳賀の選対関係者が語った。「山形市は間違いなく対抗馬を出す機運は強まる」。それは4市いずれにも当てはまる空気を表現していた。
1965
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:27:49
https://www.iwate-np.co.jp/article/2019/7/23/60532
2019.07.23
横沢氏、内陸市部堅く 参院選・平野氏は県北、沿岸に強さ
21日投開票の参院選岩手選挙区(改選数1)で、当選した野党統一候補の新人横沢高徳氏(47)は県内33市町村のうち9市町で最多得票だった。これに対し、敗れた自民党現職の平野達男氏(65)は24市町村。県北部や沿岸部で平野氏が強みを示したが、有権者の多い盛岡市以南の市部を中心に票を固めた横沢氏に軍配が上がった。
横沢氏は衆院岩手1区の3市町全てで最多得票を獲得(得票率53・8%)。有権者数が県内で最も多い盛岡市で53・49%を得票し、平野氏に1万5414票を付けた。これは全体の票差とほぼ重なり、県庁所在地の選勢が結果を左右したといえそうだ。
衆院岩手3区では北上市、西和賀町を除く5市町で最多得票を獲得(同50・9%)。小沢一郎衆院議員の地元奥州市は平野氏に8119票上回り、3区内で最も差を付けた。
一方、沿岸部を含む衆院岩手2区は平野氏が全体の52・1%を得票。元復興相の知名度を背景に2区内全23市町村のうち、滝沢市を除く22市町村で最多得票となった。中でも葛巻町、山田町、普代村、野田村では得票率が60%を超えた。
NHKから国民を守る党の新人梶谷秀一氏(53)の市町村別得票率は2〜5%台で、最高は滝沢市の5・92%だった。県内で活動せず、動画投稿サイト・ユーチューブを通じて主張する独自の戦いを展開した。
1966
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:30:15
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/327806?rct=n_councilors
<3議席目の明暗 参院選道選挙区>上 自民党 躍進の陰 進む分裂
07/23 05:00
高橋はるみ氏の事務所にそろい、万歳で2議席獲得を喜ぶ吉川氏、高橋氏、岩本氏(左から)=21日午後8時40分、札幌市中央区
高橋はるみ氏の事務所にそろい、万歳で2議席獲得を喜ぶ吉川氏、高橋氏、岩本氏(左から)=21日午後8時40分、札幌市中央区
「まるで踏み絵だ」
21日の夕暮れ時、高橋はるみ氏(65)=自民党新人=に加え、苦戦が予想された岩本剛人氏(54)=同=も午後8時に当選確実となることが伝わると、関係者はざわついた。ある自民党道議は「先にどちらにお祝いに行けばいいのか」と頭を抱えた。
■「融和」を演出
党道連は名前が浸透していない岩本氏に支援を寄せ、4位の共産党候補に大差をつけた。高橋、岩本両氏が獲得した計128万票は、前回3年前より15万票多い。自民党が参院選で2議席を得たのは、改選数が4だった1986年以来33年ぶり。かつて「社会党王国」「民主王国」と呼ばれた道内で、春の知事選・道議選に続き、連勝を飾った。
自民党道連の吉川貴盛会長と岩本氏は21日夜、高橋氏の事務所を訪れて3人並んで万歳し、「融和」と「保守躍進」を演出した。
だが、内実は異なる。無党派層も取り込む前知事・高橋氏の知名度を当て込み、岩本氏に票を流す戦術が奏功したが、党内分裂は深刻さを増した。春の知事選の候補者選びで鈴木直道知事の擁立を主導し、今回は岩本氏の後ろ盾となった吉川氏に反発した道議は、高橋氏支持に回った。「吉川対反吉川」の構図が今後も尾を引く可能性が大きい。
「野党が分裂した『敵失』。与党が大勝したわけじゃない」。党道連幹部は自嘲気味に語る。リベラル勢力が強い道内の土壌が、根底から変わったとは言いがたい。2人の働き次第で、参院議員が「知事の再就職先」「道議の上がりポスト」と見なされると、早ければ年内とも取り沙汰される衆院選で、自民党はしっぺ返しを受けかねない。
■公明から不満
党外にも不安要素がある。「もう手を引かせてもらう」。公明党道本部の稲津久代表は選挙戦後半、岩本氏の陣営幹部に声を荒らげた。公明党の集会への出席者を巡るやりとりで、自民側に非礼があったとし、怒りが頂点に達したという。
その場は収まったが、腹の底には「自民からの見返りが少ない」(公明関係者)との不満がある。吉川氏は6月に公明や創価学会の道内幹部と水面下で協議し、岩本氏への全面支援を要請。公明は比例候補への支援を求めたが、結果的に公明の比例票は前回から6万票減った。自公の協力体制は心もとない状態が続く。
さらに、道内政界の波乱要因となりそうなのが、新党大地代表で日本維新の会新人鈴木宗男氏(71)の9年ぶりの国政復帰だ。北方領土問題を通し、安倍晋三首相と近い関係にあり、選挙中は「投票用紙の1枚目は岩本、2枚目は鈴木宗男を」と連呼した。
政権と是々非々の立場をとる維新にあって、安倍首相とのパイプを生かし、存在感を高めたい宗男氏。長女で自民党の貴子衆院議員=比例代表道ブロック=は同党現職がいる道7区からの出馬を求めており、その環境整備をも見据える。
21日夜、貴子氏が祝福に駆け付けると、目を真っ赤にした宗男氏は、こうも語った。「日本維新の会は国家の価値観を自民党と共有している。保守が一致結束したい」(竹中達哉)
◇
参院選道選挙区で、最後の3議席目を巡る各党の攻防を振り返り、道内政界の今後を展望する。(2回連載します)
1967
:
名無しさん
:2019/07/25(木) 13:30:36
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328205?rct=n_councilors
<3議席目の明暗 参院選道選挙区>下 旧民進 退潮鮮明、遠い結集
07/24 10:13 更新
当選した立憲民主党の勝部賢志氏
当選した立憲民主党の勝部賢志氏
当選した立憲民主党の勝部賢志氏
落選した国民民主党の原谷那美氏
共産党の畠山和也氏
投開票日の翌22日、札幌市内のホテル。「今回の選挙でわかった。旧民進党の仲間が分かれたままでは与党を利するだけだ」。国民民主党道連の徳永エリ代表は、参院選道選挙区(改選数3)で落選した同党の原谷那美氏を慰労する会合で、支援者約80人を前に危機感を口にした。
■合計30万票減
前回は同党と立憲民主党の前身である旧民進党が2議席を得たが、今回は立憲民主の勝部賢志氏が約52万票で2位に入る一方、原谷氏が約22万票の5位と当選圏に遠く及ばなかった。しかも2人の得票は計75万票。前回の旧民進党2人の得票から約30万票も減った。
別々の党になり、互いに干渉しないよう配慮した結果、新たな支持層を掘り起こす競争が起きなかった。旧民進勢力の退潮を痛感したのは、立憲民主党道連や両党を支援する連合北海道も同様。労組幹部は「党がばらばらで、有権者から政権を取る気がないと見透かされた」と落胆する。
それでも再結集の兆しはない。選挙戦では両党がそれぞれ看板を掲げて党勢の維持に努めたばかり。徳永氏は「国民民主の運命をかけた戦い」、立憲民主道連の佐々木隆博代表は「立憲の夏にしよう」と訴えた。
選挙後も互いを意識する。国民民主道連幹部は「玉木雄一郎代表から電話で『立憲民主王国でよくやってくれた』とほめられた」と胸を張る。立憲民主道連関係者は「国民民主の息の根を止めるような負け方をしてほしかった」と漏らす。
再結集の足がかりをつくるため、政治団体の地域政党を結成し、両党の受け皿を道内独自につくるべきだとの声も上がるが、立憲民主道連は「利点がない」(幹部)と否定的だ。
両党の姿は、ともに労組を支持基盤としながら対立を続けた旧社会党と旧民社党に似てきたとの指摘もある。両党関係者は「結局は次の衆院選でどちらかの議席が大きく変動しない限り、糾合の動きは生まれない」と口をそろえる。
■共闘にも不安
共産党との共闘にも不安を残す。道選挙区で共産の畠山和也氏が3議席目に入る可能性があるとし、上田文雄前札幌市長が畠山氏へ票を回すことを念頭に立憲民主道連に協力を要請した。だが、北海道新聞社が行った投票所の出口調査では、立憲民主支持層で畠山氏への投票は1割。共産党道委員会幹部は「立憲側から票割りの話はなかった」。
2017年衆院選では共産が小選挙区の候補を取り下げ、立憲民主の躍進を支えたが、共産内には「われわれだけが一方的に候補を降ろすのは共闘ではない」との声もくすぶる。共産は次期衆院選に関し、立憲民主道連幹部に「立憲民主が前回勝利した小選挙区には候補を立てない」と伝えており、立憲民主道連幹部は「それ以外の選挙区では共産が候補を立てるかもしれない」と警戒する。
野党の連携は手探り状態。立憲民主関係者は「このまま衆院選に突入すれば、野党の惨敗は明らか」という。今回同様にばらばらのまま戦いに臨むのか、政権と対峙(たいじ)する大きな固まりをつくるのか。参院選の教訓は少なくない。(内藤景太)
1968
:
名無しさん
:2019/07/25(木) 13:31:08
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328202?rct=n_councilors
<1強の先に 2019参院選>下 多弱野党 非自民の受け皿拡散
07/24 09:01
<1強の先に 2019参院選>下 多弱野党 非自民の受け皿拡散
「今回の選挙って何だったのか。野党はますます弱く、バラバラになった」。参院選から一夜明けた22日、国民民主党の玉木雄一郎代表は周囲にこう嘆いた。
立憲民主、国民民主両党は今回、政権批判一辺倒ではなく、「政策提案型」の姿勢で選挙に臨んだ。主要野党幹部は「批判だけで有権者は振り向かない」「具体的な政策提案が支持につながる」と自信を見せたが、立憲民主と国民民主の獲得議席は23。両党が擁立した無所属候補を合わせても31で、前回選挙で両党の前身の旧民進党が得た32議席を下回った。
「安倍1強」の壁を突き崩せなかったのはなぜか。2012年の旧民主党の政権転落以降、野党は離合集散を繰り返し、昨年から今年にかけての国会運営では立憲民主と国民民主が主導権争いを続けた。参院選では1人区で共闘にこぎつけたものの、複数区では「切磋琢磨(せっさたくま)」(立憲民主・福山哲郎幹事長)を理由に野党候補同士が競合する「つぶし合い」も発生した。
■れいわ躍進
自民関係者は「立憲、国民が無党派層を吸収するだけの魅力がなくなった。非自民票の『受け皿』ではなくなったということだ」と指摘。野党関係者は「真の共闘ではなく、小手先の連携に走ったことが有権者に見透かされた」と語る。
既存野党に不満を持つ層が流れた先は、山本太郎代表率いる「れいわ新選組」だ。徹底的な安倍政権批判や消費税廃止、原発即時停止といった急進的な政策を会員制交流サイト(SNS)などで発信。行き場を失っていた政権批判票の受け皿として比例代表で社民党を上回る約228万票を集め、2議席を獲得した。
危機感を募らせているのは国民民主だ。
「わが党に手を突っ込まないで欲しい。大変失礼な話だ」。同党の平野博文幹事長は22日のテレビ番組で、憲法改正を巡り、安倍晋三首相が国会発議に必要な3分の2の勢力形成に向けて国民民主に接近しようとしていることに不快感をあらわにした。
昨年の結党以後、政党支持率が1%台に低迷し、今回の選挙で党勢拡大に失敗した国民民主は、玉木氏ら執行部への不満から「10人程度いる離党予備軍がいつ党を抜けるか分からない状況」(党関係者)だ。れいわの勢いを取り込もうと、党内には国会での統一会派結成を望む声も上がるが、逆に他党の「草刈り場」にもなりかねない状況だ。
■暗中の再編
首相にとってのベストシナリオは、国民民主議員が日本維新の会とともに野党側の改憲勢力として国会の憲法論議を後押しすることだ。政権幹部からは「国民と維新が一緒になればいい。けっこう同じような考えだ」との声も上がる。
立憲民主も虎視眈々(たんたん)と国民民主議員の取り込みを狙う。枝野幸男代表は政党間合流には否定的だが、個々の議員の移籍は受け入れる意向。周囲には「政策が一致する議員だけ合流すればいい」と述べ、国民民主の解党が野党再編に近づくとの持論を貫く。
国民民主の弱体化とれいわの躍進は、「1強」に対峙(たいじ)する新たな勢力結集につながるのか、それとも「多弱」に拍車を掛けるのか―。首相の解散戦略もにらみ、野党の暗中模索は続く。(藤本卓郎)
1969
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:31:52
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328220?rct=n_councilors
<舞台裏を読む>3年後の候補 憂う与野党
07/24 10:03
<舞台裏を読む>3年後の候補 憂う与野党
21日夜、参院選道選挙区(改選数3)で初当選を果たした自民党新人岩本剛人氏(54)。歓喜の輪が広がる札幌市内の選対事務所で、同党道連幹部がつぶやいた。「3年後は大変だ」
自民党は前回2016年の参院選で、現職の長谷川岳氏(48)のみが当選。元道議の柿木克弘氏(51)は届かず、野党に2議席を許した。今回、前知事の高橋はるみ氏(65)に対し、知名度で劣る前道議の岩本氏に支援を寄せ、2議席を確保。同様に2人を擁立する次の22年参院選に向けては、曲折が予想される。
「生きのいい中堅議員がいない。人材不足だ」。ベテラン道議は自嘲気味に語る。自民党の参院議員は有力道議が上り詰めるポストとされてきた。今の道議会自民党・道民会議(53人)には「次の参院議員候補」と目される人物はいない。
道連は昨年8月、今回の公認候補を公募。手を上げたのは高橋、岩本両氏のほか、柿木氏と候補選考のさなか政界引退を表明した伊達忠一参院議長(80)、そして札幌市議の中川賢一氏(52)の5人だった。
このうち、次の参院選で候補の有資格者とされるのが中川氏だ。今回、中川氏を推した札幌市議会の自民党会派は虎視眈々(こしたんたん)と3年後を狙い「岩本を勝たせないと次の芽はない」(会派幹部)と道連と歩調を合わせた。
中川氏は当初、高橋陣営から遊説隊長を打診されていた。会派前会長の三上洋右氏が道連との摩擦を避けようと説得。中川氏は辞退し、有力候補への道を残した。
柿木氏は今年6月の美唄市長選でも、「盟友」とされる現職が落選。岐路に立たされている。
通常は優遇される現職の長谷川氏も盤石ではない。春の知事選の候補者選びで、党内外の強い反発を受けたからだ。
鈴木直道氏で一本化を図る長谷川氏ら執行部に対し、経済界や首長、道議らが前国土交通省北海道局長の和泉晶裕氏(58)の擁立を主張し、抗争は激化。「長谷川岳に次はない」(札幌の経済人)との遺恨を引きずる。今回、長谷川氏を岩本氏の選対本部長に充てる構想があったが、経済界の反対で頓挫した。
そこで3年後、白羽の矢が立ちそうなのが、和泉氏だ。「和泉さんなら地方も盛り上がる」(中堅道議)との期待が高まる。
連立与党を組む公明党の動きも情勢を左右する。今回、公明は岩本氏に支援を集中させたが、「見返りが少ない」(道本部幹部)との不満が根強い。前回の参院選の際、党内で独自候補の擁立論が浮上。今回も「与党2人のうち1人が公明でもいい」(創価学会幹部)との声が上がった。
数々の不安要素がある与党に対し、野党の悩みも深い。前回、「奇跡の票割り」で旧民進党から2人が当選したが、今や徳永エリ氏(57)は国民民主党、鉢呂吉雄氏(71)は立憲民主党に分かれている。
徳永氏は今回、原谷那美氏(35)を立てたが、支持が広がらず、5位に沈んだ。党の支持基盤の脆弱(ぜいじゃく)さがあらわとなり、徳永氏の次回の勝利は容易ではない。
選挙巧者の鉢呂氏も3年後は74歳となり、再選に挑むかは不透明。党内からは知事選で知名度が上がった元衆院議員石川知裕氏(46)を推す声もある。与野党とも「憂い」を抱え、次なる戦いを見据える。(報道センター 竹中達哉)
1970
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:32:36
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/328532?rct=n_councilors
参院3分の2 改憲へ「4議席」巡り攻防 首相、「国民」に秋波 野党、阻止へ連携鍵
07/25 05:00
参院3分の2 改憲へ「4議席」巡り攻防 首相、「国民」に秋波 野党、阻止へ連携鍵
安倍晋三首相が目指す憲法改正は、参院選を受け、前向きな勢力が発議に必要な3分の2に足りない「4議席」を巡る攻防が焦点となってきた。首相は国民民主党などの切り崩しを本格化させる構えで、立憲民主など主要野党は、れいわ新選組など新勢力とも協調して阻止する方針。野党側の連携が鍵になりそうだ。
改憲勢力と位置付けられるのは自民、公明の与党と日本維新の会、無所属の一部。参院選で計81議席を獲得したが、非改選の79議席を加えても160で、定数245の3分の2である164を4議席下回った。
さらに与党の公明も慎重姿勢を強めており、山口那津男代表は「改正する必要が今どこにあるのかはっきりしない」と発言。現状での発議は困難な情勢だ。
こうした中、首相が照準を合わせるのが国民民主だ。参院で21議席を持ち、「与野党の幅広い賛同」も演出できる。これに対し、国民民主の平野博文幹事長は22日のテレビ番組で「手を突っ込まないでほしい」と拒否反応を示しつつも「われわれも改憲議論は必要と言っている」と語った。
一方、立憲民主などの主要野党が連携を目指す新勢力のうち、「れいわ新選組」(2議席)の山本太郎代表は野党共闘に前向き。だが「NHKから国民を守る党」(1議席)の立花孝志代表は23日のインターネット番組で、安倍政権が受信料を支払った人だけがNHKを視聴できる制度に変更することを条件に改憲発議に賛同する意向を示した。(藤本卓郎、広田孝明)
1971
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:33:32
栃木
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/198566
約8万7千票差-。与野党対決となった参院選栃木選挙区は、自民現職が野党統一候補の立民新人を破り、議席を守った。ただ、この票差を巡っては与野党それぞれが、次の選挙を見据え、慎重な評価を下している。令和初の国政選挙となった参院選結果を検証する。
(上)与党 ゼロ当確逃し戸惑い 「想像以上に詰められた」
7/23 5:00
2019参院選
選挙
なかなか当選確実が出ないテレビ中継を立ったまま見入る高橋氏の選対幹部ら。茂木県連会長(左から2人目)の表情は厳しさを増していった=21日午後9時、宇都宮市陽西町 拡大する
なかなか当選確実が出ないテレビ中継を立ったまま見入る高橋氏の選対幹部ら。茂木県連会長(左から2人目)の表情は厳しさを増していった=21日午後9時、宇都宮市陽西町
熱気に戸惑いが入り交じっていった。
21日午後8時、宇都宮市内の選挙結果報告会場。自民党現職高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)を支援する来場者約350人は6年前の再現を期待していた。出口調査の結果などから開票率0%で当選確実となる「ゼロ当」だ。
だが1時間が過ぎても会場のテレビ中継は当確を伝えない。「まだか」。ざわめきが広がり始めた。出入り口付近には、立ったまま中継に見入る選対本部長の茂木敏充(もてぎとしみつ)県連会長。表情は険しさを増していった。
午後9時半前に当確が出ると、高橋氏は小走りで壇上に登り、頭を下げた。「私はその程度ということです」
■ ■
終わってみれば、立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)に8万7千票差での勝利。低投票率の中、順当との見方もある。だがある選対幹部は「想像以上に詰められた」と声を落とした。
「足を止めると危ない。加速すれば大勝できる」。選挙戦中盤の13日に同市内で設定された緊急選対会議で、来県した甘利明(あまりあきら)選対委員長がねじを巻いた。それでも会場を出る参加者の緊迫感はどこか薄かった。
統一地方選と重なる12年に1度の「亥年(いどし)現象」で、選挙疲れの議員や関係団体の動きは低調。県議選で現職が落選した選挙区や、市長選の保守分裂でひずみが生じた那須塩原市は組織の再構築の途上だった。
陣営は低投票率が見込まれる中、基礎票固めに重点を置く。地べたをはって関係団体を回る「地上戦」を徹底すると、情勢報道では優勢が伝えられた。
選対幹部は「組織全体で頑張ってくれて手応えはあった。だが緩みが出て、危機感を保てなかった」と自戒する。引き締め役の不在を指摘する声も上がった。
■ ■
今回は立民が全国で議席を伸ばした。「強い逆風はなかったが、年金や消費税の問題に対するノーの雰囲気は感じた」。高橋氏は当選から一夜明けた22日、そう感触を振り返った。
自民が初めて野党統一候補と戦った前回2016年に比べ、得票数は11万票以上、得票率は5・4ポイント減った。6年間の実績、県外出身の新人相手であることを考慮すると物足りなさが残る。
さらに加藤氏が統一候補となるまでのもたつきなど“敵失”もあった。「相手がもっと地道に回って、本格的な風が吹いたら次の選挙は一気に厳しくなる」(陣営関係者)。組織力で勝ち切ったが、今後に一抹の不安も残った。
1972
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:34:25
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/199417
約8万7千票差-。与野党対決となった参院選栃木選挙区は、自民現職が野党統一候補の立民新人を破り、議席を守った。ただ、この票差を巡っては与野党それぞれが、次の選挙を見据え、慎重な評価を下している。令和初の国政選挙となった参院選結果を検証する。
(下)野党 票差縮小も脆弱な足元 「共闘だけでは届かない」
11:55
2019参院選
選挙
そろいのお面をかぶり、オリオン通りを練り歩く加藤氏ら。SNSも活用したが、無党派層への効果は限定的だった=20日夜、宇都宮市内 拡大する
そろいのお面をかぶり、オリオン通りを練り歩く加藤氏ら。SNSも活用したが、無党派層への効果は限定的だった=20日夜、宇都宮市内
「野党、県民の皆さんの思いがつながったことは大きな財産になった」
投開票日の21日夜、宇都宮市内の事務所で敗戦の弁を述べた野党統一候補の立憲民主党新人加藤千穂(かとうちほ)氏(43)。表情には悔しさがあった一方、清々しさも漂っていた。
2016年参院選同様、自民党現職との事実上の一騎打ち。序盤から自民優勢が伝えられる中で、消費税増税凍結や老後資金2千万円問題を訴え続けた。
相手候補が「順風ではなかった」と振り返ったように、陣営は終盤に手応えを感じる。結果は約8万7千票差。17万票の大差がついた前回とは異なり、その差をほぼ半分にまで縮めた。
「かなり健闘した」。立民県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員はそうたたえたが、最後まで「風頼み」でもあった。
■ ■
立民は昨年10月に加藤氏の擁立を決めたものの、野党統一候補に決定したのは5月下旬。落下傘候補の知名度不足をカバーするには時間が足りなかった。
浸透を図ろうと、立民の枝野幸男(えだのゆきお)代表など多くの党幹部らが次々と本県入り。都市部で街頭演説する「空中戦」で、無党派層の取り込みを狙った。会員制交流サイト(SNS)を最大限活用し、支援者がそろいのお面をかぶって街中を練り歩くなど「楽しい選挙」も演出した。
下野新聞社の出口調査で加藤氏は無党派層の55%の支持を集めたが、無党派層の投票割合は全体の18%に過ぎず効果は限定的だった。期待された若者や女性の取り込みでも苦戦した。
投票率10%アップを掲げ勝機を見いだそうとしたものの、県内投票率は過去2番目に低い44・14%。政治への無関心は、加藤氏にとって向かい風となった。諸派の躍進も計算外だった。
■ ■
旧民進党が国民民主党と立民に分裂したことも響く。支持母体の連合栃木は産別ごとに比例候補を抱えて支援先が分かれ、組織力を最大限発揮できなかった。「この状態では今後、戦えない」。連合栃木幹部は危機感を漏らす。
「野党がまとまるだけでは届かない」。敗戦の弁で加藤氏はそう語り、地域での地道な政治活動の必要性を強調。立民県連の松井正一(まついしょういち)幹事長も「各地に根を張っていくことが必要だった」。大型選挙のたびに指摘される足元の脆弱(ぜいじゃく)さは依然として課題だ。
保守王国の本県で、共闘だけでは超えられない高い壁。次の選挙に向け、戦略の見直しが迫られている。
1973
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:34:59
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/199395
【とちぎ参院選】与党支持層切り崩し課題 参院選敗れ、立民県連
11:20
2019参院選
2019参院選
幹事会後、参院選の結果などについて話す松井幹事長(左)=24日夜、宇都宮市内 拡大する
幹事会後、参院選の結果などについて話す松井幹事長(左)=24日夜、宇都宮市内
立憲民主党県連は24日夜、宇都宮市内で幹事会を開き、参院選の結果について協議した。幹事会後の記者会見で松井正一(まついしょういち)幹事長は「与党支持層にどう食い込めるかが課題」と振り返った。
立民は栃木選挙区で野党統一候補の新人加藤千穂(かとうちほ)氏を擁立し、自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏に敗れた。
今回の野党統一候補は、無所属だった前回参院選と異なり、立民公認だった。松井氏は「立民としては党公認であることに抵抗感はなかったが、連携の部分で他の野党に届いていなかったかもしれない。全国の状況を含め、分析しないといけない」と述べた。
加藤氏の今後の政治活動については「全くの白紙」とした上で、松井氏は「県連の一員として引き続きもり立ててほしい」と求めた。
参院選結果は総支部単位で意見集約し、8月の幹事会で総括する。
1974
:
チバQ
:2019/07/25(木) 13:44:19
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/899271
滝波宏文氏、自民公認問題乗り越え
参院選福井選挙区、大差で再選
2019年7月22日 午前7時20分
再選を果たし、支持者に笑顔で手を振る滝波宏文氏=7月21日午後8時5分ごろ、福井県福井市大手3丁目の選挙事務所 拡大する
再選を果たし、支持者に笑顔で手を振る滝波宏文氏=7月21日午後8時5分ごろ、福井県福井市大手3丁目の選挙事務所
地方の成長なくして国の成長なし―。参院選福井選挙区は、自民党現職で経済産業政務官の滝波宏文氏(47)が、地方重視の成長戦略の策定など1期目の実績をアピールし7月21日、大差で再選を果たした。満面の笑みで万歳を繰り返し、「しっかりと古里を守る仕事を続けさせてもらいたい」と力強く宣言した。
福井市大手3丁目の選挙事務所には、午後7時すぎから支持者が続々と集まった。世論調査で優勢が伝えられていたこともあり、支持者同士が早々と労をねぎらい合う場面も。同8時の投票締め切り直後、福井新聞のメール速報やテレビで当選確実が報じられると、大きな拍手と歓声が沸き起こった。
間もなく姿を現した滝波氏は、疲れを見せないはつらつとした表情で出迎えた支持者らとがっちり握手。壇上でウグイス嬢を務めた女性から花束を手渡され、「多くの人と握手をしながら、古里の状況を確認する17日間だった」と支持への感謝を表した。
苦難もあった。今春の知事選での対応が問題視され、滝波氏に決まった党公認候補の差し替えを求める議論が一時浮上。県連幹部との間にしこりを残し、融和を図りながら選挙戦に臨んだ。決戦ムードの盛り上がりに欠ける中、県内2巡の遊説を自らに課して訴えに熱を込めてきた。
7年前に財務省を退官して政治家を志したのは、都市部中心の国の政策に疑問を感じたから。2期目に向け、舞鶴若狭自動車道4車線化などインフラ整備や、原発立地県の立場を踏まえたエネルギー政策に取り組むと強調。「人口が減っても成長できるというモデルになるように、福井県の活性化に全力を尽くしたい。活力ある古里福井、人口減少に負けない古里福井、(県外から)次世代が戻ってくるような古里福井にしていく」と決意をみなぎらせた。
1975
:
チバQ
:2019/07/25(木) 14:15:36
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201907240268
「草の根」の風穴 検証・参院選えひめ
(中)らくさぶろう陣営 自民県議団分裂響く
2019年7月24日(水)(愛媛新聞)
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201907250182
「草の根」の風穴 検証・参院選えひめ
(下)比例の明暗 既存野党 薄い存在感
2019年7月25日(木)(愛媛新聞)
参院選愛媛選挙区(改選数1)は、野党統一候補で無所属新人の永江孝子(59)が自民党新人のらくさぶろ
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201907240271
永江・白石氏 連携確認 国民民主県連、会派入り打診視野
2019年7月24日(水)(愛媛新聞)
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今後の連携を確認する白石洋一国民県連代表(右)と永江孝子氏=23日午後、松山市宮田町
国民民主党県連は23日、松山市で常任幹事会を開いた。21日投開票の参院選愛媛選挙区(改選数1)で当選した野党統一候補で無所属新人の永江孝子氏(59)が冒頭出席し「2017年の衆院選(愛媛3区)に続いて野党側が議席を得た。これからまた力を合わせていきたい」と述べた。
県連代表の白石洋一衆院議員は、永江氏と国民県連の議員が連携していくとし「いい関係で今後も愛媛を良くしていきたい」と語った。白石氏は、無所属で活動する方針の永江氏を参院の国民会派に誘う可能性もあるとした。
常幹は冒頭を除いて非公開。県連によると、次期衆院選を意識し愛媛3区の白石氏の再選を目指して準備を進めるほか1、2、4区で独自候補の擁立に向けて人材を発掘する。
1976
:
チバQ
:2019/07/25(木) 14:24:05
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/403708
犬塚氏、出遅れ響く 頭下げ「力不足」
<さが参院選2019>
7/22 11:58
落選する見通しになり、支援者と握手し、感謝の言葉を述べる犬塚直史さん=21日午後8時39分、佐賀市神野東の事務所(撮影・山口源貴) 拡大する
落選する見通しになり、支援者と握手し、感謝の言葉を述べる犬塚直史さん=21日午後8時39分、佐賀市神野東の事務所(撮影・山口源貴)
出遅れが最後まで響いた。出馬表明から約1カ月半、野党統一候補で国民民主党元職の犬塚直史(ただし)さん(64)は、参院での実績を基に「即戦力」をアピールしたが、佐賀県内での知名度不足もあって、自民党現職の厚い壁に阻まれた。21日午後8時15分ごろ佐賀市の事務所に姿を見せた犬塚さんは、集まった約50人の支援者に「温かく迎え入れてもらい、チャンスを与えていただいたのに、全ては私の力不足」と頭を下げた。
急ごしらえで、後援会長を置かないままの選挙だった。組織力が乏しい側面は、高い知名度を誇る原口一博、大串博志両衆院議員が党派を超えて補い、選挙カーに連日のように乗り込んでもり立てた。年金不安を引き起こした老後資金問題を「安倍長期政権のおごりや緩み」などと指弾し、「政権交代の流れを佐賀から」と訴えた。
長崎や東京で衆参の選挙戦を経験し、国替えをして臨んだ一戦だった。支持者が駆け寄る先は序盤、随行していた原口氏、大串氏の方が多かった。それでも、演説の回数を重ねるごとに反応は変わり、手作りの横断幕を持参する支持者も現れた。「終盤は、いきなり政策の話をしても耳を傾けてもらえた」と振り返る。
手応えを実感していただけに、敗戦の弁には悔しさがにじんだ。妻のエブリーヌさん(66)や娘の万里さん(28)が見守る中、「次の政権交代は佐賀から始まると確信している」と力を込めた。今後については「頭を冷やしてから」と明言を避けつつ、政治活動への意欲は示した。
1977
:
チバQ
:2019/07/25(木) 14:36:42
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190723_71033.html
<参院選東北 劇動>戦いの断面(上)1強の連敗/力任せ 党営選挙不発
落選が決まり、支持者らに深々と頭を下げる愛知氏=22日午前0時30分ごろ、仙台市青葉区の事務所
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巨大与党を再び悪夢が襲った。
「厳しい戦いだった。責任を痛感している」
22日未明、宮城選挙区(改選数1)で落選した自民党現職愛知治郎(50)は仙台市青葉区の事務所で、涙をこらえながら、何度も頭を下げた。
愛知の隣でその様子を見守った選対本部長の県議会議長相沢光哉は「県選出参院議員がいなくなった。深刻だ」と肩を落とした。
改選数が2から1に減った宮城では前回2016年も党現職が敗れた。陣営は首相安倍晋三、官房長官菅義偉らが相次いで応援に入る「党営選挙」(陣営関係者)に打って出た。
全国屈指の接戦の末、議席を失った。安倍が執念を燃やす憲法改正に前向きな「改憲勢力」の議席数も憲法改正の国会発議に必要な3分の2に届かなかった。
東北全6選挙区を「激戦区」とした自民。改憲勢力の維持を狙うには、前回1勝5敗に終わった東北の失地回復が不可欠だったが、結果は2勝4敗の惨敗だった。
「責任を持って憲法を議論する党か、責任を放棄して議論しない党かだ」。安倍は山形選挙区(改選数1)の党現職大沼瑞穂(40)の応援に訪れた際、東根市の街頭で訴えた。
宿願達成に向けた力任せの総力戦もかなわず、大沼も無所属新人に競り負けた。陣営幹部は表情をこわばらせた。
県連会長鈴木憲和(衆院山形2区)は年金問題や消費税増税を念頭に「政策論争がほとんどされなかった」と説明。元五輪相遠藤利明(衆院山形1区)も「地域に根を張らない選挙になった」と唇をかんだ。
衆院で自民が議席を独占する保守王国でも、激しい追い上げを許した。
青森選挙区(改選数1)で再選された現職滝沢求(60)を支える陣営幹部は「集会を開け、引き締めを図れ、とげきを飛ばし続けた」と打ち明けた。
自民は公明と合わせ、改選の半数を超す71議席を得たが、東北では連敗となった。党幹事長二階俊博は21日深夜、「今後の反省事項とし、立て直しを図りたい」と神妙に語った。
一夜明けた22日、安倍は党本部であった記者会見で「強いリーダーシップを発揮していく決意だ」と強調。与野党に衆参両院の憲法審査会で改憲議論を呼び掛ける考えを示した。
大型国政選挙6連勝を達成した安倍。東北での敗北を尻目に、悲願達成に突き進む。
(敬称略)
◇
第25回参院選は自民、公明両党が改選過半数を上回り、安定した政権を運営できる議席を獲得した。その流れと一線を画し、与野党対決となった東北は前回に続き与党が惨敗を喫した。改憲に意欲を見せる安倍1強と、野党勢力が相対した夏決戦の激闘に迫る。
関連ページ:広域政治・行政19参院選
2019年07月23日火曜日
1978
:
チバQ
:2019/07/25(木) 14:37:06
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190724_71019.html
<参院選東北 劇動>戦いの断面(中)躍進の実相/地域事情 共闘を補強
初当選を決め、野党関係者と握手をして喜ぶ寺田氏(左から4人目)=21日夜、秋田市の事務所
拡大写真
<組織力がけん引>
勝敗を決定づける対照的なフィナーレだった。
選挙戦最終日の20日夕、盛岡市中心部。岩手選挙区(改選数1)の無所属新人横沢高徳の街頭演説に、知事達増拓也と野党4党の県組織トップ、県議計約20人が結集した。
約1000人が歩道を埋め、演説に万雷の拍手を送った。17日間の激闘を締めくくる大団円。「野党共闘の源流」を自負する岩手の威信を誇示した。
ほぼ同時刻。約500メートル離れたJR盛岡駅前で、自民党現職平野達男が最後のマイクを握った。立ち止まり耳を傾けていたのは20人程度。政権与党でありながら、県内で野党に甘んじる自民の悲哀がにじんだ。
翌日、岩手は横沢が制した。擁立を主導した衆院議員小沢一郎(岩手3区)が築き、達増らが張り巡らせる強固な組織網が勝因だ。
「野党共闘は進化し、深化した」。岩手で前回(2016年)勝った国民民主党参院議員の木戸口英司は言う。「どうあっても信頼関係の中でやってこれた。これが岩手の共闘の強みだ。太い流れになってきた」
政権党をはるかにしのぐ組織力がけん引する共闘。与野党の立場が逆転する岩手の特殊な政治状況がなせる業だった。
<イージス追い風>
21日夜。秋田選挙区(改選数1)で勝利した野党統一候補の無所属新人寺田静は歓喜の渦の中にいた。
追い風が吹いた。秋田市を候補地とする地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を巡る政府対応の不手際だ。
首相安倍晋三、県出身の官房長官菅義偉がそれぞれ2度、秋田入り。逆風にあえぐ自民現職中泉松司のてこ入れに走ったが、イージスに反対する寺田の後塵(こうじん)を拝した。
「イージスは要らないとの民意が示された」と寺田。選対本部長の社民党県連代表石田寛は「防衛問題は争点として分かりにくいが、首相、官房長官が2度も入り『何かがおかしい』と有権者が気付いた。自民が争点にした」と皮肉る。
前回も野党統一候補で臨み、東北で唯一、自民に敗れた秋田。寺田陣営は中央の応援を呼ばず政党色を表に出さない戦略を打った。
「無党派と保守層を切り崩さないと勝てない。野党共闘を前面に出す必要はない」と言い切る石田。「共闘は土台。どうプラスアルファを積み上げるかだ」
地域戦略を駆使し、共闘に強みを持たせた野党候補が激戦を制した。一方、絞りきれない争点に妨げられ、共闘が不発に終わった候補もいる。
福島選挙区(改選数1)は、野党統一候補の無所属新人水野さち子が自民現職の森雅子に10万票差を付けられた。連合福島会長今野泰は「年金、消費税、憲法と焦点が動き続け、公約を並べても深掘りできなかった」と敗因を語る。
東京電力福島第1原発事故の影響が続く福島。社民党県議紺野長人は「相手陣営が終盤、県内の原発廃炉を訴え、こちらの政策に寄せてきた。違いを示せなかった」と唇をかんだ。(敬称略)
関連ページ:広域政治・行政19参院選
2019年07月24日水曜日
1979
:
チバQ
:2019/07/25(木) 14:40:31
https://www.asahi.com/articles/ASM7S5RPDM7STPOB001.html
自民沖縄県連、地元2紙に抗議会見 識者「圧力」指摘も
藤原慎一 2019年7月24日21時57分
21日投開票の参院選沖縄選挙区をめぐる地元紙の記事に対し、自民党沖縄県連の中川京貴会長らが24日、抗議のための記者会見を県連事務所で開き、記事の訂正と謝罪文の掲載を求めた。会見を開いて特定の報道機関を名指ししたことに、識者は「報道への圧力になりかねない」と指摘する。
県連が抗議したのは、23日付の沖縄タイムスと琉球新報の記事。参院選沖縄選挙区で敗れた自民公認候補について、公認をめぐる県連内の異論や組織票を固めきれなかった点を取り上げ、敗因を分析した。県連は「事実じゃない内容も結構あった」と主張した。
県連は特に、沖縄タイムスが掲載した県連幹部の「戦略は大失敗だ」とのコメントを問題視。発言者の明示と訂正を求めた。6月18日の県連の議員総会で、議員の一人が公認取り消しに言及したとする部分についても「そういう発言はない」と主張した。
沖縄タイムスの与那嶺一枝編集局長は「複数の関係者への取材に基づき執筆したもので誤りはない。匿名の発言者名を明らかにするよう求めたことは、公党による報道機関への不当な介入と言わざるを得ない」とのコメントを出した。
特定の報道機関への抗議を目的とした会見について、県連は「報道に圧力をかける意図は全くない」と説明した。ただ、安倍政権下の自民党は、2014年の衆院選でテレビ各局に「公平中立」を求める文書を送付するなど、報道への「介入」ともとられかねない事案が目立つ。
専修大の山田健太教授(言論法)は「2紙への公開嫌がらせのような今回の会見も、政権のこれまでの報道機関への対応の流れの上にある。他の報道機関に対して『同じ目に遭わせるぞ』という脅しに近く、一度許すとエスカレートする危険性がある」と話した。(藤原慎一)
1980
:
チバQ
:2019/07/25(木) 14:41:21
https://digital.asahi.com/articles/ASM7T3GD7M7TUTFK00G.html?rm=241
参院議場バリアフリー準備 本議場の一部、改修へ
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2019年7月25日14時06分
参院議院運営委員会は25日の理事会で、れいわ新選組から参院選比例区で初当選した重度障害がある女性と難病患者の男性が、本会議場の採決に臨む際、「押しボタン」を介助者が代理で押すことを認めることなどを確認した。大型車いすが入れるよう本会議場後方の議席も改修する。
当選した木村英子氏は脳性まひで、首から下を自由に動かせない。舩後(ふなご)靖彦氏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で、手足を動かせず、声が出せない。ともに国会活動には、ベッド型の大型車いすでの移動や介助者が必要となる。
ログイン前の続きこの日の理事会では、参院事務局が2人から聞き取った国会活動の際の要望が報告された。入場の方法や介助者同行の可否、質問・採決手法などについて協議。参院の規定では、議場に入れるのは国会議員か参院事務局職員に限られるが、介助者の入場を認めるほか、採決の賛否も、介助者が代理で押しボタンを押すことや、記名投票は参院職員に委託することを認めることが確認された。
今後も2人の受け入れ態勢について、8月1日に召集予定の臨時国会までにさらに検討する方針だ。
国会議員では過去に、自民党で郵政相などを務めた八代英太氏が車いすを使用。1977年の初登院に合わせ、国会内にスロープが用意され、車いすで入れる本会議場の議席を設けた。
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チバQ
:2019/07/25(木) 14:41:57
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q558PM7QUTFK00V.html?iref=pc_rellink
れいわ「非常識」の前評判が一転 野党の勢力図に影響か
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河合達郎 2019年7月22日21時50分
山本太郎氏が率いる「れいわ新選組」が、発足から3カ月余で迎えた参院選で2議席を獲得した。旗揚げ当初には「非常識な挑戦」との評価も政界にあったが、「消費税廃止」など既存野党にない公約やSNSを駆使した選挙活動で支持を広げた。山本氏は議席を失ったものの、れいわが野党の勢力図に影響を与える可能性も出ている。
「山本太郎としての議席は失ったが、れいわとしては大きく前進した」。22日朝まで開票速報を見届けた山本氏は、記者会見で満足げに語った。
れいわは比例区で約228万票(4・55%)を集め、公職選挙法などに基づく政党要件を得た。優先的に当選する「特定枠」の2人が当選した。
山本氏は、比例票発掘のため東京選挙区から比例に転出する「捨て身の戦術」に出て落選したが、今回の全比例候補で最多の99万票超の個人票を集めた。今後は非議員の立場で代表を続け、次の衆院選で100人規模の擁立をめざす。
れいわ設立当初、野党内では「野党結集と言うが、やっていることは分派だ」(国民民主党幹部)、「政党要件がない大変さを分かっていない」(立憲民主党幹部)と冷ややかな見方が強かった。
だが山本氏は、立憲など主要野…
1982
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チバQ
:2019/07/25(木) 14:42:49
https://www.asahi.com/articles/ASM7R4T4PM7RULFA023.html?iref=com_senkyo2019_news_list_n
れいわの主張に麻生氏皮肉「負担と給付考えていかねば」
岩沢志気 2019年7月23日15時47分
麻生太郎財務相は23日の閣議後記者会見で、参院選の争点となった10月の消費増税をめぐり、「消費税の引き上げという前提は最初から申し上げてきたから、そういった意味では信任をいただいた」と述べた。与党が過半数を獲得した参院選の結果を受け、改めて予定通り実施する意向を示した。
参院選で野党側はそろって増税に反対。消費税の「廃止」を掲げたれいわ新選組が比例区で2議席を獲得した。これについて麻生氏は「基本的に福祉は負担と給付のバランスの上に成り立っている。給付を増やして負担は減らしてということが成り立つと、れいわの方は思っておられるわけでしょ」と皮肉った。「私どもは少なくとも負担と給付のバランスは常に考えていかねばならんもんだと思っています」とも述べ、負担増が避けられないことを強調した。(岩沢志気)
1983
:
チバQ
:2019/07/25(木) 22:15:11
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907230000161.html
2019年7月23日9時22分
国民民主党は格好の草刈り場/政界地獄耳
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★この参院選挙はいったい誰が勝者なのか。自民党は勝ったといっても比較第1党にすぎず、自民党選対が激戦区に指定していた選挙区はことごとく野党候補に競り負け落とした。9議席減らして勝ったとはどういうことか。当初、勝敗ラインを与党で過半数とあまりに低く設定したため大勝したように見せているだけだ。ことにポスト安倍として自他ともに首相・安倍晋三から禅譲を受けて首相になりたいと思っているらしい党政調会長・岸田文雄に至っては、派閥の候補者は減らすは、ことに同じ派閥、宏池会の重鎮で同じ広島選出の大ベテラン、参院を5期務めた元国家公安委員長・溝手顕正を落選させた。
★官邸が強引に推す自民党候補の応援に行った岸田を宏池会が支えることはもうないだろう。あとは安倍の周りをぐるぐると回って生きながらえることになるだろう。本人が希望する幹事長ポストなどなくなったといえる。立憲民主党も議席倍増といわれているが、民主党で戦っていたころを考えれば大惨敗。選挙の時だけ「できたばかりの政党」などと謙虚なことを言うが、この議席数で野党の盟主のようにふるまうのかと思うとうんざりする。
★一方、3分の2を維持できなかった自民党は憲法改正のために野党に触手を伸ばすだろう。国民民主党は格好の草刈り場になる。潜在的に自民党入りをもくろむ野党の面々も改憲議論は自民党に潜り込むチャンスと立ち回るだろう。この敗者だらけの令和元年参院選は既存政党よりも、れいわ新選組とNHKから国民を守る党が議席を確保したことが大きい。既成政党、ことに各野党は今までの戦い方では通用しないということを総括すべきだ。(K)※敬称略
1984
:
チバQ
:2019/07/25(木) 22:16:51
https://www.niigata-nippo.co.jp/select/seikei/090852.html
参院選新潟選挙区 戦いの跡
新潟日報 2019/07/25
7月21日投開票の参院選新潟選挙区で勝利した野党統一候補で無所属新人の打越さく良(ら)氏(51)は、30市町村別の得票で自民党現職の塚田一郎氏(55)と15勝15敗だった。大票田・新潟市を8行政区に分けると、この全区で勝利したため22勝15敗=図参照=。塚田氏は多くの町村部で打越氏の得票を大きく上回ったが、新潟市だけでなく、長岡、上越、三条、新発田など中規模の都市でも敗れたことが響いた。
打越氏が22勝15敗
市区町村別・無党派多い新潟市全勝
打越氏は、本県有権者数の約3分の1を占め、無党派層の多い新潟市全体で塚田氏に2万5千票余りの差を付けた。得票率は52%を超え、塚田氏を7・7ポイントも上回った。全勝した新潟市の全8区の中でも、これまで野党系の票が多く出ていた秋葉、西蒲など五つの区で5ポイント以上リードした。
新潟市に次いで人口の多い長岡市や上越、三条両市で打越氏が5ポイント以上の差を付けて制したことも、勝利へと押し上げた。以前から野党系が比較的強いとされる加茂、見附、小千谷、五泉各市のほか、保守層が厚い田上町、弥彦村などでも塚田氏を大きく引き離した。
一方、塚田氏は出雲崎、津南両町、刈羽、関川両村など自民党支持層が多い町村部で10ポイント以上の差を付けたほか、聖籠、阿賀両町でも5ポイント以上リード。市部でも、県境に接する糸魚川、十日町、村上の各市や離島の佐渡市などでより多くの支持を得た。しかし、人口規模の大きい都市で打越氏に付けられた差を埋めることはできなかった。
課題解決協力を」 塚田氏落選惜しむ声も
県内首長
野党統一候補で無所属新人の打越さく良氏が参院選新潟選挙区で当選したことについて、県内自治体の首長からは22日、打越氏が国と県のパイプ役となり、県の課題を共に解決してほしいとの期待の声が相次いだ。一方、敗れた自民党現職の塚田一郎氏を支援した首長は落選を残念がった。
花角英世知事は「県選出の国会議員の役割は大変大きい。県の実情を理解し、さまざまな課題について国政の場で協力をお願いしたい」と期待を寄せた。
花角知事は自身の選挙で支援を受けた塚田氏を支持し、応援演説に立った。塚田氏の落選には「国政選挙なので、県政に直接影響はないと思うが、大変残念だ」と言葉少なだった。
自民党は1955年の結党以来初めて、参院新潟選挙区の議席を全て失った。元自民党参院議員で塚田氏を支援した中原八一新潟市長は「与党が議席を失ったことは大変残念だ。打越氏には県や国のために活躍してほしい」と話した。
参院選全体では与党側の勝利に終わった。県市長会長の久住時男見附市長は「現在の比較的政治が安定している状態を評価する結果になったのでは」とみる。県町村会長の小林則幸出雲崎町長も「県町村会としては小規模自治体が少子高齢化対策などに真剣に取り組んでいる姿勢を国に伝え、連携を深めて地方の課題に取り組んでいく」と語った。
女性が半数の4人に
本県衆参選挙区選出議員
今回の参院選新潟選挙区では無所属新人の打越さく良氏が当選した。衆議院と参議院の選挙区選出議員8人のうち、女性は半数の4人となった。
ほかの3氏は衆院議員の西村智奈美氏(立憲民主)と菊田真紀子氏(無所属)、参院議員の森裕子氏(国民民主)。3氏はいずれも今選挙戦で打越氏を支援した。
小選挙区制の下で初めて衆院選が実施された1996年以降の衆参選挙区でみると、2003年衆院選で西村、菊田両氏と田中真紀子氏が当選。参院議員を森氏と大渕絹子氏が務めており、5人の女性議員がいた。
当時の参院新潟選挙区は改選2議席で計4人。衆参の選挙区選出議員は計10人おり、女性議員が5割を占めていた。
衆院県内6選挙区での争いは
21日に投開票された参院選の新潟選挙区(改選数1)では、約52万2千票を獲得した野党統一候補で無所属新人の打越さく良(ら)氏(51)が、約47万9千票を得た自民党現職の塚田一郎氏(55)らを破り、初当選した。衆院の「年内解散」という臆測もささやかれる中、今回の参院選は安倍政権だけでなく、県内の衆院議員らにとっても「中間テスト」のような位置付けだった。県内の6小選挙区で立候補を予定する衆院議員や、支持する地方議員、組織が今回どう動いたのか。激戦となった選挙戦を衆院小選挙区ごとに振り返る。
1985
:
チバQ
:2019/07/25(木) 22:17:29
<1区> 立民、連合がフル回転
自民 石崎氏問題が影響か
1区選出で立憲民主党の西村智奈美衆院議員は、打越氏の選対本部長を務めた。野党系国会議員が不在の地域をはじめ、全県を回っていたため、1区内での得票を不安視する声が一部であった。しかし、立民の県議や市議、打越氏を推薦した連合新潟などがこれまで以上ともされる運動量でカバーした。
最終盤には、打越氏と西村氏で1区内をくまなく回り、街頭演説を展開して、無党派層の取り込みを図った。新潟市の中央や西、東の各区でいずれも数千票規模の差を付けて完勝した。
塚田陣営は、自民党で地元の石崎徹衆院議員=比例北陸信越=や県議、市議を中心に保守票の引き締めを図っていた。しかし、最終盤で石崎氏の元秘書への暴行疑惑が発覚。石崎氏の活動が止まっただけではなく、無党派層や一部の保守層の投票行動に影響したとみられ、票を落とした。
<2区> 野党 各地選対が機能
自民 衆院2氏支援及ばず
2区は自民党が強いとされるが、長岡市の旧三島郡地域などを除いたエリアで打越氏が千票余りの差を付けて塚田氏をかわした。
打越氏を支えた野党側は、元民進党県連代表の鷲尾英一郎衆院議員が自民入りし、2区全体をまとめる国会議員が不在だった。このため県議らをトップに燕・弥彦、柏崎など4地区に選対を設置。連合地協や立正佼成会からも人が入り、電話作戦や連日の街頭活動を徹底した。
街頭演説には森裕子参院議員(国民)ら県関係の野党系国会議員が登場し、2区の国会議員不在をカバーした。燕市、新潟市西蒲区、弥彦村で塚田氏を上回り、柏崎市でも競った。
塚田陣営は鷲尾氏と、議席を争ってきた細田健一衆院議員=比例北陸信越=が競うように企業回りなどの活動を展開したほか、地元のベテラン県議も組織力を発揮した。しかし塚田氏の失言に加え「鷲尾氏の自民入りに対する批判票があった」(自民党関係者)こともあり、伸びなかった。
<3区> 黒岩氏 活動強め逆転
与党 地道な組織戦実らず
打越氏が新潟市北区や新発田市、五泉市といった野党系が強い地域でリードし、3区エリア全体を小差で制した。当初は劣勢との見方が強かったが、地元の黒岩宇洋衆院議員をはじめ、危機感を募らせた県議、市議らが組織をフル稼働させたことで盛り返した。
2017年衆院選で50票差と薄氷の勝利だった黒岩氏は自身の後援会幹部へのあいさつ回りを徹底。3区で塚田氏優勢との情報に奮起して活動を強化したことが功を奏し、新潟市北区、五泉市でリードを奪った。3区は農村部を多く抱えるため、打越氏が訴えた「農家の戸別所得補償制度の復活」が一定程度、支持を広げたとみられる。
塚田陣営は黒岩氏に連敗し、後がない斎藤洋明衆院議員を中心に地道な組織戦を展開。衆院選で黒岩氏に約2千票差を付けられた新発田市での活動を強化したものの、今回も約千票及ばなかった。
1986
:
チバQ
:2019/07/25(木) 22:18:14
<4区> 菊田氏 組織力を発揮
自民空白区 広がりに欠く
主要な行政区全てで打越氏が塚田氏を上回り、両氏の得票率の差は8ポイント超と県内小選挙区エリアで最も開いた。
打越陣営は選対副本部長を務めた菊田真紀子衆院議員の地盤で組織力を発揮。塚田陣営は自民党国会議員がいない県内唯一の空白区だったことも響いた。
2017年の衆院選以降、菊田氏は選挙のたびに野党間の連携を深めてきた。今回も後援会や野党関係組織を積極的に動かし、自らも電話かけや支持者回りを行うなど、支持固めを徹底。4月の県議選で野党系新人を積極的に擁立して自民候補と戦ったことも、各地の運動を活性化させた。
一方、自民は国会議員が不在の中、その候補として国定勇人三条市長と新潟市秋葉区出身の栗原洋志氏を選考している最中だった。県議や市議が各地で軸となって活動を支えた。国定、栗原両氏も各地盤で塚田氏をもり立てたものの、全体的な広がりに欠けた。
<5区> 野党 共闘態勢が結実
与党系 地盤沈下に深刻さ
大票田の長岡市をはじめ、全ての市町で打越氏が勝利を収めた。2016年の参院選、18年の知事選でも多くの市町で勝利してきた野党の共闘態勢が結実した。一方で与党系の地盤沈下は深刻だ。
長岡市では、16年参院選で2千票余りの差で自民候補を破った森裕子氏(国民)が「長岡の票で最後に逆転した」と繰り返し強調し、一体感の醸成を図った。立民の枝野幸男代表も長岡入りして演説し、市全体で9430票差を付けた。16年参院選、18年知事選で敗れた魚沼市でも塚田氏を上回った。
塚田陣営には、安倍晋三首相が長岡、小千谷、南魚沼に応援に入り、幅広い世代に人気がある小泉進次郎衆院議員も駆け付け、てこ入れをした。だが選挙戦全体を通して、泉田裕彦衆院議員や地方議員の動きは鈍く、支持組織の高齢化も影響して広がりを欠いた。
<6区> 自民 「死守」掲げ底力
野党 唯一敗北、課題を残す
わずか17票差とはいえ、小選挙区エリアで打越氏が唯一敗北し、次期衆院選に向けて野党側に大きな課題を残した。
打越陣営は、上越市の梅谷守・国民民主県連代表の事務所に6区選対を設置。2016年参院選で、同市で自民候補に大勝した森裕子氏(国民)が打越氏と一緒に街頭に立ち、知名度不足ばん回に努めた。立民や共産など野党各党に加え、連合新潟、市民連合・上越の「連絡調整会議」を軸に運動を展開。大票田の上越市では4893票差で塚田氏を下した。
塚田陣営は、自民党の県議や市議、建設業界がフル回転。終盤は、陣営幹部らが朝夕のつじ立ちをして支持を求めた。6区は選対本部長の高鳥修一農林水産副大臣の地盤だが、「公務」を理由に影は薄いまま。それでも「議席死守」を掲げる自民が底力を発揮し、塚田氏は上越市を除く4市町で勝利を収めた。
1987
:
チバQ
:2019/07/26(金) 10:18:16
https://www.sankei.com/politics/news/190725/plt1907250037-n1.html
顔色冴えぬ立民・枝野代表 参院選終え党内から不満
2019.7.25 22:58政治政局
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21日投開票の参院選で議席を「倍増」させた立憲民主党の枝野幸男代表の顔色がさえない。枝野氏ら幹部が推した目玉候補が相次ぎ落選し、比例代表の得票数も平成29年の衆院選に比べ激減したからだ。強さが「張り子の虎」だったことが露呈した今、党内で枝野氏への不満がくすぶり始めた。
「参院選では議席倍増という結果が出た。衆参両院ともに野党第一党として、さらに大きな責任を負うことになった」
枝野氏は25日の常任幹事会で、参院の勢力が改選前の9議席から17議席に伸びたとして胸を張った。とはいえ、トップの「勝利宣言」とは裏腹に出席者の表情は総じて暗かった。
それもそのはず。党幹部は投開票日直前、「選挙区・比例代表合計で20議席は固い」と踏んでいたが、蓋を開ければ、有名弁護士や元アイドルら目玉候補は軒並み落選。比例得票数も29年衆院選の約1100万から約316万減の約791万に落ち込み、与党の土台は揺らぎもしなかった。
立憲民主党は29年衆院選での比例得票数と、野党で最も高い政党支持率を売りに勢力拡大を図ってきた。それだけに、中堅は「幹部は比例得票数が800万を下回ったことに衝撃を受けている。政党の地力がバレて、枝野氏の求心力は落ちていくだろう」と解説した。若手も「お偉いさん方は認めたくないだろうが、今回の参院選は明らかに負けだ」と強調した。
野党の主役の座は、初の国政選挙で約228万の比例票をたたき出した山本太郎代表率いる「れいわ新選組」に奪われつつある。山本氏は21日深夜の記者会見で「他の野党と手を組まなければ政権交代までいけない。力を合わせていく必要がある」と述べた。
枝野氏は選挙前まで党勢拡大を優先し、野党が一つの政党にまとまることに否定的だった。しかし、参院選での伸び悩みやれいわの躍進、国民民主党系無所属を含めれば勢力を維持したともいえる国民民主の粘りを目の当たりにし、独自路線からの転換を迫られる可能性もある。(千田恒弥)
1988
:
チバQ
:2019/07/26(金) 10:35:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000012-jij-pol
揺らぐ「枝野1強」=参院選結果受け-立憲
7/26(金) 7:15配信 時事通信
先の参院選で、立憲民主党が事前に予想されたほど伸びなかったことを受け、党内で執行部の責任を指摘する声が出始めた。
結党から1年9カ月、枝野幸男代表の「1強」とも言われた体制に揺らぎが生じている。
立憲は参院選で、改選9議席を17議席に伸ばした。枝野氏は25日の常任幹事会で「奮闘をいただき議席倍増という結果を出させてもらった」と評価。「衆院選でしっかり政権の選択肢を示していけるよう、さらに努力しないといけない」と強調した。
ただ、京都、大阪両選挙区では共産党にも後れを取り、議席を獲得できなかった。比例代表は公明党より1議席多い8議席にとどまり、「目玉候補」として擁立した元アイドルら14人が落選。事前の情勢報道では20議席台も予想されたのに対し、物足りない結果に終わった。
党の新鮮味が薄れ、「消費税廃止」など明確な主張を掲げたれいわ新選組に政権批判票を奪われたのが理由とみられる。党関係者は「2年前の追い風は消えた」と嘆いた。
山内康一政調会長代理は23日付のブログで、参院選を「事実上の敗北」と総括。「政権獲得にはほど遠いという現実を直視し、真剣に党内で議論する必要がある」と記し、選挙戦略を早急に見直すよう執行部に求めた。
静岡選挙区では、国民民主党幹部に「刺客」候補を送り、立憲幹部が連日応援に入った。これには同党内から「私怨(しえん)で対抗馬を立てるべきでなかった」(中堅)と疑問の声が出ている。
1989
:
チバQ
:2019/07/26(金) 17:49:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-03235284-tokushimav-l36
N国比例得票率 徳島が全国最高
7/26(金) 14:33配信 徳島新聞
21日に投開票された参院選の比例代表で1議席を獲得したNHKから国民を守る党の都道府県別の得票率は、徳島県が最も高かった。
徳島県の得票率は2・80%(得票総数6653票、小数点以下切り捨て)。次いで埼玉県2・47%(6万8685票)、愛知県2・34%(6万7044票)の順。全国では1・97%(98万7885票)だった。
同党は「徳島・高知」選挙区に候補を擁立していた。
1990
:
チバQ
:2019/07/26(金) 17:50:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000007-mai-pol
れいわに「捨て身の潔さと本音」 勝者は誰か?
7/26(金) 9:30配信 毎日新聞
れいわに「捨て身の潔さと本音」 勝者は誰か?
古賀伸明氏=内藤絵美撮影
古賀伸明元連合会長は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。24年ぶりに50%を割った参院選の低投票率について「有権者の半数以上が投票を棄権する状況、民意の反映にはほど遠いことを、与野党共に深刻に受けとめなければならない」と警鐘を鳴らした。
今回の選挙結果について、既成政党のどの党が「勝者か敗者かはっきりしない」とする一方で、「れいわ新選組」(山本太郎代表)と「NHKから国民を守る党」は「間違いなく勝者」だと指摘した。
れいわについては「これまでの社会的弱者に寄り添った行動や発言を、比例代表の特定枠1位と2位に重度身体障害者を位置付けたことにより具体的に明らかにした」と勝因を分析。
「国民の既存・既成の政党や政治家への不満や不信の高まりの受け皿になったことは事実であろう」としたうえで、「本音で分かりやすく、捨て身の潔さなど、既成政党も学ぶべきことが多いのではないだろうか」と語った。
1991
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チバQ
:2019/07/26(金) 18:33:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000004-ebc-l38
参院選・自民大敗で責任は…幹事長ら出処進退の覚悟表明【愛媛】
7/25(木) 18:30配信 株式会社 テレビ愛媛
テレビ愛媛
参議院議員選挙で公認候補が敗れた自民党県連の戒能幹事長は25日、落選の責任は県連執行部にあると認めた上で、当面は幹事長の職を続けたまま敗因の検証を進める考えを示しました。
参院選愛媛選挙区では、自民党が擁立したらくさぶろうさんが野党統一候補の永江孝子さんに大差をつけられ落選。
県連会派の分裂などで自民党の中でも感情的なしこりが残り、一枚岩で選挙に臨めなかったなど県連内部で責任論が浮上していました。
この事態を受けて25日に選挙を総括する会議が開かれ、このなかで自民党県連の戒能幹事長は出席者に対し、自分と井原巧選挙対策委員長に落選の責任があると伝えたということです。
連戒能潤之介幹事長
「これから前向きに組織を検証しながら再生をしていこうという中で、私自身も然るべき対処をするというのは覚悟をもってますので、その思いは伝えさせていただきました」
戒能幹事長は自身の処遇について県連に対応を一任した上で、敗因についての検証を行う委員会を早急に立ち上げ当面、幹事長の立場で検証をしていく考えを明らかにしました。
テレビ愛媛
1992
:
チバQ
:2019/07/26(金) 23:39:02
宮城県は6年後に和田政宗でいくんですかね?
1993
:
チバQ
:2019/07/27(土) 15:39:07
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190727-00294311-toyo-bus_all
勝者はれいわとN国?笑顔なき「参院選通信簿」
7/27(土) 5:20配信
「令和初の政治決戦」と銘打った第25回参院選が終わった。
安倍晋三首相は「築き上げた安定した政治基盤が、国民から力強い信任をいただいた」と胸を張った。国政選挙6連勝で安倍1強体制はなお続く。しかし、戦後2番目の低投票率が象徴するように、国民の政治離れも一段と深刻化した。
勝ったはずの自民党を含め、選挙結果に対する与野党党首の反応に心底からの笑顔は見られず、「どこにも風が吹かない、勝者なき凡戦」(自民長老)ぶりが際立った。
■激戦区で競り負け、「もっと勝てたはず」の声
7月22日に自民党本部で記者会見した安倍首相(自民党総裁)は、選挙戦の争点に据えた憲法改正について「少なくとも議論すべきだという国民の審判は下った」と語った。自民57議席、公明14議席で与党は71議席を獲得。前回2016年の実績(70議席)や与党幹部が勝敗ラインとした改選過半数(63議席)を大きく上回り、政治的には勝利であることは間違いない。
しかし、首相の表情に会心の笑みはなかった。今回改選となる自民党議席(66議席)を9議席も下回り、選挙前に維持していた「改憲勢力3分の2」を失ったからだ。
比例代表での得票も前回よりかなり減少し、野党統一候補との対決となった32の1人区でも野党に前回(11議席)並みの善戦を許した。首相や菅義偉官房長官が複数回応援に出向いた激戦区の多くでも競り負け、自民党内からは「もっと勝てたはずなのに」(選対幹部)との声も広がる。
公明党は14議席を獲得して非改選と合わせた28議席は結党以来、最多の議席数となった。ただ、比例の得票数は653万余と2016年参院選から約104万票も減らし、1999年の自公連立政権発足以降、最低となった。「投票率低下に救われた結果」(公明選対)というのが実態で、山口那津男代表も渋い表情だ。
一方、メディアが「躍進」とも報じた立憲民主党にも笑顔はなかった。改選9議席が17議席へ、ほぼ倍増したが、事前に予想された20議席以上にはとどかなかった。
枝野幸男代表は「結党から2年弱で、大きく議席を伸ばすことができた」と強がったが、枝野氏主導で数多く擁立した「タレント候補」が軒並み落選。党内からは「選挙戦術を間違った」との恨み節も漏れてくる。
立憲とともに旧民主党をルーツとする国民民主党は予測どおり議席を減らし、比例でも3議席にとどまった。玉木雄一郎代表は「結党して初めての国政選挙。次に向けた1つの大きな土台を築くことができた」と語ったが、改憲をめぐる党分裂の可能性もささやかれている。
■「れいわ」と「N国」は破顔一笑
善戦が予想された共産党も1議席減らし、志位和夫委員長は「比例代表で、2017年総選挙と比較して得票数、得票率とも前進させた」と胸を張ったが、党勢拡大への道は険しい。社民党も何とか1議席を守って政党要件を維持したが、未来への展望はまったく開けない。
予想を上回る10議席で3議席増となった維新は首都圏でも議席を得て、「地域政党脱皮への道が開けた」(幹部)と笑顔がはじけた。ただ、北海道に強い地盤を持つ鈴木宗男氏(比例で当選)や元知事として神奈川選挙区で議席を維持した松沢成文氏ら、「外資導入」に頼った勢力拡大で「次も成功する保証はない」(維新選対)のが実情だ。
対照的に破顔一笑したのが「れいわ新選組(れいわ)」と「NHKから国民を守る党(N国)」だ。2001年に非拘束名簿式が導入されてから初めて、政党要件を満たさない諸派として比例議席を獲得したからだ。れいわが2議席、N国が1議席を獲得したが、両党が集めた比例票326万余は国民民主の得票と肩を並べる。もちろん、政党要件である「得票率2%以上」も達成した。
「国会の野良犬」を自称する山本太郎氏が立ち上げたれいわは、投票日までに寄付金が4億円を超え、インターネットをフル活用した選挙戦術が「れいわフィーバー」を巻き起こした。「政党要件なし」を理由に既存メディアがほとんど報道せず、自ら「放送禁止物体」と自虐的に訴えた山本氏だが、 比例代表の特定枠1、2位に登載した重度身体障害者候補の国会送り込みに成功した。
個人名得票で99万票余と断トツだった山本氏は落選したが、その眼はすでに次の衆院選に向いている。
1994
:
チバQ
:2019/07/27(土) 15:39:35
■「どの選挙区から出馬するかはこれから」
「どの選挙区から出馬するかはこれから考える。でも、出るからには勝たないと意味がない」と闘志をみなぎらせる山本氏。2012年衆院選で、自民有力者の石原伸晃・元内閣府特命担当大臣(経済財政相)が圧勝を続けてきた東京8区に徒手空拳で殴り込み、他党候補を押しのけて7万票余を集めて次点となっている。派閥領袖の石原氏もいまから気が気ではないはずだ。
一方、22日未明に比例代表で最後の1議席を自民から奪い取ったのがN国だ。「NHKをぶっ壊す」を連呼してきた党代表・立花孝志氏の当選確実を速報したのは皮肉にもNHKだった。
同氏は都内の選挙事務所で「勝ったぞ!」と拳を突き上げた。元NHK職員だった同氏が結党してから6年。今回の選挙戦でNHK職員の不倫を繰り返し取り上げるなどの過激な手法もあって、ネットでの同党関連動画の再生回数は自民党などをはるかに凌駕した。
立花氏は当選後の会見で山本氏と同様に次期衆院選に挑むことを明言。同党は先の統一地方選で、東京都や千葉県などで26人の公認候補を当選させており、こちらも既成政党の脅威となりつつある。
両党が政党要件を満たしたことで、次回衆院選の党首討論会には山本、立花両党首も参加することになる。メインイベントとなるのは公示前日の開催が慣例の日本記者クラブ主催の党首討論会だ。
今回は既成7党首(社民は幹事長)が壇上に並んだが、次回は山本、立花両氏の席も設けられるはずだ。国会質問で安倍首相に「アッキード事件」と言い放った山本氏と、NHK批判一本槍の立花氏の参戦が、これまでの予定調和の党首討論をかき乱すことは間違いなく、記者クラブ事務局やNHKも戸惑いを隠せない。
1995
:
チバQ
:2019/07/27(土) 15:40:06
■「ポスト安倍レース」にも異変
れいわ以外、既成各党の街頭演説も盛り上がりに欠けた。安倍首相の街頭演説は組織的動員で聴衆は多かったが、「親安倍」と「反安倍」の罵り合いも目立った。ただ、「大手メディアの忖度(そんたく)」(民放関係者)で、その場面もほとんど放映されなかった。
選挙戦の最中には、ジャニー喜多川氏の死去やジャニーズ事務所に対する公正取引委員会の注意、吉本興業の大混乱や京都アニメーションの放火殺人事件などが相次ぎ、「選挙期間中の選挙報道量は従来と比べて大幅に減り、結果的に与党を利した」(選挙アナリスト)との分析もある。
「ポスト安倍レース」にも異変が生じている。岸田文雄政調会長の率いる岸田派は、派最高顧問の重鎮も含め4人の現職が落選。「岸田派の独り負け」(自民幹部)で岸田氏の指導力を問う声が噴出し、「ポスト安倍どころではなくなった」(岸田派幹部)との悲鳴も漏れる。「党内での村八分」(自民長老)を強いられている石破茂元幹事長も、得意の地方巡業の機会が限定され、選挙戦での存在感が薄れた。
「令和おじさん」として人気急上昇の菅官房長官は、官邸を留守にして全国を駆け巡り、「ポスト安倍の地歩を固めた」(閣僚経験者)ともみえる。
「メディア対応も含めて、負けない選挙を徹底した」(自民選対)とされる首相らのしたたかな戦略が功を奏し、余裕の首相は7月24日午後から夏休みに入った。8月1日召集の臨時国会や広島(6日)長崎(9日)訪問をはさんで、8月10日からのお盆休みは地元山口での墓参と別荘でのゴルフ三昧となる予定だというが、その後は日米貿易交渉や日ロ交渉、対北朝鮮外交、日韓外交と難問が目白押しだ。そして、秋の重要課題となる国会での改憲論議の行方も不透明だ。
今回のれいわの台頭は、「欧米で吹き荒れる左派ポピュリズムに通底する」(政治学者)との見方がある。凡戦とされる参院選だったが、「随所に変革への萌芽があった」(閣僚経験者)との指摘も多い。その小さな芽が次の衆院選や3年後の参院選で大きく芽吹く可能性も秘めている。衆参選挙を経た3年後の夏に、「振り返ればあの時がターニングポイントだった」となる可能性も否定できない。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
1996
:
チバQ
:2019/07/27(土) 15:41:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000551-san-pol
参院選野党統一候補の行き先 立民と国民で綱引き
7/26(金) 19:13配信 産経新聞
参院選で当選した無所属の野党統一候補の帰属先をめぐり、立憲民主党と国民民主党の間で早くも綱引きが始まった。ともに一人でも多く党や会派に引き入れて党勢拡大につなげたい考えだ。参院選で立民が国民現職に“刺客”を放ったことで深まった両党の対立は、参院の野党第1会派の座をめぐって激化しつつある。
「8人のわが党の議員が誕生し、現有(議席)を維持できた」
国民民主の玉木雄一郎代表は24日の記者会見で、参院選をこう振り返った。改選8議席で臨んだ国民は、2減の6議席にとどまった。だが、無所属の野党統一候補として岩手選挙区(改選数1)を制した横沢高徳氏や、国民民主の党籍を残したまま無所属で広島選挙区(同2)で再選した現職を加えると、勢力は維持したという論法だ。
玉木氏は山形、滋賀、愛媛、大分の各選挙区(いずれも同1)の当選者についても「われわれが擁立し、応援のリーダーシップを取った」として国民系無所属にカウントする。当面は無所属で活動すると表明した当選者もいるが、党幹部の一人は「選挙では金銭面でかなり面倒を見た。『大人の約束』がある」と語り、引き入れに自信を見せる。
これに“待った”をかけるのが立民だ。福山哲郎幹事長は22日、国会内で記者団に無所属当選者の動向を問われ、「『国民系』とはどなたのことを指しているのか分からない。それぞれ事情があるので、個別に丁寧に話し合っていきたい」と国民サイドを牽制(けんせい)した。
両党の皮算用の対象となっているのは、立民、国民、共産党などが改選1人区で擁立した無所属の野党統一候補のうち、当選を果たした計8人だ。
参院選で立民は改選9議席から17議席に増やしており、仮に国民が思惑通り「国民系」を引き込んだとしても立民の野党第1会派は入れ替わらない。とはいえ、国民側には日本維新の会と連携して第1会派を奪う構想もあり、立民関係者は「参院の国民は必ず動く。主導権争いになる」と警戒を強める。
こうしたつばぜり合いを与党側は冷ややかに見ている。野党統一候補が政党の「看板」を外して戦った背景には、政策や理念の違いを隠す狙いもある。無所属の野党統一候補に敗れた自民候補は「『政党隠し』以外の何ものでもない。政治への信用を失わせる行為だ」と悔しさをにじませた。(広池慶一)
1997
:
チバQ
:2019/07/28(日) 12:07:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00000003-asahi-pol
激戦の1人区で競り勝った女性候補たち 押し上げた票は
7/28(日) 5:00配信 朝日新聞デジタル
激戦の1人区で競り勝った女性候補たち 押し上げた票は
女性当選の主な1人区、勝利の背景は
28人の女性議員が当選した参院選。激戦となった1人区でも7選挙区で女性が競り勝った。何が勝因になったのか。朝日新聞社の出口調査を分析すると、いずれも女性から厚い支持を受けていた。女性候補を押し上げた女性票の存在が浮かんでくる。
野党統一候補となった無所属新顔の打越さく良氏(51)が、3選をめざした自民党男性現職を破った新潟選挙区。朝日新聞が投開票日の21日に行った出口調査によると、男性で「打越氏に投票した」と答えたのは半数未満だったのに対し、女性では54%に上った。
年代別でみても、70歳以上を除く各年代で女性票は打越氏に集まっていた。20代で打越氏に投票したと答えた男性が32%なのに対し、女性は倍の64%。30代は男性34%、女性56%、40代は男性43%、女性56%だった。
「子どもを抱えた女性から『頑張って』と声をかけられ、女性からたくさん握手を求められた」。打越氏はこう振り返る。弁護士として、医学部入試の女性差別やDV、児童虐待などの問題に取り組んできた。高校生の息子を持つ母でもある。選挙期間中、子ども食堂を視察したり、若い女性と少人数で話し合ったりする機会をつくり、女性が抱える問題に向き合おうと心がけてきたという。
自民党員を名乗る男性から「中央と地方のパイプと言うが、仕事はこないし暮らしは良くならない。世襲よりも新しさに期待したい」と言われたこともあった。「暮らしに密着した問題を切実なものとして訴えたのが響いたのだと思う」
女性票が動いたのは新潟だけではない。与野党とも女性を擁立した福島を除いて、女性候補が男性候補を破った宮城、秋田、滋賀、三重、愛媛を含む6選挙区ではいずれも、与野党を問わず女性候補が女性有権者から厚い支持を受け、特に30代で女性票が手厚かった。
男女の候補者を「均等」にするよう政党に求める法律が昨年でき、春の統一地方選でも各地で女性候補が躍進した。政党が女性候補を擁立すれば女性票が呼応するともいえ、次期衆院選に向けて女性候補の擁立がさらに進む可能性もある。
朝日新聞社
1998
:
チバQ
:2019/07/28(日) 12:07:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00000010-jij-pol
得票減少、募る危機感=議席最多も組織力に陰り-公明
7/28(日) 7:17配信 時事通信
公明党は参院選比例代表で、得票数を2016年参院選から100万票以上も減らし、自民党との連立政権発足以降の国政選挙で最低となった。
支持者の高齢化が進み、盤石を誇った組織力には陰りが見える。過去最多に並ぶ14議席を獲得したにもかかわらず、党内には危機感が募っている。
公明党は、候補者を擁立した7選挙区全てで議席を獲得、比例でも7議席を得た。改選11議席を14に伸ばし、16年に並んだ。山口那津男代表は25日の党会合で「公明党の歴史でも最高タイ記録だ」と胸を張る一方、「党の発信力をどう強化していくのか、参院選の総括として議論してもらいたい」と幹部に指示した。
ただ、5割に満たなかった低投票率に助けられた面は否めない。比例の得票数は653万6336票で、17年衆院選に続く700万票割れ。計画的に準備ができる参院選は750万票超で推移していたが、今回は大幅に下落し、05年衆院選で898万7620票とピークを迎えて以降の減少傾向が鮮明になった。
原因について、党関係者は「支持者の高齢化で運動量が低下している」と指摘。一時的な現象ではなく同党が抱える構造的な問題との見方を示した。集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法の成立など、「安倍1強」の下で党の基本的立場と相いれない政策に協力していることへの支持者の不満もあるとみられる。
ある幹部は「投票率が下がっただけで100万票も減るわけがない。深刻に受け止めないといけない」と懸念を示したが、党勢回復への妙案を見いだせるかは不透明だ。
1999
:
チバQ
:2019/07/29(月) 15:30:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00000534-san-pol
参院選 共産党、比例は150万票減 「相互推薦・支援」うやむやで政権批判票離れ
7/28(日) 19:58配信 産経新聞
参院選 共産党、比例は150万票減 「相互推薦・支援」うやむやで政権批判票離れ
公明党と共産党の比例代表得票数
共産党は21日投開票の参院選で、比例代表では850万票の獲得を目指したが、平成28年の前回の約602万票を下回る約448万票にとどまった。全体でも獲得議席は7と改選前の8から後退した。志位和夫委員長はそれでも野党共闘の結果、憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な「3分の2」を割ったと強調するが、選挙後は共闘の一角を占める国民民主党が改憲議論に前向きな動きをみせるなど足元はおぼつかない。
共産党が比例票を減らしたのは、支持層の高齢化に歯止めがかからないことに加え、野党共闘の前提として他党に求めてきた「相互推薦・支援」をうやむやにしたことが大きい。
志位氏は、初めて野党共闘に踏み切った28年参院選と29年の衆院選で比例票が伸び悩んだことを受け、今回は「相互推薦・支援」の確約を求めてきた。共産党が選挙区で候補を取り下げても、政権批判票が比例も含めて他党に流れる動きが止まらなかったからだ。
しかし、野党間の候補者調整が進まない現状にしびれを切らし、今年5月に「状況に即して勝つために効果的な支援を目指したい」と軌道修正。改憲勢力「3分の2」阻止などを争点に掲げ、選挙区で候補の取り下げを進めた。
この結果、今回は比例で前回から1減の4議席しか確保できなかった。政権批判票は、今回も野党第一党の立憲民主党などに流れた可能性が高い。元日本共産党国会議員団秘書の篠原常一郎氏は「反原発、反消費税などの政策がかぶる『れいわ新選組』にも流れたのだろう」と総括する。
党勢を切り売りしても堅持した野党共闘には、ほころびが出ている。国民民主党の玉木雄一郎代表は25日、憲法改正について「私は生まれ変わった。議論は進める。安倍晋三首相にもぶつける」と明言した。
首相と玉木氏が改憲推進で一致すれば、成果として誇る「3分の2割れ」がぬか喜びに終わりかねない。
志位氏は26日、玉木氏の発言について「野党5党派は安倍政権下の憲法9条『改定』に反対し、改憲発議そのものをさせないために全力を尽くすことで一致している。その線で協力していくことが大事だ」とクギを刺した。
党内では、宮本徹衆院議員がツイッターで「何のために力合わせ、『3分の2』を失わせたのか」と不満を募らせた。今後、共闘のあり方について議論が再燃するとみられるが、3年後に結党100年を迎える老舗政党の前途は多難だ。(内藤慎二)
2000
:
チバQ
:2019/07/29(月) 23:05:37
https://www.sankei.com/west/news/190729/wst1907290002-n1.html
検証・参院選大阪選挙区 女性弁護士と共産エースはなぜ落ちた?
2019.7.29 10:00
自民、公明の与党両党が改選過半数を確保した7月21日投開票の参院選。4つの改選議席に12人が立候補し、大激戦となった大阪選挙区では日本維新の会が1、2位を独占し、自公両党は苦戦を強いられながらも何とか議席を維持した。その与党陣営に大きなプレッシャーを与えたのが、立憲民主新人の弁護士、亀石倫子氏(44)と共産現職だった辰巳孝太郎氏(42)だ。いずれも党の将来を担うと期待され、2人の得票を合算すれば、トップ当選した維新新人の約72万票をしのぐ。野党の両エースはなぜ、つぶし合ったのか-。
クラブで演説も
「一緒に戦ってくれませんか。政治は政治家だけのものではない。政治はあなたのもの」
選挙戦中盤、大阪・難波の百貨店前。涼しげな水色のスーツをまとった亀石氏が涙ながらに呼びかけると、聴衆からやんやの喝采が起きた。
刑事弁護で名をはせた。最高裁が令状なしの衛星測位利用システム(GPS)捜査を違法とした裁判を担当し、ダンスクラブの経営が風営法違反罪に問われた事件でも無罪を確定させている。
選択的夫婦別姓や同性婚の法的保護などを公約に掲げ、立民府連代表の辻元清美氏と連日ペアを組んで選挙区を奔走した。浴衣姿で街頭を練り歩き、ミナミのナイトクラブでも演説。SNSを駆使し、主に若手の無党派層をターゲットに支持を呼びかけたが、終盤に失速し、約35万票で6位に沈んだ。
「私らしい選挙活動ができた」。亀石氏は21日夜、大阪市内の事務所で声を詰まらせながら選挙戦を振り返った。敗因を問われると「組織じゃないですか。投票率が低いことと。強い組織とか大きなものが、私にはなかった」と答えた。
これに噛みついたのが、民放の開票速報番組に出演していた維新前代表の橋下徹氏だった。「敗れたことを組織のせいにしちゃだめ」と中継をつないだ辻元氏に強い口調で迫り、「最低の候補」とこき下ろした。
一方の辻元氏は敗れてもなお、報道陣の取材に亀石氏を「大阪一の候補」と持ち上げ、野党共闘がかなわず、票が分散したのが敗因だと分析。亀石氏の「組織がない発言」については「私自身も大きな組織なく、20年以上政治活動している。亀石さんは組織に頼りたいわけじゃない」と擁護した。
2001
:
チバQ
:2019/07/29(月) 23:06:07
“男泣き”動画に反響
共産のエース、辰巳氏も演説時の涙が話題になった。
中盤、大阪市阿倍野区の街頭に立ったときのこと。千葉県で県営住宅の家賃滞納を苦に母娘が心中を図った事件を取り上げ、「家賃滞納は十数万円なんです。十数万円のために娘を殺(あや)めなければならなかった。どれだけつらかったか」。何度も目頭をハンカチで押さえ、そのたびに支持者から「ガンバレー」と声援が飛んだ。
「政治というのは、法律というのは、弱者のためにあるんです」。辰巳氏がそう言葉を絞り出すと、一番大きな拍手が起きた。
辰巳氏は6年前の参院選で初当選。当時としては15年ぶりに大阪での共産の議席を回復した。学校法人「森友学園」への国有地売却問題では、国会追及の先頭に立ち、全国に存在感を示している。
「演説力は大阪の候補者で一番。関心がない人をも引きつける」と他党幹部も一目を置く。先の阿倍野区での“男泣き演説”動画は再生数が数十万回に及ぶなど反響を呼んだ。
選挙戦では安倍政権批判のみならず、大阪市政・府政与党の維新が進める大阪都構想にも反対の姿勢を明確にし、「ぶれないのは共産党だけ」と他党との差別化を図った。終盤に追い上げたものの、6年前の約46万票から大きく後退し、約38万票で落選した。
共闘の行方は…
とはいえ野党の両エースの票を合わせれば、4番手に滑り込んだ自民現職、太田房江氏(68)の約55万票をはるかに上回る。国民民主の新人、にしゃんた氏も13万票近くを獲得しており、共産抜きで野党が共闘しても、当選圏に食い込める可能性は十分にあったといえる。
立民は国民との協力も模索したが、結果的には実現しなかった。国民幹部は「複数区でもあり、維新を倒すために候補者を一本化するという発想はなかった。比例もある」と話した。
野党は全国32の一人区では統一候補を立てたが、共産陣営は「複数区では競い合うのが当然」とし、最大の敗因は「投票率を上げられなかったこと」とした。
立民党内には、大阪をはじめとする改選複数区での取りこぼしに「戦術ミス。複数区でも共闘を進めるべきだった」との意見も出ており、次の国政選挙に向けた選挙戦略の練り直しが迫られる。
2002
:
とはずがたり
:2019/07/29(月) 23:18:31
小沢直系の横沢はマッハで国民入りしたし芳賀は舟山さんと同一行動だろうし大分の足立はどうする??
参院選愛媛選挙区で当選の永江氏 嘉田氏と会派結成へ
7/29(月) 20:08配信 あいテレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00000241-itv-l38
今月21日の参院選で初当選を果たした、野党統一で無所属の永江孝子氏が、同じく野党統一候補として滋賀選挙区で初当選した元滋賀県知事の嘉田由紀子氏と、会派を結成する方針であることが分かりました。永江氏は今月21日に投票が行われた参院選の愛媛選挙区で、自民党の新人・らくさぶろう氏をおよそ8万7千票差の大差で破り、初当選を果たしました。
野党統一候補ながら「完全無所属」を掲げていた永江氏は、所属会派などについて明言していませんでしたが、29日までに同じく野党統一候補として初当選した嘉田氏と会派を結成する意向を固めたことが分かりました。会派は30日届け出る予定だということで、永江氏は「自分も嘉田氏も子育てと仕事の両立で苦労した。そうした経験を踏まえ、2人で子育てや女性の支援などに取り組みたい」と話していました。
最終更新:7/29(月) 20:08
2003
:
チバQ
:2019/07/30(火) 07:35:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190729-00000585-san-pol
参院自民、焦点の幹事長の空席続く 会長は関口氏就任
7/29(月) 22:36配信 産経新聞
参院自民、焦点の幹事長の空席続く 会長は関口氏就任
最近の参院自民党幹部
参院自民党は29日の特別総会で、新しい参院議員会長に竹下派(平成研究会)の関口昌一参院国対委員長を正式に選出した。今後の焦点は未定の参院幹事長ポストだ。大きな影響力を持っていた吉田博美氏が健康問題で先の参院選に出馬せず引退。参院選で自民が単独過半数を割った中、次期参院幹事長には高い手腕が求められるが、9月中旬の内閣改造・党役員人事まで“空白”が続く。
「私の姿勢は『謙虚に丁寧に』。橋本聖子前会長、吉田前幹事長が参院の位置づけ(の確立)のために頑張っていただいた流れを継続する」
関口氏は特別総会のあいさつで吉田氏の口癖を引用してこう述べ、路線継承を宣言した。
実力者だった吉田氏は「衆院の補完勢力」とも言われた参院の発言力を高め、衆院や首相官邸にモノが言える存在にすることを目指した。実際、重要法案の審議には衆院と同程度かそれ以上の時間をかけ、衆院側が反対した国会会期の長期延長を安倍晋三首相にのませることもあった。
参院選後に吉田氏が参院会長に昇格し、引き続き参院を取り仕切るのが既定路線とみられていたが、吉田氏は引退を決断した。次のかじ取り役に推したのは最大派閥・細田派(清和政策研究会)の世耕弘成経済産業相で、その意向は首相にも伝えていた。
参院自民はこれまで細田、竹下、岸田(宏池会)の主要3派が主導。世耕氏は近年、細田派を代表して、吉田氏、岸田派の林芳正前文部科学相と会食を重ねて気脈を通じてきた。首相とのパイプも太い。
主要3派は参院選前、選挙後の新体制について、岸田派の金子原二郎予算委員長を参院会長に擁立し、世耕氏が幹事長に就く方向で固まりつつあった。しかし、「関口会長」が急転直下決まった。背景には、引退後の今も参院に影響力を持つ竹下派の青木幹雄元参院議員会長の意向がある。
青木氏と師弟関係にある吉田氏の引退後も同派の影響力を維持する狙いがあるとみられ、23日午前に吉田氏の入院先に関口氏、石井準一参院筆頭副幹事長ら同派幹部が集まり、この方針を確認した。参院選で4人の現職が落選した岸田派の林氏も方針転換に抵抗せず、了承した。
これに伴い参院幹事長の人事も流動的だ。世耕氏は就任にあまり積極的ではない。政府が韓国への半導体材料の輸出管理強化に踏み切り、担当閣僚としての重要性も増している。「合区」解消など重い課題も抱える中での新布陣は、9月中旬に予定されている内閣改造での世耕氏の処遇次第の側面が強い。(田中一世)
2004
:
チバQ
:2019/07/30(火) 16:37:15
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/531170/
ひずむ郵政(5)郵便局長 評価は集票力 選挙活動懸命 違法行為も
2019/7/30 6:00
西日本新聞 一面
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福岡市内の局長が5月、後援会員向けに作成した文書。公選法違反の恐れがある文言もみられるが、局長は「周りに止められ、配布はしていない」と答えた
「投票用紙には『つげ』と書いてください」。神奈川県の郵便局長は、5月の大型連休中から毎週のように顧客宅を回った。多いときで1日約100戸。局長約2万人でつくる全国郵便局長会は7月の参院選で元会長の柘植(つげ)芳文氏(自民)を支援していた。
「得票数は局長の通信簿」といわれるほど、選挙は重要視される。1人当たり80人分の後援会名簿、30票の得票。互いを監視させるため、顧客宅は2人一組で回る。会の幹部からは「もっと回れ」とハッパを掛けられ、定期的に活動状況の報告も求められる。
公示後は有給休暇を取り、顧客を期日前投票の会場まで車で送り迎えし、「投票済証明書」をもらうようお願いした。
公選法は、公示前の特定候補への投票依頼を禁じている。局長は「警察に声を掛けられるんじゃないかとビクビクしながらやった」と振り返った。
関東地方郵便局長会の理事は今春、神奈川県内の会合で違反行為を促す発言を繰り返した。「お客さんの玄関先で、柘植さんに投票していただきたいと言っちゃっていいですよ」「この言い方は選挙違反だが、警察がマンツーマンで張り付いているなんてことはない」
柘植氏は約60万票を獲得し、自民比例トップで当選した。「死に物狂いで票を集めた。保険の不正営業が発覚し、本当は選挙なんてやってる場合じゃなかったんだが…」と九州の局長は打ち明ける。
■ ■
かつては特定郵便局長の家族やOBで構成する「大樹の会」が選挙活動を担ってきた。民営化前の局長は公務員で選挙活動が制限されていたからだ。
日本郵政グループは民業圧迫を避けるとの理由で、2007年の民営化後もさまざまな法規制を受ける。局長会には政治力によってこうした規制を撤廃し、全国約2万4千ある郵便局ネットワークを維持させる狙いがある。
一部の大型局を除き、局長は会の推薦でほぼ採用される。日本郵便の本試験前に研修会を開き、会の理念である「同一認識・同一行動」を教え込む。局の近くに住めるか、夫婦そろって選挙活動に取り組めるか‐といった条件から人選され、最も重宝がられるのが世襲だという。山口県の局員は「郵便局の仕事をしたことのない局長の娘婿が後を継ぎ、現場は苦労している」と不満を漏らす。
■ ■
1日数人しか来ない南九州のへき地にある郵便局。周辺では農協や銀行の支店も引き揚げた。
局長の男性は町内会など地域の役職をいくつも掛け持ち、日ごろから高齢者の悩み相談にも乗る。「この土地に骨をうずめる覚悟がある。郵便局がなければ地域を守れない」と自負するからだ。
しかし、現場の局員は全く別の見方だ。局員が1人しかいないような小さな局にも局長が配置され、管理職手当を支給。局舎を所有していると会社から賃料も支払われる。福岡県の局員は「約7割の局が赤字といわれている。局長会の既得権益を守るため、現場に過酷なノルマが課され、それが不正の温床となっている」と指摘する。
あまねく全国において公平に利用できる責務を有する‐。郵政事業に義務付けられた役割が、グループ全体にひずみを生じさせている。 =おわり
■郵便局数ほぼ変わらず
小泉純一郎首相(当時)が推進した2005年成立の郵政民営化法は完全民営化をうたったが、民主党政権下で方針が変更。12年の改正法は郵便事業に加え、貯金と保険の窓口業務についても全国一律にサービスが提供できるよう義務付ける。事実上、利用者が少ない過疎地にも、郵便局を設置し続けなければならなくなった。
日本郵便によると、全国の郵便局数は6月時点で2万3944局。07年10月の民営化時(2万4540局)からほとんど減っていない。うち約2万局(旧特定郵便局)には全国郵便局長会に加入する局長がおり、原則異動がない。
政府は日本郵政株の約57%を保有し、今秋にも一部を売却する予定。売却益を東日本大震災の復興財源に充てる方針だが、一連の不正営業問題で株価は下落しており、売却への影響が懸念されている。
2005
:
チバQ
:2019/07/30(火) 16:38:15
https://www.sankei.com/premium/news/190730/prm1907300007-n1.html
【政界徒然草】自公の選挙協力に暗雲 参院選兵庫選挙区で自民候補が薄氷勝利
2019.7.30 01:00プレミアム
兵庫県
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参院選の結果を受け、インタビューに臨む公明党の山口那津男代表=7月21日、東京都新宿区の党本部
参院選の結果を受け、インタビューに臨む公明党の山口那津男代表=7月21日、東京都新宿区の党本部
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公明党は先の参院選で最重点区に位置付けた兵庫選挙区(改選数3)を制し、擁立した7選挙区の候補全員が当選を果たした。ただし、肝心の兵庫では安倍晋三首相(自民党総裁)や菅義偉官房長官ら政権幹部が集中的に公明候補を支援した結果、自民候補は最下位の3位当選と薄氷を踏んだ。地元の自民組織にはぬぐいがたい「しこり」が残り、今後の自公の選挙協力にも暗い影を落とした。
「テレビで自民候補の当選確実が報じられると、公明党本部で歓声が上がった。こんなこと初めてではないか」
公明幹部は投開票日の21日夜、兵庫の自民候補が3番手で当選圏内に滑り込むことが確実になると、安堵(あんど)した表情でこう語った。
当時はすでに、トップ当選の日本維新の会の候補に次いで、公明候補の当確が2番手に報じられていた。最後のいすをかけて、自民と立憲民主党の候補が争う構図となっていた。
公示前の公明の調査では、公明候補は3位に10万票以上の差をつけられ、当選圏外の4位にとどまっていた。党本部は所属国会議員にそれぞれ秘書1人を兵庫に常駐させるよう指示し、支持母体の創価学会が兵庫に動員をかける異例の「兵庫シフト」を敷いたのも、劣勢を挽回するためだった。
公明のテコ入れはこれだけにとどまらず、全国で選挙協力を行う自民への働きかけも強めた。
公明は32ある改選数1人区すべてと、改選数2以上の6選挙区で自民候補を推薦し、自民も公明が候補を立てた7選挙区中、東京と大阪を除く5選挙区で推薦を出した。この5選挙区は、いずれも自民が候補を擁立し、公明とはライバル関係にあった。
兵庫も、自民が自前の候補を立てながら公明を支援しなければならない選挙区の一つで、選挙期間中には安倍首相自ら公明候補の応援に駆けつけたほか、菅氏は公示前と選挙期間中の2回、兵庫入りした。
特に菅氏は2回とも兵庫入りした際に公明候補の応援だけを行い、自民候補は素通りするという手厚い支援を演出した。菅氏は創価学会幹部と太いパイプがある。周囲には「公明は自民党に選挙でよく協力してくれている」と語り、兵庫での動きは、その見返りだった可能性を示唆する。
公明の分析では、公明の基礎票だけでは当選ラインに遠く及ばず、自民票を一定程度、取り込むことが課題だった。首相ら官邸幹部のテコ入れは奏功し、選挙戦の最終盤では公明候補が当選ラインをうかがうまでに情勢は盛り返していた。
「1位の自民が抜けていて、2〜4位は日本維新の会、立民、公明の団子状態だ」
公明幹部は投開票5日前の段階で、戦況について厳しい見方を示していた。
しかし、ふたを開けてみると最初に当確が報じられたのは維新の候補で、2番手に公明が続いた。自民候補は開票前の報道各社の出口調査で、当選圏外の4位というデータもあったほどで、陣営がギリギリまで追い込まれたのは間違いない。
最終的に、3位に滑り込んだ自民と次点だった立民との得票率の差はわずか約1・4ポイント。自民党兵庫県連内には官邸などに「公明を支援し過ぎだ」と不満が高まっており、公明側もこのことを把握している。
山口那津男代表は25日の党会合で「自民党との選挙協力は一段と深化し、功を奏した」と胸を張ったが、ある幹部は「3年後に自民側が『もう公明の応援はやらない』と言い出さなければいい」と今後の選挙協力を不安視する。
ただし、同じ幹部は「そうなれば、『1人区は自民党だけでやってください』と言うだけだ」とも語り、強気の構えもみせる。
自公の結束の肝は緻密な選挙協力が支えている。裏返せば「票の恨み」が募れば共闘が崩れ去るようなもろい一面もあるのだ。一つの選挙区のしこりが深い亀裂につながる恐れもある。
(政治部 大橋拓史)
2006
:
とはずがたり
:2019/07/30(火) 17:55:17
水野さち子氏「今後は総合的判断」 参院選・福島選挙区で落選
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00010023-minyu-l07
7/26(金) 15:08配信 福島民友新聞
参院選福島選挙区に無所属新人で立候補し、落選した元県議の水野さち子氏(57)は25日、選挙終了あいさつで福島民友新聞社を訪れた。
水野氏は「力不足だった。国民に寄り添う政治の大切さが少しでも中央に届いてくれれば」と話した。今後については「(投票した)34万5000人が期待してくれた。総合的に判断する」とした。
選対幹事長を務めた小熊慎司衆院議員(国民民主、比例東北)が同行した。
国民民主・増子輝彦氏、県連代表辞任へ 後任に小熊慎司氏推薦
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00010009-minyu-l07
7/26(金) 11:16配信 福島民友新聞
国民民主党の増子輝彦県連代表(71)=参院福島選挙区=は25日、福島市で開かれた党県連総務会で「一定のけじめをつけなければならない」と述べ、参院選福島選挙区での敗北の責任を取り県連代表を退く意向を表明した。増子氏は後任に代表代行の小熊慎司衆院議員(51)=比例東北=を推した。県連は26日に改めて開く総務会で増子氏の辞任を了承し、後任を決める方針。
総務会は冒頭を除き非公開。増子氏は終了後、報道陣の取材に「国民民主の党籍を持つ候補者に無所属になってもらった。国民民主が(擁立を)主導したことは間違いない。責任の所在を明らかにした」と辞任表明の理由を説明した。
参院選福島選挙区では国民、立憲民主、社民の各党県連と無所属議員、連合福島でつくる「5者協議会」が無所属での出馬を条件に、国民県連筆頭副幹事長で県議の水野さち子氏(57)を擁立した。
維新現職・山口和之氏「落選」 参院選比例、報告会で無念表情
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00010008-minyu-l07
7/23(火) 11:21配信 福島民友新聞
21日に投開票が行われた参院選比例代表で、日本維新の会から立候補していた現職の山口和之氏(63)=1期、郡山市=は22日、落選が決まった。維新では比例で5人が当選したが、山口氏は4万2231票で党内7番目の得票数だった。
山口氏は衆院議員1期を務めた後、2013(平成25)年の参院選で、みんなの党比例代表で初当選。14年の解党後は新党「日本を元気にする会」や無所属での活動を経て今年1月、維新に入党した。6年前は都内に選挙事務所を設けたが、今回は地元に事務所を置き、県内を中心に遊説を展開した。
2007
:
とはずがたり
:2019/07/30(火) 17:55:56
【データで見る参院選】女性からの支持に差 森氏勝利の要因に
2019年07月23日
https://www.minyu-net.com/news/saninsen2019/FM20190723-399088.php
第25回参院選(改選数1)の福島選挙区では女性候補2人、男性候補1人の計3人が選挙戦を繰り広げた。事実上、与野党対決の構図となり、現職の自民女性候補が野党統一の女性候補を下して3選を果たした。比例代表の本県関係候補は明暗が分かれた格好だ。県内で各党がしのぎを削った参院選をデータで分析した。
森氏、国民・社民支持層に食い込む
【出口調査】共同通信社の出口調査から福島選挙区の男女別投票行動を見ると、男性は森氏49.1%、水野氏47.9%と支持傾向に大きな差はなかったものの、女性は森氏60.6%、水野氏37.3%と差が開き、森氏が勝利した要因の一つになったとみられる。
年代別では、10〜60代と70歳以上の全てで森氏が水野氏を上回った。森氏は各年代とも5割以上の支持を集めた。水野氏は40代以上で森氏との差が比較的小さく、70歳以上では約7ポイントとわずかの差だった。
政党支持別から投票行動を見ると、森氏は自民支持層の9割弱、推薦を受けた公明支持層の約7割の支持を固めて、社民支持層の3割弱、国民民主支持層の2割弱にも食い込み、水野氏に10万票の差をつける得票につながったとみられる。
水野氏は野党共闘で連携した国民民主支持層の約8割、立憲民主支持層の9割弱、共産支持層の9割弱をまとめたが、社民支持層は7割を割り込んだ。
無党派層では森氏が4割強、水野氏が5割強で、水野氏が浸透した。
最多得票は若松氏
【候補者名投票】今回の参院選の比例代表は本県関係で自民、公明、日本維新の会から各1人の3人が立候補し、自民、公明の現職2人が当選した。
参院選比例代表は、党名と候補者名のどちらでも投票でき、候補者名の票数で名簿順が決まる「非拘束名簿式」が採用されており、候補者は氏名で投票してもらおうと県内外で有権者に呼び掛けた。
3人のうち、最多得票は公明現職の若松謙維氏の34万2356票で、公明と個人名を合わせた政党得票総数653万6336票の5.2%を占めた。当選した自民現職の佐藤正久氏の23万7432票で続き、落選した維新現職の山口和之氏は4万2231票だった。
自民上昇「38.2%」
【政党別得票率】比例代表の得票率は、自民が38.2%とトップで、前回2016年の33.8%から4.4ポイント上昇した。
立憲民主が13.6%で続き、公明12.8%、国民民主12.1%、共産8.0%、日本維新の会5.3%、れいわ新選組4.0%、社民3.0%、NHKから国民を守る党1.8%だった。
前回は、民進が自民に続く28.3%で、公明11.0%、共産10.5%、新党改革5.2%、おおさか維新の会3.4%、社民3.2%だった。
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