したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新・鉄道綜合スレ

5067OS5:2025/05/07(水) 18:18:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e4d1bea6acd51c6ca75af8d06282879eee9509a
新幹線、大阪延伸決議の調整難航 米原ルート「再検討を」
5/7(水) 17:44配信
共同通信
北陸新幹線のルート

 北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の早期開業を求め、沿線都府県でつくる建設促進同盟会の大会決議文を巡る調整が難航している。福井県小浜市や京都府を通る現行計画での整備を例年通り求める方針に、石川県が東海道新幹線米原(滋賀県)経由の再検討も盛り込むよう主張しているからだ。このまま足並みがそろわなければ、12日に開催される大会では、波乱も予想される。

 同盟会は石川や福井のほか京都、大阪など10都府県で構成。例年の決議は、小浜ルートでの整備を急ぐよう求める内容で、昨年5月の大会では米原経由を推す発言は出なかった。

 その後、石川県内では県議会が米原ルート再考を求める決議を採択。沿線自治体からもルート変更を求める意見が強まっている。馳浩知事も今年に入り「解決のめどが立たないと判断された場合は、米原ルートを含めた検討を行うべきだ」との立場を示すなど、変更論が高まりを見せている。

5068OS5:2025/05/13(火) 21:18:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e04a72c1b239ed825c3a07a4745a10bdbe63ef1a
採択前に石川県の国会議員や県議が一斉退席なぜ… 東京で北陸新幹線建設促進大会
5/13(火) 12:04配信
 北陸新幹線の沿線10都府県でつくる同盟会(会長・杉本達治福井県知事)は5月12日、東京都内で建設促進大会を開き、新大阪までの早期全線開業を求める決議を採択した。北陸3県知事や関西の経済界トップらが「小浜・京都ルート」の認可・着工を目指す方針で足並みをそろえた上で、京都府などが懸念する工事の地下水への影響や財政負担の在り方といった課題の解決が不可欠と強調した。

 沿線の国会議員や首長、県議、経済界の計約330人が参加した。決議は、与党が2017年に小浜・京都ルートを決定した経緯を改めて説明。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームが昨年末にまとめた中間報告に沿い、▽地元関係者の懸念や不安の払拭▽安定的な財源の確保▽費用対効果の検討加速―などを国などに求めた。特に、地下水への影響をはじめ京都府などが指摘する課題の解決を最優先する姿勢を鮮明にした。

 一方で、石川県が主張する、東海道新幹線の米原駅(滋賀県)を経由する「米原ルート」を含む他の選択肢の検討を求める内容は盛り込まなかった。

 杉本会長は、南海トラフ巨大地震の発生が懸念される中で「北陸新幹線は国土強靱化(きょうじんか)に欠かせない社会基盤。沿線府県が一致団結して国家プロジェクトのために全力を挙げるべき」と呼びかけた。富山県の新田八朗知事や関西広域連合長の三日月大造滋賀県知事、北陸経済連合会の金井豊会長、関西経済連合会の松本正義会長らも小浜・京都ルートの必要性を訴えた。京都府、大阪府はともに副知事が出席し決議に賛同した。

 石川県の馳浩知事は、県内にルート再考を求める意見があることに言及した上で決議への賛同を表明。石川県選出の国会議員や同県議らは決議の内容や馳知事の発言を不服とし、採択前に一斉に退席した。

 大会終了後、北陸3県知事ら同盟会役員は、決議内容を要望書とし与党や国土交通省などに提出した。

福井新聞社

5069OS5:2025/05/13(火) 21:41:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/5deed1f1f2f2e3d143df04b568cf2b71100bcc0e
JR四国の輸送密度、コロナ禍から回復進展せず…予土線は「非常に厳しい」2割超の落ち込み
5/13(火) 17:02配信


読売新聞オンライン
鉄道の利用状況などについて述べる四之宮社長(高松市で)

 JR四国は12日、2024年度の鉄道の利用状況を発表した。1キロ当たりの1日の平均利用者数を示す「輸送密度」は、前年度と比べて全線でわずかな増加にとどまり、コロナ禍からの回復が進展しない傾向が明らかになった。通勤、通学定期の利用者数も前年度を下回り、四之宮和幸社長は「長い目で地域の公共交通を含めたまちづくりの議論をしたい」と危機感をにじませた。(黒川絵理)

【図表】JR四国が公表した輸送密度の一覧

 全線の輸送密度は3977人で、前年度比0・4%増だった。20区間に分けて見ても、13区間は前年度を下回った。特に、予土線(北宇和島―若井間)は2割超も落ち込み、同社は「非常に厳しい」と説明。「県庁所在地から離れると利用者が減り、県境ではかなり少なくなる」とした。

 瀬戸大橋線の宇多津―児島間は3・8%増の2万3120人だった。四之宮社長は「四国への来訪はインバウンド(訪日外国人客)に支えてもらっているところも大きい」と述べるものの、四国から本州方面に向かう利用については「(コロナ禍からの)戻りが弱い」とした。

 また、通勤、通学定期の利用者数は2・2%減(2527万人)で、四之宮社長は「沿線の人口減もあり、今後もこの傾向は続く」と説明した。

 定期以外の利用客数は5%増(1476万9000人)で、25年度も瀬戸内国際芸術祭や大阪・関西万博を踏まえ本州からの来客増を見込むが、「以降は必ずしも定期以外が増えるわけではない」と強調。「物価上昇や人材確保の課題もあり、事業者だけでは解決できない」と述べた。

5070OS5:2025/05/13(火) 22:14:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/118635d0834a9a9bef6fd68022ddc91e9a024bb6
「小浜維持」に反発、退席 石川の国会議員、県議ら 馳知事「米原の再考」訴え 建設促進大会
5/13(火) 5:01配信

北國新聞社
米原ルートを含めた再検討を求める馳知事(右)=都内のホテル

 北陸新幹線敦賀以西の延伸を巡って、石川県が「米原ルート」への再考を迫った。12日、都内で開かれた北陸新幹線建設促進大会で馳浩知事は、現行計画の「小浜ルート」での整備が難しい場合は、米原案を含めて再検討するべきだと強調。大会では小浜案での早期延伸を求める決議が採択されたが、石川の国会議員や首長、県議の一部は反発して退席した。ルート見直しを目指す姿勢を鮮明にし「小浜では進展しない」と不満をあらわにした。

 大会の席上、馳知事の意見表明に合わせ、石川県の複数の職員が米原ルートを含めた再検討を求める昨年7月の北陸新幹線建設促進県民会議の決議文を出席者約330人全員に配布。馳知事が自席で立ち上がりマイクを握ると、会場から「頑張れ」とエールが飛んだ。

 馳知事は小浜ルートについて、地下水への影響など京都での課題が解決されなければ、来年度も着工できない可能性があるとした。

  ●小浜派、火消し躍起

 一方、「小浜派」は火消しに躍起。会長の杉本達治福井県知事は小浜案の年間の経済効果が2700億円になるとの試算があるとし、「北陸新幹線を敦賀で止めていいのか。国家100年の大計を政争の具にしてはいけない」と声を張り上げた。

 新田八朗富山県知事は小浜ルート堅持を主張。三日月大造滋賀県知事は「米原ルートを望んでも求めてもいない」と述べた。敦賀以西延伸の与党整備委員長を務める自民党の西田昌司参院議員(京都選出)は、既に小浜ルートで決まっていると米原論を切り捨てた。

 石川県は事前に事務局を務める福井県に、米原への再考を決議に盛り込むよう要望していたが、福井は石川以外から大きな異論がなかったとして拒否。決議は「小浜ルート」での早期延伸を求める内容のまま、大会に諮られた。

 この「採決」を、石川では自民の佐々木紀衆院議員、宮本周司参院議員、西田昭二、小森卓郎両衆院議員、宮橋勝栄小松市長、福村章県議らが退席して、まとまった姿勢をアピール。福村氏は「10年たっても同じことを言っている。京都、大阪の理解を得るのは難しい」と話した。

  ●京都、大阪知事欠席

 京都府の西脇隆俊知事、大阪府の吉村洋文知事はいずれも大会を欠席したため、馳知事は終了後、記者団に「京都の諸課題の解決が不可欠ということの証明だ」との認識を示した。

 大会後、北陸新幹線建設促進同盟会など5団体は与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の渡海紀三朗座長(自民前政調会長)や古川康国土交通副大臣に要望活動を行った。

  ●自民・京都府議、馳知事発言歓迎

 北陸新幹線建設促進大会で米原ルートに言及した馳知事に対し、現行計画の転換を訴える複数の京都府議からは「ルートの見直しは当然だ」との声が上がった。

 府北部の綾部市を地盤とする四方源太郎氏=自民、4期=は馳知事の発言について「全くもって同感だ」と歓迎。「小浜ルートが無理だということが共通認識になってきた。本来は京都がはっきり言えば良いが、その意思表示がされない」と大会を欠席した西脇知事の対応にもどかしさも見せた。

 北陸新幹線が通過する想定となっている南丹市選出の片山誠治氏=同、5期=は「地元の反対ムードは依然として強い。リセットして見直すべきだ」と指摘した。

5071OS5:2025/05/14(水) 12:36:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e37b5a557cc592eb57c6b0660f8313b79ca0b9ea
銚子電鉄の愛称が「犬吠崖っぷちライン」に 誘客狙いの自虐路線に拍車
5/14(水) 11:25配信

産経新聞
銚子電鉄の愛称を掲示した駅名看板。写真左上にささやかに掲示されている=8日、銚子市(岡田浩明撮影)

銚子電鉄(本社・千葉県銚子市)は、運行路線(銚子-外川間6・4キロ)の愛称を決めた。その名も「犬吠崖っぷちライン」。今年度から駅名看板や車内放送などに採用している。「まさに崖っぷち」(同社)という苦しい経営状況を逆手にとり、景勝地の屏風ケ浦に代表される沿線の「崖っぷち」を絡めて名付けた。誘客プロジェクトの一環で、関連イベントを積極的に展開する。

銚子電鉄によると、同社の令和6年3月期決算は黒字を確保した。3期連続の黒字だが、経費を切り詰める経営努力と国、県、銚子市からの補助金で黒字を確保したのが実情で、厳しい経営状況は続く。

しかも、6億円の売り上げのうち鉄道事業収入は2割ほどにとどまる。残る約8割を名物「ぬれ煎餅」など総合食品分野の副業が経営の屋台骨を支えるが、最近は物価高による買い控え、ぬれ煎餅の原料となる米価の値上がりなど取り巻く環境は厳しい。

まさに崖っぷちの経営状況に、崖にそびえる犬吠埼や断崖絶壁の屏風ケ浦といった沿線の観光スポットを引っかけて、「悲観するのではなく、現状を逆手にとって自虐的に乗り越えようという着想」(同社)から、愛称を決めた。

「銚子電鉄は自転車より遅い。しかし、歩くより速い」。同社の竹本勝紀社長自ら自虐ネタを披露するように、逆境でも前向きに乗り越えようという社風が浸透している。かつて「経営がマズい」という発想から誕生したスナック菓子「まずい棒」は経営を支える人気商品に成長した。今回、愛称に崖っぷちを採用したことで、自虐路線に拍車がかかる。

同社は愛称決定を契機に周知を図る。駅名看板で掲示したり、車内放送を流したりしている。JR東日本も協力し、東京と銚子を結ぶ特急「しおさい」が終着駅の銚子駅に近づくと「犬吠崖っぷちラインはお乗り換えです」とのアナウンスが流れる。

崖っぷちにちなんだ関係者とのコラボレーションにも乗り出した。「崖っぷち」という曲でデビューした歌手、永江理奈さんのCDを主要駅で販売している。今夏には、苦しい経営を乗り越えた中小企業を集めたサミットなど関連のイベントを計画する。

5072OS5:2025/05/19(月) 13:09:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/194a09fd61e26f8a11b81162f538f8df47c1cce7
南海電鉄、「天空」に代わる新たな観光列車を導入。2025年度末の運行を目指す
5/19(月) 6:00配信


13
コメント13件


トラベル Watch
写真:トラベル Watch

 南海電気鉄道は、橋本駅〜極楽橋駅間で現在運行している観光列車「天空」に代わる新たな観光列車の導入を発表した。

【画像】内装やインテリアは高級感を重視

 今回発表された観光列車は、2025年度末からの運行を目指しており、難波駅〜極楽橋駅間を4両編成で結ぶ。メインターゲットには高野山観光に加え、ラグジュアリーな旅行を好む人々を据える。

 各車ごとにそれぞれ特色があり、内装やインテリアは高級感を重視したデザイン。快適な座席のほか、パノラマビューを楽しめる車窓も設置する。

 また、サービス面は列車の旅自体が特別な体験になるよう、アテンダントによるきめ細やかな対応や、地元の食材を使用したメニューなど良質でホスピタリティの高い内容になるとのこと。

 詳細は決まり次第随時公表するという。

トラベル Watch,編集部:引地 慶

5073OS5:2025/05/21(水) 20:44:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/925207e8866bf0656593b079aeba18885895c654
【速報】京成電鉄、新型特急導入へ 28年度から押上―成田空港間 新たな需要、取り込み狙う
5/21(水) 19:55配信

千葉日報オンライン
新型特急のイメージ画像(京成電鉄「中期経営計画」から引用)

 京成電鉄(千葉県市川市)は21日、2028年度から押上-成田空港間で、新たな有料特急を導入すると発表した。新型特急の愛称や編成数などは未定。人気の観光地に近く、同社グループのホテルやバスとの相乗効果も見込める押上方面を「開拓」し、新たな需要取り込みを狙う。

 同社によると、成田空港の機能強化に合わせた空港アクセス強化の一環。押上方面から有料特急で空港に向かう場合の乗り換えの手間をなくし、利便性の向上を図る。訪日客の増加が続く中、空港と都心間の輸送力増強も目指す。

 成田空港は28年度末までに、第2滑走路の延伸と第3滑走路を新設を控える。30年代半ばまで続く機能強化で、政府は同空港の利用者数が現在の2倍近い7500万人に増えると試算する。

 現在の有料特急「スカイライナー」は、京成上野〜成田空港間で1日上下84本を運行。年間利用者数は24年度で約840万人だった。利用者数は10年前の約2・4倍と増加傾向で、同社の担当者は「今の輸送量では(今後)足りないのが見えている」と指摘。新型特急の運行本数については「既存の有料特急との兼ね合いもある。どの程度(新型特急を)走らせられるかは検討中」とする。

5074OS5:2025/05/24(土) 15:03:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/266dc7deef36404e5cdf14e8ecf96095866053fe
存廃を議論中のJR芸備線、増便の実証実験 観光など可能性調査へ
5/24(土) 8:30配信
毎日新聞
存廃が議論されている区間を走るJR芸備線の車両=広島県庄原市で2023年10月21日午後3時56分、安徳祐撮影

 広島、岡山両県を走るJR芸備線の一部区間について存廃を話し合う「再構築協議会」は7月から、ダイヤの増便など6施策を通じて潜在的な経済効果を調査する実証実験を始める。協議会の実務者会議(幹事会)で幹事長を務める国土交通省中国運輸局が22日に発表した。


 幹事会は国やJR西日本、両県を含む沿線自治体などで構成。この日までに実証実験の開始時期などを取りまとめ、決定した。

 乗客増を目指す実証実験として、7月下旬〜11月下旬の土日祝日に、新見(岡山県新見市)―備後落合(広島県庄原市)駅間と三次(同県三次市)―備後落合駅間で1往復ずつ増便を予定している。沿線住民へのヒアリングを踏まえたダイヤ変更も、秋ごろに実施する方向で進める。

 駅周辺でのイベント開催や駅舎でのコワーキングスペースの設置など、他の施策は今後、具体化を図る。

 広島市内で記者会見した中国運輸局の阪場進一・交通政策部長は「30、40年先まで持続可能な公共交通にするため何を残すべきか、地域の人々にも考えてほしい」と話した。

 今回の決定を受けて、広島県はダイヤ増便の実証実験については期間を1年間確保するように要望している。県の三島史雄・地域振興担当部長はダイヤ増便について「観光商品やツアーの提供の実証事業を通して、芸備線の可能性を最大限に追求するためのベース。春夏秋冬の各季節における住民の行動を検証することが大事」と述べ、通年での調査が必要との見解を示した。

 協議会は深刻な赤字路線に悩むJR西の申請を受けて、国土交通省が全国で初めて設置した。存廃を含め3年以内の結論を目指している。【武市智菜実】

5075OS5:2025/05/27(火) 17:09:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e083fe7c19e5252239b4f2d55d0e42a6e2bb8f6
「平成筑豊鉄道」路線バス転換なら2系統「筑豊線」「京築線」…福岡県が法定協議会で暫定ルート案
5/27(火) 13:24配信


読売新聞オンライン
福岡県

 福岡県の直方市と行橋市を結ぶ第3セクター「平成筑豊鉄道」(福岡県福智町)のあり方を考える県設置の「法定協議会」の3回目の会合が26日、福岡市であり、路線バスに転換した場合の暫定ルート案が示された。沿線は約50キロに及ぶが、路線バスでは「筑豊線」と「京築線」の2系統に分けて整備する考えで、秋にかけて事業費やバス台数などのシミュレーション調査を実施する。


 暫定ルート案は、沿線市町村など法定協委員の意見をふまえて県が作成した。「筑豊線」は直方、田川両市、小竹、福智、糸田、香春の各町で、赤村を境に行橋市、みやこ町が「京築線」の路線となる。

 筑豊線では、鉄道駅のほぼ全てに立ち寄る路線バスのほか、特に利用客の多い駅を最短距離で結ぶ特急バスを設けることも想定している。原則として一般道を走行し、必要に応じて専用道の整備も検討する。事業の実現可能性については、複数のバス事業者などの意見も聞くという。

 法定協はシミュレーション調査をふまえ、運行とインフラ管理を切り分けて鉄道を維持する「上下分離方式」、バス高速輸送システム「BRT」といった他の代替案と比較し、今年度中に方向性を決める方針。

 このほか、沿線にある県立中学・高校計15校に通う全校生徒を対象に、利用実態を尋ねるアンケート調査なども実施する。

5076OS5:2025/05/27(火) 20:43:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d32b68a20128e83c0e92fd900d374efe7949f66
混迷の北陸新幹線巡り「舞鶴延伸」を提案、京都商工会議所トップが「個人的見解」
5/27(火) 17:23配信

産経新聞
京都商工会議所の堀場厚会頭=京都市下京区

北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の延伸を巡り、京都商工会議所の堀場厚会頭(堀場製作所会長兼グループCEO)は27日の定例会見で、福井県小浜市や京都市を通る現行ルートを支持するとした上で、経済的メリットから舞鶴につなぐ必要性を提案した。

新大阪間延伸を巡っては、沿線となる府内で地下水への影響などの懸念が噴出し、一部では東海道新幹線米原(滋賀県)につなぐ「米原ルート」の検討を求める声が上がるなど、混乱が続いている。

堀場会頭はこうした経緯を踏まえ、「(北陸新幹線は)京都につながないと絶対にだめ。経済的な損失が大きい」と現行計画への支持を明言。その上で「個人的な見解」として、小浜から直接京都に南下するのではなく、舞鶴へ延伸するルート案に言及した。

堀場会頭は「舞鶴には自衛隊や海上保安庁の組織があり、安全保障上、大事な場所。また大陸とつながり、造船所もある。経済的なメリットが大きく、京都が分担して費用を持つことも納得できる」と述べた。

さらに延伸を巡る一連の議論に対し、「何だか京都全体が(延伸に)反対しているように思われている」と不満を示し、論理的な説明をもって課題を解決していく重要性を強調した。(園田和洋)

5077OS5:2025/06/05(木) 22:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d21b189dd0ccce63ce47cac27fe4cda967cd7310
成田、鉄道アクセス複線化検討へ 空港機能強化で中間案提示
6/5(木) 19:06配信


共同通信
成田国際空港会社や国土交通省、鉄道・航空会社でつくる検討会の会合=5日午後、国交省

 新しいターミナルや貨物施設といった今後の成田空港施設の機能強化に関し、成田国際空港会社(NAA)や国土交通省、鉄道・航空会社でつくる検討会は5日、都心と空港を結ぶ鉄道アクセスについて、一部単線区間の複線化に向けた検討を加速する中間取りまとめ案を示した。今後予定される滑走路の新設・延伸に伴う航空需要の増加を前に、輸送力や利便性を高めたい考えだ。

 2024年にNAAが実施した空港までのアクセス調査では鉄道が56%で主要な手段となっている。一方、空港に乗り入れるJR東日本と京成電鉄は、ともに空港周辺の約9キロで、電車同士のすれ違いができない単線区間があるため、運行本数に制限がある。

5078OS5:2025/06/05(木) 22:54:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f90772e387e619f0f003ca43b4bf85e61a6dd5d
東葉高速に新駅「地域のハブに」 29年開業目指す 船橋「メディカルタウン構想」の要
6/5(木) 6:02配信


千葉日報オンライン
海老川新駅の起工式に出席した(右から)松戸市長、石井社長、八千代市の服部友則市長=23日、船橋市

 船橋市が海老川上流地区で進める「メディカルタウン構想」で、東葉高速鉄道海老川新駅(仮称)の起工式が23日、建設予定地で行われ、関係者ら約40人が工事の安全を祈願した。新駅は市立医療センターを海老川上流地区に移転する同構想の中核に位置付けられており、工事費約71億4千万円は市が負担する。開業は2029年3月末の予定。

新駅外観のイメージ図(東葉高速鉄道提供)

 同鉄道の石井慶範社長は起工式で「新駅設置の新たな一歩を踏み出せた。新駅は単なる鉄道の停車場にとどまらず、人と街とを結ぶ地域のハブとしての機能を果たし、市全体の発展に貢献できると確信している」とあいさつ。松戸徹市長は「新駅はメディカルタウン構想の大前提。メディカルタウンは20年後、30年後に市のにぎわいの核になる」と述べた。

 新駅は飯山満-東海神間の中間地点に開設。駅舎は2階が対面式ホーム、1階が改札口で、ホームには可動式ホーム柵を設置する。

 周辺で行われている土地区画整理事業は昨年度末で3割程度が終了。市立医療センターの新施設は建設コストの上昇で昨年入札が中止され、市は本年度当初予算への建て替え工事費計上を見送っている。

5079OS5:2025/06/06(金) 16:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/77f1341a337a2832ccf62b2d4f1d6519659b7d1a
北陸新幹線延伸、京都市議会が大深度トンネルルートに反対決議
6/6(金) 15:30配信

朝日新聞
京都市街地のルート案

 北陸新幹線の敦賀―新大阪間の延伸計画について、京都市議会は6日、京都市内を大深度トンネルで通るルートに反対する決議案を賛成多数で可決した。京都市街地を通る現行の小浜・京都ルート案に反対する形となった。

 延伸計画を検討する与党の整備委員会は2024年12月、京都市内を通る三つのルート案を二つに絞ったが、京都府や京都市がトンネルによる地下水への影響などに懸念を表明。与党の委員会は24年内に予定していたルートの決定を先送りしている。

 決議案では、京都市内の大深度地下にトンネルを建設する計画について、市民や様々な団体、専門家から撤回すべきだとの強い意見が市に届けられていると指摘。地下水への影響、大量の残土処理、歴史的・文化的建造物への影響、採算性などに問題がある状況だと言及したうえで、「京都市の未来に向けて重大な問題を招く」としている。

朝日新聞社

5080OS5:2025/06/06(金) 17:44:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4df445f9c6a7af27287a72c478a35070af61ad7
特急だとほぼ“倍”の時間!? 博多-宮崎の最速アクセス手段 さらにバスが「ノンストップ化」乗換え1回で結ぶ
6/6(金) 14:12配信
乗りものニュース
宮崎駅からの乗客が4割も
新八代駅に停車する九州新幹線(画像:写真AC)。

 JR九州バスは2025年6月3日、産交バスおよび宮崎交通と共同運行する「B&Sみやざき号」において、新八代駅と宮崎駅をノンストップで結ぶ「ノンストップ B&Sみやざき」の運行を開始すると発表しました。

【時刻表】「ノンストップ B&Sみやざき」の運行日を見る

「B&Sみやざき」は九州新幹線に連絡して新八代―宮崎間を走る高速バスで、両者を乗り継ぐことにより、博多と宮崎を3時間台で結びます。博多―宮崎間を小倉回りで結ぶ特急「にちりんシーガイア」は約6時間、福岡―宮崎間の高速バス「フェニックス号」でも5時間近くかかるため、「B&Sみやざき」が最速ルートとなっています。

他の交通手段と比べて運賃も割安で、特に週末や繁忙期には、福岡で開催されるイベントへ向かう利用者が多く、増便対応が取られることもあるといいます。約4割の乗客が出発地点である宮崎駅からの利用者であるため、特定日には新八代駅まで途中の停留所に停車しないノンストップ運行が実施されることになりました。

「ノンストップ B&Sみやざき」は、宮崎駅を7時03分に出発し、新八代駅に9時13分到着。9時28分発の九州新幹線に乗り換え、博多駅には10時21分に到着します。全体の所要時間は約3時間18分。従来、宮崎から博多へ向かう場合は3時間30分から3時間55分かかっていたので、かなりの時短となります。

 運行開始は2025年7月5日から。土曜日や連休初日、繁忙期などの特定日に、1日1便のみ運行されます。予約は利用日1か月前の午前10時から可能で、運賃は14日前までの予約で片道6000円、当日購入でも8200円(新幹線込み)です。

乗りものニュース編集部

5081OS5:2025/06/06(金) 22:16:55
https://mainichi.jp/articles/20250606/k00/00m/040/266000c
北陸新幹線 京都市議会が「大深度トンネルルート反対決議」を可決

関西
毎日新聞
2025/6/6 19:01(最終更新 6/6 19:01)
688文字
66人中36人が起立・賛成して「北陸新幹線の京都市内大深度トンネルルートへの反対決議」を可決した京都市議会=京都市中京区で2025年6月6日午前11時39分、南陽子撮影
 北陸新幹線の延伸計画を巡り、京都市議会は6日の本会議で「京都市内大深度トンネルルートへの反対決議」を賛成多数で可決した。福井県小浜市を経由し、府内をほぼトンネルで通す現行の「小浜・京都ルート」は、京都市街地については地下40メートルより深い大深度地下の掘削を基本としている。同市議会が延伸計画の是非を表明するのは初めて。

 反対決議は、市内の大深度地下にトンネルを通す計画は▽地下水への影響▽大量の掘削土の処理▽採算性――などの問題があると列挙し、「計画をこのまま進めることは市の未来に向けて重大な問題を招く」とした。

Advertisement

 同市議会は自民所属の議長を含め67人。維新・京都・国民市議団(15人)や共産市議団(14人)などが提案し▽民主・市民フォーラム(2人)▽改新京都(2人)▽無所属4人中3人――の計36人が賛成した。提案説明した維新の宇佐美賢一市議は取材に「京都市会として遅きに失せずに態度を示すべきだと考えた。会派を超えて一致できるポイントは大深度地下トンネルだった」と述べた。

 自民市議団(19人)と公明市議団(11人)などは、国や鉄道・運輸機構に早期の事業推進にあたり「適切な対応」を求める決議を提案。この決議も計34人が賛成し可決した。


京都市議会の決議を受け、取材に応じる松井孝治市長=京都市中京区の市役所で2025年6月6日午後2時27分、南陽子撮影
 松井孝治市長は「(議長を除く)66人全員が両決議のいずれかに賛成され、私が申し上げてきた懸念を共有いただいた。重く受け止めたい」と述べた。

 同市議会はまた、沖縄のひめゆりの塔の展示説明に関する西田昌司参院議員の発言に「強い遺憾の意を表明」し「沖縄戦の歴史に真摯(しんし)に向き合うことを求める決議」も賛成多数で可決した。【南陽子】

5082OS5:2025/06/09(月) 15:52:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcfba07298326175495aaec9962157e4092d23c2
西武池袋線とJRが初の直通運転、2028年度めどに…所沢駅と武蔵野線・新秋津駅の連絡線活用案
6/9(月) 15:00配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 JR武蔵野線と西武池袋線が、2028年度をめどに直通運転を実施する方向で検討していることがJR東日本と西武鉄道への取材でわかった。実現すれば、両社間の直通運転は初めてで、埼玉・秩父エリアから千葉・東京湾臨海部まで乗り換えなしでの移動が可能になる。



 関係者によると、両線には接続駅がないため、JR新秋津駅(東京都東村山市)と西武・所沢駅(埼玉県所沢市)間にある連絡線を使って直通させる案が検討されている。

 連絡線の近くには、新秋津駅と西武・秋津駅(東京都東村山市)があり、路線乗り換えで利用する乗客も多いが、両駅は約400メートル離れている。武蔵野線はさいたま市方面、西武池袋線は池袋方面への交通手段として、通勤通学などで利用する近隣住民からの相互乗り換えの需要が高い。

 両社は今後、直通運転の具体的なルートについても協議を進めていく。ルート次第では、アニメファンらが作品の舞台を巡る「聖地巡礼」でにぎわう秩父エリアの西武秩父駅(埼玉県秩父市)を出発し、JR東の武蔵野線に乗り入れ、京葉線を通って東京ディズニーリゾートの最寄りとなるJR舞浜駅(千葉県浦安市)まで乗り換えなしで移動できる可能性がある。

5083OS5:2025/06/10(火) 07:52:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8aaea5713f1328fb121abfcea3ff39983461fdf
LRT運営会社「宇都宮ライトレール」2024年度決算概要 最終利益1億9058万円
6/7(土) 21:25配信

とちぎテレビ
とちぎテレビ

LRT・ライトラインを運行する宇都宮ライトレールは6日、開業後、初の通年営業となった2024年度の決算概要を公表し、最終利益は前の年に比べて3.3倍の1億9千万円でした。

売上高に当たる営業収益は鉄道事業で78%増え13億1千万円、広告などのその他の事業で2倍の1億1千万円でした。

5084OS5:2025/06/10(火) 18:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffac5651164a79b70398b6744ba9749b05f7b10d
JR東が新たな夜行列車導入へ 特急を改造、全席グリーン個室タイプ
6/10(火) 17:30配信

朝日新聞
JR東日本が導入する新たな夜行特急列車の先頭車イメージ。ブルートレインをイメージした青色を用いている=JR東日本提供

 JR東日本は10日、首都圏と北東北エリアなどを結ぶ新たな夜行列車を導入すると発表した。常磐線の特急「ひたち」として走る「E657系」を1編成改造し、2027年春にデビューさせる。外観はかつての寝台特急「ブルートレイン」をイメージした明るい青色を用いて、「夜行列車の旅の楽しさ」を受け継ぐという。

 10両編成で定員約120人の車内は、全席グリーン車指定席の個室タイプとする。先頭車となる1号車と10号車は広めの「プレミアムグリーン個室」で、1人用と2人用を設定。通常のグリーン個室のうち4人用は常時フルフラットで、その他の個室も座面の配置換えでフルフラットにすることができる。5号車はラウンジで、飲み物や軽食の自動販売機が置かれる。

 首都圏を午後9時過ぎに出発すれば、翌朝に北東北エリアに到着する運行スタイルを想定し、個室でゆったり夜の旅を楽しんでもらいたいという。料金は未定だが、プレミアムとグリーンの個室料金は、それぞれ東北新幹線のグランクラス、グリーン車料金に対応するイメージという。(細沢礼輝)

朝日新聞社

5085OS5:2025/06/17(火) 20:12:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/001412e48ae7921ba1b51b614792d3e539c84a6b
利用好調のハピラインふくい、新駅「しきぶ駅」は来年3月開業 福井-森田間の新駅は年度内に基本設計完了
6/17(火) 7:08配信

福井新聞ONLINE
ハピラインふくいのロゴ

 ハピラインふくいの利用促進協議会が6月11日、福井市の福井県国際交流会館で開かれた。同社は2024年度の1日当たりの利用者数が、経営計画で掲げた目標の2万167人を上回る2万1060人となり、運賃収入も予算額を2億5400万円上回る20億100万円だったと報告。営業赤字は8億円の見込みに対し、約1200万円に大幅に縮小したとした。

 1年間の利用者総数は761万8341人。計画では通勤・通学定期を除く定期外利用の割合を27・4%と想定していたが、実績は35・2%となり、同社は「北陸新幹線の県内開業効果で観光客の利用が好調だった」とした。

 月別では昨年4月が1日当たり2万2864人で最多。花火大会などの催しが多い8月や、大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」が始まった10月の利用が多かった。一方で冬休みの12月などは通学者の減少により利用が落ち込んだ。

 今年3月に実施したダイヤ改正の効果も説明。福井-武生間の普通列車上下12本を需要の多い敦賀まで延ばし、JR特急との接続も改善するなどした結果、4月の1日当たり利用者数は2万2957人となり、新幹線が開業した昨年3月の約2万3千人に迫った。

 本年度の利用促進策として▽越前市の新駅「しきぶ駅」の来年3月開業▽今庄トンネルなどの電波遮蔽(しゃへい)対策▽今庄駅のバリアフリー化-などを報告。福井-森田間に設置する新駅は本年度中に基本設計を完了するとした。

 小川俊昭社長は、しきぶ駅開業に合わせてダイヤ改正に取り組むとし「利便性向上や地域との連携強化に引き続き取り組む」と述べた。

5086OS5:2025/06/20(金) 09:38:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/c77a603e1f7cb95a14114c76eaa99ab9b2e70452
空港アクセス鉄道、絞り込みルート案 南側に駅、トンネルや中間駅も
6/20(金) 9:09配信

熊本日日新聞
(写真:熊本日日新聞)

 熊本県は18日、JR豊肥線と熊本空港を結ぶ空港アクセス鉄道の整備ルート案を絞り込み、公表した。肥後大津駅(大津町)から南へ分岐して国道57号や白川を横断し、空港南側の地上に新設する終着駅と結ぶ。空港がある高遊原台地はトンネルで抜ける。2022年12月に約1・5キロ幅で示したルートを3分の1の約500メートル幅に狭めた。

 県議会の高速交通ネットワーク整備推進特別委員会で説明した。構造は大半が高架橋とトンネル。線路は単線で整備し、列車が行き違いできる施設を設ける。大津町は中間駅の設置を検討している。

 終着駅の候補地は空港南側の県有地一帯。空港の敷地外に駅を整備する点について、利便性の悪さを懸念する声が、委員会で議員から挙がった。

 県は、空港の直下に整備する場合は地盤沈下を防ぐ工事に約150億円かかると説明した。隣接地に東海大のキャンパスがあり、周辺に農地も多いことから、「今後、開発が進む可能性もある。空港利用者以外の活用も見込める」と敷地外の整備に理解を求めた。

 終着駅と旅客ターミナルビルは駐車場を挟んで約120メートル離れているが、地下通路か空中回廊で直結させる案を検討している。

 アクセス鉄道は肥後大津駅と熊本空港の全長約6・8キロを結ぶ計画。27年度中の着工、34年度末までの開業を目指す。約410億円と概算している事業費や収支採算性は、物価高騰などを踏まえて9月の定例県議会で改めて示す。その後、国土交通省に鉄道事業許可を申請する方針。(樋口琢郎)

5087OS5:2025/06/23(月) 17:57:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d3996319fcfd29092ed97c1b7adcad248d9d89b
北陸新幹線の米原ルート、滋賀県の人が「来なくていい」と考える切実な理由 知事「受ける恩恵が小さい」
6/23(月) 12:17配信

福井新聞ONLINE
小浜・京都ルート支持を明言し「米原ルートを受け入れることは今後もない」と語る三日月大造滋賀県知事=大津市の同県公館

 平日早朝の滋賀県長浜市のJR長浜駅。通勤、通学客が続々と姫路(兵庫県)行き新快速に乗り込む。午前6〜7時台は約20分間隔に出発し、利便性が高い。北陸新幹線敦賀以西の延伸で石川県の一部などが主張する「米原ルート」が現実になると、北陸線、琵琶湖線がJRから経営分離され、並行在来線となる可能性がある。

 大津市の職場に向かうため新快速を待っていた団体職員の50代男性は「並行在来線になって、滋賀県が新快速の便数を維持できるだろうか。北陸新幹線は来なくていい」と素っ気なく話した。

 長浜市は伝統的建造物群を生かした「黒壁スクエア」が観光客に人気だ。長浜観光協会が昨年11月に行った来訪者アンケートによると、居住地別では滋賀県内を含む関西が最多の43%で、北陸は7%のみ。京都、大阪からの来訪者は東海道新幹線の米原経由ではなく、割安なJR新快速の利用が大半という。

 「新快速の利便性が下がると誘客に大きな打撃になる」と同協会の今井克美専務理事。JR在来線の維持が最優先との認識だ。大手門通り商店街振興組合の眞杉国史(くにちか)理事長も「米原ルートで北陸からの観光客が増えるならいいが、在来線を経営分離してまでは賛成できない」と語った。

■  ■  ■

 「米原ルートを望んでも求めてもいない」。5月に東京都内で開かれた北陸新幹線建設促進同盟会(会長・杉本達治知事)の大会で、滋賀県の三日月大造知事はこう訴え、小浜・京都ルートへの支持を改めて明言した。米原ルートを強く否定した発言について「かかる費用に比べて、受ける恩恵が小さい」と語る。

 整備新幹線の財源スキームは、貸付料(JRが国に支払う施設使用料)を充てた上で、残りを国と地方が2対1の割合で負担する仕組みだ。米原ルートで滋賀県を通れば建設費の地元負担が生じる上、並行在来線の運営に対する財政負担も見込まれる。三日月知事は「北陸線が経営分離される可能性は大。かつ、特急サンダーバードが走る湖西線もそうなる可能性がある」との見方を示す。

 2016年に与党が小浜・京都ルートを決定する以前、滋賀県と関西広域連合は工期や費用面で優位だとして米原案を支持した時期がある。「当時は滋賀の負担を関西で分け合う合意があった。ところが京都府が府内のルートを主張し始め、JR西日本も米原案を否定した。そのため主張を改め、小浜・京都ルート支持で一貫している」と経緯を話した。

 米原市の中には米原ルートへの転換を求める声もある。自民党会派の市議の一人は「長浜と彦根に挟まれ、米原の観光や経済は埋没している。北陸新幹線が来ても“乗換駅”のままだという人もいるが、地域再開発のきっかけになる」と語る。

 角田航也市長は昨年12月の定例市会で、米原ルートとなった場合の並行在来線化や建設費負担の懸念に触れ「プラスとマイナス両方の効果を分析しつつ、現状の東海道新幹線米原駅の徹底活用と、北陸線の利用促進に率先して取り組む」と慎重な言い回しに終始した。

 三日月知事は衆院議員時代に国土交通副大臣などを務めた際、北陸新幹線の長野以北や金沢以西の延伸議論が複雑化したと振り返り、多方面に利害が絡む国家プロジェクトの前進は容易ではないと語る。「京都の立場に立てば財政負担などに懸念があるのは当然。国は、京都の負担軽減策を含め議論していかないといけない」と指摘する。

福井新聞社


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板