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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

4533荷主研究者:2021/08/15(日) 20:53:12

https://kahoku.news/articles/20210630khn000045.html
2021年07月01日 06:00 河北新報
汚泥からバイオガス発電へ 仙台市、焼却量抑えCO2削減目指す

貞山堀の両側に広がる南蒲生浄化センターの施設群。写真中央の更地に消化槽や発電施設を整備する=仙台市宮城野区

 仙台市は南蒲生浄化センター(宮城野区)の汚泥処理施設で発生するバイオガスを活用し、民設民営型の発電事業に乗り出す。焼却処理する汚泥をエネルギーに転換して二酸化炭素(CO2)の排出量を抑え、発電事業者への売却益も得る。本年度中に事業者となる民間企業を募集し、2026年度に稼働を開始する。

 南蒲生浄化センターは、市内約39万世帯の汚水を処理し、1日当たり2090立方メートルの汚泥が発生する。汚泥化後のプロセスは図の通り。濃縮、脱水の工程を経て焼却処理する。

 市は新たに濃縮後の汚泥を脱水、焼却せず、メタン菌で発酵させる消化の工程を加える。発生したバイオガスは発電事業者に全量売却し、残った汚泥だけを焼却する。当初は1日1045立方メートルを消化工程に回し、徐々に量を増やす。

 発電施設は公募した事業者がセンター敷地内に設置し、買い取ったバイオガスで発電事業を運営する。年間発電量は、一般家庭3000世帯分に相当する約948万キロワットを見込む。国の再生可能エネルギー固定買い取り制度(FIT)に基づき、電力会社に売電する。

 汚泥の焼却で排出されるCO2の量は年間1万6032トンに及ぶ。全量をバイオガス生成に回すことで焼却量を抑制。化石燃料由来の電力使用が減る効果も加えると、3360トンのCO2削減につながる。バイオガスの売却収益は年間9800万円を見込む。

 市は22年度に発電事業者と契約し、事業者は23年度から順次、発電施設などの工事に着手する。事業期間は稼働開始から20年間。

 市も発電事業に必要となる消化槽、ガスタンクなどを整備する。濃縮棟1棟、脱水機3棟、焼却炉1棟も併せて改築する。工事費は約150億円を見込む。

 発電を含む施設全体の設計監理を委託するため、8月までに地方共同法人「日本下水道事業団」(東京、JS)と協定を締結する。

 市は今年2月、50年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言した。下水道計画課の水谷哲也課長は「これまでは焼却処理していた汚泥をエネルギーに転換し、脱炭素社会に貢献したい」と話す。

4534とはずがたり:2021/08/15(日) 21:26:09
(けいざい+)太陽熱温水器、再起は:下 乗りたい脱炭素、載せたい温水器
https://www.asahi.com/articles/DA3S14999051.html
会員記事
2021年8月4日 5時00分

 「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする『脱炭素社会』の実現を目指す」。菅義偉首相は昨年10月、就任後初の所信表明演説で、そう宣言した。今年4月には、30年度に13年度比で「46%削減」するという中間目標も掲げた。こうした政府の動きに、市場が低迷する太陽熱温水器業界は追い風を期待…

4535荷主研究者:2021/08/15(日) 21:42:50

https://www.sakigake.jp/news/article/20210715AK0001/
2021年7月15日 6時59分 秋田魁新報
東北電、鹿角市などで陸上風力 最大18基、25年度着工へ

 東北電力は14日、鹿角市と青森県田子町、三戸町の3市町にまたがる地域で最大出力7万5600キロワットの陸上風力発電事業を計画していると発表した。2025年度の着工、27年度以降の運転開始を目指す。

 事業名は「田子風力発電事業(仮称)」。3市町にまたがる国有林と保安林1859ヘクタールに出力4200キロワットの風車を最大18基設置する。

 環境影響評価(アセスメント)は23年度までに完了する予定。事業化に当たっては、特別目的会社(SPC)の設立も検討する。東北電は「風況などを調べた結果、事業性が見込めると判断した場合は、地域の理解をいただいた上で風車建設の事業化段階に移行していきたい」としている。

 東北電は、脱炭素社会の実現を目指す政府方針に対応しようと、管内(東北6県と新潟県)で風力発電を軸に計200万キロワットの再生可能エネルギー発電施設の開発を目指している。現在、本県や青森県沖で計画されている洋上風力発電事業や、能代市と八峰町で計画されている出力規模約10万キロワットの陸上風力発電事業に出資参画している。

4536とはずがたり:2021/08/16(月) 14:06:37
CO2フリーのブルー水素事業に乗り出すJパワーの勝算
8/14(土) 16:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/06d757dc1ee1524f985848b262970fa4a1c4dbf0
ニュースイッチ

シュルンベルジェとの共同事業スキーム
http://tohazugatali.web.fc2.com/kankyo/20210816-00.jpg

 Jパワーは海外で石炭をガス化し、二酸化炭素(CO2)フリーのブルー水素を製造する事業に乗り出す。製造時に発生するCO2は分離・回収し石油増進回収(EOR)として利用し貯留する。米国の油田サービス会社、シュルンベルジェと共同で世界の油田近くで候補地を探す。製造した水素は、現地の状況に応じてエネルギーとして供給するか、現地に発電所を建設し電力として供給する。海外の事業拡大とカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の両立を狙う。

次世代原子炉「高温ガス炉」で未来は変わるか

 Jパワーは石炭を酸素吹きでガス化する技術を確立し、実用段階にある。生成したガスは高効率のコンバインドサイクル発電としての利用や、CO2を分離・回収し水素を取り出して利用する。CO2は90%以上回収が可能だが、カーボンニュートラルにはCCUS(CO2回収・利用・貯留)が必要。この候補地探しが難しい。

 シュルンベルジェは地下資源の探査、解析や油田事業をサポートする世界屈指の油田サービス企業。120カ国で事業を行い、油田オーナーやオフテイカー(購入者)とのネットワークも豊富だ。EORは自噴力が弱まった油田で、油層にCO2を圧入して原油の流動性を高め増産する技術。原油の採取率を上げながらCO2を貯留できるメリットがある。

 Jパワーは2019年からシュルンベルジェと共同で、EORの潜在需要を調査してきた。現在、候補地の中から石炭調達、CO2フリー水素の需要、その国の石炭許容度などを考慮し検討している。「世界中に候補地はある。できるだけ早く事業化し20年間の運転で投資回収する」(Jパワー国際営業部技術室間嶋亨統括マネージャー)方針だ。事業化に当たってはシュルンベルジェが油田解析やCO2注入後の流動解析などを担当、Jパワーが石炭のガス化、CO2の分離回収、現地の水素や電力需要の評価などを担当する。

 産業界では脱炭素エネルギーとしてCO2フリー水素が期待されている。再生可能エネルギーからつくるグリーン水素と、化石燃料からつくり発生するCO2を処理するブルー水素があるが、ともにコストや生産量が課題。「グリーン水素は太陽光が豊富な中東でつくっても当面、コストは高い。ブルー水素とすみ分けるだろう」(Jパワーの籔本晃審議役)と、世界各地で事業展開しブルー水素の量を確保したい考えだ。

4537とはずがたり:2021/08/16(月) 17:47:17

白糠辺りでの水素の実験はどうなったんだろ。

洋上風力の余剰電力で水素製造へ 石狩湾新港で新たな調査事業
08月16日 08時03分
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210816/7000037429.html

石狩湾新港の大規模風力発電所で余った電力を使って水素の製造を目指す新たな調査事業が来月から始まることになりました。

この調査事業は北海道電力やグリーンパワーインベストメントなど6社が来月から再来年2月にかけて行います。
新エネルギー・産業技術総合開発機構が募集した事業に採択されました。
石狩湾新港の大規模な洋上風力発電所で余った電力を使って水を電気分解して水素を取り出し、札幌市をはじめとした周辺地域で自動車の燃料などとして利用するほか道内外に輸送することも検討するということです。
道内の沿岸は洋上風力発電に適している場所が多いものの近くでは電力の需要が少ないため有効に使えないことが普及の壁になっています。
ためられる上、輸送しやすい水素を製造することで、幅広い用途への活用が可能になります。
また再生可能エネルギーで生産された水素は「グリーン水素」と呼ばれ生産や消費で二酸化炭素を出さないことから、脱炭素の切り札として期待されています。
各社では今回の事業を通じて技術面やコスト面などの課題を洗い出したい考えです。

4538とはずがたり:2021/08/18(水) 11:04:20
既に蓄電池と太陽光の組み合わせで石炭火発を転換したりし始めてるアメリカだからなあ。
EV化の圧力で蓄電池へのブレークスルーも迫ってるし荒唐無稽って訳ではなさそう。

例えば石炭火発258MWをPV50MW・蓄電池190MW(蓄電池容量不明)に代置した発電所が4月に運開してるらしい。

春秋の余剰太陽光発電をタダ同然で買い取って夏冬尖頭期に放電する年周期な揚水発電を欲しいと思って居る所以。

2021年8月18日10:36 午前16分前更新
太陽光発電の国内比率、35年までに4割以上可能と米エネルギー省
ロイター編集
https://jp.reuters.com/article/usa-biden-solar-idJPL4N2PP0BJ

[17日 ロイター] - 米エネルギー省は17日、太陽光発電について、議会が再生可能エネルギー事業や太陽光の関連部材工場への優遇税制などを成立させれば、2035年までに国内の電力供給の40%以上を賄うことが可能とする文書を公表した。

バイデン政権は雇用創出のけん引役および気候変動対策の柱に太陽光発電を据えており、今回の文書はその一環。ウォルシュ労働長官はこの日、オハイオ州で、米太陽光パネルメーカーのファーストソーラーの新施設を視察した。

エネルギー省の文書は、国立再生可能エネルギー研究所の未公表の分析結果に基づき、太陽光発電を国内の発電量の半分近くまで拡大するには、業界の成長ペースを現在の3─4倍に加速し、最大150万人の雇用を創出する必要があると指摘した。

ジーナ・マッカーシー大統領補佐官(気候変動対策担当)は取材に対し、「クリーンエネルギー優遇税制こそが、生産や製造部門のけん引役となるはずだ」と強調した。

米国は、太陽光発電事業に適用している26%の税額控除を段階的に廃止することにしている。バイデン大統領は税額控除の10年間の延長と、太陽光関連部材の製造への新たな税優遇措置の必要性を訴えている。

【アメリカ】Jパワー、バージニア州の石炭火力発電を廃止。太陽光発電所に転換
2021/04/13 最新ニュース
https://sustainablejapan.jp/2021/04/13/j-power-birchwood-coal-power-plant/60908

 電源開発(Jパワー)の米国現地法人J-POWER USA Development(JPUSA)と米投資会社Fortress Investment Groupは3月31日、2021年月3月に閉鎖した米バージニア州のバーチウッド石炭火力発電所の跡地を、蓄電設備付きの太陽光発電所に転換するプロジェクトで合意したと発表した。

 同発電所は、JPUSAが2007年に出資し、JPUSAと米GEが権益の50%ずつを保有する石炭火力発電所だった。設備容量は258MW。運営主体のBirchwood Power Partnersは3月初旬に発電所の廃止を公表していた。

 新設する太陽光発電所は、太陽光発電が50MW、蓄電設備が190MW。2023年に稼働予定。同発電所はJパワーにとって米国で3つ目の太陽光発電プロジェクトとなる。

4539とはずがたり:2021/09/06(月) 10:23:22
>>4323>>1718>>1812

山口県 竹バイオマス発電所へ燃料供給 三輝トラスト株式会社
http://snkt.jp/%E7%AB%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%82%B9%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

 世界初 竹バイオマス発電、竹を燃料として燃焼する竹バイオマス発電所、竹バイオマスの原材料である竹は日本では古来より、食用や日用雑貨、建材等に多く使われていました。しかし、近年、中国産の竹の増加やプラスチック製への移行により竹の需要が激減し、その結果各地の竹林が放置されるようになりました。
竹は成長力が非常に強く、そこに生育する樹木の健全な成長を阻害させ、枯死させることもあります。他の樹木や生物多様性への影響が大きいので、放置竹林の拡大防止と、伐採した竹を資源として有効活用することが重要な課題となっています。

4540とはずがたり:2021/09/06(月) 10:31:23
>>1718>>1812>>3314>>4315

世界初、山口県に竹専焼のバイオマス発電を開設、出力規模は約2MW
2017年10月20日
https://pps-net.org/column/43901
一般社団法人エネルギー情報センター
新電力ネット運営事務局

10月18日、藤崎電機は世界初となる竹を燃料として専焼するバイオマス発電所の起工式を執り行ったと発表しました。山口県山陽小野田市にて開設されるこの発電所は、出力規模は約2MW、山陽小野田バンブーバイオマス発電所と名付けられました。

世界初、竹を燃料として専焼するバイオマス発電所
竹は日本では古来より、食用や日用雑貨、建材等に多く使われていました。しかし、近年、中国産の竹の増加やプラスチック製への移行により竹の需要が激減し、その結果各地の竹林が放置されるようになりました。

竹は成長力が非常に強く、そこに生育する樹木の健全な成長を阻害させ、枯死させることもあります。他の樹木や生物多様性への影響が大きいので、放置竹林の拡大防止と、伐採した竹を資源として有効活用することが重要な課題となっています。

竹は日本全土に広がっており、特に西日本を中心に放置竹林が問題視されています。そのため、竹のバイオマス発電利用については、2017年3月に日立製作所が新技術を開発したと発表する>>3231-3233など、各方面にて注目が集まっています。[関連記事]

こうした中、藤崎電機は世界初となる竹を燃料として専焼するバイオマス発電所の起工式を執り行ったと発表しました(図1)。山口県山陽小野田市にて開設されるこの発電所は、出力規模は約2MW、山陽小野田バンブーバイオマス発電所と名付けられました。

地域経済効果は推定89億円、地域活性化に
山陽小野田バンブーバイオマス発電所の想定年間発電量は約1580万キロワット時となり、一般家庭に換算すると約4860世帯の年間電力使用量に相当します。CO2に関しては、年間約8223トンの排出削減効果が見込まれています。

発電所の投資額は約23億7千万円、FIT法に基づく売電期間20年では、地域経済効果が89億円と推定されており、地元雇用も含め地方創生にも繋がることが期待されます。

藤崎電機によると、山口県山陽小野田市は、山口県が林野庁から委託を受けて竹の伐採・チップ化・燃焼する実証事業(平成25〜27年度)を日本で唯一行っていたこと、竹の供給体制が確立しやすい条件が整っていたことなどが、建設に至った理由としています。

2013年から検討開始、ドイツのランビォン社と協力して開発
藤崎電機は、2013年より竹の有効活用方法としてバイオマス発電所での燃料利用を検討しています。2014年上旬よりバイオマス発電所の実績と経験が豊富な企業を調査し、2015年6月にドイツのランビォン社と正式契約に至りました。ランビォン社は、1890年創立、バイオマス発電所の設計製造販売を手掛けており、世界90カ国以上での実績を有しています。

藤崎電機によると、2014年6月には竹サンプルをドイツに送り成分分析、ランビォン社が検討を重ねました。そして2015年5月にドイツハンブルグで燃焼実験を行うことに決定、その試験の成功により2015年6に「バンブ-バイオマス発電装置の共同開発、OEM製造、アジアエリアでの独占販売」の契約を作成することとなりました。その後調印を行い、7月23日に山口県庁での立地協定調印を行うこととなりました。

バイオマスに向かない竹の利用、燃焼炉の開発などで対応
竹は杉やヒノキと違い、①竹の中が空洞であることから輸送効率が悪い、②チップ化することにより乳酸発酵する性質があるためにストックが難しい、③カリウム・二酸化ケイ素等によって燃焼炉が傷みやすいなどの問題を抱えています。

しかし、藤崎電機のグループ会社で、今回の事業に参画するガイアパワーによると、これらの問題を解決し、竹の育成、タケノコの販売、竹材の燃料化による発電という循環型エコシステムの構築を実現化しつつあるとしています。例えば、炉の課題は、前述のようにランビォン社との共同開発により、世界初の竹の燃焼炉を開発しこの問題を解決しています。

4541とはずがたり:2021/09/06(月) 10:39:40
>>3314
>寧ろこいつら(>>1718>>1721>>1812とかで既出)はどうやって塩素とカリウムの問題を回避出来たんだ?!

熊本のバンブーエナジー社では以下の様に解決。
>バーク(杉の木の皮)を混ぜ合わせることで「クリンカ」の発生を抑えることに成功。小型テストプラントでの燃焼試験では、竹8:バーク2の混合割合でもクリンカが発生しないことを確認しました。

>ORC熱電併給方式(※1)を採用しました。また、竹に含まれる腐食成分の影響を受けにくいという点もORC熱電併給方式採用の決め手となりました。
>(※1)蒸気タービンと違い、水でなくシリコンオイル等を熱媒体として利用する。取扱圧力が低く、機械的ストレスが低いなどの特徴がある。

電気の施設訪問レポート vol.25
竹のバイオマス熱電併給事業施設を訪問しました
https://www.power-academy.jp/electronics/report/rep02700.html
2019年9月30日掲載

2019年6月、パワーアカデミー事務局は、熊本県南関町(なんかんまち)にあるバンブーエナジー株式会社のバイオマス熱電併給事業施設を訪問しました。同施設は、竹をバイオマス原料として活用するという困難なテーマに挑み、現在実証事業を実施しています。製造された熱及び電気は併設された竹加工工場で利用されているほか、燃焼時に発生する燃焼灰の有効活用も検討中です。…

竹が燃焼すると灰の中に小さな塊ができます。これはいわば"クリンカの卵"。これがもっと大きくなってクリンカとなり、炉の内壁に付着することで耐火物を傷め劣化を速めたり、ボイラーに付着することで熱伝導率を低下させる等の問題が発生します。
動植物などの生物資源を原料とするバイオマス発電。竹(孟宗竹)は、全国で群生しているので入手しやすいこと、3年で生育するという高循環性があることなどから、バイオマス原料として有望視されてきました。一方で含水率が高い、中空のため木材に比べて資源にできる割合が少なく、品質が不安定などの問題もあり、中でも「クリンカ」の発生は大きな壁でした。「クリンカ」とは燃焼灰が低温で溶けて生成される塊で、これがバイオマス燃焼炉を傷めることから、燃焼が困難となります。

バンブーエナジー社ではこの難題の克服に立ち向かい、バーク(杉の木の皮)を混ぜ合わせることで「クリンカ」の発生を抑えることに成功。小型テストプラントでの燃焼試験では、竹8:バーク2の混合割合でもクリンカが発生しないことを確認しました。

今後、本実証プラントにて竹とバークの混合割合を変動させた運転データを蓄積し検証していきます。

エネルギーの"地産地消"に成功
バイオマス発電で多くの場合に課題となるのが、原料の調達です。特に木質ペレットは輸入に頼らざるを得ないのが現状です。その点、バンブーエナジー社では国内での原料調達モデルを確立しています。

竹については同社を中心に半径30Km圏内で収集。小規模な土地に竹林が点在することが特徴であるため、多くの地権者と交渉を続けて継続的・安定的に収集する体制を整えました。これは、放置されて荒廃が進んだ竹林が増えているという「放置竹林問題」解決の一助にもつながっています。

また、バークについても、地元の林業団体から協力を得て調達を行っています。 一方、地産地消の"消"については、隣接する竹加工工場に995KWの電力と6,795kWの熱を供給しています(2019年6月現在)。

4542とはずがたり:2021/09/06(月) 10:39:54
>>4541-4542
この熱電併給設備については大量の熱量を確保でき、隣接する竹加工工場における乾燥需要を満足できることなどの有効性を考慮し、ORC熱電併給方式(※1)を採用しました。また、竹に含まれる腐食成分の影響を受けにくいという点もORC熱電併給方式採用の決め手となりました。

また、このORC熱電併給設備は発電の際に約80℃の温水が供給可能であることから、この温水も有効活用することで全体としてのエネルギー効率が高い設備になります。 バンブーエナジー社ではこの発電機をイタリアのメーカーから輸入しました。オーストリア製の炉とあわせ、バイオマス発電の先進地域であるヨーロッパのメーカーの知見に学ぼうという姿勢も感じられます。

(※1)蒸気タービンと違い、水でなくシリコンオイル等を熱媒体として利用する。取扱圧力が低く、機械的ストレスが低いなどの特徴がある。

竹のサプライチェーン構築に加え、灰の活用も
このバンブーフロンティア事業は地元行政・企業・専門家等により2005年から竹の有効利活用方法に取り組んでおり、2018年までに様々な課題を克服。2015年からFSを実施し、バイオマスによるエネルギー供給の事業可能性を着実に高めてきました。まさにこの分野のパイオニアとして歩みを刻んでおり、国内初の竹を有効利用したORC熱電併給設備を備えたバイオマスプラントとなりました。

バンブーエナジー社は竹の事業化を共通のテーマとするグループ3社のうちの1社で、同じグループのバンブーフロンティア株式会社は竹林整備を担い、もう1社のバンブーマテリアル株式会社は竹を使った新建材の開発・販売に取り組んでいます。このグループ3社が連携することで、新たな"竹産業"の創出につながるサプライチェーンが構築されているのです。

前述のように電力だけでなく熱エネルギーを竹加工工場での乾燥に活用するなどカスケード利用(※2)も行っているほか、最近では燃焼灰の有効利用も検討。竹の燃焼灰を用いた鳥インフルエンザウィルスへの効果試験を行ったところ、ウィルスの不活性化が確認できました。さらにはカンピロバクター、サルモネラ、大腸菌、黄色ブドウ球菌などに対しても有効であることから、今後は鳥インフルエンザウィルスの防疫剤や抗菌消臭効果を活かした機能性素材への利用法を検討していきます。

電気という領域を超えた大きな可能性を秘めた取り組みであり、今後の事業展開が楽しみです。

(※2)資源を一回だけの使い切りでなく、レベルを変えて多段階に渡って活用すること。

4543とはずがたり:2021/09/06(月) 20:25:13

竹活用に「新エネ大賞」 南関町の企業、電気と熱を同時供給
https://kumanichi.com/articles/118974
熊本日日新聞 | 2021年02月20日 08:20
新エネ大賞の経済産業大臣賞を受賞したバンブーエナジーのバイオマスプラント=南関町

 竹を使ったエネルギー生産に取り組む熊本県南関町のバンブーエナジーが、新エネルギーの先導的な事例を表彰する「2020年度新エネ大賞」の分散型新エネルギー先進モデル部門で、最高賞の経済産業大臣賞を受賞した。

 同賞は、新エネルギーの導入促進などを目的に、新エネルギー財団(東京)が1996年から開催。本年度は4部門に55件の応募があった。

 エナジー社は、荒廃竹林の解消や地域産業の創出を目指し、竹の枝葉とスギのバーク(樹皮)を燃料に生産した電気と熱を、竹製品の製造を担う関連会社のバンブーマテリアルに供給している。

 今回、国内初となる竹を有効利用したバイオマス発電や、電気だけでなく熱エネルギーも同時に利用している点などが評価された。エナジー社・エネルギー部の牧嶋隆光副部長(47)は「成果が評価されてうれしい。受賞を機に新たな竹の活用モデルとしてPRしていきたい」と話した。(長濱星悟)
新エネ大賞の表彰状と盾を持つバンブーエナジーの牧嶋隆光さん(左)と宮崎龍一さん。後方は同社のバイオマスプラント=南関町

 竹を使ったエネルギー生産に取り組む熊本県南関町のバンブーエナジーが、新エネルギーの先導的な事例を表彰する「2020年度新エネ大賞」の分散型新エネルギー先進モデル部門で、最高賞の経済産業大臣賞を受賞した。

 同賞は、新エネルギーの導入促進などを目的に、新エネルギー財団(東京)が1996年から開催。本年度は4部門に55件の応募があった。

 エナジー社は、荒廃竹林の解消や地域産業の創出を目指し、竹の枝葉とスギのバーク(樹皮)を燃料に生産した電気と熱を、竹製品の製造を担う関連会社のバンブーマテリアルに供給している。

 今回、国内初となる竹を有効利用したバイオマス発電や、電気だけでなく熱エネルギーも同時に利用している点などが評価された。エナジー社・エネルギー部の牧嶋隆光副部長(47)は「成果が評価されてうれしい。受賞を機に新たな竹の活用モデルとしてPRしていきたい」と話した。(長濱星悟)
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4544とはずがたり:2021/09/06(月) 20:26:17
>>4541-4542
2月には賞貰ってる>>4543のに3月には経営破綻。。

竹活用ベンチャー、債務超過 南関町3社、事業譲渡へ交渉
https://kumanichi.com/articles/171487
熊本日日新聞 | 2021年03月31日 07:50
竹やスギの樹皮を燃料に発電事業などを手掛ける「バンブーエナジー」のバイオマスプラント=2月、南関町

 放置竹林などの竹を建築資材やバイオマス発電に活用する事業に取り組んできた熊本県南関町の民間ベンチャー3社が、事業の頓挫で大幅な債務超過に陥ったとして、県外の会社などと事業譲渡交渉を進めていることが30日、分かった。この日、3社が同町議会全員協議会で報告した。

 事業は2015年から具体化し、総事業費は約55億円。地域活性化や新たな産業創出への期待から、県内企業や個人、ファンド、関西電力などが出資し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)も共同研究の助成金として約13億円を支出していた。南関町は竹の伐採や収集に協力し、税金の優遇措置をしている。

 3社は、農家から竹を買い取って加工する「バンブーフロンティア」(BF)、チップを固めて住宅建材を製造する「バンブーマテリアル」(BM)、枝や葉などを燃やして電力や熱をBM社に供給する発電事業の「バンブーエナジー」(BE)。同町下坂下の土地約4万3千平方メートルに工場など11棟があり、18年から順次試験稼働していた。

 事業の中核となるBM社の山田浩之社長によると、21年度に売上高30億円を見込んでいたが、導入した中国製設備の故障などで生産開始が2年遅れ、新型コロナウイルスの影響もあって本格稼働できず、資金不足に陥ったという。

 BM社は全従業員15人を3月15日付で解雇。ただ、全員の再就職のめどが立っている。BF社とBE社は事業譲渡を目指して交渉中という。近く、地元区長らに説明する予定。

 BF社とBE社の取締役も務める山田社長は「多くの方にご心配をおかけして申し訳ない。滞りなく事業譲渡を進めたい」と話した。(猿渡将樹、田中慎太朗)

4545とはずがたり:2021/09/07(火) 17:55:49
>>4323
国策の低効率石炭火発の廃止の流れに老朽化石炭自家発持ってるトクヤマも乗らざる得なくなってきた感じ。

竹専用燃焼炉のバンブー発電みたいなのでもなくバイオ燃料化した竹でもなく既存施設の改修・混焼みたいで,クリンカや塩素の問題を回避できるか取り合えず実証実験兼ねて古い設備使って突撃してみるって感じか!?

先ずは10%混焼とのこと。
山陽小野田には>>1718>>1812もあるし>>4539の様に竹の流通罔も出来てるなら入手は比較的容易か?

トクヤマ、竹でバイオマス発電 森林保護もにらむ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC240R50U1A620C2000000/?unlock=1
環境エネ・素材
2021年9月5日 2:00 [有料会員限定]

4546とはずがたり:2021/09/07(火) 21:10:15
どういうスキームだ?同時同量を確保するなら太陽光だけじゃだめでバッテリも必要だが。

三菱商、アマゾンと太陽光発電網
国内450カ所
https://nordot.app/807934702185693184?c=39550187727945729
2021/9/7 20:23 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 米アマゾン・コムと三菱商事が、日本国内に450カ所程度の太陽光発電設備を新たにつくることが7日、分かった。発電した電気はアマゾンの物流センターや多数のデジタル機器を運用するデータセンターなどに10年にわたって供給することを想定している。

 アマゾンは2025年までに事業で使う電力を再生可能エネルギーで賄う方針で、安定的に調達できる仕組みを三菱商事とともに整える。

 関係者によると、発電容量の合計は一般家庭約5600世帯の使用量に相当する2万2千キロワットの予定。発電設備は関東地方と東北地方に置く見通しだが、詳細な場所は明らかにしていない。

4547とはずがたり:2021/09/07(火) 21:33:39

災害時に系統から切り離し敢えて自営系に切り換えることで広域のブラックアウトを阻止しようというのか!地域的な災害にも対応出来る可能性ありそうだし興味深い。

ブラックアウト回避に備え 電力「地産地消」進む―北海道地震
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021090500181&g=soc
2021年09月06日07時07分

 2018年の北海道地震では、国内初の大規模停電(ブラックアウト)が発生。離島を除く道内全域に影響が及び、電気のない生活が最長2日間続いた。これを教訓に、道内の自治体は電気の地産地消に乗り出し、電力会社は予防的な送電遮断で影響を最小限に抑える構えだ。

 北海道鹿追町は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた独自の電力供給網を今年2月に構築。約7億7000万円を投じ、自前の電線で役場や小学校など公共施設9カ所をつなぐ。平時は9施設の総電気使用量の約3割を町で賄い、停電時は自立運転に切り替えて、避難所となる2施設に電力供給する。

「立ち止まらず復興を」 追悼式で犠牲者に祈り―6日、北海道地震3年

 松前町は20年7月、災害発生時に町内の風力発電所から役場などへ送電する計画づくりに着手。町政策財政課の担当者は「ブラックアウトを経験し、電力の地産地消への住民の関心が高まった」と話す。将来的には町内で消費する電力すべてを再生可能エネルギーに置き換える方針だ。
 送電遮断でブラックアウトを回避したのは、今年2月13日深夜の福島県沖地震。東京電力と東北電力管内の電力供給量の1割を賄う火力発電所の緊急停止を受け、計画通り自動的に送電を遮断し、電力需給バランスを保った。停電は約95万戸で起きたが、翌14日にすべて解消した。
 北海道地震では、北海道電力による送電遮断量が不足し、需給バランスを回復させられなかった。北電は緊急時の遮断量を増やし、連鎖的な発電機の停止を防ぐ対策を取っている。
 停電後の迅速な復旧も課題だ。電柱など配電設備の保守を行う「北海道電力ネットワーク」など10社は20年7月と11月、災害時の高圧線修理や応援要請を確認する合同訓練を実施。今後も年1回以上の合同訓練で連携を強化する。

4548とはずがたり:2021/09/07(火) 22:59:58
無色透明なのに太陽光で発電できる「発電ガラス」販売開始
河原塚 英信2021年9月2日 06:00
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1347759.html

NTTアドバンステクノロジは、inQsが開発した無色透明形光発電素子技術(SQPV:Solar Quartz Photovoltaic)を活用した「無色透明発電ガラス(以下:発電ガラス)」の販売を開始。東京都新宿区の学校法人海城学園に、初めて導入した。

発電ガラスは無色透明で、両面からの日射に対して発電できるという。このため、既存温室の内側に設置しても採光や開放感への影響を与えることなく発電が可能。また天窓を含め、さまざまな角度からの日射でも発電できるとする。

今回の発電ガラスで採用されたSQPVは、可視光を最大限透過しつつ発電する技術。一般のガラスが使える全ての用途に発電と遮熱という機能をつけて利用できるとする。

SQPVを活用した発電ガラスの主な特長は以下のとおり。

表面・裏面および斜めの面から入射する太陽光からも発電が可能。
天井がガラス張りのガラスハウスなどでは、北面でも天井からの日射があれば発電が可能。このため、どんな場所でも、デザイン性の高い、省エネルギー発電・遮熱ガラス材料としての用途開拓が可能。
レアアースなどの希少かつ高価な材料を用いない。
海城学園では、新たに建築されたサイエンスセンター(理科館)屋上の温室に、室内側から取り付ける内窓として導入された。

今回は、まず約28cm角の発電ガラスを9枚配置した展示学習用教材を導入。この後、11月頃までに温室の壁面に120枚の発電ガラスが、内窓として取り付けられる予定だという。

なお、新たな発電ガラスの内窓取り付けに際しては、しっかりとしたガラス固定・ガラス間配線・メンテナンス性の確保などが必要となる。これらサッシ収容技術についてはYKK APが協力している。

4549とはずがたり:2021/09/07(火) 23:06:04

災害時に系統から切り離し敢えて自営系に切り換えることで広域のブラックアウトを阻止しようというのか!地域的な災害にも対応出来る可能性ありそうだし興味深い。

ブラックアウト回避に備え 電力「地産地消」進む―北海道地震
2021年09月06日07時07分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2021090500181&g=soc

 2018年の北海道地震では、国内初の大規模停電(ブラックアウト)が発生。離島を除く道内全域に影響が及び、電気のない生活が最長2日間続いた。これを教訓に、道内の自治体は電気の地産地消に乗り出し、電力会社は予防的な送電遮断で影響を最小限に抑える構えだ。<下へ続く>

 北海道鹿追町は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた独自の電力供給網を今年2月に構築。約7億7000万円を投じ、自前の電線で役場や小学校など公共施設9カ所をつなぐ。平時は9施設の総電気使用量の約3割を町で賄い、停電時は自立運転に切り替えて、避難所となる2施設に電力供給する。

 松前町は20年7月、災害発生時に町内の風力発電所から役場などへ送電する計画づくりに着手。町政策財政課の担当者は「ブラックアウトを経験し、電力の地産地消への住民の関心が高まった」と話す。将来的には町内で消費する電力すべてを再生可能エネルギーに置き換える方針だ。
 送電遮断でブラックアウトを回避したのは、今年2月13日深夜の福島県沖地震。東京電力と東北電力管内の電力供給量の1割を賄う火力発電所の緊急停止を受け、計画通り自動的に送電を遮断し、電力需給バランスを保った。停電は約95万戸で起きたが、翌14日にすべて解消した。
 北海道地震では、北海道電力による送電遮断量が不足し、需給バランスを回復させられなかった。北電は緊急時の遮断量を増やし、連鎖的な発電機の停止を防ぐ対策を取っている。
 停電後の迅速な復旧も課題だ。電柱など配電設備の保守を行う「北海道電力ネットワーク」など10社は20年7月と11月、災害時の高圧線修理や応援要請を確認する合同訓練を実施。今後も年1回以上の合同訓練で連携を強化する。

4550とはずがたり:2021/09/07(火) 23:11:24

石狩市と北電が新会社設立へ、国内最大の再エネ企業団地を運営
北海道地震
2020年2月25日 1:00 [有料会員限定]
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55948730R20C20A2L41000/

北海道の「再エネ100%団地」 京セラがデータセンター
カーボンゼロ 現場を歩く GX編㊦
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC202960Q1A720C2000000/
2021年8月6日 10:00 [有料会員限定]

平成30年度地域の特性を活かしたエネルギーの地産地消促進事業費補助金 構想普及支援事業(Ⅱマスタープラン策定)
石狩市における再エネエリア設定を軸とした地産エネルギー活用マスタープラン策定業務
https://www.city.ishikari.hokkaido.jp/uploaded/life/44558_78486_misc.pdf
事業者名:○◇京セラコミュニケーションシステム株式会社
◎北海道電力株式会社
◎北海道ガス株式会社
石狩市
対象地域:北海道石狩市
実施期間:平成30年8月〜平成31年2月

データセンター(予定)定格2,400kW
合成需要:最大 2,000〜2,500kW
(データセンター満床時)
年平均需要:1,000〜2,000kW

電源・熱源
太陽光 定格2,000kW(余剰時、抑制) 2020年度〜(新設)
風 力 定格2,000kW(余剰時、抑制) 2020年度〜(新設)
バイオマス 0〜2,000kW程度(不足時、購入量) 2022年度〜(新設)
蓄電池 2,000kW×3h 2020年度〜(新設)

4551とはずがたり:2021/09/07(火) 23:28:26
空気だけで発電する電池!? 注目の最新防災グッズたち 〜危機管理産業展より
編集部2018年10月16日 15:21
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1147876.html

4552とはずがたり:2021/09/10(金) 21:00:47
【100%地元未利用材】和歌山県・有田川町でバイオマス発電
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000061.000025041&g=prt
[シン・エナジー株式会社]

〜未利用材を有効活用し、地域産業を活性化〜
シン・エナジー株式会社(兵庫県神戸市、代表取締役社長:乾 正博、以下当社)は、和歌山県有田郡有田川町にて計画中の小規模木質バイオマス発電事業について、地鎮祭を執り行いました(2022年5月に発電開始予定)。当発電所は、地元の林業事業体と当社が共同で設立した、有田川バイオマス株式会社(和歌山県有田郡有田川町、代表取締役:原見健也)が発電事業を行います。
発電設備はウルバス社製(オーストリア製)の熱電併給装置を採用します。発電定格出力900kW(450kW×2)の同設備導入は、国内初となります。

■本事業について
和歌山県は森林率が全国で第8位(森林率76%)という豊富な森林資源を有しています。しかし、急峻な地形により伐採が容易でないことや、木材の買取価格が年々下落してきたなどの理由から、近年は林業が低迷しつつありました。
有田川町でも同様に、林業は町の一大産業として栄えましたが、林業就業者も最盛期の10分の1以下となっています。一方で「有田川エコプロジェクト」を推進し、豊富な自然資源を活かした、風力発電、太陽光発電、小水力発電を導入し、再生可能エネルギーの導入を推進してきました。
直近では、林業振興において直面する課題に対応し、森林資源を保全しながら活かすことができる人材を育成する取り組みも進められています。
当発電所は、燃料には地元の未利用材のみを採用し、年間で約10,000tの木材をチップに加工して使用します。発電した電力は固定価格買取制度(FIT制度)を利用し、関西電力送配電へ全量売電する予定です。本システムの発電効率は31%で、熱利用も含めると総合エネルギー効率は最大で82%になります(一般的に再生可能エネルギーの発電効率は、太陽光発電で最大20%程度、風力発電で最大30%程度とされています(*1))。
また発電所から発生する副産物を、地域資源として利活用することで、地域のバイオマスセンターの機能を担っていきたいと考えております。
*1…経済産業省資源エネルギー庁ホームページ参照

■発電所のコンセプト
発電の際に生じた熱は発電所と併設のチップ製造工場へ供給し、チップの乾燥に利用するほか、隣接する温浴施設への熱供給を行います。さらに、余剰熱を薪の乾燥に使用するなど検討しています。
発電所建屋の一部には、和歌山県産の木材を活用したCLT材と呼ばれる、板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルを使用します。
発電の副産物である炭(チャー)の農業利用や、余剰生産するチップを近隣の工場等へバイオマス利用することを検討しています。

■当事業の3つのポイント
地域主導:発電事業主体を、地元関係者と新設した株式会社(出資比率 地元60%:地域外40%)で行うことで地域主導の意思決定を可能にします。さらに、クラウドファンディングによる地域住民出資を可能とし、利益の一部を出資者に還元する仕組みづくりを展開いたします。
総合エネルギー効率(電気・熱)の高い設備を採用することで、地域資源を最大現活用できます。
林業振興:100%和歌山県産材(特に有田川町周辺)を活用することで、林業振興を目指します。
当社は、エネルギーの地産地消を通して、地域が豊かになる事業に取り組んでまいりました。有田川町においても「有田川エコプロジェクト」の実現に向けて、地元の未利用材を活かし、熱電併給システムの導入によるエネルギーコストの削減、地域資源の循環に寄与し、地域とともに持続可能なまちづくりに貢献してまいります。

■概要
【発電所名】有田川バイオマス発電所
【建設場所】和歌山県有田郡有田川町大字修理川
【発電事業者】有田川バイオマス株式会社
【定格出力】900kW
【年間発電量】約6,700MWh
【着工予定月】2021年6月
【発電開始予定月】2022年5月

4553とはずがたり:2021/09/10(金) 22:10:08
74.95MW
長府バイオパワー

石油資源開発、山口でバイオマス発電に参入
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC088CZ0Y1A900C2000000/
2021年9月8日 17:38

4554荷主研究者:2021/09/11(土) 11:07:14

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00606848?isReadConfirmed=true
2021/7/29 05:00 日刊工業新聞
ENEOS、水素の地産地消探る 東京湾岸・むつ小川原、精油所起点に供給網

 ENEOSは東京湾岸地域と青森県のむつ小川原地区で水素サプライチェーン(供給網)構築に向けた調査を行う。自社の製油所を起点とした水素利活用調査と、水素キャリアである有機ハイドライド(MCH)を利用した水素地産地消モデルの調査を行い実用化を目指す。

 東京湾岸では同社の製油所を二酸化炭素(CO2)フリー水素の受入・供給拠点と想定。川崎市と連携し、既存のパイプラインを活用してコンビナート内の工場などに効率的に水素を供給する方法を検証する。

 むつ小川原地区では再生可能エネルギーを利用したCO2フリー水素の地産地消モデル構築を目指す。同地域の再エネから効率的にCO2フリー水素を製造しMCHに変換するプロセスを検証。さらに東北地方の製油所や発電所など大口の水素需要家へのMCH供給・貯蔵などの課題を検証する。

 ともに新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査」に採択された。2022年度中に検証する。

(2021/7/29 05:00)

4555とはずがたり:2021/09/12(日) 19:49:50

容量(MWh)凄そう♪勿論出力(MW)を抑えれば放電時間(h)を長くは出来るけど当然そういうニュースではないんだろう>6時間から数日に及ぶ長時間の放電がhttps://jp.wsj.com/articles/battery-makers-tied-to-power-grid-attract-big-investors-11631237647?reflink=desktopwebshare_twitter
これ,今日本にある豊前・西仙台・南早来辺りにある放電時間数時間の蓄電池が日周期の運用であるのに対して週周期の運用が出来る蓄電池って事になる。個人的には有峰ダムと祐延ダム使って年周期の揚水発電造れないかと夢想してるんだけど。(まあ多分送電網の整備で対応出来るから未だ要らないw)

送電網向けバッテリー技術、大型投資呼び込む
長時間放電できる蓄電池の新興企業に巨額マネー
https://jp.wsj.com/articles/battery-makers-tied-to-power-grid-attract-big-investors-11631237647
By Scott Patterson | Photographs by Allison Dinner for The Wall Street Journal
2021 年 9 月 10 日 10:35 JST

 開発中の新たなバッテリー技術を売り込む新興企業に大口投資家が殺到している。新バッテリー技術が成功すれば、米国の大半の電力を再生可能エネルギーで供給することが可能になる。

 TPGやアポロ・グローバル・マネジメント、ポールソン・アンド・カンパニーなど大手投資会社はここ数カ月、長時間バッテリーを製造する企業に巨額を投じている。

 携帯電話や電気自動車(EV)のバッテリーは4時間ほど連続使用できるのに対し、長時間バッテリーは6時間から数日に及ぶ長時間の放電が可能で、はるかに多くの電力を蓄えることができる。そのため、再生可能エネの大きな欠点――常に風が吹き、太陽が照るとは限らない――を克服することができる。長時間バッテリーは、顧客が必要とする時に送電網に電力を供給でき、化石燃料への依存を減らすことが可能だ。また、暴風雨の後のバックアップ電源としても利用できる。

...

4556とはずがたり:2021/09/16(木) 23:18:15
貯容量はどんなもんなんかな。

>スイスのスタートアップ企業「エナジー・ボールト」が開発しているのは、35トンの安価なコンクリートブロックを使用して、重りを上げ下げするシンプルな方法(もっとも実際には最先端テクノロジーが利用されており、現代の技術力によって約85%という高効率を実現している)

>主役となる蓄電技術や蓄電媒体はまずはリチウム(Li)イオン2次電池(LIB)ベースの定置型蓄電システム(Energy Storage System:ESS)、そしてグリーン水素

>LIBは比較的高出力の電力を高い効率で数時間充放電するのには向いているが、2日以上の電力貯蔵や陸路の長距離輸送には向かない。水素は製造後、すぐに燃料として使うにはよいが、再度電力に変換すると損失が約70%と非常に大きくなる。

ニュートンも驚く超ローテクの“重力蓄電” 近く本格稼働へ
野澤 哲生 日経クロステック/日経エレクトロニクス
2021.09.08
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/05997/?n_cid=nbpnxt_twbn

超アナログな蓄電方法「重力蓄電」が今注目される理由
TABI LABO編集部
https://tabi-labo.com/301477/wt-energy-gravity-storage-future
2021/09/15
TABI LABO編集部

再生可能エネルギーへのシフトが加速するエネルギー業界において、今「重力蓄電」というエネルギーの貯蓄方法に注目が集まっている。

「重力蓄電」とは、文字通り重力を利用した蓄電方法。かのアイザック・ニュートンが17世紀に発見した、位置エネルギーを利用した“アナログな方法”だ。

例えば、スイスのスタートアップ企業「エナジー・ボールト」が開発しているのは、35トンの安価なコンクリートブロックを使用して、重りを上げ下げするシンプルな方法(もっとも実際には最先端テクノロジーが利用されており、現代の技術力によって約85%という高効率を実現している)の「重力蓄電」。

余ったエネルギーは重りを持ち上げる際に位置エネルギーに変換して保存し、エネルギーが必要な時には、重りを降ろすことで、取り出すことができるのだ。

この「重力蓄電」が今、注目を集めるのにはいくつかの理由がある。

まずは、再生可能エネルギーが持つ供給の不安定性。多くのクリーンな発電方法は、稼働時間にムラがあるが、電気はそのままでは保存することが出来ないため、これからより多くの蓄電施設が必要になると予想されている。

さらにコストや環境保護の観点からも「重力蓄電」が支持されている。

例えば、最先端のリチウム電池・水素電池は、コストも高く長期間の保存には向かない。また、同じ"位置エネルギー”を利用した揚水発電施設は、建設場所が限られるうえに、環境破壊との声も上がっているのだ。

このような背景を考えたうえで、アナログな蓄電方法が注目を集めているのだが、確かに、これはとても堅実な選択肢かもしれない。

ちなみに前述の「エナジー・ボールト」によるクレーン車は、1台で3?4万人都市の電力需要をまかなえる容量を持つとのこと。

また、英国の「Gravitricity社」は、街の地下に大きな蓄電エレベーターを製造する未来も構想しているらしい。

少し先の未来の街では、もしかして「クリーンエナジー」と「重力蓄電」だけが使われていたりするのかも……。

4557とはずがたり:2021/09/20(月) 17:55:23
2035年までに全米の電力供給量の半分近くを太陽光発電に
9/20(月) 8:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/62eeec2187a26e963e8c4148a82e9b907c6a60fe
Forbes JAPAN

2035年までには、米国の電力供給の半分近くを太陽光発電でまかなうことが可能になる──米エネルギー省は9月8日に発表した報告書で、このような青写真を示した。この構想を実現するためには、米国は毎年、前例がないほどの規模で太陽光発電能力を増強する必要があるものの、そのために必要な費用は、何もせずに放置した場合の社会的コストと比べて、はるかに小さなものになるという。

この報告書は、記録的な熱波や森林火災、暴風雨に見舞われた2021年の夏を経て、気候変動の破壊的な影響がさらに明白になるなかで発表されたものだ。

「太陽光の未来を探る(Solar Futures Study)」と題された今回の報告書によると、現状では、全米の総電力供給に太陽光発電が占める割合はわずか3%だ。

この報告書では、2035年までに全米の電力供給量の40%を太陽光でまかなうことが可能だとの見通しを示している。さらに2050年までには、太陽光と風力エネルギーで、全米の電力需要の90%を満たせるようになるという。

太陽光で電力供給量の40%をまかなうためには、米国は太陽光発電能力に関して、2025年までは、史上最高を記録した2020年の実績の2倍、さらにその後2030年までは4倍の供給能力を毎年積み増す必要がある。

このように太陽光発電への大幅な転換を行ったとしても、2035年までは電力料金は値上げされない、と報告書は主張している。その根拠として報告書は、新技術によって発電および蓄電のコストが低下し、それによって、転換にかかる費用が相殺されるとの見方を示している。ただし、そうした新技術は、現時点ではまだ登場していない。

報告書によると、太陽光発電へのシフトは、2050年までの期間に長期的な発電コストを約25%、金額にして5620億ドル増大させるという。だが、太陽光を導入しなければ、結果としてさらなる支出増を招くと、報告書は指摘している。気候変動による被害を回復するための支出に加え、太陽光発電の導入で大気の質が改善することによる医療費の削減が期待できなくなることから、放置した場合の支出増は1兆1000億〜1兆7000億ドルに達すると、報告書には記されている。

政治家の動き
ジョー・バイデン米大統領は、選挙期間中の公約として、2035年までに米国の電力供給源を100%カーボンフリー化すること、2050年までに温室効果ガス排出ネットゼロを実現することを掲げていた。ネットゼロとは、米国で排出される温室効果ガスの増加分と、自然に地球によって吸収されるものと、さまざまな技術によって捕捉・貯蔵されるものを合わせた減少分が、プラスマイナスゼロになる状況を意味する。

上下両院の民主党トップも、悪化の一途をたどる気候変動への対応策を打ち出しながら、エネルギー省が示した目標達成に向けて動き出している。チャック・シューマー上院院内総務(民主党、ニューヨーク州選出)は、下院が可決した3兆5000億ドルの予算決議案に関して、9月15日までにこの決議の上院版を作成するように同僚議員に要請した。この決議には、2035年までにすべての電力供給を太陽光のような再生可能エネルギーでまかなうという目標を踏まえた、電力会社向けの奨励策や要件が含まれている。

また、ナンシー・ペロシ下院議長も、上院で可決された1兆2000億ドル規模のインフラ法案について、下院が9月27日までに採決を行うと確約した。8月に上院を通過したこの法案には、電力網や下水道をはじめとするインフラを異常気象事象から守るため、その整備に向けた予算が計上されている。

こうした異常気象は、気候変動によってさらに頻度を増し、深刻になっている。9月はじめのニューヨーク市で、ハリケーン「アイダ」から変わった熱帯低気圧の影響で、1時間あたり降水量がこれまでの記録を更新する集中豪雨が発生したのもその一例だ。この時は、車や建物の地下に閉じ込められた人を鉄砲水が襲い、10人以上の死者が出ている。

4558とはずがたり:2021/09/21(火) 15:58:08

波発電!?

https://twitter.com/IntEngineering/status/1438963468686741511
Interesting Engineering
@IntEngineering
This technology generates electricity from waves.


可動物体型かな。
https://enechange.jp/articles/wave-energy-power-station

4559とはずがたり:2021/09/24(金) 11:22:39
既に太陽光+大型蓄電池で石炭火発がコスト的に淘汰されてるアメリカの電力シーン。蓄電池に世界の投資資金が流入してる昨今であり夢物語では全然ない。
豪州・中国内陸・アラビアなど宏大な沙漠が拡がる地域が巨大な電源地帯に成る日も近いかも。

2035年までに全米の電力供給量の半分近くを太陽光発電に
9/20(月) 8:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/62eeec2187a26e963e8c4148a82e9b907c6a60fe
Forbes JAPAN

2035年までには、米国の電力供給の半分近くを太陽光発電でまかなうことが可能になる──米エネルギー省は9月8日に発表した報告書で、このような青写真を示した。この構想を実現するためには、米国は毎年、前例がないほどの規模で太陽光発電能力を増強する必要があるものの、そのために必要な費用は、何もせずに放置した場合の社会的コストと比べて、はるかに小さなものになるという。

この報告書は、記録的な熱波や森林火災、暴風雨に見舞われた2021年の夏を経て、気候変動の破壊的な影響がさらに明白になるなかで発表されたものだ。

「太陽光の未来を探る(Solar Futures Study)」と題された今回の報告書によると、現状では、全米の総電力供給に太陽光発電が占める割合はわずか3%だ。

この報告書では、2035年までに全米の電力供給量の40%を太陽光でまかなうことが可能だとの見通しを示している。さらに2050年までには、太陽光と風力エネルギーで、全米の電力需要の90%を満たせるようになるという。

太陽光で電力供給量の40%をまかなうためには、米国は太陽光発電能力に関して、2025年までは、史上最高を記録した2020年の実績の2倍、さらにその後2030年までは4倍の供給能力を毎年積み増す必要がある。

このように太陽光発電への大幅な転換を行ったとしても、2035年までは電力料金は値上げされない、と報告書は主張している。その根拠として報告書は、新技術によって発電および蓄電のコストが低下し、それによって、転換にかかる費用が相殺されるとの見方を示している。ただし、そうした新技術は、現時点ではまだ登場していない。

報告書によると、太陽光発電へのシフトは、2050年までの期間に長期的な発電コストを約25%、金額にして5620億ドル増大させるという。だが、太陽光を導入しなければ、結果としてさらなる支出増を招くと、報告書は指摘している。気候変動による被害を回復するための支出に加え、太陽光発電の導入で大気の質が改善することによる医療費の削減が期待できなくなることから、放置した場合の支出増は1兆1000億〜1兆7000億ドルに達すると、報告書には記されている。

政治家の動き
ジョー・バイデン米大統領は、選挙期間中の公約として、2035年までに米国の電力供給源を100%カーボンフリー化すること、2050年までに温室効果ガス排出ネットゼロを実現することを掲げていた。ネットゼロとは、米国で排出される温室効果ガスの増加分と、自然に地球によって吸収されるものと、さまざまな技術によって捕捉・貯蔵されるものを合わせた減少分が、プラスマイナスゼロになる状況を意味する。

上下両院の民主党トップも、悪化の一途をたどる気候変動への対応策を打ち出しながら、エネルギー省が示した目標達成に向けて動き出している。チャック・シューマー上院院内総務(民主党、ニューヨーク州選出)は、下院が可決した3兆5000億ドルの予算決議案に関して、9月15日までにこの決議の上院版を作成するように同僚議員に要請した。この決議には、2035年までにすべての電力供給を太陽光のような再生可能エネルギーでまかなうという目標を踏まえた、電力会社向けの奨励策や要件が含まれている。

また、ナンシー・ペロシ下院議長も、上院で可決された1兆2000億ドル規模のインフラ法案について、下院が9月27日までに採決を行うと確約した。8月に上院を通過したこの法案には、電力網や下水道をはじめとするインフラを異常気象事象から守るため、その整備に向けた予算が計上されている。

こうした異常気象は、気候変動によってさらに頻度を増し、深刻になっている。9月はじめのニューヨーク市で、ハリケーン「アイダ」から変わった熱帯低気圧の影響で、1時間あたり降水量がこれまでの記録を更新する集中豪雨が発生したのもその一例だ。この時は、車や建物の地下に閉じ込められた人を鉄砲水が襲い、10人以上の死者が出ている。

Graison Dangor

4560とはずがたり:2021/09/27(月) 18:06:05
平群町 大規模太陽光発電施設の工事再開 厳正に判断 奈良県
09月24日 16時47分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20210924/2050008467.html

設計内容に誤りがあったとして、建設工事が停止されている平群町での大規模太陽光発電施設をめぐり、県の担当者は、工事の再開や許可の判断は厳正に行う方針を示しました。

平群町櫟原の山林では、甲子園球場およそ12個分、48ヘクタールを切り開いて、およそ5万3000枚のソーラーパネルを設置する大規模な太陽光発電所の建設を東京の事業者が始めていましたが、設計内容に誤りがあったことがわかり、ことし6月から県の指示で工事が停止されています。
これについて、24日の県議会の代表質問で、県水循環・森林・景観環境部の塩見浩之部長は、工事停止後、県職員が週2回、現地パトロールを実施しているほか、今月1日からは、事業者による応急の防災対策工事が行われていることを明らかにしました。
そのうえで、今後の工事の可否については、「応急の防災対策は現場の安全確保のための応急措置で、これをもって工事の再開や許可を認めるものではない。県職員によるパトロールを継続するなど、厳しく監督・監視していくとともに、工事の再開や許可については改めて厳正に判断したい」と述べました。

4561とはずがたり:2021/09/28(火) 19:59:29

色々問題あろうけど実現すれば面白い。

小池知事、太陽光発電「新築住宅への設置義務化を検討」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2849P0Y1A920C2000000/
2021年9月28日 16:05

4562とはずがたり:2021/10/01(金) 22:11:55

京都・京丹後に風力発電計画 羽衣伝説の山に14基程度
2021年9月17日 10:55
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/639841

 京都府京丹後市の磯砂(いさなご)山系(同市大宮町-峰山町)の山中に計14基規模で風力発電の建設を再生可能エネルギー開発会社「自然電力」(福岡市)が計画していることが、京丹後市議会の9月定例会の一般質問で明らかになった。

京丹後・風力発電 総事業費約150億円 自然電力が回答 /京都
https://mainichi.jp/articles/20210907/ddl/k26/020/239000c
毎日新聞 2021/9/7 地方版 有料記事 794文字

 京丹後市の磯砂(いさなご)山系(大宮町―峰山町)に計画されている14基の風力発電事業を巡り、事業者の自然電力(本社・福岡市)は市議有志の公開質問状に対し「現段階では総事業費は約150億円」で、建設予定地の現況は山林となっているなどと回答した。

 公開質問状を出したのは水野孝典(新政会)、永井友昭(創明)、田中邦生(共産)の3議員。風力発電事業について「具体的な詳細がわからず、市民の間にさまざまな不安の声が広がっている」として、8月21日付で公開質問状を提出していた。

 回答によると、総事業費について「現段階では約150億円、減価償却費控除前の売上総利益は年間十数億円の見込みだが、今後の調査、設計等を踏まえて具体的に検討する」としている。

風力発電「計画に不安」 自然電力に市議が質問状 京丹後 /京都
https://mainichi.jp/articles/20210824/ddl/k26/020/365000c
毎日新聞 2021/8/24 地方版 有料記事 763文字

 京丹後市議の有志3人は21日、京丹後市の磯砂(いさなご)山系(大宮町―峰山町)に計画されている14基の風力発電事業について「具体的な詳細がわからず、市民の間にさまざまな疑問と不安の声が広がっている」として、事業者の自然電力(本社・福岡市)に対して公開質問状を提出した。

 有志は水野孝典(新政会)、永井友昭(創明)、田中邦生(共産)の3議員。

 公開質問状によると、自然電力は7月27日と8月18日に説明会を開催したが、計画が市民の間に伝わるにつれて「不安の声が広がっている」と指摘。この事業は公共の福祉向上と公益に深く関わる重大な問題で、京丹後市の美しいふるさとを守り、次代に引き継ぐ責務とともに市民全体の福祉向上に大きな責任を感じている者として最大の関心をもって注視しているとしている。

4563とはずがたり:2021/10/01(金) 22:12:27

丹後半島で相次ぐ大型風力発電計画 自然・暮らしとどう共生 住民組織「丹後半島の野山を守る会」発足
2021年9月3日 丹後半島で相次ぐ大型風力発電計画 自然・暮らしとどう共生 住民組織「丹後半島の野山を守る会」発足2021-09-03T14:22:00+09:00ニュース, 社会, ピックアップ画像ニュース
https://www.kyoto-minpo.net/archives/2021/09/03/post-26979.php

 丹後半島での大規模な風力発電の設置計画をめぐり、「自然を守り、再エネ事業との共生のあり方を図ろう」と住民団体「丹後半島の野山を守る会(仮称)」が8月29日、結成されました。同日、結成集会をオンラインで開催し、識者が「風力発電計画から地域の環境と暮らしを守る」をテーマに講演しました。

 結成は、丹労連と宮津地労協が呼びかけて行われました。集会では、丹労連の藤原利昭議長が開会あいさつを行い、気候危機打開のため再エネへの転換に異論はないと強調。一方で、今回の設置計画では山間部で大規模な造成工事を伴うなど、「命と暮らしを脅かすことになりかねないと強く懸念している」と述べました。

 自治体問題研究所理事で環境アセスメント学会常務理事などを務める傘木宏夫さん(長野県在住)が講演。大規模風力は、景観破壊と生態系への影響が主に問題になると指摘。特に、土地改変による土砂流出と風車への鳥類の衝突が大きな問題だと強調しました。

 そして、温暖化対策を掲げて大規模、短期間に進めれば、「深刻な環境破壊につながる」と述べ、大規模発電と大量消費という構造を見直す必要性を強調しました。

 環境アセスをめぐり、最初の手続きである「配慮書」段階で具体的な動植物への影響や配慮事項について意見を出すことが重要だと強調。「一つの意見でひっくり返ることもある」と述べました。

 アセスをめぐり、住民が影響や対策を検討する「住民アセス」を紹介。過去に教職員組合の調査で事業者の主張を反証するなどし、計画撤退を勝ち取った「三島沼津コンビナート反対運動」(1964年)などの事例を示し、丹後地域でも識者や地域の諸団体と共同しながら取り組むことを提案しました。

 最後に、持続可能な社会のベースは豊かな自然環境で、その上に社会、経済活動が成り立つとし、丹後半島の自然、歴史、文化の中に再エネを「どう位置付けるかという議論を進めていく必要がある」と訴えました。

 計画地周辺の住民が報告。宮津市に移住した女性は、「移住の一番のきっかけは環境のすばらしさ」と語り、設置計画が移住促進に対して「大きなマイナスになる」と述べました。

 丹後半島でツアーガイドなどを務める安田潤さんは、丹後半島には絶滅危惧種のクマタカが生息し、巨樹が成育しているなど豊かな自然環境への工事の影響を指摘。また、天橋立のビューポイントの1つから、風車が見えることになり、景観上の問題があると訴えました。

 最後に、宮津地労協の濱中博議長が、同会の取り組みの方針について、「事業者と行政が、住民の意見を十分に聞き、豊かな自然、文化、暮らしを守ることを強く求めていく」と説明。加えて、幅広い個人・団体への加盟の呼びかけ、多数の住民へ計画内容を知らせていくことなどを提起しました。

2市1町の3カ所計41基の大型風車の設置計画
 丹後半島では現在、2市1町の3カ所で計41基の大型風車を設置する計画が浮上しています。地元住民からは自然・生活環境への影響へ不安や懸念の声が上がっています。

 事業者の1つ、前田建設工業(本社東京都千代田区)は京丹後市上宇川、宮津市日置から伊根町菅野にかけての2カ所に、計27基を設置する計画です。

 自然電力(本社福岡市)は京丹後市大宮町から峰山町にかけての磯砂山系で計14基を計画しています。

 両計画とも、地上から約180㍍の大型風車を尾根沿いに並べるもので、設置工事に伴う山間部での造成工事を伴う予定です。

4564荷主研究者:2021/10/02(土) 15:26:48

https://www.sakigake.jp/news/article/20210827AK0002/
2021年8月27日 6時46分 秋田魁新報
県内に洋上用風車部品供給網 三菱子会社など、TDKと連携

 三菱商事子会社・三菱商事エナジーソリューションズと再生可能エネルギー発電のウェンティ・ジャパン(秋田市)、北都銀行(同市)は、本県に主力生産拠点を置くTDKと連携し、県内で洋上風力発電用風車の部品供給網(サプライチェーン)を構築する。TDKが風車の中核部品の製造を担い、県内製造業者が架台などを手掛ける方向で検討している。企業間の連携で競争力を高め、風車製造大手への納入につなげる。関係者が26日、取材に明らかにした。

 三菱商事エナジーソリューションズ、ウェンティ社、北都銀の3社が近く、TDKとの連携について発表する。

 関係者によると、TDKは風車心臓部の「ナセル」に入る部品製造を手掛ける。「ギアレス式」と呼ばれる風車の発電機に使う磁気製品の製造を担うとみられる。ギアレス式の風車は保守コストが抑えられることから洋上では主流となっている。サプライチェーンに加わる県内製造業者は、TDK製品を支える架台などを製造する。

 洋上風車が立地する地域では、メンテナンスで使う予備部品が必要になる。北都銀など3社は、予備部品を地元で供給できる体制を整えることも検討する考え。

 三菱商事エナジーソリューションズとウェンティ社は秋田、潟上両市で陸上での風力発電事業を展開している。洋上風力発電を優先的に進める「促進区域」に指定された本県沖の海域でも事業参入を目指している。

 再生エネ由来の電力を求める企業が増える中、本県沖で事業者に選定された場合は、製造業者などに電力を供給することも検討する方針。

 洋上風車関連部品の国産化に向けては、東芝が米ゼネラル・エレクトリック(GE)と提携し、基幹設備の生産や保守サービスで協力することを明らかにしている。鉄鋼大手のJFEホールディングスは、海底に固定する風車の土台の製造工場を建設する計画を公表するなど、動きが活発化している。

4565荷主研究者:2021/10/02(土) 15:27:17

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20210827638144.html
2021/08/27 13:00 新潟日報
新潟東港でバイオマス発電
東北電、県内初参入 シンガポール企業と

 東北電力(仙台市)は26日、再生可能エネルギー事業を手掛けるシンガポールの企業と共同で、新潟県聖籠町の県営新潟東港工業地帯内でバイオマス発電事業に取り組むと発表した。同電力が県内で再生可能エネルギー開発事業に参入するのは初めて。輸入木質ペレットなどを主な燃料とし、出力5万キロワットの発電設備を建設する。来年5月に着工し、24年10月の営業運転開始を目指す。

 シンガポール企業のエクイス・デベロップメントが設立した新潟東港バイオマス発電合同会社(東京)に東北電力が20%、エクイス社が80%を出資する。

 同電力は、19年時点から再生可能エネルギーによる発電を200万キロワット分拡大する計画を掲げており、国内外で再エネ事業への投資を進めるエクイス社と方向性が一致した。

 両社は出資額や総事業費は非公表としているが、第四北越銀行(新潟市中央区)や三井住友信託銀行(東京)などから310億円の協調融資を受けた。

 石炭などを使わず、輸入木質ペレットやパームヤシ殻を主な燃料とする専焼バイオマス発電設備を建設する。年間発電量は一般家庭約11万7千世帯分に相当。二酸化炭素(CO2)排出削減量は年間約19万トンを見込んでいる。

 発電した電力は、東北電力子会社の東北電力ネットワークに販売する。東北電力が専焼バイオマス発電事業に取り組むのは、山形県で計画する鳥海南バイオマス発電事業に続き2例目。

 同電力は「早期に目標を達成できるように、引き続き再生可能エネルギー事業に積極的に取り組んでいきたい」としている。

 県営新潟東港工業地帯内では他にも、発電や電力小売りなどを手掛けるイーレックス(東京)と石油元売り大手のENEOS(同)が、出力30万キロワットと世界最大級のバイオマス発電所の建設を計画。26年度の運転開始を目指している。

4566荷主研究者:2021/10/09(土) 13:55:44

https://www.sakigake.jp/news/article/20210913AK0006/
2021年9月13日 21時2分 秋田魁新報
洋上風力、男鹿・潟上・秋田市沖が有望区域に 八峰・能代沖は促進区域

 経済産業、国土交通の両省は13日、洋上風力発電施設を優先的に整備する「促進区域」の前段階となる「有望区域」に、本県の「男鹿市、潟上市および秋田市沖」を選定した。近く地元自治体や利害関係者らと意見を交わす法定協議会を設立する考え。本県沖からの有望区域への選定は5カ所目。既に有望区域となっていた「八峰町・能代市沖」は促進区域に指定した。

 有望区域の選定は、国が1〜3月に各都道府県から収集した海域の情報を基に、有識者による第三者委員会の意見を踏まえて決定した。具体的な範囲などは今後、法定協議会で協議して決める。

 「潟上市・秋田市沖」は昨年7月、国から「一定の準備段階に進んでいる区域」に選ばれていた。国からの状況調査に対し、県側が「男鹿市の漁業者など利害関係者と促進区域を目指す協議を進めることについて調整できた」と回答したため、今回、男鹿市も加わった。

 「男鹿市、潟上市および秋田市沖」では、産業廃棄物処理や再生可能エネルギー事業を手掛けるユナイテッド計画(秋田市寺内)が商社大手の三井物産などと風力発電事業を計画している。

 今回選定された他の有望区域は「山形県遊佐町沖」「新潟県村上市・胎内市沖」「千葉県いすみ市沖」の3区域。選定済みの海域を含め、有望区域は7カ所となった。

 有望区域は自然条件など一定の要件を満たし、航路や港湾への支障がないことなどが確認されれば促進区域に指定される。促進区域では、国が公募で選ぶ民間事業者が30年間海域を占有できる。

 新たに促進区域に指定された「八峰町・能代市沖」は、今年6月に開かれた法定協議会の第3回会合で促進区域指定に異存はないとの意見がまとまっていた。範囲は北緯40度11〜18分、東経139度56分〜140度1分の約3200ヘクタールで、発電の規模は36万キロワット。国は早ければ年内にも事業者の公募を始める予定。

 「八峰町・能代市沖」では、ジャパン・リニューアブル・エナジー(東京)など3社の合同会社など複数の企業が風力発電事業を計画している。

 本県の促進区域は「能代市、三種町および男鹿市沖」「由利本荘市沖」(北側・南側)に続き、4カ所目。既に促進区域となっている海域では国が事業者の選定を進めており、10〜11月にも公表する予定。

4567とはずがたり:2021/10/12(火) 20:52:54

JREの買収!これは結構凄いぞ

ENEOSが再生エネ新興買収 2000億円、石油依存転換
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0684V0W1A001C2000000/
2021年10月7日 16:00 (2021年10月8日 2:17更新)

4568とはずがたり:2021/10/13(水) 14:49:28
東芝グループ、世界初のバイオマス発電のCO2回収・貯留を実証へ
負担ではなく新たな商機
2021年03月19日 トピックス
https://newswitch.jp/p/26403
東芝グループの三川発電所内で世界初となるバイオマスCCSの実証が始まった
東芝グループのシグマパワー有明(川崎市幸区)の三川発電所(福岡県大牟田市)。この敷地の一角にあるパイロットプラントで、世界初のバイオマスCCS(二酸化炭素の回収・貯留)プロジェクトの実証試験が始まった。大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収したバイオマス燃料を燃焼して発生した排ガスからCO2を分離回収する。実質的に大気中のCO2濃度を減らすことができる。

同プラントはバイオマス発電にCO2分離回収設備を付設し、2020年10月末から運転を始めた。現在、1日1000トン排出するCO2の50%以上を分離回収している。理論的には、CO2排出実質ゼロのバイオマス発電で日量500トン以上のCO2を減らすことになる。だが実際にCO2を貯留するのは実証の次の段階。現状は大気に放出している。

実証設備を手がけるのは、東芝エネルギーシステムズ(ESS)だ。火力発電所の排ガスから脱硝、脱硫した後に、CO2を分離回収する。化学吸収法を採用し、低温でCO2を吸収して高温でCO2を放出する特徴のアミン液により、排ガス中のCO2を連続的に回収している。

東芝ESSの岩浅清彦パワーシステム技術・開発部CO2分離回収開発・拡販グループマネジャーは、「政府のカーボンニュートラル宣言後、CO2分離回収設備の引き合いが非常に増えた。案件が毎週来て、止まらない」と状況を説明する。

普及への課題
ただ、CCS市場がすぐに立ち上がるとはみていない。「現状は(発電所の)コストでしかない。CO2排出権を売って収入にできるなど、インセンティブがないと普及は難しい」(岩浅グループマネージャー)とみる。欧州ではすでに排出量取引制度が整備され、CCSを事業として展開する土壌がある。東芝ESSは「海外が先かもしれない」(同)と事業化を探る。

CO2回収後の貯留地の確保も大きな課題だ。国土が狭い日本で陸の下に貯留するのは現実的ではない。文献調査によると、日本の沿岸域に約1500億―2400億トンのCO2を貯留できる可能性があるという。実証レベルでは、日本CCS調査やJパワーなどが北海道苫小牧市で30万トンの圧入試験に成功している。

適地調査
豪州北部から約850キロメートル沖合にあるイクシスLNG(液化天然ガス)基地。オペレーターの国際石油開発帝石は、天然ガスから分離されるCO2の圧入・貯留を検討し、豪州北部沿岸のダーウィン近郊で枯渇ガス田などの適地を調査している。池田隆彦副社長は「当社が手がけるCCSは圧倒的に海外(のポテンシャル)が大きい」とみる。インドネシアやアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでも適地を探し、早ければ20年代後半にも実用化したい考えだ。

池田副社長は「CCSはコストではなく、ビジネスチャンスとして捉える」と強調する。「規模が大きくなるほど経済性が高まる。地域のハブとなるCO2貯留事業が考えられる」(池田副社長)とし、30年代には収益に貢献させる構想だ。

CCSやCCUS(二酸化炭素回収・貯留・利用)は、カーボンニュートラルの実現に欠かせないピースの一つだ。国を挙げて環境整備に乗り出す時に来ており、実現のスピードも問われている。

日刊工業新聞2021年3月18日

4569とはずがたり:2021/10/13(水) 16:44:53
ジェイテクト、直径5m巨大軸受け 洋上風力向け参入
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD2489Z0U1A920C2000000/
2021年10月13日 12:00 [有料会員限定]

4570とはずがたり:2021/10/13(水) 22:02:24
経産省、太陽光・風力の小規模発電施設の規制強化 所有者届け出など
https://mainichi.jp/articles/20211013/k00/00m/040/222000c
毎日新聞 2021/10/13 19:50(最終更新 10/13 20:49) 840文字

 経済産業省は、太陽光や風力による小規模な発電施設に対する規制を強化する。使用前の安全確認や、所有者や委託業者に関する情報の国への届け出を義務付ける。再生可能エネルギーは政府の促進策で普及が進む一方、規制が緩い小規模発電施設は自然災害で故障したり、周辺の土砂崩れが懸念されたりするトラブルが目立ち始め、対策が急がれていた。

 経産省の審議会で13日、こうした方針がおおむね認められた。法改正が必要となり、今後調整に入る。住宅の屋根に設置されているような設備容量10キロワット未満の太陽光発電施設は、規制強化の対象外とする。

4571とはずがたり:2021/10/18(月) 20:23:21

純度高い水素取り出す大規模実験に成功「光触媒」の働き活用
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211017/k10013310361000.html
2021年10月17日 7時11分

太陽の光を当てることで水を水素と酸素に分解する「光触媒」の働きを活用し、100平方メートルの規模で純度の高い水素を安全に取り出す実験に、東京大学などの研究チームが成功しました。広範囲での実験は過去に例がないということで、次世代のエネルギーとして注目される水素を大量かつ低コストで作る技術につながる成果として期待されます。

実験に成功したのは、NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構と東京大学・信州大学などの研究チームで、ことし8月、国際的な科学雑誌「ネイチャー」で発表しました。

研究チームは、太陽の光を吸収して物質の化学反応を促進させる「光触媒」の働きを活用して水を水素と酸素に分解する物質を使った技術開発に取り組んでいます。

今回試したのは、この物質を付着させたパネルを屋外に設けて水を注ぎ、太陽の光を受けて発生した水素と酸素が混ざった気体から穴の空いた膜を通すことで水素だけを抽出する実験で、おととしから2年ほど実施してきました。

水素は、酸素と結びついて火に触れると燃焼したり爆発したりするため、取り扱いが難しい気体ですが、実験の結果、発生した水素の7割以上をおよそ94%という高い純度で安全に取り出せたということです。

研究チームによりますと、100平方メートルの規模で水素の取り出しに成功したのは世界で初めてだとしていて、水素を大量かつ低コストで作る技術につながると期待できる一方、さらに効率よく取り出すための新たな物質の開発が実用化への課題だとしています。

研究チームのメンバーで、東京大学の堂免一成特別教授は「こうした大規模な実験は爆発の危険性があるため世界でも例がなかったが、安全に取り扱える方法を考え、装置を開発した。早く実用化して、安い水素を大量に世の中に提供したい」と話しています。
光触媒とは
「光触媒」とは、光を当てると周りの物質の化学反応を促進させる物質です。

代表的な物質としては、白い塗料や化粧品などに使われる「酸化チタン」がよく知られています。

紫外線が当たると、水を水素と酸素に分解するメカニズムが発見されて以降、「酸化チタン」は有機物の分解にも応用され、汚れや臭いの除去のほか、抗菌作用などを得られることから「光触媒」の技術は日常の生活にも幅広く活用されています。
水素の特徴は
水素は化石燃料と異なり、燃やしても二酸化炭素を排出しません。

また、水を「電気分解」することで水素を取り出すことができます。

こうした特徴から「脱炭素化」につながるほか、余剰の電力が生じた場合にも、「電気分解」によって水から水素を取り出す技術が確立されれば、余った電力を水素に変換して蓄えることも可能になります。

一方で、水素は天然ガスなどと比べて生産コストが高いのが課題で、経済産業省では「脱炭素社会」の実現を目指す2050年までに水素の価格を技術革新などによって現在の5分の1以下にする目標を掲げています。
水素「製造」の現状は
世界で供給される水素の大半は天然ガスなどの化石燃料から取り出す方法で製造されています。

ただ、この方法では製造過程で二酸化炭素も発生するため、「脱炭素化」に向けては、回収して地中に埋める技術などと組み合わせる必要があります。

このため、将来的には、再生可能エネルギーを使って二酸化炭素を出さずに水素を製造する技術が重要です。

現在、有力視されているのが水を「電気分解」して水素を取り出す「水電解装置」の開発で、国内外で技術開発が進められています。

4572とはずがたり:2021/10/18(月) 22:44:49
>>4571
純度高い水素取り出す大規模実験に成功「光触媒」の働き活用
NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構と東京大学・信州大学などの研究チーム
原料:水・太陽光
太陽の光を当てることで水を水素と酸素に分解する「光触媒」の働きを活用し、100平方メートルの規模で純度の高い水素を安全に取り出す実験

>>4554
ENEOS、水素の地産地消探る 東京湾岸・むつ小川原、精油所起点に供給網
・東京湾岸では同社の製油所を二酸化炭素(CO2)フリー水素の受入・供給拠点と想定。川崎市と連携し、既存のパイプラインを活用してコンビナート内の工場などに効率的に水素を供給する方法を検証する。
・むつ小川原地区では再生可能エネルギーを利用したCO2フリー水素の地産地消モデル構築を目指す。同地域の再エネから効率的にCO2フリー水素を製造しMCHに変換するプロセスを検証。さらに東北地方の製油所や発電所など大口の水素需要家へのMCH供給・貯蔵などの課題を検証する。

>>4537
洋上風力の余剰電力で水素製造へ 石狩湾新港で新たな調査事業

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1355753496/246
西豪州におけるクリーン燃料アンモニア生産を見据えたCCS共同調査の実施

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1355753496/175
豪州から水素を日本に、2020年めどに輸送試験へ

4573とはずがたり:2021/11/05(金) 17:04:26

洋上風車部材、秋田港に搬入へ ベスタス社、12月から
会員向け記事 2021年10月26日 掲載
https://www.sakigake.jp/news/article/20211026AK0012/

 大手風力発電機製造会社「ベスタス」(デンマーク)は25日、秋田、能代両港湾区域内に建設する洋上風車の部材を12月から秋田港に搬入すると発表した。来春には作業船を使った設置工事が始まる予定で、関連業務の一部は県内事業者に委託する考えだ。

 両港湾で洋上風力発電事業を進める特別目的会社「秋田洋上風力発電」(秋田市)が、世界的な実績などを評価し、ベスタス社製の風車採用を決定。今回搬入する部材は、出力4200キロワットの風車計33基分の羽根(ブレード)と支柱(タワー)、発電機を収納する基幹設備「ナセル」の3種類となる。数回に分けて欧州や中国から船で運ぶ。

4574とはずがたり:2021/11/12(金) 23:05:02

山梨県はPVに適してるみたいだからなぁ。

太陽光発電、山梨県が独自規制へ 森林伐採伴う開発禁止
吉沢龍彦2021年2月25日 11時20分
https://www.asahi.com/articles/ASP2S7GMNP2SUZOB007.html

 太陽光発電施設の設置をめぐり、防災や環境保全の観点から各地で反対運動が起きていることを受け、山梨県は設置に関する規制を大幅に強化する条例を制定する方針を固めた。森林伐採を伴う開発や、急傾斜地への設置は原則として禁止する。

 県は現在、条例案づくりを進めており、長崎幸太郎知事が24日の県議会で概要を説明した。

 説明によると、規制対象とするのは出力10キロワット以上の事業用施設。山間部の急傾斜地など災害リスクが高い地域での新設は原則禁止し、安全性の確保や環境・景観への配慮などの対策が講じられた施設に限って許可対象とする。近隣住民への十分な説明を求め、許可するかどうかの判断にあたっては地元の市町村長の意見を尊重する。

 規制区域内では、既存施設も含めて維持管理計画の提出を義務づける。必要に応じて立ち入り検査や事業に対する改善命令を行い、従わない場合は事業者名を公表したり、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の適用外となるよう関係機関に通報したりすることを明記する。

 こうした内容を盛り込んだ条例案を今年6月の県議会に提出する方向で調整している。知事は「太陽光発電施設は本来環境を守るためのものであるにもかかわらず、自然環境を破壊し、生活環境を脅かす事例が見られる。安全安心な生活と自然環境との調和が不可欠であることを明確にする」と条例の趣旨を述べた。

 県は2015年に太陽光発電施設の設置に関するガイドラインを定め、事業者に安全対策や環境への配慮を要請してきたが、強制力はなかった。全国の都道府県では、和歌山県が禁止区域を設定できる条例を定めているという。(吉沢龍彦)

4575とはずがたり:2021/11/12(金) 23:10:59

https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/01208/?ST=msb
甲斐市で14MWメガソーラー、juwi自然電力がEPC受注
2020/10/08 15:20
工藤宗介=技術ライター
(出所:日経BP)
クリックすると拡大した画像が開きます

「甲斐菖蒲沢太陽光発電所」
 太陽光パネル出力…14.2MW
 連系出力…14.0MW
 年間発電量…約1800万kWh見込
 事業主体…特別目的会社(SPC)である甲斐太陽光第一合同会社(東京都中央区)
 計画…カナダの再生可能エネルギー事業者Amp(2009年設立)の日本法人
 EPC(設計・調達・施工)サービス…juwi自然電力(自然電力と大手EPCサービス企業である独juwiの合弁会社として2013年に設立)

4576とはずがたり:2021/11/12(金) 23:11:20
https://maruiso.com/public-works/project/project06.php

工事名:山梨甲斐東平メガソーラ発電事業建設工事
工 期:平成30年1月15日〜平成32年7月15日
発注者:山梨甲斐東平メガソーラー発電合同会社
元請会社:前田建設工業株式会社 東京土木支店
開発面積:289.328m2
切土量:484.872m3
盛土量:455.893m3
最大法面直髙:15.07m
洪水調整値:1カ所
パネル数:66,420枚
発電量:18MW/H

4577とはずがたり:2021/11/12(金) 23:11:39

仰天!巨大太陽光発電所を見に行く?山梨県甲斐市菖蒲沢
https://dialand.jp/archives/13416
「これは、酷い!」
「かなり離れても大きく見える」「ビルディングみたいだ」

函南町と同じく、ブルーキャピタル社が施行、トーエネックが売電する巨大メガソーラーの実態。
山梨県甲斐市の地元の方による生々しい現地レポートの動画です。

4578とはずがたり:2021/11/12(金) 23:12:36
>>4575-4577のどれだ?

条例>>4574はどうなったんだ?

甲斐市の太陽光発電譲渡 知事「極めて社会的に不誠実」
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20211112/1040014991.html
11月12日 18時30分

甲斐市の太陽光発電施設をめぐり、事業者が、県が許可を出した計画とは異なる工事を進めていたことなどから安全が確保されておらず、県が指導していた問題で、発電事業者が安全性の確保が完了する前に施設を譲渡したことがわかり長崎知事が強い憤りを示しました。

県によりますと、この問題は、名古屋市にある企業が発電事業者となる甲斐市菖蒲沢地区の太陽光発電施設の建設に当たり、開発事業者が県に提出している計画と異なる方法で工事を進めるなど、安全性の確保がされていなかったとして、文書や口頭で複数回、県が指導をしていました。
しかし、この安全性の確保が完了する前に、12日、発電事業者が開発事業者に対して施設を譲渡したことが分かったということです。
これを受けて、さきほど長崎知事が臨時の記者会見を開き、「事業をする上での安全確保のための対応をしてくださいと申し入れをしてきたが、責任を感じていないような形で譲渡されたことは、社会的な責任が欠如していると言わざるを得ない。県としては極めて社会的不誠実な行為で強い憤りを禁じ得ない」と述べました。
そして今後の対応について、「安全性を再度一からきっちりと県として検証しなければならない。地元住民の不安を解消するために甲斐市と連携をとる中で最大限対応していきたい」と述べました。

発電事業者の担当者は「譲渡後も開発事業者による工事が譲渡契約に基づいて行われているか、定期的に確認する。その上で、必要であれば指導を行う。また、譲渡契約書には法令順守がうたわれているので、満たされていない場合には是正を求めていく。知事の発言については答える立場にないのでコメントを控える」と話していました。

4579荷主研究者:2021/11/27(土) 23:00:24

https://www.sakigake.jp/news/article/20211019AK0006/
2021年10月19日 9時18分 秋田魁新報
バイオマス原料試験栽培、東北電力 秋田火力構内で3種類

東北電が栽培している植物の畑。左の背が高い植物がソルガム、右がエリアンサス=1日、秋田市飯島の秋田火力発電所構内

 東北電力は秋田市飯島の秋田火力発電所構内で、バイオマス燃料「ブラックペレット」の原料となる植物の試験栽培に取り組んでいる。ブラックペレットは火力発電所で石炭と混ぜて燃やす「混焼」に利用でき、発電時の二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果が期待できるという。脱炭素社会への対応を目指す取り組みの一環で、早ければ来年度にも、能代火力発電所での混焼の実証事業に活用したい考えだ。

 栽培している植物は、いずれもイネ科のソルガム、ジャイアントミスカンサス、エリアンサスの3種類。秋田火力構内にある約1600平方メートルの遊休地を畑に整備し、7月に計約700本分の苗や種を植えた。ソルガムは今月中に、ほか2種類は12月と来年2月に収穫する予定。

 収穫後は、加熱して半炭化させ、ブラックペレットに加工する。東北電によると、ブラックペレットは通常の木質ペレットより発熱量が10%ほど高く、使用量が少なくて済む。石炭にブラックペレットを10%混焼した場合、年間約30万トンのCO2が削減できるという。

 2023年度まで試験栽培し、肥料を与えたりマルチシートをかぶせたりして条件を変え、成長への影響を見るほか、収穫時の乾燥度や発熱量を調べる。燃料を自社生産することで、コスト削減と将来的な安定供給につなげる狙いもある。

 能代火力での混焼の実証事業については、本年度を採算性などの調査期間に当て、早ければ来年度から実際に石炭にブラックペレットを混ぜた発電を試験的に行う。24年度以降、本格運用に向けた検討に入り、混焼率の向上を図る考え。

 東北電によると、能代火力でブラックペレットを1%混焼するには、1基当たり年間1万4千トンほどの燃料が必要になる。自社栽培だけで全てのブラックペレットの原料を賄うのは困難なため、外部の調達先の確保も今後検討していくという。

 東北電は今年3月、CO2排出削減に向けた取り組みをまとめた「カーボンニュートラルチャレンジ2050」を策定。30年度のCO2排出量を13年度の4563万トンから半減させる目標を掲げている。

 担当者は「燃料の安定供給とコスト削減を図り、能代火力での混焼を通じ、50年のカーボンニュートラル実現に貢献したい」としている。

4580とはずがたり:2021/12/26(日) 17:28:01
東芝グループ、世界初のバイオマス発電のCO2回収・貯留を実証へ
https://newswitch.jp/p/26403
負担ではなく新たな商機
2021年03月19日 トピックス

東芝グループのシグマパワー有明(川崎市幸区)の三川発電所(福岡県大牟田市)。この敷地の一角にあるパイロットプラントで、世界初のバイオマスCCS(二酸化炭素の回収・貯留)プロジェクトの実証試験が始まった。大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収したバイオマス燃料を燃焼して発生した排ガスからCO2を分離回収する。実質的に大気中のCO2濃度を減らすことができる。

同プラントはバイオマス発電にCO2分離回収設備を付設し、2020年10月末から運転を始めた。現在、1日1000トン排出するCO2の50%以上を分離回収している。理論的には、CO2排出実質ゼロのバイオマス発電で日量500トン以上のCO2を減らすことになる。だが実際にCO2を貯留するのは実証の次の段階。現状は大気に放出している。

実証設備を手がけるのは、東芝エネルギーシステムズ(ESS)だ。火力発電所の排ガスから脱硝、脱硫した後に、CO2を分離回収する。化学吸収法を採用し、低温でCO2を吸収して高温でCO2を放出する特徴のアミン液により、排ガス中のCO2を連続的に回収している。

東芝ESSの岩浅清彦パワーシステム技術・開発部CO2分離回収開発・拡販グループマネジャーは、「政府のカーボンニュートラル宣言後、CO2分離回収設備の引き合いが非常に増えた。案件が毎週来て、止まらない」と状況を説明する。

普及への課題
ただ、CCS市場がすぐに立ち上がるとはみていない。「現状は(発電所の)コストでしかない。CO2排出権を売って収入にできるなど、インセンティブがないと普及は難しい」(岩浅グループマネージャー)とみる。欧州ではすでに排出量取引制度が整備され、CCSを事業として展開する土壌がある。東芝ESSは「海外が先かもしれない」(同)と事業化を探る。

CO2回収後の貯留地の確保も大きな課題だ。国土が狭い日本で陸の下に貯留するのは現実的ではない。文献調査によると、日本の沿岸域に約1500億―2400億トンのCO2を貯留できる可能性があるという。実証レベルでは、日本CCS調査やJパワーなどが北海道苫小牧市で30万トンの圧入試験に成功している。

適地調査
豪州北部から約850キロメートル沖合にあるイクシスLNG(液化天然ガス)基地。オペレーターの国際石油開発帝石は、天然ガスから分離されるCO2の圧入・貯留を検討し、豪州北部沿岸のダーウィン近郊で枯渇ガス田などの適地を調査している。池田隆彦副社長は「当社が手がけるCCSは圧倒的に海外(のポテンシャル)が大きい」とみる。インドネシアやアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでも適地を探し、早ければ20年代後半にも実用化したい考えだ。

池田副社長は「CCSはコストではなく、ビジネスチャンスとして捉える」と強調する。「規模が大きくなるほど経済性が高まる。地域のハブとなるCO2貯留事業が考えられる」(池田副社長)とし、30年代には収益に貢献させる構想だ。

CCSやCCUS(二酸化炭素回収・貯留・利用)は、カーボンニュートラルの実現に欠かせないピースの一つだ。国を挙げて環境整備に乗り出す時に来ており、実現のスピードも問われている。

日刊工業新聞2021年3月18日

4581荷主研究者:2021/12/27(月) 23:29:30

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00619737?isReadConfirmed=true
2021/11/26 05:00 日刊工業新聞
福島に第2のガス化発電 逆風下で稼働、水素燃焼への進化カギ

商用運転を始めた広野IGCC発電所

 【いわき】広野IGCCパワー(福島県広野町)が商用運転を始めた。福島県内では今春から勿来IGCCパワー(福島県いわき市)が商用運転を開始している。世界的に石炭火力発電への逆風が強まる中、石炭ガス化複合発電(IGCC)にとっては水素燃焼ガス化発電への進化が生き残りのカギになる。

 広野IGCC発電所は19日に商用運転を始め、出力54万3000キロワット。米国などから輸入する石炭をガス化して使用する複合発電で発電効率は48%と石炭火力では世界最高レベル。同規模の勿来IGCCが4月から商用運転を開始した。いずれも三菱重工業が開発した空気吹きで、タービン入り口温度が1400度C級のガスタービンと蒸気タービンで発電する。

 石炭IGCCの大型プラントの計画は世界的にもない。2基のIGCC発電プラントが今後、新たな発電所の建設につながるかは厳しい状況。排出する二酸化炭素(CO2)量は石油火力並みでもあるからだ。今後は2基のIGCC運転を通し、ガス化発電のメリットを生かした水素混焼・専焼ガス化複合発電へ進化させる事が必要になる。

(2021/11/26 05:00)

4582荷主研究者:2022/01/09(日) 16:25:26

https://www.sakigake.jp/news/article/20211211AK0006/
2021年12月11日 秋田魁新報
新能代風力発電所が稼働 東北電、老朽化で建て替え

建て替え工事を終え、10日に稼働を始めた新能代風力発電所の風車

 東北電力グル―プの東北自然エネルギー(仙台市、倉田雅人社長)は10日、古い風車24本を解体し新たな7本に切り替えた「新能代風力発電所」(能代市浅内)の営業運転を開始した。本数は3分の1以下に減ったが、年間発電量は2割ほど増える見込み。風車が10本以上立つ発電所で、建て替えを経て再稼働したのは国内で初めて。

 風車が建設されたのは、東北電力能代火力発電所南側の県有地。総事業費は約60億円。

 ドイツのエネルコン社製で、ブレード(羽根)の長さは旧風車のほぼ2倍の39・7メートル、ブレードの最高到達点は地上68メートルから119メートルとなった。1本当たりの最大出力は2300キロワット。合計出力は制御により従来と同じ1万4400キロワットだが、大型化したことにより上空の強い風を受けられるほか、ブレードの改良で発電効率が上がったという。

 風車同士の間隔もこれまでの約120メートルから350〜500メートルへと広げた。風車の本数は減ったものの、年間発電量は3300万キロワット時から4千万キロワット時へと増加。年間二酸化炭素(CO2)削減量も約3200トン増え、約1万8300トンとなった。

 旧発電所は2001年11月に稼働。老朽化で故障が増え、交換部品の調達も難しくなったことから、今年6月に新風車への更新作業に着手。10月末に完了した。撤去した旧風車は部品ごとに解体し、ブレードは県内の処分場に埋め立てたほか、タワーや発電機は能代市内のリサイクル業者に処理を依頼した。

 東北自然エネルギーの向田吉広会長は「新発電所でも地元との協調を図りながら、再生可能エネルギー由来の電力を少しでも多く供給するという役割を果たしていきたい」と話した。

4583荷主研究者:2022/01/09(日) 17:58:04

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00622791?isReadConfirmed=true
2021/12/24 05:00 日刊工業新聞
常磐共同ガスなど、水素供給へ調査 小名浜港から北関東へ

水素の大規模受入基地を目指す小名浜港(上部が東港)

 常磐共同ガス(福島県いわき市、小野寺智勇社長)とスターリングパートナーズ(東京都港区、松﨑任男代表社員)は共同で、パイプラインを使って福島県浪江町付近から北関東まで最大150キロメートルの距離で水素を供給する事業の実現可能性調査を行う。海外からいわき市の小名浜港に受け入れる水素キャリアを活用するもので、2022年度以降からゼネコンやエンジニアリング会社も加わって事業化を目指す。(いわき・駒橋徐)

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」に採択された。パイプラインで広域にネットワークを構築し、自動車や家庭、公共施設、工場などに供給。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)につなげることを想定する。

 国土交通省は国内6港を対象にカーボンニュートラル港を形成する方針を決定。小名浜港も選ばれ、22年度に正式採択を受けるための準備を進めている。

 こうした中、石炭の国際バルク戦略港湾に指定されている小名浜港に海外からアンモニアやメチルシクロヘキサン(MCH)などの水素キャリアを輸入。周辺地域へ供給する受入基地とする構想が浮上している。常磐共同ガスとスターリングパートナーズは、小名浜港に新設中の東港へ大規模な受入基地を造成。そこから水素をパイプラインで供給するシステムの調査に入る。

 ゼネコンやエンジニアリング会社、パイプラインメーカーも参加する見通し。液化水素、MCHや燃料アンモニアを取り扱い、MCHは小名浜港で脱水素し、アンモニアも脱水素を前提にする。そのための水素精製プラットフォームや貯蔵基地の建設を検討する。パイプラインは北関東から浪江町までの太平洋岸を想定する。

 家庭では燃料電池、公共施設へは水素燃焼コージェネレーション、産業へは大型燃料電池や水素コージェネレーション、水素発電機の導入などで地域に普及する構想。

 一連の再生可能エネルギーや蓄電池の普及を、地域活性化やカーボンニュートラルの実現につなげていく。実際の事業化には今後10年から20年かかる取り組みで、水素のコスト低減の推移を見ながらパイプラインの長さなどを検討する。

(2021/12/24 05:00)

4584とはずがたり:2022/01/10(月) 23:08:51
先行して準備してきた本命の由利本荘沖でも三菱商事・中電連合に勝てず損失を計上。

千葉県いすみ市沖など案件は継続するも落札可能性に疑問符

レノバ、一転赤字転落 洋上風力落選で
2022年1月7日 16:26
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC076950X00C22A1000000/

4585とはずがたり:2022/01/10(月) 23:22:17
男鹿、潟上、秋田市沖の洋上風力 最大出力40万kW計画
https://www.sakigake.jp/news/article/20220108AK0007/
会員向け記事 2022年1月8日 掲載

 風力発電事業を手掛けるコスモエコパワー(東京)などで構成する「秋田中央海域洋上風力発電合同会社」は7日、国が洋上風力発電の有望区域に指定している「男鹿市、潟上市、秋田市沖」で最大出力40万キロワットの発電事業を計画していることを明らかにした。2028年春ごろ基礎工事に着手し、29年ごろから試運転を始める予定。同日、環境影響評価法に基づく方法書を公表した。

 方法書によると、事業の想定区域は潟上市沖を中心とした5569ヘクタールの範囲。岸から1キロ以上離れた位置に、出力9525〜1万5千キロワットの風車を最大42本設置する。風車は基礎くいを海底に打ち込む「着床式」とする。

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4586とはずがたり:2022/01/10(月) 23:22:31

洋上風力「八峰町・能代沖」発電事業者の公募開始
2021年12月10日 掲載 2021年12月11日 更新
https://www.sakigake.jp/news/article/20211210AK0023/

 経済産業省と国土交通省は10日、洋上風力発電の整備促進区域に指定した秋田県の「八峰町・能代市沖」について、発電事業者の公募を始めた。来年6月10日まで受け付ける。両省が業者の事業計画の実現性や地元への経済波及効果などを審査して来年12月ごろに事業者を選定。そこから数年以内の運転開始を目指す。

 国が10日示した公募占用指針によると、八峰町・能代市沖の面積は3239・4ヘクタールで、最大出力は35・6万キロワット。風車は、海底に固定したくいの上に設置する「着床式」とする。

 審査では、業者が提出した「公募占用計画」を審査し、240点満点で採点する。最高点を付けた事業者に対して、区域を30年間占用して発電事業を行うことを許可する。審査項目ごとの配点は「1キロワット時当たりの供給価格」120点、「事業実施能力」80点、「地域との調整や事業の波及効果」40点。このうち、「1キロワット時当たりの供給価格」については、設定できる上限をこれまでの促進区域よりも1円安い28円に設定した。

 経済産業省資源エネルギー庁の担当者は価格引き下げに関し「区域の自然条件を考慮した結果、風車の建設費や撤去費がほかの促進区域よりも安くなることが分かり、それを供給価格にも反映した」と説明している。

 八峰町・能代市沖では、東京電力ホールディングスや中部電力、ドイツ電力大手RWEの日本法人・RWEリニューアブルズジャパンなど5事業体が参入を検討している。

 八峰町・能代市沖は9月に促進区域に指定された。本県では「能代市、三種町および男鹿市沖」と「由利本荘市沖・北側」、「由利本荘市沖・南側」の3区域が先行して促進区域に指定されており、公募は既に終了。現在は、国が事業者の選定を進めている。

4587とはずがたり:2022/01/10(月) 23:26:55

洋上風力、男鹿・潟上・秋田市沖が有望区域に 八峰・能代沖は促進区域
会員向け記事
2021年9月13日 掲載
https://www.sakigake.jp/news/article/20210913AK0006/?ref=rlt

 経済産業、国土交通の両省は13日、洋上風力発電施設を優先的に整備する「促進区域」の前段階となる「有望区域」に、本県の「男鹿市、潟上市および秋田市沖」を選定した。近く地元自治体や利害関係者らと意見を交わす法定協議会を設立する考え。本県沖からの有望区域への選定は5カ所目。既に有望区域となっていた「八峰町・能代市沖」は促進区域に指定した。

 有望区域の選定は、国が1〜3月に各都道府県から収集した海域の情報を基に、有識者による第三者委員会の意見を踏まえて決定した。具体的な範囲などは今後、法定協議会で協議して決める。

 「潟上市・秋田市沖」は昨年7月、国から「一定の準備段階に進んでいる区域」に選ばれていた。国からの状況調査に対し、県側が「男鹿市の漁業者など利害関係者と促進区域を目指す協議を進めることについて調整できた」と回答したため、今回、男鹿市も加わった。

4588とはずがたり:2022/01/10(月) 23:29:42
>>4587の男鹿・潟上・秋田市沖が有望区域にの対応が>>4585のコスモエコパワーの開発計画で

同じく>>4587の八峰・能代沖は促進区域の対応が>>4586の「八峰町・能代沖」発電事業者の公募開始・東京電力ホールディングスや中部電力、ドイツ電力大手RWEの日本法人・RWEリニューアブルズジャパンなど5事業体が参入を検討なんだな。

4589とはずがたり:2022/01/10(月) 23:30:22

洋上風力発電、地元発注工事を説明 潟上市9業者が参加
会員向け記事
2021年11月18日 掲載
https://www.sakigake.jp/news/article/20211118AK0021/

 洋上風力発電事業を計画するユナイテッド計画(秋田市)など4社は17日、潟上市の建設業者を対象にした事業説明会を市民センター昭和館で開いた。地元企業への発注を想定している分野について、台湾の事例を参考に説明した。

 同社と三井物産(東京)、大阪ガス(大阪市)、カナダの発電事業者ノースランド・パワーが開催。4社は秋田市から男鹿市にかけての海域「有望区域」で最大40万キロワットの発電事業を計画している。

4590とはずがたり:2022/01/19(水) 19:52:17

送電網向けバッテリー技術、大型投資呼び込む
長時間放電できる蓄電池の新興企業に巨額マネー
By Scott Patterson | Photographs by Allison Dinner for The Wall Street Journal
2021 年 9 月 10 日 10:35 JST
https://jp.wsj.com/articles/battery-makers-tied-to-power-grid-attract-big-investors-11631237647

 開発中の新たなバッテリー技術を売り込む新興企業に大口投資家が殺到している。新バッテリー技術が成功すれば、米国の大半の電力を再生可能エネルギーで供給することが可能になる。

 TPGやアポロ・グローバル・マネジメント、ポールソン・アンド・カンパニーなど大手投資会社はここ数カ月、長時間バッテリーを製造する企業に巨額を投じている。

 携帯電話や電気自動車(EV)のバッテリーは4時間ほど連続使用できるのに対し、長時間バッテリーは6時間から数日に及ぶ長時間の放電が可能で、はるかに多くの電力を蓄えることができる。そのため、再生可能エネの大きな欠点――常に風が吹き、太陽が照るとは限らない――を克服することができる。長時間バッテリーは、顧客が必要とする時に送電網に電力を供給でき、化石燃料への依存を減らすことが可能だ。また、暴風雨の後のバックアップ電源としても利用できる。

...
全文記事を読むには

4591とはずがたり:2022/01/22(土) 21:18:56
ちょっとやり過ぎでこれからは由利本荘沖にウエンディが入っているように地元企業なんかの参加圧力が掛かってくるようになるかも。

https://www.meti.go.jp/press/2021/12/20211224006/20211224006.html
秋田県能代市、三種町、男鹿市沖:
秋田能代・三種・男鹿オフショアウィンド
三菱商事/三菱商事エナジーソリューションズ/シーテック(中部電力グループ)
発電設備出力:478.8MW (12.6MW×38基、GE製)
運転開始予定時期:2028年12月

秋田県由利本荘市沖:
秋田由利本荘オフショアウィンド
三菱商事/三菱商事エナジーソリューションズ/シーテック(中部電力グループ)/ウェンティ・ジャパン
発電設備出力:819.0MW (12.6MW×65基、GE製)
運転開始予定時期:2030年12月

千葉県銚子市沖
三菱商事/三菱商事エナジーソリューションズ/シーテック(中部電力グループ)
発電設備出力:390.6MW (12.6MW×31基、GE製)
運転開始予定時期:2028年9月

合計:1,688.4MW (設備稼働率30%として500GW級)

三菱商連合が洋上風力発電事業を総取り、政府公募で競合を圧倒
稲島剛史
2021年12月24日 17:20 JST 更新日時 2021年12月24日 18:35 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-24/R4M19IDWRGG201

選定事業者はGE製の設備を採用予定、運転開始は28年9月以降
3区域総取りで、三菱商はスケールメリット獲得へ-識者
政府は24日、千葉県と秋田県の3区域の洋上風力発電事業者として、三菱商事などが構成する企業連合(コンソーシアム)を選定したと発表した。

経済産業省と国土交通省の発表によると、秋田県能代市、三種町、男鹿市沖と千葉県銚子市沖の2区域の事業者として選ばれたコンソーシアムには三菱商のほか、国内で発電事業を手掛ける同社子会社の三菱商事エナジーソリューションズと中部電力グループのシーテックが参加。

  秋田県由利本荘市沖の事業で選ばれたコンソーシアムには同3社に加え、風力発電事業者のウェンティ・ジャパンが入っている。

  3事業の合計出力は約169万キロワットで、いずれの事業でも米ゼネラル・エレクトリック(GE)製の出力が1基当たり1万2600キロワットの発電設備を採用する。運転開始は2028年9月から30年の12月を予定しているという。

  ブルームバーグNEFの菊間一柊アナリストは、価格点が評価全体の半分を占めたことが三菱商系コンソーシアムの選定につながったと指摘。3区域全てで選定されたことで三菱商は建設、タービンの調達などでスケールメリットを得ることができる可能性が高いという。

  三菱商などのコンソーシアムは3区域でキロワット時(kWh)当たり11.99円-16.49円で応札しており、他の参加事業者を大きく引き離す形で価格点ではいずれも満点の評価を得た。

(識者のコメントなどを追加して更新します)

4592とはずがたり:2022/01/22(土) 21:49:53
日:令和3(2021)年9月17日ページ番号:462445
洋上風力発電事業における「いすみ市沖」の「有望な区域」選定について
https://www.pref.chiba.lg.jp/sanshin/ocean-re/2022_yubo_sentei.html

「再エネ海域利用法」における今後の促進区域の指定に向け、令和3年3月に国へ情報提供した「いすみ市沖」が「有望な区域」として選定されました。

「いすみ市沖」の国への情報提供
資源エネルギー庁の報道発表資料(PDF:282.8KB)
今後は、国、県、地元関係者等で構成される協議会において、「促進区域」の指定に向け、協議をしていくことになります。

洋上風力発電は、地域振興への効果も期待されることから、県では、銚子市沖での動きも踏まえながら、地元関係者と連携して導入を進めてまいります。

4593とはずがたり:2022/01/22(土) 21:50:31
村上市・胎内市沖が、再エネ海域利用法に基づく「有望な区域」に選定されたことに関する知事コメントについて
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/sogyosuishin/yuubou-kuiki.html
印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0425666 更新日:2021年9月13日更新

村上市・胎内市沖が、再エネ海域利用法に基づく「有望な区域」に選定されましたのでお知らせします

4594とはずがたり:2022/01/22(土) 21:54:32
洋上風力の「有望区域」今年度も4か所を選定。青森沖など東北が中心
2020/09/03
https://solarjournal.jp/windpower/35588/

2020年度の洋上風力の「有望区域」が決定した。昨年度と変わらず4地域だが、そのうち3か所が東北。青森県沖は初の選定だ。再エネ海域利用法のプッシュで、洋上風力の早期商業化が目指される。

選定事業者に占有など特権あり
「再エネ海域利用法」とは?
2019年4月施行の「再エネ海域利用法」は、洋上風力発電の普及を目的としている。選定された事業者は、開発区域を最大で30年間占有できる。占有期間を長期にすることで事業者の投資回収を可能にし、開発を後押しする。

ただし事業者の選定までには多くのステップが必要だ。まず経済産業大臣と国土交通大臣が促進区域を選定。自然的条件に加え、漁業や海運業等の先行利用に支障がないこと、系統接続の確保が条件となる。次に事業者が公募専用計画を提出し、両大臣が選んだ最も適切な事業者のみがFIT認定を受け、占有を許可される。

今年度も有望区域は4地区
東北は3か所、青森からは初
第一段階にあたる2020年度の促進区域が、7月3日に発表された。「既に一定の準備段階に進んでいる区域」は以下の10区域。

● 北海道岩宇及び南後志地区沖
● 北海道檜山沖
● 青森県沖日本海(北側)
● 青森県沖日本海(南側)
● 青森県陸奥湾
● 秋田県八峰町及び能代市沖 →有望地域から促進地域へ格上げ>>4587・公募開始へ>>4586
● 秋田県潟上市及び秋田市沖
● 山形県遊佐町沖
● 新潟県村上市及び胎内市沖
● 長崎県西海市江島沖

このうち青森県沖日本海(北側・南側)、秋田県八峰町及び能代市沖、長崎県西海市江島沖の4区域が「有望な区域」とされた。国などによる調査・アセスメントの後、公募占用計画を募る。「有望な区域」とは、地元の合意など環境整備が進んでいるとされている。

2019年度の有望な区域は、秋田県能代市・三種町及び男鹿市沖、秋田県由利本荘市沖(北側・南側)、千葉県銚子市沖、長崎県五島市沖の4区域だった。現在、長崎県五島市沖について公募占用指針が発表され、公募が始まっている。公募期間は2020年6月24日から12月24日までだ。

政府は、2030年度までに5区域の運転開始を目指している。今年2月には、一般社団法人日本風力発電協会(JWPA)が日本洋上風力タスクフォース(JOWTF)を設立。中部電力や東北電力、大手商社なども相次いでプロジェクトを開始している。洋上風力が商業ベースに乗れば、大規模なビジネスに成長することは間違いない。

4595とはずがたり:2022/01/22(土) 22:39:59
東電RP、山形県遊佐町沖に500MWの洋上風力を計画
2021/06/08 23:02
工藤宗介=技術ライター
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/01785/?ST=msb
東京電力リニューアブルパワー(最大出力500MW)
コスモエコパワーと加藤総業(最大500MW)
日本風力開発(最大430MW)
中部電力(最大450MW)
石油貿易開発と九電みらいパワー(最大484.5MW)
SBエナジー(最大480MW)
住友商事(最大500MW)
インベナジー・ウインド合同会社(最大456MW)
丸紅と関西電力(最大494MW)

4596とはずがたり:2022/01/22(土) 22:41:33
洋上風力発電事業における遊佐町沖の「有望な区域」選定についての知事コメント
https://www20.pref.yamagata.jp/020026/kensei/governor/message/comment/2021/20210913.html

本日、洋上風力発電事業に関し、経済産業省及び国土交通省から、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(再エネ海域利用法)における今後の促進区域の指定に向けた「有望な区域」として、「山形県遊佐町沖」を選定したとの発表がありました。

4597とはずがたり:2022/01/22(土) 22:55:24
21/9の段階で全国に22区域指定されてる様だ。
>>4591を参考に全部に平均400MWで建設出来たとすると8800MW=8.8GWの洋上風力が設置出来る事になる。

稼働率30%とすると2.64GWで稼働率70%の大型原発3.5基分,稼働率80%の大型石炭火発3基分って所か。

我が水力発電開発が全国で推計5G程度。
http://tohazugatali.dousetsu.com/risui/suiryoku00.html

先ずは積極的に老朽化自家用石炭火発を廃止していきたい。

洋上風力の促進区域に「秋田県八峰町・能代市沖」指定、有望区域に4エリア追加
https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/091702146/
工藤宗介=技術ライター 2021.09.21

>…9月13日、「秋田県八峰町及び能代市沖」を…「促進区域」に指定したと発表した。「長崎県五島市沖」、「千葉県銚子市沖」「秋田県由利本荘市沖(南側・北側)」「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」に続く5カ所目の促進区域指定となる。

>「有望な区域」として…4区域を新たに追加して合計7区域

>「一定の準備段階に進んでいる区域」として10区域

再エネ海域利用法に基づく促進区域の指定と、有望な区域等について整理を行いました
https://www.meti.go.jp/press/2021/09/20210913004/20210913004.html

1.促進区域の指定について
再エネ海域利用法第8条で定められた基準に適合すると認められたため、「秋田県八峰町及び能代市沖」について、本日付で、(2)の通り、再エネ海域利用法に基づく促進区域の指定を行いました。

2.有望な区域等の整理について

(1)有望な区域
新たに有望な区域として、以下の4区域を追加しました。これにより、現在、有望な区域として整理している区域(うち、今回、促進区域として指定される秋田県八峰町及び能代市沖を除く。)と合わせて、計7区域が有望な区域として整理されることになります。

<新たに有望な区域として追加する区域>
秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖
山形県遊佐町沖
新潟県村上市及び胎内市沖
千葉県いすみ市沖
<現在の有望な区域>
青森県沖日本海(北側)
青森県沖日本海(南側)
長崎県西海市江島沖

(2)一定の準備段階に進んでいる区域
将来的に有望な区域となり得ることが期待される区域を、「一定の準備段階に進んでいる区域」としており、都道府県からの情報提供を踏まえ、以下の10区域を一定の準備段階に進んでいる区域として整理しました。

北海道石狩市沖
北海道岩宇及び南後志地区沖
北海道島牧沖
北海道檜山沖
北海道松前沖
青森県陸奥湾
岩手県久慈市沖
福井県あわら市沖
福岡県響灘沖
佐賀県唐津市沖

4598とはずがたり:2022/01/22(土) 23:08:15
>>4597
○…準備段階 ●…有望区域 ★…促進区域

○ 北海道石狩市沖 準備段階
○ 北海道岩宇及び南後志地区沖 準備段階>>4594
○ 北海道島牧沖 準備段階
○ 北海道檜山沖 準備段階>>4594
○ 北海道松前沖 準備段階
● 青森県沖日本海(北側)有望区域>>4594
● 青森県沖日本海(南側)有望区域>>4594
○ 青森県陸奥湾 準備段階>>4594
○ 岩手県久慈市沖 準備段階
★ 秋田県八峰町及び能代市沖 促進区域>>4587・公募開始>>4586
★ 秋田県能代市・三種町及び男鹿市沖 促進区域・事業者決定
● 男鹿市、潟上市および秋田市沖 有望区域>>4587
★ 秋田県由利本荘市沖(北側)促進区域・事業者決定
★ 秋田県由利本荘市沖(南側)促進区域・事業者決定
● 山形県遊佐町沖 有望区域>>4595-4596
● 新潟県村上市及び胎内市沖 有望区域>>4593
★ 千葉県銚子市沖 促進区域・事業者決定
● 千葉県いすみ市沖 有望区域>>4592
○ 福井県あわら市沖 準備段階
○ 福岡県響灘沖 準備段階
○ 佐賀県唐津市沖 準備段階
★ 長崎県五島市沖 有望地域→促進地域
● 長崎県西海市江島沖 準備段階→有望区域

4599とはずがたり:2022/01/29(土) 22:33:06

殆ど旧来型エネルギーだけど。。

https://www.meti.go.jp/press/2021/09/20210914003/20210914003-b.pdf

また、これまでは製造時に CO2 の処理が行われていない「グレーアンモニア」が利用されてい
たが、今後は製造段階 CCUS 等を通じて CO2 の処理を行った「ブルーアンモニア」や、再
生可能エネルギー由来の「グリーンアンモニア」の利用が見込まれる。特に、再生可能エネル
ギーのコストが低減した段階では、再生可能エネルギーを用いて水素を経由せずに直接ア
ンモニアの合成を行うことのできるアンモニア電解合成技術(TRL:3 相当)が、今後重要
な技術となる。
○ これらは海外でも研究は行われてきたものの、現段階では具体的な成果は挙がっていない
ため、今後の燃料アンモニア市場の拡大を見据え、先行して技術開発を進めていくことが
重要。


? アンモニアの利用の拡大(需要面)
○ アンモニアの大規模需要としては、火力発電、特に石炭火力でのアンモニア混焼・専焼や、
船舶用の燃料等でのアンモニア利用が挙げられる(アンモニアの燃焼速度は石炭に近く、
石炭火力発電との相性が良い。他方で、水素はガス火力発電と相性が良い。)。
○ 発電用途を中心とした利用拡大により、2030 年時点では年間 300 万トン、2050 年時
点では年間約 3000 万トン程度の国内での燃料アンモニア需要が想定される(年間
3000 万トンの場合、専焼で 10〜20 基、高混焼で 20〜40 基程度の導入に相当)。
○ アンモニアは劇物であることから、一般家庭よりも工業用を中心とした利用が想定することで
高いレベルで安全管理されることが望ましい。
○ 火力発電については、石炭火力において既に燃料アンモニアを 20%混焼させた際の NOx
排出を抑制する技術は確立しており、本年度から、燃料アンモニアの石炭火力への 20%
混焼に向けた 100 万 kW 級実機での実証試験が始まり(TRL:6 相当)(詳細は既
存事業の項目参照)、2020 年代後半にも同混焼の実用化が見込まれている。また、
2000kW 級のガスタービンにおいて 70%のアンモニア混焼が成功している。他方、カーボ
5
ンニュートラルに向けた重要な技術となる火力発電における混焼率の拡大や専焼技術につ
いては開発段階(TRL:4 相当)に留まっており、高混焼技術や専焼技術の実現には、
NOx の抑制、発電に必要な熱量を確保するための収熱、燃料の安定性という課題を解
決する必要がある。

4600とはずがたり:2022/02/09(水) 13:37:58
(北条砂丘風力発電所)風況データ
http://www.e-hokuei.net/6672.htm

4601とはずがたり:2022/02/14(月) 20:08:07
2021.2現在(1年前)の秋田県の風力発電導入状況。予想以上に単発での開発が多いなぁ〜
https://www.pref.akita.lg.jp/uploads/public/archive_0000007451_00/1.%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%81%AE%E5%B0%8E%E5%85%A5%E7%8A%B6%E6%B3%81%EF%BC%88202102%EF%BC%89.pdf

4602とはずがたり:2022/03/08(火) 18:32:42
空気中の「二酸化炭素を発酵」させてアルコールを作成することに成功!
2022.02.22 TUESDAY
https://nazology.net/archives/105166

驚くべきことに、いくつかの細菌(嫌気性アセトジェンなど)は光を使うことなく、植物と同様に二酸化炭素を分解してエネルギーを生産することができるのです。

つまり通常の微生物がデンプンやタンパク質をたべる一方で、一部の細菌は二酸化炭素を「食べる」ことが可能なのです。

またこれら奇妙な細菌は、二酸化炭素を「食べる」とアセトンやアルコールの一種であるイソプロパノールといった、消毒薬や保存薬に用いる価値ある化学薬品を「排出」します。

4603とはずがたり:2022/03/20(日) 15:59:36
2014年の話し。その後どうなったのかな?ちゃんと実現してれば昨今の電気価格暴騰で金の卵として活躍出来た筈

休眠状態の発電所をバイオ燃料で復活、エナリスが茨城県で開始
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1408/20/news021.html
再生可能エネルギーによる電源の開発を進めるエナリスが自社で保有する発電所の改造に乗り出した。茨城県で休眠状態にある発電設備をバイオ燃料で稼働するように改造して、8月中に運転を開始する予定だ。2015年末までにバイオ燃料による発電事業を300MWの規模に拡大する。
2014年08月20日 13時00分 公開
[石田雅也,スマートジャパン]

 エナリスがバイオ燃料向けに改造する発電所は、茨城県で休眠中の「北茨城発電所」である。ディーゼル発電による1〜3号機のうち、1号機から改造に着手した。8月中に運転を開始する予定で、今後さらに2号機と3号機の改造も進める見込みだ。3基を合わせると発電規模は15MW(メガワット)になる。

 バイオ燃料にはインドネシアなどから輸入する非食用のパーム油を主に利用する。非食用のパーム油は価格変動のリスクが小さいために、バイオ燃料として広く使われている。固定価格買取制度では「農作物残さ」の区分に入り、発電した電力は1kWhあたり24円(税抜き)の買取価格を適用することができる(図1)。

 エナリスは燃料になるパーム油を現地の企業から調達したうえで、燃料の精製から供給までを一貫して手がけることによって、エネルギー流通のトレーサビリティ(追跡可能性)を確保する方針だ。固定価格買取制度ではバイオマスの原材料の出所を証明する必要がある一方、環境保全の観点からも資源のトレーサビリティが求められている。

 エナリスはバイオ燃料を使った発電事業を新規の建設と既設の改造の2つの方法で拡大していく。2015年末までに新規で161MW、既設で139MW、合わせて300MWの発電設備を増強する計画で、北茨城発電所の1号機は既設を改造する第1弾になる。発電した電力は新電力(PPS)などに供給する。

国内最大のバイオディーゼル発電所、東南アジアのパーム油を燃料に
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1405/14/news022.html

電力小売サービスやエネルギー管理システムを手がけるエナリスが、バイオマスを活用した大規模な発電所の建設を決めた。食用に使わないパーム油を東南アジアから輸入して燃料に利用する。2年間でバイオ燃料による発電事業に200億円を投資する計画だ。
2014年05月14日 11時00分 公開
[石田雅也,スマートジャパン]

 エナリスは2014年に入ってからバイオマス発電プロジェクトを加速させている。1月に木質バイオマスの発電事業会社を岩手県に設立したのに続いて、5月12日には臨時取締役会を開いて大規模なバイオディーゼル発電所の建設を決定した。

 現時点で建設予定地は明らかになっていないが、燃料にはインドネシアなど東南アジアから輸入するパーム油を利用する。パーム油はアブラヤシの果肉から作る植物油で、全世界の生産量の約2割は食用以外の用途に使われている。エナリスはインドネシアにあるバイオ燃料開発会社に出資してパーム油の安定確保を図る方針だ。

 新設する発電所は2014年12月に稼働する予定で、国内のバイオディーゼル発電所では最大の規模になる見込み。このほかにもバイオ燃料による発電事業を拡大して、2015年末までに総額200億円を投資する。発電規模は合計161MW(メガワット)を想定している。

 エナリスはエネルギー管理と電力供給の2本柱で事業を展開していて、電力供給事業ではバイオマスや太陽光による再生可能エネルギーの開発に注力している(図1)。これから電力小売の全面自由化に向けて、発電事業と小売事業を拡大する余地が広がることから、積極的な投資を通じて事業基盤の強化を進める。

4604とはずがたり:2022/03/20(日) 21:41:04
部ドイツの水素プロジェクトに三菱重工と欧州企業のコンソーシアムが基本合意
(ドイツ)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/02/c96e9aaa1e59bafd.html
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ベルリン発

2021年02月02日

三菱重工業、オランダ・英国の石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル、スウェーデンの総合エネルギー企業バッテンフォール、およびドイツ・ハンブルク州の熱供給公社バルメ・ハンブルクの4社は1月22日、ドイツ北部ハンブルク港に近接するモーアブルクでの風力発電と太陽光による水素の生産と活用に関するプロジェクト推進について合意した。

2020年12月に商用運転を停止したモーアブルクの石炭火力発電所跡地を利用し、100メガワット規模の水素電解プラントを2025年までに建設する。再生可能エネルギー由来の電力を利用して、水を電気分解して生成されるグリーン水素の製造、供給、利用を行う開発拠点「グリーンエネルギーハブ」として発展させることを主眼としている。

モーアブルクは、38万ボルトの国の送電網と11万ボルトのハンブルク市の送電網の両方に接続されておりグリーン電力をモーアブルク風力発電所から供給できること 、周囲の港湾に停泊する海外の船舶向け水素・アンモニア燃料供給の需要が期待できること、ハンブルクガス供給公社がハンブルク港周辺の水素供給用パイプラインの拡張整備に着手していること、水素電力を利用する事業者など潜在顧客が周辺に集積していること、など水素のバリューチェーン構築を網羅する好条件が備わった立地になっている。

三菱重工は、水素製造にかかる技術・エンジニアリング分野を担うほか、産業顧客の水素活用プロセスの最適化、地域暖房インフラへの水素製造設備の統合などを担当。需給を最適化するデジタル技術を活用した、メンテナンスサービスの提供も検討していくという。

同プロジェクトは、「欧州共通利益に適合する重要プロジェクト(IPCEI)」(2019年12月10日記事参照)に基づく国家補助を2021年上半期に申請の予定で、さらにハンブルク州政府からの支援も期待される。

ハンブルク州環境・エネルギー相で、ハンブルク熱供給公社の監督委員会議長でもあるイェンス・ケルスタン氏は「エネルギー転換を行うハンブルク州にとって、この合意は重要な一歩。ハンブルク州は水素分野で最前線に立ち、州政府はこの取り組みを支持している」と期待を示した。

現地経済紙「ハンデルスブラット」は同日、「これまでグリーン水素の生産はパイロットプロジェクトにとどまっていたが、今回の大規模水素製造プラントが成功すれば、大幅なコスト削減により経済的なグリーン水素生産が実現される可能性がある」と報じた。

(ヴェンケ・リンダート、中村容子)

(ドイツ)

ビジネス短信 c96e9aaa1e59bafd

4605とはずがたり:2022/03/22(火) 20:12:18

一基辺りが小さい。(多分古い。)

名称 稚内風力発電所
住所 北海道稚内市声問村
発電規模 2,300kW (400kW2基、750kW2基)
年間想定発電量 476万kWh(設備稼働率:23.6%)
北ガス取得日 2021年10月1日

稚内市における稼働済み風力発電設備の取得について 〜再生可能エネルギーの導入拡大に向けた、北ガス初の風力発電
https://www.hokkaido-gas.co.jp/20211001_1
〜2021/10/01

 北海道ガス株式会社(社長:大槻 博、本社:札幌市、以下:北ガス)は、稚内市における稼働済み風力発電設備(名称:稚内風力発電所、発電出力:2,300kW)を本日取得しましたので、お知らせいたします。風力発電設備の取得・運用は、北ガスとして初めてとなります。本発電設備を取得し、長期安定的に維持、運用することで非化石価値のある電力の地域活用を進め、低炭素化・脱炭素化に向けた取り組みをさらに加速させてまいります。

 北ガスではこれまで、「北ガスの電気」(お客さま件数(9月末時点):20万8千件)を支える電源として、「北ガス石狩発電所」や「北ガス札幌発電所」「ソーラーファーム石狩」などの自社電源に加え、ガスマイホーム発電「コレモ」や、固定価格買取(FIT)期間満了後の家庭用太陽光発電の余剰電力の買い取りなど、環境性・経済性に優れた分散型エネルギーの供給体制を整備してきました。

 また、本年6月1日には、稼働済みの太陽光発電設備(栗山太陽光発電所:栗山町)を取得するなど、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた既設発電設備の活用にも取り組んでいます。

 北ガスは今後も、北海道内に賦存する多様な再生可能エネルギーの積極的な導入・活用を通じて、持続的な社会の実現に貢献してまいります。

4606とはずがたり:2022/03/29(火) 21:33:09
三井造船とかでは無く商船三井が!?沖縄は石炭火発が多く,九州沖縄の離島はディーゼル発電が多いしそういうのを一気に淘汰しちゃって欲しい。
>経済産業省の試算によると30年時点の洋上風力や石油火力よりも安い水準となる。

商船三井が海洋温度差発電 25年稼働、洋上風力より安く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC034Y70T00C22A3000000/
2022年3月29日 18:00 [有料会員限定]

4607とはずがたり:2022/03/30(水) 10:17:24
Jパワーなど7社連合、液化水素を世界初の国際輸送/30年頃、商用化へ前進
https://www.denkishimbun.com/archives/192778
New 2022/03/29 2面

 液化水素の供給網構築に向けた技術開発が進展している。川崎重工業や岩谷産業、Jパワー(電源開発)など7社で構成する「CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(ハイストラ)」はこのほど、世界初となる船舶を用いた液化水素の国際輸送に成功した。ハイストラは今後も国際輸送を継続し荷役や船舶の運航データを取得。2030年頃を目指す商用規模での国際輸送に向けて知見を蓄える。
 ハイストラは16年2月の設立。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業としてオーストラリア産褐炭のガス化、液化水素の海上輸送、受け入れの技術実証に取り組んでいる。

4608とはずがたり:2022/04/03(日) 22:59:35
洋上風力 向いているはずの北海道でなぜ進まない?
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n6a65e5383e02
ほっとニュースweb

2021年6月14日(月)午後7時05分 更新

4609とはずがたり:2022/04/03(日) 23:05:20
人口7万で発電18MW・蓄電52MWhで対応できるのか〜。九州・沖縄とか伊豆諸島とかどうであろう?

2017年03月09日 12時05分ハードウェア
人口約7万のハワイ・カウアイ島の電力を太陽光だけでまかなう施設をテスラが完成させる
https://gigazine.net/news/20170309-kauai-renewable-energy-tesla/

島全体の電力を太陽光発電とバッテリーでまかなう試みを実現させていたテスラが、今度はさらに大規模な設備をハワイのカウアイ島に完成させました。この設備では約5万5000枚ものソーラーパネルを使ったメガソーラーと、272台のテスラ製蓄電装置「Powerpack」(パワーパック)を使って人口約6万7000の島全体の電力を昼夜を問わず再生可能エネルギーである太陽光でまかなうというものです。


この設備では、13メガワットの電力を……


5万4978枚のソーラーパネルで作り出します。


そして、容量52メガワットアワーの巨大な蓄電設備に電力を蓄えておきます。


設置されたパワーパックの数は、実に272基。

これらは全て、アメリカ・ネバダ州で稼働を開始した超巨大バッテリー工場「ギガファクトリー」で生産されたものです。

4610とはずがたり:2022/04/03(日) 23:43:22
アンモニアも水素も発電利用、現実解求め「第2のLNG」探す
JERAが挑む「アジア流」脱炭素戦略②
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00332/122800025/?i_cid=nbpnb_arc
2022.1.6
4件のコメント

中山 玲子
日経ビジネス記者

4611とはずがたり:2022/04/03(日) 23:47:51
官民で活発化する水素活用への取り組み(ドイツ)
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2021/52d5d6be24e2168b.html
2021年3月18日

ドイツ連邦政府は、2050年までのカーボン・ニュートラル実現に必要不可欠な要素として水素の利活用を位置づけ、具体的な政策を講じている。また、ドイツは国際競争力維持の観点でも水素を重要視する。ペーター・アルトマイヤー経済・エネルギー相は2019年10月の記者会見で「ドイツは水素技術において世界ナンバーワンにならなければならない」と標ぼう。2020年6月に発表した国家水素戦略においても水素の技術開発および関連輸出における国際競争の中で、ドイツが主要な役割を演じることを目指すことが示されている。こうした流れを受けて、ドイツ企業が参画する実証実験や技術開発・導入の動きが進んでいる。

水素社会への転換をポスト・コロナの経済成長に結びつける
ドイツ政府は、2020年6月に国家水素戦略を発表した。戦略の大きな目標は、EUの欧州グリーン・ディール政策に沿って2050年までに温室効果ガスの排出量を実質的にゼロとする目標を達成し、地球温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定の目標「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より十分低く保つとともに、1.5度に抑える努力を追求する」ことへの貢献にある。これと併せて、水素技術のコストを引き下げ、世界の水素市場でドイツがリードすることも掲げている(2020年9月9日付地域分析レポート参照)。将来のクリーンで安定的かつ手頃なエネルギーの供給にあたり、水素が大きな可能性と重要性を有するとして、特に工業、交通、その他の分野で生じる二酸化炭素(CO2)排出量の削減に大きな役割を果たす可能性を示した。当面、CO2回収・貯留(CSS)の利用などから得られるブルー水素やメタンの熱分解で得られるターコイズ水素もカーボン・ニュートラルに資する水素として利用を排除しない。しかし、再生可能エネルギー由来の電力を使って水から電解装置により生成する「グリーン水素(green hydrogen/ gruner Wasserstoff)」だけが長期的に持続可能なエネルギーと明示した。

また、ドイツ政府は、水素社会への転換を新型コロナウイルス危機後の経済成長の好機ととらえている。政府は2020年6月に新型コロナウイルスによる経済的打撃の抑制と回復に向けて総額1,300億ユーロの経済刺激策を導入することを発表しているが、このうち70億ユーロを水素技術のコスト低減と国内の水素技術の強化、20億ユーロを国際的なパートナーシップの構築に投じることを決めている。

4612とはずがたり:2022/04/03(日) 23:48:05
>>4611
強化が図られる連邦政府の水素利活用支援プログラム
水素の利活用促進について、最も古くからあるドイツ連邦政府の取り組みは、2007年に開始された研究開発プログラム「水素・燃料電池イノベーション国家プログラム(NIP)」だ。2016年には、2026年まで第2フェーズ(NIP2)として10年間の継続を決定。実用化前の水素・燃料電技術の研究・開発に加えて、適切なインフラの構築、初期の製品や技術の市場投入の支援も対象としている(2019年3月26日付地域・分析レポート参照)。

国家水素戦略では、「エネルギー・気候基金(EKF)」からも、水素関連プロジェクトに投資を行うことが示されている。EKFは2011年に設立。再生可能エネルギー、エネルギー効率化、国内的・国際的な気候保護、環境、電動モビリティ関連のプロジェクトと研究に投資を行うための基金だ。EKFの2012年の規模は7億8,000万ユーロだったのに対し、2019年には45億ユーロまで拡大している。水素関連プロジェクトや研究を進めるうえでも重要な財源になる。

水素の利活用拡大については、既述の施策のように、これまで経済・エネルギー省や教育・研究省のものが中心だった。カーボン・ニュートラル実現に向け、CO2排出量が多い鉄鋼、セメント、化学、非金属などの産業では、対策が大きな課題になる中、2021年1月15日、環境・自然保護・原子力安全省は、支援策「工業の脱炭素化」を発表した。これら産業の生産プロセスにおける温室効果ガス排出削減に資するのが狙いだ。革新的な技術に対する研究開発、試験・実証などを助成し、2024年までに20億ユーロを投じる。この施策は、水素の利活用だけを対象にしているわけではない。しかし、環境・自然保護・原子力安全省は、国家水素戦略を具体化した施策と位置付けている。

連邦議会が2020年12月17日に可決した改正再生可能エネルギー法(EEG)(2020年12月28日付ビジネス短信参照)でも、国家水素戦略で示した行動計画(施策1で示されている)に沿って、グリーン水素の生産に使う再生可能エネルギー由来の電力にかかる賦課金を、全面的または部分的に免除することを定めた。ただし、免除が適用されるには、水素の生産施設や製品がグリッドの安定性やエネルギー供給の全体的な持続可能性に貢献するとともに、EEGによって助成されていない再生可能ネルギー設備の電力を使用することなどの条件が課される可能性がある。

各産業界で進む水素利活用
政府の強力な水素利活用促進策を背景に、グリーン水素生成など水素の製造、貯蔵、また、モビリティなどにおけるドイツ企業の動きが活発化している。大手電力会社や主要メーカーだけでなく、スタートアップや創業10年程度の比較的歴史の浅い企業の取り組みも活発なのが特徴だ。日本企業も積極的に参入している。2021年1月に発表された、ドイツ北部ハンブルク州の閉鎖が決定した石炭火力発電所の跡地を利用したグリーン水素生産プロジェクトには、三菱重工業が参画(2021年2月2日付ビジネス短信参照)。ドイツ・ノルトライン・ヴェストファーレン州政府の補助金を得て、2021年3月よりデュッセルドルフ市近郊のドルマーゲンで世界最大となる年間1,800トンのグリーン水素貯蔵施設建設を開始したスタートアップのハイドロジーニアスLOHCテクノロジーズには三菱商事が2019年に出資している。また、BMWが開発中の燃料電池SUV(スポーツ用多目的車)に搭載される燃料電池は、トヨタ自動車と共同開発したものだ。

4613とはずがたり:2022/04/03(日) 23:55:41
LNG化か

ロシア産ガス輸入を停止 リトアニア、他国にも要請
2022/4/3 16:03
https://www.sankei.com/article/20220403-B4LF5AZK7RLNPLOYNFDQ4AXPKI/


バルト3国の一つであるリトアニアはロシア産ガスの輸入を2日に停止した。3日までに発表した。ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、エネルギーのロシア依存脱却を目指していた。ナウセーダ大統領は「今月からリトアニアにロシア産ガスは存在しない。われわれができるなら、残りの欧州もできる」とツイッターに投稿し、他の欧州諸国も輸入をやめるよう要請した。

リトアニアのエネルギー省は声明で「ロシアのガス大手ガスプロムから供給を受ける欧州連合(EU)加盟国で初めて、ロシア産ガスからの『独立』を果たした」と強調した。

リトアニアはこれまで、ロシアのウクライナ侵攻に協力したベラルーシを経由するパイプラインを通じてガス供給を受けてきた。今後はクライペダ港にある液化天然ガス(LNG)の基地からリトアニア全土にガスを供給し、需要は満たされるという。(共同)

4614とはずがたり:2022/04/08(金) 01:11:23
東芝、陸上風力発電向け風車46基を受注 国内最大規模
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC043P60U2A400C2000000/
2022年4月4日 14:43

4615とはずがたり:2022/04/08(金) 21:20:42

東邦ガス、商船三井など台湾の洋上風力に参画
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030401086&g=eco&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
2022年03月04日17時58分

 東邦ガスと商船三井、北陸電力は4日、台湾の洋上風力発電事業に出資すると発表した。台湾北西部にある稼働中の洋上風力発電で、発電容量は12万8000キロワット。再生可能エネルギー市場の拡大が見込まれる中、洋上風力発電の知見を得る狙いがある。

4616とはずがたり:2022/04/08(金) 21:21:01

関西電とJパワー、英洋上風力が商業運転へ 世界最大級、3月までに
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022011401099&g=eco&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
2022年01月14日18時47分
関西電力(写真左)と電源開発(Jパワー)の本社ビル

関西電力(写真左)と電源開発(Jパワー)の本社ビル

 関西電力と電源開発(Jパワー)は14日、2社が参画している英国・北海での洋上風力発電事業について、設備の建設や最終段階の性能試験が完了したと発表した。Jパワーによると、3月までに最大出力での商業運転が可能になる予定で「世界最大級の洋上風力発電所になる」(同社広報)という。

4617とはずがたり:2022/04/08(金) 21:21:23

JERA、米国で陸上風力参画 来年中に運転開始
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120201032&g=eco
2021年12月02日18時58分

 東京電力ホールディングス(HD)と中部電力が共同出資するJERAは2日、米テキサス州で整備が計画されている陸上風力発電事業の権益を同国の再生可能エネルギー企業から取得すると発表した。2022年中の運転開始を見込む。

4618とはずがたり:2022/04/08(金) 21:21:48

中部電とクボタ、バイオガス発電の市川環境HDに資本参加 資源活用ノウハウ取得へ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120101005&g=eco
2021年12月01日17時59分

 中部電力とクボタは1日、バイオガス発電事業などを手掛ける市川環境ホールディングス(千葉県市川市)に資本参加したと発表した。日本産業パートナーズ傘下の特別目的会社の株式を取得し、実質的に市川環境HDの株をそれぞれ27.8%取得した。投資額は非公表。

4619とはずがたり:2022/04/08(金) 21:22:16

JFEエンジ・中部電など、愛知県にバイオマス専焼発電所 国内最大級
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102700814&g=eco
2021年10月27日16時00分

 JFEエンジニアリング(東京)と中部電力、東邦ガス、東京センチュリーは27日、木質ペレットを燃料に用いたバイオマス専焼発電所を愛知県田原市に建設し、2025年9月に運転開始すると発表した。発電出力は11万2000キロワットで国内最大級としている

4620とはずがたり:2022/04/08(金) 21:22:52

出光興産、バイオ燃料の生産本格化へ 石炭代替へ30年に200万トン
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102100747&g=eco
2021年10月21日14時46分

 出光興産は21日、バイオマス燃料の一種である「ブラックペレット」の商業製造プラントをベトナムのビンディン省に建設すると発表した。2022年上期に稼働開始予定で、年12万トンの生産を見込む。商品名は「出光グリーンエナジーペレット」とし、今後、マレーシアやインドネシアでの生産も進める。23年までに年30万トン、30年までに年200万トンの生産体制構築を目指す方針だ。

4621とはずがたり:2022/04/08(金) 21:23:05

中部日本放送・東邦ガスなど、ゴルフ場でバイオマス発電 未利用材活用
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101400834&g=eco
2021年10月14日17時04分

 中部日本放送と東邦ガス、樹木の伐採事業などを手がける鈴鍵(愛知県豊田市)は14日、木質バイオマス発電で協業すると発表した。中部日本放送の連結子会社・南山カントリークラブ(豊田市)のゴルフ場にある未利用材を燃料の一部として使用する予定。2024年度の事業化を目指す。

4622とはずがたり:2022/04/08(金) 21:23:25

JPX、24年度までに脱炭素 バイオマス発電設備も
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072801185&g=eco
2021年07月28日19時19分
記者会見する清田瞭日本取引所グループ(JPX)最高経営責任者=28日午後、東京・日本橋兜町

記者会見する清田瞭日本取引所グループ(JPX)最高経営責任者=28日午後、東京・日本橋兜町

 日本取引所グループ(JPX)は28日、グループ全体の消費電力を2024年度までに100%、温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーで賄う方針を発表した。目標達成に向け、22年度には廃油を活用したバイオマス発電設備を保有し、再エネ由来の電力を創出する方向で検討する。
 JPXによると、証券取引所自ら発電設備を保有するのは世界でも例がないという。

4623とはずがたり:2022/04/10(日) 10:04:42
四電は関西まで直ぐなんだし1・2号機が廃炉になった伊方原発から阿波変電所辺迄太い送電線が空いてるんだから阿波から関西までもう一本太いの繋げば可成り余裕が出るんちゃうか。伊方と九州島内ループ送電網と繋げれば九州の太陽光電力も関西にひっぱってこれそう。

四国送電罔
http://tohazugatali.dousetsu.com/soden/shikoku00.html#2
九四連系線案
http://tohazugatali.dousetsu.com/soden/shikoku01.html#9-4

再エネ使い切れない 四国電力が受け入れ一時停止、東北電力も実施へ
https://www.asahi.com/articles/ASQ496J5YQ49ULFA006.html
長崎潤一郎、松岡大将2022年4月9日 20時22分

 四国電力は9日、太陽光や風力など再生可能エネルギーの受け入れを一時的に止める「出力制御」をしたと発表した。九州電力に続いて全国2例目。東北電力も10日に実施する見通しだ。各地で再エネの電気が増え、季節や天候によっては地元で使い切れない状況が広がっている。再エネ事業者は投資に見合った収益を得られず、普及にブレーキがかかる懸念がある。

 四国電力は9日午前8時〜午後4時、一部の太陽光発電所などの電気の受け入れを止めた。好天で太陽光による発電が増える一方、多くの企業などが休みで需要が少なかったためだ。もともと春や秋は冷暖房の使用が少なく、需要が減る。

 電気は使用量(需要)と発電量(供給)を一致させる必要があり、このバランスが崩れると大規模停電が起きる。四国電は火力発電の出力を下げ、さらに他の電力会社管内に送電するなどしても調整できなかったという。東北電も9日、10日午前8時〜午後4時の「出力制御」を一部の再エネ事業者に指示した。

 太陽光の普及が早かった九電…

4624とはずがたり:2022/04/15(金) 08:55:35

https://twitter.com/Kyukimasa/status/1514573617346269186
ゆきまさかずよし
@Kyukimasa
MIT:40%の効率で熱を電気に変換する素子
https://news.mit.edu/2022/thermal-heat-engine-0413

熱源からの赤外線輻射から電気を作る熱光起電素子(一種の太陽電池)で、可動部はない。
蒸気タービンは平均効率は35%(最高60%)。
「発電はお湯沸かしてタービン回す」からの脱却を目指してる

4625とはずがたり:2022/04/17(日) 22:48:52
https://twitter.com/Gusfrin92486024/status/1515650127028842500
がす | テスラおじさんVyond
@Gusfrin92486024
テスラは、ネバダ州で60,000世帯に電力を供給するために、360MWhのエネルギー貯蔵容量の巨大なMegapackプロジェクトを発表しました。

テスラ「このプロジェクトは年間500,000 MWhを生成し、60,000世帯に電力を供給し、年間40万トンの二酸化炭素排出を回避します。」#テスラ

https://electrek.co/2022/04/16/tesla-unveils-giant-360-mwh-megapack-project-help-power-60000-homes/

4626とはずがたり:2022/04/21(木) 20:04:03
住商、ニュージーランドで地熱発電 200億円で受注
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ198JD0Z10C21A2000000/
2021年2月24日 20:32 [有料会員限定]

発電容量は15万キロワット
ニュージーランド北島の中部
大手発電事業者コンタクト・エナジーが開発する「タウハラ地熱発電所」

4627とはずがたり:2022/04/21(木) 20:54:27

ニュージーランド国内で初のメガワット級水素製造プラントによる水素の試験販売を開始
ニュージーランドの水素サプライチェーンの開発をめざします
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20211214_1.html
2021年 12月 14日

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、ニュージーランド・タウポ(※1)においてTuaropaki Trust(トゥアロパキ・トラスト)(※2)と共に建設を進めてきた、同国初のメガワット級グリーン水素製造プラントの開所式を開催し、製造されるグリーン水素の試験販売を開始します。
左から、Tuaropaki Trust CEO Steve Murray(トゥアロパキ・トラスト スティーブ・マリー CEO)、NZ Minister of Energy and Resources Megan Woods(ニュージーランド ミーガン・ウッズ エネルギー・資源大臣、Tuaropaki Trust Chair Gina Ranqi(トゥアロパキ・トラスト ジーナ・ランギ 議長)、在ニュージーランド日本国大使館 伊藤康一 大使

ニュージーランドでは、政府が電力の再生可能エネルギー比率を現状の85%から2030年には100%にする政策を掲げ、その一環として水素の利活用が積極的に推進されています。大林組は2014年頃からニュージーランドの再生可能エネルギーの将来性に着目し、2018年には同国にて有数の地熱発電所を所有するTuaropaki Trustと共同で、地熱発電を利用したグリーン水素の製造プラントの建設に着手しました。2021年3月のプラント完成以降、試運転や水素品質の確認、実証に係る体制整備などが完了したため、12月9日に試験販売開始に向けた開所式を開催しました。

4628とはずがたり:2022/04/21(木) 21:55:14

バイオマスはバイオマスの生産があんまエコじゃない弱点がある。バイオマスの不足も目立つ。

バイオマスは石炭混焼と相性が良いが,石炭火発はアンモニア混焼が可能らしい。ということはバイオマス発電にアンモニア混焼も行けるのかな?300MWはなかなかデカいけどその辺含めて安定稼働が出来るといいですなぁ・・

世界最大級の大型バイオマス発電所に関するENEOS株式会社との共同事業化検討の合意および環境アセスメントの開始について
2020年11月10日
https://www.erex.co.jp/news/pressrelease/1289/

?イーレックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 本名 均、以下「イーレックス」)は、ENEOS株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 大田 勝幸、以下「ENEOS」)と新設としては世界最大級の大型バイオマス発電所に関して共同で事業化を検討することに合意し、環境アセスメントを開始することにいたしましたので、お知らせいたします。



?イーレックスグループは、「新たな発想と行動力で、未来を切り拓く」をもとに、「2030ビジョン ~持続可能な社会実現のために~ 再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者になる」を掲げております。

?本プロジェクトは、昨年来、具体的な適地選定、最適な設備形成、大量かつ経済的な燃料の確保等の諸課題について鋭意検討してまいりましたが、地元の皆様からの強いご期待の声等を踏まえ、今般、新潟県北蒲原郡聖籠町東港近郊(ENEOSが所有)を建設予定地として、環境アセスメントの手続きを開始することといたしました。なお、系統接続については、先月30日に電力広域的運営推進機関より接続検討に関する回答を得ております。

?本計画は、設備出力300MW規模を予定しており、石炭火力発電所からの転換を除く新設としては世界最大級であるとともに、世界初の超々臨界圧※1のバイオマス発電所を目指しております。当社がこれまで培ってきたバイオマス発電に係る技術と燃料に係る知見をフルに活用して、再エネ賦課金という形での国民への負担がない、日本初となるFIT制度から自立したNon-FITの大型バイオマス発電所の実現を図るものです。

?具体的には、新潟東港付近のゴルフ場の一部をバイオマス発電所用用地として活用する計画です。事業実施にあたっては、建設工事も含め、周辺環境に配慮した計画とする予定であり、地元の皆様には十分にご説明し、ご理解を頂きたいと考えております。

?使用するバイオマス燃料につきましては、以前から検討しているロシアからの木質系燃料に加え、ベトナム、フィリピン等で試験栽培をしている、燃料用ソルガム※2を主体に検討してまいります。

?今後、環境アセスメントの手続きを開始し、2023年中に本工事の着工を経て、2026年度の営業運転開始を目指しており、営業運転開始後は地元新潟県の需要家やRE100企業などへ広く供給することも検討しております。CO2排出量の削減といった需要家のニーズを満たすことにもつながるプロジェクトです。

?当社は、本計画の実現によって、FIT制度終了後も国内にバイオマス発電が存続することが可能となり、国民負担の軽減にも大きく貢献できるものと考えており、エネルギー政策上も大変意義の大きいプロジェクトであると考えております。また、同時に地域経済の発展、活性化にも貢献してまいる所存です。

?イーレックスグループは、今後も国内外においてバイオマス発電事業を基軸に持続可能な再生可能エネルギー事業を展開し、来るべき脱炭素社会において評価され、必要とされる会社となることを目指してまいります。

※1 蒸気温度600℃、圧力26MPa以上という高温高圧の水蒸気を発生させ、その水蒸気でタービンを回して高効率で発電する技術により、燃料消費量削減にも繋がります。
※2 当社は、持続可能な燃料用ソルガム(ニューソルガム)を育成し、燃料製造から発電利用に至るサプライチェーン全体としての競争力強化を図ってまいります。

4629とはずがたり:2022/04/22(金) 00:37:31
詳細不詳

ニュージーランド研究機関などが日本で地熱発電事業
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220421/k10013592271000.html
2022年4月21日 15時27分

日本と比べ地熱発電の普及が進む、ニュージーランドの政府系研究機関や化学メーカーが、共同事業体を立ち上げ、日本で地熱発電の事業に乗り出すことになりました。
21日は都内で共同事業体の設立の記念式典が開かれ、来日しているニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が「ニュージーランドは、過去10年で地熱発電量を2倍に増やしており、日本の地熱探査を支援する能力がある。両国にとって脱炭素社会に向けた具体的な一歩になる」とあいさつしました。

共同事業体は、ニュージーランドの政府系研究機関と、化学メーカー「Geo40」が立ち上げたものです。

今後は、ニュージーランド政府の支援も受けながら日本企業とも連携し、地熱発電の事業を進める予定です。

地熱発電は、再生可能エネルギーの中でも発電量が時間帯や天候に左右されず、常に発電できるのがメリットで、経済産業省によりますと、火山の多い日本は、地熱の資源量がアメリカ、インドネシアに次ぎ、世界第3位の規模となっています。

政府は2030年までに、地熱の発電量を現在の3倍に増やす目標を掲げていて、今回の取り組みが国内での地熱発電の普及につながるか注目されます。

4630とはずがたり:2022/04/22(金) 00:37:57

九電 鹿児島 霧島で新たな地熱発電所建設へ 来年6月着工
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20220421/5010015569.html
04月21日 10時38分

九州電力は鹿児島県霧島市で新たな地熱発電所の建設に乗り出すことになりました。
九州電力は、霧島市の烏帽子岳の北東部で1998年から地下の熱水や蒸気の状況を調査し、その結果、今月、市から地熱発電所の建設について同意を受けたということです。
これを受け、来年6月に建設工事を開始し、2024年度末に稼働を始める計画です。
九州電力の新たな地熱発電所の建設は、大分県の「八丁原バイナリー」以来17年ぶりとなります。
九州電力は今月には大分県九重町で現地調査を新たに始めるなど、地熱発電所の開発に向けた動きが活発になっています。
地熱発電は日本が世界第3位の資源量を持ち、特に火山の多い九州で再生可能エネルギーとしての活用がどこまで広がるか注目されます。

九電が霧島にバイナリー地熱発電所建設 4500キロワット 24年度末の稼働目指す
2022/04/21 08:08
https://373news.com/_news/storyid/154954/

 九州電力は20日、霧島市霧島田口の烏帽子岳地域で、地熱発電所の建設に向けた準備を始めると発表した。14日付で市から発電設備設置の同意書を交付された。今後は国立公園内での開発に必要な法的な手続きと詳細設計を進め、2023年6月着工、24年度末の営業運転開始を目指す。

 建設予定地は烏帽子岳北東部の谷あいで、霧島神宮の北西約3.5キロにある国有保安林内。発電設備の敷地面積は3500平方メートル程度を見込む。現時点で事業費は非公表。

 完成すれば九電グループの地熱発電所として9カ所目、県内では4カ所目になる。出力は4500キロワットで、平均的な家庭の1500世帯分を賄う。同グループ内で2番目に小さい規模。地下約1300〜1700メートルから取り出した蒸気で、水より沸点が低い液体を加熱・蒸発させタービンを回すバイナリー方式を採用する。

 烏帽子岳地域では、九電が1998年に地熱発電の可能性を探る調査を開始。2001年からは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が資源量を把握する詳細調査を行い、事業化をにらむ九電が05年に引き継いだ。

 調査や発電所建設を巡っては、周辺事業者から温泉への影響などを懸念する声があった。九電は温泉の温度や流量のモニタリング調査を続け、20年からは地元の関係者や自治体との意見交換会を年に数回開いて事業への理解を求めてきた。

 設置に同意した霧島市の中重真一市長は「環境にやさしいベースロード電源。温泉など地域資源を適切に保護しつつ、導入を促進したい」とコメントした。

4631とはずがたり:2022/05/10(火) 14:03:52
カーボンニュートラル実現に向けたHTTRによる水素製造実証事業の開始
https://www.mhi.com/jp/news/22042203.html
2022-04-22
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
三菱重工業株式会社
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2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、電力分野での脱炭素化に加えて、製鉄、運輸等の分野での脱炭素化が必要となります。その実現に向けて、水素エネルギーの利活用が期待されており、グリーン成長戦略において水素製造に係る要素技術を確立することが示されました。

今般、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」という。)と三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」という。)は、その最初のステップとして、経済産業省資源エネルギー庁の委託事業「超高温を利用した水素大量製造技術実証事業」を受託し、HTTR(高温工学試験研究炉(高温ガス炉))による水素製造事業を今年度より開始しました。本事業では、原子力機構が有するHTTRに水素製造施設を新たに接続し、HTTRから得られる高温熱を活用した水素製造技術の確証を行う計画で、水素製造施設と接続するための改造内容の具体化、許認可手続、設備改造及び試験を段階的に実施して参ります。また、将来の高温ガス炉実証炉における水素製造技術の高度化に向けて、大量の水素製造に対応可能とするための一部機器(高温隔離弁等)の大型化検討、高温ガス炉と組み合わせるカーボンフリー水素製造技術の調査も行います。

原子力機構と三菱重工は、本事業を通して、高温ガス炉等の超高温熱を利用した水素製造技術を確証し、大量かつ安定的なカーボンフリー水素製造の実現につなげていきます。

4632とはずがたり:2022/05/18(水) 19:15:29
東北電力、仏企業と浮体式洋上風力FS開始/久慈市沖で事業化検証
https://www.denkishimbun.com/archives/203624
2022/05/13 2面

 東北電力と浮体式洋上風力発電の基礎技術に強みを持つフランスのBWイデオルは12日、岩手県久慈市沖で浮体式洋上風力発電の共同事業化に向けた実現可能性調査(FS)を開始したと発表した。久慈市沖は、再生可能エネルギー海域利用法で「一定の準備段階に進んでいる区域」の指定を受けるエリア。両社は2022年度末まで、机上調査を中心に事業規模などの検討を進める。東北電力が浮体式洋上風力でFSを行うのは、今回が初めて。

4633とはずがたり:2022/05/24(火) 18:05:35
凄いしインドが脱石炭するのは非常に喜ばしいけど,これ一日の発電容量ではなく1時間の間違いであると思う。一日だったら単位もMWh等でないと可怪しい。
>『バドラ・ソーラーパーク』だ。インドの北西部ラジャスタン州タール砂漠にあるこの施設…の発電容量は2245MW(メガワット)。
>来年も…925MWを発電する『Nokhソーラーパーク』(インド)を始め、世界中で太陽光によるメガ発電施設の稼働が予定

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b7bab8c6b376850c7d811930dfba916ac8d08a3

スケールがケタはずれ!世界の自然エネルギー発電のヤバい実力
2021/11/30(火) 14:02配信

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FRIDAY
【インド】ラジャスタン州タール砂漠 ●太陽光発電 インド北西部にある世界最大級のソーラーパネル群。砂漠地帯で問題となる砂塵への対策として、専用の掃除ロボットが昼夜を問わず稼働

人類が生活できない不毛の地が、いま自然エネルギーの発電所として注目を集めている。

上の写真は、昨年3月に稼働を開始した世界最大規模の発電量を誇る太陽光発電施設『バドラ・ソーラーパーク』だ。インドの北西部ラジャスタン州タール砂漠にあるこの施設は、東京ドーム約1200個以上という広大な敷地内におよそ1000万枚の太陽光パネルが設置されている。

【画像】圧巻すぎる…!世界の「洋上発電所」写真

一日の発電容量は2245MW(メガワット)。これは日本の一般的な二人世帯約690万戸の一日の消費電力を賄える量である。日本でトップクラスの発電量を誇る岡山県美作市の75万枚の太陽光パネル群でさえ、一日の発電容量は200MWほどで遠く及ばない。

他にもアメリカのカリフォルニア州南部の都市・パームスプリングスには約2000基の風力発電機が広がり(7枚目写真)、中国湖北省には水力発電所として世界最大の発電量を誇る『三峡ダム』(8枚目写真)が稼働している。

巨大化が進む世界の自然エネルギー発電施設。その背景にはどのような要因があるのか。国際ジャーナリストの山田敏弘氏が語る。

「巨大化が進んだ理由には発電コストの低下が挙げられます。地球温暖化が国際問題として取り上げられるようになって以降、技術革新が相次いだ。たとえば太陽光発電は、’12年には1MWを発電するのに1時間で平均217ドルが掛かっていましたが、’20年は57ドルです。8年間で約4分の1に低下しました。

その結果、より巨大な施設を作っても、ランニングコストの負担が減少した。今後もこの大規模化のトレンドは続くと思います。実際に来年も一日925MWを発電する『Nokhソーラーパーク』(インド)を始め、世界中で太陽光によるメガ発電施設の稼働が予定されています」

効率化を求めて各国が巨大な自然エネルギー発電施設を建造する中、一番注目を集めているのが風力発電だという。

「巨大化を進めるうえでの一番の問題は、敷地面積が確保できるかという点です。その課題に、風力発電は『海上』という答えを持っている。実際に洋上風力発電は、全自然エネルギー施設の中で一番の増加率が見込まれており、’20年は全世界の新規設備の発電容量が合計6GW(ギガワット)でしたが、’30年には80GWまで伸びるとされています。

とくにイギリスでは大型プロジェクトが目白押しで、“メガ発電”を超える大規模な“ギガ発電”施設が相次いでいる。’22年に稼働開始予定の1.4GWを発電する『ホーンシー2』はその筆頭です」(前出・山田氏)

その進化はまだまだ止まらない。

4634とはずがたり:2022/05/24(火) 18:05:47
>>4632

◆【イギリス】アイリッシュ海 ●風力発電

世界最大の洋上発電施設として’19年9月に稼働開始。高さ約190mという超巨大発電機87基が、東京ドーム3000個以上という広大な海洋上に広がる。

◆【モロッコ】ワルザザート ●太陽熱発電

円環配置されたソーラーパネルに反射させ、中央にある塔に太陽光を集中させる「集光型」太陽熱発電所。同仕組みではモロッコ初の施設。

◆【中国】江蘇省宿遷(しゅくせん)市 ●太陽光発電

魚の形にデザインされたソーラーパネル群。中国には遊び心が込められた発電施設がいくつもある。

◆【中国】山西省大同市 ●太陽光発電

こちらはパンダをモチーフに配置。’22年までに同様の太陽光発電所が約100ヵ所建設される予定。

◆【中国】山東省済南市 ●太陽光発電

’17年開通の、太陽光パネルが敷かれた高速道路。将来的には走行中に電気自動車の充電も可能に。

◆【アメリカ】カリフォルニア州パームスプリングス ●風力発電

カリフォルニア州には大規模な風力発電所がいくつも存在する。同州の南部・テハチャピ峠には、約5000台が山全体を覆う巨大施設もある。

◆【中国】湖北省宜昌(ぎしょう)市 三峡ダム ●水力発電

世界最大となる2万2500MWを発電可能なモンスターダム。長江から流入する大量の水で、貯水量も最大クラスとなる393億?を記録する。

◆【アイスランド】ケプラヴィーク ●地熱発電

国内トップクラスの発電所。汲み上げた地下熱水の排水を利用した、隣接する温泉『ブルーラグーン』も有名。手前には入浴客が見える。

『FRIDAY』2021年12月3日号より

4635とはずがたり:2022/05/24(火) 20:21:01
三条で電力の「地産地消」 市内のバイオマス発電所を活用
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/59160
2022/5/14 15:30
(最終更新: 2022/5/16 11:40)
木質バイオマス発電を行っている三条保内発電所=三条市下保内

 新潟県三条市は、市内の一部の公共施設の使用電力を、木質バイオマス発電所である三条保内発電所(同市下保内)で発電した電力へと切り替えている。地元で発電した電気を地元で使用する「電力の地産地消」と位置付けている。

 同市は、温室効果ガスの排出量を差し引きゼロとするカーボンニュートラルの推進を図っており、再生可能エネルギーの公共施設での利用を検討してきた。市内100以上の施設を対象に電気料金を試算したと…

残り323文字(全文:532文字)

4636とはずがたり:2022/05/24(火) 20:41:46

メガソーラー県内最大拠点に
阿賀野、新たに4カ所稼働
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/15522
2021/12/3 17:00
(最終更新: 2022/1/28 20:59)

 新潟県阿賀野市笹神地区の山間地に建設が進められていた大規模太陽光発電所(メガソーラー)4カ所が、3日までに相次いで運転を開始した。全体の発電規模は、市内ですでに稼働している県の新潟東部太陽光発電所と合わせ約130メガワットになり、県内最大拠点になった。

 4カ所の発電所はいずれも、再生可能エネルギーの普及・拡大や売電による安定的な収入確保などを目的に県外企業が運営。2017〜19年に着工し、工事を進めていた。再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)を利用して東北電力に全量売電する。

 笹岡の「阿賀野ソーラーパーク」は、10月に運転を開始した。機械商社の「東京産業」(東京)が旧新潟ロシア村そばのゴルフ場跡地約40万平方メートルを借り受けた。太陽光パネル約6万6700枚を設置した。同社は全国7カ所に太陽光発電所を設置しており、その中でも最大発電容量になった。

 最大出力は23メガワット。年間発電量は、一般家庭約5900世帯分の年間消費電力量に相当する2万4千メガワット時を見込む。事業期間は19年間。

 11月上旬、同所で蒲原稔社長や田中清善・阿賀野市長ら関係者約30人が出席して竣工(しゅんこう)式が行われた。蒲原社長は「再生可能エネルギーによる社会貢献の一環としてプロジェクトを進めてきた。本発電所が日本の再生可能エネルギーの一翼を担えれば」と述べた。

 大室には三菱総合研究所(東京)などが共同で出資する「阿賀野メガソーラー合同会社」が「大室メガソーラー」と「大日メガソーラー」の二つの発電所を建設、11月30日に運転開始した。最大出力は2カ所合計で約46・2メガワット。年間予想発電量は約1万500世帯分の約4800万キロワット時と見込む。事業期間は非公表。

 同市山寺に建設中の「阿賀野市山寺太陽光発電所」は、12月1日に運転を始めた。現在は「リニューアブル・ジャパン」(東京)が開発・運営する。最大出力は約45メガワットで、初年度の年間発電量は、1万5700世帯分に相当する4700万キロワット時を見込む。発電事業は共同出資の「合同会社RJエネルギー新潟阿賀野」が担う。事業期間は未定としている。

 田中清善市長は「太陽光発電所は温暖化防止の観点からも大きな威力を発揮する。再生エネルギー普及に向けて、より多くの発電事業所が阿賀野に目を向けてくれれば」と期待を述べた。

◆新潟県の適地情報で注目か
 新潟県によると、今年8月現在、発電出力2千キロワットを越える大規模な太陽光発電所は県内に10カ所あり、うち5カ所が阿賀野市に集中している。県内では3月現在、固定価格買い取り制度(FIT)による太陽光発電設備の導入状況は約351・6メガワットで、全国42位と進んでいない。一方で発電事業者による太陽光発電実績(2020年度)は、約14万メガワットで29位となっている。

 県産業労働部新エネルギー資源開発室の覚張昌一室長は、県内の太陽光発電の導入状況を「メガソーラーなど比較的大規模なものが多いと思われ、発電実績を押し上げているのでは」と語る。

 今回稼働した阿賀野市のメガソーラーは、いずれも2014年にFIT制度の事業計画認定を受けている。同制度は再生可能エネルギー普及のため、電力を電力会社が一定期間、固定価格で買い取るもの。10キロワット以上の事業用対抗発電の買い取り価格は、12年の制度スタート時には1キロワット当たり一律40円だったが、16年には24円、17年からは規模により入札制も取り入れられ、下落が続いている。

 阿賀野市で集中してメガソーラーが設置されたことについて、覚張室長は「FIT制度スタート後、買い取り価格が高いうちに早く契約を取ろうと全国的にどっと太陽光発電事業が増えた。その中で県が公開していた阿賀野の適地の情報を参考に、周辺に集中したのでは」としている。

4637とはずがたり:2022/05/24(火) 21:25:07
巨大化が楽しみである。

2019.6.21
常識を疑え! スペイン生まれの羽根のない風力発電機が2020年に販売スタート
逆転の発想から生まれた、新しいタイプの風力発電の仕組みとは
https://emira-t.jp/topics/10803/

世界で初めて風力発電機が造られたのは今からおよそ130年前。さらに揚水や灌漑(かんがい)目的としては、紀元前から風車が活用されていたという記録も残っている。このように2000年以上もの間、風の力を得る=プロペラを回すということは常識として考えられてきた。しかし、スペインのスタートアップ企業・Vortex Bladeless社が開発したのは、羽根のない風力発電機。常識を覆した、希代の発明品とその仕組みを紹介する。



日本で再生可能エネルギーが明確に定義されたのは2009年。

エネルギー供給構造高度化法という法律によって、化石燃料に頼らない再生可能エネルギーの利用促進を狙ったものだ。

しかし10年の歳月がたった今も、先進諸国に比べて環境整備が進んでいるとは言い難い。先のデータによると、日本の総発電電力量に占める割合のうち、再生可能エネルギーは約16%。そのうち一番割合の多い水力発電でもわずか8%となっている。

一方、再生可能エネルギー先進国と呼ばれるヨーロッパでは、ドイツやスペイン、イタリアで30%超。中でも注目なのがスペインの風力発電だ。

中国、アメリカ、ドイツ、インドに続き世界第5位の風力発電容量(2018年の総発電量2万3484MW)を誇るスペインは、先の図でも分かるように国の総発電電力量に占める風力発電の割合が実に約18%。これは、世界トップクラスの占有率だ。

そんな風力発電大国スペインでは現在、新しい発想の風力発電機が開発されている。

それが、風力エネルギー系のスタートアップ企業・Vortex Bladeless(ボルテックス ブラデレス/以下、Vortex社)社製の羽根のない風力発電機だ。

従来の風力発電機は、風車が地面に対して垂直に回る水平軸風車と、地面に対して平行で横に回転する垂直軸風車の2種類が存在した。主に商用化されているのは水平軸風車で、飛行機の羽根に似た3枚のプロペラが付いたものが一般的。プロペラを動力に内蔵、タービンを回しエネルギーを生み出す方式で、日本国内でも目にしたことがある人も多いだろう。

一方、Vortex社が開発中の風力発電機Vortex Tacomaは、小型ロケットのような形をした円筒形で、高さは約2.7m。軽さと強度を保つために炭素繊維とガラス強化繊維(FRP)素材を使い、振動する上部と地面に固定される下部に分かれている。商用化される際には、重さ約15kg、発電量100W/hを想定しているという。

筒の中にはコイルと磁石を用いた特許取得済みの発電装置が内蔵されており、上部が左右に振動することでエネルギーを生み出す仕組みだ。

新技術開発の背景にあった意外なきっかけとは?
高効率な発電に重要となってくるのが、安定した振動を生み出すための“渦励振(うずれいしん)”という現象だ。

渦励振とは、各物体が持つ固有振動数と、風が円柱などの物質に当たって発生する空気の渦の周波数が一致した場合に、共振を引き起こし振幅が増大する現象。本来は建築物を造る際の厄介者として扱われ、1940年にアメリカのタコマ・ナローズ橋がこの現象により崩壊したことで広く知られるようになった。

羽根のない風力発電機のアイデアは、実は開発者の一人がこの橋の動画を目にしたことがきっかけ。“橋を壊すほどのエネルギーがあるのならば、コントロールして発電につなげられるのではないか”という逆転の発想だった。


とは言っても、簡単に渦励振を引き起こせるわけではない。空気の渦の周波数は一定でないため、渦に合わせて風力発電機側の振動数を変える必要があったのだ。そこでVortex Bladeless社は、自動的に発電機側の振動数を調整する独自のチューニングシステムを開発。これにより、風速3mからでも共振を引き起こし、発電を開始・維持できる仕組みを作り上げた。

その軽さや設置のしやすさから、自宅の屋根や庭などへの導入を想定しているVortex Tacoma。価格は1基あたり200ユーロ前後(日本円にして約2万4300円、6月21日現在、1ユーロ121円で計算)になる予定で、2020年中の販売を目指している。

今後は、さらに大きな1MWクラスの風力発電機開発を計画している同社。大型化した場合でも、従来の風力発電機に比べて製造コストは50%以上、メンテナンス費用は80%以上もカットできるという。

これは、従来のように複雑な部品を使わないため。メンテナンスに油を使う必要がないので、廃棄する際の費用も安くできるという。

これまでの風力発電機が抱えていたプロペラの騒音問題や鳥の巻き込み事故、膨大なコストを解決するVortex社の風力発電機。再生可能エネルギー先進国・スペインで生まれた新しい技術が、世界の風力発電事情を一変させるのかもしれない。

4638とはずがたり:2022/05/25(水) 19:52:15
なんとw
200W/m2に対して50mW/m2だとすると1/4000だけどそれでも太陽光パネル膨大に敷き詰めるから採算ベースに乗って来ると良いかも。
雨や曇りの日の日中も少しは発電するしボラティリティが縮小するのはいいこんだ。積雪発電とか最近聞かないけどどうなったかな。

夜間に発電できるソーラーパネル、スタンフォード大が開発
Andrew Blok (CNET News) 翻訳校正: 桑井章裕 高森郁哉 湯本牧子 (ガリレオ)2022年04月20日 12時21分
https://japan.cnet.com/article/35186544/

 言うまでもないことだが、従来のソーラーパネルが生み出した電気のうち、夜間に発電されたものはない。だが、そんな常識が覆される可能性があることが、新たな研究で示された。

ソーラーパネル
提供:Javier Zayas Photography/Getty Images
 スタンフォード大学の研究者らは市販のソーラーパネルを改造し、放射冷却のプロセスを利用して、夜間に少量の電気を生じさせることに成功した。この研究成果は4月、学術誌「Applied Physics Letters」に掲載された。

 プロジェクトを率いる研究者のShanhui Fan氏はこう語る。「重要な再生可能エネルギーの源として、私たちが思い浮かべるのは、まず太陽だろう。だが、宇宙空間の寒さもまた、極めて重要な再生可能エネルギーの源なのだ」

 改造されたパネルの発電量は、昨今のソーラーパネルが日中に生み出す電気の量に比べれば微々たるものだ。それでも、とりわけ電気需要がはるかに低い夜間には、そうした電気がやはり役立つかもしれないと、研究者らは期待している。

 改造されたソーラーパネルは、夜間に太陽光発電を行うわけではない。研究者らは、太陽光の代わりに、放射冷却を利用する技術を追加した。

 夜間に物体が空を向いていると、物体は宇宙空間に熱を放射するため、周囲の気温より低くなることがある。この作用は、もちろん建物の冷房にも応用できるが、温度差を利用して発電することも可能だ。

 電気工学の教授であるFan氏らの研究チームは、この温度差発電の技術を市販のソーラーパネルに追加し、少量の電気を夜間に生じさせることに成功した。

 改良したパネルの夜間の発電量は、1平方メートルあたり50ミリワット(mW)で、市販のソーラーパネルが日中に発電できる量よりははるかに少ない。ある市販のソーラーパネルの発電量を概算すると、1平方メートルあたり200W近くになる。1Wは1000mWに等しい。

 「つまり、発電量はかなり少なくなる」とFan氏は認めるが、「低出力密度の用途には有効かもしれない」としている。たとえば、夜間の照明、機器の充電、センサーや監視装置の常時オンライン接続といった用途が考えられるという。

 Fan氏によると、この改造は市販のソーラーパネルに施されたもので、技術が広く普及する可能性があることを意味している。また、設計を改善することで、発電量を増やせる可能性があるという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

4639とはずがたり:2022/05/25(水) 19:58:44


パシフィコ・エナジー作東メガソーラー発電所
場所:岡山県美作市
運開:2019.12
パネル容量:約260MW
敷地面積:約410ha(約4割を残置森林として残す)
連携出力容量:150MW
その他:3つのエリアから総延長17kmの自営送電線を地中に敷設

瀬戸内Kirei太陽光発電所
場所:岡山県瀬戸内市(天日採塩法による巨大な塩田跡地)
運開:2018.12
パネル容量:約235MW
敷地面積:約500ha
連携出力容量:186MW
売電単価は40円/kWh。
その他:プロジェクトの事業体は、特定目的会社(SPC)「瀬戸内 Kirei 未来創り合同会社」で、同SPCには、米GEエナジー・フィナンシャルサービス、東洋エンジニアリング、くにうみアセットマネジメント、中電工が出資。総事業費1100億円のうち約900億円を融資で賄った。三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3大メガバンクを幹事とした28金融機関が参加した大規模なプロジェクトファイナンスを組成。


日本最大・260MWのメガソーラー、美作市に稼働
広大な残置森林で自然環境に配慮、稼働後に希少鳥類を確認
2020/07/21 05:00
金子 憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/feature/00001/00053/


日本最大235MWのメガソーラーが商用運転、25人体制で運営
塩田跡地の浸水リスクを克服し、「安全安心」を確立
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/feature/15/302960/120300174/
金子憲治 日経BP総研 クリーンテックラボ
2018.12.04

4640とはずがたり:2022/07/10(日) 23:22:48

松阪の風力発電反対3万6675筆 住民団体、県と市に計画中止要望書
2022年5月21日 05時05分 (5月21日 11時48分更新)
要望書と署名を西田課長(右)に手渡す成岡委員長(左)=県庁で
https://www.chunichi.co.jp/article/474378
要望書と署名を西田課長(右)に手渡す成岡委員長(左)=県庁で
 松阪市飯高地域で進められている国内最大規模の風力発電所「三重松阪蓮ウィンドファーム発電所(仮称)」の建設計画で、地元の住民団体は二十日、計画への反対を訴える三万六千六百七十五筆の署名を添えた要望書を県と市に提出した。要望書では、事業者のリニューアブル・ジャパン(東京)に、計画の中止を指導するよう求めている。 (清水悠莉子)...

4641とはずがたり:2022/09/11(日) 21:23:51
https://twitter.com/gomatsuo/status/1568937978046857217
松尾 豪
@gomatsuo
豪州・クイーンズランド州では設備容量10kVA以上の蓄電池・太陽光発電システムに対し、AEMOから出力制御指令が出た際に自動で抑制できるよう、制御機能付き通信端末の設置を公益事業者のErgon EnergyとEnergexが進めている。
https://epw.qld.gov.au/about/initiatives/emergency-backstop-mechanism
午後9:22 ・ 2022年9月11日
・Twitter Web App

4642とはずがたり:2022/09/23(金) 19:59:27
オランダAlfen社、BMWから供給を受けた新品の蓄電池パックを使って大規模蓄電施設を構築
2017/07/03
(月)
SmartGridニューズレター編集部
https://sgforum.impress.co.jp/news/4050

オランダAlfen社は、オランダ・フレヴォラント州のゼーウォルデに建設中だった大規模蓄電施設が運転を始めたと発表した。

オランダAlfen社は2017年6月29日、オランダ・フレヴォラント州のゼーウォルデ(Zeewolde)に建設中だった大規模蓄電施設が運転を始めたと発表した。オランダNuon社が運営する大規模風力発電所「Prinses Alexia Windpark」に併設し、風力発電設備による発電量のムラを吸収することを目的としている。ちなみにNuon社はスウェーデンの電力事業者であるVattenfall社の子会社だ。

4643とはずがたり:2022/09/23(金) 21:30:25
新規の技術を導入するのにエネルギー価格高騰が天恵になっているようだ。
そういう意味でもロシアは自分の首を絞めてる可能性も。
嘗てOPECによる石油価格爆上げ時にも可成りのエネルギー源の転換が行われた再現か。

https://twitter.com/NUnl/status/1572790820637376518
NU.nl
@NUnl
Bedrijven staan in lange rij om batterijen op het stroomnet aan te sluiten
企業はバッテリーを電力網に接続するために列を作っています
https://myprivacy.dpgmedia.nl/consent/?siteKey=ucf98legs1caotgh&callbackUrl=https%3A%2F%2Fwww.nu.nl%2Fprivacy-gate%2Faccept%3FredirectUri%3Dhttps%253A%252F%252Fwww.nu.nl%252Fnu-klimaat%252F6225394%252Fbedrijven-staan-in-lange-rij-om-batterijen-op-het-stroomnet-aan-te-sluiten.html

https://twitter.com/Knjshiraishi/status/1573080177642737664
Kenji Shiraishi
@Knjshiraishi
面白い。夜間の卸電力価格が55円/kWhにもなるオランダでは、蓄電池の接続申請が2.5GW(大型発電所2基分)に達している。太陽光発電により卸電力価格が安くなる昼間に充電して日が沈んだ夜に売電すると500サイクル(つまり500日)で元が取れるとのこと。

https://twitter.com/Knjshiraishi/status/1573081456184008704
Kenji Shiraishi
@Knjshiraishi

世界中で(特にヨーロッパで)燃料価格と電気代が劇的に高騰した結果、再エネと蓄エネの経済価値が相対的に大きく高まり、エネルギーシステムの大転換を引き起こしているな。時計の針を10倍くらいのスピードで回している感じだ。

4644とはずがたり:2022/09/27(火) 15:38:18
下水から肥料と燃料が作られる世界線。楽しみである。江戸時代ばりに下水の権利持ってる者が強くなるかも。

「日本を産油国にする」と宣言して顰蹙を買った藻類バイオマスエネルギーが、再び注目される3つの理由 下水を浄化したうえに燃料になる
PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/55620
渡邉 信筑波大学 生命環境系 研究フェロー、MoBiolテクノロジーズ会長

脱炭素社会の実現のために、藻類バイオマス燃料が再び注目を集め始めている。そのうえロシアのウクライナ侵攻による深刻なエネルギー危機で、その存在感はさらに強くなるはずだ。筑波大学研究フェローでMoBiolテクノロジーズ会長の渡邉信氏は、この15年、藻類によるバイオマスエネルギーの研究に傾注してきた。10年ほど前「日本を産油国にする」と宣言して顰蹙を買ったという、藻類バイオマス燃料研究の第一人者に、その特性と研究の現況を聞いた――。

穀物エネルギーの300〜800倍の生産能力

藻類は、地球上最古の生物のひとつで、地球の大気をつくったと言われ、昆布やワカメなど大きなものから、湖沼などにいる微少な藻類まで含めると、これまで分類されたものだけでも約4万種類も存在しています。その中からいくつかの微細藻類をピックアップし、高温高圧で処理することによってバイオ原油を生産しようというのがわれわれの研究です。

昔から藻類が石油資源であったことはわかっていました。第1次石油ショックのときに、不安定な化石燃料に頼るばかりでなく、バイオ燃料を、ということで、アメリカのエネルギー省が「藻類からバイオ燃料を」というプロジェクトを立ち上げたのが始まりでした。


以来、盛衰はあるものの、各国で藻類バイオマスエネルギーの研究は続けられてきました。次世代エネルギーは太陽光、風力、水素、穀物バイオマスといろいろありますが、藻にはそのいずれに対してもある種の優位性があります。たとえば、トウモロコシのような穀物エネルギーに比べて、藻には300〜800倍ものオイル生産能力があり、食糧危機に影響を及ぼすこともないわけです。あるいは低炭素の観点からも有益です。
下水での培養で課題の効率化を解決

私は、15年ほど前から、藻類によるバイオマスエネルギーの研究に傾注してきました。そして、5年前ほど前にはすでに、藻類を原油化することには成功していました。その時点での課題は、藻から原油を効率的かつ経済的に生産し利用することであって、その点が世間からも疑問視されていました。培養面積の確保とコストの問題です。

培養に、かなりの面積が必要になることから、淡水を使って培養することは、水資源の枯渇問題がからんできます。また、燃料をつくるまでのプロセスで、つくる以上のエネルギーが必要になったら意味がなく、燃料生産においてエネルギー消費が少ないことは絶対でした。

EUの有力科学誌に論文が掲載される

下水処理では、有機物や窒素、リンを取り除くために膨大なエネルギーとコストをかけています。その有機物や窒素、リンとCO2を取る過程を藻が行い、下水をきれいにする。ただ、これが単一種のエリート藻類(増殖がよく、オイル生産が高い種)だと、環境の変動により好ましくない環境では急激に増殖が悪化するので、バイオマス生産が安定しない。

そこで、単一のエリート藻類ではなくて、その土地土地に住んでいる、いわゆる雑藻類、土着の藻類を使ってみたら生産が非常に安定していたのです。

また、光合成だけで増える藻は、深さ0.2メートル以内でないと増殖が難しいのですが、混合栄養藻類は深さ1.4メートルのタンクでも増えた。これによって藻類による単位面積あたりの下水処理量も格段に変わり、つまりは培養面積の問題も解決され、より現実化してきたのです。

具体的には、茨城県西部の小貝川東部浄化センターに藻類培養装置を設置し、下水の一次処理水を使って藻を培養、実証実験をしました。そして、1.4メートルの高深度で1年間実験を続け、その主要な成果を紹介したレビュー論文を、EUの国際的科学誌「energies」に投稿しました。すると、2021年10月20日、論文受理の連絡が届いたのです。

論文のタイトルは「Biocrude Oil Production by Integrating Microalgae Polyculture and Wastewater Treatment:Novel Proposal on the Use of Deep Water-Depth Polyculture of Mixotrophic Microalgae」(微細藻類ポリカルチャーと廃水処理を融合したバイオ原油生産:混合栄養藻類の高深度ポリカルチャーの新規提案)。論文では「混合栄養藻類」が下水処理場でどれだけ育ち、それを原油化した場合、どうなるかを試算しました。

4645とはずがたり:2022/10/12(水) 08:25:02
こうして省エネ先進国だった日本は脱炭素後進国になった。原発と高性能火力に固執した理由
脱炭素化
再生可能エネルギー
太陽光発電
福島第一原発
東日本大震災
前田 雄大 [EnergyShift発行人兼統括編集長]
Jun. 08, 2021, 07:00 AM
https://www.businessinsider.jp/post-236183

2021年は脱炭素の年と言ってもいいほど、連日、脱炭素に関連するニュースが続いている。

日本ではいきなり脱炭素やカーボンニュートラルという言葉が出回るようになったことで戸惑い、対応や事業転換を迫られている企業も出ているが、国際社会ではすでに気候変動の国際枠組みであるパリ協定が2015年に採択されたときから脱炭素転換は動き出していた。

なぜ日本は転換が遅れたのか。脱炭素の主役となっている再生可能エネルギーへのシフトをするチャンスはなかったのか。

京都議定書は日本がリードした
この質問への答えの鍵は東日本大震災にある。

いまでこそ脱炭素後進国と評される日本だが、国連気候変動枠組条約が発効し、国際社会で気候変動を議論する場が整備された1990年代には、日本は省エネ化が進み、経済規模に比して温室効果ガスの排出が少ないエネルギー効率先進国だった。パリ協定の前身である京都議定書は日本がリードして合意に至ったものだ。

エネルギー基本政策法に基づいて策定されるエネルギー基本計画では初期段階からゼロ・エミッション(廃棄物を一切出さない資源循環型の社会システム)の概念が盛り込まれていた。2010年に策定された第3次計画では、2030年に向けた目標として、ゼロ・エミッション電源の比率を全電源の約70%とする旨も記載されていた。

日本政府が2050年までのカーボンニュートラルを掲げたいま、まさにこの比率についても議論されているが、表に出てきている数字は50%台。2010年時点で掲げた70%という比率がいかに高かったかが分かるし、実際、その数字は世界的にも十分高かった。

大半が原子力前提のゼロ・エミッション

それを可能とした要素は二つある。

一つは、この計画が策定された時期が東日本大震災前で、原子力を基軸に電源を構成できると計算していたこと。第3次計画にも、原発の新規増設と設備利用率の向上によって、「水力等に加え、原子力を含むゼロ・エミッション電源比率を、2020 年までに50%以上、2030 年までに約 70%とすることを目指す」と記載されている。

つまりゼロ・エミッションを掲げてはいるが、いまの脱炭素時代における再エネ大幅導入による実現を前提としたものではなく、実質、原子力で大半を賄うという構想だったのだ。

もう一つは再生可能エネルギーの立ち位置の違いである。

例えば、いまや国際エネルギー機関が「エネルギーの王様」と形容するようになった太陽光。日本でも1992年までに4400億円が投じられたサンシャイン計画に基づき、開発を進めてきた。

この計画のおかげもあり、太陽光は従来、日本が世界をリードし続けてきた分野だった。日本の機械製造業の大手各社は太陽光パネルを生産し、2000年代、世界でも高いシェアを獲得していた。

だが今、太陽光パネルの生産は中国に完全にお株を奪われ、世界トップ10社のうち、中国に拠点を置く企業は9社。風力エネルギーも欧州、中国にシェアを奪われ、日本勢の存在感はまるでないが、2010年当時は、技術力の高い日本が今のような状況になると行政も予想をしていなかった。

つまり日本には原子力を基軸にしつつゼロ・エミッションを進めていけば、2030年までに再生可能エネルギーシフトも進み、脱炭素比率を向上させるという考えがあったのだ。そう考える余裕があったと言ってもよい。

大規模停電防ぐために頼った火力



固執した高性能火力というロジック

2つ目として、火力の信頼性が増したという点がある。火力が日本の電力の窮地を救ったことは間違いなく、発電事業者は老朽石炭火力発電所の活用も含めて、火力への依存度を強めた。

一方の再生可能エネルギーは出力が不安定いう欠点があり、その比率が高くなるほど、どうやってエネルギー全体で安定化させるかという論点が重要となる。これについても、日本の場合は、石炭火力がその調整電源の主力を担った。結果、石炭を含む火力についての信頼度がますます高まった。

こうした傾向は、業界にも間違ったシグナルを送ることになる。

電力事業者は、政府は今後も火力を主軸に取り組んでいくというメッセージとして受け取り、脱炭素転換が遅れる要因となった。

福島原発事故前は「原発ルネサンス」と呼ばれ、日本には日立、三菱重工、東芝と世界でもトップクラスの競争力を持つ原発メーカーが揃っていた。官民挙げて原子力を海外に売り込んでいこうという構想もあったが、福島事故を契機に頓挫をする。結果として、海外に対して発電系施設の売り込みをかけるときに、日本が強みを持つのは火力一択となってしまった。

4646とはずがたり:2022/10/12(水) 08:25:20
>>4645
火力への傾倒へ拍車をかける要因も続いた。

一つは中国の台頭とそのインフラ展開だ。中国はCO2排出などを気にしない形で、海外へも石炭火力を積極的に展開をするようになり、日本のインフラ輸出戦略上の脅威となった。何よりコストが安い。日本のものは高性能な半面、コストが高いという点で入札となると分が悪い。

その中で日本は「中国のものは質が悪いが、日本のものは高効率であり、環境負荷も低い」という形で差別化を図り、強みをアピールするようになる。高効率の石炭火力の導入が世界の低炭素化に貢献をするという日本独特のロジックもこの過程で形成された。

世界では2013年時点ですでに再エネ電源の方が導入量が多いという統計もあり、低炭素化を謳うなら、再エネという選択の方が妥当性を持つのに、日本は強い分野が少なくなる中で、このロジックに固執していくようなる。

くしくも、こうした時期は世界的に気候変動対策の機運が高まっていった時期と一致している。気候変動対策は温室効果ガス排出削減の優先順位が一番高い。石炭火力の評価は低くなり、海外から攻撃をされる材料にもなった。

だが、海外に電力インフラとして売り込むことができる唯一のものを、日本としては死守しなければならない。海外から批判や攻撃をされるほど、日本は火力の論点を守り、だんだんと視野狭窄になっていった。

この時点で、思い切って再エネ転換をして、再エネインフラを輸出していくという考えにはどうしてもなれなかったのだ。それが結果として、太陽光では中国にシェアを奪われ、皮肉にも現在、肝いりで推進している風力も、海外メーカーの参入がなければ難しい状況を招いてしまった。

玉石混交の業者進出許した買取制度



日本は再エネ導入にあたり固定買取制度という買取保証の仕組みを導入したのだが、参入しやすくするために買取価格を高く設定した。結果、太陽光事業者はコスト削減せずとも利益を出せる形となり、結果的に日本のメーカーの価格競争力を弱めた原因の一つとなった。

高い買取保証目的で参入してきた業者の中には、決して優良ではない企業も多く含まれる格好となった。そうした実態から再エネ業界全体がエネルギー行政にとって信用しづらいものとなり、火力や原子力セクターへの信頼が増す形になった。



これまでに何度もあった転換のチャンス



前田雄大:EnergyShift発行人兼統括編集長(afterFITメディア事業部長)。1984年生まれ。2007年、東京大学卒後、外務省入省。開発協力、原子力、大臣官房業務などを経て、2017年から気候変動を担当。G20大阪サミットにおける気候変動部分の首脳宣言の起草や各国調整を担当し、宣言採択に寄与。パリ協定に基づく成長戦略など各種国家戦略の調整も担う。2020年より現職。群馬県に移住、平日は東京滞在の二拠点生活。YouTubeのエナシフTVでキャスターも務める。

4647とはずがたり:2022/10/21(金) 17:39:02
西村健佑 ドイツのエネルギー自立が意味するものは?――戦争により急変しつつある事態
10/21(金) 6:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/78cfab318780d22df9d8588574e17d24500b3189?page=1
中央公論

 再生エネルギーに積極的という印象が強いドイツ。そのドイツでは、ロシアのウクライナ侵攻によって、どのような事態が生じているのか。現地在住の環境コンサルタントが読み解きます。
(『中央公論』2022年11月号より抜粋)

 ロシア(以下、露)のウクライナ(以下、宇)侵攻を受けて、ドイツ(以下、独)のエネルギー政策は破綻した。独は戦争による経済的、社会的ダメージを避けられず、景気後退も確実視される。

 日本で独の「エネルギー政策」を論じる際、環境主義というイデオロギーに基づいて再生可能エネルギー(再エネ)に前のめりになり、脱原発や脱石炭で安定供給を疎かにしたと、「電力政策」が批判されることが多い。これは正しい一面もある。他方で独はエネルギー転換に後ろ向きだとの視点からの批判はあまり見かけないが、独国内ではこの声も大きい。本稿では、この状況を踏まえて同国の動きと、現下の危機への対応を現地の視点で捉えたい。

エネルギー転換の本質
 エネルギー転換という単語は、1980年の書籍『Energie-Wende』からドイツでは使われ始めた。当時はオイルショックの影響が残っており、エネルギー転換は中東の石油依存からの脱却を目指す「省エネ」を意味した。その後、気候変動の議論を取り込みながら、近年は2045年までに再エネを中心とした、温室効果ガス排出を実質ゼロにする気候中立な社会の実現を意味するようになった。

 80年当時の独は省エネと同時にリスク分散にも取り組み、石油の代替として天然ガスの輸入を拡大。当時、独にガスを輸出したうちの一国がソ連だった。独国内ではガス暖房が普及し始め、ガス消費は90年代後半まで増大した後も安定して推移した。ガス発電は電力需要増にともなって伸び、2007年にはピークを迎えた。00年頃までに国内のガス輸入・貯蔵の枠組みはほぼ完成し、00年以降は国内需要を上回るガスの輸送能力、調達力を用いてガス輸出にも力を入れ始めた。独で再エネが大きく成長するのは10年代で、再エネ成長とガス消費に相関はほとんどない。

 独は14年の露による宇領クリミア半島の併合後も、露を信頼できるパートナーとしてきた。今回の宇侵攻開始後もしばらくは、露が既存の供給契約を武器として使うことはないと信じる独人は多かったが、独政府は露の侵攻が始まる直前の2月22日に露から独へガスを運ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム2」(NS2)の認可手続きを停止した。11年のNS1開通後に計画が始まったNS2は、当初から国内外で多くの反対があり、18年には与党から、20年にも緑の党から建設停止を求める声が上がった。それでも極右のAfDと左派党は建設を支持し、メルケル首相(当時)もNS2は民間事業であって政治事業ではないとし、建設を続行した末の出来事だった。

 石油と中東への依存からの脱却は、結果的に国家的プロジェクトを通じた露依存という新たなリスクを生んだ。21年の露依存度は、石炭が50%、石油が35%、ガスが55%であり、三つ全ての輸入が停止すると、乱暴な計算だが一次エネルギー(電力などの利用できる形に変換する前の石炭や再エネ、ウランのような自然界に存在するエネルギー)の30%に相当するエネルギー供給が途絶え、社会の混乱は想像を絶するレベルに達する。

 そうした事態を回避すべく、ハベック経済大臣が侵攻開始直後の2月27日にはTVインタビューで露からの輸入を途絶えさせない努力、燃料備蓄法の整備、ガス需要抑制、代替供給元の確保、液化天然ガス(LNG)受け入れ港の整備、石炭予備力の精査、再エネの迅速な整備に言及。さらに、原発はガス消費削減の効果が限定的であるが経済気候保護省として検討するとした(3月に原発の稼働延長は否定)。

省エネの停滞
 エネルギー安全保障にとっては、資源や調達先の多様化とともに消費削減が重要である。しかしエネルギー転換の本命の省エネが独で成功したとは言い難い。独の目標は一次エネルギー消費を2050年までに08年比で50%削減することであり、これを1990年比に直すと52%になる。ただ90年からの30年間に及ぶ結果は一次エネルギー消費20%減(再エネを除く化石燃料と原発に限れば33%減)、石油22%減、ガス36%増であり、今後32%の削減が必要だ。

 CO2排出削減を考えれば、石油や石炭からガスへの代替には意味がある。とはいえ目標達成のためにはガス削減も進めなければならないが、果たして可能なのだろうか。

4648とはずがたり:2022/10/21(金) 17:39:17
 ガス消費量をセクター別で見た場合、製造業を中心に産業が36%で、最も多い。次いで家庭30%、民生部門と電力が各12%であり、電力の比率は高くない。またBDEW(ドイツ連邦エネルギー・水道事業連盟)によれば、産業のエネルギー消費の75%はプロセス熱や冷熱、家庭では95%が暖房と給湯に用いられ、一次エネルギーの58%(1兆3440億kWh〔キロワット時〕)が熱として消費される。そのため、ガス削減を含む省エネは暖房から始めるべきだった。

 しかし19年の暖房用エネルギー消費量は8650億kWhで、00年代後半のピークからほぼ減っていない。また熱源の再エネ化も13年までに木チップやペレットボイラーの伸びとともに14・0%まで増えたが、その後は20年に15・6%と停滞した。

 独には古い建物が多く、●1979年以前に建てられた住宅は全体の67%、集合住宅では85%になる。古い建物は壁や窓が薄く、冬に大量の暖房用エネルギーを消費する。●これらの建物を改修して断熱性を最新の義務水準にまで高められれば、暖房用エネルギーを80%近く、2000年基準でも半分以下に削減できる。本来、独の気候目標達成に必要な改修率は00年から年2%だったが、実際に改修したのは1%だった。また住宅の半数はガス暖房であり、●加えて20年以上使用している暖房機器が40%と、非効率な状況にある。

 そこで政府は7月に中長期の対策として省エネ改修と暖房の更新の重点化を掲げ、省エネ改修補助金を20年の50億ユーロ、21年の80億ユーロから130億〜140億ユーロへと引き上げた。また30年までに効率の良いヒートポンプを600万台普及させることも盛り込んだ。独に限らず欧州では、エネルギー安全保障にとって建物の性能強化が必須だということが共有された。

再エネ政策の限界
 独は再エネが進んでいると言われるが、それは電源導入量に限った話であり、エネルギーシステムとして見れば推進してきたとは言えない。

 原発のない再エネを中心としたエネルギーシステムが技術的に可能なことは、独ほか世界各国の多くの研究結果が示している。しかし、それはエネルギーシステムの全面的な更新を必要とし、コストがかかる。

 福島第一原発事故直後、メルケル首相は脱原発を倫理的な観点から評価すべく脱原発倫理委員会を招集。委員は独学術会議、最大の電力消費者の一つである化学メーカーBASF、独技術科学アカデミー、鉱業・科学・エネルギー労働組合などから選ばれ、「倫理的なエネルギーシステムを作るなら原子力や化石燃料はやめたほうがよい。独社会には一時的な負担がかかるが、次世代のために今その方向に舵を切り、投資をする必要がある」との提言をまとめた。

 しかし●独人は脱原発には賛成したが負担は拒否した。確かに家庭向け電力小売価格は2000年と比較すると、今回の危機前でも2倍以上になった。ただ、●家庭の電力消費は家電の効率化などで減り、実際、同国に10年以上暮らす私の家の電気代は、2倍どころかほぼ増えていない。

 独の粗電力消費に占める再エネの割合は、00年の6%から20年には46%まで増えた。しかし新規導入のピークは太陽光が11年、風力が17年、バイオマスが09年である。風力は許認可に平均6年かかるため、●実質的に11年以降は新規プロジェクトは減り続けたと言える。この間、政府は風力発電所の離隔距離規制など、再エネにかかる規制を厳格化した。

 有望な地域がすでに開発され、景観破壊などが市民の反対にあっていることも事実だが、住民の多くが再エネ施設を建てたいと望んでも建設できない地域が出てきている。独労働者組合によれば、再エネ関連雇用は11年の30万4500人から18年には14万9000人まで減り、雇用は崩壊した。再エネ100%の電力システムを構築するためには、系統整備、デジタル化と柔軟性確保、再エネ電力を熱や交通セクターで使うセクターカップリングが必要である。

 まず系統整備は大幅に遅れている。北部の豊富な再エネ電力を南部の消費地へ運ぶために整備が必要な系統は1万2241㎞だが、●開通済みが1848㎞(15・0%)、建設中が675㎞(5・5%)にとどまる。建設コストや景観の変化などの社会的な負担を嫌ったためだ。特に製造業が盛んで保守的なバイエルン州は、系統整備も風力設備の建設も拒否してきた。そのため現在、安定供給が最も厳しい地域になっている。

4649とはずがたり:2022/10/21(金) 17:39:35
>>4647-4649
 また再エネ100%とは、年間の再エネ発電量と電力需要を一致させるものではない。独の電力需要はピーク時で80GW(ギガワット)程度であるが、専門家の見解では太陽光と風力の変動再エネが400GW、バイオマスや水力などの制御可能な再エネが20GW(これはすでにある)、制御可能な電源(主にガスコジェネ)が60GW必要である。このようなシステムでは、年間の半分以上の時間で電力が余るようになり、卸価格は0セント以下になる(欧州では電力が余れば価格がマイナスになることもある)。もちろん電力系統運営は需給一致が原則なので、余剰電力は水素を作る、熱として使うか蓄える、さらには電気自動車などの交通で使用もしている。また不足時は貯蔵したガスによる小規模ガスコジェネで対応する。小規模分散型設備の統合が必要なため、デジタル技術で設備を遠隔制御するバーチャル発電所(VPP)と呼ばれる事業者がその役割を担う。実際、独の系統運営者は周波数調整には小規模分散型とVPPが従来の大型電源よりも効率的であると認めている。

 このようなシステムでは、(安価だが柔軟性が低く、一定の出力で運転することが最も経済合理性が高い)●従来のベースロード電源は採算がとれない。そこでこれらを閉鎖しつつガスコジェネなどの導入を進めねばならない。言い換えれば、ベースロード電源が採算を確保するには再エネによるシステムは諦めるか、別途に支援が要る。日本が採用した容量市場はEUでは補助金と捉えられている。政策的観点からは、ベースロード電源は「残るか」ではなく「残すか」が問われる。

 新しいシステムへの移行には多額のコストがかかる。しかしEUの排出権取引強化による化石燃料の価格上昇などから、独では省エネ込みでこれらを負担しても30年代半ば以降はエネルギーシステム全体のコストが下がり始め、40年代にはEUの中でもエネルギーコストが低いほうになる可能性は高いと言われてきた。

 しかし従来電源の採算性の維持や安い露産ガスの利用拡大のため、独は産業界も一般市民も負担増を拒否してきた。結果論ではあるが現在のガス価格の高騰を考えれば、エネルギー転換への負担のほうが安くついたであろう。巨大なガス貯蔵設備を持つ独では、再エネ発電増によってガス発電を減らし、冬にガスの備蓄を使えたからだ。

 エネルギー危機の最中に成立した新政権に参画している社会民主党(SPD)と緑の党は、こうした考えから●再エネの大幅な拡大を法制化する準備を始めた。7月7、8日に議会で採決されたエネルギー関連法改正は系統整備、再エネの大幅増などを迅速に進めることを目的としており、過去20年で最大の改正となる。


(後略)


◆西村健佑〔にしむらけんすけ〕
1981年大阪府生まれ。立命館大学経済学部卒業後、2005年よりドイツ在住。ベルリン自由大学環境政策研究所環境学修士取得。ベルリンのコンサルタント会社に勤務し、17年に独立してコンサルタント会社Umwerlin代表となる。以降、エネルギーデジタルビジネス、地方創生を中心とした調査業務に従事。共著に『進化するエネルギービジネス』など。

4650とはずがたり:2022/11/11(金) 22:51:20
ダイハツ、CATLとEV電池供給で覚書
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF1127A0R11C22A1000000/
2022年11月11日 12:53

4651とはずがたり:2022/12/02(金) 14:22:05
LNG及石炭火力発電専業のJERAが太陽光発電か〜。三重県内とのことで,中電本体で手がけるよりも有利な税制その他条件が何かあったって感じなのかな??

JERAが三重で太陽光発電の運転開始 同社国内初
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0208E0S2A201C2000000/
2022年12月2日 13:50 [有料会員限定]

4652とはずがたり:2022/12/02(金) 14:23:55
>>4651
この提携の第一弾ということか。税制上有利とかではなく社としてのCO2排出を減らしていくという判断ということらしい

JERA 太陽光発電に本格参入へ 100万キロワット以上の施設整備
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220202/k10013463121000.html
2022年2月2日 17時22分

国内最大の火力発電事業者JERAは、太陽光発電の大手施工会社と提携して今後5年間で100万キロワット以上の施設を整備し、太陽光発電に本格的に参入することになりました。
東京電力と中部電力が設立した国内最大の火力発電事業者JERAは、太陽光発電の大手施工会社ウエストホールディングスと業務提携することで基本合意しました。

両社は、今後5年間で、発電所の跡地など全国数千か所で、合わせて100万キロワット以上の太陽光発電を整備するとしています。

これは、おおよそ大型の火力発電所1基分に相当する容量です。

脱炭素社会の実現に向けて企業などの間で再生可能エネルギーへのニーズが高まる中、ガス火力を中心とするJERAとしては今回の提携をきっかけに太陽光発電に本格的に参入することになります。
JERAの矢島聡執行役員は、オンラインで開いた記者会見で「ガス火力は経済と国民生活の重要な部分を担っているが、今後は脱炭素で太陽光を増やしていくことも求められる。夜間は発電しない太陽光とガスを組み合わせて二酸化炭素のより少ない電力を供給したい」と述べました。

4653とはずがたり:2023/01/26(木) 22:04:32
Vol.41 窓ガラスが発電する 京大発スタートアップの挑戦
https://ene-fro.com/article/ef256_a1/?utm_source=twitter&utm_medium=display&utm_campaign=enefrotw&twclid=228kegs1kb9fv3smm17h44piw

4654とはずがたり:2023/02/13(月) 17:13:12

>>3905 雪が降ると発電するデバイスをUCLA 2019/4/21
>>3946 雪氷熱エネルギー
>>3947 太陽光を反射する雪の性質と、両面発電可能な太陽電池を組み合わせることで、出力を1.1〜1.3倍に高められる
>>4053 冬の発電が想定を上回ってピークが4月
>>4638 夜間に発電できるソーラーパネル

>>3905の記事の続報だ。とはいえ2020年の記事だが。

Vol.30 太陽光だけじゃない!雪で発電?2020.02.11
http://ene-fro.com/article/ef139_a1/?utm_source=twitter&utm_medium=display&utm_campaign=enefrotw&twclid=27jeotwq2cql2dxcm6pxpqa81g

日本はエネルギー源として、石炭、石油、LNG(液化天然ガス)などの化石燃料に大幅に頼っている。下の図を見てもらいたい。東日本大震災後、ほとんどの原子力発電所が停止し、火力発電に頼らざるを得なくなった我が国の化石燃料への依存度は、87.4%(2017年度)にまで上昇している。

一方、地球温暖化防止の観点から、国際社会はCO2排出量の多い火力発電に厳しい目を注いでいる。そうした中、日本は再生可能エネルギー(再エネ)の大量導入に動いてきた。政府は、2030年度の電源構成における再エネの比率を、総発電電力量の22~24%に引き上げる計画だ。

実際、固定価格買取制度(FIT)が始まって以来、再エネの導入は急速に拡大してきた。特に太陽光発電の伸びが顕著だ。

その太陽光発電であるが、欠かせないのが日照だ。冬の間は日照時間が短く、特に北国ではパネル上の積雪により発電効率が落ちてしまう。やっかいものの雪で発電出来たら・・・そんな夢のような話が現実のものとなるかもしれない。

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)、トロント大学、マクマスター大学、コネチカット大学が連携し開発した、降る雪と接触するだけで発電できる、摩擦帯電型ナノ発電機、「Snow-TENG」という技術がそれだ。UCLAの「ナノシステムズ研究所」が研究している。

摩擦帯電とは、モノとモノがこすれ合って静電気が発生する現象だ。
冬に衣服を脱ぐときや、車から降りてドアを閉める時など、「パチッ」と音がする、あの現象である。プラスに帯電したものと、マイナスに帯電したものが近づくと、マイナスの電気はプラスに帯電した側に戻ろうとする。この動きがいわゆる「放電」であり、その時、ものとものの間に電流が生じているのだ。「Snow-TENG」は、雪がモノに触れた時生じる摩擦の静電気を利用するものだ。

雪はプラスに帯電しており、地上に降るまでの間放電しやすくなっている。研究チームは、雪と衝突した時に放電が発生しやすい材料を探した結果、シリコンがもっとも良いという結果になった。

シリコンは入手も容易で、3Dプリンターでの成型も簡単だ。低コストで大量に生産することができる。チームは電極とシリコンを積層させ、柔軟性、伸縮性、耐性に優れた薄型デバイスを作り上げた。「雪発電」を併用すれば、北国の太陽光発電所は発電効率を大幅に改善することができそうだ。

この技術は他にも幅広い分野で応用が期待できる。プラスチックシートのように薄くて軽いため、防寒服の上につけることで簡単に体を温めることができるだろう。降雪量や風速を計測する気象観測機や、ウインタースポーツをしている人の動きをモニターするウェアラブルセンサーとして活用することもできそうだ。

また、小型気象ステーションとして、リアルタイムで天気を監視、降雪率、積雪の深さ、風向、など様々な気象データを収拾することが期待できる。今後の商業化が楽しみだ。

4655とはずがたり:2023/02/13(月) 17:13:35
>>4654-4655
ところで、ハイテクな雪発電は画期的だが、日本でも「雪氷熱」を利用する取り組みが行われている。寒冷地の負担となっていた雪の処理だが、逆に雪や冷たい外気を使い作った氷を保管し、夏場冷房や冷蔵に利用するものだ。

北海道美唄市の農協、JAびばいは、玄米を5℃の低温で貯蔵する施設「雪蔵工房」を擁する。国内最大3,600tの貯雪量を誇る玄米貯蔵施設。春先の雪を貯蔵室に蓄え、雪が0℃で融解するエネルギーを活用する。全空気式雪冷房により庫内を温度5℃、湿度70%の低温環境として新米の品質を保つという。消費電力は従来に比べ1/2以下という、省エネ施設だ。

また、北海道帯広市でマンゴーを栽培する、株式会社ノラワークスジャパンは、夏は、3,000tの貯雪による冷房、冬は地中熱を利用した暖房、と季節ごとに再生可能エネルギーを有効活用し、温室の温度調整を100%賄う。温室内で夏と冬の季節を意図的に逆転するという、独創的な技術で冬でもマンゴーを生産することが可能になった。

地中に蓄熱するという技術は従来からあったが、独シーメンスグループの風力発電会社が開発したこの技術もユニークだ。「岩石蓄電」がそれ。岩石を熱してエネルギーをためる蓄電システムで、2022年にも商用化するという。既に2019年に130MWh(メガワット時)の実証プラントを稼働させている。プラント内部には総重量1000トンに上る岩石が貯蔵されており、3000世帯1日分の電力を貯めることができる。

システムはシンプルだ。Electric Thermal Energy Storage(ETES)と呼ばれるこのシステムは、送電網から電力を引き出し、熱エネルギーで火山岩を600°C以上の高温に加熱して蓄熱し、電力ピーク時は、その熱で蒸気タービンを回し発電する。

太陽光発電や風力発電などは、発電量が天候に左右されてコントロールするのが難しく、電力が余った時に蓄電し、不足時に放電する、大規模な「電力系統用蓄電池」が必要だとされている。我が国でもNAS電池などを使った実証実験が行われているが、岩石は極めて安価であり、手に入りやすい事から有望な蓄電材料であろう。

いずれにしても、日本はこれ以上化石燃料依存度を増やすわけにはいかない。CO2削減の切り札である再エネの比率をどう高めていくのか、世界の技術開発競争に乗り遅れるわけにはいかない。

安倍宏行 Hiroyuki Abe
安倍 宏行 / Hiroyuki Abe
日産自動車を経て、フジテレビ入社。報道局 政治経済部記者、ニューヨーク支局特派員・支局長、「ニュースジャパン」キャスター、経済部長、BSフジLIVE「プライムニュース」解説キャスターを務める。現在、オンラインメディア「Japan In-depth」編集長。著書に「絶望のテレビ報道」(PHP研究所)。

4656とはずがたり:2023/03/05(日) 12:10:29
淡水化も精製も不要??海水から直接水素を製造する安価な手法を開発
ニュース 2023/03/04 07:00
TAG 研究開発 転載記事
https://fabcross.jp/news/2023/20230304_green-hydrogen.html

オーストラリアのアデレード大学化学工学科の研究チームが、淡水化や精製、アルカリ化などの前処理プロセスなしに、天然の海水をそのまま原料として直接電気分解し、水素を安価に製造する手法を考案した。表面にCr2O3層を導入したCoOxを触媒としたものであり、高価な貴金属触媒を用いて、高度に精製された水を電気分解する現行の水素製造プロセスと同等の結果が得られることを示している。研究成果が、2023年1月30日に『Nature Energy』誌に論文公開されている。

燃料電池車や発電などの分野において、CO2を排出しない次世代エネルギーとして期待されている水素は、化石燃料の部分酸化や水蒸気改質、または水の電気分解によって製造されている。特に、再生可能な電力を用いた水の電気分解は、製造工程においてもCO2を排出しないことから、最もグリーンな水素製造法として期待されている。

現在実用化されている水電解法には、水酸化カリウムなど強アルカリ溶液を使用するアルカリ型水電解と、純水を使用する陽子交換膜(PEM)型水電解の2種類が主流となっているが、原料の水の前処理プロセスとして、淡水化や精製、脱イオン化、またはアルカリ化などが必要になっている。更に、プラチナやイリジウムなど高価な貴金属触媒を用いており、製造コストの増大を招いている。

研究チームは、このような前処理プロセスを必要とせず、また貴金属触媒を用いずに、地球上に無限に存在する海水を直接電気分解して水素を製造する手法の開発にチャレンジした。古くから知られているルイス酸(電子対受容体)として、水酸イオンを捕捉して水分子を分解する、Cr2O3層を遷移金属酸化物触媒であるCoOx表面に導入した触媒を用いて、海水の電気分解を試みた結果、おおよそ100%の効率で水素と酸素を安定的に生成することがわかった。

商用電解槽による実験で、60℃および電圧1.87Vの条件で、工業レベルで求められる電流密度1.0Acm-2を達成できることを明らかにした。これは、高度に精製された脱イオン水を原料とした、プラチナ/イリジウム触媒を用いた現行プロセスの結果に近いと、研究チームは説明する。更に、海水を用いる場合に懸念される、電極における腐食や有害な析出を防止できることも確認した。

化石燃料により生成されているエネルギーを、部分的または完全に代替する水素の需要は今後増大し、原料となる淡水資源が著しく不足することが予想されるが、「未だ開発初期段階であるものの、前処理プロセスまたはアルカリ添加なしに、直接海水を活用できるソリューションが得られ、既存の工業的純水電解槽と同等の結果が得られた」と、研究チームは説明する。現在、大きな電解槽を用いてシステムをスケールアップする研究を進めており、燃料電池やアンモニア合成用の水素製造など、実用プロセスに活用することを目指している。

(fabcross for エンジニアより転載)

4657とはずがたり:2023/03/19(日) 00:35:34
ウッドショック直撃、朝来の木質バイオマス発電所が年内に事業停止へ
有料記事
https://www.asahi.com/articles/ASQDB4GKDQD9PIHB00Z.html
大下美倫2022年12月10日 13時45分

 兵庫県内の林業活性化などを目指して官民が連携して2016年に稼働を始めた朝来市生野町の木質バイオマス発電所が、年内で事業を停止する。関西電力や県が発表した。燃料となる木材の価格が、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の影響で高騰し、調達ができなくなったという。

 県のほぼ真ん中に位置する生野工業団地。その一角にある朝来バイオマス発電所では、数台の重機が燃料の木材チップを運び入れていた。だが、広大な保管場所は空きが目立ち、木材は一角に積まれているだけだった。

 「採算度外視で木材の買い取り価格を当初から約1・4倍にしたが、それでも高くて手に入らない」。木材の調達を担う県森林組合連合会(県森連)の専務理事、築山佳永さん(64)は嘆く。おおむね2万トンほどは常時確保したいというが、保管場所には6千トンほどしかないという。

 木質バイオマス発電は木材を加工したチップを燃やし、タービンを回す発電方法。木は成長するときに光合成で二酸化炭素を吸収するため、燃やしたときの排出量を実質ゼロとみなす再生可能エネルギーだ。

調達から発電まで
 朝来の発電所の特徴は、関電や県などが協力して木材の調達から発電までを担っていることだ。

 再生可能エネルギーの普及を進めつつ、間伐材を活用して県内の林業の活性化につなげる――。そんな「兵庫モデル」を目指し、県や県森連、関電などが13年に協定を締結し、3年後に稼働した。県によると、当時は全国初の取り組みだった。

 約3・5ヘクタールの敷地内には木材の保管や加工をする工場と発電所があり、それぞれ県森連と関電のグループ会社が運営する。ここに県内の森林から切り出した間伐材の中で、先端や根の近くといった建築などに使えない「未利用材」を運んでくる。

 木材は発電所側が固定価格で買い取る仕組みで、県内の林業従事者にとっては木材価格が下落しても安定した収入源になる。県は、森林組合のセーフティーネットになると考えた。

 発電所は、一般家庭約1万2千世帯分に相当する電力を発電してきたという。

4658とはずがたり:2023/03/19(日) 00:37:08
関西電力の朝来バイオマス発電所、停止へ 燃料の木材チップ、価格高騰「ウッドショック」で確保困難に
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202211/0015852839.shtml
2022.11.30
神戸新聞NEXT

 関西電力は30日、兵庫県産木材のチップだけを燃料に使う「朝来バイオマス発電所」(兵庫県朝来市生野町)の稼働を12月24日に停止すると発表した。新型コロナウイルス禍に伴う木材価格の高騰「ウッドショック」で燃料確保が難しく、供給を担う県森林組合連合会(神戸市中央区)が事業から撤退するため。再開のめどは立たず、関電は発電所の売却を含め検討するとしている。

■再開の見込みなく稼働停止

 林野庁によると、木材が燃料の木質バイオマス発電所が、再開の見込みなしに稼働停止するのは全国でも珍しいという。

 発電所は2016年12月に運転開始。関電子会社の関電エネルギーソリューション(大阪市)が運営し、一般家庭1万2千世帯分に当たる年間3700万キロワット時を発電する。固定価格買い取り制度を利用し、関電に売電している。

 県の外郭団体・ひょうご農林機構(神戸市中央区)が山の未利用材の搬出に協力し、同連合会がチップに加工して供給。県や朝来市も加わる協定を結び、地元の森林資源を使って官民で発電に取り組む国内初のモデルとして注目された。

■リモートワーク普及の米国で

 しかしコロナ禍でリモートワークが普及した米国などで住宅需要が上昇。輸入木材が高騰し、国産材の需要が増えた。発電用だった木材も住宅用に回り、全国的なバイオマス発電の増加もあって価格が上がった。

 同連合会は、チップ確保のため木材の買い取り価格を引き上げたが、加工費を含めると発電所への売却価格を上回り、赤字がかさんだ。収支改善の見通しが立たず、継続は困難として事業からの撤退を申し出た。

 官民連携の協定は12月25日付で解消する。朝来市は「地元の雇用などにも影響する。できるだけ早く事業再開が決まってほしい」。同連合会は「木材価格の高騰が近い将来改善する見込みはない。わずか6年で事業を終えるのは断腸の思い」としている。(横田良平、森 信弘、小日向務)

4659とはずがたり:2023/03/19(日) 00:43:07

2022年12月13日
バイオマス
宮の郷木質バイオマス発電所が稼働一時停止 未利用材丸太集荷に難航
https://jfpj.jp/mokuzai_news/24209

日立造船が運営する宮の郷木質バイオマス発電所(茨城県常陸太田市)と、同発電所にチップを供給する宮の郷木質チップ製造工場(同)が、7日午後1時から稼働を一時的に停止した。

※本日付けの記事は、日刊木材新聞または電子版をご覧ください

4660とはずがたり:2023/03/19(日) 00:51:47

2021/05/25 12:56
パーム油発電=エナリスなど稼働停止相次ぐ、燃料価格の高騰で
https://www.rim-intelligence.co.jp/news/news-domestic/1685397.html

 パーム油の国際的な価格の高騰で、パーム油を燃料としたバイオマス発電所の稼働停止が全国で相次いでいる。調達価格が著しく値上がりし、固定価格買取制度(FIT)に基づく売電価格では採算が合わなくなっているためだ。主要な生産国であるマレーシアなどでは新型コロナでパーム油の生産が落ち込み、日本政府が国内発電事業者に取得を求めるRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)の認証を受けたパーム油の調達が困難になっている。発電所の運転継続が難しく、パーム油発電は事実上破綻しているとの見方も強まっている。

パーム油価格高騰で発電所が稼働停止

 旅行大手H.I.S.グループのH.I.S.SUPER電力は、今年1月に営業運転を開始したパーム油発電所(宮城県角田市、出力4万1,100kW)の稼動を、運転開始後まもなく停止した。燃料のパーム油価格がこの1年で急上昇し、FITでの売電価格では採算が合わなくなったという。茨城県に2カ所のパーム油発電所(出力計3万8,960kW)を運営する新電力のエナリスなども稼働停止に踏み切った。

 マレーシアパーム油庁(MPOB)が公表するデータによると、同国内のパーム油随時(スポット)取引価格は18日時点でトンあたり4,773リンギットと、同2,100リンギット前後で推移していた昨年5月の約2.3倍まで上昇した(グラフ)。価格が急騰する大豆や菜種などの代替品としてパーム油の需要が世界各地で急増する一方、生産が減少し、需給が逼迫している。新型コロナで農業労働力不足に陥った主要生産国のマレーシアでは4月のパーム油生産量が約152万トンと、前年同月と比べ8%減少した。

 FITでの売電を想定した場合、パーム油価格の採算ラインは「(トンあたり)2,000リンギット台前半」(市場関係者)とされ、足元のスポット価格では赤字が避けられない。こうした価格上昇リスクに備え、FITで利益を確保できる価格で長期(ターム)の調達契約を供給業者と結んでいる発電事業者が多いが、発電に回さずにより高値で販売できる国際マーケットに転売する動きもあるようだ。発電事業者の発電意欲は低い。

RSPO認証パーム油の不足で運転継続は困難

 パーム油発電所稼動の障害はパーム油価格の高騰だけではない。需給の逼迫でRSPO認証を取得したパーム油の供給が不足しており、再稼働後も運転継続は困難との見方が強まっている。

 政府は2019年度から、パーム油で発電した電気のFITでの買取の条件として、パーム油のRSPO認証の取得を要求している。森林破壊や児童労働などの問題が取り沙汰されるパーム油供給の持続可能性を担保する狙いがある。

 RSPO認証取得が求められる以前にターム契約で確保していたパーム油で発電した電気は、今後FITで販売できなくなる可能性がある。先行してパーム油発電を開始していた発電事業者は、RSPO認証取得の猶予期限である2022年3月末までに新たに調達契約を結ぶ必要性も出てくるが、「発電継続に必要な量を確保するのは容易ではない」(パーム油発電事業者)との見方が強い。

 こうした事態に対し、資源エネルギー庁のバイオマス担当者は「既存のパーム油発電事業者のためにRSPO認証取得のための猶予期間を設けている。それ以上サポートする考えはない」と冷ややかだ。

 FITによる売電価格では採算が合わない状況が続けば、パーム油発電所の運転の開始・継続は困難で、「事実上の破綻」を意味する。パーム油の需給逼迫をきっかけに、既存のパーム油事業者にとって厳しい事態が現実味を帯び始めた。

4661とはずがたり:2023/03/19(日) 00:55:44
パーム油発電 「今後は取り組まず」 日立造船、株主総会で表明 /京都
https://mainichi.jp/articles/20200625/ddl/k26/020/278000c
京都
毎日新聞 2020/6/25 地方版 有料記事 948文字
 日立造船は23日、大阪市内で開いた株主総会で「事業投資は行わない」として、今後はパーム油発電所事業には取り組まない考えを表明した。今月13日には舞鶴市喜多地区に建設予定だった国内最大のパーム油発電所建設を事実上断念したことを明らかにしている。アブラヤシの実を原料とするパーム油発電については、熱帯雨林を破壊し、自然環境に深刻な影響を与えているとの指摘が出ており、地元住民や環境団体から再生可能エネルギーとすること自体に疑問の声が上がっていた。【塩田敏夫】

4662とはずがたり:2023/04/07(金) 22:11:50
面白そう!

グローバル・エネルギー・ウォッチ
Vol.43 地熱発電に新技術「クローズドループ」とは?エバー・ジャパン取締役ジェームズ・ヘザリントン氏
2023.04.04
https://ene-fro.com/article/ef290_a1/?utm_source=twitter&utm_medium=display&utm_campaign=enefrotw&twclid=275mjf5vv4rl212ham4h4w5hz0

中部電力は去年、100%子会社Chubu Electric Power Company Netherlands B.V.を通じて、カナダの地熱技術開発企業であるEavor Technologies Inc.(エバー・テクノロジーズ社以下、「エバー社」)に出資した。中部電力が海外で地熱エネルギー関連企業に出資するのは初めてだ。

エバー社は、世界に先駆けて「クローズドループ地熱利用技術」(以下、クローズドループ)の研究・開発をおこない、商業化を目指すカナダのグローバルスタートアップ企業。

エバー社が開発したのは、地上と地下約数千メートルをつなぐ網目状のループを掘削し、その中で水を循環させ、水を介して地下の熱を取り出すという、全く新しい地熱利用技術だ。

火山大国の日本は大きな可能性を秘めている。日本の地熱資源量は世界第3位。その保有率は2,347万kWに達する。1位のアメリカ3,000万kWや2位のインドネシア2,800万kWと比較してもひけをとらない存在だ。しかし、日本の地熱発電の設備容量は世界第10位(2020年)にとどまっているのは、なぜなのだろうか。

過去記事(「CO?を活用した革新的地熱発電のポテンシャル」2021.11.24)でも紹介したが、地熱発電の導入がなかなか進まないのは、生産井の掘削成功率が低く、コストがかかることや、開発のリードタイムが10年以上と長いことに加え、立地地区が国立公園や温泉などの地域と重なり、国や自治体、地元関係者とさまざまな調整が必要だからだ。

エバー社のクローズドループ地熱利用技術

冒頭で紹介したエバー社の「クローズドループ地熱利用技術」だが、一体どのようなものなのか?

この技術は、地上と地下約数千メートルをつなぐ網目状のループを設置し、内部に水を循環させることで、地下の熱水や蒸気が十分に得られない地域でも効率的に熱を取り出すことができるというもの。

幅広いエリアで開発が可能であり、また、掘削後に地下の熱水や蒸気の不足により開発が中止となるリスクを回避できる。

エバー社はこれまで3つのプロジェクトを進めてきた。

最初のプロジェクトは、2019年にカナダ・アルバータで「エバーライト」(2019年〜)と名付けられたもの。実証用プラントだ。

次はアメリカのニューメキシコで「エバーディープ」(2022年〜)という、より高深度に掘削して、より高温度の熱を回収できるクローズドループ地熱利用技術の実証プロジェクトを成功させた。

そして、初の商用プロジェクト「エバーループ」(2022年〜)がドイツで着工し、今年夏には掘削が始まる。このプロジェクトは、2023年3月13日に欧州イノベーション基金(EIF)から9,160万ユーロ(約128億円:1ユーロ=140円で計算)の補助金を獲得した。このプロジェクトは電力だけでなく、周辺地域住民に熱も提供し、年間44,000tのCO2排出量削減に貢献する。ドイツでは他にも複数の地域での開発を検討しているという。

詳しい話をエバー・ジャパン社のジェームズ・へザリントン取締役に話を聞いた。

4663とはずがたり:2023/04/07(金) 22:12:59
面白そう!

グローバル・エネルギー・ウォッチ
Vol.43 地熱発電に新技術「クローズドループ」とは?エバー・ジャパン取締役ジェームズ・ヘザリントン氏
2023.04.04
https://ene-fro.com/article/ef290_a1/?utm_source=twitter&utm_medium=display&utm_campaign=enefrotw&twclid=275mjf5vv4rl212ham4h4w5hz0

中部電力は去年、100%子会社Chubu Electric Power Company Netherlands B.V.を通じて、カナダの地熱技術開発企業であるEavor Technologies Inc.(エバー・テクノロジーズ社以下、「エバー社」)に出資した。中部電力が海外で地熱エネルギー関連企業に出資するのは初めてだ。

エバー社は、世界に先駆けて「クローズドループ地熱利用技術」(以下、クローズドループ)の研究・開発をおこない、商業化を目指すカナダのグローバルスタートアップ企業。

エバー社が開発したのは、地上と地下約数千メートルをつなぐ網目状のループを掘削し、その中で水を循環させ、水を介して地下の熱を取り出すという、全く新しい地熱利用技術だ。

火山大国の日本は大きな可能性を秘めている。日本の地熱資源量は世界第3位。その保有率は2,347万kWに達する。1位のアメリカ3,000万kWや2位のインドネシア2,800万kWと比較してもひけをとらない存在だ。しかし、日本の地熱発電の設備容量は世界第10位(2020年)にとどまっているのは、なぜなのだろうか。

過去記事(「CO?を活用した革新的地熱発電のポテンシャル」2021.11.24)でも紹介したが、地熱発電の導入がなかなか進まないのは、生産井の掘削成功率が低く、コストがかかることや、開発のリードタイムが10年以上と長いことに加え、立地地区が国立公園や温泉などの地域と重なり、国や自治体、地元関係者とさまざまな調整が必要だからだ。

エバー社のクローズドループ地熱利用技術

冒頭で紹介したエバー社の「クローズドループ地熱利用技術」だが、一体どのようなものなのか?

この技術は、地上と地下約数千メートルをつなぐ網目状のループを設置し、内部に水を循環させることで、地下の熱水や蒸気が十分に得られない地域でも効率的に熱を取り出すことができるというもの。

幅広いエリアで開発が可能であり、また、掘削後に地下の熱水や蒸気の不足により開発が中止となるリスクを回避できる。

エバー社はこれまで3つのプロジェクトを進めてきた。

最初のプロジェクトは、2019年にカナダ・アルバータで「エバーライト」(2019年〜)と名付けられたもの。実証用プラントだ。

次はアメリカのニューメキシコで「エバーディープ」(2022年〜)という、より高深度に掘削して、より高温度の熱を回収できるクローズドループ地熱利用技術の実証プロジェクトを成功させた。

そして、初の商用プロジェクト「エバーループ」(2022年〜)がドイツで着工し、今年夏には掘削が始まる。このプロジェクトは、2023年3月13日に欧州イノベーション基金(EIF)から9,160万ユーロ(約128億円:1ユーロ=140円で計算)の補助金を獲得した。このプロジェクトは電力だけでなく、周辺地域住民に熱も提供し、年間44,000tのCO2排出量削減に貢献する。ドイツでは他にも複数の地域での開発を検討しているという。

4664とはずがたり:2023/04/07(金) 22:13:31
>>4662-4663

クローズドループ地熱利用技術の優れた点

安倍従来の技術と比べ、御社のクローズドループ地熱利用技術の優れている点はなんでしょうか?

へザリントン氏優れている点はたくさんありますが、そのいくつかを紹介しましょう。1つ目は、「開発期間が短い」ということです。

従来の地熱発電は、井戸を掘って、3つの重要な要素を探査しなくてはなりません。それは、熱源、地熱貯留層、透水性です。この3つを満たす場所を探すのにはかなりの時間がかかります。これら3つがうまく見つかるとは限りません。それが大きなリスクとなるわけです。

一方、私たちのクローズドループなら、熱源だけ見つければいいのです。従来の地熱発電は開発に10?15年かかることも珍しくないですが、私たちの場合、その期間を大幅に短縮できます。例えば、ドイツ・バイエルンでの「エバーループ」プロジェクトでは、着工から2年後の2024年に発電を開始する予定です。

2つ目は、私たちの技術は「発電所を建設する場所を選ばない」ということです。地中に熱源があればいいわけですから、国立公園の中だろうが外だろうが関係ありません。また、使用する地上の土地はとても小さい面積です。メガソーラーや風力発電所とは比較にならないくらいの面積ですみます。サッカー場1面か2面程度の土地がありさえすればいいのです。

3つ目は、「環境への影響がほとんどない」ということです。

私たちの技術は、地上と地下をつないでクローズドループを形成し、その中で水を循環させるので、地下水や温泉に影響をおよぼすことはありません。もちろん地表の家屋などにも影響はありません。

4つ目はその「拡張性」です。

エバーループは、1基目を建設したら、同じ地中に2基目、3基目と建設することができます。つまり発電所の規模を拡大することが容易であり、同じ地中に建設するので、従来の地熱発電の建設コストに比べ安く、工期は短くなります。

4665とはずがたり:2023/04/07(金) 22:52:04
新エネといえるかどうか。。

図解で知る1 アンモニアは1兆円市場へ=和田肇
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210302/se1/00m/020/028000c
2021年2月22日
有料記事

4666とはずがたり:2023/04/16(日) 21:21:08
マツダがアンモニア発電の自家発電。三菱商事と組んで波方港に拠点検討

マツダ、工場内電力にアンモニア発電 四国電力などと
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1449K0U3A410C2000000/
2023年4月14日 20:10 [有料会員限定]

>マツダは14日、工場内での電力にアンモニアを燃料とした発電を用いることを検討すると発表

>三菱商事などと波方ターミナル(愛媛県今治市)を拠点として燃料を供給するための協議会を設立

4667とはずがたり:2023/04/23(日) 08:28:49
2022年の記事

宗谷で増える風力発電 大型風車の部品を稚内港から夜間輸送
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220705/7000048212.html
07月05日 12時16分

風の強い宗谷地方では風力発電所の建設が進められています。その巨大な部品は、夜間、大型トレーラーで港から運ばれています。

大手風力発電会社「ユーラスエナジーホールディングス」は、3年後までに107基の風車を宗谷地方の合わせて6か所で建設する計画です。
建設される風車は高さがおよそ150メートルで、中国で製造された部品は稚内港から建設地まで交通量の少ない夜間に運ばれています。
5日は午前0時すぎに長さ59メートル、重さ15トンのブレードと呼ばれる羽根や発電機を載せた2台の大型トレーラーが稚内港を出発し、交差点を慎重に曲がりながら、およそ30キロ離れた豊富町まで4時間かけて運びました。
107基の風車が完成すると道内の風力発電の設備容量は一気に2倍近くに増強され、100万キロワットを超える見込みです。
ユーラスエナジーホールディングスの加藤潤稚内支店長は、「宗谷の風を生かして発電した電気を多くの方に利用していただくために、事故がないよう安全に工事を進めていきたい」と話していました。

4668とはずがたり:2023/04/23(日) 08:31:10

興味深いなあ。

稚内市、風力の電力を自己託送、蓄電池で需給調整
https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/02483/?ST=msb
2022/04/15 21:25
工藤宗介=技術ライター

 GSユアサは4月13日、北海道稚内市が運営する「稚内市水道事業風力発電所」向けに、蓄電システムを納入し、3月から運転を開始したと発表した。容量2MWhのリチウムイオン蓄電池を搭載した。同市の「再生可能エネルギー地産地消モデル構築事業」の一環となる。

 同発電所は、萩ヶ丘浄水場の近隣に単機出力660kWのデンマーク・ヴェスタス製風車3基を設置したもので、合計出力は1980kW。2020年12月に完成、2001年4月に稼働した。現在の年間発電量は約300万kWhの見込み。

 当初、発電した電力は萩ヶ丘浄水場に供給し、余剰電力は売電していた。2021年6月の固定価格買取制度(FIT)期間満了に伴い、萩ヶ丘浄水場を含む市内の公共施設20カ所へ自己託送することになり、系統電力への需給安定化に向けて蓄電システムを導入した。

 自己託送では、再エネ発電量と使用電力量を予想して事前に送電量を計画し、計画値を逸脱した場合はペナルティー料金を支払う仕組みとなっている。蓄電システムの導入により、発電量が計画値を上回る場合は余剰電力を蓄電し、下回る場合は不足電力を放電することで、ペナルティー料金の発生を回避する。

 北海道の「エネルギー地産地消事業化モデル支援事業」の補助を受けた。同事業は、地域のエネルギー資源を地域で活用する取り組みやエネルギーを効率的に消費する取り組みで、他地域のモデルとなる事業に対して、北海道新エネルギー導入加速化基金を活用して補助するもの。

4669とはずがたり:2023/04/23(日) 08:32:38
国内最大級の陸上風車14基を有する ノウハウを注いだ一大プロジェクト
2022年11月7日
https://energy-forum.co.jp/online-content/10638/
【関電工】

北海道北部で、関電工は複数の風力発電所の建設工事に携わっている。その中の一つ「浜里ウインドファーム建設工事」の工期が残すところ約6カ月となった。北海道稚内市から約40㎞南に位置する天塩郡幌延町浜里地区に、出力4300kWの風車を14基設置し、北海道電力へ売電する計画だ。

同社は調達(風車を除く)設計・施工を実施している。建設工事に先立つ設計業務として、地形測量や地質調査、変電所機器の選定などを行った。調査結果を踏まえ、発電機の基礎設計のほか、風車のパーツを陸上輸送するルートの選定や送電のための電線路の電気設計やルート選定、変電設備設計など、全体の設計を行う
国内最大級の陸上風車 蓄積した知見を注いだ施工

浜里ウインドファームの工期は3年2カ月ほどだが、準備・設計期間を含めると、約8年がかりのプロジェクトだ。着工した2020年には造成工事に着手。21年には風車の基礎工事、変電所の基礎や電線路などの工事、現在は風車の据付工事を行っている。23年3月までに試験運転を完了し、4月に竣工する予定だ。

同発電所は中央に管理用道路を設け、その両側に風車を配置する設計となっている。風車は海外製で、タワー(円柱)とナセル、3枚のブレード(羽根)で構成される。ハブ(羽根の中心)の高さは地上から85m、ブレード1本の長さは63mだ。社会インフラ統轄本部再エネプロジェクト部長の久松克也氏は「陸上用風車としては現在、国内で最大級」と話す。

地組したブレードをクレーンで据付

風車はパーツごとに海外から輸送され稚内港に到着し、特殊車両で陸送される。タワーを4分割で組み立てた後ナセルを上架、ブレードを地上で組み合わせる地組を行い、クレーンで据付する。組み立てには1基に7日ほど要する。

巨大な風車を支えるのは、地中に設けられた基礎だ。約20mの長さの基礎杭を打設し、基礎杭の上に鉄筋を組み、コンクリート基礎を構築する。基礎以外にも、地中に建設された設備がある。電線路だ。浜里ウインドファームの14基合計の発電出力は6万200kW。発電した電力は変電所に送電され、売電される。送電ケーブルの長さは33㎞にも及び、電線路は全て地中に埋設。周囲環境とメンテナンス性などを考慮すると、当該エリアではベストな手法だという。

関電工は、同発電所の建設位置に隣接する豊富町に拠点事務所を設置。当該工事を含め、40人強の職員が複数件の発電所建設に従事している。

同社が長年蓄積してきた風力発電所のノウハウと、設計・施工・メンテナンスを一貫したエンジニアリング総合設備企業としての強みを注ぎ込んだ浜里ウインドファーム。その完成に期待が高まる。

編集部

4670とはずがたり:2023/04/26(水) 16:22:09
風力発電事業を計画 和歌山県印南町と日高川町の境で、東京の企業

4/22(土) 16:28配信
紀伊民報
https://news.yahoo.co.jp/articles/6930c22dbf14f6a45c8c428402e5cc50866c7ad3

風力発電の地図

 再生可能エネルギー事業などを手がける東急不動産(本社・東京都渋谷区)は、和歌山県の印南町と日高川町の町境で「和歌山印南日高川風力発電事業(仮称)」を計画している。規模は最大9万4600キロワットで、風力発電機は最大22基を計画している。


 計画では、出力4300キロワットと6100キロワットの2種類の風力発電機を設置する。場所は印南町と日高川町の町境に位置する山の尾根とその周辺。

 事業スケジュールでは、2030年の営業運転開始を目指している。現在、事業の実施前に行う環境アセスメント(環境影響評価)の手続きを進めている。

 住民説明会がこのほど、川又集会センター(印南町川又)など設置予定地区や周辺地区の3カ所で開かれた。同社の事業担当者によると、住民からは超低周波音などに関する意見があったという。

 印南町の風力発電は、同町とみなべ町の町境にある農業用道路、通称「黒潮フルーツライン」近くで、発電機13基を設置した印南風力発電所が2018年から稼働している。

紀伊民報

政治・経済の授業で先生からアダム・スミスの『国富論』の中の(神の)見えざる手という言葉を紹介されて,その言葉の与える印象と裏腹に,社会の動きの背後には人の意思決定や行動があって,それを忘れてはいけないという指摘に興味をもったXさんとYさんは色々調べて見ることにしました。

まずはアダム・スミスが創始した経済学の需要と供給を調べてみることにしました。

すると需要の価格弾力性という概念があることがわかりました。

4671とはずがたり:2023/04/29(土) 12:05:58
HIS、宮城・角田のバイオマス発電所を譲渡 燃料のパーム油高騰で
2022年11月3日 6:00 [有料]
https://kahoku.news/articles/20221102khn000075.html

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は、宮城県角田市梶賀でバイオマス発電所を運営する連結子会社のHISスーパー電力(HSP、東京)の全株式を、九州おひさま発電(鹿児島市)に譲渡したと発表した。譲渡は10月31日付、譲渡額は非公表。

 地元採用の従業員11人の雇用は維持される見通し。HISは、新型コロ…

残り 243文字

HISバイオマス発電所が運転開始 パーム油が燃料「地元産業へ貢献目指す」 宮城・角田
2021年1月27日 6:00 [有料]
https://kahoku.news/articles/20210126khn000049.html

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)関連会社のHISスーパー電力(東京)が宮城県角田市梶賀に整備したバイオマス発電所が完成し、営業運転を開始した。出力4万1100キロワットで、東南アジアから輸送したパーム油を燃料に発電する。

 発電所の名称は「HIS角田バイオマスパーク」で、施設が20日に同社へ引き…

残り 372文字

調達先が確定していない?
西アフリカ原産のアブラヤシの実から精製したパーム油は、単位面積当たりの収量が菜種油や大豆油などと比べて多いことなどから現在、植物油脂の中で最も多く生産されている。マーガリンやスナック菓子などの食用のみならず、化粧品などの原料としても幅広く用いられている。インドネシアやマレーシアを中心として全世界での年間の生産規模は7000万トンに達し、そのうち約75万トンが日本に輸入されている。

旅行大手HISも参入、「パーム油発電」の危うさ
CO2排出は火力並み、FIT制度揺るがす
岡田 広行 : 東洋経済 解説部コラムニスト
https://toyokeizai.net/articles/-/298320
2019/08/21 6:00

環境保護団体による記者会見(7月30日)。HISに、パーム油発電に反対する14万8000筆の署名を提出した(写真提供:FoE JAPAN)
HISはそのパーム油を、発電用燃料として用いようとしている。再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)に基づき、発電した電力を高値で売れることに目をつけた。

現在、角田市内では、HIS子会社による発電所建設工事が2020年3月の完成に向けて急ピッチで進められている。7月初めに現地を訪れると、大型トラックなどの工事車両がひっきりなしに出入りしていた。だが、表向きの工事の順調さとは裏腹に、不透明感が強まっている。

6月の角田市議会での日下七郎市議の質問に対して、大友喜助・角田市長から注目すべき発言があった。「(HISに確認したところ)認証パーム油の調達先などについては確定しておらず、現在調整中だ」(大友市長)。

HISが取材に応じないため詳細は明らかでないが、パーム油調達の見通しが立たないまま、建設工事が先行している可能性が高い。

4672とはずがたり:2023/04/29(土) 12:08:17
>>4659

1/18 19:45
日立造船=茨城のバイオマス発電所が運転再開、原木確保にめど
https://www.rim-intelligence.co.jp/news/rre/1734926.html

 日立造船が運営する「宮の郷木質バイオマス発電所」(茨城県常陸太田市、出力約5,700kW)が11日に運転を再開した。同発電所は2022年12月8日以降、燃料の原木不足で運転停止を余儀なくされていた。ただ、原木確保のめどがついたことから、運転再開に踏み切っている。

4673とはずがたり:2023/04/29(土) 12:18:27
今からつくるって正気か!?

2023.03.24
北茨城バイオマス発電所建設工事のEPCを一括受注 〜境港バイオマス発電所で培った経験と技術力を活用〜
https://www.qtes.co.jp/ir/document/news/1084/

 当社は、東京発電株式会社様より、北茨城バイオマス発電所建設工事のEPC(設計・調達・建設)を一括受注し、2023年3月から本格的に着手致しました。
 建設工事の本格着手に先立ち、2月1日に現地において起工式が執り行われました。

 本事業は、再生可能エネルギー発電事業の拡大と成長に向けて木質バイオマス発電事業を推進するとともに、地域の間伐材を燃料とすることで林業との共存共栄を実現させ、地域に根ざしたエネルギー事業となっております。
 当社は、昨年10月14日に営業運転を開始した境港バイオマス発電所※で培った経験と技術力を活かし、当発電所の建設工事に取り組んでまいります。

 当社は、安全を最優先に作業を進めていくとともに、今後もバイオマス発電をはじめとした再生可能エネルギー関連事業の拡大と地域課題の解決に向けた取り組みを推進してまいります。



〔左写真:刈初之儀・当社眞島社長、右写真:集合写真(1列目左から3番目、当社眞島社長)〕

※境港バイオマス発電所の営業運転開始について

【発電所概要】
名称    :北茨城バイオマス発電所
事業主   :東京発電株式会社
所在地   :茨城県北茨城市磯原町磯原字西カバカイ1155-1外
発電規模  :1,990kW
年間送電量 :13,300MWh(一般家庭約4千世帯分)
営業運転開始:2024年6月(予定)
発電方式  :木質燃料焚き流動層式ボイラ及び蒸気タービン駆動設備による直接燃焼発電プラント
使用燃料  :木質チップ約2.8万トン/年(間伐材等由来の未利用材)

4674とはずがたり:2023/04/29(土) 12:19:56

大型バイオマス発電、相次ぐ計画中止 輸入頼み燃料、価格2割増
https://mainichi.jp/articles/20220820/k00/00m/040/080000c
岡田英
毎日新聞 2022/8/22 06:00(最終更新 8/29 19:40) 有料記事 1167文字

 脱炭素社会実現に向けて再生可能エネルギーの導入拡大が急がれる中、大型のバイオマス発電計画を中止するケースが続いている。海外から輸入する木質バイオマス燃料の価格高騰などで採算性が悪化。ロシアによるウクライナ侵攻の影響も加わり、今後も撤退が続く可能性がある。

「コスト増、採算見込めない」
 日本製紙(東京都千代田区)は今年2月、山口県岩国市の自社工場敷地内で国内最大級のバイオマス発電所の建設を計画していたが、中止すると県に通知した。計画では発電規模11・2万キロワット。大型船が入港できるふ頭に隣接し、木質ペレットや木質チップなどの燃料を輸入する予定だった。

 2017年から県条例に基づく環境影響評価(アセスメント)の手続きを始めていた。同社は取材に「燃料の価格上昇でコストが増すなどし、採算が見込めなくなった」と回答した。

4675とはずがたり:2023/04/29(土) 12:20:41
>>4660
バイオマスも終わりだな〜。電熱併給以外は優遇すべきではないのぉ。

今冬、バイオマス発電所が軒並み稼働停止!
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20221215-00328369
田中淳夫森林ジャーナリスト
2022/12/15(木) 10:44
バイオマス燃料にするため丸太をチップにしているが……。(筆者撮影)
 再生可能エネルギーの一角を占めるバイオマス発電。カーボン・ニュートラルでCO2を出さないと、木材を燃料にする発電への注目が増しているようだが……実は、急速にブレーキがかかっている。

 完成したバイオマス発電所を稼働させない・稼働を止める事態が、各地に頻出しているのだ。

 まず兵庫県の朝来市の関電の朝来バイオマス発電所は、2016年に稼働し始めたが、今年年内いっぱいで停止する>>4658。燃料、つまり木材が、世界的な木材価格を高騰させたウッドショックや、ロシアのウクライナ侵攻の影響で輸入を禁止したことで調達が難しくなったからだ。

 朝来発電所の発電出力は5600キロワットで、年間約8万トンの木材を燃やす。ざっと13万立方メートルだ。この量を安定的に調達しなければならないのだが、集まらないのだ。

 すでに赤字覚悟で買取価格を当初より約1.4倍に上げているが、それでも難しいという。

 そして2015年稼働の茨城県の宮の郷木質バイオマス発電所も、今月7日から一時停止させた>>4659。こちらも燃料が十分に集まらないからである。

 どちらも内陸部に位置する発電所で、燃料も国産材の未利用材に限っている。しかし、未利用材は搬出困難な山の中にある。しかも年々遠距離になって、コストは通常の木材搬出より高い。

 加えて外材が手に入らないから国産材を求める動きが強まっており、さらに製紙チップ需要も増えているため取り合いの状態なのだ。

円安で輸入燃料は軒並み高騰
 一方、燃料を海外に依存するバイオマス発電所もピンチだ。理由は、こちらも燃料価格が跳ね上がったため。

 とくにパーム油を燃やす発電所は8カ所すべて止まった。宮城県のHIS角田バイオマスパーク>>4458は、今年1月に稼働を始めたばかりだが、すぐに停止し、HISは発電事業から完全に撤退した>>4671。ほかにもパーム油を燃料とするバイオマス発電所は、次々と稼働を停止している。

 理由は、産地のマレーシアでコロナ禍のため農園労働者が減り、パーム油の生産が減って、そのため価格が2倍以上に高騰したからだ。加えて、燃料生産の合法性や持続可能性を証明する認証の審査も滞り、取得が困難になってきた。認証がないとFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)からはずされるから、事実上使えなくなる。

 同じことは、ヤシ殻でも言える。価格高と認証の問題で行き詰まる。

 また、主に東南アジアやカナダなどの木質ペレットも、円安に加えて世界的な品薄で価格が暴騰した。とくに日本がもっとも輸入しているベトナム産木質ペレットの一部は、合法性や環境配慮を示す森林認証の偽装がばれて認証を剥奪された。こちらも認証されていないものは使えない。

脱炭素ではないと研究者が警告
 ヨーロッパの環境NGOや研究者らは、木材を原料とするバイオマス発電は、すべて再生可能エネルギーの枠組から除外すべきだと訴え始めた。今のやり方では森林破壊を助長しかねず、CO2排出量の削減にもならないからだ。

 木材を燃焼させて出す炭素を回収するには、燃やした木材と同じ量を植林して育てなければならないが、それまで何十年もかかる。さらに木材などの栽培や伐採、加工、輸送まで含めたCO2排出量を計算したら、「カーボン・ニュートラル」ではないという指摘がされているのだ。

 加えて森林を伐採すると、森林土壌を破壊しやすい。すると土壌に含まれている炭素を放出させてしまう。こうした点は、以前にも指摘した。

石炭火力よりCO2を排出するバイオマス発電!

 もともと日本のバイオマス発電は、木質燃料の多くを輸入しており、その時点でCO2の総排出量は石炭を燃やすより多いという指摘もある。国内でも、伐採跡地の再造林は約3割しかしていないし、建材になる木材まで燃料にしている。しかも発電だけで熱利用していないため、5割以上のエネルギーを無駄にしている。

 もはやバイオマス発電は、燃料価格だけでなく脱炭素の意味からも破綻しているのだ。今回の経済的な理由による稼働停止は、むしろ僥倖かもしれない。

 森林を切り開いて建設するメガソーラーや風力発電なども、環境破壊的だと反対運動が相次いでいる。…

4676とはずがたり:2023/04/29(土) 12:21:32

インドネシアのパーム油、輸出再開へ 禁輸約1カ月、損失520億円
有料記事
https://www.asahi.com/articles/ASQ5P04WTQ5NUHBI036.html?iref=pc_rellink_01
ジャカルタ=半田尚子2022年5月21日 8時30分

 インドネシア政府は、一時的に禁止していたパーム油の輸出を23日から再開する。国内の食用油の供給不足を補うために4月下旬から禁輸に踏み切ったが、十分に行き渡る量が確保されたという。パーム油の最大の輸出国による禁輸措置が続けば、食用油の世界的な高騰につながるとの懸念が出ていた。

 禁輸解除の発表は19日。政府発表によると、国内の食用油の需要は月約19万4千トンだが、その供給量を上回る約21万1千トンを確保できた。禁輸措置を始める前の3月時点では、必要な量の約3割しか確保できていない状況だったという。

 パーム油はインドネシアの貴重な外貨獲得手段で、生産量の6割以上を輸出に振り向けている。現地メディアは、4月28日からの禁輸の影響による損失は約6兆ルピア(約523億円)にのぼると報じている。

 政府は当初、食用油の市場価…

この記事は有料記事です。残り354文字

4677とはずがたり:2023/04/29(土) 12:23:41
ひつじさん@明るいニュース(3/30 書籍発売)
@hitsuji_bright
世界初、エビ養殖バイオマス発電
https://twitter.com/hitsuji_bright/status/1640328651429527552
工学院大等は東南アジアで社会問題化するバイオマス汚泥に着目
エビ養殖とバイオマス発電を組み合わせ、エビを増産しつつ発電する"エビ養殖システム"を開発。環境・エネルギー問題解決に貢献する大発明だ

中国やインドでも活用できれば大きなビジネスチャンスとなる

4678とはずがたり:2023/04/29(土) 12:29:36
林業関係者らが注目!内子町が木質バイオマス発電 企業と森林組合が連携(愛媛)
4/19(水) 9:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/572f0f014234a54d751951492b8f1507d20d1b4d
愛媛新聞ONLINE

 森林が町域の約8割を占める愛媛県内子町で、製品として使えない未利用材を生かす木質バイオマス発電の取り組みが進んでいる。地元企業や森林組合などが連携し、伐採後も山に残されたままの木を燃料に活用。電気をつくりながら山への適切な手入れもできるとして林業関係者らの注目を集めている。
 木質バイオマスとは木材由来の再生可能な資源のこと。木で作った固形燃料を熱することで生じるガスで発電機を動かし、電気を得るのが木質バイオマス発電の仕組みになる。
 同町で稼働している木質バイオマス発電所は2カ所。いずれも内藤鋼業が運営管理を担っている。発電装置は2018年完成の内子バイオマス発電所(同町寺村)に6台、22年完成の内子龍王バイオマス発電所(同町内子)に2台設置。
 このうち内子バイオマス発電所は地元産の未利用材を約1万1500トン使っており、年間発電量は一般家庭約2500世帯分の消費電力に相当する。

愛媛新聞社

内子バイオマス発電所
https://www.symenergy.co.jp/service/area_energy/uchiko/
シン・エナジー(株)[設計施工メンテ]/NECCS(株)/(有)内藤鋼業[木質ペレット工場]/(株)藤岡林業/新興工機(株)
発電規模:1,115kW
年間発電量:約883万kWh
発電開始日 2018年10月31日(水)

愛媛県内子町における「内子龍王バイオマス発電所」が稼働開始
〜地元産材を活用した木造発電所から生み出される熱を地域の交流施設で有効活用〜
2022年10月14日
株式会社内子龍王バイオマスエネルギー
https://www.takenaka.co.jp/news/2022/10/02/

有限会社内藤鋼業(社長:内藤昌典)、株式会社サイプレス・スナダヤ(社長:砂田和之)、株式会社竹中工務店(社長:佐々木正人)、三洋貿易株式会社(社長:新谷正伸)、大日本コンサルタント株式会社(社長:楠本良徳)の5社からなる株式会社内子龍王バイオマスエネルギー(社長:内藤昌典)が愛媛県内子町に建設した「内子龍王バイオマス発電所」がこのたび竣工し、10月13日より稼働を開始しました。

名称 内子龍王バイオマス発電所
所在地 愛媛県喜多郡内子町内子1365番地
事業者 株式会社内子龍王バイオマスエネルギー
(内藤鋼業、サイプレス・スナダヤ、竹中工務店、三洋貿易、大日本コンサルタント)
規模・構造 敷地面積797㎡、延床面積181㎡、木造
出力 電気330kW、熱520kW
営業運転開始 2022年10月

4679とはずがたり:2023/04/29(土) 12:30:24
>>4678
事業概要
本事業は、内子町森林組合に出材された原木約3,600t/年の間伐未利用材により製造された木質ペレットを燃料にして330kWの発電を行い、発電時に発生する熱を隣接する内子町龍王公園内の「オーベルジュ内子」と「フィットネスクラブRyuow」の2施設へ供給するという熱電併給事業です。

4680とはずがたり:2023/04/29(土) 12:32:55

丸紅ら、石狩で9.9MWの木質バイオマス発電 地域の間伐材活用
最終更新日: 2023年04月18日
https://www.kankyo-business.jp/news/d5b9a2b8-7ce6-4003-aa0b-362261dc9591

丸紅(東京都千代田区)と大成建設(同・新宿区)は4月13日、北海道石狩市に、地域の未利用間伐材を発電燃料として使用する木質専焼「石狩地域バイオマス発電所」を建設すると発表した。発電出力は9,950kW。2026年1月の運転開始を目指す。

丸紅の100%子会社である丸紅クリーンパワーと大成建設が折半出資で設立した特別目的会社・石狩地域バイオマス発電(北海道石狩市)を通じて建設、運営を行う。想定年間発電電力量は約8,000万kWh。11月に着工する予定だ。

4681とはずがたり:2023/04/29(土) 12:33:48
>>4680

北海道石狩市において発電出力9,950kWの木質専焼バイオマス発電所を開発
地域の未利用間伐材活用による地産地消型再生可能エネルギーの供給
2023年4月13日
大成建設株式会社
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2023/230413_9432.html

 大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:相川善郎)は、丸紅株式会社※1(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柿木 真澄、以下「丸紅」)とともに、北海道石狩市の石狩湾新港地域において共同で出資する特別目的会社「石狩地域バイオマス発電株式会社」を通じ、発電出力9,950kWの木質専焼バイオマス発電所(石狩地域バイオマス発電所)を建設、運営します。(以下「本事業」)

 本事業は、北海道道央地区を中心とした地域の未利用間伐材等を発電燃料として使用することで、地産地消型の再生可能エネルギーの供給を可能にするものです。石狩市より地域資源バイオマス発電設備の認定※2を取得しており、農山漁村活性化への貢献も期待されます。また、信金中央金庫(東京都中央区)及び北海道内5信用金庫と融資契約を締結し、初回融資が実行されました。

 今後、当社は丸紅とともに本事業を通じ、再生可能エネルギーによる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

石狩地域バイオマス発電所の概要

4682とはずがたり:2023/04/29(土) 12:34:34
大林グループで2ヵ所目となる木質バイオマス発電所を茨城県神栖市に開業
発電容量51.5MWで約11万世帯の電力を供給
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20220308_1.html
2022年 03月 08日
プレスリリース
株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、茨城県神栖市にて大林グループとして2ヵ所目となる木質バイオマス発電所の営業運転を開始しました。


本発電所は、大林グループの再生可能エネルギー事業会社である株式会社大林クリーンエナジー(本社:東京都港区、社長:安藤賢一)が設立した大林神栖バイオマス発電株式会社(本社:茨城県神栖市、代表取締役:三浦良介)が運営する輸入バイオマス専焼による木質バイオマス発電所です。発電容量は 51.5MW(定格出力)、約11万世帯の電力消費量(※1)に相当します。燃料は持続可能性が認証された木質ペレット(※2)を主とし、一部にパームオイルの搾油過程で廃棄されるヤシ殻も使用します。

大林グループは、2012年7月に営業運転を開始した太陽光発電所を皮切りとして、既に太陽光発電所28ヵ所、陸上風力発電所1ヵ所、木質バイオマス発電所1ヵ所で再生可能エネルギーによる発電事業を推進しており、本発電所が開業したことで総発電容量(定格出力)は約205MWに達しました。

大林グループは、環境に配慮した社会の形成のため脱炭素の取り組みに注力しています。再生可能エネルギーによる発電事業を積極的に推進するとともに、事業者として蓄積した知見やノウハウを脱炭素に向けたソリューションの提案に活かしていくことで、持続可能な社会の構築に貢献します。

大林神栖バイオマス発電所概要
発電容量 51.5MW(定格出力)
所在地 茨城県神栖市奥野谷
運転開始 2022年2月
初期投資 約300億円
年間売上 約85億円

4683とはずがたり:2023/05/01(月) 21:00:47
風力発電,しかも洋上風力,が広がるのは喜ばしい♪
けど3基とは小さい。。しかも合計9MWを出力抑制迄して7.5MWにするとのこと。風況が良くて且つ系統に余裕がある時はFITの範囲外で売電出来るようにするとかなんか出来ないのかねぇ。。

日本初の民間資金による一般海域洋上風力発電事業
「入善洋上風力発電事業」への出資参画
2023年3月13日
JFEエンジニアリング株式会社
https://www.jfe-eng.co.jp/news/2023/20230313.html

JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)はこのたび、株式会社ウェンティ・ジャパン(社長:佐藤 裕之、本社:秋田県秋田市)が富山県下新川郡入善町において開発を進めている、日本初の民間資金による一般海域洋上風力発電事業「入善洋上風力発電事業」(以下、「本事業」)に出資参画を決定しました。

本事業は、富山県下新川郡入善町沖に3,000kW級風車を3基設置(出力制御により最大出力7,495kWとして運用)するもので、2023年9月からの運転開始を目指しており、発電した電力は全量「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」を活用予定です。当社は、本事業において「運転監視及び点検に関する業務の管理」等を担う予定で、今後は入善町内での電力を用いた地域振興策も検討してまいります。

JFEエンジニアリンググループは、再生可能エネルギー電源の開発・運営・販売をはじめ、地域の脱炭素化を推進する事業等、様々な取り組みを通じて、カーボンニュートラルの実現に向けて貢献してまいります。
事業概要
施設名称 入善洋上風力発電所
所在地 富山県下新川郡入善町
規模 7,495kW(出力制御運転)
3,000kW級風車 3基
出資会社
(参画後) [事業会社:入善マリンウィンド合同会社]
株式会社ウェンティ・ジャパン
JFEエンジニアリング株式会社
北陸電力株式会社
施工会社 清水建設株式会社
竣工 2023年8月(予定)

4684とはずがたり:2023/05/14(日) 11:10:01

坂出バイオマス発電事業の共同実施に関するお知らせ
2021年10月25日
http://www.erex.co.jp/news/pressrelease/1694/
四国電?株式会社
株式会社安藤・間
東京ガス株式会社
イーレックス株式会社
新光電装株式会社
株式会社坂出郵船組

坂出バイオマス発電事業の共同実施に関するお知らせ
?四国電?株式会社(以下「四国電?」)、株式会社安藤・間(以下「安藤ハザマ」)、東京ガス株式会社(以下「東京ガス」)、イーレックス株式会社(以下「イーレックス」)、新光電装株式会社(以下「新光電装」)、株式会社坂出郵船組(以下「坂出郵船組」)の6 社は、?川県坂出市において?質バイオマス発電事業を共同で実施することといたしましたので、下記の通りお知らせいたします。






?本事業は、?川県坂出市林?町の港湾地区約4.4 万平?メートルの敷地に、国内最?級となる出?約7 万5 千kW のバイオマス発電所を建設し、海外から輸?する?質ペレットを燃料として発電するもので、これまでイーレックスおよび新光電装が主体となって開発を進めてまいりました。今般、本事業に、四国電?、安藤ハザマ、東京ガス100%出資?会社のプロミネットパワー株式会社(以下「プロミネットパワー」)、坂出郵船組の4 社が参画するものです。
?同発電所は、2022 年11 ?に着?し、2025 年6 ?に営業運転を開始する予定であり、再?可能エネルギー固定価格買取制度(FIT 制度)を利?し、発電する電気の全量を四国電?送配電株式会社へ売電します。なお、年間発電量は?般家庭約17 万世帯に相当する約5.3 億kwh を想定しており、年間約24 万トンのCO2 排出削減効果を?込んでおります。
?各社は、今後ともそれぞれが保有する経営資源および電?事業のノウハウを活?し、電?の安定供給はもとより、地球温暖化の防?、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。



以上

〇 事業の概要

発電所名 坂出バイオマス発電所
建設予定地 ?川県坂出市林?町(約4.4 万平?メートル)
事業主体 坂出バイオマスパワー合同会社
出資会社 四国電??36%、安藤ハザマ?20%、プロミネットパワー?15%、イーレックス?14%、
新光電装?10%、坂出郵船組?5%
発電出? 約7 万5 千kW
年間発電量 約5.3 億kWh
使?燃料 ?質ペレット(年間約32 万トン)
売電単価 24 円/kWh(再?可能エネルギー固定価格買取制度を活?)
予定?期 着 ??2022 年11 ?(準備?事の開始?2022 年4 ?)
営業運転?2025 年 6 ?

4685とはずがたり:2023/05/14(日) 11:10:38
>>4684
文字化けが謎。。

4686とはずがたり:2023/07/03(月) 20:42:52
2回目の入札対象は秋田県八峰町と能代市沖、秋田県男鹿市と潟上市および秋田市沖、新潟県村上市と胎内市沖、長崎県西...とのこと。
西海市かな。前回の三菱圧勝は衝撃だったが今度はどうなる。三菱を抑圧するような流れも見えるけど。。

伊藤忠や東京ガス、洋上風力応札へ 国内最大規模1兆円
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72355350Z20C23A6EA1000/
脱炭素の本命、競争激しく
2023年6月30日 2:00 [有料会員限定]

4687とはずがたり:2023/07/04(火) 10:11:16
さあ,早く発電所つくろう!

蒸気の成分は石英(せきえい)と判明 掘削現場から噴出「地下由来の鉱物」毒性はないものの影響は継続調査 北海道蘭越町
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5cfa82031d278c2fc4a1880110a82df40f82b6e
7/2(日) 11:37配信
HBCニュース北海道

蒸気が噴出している掘削現場(北海道蘭越町・6月30日)

 北海道蘭越町の掘削現場から、大量の蒸気が噴き出している問題で、掘削を行う会社は、蒸気に含まれる成分が石英(せきえい)であると発表しました。

 蘭越町では、先月29日、地熱発電の調査のための掘削作業中に、地下から大量の蒸気が噴き出し、現在も噴出が続いています。
 周囲の森や道路は、白い粉のような物が付着し川の水も白く濁っています。
 掘削作業を担当する三井石油開発は、蒸気に含まれる成分について「石英を主成分とする地下由来の鉱物」と判明したと発表しました。
 石英自体に毒性はないということですが、水質や土壌に与える影響などは引き続き調査中としています。
 また、川の水も採取し水質を調べているということです

北海道放送(株)

4688とはずがたり:2023/07/04(火) 10:42:00
廃止(休止?)になった老朽火発の送電線使えそうで良いですな〜

和歌山沖で洋上風力検討/関電とRWE、最大100万キロワット想定
New 2023/07/03 1面
https://www.denkishimbun.com/archives/295233

 関西電力は30日、RWEリニューアブルズジャパンと、和歌山県御坊市、印南町の沖合で浮体式洋上風力発電所の開発を検討すると発表した。発電出力は最大100万キロワットを想定。風車は1基当たり9500〜2万キロワットで、50〜110基の設置を見込む。環境影響評価書(アセスメント)法に基づく計画段階配慮書を同日、経済産業相に提出。和歌山県知事へ意見を求めた。
 御坊市と印南市の沖合は再エネ海域利用法に基づく区域整理が行われていないものの、関電は一般的な事業性の目安となる平均風速7.5メートル以上を見通せる有望な海域だと判断した。沖合10〜30キロメートルの地点で検討を進める。

4689とはずがたり:2023/07/04(火) 11:50:38

蓄電池とセットでないとねぇ。。

太陽光発電、日本だけが行き詰まり 温暖化対策に「V字回復」必要
https://www.asahi.com/articles/ASR5Z53Q0R5YTIPE00T.html
有料記事
安田朋起2023年6月14日 11時00分

4690とはずがたり:2023/07/04(火) 11:51:56
漁協も非科学的な反対をすべきではない。カネ目当てか?醜悪だな

『作業員急増、潤いと不安』 宇久メガソーラー宿舎完成 過疎の島に最大1000人
2023/01/04
https://nordot.app/983197315017949184
Published
2023/01/04 11:31 (JST)
Updated
2023/01/05 09:13 (JST)

4691とはずがたり:2023/07/07(金) 11:23:05
人口も産業も,稀薄そうだけどポテンシャルは高そうだ。
屋上PVがメガソーラーよりも高いらしいのも興味深い。
ポテンシャル活かしてガンガン発電してDC送電でインドネシア辺りの石炭火発を淘汰して欲しい。

https://twitter.com/kei_sakurai/status/1677092156543217665
Keiichiro SAKURAI
@kei_sakurai
オーストラリア南部、10日間以上に亘って再エネ100%(太陽光+風力)状態に。
https://reneweconomy.com.au/south-australias-remarkable-100-per-cent-renewables-run-extends-to-over-10-days/

風力67.6%、屋根上太陽光26.3%、大規模太陽光6.1%。

South Australia’s remarkable 100 per cent renewables run extends to over 10 days
https://reneweconomy.com.au/south-australias-remarkable-100-per-cent-renewables-run-extends-to-over-10-days/

4692とはずがたり:2023/07/29(土) 19:42:32
住田遠野風力発電所
4,200kW*27機=113.4MW
グリーンパワーインベストメント
遠野市・住田町

岩手県 「住田遠野風力発電所」が竣工
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fdff89b34e9e52fd1bff52a2bbad7a32e9c9e68
7/27(木) 12:15配信

「脱炭素」へ県内最大の風力発電所完成 遠野市と住田町にまたがる山中<岩手県>
https://news.yahoo.co.jp/articles/872d14a21915b55c57846ef88c5c40c9498e2390
7/27(木) 12:47配信

この発電所は再生エネルギー事業を手がける東京の「グリーンパワーインベストメント」が遠野市と住田町にまたがる山の尾根に建設したものです。

風車は直径117メートルで1時間当たり4200キロワットを発電できるものが27基あり県内最大です。

一般家庭約8万4000世帯分の電力を供給することができ、年間で10万トンの二酸化炭素を減らす効果が見込まれているということです。


県内最大の風力発電所が完成 竣工式 東京の企業が建設
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20230726/6040018421.html
07月26日 16時36分

この風力発電所はすでに5月から稼働を始めていて、今後、20年間は「東北電力ネットワーク」に電力を販売するということです。


国内最大級の陸上風力発電所が完成 岩手・遠野市〜住田町の山間部 8.4万世帯分の電力供給能力
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/625617

4693とはずがたり:2023/07/29(土) 19:58:52

阿武町の風力発電所建設計画 住民団体 “適切な措置を”
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20230615/4060017265.html
06月15日 17時58分

阿武町で建設が計画されている風力発電所をめぐり、事業者が、資材などを搬入する道路を作ることについて地権者にのみ説明し、住民説明会での説明をしなかったとして、地元住民などでつくる団体が、県に適切な措置を講じるよう求めました。

阿武町では、再生可能エネルギーの発電事業を行っている「HSE」が、最大13基の風車を設置する県内最大規模の風力発電所の建設を計画しています。
この建設計画をめぐり、15日、地元住民などでつくる団体の代表らが県庁を訪れ、要望書などを提出しました。
要望書では、「HSE」が建設資材などを搬入する道路を作ることについて地権者にのみ説明し、住民説明会では説明をしなかったとして、県が事実を確認して適切な措置を講じるよう求めています。
また、県から「HSE」に対して、住民に公開された形での住民説明会を改めて開くよう要請することなどを求めています。
さらに、団体は、「HSE」が建設予定地で鳥類への影響を調査していることについて、県はどのように把握しているのかなどを問う質問書も提出し、今月(6月)中をめどに回答するよう求めました。
要望を行った団体の1つの浅野容子代表は、「不安や懸念を伝えているが、事業者や行政からきちんとした回答がないまま計画が進んでいる。事業者による説明を求めていきたい」と話していました。

4694とはずがたり:2023/07/29(土) 20:00:15
>>4693

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/furyoku_abu.html
(仮称)阿武風力発電事業 HSE株式会社
所在地 : 山口県阿武郡阿武町
原動力の種類 : 風力(陸上)
出力 : 最大54,600kW


https://www.facebook.com/profile.php?id=100069328801518
阿武風力発電所建設を考える会

4695とはずがたり:2023/08/03(木) 23:05:13
自民・秋本衆院議員に不透明な金銭的支援か
https://www.minpo.jp/globalnews/detail/2023080301001888
2023/08/03 21:23

 自民党の秋本真利衆院議員が、洋上風力発電事業者側から不透明な金銭的支援を受けた疑いがあることが3日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部もこうした経緯を把握し、慎重に捜査を進めているもようだ。

風力発電会社側が自民国会議員側に資金提供疑い 特捜部が捜査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230803/k10014152391000.html
2023年8月3日 20時53分

脱炭素の実現に向けて政府が導入拡大を目指している洋上風力発電をめぐり、東京の風力発電会社側が自民党の国会議員側に多額の資金を提供していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が風力発電会社の社長から任意で事情を聴いたことが関係者への取材でわかりました。

特捜部は、不透明な資金の流れについて実態解明を進めているものとみられます。

関係者によりますと、東京地検特捜部に任意で事情を聴かれたのは、東京・千代田区に本社がある風力発電会社「日本風力開発」の社長で、政府が導入拡大を目指している洋上風力発電をめぐり、自民党の国会議員側に多額の資金を提供をしていた疑いがあるということです。

「日本風力開発」は、政府が3年前からおととしにかけて入札を実施した洋上風力発電のプロジェクトなどへの参入を目指していました。

ホームページによりますとこの会社は1999年に設立され、風力発電の開発や売電事業を展開していて、これまでに国内外で293基、あわせて570メガワット以上の風力発電を開発したとしていて、国内では北海道や東北、北陸や九州など全国34か所で陸上の風力発電所を運転しています。

特捜部は、日本風力開発の社長から任意で事情を聴き、議員との関わりや不透明な資金の流れについて実態解明を進めているものとみられます。

NHKの取材に対し日本風力開発の関係者は「当社が、国会議員ほか公務員に対し、贈賄をした事実は一切なく、この点を立証できる客観的な証拠が数点存在しています」とコメントしています。

4696とはずがたり:2023/08/18(金) 09:06:30
秋田港,能代港,酒田港,石狩湾新港,鹿島港,響灘など洋上風力に先だって港湾風力も拡がっている。

漁港内に止めたり配慮してるのに町外の漁師め,何を反対しとんねん。勿論,漁港内で巧く行ったら漁港外に拡げたいだろうし警戒はするやろけど粛々とやっていきたい。勿論慎重さは必要だが,非科学的な反対で日本の国力を削ぐべきではない。

青森・中泊町の洋上風力構想、町外に波紋 漁への影響懸念、周辺漁師ら反発 地元は理解
2023年7月17日 5:00 [有料]
https://kahoku.news/articles/20230716khn000031.html

 青森県中泊町が構想する漁港区域での洋上風力発電計画が、津軽半島の関係者に波紋を広げている。町側は事業範囲を漁港の利用にとどめ、地元漁協も理解を示すが、半島海域でマグロ漁などを行う町外の漁師らは計画に疑問を呈す。町側が地域振興の切り札にしたい計画に、町外の意見はどこまで反映すべきなのか。(青森総局・…

残り 1054文字

4697とはずがたり:2023/09/08(金) 21:30:46
風力発電の先駆者、「三菱ショック」で焦り 秋本議員頼って巻き返し
https://www.asahi.com/articles/ASR984GJQR8MUTIL012.html
有料記事
2023年9月8日 18時00分

 「ぜひ陸奥湾に立てたい。我々は地元のためにやります。何か要望があればどしどし言ってください」

 2015年ごろ、青森県の下北半島の付け根に位置する野辺地(のへじ)町の漁業協同組合を、「日本風力開発」(東京)の塚脇正幸前社長(64)=贈賄容疑で捜査=が訪れた。

 風に恵まれ、洋上風力発電の最適地の一つである青森。漁協幹部は「一番最初に来たのが塚脇さんだった」と振り返る。環境影響評価(アセスメント)も進める同社を信頼し、他社が接触してきても「日本風力さんに頼んでいるから」と断った。

【緊急連載第1回】菅氏が「オヤジ」で河野氏が「兄貴」 秋本議員、再エネ促進は利権に

 塚脇氏は京大ラグビー部出身。三井物産に入って石油を担当し、「自前のエネルギーが日本の安全保障を支える。風力が日本にとっての石油になる」と風力に着目するようになった。独立し、1999年に日本風力開発を創設した。

 「風力発電の先駆者」「数人で会社を始めて業界3位までのし上がった」。同業他社はそう評価する。日本風力開発の関係者は、経営危機で社員の給与が払えなくなった時は塚脇氏が自腹を切っていたとし、「生一本な努力の男」という。
「今日も社長は永田町」

 一方で、債務返済の遅延を繰…

4698とはずがたり:2023/10/22(日) 22:28:26

なぜ、サハラ砂漠での太陽発電は失敗したのか
https://www.youtube.com/watch?v=uKIEu13YKUE

ワルザザート太陽熱発電所
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%82%B6%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%88%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%86%B1%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
ワルザザート太陽熱発電所(ワルザザートたいようねつはつでんしょ)は、モロッコ中部のワルザザート近郊にある太陽熱発電所である。モロッコの公用語であるアラビア語で「光」を意味する「???」(ヌール)を冠して、地元では単に「ヌール発電所」と呼ばれる場合もある。
背景
ワルザザートは険しいオートアトラス山脈(英語版)の南側に形成された内陸の町であり、乾燥した気候である。雨は少なく、太陽光を受けるには適した気候である。また、緯度も北緯31度よりも南と、充分に低緯度に位置しており、強い日射が望める[注釈 1]。

この発電所は、太陽熱を利用して汽力発電を行う複数の発電機が備えられており、さらに溶融塩を利用した蓄熱装置も装備している。これらが主力設備であり、2019年4月現在、合計で最大で510 MWの出力を擁する。また、これらとは別に太陽電池による発電パネルも併設して、昼間の電力供給を補っている。

デザーテック
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF

デザーテック(DESERTEC)は、DESERTEC Foundation が提唱している地球規模で砂漠の太陽エネルギーや風力エネルギーを利用しようというコンセプトである。デゼルテックとも。そのコンセプトを DESERTEC Foundation とヨーロッパの企業群で結成したコンソーシアム DII GmbH が北アフリカと中東で実現しようとしている。デザーテックは、ローマクラブとドイツのTREC (Trans-Mediterranean Renewable Energy Cooperation) の後援の下で生まれた[1]。

デザーテックの提案によると、サハラ砂漠の 6,500平方マイル (17,000 km2) の領域に集光型太陽熱発電システム、太陽光発電システム、風力発電システムを分散配置するとされている[4][5]。そうして生み出された電力は、スーパーグリッドの高圧直流ケーブルでヨーロッパおよびアフリカ各国に送電される[5][6]。これにより、MENA諸国の電力需要の大部分をまかない、中央ヨーロッパの電力需要の15%をまかなうことができる[4][7]。2050年までに発電施設や送電線への投資は総額で4000億ユーロになると見積もられている[5]。技術面や経済面を含めた精密な計画は2012年までに立案される予定である[8]。

この計画は2度にわたり中断されていたが、2020年には3度目の試みとして再開されている[16]。

4699とはずがたり:2023/10/26(木) 11:35:32
兵庫県森連への貸付金9億円回収困難 バイオマス発電行き詰まり 斎藤知事陳謝
https://news.yahoo.co.jp/articles/810d6d2143509620d9c216dd4cc5105693b171a2?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20231025&ctg=dom&bt=tw_up
10/25(水) 20:31配信
産経新聞

県森連への貸し付けなどについて話す斎藤元彦知事=神戸市中央区

兵庫県内の森林組合でつくる県森林組合連合会(県森連)へ県が貸し付けた9億円が、回収困難になっている。県から県森連への貸し付けは昭和40年代から行われ、平成27年度以降、バイオマス発電事業を支援するために増額。しかし、同事業が行き詰まったため、県森連は昨年11月に大阪地裁に特定調停を申し立てた。

県森連は、県内の各森林組合の指導や広報などを行っている団体。会長には谷公一衆院議員=兵庫5区選出、副会長に石川憲幸県議=丹波市選出=が就いている。県によると、昭和45年度から、県は各地域の森林組合の支援のため、県森連に対して「森林組合機能強化資金貸付金」として、運転資金を貸し付けていた。

平成26年度に3億円だった貸付金は、令和元年度には7億円、3年度には8億5千万円と増加。背景には、県森連が関西電力の子会社などとともに取り組むバイオマス発電事業への支援があった。間伐後の木材を燃料チップに加工し発電燃料として利用する発電方式で、朝来市の発電所が平成28年から運転を開始した。しかし、木材価格が急騰した「ウッドショック」やロシアによるウクライナ侵略などの影響で木材を巡る情勢が厳しさを増したこともあり、昨年12月に発電所は停止した(現在は、大東建託に事業譲渡)。

県森連は昨年11月、大阪地裁に債務の整理を求める特定調停を申し立てた。県は昨年度も9億円を貸し付け、これまでは毎年度末に返済されていたが、昨年度分は今年3月末の返済期限を過ぎても、利子を含めた9億270万円が返ってこないままになっている。

また、県森連が行っていた県委託の事業は昨年10月に設立された「ひょうご森林林業協同組合連合会」が引き継いでいるが、この団体の代表理事にも谷氏、石川氏が就いている。斎藤元彦知事は今月18日の決算特別委員会で、北上哲仁議員(ひょうご県民連合)の質問に「このような事態を招いた中で、旧団体の役員がスライドしたのは、県民の理解を得られるものではない」と答え、交代を申し入れる意向を示した。

一連の問題について、斎藤知事は19日の定例会見で「県民に、ご心配をおかけして申し訳ない」と陳謝。県の期待の事業だったバイオマス発電がウッドショックなどで暗転した経緯を説明したうえで、「致し方ない面もあるが、これから検証、説明をしていかなければならない」と述べた。今後、貸し付けの経緯などを学識経験者など第三者で構成する公社等運営評価委員会で検証する方針。(木津悠介)
記事に関する報告

4700とはずがたり:2024/01/06(土) 17:55:35
核融合に第3の方式が浮上、2024年にも発電開始へ
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/ne/18/00001/00346/?n_cid=nbpnxt_twad_59&twclid=2jjmsny2hoq39vwqdt18ebm9v
商用運転は最短で2028年か
野澤 哲生
日経クロステック/日経エレクトロニクス
2023.06.19

4701とはずがたり:2024/01/06(土) 17:56:58

テクノロジーが拓く未来の暮らし
Vol.55 核融合、実用化に向け競争激化 マイクロソフトに2028年電力供給も
https://ene-fro.com/article/ef301_a1/?utm_source=twitter&utm_medium=display&utm_campaign=enefrotw&twclid=241itgjz717zcsfokbf8zc2owc

核融合とは、太陽内部で起こる反応のことで、それを人工的に再現することを目指している。温室効果ガスを排出せず、燃料となるのは重水素と三重水素で、三重水素を生産するためのリチウムと重水素は海水中から回収可能であることから燃料は無尽蔵であり、「地球の太陽」の呼び名も持つ、夢のエネルギーとされる。

核融合といえば、人類初の核融合実験炉の実現を目指して1985年に発足した超大型国際プロジェクト「ITER(イーター)」(注1)が有名だ。こちらは日本を含む7カ国の国際共同プロジェクトだが、38年前の発足当時と今では地球環境を取り巻く情勢が激変している。

地球温暖化対策は待ったなしであり、核融合発電への期待は、他の再生可能エネルギーとともに急速に高まっている。

こうした世界的な流れを受け、イギリスやアメリカなどは単独での核融合技術開発を加速し始めた。



4702とはずがたり:2024/01/16(火) 10:50:38

https://twitter.com/mokosamurai777/status/1746648269990855075
瀧波 一誠 | 地理と珈琲を愛する人
@mokosamurai777
波の「揺らぎ」を捉える発電機。

イギリスのSea Wave Energy Ltdが開発した、筏のような波力発電装置「Waveline Magnet」。
強化プラスチック製で低コスト、リサイクルも可能。発電能力も最大で従来の波力発電の10倍に達し、沿岸に配置すれば消波装置ともなる優れものです。

柔軟な多節構造を持ち、波の向きに合わせて方向を変えるため、高波でも転覆するリスクは小さいそうです。
2012年にはプロトタイプが完成し、実験と改良を重ねていましたが、昨年12月、遂に外洋での運用ライセンスを獲得したとのことで、本格的な商業発電施設の建設に踏み出せる環境が整ってきました。

4703とはずがたり:2024/03/06(水) 14:29:54
ピカソ破産申請準備 負債3億8000万円
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?yj=16819843088361

東京商工リサーチつくば支店は20日、太陽光発電システム企画・販売のピカソ(茨城県つくば市)が破産申請の準備に入ったと発表した。負債は約3億8000万円の見込み。

同社は2012年設立。産業用、住宅用太陽光発電システムの販売を中心に住宅リフォーム、不動産売買・仲介などの事業を展開していた。

売上高は、15年11月期に約8億7500万円に伸ばしたが、大規模太陽光発電所(メガソーラー)案件の減少などで一進一退をたどり、22年11月期の受注急落などで2億円まで縮小、債務超過に陥っていた。3月22日までに事業を停止し、事後を弁護士に一任した。

4704とはずがたり:2024/03/28(木) 16:31:44
伊佐市に「夜間売電型メガソーラー」、6.5MWhの蓄電池に全量充電
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/news/16/030706611/
太陽光発電を安定電源化、エネルギー地産地消の核に
金子憲治
日経BPクリーンテック研究所

設置:林建設(伊佐市)
発電所名:ハヤシソーラーシステム高柳発電所
太陽光パネルの設置容量:約1.2MW
パワーコンディショナー(PCS)の定格出力:1MW
Liイオン蓄電池の容量:6.5MWh(最大出力で送電6.5h分・最大出力で充電5.4h分)
運用:夜明け〜午後6時:全量を蓄電池に貯める/午後6時〜夜中12時の6時間で蓄電池を放電(太陽光パネルからそのまま充電するDCリンク)
売電先(単価):九州電力(36円/kWh)
経過:伊佐市が2013年9月に遊休市有地を活用した太陽光発電事業に取り組む事業者を公募
建設費:約7億円(うち約2億4000万円を政府の補助金制度[経済産業省が予算化した「再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助金(再エネ発電事業者のための蓄電システム導入支援事業)」で、環境共創イニシアチブ(SII)を通じて募集したもの]を利用)


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