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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1とはずがたり:2008/11/20(木) 23:44:28
関連スレ

農業スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/l40
エネルギー綜合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/l40
環境スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/l40
電力スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1081280165/l40
メモ
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/energy/index.html

2000とはずがたり:2016/03/23(水) 19:23:13
カンボジアで籾殻発電が近くスタート
https://www.asiabiomass.jp/topics/1102_04.html

カンボジアの農業はカンボジアの基幹産業として発展し、2008年には全労働力の60%を雇用し、GDPの34%を産出するに至っている。1995年から2007年にかけて、米、トウモロコシ、キャッサバ、野菜の栽培面積及び生産高が急速に増加した。特に米の生産高は約2倍、耕作面積は約24%増加した。2010年の米の生産高は700万トンと見込まれている。

現在カンボジアでは200万トンの余剰米があるが、国内の精米施設のインフラ整備が充分でなく、隣国のベトナム、タイに籾のまま輸出している。これに対し、カンボジア政府は、2010年8月に、「更なる米の増産と米輸出拡大を行い、2015年までに、精米した米を年間100万トン以上輸出する」の方針を打ち出した。

籾から籾殻の収率は約20%なので、2010年は140万トンの籾殻が発生している。この籾殻を原料として発電すれば、1,120GWhの発電力となる。2004年のカンボジアの発電量は642GWhなので、籾殻発電で国内の電力をすべて賄える。

カンボジア最大の精米工場は、アンコール精米工場(Angkor Kasekam Roongroeung Co.,Ltd.: AKR)がある。AKRは、約30,000人の農家と稲作契約を結び、首都プノンペン市から25kmのKandal州で、精米能力6万トンの工場を運営している。2010年12月15日に、「AKRは600万US$の投資による2.5MWの籾殻発電が近くスタートさせる。現在農民は、1,100 Riel(26円)/kwhの電力代を支払っているが、この籾殻発電により900 Riel(21円)/kwhで供給する」と発表した。カンボジアはアジアで電化率が26%と最も低く、電気代が最も高い国である。籾殻発電により電気代が安くなり、農村の電化率が上がることが期待されている。

参考:カンボジア投資ガイドブック2010年1月(カンボジア開発評議会発行)
http://angkorrice.blogspot.com/2010/12/rice-husk-generator-to-power-up.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/kunibetu/gai/cambodia/pdfs/kn05_01_04.pdf


2001とはずがたり:2016/03/23(水) 19:24:25
インド ビハール州の籾殻発電システム
https://www.asiabiomass.jp/topics/1102_03.html

インド北東部に位置するビハール州(Bihar Province)は、人口が8,000万人であるが、85%の人が送電線網の無い地域で暮らしている。この州では主たるエネルギー源が、木質や家畜の排泄物のバイオマスである。木質バイオマスである籾殻は、年間180万トン発生しており、この籾殻を使って発電する「籾殻発電システム(Husk Power Systems)」が、2007年から稼動している。

発電設備は40kWの小型発電装置で、1Wあたりの発電設備容量に必要なコストは1US$と安い。籾殻は野積み放置され、これからメタンが発生するなどの問題があったが、籾殻発電により解消された。2008年12月に3基、2009年12月に19基、2010年8月に50基が導入され、2010年時点で60基のプラントが稼動している。今では、籾殻を使って小規模分散型の発電を行うことで、250の集落に住む25,000世帯が電気を使えるようになった。

一つの発電設備で、400世帯が電気を使えるようになり、年間42,000リットルのケロシンと18,000リットルのディーゼル燃料が節約できる。これら燃料は発電のために使用していたが、籾殻発電によって今までの半分のコストで電気が購入できる。

ビハール州は、今後も籾殻発電システムを導入する計画で、2012年12月には総数で500基、2014年12月には総数で2,014基とする。これにより2014年には、新たに10,000人の雇用を生み、72,000トンのCO2排出が削減され100万世帯に電灯が灯る予定である。

参考:
http://www.huskpowersystems.com/
http://opinionator.blogs.nytimes.com/2011/01/10/a-light-in-india/
http://www.greenpeace.org/india/Global/india/report/Empowering%20Bihar.pdf


2002とはずがたり:2016/03/25(金) 17:13:01
文章書いた姫田小夏はアンチの立場から中国を色々レポしている。この文章は割と抑制が効いてるようだけど。

“安価な中国製”が席巻する日本の太陽光発電の明日
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160325-00088462-diamond-bus_all
ダイヤモンド・オンライン 3月25日(金)8時0分配信

 「日本市場のニーズに合わせオーダーメードのソリューションサービスを提供したい。日本に会社を設立し、日本市場に注力していきます」――

 中国の太陽光発電業界をリードするGCL システム・インテグレーション・テクノロジー(GCL)が今年4月に日本法人を設立する。3月上旬、東京ビッグサイトで開催されたPV EXPOの記者会見で副総裁の鄭家鎮氏が明らかにした。

 同社は太陽電池の原材料であるシリコンの生産では世界トップクラス。親会社の保利集団(Poly)の資本力をバックに、企業を買収し、研究所やファイナンス会社を設立、原料-システムインテグレーション-発電と、川上から川下までを抑える一大勢力に成長した。

 このGCLが、発電効率を高めた最新商品とシステム販売を武器に、日本のB to B市場の開拓に乗り込む。すでにメガソーラー開発の分野において三菱、京セラ、シャープなどと業務提携があることからも、そのサービスはジャパンクオリティを満たすものだ。

 マイクを握る鄭家鎮氏のスピーチからも「満を持しての進出」という“自信のほど”が伺える。

● 過剰在庫で苦しむ中国には 日本市場は格好の売り先

 会見で鄭家鎮副総裁が強調したのは、日本市場の重要性だ。同社のように日本市場に関心を示す中国の太陽光関連企業は少なくなく、この数年で日本に法人を設立した中国企業は14社(日本貿易振興機構調べ)にまで増えた。

 太陽光発電事業の楽土――と中国が有望視する日本市場だが、振り返ればそのきっかけは東日本大震災だった。当時、中国のメディアは「日本では脱原発が進みエネルギー革命が起こる」と報じ、中国の企業家らは震災を“商機”と捉えたのである。

 東日本大震災が起こった2011年は、欧州債務危機の拡大で、欧州市場への輸出に依存する中国企業の業績が悪化に転じた年でもあった。再生エネルギー分野も同じで、大躍進を遂げた中国の注目企業もこの局面で続々と破綻した。過去5年で売上高を100倍に伸ばしたサンテックパワーでさえ、経営破綻に追い込まれたことは記憶に新しい。

 その後、中国企業は欧米市場を中心に太陽電池の投げ売りに出る。それに対し、欧米市場は中国製の太陽電池にアンチダンピング課税と反補助金課税で対抗した。中国の業界誌の記者は「中国製の安価な太陽電池がいまなお欧米市場に入りにくいのはそのため」と明かす。

 一方で、中国国内での過剰生産も災いしている。2000年代中盤から「これからは再生エネルギーだ」と地方政府の主導で投資を誘い込み、需要を無視した無秩序な生産を繰り返させた。その結果、“世界市場が消化しきれないほど”と形容されるような深刻な在庫問題を生んでしまった。

 「第13次五ヵ年計画」の初年度に当たる今年、中国ではまさにこの「在庫問題」の克服に迫られているが、その1つの方法が「一帯一路政策」に透けて見える「過剰在庫の国外輸出」である。加速する太陽光関連企業の海外展開も、こうした国家政策と分けてみることはできない。

2003とはずがたり:2016/03/25(金) 17:13:21
>>2002-2003
● 安価な中国製が 発電コストを引き下げる

 中国企業が最も注目するのは、日本の固定価格買い取り制度(FIT:Feed-in Tariff)だ。

 太陽光を含む再生可能エネルギーは、コストが高いため普及しにくい。そこで国が定める価格で一定期間、電気事業者が買い取ることを義務付ける固定価格買い取り制度が2012年からスタートした。その買い取り価格は、2012年の制度開始時から順次引き下げられる方向にあるものの、それでも24円(非住宅用、10kW以上、平成28年度)と欧州に比べ高い水準にある。

 ちなみに、中国の買い取り価格は0.9〜1元/kwh(1元=約18円、2015年時点)。買い取りには「支払の滞りさえある」といわれ、中央政府の政策批判にもつながっている。

 中国の製品や資本が欧州市場に一斉に参入したのも、この固定価格買い取り制度を当て込んだものである。その結果、上述したような貿易摩擦を招いたのだが、その功罪には「参入コストの価格引き下げ」という“功”の部分も存在した。

資源エネルギー庁再生可能エネルギー推進室は次のように指摘している。

 「安価な中国製、あるいは安上がりなシステムづくりが、欧州市場における再生エネルギーの参入コスト引き下げに一定の貢献をしたことは見逃せない」

 その「安価な中国製」が、実は日本市場でも期待されている。

 そもそもこの固定価格買い取り制度を支えているのは国民による負担金である。電気事業者が買取りに要した費用は最終的に電気料金への転嫁という形で、国民が電気料金の一部として負担するしくみになっているのだが、長期的にはこうした負担金をなくすことが求められている。

 固定価格買い取り制度や補助金からの脱却は再生エネルギーの長期的な課題である。となれば、太陽光発電もよりいっそう競争力のある電源になってもらう必要がある。そのカギを握るのが「中国勢の存在」。すでに産業分野では中国製の太陽電池パネルの採用が進んでいる。

● 中国に依存して大丈夫か という根強い不信と反発

 国民感情も無視できない。国民負担で維持する買い取り制度、これを狙った中国勢の進出を「国民の税金が中国メーカーに吸収されてしまう」という懸念もある。ライフラインでもある国の電力事業には、安全保障上の抵抗もある。「政治関係の不安定な中国から投資を受け入れるのはどうか」というものだ。

 メガソーラーに積極的な中国勢だが、中国経済の先行き懸念から倒産リスクも否定できない。「途中で撤退でもされたらまちづくりに影響するのでは」という不安もある。また、近年は節税対策にもなる太陽光発電の敷設に乗り出す個人や法人も増えているが、「中国製は本当に大丈夫なのか? 」という根強い不信感もある。

 その一方、“中国勢”は太陽電池セルとモジュールで、すでに世界市場を席巻している。2014年に太陽電池モジュールの生産能力は63GW、生産高は35.6GWに達し、世界市場の7割を占めるほどに成長した。世界のメーカーシェアトップ10のうち6社が中国勢でもある。日本では2013年を前後して、太陽電池セル、モジュールの輸入が国内生産を上回り、中国製の普及が一段と進んだ。

 むしろここで課題となるのは日本勢の競争力だ。家電業界がその典型だったように、人材確保、組織運営、製品の開発・生産などさまざまな面で高コスト体質にある日本企業が、どう競争力を発揮するのかが、この太陽光業界でも問われている。

 今年4月の電力小売りの全面自由化を受けて、“安価な中国製”はよりいっそう身近に迫ってくるだろう。日中の補完関係がコストを引き下げ高効率な発電をもたらせるのか。今後の動向に注目したい。

姫田小夏

2004とはずがたり:2016/03/25(金) 17:27:51
>アイルランドの総発電量に占める風力発電量の比率は、15%を突破している。さらに2020年までに風力を中心とする再生可能エネルギー由来の電力量を40%にまで高める政策を進めている

>アイルランドでは図5の「市場」を確立しており、発電技術ではコンバインドサイクルガスタービンによる「柔軟な発電」に頼っている。アイルランドの最高峰は標高1041メートル。国土が平たんであり、水力発電量のシェアは2%強。このため「従来型の貯蔵」で役立つ水力発電システムを導入しにくい。

>アイルランドは島国であり、アイリッシュ海を挟む英国との間には容量の小さな国際連系線が2本しかない。自国内で問題を解決する必要があった。

2015年12月14日 13時00分 更新
蓄電・発電技術:
フライホイール+蓄電池、電力の4割を風力で
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1512/14/news075.html

風力発電など再生可能エネルギーの比率を数割まで高めようとすると、既存の技術だけでは対応が難しい。欧州の島国アイルランドは、2020年までに風力発電の比率を40%に引き上げる。そのために真空中で磁気浮遊するフライホイール技術と、蓄電池技術を組み合わせようとしている。
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 回転体の運動エネルギーとして電力を蓄える「フライホイール」。化学エネルギーを利用する蓄電池。この2つを組み合わせて系統電力の安定化を図る欧州初の実証試験が、2016年2月にアイルランドで始まる(図1)。

 風力などの再生可能エネルギーによって発電した電力は、系統に短周期の周波数変動と電圧変動を生む。これを抑えることが目的だ。

 蓄電池だけではなく、フライホイールと組み合わせた理由はこうだ。まず、鉛蓄電池で容量を確保する。だが、蓄電池で瞬間的な放電、充電を繰り返すと寿命が短くなる。そこで、摩耗しにくく、素早い応答(出力)ができるフライホイールを導入する。蓄電池の負荷サイクルの軽減に役立つ。

 実証試験には日本企業2社が協力した。横河電機と日立化成だ。横河電機は2015年12月9日、同実証試験に向けて、電力系統への接続実証試験向け制御システムを納入したと発表した。設備のエンジニアリングと据え付け、試運転調整を担当。「納入とエンジニアリングは全て完了した」(同社)。

 横河電機の子会社である英ヨコガワ・ユナイテッド・キングダムが納入した制御システムは大きく3つある。蓄電量・充放電量を監視制御するレンジフリーコントローラー「FA-M3V」(図2)の他、SCADA(産業制御システム)ソフトである「FAST/TOOLS」、プラント情報管理システム「Exaquantum」である*1)。

*1) 「当社は制御事業を進めている。現在は工場の生産ラインが中心であり、発電所のボイラーや石油化学プラントも担っている。今後は再生可能エネルギーの導入が世界的に拡大していくと予想しており、当社の制御技術の市場拡大を見越して受注した」(横河電機)。

 横河電機によれば、2つの蓄電設備は次のような性能を備えている。フライホイール1基の出力は160キロワットであり、これを2基導入した。米Beacon Powerが設計、製造した装置だ。もう1つは日立化成の鉛蓄電池*2)。出力は240キロワット。

 この2つの装置を組み合わせて制御することで、最大出力422キロボルトアンペア、最大入力400キロボルトアンペアという性能を発揮する。

 実証試験に参加し、蓄電システムを開発したアイルランドUniversity of Limerickによれば、最大20分間の周波数・電圧変動に対応することが目標だという。短周期の変動を抑えるシステムだ。

*2) 日立化成は出力変動に適した鉛蓄電池を開発、販売しており、風力発電所向けの納入実績がある(関連記事)。

2005とはずがたり:2016/03/25(金) 17:28:02

フライホイールは毎分1.6万回転する

 米Beacon Powerによると、同社のフライホイール装置の特徴は回転体にあるという*3)。炭素繊維複合素材で作り上げた2mほどの長さの「ちくわ」のような縦長の回転体を真空中に置き、磁力で保持する。こうして回転エネルギーが失われないように設計したという。速度は最大1万6000回転/分。完全充放電した場合のサイクル寿命は17万5000回だという。

 図3右の上部にある黒い円筒形の部分が回転体(図示の都合上、下端まで伸びる回転体の大部分を取り除いてある)、黄色い部分が磁気浮上システムだ。上下にある中心軸が多少膨らんでいる部分が軸受。モーターと発電機は下部の軸受のすぐ上に配置した。

 フライホイールを1つ収めた真空容器を、半地下式の青蓋の円筒型容器に入れ込む。実証試験では円筒形容器2つと、それぞれに制御システムを収めた小型のキュービクルを配置した。図3では半地下式の容器が手前に5つ並んでいる様子が描かれている。

*3) 同社はフライホイール装置を既に7年にわたって米国市場に供給しており、出荷したフライホイールは400基以上、総運転時間は900万時間に達したという。例えば、2015年5月には320kWのフライホイールを納入することで、米アラスカ州のChugach Electric Associationと同意したことを発表している。2015年末には運転を開始するという。

http://tohazugatali.dousetsu.com/l_yh20151214Ireland_fw_590px.jpg
図3 フライホイール装置の外観と構造 出典:米Beacon Power

実証試験後はどうなるのか

 実証試験の現場は首都ダブリンから西に約60km離れたアイルランドオファリー州ロードだ(図4)。

 実証試験の主体は、アイルランドSchwungrad Energie。フライホイールと蓄電池のハイブリッド技術を用いて系統電力安定化を進めるコンソーシアムである。実証試験では、アイルランド政府が出資する送電系統運用者Eirgridの系統と接続する*4)。Eirgridは今回のプロジェクトを同社のスマートグリッドプログラムにおけるデモンストレーションプロジェクトと位置付けている。

*4) Ireland's European Structural and Investment Funds Programmes 2014-2020に基づき、アイルランド政府と欧州連合の資金(ERDF)が資金を提供している。Schwungrad Energieは、2014年12月に欧州連合のHorizon 2020基金から255万ユーロの資金を得ている。

 Schwungrad Energieは、今回の実証試験に続く実用化についても公表している。2015年3月時点では、実用化フェーズ(第二フェーズ)の出力を20メガワットとした。電力量では2メガワット時である。図1は20メガワットのシステムを1カ所にまとめて設置した場合の予想図だ。実際にはアイルランドだけでなく、欧州全域に広げる目標を掲げている。

再生可能エネルギーの増加に対応する5つの方法

 風力発電や太陽光発電の課題の1つは、既存の発電システムと同期せずに電力を生み出してしまうことだ。数秒から数分という時間単位で、系統電力の周波数や電圧に悪影響を及ぼす*5)。火力発電所同士は50Hzなどの周波数を維持するように制御している。ところが風力発電や太陽光発電はそうではない。

 風力発電所などの出力変動に備える方法は多岐にわたる。どの程度の時間単位の変動に備えるのか、どの程度のコストを掛けることができるのか。これによって適した技術、政策が変わってくる。

2006とはずがたり:2016/03/25(金) 17:28:26
>>2004-2006
 国際エネルギー機関(IEA)の下部組織であるIEA-RETD(IEA Renewable Energy Technology Deployment)は、コストに注目した技術・政策の分類を発表している(図5)。再生可能エネルギーの導入比率が高まるにつれて、左から順に取り入れていくことがよいだろう。

*5) この他、10分を超える出力変動には、ガスタービン発電や水力発電の出力調整で対応でき、数時間単位の変動であれば汽力発電が担う。

http://tohazugatali.dousetsu.com/l_yh20151214Ireland_IEA_590px.png
図5 再生可能エネルギー大量導入に備える方策とコストの関係 出典:IEA-RETD

 日本では「風力発電の抑制」が現在の対策の中心になっており、「貯蔵」に期待が掛かっている。低コストな「市場」の導入が遅れている形だ。例えば電力取引市場を促す発送電分離は2020年4月にようやく始まる。

 日本における風力発電の電力量はわずか0.5%程度。離島などを除けば、現時点では「貯蔵」の導入は必要ないといえるだろう。だが、世界には「貯蔵」を導入する必要がある地域もある。例えばアイルランドだ。

「最終手段」に乗り出す理由とは

 アイルランドの総発電量に占める風力発電量の比率は、15%を突破している。さらに2020年までに風力を中心とする再生可能エネルギー由来の電力量を40%にまで高める政策を進めている*6)。

 アイルランドでは図5の「市場」を確立しており、発電技術ではコンバインドサイクルガスタービンによる「柔軟な発電」に頼っている*7)。アイルランドの最高峰は標高1041メートル。国土が平たんであり、水力発電量のシェアは2%強。このため「従来型の貯蔵」で役立つ水力発電システムを導入しにくい。

 「風力発電の抑制」の導入比率は欧州でも最も高い。欧州諸国の抑制・解列の平均は発電量の約0.5%だが、アイルランドは3%だ。3%分の風力発電が既に無駄になっている。そこで「貯蔵」の導入に乗り出す。

 欧州では、系統の周波数(電圧)維持の義務が送電系統運用者(TSO)に課せられている。アイルランド国内では、EirGridとSONIが2011年9月に導入比率40%に向けた再生可能エネルギーの規模拡大に備えた計画「Delivering Secure, Sustainable Electricity System(DS3)」を開始した。2013年12月には、全アイルランド単一電力市場が、系統に従来とは異なる周波数安定化策が必要だと提言。さまざまな電池技術の開発・試験導入が始まった。

 フライホイールと蓄電池をハイブリッド化する取り組みがアイルランドから始まったのは、「必然」だったといえるだろう。

*6) 2001年に欧州連合が定めたEU指令(RES-E)では、2020年までに、加盟国が「20:20:20」を達成するように求めている(温室効果ガスの20%削減、再生可能エネルギーの比率20%、エネルギー効率の改善20%)。アイルランドの目標は以下の通り。2020年までに総発電量の40%。輸送エネルギーなど電力以外も含めた最終エネルギーの16%。冷暖房用エネルギーの15%、輸送エネルギーの10%。

*7) アイルランドは島国であり、アイリッシュ海を挟む英国との間には容量の小さな国際連系線が2本しかない。自国内で問題を解決する必要があった。欧州ではスペインにも似たような制約条件がある(関連記事)。

2007とはずがたり:2016/03/25(金) 18:36:49
いいづなお山の第2発電所(FIT認定)  運転実績表
http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/017_02_02.pdf

出力(KWh) 1,500
設備利用率(%) 90.40→ 今年度から95%稼働予定
所内電力率(%) 15.40←?
発電量(KWh) 11,936,476 1,193.2億kWh
売電量(KWh) 10,087,276 1,008.7億kWh

長野森林資源利用事業協同組合

2008とはずがたり:2016/03/25(金) 18:52:37
>>1134
>木質チップを不完全燃焼させて取り出した一酸化炭素ガスでエンジンを動かして発電する
木炭自動車みたいだな。。

●気仙沼地域エネルギー開発
発電の出力は800キロワット
年間発電量は一般家庭約1800世帯分
24時間連続で年間310日の本格稼働を目指している
熱は地域のホテルに販売
代金の半分は現金で、残り半分は地域通貨で払う

<Eパーソン>木質バイオ地産地消
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150605_12005.html

[たかはし・まさき]早大卒。86年気仙沼商会入社。昭和シェル石油出向を経て、90年気仙沼商会取締役。05年社長。12年2月から現職を兼務。52歳。気仙沼市出身。

◎気仙沼地域エネルギー開発 高橋正樹社長

 地産地消型のエネルギー供給を目指す気仙沼地域エネルギー開発(気仙沼市)が、気仙沼市に建設した木質バイオマスのコージェネレーション(熱電併給)プラントが間もなく本格稼働する。燃料として活用しているのは地域の間伐材。間伐材の買い取りに地域通貨を充当するなどユニークな取り組みに、森林保全や地域活性化にもつながるとの期待も大きい。
(聞き手は報道部・勅使河原奨治)

 -なぜ地産地消型の木質バイオマス活用なのか。
「東日本大震災ではエネルギー供給が全て止まった。一極集中のエネルギー供給に依存する体制から脱却し、自給自足できるエネルギーを作ろうと考えた。気仙沼は森が近くにあるリアス式海岸の街。間伐により、荒れ放題だった森が整備されれば、海の環境も良くなると思った」

 -発電の出力は800キロワットで、年間発電量は一般家庭約1800世帯分に相当する。市全域をカバーするには規模が小さい。
 「気仙沼地域の森林の広さから、年間に出る間伐材の量を割り出し、それに見合う発電能力にした。大規模化して地域外から木材を仕入れるようだと地域循環型ではなくなってしまう。小規模発電のため、国内初のプラントを導入した」

 -プラントの仕組みは。
 「木質チップを不完全燃焼させて取り出した一酸化炭素ガスでエンジンを動かして発電する。24時間連続で年間310日の本格稼働を目指している。すでに稼働しており、電気は東北電力に、熱は地域のホテルに販売している」

 -間伐材の買い取り額は1トン6000円で市場価格の倍になっている。
 「林業を成り立たせないことには山が荒れてしまう。代金の半分は現金で、残り半分は地域通貨で払う。既に約1万トンを買い取った。地域通貨の取り扱いに協力してくれる店は180に上る。地域でお金が回ることで活性化にもつながる」

 -小規模バイオマス事業は採算性の面でリスクがあるのではないか。
 「チャレンジングなことだが採算はとれる。震災で全国、世界から支援をいただいたが、恩返しができていない。山の保全は全国的な問題。この事業を通して、日本の課題の一つでも解決することができれば、情報発信にもなるし、恩返しにもなると信じている」

関連ページ:宮城経済
2015年06月05日金曜日

2009とはずがたり:2016/03/25(金) 19:06:21
>>857

2013年2月12日
宮崎県におけるバイオマスボイラー設置による発電事業に関するお知らせ
http://www.ojiholdings.co.jp/news/2013/130212_1.html

王子ホールディングス株式会社の100%子会社である王子グリーンリソース株式会社(本社:東京都中央区、社長:藤原省二)は、宮崎県日南市に発電事業を目的とするバイオマスボイラーを設置することを決定しましたので下記の通りお知らせいたします。



1. 設置の目的
 王子グループは、グループ資源を活用した資源環境ビジネスの一層の拡大を目指しており、発電事業はその大きな柱の一つと考えております。
今回設置するバイオマスボイラーでは、豊富な森林資源を有する宮崎県を中心とした九州中南部地域の山林未利用材を主な燃料として利用する予定であり、発電した電気は全量外部へ販売する計画です。
燃料の集荷には、当社グループの社有林や木材生産拠点、同地区における長年の製紙原料集荷の経験を活用してまいります。
また、間伐材などの未利用資源の活用により、国土保全、水源涵養、二酸化炭素吸収など、様々な機能を持つ森林の整備を促進するとともに、森林資源の総合的な利用を図ることで地域林業の活性化にも貢献できるものと考えております。
今後も王子グループは、グループ資源を生かして、再生可能エネルギーを活用した発電事業の更なる拡大を図ってまいります。

2. 設置するボイラーの概要
1) 設置場所: 王子製紙株式会社 日南工場構内
2) 設備能力: 100T/h(ボイラー発生蒸気量) 25MW(発電能力)
3) 売 電 量: 約150GWh/年(一般家庭40,000戸分相当)
4) 売 上 高: 約40億円/年
5) 投 資 額: 約85億円
6) 使用燃料:  未利用材等の木質バイオマス燃料
7) 稼動時期: 2015年3月(予定)

2010とはずがたり:2016/03/25(金) 19:17:19
>>1283
>発電出力は2500キロ・ワット。このうち300キロ・ワットを工場で使い、残りを売電しています。発電量は一般家庭約5000戸分に相当

木材利用 5000戸分発電
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO004124/20150121-OYTAT50000.html
2015年01月21日 05時00分
■東泉 清寿社長62 トーセン

発電所で木質バイオマスの利点について語る東泉社長

 矢板市の国産材メーカー「トーセン」は昨年秋、製材工程で出る端材などだけでなく、地域から集荷した間伐材を利用した木質バイオマス発電所を本格稼働させた。余熱利用による果樹栽培やウナギ養殖にも乗り出している。独自の木材供給システムで安定供給とコスト削減も図り、国産材の競争力強化に取り組んでいる東泉清寿社長(62)に戦略を聞いた。(聞き手・佐藤範明)

◆年5億 売電目標

 ――昨年10月、那珂川町で木質バイオマス発電所を本格稼働させた。

 「廃校となった中学校校舎と校庭を町から借り、製材と乾燥加工の工場、バイオマス発電所を建設しました。発電所では、製材で出る端材やおがくずだけでなく、切っただけで利用していなかった間伐材を年間約5万トン集めて燃やし、熱エネルギーとして活用しています。製材工場などを含めた総投資額は約20億5000万円でしたが、発電所建設費の半額は国からの補助です。発電出力は2500キロ・ワット。このうち300キロ・ワットを工場で使い、残りを売電しています。発電量は一般家庭約5000戸分に相当し、年5億円の売電を目標にしています」

 ――発電所を地域経済の活性化にもつなげている。

 「那珂川町とタイアップして、町内の商店でしか使えない地域振興券を発行しています。登録した山林所有者が間伐材などを工場に運んでくると、1トンにつき、5500円相当の券を渡す仕組みにしました。工場を運営しているグループ企業が3000円分を負担、わが社が1000円分を寄付し、残りは町からの補助です。山林所有者は80人、登録店は50店ほどが参加しています。山林所有者は放置していた間伐材が収入源になり、我々は熱源として活用でき、地元の商店は潤う。みんなが得をするプロジェクトなのです」

◆余熱でマンゴー、ウナギも

◆山形でも建設中

 ――発電所だけでなく、工場の熱を利用した事業を行っている。

 「木材を乾燥させるためのボイラーの余熱を利用した木製ハウスでマンゴーを栽培し、旧校舎でウナギ養殖もしています。さらに、山形県鶴岡市でバイオマス発電所を建設中で、ほか2か所でも計画しています」

 ――日本の林業や製材業は厳しい経営を強いられている。

 「4年前、ヨーロッパの林業、製材業を視察して驚きました。日本の林業や製材業はブランド材や無節材などの建築材として売ることにこだわり、成長や製材の過程で出る間伐材や樹皮、端材、おがくずを捨てていました。結果として製材品の価格も上がります。しかし、ヨーロッパではこれらをエネルギー資源として販売しています。だから製材品を安く供給でき、はるばる海を渡って来ても、日本の製材品と十分に競争ができるのです」

2011とはずがたり:2016/03/25(金) 19:17:43
>>2010-2011

 ――製材でもコストを抑える工夫をしている。

 「山林に近い工場で木材を1次加工した後、拠点工場に集めて乾燥・加工・保管する独自の木材供給システム『母船式木流システム』で、質の高い木材の供給と輸送コストの削減に取り組んできました。これに加えて各地で木質バイオマス発電所を稼働すれば、国産材メーカーとして輸入材にも十分対抗できるようになるとみています」

◆30人新規雇用

 ――国内では間伐が進まず、荒れた山が目立っている。

 「那珂川町の木質バイオマス発電所と製材工場などの本格稼働で、新たに30人の雇用を生みました。ほかにも、町内では、耐火性外装材メーカーと契約して、工場脇に木質チップによるボイラー施設を建設中です。製造工程で蒸気が必要なのですが、石油燃料を木質チップに替えてコストダウンを図ります。さらに、この熱を利用してハウスで野菜や花を栽培してウナギ養殖も手がけます」

 「木質エネルギーの活用が進めば、森林所有者が伐採、植林に取り組み、過疎地に新たな雇用と産業を生み、国土の再生だけでなく地方の活性化、自立にもつながると確信しています」

■買い取り制度開始参入・計画後押し

 2012年に再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まり、木質バイオマス発電所を稼働させたり、計画したりする企業などが増えている。

 民間のバイオマス調査研究機関「森のエネルギー研究所」(東京都羽村市)によると、制度発足後、昨年末までに本格稼働した発電所は、トーセンと那須塩原市内の製材所の県内2社を含め12社(総出力規模は約8万4800キロ・ワット)。

 15年度までに稼働予定は三十数社を数え、計画中は60社を超える。木質チップなどを輸入しやすい、港湾近くでの建設計画も多い。

 稼働・建設中の設置事業者を業種別に大別すると、製材業や木材流通業者、製紙会社など木材を扱う業者と、大手商社や石油会社、廃棄物処理業者などに分かれるという。

■会社概要

 1964年、矢板市山田に東泉清寿氏の父清吾氏が東泉製材所を創業。74年、株式会社化。89年、チップ工場新設、同年10月、社名を「トーセン」に変更。99年、塩谷工場に大型乾燥機を導入した。県北木材協同組合などのグループ企業や提携工場も合わせ、年間約30万立方メートルの原木を扱う。2014年3月期の製材等の総売上高は80億円、従業員280人。県内や群馬、埼玉県などに約270ヘクタールの社有林がある。

■とうせん・せいじゅ

 1952年、矢板市生まれ。71年、県立矢板東高卒業後、東泉製材所に入社。74年専務、2002年10月社長就任。10年には木材産業功労者として林野庁長官から感謝状を授与された。国産材製材協会副会長、県木材業協同組合連合会副理事長、矢板市商工会副会長などを務めている。

2015年01月21日 05時00分

2012とはずがたり:2016/03/25(金) 19:28:30
>>1193-1195

http://www.bio-gifu.co.jp/campany.php
■発電所設備の概要(木質バイオマス発電施設)
会社設立 平成25年4月
商業運転開始 平成26年12月
敷地面積 約16,000㎡

発電会社 株式会社 岐阜バイオマスパワー
瑞穂市牛牧758番地
資本金:4,500万円

燃料供給会社 株式会社 バイオマスエナジー東海
瑞穂市牛牧581番地
資本金:3,000万円

主要株主 岐セン 株式会社
取引銀行 三菱東京UFJ銀行・十六銀行
燃料使用量 年間 約89,000トン(木質チップ水分50%ベース)
稼働日数 330日/年
稼働時間 24時間
要員 12名(平成26年12月現在)
ボイラー タクマN-1100FH型流動層ボイラー
●発電規模:6,250KWH
●送電規模:5,200KWH(一般家庭11,000世帯分)
●最大連続蒸発量:28t/h
●蒸気圧力:5.79MPag
●主蒸気温度:420℃
●発電方式:蒸気タービン駆動

2013とはずがたり:2016/03/25(金) 19:41:37
>三重エネウッド協同組合
>山林放置残材などを年間5万5000トン利用

>松江バイオマス発電
>間伐材や林地残材、製材残材などを年間8万8000トン利用し、出力約6250kWを得る。年間発電量の見込みは約4342万kWhだ

2013年11月13日 07時00分 更新
バイオマス発電所が続々立ち上がる、3カ所のプラントを一気に供給する企業も
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1311/13/news045.html

戦前から活動し、1950年代から木質チップやバガス燃料のプラントを580カ所以上に納入してきた企業がある。固定価格買取制度(FIT)の開始により、新たに11カ所、9万kWh以上の受注につながったという。2013年11月には滋賀県、三重県、島根県のバイオマス発電所のプラント納入が決まった。
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 バイオマスプラントやボイラーを手掛けるタクマは、全国3カ所、滋賀県、三重県、島根県のバイオマス発電所からバイオマス発電プラント一式を受注したと発表した(図1)。「土木部分は別として、3社に向けてプラント全体、つまり燃料受け入れ部分、ボイラー、タービンなどを納入する」(タクマ)。

 タクマが提供するバイオマスプラントのシステム構成を図2に示す。左端が燃料受け入れ部分。木質バイオマス(茶色)を投入し、中央の炉に投入する。炉には高温の空気(黄色)を吹き込み、燃焼ガス(赤)がボイラーで蒸気(桃色)を発生させる。蒸気が図上部の蒸気タービンで電力(水色)を生む仕組みだ。燃焼後の灰(灰色)も示した。「この図はプラントの概要を示したものであり、受注先によって細部は異なる」(タクマ)。

 ボイラーを含む炉は、流動層を用いるタイプだ(図3)。図2に示したように炉の底から高温の空気を吹き込むことで燃料粒子が空気中に浮遊した状態になり、燃焼面積が広がる。その結果、燃焼効率が向上する。
 タクマは1950年代から木質チップやバガス(関連記事)燃料のプラントを国内外に580缶(580施設)以上納入している。従来のバイオマス発電設備や蒸気供給装置の顧客は製材会社や製紙会社だったが、固定価格買取制度(FIT)でバイオマス発電が対象となったため、異業種分野からの参入が増えているという。FIT以降のタクマの受注件数は11件であり、合計出力は9万kWhに上るとした。

3社のバイオマス発電事業とは

 タクマにバイオマス発電プラントを発注した3社の計画は細部がかなり異なる。

 滋賀県米原市で事業を計画するのは、いぶきグリーンエナジー。山室木材工業の発電事業会社である。出力3550kWの「いぶきグリーンエナジーバイオマス発電所」は、内部で700kWを利用するため、売電量は2850kWとなる。1日24時間、年間約330日の運転を計画しており、年間発電量は2811万6000kWh。燃料として木質チップを1日当たり140トン利用する。タクマは2014年6月にプラントを着工、2014年12月までに完成させ、2015年1月から発電を開始する予定だ。

 三重県ではバイオマス発電事業を目的として5社が三重エネウッド協同組合を設立している。組合の発電事業会社である三重エネウッドが三重県松阪市に出力5800kWのバイオマス発電所を立ち上げ、山林放置残材などを年間5万5000トン利用する。タクマは2014年4月に着工、2014年11月までにプラントを完成させ、直後に発電が始まる予定だ。

 松江バイオマス発電は、文具メーカーのナカバヤシが日本紙パルプ商事、三光と共同で設立した発電事業会社。島根ナカバヤシ松江工場敷地に約30億円を投じて発電所を立ち上げる計画だ(関連記事)。間伐材や林地残材、製材残材などを年間8万8000トン利用し、出力約6250kWを得る。年間発電量の見込みは約4342万kWhだ。タクマが2014年1月に着工、2015年3月までにプラントを完成させ、2016年3月期第1四半期に発電を開始するという。

2014とはずがたり:2016/03/25(金) 19:49:26
>>1191

木質バイオマス発電事業の開始
http://www.nisshin.gr.jp/209.html

株式会社 日新は、2013年5月17日、鳥取県より要請を受け、総事業費26億円を投し?て鳥取県境港市にて木質ハ?イオマス発電事業を開始する事を決定しました。発電所は、地域森林の林地残材や間伐材を加工したチッフ?と自社にて発生するチッフ?を燃料として、最大出力 5,700kwの発電を行う。発電した年間3762万kwhは、国の固定価格買い取り制度に基つ?き売電します。発電所では新たに職員の雇用を計画し、2015年4月の稼働を目指しています。

日新バイオマス発電㈱が操業しました。
http://www.nisshin.gr.jp/320.html

日新バイオマス発電㈱は、木質バイオマス発電事業の操業を開始いたしました。発電所は、地域森林の林地残材や間伐材を加工した木質チップとグループ内で発生するチップを燃料とし、最大出力5,700kw(年間4500万kw→とは註:4500万kWhか?)の発電を行う。(2015年3月13日)

2015とはずがたり:2016/03/25(金) 20:04:05
名古屋第二発電所※建設中
http://www.gasandpower.co.jp/plant/thermal_nagoya2.html

操業中の名古屋発電所の隣接地に、新たにバイオマス混焼石炭火力発電所を建設することを決定し、現在建設が進む発電所。これまで蓄積されてきた既設発電所の知見、ノウハウ等を活用した効率的な操業が可能となります。名古屋第二発電所では、ベースとなる石炭燃料に木質系バイオマス燃料を30%混焼する設計を施しており、発電電力量あたりのCO2排出量を大きく抑制できます。

事業主 中山名古屋共同発電株式会社
設備概要 ボイラータービン発電(微粉炭・バイオマス混焼)
出力 110,000kW
所在地 愛知県知多郡武豊町
運用開始 2016年度下期(予定)

2016とはずがたり:2016/03/25(金) 20:20:59
○FIT制度以降に稼働した木質バイオマス発電所
http://www.ftcarbon.co.jp/app/download/12333857989/%E6%9C%A8%E8%B3%AA%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%82%B9%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%B8%80%E8%A6%A7.pdf?t=1449580747

①運転開始済み
番号 都道府県 市町村 事業者 発電規模(kW)
1 福島県 会津若松市 グリーン発電会津 5,700
2 栃木県 那須塩原市 二宮木材 265
3 高知県 高知市 イーレックス 8,850→定格出力29,500kWだと思うんだけど。。https://www.erex.co.jp/supply/
4 大分県 日田市 グリーン発電大分 5,700(発電端)
5 長野県 長野市 いいづなお山の発電所(長野森林資源利用協同組合) 1,500 http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/017_02_02.pdf
6 宮城県 気仙沼市 気仙沼地域エネルギー開発 800 >>1134>>2008
7 岩手県 宮古市 ウッティかわい 5,800
8 宮崎県 日南市 王子グリーンエナジー日南(王子製紙) 320→25,000kWだと思うんだけど。。
9 栃木県 那珂川町 那珂川バイオマス(トーセン) 2,500
1 0 福島県 郡山市 会津高原リゾート(ミドリ安全) 4 5
1 1 岐阜県 瑞穂市 岐阜バイオマスパワー(岐セン) 6,250
1 2 三重県 松阪市 三重エネウッド協同組合 5,800
1 3 大分県 大分市 新日鐵住金 1,716
1 4 高知県 宿毛市 グリーンエネルギー研究所(高知工科大学) 6,500
1 5 宮崎県 都農町 グリーンバイオマスファクトリー 5,750
1 6 鳥取県 境港市 日新 5,700
1 7 高知県 高知市 土佐グリーンパワー(出光興産等) 6,250
1 8 宮崎県 日南市 王子グリーンソース(王子製紙) 20,320→8と併せてか?
1 9 広島県 廿日市市 ウッドワン 5,800
2 0 岡山県 真庭市 真庭バイオマス発電(銘建工業) 10,000
2 1 宮崎県 川南町 宮崎森林発電所(くにうみアセットマネジメント) 5,750
2 2 宮崎県 日向市 中国木材 18,000
2 3 兵庫県 赤穂市 日本海水(エア・ウォーター) 16,530
2 4 鹿児島県 霧島市 霧島木質発電 5,750
2 5 富山県 射水市 グリーンエネルギー北陸(北陸ポートサービス) 5,750
2 6 島根県 松江市 松江バイオマス発電(ナカバヤシ、日本紙パルプ商事) 6,250
2 7 熊本県 八代市 日本製紙 6,280
2 8 愛知県 武豊町 ガスアンドパワー(大阪ガス) 7,450→30% 名古屋第二発電所なら11,000kW
2 9 島根県 江津市 しまね森林発電(エネ・ビジョン(豊田通商系)) 12,700
3 0 茨城県 常陸太田市 日立造船 5,750
3 1 鹿児島県 薩摩川内市 中越パルプ工業 23,700
3 2 神奈川県 川崎市 昭和シェル石油 49,000
合計 268,476
うち未利用材2,000KW未満 2,345
うち未利用材2,000KW以上 152,246
うち一般木材 113,885

2017とはずがたり:2016/03/25(金) 20:21:42

>>2016-2017
②-1 運転開始前

都道府県 市町村 事業者 発電規模(kW)
1 長野県 飯田市 かぶちゃん電力(ケフィア) 360
2 北海道 江別市 王子グリーンソース(王子製紙) 20,320
3 青森県 平川市 津軽バイオマスエナジー(タケエイ) 6,250
4 奈良県 大淀町 クリーンエナジー奈良(I・T・O) 6,500
5 北海道 帯広市 信栄工業 3,500
6 長野県 塩尻市 ソヤノウッドパワー(征矢野建材) 14,500
7 静岡県 静岡市 静岡バイオマス発電 5,750
8 山形県 鶴岡市 鶴岡バイオマス(トーセン) 2,500
9 兵庫県 朝来市 関西電力 5,600
1 0 岩手県 一戸町 一戸フォレストパワー(フジコー) 6,250
1 1 長野県 安曇野市 エア・ウオーター 1,900
1 2 愛知県 武豊町 中山名古屋共同発電(大阪ガス) 33,000
1 3 佐賀県 伊万里市 中国木材 9,850
1 4 熊本県 荒尾市 有明グリーンエネルギー(石崎商店) 6,250
1 5 徳島県 阿南市 クラボウ(徳島工場) 6,220
1 6 岩手県 野田村 日本紙パルプ商事等 14,000
1 7 福井県 敦賀市 敦賀グリーンパワー(丸紅) 29,600
1 8 栃木県 日光市 日光バイオマス(トーセン) 6,600
1 9 秋田県 秋田市 ユナイテッド計画 20,000
2 0 新潟県 新潟市 バイオパワーステーション新潟(ノーリン、大橋商会) 5,750
2 1 三重県 津市 グリーンエナジー津(JFEエンジニアリング) 20,100
2 2 三重県 多気町 多気バイオパワー(中部プラントサービス、中部電力) 6,700
2 3 石川県 輪島市 輪島ブルーエナジー 3,298
2 4 大分県 佐伯市 イーレックス(太平洋セメント、東芝、東燃ゼネラル石油) 45,000
2 5 山形県 最上町 ZEデザイン 1,000
2 6 北海道 紋別市 紋別バイオマス発電(住友林業、住友共同火力) 33,500
2 7 北海道 苫小牧市 三井物産、イワクラ、住友林業、北海道ガス 5,900
2 8 鳥取県 鳥取市 三洋製紙 16,533
2 9 広島県 呉市 中国木材 9,850
3 0 岩手県 花巻市 花巻バイオマスエナジー(タケエイ) 6,250
3 1 福井県 大野市 福井グリーンパワー(神鋼環境、出光興産) 7,270
3 2 大分県 豊後大野市 アールイー大分(ファーストエスコ) 18,000
3 3 新潟県 関川村 パワープラント関川 7,500
3 4 北海道 白糠町 神戸物産 6,250
3 5 愛知県 半田市 サミットエナジー(住友商事) 57,000
3 6 新潟県 三条市 SGETグリーン発電三条(スパークス・グリーンエナジー一) 6,250
3 7 青森県 八戸市 八戸バイオマス発電(住友林業、住友大阪セメント、JR東日本) 12,100
3 8 兵庫県 丹波市 パルテックエナジー(兵庫パルプ工業) 22,100
3 9 愛媛県 松山市 えひめ森林発電(エネ・ビジョン(豊田通商)) 12,700
4 0 山形県 米沢市 DSグリーン発電米沢合同会社(大和証券、グリーンサーマル) 6,250
4 1 福岡県 北九州市 オリックス 33,600
4 2 群馬県 みなかみ町 クリーンエネルギー沼田(ジャパンブルーエナジー等) 3,334
4 3 宮城県 石巻市 日本製紙、三菱商事 25,372
4 4 山梨県 大月市 大林クリーンエナジー(大林組) 14,500
4 5 栃木県 鹿沼市 ファーストエスコ 18,000
4 6 福岡県 北九州市 響灘火力発電所(IDIインフラストラクチャーズ) 33,600
4 7 静岡県 御殿場市 静岡バイオマス発電 6,250
4 8 福島県 相馬市 オリックス 35,840
4 9 北海道 苫小牧市 サニックスエナジー 3,700
5 0 山形県 酒田市 サミット酒田パワー(住友商事) 50,000
5 1 福島県 白河市 ホルツエナジージャパン 3,000
5 2 栃木県 那須塩原市 那須野ヶ原土地改良区連合、宇都宮大学 480
5 3 茨城県 東海村 東京電力(常陸那珂火力発電所) 49,120
5 4 宮崎県 串間市 サンシャインブルータワー 1,999

2019とはずがたり:2016/03/26(土) 16:20:39

>年間発電量は、約 67,500MWhで発電所の地元となる田原市総世帯約9割に相当する19,000世帯の使用電 力量を賄う能力を有している。

67,500MWh=67,500,000kWh=6750万kWh。
出力容量は56MWだから稼働率は13%。

三井化学など7社、国内最大規模の「たはらソーラー・ウインド発電所」の営業運転を開始へ
http://www.marketnewsline.com/news/201409301811000000.html

三井化学 <4183> 、 三井物産 <8031> 、シーテック、 東亞合成 <4045> 、 東芝 <6502> 、 東レ <3402> 、そして 三井造船 <7003> の7社は30日、愛知県田原市に建設を進めてきた国内最大規模の太 陽光・風力のハイブリッド発電所「たはらソーラー・ウインド発電所」の営業運転を 10月1日から開始することを発表した。

たはらソーラー・ウインド発電所は、太陽光発電による出力が50MW、風力発電によ る出力が6MWの太陽光・風力併用型のハイブリッド発電所となる。年間発電量は、約 67,500MWhで発電所の地元となる田原市総世帯約9割に相当する19,000世帯の使用電 力量を賄う能力を有している。

三井化学など7社は、このたはらソーラー・ウインド発電所の運用を通じて、遠隔監 視システムによる各発電状況データの収集・分析などの各種実証実験を行うことで、 今後の再生可能エネルギー推進に向けた様々な技術やノウハウの蓄積などを進める。

2021とはずがたり:2016/03/26(土) 16:24:23

で,商用運転は可能な風況なのか???

NEDO、洋上風力発電の観測データを公表 銚子沖・北九州沖の研究成果
2016年3月24日掲載
http://www.kankyo-business.jp/news/012389.php

2022とはずがたり:2016/03/26(土) 16:30:12
2015年度
石炭焚火力発電所でバイオマス混焼率25%(熱量比率)を実証 〜国内最大規模の混焼試験による安定運転を達成〜
https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2015/press/2015-12-02/
-2015年12月02日-

 株式会社IHI(本社:東京都江東区/社長:斎藤 保)は,環境省からの委託事業「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」として2013〜2015年度の予定で行っている「バイオマス高比率混焼による石炭焚火力CO2排出原単位半減に向けた先進的システムの実証」において,新日鐵住金株式会社 釜石製鐵所内エネルギー工場(所在地:岩手県釜石市,出力:149MW)で,純国産木質ペレット燃料を用いて,熱量比率25%・重量比33%のバイオマス混焼による安定運転を2015年11月に達成しました。今後は,この成果を活かして実機設計を行い,2017年度の商用運転開始を目指します。

 IHIではこれまで,相生事業所内の自社試験設備においてバイオマス単独粉砕試験、燃焼試験等,バイオマス高比率混焼に関する研究開発を進めてきました。今回の実証試験ではIHIのこれらの取組みに加え,独自にバイオマス混焼に取り組んでいる新日鐵住金株式会社 釜石製鐵所の積極的なご協力とご支援,国内木材関係者などのバイオマス供給に関するご協力により,国内最大級のバイオマス発電出力(36MW)が高効率で達成されました。
 今回実証された燃焼方式は,既存の発電設備に小規模な改造を加えることで,現状数%程度に留まっているバイオマス混焼率を格段に引き上げることが可能で,混焼比率を50%以上としてCO2排出原単位半減することも技術的に可能です。今後,国内で稼働している多くの石炭火力発電所に適用されることが期待されます。


【参考資料】
<バイオマス混焼実証試験の概要>
所在地 : 新日鐵住金株式会社 釜石製鐵所内エネルギー工場(岩手県 釜石市)
発電機出力 : 149MW
発電方式 : 石炭焚き汽力発電

2023とはずがたり:2016/03/26(土) 16:43:49
風力と太陽の混合で13%の稼働率だったけど,81MW+50MW(以上太陽光)+6MW+6MW(以上風力)でどの程度の発電が可能かな??ピーク時に出力低下させるバッファーとして機能するバイオマス発電や水力発電の組み合わせとかあり得ないのかな〜。。冬の夕方のピーク対策として東海地方の水力は渇水期だからなぁ。。

2013年09月03日 09時00分 更新
太陽光発電で全国のトップを快走、加速するメガソーラー開発に風力や小水力も
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1309/03/news008.html

日射量が豊富な愛知県は住宅用の太陽光発電システムで圧倒的な導入量を誇り、最近では大規模なメガソーラーの開発計画が相次いで始まっている。拡大の勢いが止まらない太陽光発電に続いて、沿岸部では風力発電、山間部では小水力発電の取り組みも活発になってきた。
[石田雅也,スマートジャパン]

 愛知県は長年にわたって太陽光発電の導入量で全国トップの座をキープしている。日射量が多い地の利を生かして、住宅用を中心に早くから太陽光発電の拡大に取り組んできた。国が運営する補助金の申請件数を見ても他県を大きく引き離している(図1)。

 さらに固定価格買取制度が始まった2012年7月からは、太平洋沿岸の工業地帯でメガソーラーの建設計画が相次いでいる。特に集中している場所は、県の南部から西へ細長く延びる渥美半島の田原市である。国内で最大の規模になる81MW(メガワット)と50MWのメガソーラーが三河湾に面した同じ地区で建設中だ。

 81MWのプロジェクトは愛知県が所有する2カ所の産業用地に分散する「たはらソーラー第一・第二発電所」である(図2)。2013年8月に工事を始めて、2015年3月までに運転を開始する計画だ。年間の発電量は9000万kWhを超える見込みで、一般家庭の電力使用量に換算して約2万5000世帯分に相当する。完成した時点で日本最大のメガソーラーになる。

 この第一発電所に隣接する区域では、50MWのメガソーラーの建設が一足早く進んでいる。三井化学が所有する80万平方メートルの土地を活用した「たはらソーラー・ウインド共同事業」で、2014年12月から発電を開始する予定だ。

 注目すべきは敷地の海側に沿って3基の大型風車を併設する(図3)。太陽光発電の50MWに加えて風力発電で6MWの電力を作り出すことができる。両方を合わせた発電量は年間で6750万kWhに達して、約1万9000世帯分の電力使用量に匹敵する規模になる。

 田原市の世帯数は約2万2000世帯である。2つのメガソーラーと風力発電を合わせて、市の世帯数の2倍(4万4000世帯)に相当する電力を供給できることになる。

 ほかにも市内で進行中のプロジェクトがある。たはらソーラー第二発電所の隣では、もうひとつ6MWの風力発電所の建設が始まっている。東京製鉄の田原工場の海側に3基の大型風車を設置して、2014年6月に運転を開始する予定だ。この発電所を建設・運営するのは関西電力グループで、発電した電力は全量を中部電力に売電する。電力会社間で再生可能エネルギーを供給する初めてのケースになる。

 田原市を中心に太陽光発電と風力発電が急速に拡大中だが、愛知県の再生可能エネルギーでは今のところ小水力発電のほうが供給量が多い(図4)。木曽川をはじめ大きな河川が県内を流れていて、大規模から小規模まで各種の水力発電設備が稼働している。

 農業用水を活用した小水力発電では、農業用水を安定して供給するために造られたダムの水流を使って発電する。愛知県の中部にある「羽布(はぶ)ダム」は1962年から50年以上にわたって国営の農業用ダムとして機能してきた。このダムから放流する大量の水を発電設備に取り込む(図6)。

 50メートルの水流の落差を生かして7MWの発電が可能になる。年間の発電量は3400万kWhを見込んでいて、一般家庭で約1万世帯分の電力を供給することができる。2013年度中に工事を開始して、3年後の2016年度中に運転を開始する予定だ。

 このほかに愛知県で未開拓の分野がバイオマスである。将来に向けたバイオマス発電の先進的なプロジェクトが、田原市の対岸にある碧南(へきなん)市で2012年4月から始まった。県が運営する「衣浦(きぬうら)東部浄化センター」に集まる下水の汚泥を炭化して、それを近くにある中部電力の「碧南火力発電所」で石炭と混焼して発電に利用する(図7)。

 1日あたり100トンにのぼる下水の汚泥を炭化することによって、年間で460万kWhに相当する電力をバイオマスで作り出すことができる。碧南火力発電所では汚泥のほかに木質バイオマスも混焼していて、2種類のバイオマスを燃料に使ってCO2排出量の削減に取り組んでいる。

2024とはずがたり:2016/03/26(土) 16:49:09
>発電した電力は売電しないで、全量をアウトレット内の施設の共用部で自家消費する。太陽光発電だけで年間の電力使用量の80%を供給できる見通しだ。
すげえな。アウトレットモールってあんま電気喰わないか。。
蓄電設備の有無が書いてないけど売電せずなら設置だよね?

2016年03月23日 13時00分 更新
アウトレットモールに太陽光発電できる駐車場、500台分で電力の80%をまかなう
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1603/23/news062.html

茨城県にある大型のアウトレットモールの駐車場に太陽光パネルを搭載したカーポートを導入した。500台分のカーポートでメガソーラーに匹敵する1MWの電力を供給できる。年間の発電量は一般家庭の320世帯分になり、全量をアウトレットの共用部分で自家消費する。
[石田雅也,スマートジャパン]

 カーポート型の太陽光発電設備(PVカーポート)を導入したのは、東京の都心部から50キロメートルほどの距離にある「あみプレミアム・アウトレット」である(図1)。茨城県の阿見町(あみまち)に2009年に開業したアウトレットモールで、三菱地所と米国Simon Property Groupの合弁会社「三菱地所・サイモン」が国内で展開している9カ所のアウトレットモールの1つだ。

 全体で約3900台分ある駐車場のうち、約500台分のスペースにPVカーポートを設置した(図2)。1台分のPVカーポートで約2kW(キロワット)の発電能力があり、全体で最大1MW(メガワット)の電力を供給できる。3月18日に運用を開始して、年間の発電量は115万kWh(キロワット時)を想定している。一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算して320世帯分に相当する。

 発電した電力は売電しないで、全量をアウトレット内の施設の共用部で自家消費する。太陽光発電だけで年間の電力使用量の80%を供給できる見通しだ。三菱地所グループが推進する環境経営の一環で取り組む。太陽光発電の電力を利用することによって、年間に58万トンのCO2(二酸化炭素)排出量の削減を見込んでいる。

 この事例をモデルケースにして、他の8カ所のアウトレットでもPVカーポートの導入を進める方針だ。屋外の駐車場にPVカーポートを設置すると、夏には遮熱効果を発揮して自動車内の温度上昇を抑えられるほか、悪天候の時には雨よけの機能を果たすため、来場者の満足度向上にもつながる。

 PVカーポートはオリックスが供給する。オリックスは1年前の2015年3月に豊通ファシリティーズと共同でPVカーポートの販売を開始した。ドイツ製の架台を日本の建築基準法に対応させたもので、駐車スペースの方角に合わせて設置することができる(図3)。

 第1号の導入事例は家具メーカーが愛知県で運営するアウトレットである。84台分の駐車スペースを利用して、189kWの電力を供給できる(図4)。この駐車場では東西に対向する2列のPVカーポートを設置した。

2025とはずがたり:2016/03/27(日) 11:04:52

地熱資源開発調査の補助金、28年度の募集スタート 重点開発地域なら割り増し
http://www.kankyo-business.jp/news/012346.php
2016年3月15日掲載

 JOGMECは、日本の地熱発電がより活用されるよう、地熱資源量を確認するための掘削調査などを支援する助成金交付事業の平成28年度公募を開始した。経済産業省による本事業は昨年よりも予算が20億円増加し100億円の予算規模で展開される。

大規模な地熱開発は「重点開発検討地域」をチェック
助成事業を実施する法人である地元の地熱関係法人など、または地熱資源開発事業者などであること。なお、「地元の地熱関係法人など」とは、地熱資源(地熱により得られたエネルギーを含む)を直接利用して、地元の地域活性化につながる事業を行う法人のこと。地熱資源開発事業者等とは、地元の地熱関係法人等以外で地熱資源開発事業を行う法人のこと。

対象になる事業は、発電を目的とした地熱資源開発の取組の促進が期待される、地表調査等事業や坑井掘削等事業。このうち、大規模開発については、国が示した規模3万kW程度以上(2.5万kW以上のものをいう。)の開発計画を有するものが対象。

2026とはずがたり:2016/03/27(日) 11:19:49
また風力のコストを上げるような施策打って。。
これ以上導入減らしてどうすんだ?点検サボってまともに運開してない業者も多いのか??

500kW以上の風力発電設備に「定期検査制度」 経産省、来年4月施行へ制度案
http://www.kankyo-business.jp/news/012380.php
2016年3月23日掲載

風力発電設備では、風車の落下などの事故が相次いで報告されている。こうした事故を防ぐために、風力発電設備では新たに定期検査制度の導入が予定されている。今回、単機500kW以上の設備を対象に、3年ごとに定期検査を義務付ける制度案が提示された。経済産業省において、2016年度に詳細設計、関連規程類の改正等を行い、2017年4月の新制度の施行を予定している。

2027とはずがたり:2016/03/27(日) 16:34:59

2016年03月22日 13時00分 更新
玄界灘の風で大型の風車を回す、九州電力グループが風力発電計画に着手
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1603/22/news031.html

佐賀県の北部にある海沿いの山の上に、九州電力グループが風力発電所を建設する計画を開始した。高さが100メートルを超える大型の風車8基程度を設置して最大で28MWの電力を供給する。建設前の環境影響評価の手続きを進めて、順調に行けば2020年までに運転を開始できる見通しだ。
[石田雅也,スマートジャパン]

 九州電力グループが風力発電所を建設する場所は唐津市の北側にある(図1)。目の前には玄界灘が広がり、海から強い風が吹いて風力発電に適した場所だ。隣接する玄海町には九州電力の原子力発電所があるため送電網も充実している。

 「唐津・鎮西(からつ・ちんぜい)ウィンドファーム(仮称)」は、海の近くに連なる山の上に建設する計画だ(図2)。発電事業を担当する九電みらいエナジーによると、1基あたりの発電能力が2〜3.5MW(メガワット)の風車を8基ほど設置する。最大で28MWの風力発電所になる。

http://tohazugatali.dousetsu.com/kyuden_karatsu3_sj.jpg
図2 風力発電事業の実施想定区域。出典:九電みらいエナジー

 風力発電の設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)を標準の20%で計算すると、最大の構成の場合で年間の発電量は4900万kWh(キロワット時)に達する。一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算して約1万3000世帯分の電力になる。唐津市の総世帯数(5万世帯)の4分の1に相当する。

 設置する風車は羽根(ローター)の直径が80〜110メートルで、中心部(ハブ)の高さは70〜90メートルを想定している。風車の最高到達点は110〜140メートルになる。風力発電では発電能力が10MW以上の場合には、環境影響評価の手続きを完了することが義務づけられている。

 九電みらいエナジーは3月10日に「計画段階環境配慮書」を経済産業大臣に提出して環境影響評価の手続きに入った(図3)。今後は「方法書」「準備書」「評価書」の順に、環境に対する影響評価と保全対策をまとめながら、国や地元の意見を取り入れて建設計画を確定させる。

 風力発電の環境影響評価には今のところ3年程度かかる。九電みらいエナジーは環境影響評価の手続きを完了した後に、事業化を最終的に判断して設計・建設に入る。着工から運転開始まで2年を予定している。手続きと建設工事が順調に進むと、2020年には運転を開始できる。

2028とはずがたり:2016/03/27(日) 16:35:27
>>2027-2028

近くにある島で「レンズ風車」が稼働中

 「唐津・鎮西ウィンドファーム」は地元の唐津市が推進する再生可能エネルギーの導入拡大計画に沿ったものである。唐津市では2013年に「唐津市再生可能エネルギー総合計画」を策定して、太陽光・風力・海洋エネルギーを中心に発電設備の誘致に取り組んできた(図4)。

http://tohazugatali.dousetsu.com/l_kyuden_karatsu7_sj.jpg
図4 唐津市の再生可能エネルギー展開イメージ。出典:唐津市企画部

 先進的なプロジェクトも始まっている。新たに風力発電所を建設する場所から1キロメートルほどの沖合では、神集島(かしわじま)という小さな島で「レンズ風車」が2013年から稼働を続けている(図5)。九州大学発のベンチャー企業が開発した小型の風力発電設備で、風を集めるレンズの働きで出力が2〜3倍に増強する。神集島に設置したレンズ風車は発電能力が3kW(キロワット)である。

http://tohazugatali.dousetsu.com/kyuden_karatsu8_sj.jpg
図5 神集島の「レンズ風車」。出典:リアムウインド

 唐津市の西側にある海沿いの山の上では、大阪ガスグループのガスアンドパワーが「肥前風力発電所」と「肥前南風力発電所」を運転中だ。2カ所を合わせて20基の風車で合計30MWの発電能力がある(図6)。この場所も海から近いため、玄界灘の風を受けて大量の電力を供給することができる。

 九州では太陽光発電と風力発電が拡大した結果、地域によっては発電設備の接続がむずかしい場所も出始めた。今のところ唐津市は問題ないが、西側に隣接する長崎県の北部では風力発電設備に電圧変動対策装置を導入しないと送電網に接続できない可能性が高くなっている(図7)。電圧変動対策装置の導入コストは6億円以上もかかり、発電事業者の負担は大きい。

http://tohazugatali.dousetsu.com/kyuden_karatsu4_sj.jpg
図7 風力発電設備の接続に制限が生じる可能性のある地域(2016年1月末時点)。出典:九州電力

 福岡県から佐賀県・長崎県にかけて、玄界灘の風を受ける九州の北西部には風力発電に適した場所が多い。今後は送電網の容量に余裕のある地域で風力発電が拡大していく見通しだ。

2029とはずがたり:2016/03/27(日) 16:43:38
早くも群雄割拠時代は終わりを告げて寡占化の時代に突入したようだ。

日本の風力発電事業者
http://www.wincon.jp/Sub/Developer.html

日本の風力発電事業者は電力系、エネルギー系、商社系などが主で、独立系・ベンチャーは一時は成長しましたが今は低迷しています。大手5社で日本の風車の半分を占めています
また、最近は風力発電所のM&A、時として風力事業会社そのもののM&Aも増えています
<2015.05.17追記>
・業界3位の日本風力開発は、ベインキャピタル社と日本風力開発 塚脇社長の設立した新会社によりTOBされました →ベインキャピタル社のリリース
・ソフトバンク系風力開発会社のグリーンパワーインベストメントは米国パターンエナジーを買収しました→関連記事

事業者名 略称 基数 発電容量 kW
ユーラスエナジーホールディングス ユーラス 383 587,160
電源開発 電源開発 197 332,660
日本風力開発 JWD 149 212,950
エコパワー エコパワー 131 148,510
クリーンエナジーファクトリー CEF 42 81,960
きんでん きんでん 30 80,000
くろしお風力発電 くろしお 27 53,300
ガスアンドパワー GP 39 52,950
ミツウロコグリーンエネルギー ミツウロコ 31 51,650
シーテック シーテック 27 44,000
ウィンドパワーいばらき WP 16 31,980
関電工 関電工 15 22,500
JENホールディングス JEN 19 21,280
北拓 北拓 13 20,290
サミットウィンドパワー サミット 10 20,000
ジャパンリニューアブルエナジー JRE 8 16,000
関電エネルギー開発 関電エネ 6 12,000

2030とはずがたり:2016/03/27(日) 17:07:43
NEDO資料を元にウィンドコネクト集計に拠ると2014.3現在で212.95MWで,2016.3時点のウェブサイトによると374.95MWで内80MWは開発準備中。2年間で213MW→295MWと82MW増えてる。とはいえ稼働率20%を考慮すると非間歇性電源の75MW分程度である。太陽光と違って夜は絶対に発電出来ないと云う者ではなく,「大数の法則的にはベース電源」的であると思っているので日本全国で風力を積極的に採用していきたい。

日本風力開発
発電所一覧
http://www.jwd.co.jp/around/

えりも風力発電所 0.8
銭函風力発電(株) 40 開発準備中
江差風力開発(株) 19.5
松前風力開発(株) 40 開発準備中
二又風力開発(株) 51
六ヶ所村風力発電所 30
六ヶ所村第二風力発電所 2.85
珠洲第一風力発電所 15
珠洲第一風力発電所 30
銚子風力開発(株)
 銚子風力発電所 13.5
 八木風力発電所 9
銚子屏風ヶ浦風力開発
 銚子屏風ヶ浦風力発電所 1.5
 銚子小浜風力発電所 1.5
南房総風力開発(株)鴨川市 1.5
南房総風力開発(株)館山市 1.5
(株)MWウインドパワー市原 1.5
宮川公園風力発電所(三浦市) 0.8
渥美風力発電所 10.5
由良風力開発(株) 10
東伯風力開発(株) 19.5
大山風力発電所 9
名和風力発電所 4.5
中山風力発電所 7.5
平生風力開発(株)(熊毛郡) 9
(株)NSウインドパワーひびき 15
肥前風力発電所(唐津市) 12
肥前南風力発電所(唐津市) 18

合計 374.95 実効75MW相当

2031とはずがたり:2016/03/27(日) 17:22:57
2014.3から2016.3に95MW増えて682.3MW,実効出力136.5MWに。

ユーラスエナジー
日本のプロジェクト
http://www.eurus-energy.com/project/index.php?area=jp

ユーラス苫前ウインドファーム 20
ユーラス浜頓別ウインドファーム 3.97
ユーラス遠別ウインドファーム 2.97
ユーラス宗谷岬ウインドファーム 57
ユーラス伊達ウインドファーム 10
ユーラス江差ウインドファーム 19.5
ユーラス伊達黄金ウインドファーム 34 建設中
ユーラス岩屋ウインドファーム(青森県東通村) 32.5
ユーラス尻労ウインドファーム(青森県東通村) 19.25
ユーラス大豆田(まめだ)ウインドファーム(青森県横浜町) 10.5
ユーラス小田野沢ウインドファーム(青森県東通村) 13
ユーラスヒッツ北野沢クリフ風力発電所(青森県東通村) 12
ユーラス野辺地のへじウインドファーム 50
ユーラス釜石広域ウインドファーム(岩手県釜石市・遠野市・大槌町) 42.9
ユーラス田代平(たしろたい)ウインドファーム(秋田県鹿角市) 7.65
ユーラス西目ウインドファーム(秋田県由利本荘市) 30
ユーラス秋田港ウインドファーム 18
ユーラス由利高原ウインドファーム(秋田県由利本荘市) 51
ユーラス滝根小白井(たきねおじろい)ウインドファーム(福島県田村市・いわき市) 46
ユーラス里美ウインドファーム(茨城県常陸太田市) 10.02
ユーラス河津ウインドファーム(静岡県河津町) 16.7
ユーラス有田川ウインドファーム(和歌山県有田川町・海南市・有田市) 13
ユーラス新出雲ウインドファーム(出雲市) 78
大川原(おおかわら)ウインドファーム(徳島県佐那河内村) 19.5
ユーラス瀬戸ウインドファーム(愛媛県伊方町) 8
ユーラス輝北きほくウインドファームI(鹿児島県鹿屋市) 20.8
ユーラス肝付きもつきウインドファーム(鹿児島県肝付町) 30
ユーラス輝北きほくウインドファームII(鹿児島県霧島市) 6

合計 682.26MW

2032とはずがたり:2016/03/27(日) 17:25:55
日本に於ける風力発電設備・導入実績
http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/case/index.html

2033とはずがたり:2016/03/27(日) 17:29:53
2015.3末で2,936,306kW=2,936MW=2.9GW。実効出力で600MW弱だ。
50Hzと60Hzに分けて日本全体・季節別でどの程度の平準化が見込まれるのか知りたいところ。
また風況の予想の精度ってどの程度なんだろう??
http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/pdf/02_dounyuu_suii.pdf

2034とはずがたり:2016/03/27(日) 18:19:46
>>2031
旧(株)トーメンパワー釜石→ユーラス釜石広域ウインドファーム(岩手県釜石市・遠野市・大槌町) 42.9

(株)大川原ウインドファーム 佐那河内村 19,500

2035とはずがたり:2016/03/27(日) 18:23:09
ユーラスエナジー及び日本風力開発以外の風力発電の内9000kW=9MW以上のもの集計。
全部で1.5GWだから1500*0.2=300MWクラス。

さらきとまない風力(株) 稚内市 14,850
幌延風力発電(株) 幌延町 21,000
(株)ドリームアップ苫前 苫前町 23,100
寿都町=計 寿都町 16,580
(株)グリーンパワー瀬棚 せたな町 12,000
江差ウィンドパワー(株) 江差町 21,000
エコ・パワー(株)[岩屋ウィンドパーク] 東通村 27,000
睦栄風力発電(株) 六ヶ所村 10,000
吹越台地風力開発(株) 六ヶ所村 20,000
くろしお風力発電(株)[市浦風力発電所] 五所川原市 15,440
西つがる風力発電(株) 深浦町 20,700
(株)ジェイウインド 葛巻町 21,000
東北自然エネルギー開発(株) 能代市 14,400
(株)エムウインズ八竜 三種町 25,500
男鹿風力発電(株) 男鹿市 28,800
仁賀保高原風力発電(株) にかほ市(旧仁賀保町) 24,750
サミットウインドパワー酒田(株) 酒田市 16,000
庄内風力発電(株) 遊佐町 14,560
エコ・パワー㈱(会津) 会津若松市 16,000
(株)グリーンパワー郡山布引 郡山市 65,980
株式会社グリーンパワー常葉[桧山高原風力発電所] 田村市・川内村 28,000
サミットウインドパワー鹿嶋(株) 鹿嶋市 20,000
(株)波崎ウインドファーム 神栖市(旧波崎町) 15,000
神栖グリーンエネルギー(株) 神栖市 10,000
(株)ウィンドパワーいばらき 神栖市 14,000
(株)ウインド・パワー 神栖市 16,000
銚子ウィンドファーム(株) 銚子市 10,500
くろしお風力発電(有)[椎柴風力発電所] 銚子市 9,950
JEN胎内ウインドファーム(株) 胎内市 20,000
能登コミュニティウインドパワー(株) 輪島市 20,000
日本海発電(株)[福浦風力発電所] 志賀町 12,000
(株)グリーンパワーあわら[あわら北潟風力発電所] あわら市 20,000
中日本風力発電(株) 恵那市 9,200
CEF伊豆熱川ウインドファーム(株) 東伊豆町 15,000
(株)ジェイウインド石廊崎[石廊崎風力発電所] 南伊豆町 34,000
中部電力(株)[御前崎風力発電所] 御前崎市 16,000
くろしお風力発電(株)=計 掛川市 15,970

2036とはずがたり:2016/03/27(日) 18:23:24
>>2035-2036
(株)ジェイウインド田原=計 田原市 23,980
(株)シーテック[ウィンドパーク笠取他]=計 津市・伊賀市 57,000
株式会社青山高原ウインドファーム 伊賀市(旧大山田村) 15,000
関電エネルギー開発株式会社 淡路市 12,000
CEF南あわじウィンドファーム(株) 南あわじ市 37,500
(株)広川明神山風力発電所 広川町 16,000
白馬ウインドファーム(株) 広川町 30,000
由良風力開発(株) 由良町 9,950
エコ・パワー株式会社(A・B系) 日高川町 19,900
鳥取県北栄町 北栄町 13,500
琴浦ウィンドファーム(株)[東伯風力発電所] 琴浦町 19,500
大山ウィンドファーム(株)=計 大山町 21,000
島根県企業局 江津市 20,700
江津ウィンドパワー(株) 江津市 22,000
CEF豊北ウインドファーム(株) 下関市 23,000
豊浦風力発電(株) 下関市 20,000
CEF白滝山ウィンドファーム(株) 下関市 50,000
(株)瀬戸ウィンドヒル 伊方町(旧瀬戸町) 11,000
大和ハウス工業(株) 伊方町 9,000
三崎ウィンド・パワー(株) 伊方町 20,000
伊方エコ・パーク(株)[伊方ウィンドファーム] 伊方町 18,000
日本クリーンエネルギー開発株式会社 宇和島市 21,600
(株)葉山風力発電所 津野町 20,000
(株)大月ウィンドパワー 大月町 12,000
(株)的山大島風力発電所 平戸市(旧大島村) 32,000
長崎鹿町風力発電(株) 佐世保市(旧鹿町町) 15,000
鷲尾岳風力発電(株) 佐世保市 12,000
九州風力発電(株)[新上五島ホエールズウィンドシステム] 新上五島町 16,000
五島玉之浦風力発電(株) 五島市 14,000
(株)グリーンパワー阿蘇 西原村 17,500
(株)玖珠ウィンドファーム 玖珠町 11,000
長島ウインドヒル(株) 長島町 50,400
㈱柳山ウインドファーム 薩摩川内市 27,600
九電工新エネルギー(株) いちき串木野市 20,000
株式会社風力発電研究所(旧ウインドテック坊津) 南さつま市(旧坊津町) 17,500
頴娃風力発電(株)[頴娃風力発電所] 南九州市 14,000
南九州ウインドパワー㈱ 南大隅町 26,000

合計 1,509,910 1,509.9MW=1509MW=1.5GW

2037とはずがたり:2016/03/27(日) 19:11:12

エコパワー
全国の発電所
https://www.eco-power.co.jp/hatudensho_ichiran.html

都道府県
 所在地 発電所名 PDF 設備容量(kW) 運転開始
北海道
 留萌市 留萌風力第1発電所 - 800 1997.12
  留萌風力第2発電所 - 1,600 1999.9
  礼受風力発電所 pdf 2,960 2001.11
 江差町 追分ソーラン風力発電所 - 800 1998.4
 稚内市 稚内風力第1発電所 - 800 1998.4
  稚内風力第2発電所 - 1,500 2001.6
 松前町 松前風力発電所 - 800 1999.4
 根室市 根室歯舞風力発電所 - 750 2000.12
 石狩市 厚田風力発電所 - 900 2001.5
青森県
 風間浦村 蛇浦風力発電所 - 400 1997.12
 野辺地町 野辺地風力発電所 - 800 1998.1
 六ヶ所村 むつ小川原ウィンドファーム pdf 31,500 2003.1
 東通村 岩屋風力発電所 - 800 1998.4
  岩屋ウィンドパーク - 27,000 2003.2
岩手県
 葛巻町 袖山高原風力発電所 - 1,200 1999.6
秋田県
 秋田市 秋田新屋ウィンドファーム - 800 1998.3
  秋田新屋ウィンドファーム(増設) - 6,000 2000.11
山形県
 庄内町 たちかわウィンドファーム - 800 1996.1
  たちかわウィンドファーム(増設) - 1,200 1999.5
  たちかわウィンドファーム(増設) - 1,200 2000.2
 酒田市 酒田港風力発電所 - 1,500 2004.12
福島県
 会津若松市 会津若松ウィンドファーム - 16,000 2015.7
茨城県
 神栖市 波崎風力発電所 pdf 1,200 1998.12
  波崎ウィンドファーム pdf 15,000 2004.3
千葉県
 袖ヶ浦市 袖ヶ浦風力発電所 - 1,500 2006.3
 銚子市 銚子ウィンドファーム pdf 10,500 2007.2
静岡県
 磐田市 磐田ウィンドファーム pdf 15,000 2009.9
和歌山県
 広川町・日高川町 広川・日高川ウィンドファーム - 20,000 2014.11
愛媛県
 伊方町 伊方ウィンドファーム pdf 18,000 2010.3
長崎県
 五島市 五島岐宿風力発電研究所 - 400 1998.3
  五島岐宿風力発電研究所(増設) - 400 1999.2
計       182,110

2038とはずがたり:2016/03/27(日) 19:16:25
>>2037

エコパワー
全国の発電所
https://www.eco-power.co.jp/hatudensho_ichiran.html

都道府県
 所在地 発電所名 設備容量(kW) 運転開始
北海道
 留萌市 留萌風力第1発電所 800 1997.12
  留萌風力第2発電所 1,600 1999.9
  礼受風力発電所 2,960 2001.11
 江差町 追分ソーラン風力発電所 800 1998.4
 稚内市 稚内風力第1発電所 800 1998.4
  稚内風力第2発電所 1,500 2001.6
 松前町 松前風力発電所 800 1999.4
 根室市 根室歯舞風力発電所 750 2000.12
 石狩市 厚田風力発電所 900 2001.5
青森県
 風間浦村 蛇浦風力発電所 400 1997.12
 野辺地町 野辺地風力発電所 800 1998.1
 六ヶ所村 むつ小川原ウィンドファーム 31,500 2003.1
 東通村 岩屋風力発電所 800 1998.4
  岩屋ウィンドパーク 27,000 2003.2
岩手県
 葛巻町 袖山高原風力発電所 1,200 1999.6
秋田県
 秋田市 秋田新屋ウィンドファーム 6.800 1998.3(800)/2000.11(6000)
山形県
 庄内町 たちかわウィンドファーム 3,200 1996.1(800)/1999.5(1200)/2000.2(1200)
 酒田市 酒田港風力発電所 1,500 2004.12
福島県
 会津若松市 会津若松ウィンドファーム 16,000 2015.7
茨城県
 神栖市 波崎風力発電所 1,200 1998.12
  波崎ウィンドファーム 15,000 2004.3
千葉県
 袖ヶ浦市 袖ヶ浦風力発電所 1,500 2006.3
 銚子市 銚子ウィンドファーム 10,500 2007.2
静岡県
 磐田市 磐田ウィンドファーム 15,000 2009.9
和歌山県
 広川町・日高川町 広川・日高川ウィンドファーム 20,000 2014.11
愛媛県
 伊方町 伊方ウィンドファーム 18,000 2010.3
長崎県
 五島市 五島岐宿風力発電研究所 800 1998.3(400)/1999.2(400)
合計 182,110

2039とはずがたり:2016/03/27(日) 19:40:57
>>2029第4位

エコ・パワー
全国の発電所
https://www.eco-power.co.jp/hatudensho_ichiran.html

都道府県
 所在地 発電所名 設備容量(kW) 運転開始 万kWh/年 稼働率
北海道
 留萌市 留萌風力第1発電所 800 1997.12
  留萌風力第2発電所 1,600 1999.9
  礼受風力発電所 2,960 2001.11
 江差町 追分ソーラン風力発電所 800 1998.4
 稚内市 稚内風力第1発電所 800 1998.4
  稚内風力第2発電所 1,500 2001.6
 松前町 松前風力発電所 800 1999.4
 根室市 根室歯舞風力発電所 750 2000.12
 石狩市 厚田風力発電所 900 2001.5
青森県
 風間浦村 蛇浦風力発電所 400 1997.12
 野辺地町 野辺地風力発電所 800 1998.1
 六ヶ所村 むつ小川原ウィンドファーム 31,500 2003.1
 東通村 岩屋風力発電所 800 1998.4
  岩屋ウィンドパーク 27,000 2003.2 5,800 24.5%
岩手県
 葛巻町 袖山高原風力発電所 1,200 1999.6
秋田県
 秋田市 秋田新屋ウィンドファーム 6,800 1998.3(800)/2000.11(6000)
山形県
 庄内町 たちかわウィンドファーム 3,200 1996.1(800)/1999.5(1200)/2000.2(1200)
 酒田市 酒田港風力発電所 1,500 2004.12
福島県
 会津若松市 会津若松ウィンドファーム 16,000 2015.7
茨城県
 神栖市 波崎風力発電所 1,200 1998.12
(株)波崎ウィンドファーム 15,000 2004.3
千葉県
 袖ヶ浦市 袖ヶ浦風力発電所 1,500 2006.3
 銚子市 銚子ウィンドファーム(株) 10,500 2007.2 2,150 23.4%
静岡県
 磐田市 磐田ウィンドファーム 15,000 2009.9 3,300 25.1%
和歌山県
 広川町・日高川町 広川・日高川ウィンドファーム 20,000 2014.11
愛媛県
 伊方町 伊方ウィンドファーム 18,000 2010.3
長崎県
 五島市 五島岐宿風力発電研究所 800 1998.3(400)/1999.2(400)
合計 182,110

2040とはずがたり:2016/03/27(日) 19:50:08
電発
各風力発電所データ
http://www.jpower.co.jp/wind/win00100.html

さらきとまないウィンドファーム
所在地: 北海道稚内市
発電所出力: 14,850kW
風車発電機: 1,650kWx9基
年間発生電力量: 3,600万kWh(一般家庭約10,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2001年12月

苫前ウィンビラ発電所
所在地: 北海道苫前町
発電所出力: 30,600kW
風車発電機: 1,650kW×14基
1,500kW× 5基
計19基
年間発生電力量: 約4,800万kWh(一般家庭約14,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2000年12月

島牧ウインドファーム
所在地: 北海道島牧村
発電所出力: 4,500kW
風車発電機: 750kW×6基
年間発生電力量: 約985万kWh(一般家庭約2,800世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2000年6月

瀬棚臨海風力発電所
所在地: 北海道せたな町
発電所出力: 12,000kW
風車発電機: 2,000kW×6基
年間発生電力量: 約3,500万kWh(一般家庭 約10,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2005年12月

上ノ国ウインドファーム
所在地: 北海道檜山郡上ノ国町
発電所出力: 28,000kW
風車発電機: 2,333kW×11基、2,337kW×1基
年間発生電力量: 約7,280万kWh(一般家庭約20,000世帯分)
営業運転開始: 2014年3月

グリーンパワーくずまき風力発電所
所在地: 岩手県葛巻町
発電所出力: 21,000kW
風車発電機: 1,750kW×12基
年間発生電力量: 約5,400万kWh(一般家庭約16,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2003年12月

仁賀保高原風力発電所
所在地: 秋田県にかほ市
発電所出力: 24,750kW
風車発電機: 1,650kW×15基
年間発生電力量: 約5,100万kWh(一般家庭約15,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2001年12月

2041とはずがたり:2016/03/27(日) 19:50:21

郡山布引高原風力発電所
所在地: 福島県郡山市
発電所出力: 65,980kW
風車発電機: 2,000kW×32基、1,980kW×1基 計33基
年間発生電力量: 約12,500万kWh(一般家庭約35,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2007年2月

桧山高原風力発電所
所在地: 福島県田村市・川内村
発電所出力: 28,000kW
風車発電機: 2,000kW×14基
年間発生電力量: 約6,400万kWh(一般家庭約18,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2011年2月

あわら北潟風力発電所
所在地: 福井県あわら市
発電所出力: 20,000kW
風車発電機: 2,000kW×10基
年間発生電力量: 約3,840万kWh(一般家庭約11,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2011年2月

東京臨海風力発電所
所在地: 東京都
発電所出力: 1,700kW
風車発電機: 850kW×2基
年間発生電力量: 約250万kWh(一般家庭約800世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2003年3月

石廊崎風力発電所
所在地: 静岡県南伊豆町
発電所出力: 34,000kW
風車発電機: 2,000kW×17基
年間発生電力量: 約8,200万kWh/年 (一般家庭約23,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2010年4月

田原臨海風力発電所
所在地: 愛知県田原市
発電所出力: 22,000kW
風車発電機: 2,000kW×11基
年間発生電力量: 約4,000万kWh(一般家庭約12,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2005年3月

田原風力発電所
所在地: 愛知県田原市
発電所出力: 1,980kW
風車発電機: 1,980kW×1基
年間発生電力量: 約500万kWh(一般家庭約1,500世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2004年3月

楊貴妃の里ウィンドパーク
所在地: 山口県長門市
発電所出力: 4,500kW
風車発電機: 1,500kWx3基
年間発生電力量: 1,100万kWh(一般家庭約3,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2003年11月

2042とはずがたり:2016/03/27(日) 19:50:38
>>2040-2042

長崎鹿町ウィンドファーム
所在地: 長崎県佐世保市
発電所出力: 15,000kW
風車発電機: 1,000kW×15基
年間発生電力量: 約2,800万kWh(一般家庭約8,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2005年2月

南愛媛風力発電所
所在地: 愛媛県宇和島市
発電所出力: 21,600kW
風車発電機: 2,400kW×9基
年間発生電力量: 約5,400万kWh(一般家庭約15,000世帯分)
営業運転開始: 2015年3月

阿蘇おぐにウィンドファーム
所在地: 熊本県小国町・南小国町
発電所出力: 8,500kW
風車発電機: 1,700kW×5基
年間発生電力量: 約1,616万kWh/年 (一般家庭約5,300世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2007年3月

阿蘇にしはらウィンドファーム
所在地: 熊本県西原村
発電所出力: 17,500kW
風車発電機: 1,750kW×10基
年間発生電力量: 約2,500万kWh(一般家庭約7,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2005年2月

南大隅ウィンドファーム
所在地: 鹿児島県南大隅町
発電所出力: 26,000kW
風車発電機: 1,300kWx20基
年間発生電力量: 5,600万kWh(一般家庭約16,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 根占発電所:2003年3月 佐多発電所:2004年3月

国内合計出力 402,460kW

ザヤツコボ風力発電所(ポーランド)
所在地: ポーランド国ポモージェ県
発電所出力: 48,000kW
風車発電機: 2,000kW×24基
年間発生電力量: 約10,700万kWh
営業運転開始: 2008年9月

合計出力 450,460kW

2043とはずがたり:2016/03/27(日) 20:01:53
>>2040-2042
稼働率算出

電発
各風力発電所データ
http://www.jpower.co.jp/wind/win00100.html

さらきとまないウィンドファーム 北海道稚内市 14,850 3,600 27.7% 2001年12月
苫前ウィンビラ発電所 北海道苫前町 30,600 4,800 17.9% 2000年12月
島牧ウインドファーム 北海道島牧村 4,500 985 25.0% 2000年6月
瀬棚臨海風力発電所 北海道せたな町 12,000 3,500 33.3% 2005年12月
上ノ国ウインドファーム 北海道檜山郡上ノ国町 28,000 7,280 29.7% 2014年3月
グリーンパワーくずまき風力発電所 岩手県葛巻町 21,000 5,400 29.4% 2003年12月
仁賀保高原風力発電所 秋田県にかほ市 24,750 5,100 23.5% 2001年12月
郡山布引高原風力発電所 福島県郡山市 65,980 12,500 21.6% 2007年2月
桧山高原風力発電所 福島県田村市・川内村 28,000 6,400 26.1% 2011年2月
あわら北潟風力発電所 福井県あわら市 20,000 3,840 21.9% 2011年2月
東京臨海風力発電所 東京都 1,700 250 16.8% 2003年3月
石廊崎風力発電所 静岡県南伊豆町 34,000 8,200 27.5% 2010年4月
田原臨海風力発電所 愛知県田原市 22,000 4,000 20.8% 2005年3月
田原風力発電所 愛知県田原市 1,980 500 28.8% 2004年3月
楊貴妃の里ウィンドパーク 山口県長門市 4,500 1,100 27.9% 2003年11月
長崎鹿町ウィンドファーム 長崎県佐世保市 15,000 2,800 21.3% 2005年2月
南愛媛風力発電所 愛媛県宇和島市 21,600 5,400 28.5% 2015年3月
阿蘇おぐにウィンドファーム 熊本県小国町・南小国町 8,500 1,616 21.7% 2007年3月
阿蘇にしはらウィンドファーム 熊本県西原村 17,500 2,500 16.3% 2005年2月
南大隅ウィンドファーム 鹿児島県南大隅町 26,000 5,600 24.6% 根占発電所:2003年3月 佐多発電所:2004年3月
402,460 85,371 24.2%

2044とはずがたり:2016/03/27(日) 20:14:37
風力発電事業会社の合併について
http://www.jpower.co.jp/news_release/news120402.html?rss=news
平成24年4月2日
電源開発株式会社



 電源開発株式会社(以下:J-POWER、本社:東京都中央区、社長:北村雅良)は、この度、風力発電事業会社4社を合併いたしましたので、お知らせいたします。

 J-POWER は、地球環境問題に対応してCO2排出の少ない電源である風力発電事業を推進しており、現在、日本国内で18の発電所(合計出力352,860kW)を運営しております。

 J-POWER では、風力発電事業をより効率的に運営し今後の拡大を目指すために昨年4月に風力事業会社8社を合併いたしましたが(平成23年4月1日お知らせ済)、今回、株式会社ジェイウインドを存続会社として、J-POWER が100%出資している下記の風力発電事業会社を合併するものです。

(1)合併対象会社
株式会社ジェイウインド(存続会社)
株式会社ジェイウインド石廊崎
株式会社グリーンパワー常葉
株式会社グリーンパワーあわら

(2)合併日
平成24年4月1日

2045とはずがたり:2016/03/27(日) 20:47:54
>>2036
>CEF豊北ウインドファーム(株) 下関市 23,000
>CEF白滝山ウィンドファーム(株) 下関市 50,000

どうもNEDOとCEFの情報に齟齬がある。と思ったけど単純にCEF白滝山ウィンドファームの情報がCEF社のサイトに載ってない様だ。

http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/case/pref_35.html
稼動年月 設置者 設置場所 定格出力
(kW) 基数 総出力
(kW) 風車メーカー 用途
2007年 1月 CEF豊北ウインドファーム(株) 下関市 2,500 7 17,500 GE Wind Energy 売電事業
1,500 5 7,500
2008年 3月 CEF白滝山ウィンドファーム(株) 下関市 2,500 8 20,000 GE Wind Energy 売電事業
2011年3月 CEF白滝山ウィンドファーム(株) 下関市 2,500 12 30,000 GE Wind Energy 売電事業

http://www.cef.co.jp/about/wind_houhoku/
CEF豊北ウインドファーム(株) 下関市 25,000 2007年 2500*7+1500*5(12基)

更に調べたら調べたら白馬WFとともにきんでんに売却したみたいだ。
>>2036
>白馬ウインドファーム(株)(CEF→きんでん) 30,000

http://ke.kabupro.jp/tsp/20090331/140120090331039779.pdf
CEF白馬ウインドファーム株式会社及びCEF白滝山ウインドファーム株式会社の
株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
当社は、本日、CEF白馬ウインドファーム株式会社及びCEF白滝山ウインドファーム株式会社
(以下、「2社」といいます。)の株式を取得し子会社化することといたしましたので、下記のとおりお
知らせします

2046とはずがたり:2016/03/27(日) 20:55:38
>>2045
CEFは一気に160MWから80MWに半減したのか。会社経営巧く云ってないのかな?
と思ったら>>1436で既出だ。

>各地で激しい反対運動を起こされ、敦賀市や南房総市などでは社会問題化した。乱開発の影響なのか経営的に問題が出たようで、ゼネコンで株主でもあるきんでんが、CEFが建設中の風力発電所2カ所(和歌山県3万kW、山口県5万kW)を子会社化するという異例の事態が発生した。さらには九州の玖珠ウインドファームを、伊藤忠系JENホールディングスに売却している。日本風力開発も建設中であった和歌山県のウインドファームを大阪ガスの子会社に売却している。

>一方で、日本風力開発のように新規に風力発電所を建て続けることでビジネスが成立しているのではないかと思えるような事業者も存在する。>>1434-1436
この記事は衝撃的だった。
この記事から4年以上経って事態は改善してるのだらうか?

2047とはずがたり:2016/03/27(日) 21:43:24
>>2045-2046
きんでんのサイト探ってもこの2社の詳細は出てなかった。関連会社の所にひっそりと載っていただけ。
それにしても設備半減させてもCEFは5位に踏みとどまってるし,きんでんは一気に6位に浮上できるしで,寡占とは云っても未だ未だ規模は過小だな。
俺だってすぐさま(とはいえアセスに時間が掛かるけど)日本第4位ぐらいの風力発電会社なら興せそうだw

また風力発電で需要家に小売りして,その需給ギャップを追従性とCO2排出量の少ない天然ガスCC火力で埋めるというビジネスモデルがあっても良さそうだけど,風力と天然ガスの需給調整を効率的に両立させうる規模の新電力会社は未だ無理のようだ。
エネット辺りが出力安定的に出せるようになった全国規模の風力発電大手買収して一気に構築出来ないかなぁ。。

2048とはずがたり:2016/03/27(日) 22:03:47
>>2047
流石東京ガス。似たような試みは既にしているようだ。

東京ガス、「くろしお風力発電」と風力電力購入に関する契約を締結
http://sgforum.impress.co.jp/news/1399
2015/01/19(月)
SmartGridニューズレター編集部

東京ガス株式会社(以下:東京ガス、東京都港区、代表取締役 社長執行役員:広瀬 道明)は、くろしお風力発電株式会社※1(以下:くろしお風力、茨城県日立市、社長:前川 聡)とくろしお風力で発電した電力の購入に関する契約を締結した。

東京ガスは、「チャレンジ2020ビジョン」で再生可能エネルギーの取り組みの推進を掲げており、同契約は、風力発電を中心とした再生可能エネルギー電力の購入も検討してきた取り組みの一環でもある。
東京ガスは、2015年2月以降、くろしお風力が関東地方に所有する、銚子高田町風力発電所(2006年運転開始、1,990kW×1基)、および椎柴風力発電所(2009年運転開始、1,990kW×5基)で発電する風力電力、合計約12,000kWを購入を予定する。

風力電力の購入にあたり、固定価格買取制度(FIT)を活用するため、同社は特定規模電気事業者登録※2を行っている。

※1:くろしお風力発電株式会社
くろしお風力発電株式会社は、株式会社日立パワーソリューションズなど複数社が共同出資する風力発電事業会社で、全国で総計約8万kWの風力発電所を保有している。東京ガスは、株式会社日立パワーソリューションズなど複数社と共同で庄内風力発電株式会社に出資するなど、風力発電事業で協力関係にある。

※2:特定規模電気事業者(PPS)
読み方:とくていきぼでんきじぎょうしゃ
内容:50kW以上の需要家に電力を小売りする新規参入事業
契約電力が50kW以上の需要家に対して、一般電気事業者(東京電力電等10社)がもつ電線路を通じて電力供給を行う事業者。いわゆる小売自由化部門への新規参入者のこと。PPS(Powor Producer and Supplier、特定規模電気事業者)とも呼ばれる。該当する事業者としては、事業開始がもっとも古いダイヤモンドパワーの他、NTTグループのエネットなどが有名。また、最近では日産自動車が2011年の4月1日に登録している。2012年1月5日現在で49社の登録がある(経産省資源エネルギー庁調査)。
http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/genjo/pps/pps_list.html

2049とはずがたり:2016/03/27(日) 22:18:22
建 設 委 員 会 資 料
平 成 2 5 年 1 2 月 1 6 日
上 下 水 道 局
秋田国見山第二風力発電事業の計画変更について
http://www.city.akita.akita.jp/city/ws/jigyou/gikai/2512huuryoku.pdf

上下水道局が24%(480万円)出資した秋田国見山風力発電株式会社として、平成25年3月に環境省の大型蓄電池設置に対する100%補助制度の公募条件にあわせ、発電出力を当初計画の9,200kw(2,300kw×4基)(とは註:もっと元々は>>178の9950kWか?)から6,900kw(2,300kw×3基)に縮小して応募したが、採択に至らなかった。
このため、11月28日の株主総会において事業計画を再検討した結果、環境アセスメントの長期化による買取価格下落リスクを回避するため、期間短縮が可能な出力7,480kw(1,870kw×4基)に縮小して事業着手することとした。

2050とはずがたり:2016/03/27(日) 22:20:42

くろしお風力発電
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%97%E3%81%8A%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB
青森県五所川原市
 市浦風力発電所 15,440
秋田市
 秋田国見山風力発電 7,480 1,700 日立グループ系のくろしお風力発電(日立市)と秋田市上下水道局(24%)、地元金融機関などが設立・総事業費は約30億円・災害で停電した際、浄水場に電力を供給できる
千葉県銚子市
 銚子高田町風力発電所 1,990 2006年運転開始・東ガスに売電
 椎柴風力発電所 9,950 東ガスに売電
静岡県掛川市
 浜野風力発電所・遠州掛川風力発電所 15,970 3,400 丸栄コンクリート工業との合弁事業で浜野が建設。その結果を踏まえて遠州掛川を建設

2051とはずがたり:2016/03/27(日) 22:26:39
結構譲渡が多いな。。

サミットウインドパワー酒田発電所
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E9%85%92%E7%94%B0%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

概要[編集]
2004年1月14日に住友商事が酒田北港に設置した洋上風力発電所であり、運転・保守管理業務は、酒田共同火力発電に委託している。
サミットウインドパワー株式会社は住友商事が100%出資するサミットエナジーの子会社であり、茨城県鹿嶋市にあるサミットウインドパワー鹿嶋発電所も運営している。
2014年4月サミットウインドパワー株式会社からジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社へ譲渡された。同社が保有する初の風力発電所となる。[1]

2052とはずがたり:2016/03/27(日) 22:34:12
>>2049
別みたいだ。

2053とはずがたり:2016/03/27(日) 23:15:53
http://www.gasandpower.co.jp/plant/
平生風力開発(株) 熊毛郡 9000 日本風力開発→G&P
肥前風力発電所 唐津市 12000 日本風力開発→G&P
肥前南風力発電所 唐津市 18000 日本風力開発→G&P

2054とはずがたり:2016/03/27(日) 23:32:37

風力開発から50MW近く買い入れて一気に5位浮上のG&Pだ。

ガスアンドパワー=大阪ガス
http://www.gasandpower.co.jp/plant/

(株)広川明神山風力発電所 広川町 16,000
由良風力開発(株) 由良町 9,950 日本風力開発─2011.6→G&P
印南風力発電所 印南町 26,000 =建設中
(株)葉山風力発電所 津野町 20,000
平生風力開発(株) 熊毛郡 9,000 日本風力開発─2012.11→G&P
肥前風力発電所 唐津市 12,000 日本風力開発─2012.11→G&P
肥前南風力発電所 唐津市 18,000 日本風力開発─2012.11→G&P
110,950

2055とはずがたり:2016/03/27(日) 23:41:28
日本の風力発電まとめ2016.3現在

8位かどうかは確認してないけど7位の下にくろしお風力が60MW。

1.ユーラス 682.3
2.電発 402.46
3.日本風力開発 311.0→64MW程G&Pに譲渡・80MW開発準備中含む
4.エコ・パワー 182.1
5.G&P 111.0→26MW建設中含む
6.CEF 82.0→80MW程きんでんに譲渡
7.きんでん 80.0

その他 1,120.8(概ね6MW以上の発電所や発電事業者を抜粋)
合計出力(MW) 1,886.8(=1.9GW弱)

実効出力(MW) 471.7

2056とはずがたり:2016/03/28(月) 00:14:43
伊藤忠→伊藤忠エネクス→JEN
日本風力開発から胎内を,CEFから昆布盛を購入。昆布盛は微妙に出力増強か?

平成25(2013)年12月25日
当社連結子会社による風力発電事業の株式取得に関するお知らせ
http://www.itcenex.com/newsrelease/2013/pdf/131225.pdf

伊藤忠エネクス株式会社(代表取締役社長:岡田 賢二、以下「エネクス」)は、本日の取締役会に
おいて当社の 100%子会社である JEN ホールディングス株式会社(代表取締役社長:松塚 啓一、以
下「JEN」)が、日本風力開発株式会社(代表取締役社長:塚脇 正幸、以下「JWD」)の孫会社であ
る胎内ウィンドファーム株式会社(代表取締役:大村昭一、以下「TWF」)の発行済み株式の全てを、
JWD の子会社である胎内風力開発株式会社より取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)するこ
とを決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
会社概要

商号 JENホールディングス株式会社(略称:JEN HD)
http://jenco.jp/company/
グループ会社
防府エネルギーサービス株式会社…微粉炭・49,750KW
上越エネルギーサービス株式会社…天然ガス及びC重油(火力発電)、水(水力発電)・48,090KW
尼崎エネルギーサービス株式会社…天然ガス・4,000kW
JEN玖珠ウインドファーム株式会社
JEN昆布盛ウインドファーム株式会社
JEN胎内ウインドファーム株式会社(HP無し)

事業子会社 JEN昆布盛ウインドファーム株式会社
http://jenco.jp/kbm/index.html
認可出力 10,000KW

http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/case/pref_01.html
2004年12月 CEF昆布盛ウィンドファーム(株) 根室市 1,500 5 7,500 GE Wind Energy 売電事業
2007年 6月 CEF昆布盛ウィンドファーム(株) 根室市 1,980 1 1,980 GE Wind Energy 売電事業

JEN
CEF昆布盛ウィンドファーム(株)→JEN昆布盛ウインドファーム 根室市 10,000
JEN胎内ウインドファーム(株) 胎内市 20,000
(株)玖珠ウィンドファーム→JEN玖珠ウインドファーム 玖珠町 11,000
合計 41,000kW(41MW)

2057とはずがたり:2016/03/28(月) 00:25:54
>>2045-2046>>2056
CEFはきんでん(2009)への2箇所のみならず昆布盛も売却(2012.10)。CEFに関しては
>クリーンエナジーファクトリー(CEF・北海道根室市)は2010年、日本風力開発に続きマザーズに上場する計画であったが、現在は一部の風力発電所を売却する事態に至っている。
> 同じような話は、ウェッジ編集部がCEF社長の鎌田宏之氏にインタビューをしたときにもあった。それまで黒字だったのが10年12月期の決算が赤字となった理由について「補助金がなくなったからだ。これまで国が推進してきたのに、急ブレーキをかけられたのだからたまらない」と話した。
>本来プロジェクトごとにしっかりとした事業計画を立てていれば、初期投資を回収し、利潤は生まれる。補助金がなくなれば、新規プロジェクトを止め、既存のプロジェクトを続けていれば、いずれ全体としての収支は成立するはずである。補助金がなくなれば、急に赤字に転落するという鎌田氏のコメントはCEFのビジネスモデルに疑問を抱かせるものだ。
>実はCEFは、日本風力開発に似ている部分が多い。CEFも10年に東証マザーズに上場する計画であった。過去を紐解けば、前身の北海道クリーンエナジーファクトリーは、日本風力開発の関連会社だった。その意味で開発手法、株主にゼネコンが控えるなど似ていることが多い。
>>1435-1436
の記述も。

結局延べ190MW(エコパワーを凌ぐ4位級)程あったが半分以下に縮小したと云う形か。

2059とはずがたり:2016/03/28(月) 00:29:22
なんで融資が要るんだ?巧く回ってないのかな?

2016.03.22  情報源 | 企業  カテゴリ | エネルギー >> 再生可能エネルギー
日本生命、ユーラスエナジーの風力発電プロジェクトに融資実行
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&amp;oversea=0&amp;serial=36581
 日本生命は、風力発電プロジェクト「ユーラス河津ウインドファーム」に融資を実行した。同プロジェクトは、再生可能エネルギー発電事業を手掛けるユーラスエナジーホールディングスが100%出資する特別目的会社「ユーラスエナジー河津」が静岡県河津町で運営している。日本生命にとって初めての風力発電への融資となる。
 日本生命は2015〜2017年の3カ年経営計画において、3〜5年で最大1兆円の成長・新規領域への投融資を目指している。今回のユーラス河津ウインドファームへの融資はその一環で、3月22日に8億円を融資した。環境領域への投融資として風力発電プロジェクトを成長・新規領域の1つに位置付けて実施した。
 ユーラス河津ウインドファームは、ユーラスエナジーHDグループの東海地方初の大規模風力発電所だ。東伊豆町と河津町の境界にあたる三筋山の山頂付近に、出力1670kWの風力発電設備を10基設置した。出力は1万6700kWで、2015年5月に営業運転を始めた。一般家庭1万2000世帯に相当する電力が供給できる。
 CO2排出量の削減効果は年間で約2万2000tを見込む。ユーラスエナジーHDは豊田通商が60%、東京電力が40%出資し、風力発電と太陽光発電事業を展開している。風力発電では国内トップシェアを誇る。日本生命は今回を機に、社会・公共性や投資の採算性を踏まえながら成長・新規領域への投融資を強化する。【日本生命保険相互会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

プレスリリース |
http://www.nissay.co.jp/news/2015/pdf/20160322b.pdf

2060とはずがたり:2016/03/28(月) 00:29:52
オリックス、インドで風力発電事業に参入 日本企業として初
http://www.india-bizportal.com/jacomp/p21462/
2016/03/25 (金) 10:00

オリックスは、インドのインフラ開発・投資会社IL&FSと合弁会社を設立し、インドで風力発電事業を展開すると発表した。インドで風量発電事業を手掛ける初の日本企業となる。

同社はIL&FSの風力発電事業子会社に対して49%出資することで合意し、既に運転開始した発電容量775MWの発電事業への出資が完了している。2016年9月に運転開始予定の発電事業にも229MWの事業費を出資する予定だ。

同社は本事業を通じ、インドの7州に合計26カ所の風力発電所を設置する。現在、IL&FSの風力発電能力は合計1,004MWであるが、同社は2,000MWを長期的な目標として掲げている。

IL&FSはインフラサービス事業や金融サービス事業を手掛ける多角経営企業である。オリックスは1993年にインドでの戦略的事業パートナーとして資本参加し、同社の株式23.5%を保有している。

2061とはずがたり:2016/03/28(月) 00:32:07
おお,でかい!1.5倍にはならないけど1.3倍ぐらいになりそうだし洋上は稼働率も良い筈。

大林組が秋田沖で風力発電建設へ - 日本最大規模、45万キロワット
http://news.mynavi.jp/news/2016/03/22/346/
[2016/03/22]

 秋田県は22日、洋上風力発電所建設のため、大林組(東京都)が環境アセスメントなどの調査を開始すると発表した。最大45万5千キロワットを発電する計画で、洋上風力では日本最大規模になる見込み。

 県資源エネルギー産業課によると、直径が120〜150メートルになる5千キロワットの風車91基を、能代市から男鹿市にかけての沖に、海底着床式で建設する計画で、大林組が今月中にも調査を始める。2020年度着工、23年度の運転開始を目指す。完成すれば一般家庭約26万世帯分の電力になる。

 洋上風力発電は国内では実証実験段階で、民間の営業運転はまだないという。

本記事は「共同通信社」から提供を受けております。

2062とはずがたり:2016/03/28(月) 00:41:09
2015年09月17日 09時00分 更新
洋上風力発電が近海に広がる、着床式で全国15カ所へ
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1509/17/news034.html

風況に恵まれた北海道と東北の近海を中心に、大規模な洋上風力発電所の建設プロジェクトが続々と始まった。陸上よりも風が強く、風車の設置面積を広くとれるため、規模の大きい風力発電所を展開しやすい。水深の浅い場所に建設できる着床式の発電設備が全国各地の沖合に広がっていく。
[石田雅也,スマートジャパン]

 国土の狭い日本では洋上風力発電に対する期待が大きい。2014年度から固定価格買取制度の対象に加わったことで、大規模な開発プロジェクトが全国各地で動き出した。風力発電の調査・研究を推進するNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)によると、実証設備を含めて8カ所で洋上風力発電所が運転中で、さらに計画中のプロジェクトが9カ所で進んでいる。

 合計17カ所のうち、発電設備を海底に固定する「着床式」が15カ所を占めて、残りの2カ所が海中に浮かせる「浮体式」の実証設備である。洋上は陸上に比べて風が強く吹くために、より大きく発電できる点が魅力だ。現在のところ洋上風力発電を実施する海域は年平均風速が7メートル/秒を超える北海道と東北に多い(図1)。

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図1 日本の洋上風力発電所。御前崎港の計画は見送り。出典:NEDO
 運転中の洋上風力発電所では、茨城県の鹿島港で2013年に稼働した「ウィンド・パワーかみす第2洋上風力発電所」の規模が最も大きい。鹿島港の沿岸から50メートルほどの洋上に、8基の大型風車を着床式で設置した(図2)。1基あたり2MW(メガワット)で合計16MWの発電能力がある。

 この発電所と並ぶように「第1洋上風力発電所」が2010年に運転を開始している。現在のところ10MW以上の洋上風力発電所は鹿島港の2カ所のほかに、山形県の酒田港で運転中だ。それ以外は1基か2基の構成で小規模に展開している(図3)。

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図3 既設の洋上風力発電所。出典:NEDO
 一方で計画中の洋上風力発電所は大規模なものが多い(図4)。新潟県の村上市のプロジェクトが最大で、合計44基の風車を建設して220MWの発電能力を想定している。茨城県の鹿島港の沖合でも25〜50基の風車で125〜250MWの洋上風力発電所を展開する計画がある。いずれも陸地から1〜2キロメートルほど離れた海域が対象だ。

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図4 計画中の洋上風力発電所。出典:NEDO

風速7メートル/秒で採算がとれる

 日本の近海では、北海道と東北の北部、茨城県から三重県にかけた太平洋側、九州の北部と南部から沖縄諸島の周辺で、年平均風速が7.5メートル/秒以上になる(図5)。洋上風力発電の条件とされる6.5メートル/秒以上の海域を加えると日本全国に広がる。6.5〜7メートル/秒の場合で洋上風力の設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)は30%程度になり、陸上風力の標準値20%と比べて1.5倍の発電効率を見込める。

水深30メートル以下の近海が対象

 日本の近海で年平均風速が7メートル/秒以上になる海域の総面積は12万平方キロメートルに及ぶ(図9)。発電能力が5MWの大型風車を1平方キロメートルあたり2基ずつ設置できると想定して、全体の発電規模は120万MWになる。設備利用率を標準の30%で計算すると、年間の発電量は3兆kWhに達する。

2063とはずがたり:2016/03/28(月) 00:42:55
>>2062-2063

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図9 洋上風力発電のポテンシャル。出典:NEDO
 電力会社10社が2014年度に発電した電力量(他社からの受電を含む)は約9000億kWhであることから、その3倍以上を洋上風力発電で供給できるポテンシャルがある。ただし着床式で建設できる水深50メートル以下に限定すると、発電量のポテンシャルは6分の1に減る。日本の近海は陸地から10キロメートル以上離れると、水深50メートル以上の海域が多くなり、その場合には発電設備を浮体式で建設する方法が一般的だ。

 着床式の洋上風力発電所は設置場所の水深によって、風車を搭載する基礎構造の種類が分かれる(図10)。最も多く使われている方式は円筒形の「モノパイル」と呼ぶ構造で、水深30メートル程度まで適用できる。国内で計画中の10カ所の洋上風力発電所のうち、基礎構造の種類が決まっている4カ所はすべてモノパイルを選択した。

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図10 着床式の基礎構造の種類。左上から「モノパイル」「トリポッド」「ジャケット」「サクション」「重力」。出典:NEDO

イギリスの導入量は450万kWに

 業界団体の日本風力発電協会が2013年に策定した中長期のロードマップでは、2030年までに着床式で330万kW、浮体式で430万kW、合わせて760万kWの洋上風力発電を導入する目標を掲げている(図12)。さらに2050年には2500万kWに拡大して、陸上風力発電と同等の規模になる。

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図12 風力発電の導入量の目標。出典:日本風力発電協会
 一方で政府が先ごろ策定した2030年のエネルギーミックス(電源構成)の目標値を見ると、洋上風力は82万kWにとどまる(図13)。ロードマップに対して1割程度に過ぎない。エネルギーミックスでは風力を含めて再生可能エネルギーの導入量を低めに見積もっていることもあるが、洋上風力に対する国の姿勢は微妙だ。

 日本の近海に洋上風力発電所を拡大するためには、建設コストのほかにも漁業や動植物の保護、船舶の往来に対する影響など、解決すべき課題は多い。実際のところ静岡県の御前崎港で進んでいたプロジェクトは航空自衛隊の警戒監視レーダーに影響を与えることが判明したために見送りになった。

 中国をはじめ世界の主要国では太陽光よりも風力発電の導入量が上回っている。特に洋上風力発電が盛んなイギリスでは2014年末の時点で洋上の導入量が450万kWに達した(図14)。日本政府が2030年に見込んでいる導入量の5倍以上に相当する。

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図14 世界の主要国の洋上風力発電導入量(2013年末と2014年末の累積。画像をクリックすると拡大して全世界の累積も表示)。出典:Global Wind Energy Council
 イギリスの近海は遠浅の海域が広くて設置環境に恵まれているが、日本と同じような条件のオランダでも洋上風力の導入量は25万kWにのぼる。日本の近海でも環境保全を優先したうえで洋上風力を拡大できる余地は大きい。

2064とはずがたり:2016/03/28(月) 10:26:15
>>2061の大林組が男鹿から能代に掛けての洋上に450MWって記事と>>2062-2063の能代港と秋田港のプロジェクトは同じか>

規模が可成り巨大になってるから別もんか??

2065とはずがたり:2016/03/28(月) 10:44:56
>>983-984の記事によると
>日本風力発電協会の予測によると、2010年度に244万kW(2440MW)だった風力発電の規模は2020年度までに5倍近い1130万kW(11,300MW=11.3GW)に拡大する(図2)。その後は陸上に加えて洋上の風力発電が急速に伸びて、2050年度には陸上と洋上を合わせて5000万kW(=50,000MW=50GW)に到達するロードマップが描かれている。

とあるが,とは電力総研調べで,現行の風力は2.0GW弱(小さい施設はカウントしてない)。洋上風力(>>2062-2063及び>>2061)で1.4GW程度なんで,(単純に足すのは正確では無いけど)3.4GW位には出来そうだが2020年度迄に11.3GWなんて行けそうにないなぁ。。今アセス中の風力ってどの位あるんだ??

今風力発電は欧州の大味な地形と遠浅海岸で発展した技術を日本の複雑な地形と直ぐ深くなる海底にどうやって巧く接合出来るかのトライアル中であるので>>1434-1436の様な補助金漬けという批判は十分に受け止めなければならないけど産みの苦しみだと思いたい。

>今アセス中の風力ってどの位あるんだ??
って事で調べてみたが↓だそうな。とは総研調べで2.0GW弱だったのに日本風力発電協会調べだと2.9GWある。
洋上風力が1.4GWで環境アセスが5.5GWだと,洋上風力のうち既に環境アセスまで行ってるのがどの程度有るのか判らないけど4.0GW以上は陸上風力も事業進行中ということか。少なくとも3年後(2015年の記事なんで2018年)には11GWとは行かないけど8.4GW位迄は行けそうだ。2015年から来年ぐらい迄の間に更に大林組の秋田の4.5GWなんかがアセスに這入ってくると11GW越えはそんなに難しくは無さそうだ。

http://jwpa.jp/pdf/20150728_METI_shinenesyoi_13th.pdf
現在環境アセスメント手続中の案件が約550万kWあり、これら
案件の買取価格が決定するまでの期間(最低3年程度)は現行
の買取価格の維持が必要
・運転中の案件:約290万kW
・環境アセス中 :約550万kW
合 計 :約840万kW

2066とはずがたり:2016/03/28(月) 11:01:18
>>1616
風力発電・太陽光発電の計画があったが風力発電構想がアセスでの意見もあって潰れてしまった宇久島。
本土に接続する為の直流海底送電敷設が高コストで50本も風車立てないと採算が取れないのであらう。
風力・太陽光の本土への送電だけでは無く,五島列島等の本土の連系の為の経路として一体で投資出来ると50基も無理して建てなくても済んだのではないか?九電も五島列島内の高コストの内燃発電所の稼働を極限迄減らせられるであろうし。宇久島の風況を活かせないのは勿体ない。
もう一寸人口減って島の経済ががたがたに成って耕作放棄地が増えないと無理なのかな。。

宇久島の100MW風力発電、環境アセスで50機中46機が引っかかる
http://www.kankyo-business.jp/news/009656.php
2015年1月27日掲載

環境省は、16日、長崎県の離島において実施予定の「宇久島風力発電事業」(最大総出力100MW)に係る環境影響評価準備書に対して、騒音や景観等の問題から50基中46基について配置の変更又は設置の取りやめを求める、環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

本事業は、グリーンパワー及び風力開発が、長崎県佐世保市宇久町(宇久島、寺島)において、新たに最大総出力100MW(2,000kW×50基)の風力発電所を設置するものである。

環境大臣意見では、騒音や風車の影による近隣住民の生活環境、動植物への影響が懸念される風力発電設備及び取付道路については配置の変更又は設置の取りやめにより、また、景観への影響が懸念される風力発電設備については設置の取りやめにより、影響を回避又は極力低減することを求めた。

本事業の対象事業実施区域には、ミサゴやハヤブサの繁殖地やハチクマ等の渡りのルート、希少な草原性チョウ類の生息環境、ヒゴタイやノヒメユリ等の希少な草本類の生育環境が存在する。また、対象事業実施区域の周辺は、西海国立公園に指定されている。

そこで、事業実施に当たっては、自然環境や景観の保全と再生可能エネルギーの利活用を調和させ、地域資源を損なうことなく、島の活性化に寄与するものにすべきであるが、本準備書では、騒音及び風車の影による近隣住居の生活環境や主要な眺望点からの景観に対する影響等への配慮について不十分な点が随所に見られると指摘。このため、必要な措置を講ずるとともに、事後調査を適切に実施し、それらの検討経緯及び内容については、評価書に記載することを求めた。

また、小値賀町にある旧野首教会堂が、世界遺産暫定リストの「長崎の教会群とキリスト教関連資産」の構成資産であることを踏まえ、地元自治体と十分調整を行い、適切な環境保全措置を講ずることも求めた。

2067とはずがたり:2016/03/28(月) 14:13:42
ユーフラテスは業界最大手,リニューアブルはサミット酒田から風力発電所を譲受している。

環境省、徳島県と秋田県の風力発電事業に意見 自然道の迂回路新設求める
http://www.kankyo-business.jp/news/011876.php
2015年12月22日掲載
環境省は12月18日、希少猛禽類の保全・騒音発生の抑制のため、徳島県と秋田県の発電事業について環境大臣意見を提出し、両事業へ本意見にもとづいた事業手続きを求めた。

対象となった「上勝・神山風力発電事業(仮称)」はユーラスエナジーホールディングス(東京都港区)の徳島県の勝浦郡から名東郡において、最大総出力39100kWの風力発電所を新設する事業。今回は環境影響評価準備書について環境大臣から意見された。

また、「由利本荘権現山風力発電事業(仮称)」はジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都中央区)の秋田県由利本荘市において、最大総出力30000kWの風力発電所を新設する事業。今回は計画段階環境配慮書について環境大臣から意見された。

自然道「四国のみち」の迂回路新設を
環境影響評価法および電気事業法では、出力11.25万kW以上の風力発電所の設置、変更の工事を対象としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※および環境影響評価準備書に意見を言うことができるとされている。

※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

環境大臣意見によると、今回の事業は両方、クマタカなどの希少猛禽類への環境保全措置や騒音低減措置を求められている。また、徳島県は自然道「四国のみち」の迂回路新設や発生土の抑制を、秋田県は風車の影への対策なども求められている。

今後は、本意見を踏まえ、徳島県は環境影響評価準備書、秋田県は計画段階環境配慮書の作成などの手続きをする必要がある。

※環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価、環境保全対策の検討を実施した結果などを示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。

毎回指摘される「バードストライク」
風力発電に付随する問題として「バードストライク」があげられる。バードストライクとは、航空機や風力発電などの人工物に鳥類が衝突する現象。この現象によって、絶滅危惧種に指定された鳥類が死んでしまうなどの事例がある。この問題には視認性を高める、鳥が避けるような音を発生させるなどの対策がとられているが、今回の事業のように建設段階でその対策をすることも求められている。

2068とはずがたり:2016/03/28(月) 14:14:58
風力・地熱発電のアセス期間短縮 実証をおこなう事業11件が決定
http://www.kankyo-business.jp/news/009348.php
2014年12月10日掲載

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、風力発電と地熱発電について、環境アセスメント手続き期間の半減を目指し、環境調査の前倒し・並行実施(前倒環境調査)の方法論に関する知見を得ることを目的に、8件の実証事業と3件の研究開発事業を実施する。

「環境アセスメント調査早期実施実証事業」に係る公募を実施し、助成・委託予定先を決定した。事業期間は平成26年度から平成28年度まで。

事業概要
2013年6月に閣議決定された「日本再興戦略」では、風力発電と地熱発電について「環境アセスメントの迅速化を行う(3、4年程度かかるとされる手続期間の半減を目指す)」との目標が示され、風力発電と地熱発電の導入を加速するために、この環境アセスメントの期間を短縮することが期待されている。

本事業では、以下の実証事業等を実施する。

(1)環境アセスメント調査早期実施実証事業(1/2助成事業)
風力発電と地熱発電に係る環境アセスメント手続き期間を半減するために、前倒環境調査項目範囲の検討を行い、「方法書」に係る経済産業大臣の通知又は勧告から「準備書」の届出までの期間を、「8ヶ月以内」とすることを目指した実証を行う。実証で得られた結果を元に、条件達成の成否のみならず、その要因等についても検証する。

(2)環境アセスメント迅速化研究開発事業(委託事業)
風力発電と地熱発電に係る環境アセスメント手続き期間を半減するために、前倒環境調査を前提とした調査・予測・評価手法等に関する研究開発を行う。なお、本事業は産学官の複数事業者が互いのノウハウ等を持ちより協調して実施するものとする。

助成・委託予定先
(1)環境アセスメント調査早期実施実証事業
三菱マテリアル
ユーラスエナジーホールディングス
ジャパン・リニューアブル・エナジー
シーパワー
関電エネルギーソリューション
地域エネルギー開発
グリーンパワーインベストメント
インベナジー・ジャパン合同会社

(2)環境アセスメント迅速化研究開発事業
日本気象協会、北海道大学
新潟大学、徳島大学、九州大学、横浜国立大学、日立パワーソリューションズ、ドーコン
日本環境アセスメント協会、東京農業大学

2069とはずがたり:2016/03/28(月) 14:23:53
ウインドパーク南伊吹風力発電事業(仮称)
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/kankyo/kankyo-hozen/c11264/project-windpark.html
2環境影響評価法


(1)環境影響評価方法書


ボタン進捗状況→ 方法書手続き終了
[事業概要]
事業者 株式会社シーテック
事業目的 地球温暖化防止を図るため、再生可能な自然エネルギーを利用し、新エネルギー利用を促進する
事業の種類 風力発電所(環境影響評価法第2条:第1種事業)※
事業の規模
出力32,000kW(16基×2,000kW)
事業予定地 大垣市上石津町及び不破郡関ヶ原町今須地区

2070とはずがたり:2016/03/28(月) 14:27:37
事実上頓挫してるしなぁ。。

洋上風力発電計画の調査を一部省略 経産省「問題ない」
http://www.asahi.com/articles/ASHD843DNHD8TZNB00M.html
成沢解語、白石昌幸
2015年12月9日07時44分

 山口県下関市で準大手ゼネコンの前田建設工業(東京都千代田区)が進める洋上風力発電事業計画をめぐり、経済産業省が、同社の環境影響評価(アセスメント)を点検するための調査を一部していなかったことが同省などへの取材でわかった。同省は「問題はない」としているが、専門家や市の環境審議会のメンバーからは疑問の声が上がっている。

 同計画は、下関市安岡地区から最短で約1・5キロ沖合に風車15基を建設するというもので、6万キロワット(60メガワット)の出力を予定している。当初計画では2015年度に着工、16年度の稼働を目指していた。

 現在は、アセスの手続き中で、同社は「準備書」をつくるため、13年12月〜14年夏、予定地近くの海と陸の調査を進めたが、14年秋に反対運動でいったん中断。15年春以降に再開したものの、準備書完成のめどは立っていない。一方、経産省も同社と並行して別の業者に調査を委託。14年春と秋に調べることとし、陸部分については調査を終えた。

 ところが、海の調査では、春はナマコやアワビ、ウニを採る際に必要な県への「特別採捕許可申請」を出さずに一部で調査ができず、代わりに漁業者から魚を買い取る以外は目視調査にとどまった。秋は申請を済ませたが、同社の調査中断に伴って調査自体を見合わせた。15年春以降は別の発電所の調査に移っており、同計画で今後再調査する予定はない。

 経産省は、朝日新聞社の取材に対し、春に申請を出さなかった理由について「申請しても県の許可が調査まで間に合わない可能性もあり、代替の方法で十分と考えた」と説明。同社の中断と歩調を合わせた点には「調査時期を合わせた方がクロスチェックできる。反対運動もあり、住民に迷惑をかけてまでするものではない」とした。

2071とはずがたり:2016/03/28(月) 14:35:25
>>63
'09/5/21 中国新聞
国内最大の風力発電所が完成

>>1434-1437
風力発電事業が赤字だらけの理由
2012年01月23日(Mon) 
日本最大でもある新出雲風力発電所(7.8万kW)では異常事態となっている。風車の羽根(ブレード)が支柱(タワー)に接触するなど重大事故が起きるなどし、未だ本格的な稼働に至っていないようだ。

今ではちゃんと稼働しているようだ。

風力発電の現状と展望
2014年8月28日
株式会社ユーラスエナジーホールディングス
http://www.pref.shimane.lg.jp/infra/energy/energy/chiiki_taisaku/index.data/02fuuryokuhatuden.pdf
ブレード破損事故(2009年10・11月:4基、2010年12月:2基) ? 原因究明と安全確認、再発防止策導入のため、数ヶ月間に渡り全26基
の運転を停止 ? 主な原因: 風車近傍の地形などから生じる変則的な風により、ブレード
に変形が生じて先端がタワーに接触 ? 対策: 全風車において、ブレードの角度を調節し、風から受ける圧力お
よびブレードの変形を低減するとともに、特定の風向・風速に対しては一
部の風車で運転を制御
⇒ 2011年以降、同種の破損事故は発生せず

2072とはずがたり:2016/03/28(月) 14:47:29
日本もやっと洋上風力の時代になりつつある。。
大林の計画と合わせて秋田港から能代港迄電源地帯に変貌するぞ♪

2015年08月26日 07時00分 更新
最大34基で170MWの洋上風力発電所、環境影響評価が秋田県で始まる
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1508/26/news032.html

秋田県の2つの港に建設する洋上風力発電所の開発計画が動き出した。丸紅を中心とする事業者グループが環境影響評価の手続きを開始した。計画では能代港と秋田港の港湾区域に合計で最大34基の大型風車を設置して170MWの発電能力を発揮する。2021〜22年の運転開始を目指す。
[石田雅也,スマートジャパン]

 洋上風力発電所を建設する場所は、秋田県の北部にある能代港と中部にある秋田港の2カ所である(図1)。いずれも秋田県が管理する港湾区域の中で、陸地から2キロメートル以内の範囲に収まる。

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図1 能代港と秋田港の位置と周辺の自然公園。出典:秋田港・能代港再生可能エネルギー導入検討協議会

 このプロジェクトは秋田県が再生可能エネルギーを拡大する施策の一環で推進している。2015年2月に丸紅を中心とする事業者グループが県の公募によって選ばれて準備を進めてきた。大規模な風力発電所の建設前に必要な環境影響評価の最初の報告書を8月24日に公開して、建設に向けた手続きが始まった。

 公開した「計画段階環境配慮書」を見ると、能代港と秋田港ともに県が洋上風力発電の適地として選定した区域に合わせて建設計画を策定している。能代港では3つの区域に最大で20基の大型風車を建設する(図2)。1基あたりの発電能力は3.45〜7MW(メガワット)を想定していて、合計で100MWになる。

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図2 能代港の対象水域(上)、風車配置イメージ(下)。出典:秋田港・能代港再生可能エネルギー導入検討協議会

 一方の秋田港では5つの区域に最大で14基の大型風車を設置して、合計で70MWの発電能力を発揮する(図3)。2カ所を合計すると最大で34基、発電能力は170MWに達する計画だ。丸紅が秋田県の公募に応じて提案した計画では合計29基で145MWの予定だったが、2割ほど規模が大きくなった。

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図3 秋田港の対象水域(上)、風車配置イメージ(下)。出典:秋田港・能代港再生可能エネルギー導入検討協議会

洋上から12万世帯分の電力を供給

 能代港と秋田港は年間の平均風速が毎秒6.5〜7メートル以上になり、風力発電に適した場所であることがわかっている。洋上風力発電の設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)は標準で30%程度になり、170MWの発電設備の場合には年間の発電量が4億4000万kWh(キロワット時)を見込める。一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算して12万4000世帯分に相当する。

 発電設備の設置方法は海底に固定する着床式で、基礎構造はモノパイル式とジャケット式の2種類を検討中だ(図4)。モノパイル式は水深が30メートル以内の砂質の海底に適している一方、ジャケット式は50メートル程度の水深まで対応できて泥質や岩質の海底にも設置することができる。

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図4 着床式による洋上風力発電設備の基礎構造。モノパイル式(左)、ジャケット式(右)。出典:NEDO
 能代港の対象区域の水深は最大で20メートル程度、秋田港でも30メートル程度であることから、海底が砂質であればコストが低いモノパイル式を採用する可能性が大きい。ただしコストを除けば、施工や撤去の容易さや環境影響の点では2つの方式で一長一短がある。

 今後は漁業や動植物に対する影響、風車の回転に伴う騒音などを詳細に評価しながら建設に向けた手続きを進めていく。環境影響評価は5段階の手続きが必要で、完了までに3年程度を要する(図5)。順調に手続きが進めば2018年に工事を開始して、2021〜2022年に運転を開始することが可能だ。計画どおりに170MWの規模で稼働すると、その時点で2カ所を合わせて日本最大の洋上風力発電所になる。

2074とはずがたり:2016/03/28(月) 14:54:25

世界有数の洋上風力、本県沖に検討 大林組、23年度以降稼働目指す
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20160313a

 ゼネコン大手の大林組(東京)が、秋田県北部沖に大規模な洋上風力発電所の建設を検討していることが12日分かった。最大で出力5千キロワットの大型風車を91基設置し、合計出力は45万5千キロワット。総事業費は約2500億円を見込む。実現すれば世界有数の規模。2020年度着工、23年度以降の稼働を目指し、16年度にも環境影響評価(アセスメント)に着手する。

 建設予定地は能代市から三種町、男鹿市にかけての沖合1・3〜2・6キロ付近の海域で、県が14年度に示した洋上風力適地の候補海域に該当する。

 世界で一般的な方法である風車を海底に固定する「着床式」で設置する。合計出力45万5千キロワットは、県内で稼働している風力の合計出力(約28万キロワット)の約1・6倍。年間発電量は13億キロワット時に達する見込み。一般家庭の使用量に換算すると、県内の総世帯数の6割超に当たる26万世帯分に相当する。

 大林組の構想は、現在公表されている洋上風力計画では国内最大。世界で稼働中の洋上風力と比較すると、ロンドン・アレイ発電所(英国、出力63万キロワット)、グイント・イ・モール発電所(同、57万6千キロワット)などに次ぐ世界有数の規模の発電所となる。


大規模洋上風力、経済効果に期待 県北部沖、漁への影響懸念も
http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20160315i

 ゼネコン大手の大林組(東京)による秋田県北部沖への大規模洋上風力発電所の建設構想が浮上したことを受け、地元からは経済波及効果に期待する声が上がった。一方で漁業関係者からは、漁への影響を懸念する声も聞かれた。

 能代市によると、今回の構想について大林組から説明があったのは2月下旬。斉藤滋宣市長は「風車が立つことで固定資産税が入り、能代港が活用され、洋上風力の国内先進地として視察者が増えれば経済波及効果にもつながる。

 豊かな自然が観光資源となっている男鹿市の渡部幸男市長は「景観を含めた環境への問題がクリアされ、漁業などへ影響がないことが大前提だ」と強調。その上で船川港は近年、石油類を中心に取扱量が大きく減少し、地域経済停滞の一因となっていることから、「船川港が組み立て基地などの拠点となれば、港の活性化につながるだろう」と期待した。

 ただ漁業関係者の中には、漁への影響を不安視する人もいる。三種町八竜漁業協同組合の田中保則組合長(69)は「風車の建設エリアと漁場が重なっており、漁に影響が出ないか心配だ。環境影響評価(アセスメント)の結果が出たら、組合員と対応を話し合いたい」と述べた。

 大林組は事業化に向け、16年度にも環境アセスに着手する計画。

2075とはずがたり:2016/03/28(月) 16:00:09
風力発電事業会社3社の保有株式の譲り受けについて
〜当社として国内で初の風力発電事業資産の譲り受け〜
http://www.jpower.co.jp/news_release/news090302.html
平成21年3月2日
電源開発株式会社

 J-POWER(電源開発株式会社、社長:中垣喜彦)は、このほど、丸紅株式会社(社長:朝田照男)から同社が運営している風力発電事業会社3社の保有株式を譲り受けました。

 J-POWERは、エネルギーと環境の共生を標榜し、再生可能エネルギーの一つとして風力発電事業の推進に取り組んでいます。これまで、国内9地点合計210,530kWを開発し、今後も新規地点の開発を実施していく方針ですが、これと併せて、今回当社としては国内で初めて、他社が開発・保有している風力発電事業資産を譲り受けたものです。譲り受けた発電資産については、当社のこれまでの風力発電事業の知見・経験を活用し、一層の効率的、安定的な運転を図り風力エネルギーのさらなる有効活用を目指します。

 今回の譲り受けにより、当社の稼働中の風力発電設備は、国内12発電所255,880kW、海外1発電所48,000kWとなりました。

譲り受けた風力発電事業会社の概要
事業会社名 さらきとまない風力(株) ゆやウインド・パワー(株) 南九州ウインド・パワー(株)
所在地 北海道稚内市 山口県長門市 鹿児島県肝属郡南大隅町
資本金 3,000万円 1,000万円 2,000万円
当社出資比率 49% 90% 80%

2076とはずがたり:2016/03/28(月) 16:02:44
頴娃風力発電株式会社
http://www.yon-e.co.jp/relation/relation02.html
〜南薩の大地より、クリーンなエネルギーを〜

風力発電は、経済性を確保しつつ、地球環境の保全とエネルギーセキュリティの向上が期待できる自然エネルギーとして、世界各地で開発が進んでいます。

当社は、四電エンジニアリング(株)の100%子会社であり、平成18年8月に設立され、鹿児島県南九州市頴娃(えい)町において、総出力1万4,000kW(出力2,000kWの風力発電設備×7基)の建設を進め、平成22年7月に電気の供給を開始いたしました。

平成27年3月に1基増設し8基となり、総出力も1万6,000kWとなりました。

発電所の周辺には、開聞岳や指宿温泉など、全国的に有名な観光地があります。8基の風車が、CO2の削減だけでなく、新たな観光名所として地域の活性化にも役立てるよう努力してまいります。

2077とはずがたり:2016/03/28(月) 17:02:43
>>2063
>業界団体の日本風力発電協会が2013年に策定した中長期のロードマップでは、2030年までに着床式で330万kW(3.3GW)、浮体式で430万kW(4.3GW)、合わせて760万kW(7.6GW)の洋上風力発電を導入する目標を掲げている(図12)。さらに2050年には2500万kW(25GW)に拡大して、陸上風力発電と同等の規模になる。

なかなか野心的だが,>>2072-2074>>2061-2064辺りを併せて1.3GW強程度(1.4GWには御前崎含んでゐる)。着床式はこの倍ぐらい造るイメージか。御前崎82.5MWや下関60MW>>1008も実現したい。事実上の洋上着床式に近い宇久島100MWも規模縮小>>2066の上実現したい。
浮体式は未だイメージ湧かないから措いとくとして洋上着床式と離島陸上式併せての目標どんなもんになるだろ。

2078とはずがたり:2016/03/28(月) 17:22:18
>日立製作所は2015年3月24日、国内最大級となる定格出力5MWの大型風力発電設備が完成したと発表した
>「鹿島港深芝風力発電所」(茨城県神栖市東和田)向け>>1586

>日立製作所と日立キャピタル<8586>が出資する風力発電会社「日立ウィンドパワー」が「鹿島港深芝風力発電所」として夏ごろより商用運転を開始する
スキームがイマイチ不明な丸紅×ウインドパワー(小松崎×SB)とは別に建設らしい。

日立、茨城県に国内最大級の風力発電を建設完了
http://economic.jp/?p=48062
2015年03月29日 12:10

 日立製作所は24日、国内最大となる洋上向け風力発電システムの1号機の建設が完了したとの発表を行った。今回建設が完了したのは5MW(5000kW)の大型風力発電システム「HTW5.0-126」の1号機で、茨城県神栖市沿岸の陸上に設置されている。この1号機は、吹き上げてくる風などを効率良く受け止め発電することができる「ダウンウィンド型」が採用されており、システム全体の軽量化やコンパクト化をはかり、洋上に建設する際の基礎工事におけるコスト軽減が可能となっている。

 現在、出力2000キロワットクラスの風力発電が主流だが、今回日立製作所は建設を完了させた1号機の出力は5000キロワットであり、1基で1万2000世帯分の電力をまかなうことができるという。また採用されている「ダウンウィンド方式」には、ローターを風下側に配置することで、暴風時にもローターが横風を受けない向きを保持し、風荷重を低減することができるという特徴があるため、台風の多い日本の環境に適した方式として注目されている。

 試運転、風速・出力の検証や評価を行った後に、日立製作所と日立キャピタル<8586>が出資する風力発電会社「日立ウィンドパワー」が「鹿島港深芝風力発電所」として夏ごろより商用運転を開始する。発電した電気は東京電力<9501>に売電される予定。

 日立製作所はこれまで、2000キロワットクラスの浮力発電システムを国内に97基納入しており、今後の市場ニーズに対応するために、経済産業省や環境省が実施する「浮体式洋上風力発電」の実証事業にも参画している。日立製作所としては今後も拡大が見込まれる風力発電の分野において積極的に事情を展開するとともに、社会インフラを支えるエネルギーソリューションの提供を通じて、低炭素社会の実現に貢献していきたいとしている。
 
 茨城県神栖市沿岸は現在、国内有数の新エネルギー拠点となっており、今後も鹿島港沖で大規模な洋上風力発電所の建設が行われる見通しで、5000キロワットクラスの風力発電所システムをウインド・パワー・エナジーと丸紅<8002>がそれぞれ25基ずつ建設する計画が立てられている。(編集担当:滝川幸平)

2079とはずがたり:2016/03/28(月) 17:30:59
丸紅との共同化は破談になったとしてウインドパワーが25基建てる事になってゐるとすると第1期20基とはどういう事か?第二期に後5基造るのかな?それとも丸紅とも一緒にやるとして第一期はこちら,第二期に丸紅が20〜30基造るのかね?

>>588>>997
>発電事業者のウィンド・パワー・エナジー(神栖市)と丸紅(東京)の2社が共同で事業を進める
>約25基ずつ風力発電設備を建設することを決めた。
>(県は)設定区域(680ヘクタール)を南北の区画に分け、区域を分ける方式では維持管理費などが2重に掛かるため収益性が下がると判断。共同で行う方が効果があると合意(2012年12月26日)
>2社は5千キロワット(5MW)設備計約50基を洋上に建設し、出力約25万キロワット(250MW)を発電
>変更承認変更(2013年01月11日)

>>1252>>1002
●ウィンド・パワー・エナジー
場所:鹿島港沖合
出資:SBエナジー参入(2014/4/30)+小松崎G
出力:100MW(5M*20)
発電量(稼働率):2億1900万kWh(25%)
(2014年07月01日)

>>2078
>今後も鹿島港沖で大規模な洋上風力発電所の建設が行われる見通しで、5000キロワットクラスの風力発電所システムをウインド・パワー・エナジーと丸紅<8002>がそれぞれ25基ずつ建設する計画が立てられている。(2015年03月29日)

洋上風力発電事業
大規模洋上風力発電所 メガサイト鹿島
(計画中)
http://www.komatsuzaki.co.jp/windpower/list.php

発電所名 大規模洋上風力発電所 メガサイト鹿島
事業計画地 茨城県鹿島港湾区域の護岸から約1,200〜1,600mの水域
運営会社 株式会社 ウィンド・パワー・エナジー
規模 出力5,000kW × 20基 総出力100,000kW(第1期計画)
発電量 年間総発電量 約245,280,000 kWh
(一般家庭約6万世帯分の年間消費電力量相当)
備考
平成23年度 風力発電施設等に係る改正アセス法手続先行実施モデル事業(環境省)
平成25年度 着床式洋上ウィンドファーム開発支援事業(茨城県鹿島港沖,NEDO)

2080とはずがたり:2016/03/28(月) 17:35:38
>>2079
大体判った気がする。
やはり丸紅とは別々にやることになって(その記事は見逃したと云う事のようだ。),第一期は20基,第二期に5基建設と云う事らしい。

茨城県鹿島港の洋上風力発電、ウインド・パワー・エナジーが建設開始
http://www.kankyo-business.jp/news/009990.php
2015年3月 7日掲載 記事を保存

茨城県は、鹿島港洋上風力発電事業における発電事業者のウィンド・パワー・エナジー(茨城県神栖市)が建設を開始すると発表した。

同県は、再生可能エネルギーの社会的ニーズが高まっていることから2012年5月に鹿島港の港湾計画を変更し「再生可能エネルギー源を利活用する区域(計680ヘクタール)」を位置付けた。これに伴いこの区域で洋上風力発電を行う事業者として、同社と丸紅の2社が選定されている。

http://tohazugatali.dousetsu.com/20150306_g2.jpg
事業予定水域図
http://tohazugatali.dousetsu.com/20150306_g3.jpg
完成イメージ(第1期分) ウィンド・パワー・エナジーより提供

同事業の発電出力は、第1期分として100MW。5MWの大型風力発電機が全体計画25基のうち、まず20基が設置される。年間発電量は2億4,500百万kWhを見込み、これは県内世帯の約6%にあたる約7万世帯分の年間消費電力に相当する。1期分20基の事業費は530億円。発電期間は20年間。

同事業の今後の予定は、資金調達・工事契約手続きを経て、変電所などの陸上工事に着手し、2016年度前半には風力発電施設などの海上工事に着手する予定だ。発電事業開始は2017年度後半を見込んでいる。

2081とはずがたり:2016/03/28(月) 17:39:18
どの程度役立つかなぁ〜♪

南相馬変電所の大容量蓄電池システムの営業運転開始について
https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1191223_1049.html
平成28年 2月26日

 当社は、本日、南相馬変電所(所在地:福島県南相馬市小高区)に設置した大容量蓄電池システム(リチウムイオン電池、容量40,000kWh)の営業運転を開始いたしました。

 当社は、再生可能エネルギーの推進を復興の大きな柱と位置付けている福島県の復興に資する取り組みとなるよう、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会が公募した「大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業」の採択を受け、平成27年5月から設置工事を進めていたものです。

 本実証事業は、気象条件で出力が変動する再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力供給が需要を上回るおそれが生じる場合には蓄電池で余剰電力を吸収し、逆に需要が高まる時間帯には蓄電池から放電する運用を行うことで、蓄電池による再生可能エネルギーの導入拡大効果等を検証するものであり、今後1年程度をかけ実証試験を行う予定としております。
 なお、本システムによる導入拡大効果については、経済産業省の要請に従い、福島県の避難解除区域等における太陽光発電事業者へ優先的に割り当てることとしております。

 当社といたしましては、福島県内における再生可能エネルギーの導入拡大を支援し、引き続き、地元電力会社として福島県の復興に貢献できるよう取り組んでまいります。

以上

南相馬変電所の大容量蓄電池システムの概要
https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/__icsFiles/afieldfile/2016/02/26/b1191223.pdf
1.設置場 所:南相馬変電所〔福島県南相馬市小高区〕
2.設置面 積:約8,500m2
3.実証設 備:リチウムイオン電池
・出力:4万kW(40MW)
・容量:4万kWh(40MWh)

2082とはずがたり:2016/03/28(月) 17:43:19
>>1705>>1861-1864

平成27年4月22日
九州電力株式会社
大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業の実施について
http://www.kyuden.co.jp/press_h150422-1.html

  九州では、太陽光発電を中心に再生可能エネルギー(以下、再エネ)の普及が急速に進んでいます。このため、昨年12月に国において九州本土の太陽光発電の接続可能量(817万kW)が検証されました。

 また、昨年12月末には太陽光発電の接続済と連系承諾済の合計が、接続可能量(817万kW)に到達すると共に、当社は太陽光発電の指定電気事業者に指定されました。

 当社は、電力の安定供給を前提として、今後も再エネの円滑な接続に向けた対応を進めてまいります。

 今回、その取り組みの一つとして、標記の国の補助事業に応募していましたが、本日、交付決定通知を受けたことから、下記のとおり、実証事業を実施いたします。



1 実証内容

大容量蓄電池を電力系統に接続し、揚水発電と同等の電力貯蔵機能を活用した、需給バランスの改善に関する実証を実施。
大容量蓄電池の有効活用策として、系統電圧制御への適用に関する実証を実施。

2 蓄電池容量

出力:5万kW(容量:30万kWh程度)

3 蓄電池設置場所

豊前発電所構内(福岡県豊前市)

4 実施期間

平成27年度〜平成28年度(予定)

2083とはずがたり:2016/03/28(月) 17:48:01
これによると採択者は東北電と九電の2社。九電の方が容量がだいぶでかい。

一般社団法人 新エネルギー導入促進協議会
トップ 大容量蓄電システム需給バランス改善実証事業
http://www.nepc.or.jp/chikuden_balance/index.html

東北電力
南相馬変電所
・出力:4万kW(40MW)
・容量:4万kWh(40MWh)
リチウムイオン電池

九州電力
豊前変電所
・出力:5万kW(50MW)
・容量:30万kWh(300MWh)
大型蓄電池

2084とはずがたり:2016/03/28(月) 17:52:29
西仙台変電所の大型蓄電池システムの営業運転開始について
https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1189166_1049.html
平成27年 2月20日

 当社は、本日、西仙台変電所(所在地:宮城県仙台市太白区秋保町)に設置した大型蓄電池システム(リチウムイオン電池、容量20,000kWh)の営業運転を開始いたしました。

 西仙台変電所の大型蓄電池システムにつきましては、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会が公募した「平成24年度大型蓄電システム緊急実証事業」に採択されたことを受け、平成25年11月より設置工事を進めてまいりました。(平成25年11月25日お知らせ済み)

 本実証事業は、再生可能エネルギーのさらなる導入拡大を目指し、気象条件で出力が変動する風力発電や太陽光発電の導入拡大に伴い発生する周波数変動への対策として新たに取り組むものです。具体的には、中央給電指令所から蓄電池の充放電の自動制御を行い、これまで主に火力発電が担ってきた周波数調整機能と本システムを組み合わせることによる周波数調整力の拡大効果を検証するもので、今後、平成29年度まで実証試験を予定しております。なお、電力系統にこの規模の大型蓄電池システムを設置するのは、国内で初めての取り組みとなります。

 当社といたしましては、今後、本システムの実証試験の効果等を検証し、引き続き、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて最大限の取り組みを行ってまいります。

以上

西仙台変電所の大型蓄電池システムの概要
https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/__icsFiles/afieldfile/2015/02/20/1189166t1.pdf
【事業概要】
1. 設置場所・設置面積
西仙台変電所(宮城県仙台市太白区秋保町)・6,000m2程度
2. 実証設備
リチウムイオン電池
出力:20,000kW(短時間 40,000kW)=40MW
容量:20,000kWh=40MWh

2085とはずがたり:2016/03/28(月) 17:53:12
「平成24年度大型蓄電システム緊急実証事業」の採択について
http://www.hepco.co.jp/energy/recyclable_energy/large_accumulator/index.html

当社は、住友電気工業(株)と共同で、経済産業省が一般社団法人 新エネルギー導入促進協議会を通じて募集した「平成24年度大型蓄電システム緊急実証事業」に応募し、補助事業として採択されました。

本実証事業では、当社と住友電気工業(株)が共同で、当社の基幹系統の変電所に大型蓄電池を設置し、風力発電や太陽光発電の出力変動に対する新たな調整力としての性能実証、および最適な制御技術の開発に取り組み、再生可能エネルギーの更なる導入拡大を目指してまいります。

実証事業の概要
設置場所
北海道電力 南早来変電所(北海道勇払郡安平町)
実証設備
レドックスフロー電池
定格出力:15,000kW
蓄電容量:60,000kWh

2086とはずがたり:2016/03/28(月) 17:56:20
一般社団法人 新エネルギー導入促進協議会
トップ 大型蓄電システム緊急実証事業
http://www.nepc.or.jp/chikuden/index.html

平成24年度大型蓄電システム緊急実証事業 補助事業者一覧

東北電力
西仙台変電所
・出力:2万kW(短時間4万kw) (20-40MW)
・容量:2万kWh(20MWh)
リチウムイオン電池

北海道電力
住友電工
南早来変電所
・出力:1万5千kW(15MW)
・容量:6万kWh(60MWh)
レドックスフロー電池

2087とはずがたり:2016/03/28(月) 19:22:17

国内最大級の洋上風力発電、大林組が建設検討
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160322-OYT1T50126.html
2016年03月23日 14時30分

 秋田県は22日、大手ゼネコンの大林組(東京)が、県北部で洋上風力発電施設の建設を検討していると発表した。

事業実施候補海域(約59km2)
http://tohazugatali.dousetsu.com/20160322-OYT1T50126.jpg

 現在明らかになっている中では、国内最大級の施設で、今月から環境影響評価などの調査を始め、問題がなければ2020年度の着工、23年度の運転開始を目指す。同日、調査の協力要請を受けた県は「後押しし、波及効果を県内産業に広げたい」としている。

 県によると、建設候補海域は能代、三種、男鹿の3市町の沖合約59平方キロ・メートル。大林組は出力5000キロ・ワットの風車91基を建設する計画で、最大出力は45万5000キロ・ワット。公表済みの洋上風力発電計画では最大の新潟県沖(22万キロ・ワット)の2倍を超す規模となる。

 県は15年1月、漁業関係者らでつくる「あきた沖合洋上風力発電導入検討委員会」で、海底に土台を設置する着床式洋上風力発電の適地を、全県の沖合で351平方キロ・メートルと設定。民間事業者に対し、事業化の検討を働きかけていた。

 佐竹知事は22日の記者会見で「着床式は水中工事も必要になり、建設関係の仕事が増えるほか、メンテナンスや部品供給でも雇用増加、送電網の早期整備も期待できる」と歓迎した。

2088とはずがたり:2016/03/28(月) 19:53:34
>米国の調査会社であるNavigant Researchは、2023年までにエネルギー貯蔵システム(ESS)が全世界で21.8GW導入されるという分析結果を発表した

2013年07月05日 13時00分 更新
2023年には21.8GWの大容量電池が利用、太陽光や風力の変動を吸収
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1307/05/news069.html

発電所の増設や消費者の省エネ行動の支援。これだけが電力システムの安定化に役立つのだろうか。もう1つ役立つものがある。エネルギー貯蔵システム(大容量電池)だ。米Navigant Researchの予測によれば、2023年までに21.8GWの導入が見込まれる。
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 米国の調査会社であるNavigant Researchは、2023年までにエネルギー貯蔵システム(ESS)が全世界で21.8GW導入されるという分析結果を発表した。「Energy Storage for Wind and Solar Integration」と題したレポートによる。

 エネルギー貯蔵システムとは、電力の需要量と供給量のずれを、発電所の出力調整や消費者の省エネ行動にまかせるのではなく、中間に置いた大型の「電池」で吸収しようという考え方だ。日本企業の技術としては、日本ガイシのNAS電池に実績があり(図1)、住友電気工業のレドックスフロー電池も市場投入直前の状態にある(図2)。いずれもリチウムイオン蓄電池とは異なる利点がある。

 図1では日本国内で導入された容量1500kWのNAS電池システムの外観(左)と、電力負荷を平準化する考え方(右)を示した。NAS電池は寿命が15年と長く、4500回の充放電が可能だ。この図では一定出力で運転した方がよいガスタービン発電と需要の関係を示しているものの、出力と需要がどちらも変動する場合にも当てはまる考え方だ。

http://tohazugatali.dousetsu.com/yh20130705ESS_NAS_535px.jpg
図1 NAS電池。出典:日本ガイシ

 図2は住友電気工業が横浜製作所に置いた実証運転設備。レドックスフロー電池(容量1MW×5時間)と集光型太陽光発電システム(CPV、28基、200kW)を組み合わせて、横浜製作所のピークカットを実現するものだ。レドックスフロー電池とはバナジウム(V)イオンなどの酸化還元反応を利用して充放電する蓄電池。寿命(充放電回数)が長いこと、発火が起きないことが特徴だ。

http://tohazugatali.dousetsu.com/yh20130705ESS_RF_530px.jpg
図2 レドックスフロー電池。出典:住友電気工業

 このようなエネルギー貯蔵システムが必要になる理由として、Navigant Researchは太陽光発電や風力発電の導入規模を挙げている。今後10年間で1300GWもの再生可能エネルギーによる発電所が系統に接続されること、これらの発電所は出力の変動が著しいことから何らかの抑制策が必要だという考え方だ。

 同社は大量の電力貯蔵システムの導入が進み、効果を挙げるには、政策支援が必要だとも指摘している。電力貯蔵システム導入のルール作りや法整備、補助金の手当てなどはもちろん、電力源と電力貯蔵システムをどのような構成で接続した場合に最大の効果が得られるのかを明らかにし、そのような構成が実現するように支援しなければならないということだ。

2089とはずがたり:2016/03/28(月) 20:06:04
>>1432-1433>>1905

平成26年度「風力発電のための送電網整備実証事業費補助金」に係る補助事業者の公募結果について
http://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer_result/1409/140926a/
平成26年9月26日
経済産業省 資源エネルギー庁
省エネルギー・新エネルギー部
新エネルギー対策課

平成26年度「風力発電のための送電網整備実証事業費補助金」に係る補助事業者について、平成26年7月25日(金)〜平成26年8月18日(月)まで公募したところ、5件の応募がありました。

応募のありました提案について、厳正な審査を行った結果、次のとおり補助事業者を決定しましたのでお知らせいたします。

採択事業者

秋田送電株式会社
上北送電株式会社

http://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer_result/1409/140926a/pdf/1.pdf

№ 1
採択事業者(SPC名)
秋田送電株式会社

SPCへの出資者
丸紅㈱、㈱秋田銀行、㈱北都銀行

申請概要
本事業では、秋田港湾・能代港湾からの送電ルートを想定し、開発可能性調査を実施した上、中間審査でその継続実施が認められた場合、送電網の整備及びその技術的課題の実証を行います。
同地域の風力発電の導入ポテンシャルは、600MW程度と見積もられていますが、今後の事業の進捗に応じて精査・検証がなされることになります。

No.2
採択事業者(SPC名)
上北送電株式会社

SPCへの出資者
青森風力開発㈱、㈱岡山建設、開発電業㈱、日本電機工業㈱、日本風力開発㈱、むつ小川原洋上開発㈱

申請概要
本事業では、青森県上北地域からの送電ルートを想定し、開発可能性調査を実施した上、中間審査でその継続実施が認められた場合、送電網の整備及びその技術的課題の実証を行います。
同地域の風力発電の導入ポテンシャルは、900MW程度と見積もられていますが、今後の事業の進捗に応じて精査・検証がなされることになります。

2091とはずがたり:2016/03/29(火) 10:25:11
此の東芝の技術がこなれてくると山奥とか離島に発電・配電システム構築しなくても済むようになるかも。
コストはどんなもんなんだろ?

2016年03月17日 09時00分 更新
「変なホテル」が電力を自給自足、水素と再生可能エネルギーで
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1603/17/news044.html

ハウステンボスがロボットや省エネシステムなどの先進技術を導入している「変なホテル」の第2期棟が完成し、グランドオープンを迎えた。第2期棟は国産材と日本初の工法を用いた木造棟で、東芝の自立型エネルギー供給システム「H2One」も導入。太陽光発電と水素を活用し、一部の客室のエネルギーは自給自足を実現する。
[陰山遼将,スマートジャパン]

 ハウステンボス(長崎県佐世保市)が2015年から開発を進めている「変なホテル」。「快適性と世界最高水準の生産性の両立」を目的に、受付や宿泊者へのサービス対応にロボットを活用して省人化を図り、さらに新しい建設工法や省エネシステムも積極的に導入するなど、ユニークなスマートホテルプロジェクトとして注目を集めている。

 変なホテルは第1期棟(イーストアーム)と第2期棟(ウェストアーム)で構成する。第1期棟は2015年7月に開業しているが、続いて2016年3月14日に第2期棟が完成してグランドオープンを迎えた(図1)。2つの棟はそれぞれ2階建てで、72の客室を持つ。しかし建築コンセプトは異なっており、今回完成した第2期棟は国産材と再生可能エネルギーの活用が大きな特徴となっている。

…(第2期棟の)大きな特徴がエネルギーの自給自足だ。東芝の自立型水素エネルギー供給システム「H2One」を導入した(図3)。H2Oneは東芝独自の水素EMSにより、再生可能エネルギーと水素でCO2フリーな電力供給を行えるのが特徴のシステムだ。

 H2Oneは太陽光発電システム、蓄電池、水素製造装置、水素吸蔵合金タンク、純水素燃料電池で構成している。日照時間が長い夏季の太陽光で発電した電気の余剰電力を使い、水素製造装置で水を電気分解して水素を製造する。この水素はタンクに貯蔵し、冬季に純水素燃料電池で発電することで電力と温水が得られる仕組みだ。

 第2期棟ではH2Oneの導入により、1年を通じて水と太陽光のみで客室12室分の電力を自給自足できるようになる(図4・5)。設置した太陽光発電システムの出力は62kW(キロワット)、H2One全体の出力は54kW、貯蔵電力量が1.8kWh(キロワット時)だ。

2092とはずがたり:2016/03/29(火) 10:39:25
蓄電池と水素発電の併用の理由は?電圧の変動を制馭するには蓄電池あった方がいいのかな?

2015年11月05日 09時00分 更新
水素の活用で“スマートな港”を実現、大黒埠頭に東芝「H2One」を導入
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1511/05/news022.html

港湾区域のエネルギー利用の効率化や災害時の事業継続計画対策を進めている横浜市は、大黒埠頭の「横浜港流通センター」に東芝の自立型水素燃料電池「H2One」を導入。電力デマンド抑制効果や電気料金削減効果などの検証に向けた実証試験を開始する。
[陰山遼将,スマートジャパン]

 横浜市は2014年12月に改定した「横浜港港湾計画」の中で、港湾区域におけるエネルギー利用の効率化や災害時における事業継続計画(BCP)対策の実施など、“港のスマート化”に取り組む方針を掲げている。

 この取り組みの一環として横浜市鶴見区の大黒埠頭内にある「横浜港流通センター」へ東芝の自立型水素燃料電池「H2One」を導入し、デマンドコントロールによる使用電力の削減や、緊急用電源として活用するための実証試験を開始する。

 横浜港流通センターは、横浜市鶴見区の大黒埠頭に位置する国内最大級の複合型流通施設。埠頭内に立地する約60棟の民間倉庫を合わせた倉庫の保管面積は100万平方メートル以上で、横浜港の物流機能の強化や港湾経済の活性化など、首都圏において重要な役割を担っている流通拠点の1つだ。

 この横浜港流通センターの駐車場に設置するH2Oneは、太陽光発電設備、蓄電池、水素を製造する水電気分解装置、水素貯蔵タンク、燃料電池、水素エネルギーマネジメントシステム(水素EMS)を組み合わせた自立型のエネルギー供給システムだ(図2)。既に川崎市の「川崎マリエン」や長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」などへの導入実績がある(関連記事)。

太陽光も活用してCO2フリーな水素製造も実現

 今回導入する「H2One」は東芝がBCPモデルとして展開しているもので、地震などの災害時に再生可能エネルギーと水素を活用してライフラインが寸断された場合においても、事業継続性確保のために必要なエネルギーを自給自足できるシステム構成になっている。東芝がH2Oneを官公庁から受注するのは今回が初だという。

 取り組む実証試験は通常時と非常時を想定した2種類。通常時は水素製造装置で水素を製造し、水素の製造量、蓄電量、発電量などを最適に制御する水素エネルギーマネジメントシステム(水素EMS)により、電力のピークシフトおよびピークカットを行う。電力デマンド抑制効果や電気料金削減効果などを検証する。

 横浜港流通センターは、大黒埠頭の津波避難場所に指定されている。災害などの非常時にはH2Oneを利用して水素タンクに貯蔵した水素と燃料電池で発電を行い、災害発生後72時間にわたって情報受伝達などに必要な電力を供給していく計画だ(図3)。H2Oneは温水を供給できる機能も備えている。こうした非常時を想定する実証では、災害時の緊急用電源としてH2Oneが自立運転する際の燃料電池の稼働状況、貯蔵水素の使用状況、施設側の電力使用状況などを検証する。

http://tohazugatali.dousetsu.com/rk_151104_toshiba03.jpg
図3 今回導入するシステムの構成。赤線内がH2Oneが担う機能。2016年度には太陽光発電設備を導入する 出典:横浜市
 横浜市では東芝のH2Oneを2015年度中に導入し、2016年度から実証試験を開始する計画だ。太陽光発電設備については2016年度に導入する。H2Oneは水道水を電気分解して水素を生成する。この際の電力を再生可能エネルギーで賄うことで、CO2フリーな水素製造も実現する計画だ。

2016年03月28日 13時00分 更新
鉄道初の試み開始、「太陽光+水素」で安心を得る
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1603/28/news084.html

エネルギー源としての水素の用途が広がり続けている。2017年春には鉄道初の事業が始まる。再生可能エネルギー由来の水素を駅で利用するという計画だ。太陽光発電システムから電力を得て、余剰分を水素ガスとして蓄える。必要に応じて燃料電池を動かして電力と熱を得る。JR東日本と川崎市が協力し、東芝がシステムを納入する。
[畑陽一郎,スマートジャパン]

2093とはずがたり:2016/03/29(火) 10:40:08
>>2091-2093

 JR東日本横浜支社と川崎市は、2016年3月24日、南武線武蔵溝ノ口駅(川崎市高津区)において再生可能エネルギー由来の水素を活用するための整備を始めると発表した*2)。2017年春の稼働開始を目指す。「2016年10月に自立型水素エネルギー供給システムを納入する予定だ」(東芝)。

 JR東日本はさまざまな環境保全技術を駅に導入する取り組み「エコステ」を2012年から進めている。

 中央線四ッ谷駅ではLED照明や屋上緑化、東北本線平泉駅では太陽光発電と蓄電池、京葉線海浜幕張駅では太陽光発電と小形風力発電を導入している。常磐線湯本駅では太陽光発電と温泉熱、東北本線福島駅では地中熱や有機薄膜太陽電池などを導入した。

 川崎市は川崎水素戦略を2015年に策定し、JR東日本と包括連携協定を締結して、これまで水素エネルギーの導入に向けて検討を重ねてきた。「JR東日本とは新駅開設や駅前の整備、駅に併設する保育所の整備などさまざまな協力を進めている。今回は低炭素、スマートシティをテーマとした事業だ。当市の予算は使わないものの、許認可をスムースに進めており、今後は一部市の用地の活用なども想定している」(川崎市総合企画局スマートシティ戦略室、以下川崎市)

*2) 武蔵溝ノ口駅に導入する自立型水素エネルギー供給システム「H2One」は、川崎市臨海部の公共施設「川崎市港湾振興会館及び東扇島中公園」で実証運転中である(関連記事)。東芝は、H2Oneをこれまで2基納入している。最初の事例は、ハウステンボス(長崎県佐世保市)の「変なホテル」(関連記事)。次の事例が大黒ふ頭(横浜市鶴見区)の「横浜港流通センターである(関連記事)。

BCPと二酸化炭素排出量削減が目的

 武蔵溝ノ口駅では、図2に挙げたさまざまな設備を導入する。エコメニューとして創エネ、省エネ、エコ実感、環境調和をうたい、エコメニュー全体によって二酸化炭素排出量の20%以上の削減を目指すとした。

http://tohazugatali.dousetsu.com/l_yh20160328Toshiba_groundplan_590px.png
図2 武蔵溝ノ口駅における「エコステ」整備内容 駅構内で水素を扱う。出典:JR東日本、川崎市

 目玉は太陽光発電システムと自立型水素エネルギー供給システムの組み合わせだ。「今回は災害時などの事業継続計画(BCP)対策を重視して水素のシステムを導入する。例えばトイレだ。トイレはポンプや照明、人感センサーなど量は多くないとはいえ電気を使う。電力が途絶えると利用が難しくなる。ここに水素由来の電力を供給する。夏場の電力のピークカット、ピークシフトなどへの応用を今後の課題として捉えている」(川崎市)。

水素の全てを3つのコンテナにまとめた

 東芝の太陽光発電システムの出力は30kW。駅の屋上などに設置する。得られた電力をまず、東芝の自立型水素エネルギー供給システム「H2One」に導く。

 ある瞬間を捉えると、太陽光発電システムから得られる電力と駅に供給が必要な電力は量が異なる。災害時のために電力を蓄えておく必要もある。そこでH2Oneでは大きく6つの内蔵装置を組み合わせた。電力をそのまま蓄える「蓄電池ユニット」と電力を用いて水から水素を得る「水電解水素製造ユニット」、水素を蓄える「水素貯蔵タンク」、水素から電力を得る「燃料電池ユニット」、全体を制御するH2EMSだ(図5)。

http://tohazugatali.dousetsu.com/yh20160328Toshiba_system_590px.png
図5 導入するH2Oneのシステム構成 出典:東芝

 蓄電池ユニットには東芝のリチウムイオン蓄電池「SCiB」を用いる。出力は25キロワット(kW)、容量は44キロワット時(kWh)。水電解水素製造ユニットの能力は1時間当たり1ノルマルリューベ(Nm3)*3)。水素貯蔵タンクの容量は270Nm3。燃料電池ユニットの出力は3.5kWだ。

 「H2Oneが内蔵する燃料電池ユニットは純水素から電力と温水を得る。装置としては異なるものの、東芝燃料電池システムが2016年3月に発表した出力700W、発電効率55%、総合効率95%の水素燃料電池システムと共通の技術を利用している」(東芝)。

 「現在、エコステ全体を設計しているところであり、温水の用途を検討中だ。鉄道や関連設備の利用者向けと、業務用途の2つを考慮している。具体的には清掃や暖房、飲食店での利用などが候補に挙がっている」(川崎市)。

*3) 水素は温度や圧力によって体積が変化するため、1気圧0度の水素1m3を1Nm3と表す。

2094とはずがたり:2016/03/29(火) 11:05:29
エコ・パワーは日本第4位。182MWの現有保有量に対して45MWだから結構でかい。

大規模風力発電:大分と臼杵両市境の尾根、浮上 全国展開のエコ・パワー 実現なら九州・山口で2位 /大分
http://mainichi.jp/auth/guide.php?url=%2Farticles%2F20151120%2Fddl%2Fk44%2F020%2F296000c
毎日新聞 2015年11月21日 00時50分

大分市と臼杵市の境にあたる山の尾根で大規模な風力発電の計画が持ち上がっている。想定している総出力は最大4万5000キロワットで、実現すれば現在の九州・山口の風力発電としては2番目の規模となる。温泉に恵…

2095とはずがたり:2016/03/29(火) 11:10:28
岩手県の風力発電事業、環境省が「騒音」や「鳥類の保全」を指摘
http://www.kankyo-business.jp/news/011647.php
2015年11月13日掲載 記事を保存

環境省は、11月6日、岩手県で計画されている30,000kWの風力発電所を設置する事業である「(仮称)ノソウケ峠風力発電事業計画段階環境配慮書」(ジャパン・リニューアブル・エナジー)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

近隣の住居や鳥類の生息環境の保全を指摘
環境大臣意見では、風力発電設備の配置の検討に当たり、(1)近隣に住居がある、(2)一部の住居は近隣を風力発電設備に囲まれるなどの理由から、住居から離隔し、騒音や風車の影による影響を極力低減することを求めている。

また、その区域にはイヌワシなどの希少猛禽類の生息が確認されているほか、ガンやカモなどの渡り経路となっている可能性があるため、鳥類に関する調査および予測を行い、専門家からの助言を踏まえ、環境影響を評価することも求めている。

2096とはずがたり:2016/03/29(火) 11:11:34

青森県六ヶ所村の洋上風力発電、渡り鳥の飛来地として調査不足との指摘
http://www.kankyo-business.jp/news/011615.php
2015年11月 9日掲載

環境省は、10月30日、青森県上北郡六ヶ所村で総出力80,000kWの着床式洋上風力発電所を設置する事業である「むつ小川原港洋上風力発電事業」の環境影響評価準備書についての環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

環境大臣は鳥類の移動経路阻害の対策として、追加調査を実施し、重大な影響が明らかとなった場合には尾駮沼および鷹架沼の河口部近傍における風力発電設備の設置取りやめをふくむ事業の抜本的な見直しを行うことや、鳥類の視認性を高める措置を講じること、鳥類の飛翔状況の事後調査の適切な実施を行うこと、などを意見した。また、準備書ではウミスズメなどの希少種以外の渡り鳥(ヒレアシシギ類、スズガモなど)について、調査、予測および評価がなされていないとも指摘した。

2097とはずがたり:2016/03/29(火) 11:13:11
>>1982

茨城県に5.7MWの木質バイオマス発電所が完成 約6.3万tの木質チップ使用
http://www.kankyo-business.jp/news/011616.php
2015年11月 9日掲載

日立造船は、11月4日、茨城県常陸太田市において、未利用材の活用や固定価格買取制度による売電のために、2013年から建設していた「宮の郷木質バイオマス発電所」を完工し、商用運転を開始した。

同発電所は今後20年間稼働する。屋外に設置されたボイラ・タービン発電設備を用いて発電した5,750kWの電力は場内利用分を除いた全量を売電する予定だ。

ここで使用される燃料は日立造船と地元の素材生産業者などが組織する「木質バイオマス燃料安定供給協議会」の会員事業者から、安定して約85,000t(含水率60%)/年の未利用材を調達して製造する。

2098とはずがたり:2016/03/29(火) 11:14:45

洋上風力発電 環境影響に懸念も
村上・岩船沖 住民説明会始まる
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20160115228995.html

 村上市の岩船沖に建設が計画されている洋上風力発電についての一般市民向け説明会が12日から始まった。初回は村上地区を対象に市教育情報センターで開かれ、約50人が参加。参加者からは環境への影響を懸念する声などが上がった。

 洋上風力発電は、日立造船(大阪府)など10社の企業グループが計画。約2700ヘクタールの海域に風車を37基程度建設する予定で、2021年着工、25年運用開始を目指している。

 説明会では市の担当者が事業計画のスケジュールを配り、事業の進展状況を説明した。ことし11月に企業グループの事業性評価が終了し、その後環境アセスメントで周辺環境への影響を調査するとした。

 参加者からは「風車の低周波音は体に悪くないか」「サケの遡上(そじょう)や野鳥の飛来に影響が出ないか」などと質問が相次いだ。高橋邦芳市長は「環境アセスメントはそうした影響を調査するものだ。市民の生命、財産にリスクがあれば、市として計画を推進するつもりはない」と理解を求めた。

 また、市民が賛成、反対を議論する場を設置してほしいとの要望に対し、高橋市長は「早急に検討する」と応じた。

 市は18〜25日に山北、神林、朝日、荒川の各地区で同様の説明会を開く。

【社会】 2016/01/15 15:51

2099とはずがたり:2016/03/29(火) 19:34:43
>早ければ28年春に着工、 同12月の稼動を目指す

(仮称)秋田新屋風力発電事業(11月25日)
=(株)秋田ウインドパワー研究所=
http://www.akks.co.jp/blog/2014/11/1125-80c8.html
来年6月着工へ調査報告書を縦覧

 株式会社秋田ウインドパワー研究所 (秋田市山王臨海町3番31号、 眞鍋修一代表取締役) は、 秋田市新屋割山町の陸上自衛隊演習場近くに風力発電機1基の建設を計画、 環境調査報告書の縦覧を開始した。 仮設搬入路整備は来年6月、 風力発電機の組み立ては同年10月の着工、 運転開始は27年度末を予定している。

 同事業は国や県・市の新エネルギー施策に沿い、 新エネルギーの中でも特に発電効率が良い風力発電所を建設することで、 エネルギー自給率の向上と温室効果ガスの削減を目指すもの。
 計画は、秋田市新屋割山町地内に1,990kWの風力発電機を1基設置するもの。 ハブ高さは77.9m、 ローター直径は86m、 風力発電機基礎の占有面積は約212㎡。

 工事では管理用道路整備、 土木工事、 風力発電機の搬入・組立工事、 電気工事などを行う。 土木工事に関する仮設搬入路整備や敷地造成、 風車基礎は来年6月、 電線路工事や変電設備工事等は7月、 風力発電機の水切・輸送は8月、 組立・据付は10月の着手を予定しており、 試運転調整等は11月から5カ月をかけて実施し27年度末の運転開始を目指す。

 同社では、 エコ・パワー株式会社と (仮称) 秋田向浜ウインドファーム事業も計画しており、 環境アセスメントが27年度いっぱいかかる見通し。 早ければ28年春に着工、 同12月の稼動を目指す。 計画は、 新屋町と向浜地先で既存の風車8基または10基を建て替えるもので、 1基あたり2,000kW級の風車を新設する。 最大出力は2万kWとなる見通し。

 建設地は旧秋田空港跡地から向浜に至る海岸沿いの約3.5kmで、 既存風車よりもさらに海岸側へ新設するとともに既存の送電網も張り替え、 変電所も建て替える。 新設の総事業費は約40から50億円と試算している。

2014年11月25日 (火) 06:00 TOPニュース | 個別ページ


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