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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

2010とはずがたり:2016/03/25(金) 19:17:19
>>1283
>発電出力は2500キロ・ワット。このうち300キロ・ワットを工場で使い、残りを売電しています。発電量は一般家庭約5000戸分に相当

木材利用 5000戸分発電
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO004124/20150121-OYTAT50000.html
2015年01月21日 05時00分
■東泉 清寿社長62 トーセン

発電所で木質バイオマスの利点について語る東泉社長

 矢板市の国産材メーカー「トーセン」は昨年秋、製材工程で出る端材などだけでなく、地域から集荷した間伐材を利用した木質バイオマス発電所を本格稼働させた。余熱利用による果樹栽培やウナギ養殖にも乗り出している。独自の木材供給システムで安定供給とコスト削減も図り、国産材の競争力強化に取り組んでいる東泉清寿社長(62)に戦略を聞いた。(聞き手・佐藤範明)

◆年5億 売電目標

 ――昨年10月、那珂川町で木質バイオマス発電所を本格稼働させた。

 「廃校となった中学校校舎と校庭を町から借り、製材と乾燥加工の工場、バイオマス発電所を建設しました。発電所では、製材で出る端材やおがくずだけでなく、切っただけで利用していなかった間伐材を年間約5万トン集めて燃やし、熱エネルギーとして活用しています。製材工場などを含めた総投資額は約20億5000万円でしたが、発電所建設費の半額は国からの補助です。発電出力は2500キロ・ワット。このうち300キロ・ワットを工場で使い、残りを売電しています。発電量は一般家庭約5000戸分に相当し、年5億円の売電を目標にしています」

 ――発電所を地域経済の活性化にもつなげている。

 「那珂川町とタイアップして、町内の商店でしか使えない地域振興券を発行しています。登録した山林所有者が間伐材などを工場に運んでくると、1トンにつき、5500円相当の券を渡す仕組みにしました。工場を運営しているグループ企業が3000円分を負担、わが社が1000円分を寄付し、残りは町からの補助です。山林所有者は80人、登録店は50店ほどが参加しています。山林所有者は放置していた間伐材が収入源になり、我々は熱源として活用でき、地元の商店は潤う。みんなが得をするプロジェクトなのです」

◆余熱でマンゴー、ウナギも

◆山形でも建設中

 ――発電所だけでなく、工場の熱を利用した事業を行っている。

 「木材を乾燥させるためのボイラーの余熱を利用した木製ハウスでマンゴーを栽培し、旧校舎でウナギ養殖もしています。さらに、山形県鶴岡市でバイオマス発電所を建設中で、ほか2か所でも計画しています」

 ――日本の林業や製材業は厳しい経営を強いられている。

 「4年前、ヨーロッパの林業、製材業を視察して驚きました。日本の林業や製材業はブランド材や無節材などの建築材として売ることにこだわり、成長や製材の過程で出る間伐材や樹皮、端材、おがくずを捨てていました。結果として製材品の価格も上がります。しかし、ヨーロッパではこれらをエネルギー資源として販売しています。だから製材品を安く供給でき、はるばる海を渡って来ても、日本の製材品と十分に競争ができるのです」


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