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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

2001とはずがたり:2016/03/23(水) 19:24:25
インド ビハール州の籾殻発電システム
https://www.asiabiomass.jp/topics/1102_03.html

インド北東部に位置するビハール州(Bihar Province)は、人口が8,000万人であるが、85%の人が送電線網の無い地域で暮らしている。この州では主たるエネルギー源が、木質や家畜の排泄物のバイオマスである。木質バイオマスである籾殻は、年間180万トン発生しており、この籾殻を使って発電する「籾殻発電システム(Husk Power Systems)」が、2007年から稼動している。

発電設備は40kWの小型発電装置で、1Wあたりの発電設備容量に必要なコストは1US$と安い。籾殻は野積み放置され、これからメタンが発生するなどの問題があったが、籾殻発電により解消された。2008年12月に3基、2009年12月に19基、2010年8月に50基が導入され、2010年時点で60基のプラントが稼動している。今では、籾殻を使って小規模分散型の発電を行うことで、250の集落に住む25,000世帯が電気を使えるようになった。

一つの発電設備で、400世帯が電気を使えるようになり、年間42,000リットルのケロシンと18,000リットルのディーゼル燃料が節約できる。これら燃料は発電のために使用していたが、籾殻発電によって今までの半分のコストで電気が購入できる。

ビハール州は、今後も籾殻発電システムを導入する計画で、2012年12月には総数で500基、2014年12月には総数で2,014基とする。これにより2014年には、新たに10,000人の雇用を生み、72,000トンのCO2排出が削減され100万世帯に電灯が灯る予定である。

参考:
http://www.huskpowersystems.com/
http://opinionator.blogs.nytimes.com/2011/01/10/a-light-in-india/
http://www.greenpeace.org/india/Global/india/report/Empowering%20Bihar.pdf



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