したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

2000とはずがたり:2016/03/23(水) 19:23:13
カンボジアで籾殻発電が近くスタート
https://www.asiabiomass.jp/topics/1102_04.html

カンボジアの農業はカンボジアの基幹産業として発展し、2008年には全労働力の60%を雇用し、GDPの34%を産出するに至っている。1995年から2007年にかけて、米、トウモロコシ、キャッサバ、野菜の栽培面積及び生産高が急速に増加した。特に米の生産高は約2倍、耕作面積は約24%増加した。2010年の米の生産高は700万トンと見込まれている。

現在カンボジアでは200万トンの余剰米があるが、国内の精米施設のインフラ整備が充分でなく、隣国のベトナム、タイに籾のまま輸出している。これに対し、カンボジア政府は、2010年8月に、「更なる米の増産と米輸出拡大を行い、2015年までに、精米した米を年間100万トン以上輸出する」の方針を打ち出した。

籾から籾殻の収率は約20%なので、2010年は140万トンの籾殻が発生している。この籾殻を原料として発電すれば、1,120GWhの発電力となる。2004年のカンボジアの発電量は642GWhなので、籾殻発電で国内の電力をすべて賄える。

カンボジア最大の精米工場は、アンコール精米工場(Angkor Kasekam Roongroeung Co.,Ltd.: AKR)がある。AKRは、約30,000人の農家と稲作契約を結び、首都プノンペン市から25kmのKandal州で、精米能力6万トンの工場を運営している。2010年12月15日に、「AKRは600万US$の投資による2.5MWの籾殻発電が近くスタートさせる。現在農民は、1,100 Riel(26円)/kwhの電力代を支払っているが、この籾殻発電により900 Riel(21円)/kwhで供給する」と発表した。カンボジアはアジアで電化率が26%と最も低く、電気代が最も高い国である。籾殻発電により電気代が安くなり、農村の電化率が上がることが期待されている。

参考:カンボジア投資ガイドブック2010年1月(カンボジア開発評議会発行)
http://angkorrice.blogspot.com/2010/12/rice-husk-generator-to-power-up.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hyouka/kunibetu/gai/cambodia/pdfs/kn05_01_04.pdf



新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板