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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2053チバQ:2011/12/19(月) 20:02:16
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111219dde012010007000c.html
特集ワイド:橋下流、どこまで? 「本丸」大阪市役所、次々攻勢

大阪市幹部から就任前のヒアリングを受けた橋下徹氏。行く先々でメディアが追いかける=大阪市役所で、小松雄介撮影
橋下氏が初登庁した大阪市役所。攻防の行方やいかに=小松雄介撮影 ◇給与カット、職員の採用調査……不安募らせ 労組「対策考えなアカン」
 “難波(なにわ)の風雲児”がいよいよ本丸へ−−。19日、先のダブル選挙で大阪府知事から大阪市長への転身に成功した橋下徹氏(42)が大阪市役所に初登庁した。かつて市職員を「税金をむさぼり食うシロアリ」と呼んだことさえある人物を迎え、戦々恐々の市役所を歩いた。【中澤雄大】

 「5、4、3、2、1!」。14日夕。大きな掛け声とともに、水都・大阪らしく整備された市役所脇の中之島公園周辺とメーンストリート・御堂筋が、まばゆい光に包まれた。府と市が主催する恒例の光の祭典だ。市役所正面の外壁もピンクや紫などにライトアップされたが、「合同点灯式」の会場に、選挙で敗れたあるじの姿はなかった。

 一方、あいさつに駆けつけたのが、橋下氏とタッグを組み初当選した地域政党「大阪維新の会」幹事長の松井一郎新知事(47)。「府と市が一緒になってどうだこうだと言われていますけど、この事業はもう早くから合同でやっています」と笑いを誘った。

 選挙で「大阪都構想」を掲げ「市役所をぶっ壊す!」と激しくボルテージを上げた橋下氏は、現職で再選を目指した平松邦夫氏に20万票以上の大差で完勝した。ところが、である。「僕の考えている民意とは違う」。選挙戦翌日、テレビ局記者に感想を聞かれた市職員が堂々とこう反論する姿が、お茶の間に流れた。

 これに対し橋下氏は「民意を無視する職員は去ってもらう」と激怒。就任前のヒアリングで、市総務局に「職員の考えている民意とは何か。政治と行政の役割を踏まえた組織マネジメントを考えるように」と指示。くだんの職員も特定し、弁明書を出させた。

 市に寄せられた声も「選挙結果に従うべきだ」「市職員の態度が悪い」などが多く、橋下氏に追い風となった。

   ■

 大阪市の歴代市長は助役経験者(民放アナウンサー出身の平松氏を除く)が続き、市当局と労働組合、議会与党会派が一体で支えた。今回、こうした「なれ合い」ともいえる構図が初めて崩れた。

 「官民格差の是正」が全国的に叫ばれる中、職員の厚遇ぶりや「カラ残業」「ヤミ手当」「公金使いこみ」などの不祥事を覚えている市民の視線は冷たい。橋下氏に1票を投じたというタクシー運転手(58)が言っていた。「この間、市OBを名乗る人を乗せたら『職員の不祥事を数え切れないほど知っとる。本を2、3冊書けるぐらいや』と言うてましたわ。橋下さんぐらいじゃないと、役所の体質は変わらんのと違いますか」

 市当局も「反省」を繰り返してきたはずだが、11月中に懲戒処分された職員は18人に上る。平松市政時代に施行された職員倫理条例も役に立たなかった。中でも清掃業務などにあたる技能職員の不祥事が相次ぎ、10月には覚せい剤取締法違反容疑で、今月には別の職員が殺人未遂容疑で逮捕された。

 この異常事態に、橋下氏は「普通の組織としての採用プロセスとは、ちょっと信じられないような採用があったと思う」と述べ、全技能職員の採用実態を調査し、結果いかんでは再試験を実施する考えだ。さらに、9月市議会で否決された職員の分限や懲戒処分の基準を強化する「職員基本条例案」を、今度は市長提案として市議会に提出する構え。着々とガバメント(統治)強化に向け手を打つ。

2054チバQ:2011/12/19(月) 20:02:40
特集ワイド:橋下流、どこまで? 「本丸」大阪市役所、次々攻勢

大阪市幹部から就任前のヒアリングを受けた橋下徹氏。行く先々でメディアが追いかける=大阪市役所で、小松雄介撮影
橋下氏が初登庁した大阪市役所。攻防の行方やいかに=小松雄介撮影 ◇給与カット、職員の採用調査……不安募らせ 労組「対策考えなアカン」
 “難波(なにわ)の風雲児”がいよいよ本丸へ−−。19日、先のダブル選挙で大阪府知事から大阪市長への転身に成功した橋下徹氏(42)が大阪市役所に初登庁した。かつて市職員を「税金をむさぼり食うシロアリ」と呼んだことさえある人物を迎え、戦々恐々の市役所を歩いた。【中澤雄大】

 「5、4、3、2、1!」。14日夕。大きな掛け声とともに、水都・大阪らしく整備された市役所脇の中之島公園周辺とメーンストリート・御堂筋が、まばゆい光に包まれた。府と市が主催する恒例の光の祭典だ。市役所正面の外壁もピンクや紫などにライトアップされたが、「合同点灯式」の会場に、選挙で敗れたあるじの姿はなかった。

 一方、あいさつに駆けつけたのが、橋下氏とタッグを組み初当選した地域政党「大阪維新の会」幹事長の松井一郎新知事(47)。「府と市が一緒になってどうだこうだと言われていますけど、この事業はもう早くから合同でやっています」と笑いを誘った。

 選挙で「大阪都構想」を掲げ「市役所をぶっ壊す!」と激しくボルテージを上げた橋下氏は、現職で再選を目指した平松邦夫氏に20万票以上の大差で完勝した。ところが、である。「僕の考えている民意とは違う」。選挙戦翌日、テレビ局記者に感想を聞かれた市職員が堂々とこう反論する姿が、お茶の間に流れた。

 これに対し橋下氏は「民意を無視する職員は去ってもらう」と激怒。就任前のヒアリングで、市総務局に「職員の考えている民意とは何か。政治と行政の役割を踏まえた組織マネジメントを考えるように」と指示。くだんの職員も特定し、弁明書を出させた。

 市に寄せられた声も「選挙結果に従うべきだ」「市職員の態度が悪い」などが多く、橋下氏に追い風となった。

   ■

 大阪市の歴代市長は助役経験者(民放アナウンサー出身の平松氏を除く)が続き、市当局と労働組合、議会与党会派が一体で支えた。今回、こうした「なれ合い」ともいえる構図が初めて崩れた。

 「官民格差の是正」が全国的に叫ばれる中、職員の厚遇ぶりや「カラ残業」「ヤミ手当」「公金使いこみ」などの不祥事を覚えている市民の視線は冷たい。橋下氏に1票を投じたというタクシー運転手(58)が言っていた。「この間、市OBを名乗る人を乗せたら『職員の不祥事を数え切れないほど知っとる。本を2、3冊書けるぐらいや』と言うてましたわ。橋下さんぐらいじゃないと、役所の体質は変わらんのと違いますか」

 市当局も「反省」を繰り返してきたはずだが、11月中に懲戒処分された職員は18人に上る。平松市政時代に施行された職員倫理条例も役に立たなかった。中でも清掃業務などにあたる技能職員の不祥事が相次ぎ、10月には覚せい剤取締法違反容疑で、今月には別の職員が殺人未遂容疑で逮捕された。

 この異常事態に、橋下氏は「普通の組織としての採用プロセスとは、ちょっと信じられないような採用があったと思う」と述べ、全技能職員の採用実態を調査し、結果いかんでは再試験を実施する考えだ。さらに、9月市議会で否決された職員の分限や懲戒処分の基準を強化する「職員基本条例案」を、今度は市長提案として市議会に提出する構え。着々とガバメント(統治)強化に向け手を打つ。

2055とはずがたり:2011/12/19(月) 20:54:24
>>2052
大阪府市協調でよりよいものが出来ればいいんだけど。。
どうせなら隣接の国立国際美術館とも統合・一体運用できないんですかねぇ??

2056とはずがたり:2011/12/19(月) 20:56:46

大阪府+美術館で検索掛けたら大阪府立美術センターなるものがあるらしい。
http://www.osaka-art.jp/index.html

H24年になんか新しく出来るみたいだから統合とかできなさそうだけど。。

【平成24年春 大阪府立江之子島文化芸術創造センターがオープンします】(これに伴い、現代美術センターは3月末をもって閉鎖します。)

2057チバQ:2011/12/19(月) 21:49:03
>しょぼい美術館なんかできても大阪の力は高まらない。

これは東京もそうですねー
国立博物館・国立科学博物館・国立西洋美術館・上野の森美術館・東京都立美術館
と5つも上野公園にあるけど、世界にアピールできるような美術館がありませんからねえ・・・

ルーブルやメトロポリタンとは言いませんが、美術史美術館やプラドくらいの
描くのある美術館が日本あってもいいと思うのですが
(*どこも行ったことありません・・・)

2058チバQ:2011/12/20(火) 20:37:34
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004694640.shtml
神戸、京都市長選で特定候補支援も示唆 橋下大阪市長 
 大阪市の橋下徹市長は19日の就任記者会見で、神戸、京都の両政令市の次期市長選について「考え方が同じ市長がいい」と述べ、特定候補の支援など自身が代表を務める「大阪維新の会」が選挙戦に関わる可能性を示唆した。京都市長選は来年2月5日の投開票、神戸市長は2013年11月に任期満了となる。(三島大一郎)


 会見で橋下市長は、関西電力の株主総会で大阪市として、「脱原発依存」の株主提案権を行使する考えをあらためて表明。神戸、京都両市が、大阪市と同様に関電の株主であることから、次期両市長選への対応にも言及した。2カ月後に迫った京都市長選では「各候補者の(脱原発依存の株主提案に関する)考えを聞きたい」と意欲を見せた。

 神戸、京都両市長選をめぐっては今月10日、維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事が候補者を擁立しない考えを示していた。

 会見ではほかに、全国19政令市でつくる指定都市市長会が、国に政令市の権限を道府県と同格に強める「特別自治市」の実現を要望していることについて、「政令市の実情はさまざま。一律に道府県から独立させるなんてばかげた話」と批判。同市長会会長の矢田立郎神戸市長は政令市の一員としてともに活動することを求めているが、橋下市長は「そのままの主張を続けるなら入る意味はない」と述べた。

2059チバQ:2011/12/20(火) 21:15:17
http://www.asahi.com/politics/update/1219/OSK201112190047.html
「大都市制度改革監」新設 橋下氏、大阪市の新体制発表
 大阪市は19日、橋下徹市長の就任に伴い、大阪都構想や市政改革を進めるため、局長級11人など計89人の人事異動を発表した。24行政区で公募する区長の応募要綱も示し、同日から募集を始めた。

 大阪府市の広域行政を一元化する府市統合本部の市側の事務方トップとして、大都市制度改革監のポストを新設。関淳一元市長時代に改革の中枢を担った京極務・契約管財局長を起用した。橋下市長の官房的な組織となる政策企画室トップには鍵田剛・経済局長を充てた。公募する新区長のまとめ役や区政改革の牽引(けんいん)役には、現職の行政区長2人を抜擢(ばってき)した。

 平松邦夫前市長を支えた前政策企画、情報公開の両室長ら6人は総務局付とした。

http://www.asahi.com/politics/update/1218/OSK201112180120.html
大阪市政改革の中枢に現職2区長を起用へ 橋下新市長

 大阪市の橋下徹新市長が、19日の就任時に発表する新たな市の中枢人事の概要が判明した。住吉、淀川の両区長に行財政改革の司令塔となる市政改革室部長職を兼務させ、公募する新区長らのまとめ役となる「リーダー区長」として登用。市本体から区に予算や権限を移す区政改革の中核を担う。また、関淳一元市長時代に行財政改革策を立案、実行したメンバーを中枢幹部に再起用する。

 橋下氏は就任直後の19日午前、市政改革の推進をめざして数十人規模の人事異動を発令。全国から公募する24行政区長の応募要件も公表する。

 市長に次ぐ一般職最高位のポストに格上げする公募区長のサポート役として、高橋英樹住吉区長と金谷一郎淀川区長を市政改革室の担当部長に起用。橋下氏は4月をめどに就任する公募区長らに各区の予算編成を任せることにしており、今後、高橋氏らに対し、新たな区役所の組織や人員態勢を検討するよう指示する方針。

2060チバQ:2011/12/20(火) 21:16:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111220-00000099-mailo-l27
大阪市:前市長支えた幹部6人更迭 /大阪
毎日新聞 12月20日(火)11時39分配信

 大阪市は19日、橋下徹市長の就任に伴い、同日付人事異動を発表した。局長級11人▽部長級18人▽課長級17人−−など計89人。「大阪都構想」の制度設計を担う「大都市制度改革監」を新設する一方、平松邦夫・前市長を支えた幹部6人を待機ポストの総務局付に更迭した。【小林慎】
 ◇局長級◇
 政策企画室長兼情報公開室長(経済局長)鍵田剛▽政策企画室大都市制度改革監(契約管財局長兼交通局理事、水道局理事、病院局理事)京極務▽政策企画室理事(こども青少年局企画部長)西山忠邦▽市政改革室理事兼務(情報公開室協働まちづくり室長)山本晋次▽市政改革室改革方針担当部長兼務免市政改革室行財政改革担当部長兼務(市政改革室理事兼行財政改革担当部長)宮地一弘▽総務局付(政策企画室長)山本仁▽同(政策企画室理事)中村一男▽同(情報公開室長)堤道明▽契約管財局長兼交通局理事、水道局理事、病院局理事(契約管財局理事)高橋敏夫▽経済局長(経済局理事)魚井優▽環境局環境施策部長兼務(環境局理事兼エネルギー政策室長)東信作
 ◇部長級◇
 政策企画室秘書部長(環境局環境施策部長)松本高秋▽同室企画部長(財政局財務部長)内藤和彦▽同室府市再編担当部長(経済局企業支援担当部長)神田幹夫▽同(情報公開室市民情報部公開制度等担当課長)堀秀司▽東京事務所長(建設局北部方面管理事務所長)中喜多孝之▽情報公開室地域力復興担当部長兼市政改革室地域担当部長(情報公開室地域行政担当部長)馬場泰子▽市政改革室総合調整担当部長(市政改革室改革推進担当部長)田中義浩▽同室事業再構築担当部長(東京事務所長)長沢伸幸▽同室PDCA担当部長(市政改革室行政評価担当部長)岡本篤佳▽総務局付(政策企画室秘書部長)稲垣尚▽同(同室企画部長)蕨野利明▽同(同室地域主権担当部長)大森雅文▽こども青少年局企画部長(こども青少年局子育て支援部長)横関稔▽同局子育て支援部長(ゆとりとみどり振興局大阪マラソン担当部長)松本勝己▽経済局企業支援担当部長兼務(経済局産業振興部長)諫山保次郎▽建設局北部方面管理事務所長(情報公開室市民協働担当部長)松尾繁広▽情報公開室区政支援担当部長、市政改革室地域担当部長兼務(淀川区長)金谷一郎▽同(住吉区長)高橋英樹

12月20日朝刊

2061チバQ:2011/12/20(火) 21:21:27
▽総務局付(政策企画室長)山本仁▽同(政策企画室理事)中村一男▽同(情報公開室長)堤道明
▽総務局付(政策企画室秘書部長)稲垣尚▽同(同室企画部長)蕨野利明▽同(同室地域主権担当部長)大森雅文
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111216-OYO1T00254.htm?from=main2
橋下新市長、大阪市幹部6人更迭へ…「政治活動関わった」
 大阪市の橋下徹新市長が、平松邦夫市長を支えてきた局長級、部長級の側近市幹部6人について、市長に就任する19日付で「待機ポスト」の総務局付とする人事を検討していることがわかった。橋下新市長は「公務員の立場で政治活動に関わった」などとして事実上の更迭に踏み切るものとみられる。来年4月の定期異動まで据え置く方向で、市長交代を印象づける異例の人事となりそうだ。

 6人は政策企画室長と情報公開室長、政策企画室理事(以上、局長級)、同室企画部長、地域主権担当部長、秘書部長で、平松市長が目指した市民協働など主要政策を担ってきた。

 橋下新市長は市長選当選後の記者会見で、「政治に踏み込みすぎる職員がたくさんいる。徹底して改めていく」と発言していた。

 総務局付は、通常、次の役職に移るまでの一時的なポストで、6人は総務局所管の職員人材開発センター(阿倍野区)に机を置く。市内部では事実上の報復人事と見る向きがある一方、「平松氏の側近幹部が、新市長の下でいきなり重要ポストに就いても仕事がやりづらい。橋下氏なりの配慮では」との声もある。

(2011年12月16日 読売新聞)

2062チバQ:2011/12/21(水) 20:30:14
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/12/21/20111221dde007010077000c.html
橋下・大阪市長:与野党巧みに利用 「全方位外交」で都構想急ぐ
 19日の就任当日に上京した大阪市の橋下徹市長は20日、大阪府の松井一郎知事とともに与野党6党の幹部にあいさつ回りを行い、「大阪都構想」への協力を要請した。11月の大阪ダブル選(府知事・市長選)で橋下氏率いる大阪維新の会に府連レベルで対抗した民主、自民両党も歓待。与野党がこぞって都構想に協力する姿勢を示した。橋下氏は次期衆院選をにらんで「橋下人気」にすり寄る与野党を利用し、都構想の実現へ一歩踏み出した。

 政権与党の民主党は20日、輿石東幹事長、平野博文国対委員長、仙谷由人政調会長代行、小沢一郎元代表がそれぞれ個別に橋下氏と会談した。

 輿石氏は「民主党も地域主権を言ってきた」と橋下氏の主張と違いがないことを強調。党の大阪府連代表としてダブル選で橋下氏と戦った平野氏も「都構想について議論していきたい」と協力姿勢に転じた。

 橋下氏が上京した19日には、同党の前原誠司政調会長が真っ先に会談。前原氏は都構想を検討する「大都市制度等ワーキングチーム(WT)」の創設を表明し、逢坂誠二元北海道ニセコ町長を座長として20日設置された。

 野党も対抗意識を隠さない。自民党は谷垣禎一総裁が党本部で会談に応じ、都構想の実現に必要となる地方自治法改正案について「年内にも法案の骨子を取りまとめていく」との方針を明言した。

 自民党は9日に「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム(PT)」(座長・菅義偉元総務相)を設置しており、会談に同席した大阪府選出の西野陽衆院議員は「他党はこれから検討すると言っているが、我が党はもう既に取り組んでいる」と強調。ダブル選では自主投票で中立の立場をとった公明党も山口那津男代表が橋下氏に「基本的に賛同しながらバックアップしたい」と語った。

 ダブル選の前から都構想支持を鮮明にしてきたのがみんなの党だ。渡辺喜美代表が橋下氏と会談し、同党が作成した地方自治法改正案の要綱を示し、来年の通常国会に提出する方針を伝えた。

 渡辺氏は「維新の会との合作みたいなもの。この法案(の成立)を民主、自民、公明党などにも働きかけたい」と他党に先駆けた「蜜月」をアピールした。

 与党の立場で橋下氏に秋波を送ってきたのが民主党の小沢元代表と国民新党の亀井静香代表。ともに「消費増税反対」で野田政権に揺さぶりをかけており、次期衆院選で政権とたもとを分かって維新の会と連携する可能性もちらつかせる。

 亀井氏は「あなたたちは(ダブル選で)大勝しちゃったから、中央の連中はみんなすり寄る」と橋下氏をほめあげた。【吉永康朗、高橋恵子】

2063チバQ:2011/12/21(水) 20:30:27
◇「全方位外交」で都構想急ぐ
 「非常に有意義な一日。政権の中枢を担っている方々に意義を説明させてもらい、エールをいただいた」

 与野党幹部へのあいさつ回りを終えた大阪市の橋下徹市長は20日夕、東京都内で記者団に満足そうに語った。

 会談した各党幹部が「大阪都構想」に協力する姿勢を示したとはいえ、実現への具体的な道筋はなお不透明。橋下氏はみんなの党が示した地方自治法改正案の要綱を「重要なメルクマール」と高く評価したうえで、反対する政党には「(次期衆院選で対立)候補を擁立できるよう準備だけは整える。みんなの党の法案で国会議員がまとまって統治機構を変えるアリの一穴になるよう期待しているが、いざという時は行かなきゃしょうがない」と脅しも忘れなかった。

 19日の就任直後に設定した各党へのあいさつ回りは周到に準備したものだった。橋下氏は今月2日、市幹部にアポイントを取るよう指示。みんなの党の改正案も橋下氏とメールで連絡を取り合って作成された。大阪に限らず全国を対象に都制移行を可能とし、具体的なプラン作成は地方に委ねる基本理念は橋下氏の主張だ。

 橋下氏はこれを突破口とし、民主、自民、公明3党にそれぞれ改正案を作成するか、みんなの党案の修正協議に応じるかを迫る構え。「地方に設計図の作成を任せるのを全否定するなら、地方分権そのものに反対ということ。修正協議なら見守る」と記者団に語り、各党に検討を促した。

 橋下氏は都構想に対する各党の姿勢を見極める期限を「年内」と公言している。

 協力が得られないと判断した政党に対しては、次期衆院選の近畿圏の小選挙区に対立候補を擁立する方針。橋下氏がこれだけ急ぐのは「(大阪ダブル選で圧勝した勢いがある)今は各党から引く手あまた。都構想にあれだけ話を聞きたいと言ってくれるチャンスってそうはない」(維新の会幹部)との認識からだ。

 次期衆院選を控えた各党の協力を得て改正案を成立させるなら、来年の通常国会が最大の好機。そこに目標を定め、今は「全方位外交」で突き進む構えだ。【小林慎】

毎日新聞 2011年12月21日 東京朝刊

2064チバQ:2011/12/21(水) 22:24:23
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20111221-879492.html
共産党推薦候補が橋下市長に協力要請記事を印刷する
日記を書く

 来年2月5日投開票の京都市長選で、立候補を表明している共産党推薦の弁護士中村和雄氏(57)は21日、公約を発表し、大阪市の橋下徹市長について「脱原発の点で考えが一致している」と話し、選挙20+ 件協力を求める意向を明らかにした。

 橋下市長は、京都市が関西電力の株式を保有していることから、市長選で脱原発依存に向けた株主提案権行使の是非を争点化すべきだとの考えを示している。

 中村氏は「支援してもらえるか分からないが、脱原発に向けて協力したい」と述べた。

 再選を目指す現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明推薦=は「原発に依存しない社会の早期実現」として再生可能エネルギーの導入拡大などを掲げている。(

2065チバQ:2011/12/21(水) 22:34:48
>>1575
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1303224162279_02/news/20110419-OYT8T01249.htm?from=popin
海のまちの未来 明石市長選を前に
<上>自力再開 険しい道

.休止5か月たこフェリー


昨年11月の運航休止以降、人影が消えた「たこフェリー」の乗り場(明石市で) 「昔の活気がすっかりなくなり、夜は真っ暗。歩くのも怖いくらい」。明石港を散歩中の主婦(49)がつぶやく。

 昨年11月、明石淡路フェリー(たこフェリー)が運航を休止して約5か月、にぎやかだった港の風景は一変した。波止場にフェリーはなく、人影の消えた事務所と駐車場があるだけだ。

 明石港と淡路島を結ぶたこフェリーは1954年、県が運航を開始。通勤・通学や観光、輸送などで94年のピーク時には年間280万人が利用した。

 しかし、98年の明石海峡大橋の開通で、利用客は年間約100万人に激減。2000年に明石市などの第3セクター体制に移行したが、燃料費高騰や高速道路料金値下げも追い打ちをかけ、筆頭株主のツネイシホールディングス(広島県)は撤退を決めた。

 現在は、同じ航路を持つ淡路ジェノバライン(淡路市)が筆頭株主として事業を継承。明石市も、運航再開に向けた協議に加わる。

 市によると、たこフェリーの利用客の多くは、ジェノバ社の高速船に流れたといい、たこフェリー再開の署名が広がった一時期の熱気は冷めつつある。

 しかし、「明石にとってたこフェリーの復活は不可欠」と市幹部は話す。

 まずは、観光資源としての役割だ。たこフェリーの名前やキャラクターは全国に浸透し、港のイベントやグッズの人気にとどまらず、明石全体の観光客誘致の柱だった。この状態が続けば、観光戦略も大きく見直しを迫られる。

 もう一つは、危機管理の問題。大規模災害などで、車やトラックが明石海峡大橋を走れなくなった場合、フェリーが本土と淡路島を結ぶ唯一の移動手段になる。ジェノバ社は高速船しか保有しておらず、市幹部は「東日本大震災もあり、フェリーが防災面で果たす役割は再認識されるべきだ」と話す。

 たこフェリーの社長に就任したジェノバ社の吉村静穂社長は運航再開に意欲を示す。だが、従業員はすでに全員解雇され、船も退職金支払いなどで売却済み。たこフェリーの厳しい財務状況では、自力での再建は難しいのが実情だ。

 元役員の間には「フェリーは(明石海峡大橋や高速料金値下げという)国策で休止に追い込まれた。国が救いの手を差し出すべきだ」という声もあがる。新市長には、同社を立て直す経営センスだけでなく、国や県から支援を引き出す交渉力も求められる。

        ◇

 24日投開票に向けて、新人2人の一騎打ちとなった明石市長選。人口29万人の「海のまち」が抱える課題を探った。

【絵解き】昨年11月の運航休止以降、人影が消えた「たこフェリー」の乗り場(明石市で)

(2011年4月20日 読売新聞)

2066チバQ:2011/12/21(水) 22:35:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1303224162279_02/news/20110420-OYT8T01059.htm
海のまちの未来 明石市長選を前に
<下>投資効果は未知数

駅前活性化計画


中心市街地活性化計画の目玉として再開発が予定される明石駅前の「旧ダイエー明石店」 JRと山陽電車などが乗り入れ、1日約10万人が利用する明石駅。駅の南側に降り立つと、6〜8階建ての3棟続きのビルが目に入る。「旧ダイエー明石店」だ。

 1966年の開店以来、地元住民に親しまれてきたが、2005年に売り上げ減少で撤退。今は、大型書店や銀行などが一部に入るだけでほぼ空きビル状態となっている。

 ダイエーの撤退が地域経済に与えた影響は大きく、駅前だけでも約20店が閉店を迫られた。ファストフード店を営む成田光繁さん(58)は「売り上げはピーク時の4分の3で、回復の兆しも見えない。駅前はゴーストタウンになりつつある」と嘆く。

 駅の北側には、年間270万人が訪れる明石公園、南側には明石独特の昼市「昼網」で有名な「魚の棚商店街」と代表的な観光スポットがある。市の担当者は「明石駅周辺は、まちの“顔”。このまま放置できない」と言い切る。

 市は08年、専門部署を設け、市中心部の約60ヘクタールで「中心市街地活性化プロジェクト」に着手。駅前では、地権者でつくる組合が、ダイエーを解体した跡地に、飲食店や医療モール、200戸の分譲マンションなどが入居する高層の再開発ビルを16年春を目標に建設する計画を立てた。

 市も、このビルに納税や福祉の窓口機能を移し、手続きで訪れる年間約30万人の市民の需要を当て込むほか、ビル周辺では漁業関係者らとも連携し、「明石海峡グルメ」などのイベントを催す考えだ。

 しかし、市の負担額は、総事業費(254億円)の半分の127億円。市税収入が2年連続落ち込むなど財政状況が厳しい中、予算規模の約1割に上る投資には、議会などからは「リスクが大きい」との声も漏れる。

 市幹部は「明石発展の最後のチャンス。この投資が税収増や人口増につながる」と力を込める。

 だが、同じく市主導で駅東口に01年に完成した再開発ビル「アスピア明石」では、運営会社の第3セクターが30億円以上の累積赤字を出すなど苦戦が続く。大型駐車場を備えた郊外型のショッピングモールが人気を集める中、駅前の再開発がどれだけの費用対効果をもたらすかは未知数だ。

 人やモノの流れを呼び込もうとする地域間競争は激しさを増している。出来上がったハコモノから、まちの魅力をどうやって発信していくか。新市長の手腕が問われる。(東田陽介が担当しました)

(2011年4月21日 読売新聞)

2067チバQ:2011/12/22(木) 12:15:50
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/12/22/20111222ddm002010174000c.html
橋下・大阪市長:中田・前横浜市長、副市長起用せず
 大阪市の橋下徹市長は21日、副市長への起用を検討していた前横浜市長の中田宏氏について、起用を断念する考えを明らかにした。橋下市長は「上司部下の関係は無理。副市長は考えていない」と述べた。【津久井達】

毎日新聞 2011年12月22日 東京朝刊

2068チバQ:2011/12/22(木) 22:16:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000000-kyt-l26
実績か刷新か、再対決 京都市長選・告示まで1ヵ月
京都新聞 12月22日(木)8時39分配信

 任期満了に伴う京都市長選(来年1月22日告示、2月5日投開票)の告示まであと1カ月に迫った。再選を目指す現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明党推薦=と、新人で弁護士の中村和雄氏(57)=共産党推薦=がともに無所属で立候補を表明している。政党レベルでは1993年以降続く「非共産対共産」の対決構図で争われる。
 2008年の前回市長選では新人4人が立候補し、市長与党が推す門川氏が共産党推薦の中村氏を951票の小差で破った。今のところ、ほかに立候補の動きがなく、前回激しく競り合った両氏による再対決が濃厚となっている。
 今月10日に立候補表明した門川氏は、経済界や医療・福祉、教育分野など28団体で構成する「未来の京都をつくる会」を選挙母体に選挙準備を進めており、市会与党3党の推薦も決まった。市財政再建のほか、経済再生や雇用創出、市民の市政参加を促す区役所改革などを基本政策に掲げ支持を広げる構えだ。
 一方、中村氏は共産党や労働組合、弁護士グループなどでつくる選挙母体「京都市政を刷新する会」の支援を受ける。7月に立候補を表明して以降、集会などを精力的に回り、10年間で原発ゼロを目指す「脱原発」や、公共事業を通じて地元経済の活性化を図る「公契約条例」制定などを訴えている。
 門川市政の1期4年間の実績が問われるほか、大都市制度の見直しを含めた自治のあり方や防災対策などが争点になる。実績を強調する門川氏と市政刷新を訴える中村氏との論戦が注目される。

2069チバQ:2011/12/23(金) 13:13:19
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/66370
橋下市長、微細な注文 「市長室」看板・昇任の上司推薦2011年12月22日

 改革は細部に宿る?――。19日に就任した橋下徹・大阪市長。地下鉄民営化や職員人件費の大幅カットなど大方針だけでなく、小さな改善要請や疑問も次々と投げかけている。

 「細かな話ですが……」。橋下氏は19日、市幹部を集めた訓示で切り出したのは、市役所5階の市長室入り口の看板。市長秘書らが所属する政策企画室の名が表示されていることに「政策企画室の中の市長という感じ。表示を替えて」と指示。市職員らは、市長が上京中の翌20日に早速、「市長室」と書いたフィルムを看板に張った。

 橋下氏は22日、看板を見て「僕が東京に行こうが(組織は)わーっと動いてる」と満足そうだった。

 訓示では市長室の引っ越しも求めた。部屋は5階の一番奥まった場所。「出入りがしやすい所がいい」と、手前の副市長室に移る意向を示した。市は警備上の問題点を調べた上で場所替えを考えるという。

2070チバQ:2011/12/25(日) 12:33:04
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111224-OYT1T00425.htm
「大阪市解体」始まる…橋下戦略会議が次々決定

 大阪市の橋下徹市長は23日、市政改革を協議する市戦略会議を開き、2015年度に府内の水道事業を統合する方針などを決めた。

 市の諸事業について、27日に発足させる府市統合本部での実施対象と、区役所単位で取り組む対象とに振り分けるのが狙いで、24日も協議する。持論の「大阪都構想」実現への第一歩といえ、事実上の「大阪市解体」が始まった。

 橋下市長は12部局の幹部と順に協議。水道局は、市長が目指す「府域一水道」について、来年2月市議会で府内42市町村でつくる大阪広域水道企業団への参加を決め、15年度に組織統合――とする工程を説明、橋下市長の了承を得た。

 市営地下鉄・バス事業を巡っては、橋下市長が▽私鉄より1〜3割高いとされる運転士らの給与を、来年4月をめどに民間並みに引き下げ▽市外郭団体が運営する地下鉄売店事業への民間参入――などを交通局に指示。同局からは地下鉄初乗り運賃を20円値下げする案などが示された。

 校区以外の市立小中学校に通えるようにする「学校選択制」では、市教委側が14年度からの導入方針を示したのに対し、橋下市長は「先行する区があってもいい」と前倒しを求めた。

 また、橋下市長は、利用法が未定のJR大阪駅北側の再開発区域「うめきた」(梅田北ヤード)2期地域(17ヘクタール)に関し、計画調整局に、府と共同で買い上げて府市統合本部で緑化などを検討する方針を伝えた。さらに、中国・上海など4か所の海外事務所について、「外交は知事にやってもらう」として廃止検討を求め、市公館も廃止して大阪全体の迎賓機能を府咲洲(さきしま)庁舎に集中させる考えを明らかにした。

 協議の中で橋下市長は「府域全体の視点と区の視点の二つに分け、中間的な大阪市の視点はなくす」と明言し、市の広域行政機能を府と一本化する一方、区役所の役割を大幅に増やす考えを強調した。

(2011年12月24日12時00分 読売新聞)

2071チバQ:2011/12/25(日) 12:34:10
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20111224-880784.html
橋下市長、戦略会議で生活保護見直し迫る
 大阪市の橋下徹市長は24日、市の最高意思決定機関「戦略会議」を続行し、生活保護行政を見直す必要性を指摘、国に制度改正を迫る考えを示した。生活保護受給者が全国一多い大阪市の財政負担は重く、地方負担の軽減などを求める意向とみられる。

 健康福祉局との協議で市長は生活保護に関し「国の制度の言いなりになっていたら、とんでもないことになる」と強調。国が制度改正の呼び掛けに応じなければ「受給認定業務はいざとなったら国に返上だ」と述べた。

 こども青少年局に対し、市長選公約に掲げた市立幼稚園の民営化の検討を進めるよう指示。局側は「民営化しても経営の安定性に欠ける」などの課題を指摘した。乳幼児医療費助成の対象拡大に伴う所得制限の導入についても検討を求めた。

 戦略会議2日目の同日は、環境局など計13部局との協議を予定。東日本大震災のがれき受け入れ基準を話し合うほか、市の組織体制や予算編成など市政運営の基本方針も決める見通し。

 市の事業を3分類し(1)大阪府と市で新設する「府市統合本部」(2)大阪市(3)市内24区−のいずれの組織が事業を担うか仕分けするのが今回の会議の目的だ。(共同)

 [2011年12月24日12時14分]
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111225-OYO1T00138.htm?from=main1
広域は府、住民サービスは区…橋下市長、明確な戦略

 大阪市政のあらゆる課題を広域行政と基礎自治業務に「仕分け」してきた市戦略会議は24日、2日間でほぼ全部局となる25部局との協議を終えた。橋下徹市長は会議終了後、「今やっていることを、永続的にできる仕組みにするのが大阪都構想だ」と述べ、積み重ねた指示や決定が、都構想実現に向け、市を解体していく一里塚であることを明確にした。

 会議では、市政の課題を、〈1〉府市統合本部〈2〉市改革プロジェクトチームなど市の部局〈3〉区長会議、のいずれかに仕分けした。〈1〉では大阪府域全体に関わる広域行政、〈2〉は給与制度など主に市内部の行政改革、〈3〉は住民サービスを検討する。

 各部局との協議でも橋下市長は、広域行政は松井一郎知事に、住民に身近な基礎自治業務は区長の権限を強化して任せることに一貫してこだわった。広域行政の一元化や、24行政区を8〜9に再編した特別自治区が基礎自治を担うことこそ都構想の根幹となるためで、橋下市長は「(都構想に向けて)政策を実現するのに一番いいやり方がこの仕組み」と説明する。

 特に広域行政の分野では、知事時代に作成した大阪の成長戦略を踏まえた発言が目立った。計画調整局との協議で、知事時代に口出しできなかったJR大阪駅北側の再開発区域「うめきた」の整備が話題になった際には、「これをやるために市長選をやったようなもの。(府市統合本部で)グランドデザイン(全体像)を描ききる」と明言し、松井知事と協調して府市で青写真を描く方針を示した。

 一方、市の部局が取り組む行政改革では、職員の給与削減や市営地下鉄の運賃値下げなど、市民の期待が高い施策を早期に着手する方針も示した。ある市幹部は「市長は実は慎重だ。特別自治区の区割りなど都構想の難しい作業に着手する前に、改革の実績を積み重ねて市民の支持を強固にする考えでは」と推測する。

(2011年12月25日 読売新聞)

2072チバQ:2011/12/25(日) 12:35:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111224-00000038-mai-soci
<橋下市長>「人事室」新設へ…市長直轄、来年4月に
毎日新聞 12月24日(土)18時6分配信

 大阪市の橋下徹市長が、来年4月に市長直轄の「人事室」を新設する方針を決めた。橋下市長は全24区長の全国公募をはじめ公務員制度改革に意欲を示しており、自ら指揮を執る必要があると判断したとみられる。一方、橋下市長は平松邦夫・前市長を支えた幹部6人を更迭し、自らに批判的なコメントをした職員に反省文を提出させた経緯もある。24日午後の市の最高意思決定機関「戦略会議」で、組織再編方針などを正式決定する。

 人事は現在、市総務局人事課が担当。これを分離独立させ、市長直轄とする方針だ。

 更に来年4月には、平松氏の看板政策である市民協働を担ってきた情報公開室を廃止。福祉や保健行政を担当する健康福祉局を「福祉局」と「保健局」に分割する。選挙管理委員会事務局は、監査・人事部門と統合させる方針だ。13年度以降も計画調整局、環境局など複数の部局を再編する。【小林慎、林由紀子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111225-00000008-mai-pol
<大阪・橋下市長>一元化まず「観光・文化」 担当局移転へ
毎日新聞 12月25日(日)10時19分配信

大阪市戦略会議で議論する橋下徹市長(中央)=大阪市役所で2011年12月23日、長谷川直亮撮影

 大阪市の橋下徹市長は24日、市の観光・文化行政を担う「ゆとりとみどり振興局」を大阪府咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC、同市住之江区)に移転させる考えを明らかにした。府咲洲庁舎は、大阪府と市の合同部署「府市統合本部」が27日に設置される統合の象徴的存在。府の観光行政を担当する「都市魅力創造局」も入居しており、橋下市長は「大阪都構想」実現に向け、まず観光・文化行政の一元化を図る。

 「いろんな都市を見ても、(観光・文化は)力を入れているところ。(府市が)一緒になれば議論もできる」

 24日の戦略会議。橋下市長は、ゆとりとみどり振興局の府咲洲庁舎への移転を指示した。名称変更にも言及し、「人、モノ、金を呼び込む部署なのに、『ゆとりとみどり』ではのんきな感じ。(都になれば)どうせ一緒になるから府と同じでいいのでは」と語った。

 ゆとりとみどり振興局は文化、スポーツ、緑化施策を推進し、都市の魅力を創出することが業務。現在は、同市福島区の中央卸売市場本場業務管理棟にある。橋下市長は観光・文化行政を成長戦略部門と位置づけ、府市合同で戦略を練る狙いだ。

 府市統合本部の設置後、橋下市長は週1回は府咲洲庁舎での執務を予定。事務の進行状況について、松井一郎府知事と共に職員から説明を受けるという。

 23日に始まった戦略会議は、市の計25部局の主要事業を▽府市統合本部▽24区長でつくる「区長会議」▽市の改革プロジェクトチーム−−に仕分けし、24日終了した。今回の結果を基に、都構想実現に向けた広域行政の一元化や市の事業のスリム化、区政の充実強化の検討が本格的にスタートする。橋下市長は「これから区長が決定権者、市役所が補助機関という統治機構に変えていきたい」と述べた。【津久井達、原田啓之】

2074チバQ:2011/12/26(月) 22:37:53
http://kyoto-np.co.jp/top/article/20111226000009
みんなの党、候補擁立断念 京都市長選挙
 来年2月の京都市長選に候補者の擁立を検討していた「みんなの党」が25日までに、擁立を見送る方針を決めた。11月の大阪ダブル選で支援した「大阪維新の会」の圧勝を追い風に、京都でも無党派層を照準に独自候補の擁立を探ったが、候補者がみつからず断念した。

 同党では、今月8日に地域政党京都党が京都市長選への候補者擁立を断念したことを受け、「非共産対共産だけでなく、非共産の中でも批判票の受け皿となる選択肢が必要」として独自候補を検討してきた。

 特に、大阪市長選で同党が支援した「大阪維新の会」代表の橋下徹市長の協力を期待し、「行政改革が成し遂げられる経営感覚を持つ人材」を条件に市内の医療や経済界の4人に立候補を打診したが、いずれも固めきれなかったという。

 みんなの党の清水鴻一郎・京都3区支部長は「ふさわしい人物を説得するのに、京都での党の力不足が否めなかった」と語った。

 次期市長選には現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明党推薦=と、新人で弁護士の中村和雄氏(57)=共産党推薦=の2人が立候補を表明している。清水支部長は「公約を評価し、党として支援するか判断したい」と述べた。

【 2011年12月26日 09時20分 】

2075チバQ:2011/12/26(月) 22:38:40
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111225/stt11122521190002-n1.htm
維新の会が支部設立へ 衆院選にらみ組織力強化
2011.12.25 21:18
 大阪市の橋下徹市長が代表の「大阪維新の会」は25日、市内で幹部会議を開き、大阪、堺両市を除く大阪府議の地元選挙区ごとに同会支部を設立する方針を固めた。来年1月4日の全体会合で正式決定する予定だ。

 維新の会は、実現を目指す「大阪都」構想に主要政党の協力が得られなければ、次期衆院選で候補者を擁立し国政進出を図る構え。政党側の動向を慎重に見極める一方で、衆院選に備え組織力を強化する必要があると判断した。

 会議終了後、幹部は「早い話が『(各党協力して都構想実現のための)法律を作ってほしい』ということだ」と狙いを明かした。

 このほか府や大阪、堺両市以外の府内の各自治体への影響力を強め、支部を中心に各地の首長選への対応を検討する体制整備を図る思惑もありそうだ。

2076チバQ:2011/12/26(月) 23:57:48
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111224/kyt11122402260004-n1.htm
長村市議が出馬表明 八幡市長選、民主の推薦 京都
2011.12.24 02:26
 任期満了に伴う八幡市長選(来年2月5日告示、12日投開票)で、同市議の長村善平氏(53)が23日記者会見し、民主党の推薦を受けて立候補することを表明した。

 長村氏は市職員を経て平成11年に市議に初当選し、現在4期目。「八幡はかつて『福祉の先進市』だったが、今は現状に合った施策が行われていない。市民の声を市政に反映させ、高齢者福祉や子育て施策の充実、安心安全の町づくりのために全身全霊をささげたい」と語った。

 また、共産党が参加する「市民のための市政をすすめる八幡市民の会」は同日、長村氏支持を表明した。同会と長村氏はこれまでの話し合いで、子育て支援などの基本政策で合意。同会幹事をつとめる共産党の山本邦夫市議は「勝利のために全力を尽くしたい」と話した。

 同市長選には明田功市長の後継指名を受けた堀口文昭氏(59)=22日付で副市長を退任=も立候補する予定。近く正式に出馬を表明する見込みで、新人2人による一騎打ちが予想されている。

                   ◇

 自民党府連は23日、八幡市長選で堀口氏の推薦を決めた。

2077名無しさん:2011/12/27(火) 10:23:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111227-00000235-yom-pol
橋下市長「直ちに手続き」…関西広域連合加入へ
読売新聞 12月27日(火)10時8分配信

 近畿など7府県でつくる関西広域連合(連合長=井戸敏三・兵庫県知事)は26日、知事会合を開き、オブザーバー役の京都、大阪、堺、神戸の4政令市長が初めて出席して早期加入の意思を表明した。

 各府県市議会の承認手続きなどを経て、来年度初めにも「7府県プラス4政令市」の新体制が発足する見通し。国出先機関の事務・権限の移譲に弾みをつけることになった。

 4政令市は今年1月、広域連合への出先機関移譲が始まった段階で一括加入する方針を申し合わせていた。しかし、早期加入に前向きな橋下徹・大阪市長が今月就任したことで事情は一変。京都、堺、神戸の3市長も加入時期の前倒しに傾き、この日、大阪市内で開かれた会合に顔をそろえた。

 冒頭、井戸連合長から広域連合への加入意思を問われ、橋下市長が「早期加入に向けて直ちに手続きに入りたい。すでに担当部局に指示も出している」と表明。竹山修身・堺市長も「入らせていただく方向で進めている」と説明し、門川大作・京都市長や矢田立郎・神戸市長も早期加入に向けて市民への説明や、議会との調整を始める方針を明言した。

最終更新:12月27日(火)10時8分

2078名無しさん:2011/12/27(火) 10:24:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00001468-yom-pol
橋下市長、労組に庁舎退去要求…ヤミ専従調査も
読売新聞 12月27日(火)7時25分配信

 大阪市の橋下徹市長は26日、組合活動をしながら給料を受け取る「ヤミ専従」の有無について全庁調査する意向を明らかにした。

 「職員組合と市役所の体質をリセットする」として、市役所内にある職員労組6団体の事務所に退去を求める考えも表明し、職員労組との対決姿勢を鮮明にした。

 この日の市議会交通水道委員会で、橋下市長が代表を務める大阪維新の会の市議が職員の内部告発として、市営バスの運転手らでつくる大阪交通労働組合(大交)幹部が、11月の市長選の報告集会に参加する名目で勤務時間中に職場を離れたことを指摘した。

 これに対し、交通局は、大交執行委員で、中津営業所(北区)に勤務する50歳代のバス運転手が今月20日、市長選報告の組合集会に参加しようと、勤務終了前に東成営業所(東成区)に出かけたことを認めた。運転手は営業所内でバスの整理・誘導などを行っており、ダイヤには影響なかったが、交通局は「職務専念義務違反に当たる」とし、処分する方針を示した。

最終更新:12月27日(火)7時25分

2079チバQ:2011/12/28(水) 22:04:01
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111227-OYO1T00845.htm?from=main1
「二重」解消 課題は多重…府市統合本部発足


大阪府市統合本部会議を終え、松井知事(左)と話し込む橋下市長(27日午前、大阪市住之江区で)=近藤誠撮影

 大阪府と大阪市の広域行政を一体化する取り組みが動き出した。大阪維新の会が圧勝した大阪ダブル選からまる1か月の27日に発足した府市統合本部。「二重行政」と指摘されてきた大型施設や水道事業のほか、地下鉄、都市開発、教育改革と、扱う分野は多岐にわたる。府市を再編する大阪都構想に向けて、橋下徹市長、松井一郎知事のかじ取りが本格的に始まった。

うめきた
 JR大阪駅北側のうめきた(梅田北ヤード)2期地域17ヘクタール。街づくりの権限は政令市である市が一元的に握るが、統合本部で検討することが決まった。橋下市長はこの日、「市役所の判断だけではダメ。府市合同でデザインを」と訴えた。

 橋下市長は「市民が憩う森に」として、府市共同で用地購入するプランを明かしている。ただ、購入費だけで少なくとも870億円との試算もあり、市の担当者は「費用の工面は簡単ではない」と話す。

 橋下市長が民営化を掲げる市営地下鉄、バスを統合本部で取り扱うのも、「大阪全体の都市戦略にかかわる」(維新幹部)との判断からだ。民営化の手法に加え、延伸や新規路線の整備についても協議する。

「無駄の典型」
 「無駄な二重投資の典型」との批判にさらされていた府市の水道事業を巡っては、橋下市長が知事時代、平松邦夫前市長と統合協議を進めたが、最終的に頓挫。府が4月に大阪市を除く府内市町村と「大阪広域水道企業団」を結成した。

 市は来年2月議会で企業団参加に向けた手続きをスタートさせ、2015年度に組織統合を実現する方針だ。橋下市長はこの日の会合で、「水道(統合)を成功させないことには、統合本部全体のイメージダウンになる」とねじをまいた。

 このほか、府市が別々に手がける公営住宅や病院、文化施設も一体運営の手法を協議する。府内市町村の消防組織も、大阪市消防局を中心に一体化し、「大阪消防庁」の創設を目指す。

維新案に異論
 維新が市議会、府議会に議員提案した教育基本条例案は、統合本部で改めて内容を精査し、来年2月議会に橋下市長、松井知事がそれぞれ首長提案する考えだ。ただ、維新案に対し、府教育委員が「学校現場の現実を無視している」と異議を唱えているほか、文部科学省も地方教育行政法に抵触する可能性を指摘。修正案策定の過程で調整が難航することも予想される。

 市立大、府立大は、新たな公立大学法人の下での一体経営を検討する。市教委が所管する特別支援学校(9校)、市立高校(22校)は、府教委への移管も協議される予定だ。市が大阪・中之島に計画する近代美術館についても、橋下市長は「節約してしょぼい美術館を建てるのではなく、知事と一緒に、大阪にふさわしいものにする話を進めたい」と話した。

(2011年12月27日 読売新聞)

2080チバQ:2011/12/28(水) 22:05:55
http://www.asahi.com/national/update/1228/OSK201112280061.html
2011年12月28日14時31分
ワタミ会長、ダブル顧問就任へ 大阪府・市の「助言役」

 大阪府の松井一郎知事は28日、飲食店チェーンを展開するワタミの渡辺美樹会長が、府特別顧問に就任することを明らかにした。教育に関するアドバイザー役として、大阪市特別顧問にも就く予定という。

 渡辺氏は神奈川県教育委員や政府の教育再生会議委員を歴任。松井氏と橋下徹大阪市長は20日、渡辺氏にアドバイザー就任を要請していた。府市統合本部での教育基本条例案の議論にも参加する予定で、松井氏は「すごい議論になりそうで楽しみ」などと述べた。

 松井氏はまた、府市の事業を整理して予算の5%分、約4千億円の歳出削減をめざすとした方針について、来年9月ごろにめどをつけ、2013年度予算に反映させる考えを示した。

2081チバQ:2011/12/28(水) 22:06:59
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111227-OYT1T00792.htm
橋下市長「御堂筋を緑化、カジノも」再生策次々
 大阪府と大阪市の広域行政を一体化する取り組みが動き出した。
 「まったく同じ価値観のトップ2人がいることで、物事を迅速に決めることができる。これを制度化するのが大阪都構想だ」。

 大阪府咲洲(さきしま)庁舎50階で開かれた府市統合本部の初会合後、橋下徹市長は記者会見で、大阪再生に向けた活性化策を次々に打ち出した。

 まず、大阪のメーンストリート・御堂筋の緑化や車両規制に言及。「御堂筋のオフィス街が10年、20年、30年先まで続くわけない。オフィス街は別の所に持っていってもいい。御堂筋を抜本的に変える」と述べた。また、カジノなどのエンターテインメント都市構想についても、府市統合のチームを作る方針を打ち出した。

 初会合の冒頭、統合本部の発足式では、事務局長に就任した山口信彦・府大都市制度室長に対して橋下市長が、事務局次長の京極務・市大都市制度改革監に対して松井一郎知事が、それぞれ「府市併任」の辞令を交付した。

 橋下市長は「(大阪都構想の)中身がないと言われたが、我々は一つずつ実践し、積み重ねる」と訓示。松井知事も「府庁か市役所かは関係ない。英知を振り絞ってほしい」と激励した。

 職員も高揚感に包まれた。京極次長は「府市職員です」と自己紹介し、「30年余りの公務員生活で最も理想の高い業務。大阪湾のように、垣根のない府市の仕組みをつくりたい」と語った。特別顧問に就任した堺屋太一・元経済企画庁長官は「これは明治維新みたいなもの。国に頼るのではなく、自分たちで日本をつくるという自信を持ってほしい」と注文した。

(2011年12月27日17時40分 読売新聞)

http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001112270003
府・市の特別顧問に堺屋太一氏ら4氏が就任
2011年12月27日

 府と大阪市は、27日から府市共通の特別顧問に元経済企画庁長官の堺屋太一氏、慶応大教授の上山信一氏、元経済産業省職員で「日本中枢の崩壊」を著した古賀茂明氏、政策コンサルタント会社「政策工房」社長で「官僚のレトリック」の著作がある原英史氏が就任すると発表した。


 4氏には、27日に発足する府市統合本部について主に助言を求める。府、市の特別顧問はともに無報酬。会議に出席した際などに2万2千〜3万3千円の謝礼と交通費を渡している。4氏は府市両方の顧問に就くため、謝礼などは府市で折半する方針。


 また、大阪市は27日から特別顧問に関西学院大教授の山中俊之氏を迎え、市の組織や人事制度について助言を仰ぐ。

2082チバQ:2011/12/28(水) 22:12:11
>>2022-2025>>2032
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201112210012.html
和歌山・白浜町議会が町長問責決議 町長は続投表明2011年12月21日
 ごみ焼却施設がある地元自治会との協議で恫喝(どうかつ)されたなどとして町長が町議長らを訴えた和歌山県白浜町で、町議会が20日、水本雄三町長に対する問責決議案を全会一致で可決した。問責決議は不信任決議と異なり法的拘束力はなく、水本町長は続投する意向を示した。

 水本町長と熊崎訓自(くんじ)副町長が11月、西尾智朗(ともあき)議長や町課長、自治会幹部ら計6人に恫喝され精神的苦痛を受けたとして、計1千万円の慰謝料の支払いを求める訴訟を和歌山地裁田辺支部に起こした。問責決議は、提訴について「町長の政治力、統率力のなさを全国に広め、町のマイナスイメージを発信した」と非難した。水本町長は閉会後「私の考えを理解してもらえず残念だ」と語った。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201112220011.html
町課長級14人「希望して」降格 白浜町長が辞令2011年12月22日

 ごみ焼却施設のある地元自治会との協議をめぐって町長と議会、町課長らが対立している和歌山県白浜町で、水本雄三町長は21日、町の課長級職員16人のうち、人事権の及ばない議会事務局と教育委員会の2人を除く総務課長ら14人を同日付で副課長に降格する辞令を交付した。

 白浜町では、ごみ焼却施設がある自治会への地域振興事業の支出をめぐって協議が紛糾し、水本町長が11月1日付で担当課長ら12人を異動させる人事を内示。これに反発した課長ら16人は降格願を提出したが、後に異動を受け入れていた。

 水本町長は副町長とともに11月、「恫喝(どうかつ)めいた発言を受けた」などとして町議会議長や町課長ら6人に計1千万円の慰謝料を求め和歌山地裁田辺支部に提訴。町議会は今月20日、町長に対する問責決議を全会一致で可決するなど、対立を深めていた。

2083チバQ:2011/12/31(土) 21:38:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111231-00000147-yom-pol
橋下氏に歩み寄り?大阪の首長、都構想反対ゼロ
読売新聞 12月31日(土)9時47分配信

 地域政党・大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」について、大阪府知事と府内43市町村長を対象に読売新聞がアンケートをした結果、反対する首長がゼロになったことがわかった。

 大阪ダブル選前の9月の調査時には反対が2人おり、選挙結果が影響したとみられる。また、態度を明らかにしていない首長の中でも、都構想の方向性を肯定する声が目立った。

 首長44人から今月、回答を得た。18人が賛成し、26人が「どちらともいえない」とした。9月には知事と大阪市長を除く42人に尋ね、40人が回答。賛成14人、反対2人、24人が賛否を留保した。

 9月に反対していた田尻町長は11月に引退。同様に反対だった竹内脩・枚方市長は今回、「都構想の詳細や必要性、課題が具体的に提起されていない」として、賛否留保に転じた。

 また、賛否を明らかにしなかった首長の中では、「最終的な目標には賛成だが、時間をかけて議論すべきだ」(中田仁公・交野市長)、「大阪をより良くしようという考え方には共感。市民が望む形で実現できるかが大きなポイント」(野口聖・岸和田市長)と都構想に理解を示した上で、市民を含めた十分な議論を求める意見が多かった。

2084チバQ:2012/01/02(月) 15:18:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120102-00000009-mai-soci
<ひき逃げ>「維新の会」の堺市議逮捕 「酒を飲んだ」
毎日新聞 1月2日(月)12時12分配信

 大阪府警黒山署は2日、堺市議の西井勝容疑者(69)を道交法違反(ひき逃げ)、自動車運転過失傷害の疑いで逮捕した。西井容疑者は「酒を飲んだ後、運転した。何かにぶつかった音は聞こえたが周囲に何も見えなかったので立ち去った」と供述しており、府警は飲酒の有無についても調べている。西井容疑者は、橋下徹・大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」の堺市議団に所属している。

 逮捕容疑は1日午後3時40分ごろ、大阪狭山市山本東の市道交差点で、軽自動車を運転中に堺市北区の女性調理師(31)の原付きスクーターと衝突し、女性に左腕打撲の軽傷を負わせながら、走り去ったとされる。女性が車のナンバーの一部を覚えており、西井容疑者が浮上した。

 西井容疑者は03年に初当選し、現在は3期目。同市議団の西林克敏幹事長は「年末から会っておらず驚いている。今後の対応を協議しなければならない」と話している。【稲生陽】

2085チバQ:2012/01/04(水) 16:46:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120104-00000077-san-soci
橋下市長、労組適正化へ条例案 労連幹部が勤務中活動を謝罪
産経新聞 1月4日(水)15時13分配信

「大阪市で仕事始め」組合幹部(右)から謝罪を受ける橋下徹大阪市長=4日午前9時32分、大阪市役所(大塚聡彦撮影)(写真:産経新聞)

 大阪市交通局の職員が勤務時間中に組合活動をしていた問題に絡み、大阪市の橋下徹市長は4日、年頭会見で「組合に対し、市役所のあり方を適正化する条例、対組合適正化条例をつくりたい」と述べた。橋下市長はこの日朝、市労働組合連合会(市労連)の中村義男執行委員長と面会、「当然あってはならんことで組合としても処分した」などと謝罪を受けた。橋下市長は改めて市役所施設からの組合事務所の退去を要請したが、市労連側は話し合いによる解決を求め、協議は平行線をたどった。

 橋下市長は、市幹部に行った年頭のあいさつでも組合と市役所の関係に言及。「若手の職員らには、組合が市の人事に介入しているなどと思われている。ことの真偽ではなく、そう感じられる市役所の雰囲気を変えたい」と述べ、職員労働組合に対する市役所の姿勢について定める条例を設ける考えを示し、“徹底追及”の構えを見せた。

 条例は2月議会での提案を目指す。正当な組合活動は保障したうえで、公の施設の中で政治活動を行わないことなどを明記する方針。また橋下市長は、市職員の政治活動を律する条例の制定にも意欲を示した。2つの条例については「違反すれば懲戒処分の対象となる」とも述べた。

 中村委員長との約20分間の面会の中で橋下市長は、「しっかり受け止めた」としながらも「数々の不適切な活動は重大で遺憾なこと」と発言。組合が前市長の平松邦夫氏を応援したことに絡み、「民間企業でも労使交渉を行う労働組合はあるが、社長をおとすための活動をやって負ければ、しかるべきリスクを負うのも当たり前」と糾弾した。

 会談中、中村委員長は歩み寄りを意識したように表情を和らげて対話を求めたが、橋下市長は「反論はありますか」などと終始硬い表情で話し、中村委員長は「今日は謝罪ですので…」などと答えていた。

 この問題は昨年12月、橋下市長率いる地域政党「大阪維新の会」の市議が、市議会交通水道委員会で「職員が勤務時間中に職場を離れ、組合活動をしているという内部告発がある」などと指摘したことをきっかけに表面化。市交通局が確認したところ、11月の市長選に絡んで、交通局の営業所に「選挙のお礼に組合幹部が来ます」という張り紙があり、組合員1人が勤務時間中に政治活動をしていたことが判明した。

2086チバQ:2012/01/04(水) 17:05:16
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120103-OYT1T00267.htm
橋下市長、除名つぶやき…維新市議ひき逃げ失態
 大阪府警黒山署は2日、ミニバイクの女性にけがをさせ、逃走したとして、堺市議の西井勝容疑者(69)を自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。


 所属する地域政党・大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長は3日、簡易投稿サイト・ツイッター上で、西井容疑者を同会から除名し、議員辞職を求める考えを明らかにした。

 西井容疑者は1日午後、大阪府大阪狭山市内で軽ワゴン車を運転中、女性(31)のミニバイクと接触して軽傷を負わせ、逃走した疑いで黒山署に逮捕、3日に送検された。調べに対し「何かに当たったが、人とは思わなかった」などと容疑の一部を否認。事故から7時間後の呼気検査でアルコール分は検出されなかったが、「飲酒運転がばれるのが怖くて逃げた」と供述している。

 橋下市長はツイッターで、府知事時代に飲酒運転撲滅に取り組んだことを挙げ、「このような状況下で、維新の会のメンバーが大失態を犯したことについては、被害者の方と府民・市民の皆様におわびしようがありません」と謝罪した。

(2012年1月3日22時18分 読売新聞)

2087チバQ:2012/01/05(木) 20:37:50
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120105/waf12010512510016-n1.htm
区長公募、西成区が一番人気の4件 全体は伸び悩み18件、市職員はゼロ 
2012.1.5 12:51 [west政治]
 大阪市の橋下徹市長が市政改革の目玉に掲げる市内24区長の公募に対する応募件数が伸び悩んでいる。締め切りまで1週間を切った5日午前時点で応募を受け付けたのは18件。課長級職員の応募も可能だが、これまでのところ、現職市職員も応募はゼロで、応募がゼロの区も半分以上あるという。担当者は「論文提出の必要もあるので準備も大変。締め切り間際に一気に増えるはず」と期待を寄せている。

 市総務局によると、年内に受付が終わった18件のうち、市内在住者は3件、市外は15件。応募は区ごとに行われているが、4人に1人が生活保護者といった課題も多い西成区役所が一番人気で4件の応募があったという。一方、応募がゼロの区も24区の半数を超える13区となっている。

 このほか、年明けになって市役所には20件の応募書類が到着。要件に合致しているかどうか、これから受付を行うという。

 ある市幹部は、市職員の応募がゼロにとどまっていることについて「入念な自己PRを作成する必要があるので、多くは締め切りギリギリの提出になるだろう」と推測。「現在の区長から5、6人が就任するのでは」と話していた。

 公募区長は橋下市長による市政改革の第一弾。市長に次ぐ力を持つ市政のナンバー2として、区のなかの実務を取り仕切ることを想定している。一定の予算編成権も与えられ、区政運営にかかわる全ての裁量権を担うほか、職員人事にも区長の意向が反映される。

 公募の締め切りは11日(郵送は当日消印有効)。資格は「組織マネジメントの経験がある人」で、市職員の場合は課長級以上の職員が対象。給与は市外部からの場合は年収1400万円程度、市内部からの場合は1200万円程度となっている。

2088チバQ:2012/01/05(木) 23:23:28
http://www.asahi.com/politics/update/0103/OSK201201020097.html
橋下氏、市長特別秘書新設へ 公明賛成し条例成立見通し関連トピックス橋下徹
 橋下徹大阪市長は、政治活動を補佐する市長特別秘書を新設し、現在私設秘書の奥下剛光氏(36)を起用する方針を固めた。特別秘書の設置には新たな条例案の成立が必要で、橋下氏は1月の市議会に提出する方向。市議会(定数86)で市長与党の大阪維新の会(33議席)は過半数に届かないが、第2会派の公明党(19議席)が賛同し、条例案は成立する見通し。

 市の特別秘書設置条例案について、維新幹部は「市長の人事案件に公明が賛成するかどうかが、衆院選などでの連携に向けた試金石になる」とみていた。

 次期衆院選で小選挙区議席の奪回をめざす公明党はダブル選後、橋下氏に歩み寄る姿勢を見せており、今回の条例案にも「橋下氏が就任直後に上京し、党幹部や閣僚らと相次いで会談した際も、奥下氏の人脈が一役買った」(幹部)として賛同する方針。現在空席の大阪市副市長の人事案件にも「よほどのことがない限り抵抗はしない」(同)と、賛成に回る方向だ。

2089チバQ:2012/01/06(金) 12:20:18
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120106k0000e010124000c.html
大阪市:区長公募に民主前議員2人が応募へ

権世幸蔵・前大阪市議 大阪市の橋下徹市長が打ち出した24区長の全国公募に、昨秋の市長選で平松邦夫前市長を支援した民主党の前市議と前大阪府議の計2人が応募する意向であることが、関係者への取材で分かった。2人はいずれも昨春の統一地方選で落選し、浪人中。前市議は取材に対し「地域の実情をよく知る議員が区長になるべきだと考えた」と話している。

 関係者によると、2人は同市中央区の権世幸蔵前市議(54)と市内選出の前府議。

 権世氏は生まれ育った中央区長を希望。市長選で平松氏を支援したため「区長になれる可能性は極めて低い」と分析しながらも「(橋下市長が代表の)大阪維新の会が市長を取った以上、外から何を言っても遠ぼえになる。懐に入っていくべきだ」と応募の動機を語る。離党はせず、民主党籍を残したまま応募する考えだ。一方、前府議は離党届を提出しているといい、政党色を消して選定に臨む構えを見せている。

 区長の公募は先月19日に始まり、今月11日まで受け付けている。市総務局によると、5日夜現在、全国から55人の応募があるという。橋下市長は、公募区長を一般職トップの局長級より上位に位置付け、実質的な予算編成権を認めるなど、大幅な権限と財源を移譲する方針を示している。【小林慎、林由紀子】

毎日新聞 2012年1月6日 10時35分(最終更新 1月6日 11時11分)

2090名無しさん:2012/01/08(日) 08:28:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000071-mai-pol
<維新政治塾>塾生募集締め切り、2月初旬に前倒し
毎日新聞 1月7日(土)21時24分配信

 大阪維新の会が次世代の政治家を養成するため開講する「維新政治塾」について、維新幹事長の松井一郎・大阪府知事は7日、記者団に対し、当初2月末に予定していた塾生の募集締め切りを同月初旬に前倒しする意向を明らかにした。既に数百件の問い合わせがあるといい、早期の衆院解散に備えて候補者擁立の準備を加速するとともに、大阪都構想実現に向けて既成政党をけん制する狙いがあるとみられる。

 松井知事は「世間が騒がしくなってきており、2月中には塾生をそろえる」と説明した。維新は週明けから募集を始め、当初4月だった塾の開講時期も早める予定。【高山祐】

2091チバQ:2012/01/09(月) 13:13:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000290-mailo-l27
岡本・柏原市長:有権者に年賀状 公選法違反の可能性 /大阪
毎日新聞 1月7日(土)17時12分配信

 柏原市の岡本泰明市長(72)が05年2月の初当選以降、有権者らに対し、公職選挙法の「あいさつ状の禁止」規定に違反する可能性が高い、印刷した年賀状を郵送していたことが分かった。岡本市長は「慣例として出しており、法に触れるという認識はなかった」とコメントしている。
 公選法では自筆での返礼を除き、首長や議員らが選挙区内に年賀状などのあいさつ状を出すことを禁じている。同市によると、岡本市長は今年は有権者を含む市内外の約500人に印刷した年賀状を発送。いずれも個人として市役所を通さず投函(とうかん)したが、差出人には「柏原市長」と明記していたという。同市は府選管や府警に相談して指導を仰ぎたいとしている。【稲生陽】

1月7日朝刊

2092チバQ:2012/01/10(火) 23:23:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120110/lcl12011019300002-n1.htm
堺市の美原区長の公募に男女あわせて89人 女性は8人
2012.1.10 19:28
 堺市は10日、美原区長の公募について28〜62歳の89人から応募があったと発表した。内訳は男性81人、女性8人で堺市内が31人、同市以外の大阪府内30人、府外28人。会社員、会社役員、団体職員、自営業などのほか、府内外の自治体職員(堺市職員は対象外)もいるという。

 竹山修身市長は「応募の数は予想をはるかに上回った。非常に喜んでいる」と述べた。

 美原区長の公募は昨年12月1〜28日に日本国籍を持つ22〜62歳(今年4月1日現在)を対象に実施。今後は提出ずみの書類、論文による1次選考と面接の2次選考を行い、2月中にも採用者を決める。任期は4月から1年更新で最長3年。給料は月額で51万4千円。

2093チバQ:2012/01/12(木) 20:02:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120112-00000096-jij-pol
応募者は700人超=24区長の公募で―大阪市
時事通信 1月12日(木)17時3分配信

 大阪市は12日、公募していた24行政区の区長の応募者数(速報値)は711人だったと発表した。公募は昨年12月19日から1月11日まで実施し、当日消印有効のため最終的な応募者数はさらに増える見込み。
 橋下徹市長はこの日の記者会見で「うれしい。今のままでは駄目だとみんなが感じている」と述べた。応募者を年代別に見ると、50歳代が約230人と最も多く、以下60歳代が約190人、40歳代が約160人の順だった。民間企業の管理職経験者や公務員、大学教授らのほか、市職員も27人が応募し、うち18人は現職の区長だった。

2094チバQ:2012/01/13(金) 22:38:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012011300811
公明、維新の会が連携強調=衆院選・大阪都で思惑
 公明党は13日、大阪市内で党大阪府本部の新年会を開いた。会合には山口那津男代表と地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長も出席。山口氏は次期衆院選で、橋下氏は「大阪都構想」実現でそれぞれ相手方の協力を望んでおり、双方が重視する課題で連携していく考えを示した。
 大阪府内4選挙区に公認候補を擁立する公明党にとって、昨年の府知事・市長ダブル選で圧勝した維新の会の動向は死活問題。山口氏はこのことを念頭に、大阪都構想について「大きな目標を同じくするならば、お互いに協力し合って、議論を尽くして臨んでいきたい」とあいさつし、前向きに取り組む考えを重ねて強調した。
 一方、橋下氏は都構想実現に向け「いろんな壁があるが、公明党と一緒になって乗り越えていきたい」と表明。「国政選挙では、できる限りのことを精いっぱいさせていただきたい」と、都構想への協力を前提に、次期衆院選で同党を支援する考えを示した。(2012/01/13-17:50)

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2095名無しさん:2012/01/14(土) 07:19:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120113-00000100-mai-pol
<京都市長選>「脱原発」推進条件に門川氏をみんなの党推薦
毎日新聞 1月13日(金)20時46分配信

 みんなの党は13日、京都市長選(22日告示、2月5日投開票)に再選を目指して立候補する現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明推薦=を推薦すると発表した。みんなの党は、脱原発に向けて関西電力に株主提案権を行使する大阪市の方針に共同歩調を取ることを推薦の条件にしており、門川氏が同意した。門川氏の要請があれば、選挙戦の応援に橋下徹・大阪市長を京都に呼ぶ橋渡しをするという。

 同党京都府第3区支部長の清水鴻一郎・元衆院議員が記者会見で明らかにした。渡辺喜美・同党代表と門川氏の合意は「発送電分離や原発への依存度を引き下げるよう求める株主提案について、共同提案を含めて積極的に協力する」などとする内容。昨年末の関西広域連合の委員会で、橋下市長が京都、神戸の両市長に協力を呼びかけた。大阪市は関電の発行済み株式の8.92%、京都市は0.47%を保有している。【古屋敷尚子】

2097チバQ:2012/01/14(土) 18:36:51
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120114k0000m010104000c.html
橋下市長:西成区長“兼務”で「直轄区」の構想

区長会議で、私が言うことは市民の総意と捉えてほしいと各区の区長らに話す橋下徹大阪市長=大阪市役所で2012年1月13日午前10時30分、後藤由耶撮影 来年度の公募区長任命を目指す大阪市の橋下徹市長が13日、記者団の取材に対し、生活保護などさまざまな問題を抱える西成区は自身が区長の役割を兼務して「直轄区」とすることも検討していることを明らかにした。また、全体の応募者が12日夕時点で1295人に達していることを受け、今年4月の任命は事実上不可能との見方を示した。応募は更に増加するとみられ、任命は早くて6月、遅ければ10月にずれ込む見通し。

 橋下市長は「西成を変えることが大阪を変える第一歩。責任者は僕がやるのが筋かと思う」と言及。西成をどう変えるかについて「お金と人を使って、とことん政治の力を注入しないと街なんて簡単には変わらない」と述べ、重点的に取り組む考えを示した。

 西成区には日本最大の日雇い労働者の街・あいりん地区がある。生活保護率は23%と24区で突出して高い。【茶谷亮】

毎日新聞 2012年1月13日 23時29分(最終更新 1月14日 9時59分)

2098チバQ:2012/01/16(月) 22:57:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000135-mailo-l25
2012大津市長選:告示 活性化や子育て争点 現新3氏が立候補 /滋賀
毎日新聞 1月16日(月)12時27分配信

 任期満了に伴う大津市長選は15日告示され、弁護士の越直美氏(36)=民主、社民、対話の会推薦▽現職の目片信氏(70)=自民、公明推薦▽医師の東昌子氏(49)=共産推薦=の現新3人が立候補を届け出た。県から権限や財源を引き継ぎ、09年4月に中核市に移行して初めての選挙。中心市街地の活性化や子育て支援策などが争点だ。投開票は22日。【加藤明子、前本麻有、村瀬優子】
 次期衆院選を見据えて推薦政党や団体が「総力戦」と位置づけ、10年の知事選で再選した嘉田由紀子知事を支持した10万票近くの動向も注目される。
 ◇越氏
 越氏は事務所近くの琵琶湖岸で出陣式。川端達夫総務相が「現状維持のままでは大津市は悪化の一途」と指摘。山田清・連合滋賀会長は「組織を挙げた戦い」と訴えた。嘉田知事は「特定候補は応援しない」としているが、次男修平氏(32)がマイクを握り、「県市が連携できる唯一の候補。母もそう話している」と持ち上げた。
 ◇目片氏
 大津パルコ前であった目片氏の出陣式では、自民県連の辻村克会長が「総力の結集」を呼びかけ、自民の有村治子参院議員は「政治キャリアのない新人に大津市民の命と安全が守れるのか。大津の未来を守れるのは目片候補だけだ」とアピール。公明県本部の梅村正代表も2期8年の実績を強調し「全面的な支援」を宣言した。
 ◇東氏
 JR膳所駅前の出陣式で東氏は長年、地域医療や在宅介護に携わった経験を強調。共産の宮本岳志衆院議員(比例近畿)は国政の現状を示し、「年金を削り、消費税を上げる改悪から暮らしを守る市政を作れるかが問われる。自民でも民主でも変わらない今こそ、ゆがんだ政治を打ち破る。それが市長選の争点だ」と訴えた。
 14日現在の選挙人名簿登録者数は27万178人(男12万9249人、女14万929人)。
 ◆候補の第一声(届け出順)
 ◇子育て世代を元気に−−越直美さん(36) 無新
 大津市内を北から南まで回り、市民の声を聞いてきた。大津駅前は昔、もっと人通りが多かった。石山商店街もシャッターの閉まった店が増えた。大津市は5年後に人口が減少する。少子高齢化が進む前に手を打つ必要がある。市役所では不祥事が相次ぎ、財政も今後5年で150億円の収支不足が見込まれる。これからの4年が重要だ。
 親の介護や子育てを担う私たちの世代がしっかり働き、元気になれる施策を実行する。待機児童ゼロ、中学校の配食サービス、子育て支援を充実させる。高齢者が車に乗れなくても買い物に行ける環境を整える。自宅で最期を迎えられ、安心して介護ができるまちにする。大津から滋賀県を変え、日本を変える。
 ◇高齢者に生きがいを−−目片信さん(70) 無現
 2期8年の経験をあらゆる政策に生かしていく。市民調査をすると、大津に「住んで良かった」「住み続けたい」という回答が66%だった。まだ満足していない市民がいると受け止めている。医療、高齢者・障害者福祉、子育て、教育の安定を図り、琵琶湖の景観や自然環境を守ることが、「住んで良かった」につながると考えている。
 これまで、ゆめっこ(明日都浜大津内の子育て総合支援センター)など親子が交流できる場を設けてきたが、今後は特に、特別養護老人ホームの拡充をはじめ、高齢者が生きがいを感じられる政策に力を入れる。地域活性化にも力を入れ、引き続き市民の声を大切にして、安心安全を守っていく。
 ◇福祉の先進都市に−−東昌子さん(49) 無新
 在宅医療から最期の看取(みと)りまで24時間365日体制で取り組んできた。介護をされている方の大変さを我が事として感じ、今の大津市の福祉の状況は本当に冷たいと感じてきた。
 (東日本大震災の)被災地の宮城県気仙沼市に医療支援に行き、惨状に涙した。福井で原発事故が起これば大津に放射性物質が降り注ぐ。福井の原発をなくし、国中から原発をなくす。みなさんと一緒に何としてもこれを実現していきたい。
 震災弱者の方を守り抜くには普段からの福祉の体制が大切。保育園や特別養護老人ホームを増やし、子供の医療費を中学校卒業まで無料にする。高齢になっても安心して住み続けられる福祉先進都市、大津にする。

2099チバQ:2012/01/17(火) 22:12:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000144-san-soci
大阪市副市長 村上氏起用で調整
産経新聞 1月17日(火)15時12分配信

 大阪市の副市長人事をめぐり、市総務局長の村上龍一氏の起用で調整していることが17日、関係者の話で分かった。橋下徹市長は3人の副市長枠のうち2人を行政経験者、1人を外部からの起用を模索し、人選を進めている。関係者によると、橋下市長サイドは開会中の議会での人事提案を目指し調整中だという。村上氏は昭和50年に大阪市に入庁。これまで契約管財局長などを歴任している。

2100名無しさん:2012/01/18(水) 07:21:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000007-mai-pol
<大阪市>副市長に村上総務局長ら 1枠は民間人…橋下市長
毎日新聞 1月18日(水)2時30分配信

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橋下徹・大阪市長

 大阪市の橋下徹市長は17日、空席となっている副市長(定員3人)に村上龍一総務局長(60)、前市建設局長で市の外郭団体「都市技術センター」の田中清剛理事長(61)の2人を起用する方針を固め、市議会に伝えた。31日に開かれる市議会に人事案として提案する。残り1枠については民間人を起用する考えを表明しており、今後人選を進める。

【写真特集】大阪は変わった? 橋下新市長・前府知事の軌跡

 副市長を巡っては、橋下市長は2人を内部登用する方針で、総務局に人選を指示していた。関係者によると、総務局側は今月、市の現職幹部とOB計数人をリストアップした。今年度末に定年退職する村上局長はこのリストに入っていなかったが、橋下市長が人事・労務に詳しい村上局長の抜てきを決めた。田中氏は技術職系の副市長として都市計画の担当になるとみられる。

 村上局長は北海道大を卒業後、75年に市役所入庁。財政局契約総長、契約管財局長などを務めた。田中氏は京都大大学院を卒業後、75年に入庁。建設局土木部長や市道路公社理事長などを務めた後、昨年度末に退職していた。【林由紀子】

2101チバQ:2012/01/18(水) 22:13:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000047-mai-soci
<大阪市長>西成に免税特区構想 子育て世帯呼び込み
毎日新聞 1月18日(水)15時44分配信

橋下徹・大阪市長=大阪市役所で2012年1月18日午前、竹内紀臣撮影

 大阪市の橋下徹市長は18日、市内24区で生活保護率や高齢化率が最も高い西成区の一部地域で、大阪府外から転入する子育て世帯の市民税などを一定期間ゼロにする「特区構想」を明らかにした。日雇い労働者の街「あいりん地区」などを想定し、子育て世帯を呼び込むことで街を活性化させる狙い。橋下市長は自身が区長を兼務する「直轄区」とすることも念頭に置いているが、突出した優遇措置には、既に住んでいる西成区民ら市民の不公平感を招く恐れもありそうだ。

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 橋下市長によると、免除する税目は市民税や固定資産税を想定。所得制限は設けず、転入する全ての子育て世帯を対象とする。また、子どもが私立の小中学校に通う場合、助成措置も実施する。この他、保育所など子育て施設の拡充もしていく方針。

 橋下市長はこうした構想の実現を検討するよう担当部局に指示。この日、「企業誘致の手法を使い、子育て世帯を呼び込む。集まってから、いろいろな施設が入る街にしたらいい。西成区は特定の地域に課題が集中しており、現状を打開したい」と語った。市は来年度から24区長に公募区長を任命する方針だが、橋下市長は西成区については公募区長を「副区長」とする可能性にも言及。「僕が市長兼西成区長を務めて、特区を引っ張る。公募区長には日常の区政運営をしてもらうのが分かりやすいのかなと思う」と話した。

 地方税法は、公益上必要がある場合、自治体が不均一課税を実施することを認めている。今後、市は市民税を免除する妥当性などを詳しく検討する。橋下市長は転入者への優遇措置について「西成区に課題があることは間違いがなく、それを解決するためなので理解してもらいたい。納得してもらえると思う」と語った。

 西成区は人口約12万。うち生活保護受給者が2万8442人、受給率は約23.5%と市内24区でも突出して高い。特に、あいりん地区ではほぼ3人に1人が受給者と推計されている。また、人口に占める65歳以上の人の割合も34.5%、65歳以上の単身世帯の割合も30.6%と24区で最高。ごみの不法投棄も問題化しており、10年度で2303トンに上り、市全体の4割を占めている。【茶谷亮、林由紀子】

 吉永純・花園大教授(公的扶助論)の話 西成区が抱える問題は一筋縄では解決が難しい。優遇措置で若い世代を呼び込むという外からの視点だけでなく、日雇い労働者への支援やあいりん地区のまちづくりなど地域で地道に活動してきた人々と協力し、それを継続、発展させる形での施策展開が求められる。

2102チバQ:2012/01/18(水) 22:14:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000137-san-soci
西成特区 公募区長を副区長に 「府外からの転入者優遇」
産経新聞 1月18日(水)15時30分配信

 低税収で高齢化率も高い大阪市西成区に子育て世帯などを呼び込むため、税の減免措置などを行う「西成特区」構想をめぐり、橋下徹市長は18日、西成区長を自身が兼務し、公募区長を副区長とする人事案を検討していることを明らかにした。

 橋下市長は同日、報道陣に対し「公募区長の審査をみて判断するが、西成は僕が特別に関与する仕組みをつくりたい。特区の話は僕が引っ張り、公募区長には日常の区政運営をやってもらう」と発言。

 副区長の待遇は、他の公募区長と同様にする考えも示した。

 特区の指定地域については、西成区の中でも日雇い労働者が集まる「あいりん地区」周辺とし、優遇措置は大阪府域外からの転入者に限定する方向で検討しているという。

 橋下市長は「現在、住んでいる市民への優遇措置ではなく、新たに区民になる人への対応。不公平になるわけではない。自治体がいろんなアイデアで競い合ったらいい」と述べた。

2103チバQ:2012/01/18(水) 22:29:03
http://kyoto-np.co.jp/top/article/20120118000056
がれき問題、争点化動き 京都市長選 安全と復興支援どう両立?
 東日本大震災で大量に発生したがれきの受け入れを、22日告示の京都市長選の争点にしようという動きが出ている。受け入れに反対する市民グループは是非を尋ねる質問書を立候補予定者に送った。市民の安心と復興支援をどう両立するのか。震災ボランティアには前向きな対応を求める声があり、震災がれきを抱える被災地の関係者も注目している。

■保護者の会が質問書

 環境省は岩手、宮城両県内のがれき約2千万トンの処理を全国に打診した。京都市は当初前向きだったが、600件以上の反対意見が寄せられ「国の基準が具体的でない」と消極姿勢に転じた。受け入れているのは東北以外では東京都だけだ。

 市の方針が揺れ動くなか「放射能から子どもを守る京都・ママ・パパの会」(下京区)のメンバー5人が11日、子どもへの健康被害を懸念し、受け入れ拒否の要望を立候補予定者に出した。回答はホームページに公表予定で「市民で賛否が分かれる問題を争点にしてほしい」という。

 乳幼児がいる保護者には慎重意見が多いといい、中京区内の公園で子どもを遊ばせていた主婦(36)=中京区=は「被災地を支援したい気持ちは強いが、安全性が信用できない」と心配する。

 賛成の立場から争点化を求める動きは出ていないが、NPO法人「京都災害ボランティアネット」で福島支援担当の桐山義章さん(37)=左京区=は「被災地では、がれきと同様に『住民も差別されている』との不安が広がっている。復興支援を訴えるなら、冷たい対応は取れないはずだ」と話す。

 昨年11月に京都市に受け入れを要請した岩手県議会の会派「地域政党いわて」の及川敦幹事長(44)は「昨夏の五山送り火で岩手県陸前高田市のマツを燃やさなかったことが風評被害を生み、受け入れ拒否が広がる一因になった」と指摘。「選挙で理解を得て京都市の受け入れが実現すれば、全国でも処理が進む」と動向を見守っている。

■門川氏「安全なら拒否せず」 中村氏、受け入れには否定的

 立候補を予定している現職の門川大作氏(61)は取材に対し「現地処理が基本」としつつ、「国の基準がしっかりと示され、京都の専門家が独自に検証して安全性が確認されれば受け入れは拒否しない」とする。

 新人の中村和雄氏(57)はマニフェスト(公約)に「放射性物質に汚染されている災害廃棄物は受け入れない」と明記。受け入れには否定的で、現地処理に向けた財政支援を行うとしている。

2104チバQ:2012/01/18(水) 22:54:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000275-mailo-l29
選挙:香芝市長選 中部国際空港部長・吉田氏が出馬表明 「民間経験生かす」 /奈良
毎日新聞 1月17日(火)15時35分配信

 6月2日の任期満了に伴う香芝市長選について新人で会社員の吉田弘明氏(50)=同市磯壁3=が16日、無所属で立候補することを表明した。現職の梅田善久市長は既に、1期限りの退任を表明しており、立候補を表明するのは吉田氏が初めて。
 吉田氏は近畿大卒。中部国際空港会社商業事業部長で、昨年10月に設立した市民団体「なら分権の会」の代表を務める。「財政改革の推進と商業一筋の民間経験を生かし、企業誘致を図るなど産業、商業を発展させ、市民目線に立って、市民満足度を向上させたい」と話した。また、「無所属だが、党派や団体を問わずこれから幅広く支援を求めていく」と語った。【山本和良】

1月17日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000027-san-l29
香芝市長選 新人の吉田氏、立候補を表明 奈良
産経新聞 1月17日(火)7時55分配信

 任期満了(6月2日)に伴い実施される香芝市長選に、市民団体「なら分権の会」代表で会社員の新人、吉田弘明氏(50)が16日、無所属での立候補を表明した。現職の梅田善久氏(66)はすでに立候補しない意向を明らかにしており、同市長選での出馬表明は初めて。

 吉田氏は同日の会見で、「なら分権の会のタウンミーティングを重ねるうちに参加者の顔色が変わってきた。そんな中、市長選への提案をいただいた」と説明。「財政改革を進め、商業、産業を発展させ元気なまちにしたい。また、市民に役立つサービスを実行したい」と語った。

 吉田氏は西武百貨店、ユー・エス・ジェイなどを経て、現在、中部国際空港会社商業事業部長。

2106チバQ:2012/01/18(水) 23:01:23
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120118-891085.html
大阪ダブル選で前市長側に違反文書容疑記事を印刷する
日記を書く

 昨年11月27日投開票の大阪市長・府知事ダブル選で、民主党大阪府連政調会長半田実府議(64)名で、立候補していた前市長平松邦夫氏らに投票を呼び掛ける文書が有権者に郵送されたことが分かり、大阪府警は17日、公選法違反(法定外文書頒布)の疑いで、半田府議の事務所関係者の男を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男は選挙期間中の昨年11月、市長選20+ 件に立候補した平松邦夫氏、府知事選に立候補した同府の前池田市長倉田薫氏を「お願いします」などと記載した、投票を促す文書を有権者に郵送した疑いが持たれている。

 公選法は選挙期間中に選挙運動目的で、規定されたビラやはがきなどを除く「文書図画」の頒布を禁止しており、府警は郵送された文書が違法な文書図画に当たると判断した。半田府議周辺も捜査したが、主導したのは事務所関係者の男と判明したという。

 ダブル選では「大阪維新の会」代表の橋下徹氏、同会幹事長の松井一郎氏が平松、倉田両氏を破り、大差で当選した。

 半田府議は大阪市住之江区選挙区選出。1991年に初当選し、現在6期目。(共同)

2107チバQ:2012/01/19(木) 21:49:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120119-00000137-san-soci
大阪市 給与削減めぐり初交渉 組合反発「生活に影響大」
産経新聞 1月19日(木)15時8分配信

 大阪市の橋下徹市長が打ち出している職員の給与カットをめぐる市労働組合連合会(市労連)と市側の初めての団体交渉が19日、行われた。知事時代にも給与削減に取り組んだ橋下市長は、市職員の給与を府並みに引き下げる方針で、削減額は約120億円にのぼると試算。組合からは「納得しがたい」「生活に与える影響が大きい」と反発の声があがった。

 削減案では、職員の給料は14〜3%、退職金は一律5%削減される。議会の承認が得られれば4月から適用する予定で、橋下市長はさらに現業職の給与削減や超過勤務を減らし、総人件費の削減を目指す考え。

 従来は本交渉を前にした事前の協議を行っていたが、今回は橋下市長の方針を受け、事前協議を行わず本交渉に。市労連の中村義男執行委員長は交渉の冒頭、事前協議に応じなかったことについて「不誠実だ」と反発。

 給与カットについても「これまでも給与カットに協力しており納得できない。なぜ府に合わせないといけないのか」などと述べ、継続協議となった。

 この日の交渉に橋下市長は出席しなかったが、交渉が難航すれば直接交渉に臨む考えという。

2108チバQ:2012/01/21(土) 12:33:29
http://news24.jp/nnn/news8893236.html
奈良市議会前議長逮捕 議長選で買収工作
(奈良県)■ 動画をみる 奈良市議会の議長選挙をめぐり議員の買収工作を行ったとして大阪地検特捜部は20日、市議会の前議長を逮捕した。贈賄申し込みの疑いで逮捕されたのは奈良市議会の前議長、山本清容疑者(74)。大阪地検特捜部の調べによると山本容疑者は去年6月に行われた奈良市議会の議長選の際、所属する会派が支持する候補者を当選させるために天野秀治議員に対して白票を投じるよう、現金20万円や5年分の米の供与を持ちかけた疑い。去年9月、天野議員が特捜部に刑事告発していた。[ 1/20 18:51 読売テレビ]

2109チバQ:2012/01/22(日) 00:46:29
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001201210002
広い市域、浸透苦心
2012年01月21日

【3日前「最後のお願い」全校区で集会・・・/湖都の選択/2012大津市長選】


 2006年に北隣の旧志賀町と合併した大津市は、南北約45キロと細長い市域を持つ。選挙事務所のある中心部から車で1時間近くかかる地域もあり、各候補は支持の獲得のため奔走している。


 「広い大津市。すべてを回らなくてはいけない都合上、本日が最後のお願いになります」。投票3日前の19日午後、大津市北部の旧志賀町の湖岸沿いの道を、越陣営の選挙カーがゆっくりと走っていた。住宅もまばらで、窓の外には刈り取りを終えた田んぼが広がる。それでも運動員の1人は「合併してもJR湖西線沿線はインフラ整備が遅れている。現市政への不満を取り込みたい」と話した。


 一方、現職の目片氏の陣営では、地元の石山地区を含む中心市街地での確実な票固めを目指す。だが、接戦も予想されるとし、陣営幹部は「地盤以外からも幅広く得票する必要がある」と、告示以降は37ある小学校区全てで個人演説会やミニ集会を開いてきた。最終日の21日には、市北端の北小松から南端の大石まで、選挙カーをくまなく走らせた後、最後に地元で集会を開く予定だ。


 一方の東陣営は、選挙戦前半は、人口密集地であり、候補者の勤務先の診療所がある膳所地区周辺を重点的にまわってきた。陣営幹部は「知名度のない新顔にとり、広い市域での選挙は大変だが、候補者とつながりのある人たちから支持を広げようとした」と話す。終盤に入り、一転して旧志賀町など市北部で相次いでミニ集会を開くなどして、票の掘り起こしを図っている。


 大津市は近年、中心部でマンション建設が相次ぎ、30〜40代の子育て世代が多く流入。旧志賀町との合併もあり、人口は10年前より約4万5千人多い34万481人(1月1日現在)を数える。


 若い世代を中心とした無党派層に働きかけようと、越氏と東氏は昨年11月から、短文投稿サイト「ツイッター」で活動記録を発信し、目片氏も昨年12月に開設した自身のブログを活用してきた。


 ところが、公職選挙法では選挙期間中の不特定多数への「文書図画の頒布」を禁じており、市選管はブログ更新などは禁止事項に当たるとの判断を示す。このため、各陣営は告示前日に更新をストップした。ある候補は「これでは有権者の関心も高まらない」とこぼした。一方、ある陣営幹部は「ネットでの呼びかけが、投票行動に結びつくかはわからない」としている。(高橋玲央)

2110チバQ:2012/01/22(日) 09:23:14
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221201120001
【京都市長選 2012】


どないする?京都(1)
2012年01月12日
                  四条通1車線化

 買い物客らでにぎわう京都最大の繁華街・四条通。京都市は、烏丸通―川端通間の約1キロで車道を片側2車線から1車線にし、歩道を広げる計画を進めている。歩行者優先の施策だが、客待ちタクシーや荷さばき車両の解消策がはっきりせず懸念の声もある。


 計画は、2005年に地元商店街が市に要望したのがきっかけ。市は07年に社会実験に取り組み、1車線分を歩道にして路線バスとタクシー以外の車の乗り入れを禁止。10年秋から昨春には、タクシー乗り場の使用制限や共同荷さばき場の設置も試みた。


 市は、交通量はさほど多くなく、車道を減らしても大きな混乱はないと判断。今月20日の都市計画審議会で決定し、今年度中にも設計に取りかかる方針だ。市長選で再選をめざす門川大作市長は「京都が都市間競争に勝ち抜くために欠かせない事業」と位置づける。対立候補となる中村和雄氏は「周辺の渋滞も含めた議論が足りず性急」とする。


    ◇       


 2月5日投票の京都市長選は、府内唯一の政令指定市の姿を決める選挙となる。今月22日の告示を前に、市政の重要課題と現場の賛否の声を取り上げる。






■賛成 車社会からの脱却を■






               四条通繁栄会商店街振興組合理事長




                  堀部素弘さん(73)






 四条通は、古都の老舗から最新のブランド店、百貨店まで立ち並び、祇園祭の山鉾(やまほこ)も進む京都最大の目抜き通りです。でも、歩道の幅はわずか3・5メートル。買い物客や観光客でごった返し、車道へはみ出して歩く姿も見かける。車道も客待ちタクシーや違法駐車が占め、まともに走れるのは追い越し車線のみ。バスは停留所に寄せきれず、乗客は車道に出なければ乗り降りできないのが実情です。


 そこで7年前、安全に楽しく歩けるまちにしようと、片側1車線にして歩道を広げることを京都市に提言しました。当時はJR大阪駅北側の再開発計画が動き出し、大阪との都市間競争が激しくなるという危機感もありました。大規模な商業施設を核とする「ハコモノ」での発展をめざす大阪に対し、京都は古いまち並みを生かしつつ、四条通を玄関口に「面」を充実させようと。そのためには、歩きやすさがカギを握るとも思ったわけです。


 ただ、1車線化の実現には、沿道での荷さばきをどうするかといった課題もまだたくさんあります。でも、これからは人に環境に優しいまちづくりが潮流。車中心の社会を見直すきっかけにしたいですね。


 ◇ほりべ・もとひろ◇ 1938年生まれ。京料理店「田ごと」4代目。2006年、烏丸通から四条大橋西詰めまでの四条通沿いの商店でつくる四条繁栄会商店街振興組合の理事長に就任。









■反対 住民の暮らしが優先■









                日彰自治連合会理事










                丸橋春樹さん(62)








 四条通から北へ約200メートルのビルで和装店を営んでいます。今でさえ、仕入れ先の車が店から四条通へ出るまで渋滞で10分以上かかり、配達が後回しにされることもあります。1車線化でさらに車道が混み合う事態になれば、仕事に支障が出るのではと心配です。


 渋滞のせいで、救急車や消防車の到着が遅れることは住民の命にかかわる問題です。渋滞待ちの長い車列ができれば、子どもが危ない目にあい、アイドリングで排ガスが余計に出る恐れもある。そうならない保証があるでしょうか。


 07年の社会実験では、京都市は金土日の3日間しか調べていない。商売人が活発に動き回る平日でなければ、本当の影響は分からないはず。ここに住む人たちの暮らしを顧みず、ただ施策を推し進めようとしているように思えます。


 原発問題に似た構図です。行政は長年進めてきた施策であっても、いま一度立ち止まる勇気を持ってほしい。何かが起きてから「想定外」と言うのは許されません。歩行者優先の考え自体は良いことですが、歩道を狭める放置自転車の撤去や駐輪場の整備など、まず先に打つ手があるのではないでしょうか。


 ◇まるはし・はるき◇ 1949年生まれ。1975年、神職らの装束を手がける家業の「齋藤専商店」を継ぐ。約3千人が暮らす四条通北側の日彰自治連合会の理事を約20年前から務める。

2111チバQ:2012/01/22(日) 09:23:50
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221201130001
【京都市長選 2012】
どないする?京都(2)
2012年01月13日

                                      京都会館建て替え
 日本を代表するモダニズム建築と評される京都会館(左京区)は、建築家の故・前川國男(1905〜86)の設計で1960年にできた。音楽や演劇など文化の拠点として市民に親しまれてきたが、設備が古くなったとして、京都市は再整備計画を進めている。


 市は昨年6月、第1ホールの建て替えと第2ホール・会議棟の改修を決定。9月には資金確保のため、半導体大手のローム(右京区)と52億5千万円の命名権契約を結んだ。今年3月末で閉館し、来年度に第1ホールを解体、2014年度の完成をめざす。


 市は2007年に「新景観政策」を導入し、岡崎地区では建物の高さを15メートルまでに制限した。建て替えに伴い、この制限を京都会館は高さ31メートル、周辺の市美術館などで25メートル、みやこめっせで20メートルまで緩和する方針。今月20日の都市計画審議会で決めるという。


 門川大作市長は「再整備は文化芸術都市・京都の名を高めるもの」と推進。市長選で対立候補となる中村和雄氏は建て替えに反対し、「高さ制限の緩和も議論が不十分」とする。





■賛成 国内標準のホールに■



                               京都バレエ専門学校長


                                有馬えり子さん(56)



 「文化・芸術都市」と言いながら、京都にまともなホールがないのは恥ずかしい。子どもたちに「本物」を見せるため、京都会館の建て替えは必要です。


 バレエ団の公演で会館をほぼ毎年使います。でも、つり幕や装置はまったく使えない。舞台は狭く高さも足りない。電源も少ない。最近は本当に良いものをやりたい時は、びわ湖ホール(大津市)へ行きます。


 私自身が、京都会館の舞台に初めてオーケストラを率いて主役として立ったのは1976年。当時から「舞台がもっと広ければいいのに」と思っていました。国際レベルとまで言わなくても、せめて今の日本の標準に合った舞台機能にしてほしい。


 イタリア・ミラノのスカラ座は、外観こそ普通の四角い建物ですが、中に入れば立派な舞台と客席がある。それでいいんです。再整備にあたっては、ホールを使う人、見る人の意見を一番に聞いてほしいです。


 フランス・パリのオペラ座は、外国人観光客の観客が多いんです。バレエやオペラを見て、エッフェル塔やノートルダム寺院も見て回る。京都でも、きっと同じことができると思います。



 ◇ありま・えりこ◇ 1976年に欧州留学から帰国後、バレリーナとして活動。93年、亡き母・龍子さんの跡を継ぎ、京都バレエ専門学校(北区)の2代目校長に。バレエ団も主宰する。






■反対 高さ規制例外は背信■



                       京都・まちづくり市民会議事務局代表


                             中島晃さん(68)




 古都の風情を守ろうと、京都市は建物の高さを規制する新景観政策を導入したのです。京都会館の建て替え計画は、市が自らつくったルールを自らの手で破るもの。市民への背信行為にほかなりません。


 特に岡崎地区の高さ制限は、大文字の送り火がある東山の山並みがよく見えるように配慮したものです。京都会館が例外では、その趣旨は何だったのかと不信を抱かざるを得ません。


 会館を半世紀前に設計した前川國男は、琵琶湖疏水沿いから建物の屋根が見えないように工夫したそうです。東山の山並みと疏水という京都を代表する景観を守ろうとしたからです。市の計画は、その遺志をも否定するものです。


 新景観政策は、建物のデザインや屋外広告の色など様々な規制を市民に課しています。古都の歴史的景観を守り続けることは、観光客を誘致するうえでも欠かせない。それを反故(ほご)にすれば、市は社会的信用も失うことになるでしょう。


 会館の保存を求める署名は、「京都・まちづくり市民会議」をはじめ、市民や建築家らの団体の手で約8千人分が集まりました。その思いを市は真剣に受け止めてほしいです。



 ◇なかじま・あきら◇ 1969年、弁護士に。92年、景観保全に取り組む京都・まちづくり市民会議を結成し、事務局代表に就く。スモンやヤコブの薬害訴訟で原告弁護団長なども務めた。

2112チバQ:2012/01/22(日) 09:24:26
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221201160001
【京都市長選 2012】
どないする?京都(3)
2012年01月14日            
  保育所民営化
 公立保育所の民営化が全国で進んでいる。自治体の財政難が背景にある。府内では、宇治市や城陽市、長岡京市、宮津市なども民営化に踏み切った。京都市も、市営25保育所の一部を民営化しようとしている。


 市の審議会は昨年末、保育所の民営化について「検討の必要がある」との意見書を市に提出した。市営は民間より1・85倍のコストがかかり、延長保育などのサービスは民間でもできると結論づけた。一方で、児童虐待の予防や障害児保育といった面では、公営が一定の役割を果たすべきだとも指摘した。


 市には、保護者から民営化への不安の声も寄せられているという。しかし、門川大作市長は「民間でできることは民間で」との立場から、民営化できる保育所選びを始めたい考えだ。市長選で対立候補となる中村和雄氏は民営化に反対する。「民間では受け入れが難しい子どものケアなどで市営は大きな役割を果たしている。必要なら新設も検討する」と言う。







■賛成 公営の役割終わった■







             私立向島保育園長






             奥山 茂彦さん (69)







 京都市の社会福祉審議会分科会メンバーとして、保育所民営化に賛成の立場から意見を述べてきました。市内252の保育所に通う子どもは、民間の受け入れ数が約9割を占める。市営を民営化すれば、そのノウハウを生かした保育が可能になるはずです。


 市の支出額でみると、市営は子ども1人あたり月約8万5千円、民間への助成は同じく約1万5千円。市営は優遇されています。運営費の面でも問題があります。市営は子ども1人あたり月約17万円かかるのに対し、民間は約9万円。そのおもな原因は、保育士の年収が市営は民間より平均1・5倍高いからです。民営化すればこれらの経費を削減でき、ほかの子育て支援の予算にあてることができるでしょう。


 私が園長を務める私立保育園では、アレルギーに配慮した給食を提供するなど、多様化する保護者の要望に応えるサービスの向上を図っています。民営化が進めば、保育環境もより良くなると思います。


 市営保育所は、ベビーブームの時代に整備されたところも多い。少子化の時代を迎え、その役割は終わったと考えてもいいのではないでしょうか。


 ◇おくやま・しげひこ◇ 2006年から私立向島保育園(伏見区)園長。京都市議を7期、衆院議員を2期務め、厚労大臣政務官なども歴任した。現在、自民党府連顧問。








■反対 子育ては「公」の仕事■








              私立たかつかさ保育園長







              藤井 修さん(63)








 市営保育所は、保育サービスの標準を示すモデルです。子ども1人あたりの部屋の広さや職員数は、ゆとりある子育てのためです。アレルギーがある子へのきめ細かな給食や、障害のある子や虐待を受けた子の受け入れなど民間には困難な問題にも対応しています。


 保育の現場では、企業の参入や職員の非正規雇用化など規制が緩和されてきました。さらに政府は、市町村の保育義務を定めた児童福祉法を骨抜きにする新制度の導入を検討しています。保育所探しは保護者の自己責任となり、所得に応じた保育料という現行制度もなくなる恐れがある。


 こうした動きとともに民間の自由競争が強まれば、親の経済格差が子どもの世界に持ち込まれることになる。特に0〜5歳という人生の始まりの時期には、さまざまな家庭環境の子どもたちが一緒に育ち、支え合って経験を分かち合うことがとても大切なのです。


 私たち民間の社会福祉法人も、市が示したモデルを実行するという約束のもとで補助金と監査を受け、「公」の仕事を任されているわけです。子育てはだれもが平等に利用できる「公」の分野に置いておくべきではないでしょうか。


 ◇ふじい・おさむ◇ 1973年、長岡京市の私立保育園で働き始める。80年から、私立たかつかさ保育園(北区)園長。国際NGO・世界幼児教育機構の日本委員会理事でもある。

2113チバQ:2012/01/22(日) 09:25:06
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221201170001
【京都市長選 2012】


どないする?京都(4)
2012年01月17日
                                    教育モデル校


 少子化が進むなか、京都市はこの十数年、小中学校の統廃合を市内中心部で進めてきた。高校を含めて設備のよい学校ができ、先進的な教育モデルの「研究指定校」にもなって、そのほかの学校との間で「教育格差」が生じているとの指摘もある。


 教育モデル校は市立246小中学校の約半数。5校の統合でできた御所南小(中京区)は読解力を高める授業で注目を集める。9小中学校が一つになった開睛(かいせい)小中(東山区)には、百ます計算や古典の暗唱を毎朝する時間もある。市立9高校の中でも、市教委がパイロット校とする堀川高(中京区)は学校改革後の1期生が卒業した2002年春、国公立大の現役合格者が前年より100人増えて「堀川の奇跡」と呼ばれた。


 門川大作市長は08年の市長就任前に教育長を7年間務め、当時からこの流れを推し進めてきた。市長選で対立候補となる中村和雄氏は「モデル校偏重だ」と批判し、「格差教育の是正」を公約に掲げる。門川氏は「先頭を走る学校はつくるが、勝ち組、負け組はつくらない方針。特別扱いではない」と反論している。





■賛成 生徒の力に合わせて■




                              市立堀川高校長


                              荒瀬克己さん(58)




 堀川高校は1999年から「探究科」設置などの学校改革を始めました。特徴的なカリキュラム「探究活動」は、生徒が自分で課題を設定し、解決に向けて取り組む学習です。堀川では「二兎(にと)を追う」と言っていますが、大学合格だけでなく、生徒の学習意欲を喚起することをめざしています。生徒一人ひとりの潜在能力や可能性を引き出すことが重要なのです。


 近年、授業料の無償化と特色化の広がりで、公立高の役割が変わってきました。公立であっても、どの学校でどんな教育をするかを鮮明にすることが求められます。私は、高校では多様な生徒に画一的な教育をするのが望ましいとは思わない。それぞれの生徒の能力にふさわしい教育が受けられるようにすることが大切です。


 一方、小中学校では基礎をきっちりと身につける機会を与えてほしい。学校統合は教育内容を見直すよい機会ですが、成果は全体で共有されるべきです。


 教育条件を一度に整備するのは難しいですが、さまざまなモデル校が増えればいい。教育は国や街の未来を創造する営み。高い優先順位に置かれることを市政に期待します。



 ◇あらせ・かつみ◇ 京都教育大卒業後、市立伏見工業高教諭などを経て1998年に堀川高に教頭として赴任。2003年から現職。文科省の中央教育審議会分科会メンバー。






■反対 公正・公平な視点で■




                              元市立小学校教諭


                               北村 茂さん(68)




 モデル校づくりに見られる今の教育行政は、教育環境の整備を公正・公平に進めるという視点を失っています。促成栽培のように「受験の成果」を上げようとしているとも言えます。


 エリート教育には必ず、自分たちはうらやましがられているという優越感が伴う。そこから外れれば、劣等感にさいなまれる。これでは、子ども、教師、保護者、地域で学校をつくり上げていくためのつながりが持てません。その結果、保護者も「わが子の学校を良くしよう」という情熱が薄れ、「あの学校は恵まれている」と羨望(せんぼう)のまなざしを外へ向ける。いま、公立の教育環境はそんなふうに変わってしまいました。


 教育の成果は進学という一面のみで語れるものではありません。勉強嫌いでも、人に誠実であるとか、人を辱めるようなことをしないとか、社会に出てからの生き方で振り返るべきものではないでしょうか。


 子どもは必ず成長します。隣のだれかと比較するのではなく、ちょっと前の自分と比べてという意味で。すべての子どもに豊かな教育を保障し、一人ひとりの情操を大切に育てていくことこそが学校の役割だと考えます。



 ◇きたむら・しげる◇ 京都市生まれ。神戸大卒業後、1967〜2004年に京都市立7小学校で教壇に立った。現在、「京都退職教職員の会」事務局長。

2114チバQ:2012/01/22(日) 09:25:37
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221201180001
【京都市長選 2012】

どないする?京都(5)
2012年01月18日

          温暖化の規制拡大

 二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減目標を先進国が定めた1997年の京都議定書。その採択の地となった京都市は、2004年に自治体初の地球温暖化対策条例を制定するなど、環境政策に率先して取り組んできた。


 条例は、排出量が特に多い「特定事業者」に対し、排出量削減の計画書と報告書を市長に提出するよう義務づけた。門川大作市長は2年前に条例を見直し、昨年4月からはこれらの内容を市が評価する仕組みを導入。社有車を購入する場合に一定割合をエコカーにすることも義務づけた。


 特定事業者は運輸業や機械工業など大手企業を中心に市内に約150あり、その排出量は市域全体の3割を占める。しかし、そのほかの事業者の排出量も全体の4割に達し、多くが中小・零細企業とされる。


 市長選で再選をめざす門川氏も、対立候補となる中村和雄氏も、経営環境が厳しい中小企業にただちに規制を課すのは困難との立場だ。門川氏は「まずは排出を減らすための支援に力を入れる」とし、中村氏は「企業への規制拡大よりも自動車の排出量を減らす施策が先決」とする。



■賛成 実効性のある政策を■






    NPO法人・環境市民代表




                      耵本育生さん(58)




 地球温暖化を防ぐため、大手企業はただちに規制されるべきです。中小企業に対しては、まず正確な情報を知る機会を設け、経営上の動機付けをはっきりさせることが大切です。


 国連の気候変動に関する政府間パネルは2007年、CO2が最悪のシナリオで増えると、氷河期から現在までの気温上昇を上回る事態が、今世紀末までのわずか100年で起きると警告しました。2010年の排出量はシナリオより悪いと知れば、誰もが放っておけないと思うはずです。


 温暖化対策は、省エネで経費削減ができるだけでなく、次代の事業を考える機会にもなります。例えば、京都市は観光客数を誇るマスツーリズムにこだわっていますが、文化と歴史を誇る京都ならば、環境を見直す価値観に触れるエコツーリズムの舞台として新事業を展開できるはずです。


 CO2を何トン減らしたかだけでなく、それによって雇用が何人増えたか。そんなふうに、行政には環境政策を経済政策につなげる感覚を持ってほしい。規制によって何を生み出すのか、私たちNPOも交えて真剣に議論し、実効性のある環境政策を進めてもらいたいと思います。


 ◇すぎもと・いくお◇ 大阪市出身。京都大卒業後、京都市職員を経て1992年に環境市民(中京区)を結成。地域のエコ活動に取り組み、企業や行政への提言も続ける。







■反対 中小企業へ配慮必要■





              京南倉庫社長






              上村多恵子さん(58)






 温暖化対策に特化した全国初の条例を京都市がつくったことは、京都議定書採択の地から環境政策を世界へ発信するという強い意志があったように思います。理念は大いに共感しますが、温室効果ガスの排出量をどう減らしていくかの具体的な工程表がほしい。


 市域全体の排出量を2030年度までに1990年度比で40%削減するという厳しい目標も、中小企業の協力なしには達成できません。でも、中小には、削減計画をつくる人材や省エネ設備導入の余裕はありません。大手が下請けの中小を導くという企業風土もなくなりつつあり、対応は難しいでしょう。


 行政は中小の経営環境を理解し、削減目標達成に向けた補助金の拡大や達成後の免税などの優遇措置を思い切ってとってほしい。私が経営する倉庫会社は経済産業省の補助金を受け、荷主や運送業者と共同配送システムを構築しました。運送距離を短縮し、温暖化対策につなげています。


 企業に対しては一律に規制の網をかけるのではなく、個々の企業の業態に合わせて適用してほしい。目標を実現するためにも、まずは企業活動の実態をよく知ってほしいですね。


 ◇うえむら・たえこ◇ 京都市出身。甲南大在学中の1974年、京南倉庫(南区)
社長だった母が亡くなり、社長に就任。現在、京都経済同友会常任幹事。

2115チバQ:2012/01/22(日) 09:26:18
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221201190001
【京都市長選 2012】


どないする?京都(6)
2012年01月19日

             技能労務職採用

 京都市は昨年11月、相次ぐ不祥事で凍結していた技能労務職員の採用を6年ぶりに再開すると決めた。今春、ごみ収集と道路・河川補修の職種で数人ずつ採用する。


 旧環境局を中心に2006年度、技能労務職員ら14人が覚醒剤取締法違反や詐欺などの容疑で府警などに逮捕された。当時の桝本頼兼市長は、市議会の審議を経て「信頼回復と再生のための抜本改革大綱」をまとめ、採用凍結を決めた。


 改革大綱は、旧同和地区住民の就労機会を保障する「優先雇用」(01年度で廃止)と採用後の指導、待機時間が長い勤務形態に「甘さ」があったと指摘。ごみ収集業務の50%を民間委託に切り替えるとした。


 市は、委託の割合を2015年度には達成できるめどが立ったとする一方、職員の年齢構成が崩れてきたとして採用再開を決めた。門川大作市長は「市直営の維持が必要な職種について試行的に採用する。今後も続けるかは効果を検証して見極める」と説明する。


 これに対し、市長選で対立候補となる中村和雄氏は「不祥事撲滅の検証があいまいなまま、採用が再開されたことは問題だ」と批判している。




■賛成 生活支える人材必要■






                                 自治労京都市職労委員長


                                    橋元信一さん(54)




 組合員3200人のうち、1千人以上が技能労務職員です。採用再開は数年前から求めてきました。若い職員が入らず、職場は限界にきているからです。


 公務員の使命は、市民に喜んでもらうこと。市民生活を支えるためなら、赤字でもやらなければならない。そのために必要な人材は採用すべきです。民間企業は契約にないことはやらないし、行政のようにすぐには動けません。


 行政サービスの民間委託は時代の流れ。私も必ずしも反対ではない。ただ、明確な基準が前提。財政難だけを理由にすることは納得できません。職員や給料の削減はすぐ数字に表れるので分かりやすい行財政改革かもしれませんが、省ける無駄はほかにあります。


 技能労務職は単純労働に見えて、実は難しい。ごみ収集なら清掃車にあとどれぐらい積めるか、計算しながら回る。ベテランならごみ袋を持った瞬間、中身が分かる。取りこぼさず、けがもせずに集める技術を若手に伝える必要がある。


 採用再開は不祥事につながるという見方は短絡的で正しくない。現在の職員採用は面接や体力試験もある。しっかりした人材が選ばれると思います。



 ◇はしもと・しんいち◇ 1976年から京都市建設局に勤務(現在は退職)。2003年に自治労京都市職労委員長に就き、08年から自治労府本部委員長も兼務。




■反対 行革に逆行する動き■




                                 地域政党・京都党代表


                                   村山祥栄さん(33)




 技能労務職員の採用再開に僕が反対するのは、不祥事につながるからではありません。行政改革に逆行する動きだからです。


 ごみ収集は全面的に民営化すべきだと考えています。今後予想される地方自治体の再編に備え、行政は身軽になる必要があるから。民間でできることは民間に任せる。市の直営で残すための採用再開は、この流れに反するものです。


 ごみ袋の有料化が議論になった2005年、僕は市議会で「有料化するなら、もっと行革を」と訴えた。ごみ収集の事務所近くに1カ月、新聞記者のように張り込み、職員の仕事ぶりもチェックした。収集が終わると仕事がなく、時間をつぶす姿が目立ちました。


 その後、不祥事が重なり、採用を凍結する「改革大綱」ができた。その効果を検証しないままの採用再開は認められない。職員の年齢構成が崩れるなんて言い訳。アルバイトを雇えばいい。緊急時の対応だって、電気やガスを見れば民間でできないわけがない。


 多発した不祥事の原因は上司が部下を管理できない人事制度に問題があったから。怠慢な職員に対しては、分限処分を厳格にやればいいのです。




 ◇むらやま・しょうえい◇ 2003年、京都市議に初当選。08年の前回市長選に落選後、10年に京都党を結成して代表に。昨春の市議選で自身を含め4人が当選を果たす。

2116チバQ:2012/01/22(日) 09:26:57
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221201200001
【京都市長選 2012】
どないする?京都(7完)
2012年01月20日
              特別自治市構想

 都道府県から権限の一部を移譲されている政令指定市。京都市は全国に19あるうちの一つだ。政策を素早く実行できるとされる一方、都道府県との間で非効率な「二重行政」が生じるとの指摘もある。


 大都市制度のあり方が問われた昨年11月の大阪ダブル選。地域政党「大阪維新の会」は、大阪市と堺市を解体して大阪府が権限を吸収するという「大阪都構想」を掲げて圧勝し、その実現に向けて動き始めた。


 一方、京都府と京都市は「府市協調」をうたい、中小企業への融資制度の一体化などを進めてきた。門川大作市長は「大阪とは違うやり方で二重行政を打破する」と表明している。


 そんな門川氏は、政令指定市を都道府県から独立させる「特別自治市構想」を描く。指定都市市長会が2年前に提案したもので、副会長の門川氏は「今の制度では大都市に責任と権限に見合った財源が保障されず不十分」と訴えてきた。


 これには山田啓二知事が「京都府が地理的に分断される」と疑問を投げかける。市長選で対立候補となる中村和雄氏も反対し、「京都市に税も機能も集中すれば、京都全体が機能不全に陥る」との考えだ。





■賛成 政策一元化で便利に■







               同志社大大学院教授




               新川 達郎さん(61)







 大都市制度改革が持ち上がった背景には、人口減少社会の到来があります。大都市では今後、高齢者の人口が一気に増え、福祉や医療、教育政策をひとまとめにして変えていかなければ都市機能が維持できなくなる。指定都市市長会が特別自治市構想を掲げるのも、これらを一元的に展開したいからでしょう。


 特別自治市が誕生すると、府県が権限を握る都市計画の決定や病院・薬局の設置許可が委ねられ、ハローワークの業務など雇用政策も独自にできるようになる。警察行政も担う。府県全体で優先度を決めていた信号機や横断歩道の設置は特別自治市だけで判断できる。運転免許証の更新も、区役所の窓口でできるようになるかもしれません。


 特別自治市の市民が納めた税金は原則、市民だけのために使われる。人口の6割近くが京都市に集中する府は府税収入が激減することになるが、その分、国からの地方交付税を市町村に振り向ければ財政的な問題は解決できるでしょう。


 今回の市長選で有権者に選択を迫るほどの争点にはならなくても、遠からず京都の未来を左右する重大なテーマになることは間違いありません。



 ◇にいかわ・たつろう◇ 専攻は地方自治論。東北大大学院助教授などを経て1999年から現職。現在、関西広域連合協議会副会長、京都府府民力推進会議委員。






■反対 府の南北分断まねく■





              立命館大教授





              村上 弘さん(57)






 政令指定市は大都市を一体的に運営する制度であり、広域的な政策能力も高い。京都市の11区を見ても、きめ細かい住民サービスを提供していると思います。京都府から独立しないからこそ、お互い協力できるという長所もあります。


 そんな政令指定市のメリットを捨ててしまう「大阪都構想」は、大都市の地域主権を否定するものです。これと対極にあるのが、府県から独立しようという「特別自治市構想」です。しかし、これが京都で実行されれば、府内が南北に分断されてしまい、府は京都市内に施設を置いたり徴税したりできなくなります。


 府と市が似通った施設を別々に持つ「二重行政」の問題が指摘されます。でも例えば、私鉄や百貨店は大都市に複数あり、競争しながらも共存して機能を分かち合っている。府と市が複数の図書館や体育館を運営していても、それぞれ利便性が評価されるなら良いことではないでしょうか。


 政令指定市にも改善すべき点はあります。例えば、成長戦略なんかは府と市が一緒につくればいい。まずは双方が常設の機関を設け、じっくり話し合えば今の制度のままで解決できる問題だと思います。


 ◇むらかみ・ひろし◇ 専攻は行政学・地方自治論。1983年、京都大大学院法学研究科修了。法学博士。共著に「大阪都構想Q&Aと資料」(公人社)

2117チバQ:2012/01/22(日) 09:27:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000185-mailo-l25
2012大津市長選:「大津の顔」どうする? 問われる市街地活性化策 /滋賀
毎日新聞 1月18日(水)14時53分配信

 22日に投開票される大津市長選の争点の一つが、「大津の顔」である中心市街地の空洞化対策。JR大津駅前では再開発ビルが着工され、にぎわい創出の方策が問われている。活性化に向けた立候補者のマニフェスト(公約集)や主張を紹介する。【加藤明子】
 市が進める中心市街地活性化基本計画(08〜13年)は、大津駅前と大津港を結ぶ回遊路整備▽町家など歴史的町並みの再生・活用▽琵琶湖岸の集客−−の3本柱で49事業に取り組む。市長選の立候補者はいずれも無所属で、弁護士の越直美氏(36)=民主、社民、対話の会推薦▽現職の目片信氏(70)=自民、公明推薦▽医師の東昌子氏(49)=共産推薦=の3人。(届け出順)
 ◇世界視野に観光誘致−−越直美さん(36)=無新
 越氏は来年度末の計画終了時に事業仕分けをして効果を検証する考え。大津駅前と浜大津を路面電車でつなぎ、人力車の導入も提案。京都の観光客を大津へ引き込むパッケージツアーを企画、京都駅に観光案内所も開設するアイデアだ。自らの英語力を生かしたトップセールスで国際会議や企業研修の誘致もアピールする。
 ◇実現性と実績を重視−−目片信さん(70)=無現
 目片氏は琵琶湖を臨むなぎさ公園内のカフェ「なぎさテラス」(大津市打出浜)を例に、現在進める区画整理・再開発ビルや町家再生事業が活性化の起爆剤になると主張。大津ゆかりの戦国の人物や水城、町人文化を紹介する短編集「びわ湖大津の物語」を編さんし、大津駅の観光案内所のスペースや機能拡充でPRする。
 ◇区画整理事業を検証−−東昌子さん(49)=無新
 東氏は、拡張が予定される区画整理事業を検証する住民の意識調査を実施する考え。中心部に乗り入れるコミュニティーバスを走らせ、歩道や駐車・駐輪場を整備するほか、高齢者や女性が長時間くつろげる集会所や図書館を設けて商店街に人を呼び込む。空き店舗を活用し、保育・子育てや介護サービスの事業所の集積も促すという。

1月18日朝刊

2118とはずがたり:2012/01/23(月) 00:30:27
これが先進的滋賀県の実力か?久しぶりに嘉田ちゃんのパワー炸裂したか?

2012年1月23日0時11分
全国最年少の女性市長誕生へ 大津で36歳越氏当選
http://www.asahi.com/politics/update/0122/OSK201201220043.html

大津市長選で当選を決め、嘉田由紀子滋賀県知事(右)と喜び合う越直美氏=22日午後10時13分、大津市木下町、飯塚晋一撮影

当選を決め、祝福の花束を受け取る越直美氏=22日午後9時42分、大津市木下町、飯塚晋一撮影

支持者と握手を交わす越直美氏(右)=大津市木下町
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 大津市長選は22日投開票され、新顔で弁護士の越直美氏(36)=民主、社民、対話の会推薦=が、3選を目指した現職の目片信氏(70)=自民、公明推薦=と、新顔で医師の東昌子氏(49)=共産推薦=を破り、初当選した。対話の会は嘉田由紀子・滋賀県知事が顧問を務める地域政党。

 越氏の当選で、全国最年少の女性市長が生まれることになる。滋賀県は都道府県で初めて、知事と県庁所在地の市長に女性が就く。投票率は44.15%(前回42.31%)だった。

 現在の最年少の女性市長は兵庫県尼崎市の稲村和美市長(39)。2010年11月の尼崎市長選で、38歳で初当選した。

 主要政党の地元組織は今回の大津市長選を次の総選挙の前哨戦と位置づけ、激しい選挙戦を展開した。

 越氏は米ニューヨークの弁護士事務所で働いた国際経験と地元出身を強調し、子育て支援を訴えた。県選出衆参議員が6人いる民主に加え、社民が推薦。対話の会の推薦も得て、市内で約10万票あるとされる嘉田氏の支持票も取り込んだ。

2119チバQ:2012/01/23(月) 02:00:27
>>2098
>嘉田知事は「特定候補は応援しない」としている

だったんですけどねえ、建前は

2120林家四平:2012/01/23(月) 11:54:57
>>2118
私的な見解ですが、現職の目片信氏の敗因は、70歳という高齢や在任中の入退院があったこと(健康不安)から不利だったのではないかと見られます。

2121名無しさん:2012/01/23(月) 12:44:57
http://kyoto-np.co.jp/top/article/20120123000038
越旋風、湖都動かす 大津市長選
若さで勝利をもぎとった。22日投開票の大津市長選で、史上最年少となる女性市長の誕生が決まった。滋賀県の県都の未来を託されたのは、新人の弁護士越直美さん(36)。行政経験はなかったが、持ち前の笑顔と行動力で現職の厚い組織を打ち破った。「大津を変えたい」。政治不信が広がる中でも、ひたむきな訴えは有権者の心にしっかりと届いた。3選を目指した目片信さん(70)は支持をつなぎとめられず、医師として福祉充実を訴えた新人の東昌子さん(49)も敗れた。

 「最年少女性市長の誕生だ」「滋賀県と大津市の連携を進めよう」。午後9時20分。越直美さんの「当選確実」の一報が大津市木下町の選挙事務所に伝えられると、約100人の支持者から割れるような歓声が湧き起こった。越さんは「大津を変えてほしいという大きな期待を受けた。若さを生かして市政を進める」と喜びを爆発させ、祝福に駆けつけた嘉田由紀子知事とがっちり握手した。

 選挙カーを各地に走らせ、朝晩は駅前に立って熱意と若さをアピール。最年少女性市長を目指し、子どもを持つ同世代の母親の集まりに飛び込み、幼稚園や保育園のそばで支持を訴えるなど子育て支援充実を強調した。

 「停滞か、飛躍か」。5年後に大津市は人口減少に転じると指摘し、危機感を前面に出して「今の大津のままではだめだ」と訴えた。現市政を「住民の意見が十分に反映されていない」「県とうまくいっていない」と批判し、嘉田知事との連携強化をアピールした。変革を求める市民の思いを受け止めた。

 嘉田知事は「笑顔あふれる大津になるように力を合わせて頑張りたい」と当選を祝い、越さんは「子育てや介護ならば大津と言われるまちを目指し、観光面で大津のすばらしさを日本や世界にアピールしていく」と力強く抱負を語った。

2122名無しさん:2012/01/23(月) 12:46:37
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001201230005
越氏、湖都初の女性市長
2012年01月23日


当選を確実にし、万歳する越直美氏=22日午後9時41分、大津市木下町、飯塚晋一撮影

【変化求める声 風に】


 大津市長選は22日投開票され、無所属新顔で弁護士の越直美氏(36)が、いずれも無所属で、現職の目片信氏(70)と新顔で医師の東昌子氏(49)を破り、初当選した。越氏は変化を求めた有権者の思いをくみ上げ、幅広い支持を集めた。新市長は県内初の女性市長となり、県と県都の首長がともに女性になるのは全国初。当日有権者は26万7426人で、投票率は44.15%(前回42.31%)だった。


 「当選確実」の一報が入ると、大津市木下町にある越氏の選挙事務所に集まった支持者らから大きな拍手と歓声がわき上がった。越氏は「子育て支援や福祉、観光、行革などの問題に取り組みたい。市議会とは政策ごとに議論していく」と決意を新たにした。


 東京やアメリカでの弁護士経験を経て、昨年11月に立候補を表明。民主や社民から推薦を得る一方、嘉田由紀子知事が顧問を務める地域政党・対話の会にも働きかけて推薦を取り付けた。自身のフェイスブックに嘉田知事とのツーショット写真を掲載するなどして「近さ」をアピール。2010年の知事選で大津市で10万票近くを取った「嘉田票」の取り込みを図った。


 選挙戦では、知名度不足をカバーしようと市内全域をくまなく回り、夜遅くまで街頭に立った。個人演説会などでは、祖母の介護をきっかけに政治を志した経験を語り、待機児童の解消や中学校給食の導入など、子育て世代への支援策も訴え、支持を広げた。


 民主党の国会議員らも連日応援に駆けつけた。地元の滋賀1区選出の川端達夫総務大臣は「全国最年少女性市長を誕生させよう」と呼びかけ、盛り上げた。


「投票率44.15%やや上回る」


 大津市長選の投票率は44.15%と、前回の42.31%から1.84ポイント上昇した。国政の混乱や、年明けすぐの選挙ということもあり、有権者の反応は鈍く、各陣営ともアピールに苦心しながらの選挙となった。


 戦後18回の市長選で、投票率の最高は1972年の72.38%。その後、3回連続で無投票が続き、88年は48.03%と、初めて5割を切り、96年には戦後最低の34.11%を記録した。その後の3回は40%台が続いている。


 最近の選挙で見ると、大津市の投票率は昨年4月の県議選で49.33%、市議選は46.23%だった。一方、一昨年の参院選は61.28%、政権交代が問われた2009年の総選挙は70.37%となり、地方選挙よりも高い傾向を示している。


「県・市の連携強化必要に/解説」


 「停滞から飛躍へ」を掲げた越直美氏が、現職ら2人を破って初当選を果たした。34万人の大津市のかじ取りは、全国最年少で県内初の女性市長となる越氏に託された。だが、市政を取り巻く環境は厳しさを増しており、財政再建や市街地の活性化、少子高齢化対策など、特効薬のない難しい課題が待ち受ける。


 1970年代の大津市は革新系市長の下、「大津方式」と呼ばれる乳幼児検診システムを全国に先駆けて導入するなど、「高福祉」を進めてきた。


 それから約40年。増え続けてきた人口は2017年には減少に転じるとされる。65歳以上の高齢者の割合が25%を超えるとみられ、今まで以上に高齢化対策が重要になる。税収の柱となってきた個人住民税が減少する一方、社会保障費などは増すため、財政の硬直化は一層進むだろう。


 越氏はほかの候補と同様、保育所の建設による待機児童の解消や、特別養護老人ホームの定員増といった、子育て支援や医療福祉の充実を掲げた。また、JR大津駅前の再開発などの課題も残る。いずれも財源を必要とするもので、施策を効果的なものにするためにも、越氏がこれまで訴えてきたように、不十分だと指摘されてきた県と市の連携を強化する必要がある。


 最初の関門は、新年度の予算編成だろう。審議する市議会は「オール与党」から一転するとみられる。口約束に終わらせずに実行する力量と工夫が新市長には求められる。(高橋玲央)

2123チバQ:2012/01/23(月) 21:04:13
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20120122000087
実績及ばず「心残り」目片さん落選 大津市長選
 落選の一報に、大津市におの浜3丁目のホテルに集まった目片信さんの支援者は言葉を失った。「多くの支援をいただいたが期待にそうことができず、心残り」。目片さんは深々と頭を下げた。

 2期8年の実績を強調し、不安視された健康問題を拭い去ろうと、早朝の駅前に立って元気な姿もアピールした。推薦した自民、公明両党に加え、自治連合会など各種団体と連携して選挙を展開した。しかし、無党派層への支持は広がらす、変革を訴えた越さんにリードを許した。

 目片さんは「市政はあらゆる分野に取り組まなければならず、簡単なことではない。地域ごとの課題に真剣に取り組んでいただきたい」と越さんにメッセージを送った。

 自民県連の石田祐介幹事長は「次期衆院選への影響も大きい。敗れた要因を受け止め、反省したい」と語った。

2124チバQ:2012/01/23(月) 21:27:47
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012012390131941.html
大津市の2副市長辞意 越さん当選受け
2012年1月23日 13時19分

 22日投開票の大津市長選で越直美さん(36)が現職の目片信さん(70)を破り当選したことを受け、同市の佐藤賢(70)、井上俊生(64)両副市長は23日、辞職する考えを明らかにした。

 佐藤さんは、「新市長は変革を訴えて当選した。自分は目片市政の推進者であり、市政が停滞していたと言われればわれわれの責任になる」と理由を語り、井上さんは「これも市民の選択の結果。われわれがいないほうが改革が進む」と述べた。

 2人は24日付の退職申し出書を、落選が決まった目片市長に提出し、受理された。

 越さんは当選直後、両副市長の残留を望む趣旨の発言をしているが、佐藤さんは「社交辞令でしょう」と述べ、井上さんとともに慰留は受けない方針。2人はともに市職員出身。

 一方、越さんは23日朝、大津市のJR石山駅前で、通勤通学の市民に「当選のお礼」のあいさつに立った。25日には初登庁し、史上最年少の女性市長の公務をスタートさせる。

(中日新聞)

2125チバQ:2012/01/24(火) 21:56:43
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120124/shg12012402160003-n1.htm
大津市長に36歳女性、越氏 各党に期待と不安 滋賀
2012.1.24 02:16
 ■民主「党再生の土台」/自民「知事票上積み脅威」

 大津市長選で、弁護士の越直美氏(36)=民主、社民推薦=が、現職で3選を目指した目片信氏(70)=自民、公明推薦=と医師の東昌子氏(49)=共産推薦=を破り初当選し、史上最年少の女性市長の座をいとめたことを受け、県内各党は23日、期待と不安を示した。民主は次期衆院選に向け「逆風が吹く中、再生につながる」と歓迎したのに対し、自民は嘉田由紀子知事の票が越氏に回ったとし、衆院選でも「知事票が脅威になる」との見解を示した。

                   ◇

 民主党県連の出原逸三幹事長は「政権政党となって初めての大津市長選で、必勝にこだわった。県連や、支持団体の連合滋賀が一丸となって戦うことができた」と分析。衆院選に向けては「政権に対する逆風の中、党の名前を前面に出して勝つことができ、再生の土台となった」と評価する一方で、「国会運営でつまずくと台なしになる可能性もある」と自戒した。

 自民党県連の石田祐介幹事長は「(越氏に)『若さ』や『変革』などイメージ先行の選挙戦を許してしまった」と、目片氏側が明確な対抗軸を打ち出せなかったことを悔い、「党としての力不足を露呈し、衆院選にもいい影響はない」と反省した。

 嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」は越氏を推薦。嘉田知事は選挙中中立を守ったが、越氏の出発式で、知事の次男がマイクを握ったことについて、石田幹事長は「越氏には嘉田知事票の上乗せはかなりあったはず。衆院選でも脅威」と懸念した。嘉田知事は一昨年の知事選で約42万票の史上最多得票で再選している。

 公明党県本部の梅村正代表は「目片氏の2期8年の実績のアピールが不十分で、市民から理解されなかった」とし、「衆院選とは候補者も課題も違い、影響は少ないと思うが、実績より、将来に期待する有権者の意思はしっかりと受け止めたい」と述べた。

 共産党県委員会の奥谷和美委員長は「(東氏の)票数は思ったより伸びた。選挙中も民主党政権への市民の怒りを強く感じた。民主でも自民でもない選択肢として、衆院選を戦う土台はできた」と述べ、3月末までに衆院選1〜4区すべての候補予定者を選定する考えを示した。

 大津市長選で自主投票としたみんなの党の蔦田恵子県議会第1支部長は「大阪市長選と違い、大津市長選は政策の争点がなかった。『風』が吹いただけで、衆院選で民主の勢いにつながるとは思えない」とし、越氏については「公約に具体性がなかった。これからどうやって市政運営するのか注視したい」と述べた。

                   ◇

 嘉田知事は県庁で報道陣に越氏の勝因について「市民の間に閉塞感が漂っていた。経験や実績の蓄積以上に、若さやチャレンジ、未来への可能性に期待が集まった」と話した。

2126名無しさん:2012/01/25(水) 16:01:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000708-yom-pol
関西広域連合、政令市の議席調整が難航
読売新聞 1月25日(水)14時48分配信

 関西広域連合(連合長=井戸敏三・兵庫県知事)の議会(定数20人)が、政令市加入に伴う議席配分の調整で難航している。

 議席数は地域の思惑を反映する「影響力」に直結するため、政令市がある京都、大阪、兵庫の各府県が「議席の上乗せ」を求め、その他の県が「現行定数内の見直し」を主張して譲らない。新体制は、目指していた年度当初のスタートが極めて難しい情勢だ。

 広域連合議会は、加盟府県の首長で構成する広域連合委員会の施策や計画を審議し、議決する機関。定数は各府県に最低1人を確保したうえで、「人口250万人に1人」を目安に加算して、現在は大阪5、兵庫4、京都3、滋賀、和歌山、鳥取、徳島各2。それぞれ府県議会の会派勢力などに基づいて議員が選出されている。

 ここに、橋下徹・大阪市長に背中を押される形で京都、大阪、堺、神戸の4市が昨年末一斉に加入を表明し、議席割り当ての必要が生じた。

 政令市がない滋賀、和歌山など4県議会は、「京都、大阪、兵庫の議席は、すでに政令市を含む人口規模に応じて配分されているのだから、政令市に議席を譲るべきだ」と主張。議員報酬(年2万4000円)の問題というより、都市部の府県の発言力が増し、相対的に存在感が低下することへの警戒感がある。

 京都、大阪、兵庫の府県議会は「政令市分の増員を」と求める。大阪府議の1人は「削減になると、(府議会の)どの会派の議席を減らすかという話になり、難しい」と話す構成府県への割り当て全体を大幅に増やすアイデアも浮上しているが、「抜本的に見直すと、議論がさらに長引く」(連合議会事務局)との懸念もある。

2127チバQ:2012/01/26(木) 12:30:34
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120118ddlk26010437000c.html
再戦へ:2012京都市長選/上 前回951票差 立候補予定2氏、同じ顔ぶれ /京都
 951票差。投票総数の「0.22%」が明暗を分けた現職の門川大作(61)と新人で弁護士の中村和雄(57)が再び相まみえる構図が固まりつつある京都市長選。今月22日の告示を前に因縁の再戦の底流に迫る。【古屋敷尚子】

 ◇門川大作氏「課題は現場に」小まめに市井へ/中村和雄氏、昨夏からミニ集会重ね手応え
 「お久しぶりです」。前回市長選から2年9カ月後の10年11月11日、京都地裁の101号法廷。中村は少し笑みを浮かべ、証言台の門川にあいさつした。門川は硬い表情を崩さなかった。

 門川の市教育長時代の業績を紹介した書籍を市教委が購入・配布したのは違法として、門川ら市幹部に損害賠償を求めた住民訴訟の口頭弁論。証人として出廷した門川の言動を傍聴席を埋めた住民側支援者が見つめた。

 住民側代理人の1人の中村はその後は淡々とした口調で「掲載写真はいつ撮影したのか」などと質問し、門川は「知らない」「そんなことはない」と短い言葉を連ねた。

 訴訟は、書籍が選挙での宣伝目的だったかどうかなどを争点に今も同地裁で続く。

 ◇
 「課題も解決策も現場にある」が口ぐせの門川は土日も小まめに地域イベントに顔を出す。「市長さんや」。トレードマークの着物姿で街に出ると、市民に囲まれ握手を求められることも。「最初は正直、お調子者だと気に入らなかった」と明かす経済界の有力者も「夜は1日何件も飲み会を渡り歩き、誰とでも気さくに意見を交わす。応援したくなるのが人情でしょう」と苦笑する。

 教育行政畑を歩いた門川は前回、桝本頼兼前市長の事実上の後継として出馬。知名度不足は否めず、予想以上の苦戦を強いられた。

 民主、自民、公明などの推薦で現職として挑む今回は陣営内に「圧勝が絶対条件だ」との声もあるが、「中村の支持層は(推薦の)共産だけではない。楽観は禁物」とくぎを刺す市議会与党幹部もいる。

 一方、15万票以上を集めて敗れた中村は、その直後から「票の重みを考えれば、再挑戦するしかない」と覚悟を決めたという。社会派の弁護士に戻り、市民団体「市民ウォッチャー・京都」事務局長として、情報公開請求や住民訴訟などで門川市政に対峙(たいじ)した。

 得意とするのは労働問題。非正規雇用労働者の雇い止め訴訟の代理人を務め、学習会の講師としても全国を飛び回った。

 昨年7月30日に立候補を表明して以来、子育て中の母親や中小企業経営者らとのミニ集会を重ねた。「『来てほしい』と声をかけられることも増えた」と手応えを感じている。

 集会に参加した2児の母親(33)は「共産党系の候補に投票したことはないが、市政を変えてくれそうな気がする」と話した。

 アプローチの仕方は異なるが、無党派層への浸透を競い合う。(敬称略)

2128チバQ:2012/01/26(木) 12:31:12
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120119ddlk26010471000c.html
再戦へ:2012京都市長選/中 公契約条例と公契約基本条例? /京都
 ◇早くも「公約」で“火花”
 「え、これってパクリじゃないの 『公契約条例』と『公契約基本条例』?」−−。現職の門川大作(61)のマニフェスト発表から3日たった今月13日、新人の中村和雄(57)がツイッターでこうつぶやいた。

 中村は08年の前回選でも、公共工事で適正な雇用条件の確保を規定する同条例を掲げたが、今回さらに「地元中小企業を優先し、下請け、孫請けを市内に本社がある企業に限定する」とする内容を盛り込んだマニフェストを昨年12月21日に発表した。

 門川はその直前の同19日、市長としての記者会見で、新たに創設する民家の耐震補強への助成金制度で発注先を市内業者に限定することや、橋の耐震工事でも市内業者を優先すると発表した。

 さらに今月10日に発表したマニフェストにも「市内中小企業の受注機会を拡大する」などとする「公契約基本条例」を盛り込んだ。中村の公約と似ているとの報道陣からの質問に「市議会与党からも推す声があり、これまで検討してきた」と答えた。

 同条例をめぐっては、前回選後から共産が市議会の一般質問で必要性を指摘。昨年9月議会で民主が制定を求める質問をすると、それまで消極的だった市の姿勢が変わり、門川は「研究したい」と前向きな答弁をした。

 中村は「地元中小企業への発注に同じ問題意識を持つのは喜ばしい」としながらも「選挙前に発表するなら、なぜこの3年10カ月の間にやらなかったのか」と批判する。

 原発問題についても同じような状況がある。中村は「10年以内に原発をゼロに」と掲げたが、門川も「できるだけ早く持続可能なエネルギーに転換し、原発をなくす」と脱原発依存を掲げ、会見で「中村さんと同じ路線だ」と言い切った。ただ、門川は、国が万全の安全基準を定めるとの条件付きで「エネルギーが足りないと企業が海外に流出する。全ての再稼働を認めないとは言わない」とも付け加えた。

 門川陣営のある市議は「争点化を避ける手法は見事」と、そこには門川の“戦略”があるとの見方だ。門川は集会などの場で「(マニフェストの一部が)似ている、と言われるが、実行力、実現可能性に大きな差がある」とアピールしている。(敬称略)【古屋敷尚子】

2129チバQ:2012/01/26(木) 12:32:47
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120120ddlk26010472000c.html
再戦へ:2012京都市長選/下 勝手連と経済界 立候補予定2氏、支持固め着々 /京都
 ◇政党の枠超え、政策で支援
 「脱原発の市長を誕生させよう」。そんな熱気の中、新人の中村和雄(57)=共産推薦=が力を込めた。「私は共産党にかつぎ出されたのではない。こういう運動を広げてください」

 今月8日、京都市東山区で開かれた集会。主催したのは主婦や会社員、カフェ経営者らで昨年10月に発足した「中村和雄さんを市長にしよう! 勝手連」。237人(18日現在)が賛同人に名を連ねる。多くが無党派の立場で集会やビラ配布を続ける。

 集会の参加者の一人は中村に「報道などで『共産対非共産』の構図が強調されているが、それだけでは京都市を変えられない」と訴えかけた。

 「勝手連」が中村の政策で特に期待するのが脱原発。司会者が「京都市中心部は若狭の原発群から60キロ。私たち自身の課題だ」と強調すると、中村も「脱原発を明確にする市政を実現する」と応じた。

  ◇

 「日ごろからご支援をたまわっていますが、今年はことのほかお世話になります」。今月5日、下京区で開かれた京都商工会議所など府内の経済4団体の年賀交歓会で、現職の門川大作(61)=民主、自民、公明、みんな、社民府連推薦=はこう切り出し、約1000人の出席者を沸かせた。門川はさらに「経済界の願う政策と市の政策を完全に融合させる」とアピールした。

 経済界は門川支援で結束している。門川の選挙母体「未来の京都をつくる会」会長に、前回選に続いて同商議所の立石義雄会頭が就任。経済団体の代表らが役員に名を連ねる。

 「私たちは門川さんの実績と政策で支援を決めた」。同商議所幹部は非共産の枠組みに合わせた形式的なものではないと強調する。

 経済4団体は昨年11月、門川の前回選マニフェストと1期目の実績を比較した。京都の伝統と先端技術を生かした産業育成を目指す「知恵産業融合センター」(下京区)を実現させたことなどを評価。さらに今回のマニフェストには「知恵産業創造ファンド(仮称)」創設など4団体の要望した施策が盛り込まれている。

 着々と「オール京都」態勢を築きつつある門川陣営だが、同商議所幹部は不安も口にした。「大阪ダブル選で示されたように、既存の政党や組織への不満、閉塞感の打破を望む声は京都にもあるかもしれない。それがどう反映するのか」(敬称略)【太田裕之】

2130チバQ:2012/01/26(木) 22:38:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120125-00000116-mai-soci
<大阪府>道頓堀川をプールに…「10大名物づくり」で提案
毎日新聞 1月25日(水)22時36分配信


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大阪府の松井一郎知事が長さ2キロのプール整備の検討を表明した道頓堀川=大阪市中央区で2012年1月25日、三村政司撮影

 道頓堀川をプールに−−。大阪府の松井一郎知事は25日の記者会見で、2015年の道頓堀完成400周年に合わせて、長さ2キロのプールを整備し、「世界遠泳大会」の開催を検討する考えを明らかにした。会見に先立つ同日の府市統合本部の会合で、特別顧問の堺屋太一・元経済企画庁長官はプールを有料化し、収入を得るアイデアも披露した。

 堺屋氏は会合で、大阪の「10大名物づくり」の一つとして提案した。

 道頓堀川を管理する大阪市は噴水を整備して水中の酸素量を増やしたり、専用船で毎日、水面清掃を行ったりするなどの水質改善策に取り組んでいる。松井知事は会見で「道頓堀の管理権は府にはなく、大阪市にあるが、プール(の整備)はやりたい」と語った。ただ、道頓堀川の場合、遊泳場の可否基準となるCOD(化学的酸素要求量)は基準を満たすものの、大腸菌数は高い時で基準の約700倍もある。

 道頓堀川では01年にも、街おこし団体が04年夏の水泳大会開催を目指し、河川美化などの活動を行ったが、実現には至っていない。

 道頓堀川沿いを散策していた人の反応はさまざま。台湾から4泊5日で旅行に訪れた男性の翁正聲さん(36)は「グッドアイデア。もし泳げるならぜひ泳ぎたい」と歓迎する。大阪市に住むフリーターの青木藍美さん(21)は「絶対無理。きれいにならないだろうし、入りたくない。泳ぐなら須磨海岸(神戸市須磨区)に行く」と話した。【堀文彦】

 ◇堺屋太一氏が提案した「10大名物づくり」◇

(1)道頓堀川に2キロのプールをつくり、「世界遠泳大会」を開催

(2)15年ごろに「大阪都発都記念大博覧会」を開催、シンボルとして大阪城公園と天満公園を結ぶ大歩道橋をつくる

(3)御堂筋の美術デザインストリート化

(4)大阪市内か堺市に1万平方メートルの映像「ヘクタール・ビジョン」をつくり、CMなどを上映

(5)近鉄阿倍野タワーに「驚愕(きょうがく)展望台」の設置を依頼

(6)JR大阪駅大屋根下に「空中カフェ」を再開

(7)北ヤード2期工事に高層マンションと空中緑地を実現

(8)北ヤード1期の「ナレッジキャピタル」を世界的名物になるよう改善

(9)咲洲または南港にエレクトロ・ゲーム・センターをつくる

(10)関空と舞洲を一体開発、「国際特区」にする

2131チバQ:2012/01/27(金) 12:40:00
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120127k0000m040108000c.html
橋下市長:「目安箱」にメールや手紙 「通報」続々

橋下徹・大阪市長 大阪市の橋下徹市長が、市職員からの内部告発などをメールや手紙で受け付け始めたところ、多くの「通報」が寄せられていることが市への取材で分かった。橋下市長は自分のメールアドレスを全職員に公開、「(通常の)ラインでは上がってこない貴重な情報がどんどんくる」と独自の情報収集術に胸を張る。しかし、「密告奨励」とも取れる手法で、「職場がギスギスし始めた」との声が出ているほか、専門家も「職員同士の連帯を損なう」と指摘している。

 「(市の労働)組合の意向で昇任試験の受験を遅らされた」「組合に迎合する(区役所の)総務課長だと、組合(の人事)案を受け入れてしまう」

 昨年末に橋下市長が就任した際、職員から複数のメールが寄せられた。労働組合が市の人事に介入しているとの証言で、橋下市長は不当な介入がないか、調査を指示した。

 年明けには市教育委員の視察に関する情報もメールで寄せられた。今月10日の市長と教育委員の意見交換会の直前、学校視察が駆け込み的に行われたという内容で、橋下市長は視察の実態を市教委に報告させた。病気休職の不正取得の手口を通報するものもあった。

 市は市長へのメールの数を明らかにしていないが、橋下市長は「すごくたくさん来ている。しっかり厳正に対処したい」と話す。

 また、手紙で受け付ける「目安箱」を今月設けたところ、20日間で約50通が届いた。所定の様式に従って市役所に郵送すると、市長に直接届き、他の職員が中身を見ることはないという。

 職員からの内部告発は、橋下市長が進める公務員制度改革や労働組合との関係見直しなどに直結している。告発を奨励するため、市と市教委の懲戒処分の指針も改め、職員が不正行為に関係していても市に通報して不祥事の全容解明に貢献した場合、処分を軽減することを明記した。原則免職にはしないこともルール化し、25日から運用している。

 一方、こうした手法を問題視する声も上がる。24日の市教育委員会会議では、指針を改めることについて、委員の一人が「信頼関係を生む仕組み作りが重要ではないか」と指摘した。ある職員は「『壁に耳あり、障子に目あり』という感じで萎縮している職員もいる」と打ち明ける。別の職員は「内部告発は中傷の類いも少なくない。市長が偏った情報で判断を誤らなければいいが」と戸惑いを見せた。【林由紀子、原田啓之】

 ◇目安箱
 享保の改革で知られる8代将軍、徳川吉宗が1721年、江戸城竜ノ口評定所前に設置。民心把握や施政の参考意見を得るため、一般庶民に不満や要望を直訴させた。投書は将軍自らが検分。これにより小石川養生所の設置や、江戸市中の町火消の整備などが実現した。

毎日新聞 2012年1月27日 1時12分(最終更新 1月27日 3時54分)

2132チバQ:2012/01/27(金) 19:36:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120126-OYT8T01273.htm
同会派議員「なぜ白票」 奈良市議長選

北氏「共産と共闘に抵抗感」

 昨年6月の奈良市議会議長選で白票を入れたのは、上原雋(しゅん)議長と同じ会派「政友会」の北良晃議員だった。読売新聞の取材と大阪地検特捜部の任意の事情聴取に対し、沈黙を破って明らかにした事実。上原議長を誕生させた同じ会派の議員は「いったい、なぜ」と戸惑いを隠せない。一方、他会派の議員からは複雑さを増した同議長選の構図について、前議長の山本清容疑者(74)が逮捕された贈賄申し込み事件とともに、全容解明を求める声が上がった。(岡本輝之、白石佳奈)

 選挙から7か月たってようやく明らかになった白票の投票者。北氏は26日朝、市内の自宅で取材に応じ、「自分は自民党籍を持っており、議長選で共産党と組むことになる政友会の方針には抵抗があった。私自身の判断だ」と白票に込めた思いを説明した。

 これまで黙っていた理由は語らず、山本容疑者が所属していた会派「政翔会」から議長選での共闘を持ちかけられなかったか問うと、「捜査にかかわるので言えない」と繰り返し、「これからまた聴取があるので」と話を切り上げた。

 議長選では、上原氏と、山本容疑者らが推す公明党の山中益敏議員が19票ずつ獲得。くじ引きで上原氏が当選したが、白票を誰が入れたか、捜査でも焦点の一つとなっていた。

 北氏が自分の会派が推す上原氏に投票しなかったことについて、政友会の東久保耕也議員は「入れたのは別の人だと思っていた。彼なりの考えがあったのだろう」と言葉少なだった。

 他会派の議員からは今後の捜査に期待する声が相次いだ。共産党の松岡克彦議員は「山本容疑者が天野秀治議員に白票を依頼していただけに、特捜部には徹底的に調べてほしい」と強調し、天野氏も「さらに組織的な関与がなかったか捜査して」と力を込めた。

 一方、山中氏は「北氏が個人で判断したのなら、とやかく言うものではない。現段階では何とも言えない」と困惑した。

(2012年1月27日 読売新聞)

2133名無しさん:2012/01/29(日) 11:07:28
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120128-OYT1T00052.htm?from=tw
橋下流500万円選挙、過去20年で最低

 大阪市の橋下徹市長が昨年11月の市長選で支出した選挙運動費用は約500万円で、過去20年間の当選者中、最も低額だったことがわかった。

 同日選の大阪府知事選でタッグを組んだ松井一郎知事と選挙事務所を共用するなど節約に努めた効果が表れた。対抗馬の平松邦夫・前市長に比べても約3分の1に抑えた〈格安選挙〉に、選挙の専門家からは「知名度抜群の橋下氏ならでは」と驚きの声が上がっている。

 市選管に提出された収支報告書によると、橋下氏の支出額は500万7996円で、最も安かった1999年の磯村隆文氏を大幅に下回った。昨年4月の大阪市議選では区単位の選挙区で600万円近く使った議員もおり、安さが際立つ。

 歴代当選者と最も差が大きいのは、選挙事務所費とみられる。総額1557万5470円を支出した平松氏と最大の差が出たのもこの点で、平松氏の約572万円に対し橋下氏は約75万円。「一部の有権者の目にしか触れない事務所を豪華にしても仕方がない」と、自らが代表を務める大阪維新の会が入るビルを松井氏と共用し、賃料などは維新も含めた三者で負担した。
(2012年1月28日10時17分 読売新聞)

2134チバQ:2012/01/30(月) 00:30:17
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120129/waf12012918300008-n1.htm
京都市長選ラストサンデー、脱原発俳優VS大物国会議員
2012.1.29 18:29 (1/2ページ)[west政治]
 告示から1週間となった京都市長選(2月5日投開票)は29日、折り返しの日曜日を迎えた。新人と現職の一騎打ちが展開される中、脱原発俳優や大物国会議員が応援のため京都入りし、それぞれ支持を訴えた。

 新人で弁護士の中村和雄氏(57)=共産推薦=の陣営には、脱原発運動を進める俳優の山本太郎さんが応援に駆けつけ、繁華街の四条河原町など2カ所で街頭演説を行った。

 山本さんが「一刻も早く原発を廃止しなければ安全が担保されない」と声を振り絞ると、写真を撮る買い物客の姿も。中村氏も「原発はもうやめると京都から言っていかなくてはならない」と訴え、そろって脱原発の主張を繰り広げた。

 一方、現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明、社民、みんな推薦=の陣営では、京都府選出で自民党の谷垣禎一総裁が初めて京都入りした。

 谷垣氏は選挙事務所で門川氏と握手を交わし、「(昨年の)大阪市長選後、関西の政令市の京都がどういう選挙をするか、全国が注目している」と激励。門川氏は「大好きな京都のため頑張り抜く」と応じた。谷垣氏は夜の個人演説会2カ所でもマイクを握った。

2135チバQ:2012/01/30(月) 00:32:26
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120127/waf12012711090008-n2.htm
議会がイジメ? 滋賀・大津の最年少女性市長、少数与党で「予算案どうなる!」
2012.1.27 11:05
 史上最年少の女性市長に就任した大津市の越直美(こし・なおみ)市長(36)は、大枠が固まった新年度予算案を「マニフェスト実現のため見直す」と明言、「越カラー」に組み替える方針を固めた。だが、選挙戦では市議38人のうち明確に越市長を支援したのは6人で、組み替え予算案が可決されるかどうかは微妙だ。越市長が連携を強調する嘉田由紀子滋賀県知事(61)も少数与党の議会対策に苦慮。女性ペアのトップは同じ「壁」に直面している。

 22日に投開票された大津市長選で、越市長は民主、社民、嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)から推薦を受けた。これに対し、落選した目片信(まこと)前市長(70)を自民、公明が推薦。越市長についた市議は民主系の6人しかいなかった。

 市では昨秋から予算編成を始め、市長選前の今月11日に大枠が内示されていたが、越市長は当選後、市幹部にマニフェストを予算に反映させるよう指示している。当初予算は骨格予算としたうえで、詳細を検討。中学校給食の配食サービスや待機児童解消などの施策を盛り込み、6月定例議会で「越カラー予算案」を提案したい考えだ。



 ただ、目片前市長を支援した市議会最大会派で自民系の湖誠会の竹内照夫幹事長は「市長は執行権があり、発言には責任が伴う。すべてを否定するわけではないが、悪い政策には反対する」と断言する。

 越市長は「意見が合う、合わないはある。議案ごと政策ごとにねばり強く話し合っていきたい」と話すが、市議会の野党会派には反発が広がっている。

 報道陣から越市長へのアドバイスを問われた嘉田知事は「政策を訴え続ける王道で進むしかない」と話したが、知事も議会に翻弄されている。昨春の県議選(定数47)後、対立する自民会派が20人から26人に、知事与党の対話の会と民主会派は21人から17人になり勢力図が逆転。自民会派に、昨年の9月議会で再生可能エネルギー調査費を予算案から削除されるなど目玉施策に次々に待ったをかけられている。

 越市長と市議会の関係について、保守系県議の1人は「市長と対立姿勢を強調しすぎると、市民には市長をいじめているように映ってしまう。やり過ぎると次期衆院選にマイナスの影響が出る可能性がある」と話している。

2136チバQ:2012/01/30(月) 00:36:34
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012901001426.html
京都市長選情勢、現職が先行 追う共産系新人
 新人と現職の一騎打ちとなった京都市長選(2月5日投開票)で、共同通信社は26日から28日、電話による世論調査を実施し、情勢を分析した。

 無所属現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明、社民、みんな推薦=が先行。無所属新人の弁護士中村和雄氏(57)=共産推薦=が追う展開となっている。ただ約4割が投票先を「まだ決めていない」と回答しており、情勢は変化する可能性がある。

 政党別では、門川氏は民主、自民両党の支持層の約6割から支持を受けている。中村氏は共産党の約8割を固めた。約5割いる無党派層では門川氏が中村氏を上回った。

2012/01/29 19:14 【共同通信】

2137名無しさん:2012/01/30(月) 17:38:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000084-jij-pol
被災3県、4万人の転出超過=大阪圏、38年ぶりに転入超に―11年の人口移動状況
時事通信 1月30日(月)16時25分配信

 総務省は30日、住民基本台帳に基づく2011年の人口移動状況を発表した。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県では、合計で転出が転入を上回る転出超過が4万1226人を記録。高度成長期で出稼ぎなどの多かった1970年以来41年ぶりに4万人を上回った。
 また、3大都市圏のうち大阪圏(大阪、兵庫、京都、奈良各府県)では、73年以来38年ぶりに転入が転出を上回る転入超過を記録。東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉各都県)は6万2809人の転入超過だったものの、千葉が55年ぶりに転出超過となったことなどが影響し、超過幅は前年から3万20人減少した。同省は、震災を受け企業がリスク分散を図ったことなどが影響しているとみている。

2138チバQ:2012/01/30(月) 22:20:55
無風だと思ってたら、なにがあったんだ?

http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=225480
印南町長に日裏氏 現職を大差で破る


 任期満了に伴う和歌山県印南町の町長選挙が29日投開票され、前町議の日裏勝己氏(61)=無所属=が、現職で自民推薦の玄素彰人氏(38)=無所属=を1392票の大差で破って当選した。玄素氏の政治手法を「トップダウン」などと批判し「住民目線のまちづくりを進める」と訴え、支持を集めた。当日有権者数は7510人、投票率は86・75%で前回(2008年2月)を0・92ポイント下回った。

 町長選をめぐっては玄素氏が昨年3月、2期目を目指して立候補を早々と表明。当初は無投票になると見られていたが、日裏氏が昨年末「玄素町政は住民目線での行政運営をしていない」などとして出馬の意向を表明したことで一転して選挙戦になった。

 日裏氏は玄素氏の政治姿勢を批判しつつ、政策面では町長報酬の削減や現町政が2013年の完成を目標に実施するとしている高台への庁舎移転計画について、必要性は認めつつも「一時凍結する」と訴えた。同町の山間部にある真妻地区出身の日裏氏は町内各地で精力的に街頭演説を行い、特に大票田である印南や切目地区での支持獲得に力を入れた。

 一方、玄素氏は1期4年で「約300の事業や改善を実施した」と実績を強調し、取り組みの継続を訴えたが及ばなかった。

■印南町長選開票結果 確定

当 3,934 日裏勝己 61無新(1)
  2,542 玄素彰人 38無現

▽有効6,476 ▽無効39 丸数字は当選回数(敬称略)

2139チバQ:2012/01/30(月) 22:28:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000146-mailo-l30
選挙:印南町長選 新人の日裏氏当選 庁舎移転凍結で支持 /和歌山
毎日新聞 1月30日(月)12時43分配信

 任期満了に伴う印南町長選が29日、投開票され、新人で前町議の日裏勝己氏(61)=無所属=が、再選を目指した現職の玄素彰人氏(38)=無所属、自民推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は86・75%(前回87・67%)。当日有権者数は7510人(男3511人、女3999人)。
 選挙事務所に集まった支持者を前に、日裏氏は喜びと抱負を述べた。
 日裏氏は、現町政を住民目線に立っていないと批判。東海、東南海、南海地震による津波に備え、庁舎移転を一時凍結し避難道路などの整備を優先することや、町長報酬減額、企業の誘致などを訴え支持を得た。
 一方、玄素氏は、実績と若さを強調。庁舎の高台移転や阪和自動車道印南サービスエリアへの高速バス停の設置などを公約に掲げたが及ばなかった。【山中尚登】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇開票結果=選管最終発表
当 3934 日裏勝己 61 無新
  2542 玄素彰人 38 無現
………………………………………………………………………………………………………
 ◇印南町長略歴
日裏勝己(ひうら・かつみ) 61 無新(1)
 [元]町議▽地域おこし団体代表[歴]会社社長▽御坊商工高

1月30日朝刊

2140チバQ:2012/01/30(月) 22:30:16
そいや、最近 二階の噂聞かないですね。何してんすかねえ

2141チバQ:2012/01/30(月) 22:46:47
>>2136
http://kyoto-np.co.jp/top/article/20120130000014
門川氏優位な戦い 京都市長選、世論調査 中村氏懸命に追う
 2月5日投開票の京都市長選について、京都新聞社は28日までの3日間実施した世論調査に、これまでの取材を加味して情勢を探った。前回市長選で接戦を繰り広げた2人の再対決は、実績を前面に掲げる現職の門川大作候補(61)=民主、自民、公明、みんな推薦=が優位に戦いを進めており、市政刷新を訴える弁護士の中村和雄候補(57)=共産推薦=が懸命に追う展開となっている。ただ調査時点で誰に投票するか態度を決めていないと回答した人が4割に上り、終盤の戦いや投票率の動向によって情勢は流動的だ。

■態度未定4割 福祉重視が最多

 市議会与党や連合京都などの支援を受ける門川候補は、全11行政区でほぼ優勢に立つが、左京、東山区ではやや伸びを欠く。推薦を受けた民主、自民支持層の6割、公明支持層の8割を固めているが、支持政党なしの「無党派層」は3割強にとどまり、十分に浸透していない。

 一方、共産や京都総評などが推す中村候補は、左京区で門川候補と拮抗(きっこう)しているが、新人4人が争った前回市長選で門川候補の得票数を上回った北、南、右京区でいずれも伸び悩んでいる。共産支持層の8割近くを固め、門川候補を支持する社民にも支持を広げているが、無党派層を含む他党への広がりは勢いを欠いている。

 年代別では、門川候補は各世代から支持を集め、中村候補は20、60代の支持が多い。

 1993年選挙以降6回連続の「共産対非共産」の二極対決の中、選挙への関心度は前回市長選よりやや高い傾向を示している。投票する際に重視する基準でも、政策やマニフェスト(公約)を重視する傾向が強まっており、選挙も後半に差し掛かり、両候補とも政策が問われそうだ。

 また、最も重視する分野としては介護・福祉・医療を挙げる人が4割を占め、進むべき京都の都市イメージでも「福祉先進都市」とする人が最も多かった。原発問題や財政再建だけにとどまらず、少子高齢化を見据えた論戦も求められる。


<調査方法> 26日から28日まで、京都市の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける調査法で、有権者のいる2008世帯にかかり、うち1206人から回答を得た。

2142チバQ:2012/01/30(月) 23:13:25
>>2132
http://www.nara-np.co.jp/20120128093950.html
北氏「白票投じた」 - 政翔会の関与焦点/奈良市会議長選
2012年1月28日 奈良新聞

 昨年6月の奈良市議会議長選をめぐり、大阪地検特捜部が最大会派・政翔会(浅川仁幹事長、当時8人)所属で議長だった山本清容疑者(74)を、白票を投じるよう依頼した贈賄申し込みの疑いで逮捕したが、27日までに、現議長が所属する政友会(土田敏朗幹事長)の北良晃議員(67)が奈良新聞の取材に対し「白票を投じた」ことを認め、政翔会からの依頼や金品の授受については「お話しできない」と述べ、否定しなかった。特捜部の任意の事情聴取に応じ、供述しているという。北議員以外にも複数の市議が特捜部による任意の聴取に応じているもようで、全容解明に向けた捜査が進められている。北議員が白票を投じたことが明らかになったことで、政翔会による関与が大きな焦点になってきた。

 議長選は上原雋氏(政友会)と山中益敏氏(公明党)が同数の19票で、白票が1票だった。くじ引きで上原議長が誕生したが、政翔会が無所属の4議員とともに公明候補に乗ったことから、白票の数の出方によって当選が決まる展開だった。後に山本前議長らによる無所属議員への白票工作が発覚し、贈賄事件に発展した。

 議長選当時から、各派の議員数から白票を投じたのは、当時幹事長だった上原・現議長会派の政友会議員とみられていた。

 上原議長と同会派でありながら白票を投じた理由について、北議員は「(自分は)自民党員であり、共産党と組むのに抵抗があった。政翔会が候補を出すと言っていたので、候補が3人であれば白票を投じても(上原議員の当選には)影響がないだろうと思った」と説明している。

 また政翔会からの働きかけや、金品の授受の有無などについては「大阪地検が捜査中であり、お話できない」としている。

 北議員から報告を受けたという土田幹事長は「私に対しては政翔会との接点などについては語っていない。『共産党と共闘することが嫌で白票を投じた』と聞いている。まさかという思いで残念。今後、経緯なども含め慎重に検討して対応したい」と話している。

 これまでに山本容疑者が、無所属の天野秀治議員に現金20万円や米5年分を渡す見返りに白票依頼した疑いで逮捕されている。また政翔会入りが約束されていたとされる当時副議長の中西吉日出議員(無所属)も酒井孝江議員(同)に肉や常任委員会ポスト、市議選での票などを見返りに白票依頼していることが発覚、副幹事長の森田一成議員も天野議員に委員長ポストを条件とした白票依頼が明らかになっている。

 こうしたなかで北議員への政翔会の関与が、大きな焦点になってきた。

2143チバQ:2012/01/30(月) 23:15:35
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120128-OYO1T00306.htm?from=main3
橋下氏 市長選の選挙運動費用わずか500万円
平松氏の3分の1

 大阪市の橋下徹市長が昨年11月の市長選で支出した選挙運動費用は約500万円で、過去20年間の当選者中、最も低額だったことがわかった。同日選の大阪府知事選でタッグを組んだ松井一郎知事と選挙事務所を共用するなど節約に努めた効果が表れた。対抗馬の平松邦夫・前市長に比べても約3分の1に抑えた〈格安選挙〉に、選挙の専門家からは驚きの声が上がっている。

 市選管に提出された収支報告書によると、橋下氏の支出額は500万7996円で、最も安かった1999年の磯村隆文氏を大幅に下回った。昨年4月の大阪市議選では区単位の選挙区で600万円近く使った議員もおり、安さが際立つ。

 歴代当選者と最も差が大きいのは、選挙事務所費とみられる。総額1557万5470円を支出した平松氏と最大の差が出たのもこの点で、平松氏の約572万円に対し橋下氏は約75万円。「一部の有権者の目にしか触れない事務所を豪華にしても仕方がない」と、自らが代表を務める大阪維新の会が入るビルを松井氏と共用し、賃料などは維新も含めた三者で負担した。

 また前回知事選では、知人の画家がデザインした事務所の看板に約390万円を支出したが、今回の市長選では、名前入り懸垂幕3枚(12万6000円)を掲げただけ。知事選時のスタッフ用ジャンパー約100着を再利用した。

 橋下氏の後援会幹部は、「市長からは当初、『50万円でやって』と言われたほど。とにかくお金をかけない選挙に徹するよう指示された」と振り返る。

松井氏は728万円 
 一方、松井知事の支出額は728万6546円で、1995年に初当選した横山ノック氏の約395万円に次ぐ安さ。橋下氏の前回知事選の支出額は、約2700万円だった。

 22日の大津市長選で初当選した越直美市長の陣営を支援した選挙プランナーの松田馨さんは、「政治団体のビラなど維新の会が支出した費用もあるだろうが、それでも驚きの安さ。名を売ろうと思えば金がかかるのが選挙の常識。圧倒的な知名度と話題性があってこその手法だ」と話している。

(2012年1月28日 読売新聞)

2144チバQ:2012/01/31(火) 20:04:18
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001201310002
県VS.市長会/負担巡り溝
2012年01月31日


ケアを受ける重症心身障害児・者。介護態勢の維持が求められている=野洲市北桜のびわこ学園

【びわこ学園特別加算費問題/リポートしが】


 草津、野洲両市にある重症心身障害児・者施設「びわこ学園」への特別加算費の負担をめぐり、県と県市長会が対立している。県が提案した18歳以上の入所者分の加算費を県と市町で折半する案に県市長会が反発。県は関連予算を新年度予算に盛り込むため、近く方針を示す予定だが、県市長会の反応次第では、決着が4月以降にずれ込む可能性もある。


 きっかけは国の制度改正だった。児童福祉法と障害者自立支援法が改正され、18歳以上の障害者の援護主体が今年4月に県から市町へ移る。このため、県は昨秋、18歳以上の長期入所者分の特別加算費(1人当たり月6万8千円)の半額を市町に負担するよう求めた。


 だが、びわこ学園の長期入所者232人のうち、県が引き続き全額負担する18歳未満はわずか8人。「このままでは県の負担が減るだけで不公平」とする市町の声を受け、県は「新たな枠組み」として、通所施設への加算費を支給する市町に半額補助する案を提示。


 また、重症者の受け入れのため改修を計画する通所施設には費用の4分の3を県独自で補助する制度も盛り込んだ。


 新たな枠組みを4月からスタートさせるため、嘉田由紀子知事は昨年末、市町長らと意見交換。近江八幡と彦根両市が難色を示す一方、ほかの自治体は受け入れの意向を示したが、年が明けて情勢が一変。県市長会は13日、「参加しない市町の不足分を他の市町の負担で補うことになり不公平だ」として開始の延期を申し入れた。


 嘉田知事は31日にも方針を示す予定だが、県健康福祉部の渡辺光春部長は「新たな枠組みでいくにしろ、現行の枠組みを続けるにしろ、県市長会がどう対応するか分からず、展望が見えない」と顔を曇らせた。


(厳しさ直面/家族・関係者)


 西日本初の重症心身障害児施設として1963年に開設されたびわこ学園には現在、2施設合わせて長期入所者232人、短期入所者20人が暮らす。先天性の病気や出生時の異常などによる重い障害のため、寝たきりの人が多く、食事から排泄(はい・せつ)まで全面的な生活介護が必要だ。


 そのため、介護職員と入所者の比率は1対1で、他の障害者施設よりも多くのスタッフを抱える。県が70年に長期入所者を対象に特別加算費の給付を始めたのは、この手厚い介護態勢を保つのが目的だった。


 社会福祉法人びわこ学園の松本哲事務局長(57)は「加算費がなくなれば、介護職員の数を減らさざるを得ず、ケアの水準が下がる恐れがある」と話す。


 障害者の家族にとっては、特別加算費の維持とともに、県が示した新たな枠組みへの期待もある。今回の提案では通所施設への補助も盛り込まれており、補助対象が広がることで、在宅で介護する家族の負担軽減につながると受け止められているからだ。


 県などによると、県内の重症心身障害児・者の数は医療の進歩などを背景に、2011年までの13年間で約1・4倍の757人に増えた。一方、びわこ学園の入所定員はほとんど増えておらず、入所待機者は年々増加傾向にあり、1月15日時点で73人に上る。


 全国重症心身障害児(者)を守る会県支部などは19日、県と県市長会に対し、新たな枠組みの4月からの開始を要望した。びわこ学園に長期入所している長男(35)を持つ西治支部長(70)は「今回の問題は、長期入所者だけではなく、在宅で短期入所を利用する人にも関係している。県と市町には家族の厳しい状況を理解してもらい、よりよい形の結論を早く出してほしい」と訴える。(千種辰弥)

2145チバQ:2012/01/31(火) 20:05:26
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120128ddlk25010397000c.html
びわこ学園:特別加算問題 民主が知事に「小異捨てて」 /滋賀
 嘉田由紀子知事は27日、来年度当初予算案の決定に向け、県議会会派の民主党・県民ネットワークと意見交換した。県と市長会が割れている重症心身障害児・者施設「びわこ学園」の特別加算問題を巡り、民主側は「(反対は)手続き論に過ぎず、小異を捨て大同につくべき」と市長会を批判した。

 通所支援を強化する一方、18歳以上の入所者の特別加算(1人月額6万8000円)を市町と折半する県の提案に対し、彦根、近江八幡市を除く市町は賛同。だが、市長会は両市の反対を理由に、当面の県全額負担の維持を決めた。

 民主側は「一部が拒否権を発動するとできなくなるというのは問題だ」などと市長会に異議を唱え、嘉田知事は「県は県の責任を果たし、市のことは市長に考えてもらうしかない」と述べた。【姜弘修】

2146チバQ:2012/02/02(木) 00:07:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120127-00000236-mailo-l26
現場発2012:京都市長選・市の課題/1 防災 原発対策、手探り /京都
毎日新聞 1月27日(金)15時12分配信

 ◇圏域の住民、戸惑いと不安
 「原発対策など福井のこととばかり思っていたが……」。京都市左京区の最北部・広河原地区の自治会長、高橋富男さん(76)は、憂鬱な表情で福井県の方向を見つめた。
 広河原地区は、市中心部から自動車で約1時間半。峠越えの道は幅が狭く、乗用車2台すれ違うのがやっと。冬は雪に覆われ、台風の通過時には土砂崩れで塞がることもある。携帯電話の電波受信も不安定な山間部だ。
 昨年秋、国の原子力安全委員会が防護対策を求める範囲を原発から半径30キロ圏の「緊急防護措置区域(UPZ)」に拡大する指針を出した。これに伴い、京都市では左京区北部の広河原と久多の山間部が、関西電力大飯原発(福井県おおい町、原子炉4基)から半径30キロ圏内に含まれ、防護措置が必要となった。
 実際は厳密な30キロ圏内に人家はなく、市内で最も原発に近いのが31・5キロ地点の集落で、現在、高橋さんを含む7世帯8人が生活している。自然に恵まれ、気候の良い時期はハイキング客も多い。高橋さんにとっては、これまで76年間静かに暮らして来た土地が突然、原発対策を迫られる場所になってしまった。「目に見えない物にどう対策をとったらいいのか」。不安を隠さない。
 市は現在、原発事故対策を盛り込んだ防災暫定計画の年度内策定を目指し作業を進めている。消防局は昨年12月、広河原・久多の2地区を現地視察。万が一の時に避難できるようなコンクリート製の建物の場所や、道路状況などを確認した。「道路が塞がれた場合の代替ルートや、情報伝達手段を考えなければならない。マイクロバスや自家用車に相乗りしてもらうなど、確実に使える対策をつくる」と力を込める。
  ■  ■
 計画策定を急ぐ市に、防災総点検委員会は昨年12月、最終報告書を提出した。そこには、国から放射性物質の拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の情報入手の必要性を盛り込んでいた。
 しかし、国の原子力安全委員会の作業部会は今月18日、「原発事故時の住民避難の必要性の判断は、実測した放射線量をもとに行う」との案を出した。作業部会の主査、本間俊充・日本原子力研究開発機構安全研究センター長は「緊急時にSPEEDIは信頼性に欠ける。予測システムで何かができるというのは幻想だった」と言い切った。
 一方、「30キロという範囲に意味があるのか」という疑問の声もある。
 福島第1原発事故で、福島県飯舘村は同原発から約30〜50キロの地点にありながら、高濃度の放射線に汚染された。伏見区に住む30代の主婦は、「30キロ以上離れた場所に放射線が飛散することも想定して、臨機応変に動ける対策が取られるべきでは」と話す。
 未曾有の事態となった福島第1原発事故を教訓として、市民の命を守るためにはどんな対策が必要なのか。国の方針も迷走し、容易には正解が見つからない中、市の知恵と力が試されている。【古屋敷尚子】=つづく
  ◇
 財政再建や雇用創出、伝統文化の保護など問題が山積する古都・京都。市の方向性を決める京都市長選は来月5日に投開票を迎える。市が直面している課題を、現場から探る。

1月27日朝刊

2147チバQ:2012/02/02(木) 00:08:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120129-00000165-mailo-l26
現場発2012:京都市長選・市の課題/2 雇用 財政難、対策不透明 /京都
毎日新聞 1月29日(日)14時48分配信

 ◇就職内定なく、学生ら焦り
 京都市長選告示直前の今月18日、みやこめっせ(左京区)。市が初めて開催した合同就職説明会は、スーツ姿の学生の熱気に包まれていた。短大生や3年生以上の大学生らが対象だが、参加者約2000人のうち、まだ就職の決まっていない4年生や既卒者が約1000人。市の担当者は「500人くらいと見込んでいたが」と驚いた。
 厚生労働省が前日の17日に発表した全国の新卒大学生の就職内定率は71・9%(昨年12月1日現在)と過去2番目の低さ。説明会に参加した市内の私立大4年の男子学生(22)は60社ほど受けたが内定はまだないという。「親に借金して、就職留年することも考え始めないといけないのかな」と焦りがにじむ。
   ■  ■
 雇用対策は従来、主に国が担ってきたが、サブプライム問題やリーマンショックで景気低迷が深刻化した08年度以降、市も本腰を入れ始めた。今年度は合同就職説明会のほか、国の交付金を使った緊急雇用対策事業として26億円の予算を組み、1500人の雇用を創出する事業を展開した。
 市営地下鉄の駅構内や商店街などのスペースを生かし、地元産品などを販売する「時待ち食」もその一つ。新鮮な野菜が手に入るとあって利用者からの評判は上々で、43人の雇用を生み出した。
 市内に8カ所ある「時待ち食」の一つで年配の男性販売員が通りがかりの買い物客に、生産者の名前や写真がついた白菜を勧め、会話を弾ませていた。
 だが、笑顔で対応する男性の心中は複雑だ。契約期間はわずか半年。「半年間で今の雇用状況が変わるとは思えない。この事業もいつまで続くか分からないし」と不安を打ち明ける。就職までの「つなぎ」でしかないことは分かっているが、今はハローワークに通う時間もない。
 市長選の立候補者2人はともに、公共工事・事業を地元の中小企業に優先的に発注する条例の制定を掲げるが、慢性的な財政難の中、どれほど新たな雇用を生み出せるかは不透明だ。
 「年金をもらえるまで我慢するしかないのか」。販売員の男性は力なくつぶやいた。【田辺佑介】

1月29日朝刊

2148チバQ:2012/02/02(木) 00:08:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120131-00000118-mailo-l26
現場発2012:京都市長選・市の課題/3 伝統産業 西陣職人、生活ぎりぎり /京都
毎日新聞 1月31日(火)12時11分配信

 ◇行政の対策と温度差
 「パタン、パタン、パタン、パタン」−。京都市上京区の静かな製織工房に手機(てばた)織り機の規則正しい音が響く。職人の谷川敏昭さん(68)=北区=が一心に両手を動かしている。「昔は朝早くから夜遅くまで、機の音が途切れることがないほど街全体に活気があったが、今はすっかり変わってしまった」と寂しそうに話す。
 全国にその名を知られる「西陣」。平安時代、ここに高級織物をつくる業者が集まって「まち」を作ったのが、西陣織の始まりとされる。熊本県出身の谷川さんは、高度成長期真っただ中の1959年、集団就職で伝統職人の世界に飛び込んだ。
 中卒が「金の卵」と言われ、働き手として重宝された時代。谷川さんの元にも次々と仕事が舞い込み、20年前、出来高制の月給は、同年代の標準をはるかに上回る約40万円にもなった。
 しかし、その後、生活様式の西洋化などで西陣織の需要は減少の一途をたどる。さらに、海外から安い人件費の製品が流入し、価格競争も激化。現在は長引く不景気が追い打ちを掛ける。50年のキャリアを持つ谷川さんの現在の月給は、約10万〜15万円。年金と合わせて、家族4人が何とか生活している。
   ■  ■
 市統計によると、西陣織の出荷額のピークは1983年度の1807億円で、当時、従業員は1万4250人いた。しかし2008年度は9分の1の201億円。従業員数も6分の1弱の2256人に激減している。
 市は危機的状況にある伝統産業を守ろうと05年10月に「市伝統産業活性化推進条例」を施行。さらに06年度には市場の開拓▽基盤強化、円滑な流通の促進▽価値・魅力の発信▽独自の伝統文化継承と文化の創造−などを基本とした「市伝統産業活性化推進計画」を策定し、PRやイベントなどに取り組んでいる。
 だが、行政と伝統産業の現場では温度差がある。「売れていないことが問題」とする市は、市場拡大を対策のメーンにすえ、国内外でのPR事業を重視する。若手職人向けの後継者育成資金制度もあるのだが、西陣織職人への最近数年間の支給実績は年1人ずつにとどまっている。「伝統を守るには、モノのPRをして販路を拡大させないことにはどうしようもない」と主張する。
 他方、職人たちの求めているのは「労働環境の安定」だ。生活は窮状を極める。全西陣織労働組合の松下嵩執行委員長によると、現在50人いる組合員はほとんどが年金生活者で、半数近くは仕事もない状態が続いている。自分の子供に後を継がすなど考えられず、若手もアルバイトと兼業して食いつないでいるのが現実なのだ。
 「魅力のない職場には、若い人も集まらない」。仕事を失った職人仲間が次々と去っていくのを見送ってきた谷川さん。「体力の限界。70になれば辞めるつもり」と手を休めることなく、淡々と語った。【入江直樹】=つづく

1月31日朝刊

2149チバQ:2012/02/02(木) 00:09:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120201-00000292-mailo-l26
現場発2012:京都市長選・市の課題/4止 保育所民営化 質の低下、保護者懸念 /京都
毎日新聞 2月1日(水)18時2分配信

 ◇人件費削減「全国に倣え、安直」
 「目が見えないお子さんの受け入れは難しい」。伏見区のパート従業員、山本朋代さん(39)は3年前、生まれつき両目が見えない長男康貴君(5)の預け先を探すため、長女(8)が通った民間保育所など約20カ所に電話をかけたが、ことごとく断られた。懸命に頼んだ末、近くの公立保育所に入所できたのは1年後だった。
 康貴君は入所前、公園でも上手に遊ぶことができなかった。山本さんが手を引かなければ、その場に立ちすくんだ。「この子をどう育てたらいいのか」と困惑していた山本さんを手助けしたのが、公立保育所のベテラン保育士だった。たこ揚げやコマ回しも康貴君ができる方法を考えて、他の子供と一緒にやらせてくれた。康貴君は今ではジャングルジムにするする登り、てっぺんに立って友達と遊んでいる。
  ■  ■
 市が昨年8月に設置した「社会福祉審議会福祉施策のあり方検討分科会」は12月、公立保育所の一部民営化を提言した。
 保育所民営化は、小泉政権が三位一体改革の一つとして進め、全国的に公立保育所を民間に移行する自治体が増加。現在、政令指定都市で民営化に着手していないのは京都市を含めて数市のみとなっている。
 行政側が民営化を進める最大の理由は人件費の高さ。公立には定年まで働き続けるベテランの保育士が多い。市内の昨年度の保育士の平均経験年数は、公立で16・9年、民間は11・2年と差は歴然としている。そのため平均給与が上がり、市の場合、コストは民間の1・85倍に上る。市保健福祉局は「公営と民間で保育の内容に差はなく、同じ運営をするのだからコストを下げるべきだ」と主張する。
 しかし、市内の公立全25保育所の保護者らは、今月6日、拙速な民営化を行わないよう求める1万2253人分の署名を市に提出し、「民営化反対」の声を上げた。
 山本さんは「公立には、障害児をはじめ子供のしかり方やアプローチの仕方など受け継がれてきたものがあると感じる。ベテランの先生が親と一緒に『こうしたらできる』と考えてくれ、親子が成長させてもらえた」と振り返る。そして、「民営化で質が保たれるのか」と不安を口にする。次女(6)を預け、フルタイムで働く田辺季江さん(45)=左京区=は「働く女性が増え、保育が重要さを増す中、拙速な議論で『他都市でもやっているから』と民営化を安直に進めているのでは」と疑問を感じている。
 一方、同局では「民営化しても、保護者の不安払拭(ふっしょく)や、保育という仕事の性質から行政が関わっていく必要はあると考えている」としている。少子化や女性の社会進出が進み、保護者は一層、保育の質の向上を求めている。待機児童の解消やコスト削減と保育の質の確保をいかに両立させるか、市の姿勢が問われている。【古屋敷尚子】=おわり

2月1日朝刊

2150名無しさん:2012/02/02(木) 00:55:39
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120131/lcl12013107250001-n1.htm
史上最年少の女性市長
2012.1.31 07:21 [女性]
当選を喜ぶ越直美氏=22日夜、大津市木下町(渡守麻衣撮影)

 わが国史上最年少の女性市長が滋賀に誕生した。22日投開票の大津市長選で初当選を果たした弁護士の越直美(こし・なおみ)さん(36)である。

 越さんのキャッチフレーズは「停滞か、飛躍か」だった。ポスターでは現職で3選を目指した目片信(めかた・まこと)さん(70)のイメージカラーであるブルーで「停滞」と描き、「飛躍」を自らのイメージカラー、グリーンで描いた。「停滞」と「飛躍」、もう少し補足していえば現職の「継続」に対し、「変化」が相違点であるという方向に有権者の視線を持っていく強烈なメッセージだった。開票翌日の各紙は「変革へ全力」「変革の期待背に」「変化求める声 風に」などと見出しを立て、市民が「変革」を求めた結果が越さんの勝利になったと書いた。しかし、本当に市民は「変革」を求めたのだろうか。

 昨年12月に大阪市長に就任した橋下徹さん(42)は選挙で明確な制度の「改革」を訴え、大きな争点にもなった。しかし、今回の大津市長選はまったく違った。

 実際、越さんと目片さんの基本的な主張を比較すると大きな違いはなかった。子育て環境や高齢者福祉、教育の充実、観光振興など多少のやり方こそ違え、目指すものに変わりはなかった。どちらが勝とうが停滞と飛躍ほどの差が市政に起こるはずはなかったのだ。ではなぜ9503票の得票差が出たのか。

 越さんが正式に立候補を表明したのは昨年11月16日だった。地元大津市出身の国際派弁護士で最終学歴は米ハーバード大ロースクール修了。“エリート”の“若い”“女性”。この段階で大津は少し沸き立った。しかし、演説を聞くにつれ意欲だけが先走り、政治経験のなさを露呈し、訴えも凡庸だった。県議、衆院議員、市長2期の目片さんの経験と実績がじわりと重みを増してきた。

 今月6日にあった連合滋賀の新春の集いで話した民主党の川端達夫総務相(67)=衆院滋賀1区=も「争点はない。推薦した越さんの有権者への訴えは『若さ』『女性』しかない」と認めざるを得なかった。だが、このシンプルな訴えが実を結んだ。

 結果的に、目片さんの経験と実績より、越さんの若さという将来性と女性という未知数に市民は多くの票を投じた。将来性、未知数とは曖昧だが、大津市民は「史上最年少の女性市長を生んだ市」という誇れる称号を手にした。しばらくは越さんを温かく見守るはずだ。(大津支局長 野瀬吉信)

2151チバQ:2012/02/02(木) 22:22:06
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120202000076
「上京区の得票率法則」今回も成立するか 京都市長選
過去の京都市長選候補者の上京区と全区の得票率 京都市上京区の開票結果がそのまま市内全域の候補者の得票割合を反映するという「現象」が近年、京都市長選で繰り返されている。2008年の前回選でも、上京区と市内全域の得票率の「誤差」は候補者4人とも0・2ポイント以下だった。理由についてさまざまな見方があるが、今回も「上京区の法則」は成り立つのか−。

 1993年以降の過去5回の市長選をみると、各候補の上京区での得票率は全区での得票割合とほぼ一致すると言っていい。立候補者の数にかかわらず、「誤差」は0・0〜0・7ポイントで、平均してわずかに0・3ポイントしかない。上京区の有権者数は約6万4千人と市内では3番目に少ない。2010年の国勢調査で65歳以上の割合は25・2%と東山に次いで高く、市平均を2・2ポイント上回っている。過去5回とも投票率は平均より3〜5ポイント高く、年齢や投票率では「平均的な区」とは言えない。

 市議選の上京区選挙区で10回当選し、現在は市選管委員を務める国枝克一郎さん(77)は「住民の入れ替わりが他の区に比べて少ないことも関係しているのかもしれない。伝統産業の従事者もマンション住民もおり、さまざまな意見がバランス良く反映されているのではないか」と話す。

 嘉田由紀子滋賀県知事の選挙などを担当した選挙コンサルティング会社経営松田馨さん(31)=大津市=は「上京区で行った演説やPRで支持が集まれば、他の区でもその手法が成功する可能性もある。一致する理由は分からなくても、選挙戦術上、重要な地域と言えるのではないか」と指摘する。

 上京区は電子投票が導入され、前回は11区最短の午後9時42分に開票作業を終えた。5日の開票でも午後10時前には結果が判明する予定。

【 2012年02月02日 17時08分 】

2152チバQ:2012/02/03(金) 22:20:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120203-00000100-jij-pol
「都」協議、堺は不参加=大阪府・市で検討開始
時事通信 2月3日(金)16時55分配信

 大阪府と大阪、堺の両政令市を再編する「大阪都」構想をめぐり、竹山修身堺市長は3日、府庁内で松井一郎知事、橋下徹大阪市長と会談し、同構想の制度設計を話し合う協議会に参加しない意向を伝えた。これを受け松井氏と橋下氏は、府と大阪市が先行する形で協議会を発足させることもやむを得ないと判断。2月開会の各議会に設置条例案を提出する方針だ。


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