JULY 15, 2011 03:06
政府は、今年初めから北朝鮮に尋常ではない空気が流れていることを感知した。昨年5月以降、南北接触に関わってきた関係者たちが、北朝鮮に戻った後に粛清されたという情報が次々に入っているためだ。昨年末に韓国を訪れ、秘密接触をしたとされる北朝鮮の柳敬(リュ・ギョン)国家安全保衛部副部長も今年初めに銃殺されたという情報が入り、韓国政府当局者たちを緊張させているという。
同氏はまた、「人民の信頼を得ている指導者は、アウン・サン・スー・チー氏だけだと思う」とも述べたが、スー・チーさんが率いる国民民主連盟(National League for Democracy、NLD)の指導力については疑問を呈した。NLDは、前年の総選挙の際に新設された政党登録法が不公正だとして政党登録しなかったため、公式には解党されている。
インドではインディラ・ガンジー(Indira Gandhi)氏が、父のジャワハルラール・ネルー(Jawaharlal Nehru)氏から権力の座を受け継いだ。パキスタンでも同じくベナジル・ブット(Benazir Bhutto)氏が、インドネシアではメガワティ・スカルノプトリ(Megawati Sukarnoputri)氏が権力を継承した。アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏も、独立の英雄だった父親の跡を継ぐはずだったが、ミャンマーの軍政が1990年の総選挙結果を否定した。