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大中華世界的話題

2394チバQ:2011/07/05(火) 20:51:15
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/30/20110630ddm007030158000c.html
揺れる紅旗:中国共産党・創建90周年/上 出世、汚職と一体

中国共産党創建90周年を記念する花壇の脇にはためく中国国旗。奥に見えるのは天安門=北京で29日、工藤哲撮影 ◇小説やネットで「告発」相次ぐ
 《「君は見たところ真っすぐな人間のようだから、決まりを教えてやる。事をなすには見返りを与える必要があるのだ」。彼はこう言いながら3本の指を立てた》

 小説「官界ノート」に描かれている高級飲食店での接待シーンだ。地方政府幹部が示した「3本の指」。公共事業の支払総額の3%に相当する賄賂の要求だった。

 中国では昨年以降、地方政府の中堅幹部たちが匿名で自伝的小説を出版し、「官界の小説」として人気を集めている。中でも「官界ノート」は「公務員必読」のキャッチコピーで注目された。著者は重慶市永川区政府の副局長とされ、昨年の印税収入はプロ作家に交じって22位だった。

 主人公の公務員は成績優秀だったがコネがない。家族名義で開いた採石場で得た資金で幹部と関係を広げ、出世につなげる。贈収賄の場面も善悪の判断なく淡々と描かれる。著者は中国紙のインタビューに匿名で応じ、「自ら経験した事実を踏まえつつ、やや理想化した」と語った。

 一党独裁体制下で進む急速な経済成長の中、利権構造が拡大し、党・政府関係者による汚職が後を絶たない。

 中国のインターネット上では最近、「私は賄賂を贈った」と告白する複数のサイトが出現した。

 「違法建築をメディアに暴露され、紹介された役人に3万元(約37万円)を渡し、事後処理をお願いした」(湖北省武漢)

 「会社設立後に国税局の担当者から要求され、3000元(約3万7000円)の金券を渡した」(北京)

 しかし、当局はこうした動きを封じ、少なくとも12のサイトが既に閉鎖に追い込まれている。

 発展から取り残された庶民の党への視線は厳しくなる一方だ。だが、若いエリート層にはやはり、党員の資格は“安定した収入や出世のパスポート”に映る。

 北京の名門大学を卒業し、外資系企業で働く20代女性の党員は「公務員や国有企業への就職を目指すなら党員の方が有利。私も技術を習得したら国有企業に移りたい」と話す。教育省の調査によると、大学生の8割近くが党員志望という。

 「改革開放の初期に豊かになった階層が、既得権益を失うことを恐れて改革の深化に反対し、不平等な社会構造の固定化につながっている」。党幹部を養成する中央党校主管の理論紙「学習時報」最新号はこんな論文を掲載し、党指導部の懸念を伝えた。だが、巨大な利権構造にメスを入れる具体策はいまだ示されていない。【北京・米村耕一、上海・隅俊之】

     ◇

 中国共産党は7月1日に創建90周年の記念日を迎える。汚職の深刻化や格差拡大、インターネット社会の進展で、党の象徴である紅旗の威信は揺らいでいる。党員8000万人超の政党が13億人の大国を統治する現状を探った。

毎日新聞 2011年6月30日 東京朝刊


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