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番外企画スレ

1管理人★:2020/10/27(火) 16:39:53 ID:???
通常の妄想ロワとは違う企画を実施する際はこっちで盛り上がろうー。

1624名無しさん:2022/03/27(日) 10:34:47
時刻は昼頃。ムーからの飛空艇がレムリアに接近している時だった。

突如、聖杯戦争のマスター達の脳裏に言葉が響き渡る。

『この聖杯戦争に招かれた者達よ…
 余がこの度の儀式を行った者「大魔王バーン」である。』

『これを聞いている者達よ
 まずは今まで生き残れた事を祝福しよう…』

『お前達の望む「聖杯」は他のサーヴァントの魂を器に注ぐことで完成する
 つまり生き残った最後の主従のみが聖杯を手に入れ望みを叶える事が出来る、という事だ…』

『だがそれは不可能な事
 なぜなら余は今まで脱落してきたサーヴァントの魂を預かっておる
 つまり余を倒さぬ限り聖杯は完成せぬのだからな…』

つまり大魔王は「お前達が束になろうと自分を倒すことはできない」という自信があるのだ。

『さて…じきに全ての主従がレムリアに集うわけだが…』

『ムーからやってくる者達よ…
 お前達が余と戦うに値するかどうか…試させてもらうとしよう。』

「!!!気を付けろ!!!」飛空艇の中で深海マコトが叫んだ直後、飛空艇が大きく揺れた。
大魔王の炎の魔法…メラを受けた飛空艇が墜落したのだ。
飛空艇はレムリアにかなり近づいていたため、島の外に落下することはなかったが、発着場に激突して炎上した。

咄嗟にチノとホメロスをマコトが、シャアをエレンが抱えて脱出し、爆発に巻き込まれずに済んだ。
そして彼らは攻撃を放った者を目にする。

「ふむ…少し手加減しすぎてしまったか?」

角の生えた長髪の大男
大男といってもエレンの変化した巨人とは比べるべくもない、人間よりやや大きいという程度の体躯に、
簡素な服や防具を纏っている。
巨大な武器を構えているわけでもなければモンスターの大群を引き連れているわけでもない
しかしその男から漏れる威圧感は今まで出会ったサーヴァントを凌駕していた
大魔王バーン。封印が解けた魔王は封印の間からルーラでレムリアの飛空艇発着場まで飛び、降りようとしている飛空艇をメラで墜落させたのだ。

意外にも真っ先に動いたのはチノだった。
「マコトさん!令呪でお願いします!『船の人たちを助けてください!』」
「!わかった!」

『ダイブ トゥ ディープ!』
『ギロットミロー! ギロットミロー!』
『ゲンカイガン! ディープスペクター! ゲットゴー!覚悟!ギ・ザ・ギ・ザ!ゴースト!』

ディープスペクターに変身したマコトが、燃え盛る飛空艇に突入する。
令呪のブーストを受けた彼は外壁を容易に破壊すると中の乗組員やムスカの部下、
無関係に乗り合わせた者達を手際よく外に運び出していく。

バーンはつまらなそうにその光景を眺めつつ、墜落した船の方向に手の平をかざし何らかの攻撃を放とうとする
そこに急接近して攻撃を放つ影。
雲雀恭弥がトンファーでバーンに攻撃を加えたのだ。
「さっきの大魔王って、キミ?」
バーンは船への攻撃を中止して雲雀に対処する。…左腕一本で。
「軽い攻撃だな…はぐれサーヴァント風情の攻撃が、この大魔王に通じると思っているのか?」
そこに、シャアからの指示を受けたエレンが、逆側から攻撃を仕掛けた。
バーンは雲雀の相手をしながら、肉を切り刻もうとする刃、足を斬り落とそうとする刃に対処していく。
そこに飛空艇の乗員を救出し終えたマコトがディープスペクターのフォームで戦闘に参加するべく躍りかかる。

バーンは嘆息した。
「ここまで生き残ってきた猛者と思い期待していたが…この程度であったか。」

バーンは闘気を解放した。


* 大魔王バーン(若バーン状態)がレムリア島の飛空艇発着場に現れました。
* 封印が解けた後に転移呪文でワープしました
* チノが令呪1画を使用しました(残り2画)
* 封印は現時点で完全に解けたのかそれともこれでも徐々に解けてる最中なのかは未定
* アナウンスではムスカの事には触れてない(戦略、もしくは一応の義理)
* 「生き残った最後の主従のみが聖杯を手に入れる」というが本当か、ブラフかも未定
  (fate原作みたくサーヴァントの魂全部注ぐ必要があるかは不明)

1625名無しさん:2022/03/27(日) 10:44:41
>>1624
大魔王を称する災厄が襲来し、ホメロスに緊張が走る
ハドラーという魔王と共に戦った彼だからこそ大魔王という称号の恐ろしさを誰よりも理解しているつもりだ。魔王のハドラーでもあれほど強かったというのに、それを上回る大魔王に勝ち目があるのか?

そうこう考えているうちに、バーンの左腕に吹っ飛ばされた雲雀が受け身をとり、ホメロスの近くに着地した。
こんな状況なのに相変わらず好戦的な目付きで、再びバーンへ攻撃しようとする雲雀をホメロスが呼び止める。自分と再契約するつもりはないか、と。

「やだ」

しかし雲雀はたったの二言で提案を蹴り、向かおうとするが――ホメロスが立ち塞がる。

「……なにしてんの?キミ」
「私にも退けない理由がある。意地でも再契約させてみせる!」

雲雀はホメロスを今一度見つめる。猿山の大将だった男は何時しか『死ぬ気の覚悟』を秘めた者の瞳をしていた。

「いいよ。再契約してあげる」

雲雀としてもこの状況では本気で戦えない。
ホメロスと契約する気は皆無だったが、彼の瞳を見て考えが変わった。今のホメロスとならば再契約をしても良いと思えた

「大魔王がどうしたというのだ。私は最強の魔王――ハドラーと誇り高き英雄、グレイグの友だ!」

堂々たる姿で啖呵を切るホメロスに雲雀は更に上機嫌になり、再契約が成立する

「小動物。見てて、僕の戦い」

ホメロスと再契約を果たした雲雀はチノの近くに跳躍すると、それだけ言い残して再び戦闘に身を投じた

「雲雀さん、マコトさん。がんばってください!」

チノには見守ることしか出来ないけども。それでも彼女は戦場に向かう仲間たちを精一杯に応援した

1626名無しさん:2022/03/27(日) 10:46:00
>>1624
ムスカとクルーゼが連絡を取り合っている時にバーンが出現した
本当はもっとじっくりと交渉をしたかったムスカだが、仕方なく自分がマスターだと明かして共にバーンを討伐しないかクルーゼに提案する。ちなみに黒幕である大魔王バーンを倒すために身分を隠して潜んでいたという名目だ

この時のムスカはバーンの力を恐れているようでもあり、大魔王バーンが強大な存在だということはムスカの様子を通じてクルーゼにも伝わってきた
どの道、このアナウンスによりほとんどの主従がバーンの居る場所に集うだろう。ムーからやってくる主従を試すということは、飛行艇を襲っているのだろうか?
幸いにもフォーリナーは宝具により空中戦も可能となる。
バーンがどんな者か確認することも含め、クルーゼはムスカの提案をひとまず保留すると飛空艇の発着場へ向かった

きっとそこにシャアやバーサーカーも居るのだろう……

1627名無しさん:2022/03/27(日) 10:46:35
レムリア島に存在するだいたいの主従に接触し終えた草加は少し休憩して、食事をする。これだけサーヴァントが減り、そろそろバーンが復活する。自分も本格的に戦闘に参加する準備をしなければならない

クルーゼという仮面の男にはムスカが連絡を取ると言っていた。セフィロスの実力を知っている草加は下手に自分から接触せず、今はムスカに任せるのが適切だと判断する。
見た感じかなり消耗していたが、万が一がある。単独で挑むのは危険だ
だが彼がバーンを倒すために協力してくれるならば、これ以上なく頼りになるだろう。そこはムスカの交渉技術に期待するしかない

『ムスカ大佐。ヤツの言葉を聞く限り、バーンは飛行艇の付近にいる』

バーンのアナウンスを聞いた草加は現場へ急行する
ムー島からやってくる主従を試すという言葉の意味は、つまりそういうことだ

そしてバーンを見つけた草加はカイザに変身。他のサーヴァント達と戦っているバーン目掛けてゴルドスマッシュを放つ。
完全に不意をついた一撃だ。上手く決まれば負傷を与えられると思っていたが、バーンは当然のように片腕で四角錐状のポインタを受け止め、もう片方の手でそれを打ち破りつつカイザ自身を殴ることにより吹っ飛ばす

「化け物め……!」

無様にも地面を転がされたカイザは再び立ち上がると他のサーヴァント達に呼び掛ける。

「俺は草加雅人。この悪夢のような聖杯戦争を止めるため、君たちに協力するよ」

ちなみにゴルドスマッシュでバーンに大ダメージを負わせようとしたことは事実だが、対処されることは想定の範囲内だった。
最低限のやり取りで上手くグループに紛れ込む方法としてはこれが一番手っ取り早いと考え、実行しただけのこと

実際、この場にいる誰もが草加の行動に疑問を持たない。そんなことを考える余裕もないし、このタイミングで加勢に来た彼を受け入れるのは当然だ。
草加は自分の計画が寸分の狂いもなく円滑に進んでいることに満足するが――弾丸がカイザを襲った。草加はすぐさまカイザブレイガンで攻撃を弾くが、仮面の下の表情は穏やかではない
医者と再契約していたキャスターとそれを引き連れた女を睨み付ける。もちろん仮面で隠された素顔は、誰にも見えないのだが。

「みんな、気を付けて。そいつは嘘吐きよ!」
「人聞きが悪いことを言わないでくれるかなぁ?俺は彼らと一緒に大魔王バーンを倒し、聖杯戦争を終わらせたいだけさ」

医者は草加雅人の始末を最優先した。
大魔王バーンという例外も厄介な存在だろうが、生き残りの中で最も邪魔な存在は自分と同じく裏で暗躍するタイプの草加雅人だ。
国王と繋がりがある疑惑が真実なら早急に排除しなければならない。このまま野放しにしたら確実に厄介な存在になる。

(やっと会えたわね、草加雅人。……殺してやる!!!)

それに医者は草加に対して苛立っていた。彼の姿を見ただけで殺意が湧いてくる。
だが冷静な判断力はまだ失われていない。他の連中はバーンの相手に集中して協力を望めそうにないが、逆に言えば誰の邪魔も入らず草加と戦うことが出来る
草加は今まで色々と根回ししてお人好しの連中に取り入ろうとしてきたのだろうが、そんなことは無駄だ。バーンという強大な存在を前にこれまで築いてきた信用は無駄となる
整形したことでムー島の連中に何も疑われずに済んだことも医者にとっては追い風だ

キャスターと共に草加雅人をここで排除する。これは医者が聖杯を勝ち取るためには避けて通れない道だ。
医者は整形こそしたが擬似禁薬が効力を失ったわけではない。医者とキャスターの二人で挑めば勝算はある

※草加と医者&レジィが戦い始めましたが、他の主従はバーンに集中してそれどころではありません

1628名無しさん:2022/03/27(日) 10:47:35
>>1624
ココアより先に目を覚ましたピーターはマズルカに「草加雅人」や先程の戦闘の事の顛末を聞き、情報を整理した。
ピーターから話を聞く限り、どうやら草加雅人はライダーと本当に仲が良い知り合いのように思えるがやはり完全に信用して良いのかは怪しいところである

遅れてココアが目を覚ます。
彼女はピーターの無事を確認すると、早々にチノと合流しようとした。
その方針にマズルカやピーターも賛成。ココアは気合を入れる。

「チノちゃん。きっと不安だと思うけど、今から迎えに行くからね。お姉ちゃんに任せなさい!」


――大魔王バーンのアナウンスが響き渡ったのは、その時だった。

「大魔王、バーン……?」

アニメや漫画でしか聞きなれない大魔王という言葉にココアは困惑。ピーターが急いでマズルカに自分達の頭に響いた言葉の内容を説明する。

「ふむ……。ふむふむ……。これは急いだ方が良さそうだね……」

『ムー島からやってくる者達』にはおそらくチノや炭治郎も含まれているとマズルカはココアに説明。大切な妹の危機に姉は急いだ。

「今すぐ私が助けに行ってあげるから……それまで待っててね、チノちゃん!!」

『ココア。妹を守るお前が焦ってどうする。お前はチノにとっての希望だ、その程度で狼狽えるな』

脳裏にカイトの声が響いた気がする。
もしかしたらきっと都合の良い幻聴かもしれない。それでもカイトに背中を押されたココアは、落ち着きを取り戻す

「……そうだよね、カイトさん。チノちゃんのために、私がしっかりしなきゃダメだよね!」

気高き決闘者の魂は、ココアの中でずっと生き続けている。
ココアが聖杯戦争に向き合えるほど成長したのは、彼の影響も大きい

「みんな、巻き込んでごめんね。でも私、チノちゃんが心配だから……!」
「かっとビング。諦めない心――だよね?マスター」

自分の方針に巻き込んでしまうことになった二人に謝るココアへ、マズルカは魔法の言葉を放った。
かっとビング。ココアがあれだけ口にしていただけあって、その精神はマズルカにもなんとなく理解出来た。もちろんピーターも、ココアの諦めない心を悪いだなんて言わない。

「うん。ありがとう、ルカちゃん!ピーターさん!」

三人はチノや炭治郎が到着したはずである発着場を目指し、急いだ

1629名無しさん:2022/03/27(日) 13:19:49
エレン達に戦闘を任せつつ、シャアは状況を俯瞰する
無論、凄まじいプレッシャーを放つ大魔王には相当の警戒を向けてはいるが、シャアはそれ以外の者達についても警戒を向けていた

まずは大魔王バーンに攻撃して自分達に強力すると言った草加雅人
確かに強大な敵と戦う意思を持ち共闘できるかもしれないが、突如現われた謎の男でありその心中まで測れる訳ではない
自分達を利用しようとする第三勢力ではないかと推測し、シャアはその疑いを解かずに彼のことも注視する

次にその草加を嘘吐き呼ばわりする女とキャスターらしき男
昨晩の夢にて生き残っているキャスター二騎の片方ではないかと思い、その彼女達なら草加という男についての情報を得られるかもしれない
しかし、その女は草加に対して殺意を剥き出しにして常軌を逸しているようにも感じられる
また敵の敵は味方と呼べるほどの判断材料もない、さらには何かしら危険な気配を感じ取り彼女達についてもシャアは警戒を緩めない

その他にも留意すべきことが多い
クルーゼとフォーリナー、あの二人組もまた大魔王の号令によってこちらにくる、そのようにシャアの予感は強まっていた
できれば大魔王バーンと戦うために共闘したいが、未だ優勝を狙っているならばどう動くかは未知数であり予断は許さない

医者とアルターエゴ、イメージ映像ではこの二人組もこちら側にいるはずだ
あれは戦場を掻き乱す厄介な輩である、この状況下でも何をしでかすか分からない
ゆえに彼らの登場には最大限警戒して戦況を見極めなければならないだろう

一方、アサシンから聞いていたライダー組とキャスター組がこちらに来ることも考えている
特に片方のマスターはチノが探しているココアという少女であり、この戦闘にチノが巻き込まれていると簡単に予想して急行している可能性が高い
なにはともあれ、この二組は自分達に近くほぼ間違いなく共闘できるだろう、そしてあの大魔王バーンを倒すためにも一つでも戦力が欲しい
そのために少年少女達に凄惨な戦争を見せる事になってしまう、と大人として些か自傷気味に思うシャアでもあった


※シャア達は昨晩のイメージ映像以降にライダーとアルターエゴが脱落したことを知らないため、情報と認識と現状に些か齟齬が生じています

1630名無しさん:2022/03/27(日) 17:39:24
ムスカはバーン出現より少し遅れて、レムリア島に到着した
草加が謎の女とキャスターに計画を妨害されたことは念話で聞いていたが、女のマスター自らが前線に立ちカイザと戦っている状況はこの目で見るまで想像も出来なかった

しかしムスカには護身用の部下や兵器がある。
ムスカは自分が草加雅人のマスターであることを明かし、島を荒らそうとする大魔王を討てるこの瞬間を待っていたと説明。あくまで王として聖杯戦争を止めたいと他のマスター達に話した。

「そこの君は島を荒らす大魔王の討伐を妨害する気か?魔王の悪事に加担するだなんて、愚かだと思わんかね!?」

善人のように振る舞うムスカだが、実際のところは女とキャスターを始末する大義名分が欲しいだけだ。
これでムスカは草加に加勢する理由付けに成功した。

「……これ以上その大魔王と手を組むなら、君はここで始末するしかない」

なおも草加への攻撃を止めない医者に対して残念そうに語り掛けると、ムスカは彼女を始末するように部下達に指示を出した

1631名無しさん:2022/03/27(日) 17:49:20
>>1630
「フフフ…」

様々な思惑を抱えながらも自身を討伐しようと共闘する主従の中にいるムスカを見てバーンは笑みを浮かべた。

「余はかつて人間の絆、その閃光のような力の前に敗れた、そしてあと一歩で願いが叶う寸前に見せた奇蹟でその恐ろしさを改めて実感した。
どうすればその力を十全に発揮させずに済むのだろうかと、そこに現れたのがうぬらであった。
そして余は一計を案じた、敢えて己の脅威を見せることでそれを討たせるために共闘を組ませるように仕向けた。
絆などではない利害の一致という不完全な団結をな」

彼はこの場にいる存在全てを侮ることはしない。
奇蹟とは何から起こるか分からぬもの、その可能性を完全に潰すまでは油断などしてはならない。

「世界を救う聖戦などではない、これは聖杯戦争だ。
己の願いをかけて競い争う戦であり、それ故に綻びはいくらでも生じる」

「よく動いてくれたぞムスカ、わざわざ聖杯戦争の時期を早めたのもうぬの存在あってこそだ。
余を討つ要となる者が清廉潔白な奴では危うかったからな」

そうして自身に対峙する主従にバーンは語る。

「余を討つことは不可能だが、もし万が一討てたとしても聖杯を顕現させ願いを叶えるにはあと少しサーヴァントを聖杯にくべる必要がある。
余との戦いの後に聖杯を得ようとする者は間違いなく疲弊しきったうぬらの不意をつくであろうな。
ならばここで全力を出し切るというのは危うい選択となる、そして聖杯を欲する者は後の事を考えて力を温存しなければならん」

バーンは笑みを浮かべていた。
彼らとて馬鹿ではない、ここで力を出し切れば後はどうなるかなど言われずとも分かっているだろう。

「では問おうか、此度の戦争に招かれた者たちよ。誰が捨て石となる?」

ここにいる者全てが一致団結することなどあり得ないと彼は確信していた。

1632名無しさん:2022/03/27(日) 18:10:49
>>1624
戦う意義を見出したエレンに迷いは無い。
立体機動装置込みでも人間の状態では話にならないと判断したエレンは即座に巨人となり、バーンに立ち向かう。

その姿は正しく悪魔。バーサーカーの名に相応しい狂戦士。
だが彼は――エレン・イェーガーは悪魔であると同時に人間だ。むしろやるべき事をやり遂げた今の彼は、悪魔というよりも人間としての側面が強い
多くの命を奪った自分には願いを叶える権利がない。ミカサに――家族に再会させてくれだなんて、願えるはずもない。

それでも友のために戦う男や家族のために戦う少女を守ることくらいは出来る。
敵を駆逐することでしか彼らを守れないけれど。それでも彼は眼前の大魔王を駆逐するべく、進撃する

「進撃の巨人、か……」

バーンと戦闘しながら、その様を見たマコト兄ちゃんがポツリと呟いた。
仲間を守るために進撃する巨人――進撃の巨人、と。

1633名無しさん:2022/03/27(日) 19:57:47
>>1624>>1625の後、>>1631の手前ぐらい
巨人化したバーサーカー、再契約により全力を取り戻した雲雀、人助けも一通り終わり戦線に戻ってきたマコト
この三騎が何度も攻撃を仕掛けるが、大魔王バーンは的確に攻撃を見切り有効打を与えず、返り討ちにしている
三騎もまたバーンの猛攻を辛うじて防ぎ大きなダメージを負っていないが、力を合わせてもその力量差を埋められず対抗する術を模索し続けている
その最中、隙を狙うように刃の衝撃波が大魔王バーンに向かって飛んでいく
それすらも魔界の神は対応するが、その鋭き攻撃に一言感嘆を述べる

「この剣気、まるでハドラーや勇者にも匹敵する威力…どうやらまともな英霊もいたものだな」
「それはこちらの台詞だ、小手先程度の攻撃とはいえ簡単に防がれるとは。さすがは名に違わぬ化け物だな」

少し離れた場所から攻撃を仕掛けたのはセフィロスであり、その近くには仮面を付けた軍服の男、クルーゼも立っていた
さらにはレムリアの軍人達も周囲に展開して臨戦態勢を整えていた

「久しぶりだな、シャア・アズナブル」
「ラウ・ル・クルーゼ…!貴方も、大魔王の討伐に来たのか!?」
「さて、どうかな。あちらにおられるムスカ国王から知らされて様子を見に来たところだが、国王が恐れていたようにかなりの強敵だな」
「まだ、優勝を狙っているのか」
「当然、だがさすがにあれを放っては優勝も厳しいかもしれない。だから一応は同盟を結んだ貴方との間柄だ、少しくらいは共闘もいいだろう」
「それは心強いが、しかし聖杯戦争に大部隊を出すとは些かやり過ぎではないか?」
「用心だよ、一国の国王が有事とはいえレムリア島に軍勢を引き連れている、ならばレムリアの軍人である私も相応の抑止力を用意せねばならない」
「それに、だ。元マスターや元セイバーを名乗り裏事情を知るその二人組も相当怪しい、と私は睨んでいる。貴方もそうでは?」
「…まだなんとも言えない、が確かにこのタイミングでの都合の良さには疑問を抱いている」


※セフィロスは本格的には攻勢に出ず、まだクルーゼを護衛できる程度にしか攻撃を仕掛けないつもりです

1634名無しさん:2022/03/27(日) 19:58:36
>>1631
バーンの問い掛けに対して真っ先に反応したのは、意外にもエレンだった
エレン・イェーガーは止まらない。この心をはとうに燃え尽きている。しかしチノやホメロスを見て、彼らを守ろうとする奴らの姿を見て……かつての自分と同じように化け物を駆逐しようとする宮本明の命を奪って。
様々な出会いや別れの末にエレンは戦う理由を見つける事が出来た。彼の心に再び火がついた。

一度着火した炎は止まらない。
この聖杯戦争では何が起こるかわからない。未来の記憶なんてわからないのだから。
だがそれで良い。あんなものは今の自分に必要ない。

宮本明の夢と人生を奪った。
しかし彼は最期まで自分の選択を悔いることなく、消えていった。
胡桃という少女を救えなかったことだけは悔しそうだったけど。それでも彼は自分の人生自体を悔いているようには見えなかった

エレンは最期、彼にこう語り掛けた。

「俺はとっくに燃え尽きてるんだ。今更、戦う理由なんて何も無い」

もしも聖杯戦争に呼ばれていなければ、再び誰かを殺すことなんてなかった。サーヴァントとして聖杯戦争に呼ばれた時、エレンはガッカリした
正直、ランサーを殺す時はエレンの心に罪悪感もあった。

「すまない……」

宮本明を殺したエレンは彼に謝罪した。何も悪くない人類の英雄を自らの手で殺す。
たとえ相手のマスターが暴走し、令呪によって操られた存在でも――それは決して気持ちの良いものじゃない。

そんな自分が正義を気取っていいわけがない。
エレン・イェーガーの手は血に塗れている。誰かを救おうだなんて、守ろうだなんて思い上がりも甚だしい。

それでもチノとホメロスを守りたいと思ったから――自分は決して英雄なんかじゃないけれど、誰よりも早く身体が動いていた
シャアは令呪を使い切っている。誰もエレンを止めることは出来ず、今の彼は自由だ。

もう何も背負っていないからこそ自由に『仲間を守るために全力で戦う』という選択をすることが出来た

「バーサーカーさん……」

チノの声が聞こえた。純粋無垢な少女は血に塗れた悪魔を心配するように名前を呟き。

「絶対に死なないでください。きっとバーサーカーさんも、私達の仲間です!」

本当にお人好しにも程がある。
でもその気持ちは素直に受け取ろう。今この瞬間、エレン・イェーガーは香風智乃の仲間になる

「私も援護しよう!」

ホメロスが呪文でエレンを最大限に援護する。対魔力を持つバーンには一切通用しなかったが、彼の勇気を無駄にはしない。

いくら通用しないとはいえ、呪文により一瞬だけ隙が出来る。エレンの肩に雲雀がトンと乗り、跳躍してバーンにほんの数秒間だけ猛攻を仕掛けた。
バーンはその全てを防ぎ、雲雀は即座に距離を取る。バーンにはその行動の意図が読めたか、あえてそれを受ける。

彼らが拓いてくれた道を――エレン・イェーガーが進撃する。理不尽に命を奪おうとする大魔王を駆逐するため。
自分に出来る最大限の力を込め、その拳をバーンへ叩き込んだ

1635名無しさん:2022/03/27(日) 19:59:29
>>1631
バーンの問い掛けに対して深海マコトは悩んでいた。
自分がシンスペクターとなり、全力を出し切ればきっと状況は好転する。だがバーンを相手に疲弊してしまうと他の敵からチノを守ることが出来なくなってしまう。
マコト兄ちゃんの目的は大魔王バーンの討伐以上にチノやココアを再会させて無事に帰すことだ。

彼が悩んでいる間にも戦況は進む。バーサーカーがバーンへ全力で仕掛けたのだ。
この中で最も英雄に相応しくない狂戦士の勇姿にマコト兄ちゃんは驚愕する。

「……」

何やら悩んでいる様子のディープスペクターを見つめ――

「小動物の守護者。今の君の顔、つまらないな」

それだけ吐き捨て、雲雀もまた戦意を失うことなくバーンへ挑んだ。
深海マコトのことを雲雀恭弥は多少なりとも認めている。そんな彼が俯くというのなら。誇りや覚悟を少しでも見失うというのなら――自分やバーサーカーの戦いを見せることで、気合いを入れ直してやろう、と。

そして>>1634へ続く

1636名無しさん:2022/03/27(日) 20:00:04
エレンがバーンへ全力の進撃を仕掛けた時、ココア達が到着した
一度は「あの巨人を駆逐してやる」と言い出すほどバーサーカーのことを憎んでいたピーターは、エレンの勇姿に驚愕した。
あいつは間違いなく許されるべき存在じゃない。ヴィランに近しい存在だと考えていた。
だが今の巨人は他のマスターやサーヴァントと協力し、共に戦っている。
水色髪の少女はあいつを仲間と呼び、騎士のような男は彼を援護する始末だ。

「チノちゃん!!」
「ココアさん……!?」

そしてココアの反応を見るに、あの少女が噂のチノらしい。
巨人の行動に色々と悩むことはあるが、何か心境の変化でもあったのかもしれない。
ならば彼は仲間だ。元ヴィランが必死に戦っているというのに、ヒーローが眺めているだけではいられない。ピーターも前線へ立ち、バーンへ挑むことを決意する

1637名無しさん:2022/03/27(日) 21:17:16
そういえば、役者が勢揃いして自分達を邪魔する者がいない事を確認した医者は使い慣れた医療器具を取り出したな
それらはレジィが宝具で生み出した神秘付きの道具であり、銃やナイフを使うよりも攻撃のキレが桁違いな様子
メスで斬りかかったり注射を射とうとしたり、その他多数の手段でとにかく草加を殺そうとしていたな

1638名無しさん:2022/03/27(日) 21:45:51
ココアはチノの元に駆け寄り、ピーターが進撃の巨人の勇姿に心打たれている中
マズルカは最大限の人形兵を投入してマスター達の護衛および戦闘に備えていた
ただし状況は非常に混沌を極めている
数時間前に出会ったばかりの草加、見知らぬ男(ムスカ)、そして複数人の軍人達がもう一人のキャスターと謎の女と戦っている
仮面の男およびセフィロスがレムリアの部隊を率いているようで、こちらやチノ達に攻撃する様子もなく別の男(シャア)と何か話している
なにより、複数の英霊達がまとめて掛かってもびくともしない大魔王バーンの存在
誰が敵で誰が味方か判別しづらいが、今はただココアのために動くことを優先する

1639名無しさん:2022/03/27(日) 22:21:01
>>1631>>1633
ムスカに労いの言葉を掛けるバーンを目撃したシャアとクルーゼは予想通りあの二人組はバーン同様見過ごせない存在だと判断する
彼らと戦っている謎の女の存在も疑問に思うが、キャスターと共に戦っている点から医者だと考えるのが妥当か。
バーサーカーやフォーリナーにはこの場で段違いに強いバーンの討伐を最優先して貰う必要があるが、マスターである自分達は手を持て余している
それに医者側はムスカの部下達による数の暴力によって明らかに押されていた。
クルーゼは抑止力として引き連れてきたレムリア島の軍人達に指示を出し、ムスカの部下達の相手を引き受けさせる。いずれ敵になる存在を消耗させてくれたことは結構だが、圧倒的な権力を持つムスカは早急に潰さなければ厄介だ
ムスカの部下達とクルーゼ率いる軍人達がぶつかり合い、予期せぬ展開にムスカが苛立ち始めた
バーンに計画を全て台無しにされ、せっかくの部下達もクルーゼに対処されている。これでは自分が道化のようだ

1640名無しさん:2022/03/28(月) 06:40:30
・シャア達ムー島から来た対聖杯はライダーとアルターエゴの脱落を知らない、客にココア達は炭次郎の脱落を知らない
・ココア達はクルーゼ組と医者組が組んでいる可能性が高いことを共有しているが、シャア達は聖杯狙いの同盟まで思い着く余裕はないだろう
>>1639の内容的に、クルーゼは医者だと察していて、シャア達は医者の変装にまだ気付いていない。諸事情によりクルーゼも伝達していないと思う。ただし戦闘スタイルからしてそのうちバレる可能性大

これ以外にも情報差関連はありそうだが、とりあえず今は激戦ゆえに悠長な情報交換は難しい
一応各々が隙を見て聞き出すとは思うが、それが各人の思惑や戦況にどれだけ影響を及ぼすだろうか

1641名無しさん:2022/03/28(月) 07:15:13
>>1634
「なるほど、まずはうぬが起点となるか」

渾身の一撃をぶつけたエレンの拳、だがそれはバーンによって受け止められた。
無論一撃で仕留められると思っていないエレンはそのまま追撃をかけようとする。

「その魂の力は認めよう、だが――」

そう言ってバーンは拳を掴みながら回転し、エレンを持ち上げて投げ飛ばした。
不意を突かれたエレンはこらえる暇すらなく飛ばされる。
飛ばされた方向にはチノたちがおり、それを見たピーターと雲雀が対応し、チェーンと糸でエレンをキャッチする。

その隙にシャアたちの方向へメラを放つ、それを見たセフィロスは即座に魔術で相殺する。

「魂で余は殺せん。それと先に言ったではないか、捨て駒は誰だと」

瞬間、バーンの手に闘気が集中する。
今までのような小技ではない、彼が使う技の一つ。

「カラミティウォール!」

そうして巨大なエネルギー衝撃波の壁がチノたちの方へと向かっていった。

1642名無しさん:2022/03/28(月) 08:07:58
>>1641
深海マコトは悩む。しかし彼が迷っている間にも、戦況は進む。
このままではチノ達が死ぬ。あの不思議な攻撃に対抗する術を自分達は持たない。
進撃の巨人も、孤高の浮雲も、再会を果たした姉妹も、誇り高き魔王の想いを繋いだ軍人も、蜘蛛のようなスーツ姿の男も――誰も彼もが死んでしまう。

大幅に戦力を削られることを危惧したクルーゼが咄嗟に令呪でセフィロスに対応させる。だが流石のセフィロスでも単独で受け切ることは難しく、圧倒的な力の前に押される。ほんの少しだけでも時間を稼げたこと自体が奇跡的だと言えるだろう。ちなみに片翼の天使は既に使用済みで、このままではセフィロス自体が危うい。仕方なく一時撤退も視野に入れる。

敵も味方も入り乱れ、各々が全力で大魔王に対処している。
この状況でもチノは前を向き、令呪を使った。

「マコトさん……あの大魔王を倒してください!」

まだ中学生の少女が頑張ってるというのに、自分が弱気になってどうする。
きっとタケルやアランなら、後先考えずに全力であの大魔王へぶつかるはずだ。

「チノ――お前の想い、確かに受け止めた!」

『セブンシンカ!』

シンスペクターゴーストアイコンが現れる。
これこそが深海マコトの真骨頂であり、彼が真の力を引き出すための宝具

『アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!』

「俺達の覚悟、見せてやる!――変身!」

『シンカイガン!シンスペクター!』
『プライド!グリード!ラスト!ラース!エンヴィー!グラトニー!スロウス!ブレイク!』
『デッドリーシン!』

拮抗するセフィロスにシンスペクターが加勢。彼が正宗で戦うように、シンスペクターもまたディープスラッシャー・ソードモードを手にしていた。

「俺に合わせてくれ、フォーリナー!」
『シンダイカイガン!グリードスラッシュ!』

電子音という分かりやすい合図にセフィロスは彼の言葉の意味を察し、同時に攻撃を放つ
ディープスラッシャー・ソードモードの刀身にエネルギーを纏わせた斬撃とセフィロスの全力の一撃がカラミティウォールを打ち破った

「聞け、大魔王バーン!俺達は誰一人、捨て駒にしない!!」

深海マコトはもう迷わない。必ずこの大魔王を倒し、チノ達を守ると啖呵を切る

1643名無しさん:2022/03/28(月) 08:44:27
>>1640についか
・ムスカ達の正体暴露後にココア達が来たため、ココア達は草加の正体や謎の眼鏡男(ムスカ)について曖昧

1644名無しさん:2022/03/28(月) 11:32:56
それまではクルーゼを護衛する程度にしか攻撃を仕掛けなかったセフィロスだが、クルーゼにメラを放たれたことで攻勢に出る
先程のカラミティウォールで理解した。セフィロスであれど大魔王バーンを単独で撃破することは難しく、護衛に徹してもあの一撃をまた放たれては自分一人で対処することが困難だ。
あの時、クリミナルの助力がなければこちらの戦力は一気に削られていた。勝ち目は薄れ、その後クルーゼに同じ攻撃を放たれていたらセフィロスが脱落していた可能性も否定出来ない
ならば攻勢に出てマスターを狙う隙を与えず、自分達サーヴァントの相手に専念させる。

片翼の天使セフィロスとシンスペクター、戦力としては特に大きい二人が揃い踏みしたことでバーンとの戦力差は埋まっていく
実質的にサーヴァントと同等の力を有するピーターの参戦も大きく、スパイダーセンスという唯一無二の固有能力を持つ彼はバーンにとってある意味、他のサーヴァント以上に厄介でもある
そしてパラメータこそ大したことないが圧倒的な大きさというアドバンテージを持つエレン。セフィロスやシンスペクターほど特化した戦力ではないが、小回りの利く行動やアサシンでありながら暗殺ではない直接戦闘を得意とし、パラメータも三騎士並のアサシン

それぞれの力は大魔王バーンに及ばないが、共闘することで彼らは互角に渡り合っていた
しかし自分に切り札を使わせたあの仮面のライダーに似たサーヴァントとこうして共に戦うことになるとは、セフィロスは想像もしていなかった。多少だが、感慨深く感じる

1645名無しさん:2022/03/28(月) 18:59:56
>>1644
「あくまで余を打倒することにこだわるか…」

そう言いながらバーンはマコトを立ち直らせたチノの方をチラリと見て考える。
力で言えばあの小娘など考慮するだけ無駄な存在、だがその覚悟とやらがクリミナルの戦意を取り戻させた。

(厄介だな、即座に始末しようにもサーヴァントどもが防ぎに来る。もしやるとすればまず奴らから行動不能にするしかあるまい)

バーサーカーにアサシン、クリミナルは闘志を激らせており、フォーリナーはまだ本腰を入れていない様子だが、それでも十分脅威である。
他にバーサーカーを止めたマスターも入れて現状排除しなければならない存在は5人。

打撃と魔法攻撃での攻めを続けるにはいささか不安が残る。
となれば必然あの技を使うしかないということになる。

「仕方あるまい、本来であればもう少し後で使いたかったところだが、うぬらの覚悟と力に敬意を表して我が奥義を見せてやろう」

そう言ってバーンは構えを取る、ただ両腕を天地上下に構えただけのもの。
チノやココアは特に変化を感じなかったが、対峙するピーターとサーヴァントたちは構えから来るプレッシャーを感知し身構えた。

「これを――天地魔闘の構えという」

1646名無しさん:2022/03/28(月) 20:46:11
>>1645

大魔王が奥義を語り凄まじい重圧を感じた英霊達だが、その実形だけで見れば不動の構えを取ったのみ
まるで虚仮威しのようにも感じられるが、実際に対面する戦士達は否応なく警戒感を募らせる
かといって、あれだけ猛攻を仕掛けてきた化け物が攻撃の手を止めている絶好の機会でもある、不気味ではあるものの相手の真意を確認するためにも、ここは攻勢に出て叩ける内に叩いておきたいという心理も揺れ動いていた
ゆえに、現状の最大戦力であるシンスペクターと片翼の天使、そして進撃の巨人が同時に出て、八刀一閃、ラースフレイム、硬質化した鉄拳をそれぞれ繰り出す
どれもが強力な攻撃技であり微動だにしない大魔王バーンに迫るが、事態は一瞬にして急変する

八連続の瞬時斬撃は「天」から振り下ろされた手刀「カラミティエンド」で一太刀も与えられずに返り討ちにされる
業火のエネルギー弾は「地」から振り上げた攻防一体の技「フェニックスウイング」によって跳ね返される
堅固な豪腕が届く前に膨大な「魔」として放たれた不死鳥の業炎「カイザーフェニックス」が巨人に迫った

宿敵の奥義に似た必殺技を相殺されたセフィロスは、持ち前の敏捷の高さゆえに直撃をギリギリ回避したが多少のダメージを受けて一旦後退する
自らの必殺技が自分に返ってきて一瞬対応に遅れたマコトだが、直前に人形兵イアフォートレスが盾となり威力を減衰させたものの衝撃によって吹き飛ばされる
大漢だろうと確実に圧壊させる拳を放ったエレンは焼却の全てを焼き尽くす攻撃によって片腕を失い、さらには全身に大火傷を負ってしまう

これが大魔王バーンの奥義、三つの超必殺技を連続して同時に繰り出す究極のカウンター技、すなわち「天地魔闘の構え」である

1647名無しさん:2022/03/29(火) 20:26:57
大魔王バーンの天地魔闘の構えの前に傷つき倒れる進撃の巨人
巨体の全身をも覆う炎の前には強靭な体も役には立たず、ついにはグズグズと肉体が崩れエレンが姿を現す

「まずは一人。何か言い残すことはあるか?」

そう冷然と言い放つバーンは、しかしエレンの返り血を浴びた凄惨な姿で天地魔闘の構えを再びとっていた
バーンは知っている
人間は時に仲間のために、時に希望のために、バーンの哲学にはない力を発揮することを
ましてやここにいるのは名だたる英雄たち
彼らならこの程度の絶望は必ず覆しうると、彼らの強さから信仰している
そしてその逆転をひねり潰す策も当然用意していた
たとえば、バーンパレスを地盤としているレムリア島の部分を沈めればそれだけで何人かのマスターは危機に陥りサーヴァントは致命的な隙を晒すだろう
バーンに油断は無い、あるのは余裕だけだ
だが、その余裕が崩れた

(バーサーカー以外の顔色が変わった)

突如として、バーサーカー以外のサーヴァントもマスターも、みなそれまでとは違う感情を顔に浮かべていた
バーンがその理由を知ることはない
彼の対魔力が自動で弾いた、バーサーカー・エレンの心象風景の光景はバーンだけが見ることができない

1648名無しさん:2022/03/29(火) 21:50:04
大魔女マズルカと妖路歴程の操る人形兵。
その大きな強みは言うまでもなく数だが、それだけではない。

それは特に、一度敗退した敵との再戦で発揮される。
兵種や装備の組み合わせにより相手に応じた戦術を構築できる点だ。
勿論バーンと戦うのは初戦だが、多くのサーヴァントが戦った様子を観察して戦略を決定した。

生半可な攻撃や魔術では魔力のようなオーラ(闘気)を纏う、この大魔王にはとても通じない。
そこでマズルカは『ゴシックコッペリア』という、巨大な鈍槌(ハンマー)を持つ、猫の耳のような飾りをつけた人形兵を数体呼び出した。
他の人形兵達より数が少ない、そのやや特殊な人形兵は、他の人形兵とは一線を画す怪力を誇る。
手持ちのこの人形兵を全てバーンに向けて攻撃させる。
また、自分やココア達を守るのに支障が出ない程度に、数体のピアフォートレス達にも鈍槌を持たせて戦線に送り込む。
戦術甲を装備して旅団の壁として活躍する事の多いピアフォートレスだが、人形兵達の中では鈍槌の扱いにも長ける。
なんとか自分がバーンにダメージを与えられるとしたら、この戦法に賭けるしかないと考えた。
また、たとえこの人形兵が蹴散らされたとしてもその僅かな隙に他のサーヴァント達が活路を開く可能性に賭けた。

* ゴシックコッペリア(超パワー型)とデモンリーパー(超スピード回避型)の人形兵はシナリオ途中から生産可能になるので
  やや希少という扱いにしてみた。
* ゴシックコッペリアは3〜4体ぐらいのイメージ。
* ココア達の防衛に重点を置いているマズルカですが人形兵もバーンとの戦いや戦闘の余波である程度減ってると思う

1649名無しさん:2022/03/29(火) 23:16:34
補完小話

>>1637
この神秘付きメス+α、実は医者が仮眠を取っている間にレジィが病院に侵入して医療器具類の領収書から精製した物である
基地襲撃の時とは違い警備が手薄であることや下手に騒ぎを起こして他の主従と再度戦闘になると不味いので、霊体化して密かに潜入していたようだ

>>1630
レムリア島に飛空艇で近づいていたムスカ一団は、発着場が燃えているのを確認して接岸を断念
なのでムスカと親衛隊は現場付近の上空に到着した後に地上へと降下、現場へと向かった
また飛空艇に残った兵士達はムスカの号令があるまで待機し、新兵器を投入する準備を進めていた

1650名無しさん:2022/03/30(水) 00:10:08
>>1641
これはシンスペクターとセフィロスがカラミティウォールを打ち破った後、バーンが天地魔闘の構えを取る前の話。

メラを見たホメロスは自分のよく知る呪文をバーンが使っていると見抜いた
それならば呪文を封じられると考えた彼はマホトーンを使うが、残念ながら対魔力スキルによりその意味を成さない

「なっ……。マホトーンが通じないだと!?」

自分の予想が否定されて動揺するホメロスだが、近くに居たチノとココアが声を掛ける。

「落ち着いてください、ホメロスさん。まだ私達は、負けてません」
「うん。チノちゃんの言う通りだよ、ホメロスさん。どんな状況でも諦めない心――それがかっとビングだよ!」

二人の少女の前向きな姿勢にホメロスの心が震え立つ。
呪文が通じなくても、自分にはまだプラチナソードがあるではないか、と。
ちなみにココアがホメロスの名を知ったのは、チノが彼のことを呼んだからだ。

「フッ……。まさかオレより遥かに年下の少女達に勇気付けられるとはな。
だが――お前達に感謝しよう。かっとビングという言葉は初耳だがな」

1651名無しさん:2022/03/30(水) 09:53:58
>>1639
自分の思惑通りに進まないことに苛立つムスカだが、さすがに怒ってばかりでは状況は好転しないと考え直し冷静に対処しようと努める
まずは状況整理だ、最初の目論見であるバーン討伐に乗じて対聖杯に取り入り疲弊した隙を突いて他者を蹴散らし優勝を目指す、は既に頓挫した
加えて明確な邪魔者であるキャスター組を排除すべく投入した親衛隊もクルーゼの差し金によって機能していない、全く忌々しい限りである
そのため草加はサイドバッシャーを駆使して戦っているが、上手く連携して攻撃してくる二人を相手に少し苦戦している様子である

なので、ムスカと草加は方針を転換する
飛空挺に搭載した新兵器・ロボット兵(レプリカ)を投入させるべく、ムスカは部下に号令を出した
この新兵器はムスカが元いた世界のロボット兵を複製するべく秘蔵の魔術師達によって作らせたものであり、主にゴーレムの技術とムスカが持つラピュタの情報を元に完成したものである
無論、模造品ゆえに強固な装甲や高出力のビーム砲を再現することは適わなかったが、それでもマスター相手なら相当な脅威でありサーヴァント相手でも一定の抑止には使える代物である
そしてそれらを今はキャスター組やレムリア軍部隊に差し向ける、それらを殲滅した後に草加と共に一時撤退する事を画策していた
大魔王バーンについては対聖杯の主従達に任せるしかない、そして双方のどちらかが勝とうとも疲弊した隙を突いて再度強襲するつもりである

1652名無しさん:2022/03/30(水) 09:54:39
>>1651
新兵器の投入により、再度ムスカ組が有利になる
そもそも草加と医者では戦士としての経験値に差がある。いくら身体能力が強化されてるとはいえ、直接戦闘では草加の方が優れている。
二人で連携されると厄介だが、医者単独ならそれほどでもない。使い慣れた医療器具を使用することで戦士としての経験の差をカバーしているが、それでも医者は草加と違い必殺技などの決定打がない
ムスカはレジィの相手をロボット兵に引き受けさせることで医者と草加が一騎打ち出来る状況を作った

1653名無しさん:2022/03/30(水) 20:34:58
>>1651>>1652
レムリア軍人の乱入やレジィ達の攻撃により大打撃を受けた国王親衛隊だが、新兵器の参戦により今度は立場が逆転する
ロボット兵の堅牢さは軍人達の携行武器では歯が立たず、低出力のビーム砲でも防ぎようがなく甚大な被害を受けてしまい、またロボット兵に阻まれたレジィも手こずり医者と分断されてしまう
しかし彼らとてやられてばかりではなかった、レムリア側もまた切り札としてロケットランチャー(仮称)を投入する
高火力の爆発物を複数当てられれば強硬なロボット兵であろうとも装甲を破られ機能を停止する、これでレムリア軍人達にも対抗する術ができた
あとは親衛隊+ロボット兵vsレムリア軍人の総力戦となる、その結果どちらが勝ち残ったとしても軍勢としての機能は激減するだろう

それはともかく、レジィもまた軍事基地から押収した契約書からロケランを『再契象』で再現し、複数のロボット兵を撃破して医者の援護に向かう
しかし、カイザとサイドバッシャーに挟み打ちにされていた医者はすでにボロボロの状態であった

1654名無しさん:2022/03/31(木) 07:12:31

「やるんだな、エレン! 今! ここで!」
「ああ。もう俺の体は限界だ。だから『叫ぶ』」

バーン以外のその場のマスターとサーヴァント、そしてムー島やレムリア島の軍隊にムスカが投入した巨神兵型ロボットまて全員が、エレンの心象風景を知覚する
それはエレンの宝具、『進撃の巨人』の発動の前段階だ
このエレンの心象風景や身体に触れた、もしくはエレンによって触れさせられたもののうち、条件を満たしたものが影響を受け地ならしを行う
そしてこの場で影響を受けるのは、エレンより身長が大きいバーンとセフィロスとマコトのみ
他はロボット兵と軍隊の一部だ
エレンは告げる
今から影響を受けた全ての人間がバーンも含めて狂化することを


「――大魔王、アンタは聖杯に何を願う」

静かに問いかけるエレンと対称的にマスターもサーヴァントも軍隊も様子がおかしい
それでもバーンは大魔王の矜持にかけて答える

「魔界を太陽で照らす」
「脆弱であるという理由だけで太陽を独占する人間を一匹残らず駆逐し人間界を滅ぼし、素晴らしき自由な空を私は手に入れる」

それを聞いたエレンの体から雷光が迸る
バーンについたエレンの血がそれに呼応する

「そうか……なら、仕方ないよな」
「お前と同じだよ……俺も、アンタも、多分、生まれた時からそうなんだ。自由が欲しかった。そのために行うどんな行動も、全て俺の自由意志によるものだ……」
「だから俺も進み続ける……敵を駆逐するまで」

そして、エレンの口が大きく開かれ
バーンの構えが、揺らいだ

(道を通じて宝具の内容をバーン以外のこの場の全員に説明しました)
(バーンが天地魔闘の構えを解いて妨害しなかった場合、エレンの宝具が発動しセフィロスとマコト兄ちゃんと巨神兵型ロボット兵と軍隊の一部に狂化Aが付与されます)
(もしかしたらクルーゼもエレンより背が高くて狂化します)

1655名無しさん:2022/03/31(木) 08:11:48
>>1654
バーサーカーに不吉な気配を感じたバーンは瞬時に思考する。

自身の奥義を見た上で発動させるもの、他の者たちの様子を見てもかなり大それたものだと予想を立てる。
天地魔闘の構えはバーンが絶対の自信を持つ奥義、だがそれは生前のうちに破られている。
自信はあれど過信は禁物、今のバーンにはそう考えている。
そしてバーサーカーがこの状況で仕掛ける切り札、その気迫を見て決断した。

オリハルコンによる剣と同等の一撃であるカラミティエンドならば硬質化を意に介さず治癒阻害の効果と合わせて首を断てば、バーサーカーを即死させることは可能と判断。
即座に構えを解き、何か仕出かす前に始末しようと全速力でバーサーカーの方へと向かう。

1656名無しさん:2022/03/31(木) 17:26:12
>>1654
バーンも含めて狂化する。めちゃくちゃな手段だが、サーヴァント三人の必殺技へカウンターを叩き込んだあの構えを攻略するには適している。
戦場に慣れていないチノとココア、そして宝具の内容を知らないバーンを除いた全ての者が構えに対する攻略法を察する

聖杯狙いのクルーゼやセフィロスがエレンの蛮行を止めようともしなかったのはそういう理由。無窮の武練を持つフォリナーならば狂化しても十全の戦闘能力を発揮し、バーンを倒せるという自信がクルーゼにはあった。あの妙な構えさえ狂化で対策したらなんとかなる、と。

チノやココア、そして彼女達の味方であるキャスターが自分より身長が低かったことにエレンは安心する。これで心置きなく、宝具を発動することが出来る。
シャアやホメロスは明らかに『こちら側』の人間だ。彼らも覚悟を決めて戦場へやってきたに違いない。
だから多少は申し訳なさもあるが、彼らを巻き込む。今にも限界を迎えそうな体で敵を駆逐するため――

チノとココアはバーサーカーの蛮行に困惑した。しかしバーン戦で彼が戦う姿を見てきたチノはエレンが考え無しに仲間を巻き込む人間には見えない。きっとバーンを倒すためにそうするしかないのだと、信じることにした。

「どうしよう、チノちゃん!このままじゃ皆が……」
「大丈夫ですよ、ココアさん。バーサーカーさんはそんなに悪い人じゃないです。だから今はバーサーカーさんのことを、信じてください」

チノがギュッとココアの手を握りしめる。
バーサーカーが悪い人じゃない――それはあくまでチノの主観の話だ。エレンは多くの命を奪ってきた大罪人である。
チノに諭されて、ココアもバーサーカーを信じてみることにする。ココアの場合、知り合って間もないバーサーカーを信じるというよりも、妹を信じるという意味合いの方が強いのだが

1657名無しさん:2022/03/31(木) 17:28:03
>>1655
構えを解き、全速力で突撃するバーンの前にセフィロスが立ち塞がる
縮地。相手との間合いを瞬時に詰める単純明快なスキルだが、シンプルゆえに敵に対する攻撃にも仲間を守るための防御にも使える
バーサーカーの宝具は厄介な構えを持つ大魔王を討伐するに適したものであり、セフィロスやクルーゼとしてもその効果には期待している

目標としてはバーサーカーが宝具を発動するまでの僅かな時間、バーンを足止めすること。
宝具発動までにそれほど時間は掛からないだろうが、場合によっては悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)の使用も考えつつセフィロスはバーンと対峙した

1658名無しさん:2022/03/31(木) 17:30:55
>>1653
「君はマスターの身にしてはよく頑張った方だ。じゃ、そろそろ死んでくれないかな?」

『Exceed Charge』

医者が十分に弱り切ったことを確認した草加は必殺技(カイザスラッシュ)を発動することに決定。カイザブレイガンの銃口から射出されたマーカーがボロボロの医者を捕縛する。その拘束力は並大抵のオルフェノクすら脱せないものであり、所詮はマスターである&カイザに追い詰められてボロボロになっている医者の力ではどうしようもない

このままだと数十秒後には医者の身体はカイザに切り裂かれ、死亡することになるだろう

※医者は力で対抗出来ないだけで何らかの手段で対抗出来る可能性はあります。ただし身動きは取れません。喋ることは可能だと思います。医者やレジィが何も出来なければ医者はこのまま脱落する可能性が極めて高いです
※ちなみにカイザスラッシュで検索するとその技を発動している場面のみの21秒の動画が出てきます

1659名無しさん:2022/03/31(木) 18:51:37
>>1657
同じようにマコトや雲雀、マズルカの人形兵にピーターもバーンの足止めに参戦していたな
流石の魔王といえども、これだけの数を突破してバーサーカーに辿り着くのは難しい

1660名無しさん:2022/03/31(木) 19:01:38
>>1659
縮地でセフィロスが真っ先に立ち塞がり猛攻を仕掛ける、これによってバーンの突撃速度が若干弱まる→少し遅れてその後も次々とやってくるって感じだっけ
足止めという意味ではピーターの糸が特に活躍してた印象

1661名無しさん:2022/03/31(木) 19:08:55
エレンの宝具に何か危ういものを感じ取ったピーター。イーサン・Dボゥイを殺された件で一時期エレンのことを憎んでいた彼は一瞬だけエレンのことを疑いそうになるが、自分がボロボロになってでも魔王を駆逐しようとする今のバーサーカーの姿勢を信じることにした

1662名無しさん:2022/03/31(木) 19:13:22
>>1659
「魔界を太陽で照らす、か。その願い自体を否定する気はない。――だがそのために人々を殺すなら、お前の罪は俺達が止める!」

シンスペクターが叫ぶ。
大魔王の願いは、意外にも自分の友・アランと似たものだった。
しかしアランは皆と共に青い空を見れたことを幸せだと感じ、逆にバーンはこの青い空を独占しようとしている。
人間が太陽を独占していると彼は考えているようだが、人間を駆逐することで自分が手に入れようという考えもまた独占と変わらない。

だから深海マコトは大魔王バーンの罪を止めるために戦う

「大空を君一人に独占させる気はないよ。空があると雲は自由に浮いていられるからね」

雲雀もまた大魔王バーンへ言葉を投げ掛ける。
大空。その言葉はこの青空のみを指しているわけではなく、他にも様々な意味が存在するのだがこの場にいる誰もがそれを知らない

「まあでも――いずれ大空と青空でさえ僕が咬み殺すけどね」

チノのことをチラりと見る。
良い顔だ。どうやらあの小動物は、この状況でもそれほど大袈裟には動じないくらいの『覚悟の炎』を灯したらしい

「ココアさん。私達も応援しましょう!」
「うん。……私の見てない間に成長したね、チノちゃん」

真っ直ぐと前を向くチノを感慨深くココアが見つめ、二人は叫ぶ。

「マコトさん、雲雀さん、バーサーカーさん。がんばってください!」
「ルカちゃん、がんばれ〜!かっとビングだよ!!」

1663名無しさん:2022/03/31(木) 19:23:02
バーサーカーの切り札を発動させる一瞬の時を稼ごうとするセフィロスたち。
そんな彼らを前にしてバーンは焦りを感じた。

(ザコどもめ…!鬼眼が使えればいとも簡単に排除できる雑兵如きが、いつまでも余の邪魔をするな!)

鬼眼の能力を用いれば”瞳”に封じて一気に数を減らせるのだが、今の自分ではそれを行うことはできない。
バーンは今までの繰り返してきた聖杯戦争によって生み出された魔力は封印を解くのにも使用したが、復活した時の戦力とすべく自身の瞳にもある程度の蓄えも行ってきた。
受肉したことで現界のための魔力が必要なかったとはいえ、今まで大技を絶えず使えたのも膨大な魔力を鬼眼に蓄えていたからである。

サーヴァントとして召喚されてからバーンは様々な要因から鬼眼の力を使うことはなかった。
そのため、使用した時にどれだけの魔力を持っていかれるのかが予想が立てられない。
だが間違いなく戦闘に支障が出るレベルでの魔力消費となるのは確信しており、それ故にその力を封じていたのだった。

(このままでは間に合わん…ならば、我が奥義で活路を開くのみ!一手遅れるかもしれぬが邪魔者を一気に蹴散らし、その隙にバーサーカーを消し去る!)

自分を何が何でも止めようとする者たちを見渡し、そうしてバーンはその場で急停止してすぐ構えを取る。
自身の奥義と共にその矜持を見せつけるように。

「余を…この大魔王バーンをなめるでないわッ!」

天地魔闘が放たれる。

「天」である「カラミティウォール」はマコトと雲雀の前に壁としてそびえ立ち、「地」である暗黒闘気を込めた「掌圧」はマズルカの人形兵たちを吹き飛ばし、「魔」である「カイザーフェニックス」はピーターの放った糸を焼き尽くしながらセフィロスへと放たれる。

一瞬の硬直の後、開けた突破口からバーンが飛び出す。
目指すべきものはただ一つ。

「うぬらの命運はこれで尽きるッ!」

そのまま「カラミティエンド」にてエレンの首を飛ばそうと――

「――いいや、ここからは俺たちの進撃だ」

咆哮が轟いた。

1664名無しさん:2022/03/31(木) 19:23:53
>>1663
エレンに向けて放ったカラミティエンドを、狂化によりパワーアップしたセフィロスが神速の一閃を放つことでエレンの代わりに対処した
カイザーフェニックスを上級魔法で相殺し、縮地の技術で一瞬にして距離を詰め、一閃を放つ。普段ならセフィロスでも流石にここまでの芸当は不可能だっただろうが、狂化によってパワーアップしたことで魔法の威力も上がりカイザーフェニックスやカラミティエンドに対抗することも出来た
ちなみにカイザーフェニックスを相殺する際、ホメロスも呪文をカイザーフェニックス目掛けてぶつけている。

そしてグリードスラッシュによってカラミティウォールを打ち破ったシンスペクターも駆け付ける。
本来ならばセフィロスと協力してようやく打ち破れる技なのだが、彼もまた狂化スキルによってパワーアップしている。
セフィロスは無窮の武練を持ち、深海マコトはクラススキルである背負いし罪を持つ。エレンがそこまで考えていたわけではないが、彼らは狂化されても十全の戦闘能力を発揮出来ていた

逆にそれらに類するスキルを持たないバーンは天地魔闘の構えや魔術の使用が難しくなるという理不尽な状況を強いられる
しかしバーンも狂化した代わりに身体能力が上がり、狂化を付与されない雲雀やピーターは彼らの戦闘についていけない。こうなってしまうと、先程以上にスペックがあまりにも違い過ぎる。ただでさえ凄まじい戦闘力のセフィロス、シンスペクター、バーンのみが狂化で更に強さを底上げされたのだから。

雲雀はホメロスに説得されて仕方なく引き下がり、ピーターと共にチノやココアやホメロス、マズルカの傍へ駆け寄った。いざという時のための護衛だ。
もちろんあの三人が負けたら、自分が咬み殺すくらいには考えているが。それまでは炎真の相手をツナに譲った時のように、彼らに獲物を譲ってやる。きっとこれはバーサーカーの誇りを掛けた戦いだ

「マコトさん……」

チノが心配そうにシンスペクターを眺める。戦闘能力こそ上がったし背負いし罪によりデメリットは少ないが、やはり狂化というスキルは恐ろしく見える。

「小動物。彼らはああなっても、君に手を出さないよ」

共に過ごした時間はまだ短いが、深海マコトと雲雀恭弥には奇妙な信頼関係がある。
バーサーカーは誇りのために覚悟の炎を使い果たそうとしている。
フォーリナーはよくわからないが、なんとなく彼がバーンを無視して自分達を襲ってくるようには見えない。もちろんバーンを倒した後まで彼が生き残っていたら、自分達と戦うことになるのだろうが……。

ちなみにクルーゼも狂化を付与されたが、エレンの指示で待機している

1665名無しさん:2022/03/31(木) 19:24:47
>>1664
さすがの大魔王バーンもバーサーカーの特異な宝具によって天地魔闘の構えや数々の術まで封じられるとは予想していなかったな
生前だと自らも知らない弱点を突かれて攻略されてしまったが、その記憶を持つため同じ轍を踏むまいと警戒はしていた
あるいは、以前にサーヴァントとして現界した時に似たような宝具を受けていれば、自らの圧倒的戦闘能力を過信せずにすぐさまの対応ができただろう
いずれにせよ、今のバーンはキャスターでもなくセイバーであり、この所見殺しの術中に嵌まる他しかなかった

ただし、これだけの強制力を持つ宝具を使うということは、バーサーカー本人にも凄まじい負担が掛かっているとバーンは推察する
事実、霊基再臨したエレンは展開を維持するために自らの霊核すら燃やし、少しずつ崩れている
ゆえに、バーンは狂化による猛威でフォーリナーとクリミナルに応戦し、隙あらば狂戦士を討ち取るか、狂戦士が自滅するまで耐えることも戦術として考え初めていた

1666名無しさん:2022/03/31(木) 19:25:28
>>1665
戦術を考え始めるバーンだが、思考の単純化の弊害なのか他のサーヴァントやマスターよりバーサーカーの様子ばかりに意識がいってるのがな…
たしかにバーサーカーさえ死ねば再び有利になるけど各種技を封じられたバーンとほぼ今まで通り戦えるセフィロス&シンスペクターだと後者の方が優勢

そして何もサーヴァントは近距離戦闘を得意とする者ばかりではない
マズルカはマッドラプター(射手)を呼び出し、矢を放たせることで援護する

1667名無しさん:2022/03/31(木) 19:26:13
>>1666
技と術を封じられても、セフィロスとシンスペクターの猛攻があっても、強靱なる大魔王バーンはそう簡単に隙を見せずに二騎を相手にしても互角に応戦していた
だが、その二騎の攻撃の合間に複数の弓矢がバーンに向かって飛んでくる、それはマズルカが召喚した人形兵マッドラプターが射放ったものだ
致命傷にならない攻撃であり、実際にバーンが腕を振るだけで簡単に弾かれてしまったが、それでも一瞬だけ注意を引きつけることには成功した

「天を望むというなら、お前に相応しい光景をくれてやろう」

その隙を逃さず、丁度の間合いに入ったセフィロスがバーンに向けて宝具『悍ましき熾天の彼方』を解き放つ
この一手の判断ミスによりバーンは片翼の天使の宝具開帳を阻止することが適わず、気付けば別次元の宇宙を見せつけられていた
彼の目の前には燦然と輝く太陽が浮かんでいる、それは地上から上空を見上げた時に確認できる小さな円形ではない、自分という存在すらちっぽけに思わせる程に規格外の大きさであり、如何に魔界の神を名乗るバーンでも膨大な熱量と光量を放つ重圧に圧倒されてしまう
だがそう思えるのも僅かな間、すぐさま彗星が次々と惑星を破壊して神々しい太陽にすら衝突、今度は宇宙すら消滅させる超爆発の光に呑まれ、バーンの思考もまたホワイトアウトする
それは現実時間では一瞬のことであったが、尋常ならざる超常事象を体感したバーンは心身共に甚大な影響を及ぼしていた
それでも、規格外の霊基を持つ大魔王はセフィロスの宝具を受けても膝を突くことはなく、様々な状態異常に苛まれながらも闘志を燃やし続けていた

だがしかし、宝具による大ダメージは着実にバーンの動きを鈍らせたことには変わりない
宝具を放ったセフィロスはすでに距離を離しており、そして気付けば六翼を展開したシンスペクターの攻撃が迫っていた

1668名無しさん:2022/03/31(木) 19:34:16
>>1664
「そうだ、チノ君。彼からは清廉なる勇気が感じられる。二度の聖杯戦争の当事者である私の言葉だ。信じてくれないかな?」

そうムスカも付け加える。

「なに混ざろうとしてるの?」
「よしたまえ、今我々が争うのは奴の思う壺だ。剣を納めてはいかがかな?」
「ムスカ大佐……貴方には聞かなければならないことが多々あります」
「私も君たちと語らいたいと思っているよ……この戦いを生き残れたら、ね」
「ア、アサシンさん、ホメロスさん。落ち着いてください」
「王様なの? 大佐なの?」

ポカンとするココアと睨みつけてくる雲雀とホメロスをチノを頼りにヌルっと対聖杯グループに潜り込むムスカ大佐王様好き

1669名無しさん:2022/03/31(木) 19:47:47
>>1667
「この青空は、皆のものだ!――俺達の心の叫び聞け!」

元の世界ではアランが愛し、天空寺タケルが守り、深海マコトが切り拓いた青い空。
この世界では木場勇治や宮本明や竈門炭治郎。そしてマコト兄ちゃん自体はその存在を認知していないが、乾巧や天城カイトが守った空。
そして今はチノや雲雀を始めとした仲間達と共に守ろうとしているこの青空を――大魔王に独占させやしない!

――青い空も、いいもんだなぁ……息子よ……

三人の父のうちの一人、ダントンの死に際の言葉が脳裏に蘇る。
必殺の一撃を放つ為に空高く飛翔したシンスペクターはまるで青空と一体化したかのようだった。
バーサーカーの宝具により思考が単純化されているが、深海マコトという男は元からそれほど思慮深いわけではない。しかしその意志は――散った仲間や父親達から受け継いできた想いは、狂化してもなお鈍らない。

『シンダイカイガン!シンスペクター!デッドリーオメガドライブ!』

「大魔王バーン!――俺達の生き様、見せてやる!」

我ら思う、故に我ら在り。
ライダー(木場)やおっこやまりなや炭治郎。それに一時的にだが共闘したランサーや強敵(とも)のハドラーは散っていったが、彼らが居たから今の自分達が居る。彼らを想うから、今の自分達が在る。

そして青空からやってきた急降下キックが、バーンへ届いた。
大魔王バーンは皮肉にも、自らが望んでいた素晴らしき青空によって強烈な攻撃を受けてしまう

1670名無しさん:2022/03/31(木) 19:48:23
かつて敵だったセフィロスすらもが共闘するという異常な戦況を眺めながら、マズルカはココアに囁く。

「マスター。私が指示したら令呪全てを使って最強の宝具を使うよう命じるんだ。」
「最強の宝具……?」

最強の宝具――それはもちろん妖路歴程 時空爆散のことだ。
しかしその名前はあえて伏せる。きっとそれはココアにとって辛い決断を迫ることになるから。
ココアは以前、天城カイトというサーヴァントと契約していたとマズルカは聞いている。そして彼は誇りを胸に勇敢に戦い、決して最期まで諦めることなく銀河へ魂を昇華させた――と。

そしてココアはまたしても、サーヴァントを失うことになるだろう。
少し前のココアだと、不安が残った。
だが人形兵の捨て身の戦術や自爆技を絆が成せる技だと理解してくれた今のココアならば、きっと自分の真意も理解してくれるはずだとマズルカは思う

「適切なタイミングで最強の宝具を使えば、どんな強敵でも倒せるんだ。でも令呪を全て使わないと発動さえ出来ないだろうね……」
「うん。ルカちゃんがそう言うなら、合図があった時に令呪を全部使うね!」
「ありがとう、マスター。君の教えてくれたかっとビングを胸に、私なりに頑張ってみるさ」

1671名無しさん:2022/03/31(木) 19:51:34
>>1658
エレンの地ならしはムスカやクルーゼの兵の一部も巻き込んでいる
親衛隊となると高身長が条件の一つなので必然的に大多数が狂化し、ロボット兵やクルーゼ兵と共に狂化していないクルーゼ兵を襲い始めた
これでレムリア軍人たちの統率は完全に崩壊、突然戦友が発狂して同士討ちしてくるのをなすすべ無く受け入れ死んでいく
しかし、この状況はレジィにとっては好都合
単調な動きしかできなくなったために連携に綻びが生じ、援護が間に合う一瞬の隙を見つけた

1672名無しさん:2022/03/31(木) 22:57:14
>>1670
読み手は地の文でマズルカの真意がわかってるけどセリフだけ見ると胡散臭いなw

1673名無しさん:2022/03/31(木) 23:16:16
>>1671の修正です)
>>1658
エレンの地ならしはムスカやクルーゼの兵の一部も巻き込んでいる
親衛隊や兵士となると高身長の者が多く、必然的に大多数が狂化し、ロボット兵、ムスカの親衛隊、クルーゼの兵士達は武器を捨てて見境なく互いに殴り合いを始めた
これで両島の軍人たちの統率は完全に崩壊、運よく発狂しなかった者も突然戦友が発狂して同士討ちしている状況に右往左往するしかなかった
しかし、この状況はレジィにとっては好都合
自分に対峙していた親衛隊の連携が崩壊し、援護が間に合う一瞬の隙を見つけた

1674名無しさん:2022/03/31(木) 23:21:34
>>1673
この時エレンが兵士達に飛ばしていた命令は「互いに殴り合ってろ」というものだった。
宝具の効果で狂化&強化してる兵士達なら一応間接的に神秘を付与されてるから僅かにでも傷を負わせられる可能性はあったのだが
却ってマコト達の邪魔になったり流れ弾でマスターが負傷するリスクがあると考えて余計な事をしないよう無力化する意図があった

1675名無しさん:2022/04/01(金) 00:19:54
>>1671
この投下指摘があって修正話が投下されて>>1673になったな
企画も佳境に入ってきたけど色んなところが絶妙なバランスで噛み合ってる亜種聖杯だよね

1676名無しさん:2022/04/01(金) 22:52:22
>>1673
カイザスラッシュを放つ際の特徴的な構えや身動きを封じられた医者を見たレジィは彼女が命の危機に瀕していることを察する
しかし残された時間はほんの僅か。その間にカイザをなんとかしなければ、カイザスラッシュの威力に耐えられず医者は死ぬだろう。レジィは草加がバーンへ放ったゴルドスマッシュを思い出し、貫通系の必殺技をしてくると推測。ロボット兵を撃破したロケランを撃とうにもその程度でカイザを止められないと判断する。医者に令呪を使って自分をブーストするように提案する。

医者は身動きこそ取れないが令呪の行使は可能だ。レジィの提案を聞いた医者は躊躇なく令呪を使い、彼に命令する。

「令呪で命じる。すぐに私を抱えてあの攻撃を回避しなさい!」

普段のレジィならカイザスラッシュを回避することは無理かもしれないが、令呪によるブーストの掛かった彼は医者を抱えると間一髪で必殺の一撃を回避した
カイザスラッシュを放ち終えた影響か医者を拘束していたマーカーは消え去り、彼女は再び自由を取り戻す
禁薬の影響で草加雅人を殺すという思考回路は変わらないが、これでひとまず危機を回避することには成功した

「しぶといなぁ、君達は……!」

仮面の下で草加雅人は忌々しげな表情をしていた。勝利を確信していただけに、妨害されて腹が立つ。
そしてレジィはカイザスラッシュを空振りし、一瞬だけ隙が出来たカイザ……ではなく、サイドバッシャーに向けてロケランを放つ
草加雅人は手練だ。あの奇妙な剣でロケランを対処してくる可能性がある。だから確実に当てられるサイドバッシャーをまずは狙う
完全に破壊することは出来なかったが、ある程度の損傷を与えることには成功した

草加からボロボロにされた今の状況は医者にとって身体的・精神的にプレッシャーの掛かるもので、禁薬の副作用で冷静な判断から逸脱した行動をしてしまう可能性がある。だがそれは医者に限った話であり、彼女と契約しているレジィは至って冷静だ。暴走のリスクがある医者をレジィがどれだけサポート出来るかも、この勝負では重要となっている

1677名無しさん:2022/04/02(土) 01:49:27
>>1667>>1669
強烈な宝具が連続で炸裂し、巨躯の魔神が地面に倒れ伏した
如何に神霊の如き英霊以上の大魔王であろうとも、歴戦の英傑が織りなす必殺技を受けてはたたでは済むまい
それと時同じくして、マコトやセフィロスに付与されていた狂化スキルも解除されていた
即ち、バーサーカーの霊基が限界を迎えたことを意味していた
大魔王バーンが予想していたように、エレンは霊核を燃焼させてでも目の前の理不尽を駆逐するために無茶を押し通していた
宝具の維持が終わる前に降臨者と罪人が勝負を決めてくれたためにエレンの英断は無駄にはならなかった、そして役割を成し遂げた彼の身体は徐々に崩れ始めていた
大魔王バーンとの戦いに一段落がついたところで、周囲の者がエレンの異変に気付きそちらに注目が集まっていた
マコトもまた彼なしではこの聖杯戦争の黒幕と渡り合えなかったと思い狂戦士の最期を見届ける、そしてセフィロスもその様に考えていたがマスターの護衛および動かぬ大魔王に対して警戒を緩めていなかった

実際、大魔王バーンは一瞬だけ思考停止状態に陥っていたし、満身創痍であることには変わりなかった
これ以上の戦闘には大きな支障が出る状態でもあったが、それでも彼にはまだ立ち上がるだけの生命力、残された心臓があった

1678名無しさん:2022/04/02(土) 03:25:34
>>1677
命を燃やし尽くしたエレンの身体が徐々に崩れ去っていく。
人は死ぬ。必ず死ぬ。それは巨人のサーヴァントとて例外ではない。
クラスこそ狂戦士として呼ばれたし、生前の行いも決して褒められたものじゃないかもしれない。
しかし自分の身を犠牲にしてでも皆を守り抜いたバーサーカーのことを深海マコトは『狂戦士』ではなく『英雄』だと思っている。
フォーリナーもきっとエレンに対して何か思うところがあるのだろう。大魔王を険しい表情で警戒しつつ、バーサーカーの最期を無言で眺めている。

「バーサーカーさん……っ!」

チノが心配そうに声を掛け、駆け寄る。
随分と魔力を使ったし、精神的にも疲れ果てただろうに。彼女はバーサーカーのことを本気で心配している。
その様子をココアとピーターが見守る。かつて自分の仲間を殺した存在がこんな最期を迎えるなんて不思議な気分だが、それでもピーターは今のエレンを責めようとはしない。二人のやり取りを見守る。

「チノか。お前とは『家族』のことを聞いてから、少し話したいと思ってた……」

崩壊を始める自分の肉体を気にすることもなく、エレンは語り始める。
皆の視線がエレンとチノに集中した。

「……俺にも大切な家族や仲間が居た。オレが聖杯戦争に呼ばれた理由は、きっとそいつらと一緒にいたいって最期に願ったからだと思う」

自分が許されるわけがない。そんなことはエレン自身が誰よりも強く感じているが、それでも彼は「ミカサやみんなと一緒にいたい」と思ってしまった。聖杯で都合良く願いを叶える気なんてないのに。

「家族や友達が大切なのは、当たり前です。……私だってこの聖杯戦争でずっとココアさんを探していました。まりなさんという大切な友達も出来て……。出来るなら今でもまた会いたいと思っています。
マコトさんや雲雀さんのことも失いたくないです。もちろんバーサーカーさんのことだって……」

「でもオレはお前の大切な仲間を巻き込んだ。あいつらが生き残れるかどうかもわからないまま、戦いに巻き込んだ。本当、悪かった……」

「バーサーカー。俺達サーヴァントはみんな覚悟を決めて聖杯戦争に参加している」

クリミナルの言葉に対して誰も否定しない。少なくともバーン戦に参加したサーヴァント達は、覚悟を決めて黒幕との戦いに臨んだ。
聖杯狙いのフォーリナーやクルーゼも、願いを叶えるためとはいえ覚悟は決めている。だから彼らはバーサーカーの散り際に他の主従を襲うだとか、そういう無粋なことをしない。もしかしたらエレンに対して一定の敬意を表しているのかもしれない。

「お前は俺達の英雄だ。お前の迷いがない進撃――その覚悟を絶対、無駄にはしないと誓う」
「私も誓います。バーサーカーさん……私達のために戦ってくれて、ありがとうございました」

深海マコトと香風智乃。
きっと彼らなら――

「この聖杯戦争はまだ終わってない。次はそこのフォーリナーと殺し合いになると思う」

エレンの言葉を否定せず、セフィロスは堂々とした佇まいを崩さない。むしろ自分が聖杯狙いであり、大魔王を完全に討伐した後はこの場にいる全員と戦う気でいることを明かす。
所詮は利害の一致で手を組んだのみ。クルーゼもこの場にいる全員へ宣戦布告をした。
シャア、ホメロス、チノ、ココア、ピーター……バーン討伐戦に参加していたマスター達の視線が集まるがクルーゼは何も動揺しない。
再び、バーサーカーが口を開く。

「それでもお前らなら……あのフォーリナーにも勝てる。人類を救うのは……チノ。お前だ」

香風智乃。
この場で最も無力でありながら、様々なサーヴァント達の心を動かした存在。
エレンは彼女に後を託す。出来るなら自分も力になってやりたいけど、もう限界だ。

「チノ……もう時間だ。オレはそろそろ眠くなってきた……。――家族を大切に、しろよ……」
「はい。おやすみなさい、バーサーカーさん。……私達を助けてくれて、ありがとうございました」

そして遂にエレン・イェーガーは消滅する。
彼は殺戮者や悪魔ではなく、英雄としてその命を燃やし尽くした


【エレン・イェーガー@進撃の巨人 死亡確認】



――だがバーサーカーが消滅した瞬間、突如として巨大な魔獣が姿を現す。
それは大魔王バーンが宝具により変化した姿。――鬼眼王。
バーサーカーの犠牲を無駄にしないためにもピーターは糸を発射。チノとクリミナルを掴み、強引に化け物から引き離す。
ピーターから見たバーサーカーは何がしたいのかよくわからないやつだった。他の主従を襲ったり、助けたり……。
それでも最期まで戦い抜いた彼の意志くらいは汲んでやろうと思う

まだ余力が残っていたセフィロスもまた咄嗟に距離を取り、正宗を構える
雲雀がトンファーを。ホメロスがプラチナソードを構え――マズルカは人形兵を総動員。
再びシンスペクターに変身しようとするマコトを呼び止める。

「君には全てが終わった後にフォーリナーを倒してほしい。私のマスターは、あいつに殺されたんだ」
「……あの化け物はどうするつもりだ?」
「私とレキテーちゃん。そして『魔女の旅団』がなんとかするから、任せておいてよ!
それに真正面からセフィロスとまともに戦えるのは君くらいしかいないはずだよ。マスターのチノちゃんを守りたいなら、君は次に備えるべきじゃないかな」

セフィロスと戦う上でシンスペクターという戦力は欠かせない。消耗具合からしてクリミナルだけでどうにかなるとは思えないが、そこは彼の仲間達がなんとかするだろう。
大魔王バーンを討伐するという利害の一致によりマズルカはセフィロスとも一時的に共闘するが、相手はバッターを殺害した男だ。個人的な怨みがある。
それに大魔王ほどじゃないにせよ、危険人物に変わりはない。セフィロスは倒すべき存在だというマズルカの考えはココアに再契約を持ちかけた時から、何も変わっていない

そしてもしもあのセフィロスでも化け物に対して勝ち目がないと判断したら、その時は――

1679名無しさん:2022/04/02(土) 09:13:11
>>1678
「見事だ…此度の聖杯戦争に招かれた者たちよ…。余にこの宝具を使わせたこと、誇りに思うがいい」

対峙する敵手たちを見渡しながら鬼眼王となったバーンは彼らに称賛の言葉を送る。

「これで宿願を叶えることは叶えることは不可能となった…。このままいけばうぬらが何をせずとも余は消滅する」

「どういうことだ…?」

バーンの消滅宣言に対し、マコトは疑問を投げかける。
今までその目的にこだわってきた大魔王がここに来て敗北宣言のようなものをしてきたのだから当然であろう。

「この鬼眼王を使用すれば少しの時間で余は自滅する。だがここに来てはそれも受け入れよう、勝利するために今まで築き上げたもの全てを捨てようとな…!」

魔獣と成り果てようとも、今回の宿願を叶える機会を投げ捨ててでも。
始まりの聖杯戦争から今までの間に費やした全てを捧げて彼は勝利を掴むことを選択した。

「敗れて消滅するならば、うぬらに勝って消滅する…!それが今の余の全てッ!」

その瞬間、巨体が消える。
先ほどまでとは比べものにならない凄まじい速さで彼は一先ず距離を取り、見極めようとする。
消耗した者が多いとはいえ、その戦意は微塵も失せない。
自身が戦える時間はほとんどないとはいえ、迂闊に攻めれば反撃を喰らう可能性は大いにある。

(そう、どんな状況であろうとも奇蹟は起こる…起こるのだ…!)

決着の時はもうすぐそこまで来ている。

1680名無しさん:2022/04/02(土) 12:12:29
>>1679
「……なるほど。どうやらオレは一つ、見誤っていたようだ」

己が全てを捧げてまで勝利を掴もうとする大魔王の姿を見て、ホメロスは認識を改める。
これまでは正直、バーンに対して良い印象はあまりなかった。聖杯戦争を仕組んだ黒幕であり、許し難い存在だ。同じ魔王でもハドラーのような誇りや信念を持ち合わせていないと思っていた。だが全てを投げ捨てでも勝利を掴み取ろうとするその姿勢は自分の知るあの魔王と似たものを感じる

「大魔王バーン。お前に一つだけ問いたいことがある。――ハドラーという魔王を知っているか?」

――我の真名は“ハドラー”、魔王軍の一員として勇者達と敵対した魔王の端くれだ、その脅威をお前らにもしらしめてやる!

ハドラーの言葉を思い出し、バーンへ問い掛ける。大魔王と魔王。そしてこの、魔王で在りながらどこか誇りのようなものを感じる態度。
これらの要素から、もしや彼らは知り合い同士なのでは?とホメロスは考えたのだ

もちろんバーンとハドラーがどんな間柄であろうが、この大魔王に味方をするつもりはない。
だがハドラーのマスターだった者として、それだけは聞いておきたかった

1681名無しさん:2022/04/02(土) 21:45:44
>>1679
距離を取ったバーンへマッドラプター達が一斉に弓矢を射る。他のサーヴァント達を未知の形態になった敵へ突撃させる行為は危険であり、人形兵を使って攻撃するのが最も安全だと判断したのだ

それに加えて接近戦を得意とする人形兵達をバーンへ突撃させる。時間経過で消滅するのなら、それまで時間を稼げばいい。そのためにマズルカは人形兵達を犠牲にする

「ルカちゃん、みんなが死んじゃうよ……!」

バーンやバーサーカーが語っていたように、この聖杯戦争は黒幕を倒せば終わりというわけじゃない。
サーヴァント達の消耗が少なく済むなら、それが一番だ

「マスター。以前、君自身が言ったはずだよ。これが私達の繋がり……。そしてかっとビングさ!」

オービタルが命を賭してカイトに尽くしたように、人形兵達もまたマズルカに尽くす。それが彼女達の絆であり、人形達の在り方だ。

「――うん。そうだったね……!」

ならばココアに出来ることはただひとつ。

「かっとビングだよ、ルカちゃん!人形兵さん!」

仲間の犠牲に俯くことなく、マズルカを全力で応援する。それが今、保登心愛に出来ること

1682名無しさん:2022/04/03(日) 19:58:19
>>1681

「この蚊トンボめが!!」

通常の英霊相手ならば、人形兵たちの攻撃もまた一定の抑止にはなっただろう
しかし、その巨大な身体にはどのような攻撃も効果は薄く、逆に鬼眼王バーンの圧倒的暴力によって蹴散らされてしまう
さらには人形兵の数体を巨大な手で掴み取り、お返しと言わんばかりにマスター達の方に向けて全力で投げつけた
この攻撃はスパイダーマンが巧みにウェブを使ったことでマスターも人形兵も事なきを得たが、今度は巨人の方がマスター達に向かって急接近してきた
残り時間の少ないバーンは下手に時間稼ぎを狙う弱者の戦法を忌み嫌い、この決戦にてなおも絶望を抱かない弱き人間達に自ら鉄槌を下すべく、これ以上の奇跡を潰すべく激情を乗せて突進してきた
全解放された膂力による大質量を阻むのは容易ではない、そのため相手を止めるのではなく全力で回避するために各人が咄嗟に動いた
セフィロスがクルーゼを、マコトがチノを、マズルカが人形兵デモンリーパーに指示してココアと自身を、雲雀がホメロスを、ピーターがシャアを掴まえてギリギリのところで躱すことに成功する

だが、突進が終わってもバーンの猛攻は終わらず、充分な回避ができていないチノ達に向けて巨大な腕を振るった
それを雲雀と、この危機を防ぐべくシンスペクターに変身したマコトが腕を攻撃して僅かに軌道を逸らして彼女らへの直撃をギリギリ回避することに成功するが、すかさず巨大な足で蹴り出し雲雀とマコトは直撃を受けてしまう
その僅かな間に非力なマスター達を人形兵が退避させ、続けてピーターが大量のウェブで鬼眼王バーンの拘束を試み、ホメロスがはやぶさ斬りで上半身だけ露出したバーンに攻撃を仕掛ける
しかし進撃の巨人とは比べ物にならないほどの怪力を前にしてはウェブによる拘束も無意味であり、上半身だけのバーンはホメロスの攻撃を見切り防いでピーターの方へ投げ返し、それをキャッチしたタイミングで鬼眼王の腕で殴り飛ばす
さらにセフィロスが瞬間移動の如くバーンの目の前に現われ、再度『悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)』を放ってバーンに最大級のダメージを与えようとする……のだが、勇者のドルオーラの直撃すら耐えきった鬼眼王はこの規格外の宝具すらも耐え抜き、腹部の鬼眼から光線を放って片翼の天使をも突き放してしまった

たった数十秒の間で、この有様である
これが大魔王としての野望とプライドを殴り捨て、勝利に固執して猛獣へと堕ち、自動消滅という代償を背負った代わりに得た絶対的な力の象徴である
もはや暴君と化したバーンと太刀打ち出来る英霊はいない、ゆえにバーンは勝利を確信しつつも最後まで気を緩めず、徹底的に殲滅せんと辺りを見渡す



「マスター、今だ!令呪全てを使って!!」

1683名無しさん:2022/04/03(日) 20:56:17
>>1682

「魔王」
人々の平穏を脅かし、世界を掌握する野心を抱き、秩序を破壊する破壊の権化
けれども、人々の希望となり救世の存在として現われる勇者によって打ち砕かれる運命にある邪悪な存在
でもそれは御伽噺の存在としか認識しておらず、その驚異度をあまり考えたことがなかった
実際、勇者がどのようにして悪なる者を倒したのかは物語ではそうそう語られない、試練や苦悩や離別や挫折に、仲間や奮起や人々との繋がりとか、そういった経緯が描かれることなく終わることが多い

故に、一度は英傑達の奮闘で倒れた大魔王が再び立ち上がり、彼我の差を見せつけてくることなんて、想像していなかった
一度倒した相手だから、この面子ならばまた倒すこともできる
未知なる形態であれば、人形兵たちで味方のリスクを減らせるはず
敵が口を滑らせ己が弱点を語ったのだ、であれば時間稼ぎが有効である
それらを簡単に覆された、相手の脅威を測れなかったというのもあるが、それ以上に“大魔王”という箔が人智を凌駕していた


できることならば、使わない事に越したことはない
大魔王を倒しても、セフィロス達や草加達のような聖杯狙いが聖杯戦争を止めないだろう
その時のために、自分達の戦力をなるべく多く残し、それらにも対処できる手札を増やしておきたい

――いいや違う、これは私の…
一度はマスターを、バッターを失った自分が、今のマスターを、保登心愛を今度こそ生き残らせるために
その結果、彼女にまた離別の想いをさせてしまうのは、少し心苦しいが
今この時、この窮地の最中で、最善かつ迅速に目の前の脅威を排除してマスターを守るには

もう、手段を選ぶこともなく、ただ決意を持って彼女は声をあげた


「マスター、今だ!令呪全てを使って!!」

1684名無しさん:2022/04/03(日) 20:58:17
>>1683
(ごめん、仮投下するつもりが誤爆した…)
(もう疲れて眠るので、問題あれば破棄したり修正かけたり自由にしてください)

1685名無しさん:2022/04/04(月) 19:28:26
>>1682
「そんな……」

圧倒的な力を前に流石のココアも気圧されてしまう。
たった数十秒。一分も経たない間にこの有り様だ。
シンスペクターやセフィロスすらも勝ち目がない相手に、どうしたらいいというのか。

だがこの瞬間――

『どうした、ココア。……この程度で諦めるのか?』

――聖杯戦争から脱落したはずの天城カイトが現れた。
他の者には視認出来ない幻影だが、ココアだけには彼の姿や声が――気高き魂が見える。
それはまるで、カイトが散った後に魂だけで遊馬やシャークの決闘に駆け付けた時のように

「カイトさん……?」

突然カイトが現れ、ココアは呆気に取られる。
彼はたしかに死んだはずの存在だ。

『俺はお前に全てを託し、出来る限りのことを叩き込んだ。この程度の逆境――決闘者なら乗り越えてみせろ。今この場でチノを助けられるのは……お前のかっとビングだ」

保登心愛は普通の日常を謳歌していただけの一般人だ。
それでもカイトはこの聖杯戦争でココアに大切なモノを託していた。――諦めない心と決闘者の魂を。

『お前の手札にはまだ切り札が残っているはずだ。――勝て、ココア』

最期にそれだけ言い残して、天城カイトは再びココアの前から消滅した。ココアを信じ、この決闘の結末を託して。

「――うん。わかったよ、ルカちゃん!カイトさん!かっとビングだね!!」

だからココアはこの瞬間だけ決闘者として――これまで温存していた切り札となり得る魔法カードを発動する。

「ルカちゃんに令呪で命ずるよ!最強の切り札を使ってこの魔王を倒して――!!」

屈託のない表情で、全ての令呪を使い果たす。
どんな困難にも諦めず前を向き、決して挫けない。
それこそが、かっとビング。ココアがこの地で培った諦めない心だ。

1686名無しさん:2022/04/04(月) 20:01:28
マズルカは令呪を受け、目にも留まらぬ早業で術式を編み始めた。
バーンは目の前のキャスターが持つ本に魔力が高まっていくのを感じ取った。
(あの本。何らかの魔術の起点か!発動前に叩き潰してくれる!)
一直線に呪文を練るマズルカの元へ向かうバーン。
その目の前に、マズルカが戦闘前に仕舞っていた馬車小屋が現れた。
その上に立つローブを纏った金髪の魔女が飛び乗り、魔術の詠唱を唱え始める。
そしてバーンに向かって呪文を唱えながら跳躍して飛び掛かった。
強大な魔力の高まりは未だ馬車小屋の後ろから感じ取れる。
バーンはマズルカの切り札が詠唱終了から起動までタイムラグのある物だと瞬時に予想した。
(本が力を発揮する前に自身が捨て身で時間を稼ぐつもりか。舐められたものよ!)
自分に飛び掛かるキャスターと馬車小屋の背後の本。
小屋といっても今のバーンの前には一撃で跡形もなく粉砕できる紙きれのような存在でしかない。
こちらに飛び掛かるキャスターを殺すのも、馬車小屋ごと本を潰すのも一手で済む。
そしてバーンが攻撃したのは目の前のキャスター。
例え強力な切り札だろうと術者のキャスターを一瞬で殺せば術式は不発。
せいぜい行き場を失った魔力が中途半端に暴発する程度に終わるだろう。
そして自殺同然に自分に飛び込むキャスターを横殴りの一手で粉砕した。
余波を受けただけの馬車小屋も衝撃だけで台風に飛ばされるボロ小屋のように砕けて吹っ飛んでいく威力。
霊基など粉々に粉砕された筈だった。

しかし馬車小屋が吹っ飛んだ後、そこに残っていたのはローブと帽子を外したマズルカだった。
同時にバーンは理解する
(人形か!!)
マズルカは時空爆散の術式を組みながら、同時に馬車小屋を展開し、
マズルカと似た髪型の人形兵に帽子をローブを剥ぎ取らせ着用させた。
そして術式を編む僅かな時間を稼ぐことに成功したのだ。

(このような場面でキャスリングとは、小癪なッ!)

と、悠久の時を過ごした知恵者であるバーンはチェスにおいてルーク(城)とキング(王)を入れ変える指し手の一つ、キャスリング(入城)を想起する
その特殊な動きはチェス本来だと多数の条件を満たさなければならず、特にキングにチェック(王手)が掛かっている場合は成立しないのだが、バーンはこれと同じような場面を一瞬だけ思い返した
それは武人ハドラーが自身に反旗を翻してそれを返り討ちにする際、ハドラー親衛隊の一柱であるルークのブロックが特殊能力を発動させて主君ハドラーを救出し代わりに戦死した、という一幕である
元々は新生したハドラーにバーンが与えた新たなる戦力であり、なおかつバーンが所持していたオリハルコン製のチェス駒から生み出した禁呪法生命体である
それがこのような形で自己犠牲の精神を発揮して主君のために動き、創造主の想定した動きを超えて、ハドラーとの間に気付かれた強固な絆によって無理を押し通したのだ
それは苦し紛れのような小さな奇跡、だがあの大事な場面で邪魔をされたバーンにとっては苦虫を噛み潰すような記憶として鮮明に覚えている
そして本来ならば取るに足らない記憶としてそのまま封を閉じているところだが、奇しくもマスターの一人からハドラーについて問われたことで連想してしまったのかもしれない

ともあれ、あの時のように「入れ替え」という状況は似てはいるが、厳密には細部の状況は違っている、それでもこの重大な局面で羽虫程度でしかないキャスターに出し抜かれたことに、バーンは憤りを感じずにはいられない
無論、奇跡に辟易しているバーンはこの場にいる全員を侮ることなく、徹底的に叩き潰すつもりでいる
キャスターが令呪によって魔力を増幅させて何か仕掛けてくる様子であり、たとえ対城宝具級の攻撃を仕掛けられたとしても耐えきる自身がある、とはいえ万が一すら油断するつもりはないバーンは身代わりの人形兵を壊してすぐに本命への攻撃に転じた
――しかしながら、ここはバーンの思惑を越えた超常が集う闘争の場なり
一寸の虫にも五分の魂、それは神の雫が最後に見せつけた人間達の底力の如く、バーンの想像を超えた奇跡が起きてしまった。

マズルカは大魔王に妖路歴程を投げつけた。
(太陽の代わりにこれで満足していろ!大魔王!)
「妖路歴程・時空爆散――――!!!!」

その閃光に、大魔王バーンは三度フォーリーナ―の『悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)』を受けたのかと錯覚した。
そうだとしたら、またダメージを受けようとも耐えられただろう。
喩え心身を折る幻想を流し込む宝具といえど、3度目ともなれば何を見せられるか知っている分、心構え、馴れというものが生じるものだ。

「ぐっ…!」
これは『英霊』のマズルカの技ではない。あくまでキャスターという器で顕現したサーヴァントの技。
世界に穴を開け、対象を世界の外側の無の領域まで弾き飛ばす力などない。
だがその単純で莫大な魔力の爆発は、大魔王といえど霊基を消し飛ばすに十分な威力を持っている。
「…!」

巨大な爆発が起き、太陽の存在感が霞むほどの閃光が周囲に放たれた。

【マズルカ@ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団  霊基消失】
【真・大魔王バーン@ダイの大冒険 霊基消失】


(ごめんね。ココアちゃん。)
(この宝具は全ての魔力を使う技…。肉体のあった英霊マズルカなら重体で済んだかもだけど、サーヴァントの私が使えば消失は避けられない。)
(…元気でね。)

1687名無しさん:2022/04/04(月) 20:03:23
戦場からひたすら遠ざかっていた人形兵の速度が落ちたかと思うと、ただの木の人形へと変化した。
消える直前に減速していたとはいえ、突然抱えられた状態から放り出された形になり、ココアは地面を転がった。
体に擦り傷ができる。聖杯戦争が始まってから初めてまともにできた傷だが、それよりココアは精神的ショックで呆然としていた。

最強の宝具。
それが何かココアは知らなかった。とても巨大な人形兵が現れて戦ってくれるのだろうか、程度に思っていた。
あの暴れる大魔王を倒して、マズルカもボロボロになりながらも生き残って笑って、聖杯を欲しい人達ともなんとか説得して、
みんなで元の世界に戻る方法を探せるのではないかと思っていた。

マズルカがなぜ宝具について語らなかったか。それぐらいココアにだって分かる。
それでも、マズルカの言うがまま、深く考えずに自爆の後押しをしてしまった。
「ルカちゃん……うっ…うううっ………ううううっ……」
かっとビング、その魔法の言葉さえも今のココアには思い浮かばない。
ただ涙を溢れさせることしかできない。

 ドガッ!!!

「ギャアアアアア!?」
いきなり何か降ってきて涙で滲む地面に激突した。
激突した何かは勢いよくバウンドして近くの木に激突し、跳ね返ってココアの近くに突き刺さった。
「えええええ!?」
正体不明の落下物にビビりまくって距離をとるココア。
そうやらそれは木の棒のようだった。
先ほどの爆発で吹っ飛んで来た何かだろう。
運よくそこら辺の地面に落ちたが、直撃したら死んでたかもしれない。
ここが聖杯戦争という死と隣り合わせの場所だと思い出したココアは大事な妹の事を思い出した
「チノちゃん!!」
マズルカ消滅のショックと魔力の大量消費による疲労により思考力が低下して嘆きに支配されていたココアは我に返る。
「何してるの私!かっとビングだよ…!」
頬を叩き無理やりにでも自分を奮い立たせる。多分きっと近くにいる筈だ。
サーヴァントを失った自分に何ができるのか、という考えより先に、とにかくチノに会いたい、守りたいという気持ちがココアを動かした。

そして先ほど降ってきた落下物の正体に気付く
「…バット?」
そのバットはかなり遠くから飛ばされてきた筈なのに折れても曲がってもいないようだった。
「バット……って、もしかしてバッターさんの?」
ココアはマズルカからバッターについて、元マスターだがセフィロスに殺されてしまった事などは聞いていた。
しかし名前の通りバットを振るって戦う人物だったとは…。
丈夫なバットだなあと思いながらココアはそれを手に取り、おそらく近くにいるであろうチノ達を探し始めた。

*反射のドナムは切れてるのでマズルカホームランは打てないほぼ丈夫なだけのバット。魔性特攻ぐらいはあるかも

1688名無しさん:2022/04/04(月) 20:04:16
ちなみにムスカはロボット兵を半分だけ投入しており、残りは飛空挺に温存している
そもそも大魔王バーンを討伐した後に生き残った主従達を叩くために用意した切り札なのだ、計画が破綻して早期投入せざるを得なかったとはいえ全部の戦力を投入するほどの愚行はしない
バーサーカーの宝具で暴れたのも地上にいて認識された範囲内、飛空挺のロボット兵達には影響はない

それと、ムスカは元の世界から持ち込んだ飛行石の欠片を腕に埋め込んでいる。
そしてロボット達の中枢にも、この世界で発掘された飛行石が埋め込まれている。
これはかつてムスカがこの世界に転移された時に、ラピュタ崩壊の際に飛行石の塊の一部が一緒に転移したもの、その欠片の1つである。
ムスカはムーの王になった後に飛行石の研究を続けており、
万が一の際は身一つで腕に埋め込んだ飛行石からロボットにムスカの意志を飛ばして、柔軟な命令や強制終了させる事が可能である。
ちなみにこの世界で発掘されてロボットに組み込まれている飛行石はラピュタほどの技術力はないため高度な精製まではできておらず、
このような真似ができるのはムスカただ一人である。
(既に投入した者は部下達による正規手順によって起動していた)

1689名無しさん:2022/04/04(月) 20:49:30
>>1688
この情報はもちろん草加も共有している
残されたロボット兵は出来る限り温存するつもりだが、カイザスラッシュを回避した後も懲りずに攻撃を続ける医者は厄介だ
執念深いだけでも草加やムスカにとって邪魔なのに冷静さを欠いていることで歯止めが効かない。相手はサーヴァントでもないのに、これではまるでバーサーカーを相手にしているようだった

だが逆に言えば判断力を欠如している彼女には漬け込む余地がいくらでもある。
カイザはわざとベルト部分に攻撃を受けると、派手に転がりベルトが弾け飛び医者の近くへ落ちる。

「くっ!だが俺にはまだこいつがある……!」

カイザの変身を解除された草加はすかさずファイズに変身。

「甘いわね、草加雅人。これであなたを殺す!変身!!」

医者は地面に転がるカイザギアを拾い上げるとカイザに変身した。医者はカイザギアの死というデメリットを理解しているはずだが、禁薬の副作用で冷静な判断力を失っていた彼女はそれすら一時的に忘れていた
ここまでは全て草加の計画通り。医者の死が確定してこのまま逃走しようとするが、カイザに変身した医者がそれを許さない
元から禁薬で強化されていた身体能力にカイザのスペック。そして草加への執念が合わさり、草加が想定していた以上に厄介な存在と化していた

1690名無しさん:2022/04/04(月) 22:59:33
草加カイザ・相馬カイザに続き医者カイザ
出会わずに死んだ木場とたっくんといい555勢は原作を思わせる展開が多いよね

1691名無しさん:2022/04/05(火) 19:56:54
妖路歴程・時空爆散の余波の光や、発着場の地面が巻きあげられて生じた噴煙などが医者と草加の元にまで飛んできた
両者ともダメージを受けるほどではないが視界が遮られ、草加はその場から離脱しようとサイドバッシャーに跨りエンジンを点火
しかし医者は噴煙を突き破るように、サイドバッシャーに跨った草加の背に弾丸のような速度で追跡を開始する
サイドバッシャーは先ほどのレジィの攻撃で破損している。変形機能を使用してもどの程度戦えるかわからない。確かめる暇も今はない。草加は逃げに徹する。しかし加速にも影響が出ている。
それでも一度引き離してしまえばバイク対人間、逃げ切れる。だがトップスピードまで加速するまでに追いつかれれば背中を攻撃が襲うだろう。

1692名無しさん:2022/04/06(水) 11:52:04
「ココアさん……!」

自分を呼ぶ姉の声に、妹が駆け寄る。
擦り傷以外はこれといって大きな傷がなく、ココアの無事を確認したチノは安堵した。
だがチノと共に来たマコトと雲雀、ホメロスは彼女が何かを失っていることに気付いた。
各々がそれぞれの対処に必死で、詳細はわからないが――閃光が大魔王を消し飛ぶ瞬間だけは目撃している。そしてこの場にココアのサーヴァントが居ないということは……。

「ココアさん。キャスターさんは、どこに行きましたか?私はまだあの人とあまり話をしていないですが……ココアさんを守ってくれたことのお礼を言いたいです」
「チノちゃん。キャスターさんは――ルカちゃんはね……」

そしてココアの口から先程起こした奇跡が語られた。
遅れてやってきたピーターやシャアもそれを聞き、セフィロスやクルーゼすらも黙って聞いていた。
セフィロスとクルーゼは聖杯狙いだが、キャスターのおかげで大魔王を倒せたのだ。彼女の犠牲なくして聖杯を狙うことは出来ず、ならばこの程度の時間は設けよう。

「オレは少女達に助けられてばかりだな……。すまない……」

ホメロスは自分の無力さを痛感した
二人の少女に勇気づけられた(>>1650)後、大魔王に立ち向かうことは出来たが大した役には立てずキャスターの少女の自己犠牲に助けられた。結果的に自分を勇気づけてくれた少女の片割れはサーヴァントを失うことになり――その心境はハドラーを失ったことのあるホメロスにも理解出来る。
もちろん雲雀と再契約したことでホメロスも勝利に貢献しているのだが、それでも同じマスターで直接的に役立ったピーターと比較して自分はあまりにも無力だ、と。

しかしその無力感はピーターも同じだ。キャスターと過ごしていた時間もホメロスより長く、相手を拘束する手段もあるのに容易く突破された。

「誰にも譲れない誇りはある。君達、小動物が互いを誇りに思うように――キャスターも大きい小動物。君のことを誇りに思っていたようだね」

ココアとチノを交互に眺め、雲雀はそう口にする。

「それに――まだ戦いは終わってないよ」

そしてセフィロスとクルーゼを一瞥して、まだ敵がいることを皆に知らせた。
セフィロスとクルーゼは雲雀の言葉を否定しない。大魔王バーンが倒れた今、自分達は敵だ。

「ああ。バーサーカーやキャスターの生き様を無駄にしないためにも、俺達はまだ戦わなければならない」

雲雀の言葉にマコトが続く。この戦いで多大な犠牲が出たが、これで聖杯戦争が終わったわけじゃない。

「はい。この戦いよりも前に死んでしまったライダーさんやまりなさんや炭治郎さんの分も含めて、私達は皆さんの想いを犠牲にしないために、進まなければなりません……」

「……うん。諦めない心。魔法の言葉――かっとビングだね、チノちゃん!」
「はい。かっとビングというのは、変な言葉だと思いますが……その諦めない心は嫌いじゃないです」

かっとビングという魔法の言葉を口にして、挫けようとしないココアにチノが微笑む。
皆がそれぞれ話し終えた後、シャアがクルーゼに声を掛けた。
これにて共闘は終わるはずだが、まだ大魔王の残党――ムスカと草加雅人がいる。彼らをどうするか、という話し合いだ。
ちなみにファイズの姿をシャアは目撃しており、その特徴を聞いたピーターとココアは巧を思い出す。しかしライダーは既に死んだはずだとピーターは説明。カイザ(草加)だけでなく、ファイズについても警戒心を強める

当然だがカイザが医者でファイズが草加ということは、ここに居る誰も知らない

1693名無しさん:2022/04/06(水) 12:09:07
「ははははは、ありがとう諸君!あの大魔王を消し去ってくれて!」

対聖杯側のシャアと聖杯狙いのクルーゼが一定の距離を保ちつつ黒幕の一翼であるムスカ達をどうするか話し合いを始めて間もない頃
さらに遠くの方から甲高い笑い声を挙げつつ賞賛の言葉と拍手を送るムスカが自らの存在感を示すかのように姿を晒す
(ちなみに一度はチノ達の対聖杯グループに潜り込もうとしたムスカだが、鬼眼王バーンが一団を襲撃した際にしれっとその場から離れていた)

「特に巨大な姿に変じて英雄達すら敵わない光景を見たときは私も絶望しかけたが、君のキャスターのおかげでこの窮地を切り抜けられた。それに関しては本当に感謝しよう!」

相手側にどう捉えられようとも構わず、ムスカは本心から人形使いの魔女が為した偉業を褒め称える。
なにせ自分や草加が想像していた以上に大魔王バーンという異次元の化け物であった、終末の使者とすら錯覚してしまう程に圧倒的な絶対者のように映っていたのだ。
彼女の献身がなければ聖杯戦争の関係者全員を瞬く間に殲滅とする勢いであった、そう思うとムスカも恐れ戦かずにはいられなかった。

「だが、聖杯戦争は終わっていない!私には宿願がある!聖杯が欲しい!だから、君達にはここで退場してもらおう!!」

そしてムスカが片腕を天に掲げると、そこから青い光が空へと伸びていき、やがて一団上空に滞空していた飛空挺へと差し込んでいく
すると飛空挺から飛び立つ影が無数と落下する、そして一団を包囲するようにロボット兵が地上へ立ち並び、同じく上空を旋回するように飛んでいた

 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜

ムスカにしてみれば、対聖杯+αが自分達の関与なしに大魔王バーンを撃破して、さらには疲弊してくれたこの状況は、計画が狂ったとはいえ当初の予定に近いたため好機とみていた
だが困ったことに力を温存しているはずの草加が未だ襲撃者と戦闘を続けている、これでは生き残り達を一網打尽にすることが今すぐできずに苛立ちを覚えていた
しかしだからといって自分達の正体を彼らに曝かれた以上、草加が戻ってくるのを悠長に待っているわけにはいかず、ムスカは少し悩んだ上に博打に出た
腕に埋め込まれた飛行石に自らの思念を送り、飛空挺で待機していたロボット兵数十体を一斉に機動させて行動を起こさせる
そして対聖杯達が自分に対してアクションを起こす前に数で勝るロボット兵達で包囲させ、ビーム砲を一斉に掃射させた
ラピュタ文明が製造したビーム砲のように着弾して大爆発を起こすことはないが、それでも無数のビーム攻撃が一斉に迫られてはサーヴァントとて一筋縄ではいられない
実際、大魔王バーンに蹂躙されて疲弊しているマコト、雲雀、ピーター、ホメロスは非力なチノやココアを守るべく防衛に徹する他なく、多少は反撃してロボット兵を倒してもその弾幕はそう簡単に途切れることはなく厳しい状況に置かれていた
一方、シャアとクルーゼはムスカに向かって駆け出していた。地上や宇宙空間にて数々の戦場を駆け抜けたMS乗りの二人は、MSの操縦とは違う生身であってもロボット兵の攻撃を読み切りなんとか躱しながら統率者であるムスカに接近する
もし躱しきれない攻撃が進撃を阻むロボット兵が現われた時にはセフィロスに露払いしてもらい、ムスカの横暴を止めるか、彼の腕を斬り落とすか、最悪彼を殺す覚悟で移動速度を緩めることなく突き進んでいった

だが、このロボット軍団ですらムスカの策略の一つだった
上空で滞空していた飛空挺で爆発音が複数回鳴り、やがて浮力を失い真下へと落下していく
実は、ムスカがロボット兵の一体に飛空挺での待機を指示し、対聖杯一団をある程度足止めしたところで飛空挺の動力を破壊するように命令していたのだ
飛空挺一艇と忠実なる部下達を代償に一定範囲を大質量で壊滅させる過剰な攻撃、当然サーヴァントには効き目が薄いだろうが生き残ったマスターには絶体絶命の脅威となる、墜落時点での破壊の嵐を前にしては例え英霊とてマスターを守り切るのは困難であろう
真上から落下する巨大な船舶とムスカの真意に気付いた時には既に遅く、防戦に徹していた一団はなんとか回避行動を取ったものの、直後に発生した墜落時の衝撃、破裂、爆発、大地が抉られる音が鳴り響き、否応なしに大破壊に巻き込まれてしまった

粉塵が巻き上がる中、ホメロスとピーターを退避させるべく全力を尽くした雲雀だったが、墜落の衝撃で無数の残骸が飛び散ったことでピーターは複数の傷を負い、ホメロスは片足に金属片が深々と刺さっていた
一方、マコトもチノとココアを助けだそうとしたが衝撃波によって吹き飛ばされてしまい、彼の手が離れたところでチノとココアが一緒に倒れていた
あの一瞬の最中、ココアはチノを庇うように抱えていたためチノは無事であったが、ココアの腹部には大きな木片が突き刺さっていた
そしてこれで終わりではない、あの神風の如き自爆攻撃によって複数個体も巻き込まれて機能を停止したものの、いまだ大多数のロボット兵達は健在であり、様子を伺いつつ煙が晴れたら殲滅攻撃を再開するつもりでいた

 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜

一方、ファイズに変身した草加がサイドバッシャーで逃げようとし、カイザに変身した医者が草加に迫り、レジィがそれをサポートするもう一つの戦場にて
サイドバッシャーの加速よりも早く草加の背後に迫った医者が容赦なく攻撃しようとした

「マスター、避けろッッ!!」

だが背後のレジィから大声で呼び掛けられ、気付けば医者の身体は閃光に貫かれてしまった
この時、上空を飛んでいたロボット兵がビーム砲で医者を攻撃しており、レジィの前には三体のロボット兵が突如として立ち塞がり彼を妨害していたのだ
これもまたムスカと草加が仕掛けた博打の一つであり、念話で軽く連絡し合った後にロボット兵による強襲を狙っていたのだ
一歩間違えれば失敗もあり得る突発的作戦だがものの見事に成功し、魔術的なビーム攻撃によってカイザの装甲を抜けて身体に風穴を開けられた医者は勢いを失い、草加の逃走を許してしまう
更に大ダメージによって変身が解除された医者は、なおも草加への憎悪を募らせて自らの治療に取りかかろうとするが、直後に墜落の衝撃で吹き飛ばされた飛空挺のプロペラが医者の頭に直撃してしまい即死、やがて全身が灰となって崩れてしまった


【医者@アクダマドライブ 死亡確認】


 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜


背後で発生した轟音や惨劇に対してクルーゼとセフィロスは目もくれず、シャアだけが一瞥した後に、一点突破で包囲網を向け出した
そしてムスカに差し迫ったが、その彼らの前にサイドバッシャーに跨がった草加が現われて立ち塞がる
一刻も早くムスカを倒すべくシャアとクルーゼは銃器で攻撃するもののまだ充分な射程距離ではないため上手く当てられず、一気に距離を詰めたセフィロスが斬りつけんとするが草加によって妨害されてしまう
今のセフィロスは大魔王バーンとの激戦によりかなり消耗しており、さらには何度も攻撃を受けたことで攻撃のキレが些か欠いていた

1694名無しさん:2022/04/06(水) 14:56:51
>>1693
片足に金属片が刺さったホメロスは、満足に剣を振るえなくなってしまった。
絶体絶命の状況だ。このロボット兵達をどうにかしても、この足ではもう戦えない。皆を守れない。

――だがそれが逆に彼の覚悟を後押しした。

「令呪で命ずる。アサシン、このロボット共を殲滅しろ。私と共に戦ってくれ……!」
「いいよ」

ココアがそうしたように、ホメロスもまた令呪全てを躊躇なく使い果たす。
そして雲雀もまた彼の覚悟を見届け、断りもせずに受け入れた。

「糸使いの少年。そしてクリミナル。少女達のことはお前達に任せる……」
「深海マコト。君は後で咬み殺す。……だからそれまで、そこの小動物達のことは預けておくよ」

「……わかった。ホメロス、雲雀。お前達の想いは俺が繋ぐ。姉妹の命も、繋いでみせる――!」

ホメロスと雲雀にマコトは力強く返事をして、ピーターもまた承諾した。
居残るなら拘束を得意とする自分だと思っていたが、令呪でブーストされた雲雀ほどの力は発揮出来ない。それにクリミナルの状態を考えると護衛は一人でも多い方が良いだろう

「小動物……」

雲雀はチノの方をチラりと見た。
大怪我を負ったココアを心配して、涙を流しながら必死に名前を呼んでいる。

「残念だけど、ここらでお別れだよ。――君達の道は僕がこじ開ける」

死ぬ気の強さは、覚悟の強さだ。
そして今、雲雀は死ぬ気でロボット兵達を咬み殺そうとしている。
令呪全てを使い果たしたホメロスと共に、一騎当千のアサシンが征く。

結果的に雲雀はホメロスと共にロボット兵を一匹残らず、咬み殺した。
ホメロスも雲雀の固有スキル、戦場の鬼により奮起して普段以上のポテンシャルが発揮出来た。
なにより雲雀恭弥は大群を相手にする殲滅戦において圧倒的な力を発揮していた存在だ。
彼の負けん気はここでも遺憾無く発揮され、一匹も残さず咬み殺したことはもはや、意地にも等しい。

「雲雀さん……っ!?」

全てが終わり、光の粒子となりかけた雲雀にチノが声を掛ける。
この時、既にホメロスは死んでいた。しかし彼は何かを成し遂げたような――そんな悔いのない表情でこの世を去った。

「小動物……。君達には君達の生き延び方がある。僕は君達の未来を。君達の宿した死ぬ気の強さを――空から眺めておくよ」

「そんなの……嫌です……!雲雀さんまで、いなくならないでください……!」

「……君のその顔、つまらないな。そこの小動物にもまだ助かる余地はあるはずだよ。小動物なら小動物らしく、最後まで諦めずに足掻くといいさ。
――それが僕の知る香風智乃だよ」

その言葉を最期に雲雀恭弥は消滅した。
孤高の浮き雲は、この地で出来た新たな仲間に看取られて大空へ舞い上がる。

「雲雀さん……。雲雀さん…………!」

チノの叫び声が、虚しく響き渡る。
マコトが彼女の肩に手を置き、スっと近くにあったバットを持ってきた。
チノがココアの心配をしている間、ココアはバットのことを話していたのだが、先程まで取り乱していたチノの耳には届いていなかったようだ。

「チノちゃん……。このバットは、ルカちゃんが私に託してくれたんだよ……」

身体がすごく痛むが、ココアは必死に話す。
マズルカや皆の犠牲を無駄にしないために。チノの頑張りを無駄にしないために。
天城カイトから託された熱き魂を、燃え上がらせて。

「かっとビング、だよ……チノちゃん。お姉ちゃんに、任せなさい!」

保登心愛は強い想いで意識をつなぎ止め、なんとか気丈に振る舞う。

――何故かって?

それは彼女がチノの姉であり、チノが彼女の妹だからだ。
姉という太陽に照らされた妹もまた、涙を拭って立ち上がる。
雲雀やホメロスの犠牲を無駄にしないためにも……。

【雲雀恭弥@家庭教師ヒットマンREBORN! 霊基消滅】
【ホメロス@ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて  死亡確認】

※この場にいるロボット兵達は全滅しました

1695名無しさん:2022/04/06(水) 15:13:50
ムスカはまだ1つだけ、草加以外には未だ知られていない能力があるんだよね
それは神がかった射撃能力であり、それはこの世界に転送されて国王になってからも腕を衰えておらず、最後の奥の手として国民にも秘匿している
流石にサーヴァント相手には通用しないけど、マスター相手ならこれだけあれば十二分に脅威になる

懐に隠し持った銃と予備の弾、流石に本当の本当にピンチの時しか使えないが出番は来るだろうか

1696名無しさん:2022/04/06(水) 15:18:11
>>1693
医者の死亡後、間もなくして契約していたレジィも消滅する
思い返せば草加雅人に踏み荒らされてばかりの聖杯戦争だった。相馬も医者も草加雅人に殺されたようなものだ
一度は医者に命を救われたが再びマスター不在で消滅する。聖杯戦争の行く末も見届けられないままに

「草加雅人……お前も運命に翻弄され、道化となって死んでくれよ」

最期に呪いのような言葉を吐き捨てレジィは消滅した
お前「も」という言葉は生前似たような言葉を伏黒恵に吐いたからか、それとも草加雅人や呪いのベルトに翻弄され続けたレジィ自身に対する皮肉なのか……

【レジィ・スター@呪術廻戦 霊基消滅】

1697名無しさん:2022/04/06(水) 21:04:44
気付けば、ロボットが全滅した場所の様子を見ている一団がいて、チノ達にそろそろと近づいてきた
墜落した飛空艇に乗っていて、マコトに救出された者達が、マスター達がバーンと戦っている間にここまで逃げて来ていたのだ。
ムーの軍人も何人かいるらしく、マコトやピーターは状況の不味さに緊張する
しかし、一人の黒い大きな診療鞄(マコトに救出される時も肌身離さなかった)を持った初老の男性が進み出てきた。
彼は軍医で、傷ついたココアの応急処置をすると申し出た
船と一緒に通信機を失った兵士達も見て見ぬフリをしてくれた。
軍医はなるべく平らな所に乗客の上着を敷いて寝かせ、鞄から消毒液や包帯、糸と針などを取り出して応急処置に取り掛かった。
だが重体のココアの命は、この世界、この不十分な環境では依然、風前の灯火だ。
「…待っててください。ココアさん。」
チノとマコトは一刻も早く決着をつけるべく、草加達の逃げた方向へと向かった。

1698名無しさん:2022/04/06(水) 21:55:19
>>1697
ムーの軍人はマコト達にムスカの真相を聞いた
彼らがココアの治療を見て見ぬふりをしたのは、それも理由だ。それに彼らも軍人であり、傷付いた民間人を助けるくらいの良心は持ち合わせている
そんな彼らを信用してピーターもチノとマコトに同行を志願した
元々ライダーのマスターだったからファイズの性能をよく知っているし、ファイズが悪行に使われることを好ましく思えない。
ムスカと手を組んでいるということは、あのファイズはきっと草加雅人だ。
巧がベルトを託した?それとも無理矢理にでも奪い取った?
そのどちらかわからないが、どちらにせよ乾巧という男はあんな悪人に加担しないはずだと信じている
とりあえず自分が草加を倒し、ファイズを取り返す。それが乾巧のマスターだった自分の責任だ

1699名無しさん:2022/04/07(木) 08:45:56
三日目 正午過ぎ

レムリアに破壊の音が鳴り響く最中だった。
聖杯戦争の参加者は、またしても幻を見る。
それは今までの儚い夢のようなものではなく、強烈な紅い光を伴い、眼を焼くような幻痛と、
ズキンズキンと激しい頭痛を伴う苛烈なものだった。

業火に満たされた世界の中に10枚のカードがあった。
最後の幻で残った8枚の他に、新たに2枚のセイバーの絵柄の描かれたカードが並んでいる。

そのカードが、激しく炎を上げて燃える。
燃える絵柄は、アルターエゴ、バーサーカー、ライダー、キャスター、キャスター、アサシン、そして追加されたセイバーのうちの1枚。計7枚。

残ったカードは、クリミナル、フォーリナー、セイバー。計3枚。

その直後、世界が荒れ狂い、意識が揺さぶられる
意識が途切れる直前、マスター達は強烈な光を見た。
その光は一瞬で消えたが、マスター達は直感で理解した。
「聖杯は、そこにある」と。


*聖杯に脱落したサーヴァント達の魔力が急激に入ったため、聖杯が一瞬出現しました
 あと1騎サーヴァントが脱落した場合、聖杯が安定して実体化します。(fate/zeroの終盤のような感じ)
 そのおおまかな方角・距離をマスター達は幻を通して感じました。

1700名無しさん:2022/04/07(木) 08:46:31
この光景はいつもの白昼夢のようにマスター達にとっては数秒足らずだった。
前回の聖杯戦争の生き残りであるムスカは当然、聖杯戦争の進行によって起こるこの現象を知っている。
そしてその聖杯戦争で、自分より先に聖杯の場所に辿り着いた瀕死の敵に、出現した聖杯を破壊されてしまうという苦すぎる経験をしていた。
そして今回の幻視の異様さに危機感を感じる。
(なんだこの荒れ狂うイメージは。前回はこのような事は無かった。
 まさか最初の聖杯戦争以降、この儀式を影で繰り返していた大魔王が消えた事で魔術が不安定になっているのか?
 そうだとしたら、もうこれが聖杯を手に入れる最後のチャンスかもしれん。
 いや、やることは変わらない。残りの主従を倒し、今度こそ私が聖杯を手に入れる!)

ムスカは草加に先ほど見たイメージについて伝えた。
そして聖杯の出現した位置に陣取り、やってくる他の主従を迎え撃つことにした。仮に他の主従が自分の元に来ないようならロボット兵などを差し向けるなり他にやりようはある。

1701名無しさん:2022/04/07(木) 09:57:30
>>1700
ムスカ達を逃してしまったシャア、クルーゼ、セフィロスもマスター二人でイメージ映像を考察。アサシンと彼と再契約したホメロスがおそらく死んだであろうことを察したシャアは、一度は手を組んだ戦友ホメロスの死を内心で弔う
そして聖杯の出現した位置にムスカが居ると考え、そこへ向かおうとする。聖杯戦争の関係者なら、必然的に聖杯の出現場所へ向かうだろう。
ちなみに最優先はムスカと草加雅人という異分子の排除だ。先程のロボット兵といい、バーン程ではないが厄介な敵である
セフィロスが草加を引き付け、クルーゼが指示を出し、サーヴァントを失ったシャアがムスカを狙うという作戦だ

「待ってください……。私達も、戦います……!」

ムスカを倒しに行こうとする三人にチノが声を掛けた。
深海マコトとピーターも一緒だ。シャアはココアのことを質問したが、チノが治療中だと答えた。
ホメロスやアサシンについては、察している。途中から何かを破壊する音が鳴り響いていたので、きっと彼らがロボット兵を命懸けで殲滅したのだろう。
最後にチノが手にしたバットについてシャアは質問した。その無骨なバットは、あまりにも目の前の少女に似合わなかったから。

「これはココアさんから託されたお守りです。私では戦えないと思いますが……ココアさんがどうしてもというので……」

ちなみにココアは「どうしても」と言って押し付けたわけじゃない。
お守りとして渡されたものを、素直に受け取っただけだ。
それでも姉のお守りを持ち運んでいると言うのは恥ずかしかったから、少しだけ言い訳した
チノとシャアのやり取りが終わった後、マコトが口を開く。

「俺達も草加雅人を倒そうと思っている。フォーリナーとそのマスター。お前達とは全てが終わった後に、全力で戦いたい」

マコトの意見をクルーゼ達は承諾。
そしてピーターの口からファイズに関する情報が話される。
とりあえず最終決戦で両者が正々堂々と戦えるように。そしてライダーのマスターとして、ファイズを悪用する草加雅人とは自分が戦いたいとピーターは話した
もしも自分が死んだらその後は託すが、出来れば自分で草加と決着をつけたい……と。

ちなみにムスカの対処は先程三人で話し合った作戦通りシャアが行う予定だ

1702名無しさん:2022/04/08(金) 00:29:36
>>1693で草加とセフィロスが戦端を開き、ムスカ達が銃撃戦をしてる最中にイメージ映像(>>1699)が届いた。
事を急いだムスカが残存していたロボット兵を呼び寄せて足止めをし、草加と共に逃げると同時に聖杯の降臨場所…レムリア島のある場所へと向かった。
その道中にレムリア島に潜んでいた親衛隊と接触して、本国のムー島に連絡するように指示を出した。
ロボット兵を含めた増援を呼び寄せて残りの主従にぶつけるつもりだが、今からムー島を出発すると時間が掛かってしまう。
そのため、戦力確保のために医者亡き跡に残されたカイザギアも逃げながら回収していた。

ロボット兵の殆どを失った今は増援が来るまで自分達で耐えきるしかない、ムスカにはファイズギアは使えず、カイザギアは使ったら灰と化してしまうので使うつもりはない。
だがカイザギアは草加なら使用できるし、万が一にも自分達の敵が捨て身でカイザギアを使うのを防ぐ目的があった。


>>1701
魂喰いのおかげでまだ倒れずにはいられるもののクルーゼもそれなりに疲れを感じている
またマコトに全力を出させて魔力補充手段を持たないチノはクルーゼ以上に疲労感を感じているはずだが、今は緊張の糸を途切れさせずにムスカ達の対処に集中している
シャア、ピーターも負傷しており、マコトとセフィロスも消耗やダメージを負ってはいるが、全員が同じ目的に向いており戦意が高い状態である

さて、対黒幕の集団は先のイメージ映像から聖杯の出現場所に向かうことにしたが、道中にてクルーゼがレムリアの軍人に指令を出す
先程のバーン戦や包囲戦のように、ムスカは国王という身分を利用して忠実なる部下や兵器を投入して主にマスターを狙おうとしているのは明白だ
この先もまたそれらに妨害される恐れがあるため、クルーゼはレムリア軍を動かしてそれらに対抗させるつもりである

1703名無しさん:2022/04/08(金) 00:30:16
クルーゼが指令を出した時、レムリアの軍人達は同行者が何者か質問した
クルーゼはチノのことを保護対象、ピーターやシャア、セフィロスやマコトのことは協力者として軍人達に説明した

1704名無しさん:2022/04/08(金) 00:32:07
クルーゼの指示は対黒幕の集団にとって有利に働く内容のものだ。
だが、それに浮かない顔をしている者がいた。
「どうした?チノ」
「マコトさん…
 闘えない私がこんなことを言うのは我儘だと思います…」

「でも私は…レムリアの兵隊さんたちにも戦ってほしくありません…。」
「……」
チノの頭に浮かぶのは、先ほどバーンとの戦いの最中に争い傷ついていてムー島とレムリア島の兵隊たちの姿。
そして先ほどの怖ろしいロボットたちの猛威
ロボットに立ち向かい大勢の兵士たちが鎧袖一触で傷ついていく光景が浮かんでいく。
傍で聞いていたピーターの脳裏にも、ムー島とレムリア島の戦争が起こるのを憂いたマズルカの姿がよぎった。

ムスカという暴威を奮う権力者を相手に立ち向かうこの状況で、容赦なく言えばチノの考えはあまりに現実を見ない甘え考えだ。
だが、最もこの場で力がなく、兵隊の加勢が最も有難いであろうチノ本人が、この状況で勇気を持って言い出した。
それにはどれほどの覚悟が必要だろう。

マコトはレムリアの軍人たちに指示を出している(>>1703)クルーゼに提案する。
ロボット兵やムスカの部下は自分達が先行して対処する。だからレムリアの兵隊を出すのはもう少し待ってほしいと。

ロボット兵の多くは雲雀とホメロスが殲滅した。元々あの場で全員始末するつもりだったムスカは大部分の兵力を投下していた。
残りもまだいるとは言えロボット兵は自分が、ムスカの部下は拘束技の得意なピーターが対処できると。
ムー島から増援が到着するのにも時間はまだある筈だ。
その前に指令を出すムスカを拘束または倒せば、兵士達の争いは防げるかもしれないと。

それに対して、クルーゼは条件を突きつけた。
今からムスカと草加の元へ向かう。当然、ロボット兵や部下が道を阻むだろう。
この場でクリミナルに対して令呪を使い、力をブーストし、それらを排除するために動く事。
そうすればレムリア島の軍隊を動かすのに、いくらかの猶予を設けると。
チノとマコトは目を合わせ頷き合う。
「わかりました。『令呪で命じます。マコトさん、頑張ってください…!』」
マコトに力が漲る。

1705名無しさん:2022/04/08(金) 00:35:05
クルーゼはチノの提案を呑み、レムリアの軍隊を動かしてムスカやロボット兵の元へ一気に攻勢をかけることを控えた。
しばらくの間、レムリアの軍はロボット兵に対しては防衛に徹して無理な突撃などはしない、という方針になった。
ただ今後ムー島から増援の兵士やロボット兵達が飛んで来たり、マコト達が力尽きたり、その他不確定要素により戦力が不足した場合はその限りではない。

正直な所、ムスカ達を倒すためならば自身の権力を活用して兵士を大量に動員した方が確実であり、合理的だと思っている。
だが、最後に聖杯を巡って争う事になるだろうクリミナルの令呪を使わせ、兵士の無意味な損失を避ける事ができた。
悪い手ではないと、考えることにした。

チノの持つバット揺れている。

 『少しは使命に目覚めたか?』

殺した男のそんな問いが聞こえてきそうな気がして、馬鹿馬鹿しい、と即座に否定する。
ムーの兵士の損耗が減り喜ばしいと思うのは、自分の戦力だから、それだけだ。
クルーゼにとってこの仮初の世界に価値はなく、人類の滅亡を願う為に聖杯を獲る、それは変わらない。

1706名無しさん:2022/04/08(金) 00:37:28
(>>1705修正)
>ムーの兵士の損耗が減り喜ばしいと思うのは、自分の戦力だから、それだけだ。
>クルーゼにとってこの仮初の世界に価値はなく、人類の滅亡を願う為に聖杯を獲る、それは変わらない。

レムリアの兵士の損耗が減り喜ばしいと思うのは、自分の戦力だから、それだけだ。
クルーゼにとってこの仮初の世界に価値はなく、人類の滅亡を願う為に聖杯を獲る、それは変わらない。

1707名無しさん:2022/04/08(金) 00:40:15
>>1704
チノは>>1624>>1642で既に令呪を使ってたからこれが最後の令呪だったな

1708名無しさん:2022/04/08(金) 01:19:49
>>1705
自分の持つバットが揺れた気がして、チノは首を傾げる
問い掛けが聞こえてきたのはクルーゼのみだ。他の誰にも聞こえていない

しかしココアから「お守り」として託されたもの。そしてココアも以前にキャスターから託されたもので、その前の持ち主はバッターという名前だと話を聞いていた。
だからこのバットにはキャスターやバッターの想いが宿っているのだと考える。
普段なら「そんなの有り得ない」という結論を出すかもしれない。
それが有り得るかもと思えたのは人々の想いに触れ、それを繋ぐために背負ってきたからだ。

「バッターさん。キャスターさん。私達も、がんばります……!」

バッターという人物のことは知らない。
キャスターについても共に過ごした時間は短く、あまり知らない。
それでも彼らは平和のために戦っていたに違いない。少なくともキャスターはココアのことを守ってくれていたのだから。
平和のために戦ったなんて根拠はそれくらいしかないけど――今のチノにはそう感じられた

1709名無しさん:2022/04/08(金) 18:07:37
>>1702
(気付けば仮投下>>1538が本投下されていないので、シャアの負傷はなしにした方がいいかな?)

1710名無しさん:2022/04/08(金) 19:18:38
(>>1709
>>1702を投下した者ですが単なるミス…
 仮投下>>1538ですが今投下しても展開に問題なさそうなので代理投下させて頂きます。負傷も展開次第ではかすり傷とも解釈できるし問題ないはず)

>>1693の直後、イメージ映像と>>1702直前の出来事。

セフィロスの攻撃を一度は受け止めた草加だが更に追撃を加えられたことで逃げ切ることは困難と判断
自分の方が消耗が少ないことも考慮した上で、サイドバッシャーから降りてここでフォーリナーを殺すことに決める
一方セフィロスには目の前のファイズが以前戦ったライダーに比べて遥かに矮小な存在に見えていた
乾巧のことはセフィロスの記憶に焼き付いているが、このファイズは同じ姿だというのに全く異なる印象を受ける。

その頃、シャアとクルーゼはムスカとの距離を縮めていく。ムスカは草加がセフィロスと戦っている間にも逃げ惑う。逃げ切ることさえ成功したらムーの王という権力を利用して残りのマスターは後から始末する算段だ
だがシャアとクルーゼもサーヴァント達の戦いを横切り、ムスカを追跡する。セフィロスと戦闘中では草加も妨害出来ない
諦めの悪い二人にムスカが苛立ち気味に銃でシャアに攻撃するが、それが命中してもシャアが歩みを止めることはなかった
お返しとばかりにシャアが銃器で攻撃し、ムスカに負傷を与える

1711名無しさん:2022/04/08(金) 19:55:36
時系列的に>>1704直前くらいの話。どちらかと言えば補完に近い

チノは無力な一般人マスターだ。全てを救えるだなんて思っていない。
だが自分の手が届く範囲の人達くらいは助けたいと思った。

これまで何人もの知人友人が死んでいった。特に自分に想いを託したまりなの最期は未だ鮮明に思い出せる。
知人友人だけでなく、聖杯戦争に無関係の人々も巻き込まれて傷付き、死んでゆく。

聖杯戦争によって巻き込まれたと知れば彼らはきっと自分達を恨むだろう。
だからチノは彼らの想いを小さな身で必死に背負い、聖杯戦争に無関係の者をなるべく巻き込まず戦う道を選んだ。

(ココアさん。小動物の足掻きを見せてやりましょう……!)

大空に浮かぶ雲を見上げながら、ココアから受け取ったバットに心の中で語り掛ける。
チノはこの中で最も弱い小動物だが、それでもまりなや雲雀やエレンは彼女に託したのだ。背負っている想いの数ならば他のマスターとも良い勝負だろう

そしてチノは勇気を出して自分の我儘を話した(>>1704に続く)

1712名無しさん:2022/04/08(金) 22:51:22
>>1704
クルーゼがチノに令呪の使用を要求した時、シャアもまたクルーゼに一つだけ要求した
それはフォーリナーがチノやピーターやココア達、少年少女を攻撃しないように令呪で命令すること。
この場はクルーゼとフォーリナー以外は対聖杯だ。要求に従わなければ反旗を翻すのも厭わないとシャアは語る。

シャアの瞳を暫し見つめた後クルーゼはシャアの要求を呑む。ただし先にチノが令呪を使うという条件付きだ。
シャアはその条件を承諾。チノが令呪を使った後、クルーゼもシャアに要求された通り令呪を使用した

マスターを狙わないだけならば、クルーゼとしてもそれほど不都合ではない。それだけセフィロスの力を信用している
シャアは少年少女が聖杯戦争に巻き込まれることを嫌悪していた。だからチノやおっこに聖杯戦争を降りろと何度も言った。
今更チノを聖杯戦争から降ろすつもりはない。この状況はサーヴァントがいない方がむしろ危険だ。だがそれならせめてその命だけは助けたいと思い、クルーゼに要求を突き付けた
この要求を押し通すなら今のうちだ。チノが令呪を使い切るタイミングを選ぶことでクルーゼがシャアの要求に従い、最後の令呪を使っても条件は対等となる。セフィロスを信頼している彼ならば、不利にならないこの要求を呑んでくれると思っていた

ちなみにロボット兵の排除にはシンスペクターを必要とせず、ディープスペクターに変身した
これは「全てが終わった後に全力で戦う」という誓いに対して裏切らないためだ。これ以上シンスペクターに変身したら最終決戦で全力を出し切れない
当然だがシンスペクターに変身しないだけでもちろん本気で対処するつもりではある
セフィロスも切り札の悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)の使用は消費魔力的に最終決戦に多大な支障を来たす可能性があり、使用を控えるつもりだ

打倒草加雅人を掲げていたピーターはチノの覚悟を前に仕方なく折れた
草加雅人の相手は他の者に任せ、自分はクリミナルの提案通りムスカの部下を拘束することを優先する

1713名無しさん:2022/04/09(土) 06:51:42
>>1700の後

ムスカ達がイメージ映像に示された場所に行くと一つの遺跡に辿り着いた
その入り口から下へ下へと暗い道を進んでいく、少し入り組んでいたがしばらく歩く内に広い空間へと出られた
そこでムスカは見覚えのある物体を見つけて身震いする、そこには巨大な飛行石が空中にてクルクルと回っていたのだ

さて思い返して欲しい、今回の聖杯戦争の舞台となる空島は過去に大魔王バーンが構築した『大魔王宮殿(バーンパレス)』を礎として空を飛ぶ大地となったのが起源である
この宝具は「魔鉱石」という素材でできており、魔力を受けると浮力を得る特性を持っているが、バーンが聖杯戦争に勝利して受肉した後に封印されてからは彼の魔力を受けることなくその機能を停止していた
やがて聖杯戦争を繰り返すことで幾らか力を取り戻したバーンだが、やはり封印されている状態ではパレスの心臓部に当たる魔力炉を稼働させるのは困難であった
そこで、以前の聖杯戦争の最中に偶然にも見つた飛行石の塊を思い出しそれを活用、自身の魔力を回さなくても飛行石の特性およびそれが有する膨大な魔力でバーンパレスを大地ごと浮上させることに成功する
そして今日まで、飛行石の存在はパレスの所有者であるバーンによって厳重に秘匿され、島の誰にもその正体を知られないまま空に浮かばせる役割を真っ当しつづけていたのだ

1714名無しさん:2022/04/09(土) 10:28:05
今回の聖杯戦争で顕現し始めた小聖杯は、この空島の龍脈の役割を担う膨大な魔力の源、巨大飛行石が鎮座するこの空間を降臨場所として選んだ
ちなみにだが巨大飛行石は膨大な魔力と浮遊特性、重力制御に空域の気候制御を可能とするアーティファクトではあるが願望器にはなりえず、また魔界の叡知つるバーンを持ってしても飛行石の完全掌握はできなかったのでもう一つの魔力炉として扱っていた
それと、ムー島にはバーンパレス本来の魔力炉が、レムリア島には飛行石が配置され、二つの島に分かれた後も互いの魔鉱石の浮遊特性を活性化させるために活用されていた

1715名無しさん:2022/04/10(日) 09:00:25
遺跡の外で見張っていたロボット兵やムスカの部下をディープスペクターが蹴散らし、スパイダーマンが手際良く拘束する
そこにムスカの部下の1人が木々に身を潜めて攻撃の機会を窺っていた。

「…チノ、後ろだ!」マコトはチノにギリギリ聞こえる程度に声量を抑えた声で告げる
「わ、わかりました!」

チノがわああああ!と声を上げてバットを掲げる。
木々に身を潜めていたムスカの部下はその声を聞き慌てて飛び出したところでピーターに攻撃され、気絶して拘束された。

「さっきのは警戒しろというだけのつもりだったんだが…いや、俺の言い方が悪かった。」
「やっぱり雲雀さんやマコトさんのようには戦えないですね。……でも、私だってがんばります!」
「ああ。この島を襲う悲劇も、聖杯戦争も俺達が終わらせる!」

三人がこじ開けた道をクルーゼ達が進む。
シャアとしてはチノの傍らに居て見守ってやりたい気持ちもあるが、そういうわけにはいかない。
勇敢に戦うチノを一瞥するとシャアもクルーゼやセフィロスと共に走り出す。今のチノはシャアが思っていた以上に強かった。心配はいらないだろう。

そしてクルーゼ達はムスカ達の待ち構える広い空間に辿り着く。
広い空間だが、内部には柱や突き出した石壁、木の根や苔、深い段差、巨大な石のブロックなど様々な障害があり、見晴らしは決して良くない。
これは元々は簡素なただの広い空間だったが、バーンがこの場所に飛行石を設置して以来ずっと放置されている間に
空島内部の地殻変動―――としか言いようがない―――などが起こり、こうなったのだろうと推測できた。

「やあ、フォーリナー。君には感謝してるよ。君が乾を倒してなければ、コレを手に入れられなかった」

真っ先に口を開いたのは、クルーゼ達より先に到着していた草加雅人だ。
ファイズドライバーを腰に巻いた草加は憎たらしい表情でファイズフォンを見せびらかすように取り出し、変身コードを入力する。

『Standing by……』
「変身!」
『Complete』

草加はファイズに変身。セフィロスとファイズによる二度目の戦闘が始まった。

ちなみにムスカは、この遺跡内に隠れ潜みマスターを狙う機会を虎視眈々と狙っている。
そして銃にはサイレンサーを装着している。
このような場で戦うことまでは想定していなかったが、銃を使うムスカならではの備えだ。
とても音を消すことなどできないが、銃声から方向を察知される可能性は下がる。
広間に辿り着くまでに奇襲を仕掛けなかったのはこの備えの存在も大きい。
多少入り組んでいるとはいえ斜線が限られる通路ではこちらの位置をすぐさま補足され、最悪、傍にいたフォーリナーに神速で始末される可能性すらあった。

相手はあの小僧とは違う本職の軍人。決して油断はしない。

1716名無しさん:2022/04/10(日) 09:02:09
草加に相対するセフィロスの状況は若干分が悪いと言っていい。
マスターのクルーゼはかなり疲弊している。精神力に優れたマスターなのがせめてもの救いだ。

しかしセフィロス自身の消耗などはある程度回復している。
ここに来るまでの全てのロボット兵はマコト達が始末していくれたため、この場所まで辿り着くのは楽だった。
その間に回復することができた。
また例え消耗してようともこの闘い、無理をして限界を超えてでもこの場でこの強敵(草加)は倒さなければならないとセフィロスは感じている。

草加のマスターであるムスカがこの場に隠れている事は武芸を極めたセフィロスには微かな音や気配で大体の位置まで把握できている。
この場で最も自分にとって困る状況は疲弊したマスターが狙われる事だ。
敵は2人ともこの場にいる。ムスカ達にとってもこの場所は未知の領域なのか遺跡内部にはムスカの手下やロボットの気配はなかった。
マスターをこの場に留めるよりは辿ってきた道を逆に進ませ戦場から話すのが得策と考える。
遺跡の外のロボット兵や人間の兵士は草加達がほぼ制圧しているはずだ。
対聖杯の面々はマスター狙いには消極的なようだが、一応いまいち人物像が掴めないシャアには特に警戒するように伝えて
戦場を離れるよう念話で伝えた。
互いの位置を考えると、今クルーゼが全力でこの場を離れればムスカが追いつくのはかなり難しい。
たとえ追い付けてもその時には遺跡の外に出て対聖杯の面々と鉢合わせる可能性が高くなる。

この場で草加と一対一で闘い倒す。サーヴァントへの攻撃手段に乏しいムスカは最悪無視しても構わない。
(勿論神秘の籠った攻撃手段を保有している可能性は警戒はする)
逆に相手にとってムスカは狙われる足枷にもなりえる。
既に受肉している草加がムスカを見殺しにする可能性は高いが、その場合は魔力の供給源を失うことで宝具使用の負担が大きくなり、相手も持久戦で不利になる。

念話でそう打ち合わせてクルーゼとセフィロスの方向性が決まった時だった。
彼ら4人が入っている広間に音が鳴り響き、入ってきた入り口に石の壁が降りて塞がれた。

ムスカ達がこの場所に辿り着いたのはクルーゼ達より僅か前、数十分程度前に過ぎない。
だがその間にムスカはこの場所の機能をわずかに知り、腕に埋め込まれた飛行石から思念を飛ばして干渉できた。

元々バーンがただ飛行石を動力源として置いていた場所で最低限の機能しかない、それに僅かな時間で把握できたことなどたかが知れている。
だが、古今東西、最も重要な施設には必ずある機能、「入り口を開けろ/閉めろ」の機能だけはあると考え、掌握していたのだ。

所詮はただの石の壁。消耗していようがサーヴァントの攻撃なら、いや、ただの人間でも時間や道具さえあれば突破できる代物だ。
しかし弱点となるマスターを逃がす手段は失われた。
そしてセフィロス達に、変形したサイドバッシャー(レジィの攻撃のダメージが多少残っている)と草加が攻撃をかけてきた。
セフィロスはムスカのおおよその位置を念話でクルーゼに伝え、応戦する。

1717名無しさん:2022/04/10(日) 09:45:13
(*修正)
>遺跡の外のロボット兵や人間の兵士は草加達がほぼ制圧しているはずだ。
遺跡の外のロボット兵や人間の兵士はマコト達がほぼ制圧しているはずだ。

1718名無しさん:2022/04/10(日) 15:34:26
クルーゼ達が突入してしばらくした後、クルーゼの部下から伝達があり正体不明の飛空挺が三艇接近していることを聞くチノ達
やがて飛空挺が目視できるところまで現われて、無数のロボット兵が飛翔しムスカの部下達も降下してくる様が窺えた
こうしてクルーゼ達が予測していた通りに増援が現われ、チノ達は約束を果たすべくクルーゼの部下達を下がらせて再度ムスカの戦力を封じるために戦い始めた

ちなみにだが、増援に来た飛行艇は高速艇仕様のものであり、移動時間を短縮できる代わりに積載量はそれほど多くはなかった
そのためムスカは三艇分用意させて可及的速やかに駆けつけるように伝令し、クルーゼ達の予想より早くムー島からレムリア島へと到着したのだ
ただしこの三艇で送れる兵力は先のムスカが搭乗してきた大型飛行艇と本隊には及ばない、
そもそも対バーン戦と聖杯戦争の参加者を殲滅のために国王が所有する親衛隊やロボット兵の大半を連れてきたのだ、ムー島に残していた予備戦力ではある程度の数しか用意できなかった
だからといってそれなりの数が揃えば攻撃は激しくなりそれらを無力化するのは容易ではなかったが、それでもディープスペクターとスパイダーマンは一騎当千の活躍をしてその数を着実に減らしていった

そして敵戦力が半数以下になったところで問題が発生する、ここに来て身体的負担に限界がきてしまったチノが遂に倒れてしまったのだ
大魔王バーン戦においては令呪を使ってまでマコトを全力で戦わせた、ゆえにマコトはシンスペクターへと形態を変えて全力で戦い最強の宝具を使ったのだが、当然その分の魔力負担はチノに重くのし掛かっていた
あの時はその場の雰囲気や高揚感、一瞬でも気を抜けずに集中力が増していたためチノは気丈に振る舞いマコト達を応援できたのだろう
だがその後も連戦が続き、たとえマコトがディープスペクターに変身して全力を出さずに戦っても更に魔力は吸い取られる
ここまでムスカ達を止めるために意地の如く耐え抜いていたチノだったが、遂に限界を迎えてしまい意識を失ってしまった

その結果、魔力供給が滞りマコトの変身が解けてしまい戦闘能力が著しくダウンする
そして残存するロボット兵数体は敵の勢いが落ちたことなどお構いなしに攻撃の手を緩めることはない、この場にて最大の脅威であるマコトを数体で囲みつつもマスターであるチノや再契約を結ぶ可能性のあるスパイダーマンにも狙いを定める
さらにはスパイダーマンはムスカの部下達と交戦中でありマコトやチノを助けにいくのは難しい、絶体絶命のピンチになっていた

1719名無しさん:2022/04/10(日) 18:11:51
>>1716
この時セフィロスは邪魔なサイドバッシャーを沈黙させるべくサンダガを放ったな、そしたらBURST状態になっても一時的に沈黙してしまったよ
※FFシリーズだと機械系モンスターの大半は雷属性弱点です
※サイドバッシャーがFF7Rでパワーアップした神羅のドッキリビックリメカっぽく思えてきてしまった今日この頃

1720名無しさん:2022/04/10(日) 18:34:39
>>1718
変身していない状態でも修行していた経験やこれまで培ってきた戦闘経験によりロボット兵の攻撃をなんとか避けるマコトだが、この状況はあまりにも危険だ
ピーターはすぐに駆けつけようとするもムスカの部下に妨害され、悔しさに歯噛みする
更に追い打ちをかけるかのようにムーの兵士と思わしき軍人達までやってくる。

「――我が救世主を援護しろ!」

しかし彼らはリーダーの男が指示すると共にムーの兵士――つまりムスカの部下でありながら、ムスカの部下やロボット兵に立ち向かった。
しかもよく見るとムーとレムリア、二つの島の兵士が入り乱れて手を組んでいるではないか。
困惑するピーターに軍人の男が「我らの救世主を……ヒーローを助けてください!」と叫び、ハッとなってスパイダーマンは駆け出す。

ピーターは加勢に来てくれた彼らに感謝するとマコトを襲っていたロボット兵達の相手を始めた。
ロボット兵は生身のマコトを脅威対象外と看做し、新たなる戦力であるスパイダーマンへメインターゲットが変わる。

彼らはマコトに救われたムスカの部下達とクルーゼの部下達だ。
ロボット兵やムスカの部下の対処に部下を使うことを辞めたクルーゼだが、ロボット兵という存在はあまりにも目立つ。
必然的にクルーゼの部下に見つかり、現場へ急行することになった

そしてマコトが助けたムスカの部下達。彼らも偶然、この近くへ来ていたのだ。

「チノちゃん……」

治療を受けている間も心配そうに妹の名を呼び続けるココアを見て、マコトに助けられたムスカの部下達は少しでも恩返しするために、チノの探索及び助力を申し出た。
聖杯の見せたイメージ映像で聖杯の場所を知っているココアは、地図を見せてもらうと「ここら辺にいると思います」とだいたいの位置を伝えた

「それとチノちゃんに一つだけ、伝えてくれませんか?お姉ちゃんに任せなさい――って」

ココアにチノのことを託された兵士達は、彼女の言葉に「わかった」と返事をすると護衛のために数人だけ残してココアに教えられたチノがいると思わしき場所へ向かった

そこでレムリアの軍人達と出会ったわけだが、自分達はヒーローに助けられた。恩返しにチノという少女を助けるつもりでもうムスカに忠誠を誓っていないとムスカの部下達は語る。レムリアの軍人達は困惑するがムスカが何かを企んでいることはクルーゼからも軽く聞いており、なによりロボット兵という危険な存在を前に困惑する時間すらも惜しいので今は彼らの助力を認めることにした
そしてムーとレムリアの軍人達は一時的に協力することになり、今に至る。

ムスカの部下のうちの一人がチノに駆け寄り、体を揺らして起こすと「救援にきた。お姉ちゃんに任せなさいとココアから伝言だ」と伝える。

「ココアさん……。ありがとうございます……」

間接的にココアが自分を助けてくれたことに、チノは微笑んだ。
そんなチノの近くまでやってきたマコトは声を掛ける。

「あいつらにも守るべきものがある。チノ、これはクルーゼの指示じゃない。あいつら自身の決断だ」

人々が傷付くことが嫌でクルーゼの指示を阻止したチノだが、ムーとレムリアの軍人達はどちらも覚悟を宿した真剣な瞳をしている。
彼らの姿やマコトの言葉で考えが変わった。
それにレムリアとムーが争わず、一致団結している光景やマコトが助けた人々が今度はマコト達を助けようとする姿は感慨深くもある。

「はい。マコトさんが軍人さん達を助けて、今度は皆さんに助けていただいて……なんだか不思議ですね」
「そうだな。誰かを助けるためならどんな敵にも立ち向かえる――それが人間の可能性だ」

ロボット兵という強大な敵を前にしても、ムーとレムリアの軍人達は臆することなく戦っている。その姿はチノやマコトやピーターに勇気を与えた

1721名無しさん:2022/04/10(日) 20:10:49
(すまないが>>1716の誤字が複数あるので、勝手ながら修正する、ついでに文章の構成も少しだけ微修正)

草加に相対するセフィロスの状況は若干分が悪いと言っていい。
マスターのクルーゼはかなり疲弊している。精神力に優れたマスターなのがせめてもの救いだ。
逆にセフィロス自身の消耗などはある程度回復している。
ここに来るまでの全てのロボット兵はマコト達が始末していくれたため、この場所まで辿り着くのは楽であり、その間に回復することができた。
また例え消耗してようともこの闘い、無理をして限界を超えてでもこの場でこの強敵(草加)は倒さなければならないとセフィロスは感じている。

草加のマスターであるムスカがこの場に隠れている事は武芸を極めたセフィロスには微かな音や気配で大体の位置まで把握できている。
この場で最も自分にとって困る状況は疲弊したマスターが狙われる事だ。
敵は2人ともこの場にいる。ムスカ達にとってもこの場所は未知の領域なのか遺跡内部にはムスカの手下やロボットの気配はなかった。
マスターをこの場に留めるよりは辿ってきた道を逆に進ませ戦場から離すのが得策と考える。
遺跡の外のロボット兵や人間の兵士はマコト達がほぼ制圧しているはずだ。
対聖杯の面々はマスター狙いには消極的なようだが、一応いまいち人物像が掴めないシャアには特に警戒するように伝えて戦場を離れるよう念話で伝えた。
互いの位置を考えると、今クルーゼが全力でこの場を離れればムスカが追いつくのはかなり難しい。
たとえ追い付けてもその時には遺跡の外に出て対聖杯の面々と鉢合わせる可能性が高くなる。

この場で草加と一対一で闘い倒す。サーヴァントへの攻撃手段に乏しいムスカは最悪無視しても構わない。
(勿論神秘の籠った攻撃手段を保有している可能性は警戒はする)
逆に相手にとってムスカは狙われる足枷にもなりえる。
既に受肉している草加がムスカを見殺しにする可能性は高いが、その場合は魔力の供給源を失うことで宝具使用の負担が大きくなり、相手も持久戦で不利になる。

念話でそう打ち合わせてクルーゼとセフィロスの方向性が決まった時だった。
彼ら4人が入っている広間に音が鳴り響き、入ってきた入り口に石の壁が降りて塞がれた。

ムスカ達がこの場所に辿り着いたのはクルーゼ達より僅か前、数十分程度前に過ぎない。
だがその間にムスカはこの場所の機能をわずかに知り、腕に埋め込まれた飛行石から思念を飛ばして干渉できた。
元々バーンがただ飛行石を動力源として置いていた場所で最低限の機能しかない、それに僅かな時間で把握できたことなどたかが知れている。
だが、古今東西、最も重要な施設には必ずある機能、「入り口を開けろ/閉めろ」の機能だけはあると考え、掌握していたのだ。

所詮はただの石の壁。消耗していようがサーヴァントの攻撃なら、いや、ただの人間でも時間や道具さえあれば突破できる代物だ。
しかし弱点となるマスターを逃がす手段は失われた。
そしてセフィロス達に、変形したサイドバッシャー(レジィの攻撃のダメージが多少残っている)と草加が攻撃をかけてきた。
セフィロスはムスカのおおよその位置を念話でクルーゼに伝え、応戦する。


※修正箇所「話す→離す」「4人→3人(セフィロス、クルーゼ、シャア)」

1722名無しさん:2022/04/11(月) 21:28:44
>>1719
厄介なサイドバッシャーが一時的に沈黙したのを確認したシャアとクルーゼは、ムスカを倒すべく動き始めた
クルーゼの近くに居たシャアは彼の口からムスカが潜むおおよその位置は聞いている。隠れているということは何かを企んでいる可能性も高い
ムスカが銃を扱えることは以前の一戦で身をもって思い知った(>>1710
相手が攻撃してくることに警戒しつつ、慎重に距離を縮める必要があるだろう

1723名無しさん:2022/04/11(月) 21:29:41
シャアとクルーゼがムスカを追い詰めようとするが、逆にムスカも彼らを殺そうとしていた
ムスカと草加は敵に備えてトラップを用意していた、時間も道具も限られているため対した物は用意できないが、サイドバッシャーから抜き出したミサイルの信管に糸を通してワイヤートラップを急造して何本か設置しておいた
遺跡内部は薄暗く光源が乏しければ見つけるのも困難だ、仮に発見されても足止めになり動かぬ的を狙いやすくなる

1724名無しさん:2022/04/11(月) 21:52:01
>>1720
「人間の可能性……ですか」

マコトの言葉にチノは同じ時代に今、出逢えた仲間達のことを思い出す。
木場、おっこ、まりな、炭治郎、雲雀、シャア、エレン、ホメロス、ピーター、マコト。そしてココアとマズルカ。
利害の一致による一時的な共闘だが、セフィロスとクルーゼも。
彼らは皆、何かのために必死に戦ってきた。
これまで戦いに無縁だったココアすらもチノのために予想以上の心の強さを発揮して、奮闘している。

それが人間の可能性。人間の秘めた無限の可能性。
そして自分達に加勢してくれた兵士達も、心強い仲間だ。

だからチノとマコトは彼らの想いと共に聖杯戦争を終わらせ――新しい時代に漕ぎ出すことを心に誓う。魂を燃やして、生き抜いてみせる。

「我ら思う、故に我らあり……か」

奮闘する兵士達を見てマコトが呟いた。

「我ら思う、故に我らあり……ですか。いい言葉ですね……。私達がここまで辿り着けたのは、きっと皆さんのおかげです」
「ああ。だから俺達はみんなの想いを背負って、前に進むんだ」
「はい。諦めない心――かっとビングですね……!」

1725名無しさん:2022/04/11(月) 21:58:42
地上でマコトたちを援護して戦ってくれたムーとレムリアの兵士。
ムスカの連れて来た人間の部下も拘束されるか降参した。
しかしロボットには降参などという概念は無くムスカに最初に命じられたように暴れ続ける。
幸いというべきか、このロボット兵は予備戦力をムスカの命令でとにかく早く輸送することを重視して動くようにして届けさせたため、ビームなどの脅威的な兵装は十分に装備されておらず、ほぼ力任せに暴れるだけになっていた。
そのため助太刀してくれた兵士達とピーターの連携によってなんとか引き倒し、崖から突き落とし、転倒させ、なんとか制圧できた。

一旦脅威は去ったが、しかしロボット含むムスカの増援は今後もやってくるかもしれない。
降参したムスカの部下に、無線機を抱えている者がいた。
ムスカを捕まえれば、戦いをやめるよう命令させることができるかもしれない。
僅かながらも休めたチノはココアの伝言と兵士たちの言葉に勇気を貰い、マコトとピーターと一緒に遺跡の内部に突入する。
兵士たちは倒れてもしぶとく起き上がろうとするロボット達をそうはさせじと対処している。

1726名無しさん:2022/04/13(水) 10:26:42
>>1721-1723

――俺の名前は乾巧。聖杯戦争らしく夢を言うなら……そうだな。世界中のみんなを幸せにすることだ!

草加と戦いながら、セフィロスは乾巧のことを思い出す
セフィロスは彼の命を奪った存在であり、その思想は相容れないものかもしれない。
しかし希望という病に蝕まれ、痛みを背負い、それでも前に進む姿は――まるでクラウドのようなその姿勢はセフィロスの印象に残っている

結果的に巧はセフィロスを倒せなかった
それでもセフィロスの心に乾巧という存在を刻み付け――ファイズの力を悪用する草加に対して嫌悪感を抱かせた

「男からそんなに睨まれても困るなあ。悪いが俺にそういう趣味はない」

乾巧と同じ仮面で煽るように憎まれ口を叩く草加雅人が忌々しい。
無理をして限界を超えてでも草加は倒さなければならないと感じていた(>>1716)のもあって悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)を放った

草加雅人は色々と背負った乾巧ほどの精神力を持ち合わせていない。
効果は抜群であり、本来の彼ならばここで散るのが道理。

しかし此度の彼は一度死亡したこともあり、異常に生に執着している。それはスキルとなったほどだ。
更に草加は巧の死により、セフィロスの強さを見届けている。その宝具の凄まじさも覚悟はしていた。
ファイズの変身が解除された草加は膝を着きそうになるが、ふらつきながらも立て直して距離を取る。

「俺は生きる。生きて真理に会うんだ……!変身!!」

セフィロスの消耗は激しく、生身の彼に一撃を食らわせる前に草加はカイザに変身してしまった

1727名無しさん:2022/04/13(水) 10:28:20
シャアとクルーゼは十分にムスカの攻撃や仕掛けられたトラップに警戒していた。
だが草加とセフィロスの攻防、「悍ましき熾天の彼方(スーパーノヴァ)」発動の魔力の消費に悶え苦しむクルーゼはムスカとの攻防の最中、遂に膝をついてしまう。
その隙を見逃さないムスカの銃撃がクルーゼに当たり負傷してしまう。
セフィロスも魔力の供給が滞りカイザに変身した草加から致命的な一撃を食らってしまう。返す刀で切りつけたが僅かに負傷を与えるに留まり勝敗は決する。
満身創痍のセフィロスはそれでも力を振り絞り、ムスカに余波が届くような斜線で広範囲の魔法を放った。
たまらずムスカが遮蔽物の影から姿を出したところを、銃撃を含めた近接戦の末に、シャアが締め落とす。
その時、封鎖された石壁を破壊してピーターを先頭としてチノとマコトが広間に乱入してきた。
ピーターはムスカを上に引っ張り出して無線機で軍を止めるよう命じさせようとシャアとムスカの元に向かうが、
焦りのあまりスパイダーセンスが発動したものの踏み出した足が止まらず、ムスカ達が仕掛けていたトラップに引っかかってしまった。
3人まとめてムスカと草加が仕掛けたミサイルのトラップに巻き込まれる寸前でピーターは2人を連れてウェブを壁に引っ掛けて退避するが、
爆発で吹っ飛ばされ、2人を庇うように背中から強かに広間の壁に衝突してしまう。
ピーターに助け出されたシャアも投げ出された衝撃で武器を手放してしまったが、そのまま懸命にムスカを取り押さえ続けていた。
ムスカも先ほど吹っ飛ばされた衝撃で意識を取り戻していた。
「あの子供のマスターとクリミナル、彼らがセイバーに勝てると思うかね!?」
まだ勝利を信じているムスカ、彼を抑えるシャア、そして気絶したピーターを他所に草加とマコトの戦いが始まる。

頑丈なピーターだがミサイルの爆発にから2人を庇いつつ壁に叩きつけられ満足に動けないほどダメージを負い、意識を手放してしまった。
この場でギリギリ戦えるのは深海マコトのみ。
草加はセフィロスの宝具のダメージが残っているのか顔色は悪いが疲弊した様子を見せず凶悪に笑う。
「この期に及んでマスターを殺さないとは偽善者だなあ。キミ達の敗因はその甘さだよ!」
「チノ、もう少しだけ頑張ってくれ!」「はい!」
嘲る草加にシンスペクターに変身したマコトが立ち向かう。

1728名無しさん:2022/04/13(水) 14:12:23
>>1727
「タケル。これまでお前がそうしていたように――俺も命を燃やそう!――変身!!」

元の世界の仲間を思い出してマコトが気合いと共にシンスペクターに変身した瞬間、チノの肉体に負担が掛かる。
だがチノは諦めない心で。ココアから教わったかっとビングやこれまで出逢ってきた仲間達の想いで耐える。

(ライダーさん……まりなさん……バーサーカーさん……雲雀さん……!私に力を貸してください……!!)

自分に想いを託してくれた仲間達の名を心の中で叫び、彼らの想いを小さな体で一身に背負う

「マコトさん。がんばってください!!」
「ああ。チノ――お前の心の叫びも、俺があいつに伝えてやる!」

チノの想いにマコトが力強く応える。その姿はとても心強くて、チノはシンスペクターの勝利を信じる

「熱いね。君たちのその態度……俺が嫌いな奴を思い出して寒気がするよ」

チノとマコトを見ていると否が応でも乾巧や木場勇治という存在を――草加の大嫌いな薄汚いオルフェノク共を思い出させる
草加にとってチノとマコトは偽善者そのものだ

1729名無しさん:2022/04/13(水) 14:20:13
>>1728
自分を応援するチノに強く見つめられ、マコトの心が震える。
残りの魔力は僅かしかない。それでも深海マコトの命は輝きを増し、全身に力が漲る。

深海マコトと草加雅人。
時代や世界こそ違えど彼らは仮面ライダーという存在のはずだった。
しかし決して分かち合えることはなく――仮面に隠されてその表情こそ見えないが、草加は乾巧や木場勇治の想いを背負った亡霊を鬱陶しそうに憎み、マコトは真っ直ぐとした迷いのない瞳で新しい歴史へ漕ぎ出そうとしている。

「乾、木場。お前達はいつまで俺の邪魔をしたら気が済むんだ……!」

この聖杯戦争で死んだはずなのに、未だしつこく自分を止めようとしてくる過去の亡霊共に忌々しく吐き捨てる。
特に綺麗事ばかり並べていた癖に自分を殺してきた木場勇治のことは大嫌いだ。

「お前は何を言ってるんだ……!?」
「君を見ていると偽善者がチラつくんだよ。人類に害を成す異形の癖に人間と分かり合おうとした奴らがね……」

草加雅人がオルフェノクが憎い。そして彼らと人間は決して共存出来ないと思っている。
オルフェノクは殲滅するべき敵であり、それと分かり合うなんて不可能だ。皮肉にも木場勇治が草加のその思想を確固たるものとした。

「俺も人間と異形が共存出来る世界が夢だと語っているサーヴァントにこの聖杯戦争で出会った。そしてあいつは人間を庇って、重傷を負ったことが原因で脱落した……」
「木場か……。偽善者の癖に誰かを庇って死ぬなんて反吐が出るなぁ」

マコトの語るサーヴァントの正体が木場だということを草加はすぐに察した。
本当に心底、反吐が出る。草加にとって木場は共存だのなんだの言ってた癖に人間に刃を向け、自分を殺した偽善者なのだから。

「あいつは偽善者じゃない。ライダーは本気で人間と異形が共存出来る世界を望んでいた!だから俺は、そんなあいつの想いを背負うことに決めた!!」

対してマコトにとっての木場は、本当に根っからの善人だ。
根底に危うい面こそあったかもしれないが、最期まで人間のために戦い抜いた英霊。自分の大切な友――チノを守ってくれた英雄だ。

――俺に出来なかったことを……想いを、繋いでほしい……

木場の最期の言葉がマコトの脳裏に蘇る。
この聖杯戦争で初めて自分に想いを託した男だ。今まで散っていった仲間の中でも特に印象は強く残っている。
あのお人好しは心の底から人間と異形が共存する世界を夢見ていた。そして眼魔と人間が共存する世界に住んでいるマコトは、彼のその夢はいつか叶うと本気で信じている。
人類の未来や自由のために戦った友――木場勇治を心から信じている

「ライダーの名前がわかったことだけはお前に感謝する」
「名前も知らない相手の想いを背負っていたのか。馬鹿馬鹿しい奴だ」

草加が嘲笑うが、それを無視してマコトは今は亡き木場に語り掛ける。

「名前がわかった今、改めて言わせてくれ。
木場――お前の想いは、俺が繋ぐ!」

『シンダイカイガン!シンスペクター!デッドリーオメガドライブ!』

シンスペクターの背後から六枚の翼が展開。万感の想いを込めて、空高く飛翔する。
木場に託された想いやチノ達の努力を無駄にしないために。チノやピーターを無事に元の世界へ帰すために。

「薄っぺらい友情ごっこは他所でやってくれないかなぁ」
『Exceed Charge』

対する草加もまたゴルドスマッシュの発動準備をする。
忌々しい過去の亡霊共を断ち切り、無事に生還して真理を手に入れるために。実は草加自身が過去の亡霊でありながら、今を生きようとする存在なのだが――そんなことにすら気付かずに。

「マコトさん。私達の想いを、あなたの翼に託します……!」

チノも必死にマコトへ声援を送る。
チノ、ピーター、シャア、クルーゼ、セフィロス、島の兵士達。
シンスペクターの翼はまるで彼ら6つの想いを乗せているようで。

「俺達の生き様――見せてやる!」

同じ時代に今、息する仲間達の想いを右脚にエネルギーとして纏う。
そして雄叫びと共にシンスペクターが急降下し、キックを放った。

「いい加減、死んでくれないかなぁ。君たちの存在は邪魔なんだよ!俺は生きて真理の元へ帰る!!」

そしてカイザもまたゴルドスマッシュを放った。
二人の蹴りがぶつかり合い、拮抗する。威力的にはシンスペクターが放つオメガドライブの方が上だが、これまでに蓄積された疲労によりカイザのゴルドスマッシュでも対抗出来ていた。

そして草加の執念深さもマコトが背負った想いに引けを取らない。彼の執念は本当に凄まじいものだ。
二人の仮面ライダーのぶつかり合いをチノが息を呑んで見守る。

しかし運命は残酷なものだ。全力の戦闘で魔力をほとんど使い果たしたシンスペクターの宝具は全力を発揮出来てると言えず、カイザに押されてしまう。
想いだけでは勝負に勝てない――そんな光景を見せられても、チノは諦めずに祈る。深海マコトの勝利を願う。

「今だけでいいです。皆さんの力をマコトさんに分けてください……!」

そんな超常現象など普通なら有り得ない。
それが有り得ると思えるのは、この聖杯戦争で様々な不可思議現象を体験してきたからだろうか。

――そして片翼の天使により、彼女の願いは叶えられる。

致命傷を受け、後は消滅を待つだけだったセフィロス。このままだとマコトが負けることを理解した彼は、死にかけの体でありながら飛翔した。
こんな状態で宝具を使えば、自分はすぐに消滅する。それを知った上でセフィロスはカイザへ正宗による一撃を加えた。

たった一撃。されどもセフィロスの全てを懸けた一撃は非常に重く、攻撃の余波によりカイザのマスクが割れる。
憎悪と執念に塗れた素顔の一部が露呈し、先程の一撃で一気にゴルドスマッシュの勢いが弱まった。

そして思わぬ援護によりマコトは更に魂を燃え上がらせ、限界を超越してオメガドライブの勢いが増す。
花よ。鳥よ。風よ。月よ、儚き命よ――我ら思う、故に我ら在り

「――みんなの想いが、俺に力を貸してくれる!俺達の心の叫びを聞け!!」

――瞬間、カイザのゴルドスマッシュが打ち破られ、カイザへ強烈な蹴りが叩き込まれた。
最期にその光景だけを見届けて、勝利を確信したセフィロスは消滅する。

【セフィロス@FINAL FANTASY 7 霊基消滅】

1730名無しさん:2022/04/13(水) 21:03:26
>>1729
「くっ……!」

大地へ叩き付けられた草加はカイザの変身を解除され、忌々しい青空の戦士を睨む。
マコトも変身を解除し、草加を見つめた。

「他の奴に負けるならわかる……。どうしてお前なんだ、乾……!お前には聖杯で叶えたい願いなんて……!!」

今の草加にはマコトが巧に見えた。
忌々しい。聖杯で叶えたい願いなんてないはずなのに、どうして邪魔をするんだ――と。草加は心の底からマコトのことが憎かった。

「マコトさん、大丈夫ですか……?」
「ああ。お前こそ無事か?チノ」
「はい。私もなんとか、大丈夫です……」

マコトの傍へチノが駆け寄る。
先程の戦闘でお互い体力を使い果たしたが、それでもまだなんとか生きている。二人は互いの無事を喜びあった。

「真理……」

そして死にかけの今の草加には何故だかチノが真理のように見えた。巧と楽しく談笑している真理のように。

「どうしてそいつなんだ……。真理。俺は君のために……」

草加雅人の言葉は、そこで終わった。
彼の命はここで潰え、灰となって死亡する。
その最期は道化のようで――ある意味、レジィの呪詛が届いたようでもあった。

哀れな男の末路を見て、チノは黙祷した。草加雅人は敵であったが彼なりに何かを背負い、必死に足掻いていたのかもしれない。
香風智乃は相手が敵とはいえ、死者を憎まない。もしも誰かを憎むような性格であれば元は敵であり、仲間が死ぬキッカケを作ったホメロスのことを許さなかったはずだ。
そんな少女を見習い、マコトも共に黙祷を捧げる。彼もまた草加のことを憎もうとは思っていなかった

【草加雅人@仮面ライダー555 死亡確認】

1731名無しさん:2022/04/13(水) 21:14:03
>>1730
「そんな、まさか!?やめろ、消えるな!!セイバーッッ!!!」

最後に残った英霊同士の勝負が決した
フォーリナー・セフィロス、セイバー・草加雅人が消え去り、最後まで立っていたマコトと、そのマスターであるチノが優勝者となった
シャアに取り押さえられた後も自らの同盟者であるセイバーが勝利を掴むと信じて疑わなかったムスカだが、その非情なる現実を突きつけられたことでついに気力を失い無抵抗となった
こうして聖杯戦争は終幕となり、もう争うことも、これ以上の犠牲もなく、空島に平穏が戻る――と、誰もがそう思っていた

「…待て、何か様子がおかしい」
「見ろ、あの青い巨大な立方体の輝きが、どんどん弱まっている…?」
「それに、さっきから続いていた振動も治まらないです」
「いや、むしろどんどん強くなっている…?」
「…もしや、まさか!?」

その場にいた一同が異変に気付き困惑する中、何かに気付いたムスカがシャアを振り払って近くにある石碑、巨大飛行石の元にある制御盤らしきものに触れた何かを確認し始めた
やがて「ははっ、あははははっ…」と乾いた笑い声をあげたムスカの口から、二つの空島があと少しで崩落してしまう事を告げられる
飛行石の情報を解析した結果、バーン亡き後も巨大飛行石の膨大な魔力に頼って浮遊機能を維持していたバーンパレスだが、その飛行石の魔力も枯渇しかかっており限界を迎えてしまうことが分かったのだ
たとえ聖杯で願い飛行石に魔力を注いでもそれは一時しのぎに過ぎず、その魔力も使い尽くせばまた同じ事になるだろう
ここまで数々の犠牲を払いつつも戦い抜いた末にもたらされた終末の兆しはその場にいた全員に衝撃を与える、何かできることはないかと口論するがどれも現実味がなく徐々に焦りと絶望の色が増幅していった

「みなさん、まだ諦めてはいけません…!こういうときこそ、かっとビングです!!」

だが、万事休すな状況下にあってもチノだけは最後まで諦めずにいた
なんの根拠もない、純粋な心から出てきた言葉が、諦観に支配されかけていたこの場において強く輝いているように見えた
そんな彼女の意志に呼応するかのように、シャアが彼女の前に出て手を差し出した

「これは分の悪い賭けになるかもしれないが…チノ、君のその想いを信じて、奇跡に賭けてみようではないか」

シャアは、自身のポケットの中で不思議な温かみを発していたT字型の物体、サイコフレームを取り出してチノに手をかざすように言葉をかけた
この素材を何故シャアが持っているのかは本人を含めて誰にも分からない、ただこの世界で気付いた時には彼の持ち物の中に紛れていたのだ
それは一度宿敵のアムロの手に渡ったはずのものだが、もしかしたらアムロがアクシズショックを起こした際にシャアと一緒にこの世界にやって来てしまったのかもしれない、とシャア自身は推測しているが定かではない
なにはともあれ、このサイコフレームには“人の意思を物理的な力に変えて膨大なエネルギーを生み出す”サイコ・フィールドという力を発生させることがあり、顕著な例だと地球に落下寸前の小惑星アクシズを押し返してしまう程のオカルトじみた特性を秘めたオーパーツである
あの時の不思議な出来事やアムロの言葉を回顧したシャアはチノ達にも簡略に説明し、この空島の崩壊を防ぐべく人の意思に賭けてみることにした

シャアが差し出した手の上のサイコフレームにチノが手を重ねると、その不思議な温かみや輝きは強さを増した
ピーターもまた想いを乗せるべく手を重ねるとその分も増していったが、しかしまだ奇跡を起こすにはほど遠い様子であった
そこへムスカも手を重ねる、ラピュタの崩壊を経験した彼もまたいても立ってもいられなくなったのか、あるいはこの空島に住む人々を少なからず想ってのことなのか
さらには傷付いたクルーゼも手を重ねた、人々のエゴに絶望して世界の破滅を望んでいた彼もまたジェネシスの光に呑まれる前に自分を倒してくれた少年の事を思い返しつつ、人の意思に賭けてみることにしたのだ

それぞれに想いには強弱の違いがあれど、この状況をなんとかしたいという統一された強い意思に感応したかのように、サイコフレームが自身を包んでいた手々を優しく弾いて宙を漂い始め、巨大飛行石周辺を周回し始めた
五人の意思が一つの超常事象を起こし、さらにはその想いを魔力に変換して飛行石に供給し始めたが……未だに破滅の振動は止まず、未だ空島の限界を押し留められない
それでもこの場に生き残ったマスター達が諦めずに願い続ける最中、本来は現世の存在ではないマコトは彼ら彼女らとは別の行動をとった

「聖杯よ、聞いてくれ!俺達の想いを、仲間から繋いだ想いを、ここで終わらせる訳にはいかないんだ!」
「それに俺は人の意思、人の可能性を信じたい!だから、この空島に生きる人々全ての想いを、この空島の平和を望む想いを、あの飛行石とサイコフレームにかき集めてくれ!!」

マコトが聖杯に願った瞬間、彼の想いが空島にいる全ての人々に届き、ムー島とレムリア島の危機を止めたいと思う人々の膨大な意思が、魔力となった想いが、サイコフレームへと集約されていく
さらに不思議な現象が起こる、マコトやこの場にいる生者の想いに触発されたかのように、これまでに散っていった仲間達の姿が光の輪郭として浮かび上がっていた
さらなる超常事象にチノ達は驚嘆しつつ、彼らもまた自分達を応援してくれていると感じ取っていた



――この時、チノとマコトだけが別の事も少し頭によぎっていた
もしかしたら、おっこ、木場、まりな、炭治郎、雲雀、などこれまで出会い別れた仲間達が、目に見えぬ形で自分達に力を分け与え続けていたのではないか、と
これまで繋いできた想いがチノやマコトに加護として作用し、魔力をどれだけ大量に消耗しても最後まで倒れずに戦い続けられたのは、この場にいない仲間達のおかげではないか、と
そんな都合が良すぎる想像を思い描く程に、今目の前に起きている光景に感化された二人は、仲間達への感謝の想いに心が満たされその瞳から雫が溢していた





(まさか、こんなところで貴様と再会するとはな)
(なっ、アムロ!?なぜ、お前がここに!!?)
(それは、話すと長くなるが――)

そう言いつつ簡略化した事情によると、シャアより数百年前にこの世界に喚ばれて色々あった後に亡くなったという
その際一緒にνガンダムもやって来たがアクシズショックの影響でガラクタ状態であり、この世界では修復不可能なのでムー島の山中に置き去りにせざるおえなかった
そしてνガンダムに残っていたアムロの残留思念がサイコフレームの共鳴とシャアの存在によって呼び起こされた、と推察混じりに語られた

(俺は未だに貴様を許すことはない――)
(だが、お前が人の可能性を信じて、この事態を収拾させたいと想うならば……シャア、俺も協力する)
(アムロ…だが、亡霊みたいな存在になった貴様に、何ができるというんだ!)
(あの時と同じさ…この残滓を使い切ってでも、世界に人の心の光を見せてやるだけだ!)

そう言った後に、アムロの思念はムー島にあるνガンダムへと戻っていく
もはやその機体を動かす事は叶わない、内部の機器も殆どが使い物にならないタダの置物なのだが、アムロの意思が意地を押し通してνガンダムのサイコフレームを強制的に増幅させて共鳴による相乗効果を生み出した
この結果、レムリア島とムー島でサイコ・フィールドの効果範囲および力が強まり、やがて大きな光が両島を包み込んだ

1732名無しさん:2022/04/13(水) 21:24:46
>>1731

サイコフレームによって短時間だが感応波が両島を包み込み、人々の心に、島の墜落を防ぎたい彼等の意思が重なり合ったことで超常的な物理法則が発生、崩壊現象は収まり始めた
さらには人々の想い、果て無き幻想への祈りが魔力となって飛行石とバーンパレスを繋ぎ止める力へと変換された
この人の意思の伝播はムー島からレムリアに向けて順次出撃の準備をしていたムスカの部下達にも伝わり、その力の一部から戦意を失い空島の存続を願ったムスカの思念を感じ取っていた
遺跡の外で抗争状態であったムスカの増援部隊と対抗する連合部隊も争いを止めて手を取り合い祈り始めた(その際、残り僅かのロボット兵もムスカの思念が伝播したことにより機能を停止した)
やがて空島を包み込んだサイコ・フィールドの光が消えると同時に振動に震えていた両島が静まりかえり、崩落の兆しは消え去った
そして、巨大飛行石の周辺を電子のようにクルクルと不規則な自転をしながら周回するサイコフレームと、顕現し続けたままの聖杯がチノ達の前に残されていた
―――人々が空島の安泰を願う想いを受け取るサイコフレームがそれを魔力に変換して巨大飛行石に供給することによって今後も両島の浮遊機能が維持される仕組みが構築されたのだが、その場にいた誰もがそのような裏事情を“この時”は察するには至らなかった


打つ手などあり得ない状況から覆された「奇跡」を目の当たりにして、しばらくは状況に理解が追いつかなかったチノ達だったがやがて現実に追いついて歓喜の声を挙げた
そして、重ねていた手の一つが離れ、崩れ倒れる男が一人いた
ここまで仮面を被り続けていたクルーゼだが、ムスカの銃撃によって負傷した上にセフィロスを最後まで戦わせるために自分の身体のことを省みず魔力を供給し続けた結果、常人より寿命が短く老いが早いクローンの身体を酷使した反動により生命が尽きかける寸前になっていたのだ
地面に崩れ落ちた際に衝撃で仮面が外れてしまい、今まで隠し続けてきた素顔を人前に晒してしまう
だがチノやピーター、そしてシャアはクルーゼの素顔など気にも止めず、優勝狙いの敵対者だったにも関わらずここまで一緒に戦い続けてくれた彼の身を安否する
意識が段々と朦朧になりながらもクルーゼは自分はもう命を終えることを告げて、ただ独り言を呟いた

「私は、一度は死んだ身だ…人類を憎み、戦争を激化させ終末を望み、挙げ句に世界を終わらせる破滅の光に呑まれて消滅したはずの亡霊に過ぎない…」
「聖杯戦争に喚ばれ、運命はまだ滅びを望んでいると思い、再度己が宿願のために全力を尽くしたが…」
「まさか、その果てに、今度は人の可能性を秘めた光を見せつけられるとはな……」
「つくづく、私は道化だったという訳だが……まぁ、この結末も、悪くは、ない、か………」


【ラウ・ル・クルーゼ@機動戦士ガンダムSEED 死亡確認】


クルーゼの最期を看取ってしばらくした後、チノは顕現した聖杯の前に立っていた
優勝者であるマコトの願いは果たされたが、まだチノが願いを叶えるだけの魔力は残されている
できるなら、死んだ人々を生き返らせたい、とチノは想う
しかし、死者の蘇生は「魔法ですら到達しえない奇蹟」であり、小聖杯程度の力で叶えられるものではない
なので、チノはマコトや他の面子に相談して、聖杯戦争に巻き込まれた人達を無事に元の世界に帰して欲しい、と自らの想いを告げた
その想いに肯定をするマコトとピーター(とムスカ)だが、ここでシャアはこの世界に残ることを彼女達に告げる
自分には元の世界(アクシズショックが起きた後の宇宙世紀)に今更戻る意味はなく、今回の騒動で混迷を極めた空島世界で後処理と贖罪を果たすべく尽力することを語った
まだ輝かしい将来が残っている少年少女達を送り出し、大人としての責務を果たそうとするシャアなりのケジメでもあった

「そ、それでは私は元の世界に」
「貴様も大人なら素直に観念しろ。これまでの悪事を民衆に裁いてもらうから、覚悟しておけ」
「(´・ω・`)」

シャアの決意を聞き届けたチノは彼に感謝の言葉を述べて、ついに聖杯に願う
すると、チノ、ピーター、マコト、そしてこの場にはいないココアの視界が白く染まり、気付けば四人は白亜で不思議な空間に立っていた
これは聖杯が生み出した亜空間であり、気付けば自分達の疲労や傷が癒えている特に重傷を負っていたココアも傷一つなく立っていることを認識する
そして彼らの数メートル先には、各々に対応するように扉が並んでいた



チノの傍らにいるマコトが声をかける
「チノ。ここでお別れだ」



※シャアとムスカは空島世界に残ります。チノ、ココア、ピーターには元の世界に戻るための扉が用意されました。
※「無事に」元の世界に帰して欲しいという願いが反映され、ピーターやココアなど重傷の人物もある程度回復しています。
※サーヴァントであるマコトは座に戻ります。自分の願う分は既に使い果たしたために受肉することはできません。扉の前で別れを告げて英霊の座に還っていきます。

1733名無しさん:2022/04/13(水) 23:16:48
>>1732
「え……?」

唐突に別れを告げられ、チノは呆気に取られる。
聖杯戦争の終幕。それはずっとチノが望んでいたことだ。
しかしマコトと別離するということは彼女の頭になかった。これまで必死で、そんなことを考える暇もなかった。

「マコトさんもバーサーカーさんや雲雀さんのように、消えるんですか……?」

バーサーカーや雲雀の最期を思い出す。彼らはチノに何かを託して、消滅していった。
深海マコトはサーヴァントだ。決して生身の人間ではない。

「いや。俺はずっとチノを見守っている。雲雀と一緒にあの青い空から――な」

青空からチノの未来を見届ける。それは雲雀が最期に話した言葉と同じものであった。
マコトにはもう何一つやり残したことも、悔いもない。
心の底からチノやココアの幸せを願い、この姉妹にはこの先も末永く仲良くしてほしいと思う。

「嫌です。マコトさんにはラビットハウスの新しい店員として……」

それでもチノはマコトと離れたくない。
いきなりお別れだと言われてすぐに納得出来るほど、チノは人格者じゃない。彼女は元々、普通の女子中学生なのだ。

「チノちゃん。マコトさんとお別れするのが悲しいのはわかるけど……それでも私達は帰らなきゃ。マコトさんもカイトさんも、ルカちゃんも――みんなそのために戦ってくれたんだよ」

「そんなこと、私にだってわかります!」

チノを落ち着かせようとするココアに対して、彼女は声を張り上げた。
これまでずっと頑張ってきた少女の、ありのままの姿だ。聖杯戦争では必死に頑張ってきたが、香風智乃という少女は本来そこまで強くない。

「それでも私は……マコトさんと離れたくありません……。マコトさんは私の仲間で、大切な友達なんです!!」

今までチノには叶えたい願いなんて何もなかった。
元の世界へ戻って、平和な日常へ帰れたらそれで良いと思っていた。
そんな彼女の心にたった今、叶うことのない願いが芽生える。友達と別れたくないという願いが。

「チノちゃん……」

チノの気持ちはココアにも痛いほど理解出来る。カイト、マズルカと二人もサーヴァントを失ったのだから。オービタルや人形達のことも忘れられない。
それでもココアは前を向いてきた。チノへの想いとたった一つの魔法の言葉で。

「私だってこの聖杯戦争で大切な友達と何回も別れてきたよ。それでもみんな、私やチノちゃんのために戦ってくれたから――私達も前を見なきゃダメだよ、チノちゃん」
「ココアさん……」

ココアの真剣な瞳に見つめられて、チノが少しだけ落ち着きを取り戻す。
マコトだけじゃない。カイトやマズルカの意志を無駄にしないためにも、なんとしても自分達は帰らなければならない。

「かっとビングだよ、チノちゃん。もうこれでお別れは最後だから――。これからも辛いことや苦しいことがあるかもしれないけど……そんな時は、お姉ちゃんに任せなさい!」

いつだってココアは――姉という太陽は妹を照らす。優しく暖かな陽だまりにチノの口が緩んだ。

「ココアさん。……少しだけ、お姉ちゃんっぽくなりましたね」

気丈に振る舞うココアにチノは一瞬だけ微笑んで――。

「え!?チノちゃん、私のことをお姉ちゃんって……」
「言ってません」

やれやれ――といつもの調子でチノはココアの言葉をピシャリと遮る。

1734名無しさん:2022/04/13(水) 23:34:56
>>1733
そんな姉妹の様子を見てマコトもまた微笑んでいた。自分が居なくてもココアが傍に居たら、きっとチノは安泰だ。

「いい姉を持ったな、チノ」
「ほら。マコトさんも私のことをお姉ちゃんって認めてくれたよ、チノちゃん!」

マコトの言葉にココアがすぐさま便乗する。まるで聖杯戦争の後とは思えないほど平和な光景がそこにはあった。

「だから、ココアさんはお姉ちゃんじゃありません!マコトさんまでそんなこと言わないでください……!」

チノは内心ではココアのことを姉のように思っているが、やはり普段の日常通り素直になれず否定する。こんなに好きなことは内緒だから。
本当にいつもの日常の延長線。そして深海マコトと過ごす、最後の日常。

それから少しだけ三人で談笑して――お別れの言葉はココアから切り出した。

「マコトさんと遊べて楽しかったね、チノちゃん。……じゃあ、そろそろ行こっか」
「はい。……マコトさんには色々と大切なものを教わりました。ありがとうございます」
「俺もチノやココアを通じて久しぶりに人間の可能性を見ることが出来た。ありがとう」

マコトが手を差し伸べると、チノもそれを握る。友人として二人は固い握手を交わした。
今の二人はサーヴァントでもマスターでもなく、ただの友人だ。とても大切な親友だ。

「チノ。寂しい時はいつでもあの青い空を見てくれ。俺と雲雀はいつでもお前と一緒だ」

「わかりました。……本当はずっとマコトさんと一緒に居たいです。いつまでもこんな夢を見ていたいですが……私にも帰る場所があります。それに皆さんの想いを無駄にするわけにはいきません……」

「ああ。お前達と過ごした時間は俺にとって宝物だ。魂を燃やして生き抜いた姉妹のことを、いつかタケルやアランにも教えてやる」

「私にとっても、マコトさん達と過ごした時間は宝物です。……私達が元の世界に戻っても、雲雀さん達と一緒にちゃんと見守ってくださいね」
「もちろんだ。約束する」

チノはマコトとそれだけ言葉を交わすと、扉へ向かおうとして。

「じゃあ指切りげんまんしようよ!」
「……いいですね。ココアさんにしては名案です」

指切りげんまんを提案するココアに便乗して、微笑んだ。マコトもそれを断る気はなく、二人は指切りする。
この提案はココアなりに気を利かせた結果でもあった。

「それじゃあ。今度こそ帰ろうか、チノちゃん。……行ってきます、マコトさん!」
「それでは……行ってきます、マコトさん。またいつか、会いましょう……」

ココアは元気良く手を振って。チノは小さく手を振りながら、微笑んで。くるりと一回転すると、姉妹は扉をくぐり抜けた。
同じ笑顔でまた会えると信じて――。

「ああ。またいつか会おう、チノ」

マコトは姉妹が日常へ帰る様子を見届けると、英霊の座へ還る。

人生は誰もが皆、一度きりだ。受肉してチノ達と平和に暮らす日常も悪くないが、姉妹を無事に元の世界へ送り届けた時点でマコトは満足していた。だからこうして座に還ることに対する後悔は一切ない。

それに全てのものは――想いは無限に繋がっている。自分がこうして座に帰っても、チノと過ごした時間や想いが消えるわけじゃないとマコトは信じている

【保登心愛@ご注文はうさぎですか? 生還】
【香風智乃@ご注文はうさぎですか? 生還】

【深海マコト@仮面ライダーゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター 英霊の座へ帰還】

1735名無しさん:2022/04/14(木) 19:04:34
>>1732
チノが聖杯に願いを述べて三人(チノ、ピーター、マコト)が姿を消した後、クルーゼ配下の少数部隊がシャア達の元に現われた
自分達が遺跡内部に入って謎の現象が起きた後、ムスカ親衛隊も大人しく投降したことで数名の兵士がクルーゼ達を探しに来たのだ
そこでシャアはクルーゼ隊長は戦闘の末に死亡したこと、少年少女の協力者はあの光の最中に姿を消してしまった(と若干嘘をつく)、今回の騒動の首謀犯の一人であるムスカ国王を捕まえた、などの事情を説明した
その言葉を元にクルーゼの亡骸を見つけた兵士達はいたたまれない表情を浮かべ、クルーゼ隊長や少年少女達の尽力により先の激震が静まり異変は治まった、とシャアは付け加えた
そしてシャアとムスカ、クルーゼの遺体は兵士達に連れられて遺跡外へと脱出し、しばらくはレムリアの軍事基地に留まることになった

その後、シャアは各地を奔走し多忙な時間を過ごすことになる
聖杯戦争中の数日間に起きた事件の数々、特にレムリア飛行艇発着場付近における大規模な戦闘と甚大な被害の後処理
その裏にムスカ国王が関与し、さらには親衛隊を私物化してレムリア島内において多数の犠牲を出す暴虐の数々が目撃され、様々な黒い噂も溢れ始めてくる
またムー島のホメロス司令、レムリア島のクルーゼ隊長が揃って死亡したことにより両軍で指揮系統に混乱が発生、場合によっては武力衝突しかねない緊張状態に陥っていた
それらに対してシャアが説明や説得して回り、今は空島の安泰と人々の平和のために手を取り合って一つ一つ問題を解決すべきだ、と演説せざる得なかった
だがその甲斐あってか、空島崩落の危機を救ってくれた英雄の一人として目されていたシャアの言葉に耳を傾ける者は多く、人々はいがみ合うよりも協力して傷を癒やすことに力を注いでくれた



やがて、シャアの働きは国際的にも認められて、二つの島のさらなる安定と発展のために新たな役職に就くことになる
その際にシャアは一人の秘書官を紹介される、もっと政務活動や各所調整が多くなることを見越しての補佐役として一人の女性がシャアと対面した

「本日より秘書官として任命されました、----・----です。よろしくお願いします!」
「君は…以前、どこかで出会ったような気がするのだが」
「?いえ、これが初対面、のはずですが?」
「―いや、失礼をした。シャア・アズナブルだ。こちらこそよろしく頼むよ、----」
「はいっ!」

―――実は言うと、シャアには見覚えのある女性であった
宇宙世紀の世界で出会った人物と瓜二つ、名前まで一緒であったが、彼女にはシャアに関する記憶がなく初対面のよそよそしさがある
つまりはシャアの知る宇宙世紀の人物とは別の人生、この空島で生まれ育った別人であることをシャアは理解した
理解はしたが、少しばかり複雑な想いも抱いていた
けれども彼は今目の前にいる女性のことを尊重し、過去の出来事とは別に彼女と共に数々の難題に立ち向かうことにした
―――やがてその関係にどのような変化が訪れるかは、運命は誰にも分からない


【シャア・アズナブル@機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 生存、空島に残り第二の人生を歩む】
【エピローグ『BEYOND THE TIME 〜メビウスの宇宙を超えて〜』】


【あとがき】
シャアEPに一人の女性を添えたのは超個人的な趣味によるトッピングです、こういうのを想像せずにはいられなかったのです
この人物が誰なのかはこの場では明言せずに個々の想像にお任せします(一応自分は■■■■■■■のあの人のつもりで書いています、できれば幸せになって欲しいものです)
あとシャアには他にも小話を考えていましたが上手く纏められなさそうであり長文化しそうなので割愛、今回は区切りよいところまでにしました
その小話というのは「数年後、シャアは両島の統治者になる」「ムー島にある風化νガンダムに会いに行く」「ムスカは特別収容されるが、度々会っては色々と話し合っていた」などです、このエピソードとは別枠として誰かが書いてもいいですよー

1736名無しさん:2022/04/14(木) 21:05:47
>>1734
いつもの日常を取り戻したココアとチノ。
リゼやティッピー、シャロや千夜など皆が行方不明になった二人のことを心配していた。

「……チノ!?それにココアまで!今までどこに行ってたんだ?みんなずっと心配してたんだぞ!」

ラビットハウスにいきなり帰ってきた二人を見て、リゼが驚愕する。
どうやら「ずっと心配してた」という言葉に偽りはないようで、リゼの目の下にはクマが出来ていた。

「急に飛び出してしまい、ごめんなさい。……少しだけ旅に出ていました」
「うん。長くて色々と苦労したけど……いろんな人と仲良くなれて楽しい旅だったね、チノちゃん!」
「はい。おかげで人間の可能性や諦めない心というものを知ることが出来ました」
「かっとビングだね!」

急にわけのわからないことを言い始めた二人にリゼは困惑する。
なんというか、どこからどうつっこめばいいのかわからない。でも二人とも上機嫌そうだし、チノが心の底から微笑んでいるからまあ良しとする。

「……まあ二人が無事で良かった。皆にもすぐに連絡しなきゃな」
「はい。……ありがとうございます」

リゼが連絡して暫くするとシャロや千夜が集まってきた。そしてチノの頭にはお馴染みのティッピーが。

「旅行に行ってるなら私達にも連絡くらいしなさいよ……!」
「シャロちゃん、旅行に置いて行かれて寂しかったみたいよ」
「そ、そんなことないわよ!」

たった数日この世界から離れていただけなのに、随分と久しぶりに二人の姿を見た気がしてココアとチノは微笑む。

「ココアちゃんもチノちゃんも、無事で良かったわ。それにしても二人きりで旅行なんて……いつからそういう関係になったのかしら」

仲良く微笑んでいたら、思わぬ流れ弾がきた。そういう関係とは、つまり姉妹以上の何かを指すのだろう。

「ただの姉妹旅行です……!」
「えっ!?チノちゃん今、姉妹旅行って……!」
「言ってないです」

咄嗟に反応した結果、つい姉妹という言葉を使ってしまった。ココアは嬉しそうに喜ぶが、チノはすぐに否定した。
そんないつもと変わらない日常のやり取りに、皆で笑い合う。ようやく自分達は日常に戻ってこれたのだとココアとチノは実感した。

「そういえば二人が帰ってきたらパーティーすることになってるのよ。今から他の人達も呼ぶわね!」
「そういえばそんなことになってたな……。ここ数日はずっと二人のことが心配で忘れてた……」

突拍子もなくパーティーを始めようとする千夜に、それを聞いて何か思い出したように話すリゼ。リゼの反応的に千夜の言葉は本当らしい。

「パーティーですか。……たまにはそういうのも、悪くありませんね」
「うん!私とチノちゃんの、帰宅パーティーだよね!!」

チノとココアが喜んでるのを見たリゼはパーティーを決行すると誓い、準備をするから二人に暫く散歩してくるように言った。

「……私達、帰ってきたんですね」
「うん。おかえり、チノちゃん!」
「ココアさんもおかえりじゃないですか」
「それもそうだったね」
「まったく。相変わらずココアさんはココアさんですね」
「チノちゃんもね!」

他愛のない日常のやり取りをして、チノは「ふふ……」と微笑んだ。釣られてココアも笑う。

「パーティーが楽しみだね、チノちゃん!」
「はい。いったいどんなパーティーになるのでしょうか……」

そんな会話をしていたら、リゼからパーティーの準備が完了したとの連絡が来た。
久しぶりに元の世界へ戻ってきた影響で少しだけ道に迷ったりもしたが、二人はラビットハウスの付近へ着く。

「ここら辺だったはずですが、ラビットハウスのドアはどこでしょうか……」
「こっちだよ、チノちゃん!」

チノの手を引っ張り、ココアが駆け出す。その姿はどう見ても姉妹そのものだった。そして二人はラビットハウスへぴょーんっと飛び込む。

「おかえりなさい」

リゼや千夜やシャロの他にもマヤ、メグ、青山、モカ。更にはココアの母親などパーティーへ集まった皆が二人を迎え入れてくれた。

「「ただいま」」

だからココアとチノは笑顔で「ただいま」と言った。二人の声が同時に重なったのは、ただの偶然か、それとも――。

そして二人が戻ってきたお祝いパーティーで最初にしたことは、まさかのダンス。

「いや、どうしてダンスなんですか……」
「まあまあ。今を楽しもうよ、チノちゃん!」
「今を楽しむ――ですか。そうですね」

ココアの言葉にチノは頷く。きっとマコトも、チノが今を楽しむことを望むだろうから。

「ほら、チノちゃんも。ダンス、ダンス!」
「まったく。しょうがないですね……」

くるんっと一回りしてチノも皆と共にダンスを始める。
天空聖杯戦争を終えた二人のマスターは、元の居場所で仲良くダンスをした。

1737名無しさん:2022/04/14(木) 21:10:24
>>1736
妄想?現実?今となってはどっちなのかわからないほど、不思議な日々だった。
だが妄想でも現実でも、どっちでもいいんじゃないかなとも思う。大切なものはマコト達から受け取った想いだ。
今はもう天空カフェテリアに――空島には居ないけれど。それでも心はずっと彼らと同じだ。

その日、幾つもの流れ星が降り注いだ。それはまるで夢のように幻想的な光景で――聖杯戦争で仲良くなった皆が自分を見守ってくれていると、チノは思った。

「短い期間でしたが、ありがとうございました。皆さんのことは、絶対に忘れません」
「私もカイトさんやルカちゃんのこと、絶対に忘れないよ。もちろんずっとチノちゃんを守ってくれたマコトさんのこともね!」

二人で夜空を見上げて、それぞれの想いを流れ星にぶつける。
聖杯戦争は終わった。だがその思い出は決して色褪せることがないだろう。

「そういえばトランプを使ったらここでもデュエル出来るかな?」
「いやそれは無理だと思います……」

こうして二人の日常は再び始まる。その日からチノは青空を見ることが多くなり、ココアはカードゲームや人形遊びにハマりだしたのだという――
青空にはいつも雲が浮かんで、それを見る度にチノはくすりと笑っている。


「ココアさんも。……いつも元気をありがとうございます」

ちなみにその日の夜――ココアが眠った後、チノはそんなことをココアに囁いていた。
チノは聖杯戦争で様々な友に出会い、失ってきた。しかし彼らの想いを知ることで強くなれた。ココアと共に新しく歩き出すことも出来た。

もしもココアが居なければ――きっと彼女は聖杯戦争で生き残れて居なかっただろう。それほどチノにとってココアの存在は大きい。保登心愛と深海マコトは、香風智乃にとって非常に大切な存在だ。

そして皆で勝ち取った未来をチノはココアと共に生きてゆく。
皆の想いという光と未来は、この手にある。これからも色々あるかもしれないけど――ココアやマコトとならいつだって前を向ける

【エピローグ『Daydream sky 〜Dear My Sister&My Friend〜』】

1738名無しさん:2022/04/15(金) 18:07:15
チノ、ココア、マコトと最後の言葉を交えて扉を明けた後、気付けばピーターは高校の屋上にいた
最愛のメイおばさんを殺された後、深い悲しみで何も考えられなくなったピーターは知らず内にいつも訪れていた屋上に来てうずくまっていたのだが、その際に聖杯戦争に喚ばれて空島世界で数日間過ごした後に元の時間軸へと戻されたのだ
そのためピーターの事を心配したMJとネッドが(誰にも知られずに帰還したばかりの)彼の元へと駆けつけて抱き合うのだが、ピーターは状況を思い出すまでに少しの間戸惑っていた

その後、彼女達が連れてきた二人のピーター(ライミ版とウェブ版)との邂逅してヴィラン達を治療する作戦を継続する、というのは原作映画と同じ展開が続く
ただ少し違う部分として、メイおばさんを殺したゴブリンに挑発されても怒りを抑えて殺意までには至らずに、ライミ版ピーターの助けもあって無事に治療薬投与に成功させていた
また、次元の裂け目が生じてマルチバースの侵食が始まり「ピーター・パーカーを知る者」たちが大群をなして現れ始めた際には、聖杯戦争で出会った人物の姿も幾つかは存在していたようだった

ともあれ、MCU世界の崩壊を防ぐべくピーターはとある決意をし、Dr.ストレンジに「自分の記憶をすべての人々から消し去る」魔術を行使してもらい、この世界を訪れたすべての人物を各々の並行世界へと帰還させた
その代償として、あらゆる人物がピーターに関する記憶を失った。MJやネッドだけではなく、別世界に帰還したチノやココア、空島に残ったシャアなどの記憶からもピーターの存在は消えただろう
それでも、ピーターは彼ら彼女らを覚えている
あの聖杯戦争での経験も思い出も、自分だけは忘れないようにしながら、彼は再びスパイダーマンとしてニューヨークへと飛び出した


【ピーター・パーカー@スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム 生還】
【エピローグ『Spider-Man:Chain Of Memories』】

1739名無しさん:2022/04/15(金) 19:00:41
ムスカは全てが終わった後、政治的な権力を削がれて軟禁された。
色々やらかしまくったとはいえここは王国でムスカは国王であり、すんなり処刑されるような存在ではなかったのだ。
幸いにというか、ムスカは処分に対して徹底的に抗うことはなかった。
聖杯戦争の脱落、なんやかんやあって空島滅亡の危機を乗り越えた事、サイコフレームで人々の心に僅かながらも触れた事などで、
彼もなんらかの心境の変化があったのかもしれない。
あと、ムスカは聖杯戦争が始まるまで表向きは良き国王を演じきっており、元の世界の経験や知識を活かして空島の発展にも貢献していた。
それでもやはり侵攻したレムリア島には糾弾を求める声も大きかったが、ムー島の民には未だに一定の支持があり、
処刑したらクーデターのような印象を他国に与えるなど複雑な政治的事情もあり、ギリギリでこのような処分に留まった。

その後のムスカは歴史の表舞台から姿を消す。
聖杯戦争の終わった後、しばしの平穏を取り戻した二つの島だがその後も続く歴史で色々と大事件は起きた。
事件は島の内から起こることもあれば、外からもたらされることもあった。
例えば技術革新による社会の変化と動乱、他所の空島との武力衝突、未知の巨大生物との遭遇・戦い、二島の衝突まで起きた。
慌ただしい歴史の中、ムスカの行方は歴史の影に埋もれた。
病死した、他国へ亡命した、暗殺された、地上に渡ったなど、様々な話が残っているが、真相は不明だ。

さて、聖杯戦争が終わって数年後、豊穣の儀式が行われた年、この世界である本が出版されて少しブームになった。
それは人々が地上に暮らすのが当たり前の世界の物語。
雲の中に浮かぶ天空の島を喪われた王家の血を引く青年が海賊達の妨害を受けながらも見つけ出すという冒険活劇であった。
作者は不明…ということになっているが当然ムスカである。(内容もその王家の青年がヒーローに書かれている…この程度はご愛敬。)
この世界に渡ってからもラピュタの事はひた隠しにしていた彼がなぜこのような本を世に出したのか。
もしかしたら彼もこの世界に何かを残したいと思ったのかもしれない。

【ムスカ@天空の城ラピュタ 生存 詳細は不明】

1740名無しさん:2022/04/15(金) 19:03:50
(フルネームの方がええな)
>>1739
【ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ@天空の城ラピュタ 聖杯戦争を経て生存。空島の世界に残り己の行動の責任をとり軟禁されるが、その後の生涯は歴史の影に埋もれる】

1741 ◆gXaKV49AZQ:2022/04/15(金) 19:45:44
これでほぼ完結かな、とにかく皆さんのご協力でここまでこれました、お疲れ様です。
あとは17日まで補完とかネタとか感想とか、ご自由にどうぞ。

1742名無しさん:2022/04/15(金) 20:08:15
マズルカはいざ当選したらやべっ省エネでありながら集団直接戦闘まで強いのは性能面でちょっと盛り過ぎたか…?と不安になった
(補充容易な手下沢山&魔力消費省エネ&諜報できる&馬車小屋で隠匿などなど)
けど、特にセフィロス相手に白熱した闘いを展開してくれて燃えた
未把握だったらしいけどセフィロス&クルーゼvsマズルカ&バッターの戦いがすごく良かった(語彙不足)

1743名無しさん:2022/04/15(金) 21:27:24
個人的反省点は序盤とかで空島の設定(祭事とか関係)を固めようとしたけど結局あまり活かせなかった事
細かい舞台設定を作ろうとするよりキャラクターをガンガンぶつけ合った方がイイ感じになるなと思った。

1744名無しさん:2022/04/15(金) 23:44:17
エレンも木場さんも鬱展開になるかなって思ったんでこうなるとは思わなかった

1745名無しさん:2022/04/16(土) 16:51:38
ドッピオでいる間は鯖としての気配まで消える→けどマズルカのスキル「魂の魔女」によってドッピオおよびディアボロがバレる、なんて展開を考えてはいたが機会がなかったぜ

1746名無しさん:2022/04/16(土) 23:20:30
ちょうど企画中に禁書シリーズ読んでて強力な助っ人が助力を申し出ても譲れない何かのために自分で解決しようとする上条さんかっけえ…って思った結果が>>1704のチノの行動に繋がった
その後両島の軍人たちが自分達の意志で助太刀にきてくれたのには燃えた

1747名無しさん:2022/04/16(土) 23:24:51
・仮投下スレのおかげで勢いで書いた展開を後から破棄できたり未把握キャラでも指摘受けて修正したりできたので助かった(いっぱい破棄した…)
・舞台が2つの島に別れてたおかげで片方の島のイベントにもう片方は関われない、その島にいる面子だけでなんとかするしかなかったので
 それがかえって一度に関わる人数とかが制限されて書きやすかったと思う

1748名無しさん:2022/04/17(日) 00:02:04
ある程度地理的なり情報的なり分断されてる方が話を作りやすいのはわかった
これが情報化社会!SNSで顔バレ!みたいな感じだと一人一人のキャラが常に情報を容易に調べられるからそれを考慮して語らなきゃいけなくなる
場所も簡単にはいけないから一度に絡むキャラ数が減って語りやすい

1749名無しさん:2022/04/17(日) 16:19:35
本家の新ゲームロワみたく死亡後なら兎も角、死亡前から参戦なホメロスがああなるとはいい意味で予想外だった
(実際おそらく死亡前から参戦なオール3だと終始マーダーだったし)

1750名無しさん:2022/04/17(日) 17:10:42
ごちうさは妄想ロワでも本家ロワでも悲惨枠の印象が強かったから今回もごちうさの二人は鬱枠になるかなーって思ってたらまさかここまで熱く語られるとは……

1751名無しさん:2022/04/17(日) 17:36:18
今回サブタイつけるなら
Fate/Unbroken prays(壊れぬ祈り)
Fate/No throne kings(逆座なき王たち)
Fate/Exorcise dark cloud(暗雲を祓え)
のどれが良いかな……

1752名無しさん:2022/04/17(日) 19:40:46
相馬組の襲撃とカイト&カイムの決闘のすり合わせの結果助かったな…。

1753名無しさん:2022/04/17(日) 21:56:28
今回はリョナ大好きな人がほぼおらんかったのてはと思う

1754 ◆gXaKV49AZQ:2022/04/18(月) 17:04:47
色々と問題点や困難がありましたが、今回も無事に妄想聖杯戦争を完結まで走りきることができました。
それもこれも企画を盛り上げるのにご協力いただいた皆様のおかげです、誠にありがとうございました。

これにて番外企画は終了となりますが、感想とか反省点とか何かあればご自由に語ってください。もちろん、本スレで企画中の内容を妨げない程度で。
あとそれと次の妄想聖杯戦争の構想もありますので、やる気のある方は手を挙げてください。

1755名無しさん:2022/04/18(月) 17:30:50
企画主様お疲れ様でした
次回は語り参加できないと思いますが、せっかく作った陣営がもったいないので
仮に次があるなら自分のは使用フリーにしたいと思います

1756名無しさん:2022/04/18(月) 20:04:17
黒幕投票がギリギリまで拮抗してたときはどうなることかと思ったがギリで決着ついて良かった

1757名無しさん:2022/04/19(火) 22:02:15
初代が相性ゲー+平成伝奇もの
大戦がチームバトル+近未来SF
天空が生存・政治戦略+ファンタジーって感じで三つとも個性が上手くバラけたね

1758 ◆gXaKV49AZQ:2022/04/20(水) 16:46:31
ご相談です、既に次の妄想聖杯を企画していますが、もし実施するならば次のどの時期が良いでしょうか、しばしご意見求めます
 ①2022年10月〜12月 ②2023年1月〜3月 ③2023年5月下旬〜8月上旬
なお上記の日程は企画主が語りやすい時期を選んでいます

1759名無しさん:2022/04/21(木) 00:18:07
個人的には案①が良いです

1760名無しさん:2022/04/23(土) 00:05:46
天空、医者の鯖はエレンとかでも割と終盤まで残ったりしたんかな。あまりどちらもモラルで行動が縛られなさそうで狡猾に立ち回れそう

1761 ◆gXaKV49AZQ:2022/06/25(土) 18:54:47 ID:qSGE3MOA
お久しぶりです、妄想聖杯の企画主です。
以前雑談スレにて本格的にパロ聖杯企画を立ち上げることを宣言した後、色々と準備してOP・ルールと専用したらばと@wikiをひとまず作成してみました。
本スレ自体は8月頃に俺ロワ・トキワ荘にて立ち上げてコンペから始める予定ですが、ひとまずルールなどを妄想ロワ民に確認してもらって指摘などをいただきたいと思ってこっちに告知しました。
以下に専用したらばと@wikiのURLを貼りますので、皆さんの感想や意見をお待ちしております。(とりあえず専用したらばにてコメントをお願いします。)

専用したらば : ttps://jbbs.shitaraba.net/otaku/18417/
@wiki : ttps://w.atwiki.jp/whiteveil/

1762名無しさん:2022/06/25(土) 22:30:03 ID:.s2TEG7M
>>1761
報告乙です。
都合で参加はできないけど応援はしてます

1763名無しさん:2022/07/08(金) 23:16:45
あげ

1764名無しさん:2022/07/09(土) 00:00:02
妄想ロワ交流会      完

ゴリラコング@混沌ロワ3「自分不器用ですが、やってみるッス!」
とゴリラコングは器用な手先で文字を組み替えた

妄想ロワ交流会      つづく

ありがとうゴリコン君!というわけでちょこっとだけ続きます!

1765名無しさん:2022/07/09(土) 00:12:38
オルカ2バート「……という訳で、俺とこいつ、俺達が銃を撃ったせいでゾロリ先生を死なせてナルトを辛い目に遭わせてしまったんだ、ゴメンな二人とも……」
オール3バート「アイカランバ!?……俺もごめん!」
オルカ2ユウリ「ナルト君、私が誘ったせいで君まで巻き込ませて……本当にごめんなさい!」
ゾロリ「……結果は悪かったとはいえ、俺様達は互いに助けようとベストを尽くしたんだ。悪く思う必要なんか無いさ」
ナルト「オレがユウリについていったのは、オレ自身が決めたことなんだ。そんでオレもユウリに頼り過ぎて追い詰めちまった…
もっと他に出来たかもしんねーのに、オレも悪かったんだってばよ……」

1766名無しさん:2022/07/09(土) 00:17:21
ゴジラ@オルカ2『見つけたぞ我が宿敵ギドラよおおおぉぉぉ!!さあ俺と戦ええええぇぇぇ!!』(もし喋れたらこんな感じ)
スペースゴジラ@オール3『ウルトラマン殺すべし。慈悲はない』(もし喋ry)

不遇団との戦闘中よりにもよってこいつらが乱入してくるとはなぁ
ターゲットにしか興味がないとはいえ、無差別に暴れてるのに変わりはないから厄介だったなぁ

1767名無しさん:2022/07/09(土) 00:29:05
主催ロワのクロスやスエボシ、パラガスはアンパンマン号の持ち主たるリピ13アンパンマンのとこに顔を出して敬意示してたな
それを我が事の様に喜びリピ13アンパンマンを讃える年代別アンパンマンと、お前の手柄じゃないだろと毒づきながらまんざらでもない様子のリピ20句楽
そんな句楽に暖かな目線を向けるリピ20ザ・ヒーロー

1768名無しさん:2022/07/09(土) 00:45:44
不穏な展開になりそうだった架空3響とオール3未来だったけど、リピ20響が割って入ったため事なきを得た
リピ20響も架空3響を頭ごなしに否定するわけではなかったが

1769名無しさん:2022/07/09(土) 08:15:16
映画ロワの剣心と志々雄が一時的な共闘→帰還後チェーンソーでどつき合うなんて事になったのを知って困惑してるオルカ2縁には草

1770名無しさん:2022/07/09(土) 08:21:02
安価2の方の獪岳もリピ20の方の獪岳もやっぱりジェノザウラーな善逸(オール3)には困惑するんだなって(小並感)

1771名無しさん:2022/07/09(土) 08:37:40
厨二スコールとオルカ2スコールはやっぱ
デュエル
するのか!
そしてそれを見守る厨二遊戯と2人のデュエルを見てカードゲームに興味を持ったカタナコちゃんなんて一幕
(ナナドラⅢではデュエリストって職業がある他DLCを使うとカタナコの外見が使用可能になる)

1772名無しさん:2022/07/09(土) 08:55:46
『バスクは確かに傲慢で無能、卑怯で差別的で悪い大人で、偉ぶってるけどなんか抜けてる変なおじさんではあった』
『だけど、魔竜をも恐れず立ち向かう男であり誇り高き戦士だった。あなたごときが、彼を馬鹿にする資格なんかどこにもない!!』
「…………」
『剣よ白き月をともせ! 黒き巨人の咆哮と共に! エクスカリバー!!!』

アルトリア@リピロワ21「バスク、あなたとこの場でまた巡り会えたこと、光栄に思います」
バスク・オム@リピロワ21「……見事だったぞ、アルトリア」ボソリ
アルトリア「へ?今何か仰いましたか?」
バスク「何でもない。それよりもおまえ、何のつもりだ口元を真っ黒に染めて
そんなはしたないザマでは、揃いのゴーグルを付けてる私の品位まで落ちる」
アルトリア「え〜と、美味しいチョコレートを見かけて、つい……」

セイラ@オールカオス2(バスク大佐と同じゴーグルを付けてる女が蛙チョコの山(@オール1)に飛び込んでいってたけど、やっぱり大佐の知り合いなのね。仲間なのだろうけどすごく怪しいわ……)

1773名無しさん:2022/07/09(土) 09:19:32
ゼットさんの同僚になった主催ライナーとゼットさんと一体化してるオルカ2の巴の絡みとかあったなあ
後巴はハルキとも話してた…元ロワだと一方的に託される形になってたので何気に会話した事は無かったりする

1774名無しさん:2022/07/09(土) 09:22:10
野薔薇姉貴、間もなく出会ったのがオール3カクタスマンことダニエルや安価2虎杖、オルカ2伏黒という
元ロワの「幸せな夢」を思い起こす面子だったからちょっと複雑な表情を浮かべてたな
まああっさり順応して、虎杖の仲間・りり@安価2の都会ギャルなファッションに興味津々だったり
エピローグで髪切ったのり夫から、彼が想いをぶちまけたことを察し「よく頑張ったな」って褒めたり

1775名無しさん:2022/07/09(土) 09:32:06
オルカ2の夏油に対して思う所がだいぶありそうな感じだった安価2夏油

1776名無しさん:2022/07/09(土) 09:40:44
ロワの時期がズレてたらティーダの(以下略)ネタと目標は優勝だ!の台詞からホモマーダーの一員になってたんじゃね?とふたば連合@黒・白ロワに言われるワッカには草(後今ならワ禁要素も再現されるのではとも)
高奈ちゃん@オルカ2やソラ@オルカ2、後剣ロワの方のソラやキマリ@猫ロワには否定されてたけどワッカ当人はミーム出典なのもあってあり得たかもなあ…って感じの反応してた

1777名無しさん:2022/07/09(土) 09:47:09
デマーセルを倒す為かつ一時的とはいえ雷撃のセプティマ習得を受け入れた安価アキュラに驚いてたオルカアキュラとオルカ2アキュラ

1778名無しさん:2022/07/09(土) 10:07:26
リピ21の直哉くんに対して最初は警戒してたけど、会話の中でこの人はあの最低な人(オルカ2直哉くん)とは違うってなったオルカ2ジェニファーちゃん
一方やっぱり別世界の自分がやらかしてた事を被害者から直接聞く事となった直哉くんは申し訳なさげにしていた

1779名無しさん:2022/07/09(土) 10:12:58
クロちゃん@オルカ2が野獣(リピ19→オルカ2)とステージでコンビ漫才を披露するなんてこともあった
野獣「アイドルライブの幕間扱いだけどしょうがねえな〜(悟空)、お前ら、見とけよみとけよ〜」
クロちゃん「団長やHIROくんとの日々が懐かしいかも……でも良かったの?僕に付き合わせちゃって」
野獣「クロちゃん、俺と最初(混沌5)に会った時、『生きて帰ったら僕の漫才観に来てね』って話したっすよね?
あの時の約束以上のことを果たせそうで俺は感無量だって、はっきり分かんだね。クロちゃんこそ俺のわがまま聞いてくれてよかったんすか?」
クロちゃん「あ〜ん、当然だしん!僕も最初に会えたのが田所君で本当に良かった!」

チャド「む…一護、あのスキンヘッドの男、テレビで見たことないか?」
黒・白一護「ええっと、何とかっていうトリオの芸人だよな……何でこんなところに居るんだ?」
なおBLEACH世界だと安田大サーカスは存在するゆえに一部首をかしげる者もいたとか(劇場版第一作を参照)

1780名無しさん:2022/07/09(土) 10:25:19
主催ジーナ、不遇団戦ではオルカ2未久と戦ってたな
ある意味兄みたいな存在と言える(未久の技術が主催ジーナに使われてるため)彼に、かつてそのっちが自分にしたように手を伸ばそうとするジーナと、「…君に俺の何が分かるって言うんだ?同じ造られた者の癖に…のうのうと人並みの幸せを謳歌している君に……何が!!!!」とそれを断固として拒絶する未久…

1781名無しさん:2022/07/09(土) 10:33:31
架空3アスランに会っちゃって案の定振り回される聖杯大戦のシン…まあマユと一時的な再会果たしたりもしてたからまだいいけど

1782名無しさん:2022/07/09(土) 10:41:02
安価3の兄上(厳勝)とオール3の兄上の絡みは良かった
後不遇団員戦にて開き直って化け物と化してた安価3兄上(黒死牟)との戦いも

1783名無しさん:2022/07/09(土) 10:45:39
色が見えなくなるわレ○プされるわトラウマ植え付けられるわで生還したのにズタボロ状態なオールリピ2のあいちゃんとそれに複雑そうな様子をしてた菜々芽ちゃん

1784名無しさん:2022/07/09(土) 11:18:11
元スレ>>3794
多数の継国兄弟と対峙する羽目になり絶体絶命の不遇団無惨(年代別)
同じく不遇団のオルカ2、オルカ2(リピ19)、オルカ2(アニ7)無惨トリオと安価3黒死牟が出てきたから助かったと思いきやロワ内の事情で(リピ19)と(アニ7)は役に立たない
それだけでは終わらず安価3巌勝、安価3縁壱、リピ21縁壱も継国兄弟側に駆け付けたので>>1782のように安価3黒死牟は安価3巌勝の一騎打ちに取られてしまい
その上継国インストールしたリピ21倫太郎も助太刀に現れる…人これを「焼け石に水」という

1785名無しさん:2022/07/09(土) 11:50:59
>>1784
い、一応不遇団側のオルカ2縁壱がリピ21縁壱に挑みかかったおかげで敵が減ったから…(震え声)
まあ敵の縁壱が一人減ったぐらいで絶体絶命の状況が好転するわけないんだけど

1786名無しさん:2022/07/09(土) 12:12:21
オール3イタチがマダラにしばかれた後の忍者ロワイタチだけど、弟の記憶を持つチャクラ宙返りサスケらファストフード組と出会っていたか
イタチはBORUTO世界にいるからハンバーガーとかは食した経験あったけど、今回改めてご馳走になった

イタチ「オレばかりいただいてすまない……返礼と言ってはなんだが、オレが作った目玉焼きをそちらのハンバーガーに挟んで食べてもらえないか」
カーネル「月見バーガーか、風流だな」
ドナルド「嬉しいなあ!ドナルド達もたまには食べる側に回ろうかな!」
サスケ「アンタが目玉焼き……?お手並み拝見といこう」
なお目玉焼き料理中の副産物としてオムレツやチャーハンも添えられることとなった

「何だ…アレは!?」「また幻術なのか!?」と思った人はサニー・サイド・バトルで検索するのだ

1787名無しさん:2022/07/09(土) 13:36:09
パワーちゃん@オール3も不遇団入りしようとしたけどダーク・ウルトラマン同様の理由で突っ返されてましたね……

1788名無しさん:2022/07/09(土) 14:34:24
聖杯大戦J・ガイル「ドーモ、ラバーソール=サン、J・ガイルです。前会った時より大分イキイキしてるじゃねえかあ〜っククク」
新架空4ラバソ「……両右手のJ・ガイルだったか、ビチグソが馴れ馴れしく何の用だぁ?」
架空学園4(新)世界ではディオがジョナサンに討ち取られているため
ラバーソールはJ・ガイルの事は伝聞でしか知らず、声をかけてきたJ・ガイルに不審な目を向けた
だがラオモト=サンやスペックも交え師弟同士で何だかんだ有意義な時間をとれたそうな

1789名無しさん:2022/07/09(土) 15:11:32
忍者ロワマダラを見て感慨深そうにしてるオールリピ柱間好き
一方終始警戒してたリピ13の扉間もらしくて好き

1790名無しさん:2022/07/09(土) 15:21:52
◆MoSoKakiteこと書き手氏、平行世界の自分が主催ロワ主催まで昇りつめたこと知って歓喜してたな
書き手氏「最高のハッピーエンドを呼び寄せる、最高の絶望!参加者の礎として暴れたなんて、僕ぁ幸せだなあ!」
富士鷹@オール3「ああっ!お前だなっ!俺の専売特許を勝手に使ってるの……!」

1791名無しさん:2022/07/09(土) 15:39:41
不遇団な旧架空4でのマーダーやってた真希パイVS新架空4の真希パイとかあったなあ
マーダーだった真希パイに理解は示してたけどそれはそれとして絶対止めるってなってた新架空4真希パイ

1792名無しさん:2022/07/09(土) 15:46:12
不遇団に居た魔眼ロワオビト&忍者ロワオビト&白銀ロワカカシ先生に対峙するオールリピカカシ先生と忍者ロワガイ先生、それにオールリピ2ナルトなんて一幕もあったね…

1793名無しさん:2022/07/09(土) 15:54:56
>>1769
不遇団戦では元ロワ最終盤同様背中合わせの共闘やってましたね…もちろん得物はチェーンソー>映画ロワ剣心と志々雄

1794名無しさん:2022/07/09(土) 16:04:16
不遇団側なギアッチョ@アニ7やペッシ@オルカ、リゾット@アニ6対リゾット@アニ7とプロシュート@アニ7と暗殺チーム同士の戦いが勃発してたね

1795名無しさん:2022/07/09(土) 16:30:45
>>1793
チェンソーぶん回す2人に反応するデンジ君には草生えた

1796名無しさん:2022/07/09(土) 16:54:13
リピ21だと再会できたが別れの言葉も交わせなかったネプテューヌとブランもこの会場でまた出会うことができた
終盤復活したとはいえリピ21での過ちからネプチューヌは尻込み気味だったが
ライザ達もいるかもしれねえ、探しに行くぞとブランが引っ張り出す

まず目に入ったクッキーおばあちゃん&ジェニファー@オリ2の洋菓子コーナーに寄って
ブランはクッキーモンスターが歓喜するようなチョコチップクッキーの束を焼いてもらい、
ネプテューヌはジェニファー作のプリンやクレープを食べ少し元気が出た

ネプテューヌ「……引っ張ってくれてありがとう、ブラン」
ブラン「……礼を言うのは私の方だ。あの時守ってくれてありがとうな、ネプテューヌ」

1797名無しさん:2022/07/09(土) 17:27:59
安価2夏油の事やそうなるまでの顛末を(リピ20の悟経由で)知って曇るオルカ2姫さま…
オルカ2虎杖も聞いてたけど、だいぶ思う所はあったようだ

1798名無しさん:2022/07/09(土) 17:51:41
不遇団戦にてズガンされてたオールでのヴォルデモートと対峙する魔法ロワのスネイプ先生とハリー、それとマルフォイはよかった

1799名無しさん:2022/07/09(土) 18:20:13
笑ってはいけないロワIN交流会…

1800名無しさん:2022/07/09(土) 18:33:19
言動がMURに汚染されたりしてたオルカ2ゲイツくんに動揺してた白ウォズには草生えたと同時にかわいそ…ってなった

1801名無しさん:2022/07/09(土) 18:59:46
クマ吉を止めた後の迅さん(鷹取迅@犯罪者)、同じ名を冠し同じセクハラ趣味をもつ迅さん(迅悠一@安価2)と意気投合してたな
今夜は行為自体は封印すると迅さん(犯罪者)は決めてたから2人+クマ吉、性帝巽で談義だけで盛り上がってたけど

1802名無しさん:2022/07/09(土) 19:10:19
蓮(リピ21)「…あれは本当に、城戸なのか…?」(不遇団側のリピ20の主催真司と対峙して)
鏡像真司(リピ20)「…間違いなく奴は城戸真司だ。ここまで摩耗しているとは…俺も思わなかったが。此処でもまた戦う事になるとはな…」

1803名無しさん:2022/07/09(土) 19:14:31
大人しくする気なんかさらさらない一部の悪役連中(主催ロワダグバとかリピ21のマッドオニキスとか)
不遇団の暴走に便乗してパーティーをメチャクチャするために動いてたなぁ
(少なくとも前回の振り返りの平成ロワ五代や>>1780の未久はこちら側)

1804名無しさん:2022/07/09(土) 19:15:46
>>1765
この後オルカ2の方のバートはビュッフェでドカ食い中のホーマーと再会していた
バート「親父……俺、親父とは別の世界に住んでたみたいで、ママの元に帰る約束、守れなかった……ホントごめん」
ホーマー「そんな気はしてたさ…パパの世界のお前たちは気がかりだが、パパはお前を守れて本当に良かったよ」
バート「ああ、親父ぃ……」
ホーマー「それはそうとここのチキンもドーナツもスシもピザもどれも美味い、み〜んな食べちゃうもんね……ほら、お前も食ってみろ」
バート「俺は大丈夫だよ、腹いっぱい」
ホーマー「どーしたんだスケッチなんか始めて」
バート「親父やみんなの事を少しでもなにかに残したくてさ……漫画描いてんだ、みんなのことを描きたくって」

オール3炎尾「待ていっ!!そこの君!まさかこのパーティー会場で漫画を描いているのかっ!その意気や良しっ!!」
バート「炎尾先生!……そっか、まだ俺の事知らないんだったね」
れんげ「にゃんぱすー」
ホーマー「にゃん?どったのお嬢ちゃん?」
蛍「れんちゃん、お邪魔しちゃ駄目だよお!」
れんげ「でもそのお絵かきする姿を見てウチも創作意欲が沸いたん。だから混ぜて欲しいんな」
蛍「ごめんなさい、れんちゃんはお絵描きが大好きで…」
オール3ひで「ぼくもしゅる〜」
LSまる子「おっやってるやってる、同業者としてあたしも混ぜてもらおうかねえ」
炎尾「え、待ってくれ!もしや貴方はさくら先生では……!?」
ホーマー「……ヘへヘ、バートお前中々人気者じゃないか」ワシャワシャ
バート「うわやめろよソースベタベタの手で!」

1805名無しさん:2022/07/09(土) 19:42:17
>>1804
「うんなかなかうまいな、どれ俺にも描かせてくれ」
などと言い出した鬼龍さんに悲しき未来……

1806名無しさん:2022/07/09(土) 20:11:12
>>1787
当のダーク・ウルトラマンはオール3以外のだと、リピ20の方は不遇団員に居てオルカ2の方はダイゴや遊戯と一緒に普通に不遇団と戦ってたな

1807名無しさん:2022/07/09(土) 20:29:49
「イリスにズガンされた俺の悲鳴が聞こえねえかクラウドさんよぉ!!」と不遇団に居るバレット@オール3がクラウドに銃撃してたりしたな
…そのクラウド剣ロワ出典の方なんだけど、なお途中でオール3の方のクラウドとエアリスがバレットの相手を引き受ける形になった模様

1808名無しさん:2022/07/09(土) 20:51:03
>>1803
オルカ2未久は死ぬ寸前に真実知っちゃったのもあって完全に「自らの生まれを呪い世界を憎む男」に成り果てちゃってたからなあ
後他だと前回の>>3839で出てた不良ロワ一護とオルカハルトマン(カギ爪)もそんな感じで動いてたのは覚えてる

1809名無しさん:2022/07/09(土) 21:22:18
>>1805
ほたるは笑い堪えるのに必死で赤面、まる子は引き気味で蒼白、ひでとシンプソン親子からはm9という結果でしたね……
一応れんげと(相手が画家として素人と判断した)炎尾は真顔でアドバイスしてたが

なお鬼龍さんはその後オルカ2明さんと決闘を果たしたりブタゴリラに稽古つけたり、
千枝がステージで歌う番になったら二人とともに聴いたりしてた模様
あと間違っても龍継出典ではなく鉄拳伝出典なのでネイティヴ・ダンスやゴリラコングといったゴリラキャラと関わったりはしなかった
ブタゴリラは名前だけゴリラなので例外

1810名無しさん:2022/07/09(土) 21:29:53
>>1797
姫さまは不遇団入りしてた天空聖杯の方の虎杖との戦いでも曇ってたね…野薔薇ネキに活入れられてたけど

1811名無しさん:2022/07/09(土) 21:45:18
新架空4の東堂とオリ8のヴァーツラフ・クレオパトラに、リピ21のチップス・HACHIMANが仲良く高田ちゃんの曲聴いてたのいいよね

1812名無しさん:2022/07/09(土) 21:55:41
ていとくんとばったり会ってビビって逃げようとするオルカ2フレンダ…だったけどリピ21の方だったから事なきを得たか
なおこの後オルカのむぎのんに追っかけられる羽目になる模様

1813名無しさん:2022/07/09(土) 22:03:56
>>1772
セイラとアルトリアのおかげで完全に毒気を抜かれ萌えオジと化しているバスクェ...

このあと両手に花と思いきや修羅場バトルに発展するのでした

1814名無しさん:2022/07/09(土) 22:08:45
誰だ

圭一×アスラン@架空学園3、種オルガ×鉄オルガ@リピ2020、ドラえもん×剣崎@主催ロワなどのBL本をどさくさ紛れに出版したのは

1815名無しさん:2022/07/09(土) 22:20:51
>>1814
架空3アスラン「シン!1!!!誰だこれを描いたのは!!!1!俺はホモじゃない!!!1!この馬鹿野郎!!1!!」

1816名無しさん:2022/07/09(土) 22:21:21
>>1811
そうそう、ジャイアンが出てくる前のカラオケ大会だけど
東堂とチップス、HACHIMANもとい八幡の3人で『青春アミーゴ』を歌ってたりもしてたな

1817名無しさん:2022/07/09(土) 22:31:40
>>1816
この和気あいあいとしたカラオケ大会の雰囲気がジャイアンの襲撃によって
阿鼻叫喚の巷になるなんて…
救護室が密になったのは言うまでもないです、ハイ

1818名無しさん:2022/07/09(土) 22:35:20
なお、ジャイアンリサイタルの際に壊れた電球やカラオケセットは
スタッフがきれいになおしました

1819名無しさん:2022/07/09(土) 22:39:57
オール2のシロエとオルカ2のリーゼの会話とかあったなあ
互いに生還しつつも心残り的なのはある(シロエはレーヴェの件、リーゼはひかりや総士の件)
一方動物ロワの方のにゃん太班長はカンナ共々不遇団入りしていた、まあ殺された挙句煮凝りにされたらねえ…

1820名無しさん:2022/07/09(土) 22:54:05
「冗談キツイわよ、何も成せなかった空気キャラどもォ!」
すろ子@オリ学園、不遇団が大幅強化され空気滅殺術も通用せず、真っ先に敵意をあらわにしてたな
でも君もオルカ2ではソッチ側だったんやで

1821名無しさん:2022/07/09(土) 23:35:44
オルカ2郁子「ロゼちゃんが言ってた峰田くんってのはキミだね?郁子自信あるんだけど冥土の土産に一発ヤッてみる?」
峰田「よろこんでお願いします!……えっマジで?マジで!?」
郁子「そうと決まれば、個室へレッツラゴー!」

ギシギシアンアン

郁子「はーさっぱりした。峰田ちゃんちょ〜っとがっつき過ぎだけどスジはよかったかな」
峰田「は、葉隠……オイラ、やったぜ。……これで心置きなく、逝けんだ……」カピカピ
葉隠「まったくもう……でも峰田君にとってはよかったのかな」(ロゼさんのクラスメイトさんぶっ飛んでるなあ……)

デク「うわあああ峰田くんがカラッカラに干からびてる!!」
爆豪「干しブドウとか体張ったネタんつもりかテメー」
葉隠「あっ緑谷君!爆豪君!」
峰田「お前ら……つるむ仲だったっけ……?」

「相変わらずだね、A組のみんな!何か名簿の後ろ側が多い気がするけど」

爆豪「あ゛?」
葉隠「えっと……」
デク「君は……」
峰田「お前は……」

「「「「誰?」」」」

アニ5冬夜「えっ」

この後オールマイトに会うことで冬夜の紹介もされたわけだけど
(元ネタ>>3644>>3653に追加)

1822名無しさん:2022/07/10(日) 00:06:47
不遇団だとリピ18でいつの間にか死亡、師匠の仇さえまともに討てなかったリピ18日向もいた
リピ18日向「何が『未来を創る』だ、運よくハイテクなスーツを手に入れただけで粋がりやがって……所詮お前もスーツがなけりゃ、俺と同じ何の取り柄もない無能なままだろ?」
音楽澪田「は、創ちゃんが不良になっちまったっすー!?」
七海「お願い日向くん!もう自分を、キミ自身の心を傷つけないで!!」
オール3日向「確かに俺はスーツがなければ死んでただろうし、恵まれてたのは否定しないさ。だがお前たちの暴走はこれ以上見過ごせないな、止めせてもらうぞ!」

1823名無しさん:2022/07/10(日) 01:17:51
元ロワで電池にされた不遇団側のアニ7猗窩座殿と殴り合う聖杯大戦の猗窩座殿なんて件もあったな…

1824名無しさん:2022/07/10(日) 01:45:01
不遇団側にいたジョーカー(警泥ロワ)とやけっぱちになって>>1803の連中の走狗になってた過去の自分相手に1人立ち向かおうとする明智@リピ20

1825名無しさん:2022/07/10(日) 02:04:37
リピ21絡みだと、宗次郎と感慨深そうにしながら共闘するリピ14の剣心(とリピ14の斎藤)とか、不遇団にいたりなりーを説得しようとする侑ちゃんとかあったな

18261825:2022/07/10(日) 02:05:43
(>>1825
すまんりなりーと侑ちゃんの下りの部分はなかった事に、文消し忘れてた…)

1827名無しさん:2022/07/10(日) 02:12:59
>>1794
あれ?混沌3の方のプロシュート兄貴は…と思ったら善逸に檄を飛ばしつつ不遇団と戦ってたか

1828名無しさん:2022/07/10(日) 02:26:06
複雑そうにもしてたけどオルカでのゼロ(オールリピ)の活躍を聞き喜ぶナナナスザクとナナリー
一方そんな彼ら経由でマリアンヌの事を知ってこれまた複雑そうにするナナナロロと、そんな彼に「気持ちはわかるけど素直に喜んでいいんじゃねーか?」(意訳)と言うルークらレプリカ組

1829名無しさん:2022/07/10(日) 02:37:03
元ロワでの喪失やリーシェの件とかもあってオルカ2のイリヤと美遊兄に遭遇した際に思わず目に涙を浮かべちゃうリピ20の美遊…

1830名無しさん:2022/07/10(日) 02:39:07
新架空4のゾルタン、リピ21のクリアソウゴの顛末を知ってどこか哀れんでる様子だったな…

1831名無しさん:2022/07/10(日) 03:06:41
>>1808
後はリピ20の鬼化マコト兄ちゃんも平成ロワ五代共々暴れてたのは記憶にある
結果平成とオルカ2と天空聖杯のトリプルマコト兄ちゃんと相対する羽目になっていた

1832名無しさん:2022/07/10(日) 03:51:16
>>1780
一方その頃、当のそのっちは渡と一緒に不遇団に入っちゃったカーラを止めようとしていたのであった

1833名無しさん:2022/07/10(日) 04:27:32
振り返りの>>4958
タイムロワルギエルに立ち向かったのは主催ライナー…だけでなく主催ルギエルも加勢してくれたのには驚いた

1834名無しさん:2022/07/10(日) 04:50:48
元人間と動物、トラウマにパラと不遇団入り率が高かった木場さんだけど天空聖杯の方は不遇団に立ち向かってたな

1835名無しさん:2022/07/10(日) 05:22:48
>>1808
元ロワの方はどこか覚めた様子で暴走してたオルカ2の自分を見てたな>未久
オルカ2のが暴れてたから逆に冷静になれた的な所がありそうと考察されていたが

1836名無しさん:2022/07/10(日) 09:41:29
オルカ2のかまぼこ隊は屋上プールで揃ったんだったか
伊之助「うははは俺がこの水浴場を制覇してやるぜ!猪突猛進!猪突猛しぃん!!」
善逸「待てってここ専用の着物付けなきゃ入れないの!!畜生お姉さんたち観てたいのにもう!」

炭治郎「…俺達もいこっか」
カナヲ「うん……」

甘露寺「あーーーーっ!!炭治郎君とカナヲちゃんだ 炭治郎くーーん!!カナヲちゃーーん!!」

炭治郎「あっ 気をつけてください!!乳房が零れ出そうです!!」危ない!!
カナヲ「炭治郎、声が大きいよ……」

1837名無しさん:2022/07/10(日) 10:01:14
「折角のパーティーだというのに、無粋ですねえ。ですがまあいいでしょう、腹ごなしにちょっとした運動といきましょうか」
フリーザ@リピ14が対不遇団に向かってくれたのは心強かった
Zのアニオリの影響か、食していたのはカニ料理だった

1838名無しさん:2022/07/10(日) 10:17:22
>>1832
「あのAKYSを倒したのにそれ以上を求めるとは贅沢な…」とカーラに対して心底呆れていたなぁ犯罪者ロワ黎斗

実際渡とカーラ不遇要素あんまないのになんで不遇団に…
と思ったら不遇団を操っている怨念の集合体の正体が主催ロワの名称不明だったからか
彼も不遇パワーによって大幅にパワーアップ。不遇キャラの洗脳はもちろん、繋がりの深い主催ロワ関係者も何人か洗脳していたのか

18391832:2022/07/10(日) 10:39:19
(>>1838
書き方をミスしてました、そのっちが渡と一緒に止めようとという意味で書いたつもりだったのに申し訳ないです…そしてフォローありがとうございます

1840名無しさん:2022/07/10(日) 11:00:34
>>1832
>>1838
(注釈が出た渡は置いといて)不遇かどうかだとそんなでもないカーラだけど無念の死ではあったからな…その結果芽生えてた心の闇的なのに漬け込まれた形となった
ちなみに怨念云々とかの考察は本編でも元ロワで原作終了後参戦だったリピ14十代が(主催ロワでの出来事や名称不明の事をそのっち達から聴いた結果)してたな…破滅の光やダークネスの事もあって思い至ったと思われる

1841名無しさん:2022/07/10(日) 11:20:05
不遇団だと振り返りの>>4992のイメージ力パワーや>>3789の敗北者煽りもあってクロム・ディザスター化したWSのシルバー・クロウ(春雪)が原作さながらに暴れてましたね…
安価3の方?不遇団には居たけどアニメ出典だから…と当初は思われたものの、アニメ版でもクロム・ディザスターになるフラグ自体は立ってるせいでこっちもクロム・ディザスター化するというひどい状況に

1842名無しさん:2022/07/10(日) 11:52:38
漫画ロワのナイブス、参戦時期(人間を滅ぼす気はないって語られてる)もあってか安価3レガートには(こちらも時期の都合上自分やヴァッシュらの事を知らない)普通に驚いてた様子だったか

1843名無しさん:2022/07/10(日) 12:06:08
>>1765後のユウリはというと、ムゲン団特製カレーを振舞ってたな
ポケモンバトル会場にはオール3の自分で間に合ってるだろうから別のことしようと考えて

アルル@オルカ2「おいしーっ!ボクたちもカレー作ってたけどユウリさんにも会いたかったな!」
ユウリ「ムゲン団はカレーには結構自信あるんだよ?私もアルルちゃん達のカレー食べてみたかったな」
ナルト「さっきサスケからもらったハンバーガーっての食ったばっかだけどいくらでも食えるってばよ!」
サウザー「フハハハ、カレーと聞いたなら行くしかあるまい!ケンシロウ、貴様もカレー好きだったな!」
ケンシロウ「確かにビーフカレーは好みだが……」

マキ@オルカ2「重樹、私達もユウリさんのカレーもらいましょっか」
重樹@オルカ2「ああ……出来ればその、おふくろのアイスティーも、また頼めるか」
マキ「ふふっ、お安い御用よ」

1844名無しさん:2022/07/10(日) 12:10:04
アニ7で成す術なく敗死した累は不遇団入りし、本格的に動き出す前に母蜘蛛こと累の母(アニ7)にも不遇団に入るよう強要する
が、オルカ2悟飯が駆け付け一瞬で累から引き離してみせた

悟飯「すまなかった……俺が不甲斐ないために君を守れなくて……!」
母蜘蛛「最初に襲い掛かったのは私の方だったから……あれ、確か片腕だったはずじゃ……」
悟飯「ああ、二度目の殺し合いで運がよく腕まで回復したんだ」

リピ17トランクス「ハアッ☆…悟飯さん!いらしてたんですね!お会いできてよかったです!」
悟飯「トランクス!逞しくなったね、見違えたよ……どうしたんだ敬語なんて使って」
トランクス「クセがついてしまって……そちらの御方(母蜘蛛)さえよければ、また俺に稽古をつけてくれませんか」
悟飯「願ってもない提案だけど、彼女に近づこうとする不穏な奴がいるからな……」
イオク@リピ17「このイオク・クジャンが彼女と周辺を見守ろう!怪しい様子があればすぐ二人を呼ぶぞ!」
トランクス「こちらはイオクさん、(心が)イケメンの最高過ぎる友達です!」
母蜘蛛(みんな、優しい目……お願い、もうちょっとだけ、この穏やかな時間に居られますように)

1845名無しさん:2022/07/10(日) 12:15:30
>>1830
クリアソウゴ当人は不遇団に入る気はなくさりとてオニキス達みたいに暴れる気もない虚無ってる状態になってたね
ただ対主催達が最期自分を助けようとしてたのには思う所もあるみたいだった

1846名無しさん:2022/07/10(日) 12:34:19
暴れてたのだとキュアマイ「だった物」@架空作品ロワもそうだったな
暴れながらも元ロワ同様どこか助けを求めてるかのような悲鳴をあげてたっていう

1847名無しさん:2022/07/10(日) 12:40:21
悪月元くんと悪正邪(つまりオールリピ出展)が混沌5のブルーロージィに連れていかれた裏でイチャラブするオルカの月元くんと正邪だったが...サグメと悟空@オール3の(義理の)親子を見ると一悶着が

悟空「母ちゃん、なんかこいつがオラたちのことを見てくっぞ」
オルカ正邪「母ちゃん!?、横にいるそいつはいったい誰なんだサグメ!」
サグメ「あの...話がみえないんだけど、どちらさま?」
正邪「どちらさまって、自分が産んだ娘の顔を忘れたのかよ!」
月元「どういうことなの...(レ)」

※東方界隈ではサグメが正邪の血縁者(母親)説があります。
 架空学園2世界ではサグメが正邪の正式な母親のようです。
 なお、原作東方では(少なくともオール3時点では)サグメは正邪と接触していません。

1848名無しさん:2022/07/10(日) 13:06:48
>>1841
しかもWSロワの方だと未登場のまま終わった黒雪姫も不遇団として暴れてたよな確か…
それに対してたのは春雪@アニ3と…お前もかよエスデス将軍@リピ14!
当然春雪の方はめちゃくちゃ複雑そうにしていた

1849名無しさん:2022/07/10(日) 13:17:07
フェイ(リピ21)がドモン(オルカ2)に詫びに行ったらオルカ2賢王…だけでなくアニ7の東方不敗やギンガナムまで来てわちゃわちゃした事になってたのは草

1850名無しさん:2022/07/10(日) 13:24:16
オールリピ2で最期友達になったヴィータとアラリア、屋外で仲良くゲートボール楽しんでたな
ヴィータに引っ張られ「やれやれだぜ」とぼやくもまんざらでもないオールリピ2承太郎もいたり
オリリピ2のアラリア総理のとこにいたマサツグ様も合流しなおした

1851名無しさん:2022/07/10(日) 13:57:39
死別したキラと再び会えて泣きそうになってたのを必死に堪えてたトゥルーデお姉ちゃん(どちらもリピ20の方)だけど、当のキラ本人から
「…泣いていいんだよ?トゥルーデ」
ってカズマ(オール3)リスペクトな事を言われて抑えようとしてた感情が決壊、そのまま泣きついちゃってたね…

1852名無しさん:2022/07/10(日) 14:31:50
侑ちゃん達から闇オルガの事を聞き曇る遊星(リピ17)と、光オルガがロワ内で言ってたのと同じく「楽な道に逃げちまっただけ」的な反応してたオルガ(オルカ)

1853名無しさん:2022/07/10(日) 14:52:43
タコ科学者「パラガス様、噂によると伝説のスーパーサイヤ人になれたそうですじゃな……」
主催パラガス「タ〜コ〜さ〜ん、そういうお前も戦い抜いて他の者たちを助けたそうではないか」
タコ「そう大層な志があったわけではありましぇん……私が関わったことで世界を救う瞬間に立ち会える、興味本位で動いただけですじゃよ」
パラガス「そう謙遜するな、理由はどうあれ、その結果を残したことにに嘘偽りはあるまい。
なにより先ほど、透明人間の小娘(>>1821の葉隠透)や青髪の小娘(オルカ2KOS-MOS)と仲良く話していたではないか。
あれほど慕われていながら、単なる興味本位だけなどとと言い出すお前の姿はお笑いだぜ?」
タコ「うわwへwへw!見ておられたんですかい?」
パラガス「皮肉なものだぁ、こんな清々しい気持ちになってお前達と向き合える日が来るとは……一杯いかがかな?」
タコ「よろしいんですかい?へへ、ではご相伴に預かりますじゃあ」

1854名無しさん:2022/07/10(日) 14:58:54
>>1851
安価2リーネ「…芳佳ちゃん」
安価2宮藤「うん、わかってるよリーネちゃん…ふたりきりの方がいいよね、こういう時はきっと…」
通りがかる形で遭遇してたけど、心配そうにしつつもそのままそっと立ち去ってたな…

1855名無しさん:2022/07/10(日) 15:06:34
元ロワだとマーダーだと思われながらも人知れず日暮の無双を止めてた斉木@超能力ロワ、不遇団に勧誘されたけど平成ロワのオーマジオウみたいに耐えてたな
そしてまた人知れず不遇団に対処するという

1856名無しさん:2022/07/10(日) 15:29:46
シャークさんと凌牙の同性同名コンビ(出典:安価3)に会って自分の知るシャークさんじゃない事と同姓同名の別人が居ることに驚いてるシャア専用ズゴックには草

1857名無しさん:2022/07/10(日) 15:41:10
オール3の悟空は>>1847のサグメやベジータに加え、のり夫とも再会してたな
のり夫は例のアレ悟空にエッチな写真要求されたなんてトラブルもあったが、その後リピ14の悟空シンジコンビに出会う

リピ14シンジ「ええっ、古賀さんって男だったんですか!?」
のり夫「別に敬語じゃなくていいよ。君とそんな年変わんないし」
リピ14悟空「おめえ秀吉と気ぃ合いそうだな。今は凛達が歌ってんの観に行ってるみてえだけど、何なら会ってみりゃいいぞ」
のり夫「もしかして君もその秀吉って人のその……こ、股間を足で触ったんじゃないだろうね……?」
リピ14悟空「お、何で分かったんだ?」
オール3悟空「ははっ、流石オラだな!」
シンジ「悟空さん……」

1858名無しさん:2022/07/10(日) 16:07:11
登場話退場だったせいで不遇団入りしてたノブくん(オーズ映画、信長ロワ出典)は映司(混沌5)が相手してた覚え

1859名無しさん:2022/07/10(日) 16:31:52
エレンや濱口が海に潜り魚を獲っている頃、屋外の岬で海を眺める二つの影法師
仲沢達弥@安価3「ずっとこの時間が続けばいいのにね、親分……」
若山輝一郎@安価3「俺も同じこと思ってんよ、姫……」

1860名無しさん:2022/07/10(日) 17:18:55
天空聖杯のホメロスとオール3のホメロスの戦いもあったな

1861名無しさん:2022/07/10(日) 17:20:48
>>1796
この後>>1778の後のジェニファー&直哉くんとばったり会って申し訳なさげにネプが直哉に謝ったり、ブラン側が同行してた事がある士郎や飛羽真(2人ともリピ21)と遭遇して一緒にライザ達を探したりとかやってたよね2人とも

1862名無しさん:2022/07/10(日) 17:30:52
元ロワ(オール3)での事もあり玄弥に警戒される安価2獪岳とリピ20獪岳(人間)…煉獄さんと那佳ちゃんが間に入ってくれなかったらどうなってた事やら

1863名無しさん:2022/07/10(日) 17:41:49
>>1861
ライザといえば、リピ21のほうは案の定不遇団にいましたねぇ…(ついでに安価3とリピ21のクラウディアもいる)
当然ながら安価3ライザだけは正気なのが救いだけど

>>1862
一方で兄のリピ21実弥は主催戦のことを知らないの利用されてオニキスに騙されて悪役連中の仲間になってたなぁ
で他のロワの炭治郎たちとの戦いでは「なんでそんなに恥をさらすんだ!」「善良な人と悪い人の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!」
なーんてボロクソに言われてたのには草

1864名無しさん:2022/07/10(日) 17:58:31
主催の月打を受けたために人喰いモンスターになってしまったベジータ@オール1も不遇団で登場
トランクス@例のアレ「嘘 で す !! 父さんがバケモノになってしまうなんて全て嘘です!!駄目です父さん、そんな邪悪な力に負けては……!」
ベジータ@オール3「どいていろトランクス……『俺』のケジメは俺がつける」

1865名無しさん:2022/07/10(日) 18:03:18
主催AKYSは振り返り>>17のアニ3セリュー、オリシティ葛葉、リピ19直人の会話に参加してましたね…やべーやつしかいねえ!

1866名無しさん:2022/07/10(日) 18:09:28
>>1861のブラン達、深紅のスカーフがたなびく後ろ姿を見て飛竜と判断
ネプテューヌは「ひりゅりゅん!ごめんなさい!ごめんなさいっ!」と安価3での判断ミスを詫びようと駆け寄る

が、その飛竜はルルーシュ葉隠(康比呂)らと共にしていたオールリピ1の飛竜
「……誰だ貴様らは?」の天丼ネタになるとは

1867名無しさん:2022/07/10(日) 18:18:11
>>1840
そのリピ14十代はメンタルボロボロだった道具ロワユベルと会ってメンタルケアしたり、不遇団戦だと同ロワのネオスと戦ったりもしてたな

1868名無しさん:2022/07/10(日) 18:28:00
中華ロワでフェードアウトした烈さんこと烈海王も不遇団入りしてたんだけど、対面することになったのはオールリピ2勇次郎(元語り>>4907のデップーのモノマネでなく本物の方)

勇次郎「ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨッッッッ!!!!」だばだばだばだば
突然ズボンを下ろしてパンツを露出した範馬勇次郎は奇声を上げながら珍妙な歩行動作で烈へと迫っていくッ!
漫画ロワ、オールリピ2に続いて実に3度目の特攻ッッ!!

理解の範疇を超える光景が繰り広げられたショックで烈は「救命阿(ジュウミンア)」と叫んで改心
なおその後ろで頭を抱える新架空4の刃牙、とその肩に手を置くリピ21宗次郎

1869名無しさん:2022/07/10(日) 18:29:06
混沌4の遊作&オルカ2のAi(不遇団側)VSオール3の遊作&Aiのタッグデュエルなんてのも勃発してたな

1870名無しさん:2022/07/10(日) 18:40:56
そういや天空聖杯勢はピーター関連の記憶とかどうなってるんだ?と言われたけど、会場にいる限りは覚えていれるけど元に戻ったらまた忘れる…的な回答がされてたな

1871名無しさん:2022/07/10(日) 19:07:45
不遇団にリピ14のジンを見つけて(やべえ…!)と咄嗟に身を隠しつつ焦る数字ロワ新一…だったけどウォッカが居ないのもあって案の定新一の事は全く覚えてないままなジンニキなのであった

1872名無しさん:2022/07/10(日) 19:34:04
オルカ2とリピ21でのハジメの顛末を知って沈痛な表情を浮かべるユエ(まおゆう)と一定の理解は示してたハジメ(まおゆう)
改心した檜山と架空3の誰てめえな光輝にはハジメもびっくりしてたけど

1873名無しさん:2022/07/10(日) 19:52:03
野獣のせいでホモレイパーと化した不遇団員・ベガ@オールリピ1には春麗@中華も引いていたな
シャドルーのドールズならぬゲイドールズの構成員として男性に照準を付け、中の人繋がりか音速丸染みた台詞を口走りながら男目掛け襲い掛かろうとする
…案の定で豪鬼@ゲーム1が瞬獄殺かましたので被害者は出なかったが

1874名無しさん:2022/07/10(日) 20:06:44
幽霊が見えるタケル殿(@オルカ2)と霊媒体質な凛吾(@オリ4)の絡みはよかった

1875名無しさん:2022/07/10(日) 20:34:25
>>1812
この後更にオルカの洗脳されてたフレンダにも追いかけられてたのひどい
最終的にはユージオやベクター・貴利矢さんらのおかげで助かったけど
それと何気にここでようやくイキリトとキリトの共演が果たされる事になった

1876名無しさん:2022/07/10(日) 20:46:58
>>1853
主催ロワパラガスに超ブロリー@混沌5が近付いたんだったな
自分の知る姿より一回り若く「もう一人の俺」の父親なのだろうと察したけど、元世界で死別したため居ても立ってもいられず声をかけた
ブロリー「お父……さん……?お父さん!」
パラガス「おお、ブロリー……!」(ここのブロリーは皆カカロットを追いかけてしまったと思っていたが、そうでないブロリーもいたのか……!)
「お父さん!俺、ノビタやドラエモン、いっぱい友だちできた!お父さんにも会ってほしい!」
「……来世でマシな父になれればと思ったが、まさか今機会を与えてもらえるとはな……いいぞお!俺でよければいくらでも話してしまえー!!」

ボルガ博士@リピ21「失礼だが、貴方がタコ科学者さんかい?科学者としての知力を駆使し戦ったとお聞きしたものですが、お話伺ってもよろしいかな?」
タコ科学者「へへ、わざわざこの老いぼれに会いに来てくださるとは光栄ですじゃあ。もしかして貴方様も同じ殺し合いに呼ばれていたのですかい?」
ボルガ博士「残念ながら私は最初の殺し合いでは真っ先に死亡したもので……」

1877名無しさん:2022/07/10(日) 20:49:47
>>1876
このパラガスとブロリーが後に不遇団との戦いで親子で肩を並べてスーパーサイヤ人になるのは素直にかっこよかった

1878名無しさん:2022/07/10(日) 21:02:58
不遇団に居たオールリピ2黎斗がまさかの無双ゲーマーに変身してチベスナ顔になる永夢達
それと無双ゲーマーのビジュアルに反応する剣クラウドと天空聖杯セフィロスには草

1879名無しさん:2022/07/10(日) 21:11:19
綺麗になった慎二@エロゲロワ、混沌5にて桜見せしめによりマーダー化し主催戦力と化した桜と心中する形になった士郎の事を知りどこか哀しそうな反応をする

1880名無しさん:2022/07/10(日) 21:18:07
>>1863
安価3の方は警戒してたが故に逆に騙されなかったのがなんとも…>実弥
まあ倫太郎と一悶着になりかけたけどちゃんとアレはインポスターって最終的には納得してた
…ボロクソ言われてる自分(リピ21)には怒りと呆れがない混ぜな感じになってたけど仕方ないね

1881名無しさん:2022/07/10(日) 21:21:38
オルカ2の年代別アンパンマンも不遇団入りとは……リピ20句楽にとってはとても残酷な事態だった
アンパンマン「君が正しかったんだ。『力』こそが『正義』、まともな力もない私なんかではヒーローなんて名乗れるわけなかったんだ……!」
句楽「寝ぼけたこと言ってんじゃねえ!お前は…お前は力が無くったってヒーローだろうが!!」
正気に戻すため、そして対等に向き合うため句楽はイレブンバック@安価2を脅しつけて自分の力を反転させ最弱の存在となり、アンパンマンとどつき合いだした
貴重な戦力を削ぐ句楽の行為に非不遇団からツッコミが出るも、ザ・ヒーロー@リピ20が制す
ザ・ヒーロー「あやつらにとってこれは避けて通れぬ闘い、手出しは無用だ……戦力が必要なら、その分私が動く」

1882名無しさん:2022/07/10(日) 21:28:41
>>1880
「…あれはお前じゃない、気にするな」と当人なりにフォローに入ろうとする冨岡さん(オルカ2)

1883名無しさん:2022/07/10(日) 21:32:22
>>1824
そんな明智の加勢に真っ先に駆けつけてくれたのが彼に命を救われたリピ20無一郎だったな

1884名無しさん:2022/07/10(日) 21:32:25
ロボひろし@オールジャンル3が色んな人が話している光景を眺めているとロード・ディアーチェ@オールジャンル3がロボひろしに話し掛けた

ロード「ロボひろしと言ったか、シュテルとレヴィが世話になったな」
ロボひろし「あれ?君は確か殺し合いの見せしめで…」
ロード「そうだな、だが今はこうしてここにいる、そしてあの時シュテルとレヴィがお前に世話になったと二人から聞いてな」
ロボひろし「そうだったんだね、まぁ何はともあれ二人ともすごく喜んでただろ?」
ロード「あぁ、シュテルはともかくレヴィに至っては泣きながら抱きついてきて大変だったな…」
ロボひろし「はっはっはっ、レヴィちゃんは最初君を生き返らせるために殺し合いに乗っちゃってたぐらいだからね、あの時シュテルちゃんがいなかったら俺だけじゃ止めれなかったよ」
ロード「本当にその時は迷惑をかけたな…」
ロボひろし「気にしなくていいよ、結果的には良い方向で終わったんだから、とりあえず今は二人の側にいてあげるといいよ」
ロード「あぁ、そうだな…」

この二人の会話はとても微笑ましく思えた

1885名無しさん:2022/07/10(日) 21:41:52
オール3のせいで風評被害を喰らいまくる主催とオルカ2とリピ21の1000%かわいそ…
かなたやエイラ(主催)、紅霞やアキュラ、ロスマン先生やていとくんら関わったキャラが擁護してくれたのは幸いだったけど

1886名無しさん:2022/07/10(日) 21:46:06
>>1808
かつて(原作での生前)は世界が滅びる方向へ進ませる為動いてたオールリピクルーゼがそんな未久を止めに入る1人になるのは感慨深さがあった

1887名無しさん:2022/07/10(日) 21:46:22
変身女性の冴子も不遇団にいたなあ

1888名無しさん:2022/07/10(日) 21:54:01
架空4(旧)加古川に過去の事(元ロワ参照)を明かして謝るリピ21ジョゼとかあったな

1889名無しさん:2022/07/10(日) 22:07:44
多勢に無勢、元ロワでの死後宿儺の指も奪われてるためろくに戦闘できず不遇団に追い詰められる新架空4沙都子@リピ21
だったが、寸前でカボチャマスクの男が乱入する
同時にクラゲのような生き物が数体現れ不遇団を苦しませだした

「向こうにスペック、ラバーソールという腕の立つ男2人組がいる。彼らの元に行けば安全だよ」
「ですがそうしたら貴方は……あれ、どこかでお会いしませんでしたこと?」
「早く逃げて!」
「……助けを呼んで戻ってきますわ。それまで何とか耐えてくださいまし!」

カボチャマスクの男……吉野順平(@リピ21エピ)は沙都子が行ったのを見届け、マスクの内で小さな笑みを浮かべた

1890名無しさん:2022/07/10(日) 22:11:36
リピ21やオルカ2の経験のせいでオニキスら悪役勢に騙され仲間になってしまった主任ェ
しかも結局ロワではなれないままだった斬月カチドキになりやがった

1891名無しさん:2022/07/10(日) 22:17:29
パパ黒@聖杯大戦と遭遇してビビりまくってた扇@旧架空学園4はさあ…ダミードーパント(にちか)が扇の記憶から変身してた時点で原作同様こっちでもトラウマ的なの負わされてたのはわかるけどさあ…

1892名無しさん:2022/07/10(日) 22:20:45
>>1885
一方妄想聖杯の方の1000%は…不遇団側で聖杯大戦のアークと共にサウザンドアークになってしまったとは…

1893名無しさん:2022/07/10(日) 22:24:41
寿司を振る舞うと口々に普通の味と言われカレーを振る舞うと絶賛されて凹む源太は原作通りだけど草

1894名無しさん:2022/07/10(日) 22:34:08
不遇団として暴れる雪華綺晶にキース・ブラック@アリスロワ…かたや主催戦力でかたや主催差し置いてラスボスなのに全滅エンドなせいでキンクリされちゃったからか…

1895名無しさん:2022/07/10(日) 22:36:32
そういや和解とか不可能なガチ悪役連中は普通の参加者とは別の場所に隔離されてたんだけど
ある人物のうっかりのせいで解放されてしまったんだよな
で、そのある人物とは…ギエン@オール3

そしてまたしてもギエンのせいで騒動に巻き込まれた滅@オール3…
ギエンへの激しい怒り…悪意に目覚めアークスコーピオン化してたなぁ

1896名無しさん:2022/07/10(日) 22:40:45
>>1895
結果オルカ2の滅や或人社長がアークスコーピオンを迎え撃つ羽目になってたな…

1897名無しさん:2022/07/10(日) 22:47:37
ハマーン様@オール3は風間くんとなのは@オール3に再会してたな
元ロワ同様なのはにコーディネートしてもらって恥じらうなど微笑ましいシーンもあった
…だがそこに不遇団来襲、MSで暴走するカミーユ@リピ21に対し闘うこととなる
ハマーン「まさか貴様とこのような形で再会するとはな……!!」
カミーユ「暗黒の世界に戻れ!ハマーン・カーーン!!」

1898名無しさん:2022/07/10(日) 22:49:45
最期が最期のせいで自棄になってたオールリピのミラスとリピ16のミラスが暴れてるのを見ちゃって混乱してるオリ4のミラスかわいそ…

18991898:2022/07/10(日) 22:51:47
>>1898オリ4→オリ5

1900名無しさん:2022/07/10(日) 22:54:02
ここぞとばかりに各ロワの未登場たちも不遇団に加わって暴れてたなぁ
例えば年代別のネカリは>>1873でベガをボコボコにした直後の豪鬼を襲撃してたし
ガチャロワのゲキはティラノレンジャーに変身してリュウソウレッドに変身したコウ@オール3と戦ってたし
オール3の未登場に至ってはリピ20でオーディンに敗れヴァルハラの軍勢に組み込まれたって設定を踏まえてか
北欧神話っぽい格好になってオーディンの仇を取るためにリピ20対主催に挑みかかってたなぁ

1901名無しさん:2022/07/10(日) 23:01:50
縁に懐き切ってるルッキーニちゃんを遠くから微笑ましい様子で見守るシャーリー(リピ20)なんて一幕
なおこの後気付かれてそこから自分の元いた世界のルッキーニじゃない事に気付く

1902名無しさん:2022/07/10(日) 23:09:37
マキシム@オリ6とディアボロ@オルカの会話とかもあったな
似たような末路を辿った(ディアボロの方はロワに呼ばれる前の話だが)もののそれを「おまえたちの輝きに包まれながら負けられて嬉しい」(語りから拝借)として受け入れたマキシムと、それに怯えて拒絶する中ロワ参加によって一時的に解放された結果対主催として足掻き続けたディアボロじゃ話が合うわけも無かったけど…

1903名無しさん:2022/07/10(日) 23:12:36
相変わらず暴れてる穴持たず@オリロワ

1904名無しさん:2022/07/10(日) 23:13:05
イオク様、不遇団戦では出しゃばらずに後方支援や避難誘導、戦闘メンバーの手当てに徹してた
そんな中不慮の流れ弾が飛んでくる……が、一つの盾が弾き飛ばした
イオク「ミス・キリエライト!貴公には鮫の件といい助けられっぱなしだな、恩に着る」
マシュ(リピ17)「!?……私もお会いできてよかったです。一緒に頑張りましょう、ミスター・クジャン…いいえ、イオクさん」

1905名無しさん:2022/07/10(日) 23:16:49
>>1831
何故か大量に存在するマコト兄ちゃんに困惑する天空聖杯のチノ

だが彼女の姿を見た瞬間―――天空聖杯のマコト兄ちゃんが微笑んだ

「―――久しぶりだな、チノ」

『それでは……行ってきます、マコトさん。またいつか、会いましょう……』
『ああ。またいつか会おう、チノ』

チノの脳裏に別れ際の会話が蘇り、大粒の涙を流しながら微笑む。
もしかしたらこれはきっと夢なのかもしれないけど、それでも―――。

「はい。また会えましたね、マコトさん……」

今この瞬間だけは―――久しぶりの再会を喜びたい

1906名無しさん:2022/07/10(日) 23:17:44
>>1862
あれ?リピ20カーラの方は…と思ったら主催ロワ云々の事知って自責の念に苛まれてた…ところを元ロワの>>7072にて並行世界の自分がどうなったのか知ったオルカ2ジーナによって諭されてたか

1907名無しさん:2022/07/10(日) 23:21:23
>>1845
清麿とガッシュコンビ(オルカ2)が遭遇してたのは覚えてる
清麿の方は振り返りで触れられてた参戦時期の都合もあってだいぶ驚いてた

1908名無しさん:2022/07/10(日) 23:23:03
元のソウゴとも共闘してたしな2人とも…>清麿&ガッシュ

1909名無しさん:2022/07/10(日) 23:23:25
最期の伝えられなかった言葉を改めてゲイツくんに伝える静夏ちゃん@オルカ2
一方リピ21の方は…不遇団入りしちゃってたかあ

1910名無しさん:2022/07/10(日) 23:27:21
>>1897
さらにそこに追い打ちをかけるかのようにクワトロ@オルカ2の乗る百式も襲来
ハマーン様絶体絶命のピンチ…だがそこに駆け付けたのは!

アムロ@オール3「シャアめ!『鋼鉄七瀬』のパワーを見せてやるぜ!死ねぇ!!」

オール3アムロが乗る(?)巨大化した鋼人七瀬@オール3…ただし顔は鋼鉄ジーグ
いくら名前が鋼繋がりだからってレッド@オール3から無理矢理奪い取ってビルドアップするとかやりすぎぃ!

クワトロ「アムロ!なんだその機体は!?いや機体なのか!?」
アムロ「ナックルボンバー!ダイナマイトキーック!」
クワトロ「アムロォ!?」
アムロ「こうなったら体当たりだ!死ねぇ!!」

突然鋼鉄ジーグ顔の巨女なんてのが現れたからその場にいた者全員唖然としてましたねぇ…

1911名無しさん:2022/07/10(日) 23:27:49
>>1903
吉田沙保里@混沌5「キャー穴持たずよー!」

1912名無しさん:2022/07/10(日) 23:32:48
トラウマロワの孤門くんを気にかける姫矢さんとサーニャ(リピ20)の2人のデュナミストとかあったなあ

1913名無しさん:2022/07/10(日) 23:35:00
>>1910
この光景を見る羽目になって混乱状態になってたシャア@天空聖杯…理解が追い付かねえよこんなの!w

1914名無しさん:2022/07/10(日) 23:50:02
侑ちゃん@リピロワ21はステージのアイドルたちを観て、「アイドル事務所を立ち上げる」という自分の夢を一層強固にした
……だけではおわらず歩夢@架空4(新)達から誘われ侑自身もステージ側に立つハメになるとはね
「最高のライブを見せてあげる、って確かに言ったけど……」
アイドル衣装で歌って踊って、ではなくタキシードを着飾りピアノのソロ演奏や赤松さん@混沌3とのピアノ・デュオという形で

架空4以降のブランクを感じさせない手捌きで演奏を終え、侑は観客席に深々と一礼する
拍手喝采の中頭を上げたその時一瞬ではあるが、ピンク髪の少女が涙を流しながら微笑む姿が見えた気がした

1915名無しさん:2022/07/10(日) 23:50:49
>>1905のチノとマコト兄ちゃんまたいに、一時的とはいえチノちゃんとココアちゃんがマコト兄ちゃんや雲雀、マズルカ達や(>>1870もあって忘れてしまうけど)ピーターと再会してたのはいいなって

1916名無しさん:2022/07/10(日) 23:58:35
>>1846
今度こそ彼女を救おうと奮闘するレイは良かった

1917名無しさん:2022/07/10(日) 23:59:34
不遇団に居たオルカ2の厳勝とレイに対峙するロゼ

1918名無しさん:2022/07/11(月) 00:01:24
これにて交流会延長戦は終了となります
ありがとうございました

1919名無しさん:2022/07/11(月) 00:08:51
乙です

1920名無しさん:2022/07/11(月) 05:32:17
新規勢の語りはどれも良かった(小並感)
特にパラガス回りや架空学園4の語りが

1921名無しさん:2022/07/11(月) 09:06:18
基本ROMだったけど楽しかった

1922名無しさん:2022/07/11(月) 22:51:45 ID:Q/lTjlSs
チノちゃんとマコト兄ちゃんの再会と、キリトイキリトの共闘がグッと来たな

1923名無しさん:2022/07/11(月) 23:02:17 ID:FUJkPa0Q
語ったネタを他の人に拾って貰えるのはやっぱ嬉しいなって(小並感)
ただ終わってから「このネタやれたのでは?」ってのが浮かんできたりするのは悔しい…昨日一昨日のうちに思い付いてればってなる

1924名無しさん:2022/07/12(火) 06:12:12 ID:rmtDbPlM
>>1923
そんなにあなたに振り返りスレ

1925 ◆gXaKV49AZQ:2022/07/28(木) 16:54:12 ID:M3RQSy1Q
一応こちらにお知らせ。
俺ロワ・トキワ荘にてリレーSS形式の聖杯戦争企画を立ち上げました。
8/1(月)からコンペスタートなので、できれば応援よろしくお願いします。

1926名無しさん:2022/08/02(火) 07:24:35 ID:nSxnGecE
>>1925
遅れ遊ばせながら宣伝乙です
サプライズで妄想聖杯で活躍した陣営(もちろん語りの設定はリセット)出したりすると面白いかもしれないな

1927名無しさん:2022/08/06(土) 17:31:35 ID:Gjo8PCOo
>>1925の続報(トリップは省略)
俺ロワ・トキワ荘で立ち上げた聖杯戦争企画を一度中断することにしました。
10月前後に再始動する予定です。

1928 ◆FkhxbMG4Ko:2023/05/25(木) 20:00:37
テスト

1929 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/25(木) 20:02:36
もう一度テスト

1930 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/25(木) 20:15:45
お久しぶりです、とーとつに現われた野生の妄想聖杯企画主です。
今回は相談事があってこちらのスレをageてみました。

しばらく妄想聖杯戦争をお休みしていましたが、つい最近の雑談スレを読んでまだ妄想聖杯の需要があるのかなーと思いやってみようかなーと考えています。
それでルールや日程、組数などを皆に相談したいとも考えていますが、まず最初に「妄想聖杯戦争やりたい人いますかー」と聞いてみます。
逆に「妄想聖杯戦争やらなくてもいい」などの意見などもあるか、そこら辺の需要を確かめたいです。
皆さんのレスおまちしていまーす。

P.S. FGOで風雲イリヤ城が始まって急遽多忙期に入りました、まだ色々と考えなければいけないことがあるのに… でも周回とBOXを回す手を止められない、辞められない!

1931名無しさん:2023/05/25(木) 20:21:35
やりたいです
把握の問題があるからどれだけ語れるかは参戦キャラ次第だけど個人的には妄想聖杯は妄想ロワとは違う楽しみなので

1932名無しさん:2023/05/25(木) 20:52:47
個人的にもやりたさはありますね

1933名無しさん:2023/05/25(木) 20:57:10
同じくやりたいです

1934名無しさん:2023/05/25(木) 22:51:17
やれるのであればやりたいです

1935名無しさん:2023/05/26(金) 07:47:37
同じくやりたいです

1936名無しさん:2023/05/26(金) 12:53:27
語り自体は参加できないが、過去に作った未参戦鱒鯖はリンクフリーとして代理投票なりで自由に使って欲しい

1937 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/26(金) 16:50:06
反応ありがとうございます。
やりたい人が多いので、そのまま妄想聖杯の企画についてあれこれ考えてみましょう。

まず最初に「開催時期・日程」について。
今のところ大雑把にですが6月をコンペ&参加者選定の期間にして、7月辺りに語り始める案を考えています。
もう少し具体的に書くと、コンペで2週間、参加者選定で1週間(纏まらない場合は延長1週間)、それらが終わったら語り開始、といった感じです。

ただオールジャンル4の再開の邪魔にならないかが心配です。
場合によっては11月以降に開催時期をずらす事も一つの手。(お盆〜10月は企画主忙し)

1938名無しさん:2023/05/26(金) 22:02:19
自分はオールに参加してなかったから再開時期については何とも言えないけどそれ抜きに言えば把握も含めてその辺りがいい気はします

1939名無しさん:2023/05/27(土) 06:00:47
初代妄想聖杯は今でもwikiで定期的に読み返す程にら好きやで
今度はどんな感じになるのかね

1940 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/27(土) 11:27:27
ひとまず次のような日程案を出しておく。

【コンペ期間】6/10(土)〜6/23(金)
【休息日】  6/24(土)
【投稿者投票】6/25(日)
【名簿作成】 6/26(月)〜6/30(金) ※纏まらない場合は一週間延長
【語り開始】 7/1(土) ※場合によっては一週間延長

【コンペ】はいつも通り事前IDと一致している候補作を有効、不一致の場合は無効にします。後者の場合でもIDが一致している人による代理投票は有効とします。
【投稿者投票】は候補作を挙げたID限定の投票で、各人で気に入った候補作を選んで頂きます。詳細については後程説明します。
【名簿作成】は企画主が最終的な名簿を決定します。【投稿者投票】を参考に名簿を作成し、何度か素案を出して意見受け修正しながら決めていきます。

>>1939
今回は「終末聖杯戦争」という題名でいこうと思います。
舞台は「冬木市」、インフラがなくなり荒廃と衰退が徐々に進んでいながらもまだ人々が生き残っているような感じです。
ちなみに大量ゾンビの終末世界ではない。モンスターとかは出てもいいけど頻繁ではない程度、何かしらの脅威が終末の原因だったとしても今ではその大本がなくなってある程度暮らしが安定している状態。

夜辺りにはまた次の議題を出します。

1941 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/27(土) 18:30:21
日程について特に意見はなかったので、>>1940で進めようと思います。この後でも日程について意見があれば変更も含めて検討します。
では次の議題、参加者の組数について。

①14組、基本7クラスのみ/②14組、EXクラス有/③16組

上記の三パターンを考えています。
今回企画主の候補作は現状5作(まだ書ききれてない)の予定であり、EXクラスは考えていない状態なので①でもいいかなー、とも考えていますが②や③でも問題ないです。

1942名無しさん:2023/05/27(土) 18:31:36
個人的には①か②がいいかなと思ったりはします

1943名無しさん:2023/05/27(土) 22:09:28
気になって調べたら冬木市は大分あたりなのか

1944名無しさん:2023/05/27(土) 22:15:00
個人的な好みだと①かな

1945名無しさん:2023/05/28(日) 12:55:58
今回は水と食料がそこらにあった前作までと違って、 鱒のサバイバリティが求められそうだな
優しいだけでは生き残れなさそう

1946 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/28(日) 16:48:58
それでは参戦組数は①の14組、基本7クラスのみで今回はやってみましょう。
日程と同様に変更を要望する意見があれば変えることも検討しますが、何もなければこのままで進めていきます。

参加組数が決まったので、【投稿者投票】について説明です。
予定では6/25(日)。投票は次のような形式で挙げてもらおうと思います。

①自分の候補作以外で気に入った候補作を14組以内で選んでください。
②自分の候補作で特に気に入っている作品を挙げてください。(複数選択OK)

1947名無しさん:2023/05/28(日) 17:44:16
終末を乗り越える過程で大事な人が犠牲となって積極参加者になるキャラとか出しやすそう
(美琴っちゃんや食蜂さんが思いついたが鱒として強すぎな気がする&たしか他ロワで既出パターンなので自分はやらんが)

1948 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/28(日) 17:46:35
あーそれと言い忘れ。
今回は各クラスを2騎ずつではなく、偏った名簿になるかと思います。(結果的に均一な名簿になる可能性もあります。)
なので>>1946の【投稿者投票】も自由に選んでください。14組未満でもいいので、10組や7組や5組とか自分の気に入ったを優先して選んでみてください。

(風雲イリヤ城の周回に妄想聖杯の準備にyoutubeや録画の視聴など何足も草鞋を履くから一回で上手くまとめられないw)

1949 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/30(火) 07:26:50
一日遅れで報告になりますが、まとめwikiに妄想聖杯の開催予告を出しておきました。
それと冬木市の全景が映った地図も載せておきましたので、語りの際に使用してください。

1950名無しさん:2023/05/30(火) 12:58:12
おつ

1951名無しさん:2023/05/30(火) 13:37:10
>>1946
②は上限があった方が選びやすいかも
あとうちのプロバイダのIDは変動式なんだけど、どうしよう……

1952 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/30(火) 20:48:33
ルールに書きそびれていましたが、いつものようにID一つにつき各クラス毎に1組のみの合計7組までを候補作として挙げられます。
一部クラスで2組目を挙げたり8組目以上を挙げた場合は追加分を無効とします。

>>1951
②は特に上限を決めていませんでしたが、とりあえず3組まで選べるに変更しましょう。
二行目についてはなんとも…とりあえず代理投票をお願いするか、自宅以外でIDが固定されている環境を探すとか、ぐらいかと

1953名無しさん:2023/05/30(火) 21:47:36
②も代理投票をお願いするのは大丈夫なんでしょうか?
あと前回は選んだ理由も必要でしたが、今回はそういうの無い感じなのでしょうか?

1954 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/30(火) 22:13:41

>>1953
②というか【投稿者投票】も一応代理投票はオッケーです。
ただ、>>1940でも書いたように【投稿者投票】は候補作を挙げたID限定の投票なので、基本的には代理投下をした方が①②を選出するものになります。
選出理由は今回は書いても書かなくてもどちらでも構いません。

とりあえず今日はここまで、寝ます。

1955 ◆gXaKV49AZQ:2023/05/31(水) 18:43:24
まとめwikiの方に企画主の候補作4作を先行掲載しました。これ以外の候補作はまだ書ききれるか分かりませんが、出来たときには追加しときます。
コンペ開始の6/10(土)まで時間があるので、これらを参考にしつつ皆さんも独自の候補作を作成してみてください。

それと一つお願い。
候補作に挙げる主従はなるべく切実なる「願い」を抱くキャラ、もしくは殺人も厭わないキャラを推奨しています。
それらに該当しないキャラを主従にしてもいいですが、前回の反省を踏まえて殺し合いが促進しやすい様な名簿を作成する予定です。

1956名無しさん:2023/05/31(水) 19:04:42
前回の天空聖杯で反省点ってありましたっけ?

1957名無しさん:2023/05/31(水) 19:13:13
>>1956
前回名簿を作成したら対聖杯が多くて積極的な殺し合いがしづらかった事があったので、今回はそこら辺のバランスを改善したいところです。
あと語り開始直前に上記について指摘がありましたが、もう修正する時間も余力もなかったのでそのまま進めてしまいました。なので今回は揉めた時に備えて一週間延長することも想定しています。

1958 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/02(金) 20:11:47
企画主の候補作を一つまとめwikiに追記しました。
突貫品なので結構大雑把な作りです。

1959名無しさん:2023/06/03(土) 10:33:59
コピペの消し忘れとかかもしれないが、
ワカメにロールがあるあたり、そういうロール形式なのだろうか
ザボエラがいたり冬木市が舞台のあたり、架空系のような
「元々人外などの様々なファンタジー要素もある世界に住んでた住人がマスターになった」感じかなとも思ってた
もしくは、異世界転移系のような「なんか終末の世界に来てしまったぞ」「自分の知らない冬木市に飛ばされてしまった」みたいな感じかと思ってた
まあこのあたりは候補作の様子を見て決めるとかでも構わない

1960名無しさん:2023/06/03(土) 10:35:34
いっそワカメなら終末世界にいたワカメを殺して成り代わるとかでもしそう

1961 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/03(土) 11:37:37
>>1959
最初からロールを設けてもいいし、語りの中でロールを決めるなら設けなくてもいいです。(とりあえず間桐家を拠点にできそうだからロールだけは決めといた)
それと幅広いキャラをマスターにするなら異世界転位のように呼び込んでもいいし、実は終末世界の住人で地獄を味わった後にマスターになったでも構いません。
ちなみによく似た終末冬木に転位したワカメでも終末世界を生き残ったワカメでもどっちでも構いません。盾子ちゃんもどっちでもおk。そこは語りにお任せします。
一方ザボエラに若葉やリヴィオは完全に異世界転位したつもりです。(超魔ゾンビを失った後や奉火祭により戦いが終わった後など時期的にその方が合致しそうだし)

あとプロフィールの各項目は今までと同様に一部簡素化・省略してもok、【ロール】のように特に書かなくてもいい内容であればなくしても構いません。
マスターであれば【マスター】【出典】【聖杯への願い】【人物背景】は必須、【参戦時期】は大まかな指定でも「指定なし」でもよし、【所持品】【能力・技能】は適宜、それ以外は任意。
サーヴァントは【クラス】【真名】【出典】【パラメータ】【人物背景】【聖杯への願い】は必須、【スキル】【宝具】も必須だが簡略に書くのもok、【属性】を含めたその他の項目は任意です。
全部が全部事細かに書かずともよく、ある程度自由に書いてもいいです。必要不可欠だと思う部分は多少長文化してもええで。

1962 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/06(火) 21:08:57
あらたに候補作を一つ追加しました、こちらも突貫なので所々粗いです。

ところで、今回も黒幕などは最初の段階で設定せずに語りの途中で協議して出す・出さないや黒幕選出などを行う、でいいですか?
なにか案があればお声掛けください。

もう一つ、監督役を出してみます?それともナシでやる?
一応候補としては安心と信頼の言峰綺礼、あるいはカレン・オルテンシアを据えるとか。
(なぜか言峰桜なんて半オリキャラでも生み出してみようかと頭に掠めたが、流石に無理があるだろうなぁ)

1963名無しさん:2023/06/07(水) 12:03:51
黒幕枠は過去も闇落ちアルトリア、教祖シックス、サイボーグマユ、国王ムスカとほぼ半オリキャラだったんよなあ

1964名無しさん:2023/06/07(水) 21:44:07
組み合わせだけは浮かぶんだけど、ステータスまで考えるの極めてだるいな…
期限にとても間に合わない

1965<削除>:<削除>
<削除>

1966 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/08(木) 19:22:21
(コピペミスをしたので>>1965を削除しました、色々と申し訳ない)

最後の主従候補作をwikiに載せました、これにて企画主の応募7枠は使い切りです。
あと一部のサーヴァントの性能を修正しました。具体的には妓夫太郎の敏捷をB+→Aに、殺生丸の対魔力をA→Bにしました。

>>1962についてですが、特に意見がないので「黒幕などは語りの途中で話し合う」「監督役はいるけど語り出し時点では無銘にしておく(後付けで名有キャラにしてもよい)」でいこうと思います。

そして明後日6/10(土)からコンペが始まります。
候補作を挙げる方は事前にIDの変動がないか確認を取って、奮ってご応募ください。お待ちしております。

1967 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/10(土) 17:07:17
二作投稿があったので簡素な所感をつけてみます。
Julgijmc氏とZ4A9g17o氏、投稿ありがとうございます。
なお、二つの候補作はwikiの方へ載せておきました。修正点とかあればこちらへの報告の上で各人編集してもokです。

【主】脹相      【槍】がらがらどん   【作者】Julgijmc
ある意味人外コンビ。
鱒は半呪半人、人を呪える危険存在だが虎杖の影響で人を害する可能性は低い。戦闘能力は高く、聖杯戦争中における殺人は中庸的、聖杯への願いを持っている、などと聖杯戦争に積極的になれる要素あり。
鯖は童話(ノルウェーの昔話)出典と珍しい、角がメイン武器の山羊。大ヤギを温存しつつ小ヤギ二匹が他陣営と接触する程に第一宝具が決まり易くなるという効果が面白い。野生の獣なので何とも思わず人を殺せるし聖杯への願いも本能的で結構危険な感じ。

余談ですが、対魔力の説明が狂化の内容ですね。意図的ではなく誤表記であれば後でwikiの方を修正しておきます。

【主】桐生戦兎    【弓】鈴仙・U・イナバ  【作者】Z4A9g17o
ある種のうさぎコンビ。
鱒は身体・頭脳・技術力と各種能力が高いが参戦時期的にメンタルやばい。戦闘能力はそこそこ(ライダーになれれば強い)、殺人は否定的、聖杯への願いもなく非積極的、っといったところか。
鯖は平均的な弓兵のようにパラメータは低めだが、代わりに異能特化で侮れない。直接的な破壊力ではなく波長操作と狂気へ誘う特殊な攻撃なのでハマれば強い。市井の人間を襲うつもりはなく、聖杯への願いもナシと、積極的ではなく驚異度は低い感じ。

1968名無しさん:2023/06/10(土) 22:28:00
>>1967
ありがとうございます
鯖鱒プロフィールの感想は見てて面白いのでありがたいです

対魔力についてはですが単純な誤記なので以下の内容に修正します。
○対魔力:E
出自自体はただのヤギの英霊であるため、対魔力はほとんど期待できない。
申し訳程度のクラス別補正である。

1969 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/11(日) 05:36:06
【主】リース     【狂】星砕きのラダーン 【作者】Julgijmc
執着と狂気のコンビ。
鱒は頭脳および陰謀に長けていて手段を問わない、自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪。戦闘能力は低いが目的の為になりふり構わなず積極的に行動を起こせるので、かなり厄介な部類。
鯖は性能が高い狂戦士。星殺しな宝具は純粋に高威力であり、ほぼ決闘用の宝具は独特で面白い。願いを持ち戦意も戦技も高く、なにより凶暴なので聖杯戦争が映えそう。

【主】ジン      【槍】郡千景      【作者】Z4A9g17o
表社会での存在がないコンビ。
鱒はコナン君と同等以上のハイスペック。殺人に躊躇いがなく実利のためなら無関係な人間も消せるし、他陣営を蹴落とし利用する気マンマン。聖杯には懐疑的だが積極的に動いてくれそう。
鯖は一般的な英霊レベルの強さ。スキルがユニーク、どちらかというとアサシンっぽいが三騎士らしく直接戦闘もしっかりできる。ある意味死後参戦で切なる願いはなし、また根は優しいので殺人は忌避したい、と指示には従うとはいえ鱒との温度差が少しネック。

クラススキルに戦闘続行がありますが、これは誤表記でしょうか?

【主】ゆんゆん    【剣】めぐみん     【作者】Z4A9g17o(代理)
紅魔族コンビ、混ぜるな危険。
鱒は魔法に長けて身体能力もそれなり、遠坂凛っぽい。常識者であり願いも内向的、聖杯戦争自体に否定的でマスターとしてはちと不釣り合い。
鯖は異端にして一点集中な魔術師。バカ火力の代わりに燃費が悪くや汎用性がないので対応されると厳しい。こちらも聖杯への願いを持たず、鱒の生存・生還を優先するため積極性には欠ける。

1970 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/11(日) 06:29:30
Z4A9g17o氏のランサー・郡千景について、固有スキルが過装飾に感じたので幾つか質疑します。

・単独行動スキルについてですが、千景は斥候は単独での潜入などの経験はありましたっけ?(ここら辺は企画主うろ覚え、小説を読み返すこともできますが回答をいただける方が手っ取り早いです)

・勇気スキルはオミット対象な気がする。死に際に若葉を庇った逸話はありますが、その際は勇者の状態でないまま敵の攻撃を受けて致命傷になったので全ステータスアップに至る程の描写がない。また令呪無効も強力過ぎる気がする。ただ一つの行動がスキル化するには相当な説得力がないと難しい。

1971Z4A9g17o:2023/06/11(日) 13:02:52
>>1969-1970
戦闘続行は誤表記なので削除で大丈夫です、それに伴い勇者のスキルも記述を以下のように変更します
○勇者:-
神樹を守護する役割を授かった少女達の事を表す。
勇者専用のアプリをインストールしたスマホを使用することで勇者装束を纏い変身して戦う…が、ランサーは死ぬ前に神樹の加護を失い変身を解除されてしまい、死後には勇者だったという事実・痕跡を検閲により抹消され記録から消されてしまった為こうなる。
本来ならスキルにより神性を付与されるが得る事が出来ず、対魔力スキルもランクダウンしている。
サーヴァントという形とはいえ勇者裝束を纏え精霊を宿し戦えるのは、彼女が勇者であった事を記憶として憶えている者が居たからだと思われる。

単独行動と勇気スキルについても了解です、前者はもう一回読み返してみましたが無かったので勘違いしてました、なのでオミットで、後者もオミットで大丈夫です

1972名無しさん:2023/06/11(日) 15:52:46
>>1971
まとめwikiの方で戦闘続行、単独行動、勇気の部分を削除しときました。

1973 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/12(月) 07:16:36
【主】東風谷早苗   【術】バベッジ     【作者】Julgijmc
弾幕少女と蒸気ロボという珍妙奇天烈なコンビ。
鱒は幻想郷で常識に囚われなくなった現人神。人間でなければ襲ってもOKな感覚は、まぁ間違ってはいない。弾幕バトルによりある程度は戦闘経験が豊富、切なる願いは持たないが聖杯戦争に対してもそこそこ積極性がありそう。
鯖はスチームパンクな天才科学者。宝具によりキャスターらしからぬ戦闘能力と結構強い機械兵士の量産がウリ。終末世界に対する願いを持つためある程度積極的に行動できそう。ちなみに地獄界曼荼羅で紫式部に召喚された状態に近いかもしれない。

【主】加古川飛流   【狂】ルドガー     【作者】Z4A9g17o
我欲に走るコンビ。
鱒は恩讐に飲まれて攻撃的。変身はできないがそれなりに運動はできそう。他人を蹴落とす事も平気で狂戦士を使う気満々である事も聖杯狙いとしては合格。
鯖は仲間殺しの猪突猛進。戦う程に戦技が磨かれ驚異度が増し、異界・別世界に対する宝具も刺さりやすいかもしれない。ただし狂化が強すぎて制御に令呪二画はネック。(ブースト等は一画かな)願いのためなら殺戮も平然と行える凶悪さが聖杯戦争で強くでるだろう。

1974 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/14(水) 06:14:20
主】葦名弦一郎   【騎】聞仲       【作者】Julgijmc
鱒は終末近代社会とのギャップが激しい戦国武人。相当目立ちそう。相手を殺る事に躊躇わないし聖杯獲得に意欲的なので語りと場を動かすのに適している。
鯖は政治と軍略に長けた道士。聖杯に望むものはなくとも鱒のために采配を振るう良き従者。現代社会との感性が違い過ぎる鱒のストッパーやアドバイザーとして期待しつつ、聖杯を獲るために邁進してくれそうで頼もしい。

【主】常磐ソウゴ   【殺】十六夜咲夜    【作者】Z4A9g17o
鱒は絶賛メンタルダウン中の将来の王。曇り過ぎて聖杯に縋る気満々、無益な殺生を好まずとも手段を選ぶつもりもないと結構ヤバイ状態。
鯖はどうしてもDIOっぽいメイド長。時止め能力は途轍もないアドバンテージだがその分魔力消費が激しいので頻発注意。主に付き添う従者気質なので鱒に従順的、それでいて聖杯を獲るためのサポート役として適している。

なお咲夜のスキルについても幾つか所感。
・「単独行動」はアサシンのクラススキルではないです。あと咲夜に斥候や単独の潜入などの逸話はありますか?
・「家業百般」で最初に思ったのはエミヤ、確か家事全般でA評価を受けていた気がするが、それが個別スキルとして反映されてはいない。
 企画主的には今のところ「家業百般」はあってもいいが、なくてもいいとも思える。
・「戦闘続行」に値する逸話ってありますか?

1975Z4A9g17o:2023/06/14(水) 07:08:05
>>1974
単独行動が非クラススキルな事については了解です
単独行動スキルが付きそうな逸話だと、東方妖々夢(異変を解決するまでお暇を出され、単独で異変解決へ挑む事に)、東方萃夢想(妖気を不審に思い単独で解決へ動く)、東方花映塚(花が咲きまくってるのを疑問に思い単独で調査) 、東方緋想天(緋色の気を不審に思い単独で調査を行う)、東方輝針城(ルート分岐こそするものの、湖の掃除をしてたらわかさぎ姫に遭遇しそこから単身周辺を見回りに行く流れは共通)、東方虹龍洞(流通しだしたカードに興味を持ったレミリアの友人パチュリーにカードの回収を命じられ、単独で行動する事に)
…という流れで、単身で異変解決へ出向く事が多いので、それらをスキルの由来に出来ますかね?(ただ仮にこれが通ってもAランクは無理があるかも知れないとは思った)

家業百般スキルと戦闘続行スキルはオミットで大丈夫です(後者については調べても出来そうなのが出てこなかったのと、スキルの過装飾になりそうでもあるので)

1976名無しさん:2023/06/14(水) 08:35:05
>>1975
まとめwikiの候補作から家業百般スキルと戦闘続行スキルを削除しました。
それと単独行動を固有スキルへ移動、ランクもA→Bにしておきました。
>>1975の内容や紅魔館の不在日数を考えると1日〜2日くらいかと思い勝手ながら変更しました。

余談、単独行動のランクAだと一週間、Bで二日間、Cで一日間、とAとB以下の大きな格差はなんなのだろう。

1977 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/16(金) 04:09:51
本日でコンペの一週目が終わり、明日から二週目に入ります。
今のところJulgijmc氏、Z4A9g17o氏から多数の候補作を投稿をいただきました。本当にありがとうございます。

ここで一つ確認ですが、上記のお二方以外に候補作を作成・投下する予定の方はいらっしゃいますか?

もし仮に他の方による正規の候補作がこれ以上募らない場合に備えて、「代理投票依頼スレ」に挙げられた代理待ちの主従プロフィールも候補作に繰り上げようかと考えています。
それと同時に今後「代理投票依頼スレ」に投下されるID不一致の主従プロフィールも候補作として承認することも画策しています。
ただし、【投稿者投票】は現状ID一致の方限定で進めていこうかと思います。

なおなお、これらの構想を実行するかどうかは今のところ未定です。
とりあえずみなさんの意見などをお待ちしています。

1978フリー使用OK:2023/06/16(金) 07:11:08
フリー使用OKということで7作代理スレに投下したものです
仮に代理投下から繰り上げになるならとても嬉しいですが諸事情により本語りには参加ができません
ある意味、無責任投票にならないように、あとネタの蔵出しのために代理投下スレを利用した所存ですが
今のところ一作も他の方から選ばれてないようです
それでも大丈夫ですか?

1979名無しさん:2023/06/16(金) 07:25:56
>>1978
フリー作品については、語れる人がいなければ候補作として繰り上げしない、というのも考えています。
語りたいけどID不一致だから代理投下を依頼する人を優先したいところ。
ここら辺についても意見があれば求む。

1980名無しさん:2023/06/16(金) 07:48:28
>>1979を書いた後に代理投票スレを見直したらゆんゆん&めぐみん以外はフリー7作品のみでしたね、すみません見落としてました。
少し悩みどころ、やっぱり他の方の意見がほしいところです。

1981名無しさん:2023/06/16(金) 08:24:03
ちなみにフリーであがっているキャラ

【主】烈海王      【剣】宮本武蔵(FGO)
【主】乙女アストラエア 【槍】バイキン黒騎士
【主】暁切歌      【弓】マキマ(NIKKE)
【主】ヤドリ天帝    【騎】ヒエール・ジョコマン
【主】ファウスト    【狂】ナイチンゲール
【主】スカー・プレデター【術】戸愚呂弟
【主】シュトロハイム  【殺】デイヴィット・マルティネス

1982名無しさん:2023/06/16(金) 17:09:08
個人的な意見としては>>1979に同意です。投下した人が積極的に語ってくれないと、本編で苦労するので。

それと>>1977の案が通るなら自分も本格的に代理投票スレに主従を投下、企画に参加します
ステシって作るのが大変ですし、7つしかない枠を消費させてしまうのも申し訳ないので今回はあまり乗り気じゃありませんでしたが確実に候補作になるならまたモチベが変わってきます

1983名無しさん:2023/06/16(金) 20:55:14
実は終末世界の住人で地獄を味わった後にマスターになったのパターンで質問なのですが、ファンタジー作品のキャラでもこのパターンを適用して大丈夫ですか?

1984 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/16(金) 21:00:44
>>1983
ええよー、今回のルールではその手の制限とかは付けていないしある程度自由にやってみてもOK。
ただし(あまり想定できないが)もしやり過ぎな内容ならば「待った」を掛けたりします。
まぁなんにせよ候補作として挙げて貰わないとなんとも言えないので、ぜひチャレンジしてみて。

1985名無しさん:2023/06/16(金) 21:04:17
個人的にはあくまで候補作なので繰り上げはいいと思います
最終決定はあくまで投票を交えたものなので

1986 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/16(金) 21:13:51
それではルールを変更します。
ID不一致でも候補作を募集します。ID不一致の方は「代理投票スレ」に候補作を投下してください。なお、ID一致が可能な方は通常通り「投票スレ」へ投稿をお願いします。
【投稿者投票】はID一致の投稿者のみが「投票スレ」で行ってください。一方、ID不一致の候補作の投稿者は「代理投票スレ」にて独自に投票しても構いませんが、基本的にID一致の投票内容を優先しID不一致は部分的参考程度に留めます。
なおフリー作品として挙げられた候補作は代理投下を必須とし、そうでなければ候補作として扱わないことにします。(基本的に妄想聖杯を語る人を優先するための措置です。)

それと【主】ゆんゆん【術】めぐみんを代理投下したZ4A9g17o氏へ、ルール変更に伴いZ4A9g17o氏の術陣営の枠を空けておきます。
もし問題が無ければ術陣営のプロフィール作成もチャレンジしてみてください。(無理ならチャレンジしなくてもOK.)

1987 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/16(金) 21:18:25
ルール変更に伴い日程の調整も行いましょうか?
①日程を変更しない。【コンペ期間】は6/23(金)まで
②【コンペ期間】を一週間延長、つまり6/30(金)まで
③【コンペ期間】を二日間延長、つまり6/25(日)まで
④【コンペ期間】を四日間延長、つまり6/27(火)まで
※ただし③④の【投稿者投票】は6/25(日)のまま、投票時までに挙がった候補作の中から選んでください。
 延長分の候補作は【名簿作成】の時に企画主が選定する可能性があります。
※②はその他の日程も一週間ずらしになります。

ルール変更に伴いこれから候補作を作ろうとする方への救済措置を行うなら②〜④を、不要であれば①を。

1988名無しさん:2023/06/16(金) 21:20:26
では企画主はもう寝ます。
何かしらの対応はまた明日。

1989名無しさん:2023/06/16(金) 22:51:09
企画主さん乙です
個人的には他は賛成で、時期に関してはルール変更もありましたし、今からコンペを作る人もいるだろうから一週間延長の②がいいかと

1990名無しさん:2023/06/17(土) 00:14:57
乙です
フリー主従を投下していたものですが、企画主様に提案と要望があります


・提案

①フリー作品は代理投下する際、ステータスやスキル、方針等を書き換えてもよし
 例えば「自分ならもっと良い設定の仕方ができる」と思う人のために自由にブラッシュアップできるという形にすると良い気がしましたので。
 なんなら時系列をいじるのもいいかと思います。

②代理投下の際、鱒か鯖だけ別キャラに入れ替えてもOKとする
 または鱒/鯖だけフリー枠から取って、片方だけ自分が入れたい鱒/鯖を入れる方法も良しとする。

 「鱒(鯖)は考えたけど鯖(鱒)を作るのが面倒」「自分ならこの組み合わせが良いと思う」人向けです。

フリー使用枠はフリー素材だと思って自由に取っていけるような形にしたいと考えましたが、いかがでしょうか。


・要望
……と言っても、本当に個人的な願望になりますが
フリー枠ですが、作った主従にも企画主様からの評価が欲しいです、ハイ
評価を考えるのは大変だと聞きましたので無理はしなくて大丈夫ですが、あったらとても嬉しいです。

1991 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/17(土) 07:21:25
おはようございます。
>>1987の日程ですが、実際にコンペ候補作を挙げる人の意見を聞きたいので、とりあえず>>1989以外にもコメント来るまでもう少し保留にしときます。

>>1990
提案の内容はオッケー、元々そのつもりでいましたが一応まとめwikiにも記載しときますね。
要望についてはもう少し待ってね、時間ができたら評価してみます。

1992 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/17(土) 07:28:48
【主】桐間紗路    【騎】不動遊星    【作者】VHjLRJ3M(※)
鱒は世界観に合せた半オリ設定という今までの候補作にない特徴的で面白い存在。根が優しいのは変わらないが殺伐補正により聖杯を求める姿勢になり、悪を許さない覚悟がええなー。
鯖は終末に向かう未来とは別の道を切り拓いた決闘者。「くず鉄のかかし」など多種多様なカードにより汎用性が物凄く高い。願望器に懐疑的であり他陣営との同盟などもありえそうだが、ある程度優勝を狙う意識も持っており油断ならない。

1993フリー:2023/06/17(土) 08:13:03
>>1991
嬉しい限りです、ありがとうございました。

1994名無しさん:2023/06/17(土) 08:39:08
終末シャロなかなか濃いのが来たな(褒め)

1995 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/17(土) 11:54:05
番外編・フリー作品の所感

【主】乙女アストラエア【槍】バイキン黒騎士
不浄コンビ。
鱒は救済のために別の悲劇を生み出してしまう聖女にしてデーモン。戦闘は得意ではないようだが、鯖と共に聖杯を手に入れる気概はある。自ら人に危害を加えるつもりはないが、彼女が原因であらぬ被害が出るのでは?(邪推)
鯖は普段らしさが全くない高潔なヴィラン。宝具も一騎打ち専用と漢過ぎるだろ!その分パラメータは高めで強いが、正々堂々な性格なため搦手には注意。

【主】烈海王     【剣】宮本武蔵(FGO)
バトルジャンキーっぽいコンビ。
鱒は武を極めし拳法家。作品が作品ゆえに肉弾凶器、接近戦なら他の追随を許さない猛者。聖杯への願いも持つがそれより戦場で出会いし主従と勝負する事を楽しんでいるだろうな。
鯖は「 」を追求する女剣士。剣技だけで色々な境地に至り過ぎだが、その影響で宝具の使用に制限が掛かってしまったのが難点。とりあえず真っ当に聖杯戦争はやってくれそう。

【主】ファウスト   【狂】ナイチンゲール
狂いし医療コンビ。
鱒は異形にして技量が高い闇医者。それでいて巨大メスをぶん回して格闘戦までこなすこの人なんなの。狂気に飲まれない限りは殺人を回避するが、自己の願いのために聖杯戦争へのやる気は高い。
鯖は会話が成り立たない鬼婦長。治療のためなら過剰処置も朝飯前、終末世界の人々は困惑しても治療してくれる天使には違いない…?基本的に体術メインで戦う、宝具は攻撃的ではないが場合によっては良く効く。

【主】・プレデター  【術】戸愚呂弟
人外コンビ。
鱒は異星から来た戦士。地球の文化なんかクソくらえ!ただ強者との死闘を至上とするコミュ難だし、強いけど場合によっては孤立する可能性も。(共闘する可能性もあるが。)
鯖は全くキャスターらしさがないマッスル。三騎士とまんま殴り合えるじゃん。それでいて聖杯への願いもストイック。とりあえず強者との戦いがメインになるとは思うが、鱒との価値観のズレが響かないか心配。

【主】暁切歌     【弓】
鱒は不完全な装者。ギアを纏えば強力だが不安持ち、尚且つ参戦時期の関係で絶賛曇り中なのが…。その上誤解したまま聖杯への願いを持ち、尚且つ罪意識もあって聖杯戦争へ踏み出すのも躊躇いがちと幸先が危うい。
鯖はまさかの出典違いな悪魔の残滓。戦い方も異なりいいケツ晒しながら機関銃で掃射する。またお供二人を召喚して火力アップも図れるが鱒の魔力消費に注意。聖杯より状況を引っ掻き回しそう。

【主】ヤドリ天帝   【騎】ヒエール・ジョコマン
鱒は外宇宙の寄生生物。物凄くステレオタイプな悪役で聖杯を欲する理由もシンプル。人外思考で冬木に悪影響を及ぼすのも全く気にしないし、寄生能力のおかげで保身しやすいのが厄介。
鯖は歴史マニアの未来人。基本戦闘は宝具による騎乗頼り、また城ロボは強力だが魔力に難あり。自らの野望のために戦うが、野原家などへの妙に拘りは律儀なこと。鱒と合わせて悪役ムーブが映えそう。

【主】シュトロンハイム【殺】デイヴィッド・マルティネス
鱒は超科学国家の申し子にして高性能なサイボーグ。ジョセフと関わったことで性格が少し良くなったが、戦場であれば容赦しない態度は相変わらず。聖杯狙いだが、この人も勘違いでとにかく邁進してしまう。
鯖はサイバーパンク世界のサイボーグ。もはや自己改造(機械)と呼べるスキルだがデメリットも大きく、また宝具により超スピードや攻撃重視へと用途に分けて戦うことができるが難点も多い。以下に暗殺者ムーブができるかが暴走回避のカギ。(暴走回避できるとは言っていない)

1996フリー:2023/06/17(土) 13:04:06
>>1995
ありがとうございます!

1997 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/17(土) 16:37:07
>>1987の日程調整についてですが、今のところ①の変更なしにしようかと考えています。
>>1989で②を押している人がいましたが、その文面だと候補作を作成している人かどうかわからず、自分としては実際に作成している人の意見を聞きたいところです。
今回のルールに伴って作成者からの時間が欲しいという声があれば②〜④のいずれかで延長しますが、意見がなければ不用意に延長せずに元の日程のまま進めたいと思います。
とりあえず明日まで反応を待ってます。

1998Z4A9g17o:2023/06/18(日) 04:06:01
>>1987
個人的には④か②のどちらかがいいなと思います
リアル都合もあって思ってたより自作の候補作に時間がかかりそうなのと、>>1989氏同様に、金曜から候補作を作り始めてる人もいるかもという点を考慮して

1999 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/18(日) 18:37:42
それでは一先ず④、【コンペ期間】を四日間延長、つまり6/27(火)まで、にします。
一応必要になれば途中から②の一週間延長に変更することもできますが、とりあえず④でいきます。

2000名無しさん:2023/06/18(日) 19:49:24
もう一つルールの微修正。
コンペ候補作はID一致、ID不一致でも「投票スレ」に投下してください。投下の際にはID一致かID不一致かを申告してください。
同様に【投稿者投票】もID一致、ID不一致共に「投票スレ」に自己申告付きで投票してください。
なお6/25(日)の【投稿者投票】の間に候補作を挙げる場合は「代理投票スレ」に投下をお願いします。

2001名無しさん:2023/06/18(日) 19:50:15
もう一つルールの微修正。
コンペ候補作はID一致、ID不一致でも「投票スレ」に投下してください。投下の際にはID一致かID不一致かを申告してください。
同様に【投稿者投票】もID一致、ID不一致共に「投票スレ」に自己申告付きで投票してください。
なお6/25(日)の【投稿者投票】の間に候補作を挙げる場合は「代理投票スレ」に投下をお願いします。

2002 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/18(日) 19:52:16
あいや、色々と不調でトリップやsageが外れてしまいました、失礼。
>>2000および誤爆>>2001は自分のレスであると注釈しときます。

2003 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/19(月) 14:50:28
【主】夜神月(ドラマ)【剣】月島秀九郎    【作者】Z4A9g17o
兎の次は月のコンビ。
鱒は妄想ロワでは殆ど見ないドラマ版。カイジ張りに窮地ほど本番に強い。ノートの影響で人死にも慣れたが、原作版よりもまだ躊躇う余地が残っているのがネック。
鯖は最優っぽくない搦手の剣士。正面からの切った張ったは力負けしそうだが、それよりも記憶・記録の改竄に長けていて恐ろしい場合も。聖杯に願いを持たず受動的なので気迫を持った相手との差が場合によって影響しそう。

忘却補正スキルは本来アヴェンジャーのクラススキルであり、その内容は「人は忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。 時がどれほど流れようとも、その憎悪は決して晴れない。たとえ、憎悪より素晴らしいものを知ったとしても。 忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化する。」というもの。
月島さんのスキル内容だど憎悪に関係ないようなので、スキル名を変更するのはいかがでしょうか?

2004名無しさん:2023/06/19(月) 16:41:00
>>2003
ヘファイスティオンの性能を確認していたら丁度良いものを見つけました。

○忘却無効:EX
忘却補正と似て非なるスキル。記憶の神ムネーモシュネーの名をつけられたシステムにより、カルデア式召喚で喚ばれた場合に限定されるが、彼女は過去召喚された際の記憶をほぼ完全に持ち越すことができる。

こちらの方が忘却補正より近いかな、ヘファイスティオンとは違うケースにして書けば憎悪と関係なく使えそう。
あるいはこれをベースにスキル名を変えても良いかと。

2005Z4A9g17o:2023/06/19(月) 18:00:44
>>2003-2004
了解です、では月島さんのスキルを以下のように修正させてもらいます。

○忘却無効:A
忘却補正とは似て非なるスキル。本来宝具により挟み込んだ事により分岐した過去は、セイバー自身が2回斬って解除を選ぶかセイバー自身が死亡もとい現界後消滅すると無かった事とされ対象からも記憶が消える。
しかしセイバー自身の記憶にそれらは残っており忘れる事は無い。(千年血戦篇にてかつて過去を挟んでいた相手である井上織姫に対し織姫と下の名前呼びし馴れ馴れしく話しかけている他、彼女の能力も忘れていない為)それ故についたスキル。存在の消滅や抹消等による記憶の改竄等を無効化する。

2006名無しさん:2023/06/22(木) 08:20:45
一度投下したステシで方針に関わるような修正したいけど大丈夫?
もし大丈夫なら修正したやつを投票スレに再投下したらいいのかな

2007名無しさん:2023/06/22(木) 09:32:07
>>2006
ステシの修正はいつでもいいですよ。by企画主
投票スレに修正箇所を投下するのもOK。
あるいはまとめwikiに掲載されているのを直接修正してもOK。(修正前後にどの箇所をどのように修正したか申告してください)

2008 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/22(木) 15:22:09
【主】柊真昼     【騎】世界ディエゴ   【作者】Z4A9g17o
吸血鬼に縁のあるコンビ。
鱒は秀才×吸血鬼化=余計手に負えなくなった少女。武器無し参戦とはいえ戦闘能力は聖杯戦争上位に入り、場合によっては対鯖もできてもおかしくない。それでいて聖杯狙いとやる気満々で積極的なのがヤバイ。ただし日中に行動できないのがネック。
鯖は勝者になることに飢える者。乗馬による機動力と時止めを活用したトラップが敵対者を翻弄する。今のところ天敵がいなければスタンド自体でぶん殴るだけでも脅威。貪欲に狡猾に聖杯狙いで積極的になれるが、鱒をも切り捨てられる内に潜む危険。

個人的に単独行動は不要な気がする。並行世界から連れて来られて単独で行動していただけでは単独行動スキルの由来としては弱く、また仮に並行世界から連れ出された他の鯖も同様に獲得できるかというと疑問。容易に誰でも単独行動スキルを獲得しているという状況は避けたく、ディエゴは他スキル・宝具で個性を出し切れているので単独行動スキルがなくてもいい気がする。


【主】宇治松千夜   【弓】ジャック・アトラス【作者】VHjLRJ3M(※)
鱒は日常世界のごくごく一般人。別候補作のシャロとは違い混乱と状況把握で遅れを取りそう。生存スキルも特になく積極的な聖杯狙いではないのでカモとして狙われやすい存在。
鯖は常に勝者たらんとする決闘者。遊星同様にカードの汎用性が高く、パワー型のレモンを筆頭に数多の敵を粉砕するのは容易い。鱒のために戦い鯖相手に全力で戦う様は一歩も退かないキングそのもの。

ライダー陣営(シャロ&遊星)とアーチャー陣営(千夜&ジャック)は日を跨いでも同じID:VHjLRJ3Mですね。
VHjLRJ3M氏のIDが変動しなければID同一と見做して【投稿者投票】も同様に扱いますが、あるいはID不一致の方を選びますか?

2009 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/22(木) 15:26:55
明日でコンペ二週目が終わり、明後日からコンペ延長期間が始まるので、一足早く確認をば。

今現在、候補作を作成している方はどれくらいいますか?
該当する方は“現在の進捗状況”と“6/30(金)までの延長が欲しいかどうか”をレスしてください。

2010名無しさん:2023/06/22(木) 17:32:14
>>2008
ゆんゆん&めぐみんも自分が投下したのですがその時からはIDが変わっており、実際過去にもIDが変わっているので今後IDが変わってしまう可能性もあります。ただ一応、ついさっきも確認してみましたが今のところは変わってないみたいです
もしも今後もIDが変わってなければID同一として扱っていただけるとありがたいです。ややこしい状況で申し訳ありません

2011 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/22(木) 19:03:57
>>2010
ID変動しているんですね、了解。
ではID:VHjLRJ3Mから変動していなければID同一として扱い、変動していれば申し訳ないですがID不一致として扱います。

2012Z4A9g17o:2023/06/22(木) 22:15:25
>>2008
了解です、単独行動の部分は削除でお願いします。
>>2009
現在術の候補作を作成中、現在はマスターの部分です(半オリ設定で書く予定)
延長についてはこちらは今の所はまだしなくても大丈夫かなと(他の人の意見次第)

2013 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/23(金) 05:42:43
【主】蝶野攻爵    【殺】闇マリク     【作者】Julgijmc
鱒は超人になる前のホムンクルス使い。未だ人間で病弱持ちという欠点を持つが、代わりに他者を平気で利用する残忍性を光らしている。聖杯獲得のためなら躊躇わない性格もグッド。
鯖は狂気から生まれた裏人格。闇のゲームによるプレイヤーの危険性や神のカードによる一撃必殺が強力。あまり暗殺者っぽくないが闇に潜み他者を利用するのには長けていて、なにより無差別に苦痛を与えたがる狂気が凶悪。

2014Julgijmc:2023/06/23(金) 17:09:16
>>2009
現状思いつけた主従は出せたので自分は延長なくても大丈夫ですが、延長希望の方がいるのであれば延長していただいても構いません

2015 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/24(土) 10:23:27
明日から【投稿者投票】です、とりあえず本日までに挙げられた候補作の中から以下のように選出してください。
 ①自分の候補作以外で気に入った候補作を14組以内で選んでください。
 ②自分の候補作で特に気に入っている作品を挙げてください。(選べるのは3組まで)
明日以降に投下された候補作は【投稿者投票】の対象外ですが、【名簿作成】の時には選出対象になるので6/27(火)までご応募ください。

2016名無しさん:2023/06/25(日) 00:29:36
あまりにも投下してる人が少ないから不安なんだけど、今回は最後まで語り切れるのだろうか
いつもはもっと多かったよね?

2017名無しさん:2023/06/25(日) 07:59:58
>>2016だけどちょっと気にしすぎだったかもしれないからスルーして

2018 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/25(日) 08:20:13
【主】ピースマン   【剣】足利義輝     【作者】Julgijmc
全人類を巻き込む騒乱を望むコンビ。
鱒は月の世界にて一時頂点に辿り着いた欠片男。此度は終末世界の住人だが来歴や性格はほぼ変わらず、別世界の因果もあって強者ポジになりそう。願いもまた破滅的であり戦いへも意欲的。
鯖は一つの時代を終わらせ戦乱をもたらした婆娑羅。自らの目的の為にブレない精神性も強く、最優のクラスとしてステータスも遜色ない。もし『天政奉還』が為されたら一体全体どうなってしまうのやら。

ところどころルーラーの表記があるので、後で修正をば。

【主】五十鈴大智   【弓】エネル      【作者】Julgijmc
鱒は(オール4の印象から)自己中的な情報通。仮面ライダーに変身できるというアドバンテージ持ち。他者の損害・犠牲など鑑みずにただ己が欲のために聖杯を求める姿が、果たして他陣営にどのように作用するか。
鯖は唯我独尊の自称神。心綱に悪魔の実とそれだけで充分強力。『神の方舟』は資材集めが面倒だが、発現できれば聖杯戦争の大きな山場に成る程に強力。ただ自分のやりたいように動き暴君として振る舞うため各方面に迷惑を掛けそう。

【主】ダクネス    【剣】紅渡       【作者】J/ByFPMc(※)
鱒は今企画独特のIF存在、つまりカズマ達は終末前の現実世界にて冒険していた?ある意味脳筋な彼女なら鯖の攻撃もある程度耐えられそうな予感。特殊背景により聖杯獲得への意欲が強いのがいいねー。
鯖は心優しくも芯が強い正道な仮面の剣士。真っ向勝負に向いており、威圧で一部の邪魔者を追い払えるのは少しよき。鱒に引っ張られて優勝狙いに定めているのは心強い。主従揃って弱者救済を優先するのは場合によっては一長一短。

【基本戦術、方針、運用法】にて「(略)マスターが相手でも」で途切れている文章があります。

【主】吾妻道長    【殺】佐藤和真     【作者】J/ByFPMc(※)
鱒はゾンビ体質。仮面ライダーになれるし生命力と戦闘能力が高いので戦いには優位。善人であり無闇に人と傷つけないが、救済を思う願いのために戦う意思を失っていないのはよし。
鯖はギャグ性能が高い一般人。パラメータは貧弱だがスキルによる手数の豊富さが光る。駄女神は強くもあるが難点も諸々、上手く嵌まれば場を掻き乱すにはよい。総じて暗殺者っぽくなくサポートで頑張るタイプ。聖杯への願いは消極的で善人な性格もあって争い事には少し心許ない。

【主】ハル      【術】八雲紫      【作者】DMlbdS6M(※)
鱒は怪異に魅入られた少女。ひ弱な小学生だが魑魅魍魎が蔓延る夜中を生き延びた行動力と石の強さは侮れない。ただしまだ幼いので願望器の話があっても心決まらずなのがスタートに遅れそう。
鯖は人を喰らう怪異。境界を操る程度の能力がややチート。基本的に式神を駆使しつつ上手く立ち回る、といったところか。鱒を尊重して戦ってくれるがその鱒の覚悟が決まっていないため出来る事に制限がかかりそう。

2019 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/25(日) 08:22:29
それともう一つ、自作の鯖「バーソロミューくま」に次のスキルを加えたいと思います。
これ程の特徴を今頃思い出して後悔、すみませんが許諾をお願いします。

○悪魔の実の能力者:A
誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きる者達。自然の母である海に嫌われた咎人。
悪魔の実を食した者は特異な能力を得る代わりに海に呪われる。海水に触れたり海の力を有する道具や攻撃などの影響を受けると悪魔の実の能力を一時的に使えなくなり、各種ステータスも一時ダウンする。
また泳げなくなるため海中に沈んでしまった場合は自力での脱出は不可能、他者に救出してもらうか令呪で地上に転位させなければ聖杯戦争から脱落する危険すらある。
なお川、プール、風呂など「水が溜まっている場所」も海として適応されるが、体の一部が浸かる程度なら能力の使用が可能。雨やシャワーなどの流水に関しては影響がない。

2020Julgijmc:2023/06/25(日) 18:18:35
>>2019
悪魔の実の能力者としては外せない要素ですしいいと思います
また自作のエネルにも同様のスキルを追加してもよろしいでしょうか?

2021 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/25(日) 18:23:08
>>2020
ありがとうございます、エネルも同じく追加してもいいですよ。
あと微修正加えたのでもう一度張り直します。

○悪魔の実の能力者:A
誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きる者達。自然の母である海に嫌われた“不自然”たる咎人。
悪魔の実を食した者は特異な能力を得る代わりに海に呪われる。海水に触れたり海の力を有する道具や攻撃などの影響を受けると悪魔の実の能力を使えなくなり、各種ステータスもダウンする。
また泳げなくなるため海中に沈んでしまった場合は自力での脱出は不可能となり、他者に救出してもらうか令呪で地上に転位させなければ聖杯戦争から脱落する危険すらある。
なお川、プール、風呂など「水が溜まっている場所」も海として適応されるが、体の一部が浸かる程度なら能力の使用が可能。雨やシャワーなどの流水に関しては影響がない。

2022Julgijmc:2023/06/25(日) 19:36:55
>>2021
返答ありがとうございます。
wikiの方でエネルのスキル欄に追加しました
また足利義輝のルーラー表記部分をセイバー表記に修正したことを合わせて報告します

2023 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/26(月) 06:35:27
各作者さまへ、【投稿者投票】にご参加いただき誠にありがとうございます。
企画主もまた同じように現状で選んでいる主従をこちらに挙げて置きます。
なおこれは未だ暫定状態であり、まだ名簿作成には取りかかっていないのであしからず。


【主】ジン      【槍】郡千景
【主】五十鈴大智   【弓】エネル
【主】桐間紗路    【騎】不動遊星
【主】蝶野攻爵    【殺】闇マリク

【主】東風谷早苗   【術】バベッジ
【主】リース     【狂】ラダーン
【主】加古川飛流   【狂】ルドガー
【主】ピースマン   【剣】足利義輝
【主】ダクネス    【剣】紅渡
【主】柊真昼    【騎】世界ディエゴ
【主】脹相      【槍】がらがらどん
【主】葦名弦一郎   【騎】聞仲

上段が個人的に語り易さと好み、あと聖杯戦争での動きを重視して選んだ面子。なお未把握キャラもチラホラいる。
下段は未把握が多いものの聖杯狙いを中心に聖杯戦争に意欲的な面子をチョイス。他主従とチェンジする可能性はある。


【主】乃木若葉    【騎】牛若丸

今回の自分の本命はこの主従です。術・殺・狂は二の次、剣・弓・槍は三の次。投票内容と名簿作成の調整で二の次からは幾つか選出すると思う。

2024 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/26(月) 07:13:52
それと気になっていることがあります、自分の角度だけだと視野が狭いのかもしれないのでご相談です。

【主】常磐ソウゴ   【殺】十六夜咲夜    【作者】Z4A9g17o

この主従は内容的には問題はなく、メタ的な話。
「十六夜咲夜」は現在停止中のオールジャンル4にて主催者の一人として登場しています。
もし仮に終末聖杯に参戦して色々と語った場合、再開したオール4にて何かしら割を食う可能性があると懸念を抱いています。
なので正直にいえば今のところ選出の対象外にしようかとも考えていますが、熱烈な要望および懸念を払える要素があれば選出対象にするのもアリです。

2025Z4A9g17o:2023/06/26(月) 07:48:31
>>2024
オール4の主催の吸血鬼ハンターの方の咲夜は【備考】の元吸血鬼ハンター説から来たif的存在っぽいので、元吸血鬼ハンター説を採用せずに語れば差別化とかそういうのは可能かなあとは思います、スペック的にもあちらの方が強大というか上位互換寄りですし
過去や出自云々については、stay nightのエミヤみたいに召喚時にその部分の記憶が飛んでる(あっちは一晩経ったら思い出してたけど)って処理するのもありとは思いますけど
個人的には語りたい度的なのは結構高いですが、他の人の意見も気になるところでもあります

2026名無しさん:2023/06/26(月) 10:47:14
ただでも少ない語り手のやる気を削ぐのも難だし、オール4側が多少割を喰う覚悟で通しても良いかと思います
キャラがロワを続けて出るのは珍しいことじゃなかろうし、似た前例にリピ2021のシャア菅野や天空聖杯のシャアがいるけど、あれはシャア菅野側が荒れる語りをしていたのが問題だったし

2027名無しさん:2023/06/26(月) 11:19:21
個人的にはソウゴなら語れるかもと思って名前を挙げたけど、東方についてはマジでそこまでわからないのでちょっとなんとも言えない

ただ今回は少人数の語りになるのがわかりきってるから、語る意欲が高いと言われてる主従はなるべく入れた方が円滑に進む気がしないでもない。とにかく語り手の数を減らしたくない状況ではあるかも

2028 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/26(月) 11:58:26
多数のご意見ありがとうございました。
自分の杞憂であり語りの事を考えてソウゴ&咲夜組を選出対象にします。
色々とお騒がせしてすみませんでした。

一応告知、コンペは明日6/27(火)で終了です。
万が一6/28(水)以降に候補作が投下されても無効となりますのでご注意を。

2029名無しさん:2023/06/27(火) 19:33:50
ゆんゆん&めぐみんを設定や方針含めて変更しました

ゆんゆんの変更点は

キャラシ投下以降、爆焔で使っていた魔法であるスリープ、パラライズを追加
聖杯への願いをサーヴァントのめぐみんを受肉させたい(サーヴァントのめぐみんすらも“めぐみん”として大切に思ってるゆえの願い) に変更
人物背景に今回の聖杯戦争での設定付与。終末世界の住人に

(以下、今回の聖杯戦争での設定)
終末世界でなによりも大切なめぐみんを失っている。それでもいつかあの強気な態度で帰ってくると信じて、めぐみんが復活するのを願う日々。知力の高いゆんゆんは、死人が都合良く復活するなんて無理だとわかってる。だがそれでも願わずにいられないし、めぐみんが死んだなんて信じたくもない。過去の思い出に縋り、めぐみんの復活という幻想だけを夢見て廃人のように生きる。
そんなある日、聖杯戦争の噂を聞き付けて願いを叶えるために参加を決意。もちろんめぐみん復活のためだったの、だが――。

「――まったく。何をそんな顔してるのですか、ゆんゆん」
「めぐ、みん……?」
「はい、私ですよ。と言っても今はサーヴァントの身ですが」
「どこに行ってたのよ、バカ。どうしてもっと……早く帰ってきてくれなかったの……?」

「……残念ですが、私はゆんゆんが待ち望んでいた私ではありません。サーヴァント・キャスター――私は私であって、ゆんゆんの知る私ではないのです」
「ううん。サーヴァントでも……めぐみんはめぐみん。私のライバルで――一番大事な友達よ」
「よくもまあそんな恥ずかしいセリフを、今回はスリープ無しで言えたものですね。……まあ少しだけ心配でしたが、元気そうで何よりです」
「めぐみんが居るから、元気が戻ったの。だからめぐみん――私の願いは、決まったよ」

方針も以下に変更

【方針】
殺し合いはしたくない。めぐみんに無理させたくもない。……でも、めぐみんのためなら聖杯戦争に勝ちたい。サーヴァントなら倒しても座に帰るだけなんだよね?
じゃあ他の人達には申し訳ないけど――めぐみん以外のサーヴァントを倒して、また二人で勝負しない?
一番大事な友達のためなら――私は絶対に迷わないから!
めぐみんと平和に暮らしたいから、悪い人はマスターでも容赦しない!もう絶対にめぐみんを、失いたくないから!

めぐみんの変更点は

願いを以下に変更

【聖杯への願い】
ゆんゆんが無事なら、それでいいのですが……まあ受肉して共にこの世界を生きるなら、少しくらいマシな世界にしますか。
私だって……座に帰るよりもゆんゆんと暮らしたいのが本音ですから。もちろん本人には秘密ですよ

道具作成スキルを以下に変更。よく考えたら爆焔でポーションは作ってたので

道具作成:E
 魔術的な道具を作成する技能。キャスターはポーションくらいなら作成可能。

その他、スタンス変更に伴い【基本戦術、方針、運用法】 に追記修正

2030 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/27(火) 19:36:45
少し早いが、自分が寝ている間に皆の意見を見るために【名簿作成】を始めちゃいます。ひとまず企画主の方で以下のように14組を選定してみた。ちなみに上段は選出の優先度が高い。
基本的に殺人を厭わない、切なる願いを持つ主従を優先し、一部は関連あるキャラが組み合うように選定した。
この名簿で難点や不満点、要望があればレスをください。まだ主従をチェンジして次の名簿を作成することもできます。
なおZ4A9g17o氏が作成中の術陣営がこの後に投下された場合、それを吟味して名簿に加えるかどうか考えます。

【主】五十鈴大智   【弓】エネル      【作者】Julgijmc
【主】ジン      【槍】郡千景      【作者】Z4A9g17o
【主】乃木若葉    【騎】牛若丸      【作者】◆gXaKV49AZQ
【主】桐間紗路    【騎】不動遊星     【作者】VHjLRJ3M(※)
【主】柊真昼     【騎】世界ディエゴ   【作者】Z4A9g17o
【主】常磐ソウゴ   【殺】十六夜咲夜    【作者】Z4A9g17o
【主】蝶野攻爵    【殺】闇マリク     【作者】Julgijmc
【主】ザボエラ    【殺】上弦の陸     【作者】◆gXaKV49AZQ
【主】間桐慎二    【狂】バーソロミューくま【作者】◆gXaKV49AZQ

【主】ダクネス    【剣】紅渡       【作者】J/ByFPMc(※)
【主】桐生戦兎    【弓】鈴仙・U・イナバ  【作者】Z4A9g17o
【主】宇治松千夜   【弓】ジャック・アトラス【作者】VHjLRJ3M(※)
【主】江ノ島盾子   【術】万魔殿      【作者】◆gXaKV49AZQ
【主】東風谷早苗   【術】バベッジ     【作者】Julgijmc

・術陣営(盾子&万魔殿)を別の術陣営(ハル&八雲紫)や別の陣営に変えることも考え中。全体的な語り易さでいえば後者だが、冬木市や住民に大きな被害を出して物語を動かすならば破滅的なコンビかな。
・剣陣営(ダクネス&紅渡)を別の剣陣営(ピースマン&足利義輝)あたりに変えることも考え中。後者の方が積極的に聖杯戦争で動いてくれそうなので。

2031名無しさん:2023/06/27(火) 20:01:02
はっきり言うとザボエラ組は願いくらい書いてほしい。無しなら無しでも明記してほしいというか
あと堕姫&妓夫太郎も必須である聖杯への願いが未記入ですね

2032 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/27(火) 20:14:50
>>2031
了解しました。
個人的には語りで自由に決めてもいいものだと思っていましたが逆に不親切になってしまいましたね、申し訳ないです。
まとめwikiの方にザボエラ組の願いを追記しときますのでしばしお待ちください。

2033名無しさん:2023/06/27(火) 20:20:02
すまん、今週末まで投票期限を延長させてほしい
時間がなくてなかなか候補作がまとまらない
無理だったら諦める

2034 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/27(火) 20:31:31
>>2033
少し予定が狂うのは困るところですが、企画主としては6/30(金)まで延長するのも別に構わないとも考えています。
ただしその場合は予定を一週間ずらして【語りの開始】を7/8(土)に変更することになります。
延長について他にご意見があればお声掛けください。

20352033:2023/06/27(火) 20:42:31
了解しました
締切当日に申し訳ありません

2036名無しさん:2023/06/27(火) 20:49:01
個人的にはちょっと伸びるくらいならまあいいとは思う

2037 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/27(火) 20:54:49
ザボエラ組の【聖杯への願い】を追記しました。
あと細かい事ですがザボエラの【参戦時期】から「たぶん」を削除して明確な時期にしときました。

2038 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/27(火) 21:11:08
ついでに書き足したいことが一つ。
万魔殿の不死性についてですが、「生贄に捧げた分の生命力が残っている場合、霊核に致命傷を受けても自己蘇生により霊核を元に戻せる」というのを追加してもいいでしょうか。
逆に生命力が底を尽けば(マスターの魔力や記憶の消費で新しい自分の召喚はできても)霊核に深刻なダメージを受ければそこで退場、という内容も加えてみようかと。

ひとまず今日はここまで、寝ます。
コンペ期間は6/30まで延長にします。

2039名無しさん:2023/06/27(火) 23:00:27
企画主さん色々と対応乙でした
名簿については個人的には候補話の数的に今回は今までより少人数で語りをまわす感じになりそうなので把握率が高そうな名簿がよいのかなと

2040名無しさん:2023/06/27(火) 23:55:36
>>2039
自分も同意です
盾子&万魔殿は票数を見る限り把握率が低い気がします

2041 ◆gXaKV49AZQ:2023/06/28(水) 06:19:15
まとめwikiの日程を変更しました。
また>>2038の万魔殿に関する加筆を【宝具】欄に追記しました。

>>2039>>2040
了解、こちらでも把握率が高い候補作を優先的に選びます。
ただし把握率だけで全てを決めず、場合によっては主従同士の組み合わせで選ぶ候補作も多少はあるようにしますね。

なお盾子&万魔殿は別の主従に交換しようと思います。自分でも万魔殿は把握や扱いに多少難ありとは感じていましたので。(一応去年のアニメである程度知られているかなー、なんては思っていましたが)

2042名無しさん:2023/06/28(水) 22:09:31
今更ながら暫定名簿についての個人的な所感ですが1組のみのクラスと3組いるクラスがそれぞれ3つと少しクラスの偏りが大きく感じました
個人的には色々なクラスが絡んでるのが好きなので1組だけのクラスが早々に脱落するとちょっと寂しいかなと…
もちろん既に言われている通り把握しやすさ・語りやすさの方が大事なので今のクラス比でも全然OKです

2043名無しさん:2023/06/28(水) 22:13:16
>>2041のレス的にまた新しい暫定名簿が来るような気がする

2044名無しさん:2023/06/28(水) 22:23:18
クラスについては>>1948
>今回は各クラスを2騎ずつではなく、偏った名簿になるかと思います。(結果的に均一な名簿になる可能性もあります。)
と事前に言われてるから個人的には偏りがあってもいいと思う

2045名無しさん:2023/06/28(水) 22:26:45
真昼&ディエゴは本人票含めて2票しかない
これは投下した本人とあと一人しか把握してない可能性が考えられる上に本人票以外が未把握が多いと明言されて投票されてるから個人的には不安要素

2046Z4A9g17o:2023/06/28(水) 22:41:20
ディエゴは語れるor把握してるけど真昼が…ってなって、票入らなかったかなあとは作成者個人としては思ったり
語るネタ自体は考えてはいるけど、他主従との交換もやむなしとも思ってる

2047名無しさん:2023/06/29(木) 06:09:49
正直、投稿者一人でも語れるなら通すべきだとも思うんだけどな...
投票数多くても無責任投票はあったことだし
扱いづらくなったら、それこそ処理殺で良いかと

2048名無しさん:2023/06/29(木) 07:14:44
そんなこと言い始めたそれこそ投票の意味が無くなる
あと簡単に言ってるけど処理殺って意外と手間掛かるんやで

2049名無しさん:2023/06/29(木) 12:08:24
>>2048
いや、だから0票や1票ならわからんでもないが2票は現状の過疎下なら合格ラインで良いかと
語らない複数人の投票より語る一握りの方に価値がある

処理殺に関しちゃズガンでOK
俺はそうやって語りの中での不人気キャラは弾いたし、それで怒られた試しが一度もない

2050Z4A9g17o:2023/06/29(木) 12:44:48
真昼は弱点の都合上(設定的に鬼呪装備の攻撃はおそらく呪術系統の攻撃になりそう) 、ズガンするとなった際に出来そうなのはパッと見た感じ鱒に1人、鯖に1人いる
最も鯖である世界ディエゴが残ってるとなると難しくなるけど…

2051Z4A9g17o:2023/06/29(木) 13:00:51
ただ作成者個人としては、こんな風に賛否分かれる感じになってまで当選して欲しいかというと…とはなってる
上で挙げたズガン云々も、該当キャラの生存ロックみたいになりかねないし語る上で邪魔になりそうですし
勿論当選となれば語りますが

後個人的に思ったのは、企画主さんの本命の若葉牛若丸組を語るのなら、ジンと千景組は居なくても問題ないのではと思った(他の人の意見も気になる)

2052Z4A9g17o:2023/06/29(木) 15:37:10
>>2050
ズガンするとなった際に出来そうなのは→弱点を付いた上でズガンするとなった際に出来そうなのは
弱点を無視すると、高火力な宝具持ちの鯖なら力押しでズガン出来ると思う

2053名無しさん:2023/06/29(木) 17:25:58
語るひと握りが最後までやってくれる保証もないし把握率は大事だよ
把握率高いキャラが多い方が語りに困らないし

2054名無しさん:2023/06/29(木) 18:00:58
最後までやる気なきゃ「やる」なんて言わないよ
まあ、把握率に関しては全否定するわけじゃないけど、貴重な時間を割いてコンペ書いたのに否定されるのは可哀想だと思う

2055名無しさん:2023/06/29(木) 18:09:40
貴重な時間を割いてコンペ書いてるのはみんな平等だよ
ただ当人込みの2票で関連性があるキャラも居ないから上段にするほどの優先度を感じない

2056名無しさん:2023/06/29(木) 18:30:50
>>2055
そりゃ製作者である当人の最低一人は確実に語ってくれるってことやんか
それ言ったらグランドフィナーレの光の英雄も2票しかなかったのにも関わらず、ちゃんと完走できたじゃない

2057名無しさん:2023/06/29(木) 18:35:04
じゃあ最初から投票しなくて良かったんじゃないの

2058名無しさん:2023/06/29(木) 18:46:02
過疎化において究極的にはそうなんだが、元締めは企画主なので彼(彼女?)のルールには素直に従うしかない

2059名無しさん:2023/06/29(木) 18:52:27
とりあえず次の名簿を待つしかない

2060名無しさん:2023/06/29(木) 18:54:42
ID一致を優先して不一致は参考程度って前もって言われてたんだからそこは今更の話だよ

2061名無しさん:2023/06/30(金) 20:25:00
今日がコンペ締切日で合ってるよね?

2062名無しさん:2023/06/30(金) 20:41:30
そうよー

20632033:2023/06/30(金) 21:06:33
すいません、とうかできませんでした

2064名無しさん:2023/07/01(土) 01:29:23
これで締め切りかな

2065 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/01(土) 06:11:09
おはようございます。
コンペは昨日で締め切りましたので、今日から名簿作成の一週間を始めます。
なお少しだけ日程変更、【名簿作成】は 7/6(木)まで に決定稿を作成し、7/7(金)は予備日とします。
流石にもう語り開始前日に異議ありされると困るので、暫定名簿に疑問を抱いた方は木曜までに 早めのレス をお願いします。

それでは早速、暫定名簿・その2の投下。

【主】ダクネス    【剣】紅渡       【作者】J/ByFPMc(※)
【主】五十鈴大智   【弓】エネル      【作者】Julgijmc
【主】桐生戦兎    【弓】鈴仙・U・イナバ  【作者】Z4A9g17o
【主】宇治松千夜   【弓】ジャック・アトラス【作者】VHjLRJ3M(※)
【主】ジン      【槍】郡千景      【作者】Z4A9g17o
【主】乃木若葉    【騎】牛若丸      【作者】◆gXaKV49AZQ
【主】桐間紗路    【騎】不動遊星     【作者】VHjLRJ3M(※)
【主】東風谷早苗   【術】バベッジ     【作者】Julgijmc
【主】常磐ソウゴ   【殺】十六夜咲夜    【作者】Z4A9g17o
【主】蝶野攻爵    【殺】闇マリク     【作者】Julgijmc
【主】ザボエラ    【殺】上弦の陸     【作者】◆gXaKV49AZQ
【主】間桐慎二    【狂】バーソロミューくま【作者】◆gXaKV49AZQ

【主】ピースマン   【剣】足利義輝     【作者】Julgijmc
【主】アイン・ダルトン【術】宮藤芳佳     【作者】Z4A9g17o
【主】ゆんゆん    【術】めぐみん     【作者】MtBjhCoc(※)

……うんすまない、今ここにあるのは“15組”なんだ。
上段は前回の暫定名簿でも挙げていた候補作たち、下の三組は今回追加を考えている候補作。
そして、この15組から1組だけ弾くとしたらどれかを意見集めます。
ただし、企画主の思惑もあって知名度優先ばかりとはなりません、全ての意見を参考にするわけではありませんのでご了承ください。
またここにある15組以外にの入れたい候補作があればレスしてみてください。

(余談、ゆんめぐ組キラーとしてシグマを入れたら、なんてを想像したが一先ず控えておく)

2066 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/01(土) 06:13:59
あと昨日ギリギリで投下された候補作への所感。

【主】アイン・ダルトン【術】宮藤芳佳     【作者】Z4A9g17o
鱒は融通の利かない困った軍人さん。一度敵を見做せば全くの聞く耳持たず、かといって同盟相手になっても勝手に暴走しそうな困ったちゃん、(メタ的には)その分聖杯戦争を引っ掻き回すのに適しているとも言える。
鯖は兵士の側面が強くて術者感が薄いウィッチ。通常攻撃は場合によっては火力不足、かといって第二宝具は使いづらいのがネック。その代わり防御と回復に秀でている。微妙に鱒と感性の違いですれ違いそうだし、意に反して勝手な行動が色々と展開を動かしそう。

2067名無しさん:2023/07/01(土) 11:39:35
1組増えるだけなら15組でやってもいいんじゃないかな?と思う

2068 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/01(土) 12:09:25
>>2067
うーん、そう言われたらピースマン&足利義輝を外して14組の暫定名簿にしようかなと思う。

2069名無しさん:2023/07/01(土) 12:26:49
>>2068
個人的には異論ないです

2070 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/01(土) 15:09:09
暫定名簿・その2.5?

【主】ダクネス    【剣】紅渡       【作者】J/ByFPMc(※)
【主】五十鈴大智   【弓】エネル      【作者】Julgijmc
【主】桐生戦兎    【弓】鈴仙・U・イナバ  【作者】Z4A9g17o
【主】宇治松千夜   【弓】ジャック・アトラス【作者】VHjLRJ3M(※)
【主】ジン      【槍】郡千景      【作者】Z4A9g17o
【主】乃木若葉    【騎】牛若丸      【作者】◆gXaKV49AZQ
【主】桐間紗路    【騎】不動遊星     【作者】VHjLRJ3M(※)

【主】東風谷早苗   【術】バベッジ     【作者】Julgijmc
【主】アイン・ダルトン【術】宮藤芳佳     【作者】Z4A9g17o
【主】ゆんゆん    【術】めぐみん     【作者】MtBjhCoc(※)
【主】常磐ソウゴ   【殺】十六夜咲夜    【作者】Z4A9g17o
【主】蝶野攻爵    【殺】闇マリク     【作者】Julgijmc
【主】ザボエラ    【殺】上弦の陸     【作者】◆gXaKV49AZQ
【主】間桐慎二    【狂】バーソロミューくま【作者】◆gXaKV49AZQ

とりあえず暫定名簿を更新しては反応を見て、締切までに異論がなければその時点での暫定名簿を決定稿に、議があればその都度検討したり修正したりする、で

2071名無しさん:2023/07/01(土) 21:53:38
ぱっと見だと善悪というか荒らし組は少なめでどちらかと言うと穏便決着組が多いかな?

2072名無しさん:2023/07/01(土) 22:23:02
正直荒らし組多くても持て余しかねないし願い持ち同士でぶつかり合うだろうからまあ
把握的な意味でもタイマンバトルの方が少人数進行なら語りやすい

2073 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/02(日) 06:51:24
まとめwikiの「参加者名簿」ページに暫定名簿を載せておきました。

ちょっと質問、加古川&ルドガーを把握or語れるって人どれくらいいる?(企画主は両方未把握です)

2074名無しさん:2023/07/02(日) 13:44:37
自分は両方無理です
ジオウは見たことあるけどそんなハマらなかったから加古川に関しては全然覚えてなくて未把握に等しい。テイルズは未把握

2075名無しさん:2023/07/02(日) 13:48:47
>>2074
ちょっと言い方がアレだけどジオウはもやしやレジェンド目当てで見てたからレジェンド回以外はほぼ未把握と考えてくれれば。加古川はレジェンド側じゃないので当然未把握。アナザージオウになること以外覚えてない

2076Z4A9g17o:2023/07/02(日) 15:30:23
どっちも把握は出来てるし語れはする…けど過去ロワでもなんだかんだで語られてる加古川に比べると、ルドガーは他の人の把握面的に不安がある

2077名無しさん:2023/07/02(日) 15:48:30
加古川は過去にも語ったことあるしルドガーも結構前だけど原作やったことはあるから把握はしてる

2078 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/02(日) 15:49:26
暫定名簿の範囲内における各マスターの傾向(企画主視点)

●他者への被害・殺害を厭わないマスター……5組
◎強き願いを持ち鯖倒しを狙っている、対鱒は非殺or悪者成敗なマスター……7組
○スタンス不明、たぶん悪逆はしないマスター……2組

現状こういった内訳なので、もう少し●を足せればと思い加古川&ルドガー組はどうかなと>>2073で振ってみた。加古川→ソウゴで因縁が強いってのもあるし。
ただ把握と語りの不安もあって難しいかな、◎同士での対決もまだ見込める範囲だし。

2079名無しさん:2023/07/02(日) 16:04:06
●は破壊力が高いエネル、洗脳や神の召喚が出来るマリクなど優秀だからこれくらいの数でいいんじゃないかと
あんまりマスター狙いが横行してもバトルを語る面白味が減ってしまうし

2080名無しさん:2023/07/02(日) 16:20:12
そういえばマリクの千年ロッドによる洗脳って宝具発動扱いで魔力減るのかね?
あと最大で何人まで洗脳出来るんだろ?大抵のマスターは洗脳出来るだろうから多過ぎるとそれだけでヤバそうだけど

2081名無しさん:2023/07/02(日) 17:28:21
少し気にしているのは◎○が徒党を組んで●を撃退する状況が多発しないかどうか
でもまぁこのままでもなんとか語れるか

2082 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/02(日) 18:28:59
そんじゃまぁとりあえず暫定名簿はそのままで。

次に聞きたい事、聖杯戦争に関係ないモブについて。
参戦キャラに関連する人物をモブキャラとして出してもOK、基本は終末世界の住人としてであり異世界転位してきた参加者とは面識がない、ってところでしょうか。
そこへもう一つ、聖杯戦争の参加者以外にも異世界から転位してきたモブキャラが少数だけいる、なんて設定も加えようか頭の中でチラつき中。

2083名無しさん:2023/07/02(日) 19:52:40
異世界から転移したモブキャラって参戦キャラ達の世界からって意味?
そういう意味なら聖杯戦争でもないのに転移してきた理由付けが必要だと思う

2084名無しさん:2023/07/02(日) 20:00:50
終末世界の住民はともかく異世界からの住民まで入れると聖杯戦争から軸ぶれそうかなって印象

2085 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/02(日) 20:05:33
>>2083>>2084
了解、特に深い考えがあるわけではないし確かに脱線の恐れもあるから異世界からの住人はなしにしときます。

2086名無しさん:2023/07/05(水) 00:33:11
企画主に質問です
マリクのデッキに神スライムが入っていると記載されており、これはOCGのカード。つまり遊戯王本編では使われてないですが、後にマリクデッキの強化としてOCGで作られた新規カードです。
マリクがOCGの新規を使うなら同じシリーズの遊星やジャックもOCGのカードを使っても大丈夫でしょうか?
もちろんこれは彼らのために作られた新規カードのことのみを指します
個人的にはOCGの有無を先に決めておかないと色々とアレだと思ったので、質問させていただきました

2087 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/05(水) 06:53:07
>>2086
寝耳に水!(深夜2時頃に確認)
OCGカードとは知らずそこまで気が回らなかった!

個人的にはOCGカードはナシにした方が、って思っています。
原作漫画・アニメの範囲で語る事を想定していたので、OCGの追加&強化カードを把握するに一手間掛けずに語りたいところ。
あるいはデッキに入るOCGカードの枚数が少なければ一手間の把握程度で語れるとも考えますが、カード同士のシナジーやコンマイ語の読解などが絡むことも考えちゃう。

あとは闇マリクの作者が神スライムを入れた意図を聞きたいところ。
それと神スライムをナシにしても大丈夫かどうかも。

2088Julgijmc:2023/07/05(水) 07:05:47
神・スライムについてはカードとしてではなく原作の戦法の一つとして書いたつもりでした、ややこしくてすみません
カードとしては原作通りメタル・リフレクト・スライムなので修正した方がいいでしょうか

2089 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/05(水) 10:07:44
>>2088
ではそのように修正をお願いします。

2090Julgijmc:2023/07/05(水) 20:27:43
>>2088について参加者名簿及び主従候補一覧の内容の修正しました

2091名無しさん:2023/07/05(水) 20:40:40
>>2087
了解です、実際OCGまで絡めると手間が増えますね
OCGに神スライムというカードがあっただけに誤解してしまって申し訳ない

2092名無しさん:2023/07/06(木) 00:52:20
今更ですが地図についてはこれに忠実に語った方がいいですかね?
ただそうなると場所の管理まで必要で、本家のロワと変わらない難易度になってくる気も

あと建物についてはそのまま残ってるのか、終末世界の影響で破壊されたものが一部存在するのか、どちらですか?
終末世界と聞くと破壊された建物、廃墟などが多いイメージですが、地図に記載されてる建物達はその中でも万全の状態で残ってるのでしょうか?

2093 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/06(木) 04:26:31
>>2092
>今更ですが地図についてはこれに忠実に語った方がいいですかね?
>ただそうなると場所の管理まで必要で、本家のロワと変わらない難易度になってくる気も

すみません、ここの部分について詳しく説明していただけませんか?

建物の現存・損傷・全壊などは語りの中で決めちゃってください。
個人的には最近アニメ放送した「天国大魔境」くらいのイメージ。
ちなみにまとめwikiの地図は冬木市の地理&大体の配置を把握してもらうための資料です。
終末前の冬木市の地図が手元にるけど終末後の実際の冬木市がどうなっているかは不明みたいな感じ、終末の具合は各キャラの視点で描いてみてください。
特異点Fで間桐家辺りが爆心地となり消滅している、みたいな地形の変化を語りで加えても構いません。

2094名無しさん:2023/07/06(木) 05:58:30
地図のエリア通りに語るとなると本家と同じく場所表記(A-1など)が必須になり、各々がどこにいるか把握する手間が増える。つまり今までの妄想通りザックリとした語りが出来なくなるのではないかと思いました
単に地図に1〜10、A〜Dのエリア表記があるだけで、そこまで細かい理由がないなら大丈夫だと思います

本家だと建物などがない際も【現在いるエリア名】を表記するのが必須なので、そういうものなのかな、と思ってしまいました

建物に関しては了解です、ご回答ありがとうございます

2095 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/06(木) 06:32:46
>>2094
本家のような場所表記は必須でなく任意でオッケーです。
語り・文章の中に地名(C-4あたり)とか書いたり、あえてエリアの明記を避けてキャラの現在地をはぐらかす、とか語りならではのやり方でご活用ください。(活用しなくてもよい)
本家SSのように状態表に逐次現在地を記載するようなことは流石に面倒ですしね。

2096 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/06(木) 18:40:37
>>2065で告知したように、【名簿作成】は今日までとなります。
このまま何も無ければ>>2070の暫定名簿を此度の妄想聖杯の参加者名簿として確定します。
明日は【予備日】、明後日7/8(土)から【語り開始】となりますのでよろしくお願いします。

2097 ◆gXaKV49AZQ:2023/07/07(金) 18:42:23
妄想聖杯の企画主です。
ついに明日7/8(土)0時から終末聖杯戦争の語りを開始します。皆さん奮ってご参加ください。
なお自分は0時頃は眠っているので明日の朝以降に語りに参加します。自作のキャラも何かしたネタがあれば気兼ねなく使ってください。
では、語り前の挨拶はここまでで。

2098名無しさん:2023/07/07(金) 19:21:37
>>2097
睡眠は大事ですぜ

2099名無しさん:2023/07/08(土) 00:09:51
ナッジスパロウこと五十鈴大智、知識欲もあって終末世界が何故そうなったのかの過程に対しても興味を持つの巻
エネルに仕える臣下という形で動きつつ、探ろうとも考えていたな

2100名無しさん:2023/07/08(土) 00:13:36
「そういえばどうしてめぐみんは私の召喚に応じてくれたの?」
「ただの暇潰しですよ。ずっと座に居ては退屈ですからね」

本当はゆんゆんを心配して召喚されたのに、素直にそれを口にしないめぐみんであった。

「ねえ、めぐみん。今日は何の勝負する?」
「聖杯戦争が始まったというのに、呑気ですねぇ。そんなに私が召喚されて嬉しかったのですか」
「……うん。めぐみんとはもう会えないと思ってたから……」
「やれやれ。自称ライバルのあなたより先に私がくたばるわけないでしょう」

つっけんどんな態度でゆんゆんの言葉を一蹴すると、めぐみんは優しく彼女の手に触れた。

「ほら、今もこうして触れ合えます。これが私が今も存在してる何よりの証拠ですよ」
「そうだね。……ありがとう、めぐみん」

めぐみんのその優しさに安堵して――ゆんゆんは素直に感謝した。

(まったく――。やっぱりこの子は私がいないとダメですね)

そんなふうに心中で呟くめぐみんもまた――ゆんゆんと一緒に居るこの日常(しあわせ)が好きだった。

2101名無しさん:2023/07/08(土) 00:14:12
「渡。私はこれまでクルセイダーとして皆を守ってきたが――この聖杯戦争では騎士ではなく、一介のマスターとして戦おうと思うのだ。……出来れば渡も共に戦ってほしいのだが……」
「……わかってます、ダクネスさん。必ず聖杯を勝ち取って――ダクネスさんが失ってしまったものを取り戻しましょう。そのために僕は召喚に応じたんですから」
「……ありがとう!改めてよろしく頼むぞ、渡」

ダクネスはこれから共に聖杯戦争を生き抜く仲間に微笑むと、手を差し出した。
……今まで地獄を見てきたせいで、以前ほど上手く笑えなくて。その笑顔は、どこかぎこちなくも見えるけど。

「はい。僕もダクネスさんのサーヴァントとして――いや、僕は僕として。全力を尽くして戦います!」

渡はダクネスの手を取り、固い握手を交わす。
人間やファンガイア――そしてサーヴァントではなく、自分自身として戦うという誓いと共に。

「ああ。渡と私はこれから仲間(パーティー)だ。サーヴァントなんて……そんな名前で呼ばなくてもいいし、その方が私も嬉しいな」

ダクネスにとって渡の言葉は嬉しかった。
彼女は主従関係には微塵も拘っていない。むしろパーティーメンバーを失ったことで寂しい思いをしていたし、仲間という存在に。絆に飢えていた節もある。

――だが彼らは知らない。
実はこの聖杯戦争に、かつて失った大切な仲間――めぐみんがサーヴァントとして参加していることを。

2102名無しさん:2023/07/08(土) 00:14:44
「聖杯戦争って言われても、私はどうしたらいいのかしら??」
「勝てばいい。聖杯戦争だかなんだか知らんが、他のサーヴァントを薙ぎ倒して勝つのは俺達だ。――千夜、お前の安全はこのジャック・アトラスが保証してやる」
「ジャックさんはそう意気込んでるけど……倒された人はどうなるの?」
「案ずるな、敗退したサーヴァントは座に帰るだけだ。無論、この俺もな」

――気高きキングは、少女を引き連れ彼女を無事に返すと断言した

2103名無しさん:2023/07/08(土) 00:19:12
千年ロッドで一般人を攫ってホムンクルスの実験体にして元の所に送り返す蝶野と闇マリクの主従コンボ

2104名無しさん:2023/07/08(土) 00:21:15
「……まるでサテライトのような街だな」

ライダー――不動遊星は退廃した冬木市を見回して、正直な感想を口にした。
こんな光景に遊星は心当たりがある。
――サテライト。かつて遊星が居た場所も、昔はこれくらい荒んでいたし、治安だって悪かった。

ゆえに特に偏見もなければ、どこか懐かしさすら感じるが――遊星の表情は優れない。

「きっとこの冬木市も、昔はもっと栄えてたと思います。世界がこんなことにならなければ、リゼ先輩も……千夜も……っ!」

桐間紗路。
大切な者を理不尽にも奪われたこの少女こそが、遊星のマスターだ。
もしも世界が平和ならば――彼女のような犠牲者は生まれなかった。そして今も、この世界では――きっと彼女のように悩み、苦しんでいる者が多数いる。

そんなシャロと世界を救うために――遊星は召喚に応じた。

「シャロ。お前が失った絆は、俺が必ず取り戻す。……だから、すまないが……今はもう少し、我慢していてくれ」

――無力だ。
世界を救った英雄であれど、今は悲しんでる少女一人助けられやしない。
だが遊星は諦めない。この聖杯戦争を勝ち抜き、必ずシャロの絆を取り戻すという熱い想いを胸に――彼はこの聖杯戦争(デュエル)に挑んだのだから

2105名無しさん:2023/07/08(土) 00:21:16
鱒が終末世界へ飛ばされて少ししてから鯖が召喚された…って感じでタイムラグがあった組もあったんだっけ

2106名無しさん:2023/07/08(土) 00:28:09
聖杯戦争で訪れた終末を無かった事にしようと参加したアイン君、召喚した宮藤が生前軍人だった事に驚いてたね(後やっぱりズボンには突っ込み入れてた)

2107名無しさん:2023/07/08(土) 00:38:10
蝶野、パピヨンになる前だから基本的にやることが徹底して悪どいんだよね。マリクとの相性はもちろん抜群
ただパピヨンだからこその魅力はないし、まだ蝶として羽ばたく前だからパピヨンを知る者が見るとちょっと精神的に未熟に見えるかもしれない
まあ序盤だから今後はまだわからないし、いつか蝶のように羽ばたく可能性があるかもしれないけど

2108名無しさん:2023/07/08(土) 00:43:51
終末世界の有り様を見て心を痛める現人神と蒸気王
幻想郷に帰るのが目標だけどこの世界を少しでも良くしていきたいって気持ちは共通してあった

それはそれとしてバベッジの姿を見て蒸気機関の巨大ロボという浪漫を見る早苗さん

2109名無しさん:2023/07/08(土) 00:44:38
>>2105
(番外企画スレ>>1940で企画主さんがモンスターとかは出てもいいけど頻繁ではない程度と言ってたので使ってみる)
戦兎とうどんげはそんな感じだったな
青羽の幻覚見たと思ったら突如見知らぬ場所に飛ばされてて、混乱してたら徘徊してたモンスターに襲われて…青羽を殺してしまった報いなのかと、逃げようともせずにあわや…ってところで縁召喚されて来たうどんげが間に合った形になった

2110名無しさん:2023/07/08(土) 00:46:03
>>2105
互いに鯖が召喚される前にニアミスする形になったジンニキと我が魔王、ニアミスで済んでよかったねとなった

2111名無しさん:2023/07/08(土) 00:49:13
終末世界の有様を見て自分が元居た、四国以外全部滅んだものの四国内は比較的秩序がある世界と滅び切ってないが秩序面がボロボロな終末世界…どちらも悲惨だとなるそんな若葉

2112名無しさん:2023/07/08(土) 00:54:48
ザボエラは徘徊してたモンスターを見て自らのバイオ技術を用いて利用出来るだろうかと思案してた

2113名無しさん:2023/07/08(土) 01:03:02
>>2099
色々な世界から参加者が集ってる、舞台自体も本人にとっては異世界と五十鈴大地の知識欲を刺激するものが多かったから、色々なマスターやサーヴァント、更には一般人までから知識を得ようともしてたなぁ
もちろんその情報は聖杯戦争にも役立てる前提で聞き出そうという算段だけど、信頼関係を築くのはヘタクソだからどこまで上手くいくか……

2114名無しさん:2023/07/08(土) 01:12:03
渡のスキル『仮面ライダー』は渡自身も知らない単語だが、紅渡という人物を。いや、彼を含めた歴代の仮面ライダーを語るには欠かせないものとなっている。
そして此度の聖杯戦争には渡の他にも五十鈴大地、桐生戦兎、常磐ソウゴの3人も仮面ライダーが存在しており彼らの世界にその単語は根付いている

もっとも五十鈴大地の世界だけは少々、他と事情が異なるのだが……いつしかそのスキル名の謎を。仮面ライダーという称号の意味を、渡も知る時が来るかもしれない
まるで自分のルーツを探るように――

2115名無しさん:2023/07/08(土) 01:18:31
>>2109
弾幕によりモンスターを撃退したうどんげだけど、何を考えて無抵抗で死にに行くかのような真似したのかととりあえず問い詰めようと考えながら波長操作で戦兎の今の感情を読み取ったんだけど、思わず言葉を失っちゃっていた

2116名無しさん:2023/07/08(土) 01:42:09
>>2106
終末世界の惨状を聞かされまたその目で見た芳佳ちゃん、一歩間違えれば自分達の世界もネウロイによってこんな事になっていたかもと暗い表情を浮かべていた

2117名無しさん:2023/07/08(土) 01:55:27
>>2116
それを踏まえた上でアインの願いを叶える為にサーヴァントとして協力するって決めてたね
ちなみに宮藤はアインに対して(バルクホルンさんと静夏ちゃんを足して二で割ったみたいな感じの人だ…)的な事を思っていた

2118名無しさん:2023/07/08(土) 01:58:50
世界の終末っぷりに思わず面食らうも、この有様なら裏社会の人間が幅を利かせてるはずと読んで、鯖を伴って狙撃銃を手に入れる為にその手の組織を探して襲撃を目論んでたかジン

2119名無しさん:2023/07/08(土) 06:09:22
>>2111
終末冬木に来るばかりの頃は四国以外にも人類生存圏があるのかと喜びつつ多少の疑問を抱いていた若葉だったが、冬木の人々から情報を得ていくうちにここは天の神とは別の終末を迎えた別世界だと知って複雑な心境になっていたよな
とりあえず小さなコミュニティでしばしば共にした若葉だったが、そこへ魔獣が現れて人々が逃げる時間を稼ぐために単身で対峙
しかし生太刀で戦えるとはいえ勇者になれなければ武芸達者な中学生、全体的にスペックの高い魔獣に防戦一方となりピンチに
その喉元を鋭い爪が切り裂く寸前、ってところでライダーが召喚されて魔獣を瞬殺してたな

2120名無しさん:2023/07/08(土) 06:23:13
地下聖堂もあってホムンクルスの研究にちょうどいいと冬木教会に拠点を確保した蝶野闇マリク組

2121名無しさん:2023/07/08(土) 12:15:22
余り多くはなくもと魔獣やモンスターが出現し、さらに荒くれ者とかも襲いかかる末法だから、ある程度の集団には自警団とかを結成してある程度武力で対抗していたな
その一つに子供〜青年達で結成された「鉄火団」がいて、様々な武装もあって自分達のシマでは比較的治安を維持していたようだ

2122名無しさん:2023/07/08(土) 12:17:20
冬木市にも諏訪神社の分社がないかと様々な探索の一つに加える早苗さん
もし見つかれば…いいことがあるかも?

2123名無しさん:2023/07/08(土) 12:23:01
遊星、とりあえずシャロの自衛用に動力付きのスケボー(Dボード)の開発を始めたか
シャロ自身もリゼの銃は持ってるけど、やはり遊星としてはシャロが誰かを殺める展開は避けたい模様

2124名無しさん:2023/07/08(土) 12:39:52
小腹が減ってカップラーメンを漁るジャック……が、一向にカップラーメンすら見つからない。

「この冬木という街は、カップラーメンすらロクに存在しないというのか!」
「でも食材になりそうなものは、いくつかあったわよ?今からこれで料理を作るわね!」

となんだかんだジャックと千夜は親睦の深めるのだった

2125名無しさん:2023/07/08(土) 12:45:45
「あの主人格様に縛られずに動けるのは気分がいいぜぇ…感謝してるよ主様ぁ…」
「そんな物騒な宝具を持っている奴に馴れ馴れしくされるつもりはない、しばらく目立つのは避けろよアサシン」
「おお怖い怖い…まあ今はここでかかる獲物を待つとするよ…ククク…」
聖杯よりまずは人間型ホムンクルスの製造に注力したいから潜伏する方針の蝶野
アサシンも今はそれに同意して潜むホムンクルスを探る陣営がかかるのを待つ

2126名無しさん:2023/07/08(土) 12:57:49
>>2122
人々から情報収集して目的地が近い事を知った早苗は早速自身に縁のある諏訪神社(D-5の山中)へと向かったが

バベッジ「マスター、この先にサーヴァントの気配がある、ゆえに警戒を」
早苗「っ、早速当たりも引いちゃしましたか。さてはて、鬼が出るか蛇が出るか」

石段の最中に潜在的脅威を知覚した早苗達はゆっくりと登り、やがて境内の様子を確認する
鳥居の先は閑散とした広場となっており、この先には社殿が鎮座している
そして賽銭箱の前に、二人の少女が立っていた

少し前に遡って
乃木若葉はライダー・牛若丸と共に見知らぬ土地を探索する最中に諏訪神社へと行き着き、何かに惹かれるように中へと入って行った
そして参拝を始めたが、その最中に若葉は思い起こす、かつて天の神の怒りに抗った諏訪の勇者をーー

牛若丸「主殿、こちらに近づく気配を感じます。十中八九、聖杯戦争の参加者かと」
若葉「…」

参拝が終わり振り返る若葉は石段から姿を表した一人の少女を確認する(バベッジはまだ霊体化しています)

※とりあえずこの後小手調べ程度の戦闘が発生するだろうけど、まだ序盤なので本気の討ち取りはしないはず
※続きは他の方にお任せします。しばらく動かないようなら後で自己リレーしときます。

2127名無しさん:2023/07/08(土) 13:25:01
「やはりもう廃れた家ばかりですねぇ」
「そうね、めぐみん。私の家も冬木市にはないし……」
「うーん……。このままでは家なき子になってしまいます。これは死活問題ですよ」
「この世界は元々、死活問題だらけよ?めぐみんは何も知らなかったの?」

「まあそういう世界だという覚悟はしていたつもりですが、いざ体験するとですね……」
「もう、めぐみんったらどう暮らすかも考えずに来たの〜!?めぐみんのバカー!」
「きっとなんとかなりますよ。ていうか、無計画に聖杯戦争に参加しようとしたゆんゆんだけには言われたくないです」

それから暫く歩くと、少しまともな1軒の家(衛宮邸)があった。
衛宮という表札こそあるが、人の気配はなし。インターホンを押しても返事なし。

「試しに入ってみますか」
「えっ!?これ人の家だよ!?大丈夫なの?めぐみん!」
「どうせ誰も住んでませんよ」

めぐみんがズカズカと入ると、ゆんゆんも申し訳なさそうについて行く。
建物の状態は多少の損壊はあるが、家として暮らすにはまだ問題ない程度。キッチンやトイレ、お風呂も使えるので二人はひとまずここを拠点にした

2128名無しさん:2023/07/08(土) 13:30:09
>>2115
戦兎から感じ取った強い罪悪感にはだいぶ思うところあった感じだね>うどんげ
かつて月から逃げ出した頃の自分を思い返してた…とりあえず戦兎当人が混乱してるのもあり、落ち着いて貰う為にも波長操作を使ってた

2129名無しさん:2023/07/08(土) 13:44:38
>>2124
転移してきたマスター勢は食料の確保や調達って点で色々考える必要あったからなあ
ジンニキとかは鯖が自炊出来ない子だったのもあってその辺苦労してたのが印象的

2130名無しさん:2023/07/08(土) 14:23:33
食料調達云々だとソウゴは当人が適応力高いのと、鯖である咲夜さんが趣味が登山と釣りで野営とか考えたりするタイプなのもあってかその辺強かった

2131名無しさん:2023/07/08(土) 14:36:33
ザコモンスターに一撃も攻撃を与えられず、勝手に苦戦してる(本人もめちゃくちゃ頑丈だから無傷)ダクネスで草
ちなみにそのザコモンスターは下級のファンガイアクラスなのか変身するまでもなく渡がボコボコにした。後から何匹か仲間を連れてくるも睨み付けるだけで退散するなど、過去にファンガイアの王を名乗ったことがあるだけの貫禄を見せ付ける

「すごいじゃないか、渡!」
「いえ、これくらい大したことないですよ」

2132名無しさん:2023/07/08(土) 14:37:03
戦兎組はうどんげが願いなくてマスター任せなのにマスターの戦兎がメンタルボロボロだからまともな方針すら立てられないのが痛いし他の組より出遅れてる感がある
頭脳派の戦兎がダメになってこんな状態に陥ってるのはなかなか皮肉である
食料調達もこれうどんげがやってるんだろうか

2133名無しさん:2023/07/08(土) 14:38:59
(すみません>>2126を細かいですが修正します。時間が無くて急いで書いたので若干の粗を直しておく)

>>2122
人々から情報収集して目的地が近い事を知った早苗は早速自身に縁のある諏訪神社(D-5の山中)へと向かったが、

バベッジ「マスター、この先にサーヴァントの気配がある。ここから先は警戒が必要だ」
早苗「っ、早速当たりも引いちゃしましたか。さてはて、鬼が出るか蛇が出るか」

石段の途中にてキャスターは霊体化を解き、潜在的脅威を知覚した早苗もまたゆっくりと登り、やがて境内の様子を確認する。
鳥居の先には閑散とした広場が映り、その奥にはそれなりの大きさの社殿が鎮座しており。
そして賽銭箱の前に、二人の少女が立っていた。

――少し前に遡って。
乃木若葉はライダー・牛若丸と共に見知らぬ土地を探索する最中に諏訪神社へと行き着き、何かに惹かれるように神聖なる領域内へと進んでいった。
そして社殿の前にて礼拝をする、かつて天の神の怒りに抗った諏訪の勇者を想い起こしつつ、この聖杯戦争に如何様に望むかを思い巡らせながら。

牛若丸「主殿、こちらに近づく気配を感じます。十中八九、聖杯戦争の参加者かと」
若葉「…そうか、わかった。まさかこんなにも早く、他の主従と出会うとはな」

参拝が終わり振り返った若葉は、石段から姿を表した一人の少女と、異形の姿をした巨躯を見入った

※とりあえず他の人が続きを書いてくれたらなー、と思いお任せしてみる。しばらく動かないようなら後で自己リレーしときます。
※個人的にこの後は小手調べ程度の戦闘が発生するだろうけど、まだ序盤なので本気の討ち取りはしないはず。

2134名無しさん:2023/07/08(土) 15:01:20
>>3123
うどんげがやってたね>食料調達
>>2128である程度落ち着いたとはいえ、それでもいっぱいいっぱいな状態だったし戦兎…うどんげも色々気遣ってはいるんだけども

2135名無しさん:2023/07/08(土) 15:39:12
マクシム建造のため、まずは財産を貯まるのを待つことにした大智エネル陣営
大智は他陣営の戦力やこの世界について調査し、エネルはただ待つだけなのは暇なので霊体化して適当に歩くことに
最もこの散歩の目的は自分に挑みにくる者を誘き出す考えもあったが

2136名無しさん:2023/07/08(土) 16:47:01
『夜な夜な現われる絶世の美女に出会った者は、全員何処かへ消えてしまう』
という噂がここ最近冬木市内で広まっている。
曰く、その色に当てられた男が惨たらしく殺されたとか、その女の機嫌を損ねた女性が食われたとか、様々な風評が流れてくる。
しかしその真偽を知る者はいない。終末を迎えた世界にて文明の利器たる通信手段が失われ、人々の交流も限定的になった今では眉唾物として扱われている。
しかして、今宵も何処かにて、また一人二人と姿を消している。





とまぁこのような噂が広まった原因は堕姫の仕業なんだけどね。
ザボエラに召喚されてからは別々に行動し、人間社会に潜みながら人を攫い食糧として食したり貯蔵している模様。
なお余談だが、自分の事を完全に手駒・道具と見做して威張りくさるザボエラの事をめっちゃ毛嫌いしている。
人喰いを咎められないとはいえ余りのウザさ、無惨以外に従わざる負えないこの状況に結構苛立っており、機会をみてマスターの鞍替えを狙っているようだ。

2137名無しさん:2023/07/08(土) 17:42:28
最初は魔力食いの狂戦士というハズレを引かされたと思い込み荒んでいた慎二、その短絡的な怒りをバーサーカーに当たり散らしていたが殴っても蹴っても剣を刺してもビクともしない仏頂面にさらにイライラを募らせていた
しかし少し時間が経ってパラメータやスキルに宝具の強さ、そしてマスターの命令にはどんな内容でも従う従順さを見直して及第点を与え、とにかく自身の能力とこの英霊を駆使して聖杯戦争を勝ち残ろうと画策する
とはいっても最初は間桐邸を拠点にしつつ冬木市を索敵して回る、ぐらいしかできないのだが

ちなみに間桐邸には間桐臓硯を始め他の住人はいない模様、今は慎二が当主気分を味わいつつ自分勝手に色々と使っているようだ

2138名無しさん:2023/07/08(土) 18:59:05
>>2119のライダー召喚後、若葉はライダーと自己紹介および情報交換を行うが、

若葉「牛若丸……たしか、源義経の幼名……えっ、いや、しかし、女性…?」

と自身と浅はかならぬ伝承上の武将が“男性”ではなく“女性”であったことに若干混乱していた模様。

2139名無しさん:2023/07/08(土) 20:06:35
>>2136や蝶野が生み出したホムンクルスが終末世界の生活に溶け込み、バレないよう魔獣やモンスターの被害にかこつけて人を食ったりと一般人の被害者がわずかに出始めてたね

2140名無しさん:2023/07/08(土) 20:11:09
「少しお腹減ってきたね、めぐみん」
「そうですね〜、食料調達に向かいますか」
「えっ、何かいい場所知ってるの?」
「はい。私に任せてください!」

……とそこでめぐみん達が向かったのは川。

「ねぇ、めぐみん。これ……どう見ても川じゃないの ……?」
「はい、川ですよ。今からここでザリガニを捕まえて、それを食料にします」
「ざ、ザリガニ!?本気で言ってるの!?」
「どうせこんな退廃した世界ですし、食料を見つけるのも難しいでしょう。でもザリガニなら……ほら」

めぐみんはザリガニを素手で捕まえて、ゆんゆんに見せつけた。

「こんな感じで普通に居ます。
味は慣れたことないゆんゆんがどう思うかはわかりませんが、食べることが出来るのは私やこめっこが実証済みです」

「ゔ……。世界はこんなことになってるけど、ザリガニを食べるなんて初めてよ。でも何も知らない冬木市で聖杯戦争を勝つためには仕方ないわ!」

ということでめぐみんとゆんゆんはザリガニを捕まえまくり、食料を確保していた

2141名無しさん:2023/07/08(土) 20:16:27
>>2117
アイン側は(君がこちらの世界に居てくれれば、或いはこの世界も…)と若干複雑に思いつつも、高く評価してた
怒りと絶望に苛まれてたとはいえ、軍人としての義務や責務までは捨ててなかったのもあって性格面でも相性は悪くない…けど、なまじ悪くないが故にアイン君、宮藤側が生前ネウロイ相手ばっかりだったのもあって、悪人の類のマスターは自分の手で処断しにかかるべきって考えてるのが
宮藤は宮藤で、出来ればマスターに手を汚させたくないと、生前なら兎も角今の自分はサーヴァントだからとその時が来たら私が…って微妙にすれ違ってるというね

2142名無しさん:2023/07/08(土) 20:17:46
>>2130
二人は幽霊洋館を拠点にしてたんだっけ
困惑しつつも彷徨いてた(この時>>2110でジンとニアミス)後、雑魚モンスターに遭遇し放って置くのも…となって生身で立ち向かおうとしてた所召喚された咲夜と合流、彼女により撃破
その後周辺の散策とか食料調達とかやってた所で見つけた感じで

2143名無しさん:2023/07/09(日) 00:58:28
終末世界、ボロ切れのような服を着た人から普通の服装の人まで一般人にも色々と居て貧富の差がすごいことも描かれてたね

2144名無しさん:2023/07/09(日) 05:55:27
>>2132
やろうと思えば波長弄ってマスターを傀儡にとかやれなくもないけど、願いが無い上に戦兎が戦いたくない…ってなってるのは理解出来てて、それなのに無理矢理やらせるのも…って理由でやってないんだよな

2145名無しさん:2023/07/09(日) 07:30:29
>>2129
>>2118>>2121も踏まえた上で、ジンはぐんちゃんを伴って裏社会寄りの自警団にカチコミしに行ってたな
スキルにより戦闘後相手から記憶が殆ど消えるぐんちゃんが陽動として適度に暴れる中、その隙をついてジンが食料確保しつつ狙撃銃を探していた
なおこの件は>>2136>>2139の件同様に、「ある自警団が正体不明の何かしらからの襲撃を受けた」といった噂が流れ出している
(狙撃銃を見つけれたかは後続に任せてみる、流石に時期尚早かも知れないと思ったので)
(後襲撃した組織が>>2121で触れられてる鉄火団と関わりがあるかどうかとかも任せてみる、下手に決めると語りづらくなりそう)

2146名無しさん:2023/07/09(日) 08:27:54
>>2142
聖杯についてとかを話してから、咲夜はソウゴにどんな願いを叶えるつもりなのかと問う
(なお最初は生前の主やその友人に対するように敬語で話してたが、ソウゴ当人に「普通に喋って大丈夫だよ」(意訳)と言われ変えている)
それに対しソウゴは、「俺が奪ってしまったライダー達の力と記憶を、全部返したい」と即答していた
一方咲夜は、直感スキルによって「マスターの願いは本当にそれなのか?」と疑問を抱き、確認も兼ねて再び問う

「…本当にそれが、貴方の願いなの?」と
しかしソウゴは「うん。……彼らの想いを、歴史を…掌の上って知らない内に、奪って踏み躙ってしまった…その責任が俺にはあるから」
と、少し考え込んだもののそう答えた

咲夜「…そう、ならいいわ。私は従者として…貴方の願いを叶える為戦う。よろしくね、マスター」

疑念はまだあるも、とりあえず咲夜はサーヴァントとして、ソウゴに仕え戦う事としていた

2147名無しさん:2023/07/09(日) 09:05:51
「この世界は何が原因でこうなったのか、シャロは何か知らないか?」
「私もあまり詳しくは知らないです……。遊星さんはこの世界について気になりますか?」
「ああ。俺はこの世界を救いたいと思っている」
「それは聖杯の力でなんとかするって言ってませんでした?」
「……それもそうだったな。すまないシャロ、今の話は忘れてくれ」

遊星はDボードを開発しながらシャロと会話。その後、一人思案する。

(もしも聖杯が万能の願望器じゃなかった時のことも考えて、世界を根本的に救ってやりたいところだが……シャロは聖杯の奇跡に縋っている。今の彼女にこの話をするのは……あまり得策ではないだろうな。それに聖杯の力が本物じゃなければ、シャロの友は――)

2148名無しさん:2023/07/09(日) 09:12:51
>>2112
現地の魔物を使って悪魔の目玉もどきを生み出し、使い魔として冬木市の監視に使っていたな
ただ魔物も多くは出現しないから監視も多くは作れなかったが

2149名無しさん:2023/07/09(日) 09:25:41
>>2145
殺す事に躊躇いは一切無いけど無差別に殺す奴じゃないからねジンニキ
元の世界みたいに派手に暴れても揉み消せる黒の組織のバックアップが無いのと、千景が存在抹消スキル持ってるのもあってこの形を取った

2150名無しさん:2023/07/09(日) 09:32:52
>>2148
それでも初動で動いた悪魔の目玉のおかげで>>2131でモンスターと戦うダクネス&渡を目撃できたようだ
この他にもザボエラは情報を得ているかもしれない

2151名無しさん:2023/07/09(日) 09:35:55
>>2139
ホムンクルスのことが都市伝説的に噂されるようにもなったんだっけ

2152名無しさん:2023/07/09(日) 09:36:12
「この世界だと、食料を手に入れるのにも苦労しそうですね」
「……まあ、そうだな。食料を巡って争い――なんて話も耳にするくらいだ」
「それは深刻ですね……。そういえばダクネスさんは食料はどうしてるんですか?」
「ああ、それについてだが――安心してくれ、渡!私も伊達にこの世界を生き抜いてきたわけじゃないのだ、食料くらいある」

ダクネスは聖杯戦争の噂を聞いた時から冬木市でこっそり準備していた(勝手に空き家を拝借した)自宅に向かうと、大量に抱え込んでいたブルーアイズヌードルなる謎のカップラーメンを自慢げに見せた

「すごい量のカップラーメンですね。これなら当分、安心出来そうです!」
「当然だ。この世界では食料がすごく大事だからな!それにブルーアイズヌードルは美味しいんだ、渡も遠慮なく食べてくれ」
「それは楽しみですね。ありがとうございます、ダクネスさん!」

2153名無しさん:2023/07/09(日) 11:07:35
ザリガニ料理を堪能(?)するめぐみんとゆんゆん。

「見た目はアレだけど……い、意外と悪くない味ね……!」
「ザリガニも立派な食料ですからね。まさか聖杯戦争でこんな経験が活きるとは思いませんでしたが」

めぐみんはこめっこと暮らしていた頃を懐かしむように、ザリガニを貪る。
ふと、そんな時。一つだけ気になって、ゆんゆんに問い掛けた。

「そういえば、こめっこの様子はどうですか?」
「めぐみん……。こめっこちゃんは、もう……」
「…………そうですか」

ゆんゆんの回答を聞いて、めぐみんの心が痛む。怒りとか、そういう感情よりも哀しみが強くて。でもこんな退廃した世界で貧乏一家がどうなってるのかなんて――召喚された時からなんとなく想像は着いていたから、妙な納得もある。この世界では既に自分が死んでいる。もしかしたらこめっこも――というのは薄々、そんな気がしていた。

「ちょむすけは、どうですか?」
「…………」
「ちょむすけも……ですか……」
「じゃあ、カズマは!?アクアは!?ダクネスは……!」
「カズマさん達のことは、わからない。……でもきっと、カズマさん達なら大丈夫よ!生命力も高そうだし……」
「そうですか……。そうですよね!」

めぐみんは――紅魔族は知力が高い。
この様子だとカズマ達も生存している可能性も低いと理解して、その上でゆんゆんが必死に元気付けようとしてくれるのもわかって――。

(どどんこやふにふらも……多分もう居ないのでしょうね。ゆんゆんの友達はきっともう、私しか……)

「ゆんゆんの願いは私の受肉、でしたよね?」
「うん。……もうこめっこちゃん達も居ないのに、ごめんね。めぐみん」
「大丈夫ですよ。この分だと、私が居ないとゆんゆんがどうなるかもわかりませんし。――まあ、久々の共闘と行きましょうか!」

二人で魔王軍幹部を倒した、あの時のように。
かつての煌めきを、爆焔の熱を思い出し――めぐみんは強気な態度で聖杯戦争に臨む。
たとえもうこの世界にこめっこ達が居なくても――自分を一番の友達だなんて言ってくれた、自称ライバルが。大切な親友(とも)が居るのだから!

「うん!私のワガママに付き合わせちゃって悪いけど……頑張ろうね、めぐみん!」

2154名無しさん:2023/07/09(日) 11:24:07
(早苗は諏訪出身であること、守矢神社のモチーフが諏訪神社であることを踏まえて、とりあえず早苗に多少残っている諏訪への郷土心や守矢と関連深い諏訪神社に惹かれて立ち寄ったことにする。ただしどんな関係性にするかは曖昧にしとく。)

>>2133

相対した早苗と若葉はそれぞれ名前を名乗り、二三語らう中でそれぞれに譲れぬ願いがあることを知り、互いに引けないならばと聖杯を巡る初戦に挑むことにした。
なお、神聖なる境内を戦場にするわけには行かないので山中へと場所を移し、互いのマスターに危害を加えず英霊同士による勝負によって雌雄を決するなど配慮を加えて。
少し開けた森の中でライダーとキャスターによる戦闘が始まった。





数分経過、まだまだ英霊同士による決着が見込めない最中に予想外の事態が発生。
数人の一般人が現われたと思ったら突如異形の姿へと変化し、早苗や若葉に襲いかかった。
それは蝶野が市内に放ちマリクの洗脳操作で市内の索敵をしていたホムンクルスの一部であり、戦闘の気配を察して偵察にやってきたのあ。
そして英霊同士の戦闘と無防備なマスターを発見し、あわよくばマスターを始末しようと襲来したのだが、しかし早苗や若葉がある程度戦えたので目論見が外れる。
そして彼女らが応戦している間にライダーとキャスターも戦闘を中断してホムンクルスの討伐にシフトした。

そして襲撃が収まった後、両陣営は戦闘をやめて魔獣やモンスターとは違うホムンクルスについて話し合った。

2155名無しさん:2023/07/09(日) 12:02:40
>>2153
「おい、お前ら。ここで何をしている」

そんなゆんゆんとめぐみんの元に招かれざる来訪者が現れた。
それは慎二とくまの主従。
索敵で市内を回ってた慎二は衛宮邸に人の気配を感じ、立ち寄ったのである。

「ダメじゃないか、家主に無断で住み着いちゃ。全く…」

口調自体は軽い方だったが表情は苛立ちを隠さずに相手を睨みつけていた。

(ゆんゆん…)
(分かってる…)

当然ゆんゆん達も相手の敵意を感じており、彼らが聖杯戦争の参加者であることは悟っていた。

「ぶっ潰せ、バーサーカー!」

ほんの僅かの静寂の後、慎二はバーサーカーに命じていた。

2156名無しさん:2023/07/09(日) 12:31:37
波長操作のスキルが正体秘匿と気配遮断を兼ねてるのと単独行動スキルもあって、食料調達のついでに散策してたうどんげ
>>2136の上弦の陸による失踪や>>2145のジン達の自警団襲撃、>>2151の蝶野によるホムンクルスの情報を噂って形で耳にした…はいいけどマスターに、戦兎に伝えるかどうかで悩んでたか
多少マシになったとはいえまだ危ういのもあって案じていた

2157名無しさん:2023/07/09(日) 12:42:31
>>2155
慎二が衛宮低に無断で住み込む二人に苛立ったのは、士郎に対して少なからず何らかの感情を持っていたというのも大きい
ある意味これは“友人”と何らかの大きな繋がりがある者達の邂逅――なのかもしれない

「そっちこそダメじゃないですか、他人の家でそんな物騒なものを出すなんて!マナー知らずにも程がありますよ」
「――ファイヤーボール!」

めぐみんが慎二に煽り返すと同時に、ゆんゆんはバーサーカーに向かって中級魔法のファイヤーボールを繰り出していた。

『まずはあのバーサーカーに対魔力スキルがないか、これで確かめてみるわ!』
『この攻撃が通れば魔法に対する手段が無い、ということですか。なるほど、考えましたね!』

2158名無しさん:2023/07/09(日) 12:52:42
「ここは随分と貧富の差が激しい街だな。まるでシティとサテライトが一纏めに濃縮されたみたいだ」
「シティ?サテライト?」
「そうか、千夜にはわからんか。……まあ俺の住んでいた世界のことだ、そこまで気にするようなことでもない」
「私も単語なら知ってるけど、そんな地名は聞いたことないわよ?」

「だから、俺とお前では住んでいた世界が違うと言っている!この世界もお前の知る世界じゃないだろう」
「それもそうね。……私、元の世界に帰れるのかしら?」
「俺が帰してやる。何故お前のような無害の一般人が巻き込まれたのか知らんが――聖杯を勝ち取り、元の世界に帰りたいと願えば済む話だ」
「ありがとうね、ジャックさん。じゃあ私も腕を奮って――次は和菓子を作るわ!」
「ほう。お前の飯は確かに美味かった。……デザートも期待しているぞ、千夜」

異世界や聖杯戦争から帰還する方法をようやく知る千夜と、自分の世界を思い出しながら彼女の料理を楽しむキングの図

2159名無しさん:2023/07/09(日) 14:09:45
>>2154
「潜伏させていたホムンクルスがいくつかやられただと?」
「2騎のサーヴァントとそのマスターと交戦してなあ…サーヴァントはもちろんマスターもそこそこやるようだったぜ…」
「クソっ面倒なことになるな」

ホムンクルスの存在が他の陣営にバレたことで自分の研究を邪魔される可能性が大きくなったと考えた蝶野
すぐこの場所が特定されるとは思わないが、時間をかければいずれ発見されるのは間違いない
ならばその前にこちらもサーヴァント以外の迎撃手段を用意しておく必要があると判断した

「護衛用のホムンクルスを用意しておくか…」

ここで蝶野は実験用や偵察用ではない実践向けのホムンクルスへと研究の段階を進めると決めたのだった

2160名無しさん:2023/07/09(日) 15:38:02
>>2157
実際バーサーカーに対魔力のスキルはない。
が、ある意味それよりも厄介と言える宝具がある。

放たれたファイヤーボールを見て、バーサーカーはただ向かってくるそれに手をかざす。
肉球があるバーサーカーの手を見て2人は一瞬呆気に取られたが、それがファイヤーボールを弾き返し、こちらにそのまま返してきたのを見てすぐに驚きへと変わった。

すぐさまゆんゆんはファイヤーボールを放ち相殺、そんな様子を見て慎二は余裕の表情を見せるのだった。

2161名無しさん:2023/07/09(日) 15:45:22
夜間に現われる美女と失踪の噂を耳にしたアイン達、それが聖杯戦争絡みの事件ではないかと睨み実際に夜間の哨戒に出てみた
芳佳は空から地上を見て回り、アインは地上から異変がないかと探していたが

いつの間にか、アインの背後にその女が立っていた

「そこのお兄さん、こんな夜中に一人でほっつき歩いて、何をしているんだい?」
「……お前が、失踪事件に関わっている女か」

女に声を掛けられて振り返ったアインは何とか言葉を返したが、実際には女から放たれる妖艶で威圧的な気配に圧倒されかける
とにかく当たりを引いたと感じたアインは芳佳に念話で伝達したが、目の前の美女が瞬く間に接近してアインの片腕を掴み取った

2162名無しさん:2023/07/09(日) 16:23:44
>>2160
『アレは、反射ですか……!?これは厄介ですね、爆裂魔法を撃てばこちらまでやられてしまいます!』

爆裂魔法の威力は広範囲に及ぶ。今ここで放てば反射されたとしてもマスターの慎二を巻き込み、バーサーカーを打破する可能性もあるが――自分達まで巻き添えになる時点で選択肢から消える。爆裂魔法の威力を信じているからこそ、自分達が受ければ危険極まりないことをめぐみんは理解している。

『どうしよう、どうしよう……。私達とは相性最悪のサーヴァントじゃない?』
『一応、勝ち目はあります。ですが……』

めぐみんが思い浮かんだのは、マスターである慎二を狙うこと。まだ実力は未知数だが、バーサーカーを狙うより幾分か勝ち目があるようには見えた。
それにマスター狙いというのは即ち人殺しだ。ゆんゆんにそんな十字架を背負わせたくないともめぐみんは思う。

『――もしかして、マスター狙い?』
『そっ、そんなわけ――』
『念話だけど、声が震えてるわよ。――きっと、それしか勝ち目がないんでしょ?』

意外と土壇場に強いのが、ゆんゆんという少女だ。慎二を狙う覚悟を決めると、彼をしっかりと見据えた。

『それはそうですが……とりあえず今はダメです!今の私達が勝てる相手ではありません!』

負けず嫌いのめぐみんだが、聖杯戦争ではそうも言っていられない。冷静に状況を判断し、“今の”自分達ではマスター狙いを含めても勝ち目がないことを察した。……それに相手がこんな悪どそうなマスターと言えども、ゆんゆんの手は汚させたくないから

2163名無しさん:2023/07/09(日) 16:32:07
>>2161
「ぐっ!?が…ぁあ…!!」
「マスターさんっ!?」
勢いのまま片腕を持ってかれ痛みに声を挙げそうになるアインと、咄嗟にユニットの出力を最大限にしアインの元まで突っ込み、治癒魔法をかける芳佳
しかし出来たのは止血のみで、相手の女(堕姫)の次なる攻撃に対しシールドの展開で防御せざるを得なかった

2164名無しさん:2023/07/09(日) 18:26:53
>>2163

伸縮自在の帯による絶え間ない攻撃に晒される芳佳達、シールドで防げるとはいえアインを抱えたまま低空を航行し続けるのは厳しい状況だ
ゆえに一か八か、芳佳はストライカーユニットの出力を強めて上空を目指す
アインに負担を掛けてしまうが、攻撃の手が及ばなければ安全を確保できると思っての行動だった
事実、女(堕姫)は高く跳躍して帯を伸ばす事はできても途中で限界に至り、遙か下で顰めっ面を浮かべていた
なんとか敵の追撃を振り切り安堵の表情を浮かべた芳佳は、すぐさまアインの治療を試みる

直後、一筋の雷鳴が鳴り響き、途轍もない衝撃が芳佳達を襲った

「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

間一髪、シールドが展開していたおかげで雷光の直撃は免れたものの、それを受け止めた際に生じた衝撃と干渉によりストライカーユニットの制御を失い、芳佳達は真っ暗で荒廃した街中へと落ちていった



「ヤハハハ、神を差し置いて空を征こうなど、実に不敬な存在だ」
「ゆえに、それ相応の天罰をくださねばな!」

一方、手下人であるアーチャー・エネルは上空を飛んでいた何か(芳佳達)に雷撃を当てて声高らかに満悦していた
大智とは別に単独行動をとって荒れた冬木市を歩き回っていた彼は、夜間に飛翔する英霊らしき存在を見つけ一発攻撃してみたのだ
ちなみに今のは全力の攻撃ではない、なにせマスターの魔力供給が届かない状態なのだ、なので特に追撃するつもりもなくその場を立ち去った



「雷…あんな攻撃をできる英霊なんて、どんな奴だろうか」
「雷では私は殺せない、とはいえ鬼狩りの柱以上に手強いかもね」
(でも、大丈夫。お兄ちゃんがいればどんな相手でも負けはしない)

一方、轟音と稲光を目撃したアサシン・堕姫は一度静観の体勢に入り、追い掛けていた主従が墜落した当りと雷撃の主が居たであろう周辺を見据えていた
深手を負った獲物を追い掛けたい気持ちもあったが、新手に自分の存在もバレて面倒な事態になるのを避けるために動きを止めていた
そして今夜はこれ以上の深追いを止めることにしたが、帯の一つを墜落地点へと差し向けて監視を試みることにした(ついでに嫌々ながらに糞マスターにも報告しといた)

2165名無しさん:2023/07/09(日) 19:40:03
>>2162
『わかった。それなら――』

めぐみんの言葉を聞くと、ゆんゆんも思考を切り替えた。
このまま挑んでも一か八かの賭けになることはわかっている。ならば今は撤退するべきだと二人の間で意見が一致したのだ

「ライトニング!」
「まずい、バーサーカー!」

マスターである自分を見ての攻撃。嫌な予感がした慎二はバーサーカーの名を呼ぶと――慎二を守るように行動したバーサーカーの目の前に眩い雷が大地に直撃し、爆ぜる。攻撃を反射されると理解したからこその判断だ。
ライトニング。中級魔法ではあるが、モンスターに直撃した際に軽い爆発を巻き起こした程の魔法である。
これを地面に当てることで目眩しに利用し――

『行くわよ、めぐみん!』
『わかりました!』

めぐみんの手を取り、駆け出した。

「な、なんだよあのマスター……。それにこれじゃ相手のサーヴァントがどんな奴かわからないじゃないか!」

せっかく見つけた獲物を取り逃し、慎二は毒づく。間違いなく有利な状況だったのに、躊躇なく自分が狙われそうになったことで保身的な行動に走ったことが仇となったのだが……慎二は別に自分を責めたりしない。
逃げた二人と彼女達を取り逃したバーサーカーに対して怒りを募らせつつ、あの瞬間――間違いなく自分の命が狙われそうになったことで恐怖を覚えた。

「まあいいさ。どうせあいつらは今度会った時にバーサーカーでぶっ潰せることがわかった」

相手のサーヴァントは謎に包まれてるし、マスターは手強かったがそれでもこのバーサーカーならいける、と。
恐怖を揉み消すように慎二は呟くが、バーサーカーが返事をすることはない

2166名無しさん:2023/07/09(日) 20:57:38
>>2154
若葉「人が…化物に…」
早苗「妖怪は見慣れていますが、これはちょっと…」
バベッジ「少し調べてみてたが、多分これらはホムンクルスの類と予想する」
早苗「ホムンクルス?」
バベッジ「本来は錬金術によって作り出された人造人間の事だが、その技術を応用した小さき人造生命が人間の脳に寄生し、このような怪物に変じさせたのだろう」
牛若丸「それが交戦中の我々を他所にマスターを狙いに来た。十中八九、他の主従による仕業ではないかと思います」
早苗「そんな…」
若葉「…人を、何だと思っているんだ」

2167名無しさん:2023/07/09(日) 22:05:25
>>2166
聖杯は狙ってるけど終末世界を荒らすのはどちらの陣営も看過出来ないから一先ずホムンクルスを生み出したりする他の危険な陣営を打倒するまでは手を組むことにしたんだよね

2168名無しさん:2023/07/10(月) 04:53:33
ゆんゆんとめぐみんを追い払った慎二はとりあえず二人の情報を得ようと衛宮邸を散策するが、見つかったのは何故か大量のザリガニ。
二人が食料用として確保したものだが、当然慎二は苛立つ。そりゃこんなものが食料だと思うはずもないし

「クソッ、僕のことをナメてるのか!?」

衛宮士郎の友人の声が、虚しく響き渡る。
そんな慎二を嗜める士郎の姿は、もうない

2169名無しさん:2023/07/10(月) 05:34:50
元々外面は良い方だったため、世間話のように>>2136>>2139>>2145と言った最近の噂も聞きつつ、この世界について調べていた大智
世界の終末についてはまだはっきりとしたものが分からないため不明だが、聖杯戦争については噂を元に戦略を立て始めた
ここ最近で出てきたこれらはほぼ確定で聖杯戦争絡み、ならばその主犯達を討伐――ではなく手を組める相手として思案する
優先して倒すべきはその噂から動き出すお人好しの陣営であり、陣営が少なくなる前に倒してしまうのがいいだろう
完全な利害関係の方が分かりやすく、最終的に戦うにしても単独戦力としてはかなりのアーチャーが遅れを取るのはほぼないと言ってもいい
仮にそんな強さのサーヴァントがいるならばそれこそお人好し陣営をぶつけてやればいい
そんなことを考えながら大智は噂の元となった主従を探索することに決めたのだった

2170名無しさん:2023/07/10(月) 06:59:41
バーサーカーで口からビーム吐かせればゆんめぐも潰せたかもしれないけど、何気に衛宮邸をぶっ飛ばすつもりがないので選択肢に入れていなかった慎二
(でも戦闘で邸宅内や庭が荒れる程度は普通にやる、それと相手がもっと好戦的だったらビームも解禁していたかも)

2171名無しさん:2023/07/10(月) 07:54:38
>>2166
ひとまず手を組んだ早苗達は一旦諏訪神社を離れて下山し、若葉が身を寄せている小さな集落に招かれた
そこの人々に歓迎されつつ一緒に食事をして交流を経たあと、早苗と若葉は一つの空き家で宿を取ることにした

(この間、場違いな姿のバベッジは空気を読んで霊体化している。牛若丸は何気に馴染んでいるが、以前お酒を飲んで醜態を晒しているため若葉に禁酒を命じられている)

少女二人は再度聖杯戦争について話しつつ、当たり障りのない範囲で自分達の元いた世界についても語り合っていた

(余談だが、うどんvsそばの論争も勃発していた、かもしれない……?)

2172名無しさん:2023/07/10(月) 07:58:40

>>2150
ザボエラの悪魔の目玉もどきは他にも、>>2142後周辺を散策していたソウゴを捕捉…したはいいけど、気付いたソウゴ(当人曰く「なんか視線を感じる気がする」とのこと)が念話により咲夜に伝えてた

咲夜(…多分使い魔の類ね、泳がせるか、ここで消しておくか…どうするの?マスター)
ソウゴ(…泳がせるってのもいいとは思うけど、ここで消して出方を見てみた方が良いと思う。出来るよね?咲夜)
咲夜(当然よ。私は完全で瀟洒な従者だから)

そうして気配遮断スキルを用いてソウゴの元に向かった咲夜は、目玉を見つけ、自らの異能である時間を操る程度の能力で周辺の時間を止めた上で、銀のナイフを投擲し目玉を壊した
ザボエラからすれば捕捉出来てたと思ったらいきなりその目玉が壊された形となる

2173名無しさん:2023/07/10(月) 07:59:20
>>2156
悩んだ末、うどんげは得た情報を戦兎に伝える事にしてたな
そしてそれと同時に「マスターがどんな選択をしても、私はそれを否定しませんよ、その点は安心してください。
…叶えたい願いはないですけど、だからって死なれちゃったら目覚めが悪いですし…サーヴァントとして現界してる間は、貴方に着いて行きますから」と、そう声をかけてた
(まあそもそも…まだ事情は聞けてないけれど、自分可愛さに月から逃げ出した私には、貴方を責めたり糾弾したりする資格は…きっと端から無いからね)
と、内心で思ってもいたけど

2174名無しさん:2023/07/10(月) 08:23:09
「外がやけに騒がしいな……。まさかもう誰かデュエルを始めたのか?」
「デュエル?」
「ああ。俺の世界では決闘を意味する言葉だ」
「それって……誰かもう戦争してるっていうこと……!?」
「早い話が、そういうことだ」

ゆんゆん組vs慎二組の戦闘音を聞き付けたジャックは、早急に駆け付けたい――と思ったが、ここで心配事が一つ。

(今すぐにでも向かってやりたいところだが……千夜を一人にすることは出来ん。それに千夜を戦場へ連れて行くには、あまりにも事態を理解出来ていなさすぎる……!)

ゆえに今は静観するしかない、と。
ジャックが悔しさを滲ませた時――入り口の扉がガチャガチャと動き出した。

『……おや、この家は鍵が掛かっていますね。ハズレでしょうか?』
『しーっ!中の人に失礼よ、めぐみん!』
『どうせ念話なので聞こえてませんよ』

(これは――間違いなくサーヴァントの気配だな)

「入り口が騒がしいわね。どうしたのかしら?」
「俺に任せろ、千夜!」

ジャックが乱暴に入り口を開けると――そこに居たのは二人の少女。

「……こんな時間に子供が何をしている。それにこんな子供まで聖杯戦争に巻き込むとは、聖杯も質が悪いものだ」
「違いますよ。私たちは巻き込まれたのではなく、自分達の意志で参加したのです!」

子供達が聖杯戦争に巻き込まれた――と思い込んで聖杯に対して怒りを募らせるジャックと、それを即座に否定するめぐみん。
ジャックは「ほう」と感心したように口を開き、デュエルディスクを展開しようとすると――。

「ちょ、めぐ……キャスター。たしかにこの人はサーヴァントだけど、いきなり喧嘩腰になる必要はなくない!?」

マスターのゆんゆんが急いでめぐみんを嗜めるものだから、矛を納めた。
いつもの癖で“めぐみん”と言いかけたのは単純に聖杯戦争にまだ慣れていないこと。そして以前からの友人ゆえにその名で呼ぶことに慣れてしまってるのが大きい。

「……ふむ。どうやらそこのマスターは話が通じるようだな。良いだろう、入れ」

「千夜、客だ。こいつらもマスターとサーヴァントだが――どうやら敵意は無いらしい」
「厳密には今は敵意が無い、ですがね。最後には私たちが聖杯を貰いますよ、アーチャー!」
「フッ……良かろう。お前達が最後まで聖杯戦争に勝ち残ったならば――このアーチャーがキングとして正々堂々とデュエルを受けてやる!」

いつもの癖でジャック・アトラスと言いたくなるものの、なんとかクラス名で受け答えるジャック。

「あのー……キャスター、アーチャーさん。そろそろ情報交換しない?」
「良いだろう。……と言っても俺達はまだ互いの出自くらいしか知らんがな」
「ゆんゆん。この自称キング、一発殴っていいですか?」
「まあまあ、落ち着いて……。アーチャーさんはあのマスターと戦ってくれるって言ってるんだから……ね?」

「ゆんゆんの言う通りだ。そして俺は“自称”キングではない!
……で、お前達が話していたその“ワカメのような髪のマスター”はどんな奴だ?」

それからゆんゆん達はジャック達に慎二やバーサーカーのことを話し始めた。もちろん名前なんて知らないので、その特徴的な髪型から“ワカメ”なんてあだ名をめぐみんが勝手に付けて

結果的に危険な陣営を一掃するまで手を組み、最終的には卑劣な手段に頼らず戦う意志のある者同士で決闘することに決定。ここにアーチャーとキャスターの同盟が生まれた

2175名無しさん:2023/07/10(月) 08:24:35
聖杯戦争に参加してからDボードの制作に着手していた遊星だが、ようやく完成した模様
シャロに乗り方を教えると、そう難しくもないのでスムーズに飲み込んだ

(これでまず最初にするべきこと――シャロの自衛手段は整ったな。どんな理由があるにせよ、銃なんて使うべきじゃない)

――と、遊星は安心するがシャロの覚悟は未だ変わらず。危険なマスターや荒くれ者は最悪、自分がこの銃でなんとかする予定である

2176名無しさん:2023/07/10(月) 13:06:48
>>2145
裏事情のある自警団をランサーが襲撃したことによりジンは目的の物資である食糧、1丁の拳銃、そして1丁の狙撃銃を調達することに成功した
ただし狙撃銃の弾薬は3発しか見つからず、拳銃の弾薬も心許ない数なので、やはり慎重に状況を見極めつつここぞという時に使うつもりだ

2177名無しさん:2023/07/10(月) 18:01:46
>>2170
ビームを吐いて追い詰めてたら最終的にめぐみんが無詠唱爆裂魔法による広範囲巻き添え攻撃で慎二を道連れにしてた可能性もあるし、マスター狙いに切り替えようとしたゆんゆんにも対抗手段がないわけじゃないから聖杯戦争に勝ち残る、自分が生き残るという意味では正しかったのかもしれない
これが衛宮邸じゃなければ躊躇なくやってそうな性格ではあるから、結果的に士郎のおかげで誰一人として犠牲者の出ない小競り合いに終わった感はある

しかし士郎の居ない衛宮邸を眺める慎二、ちょっと複雑そうな顔をしてたなぁ
あと慎二はゆんゆんに遭遇したことで自分より上位の能力を持つマスターが他にも存在する可能性を思い浮かべてイライラ気味

2178名無しさん:2023/07/10(月) 18:02:19
>>2173
「そうか……。冬木市の人達が、そんな目に……」

桐生戦兎は頭が良い。混乱した今の状態でも、これら一連の出来事が聖杯戦争絡みであるだろうことは理解出来た。

「……俺が戦うしか、ないのか……?」

青羽を殺した罪からはもう二度と逃げられない。
聖杯戦争で青羽を生き返らせる?……そんなことは更に自分の罪を重ねるだけだ。
だから戦兎には願いなんてなかったし、今だって何もない。


――だが、願いにも似た信念が彼の胸にはある。
それは正義の心。それはラブ&ピース。
今はビルドドライバーもフルボトルもないし、腑抜けてしまっているが――それでも桐生戦兎は仮面ライダービルドだ。
だから無関係の人々が聖杯戦争に巻き込まれてると知り“戦うしかないのか?”という気持ちが芽生えた
平和を乱す輩から人々を守るのが、仮面ライダーだから。

だがそれでも戦兎の顔色は優れない。
何故なら彼もまた人間だ。すぐに立ち直ることは出来ない

それでも使命感に突き動かされるように、マシンビルダーに跨り。

「俺はいったい、どうすりゃいいんだ……!」

けれどもまだ本調子ではなく、迷いを抱えたままに、心の慟哭を叫び――桐生戦兎は駆け出した

2179名無しさん:2023/07/10(月) 21:44:49
「シャロのDボードが完成したことで、俺もライディングデュエルが出来るようになった。時間はそれなりに費やしたが、移動手段としても逃走手段としても使えるDボードは、きっと役に立つはずだ」
「ライディングデュエル……?」
「ああ。バイクに乗りながらデュエルをすることだ」
「あはは……。遊星さんの世界のカードゲームってすごいんですね」

遊星がカードゲームで戦うサーヴァントだということやバイクに乗りながらデュエルをするということは知っていたが、本人の口から改めて聞くと意味不明過ぎて苦笑いするしかないシャロであった

2180名無しさん:2023/07/10(月) 22:01:47
>>2169
美女(堕姫)の噂が主に風俗街付近で被害に遭ったというパターンが多いことに気付いた五十鈴大智は、単独行動から帰還したエネルに事情を話すと同行してもらい、まずそこへ向かってみることに決めた
危険な噂ではあるが、いざとなれば仮面ライダーナッジスパロウに変身出来る。なによりエネルが居れば、対処なんていくらでも出来る。
最悪交戦しながらでも説得自体は可能だろう。もちろん向こうが手を組む気がなく、襲撃の手を止めなければこちらも相応の手段を取るつもりだ

2181名無しさん:2023/07/10(月) 22:54:31
「俺は暫く銃のメンテナンスを行う。ランサー、その間お前は表に出て情報収集に当たれ」
「仮に他陣営と当たった場合は交戦してもいいが、深追いせずにキリのいいところで引き上げろ。なるべく相手の情報を探っておけ」
「…了解」

隠れ家に戻ってきたジンだが、持ち帰った銃器は手入れが不十分であり、場合によっては実戦にて不備を起こしかねないため一度分解・整備を行うことにした
しばし集中して作業するため、その間手持ち無沙汰になるであろうランサーには冬木市の現状を探ってもらう事にした
ランサーは特に異を唱えることなく承諾し、ジンが潜む隠れ家から離れたランサー・千景は周辺を探索し始めた

しばらくしてサーヴァントの気配を感じてそれを確認しに向かう
そこでは人々に襲いかかったであろうモンスター達と、それを食い止め応戦している男女(ダクネス&セイバー)がいた
無辜の民を助けようとする二人の様に少し思うところあれど、別方向から現われた新手の魔物を見つけてしまったランサーは思わずそれらを始末しておいた

「おお、助太刀感謝する。おかげで彼らも安全なところまで逃げることが出来た!」
「…気をつけて下さい、ダクネスさん。今、目の前にいるのは、サーヴァントです!」
「へっ?」

「人助けは済んだかしら。なら、今度は聖杯戦争らしいことを始めましょう」

2182名無しさん:2023/07/10(月) 23:21:47
>>2164
シールド展開したまま墜落したのもあって芳佳は軽傷だったものの、アインは止血したとはいえ片手もがれたダメージもあって気絶しちゃってたね…

2183名無しさん:2023/07/11(火) 01:07:59
>>2181
「とりあえずこのサーヴァントの相手は僕がします。ダクネスさんは、僕の後ろに下がって――どこかに隠れてる可能性がある相手のマスターに注意してください」
「わかった。……相手も何か事情があるのかもしれないが、私も願いを叶えるために負けるわけにはいかないんだ。遠慮なく戦ってくれ!わた……じゃなくて、セイバー!」

「はい。この聖杯戦争を勝ち抜いて、願いを叶えましょう。――変身」

ダクネスの言葉に頷くと、渡の宝具である『キバットバットⅢ世』 が彼の腕に噛み付き――キバの鎧が装着された。
後に門矢士や常磐ソウゴから“仮面ライダーキバ”と呼ばれる存在に、変身したのだ。

2184名無しさん:2023/07/11(火) 07:01:56
>>2180
「ほう?私の威光を借りたいと?」
「ええ、僕だけでは力及ばず申し訳ないと思っている」
「構わんさ、相手に格の違いを見せてやるのも神の慈悲だ」

一通りの散歩を終えて帰還したエネルに堕姫のことを話し、力を借りようとした大智
エネルも相手に自分の存在を見せつけてやるのもいいだろうという形で承諾した

「それで?貴様の狙いは何だ?」
「間引きのためだよ、貴方の手を煩わせるほどではない相手を早々に消すためのね」
「ヤハハハハ、まあ相手にする価値もない雑魚を片付けるのには役に立ちそうだ」

手を組もうとしてる相手に対する評価をするエネル
プライドの高い相手ならば決裂必至の態度であったが、大智には考えがあった

(提示できる大きなメリットは一つ、このアーチャーを当分の間は相手にしなくてもいいということだ)

こんな序盤でアーチャーとやり合うリスクを考えられる相手ならばまずそれは避けるはず
手を組めずとも穏便にことを納めようとするだろう
そしてもし仮に交渉が決裂するのであればその時は単純にアーチャーで始末すればいいだけなのだから

2185名無しさん:2023/07/11(火) 14:08:34
「ところで、『夜に現われる絶世の美女』とやらの基となった者共の行動原理を、貴様はどのように読み取る」

太陽の日差しが差し込む日中の通りにて、大智とアーチャーは件の女、ひいては聖杯戦争に関わっている人物を探している
ここは新都の駅から少し離れた花街だった場所、以前であれば華やかな看板が目立っていただろうが、今や見る影もない程に廃墟と化している
そんな寂れた区画を未だ誰ともすれ違っていない二人だが、アーチャーは心綱により疎らだが建物の中に人間が存在していることは感知していた
その正体の殆どが遊女の類かそれに近しい者達であり、終末の世界にあっても欲望に飢える客から物資を貢いで生活しているようだが、さすがにそこまでの事情をアーチャーは知ろうとはしない

「まぁ色々と考えられるが、以前に聞いた魂喰いをして力を蓄えている、ってのが大きいだろうな」

本来ならばこのような問い掛けをするのは自分の方だと思う大智だったが、ここで変にアーチャーの機嫌を損ねるマネは良くないとも理解しているため沸き立つ想いをぐっと堪えながら、逆に自らの見識を存分に披露することで解消しようとする

「ほぉ、それ以外に思うところは?」
「あとは…噂を聞く限り、その女は本当に夜にしか出てこない。
もし仮にこの事件がサーヴァントの仕業であれば、昼間であろうとも同様に人攫いは容易にできるはずなのに。
逆に考えるならば、訳あって昼間に行動できない、あるいは別の行動をいて、人間を狙うのは夜間に限定している、とも考えてはいる」
「つまり、その女は昼が嫌いで夜が好き、ということか。これは興味深い」
「とはいえこれは推測の一つだ、他にも色々と考えようはある。ただ、他の都市伝説より噂の数や共通点が多い事から、この可能性は充分にあり得る」

その大智の推理は実に核心に近い答えであった。
さすがに件の女が鬼であり日光が弱点である所までは突き止められないが、断片的な情報からほぼ真に迫るほどの洞察と分析を行える程にこの男は頭脳明晰なのだ。

「確かに、その情報は今後役に立つかもしれないな。
まぁしかしこの話はここまでだ。どうやら我々に向かってくる者がいる」

アーチャーがそう言うや否や、二人の目の一人の女性が現われた。

「あ、あの、そこのお二方。あ、あなた方を呼んでいる人が、い、います。あ、あの館まで、お越し頂けませんか」

その女は明らかに異様な態度で大智達を呼び止め、通りの先に見える建物を震えながら指さした。
その挙動から恐怖が読み取れる、だとするならばこの女は件の噂でも聖杯戦争の参加者でもなく、いいようにこき使われているただの一般人ではないかと二人は当りを付ける。
とはいえ、このような反応があるということは十中八九あの館の中に目当ての相手がいると確信を得た二人は、その誘いに乗って館に向かうことにした。


※大智の台詞がおかしかったらご指摘お願いします。他にも変な所があれば教えて。

2186名無しさん:2023/07/11(火) 14:10:21
>>2185
ごめん、仮投下するつもりが誤爆してしまいました…orz
ダメ出しあればなかったことにします。

2187名無しさん:2023/07/11(火) 20:12:48
渡がキバに変身すると同時に千景も勇者に変身したけど、互いに変身するタイプのサーヴァントであることに驚いてたね

2188名無しさん:2023/07/11(火) 20:22:21
>>2183>>2183
セイバーvsランサーの勝負を観察する陣営も複数いたな
一つは前々から監視していたザボエラの悪魔の目玉もどき、一つは蝶野陣営が市内に解き放ったホムンクルス(まだ人状態)
この他にもこの勝負を目撃したり、乱入するかもしれない陣営がいるかも

2189名無しさん:2023/07/12(水) 17:32:25
翌朝になって早苗組と若葉組は二手に別れて情報収集に当たってたな
昨日初めて目撃したホムンクルスの出所がわからないし、地道に異変を見つけて敵の拠点を見つけるしかない
後で情報共有をする時間と場所を決めて、より早く多く危険な陣営を見つけるべく各々行動を開始した

2190名無しさん:2023/07/12(水) 17:33:00
>>2178
マシンビルダーで我武者羅に疾走する戦兎、その姿をソウゴ達が目撃していた模様

(うどんげをどうするか未定、別行動か霊体化で目撃されなくてもいいし、戦兎を追い掛ける姿を目撃されるのも考えられる)

2191名無しさん:2023/07/12(水) 18:41:14
危険な陣営の手がかりを探すのと一般人の被害を防ぐためにバベッジのヘルタースケルターを市内で巡回させる計画をしてたね
聖杯戦争に関係ない魔獣とかの抑止にもなるってのもあったし

2192名無しさん:2023/07/12(水) 19:04:15
ただ機械兵は目立ちやすいから扱い次第でこちらに注目が集まりやすいのと、数を出すほど魔力消費が増えるのがネック
でも索敵や戦力として充分な性能を持っているし、早苗も魔力消費を気にしていない、むしろロボを操るロボに盛り上がっていて計画を推す気まんまん

一方その頃、若葉達は人々に迷惑行為をする荒くれ共を懲らしめて(終末世界では貴重な動く)バイクを入手して機動力をアップしていた

2193名無しさん:2023/07/13(木) 07:45:24
>>2182
先のように攻撃を受ける可能性があるのもあって、拠点に戻った上でアインの治療を行いたい所ではあったんだけど…帯に気付いてどうしようかと、このまま拠点に戻ったら場所がバレた上で奇襲されるかもと悩んでたな宮藤

2194名無しさん:2023/07/13(木) 13:15:03
セイバーとランサーの勝負は互いに様子見しつつ数撃打ち合うばかり、相手の力量を量る程度の小競り合いとなった
これで相手の宝具開帳や真名に至る情報の一端でも手に入ればと思えど、まだ聖杯戦争の序盤でありまだ本気を出す時期ではないためか勝負に出る場面を見極められずにいた

(…ここら辺で潮時かな、直接戦闘でも互角だし、これ以上戦って変な横槍を入れられても困るし)

今の状況を冷静に分析したランサーは、マスターに言われていたように深追いを止めて撤退へと思考をシフトした
今はセイバーと接敵して分かった範囲の特徴と、そのマスターの容姿や特徴などを持ち帰るだけで充分だろう
それに、セイバー達以外にもこの戦いを注視している陣営がいるだろうとランサーは推測する
実際に観察者を見た訳でもなく明確な根拠があるわけでもないが、FPSやバトロワ系のゲームも精通しているからこそ、戦力分析や漁夫の利を狙って見ている者がいる可能性が高いと踏んでいる
存在抹消のスキルによって自身の情報は記憶・記録されにくいとはいえ、状況を長引かせるほど第三者が何を仕掛けてくる可能性も考え得る
ゆえに、ここはセイバー陣営をスケープゴートにして自分は姿を眩ますつもりでいた
一応、何者かが自分の方を追跡するという万が一の状況にも備えて、拠点には真っ直ぐには向かわずに場合に応じて対処しようとも考慮して

ランサーはセイバーの攻撃を受け流した後に大きく後退し、獲物である大鎌を消滅させて体勢を整えた

「今回はここまで、それじゃ」
「おい、待て!」

セイバーの制止の声を無視して、ランサーはその場から離脱した

2195名無しさん:2023/07/13(木) 13:49:28
>>2188
「アレは……仮面ライダーか?」

マシンビルダーで走ってた戦兎、渡が変身する瞬間を遠距離から眺めて少し興味を示してたね
戦兎が仮面ライダーという存在や在り方に拘ってる存在だからこそ

2196名無しさん:2023/07/13(木) 21:44:03
>>2194
「逃してしまったか……」
「はい。……すいません、ダクネスさん」
「気にしないでくれ。こうして渡が無事で居るだけでも私は嬉しいぞ」

ダクネスは渡がランサーを討伐出来なかったことを嘆くこともなく、責めることもなく、その結果を真正面から受け止めた

「それにしてもあのサーヴァント……僕と同じタイプでしたね」
「変身のことか」

自分と同じく変身するタイプのサーヴァント。まさかそんなタイプが他にも居るとは思わず、渡とダクネスは色々と思案していた。

――が、こちらに向かってくる気配に気付き、渡が前に出てダクネスも剣を構える。

「……安心してくれ、俺は聖杯戦争に乗るつもりはない。それよりその変身について、俺も聞きたいことがあるんだ。ちなみにあらかじめ自己紹介しておくと、俺の名前は桐生戦兎。このアーチャーのマスター……らしい」

男――桐生戦兎は両手を上げて無抵抗を示す。アーチャーのサーヴァント(うどんげ)を引き連れているが、うどんげも攻撃の意思は示そうとせず。

渡がダクネスの方を見ると、彼女はコクリと頷いた。

「わかりました。答えられる範囲のことなら、僕が答えます。……でも聖杯戦争に乗らないのなら、戦兎さんは今回どうするつもりなんですか?」
「それは――俺もまだ決めてない。でも冬木市の人を守りたいとは思う。……それが仮面ライダーだからな」

仮面ライダー。
自分のスキルと同じ称号を持つ戦兎に、渡がピクりと反応した。

「仮面ライダー?」
「ああ。それであんたは――仮面ライダーなのか?」
「……仮面ライダーって、なんですか?」

まだあまり素性を知らないゆえにスキル名のことは明かさず、渡は仮面ライダーについて問うた。
戦兎はそれに対して、隠すことも無く――こう言うのだった。

「わかりやすく言うと正義の味方。……ヒーローっていうやつだな」

2197名無しさん:2023/07/13(木) 21:44:44
>>2190
戦兎=仮面ライダービルドのことは元から知ってるし、彼が参加してるのを見て複雑な心境になってたね

2198名無しさん:2023/07/13(木) 22:29:57
>>2174
とりあえずお互いの戦術を知らなければ戦闘時に何かと支障が出る、ということで互いの持ち味を語るジャックとめぐみん……と、戦うマスターゆんゆん

「俺はデュエルモンスターズで決闘(デュエル)を行い、この聖杯戦争を制覇する!切り札は我が魂、レッドデーモンズドラゴン!そして荒ぶる魂、バーニングソウルで召喚する――スカーレッド・ノヴァ・ドラゴンだ!」
「は?カードで戦うって頭がおかしいのですか?」
「きゃ、キャスター。何もそんな言い方はないじゃない!」
「甘いですよ、ゆんゆん。聖杯戦争とはカードゲームで勝負するものじゃないのです」

「ほう。ならば貴様の戦法を教えてもらおうか、キャスター」
「まあそちらが戦法を話したので、それくらい教えてあげてもいいでしょう。私が得意とするのは、爆裂魔法!ただ一つしかない奥の手ですが――これこそが最強の魔法なのです!!」
「ほう、キャスターらしく魔法を使うというわけか」

ここまでジャックはめぐみんを評価していた。そう、ここまでは。

「そうですとも。もっとも爆裂魔法以外は覚えてませんし、一回撃てば魔力回復など何らかの対策がない限り、暫く身動きが取れなくなりますが――」
「何ィ!?貴様、頭がおかしいのか!?」

ジャックとめぐみん、お互いに頭がおかしいサーヴァントで意見が一致した瞬間である。だが互いに強気でズカズカと言う性格が幸いして、結果的に親交や理解は深まったとかなんとか。
この後、ゆんゆんが自分は様々な魔法を扱える、体術も出来ると説明して、その優秀なマスターっぷりジャックは感嘆した。

とりあえずめぐみんのことは頭のおかしい妙なキャスターだが、ゆんゆんは優秀なマスターだと認識する。――が、爆裂魔法のロマンに。その熱に焦がされる想いはしっかりと評価。
そしてめぐみんもまた、ジャックのデッキやレッドデーモンズに対する熱き魂に共感した

2199名無しさん:2023/07/13(木) 22:30:28
>>2191
実際これでホムンクルスによる一般人の被害は減ったから、魔力消費した甲斐はあるんだよね
ヘルタースケルターのことはすぐに噂になり広まって、ホムンクルスや堕女の噂とは正反対に、正義の味方的な語られ方をしていく
そして蝶野はキレた。自分の作ったホムンクルスが次々とよくわからない機械兵士に撃破されて気分が良いわけがない

「どうせ聖杯狙いの癖に、格好付けるなよ。偽善者」
「おーおー、怖いねぇ。だが相手のサーヴァントの手札が一枚見えたことは、有利に働くだろうよ」

一方、マリクはヘルタースケルターという手札の一つを何らかのサーヴァントから引き出したことを素直に賞賛。とはいえこのままホムンクルスを倒され続けても困るので、機械兵士を操る主従を討伐するという方向で話は纏まった

2200名無しさん:2023/07/14(金) 00:50:19
>2197
ソウゴ「今のは、戦兎…!?」
咲夜「…マスターの知り合いかしら?」
ソウゴ「うん、桐生戦兎。仮面ライダービルドに変身してた人。…俺が最初に、ライダーとしての力と記憶を奪ってしまった相手。
…ビルドになれない筈なのに、何が…?」
咲夜「 …貴方の説明通りなら、彼はライダーとしての力と記憶を、歴史の継承とやらによって失ってるのよね?なら彼は貴方の事は知らないだろうけど…とりあえず追ってみる?」
ソウゴ「俺と同じ…マスターかも知れないから?」
咲夜「これは勘だけど…その可能性も有り得るとは思ったの」

なおこの時点ではうどんげは戦兎とは未合流だったのもあり、咲夜は戦兎がマスターだと確信を持ててはいない、直感スキルが働いた形になっている

(※そのまま追わせていいか悩み中なのもあってとりあえずここまで)

2201名無しさん:2023/07/14(金) 00:59:31
>>2199
「とはいえ当てはあるのか? 忌々しいが戦闘力は高めだぞ」
「なぁに…洗脳した奴は全てホムンクルスにしたわけじゃない、こういうの手合いは一般人に手を出さないからなぁ…」

アサシンはそう言うと敢えてホムンクルスにはせずにしておいた洗脳した一般人を操り、ヘルタースケルターの追跡をさせた
ついでに他の陣営がちょっかいをかけてこないかも観察しつつアサシンもまた動き出そうとしていた

2202名無しさん:2023/07/14(金) 02:24:38
>>2185の後
館に招かれた大智達は、少し広くて薄暗いエントランスにて女(堕姫)と対面する
目の前の女がサーヴァントだと分かった大智は警戒しつつ手を組む話を持ち掛ける
そうして女と二三問答している間に、今度はヨボヨボで小さい爺さんのようなアサシンのマスター(ザボエラ)が姿を現し話に加わった
(ちなみにだが、大智達の接近を知ったザボエラは相手の思惑が分かるまでは身を隠していたが、相手がこちらと争わず同盟を結ぼうとしていることを聞いて姿を現したのだ)
そして情報提供の一環として悪魔の目玉を介したセイバーvsランサーの戦闘および新たに現われたアーチャー組の映像を見せた

2203名無しさん:2023/07/14(金) 02:27:02
>>2175>>2179
Dボードの試運転&運転教習がほぼ終わったところでワカメ&バーサーカー組と遭遇してしまうんだよなー<シャロ&遊星

2204名無しさん:2023/07/14(金) 07:38:21
>>2202
ザボエラと大智は聖杯戦争だしお互い仲良しこよしではなく実利で動く相手だと思ったから割と悪くない相手だなとは思ってたね
最も利害関係だから当分はないけど時がくれば2人ともそれぞれで出し抜く気満々だが

2205名無しさん:2023/07/14(金) 09:33:25
>>2203
「お前達、聖杯戦争の参加者だな?今ここで、僕が――ぶっ潰してやるよぉぉおお!」
「ああ、たしかに俺は決闘者(デュエリスト)だ。――このデュエル、受けて立つ!」
「は?決闘者?何言ってんのかよくわかんないけど――ぶっ潰せ、バーサーカー!」
「遊星さん。あんな相手でも……勝てるんですか?」
「もちろんだ、シャロ。俺が信じている限り――デッキは必ず応えてくれる!」

聖杯戦争ということでリアルファイト形式になる初のデュエル。しかし遊星は焦ることなく、あくまで冷静に対処する。
まず形式はライディングデュエルではなく、スタンディングデュエルとなる。相手が乗り物がなく、ホセのようにイカれてもないから当然だ。
そして先行後攻という概念もない。ゆえに遊星は――。

「先行は俺が貰う!ドロー!」

相手に先手を打たせる気もなく、カードをドロー。素早く場に一枚伏せ、更にスピードウォリアーを召喚。効果により攻撃力1800に。

手札6→4

「バトルだ!スピードウォリアーで相手サーヴァントに攻撃!ソニック・エッジ!」

――が、バーサーカーは宝具により攻撃を反射。同じ攻撃力を受けたスピードウォリアーは破壊されるも、攻撃力に差分はなくLPに損傷はない。

「何!?スピードウォリアーの攻撃を……反射したというのか!?」

遊星は決闘者。やはり相手の能力を察するのが早いが、流石に驚きは隠せない。
そしてバーサーカーが容赦無くビームを発射する、が――。

「罠カード発動!くず鉄のかかし!」

くず鉄のかかしにより、ビームが防がれる。

「なんだよあいつ、ふざけたカードなんて使いやがって!どうして僕に気持ち良く聖杯戦争させてくれないんだよ!!」

やたら強いマスターと戦わないサーヴァントの次は、カードゲームを駆使して戦うサーヴァント。真っ当に聖杯戦争に参加してる慎二からしたら、曲者ばかりでムカついて仕方ない

「俺のターン!ドロー!!」

バーサーカーが攻撃(バトル)を終えたことにより、必然的に遊星はカードをドローする権利を得た

手札4→5

(あのマスター、何か嫌な感じ……)

そしてシャロは慎二に対して不快感を抱いていた。
その乱雑で粗暴な態度は、まるで――木組みの街を荒らした無法者共みたいだったから。

「俺はシールド・ウォリアーを守備表示で召喚。ターンエンドだ」

手札5→4

「まずはあの厄介な伏せカードからだ。やれ、バーサーカー!」

なんと慎二は厄介な“くず鉄のかかし”自体を破壊するように命令。スキルによる圧倒的な力のビームはくず鉄のかかしを破壊した。
これはスキルによる攻撃が、効果モンスターによる破壊効果と同意義と看做されたのだろう

「くっ……!」

遊星を支えてきたカードが破壊されるが、彼の表情に諦めはない。だがリアルファイト形式のデュエルでもくず鉄のかかしが破壊される可能性はよくわかった

そしてバーサーカーのバトルが終わり、遊星はカードをドローする

手札4→5

「俺のターン!ドロー!俺は手札からジャンク・シンクロンを召喚!効果により墓地からスピードウォリアーを特殊召喚する!場のジャンクシンクロン、スピードウォリアー、シールドウォリアーでシンクロ召喚!

3+2+3=8

「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、スターダスト・ドラゴン!」

そして遊星の場に『集いし星(シンクロ召喚)』によってシグナーの竜――スターダスト・ドラゴンが現れた

手札5→4

2206名無しさん:2023/07/14(金) 09:34:29
>>2201
一般人がホムンクルスに襲われた感じを装って上手いことヘルタースケルターを誘き寄せるというゲスな手段で追跡させたのは、流石この二人というか…

2207名無しさん:2023/07/14(金) 18:57:52
深山町からヘルタースケルターによる人海戦術によってホムンクルス事件を追っていた早苗達は、集まった情報を元にホムンクルスの出所が新都方面であるところまで突き止めた
この結果を導き出した頃には若葉達との約束の時間に迫っており、ひとまず集合場所に向かおうとしたが、そのタイミングで逃げまどう人々と追いかける魔獣、その中に混じっているホムンクルスを発見する

「キャスターさん、応戦お願いします! 私はあの人達の避難誘導を行います!」
「了解した。ただし、もしかしたらあの人々の中にホムンクルスが混じっているかもしれない、マスターも気をつけろ」
「大丈夫です、多少であれば私も対応できますから! それにピンチになったら令呪を使います」

こうしてキャスターは暴れる魔獣とホムンクルスの討伐に向かい、早苗は近くの広場まで人々を誘導する
この時キャスターが召喚したヘルタースケルターの大半は冬木市各地にて情報収集や人々を守るために活動中のために出動しているため、キャスターと共に魔獣たちに対応できる機械兵の数は少なかった
また避難先に指定した広場の方にもヘルタースケルターを数騎向かわせており、他の襲撃者や人々の中に紛れたホムンクルスにも対応出来るように準備も進めていた
そのため早苗に付き添う護衛を用意することは出来なかったが、非常時にも早苗は対応できるし、避難先の広場まで距離は長くなかったため、何とかなると主従共に思っていた

――が

「みなさん、あともう少しです! この先の広場に向かえば安全です、とにかく頑張ってください!」
「それは残念、君たちの頑張りもここまでだ」
「きゃっ!?」

突如として腕を掴まれ強引に急停止させられる早苗、すぐさま声のする方へと振り返る
そこには禍々しい表情を浮かべた褐色の男がこちらを見つめつつ、手に持った錫杖を早苗の頭に近づけていた





「マスター!!」
「おおっと、動くなよ。変な気を起こしたらこの女が傷つくぜ」

マスターの異変を感じ取ったキャスターは踵を返して広場方面へと急行し、その道中で気を失った早苗と彼女を捕まえ刃を突きつける男を見つけた
状況からして目の前の男は十中八九サーヴァントであると見抜いたキャスターは、その並々ならぬ凶悪な雰囲気を感じとり、マスターに害が及ばないようにただ言うことを聞いて戦慄を抱く他がなかった

「んん、あぁ…」
「マスター!」

程なくして気を失っていた早苗が目を覚ます
しかし、未だ彼女は敵の手中にいるため、キャスターは声を掛ける以外に動きようがない
せめて、一瞬でもアサシンの隙を突くことができれば、彼女を救出できるかもしれないが――


「…キャスター、令呪をもって命じます」
「このアサシンに従い、その宝具を受け入れなさい」
「マ、マスターっ!?」

だが、キャスターの淡い望みを打ち砕くように、生気の無い早苗の命令が霊核を貫いた
――実は、前もって千年ロッドによって早苗を洗脳していたアサシンがタイミングを見計って彼女に令呪を切らせ、キャスターすらも従属させる算段を立てていたのだ
早苗が気絶していたのは千年ロッドによる洗脳を行った際の反動であり、彼女が目覚めて令呪を使わせるまでにキャスターの行動させないためにアサシンは彼女を人質にとる“演技”をしていたのだった

「これが、貴様の狙いか…っ!」
「その通り、この女共々貴重な戦力として扱ってやるから安心しな」

そういってアサシンは千年ロッドをかざし、キャスターの意識はそこで途絶えてしまった……




 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 




キャスターがアサシンの傀儡になる少し前
魔獣&ホムンクルス達の襲撃に応戦したキャスターは、若葉達との集合場所に近いヘルタースケルター一騎を遣わして彼女達にも協力して貰おうとしていた
しかしアサシンの登場により事態が一変、早苗が人質に取られ身動きが取れない間に遣わした機械兵に別の指令を送り若葉達に危機のメッセージを送ることにした


『非常事態、敵対的英霊にマスターが捕まり人質にされている。
 マスターを生け捕りにしている状況からして、我々を何かしらに利用しようと画策しているかもしれない。
 場合によっては貴殿たちと敵対する可能性も考えられる。
 故に、気をつけろ。』


以上のような書き置きを地面に残し、以後何者かに利用されないように自壊したヘルタースケルターがその場に残されていた
その光景を目撃した若葉は驚きの表情を隠せず、ライダーは周囲への警戒を強めつつまだ見ぬ敵へと睨みを利かせていた

「そんな、早苗…」
「マスター、この場から一旦離れましょう。
 敵の正体が掴み切れていない上にキャスター達が寝返った可能性も考えるならば、ここで相まみえるのは危険であると」
「まて、それじゃあ早苗達を見捨てるのか!?」
「今はまだ、です。 今は兵力を整え、機を窺い彼女達を救う手立てを考えましょう」
「っ!……わかった、そうしよう」

耐え難き苦悩と力なき己の弱さに苦虫を噛み潰したような顔を浮かべつつも、ライダーに諭され残された理性を無理矢理前面に押し出しながら、若葉はライダーと共にその場から離れることにした。


※個人的には夕方を想定
※闇マリクは宝具『千年錫杖(せんねんロッド)』を用いて東風谷早苗とキャスターを支配下に置きました。
※デュエルモンスターズ的な裁定として、マスターやサーヴァントは特殊召喚(生贄・融合・シンクロなど)に使えません。ヘルタースケルターなど一部の召喚物は特殊召喚に使用できます。

※余談、ここに至るまでの闇マリクのダイジェスト
>>2201の後、早苗達の目撃現場&機械兵たちの出所である深山町へと赴く
・洗脳一般人などの監視網により早苗を発見、監視して若葉達が不在であることを確認
・洗脳一般人やホムンクルス、あと近場にいた魔獣などを利用して上記の一芝居を打つ。早苗達の近くにいた人々を襲った他にも、他陣営の介入に備えてホムンクルスになれる人間もある程度配置。

2208名無しさん:2023/07/14(金) 19:08:32
>>2207
首尾よく一組の主従を取り込んだことにご満悦のアサシン
しかしキャスターが支配に抗おうとする素振りを見せており、それに気づいたアサシンは千年ロッドの支配にも上限が見えたことを察する

「いかに千年ロッドと言えどサーヴァントを御せるのは一騎までのようだな…」
「だがコイツなら下手な一騎よりは十分戦力になる…精々使い倒してやるよ…貴様のマスターも主様の手土産にしてな…アハハハハァァァ」

そうして彼らは拠点とする冬木教会へと戻っていったのだった

2209名無しさん:2023/07/14(金) 19:26:05
>>2204
一方、ザボエラ嫌いで鞍替え狙いの堕姫は大智のマスターとしての質や性格を値踏みしようとしていた
エネルは心綱でその感情を知っていたが咎めもせず、ザボエラには教えぬままに面白がる

2210名無しさん:2023/07/14(金) 19:54:56
>>2193
少し逡巡した後に芳佳は決断し、アインを抱えて全速力で空へと飛び立った
今いる場所は新都側の港に近い街中であり、そこから深山町方面へとただただ猛スピードで進み、追っ手(帯)やその他の存在をとにかく振り切るというシンプルな手段に出たのだ
ちなみに途中で進む方向を変更して行き先を悟らせないように動いたり、先程の雷撃にも耐えられるようにシールドを貼りつつ万全の警戒をしながら飛びきるつもりだ
とにかく拠点とは別方向に飛び、何処か落ち着ける場所でアインの治療に専念する算段だけを立てて、アテも打算もなく空を疾走した

その結果、帯は上空の相手を追尾するのは困難となり、さらに川に阻まれて一時標的を見逃してしまった
さらに朝日が昇る時間が迫ったために日光に弱い鬼の一部である帯は追跡を断念せざるを得なかった

その後、芳佳は学園の屋上へと降り立ち、何かしらの追跡の気配が感じられないことを確認してからアインの治療に専念した

2211名無しさん:2023/07/14(金) 21:37:45
ひとまずザボエラ組と大智組は敵の数が減るまで手を組むことに
とりあえずここまで集まった情報は

・映像で見たダクネス組と戦兎組
・昨晩アサシン(堕姫)が襲撃し、アーチャー(エネル)が撃墜したアイン組
・監視の目玉を潰したソウゴ組(アサシンの存在は確認できず)
・各種噂(機械兵、自警団襲撃事件、あと夜間に出没する美女)

ちなみにザボエラ組は日中は各地の監視に集中して大智達に伝達し、夜になったらアサシンを適材適所に送り込むと伝えた
これには>>2185で予想したように、この主従には夜しか動けない困った事情があると察する大智達であったが特に触れないでおいといた
ザボエラ達も相手にバレていると想定してはいるもののあえて明言せず、とにかく大智組を利用するつもりでいた

(余談だが、ザボエラ達は洋館から地下下水に繋がるルートを確保しており、洋館以外にも隠れ家を用意している)

2212名無しさん:2023/07/15(土) 07:23:33
拠点に戻ってきたアサシンは地下で研究していた蝶野に情報と戦果を報告する
蝶野は黙したキャスターを見ながら今後の方針を思案していた

「コイツらがあの機械兵を操作していた奴らか」
「今はどっちも千年ロッドの支配下だ、それでどうする主様?俺としてはこのキャスターの雑兵は重宝したいんだがね」
「キャスターに関しては一先ずお前に任せるぞアサシン、俺はこっちのマスターに興味がある」

そう言って蝶野は早苗の方へと目を向ける

「護衛用のホムンクルスのサンプルとしてはちょうど良さそうだな」

2213名無しさん:2023/07/15(土) 07:55:44
>>2212
「その女はマスターの好きに使っていいが、使いどころには注意してくれよな。
 そいつはキャスターや機械兵へ魔力を供給する操り人形だ、だから弄くり過ぎて魔力供給に支障が出たり、死なないように面倒を見てくれよ」
「承知している。とはいえ貴重な素材だ、丁重に扱いつつ研究に活用させてもらうよ」

2214名無しさん:2023/07/15(土) 15:24:32
>>2205
(アレが遊星さんの切り札――スターダスト・ドラゴン……。すごく綺麗ね)

それは終末世界とはあまりにも正反対で、優美な白銀のドラゴン。
その星屑の煌めきに照らされ、シャロは感動すら覚えた。

遊星はあえてバトルを行わず、相手の行動を待っていると――

「それが君の切り札か?じゃあ今すぐ粉々に破壊してやるよ!」

バーサーカーがビームを発射し――

「俺はスターダスト・ドラゴンで迎撃する。シューティング・ソニック!」

スターダスト・ドラゴンが口から光線を発射し、バーサーカーのビームと激突。見事に相殺した

「なるほど。やはり反射される条件は“あの妙な掌に触れること”か」

遊星はスピードウォリアーの攻撃が弾き飛ばされた時、掌で受け止められたのを見た。そこにはクマのような謎の肉球があり、それが原因かと推測していたが――どうやら当たっていたようだ
シューティング・ソニックを弾き返さず、無事にビームを相殺出来たというのはそういうことだ

2215名無しさん:2023/07/15(土) 17:07:10
>>2194
千景は戦場から離れた後、念のため追跡がないか警戒して回り道をした後、ジンがいる隠れ家へと戻りセイバー組の情報を伝えた
その頃にはジンも銃器の手入れを終えて、そろそろ聖杯戦争が動き出す気配を感じたジンは自分も表に出ることにした
方針としてはランサーが表立ってサーヴァントと戦い、ジンは狙撃銃を構えてマスターを狙うつもりだ

2216名無しさん:2023/07/15(土) 17:22:21
>>2214
「フン、流石に切り札だけあってそう易々とは倒せないか。なら!」

慎二がそう言った途端バーサーカーは肉球で大気を弾き出し、スターダスト・ドラゴンに衝撃波を飛ばす。

「バーサーカーの肉球は攻撃を弾き返す以外にも色々と出来ることがあるんだよ!」

衝撃波はそのままスターダストの方へと向かっていくが、ライダーは冷静にその攻撃を対処する。

「甘いな、スターダスト・ドラゴンの効果発動!ヴィクテム・サンクチュアリ!」

「何!?」

スターダスト・ドラゴンは破壊効果に対して自身をリリースすることで無効にして逆にその相手を破壊する。
圧力砲の破壊攻撃を受け止め、そのままバーサーカーへと反撃する。

しかしバーサーカーもまた肉球によりその反撃を全て弾き、防ぎきった。

2217名無しさん:2023/07/15(土) 17:40:24
>>2211
録画された映像を鑑賞した際に、ダクネス組が戦っていた存在にモヤが掛かっていたことが不自然で違和感を覚える大智
サーヴァントと互角に戦っている点からサーヴァントだということはわかるくらいで、外見すらわからない
この違和感についてはザボエラやエネルにも話し、共有した

2218名無しさん:2023/07/15(土) 21:20:37
>>2216
「くっ……!」

ヴィクテム・サンクチュアリはスターダスト・ドラゴンによる攻撃ではなく、効果だ。
ゆえにそれを弾こうともLPにダメージ自体はないが、その余波として爆風が吹き荒れる。
それらを弾いたということは、必然的に風が遊星に向かう。
今はこれを防ぐ術はなく、肉体に幾つかの擦り傷が出来、服の所々が破かれる。とはいえ、大した傷ではない。

そしてターンのエンドフェイズ時――つまりバーサーカーとスターダスト・ドラゴンの攻防の後、再びスターダストは場に現れた。

(まずいな……。このままでは埒が明かない)

遊星は冷静に状況を分析した上で、自分とは非常に相性が悪いことを理解した。
相手は無敵のサーヴァント。となれば勝ち筋はサーヴァント狙いとなるが――遊星に殺意はない。

『シャロ。……悪いがここは一旦退いて、対策を練った方が良さそうだ』

このまま勝負しても、バーサーカーも自分も無駄に魔力を消耗するだけ。聖杯戦争としては悪手だ。
ゆえに遊星号に乗り、それを見たシャロはDボードで逃走を――

ズカン!

――逃走をする前に、隠し持っていた銃を咄嗟に発砲した。
逃走前提ゆえに焦って狙いが定まらなかったが、その攻撃は慎二の頬を掠め――血が滴り落ちる。

「うわああああああ!!あいつ、今、僕に、僕に……!あのバカ女をぶっ潰せ、バーサーカー!!」

慎二の絶叫が響き、それに呼応するようにバーサーカーがビームを放つもスターダストドラゴンの攻撃により相殺。

『シャロ……』
『行きましょう、遊星さん』
『ああ。……すまない、シャロ』

遊星とシャロはそれぞれ遊星号とDボードで逃走した。

もしかしたら遊星が避難するように誘導していなければ――狙いを定めていれば、頭に当たっていたのかもしれない。
シャロはあの瞬間、間違いなく本気で銃を撃ったのだ。聖杯戦争を勝ち抜くために。
相手が無法者のような粗暴なマスターだったから、抵抗感もあまりなかった。

だが遊星はシャロが銃を使ったことに罪悪感を覚える。
サーヴァントとして不甲斐ない一戦をした――だがこうしなければ。引き際を考えなければ聖杯戦争で優勝することは難しい、と。
無念さを抱えながら、遊星はシャロと共に走る

「クソ……!どいつもこいつも、マスターの僕を狙い過ぎだろ!!」

慎二は頬から血を流しながら、恐怖と怒りに駆られていた。
バーサーカーはたしかに強力無比な性能を持つ。だがそれは、覚悟を決めた者にはそれだけマスターが狙われやすいということだ
ここに来てようやく、慎二も自分の身が危機に晒されてることに気付いた。戦場に立っているのはサーヴァントだけではないのだ、と

2219名無しさん:2023/07/16(日) 05:17:07
「おい、バーサーカー。まさかお前、実はハズレでしたなんて言うんじゃないだろうな?」
「……」

聖杯戦争開始から二連戦。まともな戦果もあげられず、挙句の果てに自分より弱そうな少女のマスター達(ゆんゆん、シャロ)に恐怖心を植え付けられて慎二のプライドはズタズタだった。魔力だって消耗し、肉体的にも多少しんどい
やがてバーサーカーに対して最初に抱いた怒り(>>2137)がぶり返し、再び八つ当たりを始める。だが何を言っても返事はないし、この仏頂面はビクともしない

「マスターのことを無視するなんて、やっぱりお前はハズレサーヴァントだ」

先程のライダーの柔軟性を見た後だと、どうにもバーサーカーのことが気に入らない慎二であった

2220名無しさん:2023/07/16(日) 07:54:34
キャスター陣営を取り込んだ蝶野マリク組はひとまず正義の味方という噂に便乗し、ヘルタースケルターを他陣営発見の偵察機として市内を巡回させることにした
見つけた陣営の戦闘や拠点の監視等は機械兵では目立つため、擬態したホムンクルスや洗脳した一般人を使うなどして彼らは冬木市内に独自の監視網を敷き始めた

その間に自身の研究を進めている蝶野、そして他陣営発見の報を待つ闇マリク

「さて…この世界で神の初陣を飾る最初の贄は一体どこの誰になるのかな? フフフ…」

2221名無しさん:2023/07/16(日) 08:02:03
>>2199で機械兵の噂は広まっているからそれを聞いたり目撃している陣営も蝶野組以外にもいるんだよな
その一つが千夜組&ゆんゆん組だけど、その時は巡回していて周囲に人もいない状況だったから「もしや敵では?」と思って戦闘、それなりには強かったが難なく撃破したようだ

2222名無しさん:2023/07/16(日) 10:58:04
ひとまず大智達は監視していて所在が把握できるダクネス組を夜に襲撃する事で合意したな
ちなみにアサシン(堕姫)が帯を使ってアイン組を追跡していたけど深山町方面に逃げられて撒かれたとも報告していたから、所在の分からないアイン組を襲撃するのは断念している
(この失敗を必要以上にいびるザボエラ、今にも殺しかねない程に殺気立つ堕姫、その様子に呆れる大智と愉悦するエネル)

そしてザボエラ達は監視を続けるために居残り、大智達は外に出て夜に合流するまで別行動をとることに
その足で新都にある元は銀行だった場所に赴き、分厚い金庫を破って金塊を手に入れる
これだけでは黄金の方舟を造るには足りないが、とりあえず時間になるまで金庫破りに回るつもりだ

2223名無しさん:2023/07/16(日) 15:54:45
>>2221
「この世界のものとは思えないくらいハイテクなロボットね」
「いいや、これはどう見ても何らかのサーヴァントが原因だな。残念だがこの世界にこんなテクノロジーが存在するとは思えん。――そうだろ?ゆんゆん」

「アーチャーさんの言う通り、この世界は退廃してます。だからこれはサーヴァントがやったと考えた方が良さそうですね」
「ふむ。まあこのデザインは悪くありませんが、この程度なら大したことありませんね!」
「何もしてないキャスターがそれ言う?まあ、そういうところもキャスターらしいけど」

何もせずに勝ち誇りイキるめぐみんに対してツッコミながら、こんな昔みたいなやり取りをしてること事態が微笑ましくて。
ゆんゆんの顔はニッコリと笑っていた。

「何をニヤニヤしてるのですか、気持ち悪いですね!」

――まったく、この子はわかりやすいですね。
私がいない間、そんなに寂しかったのですか。自称ライバルで、私を一番大事な友達だなんて言った――このぼっちは。
本当にどうしようもなく私のことが好きなようで。サーヴァントの身とはいえ、そんな彼女と過ごす時間は――。

「キャスターもニヤけてるわよ?」

楽しそうな表情で、そんなふうに言ってくるゆんゆん(あなた)が――。

「なっ……!そんなことないじゃないですか!妙な捏造はやめてください!」

私には色々と感慨深かったのですが……恥ずかしいので、咄嗟に取り繕ってやります

「そう?私にもゆんゆんちゃんが言う通り、ニヤけてるように見えたわよ?」
「俺もだな。いったい、何を考えてたというのだ」
「千夜とアーチャーまで言いますか!まさかこれが集団幻覚というやつなのでは!?」
「いや、それは違うだろう。やはり頭のおかしいキャスターだな、お前は」

2224名無しさん:2023/07/16(日) 16:20:33
>>2196
「正義の味方……ヒーローですか。僕はそんなすごい存在じゃありません」

渡の返答を聞いて戦兎は「そうか」と短く返す。
だがその瞳は未だ渡を眺めていた。ただの直感だが、どうにも彼が悪人には見えなかったし――あの姿は。変身はどう見ても仮面ライダーだったから。
どちらかと言えば今の言い方も正義の味方やヒーローという言葉に謙遜してるように感じる。

だから暫く行動を共にしたい、と戦兎が切り出そうとした時。

「でも……仮面ライダーというスキルならたしかに持ってます」
「なるほど。仮面ライダーを知らない、仮面ライダーか……」

スキル名に仮面ライダーがあるということは、彼は間違いなく仮面ライダーなのだろう。その称号が存在しない、何処かの世界の。

「俺は冬木市の人たちを守りたい。あんたが優勝狙いなら、それを邪魔する気もない。……そういう条件で俺達と手を組んでくれないか?」

戦兎に提案された渡がチラリとダクネスの方を見ると、ダクネスは頷いた。

「私はいいと思うぞ。パーティーメンバーは多い方が楽しい!……でもどうして、手を組みたいのかだけ知りたいな」
「俺も元々は仮面ライダーなんだけど……まあ色々とあって、心が迷ってる。だから同じ仮面ライダーの戦いを見届けたいし……仮面ライダー同士なら冬木市の人々を守るために手を組めると思ったんだ」

「なるほど。たしかに僕達は冬木市の人達に手を出すつもりはありません」
「ああ。私達も守れる民は、なるべく守りたいと思ってる。そういう意味だとお前と同じだな、戦兎」

「……やっぱりそうか。仮面ライダーとそのマスターなら、そういう方針だと思ったよ」
「うむ。これから私達は、パーティーメンバーだ!よろしく頼む、戦兎!」
「ありがとう。これからよろしくな」

2225名無しさん:2023/07/16(日) 16:21:05
>>2200
結果的にソウゴ達は戦兎を追跡しようと思うがここで問題が1つ
ソウゴの身体能力ではマシンビルダーで走る戦兎には追い付けないということだ
バイクがあれば簡単に追い付くことは出来ただろうが……ここは背に腹はかえられないと、敏捷に優れた咲夜に抱えてもらい移動するという手段を選んだ

そしてソウゴが見たものは――

(アレは……仮面ライダーキバ!?)

他のサーヴァントと戦う、キバに変身した渡の姿だった

2226名無しさん:2023/07/16(日) 17:10:45
慎二達から逃げた後、シャロは空を見上げる。
こんな退廃した世界からでも――空だけは以前と変わりなく、綺麗だった

「遊星さん。私、どうしても勝ちたいです」
「……ああ。お前の友を想う気持ちは、俺にもよく伝わっている」

先程の戦闘でシャロは粗暴なマスター相手とはいえ、引き金に手を掛けた。もしも狙いが定まっていれば、きっとあのマスターは死んでいただろう。

だがそんな血に塗れた結末は遊星の望みじゃない。彼女には手を汚させることなく、願いを叶えて友人達と再会させてやりたいと思ってる。

「千夜は大切な幼馴染で、リゼ先輩は私の憧れで。……そんな二人を一気に失うとは思いませんでした……」

終末世界はあまりにも過酷だ。
日常を過ごしていた少女が地獄へ突き落とされるまでの時間は、そう掛からず。
しかし世界の厳しさはシャロを強かにし、殺人の覚悟まで決めさせるに至った。

「私は絶対に千夜とリゼ先輩を取り戻したいです。だから遊星さん、力を貸してください……!」
「わかってる。俺もこの聖杯戦争――全力を尽くして優勝するつもりだ」

遊星が力強く頷き、シャロは安心した。戦闘後に彼が少し落ち込んでいたのが、目に入っていたから。

(千夜。もしもあんたが生きてたら――今もこうして空を見上げてたのかしら)

世界が退廃してから。
千夜とはよく空を眺めることが多くなっていた。

『いつか、きっと――この青空みたいに、世界も平和になるはずよ。だから、シャロちゃん。私達はそれまで頑張って、生きるのよ』
『そうね。いつかまた――この世界が元に戻ったら、昔みたいに……。だからそれまで、千夜も死んじゃダメよ』

そんな会話を交わしたことを思い出して――シャロの瞳から、一雫の涙が落ちた

2227名無しさん:2023/07/16(日) 17:11:12
>>2221>>2223の出来事もあり闇マリクは現場へヘルタースケルターを再び送り出す、さらには洗脳一般人を目立たぬように付き添わせて
周囲を探索して同じ集団を見つけたヘルタースケルターは、今度は指令により積極的に攻撃を仕掛けた同じく破壊されてしまった
しかし今回は物陰から洗脳一般人がそれを目撃し、バレないように尾行して集団の拠点を見つけることに成功
また、マリクは自分と同じカードの使い手を知覚したことにより興味を持ったちめ、彼ら彼女らの苦悶に満ちた表情を拝むために襲撃することを決めた

2228名無しさん:2023/07/16(日) 17:39:59
>>2226
(この世界でも、空は綺麗ね……)

千夜はふと、空を眺めた。
周りの風景がどれだけ変わろうとも、空だけは元の世界と変わらない。

(シャロちゃん、今も元気にしてるかしら?)

空を見ながら思いを馳せるのは――元の世界で待ってるであろう幼馴染のシャロのことだ。
昔からずっと一緒だった。高校こそ違うけど、それでもこの絆は途切れることなく、永遠で――いつしかココアやチノなど、その輪はどんどんと大きくなった。

千夜は木組みの街が好きだ。
みんなとの日常を。そして大好きな幼馴染――シャロとの幸せ(当たり前)を愛している。

だから早く元の世界に戻りたいし、取り残してしまったシャロのことが心配でもあった。
それこそ聖杯戦争なんて摩訶不思議なものに巻き込まれた自分以上に――シャロのことが心配だ。

(今はココアちゃん達がいるから大丈夫だと思うけど……やっぱり心配ね)

――世界線こそ違えど、シャロと千夜は互いに互いのことを想いあっていた

2229名無しさん:2023/07/16(日) 19:07:42
>>2196の前

『いいんですかマスター?私は姿を見えなくしてた方がいいんじゃ…』
『いや、姿が見えてた方がいい。俺は…聖杯戦争に乗る気はないし、彼女等(ダクネス&渡)に聞きたい事があるから…俺たちに戦意がない事を示す為にも今は使わないでくれると助かる』
『わかりました。ただいざとなれば…その時は動きますからね。
それと2つ…1つは、私とマスター、それにあの2人以外に何か…波長みたいな物(悪魔の目玉の物)を感じます。ひょっとしたら別の陣営が、盗聴なりなんなり、してるかも知れません。
もう1つは…少し前まであの2人と誰かが戦ってたんですけど、撤退してから…その相手がどんな波長だったのか思い出せない(ランサーの存在抹消スキルによる物)んですよね…何かしらの異能による可能性があるので、気を付けた方がいいかと』

ダクネスと渡と話す前に、念話でうどんげと戦兎はこんな感じのやり取りしてたね

2230名無しさん:2023/07/16(日) 19:08:15
>>2224
(…マスターもだけど…何と言うか、お人好しなのね…あのセイバーもそのマスターも…)

三人の会話を聞きながらも、一応周辺の警戒を行ううどんげに対し、ここでダクネスが声をかける

「戦兎はこう言っているが、お前もそれで良いのか?」
「はい、私も無関係な人達へ被害が及ぶのは…好まないので。なのでこちらも…よろしくお願いしますね?」
(…まあ、貴女達とは違って…そうなると目覚めが悪いからって利己的で、打算的な理由だけどね)

内心でそう自嘲しながらもうどんげは、戦兎に従い手を組む事にした

(仮面ライダー…正義の味方…ヒーロー、ね…私とは、程遠いなあ…)

かつて逃げ出した過去が知られれば、拒絶されてもおかしくないとふと思うも…そうなるとしても、願いも無いのにどういうわけかサーヴァントとして呼ばれてしまった以上は、このお人好しのマスターを生還させたいと、そう思うのであった

2231名無しさん:2023/07/16(日) 19:41:07
>>2222
「この都市は金があまり豊富ではないようだな、まあどこだろうとアッパーヤードほどとはいかないだろうがな」
「あくまで財産の徴収というのであれば宝石店や貴金属を扱う店も見て回った方がいいだろうね。最もこれほど荒廃した世界でどの程度残ってるかは期待できないだろうけどね」
銀行のみならず貴重品のありそうな所を手当たり次第に荒らしていくけど、黄金律スキルのおかげか狙った所には何かしら品が残ってたりしてたね

2232名無しさん:2023/07/16(日) 20:05:12
>>2227
「またこのロボットか。しかも今回は攻撃性が増しているな」
「何か執拗に狙われてる気がしますが、ストーカーなんてゆんゆん一人で十分ですよ」
「え!?誰がストーカーよ、誰が!」

「だから、ゆんゆんです。あれだけ付き纏って今更それを否定しますか?」
「それは……!めぐ――キャスターが私のライバルだからであって、別にストーカーというわけじゃ……!」
「二人共、仲良しね〜」

相変わらずな調子の凸凹コンビとそれを微笑み、見守る千夜。そんな中、ジャックはこのロボット――言い換えるならば機械族のモンスターとも呼べるような存在について思案していた。

「このロボットを使役しているサーヴァント……もしや俺と同じ決闘者か?」

聖杯戦争的には使い魔やらなんやら考えるのが常識だろうが、生憎とジャックは魔術師でも一般的なサーヴァントでもない。決闘者だ。
ゆえにモンスターを使役するサーヴァントのことは、必然的に自分と同じ決闘者であるという考えが思い浮かんだ。

「決闘者って、アーチャーさんと同じタイプのサーヴァントっていうことかしら?」
「ああ。理解が早いな、千夜。ようやく多少は聖杯戦争のことがわかってきたか」

決闘者という言葉に反応した千夜に感心しつつ、ジャックは自分なりの推測を話し始める。

「相手はおそらく情報収集のためにこんな奴らを向かわせてきたのだろう。そして今回の攻撃性だ。――そろそろ本人が来てもおかしくないだろうな」

「え?情報収集した上で来るって……私達四人に勝てる自信があるってことですよね?」

「うむ。よほど腕に自信があるか、それとも向こうも誰かと手を組んでいるのか。どちらかまでは流石にわからんが、今のうちに気を引き締めておけ」

ゆんゆんの質問にジャックが答えると、状況を理解した三人は気を引き締める。

「もっとも――相手がどんな決闘者であろうとも、勝つのは俺だがな」

2233名無しさん:2023/07/16(日) 21:19:38
これまでの出来事を踏まえて慎二は戦術を練り直す
今までは敵を求めて狂戦士と共に索敵していたが、この場合敵の発見および遭遇は逆に自分の姿も晒してしまい敵に付け入る隙を与えてしまう
それともう一つ、流石バーサーカーだけあって魔力の消耗が激しい、現状は身体的にまだ大丈夫な慎二だがこれ以上暴れるとなると厳しくなるかもしれない

ゆえに、慎二は次のように指令を出す

「バーサーカー、何処の誰でもいいから魂食いをしてお前の魔力を補え。
そして騒動に釣られてノコノコとやって来る聖杯戦争の参加者をぶちのめせ。
僕は少し離れた場所からお前の様子を見ている、だからお前は存分に暴れろ」

そうだ、わざわざマスターがサーヴァントと共に前線に出なくてもよい
むしろ、マスターは姿を隠して状況を観察しながらサーヴァントに指示を出すのは聖杯戦争の定石でもある
これなら慎二もむざむざ身の危険を晒す必要はない、それにマスターを庇う必要がなくなればこの暴力装置も戦いに集中できるというものだ
さらにこちらから何処にいるか分からない主従を探すより、騒動を起こして駆け付けた他陣営をバーサーカーに当たらせる方が手間が省ける
そうと決まれば慎二達は動き出す、近場の集落へとバーサーカーが向かい、慎二はこれから大惨事となる現場を眺められる場所へと移動した

(余談、バーソロミューくまの魂食いはニキュニキュの実の能力を使って一般人の魔力を奪い取る形となる。原作で「痛み」や「疲労」を弾き出すのと同じ要領。
あと魔力を奪われた人間は倒れてしまうが命に別状はないと思われる。でも病弱な人にそれをやったら保たないかもしれない)

2234名無しさん:2023/07/16(日) 21:19:41
>>2231
目立つような行動を堂々としてるけど終末世界だとこれくらいする荒くれ者は普通にいるし、仮に他の陣営に見付かってもエネルなら余裕で返り討ちに出来るという自信がこんな手段を踏み切らせるに至ったか

2235名無しさん:2023/07/16(日) 21:23:44
>>2234
それにアーチャーの心網でマスターやサーヴァントが近づいてきても周囲の気配は完全に把握できるからってのが大きかったからだろうな

2236名無しさん:2023/07/17(月) 11:27:44
今は夜
人々はあちこちに焚き火を燃やし、一日の終わりに食事や談話で安らかな一時を過ごしている
この場所の集落には自警団も在駐し、拳銃などを携えながら夜盗や魔獣に対応できるように警備に回っている者もいる
それでもここ最近は大きな襲撃もなく比較的平穏に過ごしていた彼らの元へ、突如として大男が現われた
バーサーカー、バーソロミューくまはニキュニキュの実の能力による瞬間移動のような超高速移動を使い集団の真ん中に飛び込み、腕を一振りするだけで数人の魔力を奪い取った
一瞬で意識を失い倒れる姿を見て、そして夜盗や魔獣より未知で恐ろしい存在の登場により、迫る危険から逃げまどう住民達、しかし暴君は容赦なく、慈悲もなく次々と魔力を抜き取っていった
やがて自警団が到着して銃器や槍で応戦するが強き神秘で構成されたサーヴァントに通用するはずもなく、逆に反撃を食らって倒されてしまう
たった数分で数十人分が魂を喰われ、銃声と喧噪に導かれてやってきたアインとキャスターはその光景に息を飲む

「ひどい…アインさん、私はあのサーヴァントを惹き付けます。あなたは人々の救援をお願いします」
「わかった、そっちは君に任せる」

バーサーカーがまた一人、一般人を追い詰めて魔力を奪おうと手を伸ばす最中に飛翔したキャスターが救出し、近くで降ろして逃げるよう指示を出してからバーサーカーに向けて射撃する
しかし大男の頑丈な身体に銃弾が当たってもビクともしない、いくらキャスター自身の魔力を込めてはいるとはいえ扱っている武器が近代兵器の叡智=神秘とは無縁な銃器では火力が足りず有効打にはならないのだ
逆にバーサーカーもキャスターを認知してビームを放つが、それは強力なシールドによりキャスターには届かず防がれてしまう
それを見たバーサーカーは機械化された巨体に物を言わして弾幕の中へと突っ込み、腕を振ってキャスターに攻撃を仕掛ける
その攻撃もシールドで防がれる、がバーサーカーの肉球がシールドに触れた瞬間キャスターはシールドごと後方へと弾きとばされてしまった
建物に激突するキャスター、そこへ間髪いれずバーサーカーが急接近して追撃を加えようとするが、横から急接近する英霊の気配を感じるや否や肉球を弾いてその場から急速離脱する
そして紙一重の差で神速の一撃が空を斬る、その場に現われたライダーは大男の首を討ち取れなかったことに落胆することなくキャスターに声を掛けた

「助太刀いたす、怪我はないか?」
「あ、ありがとうございます。私は大丈夫です、まだ戦えます」
「そうか、ならばよかった。ところで、この集落を襲ったのはあの大入道で間違いないか?」
「はい、たぶん人々から魔力を奪っています。今すぐ止めないと、また人々を襲いかねません」
「それでは、今は手を組んであの大入道を討ち取ろるとしよう」
「よろしくお願いします。それと、あの手の肉球に気をつけてください」




一方その頃、若葉は人々を避難誘導したり取り残された人がいないか集落を見て回っていた
アイン達と同様に騒動の気配を感じ取った彼女達はすぐさま二手に分かれてそれぞれの行動に出ていたのだ
一応人の姿のままのホムンクルスが襲ってくることも考えて警戒を怠らなかったが、この時ホムンクルスは集落内に存在していなかったのでそのような事態に遭遇することはなかった
殆どの人々の避難が終わったところで若葉はライダーの元へ向かおうとするが、その道中で思わぬ人物と出会ってしまう

「「えっ」」

「どうして…ここにいるんだ」「どうして…ここにいるの」

「千景」「若葉」



一方その頃、アインは倒れた自警団員から拝借した拳銃を手に持ち周辺を索敵していた
キャスターには人助けを頼まれていたが、彼はそれを反故にして黙って敵マスターを捜し回っていたのだ
無辜の民を襲うサーヴァントがいてその傍にマスターがいない、ならば少し離れたところでその凶行を観察しているに違いない
そう考え至ったアインは憤慨し、この蛮行を仕掛けた敵を見つけて無力化することで沈静化を計ろうと動いていた
もちろん敵マスターに容赦するつもりはない、キャスターの想いとは裏腹に、彼は自分の手を汚すことも厭わなかった

その姿を、周囲の建物をキョロキョロと見回しながら何かを探しているアインの姿を、ジンは狙撃銃のスコープ越しに観察していた
ジンとランサーもまた騒動に乗じて動いていた、作戦通りにランサーが戦場に向かって陽動となり、ジンがマスターを狙い撃つべく狙撃ポイントから標的を探していた
ただ、ランサーが現場に到着する前にとある男女の姿を目撃し、それがサーヴァントとそのマスターであると見抜いたジンは男の方を注目して彼の行動を追いかけた
狙撃は寸分違わぬ精密さが要求される、なので男を狙い撃つにはまだ機が熟していないため狙撃は無理だが、彼の動きから暴れるサーヴァントのマスターを探している事を察することができた
これはチャンスとばかりに男の姿を逐次追いかける、他のマスターと邂逅して動きが止まった時が引き金を引く合図となるのだから

2237名無しさん:2023/07/17(月) 11:28:37
夜になったらザボエラ達も動き出したな
今回は堕姫だけでなくザボエラも現場近くまでは向かうようだが、いきなり姿を現すことはせずに遠くから戦況を見極めるようだ
それはまぁ自己保身的な部分もあるが、相手の出方や状況次第では自分も前に出て策を講じるつもりのようだ
堕姫や大智達が戦っている途中で自分が手助けすることで自分の功績とし彼らに恩を売ることも狙っているようだが

2238名無しさん:2023/07/17(月) 12:26:10
(次はどんな人と戦うんだろう……)
『どうしました?ゆんゆん。そんな浮かない顔して』
『……めぐみんはさ、戦うことが怖くないの?』
『当然です!なにしろ私には最強の魔法――爆裂魔法があるのですから!』

まあ――本当は怖くないと言えば、嘘になるのですが。
私の爆裂魔法は多様出来ません。ここぞという時の最終兵器で――それまでゆんゆんを危険な目に遭わせることだって本当は嫌です。
でも私が弱気だと、この子まで怯えさせてしまうかもしれませんし。それなら私は大胆不敵にこの爆裂道を貫いてやりましょう!

『そっか。めぐみんらしいね』

そんなゆんゆんの言葉は――念話とはいえ、少し弱々しく感じて。

『めぐみんは……私がマスターを狙っても。殺しても、嫌いにならない?』

『ならないですよ。それが聖杯戦争というものだということは理解しています。――ゆんゆんがそれだけ願いに真剣なら、そんなあなたのことも、しょうがないので受け止めてあげましょう』

とはいえ、なるべくその手を汚させたくないとは思うのですが。
いざという時に――願いを叶えるためにそういう手段を選んでも、私は否定しません。それを受け入れた上で前に進んで――聖杯を勝ち取ってみせます。

『めぐみんって意外と優しいところあるわよね。……ねぇ、めぐみん。手を繋いでもいい?』
『まったく、仕方ないですね。……ほら、いいですよ』

私がゆんゆんの手を掴むと――彼女は朗らかに微笑みました。

『ありがとう。めぐみんの手、暖かくて安心するわ……!』

ゆんゆんの手こそ暖かくて――サーヴァントの身でありながら、人の温もりというやつに触れた気がします。
まあそんなこと、口には出してやりませんがね

2239名無しさん:2023/07/17(月) 13:07:37
>>2230
うどんげが了承した後、四人は名前など(渡とうどんげはクラス名)を軽く自己紹介。
その後、戦兎はふと気になったことを聞いてみることにした

「そういえば……ダクネスとセイバーは何のために聖杯戦争で戦ってるんだ?」

「私はこの世界で失ってしまった仲間達を蘇生したい。そのために聖杯を使う予定だ」
「僕はそんなダクネスさんの力になりたいと思って、召喚に応じました。……大切な人を失う気持ちは、よくわかるので」

戦兎はそれぞれの動機を聞いて得心した。やはりこの二人は私利私欲のために願いを叶えるつもりがないらしい。
仲間の蘇生を願う気持ちはダクネスの身勝手な願いと言われても仕方ないものではあるが――戦兎はそんな野暮な考え方をしない。むしろ応援してやりたいとすら思える、切実な願いだった。

「いい願いだな。……アーチャーが言うには、俺達は誰かに盗聴されてる可能性があるらしい。もしそれが間違いじゃないなら――そろそろ誰か仕掛けてきてもおかしくない」

戦兎はうどんげから伝えられた情報を共有し、ここからどうするべきか考える。
気配の場所を知りたいが、相手がそれなりに距離を取っているのかあまりわからないときた。

「とりあえず敵襲に備えた方が良いということだな」

ダクネスがそう言うと、戦兎は頷き――うどんげの方を見る。

(本当は俺が戦うべきなんだけどな……)

サーヴァントとはいえ、自分よりも幼く見える少女に“戦争”をさせることに戦兎は不甲斐なさを感じる。本当なら自分が仮面ライダービルドとして戦うべきなのに、と。

2240名無しさん:2023/07/17(月) 13:08:15
渡達の戦闘終了後も、ソウゴは遠距離からずっと様子を眺めていた
会話の内容は流石に聞こえないが、戦兎がキバに変身していた青年とそのマスターらしき女に接触して、その後にサーヴァントが姿を現したのが見えた。
気配遮断しながら見ていた咲夜もそれを視認して、彼女が戦兎のサーヴァントじゃないかと伝える。その見解はソウゴも一致し、仮面ライダーが二人も聖杯戦争に存在することを確信。仮面ライダーを倒すことはソウゴの意に反するし、罪悪感もあるので迷いが生じる

とりあえず暫く彼らの様子を窺うことにした

2241名無しさん:2023/07/17(月) 17:15:07
>>2212
蝶野は早速、早苗に護衛用ホムンクルスを寄生させた
これは聖杯戦争に勝つためであり、人間型ホムンクルスとして自らが羽化するためでもある
もっともその前に自分が殺される可能性は十分にあり、そのリスクを減らすための護衛用ホムンクルスだ
試しに地上で人間を襲わせたが、その力は増している。それでもサーヴァントには及ばないだろうが、今までのホムンクルスよりはマシだと蝶野は思った

その後マリクが他陣営を襲撃すると決めた際(>>2227)、蝶野はこの早苗を保険として連れて行くことにした
襲撃の時は遠距離から観戦するが、もしも自分が見付かって狙われそうな時はこの早苗を利用するつもりである

2242名無しさん:2023/07/17(月) 17:15:50
>>2238
『あの二人、本当に仲が良いわね』

仲良く手を繋ぐ二人を見て、千夜が微笑む

『うむ。……まあ俺には女の友情というものがよくわからんが、アレはどう見ても仲が良いだろうな』

『ああいうのを見ると、私もまた早くシャロちゃんに会いたくなるわ』
『フッ……。その気持ちはわからんでもないな。俺もまた友と――遊星とデュエルしたいものだ』

四人は皆、大切な絆を胸に――同じ空間を過ごしていた
ゆんゆんと千夜は、願いの内容こそ違えど――その願いは大切な者のため。だからこそどんな陣営が来ても、勝利を譲る気はなかった

2243名無しさん:2023/07/17(月) 17:17:12
>>2238
――どうしてだろう?
めぐみんの手をギュッと握ると――暖かい気持ちで心がいっぱいになるの。

この世界でめぐみんを失って――その時にはふにふらさんやどどんこさんも。ちょむすけもこめっこちゃんももう居なかったから……正真正銘、本当のぼっちになっちゃって。

もうこんな世界、嫌だって――私も楽になりたいと思ったことも何度もあるわよ?

でも、もしかしたらいつかめぐみんが帰ってくるかもしれないから――その時は私が笑顔で出迎えてあげたいから。
だからずっとめぐみんを待ってたのに、なかなか帰って来なくて……。

そんな時に聖杯戦争の噂を聞いて……これしかない、って私は思ったの。
そしたらいきなりめぐみんが召喚されて――私の前に帰って来てくれて。

だから私は、この聖杯戦争に絶対に勝つって決めたのよ。ほら……私たちってライバルじゃない?
だから今まで何度も勝負してきたけど――今回は共闘して敵を倒すのよ……!

……なんて。
めぐみんと手を繋いでるだけなのに、心の中ではしゃぎすぎたかな……。

「すぅ……はぁ……」
「急に深呼吸なんかして、どうしたのです?」
「な、なんでもない!なんでもないわ!」
「ふぅん。まあそれなら良いのですが、変なゆんゆんですね」

ドキドキ――。

――めぐみんと手を繋いだら自然とこうなったのよ!
……なんて、そんなこと言えるはずもなくて。深呼吸で少し落ち着いたから……今はこの心地好い暖かさを。温もりをゆっくりと感じても、いいよね……

2244名無しさん:2023/07/17(月) 17:54:16
>>2236
慎二は少し離れた場所から戦場を観戦する
バーサーカーは超高速移動を駆使しながら今まで以上に暴れている、空飛ぶサーヴァントには攻撃力が足りず牽制役となり、変な鎧を纏ったサーヴァントがメインアタッカーとなり素早さで翻弄するが狂戦士上手く立ち回り付け入る隙を与えていない
2対1の状況でありながら互角以上に戦う様を見て慎二は昂揚する、やっぱり自分の考えは間違いでなかったと心の中で自画自賛してた
これなら英霊同士の戦闘を任せられると思い慎二は頭を切り替える、自分が戦場にいなければ敵のマスターが探しに来るかも知れない、と
そこで今度は自分の周辺を見回してみたが、実のところ既に遅く自分の後方から物音が聞こえた為に振り返ると拳銃を持った男に脚部を撃ち抜かれてしまった
この時の激痛で絶叫する慎二だが、彼はすぐさま隠し持っていた拳銃を取り出して反撃に出た

(ちなみにこの拳銃は集落襲撃前に自衛武器を持っていた男から(狂戦士を使って)奪い取った物である)
(本来魔術師であれば銃器などとは無縁なのだが、そこら辺の知識もなく銃器を持った相手に対抗するために強奪したのがある意味慎二らしい)

しかし、銃器の扱いに慣れていない上に激痛で狙いが定めづらい慎二では男に掠めることもできず、逆に手心を加えた一射が慎二の顔を横切った


「お前があの大男を使って人々を襲うマスターか!」
「そ、そうだよ! けど、それの何処が悪い! これは聖杯戦争だ! 利用できるものを利用して勝たなければ、何の意味もないだろう!!」
「…お前が、人の痛みを知らず自分だけのことを考える、ただのクズ野郎ということが分かった。 だったら、ここで終わらせてやる!」


二三言葉を交わした後、目の前の男・アインは殺意の目を慎二に向ける
そして銃口を彼の顔に定めて、引き金に手を掛けた


     パァァァーーーーーン


鳴り響く銃声が、遠くから耳に届いた
目を瞑っていた慎二は、自分の意識がまだ残っている事に気付き、恐る恐る目を開く
そして映り込んだ光景は、額から血を流しながら倒れ伏した男の姿であった


 ・ ・ ・


話は少し前に戻って
ジンはスコープから目を離すことなく、この戦場を自分なりに分析して状況を把握する

大男のサーヴァントが集落を襲い、そのマスターの姿は見えない
後にやってきた空飛ぶサーヴァントは人助けをしつつ戦い、男のマスターは大男の契約者を探している様子だ
その次に登場した武士風なサーヴァントは飛翔少女を助け二騎掛かりで大男と戦っている、そのマスターらしき人間は近くに見えないことから人々の避難誘導でもしているのかもしれないと推測する

さて、そうなると後者の主従二組はお人好しとみなし、今後は手を組んで行動する可能性が高い
一方、暴走している英霊はたぶんマスターの指示によるものであり、なりふり構わず敵を蹴散らそうとする輩である

この場合ジンにとって都合の良い方は後者である
聖杯戦争は残り一組になるまで殺し合う儀式であるが、二組以上が手を組んでいるとその驚異度は高まり撃退するのが難しくなる、場合によっては自分達にとって不利な状況になってしまう
ならば共闘しているであろう主従を崩すことを優先すべきである、上手くいけば二組をここで消すこともできるかもしれない

そして狙撃銃で狙うならば今現在も捕捉している男の方だ、彼が姿を隠したマスターを見つけたところで射殺するのがベストだと判断する
そのタイミングならば男は足を止めている可能性が高く狙いを付けやすい上に、姿隠しのマスターを捕捉して同盟を結ぶ足掛かりになるかもしれない


(ほぉ、間髪入れずガキの足を射貫くか。 その手際はいいが甘いな。 俺だったら初手から急所を狙っている)
(ともかく、標的の動きが止まった………今だ!)


ジンは躊躇いもなく引き金を引き、間違いなく男の眉間を弾丸で貫き、すぐさま狙撃ポイントを離脱する
狙撃手は居場所をバレないように行動するのが定石だが、それとは別に今は足に怪我をした少年の元へと向かうために動き出していた


(あの男も丁度いい具合にやってくれた、おかげで足に怪我をしたガキに接触しやすくなる)
(あのガキはまだ使い道がある、手懐けて上手く利用できればいいのだが)
(…もし使えないガキなら、その場で始末すればいい)


【アイン・ダルトン@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 死亡】

2245名無しさん:2023/07/17(月) 17:55:51
>>2236
「千景、本当に千景なのか!」
「っ、若葉、ひとまずこっち!」
「え、えっ!?」

まだ頭の整理が追いつかない若葉は千景に腕を掴まれて近くの建物に連れこまれた
色々と聞きたいことがあるのだが、切羽詰まったようにこちらを睨む彼女の表情を見て出かけた言葉が止まってしまった

「まさか若葉、あなたはマスターなの」
「あ、ああ。そういう千景は…サーヴァント…なのか」

マスターはサーヴァントを目視すればパラメータ等を視認することができる、なので若葉も千景を集中してみれば何かしらのイメージが見えている
その上、自分とは違い今の千景は勇者装束を纏っている、その様からこの先の戦場に向かおうとしていることも察してしまう
サーヴァント、つまりは過去の英霊の影法師、死者の再現体であるということが、彼女を目の前で失ってしまった若葉に深く動揺を与えた

「色々と言いたいことがあるけど…若葉、表に出ないで。今外に出ると危険だから」
「…っ、しかし私もあの大男を止めなければならない。危険だろうと、私はライダーの所に向かわなければ」
「…私のマスターが貴女を見つけたら容赦なく殺すかもしれないから。…私は、もう貴女を傷つけたくないから」
「いや、そうだとしても、って千景!」

「ごめんね若葉、今は貴女をここに置いていく」

それだけを告げると、千景は若葉を部屋の奥へと突き飛ばした後に扉のドアノブを破壊して外に出る
そして部屋の扉の前にバリケードを敷き、彼女がすぐさま外に出られないようにその場でできる最低限の細工をしといた
そして千景は戦場に赴く、これ以上姿を眩ましていたらマスターに疑念を抱かれるかもしれない、だから若葉との接触は最小限にしてすぐに動かなければならない

「待て、千景! ここから出してくれ!」

後ろから聞こえる友達の声に後ろ髪を引かれながらも、千景は思考を切り替えて跳躍した

2246名無しさん:2023/07/17(月) 19:37:51
>>2227
自分の知る物とは少し異なるが、アレは男が付けていたアレは間違いなくデュエルディスク
自身が持つ初期型に当たる物でないことから自分より後の時代を生きた決闘者であることは推測できる

(三幻神の存在は知っているだろうが、効果まで把握してるかは何とも言えないか…。最も神の存在は目の当たりにした者にしか理解できないだろうがな…)

護衛として率いるヘルタースケルターを見ながら、襲撃の準備を整えつつアサシンは蝶野に語りかける。

「さてマスター、今から敵の拠点に乗り込むわけだが…一つ忠告しておこうと思ってな…」

「忠告だと? 貴様が俺に?」

「ああ…大事なことだからな。向こうには俺と同じ決闘者がいる、相手の出方次第だが俺は闇のゲームを展開するつもりだ」

フフフと笑うアサシンはそのゲームの内容を蝶野に語る。

「簡単に言えばモンスターと決闘者、マスターとサーヴァントの苦痛を共有するゲームだ…」

「何?」

アサシンが語った内容は蝶野には看過できないものだった。
わざわざサーヴァントが受けた苦痛を自分も受けなければならないのだと。

「それはゴメンだろ主様? だからあの女と主従契約の交換を提案したくてね…」

「……なるほど、それが貴様の狙いか」

つまりアサシンと早苗、キャスターと蝶野という形に主従を変えないかという話であった。
だがこうなった場合、アサシンは完全にフリーとなり、自分はアサシンの制御下でキャスターを引き受けなければならない。
令呪で洗脳を解除してもこちらに反感を持つキャスターがそのまま自分の指示に従うとは思えないため、面倒が増えてしまう。
そう結論づけて蝶野はアサシンに啖呵を切る。

「今更苦痛がなんだ、貴様の枷を手放して俺の悲願が遠のくぐらいならそれぐらい受けてやるよ」

「フフフ…良い答えだマスター。これで心置きなくデュエルを楽しめそうだ」

高揚を隠さないアサシン、それを忌々しく見る蝶野。
そんな蝶野にアサシンは神のカード――ラーの翼神竜を見せて語る。

「安心しろマスター、俺たちには神がいる。拝ませてやるよ、太陽神(ラー)がどれほどのものかをな…」

2247名無しさん:2023/07/17(月) 19:42:12
>>2239
不甲斐なさを感じながらこちらを見ている戦兎に気付いたうどんげは、
「マスターが気負う必要はないですよ、これでも私、元ですけど軍人なので!」
と、安心させる為かそう明るく言った
(…自分の命惜しさに逃げたんだけどね)
と内心でそう、かつての苦い過去を後ろめたく思いながらも

2248名無しさん:2023/07/17(月) 19:44:25
>>2240
咲夜(…あの兎耳は…はぁ、貴女も呼ばれてたのね、道理で捕捉出来なかった訳だわ)
ソウゴ(…もしかして咲夜の知り合い?)
咲夜(ええ、まあ…あの兎は鈴仙、薬師よ。波長を操って姿を隠したり色々出来るわ…互いに真名も手の内も割れてると言っていい
気配遮断のお陰なのかまだ気付かれてないけど…迂闊に動くのは危険と思うわ)

2249名無しさん:2023/07/18(火) 00:52:00
慎二との一戦を振り返り、遊星は考える。
あのデュエルはもしも遊星がマスターを躊躇なく狙えば、そこに勝機を見い出せたはずだ
相手はあの粗暴な態度からして悪辣なマスターの類と見て間違いなかっただろう
だが遊星はあくまで聖杯戦争ではなくデュエルとして、サーヴァント同士の戦いに固執してしまった
結果的にシャロが銃を撃ってしまい、それがずっと引っ掛かっている

(やはり……相手が悪人のマスターならば俺も相応の覚悟を決めるしかないか。あんなバーサーカーを野放しにしたら、世界の治安も悪くなってしまう)

遊星はシャロの願いを叶え、更には世界を救うために召喚に応じた。
ならば治安を悪化させる者は倒さなければならない。それが結果的に相手の死に繋がったとしても――野放しにしたら、聖杯獲得が遠ざかるどころか世界が更に荒らされてしまうだけだ

2250名無しさん:2023/07/18(火) 06:34:28
ついに闇マリクバベッジ組がめぐみんジャック組を襲撃
蝶野と早苗は当初の予定通り遠くからの観戦であり、前線には出てこない
マスターもいないため速攻でケリをつけてしまおうとめぐみんは爆裂魔法を撃とうとするが、それに警戒した闇マリクは一緒に連れてきた洗脳一般人数人で周りを固めて牽制
マスターを殺す覚悟はあっても流石に一般人を巻き込んで殺すのは二の足を踏むゆんゆん
その行為に憤るジャックと千夜に闇マリクは嘲笑しながら言い放つ
決闘者ならデュエルで決着をつけようじゃないか、と

2251名無しさん:2023/07/18(火) 08:54:26
>>2250
めぐみんの情報はあまりない(デメリットの関係で聖杯戦争ではまだ爆裂魔法を使ってないからめぐみん、ゆんゆん、ダクネスしか知らない)ものの、ロクに戦わない魔法使いが居たという情報は得てるから何かのために魔力を温存してると警戒して洗脳一般人で牽制したんだよね

2252名無しさん:2023/07/18(火) 14:05:03
>>2236
バーサーカーvsライダー&キャスター
即席で手を組んだ二騎は騎兵がメインアタッカーとなり術者が牽制とシールドによる防御、それと回復役として立ち回った
バーサーカーが四股を踏んでから両手から空気球を連発するが二騎は各々回避あるいは防ぎつつ接近する
キャスターが中距離からの射撃でバーサーカーの注意を引き、その一瞬の隙にライダーが俊足で詰め寄り素早く斬撃を放つ
しかしバーサーカーは紙一重で回避し一旦距離を取る、実際には刃が腕に当たっていたが鋼鉄の体と回避行動のおかげで巧くは斬れなかったようだ


「ちっ、ただの攻撃では鋼の身体を傷付けるのは難しいか」
「こちらも有効な攻撃はありません…他にいいアイディアとかありますか?」
「ああ、ある。そのためにも、もう一度注意を引いてはくれないか」
「ええ、任せてください」


二騎がそのように会話している最中、ここから少し離れたところで銃声が数発鳴り響く
それが耳に届いた直後、二人は緊迫した面持ちで周囲を見回した


(これは自警団のもの?他のマスター?それともアインさんが? 駄目だ、ここでは状況が分からない。 アインさん、無茶はしないで、無事でいてください…!)
(銃を持った相手がいるとなると流石の若葉も危険だ、今すぐ確認したいが、目の前の敵が許してはくれないだろう…すまないが、しばらく耐えてくれ、若葉。私もすぐ終わらせてそちらに向かう)


二騎が各々のマスターを心配している合間に今度はバーサーカーが仕掛ける、今度は近くの建物を弾き飛ばして二騎の元へと迫っていた
さらに口からビームを放って追撃を仕掛けるが、そのどちらもキャスターがシールドで防ぎきる
一方、ライダーは遮蔽物を利用して素早く移動し、バーサーカーの後ろへと回って攻撃態勢に入った


(弁慶程かそれ以上の堅牢な肉体を討ち取るには『薄緑・天刃縮歩』、いや『壇ノ浦・八艘跳』で一気にカタを付けるか……ッ!!?)


今まさに宝具を解放しようと構えていたライダーは、しかし急速に迫る敵意を感じて刀を返す
瞬間、刀と大鎌が激突し刹那の間だけ火花が飛び散った
そしてライダーは後ろへと飛び退き、奇襲を仕掛けた相手を捕捉する


「ここに来て新手か!」
「突然ですまないけど、あなたがライダーで間違いない?」
「…?確かに、私はライダーだが」
「そう、ならばここであなたを討ち取らせてもらうわ!」


そう啖呵を切るや否や、ランサーは再びライダーへと迫る
それに呼応してライダーも動く、二騎は建物の上を縦横無尽に駆け回りながら激しい攻防を繰り広げる


「どうして私を狙う!今はあの大男をどうにかしなければならないのに!」
「…」
(…貴女に恨みはないけど、貴女がいなくなれば若葉が狙われる可能性が低くなる。だから、)
「とにかく、消えてもらう!」


 ・ ・ ・


「ライダーさん!」


一方、バーサーカーの攻撃を防ぎきったキャスターはライダーに襲い掛かる新手の姿を見つけ彼女を心配する
その直後、一際大きい銃声が一刻の静寂を切り裂いた
そして魔力供給が途絶えた感覚を得て、キャスターに衝撃が走る


「まさか、アイン、さん…」


今しがた聞こえた銃撃によってキャスターは己がマスターが殺されたのだと悟るのであった

2253名無しさん:2023/07/18(火) 14:35:14
>>2245
建物の一室に閉じ込められた若葉だが、暫くして脱出に成功する
なにせ千景も急なことだったので急場凌ぎに閉じ込めただけだ、急ぐ必要もあったため徹底した封鎖もできていない
ゆえに若葉でも多少強引にやれば容易に抜け出すことができた、その代わり数カ所にかすり傷を負ったりもしたが今はそんなことを気にしている暇はない

「今すぐ、行かなきゃ」

若葉はとても嫌な予感がしていた、戦っているライダーの事も心配だが千景の様子もおかしかったのだ
とにかく、ライダーも千景もいるであろう戦場の中心部に向かって駆け出していた

2254名無しさん:2023/07/18(火) 15:24:08
>>2250
「随分と都合が良いタイミングですね、もしかしてあなたの手先ですか?」
「そうだ。こいつらはオレが洗脳してやった、聖杯戦争とは無縁の一般人!そんな哀れな子羊達を巻き込めるなら、好きにしな」

煽るようなめぐみんの言葉にマリクは余裕を持って返す。悪い陣営の手先なら容赦無く爆裂魔法を浴びせる気概はあったが、一般人となってくると話は違う。

「ほう、証拠でもあるのですか?」
「ククク、そんなにも証拠が見たいなら見せてやるよ」

闇マリクはめぐみんを嘲笑うと、洗脳一般人の一人が他の洗脳一般人の首を絞め始めた。首を絞められた方は洗脳されているゆえに抵抗せず、もがき苦しむこともなく呆気なく死ぬ。
その光景はめぐみん、ゆんゆん、ジャック、千夜全員に衝撃を与え、彼が本当に一般人達を洗脳してるのだと否が応でも理解させた

「貴様ァ、何をしている!!」
「証拠を見せろって言ったのはお前達だぜ。よ〜〜〜く見たか?無関係な一般人が死ぬ様をよ……」
「ジャックさん。あのサーヴァントを倒して!」
「クク、聖杯戦争をするのも良いが――お前は決闘者じゃないのか?何の運命か、俺も決闘者でな」
「ほう。俺の知る物とは違うが、そのデュエルディスクはたしかに貴様が決闘者である証拠だな」

決闘者が二人揃えば、その決着方法は必然と決まる。
デュエルで決着を着けないか提案してきたマリクに――ジャックは拒否する理由もなし。

「良かろう。貴様の姑息なやり方は決闘者の風上にも置けんが――そのデュエル、受けて立つ!」

互いにデュエルディスクを展開し、その開幕を高らかに宣言した。

「「デュエル!」」

2255名無しさん:2023/07/18(火) 16:16:42
>>2254
デュエルの宣言をした瞬間、デュエルする2人とそれを見るゆんゆん達を囲うように闇の霧が覆っていく。

「これは一体…」
「さあ…闇のゲームの始まりだ…!」
「闇のゲームだと!?」

広がる闇に訝しむめぐみんに闇のゲームを宣言するマリク。
嫌な予感がするジャックは闇のゲームについてマリクに問いただす。

「ライフポイントは命の数値。全て失った時、プレイヤーは絶命する…」

「そしてモンスターの苦痛はプレイヤーと…サーヴァントの苦痛はマスターと共有する。つまりこのライフポイントは貴様の命であると同時にマスターの命でもある!」

その言葉にジャックは反射的に千夜の方を向き、そして拳を握りしめ、怒りを見せる。
目の前にいる男が決闘者と名乗るには余りにも烏滸がましい存在であると。

「貴様のような男に…決闘者を名乗る資格はない! 貴様はこの俺が倒す!」

「言っておくがダイレクトアタックによる苦痛はモンスター破壊によるダメージとは比べ物にならないからな、精々気をつけな」

義憤を見せるジャックを見てもマリクは変わらない様子で嘲笑う。

「安心しろ、生憎と今は席を外しているが俺のマスターも平等の条件だ。サーヴァントとマスターの契約そのものに距離は関係ないからな。さあデュエルを始めようか」

語るべきことは語ったとばかりマリクはデュエルディスクを構え直し、自分のターンを始めた。

「俺のターン、ドロー!地獄詩人ヘルポエマー召喚!攻撃表示!リバースカードを1枚セットし、ターンエンド…まずはお手並み拝見といこうか」

手札5→6→4枚

『さて…貴様らは一体どんな表情を浮かべてくれるのかな…フフハハハ…』

※ダメージを伴わないモンスターの破壊はプレイヤーのみ苦痛を共有します
※ライフポイントへのダメージはマスターにも苦痛が伝わります

2256名無しさん:2023/07/18(火) 19:52:40
>>2252
戦場における一瞬の動揺は時として命取りとなる
魔力供給が途絶えてアインの身に何かあったことを悟り、マスターを守れなかった自分に悔いを抱いた芳佳の元へ、異変を感じ取ったのかバーサーカーが再びビームを放つ
その攻撃に気付いて再度シールドを展開する芳佳だが、魔力不足によりシールドの出力が安定せずビームの勢いに押されて吹っ飛ばされてしまった

またしても建物に激突する芳佳、その額から血を流しつつも彼女はなんとか立ち上がる
マスターであるアインの喪失は彼女の心に深く残ってはいるものの、今は目の前の敵をどうにかしなければならないと無理矢理言い聞かせる
でないと、また人々を襲いかかるかもしれない、あるいはライダーに襲いかかるかもしれない
一時的とはいえ協力して戦ったライダーは、目の前の暴君とは違って自分達と志を同じなのかもしれないと信じているから
それならば彼女に出来る限り未来を託すために、今自分が目の前の大男をどうにかしようと決意した

身長7mくらいの巨漢が全く表情を変えることなくゆっくりと歩きながら空気弾を連発してこちらを追撃する
その攻撃によって芳佳のいた場所が破壊され砂埃が立ち――

その煙幕を切り裂くように、一筋の線が上へと直進した

芳佳は自らに残った魔力を駆使して震電をなんとか扱い、一定の高度まで辿り着いた時点でUターン、夜に輝く月を背後にバーサーカーに向けて一直線に降下していく
それに対してバーサーカーは空気弾を放つが、最小限の回避行動や一点集中のシールドでカバーしながら芳佳はひたすらに加速する


(お父さん、ごめんなさい!)


そして芳佳はストライカーユニットを脱着、震電はそのままバーサーカーに向けて勢いのままに進む
ミサイルのように迫ってくる物体をバーサーカーは肉球で弾き返そうとするが、それが接触する前に大爆発した

『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』
自身の象徴たる宝具を爆弾として破裂させることで本来以上の威力を解き放つ奥の手
その代償として自身の切り札を失うのだが、芳佳はいまできる全てでもって目の前の敵を倒すために、惜しみながらも使った
その結果、一部は肉球によって威力が削がれたものの効果範囲の広さゆえに全部を相殺できなかったバーサーカーはダメージを受けてしまう


「いっっけぇぇぇぇーーーーーー!!!!!」


さらに芳佳は落下しながらも最後の宝具を抜き放つ

 『わたしにできること(真・烈風斬)』

元々は共にヨーロッパ戦線で戦った上司が使用した最終奥義であり、芳佳もまた魔力の全てを注ぎ込んで解き放っているがために再現された最終宝具
彼女は魔力で編み出された扶桑刀「烈風丸」を携え、さらに自らのに残った全魔力を込めて巨大な斬撃波を解き放った
先の爆破ダメージの影響で対応が遅れたバーサーカーは、一瞬遅れながらも真剣白刃取りの要領で巨大な刃を受け止めようといたが、押し止めることが出来ずに切り裂かれてしまった

この連撃によりダメージを負いすぎたバーサーカーはついに動かなくなり、その傷が幾らか癒えるまでしばらく沈黙した
一方、最終奥義を放った芳佳は、地面に寝そべりながらやり遂げた表情を浮かべつつ光る粒子となって消えつつあった
この宝具は一発限りの、使うと逸話の再現として聖杯戦争から退場することとなる自爆型の宝具である
マスターであるアインが聖杯を望む間は使えなかった宝具だが、彼を喪い自身もいずれ英霊の座に戻る状況になってしまったからこそ、芳佳は最後に敵を倒すために持てる全てを使い切ったのだ


「アインさん…貴方を守れなくて、申し訳ありません」
「でも、最後に、一矢報いました…わたしにできること、見ていてくれましたか…」


【宮藤芳佳@ストライクウィッチーズシリーズ 消滅】


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