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番外企画スレ

1663名無しさん:2022/03/31(木) 19:23:02
バーサーカーの切り札を発動させる一瞬の時を稼ごうとするセフィロスたち。
そんな彼らを前にしてバーンは焦りを感じた。

(ザコどもめ…!鬼眼が使えればいとも簡単に排除できる雑兵如きが、いつまでも余の邪魔をするな!)

鬼眼の能力を用いれば”瞳”に封じて一気に数を減らせるのだが、今の自分ではそれを行うことはできない。
バーンは今までの繰り返してきた聖杯戦争によって生み出された魔力は封印を解くのにも使用したが、復活した時の戦力とすべく自身の瞳にもある程度の蓄えも行ってきた。
受肉したことで現界のための魔力が必要なかったとはいえ、今まで大技を絶えず使えたのも膨大な魔力を鬼眼に蓄えていたからである。

サーヴァントとして召喚されてからバーンは様々な要因から鬼眼の力を使うことはなかった。
そのため、使用した時にどれだけの魔力を持っていかれるのかが予想が立てられない。
だが間違いなく戦闘に支障が出るレベルでの魔力消費となるのは確信しており、それ故にその力を封じていたのだった。

(このままでは間に合わん…ならば、我が奥義で活路を開くのみ!一手遅れるかもしれぬが邪魔者を一気に蹴散らし、その隙にバーサーカーを消し去る!)

自分を何が何でも止めようとする者たちを見渡し、そうしてバーンはその場で急停止してすぐ構えを取る。
自身の奥義と共にその矜持を見せつけるように。

「余を…この大魔王バーンをなめるでないわッ!」

天地魔闘が放たれる。

「天」である「カラミティウォール」はマコトと雲雀の前に壁としてそびえ立ち、「地」である暗黒闘気を込めた「掌圧」はマズルカの人形兵たちを吹き飛ばし、「魔」である「カイザーフェニックス」はピーターの放った糸を焼き尽くしながらセフィロスへと放たれる。

一瞬の硬直の後、開けた突破口からバーンが飛び出す。
目指すべきものはただ一つ。

「うぬらの命運はこれで尽きるッ!」

そのまま「カラミティエンド」にてエレンの首を飛ばそうと――

「――いいや、ここからは俺たちの進撃だ」

咆哮が轟いた。


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