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番外企画スレ
1693
:
名無しさん
:2022/04/06(水) 12:09:07
「ははははは、ありがとう諸君!あの大魔王を消し去ってくれて!」
対聖杯側のシャアと聖杯狙いのクルーゼが一定の距離を保ちつつ黒幕の一翼であるムスカ達をどうするか話し合いを始めて間もない頃
さらに遠くの方から甲高い笑い声を挙げつつ賞賛の言葉と拍手を送るムスカが自らの存在感を示すかのように姿を晒す
(ちなみに一度はチノ達の対聖杯グループに潜り込もうとしたムスカだが、鬼眼王バーンが一団を襲撃した際にしれっとその場から離れていた)
「特に巨大な姿に変じて英雄達すら敵わない光景を見たときは私も絶望しかけたが、君のキャスターのおかげでこの窮地を切り抜けられた。それに関しては本当に感謝しよう!」
相手側にどう捉えられようとも構わず、ムスカは本心から人形使いの魔女が為した偉業を褒め称える。
なにせ自分や草加が想像していた以上に大魔王バーンという異次元の化け物であった、終末の使者とすら錯覚してしまう程に圧倒的な絶対者のように映っていたのだ。
彼女の献身がなければ聖杯戦争の関係者全員を瞬く間に殲滅とする勢いであった、そう思うとムスカも恐れ戦かずにはいられなかった。
「だが、聖杯戦争は終わっていない!私には宿願がある!聖杯が欲しい!だから、君達にはここで退場してもらおう!!」
そしてムスカが片腕を天に掲げると、そこから青い光が空へと伸びていき、やがて一団上空に滞空していた飛空挺へと差し込んでいく
すると飛空挺から飛び立つ影が無数と落下する、そして一団を包囲するようにロボット兵が地上へ立ち並び、同じく上空を旋回するように飛んでいた
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
ムスカにしてみれば、対聖杯+αが自分達の関与なしに大魔王バーンを撃破して、さらには疲弊してくれたこの状況は、計画が狂ったとはいえ当初の予定に近いたため好機とみていた
だが困ったことに力を温存しているはずの草加が未だ襲撃者と戦闘を続けている、これでは生き残り達を一網打尽にすることが今すぐできずに苛立ちを覚えていた
しかしだからといって自分達の正体を彼らに曝かれた以上、草加が戻ってくるのを悠長に待っているわけにはいかず、ムスカは少し悩んだ上に博打に出た
腕に埋め込まれた飛行石に自らの思念を送り、飛空挺で待機していたロボット兵数十体を一斉に機動させて行動を起こさせる
そして対聖杯達が自分に対してアクションを起こす前に数で勝るロボット兵達で包囲させ、ビーム砲を一斉に掃射させた
ラピュタ文明が製造したビーム砲のように着弾して大爆発を起こすことはないが、それでも無数のビーム攻撃が一斉に迫られてはサーヴァントとて一筋縄ではいられない
実際、大魔王バーンに蹂躙されて疲弊しているマコト、雲雀、ピーター、ホメロスは非力なチノやココアを守るべく防衛に徹する他なく、多少は反撃してロボット兵を倒してもその弾幕はそう簡単に途切れることはなく厳しい状況に置かれていた
一方、シャアとクルーゼはムスカに向かって駆け出していた。地上や宇宙空間にて数々の戦場を駆け抜けたMS乗りの二人は、MSの操縦とは違う生身であってもロボット兵の攻撃を読み切りなんとか躱しながら統率者であるムスカに接近する
もし躱しきれない攻撃が進撃を阻むロボット兵が現われた時にはセフィロスに露払いしてもらい、ムスカの横暴を止めるか、彼の腕を斬り落とすか、最悪彼を殺す覚悟で移動速度を緩めることなく突き進んでいった
だが、このロボット軍団ですらムスカの策略の一つだった
上空で滞空していた飛空挺で爆発音が複数回鳴り、やがて浮力を失い真下へと落下していく
実は、ムスカがロボット兵の一体に飛空挺での待機を指示し、対聖杯一団をある程度足止めしたところで飛空挺の動力を破壊するように命令していたのだ
飛空挺一艇と忠実なる部下達を代償に一定範囲を大質量で壊滅させる過剰な攻撃、当然サーヴァントには効き目が薄いだろうが生き残ったマスターには絶体絶命の脅威となる、墜落時点での破壊の嵐を前にしては例え英霊とてマスターを守り切るのは困難であろう
真上から落下する巨大な船舶とムスカの真意に気付いた時には既に遅く、防戦に徹していた一団はなんとか回避行動を取ったものの、直後に発生した墜落時の衝撃、破裂、爆発、大地が抉られる音が鳴り響き、否応なしに大破壊に巻き込まれてしまった
粉塵が巻き上がる中、ホメロスとピーターを退避させるべく全力を尽くした雲雀だったが、墜落の衝撃で無数の残骸が飛び散ったことでピーターは複数の傷を負い、ホメロスは片足に金属片が深々と刺さっていた
一方、マコトもチノとココアを助けだそうとしたが衝撃波によって吹き飛ばされてしまい、彼の手が離れたところでチノとココアが一緒に倒れていた
あの一瞬の最中、ココアはチノを庇うように抱えていたためチノは無事であったが、ココアの腹部には大きな木片が突き刺さっていた
そしてこれで終わりではない、あの神風の如き自爆攻撃によって複数個体も巻き込まれて機能を停止したものの、いまだ大多数のロボット兵達は健在であり、様子を伺いつつ煙が晴れたら殲滅攻撃を再開するつもりでいた
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
一方、ファイズに変身した草加がサイドバッシャーで逃げようとし、カイザに変身した医者が草加に迫り、レジィがそれをサポートするもう一つの戦場にて
サイドバッシャーの加速よりも早く草加の背後に迫った医者が容赦なく攻撃しようとした
「マスター、避けろッッ!!」
だが背後のレジィから大声で呼び掛けられ、気付けば医者の身体は閃光に貫かれてしまった
この時、上空を飛んでいたロボット兵がビーム砲で医者を攻撃しており、レジィの前には三体のロボット兵が突如として立ち塞がり彼を妨害していたのだ
これもまたムスカと草加が仕掛けた博打の一つであり、念話で軽く連絡し合った後にロボット兵による強襲を狙っていたのだ
一歩間違えれば失敗もあり得る突発的作戦だがものの見事に成功し、魔術的なビーム攻撃によってカイザの装甲を抜けて身体に風穴を開けられた医者は勢いを失い、草加の逃走を許してしまう
更に大ダメージによって変身が解除された医者は、なおも草加への憎悪を募らせて自らの治療に取りかかろうとするが、直後に墜落の衝撃で吹き飛ばされた飛空挺のプロペラが医者の頭に直撃してしまい即死、やがて全身が灰となって崩れてしまった
【医者@アクダマドライブ 死亡確認】
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
背後で発生した轟音や惨劇に対してクルーゼとセフィロスは目もくれず、シャアだけが一瞥した後に、一点突破で包囲網を向け出した
そしてムスカに差し迫ったが、その彼らの前にサイドバッシャーに跨がった草加が現われて立ち塞がる
一刻も早くムスカを倒すべくシャアとクルーゼは銃器で攻撃するもののまだ充分な射程距離ではないため上手く当てられず、一気に距離を詰めたセフィロスが斬りつけんとするが草加によって妨害されてしまう
今のセフィロスは大魔王バーンとの激戦によりかなり消耗しており、さらには何度も攻撃を受けたことで攻撃のキレが些か欠いていた
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