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番外企画スレ

1739名無しさん:2022/04/15(金) 19:00:41
ムスカは全てが終わった後、政治的な権力を削がれて軟禁された。
色々やらかしまくったとはいえここは王国でムスカは国王であり、すんなり処刑されるような存在ではなかったのだ。
幸いにというか、ムスカは処分に対して徹底的に抗うことはなかった。
聖杯戦争の脱落、なんやかんやあって空島滅亡の危機を乗り越えた事、サイコフレームで人々の心に僅かながらも触れた事などで、
彼もなんらかの心境の変化があったのかもしれない。
あと、ムスカは聖杯戦争が始まるまで表向きは良き国王を演じきっており、元の世界の経験や知識を活かして空島の発展にも貢献していた。
それでもやはり侵攻したレムリア島には糾弾を求める声も大きかったが、ムー島の民には未だに一定の支持があり、
処刑したらクーデターのような印象を他国に与えるなど複雑な政治的事情もあり、ギリギリでこのような処分に留まった。

その後のムスカは歴史の表舞台から姿を消す。
聖杯戦争の終わった後、しばしの平穏を取り戻した二つの島だがその後も続く歴史で色々と大事件は起きた。
事件は島の内から起こることもあれば、外からもたらされることもあった。
例えば技術革新による社会の変化と動乱、他所の空島との武力衝突、未知の巨大生物との遭遇・戦い、二島の衝突まで起きた。
慌ただしい歴史の中、ムスカの行方は歴史の影に埋もれた。
病死した、他国へ亡命した、暗殺された、地上に渡ったなど、様々な話が残っているが、真相は不明だ。

さて、聖杯戦争が終わって数年後、豊穣の儀式が行われた年、この世界である本が出版されて少しブームになった。
それは人々が地上に暮らすのが当たり前の世界の物語。
雲の中に浮かぶ天空の島を喪われた王家の血を引く青年が海賊達の妨害を受けながらも見つけ出すという冒険活劇であった。
作者は不明…ということになっているが当然ムスカである。(内容もその王家の青年がヒーローに書かれている…この程度はご愛敬。)
この世界に渡ってからもラピュタの事はひた隠しにしていた彼がなぜこのような本を世に出したのか。
もしかしたら彼もこの世界に何かを残したいと思ったのかもしれない。

【ムスカ@天空の城ラピュタ 生存 詳細は不明】


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