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番外企画スレ
1736
:
名無しさん
:2022/04/14(木) 21:05:47
>>1734
いつもの日常を取り戻したココアとチノ。
リゼやティッピー、シャロや千夜など皆が行方不明になった二人のことを心配していた。
「……チノ!?それにココアまで!今までどこに行ってたんだ?みんなずっと心配してたんだぞ!」
ラビットハウスにいきなり帰ってきた二人を見て、リゼが驚愕する。
どうやら「ずっと心配してた」という言葉に偽りはないようで、リゼの目の下にはクマが出来ていた。
「急に飛び出してしまい、ごめんなさい。……少しだけ旅に出ていました」
「うん。長くて色々と苦労したけど……いろんな人と仲良くなれて楽しい旅だったね、チノちゃん!」
「はい。おかげで人間の可能性や諦めない心というものを知ることが出来ました」
「かっとビングだね!」
急にわけのわからないことを言い始めた二人にリゼは困惑する。
なんというか、どこからどうつっこめばいいのかわからない。でも二人とも上機嫌そうだし、チノが心の底から微笑んでいるからまあ良しとする。
「……まあ二人が無事で良かった。皆にもすぐに連絡しなきゃな」
「はい。……ありがとうございます」
リゼが連絡して暫くするとシャロや千夜が集まってきた。そしてチノの頭にはお馴染みのティッピーが。
「旅行に行ってるなら私達にも連絡くらいしなさいよ……!」
「シャロちゃん、旅行に置いて行かれて寂しかったみたいよ」
「そ、そんなことないわよ!」
たった数日この世界から離れていただけなのに、随分と久しぶりに二人の姿を見た気がしてココアとチノは微笑む。
「ココアちゃんもチノちゃんも、無事で良かったわ。それにしても二人きりで旅行なんて……いつからそういう関係になったのかしら」
仲良く微笑んでいたら、思わぬ流れ弾がきた。そういう関係とは、つまり姉妹以上の何かを指すのだろう。
「ただの姉妹旅行です……!」
「えっ!?チノちゃん今、姉妹旅行って……!」
「言ってないです」
咄嗟に反応した結果、つい姉妹という言葉を使ってしまった。ココアは嬉しそうに喜ぶが、チノはすぐに否定した。
そんないつもと変わらない日常のやり取りに、皆で笑い合う。ようやく自分達は日常に戻ってこれたのだとココアとチノは実感した。
「そういえば二人が帰ってきたらパーティーすることになってるのよ。今から他の人達も呼ぶわね!」
「そういえばそんなことになってたな……。ここ数日はずっと二人のことが心配で忘れてた……」
突拍子もなくパーティーを始めようとする千夜に、それを聞いて何か思い出したように話すリゼ。リゼの反応的に千夜の言葉は本当らしい。
「パーティーですか。……たまにはそういうのも、悪くありませんね」
「うん!私とチノちゃんの、帰宅パーティーだよね!!」
チノとココアが喜んでるのを見たリゼはパーティーを決行すると誓い、準備をするから二人に暫く散歩してくるように言った。
「……私達、帰ってきたんですね」
「うん。おかえり、チノちゃん!」
「ココアさんもおかえりじゃないですか」
「それもそうだったね」
「まったく。相変わらずココアさんはココアさんですね」
「チノちゃんもね!」
他愛のない日常のやり取りをして、チノは「ふふ……」と微笑んだ。釣られてココアも笑う。
「パーティーが楽しみだね、チノちゃん!」
「はい。いったいどんなパーティーになるのでしょうか……」
そんな会話をしていたら、リゼからパーティーの準備が完了したとの連絡が来た。
久しぶりに元の世界へ戻ってきた影響で少しだけ道に迷ったりもしたが、二人はラビットハウスの付近へ着く。
「ここら辺だったはずですが、ラビットハウスのドアはどこでしょうか……」
「こっちだよ、チノちゃん!」
チノの手を引っ張り、ココアが駆け出す。その姿はどう見ても姉妹そのものだった。そして二人はラビットハウスへぴょーんっと飛び込む。
「おかえりなさい」
リゼや千夜やシャロの他にもマヤ、メグ、青山、モカ。更にはココアの母親などパーティーへ集まった皆が二人を迎え入れてくれた。
「「ただいま」」
だからココアとチノは笑顔で「ただいま」と言った。二人の声が同時に重なったのは、ただの偶然か、それとも――。
そして二人が戻ってきたお祝いパーティーで最初にしたことは、まさかのダンス。
「いや、どうしてダンスなんですか……」
「まあまあ。今を楽しもうよ、チノちゃん!」
「今を楽しむ――ですか。そうですね」
ココアの言葉にチノは頷く。きっとマコトも、チノが今を楽しむことを望むだろうから。
「ほら、チノちゃんも。ダンス、ダンス!」
「まったく。しょうがないですね……」
くるんっと一回りしてチノも皆と共にダンスを始める。
天空聖杯戦争を終えた二人のマスターは、元の居場所で仲良くダンスをした。
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