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番外企画スレ
1732
:
名無しさん
:2022/04/13(水) 21:24:46
>>1731
サイコフレームによって短時間だが感応波が両島を包み込み、人々の心に、島の墜落を防ぎたい彼等の意思が重なり合ったことで超常的な物理法則が発生、崩壊現象は収まり始めた
さらには人々の想い、果て無き幻想への祈りが魔力となって飛行石とバーンパレスを繋ぎ止める力へと変換された
この人の意思の伝播はムー島からレムリアに向けて順次出撃の準備をしていたムスカの部下達にも伝わり、その力の一部から戦意を失い空島の存続を願ったムスカの思念を感じ取っていた
遺跡の外で抗争状態であったムスカの増援部隊と対抗する連合部隊も争いを止めて手を取り合い祈り始めた(その際、残り僅かのロボット兵もムスカの思念が伝播したことにより機能を停止した)
やがて空島を包み込んだサイコ・フィールドの光が消えると同時に振動に震えていた両島が静まりかえり、崩落の兆しは消え去った
そして、巨大飛行石の周辺を電子のようにクルクルと不規則な自転をしながら周回するサイコフレームと、顕現し続けたままの聖杯がチノ達の前に残されていた
―――人々が空島の安泰を願う想いを受け取るサイコフレームがそれを魔力に変換して巨大飛行石に供給することによって今後も両島の浮遊機能が維持される仕組みが構築されたのだが、その場にいた誰もがそのような裏事情を“この時”は察するには至らなかった
打つ手などあり得ない状況から覆された「奇跡」を目の当たりにして、しばらくは状況に理解が追いつかなかったチノ達だったがやがて現実に追いついて歓喜の声を挙げた
そして、重ねていた手の一つが離れ、崩れ倒れる男が一人いた
ここまで仮面を被り続けていたクルーゼだが、ムスカの銃撃によって負傷した上にセフィロスを最後まで戦わせるために自分の身体のことを省みず魔力を供給し続けた結果、常人より寿命が短く老いが早いクローンの身体を酷使した反動により生命が尽きかける寸前になっていたのだ
地面に崩れ落ちた際に衝撃で仮面が外れてしまい、今まで隠し続けてきた素顔を人前に晒してしまう
だがチノやピーター、そしてシャアはクルーゼの素顔など気にも止めず、優勝狙いの敵対者だったにも関わらずここまで一緒に戦い続けてくれた彼の身を安否する
意識が段々と朦朧になりながらもクルーゼは自分はもう命を終えることを告げて、ただ独り言を呟いた
「私は、一度は死んだ身だ…人類を憎み、戦争を激化させ終末を望み、挙げ句に世界を終わらせる破滅の光に呑まれて消滅したはずの亡霊に過ぎない…」
「聖杯戦争に喚ばれ、運命はまだ滅びを望んでいると思い、再度己が宿願のために全力を尽くしたが…」
「まさか、その果てに、今度は人の可能性を秘めた光を見せつけられるとはな……」
「つくづく、私は道化だったという訳だが……まぁ、この結末も、悪くは、ない、か………」
【ラウ・ル・クルーゼ@機動戦士ガンダムSEED 死亡確認】
クルーゼの最期を看取ってしばらくした後、チノは顕現した聖杯の前に立っていた
優勝者であるマコトの願いは果たされたが、まだチノが願いを叶えるだけの魔力は残されている
できるなら、死んだ人々を生き返らせたい、とチノは想う
しかし、死者の蘇生は「魔法ですら到達しえない奇蹟」であり、小聖杯程度の力で叶えられるものではない
なので、チノはマコトや他の面子に相談して、聖杯戦争に巻き込まれた人達を無事に元の世界に帰して欲しい、と自らの想いを告げた
その想いに肯定をするマコトとピーター(とムスカ)だが、ここでシャアはこの世界に残ることを彼女達に告げる
自分には元の世界(アクシズショックが起きた後の宇宙世紀)に今更戻る意味はなく、今回の騒動で混迷を極めた空島世界で後処理と贖罪を果たすべく尽力することを語った
まだ輝かしい将来が残っている少年少女達を送り出し、大人としての責務を果たそうとするシャアなりのケジメでもあった
「そ、それでは私は元の世界に」
「貴様も大人なら素直に観念しろ。これまでの悪事を民衆に裁いてもらうから、覚悟しておけ」
「(´・ω・`)」
シャアの決意を聞き届けたチノは彼に感謝の言葉を述べて、ついに聖杯に願う
すると、チノ、ピーター、マコト、そしてこの場にはいないココアの視界が白く染まり、気付けば四人は白亜で不思議な空間に立っていた
これは聖杯が生み出した亜空間であり、気付けば自分達の疲労や傷が癒えている特に重傷を負っていたココアも傷一つなく立っていることを認識する
そして彼らの数メートル先には、各々に対応するように扉が並んでいた
チノの傍らにいるマコトが声をかける
「チノ。ここでお別れだ」
※シャアとムスカは空島世界に残ります。チノ、ココア、ピーターには元の世界に戻るための扉が用意されました。
※「無事に」元の世界に帰して欲しいという願いが反映され、ピーターやココアなど重傷の人物もある程度回復しています。
※サーヴァントであるマコトは座に戻ります。自分の願う分は既に使い果たしたために受肉することはできません。扉の前で別れを告げて英霊の座に還っていきます。
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