したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

番外企画スレ

1737名無しさん:2022/04/14(木) 21:10:24
>>1736
妄想?現実?今となってはどっちなのかわからないほど、不思議な日々だった。
だが妄想でも現実でも、どっちでもいいんじゃないかなとも思う。大切なものはマコト達から受け取った想いだ。
今はもう天空カフェテリアに――空島には居ないけれど。それでも心はずっと彼らと同じだ。

その日、幾つもの流れ星が降り注いだ。それはまるで夢のように幻想的な光景で――聖杯戦争で仲良くなった皆が自分を見守ってくれていると、チノは思った。

「短い期間でしたが、ありがとうございました。皆さんのことは、絶対に忘れません」
「私もカイトさんやルカちゃんのこと、絶対に忘れないよ。もちろんずっとチノちゃんを守ってくれたマコトさんのこともね!」

二人で夜空を見上げて、それぞれの想いを流れ星にぶつける。
聖杯戦争は終わった。だがその思い出は決して色褪せることがないだろう。

「そういえばトランプを使ったらここでもデュエル出来るかな?」
「いやそれは無理だと思います……」

こうして二人の日常は再び始まる。その日からチノは青空を見ることが多くなり、ココアはカードゲームや人形遊びにハマりだしたのだという――
青空にはいつも雲が浮かんで、それを見る度にチノはくすりと笑っている。


「ココアさんも。……いつも元気をありがとうございます」

ちなみにその日の夜――ココアが眠った後、チノはそんなことをココアに囁いていた。
チノは聖杯戦争で様々な友に出会い、失ってきた。しかし彼らの想いを知ることで強くなれた。ココアと共に新しく歩き出すことも出来た。

もしもココアが居なければ――きっと彼女は聖杯戦争で生き残れて居なかっただろう。それほどチノにとってココアの存在は大きい。保登心愛と深海マコトは、香風智乃にとって非常に大切な存在だ。

そして皆で勝ち取った未来をチノはココアと共に生きてゆく。
皆の想いという光と未来は、この手にある。これからも色々あるかもしれないけど――ココアやマコトとならいつだって前を向ける

【エピローグ『Daydream sky 〜Dear My Sister&My Friend〜』】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板