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よくわかるグラスリップ概論

50名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 21:58:13 ID:5WszCOII
沖倉家を訪れるも駆不在で、母親からお茶に誘われる。場所はなぜかダビデハウス。

(駆が変な子であるのは)
駆母「なんか、私のせいなのよ」
駆父「いや、私にも十分責任はある」


海岸で耳を澄ます駆。
駆「もう、俺一人じゃだめなのか」


駆母「駆には場所がないのよ。小さいときからずっと私が引っぱりまわしたせいで」
駆父「一所に、長くて二年ぐらいしかいなかったからなあ」
駆母「子供のころからすぐに友達はできたんだけどねえ」
駆父「地元のお祭りのときとか、周りの子が突然毎年のお祭りモードに入っちまって、駆のこと忘れちまうんだよなあ。あいつ、それをなんとかって言ってたな」
駆母「唐突な当たり前の孤独」

「唐突な当たり前の孤独」
ここで受けた説明が、12話につながるわけだが、転校につぐ転校で、同じ思い出を共有する友達がつくれず、たびたび感じたであろう疎外感なんかを、唐突な当たり前の孤独の正体だろう。
自分がどこで生まれ、どこで育ち、どこで生きていくか。そして周囲の人間。そういう根をはれる土地、相手のことを「場所」だと理解すると、なんとなく会話がわかってくる。


ランニングから帰ったやなぎを迎える雪哉。道中で見かけ「まさか」と言っていた。
ランニングコースのなんでもない話をする二人。


又三郎「で、例の百の彼氏は退院するのか」
百「うん。やっと仕事にも戻れるようだし。でさ、今度ここに呼びたいんだけど」

最終回のアレの話。前回の涙はなに? みたいな。なにかあったですかと思っていたこっちの気持ちを返してよ。てへぺろじゃねーよと言いたい。


透子、蜻蛉球を通して自分の町を見る。

「ここが駆くんが持つことのなかった風景」
と、駆と自分との違い、ずれをようやく認識。

51名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:01:35 ID:5WszCOII
学校に足を運ぶ駆。今までは学校の生徒(五人組の誰か)がいたが、考えてみれば彼は夏休み中にやって来て、まだ生徒の知り合いなんてほとんどいない。ちょっとした不審者である。


駆「深水透子、おまえに会いたいよ」
と、彼女からもらった蜻蛉球をみつめる。
ちなみにこのとき、鶏は五羽いる。台詞の直後、ジョナサンのアップ。「わしが透子ぞ」と言いたいのだろうか。


学校の入口。蜻蛉球を通してみる世界に未来の欠片・光「雪」
学校に入ると降り始める雪。
前回のことから、寂しさや不安なことの象徴が雪となっている?

透子「怖くない。だってここは私の場所。私、知りたい。駆くんの唐突な当たり前の孤独のこと。もっとよく知りたい」


透子「ジョナサン、あなた、もしかして駆くん? 違う、あなたジョナサンじゃない」
一羽足りないと気付き小屋に行く。しかしそこにもいない。
透子「ジョナサンを探さなきゃ。私、全然守れてない」

本筋にはあまり絡まないと思い省いたが、1話の透子と駆の初会話で、鳥小屋に入れる入れない、猫に襲われるだのそれ以外はだの、敵だの味方だのという会話がある。
このとき駆は鳥小屋を「場所」と考えて発言していた可能性が無きにしも非ず。「飛んで逃げるんだろ」とか「選択肢の不足」など。
「それ透子の価値観だろ」とも


校舎に入っていくジョナサンを追う透子。その先の美術準備室前に駆。
雪は透子にだけ視えている。

駆「ここにくれば、未来の欠片が聞こえなくなった理由がわかるかもしれないと思って」
透子「そう」
駆「透子もそうなんじゃないのか」
透子「私は……駆くんの唐突な当たり前の孤独が知りたくて」
常人なら悶絶死するようなシーン。平気な駆くんってやっぱすげーわ。

雪が視えるか確認。前回の未来の欠片を話す。
透子「じゃあなに? 私が見えるものってなに? それとも、そんなときが、くるの?」(駆とキスする日)


駆「それにこうすれば、未来の欠片だってことだろ」
と、キスをする駆。ここの止め絵はたぶん正しい使い方。
その後のジョナサンの止め絵は、正しいとか正しくないとか以前に、ここでジョナサン必要か?

52名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:02:57 ID:5WszCOII
これで10話まで終了ですが、クライマックスを前に私、お風呂に入ってきます。

なにか疑問、質問等あれば

53名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:03:08 ID:MBKUYjY.
全話やったのか(困惑)
グラスリップよ永遠なれ!

54名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:03:31 ID:m2Zrqi..
こういうスレ立てられるとBD再生したくなるからやめろ

55モリンフェン:2016/06/09(木) 22:08:40 ID:???
もはや学問

56名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:09:44 ID:MBKUYjY.
こういうスレ建てられるとゆゆゆ概論とかやってみたくなる

57名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:10:13 ID:egTvFYIA
BD持ってるとかもう既によく訓練されたグラスリッパーじゃないか

58名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:36:06 ID:VTzCajS2
まーた建て逃げかよと思ってたけどこのペースで1クールアニメの解説やりきるのか…(困惑)
研究対象としてはいまいちだけどテキストの力で教養科目に入ってる受講生少ない講義みたいだあ(直喩)

59名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:36:07 ID:hBELG67g
はぇーすっごい……

>>56
あれってまだ終わってないんじゃなかったっけ

60名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 22:59:56 ID:5WszCOII
戻りました。再開します

61名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:05:38 ID:5WszCOII
第11話「ピアノ」

透子「びっくりした。嬉しい。でも……駆くん、私のこと本当に好きなのかなって」
駆「俺は、そう思い込もうとしているだけ、なのか」
透子「そうなの?」
駆「俺は、自分のことを確かめたいだけ……」
透子「今だって、私のまわりには雪が降ってる。でも、駆くんには見えてない。私たち何もわかりあってない」
駆「そうだな、俺には雪は見えていない」

同じ場所にいない、同じものを見ていない。
なんだかそういう、すれ違い。


母親に電話する駆。ピアノ演奏会を依頼。

駆「俺がなんにもわかってないって、わからせてくれた」
駆母「そう。好きなのね」
駆「ああ」


帰ろうとする駆に、ジョナサンが頭突きをかます。帰るなと言いたげ。
そのうちに透子が電話で陽菜に「明日の朝には帰るから」と電話。帰るに帰れなくなった駆。


祐に電話する幸
幸「私、また山登りたい」
「違うの。下から歩いて」


雪哉「俺、やなぎのやってること実はよくしらねえのかも」
やなぎ「レッスン、見に来る?」


(夜中の学校)
見回りが消え、駆が準備室を覗くと透子がこちらを見ている。

ドアをコンコン音を立て、中に入れてもらったら駆を振り返るジョナサン。
もはや神の意思を感じる。


駆「一晩ここにいたら、ここが俺の場所になるかな」
透子「それは」
駆「もし俺に場所ができたら」
透子「唐突な当たり前の孤独に、もう出会わなくてすむ?」
駆「まだ雪は降ってるのか?」
透子「ううん。もう降ってない」

雪が透子の不安の象徴だという仮説は、むしろこのシーンで生まれた。
駆は返事をしていないが、透子は一晩ここにいれば駆の問題は解決すると思っている。
帰らずにいてくれたことや、肩が触れる距離に座ってくれたこと。そういうあれこれが透子の不安を解消したのだろう。


なおMVPは透子の外泊工作をし、夕食を捨てずに二人分食べた陽菜ちゃんに贈りたい。

62名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:06:33 ID:HAvll7rk
このスレ見て一瞬、文献揃ってるから同じ形式で犬ハサ概論やろうとか思ったけど
ここまで作品に熱意を注ぐという行為は絶対に自分には無理だという事を確信した(語録無視)

63名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:10:21 ID:5WszCOII
明け方、テントで寝ている駆。もはや見慣れた分身の術。

駆B「透子にちゃんと話しておくんだろ」
駆「ああ」
駆C「まだ決められないのか」
駆B「透子がいたからって、あれからは逃げられない」
駆「ああ。わかってる」

インパクトに騙されるが、実は分身は毎回三人に、四回しかしていない。そんなにたいしたことはない。
「あれ」は何か。唐突な当たり前の孤独、もしくは周りが不幸になるというアレ。


朝帰りの姉の後を歩いて男の残り香に鼻をすます陽菜ちゃん。
どちらかと言わずとも可愛い。


山登りする祐と幸。
レッスンに行くやなぎと雪哉。
沖倉家に行く深水家。


家族を残し、人気のない山の中にしけこむ二人。

透子「私、ガラス職人の父の影響で、小さい頃からずっとキラキラ光る物を見てきたの。あれがなんなのか、またわからなくなっちゃったけど、見始めたのはいつ頃からだろう」

(演奏会の実験で)
透子「なにかがわかるといいね」
駆「ああ。でもそうじゃなくてもいいのかもしれない。透子の家族と俺の家族が、一緒に母さんのピアノを聞くって、そんなこと思いもしなかったけど、それだけでも十分なんじゃないかって」
透子「それって、駆くん」
駆「怖がってるんだとおもう」

ふたつの蜻蛉球に未来の欠片・花火。


下山中、姿を消す幸。

幸「私の声、聞こえる?」
祐「うん。聞こえる」
幸「近くにいるのに相手が見えないなんて、なんか不思議じゃない」
祐「さっちゃんから、俺は見えてる?」
幸「まだ、よく見えない」
降りだす雪。

この「姿が見えない」というのは、ちゃんと話していても理解しあえていない、的なそういうのではないかと思う。

64名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:10:54 ID:MBKUYjY.
成長期だから・・・多少はね?

65名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:17:21 ID:5WszCOII
駆「俺は、一緒にいるのが怖いのかもしれない」
透子「え?」
駆「母さんが演奏旅行について一緒に世界を回らないかって誘ってくれてる」
透子「駆くんなに言ってるの? 駆くんがもうすぐここからいなくなるかもしれないってこと?」
駆「いつかふいに訪れる、唐突な当たり前の孤独をまた経験するのはもういいかなって」
透子「私たち昨日、ずっと一緒にいたのに」

ここが俺の場所になるかな → 一緒にいて、雪がやんだ(不安がなくなった) → それなのにどうして? ということ。
解決したと思った問題が、想像以上に根深いことを知る。
そのせいでいよいよ思考が停止しそうな12話「花火(再び)」へと至る。

この日の朝のダビデ会談の内容は、このシーンから察するに「母と海外にいくかもしれない」ことを言うことと、あれは「唐突な当たり前の孤独」からは逃げられない、ということになるだろうか。

それと、明け方テントで寝ていた駆と、「ずっと一緒にいたのに」という台詞のせいで、あの駆も未来の欠片だったのかと混乱もするけど、これを言われた駆の反応を見るに、その事実は認識している。
朝になってからこっそりダビデハウスに入ったと見るべきだろう。


演奏会
透子「あれが本当に未来の欠片なら、来年の花火をまた二人で見るってことだよね」

一緒に見たい、という願望。


幸をおぶって歩く祐。足元を風雪。ランニング中のやなぎと雪哉にも。
二組ともカゼミチへ。

ピアノ演奏中降りだす雪。
町は雪に沈む。ぬくみ雪かな? と、現実逃避する人続出。



ずっとすれ違い、食い違っていた彼らは、ようやく相互理解を目指し始めた。
もちろん、それがすべてではないが、グラスリップにおいては、相手と同じことをするというか、相手の立場になるというか、同じ経験をするというか。
そういう、場所の共有を理解の手段として描いている。

はやくから漢字もよく知らないのに読書をしていた祐。歩いて山に登った幸。
やなぎを異性と認め、レッスンの見学にいった雪哉。彼と同じコースを走ったやなぎ。
駆も、透子の守ろうとしていた五人の関係を壊さないように協力していた。
透子が駆のことを理解するのは、12話だが。

66名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:22:20 ID:5WszCOII
第12話「花火(再び)」

この世界自体が、未来の欠片「冬の日乃出浜」

電車に乗って引っ越してくる透子。1話をなぞるようなつくり。
透子と駆の入れ替わった世界。テント暮らしの駆。
花火大会に誘われる透子。


町の案内、麒麟館に。

駆「透子、三年から日乃出浜高校に通うの?」
透子「……。あっ、うん。そのつもり」
駆「三年から転校って大変だな」
透子「私、美大志望だから、勉強より実技かな」

欠片は未来でなく過去に飛んでいる。未来の欠片未来視説完全否定の瞬間。


幸と祐、雪哉とやなぎは上手くいっているらしい。
透子の理想が反映されているのか。

ランニングに出て、膝の調子が悪いのかベンチに座る雪哉。帰ってこないのを心配して迎えに行くやなぎ。
打ちあがる花火を幸の部屋で一緒に見る祐。


神社にて、歩いている雪哉に声をかける透子。無視される(気付かれない)。後から来るやぎも同様。あらためて声をかけるも、二人とも覚えていないような様子。
祐、幸と合流する二人。
唐突な当たり前の孤独体験。

駆の両親から「祭りがあると地元の子に忘れられる」という説明を受けていたから、単純にこういう形をとったものと思われる。


泣き出しそうな透子。

駆「ああ、やっと見つけた。会えないかと思った」
透子「あ、あの、私が見えるんですか……あ、なんでも」

透子「(みんなが)まるで私が見えないみたいな」
未来の欠片のようなエフェクト。スポットライトが当たるような演出。
この世界の意味に気付き、本来の透子の記憶、感覚になる。

67名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:26:19 ID:5WszCOII
座り込む雪哉に上着を渡すやなぎ。
やなぎ「ここから見る」
雪哉「あいつら神社で待ってるんじゃないか」
やなぎ「たまにはいいかも」

幸の部屋
祐「やっぱり神社に行くの無理そうだね」
幸「うん、ごめん」


神社でやなぎにラムネを開けてあげる雪哉。

透子「ここは、私の未来の欠片の世界?」
駆「そうみたいだ」
透子「じゃあ、あなたは私が想像している駆くん?」
駆「ああ。それもさっきまでの俺とは違う。しいて言えば、透子の現実の世界の、俺の投影かな」
透子「やっぱり、私の想像の世界の駆くん?」
駆「そういうことになる」
透子「じゃ、あそこにいるやなちゃんたちは?」
駆「あそこにいる彼らも、ちがう意味で本物じゃない、かな」
透子「本物じゃない?」
駆「何か事情があったのかも。ここに集まれなかったみたいだ」

四人が透けて見える。

透子「あなたは本物?」
駆「ああ、本物さ」
透子「さっきの私の寂しさは……」
四人のほうへ歩いていく駆。となりからいなくなっている。

透子「私は、この花火大会の間は、この世界のやなちゃんやさっちゃんや雪くんや祐くんには見えない。それは、まだ私がみんなと一緒に過ごした忘れられない場所を持っていないから」

唐突な当たり前の孤独の体験であり、現在の駆の心情の一端を知る。


戻る現実世界。透子父の持ってきたガラスを見ている。
透子「なんでも、なんでもないの」

花火の音だけが聞こえる、夏の町の俯瞰。


最終回を目前に、まさかの一話を使って夢オチをやる。すべては駆を理解するために。
ここまで正体の見えなかった駆を、視聴者は透子と同じタイミングで理解することになるが、もはやそんな理解以前の理解が追いついていなかったおおかたの視聴者の心は、ひとつだった。
来週の最終回で終わるの不可能じゃない?

謎が謎を呼び、もはや何がゴールかもわからないが、P.A.なら、それでもP.A.ならなんとかしてくれる。そう信じて最終回を待った。

68名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:29:53 ID:/G7aTTCE
最終回目前…夢オチ…キャプテン…うっ頭が

69名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:34:03 ID:5WszCOII
最終話「流星」

演奏会終わり、気を失う透子。
原因不明。脳みその容量オーバーか?


目を覚ました透子。家族達の談笑しているほうへ「呼んでくる」と、歩いていく駆。
透子「行かないで」


駆「俺には何も聞こえてこはなかった。でも透子は気を失うほどの何かを感じた」
透子「実験は成功したってこと?」
駆「かもしれない。だけど、俺は透子を危ない目に遭わせたんじゃないのか」
透子「私、平気だし! それに……」
駆「やっぱり一所にいようとすると、他の人を余計なトラブルに巻き込むことになる」

真意は不明だが、6話「パンチ」において、雪哉との会話にも出ていたこと。
引っ越したくないとわがままを言って両親がケンカになった、というのは簡単に考えすぎだろうか。


透子「すごくドラマチックなのを!」
「私、怖くない。だってあれは、これから起きる未来なんかじゃないから。でもきっと、きっと駆くんは……駆くんはいなくなる」


カゼミチで久々に集まる四人。透子を呼ぶかという流れで、
祐「偶然に集まりたい」
やなぎ「祐ぉ、たまにはいいこと言うじゃん」
祐「たまにはね」
雪哉「すまん、俺が波風立てた」

この「すまん」は、今こそ駆に言ってあげるべきではないか。


駆父「駆、どうするか決めたか。もうおまえも一人前の歳だ。これからはおまえの好きなことをしていいし、できるかぎりの協力はするつもりだ」
駆「中学まで結構厳しかったよ」
駆父「中学までは子供、高校からは大人、みたいな、変な区切りが俺にはあってな。まあなんとなくなんだが」

70名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:38:27 ID:5WszCOII
透子ママ「ねえ透子。あなた急に眩しい光を見たとき、なにかモヤモヤした物が見えたことない?」
透子「え?」
透子ママ「私ね、若いとき時々そんなものが見えて、もしかしてそれって自分の未来なんじゃないか、って思ったときもあったのよ。でも違ったわ。そのあとに起ったことって、全部思いもしなかったことばっかり。ほんとにあれ、なんだったのかしら」

なんだったのかしらは、こっちの台詞である。「おっ、説明か?」と期待したらこれだよ。

透子の母、真理も芸術系の人間だったことは、以前の夫婦のノロケで出ている。
そして透子と駆の会話もあわせて考えると、未来の欠片は感覚の鋭敏な人間が、十代の多感な時期に起っている現象、というふうな予想が立つ。


カゼミチ

やなぎ「約束を果たして。もし忘れてるなら説明するけど」
駆「覚えてるよ。君との約束なんてひとつしかない」

駆「君と約束をするはめになった海辺のことも、今回透子が倒れたのも俺のせいなんだ」
やなぎ「それってどこまで信じればいいの。丸ごと信じるのって難しいかも」

駆「だけど俺がいなければ、透子はこんな目に遭わなかった。俺が透子を傷つけた。俺には、透子が何を見たのか思いもつかないんだ」
やなぎ「いいことばかりじゃないわよ。気付くってことは」

相手を理解できればそれで良い、ということではなないというほどの意味。
やなぎにとっては雪哉が透子を好きだということが嫌というほどわかっていただろう。

やなぎ「それで、駆。あなたはいなくなるの?」
駆の表情変化。驚いたような呆気にとられたような。軽く口が開いている。「は?」という感じ。
やなぎ「なんだか、そんな気がして」

71名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:40:12 ID:hrB1DaHY
PAスタッフにこのスレを見せたら泣いてしまいそう

72名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:41:22 ID:MBKUYjY.
>なんだったのかしらは、こっちの台詞である。「おっ、説明か?」と期待したらこれだよ。
そうだよ(便乗)

73名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:41:25 ID:KZ0Q3qno
ちょくちょく入るツッコミが面白い

74名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:41:38 ID:5WszCOII
森の中、やはり寝ている駆。

透子「横に座っていい?」
駆「ああ」

駆「今日、流星群が見られるらしい。花火みたいに見えたら最高かな」
透子「また一緒に花火が見られたらいいね」
駆「この空じゃ無理か」
透子「未来の欠片の中でね、冬の花火をみんなで見に行こうって」
駆「見たのか?」
透子「一人で見た」
駆「みんなは」
透子「私に気付いてくれなくて」
駆「そうか。一人で見たのか」
透子「一人で見る花火、はじめてだった。唐突な当たり前の孤独、だったかも」
駆「その花火、俺も見たかったな」

透子「未来の欠片ってなんだったんだろう」
駆「もうその言葉は、そぐわないかもしれないかもしれないな」
透子「お母さんが……ううん、なんでも」

透子「あの日、花火大会の日、駆くんが見えた。あれは偶然?」
駆「すこし違うと思う。偶然なんかじゃない。あのとき、見たいと思ったから見えた」
透子「あれは未来なんかじゃなくて、まだ起ってない、だけどきっとこれから起きること、あれこれって同じ意味?」
駆「同じ意味で言ったのかい?」
透子「え、あー、違うかも」

透子「私は駆くんを見たかった」
駆「俺は透子を見たかった」

透子「でもどうして私? 私、冬の花火のときも、駆くんに何もしてあげられてない。ただ駆くんの気持ちがすこしわかったような気がしただけ」
駆「それで十分だよ」
透子「それでいいの?」
駆「この町で君に会えてよかった」
透子「駆くんがこの町に来てくれてよかった」

駆にとってようやく、何事かを分かち合える相手に出会えた、ということがすべてだろう。


透子「これ、星になるかな?」
と、蜻蛉球を空に投げる。
蜻蛉球が光の尾をひくのはイメージ、もしくは未来の欠片か。
透子の目に未来の欠片のエフェクト。何を視たかはわからない。

透子「流星……」
駆「ああ」
透子「駆くんにも見えるの?」
駆「ああ」
このシーンでは流星は確認できない。

町のみんなが、雲間に流れる流星を見上げる。
変な色つきではない、普通の流れ星。

75名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:42:03 ID:FvDhoTNI
評論家兄貴でもツッコミを入れざるを得ない作品を作り出してしまった側に問題がある

76名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:48:32 ID:5WszCOII
ジョナサンのスケッチ中に雪哉が近付いてくる。駆と間違わない。

雪哉「なんで、ジョナサンだけジョナサンなんだ」
透子「うあ、雪くんどうしたの。まだ残暑厳しいし」(聖母の微笑み)
雪哉「ちげーよ。あいつ意外みんな哲学者の名前だろ」
透子「えっ!? じゃあジョナサンは?」
雪哉「しいて言うなら、冒険者?」

雪哉「もうすぐ夏休みも終わりだな」
透子「これからも、なにがあっても、未来の私が、全部解決してくれますように」
雪哉「おまえ、なーんも変わらねえな。……変わったのか?」

1話との比較
未来の自分に丸投げにしていたのが、これからの自分がなんとかしていこうという決意の違い。
と言う感じでしょうか。


二人でランニングを続けている、やなぎと雪哉。

双眼鏡で鳥を見る幸

祐「そこピント」
幸「見えた」
飛んでいく鳥。
幸「私、透子って名前好き。でも祐って名前も大好き」
二羽戻ってくる鳥。

10話を要した、告白への返事。さすが文学少女というセンス。


緊張した様子の百「何か手伝おうか?」
又三郎「今日はおまえもお客さんだ」
やってくる彼氏。一瞬背中が映る彼氏。ほんとなんなんだ彼氏。


一夜明けて新学期。
それぞれがそれぞれの成長、変化が描かれる。


妻のCDを聞く駆父。庭にダビデハウスはない。


登校風景。
木漏れ日のきらめきに未来の欠片のエフェクト
駆「透子」
振り返るが、視線の先は映らない。

投げた蜻蛉球がひとつ、青に花火の絵が入った物が落ちている。

ED
OPテーマにのせて、怒涛のイベントCGギャラリー。


こうして「探せ! グラスリップのすべてをここに置いてきた!」とばかりに、我々は疑問符を頭に抱えたままグラスリップは幕を閉じた。

77名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:50:09 ID:egTvFYIA
乙シャス
でも全然意味がわかるきがしないんだぜ

78名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:51:45 ID:jb5atHI2
まとめて制作スタッフに送ってあげて、どうぞ
好きなアニメに関してこれくらい考察できるようになりたいですね

79名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:51:58 ID:MBKUYjY.
乙かれナス!
グラスリプとは一体なんだったのか
キャラソンがすごくいいのがありましたよね、あのために存在したアニメでさ・・・いいんじゃない?

80名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:52:13 ID:5WszCOII
しかしこれを読んでいる皆さんは、おおかたの疑問を解消できたと信じたい。
だけれども、最後に残った問題がある。それは、沖倉駆の行方について。

こればかりは何度見てもどう考えても、どちらとも取れるようにしかなっていない気がする。
私個人の意見を言うならば、やっぱり町に残っているのではないかと思う。

そもそも透子の未来の欠片は映像だったし、駆が町を離れる最大の決め手は「唐突な当たり前の孤独を経験したくない」からだった。もしもそれを解消できていないのであれば、駆一人がバッドエンドということになってしまう。
最後に残った青い蜻蛉球もそうだ。駆に渡されたおそろいの腕飾りも青色だった。あれは「ここに残った」という表現ではないだろうか。

また最終話ででの会話。

駆「今日、流星群が見られるらしい。花火みたいに見えたら最高かな」
透子「また一緒に花火が見られたらいいね」
駆「この空じゃ無理か」

透子を無視したように見えるが、なんとなくではあるが、自分と透子両方の発言に対して言っているように思う。
空模様を、心模様に置き換えても良い。願掛けのようなものでも良い。また一緒に花火を見ることが無理なことと、流星群を見られないことはセットになっている。

そして、見えなかったはずの流星が、雲間に見えた。さんざん非現実的な描写もあったが、この流星は雲間にしか現われていないことを思うと、現実だったのではないかと思う。
見えないはずの流星が見えたのだから、花火はまた一緒に見られる。
少々こじつけがましいが、私はそういうふうに思う。

81名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:53:14 ID:SP8CGBuM
amazonのレビューみてたら不条理劇みたいに言われてましたね

82名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:53:46 ID:HMQM5Dv2
あんたひょっとしてニコ百のID: 6rKQYWIDkuとかID: ngxtvLfTiDだったりするかい?

83名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:56:35 ID:5WszCOII
関係あるのかないのかわからないED絵についての若干の考察

ちびきゃらが暴れまわるのはともかく、三枚の静止画がある。
一枚目。カゼミチで楽しそうな五人と、外で一人きりの駆。
これは本編開始前の状態そのものだろう。

二枚目。階段をのぼる五人。透子が駆のほうに落ちていき、それを全員で振り返る姿。
本編そのものではないだろうか。透子が駆に落ち、それに影響される四人。

三枚目。橋に並ぶ五人と、その後ろを走る駆。
面白いことに、幸は祐の指差す方向を二人で見、やなぎと雪哉は同じほう(夕日?)を見ている。そして、透子だけが駆のほうを見ている。
本編終了時、その後の暗示ではないか。これを駆が町を離れた根拠とすることもできるが、本編でほとんど五人の輪に入らなかった駆を並ばせることができなかっただけ、ともいえる。



先日立てたスレであがっていた質問のうち、考えていたものにお答えします。


グラスリップのタイトルについて

Glasslipという単語は調べた限りない。GlassとLipを合わせた造語。
Glassは、そのままガラスの意。
Lipは、そのまま唇、発声器官としての口、口語訳ではおしゃべりとも。

そこから考えられるタイトルの意味は、透子に未来の欠片を見せてくるキラキラの象徴として「おしゃべりな硝子」
やや詩的文学的に、ガラスの性質イメージ(割れやすい、破片で傷つく)を含ませた、「硝子の唇」
この場合唇には、視聴者を混乱させた言葉のすれ違いで傷ついたり、落ち込んだりする、微妙な青春劇を表してもいるだろうか。

84名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:02:24 ID:Qk.bVPw6
>>82
ニコ百はROMですね


祐の姉、白崎百の彼氏について

ある意味ではグラスリップ最大の謎。しかし本筋に絡まないので誰も気にしない。
5話で入院中と語られ、7話の病室前での涙。10話で唐突にもうすぐ退院という話になり、最終話でカゼミチに来店。
描写の少なさ、展開の急激さ、本編の難解さに視聴者は大混乱。

白崎百は女子大生、若葉マークで車はボロボロ。それから多少の読書趣味あり。
これだけの情報と、本編とまったく無関係でなはないという前提で、彼女らのストーリーを妄想してみよう。

着目すべきは、最終話の百の様子である。かなり緊張しているのは明らかだ。
付き合いが短いことは確実だろう。ここから初デートという仮定をする。
だとすれば何がきっかけで付き合うようになったのか?
本編中唯一の交流は、お見舞いである。ここで百の運転下手という設定、そして左ヘッドライト下が凹んでいるという事実がいきてくる。

本編開始前、彼女は想い人を撥ねた。あるいは事故を起こした相手に、謝罪などに行ったときに惚れた。
入院しているところに足しげく通ったが、相手は「気に病まないでくれ。そんなにこなくていいよ」というようなことを言った。
この「すれ違い」が口論になったか、悲しかったか、ともかく7話の涙の正体はこれだ。
ちょうど、俺ガイルの八幡と結衣の仲違いのような感じだと考えれば良いだろう。
その後、想いを伝えるなり、気持ちをきちんと話し合い、関係が修復。事故の怪我が治って最終回、と考えると一応の説明はつく。

という予想を立てたあと、本編の理解に主題歌が使えないかと歌詞を調べていると、グラスリップのイメージソングが存在することを知った。
ここにはメインキャラに混じって、しれっと陽菜と白崎百の曲もある。
制作陣は、百もメインキャラとして扱っているという何よりの証拠ではないか。
しかも歌詞をみてみると、

「咲いたばかりの花を見つけました "綺麗だね"と触れた手と手 温もり忘れない
 心のクラクションはあの瞬間(とき)からずっと あなたへ鳴り響いて もう隠しきれずに」

という歌い出しだ。ちなみに車の要素はここのクラクションだけ。
このことから、案外前述の予想がそっくり正解なのではないかと思う。

ちなみにこのテーマソングは、登場人物の心情、行動を理解するうえで相当の助けになるだろうから、気になる方は歌詞だけでも調べてみると良いだろう。
面倒くさいという方のために(おそらく)物語終了時からを表すであろう部分を抜粋する。それだけでも再視聴時に、ゴールが見えて理解が進むと思う。

透子「瞳に映るセカイ」
・瞳に映るセカイを越えて いつかは君と手を繋いでく

駆「Lost Piece」
・欠けていた欠片(ピース)が やっと俺は(君と)知った

高山やなぎ「I'll be→I wanna be」
・なると決めて走り出すんだ 今日から ちゃんと"自分"を選んでもらうため

井美雪哉「もう一度走り出すために」
・躓いた、その場所はゴールじゃない…だから立ち上がろう

永宮幸「君へとRefrain」
・約束の場所から明日へと 迷わずに行けるから

白崎祐「読めないカンジ、読みたいオモイ」
・すこしずつでもいいんだ、君を教えて

85名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:04:11 ID:d77bFNaE
監督インタビューで荒唐無稽な方向にはならないでほしいとお願いされたとか書いてあったんだが
ならなんで未来の欠片なんてもの出したんですかね

86名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:08:09 ID:wDM0Lj8k
1つのアニメでこれだけ考察されたらアニメ冥利に尽きると思う

87名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:08:28 ID:syqKYdjQ
もう終わりですかね
群像新人評論賞の準入選くらいの評論読んだ読後感
話の枕にハルヒの一節が使われたりしてたし

88名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:08:34 ID:l0NnWLzs
タイムループものかと思われてた時期もあって、そのときは
Glass(ガラス)+Slip(タイムスリップの略?) とか言われてたなあ

89名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:08:41 ID:Qk.bVPw6
今回「概論」としたのは、これがすべてではないと思ったからです。
これで何もかも説明できたとは思わないし、そもそも「未来の欠片」の扱いも、ただの推測でしかありません。
こういう見方をすれば一応の説明はつき、青春ラブストーリーとして完成度の高い作品だということに気付くだろう、程度のものです。

もしこの内容に疑問を感じたのでしたら、ぜひグラスリップを見て、その正体を探ってみてください。


私も、何度かグラスリップの考察サイトを見ましたが、なんだか小難しい言葉を並べて、いまいちピンと来ませんでした。
たしかに制作はそれを意図したのかもしれない。きっと心理学だの哲学だのを引き合いに出したほうが、正確な理解になるかもしれない。
けれどもそれは、制作者との知恵比べをしているだけなのではないかと思ってしまうわけです。グラスリップという作品を、自らの知識でねじ伏せるような行為だと思うわけです。
グラスリップは、そういう作品だろうか? 登場人物たちは誰かを自らの手で組み伏せようとしただろうか。

もっと真摯に正面から向き合いたかった。もっと素直にグラスリップの景色を見たかった。

このアニメを研究して意味あるの? という質問がありました。つまりはそういうことなのです。
透子たちがそうしたように寄り添い、理解したかった。そこに意味は必要でしょうか。好きになることに、理由は必要なのでしょうか。

私は、グラスリップに恋をした。ただそれだけのことなのです。

90名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:11:18 ID:syqKYdjQ
なんでよりによってこの熱情がグラスリップに向けられたんだと思いましたが
恋だからねしょうがないね

91名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:12:02 ID:2OmPovQk
はえ^~

92名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:13:33 ID:FEtYrmwo
ホモは文豪

93名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:14:01 ID:wDM0Lj8k
オツシャス!
グラスリッパーの鑑

94名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:16:02 ID:qnjr3m4E
感情や衝動を理屈で説明できても制御はできないからね、グラスリップと君の出逢いに乾杯

95名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:18:30 ID:l0NnWLzs
今更だけど視聴回数5回でここまで極められるって凄いと思う
他のグラスリップ考察民が本編何周してるのか知らないけど

96名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:20:10 ID:Qk.bVPw6
意外と質問がなくて驚きました。
過去ログみるとみなさんわからんって感じでしたので、想定外の疑問に困るかと思って怖かったです。

97名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:21:23 ID:0mePspwI
かっこいい(小並感)
今度ツタヤにあったら借りてみようかなグラスリップ

98名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:24:36 ID:syqKYdjQ
これだけの量だと精査するのに時間が掛かるのと
この物量を突破して質問する人間自体がそもそもいるのかって疑問はある
ほんへ再視聴必須

99名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:25:20 ID:/02Cyj4A
あのメガネとヒロくんは今後どうなりますか?

100名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:25:40 ID:.CKxf/m.
僕は4話位で脱落してしまったけど、久しぶりに見たみたくなりましたね…

101名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:25:45 ID:l0NnWLzs
質問のある人はグラスリップ研究者スレの方で既に質問しちゃったんじゃないかなぁ
今は>>1の熱意に圧倒されて質問が思いつかなくなってる状態だと思う

102名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:25:49 ID:qoFWyRB6
馬鹿だと思った

103名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:28:04 ID:fTm5c9L6
全話視聴しましたが>>1さんの理解には遠く及ばずただただ感心しました。腑に落ちるからこそ質問も出ない
僕にはとてもできない

104名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:29:03 ID:Qk.bVPw6
>>99
少なくとも3組とも、精神的な意味ではカップルとなっています。
どうなったか怪しい駆たちや、やなぎが都会に出ることがほぼ規定路線で、また家族になったか異性になったかはっきりしていない二人。
それに比べると、順当に男女の仲に発展するのではないでしょうか。

透子とは今まで通りと言い「好き」と「大好き」で使い分けたあたり、幸もまんざらではないはずです。

105名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 00:52:12 ID:7OHvyxUM
まあまずは全部聞かないと質問もできないし…

問題はグラスリップ視聴者がどれくらいいるかなんだよなぁ…(一話脱落者)

106名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 01:14:05 ID:UB71L2yE
オッツオッツ
ほんへ未視聴ですが見てみたくなりました
一人の人をここまで魅了した作品に興味が湧かないといえば嘘になるんだよなぁ…

107名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 01:16:56 ID:n88rCN1E
ほとんど何も知らないままスレを追ってきたけど解説のおかげでちょっと見てみたくなった
鳥で冒険者でジョナサンだとかもめのジョナサンを思い出すけど、そのあたりなんですかね

あとグラスリップで画像検索してみたら妹らしき女の子の画像が多く見えるんですけど、
これは自分の目がおかしいのか世の中がおかしいのか…

108名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 01:35:07 ID:Qk.bVPw6
>>85
荒唐無稽にするなと言われてこれなんですか……それははじめて知りました。
ちょっと精神世界に寄りすぎるところはありますが、二人だけの共通点であることと、プラスマイナスの心の動きと方向性を一コマで表すには便利だったのではないでしょうか?
結果的に、荒唐無稽になってるんですけれども。

>>107
カモメのジョナサンも、おそらく無関係ということはないと思います
私はどう扱えばいいか持て余しましたし、今回は出来る限り、アニメ内の描写から読み取りたかったのでまったく触れてませんが

109名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 02:20:35 ID:l2D3w4Lw
場末のホモ掲示板に現れた逸材

110名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 02:47:52 ID:jqd5hUnE
グラスリップのイメージソングで思い出したけど
陽菜役の東山さんがソロラジオで透子役の深川さんが来た時に「未来の欠片」については透子のイメージソングに一つのヒントがあるというようなことを言っていた気がします

で、今歌詞を見てみたんですけど…うーんよくわからないッピ(白目)

111名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 10:26:01 ID:C/rQ/Akk
素材は良かったと思うのでどうすれば名作佳作になりえたのか知りたいです

112名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 11:26:36 ID:ykbJgfac
見てないけどこの話を聞く限りだとしっかり考えてみないと簡単に置いて行かれちゃうかんじなんですね
映画でいうところのエスケイプ・フロム・トゥモローみたいな

113名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 12:36:30 ID:7JEZFmTU
どんな考察みても、初めてグラスリップを全て見終わったときに時間返せって思った事実は変わらないんだよなあ

114名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 15:39:52 ID:Qk.bVPw6
>>111
わかりやすくする、ということに尽きると思います。
しかし個人的な意見ですが、もしグラスリップがわかりやすい作品であれば毒にも薬にもならない青春群像劇になっていたと思います。
作品内の主人公たちのように、すれ違いながら理解しようという作業があって、はじめて意味のあるアニメになるのではないでしょうか。
ですから、公式サイトで用語解説でヒントを出すとか、もう少しだけでも台詞に親切心を出すとか、「考えればわかるんじゃないか?」というラインを見極められれば良かったかな、と。

>>113
はじめにも書きましたが、それで良いんじゃないでしょうか。
クソアニメだとみんなで笑いながら、心のどこかでただのクソアニメではないかもしれないと、誰かが思えばそれで。

115名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 15:47:17 ID:Qk.bVPw6
忘れてた

>>110
自分の意見とかぶるから、という部分は大いにあるんですが
「木漏れ陽のアーチを抜けたら 新しい二人が待ってるの? そんな予感に触れたい」

の部分かと思います。

116名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 17:54:21 ID:ZTPxcdZk
難解なテーマやるのはいいんだけど全てが難解すぎたんだよね
難解なキャラ設定、難解なセリフ回し、難解な舞台設定、6人というこの手の作品にしては多めなメインキャラ数
処理すべき情報多すぎていや〜キツいッス
せめてこのうち2つくらい簡単にしたらもっとわかりやすい作品になったはず

117名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 19:29:18 ID:Qk.bVPw6
すみません。ミスに気がつきましたので訂正します
>>20
「しらさき」ではなく「しろさき」です。
>>35
駆が殴られているのは右ではなく左です。

失礼致しました。

118名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/10(金) 22:25:06 ID:XV0kNh1.
透子とダビデ関連以外は全然難解じゃないと思う
手抜きだった訳でもなく丁寧に作ってるのは感じられるのに
理解しにくい演出の連続でクソアニメ認定されるには惜しい作品だった

119名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/11(土) 10:56:29 ID:kBdInIFo
このアニメを人間に例えると、有名大学を卒業したのにプレゼンが超不得意な新入社員ってイメージ
教養はあるんだけど、聞き手のことを考えた説明が苦手なタイプ

120名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/11(土) 12:12:46 ID:vJnppOc6
凪あすを後から巻き返した作品扱いはNG

121名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/11(土) 12:23:42 ID:xQI1h3eo
>>120
評価が一変したのは2クール目からじゃないですかね

あの世界観(丸っこいデザイン)含めて最初から好きでしたけど

122名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/11(土) 12:38:38 ID:Vw2rV4.Q
こんなアニメが福井で宣伝されてたのか…

123名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/11(土) 13:18:55 ID:8phbtpC.
凪あすは年明けの2クール目1発目放送後に円盤が店から姿を消したからなぁ…
1クール目と2クール目の光に対する掌クルクルっぷりも凄かったけど

124名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/11(土) 14:47:09 ID:HaaA.r6w
私は、このアニメを最初に見たとき、人と人が理解し合うということはこんなに難しいことなのか、とそれこそ唐突な当たりまえの孤独に襲われましたね。

すごいとは思うんですけど、物語として面白いかと言われると、改善の余地があるのでは…と思ってしまいます

125名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/11(土) 16:11:01 ID:2gd/Fkx2
>>83
一枚目
やなぎだけがテーブルの反対側にいる
鶏の件でもひとりだけ違う反応をしたし、そのあたりの距離感が表現されてるのかも

126名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/11(土) 22:53:12 ID:vjwiDS/o
放送当時東山奈央さん目当てで全部見てました
その東山さんも結構自分のラジオで触れてたり多分思い入れがあるっぽかったのを思い出した

127名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/12(日) 17:29:30 ID:L1ivvKpo
>>125
なるほど、立ち位置は考えの外でした。

そういえばですが、1枚目では5人の中で視線が完結し、2枚目は駆と透子の方に集中、3枚目で(透子は駆を見ているのか駆の見ているほうかはわからないけど)カップルで見てる方向が同じ。
そしてキービジュアルでは全員がガラスを覗いていますから、作品全体を通しても視線と視点を追うのが良さそうですね。

128名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/15(水) 22:58:13 ID:MuqsR7Cc
>>40
百の涙はその原因よりも祐のリアクションのほうに意味が込められてると思う
・祐は特に慰めなかった
・にも関わらずその後百が荒れた様子はない
・ということは誰か別の人が相談に乗った(最終話に様子から推測するにおそらく祖父の又三郎)

これらをまとめると
幸←祐←百←又三郎←…
という図が見えてくる
こういう世話焼きの連鎖みたいなものを描きたかったんじゃないかと思ってる

129名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/16(木) 13:31:49 ID:.i6JfnSw
>>128
順調に歳を食ってる連鎖を見て、そういえばと思ったのですが、ふわふわしているようで大人と子供がしっかり別れていますね。
駆父の言っていた「中学までは子供、高校からは大人」というのは、グラスリップを通してのことかもしれません。幸のことを勘違いしながらも弟のことはきちんと理解しアドバイスもしっかりしていた百と、しっかり者でありながら姉の心の機微は掴みきれず最終回で母に「もうすぐ大人」と言われた陽菜がよい例でしょうか。駆の両親も(連れ回したりしたのはともかく)子供が大きくなったらやりたいことをサポートするという姿勢ですし、透子の父親にしても親バカのようで透子が沖倉家に残ると言った時は気持ちを察して何も言わなかったり。
一話から最終話にかけての成長を思うと、高校生を過渡期と置いているのかもしれませんが。

その大人の代表である又三郎が「読まされていたのを読書家とは言わないな」みたいな台詞を言っていましたが、これは登場人物の行動にも当てはまるでしょうね。
わかりやすく本を読み始めた孫の祐は、幸の本心を知る前と後で読書への姿勢が変わってみえますし、雪哉のランニングにも合宿前後で変化が見られます。やなぎ含め、二人の関係を親が結婚したから、という他人の事情から自分たちの事情に変えていくのもこの辺りでしょう。
透子は透子で、12話でそれまでとは違い自分が望んで未来の欠片を体感するわけで、そういう自律というか、意志みたいなものがクローズアップされていますね。

130名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/17(金) 20:06:45 ID:AouZyYWA
>>129
子供を弱い者として子供扱いするのではなく、また逆にただ賛美するでもなく、いい具合に描き分けてるのがグラスリップの素敵なところですね
特に>>40の雪哉を励ます陽菜については、かっこいいお兄さんに対するJCらしい憧れだったり、競技者としてのシンパシーであったり、大人のように整った説教はできないもどかしさだったり…がないまぜになっててすごく上手いシーンだと思います

なるほど確かに後半はキャラクターの行動がより自主的で目的を持ったものに変わっていきますね
幸がお弁当を作ったり、やなぎがジョギングをしたり…透子のとんぼ玉制作もそこに当てはまるでしょうか

131名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/17(金) 20:26:42 ID:AouZyYWA
>>80
ちなみに自分は駆は町を離れたと思ってます
理由のひとつとして、それも「これまでのようにただ母親についていくのではなく、これからは自主的に世界を冒険するようになった」という形で又三郎の台詞がかかるのかなと

132名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/17(金) 21:22:43 ID:kPzRLoec
駆の最後だけは本当に謎ですね。残った派ですけど去った根拠もたくさんありますし。

まあ最終的には町(透子)のいる場所に落ち着きそうではありますね。
透子が駆と旅人に、っていうパターンもありますが。

133名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/18(土) 19:36:06 ID:qV.T5FUM
>>69
自分は雪くんとダビデが特に和解しなかったのが好きなんだよね。
ああやって喧嘩しちゃったわけだけど、問題の本質はそれぞれ自分との向き合い方だったわけで、相手と折り合いつけることは二の次三の次というか。
ある意味美しい青春の苦い一場面をひと夏の思い出としてそのままの形で保存共有するような奇妙な関係が素敵っちゃ素敵。

134名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/21(火) 10:23:00 ID:wTzRcr5M
ばくおん!!最終回にちょっとだけグラスリップの片鱗が見えて草生えた

135名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/21(火) 10:37:25 ID:Eik5im.M
なんだこのスレは……たまげたなあ

136名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/21(火) 15:15:13 ID:t1PE32R.
>>134
よかったら具体的に語って、どうぞ

137名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/21(火) 15:42:06 ID:NgE62UQ2
主人公がバイクのない世界で唐突な当たり前の孤独を味わってましたね

138名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/21(火) 16:26:07 ID:oN79BM.c
それは原作漫画通りだし唐突ではあっても当たり前ではないのでは

139名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 00:22:34 ID:yTbMqi1I
スレがまだ生きていたので、個人的に気になったことの追加報告をさせていただきます。

グラスリップの作中時間について


祐の部屋のカレンダーから2014年(放送年)であることがわかる。
8月は金曜始まりの日曜終わり。

第1話「花火」

1日目は花火大会。
モデル地となった福井県坂井市三国町の花火大会は8月11日開催予定。ちなみに2014年は台風の影響で9月にずれた模様。ちなみに今年も8月11だそうなので、ぜひ。
日付あわせてるのかなと思っていましたが、どうやらそうではなさそう。

時系列順に追うと、
翌日以降にカゼミチで幸にお土産を渡す。「たらいまー」と透子がのんきに帰宅。
透子の母が「おかえり」と言っているので、父の手伝いをしているのはカゼミチに行った日。つながりを考えると「夕食なにがいい?」「シチュー」「暑いから却下ね」から夕食が水炊きになる、というギャグと考えられるので、間に入る駆との初会話も同日。

駆「この間、花火大会の日」
「昨日、花火のとき」ではないことを考えると、花火大会翌日ではない。ということで推定3日目とする。
それでも「一昨日」と言うかもしれないけれども。

しかし透子さん、そうするとこの日は友達と遊んで、父を手伝って、スケッチに行って鶏配って、そのたび着替えて大忙しですね。

駆襲来のカゼミチシーンでは、鶏の翌日以降ということしかわからない。
だが間に鶏を返した日が存在するなら「本当に朝鳴くんだね」という会話はそのときにしているのではないか、という予想のもと、ここが推定4日目。



第2話「ベンチ」

駆「明日の11時、麒麟館の展望台で待ってる」
ということで、未来の欠片について話すのは5日目。

陽菜「お姉ちゃん、今日麒麟館行ってきたんでしょ。どうだった」
と言っているのでここまでは5日目。

そう考えると雪哉の気持ちがわかてきますね。好きな女が男に会いに行った日、ランニングでそいつに出くわしたら、そりゃ得意の走りで負けられっかという気にもなるでしょう。

日が明けてカゼミチシーンは6日目。
祐「昨日はどうだった? さっちゃん」

幸が返事で「この間あの人がここに来たとき」と言っている。
もちろん人(キャラ)によって違うけれど、「一昨日」を「この間」とする脚本の癖も考えられる。

祐「明日は登山です!」
よって第3話は7日目。



第3話「ポリバケツ」

(まだ)6日目、駆、深水家訪問。手が早いというかなんというか。

シーンの繋がりを見ればだいたい予想はつきますが、ラストの姉妹での入浴シーンで「昨日のお兄さん」と言っているので、第3話終了までが7日目。
こう見ると濃密な一週間。姉妹の風呂シーンももっと濃密に……。BDBOXにそういう話とか……。

140名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 00:23:55 ID:bryEKbqg
まさかの二周目

141名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 00:28:06 ID:yTbMqi1I
第4話「坂道」

透子「山登ってから2日も経つのに、私なんかまだ足痛くって」
意味の取り方にちょっと迷うけれど、普通に考えれば8日目飛んでの9日目か。

やなぎの捻挫が、「もうだいぶ良いみたい」となるので、ここで日が変わっている。
いちおう歩けて、右足一本だと「いてててて」と転びそうになる。元のケガの程度にもよるが、その後すぐにランニングやダンスレッスンに行くことを思うと、軽度の捻挫だったろう。
さらに同日、幸が「もう読んだの?」と驚くことから、山登りからそれほど時間が経っていないと考える。
以上のことから、(一晩寝たら)もうだいぶ、と勝手に予想して10日目と仮定。

やなぎの「なんかちょっとかっこいいよね」の当日に、駆に抱きとめられているのだから、透子さんもマジかよってなもんですね。


推定12日目。
祐と幸、初デート。
10日目に祐がデートに誘ったときの「今度の明後日あいてる?」より、1日飛んだことがわかる。
今度以外の明後日とはいったい。

やなぎ、走ってダンススクールへ。
3日で治る捻挫に松葉杖は出るのだろうか?
捻挫の回復までの間は完全に抜けているので、夏休みにおさまる範囲ならいくらでも伸ばせる。。



第5話「日乃出橋」

第4話終盤に、気合の入ったランニング中の雪哉が映る。
これを試合前の緊張と考え、記録会は13日目とする。

服装、電話、その他から、やなぎの告白は13日目。あんまりためると記録に響くと言った口で、その日に告白とかもういけない想像しかできない。



第6話「パンチ」

駆が電話で「この間、結局君の用事について聞けなかったけど」と「昨日」とは言わないので、第6話は14飛んで15日目から。
一日やきもきしながら連絡を待ったらしい。

と、思っていたのですが、ここで困ったことが起こる。
雪哉がやなぎにどんな顔して会えばいいか困るのはこの日になっている。一日過ごしてから改めて悩んだりするのだろうか?
告白のとき雪哉は「まだ帰ってなかったのか」と言っているので、記録会の日だろうし、透子が沖倉家に来たのも同日であるはずだ。
カゼミチ集合シーンの関係から、14日目の様子を改めてやっている、ということもない。
2日連続で悩んでいるのと、昨日を「この間」と言うこと、どちらが自然だろうか。
とりあえず雪哉を悩める少年にして話をすすめることにする。

142名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 00:33:28 ID:yTbMqi1I
第7話「自転車」

冒頭は15日目の続き。
OPあけて日が変わる。

家を出るときに透子が「昨日の雪くんのこと」と言っているので16日目。
幸、検査入院。
雪哉、顧問から合宿のことを聞く。

「明後日からは一週間夏合宿だから」
ということで、雪哉の帰還日はおよそ24日目となる。


翌、17日目。
陽菜「昨日、雪哉さん見たよ」

幸のお見舞いにくる祐は、先日と同じ服。喫茶店の制服なのだろうか、このシャツ。
お見舞いに来る透子は昨日とは違う服なので、時間が戻っているということはない。
幸に駆との、明日の海デートを話す透子。ジェラシーがメーター振り切る。

陽菜のスク水自転車事件。


18日目。
3日連続同じ服の祐。もはや少年漫画の主人公。

雪哉がどこかに敬語で電話する。おそらく合宿先の先生。
第8話で、海に来る前のやなぎが声をかけるが返事のないシーンがあるので、この直後、準備して出発、翌日から合宿に参加という流れだろう。



第8話「雪」

19日目、勇者雪哉のご帰還(陸上部に)
同日、幸、退院。
透子に「大丈夫か」と電話する駆。こういうときはスピーディ。

やなぎのランニング、祐の一人登山、美術準備室での幻覚など。

143名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 00:37:58 ID:fwmf0DSA
一度出した論に満足しない研究者の鑑

144名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 00:40:59 ID:yTbMqi1I
第9話「月」

幸が自室で祐の持ってきたクッキータッパーを見る視界の端に、月齢カレンダー。
これによると新月は8月25日の月曜日。

「今日の日乃出浜」と「明日のために・夢十夜」を送ったのは、19日目と思われる。

翌、20日目。
雪哉が一通目の「今日の日乃出浜」の着信を確認。

祐「蝦夷? なんで?」と、本の半分ほどまで読んでいる。
半日で偉いぞ、祐くん。

やなぎと陽菜の約束は「明日」なので、次は21日目と推定。


21日目。
陽菜、服を貰う。「失恋じゃないですよね?」と姉を心配する良い妹。
そしてまた姉と一緒に風呂に入る。仲良すぎじゃない? 君んち。

幸、透子と祐に「明日の4時、麒麟館」と約束をとりつける。

この日の夜、三通の未読「今日の日乃出浜」をまとめて確認する雪哉。
19日目はじまりの21日目なので、少なくともここら辺に計算の間違いはない。

夜更けにこっそり深水邸に現れる駆。


22日目。
やなぎと電話する雪哉。
雪哉「合宿終わるのいつだっけ。正確には知らない。もしかすると明日で終わり、かも」

約束の場所・麒麟館
あまり星空に興味のない方のために説明すると、月が夕空に見えるのは、新月の後、満ちていくときです。
つまり25日の新月から(月の太さ的に)2、3日経った、8月の27、ないし28日ごろと思われる。



第10話「ジョナサン」

雪哉の帰還。最初の計算では24日目だったが、23日目の可能性大。
6日の予定を一週間と言うのも、描くべき事柄がなく1日飛ばすこともありえるので、どちらともとれる。
が、暦事情からして23日目だろう。


美術準備室前でキスをする透子と駆。
(2日目に)出会ってから、22日目の出来事である。



第11話「ピアノ」

23日目の続き。美術準備室に泊まる透子と駆。
彼らに今日と明日の境などないのである。

駆が「明日の午後、家にきて」と言っているので、演奏会は24日目。
したがって、山登り、ダンスレッスン見学、やなぎ雪哉のランニングも同、24日目。



第12話「花火(再び)」

妄想の世界なので割愛。

145名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 00:45:41 ID:yTbMqi1I
最終話「流星」

24日目、ピアノ演奏会・延長戦。
カゼミチでばったり会う四人。

翌25日目。
怒涛の勢いで蜻蛉球を作る透子。
この日が流星群の日である。
が、8月中旬にペルセウス座流星群があるほか、20日ごろにはくちょう座流星群が極大日(一番活発に流星が見られる日)をむかえている。
ニュースで「今年は珍しく下旬の活動が活発な流星群、はくちょう座流星群が極大をむかえる」と言ってるので、流星群さんに動いてもらった可能性が高い。

26日目。
それぞれが夏休み最終日を過ごす。

27日目。
新学期。祐くんの部屋のカレンダーが9・10月のものに変わる。

ということで、グラスリップは約4週間の出来事である、ということがわかります。
1話平均2日ペースで進んだ計算。


以上のことから計算していくと、

8月 6日(水)花火大会

8月10日(日)麒麟館で未来の欠片について話す

8月12日(火)山登り

8月18日(月)やなぎの告白

8月21日(木)幸、検査入院

8月24日(日)雪哉、合宿に参加。幸、退院

8月27日(水)麒麟館で幸の告白

8月28日(木)雪哉帰還。ファーストキス

8月29日(金)演奏会

8月30日(土)流星群

9月1日(月)新学期。ラストシーン。

と、ざっくりこんな感じになる、はず。
数え間違いがなければ、ですけども。
ここまでやって、麒麟館のモデル、みくに龍翔館が水曜定休と知る。
……そっとしておこう。花火大会の日だってずれてんだ、定休日くらいずれらぁ。

やなぎの捻挫や、「この間」を限りなく短くとった場合こうなる、程度の日付ですが。

146名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 00:57:05 ID:yTbMqi1I
以上ですが、駆はどうも町に残った場合、正式な転校手続きが9月1日以降になってしまう。
だとするとラストシーンで「透子」と声をかけた彼は、正式には日乃出浜高校の制服をきた生徒ではない誰か、扱いになるのでしょうか。
最後まで不審者ですね。

147名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/25(土) 14:19:56 ID:DnNq4Ogs
はぇ〜相変わらずすっごい詳しい
推測で補完されてる部分も多々あるとはいえここまで日付を決定できるものなんですね

148名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/08/08(月) 17:23:15 ID:vsKtQpQs
今週の木曜日はグラスリップモデル地で三国花火大会が開催されます。
全国100万人のグラスリッパーはぜひ。


なつやすみのじゆうけんきゅう
「深水家にみるグラスリップ」

母(深水真理)がかつて未来の欠片を見ていた疑惑もあり、深水家に焦点をあてて見ればグラスリップがなんだかわかった気になるのではないか、と思う。

深水家

深水健。ガラス工芸家。普段はちょっとダメな親父だが、個人工房でやっていけるぐらいにはしっかりしている。


真理。基本的に主婦で、店の手伝いなど夫のサポート。かつては美術系女子だった。

長女
透子。高校三年生。美大志望。

次女
陽菜。中学二年生。水泳部所属で、ちょっぴりシスコンの露出狂。

並べてみるとわかるが、上三人は芸術家タイプであり、作品内でもちょこちょことふわっとした人物描写がなされるのに対し、一番下の陽菜だけがスポーツ少女。そしてしっかり者として描かれる。


深水家の活躍を話数順に追っていく。

OPでは本編の前日譚のような映像が流れる。
走って学校へ行く娘二人と、家の前で掃除をする母、その隣で体操をする父。二年前と現在で同じことをしている。
それは誰もが変化していく物語にあって、すでに変化し終えた関係だからかもしれない。

149名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/08/08(月) 17:25:14 ID:vsKtQpQs
1話
お祭りの土産を幸に渡し、カゼミチから帰宅した透子

真理「夕食なにがいい?」
透子「シチュー!」
真理「暑いから却下ね。何がいいかなあ」
透子「お母さんいつもそれだよ、訊く意味あるの」
陽菜「行ってきまーす」
真理「あ、待って待って。陽菜は晩ご飯、何がいい?」
陽菜「キャベツ余ってたよ」
真理「あっ、さすが陽菜」

三人の性格がよく表れているシーン。素直な反応を見せる透子と、しっかりした妹、陽菜。そしてなんだか適当な母、真理。
「さすが」という発言からも、透子の渋い表情からも、普段からこんな会話がなされていることが読み取れる。


透子が鶏と戯れる姿を眺める母。
真理「あ、そうだ。水炊きにしよう。夏に水炊き。最高」


食事終わり
真理「鶏といえば、健ちゃんとの初デートを思い出すわね」
陽菜「えっ、なになに?」
真理「健ちゃんったら初デートなのに遅刻しちゃって」
健 「えぇ? 遅れたのはそっちだろぉ、二時間も」
真理「え、だって『待った?』ってきいたら『今来た』って」
健 「い、いや……それは」
陽菜「で、鶏とはどういう?」
真理「それがね、デートの前に若冲の鶏の模写やってたら夢中になっちゃって」(伊藤若冲、江戸時代の絵師)
陽菜「なんで初デートの前に鶏の模写なの。他にやることあるでしょ、初めてなんだし」
真理「んふふふ、陽菜も初心ね」に、ちょっとムッとする陽菜。
陽菜「っていうか、お父さんへの興味は鶏以下ってわけ」
ショックを受け、画面外で箸を落とす父。
真理「あ」

陽菜は母親に「初心ね」と言われて、ちょっと拗ねるわけで、そこで上記の発言をする。
ということは、父<鶏という事実を突きつけることが、母への仕返しになると考えているわけである。
陽菜から見た夫婦は相当に仲が良いと思われる。流れ弾を食らって父が死んだが。


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