したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

よくわかるグラスリップ概論

63名前なんか必要ねぇんだよ!:2016/06/09(木) 23:10:21 ID:5WszCOII
明け方、テントで寝ている駆。もはや見慣れた分身の術。

駆B「透子にちゃんと話しておくんだろ」
駆「ああ」
駆C「まだ決められないのか」
駆B「透子がいたからって、あれからは逃げられない」
駆「ああ。わかってる」

インパクトに騙されるが、実は分身は毎回三人に、四回しかしていない。そんなにたいしたことはない。
「あれ」は何か。唐突な当たり前の孤独、もしくは周りが不幸になるというアレ。


朝帰りの姉の後を歩いて男の残り香に鼻をすます陽菜ちゃん。
どちらかと言わずとも可愛い。


山登りする祐と幸。
レッスンに行くやなぎと雪哉。
沖倉家に行く深水家。


家族を残し、人気のない山の中にしけこむ二人。

透子「私、ガラス職人の父の影響で、小さい頃からずっとキラキラ光る物を見てきたの。あれがなんなのか、またわからなくなっちゃったけど、見始めたのはいつ頃からだろう」

(演奏会の実験で)
透子「なにかがわかるといいね」
駆「ああ。でもそうじゃなくてもいいのかもしれない。透子の家族と俺の家族が、一緒に母さんのピアノを聞くって、そんなこと思いもしなかったけど、それだけでも十分なんじゃないかって」
透子「それって、駆くん」
駆「怖がってるんだとおもう」

ふたつの蜻蛉球に未来の欠片・花火。


下山中、姿を消す幸。

幸「私の声、聞こえる?」
祐「うん。聞こえる」
幸「近くにいるのに相手が見えないなんて、なんか不思議じゃない」
祐「さっちゃんから、俺は見えてる?」
幸「まだ、よく見えない」
降りだす雪。

この「姿が見えない」というのは、ちゃんと話していても理解しあえていない、的なそういうのではないかと思う。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板