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戦場スレpart1
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ロボットの戦闘シチュや、イベントの際にお使い下さい。
イベント告知テンプレ↓
【イベント名】
【予定日時】
【予定人数】
【内容】
【備考】
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>>301
「いいから名前ぐらい名乗れよっ!」
相手がどうやら素人なのは分かったので、最低限するべき事を教える。
そして……
>>298
「んな!?」
味方のはずの連邦軍所属機が突如市街地を攻撃する。
こちらの通信も遮断される。
飛んできたミサイルは作動しっぱなしのジャマーによって誘導を失い、機体への直撃は避けられた。
「えーい、稼働中の機体にまでハッキングするのか!この化け物は!」
幸い、一切の通信が途絶した状態でも戦う事は出来る。とはいえ……
「システム再起動完了……第1から第3のレーザー通信回線は軌道上に固定……GPS標的誘導システムは……ダメか。
第4と第5は奴らに向け……」
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広島近海。
連邦軍の監視網がしかれているはずの湾内を、海軍に察知されず、悠々と進む一隻の大型潜航艇があった。
「遂に地球まで宇宙海賊がやってくるようになったか」
潜水艦の艦橋、艦長席に座る眼帯をつけた壮年の男が、通信士が読み上げた地上にいる清掃業者…世界各地に潜伏している彼らの工作員から送られてきた情報を聞いてつぶやいた。
その顔には予想されていた運命がいよいよ動き出した事に対する強い決意の色が見える。
「いよいよこの時が来た、というわけですね」
横に立つ副官の男が、艦長の強い決意を感じ取り、言った。
それに対し、艦長は静かに頷く。
「うむ…。異星人の存在が明らかになった今、人類はその文明の進歩を急がねばならない…」
横の副官にではなく、自分自身に対してそう…自らがこれから手を染める大悪事への言い訳を呟くと、艦長は艦内回線を開いた。
「全乗組員に告ぐ」
これから行われる戦闘に備え、調整や点検を行っていた乗組員達が、手を止め、艦長の声に耳を向ける。
彼らの表情は、瞳は、強い決意に満ち満ちていた。
「いよいよ、我々が償えない罪を背負う時が来た。
我々がこれから行う事は、いかなる言葉を尽くそうと、全人類に対する裏切り行為に他ならない!」
艦長の言葉に、しかし、乗組員たちの心は、瞳は揺るがない。
彼らには強い覚悟もまた、あったのだ。
「多くの屍の山を築き、世の中をいたずらに混乱に陥れる愚者の道
だが!私は確信を持って言う!この道は人類がその尊厳を守り抜くために、必ず必要となる道であると!
諸君!この修羅の道、途中で倒れる事も抜ける事も最早まかりならない!最後まで駆け抜けよう!」
おおおおおお!
艦内に乗組員達の声が響き渡った。
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>>303
「安芸が・・・安芸の街が燃える。」
頭の中で状況を整理する。
恐らく、頭はあの道化のような機体・・・あれさえ叩けば。
だが・・・戦う為の手段が・・・。
(待てよ?幼き日に、母上から聞かされた語りに・・・。)
−12年前−
「空丸。あの天照像にはね、ある秘密が隠されているの。」
「かあさま、ひみつって何?」
「安芸に危機迫る時、毛利の血と意志継がんとする者は胸の前に立て。守護神、その刃となりて安芸を護らん。」
「むねに立てば良いの?」
「そう・・・あれは災厄を打ち払う、大いなる力なの。」
−意識が、戻った。
この語りが、真実かどうかは確かめる術はない。
だが、それでも!今まさに故郷を取り戻す為に「力」が必要だとするのなら!
「賭けてみる価値は・・・ある!!」
元鳳は判断するが早いか、天照像に向かって駆け出した。
元より惜しい命でもない、ただ護る為に力を欲して・・・。
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>>299
―――日本上空―――
外からの者にとっては遠目でからさえも肉眼では捉えきれない速度に達していた両機
しかし搭乗している俺には流れる景色さえも判る程度だ
…いやヒツギにも判る筈だ、多分、きっと。…うん
もっとも、ウォームアップもそこそこで、この速度域でのインファイトは流石に無理があるが
(アンノウン…そしてA姫さんのAAAの預言、ね…)
時間にして基地を出てからコンマ1秒にも満たずにして
大きく抉られた大地が見え…そこを中心に街中が燃えているのが判る
クレーターの中心には巨大な人型と、そばには跪く紳士の様なピエロ
何故か宇宙軍仕様のレスポスが佇んでいた
…そして街を攻撃しているのは味方の筈のVFA-01である
「……カ、カオスだな。これを報告しても信じる奴が居ないだろコレは」
>「…遙々の長旅、さぞやお疲れの所でしょう陛下。直にこの星は…我らのモノと成りましょう」
思わず呆気にとられてこぼした直後に頭の中へ声が響く
バルクレイスに向けて個別回線を開く
「ヒツギ聞こえたか?
良くは解らない奴らだが…レスポスが側にいるのが引っかかる…どう思う?」
そう問いかけた直後、ゼロワン二機がこちらへ旋回しミサイル群が二人に襲い掛かる
「チッ…!なんて下手クソな…」
最高速を保ったままミサイルの軌道に対して最小の機動でゼロワン諸とも抜けた所でこちらのマイクロミサイルをゼロワンのテスラドライブに叩き込む
「ヒツギ!ゼロワン乗りはこんなモンじゃない!
…情報は足りないが、あの二機の特機のどちらかが操作しているかもな!」
ミサイルの直撃を受けた一機が紙飛行機の様に戦線から離れていく
【VFA-01A、Bがレオンとヒツギを攻撃。Bは離脱】
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>>301
レオルドの様子がおかしい事に気が付いていたが、道化の口元は笑っている
>>302
ある方向から明確な敵意を感じ
手で日除けを作りその方向を見ると
「んー?おやおやおや?あれは……!」
エミリーの機体を見てつぶやく
「…なんだ雑魚か…」
小石を蹴るような仕草を見せる。
エミリーの方角に指を弾き
「おまわりさーん。こっちですよー。」
エミリーの周囲をビル越しに3機のレリエルがたちまち包囲する
スノウローズの右側面の通路と背後からレーザーライフルの砲撃が襲う
>>304
レスポスは気にも留めずに再びレオルドの方を振り返る
「陛下、もうしばらくの辛抱ですよ…イヒヒヒ!!」
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>>307
景色を見る余裕なんてあるはずも無く、ヒツギは顔をしかめていた。
前回の戦闘ではGを殆ど感じなかったはずなのに、今に限っては酷い重圧を感じていたのである
先天的にG耐性が高かったとは言え、亜光速に近いフライトなど経験をしたことも無い。
>「……カ、カオスだな。これを報告しても信じる奴が居ないだろコレは」
「ブ・・・VFA-01Aが町を攻撃しているのか?」
息も絶え絶えにモニターを拡大し、その現状を見渡した。
すると操作もしていないというのに画面上に存在している道化師型の兵器がピックアップされる
『High Priority Target』・・・最優先目標の記述と共に
(なんだ、最優先目標・・・何か操作をしたっけか?)
>「ヒツギ聞こえたか?
>良くは解らない奴らだが…レスポスが側にいるのが引っかかる…どう思う?」
「俺にも良く分からない、なんか勝手にあのピエロへターゲットが優先されるんだけど・・・」
ターゲットを手動で切り替えている矢先、ゼロワンの攻撃が2人を襲う
操作に手間取っていたのか回避行動が間に合わずに爆炎が包み、黒い煙が視界を覆った
ターゲットへの着弾を確認したのか、
ゼロワンAが旋回を行おうとした時、黒煙を貫いて赤い機体が飛び出してきた。
腕の高周波ブレードが既に赤熱しており、ほんの少し焦げた後・・・どうやら切り払いを行ったもののギリギリで炸裂してしまったらしい。
「ちょっとミスったけど、逃がしたりはしない!」
後方からゼロワンAへと追いすがり、後方からスパリとウィングを両断。
バランスを失ったゼロワンはそのまま戦闘から離脱してゆく・・・
>>308
「レオン!俺はあのピエロに向かう!」
手動で切り替えたターゲットが消失したことにより再びピエロへと目標が優先された
何らかのシステム側の不具合かどうかは知らないが、最優先攻撃目標とされている以上行動は決まっている。
元々がEOTを搭載しているバルクレイスだ、不明な部分が多いこともありヒツギは気にも留めなかった
「こいつに当たって貰う!」
テスラドライブの出力を上げ、ピエロへと上空からの強襲を試みる。
赤く黒いデーモンが、まるで仇を見つけたかのように2対のカメラアイに埋め込まれた4つの瞳で睨み付ける。
広げた右の掌に赤い光が灯り小さな甲高い音と共に強力な熱の塊・・・プロージョンガンが3連射されたのだ
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「何だよこの声…。」
突然上の小型スピーカーから発する声に驚くが、その声が反応した。
[私は、この機体を使うパイロットをサポートするAIです。]
「え、えーあい?、そんな機能説明書に乗ってないぞ?」
[分析中………、分析完了、どうやら記録されていませんが幾分か前に
一部のデータの消去があったようです、その影響でしょう。]
「そ、そうか、とりあえずこの状況は何とかできないか?」
[……、とりあえずこちらの誤解を解くことに専念しましょう
まずあの量産機の様な物を破壊するのが得策でしょう。]
「わ、わかった。」
>>304
[敵ではないようです、通信を繋ぎます。]
「そんなこと出来るのか?」
[えぇ、つなぐというよりもメッセージを送ります.]
「どうやって?」
[普通に貴方が言えばいいじゃないですか]
「スピーカーじゃん、まぁいいけど。」
そう言って、スピーカーを入れる。
「えぇっと、こちらはシュート・S・シュナイダー所属は無し、職業は……。」
[フリーの運び屋で良いでしょう。]
「フリーの運び屋だ。」
>>308
[とりあえず距離を置いた方が良いでしょう。]
「分かった。」
アドバイスしたAIの指示に従って距離を取る。
[今は信頼を取り戻すのが先決です。]
「でも武器は。」
[剣は後でいくらでも取り戻せます、そもそもこの機体は万能型ですので
他にも武器はあるでしょう?]
「いや、そうだけど。」
[とりあえず目からビーム出せや。]
「え?」
先程までの丁寧な口調が変わって驚く。
[ほら速く。]
「分かったよ。」
ボタンを押し、道化師に向かってアイビームを出す。
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>>308
「チッ・・・!!」
やはり撃ってきた。
あれは伊豆に居た機体と同じタイプだ。
しかし、大型トレーラーで来た私はレリエルの攻撃を避けられるはずも無く、攻撃を受ける。
だけど、そのまま受ける訳じゃない。
攻撃を受ける前に、私は機体に乗り込んだ。当然、ダメージは受けたけど・・・
【HP:85%】
「やったわね・・・」
やられたらやり返す。これが宇宙海賊のやり方・・・
相手がどんな奴でも、容赦しない・・・
あのレリエルは連邦軍の機体。だけど、指揮を取っているのはあの道化師・・・
街を襲うって言うのもおかしい。遠隔操作も考えられる・・・
ならば・・・
「・・・・・・・・・!!」
私は機体から二体の人形を射出する。
ダミードール・・・その名の通り、ダミー人形だ。
これは見た目はスノウローズの本体と全然違う。
だけど、本体と同じ熱源を放つ。
モニター越しから見たら解りやすいけど、レーダーからは同じように見えるだろう・・・
「行くわよ!!」
ダミーを二体、遠隔操作しながら本体も同時に動かす。
その動きは三体バラバラに、相手をかく乱する様に・・・
遠隔操作なら、レリエルのモニターを見てない可能性も高い。
それに、ダミーには爆弾も仕掛けてある。本体がばれてもダミーをぶつける事だって出来る・・・!!
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激突する連合軍とドローン…。
その戦況は、逐次潜水艦内に地上の清掃業者に化けた工作員…他にも広島近辺から急遽駆けつけた応援の工作員達によって観測され、逐次報告されていた。
「迎撃に当たっている連邦軍が一般部隊ではないな…」
バルクレイス、スノウローズ、YFA-01ヴァーミリオンそしてなぜか宇宙仕様のレスボス…。
試作機と登録コードの無い機体が中心の迎撃部隊だ。
その編成からは、連合軍がこれらの新兵器を早く実戦導入し、より強力な機体を作っていくための糧にしようという意欲が感じられる。
「連合とてただ無能者の集まりと言うわけではなかったか」
「惜しむらくは、これらの兵力、我々の手で消さねばならない事ですな…。」
宇宙人に対抗するために、宇宙人に対抗できる有能な存在を消さねばならない矛盾に、副長が渋い声を上げた。
「まだ、無能ではないというだけだ。彼等が有能な存在と決まったわけではない」
そんな副長に、艦長は眉一つ動かさず、返答する。
そう、まだ戦いは序盤。
本当にそれらの試作機部隊が宇宙人に対抗できると決まったわけではない。
「まぁ…それは我々とて同じ…」
「艦長!我々太陽の民の兵器は、地球より格段に上の技術を…」
「宇宙海賊は今まで連合の通常兵器をあのように用意にジャックなどできていない。奴等は別の組織だ」
艦長の言葉に、副長はぎょっとする。
言われてみれば確かにそうだ。
では敵は一体…。
「最も…」
不安な表情を見せた副官に、隻眼の艦長はふっと笑って見せる。
「何が来ようと負けるつもりは無いがな」
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「はぁ、はぁ・・・やっとついた。」
天照像の胸部・・・その前に元鳳は居た。
成程、遠くからでは判別出来ないが近くで見ると確かに分かる・・・。
胸から溢れる、緑色の光。
(鬼でも悪魔でも構わん・・・安芸を護る為に力をくれ!!)
両手をつけると同時に、光が爆発的に勢いを増した。
水色と緑の光が天高く巨大な柱となって立ち上り、その中へと元鳳は吸い込まれていく。
(ここは・・・守護神の中、なのか?)
視界が戻るに連れ、その内部を見渡す。
機械らしい機械など何1つない・・・だが、自分の格好のみが変わっていた。
本能的に「理解」する・・・今、この格好を通じて守護神と自分は一体と化していると。
(我は火流羅・・・若き安芸の護り手よ、名は?)
「元鳳・・・毛利家二十七代当主、毛利元鳳だ。」
何処からともなく響く声・・・これは守護神の「意志」なのだろうか?
だが、そんな事は今はどうだって良かった。大切なのは・・・。
「安芸を護りたい・・・頼む火流羅、お前を力を貸してくれ。」
(心得た・・・敵は多勢なれど決して勝てぬ相手ではない。狙うはただ1つ・・・道化のみ)
意識を集中し、右腕にある輪刀をゆっくり構える。
全ては安芸の為、安芸の民を救う為・・・少年は覚悟を決める。
「毛利分家が当主、矩常が長男元鳳・・・参る!!」
安芸の守護神・火流羅、参陣。
(気力120、HP・EN共に100%)
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「再起動完了……ターゲットロック……ん?上位コード?」
>>307,309
『……こちらは軌道防衛艦隊所属、電子戦艦ユーティライネンのエッシェンバッハ少佐だ。
先刻三機の未確認機が交戦しているのを発見した。
そのうち二機は何らかの手段で姿を消し、入れ替わりに現れた道化型の機体がもう一機の未確認機と当艦隊のレスボスを巻き込んでワープ、広島に移動した。ああ、ワープかどうかはよくわからんが』
通信が入り、ざっとあらましを解説する。
「……えーと、クーリマン伍長です。自分のレスボスは支援機なので、前衛お願いします」
レスボスからもレーザー回線で。
>>310
「フリーの運び屋、シュート・シュナイダーだな?
どこでその機械を拾ったか知らないが、あんたが主力だ。骨は拾ってやる」
スピーカーで言ってやる。
>>313
「こ、今度はなんだ!?」
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>>311
「大丈夫か、エミリー」
恐らくはレイナが此方に派遣したのだろう、被弾した仲間に対して声をかけた
>>314
>『……こちらは軌道防衛艦隊所属、電子戦艦ユーティライネンのエッシェンバッハ少佐だ。
>先刻三機の未確認機が交戦しているのを発見した。
>そのうち二機は何らかの手段で姿を消し、入れ替わりに現れた道化型の機体がもう一機の未確認機と当艦隊のレスボスを巻き込んでワープ、広島に移動した。ああ、ワープかどうかはよくわからんが』
「こちらは伊豆基地から来た新型のテストパイロット、ヒツギです」
正規に配属された訳ではないので伊豆基地に所属ということは出来ない為
自らの立場を端的に伝えられる言葉を選んだ。
「ワープだって?理論的には一応証明されているけれど、まだ実戦に使われたなんて話は・・・」
>>313
>「毛利分家が当主、矩常が長男元鳳・・・参る!!」
大地を揺るがし、閃光を迸らせながら現れる緑の武者
輪の形をした刃物を握り、強い思いに裏付けられた軽やかな姿を見せる。
「こ、今度は武者!?」
ヒツギの機体、バルクレイスも敵と見間違えるような悪魔型なのだから人のことは言えないのだが
ピエロ、デーモン、武者・・・と仮想大会とも言える状況が一箇所で出来上がっていた
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>>314
レスポスから状況報告をを受け、応答する
「同じく、伊豆基地預かりのレオンハルトだ。所属はスメラギ重工ってとこだ」
クレーターからほんの少し離れた交差点でトレーラーがレリエルらから包囲射撃を受けていた
>>309>>315
>「大丈夫か、エミリー」
>「レオン!俺はあのピエロに向かう!」
「わかった。無理はするなよ?俺はエフゼロを引きつけつつレリエルを黙らせる」
市街地を攻撃する4機のVFA-01の目の前を大きく旋回しつつスノウローズの方角へ
>>311
>「行くわよ!!」
ビルなどで姿を隠しつつダミーと共にレリエルへの接近を試みるスノウローズ
「ちょっと待てぃ!」
ダミーを狙い撃とうとするレリエルの背後からマシンキャノンを浴びせる
弾丸はレリエルの腕部を吹き飛ばし、背部スラスターを抉り、膝部を貫き包囲している一機を沈黙させる
「ここは市街地だ。誘爆は勘弁してやってくれ」
後ろから続々と迫るVFA-01を急上昇、緩急をつけた旋回などで引きつける
ミサイルはロックさえされなければ然したる驚異にはならない
あとはヒツギ達に掛かっていると言えよう
レリエルの内の一機がビルの脇から飛び出しレーザーソードを抜き放ち
スノウローズに切りかかる
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>>310のやり取りに耳をほじって、その指先をフッと吹きかける頃
レオルドの眼から熱線が瞬時に延びる
「おやおや陛下、そんなに焦らなくても結構ですよ?」
レオルドは道化を狙った。しかし端から見ればその熱線はレスポスへ向かっている!
>>309
>「こいつに当たって貰う!」
その刹那、上空から赤い影が衝撃波を伴いながら現れ、超高熱の火球が降り注ぐ
「よろしい!当たって差し上げますよ!」
火球は道化に衝突する。一つ、二つ、三つ…しかし爆風は起きない
「…んー…惜しい!これはですねぇ〜気合いが足りないかも知れませ〜ん」
火球でジャグリングを始めると徐々にその速さは増していき、やがて炎の渦と化していく
「さぁ、これはチップです。あ、受け取らなくても結構ですよ?」
炎の渦は周囲を焼き尽くしながらバルクレイスを追いすがるように延びていく
>>313
巨大な光の柱が見え屋敷の方角に視点を移すと
>「毛利分家が当主、矩常が長男元鳳・・・参る!!」
輪刀を構える、古い言い回しをすれば傾いた鎧武者の姿が
「役者が揃ったようですねぇ〜…よろしい!本日の主役である陛下にトリを飾って頂きましょう!」
クレーターの中心に刺さる剣に向かい道化は手を叩き、軽い足取りで飛び回る
「…皇帝レオルード様レオルード様…おいでください…よっと!」
剣の正面に来たところで柄の部分に手をかざし、上へ上げると剣も同時に引き抜かれる
するとレオルドの影が剣へと伸びて影は剣を飲み込みながら大きな闇となり…
闇はそのままレオルドの姿へと変わり、クレーターの中心に腕を組んで佇む
【勝利条件・カイザーレオルードの撃墜】
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>>315
「私の事は心配ないよ。ヒツギ、自分を只のテストパイロットなんて思っちゃダメだよ。
ヒツギは新型に載った、戦場に配備されたプロのパイロットなんだ。自信を持って!
テストパイロットじゃ、エドやブルースには勝てないわよ!」
私はヒツギに対して励ましの言葉を送る。
彼はさっき自分のことをテストパイロットだと名乗っていた。
恐らくは事実だろう・・・でも、ブラディアローのエドとブルースとやり合った相手だ。引き出せば化ける筈・・・!!
>>316
「・・・・・・・・!!」
嘗て宇宙海賊だった私は市街地でも被害を気にせずに戦っていた。
でも今は、レイナに雇われて戦っている・・・
恩人であるレイナを守る為だ・・・
でも、こんな戦い方をしたらレイナは怒るだろう・・・
「レオン・・・ありがとう!!」
私はレオンの言葉を貰い、その返事を返す。
「この装備でも・・・!!」
向かってくるレリエルの攻撃・・・
これに対しては、機体をジャンプさせる事で回避する。
機体が飛んだ先はレリエルの頭上・・・
頭上から、レーザーライフルを構えてレリエルに撃ち放つ。
レーザーライフルだけじゃない。頭部に搭載された機関銃も撃つ。
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>>316>>318
「ありがとう2人とも・・・悪い、周りのことは頼む・・・!」
>>317
>「…んー…惜しい!これはですねぇ〜気合いが足りないかも知れませ〜ん」
「な・・・受け止めたっていうのか!?」
放ったはずの火球を何故か手玉に取られ、それを使ってジャグリングをはじめたではないか
まず火球を手に取るという点から余りにも不条理。
システム側が酔狂や道楽で最優先ターゲットにしたわけではない・・・ということか
>「さぁ、これはチップです。あ、受け取らなくても結構ですよ?」
回る火球はより激しく燃え上がり、点へとのびる巨大な炎の渦となった。
大気を飲み込んで真っ直ぐとのびる赤い柱はバルクレイスへと直撃する
「ぐああっ!当たりが深いか・・・だけど!」
炎の渦を叩きつけられたバルクレイスは黒煙を撒き散らし、真っ逆さまに落下を始める。
が、すぐさまバランスを立て直し両足と右手の3本足で地上へと着地
「お前の手口は分かった!」
走り出して初速を付けると、背中に取り付けられた巨大なテスラドライブが強烈な閃光を放つ。
その余波によって周囲のビルが震え、窓ガラスが吹き飛ぶ
速度を限界までのせて飛び上がるとそのまま足を突き出し、亜高速でクラウンへと突撃してゆく。
「コードL・W・A・・・ラストラスアサルト!」
飛び蹴り・・・構えてしかしただの飛び蹴りではない
脚部に取り付けられた大地をブチ抜く巨大なステーク・・・それによって吹き飛ばすつもりなのだろう
残りHP83% 気力115
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>>313>>314
「どうやら、主力はあちらの様だ。」
レオルドで指を差しながら言う。
「あ、ラウディさん、そっち避けられて行くけど出力低くして撃ったから
当たっても当たり所が悪くなければ大丈夫だから。」
冷めた声で言う、避けられることを想定していたようだ。
「さて、問題は………。」
>>317
[どうやらこちらのコピー機のようです。
それとレーダーにあのコピー機の内部にソードの反応が見えます。]
「って事はアイツを倒せば剣は取り戻せるんだな?」
[えぇ、その通りです。]
「でもこっちはピンチだぞ?
エネルギーも残り少ないし。」
[貴方は何を言っているんです?
この機体は剣が無くともパンチやキックで戦えるでしょう?]
「おま!?、初戦闘でそんなことさせるのか……・」
[しょっぱなから剣で戦う貴方は何を言っているんです?]
「いや、そうだけど。」
[とりあえず今はあの方の援護をしましょう。]
「あの方?」
[あの機体です。]
するとレオルドの頭が勝手に動き、>>313の所を見る。
「あぁ、アレね。」
[とりあえず通信を送ってみましょう。]
「声で?」
[声で]
マイクに口を向ける。
>>313
「おい、そこのアンタ、こっちはあんま戦えないから前衛に行ってくれないか?」
現在の状況
パイロット&AI:気力100
機体:HP55% EN20%
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>>315-316
『ヒツギ・ハヤセにレオンハルト・シュナイダーだな。伊豆に確認を取った』
エッシェンバッハを名乗った女の声と共に、両者の機体にレスボスの敵味方識別コードが更新される。
そして道化型の未確認機と、“レオルド”と呼称される無所属機。新たな機体には搭乗者の名前が割り振られた。
>>317,320
「……レオルドがデータリンク受け付けてくれないと……っておい!」
そのレオルドの放った熱線が命中し、ビームコートを焦がした。
「だから!データリンクつなげろ……ってどっから新手が……」
『伍長、仮称“レオルード”はナノマシンの集合体らしいとこちらで分析した。
より精密なデータを収集するため、攻撃して見ろ』
「了解。目標、“レオルード”……」
地上用にセッティングし直されたミサイルが新たな敵機に向かって降り注ぐ。
軌道上から照射された、数条の不可視測定用レーザーが道化やレオルードに刺さり、その位置を逃すまいと喰らいつく。
『そうそう、伍長。
あちらの毛利殿は当地を領有した公爵家の末裔です。失礼の無いように』
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>>318
「変異したと言うのか・・・?」
(変異・・・と言うよりもあの機体自体の能力みたいなものなのかも知れんな。)
軽く驚いていると、火流羅の冷静な補足が入る。
戦った相手を模倣する・・・口で言えば「それだけか」で済むが実際は言う程簡単でもない。
何より機体自体の特性が変わってしまえば、その機体性能の急激な変化にパイロットの身体が追いつかない。
にも関わらず、あの機体は軽々それをやってのけた。それだけでも凡百の将兵より修羅場を知る強者である事の証明になると言えた。
「さて・・・どこを攻めるか?」
そう思案していると、肉声が届いた。
>>320
「おい、そこのアンタ、こっちはあんま戦えないから前衛に行ってくれないか?」
「承知致した。」
名前を呼ぼうにも向こうも名乗ってないのでどうにもならない。
(まぁ、今すぐでなくとも問題ないか。この戦いを超えてから改めて名乗れば良い)
そう結論付けるが速いか、元鳳は変異した機体に向けて火流羅を走らせる。
(狙いは?)
「肘か膝だ。」
火流羅の問い掛けにあっさり答える。
何故なら並々ならぬ装甲を有していたとしてもそこは人型機動兵器にとってその装甲を「張れない」のだから。
駆動部分はその特性上、どうしても多岐に渡る動きを可能にする為に装甲を薄くせざるを得ないのだ。
「本来なら首を狙うのが最良だが、まずは奴の動きを封じる。」
(そうすれば奴の眼を集められる・・・民が逃げるだけの、時間を稼げるか。)
「そう言う事だ。」
輪刀を構え、最速の動きをもって狙いを定める。
狙うは右腕の肘・・・。
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>>318
スノウローズの放つ機関砲は噴煙を上げてレリエルに迫り装甲に孔を開けていく
光条がレリエルの頭部を穿ち、吹き飛ばした
その直後、左側面から、もう一方のレリエルが放ったミサイル六機がスノウローズに迫る
>>319
鼻歌まじりにバルクレイスの落下を見守る道化
>「お前の手口は分かった!」
そう言った直後、道化の左脇腹にバルクレイスの右脚が突き刺さり、凄まじい衝撃音と共に道化の背中が瞬時に膨張する。脚部に備えたステークが炸裂したのだ!
が…道化の笑顔は崩れない
「…試作段階でコレ、そして…パイロットがこの調子なら面白くなりそうですねぇ〜…」
【残りHP90%】
道化はそう呟きながら脇腹に刺さったままのバルクレイスの右脚を撫で回す
「あ、そうそう。早く抜かないと、今の衝撃、還ってきちゃいますよ?」
道化の背中が急激に萎んで行く!
>>321
その時ミサイルがレオルードと道化…ではなく周囲のレオルドとバルクレイスに向かっていた
レオルードの方角から応える。その声はレオルドの搭乗者と同じだった
「衛星軌道上から只のレーザー照射じゃ通信速度がこっちとじゃダンチなんだよ
意味わかるか?」
>>322
およそ、これまでの陸戦用の人型にあるまじき俊敏さで大地を駆け、跳躍し
既にレオルードの眼前、その輪刀の流麗で鋭利な刃は右腕部に迫っていた
凄まじい金切り音が辺りに響き渡る
が輪刀は腕部の装甲で食い止められている
レオルードは右腕を上げて二の腕を締めて防御していた
「…てめぇも俺の自由を奪おうってハラか?ならお前も敵だ」
シュートの声が頭に響く
もう一方の腕で胸部の柄を掴むと黒い波動と共に剣を抜き、火流羅の頭部目掛け縦一文字に迫る
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>>323
とっさにミサイルの自爆指令を打ち込むが、幾らかは命中したかもしれない。
『なるほど、あの測定用レーザーを感知するとは、池波正太郎の舌よりも敏感な柔肌ですか。
伍長、あの機体は直撃させる必要はありません。
周辺で飽和自爆させればセンサーの過入力で自滅する可能性もある、その程度の相手です』
レオルードが優位を誇った発言を、少佐は逆に弱点を露呈するものだと指摘した。
「……なるほど。後、レーザー光が貫通しなかった点も含め、立体映像では無いようです」
そもそも虚像ならミサイルを逸らす必要は無いかもしれない。勿論、虚像である事を隠す意味かもしれないが。
『さて、この宇宙には敵の倒し方が星の数程もある事を教えてやりましょうか』
「そんなに覚えられません」
軽口混じりに飽和自爆を試してみる。
照射中のレーザーもその状態では大部分が攪乱されるだろうが。
-
>>323
「・・・・・・・・ッ!!」
やはり量産型・・・!!一機だけでは無かった・・・
空中で一機のレリエルを攻撃してた私はもう一機の攻撃を避けられるはずも無く、直撃を受ける。
ミサイル六機を諸に受けた機体は、体制を崩したが機体を回転させて受身を取る。
【HP:70%】
「私、決めたわ・・・守ってみせる・・・!!ヒツギやレオン、そして・・・レイナが居るこの星を・・・!!
暖かい人が居るこの地球を・・・!!」
私はビームランチャーを構え、レリエルに照準を向けて撃ち放つ。
エネルギーを濃縮した高濃度型のビームランチャーだ。
ヒツギやレオンだって戦っている。
私はさっきまで、レイナに恩を返すために戦っていた・・・
でも・・・ヒツギが私を心配し、レオンは私に市街戦での戦い方に関して注意を促してくれた。
二人は私の事を知ってた筈だ。でも、二人は私を信用してくれてる・・・!!
私は二人の言葉で、地球には優しい人間が居る事を知った。
地球の軍隊が私を疑って、信用してくれるのはレイナだけだと思ってたから・・・
でも、それは違った・・・!!私は・・・この星が好きになった・・・!!
-
>>323
接触状態からステークが打ち出され、その炸裂音が街に響く
シリンダーが動き、そこから薬莢と共に噴煙が排出された・・・が
>「…試作段階でコレ、そして…パイロットがこの調子なら面白くなりそうですねぇ〜…」
「チッ! これでも堪えないのか!」
接触状態からでも物体を切断できる・・・それがこのバルクレイスの持つポテンシャルの一つ
足を掴もうものならその手を切断してでも退避するつもりだろう。
突き刺した右足を縮め、全身に取り付けられたスラスターを全開、さらに足を伸ばすバネの動きで無理やりに退避と回避をかねたのだ
>>321>>323
>「衛星軌道上から只のレーザー照射じゃ通信速度がこっちとじゃダンチなんだよ、意味わかるか?」
「なっ・・・!?」
離脱を行うということは空中にいるということ
さらに既に運動状態にある・・・その方向を後から変えるのは想像以上のエネルギーが必要になるだろう。
そんな状態で上の上、衛星軌道上からミサイルが降り注いできたとしたらどうだろうか?
バルクレイスとその周囲へ降り注ぎ、周囲が炎に包まれてコンクリートの破片が巻き上がった
「薄皮一枚、まだまだ・・・!」
炎を掻き分けてバルクレイスが立ち上がる、両腕に取り付けられた高周波ブレードがヒレのように大きく広がり
脚部に取り付けられた刃もまた伸びて全身が甲高い音を立て始めた。
高周波ブレードの振動音だ、エネルギーを持ち始めた故に少しずつ赤く赤く輝いてゆく
「この切っ先で触れて切る!」
上体を低くした独特の構えから駆け抜け、真正面からクラウンへ「すれ違いざまの横薙ぎ」として振りかざしたのだ。
残りHP:76%
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>>325
(………始末書どころじゃ済まないなコレ)
スノウローズの放つ熱線は狭い路地に足をとられていた事もありミサイルを放ったレリエルは当たった矢先で蒸発した
…ビームランチャーの弾道上の街並みを吹き飛ばしながら
「エミリー。今みたいに戦うしかないなら俺が相手になってもいいんだぞ」
エフゼロ部隊を引き連れつつ上昇、ひねり込んでの急降下からの中央突破…
操作が雑とはいえ。相手も機動力はある
がエクセリオンの白いボディをまともに捉え切れていない様である
(今はヒツギ達を頼るしかないだろうな!)
激突スレスレまでヨーイング建物の間に対して機体を水平に、交差点のビルを目安に急旋回、曲線を描きつつ上昇…
一応、パイロットは『味方』である為安易に攻撃出来ないのだ
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>>326
「…なるほど!君はあそこのれんぽーグンジンよりも賢いみたいですねぇ…で・す・が」
此赤き刃となりて道化に突撃するバルクレイス
そして全身のバネと突進力を乗せた一撃が繰り出される
しかし、その刃は虚空を切り裂くのみ
>>324
「唯一の特技が解析なのにぃ。君(ラウディ)のせいで彼(ヒツギ)のい〜い一撃が空ぶっちゃったじゃないかぁ」
バルクレイスの頭部に右手一本で逆立ちし静止している
左手は背中の時の様に膨張している
「いいですか?エッシェンバッハ少佐の読みは…10点くらいですかねぇ
レーザーが辛うじて持って帰った情報はせいぜい立体映像ではない。と言うことだけなんですねぇ」
いつの間にかバルクレイスでは無くレスポスの頭上で同じポーズで静止している
「それから…解りませんか?皇帝陛下のお言葉が…さっきミサイルを彼らに指定したのは…君自身なんですよ?
…なに要するにちょースピードと催眠術を使った…チャチな戦術ですよ
もっともそこの赤い出来る子には通用しなかったようですがイヒヒ…」
ミサイルを撃つ直前のレスポスに膨張した左手をあてがう
「コレ、そこの彼からのオ・ゴ・り♪」
衝撃波がレスポスに襲いかかろうとする
-
>>328
「うわっ、こいつ何も分かっちゃいねぇ癖に」
『まさに“狂人の閃き”ですね……』
レーザーが情報を持ち帰ったのではなく、レーザーを当てられた対応から読みとれる状況を推測したに過ぎず、
『正答率が一割あると認めさせたなら……』
そこで少佐は言葉を切った。
(この道化、我々の通信を傍受しているだけか)
スピーカーに乗せたわけでもない自分の存在を口にした、つまりはそれだけの小物。
(とは言え、盗聴者として、ハッカーとしては優秀だ……)
『伍長、ジャマーのリミッタを……』
そこまで声が届いた所で、衝撃がレスボスを襲う。
ほぼ機能がダウンしたレスボスが、無誘導無管制の飛翔体をレオルード“の方”に吐き出し、崩れるように倒れた。
-
>>328
>「…なるほど!君はあそこのれんぽーグンジンよりも賢いみたいですねぇ…で・す・が」
「この一撃だと届かないのか・・・!」
(直線速度で負けるとは思えない こちらの動きを"読んだ"のか、そう"動かされた"のか・・・)
頭部に乗っているクラウンに対し、上体を低くしてからバック転
上に存在しているはずの敵へとオーバーヘッドキックを行う・・・が既にクラウンは存在していなかった。
>>329
>ほぼ機能がダウンしたレスボスが、無誘導無管制の飛翔体をレオルード“の方”に吐き出し、崩れるように倒れた。
「大丈夫かっ!?」
レスボスがいては接近攻撃を仕掛ける訳にもいかない
衝撃を食らったレスボスを心配しつつも、牽制とターゲットを自分に逸らす為クラウンに対して今一度右手からプロージョンガンを放った。
「お前の相手は俺だ・・・!」
-
レスボスがダウンしてから再び動き出すまでの僅かな間に、電子戦艦“ユーティライネン”の作戦指揮室内では新たな対応が練られた。
『現時点をもって、“道化”のコールサインを“盗聴者”に、“レオルード”は“追従者”に変更します』
実際の役割分担ではなく、敵が通信を盗聴出来る事を味方に伝えるのが目的。
『“盗聴者”は運動エネルギーを吸収・放出する機能を、“追従者”はミサイルの軌道を任意にねじ曲げる強力なジャマーを装備しています。
これらの機能は双方が同じように使えると見ても良いでしょう』
「……了解、戦線を離脱します」
立ち上がったレスボスの中でラウディが動き出す。
軌道上のスタッフはそれを理解する。
おそらく、“盗聴者”は後退するレスボスに追撃を仕掛けるだろう。
そのタイミングで三機の同時攻撃を仕掛ければ、或いは……
だが、どうやってタイミングを合わせるか……
それはさておき、“盗聴者”と“追従者”に対し三十近い同時電子攻撃やホワイトノイズ照射が断続的に仕掛けられる。
出来ればトリモチや電磁ネットも併用したいが無いものは仕方がない。
-
>>330
>「お前の相手は俺だ・・・!」
ブロージョンガンの火球に対して人差し指をでくるくると回して誘導し弄ぶ
「勿論さ!…と言いたいので す が !
彼らはどうも私と遊びたいようですし…ここは一つ同時に、と言うのはいかが?」
>>329>>331
―――ダウン復帰直前―――
ユーティライネンの全モニターにこれ以上無いほどに迫るクラウンのイメージ画像が写り出す
モニターの道化は笑いながら残念そうな表情をしていた
「あー…違うんだなぁ…陛下のお声の直後に曲がったから、そう思っちゃった?
…それより先にあの赤いコの火の玉をこうやって…あ、ワタクシ今もやってるんですけどね?解るでしょ?」
唖然とするスタッフ、しかしエッシェンバッハは動じない
「あ、ちなみにコレはラウディ君のレスポスから通信してるから、そこまで汚れないって〜…多分ね」
モニターでは忙しく表情を変える道化
「耳寄りなお話!聞いちゃう?聞きたい?言っちゃおう!
陛下はね〜僕と同じ事は出来ないんですよ〜!
…それから説明が足りなくてゴメンナサイね〜『レーザーを当てた』でしょ?
そ の と き に 僕の下僕になってしまうんですねー!レーザーが!凄いでしょ?
勿論陛下はこんな事できませんよ〜ここだけのお話!」
画像の道化の顔は舌なめずりをしている
「さーてココからが本番…そうですね?どうぞ何でも叩き込んで見てください
…それとも作戦通りコチラからラウディ君に仕掛けた方が判りやすいのかな?」
―――クレーター―――
頭上でくるくると円を描く指先の火球は道化の頭部程の大きさで収束し白い輝きを放つ
白い光球となったソレを目の前に放り、二人に分身する
「ケープ君!」「ウイング君!」
二手に別れた自分に号令しながら光球に駆け寄り左右の足が交差する!
「逝っけえ〜い♪」
分身左右の脚から放たれた光球は大きくしなりながらも高速で曲線を描きながら
後退するレスポスに迫る
-
>>332
敵からユーティライネンに介入する、まさにそれを“魔術師(ウィザード)”たちは待ちかまえていた。
データリンクされた機体からのハッキングなど誰もが考えつく手段であり、対抗手段は幾らでもある。
むしろ、“こちらの攻撃手段をほぼ無効化出来る筈”の敵がわざわざ殴られに来たと言ってよく、疑似的にユーティライネンとレスボスの間に設けられた電脳虚数空間で腕利き(ホットドガー)な電脳魔術師(ニューロマンサー)たちが別次元の戦闘を仕掛けているのだがスレの趣旨からずれるので詳しい描写は控える。
「しかしだな、やけに手間を掛けさせるじゃないか。やはりあの伍長が同郷だからかね?」
「いえ、大佐。
大きな理由は二つ、まず、このままではあれを倒せない事。
もう一つは毛利の若君が出てきた事です」
そう上司に返すエッシェンバッハの手元の画面には、毛利氏の先祖が大江氏であるという情報と、“超機人”にまつわる文書が表示されていた……
-
>>332続き
「そもそも奴の発言が全て真実であるとは誰も思っていないでしょう?」
だが、真実を混ぜて嘘を信じさせる、あるいは嘘を混ぜて真実を隠す、道化の有りようが最初の真実だと彼らは見ていた。
「情報量を持たないただの光線を支配下に置けると言うのはハッタリに見えるが、奴に向けられていないレーザー通信を傍受すると言う事は空間を支配している、或いは」
「単にレスボスに介入しているか」
放たれた光球が足を止めて身構えたレスボスに直撃し、表面を焦がす。
だが、それだけ。
(やはり、奴はエネルギーを吸収出来る。だが、長い事貯めておけないからすぐに放出するんだ)
軌道上でどんな思惑が交差しているかとは関係なく、ラウディはそんな仮説を内心で立てた。
それを立証するため、“盗聴者”に対し“掛かってこい”と手招きした。どのみち主兵装は無力化されるから使わない。
【残りHP:約37%。《鉄壁》使用】
-
>>332>>333
>ブロージョンガンの火球に対して人差し指をでくるくると回して誘導し弄ぶ
「射撃攻撃はやっぱ効かないのか!」
やはりというべきか、射撃攻撃はダメージにはならないということか。
機体を跳ねさせて急旋回、レスボスとクラウンの攻撃に対してその間に無理やり入り込む。
>「勿論さ!…と言いたいので す が !
>彼らはどうも私と遊びたいようですし…ここは一つ同時に、と言うのはいかが?」
「お前が遊びたいだけだろ! そう簡単に落とさせない!」
光球に対して体当たりのディフェンス、腹部に直撃したそれを受け止めようとするも勢いを殺しきれない。
急に入り込んだ為に地に足が付かない状態なのだろう
「舐め・・・っる・・・なぁ!!」
それを感じ取ったヒツギは咄嗟に両足のステークを大地へと打ち込んだ。
けたたましい音と共に薬莢が排出され、押し込まれかけていたバルクレイスが止まる
(地に足が着かないのなら地面に突き刺せばいい!)
滅茶苦茶な発想と行動だが、スパイクの代わりになったそれのお陰で受け止めることには成功した
「まだ逆転するチャンスはある・・・!」
本来そこまでの被弾に耐えられる機体ではない。
今の直撃のダメージはかなり響いた、早々何度も食らって入られない・・・
守ったはいいが、レスボスがこれ以上射撃攻撃を続けてもしロックがこちらにずれ込む場合耐えうるかは運次第だ
一か八か・・・「リミット解除」にかけてみるしかないだろう
「ぶっつけ本番、やるしかない! オペレーションシフト!」
肩から背へと流れる双角が天を貫くように立ち上がる
背負った巨大なテスラドライブに起こりえる変化・・・突撃用にチューニングされているとは言え「リミッター」が搭載されている。
これは重力質量と慣性質量を制御するというテスラドライブの本質にのっとり、効率的を超えた驚異的な推力を得てしまうからだ
一瞬にして臨界点に達せば当然機体のバランスを保つことが難しく
さらに大型テスラドライブ自体も推進機関としての役割も持っている、つまりは真っ直ぐ飛べるが真っ直ぐにしか飛べない・・・銃弾のようになってしまうのだ。
リミッターの解除と共に側面装甲がせめてもの姿勢維持に横一文字に広がる、さらに下部フィルターのロックがはずれバルクレイス側へと収納
そして巨大なテスラドライブが横に割れて、大きく口を開くようなその姿に変わると強烈な閃光が尾のように伸びる
全身に取り付けられた全ての高周波ブレードをウィング代わりにする為エネルギーが伝達
バルクレイスは真紅に輝く、だがこれだけで終わりではない・・・
「モードTH起動、ダスター展開!!」
水・・・燃え上がるデーモンの周囲が燃えるのではなく、何故か水滴が滴る。
センサーを見ればその周囲の熱と光が一気に奪われてゆくのが分かるだろう
それは結露から氷へと変わる、暗い灰色世界にただ一人、赤い悪魔が佇むのだ
エネルギーは常に移り行くものだ、高熱を発生させれば何かからエネルギーを奪う・・・周囲の熱と光を過剰に吸収した結果だ。
掲げた両手を包み込むエネルギーによって、掌が見えなくなるほどになるとバルクレイスは飛び上がった。
百裂ともいえる超高速の乱打、それは高熱を超え灼熱の弾となってクラウンへと降り注ぐ
だがこれも牽制に過ぎない、撃ち終わるや否やすぐさま懐に飛び込もうと突っ込む。
膝側のステークによる飛び膝蹴りだ、通ればそこから一気に連続攻撃を叩き込むだろう
(連続攻撃の為命中の確認)
HP54%
-
>>335
直撃した、と思ったが、バルクレイスが約半分は引き受けてくれたようだ。
「……そして前しか見ていないし」
元より鈍重な機体だが、テスラドライブのバックファイアの範囲から横に跳び退き、ふと通信画面の一つに、マデリーン・エッシェンバッハ少佐の笑みを見た。
ミサイルの発射系統を変更、全て無誘導で直進するように設定する。
バルクレイスの引き起こす空間擾乱が場の空気を変えたのを、本能的に勝機と捉える。
「借りを返すぜ!」
灼熱の乱打が放たれた直後、飛び膝蹴りに入るまでの時間差を埋めるように砲門を開いた。
【少佐が《感応》を使用。レスボスはバルクレイスと合体攻撃】
-
>>323
「凄いな・・・。」
元鳳の口から零れたのは、素直な称賛だった。
決まったと思った。
速力も重量も申し分なしの一撃。右腕を取れる、と・・・。
だが現実は違う。相手は何と腕を上げ、二の腕を締めると言う方法で止めてみせたのだ。
「・・・てめぇも俺の自由を奪おうってハラか?ならお前も敵だ」
・・・今、こいつは何と言った・・・?
敵と言う部分は認めよう。事実、こうして刃を交えた以上はその認識に誤りはない。
だが・・・「自由」だと?
迫る一閃、轟音を伴ったそれを空いている左腕の腕甲で受け止める。
衝撃が走る、が元鳳の思考は冷静に「怒り」を紡ぎだす。
「・・・ふざけるな。貴様の自由の為に、関係ない人々を巻き込んだと言うのか!?」
罪のない女子供、老人・・・この襲撃でどれ程の命が失われた事だろう。
この襲撃でどれだけの人が失い、それを取り戻すのにどれだけの年月を必要とすると思っている?
「罪もない、殺される謂れのない人々を・・・そんな事の為に!!」
理解出来ない・・・いや、理解したくない。
自分の為に関係のない人間を巻き込み、その命を奪う奴など・・・野放しには出来ない!!
距離を取り、再び対峙する。
「貴様にこれ以上、奪わせない!!愛する安芸を、民を・・・絶対に守り抜いてみせる!!」
吼えると同時に再び地面を蹴り、機体へと迫る。
(右腕の二の腕にもダメージはあった筈・・・だがこちらも左腕にダメージを負った。)
だが挑む。こちらが攻勢でいればそれだけ、民を守り抜く事に繋がる。
紛れもない強敵、なれど安芸を救う為に避けて通れぬ敵。
軽やかにビル群を抜けた先で、火流羅は更に「加速」する。
足に溜めた「気」を爆発させ、音の越えたその先の速度の斬撃・・・「壱式・断」にて狙うは。
「今度こそ貰うぞ・・・その右腕ぇ!!」
元鳳は吼える。愛する故郷の為、民の為に・・・今はただ刃となって駆け抜ける。
(気力125、HP85%、EN80%)
-
>>323>>337
「な、なにっ!?」
突如、レオルードから自分と同じ声が聞こえて驚く。
[どうやらこちらの中身までコピーしたようですね。]
しかし、AIのその声は今のシュートには聞こえていなかった。
「…………なよ。」
その声は、震えていた。
「………けるなよ。」
[マスター?]
しかし、その声は恐怖の声ではなかった。
「………ふざけるなよ!!」
その声は、怒りの声だった。
そしてレオルドの顔を毛利に向ける。
「おい、あいつは俺と同じ声をしているが真っ赤な偽物だからな。
俺が欲しかったのは自由じゃない!」
そう言って、レオルードに顔を向ける。
「お前は俺じゃない!
援護するぜ!」
そう言い放つと、レオルドを操作し、相手の裏に回り込み、バルカンを発射する。
しかしそれでは止まらず、顔を向けながらレオルドを走りださせる。
「駄目もとだ!、ショルダーアタック!」
バルカンを撃ちながら右肩を突き出して走り出す。
[マスターそれでは避けられてしまいます。]
「うるせぇ!」
-
>>327
「ごめんなさい、難しいわね。市街地を守りながら戦うのは・・・」
また街を巻き込んでしまった・・・
次はランチャーは使えない・・・
「また来た・・・!!」
恐らくは連邦軍の機体・・・
でも、あれを放っておけばまた街に被害が出る。
恐らくは遠隔操作・・・今までなら、そう言った機体は構わずに潰してたけど・・・
「レオン!あの機体には中に人が入っているの?だったら、動きを止める!!コックピットは何処?そこを外せば・・・!!」
機体の動きを止めるだけって言うのは難しい。
特に胸部や頭部にはコックピットがある可能性が高い。
だけど、燃料に当ててそれが引火すれば、爆発してパイロットは勿論、街にも被害が出る。
そこ以外を当てて動きを止めなければ・・・
「・・・・・・・・・・・・・」
私は銃撃戦用レーザーライフルを構え、もう片手に白兵戦用レーザーブレードを構える。
腕を切り落とすか、あの機体の装備を着実に壊していくか・・・
何れにせよ、上昇していては切りかかる事は出来ない。
-
>>339
「コクピットは胸部にある。動力は腰の辺りだ。ただ、律儀に相手をしていたら取り囲まれるぞ!」
高度を取り可能な限り街から引き離す
マシンキヤノンの掃射を受けるもきりもみしつつ射線を軽く振り切る
「ミサイルくらいなら封じておける!」
スノウローズに向けてチャフグレネードを射出する
グレネードはスノウローズの頭上で炸裂し周囲に金属片が粉雪の様に舞い散る
スノウローズを狙うレリエル達の動きが鈍る
-
>>337
腕部の装甲の傷は刃が離れた直後から塞がろうとしている【残りHP95%】
先刻の斬撃を受け止めて仰け反るも直ぐ様、一気呵成の一声により立ち直る
>「・・・ふざけるな。貴様の自由の為に、関係ない人々を巻き込んだと言うのか!?」
レオルードは左手に持った剣を肩に乗せて応える
「違うな。俺の道の前に居たから勝手に巻き込まれた。運がなかっただけだな」
元鳳の怒りに応える様に火流羅の発光部分の光が増す
>「罪もない、殺される謂れのない人々を・・・そんな事の為に!!」
陽炎の如く残影を残し、レオルードの剣の間合いの外へ瞬時に出る
>「貴様にこれ以上、奪わせない!!愛する安芸を、民を・・・絶対に守り抜いてみせる!!」
地面を蹴った際に生じたと思われる大地の歪みと噴煙
>「今度こそ貰うぞ・・・その右腕ぇ!!」
レオルードを圧倒する速度で迫る剣閃―――その刹那
レオルードは剣を両手で持ち直し、輪刀の軌道を逸らすと同時に、その切っ先で火流羅の銅を狙う
「別に右腕はくれてやっても良かったけどな!剣速だけなら負けねぇんだよ!」
しかし切っ先が届くより先に機体側面から衝撃が疾る【HP93%】
>>338
>「お前は俺じゃない!
援護するぜ!」
レオルドに向き直り大上段に構えると大気が揺れ周囲の光すら押さえ込み剣はドス黒く変わる
「…そうだな。お前はここで消え…」
振り下ろすと激しい重力を伴う障壁を纏う黒い球が大地と瓦礫とを巻き込みながら突き進む
「俺が!シュートとなるんだ!ブラック・デスクロス!!」
レオルードはなお剣を横一文字に構え最大速度で黒い球を追いかけレオルドに仕掛ける
-
>>340
「了解・・・そこを止める!!」
レオンの言うとおり、悠長に相手をしていられない。
だからと言って、コックピットは撃ち抜けない。
狙うべき場所は・・・
「ありがとう、レオン!!これで倒すのが楽に・・・!!」
私はレーザーライフルを撃ち放つ。
狙いは腰、動力さえ破壊すれば・・・!!
-
>>341
「何・・・っ!?」
軌道を逸らし、切っ先を胴に定める。
成程、可能だ・・・理論上では。
だが実際にそれを成す為に、一体どれ程の集中力を要するのか?
まず武器を逸らした勢いをそのまま別方向に引く・・・これだけでも相当な事である。
(しくじった・・・殺られる!?)
怒りに我を忘れ、激昂した己の未熟を恥じて眼を閉じる。
>>338
だが、そうはならなかった。相手の機体が急に方向を変えたのだ。
止めを刺さんとする、まさにその時を逃してまで狙いを変える・・・その意図が分からなかった。
その時、前衛に行くように言っていた機体から声が届く。
「お前は俺じゃない!援護するぜ!!」
・・・どう言う事か、事態に頭が追いつかない。だが、理解出来たのは今まさに好機を得たと言う事。
狙いを別の機体に変え、構えを変える・・・それだけ動けば、隙が出来るのは自明の理。
「火流羅、姿勢を空中で立て直せるか!?」
(我は空中戦は苦手だ。数秒しか・・・。)
「上等!!」
輪刀をより強く握り直し、気を最大限にまで高める。
狙いを剥き出しにされた腹に変え、練り上げられた極限の気が輪刀を輝かせる。
敵が強烈な一撃を放つか、その前に叩き込むか・・・。
(否、ここで決めてみせる!)
そう、もはや「・・・かも」等と言う悠長な判断は出来ない。
全身全霊を持って、渾身の一太刀を叩き込むだけ!!
「うおおおおおっ!!」
力の限り叫び、握り直した輪刀をただ走らせる。
より速く、より強く・・・それのみを追求した刃を。
-
>>341 >>342こちら ハヤミ ユウセイ 君たちを援護する と ともに一気に近くにいた機体をストライクマグナムで破壊した
えっこの機体連邦の?
なんだこいつらまあいいや メインカメラさえ破壊すればいい
俺は誰かを守るため戦うだけだ行かせてもらうよ俺の新しい翼ASアレグリアス-Fで
そう決心しまた機体をきりさいた
あれまただ生きてやがるこの野郎じゃあコックピットだけを破壊する
ここは市街地 上空で破壊するのが吉やね
一気に叩く! 来た機体を蹴り上げ
有人ならこれで ストライクマグナムを腕と足とメインカメラを破壊した
すると動かなくなり見事にコックピットだけを落とした。
あとは周りをけちらすか、
そしてASアレグリアスFは敵中に突っ込んでいった
プロフィールはなりきりスレのスーパーロボット大戦にかいてあります
>>442 君名前知らないけど手を破壊してからやらないとまた爆発がでかくなるよ
-
>>344
雑談スレに着て欲しいんだぜ
ここはシナリオを決めてロールしていくから、番組でいうなら丁度収録中で2話の真っ最中なんだぜ
登場は早くて次の話になるんだぜ
-
>>341
「よっしゃ!」
[あの味方機がちょうど攻撃して相手の気を逸らしてくれたからですよ
感謝しなさい。]
「へいへい、…あ?、テメェが俺になる?
バカ言うんじゃねぇよ。」
そう言い放つ。が
>「ブラック・デスクロス!」
「あ、ヤベ。」
[避けられませんね。]
「どうする?」
>>343
[あの方はどうやら何か一撃技を出すようです。]
「なら今度は俺が注意をこっちに向けねぇとなぁ。」
[この機体が爆発したりするのは勘弁してください。]
「悪いな、難しいかもしんねぇ。」
そう答えると、こちらに向かってくる黒い球とレオルードを見据える。
「…、へっ、やってみるか。」
そう言うと、シールドを取り出す。
「とぁっ!」
そしてそのシールドを黒い球めがけて投げる!
そしてシールドが空中で黒い球を受け止め、その間にシールドの下を
スライディングで潜り抜ける!
「真剣白刃取りぃいいいいいい!!」
一気に起き上がり、レオルードの剣を振り下ろされる前に掴もうとする!
「てりゃああああ!」
-
「捕まえたぞ・・・!」
爆炎が包む中、赤き流星となったデーモンは既にクラウンの懐にいた。
素早く叩きつけた右膝はその速度を余すことなく衝撃として伝える。
接触してい部位に取り付けられた高周波ブレードがクラウンの装甲に対して火花を散らす
その状態で炸裂音と共に膝から撃ち出される鉄塊の杭
「全弾くれてやるよ!」
1発、2発、3発、4発、5発・・・装填されている弾数をこの一撃で全て使い切る。
弾を使いきり引き戻される右膝だが、今度は換わりに左膝を潜り込ませる2連撃
そこから再び杭打ちの5連射、両足の脛の裏側から排出されるそれぞれ5つの薬莢は
バルクレイスの背中から吹き出る閃光の衝撃によってすぐさま消え去った。
「ちょいなッ!」
素早く膝を引き戻し、熱と光の塊となった右拳を先ほどステークで撃ちぬいた腹部へ巻くり上げるように叩きつける
そのスピードとパワーによって軽く浮いたところに今度は体ごと捻って突き出される左の拳。
常にクラウンへと喰らい付く様に追随する、衝撃波に巻き込まれた車や建物が砕け吹き飛ぶ
返す刀で渾身の右、上から叩きつけるような左、さらに今一度下から打ち上げる腹部への一撃・・・
そしてその右掌に左掌を重ね合わせ、先ほど『世界から奪い取った』熱と光、エネルギーをこのゼロ距離で全て開放する。
「吹っ飛べ!」
無作為に打ち付けられる様に放出されるエネルギーは爆発に近い。
この場で陽炎が生まれたような閃光と熱、炎が包み、容赦の無い衝撃がクラウンを斜め前方へと吹き飛ばす
「こいつも持ってけ!」
上空へと吹き飛ばされたクラウンへその胸先を突き出した。
先ほど放出した熱が光が輪を描き、胸から展開された2つの半円に収束
それは赤い稲妻となって周囲を破壊し、エネルギーは大渦巻を描きはじめた。
「オーバースマッシャー!」
今だ天を舞うクラウンへと轟きとなってオーバースマッシャー砲が放たれる
悪魔の撃ち出した赤い柱は空気を焼き払い、クラウンを飲み込んで尚、雲を薙ぎ払う
「リミット解除!」
焼き、貫き、砕き、溶かす。暴君の連撃を締めくくる最後の一撃
燻り黒煙を撒き散らすクラウンの元へ、地面を砕きながら踏み切って飛び上がった。
「コード タイラントハート!」
膜となる空気の壁を1枚、また1枚と打ち抜いて加速。
機体へかかるGが許容限界に迫り、鈍いアラート音がコックピットに木霊する。
―――貫け、奴よりも速く!
さらに速くさらに鋭く、触れるならば塵どころか大気や光すらも切り裂く
真っ直ぐ広がる右腕のブレードに全てのエネルギーを込め、悪魔は道化へ襲い掛かった。
縮めた体を瞬間的に伸ばし、下から思い切り掬い上げるように・・・
「でぃぃぃやッ!!」
天を切り裂く、逆風の一閃が敵を貫いた
-
>>346
レオルードの剣は両の掌に捕まるも、レオルドの肩を黒い刃が食らいつき胸元付近にまで徐々に斬り裂かれる…
「何!?だが悪あがきだぜ」
更に押し切るべく、その出力を全てレオルドに向けた直後
>>343
レオルードの胴体は上下に二つに別れていた
火流羅が瞬間的に限界以上に絞り出した『気』の大量放出により可能にさせた太刀筋
その渾身の一撃がレオルードを捉えたのだ
「…ここまでか、だが忘れるな。影は…死ぬまで付きまとうってな」
レオルードの全身を黒い雷が駆け巡り巨大な黒い球と成り収縮を始めると剣となり
元のレオルドの剣の刃の部分が黒くなったソレは地面に向かい加速し突き刺さる
-
>>347
悪魔からの亜光速に達せられた凄まじいまでの乱撃
その衝撃は余すところ無くクラウンへ伝わり、打撃と斬撃を受けた周囲は
激しく膨張しマグマのように赤熱しぼこぼこと脈打つ
「…素晴らしい…!!」
膨張が最高潮に達したその瞬間
クラウンを中心に空間は収縮し、光の柱が天を貫く
半径にしておよそ1kmにも及ぶ衝撃波が半壊していた建物や自動車を吹き飛ばしていた
光の柱から声が響く
「これでこそ私の求めた勇者…いや、これはまさしく悪魔!もっと遊んで貰いたかったのですが…
『次』の公演を楽しみにしていて下さいね…ヒャハハハ!!」
笑い声と共に光の柱が狭まり消えると連邦軍の受けていた操作が解かれる
-
>>348-349
「くっ……なんて威力だ……」
『あれだけのエネルギー量を受けて吸収しきれず、破裂、かしら?
如何にも道化らしい最後ね』
衝撃波に吹き飛ばされる事もなく、しゃがんだ状態から立ち上がるレスボス。
見ればレオルードも倒したようだが……
「……これで、戦闘は終了、かな……」
ヘルメットのバイザーを上げ、一息つくラウディであった。
-
光の柱を確認するが通信機器からの音声は激しく乱れ機体も若干ではあるが揺さぶられる
恐らく核爆発以上に匹敵する何かが起こったであろう事は確かだった
そして時を同じくしてVFA-01の追撃は静まっている
―――確認を急ぐべきだな―――
ヒツギ達の方角へ機首を向け加速させる
痛々しく、荒れた街並みが眼下に広がり、交戦区域であるクレーターにはバルクレイスとレスポス
少し離れた市街地には…見慣れない鎧武者と人型の姿が
(もしかして、あれがレイナの言っていた?)
通信からは途切れ途切れの情報しか聞こえないが一応こちらからも拡声器による接触を試みる
>>343>>346
「…どうやら、上手くやってくれたな!ヒツギにラウディに…えーと
俺は伊豆基地預かり、レオンハルト。階級は中尉だ。君達は誰だ?」
-
>>349>>350>>351
「こ・・・このモーションパターン滅茶苦茶すぎ・・・」
地上に着地すると同時にバルクレイスはバランスを崩した
パイロットのヒツギは学生上がりで鍛え方が足りない上に、バルクレイスも長距離巡航を終えてきた身だ。
一瞬にしてエネルギーはすっからかんになり、最後の一撃で上に飛び上がる際にかかったGで全身が痛む
ゲシュペンスト改良型の試作機のモーションと
バルクレイス制作の際に参考とした特機に内臓されていたデータを組み合わせたらしいが・・・
「こっちはもう動けないけど大丈夫、回収してくれると助かる・・・」
口を動かしても少々痛むのか、たどたどしい口調と引きつった表情でそう答えるのだった
-
>>351
「・・・・・・・・・・・・・」
私は機体に搭載されたレーダーを見る。
ヒツギ達が戦っていた区域から凄い熱源反応だ・・・
モニターを見てみると、光の柱が伸びている。
スノウローズと戦っていた機体も、止まっている。
あの道化師・・・消えたのか・・・
「レオン・・・あれは私の部隊をやった奴よ。」
私はレオンの元へ向かう。
通信が途切れている。
「ごめんなさい、貴方には言っておかないといけないわね。
私は嘗て、ブルースやエド・・・そしてウォーレスと一緒に戦っていた。
戦って、太陽系の外で略奪活動を行っていた。」
これを言えば、レオンから反感を買うかもしれない。
でも、私はレオンには言っておきたかった。
私はレオンを信じたいんだ・・・
「私は宇宙海賊ブラディアロー、アフロボンバー・キングが率いる第48番隊・・・
別称“AKB(AfroBomberKing)48”の元戦闘員だった。
こんな私に街を護るなんて無理かもしれない。
でも、私はこの星が好きになった。
ヒツギやレオン、そしてレイナと出会ったからよ。
私、この星を護りたい。貴方達みたいな暖かい人が居るこの星を・・・」
結果的に、私は街を護ることが出来なかった。
街はボロボロになっている。私の戦い方にも原因があった。
でも、レオンは私に指示を出していた。
レオンは私を信用していたからだろう・・・
-
「あー、大気圏内でも熱量溜まってんな、さすがに」
『軌道からも茹だっているのが見えるわね』
状況終了を確認し、軽口もこぼれる。
>>351
「は、お疲れさまです」
クリアになった通信画面の中で、ラウディが敬礼を返している。
『そちらの新型、見させて貰ったわ。
ああ、私は軌道防衛艦隊のマデリーン・エッシェンバッハ少佐。今回の一部始終はずっと見てたわ』
三十前後らしい女性士官とも通信がつながる。
『で、味方アンノウンは……』
>>352
「あー、だろうな……」
こっちも回収待ちである。
-
>>352
「ヒツギ、あの道化師を追い払ったんだね。
流石は新型を転がすプロのパイロットと言ったところね。」
私はヒツギにも通信を入れる。
少し、口調がたどたどしいな・・・多分、口を痛めたんだ。
あの機体の機動力はパイロットにも負担を与えるはずだ。
-
>>351
「大丈夫か?」
[大丈夫とは言い難いですね、中枢部分をやられました。]
「おいおい、致命傷じゃん、この機体もヤバいぞ?」
[心配ありません、ナノマシンを作動させました。
時間がたてば徐々に直る筈です。]
「そうか。」
[まぁ私の所は後回しです、先に機体の修理に回しましょう。]
「おいおい、結局お前役立たずで終わったな。」
[次こそは活躍してみませす、でもしばらくはいなくなりますので。]
「んじゃそんときまでまつか。」
しばらくすると天井から駆動音が聞こえなくなる。
そしてなんとか生きてるモニターでレオルドの状況を見る。
「ありゃあ、ナノマシンがなかったら直せねぇぞこれ。」
破損部分には小さく光る何かがあった、おそらくこれがナノマシンだろう。
そこで呼びかけに気付き、スピーカーを入れる。
「あー、そこのラウディさんに言ったからラウディさんに聞いてくれ。」
-
>>354
「しかしなんだったんだあいつらは・・・何で攻撃してきたのかすら分からねぇ」
「むち打ち症になってるよなぁ、絶対・・・」
自分の体のことを考えると、背筋がぶるりと震えるのだった
>>355
「何とかなったぜ・・・ただまぁ、な」
被害状況は・・・と確認するまでも無かった、戦闘の爪あとも大きく・・・バルクレイスが破壊した建物も多い
「エミリーも無事だったみたいだな、良かった」
-
>>357
「市街地を護りながら戦うのは難しいわね。」
ヒツギに返事を返す。
あのコは、私の事を知っているのかな・・・
「聞いて、ヒツギ・・・私は嘗て宇宙海賊ブラディアローのパイロットだったわ。
ブルースやエドやウォーレスの仲間だった。
地球に降りる前、あの道化師の襲撃を受けて部隊は全滅して私だけが地球に落ちた。
そこで一人になった私をレイナが拾ってくれたの。
私は命の恩人であるレイナを護る為に戦うことにした。
それから、ヒツギやレオンに出会った。
この星には暖かい人が居るって知ったわ。私はこの星が好きになった。
こんな私でも、私を信じてくれる?」
ヒツギは知らないのかもしれない。
この事実を知って、ヒツギは私を敵視するかもしれない。
もしかすると、ヒツギは知らない方が良いのかも知れない・・・
でも、それを黙っておきたくは無かった。
自分を信じてくれている人に対して、隠し事はしたくないから・・・
-
>>348
「とりあえず、終わってくれたか・・・。」
はぁ・・・と大きな溜息を吐いて座り込む。
幾ら才能や体力が人並み以上とは言え、初の実戦だった上に相手は化け物じみた存在。
これで疲れるなと言うのは正直、酷な話であった。
(初の実戦にしてはよく動いた方かと思うが?)
「そりゃそうだろうがな・・・実際、これからは安芸だけの問題じゃなくなるだろ。これ・・・。」
少なくともあの化け物を何とか退けた自分と火流羅を安芸だけに留める気は連邦にも他んとこにもない筈だ。
しかも相手は未知数・・・あんな化け物がまだゴロゴロしている可能性が極めて高いと来ている。
「・・・鍛えなきゃな。今よりももっと強く・・・。」
(普通、恐怖で震えるところではないのか?)
火流羅の言に苦笑する。とことん安芸の為に動く事を前提としていた自分だが、普通なら恐怖で身動きも取れなかった筈なのだから。
「そう言えば、援護してくれた機体や方々に礼も言ってなかったな・・・通信機ないからこっちから連絡つけようがないし。」
余り得意ではないのだが、携帯買おうかな・・・と思案していると肉声が聞こえて来た。
>>351
「どうやら上手くやってくれたな!ヒツギにラウディ、えーと・・・。俺は伊豆基地預かり、レオンハルト。階級は中尉だ。君達は誰だ?」
・・・困った。さっきの承知の意は頭の動きだけで何とか示せたものの、今度は名前である。
『気』も相当消費しているので無駄に使いたくはない。通信機?そんなもん積んでません。
「どうしようか・・・んっ?」
少し壊れた文房具屋から、習字道具が顔を出していた。
「火流羅。」
(承知した)
短いやり取りと共に胸から外に出ると、習字道具で近くの和紙にこう書いた。
「私は毛利分家が長男、元鳳と申す。安芸を守る為に力を貸してくださった事、関係の方々に心よりお礼申し上げる」と。
-
>>352>>353>>354>>356>>359
>「こっちはもう動けないけど大丈夫、回収してくれると助かる・・・」
ゆったりと回遊しつつ速度制限によりAMへと可変する、バルクレイスの背後まで滑り込みホバリングする
>「あー、だろうな……」
通信が回復したのかヒツギに対してであろう相づちが聞こえる
「了解だ。まぁこのまま運んでもいいが…
動けない程ならキャリアーの到着を待つべきなんだろうな。
直に到着するが特機達はサイズ的に宙づりだな」
>「は、お疲れさまです」
クリアになった通信画面の中で、ラウディが敬礼を返している。
『そちらの新型、見させて貰ったわ。
ああ、私は軌道防衛艦隊のマデリーン・エッシェンバッハ少佐。今回の一部始終はずっと見てたわ』
三十前後らしい女性士官とも通信がつながる。
「改めて、レオンハルト中尉です。よろしく!」
敬礼もそこそこに状況を求める女性士官
『で、味方アンノウンは……』
肩から決して浅くは無いであろう傷を持つ機体と鎧武者の方へとズームする
「無事…とも言い難い…」
>「あー、そこのラウディさんに言ったからラウディさんに聞いてくれ。」
ようやくこちらに気付き返事をする
「いや、話せるなら自分で話しとこうよ。そこは」
ラウディに話足りない部分は在るはず、どう見ても悪人ではないが、こいつも何かを隠している。そんな気がした
そんなやり取りの横で鎧武者から降りる人影
(今、ズルッと出て来なかったか?)
文房具屋の道具を使い何か作業を行っている
和紙の方へズームすると見事な日本語で挨拶が認められていた
「…俺は終始、逃げ回ってただけになっちまったけどなぁ…」
元鳳に向かい機体で敬礼する
ヒツギと俺に個別回線が開く。まあレスポスには拾われるがやむを得ない
>「私は宇宙海賊ブラディアロー、アフロボンバー・キングが率いる第48番隊・・・
別称“AKB(AfroBomberKing)48”の元戦闘員だった。
こんな私に街を護るなんて無理かもしれない。
でも、私はこの星が好きになった。
ヒツギやレオン、そしてレイナと出会ったからよ。
私、この星を護りたい。貴方達みたいな暖かい人が居るこの星を・・・」
通信の後しばしの静寂の後に口を開いた
「………なん…だと…?」
「AKB…アフロボンバーキングなのにABKじゃない…だと?」
-
>>360
「あ、ごめん。アフロボンバーじゃなくてアフロキングだったわ。
48番隊の隊長はアフロキング・ボンバーよ。」
私とした事が・・・名前を間違えたようだ。
訂正の通信を入れる。
-
>>356
「えーと……?」
『……伍長、その機体を確保しなさい。色々聞きたいから』
「ん……了解」
少し考え、外部スピーカーを使う。
「えーと、シュートとか言ったな。飯にしようか」
ユーティライネンから総突っ込みが入った。
>>357
「その辺は、雲の上の人が考えてくれるよ」
>>358
『ほう……』
「へぇ……」
>>360
『色々聞きたいけどシュナイダー中尉、貴官も彼女の事情を知らなかったようね?』
画面の中のエッシェンバッハの表情が微妙に変わった。
『それはそれとして、レオルドなる機体の確保を……そう言えばあれのパイロットもシュナイダーを名乗ってたわね?』
>>359
「あ、毛利公爵家の方ですね」
ズームで和紙の文字を見て、達筆故にラウディには読めないので軌道艦隊の日本人に読んで貰うという手間をかけ、スピーカーで返す。
「おそらく、その特機……長機人?何を……ああ、とにかくそれについて、然るべき者が話を伺いに……なんか、もうすぐ来ると上層部が申しております」
間に挟まれた下士官の苦悩であった。
-
>>362
「・・・・・・・・・・・・・!!」
話を聞かれていた・・・!!
あの二人は話を聞く限り、軍隊の所属・・・!!
地球軍は私の事を良く思っていない・・・
私を捕まえに来るか・・・もしくは・・・
-
>>358
>こんな私でも、私を信じてくれる?
「・・・」
目を瞑って考え込む、そうしてから口を開き出てきた言葉は・・・
「そっか」
なんともあっけない言葉、だがそのトーンは批難するわけでも無視するわけでもない
どちらかといえば納得したような、受け入れた様なすっきりとした声だった
「俺は信じる。誰かを助けようとした人を、自分を助けようとした人を信じろ・・・っておばあちゃんが言っていた」
>>360
>ゆったりと回遊しつつ速度制限によりAMへと可変する、バルクレイスの背後まで滑り込みホバリングする
「あんがとレオン、こりゃ道端に下りたら回収用の輸送機が来るまでお互い待機だな・・・」
エクセリオンも相当無茶なことをしているんだろう
思ったよりは揺れないが、この状態で機関するのは無理だ。
「・・・あんたは知っていたのか、エミリーのこと」
-
>>360
「今はちょっと無理、機体の破損率が高くてな。
マトモに動けん、後10分辺りすれば動けるようになるから。」
>>362
普通の人ならそこで怪しむだろうがシュートは。
「焼肉を食べに行こう、アンタの奢りでな。」
-
>>365
「あー、肉か……血の滴るようなステーキが喰いてぇなァ」
コクピット内のラウディは払いを上に回す気であり、ユーティライネンでは会計をどう処理するかで無言のバトル。
>>363
軌道上ではともかく、ラウディ個人はエミリー=エネミーみたいな直結した思考はしていない。
何故なら……
-
>>363
バルクレイスを人型と元鳳と名乗った人物の超機人の見える位置へと降ろす
「エミリーもこっち来てくれ」
>>364
「俺か?んー…」
ヒツギの質問に対し適切と思われる言葉を選択する
「俺自身は病室でお前とレイナ嬢が聞いていた所までしか知らないな
もっとも、エミリーに対する質問について聞いているなら
知り合いに用心深い奴がいるって事だ」
(この人物はヒツギも知っているかも知れないが)
>>362
>『色々聞きたいけどシュナイダー中尉、貴官も彼女の事情を知らなかったようね?』
画面の中のエッシェンバッハの表情が微妙に変わった。
「…細かい所はねぇ。それよりえっさん少左
ファミリーネームだと堅いからレオンでいい」
>『それはそれとして、レオルドなる機体の確保を……そう言えばあれのパイロットもシュナイダーを名乗ってたわね?』
「うーん…何シュナイダーかで随分違うぜ
俺の生まれはドイツだがシュナイダーさんは割と居るしな…」
>>365
「さーて、そんな訳でどこの何シュナイダーさんなのかな?」
通信は何故か通じない面倒な奴だ
>「今はちょっと無理、機体の破損率が高くてな。
マトモに動けん、後10分辺りすれば動けるようになるから。」
「…いや、質問の返答じゃないから、それは
もう一度聞くが、どこのシュナイダー?」
-
>>367
「解ったわ・・・直ぐに行く。」
私は機体を動かし、レオンの下へ向かう。
-
>>366
「何を言っているんだテメェ?
肉はちゃんと火を通さないと危ないぞ?
血なんかついてたら腹壊すっての。」
どうやらシュートは胃が弱い方のようだ。
>>367
「何処で生まれたかは忘れた、シュート・シュナイダーだ。」
レオルドで右手を差し出す。
-
>>367
少佐『えっさん……ファミリーネームをそんな風に省略するのはどうかしらね……
じゃあ、私もマデリーンでいいわ。ちなみに既婚者ですので』
画面の中の彼女はいささか表情が引きつっている。
ラウディ「そりゃ、僕らもドイツだし、たまたま同姓なだけだろうとは思ってるけど……」
相対したラウディにしてみれば、関係者とは到底思えない。
>>369
ラウディ「……って、肉の焼き加減の話はともかくさあ……」
(細かい事考えるのイヤになりました)(まだ投げ捨てちゃダメよ)
画面越しのアイコンタクトで泣きが入りました。
>>全員
少佐『さて、そろそろキャリアが到着する頃でなくて?
イワクニの基地に搬送する手筈で決まりそうなんだけど……』
-
>>360
こちらに向かって敬礼する機体を見て、元鳳は苦笑する。
自分はただ、故郷を護りたくて剣を取ったまでの事であり褒められる事もないと言うのが内心の見解だからだ。
「まぁ無事・・・とは言えんが。」
と、今度はスピーカーから肉声が届く。
>>362
「とにかく、その特機・・・超機人?何を・・・ああ、とにかくそれについて、然るべき者が話を伺いに・・・なんか、もうすぐ来ると上層部が申しております」
超機人・・・確かに人智を超えた、信じられない技術で造られた人型の機械。
「成程、相応しい呼び名だな・・・。」
ゆっくりと瓦礫に腰掛ける。
今回の事で安芸もかなりの損害を受けた。
毛利家とてそれは例外でなく、未だ混乱もあるだろう。しかし・・・。
「・・・乱世到来、か・・・。」
恐らく自分と火流羅も連邦の基地なりに身を預けられるだろう。
それが妥当な判断だ、と思う。何より相手も自身を斬った存在を野放しにはするまい。
そんな事をするのはかなりの実力者か、でなけりゃ考えなしの阿呆のどちらかである。
(・・・これからの乱世、共に戦い抜こうぞ)
「ああ・・・。」
肺に溜まった空気を吐き出し、元鳳は天を見上げる。
「これからは退屈と言う言葉は使えなくなりそうだな・・・。」
遠くからキャリアの音が聞こえる・・・。
戦いはまだ、始まったばかりだと言う事実を告げるかのように。
-
>>367
>知り合いに用心深い奴がいるって事だ
「そっか・・・」
少なくともヒツギより先に知っていたならエミリーが単独で戦場に入ることは無かったはずだ。
立場的にいえばレオンは言わば監視役、万が一を考えてヒツギよりもエミリーに付くだろう
正規の軍人であるレオンは知りえた情報を上に伝える必要がある。
だがもし、軍部がエミリーの立場を知ったらどんなことが起きるか・・・
「エミリーはきっと俺達を信じて伝えてくれたと思うんだ、裏切らないでやってくれ」
>>370
>さて、そろそろキャリアが到着する頃でなくて?
>イワクニの基地に搬送する手筈で決まりそうなんだけど……
「やっとか、シートに座りっぱなしで足腰ががたがた言ってたんだ」
ホッと安堵の息を漏らした
-
PT用の大型輸送機が部隊の中心まで移動し着陸体制に入っている
「弾薬よりエネルギーがヤバかったな…俺もまだまだだな…」
>>372
>「エミリーはきっと俺達を信じて伝えてくれたと思うんだ、裏切らないでやってくれ」
ヒツギへの応答の代わりに通信を入れる
>>368
「エミリー!被弾してる所悪いんだがバルクレイスを担ぐから左を頼む」
バルクレイスの右腕を取り機体を滑り込ませる
「さぁヒツギ!この後はお待ちかねのバナナを食わせてやる」
>>370
「じゃあマデりんと呼ぼう。ラウディ君、後でちょっといいか?」
>>369
「ま、いいさ。それからラウディの血の滴るってのはレアステーキの肉汁の意味で火の通らない血とは別物だ
それより損傷がひど…ん?」
レオルドの異変に気がついた
-
>>370
「そうだな、どうでもいいか。」
>>373
「いや、レアステーキのせいで腹をぶっ壊したことがあるんだ。」
嫌な思い出でも語るかのように言った。
(できれば焼肉食いたいけどそのあとに機体の事聞かれるの面倒くせぇな。
幸いナノマシンで機体の損傷も大体直ったし、エネルギーも自動充電式みたいで
マンタンになってるし、運び屋っていう点を使って逃げるか。)
そう思うと、機体をシャトルモードにさせる。
「よし、エンジンは大丈夫だな。」
そう言うとおもむろに携帯電話を取り出し、ある音を出す。
〔ピロロロロロ、ピロロロロロロ〕
そして通話ボタンを押す。
「は〜い、運び屋シュートさんで〜す、……了解しました、直ぐそちらに向かいます。」
わざとスピーカーをオンにして言う。
>>ALL
「わりぃ急用が入った、仕事でな、また今度会えたらな、グッバイ。」
そういきなり言うと緊急発射装置のボタンを押す。
そしてシャトルのジェットが一気に加熱し、そのまま猛スピードで去って行った。
-
ラウディ「あー、あの道化のせいで更地が出来たもんな……」
そうでなければ、VTOLとはいえ大型機が降りてこられない。
>>373
少佐『……イントネーションがおかしいようね……』
そろそろへそが曲がりそう。
『まあ、本艦は監視任務をライムンドゥスに引き継ぐわ。
次に何か起きるとしたら、その次のカックラキンあたりがデータリンク支援するんじゃないかしら?』
「ト・ミー級の命名はフリーダムですね……」
「……あ、まあ言いたい事はいっぱいでしょうしね。
自分で良ければ」
レオンに頷いた。
>>371
「えー、それでですね、出来ればその機体と一緒に、我々に同道して頂きたいのですが」
スピーカー越しにお伺いをたてる。
貴族社会の末端で生まれた身なので、無理強いは出来ずにいる。
また上層部も、無理に拘束や接収はしない方がいいと判断したようだ。
>>374
「あー、それで……え?」
何やら機体が変形、電話中みたいな会話が聞こえたかと思うと飛び去った。
「……って、逃がすかっ!!」
とっさにロックオン。しかし敵味方識別が一時的に味方扱いしてあったせいでターゲッティング出来ず、レスボスからはロスト。
-
>>373
「うん!」
良かった・・・レオンは私を信じてくれてる。
信じてくれなきゃ、こんな事を頼まない。
私はレオンの指示に従い、機体を動かしてバルクレイスを担ぎ上げる。
-
>>375
「えー、それでですね、出来ればその機体と一緒に我々に同道して頂きたいのですが」
二枚目の和紙に大きく「承知」と書く。
実際、元鳳にしても願ったり叶ったりである申し出であった。
残り少ない火流羅の「気」では連邦基地までの距離はとても歩けない。自然界の「気」を取り込んでも充分に動けるまであと半日はかかる。
それならば大型の輸送機に乗せてもらった方が移動と話の手間が省けて助かると言うもの。
更に言えば元鳳個人の思惑として、安芸を救う為に共に手を貸してくれた戦士達の顔を見て礼を言いたいと言う願望もあった。
唯一の懸念は火流羅を力ずくで奪われる場合だが、そもそも毛利の「血」によって動く機体。
持っていったところで毛利の血を持たぬ人間では起動すらままならず、ただの木偶人形である。
「・・・さて、安芸を守る為に共に戦ってくれた方々はどんな人々なのだろうな?」
困難は在れどまだ見ぬ未知への期待とは、こうも胸が躍るものか。
若干16にして未知を知った元鳳は、決めていた。
いずれ安芸に戻り、毛利家を継げるように・・・この旅路にて己を鍛えんと。
荒く、硬い長切ではなく・・・人の手によって蘇る天切となろうと。
-
>>377
元鳳が同道してくれるとわかり、安堵するラウディ。
かくして五機はキャリアに乗り込み岩国基地へ、姿を消した機体については別途捜索の手が延びるが別の話。
……そして。
????「行ったか……毛利の超機人、伊豆の試作機に宇宙海賊……次は何が出るか……」
主戦場となったエリアから少し離れたビルの陰から、一機のPTらしき影が姿を見せ、そして人知れず去っていった……
-
そのころ、ユウセイは基地でコーヒーを飲みながら研究所に行くために
戦闘機のスタンバイを待っていた
-
【岩国基地】
石国基地はてんやわんやだった、噂の新型に見たことも無い機体たちが列を成してやってきたのだ
そんな好機の目に晒されながらヒツギはぐったりとしていた。
本格的な戦闘による肉体と疲れ、使用したモーション等のデータ回収・・・と
行ったのは一時的なデータの回収、本格的なものはきちんとした担当が居なければ行うことは出来ない。
データをまるまる移したといっても過言ではない大雑把な物だ
「・・・早く帰りてぇ」
伊豆基地から緊急発進したこともあり、色々と放置してきている。
元の服は当然伊豆基地にある、運よくぴったりのサイズの予備制服がありそれを着込むことになったのだ
そういえばと、ポケットに突っ込んだタブレットの電源を付け直した。
取り出して着信履歴を確認する・・・当然誰からも連絡は来ていない
「ま、当たり前か」
-
>>378
――居住エリア――
エミリーにヒツギの付き添いを頼む体で引き離し、ラウディと思しき人物とドリンクを飲んでいる。俺はスポーツドリンクだ
ドリンクのストローを開けたところで語りかける
「あれだけヘビィな戦場の後で聞く事じゃないんだが…
ここ最近、動きの派手なカーマイン財団をどう思う?」
彼等は連邦の正規軍。『今後』の為にも少しでも情報が多いに越したことはない
-
少佐スタンバイ終わりました
了解すぐ行く
席を立った瞬間>>380-381の奴らが見えた
まぁ、いずれ会うだろうそう確信していた
ハヤミ ユウセイ スカイストライク 出ます
ユウセイは京都にあるアスト研究所に向かった
-
「あー、レポートどうしよう……」
軍隊という怪物の体内には書類という血液が流れている。
ラウディ・クーリマンが軍人である以上、出撃したからには報告書を提出しなければならないのだが、出撃した場所と帰還した場所が違うのでどうしていいのか……
>>381
「カーマイン……一介の下士官に分かる事と言えば、宇宙軍にも売り込みをかけているとか、そのくらいですね」
コーラをすすりながら、答える。
「少佐の夫が別のメーカーの人間なんで、そっちに連絡付けば大概の事は分かると思うんですが……
何か、気になる事でも?」
伊豆の事件までは知らないので、反応が鈍い。
「……難しい事は全部上に丸投げしたいけど……ダメっぽいな」
視線の先に、一人の女性士官がいた。
「レオンハルト・シュナイダー中尉にラウディ・クーリマン伍長ね?
連邦軍法務局からきた査察官のエレミーラ・タイデグリー中尉です」
-
>>380
「お疲れ様・・・」
レオンにヒツギの付き添いを頼まれた私は、私服である白スーツに着替えてヒツギの元へと向かう。
やはり、テストパイロットか。かなり疲れているみたいね・・・
「直ぐに慣れるよ。ヒツギも飲む?」
パイロットとして経験の浅いヒツギにとって、遠征地での実戦は流石にきつかったんだろう。
私は缶ビールをヒツギに渡す。
-
その少し前、京都大学。
「……はい、あ……ウィルマース博士はしばらく戻りませんが。
え?超機人らしき機体?
はい、はい、分かりました。連絡がつき次第伝えておきます……いえ、ちょっとした僻地なので……」
-
>>383
(まぁ、普通はこんな反応か)
「いや、君の上司の誰かが、その名前を出すときの機嫌は…」
そう言いかけた直後、ラウディの視線に気付く
>「レオンハルト・シュナイダー中尉にラウディ・クーリマン伍長ね?
連邦軍法務局からきた査察官のエレミーラ・タイデグリー中尉です」
(法務局…か、少し慎重にあたるべきか)
「ああ、レオンです。捜査官…探しているのは例の超機人かな?」
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>>386
ラウディ「……現場レベルじゃ、納品されてからですよ。メーカーが話題になるのは」
つまりはその程度の認識。
タイデグリー「……捜査官ではなく、査察官です。
まあ、捜査官や監査官の任務に就く事もありますが。
……それだけじゃないわ?」
レオンの瞳を見つめて。
「超機人、そして毛利家のボウヤは出自がしっかりしている分、優先順位が低いの。
それよりは逃亡した所属不明機、そして彼女ね」
そこで、言葉を切った。発言を促すように相手の瞳を見つめ直す。
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>>387
逃亡したのはレオルドとして…
「彼女…さてね。レスポスが拾った程度の事しか聞いてはいないが…
だがレオルドの探索なら恐らく容易だ
もっとも極東支部に配属されてるゼロワンを幾ら出せるかによるが」
ドリンクのストローを吸い上げる
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>>384
>「直ぐに慣れるよ。ヒツギも飲む?」
差し出された飲み物へと手を伸ばしかけ、それが自分が飲むには分不相応な物だと気がついた
「ビールは飲めない、っていうか基地内に酒持って来るなよ」
渡そうとしているエミリーの手を逆に押し返したす
レイナから連絡が来ているかもと思って取り出したタブレットをポケットに滑り込まる
「エミリーこそ大丈夫だったのか?聞かれてたんだろ、あの話」
あの話とはおそらくエミリーの身の上の話だろう、ラウディが通信を傍受していたのだ
何らかの事情聴取があったと考えてしまうのも頷ける
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厳しい戦闘を終え、ヒツギやレオンハルト達が岩国基地にて出迎えを受けていたころ、レイナ・カーマインはよくわからないが……鹿と戯れていた。
【奈良公園】
「……くっくっく。闇の使い魔ケルベロスよ。遠慮せずとも今日は馳走だ。ニンゲンどもを魂の一欠片まで貪り尽くすがいいわ」
不気味に笑いながら、訳の分からない痛い事を言っているが
端から見れば、純真無垢な帰国子女のお嬢様が鹿用せんべいをやって、鹿と楽しくふれあっている微笑ましい光景であった。
レイナ・カーマインと数人の使用人達は新たなヴィジョンに従い奈良を訪問していた。
あの時、病院にてヒツギ達の広島行きを予知したすぐ後の事。
何者かに呼ばれる様なささやきと強烈なヴィジョンを垣間見たレイナは、無理を通して強引に退院。お付きの者を引き連れ、すぐさま奈良へと足を運んだのであった。
(超機人。私のこのルナティック・レッドアイズが見せた未来のヴィジョン。……メグ、あなたはやっぱり賢しい子だわ。流石は私の見込んだ狂気の魔女。あの子の持論は正しかったわ)
『遺跡に向かう愚者の手から太古の宝具を死守せよ』これが今回の予知内容である。
太古の宝具とはどんなものか?定かでは無かったのだが、レイナの盟友である考古学の“幼き”権威が提唱するには古の奈良の地には超機人なる超古代兵器が眠っている可能性が有るそうだ。
それにレイナの予知も合わさって一気に現実味を増したその超機人という兵器の存在。
そんなものが解き放たれれば一大事である。ましてや、使い方の下手な馬鹿な連中の手に渡ればそれ以上ともなる。
レイナとしても宇宙海賊や反政府組織にはもちろん最近頭角を現し始めている連邦軍のあの組織にも渡すつもりは無い。
「安芸の方もそろそろかたがついたでしょう。念のため、我が闇の眷属達を召喚しておこうかしらね♪♪」
パチンと指を鳴らすと、使用人の一人が携帯電話を持って馳せ参じた。
レイナは不敵に笑みを浮かべながら、キーを操作する。どうやらメールを作成している様だ。
>>380
【そういえばと、ポケットに突っ込んだタブレットの電源を付け直した。
取り出して着信履歴を確認する・・・当然誰からも連絡は来ていない
「ま、当たり前か」】
ヒツギがタブレットの電源を入れるのを待ち構えていたかの様なドンピシャのタイミングで一通のメールが送られて来る。
『今すぐに眷属達を連れて奈良に来て。
魔獣ケルベロスと共に待っているわ』
絵文字も使わない無愛想な短いメールが送られて来ている。
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>>389
「うん・・・あの話を聞いた奴が、私に刃を向けた場合・・・私は全力で抵抗するつもりよ。
まぁ、詳しい事は聞かれなかったけどね。」
全力で抵抗・・・つまりは戦うと言う事だ。
「あ!ヒツギ・・・メール着てるよ。レイナからだね」
私はビールを飲みながらヒツギのタブレットを覗き込む。
眷属って言うのは私と・・・レオンかな・・・
「魔獣ケルベロス・・・ケルベロスがどんなのかが解らないけど、魔獣って言うんだから、凄い怪物が居るんだね。魔境かな・・・」
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「で、伍長、報告書は?
まだ?なら至急作成して、私に提出しなさい。
それと、ヒツギ君?彼にも出させて。書き方がわからないようならあなたが教えてやる事」
ラウディを追い払い、二人だけになる。
>>388
「レオルド……あれを追うのは軌道艦隊が見ているから、あなたが今更気にするまでもないわね。
もっとも、彼らがどう対応するかは分からないけど」
僅かに目線を逸らして。
「あれのパイロットがあなたと同じ姓を名乗っていたのも偶然でしょう。
たとえばあなたのファーストネームはドイツ系なのに彼のは英語系なあたりからも関係性が低い事は推測出来るわ。
もっとも、純然たるドイツ人なのに英語系なマデリーンもいますが」
ドイツではマグダレーナが普通である。
「そんなわけで、残っているのは彼女の事よ。
ああ、彼女次第では亡命者として扱ってもいい、私はそう考えているわ」
また、目線を合わせて。
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「497,498、499・・・500っ!!」
岩国基地の中庭のような所で元鳳は素振りに励んでいた。
確かに力の増大は急務だが、基本を疎かにするのは愚の骨頂。
基本があるからこそ応用が利き、それが土壇場で自らと同胞を支える背骨となるのだ。
「・・・ふぅ、よく汗をかいた。そろそろ飲み物でも・・・。」
そう言い、ハタと気づく。
さっきまでベンチの上に置いてあった筈の高級玉露茶入り瓢箪が、なくなっているのだ。
「・・・割れてしまったと言う訳でもなさそうだが・・・。」
さて、どうしたものか・・・金は送られて来る手筈になっているし、手持ちも少しはある。
だが、ここは安芸ではない・・・要するに元鳳、金はあれど自販機の場所を知らないのである。
「こんな事なら、案内頂いた軍人の方にもう少し内部を見せて貰うべきだったか・・・。」
後悔先に立たず、と言う言葉を実感して溜息を吐く元鳳であった。
(ついでに瓢箪はこの後、ベンチの下に落ちてるのが見つかった。)
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>>390
人間が聞けば不気味な言動でも、鹿たちは、畏れない。
単に言葉が分からないから、ではない。
その本質を嗅ぎ分け、たとえば暴れ鹿に戦いを挑むどっかの謎の先輩みたいな存在ではないと分かるのだろう。
【閑話休題】
ふと、そのうちの一頭がレイナの袖をくわえた。
鹿たちが、彼女を大仏殿に導こうとしている……
《……我らが声を受け取る“耳”成す娘よ……》
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>>392
ミラーシェードから視線を感じるが、当然その表情はこちらからは計りようがない
「まぁ、彼女については実際に会って話す方が早いかも知れない
少なくとも彼女自身は略奪には向いてないのは判るさ」
ドリンクを置きエレミーラを見据えて続ける
「敢えて俺に話を聞きに来たその理由を聞かせてくれるかい?」
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>>393
「あ、こんなところにいたのですか、フォン・モウリ」
たまたま通りがかり、声をかける。ドイツ風に。
「申し訳ありません、なにぶん立て込んでまして……
あの機体の事などおそらくは弁護士を通すのではないかと……軍の法務局から人が来ましたし」
これはラウディの推測に過ぎないが、元鳳が望むならそうなるだろう。
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>>395
「そうね……あの会話を聞く限りはそうかもしれない」
目線を外す事なく。
「伊豆の戦闘記録もざっとだけど見たわ。
分析担当官はそこに悩みを抱えていると指摘し、私も同意したの。
ただ、敵では無いにせよ確実に味方だとも言えない、それが、まずあなたに話を聞こうとした理由の一つ目」
指を一本立てる。
「彼女と関係があるらしいレイナ・カーマインが無理矢理に退院し、近畿に向かったわ。
我々にはその意図が掴めない以上あなたを頼るくらいしかないのが二つ目」
二本目を立てる。
「そして、三つ目は女の勘、という奴ね」
三本目を立てながら。
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>394
完成まで、まだ時間があったので、思い切って奈良公園まで足を延ばしてみた。鹿せんべいを買ってさぁ、戯れようと思った瞬間、変な光景を見た。
その状況を見ていたユウセイは
「何だあの状況、鹿?何だろうあの子たち戯れてない、しかもどこかに連れていこうとしてる。怪しい。」
ユウセイは己の感を信じてその子たちにこっそりついていった。
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>>397
(へぇ。査察官の、でなく…と言うことは彼女は直接、連中とは関係ないと見てもいいか…とは言え奴等の間接的な差し金で無いとも言い切れない
だが今一番の問題は…)
彼女の指の動きを追いながら応える
「彼女の意図…か。それはこちらが聞きたいが今の話が本当なら法務局も計りかねている?いや、そんな事より」
スーツのジッパーをあげ身支度を整えると
「…休んでいる場合じゃなさそうだ。ただ、俺の勘が正しければ、その女の勘はレイナのソレと近いかも知れない」
エレミーラを残して格納庫へと足を向ける
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>>399
「レイナ・カーマインの“予知”ね?
私と彼女の共通の友人であるドクター・マーガレット・ウィルマースがちょうど京都大学にいるので詳しく聞きたかったのだけど、捕まらなかったのよ……私自身はレイナ・カーマインを知らないし……」
レオンを追いながら。
「……で、あなたは彼女の“予知”の内容を“推理”したようね。
動く必要がある、と」
つまりは、レイナこそが注目すべき存在であるか否か、だったのだ。
「レイナ・カーマインはカーマインでない、だから経済クラスタの論理は当てにならなかった。
なら、何をもって彼女を語ればいいのかしらね?」
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>>394
「……うん?どうしたオルトロス?」
レイナと戯れていた鹿の一頭が急にレイナのフリルの袖をくわえて引っ張った。何処かへと連れて行こうとしている様にでも思える不思議な行動である。
そうなれば、流石のレイナ嬢も少しは慌てるというもの。
更に……
《……我らが声を受け取る“耳”成す娘よ……》
なにやらレイナの頭の中に声が響く。目の前の鹿が話した様にも思えた。
それはどうやらレイナにのみ聞こえているのだろう。お付きの使用人には聞こえていない様だ。鹿が喋るなど何を言うのだと首を傾げている。
「ふふ……くっくっく。私には見えているし、聴こえているのよ。デビルイヤーは地獄耳と言うでしょう?……きっとこのオルトロスに導かれ私は宝具と遭遇する」
ニヤリと意味深な笑みを浮かべ、鹿の群れに先導されて行くレイナ。と思い付きで動くフリーダムな主に振り回されるかわいそうな側近であった。
興味がそちらの方向へ向いたが為に、たった今、ヒツギ達を無理矢理召集していたのをすっかり忘れている事が気がかりだ。
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>>401
「あら、どうしたのレイナ?
鹿さんにモテモテなのね……野生の動物は人の善し悪しが分かるってホントだわ♪」
不意(?)に声をかけたのは、レイナの旧友或いは悪友、マーガレット・ウィリアム=ウィルマース。
超機人研究のため京都大学考古学部に籍を起き、この奈良に調査に来ていたのだ。
この二人の出会いに立ち会ってしまった側近達が、足掻きだす。
おそらく、何とかして二人を止めないと大仏を超機人として扱うなど、名状し難いトラブルを引き起こしかねないからだ。
鹿達も、二人の出会いによりほんわかと淀んだオーラに距離を取る。
「私ね、これから超機人の調査で二上山に行くの。
一緒に来ない?」
この奈良市における最悪の事態は避けられるかもしれない。
でも、太子町と當麻町の皆様、御免なさい。
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>>390
>ヒツギがタブレットの電源を入れるのを待ち構えていたかの様なドンピシャのタイミングで一通のメールが送られて来る。
ポケットに仕舞おうとしたとき丁度ライトが点る、そして小さな音楽がスピーカーから流れ出した
「もしかしたら」とほんの少しの期待を込めて画面を見る
差出人は・・・「レイナ・カーマイン」、画面に指を当ててすっとスライドさせる。
ヒツギはほんの少し高調感を感じながら、そして無駄に緊張もしていた
ぺろりと液晶内の風景がめくれ、届いたメールの内容が・・・・・・
>『今すぐに眷属達を連れて奈良に来て。
>魔獣ケルベロスと共に待っているわ』
「・・・ケルベロ?」
素っ頓狂な声が思わずヒツギから漏れて出てくる。
労いでは無く催促のメールだったが、それは早く帰って来いでは無かった
デートの誘いかとも思ったが周りの皆も連れてこいとのこと、しかも伊豆の病院じゃなくて何故か奈良
ケルベロスは恐らくは比喩だろうが・・・んなものが奈良にあっただろうか?
>>391
>「魔獣ケルベロス・・・ケルベロスがどんなのかが解らないけど、魔獣って言うんだから、凄い怪物が居るんだね。魔境かな・・・」
「むしろ奈良は正反対の仏界の筈なんだが・・・とりあえず行ってみるっきゃないよな」
ずいっと画面を覗き込むエミリーが見やすいように上体をそらす
そしてレイナの連絡の通り、仲間を連れて向かうべきだろう
「よっし、レオンを探そうぜ」
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