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戦場スレpart1

322元鳳 ◆LrBYZIhU4E:2012/04/10(火) 08:16:12 ID:yT9FIGMw
>>318
「変異したと言うのか・・・?」
(変異・・・と言うよりもあの機体自体の能力みたいなものなのかも知れんな。)
軽く驚いていると、火流羅の冷静な補足が入る。
戦った相手を模倣する・・・口で言えば「それだけか」で済むが実際は言う程簡単でもない。
何より機体自体の特性が変わってしまえば、その機体性能の急激な変化にパイロットの身体が追いつかない。
にも関わらず、あの機体は軽々それをやってのけた。それだけでも凡百の将兵より修羅場を知る強者である事の証明になると言えた。
「さて・・・どこを攻めるか?」
そう思案していると、肉声が届いた。
>>320
「おい、そこのアンタ、こっちはあんま戦えないから前衛に行ってくれないか?」
「承知致した。」
名前を呼ぼうにも向こうも名乗ってないのでどうにもならない。
(まぁ、今すぐでなくとも問題ないか。この戦いを超えてから改めて名乗れば良い)
そう結論付けるが速いか、元鳳は変異した機体に向けて火流羅を走らせる。
(狙いは?)
「肘か膝だ。」
火流羅の問い掛けにあっさり答える。
何故なら並々ならぬ装甲を有していたとしてもそこは人型機動兵器にとってその装甲を「張れない」のだから。
駆動部分はその特性上、どうしても多岐に渡る動きを可能にする為に装甲を薄くせざるを得ないのだ。
「本来なら首を狙うのが最良だが、まずは奴の動きを封じる。」
(そうすれば奴の眼を集められる・・・民が逃げるだけの、時間を稼げるか。)
「そう言う事だ。」
輪刀を構え、最速の動きをもって狙いを定める。
狙うは右腕の肘・・・。




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