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戦場スレpart1

337元鳳 ◆LrBYZIhU4E:2012/04/12(木) 22:09:37 ID:gHRHyVfI
>>323
「凄いな・・・。」
元鳳の口から零れたのは、素直な称賛だった。
決まったと思った。
速力も重量も申し分なしの一撃。右腕を取れる、と・・・。
だが現実は違う。相手は何と腕を上げ、二の腕を締めると言う方法で止めてみせたのだ。
「・・・てめぇも俺の自由を奪おうってハラか?ならお前も敵だ」

・・・今、こいつは何と言った・・・?

敵と言う部分は認めよう。事実、こうして刃を交えた以上はその認識に誤りはない。
だが・・・「自由」だと?
迫る一閃、轟音を伴ったそれを空いている左腕の腕甲で受け止める。
衝撃が走る、が元鳳の思考は冷静に「怒り」を紡ぎだす。
「・・・ふざけるな。貴様の自由の為に、関係ない人々を巻き込んだと言うのか!?」
罪のない女子供、老人・・・この襲撃でどれ程の命が失われた事だろう。
この襲撃でどれだけの人が失い、それを取り戻すのにどれだけの年月を必要とすると思っている?
「罪もない、殺される謂れのない人々を・・・そんな事の為に!!」
理解出来ない・・・いや、理解したくない。
自分の為に関係のない人間を巻き込み、その命を奪う奴など・・・野放しには出来ない!!
距離を取り、再び対峙する。
「貴様にこれ以上、奪わせない!!愛する安芸を、民を・・・絶対に守り抜いてみせる!!」
吼えると同時に再び地面を蹴り、機体へと迫る。
(右腕の二の腕にもダメージはあった筈・・・だがこちらも左腕にダメージを負った。)
だが挑む。こちらが攻勢でいればそれだけ、民を守り抜く事に繋がる。
紛れもない強敵、なれど安芸を救う為に避けて通れぬ敵。
軽やかにビル群を抜けた先で、火流羅は更に「加速」する。
足に溜めた「気」を爆発させ、音の越えたその先の速度の斬撃・・・「壱式・断」にて狙うは。
「今度こそ貰うぞ・・・その右腕ぇ!!」

元鳳は吼える。愛する故郷の為、民の為に・・・今はただ刃となって駆け抜ける。
(気力125、HP85%、EN80%)




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