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戦場スレpart1

303 ◆F5.TEtRoEM:2012/04/06(金) 20:42:36 ID:cGBCPan.
市街地に降り注いだミサイルの雨。
燃え盛る炎の中で、人々はパニックに陥っていた。

「何で連邦軍が撃ってくるんだよ!」
「あいつら、宇宙海賊とつながってるんだ!」
「どっちに逃げればいいんだ!」
「助けて!誰か助けてください!この下に娘が!娘がいるんです!」
「うわあああああ崩れる!崩れてくるぞ!」

救急隊も警官隊も消防隊もまともな指揮系統がつぶれ、人々は右往左往し、年寄りや子供は容赦なく逃げる群集に踏み倒される。
さながらそれは地獄絵図だった。

その中にある極々普通のビル。
何の事はないそのビルの、正規の手続きを踏んで購入された一区画。
「清掃業者」という名目でその区画に陣取っているある一団が、静かに、行動を開始していた。

「こちらオルゴイコルコイ、アンノウンの数は2つ、連邦軍機の操縦を奪い市街地を攻撃中。甚大な被害が出ている、どうぞ。」

清掃業者にはおおよそ似つかわしくない大型の通信機に向かって話すのは、その清掃業者の社長である。
周囲では受付嬢と作業員、全社員5名が待機し、社長の会話に耳を傾けている。
この大型通信機はもともとここにあったものではない。
つい先ほど、掃除機やクリーナーに巧みに組み込まれた部品を組み立てられて作られた物である。
また、社長も社員達もこの有事にまったく動じた気配はない。
そして何者かの襲来までどこにでもいる凡人の雰囲気をまとっていた彼らが今放つのは、特別な訓練を受けた特殊工作員のそれ…。

『こちらモスマン、了解。別名あるまで監視任務を続行せよ』
「了解」

社長は通信機の向こうからの命令に応じ、無線機をおいた。
その後、彼らは一言もしゃべらず、ただじっと、無線機と窓に視線を凝らす。
おおよそ感情らしい物を、その姿からは感じることはできない…。




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