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俺は小説家を目指している。
1
:
某経大生
:2004/06/12(土) 05:10 ID:Vrdb/e4Y
俺は小説家を目指している。
主人公は高崎経済大学の学生だ。
それだけは譲れない。
冴えないダメ男が恋愛や挫折、色々な事件によって
成長していく話だ。
36
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:14 ID:2X.xFhR6
1/17 スローモーション・フェイズ
それが起こったとき私はまだなにが起こったのか、そしてこれから何が
起ころうとしているのか、まったく検討がつかなかった。それは落雷の
ようになんの前触れもなく訪れ、そして轟音を大気に響かせながらその
存在があったことを知らせる。それは実在するかどうかが問題ではない。
まさに私よりも先に生じたのだという事実が問題なのだ。落雷が落ちた
とき、人は死をもってようやくその事実を確認できるというのは、果た
して幸せか、不幸せか...。死は突然訪れた。
長かった前期も終了し、一部の学生を除いては大学は夏休みに突入した。
まるでキャンパスの中は束縛に満たされ、自由を希求する学生たちが我
先にと自由の外界に飛び出すようだと思い、“突入”という表現はなか
なか面白いなと感じた。
蒸し暑い8月だった。試験期間、あれほど混雑していたキャンパスが今
は廃墟のように静まり帰っている。屋外の灰皿にたむろしていた連中も
もういない。彼らが身に着けている無駄に多いアクセサリは、彼らの容
量が少ない頭が風で飛ばないようにするためだろうかと想像した。アク
セサリをはずした瞬間彼らの頸が吹っ飛ぶのを想像し少し面白かった。
確かに必需品だ、でなければ無駄だ。または、そういった無駄をあえて
37
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:15 ID:2X.xFhR6
2/17
許容するサブセットが組まれているのかもしれない。だとすれば無駄な
のは頭の構造、彼らの存在そのもので、そうしたサブルーチンにプロッ
トされた彼らの存在が無駄だということかも知れない。飛躍だと思った
が、彼らのような質の低い(つまり学生としての知的レヴェルを備えて
いない)学生を許容できる大学の体制こそが飛躍かもしれない。つまり
は結局のところオーバーフローを起こしているのだ。クロックが追いつ
いていないのだ。CPUをサーバー用に交換しなければいけないのだ。
「アクセレータも買い替えだな」そう思い、研究室のパソコンのアップ
グレードにかかる費用をあとで見積もることにした。
夏休みは一部以外のためにある。その他の一部にとって夏休みとは、夏
休みでしかできないことをするためにあるようなものだ。つまり、私に
とってはそれは研究なのだ。ゆっくり本を読み、優雅にプログラムを書
き、走らせ、余裕をもって関数の相関関係を修正できる。幸い、この夏
は学会も9月までなかったので、課題をだされることもなかった。
試験中は行くのを控えていた図書館だったが、さすがにもう人がいない。
論文雑誌を1時間ほど眺めて、それから目的の図書を探した。
受付には友人がいた。暇そうに本を読んでいた。
「久しぶり。何してんの?」
私が声をかけると、彼女は本から目を上げずに言った。
38
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:15 ID:2X.xFhR6
3/17
「見りゃ分かるでしょうが。それともなに?駆け落ち寸前の恋人を待ってる
世間知らずのお嬢様にでも見える?」
肩まで伸ばした髪を後ろできっちりとまとめた彼女は男にも女にも見える。
ちょうど、男でも女のように見える顔をしている人がいるのと同じだ。彼女
のプライベートは不明だが、彼女と付き合う肝の座った人間は稀だろう。何
せ身長が180cmもあるのだから。彼女いわく「男は女を見下してるから、自分
より優れた余因子を微分できない」のだそうだ。つまり、彼女の交友関係の
範囲には彼女に女性としての定数を与える人間がいないことになる。
「何読んでるの?」
「ミステリィ小説」
「へぇ、珍しいね、あんたがミステリィなんて」
「そうでもないよ。ここって意外と学生が聞きにくるから、専門書読んで
ても集中できないんだよね」
「聞きにくるって?」
「ほら、コンピュータの使い方。検索にOPAC使ってるでしょ?あれの使い
かたが分からないって言うの。ありえないでしょ?」
「本当に?信じられないね。」
「ところであんた、何か用事じゃないの?」
「ああそうそう、本を探しに来たんだった」
「探さないよ」
39
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:16 ID:2X.xFhR6
4/17
「ケチ。あとで夕飯食べよう」
「うん、五時までだからそのあと電話するよ」
「ところでその本、面白かったらあとで貸してよ」
「いいけど、ほんとつまんないよ。殺人事件が起こる前に犯人とトリック
分かっちゃったし」
「どうして?殺人事件がおこって手がかりみたいなのが出てくるんじゃな
いの?」
「こういうのってある程度伏線が引かれてるんだよ、あらかじめ。だから
感のいい人ならすぐわかるよ。ある意味不定形カオスの複素非線形を解く
ほうが難しいね」
彼女の言っているのは境界条件が不確定なフェーズを想定したもので、つ
まり殺人事件すら起こっていない事件は解決しようがないという意味だ。
「解析って嫌いのよ」
「勉強しなさい」
「はいはい。それじゃ後でね」
近くの検索端末からOPACを開いて検索を開始した。テンプレートがキーワ
ードに変数を与え、膨大な量のデータベースから解析を開始する。結果が
表示されるまで若干のタイムラグがあった。
結果からさらに絞込みを行い、目的の書籍を見つけた。バイナリナンバを
確認して、所蔵されている階に向かった。図書がすべて電子化されていれ
ば、わざわざ歩かなくても、研究室からダウンロードするだけで済むのに、
40
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:17 ID:2X.xFhR6
5/17
と思ったが、実際それだけの労力を市場ベースに乗せるには、まだハード
面とソフト面で多くの課題があるだろうと思い直した。世の中はまだそん
なに完璧ではないのだ。
本棚から本を取り出し、目次を確認した。なかなか良さそうだと思う。以
前にも似たような本を読んだことはあったが、まったく役にたたなかった。
論理の飛躍は思考の合理性を象徴するものだが、現象の説明を疎かにする
が常だ。優れたスポーツ選手が優れた監督になれないのと似たようなもの
だと思う。ただ、スポーツは嫌いなのに確認できないだろう。
数式の解法をいくつかチェックして、それを借りることに決めた。
再びカウンターに戻るわけだが、また彼女に会うことになるわけだ。この
ような日常性は倦怠感を生み、人生を酸化させ、老いを加速する。宝くじ
に当たらないのはそのうちいいことがあるからさと、確率論からのアプロ
ーチを避けるようにネガティヴだと思う。つまり、私は宝くじは買わない
し、常に石橋は叩いても渡らないのだ。たとえ修復されたセルヴィア・モ
ンテネグロの、世界遺産に登録された橋が安全に渡れるようになったから
といって、わざわざ日本から引導渡しみたいな真似はしないということ。
話が飛躍したが、日常には新鮮なネタが必要だということだ。
そんなことを考えている間にカウンターに着いてしまった。私はどうも人
を笑わせるのが苦手な女なのだ。ちょうど
>>1
さんと同じだ。つまらない
人間なのだ。まぁそんなに自己卑下する必要もない。ましてや髭なんて生
41
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:18 ID:2X.xFhR6
6/17
えていない……そしてつまらない
「ねぇ、読み終わった。本借りたいんだけど処理してくれない?」
彼女は相変わらず本を持ったまま頭を下に向けていた。白い肌が微動だに
しなかった。
「ねぇ、ちょっと、まさかエネルギィ切れでOSがシャットダウンしたなん
て言うんじゃないでしょうね?それとも犯人が間違ってて落ち込んでたり
して、あはは、図星だったかな?」
カウンター越しに彼女のポンと肩を叩くと、彼女はそのまま人形のように
慣性にしたがって倒れた、カウンター越しに覗き込むと、彼女は横向きに
なり、背中にはナイフのようなものが刺さっていた。赤黒い血が絨毯にじ
んわりと広がっていった。
私はすぐに携帯電話を取り出した。緊張していたが、私の頭では何をすべ
きかがランクをつけられ、最適な計画案が出力されていた。80%近いクロ
ックを使用し、彼女の血を見てから行動に移るまでに2秒ほどかかった。
のこりの20%は客観的に自分の行動を評価し、問題点をうるさく追求して
いた。そして、どうしてこんなに冷静に対処できるのか不思議でいる自分
がいた。きっと、処置が早ければ彼女が助かるかもしれないと瞬間的に感
じたのかもしれない。呼び出しのコールが鳴る。非常にゆっくりに感じら
れた。オペレーターが出る。オペーレーターの話すよりも先に名前と電話
番号を2秒で言い、状況を5秒で伝えた。最後に大学の住所と、場所が図
書館であることを伝えた。
42
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:18 ID:2X.xFhR6
7/17
オペレーターは非常に反応の早い人だと思った。私の言葉に非常に早く反
応し、的確な指示を出した。止血方法、周囲の人間に何をさせるか。私は
その指示通りに動いた。ラウンジにいた学生が二人、私の指示に敏速に動
いたが、残りは駄目だった。10人以上いたにも関わらず動こうとする者は
いない。むしろ様子を見ようと近づいてくるので非常に邪魔だった。
「うわぁ〜、すげぇ〜、マジで血でてんじゃん。死んでんじゃねぇの?」
そう言った男子学生の顔面をおもいっきり殴ると、だいぶ静かになった。
救急車が着くまでの7分間、私には永遠にも近い時間だった。彼女の背中
に刺さったナイフが神経を傷つけている可能性もあったし、下手に抜いて
傷を悪化させることも考えられ、手の施しようがなかった。すでに彼女は
大量の出血でショック状態に陥り、呼吸は止まっていた。背中のナイフの
ために心肺蘇生法もできないでいた。救急車と同時に警察も到着し、彼女
が救急隊員に担架に乗せられるとすぐに現場保存が始まった。
私は第一発見者であり、通報者でもあったから、彼女に付き添っていくこ
とはできなかった。
「発見した状況を教えてください」警察官が言う。
「はい、10分くらい前、つまり発見する前ですけど、私、彼女とそこのカ
ウンターで話したんです。私は本を探してたのですぐに別れたんですけど
本を探して、ちょっと読んだりして、この本を借りようと思ってまたここ
に戻ってきました。彼女はずっと同じ姿勢で、まだ本を読んでるんだとば
43
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:19 ID:2X.xFhR6
8/17
かり……冗談のつもりで肩を叩いたらそのまま倒れて、見たら背中にナイ
フのようなものが刺さってたのですぐに連絡をしたんです」
「すると、発見してすぐに連絡をしたと?普通は気が動転するものですが
あなたは肝が据わってるというか、よく動揺しませんでしたね?」
「合理的な行動だと思いますが?それとも動揺したほうが最適な結果をだ
せたと思いますか?」
「まぁ一般論の話でね。君はそういうの強い方?」
「境界条件が曖昧です。とにかく問題は、どうやって彼女が刺されたかで
す。」
「誰が刺したかは問題ではないの?」
「いいえ、被害者は本を読んだ姿勢のまま刺されていたんですよ。おかし
いと思いませんか?刺されれば痛みで苦しがりますし、倒れるなり、悲鳴
を上げるなりするでしょう。すくなくとも、刺される前と同じ姿勢で本を
読んでいられるほど忍耐が強く、犯人に寛容ではいられないでしょう。そ
れこそあなたの言う一般的な人間のとる行動ではありませんか?」
警官は微かに怒ったように眉間に皺を寄せた。今更ながら彼女の言葉が身
にしみて思い出される。
「つまり、犯人がどのように彼女を襲ったかが分かれば、誰が犯人かはお
およそ検討がつく範囲まで絞れる特殊関数だということです」
そこで彼は、私の話はもうごめんだとばかりに手を小さく振った。
「分かりました。とりあえず警察には警察のやり方があります。応援の警
44
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:21 ID:2X.xFhR6
9/17
官も増員されますし、いまキャンパスにいる全員が容疑者候補として取調
べられます。いずれ鑑識が何らかの証拠を見つけだすでしょうし、そうす
ればいずれ犯人は確保できるでしょう」
「キャンパスが封鎖されるまでどのくらい時間がかかるんですか?」
「あと20分もかかりませんよ」
「彼女が被害にあってから少なくとも20分が経過してるかもしれないんで
す。あと20分あったらもう加害者はだいぶ遠くまで逃げていますよ」
「非常線を張って検問を実施していますよ」
「誰を探してるんですか?まだ誰がやったか分からないのに?怪しい人に
声をかけてみますか?」
「もういいでしょう、あとは署でお伺いしますから」
「警察まで行くんですか?忙しいんですけど」
「国民の義務です。今日とは言いません。いずれこちらから召喚しますの
で、今日は名前と電話番号、身分証の提示で十分です」
その後、当時図書館だけでなく大学構内にいた学生から教員、用務員にい
たるまで警察による事情聴取が行われた。新聞では彼女のことが報じられ、
優秀な学生を失ったことへの弔意とまだ捕まらない加害者への怒りが発露
された。その一方で、彼女のありもしないスキャンダラスな男性関係や
彼女の身辺に関する勝手な憶測が報じられた。それは彼女を貶めるもので
非常に許せなかった。
45
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:22 ID:2X.xFhR6
10/17
警察の地道な努力にも関わらず犯人は未だに見つかっていなかった。事件
があってからすでに3日が経過していた。図書館は完全に封鎖され、しば
らくは誰も立ち入りできなくなり、臨時休館となった。大学のサーバも使
用できないため、メールの確認もできないなんてばかげてると思ったが、
そこはお役所というものだ、仕事の一言でかたずけられてしまう。
「問題はやはりその10分間だろう。その間に殺されたんだ」
彼女は病院に到着してすぐに死亡が確認された。司法解剖の結果はやはり
他殺である可能性を示唆していた。同じ研究室の修士1年の彼は彼女とは
高校からの友人だった。それだけに悲しみも一入だったろうと思う。
「どうやって殺したか?なぜ彼女はそのままの姿勢で死んだのか?誰にも
気づかれないで刺殺なんてできるものかな?」
「普通は声を上げると思うから、図書館みたいな静かな場所ではしない。
でも犯人はそれをした。逆説的に考えれば、そうしなきゃならない理由が
あったからなんだと思う。しかし、やはり一番不思議なのは彼女の様子だ。」
「そこからなにかつながるものがあるのかもしれないよ」
「たとえば?」
「う〜ん、そうだね。ちょっと考えたんだけど、彼女は薬で眠らされて、
そのあと刺されたんじゃないかな?」
「ああ、クロロホルムみたいな?でもクロロホルムって眠りに落ちるまでに
段階があるんだよ。抵抗するんじゃないかな?」
「それもそうだね。」
46
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:22 ID:2X.xFhR6
11/17
「でもさ、薬の線はいいと思うんだ。僕が考えたのは、常備薬が副作用を
起こしたケース。例えば、生理のときの飲む薬があるだろ?生理痛を緩和
するの。それで気を失ったとかさ」
「それで犯人にたまたま殺されたの?それじゃ犯人はただ運が良かっただ
けになるんじゃない?必然性がないよ。それに彼女、そんない生理はひど
くないのよ。ほかに薬らしいものなんて服用していないし」
「ああだめだ、袋小路にはまるってこういうこと言うのかな?」
「つまりは過程の問題なんだよね。犯人が犯行に及んだ動機、なぜ彼女な
のか、なぜあの場所を選んだのか。その必然につながるプロセス。」
「だめだな、とにかく情報量が少ないんじゃないかな?この問題を解くた
めに僕らが必要な情報がまだあるんじゃないかな?」
「きっとそうだと思う。まだ何かあるんだよ、きっと」
実際にこの目でみたことだけに、その事件を客観視することが難しく感じ
た。非常に鮮明に思い出される彼女の死の最後の瞬間。彼女の手の感触が
今も脳裡に生々しかった。
「綺麗だと思わないかい?」
「何が?」
「ほら、お人形だよ」
「私、お人形って嫌いなの。気味が悪いわ」
「まさか、女の子はお人形が好きなものなんだよ」
47
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:23 ID:2X.xFhR6
12/17
「でもいやなものはいやなの」
「君はいつだってわがままなんだな。人の気持ちも考えずにそうやってわ
がままばかり通すんだ。わかったよ、もうお人形も何も買わないよ。君に
文句を言われるのはもう簡便だ」
父は短気な人だった。そして理性的な人ではなかった。観念でものをいい、
常識が彼の論理の中枢をなしていた。私は大学に入るのに苦労しなければ
ならなかった。まるで無駄な苦労をだ。女という理由で私は危うく研究の
道を閉ざされるところだったのだ。
「君は女なんだ。分かるか?君がいくら勉強したってなんにもなりはしな
いんだよ。君には分からないだろうけれどね、いや、君は分かりたくない
だけなんだ。私はね、君よりも人生を知っている。その私が言うんだ。君
みたいな女性は何人も見てきたよ。しかし誰一人として男性の中ではまる
で働くことができなかった。女性には限界があるんだよ」
それは環境のせいであり、女性に仕事与えない社会慣習があり、そのよう
な慣例があったのだ。その時代はもはや淘汰されたのだ。彼は間違い、私
の仮説は社会が達成してきた。それが合理的であり、経済的であり、そし
て何より民意があったからだ。
意思にそぐわぬ民意を抱えた父は今、故郷で引退し、日々を盆栽に打ち込
んでいた。最近コンピュータを始めたらしいが、OSI参照モデルも知らずに
ネットワークを利用している。不合理を許容し始めた人間の姿は、なんだか
哀れだ。
48
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:24 ID:2X.xFhR6
13/17
人間の存在が多様化し、その存在が一つ一つ不足のものを補うだろうか?
困難な問題だ。ひとは死ぬからだ。なぜ人は死ぬのだろうか?それによっ
て他の誰かが生まれてこれるからか?または他の何かに生まれかわるからか?
しかしどちらにしても、それは生きることと相関関係にある、しかし、彼女
が殺されたのはどのような生に関係してたのだろうか?いや、人が殺される
ことで得られるのはエゴだ。それによって得られる利益とは何か?
宗教ならば神であり信仰、会社であれば利潤、それらは目的は違えども
指向するベクトルは同じだ。
犯人はどんな利益、目的があったのだろうか?いや、そんな単純な問題では
ないのだ。何らかの可能性が副次的に関連した総合なのだ。
そう、サブセットの関連。
アクセサリを外しても頭は吹き飛ばないが、彼らがアクセサリを身につける
ことの意味、効果。ミステリィ小説が伏線を張ることの飛躍。それはなんら
関連のない事象でありながら、重要な意味をなしている。
そう、図書館というパブリックな犯行が突き止められやすい空間でなぜ犯行
が行われたのかということ、なぜ犯人は図書館にナイフを持ってきたのかと
いうこと、なぜ彼女は刺されて平気だったのかということ。
これらはまったくつながらないながらも、その複雑性のもとでトポロジカル
に展開するのだ。
49
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:25 ID:2X.xFhR6
14/17
「犯人は女だよ」
私が彼に話すと、彼はその理由を知りたがった。私はある仮説に達していた。
それはまだ証明できないが、ある程度科学的痕跡と照らし合わせることで検
証は可能だろうと考えていた。
「どうしてそう思う?」
「まず、なぜ彼女があの場所で、あの時間に殺されなければならなかったが
問題になるけど、これを私たちは合理性や計画性、整合性の観点からしか検
証しなかった。まずこれが最初のミスなんだ。犯人は彼女のある行動……い
え、ある物を見て殺意を抱いたんだよ。それこそ衝動という奴。それで殺し
たんだ。つまり、計画性も何もない、通り魔的な犯行だったんだ。」
「たしかに、それだと昼間の図書館なんて場所で犯行が行われた疑問は解決
できる。犯人は自分が逮捕される危険を顧なかったわけだからね」
「そう、犯人は始め、逮捕されることを考えていなかった、というよりむし
ろ考えられなかったといった方がいいかな、つまりそういうことなんだ。そ
して、犯人を殺意に駆り立てた動機は、彼女がカウンターで読んでいた本だ
と思う。おそらく、彼女の読んでいた本、誰かから借りたものじゃないかと
思うんだ」
「男か?」
私は無言でうなずいた。自分がやましいことをしているような気がして、声
50
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:25 ID:2X.xFhR6
15/17
が出なかった。
「多分、犯人の交際相手と彼女の交際相手に何らかの接点があったんだと思
う。それが本に、なんらかの形で現れていたんじゃないかな?例えば本のペ
ージに、その男性がラインを引いていたとかね。彼女、私にこう言ったのよ。
「事件の前に犯人が分かった。伏線が引いてあるから」って。きっと、ライ
ンが引いてあったってことじゃないかしら。ラインなんて同じところに引く
ことって滅多にないし、蛍光ペンやボールペン、他にも色も様々、それに特
徴があるから見分けがつきやすいでしょ?」
「なるほど、それで、犯人は、彼女と自分の交際相手との接点に気づいたっ
てことか。しかし、それだけで殺意を抱くものかな?」
「犯人にはなんらかの予測はあったのかもしれない。だから激情したのよ。
あの場所で殺人ができるほどに」
「しかしまだ疑問が残るよ。ナイフだ。君の説が正しいとしても、凶器のナ
イフを持っていたことの証明としては不可逆的だよ」
「実際、私はそうした状況から勘案して、ナイフは遺失物だと思うの。最近
私、図書館に行かなかったでしょう?その間にナイフの落とし物があったの
かもしれない」
「ナイフの落し物って、ここは大学だよ。誰が落とすんだ?」
「私はそれもかなり高い確率でありえると思うの。だって頭の悪い人間ほど
視覚や聴覚、または暴力で訴えようとするものだよ。つまりアクセサリや最
近よくみかける原色系のファッション、そして暴力的、反社会的な表現。ど
51
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:26 ID:2X.xFhR6
16/17
れをとっても学内でナイフのような凶器が装飾品の一部として持ち込まれ、
落とす可能性は十分だと思う。憶測の域は超えないから、この仮説について
は検証が必要だけど、もしそうなら指紋が出てくると思う。今の大学の現状
なら十分ありえるはず」
「わかった、ではそれはそのようなものとして仮定しよう。次の問題は、なぜ
彼女は刺されたことに気づかなかったかってことだ。勿論これまでの推理から
薬物の類は考えにくい、しかし他に方法があるだろうか?」
「気づかなかったのよ」
「え?なんだって?」
「彼女、気づかなかったのよ。彼女ヘルニアを患ってたから、図書館にいて
もデスクワーク以外しないの。だからすることがないとああして本を読んで
いたの。ヘルニアって神経でしょ?だから刺されるのと同じくらい痛いのよ」
「それにしたって、鎮痛剤は飲んでいなかったの?」
「その可能性もあるかもしれないけど、彼女薬らしいものは飲んでなかった
から、きっと飲んでなかったと思う」
「信じられないな」
「出産に立ち会えば信じるようになるよ」
その後、ナイフの所有者が判明した。やはり大学の学生の物だった。彼は友
人らとその日海におり、多数の証言も得られたことでアリバイが成立した。
海辺のナンパに命を救われたのだった。
52
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:26 ID:2X.xFhR6
17/17
また、ナイフから得られた指紋が、犯行当日に事情聴取を受けた人物に一致
するものがあり、任意同行を求めたところ、その人物はあっさりと犯行を認
めた。動機は私が考えたとおりだった。犯人は前々から彼女と交際相手との
関係を知っており、それをいつも憎んでいたらしい。それが犯行当日、彼女
が交際相手の部屋にあった本を読んでいた(表紙に著者のサインがあったら
しい)のを見て、殺意を抱いたという。彼女が痛がらないので驚いてすぐに
逃げた、それが彼女の犯行の露見を遅らせたというのが警察の見解だった。
なによりも驚いたのが、その渦中の交際相手が、彼女と高校時代からの同級
生という修士1年の彼だった。今回の事件で名前が出たことで、学校側の処
分はなかったが、さすがに大学にいられなくなったのか、犯人逮捕の翌日か
ら研究室には姿を見せなくなった。
今回の事件を通じていったい犯人は彼女を殺すことで何を得ただろうかと考
えずにはいられない。彼を得ただろうか?いや、彼は自由だ、所有はできな
いはずだ。では、彼女が彼と関係を持たなくなるという状態を得ただろうか?
それにおいては成功したといえるだろう。しかし、根本的な問題の解決には
なっていない。犯人は彼だけでなく、自由と未来までも奪われたのだから。
そうまでして彼女を殺す価値とは、むしろ思うのは、そこに至る過程の問題
なのではないかということ、そして、一瞬の雷の閃光のように、それと気づ
いたときには、もう終わってしまった事象なのだ。
53
:
某経大生
:2004/08/07(土) 23:27 ID:2X.xFhR6
↑推理物です
現実の団体や人物とは一切関係ありませんのでツーホーしないでください
54
:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
55
:
某経大生
:2004/08/08(日) 23:00 ID:exaWFc.I
>>54
藻前、日曜の真昼間から境内ちゃんにそんなくだらないカキコ
しててむなしくならないか?
いや、藻前がむなしいとかじゃなくてさ、漏れらにむなしい香具師
だと思われてることが恥ずかしくないかってことな
いいかげんみんなも藻前の引きこもりを心配してんだからさ
DQNじみだコテなんか捨てて学校来いな
もっと素直になれって、漏れらのこと頼っていいからさ
なにかあったら漏れに知らせれ
わかったな?わかったらもう二度とカキコすんなよ
56
:
某経大生
:2004/08/09(月) 21:21 ID:vNYmxUDA
>>55
そんなこと言うな!!
高子タソに謝れ!!
57
:
某経大生
:2004/08/10(火) 18:31 ID:9/QLF.ps
心の底から
「尻の穴から噴出す魔法、そう、それは永遠・・・」
ある朝目が覚めると、そんな言葉が頭の中を駆け巡った。
毎朝日課の反復横跳びも忘れて、
僕は歓喜に打ち震え、
心の底から己の両親を呪った。
「ああ、今頃天国のあなたは、
今日も今日とて、佐藤江里子の胸元に夢中・・・」
そう心の中で己を問い詰める女子高生と恋に落ちた夏・・・
自分では気付かないうちに、体の芯まで蝕まれている事に気付いた秋・・・
気が狂った加山雄三が、全裸で女子アナに飛びかかる24時間テレビ・・・
道端の馬頭観音に世界の平和を祈りながらも、
視線は道行く女子高生の太ももに釘付け。
そんなあなたに今の日本が救えて?マイダーリン!
そんなことを呟きながら、
今日も下校途中の小学生を追いかけ回す私に、
神のご加護があらんことを!
・・・・
「ジョニス・チョッペリン! ジョニス・チョッペリン!」
高校球児が、遠くのグラウンドで練習でもしているのだろうか。
ふと空を見上げると、
全日空のジャンボ機が墜落していた。
58
:
某経大生
:2004/08/19(木) 10:17 ID:F0xZwcIM
眠らない不定冠詞
君はこだわらないことにこだわっている
それはこだわることへの嫉妬、あるいは矜持
無関心の堆積が混沌のイニシアティヴ
破壊への宣誓が名声のインセンティヴ
大気の胎動の予感のためにモチベーティヴ
そして不安を思案する懸案のパースペクティヴ
命の声はわずかにうわずって、切望するものか
いつかの哀愁、ときに郷愁、それらが強襲する因習
無駄の時間が万感のユリイカ
倦怠への進退が解体のエチカ
生命の絶命の声明のためのセネカ
そして快楽に堕落する磊落のエセー
草臥れた旅人にも平等に闇夜の安らぎを
また明日が祝福に満たされた光に満ちますように
揺らぎの懐疑が信義のイリアス
探求への感泣が汲々としたアウグストス
義足の安息の補足のためのメルクリウス
そしてやがて瞳に神の微笑み見んとするオデュッセウス
地獄を巡る旅に癒され、発見し、帰郷する旅
落ちたルシファの哀れな姿はやがて朽ちんとする肉体のメタファー
天使に誘われ、神に抱かれ、大地に堕ちた赤子の錯誤
いま一度、私をみつけだすシュピーレンガイスト
59
:
某経大生
:2004/08/20(金) 21:35 ID:W35Bto9U
君が思い出になる前に
「ホワッツ、マイケル!?」
道行く老人たちに気軽に声をかけると同時に、
得意技の蟹挟みで次々倒し、
気分は姿三四郎!!
・・・仰向けの老人たちが、
ピクピク、ピクピク痙攣して、
まるで、
理科の実験で電極に繋がれたカエルみたい!!
あ!!
危ない!
「円熟味を増した寺尾聰のような目で私を見つめる小学生どもよ!!
私のもとにひれ伏すが良い!ひれ伏すが良い!
ひれ伏すが良い!!」
そう叫んでチャックを上げ下げしながらベルクで半額惣菜を買い漁るお方が現れたわ!!
パッツンパッツンのスパッツで身を固めたあたしは、
しゃべる自動販売機になりすますことで一命を取り留めたのもつかの間、
見切り発車の上州バスに、
今日も今日とて追突される日々であります・・・
飛び出たアバラを戻しながら心の傷を癒す私に、
もう一度笑って見せて。
君が思い出になる前に。
60
:
公房
:2004/08/21(土) 22:50 ID:HdNLY2qk
>>57
>>59
天才 貴方はマジ天才
創作活動頑張ってください!
61
:
某経大生
:2004/08/22(日) 15:02 ID:.XPhfmt.
>>59
僕は不甲斐ない
>>1
さんにかわってここに作品を投稿している者です
穴たの作品って・・・・・・
禿しくイイ(・∀・)!!
かなり笑えた。こしょうを一瓶鼻穴から飲み込んだ気分です。
こんど上州もしもツアーにいっしょに逝きましょう。
次の作品期待してます。
62
:
1
:2004/08/26(木) 07:27 ID:WHi.0nWE
あれ?まだあったんだ。このスレ。
63
:
某経大生
:2004/08/26(木) 21:11 ID:AAqFJWd2
夜を駆ける
「マンチェスター・ユナイテッドゥ!!」
それが近所の子供の名前!!
ビビン麺の海で溺れ死ぬ北島康介を見たのさ、トゥナイト!!
・・・もしも、
もしもアーチェリーが、
股間に矢が刺さる事でしか快感を得られなくなった男たちが、
半裸で股間を射撃し合う競技だったとしたら、
山本博はここまで取り上げられたのだろうか・・・?
そんなアテネを横目にあたしは今夜もプライドかけて、
近所のドブに身を潜め、
通行人が通るたびにゴジラ登場シーンを披露する!!
「デドゥドゥン、
デドゥドゥン、
デドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥン!!」
通行人の悲鳴と同時に、
あたしは泥まみれのカラダを振り乱し、
「シャッコー!! シャッコー!! シャッコー!!」
声にならない雄叫びあげて、
ただひたすらに、市庁を目指す・・・
ああ、我が人生に憂い無し!
64
:
公房
:2004/08/28(土) 01:30 ID:a3WNanOw
(酔ってる今なら俺にも書ける気がする!)
太陽が昇り始めたのは僕のせいだ
いつもそんな表情を浮かべる貴方は魚肉ソーセージの虜!
富岡製糸で働くのは梨を買うため
ムックがそういいながら鏡に火をつける横で私はいつもの銀時計をしてる
時を刻み、人生を刻む
そういえばIZAMは何をしているんだろう…
9月の到来を前に、鈴虫に敵意をむき出しにするアイバーソンを横目にやり
私は言葉に出来ない焦燥感に駆られた
(…才能無いな、俺)
65
:
某経大生
:2004/08/28(土) 16:33 ID:cduHOnZM
>>64
自覚してるだけマシだ
66
:
@
:2004/08/29(日) 03:27 ID:peFTcbbI
「乾電池」
必要になる乾電池
常用される乾電池
使えなくなったら捨てられる乾電池
あまりにも酷すぎる乾電池の一生に哀れみを感じてから
乾電池を捨てずにとっておくようにした。
月日がたつにすれれ溜っていく彼ら…
まるで埋葬されずに残ったかぶと虫のようだった。
かわいそうだったから捨てた。
67
:
@
:2004/08/29(日) 03:46 ID:RHAzMESw
煙草をふかし、夜空を眺めてみる、
そこには無数の虚無という空間が広がっていた。
夜空を見るとき、いつも心の苦しみがある、
過去の過ちを後悔する時間
無数の闇が僕を責める
その中に弱く輝く小さな光があるのに気付く、
闇の中にいながらも頑張る光
それには嫌なことがあっても「負けない!」という意思を感じた。
光があれば闇もある
その二つで世界が両立していると思えば納得ができた。
小さな光は闇が明けるまで我慢して至福の光を得ようと頑張ってるのだと思うと
どこまでも歩いていけるような気がした。
68
:
@
:2004/08/29(日) 04:35 ID:t5v1CglU
ものすごく渋いお茶を彼女に出してみた。
彼女がそれを飲んだあと、僕は震駭した。
色白だった彼女の容姿ががプルプル震えていき、身体中無数にひび割れしていったのである。
彼女はパラパラ落ちていく特殊メイクの中から僕を睨む
僕は思わず叫び声をあげてしまった。それがまずかった
彼女は口器を全開にし、舌を伸ばしてよつんばいになりながら僕を威嚇してきた。
僕はどうすればいいのかわからず、自分の飲んでいた「伊右衛門」を差し出した。
すると彼女は舌でそれを取り上げ、天井に張り付いた。
天井に指跡があったので、僕は彼女の怒りがそれほどのものだと反省した。
「伊右衛門」を彼女は上から撒き散らした。
僕は「あははは、掃除が大変だよ」と笑ってみせた。
彼女は奇声をあげて僕の部屋の網戸を壊して出ていった。
(靴履いて行かなかったけど、いいのかなぁ)
69
:
@
:2004/08/29(日) 05:34 ID:Ts9JPZok
鳥
今日僕は鳥になった。
あのときは空を味方にしたいだけだった。
僕は毎日空の言葉を待っていた。
でもふと気が付いたんだ、受け身だけじゃ恋は実らないってことを…
僕はそれから毎日空をみたら、挨拶をするようにした。
酒を独りで飲むのではなく空と一緒に飲むように空に向かって酒を振り撒くこともした。(ご飯も)
そして毎日空に語りかける事もした。
ある日、「sora@」を宛先にして、メールを送ってみた。
結果はmail-demonからの通達…
「ああ、僕は空に着拒否されてるんだ…」
なぜ嫌われたのか自分でゆっくり考えた。
何も悪い事はしてないと自分でも確信していた。
今度は猛烈なアタックで空を落とすぞ!と決心した。
何をすればいいかはすぐに思いついた。
そして僕は鳥のようにしたが、空にフラれた…
久保塚洋介
70
:
某経大生
:2004/08/29(日) 09:45 ID:v.gFdngs
マイケルは自分のビッグマグナムを軽く擦りながら、アンナの蜜壺にあてがった。
2サイクルエンジンのようにピストンしている。そこから奏でるアンナのエンジン音は凄まじい。2サイクル特有の素
敵な高音域が部屋中に響き渡り、また2サイクル独特な香りが部屋中に漂っ
ている。
今レースが火蓋を切って幕を下ろそうとしている。壁を隔ててレースが
始まった。誰が金メダルを取るのだろうか。そういえばあの人は金メダ
ルが決まったときにこう言ったっけ、「超気持ちイイ」って。
71
:
@
:2004/08/30(月) 03:52 ID:KWC6XG0Y
ザリガニ
今日外を散歩していたら、道端の水路にザリガニが群がっていた。
覗きこむと、みんな一斉に姿を消した。
逃げ遅れがいないかと周りを見てみると
そこには一匹のザリガニが臨戦体勢で構えていた
小さいのに立ち向かう決死の勇気
そんな彼の頑張りに僕の心は最後まであきらめないという感動をかけられた。
唯一の武器「はさみ」で応戦する彼…
僕はその誠意に応えて最後まで付き合うことにした。
そして持ち帰った。
その後海老フライがキライになった…
72
:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
73
:
某経大生
:2004/09/01(水) 22:48 ID:w4a5gtFw
夏が終わる
「右手のドリルアームがうなりを上げて、岩盤を粉微塵に砕いてゆく・・・
それが俺の理想の嫁!!
あなたに出会ったあの日から、頭から離れないんです。フェイスハガーが。」
そんなラブレターを夜な夜な切り刻んだ夏・・・。
あなたのおねだりワイフになろうと心に決めた夏・・・。
天を仰げば、そこには七色に輝くUFO。
私は廃ビルの屋上に駆け上がり、ただぼんやりと光を見つめていた。
「あなたにも、見えるかな・・・?」
右手のドリルアームが、少しさびしそうな光を放っていた。
夏休みの最後の日。
レンタカーにまたがって、
あたしは一路、熱海を目指すの。
潮の香りが血の臭いを洗い流してくれるから。
・・・目が覚めると、いつもそこはサナトリウム。
74
:
5m
:2004/09/04(土) 23:40 ID:OeSRwncY
愛のしるし
母国の人々が、能面みたいな顔をして、
一列になって海に次々と落ちてゆく姿を見たんだ!!
さながらレミングの集団自殺のように!!
・・・それが郵政民営化のあるべき形だなんて、
どこの誰が考えるのだろうか?
あたしは頭の片隅に、
福沢朗がズームイン朝で「お前ら、税金払ってるか!」と、
カメラ目線で発言する様子を思い浮かべながら、
残り少ないひとりの時間を噛みしめていた。
背後に潜む室伏浩二の気配を感じながら・・・
はぁ・・・
この森に迷い込んで、はや3日が過ぎようというのに、
一向に出口が見つからないわ!!
にじり寄る金メダリストたちを血祭りに上げながら、
私はひとり、途方に暮れてばかり。
谷亮子の死に際に、
「プシュルルーン!プシュルルーン!プシュルルーン!!」
って言わせてやったのに!!
もう、何の声なのっ!!
この森を抜ければ、
北島康介が眠るゴミ屋敷まで、
あと数キロだっていうのにっ!!
スカッドミサイルみたいな顔で空からあたしに襲い掛かる柴崎コウをかわしつつ、
右手に捕らえた徳光和夫の顔面に、
「絶望」の二文字を刻み込んでやるのさ、トゥナイト!!
「シャネルズ 黒塗り」で検索しましょう、フェルマーの最終定理を。
探しましょう、わざと遠回りしながら。
それがふたりの愛のしるし。
75
:
某経大生
:2004/09/06(月) 02:38 ID:ODOuWrO2
ここは痛いスレですね
76
:
@
:2004/09/08(水) 17:34 ID:N4VZ89kw
激痛ですね
77
:
某経大生
:2004/09/10(金) 01:02 ID:RuHl0dWo
好きですね
78
:
@
:2004/09/10(金) 09:44 ID:/tRq7CKw
大好きです��
79
:
某経大生
:2004/09/10(金) 09:57 ID:AzFOs.0c
さて、群像の締め切り真間近だし、そろそろ気合いれるかな。
みんなも書けよ!!
80
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:04 ID:WyhSiv6c
1/8 意思と言葉と疎通の精度
男と女の仲が体の関係なくして語られなくなったのは、昨今のテレビドラマ
や漫画雑誌の類の影響なのだろう。それでも、私とモモの関係が純粋に「人
間的なもの」であったのは、私が彼女といっしょにいて単純に楽しいという
か、そんなものは偽善者の戯言といわれるけれど、そういう人間としての魅
力のようなものが感じられたからかもしれない。私たちは友達だった。
大学も学部も学科も違うけれど、なにがきっかけで出会うものかは誰にも分
からないものだ。神様でも知らないかもしれない。私たちはふとしたことで
出会い、そして仲良くなった。忙しい合間にも私たちはときどき、お互いの
位置を確認しあい、その距離を測り、必要なエネルギーを算出し、無駄なコ
ストを費やして出会っていた。そしていつも取り留めのないことばかり話し
ていた。大学のこと、友達のこと、映画のこと、音楽のこと、テレビで見た
こと、気がつけば二、三時間はゆうに過ぎている。飾らない彼女と何の気兼
ねもなく話をしている時間がなにより楽しいと感じた。
私たちはなにか大きなものに愛されているような気がしていた。そういう意
味で共通した何かを持っていたのだと思う。お互い、会えない時間に、お互
いにとって関係のないことをしているときでも、不思議な繋がりのようなも
のを感じ取っていた。母体と繋がれていたときもこんな感じなのだろうかと
感じる。不思議と懐かしい感じがした。
81
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:05 ID:WyhSiv6c
2/8
初恋が遅かったせいかもしれない。私は女性関係に無頓着になっていた。そ
んなだからモモに対しても積極的になれないのさ、友人は言う。でもそれは
違う。信じる必要はないけれど、そんな単純な関係ではなかったはずだと思
えるのだ。
繋がっている感覚、それが夜空に空を見上げるような感覚。私と宇宙の間の
距離のように、果てしなく遠いけれどすぐそばにある。それが存在。いつも
身近にあるのになかなか気づかない不甲斐なさ。
人間はたくさんいるけれど、モモは一人しかいない。そんなモモとこうして
席を並べて、烏河公園の芝生の上にお弁当を広げて話をしていると、とても
幸せだった。
「そうか、これが幸せなんだ。」私はこのとき初めて知った。
生きていることが最近楽しいと感じ始めたのは、モモと出会ってからかもし
れない。無味乾燥とした砂漠のような心、よく友人がそう揶揄していた。
「君らは余計なことに煩わされすぎるのさ。無駄に時間を浪費して、人類的、
いや宇宙的な発見が遅れたらどうする?俺は君らとは違う、君らのいう恋人
なんて性欲の捌け口だろ、そんなもの娼婦と変わらない。俺は生きて真理に
到達してみせる。人間の生が限られているなんて負け犬の戯言だ、俺は神の
定めたタイムリミットを越えて見せる。」いつかの私がいった言葉だった。
82
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:06 ID:WyhSiv6c
3/8
「最近、みんなが俺のことを丸くなったって言うんだ。」
「へぇ、ああ、そぉかもしんないね。」
「そう思うか?」
「満場一致で思うね。」
「満場?だったら五分五分だと思うぞ。」
「あのさ、初めて君に会ったときね、マジでむかついた。」
「突然なにさ?」
「そういうこと、最近いい奴になってきたと思うよ。私から言わせてもらえ
ればまだまだだけどね。君の友達の苦労を考えればさもありなんってとこ?」
「わけがわかんない。」
「わたしも。」
お互い乾いた声で笑いあった。腹の底から笑うなんて、いつの頃からだった
だろうと考える。鬱屈とした少年時代だったのだなと思い出される過去は、
私にとって全ての始まりを象徴するもので、どんなに否定しても、嫌悪して
みても逃れ得ない現実だった。
私は忍辱を噛み殺して、全ての感情を殺して生きていた。それが強さだと教
えたのは、そうした環境に適応しようとする自分だった。何度も自殺しよう
とし、それに失敗し、屈辱を受け、耐えようとし、それに耐えられなくなり、
また自殺を・・・・・・この少年から大人への時間はあまりにも長く感じられた。
83
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:06 ID:WyhSiv6c
4/8
現実逃避だろうか?「君は弱かったんだ。しかたないさ。でも今は違う。君
は強くなった。そしてまだまだ強くなれる。」「誰だって愛情は必要だ。君
に笑いかけてくれる人が、不幸にも君にはいなかったってだけのことさ。シャ
ットダウンするものじゃないよ。それは弱さじゃない。人間に必要なものだ。
誰しも一人では生きて行けない。」「生きていけるさ。絶対になれ。お前な
らなれる。お前はそれを叶える力が欲しいのだろ?限界を超えて見せろ。超
えなければ見えないものがあるんだろ?」「努力と自己欺瞞を一緒くたにし
てはいけない。君はこの世界を通して全ての人と繋がっているんだ。」「科
学が全てを解決するんだ。人は神を目指した。そしてなろうとしている。い
や、なれるんだ。なのに何を恐れる?何を求める?神が欲したのは創造だ。
あとは人間にまかせたのだ。それこそ君に与えられた試練だ。」「一般化し
なければ理解できないのが科学崇拝屋の悪いところだ。神は人間を愛した。
いや、愛するからこそ、人間を創った。美しい世界を、美しい心を。」私は
人を愛することを知らなかった。いや、うすうすは気づいていたかもしれな
い、でも、受けた屈辱のために、私は人を愛することに臆病になっていたの
かもしれない。自然と人を拒絶し、避けて通り、関係を喪失しようとする。
人の心にずかずか入り込んでこようとする者を叩きのめし、二度とそんな考
えを起こさないようにする。私が本能的に生きるのに必要だと峻別した機能
だった。そして、生きるとはなんと無意味なのだろうと悟ったのだ。寂寥の
荒野に一人ただ取り残された世界。人の理解の及ばぬ暗黒の宇宙、そうした
84
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:07 ID:WyhSiv6c
5/8
中にただ一人、死を望むだけの人生。そんなものに、どんな価値があるのだ
ろうか?そもそもありはしなかったのだ。そんなものは、はなっからありは
しなかった。
「君はなぜ生きてるんだ?そんな低脳大学に行っていてむなしくならないか?」
「私はね、好きでこんな低脳大学に通ってるわけじゃないのよ。」
「はっ?なんだそれ?いいわけか?」
「訊いてきたのはそっちでしょうが!?聞きたくないなら言わないよ。」
「わかったよ、短気起こすなって。で、どんな理由?」
「限界・・・・・・みたいな?ほら、勉強なんてどこでもできるっていうでしょ?
こんな大学でもほんとうに勉強できるかデータとりたくてさ。」
「ふん、ばっかじゃねぇの?」
「馬鹿になりきれないようで天才が務まると思ってる?それに、生きるのに
理由なんて探してたら、タイムマシンが完成したとき自分の親を殺しに行く
やつけっこうでてくるかもね。」
「親が自衛策をとって、先に未来に行って、子供を生むかどうか判断するよ
うになるんじゃないか?そっちだと自殺が増えそうな気がするけど。」
「どっちみち、私には縁のない話ね、だってね、愛に満たされてるのよ。み
んなを愛してるの。」
85
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:07 ID:WyhSiv6c
6/8
神を信じているかどうかが問題ではなくて、そういう言葉を自然と口にして
しまう傍若無人ぶりがある種のカルト的要素を連想させた。
愛だのなんだのと、そんな使い古されたキャッチコピーに大枚をはたく人間
がいるのかと訝しくさえ思う。でも、彼女は人間を愛していた。それは父で
あり、母であり、友人であり、いろいろな関係で繋がれた人たちだった。
用意されたフレーズだったのだろうか?私の心を逆撫でする言葉だった。
「愛なんて軽々しく口にするな、無神論者め!」
「私にも神はいるのよ、ただ、まだ現れないだけ。」
「いつ来るんだ?」
「戦争や貧困や、馬鹿みたいなイジメがなくなる頃かな。それまで生きてら
んないと思うけどさ。」
「人間という種は食料のために戦争をするんだ。そして、人口が多くなれば、
人口を調整するために戦争をする。戦争と貧困がなくなることはない。」
「私は一人しかいないのよ。君が日本人と呼ぼうと、三流大学生と呼ぼうと、
そんなの関係ないのよ。私は私、どんなことがあっても私はこの世に一人だ
けしかいないのよ。そして君も。」
「じゃ訊くが、どうやって人口問題を解決する。食料自給率が低下する一方
で、アメリカの穀倉地帯は地下水脈が枯渇しつつある。世界中で土壌流出や
塩害、異常気象の影響で、今後の産出量も低下していくはずだ。なおかつこ
うしている瞬間にも何百人という人間が飢餓で死んでいくんだぞ。君の言っ
86
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:08 ID:WyhSiv6c
7/8
てることははっきりいって偽善者のそれだ。」
「だからしなくてはならないんじゃない。そういう連鎖が、愛があるから、
壊す側がいる一方で、救いの手を差し伸べる人たちがいるんじゃない。デー
タを眺めて手に負えないなんて言ってる君の方がよっぽど偽善者よ。」
モモの手を握って川辺のベンチに座った二人を、煌々と月明かりが照らして
いた。
「誰だって愛されたいのよ。」
頬をつたう涙をぬぐい、彼女は夜の湿った空気を大きく吸い込んだ。さっき
まで嗚咽していた彼女も、今は落ち着いたようだった。
「気分はまだ悪い?」
「だいぶよくなった。ありがとう。」
「疲れてたんだよ。最近忙しかったろ?」
彼女はかすかに俯いた。無言で虚空を見つめる僕の瞳には、何も映し出すも
のはなかったけれど、彼女の姿がはっきりと見て取れた。
「愛してるのよ。言葉じゃ足りないのよ。私はね、みんなを愛してるよ、な
のにどうして・・・・・・。」
「て・・・・・・天使のような君が憎いのさ。次、“さ”ね。」
彼女は顔を上げた。キョトンとして私の顔を覗き込んでから、すぐに笑顔を
取り戻して視線を戻した。彼女は空を見上げた。
87
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:08 ID:WyhSiv6c
8/8
「さ・・・・・・サボタージュ!」
「勇気を持って言いたいことがある。」
「る!?・・・・・・う〜ん、ルール無用だね。」
「寝ても覚めても君のことばかり。」
「リミッター外れた?」
「たくさんの言葉は好きじゃない。」
「異様な雰囲気。」
彼女がクツクツと笑う。
「君に言いたいことはたった一言。」
「ときどきそんなこと言ってるわけ?」
「結婚しよう。・・・・・・次、“う”だよ。」
一瞬沈黙が訪れた。それは不安とか、焦燥みたいなものとはまるで違っていた。
「・・・・・・うん。」
「やった、俺の勝ちだ。」
手と手を取り合った。こういう星空の下にこそ、人間と人間を結ぶ大きな力
の存在を感じる。私たちが生きている理由なんて、私の存在といっしょでち
っぽけだけど、私には、モモという、帰る場所を与えてくれる存在がある。
たったそれだけで、私はこの世界に大きな意味を与えるようになるんだ。
88
:
マイケル・J・太郎
:2004/09/11(土) 11:20 ID:WyhSiv6c
↑人物は架空ですので探しても無駄ですよ〜
89
:
某経大生
:2004/09/12(日) 00:53 ID:U3d9U8uY
つまんない。心理描写がごつい。てか自分に酔ってない?
漢字並べて心吐き出してるだけで。なにも伝わらないし。てか日記ですか?
心の動きを表現する方法は思った言葉を並べるだけじゃなく、情景の色でも
表現出来ると思う。…まあ、俺は書けないけど。
とにかく激痛です。
90
:
あぼーん
:あぼーん
あぼーん
91
:
@
:2004/09/12(日) 14:51 ID:rJiCfxkQ
激板であり激痛でもあるすれですが
自分の感じた事を文章にするのは楽しいです
92
:
ε=\_○ノ<ヒャッホー!
:2004/09/12(日) 15:14 ID:OtA8jGNw
マイケル・J・太郎のコテがあまりにもサブイ(´・ω:;.:... とおもたので
コテがえします。
コテ募集したんですけどだれも相手にしてくれないんで滑りまくリスティー
。・゜゜ '゜(*/□\*) '゜゜゜・。 ウワァーン!!
>>89
本スレの最初の作品についても書きましたが、漏れは自分に酔ってます.。゚+.(・∀・)゚+.゚カコイイ!!
むしろそういう痛いスレだという認識のもとで書いてますがなにか?
あなたも漏れなみに酔ってみろってんだべらんぼうめぇ
>>90
まだいたの?
>>91
うん、楽しいアッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ ㌧㌦! ㌧㌦!
93
:
5m
:2004/09/19(日) 22:46 ID:Ipvsa4fQ
夢じゃない
「ストップ・ザ・ミュージック!!」
しゃがれた声で初老の男性が、
満員電車で叫ぶ声で目が覚めた朝。
「全てが夢だったらいいのに・・・」
虚ろな目で天井に張り付いた香取慎吾を見つめながら、
私は呟いた。
ここは紀州の白浜の湯。
廃業に追い込まれた大相撲の力士たちが最後に行き着く先と言われる名湯である。
白い湯に浸かりつつ、
往年の名力士たちに思いを馳せる私。
腎臓がマジンガーZのような機械音を上げて
だめになっていくのを感じながら、
私は残り少ない寿命を世界平和に捧げようと神に誓った。
「還暦まであと38年。されど寿命はあと2年。
還暦まであと38年。されど寿命はあと2年。
還暦まであと38年。されど・・・」
アテネ五輪100メートル平泳ぎにて、
金メダルを勝ち取った直後のインタビューでの北島康介の言葉を反芻しつつ、
エンストしそうな車に乗って、やってきました黄泉の国!!
アメリカ人のご都合主義に辟易しながら、
ヘドロの海でキャットファイトを繰り返す私とあなたのフィアンセは、
生まれてすぐの赤子のような声を上げ、
東尋坊へとロケット・ダイブ!
ソクラテスのケツ毛をむしって煎じて飲めば、あたしもあんたも哲学者。
そんな世界はもうこりごりなんだよ!!
94
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:11 ID:Hi49gK4U
合格発表の日(作者不明/2chより)
('A`) カーチャン、県立高校落ちた。
J( 'ー`)し カーチャン、お金がなくて私立は通わせられないよ。定時制でいい?
4年後
('A`) 採用試験、また落ちた。定時制じゃだめなのかな?
J( 'ー`)し タケシはイイ子だから、そのうちイイ仕事が見つかるよ。のんびり探してごらん。
95
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:11 ID:Hi49gK4U
J( 'ー`)し 今の時代、パソコンぐらいできないとダメなのかも・・・
タケシ、パソコンを買おうか?
('A`) パソコンかー、欲しいいけど貧乏でお金ないからいいよ。
J( 'ー`)し カーチャン、パートの仕事増やすから大丈夫だよ。
<店員> インタネットセッティングサービスを含めまして25万円です。
J( 'ー`)し こんなに高い買い物をしたのはオトーチャンが死んでから始めてだよ。
タケシ、いい仕事が見つかるとイイネ。
96
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:12 ID:Hi49gK4U
(`Д) インターネット、オモシレーなー。ネットゲーム最高だぜぃ。お!レア物ゲトだぁ!
J( 'ー`)し タケシ、パソコンのベンキョウ頑張ってるなー。いい仕事が見つかるといいねー。
カーチャンも頑張らなきゃ。
(`Д) ・・・・(パソコンの勉強か、そのうちやるよ。今、ギルドの幹部になっちまって忙しい)
J( 'ー`)し タケシ、カーチャン、ちょっと疲れた。肩を揉んでほしい
(`Д) 今、ベンキョウで忙しいんだよ
J( 'ー`)し タケシ、ガンバッテルナー。カーチャン、嬉しい。いい仕事が見つかって、優しい彼女も
できるよ。
97
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:15 ID:Hi49gK4U
・・・カーチャンの入院
J( 'ー`)し 病院まで10kmもあるのに自転車で見舞いに来るなんて、タケシは親孝行だね。
パソコン頑張ってるから、自動車も買えるようになるよ。
('A`) ・・・・(カーチャン、俺ホントはゲームしかしてないんだよ。)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<医師> おかーさんは、急性白血病で、緊急の事態を要します。
('A`)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
98
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:15 ID:Hi49gK4U
('A`) RMTの掲示板に書き込んだ
「リ○ージュのアカウント、レアアイテム、ギル売ります。格安です。」
('A`) 売ったお金でカーチャンが好きなチーズケーキとヨーグルトを高いお店で買った。
J( 'ー`)し タケシ、チーズケーキおいしいよ。でも高いんだろ?お金はどうしたの?
('A`) パソコンのバイトで稼いだんだよ
J( 'ー`)し パソコン買ってヨカッタね。もう、いい仕事が見つかったんだね。
99
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:18 ID:Hi49gK4U
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
カーチャンが死んでガランとした病室
<看護婦> タケシ君、パソコン得意なんですってね。オカーサンが毎日自慢してたわ。
パソコンが得意だからいいお仕事がたくさんあるんですってね。
('A`) ウワァァァァーン
―完―
100
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:28 ID:Hi49gK4U
|
|
|
| ∧∧:::
\ (゚Д゚,,)::::: 100は俺が
(| |):::: もらったぜ!!
(γ /:::::::
し \:::
\
\
101
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:36 ID:Hi49gK4U
カーチャンシリーズ第2弾(作者不明/2chより)
幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。
J('ー`)し
( )\('∀`)
|| (_ _)ヾ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
102
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:38 ID:Hi49gK4U
学もなく、技術もなかった母は、個人商店の手伝いみたいな
仕事で生計を立てていた。
┌─────────┐
│ 個 人. 商 店 │
└─────────┘
│ J('ー`)し |
│ ( ) ┌─|
│ || │ i|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
103
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:38 ID:Hi49gK4U
それでも当時住んでいた土地は、まだ人情が残っていたので
何とか母子二人で質素に暮らしていけた。
│
│
│
│ J('ー`)し_____________
/ ̄ ̄ ( ) ('∀`)
/ || (_ _)ヾ
104
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:40 ID:Hi49gK4U
娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を
持って、近所の河原とかに遊びに行っていた。
///////ww w ww
//////w ww J('ー`)し
/////w w ww. ('∀`) □ノ( )
////w w w ( ヘヘ ||
///w ww ww w
105
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:41 ID:Hi49gK4U
給料をもらった次の日曜日にはクリームパンとコーラを
買ってくれた
J('ー`)し ワーイ コーラ ダ
( )ヽ□ ヽ('∀`)ノ クリームパン ダ
|| (_ _)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
106
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:42 ID:Hi49gK4U
ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた
J('∀`)し
(ヽロロ ヽ('∀`)/
|| (_ _)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
107
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:43 ID:Hi49gK4U
俺は生れて初めてのプロ野球観戦に興奮し、母はいつも
より少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。
J('∀`)し
t─┐ノ( ノ) ヾ('∀`)ノロロ
│■| | . (_ _)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
108
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:45 ID:Hi49gK4U
野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に
止められた
──┐
│ _[係]
│ J(;'Д`)し (`Д´ )
│ ( )\('д`) ロロヾ( )
│ || (_ _)ヾ / └
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
109
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:45 ID:Hi49gK4U
母がもらったのは招待券ではなく優待券だった。
チケット売り場で1人1000円ずつ払ってチケットを
買わなければいけないと言われた。
──┐
│ _[係]
│ J( ;'A`)し (`Д´ )
│ ( )\( 'A`) ロロヾ( )
│ || (_ _)ヾ ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
110
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:47 ID:Hi49gK4U
帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは
外のベンチで弁当を食べて帰った。
電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら
( '∀`) J('A` )し
.(_ _) ( ) .┌─
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄くく ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
111
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:48 ID:Hi49gK4U
母は 「母ちゃんバカでごめんね」 と言って涙を少しこぼした
( 'A`) J('A` )し
.(_ _) ( ) .┌─
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄くく ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
112
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:49 ID:Hi49gK4U
俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって
一生懸命に勉強した。
||||\ ('Д`;) ベンキョウ ベンキョウ
──┐ヽ( )
│くく□
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
113
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:50 ID:Hi49gK4U
新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。
母も喜んでくれた
[大]_
('∀`) J('ー`)し
( ) (人)
|| ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
114
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:51 ID:Hi49gK4U
そんな母が去年の暮れに亡くなった。
死ぬ前に1度だけ目を覚まし思い出したように
「野球、ごめんね」 と言った。
('A` )
J('A`)し ( )
/⌒⌒⌒⌒⌒ヽ ||
// ̄ ̄ ̄フ /
/ (___/ /
(______ノ
115
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:51 ID:Hi49gK4U
俺は 「楽しかったよ」 と言おうとしたが、
最後まで声にならなかった
('ー`;;)
J('A`)し ( )
/⌒⌒⌒⌒⌒ヽ ||
// ̄ ̄ ̄フ /
/ (___/ /
(______ノ
116
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:56 ID:Hi49gK4U
_、ーー、、
ii'ミ、ミミノ゙ッ
リミ γ゙ _,`,7 5分ブレイク
,へ ` ,_J、ζ
γ ゙~~|_\ 【 ̄】`E~)ヽ
>>1
GJ
/ く`i'(~) . ̄ r `t `i
/ _イ i |~i| i i l
/ /` i l ll |\ l, i
(_ ⌒\i l | i| | `ヽ_ ノ
~~\ ヽ i | li i ~~~~~~~~~~~
/\ ,,ヽ i ヽ/l |
i )~~j ノ |゚| l
/ い_ノ/===Θヽ i
ヽ / | ヽ_ノ
ヽ_ノ ノ )
117
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:59 ID:Hi49gK4U
カーチャンシリーズ第3弾(作者不明/2CHより)
J( 'ー`)し たけしへげんきですか。いまめーるしてます
(`Д) うるさい死ね メールすんな殺すぞ
J( 'ー`)し ごめんね。おかあさんはじめてめーるしたから、ごめんね
(`Д) うるさいくたばれ、メールすんな
J( 'ー`)し お金ふりこんでおきました。たいせつにつかってね 食事はしていますか?
(`Д) 死ねくそ女
118
:
コピペ
:2004/09/29(水) 15:59 ID:Hi49gK4U
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
o
__ ゚
母 |
の |
墓 | ∴ ('A`)カーチャン..........
──┐ ∀ << )
119
:
コピペ
:2004/09/29(水) 16:04 ID:Hi49gK4U
これが最後だ、 Let's go! …ン?
;;⌒))⌒`) ( ∧∧ ◎
≡≡≡;;;⌒`)≡≡≡⊂´⌒⊃,,゚Д)⊃ハ
;;⌒`)`)
120
:
コピペ
:2004/09/29(水) 16:07 ID:Hi49gK4U
カーチャンシリーズ第4弾(作者不明/2CHより)
なんか機械音痴の母がデジカメを買った。
ホラ。デジカメカッタノ
カタカタ__,
J( 'ー`)し ウルセーナ | |
( っ[l◎] ( `Д)_| |
|| ( つ | ̄ ̄ ̄|
どうやら嬉しいらしく、はしゃぎながらいろいろと写してた。
121
:
コピペ
:2004/09/29(水) 16:10 ID:Hi49gK4U
何日かしてメモリがいっぱいで写せないらしく
「どうすればいいの?」って聞いてきたが
ドウスレバイイノ・・・?
カタカタ__,
J( 'д`)し | |
( っ[l◎] ( `Д) _| |
|| ( つ | ̄ ̄ ̄|
「忙しいから説明書読め!」とつい怒鳴ってしまった。
122
:
コピペ
:2004/09/29(水) 16:11 ID:Hi49gK4U
・・・・。 忙しいから説明書読め!!!!
つまらないものばかり__,
J( 'д`)し 写してるからだろ!!! | |
( っ[l◎] (Д´#) _| |
|| ( つ | ̄ ̄ ̄|
さらに「つまらないものばかり写してるからだろ!」とも言ってしまった。
123
:
コピペ
:2004/09/29(水) 16:12 ID:Hi49gK4U
そしたら「・・・ごめんね」と一言。
… ゴメンネ。
カタカタ__,
J( '-`)し ケッ | |
( っ[l◎] (#`Д) _| |
|| ( つ | ̄ ̄ ̄|
124
:
コピペ
:2004/09/29(水) 16:13 ID:Hi49gK4U
そんな母が先日亡くなった。
________
| ___ |
| [|J( '-`)し|] .| ('A`) カアチャン・・・
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ( )
| | .|| ||
| | .||
| | .||
| | .||
| | .||
| |______||
|________.|
125
:
コピペ
:2004/09/29(水) 16:14 ID:Hi49gK4U
遺品整理してたらデジカメが出てきて、何撮ってたのかなあと中身を見たら
.__________,,,,,,,,,,,,,,___
| [(◎)]________ |
| ◎◎ || / \ || |
| || | / ヽ___/ ヽ | || |
|----- .||| ヽ/ .|| |
|[] || ヽ、 ./ || |
|[] || /=-------ノ_|| |
|[]  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
ヽ______________/
126
:
コピペ
:2004/09/29(水) 16:24 ID:Hi49gK4U
俺の寝顔が写ってた・・・涙が止まらなかった。
(;';A`;),,__ カアチャン・・・・
( っ[l◎] ウッウッ・・・
|| カアチャン・・・・
―完―
127
:
某経大生
:2004/09/29(水) 22:13 ID:fmAe/S8o
昔からすごく有名なコピペなんだが。
128
:
某経大生
:2004/10/12(火) 16:39 ID:CMKddcwE
2ちゃんねる」が生んだ文学、「電車男」今月22日新潮社から刊行
匿名の人々がウブなオタク青年をネットの会話で励まし恋愛成就に導く斬新な物語に対しては、「小説を超えた新しい恋愛文学」との評価も出ている。(読売)
お前ら、ガンガレ
129
:
某経大生
:2004/11/15(月) 02:46 ID:sd91Shrw
新作品ギボンヌ。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ,、 ,、 今日は ここまで 読みました ┃
┃ ,.(*゚ー゚)ッ、♪ ┃
┃ イ~U U~|>' 2 c h の しおり ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
130
:
某経大生
:2004/12/01(水) 19:50 ID:qe5WiTKw
89 : シンケイ:04/11/23 23:46
「まとも」って何?
平均値、世間並み、そういう恥ずかしくない暮らし・・・
「正しい人間」とか「正しい人生」とか、おかしな言葉
ちょっと深く考えると何言ってんだか分からない
気持ち悪いじゃないか「正しい人間」「正しい人生」なんて
そんなもの元々ありはしない
私達はその幻想をどうしても振り切れない
一種の集団催眠みたいなもの
まやかしさ そんなもの捨てていい
そんなものと勝負しなくていい
そんなものに合わせなくていい
そういう意味じゃダメ人間になっていい
もう漕ぎ出そう、いわゆる「まとも」から放たれた人生に・・・
131
:
ε=\_○ノ<ヒャッホー!
:2004/12/08(水) 12:04 ID:JE7KGh0.
プラトンの最後
なぜ自分がこんなところに閉じ込められなくてはならないのだろうと
プラトンは憤っていた。
裁判は明らかに彼を裁くにはその根拠が薄弱であったし、そのような
もののために民衆がデマゴーグに靡いたことに、彼の理性や知性は幻
滅し、その神の存在を疑わずにいられなかった。
それでも、彼はそれにも何か合理的な意味が、法の理性の理が内在す
るのではないかと自問いしていた。
「先生!先生、大丈夫ですか。助けに参りました」
現れたのは弟子たちだった。
彼を慕い、その教えに追従する、謙虚で、賢い者たち。
正義と勇気、叡智と中庸を備えた、彼の理想とする人間に育った
若者たちだった。
「なんということを。お前たちまで捕まってしまうぞ」
「あんな裁判はインチキです。奴らは先生に嫉妬しているだけなのです。
そんなもののために先生が死ぬだなんて無意味です」
「その通りです。先生はこの国の至宝ですよ」
彼らの言うのはもうプラトンも考えたことだった。しかし、それではなぜ
自分が裁かれねばならなかったのか、解決してはいなかった。
「まだだめだ、私は裁かれたのだ。それには理由があるはずだ」
「あるとすれば、それは傲慢と嫉妬です」
「正義のために法が行使されなかったのかな?」
「そうです」
「では法とは価値のないものであろうか?私は法に正義がないとすれ
ば、その叡智、勇気、それを行使する中庸も存在しないと考えるだろう」
「しかし、先生に罪はありませんでした」
「そうだ。罪がないのに裁かれる。もしかすると、罪の概念が変化したの
かもしれない」
「それでは末世です」
「法を行使するものが間違っていたとする。しかし、民主制とは我々が
選択したものだ、もとい、私を裁いた彼を選んだのは私といっても過言
ではない」
「人は過ちを犯します」
「過ちから学ぶのだよ。・・・・・・私が裁かれたのは、その学ぶべきことを
知らしめるためなのかもしれない」
「命をかける価値はありません」
「私は、やはりこの国を愛している。この国の制度や、法や、人間を愛
している。今、ここで逃げてしまえば、初めから何もしなかったのと同
じことではないだろうか?教え、育て、築き上げたものを、私は否定し
はしないだろう」
「生きていれば、理想の国家を作ることなど・・・・・・」
「人はいづれ死ぬ。その価値はどれだけ生きたかでは計れない。何をし
たかで評価される。私はこの国に生きた者として、何をしたかを知られ
たいと願うだろう。それに、国を作るのは君たちのような若者の仕事だ」
「正義が行われません」
「慣行の問題だ。行動規範が異なるからと正義ではないのではないだろう?」
「正義にも多元的な意義があると?」
「君たちが示すべきだ。そして認められるのならば、それは正義といって
差し支えないといえるものかもしれない」
「曖昧ですね?」
「明快なものなどどこにある?三人称は不在の実在だよ」
弟子たちは黙り込んでしまった。
もう何も言うことはなかった。プラトンの決意は固く、それを止める
よりは、彼の意思をどう紡いでいくのかが問題のように思われた。
「もういいのかな。なに、私が死んでも、私の思想は行き続けるだろう。
傲慢なことをいっているのではない。これら私のいってきたことは、
誰もが自然とそうであると気づくことができるものであるからだ」
「みなが先生のようであるわけではありません」
「まったくだ、しかし、そうでないわけでもない。いや、そうであるから
人間らしいといえる。さぁ、もう行きなさい」
弟子たちは最後に師の手に口付けをし、去っていった。
プラトンは彼らの優しさに胸打たれ、清清しい気持ちだった。
「人がいるかぎり、正義と悪はその所在を明らかにせず内在するだろう。
誰も人と関わるかぎりにおいて影響をうけるからだ。そのような状態に
あって、我々は孤独を望むか、それとも行動で示すか?
自然がそうであるように、我々もまた、孤独ではいられないだろう。
とすれば、私は私の信ずるところにより法を遵守して毒杯を仰ぐのだ」
132
:
某経大生
:2005/02/01(火) 15:06:29 ID:isaGw4w2
高経キューブ
気がつくと私たちはこの部屋にいた。
一片が約5mから6mほどのバラックのようなつくりで、壁のどの面も
同じデザインで統一されていた。
私のほかに二人の男がいた。明らかに体型からB系ファッションに走った
と思しき大学デビューのドキュソと、いかにも秋葉を地でいっている秋葉系
ファッションのデカメガネ。
こんな奴らとこんなところに閉じ込められる理由はなんなのだろうか?
そもそも私は大学に向かっていたはずだった。
試験前にも関わらずサークルの集まりで、時間は午後の8時だったと思う。
烏川緑地公園を自転車で走っていると、目の前に突然オレンジ色の発光体が
現れて・・・・・・ま、まさか、ここはUFOの中か!?
「つうかなんなんだよ、マジわけわかんねんだけど!つうかありえねくね?
ありえねくね?つうかマジふざけんな!マジでわらえねぇんだけど。つうか
何これ?あほかっつうの!」
B系ドキュソが喚き始めた。「オマエカモナー!」とツッコミたくなったが、こんなとこ
ろでネラーであることをカミングアウトする必要もないだろう。
「つうかお前ら誰?お前らなんなの?なんか俺っちのこと馬鹿にしてるべ!?
つうかマジで、俺っちのこと怒らすとあぶねぇから」
その発現だけで充分アブナイ奴であることは判断できた。
プギャー!っと噴出したくなるのをこらえて私はもう一方のキモオタに話しかけた。
「ねぇ、ここどこか分かる?」
キモオタはきょどってもぞもぞと話し始めた。
「僕わかんないっすよ〜。ほんとわかんないっすってば〜。ゲームの途中だったのに。
まだセーブもしてなかったのにな〜。ようやく鋼鉄のガールフ・・・・・・」
『うおぉぉぉぉ!やめてくれぇぇぇぇ!』と心の中で叫んで聞こえないフリをした。
精神的にこたえるものがある。
そのとき、床の中心にある扉が開いた。
133
:
某経大生
:2005/02/01(火) 15:07:49 ID:isaGw4w2
下から出てきたのは
ま た お と こ か !!!???
「ははは、こんなところにもいたよありえねぇ!てめらクソだな!」
そういって現れたのは明らかに基地外だった。
「あの、あなたは?」
私が恐る恐るきくと、彼は床から這い上がり、一息ついていった。
「てめぇらようく聞け!ここはな、高経生が目的もなく集められるという
噂の高経キューブだ!高経のあるとあらゆる人種が集められてくるんだ。
ていうかてめーら一遍氏ね!」
やっぱりこいつは基地外だと確信する。
しかし、高経キューブとはなんだろうか?
そもそも、いったいどんな目的でこんなものがあるというのだろう?
その前にこんなもん造る金あったら学生に還元しろ!!
「おっとそこの池面ビッチ!今『ここから出るにはどうしたらいいのかな?』
って思っただろザノバビッチ!」
「誰がザノバビッチだ!ていうか出れるなら案内しろよ。」
「つうかおめぇ誰だよ。調子こいてると俺のヒップホップでアップハイにして
やるぜチェケラ!」
「じゃ僕は月ひ・・・・・・」
「どうやって出るか教えてくれ!」
基地外はタバコを取り出すとぷかぷかふかしはじめた。つうかここって空調
あんのかよ!?やっぱり基地外だ!
「ここにはさまざまなトラップが仕掛けられている。それに出口がどこに
あるのかも分からない。しかし、ひとつだけ確かなことがある。今、俺が
でてきた扉、ここを見てくれ。ここに数字が書かれているだろう?」
「ああ、確かに。」
そこには9桁の数字が刻印されていた。
“199914131”
「何かの暗号か?」
「ああ、これは高経のシンボルを現している。」
「シンボル?」
134
:
某経大生
:2005/02/01(火) 15:08:50 ID:isaGw4w2
「頭のわりぃ奴だな〜!オマエモナー!とかいうの無しな」
お前にいわれたかない!と本気で叫びたくなる!!
「この数字を19 9 9 14 13 1で区切るだろう。そしてアルファベットに変換
するとどうなる?」
「え〜と・・・S・・・I・・・I・・・N・・・M・・・A・・・!?しいんま!」
「そう、またの名をイシマン。そうさ、これは偶然なんかじゃない。そして
俺たちはある目的のためにここに連れてこられたんだ。」
「いったいどんな?」
そのとき、突然部屋が暗くなった。部屋が揺れだし、まるでDQのデス●サロ
の登場シーンのようだ。
「きたぞ!」
「何がきたんだ?」
「山羊助教授だ!」
「なんだってー!!!」
そこにはお決まりのAAがあった。なんて二次元臭さなんだと思いつつも、恐怖
が私を支配していた。これから何が起こるのか検討もつかなかった。
「攻撃を仕掛けてくるぞ!用心するんだ!」
基地外が言う。しかし、こんなひょろいAAに何ができるのだろう?
すると、意外なことの山羊が口を開いた。
「女帝はんた〜い!!」
「うほっ!世論は賛成に傾いているのに極右より発言!香ばしすぎて精神的
ダメージがはかりしれねぇぜ」
基地外は精神的にダメージを受けているようだ。
今度は基地外の攻撃。
「先生!先生がテレビでイタイ人みたいな編集されてました!」
AAが汗をかき始めた。向こうも相当こたえてるようだ。
もう正直なにがどんなふうに勝負なのかわからないけれど、今は基地外の勝利
を祈るしかない。ていうか緊張感がない。
「女帝なんぞ中継ぎだ〜!」
「うほほっ!さすが先生、オラもう駄目かもしんねぇ。でも・・・まだまだ逝ける!!」
135
:
某経大生
:2005/02/01(火) 15:09:17 ID:isaGw4w2
「どっちだよ!!」
思わず突っ込んでしまった。恥ずかしい。
「先生!高経以外に行く場所がないって本当ですか?」
AAは大ダメージを受けたようだった。形が崩れ始めた。これは勝ったという
ことでいいのか?
「おのれ〜、この落とし前はきっちり正論でつけ・・・・・・アベシ!!」
「ふん、もはや読んでる学生はみんなネタくらいにしか思ってませんよ」
AAが消滅した。
「ふ〜、勝った。」
「何に勝ったんだ?ていうか今のは?もしや・・・まずくね?」
「いいんだよ、ネタなんだから。」
「ああいうのがたくさんいるのか?この高経キューブには?」
「そうだ、それらを全部ネタオチするのが“しいんま”の最終的な狙いだろう。
つまり、今のような戦いに全て勝利すれば、きっと並榎のキャンパスに帰れる。」
「おいおい、面倒だな。」
「つうかさ、研究棟って増築されたっぽくね?されたべ?」
「はっ、しまった!!」
基地外が大声を上げた。
「そうだったのか!学科の増設も、地域ゼミ協創設も、定員増加も、教員の増加
も、全てはこのための前フリだったのか!!」
「前フリって、ずいぶん長い前フリだなww」
「ここは高経キューブじゃない。ハイパー高経キューブだったんだ!」
「だからなんのためのフリだよ!!」
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