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俺は小説家を目指している。

52某経大生:2004/08/07(土) 23:26 ID:2X.xFhR6
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また、ナイフから得られた指紋が、犯行当日に事情聴取を受けた人物に一致
するものがあり、任意同行を求めたところ、その人物はあっさりと犯行を認
めた。動機は私が考えたとおりだった。犯人は前々から彼女と交際相手との
関係を知っており、それをいつも憎んでいたらしい。それが犯行当日、彼女
が交際相手の部屋にあった本を読んでいた(表紙に著者のサインがあったら
しい)のを見て、殺意を抱いたという。彼女が痛がらないので驚いてすぐに
逃げた、それが彼女の犯行の露見を遅らせたというのが警察の見解だった。
なによりも驚いたのが、その渦中の交際相手が、彼女と高校時代からの同級
生という修士1年の彼だった。今回の事件で名前が出たことで、学校側の処
分はなかったが、さすがに大学にいられなくなったのか、犯人逮捕の翌日か
ら研究室には姿を見せなくなった。
今回の事件を通じていったい犯人は彼女を殺すことで何を得ただろうかと考
えずにはいられない。彼を得ただろうか?いや、彼は自由だ、所有はできな
いはずだ。では、彼女が彼と関係を持たなくなるという状態を得ただろうか?
それにおいては成功したといえるだろう。しかし、根本的な問題の解決には
なっていない。犯人は彼だけでなく、自由と未来までも奪われたのだから。
そうまでして彼女を殺す価値とは、むしろ思うのは、そこに至る過程の問題
なのではないかということ、そして、一瞬の雷の閃光のように、それと気づ
いたときには、もう終わってしまった事象なのだ。


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