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俺は小説家を目指している。

86マイケル・J・太郎:2004/09/11(土) 11:08 ID:WyhSiv6c
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てることははっきりいって偽善者のそれだ。」
「だからしなくてはならないんじゃない。そういう連鎖が、愛があるから、
壊す側がいる一方で、救いの手を差し伸べる人たちがいるんじゃない。デー
タを眺めて手に負えないなんて言ってる君の方がよっぽど偽善者よ。」

モモの手を握って川辺のベンチに座った二人を、煌々と月明かりが照らして
いた。
「誰だって愛されたいのよ。」
頬をつたう涙をぬぐい、彼女は夜の湿った空気を大きく吸い込んだ。さっき
まで嗚咽していた彼女も、今は落ち着いたようだった。
「気分はまだ悪い?」
「だいぶよくなった。ありがとう。」
「疲れてたんだよ。最近忙しかったろ?」
彼女はかすかに俯いた。無言で虚空を見つめる僕の瞳には、何も映し出すも
のはなかったけれど、彼女の姿がはっきりと見て取れた。
「愛してるのよ。言葉じゃ足りないのよ。私はね、みんなを愛してるよ、な
のにどうして・・・・・・。」
「て・・・・・・天使のような君が憎いのさ。次、“さ”ね。」
彼女は顔を上げた。キョトンとして私の顔を覗き込んでから、すぐに笑顔を
取り戻して視線を戻した。彼女は空を見上げた。


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