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自民党スレ2
81
:
OS5
:2024/08/17(土) 11:37:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/03c83ab5233f5a04bbb92def9462c3cc3eab70d6
混迷の自民総裁選「派閥を守りたい麻生」「高みの見物の菅」「孤立を深める森」…3長老たちの“推し候補”と意外なホンネ
8/17(土) 11:11配信
デイリー新潮
3長老(左から麻生氏、森氏、菅氏)
9月に予定される自民党総裁選に岸田文雄首相が不出馬を表明したことで、「ポスト岸田」レースが激しさを増している。一方で、出馬意欲を示す候補者たち以上に注目を集めるのが、その当落すら左右する「キングメーカー」の動向だ。そんな3長老たちの“肚の内”を覗いてみると――。
***
現時点で、総裁選へ出馬する意向を示しているのは石破茂・元幹事長(67)に河野太郎・デジタル相(61)、高市早苗・経済安全保障相などとされる。
「他にも茂木敏充・幹事長や野田聖子・元総務相、斎藤健・経産相らも出馬に意欲的と伝えられます。しかし『このメンツじゃ、誰がなっても次の選挙に勝てない』との声も多く、党内からは“選挙の顔”として期待できる、小泉進次郎氏を推す声が勢いを増しつつある」(全国紙政治部記者)
国難をヨソに、自民議員らが「次の選挙」を気にするのは、来年に衆議院・参議院とも任期満了を迎えるためだ。
「つまり次期総裁選びが“自分たちの命運を決める”との危機感があり、進次郎氏なら『世代交代』と『刷新』をアピールでき、地に堕ちた党の信頼回復も果たせると夢想する若手議員は多い。もし進次郎氏が出馬表明すれば、支援に回る意向を持っているのが党長老の森喜朗氏とされますが、ひとつ大きな問題が……」(同)
“空中分解”する清和会
それが森氏の党内での影響力の低下という。自民党関係者が語る。
「これまで森さんの“影武者”として、萩生田光一・前政調会長が党内に睨みを利かせていた部分もありましたが、自民派閥の裏金問題や7月の都議補選での大敗を受け、萩生田氏自身が党中央から弾かれてしまった。と同時に森さんの影響力も急速に低下し、仮に森さんが進次郎氏を応援したいと思っても、果たしてヒトを動員できるのかどうか……」
威光の陰りとともに、森氏がかつて会長を務め、その後も「仕切り役」として君臨してきた清和会(安倍派)も“分裂状態”に陥りつつあるという。
「清和会の3回生以下の若手のなかには“進次郎を推す”と話す者が少なくありません。それより上の世代で中国地方に縁のある議員などを中心に“石破支援”に回る動きも伝えられる。求心力を失った清和会は早い段階から総裁選を睨んだ“草刈り場”になっていて、茂木陣営の切り崩しにあっている若手議員もいると聞く。分裂というよりも、清和会の現状はバラバラに近い」(同)
そんななか、相変わらずの存在感を放つのが麻生太郎・副総裁という。
麻生と菅の「本音」
すでに麻生氏は茂木氏からの支持要請を断わったと伝えられるが、
「同じ麻生派の河野氏が出馬すれば“支援するのが筋”との理屈ですが、周辺を取材すると『最終的に派として票を散らす』可能性に言及する関係者もいるなど、手持ちのカードは複数用意しているようです。派閥を存続させるための“リスクヘッジ”という狙いのようですが、実際、他に勝てる候補が出てくれば“相乗り”するシナリオなども取りざたされています」(前出・記者)
3長老のなかで最も悠然と構えているのが、実は菅義偉・前首相という。
「岸田首相の不出馬表明までは、菅さんも進次郎氏を中心に“岸田に勝てる”候補の擁立に水面下で動いていた。ところが岸田氏が退陣意向を示したことで、最近は『出たい人が出ればいい』とトーンダウンしている。岸田氏の“二階(俊博)切り”発言で自身の政権にトドメを刺されたとの恨みから、菅さんの総裁選に対するモチベーションは“岸田追い落とし”にあったというのが定説。進次郎氏を応援したい気持ちに変わりはないようだが、図らずも目的が達成されたことで、表立って動く気配はいまのところ見えない」(前出・関係者)
「顔」をスゲ替えても“長老の一掃”なくして、古い自民体質は変わらない?
デイリー新潮編集部
新潮社
82
:
OS5
:2024/08/17(土) 11:42:07
>>2
追記修正
●が出馬以降(小泉は本人はコメントないが)
ポスト岸田 ポストポスト岸田 の年齢
【岸田派】
岸田文雄 57年生まれ 66歳
●上川陽子 53年生まれ 71歳(麻生印) 岸田派内では林氏に期待が強く、推薦人確保は難航する可能性がある。
>>72
●林芳正 61年生まれ 63歳 推薦人確保にめど
>>76
小野寺五典60年生まれ 64歳
【茂木派】
●茂木敏充 55年生まれ 68歳(麻生印)麻生副総裁が茂木幹事長に「支持は難しい」との意向
>>63
●加藤勝信 55年生まれ 68歳(菅印) 出馬検討を表明
>>75
HKT(萩生田光一・加藤・武田良太)
小渕優子 73年生まれ 50歳(森印)
【菅系】
●石破茂 57年生まれ 67歳 立候補の意向示す 推薦人20人そろえば
>>78
●河野太郎 63年生まれ 61歳(麻生派) 麻生、菅の板挟み
>>46
●小泉進次郎81年生まれ 43歳
【安倍派】
西村康稔 62年生まれ 61歳
萩生田光一63年生まれ 60歳
世耕弘成 62年生まれ 61歳 離党中
【保守系】
●小林鷹之 74年生まれ 49歳(二階派) 19日にも出馬表明
>>74
甘利明前幹事長
>>67
●高市早苗 61年生まれ 63歳 高市氏を支援していた議員が今回は小林氏支持に回る動き
>>71
●青山繁晴 52年生まれ 72歳 参院議員
>>34
自民党総裁選に出馬する意向
【その他】
●斎藤健 59年生まれ 65歳 (元石破派)
●野田聖子 60年生まれ 63歳(二階印) 必要な20人の推薦人確保が課題
>>42
【長老】
二階俊博 39年生まれ 85歳 ・・・次回衆院選出馬せず
麻生太郎 40年生まれ 83歳
菅義偉 48年生まれ 75歳
小池百合子52年生まれ 71歳
83
:
OS5
:2024/08/17(土) 11:43:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf7de82f7aaf8babd0ebff8c92875fa73e8b6fff
自民総裁選 世代間の戦いの様相も 40代「刷新」、ベテラン「経験」
8/16(金) 19:16配信
混戦模様の9月の自民党総裁選は、世代間の戦いの様相も呈している。派閥パーティー収入不記載事件で傷ついた党の「刷新」をアピールするため、若手・中堅議員を中心に40代の総裁候補が急浮上。これに対し長らく総裁候補と呼ばれてきた60代以上のベテラン勢は、激動する国際情勢などに対処する「経験」の重要性をアピールする。
■「現役世代に身近なリーダーを」
「現役世代が身近に感じられる若き政治リーダーがこれまで以上に求められる」。9日発売の月刊誌「文芸春秋」でこう訴えた衆院当選4回の3人のうち、福田達夫、大野敬太郎両氏が推すのが、当選同期の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)だ。若手・中堅を中心に、立候補に必要な推薦人20人を超える支持の広がりを見せている。
総裁交代を機に支持率を大幅に回復させたいとの期待感から、若く知名度が高い小泉進次郎元環境相(43)の待望論もある。「刷新感」を求める菅義偉前首相も小泉氏を評価し、本人が決断すれば推薦人確保は確実とみられる。首相に就けば、44歳で初代首相となった伊藤博文よりも若く、歴代最年少となる。
今月8日の安倍派中堅・若手約10人の会合でも小林、小泉両氏の名が挙がった。出席した佐々木紀(はじめ)衆院議員は記者団に「若返りというか、世代交代はしっかり進めていかないといけない」と強調した。ただ、若返り論への異論も少なくない。「すぐにボロが出るようでは困る。安定感が大事だ」。ある党幹部は「人気投票化」を危惧した。
■ベテラン勢は実績に自負
「いつかこの経験を生かせる日が来ればいいと思う」。3度目の出馬を目指す河野太郎デジタル相(61)は15日の記者会見で、閣僚として外交・安全保障などを担当してきたと語り、出馬に意欲を示した。茂木敏充幹事長(68)も1日、記者団に「難しい状況の中でかじ取りしていくのは相当大変だ」と、重要閣僚や党要職を歴任した自負をのぞかせた。
一方、実績や安定感を重視して林芳正官房長官(63)、加藤勝信元官房長官(68)、斎藤健経済産業相(65)を推す動きも出ている。小林氏を評価する重鎮は「若手だけで応援し、ベテランを排除しているように受け止められている」と懸念した。(田中一世)
84
:
OS5
:2024/08/17(土) 11:51:07
■安倍派
保守派の、小林鷹之と高市早苗か?
萩生田光一はHKTで加藤勝信?
■麻生派
自派の河野太郎 と 茂木敏充か?
外様の甘利明は小林鷹之
■茂木派
自派の茂木敏充と加藤勝信
■岸田派
自派の林芳正と上川陽子
■二階派
自派の小林鷹之
武田良太はHKTで加藤勝信?
■菅系
石破茂/河野太郎/小泉進次郎/加藤勝信
カードは多いが・・・
85
:
OS5
:2024/08/17(土) 20:29:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d09f7fa51cbb8fd611cd06b2b223d061370ff22
自民総裁選は乱立模様 小林氏19日表明 林、加藤、河野3氏も出馬へ
8/17(土) 18:48配信
毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で、平田明浩撮影
9月に予定される自民党総裁選は、10人前後が立候補に意欲を示す乱立模様となっている。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が19日に記者会見を開き、最初の立候補表明となる見通しだ。林芳正官房長官(63)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)も立候補する意向を固めた。これまで2008、12年に各5人が出馬したのが最多だが、岸田文雄首相の再選不出馬を受け、各議員の動きが活発化している。
【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち
小林氏は、党の「刷新」を求める安倍派などの当選4回以下の議員に加え、所属する二階派や麻生派の一部から支持される。他候補に先んじての表明について、小林氏支持の議員は「二階俊博元幹事長も了承済みだ」と話す。活動期間を長く確保することで知名度不足を克服し、党員票獲得に向けて浸透を図る。
これに対し、岸田派ナンバー2の座長だった林氏は防衛相、外相などを務めた政策通で、岸田派を中心に「ポスト岸田」に推す声が高まっていた。既に首相らに出馬の意向を伝えた。
加藤氏は16日夜、BS11の番組で「総裁選に向け具体的な動きをしていきたい」と述べ、出馬の意向を明らかにした。菅義偉内閣で官房長官を務め、今回の動きも非主流派に影響力を持つ菅氏の意向を受けたものとみられる。同じく菅氏に近い小泉進次郎元環境相(43)は、現時点で対応を明言していない。
また、河野氏は16日、麻生太郎副総裁と東京都内で会談した。関係者によると、麻生氏が出馬を了承したことから、近く立候補を表明する調整に入った。
岸田派所属の上川陽子外相(71)も、出馬意欲を首相に伝えたと、X(ツイッター)に投稿した。だが、岸田派内では林氏を推す声が強く、脱派閥で支持を広げられるかが課題となる。
総裁選は9月12日告示、同27日投開票の日程が有力で、20日の総裁選挙管理委員会で決定する。【野間口陽、鈴木悟、加藤明子】
86
:
OS5
:2024/08/17(土) 20:34:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/5112d33f9ea130e778ec4351a23be0c433cf8411
「ついに攻め始めた」の声も…上川陽子外相が自民党総裁選出馬意欲を岸田首相に伝達 Xで表明
8/17(土) 20:08配信
日刊スポーツ
上川陽子外相のXから
上川陽子外相(71)は17日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、岸田文雄首相(67=自民党総裁)の不出馬表明で一気に動き始めた9月の自民党総裁選への出馬意欲を、首相に伝えたことを明らかにした。
「今日、昼過ぎに岸田総理に私の決意をお伝えしてまいりました」とした上で「午後は議員会館で、静岡のお茶で喉を潤しながら、私の思いを伝える電話かけです!」と投稿。静岡1区選出らしくテーブルに緑茶を置いた構図で、携帯電話で電話をかけている自身の様子の写真もポストした。
上川氏は一時、麻生太郎副総裁が「激推し」していたが、最近はやや待望論がしぼんでいた。今回の投稿をめぐっては、上川氏のこれまでのX投稿が、外相としての活動報告が多かったこともあってか、自民党内では「ついに上川さんが攻め始めた」などの驚きの声も出ている。
今回の総裁選は、候補者が大乱立して大乱戦になる見通しだが、女性議員で名前が出ているのは上川氏のほか、高市早苗経済安全保障相(63)や野田聖子元少子化担当相(63)などにとどまっている。
上川氏は、解散した岸田派に所属していた。岸田派では、座長を務めた林芳正官房長官(63)も総裁選に出馬する見通し。
87
:
OS5
:2024/08/18(日) 20:05:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/e95174a7bc29418b5c63fb43158f0f0fd413475d
自民総裁選 石破氏の勝機は? 最も善戦した2012年と似通う 国民、党員人気高いが…推薦人20人確保が課題
8/18(日) 11:56配信
12
コメント12件
山陰中央新報
(写真:山陰中央新報)
9月の自民党総裁選への岸田文雄首相の不出馬表明を受け、後継争いが本格化している。5度目の挑戦に意欲を示す石破茂元幹事長(衆院鳥取1区、12期)は勝てるのか。世論調査の次の総裁にふさわしい人を分析すると、今回は最も善戦した2012年と似通い、自民支持層の期待が高いのが特徴だ。党が窮地に陥るほど現実味を帯びる「石破カード」。当面は推薦人20人の確保が課題になる。
初めて総裁選に挑んだ08年は麻生太郎氏(現副総裁)に敗れ、12、18、20年も国会議員票を伸ばせず敗北した石破氏。14日の岸田首相の不出馬を受けて「できるだけ同じ志を持つ方にご賛同いただきたい」と、立候補に意欲を示した。
【石破氏の横顔】妻に振る舞ったサケのワイン蒸し「大批判は浴びておらん」
石破氏の強みは国民、党員の支持だ。共同通信社が7月20、21の両日に実施した世論調査で、次の総裁にふさわしい人を尋ねる問いに全体は28・4%でトップに立ち、2位の小泉進次郎元環境相の12・7%を大きく引き離した。自民支持層に限っても29・1%で1位となった。
状況は下野していた12年と似通う。当時の石破氏への期待は全体25・5%、自民支持層31・4%でともに1位。党員・党友による地方票と国会議員を合わせた1回目の投票は地方票で圧倒した。国会議員のみの決選投票は安倍晋三元首相に19票差で敗れたが、過去4回で最も総裁に近づいた選挙だった。
低い自民支持率共通
もう一つ共通するのは自民党支持率の低さだ。民主党政権時の12年は19・3%で、今回は派閥政治資金パーティー裏金事件を受けて33・1%にとどまり、40%を超えていた安倍、菅各政権時代より低い。
時に政権に苦言を呈し、党内には「石破アレルギーは強い」との声が聞かれる一方、「国民と意識が近い石破氏がいるのは党の強さでもある。本当に党が追い込まれた時に『石破カード』を使う可能性はある」との見方もある。
党への逆風と石破氏への期待は連動する。裏金事件発覚前で自民支持率が35・8%だった23年8月調査で石破氏への期待は全体18・5%、自民支持層に限ると17・0%で岸田首相の19・1%に及ばなかった。裏金事件発覚後の同12月調査は自民支持率が26・0%に下がる一方、石破氏への期待は全体25・7%に上昇し、自民支持層は23・5%で首位に躍り出た。
安倍氏と一騎打ちとなった18年は石破氏への期待は全体26・7%で安倍氏を下回り、自民支持層は20ポイント以上の差をつけられ、299票の大差で敗れた苦い経験もある。党員の期待をつなぎ留められることが勝利の絶対条件になる。
88
:
OS5
:2024/08/18(日) 20:07:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/7098d2d4deaba4d618185edb894c8b100c265973
乱立模様、推薦人集め激化 「ポスト岸田」が汗、自民総裁選
8/18(日) 7:04配信
時事通信
自民党総裁選を巡る「ポスト岸田」の候補者。(上段左から)石破茂、加藤勝信、上川陽子、小泉進次郎(中段左から)河野太郎、小林鷹之、斎藤健、高市早苗(下段左から)野田聖子、林芳正、茂木敏充の各氏。
9月の自民党総裁選が一気に乱立模様となってきた。
出馬が取り沙汰されるケースも含めれば、「ポスト岸田」候補は10人程度となる。派閥の締め付けが緩んだことで、立候補に必要な推薦人20人を各候補は自前で確保する必要に迫られ、水面下でつばぜり合いが繰り広げられている。
【図解】総裁選(代表選)前後の内閣支持率変動例
「複数の同僚から話をもらっているのは事実。それ以上コメントすることはない」。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は17日、新潟県燕市で記者団から推薦人確保の状況を問われ、手の内を明かすのを避けるかのように言葉を濁した。
20人の推薦人確保にめどを付けた小林氏だが、支持の中心は所属する二階派ではなく、派閥裏金事件の震源となった安倍派の中堅・若手や無派閥議員ら。一方、二階派や安倍派の一部には小泉進次郎元環境相(43)への待望論もあり、小林氏陣営からは「告示日までに他陣営に切り崩されるかも」と懸念の声が漏れる。
茂木派では、加藤勝信元官房長官(68)が出馬を検討している。15日には安倍派に一定の影響力を持つ萩生田光一前政調会長に協力を要請。森山裕総務会長の支援を期待し、茂木派内でも支持拡大を狙う。自派閥固めを図ろうとしていた茂木敏充幹事長(68)は17日、訪問先の金沢市で総裁選対応について「夏の間考える」と言葉少なに説明。予定を切り上げて帰京を急いだ。
岸田派では、林芳正官房長官(63)が立候補の意向を同派議員に伝え、上川陽子外相(71)も推薦人確保に汗をかく。上川氏は議員連盟を通じて親交が深いメンバーらに電話などで支援を呼び掛けている。
にわかに乱戦の様相を呈する総裁選に、早くから「ポスト岸田」として名前の挙がってきた面々からは焦りの色もにじむ。2021年総裁選で小林氏が推薦人に名を連ねた高市早苗経済安保担当相(63)は、自らの支持基盤となってきた保守層の亀裂を警戒。17日、奈良市内で講演した際、出席者によると、「候補乱立を受け、推薦人の引きはがしにあっている」と危機感をあらわにした。石破茂元幹事長(67)は推薦人確保の見通しが立ちつつあると明かしたが、茂木派の切り崩しにも動いている。
候補が乱立すれば推薦人確保のハードルは高まる。自民関係者は「世論の支持が伸び悩めば、告示までに勝ち馬に乗ろうとする議員心理も働くだろう」として、駆け引きが激化するとの見方を示す。実際出馬できるかどうかは「ポスト岸田」候補にとって今後の政治的影響力も左右しそうだ。
89
:
OS5
:2024/08/18(日) 20:11:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c568884b30e8facb8b5e84cff799e214e54632b5
石橋湛山は2・3位連合で勝利 黎明期から決選投票が焦点 自民党総裁選プレーバック①
8/13(火) 7:00配信
産経新聞
自民党総裁選の決選投票で勝利した石橋湛山氏(左)と握手する敗れた岸信介氏=昭和31年12月14日
9月の自民党総裁選は、「政治とカネ」の問題に由来する派閥解消に伴い「派閥なき総裁選」となる。熾烈(しれつ)な権力闘争を繰り広げてきた過去の総裁選を振り返りつつ、今年の総裁選の焦点を探る。
【表でみる】昭和31年の自民党総裁選
昭和30年の保守合同によって誕生した自民党で、総裁選が初めて行われたのは翌31年4月5日のことだった。地方の党組織の確立を急いだ時期で、国会議員に地方代議員を加えた選挙となった。当初は旧民主党の鳩山一郎と旧自由党の緒方竹虎との争いとみられていたが、1月に緒方が急死。有力な対抗馬がいなくなり、鳩山が圧勝した。
■飛び交う空手形
鳩山が同年11月に退陣を表明すると、後継を岸信介、石橋湛山、石井光次郎の三者が争った。それぞれ党内での勢力、人気が伯仲しており、初の本格的な総裁選と位置づけられている。投票によるしこりを避けるため、長老による話し合いでの決着が模索されたが、実現しなかった。
総裁選では現金やポストの空手形が飛び交ったといわれ、当時の産経時事(現産経新聞)は「岸派のグランド・ホテル、石橋派の日活会館、石井派のプリンス・ホテルの事務所ではそれぞれおそくまで参謀会議が開かれた」と報じていた。
主流派の岸と非主流派の石橋、石井という構図となった総裁選は同年12月14日に行われ、第1回投票で1位岸、2位石橋、3位石井となったが、岸は過半数を獲得できなかった。党則により岸、石橋の間で決選投票が行われ、2位・3位連合を結成した石橋が258票を獲得し、251票の岸に7票差で勝利した。
今年9月の総裁選に関し、岸田文雄内閣の支持率低迷を受け、多くの候補者による論戦を通じ党勢回復を図るべきだとの意見がある。候補者が乱立すれば決選投票にもつれこむ公算が大きいだけに、閣僚経験者は「派閥は解消したが、決選投票ではまとまって行動したい」と話している。党の黎明(れいめい)期と同様、決選投票での合従連衡が焦点となりそうだ。
■「ポスト岸」で乱戦
石橋の病気による辞任に伴う昭和32年3月21日の総裁選は約3カ月前の戦いで石橋に肉薄した岸が優位を誇って形式的な総裁選となり、岸は有効投票数475票のうち471票と圧倒的多数で選出された。
日米安全保障条約改定を成し遂げた岸は35年6月、退陣を表明した。「ポスト岸」を巡る争いは、官僚出身の池田勇人と、党人派の支持を集めた石井を中心に複数候補が立候補の意志を示す乱戦となった。サンケイ新聞(現産経新聞)は「党内の派閥抗争は頂点に達した。総裁公選には金がかかる-という世間の非難が強くでたのもこのときだ」と振り返る。このときは、池田が決選投票で石井に勝利した。
39年の東京五輪閉幕翌日の10月25日、池田は病気のため退陣を表明した。次の総裁は、池田の後継指名もあり話し合いによって佐藤栄作に一本化。佐藤長期政権のスタートだった。(敬称略)
90
:
OS5
:2024/08/18(日) 20:12:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6ec20299977ebe1af356a7e5ecf7e05f0464f63
「三角大福」の争いで金権批判 その後は「クリーン」アピール 自民党総裁選プレーバック②
8/14(水) 7:00配信
産経新聞
自民党総裁選に勝利したときの田中角栄氏=昭和47年7月5日
昭和45年10月29日、佐藤栄作は自民党史上初の総裁4選を果たした。投票総数の7割以上にあたる353票を獲得したものの、三木武夫に佐藤への批判票として予想を上回る111票が集まった。
【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?
■権力闘争に傾注
三木は「政治が国民から遊離している」と述べたが、総裁選の仕組みにも批判があった。有権者は党所属の衆参両院議員と都道府県から各1人の代表者であり、現在の党員投票はなかった。選挙管理委員会や立会演説会もなく、議員を政策論争そっちのけで権力闘争に傾注させる規定だといわれていた。
佐藤は4選後、早々に次は立候補しないと表明し、田中角栄と福田赳夫による「第1次角福戦争」と呼ばれる後継争いが激化した。佐藤は福田に政権を禅譲する形での「角福調整」を模索していたとされる。しかし、田中は豊富な資金力を背景に勢力を伸ばし、47年5月に佐藤派内の大半の議員で田中派を旗揚げした。
同年7月の総裁選は新ルールとして立候補に推薦人10人が必要となり、田中、福田、大平正芳、三木が立候補した。各氏から一文字取って「三角大福」と呼ばれた。田中、大平、三木が決選投票で「反福田」で協力すると確認し、大勢が決した。決選投票は田中282票、福田190票で、田中は当時最年少の54歳で総裁に就いた。7年8カ月続いた佐藤政権後、田中の若さへの期待も高かった。
この総裁選についてサンケイ新聞(現産経新聞)は、地方の代議員に関し「1票3千万円のウワサも」と報じた。田中は首相就任後、金脈問題によって追い込まれ49年に退陣した。
■「椎名裁定」で決着
後任を巡り、派閥の人数で勝る田中と大平が総裁選実施を模索したのに対し、三木、福田が「田中亜流」を避けるべく話し合いによる決着を主張。最終的に金権選挙や党分裂を避けるため、副総裁・椎名悦三郎による「椎名裁定」で三木が総裁となった。
「クリーン三木」といわれた三木は総裁選に何度も挑戦した。今年9月の総裁選出馬の意欲を隠さない石破茂は、三木について「自分に重ねてみたところは確かにある」と話したことがある。派閥のパーティー収入不記載事件を受け自民に逆風が吹く中、石破に好機が到来したのか否か。目先を変えるため小泉進次郎、小林鷹之ら中堅・若手への待望論もある。ただ、話し合いで決着する可能性はほとんどない。(敬称略)
91
:
名無しさん
:2024/08/18(日) 20:12:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec0138054f4f471fbad54ce383f39a37a552a873
現職首相唯一の敗北に複数の「明智光秀」…「天の声もたまには変な声がある」 自民党総裁選プレーバック③
8/15(木) 7:00配信
産経新聞
昭和52年、顔をそろえた(左から)田中角栄元首相、福田赳夫首相、大平正芳自民党幹事長。翌年の総裁選で、福田、大平両氏は激しく争った=東京・芝公園のホテル
昭和51年の衆院選の自民党敗北を受けて三木武夫は退陣に追い込まれ、同年12月23日に福田赳夫が話し合いで総裁に選ばれた。福田は経済の立て直しを急ぐ一方で党改革を進め、派閥解散や総裁選への全国の党員・党友による予備選導入を決めた。
【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?
■福田は本選を辞退
福田が再選を目指した53年総裁選は初めて予備選が採用された。ほかに幹事長の大平正芳、総務会長の中曽根康弘、通商産業相の河本敏夫が出馬。党幹部や閣僚が現職首相に弓を引く形で総裁選に出馬する場合、「本能寺の変」で主君の織田信長を討った明智光秀になぞらえられるが、総裁選で「明智光秀」が立候補したのはこのときだけだ。
予備選は、田中角栄率いる田中派が大平を全面支援し、福田は大平に次ぐ2位だった。福田は「天の声もたまには変な声がある」と述べ、本選を辞退。派閥解消がかけ声だけだったことも浮き彫りになった。
現職首相が総裁選で敗れた唯一のケースだが、今年9月の総裁選に重なる部分がある。首相の岸田文雄が立候補する場合、幹事長の茂木敏充、閣僚の河野太郎や高市早苗らが「明智光秀」と言われる覚悟で出馬に踏み切るかが焦点だ。また、次期衆院選の「顔」選びにもなるため、国会議員は党員・党友投票の動向を無視しづらい。パーティー収入不記載事件を受け麻生派(志公会)を除き派閥は解消を決めたが、実効性があるかも注目される。
不記載事件は、しばしば昭和63年に発覚した汚職事件であるリクルート事件になぞらえられる。総裁の竹下登は平成元年4月25日、政治不信の責任を取って退陣の意思を表明。6月2日に竹下の事実上の後継指名で宇野宗佑が総裁に決まったが、7月の参院選で大敗し2カ月の短命となった。
■「小沢面接」のような場面は…
それでも竹下派支配は続き、宇野の後の海部俊樹、宮沢喜一は竹下派の影響下にあった。宮沢が勝利した3年10月27日の総裁選を巡っては、同派幹部の小沢一郎が宮沢、三塚博、渡辺美智雄を派閥事務所で面接する場面もあった。今年9月の総裁選ではキングメーカーとして麻生太郎や菅義偉が誰を推すかに注目が集まるが、「小沢面接」のような場面は想定しがたい。
宮沢が首相だった平成5年7月の衆院選で自民は敗れ、下野した。次の河野洋平は野党の総裁、続く橋本龍太郎は首相になりうる連立与党の総裁として選ばれた。(敬称略)
92
:
名無しさん
:2024/08/18(日) 20:13:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9b36af4fcef21d0e5f88c30fc96445011dc0aa6
存在の危機に現れた「救世主」…「自民党 ぶっ壊す」 平成13年4月 自民党総裁選プレーバック④
8/16(金) 7:00配信
32
コメント32件
産経新聞
平成13年の自民党総裁選で街宣車から手を振る小泉純一郎氏(右)と応援に駆けつけた田中真紀子氏=東京・池袋東口
自民党は平成10年7月の参院選で14議席減の惨敗を喫し、首相の橋本龍太郎は在職2年半で辞任した。直後の総裁選で、最大派閥の小渕派は会長・小渕恵三の擁立を決めたが、梶山静六が同派を離脱して無派閥で出馬。三塚派からも小泉純一郎が名乗りを上げた。
【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏
■「凡人、軍人、変人」
人気者の田中真紀子が「凡人、軍人、変人」と評した三つどもえの争いは、下馬評通り「凡人」の小渕が制した。小渕は参院で与党が過半数割れした「ねじれ国会」解消のため、自由、公明両党を連立に引き込んで現在の自公連立の礎を築く。11年9月の総裁選でも加藤紘一、山崎拓を破り再選を果たしたが、自由党の連立離脱で政局が混乱する中、脳梗塞に倒れた。
緊急事態を受け、自民は有力者5人が協議して幹事長の森喜朗を後継に据えると合意した。森は総裁選を経ずに両院議員総会で総裁に選出された。これが「密室談合」と批判され、森政権は、まれにみる不人気政権となる。
森の舌禍や「政治とカネ」の問題などが重なり、13年2月の産経新聞とフジニュースネットワーク(FNN)の合同世論調査で内閣支持率は6・9%に低迷した。望ましい政権として「自民を含まない連立」との回答が44%を占めた。森は在任1年で辞意を表明し、後継を選ぶ総裁選には橋本、小泉、亀井静香、麻生太郎が名乗りをあげた。
小泉は過去2回の総裁選で、結果的に「かませ犬」的な役回りに甘んじており、3度目の出馬も当初は有力候補とみなされていたわけではなかった。当時の産経新聞は「今回手を挙げておかなければ、次に立つ理屈がなくなる」という小泉陣営の声を紹介し「次の次」狙いが真意だと報じた。「大本命」と評されたのは元首相の橋本だった。
■小泉劇場に熱狂
ところが小泉は「自民党をぶっ壊す」と訴え大ブレークを果たす。4月の総裁選では地方票の9割に当たる123票を獲得し、地すべり的な大勝を収めた。直後の参院選や17年の「郵政解散」による衆院選も勝利に導いた。ただ、派閥構造など自民の体質は温存された。
93
:
OS5
:2024/08/18(日) 20:14:45
https://news.yahoo.co.jp/search?p=%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF&ei=utf-8
繰り返す世代交代と脱派閥 「麻垣康三」 自民党総裁選プレーバック⑤
8/17(土) 7:00配信
産経新聞
平成18年の自民党総裁選を争った(右から)安倍晋三、谷垣禎一、麻生太郎各氏。安倍氏が当選し、史上最年少の総裁となった
小泉純一郎は首相在任時、国民の支持を政治力の源泉とした。世論の力で「敵」をたたき、推進力に変える政治手法は自民党内に深刻な対立を生んだが、小泉は平成15年の総裁選でも亀井静香ら反対勢力を抑えて勝利した。
【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?
小泉政治のキーワードの1つが「世代交代」だった。元首相の中曽根康弘、宮沢喜一を引退させ、衆院当選3回の安倍晋三を史上3番目に若い49歳で幹事長に抜擢(ばつてき)。その後、初入閣にもかかわらず内閣の要である官房長官に据えた。
小泉は5年5カ月の長期政権を築き、2期目の総裁任期満了で退任した。ポスト小泉である麻生太郎、谷垣禎一、福田康夫、安倍の4人は「麻垣康三」と総称された。
■安倍晋三が圧勝
18年の総裁選には「麻垣康三」のうち福田を除く3人が出馬。「世代交代の旗手」と目された安倍が派閥横断的に中堅・若手の支持を集め、464票を獲得して麻生(136票)、谷垣(102票)に圧勝した。
ただ、戦後最年少の52歳で首相に就任した安倍は政権運営につまずいた。19年夏の参院選で大敗して「ねじれ国会」を許し、在任1年で突然の辞任表明に至った。慌ただしく実施された総裁選は福田と麻生の一騎打ちとなり、71歳の福田が8派閥の支持で圧勝した。
「昨年の総裁選で『年だから』と立候補をやめた福田氏が一夜にして最有力候補になった」「(派閥が)どさくさまぎれのように自己主張を始め、流れを変えた」。当時の「産経抄」はそう記している。
福田政権は支持率低迷にあえぎ、またしても在任1年で突然の辞任表明に至った。ライバル民主党が政権交代へ党勢を拡大し、自民は崖っぷちに立たされる中、20年総裁選には麻生、与謝野馨、小池百合子、石原伸晃、石破茂の5人が乱立。麻生が4度目の挑戦で総裁の座を勝ち取った。
■追い込まれ解散
衆院議員の任期満了が迫る中、活発な政策論争で国民の耳目を引き付け、その勢いのままに衆院解散-とのシナリオがささやかれたが、麻生は首相就任直前に発生したリーマン・ショックによる経済危機への対応を優先した。結果的に1年後の「追い込まれ解散」となり、自民は下野した。
令和6年の総裁選は、派閥解散という状況の下、40代の若手の出馬が取り沙汰される。自民の歴史には「世代交代」と「脱派閥」が繰り返し立ち現れる。(敬称略)
94
:
OS5
:2024/08/18(日) 20:15:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/86630bd1b0f3f6a7e2c7663db31e1c09237e4464
勝算なく現職の出馬断念相次ぐ 「本命」が急失速するケースも 自民党総裁選プレーバック⑥
8/18(日) 7:00配信
産経新聞
本命視された河野太郎氏(左)を破り、総裁選を制した岸田文雄氏(右)。中央は、現職ながら不出馬に追い込まれ菅義偉氏=令和3年9月29日、東京都港区(三尾郁恵撮影)
平成21年衆院選で自民党は下野し、谷垣禎一が野党・自民の総裁となった。民主党政権が迷走を続ける中、自民は22年参院選で勝利。政権奪還の機運が高まっていた24年総裁選では、幹事長の石原伸晃が出馬の意欲を示し、谷垣は出馬を断念した。谷垣は産経新聞「話の肖像画」でこう振り返っている。
【アンケート結果】「次の自民総裁」ふさわしいのは誰?
「悠々与党であるときなら『勝負しようぜ』でもいいのかもしれませんが、野党のときに一心同体ぐらいのつもりでやってきた人から『出る』と言われたわけですから、言われた瞬間に『これはもう私は辞めた方がいいな』と即断しました」
■総裁に返り咲き
5人の候補による総裁選は石原が本命視されたが、福島第1原子力発電所を「福島第1サティアン」と表現する失言もあり失速。1回目の投票で1位の石破茂と2位の安倍晋三が国会議員票のみで争う決選投票に臨み、安倍が逆転勝利した。総裁に返り咲いた唯一の例だ。同年12月の衆院選で自民は政権に復帰。安倍は首相再登板を果たした。
令和2年8月、史上最長政権を担った安倍が持病の悪化を理由に退陣を表明した。9月の総裁選は官房長官の菅義偉が岸田文雄、石破に圧勝。無派閥として事実上初の総裁だったが、主要派閥が雪崩を打って支持に回った結果でもあった。
■衆院解散断行できず
衆院議員の任期満了(3年10月)が迫る中、菅は衆院解散を断行できずにいた。新型コロナ対応への批判で内閣支持率が低迷。党内に「菅では衆院選を戦えない」との空気が広まっていった。菅は安倍の残り分の総裁任期満了に伴う3年9月の総裁選を控え、衆院解散や内閣改造・党役員人事を模索したが実現せず、不出馬に追い込まれた。
総裁選は岸田、河野太郎、高市早苗、野田聖子が争った。知名度のある河野が優位とみられたが、消費税増税を念頭に最低限の年金額を保障する「最低保障年金」創設案を打ち上げると岸田や高市から財源に関し攻撃を受け、支持を失っていった。1回目の投票で岸田が予想を覆して河野を上回り、決選投票でも岸田が河野を上回った。
今年の総裁選は、支持率低迷にあえぐ岸田の出馬の有無が当面の焦点だ。世論調査で人気が高い石破や小泉進次郎らの出馬待望論があるが、石破は皇位継承を巡り女系天皇容認の発言を繰り返し、保守層の反発を買う。小泉の高い発信力ももろ刃の剣といわれ、戦いの構図はまだ見えていない。(敬称略)=おわり
この連載は、沢田大典、千葉倫之が担当しました。
95
:
OS5
:2024/08/18(日) 20:27:03
8/11の記事だけど
https://news.yahoo.co.jp/articles/79c844e0a8bc0a1c313e24c8f4c5d68f31e9e7a0
自民総裁選に「小石河」は全員出馬?一本化? 前回は共闘も…にらみあい
8/11(日) 20:00配信
産経新聞
平成23年7月の新潟・福島豪雨で被害を受けた福島県柳津町を視察する小泉進次郎元環境相(右)=11日午後、同町(竹之内秀介撮影)
9月の自民党総裁選を控え、「小石河」と総称される小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相の関係に変化が生じている。3氏は令和3年の前回総裁選で共闘したが、今回は石破、河野の両氏がそれぞれ立候補に意欲を示している。小泉氏は態度を明らかにしていないが、党内で出馬を促す動きがある。一本化の道を探るのか、3氏いずれも出馬するのか、にらみ合いが続く。
「総裁選に向けて、自民党をいかに変えることができるか。誰もが考え、論争し、国民の信頼回復につなげていけるような場にしなければいけない」。小泉氏は11日、平成23年7月の新潟・福島豪雨の復興状況を視察した福島県柳津町で記者団にこう述べた。自身の出馬に関する質問には答えなかった。
自民の若手からは「小泉氏が決断すれば応援したい」(古川直季衆院議員)と出馬を求める声が出ている。小泉氏は水面下で自民議員との面会を重ね、情勢を慎重に見極めているもようだ。
一方、報道各社の世論調査の「次の首相・総裁候補」でトップを走る石破氏は「この国を変えたい」と公言し、7日には憲法改正や財政政策への考え方をまとめた新著を出版した。
河野氏はすでに所属する麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁に出馬の意欲を伝えた。脱原発派と目されてきたが、7月には安全性が確認された原発再稼働を当面容認する考えを改めて示し、支持拡大を図る。
小石河の1人は総裁選出馬の判断に関し、「他の2人がどう出るかだ」と周囲に漏らす。
3氏の行方を左右するのが、菅義偉前首相の判断だ。3氏はいずれも総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保が自力では難しく、党内の非主流派に影響力を持つ菅氏の支援が欠かせない。小石河が分裂すれば他候補を利しかねないため、「菅氏としても最後は意中の一人を選び、一本化を目指すのではないか」(菅氏周辺)との見方がある。
(竹之内秀介)
96
:
OS5
:2024/08/18(日) 23:51:18
https://www.sankei.com/article/20240816-6LFNDVAVWNM4TOCO4ZQPRUF6F4/
国連総会出席の首相は誰? 9月下旬、自民総裁選と時期重なり不透明 岸田首相の可能性も
2024/8/16 19:04
岸田文雄首相が不出馬を表明した9月の自民党総裁選の投開票と新首相の選出の時期を巡り外務省が気をもんでいる。9月下旬に米ニューヨークで行われる国連総会の一般討論演説に新旧いずれの首相が臨むのか見通せないためだ。
今年の一般討論演説は24〜30日(29日は除く)。直前の22、23両日に気候変動などの地球規模課題や国連改革を議論する国連未来サミットも予定されている。
日本の首相は通例、一般討論演説を行うほか、滞在中に個別の二国間会談などに臨む。今年は総会に合わせ、日米豪印の協力枠組み「クアッド」の首脳会合の開催も調整されている。
一方、今月20日に決まる総裁選の投開票日は、党の総裁公選規程で9月20日から29日の間となる。有力視されているのは20日か27日で、いずれも金曜日。27日に新総裁を選出した場合、新首相を指名する臨時国会召集は土日をはさみ最短でも30日となるため、新首相が現地で演説を行うことはできない。
20日の場合も、3連休をはさみ新首相誕生は最速で24日となる。平成20年9月22日に総裁となった麻生太郎現副総裁は24日に首相に就任し、25日に訪米して演説を行った。新首相もこの例にならうことは可能だが、準備期間がほぼないまま臨むことになる。
「前総裁」となる岸田首相が総会に出席する選択肢もある。岸田首相は今月6日、核兵器の増加防止を目的とする兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の交渉開始に向け、核保有国の米英仏各国も参加するハイレベルの友好国会合を秋に開くと表明した。念頭にあったのは9月下旬の訪米時だ。
令和3年9月3日に退陣を表明した菅義偉首相(当時)は23〜26日に米ワシントンを訪れ、クアッド首脳会合などに出席した(一般討論演説は録画参加)。岸田首相も訪米すればまさに「首相の花道」となるが、直後に退任する首相が演説し、会談で約束したところで説得力に欠け、「会談の相手国も困る」(外務省関係者)と否定的な見方がある。(原川貴郎)
https://news.yahoo.co.jp/articles/df4ce5e23a6ce551f4210d5d6227c46087934a9d
首相、9月下旬の訪米調整 退任直前、国連総会に出席
8/17(土) 17:21配信 岸田文雄首相が9月下旬に米ニューヨークを訪れ、国連総会の一般討論演説に出席する方向で調整に入った。バイデン米大統領ら各国首脳との会談も検討する。9月27日投開票で調整している自民党総裁選で首相の後任となる新総裁が選出される方向で、退任直前の外国訪問となる。政府関係者が17日明らかにした。
一般討論演説は9月24日(現地時間)から始まる予定。首相は国連総会に合わせて兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)交渉開始に向けたハイレベルの友好国(フレンズ)会合開催を表明しており、自ら出席して引き続き核廃絶に取り組む姿勢を強調したい考えだ。
97
:
OS5
:2024/08/18(日) 23:58:32
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/89e9a457c2bde591773c92a5784a79f056e82176
総裁選後の衆議院解散総選挙、日程のシナリオと可能性は
大濱崎卓真選挙コンサルタント・政治アナリスト
8/16(金) 10:32
(写真:つのだよしお/アフロ)
岸田首相が次期自民党総裁選への出馬を見送ることを発表し、永田町では自民党総裁選の話題一色となっています。岸田内閣の支持率が近年低調だったことを踏まえれば総裁選後には早期解散をするのでは、との見立て(早期解散論)が主流となりつつある一方、新しい内閣のカラーを予算案などで明確に打ち出し、ある程度の実績をつくってからの解散総選挙の方がいいのでは、との見立て(実績解散論)もあります。自民党総裁選後に想定される衆議院解散総選挙の日程シナリオについて考えていきます。
自民党総裁選の日程
(写真:イメージマート)
まず、総裁選挙の日程についてみていきます。岸田総裁の任期は9月30日までとなっており、規程では議員投票は総裁の任期満了前10日以内と定められています。従って、総裁選挙の開票日は20〜29日に行われることになります。また、総裁選挙の告示は、投票日の12日前までに行うこととされており、選挙期間を最短で取り、かつ選挙を可能な限り前倒しする場合には、9月8日告示、9月20日投開票となります。
ただ、青年局や女性局所属議員らを中心に、「12日以上」と定められている選挙期間を可能なかぎり長くとるべきとの意見や、公開討論会を複数回開くべきとの意見もあり、新生自民党のカラーを打ち出すキャラバン的な要素も強くなるとみられる総裁選の日程を12日間より長く取る可能性も十分にあります。
そうすると、9月1週目(2日〜6日)に総裁選挙を告示し、選挙期間を14〜18日間取って9月20日投開票という流れも十分に考えられるでしょう。地方遊説を多くとったり、あるいは公開討論会を複数回行うこととなれば、必然的に日数は長くなりますし、現在の自民党の支持率を考えれば、多少の選挙期間延長に反対する人は少ないとみられます。与党議員の一部では、岸田首相総裁選不出馬表明後に、「6日告示、20日投開票、2回討論会」の日程案を見たとの声も上がっています。
なお、総裁選の日程については、国連総会の演説(9月24日〜27日)との兼ね合いを憂慮する声もありましたが、これらの声は外交に重きをおく岸田首相が出馬する前提の問題でした。さらに茂木幹事長は「これまでの総裁選を見ても、国連総会の日程とかぶることもある。国連総会がいつだから総裁選がいつになる、ということではないのではないか」とコメントしており、今回の総裁選ではあまりこの問題は考慮されないことになるとみられます。
98
:
OS5
:2024/08/18(日) 23:58:42
衆議院解散総選挙の日程
当初は自民党総裁選が27日投開票という前提で、臨時国会の召集を10月2週目に行い、首班指名・組閣後に、10月3週目後半に解散、10月29日公示、11月10日総選挙というやや時間的に余裕のあるスケジュールも検討されていると言われていました。ただ、このシナリオの前提は岸田首相再選があり、今回は新総裁の選出が決まっていますので、少し状況が変わっています。
前例を重視する政界の流れをもとに、今回の岸田首相による総裁選不出馬表明を、前回(2021年)の菅首相(当時)の不出馬表明と衆議院解散に重ね合わせる見方もあります。参考までに、前回は9月29日に岸田氏が自民党総裁に選出され、10月4日に首班指名(首相就任)、10月14日に衆議院を解散し、10月19日に衆院選が公示、10月31日に投開票を迎えました。
この日程を重ね合わせると、9月中(具体的には25〜26日、あるいは30日)に臨時国会の召集と首班指名・組閣・党役員人事を行い、10月1週目(4日)あるいは2週目前半(7〜8日)に解散をしたうえで、15日に衆院選公示、27日投開票という日程がみえてきます。
広瀬めぐみ参議院議員の辞職と補欠選挙
広瀬めぐみ公式ホームページより引用(
https://megumi-h.jp/
)
昨日(15日)には、公設秘書の給与を国からだまし取っていた疑いで、東京地検特捜部により事務所などが捜索を受けた広瀬めぐみ参議院議員が議員辞職しました。公職選挙法第33条の2第2項の規定にもとづき、参議院議員補欠選挙(岩手県選挙区)は10月10日告示、27日投開票で行われる見込みです。
この参議院議員補欠選挙は自民党にとって鬼門となる可能性があります。というのも、今年春の衆議院議員補欠選挙では3つの選挙区でいずれも自民党は勝つことができませんでした。補欠選挙は時の政権の中間評価につながるほか、新しい内閣にとっても最初の試金石となるため、いずれの結果にしろ、内閣支持率に大きな影響を与えます。
今回、秋の補欠選挙は今のところ参議院選挙(岩手県選挙区)のみとみられますが、岩手県選挙区(定数1)は近年まで野党が強く、前回(2022年)に自民党公認候補として広瀬氏が30年ぶりに当選したばかりでした。立憲民主党で今も影響力の残る小沢一郎氏の地元は「小沢王国」とも呼ばれ野党に強固な地盤があることや、広瀬氏の不祥事が「政治とカネ」にわたることなどから、与党にとっては厳しい選挙が予想されます。
この参議院議員補欠選挙を衆議院議員総選挙の「前」に行ってしまうと、前哨戦の意味合いが強くなり、与党にとっては補欠選挙を負けた場合、総選挙に与える影響も大きくなると考えられます。そうならないためにも、衆議院議員総選挙の日程を参議院議員補欠選挙に被せる日程として、10月27日に参議院議員補欠選挙と衆議院議員総選挙の同時選挙を行う日程が、急に現実味を増してきました。
従って、次期衆議院議員総選挙は10月15日公示、10月27日投開票がもっとも現実的な日程と言えるでしょう。この日程を軸に、今後与野党が急速に選挙準備を進めるものとみられます。
99
:
OS5
:2024/08/19(月) 00:16:12
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/512365
意欲一転、突然の表明 「攻めの辞職」未練感じず【緊急連載 岸田首相退陣へ】㊤
2024/8/14
(最終更新: 2024/8/15)
東京・永田町の首相官邸にある記者会見室に立つ岸田文雄首相(広島1区)は、どこかすっきりとした表情を浮かべていた。自身の退任を表明した14日午前の会見。「身を引くことで、けじめをつけたい」と淡々と述べた。国のトップの座を明け渡す未練は、さほど感じさせなかった。
わずか8日前。地元の「原爆の日」の会見は、全く異なる様相だった。9月の自民党総裁選への対応を問われると明言は避けた。ただ、ライフワークとする「核兵器のない世界」への道筋は身ぶりも交えて熱弁。同月下旬に米国である国連総会へ出席する意欲さえにじませていた。
「意欲満々だな」。近くで見届けたある首相周辺は総裁再選への挑戦は確実だと受け止めた。それだけに今回の「サプライズ表明」(党幹部)は、官邸や地元関係者に驚きを広げた。
1月の岸田派(宏池会)解散や2022年8月の内閣改造…。「岸田流」ともされる突然の表明劇が、自身の去就を巡っても繰り返された。なぜこのタイミングなのか―。会見では党派閥の裏金事件を挙げた。党総裁の責任を取るべく辞任する選択肢は「当初から心に期してきた」とした。「昨日、夏の外交日程をひと区切り付けた」とも述べた。
しかし、岸田派のある中堅は「総理の言動からは意気込みしか感じなかった。まだ政権を担いたかったはずだ」とみる。6月の首相会見では「気力は十分みなぎっている」とも発言していた。
「仮に総裁選に突っ込んで負ければ傷を広げる。影響力を残せるうちに退陣する道を選んだ」と分析するのは広島県選出の自民党国会議員。この見方を補うかのように、ある首相周辺は14日、「攻めの辞職だ」と解説してみせた。
党内には公然と「首相交代」を唱える声が相次いでいた。総裁選日程が固まる20日を前に、首相は10、11日、中央アジア訪問を取りやめた影響で公邸で過ごした。熟慮を重ね、総裁選に立候補しないとの答えを導いた。
日々の激務にも健康を保ち、国会閉会後も精力的に地方視察を重ねる首相の姿に、地元には総裁再選への期待も根強かった。長年支える林正夫元広島県議会議長(83)は「トップの責任を第一に考えたんじゃろう。自分より全体のことを考えたのは岸田さんらしい」と推し量った。(樋口浩二、河野揚、宮野史康)
◇
岸田首相が総裁選に出ない考えを表明した。「政治とカネ」問題を背景に党内で強まる交代論を跳ね返せなかった。突然の表明が広げた波紋や政権の失速を振り返り、総裁選への首相の向き合い方を展望する。
<関連記事>
100
:
OS5
:2024/08/19(月) 00:16:43
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/512762
支持率 続いた低空飛行 「選挙の顔」不安胸に【緊急連載 岸田首相退陣へ】㊥
2024/8/15
(最終更新: 2024/8/16)
15日午前9時半ごろ、官邸に入る岸田文雄首相は晴れやかな面持ちだった。トップの座を退くと表明して1日。肩の荷が下りたのか、直後には集まった閣僚を前に9月の自民党総裁選に触れる。「名乗りを上げると考えている方もいると思う。気兼ねなく論戦を行ってほしい」。異例の激励に踏み込んだ。
約3年のかじ取りが幕を閉じる。引き金は安倍派を中心とした派閥の政治資金パーティー裏金事件だった。表面化した昨年11月から今年7月まで、内閣支持率は9カ月連続で20%台に沈んだ。
事件を巡っては、いち早く派閥の解散を打ち出した。国会の政治倫理審査会に現職首相として初めて出席した。離党勧告や党員資格停止、党役職停止を含む処分も実行した。政治資金規正法改正案も通常国会を通した。しかし支持率は浮上しない。いつしか、自身が「選挙の顔」になり得るのかとの不安が胸中を渦巻くようになった。
就任時から経済浮揚を最優先にしてきた。今月6日には、物価変動を考慮した6月の1人当たりの実質賃金が2年3カ月ぶりのプラスに転じた。政府高官も経済好転の「兆しがある」と手応えを得た一方で、総裁選日程の決まる20日を前に自身の考えは退任へと傾いていった。
10日には、再選を熱望する地元広島の強力な支援者にこう告げた。「次の衆院選を考えると私が身を引くしかないんです」。念頭に置いた党情勢調査は、岸田総裁で衆院選を迎えた場合の政権交代の可能性を示唆していた。
党内には「今ごろ辞めても遅い」など冷ややかな受け止めもある。だが、党広島県連の会長を務める平口洋氏(広島2区)は「安倍派や二階派の問題で責任を取る。立派なもんだ」とかばう。
一昨年夏には世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と安倍派議員の密接な関係も発覚した。政権運営は難しくなるが、政治改革の好機でもあった。
生かせなかった。改正した政治資金規正法は「ブラックボックス」とされる政策活動費の全面公開を見送った。立憲民主党の森本真治氏(参院広島)は14日、「中途半端な改革に終わってしまった」と率直に述べた。昨年来、繰り返し唱えた「政治改革」半ばでの退陣。その道程は「政治の師」と仰ぐ故宮沢喜一元首相と重なって映る。(樋口浩二、堀晋也)
<関
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OS5
:2024/08/19(月) 00:17:22
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/513229
総裁選、首相動向に注目 林官房長官との距離感も焦点に【緊急連載 岸田首相退陣へ】㊦
2024/8/16
(最終更新: 2024/8/16)
岸田文雄首相(67)=広島1区=は16日、公邸で関東地方に近づいた台風7号の情報収集に当たった。4日後の20日には自民党が9月の総裁選日程を決める。現職総裁ながら「一兵卒」に戻る前提で臨む戦い。昨年12月まで46人の岸田派(宏池会)を率いた首相の動向は、早くも東京・永田町の関心事となっている。
焦点の一つは林芳正官房長官(63)=山口3区=との間合いだ。宏池会ナンバー2の座長を務め、「岸田再選」の旗を振ってきた。首相が気脈を通じる後継者を望むなら「将来の首相」への意欲を隠さない林氏は筆頭候補だ。
当の林氏は感情を見せない。総裁選立候補について15日の記者会見では「コメントは差し控える」。ある宏池会幹部は「党への風当たりが強い今、手を挙げるだろうか。彼の勝負どころは先ではないか」と読む。
同じ宏池会では上川陽子外相(71)の名前も挙がる。15日は報道陣に「熟慮した上で決断し、行動に移す覚悟だ」と含みを持たせた。7月の共同通信世論調査では「次の総裁にふさわしい政治家」で5位。8・2%の支持を集め、林氏(0・7%)や首相(7・5%)を上回った。
他の「ポスト岸田」候補は前向きな姿勢を示す。過去4度敗れるも世論調査で人気の高い石破茂元幹事長(67)=鳥取1区=は15日のテレビ番組で、立候補に必要な推薦人20人の確保に「めどがつきつつある」と述べた。党内には「選挙の顔になる」との期待もある。
ただ岸田政権で入閣せず、首相との関係は微妙。しかし党広島県連幹部の一人は次の衆院選を見据え「国民の支持を重視するなら、(首相が)石破氏を推す選択もあり得る」とみる。
麻生太郎副総裁(83)との関係も総裁選を巡る首相の動向で鍵となる。首相は総裁再選を探った際、派閥解散などで生じた溝を背景に麻生氏から支援の約束を取り付けられなかった。見方を変えれば、これまで後ろ盾だった麻生氏の意向に縛られず、意中の候補を推せる環境にあると言える。
麻生氏をはじめ、首相経験者は後の政権に一定の発言力を持つケースが少なくない。首相に近いベテランの参院議員は「焦る必要はない。首相は戦いの構図を見極めて慎重に動くだろう」と見通す。(樋口浩二)
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OS5
:2024/08/19(月) 19:38:04
岸田の国連総会参加を考えると27日投開票になるわな
30日首班指名かな?
https://news.yahoo.co.jp/articles/34952a54e67429ef19ac57e0864b6b515bfe24ea
自民総裁選は9月27日投開票 石破茂氏は8月22日にも出馬表明へ 小林鷹之氏が名乗り
8/19(月) 19:02配信
産経新聞
自民党総務会に臨む石破茂元幹事長=7月26日、党本部(春名中撮影)
自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は19日、国会内で記者会見を開き、9月の党総裁選への立候補を正式に表明した。また、自民は20日に決定する総裁選日程について「9月12日告示、27日投開票」とする方針を固めた。選挙期間は通例より長い15日間となる。
【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み
総裁選は現時点で10人前後が出馬に意欲を示す乱戦模様になっているが、正式に名乗りを上げたのは小林氏が初めて。
小林氏は記者会見で、総裁選について「脱派閥選挙を徹底したい」と語り、派閥の支援を求めないと強調した。憲法改正の早期発議に意欲を示し、自衛隊明記や緊急事態条項創設を訴えた。
派閥パーティー収入不記載事件を踏まえ、「全ての党員、国民に新たな自民党に生まれ変わることを約束する」と主張。政策活動費や調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の透明化を訴えた。一方、事件を受けた自民議員に対する党の処分を見直す考えはないとした。
小林氏は立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保しており、記者会見に20人超の議員が同席した。約10人が安倍派の中堅・若手だった。
一方、石破茂元幹事長(67)は19日、早ければ22日に東京都内で記者会見を開き、正式に出馬を表明する方向で調整に入った。推薦人20人は確保できる見通しで、21日までに推薦人を確定する作業を済ませる意向だ。河野太郎デジタル相(61)も近く表明する方向となった。
上川陽子外相(71)は19日、記者団に「先週末に岸田(文雄)首相にお会いし、私の決意を伝えた。立候補の準備をしている」と語った。斎藤健経済産業相(65)は同日、記者団に、出馬を求める声が寄せられているとして「しっかり受け止めたい」と述べるにとどめた。
高市早苗経済安保担当相(63)は18日、自身のX(旧ツイッター)に「国家経営を担うべく、心を固めているところだ」と投稿し、重ねて意欲を示した。
加藤勝信元官房長官(68)、林芳正官房長官(63)らも推薦人20人の確保に向け、準備を進めている。
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OS5
:2024/08/19(月) 22:27:14
https://www.tokyo-np.co.jp/article/348386
小林鷹之氏を支援する議員は誰? 出馬会見の同席者リスト 自民党総裁選 「われわれは派閥の枠組みで動いていない」
2024年8月19日 19時59分
自民党総裁選への立候補を19日、表明した小林鷹之前経済安全保障担当相(衆院4期)。記者会見には、2012年の初当選同期を中心に20人を超える中堅・若手議員が同席した。司会は武部新衆院議員が務めた。
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旧統一教会の教義に共感する発言は「記憶にない」と小林鷹之氏 自民総裁選に出馬を表明
総裁選に立候補するには、党所属国会議員20人の推薦が必要となる。
◆半数近くは安倍派の中堅・若手
小林氏は記者会見で「『脱・派閥選挙』を徹底する。旧派閥に支援は一切求めない。自民党は生まれ変わる。私たちの姿を党員、国民の皆さまに見ていただきたい」と訴えた。出席議員の一人も「われわれはもう、派閥という枠組みで動いていない」と話した。
小林鷹之氏の記者会見に同席した国会議員=国会内で(木戸佑撮影)
同席者の顔触れは、解散を決めた安倍派に所属していた議員が半数近くを占めた。小林氏は解散を決めた二階派の所属だったが、2021年の前回総裁選では安倍晋三元首相が推した高市早苗経済安保担当相の推薦人になるなど「タカ派」として知られ、小林氏のスタンスに共鳴する中堅・若手が集まったとみられる。
出席した安倍派議員は本紙の取材に、立候補が取り沙汰される小泉進次郎元環境相への支援を打診されたと明かした上で、「浮気をせずに、保守派の小林さんを支援したい」と力を込めた。
福田達夫元総務会長は、報道陣に「仲間で話をする中で、自然と『小林がいい』という話になってきた。同期も、期が違う人もいる。先輩の方々にもいろいろ話をしている中で、今回小林を押し出そうというふうになった」と語った。(佐藤裕介、近藤統義、宮尾幹成)
◇
小林氏の記者会見への同席が確認できた国会議員は次の通り(順不同、麻生派以外は解散を決めている)。
【安倍派】
大塚拓(衆院5期)
福田達夫(衆院4期)
細田健一(衆院4期)
和田義明(衆院3期)
宗清皇一(衆院3期)
鈴木英敬(衆院1期)
塩崎彰久(衆院1期)
吉田真次(衆院1期)
松本尚(衆院1期)
小森卓郎(衆院1期)
石井拓(衆院1期)
【二階派】
武部新(衆院4期)
高木宏寿(衆院3期)
中曽根康隆(衆院2期)
岩本剛人(参院1期)
【麻生派】
山田賢司(衆院4期)
斎藤洋明(衆院4期)
務台俊介(衆院4期)
【岸田派】
岩田和親(衆院4期)
【森山派】
鬼木誠(衆院4期)
【無派閥】
大野敬太郎(衆院4期)
熊田裕通(衆院4期)
勝目康(衆院1期)
森由起子(衆院1期)
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OS5
:2024/08/20(火) 07:54:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f599fb139156225ffa9c71069e91b0a05b1f193
6番手だが…小林鷹之氏 自民総裁選立候補正式表明一番乗り 49歳知名度アップ狙う
8/20(火) 5:30配信
スポニチアネックス
自民党総裁選への出馬を表明した小林鷹之氏
自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相は19日、国会内で記者会見を開き、党総裁選への立候補を正式表明した。10人超の「ポスト岸田」候補の出馬が取り沙汰される中、正式に名乗りを上げたのは初めて。派閥の裏金事件を踏まえ「全ての党員、国民に新たな自民党に生まれ変わることを約束する」と刷新への姿勢を打ち出した。
若手・中堅ら約20人の議員も同席する中、テーマカラーのオレンジの背景を背に出馬を表明。総裁選について「脱派閥」を徹底し、派閥に対して支援を一切求めないと強調した。
党内では小泉進次郎元環境相らとともに次代を担う若手として期待が寄せられる一人。総裁に選出されれば49歳での首相就任となり、2006年に当時52歳で首相となった故安倍晋三氏の戦後最年少記録を更新する。若くフレッシュなイメージが武器となる一方、知名度不足が最大の課題。共同通信社が17〜19日に実施した世論調査でも「次期総裁にふさわしい人」に小林氏を選んだのは3・7%。先月の調査から3ポイント伸ばしたものの、まだ11人中6番手だ。
367票の国会議員票、同数の党員・党友票の合計で争う総裁選では、当選4回以下の若手議員の票を小泉氏と食い合うと予想される。小泉氏は世論調査で19・6%の支持を得て2番手に位置し、先月からの伸びも7ポイント近くで小林氏を上回る。しかも、党員・党友票とも重なる自民支持層では世間での人気が高い石破茂氏を抑えトップに立つ。小泉氏や石破氏、河野太郎氏らとの差を詰めるためにも知名度アップは必須だ。
マラソンが趣味で、前日にはランニング姿を報道陣に公開するなど露出の増加にも着手。9月12日告示、27日投開票で総裁選の日程調整が進められる中、いち早く出馬表明し、得意の長距離レースに持ち込んだ格好だ。
ただ、「生まれ変わる」ために前面に打ち出された派閥否定の姿勢については所属していた二階派の一部議員から不興を買っているほかベテランからは世代交代が一気に進むことに懸念が示される状況。霞が関からも「経験不足による政治の不安定化」を危惧する声が聞かれておりつまずきそうな石が配された長距離コースになりそうだ。
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OS5
:2024/08/20(火) 18:06:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cc43f696ab2ff43049016f533f247bc0cd16907
小泉進次郎氏、自民総裁選に出馬へ 40代2人目、世代交代も争点
8/20(火) 16:19配信
毎日新聞
衆院安全保障委員会に臨む小泉進次郎委員長=国会内で2024年7月30日午前9時、平田明浩撮影
自民党の小泉進次郎元環境相(43)は、9月に予定される党総裁選に立候補する意向を周囲に伝えた。複数の党関係者が20日、明らかにした。総裁選では小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が19日に出馬を表明した。40代の総裁選候補が2人も出馬するのは異例で、党の「世代交代」も争点に浮上しそうだ。
【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち
自民関係者によると、小泉氏は自民中堅に「総裁選に出る。長く一緒にやってきたから、ごあいさつだ」と出馬の意向を伝えた。また、別の「ポスト岸田」候補からの支援要請に対しては「総裁選に出るから応援できない」と断ったという。党ベテランには「出る準備をしている」と意欲を伝えた。
小泉氏は出馬について「真剣に考えて判断をしていきたい」と意欲は示しつつ、明言を避け続けている。党幹部は「今回の選挙戦は長い。先に手を挙げれば攻撃材料を与えるだけだ。後で手を挙げる方が賢い」と語った。
小泉氏は19日に、総裁選への出馬に意欲を示している斎藤健経済産業相と経産省大臣室で昼食を共にした。斎藤氏とは当選同期。同期4人による「四志の会」を作るなど関係が深く、総裁選で連携する可能性がある。
毎日新聞が6月に実施した世論調査の「次の首相にふさわしい人」の質問で、小泉氏は石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、上川陽子外相(71)に次ぐ4位だった。父純一郎元首相ゆずりの歯切れのよさや、街頭演説などで聴衆を巻き込む巧みな弁舌に定評がある。
43歳の小泉氏は、総裁選への出馬意欲を示す11人の中でも最年少。総裁選後に新首相の下で早期の衆院解散・総選挙になだれ込むとの観測が高まる中、「刷新感」を醸成できそうな小泉氏は「選挙の顔」になるとの期待が党内にある。
乱立模様の総裁選では、小泉氏とともに世論調査の「次の首相候補」で上位常連の石破氏、河野太郎デジタル相(61)らも出馬の意向を固めている。前回総裁選で「小石河連合」として連携した3氏が、推薦人や党員・党友票を激しく争う構図となりそうだ。
非主流派の要である菅義偉前首相は小泉氏の出馬に期待感を示してきた。両氏はいずれも無派閥で「脱派閥」を掲げ、連携して総裁選に挑むとみられる。
一方で、小泉氏には党三役や主要閣僚の経験はなく、「まだ早い」(無派閥中堅)との声もある。今回の総裁選は「政治とカネ」で失墜した信頼の回復のため、選挙期間を従来より長い15日間とし、政策論争を充実させる方針だ。論客がそろうであろう総裁選での舌戦に小泉氏が耐えうるか不安視する声もある。
小泉氏は関東学院大卒、米コロンビア大大学院修了。父親の純一郎氏の秘書を経て2009年衆院選で初当選し、現在5期目。党青年局長や筆頭副幹事長などを歴任し、19年に第2次安倍政権で環境相として初入閣した。【森口沙織、野間口陽】
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OS5
:2024/08/20(火) 18:07:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbaa319ce70be8c70058c79e29b379e13ac029fb
小泉進次郎氏、総裁選出馬へ最終調整 知名度に強み 力量への不安も
8/20(火) 17:48配信
朝日新聞デジタル
総裁選への考えについて問われ、答える小泉進次郎元環境相=2024年8月18日、午後3時18分、堅島敢太郎撮影
自民党の小泉進次郎元環境相(43)=衆院神奈川11区、無派閥=は、9月の党総裁選に立候補する方向で最終調整に入った。派閥の裏金事件で党勢が低迷するなか、知名度を強みに「党改革」の必要性を訴える考えだ。
【写真】衆院島根1区補選で応援に入る小泉進次郎元環境相=2024年4月20日、松江駅前、川辺真改撮影
20日までに複数の党所属国会議員に立候補への意欲を伝え、支援を呼びかけた。総裁選で掲げる政策作りも進めている。
小泉氏は18日、党内から総裁選出馬を求める声があることについて「大変ありがたいこと。真剣に考えて判断したい」と記者団に語った。
朝日新聞社
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OS5
:2024/08/20(火) 18:58:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f93c957c719036789d21d42feb4997e7d7e5503
小林鷹之氏、 進次郎氏出馬なら「小小連合」結成へ…総裁選惨敗でも「要職確約」のしたたか目算
8/20(火) 17:40配信
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コメント42件
SmartFLASH
8月19日、総裁選への出馬を表明した小林鷹之議員(写真・梅基展央)
自民党総裁選で、立候補に推薦人が必要となったのは1972年のこと。以来、最多となる立候補者は2008年と2012年の5人だったが、今回は11人が立候補に意欲を見せるなど、史上最多の大乱戦になりそうな様相だ。
【写真あり】今後厳しい戦いが予想される小林鷹之議員
そうしたなか、いち早く推薦人20人を集め、8月19日に立候補表明をしたのが “コバホーク” こと小林鷹之・前経済安全保障担当相(衆院4期)である。
「若手からの待望論が強い小林氏の会見には、かつての派閥に関係なく、当選1期から4期を中心に30名ほどの衆参議員が駆けつけました。
会見で小林氏は『脱・派閥選挙を徹底する。自民党は生まれ変わる』と強調していましたが、総裁選を勝ち抜くには、今後いかにして知名度をあげるかが課題になると思います」(政治担当記者)
その不安材料を払拭するため「誰よりも早い出馬表明」になったようだが――出馬会見と同日に出演した『プライムニュース』(BSフジ)では、時間差で出演した立憲民主党・辻元清美参院議員から「あんまり印象深い人ではなかったので。いままで影が薄かったというか」と苦笑されていた。さらに「パーティー好きで年に何回もパーティーやってはるんですよ。2カ月に1回ぐらいパーティーやってる」「彼は保守でもないですよ。私は中曽根(康弘)さんや筋金入りの保守の人を見てきたけど(小林氏は)ちょっと軽いよね」とバッサリ。
小林氏は、20日にも『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)に出演。すでにメディア戦略を徹底させているが、周辺は「小泉進次郎氏の出馬」にヤキモキしているという。
自民党関係者は、“コバホーク” の選挙戦をこう危惧していた。
「小林氏は遅れをとっている党員票の掘り起こしのため、世代交代を前面に打ち出す考えでした。しかし、小林氏より若い、しかも知名度抜群の小泉氏が出馬すれば、マスコミも集中して取りあげますから、埋没する恐れがあります」
しかも、小林氏を推すのは選挙に不安がある若手。新首相は就任後すぐ衆院解散、総選挙に持ち込むと見られているので、若手や中堅議員は選挙に当選するためにも、なおさら小泉氏になびく可能性が高い。
そこで小林氏は、「決選投票に残れなければ、小泉氏に投票する」という戦略をとるようだ。
「1回めの投票で過半数をとる候補者はいないでしょう。そうなると、上位2名の決選投票になります。そのとき小林氏は、保守政策では隔たりがあるものの、小泉氏援護を表明するはず。いわば、小林と小泉の『小小』連合です。
自民党は伝統的に、当選した人への貢献度に応じてポストをあてがう “論功行賞” を重んじますから、小泉政権が誕生すれば小林氏は大臣や党三役の要職に就けると考えられます。
それは、小林氏を支持した議員にも及びます。小林氏の起用は新政権にとっても刷新感が強調できますし、財務省出身の小林氏は小泉氏に比べて政策立案能力があるので、政調会長もあり得ます」(ベテラン政治記者)
早くもささやかれ始めた「総裁選後」の動向。「小小連合」が「小粒と小粒の連合」にならないとよいのだが。
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OS5
:2024/08/20(火) 20:40:31
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1051614/
自民総裁選 主流3派 分裂含み 縛り消え名乗り続々
村上辰徳 、袖山香織 会員限定記事
2024年8月17日 23:28(8月18日 19:09更新)
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9月の自民党総裁選を巡り、岸田政権の主流派だった岸田、麻生、茂木の3派がいずれも、候補の一本化ができなくなりつつある。政治資金パーティー裏金事件を受けた派閥解消の流れによって所属議員のくびきが解かれただけでなく、現職の岸田文雄首相(党総裁)が不出馬を表明したことで、候補が乱立しやすい状況になったためだ。党内で唯一、解散しないと表明している麻生派も含めて、各派が分裂含みの様相となっている。
16日夜のBS番組。総裁選出馬に必要な推薦人20人の確保を目指すと表明した加藤勝信元官房長官は、所属する茂木派の会長である茂木敏充幹事長も出馬を目指していることを問われると、こう反論した。「2人出るということ自体が違う。もう(派閥という)枠がなくなった中での総裁選にしなければならない」
かねて出馬の意欲を示してきた茂木氏にとって、加藤氏の言動は明らかに痛手だ。茂木派中堅は「派閥の縛りがなくなって、何でもありの総裁選になった」と漏らす。茂木氏は17日、金沢市で記者団に総裁選への対応を問われ「夏の間考える」と述べるにとどめた。
一方、岸田派では林芳正官房長官と上川陽子外相が17日までに、出馬の意欲をそれぞれ周囲に伝えた。派内では、同派ナンバー2だった林氏を推す声がある半面、「派閥色が薄い方が望ましい」として上川氏の待望論もあり、意見がまとまっていない。若手は「2人とも出馬して共に総裁になれなければ、誰も岸田さんを気にしなくなる」と話し、派閥の票が割れれば首相の求心力低下は避けられないとみる。
解散を決めていない麻生派ですら総裁選を巡る方針が定まらない。所属する河野太郎デジタル相は会長の麻生太郎副総裁から出馬の了承を取り付けたが、派内ではベテランを中心に、「異端児」とも称される河野氏と距離を取る向きも。幹部の甘利明前幹事長は、19日にも出馬表明する小林鷹之前経済安全保障担当相(二階派)の支援に回るとみられる。中堅は「唯一残った派閥なのに」と結束力の弱さを嘆く。
裏金事件を受けて全6派閥のうち5派閥が解散を決めてから初の総裁選。まだ正式に解散手続きをしていない例もあり、派閥が一掃されたわけではないが、旧来の政治とは異なる力学が生じつつあると言える。自民中堅は冷ややかに語る。「重鎮から電話で『総裁選ではこの人を応援してほしい』と頼まれてもみんなしらけている。今までの総裁選とは全然違う」
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OS5
:2024/08/20(火) 21:18:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3eb6525478b41a26557b1a05bf6994569906519
自民総裁選「小石河」分裂 小泉進次郎氏、河野太郎氏が出馬へ 9月27日投開票決定
8/20(火) 20:49配信
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コメント11件
産経新聞
(左から)自民党の小泉進次郎元環境、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長
自民党の小泉進次郎元環境相(43)=衆院神奈川11区=が9月の党総裁選に出馬する意向を周囲に伝えたことが20日、分かった。菅義偉前首相らが支援に回るとみられる。河野太郎デジタル相(61)も立候補を正式に表明する方向で調整に入ったことが分かった。党総裁選挙管理委員会は同日、岸田文雄首相(党総裁)の後任を選ぶ総裁選を9月12日告示、27日投開票の日程で行うことを決めた。
【比べてみる】小泉進次郎氏と小林鷹之氏…自民党の若手「ホープ」2人のプロフィール
■小泉氏、すでに推薦人確保か
小泉氏を巡っては、派閥のパーティー収入不記載事件で批判を受ける自民の刷新に向け、若手や地方から出馬を期待する声が出ていた。すでに立候補に必要な国会議員の推薦人20人を確保できる見通しが立っている。
父の純一郎元首相の地盤を引き継いで平成21年の衆院選で初当選し、環境相や党青年局長などを歴任した。農業改革や社会保障改革に取り組み、現在はライドシェアの推進役を担う「改革派」の顔を持つ。最近は自民の信頼回復には「原点回帰」が必要だとして憲法改正の実現に言及。幹事長などの党三役に就いたことはなく、経験不足を指摘する向きもある。
■前回は河野氏支持で連携も
一方、河野氏は26日に記者会見を開き、総裁選への立候補を正式に表明する方向だ。出馬に意欲を示す石破茂元幹事長(67)を含め前回の総裁選に際し河野氏支持で連携した「小石河」の対応が分かれることになる。
茂木敏充幹事長(68)は20日、東京都内で菅氏と会食した。総裁選について意見を交わしたとみられる。河野氏と石破氏は同日、それぞれ同じ自民議員の会合に出席した。
■長期論戦で信頼回復の思惑
総裁選の日程は20日の党総務会で了承された。選挙期間は15日間で、平成7年に現行の総裁公選規程が設けられて以来、最長となる。不記載事件の逆風を踏まえ、長期間の論戦で国民の信頼回復を図る狙いがある。選管委は、立候補を目指す議員や陣営に対し多額の資金を要する活動を行わないよう求めることも決めた。罰則規定は設けず、それぞれの判断に委ねた。
規程が定める選挙権に関しては、過去2年間党費を納めた党員との要件を緩和した。前回総裁選と同様、昨年新たに党費を納めた党員にも付与する特例措置を設ける。国会議員以外の声をより反映すべきだとの意見を踏まえた。
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OS5
:2024/08/20(火) 21:19:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/711907187eb202f533ab53d0cb905ff78432e9eb
平氏「河野氏は麻生派離脱を」 前回総裁選の推薦人
8/20(火) 21:04配信
共同通信
自身の国政報告会であいさつする自民党の平将明広報本部長代理=20日午後、東京都内
自民党の平将明広報本部長代理は20日、東京都内で開いた自身の国政報告会で、9月の党総裁選への出馬意欲を示す河野太郎デジタル相に対し、派閥から離脱するよう求めた。「党の改革を訴えるなら、麻生派を出ないと話にならない」と述べた。平氏は河野氏に近く、前回の2021年総裁選で河野氏の推薦人に名を連ねた。
平氏は、裏金事件を受け、大半の派閥が解散方針を決めたのを踏まえ「麻生派だけが残っている。解散すべきだ」と訴えた。国政報告会には河野氏も出席しあいさつしたが、平氏の発言前に退席していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/beb9599d7f0111fcbcc9fc497758c708f83f41aa
自民党総裁選 森屋参院議員は「林官房長官を支持」同じ旧岸田派 県選出議員の支持動向 山梨県
8/20(火) 19:04配信
YBS山梨放送
YBS山梨放送
岸田首相の後任を選ぶ自民党総裁選の投開票が9月27日に決まる中、県関係の国会議員の支持動向を探りました。派閥解消後、初の総裁選となりますが、県選出の森屋宏参院議員は取材に対し、同じ旧岸田派の林芳正官房長官を支持する考えを明らかにしました。
自民党本部は20日に開いた選挙管理委員会で、総裁選挙を9月12日告示、27日投開票とする日程を決めました。
総裁選には10人以上の名前が取りざたされていますが、官房副長官を務める県選出の森屋参院議員は山梨放送の取材に対し、「政策能力が高く、国際的な舵取りが難しくなっている日本のリーダーにふさわしい」として、出馬に意欲を示している同じ旧岸田派の林芳正官房長官を支持する考えを示しました。
また山梨1区選出で、旧茂木派に所属していた中谷真一衆院議員は、「派閥として行動することはもうないがすでに構築された人間関係はあるので、全く違う行動にはなりにくいのでは」と述べました。
山梨2区選出で、旧岸田派に所属していた堀内詔子衆院議員は、「政権与党として国政を担うのにふさわしい人を選びたい。県民の声に耳を澄ませて決断する」と話しました。
また、旧茂木派で県選出の永井学参院議員は支持動向について、「現時点でお答えするのは難しい」とした上で「特に子ども政策についてどのように進めていくのか注目する」としています。
一方、自民党籍を持ち、旧二階派の特別会員だった長崎知事は20日の会見で、「人口減少対策に真摯な議論を展開する方を期待する」と述べました。
自民党県連によりますと、総裁選に投票できる県内の党員や党友は約1万5000人に上るということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b74d74e70b8159649892b47deffae3841f0dfe27
岸田派・深澤外務政務官が上川外務大臣の支持を表明 岸田派所属
8/20(火) 18:42配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
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解散を決めている岸田派に所属する自民党の深澤陽一外務政務官はJNNの取材に対し、総裁選で上川外務大臣を支持する考えを表明しました。「ポスト岸田」候補を2人抱える岸田派の議員でどちらかの候補を支持すると表明したのは初めてとみられます。
深澤衆院議員は上川外務大臣と同じ静岡県選出で、現在は上川大臣のもとで政務官を務めています。
深澤議員はJNNの取材に対し、上川氏を支持する理由として「国内でも国外でも力を発揮していただいている」「政治とカネという問題についても、一つ一つ進めていく方だ」などと語りました。
上川氏が出馬するためには20人の推薦人が必要ですが、「決して簡単ではないが、集まらない人数でもない」としています。
岸田派からは上川氏のほかに林官房長官も出馬の意向を示していますが、深澤氏は「林氏にもお世話になっているので、やりにくさがないといえば嘘になる」と述べました。
TBSテレビ
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OS5
:2024/08/21(水) 05:34:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/08482412e013ffd4cfdd86f27669240706df9daf
小泉進次郎氏、総裁選出馬決意 前回「小石河」で共闘も3人全員出馬で党員票分散必至
8/21(水) 4:40配信
スポニチアネックス
小石河連合を巡る相関図
小泉進次郎元環境相が20日、9月の自民党総裁選に立候補する意向を周囲に伝達した。関係者が明らかにした。同僚議員に「総裁選で頑張りたい」と電話し支援を要請しているという。現在43歳。出馬が取り沙汰されている11人の中で最も若い。当選すれば、伊藤博文の44歳を更新し史上最年少の首相となる。
派閥裏金事件で逆風が吹く中、今回の総裁選は“選挙の顔”を選ぶ意味合いがある。党内には、政権奪還を果たした2012年衆院選以降に当選した衆院議員が約140人おり、衆参全体の4割近くを占める。地盤が弱く、選挙に不安を残す中堅・若手議員が大半で、この層を中心に“刷新感”がある小林鷹之前経済安全保障担当相とともに小泉氏への期待が高まっていた。
小泉氏の決断には、同じ神奈川県が選挙区の菅義偉前首相の後押しがある。“非主流派の要”として、今回の総裁選のキーマン。派閥横断的に小泉氏への支援が広がっていきそうで、支援の意向を伝えている議員はすでに40人以上いるとの情報もある。ただ、閣僚経験は約2年間務めた環境相の1度だけ。経験・実績を不安視する声もある。
小泉氏出馬で最も割を食うのが、前回「小石河連合」で臨んだ石破茂元幹事長と河野太郎デジタル相だ。週明け26日に3度目の挑戦を表明する方向の河野氏。前回は小泉、石破両氏の支援を受け、第1回投票で地方票の4割以上を獲得し決選投票に進んだ。
しかし、石破氏の5度目出馬も確実視される今回は「小石河」票は分散。共同通信社の世論調査によると、次の総裁にふさわしいのは石破氏が25・3%でトップ。小泉氏が19・6%で続き、河野氏は9・7%。地方票を多くは望めない状況だ。
所属する麻生派の支援に期待する一方、他派閥や無派閥議員への広がりは不透明。派閥頼みの姿勢が標的にされ、第1回投票での脱落も現実味を帯びる。
24日に地元の鳥取県で立候補を正式表明する方向で最終調整に入った石破氏もピンチ。出馬に必要な推薦人20人の確保に微妙な情勢と伝えられていた段階で「また(小石河の)3人で話をする機会もある」と言及するなど、今回も議員の支持は広がりを欠いている。地方票で圧勝し「選挙の顔」を求める多くの議員がなびく状況で決選投票に進むしか勝機がないとされていた。
知名度が低く地方票獲得が課題だった小林氏が漁夫の利を得ることになりそうだ。
≪国会議員票、党員票など計734票≫自民党は「9月12日告示―27日投開票」とする日程を決定した。国会議員票367票と党員・党友票367票の計734票を争い、過半数に達した候補が当選。党員・党友による投票は開票日前日に締め切られ、各都道府県連が集計した得票数を党本部でまとめ、いわゆるドント方式で候補者に配分される。過半数に達する候補がいなければ、上位2人で決選投票。国会議員と47都道府県連が1票ずつ持つ。各都道府県連の1票は党員・党友投票の結果に基づき、上位2人のうち得票数が多い候補者が自動的に獲得する。
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OS5
:2024/08/21(水) 05:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/634ab39cf78cff149dc09c3207b30eed1e7763fd
国連日程“無視”…自民総裁選は9月27日投開票 新首相のお披露目機会を放棄
8/20(火) 22:10配信
カナロコ by 神奈川新聞
自民党本部
自民党は20日、総裁再選不出馬を表明した岸田文雄首相の後任を選ぶ総裁選を9月12日告示─27日投開票で行うことを決めた。日程上、同月末の国連の未来サミットや総会を事実上無視し新首相を送り込む可能性は消滅。日本の新リーダーをアピールする機会を放棄した格好だ。
神奈川では河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)が出馬方針を固め、小泉進次郎元環境相(11区)の出馬が取り沙汰されるが、神奈川県内関係者からは「世界からの目を意識しない決定だ」(ベテラン党員)との批判や疑問の声が上がった。
9月22日から始まる未来サミットは2020年の国連創設75周年にあたり開催が提唱された。「グローバル・ガバナンスの強化」を目標とした「一世代に一度の機会」との位置付けで45年に迎える100周年に向け、SDGs(持続可能な開発目標)に続く環境保護施策の立案などを各国首脳が行う。総会の一般討論演説は24日から始まる予定だ。投開票が27日となったことで新総裁の参加は不可能となった一方、岸田首相が現職の立場で出席できる形となっている。
永田町には「岸田総理の外交総括の場となる。総理経験者としての今後の活躍につながる」(自民幹部)との前向きな見方がある一方、野党からは「まるで岸田総理の卒業旅行で『国連軽視』との国際的な批判を招く」(立憲民主党議員)との指摘も出ている。
岸田首相の党総裁任期は9月30日まで。総裁公選規程では「議員投票は総裁の任期満了前10日以内に行う」と定めていることから「同月20日から29日までの間」の投開票日設定が既定路線とされてきた。
党関係者によると、このままでは新首相を国連行事に参加させることが困難なことから、8月末にも政治刷新全国車座対話を総括する両院議員総会を持ち、その中で公選日程前倒しを確認する構想が一部で検討されたという。しかし「国連総会とかぶっても総裁選日程は変わらない」(茂木敏充幹事長)などの意見が大勢で執行部レベルの議論とはならなかったとされる。
神奈川新聞社
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OS5
:2024/08/21(水) 17:28:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/3aa5d90d45ebf69833b8532deff9538ae7ee2f08
「刷新」期待、小林氏後押し 自民若手ら衆院選に危機感 脱派閥訴えも安倍派擁護〔深層探訪〕
8/21(水) 7:00配信
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時事通信
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する小林鷹之前経済安全保障担当相=19日午後、東京都千代田区
9月の自民党総裁選を巡り、衆院当選4回の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が先陣を切って立候補を表明した。派閥裏金事件で国民に「自民不信」が渦巻く中、「刷新」感を前面に押し出して次期衆院選を乗り切ろうとの思惑が異例の若手出馬を後押しした。ただ、裏金事件への対応では慎重な発言に終始し、支援を受ける安倍派議員を「擁護」する姿勢が目立った。
【写真】自民党総裁選への立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障担当相を支持する議員ら
◇「能吏」から急浮上
「諸君、狂いたまえ」。19日、記者会見した小林氏は幕末の思想家・吉田松陰が門下生に説いたという言葉を引用し、「行動を起こす。より先の未来に責任を持てる世代として、先頭に立つ」と、自らを維新志士に見立ててみせた。
開成高、東大、財務官僚を経て2012年衆院選で初当選。典型的なエリートとみられることを意識してか、会見では「千葉の普通のサラリーマン家庭で生まれ育った」「大学卒業を控え、父が勤めていた商社が金融危機のあおりを受けて倒産した」などと自己紹介した。
経済安保政策などに通じた「能吏タイプ」(自民筋)の印象で、最近まで次期総裁候補とみる向きはほぼ皆無だった。21年の岸田政権での初入閣は、自民の経済安保政策を取り仕切る甘利明前幹事長(麻生派)の後ろ盾がなければ実現しなかったと言われている。
その小林氏の急浮上は、裏金事件で受けた自民のダメージの深刻さを物語る。第2次安倍政権以降の「自民1強」時代しか知らない小林氏の当選同期組が昨年来の裏金事件で危機感を強め、安倍派の福田達夫元総務会長を中心に中堅・若手の「派閥横断的な勝手連」(支援議員)が擁立の原動力となった。09年の政権転落を知る甘利氏や林幹雄元幹事長代理(二階派)らベテランの一部も背中を押した。
◇裏金対応、言葉濁す
小林氏は、自身の名前にもあるタカは「時折、古い羽を新しい羽に替える」と述べ、「自民党は生まれ変わる」「脱派閥選挙を徹底する」と宣言した。だが「古い自民党」への対応では、言葉を濁す場面が多かった。
小林氏は裏金事件の震源となった安倍派議員らが要職から外された状況を見直す考えを示しており、会見でも記者から追及された。裏金事件の再調査については「党の調査は限界がある。新たな事実が出てきた場合は考える」と述べ、現状では否定的な考えを示した。
会見場には二十数人の国会議員が応援に駆け付け、このうち10人程度が安倍派議員だった。党内からは「安倍派に手心を加えている」「裏金議員を束ねたようだ」との指摘が出た。
経済・外交政策では岸田政権との大きな違いは見えない。自身が21年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系のイベントで教団の教義を高く評価したのではないかと記者から問われると、「記憶は一切ない」と否定した。
◇保守系に亀裂も
小林氏の出馬は他の「ポスト岸田」に影響を与えそうだ。保守系議員の支持に期待する小林氏が勢いを増せば、同じく保守系を基盤とする高市早苗経済安保担当相(63)にとっては「票田」が割れかねない。高市氏は17日の講演で「推薦人の引きはがしに遭っている」と警戒感を示した。
「刷新」面では、長らく党内非主流派だった石破茂元幹事長(67)や、知名度の高い小泉進次郎元環境相(43)がライバルとなる。石破氏は18日夜、二階派の武田良太元総務相らと会談し、22日の出馬表明を目指して支援を要請。小泉氏も19日、「ポスト岸田」に名を連ねる斎藤健経済産業相と意見交換するなど、それぞれ動きを活発化させた。
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OS5
:2024/08/21(水) 21:33:39
今回推薦人を確保できず出馬断念となったら 次回以降の総裁選出馬は無理でしょうね
年齢的にも上川・茂木・加藤は・・・
高市は保守代表を小林に奪われるだろうし
上川陽子 53年生まれ 71歳
茂木敏充 55年生まれ 68歳
加藤勝信 55年生まれ 68歳
斎藤健 59年生まれ 65歳
高市早苗 61年生まれ 63歳
野田聖子 60年生まれ 63歳
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/politics/ntv_news24-2024082103557445.html
【独自分析】自民党総裁選、推薦人のメドがたった5人の「強み」は? 経験、刷新感、支持…5要素で比較
2024/08/21 09:40
9月27日に投開票される自民党の総裁選。立候補には同党国会議員20人の推薦人を確保する必要があり、取り合いのような状況です。出馬に向けて11人の名前が挙がる中、推薦人20人の確保の見通しが立った5人について、日本テレビが独自に分析しました。
■かけ持ちNGの推薦人、ポストで不安も
日テレNEWS NNN
藤井貴彦キャスター
「自民党の総裁選挙に立候補するためには、20人の国会議員の推薦人が必要ということです。20人というのは、どのくらい大変なのでしょうか?」
小栗泉・日本テレビ解説委員長
「投票権を持つ自民党の国会議員は367人いるので、20人くらいは簡単だと思われるかもしれませんが、かなり高いハードルです」
「推薦人はかけ持ちができません。推薦する人にとっては、もし推した人が勝てば、その後の人事などで良いポストに就けるかもしれませんが、負けてしまったら候補者もろとも、新たな政権の間、ずっと干されるかもしれません」
「推薦人にならなくても投票はできるので、皆慎重になります。今は、いわば推薦人の取り合いのような状況になっています」
■名前が挙がる11人、推薦人確保は?
日テレNEWS NNN
藤井キャスター
「『私は誰の推薦人にもならないですよ』という自民党の国会議員もいるのですね。(立候補者に向けて)11人の名前が挙がっていますが、現状で20人の推薦人を集められそうなのは、誰でしょうか?」
小栗委員長
「小泉進次郎さん(43)、小林鷹之さん(49)、河野太郎さん(61)、石破茂さん(67)、林芳正さん(63)の5人です」
「一方で現在推薦人集めに奔走しているのが6人。高市早苗さん(63)は日本の伝統的な考え方を重んじる保守の論客で、小林さんと支持層がかぶるという指摘があります」
「また今回、派閥の縛りがなくなったことで影響を受けているのが、茂木敏充さん(68)です。同じ茂木派から加藤勝信さん(68)が出馬に意欲を示していて、茂木派の議員を奪い合う格好です」
「同じように上川陽子さん(71)も、同じ岸田派から林さんが出馬する見通しのため、苦労しそうです。他に、斎藤健さん(65)や野田聖子さん(63)も推薦人集めをしています」
■5人の「強み」「弱み」を独自分析
日テレNEWS NNN
藤井キャスター
「推薦人20人の確保のメドが立っている5人には、それぞれどのような強みがあるのでしょうか?」
小栗委員長
「日本テレビ政治部が『経験』『刷新感』『議員の支持』『世論の支持』『外交力』の5つの要素で、独自に分析・比較しました」
「小泉さんは、刷新感や世論の支持が高いことが強みですが、閣僚経験は環境大臣だけなので、経験不足が指摘されています。小林さんは刷新感は高く評価されていますが、小泉さんと同じく閣僚経験は経済安保大臣の一度だけです」
「河野さんはバランスが取れているのが強みです。自身の派閥のボスである麻生太郎さんのお墨付きも得て、議員の支持も一定程度見込める一方、逆に派閥の支援を受けていることがマイナスに働く可能性もあります」
「石破さんは閣僚や幹事長を何度も務めた経験や、世論の支持が高いことが強みです。ただ自民党の議員からは『石破さんだけは支持できない』という声も結構多く、党内の支持が課題です」
「林さんは現職の官房長官を務める経験や、外務大臣も務めた外交力が強みですが、世論調査での支持が高いとは言えません」
■水野さんが注目するポイントは?
日テレNEWS NNN
藤井キャスター
「このような争いがスタートしているところですが、どう見ますか?」
水野美紀さん(俳優・『news zero』火曜パートナー)
「今は派閥にネガティブなイメージしかなく、本気でそこを変えていこうという人がいるのか注目したいです。一市民としては、物価高や円安、消費税など生活に直結するところが新しいトップでいい方向に行ってほしいなと祈るばかりです」
藤井キャスター
「自民党の総裁選の投開票は9月27日に決まりました。1か月以上をかけて、事実上の日本のリーダーを決める戦いが繰り広げられます」
(8月20日『news zero』より)
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OS5
:2024/08/21(水) 21:58:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c5d8f4b56688e76db7e29ab0021cef606a4a30c
自民・茂木敏充幹事長、総裁選出馬模索で露出強化 候補者乱立で埋没の危機
8/21(水) 21:28配信
産経新聞
自民党茨城県連との「政治刷新車座対話」であいさつする茂木敏充幹事長(中央)=21日午後、水戸市(永井大輔撮影)
自民党の次期総裁選への出馬を模索する茂木敏充幹事長が露出を強めている。10人前後の乱戦の様相を呈しており、埋没することへの危機感も見え隠れする。解散を決めた茂木派(平成研究会)の実力者が立候補に意欲を表明。親しい間柄の麻生太郎副総裁は他候補を支援する流れだ。茂木氏はこうした情勢を見極めた上で、出馬の有無を判断する構えだ。
【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み
茂木氏は21日、水戸市で開かれた派閥パーティー収入不記載事件を受けた「政治刷新車座対話」に出席。「(不出馬を決めた岸田文雄首相の)重い決断をしっかり受け止めて党の再生を図っていかなければいけない」と訴えた。
■メディアへの露出を増やす
茨城は茂木氏が支持拡大を図る上で重要な地だ。平成研究会の領袖(りょうしゅう)を務めた額賀福志郎衆院議長や多くの茂木派議員を国会に送り込んでいるためだ。この日は茂木氏を支える同県選出の梶山弘志幹事長代行が同行し、党茨城県連のメンバーらと交流を深めた。
最近の茂木氏はメディアでの露出が増えた。インターネット番組では「朝の会議は苦手」「小学校4年まで田舎の分校に通っていた」などと親しみやすさをアピールしている。
不記載事件を受け、党内では次期総裁選で「選挙の顔」となるリーダーを求める声が根強い。知名度が高い石破茂元幹事長や小泉進次郎元環境相ら他の総裁候補との差をいかに埋めるかが重要になる。
■「能力ナンバーワン」も知名度不足
茂木氏にとっての強みは実績だ。茂木氏は、茂木派の源流の田中派を率いた田中角栄元首相が「首相の条件」として示した自民幹事長など党三役や蔵相(財務相)や外相などの主要閣僚の経験を積んでいる。周辺は「能力だけを見ればナンバーワンだ」と断言する。
しかし、懸念材料は知名度不足だけではない。 次期総裁選には茂木派の加藤勝信元官房長官も出馬を模索しており、同派の支持が割れる可能性がある。また、良好な関係を築いてきた麻生氏も麻生派の河野太郎デジタル相の支持に傾いた。「能力」だけではカバーできない課題を克服できるかが注目される。(永井大輔)
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OS5
:2024/08/21(水) 23:52:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b75e00e6030574e620f7203880add6d5828a766
高市氏、自民党総裁選に立候補へ 推薦人20人確保にめど
8/21(水) 23:02配信
毎日新聞
高市早苗氏=首相官邸で2023年3月14日午前8時22分、竹内幹撮影
自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)は自民党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)に立候補する意向を固めた。
高市氏を支持する保守系のグループが21日夜、高市氏を交え、出馬を巡って協議した。会合後、記者団の取材に応じた山田宏参院議員らによると、高市氏は「力強い日本をつくっていくという目的に向かって、しっかり頑張っていく。ぜひ一緒に戦ってほしい」と出馬の決意を表明したという。山田氏は、出馬に必要な推薦人20人の確保のめどはついたとの認識を示し、「来週中には決意表明があるのではないか」と述べた。
高市氏が出馬すれば、前回2021年の総裁選に続き2回目となる。前回選で、安倍晋三元首相の支援を得た高市氏は野田聖子元総務相と並び、女性候補として出馬。結果は4人中3位だったものの、国会議員票では岸田文雄首相に次ぐ票を獲得し、議員を中心に支持を集めた。
高市氏は神戸大卒。松下政経塾生、民放キャスターを経て1993年に衆院初当選。沖縄・北方担当相、自民党政調会長、総務相などを歴任した。【遠藤修平】
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OS5
:2024/08/21(水) 23:57:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/4409aed68c630abf29ff4ab0ae6c18aefac4fff0
齋藤経産大臣「候補者の中で一番可能性が低い」 自民党総裁選への出馬を慎重に検討
8/21(水) 21:23配信
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自民党総裁選をめぐって、齋藤経済産業大臣は「候補者の中で一番可能性が低いと思われても不思議でない」とした上で、引き続き出馬を慎重に検討する考えを示しました。
齋藤経済産業大臣
「次の総理総裁にふさわしい世論調査をしても、齋藤健は0%。それから、派閥に入っていないもんですから、派閥でまとまって応援してくれるような議員もいないと。もしかしたら、いま名前が挙がっている候補者の中で一番可能性が低いかもしれないと思われても不思議でない」
齋藤大臣は出張先のインドネシアで行った会見で、自民党総裁選について見通しを述べました。
その上で、「一生懸命、『今回出るべきだ』と応援をしてくれている仲間の議員がいる」として、「私自身がそういった熱い思いに答えられるだけのものを持っているのかどうか、自分の心に問い続けている」と総裁選への出馬を引き続き慎重に検討する考えを示しました。
来月行われる自民党の総裁選をめぐっては、10人以上が出馬に意欲を示す異例の展開となっています。
TBSテレビ
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OS5
:2024/08/21(水) 23:58:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebdd2a7d7227736ae7ff39775ec6cf05366e57ab
自民総裁選出馬想定される議員、相次ぐ「岸田詣で」 外交・経済、路線継承者は誰に
8/21(水) 21:20配信
産経新聞
自民党総裁選の主な候補者の岸田文雄政権に対する発言
9月の自民党総裁選に出馬の意欲を示す議員が岸田文雄首相(党総裁)のもとを訪れる「岸田詣で」が相次いでいる。21日も小林鷹之前経済安全保障担当相が首相と面会し、経済や外交・安全保障など政権の基本路線を継承する考えを明らかにした。首相は約3年間で賃上げの環境整備や防衛力の抜本強化に取り組んできたが、総裁選では各候補者の岸田路線との距離感も焦点となる。
【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み
■小林氏、小泉氏、河野氏が訪問
「この3年間を振り返ったときに経済・外交安保など国家的な課題に真正面から向き合ってきたのが岸田政権だ。基本的なところは継承しながらやっていきたい」
21日午前、官邸を訪れた小林氏は首相との面会後、記者団にこう話した。総裁選の出馬が想定される議員と首相との面会は連日続いている。19日には小泉進次郎元環境相、翌20日には河野太郎デジタル相が、それぞれ官邸を訪れた。
小泉氏は、資源を再利用して有効活用する循環経済(サーキュラーエコノミー)を首相が推進したことについて「国家戦略に位置付け後押ししてくれた」と謝意を示した。首相と同じ岸田派(宏池会)出身で、総裁選出馬に向けた準備を進める林芳正官房長官も「首相の政策を継承する人がいなくてはならない」と周囲に語る。
■賃上げ、外交…政策面で高評価
自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件などの影響で支持率の低迷に苦しんだ首相だが、経済ではデフレからの完全脱却に向け、春闘で過去最高水準の賃上げを実現した。外交では日米同盟を強化し、韓国との関係も好転させるなど、政策面での評価は高い。
相次ぐ「岸田詣で」からは、1000日超の長期政権を築いた首相への敬意に加え、混戦状態の総裁選で決選投票となった際に岸田派議員に影響力を持つ首相の支持を得たい思惑ものぞく。後継の首相がどの程度、岸田路線を引き継ぐかは、退任後の首相の求心力をはかるバロメーターにもなる。
首相は表向きには後継指名などは行わない考えを示しているが、周辺にはこう漏らす。
「岸田路線を引き継ぎたいという候補者は増えている。経済と外交でどういう政策を打ち出すかという点で俺は候補者を見ていきたい」(永原慎吾)
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OS5
:2024/08/22(木) 07:40:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/d446b9fb7e7a23ffba921f9005466d6a8c9608a5
菅氏、「小泉支持」に傾斜 河野氏と溝、決選見据え動き 自民総裁選
8/22(木) 7:07配信
時事通信
9月の自民党総裁選を巡り、菅義偉前首相が小泉進次郎元環境相(43)の支持に傾いている。
次期衆院選への危機感を強める菅氏は「選挙の顔」として知名度が高い若手の小泉氏がふさわしいとみており、側近議員が支援に動く。一方、前回総裁選で支持した河野太郎デジタル相(61)については、「脱派閥」への向き合い方に不満を示しており、支援には消極的だ。
無派閥の菅氏と小泉氏はともに神奈川県選出。菅政権末期の2021年夏には党内で吹き荒れた「菅降ろし」に対し、環境相だった小泉氏が「首相の改革姿勢が伝わっていない」と政権維持に奔走した。最近も、一般ドライバーが自家用車を使い有償で客を運ぶ「ライドシェア」推進で歩調を合わせるなど、両氏の関係は良好だ。
菅氏が小泉氏支持に動くのは、派閥裏金事件による自民への逆風で、次期衆院選は与党過半数割れの可能性もあると焦りを募らせているためでもある。
「刷新感が最もあるのは小泉氏」。岸田文雄首相への批判を強めていた先月、菅氏は周辺にこう話し、「ポスト岸田」の最有力候補との見方を示した。こうした意向に呼応し、菅氏に近い佐藤勉元総務会長、坂井学元官房副長官らも小泉氏出馬に向けた動きを加速している。
対照的に、「将来の首相」とかつて持ち上げた河野氏との距離は広がる。3年前の前回総裁選後も河野氏は麻生派にとどまり、今回も領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁とたびたび会談し協力を求めており、脱派閥を志向する菅氏は失望しているという。菅氏は麻生氏とかねて緊張関係にあり、両氏の主導権争いの側面もにじむ。
総裁選に名乗りを上げた面々では、石破茂元幹事長(67)も早くから菅氏の支援に期待する。菅政権で官房長官を務めた加藤勝信氏(68)は21日、菅氏と会談し支持を要請した。乱立模様の総裁選は上位2人による決選投票になる可能性が高く、ポスト岸田候補と関係を維持する菅氏の動向がカギを握りそうだ。
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OS5
:2024/08/22(木) 08:34:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d2995c3df98b6ee97c35398d258d69749aba50
自民総裁選出馬表明は二分化…知名度向上狙う「早期」小林・林氏ら、水面下で支持固め進め「熟慮」の小泉・茂木氏
8/22(木) 8:21配信
読売新聞オンライン
知名度狙い 情勢見極め
自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)を巡り、「ポスト岸田」候補による出馬表明の時期が二分化している。小林鷹之・前経済安全保障相(49)らは早期表明で支持拡大を図る一方、出馬の意向を固めた小泉進次郎・元環境相(43)や、茂木幹事長(68)らは情勢を見極める構えだ。
スタートダッシュ
(写真:読売新聞)
19日に最も早く出馬を表明した小林氏は21日、首相官邸で岸田首相と面会し、出馬を報告した。その後、「知名度ゼロからの出発だ。汗をかいて走り回っていきたい」と記者団に語り、スタートダッシュで知名度向上に全力を挙げる考えを示した。テレビ出演を積極的にこなしており、20、21日は東京・永田町の議員会館で各議員の事務所を回り、支持を呼びかけた。
近く立候補を表明する林官房長官(63)も知名度不足が悩みだ。外相などを歴任し、現在は政府のスポークスマン役を担っているが、各社世論調査の「次の総裁にふさわしい人」では下位に甘んじている。早期表明で存在感をアピールしたい考えとみられる。
知名度の高い石破茂・元幹事長(67)と河野デジタル相(61)は24日と26日にそれぞれ立候補を表明する見通しだ。いずれも出馬に必要な20人の推薦人確保にめどがつき、議員票の獲得を急ぐ思惑がありそうだ。
時期ずらす
これに対し、小泉、茂木両氏は表明時期を熟慮している。
小泉氏は21日、党本部で記者団から出馬の意向を問われたが、「答えることは差し控える」と応じるにとどめた。
茂木氏は同日、議員会館の事務所で派内の所属議員らと面会し、総裁選の対応について話し合った。20日夜には東京都内で菅前首相と会食し、党内情勢を巡り意見交換した。
小泉、茂木両氏の慎重姿勢を巡っては、「水面下で支持固めを進めながら、表明時期をずらして差別化を図る狙いがあるのだろう」との見方が出ている。
推薦人集めに苦労し、出馬表明のめどがつかない陣営もある。
加藤勝信・元官房長官(68)は21日、党本部で「一つ一つ進んでいるが、まだ頑張らないといけない状況だ」と記者団に明かした。上川外相(71)は同日、出張先のインドから帰国し、議員会館の事務所で支持する議員と対応を協議した。斎藤経済産業相(65)や高市経済安保相(63)、野田聖子・元総務相(63)も推薦人集めに奔走している。
総裁選の費用「極力かけない」 自民選管が通知
自民党総裁選挙管理委員会は21日、総裁選の選挙活動に費用を極力かけないように求める文書を所属国会議員に通知した。
通知では、「政治とカネ」の問題を踏まえ、「告示前であっても多額の費用をかける運動は許されないという認識を全党員が共有すべきだ」と呼びかけた。
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OS5
:2024/08/23(金) 09:19:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/411bff46675edbae1df5739b1c3de5f29a451f5e
前回は連携「小石河」3氏、一転競合…「本命不在」で党員票奪い合いへ
8/23(金) 7:03配信
読売新聞オンライン
9月の自民党総裁選には、「小石河」と呼ばれる小泉進次郎・元環境相(43)、石破茂・元幹事長(67)、河野デジタル相(61)の3氏が立候補する見通しだ。本命が不在とされる中、2021年の前回総裁選で連携した3氏が党員票獲得などで激しく競い合う展開になりそうだ。
危機感共有
(写真:読売新聞)
石破氏は今回で5度目の総裁選への挑戦となる。24日に地元・鳥取県で出馬表明を行う予定だ。22日には東京都内で開かれた非公開の会合で「党よりも国民の方を見る自民党にしなければならない」と述べ、党改革の必要性を強調した。
党への危機感を共有するのは小泉氏も同じで、総裁選に出馬する意向を固めている。3回目の挑戦となる河野氏も、26日に出馬を表明する方向だ。
小泉、石破両氏は前回総裁選に出馬せず、河野氏を支持した。3氏の高い知名度を武器に、党員票で他候補を圧倒する戦略を描いたが、1回目の党員票(382票)のうち、河野氏の得票は約44%の169票にとどまり、決選投票で岸田首相に敗れた。
派閥解消の流れ
今回の総裁選で、小泉、河野両氏が連携する機運が高まらなかった背景には、党派閥の政治資金規正法違反事件を受け、派閥解消の流れが進んだことがある。
小泉氏が支援を受けるのは、同じ神奈川県選出の菅前首相らだ。小泉、菅両氏ともに無派閥で、「脱派閥」を持論とする。これに対し、河野氏は従来の派閥を維持する麻生派にとどまっており、小泉氏との間に溝が生まれた。
石破、河野両氏が協力し合う環境も整いそうにない。麻生派内には石破氏への拒否感が根強いためだ。石破氏が麻生内閣時代に「麻生降ろし」に加担したことが大きい。
小泉氏を支持する議員の間にも、長く「党内野党」の立場で政権批判を続けた石破氏について、「敵が多い石破氏と組めば、逆に議員票が離れかねない」(中堅)と警戒する意見がある。
ただ、3氏を巡っては、1回目投票で1、2位となった候補のみが進める決選投票をにらみ、連携を視野に入れているとの見方もある。石破氏は19日のBS日テレの「深層NEWS」で、「一緒にやったときの思いは消えるものではない。(決選投票で)組むことは当然あってしかるべきことだ」と述べ、再度の連携に含みを持たせた。
公明党大会 来月28日に 自民総裁選翌日
公明党は22日の中央幹事会で、党大会を9月28日に東京都内で開催することを正式に決めた。前日27日に投開票される自民党総裁選で選出される新総裁を来賓として招き、自民、公明両党の結束を確認する。
山口代表は幹事会で「新総裁を迎え、次の政権運営に臨む流れを作り出していきたい」と述べた。党大会では代表選も行われる予定だ。歴代最長の8期を務める山口氏の去就が最大の焦点になる。
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OS5
:2024/08/23(金) 10:10:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2fad3a0df7bd9b8a3fcd5a8d021ff9727f9aab3
「早く表明しろ」河野太郎氏からの電話に群馬の山本一太知事 「必ず応援する」と伝える
8/22(木) 19:41配信
産経新聞
山本一太知事
群馬県の山本一太知事は22日の定例会見で、自民党総裁選の候補の一人とされる河野太郎デジタル担当相から同日昼ごろ電話を受けたことを明かし、「早く出馬表明しろ、と伝えた」と語った。総裁選についての質問に答えたもので、「初めて誰が勝つか分からない総裁選。非常に興奮している」とも述べた。
【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み
河野氏からの電話内容について詳細は明らかにしなかったが、知事自身は河野氏に出馬表明を急がせたうえで、「立候補したら必ず河野太郎を応援する、と伝えた」と語った。
総裁選では小林鷹之前経済安全保障担当相が出馬表明したほか、小泉進次郎元環境相とともに河野氏が出馬表明の意向を固めたと伝えられており「来週の定例会見では『正式に応援する』と表明できるのではないかな」と語った。
一方で、小林氏について「彼を嫌う人はいないでしょう」と切り出し、小泉氏を含めた若手の出馬に「閣僚経験が足りない」との指摘があることに反発。「そう言う人もいるけれど、じゃ、これだけ変化の激しい時代に閣僚やってりゃ、いいのかって話ですよ。むしろ変化に対応する新しい感覚の若い船長、40代総理が誕生してもいいと思う」と語った。
さらに林芳正官房長官や高市早苗経済安保担当相、加藤勝信元官房長官らの名を次々に挙げ、「すべて素晴らしい人々」と称えた。それでも「自民党を変え、日本を変えられるのは河野太郎しかいない」と強調した。
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OS5
:2024/08/23(金) 10:17:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed5e9c22760351b6fbe160e4e3bc8a5cd5260fc0
【自民総裁選】大きい小泉、小さい河野…「公平性に疑義」 歴代総裁写真入りPRポスターが波紋、政治とカネ想起も
8/22(木) 19:20配信
カナロコ by 神奈川新聞
自民党広報本部が作製した歴代総裁登場の総裁選ポスター。右手前に小泉純一郎氏、河野洋平氏はその3人上の位置に小さく扱われている(自民党ホームページから)
自民党の広報本部が総裁選(9月27日投開票)のアピールに向け作製したPRポスターが話題や波紋を広げている。歴代総裁の写真を散らして掲載しているが、大きい小泉純一郎氏(首相任期1980日)と小さい河野洋平氏の差は一目瞭然。息子の河野太郎氏(衆院神奈川15区)が出馬の意向を固め、小泉進次郎氏(11区)も最終調整に入っていることに照らして、県内関係者からは「公平性に疑義あり」との指摘も出ている。
【写真】自民党本部に掲出された総裁選PRポスター
デザインは競争や調和の両方に通じる「THE MATCH」の赤い文字を中央に配置。1955年の立党以来、党広報が撮りだめてきた7万枚に及ぶ総裁の写真から厳選したという。小泉純一郎、安倍晋三(同3188日)、田中角栄(同886日)の3氏の扱いが特に大きい。
平井卓也広報本部長は21日の発表会見で、写真の大小について「総裁在任期間や認知度を考慮した」と説明した。一方で「作製には人工知能(AI)も活用した」と付言。責任の所在を人為的判断や作業のみにとどめず巧みに散らした。
河野家の支援者は総裁選の構図を念頭に「下野当時に党再生へ汗をかいた人(洋平氏)と『自民党をぶっ壊す』と主張した人(小泉純一郎氏)との扱いがあまりに違う」と批判。河野太郎氏を推す議員からも「小泉氏に有利な印象操作だ」との憤りが聞かれる。
一方で小泉進次郎氏の周辺からも戸惑いが漏れる。出馬を促す議員は「進次郎氏とお父さん(純一郎氏)は別人格」とした上で「ポスターは世襲批判を呼び起こしかねない構図だ」と懸念を隠さなかった。
正面中央に安倍派トップだった安倍氏や田中角栄氏を配したことも「派閥裏金事件や金権政治を呼び起こす」(県内の古参党員)と一部には不評。ただ「注目され話題になるだけありがたい」(自民幹部)というのが党執行部の本音のようだ。
ポスターは1万枚を刷り都道府県連などに配布して活用する。再選出馬を見送った岸田文雄首相の掲載も間に合ったが、扱いは小さめだ。再登板説がついて回った前首相の菅義偉氏(2区)も載っており、こちらも再選出馬見送りを体現した格好。自民内では「これで『(岸田氏の)後任は前任(の菅氏)』との可能性はなくなった」との冗談も飛び交っている。
神奈川新聞社
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OS5
:2024/08/23(金) 10:17:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/936fe312626d661e8b321f789ebff69f776d263e
上川陽子氏、総裁選出馬へ「仲間増やす」 推薦人確保の努力継続
8/22(木) 18:04配信
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コメント11件
毎日新聞
岸田文雄首相との面会のため首相官邸を訪れた上川陽子外相=2024年8月22日午後2時57分、平田明浩撮影
自民党の上川陽子外相(71)は22日、9月の党総裁選について「外交と内政は表裏一体の関係にあり、日本の顔になる存在が必要だ。今はいちずに仲間を増やす活動を広げていきたい」と述べ、立候補に必要な20人の推薦人確保に向けた取り組みを続ける考えを示した。首相官邸で岸田文雄首相と面会後、記者団に語った。
【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち
「チームで仲間を増やしていくということで、一気に勢いが加速している感じがする」とも述べた。
上川氏は、総裁選に立候補する意向を固めている林芳正官房長官(63)と同じ岸田派に所属する。面会では「首相から大変力強い励ましの言葉をいただいた」と説明したが、具体的なやりとりについては明らかにしなかった。【内田帆ノ佳】
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OS5
:2024/08/23(金) 10:18:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/5132bfb9dc8bbc56c0e44d582d1e3af425534080
推薦人確保の「高市早苗」に“撤退”危機の「野田聖子」「上川陽子」 明暗分かれるオンナたちの「総裁選」舞台裏
8/22(木) 17:14配信
デイリー新潮
出馬なるか(左から上川氏、高市氏、野田氏)
投開票日が9月27日(同12日告示)に決まり、いよいよ戦いの火ぶたが切って落とされる自民党総裁選。すでに「ポスト岸田」に向け、10人以上の候補者が出馬に意欲を示す混戦模様を見せるなか、秘かに注目を集めているのが「女性候補」たちによる水面下での暗闘という。
【写真】「芝居くさい」「誰に向けたアピール?」などとSNSで大量ツッコミ 上川外相のズッコケ「総裁選」奮闘フォト
***
現時点で「推薦人20人」確保のメドがついているのは、高市早苗・経済安全保障相(63)に、近く出馬表明する小泉進次郎・元環境相(43)。さらに派閥からの支持が見込める林芳正・官房長官(63=岸田派)と河野太郎・デジタル相(61=麻生派)のほか、いち早く立候補を表明した“コバホーク”こと小林鷹之・前経済安全保障担当相(49)とされる。
一方で、シンクタンク「紀尾井町戦略研究所」が15日に行った全国1000人(18歳以上の男女)を対象としたオンライン調査では、「次期首相にふさわしい自民国会議員」のトップに石破茂・元幹事長(15.4%)が、続く2位に高市氏(11.8%)がランクインした。
「同調査のうち、自民支持層に限った結果では『ポスト岸田』候補として高市氏が石破氏を抜いて1位に躍り出ています。高市氏の支持ポイント(19.7%)は石破氏(13.9%)や3位の河野氏(12.7%)を大きく引き離し、相変わらず“ネット人気”の高さを見せつけた。ただ、そんな彼女でも推薦人の確保は容易でなかったようで、後ろ盾だった故・安倍晋三元総理の“不在”の影響が大きいと指摘されています。前回(21年)総裁選では議員票で2位につける躍進で注目を集めましたが、今回は『当時ほどの勢いは見られない』との声が党内から上がっている」(全国紙政治部記者)
その背景について、永田町関係者がこう語る。
「安倍イズムの継承者」
「“ウルトラ右翼”と揶揄されたり、『安倍イズムの継承者』を標榜する彼女の姿勢にアレルギーを覚える自民党議員は多い反面、“政策通”としての評価は高い。実際、彼女は政調会長を務めた経験から各省庁の役人や野党にまで広がる人脈を持ち、その情報ネットワークは侮れないことで知られる」
すでに「高市支持」を表明している保守派の西田昌司・参院議員も、その理由の筆頭に『積極財政』など、彼女が掲げる「政策」を挙げている。
「ただ安倍さんが健在だった頃と違い、今回は安倍派内から組織的な支援の動きは見られず、推薦人確保に手間取った様子が窺えた。“コバホーク”では『保守の受け皿となりえない』との声は根強く、高市さんが保守を代表する主要候補の一人であるのは動かない。しかし『コアな保守票は自民支持層のなかでも2割程度』との言葉がある通り、広範囲の支持を獲得するには“保守票頼み”からの脱却が課題となっている」(同)
そんな高市氏以上に、推薦人集めに四苦八苦しているのが、野田聖子・元少子化相と上川陽子・外相という。
あがく2人
前出・政治部記者の話。
「前回も推薦人集めに苦労した野田氏ですが、今回はさらに難航していると聞きます。もともと野田氏は総裁選に出続ける理由として『女性宰相誕生へ繋がる道を閉ざさないためだ。それくらい自民党は“超”のつく男社会だ』と周囲に“大義”を語ってきた。けれど今回は女性が3人も出馬に動きだしたことで、野田氏の存在感は相対的に低下。それにより、彼女が掲げる大義に共感する女性議員の数も前回より減少したとされます」(同)
上川氏にいたっては「推薦人確保が暗礁に乗り上げ始めた」との情報が浮上しているという。
「同じ岸田派の林氏が出馬意向を固めているため、同派は『林支持』でまとまる方向です。つまり上川さんは“孤軍奮闘”の戦いを強いられていて、自身のSNSで外遊や支持取り付けの様子などを必死でアピールしているものの、党内からのリアクションは薄い。麻生氏が今年1月、上川氏のことを『そんなに美しい方だといわない』と表現した一方で、『(外相としては)大したもんだぜ、俺たちから見てても』と能力を評価する発言をしたことで“上川首相待望論”まで浮上しましたが、そんな期待や熱気も永田町では完全に萎んだかのよう。先日、岸田派の関係者に彼女の出馬について感想を聞くと、『麻生さんが持ち上げたせいで、勘違いしてしまったのでは』と突き放すような物言いでした」(同)
このなかから「ガラスの天井」を突き破る人材は出てくるか。
デイリー新潮編集部
新潮社
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OS5
:2024/08/23(金) 11:24:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/af2271505915477cd40888233fcd47b905cd9829
自民総裁選「倹約」が課題 2億円相場、実効性に疑問も
8/23(金) 7:06配信
時事通信
自民党本部=4月4日、東京・永田町
9月の自民党総裁選は、いかに選挙経費を節約できるかも課題となる。
派閥裏金事件を受け、「政治とカネ」の関係には世論の厳しい視線が注がれており、多額の資金を費やせば批判が一層高まるのは必至。党総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)は各議員に「金のかからない総裁選」を文書で求めたが、活動を制限されることへの反対論は根強い。
【写真】前回の自民党総裁選の投開票会場
「自分たちで集めたカネを大いに使うのが総裁選だ」。ある派閥のベテラン秘書はこう言い放った。陣営が詰めるホテルの会場費や飲食費に使われるほか、派閥政治の全盛期は事実上の買収工作のため「実弾」と呼ばれるカネが乱れ飛んだとされる。
党員投票の支持集めでも多額の資金が必要だ。2023年末時点の党員数は109万人余りで、全員に政策パンフレットを郵送すれば「1回でざっと1億円かかる」(渡海紀三朗政調会長)。自動発信による電話の呼び掛けなども含めれば全体の費用は2億円程度に上るとも言われる。
だが今回は裏金事件の大逆風下で実施されるため、党内から「倹約」に努めるべきだとの意見がある。逢沢委員長は20日の記者会見で「国民から大変厳しい指弾を受けている」と指摘。翌21日に「多額の費用をかける運動は許されないとの認識を共有すべきだ」とした要請文を出した。
これまでの総裁選では、告示前は郵送や電話の制限はなく、告示後は郵送が禁じられていた。総裁選管は、告示前も含めて郵送や電話をどう規制するかを検討しており、9月上旬に開く次回会合で具体的な対応を決める予定だ。ただ、それまでに事実上の選挙戦は始まっており、罰則を設けるのも現実的ではないため、実効性は不透明だ。
各陣営の費用を抑えるため、党機関紙やウェブサイトで候補者を紹介するなどの案も浮上するが、陣営からは「やってみなければ分からない。政策は伝わらないと意味がない」と懐疑的な声が上がっている。
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OS5
:2024/08/23(金) 17:30:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/145a0b8cb084a5b41dc753a38df158daef80e98f
【自民総裁選】林官房長官・上川大臣 派内2人が意欲…岸田総理の対応は
8/23(金) 11:52配信
自民党総裁選挙をめぐっては、解散を決めた岸田派から、林官房長官と上川外務大臣の2人が意欲を示しています。
岸田総理大臣の対応が焦点の1つとなっています。
【動画】“憲法改正”掲げ小泉氏“参戦”構図に変化も…活発化する自民党総裁選
林氏は、陣営の幹部らを集めるなど、出馬に向けた準備を加速しています。
岸田派の大半は林氏を支援する見通しで、きょう集まった20人弱も大半が岸田派でした。
岸田総理が退陣を決めるなか、政権ナンバー2の官房長官が出馬することには、党内から疑問の声も上がります。
ただ、林氏の周辺は、「総理になるために、衆議院に鞍替えしたんだ」と強気です。
一方で、上川大臣の出馬には、共倒れを懸念する声もあります。
上川大臣
上川外務大臣
「私としては全力で、立候補に至るまでの大切な時ですので、しっかりとやっていきたいというふうに思っています」
上川大臣は、来週で調整していた中東訪問も見送るなど、推薦人集めに奔走していて、岸田総理の協力にも期待します。
岸田総理本人は、派閥単位で動いているとみられるとのを避けるため、表立った支援は控える見通しです。
テレビ朝日報道局
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OS5
:2024/08/24(土) 09:38:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dbe74b1b2f02d18e0343b9e5995aa57b9b267ca
岸田首相の退き際はドンピシャだった…退陣会見で見た「吹っ切れた姿」
8/24(土) 7:05配信
現代ビジネス
新しい「選挙の顔」
写真:現代ビジネス
7月上旬、報道各社世論調査の内閣支持率及び自民党支持率は共に微増ながら上昇トレンドにあった。しかし、各社調査結果に共通したのは岸田文雄首相の総裁任期である9月30日までに退陣を求める声が5割を上回っていたことである。
【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」
それ故に国民に不人気な岸田氏の下では次期衆院選を戦えないとする当選4回以下の自民党中堅・若手140人がほぼ一致して新しい「選挙の顔」を求める切実な声と国民のそれが見事にハモったのだ。
従って、当時の永田町の最大関心事は、岸田氏が飽くまで自民党総裁再選を目指して出馬するのか、それとも衆院議員全体の4割を占める4回生以下の過半の求めに応じて立候補断念するの、いずれなのかに集中していた。即ち、岸田総裁の去就である。
その時期に筆者が編集・発行するニュースレター「インサイドライン」(7月10日号)に、「再選に拘泥しない」と「再選を諦めていない」の両説がある岸田氏の胸中を推し量って孔子の言葉「君子固(もと)より窮す。小人窮すれば斯(ここ)に濫(みだ)る」を引き、同氏の心境を表すのに相応しいと書いた。
何と首相官邸側から素早い反応があったのだ。曰く、確かに(岸田)総理は窮している。だけどそこは小人と違い、乱れず(目標に向かって)主戦論で臨んでいます。動じていません――。
さて、岸田氏は8月14日午前の記者会見で、想定外の不出馬表明を発出した。筆者は驚きを隠せなかった。ともあれ現在、9月12日告示・27日投開票の自民党総裁選は前哨戦というよりも真っ只中にある。
「自民党を根底から刷新する」、「政府・与党幹部の世代交代」、「派閥の実質的な解体」などのスローガンはこれまでの総裁選挙ではついぞ見たことがなかった。
岸田氏の今現在の心象風景は…
その意味では岸田氏の退き際はドンピシャだった。たとえ実相が総裁選で勝っても次に控える衆院選と参院選は自分が「選挙の顔」であれば自民党は敗北して政権交代を余儀なくされるとの判断だったにせよ、である。
そこで再び岸田氏の今現在の心象風景を表現するべく、中国文学の最高権威者の手に成る『吉川幸次郎全集第5巻(筑摩書房)』を繰って孔子の言葉を渉猟してみた。そして見つけた。
「顔淵」第十二の「子曰わく、之れに居りて倦む無く、之を行のうに忠を以てせよ」に向き合った。吉川解釈を忖度すると、政治の要諦は倦怠のない持続であり、実行に当たっては人々への忠実(真心)である、と。孔子は七十(歳)のころ放浪を終えて祖国・魯に帰り首相・季康子に求められて助言したと、解説にある。
退陣会見で吹っ切れたとされる岸田氏の今の胸中を表すに相応しいだろうか。官邸から改めての反応を待ちたい。
前代未聞の総裁選
次は、肝心要の自民党総裁選の先行き見通しである。結論を先に言うならば、次期総裁候補に11人が名乗り上げる前代未聞の総裁選となった。従前のように派閥領袖のボス交やディール(取引)で総裁は決まらなくなった。後講釈と言われようが、あのタイミングで岸田氏が不出馬表明を発出した意義は大きい。もはや後戻りできない。
因って今総裁選は知名度抜群の政治家4代目・小泉進次郎元環境相(衆院当選5回・43歳)とエリート臭を感じさせない超エリート・小林鷹之前経済安全保障相(4回・49歳)の一騎打ちとなる可能性が高い。
出馬会見に同席した当選4回以下の24人(例外1人)には司会を務めた武部新氏を始め、大野啓太郎、福田達夫、鈴木英敬、塩崎彰久氏ら極めて優秀な中堅・若手が蝟集する小林陣営。一方、小泉陣営の国会議員は当選同期の「四志の会」(齋藤健経済産業相、小泉氏を含め4人)以外に名前が殆ど挙がらない。結局、菅義偉前首相直系「ガネーシャの会」(会長=坂井学・元官房副長官)の約15人が推薦人として名前を連ねることになる。
そうは言っても総裁選は本質的に権力闘争であり、出走者(馬)はもとより参加者(馬券を買う人)は「勝ち馬に乗る」が基本である。従って、小泉氏は中身(政策)が無いスッカラカンと言って揶揄したところで、所詮第1回投票で1、2位になれば決選投票は雪崩を打って断トツ当選も十分にあり得ると、見る向きが多いのではないか。
何はともあれ、戦う張本人と支援者だけでなく取材する側も従来の「常識」では測れない総裁選を経験している。言わば未体験ゾーンに突入したのだ。結果良ければ全て良し、である。
歳川 隆雄(ジャーナリスト・「インサイドライン」編集長)
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OS5
:2024/08/24(土) 09:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/556ea656fb4e4380184cbde79d03bf6c32929e9f
「毒まんじゅう」「平成の明智光秀」 自民総裁選の苛烈な闘争史
8/24(土) 7:30配信
毎日新聞
野中広務さん=東京都千代田区平河町で2009年2月23日、岩下幸一郎撮影
自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)は現職の岸田文雄が不出馬を表明したことが引き金となり、10人以上が出馬に意欲を示す混戦模様となっている。1955年の結党以来、ほとんどの期間で政権を担ってきた自民党。首相ポストに直結する総裁選は派閥の力を誇示する機会でもあり、「権力の興亡」の舞台となってきた。
自民党は55年11月、「保守勢力の結集」を目的に自由党と日本民主党が合同して結成され、翌年4月に鳩山一郎が初代総裁に選出された。後を継いだ石橋湛山、岸信介、池田勇人を経て、佐藤栄作は7年8カ月に及ぶ長期政権を築いた。
立候補に一定数の推薦人を必要とする規定が最初に適用されたのは72年だ。「三角大福」と呼ばれ、それぞれ派閥を率いた三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫の4人が出馬し、田中が制した。54歳での首相就任は当時、戦後最年少だった。
78年は初めて党員による予備選が実施され、首相の福田に幹事長の大平ら3人が挑んだ。ロッキード事件で起訴された後も強い影響力を維持していた田中が大平を全面的に支援し、現職の福田が敗れる番狂わせとなった。
◇金権スキャンダルで下野
自民党が初めて下野したのは93年。リクルート事件など金権スキャンダルが重なるなどして同年の衆院選で惨敗。総裁に選出された河野洋平は首相に就任できない初のケースとなり、非自民の細川護熙内閣が発足した。
激しい権力闘争の中で「名言」が生まれることもある。
2003年の総裁選では、現職の小泉純一郎を支持するか否かで、小泉と対立する立場にあった最大派閥の橋本派(平成研究会)が分裂。小泉支持に回った村岡兼造に対し、野中広務が「毒まんじゅうを食った」と批判した。
野党時代の12年には幹事長の石原伸晃が立候補の意向を示したことで現職の谷垣禎一が不出馬に追い込まれた。石原は「平成の明智光秀」と批判されて失速し、安倍晋三が総裁に返り咲いた。安倍の在任日数はその後、佐藤を上回って憲政史上最長を記録した。
21年は現職の菅義偉が新型コロナウイルス対応などで低支持率に苦しみ、出馬を断念。岸田が河野太郎らとの接戦を制した。(敬称略)【小田中大】
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OS5
:2024/08/24(土) 09:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2637ac525fcbc04984bfbe84482d8cf96e16ce5
「小石河」分裂、党員票でしのぎ 前回総裁選の連携から一転 自民
8/24(土) 7:16配信
時事通信
自身のユーチューブチャンネルの収録に臨む自民党の河野太郎デジタル相=21日、東京・永田町
9月の自民党総裁選で、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、小泉進次郎元環境相の「小石河連合」が分裂、競合する見通しとなった。
高い知名度を誇る3人は前回2021年の総裁選で連携したが、特に党員票を巡ってしのぎを削ることになりそうだ。石破氏は決選投票をにらみ連携に期待を示すが、党内には懐疑的な見方が出ている。
「今回競い合うことがあっても、根底でつながり合うものがある」。石破氏は23日、記者団の取材に、河野、小泉両氏との将来的な連携に含みを持たせた。
前回総裁選では、河野氏が立候補し、石破、小泉両氏が支援に回った。当時党内最大派閥だった細田派を念頭に「古い自民党と国民との戦いだ」(石破氏)などと改革姿勢を前面に打ち出した。党員・党友票はトップだったが、国会議員票は3位に甘んじ、小泉氏は「完敗に近い」と語っていた。
3人の関係に変化が生じたきっかけは、岸田文雄首相(党総裁)が裏金事件を受けて主導した派閥解散だ。多くの派閥が解散を決定する中で、河野氏が所属する麻生派は存続。河野氏はとどまることを選び、無派閥に軸足を置く石破、小泉両氏とは距離が生まれた。
報道各社の世論調査で、3人の人気は高い。そろって出馬する方向となった今回の総裁選について、党関係者は「党員票の奪い合いは激烈になる」とみる。自民党横浜市連の佐藤茂会長は「小泉氏1本でまとめていくよう努力する」と強調。市連には、小泉氏を支援する見通しの菅義偉前首相が強い影響力を持つ。
総裁選は混戦模様で、1回目の投票で過半数を制する候補が出ず、決選投票にもつれ込む可能性がある。「小石河連合」のつながりが結果を左右するとの見方もあるが、ある中堅議員は「小石河は打算の関係、連携は虚構だ」と指摘した。
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OS5
:2024/08/25(日) 16:31:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5689391f15bc55dfc04f072b6c463f3c857184d
茂木氏、総裁選出馬表明を9月第1週にも 自派以外との連携も模索
8/25(日) 13:35配信
毎日新聞
自民党の茂木敏充幹事長
自民党の茂木敏充幹事長(68)=衆院栃木5区=は自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に立候補する意向を固めた。複数の党関係者が明らかにした。9月第1週にも出馬表明する方向で調整している。
【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち
茂木氏はこれまで出馬に意欲を示しつつ、「夏の間に考える」と明言を避けてきたが、23日には記者団に「夏も終わる。近々、自分としての決断をしたい」と述べていた。関係者によると、出馬に必要な推薦人20人の確保のめどは立っているという。
茂木氏は出馬の判断にあたり、関係が良好な麻生太郎副総裁が率いる麻生派の支援を得られるか意向を探ったが、麻生氏は自らの派閥から出馬する意向の河野太郎デジタル相(61)の支持を優先する考えを伝えたとされる。
茂木氏は非主流派の要である菅義偉前首相とも会食するなど、派閥を超えた連携を模索している。総裁選を巡っては、茂木派の加藤勝信元官房長官(68)も出馬の意向を固めており、茂木派内の支持が割れる可能性がある。
茂木氏は東大卒、米ハーバード大大学院修了。大手コンサルティング会社勤務を経て、1993年に初当選し、2003年に小泉純一郎内閣で初入閣。経済産業相や外相など要職を歴任し、21年11月から現職。【加藤明子】
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OS5
:2024/08/25(日) 19:29:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4a5af2ba0c72c773af819cb6c1d05de26b453f
「小石河」一転対決へ…派閥裏金事件が影響、「選挙の顔」に期待も背景 自民党総裁選
8/25(日) 19:00配信
カナロコ by 神奈川新聞
前回の自民党総裁選で「小石河連合」として連携した(左から)小泉氏、河野氏、石破氏=2021年9月19日、東京都内
岸田文雄首相の後継を選ぶ自民党総裁選(9月27日投開票)に「小石河連合」と呼ばれた3氏がそろって出馬する流れとなってきた。石破茂元幹事長(67)は24日に立候補を表明。河野太郎デジタル相(61)=衆院神奈川15区=は26日に会見を行い、小泉進次郎元環境相(43)=11区=は30日の会見実施で調整に入った。前回総裁選での連携から一転、激しい対決が予想される。
【写真で見る】2021年総裁選での「小石河連合」による討論会
3氏とも報道各社の世論調査では常に上位を争う。岸田首相が総裁任期満了での退陣を表明した後に行われた共同通信の調査では、「次の総裁」として自民支持者が選んだ1番手は小泉氏で24・2%。石破氏が21・0%、河野氏が11・2%と続いた。トップ3で過半数を占める勢いで、出馬意向を示す他の議員の脅威となっている。
前回総裁選には小泉、石破両氏の支援を受けた河野氏が出馬。1回目の党員票(382票)で4割超の169票を得たが岸田氏を引き離せず、決選投票に進んだものの国会議員票を呼び込めずに敗れた。
今回の総裁選で3氏が結果としてたもとを分かったのは自民派閥の裏金事件の影響が大きい。衆院任期が1年余となって「選挙の顔」として若返りを期待する雰囲気が党内に広がってきたことも背景だ。
神奈川新聞社
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OS5
:2024/08/25(日) 19:32:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd73c35a59d30e9b1295efec05ebe93daf596d6e
自民総裁選 河野太郎氏と小泉進次郎氏が出馬の神奈川、小林鷹之氏支持の議員も
8/24(土) 20:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
大勢の報道陣が詰めかけた小林鷹之氏の自民党総裁選出馬会見=19日、国会内
岸田文雄首相の後継を選ぶ自民党総裁選(9月27日投開票)を巡り、河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)と小泉進次郎元環境相(同11区)が出馬の意向を固め、神奈川から首相候補2人を“輩出”しそうな展開だ。既に10人を超える名前が挙がり大混戦の様相をみせる中、注目されるのは県関係議員の支持動向。地元の河野、小泉両氏に、いち早く立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障相を加えた3人に支持が分散しているとみられ、派閥の実情や次期衆院選も絡み、さまざまな思いが交錯している。
【写真で見る】地元・横須賀のお祭りを訪れ、笑顔で撮影に応じる小泉進次郎氏
今回で3度目の総裁選挑戦となる河野氏は26日に出馬表明を控えており、党の危機を強く訴えて「党改革の必要性を掲げる」(中堅議員)見通しだ。麻生派に所属し、派閥を率いる麻生太郎副総裁が出馬に理解を示すものの、派閥としては河野氏支援で一致結束できていない。
同派重鎮で県内地盤の甘利明前幹事長(比例南関東)は小林氏を高く評価しており、支援に動くとの見方がもっぱらだ。小林氏は旧二階派だが、経済安全保障政策の“師匠”が甘利氏で、岸田内閣発足時の初入閣前から意見交換してきた関係だ。
麻生派は河野氏を軸にしつつも、他の候補者への支持を妨げない方針を掲げる。県関係の衆参議員19人のうち10人を占める同派議員は河野氏と小林氏とで支援が割れるだけでなく、30日の出馬会見で調整している小泉氏の支援に回る議員も見え隠れしており、派内は3分裂となりそうだ。
神奈川新聞社
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OS5
:2024/08/25(日) 19:34:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/133e63e139db6923c6cc20185645c47f834e132b
総裁選と公務、どう両立? 林官房長官は台風対応で出馬会見延期 上川外相は外遊とりやめ
8/25(日) 16:55配信
産経新聞
現職閣僚が自民党総裁選に出馬した例
自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)に出馬する岸田文雄政権の閣僚は選挙準備と公務との両立に苦慮することになりそうだ。とりわけ頭を悩ませているのが危機管理の要である林芳正官房長官だ。当初は今月27日に出馬表明する方向だったが、台風10号の接近のため、再検討に入った。原則毎日の記者会見に臨むことから自身の主張と政府見解の整合性も求められ、ハンデを背負った選挙戦になる可能性がある。
「林氏は官房長官だ。危機管理が最優先だ」
林氏を支持する閣僚経験者は23日、国会内で開かれた林氏の陣営の会合に出席した後、周囲にこう漏らした。
念頭にあるのは出馬表明の日程だ。当初は27日を軸に調整していたが、台風10号が日本列島を直撃する時期と重なることから、被害の状況などを見極めることになった。中堅議員も「台風が来ているのに官房長官が出馬会見を開いているわけにはいかない」と話す。
過去の総裁選では平成18年に安倍晋三、令和2年に菅義偉の両氏が官房長官として出馬し、首相の座を勝ち取った。当時の安倍氏らと異なり、林氏は知名度不足が指摘され、早期表明で選挙に注力したいのが本音だが、官房長官の職責は重い。原則毎日の記者会見に加え、今月、臨時情報(巨大地震注意)が発表された南海トラフ地震や北朝鮮による弾道ミサイルへの対応など、国民保護も林氏が受け持つ。
加えて、官邸では首相と官房長官のどちらか一方が原則、東京に滞在する慣習がある。総裁選告示後に行われる見通しの地方遊説にも制約がかかる可能性がある。
首相が15日の閣僚懇談会後、「閣僚の中には総裁選に名乗りを上げることを考えている方もいると思う。気兼ねなく、職務に支障のない範囲で堂々と論戦を行ってほしい」と述べたことを受け、総裁選には閣内から林氏のほか、上川陽子外相、斎藤健経済産業相、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障担当相が出馬の意向だ。
このうち上川氏は今月下旬を見込んでいた中東訪問を取りやめた。閣僚らにとっては選挙と公務を絶えずてんびんにかけながらの戦いとなる。(永原慎吾)
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OS5
:2024/08/26(月) 06:03:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5acc47836219c7a97a75571841b486b2d4366c22
「裏金なければ…」にじむ悔しさ 安倍派幹部、総裁選に名前なし
8/26(月) 5:00配信
共同通信
下村博文氏、西村康稔氏
自民党総裁選への立候補が取り沙汰されている議員の中に、派閥裏金事件の震源地となった安倍派幹部の名前はない。「事件さえなければ本命だった」「まずは衆院選で勝てるかどうかだ」。西村康稔前経済産業相と下村博文元政調会長の地元では悔しさと不安が交錯する。
「キックバックの問題さえなければ、総裁・総理になれるチャンスだった」。西村氏に近い兵庫県の地方議員がほぞをかんだ。
西村氏はかねて「首相を目指す」と公言。09年の総裁選に敗れたものの、コロナ対策担当相などとして次第に存在感を強めた。今回は総裁選に出ることさえできず投票資格も奪われ、この地方議員は「悔しがっているが、その悔しさを力にしようとしているのではないか」と推し量った。
下村氏も安倍元首相が中止を指示した資金還流が復活したとされる22年8月の幹部協議に加わったことなどから「党員資格停止1年」という処分を受けた。期間中に国政選挙が行われれば公認を得られない。
下村氏に近い東京都板橋区議は秋にも実施される可能性がある衆院選を「人生最大の試練になる」とみる。
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OS5
:2024/08/26(月) 06:04:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b70d6cea8fd7b9faea99f8d766f186d328fe6029
乱戦の自民総裁選“推薦人集め”水面下の駆け引き密着「よその推薦人ならないで」
8/25(日) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
乱戦模様の自民党総裁選、正式な立候補に必要なのが20人の推薦人です。水面下で行われる熾烈な『推薦人争奪戦』を取材しました。
■「5人足りない」水面下の“推薦人争奪戦”
きょう25日、午後。永田町の議員会館では…
(松島みどり衆院議員)「小泉さんとか言っている人もいるし、なるほどね…小泉さんに走る人たちはね…」
自民党・安倍派の松島みどり衆議院議員。
(上川大臣を支持松島みどり衆院議員)「あっちに行っちゃう〜。もうショックだな。大きいな…」
議員事務所で上川陽子外務大臣の推薦人集めのため電話かけをしていました。
(松島みどり衆院議員)「女性の先駆者としてやっぱり上川陽子っていう柱を立てたいじゃん。でしょっ。その思いだって、それに上川陽子だって別にもう今回限りの話なんだから。今度の総裁選にやっぱり女性が、きちっとした女性が立つことって絶対大事じゃない。お互いそれ思っているんだからさ、形に出してよ。ギリギリまで考えて、そのためにもさっきの、そのよその人の推薦人に心ならずもなるということはしないでね。それやっちゃったら、あと剥がせなくなる。いや〜、20って大変やっぱし」
上川大臣と松島議員は2000年に初当選した当選同期。2014年、法務大臣を辞任した松島議員の後任が上川大臣という関係でもあります。
(松島みどり衆院議員)「松島です」
すでに支援する候補を決めている人も多く、推薦人集めは簡単ではありません。
(松島みどり衆院議員)「ぜひぜひ考えていただいて、早めによその推薦人にならないでください。以上お願いです。はい、すいません。失礼します」
Q.みなさん厳しいですね
(松島みどり衆院議員)「事情があるのよみんな。今14、15人はいけていると思うんですね。でもそれも絶えず、絶対大丈夫な人とか電話しないけど。絶えず、それを確認し合っていかないと。最後よそで取り込まれないようにウォッチをし続けること」
22日、都内で行われた当選同期の会合。この場で上川大臣は参加者に支援を呼びかけたと言います。
(外務大臣岸田派上川陽子氏(71))「きょうは同期会の後だからみんなにはげましてもらいましたよ」
Qきょう同席したみなさん上川さん支持で見てよいでしょうか?
「同期だからさ。同期会なので色々な話で盛り上がりました」
この時期行われる地元のお祭り。松島議員はきのう1日だけで、20カ所余りに顔を出したといいます。総裁選への一票を持つ自民党員には…
(松島みどり衆院議員)「上川陽子、どうにか(推薦人)20人集めなきゃいけないからさ」
(自民党員)「松島先生がしっかり推すことが重要」
「そうなのよ そのあとはまたよろしくお願いします」
(松島みどり衆院議員)「お願い事しました。総裁選挙で私は上川陽子さんにぜひ、初の女性総理になってもらいたい」
そして25日午後、上川大臣は推薦人20人の確保にめどがついたと記者団にあかしました。
(外務大臣岸田派上川陽子氏)「いま20人うんぬんの話がございましたけれども、その数字ですね。20名というものをはるかに超える支持というか、いただいているところでありまして、いま推薦人をどなたにということの最後の詰めをしている状況でございます」
自民党の国会議員は、衆参合わせて367人。総裁選に立候補するためにはその中から20人の推薦人を確保する必要があります。
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OS5
:2024/08/26(月) 06:04:20
■「40人→1人」推薦人引きはがしの訴えも
自民党の保守系グループの代表を務める青山繁晴参院議員は23日、出馬の意向を表明した会見で、“推薦人の引きはがし”があったと語りました。
(参議院議員無派閥青山繁晴氏(72))「岸田総理の不出馬表明があった後、強烈な引きはがしが起きまして、僕はなるべくこういうのもありのままに言いたいので40人超えていたんですね。(推薦人)やりたいって人だけですよ。紙に名前書いてもらったわけじゃないけど。何人に減ったかというとですね、和田さん1人になった。でも僕はこんな場ですけど和田政宗議員に、あなた偉いねと。和田さん菅グループですから、菅さんのご意向もあるだろうに、よく最後まで残ってるねと」
水面下では各陣営による推薦人集めの動きが慌ただしくなっています。
Q.推薦人のめどは?
(経済産業大臣無派閥斎藤健氏(65))「それはもうやれます」
茂木幹事長も推薦人20人をすでに確保していて、出馬表明を来月行う方向です。
(幹事長茂木敏充氏)「覚悟を持った決断を近々させていただきたい」
そして…
(元環境大臣無派閥小泉進次郎氏(43))「いくつ?」
(夫婦)「1歳4カ月です」
(元環境大臣無派閥小泉進次郎氏(43))「ちょっと大きめじゃないですか。うちの子いま9カ月」
党内では、現時点で総裁選の“大本命”ともいわれている小泉氏。陣営幹部によれば「支持する議員は今の時点で50人を超えている」といいます。
20人の推薦人を確保し、24日、地元・鳥取県で出馬を表明した石破氏。
(元幹事長無派閥石破茂氏(67))「今度の戦いを政治生活の集大成として、総決算として最後の戦いと位置づけ全身全霊で臨んでまいります」
石破氏の推薦人の1人は参議院のドンと言われた青木幹雄氏の長男、一彦氏です。
(石破氏を支持青木一彦参院議員)「今まで以上にみんな推薦人になるの、(立候補者が)11人ですか、なかなか大変な作業だと思いますので、私は鳥取・島根の代表ということで石破先生の推薦人になるということです。それは自然体でしっかりと20人集まったと思っています」
もう1人は石破氏と同じ鳥取県選出の赤沢亮正衆議院議員。
(石破氏を支持赤沢亮正衆院議員)「推薦人に名前を連ねるということは、応援した人が勝たなければ、ある意味で現職の総理になった方の敵だったということになるので、それはやっぱりそれなり覚悟がないと、みんな推薦人にはなりませんよ」
派閥解消の影響で、これまで以上に推薦人には覚悟が求められていると語ります。
(石破氏を支持赤沢亮正衆院議員)「昔は派閥の親分から君は誰々の推薦人になれと言われて、言われた通りにしていれば親分が今後も可愛がってくれるみたいなね、そういう関係はあったと思います。推薦人に派閥内部に言われたんでなくてなる人たちは、さらに覚悟がある意味いるってことだと思います。それは自民党が変わっていく上でいい変化だと思いますけどね」
8月25日『サンデーステーション』より
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OS5
:2024/08/26(月) 06:05:37
https://www.asahi.com/articles/ASS8S34TTS8SUTFK00CM.html
裏金議員を公認するか否か 石破氏が踏み込み、総裁選の争点に浮上
有料記事自民
森岡航平 佐藤瑞季2024年8月24日 19時00分
自民党の石破茂元幹事長(67)=無派閥=は24日、9月の総裁選に立候補する意向を正式に表明した。政治不信の払拭(ふっしょく)を優先課題に掲げて「裏金事件に厳しく臨む」と明言。「国民の審判を受けるにふさわしい候補者か、党として責任を持つ」と述べ、次の国政選挙では裏金事件の処分議員を公認しない可能性に踏み込んだ。
地元の鳥取県八頭町で記者団に語った。政治資金の不記載があった現職議員らは計85人。このうち党は、過去5年間の不記載総額が500万円以上の議員らと一部の安倍派幹部を含む計39人を処分した。総裁選ではこうした議員の公認についても争点になりそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/478b89f69a0b639175b30313eaf6341139c0e8f2
石破氏、裏金議員公認で発言修正 「議論」から「新体制が決める」
8/25(日) 21:09配信
共同通信
記者団の取材に応じる自民党の石破元幹事長=25日午前、鳥取県倉吉市
自民党の石破茂元幹事長は25日、派閥裏金事件に関係した国会議員を次の選挙で公認するかどうかに関し「新体制で決めることだ。まだなっていない者が予断を持っていうべきではない」と述べた。鳥取県倉吉市で記者団の質問に答えた。24日に総裁選出馬を表明した際は「公認するにふさわしいかどうか、徹底的に議論すべきだ」と発言しており、修正した形だ。
石破氏は25日、記者団に対し「公認するかどうかは党選挙対策委員会、都道府県連のプロセスを踏む。裏金だけでなく、今までの姿勢や政策への見識、地元での信頼などいろんな要素がある」と説明した。
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OS5
:2024/08/26(月) 06:20:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/debc3c4ad67212f6af447bff78b23f408483e46e
【速報】大阪で『維新が敗北』 自民離党の元府議が箕面市長選を制す 維新公認の現職首長が大阪で落選するのは初 吉村氏が応援も及ばず
8/25(日) 22:38配信
任期満了にともなう大阪府箕面市長選挙の投開票が25日に行われ、無所属の新人で、元大阪府議の原田亮さん(38)が初当選を決めました。
箕面市長選挙には、届け出順に、無所属で新人の原田亮さん(38)、大阪維新の会公認の現職、上島一彦さん(66)、共産党が推薦する無所属の新人、小林友子さん(76)の3人が立候補しています。
■勝利の新人は「自民色」隠した選挙戦 「政策や人物で選ばれる選挙になったら大阪はもっと良くなる」と原田氏
原田さんは、自民党の元大阪府議で、府議団幹事長などを務めましたが、去年の統一地方選挙で維新候補に敗れ落選。
今回は自民党を離党し、無所属として立候補し、子育てや教育の充実などを訴え、初当選を決めました。
原田さんの陣営には、自民党の国会議員や地方議員ら、大阪府連の関係者が支援に入りましたが、いずれも裏方に徹し、「自民色」を隠した選挙戦となりました。
当選確実となった25日午後10時40分すぎ、原田さんは支援者の前で「大政党の現職、大変強い現職相手に大きな差をつけて勝利をつかむことができた」
「『今の箕面市を変えてほしい』『新しい箕面市をつくってほしい』という市民の皆様の応援が、大きなうねりを起こすことができたということで改めて感謝です」
「大阪において現職の維新市長に勝ったという例はありません。そんな中で厳しい戦い『どうせ無理だよ』とか『厳しい戦いになるよ』とかたくさんお声を頂いていた」
「そういった中でも、お一人お一人の支えや激励の声があって戦い抜くことできた。選挙中に本当にたくさんの皆さんから声を頂いた。覚悟を持って強い決意を新たにして挑んでいきたい」
「新しい箕面市のスタートです。一緒になってワクワクする箕面市を作っていきましょう」と挨拶しました。
またその後、記者団の囲み取材に応じ「今回(維新に)初めて勝利をさせて頂くことができたということで、大きな流れが変わるという風に思っています」
「今までは政党で選ばれるような選挙があったという風に思っていますが、今回のように政策であったり、人物で選ばれるような選挙が大阪でも行われるようになったら、大阪はもっと良くなるという風に思っていますんで、その第一歩になる選挙だったと確信をしています」と語りました。
■吉村氏が複数回応援入りも 維新公認の現職首長が大阪府内で落選は初
敗戦の挨拶を行う 維新・現職 上島一彦さん
一方の維新の現職、上島さんは、元大阪府議で「松井一郎元大阪府知事らとともに北大阪急行の延伸を実現させた」などと訴え、大阪維新の会の吉村洋文代表や横山英幸幹事長が複数回応援に入るなど、維新の会が総力を挙げた選挙戦を展開しましたが、及びませんでした。
維新の会が公認する現職の首長が大阪府内で落選するのは初めてです。
落選となった上島さんは支援者の前で「吉村代表をはじめ、維新の首長や議員の皆さん、連日連夜、酷暑にも関わらず応援いただき、残念な結果となりましたが、ひとえに私の不徳の致すところです。大好きな箕面のために一市民として頑張ってまいります」と述べました。
■「維新の看板ではもう勝てない」と維新関係者
公認の現職首長が大阪初めて落選したことを受け、維新の関係者は関西テレビの取材に対し、「自民公明の水面下での動きがすごかった。自民の覆面に負けた」
「すでに衆議院選挙が始まっている。河内長野で負けて、今回の敗北。衆議院選挙への影響はかなりある。維新の看板ではもう勝てない。これからは、どれだけ個人として頑張れるかが鍵」と語りました。
■「申し訳ない限り」と大阪維新・横山幹事長(大阪市長)
大阪維新・横山幹事長(大阪市長)の投稿 Xより
また、大阪維新の会・幹事長で大阪市長の横山英幸氏はSNSの「X」に「箕面市長選挙においては上島一彦候補が当選に至りませんでした。候補・陣営各位におかれては本当にお疲れ様でした。幹事長職として申し訳ない限りです」と投稿しました。
■当選の原田氏は現職上島氏の『約1.8倍』の票を集める
箕面市長選挙の開票結果は以下の通りです。
■無所属・新人 原田亮さん(38)3万2448票
■維新・現職 上島一彦さん(66)1万8309票
■無所属(共産党推薦)・新人 小林友子さん(76)3768票
なお、投票率は49.98パーセントで、前回の市長選から0.64ポイント増えました。
(関西テレビ 竹下洋平、髙橋惟)
関西テレビ
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OS5
:2024/08/26(月) 06:21:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4f230e411d64a2eab7c047acd719a66486d2c29
「もう3年総理を務めましたからね…」岸田首相退陣の裏で最側近「木原誠二」元官房副長官が漏らしていた心中
8/21(水) 6:12配信
岸田首相が9月の総裁選に出馬しない意思を表明し、「ポスト岸田」レースに号砲が鳴らされた。“キングメーカー”麻生太郎副総裁の支持を取り付けられなかったことが決定打になったという見方が大半だが、実は“身内”からも匙は投げられつつあったようだ。
【写真を見る】“愛人”“隠し子”と囁かれる母娘とともに七五三の記念写真を撮る木原氏
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14日、岸田文雄首相が自民党総裁選挙に出馬しないことを表明した。緊急で開かれた会見では、
「私が身を引くことでけじめをつける」
「組織の長として責任をとることに、いささかのちゅうちょもない」
と発言。9月の総裁選を間近に控えながらも、政権支持率は一向に浮上する気配のないままで、遅くとも来秋までには迎えなければならない次期衆院選も見据えると、ここで身を引かざるを得なかったというわけだ。
「仮に総裁選で自身が勝ったとしても、その次に控える衆院選で党として勝てるか、厳しいところがあった。とはいえ身を引くにしても、“追い込まれての退陣”という印象を与えないよう、先手を打ちたい思いがある中、外交が一区切りしたこのタイミングになったのでしょう。出馬を断念する可能性は指摘されていたとはいえ、この決断自体は一部の側近にしか知らされていませんでしたから、永田町では驚きをもって受け止められていました」(全国紙記者)
麻生氏の支持を得られず
もっとも、これだけ政権が厳しい状況下でも岸田首相が再選の道を模索していたのは事実だ。6月下旬の国会閉会時に行われた会見では「道半ばの課題がある」と発言。7月には地方の党員票を固めるべく全国行脚を開始するなど、続投への意欲をにじませていた。
こうした中で総裁選出馬を断念することになった“決定打”として報じられているのが、首相の後見役にして党内の“キングメーカー”と称される麻生太郎副総裁の支持を取り付けられなかったことだ。
3年前の総裁選で麻生氏の支持を取り付けた首相は、河野太郎行政改革担当相(当時)ら3氏を破り勝利。今回も同様の支持を得るべく、この6月に麻生氏と2度会食し、その後も7月、8月と面会を重ねたが、出された結論は「ノー」に近いものだった。そもそも麻生氏は、派閥の解散をはじめ、裏金問題に端を発する岸田首相の政権運営に不満を抱いていた。その上支持率の巻き返しも期待できない状況とあれば、現トップを見限るのも致し方なしというわけだ。
「本当にやる気があるのか」
一方、岸田氏の首相就任以来の最側近として知られる木原誠二元官房副長官の腰も重かった。
木原氏といえば、3年前に愛人や隠し子の疑惑を週刊新潮に報じられた上、昨年には自身の妻が関わる事件の再捜査に対して、木原氏が警察当局に政治介入をしたという疑惑が週刊文春に報じられ世間を大きく賑わせた。その後官房副長官職は辞したものの、現在も党の要職に身を置き、首相が最も信頼を置くブレーンとして政権を支えてきた。
木原氏はこの夏、次期総裁について「岸田首相がふさわしい」と発言しており、表向きには変わらぬ“忠誠”を示していたはずだった。
しかし、
「実は『木原さんは本当にやる気があるのか』と訝しむ声が、永田町には広まっていたんです」
とは、さる自民党関係者。
「自身の不祥事報道が相次いだ上、裏金問題が後を引き支持率は低迷するばかり。最近ではすっかり政権運営に対するモチベーションが下がっていたようで、周辺には『もう3年総理を務めましたからね……』と漏らしていたほどです。最近になり、木原さんは岸田政権の経済対策が成功しているという発信を強めていましたが、実際は木原さんの熱量が低いのではないかと一部では見られていたんです」
文字通り満身創痍の退陣劇だった――。
デイリー新潮編集部
新潮社
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OS5
:2024/08/26(月) 21:10:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b87fe7382c222e6e6f1065d67cd31f761c1c09
河野太郎氏、出馬を正式表明 裏金返納、原発ゼロ棚上げ
8/26(月) 6:45配信
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する河野デジタル相=26日午後、国会
自民党の河野太郎デジタル相(61)は26日午後、国会内で記者会見し、9月の党総裁選への立候補を表明した。派閥裏金事件を受けた党改革に関し、関係議員を念頭に、政治資金収支報告書への不記載額の返納を求めると述べた。原発のリプレース(建て替え)を認めるなど持論の「原発ゼロ」を事実上、棚上げした。10人超が出馬意欲を示し混戦模様となる中、正式に名乗りを上げたのは3人目となった。
出馬表明の時期を今月末で調整していた小泉進次郎元環境相(43)は30日にも会見を開く方向となった。既に小林鷹之前経済安全保障担当相(49)、石破茂元幹事長(67)が立候補を表明している。
河野氏は、裏金関係議員の公認を巡り、不記載額の返納でけじめをつければ「自民候補として国民の審判を仰ぐことになる」と述べた。
エネルギー政策に関し「今は電力を最大限供給するため、水素やアンモニア、核融合の技術や、リプレースも選択肢としてある」と説明した。2021年の前回選では、新増設やリプレースは不要などの公約を掲げていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce4392bf08dc66f29e5ccc12439d26cc4092a793
河野太郎氏が出馬を正式表明、裏金議員に返納要求へ 自民党総裁選
8/26(月) 14:24配信
朝日新聞デジタル
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する河野太郎デジタル相=2024年8月26日午後2時14分、国会内、岩下毅撮影
自民党の河野太郎デジタル相(61)=麻生派=は26日、9月の総裁選に立候補する意向を正式表明した。裏金事件について「政治に対する信頼の回復も急務だ」と述べ、総裁になれば政治資金の不記載があった議員に対し、同額を返納するよう求めるとした。
国会内で記者会見した河野氏は「日本の政治資金は非課税だが、報告をきちんとする義務がかかっている」と強調し、政治資金収支報告書のデジタル化などで透明性を確保する考えを示した。その上で「政治への信頼があってこそ、これから遂行しなければならない政策を一つ一つ、国民の理解をいただいて進めていくことができる」と語った。
政治資金の不記載があった現職議員らは計85人。このうち党は、過去5年の不記載総額が500万円以上の議員らと一部の安倍派幹部を含む計39人を処分したが、500万円未満の議員らは幹事長の口頭注意などにとどめた。
河野氏が返納に言及したのは、石破茂元幹事長(67)が事件に関係した議員について「党として公認するからには、やっぱりふさわしい方である必要がある」と述べ、非公認の可能性に踏み込んだことを意識し、厳しい姿勢を打ち出して事件に批判的な党員の支持拡大を図る狙いとみられる。麻生派に裏金事件に関与したと党が認めた議員はいない。
河野氏は会見で「脱原発」を封印済みの原子力政策については「(原発の)リプレース(建て替え)も選択肢としてはある」と語った。前回2021年の総裁選でも「現実的なエネルギー政策」を掲げ、原発の再稼働は当面容認するとしていたが、軌道修正を鮮明にした。データセンターや人工知能(AI)の普及で電力需要が大幅に増えると指摘し、「再生可能エネルギーを2倍のペースで導入しても全く足りない」と強調した。
使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」政策を見直すという持論も封印。前回の総裁選では「手じまいすべきだ」と主張したが、この日の会見では「最終処分地が決まらないなか、できることは一生懸命なんでもやっていく必要が当面はある」と容認する考えを示した。
朝日新聞が24、25両日に行った世論調査では、次の総裁にふさわしい候補として河野氏の名前を挙げた人は6%で、ともに21%だった石破氏、小泉進次郎元環境相(43)だけでなく、高市早苗経済安全保障相(63)の8%に続く4位にとどまった。(小手川太朗)
朝日新聞社
142
:
OS5
:2024/08/26(月) 21:11:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4eb645e25567cf4dd53d3f1b0e14ec595c9f11c9
総裁選出馬表明の河野太郎氏、支持拡大の道のり険し 派閥所属は「諸刃の剣」
8/26(月) 19:53配信
産経新聞
自民党総裁選挙へ立候補の表明をする河野太郎デジタル担当相=26日午後、国会内(春名中撮影)
河野太郎デジタル相は令和3年に行われた前回の自民党総裁選で敗れた後、所属する麻生派(志公会、54人)の支援を固める努力を続けてきた。その結果、派閥を率いる麻生太郎副総裁から出馬の了承を取り付けたものの、派内には今も河野氏の政策や政治姿勢に否定的な議員がいる。一方で派閥残留を選択した河野氏に対する失望も前回総裁選の支援者らに広がっており、支持拡大の道のりは険しい。
【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み
■前回は決選投票で敗北
「派閥の弊害はカネと人事。大事なのは総裁選後の人事に派閥を介入させないことだ。自民党には300人超がいて、いろいろな集まりができるのは当たり前だ」
河野氏は26日の出馬会見でこう述べ、派閥の全面否定論にはくみしなかった。すでに立候補を表明した小林鷹之前経済安保担当相は「『脱派閥選挙』の徹底」を訴えており、選挙戦の争点の一つとなる。
河野氏は3年前の前回総裁選で改革マインドを高く評価され、同じ神奈川県選出で無派閥の菅義偉前首相らから派閥横断型の支援を受けた。ただ、所属する麻生派からの後押しは中堅・若手議員の一部にとどまった。「脱原発」などの持論が派内のベテラン議員を中心に反発を招いたためだ。派内をまとめられなかった河野氏は決選投票で岸田文雄首相に敗れた。
■派内の支持固めに注力
その後、河野氏は「同じ失敗を繰り返さない」(河野氏周辺)として派内の支持固めに注力した。ベテラン議員との会食を重ねたほか、麻生氏の助言を受けて「脱原発」政策からの方針転換も表明した。
パーティー収入不記載事件で派閥の在り方が問題視され、菅氏から「派閥を出てはどうか」と勧められてもとどまる道を選択した。党内で唯一、存続を決めた麻生派からのまとまった支援が得られれば、他の候補者にはない強みになるとの計算も働いたとみられる。首相が再選不出馬を表明した中、麻生氏は河野氏の姿勢を高く評価し、総裁選への出馬を認めた。
その代償として「脱派閥論者」の菅氏とは溝が広がった。前回総裁選で河野氏の推薦人に名を連ねた平将明広報本部長代理が「党改革を訴えるならば麻生派を出ないと話にならない」と公然と批判するなど、麻生派以外の議員からは落胆の声が聞こえてくる。
■世論調査では4位
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が24、25両日に実施した合同世論調査で、誰が次期総裁にふさわしいか尋ねたところ、河野氏は7・7%の4位。前回、河野氏を支援した小泉進次郎元環境相や石破茂元幹事長に後れを取った。
麻生派内には小林氏ら他陣営の支援に回る議員がおり、今回も河野氏支援で一本化はできない見通しだ。石破氏や小泉氏は「反麻生」色が濃いとみられるだけに、河野氏側近は「河野氏が(決選投票に残る)2位以内に入ることが麻生派のためになるのに」と恨み節を漏らした。(大島悠亮)
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:
OS5
:2024/08/26(月) 21:13:26
なんつーか、「朝日の印象操作」の印象の方が強い
https://news.yahoo.co.jp/articles/5056d3e7b67c3492c6320e8a38742dc7a0091104
河野太郎氏、出馬会見で「改革」強調 裏腹に広がる「守旧派」の印象
8/26(月) 19:45配信
朝日新聞デジタル
自民党総裁選への立候補を表明する記者会見に臨む河野太郎デジタル相=2024年8月26日午後3時、国会内、岩下毅撮影
「有事の今こそ、河野太郎」と書かれた水色のパネルの前で記者会見に臨んだ河野太郎デジタル相(61)がアピールしたのは、外相や防衛相などの閣僚経験と、現行の保険証廃止や行政手続きの「脱ハンコ」といった改革実績だった。
中国、ロシアの軍事的な台頭を含め、世界情勢が大きく変わっている現状を指摘し、「国民ひとり一人が自分の有事と戦おうとしている」と訴え、こう強調した。「改革をとことん進める強い意志があるのか。やるべき改革をやった実績があるのか。そこが問われる」「日本の将来のために今やらなければいけない改革をしっかりと進め、分厚い中間層をもう一度作っていく」
しかし、その言葉とは裏腹に、河野氏には党改革に逆行する「守旧派」の印象が広がりつつある。
その象徴が所属する麻生派への残留だ。それ以外の5派閥が解散を表明したのは、裏金事件を受けた「党改革」の名目だった。過去2回の総裁選で推薦人だった平将明衆院議員(57)が「党の改革を訴えるなら、麻生派を出ないと話にならない」と注文するなど、これまで河野氏の「改革マインド」を評価してきた無派閥議員らは距離を置く。一方、河野氏は会見で派閥について「自民党には300人を超える議員がいる。いろんな集まりができるというのは当たり前のことだ」と語り、「金と人事」を派閥から切り離すようにした党の決定が肝要だと主張。26日夜のBS日テレの番組では「派閥が全部悪いと言うのはかなりのレッテル貼りだ」と語り、麻生派に残る自らの判断の「正当性」を強調した。
朝日新聞社
144
:
OS5
:2024/08/26(月) 21:43:02
居酒屋的な予想をするのであれば
上川を擁立した 主流派連合(林と茂木が下りて、岸田/茂木/麻生半分)形成すると予想。
そうしないと、現主流派が1回目投票で討ち死にするので。
上川/小泉/小林/高市/石破で上位争いかな?と
そろそろ勝ち馬になるための動きが出てくるはず
●上川陽子 53年生まれ 71歳(麻生印)
●林芳正 61年生まれ 63歳
●茂木敏充 55年生まれ 68歳(麻生印)
●加藤勝信 55年生まれ 68歳(菅印)
●石破茂 57年生まれ 67歳
●河野太郎 63年生まれ 61歳(麻生派)
●小泉進次郎81年生まれ 43歳
●小林鷹之 74年生まれ 49歳(二階派)
●高市早苗 61年生まれ 63歳
●青山繁晴 52年生まれ 72歳
●斎藤健 59年生まれ 65歳 (元石破派)
●野田聖子 60年生まれ 63歳(二階印)
145
:
OS5
:2024/08/26(月) 21:44:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e11ca9f26bf24a169ef9e24845f93a32b7578d2
自民総裁選、全国遊説は厳戒態勢 世論アピールとバランス苦慮
8/26(月) 7:04配信
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コメント26件
時事通信
衆院東京15区補欠選挙。立候補者の街頭演説会に向け、厳重な警備体制を敷く警察官ら=4月21日、東京都江東区
自民党は、岸田文雄首相の後継を選ぶ党総裁選(9月12日告示、27日投開票)で全国遊説を行う方針だ。
【ひと目でわかる】自民党総裁選後の衆院選イメージ
派閥裏金事件で党勢が低迷する中、今秋の可能性が取り沙汰される次期衆院選をにらみ、世論の関心を集めて局面転換を図りたい考え。ただ、米国のトランプ前大統領銃撃事件などを受け、会場では厳戒態勢を敷くなど制約も多くなることが予想される。
これまで総裁選では候補者が全国各地でそろって街頭演説や討論会を行ってきた。前回2021年の総裁選は、新型コロナウイルスの感染拡大によりオンラインでの討論会を余儀なくされたが、12年に安倍晋三氏ら5人が立候補した際は、北海道から沖縄まで全国約20カ所で演説会を開いた。
今回、党内からは「自民の命運が懸かった最後のチャンスだ」(鈴木貴子青年局長)として、選挙期間を長くし、街頭演説などを最大限開催するよう求める声が上がった。こうした要請を踏まえ、選挙期間は現行規程となった1995年以降で最長の15日間に決定。演説の機会も増やす方向だ。
ただ、全国遊説は慎重に検討せざるを得ない。7月にトランプ氏が大統領選に向けた選挙集会で銃撃を受けて負傷。国内でも22年7月、安倍氏が参院選の遊説中に銃撃されて死亡し、23年4月には、岸田首相が衆院補欠選挙の演説中に爆発物を投げ込まれる事件が発生した。
党関係者は「これまでの総裁選より厳しい警備が必要だ」と指摘。演説会では、金属探知機による手荷物検査や防弾パネルの設置などの対策が取られるとみられる。実際、岸田首相が7月31日に視察先の三重県で記者団の取材に応じた際には、透明な防弾パネルが正面と側面に設置された。
警備の観点から、演説会は街頭よりも、警備がしやすい屋内会場で多く実施する案も検討されている。しかし、屋内会場では参加者が党員中心となり、無党派層へのアピールに欠ける点が課題として挙げられている。
自民は来月初めに、具体的な演説場所を決める予定。選管委員の一人は「新しい党を作り上げていく論戦を国民に示したい」と語るが、安全確保とのバランスに苦慮しそうだ。
146
:
OS5
:2024/08/26(月) 21:54:50
>>144
石破・上川・小泉・小林が出馬、
高市が出るかどうかになる。
他は断念。
に収れんする気がするんだよなあ
■一か八か
●石破茂 57年生まれ 67歳
●上川陽子 53年生まれ 71歳(麻生印)
■惨敗してもまだまだ先がある
●小泉進次郎81年生まれ 43歳
●小林鷹之 74年生まれ 49歳(二階派)
■惨敗したら政治生命無くなる
●林芳正 61年生まれ 63歳
●茂木敏充 55年生まれ 68歳(麻生印)
●加藤勝信 55年生まれ 68歳(菅印)
●河野太郎 63年生まれ 61歳(麻生派)
●高市早苗 61年生まれ 63歳
■推薦人困難でしょー
●青山繁晴 52年生まれ 72歳
●斎藤健 59年生まれ 65歳 (元石破派)
●野田聖子 60年生まれ 63歳(二階印)
147
:
OS5
:2024/08/26(月) 21:56:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/46f304d759719f934e5cfefa9f1ce4a189484f2a
脱「裏金」、踏み込む石破氏 安倍派反発、党内に波紋 自民党総裁選
8/25(日) 7:04配信
時事通信
9月の自民党総裁選への出馬を表明する石破茂元幹事長=24日午前、鳥取県八頭町
自民党の石破茂元幹事長が5度目となる総裁選への挑戦に乗り出した。
24日の出馬会見では、派閥裏金事件で高まる政治不信を払拭するため、政治資金規正法の再改正や、「裏金議員」の公認問題に言及した。国会議員の支持に広がりを欠く中、安倍派議員らは早くも反発。石破氏が投じた一石は、他の「ポスト岸田」候補にも影響しつつある。
【主な経歴】石破 茂(いしば しげる)氏
「責任を持って有権者にお願いできるかどうか、厳正に判断されるべきだ」。24日、政治生活の原点だと語る地元・鳥取の神社を「最後の戦い」への決意表明の場に選んだ石破氏は、「裏金」を受け取った自民議員の国政選での公認の是非を問われ、こう踏み込んだ。「政治とカネ」の在り方についても「さらに法改正に努める」と強調した。
2012年総裁選では1回目投票で党員の圧倒的支持を集め首位に立ったが、決選投票で涙をのんだ。前回21年の総裁選は議員の支持が広がらず出馬を断念し、政治的影響力の陰りは明らかだった。
それが再び脚光を浴びたのは裏金事件がきっかけ。自民は激しい批判を受ける中、世論調査で人気の高い石破氏ならば逆風をかわせるのではないかとの皮算用が働いた。
石破氏にとっては、裏金問題であいまいな対応をすれば世論の支持を失いかねず、賭けに出た格好だ。自民若手は会見内容を「驚きはない」と受け止める。
しかし、事件の震源地である安倍派からはさっそく「安倍派を守ってほしかった」「単なる受け狙い。総裁選には逆効果だ」などと反発の声が相次いだ。出馬会見後、ある議員が発言の真意を問い合わせたところ、石破氏は「一律に公認を取り消す意味ではない」と釈明する一幕もあったという。
総裁選では、裏金事件の真相究明に向けた対応や「裏金議員」の公認などが争点の一つになる。石破氏の発言は、「ポスト岸田」候補にとって「踏み絵」(政府関係者)となる可能性がある。
出馬に意欲を示す斎藤健経済産業相は24日、千葉県内で記者団に、裏金事件による世論の反発は根強いとの認識を示し、総裁選は「内輪の論理」で進んではいけないと強調。野田聖子元総務相も岐阜市での講演で、「(収支報告書への)不記載をした人たちは自分の力で(選挙に)勝ってきませんか」と述べた。「裏金対応をきちんと打ち出せなければ勝てない」。ある「ポスト岸田」候補はこう話した。
148
:
OS5
:2024/08/27(火) 07:06:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/244f085e349c65cf37e368ff0f7908fbfc4f0c13
脱「異端児」、もろ刃の剣 河野氏、支持拡大見えず 自民党
8/27(火) 7:04配信
時事通信
記者会見で自民党総裁選立候補を表明する河野太郎デジタル相=26日午後、国会内
三度目の正直で「首相の座」を射止めるか―。
河野太郎デジタル相(61)が26日、自民党総裁選に名乗りを上げた。持論だった「脱原発」の主張を完全に封印。所属する麻生派(54人)に軸足を置くが、党内での支持拡大は見通せない。従来の「異端児」イメージからの転換はもろ刃の剣となりかねない。
「電力供給を最大限にするため、あらゆる技術に張っておかなければいけない」。26日の記者会見で原発新増設の是非について問われた河野氏はこう明言し、原発リプレース(建て替え)も「選択肢」だと認めた。
2009年、野党に転落した直後の党総裁選に初挑戦。外相などを歴任し、満を持して再び臨んだ21年総裁選は党員票でトップに立ったものの、国会議員票の比重が大きい決選投票で岸田文雄首相に敗れた。
若手時代は森喜朗元首相ら党長老にかみつき、脱原発や女系天皇容認に言及する政治姿勢は保守系を中心に「中身はリベラル」(自民ベテラン)と忌避された。前回の敗北後に「乞うご期待」と再起を誓い、麻生派内で中堅・若手との勉強会と並行し、ベテランとの会食を意識的に重ねて支持固めを進めた。
同派重鎮の鈴木俊一財務相は、かつて距離があった河野氏の会合に招かれた際、支持者らを前に「河野氏は最近、一般常識が付いてきた」と評し、笑いを誘った。会長の麻生太郎副総裁も総裁選対応で「うちは河野がいる」と周囲に明言。派内で河野氏をもり立てようとするムードはかつてないほど高まった。
だが、派閥裏金問題を受け「脱派閥」の流れが強まる中、逆行するかのような河野氏の動きは「ポスト岸田」内では少数派だ。会見では「裏金」の返納を条件に国政選で公認する考えを説明。「河野節」は鳴りを潜め、安倍派内からは「マイルドな内容だった」と評価する声が出た。世論調査では石破茂元幹事長(67)と小泉進次郎元環境相(43)に水をあけられ、どう挽回するかが課題だ。
「政策通」の自覚が不用意な発言につながったこともある。前回総裁選では全額税方式の「最低保障年金」創設を提唱したものの具体的な財源論は示せず、集中砲火を浴びた。この日の会見では「傷だらけになりながら、改革をとことん進める意志があるかが問われる」と「改革派」をアピールしたが、陣営幹部は「長丁場の総裁選。何が出てくるかは分からない」と懸念を漏らした。
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OS5
:2024/08/27(火) 07:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f65eff8fbf30bc760c2e329bd58bdc98d57040d
河野氏「異端児」は封印、現実路線で実行力を強調…自民党総裁選に出馬表明
8/27(火) 6:44配信
読売新聞オンライン
自民党総裁選出馬を表明する河野デジタル相(26日午後)=川口正峰撮影
自民党総裁選への出馬を正式表明した河野デジタル相(61)は、豊富な実績と高い知名度を武器に実行力をアピールする戦略を描いている。26日の記者会見では「異端児」とも称された歯に衣(きぬ)着せぬ物言いを封印したが、改革姿勢が後退したと受け止められかねないジレンマもあり、現実路線の追求は河野氏にとって「もろ刃の剣」でもある。
(写真:読売新聞)
「『改革』と言うのは簡単だが、傷だらけになりながらも改革を進める強い意志があるか、実績があるかが問われる」
記者会見でこう述べた河野氏は、閣僚として主導した新型コロナウイルスワクチン接種事業やマイナンバーカードの普及推進などの実績を列挙した。外相や防衛相を歴任した経験を強調したほか、賃金が伸びない状況や国の借金が膨らむ財政状況を「有事」と表現し、「生活の将来不安を取り除く」と対応力に自信を見せた。
河野氏は、報道機関の世論調査による「次の総裁にふさわしい人」では上位の常連だ。ただ、読売新聞社が23〜25日に実施した調査では4位(7%)と、トップの石破茂・元幹事長(67)の22%と大差がつき、かつての人気には陰りも見られる。突破力も売りの一つだが、マイナカード推進には「強引だ」との批判もつきまとっており、河野氏はこの日、調査結果について「デジタル化を進めていく上であったり、いろんなことが影響している」と認めた。
持論だった「脱原発」からの修正も現実路線の一環だが、党内には「首相を目指すにあたっては妥当な判断」(ベテラン)との評価がある一方、変節ととられかねない懸念もある。
現実路線は、党内の支持固めにも表れている。河野氏に近い議員の一部からはこれまで「党改革を訴えるなら麻生派をまず出ないと話にならない」(平将明衆院議員)などと、所属する麻生派を離脱するよう再三求められたが、河野氏は応じなかった。麻生派は「河野氏支持」を基本とする方向で、一定の支持基盤を確保したことになる。
ただ、派閥への批判が高まっている状況では、支持の広がりを欠く可能性もある。河野氏は記者会見で「総裁選後の人事に派閥を介入させないことが大事だ」と訴えたが、無派閥で出馬する候補に比べて「古い自民党の象徴とみられかねない」(閣僚経験者)との指摘も出ている。
前回2021年の総裁選で河野氏を支えた石破氏と小泉進次郎・元環境相(43)は今回はライバルとなる。「小石河連合」の票が分散する中、総裁選では河野氏の地力が試されそうだ。
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OS5
:2024/08/27(火) 07:08:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d235c6de3444b6ac3910939f3520bad5b383f7b
麻生派は「河野氏支持」原則で最終調整、他候補の支援も容認
8/27(火) 5:00配信
読売新聞オンライン
自民党の麻生副総裁
自民党の麻生副総裁が率いる麻生派(54人)は9月の総裁選で、同派の河野デジタル相への支持を基本とする方向で最終調整に入った。ただ、派内には河野氏と距離を置く所属議員がいるほか、小林鷹之・前経済安全保障相を推す議員らもいるため、厳格な一本化は目指さず、他候補の支援も容認する。
麻生氏が27日に横浜市で開く派閥研修会でこうした方向性を示す見通しだ。麻生氏は16日に河野氏と面会し、出馬を了承したが、派の対応は明確にしていなかった。総裁選は候補者の乱立で決選投票にもつれる公算が大きくなっており、麻生氏は決選投票ではまとまった投票行動をとることを検討しているとみられる。
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OS5
:2024/08/28(水) 07:49:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3852f5141cd1f8f182383439ddbd569edb82bd40
麻生派は原則「河野氏」支持も他候補の支援容認 「裏金返納」発言で安倍派は反発
8/28(水) 4:40配信
スポニチアネックス
自民党の麻生太郎副総裁が率いる麻生派(志公会)は27日、横浜市内で派閥研修会を開き、9月の党総裁選対応を巡り、同派の河野太郎デジタル相(61)を原則支持する方針を確認した。ただ河野氏を含め10人超が総裁選への出馬意欲を示す混戦状態となっているのを踏まえ、河野氏への一本化は求めず、他候補の支援を容認した。決選投票では結束した行動を視野に入れる。
麻生派は衆参両院議員54人が所属。裏金事件を受け解散方針を決める派閥が相次ぐ中、唯一存続している。
総裁選対応を巡っては「同じ釜の飯を食って育ってきた河野氏を同志としてしっかり応援していきたい」と呼びかけた。「志公会以外から多くの支援者を集める努力をしてもらわないといけない」と河野氏に求めた。
一方、安倍派の議員らは27日、裏金事件で政治資金収支報告書への不記載分の返納を求めた河野氏の発言に反発した。衛藤征士郎元衆院副議長は「理解できない。あまりに唐突で、発言をよく検証する必要がある」と党本部で記者団に語った。安倍派の若手議員は「パフォーマンス先行だ」と批判した。
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OS5
:2024/08/28(水) 11:33:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/f47da27e3b6873f853c9f779096c5823504b9c78
河野氏を支持表明した麻生氏…派内は四分五裂 存在感維持へ、決選投票での結束探る
8/28(水) 10:10配信
西日本新聞
総裁選を巡る麻生派の相関図
自民党の派閥で唯一存続する麻生派(54人)が総裁選の対応に苦心している。会長の麻生太郎副総裁は同派の河野太郎デジタル相の支持を表明したものの、派内は四分五裂の様相で、他の候補への支援も容認した。ただ、候補が乱立し、混戦模様となる中、「数の力」を源泉に党内での存在感を高めたい考えで、上位2人による決選投票を見据え、一致結束する道を探る。
【写真】「描きやすい」“似顔絵捜査官”が描いた河野太郎氏の似顔絵
27日、横浜市での派閥研修会。麻生氏は前列に座る河野氏を「出馬表明は3年前よりはるかに良かったよ」と持ち上げ、支持を明確に打ち出した。「同じ釜の飯を食って育ってきた。同志として応援したい」
その一方で、他の候補を支援する議員に「その人たちとの信念を大事にしてほしい」と語りかけ、「『一致結束、箱弁当』みたいに縛り上げるつもりは全くない」と付け加えた。
麻生氏は一時、河野氏を軸に支持を呼びかける方向に傾いたが、派内には河野氏と距離がある議員も少なくない。「(河野氏は)2着にも入れない可能性がある。『勝ち馬』を見極めた方が良い」(側近)との声が上がっていた。
そもそも派内は既に「バラバラ」(幹部)で、重鎮の甘利明前幹事長が評価する小林鷹之前経済安全保障担当相には、「麻生派だけで10人ほどは固い」(甘利氏側近)。研修会に先立って開かれた幹部会では、上川陽子外相を推す声も上がり、小泉進次郎元環境相や高市早苗経済安保相を支持する動きもある。閣僚経験者は「会長から免罪符をもらった。これから動きやすくなる」と意気込む。
麻生派は3年前の前回総裁選も一本化せず、岸田文雄首相を軸に、河野氏と高市氏も容認。麻生氏自身は岸田氏を支援し、首相の「後ろ盾」として政権中枢で影響力を持ち続けてきた。
今回の総裁選は、1回目の投票では決まらず、決選投票までもつれる公算が大きい。麻生派幹部は「決選投票では一致結束して、麻生派としての力を示したい」ともくろむ。
ただ、菅義偉前首相らが推す小泉氏は「反麻生勢力」の結集軸になると見る向きもある。麻生氏は石破茂元幹事長と確執がある。有力視されるこの2人には乗りにくい。麻生氏側近の願いは切実だ。「とにかく麻生派として乗れる候補が決選投票に残らないといけない」
(黒石規之)
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OS5
:2024/08/28(水) 11:40:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/554443b39ee033d5cb445f862e1fa0473945f081
「同じ釜の飯で育った同志」麻生派が河野氏以外の候補支援も容認 総裁選の一本化見送る
8/27(火) 20:46配信
産経新聞
首相官邸に入る自民党の麻生太郎副総裁=27日午前(春名中撮影)
自民党麻生派(志公会、54人)を率いる麻生太郎副総裁は27日、横浜市内で開催された派閥研修会で、9月の党総裁選対応を巡り、正式に出馬を表明した同派の河野太郎デジタル相(61)を支援する考えを示した。「同じ釜の飯を食って育ってきた河野氏を同志としてしっかり応援していきたい」と語った。同派の議員が河野氏以外を支援することも容認し、一本化は見送った。
麻生派はパーティー収入不記載事件を受けて解散を決める派閥が相次ぐ中で唯一、存続を決めた。麻生氏は河野氏に対し、「志公会以外から多くの支援者を集める努力をしてもらわないといけない」と支持拡大に尽力するよう求めた。
同時に「信念を大事にしてもらいたい」と述べ、他候補の支援も認めた。派内では甘利明前幹事長が小林鷹之前経済安全保障担当相(49)を、山東昭子前参院議長が上川陽子外相(71)を支援する動きなどがある。
麻生派は研修会に先立ち、国会内で幹部会合を開催した。河野氏を含め10人超が総裁選への出馬意欲を示す入り乱れての戦いとなっている現状を踏まえ、決選投票では麻生派として足並みをそろえるべきだとの認識で一致した。
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OS5
:2024/08/28(水) 17:32:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b54197a7a22433b300395f543372f5d36c2a32d
麻生氏・菅氏“キングメーカー”の夏 岸田総理含め“決選投票”見据え動き 自民総裁選
8/28(水) 17:10配信
自民党の総裁選は、小泉進次郎元環境大臣が来月6日に立候補の記者会見を開くと発表するなど、出馬表明の動きが本格化しています。こうした中で注目されるのが、決選投票を見据えた“キングメーカー”の動きです。
自民党 林芳正 官房長官
「(総裁選への出馬の)意向を固めつつあるという段階です」
きょう、視察先でこのように語った林官房長官。関係者によりますと、林氏は来月3日に、茂木幹事長は来週前半に総裁選への出馬表明を行う方向で調整していて、台風の被害状況などをみて最終判断します。
また、小泉進次郎元環境大臣は来月6日に出馬会見を開くと発表しました。
出馬表明の動きが本格化する中で注目されるのが、“キングメーカー”と言われ、ライバル関係にある麻生・菅2人の総理経験者の動向です。
自民党 麻生太郎 副総裁(きのう)
「河野太郎、同志としてしっかり応援していきたいものだと思っています」
きのう、麻生氏は河野デジタル大臣を応援すると表明しましたが、麻生派関係者は麻生氏の真意をこう解説します。
麻生派関係者
「むしろ決選投票が大事で、その際は派閥として一致結束して対応する」
1回目の投票では過半数を得る候補はいないとみて、決選投票の対応を重視しているといいます。
また、もう一人のキングメーカー、菅前総理は小泉元環境大臣を支持しています。ただ、菅氏は他の「ポスト岸田」候補陣営にもさかんに接触しています。
ある「ポスト岸田」候補陣営
「菅さんは国会議員票を分散させ、一般党員に人気のある石破さんと進次郎さんを決選投票に残そうとしている。そして最後は進次郎さんを勝たせると」
こうした中で、岸田総理も動きました。
記者(今月23日)
「岸田総理が岸田派の当選4回の議員らと懇談するため、総理公邸に戻ります」
先週金曜日に総理公邸で開かれた、岸田派議員との懇談。出席者によりますと、岸田総理は総裁選で誰を支持するか「言わない」とする一方で、こう話したということです。
岸田総理(関係者によると)
「決選投票になれば、相談しよう」
さらには、この人も…
自民党 二階俊博 元幹事長
「私自身の対応はまだ決めておりません。同志と相談をして決めます」
“キングメーカー”の影が見え隠れしますが、露骨に動けば「長老支配」の批判が再燃しそうです。
一方の立憲民主党の代表選。
有権者
「女性が出なきゃだめですよね」
立憲民主党 吉田晴美 衆院議員
「しっかり頑張ります。ありがとうございます」
おととい名乗りを上げた吉田晴美議員が、本格的に活動を始めました。党内の議員に支援を要請していますが、当選1回の若手議員には大きな壁が。
代表選に立候補するためには自民党総裁選と同じ、国会議員の推薦人20人が必要で、これは所属議員全体の15%。自民党よりはるかにハードルが高いのです。
立憲民主党 吉田晴美 衆院議員
「多様な意見、期数に関係ない。やっぱり選挙って本来、自由であるべきだと思うんですよね」
代表選は枝野前代表が立候補を表明しているほか、あす午前中に、野田元総理が出馬表明することで最終調整しています。
TBSテレビ
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OS5
:2024/08/28(水) 17:36:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c79bf02936dcb5b923d8f17814cdd407fc730f6e
「麻生vs菅」のキングメーカー争い?元総理2人の“推し候補”は?自民党総裁選の焦点
8/28(水) 6:51配信
ABEMA TIMES
麻生太郎副総裁、菅義偉前総理
9月27日の投開票が決まった自民党総裁選。事実上日本の総理大臣が決まる総裁選は立候補者12人が乱立する状況となっている。
【映像】麻生氏・菅氏の“推し候補”は?(図で解説)
政治ジャーナリストの青山氏は今回の総裁選のもう一つの側面について「第一に次の選挙に勝てる顔選び。第二に麻生氏と菅氏のキングメーカー覇権争い」と、岸田総理誕生の立役者で自民党を牛耳る麻生太郎副総裁と、岸田氏から退陣に追い込まれた経緯がある菅義偉前総理の動きが注目すべきポイントだと分析した。
青山氏は「派閥の影響力というのはだいぶ減ったが、間違いなく残っていて、まだ過渡期」として「麻生派を持っている麻生氏と、菅氏を慕うグループがあり、菅氏のところにはいま二階派も一緒に行動しようとなっている。ある一定の議員票を動かせるので、この2人がどっちにいくかは非常に大きい」「しかもこの2人は仲がよくない」と解説。
もし小泉進次郎氏と石破茂氏の決選投票になった場合については「麻生氏が石破氏に乗るしかない、というケースも出てくるかもしれない」と予想した。
さらに、麻生グループ、菅グループそれぞれの候補者が決選投票に残れば推しやすいだろうと語り、小泉氏については「齋藤(健)氏と菅氏は直接影響ないが、小泉氏と齋藤氏は同期で実はものすごく関係が深い。こういった関係もあり、もし齋藤氏が出馬できなかった場合、20人集まらなかった場合は小泉氏の支援に回るとみられる」と説明した。
麻生派から決選投票で2人が争う展開はないのか。「いまの状況だと、小泉氏と石破氏が2トップで走っているのでなかなか考えにくい状況」として、河野太郎氏や小林鷹之氏ら、他候補がどう伸びてくるかも焦点になるとコメント。
決選投票の終盤は「ベテランや派閥の力があっても『勝ち馬に乗るんだ』という戦いになる。最初の投票が終わって、決選投票のあいだはまったく時間を作らない。だから『誰が残りそうか』を前日までに必死にみんなで分析して、決選投票で3位以下がどっちに乗るかという激しい戦いが当日まで続く」「負けた側が冷や飯を食うことになる」と解説した。
派閥による締め付けがないため、議員票の行方がわからないとする青山氏は「地方票がどういう出方をするかを必死で調査する。もちろん票は明らかにならないが、そこの読み合いが勝負の分かれ目」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
ABEMA TIMES編集部
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OS5
:2024/08/28(水) 22:46:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/be664eef7e8a8ee8a80ee9ee5b4f55f014cec470
茂木氏、幹事長の権限委嘱へ 総裁選出馬巡り首相に伝達
8/28(水) 22:13配信
とちぎテレビ
自民党の茂木敏充幹事長は近く岸田文雄首相と会談し、9月の党総裁選に出馬する際には幹事長権限を別の党幹部に委嘱すると自ら申し出る方針を固めた。首相は茂木氏が出馬に向け来週判断すると言明したのを踏まえ、茂木氏に委嘱を要請する方向で検討していた。関係者が28日、明らかにした。
総裁公選規程などでは幹事長の権限を移す規定はなく、茂木氏の対応が焦点だった。自民では総裁が首相を兼ねるケースが多く、幹事長が総裁に代わり選挙、組織管理といった党運営全般を取り仕切る。党の資金を配分する権限などは力の源泉とされる。
党内からは総裁選の公正を期すために「茂木氏は幹事長を辞任するか、権限を委嘱すべきだ」(党幹部)との声が上がっていた。出馬を表明している石破茂元幹事長は「あらぬ誤解を招かないためにも、権限委譲するのがあるべき姿だ」と浜松市で記者団に語った。
過去には、幹事長だった麻生太郎副総裁が2008年に総裁選へ出馬する際、幹事長職を離れる考えを表明し、細田博之幹事長代理に職務を委嘱した例がある。
また、茂木幹事長は28日、自民党栃木県連幹部から党総裁選への立候補を要請され「来週には覚悟を持った決断をさせていただきたい」と応じた。
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OS5
:2024/08/29(木) 17:21:01
だから?とは思うけど 珍しい切り口なのは評価
https://news.yahoo.co.jp/articles/80af4224c2960d46c4467b8d2747b7f14e684d23
元アナウンサー、敏腕弁護士、大物政治家の娘、元エリートバンカー…混戦必至の自民党総裁選、候補者たちのパートナーを一挙紹介
8/29(木) 16:15配信
NEWSポストセブン
混戦の自民党総裁選、候補者11名のパートナーを一挙紹介(写真/共同通信社)
報道番組などで名前が上がる候補者が全員出馬すれば、『推薦人制度』導入以来、最多人数となる今回の自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)。史上最大級の混戦で「大ピンチ」な候補者たちを支えるのは、やはりパートナーの存在だろう。そこで、ファーストレディー・ファーストジェントルマン候補たちを紹介する。
●滝川クリステル(46才) 小泉進次郎元環境相(43才)
局アナ時代は、『ニュースJAPAN』などで活躍。2013年の夏季東京五輪誘致では「お・も・て・な・し」プレゼンで一世を風靡した。現在は0才長女と4才長男の育児に追われながら、動物愛護を掲げる一般財団法人の代表理事としても活動。
●佳子さん 石破茂元幹事長(67才)
石破氏が最も頼りにし、同じくらいファンがいるといわれるのが、妻の佳子さん。慶應義塾大学法学部に進学した才女で、石破氏とは大学の同級生。つきあったのは、大学卒業後、石破氏の父・二朗氏の葬儀に佳子さんが弔電を送ったことがきっかけ。
●香さん 河野太郎デジタル相(61才)
香さんは小学5年生までオーストラリアで過ごした帰国子女で、聖心女子大学卒業後はモルガン銀行の社長秘書として活躍。当時から語学力や知性が高く評価されていたが、一目惚れした河野氏の猛アプローチを受け、キャリアを手放し結婚した。
●木田秋津さん 小林鷹之前経済安保相(49才)
ハーバード大学院留学、財務省勤務、2021年内閣入閣……とエリート街道をひた走る小林氏だが、妻・秋津さんも夫に負けず劣らずなキャリアの持ち主。夫とは東大の同級生。ニューヨーク大学やハーバード大学のロースクールで学び、外務省の国際法局に勤務経験のある敏腕弁護士だ。
●周子さん 加藤勝信元官房長官(68才)
茂木派・加藤元官房長官の伴侶は、加藤六月元農林水産大臣の次女である周子さん(婿入り後、加藤姓に改姓)。安倍昭恵氏とも交流が深い。もともと加藤氏は周子さんの姉と婚約していた“いわく因縁”があるが、結婚後の夫婦仲は良好で、4人の娘にも恵まれている。
●栄美さん 茂木敏充幹事長(68才)
“瞬間湯沸かし器”との異名を持つ夫を支えるのは、美魔女と名高い栄美さん。すらっとしたプロポーションに華やかなファッションセンスが目を引く。外務大臣夫人時代には国際イベント等で各国の要人とスムーズに談笑する場面も。
●裕子さん 林芳正官房長官(63才)
多忙な夫をサポートするほか、山口大学・大学院技術経営研究科教授という肩書も持つ妻の裕子さん。190年続く医者の家系出身で、東京大学医学部を卒業。その後MITで理学修士を、東京大学大学院で博士号を取得した華麗なる経歴の持ち主だ。
●現在、配偶者なし 齋藤健経済産業相(65才)
●文信さん 野田聖子元総務会長(63才)
夫婦別姓賛成などリベラル政治家として知られる野田氏が7年間の事実婚を終え、韓国料理店を経営していた文信さんと結婚。不妊治療を経た野田氏が50才で出産後に入籍し、家事や育児に専念してきたが、度々スキャンダルを報じられることも。
●山本拓さん 高市早苗経済安全保障担当相(63才)
元衆議院議員の拓さんが落選中だった高市氏に「結婚相手に立候補します」と申し込み、2004年にスピード婚したふたり(拓さんは3人の子供を連れての再婚)。“政策の不一致”から2017年に離婚したものの、2021年に高市氏と再婚し、拓さんは高市姓に変更した。
●卓苗さん 上川陽子外相(71才)
卓苗さんは東京大学時代の同級生で、日本銀行に入行し福井事務所長などを務めたエリートバンカー(現在は退職)。政治家を志していた時期もあり、安倍晋三氏を囲む「晋三会」の初期メンバーだったが、上川氏が政治家を目指すようになると代わりに晋三会に出席させた逸話も。
※女性セブン2024年9月12日号
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OS5
:2024/08/30(金) 15:35:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c67b61fee154d504338091d29c0b85a46be4fd1
総裁選、自民保守派が「分裂」 安倍氏死去で指導者不在
8/30(金) 7:04配信
時事通信
自民党の保守系議員連盟「創生日本」の総会。死去した安倍晋三元首相の写真が飾られ、出席者が黙とうをささげた=2022年9月21日、東京・永田町
自民党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)を巡り、党内保守派が分裂模様にある。
派閥裏金事件で逆風に直面する中、憲法改正や安全保障といったテーマより、衆院選の「顔」選びに関心が集中。盟主だった安倍晋三元首相の死去で強い指導者を欠いたことも背景にある。
前回の2021年総裁選には保守系の高市早苗経済安全保障担当相(63)が立候補。安倍氏が「後ろ盾」となり、自らの息がかかった議員らに電話で支持を取り付けるなど強力に支援した。1回目の投票では国会議員票で岸田文雄首相に次ぐ2位となり党内を驚かせた。
しかし今回は様相が一変。再挑戦する高市氏は推薦人確保に苦戦し、立候補表明は9月9日にずれ込むことになった。前回、高市氏の推薦人となった小林鷹之前経済安保担当相(49)は安倍派の中堅・若手らの支持を得て真っ先に出馬を表明。小林氏は改憲に「人一倍思いが強い」と述べるなど保守的な政治信条をアピールし、支持層が競合する。安倍氏と近い関係だった加藤勝信元官房長官(68)や青山繁晴参院議員(72)も出馬に意欲を示している。
「アベノミクスの継承」などが争点となった前回と比べ、今回は裏金事件への対応や「脱派閥」への姿勢に注目が集まる。「世論が反発しているのは裏金問題。憲法や外交・安全保障での保守の主張は主要な争点になり得ない」。自民中堅はこう述べ、「国家観」を軸に保守が結集できない状況を指摘する。
保守系の牙城だった最大派閥・安倍派は裏金事件を受けて解散を決め、「5人衆」と呼ばれた有力議員が失脚したことも影響している。
28日には東京・赤坂の衆院議員宿舎で福田達夫元総務会長を中心とする当選4回以下の議員約20人が会合を開いた。出席者は「多くは小林氏支持」と説明したが、派内には高市氏や小泉進次郎元環境相(43)らを推す動きもある。「裏金議員」が多数存在する同派にとって、次期衆院選の生き残りを懸けて「刷新感」演出に血眼になっているのが実態だ。
保守系ベテランは「今回の総裁選は党内保守系が割れるきっかけになるかもしれない」と話した。
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OS5
:2024/08/30(金) 15:46:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/c13a7e39a4296dbf4535014deb039426fe46e8b4
石破氏、選対体制固める 本部長に岩屋元防衛相
8/30(金) 11:38配信
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コメント52件
共同通信
自民党総裁選に向けて開いた選挙対策本部の会合であいさつする石破元幹事長=30日午前、国会
自民党の石破茂元幹事長(67)は30日午前、立候補表明した9月の党総裁選に向けて選挙対策本部の体制を固めた。支援議員を集めた選対本部会合を国会内で初めて開き、麻生派を退会した岩屋毅元防衛相が選対本部長に、茂木派を退会した青木一彦参院議員が本部長代理に就く人事を決定。政策記者会見を来月10日に開く日程も発表した。
事務総長には無派閥の赤沢亮正財務副大臣を選任した。異例の混戦模様の中、活動先行を狙う。
公約の柱を「五つの守る」とする方針を確認。派閥裏金事件を意識して「ルールを守る」を先頭に据え、他に「日本」「国民」「地方」「若者・女性の機会」を掲げた。
石破氏は、5度目の総裁選挑戦を「最後の戦い」と位置付けている。「ポスト岸田」を問う報道各社の世論調査で常に上位に入り、党員・党友による地方票を強みとする半面、国会議員票の上積みが課題となる。
出馬意欲を示す加藤勝信元官房長官(68)は、記者団から推薦人20人の確保状況を問われ「めどが立ったと断言する状況ではないが、着実に近づいている」と述べた。
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OS5
:2024/08/31(土) 07:53:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/475a7ae4e616e0a44589ed7db9d7b058a0918397
石破茂氏と河野太郎氏「路線の違い」鮮明…自民党総裁選、派閥のあり方や「政治とカネ」で火花
8/31(土) 7:31配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
9月の自民党総裁選への出馬を表明している石破茂・元幹事長(67)と河野デジタル相(61)の主張の違いが鮮明になっている。両氏は2021年の前回総裁選では小泉進次郎・元環境相(43)も交えた「小石河」の一角として連携したが、今回は派閥や「政治とカネ」の問題などで火花を散らしている。
「刷新感が大事なのではない。刷新が大事なのだ」。石破氏は30日、国会内で開いた陣営の選挙対策会議の初会合でこう述べた。選対本部長に就いた岩屋毅・元防衛相は「新しい時代のリーダーとして押し上げていこう」と呼びかけた。
岩屋氏は今年2月、河野氏が所属する麻生派(54人)を離脱した。石破氏は「派閥がカネとポストで動く。トップの号令でみんなが動くことから脱していかなければならない」と訴えており、陣営トップに岩屋氏を据えたことについて党内では、「河野氏や麻生派へのけん制ではないか」との見方が出ている。
一方、河野氏は30日、東京都内の麻生派の事務所で開かれた会合で、同派所属議員に支持を訴えた。同派を率いる麻生副総裁からも激励を受け、河野氏は会合後、「しっかり頑張っていきたい」と記者団に語った。
麻生派は従来の派閥を維持し、麻生氏は「同じ釜の飯を食って育ってきた」と、河野氏を支持する意向を表明している。河野氏は26日のBS日テレの「深層NEWS」で、「派閥が全部悪いというのはレッテル貼りだ」と反論し、「政策集団として議論してきた。仲間の力を借りて主張を訴えたい」と語った。
派閥のあり方だけでなく、「政治とカネ」の問題を巡っても、河野氏が政治資金収支報告書へ記載せずに受け取っていた金額を返還させるべきだと主張したことに対し、石破氏は「どこに返還するのか」と疑問を呈するなど、立場が異なっている。原子力発電所を巡るエネルギー政策に関しても、両氏の見解は違う。
政権批判をいとわない石破氏は長く「党内野党」の立場で注目され、河野氏も歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで「異端児」と呼ばれた。21年の総裁選で石破氏は出馬せず、小泉氏とともに河野氏支持に回った。
今回はそれぞれが出馬するため、知名度の高い3氏が激しく党員票を争う展開となりそうだ。党内には発信力の高い石破、河野両氏らの論戦による議論の活発化を期待する向きもある。
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OS5
:2024/08/31(土) 07:55:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebf70bb10c05dfb7bba1dc6b0e019cc5925804e5
自民総裁選、幹事長権限の委嘱先は誰に? 首相、公平性担保に注力
8/30(金) 19:21配信
産経新聞
自民党総裁選での幹事長権限委嘱の経過
岸田文雄首相(自民党総裁)は自らの後継が選出される党総裁選で、公平性の担保に注力する。茂木敏充幹事長が9月4日を軸に出馬表明する方向であるため、幹事長の権限を他の党幹部に委嘱させる方針だ。資金配分などの幹事長権限を総裁選に使うのではないかといった疑念を払拭する狙いがあるが、誰に委嘱するかも焦点になる。
【比較してみる】「ポスト岸田」主な候補者の強みと弱み
「茂木さんが出馬するのであれば幹事長の権限委嘱を考えなければいけない。誰がふさわしいかは任命権者の私が決めさせてもらう」。首相は29日夕、総裁選への立候補の意向を伝えるために官邸を訪れた茂木氏にこう伝えた。
首相が茂木氏に幹事長権限の委嘱を求めたのは、幹事長は総裁選の「行司役」(党幹部)として選挙の公正な運営に努めるポストだからだ。党の資金の配分や選挙の公認といった権限も握っており、各陣営への影響力も大きい。
首相は周囲に「幹事長は本来、中立でなければならない。(出馬で)色がついてしまうのであれば対応する必要がある」と語る。平成20年の福田康夫首相(当時)の後継を選ぶ総裁選では、出馬を決めた麻生太郎幹事長(同)が、細田博之幹事長代理(同)に権限を委嘱した。
注目されるのは委嘱先だ。茂木氏は副総裁で自らに近い麻生氏を希望しているとされる。総裁選をにらみ、麻生派(志公会)を率いる重鎮の歓心を買う狙いも透ける。
首相も麻生氏には信頼を置いているが、麻生氏はすでに総裁選で河野太郎デジタル相を支援する意向を示した。このため公平性を担保する面から、首相周辺では森山裕総務会長らが浮上している。
岸田政権下の約3年で、首相と茂木氏の関係は微妙なままだった。茂木氏は政策発信でスタンドプレー的な振る舞いが目立った一方、派閥政治資金パーティー収入不記載事件の対応には積極関与せず、党内からも「サボタージュだ。政治改革の歩みが遅くなったのは幹事長が機能しなかったからではないか」(幹部)との声が出た。委嘱先の調整は、両者の最後のさや当てとなる可能性もある。(永原慎吾)
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OS5
:2024/08/31(土) 09:31:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/82c8fb176c405fd2ef3262ee8b81c214c5a02482
自民総裁選、加藤元官房長官の「推薦人が足りない」大誤算…頼みの小渕優子も「齋藤健推し」ときて…
8/31(土) 8:05配信
想定外の事態
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今回の自民党総裁選(9月12日告示・27日投開票)は想定外の事が起こり、党内要路だけでなく各方面で波乱を呼んでいる。
【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」
自民党派閥では唯一志公会(麻生派)が残ったものの、最大派閥だった清和会(安倍派)、総裁派閥の宏池会(岸田派)など各派が解散表明を余儀なくされたことから、派閥の縛りが無い初めての新総裁を選ぶ選挙となる。
自民党衆参院議員367人は旧派閥領袖や首相など要職経験のある実力者の意向・指示に従うことなく自らの信念に基づき総裁候補者の中から1人を選ぶ。その投じる1票が事実上、次期首相を決める。綺麗事を言っているのではない。
要は、これまでの政権党における権力闘争になかった「未体験ゾーン」を突き進むことになるのだ。総裁選を通じての言動がハレーションを引き起こしたり、今後の抗争の火種になりかねない。
推薦人確保に苦戦
photo by gettyimages
総裁選出馬の意向・意欲を明かした11人のうち小林鷹之前経済安全保障相(衆院当選4回・49歳)が8月19日に記者会見で出馬表明を行ったのを皮切りに、24日の石破茂元幹事長(12回・67歳)、26日に河野太郎デジタル相(9回・61歳)が記者会見で立候補を表明した。
月が替わる9月3日に林芳正官房長官(参院5期、衆院1回・63歳)、4日は茂木敏充幹事長(衆院10回・68歳)、6日が小泉進次郎元環境相(5回・43歳)、9日に高市早苗経済安全保障相(9回・63歳)が相次いで出馬表明する。
問題に直面しているのは出馬に強い意欲を見せていた加藤勝信元官房長官(衆院7回・68歳)と上川陽子外相(7回・71歳)の2人である。野田聖子元総務相(10回・63歳)が立候補に必要な国会議員20人の推薦人確保に難航・出馬を断念したように、20人獲得に苦戦しているのだ。
平成研(茂木派)領袖・茂木氏が名乗りを上げたにも拘わらず出馬の構えを崩さない加藤氏は、同派を離脱した小渕優子選対委員長、青木一彦参院筆頭副幹事長ら故青木幹雄元官房長官に連なる勢力、「HKT」仲間の萩生田光一前政調会長と武田良太元総務相が影響力を行使できる安倍派や二階派議員から推薦人を期待したとされる。
「勝ち馬に乗る」ために
photo by gettyimages
ところが告示を前にした今週初め、総裁選第1回投票はマスコミ各社の世論調査“人気投票”でトップを争う石破、小泉両氏が総裁選でも1、2位を占めるのは確定的との見立てが自民党関係者の間で駆け巡った。
「勝ち馬に乗る」は永田町の要諦である。素早く動いたのが二階派元事務総長の武田氏とされる。小泉陣営が用意していた推薦人が後ろ盾の菅義偉前首相直系「ガネーシャの会」メンバーが多く、菅色が強すぎるとの批判を恐れていると知るや小泉氏側に影響下にある宮内秀樹、鳩山二郎両氏を“貸し出し”たというのだ。
加藤氏が期待した小渕氏は遠藤利明前総務会長、古川禎久元法相らと、推薦人20人確保に難航するとみられていた齋藤氏を推すという。この組み合わせは永田町で驚きを以て迎えられた。齋藤氏を高く評価する遠藤氏は小泉氏とも気脈を通じている。小泉、齋藤両氏は09年総選挙初当選同期で「四志の会」を結成した。
一方、29日夜に開かれた石破氏選対会議に18人が出席した(「四志の会」メンバーの伊東良孝氏が加わっている!)が、そこには件の青木一彦氏が同選対本部長代理として同本部長の岩屋毅元防衛相共々会議を取り仕切っていたのである。青木氏は石破氏地元の鳥取県の隣の島根県選出参院議員。つまり22年7月の参院鳥取島根合区で選挙優先から“転向”したのだ。
興味深いのは唯一人麻生派を離脱した岩屋氏が選りによって麻生太郎副総裁が嫌う石破氏の選対本部長になった経緯である。そういえば岸田文雄首相は22日夜、東京・赤坂の「ざくろTBS店」で岩屋氏と会食している。気になるのは麻生氏がこうした動きをどのように受け止めるかである。
菅氏が背後に控える「進次郎政権」誕生に抵抗するには麻生派を軸に岸田派、茂木派を加えて河野、茂木氏のいずれかを第1回投票で2位に押し込む以外に妙案は思い浮かばない。となると麻生氏は岸田氏にヘソを曲げたりしている余裕はないはずだ。
新総裁を選ぶGⅠレースは、菅義偉調教師・齋藤健騎手で脚質スプリンターの「スカスカキャップ改めヨコスカポエム」が4コーナーを回って、直線コースに入ってからぶっちぎり状態でゴールに飛び込む展開となるのではないか。
歳川 隆雄(ジャーナリスト・「インサイドライン」編集長)
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OS5
:2024/08/31(土) 09:37:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/543da62b4b2d9eef2f684cd95e51a2dbaad03f7e
岸田首相、国連演説見送りへ 来月訪米、総裁選と調整付かず
8/30(金) 17:50配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=30日午前、東京・永田町
岸田文雄首相が9月下旬に予定する国連総会に合わせた訪米で、自らの一般討論演説を見送る方向となった。
日本は来月26日の枠が割り当てられたが、自民党総裁選の投開票日である同27日までに帰国するため、調整が付かなかった。複数の関係者が30日、明らかにした。
一般討論演説は、9月24〜30日の日程で行われ、日本が割り当てられた枠は同26日午後だった。各国と演説順の変更を協議しているが調整は付かず、首相周辺は「一般討論演説は難しい」との見通しを示した。
日本の首相が国連での演説を見送るのは2007年9月の福田康夫首相以来。この時は高村正彦外相が演説したが、今回は総裁選出馬に意欲を示す上川陽子外相の訪米も見通せない。このため山崎和之国連大使が対応する案も出ている。
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OS5
:2024/08/31(土) 09:38:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f7c67f2e691d50162b791866941f79bcc1477dd
自民総裁選へ上川氏、推薦人「あと数人」 公務多忙な中、水面下ギリギリの攻防
8/31(土) 7:45配信
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あなたの静岡新聞
米国議会や政府の要人を出迎える上川陽子外相(中央)。多忙な公務の合間を縫って支持拡大を求めている=30日午前、外務省
9月の自民党総裁選への出馬を目指す上川陽子外相(71)=衆院静岡1区=の推薦人集めが、ヤマ場を迎えている。立候補に必要な20人まで「あと数人」(関係者)に迫り、上川氏本人と支援する議員が連日、奔走。ただ、10人超が出馬意欲を示す今回の総裁選はさまざまな思惑が絡み合い、推薦を取り付ける水面下の作業は熾烈(しれつ)を極める。上川氏は外相として多忙な公務も抱える。初の女性総理誕生に向けた挑戦のスタートラインに立てるかどうか。12日の告示まで2週間となる中、ギリギリの攻防が続いている。
30日午前、上川氏は首相官邸での閣議や外務省での米国議会や政府の要人との面会、記者会見を相次いでこなすと、午後は議員会館の事務所に入った。この1週間、同様に公務を最優先に取り組み、合間を縫って総裁選の対応に力を入れている。
上川氏が最初に出馬意欲をにじませたのは、岸田文雄首相が総裁選不出馬を表明した翌日の今月15日。早い段階で上川氏支援に名乗りを上げていたのは、当選同期の松島みどり元法相や選挙区が隣り合う同じ岸田派所属だった深沢陽一外務政務官=衆院静岡4区=ら数人にとどまっていた。
「派閥には頼らない」と明言していた上川氏は、法相や少子化担当相といった要職経験や議員連盟の活動でつながりのある仲間に一人ずつ声をかける「草の根」運動を展開。自らが直接会って熱意を訴えるスタイルにもこだわり、徐々に支持を広げた。無派閥の牧原秀樹衆院議員はこうした姿勢に応じ「(上川氏との)接点は少なかったが、女性初の総理が誕生することは大事」との考えから推薦人になる決意を固めた。
これまでに2回の会合を開いた支援議員らの顔ぶれをみると、それぞれが所属していた派閥は安倍派、麻生派、二階派、岸田派と幅広い。特定の派閥に偏らない横断的な支援態勢という形には近づきつつある。
ただ、「あと数人」の上乗せは容易ではない。告示日が近づき、各陣営による推薦人の囲い込み、奪い合いは激しさを増している。「上川さんに付くと言っていたのに、別の候補者に流れた人もいる」。上川氏周辺はこう明かす。上川氏自身も29日、「支持と推薦との間にこんなに大きなギャップがあることを改めて感じている」と、推薦人となってもらう難しさを漏らした。
今後は総裁選告示日前の4〜6日のオーストラリア外遊なども控える。上川氏は「時間がない。私のやり方でやるしかない」と気を引き締める。「(推薦人は)増えているけど、剝がされてもいる。動きが激しい」。裏で支える事務方は厳しい表情を崩さない。
静岡新聞社
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OS5
:2024/08/31(土) 23:20:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/e40267182d5f539542e45748a61bb00432d8e528
安倍派、総裁選対応バラバラに 敬遠する陣営も 「いつまでもいじめられる」
8/31(土) 19:05配信
産経新聞
東京・赤坂の議員宿舎(中央奥)。28日夕、安倍派の中堅・若手議員が集まった(鴨川一也撮影)
解散方針を決めた自民党安倍派(清和政策研究会)が、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)を巡る対応で分裂している。派閥のパーティー収入不記載事件で同派幹部が軒並み処分され、司令塔を失った所属議員は複数の陣営に散らばった。事件を思い起こさせかねないとして安倍派議員の支援を敬遠する陣営もある。栄華を誇った最大派閥の面影はない。
【グラフィック】総裁選対応で安倍派が分裂している
8月28日夕、東京・赤坂の議員宿舎に安倍派の福田達夫筆頭副幹事長や大西英男衆院議員ら中堅・若手約20人が集まり、政治学者の講演に耳を傾けた。毎年夏に行われていた派閥研修会を再現しようと有志が企画し、夜には懇親会もあった。
出席者によると、総裁選での特定候補の支援に関する話題は出なかったという。不記載事件で派内の有力者「5人衆」が処分された結果、派として足並みをそろえることは困難になった。会合後、中堅議員は「それぞれ向いている方向が異なり、とても一本化できない」とぼやいた。
安倍派のうち福田氏ら中堅・若手の一部は小林鷹之前経済安全保障担当相(49)の支援に回った。石破茂元幹事長(67)や高市早苗経済安保担当相(63)、上川陽子外相(71)の陣営に入った議員もいる。小泉進次郎元環境相(43)や茂木敏充幹事長(68)らの支援を検討する動きもある。
今回の総裁選は10人以上が出馬に意欲を示す乱戦模様で、推薦人確保のためにも最盛期は100人を超えた安倍派の取り込みは重要といえる。
ただ、不記載事件の記憶が鮮明に残る中、安倍派議員が前面に出れば、「候補のマイナスイメージとなりかねない」(閣僚経験者)との声がある。このため、安倍派議員に表立った支援を控えさせ、推薦人名簿から外そうとする陣営もある。
それどころか、処分を受けた安倍派議員らを次期国政選挙で「非公認」とする可能性に言及する候補もいる。安倍派若手は「勝ち馬を間違えたら、いつまでたってもいじめられる」と危機感を強めている。(竹之内秀介)
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OS5
:2024/08/31(土) 23:23:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9464f4cf832114a235e9dd978ddddecb68fec67
加藤氏出馬へ「ぎりぎり」 自民総裁選で西銘元沖北相
8/31(土) 18:09配信
共同通信
加藤勝信元官房長官
自民党の西銘恒三郎元沖縄北方担当相(衆院沖縄4区)は31日、那覇市の党会合で、党総裁選出馬に向けて最終調整に入った加藤勝信元官房長官の現状に関し「9月10日に出馬表明できるか、ぎりぎりの攻防戦にある」と述べた。20人の推薦人確保状況が念頭にあるとみられる。西銘氏は加藤氏支援で動いている。
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OS5
:2024/09/01(日) 09:13:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5ac8383f0c7bcdc2d92d9c5a05ebd31f5c5c3a6
自民党総裁選の4陣営に「20人の壁」…過去には「貸し出し」で恩売る行為も横行
9/1(日) 5:00配信
過去最多の立候補者となる見通しの自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)で、出馬を模索しながら、いまだ正式表明のめどを付けられていない議員もいる。各陣営による議員票の獲得競争が激しさを増す中、推薦人20人の確保に苦慮しているためだ。
「『支持』と『推薦』の間に大きなギャップがあることを改めて実感している」
総裁選への立候補に意欲を示す上川外相(71)は8月29日、国会内で記者団にこう語り、推薦人集めが思うように進まない実情を吐露した。
斎藤経済産業相(65)も30日の記者会見で、推薦人について、「申し上げるのは控えようと思っている」と述べるにとどめた。
現在立候補のめどが立っているのは、すでに出馬を表明した小林鷹之・前経済安全保障相(49)、石破茂・元幹事長(67)、河野デジタル相(61)の3人に、近く表明予定の小泉進次郎・元環境相(43)ら5人を加えた8人。上川、斎藤両氏のほか、野田聖子・元総務相(63)、青山繁晴参院議員(72)の4陣営は推薦人確保に奔走している状況だ。
推薦人制度は、候補者の乱立防止を目的に1972年の総裁選から導入された。推薦人になるには所定の用紙に署名する必要があり、用紙は総裁選挙管理委員会に届け出がなされ、全候補の推薦人は公表される。
総裁選に参加できる自民議員は367人。早々に態度表明することになる推薦人は、候補が勝てば人事での処遇を期待できる反面、負ければ冷遇される可能性もあり、敬遠する議員は少なくない。
すでに出馬のめどが立った8陣営が議員の囲い込みを進めていることも、4陣営の焦りに拍車をかけている。各陣営の色が付いていない議員が日増しに減っていくためだ。出馬表明できていないある陣営の関係者は「うちは勧誘を始めるのが遅かった。20人の壁は高い」と嘆く。
過去の総裁選では、告示前のタイミングで、推薦人集めに苦しむ陣営の弱みにつけ込み、派閥が推薦人を貸し出すことで恩を売ろうとする動きが横行した。
派閥の解散が進む今回の総裁選でも、派閥幹部だった重鎮が中心となって、同様の調整が行われているようだ。ある派閥幹部だった閣僚経験者は「独力で18人まで積み上げれば、あと2人は貸してやると陣営に伝えている」と明かした。
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OS5
:2024/09/01(日) 22:55:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a36375576bf2abd9fb2246c1b366fcc47130a58
「捜査を回避するためには選挙するしかない」 事件化前に自民幹部が進言した「幻の衆院解散」とは【裏金政治の舞台裏①】
6/30(日) 10:02配信
岸田文雄首相は6月中の衆院解散を見送ることになった。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件による逆風がやむ気配はなく「衆院選に突入すれば惨敗していたところだった」と与党内には奇妙な安堵が広がる。
【写真】なぜ岸田首相はサプライズを好むのか 言動が予測困難過ぎて永田町騒然「ひょっとして衆院解散も」
東京・永田町の自民党本部
解散権という「伝家の宝刀」をいつ行使するかは時の総理大臣の大きな悩みの種だ。岸田首相も例外でない。昨年も何度か解散を断念していた。その過程で、東京地検特捜部による捜査を避けるための早期解散を一部の党幹部が迫っていたことは、あまり知られていない。「捜査逃れの解散案」を巡って政権内で何があったのか。舞台裏を探った。(共同通信裏金問題取材班=植田純司)
▽そうそう手出しできない
「政治資金収支報告書の不記載は大変な問題になる。その前に手を打たないといけない」
2023年春、ある自民重鎮は首相と向き合うと、こう切り出した。不記載問題は22年11月に共産党機関紙の「しんぶん赤旗」がスクープしていたが、多くの大手メディアは事件化されることはないと踏んでいた。
重鎮は、とあるルートで入手した情報を基に「このままでは特捜部の本格的な捜査は必至だ」と岸田首相に説明した。そして提案する。「選挙で勝利して法改正すれば、そうそう手出しできない」
G7広島サミットが開幕し、第1セッションに臨む岸田首相(手前右)、バイデン米大統領(同左)ら各国首脳たち=2023年5月19日、広島市
選挙期間中に捜査当局が国会議員の強制捜査に入ることはハードルが高い。選挙妨害と受け止められ、政治的公平性が失われるとの観点からだ。提案の背景には、衆院選で勝利し、国民の信を得た政権に検察がメスを入れることは困難だとの見立てもあった。
捜査回避策の腹案はもう一つあった。裏金事件を受けた改正政治資金規正法はこの6月に曲折を経て成立したが、実はその1年以上前に自民の一部が原案作成に動き出していた。①政治資金パーティー券の支払いは銀行振り込みに限定②政治資金収支報告書の監査機能の強化③違反した議員への罰則強化―。複数の関係者によると、これらを選挙後に打ち出せば「捜査が始まったとしても被害は最小限に抑えられる」ともくろんでいた。
しかし、岸田首相は首を縦に振らなかった。「安倍派、二階派の問題だから、そこが責任を取ればいい」。特捜部の水面下の捜査が進む中、こうした裏金対策会議はその後も弁護団を交えつつ断続的に開かれていた。
▽衝撃の数字、270超
裏金問題に関する警戒度は低かった岸田首相ではあるが、解散自体を諦めていた訳ではなかった。照準を合わせていたのは昨年の通常国会会期末の6月解散だった。5月22日に閉会した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の成功を追い風に、野党の内閣不信任案提出に合わせて解散を表明するシナリオだ。
日経平均株価は3万円台を回復し、内閣支持率は回復基調を示していた。党本部が5月下旬に実施した情勢調査は自民270議席超だった。2021年10月の衆院選で追加公認を含め、国会運営を主導できる絶対安定多数を確保した261議席を上回る「衝撃の数字」が出た。
呼応するように自民党の森山裕選挙対策委員長(当時)は6月3日の講演で「総理が国民に信を問うと決断したら、いつ解散になってもおかしくない」と力を込めた。岸田首相も13日の記者会見で「諸般の情勢を総合して判断する」と発言した。それまで繰り返してきた「今は考えていない」との留保が消えたことから、永田町に解散風が一気に吹き荒れた。
家宅捜索のため自民党安倍派(清和政策研究会)の事務所に向かう東京地検特捜部の係官ら=2023年12月19日、東京都千代田区
だが、その2日後には政権幹部に解散見送りの考えを伝達した。そして「今国会での解散は考えていない」と官邸で記者団に公言した。マイナンバーカードを巡る相次ぐトラブルや、衆院選の候補者調整を巡る自民、公明両党の対立が深刻化し、東京での選挙協力が解消されるなど懸念材料が山積していたためだ。長男が公邸内で親族と忘年会を催し、記念撮影をしていた問題も響いた。
岸田首相周辺は「一時はその気だった。今考えたらベストなタイミングだった」と悔やむ。
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OS5
:2024/09/01(日) 22:56:20
▽11月がラストチャンスだった
次に模索したのは10月20日召集の秋の臨時国会中の解散だ。9月に内閣改造・党役員人事に踏み切ったものの、派閥のバランスに苦慮した人選は政権浮揚につながらず、報道各社の世論調査は不支持率が支持率を上回る構図が固定化しつつあった。
それでも情勢調査では250議席程度の獲得が可能だ、とする報告が党執行部に伝わる。岸田首相には2パターンの選択肢があった。①物価高に対応する経済対策のメニューを示した上での臨時国会冒頭②財源を裏付ける2023年度補正予算の成立後―。10月30日は衆院議員任期の折り返しを迎える時期でもあった。
ある自民幹部はこの時期、岸田首相に進言した。「いまなら勝てる。裏金問題を収めるためにも冒頭解散しかない」
岸田首相は再びためらった。経済対策の成立を優先させることにこだわった。周辺に「物価高で給料を上げないと解散なんて話じゃない」と語り、解散権は封印された。
物価高対策の目玉として打ち出した減税策も反発を浴び、各メディアの内閣支持率は就任後で最低に落ち込んだ。自民重鎮は「裏金疑惑が噴き出る前の11月がラストチャンスだった」と振り返る。
▽安倍元首相だったら…
憲法7条は衆院解散を「内閣の助言と承認」を受けた天皇の国事行為と定める。実際は首相が判断するため「首相の専権事項」と呼ばれる。政権に有利なタイミングで恣意的に解散できるとして問題視する声もある。
1966年12月には、佐藤栄作首相が閣僚らの不祥事や疑惑が相次ぐ中、政治不信の払拭を目指し「黒い霧解散」に踏み切った。2017年9月には森友、加計学園問題を抱える安倍晋三首相が臨時国会で所信表明演説や代表質問を実施せずに冒頭で衆院を解散し、「疑惑隠しだ」と野党から批判を浴びた。佐藤、安倍両氏とも選挙で勝利し、長期政権につなげた。
岸田首相が「捜査逃れの解散案」を選ばなかったのは、力で押し切る「覇道の政治」でなく、謙抑的な「王道の政治」と評価できる。
では岸田首相はどう政権運営を描いていたのか。実は昨年末の段階で解散のタイミングについて「6月がポイントになる」と周囲に明言していた。裏金事件にけりをつけ、賃上げ経済を実現して今国会の会期末に信を問うシナリオだった。9月の自民党総裁選に弾みがつくとの計算もあった。
しかし、現実政治は厳しい。今、自民は地方選挙での敗北が続き、地方組織から岸田首相の退陣を求める声が膨らむ。重鎮はこう語る。「解散に必要なのは決断力だ。安倍氏だったら間違いなく昨年のうちに解散を選んでいた」
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OS5
:2024/09/01(日) 22:57:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6f4a5be9a4254d8bc6b113c3c5a96e1c44d37e
「頼りないと言われても権力は健全じゃないといけねぇんだ」 何が岸田首相を派閥解散に駆り立てたか【裏金政治の舞台裏②】
7/17(水) 10:02配信
「裏金事件の責任をとっていない」として岸田文雄首相に逆風が吹いている。ただ、首相にとってのけじめは事件発覚直後に決断した自民党宏池会(岸田派)の解散方針だった。5人の首相を輩出した「名門派閥」は近く67年の歴史に幕を閉じる。誰より派閥に愛着があった岸田首相が宏池会解散をなぜ決断したのか。経過をたどると、最高権力者の矜恃とその代償が浮かんだ。(共同通信裏金問題取材班=村山卓也)
【写真】岸田総理、実はサプライズ好き…言動が予測困難過ぎて永田町騒然
岸田内閣支持率の推移
▽「岸田政権のせいでこんな目に遭っている」
東京地検特捜部の捜査がヤマ場を迎えていた昨年末、首相は周囲にぼやいた。「『なんで岸田政権は捜査をつぶしてくれないのか。けしからん』と、そんなことを言ってくるやつもいるんだよ」
裏金事件は政権を揺るがし、この時期に首相は安倍派の要職一掃に踏み切った。当時の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら4閣僚が退場し、自民党の萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長らも要職を外された。安倍派の副大臣、政務官の多くも交代させた。
危機管理としての判断だった。だが、党内からは「安倍派切りで政権基盤を安定させるつもりだ」との声が出てきた。議員や秘書が連日のように事情聴取を受け、やり場のない怒りを生んでいた。役職を外れた安倍派幹部は「岸田政権のせいで、こんな目に遭っているんだ」と水面下で矛先を首相に向けていた。
▽一升瓶を片手にした首相の口調が変わった
辞表提出後、首相官邸を出る松野博一氏=2023年12月14日
反省すべき安倍派がそんなことを言ってくる背景は、翌年9月に控える自民党総裁選だ。約100人を擁する最大派閥の動向が岸田首相の命運を左右すると考えていた。総裁選では国会議員の票が重く、岸田派は第4派閥に過ぎないからだ。事件が本格的に表面化する前から世耕氏は参院本会議で岸田首相について「国民が期待するリーダーの姿を示せていない」と糾弾するなど、けん制を繰り返していた。
しかも、安倍派内の多くには「総理大臣は検察ににらみを利かせることができる」という政権像が共有されていた。故安倍晋三元首相が2020年に検察幹部の定年延長を決定した際には、野党から「安倍政権に都合のいい幹部を残すことで、検察をコントロールするつもりではないか」と追及を受けることもあった。
こうした事情から安倍派の一部から「安倍さんだったら簡単に捜査をさせなかったはずだ」と検察に圧力をかけるよう求める声が上がっていたのだ。
そうした声を耳にした夜、岸田首相は公邸で一升瓶を片手に日本酒をあおった。政界きっての酒豪が珍しく突っ伏して寝てしまったという。
葛藤の末、最後には自分に言い聞かせるように語った。「官邸と検察は健全な関係じゃないといけねぇんだ。国民が安心して、それなりに公権力を信頼して平穏な生活をできることが民主主義には大事なんだよ。これは、そういう問題だと思うんだがなぁ…。権力は国民のために使わないといけねぇんだ」
「真面目な人間がばかを見ない社会にしたい」とたびたび語る岸田首相。丁寧な言葉遣いがべらんめえ調になるのは感情がこもっているときだ。
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OS5
:2024/09/01(日) 22:57:59
▽不安が最悪の形で的中した
その後の経緯は必然でもあり、皮肉でもある。捜査から距離を置いた代償として、検察の動きを察知するのが遅れた。
当初、岸田派の政治資金収支報告書への不記載問題について岸田派幹部は「事務的ミスで、安倍派、二階派とは性質が全く違う。立件はされない」と楽観視していた。首相も報告を受けて「検察としては大きな問題はないと考えているようだ」と安堵していた。
岸田派解散の意向を記者団に明らかにする岸田首相=1月18日
事態が急変したのは1月17日だった。宏池会の元会計責任者が立件されそうだ、との情報が首相の耳に入った。漠然とした不安が最悪の形で的中した。翌日から「岸田派立件」の報道が火を噴いた。
岸田首相の反応は素早かった。1月18日午後、総理執務室に岸田派幹部を官邸の裏口から呼び込んだ。時間をずらして一人一人と向き合い、今後の対応方針を相談した。隣には岸田派ナンバー2の座長を務める林芳正官房長官を座らせた。
「自民党の未来を守らなければなりません。そのために宏池会を解散しようと思います」。岸田首相が静かに切り出すと、ある幹部は「総理の判断にお任せします。解散しても人間関係は変わらないですから」と応じた。「では攻めの気持ちで解散しようと思います。派閥の若い連中をよろしく頼みます」。反対する幹部はいなかった。
▽断腸の思いか、責任回避か
宏池会を1957年に創設したのは池田勇人元首相である。岸田首相が最も尊敬する人物だ。「軽武装・経済重視」の理念を長年掲げ、タカ派と称される清和政策研究会(安倍派)と比較して、自民党内のハト派と位置付けられてきた。大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一も首相に輩出した。官僚出身者が多く、政局に弱い「お公家集団」とやゆされることもある。
岸田首相は宏池会について「誰よりも愛着があるつもりだ」と自負してきた。そんな派閥を巡る急転直下の解散決断について、その日の夜に複雑な心境を周囲に明かした。
「俺は宏池会と同じ年に生まれたんだ。人生、宏池会と一緒にあったようなものだと思っている。それに自ら終わりを告げるってのは、やっぱり思うところはある。だけど、ここで決断しなければ自民党が終わると思ったんだ」
岸田首相としては断腸の思いで、政治改革に取り組む姿勢を示したかった。ただ裏腹に裏金問題の早期の幕引きを図り、首相自身の責任論をかわす思惑があるのではないかとの見方が広がる。
それを助長したのが手続きに時間がかかる現実だ。派閥解散を表明しても事務所や資金の清算に数カ月かかってしまう。しかも派閥存続論の麻生太郎副総裁への根回しがなく、政治的後ろ盾の不興を買ってしまった。
再発防止策となるはずの改正政治資金規正法の成立を経ても裏金批判のうねりは消えず、自民党内の「岸田降ろし」につながる。6月の通常国会閉幕に合わせるように、菅義偉前首相がインタビューでのろしを上げた。
「岸田首相自身が裏金事件の責任に触れずに今日まで来ている。そのことに不信感を持っている国民は結構多い」
対する岸田首相は周囲にこう漏らした。「何をどうしたって今は批判されるんだろうなぁ。でも、中途半端に投げ出すわけにはいかねぇんだよ」
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:
OS5
:2024/09/01(日) 22:59:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a3d5557105aa1607b7504f3bc48a910e16000f9
最大派閥の無責任体質はどこから来たのか 解体状態の安倍派、ちらつく森元首相の影【裏金政治の舞台裏③】
7/30(火) 10:02配信
自民党派閥パーティー裏金事件の元凶となった安倍派(清和政策研究会)。既に所属議員は要職から一掃され、派閥の解散決定を経て、解体状態となっている。最近では安倍派議員から岸田文雄首相の退陣論も出た。一連の無責任体質はどこから生まれ、かつて栄華を誇った安倍派はどこへ向かうのか。取材を続ける記者が振り返った。(共同通信裏金問題取材班=高松亜也子)
【写真】岸田首相、「増税クソメガネ」に苦笑 「名前が進化したとのことだが、承知していない」
▽あの一言から始まった
昨年11月30日夕刻、安倍派(清和政策研究会)の担当記者が急きょ、衆院第2議員会館の塩谷立座長(当時)の自室に集められた。ある発言を撤回するためだ。
先立つこと5時間前、塩谷氏は記者団の取材に応じた。派閥パーティー券の販売ノルマを超えた売り上げを派閥から議員側にキックバック(還流)する慣習があるのかどうかを問われ「そういう話はあったと思う」と語ったのだ。
現在ではキックバックの裏金化は周知の事実だが、当時この発言は永田町に大きな波紋を広げた。暗黙の了解が表面化した瞬間だったからだ。安倍派は過少記載の理由について「名寄せできなかった。あくまで事務的ミスだ」と強調し、派閥の「故意性」「組織性」は否定していた。その事なかれのシナリオを崩したのが塩谷氏の発言だった。
銃撃死した故安倍晋三元首相の後継会長を置かず「安倍派5人組」を中心とする集団指導体制へ移行したのは昨年8月。塩谷氏は座長として事実上の責任者に就いていた。
夕刻、疲れた表情で現れた塩谷氏は、キックバックの慣習について「事実を確認している訳ではない」と前言を翻した。記者団は引き下がらず、「どうしてか。昼の段階で3回やりとりした上で、それでも『還流はあったと思う』と述べたではないか」とただした。塩谷氏は苦しい表情で「曖昧な話だった。誤解を与えたから撤回する」と繰り返すばかり。奥歯に物が挟まったような言いぶりに後味の悪さが残った。
▽特捜部を本気にさせてしまう
5時間の間に何があったのか。取材すると、安倍派5人組の一人がすぐ訂正するよう塩谷氏に迫ったのだという。その理由を聞いて驚いた。「東京地検特捜部が本気になってしまう」。根拠不明のこの情報もすぐ広がった。
発言撤回の翌日となる12月1日、報道合戦の号砲が鳴った。朝日新聞が1面トップで「安倍派、裏金1億円超か/パー券不記載、立件視野/ノルマ超分、議員に還流/東京地検特捜部」と報道した。「裏金」をキーワードとした報道各社の取材合戦が過熱した。想定より早い展開だった。
新聞の1面やテレビのトップニュースには連日、関連記事の見出しが躍った。「キックバックは10人以上か」「安倍派議員複数1千万円超か」「安倍派議員の秘書らも聴取」
塩谷氏は改めて事実関係を記者団に問われても「精査する」と述べるにとどめた。普段は温和な表情がこわばった。地検の捜査が進むにつれ、本当のことを言ったがために「戦犯扱い」となる懸念が膨らんでいたからだ。
4カ月後、塩谷氏は自民党処分で最も厳しい離党勧告を受けた。異議を申し立てたものの退けられた。
▽スポークスマンのだんまり
安倍派の事務総長経験者だった松野博一官房長官(当時)も核心を知り得る一人として矢面に立った。1日2回の記者会見では「答えは差し控える」と、金太郎あめのように同じコメントを繰り返し、鉄仮面のように表情を崩さずに対応した。
そもそも松野氏は政治家には珍しい「前に出ないタイプ」。2020年に出版した著作「導き星との対話」は松野氏が有識者にインタビューする内容で、自身の信条を語る記述は少ない。政府スポークスマンとして「自分は霞が関の想定問答を超えない」ことを信条とし、裏金問題でもノーコメントを貫いた。
だが、官房長官の重要な役割は政権の危機管理だ。裏金事件へのだんまり対応は結果として「何も説明しない岸田政権」の像を形づくり、国民の深刻な政治不信を招いた。
5人組の不起訴が決まった後、松野氏は「最も事情を知る捜査機関が嫌疑なしのシロと判定した。これで批判は収まっていくだろう」と楽観論を周囲に語った。ところが、意に反して政治責任の追及はやまなかった。
1988年に発覚したリクルート事件を知る石破茂元幹事長は、早い段階から「検察に立件される前に自浄作用として、各派閥の責任者は実態を説明すべきではないか」とくぎを刺していた。
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OS5
:2024/09/01(日) 23:00:12
▽雲隠れしたドン
窮地に立たされた安倍派幹部がすがったのは森喜朗元首相だった。5人組の名付け親だ。
背景には、安倍派の歩んできた歴史がある。安倍派(清和政策研究会)は今でこそ主流派だが、1978年に福田赳夫氏が首相退任後、長らく首相を輩出できずにいた。田中角栄元首相の田中派や、流れをくむ竹下登元首相の経世会が最大派閥として影響力を誇り、その支援なしでは総理総裁にはなり得ないとまで言われていた。
そこへ変化をもたらしたのが森氏だった。小渕恵三元首相が急逝し、2000年に森政権が発足した。以降は森氏、小泉純一郎氏、安倍晋三氏、福田康夫氏の4人が続けて首相に就任し、主流派に躍り出た。森氏が後見人として支えた小泉政権は経世会支配からの脱却を目指し「自民党をぶっ壊す」と訴え、05年の郵政選挙で最大派閥の座を奪い取った。
安倍元首相が22年7月に銃撃されて死去すると、森氏の安倍派への影響力はさらに増した。座長の塩谷氏をはじめとする派閥の集団指導体制は5人組が森氏と水面下で相談して決めた。
月刊誌「文芸春秋」のインタビューで森氏は5人組の依頼を受け、塩谷氏に議員辞職によって安倍派の裏金問題の責任を取るよう説得まで行ったことを明らかにしている。「全責任をとるので仲間を救ってください、と(首相に)申し出れば、君は立派だと光り輝くよ」と説得したが、塩谷氏は納得しなかったという。
一方、森氏は今回の裏金事件のタイミングと前後して都内の介護施設に入居した。外部と連絡が取れなくなると周囲に伝えたことが広まると「特捜部の動きに先手を打って雲隠れか」と臆測を呼んだ。というのも森氏が清和政策研究会の会長を務めていた05年に「派閥パーティー券の販売ノルマの超過利益を議員に還流していた疑いがある」と共同通信が報じているからだ。裏金の源流を知っている重要人物とみられていたのである。
4月の自民党処分で塩谷氏は離党に追い込まれ、松野氏は党役職停止1年の処分となった。岸田首相は4月初旬に森氏に電話して、形だけの聞き取り調査を行ったが、責任は問わなかった。
そして森氏は現在、安倍派メンバーと面会や会食を重ねている。会食に出席した議員によれば「森先生は自分の息のかかった議員を中心に据えたい思いがある」といい、萩生田光一前政調会長や福田達夫元総務会長らの名前を挙げた上で、党総裁選に向けてまとまって動くよう働きかけているという。
7月の東京都議補選で自民党が2勝6敗と大敗すると、安倍派の大西英男衆院議員から「首相は辞職し、9月には新しい総裁を選ばなければならない」と岸田降ろしの声が上がった。ある政権幹部は「岸田首相はあのとき森氏に直接会って、離党を突きつけるべきだった」と嘆息した。
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OS5
:2024/09/01(日) 23:03:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/3cca146e2be18e1a8c4f97ff4521793bf330bbab
自民党の「夏の宿題」が手付かずのまま、その原因は政権内亀裂だ 生煮え対応の政治刷新本部で何が起きていたのか【裏金政治の舞台裏④】
8/23(金) 10:32配信 「政治とカネ」を巡る自民党改革の司令塔となる党政治刷新本部(本部長・岸田文雄首相)が6月23日の国会閉会後、機能停止状態に陥っている。政治資金の透明化に向けた第三者機関設置など改正政治資金規正法の検討項目は棚上げ。つまり「夏の宿題」は手つかずのままだ。裏金事件対応が生煮えとなる背景には、政権幹部間の深刻な亀裂がある。刷新本部内で何が起きていたのか。議論の過程を追った。(共同通信裏金問題取材班=植田純司)
▽消えた「派閥解消」
「自民党を巡る現在の状況は極めて深刻だ。一致結束してこの事態に対応しなければならない」。年が明けてまもない1月11日、党本部で開かれた政治刷新本部の初会合で岸田首相がハッパを掛けた。派閥パーティー裏金事件が政権の命運を大きく揺るがしていた。
その4日後、茂木敏充幹事長や首相側近の木原誠二幹事長代理、小倉将信前こども政策担当相ら刷新本部の「インナー」とされる幹部陣がひそかに党本部の一室に集まった。主な議題は中間報告での派閥の在り方に関する書きぶり。「政策集団による政治資金パーティーの禁止」「派閥の『資金と人事』からの切り離し」…。共有された原案にはその後、成案に反映される事項が列記されていた。
関係者によると、原案には「いわゆる派閥の解消」や「政策集団の事務所の閉鎖」も盛り込まれていた。出席した党幹部は「首相の派閥解消への思いは強い」と歓迎した。実際、1月18日に自らが率いた岸田派(宏池会)の解散方針を表明した。
自民党政治刷新本部の作業部会と主なメンバー
だが、23日に取りまとめられた刷新本部の中間報告では「派閥の解消」は見出しだけにとどまり、「事務所の閉鎖」は削られた。派閥について「本来の政策集団に生まれ変わるため、カネと人事から完全に決別する」と強調したに過ぎなかった。「政策集団」という名の下で派閥が存続することも可能だと受け取れる内容だった。
骨抜きとなったのはなぜか。首相の後ろ盾である麻生派(志公会)会長の麻生太郎副総裁の「鶴の一声」が大きく影響した。岸田首相と電話し「志公会の政治資金は口座管理など適正に処理してきた。うちは派閥をやめない」とくぎを刺していた。
麻生氏はその後も「本来だったら真相究明、再発防止、カネの問題と順を追うべきだが、いきなり派閥の解散が来た。順番が違う」と同派議員らに不満を示している。麻生派はいまなお、東京・平河町の全国旅館会館に事務所を構え、派閥活動を続けている。
刷新本部の最高顧問には筋金入りの派閥解消論者である菅義偉前首相も名前を連ねていた。首相は菅氏の意向も踏まえ「いわゆる派閥ではなくなる」と胸を張ったが、菅氏に近い閣僚経験者は「派閥解消を徹底できなかった時点で刷新本部は失敗に終わった」と切り捨てた。
▽いらだち募らせる首相
2月中旬、政治資金に関する具体的な制度改革に向けた刷新本部の作業部会が始動した。取りまとめ役は木原氏や鈴木馨祐氏、松本洋平氏、牧島かれん氏らいずれも当選5回以下の議員だった。
ここで世代間対立が生まれる。「党の実態を分かってない人に任せていいのか」。政治資金パーティー券購入者の公開基準額の引き下げや、使途が公表されない政策活動費など「党資金の心臓部」を役員経験がない中堅が扱うことにはベテランから不満が漏れたのだ。この頃、首相と秘密裏に官邸で面会した党幹部は「どこに結論を持っていかれるか分からない」と苦言を呈していた。首相は黙って聞いていたという。
案の定、自民党は迷走する。首相は4月3日、鈴木氏を官邸に呼び、改正原案作成を急ぐよう指示した。
ところが、12日に開いた作業部会後、鈴木氏は「自民党としての改正案の取りまとめは今の時点で検討していない」と記者団に説明してしまう。
「なにを勝手なこと言ってるんだ」。首相は周辺にいらだちを募らせた。鈴木氏は公明党との協議を見据え「両方があらかじめ案があると歩み寄るのが難しい」と理由を説明したが、党執行部は「官邸と実務者が意思疎通できていなかった」と振り返る。
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OS5
:2024/09/01(日) 23:04:50
「なにを勝手なこと言ってるんだ」。首相は周辺にいらだちを募らせた。鈴木氏は公明党との協議を見据え「両方があらかじめ案があると歩み寄るのが難しい」と理由を説明したが、党執行部は「官邸と実務者が意思疎通できていなかった」と振り返る。
党首討論を行う岸田首相(右)と立憲民主党の泉代表=6月19日午後、国会
パーティー券購入者の公開基準額に関しては、自民、公明両党の実務者の調整内容を幹部が覆した。実務者間では5月下旬までに「10万円超」でいったん大筋合意していた。ところが、5月29日、公明党の北側一雄副代表が自民党の森山裕総務会長に電話を入れる。「選挙のことを考えるともう一歩何かを歩み寄ってくれないと賛成できない。やはりパーティーを5万円にしてくれないか。これは山口那津男代表の考えでもある」
「5万円案」には麻生、茂木両氏が「将来に禍根を残す」と反対する。首相は受け入れるよう進言する森山氏との間で板挟みとなった。最終的に公明案に乗ることを決断したが、協議の最前線にいる実務者や麻生氏らとしこりが残った。
▽かき消された野党けん制
森山氏は「迷惑を掛けた方が迷惑がかかった方の言い分を聞くのは当然」と公明党への譲歩の正当性を訴える。一方で「なぜ10万は駄目で、5万は問題がないのか」という点については議論が深まらなかった。
パーティー開催の回数制限が設けられず、年4回開けば非公開のまま従前通り20万円分購入してもらうことも可能だ。数字だけが独り歩きした印象は拭えず、刷新感はない。
自民内にはそもそも政党によって収支構造が全く異なる中、自民の収入源だけ狙い撃ちにされることへの不満も蓄積していた。
作業部会が4月23日に議論の方向性について取りまとめたペーパーには今後の検討項目として「出版・機関紙販売事業の透明性」「労働組合などの政治活動や政治資金の透明性」が目立たないように記載されていた。「しんぶん赤旗」を発行する共産党、組合の支持を受ける国民民主党などを対象としていることは明白だった。党幹部は「あまり自民を攻撃すると野党の財布にも手を入れるというけん制だった」と明かす。
▽だんまり決め込む党執行部
党執行部が派閥裏金事件を受け、地方行脚する「政治刷新車座対話」が7月にほぼ全国を一巡した。党改革に向け直接、党員、党友、国民の声を聴くのが目的だが、総括する動きは鈍いままだ。9月の総裁選に向けた思惑が絡んで「みんなだんまりを決め込んでいる」(中堅議員)のが実情だ。
「自民党が変わることを示す、最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります」「所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任をとることにいささかのちゅうちょもありません」。首相は8月14日、総裁選に立候補しないと表明した。
緊急会見では「刷新本部に新たなワーキンググループを設けるよう指示を出した」とも明らかにした。自民党の宿題はポスト岸田に引き継がれた。まずは総裁選の論戦で焦点となりそうだ。
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OS5
:2024/09/01(日) 23:08:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/7dbaea048abc6854cfdb202e5498b34b776a44de
突然姿を消した派閥事務局長、それが全ての始まりだった 二階元幹事長の不出馬表明の真相【裏金政治の舞台裏⑤】
9/1(日) 10:02配信
47NEWS
衆院本会議に出席する自民党の二階元幹事長=6月4日
昨年夏、一人の男が東京・永田町から突然、姿を消した。男の名は永井等。四半世紀近くにわたって自民党二階派(志帥会)の事務局長を務め、多くの永田町関係者から慕われた知る人ぞ知る人物だった。その永井の雲隠れが、今年1月の二階派解散決定から3月の自民党元幹事長、二階俊博の衆院選不出馬表明に至る二階派裏金事件の序章だったとは、この時点では誰も予想していなかった。(共同通信裏金問題取材班、敬称略)
家宅捜索のため自民党二階派の事務所に向かう東京地検特捜部の係官ら=2023年12月19日
▽二階派事務局長の突然の離脱
2023年初夏、東京・平河町に所在する砂防会館別館3階の二階派事務所を訪ねると、事務局員の1人から告げられた。「永井事務局長は体調を崩し、しばらくお休みすることになる」
東京地検特捜部はその年の6月以降、二階派や安倍派など5派閥がパーティー収入を過少に記載したとする政治資金規正法違反の疑いで刑事告発を受け、永井らに任意で事情聴取を続けていた。永井はその過程で体調を崩し、自宅療養を余儀なくされていた。
永井の離脱をよそに、二階派幹部は特捜部の狙いを甘く見ていた。ある幹部の一人は「政治資金収支報告書の訂正で済むとの話もある」と楽観論を披露していた。
狙いを悟らせない特捜部の捜査は巧妙だったとも言える。事情聴取を担当した検事は明るく振る舞い、派閥事務局員らの警戒心を解きつつ、派閥の会計資料を収集し、全容把握を進めた。療養中の永井も事情聴取のため、たびたび地検に呼ばれた。永井はその秋、静かに派閥事務局長を退職した。特捜部の真の狙いが見えぬまま、時間ばかりが経過していった。
初公判に臨む永井等被告(右)と弁護人(イラストと構成・松川久美)
状況が変わったのは、年の瀬が近づいてからだった。特捜部は12月13日に臨時国会が閉幕すると、翌週19日に党最大派閥安倍派(清和政策研究会)の事務所と同時に、二階派事務所の家宅捜索に踏み切った。
永井は初めて事情聴取を受けてから約7カ月後の2024年1月19日、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で在宅起訴された。
▽二階派が続けた裏金づくりのからくり
永井は1998年の志帥会結成の初期に二階派事務局に入った。飲食店勤務やトラック運転手などを経て、半年ほどの引き継ぎの後、事務局長に就任。以降、四半世紀近く派閥会計責任者を兼ねてきた。
起訴状によれば、2018〜22年分の政治団体「志帥会」(二階派)の収支報告書で、収入と支出を実際より計約3億8千万円少なく記入したとされる。
永井はなぜ派閥の収支を過少に申告し続けたのか。それは前任事務局長からの教えだった。永井は周囲に「いつでも政治家の求めに応じて、ぽんと百万や二百万を出せる状況を作らなければいけなかった」と語る。前任の事務局長に教えられた通り、派閥のパーティーのたびに、少しずつ過少申告を繰り返し、自由に使える金を蓄え続けた。蓄えた金は、選挙の応援などに使われたという。
派閥内には「全て永井がやったことだ」と永井の行為を批判し、全責任を負わせる声もあった。ただ、その永井が蓄えた金を使い続けたのは政治家自身でもある。そうした中でも、永井は沈黙を保ち続けた。
永井は今年6月19日、東京地裁の初公判で起訴内容を認めた。初公判後、周囲にこう語った。「俺は一切私腹を肥やしたことはない。ただ、全て責任を背負うのが派閥に四半世紀もお世話になったせめてもの恩返しだ」
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:2024/09/01(日) 23:09:00
▽ついに二階派の解散を決断
司直の手は二階本人にも伸びていた。関係者は振り返る。「当初、二階派については議員や秘書は対象とならず、立件されるのは永井だけだと聞いていた。流れが変わったのは昨年12月中旬だった。弁護士から『検察が二階氏の事務所の話を聞きたいと言っている』と伝えられた。そこがターニングポイントだった」
二階個人の事務所でも、収支報告書への不記載を重ねていた。関係者によると、二階の事務所はパーティー券の販売ノルマ超過分を派閥に納めず、手元にプールして裏金化していたとされる。
記者会見で派閥裏金事件への対応を説明する自民党の森山総務会長=3月8日
永井が在宅起訴された24年1月19日、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で、二階の秘書、梅沢修一を略式起訴した。起訴内容は2018〜22年、二階派(志帥会)から計約3500万円の寄付を受けたのに、二階の関連政治団体の政治資金収支報告書に記載せず、寄付の合計額を虚偽記入したとされる。
梅沢はその後、東京簡裁が1月26日付で出した罰金100万円の略式命令を受け入れ、有罪が確定した。二階本人も昨年12月下旬と年明けの計2回、任意の事情聴取を受けたが、関与は認定されなかった。
▽議員宿舎の密会
永井、梅沢が特捜部に立件される前日の1月18日、二階は限られた派閥幹部と秘密裏に話し合いの場を持った。世論が裏金事件に厳しい視線を注ぐ中、二階派の今後をどうすべきかが議題だった。
18日昼、赤坂の議員宿舎に、二階は最側近の林幹雄、武田良太と向かい合っていた。二階は「俺が派閥会長を辞めれば良い。あとは2人で好きなようにやれ」と伝えた。しかし、林は「そうであれば、派閥を解散しましょう。すぱっと解散するのが二階さんらしい」と返答。林の提案に異論は出ず、派閥解散の流れが決まった。そして、永井、梅沢が立件された19日、二階は派閥総会で解散を提起し、了承を取り付けた後、記者会見で発表した。
派閥の解散だけでは済まなかった。二階は1月、自身の資金管理団体「新政経研究会」の政治資金収支報告書を訂正し、支出先として計上した約3470万円分を書籍代に充てたと説明した。しかし、世論の反発は依然強く、自身の秘書が略式起訴されたこともあり、二階の党内処分は避けられない状況だった。
一方、党内には幹事長を歴代最長の5年余りも務めた二階への処分に慎重論もあった。ある党幹部は「党勢を拡大させた功労者を処分するわけにはいかない」と断言した。
党総務会長の森山裕もその一人だった。「重い処分を受けるぐらいなら、その前にけじめをつける」との二階の意向を耳にした森山は、軟着陸に向けて首相、岸田文雄に働きかけた。森山は3月7、15両日に岸田と一対一で面会。処分内容を考えあぐねる岸田に「組織的な裏金づくりをしていた安倍派幹部と同じ処分ではいけない」と進言し、区別するよう求めた。
二階に近い関係者が処分を回避すべく考えた方策が、次期衆院選への不出馬表明だった。関係者によると、党紀委員会による処分で党員資格停止に次いで4番目に重い「選挙での非公認」と同じ意味を持ち、重い処分を下さない理屈も立つ。周辺は「最大の責任の取り方だ」と処分回避に自信を見せた。
▽派閥回帰へ意気軒昂
不出馬表明の舞台には、二階が幹事長時代に使っていた党本部4階の記者会見室が選ばれた。それも「二階さんが使い続けた場所だから」との周辺の配慮だった。
そして、党が処分を決定する4月4日の直前の3月25日、二階は党本部で記者会見を開き、裏金事件に関し「政治責任は全て私自身にある」と自らの衆院選不出馬を明言した。85歳の二階にとって、衆院選不出馬は事実上の衆院議員引退を指す。
結果、二階は処分を免れた。それから約5カ月、入退院を繰り返しながらも、二階本人は意気軒高だ。党本部の自室も維持されている。そして二階派は党総裁選に向けて当選回数別の会合を開き「派閥回帰」の動きを見せている。周辺の一人は語る。「二階さんはまだまだ元気だ。次に何をやろうかと今も考えている」
178
:
OS5
:2024/09/01(日) 23:20:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/163187068fa5f8828d5ac7e2dd8f90decd3b2aa0
自民総裁選“小石河連合”競合…小泉進次郎氏も出馬へ 勝敗のカギ握る意外な存在
9/1(日) 17:02配信
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コメント188件
テレビ朝日系(ANN)
"小石河連合"は直接対決へ
史上最多の候補者が見込まれる自民党の総裁選。“小石河連合”と呼ばれた石破茂氏は8月24日、河野デジタル大臣が26日に立候補を表明。小泉進次郎氏も9月6日に立候補を正式に表明すると発表した。上位2人による決選投票にもつれ込むとの見方が強まる中、専門家は、決選投票も見据え、勝敗のカギを握る、意外な存在を指摘した。
【画像】”小石川連合”の直接対決 勝敗のカギは?
1)かつての盟友“小石河連合”直接対決に突入
前回2021年の自民党総裁選で連携した、小泉進次郎氏・石破茂氏・河野太郎氏の3人が今回の総裁選では直接対決する。石破氏は「今回互いに競い合うことがあったとしても、根底でつながりあうものがあるとすれば、私はあると思いますけど“小石河”というのがこれから先もその核になる。そういうことがあるといいなと思っております」と発言。
河野太郎氏も「3人それぞれ頑張ろうと思う。総裁選が終わったら自由民主党としてみんな1つになる」と語った。
3人の直接対決をどう見たらいいのか。久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は、3年前との構図の違いを指摘した。
3年前の総裁選では、菅氏が岸田氏に対抗するため、河野氏を担ぎ、そこに人気のある小泉氏と石破氏が結びつき、“小石河連合”ができた。今回の総裁選では、河野氏は本籍地である麻生派から麻生氏の了承を得て出る。小泉氏は菅氏の支援を受けて出る。石破氏は自ら出る。小泉氏と石破氏は繋がりが強い。河野氏に関しては、麻生派の多くは麻生氏の言う通り動くかもしれないが、一部は小泉氏に乗る。あるいは石破氏に寄る可能性も必ずしもゼロではない。石破氏と小泉氏は、いわゆる菅氏側の非主流というか無派閥という陣営だが、河野氏だけが菅氏サイドではなくなった。
佐藤千矢子氏(毎日新聞論説委員)は、今回の総裁選のポイントについて以下のように述べた。
今回の総裁選は、候補者が乱立していて、議員票が分散するので、第1回投票では、党員票に強い人が1、2位に行く。第1回投票で小泉氏がトップで、2番目が石破氏となる可能性が現時点では高い。そうなった場合に決選投票で、麻生派である河野太郎氏、そして麻生氏はどう絡んでいくのかが勝敗のポイントになる。小泉氏、石破氏ともに「菅カード」なので、麻生氏とすれば、どちらにも乗りたくないはずだ。石破氏については自らが総理在任中に退陣を迫られた経緯があるため、麻生氏は、おそらく小泉氏に自分のカードを寄せるだろうというのが今、流れている見方だ。
今回の総裁選での菅前総理と麻生副総裁、2人の重鎮の戦いについて、久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は、「最終決戦的な意味合いがあるのは事実」と分析する。
決選投票はツートップで行われるので、麻生氏としては何としても、自分が推している河野氏、あるいは甘利氏を通じて関係がある小林鷹之氏、もしくは、出馬する可能性が極めて高くなっている上川陽子氏をツートップに入れたい。濃淡はあれ、自分のサークル、自分の推す人間が2番以内に入るかどうかが、この決戦の要諦だ。今後の自民党内の覇権構造、ひいては憲法改正などの行方にも影響してくる。
同時並行で行われているのが、3番手以下に自分の仲間をどれだけ作っておくか。1位か2位に入っても、3番手以下に仲間が多くなければ決選投票で勝てない。菅氏の場合は、小泉氏を推しているが、石破氏を推さないとは口が裂けても言わない。河野氏とケンカしているわけでもない。小泉氏がツートップに入ったときに、3番手以下をどれだけ寄せられるかが重要なので、両面作戦で行く。
179
:
OS5
:2024/09/01(日) 23:22:16
2)最有力候補、小泉進次郎氏の政策は…「しがらみなき改革への期待も」
現状では総裁選の最有力候補とされる小泉進次郎氏。主導している政策のひとつが日本版ライドシェアだ。これは、移動手段不足の解決策としてタクシー事業者の管理の下、一般ドライバーが自家用車を使い有償で人を運ぶ制度だ。小泉氏は、このライドシェア全面解禁に向けた議論を推進している。環境大臣在任中は、2020年7月に開始した「レジ袋有料化」で旗振り役となった。
久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は小泉氏について以下のように指摘した。
小泉氏は現在、衆議院の安全保障委員会の委員長で、その前は安保委員会の筆頭理事だった。しかも、選挙区は三浦半島の横須賀だ。横須賀は、米海軍と自衛隊、日米同盟のど真ん中だ。あまり知られていないが、防衛問題に詳しい。もう一つは既得権益に対する姿勢だ。道半ばに終わったが、自民党の農林部会長の時に、農協改革に着手しようとしたこともある。ライドシェアにしても農協の問題にしても、身近で分かりやすいところの改革で、いわゆる既得権益に切り込む姿勢なのかと。
佐藤千矢子(毎日新聞論説委員)氏も、小泉氏に改革への期待も寄せられていると指摘する。
衆院選を間近に控え、小泉氏を「選挙の顔」として支持する人もいるが、小泉氏は無派閥を続けており、人気者であることを強みとして、しがらみなき改革ができると期待している人もいる。永田町はしがらみだらけだ。「政治とカネ」の問題にしても、安倍派の顔色を窺って、踏み込めない雰囲気が出てきている中、小泉さんはそこを突破していける人だとみている。
木内登英(野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト)氏は、小泉氏について「自民党の危機感の中で支持が集まった状況なので、是非ここから先は具体的な政策を打ち出して、政策面でも信用されるところを見せて頂きたい」と語った。
180
:
OS5
:2024/09/01(日) 23:22:55
3)総裁選立候補予定者の経済政策は? 勝敗のカギ握る存在とは「皮肉にも…」
10人以上が立候補への意欲があるとされる自民党総裁選。中でも、“小石河連合”と呼ばれた小泉進次郎氏・石破茂氏・河野太郎氏の3人について、政策面での傾向は、どのように見たらいいのか。
木内登英氏(野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト)は、3人の経済政策に大きな違いはないとしつつも、スタンスの違いを指摘した。
経済政策で言うと、やや保守的で共通していて、規制緩和を進めて経済の潜在力を供給側から高めていこうというスタンスだ。財政の健全化では、石破さんが一番明確だ。石破さんはいわゆるアベノミクス(金融緩和・財政出動・成長戦略)についての功罪をきちんと評価すべき時期が来たと言っている。石破さんが総裁総理になった場合には、その総括がなされるのではないか。アベノミクスについては、その後の菅氏、岸田氏ともに、あいまいなままスルーしてきた。石破氏の場合は、財政についてはやや緊縮し、金融政策は円安も配慮するという思考が他の2人よりも強くなるだろう。
総裁選の今後の展望について、久江雅彦氏(共同通信特別編集委員)は、「まだ予断を許さない」としつつ、決選投票で勝敗のカギを岸田派が握る可能性を指摘した。
ここまでの分析はあくまで現時点での動きについてであり、これから1か月の間には、まだ何が起こるかわからない。今回、安倍派がバラバラで、二階派と茂木派は二分。麻生派は、河野氏をやるけれども、小林鷹之氏をやる人たちもいる。私の現段階のシミュレーションでは、決選投票でキャスティングボードを握るのは、派閥の中で、一番“固まり”で動きそうな岸田派だ。皮肉なことに、派閥解消した岸田派の40数人の“固まり”が、最後どこに乗るかで勝敗を左右する可能性がある。票の散り方によっては、そういう展開になると踏んでいる。
佐藤千矢子氏(毎日新聞論説委員)は、「次の次」をにらむ動きを指摘する。
今回出馬の可能性が高いとされる方々は、次の政権は短命政権になる可能性もにらんでいると思う。政権できました、だけでは衆院選で勝てる保証はない。そこを乗り切ったとしても、来年の夏には参院選がある。参議院は与野党の議席差が少ない。衆参のねじれを引き起こして政権が非常に不安定化する可能性もあり、今回出馬する人の中には、「次の次」を見ている人も当然いる。今ここで名乗りを上げて自分の仲間づくりに絡んでいかないと、という動きだ。
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