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インド・天竺・中洋スレ

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:32:11
"中洋"は梅棹忠夫の「文明の生態史観」より。
インド亜大陸とその周辺のスレ。

国際政治・世界事情の印度関連レス
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A4%A5%F3%A5%C9

371チバQ:2018/01/11(木) 02:16:54
http://www.afpbb.com/articles/-/3156411?cx_part=popin

印カースト最下層にさげすまれる社会集団「ネズミを食べる人」

2018年1月6日 7:00 発信地:アランプール・ゴンプラ/インド

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インド・ビハール州に住む「ムサハール」の人々(2017年8月18日撮影)。(c)AFP PHOTO / SAJJAD HUSSAIN

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【1月6日 AFP】インド・ビハール州に住むペカン・マンジーさん(60)は、ちょろちょろと腕を這いあがってくるネズミのすばしっこさに苦労させられたようだったが、何とか捕らえて地面に押さえつけ、その頭部を数回叩いて殺した──。

 マンジーさんが住む泥とわらでできた小屋の前の埃っぽい庭では、集まってその様子を見守っていた近所の人々から歓声が上がった。「ネズミシチューを作るには15分かかる」。素手でネズミを解体しながらペカンさんはそう話した。「ここではみんなが作り方を知っている大好物だ」

 ペカンさんは、インドで最も疎外された社会集団の一つ、「ムサハール(Musahar)」に所属する一人だ。約250万人いるムサハールの人々は別名「ネズミを食べる人」と呼ばれ、カースト(身分制度)の最下層「ダリット(Dalit)」からもさげすまれている。

 近所の住民、28歳のラケシュ・マンジーさんは自らの暮らしを嘆き、「1日中何もせずに家で座っている。農場で仕事がある日もあるが、他の日は何も食べないか、ネズミを捕って手に入るだけの穀物と一緒にそれを食べる」と説明した。

 ペカンさんはこんがりと焼けたネズミを火から下ろし、肉の柔らかい部分をつつきながらこう語った。「国や州の政府は変わったのかもしれないが、われわれにとっては何も変わっていない。これまで通り食べて、生きて、眠るだけ。先祖たちと同じように」

 ペカンさんがネズミの肉を手でさいてボウルに入れ、からし油と塩で味付けすると、周りにいた10人ほどの男性や半裸の子どもたちから次々と手が伸び、ほんの数秒間でごちそうは消えた。

 こうした状況について、ビハール(Bihar)州で2014年にムサハールとしてインド初の州首相に就任したジタン・ラム・マンジー(Jitan Ram Manjhi)氏は、「われわれの生活や将来を変えられるのは、教育の他にない」と語る。「私の出身コミュニティーは非常に虐げられてきた。政府の記録にさえ実際の人口は記載されていないと思うが、ざっと800万人はいるだろう」

 マンジー氏がインド最大の人口を抱えるビハール州のトップを9か月間務めたことは、ムサハールにとって大きな前進だったと考えられている。元州首相は子どもの頃、両親を雇っていた裕福な地主の下で牛追いをしていた。当時については「まるで強制労働のようで、毎日の仕事の見返りに1キロの穀物を受け取っていた」と説明したが、今日でも多くの人たちの状況はあまり変わっていないことを認めた。

372チバQ:2018/01/11(木) 02:17:23
■人生のトレーニング

 ビハール州の州都パトナ(Putna)周辺には、ムサハールの少年たちを対象とした全寮制の私立学校「ショシット・サマダーン・ケンドラ(Shoshit Samadhan Kendra)」がある。R.Uカーン(R.U Khan)校長が10年前に開校したときの生徒数はたったの4人だった。今は430人いる。開校前は警察官として働いていたが、ある任務でムサハールの人々の暮らしぶりを目の当たりにし、変化のための行動が必要との考えに至ったのだという。

 ムサハールの人々はどこへ行っても、差別や孤立、極貧状態に直面するとカーン校長は指摘する。「大半は今でも農場労働者としてしか働けず、不作の時には野原でネズミやカタツムリを獲ったり、穀物をあさったりするしかない」と、その厳しい生活環境を説明した。

「この学校では、最初の1か月間で最も基本的事柄を教える。トイレの使い方や体を清潔に保つこと、手洗いや食事の仕方など、個人および社会的なことばかりだ」とカーン校長は言う。通常の教育は、それらが終わってからでないと始まらない。しかし少年たちはひとたびチャンスを与えられれば、生活を向上させるための機会を誇らしげに受け入れる。

 ビハール州のラメシュ・リシデブ(Ramesh Rishidev)福祉相は、ムサハールの人々の生活は向上していると主張する。

 同福祉相は、かつてムサハールの人々は飢えをしのぐためにネズミを食べていたが、今は「そうせざるを得ないからではなく、これまでそうしてきたからとの理由で」食べている人が大半だと説明。「古い世代の中には、他の食べ物と同じようにネズミを食べている人たちもいるが、若い世代の大半は食べない。生活は改善しており、今後もさらに変わるだろう」と続けた。

 しかし、ショシット・サマダーン・ケンドラ学校の生徒の多くは、休暇のため故郷の村に帰るとからかいの的になるという。「村の友人たちが、以前と同じように一緒にネズミを捕ったり食べ物をあさったりしようと誘いにくるとの話はよく聞く。中には、プレッシャーに負けて食べてしまう子たちもいるようだ」とカーン校長は語った。(c)AFP/Bhuvan BAGGA

373チバQ:2018/01/18(木) 12:41:44
4017 チバQ 2018/01/12(金) 10:13:04
http://www.afpbb.com/articles/-/3158040?cx_position=12
生理のため小屋に隔離された女性が死亡、窒息死か ネパール
2018年1月10日 19:28 発信地:カトマンズ/ネパール
生理のため小屋に隔離された女性が死亡、窒息死か ネパール
ネパール・スルケート郡で、隔離された小屋で火に当たる生理中の女性たち(2017年2月3日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / PRAKASH MATHEMA
【1月10日 AFP】ネパール西部アチャム(Achham)郡で、ヒンズー教の慣習により小屋に隔離されていた生理中の女性(21)が死亡した。警察当局が10日、明らかにした。煙を吸引したことが死因とみられる。この慣習は「チャウパディ(Chhaupadi)」と呼ばれ、同国では10年以上前に禁じられている。

 ネパールの多くの地域では今も生理中の女性を不浄な存在とみなす考えが根強く残っており、一部の辺境地帯では月経の訪れた女性を家から離れた小屋に隔離し、寝泊まりを強要することもある。

 死亡した女性は8日朝、煙が充満した小屋の中で亡くなっているのを近所の住民によって発見された。

 地元警察の幹部は、「女性は体を温めようと火を付けて、煙を吸い込んで窒息死したものとみられる」との見解を示した。現在、警察は検視の結果を待っているという。

 チャウパディは2005年に禁止されたものの、今でもネパールの一部地域、特に西部地方で残っているとされる。(c)AFP

374とはずがたり:2018/02/11(日) 23:02:25

非常事態宣言のモルディブ インドと中国の勢力争いの場へ
2018年2月9日(金)12時53分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9508.php

2月9日、インド洋の島国モルディブの大統領府は、ヤミーン大統領(写真左)が中国やパキスタン、サウジアラビアなどの友好国に特使を派遣したと発表した。写真右は中国の習近平国家主席。昨年12月北京での代表撮影(2018年/ロイター)

インド洋の島国モルディブの大統領府は、ヤミーン大統領が中国やパキスタン、サウジアラビアなどの友好国に特使を派遣したと発表した。非常事態宣言の発令に至った自国の政治的混乱を説明するためだという。

一方で、インドには特使を派遣していない。同国は英国、米国、国連と共に、非常事態宣言の解除や拘束された最高裁判事2人の釈放を求めている。

リゾート地として知られるモルディブは、中国が推進する広域経済圏構想「一帯一路」に参加して以降、インドと中国の新たな勢力争いの場となっている。

インドは中国によるモルディブへの影響力拡大に反対する構えで、モルディブの野党指導者もインド政府に今回の政治危機に介入するよう求めている。


ヤミーン大統領はサイード経済開発相を中国に、アーシム外相をパキスタンに、シャイニー漁業・農業相をサウジに派遣したという。

モルディブ最高裁は先週、同国初の民主選挙で選ばれたナシード元大統領ら野党関係者9人に対する汚職やテロ罪などによる有罪判決を無効とする判断を下した。

ヤミーン大統領はこの判決の受け入れを拒否し、5日になって非常事態宣言を発令。さらに判事2人を拘束し、国内の緊張が高まっている。


[マレ 9日 ロイター]

375チバQ:2018/02/15(木) 21:54:53
>>355>>363
ネパールネタが中華スレに移る日も近いか
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030132000c.html
ネパール新首相にオリ氏=親中派政権誕生へ
20:50時事通信

 【ニューデリー時事】ネパールのバンダリ大統領は15日、昨年11〜12月に実施された下院選(定数275)の結果を受け、統一共産党(UML)のオリ議長(65)を新首相に任命、オリ氏は同日就任宣誓し、首相となった。UMLは下院選の選挙戦以降、共産党毛沢東主義派(毛派)と共闘。現在、両党は合併に向けた協議を進めており、親中派とされる両党による新政権が近く誕生する見通し。

 オリ氏が首相を務めるのは2015〜16年に続き2度目。地元紙カトマンズ・ポストは、下院の任期5年のうち「最初の2年半の首相をオリ氏が、後半を毛派トップのダハル元首相が担う取り決めを両派が結んだ」と報じた。

376チバQ:2018/03/05(月) 18:33:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180304-00000055-jij-asia
中印、モルディブめぐりさや当て=政情不安で主導権争い
3/4(日) 16:45配信 時事通信
 【ニューデリー時事】インド洋の島国モルディブで、2月初旬から続く政情不安を機に、「南アジアの盟主」を自任する隣国インドと、南アジアへの進出を強める中国とのさや当てが続いている。

 親中派のヤミーン大統領は中国に、野党側はインドに支援を要請、中印が互いをけん制する事態となっている。

 モルディブ最高裁は2月1日、ヤミーン大統領就任後の2015年に野党政治家に出された反テロ法違反罪の有罪判決が「政治的動機」に基づくとして、判決を破棄した。大統領は同5日、非常事態を宣言、最高裁判事らを拘束し、判決破棄は取り消された。

 野党支持者らが次々に拘束される事態となり、野党はインドに介入を求めた。ロイター通信などは、野党の介入要請が「軍事的」措置も含んでいると報じている。インドは「非常事態の停止」を要求し、ヤミーン政権に圧力をかけた。

 一方、シルクロード経済圏構想「一帯一路」で中国と関係を深める政権側は中国に特使を送り、政権の立場に理解を求めた。中国は「モルディブの内政問題だ」(耿爽・外務省副報道局長)として外国勢力の干渉をけん制する立場を表明した。

 こうした中、ロイターは先月20日、「中国の艦船11隻がインド洋東部に入った」と報じた。また、インド紙タイムズ・オブ・インディアが「モルディブに中国の潜水艦基地が造られる可能性がある」と伝えるなど、インドでは中国が政情不安を利用し、モルディブへの影響力を増そうとしているという懸念が広がっている。

378とはずがたり:2018/03/07(水) 14:33:43
中印という相容れない次世代の二大両巨頭の台頭は明らかであり,日本は必然的にインドと組んで民主主義とか推して行かねばならない(出来ればややこしいインドの現代化に資したい)のだけどはてさて何が出来るかなぁ。。

中国とインド、楽園モルディブで新たな対立
親中派のヤミーン大統領、反体制派はインドに歩み寄り
http://jp.wsj.com/articles/SB11827117695770103410504584085773059342300
By Niharika Mandhana
2018 年 3 月 7 日 09:58 JST

 インド洋に進出したい中国とそれを阻止したい米印が、ハネムーンの旅行先として人気のモルディブで対立を深めている。

 親中派として知られるモルディブのアブドゥラ・ヤミーン大統領は非常事態を宣言して反体制派によるデモ活動を取り締まり、一部を拘束するなどした。その反体制派を率いるのはインド寄りのモハメド・ナシード元大統領で、「新たな冷戦への動きが見られつつあり、モルディブはその中心にいる」と話す。同氏はテロ行為に関与したとして2015年に13年の実刑判決を受け亡命。今も関与を否定しており、米政府も裁判が適...

379チバQ:2018/03/09(金) 00:37:12
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3166522.html
重機でレーニン像破壊 印国政与党の支持者、地方選で左派に勝利し大暴れ
03月07日 19:25AFPBB News

重機でレーニン像破壊 印国政与党の支持者、地方選で左派に勝利し大暴れ

インド北東部トリプラ州で、国政与党と連携する勢力の支持者によって破壊されたウラジーミル・レーニンの像(2018年3月5日撮影)。(c)AFP PHOTO

(AFPBB News)

【AFP=時事】インド北東部の州で行われた地方選挙で、国政与党のインド人民党およびそれと連携する勢力が左派政党連合に圧勝し、暴徒化したBJP支持者らがウラジーミル・レーニンの像をブルドーザーで倒壊させる騒ぎがあった。

 トリプラ州では先週末の選挙以降、放火や暴力および破壊行為に関する通報が数十件寄せられており、警察が捜査を進めているという。

 選挙ではBJP率いる勢力が、四半世紀にわたって政権を維持した左派政党連合に対し、予想外の地滑り的勝利を収めた。

 この勝利をBJPの支持者らは熱狂的に祝い始め、その後敵対勢力との衝突や暴動に発展。5日にはBJPの支持者が好むサフラン色の服を着用した人々がブルドーザーでレーニン像を倒壊させたという。

 事態を受け捜査を開始したトリプラ州の警察の報道官はAFPに対し、「像を倒壊させたブルドーザーを運転していた人物を逮捕した」と明らかにした。

 BJPに所属する次期州首相は6日、報道陣に対して「このような事態に関わった人物は誰であれ、法的措置に直面することになる」と述べ、支持者らは法を超えた存在ではないと警告した。【翻訳編集】AFPBB News

380とはずがたり:2018/04/05(木) 17:28:27

偽ニュース規制でインド混乱
政府が通達、批判受けて撤回
https://this.kiji.is/354531611079033953
2018/4/5 16:41
c一般社団法人共同通信社

 【ニューデリー共同】インド政府の情報・放送省は2日「フェイク(偽)ニュース」を報じたジャーナリストの記者証を無効にするとの通達を出し、発表した。しかし主要紙や野党から「メディアへの攻撃だ」と激しい批判を受け、発表翌日に撤回する騒ぎとなった。

 通達では、国の委員会が「(記事や放送の)捏造やプロパガンダ」と判断した報道をしたジャーナリストに対し、記者証の半年間停止から永久無効までの処分をするとした。同省が発行する記者証は省庁への入館や会見参加に使用される。ただ、フェイクニュースの基準は明らかにされず、大手メディアや野党の批判が殺到した。

381チバQ:2018/04/27(金) 14:04:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018042601404&g=int
パキスタン、外相の議員資格無効=総選挙前、与党に打撃
 【ニューデリー時事】パキスタンの高裁は26日、アシフ外相が海外で得た所得を申告しなかったことが憲法の規定に違反するとして、議員資格を無効と判断した。アシフ氏は最高裁に判断を委ねる見通しで、外相を辞任するかは不明だ。
 パキスタンでは昨年7月、シャリフ前首相が海外での課税逃れ疑惑をめぐって同様に議員資格を奪われ失職した。今回の判断は今年予定される総選挙を前に、与党へのさらなる打撃となりそうだ。一方、総選挙をめぐっては、野党の伸び悩みも報じられている。(2018/04/26-22:13)

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382とはずがたり:2018/04/28(土) 16:52:45
中国が対米大攻勢かけてる。。

中印首脳が非公式会談、対立一転「雪解け」演出
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180428-OYT1T50047.html?from=tw
2018年04月28日 10時16分

 【北京=東慶一郎、バンコク=田尾茂樹】中国の習近平シージンピン国家主席は27日、湖北省武漢で、インドのモディ首相と非公式会談を行った。

 習氏が北京以外で、単独訪問の外国指導者を迎えるのは異例。中印国境地帯での領土問題や中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」を巡って関係が冷え込んでいた両国が、一転して「雪解け」を演出した格好だ。

 中国外務省によると、会談で習氏は、「今回の会談で両国関係の新たなページを開きたい」と述べ、モディ氏も「歴史的意義を持つ会談だ」と応じた。

 モディ氏は昨年9月の新興5か国(BRICS)首脳会議で福建省を訪問。今年6月に山東省で開かれる上海協力機構(SCO)首脳会議にも参加予定だ。1年足らずの間に3回訪中するのは極めて異例だ。

(ここまで329文字 / 残り153文字)
2018年04月28日 10時16分

383チバQ:2018/05/07(月) 20:21:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180507-00000056-mai-asia
<パキスタン>内相、撃たれ右腕負傷 暗殺未遂か
5/7(月) 19:41配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】パキスタン中部パンジャブ州で6日午後、イクバール内相が銃撃され、右腕を負傷した。命に別条はないという。暗殺未遂とみられ、治安当局は実行役として、与党と対立する急進的イスラム政党に関係する20代の男を逮捕した。7月にも実施される見込みの総選挙を前に、政情の悪化が懸念されている。

 ロイター通信によると、与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」に所属するイクバール氏は地元の選挙区で支援者との集会に参加し、会場を離れる際に銃撃された。イクバール氏はナワズ・シャリフ前首相の側近で、計画・開発・改革相も兼務する。

 パキスタンでは、総選挙前の政情や治安の悪化が常態化している。2013年の前回の総選挙前には、比較的世俗主義的な主張を持つ3政党が、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)のテロの標的になり、70人以上が死亡。多くの候補者が事務所の閉鎖や選挙運動の中止を余儀なくされた。

384チバQ:2018/05/16(水) 19:40:15
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180517k0000m030041000c.html
<インド>中国への過度な接近警戒 政権の支持基盤団体
19:11毎日新聞

 【ニューデリー松井聡】インドのモディ政権が中国との関係改善に動く中、政権の支持基盤のヒンズー至上主義団体が中国への過度な接近を警戒している。モディ氏は来年の総選挙をにらみ、中国から経済協力を引き出したい考えとみられるが、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」への協力には国内から反発が予想され、対応を迫られそうだ。

 「一帯一路はインドの安全保障にとって脅威で、中国がこの政策を維持する限り対抗すべきだ」。モディ政権の支持基盤のヒンズー至上主義団体「世界ヒンズー評議会」(VHP)幹部のスレンダル・クマール・ジェイン氏は15日、毎日新聞の取材にこう語り、モディ政権の過度な中国への接近をけん制した。

 VHPは、モディ氏の出身母体のヒンズー極右団体「民族奉仕団」(RSS)の関連団体で、RSSの政治部門が政権与党のインド人民党だ。ジェイン氏は「モディ氏の働きには満足しているが、中国に妥協してはいけない」と強調した。

 中印の両軍は昨年、国境を接するブータンで2カ月以上対峙(たいじ)するなど一時緊張が高まった。一方、モディ氏は今年4月に中国を訪問し、習近平国家主席と会談するなど急速に中国に接近する姿勢を強めている。

 印中関係に詳しいネール大のアルカ・アチャリャ教授は「対中関係改善はモディ政権の最重要課題だが、中国のパキスタン支援を容認したり、一帯一路に参加したりすることはできない」と指摘。「経済など限定的な分野で協力を模索することになる」と話す。

385チバQ:2018/05/25(金) 00:47:33
https://mainichi.jp/articles/20180524/ddm/007/030/075000c
中国
鉱山開発が「火種」 インドとの係争地「第2の南シナ海に」
毎日新聞2018年5月24日 東京朝刊
【上海・工藤哲、ニューデリー松井聡】中国がチベット自治区南部のインドとの係争地付近で金や銀などの鉱山開発を始め、ヒマラヤ山脈が「南シナ海のような問題になる可能性がある」と香港紙が報じた。インドのモディ首相は4月に訪中して習近平国家主席と会談し、中印関係は改善基調にあるが、豊富な資源に注目が集まれば、この地域の国境問題が火種になる可能性も指摘されている。

 香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の20日の報道によると、チベット自治区南部の隆子県で600億米ドル(約6兆6000億円)近い価値が見込まれる鉱山が見つかり、中国側が大規模開発に乗り出した。

 この地域は、中国が領有権を主張し、インドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州に近い。中国側はこの地域でトンネル掘削やインフラ建設を急速に進めているという。ヒマラヤ地域ではインド、パキスタン、中国、ブータンなどが国境を巡る対立を続けていることから、同紙は「地下資源の発見で、(中国が全域での領有権を主張し、周辺国と対立する)南シナ海のような問題になる可能性がある」と伝えた。

 これに対し、中国政府はインドとの間で対立を生まない形での資源開発を望んでいるとみられ、22日付の中国紙「環球時報」は「何もないところで問題を探し出している」と香港紙の報道を批判した。

 一方、インド政府はこれまで目立った反応を示しておらず、当面は静観する構えだ。

 インドのモディ首相は、来年の総選挙を前に中国から経済協力を引き出そうと関係改善を目指している。

 中印関係に詳しい印シンクタンクORFのラジャゴパラン氏は「両国は関係改善で一致し、難しい問題は棚上げし、経済分野などで協力を模索している最中だ」と指摘。一方で「資源や外交を巡る問題は両国の譲れない部分で、本質的には相いれない。対立の火種になる可能性はある」と話している。

387 チバQ:2018/06/02(土) 16:30:24
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018060200385&g=int
パキスタン前首相、異例の軍批判=下院選前に存在感狙う、裏目に

2018年06月02日14時24分

パキスタンのシャリフ前首相(左)=5月23日、イスラマバード(EPA時事)

 【ニューデリー時事】軍の力が強大なパキスタンで、来月25日の下院選を前に、実質的に与党を率いるシャリフ前首相による異例の軍批判が波紋を呼んでいる。シャリフ氏は昨年、課税逃れ疑惑で首相職を失ったが、政策面で対立する軍がこの動きを主導したとみている。今回の批判には、軍との決別を強調し、自身と与党の存在感を誇示する狙いがあるとみられるが、同氏への反発も強く、狙いは裏目に出ている。<下へ続く>

 シャリフ氏は、地元紙ドーンとのインタビューで、隣国インド西部ムンバイで2008年に起きた同時テロについて、「われわれは、武装組織が国境を越えてムンバイで150人以上を殺害するのを許すべきだったのか」と述べた。シャリフ氏は「軍」という言葉こそ使わなかったものの、軍が武装組織の越境を黙認する形で同時テロに関与したと指摘したものと受け止められている。
 事件をめぐっては、インドがパキスタンの関与を主張、パキスタンは否定してきた。パキスタン政府はインタビューの掲載直後、軍も参加する国家安全保障会議を開き、シャリフ氏の発言が「不正確で、誤解を招く」と批判する声明を出した。

388チバQ:2018/07/07(土) 00:34:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180706-00000631-san-asia
パキスタン元首相に禁錮10年の有罪判決
7/6(金) 23:16配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】タックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴いた「パナマ文書」を発端とする汚職事件で、パキスタン特別裁判所は6日、汚職罪に問われたシャリフ元首相に禁錮10年の有罪判決を言い渡した。25日の総選挙を前にした有罪判決は、与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)に打撃を与えそうだ。

 シャリフ氏は、英国に4軒の高級不動産を所有していたが、資産報告をせずに隠していたとする汚職罪で起訴され、判決も起訴内容を大筋で認定した。同罪で起訴された娘も禁錮7年の判決を受けた。シャリフ氏は現在、妻の看病を理由にロンドンに滞在している。PML-N側は判決に「事実誤認や政治的思惑がある」と反発している。

 パナマ文書に家族の名前が載って批判を集めたシャリフ氏は昨年7月、議会に不誠実な説明をしたなどとして、議員資格を剥奪され、首相を失職。その後も後任首相に腹心のアバシ氏を据え、政界に影響力を保持していた。

 選挙戦では、野党パキスタン正義運動(PTI)が支持を拡大。ロイター通信によると、一部の世論調査ではPML-Nを僅差だが上回る支持を集めている。

389 チバQ:2018/07/07(土) 10:49:56
https://www.sankei.com/smp/world/news/180707/wor1807070002-s1.html
中国がスリランカに“掟破り”の選挙資金供与疑惑 要衝港の利権獲得で見返り?国際情勢分析2018.7.7 08:00

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 中国の融資で建設されたスリランカ南部ハンバントタ港をめぐり、騒動が勃発している。港湾建設計画を推進したラジャパクサ前大統領陣営に中国側が選挙資金を提供した疑惑が浮上したのだ。ラジャパクサ氏は即座に否定したが、警察は捜査に着手する見通しだ。軍事利用される可能性もぬぐえない同港。「騒動」と「疑念」がつねに渦巻いている状況だ。(ニューデリー 森浩)

<<��下に続く��>>

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故郷で港、空港、クリケット場を整備

 ハンバントタ港の歴史を振り返ってみると、同地出身でもある親中派ラジャパクサ氏の存在を抜きには語れないことがよく分かる。

 26年間にわたった内戦終結の立役者でもあるラジャパクサ氏は2005年に大統領に就任。ハンバントタ周辺で大規模事業を次々と着工した。港の他にも国際空港やクリケット場などが次々と整備されている。

 港湾建設は08年から始まり、10年11月に第1期工事が終了した。建設資金の多くは中国の融資で、計約13億ドル(約1400億円)が注ぎ込まれたとされる。

 しかし、多額の債務と最高6・3%にも上る高金利はスリランカ財政をいきなり圧迫。処理は15年に誕生した現シリセナ政権に引き継がれた。

 最終的にスリランカ政府は昨年12月、中国側と賃借契約を結び、ハンバントタ港の運営権とその周辺の土地6千万平方メートルを引き渡すことに合意した。契約期間は99年で、事実上土地を売却した格好だ。

 返済不能な債務を追わせた上で、整備されたインフラを奪う「債務のわな」を中国側が仕掛けたと批判されている。

選挙資金の提供報道…警察が捜査へ

 そんな中、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は6月25日、「いかに中国はスリランカの港を手に入れたか」との記事を掲載した。同紙は「(中国が展開する)世界的な投資と融資のプログラムは、経済的に脆弱な国にとって『債務のわな』になっている」と改めて強調した。

 関係者への取材や政府関係文書を精査したという記事で、特に注目されたのがラジャパクサ氏が落選した15年の大統領選で、同氏陣営に中国側から少なくとも760万ドル(約8億4千万円)が渡ったと報じた部分だ。事実ならハンバントタ港建設への見返りとも受け取られかねない。

 連立与党の一員である統一国民党(UNP)はNYTの記事を受けて、内容を調査する大統領委員会の設置を求めた。同党党首でもあるウィクラマシンハ首相は「詳細が明らかにされなければならない」と表明。7月5日には警察による捜査が始まることを明らかにした。

記事には「政治的偏見がある」…関係者反論

 この報道に“当事者”たちは敏感に反応した。

 中国側は在スリランカ中国大使館が声明を出し、記事は「政治的偏見があり、事実と一致していない」と疑惑を否定した。

 当のラジャパクサ氏も1日、「大統領選に中国は関与していない」との声明を発表。記事では「誰が資金を贈り、誰がそれを受け取ったのか漠然としか書いていない」と反論した。現政権はラジャパクサ氏と反目していることから、NYTの記事を「政治利用」しているとも批判している。

<<��下に続く��>>

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 ラジャパクサ氏は15年の大統領選では敗北を喫したが、自ら結成した「スリランカ人民党」が今年2月の地方選挙で圧勝を収めた。内戦終結の英雄ラジャパクサ氏の根強い人気を裏付けた。20年に予定されている大統領選での返り咲きに向けて、現政権をさらに追い詰めたい局面だ。

 現地ジャーナリストは「ラジャパクサ氏にとってみれば、現政権が自分の足をひっぱるためにNYTを利用しているとしかみえないだろう」と分析する。

390 チバQ:2018/07/07(土) 10:50:18
 ラジャパクサ氏に近い国会議員も記者会見を開いてNYTの報道姿勢を糾弾。NYT側は「圧力に屈することはない」と反論しており、問題は収集の気配を見せない状況だ。

「商業的」「物流の中心を目指す」

 一方、ハンバントタ港をめぐっては、中国とスリランカ両政府ともに「商業的な港で軍事利用はない」と繰り返し強調するが、隣国インドを中心に中国による軍事利用への警戒感は消えない。

 中国外務省の陸慷報道官は7月3日の会見で、ハンバントタ港について「建設はスリランカ政府と人々の希望によるものだ。中国は融資面でサポートした。これはいずれにとっても利益があるものだ」と主張。あくまで「物流の中心を目指すもの」であり、「軍事利用はない」と強調した。

 ただ、ラジャパクサ政権時代の14年9月には、首都コロンボに中国軍の潜水艦が寄港している。現シリセナ政権は中国から一定の距離を置くバランス外交を展開するが、ラジャパクサ氏が復権すれば中国への再接近も考えられる。軍事利用には時の政権の中国との距離感も影響しそうだ。

 印政治評論家ラメシュ・チョプラ氏は「シーレーン(海上交通路)の要衝にあるハンバントタは軍事的にも重要地点だ。中国が軍事利用する可能性はつねにぬぐえない」と警戒している。

391チバQ:2018/07/11(水) 11:55:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180711-00000051-jij-m_est
選挙集会で爆発、候補ら12人死亡=下院選控え自爆テロか―パキスタン
7/11(水) 11:30配信 時事通信
 【ニューデリー時事】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワルで10日、25日の下院選に向けた選挙集会で爆発が起き、世俗政党アワミ民族党(ANP)候補者のビロウル氏ら少なくとも12人が死亡、35人が負傷した。

 地元紙ドーンによると、ANP幹部はビロウル氏を標的にした自爆テロとの見方を示した。

 ビロウル氏の父も2012年、翌年の下院選に向け活動中にイスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の自爆テロで死亡している。ドーン紙によると、TTPのスポークスマンは当時「標的は(息子の)ビロウル氏だった」と明かしていた。

392ちばQ:2018/07/14(土) 22:57:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000102-mai-asia
<パキスタン>政情緊迫化 元首相拘束、テロ死者150人超
7/14(土) 20:52配信 毎日新聞
<パキスタン>政情緊迫化 元首相拘束、テロ死者150人超
シャリフ元首相の拘束に抗議する人々を追い払おうとする警官隊ら=パキスタン東部ラホールで2018年7月13日、AP
 【ニューデリー松井聡】5年ぶりの総選挙が25日に迫るパキスタンで政情が緊迫化している。今月6日に禁錮10年の判決を受けたシャリフ元首相が13日、英国から帰国し拘束された。判決はシャリフ氏と対立する軍の意向が反映されたと指摘されており、与党を率いるシャリフ氏側には拘束を機に軍への世論の反発を強めることで、与党への支持を拡大する狙いがあるとみられる。選挙集会を狙ったテロも相次ぎ、10日以降150人以上が死亡するなど、治安の悪化も深刻になっている。

 「かつて我々は、国の中に『別の国』(軍)が存在すると言っていた。だが今は、国の上に『別の国』がある」。シャリフ氏は今月中旬、滞在先のロンドンで支持者にこう語った。パキスタンでは1947年の独立以降、軍がクーデターを3回起こし、通算30年以上統治した。2008年以降、文民政権が続いたが、同氏は軍が今も水面下で影響力を維持していると主張した。

 同氏はインドとの融和を訴え、反対する軍と対立してきた。資産隠しに関与したとして有罪判決を受け、同じく禁錮7年の判決を受けた娘マリアム氏と13日夜に帰国直後、拘束されイスラマバード近郊の刑務所に移送された。地元の東部ラホールでは支持者による抗議デモがあり、治安部隊との衝突で100人以上が拘束された。

 一方、軍は近年、クーデターは国際的に非難を浴びることなどから司法を通じて影響力を行使していると指摘される。軍は選挙を前にメディアへの統制も強めているとみられ、批判的なテレビ局の放送が停止されたり、有力紙の配達が止まったりする事態も起きた。

 「軍とうまくやらなければこの国は統治できない。制限付きの民主主義だが、軍が国民から支持を受けているのも事実だ」。閣僚経験者は取材にこう語り、政治家の汚職や、親族や友人で重要ポストを占める縁故主義が、国民の軍への一定の支持につながっていると説明する。

 総選挙で躍進が見込まれるのが軍に近いとされるクリケットの元スター選手のイムラン・カーン氏が率いる野党・パキスタン正義運動(PTI)だ。汚職撲滅や貧困対策などの政策を掲げ、今月上旬の世論調査では、PTIの得票予測は30%で、シャリフ氏の与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」の27%を上回った。

 一方、総選挙を前にテロの脅威も増している。13日は南西部バルチスタン州マスタングで地域政党の集会で自爆テロがあり、128人が死亡し、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。10日には北西部ペシャワルで世俗政党の集会で自爆テロがあり、少なくとも20人が死亡。相次ぐテロによる総選挙への影響も懸念されている。

393ちばQ:2018/07/14(土) 22:59:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180714-00000521-san-int
選挙前のパキスタンで集会狙ったテロが相次ぐ 計130人以上が死亡
7/14(土) 12:30配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】パキスタン南西部バルチスタン州マストゥングで13日、州議会選挙候補の集会中に自爆テロが発生し、州政府関係者によると、候補者を含む少なくとも128人が死亡、150人が負傷した。25日に総選挙と州議会選を控えるパキスタンでは候補者を狙ったテロが相次いでおり、治安の悪化が懸念される。

 マストゥングでのテロは1千人以上が参加した集会が標的となり、バイクに乗った男が自爆したとみられる。爆弾には殺傷力を高めるためベアリングが入っていた。ロイター通信によると、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。

 北西部カイバル・パクトゥンクワ州バンヌでも13日、集会の会場付近で爆弾が爆発し、4人が死亡。候補者は無事だった。同州ペシャワルでは10日にも候補者を含む20人が殺害されるテロが発生している。10日の事件では、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」(TTP)が犯行声明を出した。

394チバQ:2018/07/16(月) 19:12:39
https://www.sankei.com/world/news/180714/wor1807140025-n1.html
2018.7.14 18:44

混迷のパキスタン 総選挙目前 軍と対立のシャリフ元首相拘束、テロも続発
 【ニューデリー=森浩】25日に総選挙・州議会選挙を控え、パキスタンの政治情勢が混迷の度を深めている。有罪判決を受けたシャリフ元首相が帰国して身柄を拘束され、与野党が競り合う選挙戦は激化する見通しだ。一方で候補者や政治集会を狙うテロも相次ぎ、13日だけで130人以上が死亡。治安の不安定化も顕著だ。

 シャリフ氏は13日夜、滞在先の英国から東部ラホールの空港に帰国し、身柄を拘束された。選挙の約2週間前というタイミングもあり、ラホールにはシャリフ氏の支持者が詰めかけ、拘束に抗議するデモを展開。治安部隊と衝突となり、140人以上が逮捕された。

 シャリフ氏は、英国に高級不動産を隠し持っていたとして6日、禁錮10年の判決を受けた。判決を「司法による陰謀だ」と批判し、選挙直前での有罪判決には、大きな政治的影響力を持ちシャリフ氏と反目する軍部の「政治的意図を感じる」とも反発した。

 総選挙前の世論調査では、自身が率いた与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の苦戦が伝えられており、帰国して毅然(きぜん)と正当性を主張することで支持を掘り起こしたい思惑もあるようだ。ただ、奏功するかは不明で、ロイター通信は「いちかばちかのギャンブル」とも表現している。

 世論調査によると、クリケットの元スター選手、イムラン・カーン党首が率いる野党パキスタン正義運動(PTI)が支持を広げており、PML-Nと競り合っている。「反腐敗」を掲げるカーン氏はシャリフ氏帰国を受け、「泥棒を国民は尊敬しないだろう」と批判している。

 一方、13日にはテロが続発し、南西部バルチスタン州マストゥングでは、自爆テロによって地方政党所属の州議会議員候補を含む128人が死亡、150人が負傷した。過激派の伸長に反対する世俗的な主張が標的になったもようで、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。北西部カイバル・パクトゥンクワ州バンヌでも選挙集会近くで爆弾が爆発し4人が死亡した。

 パキスタンでは2013年の総選挙時にもテロが頻発した。

395チバQ:2018/07/16(月) 19:15:22
https://www.asahi.com/articles/ASL681FCVL67UHBI04Z.html
軍部の報道機関への嫌がらせは「公然の秘密」パキスタン
イスラマバード=乗京真知2018年7月16日16時44分
25日に総選挙を迎えるパキスタンで、軍部の政治介入が激しくなっている。軍部と反目する与党幹部が相次いで失脚し、与党に近い報道機関は放送中断など露骨な干渉にあえぐ。軍部には、与党を弱体化させることで影響力を強める狙いがあるとみられる。

 「軍情報機関員に殴られ、出馬断念を迫られた」。1日、中部パンジャブ州の与党公認候補が地元メディアを通じて実名で告発した。脅し、拘束、無言電話……。与党「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」候補への圧力の一端だ。

 隣国インドと3度にわたって戦争し、対テロ戦の前線となってきたパキスタンでは、肥大化した軍部が長く政治を動かしてきた。ただ、2008年からは文民政権が2期連続で任期(5年)を全うしている。軍部はクーデターなど批判が集まる方法を避け、近年は野党や裁判所に裏で手を回すようになっている。

 軍部の介入は、選挙戦前から始まっていた。3月下旬、視聴率トップの民放局「Geo」の中継が、各地で止まる事態が続発した。Geoは与党に近く、軍批判を貫いてきた。視聴率は約40%下がって、同社の広告収入は激減した。

 軍部が、自らの意に沿わない報道機関に嫌がらせをするのは公然の秘密だ。Geoの放送は4月中旬に正常化したが、関係者は「放送再開と引き換えに、軍批判を抑えることで軍部と手打ちした。報道の自滅行為だ」と明かした。

 ログイン前の続き5月中旬には、有力英字紙ドーンが、与党を率いるシャリフ元首相の単独インタビューを載せた。すると、この新聞の配達が止まる地域が増えた。

 さらに、シャリフ氏の地元の東部ラホールで6月、テレビ局員が軍幹部に電話で詰問されたり、全国紙の論説記者が正体不明の男に拉致されたりする事案が続いた。

 堅調な経済成長もあって、与党は高い支持率を保ってきた。変化があったのは昨年7月。最高裁の判決で、シャリフ首相(当時)が失職に追い込まれた。判決の根拠となったのは、軍部が持ち込んだ疑惑の情報だった。裁判を使って有力政治家を追い落とすことで、発言力を高めたい軍部の思惑がのぞく。

 その後も裁判で与党議員の不正疑惑が追及され、シャリフ氏側近の財務相や外相が次々に失脚した。一方、民間人の大量失踪問題など、軍部が関わったとみられる裁判は滞ったままで、与党は「司法が軍部に肩入れしている」と反発している。

 軍部と蜜月関係にある野党は勢いづいている。野党第2党「正義運動(PTI)」や宗教政党は昨年11月、大規模デモで首都機能をまひさせ、法相を辞任させた。デモ隊が暴徒化しても軍部は出動を拒み、デモを容認。5月には、内相が銃撃される事件も発生し、先行きを案じた与党議員たちが、相次いで野党に移籍する事態になっている。

 ただ、人口最大のパンジャブ州を地盤とする与党への支持は、依然として底堅い。世論調査では、同州における与党の支持率が野党を大きく上回っている。シャリフ氏は国内各地で遊説し、過去のテロや野党デモに、軍部が関わったとする話を暴露。選挙は国政を裏で操る「見えざる力」(軍部を指す隠語)との闘いだと有権者に訴えている。(イスラマバード=乗京真知)

396チバQ:2018/07/16(月) 20:28:31
パキスタン政治史概略

1988年ブット首相(1期目 PPP) クーデーターにより解任
1990年ナワーズ・シャリフ首相就任 (1期目 PML-N)
1993年ブット首相(2期目 PPP) 汚職にて解任
1997年ナワーズ・シャリフ首相就任 (2期目 PML-N)
199年クーデター:ムシャラフ    99〜01行政長官 01〜08年大統領
2002年ジャマリ首相就任       PML-Q:ムシャラフ支持派
2004年アジーズ首相就任       PML-Q:ムシャラフ支持派

■2008年総選挙
★パキスタン人民党PPP 125
 パキスタン・ムスリム連盟シャリ派PML-N 91
 パキスタン・ムスリム連盟アーザム派  PML-Q 53
★統一民族運動 25

2008年3月 ユースフ・ギラニ首相就任(PPP)

■2013年総選挙
 パキスタン・ムスリム連盟シャリ派PML-N 157
 パキスタン人民党PPP 39
 正義のための運動PTI 35
 ==中略==
 パキスタン・ムスリム連盟アーザム派  PML-Q 2

2013年6月 ナワーズ・シャリフ首相就任 (3期目 PML-N)
>>33 パキスタンの反首相デモ、首都中心に迫る 背後に軍の存在も 2014/8
>>37 パキスタン反政府デモ 背後に軍の気配感じるシャリフ政権 2014.8

>>328 パキスタン最高裁がシャリフ首相の失職を命令
2017年8月 シャバズ・シャリフ首相就任 (ナワーズ・シャリフの弟)

>>381アシフ外相 の議員資格無効
>>383イクバール内相が銃撃

>>392得票予測
PTI30%
PML-N 27%

397チバQ:2018/07/18(水) 20:05:56
4541 :チバQ :2018/07/18(水) 20:04:51
https://www.asahi.com/articles/ASL764WK5L76ULZU005.html
赤いはやぶさ、インド洋を越える 膨らむ建設費、曲折も
吉岡桂子2018年7月18日15時57分
 インドの大地を初めて走る高速鉄道に、新幹線が採用された。2023年の開業へ、東北新幹線E5系がインド洋を越える日を待っている。グリーンの「はやぶさ」は、ヒンドゥー教で縁起が良い赤へとお色直しする。

 2015年12月、日印の首相が正式に合意した。インド初の高速鉄道を日本が手がける。最大の商業都市ムンバイとモディ首相の地元グジャラート州アーメダバード(505キロ)を最高時速320キロ、2時間あまりで駆け抜ける。沿線に工業都市も多く、経済効果が期待される。

 英国の植民地時代に由来する鉄道は創業165年。日本より歴史は古い。独立後も欧州の影響を強く受けてきた。高速鉄道の調査で先行していた仏を出し抜き、新幹線が選ばれたカギは日本のカネと、安全を誇る技術の移転だ。200人近い日本人技術者らが現地で事業にかかわる。

 北海道新幹線の新函館北斗―札幌にも匹敵する事業費9800億ルピー(1兆8千億円)の約8割を円借款で賄う。しかも年利0・1%で返す期限は50年。モディ首相も「ほとんどゼロ金利」とほくほく喜ぶ条件だ。

 インドは1958年に日本が円借款を初めて供与した相手。近年は最大の貸出先でもある。「自由で開かれたインド太平洋戦略」を掲げる安倍政権は、中国への牽制(けんせい)として安全保障上も重視する国だ。

 インフラ輸出は、この十年ほど、民主党政権のころから日本の成長戦略として重視されるようになった。少子高齢化が進み縮む国内市場を輸出で補う政策だ。かたや、モディ政権は「メイク・イン・インディア」を経済戦略の柱に据える。雇用の確保や産業振興として、外国企業にも地元での生産を求める。

 インド高速鉄道公社のカレー総裁は「段階的に現地生産を実現させたい」と言う。まず車両の6割を輸入、2〜3割は部品を輸入してインドで組み立て、いずれ残りはすべてインドで――。かつての中国のような言いぶりだ。

 インドはさらに、6路線以上を計画する。欧州勢や中国も事業化に向けて調査中だ。「1本だけなら本格的な投資は難しい」と次の約束を促す日本企業に対し「成功すれば次がある」とささやくインド。交渉巧者の大国は巨大市場をちらつかせてゆさぶる。

 23年の開業を目指す日本側に対して、インドは独立75年を記念して1年前倒しを迫る。当初の計画より高架部分が大幅に増える見通しで、建設費も膨らむ。赤いはやぶさが駆けるまでには、曲折がありそうだ。(吉岡桂子)

398チバQ:2018/07/18(水) 20:09:58
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180718/bsd1807180500008-n1.htm
インド高速鉄道着工延期も 土地収用反対、住民らの抗議続く
2018.7.18 05:00
日本の支援で初めての高速鉄道計画を進めるインドで、建設予定地の住民らが土地収用に反対し、抗議活動を続けている。収束のめどは立っておらず、年内に予定する本格着工が来年にずれ込む可能性も出てきた。

 日本の新幹線方式を導入する高速鉄道計画は、インド西部のムンバイとアーメダバード間約500キロを結ぶ。このうち約100キロがムンバイのあるマハラシュトラ州を走る。

 抗議活動は今年3月から発生し、調査に訪れた政府当局者と住民らが衝突する事態に発展した。

 ムンバイから車で3時間ほど北上したマハラシュトラ州パルガル地区。建設予定地で農業を営むラグナス・スタールさん(33)は「政府からは何の説明もない。土地を手放す気はない」と断言する。

 同州で農民らの権利拡大を求める団体の職員、ブリアン・ロボさん(56)は「(計画は)農民に何の利益ももたらさない」と批判。「抗議活動の参加者は5万人程度に上る」と述べた。

 一方、インド鉄道当局の責任者は「いくつかの場所で問題に直面しているが、いずれ解決される」と話し、予算や着工予定時期などは見直さない姿勢。抗議行動には「政治的背景がある」とも指摘する。だが、解決策については「話し合いを続ける」とするだけで、収用に伴う住民の移住計画なども示していない。(パルガル 共同)

399 チバQ:2018/07/20(金) 22:35:57
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018071700701&amp;g=int
進も=パキスタン下院選まで1週間

2018年07月17日14時23分

パキスタンのシャリフ元首相=11日、ロンドン(AFP時事)

 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴う25日のパキスタン下院(定数342)選投票まで18日で1週間となる。第1党のイスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)は、根強い人気を誇ったシャリフ元首相(汚職罪で有罪)が昨年7月に失職して以降、勢いを失い、反汚職を掲げる第3党パキスタン正義運動(PTI)が第1党に躍進する可能性が出てきた。<下へ続く>

 今月上旬に発表された民間会社パルスの世論調査では、PTIに投票すると答えた国民は30%で、PML-Nの27%を上回った。ただ、同時期のギャラップ・パキスタンの調査では、PML-Nが26%、PTIが25%と逆の結果が出ており、予断を許さない。
 PML-Nの実質的トップ、シャリフ氏は6日、ロンドンの高級アパート購入をめぐり、家族ぐるみで資産隠しを行ったとして禁錮10年の有罪判決を受け、13日に収監された。同氏は投票日直前の判決を「政治的意図を感じる」と批判。判決当日はロンドンにおり、そのまま国外で亡命生活を送ることもできたが、あえて帰国して収監されることで影響力保持を狙ったとみられる。


第3党パキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首=3日、カラチ(AFP時事)

 南アジアや英国で盛んなクリケットの元スター選手で、PTIを率いるイムラン・カーン党首は争点を汚職一掃に絞る。パキスタンの政治評論家マズハル・アッバス氏は「カーン氏は15日の演説でも『通貨がこの半年で20%近く下落したのはシャリフ氏やその周辺の不正蓄財のせいだ』と批判した。この『物語』が支持を集めている」と分析する。
 一方、投票日を前に治安悪化は深刻だ。南西部バルチスタン州や北西部カイバル・パクトゥンクワ州では選挙集会を狙ったテロが相次ぎ、10日以降だけで候補者を含め、少なくとも170人が死亡。シャリフ氏の収監直後は、同氏の支持者による抗議デモも広がった。アッバス氏は「シャリフ氏の支持者が下院選後もデモを計画しているという情報がある。どの党が勝っても、治安はさらに悪化するだろう」と指摘した。

400チバQ:2018/07/25(水) 14:34:16
パキスタンはこっちか
2438: チバQ :2018/07/24(火) 21:07:36
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180725k0000m030044000c.html
<パキスタン>総選挙、25日投開票
19:07毎日新聞

 【イスラマバード松井聡】パキスタンで下院の任期満了に伴う総選挙が25日投開票される。軍と近いとされるクリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏率いる野党「パキスタン正義運動」(PTI)の躍進の可能性が伝えられる一方、軍と対立してきた与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」(PML-N)は軍の政治介入を批判することで支持拡大を目指しており、予断を許さない情勢となっている。

 「軍は司法に介入して政治を動かそうとしている。これは現代版のクーデターだ」。PML-Nの実質的指導者ナワズ・シャリフ元首相の側近で弁護士のザファルッラー・カーン氏は23日、イスラマバードの自宅で取材に応じ、軍をこう批判した。シャリフ氏は今月6日、資産隠しに関与したとして禁錮10年の有罪判決を受けており、支持者らの間には「軍が陰で主導した」との見方も出ている。

 PML-Nは13日にシャリフ氏の身柄が拘束されたことを機に、軍への批判を一層強めることで、軍に批判的な層への浸透や支持基盤固めを図っている。22日には高裁の判事が公然と軍の司法への介入を批判するなど異例の事態も起きており、ザファルッラー氏は「軍への批判は確実に高まっている。これまでの政治を変える好機だ」と話す。

 一方、PTIは党首でクリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏個人の人気に加え、汚職一掃や雇用創出などを訴えて支持拡大を狙う。

 パキスタンでは軍政時代を除き、PML-Nや、2007年に暗殺されたベナジル・ブット元首相のパキスタン人民党(PPP)など、実業家や大地主ら富裕層が率いる政党が統治してきた。イスラマバードで23日に取材に応じたPTI幹部のババル・アワン氏は「パキスタンは特権階級が支配してきた。その時代を終わらせる時だ」と主張。「国民は汚職や格差にうんざりしている。新しい政治が必要だ」と説明した。

 選挙の鍵を握るのは、大票田でシャリフ氏の地元の東部パンジャブ州だ。特別枠を除いた全一般議席272のうち、同州には141議席が割り当てられている。PML-Nは13年の前回選挙で、獲得議席数の9割が同州だった。一方、PML-N、PTIともに単独過半数の獲得は難しいとの見方もあり、選挙後は両党と少数政党などの連立協議が焦点となる可能性もありそうだ。

401チバQ:2018/07/25(水) 14:34:32

2439: チバQ :2018/07/24(火) 21:10:37
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL7P7L3QL7PUHBI02D.html
ポスターはがされ…総選挙前にパキスタンで進む与党離れ
16:09朝日新聞

ポスターはがされ…総選挙前にパキスタンで進む与党離れ

総選挙を控えたパキスタンの首都イスラマバードでは、街中に各党のポスターや旗が掲げられている=2018年7月20日午後、乗京真知撮影

(朝日新聞)

 パキスタンの総選挙が25日、投開票される。与党は政治介入を強める軍部と対立し、思うような選挙運動ができない。逆に、軍部と蜜月関係の野党第2党は勢いづく。最近の世論調査では、与党の支持率が下落し、この党と拮抗(きっこう)している。野党第1党との間で、選挙後の連立交渉を見据えた動きも出始めた。

 同国で最大の人口を抱えるパンジャブ州。与党「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」(改選前議席190)の地盤だが、州都ラホールの街頭で目立つのは、野党のポスターや旗だ。「どんどん与党のポスターがはがされる」と与党支持の運転手ニクラス・マスィさん(36)は言う。与党離れを物語る現象だ。「元気のない党に票を預ける仲間は少ない」とマスィさんは語った。

 与党は堅調な経済成長で、財界などから強い支持を得てきた。だが軍の元トップの訴追や、隣国インドへの融和姿勢から、軍部との関係が悪化した。幹部が次々に失脚し、13日には与党を率いるシャリフ元首相が資産隠しの罪で収監された。党幹部への銃撃や逮捕状のない拘束も続く。テレビ各局は与党の選挙運動の報道を控える。ラホールが拠点のテレビ局幹部は取材に対し、「軍部の嫌がらせを避けるためだ」と説明した。

2440: チバQ :2018/07/24(火) 21:11:41
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180724X840.html
「反汚職」か「反軍」か=下院選、25日投票―パキスタン
14:26時事通信

 【ラホール(パキスタン)時事】任期満了に伴うパキスタン下院(定数342)選の投票が25日実施される。今月上旬の世論調査では、反汚職を掲げる第3党パキスタン正義運動(PTI)と、軍の政治介入を批判する第1党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が伯仲。選挙戦最終日の23日は、各党幹部が深夜まで選挙集会で熱弁を振るった。

 「もしここにいる候補者が汚職に手を染めたら、私が監獄にたたき込む」。PTIのイムラン・カーン党首(65)は23日深夜、激戦区の東部ラホールで開かれた選挙集会で声を張り上げた。

 南アジアや英国で人気のクリケットの元パキスタン代表でキャプテンを務めたクリーンなイメージで売り込み、今月、汚職で有罪判決を受け収監されたPML―Nの事実上のリーダー、シャリフ元首相(68)との差異を強調。演説を聴いた大学生ハムザ・ナビードさん(21)は「汚職がなくなれば海外からの投資が増え、経済が成長し雇用が安定する」と期待を寄せた。

 一方、パキスタンで最強の権力を握るとされる軍の「静かなクーデター」を批判するのがPML―N。過去にクーデターを起こされた経緯から軍と距離を置いていたシャリフ氏の汚職疑惑は、軍に仕組まれたものだと主張する。

 23日はシャリフ氏の腹心で首相を継いだアバシ前首相(59)がイスラマバードで「(市民の)投票に尊厳を」と訴え、軍の政治介入を止めようと気勢を上げた。ラホールの文房具商モハンマド・ズベイルさん(36)は「シャリフ氏は教育、医療、道路を与えてくれた。クリケット選手に国は治められない」と語った。

 反汚職と反軍の姿勢以外に「政策に大きな差は無い」(政治評論家アミール・ラナ氏)状況。大勢は25日中にも判明する見通しだ。

402チバQ:2018/07/25(水) 14:34:44

2439: チバQ :2018/07/24(火) 21:10:37
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL7P7L3QL7PUHBI02D.html
ポスターはがされ…総選挙前にパキスタンで進む与党離れ
16:09朝日新聞

ポスターはがされ…総選挙前にパキスタンで進む与党離れ

総選挙を控えたパキスタンの首都イスラマバードでは、街中に各党のポスターや旗が掲げられている=2018年7月20日午後、乗京真知撮影

(朝日新聞)

 パキスタンの総選挙が25日、投開票される。与党は政治介入を強める軍部と対立し、思うような選挙運動ができない。逆に、軍部と蜜月関係の野党第2党は勢いづく。最近の世論調査では、与党の支持率が下落し、この党と拮抗(きっこう)している。野党第1党との間で、選挙後の連立交渉を見据えた動きも出始めた。

 同国で最大の人口を抱えるパンジャブ州。与党「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」(改選前議席190)の地盤だが、州都ラホールの街頭で目立つのは、野党のポスターや旗だ。「どんどん与党のポスターがはがされる」と与党支持の運転手ニクラス・マスィさん(36)は言う。与党離れを物語る現象だ。「元気のない党に票を預ける仲間は少ない」とマスィさんは語った。

 与党は堅調な経済成長で、財界などから強い支持を得てきた。だが軍の元トップの訴追や、隣国インドへの融和姿勢から、軍部との関係が悪化した。幹部が次々に失脚し、13日には与党を率いるシャリフ元首相が資産隠しの罪で収監された。党幹部への銃撃や逮捕状のない拘束も続く。テレビ各局は与党の選挙運動の報道を控える。ラホールが拠点のテレビ局幹部は取材に対し、「軍部の嫌がらせを避けるためだ」と説明した。

2440: チバQ :2018/07/24(火) 21:11:41
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180724X840.html
「反汚職」か「反軍」か=下院選、25日投票―パキスタン
14:26時事通信

 【ラホール(パキスタン)時事】任期満了に伴うパキスタン下院(定数342)選の投票が25日実施される。今月上旬の世論調査では、反汚職を掲げる第3党パキスタン正義運動(PTI)と、軍の政治介入を批判する第1党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が伯仲。選挙戦最終日の23日は、各党幹部が深夜まで選挙集会で熱弁を振るった。

 「もしここにいる候補者が汚職に手を染めたら、私が監獄にたたき込む」。PTIのイムラン・カーン党首(65)は23日深夜、激戦区の東部ラホールで開かれた選挙集会で声を張り上げた。

 南アジアや英国で人気のクリケットの元パキスタン代表でキャプテンを務めたクリーンなイメージで売り込み、今月、汚職で有罪判決を受け収監されたPML―Nの事実上のリーダー、シャリフ元首相(68)との差異を強調。演説を聴いた大学生ハムザ・ナビードさん(21)は「汚職がなくなれば海外からの投資が増え、経済が成長し雇用が安定する」と期待を寄せた。

 一方、パキスタンで最強の権力を握るとされる軍の「静かなクーデター」を批判するのがPML―N。過去にクーデターを起こされた経緯から軍と距離を置いていたシャリフ氏の汚職疑惑は、軍に仕組まれたものだと主張する。

 23日はシャリフ氏の腹心で首相を継いだアバシ前首相(59)がイスラマバードで「(市民の)投票に尊厳を」と訴え、軍の政治介入を止めようと気勢を上げた。ラホールの文房具商モハンマド・ズベイルさん(36)は「シャリフ氏は教育、医療、道路を与えてくれた。クリケット選手に国は治められない」と語った。

 反汚職と反軍の姿勢以外に「政策に大きな差は無い」(政治評論家アミール・ラナ氏)状況。大勢は25日中にも判明する見通しだ。

404 チバQ:2018/07/26(木) 11:24:20
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL7V1VNFL7VUHBI003.html
パキスタン総選挙、野党第2党が躍進か 与党求心力失い

イスラマバード=乗京真知

2018年7月26日10時14分
 パキスタン下院(定数342)の任期満了に伴う総選挙で、投票から一夜明けた26日、現地の主要メディアは開票状況から野党第2党の正義運動(PTI)が最大勢力に躍進しそうだと一斉に伝えた。選挙管理委員会は同日中に開票作業を終え、近く開票結果を公表するとしている。

 女性・非イスラム教徒枠として各党に比例配分される70議席を除く272議席が小選挙区制で争われた。英字紙ドーンによると、正義運動(前回28議席)は110議席を超える勢い。一方、2大政党の与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N、同126議席)は65議席ほど、野党・人民党(PPP、同33議席)は40議席程度にとどまる見通しだという。

 選挙戦では、クリケットの元国民的スター選手のイムラン・カーン正義運動党首が「(ライバルの)インドに譲歩しない」と有権者の愛国心に訴え、同国政治に影響力を持つ軍部との蜜月関係を追い風に支持を広げた。一方、与党は堅調な経済状況を背景に高支持率を誇ってきたが、反目する軍部の干渉もあり、シャリフ元首相ら中枢幹部が相次ぎ失脚。求心力を失った。

 各党は今後、下院の過半数確保に向け、連立交渉を本格化させそうだ。軍部との対立姿勢で一致するシャリフ派が人民党と連立を組めば、正義運動の議席に並ぶ可能性も残っている。

 開票結果の発表は遅れている。シャリフ派は記者会見で「開票は密室で行われ、結果も出てこない。不正操作された選挙結果は受け入れない」と表明。人民党なども選管に異議を申し立てている。選管幹部は「遅れは集票システムの不具合のため。はかりごとをしているわけではない」と釈明した。

 首都イスラマバード近郊では26日未明、勝利を確信した正義運動の支持者が幹線道路を埋めて祝砲を撃ち、与党支持者ともみ合う場面もあった。(イスラマバード=乗京真知)

405チバQ:2018/07/26(木) 15:13:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000050-jij-asia
反汚職の野党、第1党に躍進=政権交代可能性も―パキスタン下院選
7/26(木) 11:10配信 時事通信
反汚職の野党、第1党に躍進=政権交代可能性も―パキスタン下院選
パキスタンの主要メディアは26日、25日に投票が実施された下院選で、第3党の野党パキスタン正義運動(PTI)が第1党に躍進する見通しと報じた。写真は25日、下院選の状況を喜ぶPTI支持者=東部ラホール
 【イスラマバード時事】パキスタンの主要メディアは26日、任期満了に伴い25日に投票が実施された下院選(定数342)で、反汚職を掲げ若者を中心に人気を集める第3党の野党パキスタン正義運動(PTI)が第1党に躍進する見通しと報じた。

 地元メディアの予測や世論調査の結果では、単独過半数確保は難しいとみられ、今後の連立協議の結果により政権交代の可能性がある。

 25日深夜〜26日未明にも予定されていた選管の発表は、集計用機械のトラブルで遅れている。第1党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は、各地の開票所で自党のスタッフの立ち会いが認められなかったため、選挙の公正性に疑念があるとして、結果の受け入れを拒否すると表明した。

406チバQ:2018/07/26(木) 15:14:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000017-mai-asia
<パキスタン>総選挙、野党勝利確実 少数政党と連立へ
7/26(木) 10:24配信 毎日新聞
<パキスタン>総選挙、野党勝利確実 少数政党と連立へ
パキスタンの総選挙でパキスタン正義運動(PTI)が優勢との報道を受けて、PTIの旗を振って喜ぶ市民ら=イスラマバードで26日午前1時20分、松井聡撮影
 【イスラマバード松井聡】パキスタンで25日投開票された下院(定数342)総選挙で、地元メディアによると、クリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏率いる野党パキスタン正義運動(PTI)が第1党となることが確実になった。

 複数の地元メディアが独自に集計した中間結果によると、PTIは直接選挙による272議席のうち110議席程度を獲得する見込み。ただ、単独過半数は確保できない情勢で、協力関係にある少数政党との連立政権になるとみられる。

 汚職罪で収監中のナワズ・シャリフ元首相が事実上率いる与党のパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)は第2党となる模様だ。

 選挙戦では、軍に近いとされるPTIが汚職一掃や雇用対策を掲げ、若者を中心に支持を広げた。一方、PML-Nは、軍の政治への介入を批判することで支持拡大を図ったものの伸び悩んだ。

 25日夜に複数の地元テレビ局がPTIの優勢を伝えると、首都イスラマバードの町中に若者が繰り出し、PTIの旗を振ったり、音楽を流したりして祝った。アハマドさん(26)は「汚職政治はもうこりごり。パキスタンが変わる」と喜んだ。

407チバQ:2018/07/26(木) 20:21:47
https://mainichi.jp/articles/20180727/k00/00m/030/088000c
パキスタン
総選挙 「反汚職」に支持 野党の勝利確実
毎日新聞2018年7月26日 20時17分(最終更新 7月26日 20時17分)
【イスラマバード松井聡】パキスタンで25日に実施された下院(定数342)総選挙で、複数の地元メディアは同日夜から26日にかけ、独自集計を基にクリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏率いる野党・パキスタン正義運動(PTI)が第1党となる見込みだと報じた。汚職罪で収監中のナワズ・シャリフ元首相の与党との事実上の一騎打ちだったが、PTIは反汚職や雇用創出を訴え、若者を中心に支持を広げたとみられる。

 選挙管理委員会は当初、26日午前2時(日本時間同日午前6時)までに開票結果を発表するとしていたが、「システムに不具合があった」として発表が遅れ、26日午後2時(同午後6時)段階で何も発表されていない。

 劣勢が伝えられる与党のパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の党首で、ナワズ氏の弟のシャバズ・シャリフ氏は26日、選挙制度に基づいて同党が投票所に派遣した複数の監視員が投票所から追い出されたと主張。「不正選挙」だとして選挙結果を受け入れない意向を示し、結果を巡って早くも混乱が起きている。

 地元メディアの集計によると、予想獲得議席は、小選挙区制で選ばれる一般議席272のうち、PTIが110議席程度、PML-Nが70議席程度となっている。

 一方、PTIは単独過半数には届かない情勢で、協力関係にある少数政党や無所属の候補者との連立政権が発足する可能性が高い。ただ、PTIによる連立協議が頓挫した場合、PML-Nと、2007年に暗殺されたベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏が率い、40議席程度の獲得が見込まれるパキスタン人民党(PPP)との連立政権が発足する可能性も残されている。

408チバQ:2018/07/28(土) 18:14:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000596-san-asia
パキスタンで進む「静かなクーデター」 “泡沫政党”支援で介入、影響力を維持
7/26(木) 20:29配信 産経新聞
パキスタンで進む「静かなクーデター」 “泡沫政党”支援で介入、影響力を維持
パキスタンの主な指導者
 野党第2党パキスタン正義運動(PTI)が優勢となった総選挙。選挙戦で一貫して見え隠れしたのは軍の影だ。メディアへの妨害やPTIへの露骨な支援が指摘され続けた。「軍による静かなクーデターが進んでいる」。専門家たちは、そうささやきあった。

 「この国は軍が持っている国だ。誰が首相になろうがその状況は変わらない」

 パキスタンの英字紙幹部は声を潜めてこう話した。新聞社には、選挙戦前から軍の検閲が激しさを増したという。紙面への抗議は日常茶飯事。支配階級を意味する「エスタブリッシュメント」という言葉で軍を暗に批判した際は、即座に担当者が訪れて使用を禁じられた。「同僚の自宅には何者かが侵入し、書斎だけが荒らされた。犯人は不明だが察しはつく」と話す。

 5月半ばには各地で有力英字紙ドーンが配達されない事態が起きた。同紙は軍と反目するシャリフ元首相率いるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)に近い。シャリフ氏のインタビューが掲載された直後だったことから、波紋を広げた。

 これ以外にも“何者か”による介入は相次いだ。東部パンジャブ州ラホールでは、軍に批判的な活動家が昨年12月に何者かに拉致され、今月に入って解放された。この州では与党系候補が正体不明の人物から脅迫や暴行を受けて、出馬を取りやめる事態になった。

 パキスタンは71年の歴史の中で、軍政と民政の交代が繰り返されており、軍が“支配者層”であることは疑いの余地はない。

 今回の選挙で軍の目標はシャリフ氏排除だった。司法当局を動かしてシャリフ氏の議員資格を剥奪したのも、選挙直前という絶妙なタイミングに有罪判決を出すよう仕向けたのも、軍部と見る向きは多い。

 シャリフ氏は、インドとの信頼醸成に前向きで、2014年にはモディ首相の就任式にも出席した。軍にとって3度の戦火を交えたインドへの接近は到底容認できない。シャリフ氏は、直近の軍政指導者だったムシャラフ元大統領の刑事訴追を進めた因縁もある。

 軍はシャリフ氏一派を取り除いたうえで、クーデターのような急激な形ではなく、選挙を経た“静かな”変化を目指した。

 そこでクローズアップされたのがPTIのカーン党首だ。クリケットのパキスタン代表としてワールドカップを制覇した実績から、若者への人気が高い。

 ただ、その政治的な手腕は未知数だ。1996年の結成以降、泡沫(ほうまつ)政党に近かったPTIの成長を後押ししたのは、カーン氏の魅力や指導力だけでなく、軍の支援とささやかれる。

 パキスタン軍について、トランプ米政権はアフガニスタンで跋扈(ばっこ)するイスラム原理主義勢力タリバンを支援していると批判。「パキスタンはテロリストの安全地帯」とも指弾している。カーン氏勝利は「核武装国パキスタンで軍部の肥大化につながる」(インド、ネール大のサビタ・パンデ教授)と警戒する声は強い。

 前出の英字紙幹部は「テロ掃討戦で軍の功績は大きい」とした上で、こう話した。「カーン首相誕生なら、軍の要求を突っぱねられるとは思えない。静かなクーデターは成功するかもしれない」。(森浩)

409チバQ:2018/07/28(土) 18:15:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180727-00000621-san-asia
パキスタン総選挙 「親中国」路線維持へ 勝利のPTI党首「中国から学びたい」
7/27(金) 22:30配信 産経新聞
 【イスラマバード=森浩】歴史的に中国と親密な外交関係を結ぶパキスタン。現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」関連事業を通じて、インフラ整備などのために620億ドル(約6兆9000億円)の巨額投資も受ける。世界で一帯一路への“拒否反応”も起き、国内では膨張する対外債務が課題となるが、「国是」ともいえる親中姿勢に変化はなさそうだ。

 「中国からは貧困から脱出する方法と、腐敗を排除する方法を学びたい」

 パキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首は26日の勝利演説で、中国を“成功者”と位置づけて手放しで絶賛した。

 マレーシアでは、新首相に就任したマハティール氏が一帯一路に伴う高速鉄道建設契約の解除を決めたほか、タイやミャンマーでも開発事業の規模縮小が取り沙汰される。だが、カーン氏は中国による投資は「わが国のチャンスだ」とし、関係強化を宣言した。

 中国とパキスタンの関係は歴史的に密接で、「海よりも深く、山よりも高く、蜜よりも甘い」とも形容される。ともにインドという対抗相手を抱え、戦略的に利害が一致するためだ。中国は2013年に立ち上げた中国・パキスタン経済回廊構想(CPEC)を一帯一路の中核と位置づけ、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)政権も投資受け入れを推進した。

 だが、投資を受けるパキスタンでは、対外債務が財政的な課題として浮上している。国際通貨基金(IMF)のまとめによると、パキスタンの対外債務残高は膨らみ続け、23年には1449億ドル(約16兆円)に達する見込みで、返済額も右肩上がりで増える予測となっている。地元経済紙記者は「国の収支は恒常的に赤字で、返済に窮していくはずだ」と分析する。

 当然、CPECを通じた中国からの投資も無償協力ではなく、積み上がる債務の一部分だ。22日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は、東部ラホールで進行する鉄道建設事業などCPECに基づく投資が、巨額の負債と化し、財政を圧迫していると指摘。中国の「債務のわな」と批判した。中国側は記事に抗議したが、新政権にとって対外債務が重荷である事実に変わりはない。

 「財政状況は緊迫しているが、選挙戦の大きな争点とはならなかったのは残念だ」と話すのは経済評論家のハフィズ・パシュ氏だ。新政権は、IMFに13年以来となる財政支援を仰がざるをえないとの観測も流れているという。

 パシュ氏はCPECをめぐる入札で国内企業の参加が制限されていることを憂慮する。「両国の『海よりも深い』関係は変わらないのかもしれないが、CPECには課題が多い。事業を精査し、選択していくべきだ」と話した。

410チバQ:2018/07/30(月) 00:32:13

パキスタン正義運動(PTI、改選前議席31)が116議席
ナワズ・シャリフ元首相が事実上率いる与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N、同190)は64議席
故ベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏のパキスタン人民党(PPP、同47)は43議席
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180728-00000061-mai-asia
<パキスタン>PTIが116議席、第1党 2議席除き発表
7/28(土) 20:30配信 毎日新聞
 【イスラマバード松井聡】パキスタンで25日実施された下院(定数342)総選挙で、選挙管理委員会は28日、小選挙区で選ばれる272議席のうち、投票が延期された2選挙区を除く270議席の開票結果を発表した。クリケットの元スター選手、イムラン・カーン氏(65)率いるパキスタン正義運動(PTI、改選前議席31)が116議席を獲得し、第1党となった。

 開票結果は当初、26日未明までに発表される予定だったが、「システムの不具合」などで大幅に遅れていた。選管によると、汚職罪で収監中のナワズ・シャリフ元首相が事実上率いる与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N、同190)は64議席で大幅に議席を減らした。故ベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏のパキスタン人民党(PPP、同47)は43議席にとどまった。

411とはずがたり:2018/07/30(月) 16:37:27
要するに司法制度の整備が追いつかない様だ。

インドの性犯罪者が野放しになる訳
Invisible Brutes
https://newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7362_1.php
2017年4月11日(火)11時20分
ジェーソン・オーバードーフ

412チバQ:2018/07/31(火) 19:11:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00000583-san-asia
パキスタンで連立合意 PTIカーン党首を首相指名へ
7/31(火) 18:11配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】パキスタン下院選で第1党となったパキスタン正義運動(PTI)は7月30日夜、少数政党との連立に合意したと発表した。イムラン・カーン党首が首相に就任し、政権交代が実現する。政治経験が乏しいカーン氏だが、インドとの距離感や悪化する経済への対応など難しいかじ取りが要求されることになる。

 選挙管理委員会によると、PTIは小選挙区で116議席を獲得。カーン氏が少数政党と協議を重ねた結果、過半数に必要な少なくとも21議席を確保した。8月中に招集される下院議会で、首相に指名される。

 さっそくカーン氏は7月30日夜、インドのモディ首相と電話で会談。パキスタンメディアによると、カーン氏はカシミール地方の領有権などでの対立は「対話で解決されるべきだ」との考えを伝えた。モディ氏はパキスタンに民主主義が根付くことに期待感を表明した。

 ただ、パキスタン国内で強い影響力を持つ軍は、3度の戦火を交えたインドとの融和を望まない傾向にある。選挙戦では軍がPTIを支援したとされ、カーン氏のいう「対話」が実現するかは不透明だ。

 一方、パキスタンでは貿易赤字が拡大し、外貨準備高は7月20日時点で約90億ドル(約1兆円)と、2016年度末から比べて半減。積み上がった対外債務の返済も課題で、国際通貨基金(IMF)への緊急支援要請が現実味を帯びている。就任早々、経済手腕も問われる事態になりそうだ。

413チバQ:2018/08/02(木) 22:02:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000056-san-asia
インドで400万人「国民登録」抹消 アッサム州の移民排除目的か
8/2(木) 7:55配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】インド北東部アッサム州で、住民400万人以上が現地で居住する国民であることを示す「国民登録簿」から抹消され、波紋が広がっている。多くがバングラデシュから流入した人々で、移民を排除する意図があるもようだ。最終的に市民権が剥奪され、現地から追放される懸念も浮上している。

 インド各紙によると、インド政府は7月30日、登録簿の暫定版を公開したが、アッサム州の人口とされる約3300万人のうち、約2900万人分しか記載がなかった。

 登録簿から抹消されたのは、本人または父母が、1971年3月24日以前からアッサム州に居住していたことを書類上、証明できなかった住民だ。この日は、パキスタンの一部で東パキスタンと呼ばれていたバングラデシュで独立戦争が始まった直前で、混乱の中で計数十万人が国境を越えてアッサム州に逃げ込んだとされる。

 アッサム州では流入者は不法移民として地元住民と摩擦を生んでおり、ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相が所属する国政与党インド人民党(BJP)は、2年前の州議会選挙で、不法移民追放を訴えて勝利を収めた。

 今回の国民登録はアッサム州限定で行われており、政府が「公約実現」を目指したと指摘される。

 登録簿の最終版は今年12月に公表され、暫定版に記載がない住民には異議申し立ての機会が与えられるが、政府は名簿から漏れた人々の処遇を決定しておらず、混乱が拡大している。

414チバQ:2018/08/06(月) 14:33:05
https://www.sankei.com/world/news/180802/wor1808020025-n1.html
2018.8.2 21:07

「世界一寂しい国際空港」の運命は 「一帯一路」の負の遺産、スリランカがインドに支援要請

 【ニューデリー=森浩】スリランカ南部ハンバントタで中国の支援で建設された国際空港が経営難に陥り、政府が苦慮している。そもそも需要がほとんどない地域に建設されており、1日の平均乗客は10人以下で定期便もゼロだ。中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」が生み出した負の遺産ともいえ、スリランカ政府はインドに支援を求める方針を決めた。

 経営難となっているのは、ハンバントタにあるマッタラ・ラジャパクサ国際空港。建設を推進した親中派ラジャパクサ前大統領の名を冠し、2013年に完成した。建設費は2億1千万ドル(約234億円)。9割が中国からの融資で賄われたとされ、工事も中国企業が請け負っている。

 だが、国際空港を名乗ってはいるものの、付近には漁村と小規模のビーチリゾートがあるだけで、当初から建設はラジャパクサ氏の地元への利益誘導とささやかれた。今年5月には唯一の定期便だったアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイとの直行便が閉鎖。一時は空港施設が穀物の貯蔵庫ともなり、「世界一寂しい国際空港」という不名誉なあだ名が付いている。

 開業以来、赤字経営が続くことから、スリランカのデシルバ交通・民間航空相は7月上旬、インドに合弁事業として空港を運営するよう提案したことを明らかにした。デシルバ氏は演説で「この死にかけている空港を復活させる必要がある」と、支援を仰ぐ重要性を強調した。

 インドにとっては、高金利の債務返済に窮したスリランカが、約20キロ離れた場所にあるハンバントタ港と同様、中国に運営権を譲り渡す事態は避けたいところだ。シーレーン(海上交通路)の要衝であるスリランカ南部で、中国が港と空港の運営権を握れば、インド洋での中印の力のバランスが変化しかねない。

 インド政府は7月26日の国会答弁で「スリランカからは何の提案もない」と否定したが、水面下で交渉を重ねているもようだ。戦略上の意味はあっても、空港が生む経済的利益はほぼないため、インド側も慎重になっているとみられる。

 印政治評論家のラメシュ・チョプラ氏は「スリランカ政府は前政権時代の事業を見直し始めているが、すでに動いている事業も多く、整理は簡単ではないだろう」とコメント。歴史的に結びつきの強いインドにさらに支援を求める局面があると予測している。

415チバQ:2018/08/14(火) 17:23:09
http://www.sankei.com/world/news/180814/wor1808140001-n1.html
2018.8.14 01:00
【国際情勢分析】
名選手は名指導者になれるか 実務ゼロ…パキスタン、イムラン・カーン新首相の手腕いかに
 名選手、名監督にあらず-。優秀な選手が指導者として大成できると限らないのは、どのスポーツでも同じだが国の指導者になった場合はどうだろうか。パキスタンで7月25日に下院選が行われ、次期首相にクリケット選手だったイムラン・カーン氏(65)が就任する見通しとなった。元スター選手として圧倒的人気を誇るが、その政治的能力は未知数。悪化する経済の立て直しや対インド政策など課題が山積する中、名選手の手腕が注目される。
(ニューデリー 森浩)

剛速球の名選手、唯一の世界制覇の立役者

 カーン氏は1952年、パキスタン東部パンジャブ州ラホールで生まれた。国内では少数派で、アフガニスタンに多いパシュトゥーン人だ。裕福な家庭に育ち、英国の名門オックスフォード大に留学した経験もあり、国際感覚もあるとされる。

 なによりその名を知らしめたのは、クリケット選手としての業績だ。

 70年代から国内外のチームに所属し、速球が持ち味の選手として名をはせた。活躍した時期はパキスタン各地でカラーテレビが普及しはじめた時期と重なり、カーン氏はブラウン管を通して、国を代表するヒーローの1人となった。

 92年には、代表キャプテンとしてクリケットW杯を制覇。宿敵インドを押しのけ、決勝では旧宗主国である英国(イングランド)を破っての劇的な栄冠に国中がわきに沸いた。パキスタンのW杯優勝はこの1度限りであるため、「伝説の選手」としての評価は揺るぎないものとなっている。

 引退後の96年にパキスタン正義運動(PTI)を結成したが、党のシンボルマークにはクリケットのバットを模したデザインを採用。選挙運動では92年W杯のテーマソングが流れるなど、政治活動でもその前歴を前面に押し出した。

高い女性人気…演説前には地域で化粧品が完売

 一方で、カーン氏を語る際、必ず付きまとうのは女性遍歴だ。現役時代から端正なルックスで知られ、次々と浮名を流した。地元メディアに「なぜ女性はイムランに夢中になるのか」という特集記事が掲載されたこともある。

 これまで3度結婚しており、最初の妻は、欧州の財閥ロスチャイルド家の一族で、英国のセレブとして著名なジェマイマ・ゴールドスミスさんだ。9年間の結婚生活で2人の子供をもうけたが、2004年に離婚した。

 2番目の妻は、ジャーナリストのレハムさんで結婚生活はわずか10カ月。今回の下院選後には、元夫であるカーン氏を「軍部の理想的な操り人形」と評するなど、カーン氏に批判的な姿勢を見せる。3回目の結婚は今年のことで、カーン氏の「精神的なアドバイザー」とされる女性だ。

 今も女性人気は健在で、カーン氏の演説の前には地域の化粧品が品薄になったと噂された。身なりを整えてカーン氏のスピーチを聞こうと、女性たちがこぞって化粧品を購入したためだという。

 活躍のスケールといい、規格外のパキスタン人であることは間違いない。

「政治能力が高いとは誰も思っていない」

 一方で、政治的手腕については「未知数」以外の言葉が見つからない。

416チバQ:2018/08/14(火) 17:23:26
 カーン氏は、地元ラホールにがん専門病院を建設するなど篤志家としては知られる。ただ、PTIは結党以来、“万年野党”であり、政治家としての実務経験はゼロだ。

 選挙戦で中心に据えた戦術も、収賄罪で収監されたシャリフ元首相を念頭に、「反腐敗」を連呼するというものだ。福祉の充実も訴えたが、特に政策に新鮮さがあったわけではない。

 PTIが支持を拡大したのは、カーン氏個人の人気のほか、3度首相となったシャリフ氏が金権政治の象徴とみなされ、国民が嫌気したためだ。

 そこに軍部が陰に陽にPTIを支援することで、選挙戦の流れを決める“風”が吹いたとされる。現地ジャーナリストは「支持者もカーン氏の政治能力が卓越していると思っていない。何か変えてくれるとの漠然とした期待から票を投じた」と分析する。

経済に対米関係…課題は山積み

 「カーン首相」の最初のテーマになりそうなのが悪化する経済だ。

 パキスタンでは貿易赤字が拡大し、外貨準備高は7月20日時点で約90億ドル(約1兆円)と、2016年度末から比べて半減。中国パキスタン経済回廊(CPEC)を通じて、中国から620億ドル(約6兆9千億円)の投資を受ける中、債務返済も大きな課題だ。

 国内では現在、国際通貨基金(IMF)への緊急支援要請が議論されている。ただ、IMFの支援には緊縮財政やインフレ抑制など経済対策の実施が条件となり、CPECを通じたインフラ開発にメスが入る可能性がある。中国にとっては看過できない状況だ。



 IMFへの最大出資国である米国のポンペオ国務長官は「(IMFの資金を)中国への債務返済に使うことは受け入れられない」と牽制(けんせい)。米中の摩擦が強まる中、パキスタンの出方が注目される。

 対外政策ではインドとの関係も焦点だ。前政権は対印関係の改善に取り組んだ結果、軍の不興を買った。カーン氏はインドとの対話の重要性を強調するが、選挙戦での経緯から軍の意向を無視できず、どこまで実現するかは不透明だ。

 まだ“試合開始前”だが、名選手が名指導者になるには苦難の道程が待ち構えていそうだ。

417チバQ:2018/08/14(火) 17:23:43
 カーン氏は、地元ラホールにがん専門病院を建設するなど篤志家としては知られる。ただ、PTIは結党以来、“万年野党”であり、政治家としての実務経験はゼロだ。

 選挙戦で中心に据えた戦術も、収賄罪で収監されたシャリフ元首相を念頭に、「反腐敗」を連呼するというものだ。福祉の充実も訴えたが、特に政策に新鮮さがあったわけではない。

 PTIが支持を拡大したのは、カーン氏個人の人気のほか、3度首相となったシャリフ氏が金権政治の象徴とみなされ、国民が嫌気したためだ。

 そこに軍部が陰に陽にPTIを支援することで、選挙戦の流れを決める“風”が吹いたとされる。現地ジャーナリストは「支持者もカーン氏の政治能力が卓越していると思っていない。何か変えてくれるとの漠然とした期待から票を投じた」と分析する。

経済に対米関係…課題は山積み

 「カーン首相」の最初のテーマになりそうなのが悪化する経済だ。

 パキスタンでは貿易赤字が拡大し、外貨準備高は7月20日時点で約90億ドル(約1兆円)と、2016年度末から比べて半減。中国パキスタン経済回廊(CPEC)を通じて、中国から620億ドル(約6兆9千億円)の投資を受ける中、債務返済も大きな課題だ。

 国内では現在、国際通貨基金(IMF)への緊急支援要請が議論されている。ただ、IMFの支援には緊縮財政やインフレ抑制など経済対策の実施が条件となり、CPECを通じたインフラ開発にメスが入る可能性がある。中国にとっては看過できない状況だ。



 IMFへの最大出資国である米国のポンペオ国務長官は「(IMFの資金を)中国への債務返済に使うことは受け入れられない」と牽制(けんせい)。米中の摩擦が強まる中、パキスタンの出方が注目される。

 対外政策ではインドとの関係も焦点だ。前政権は対印関係の改善に取り組んだ結果、軍の不興を買った。カーン氏はインドとの対話の重要性を強調するが、選挙戦での経緯から軍の意向を無視できず、どこまで実現するかは不透明だ。

 まだ“試合開始前”だが、名選手が名指導者になるには苦難の道程が待ち構えていそうだ。

418チバQ:2018/08/16(木) 22:36:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00000104-mai-int
<訃報>インド・バジパイ元首相93歳 98年5月に核実験
8/16(木) 22:26配信 毎日新聞
<訃報>インド・バジパイ元首相93歳 98年5月に核実験
バジパイ元インド首相=2004年、AP
 インドが1998年に核実験を強行した際に首相を務めたアタル・ビハリ・バジパイ元首相が16日、ニューデリー市内の病院で死去した。93歳。現政権与党のヒンズー至上主義政党・インド人民党(BJP)の初代総裁を務める一方、穏健派としても知られ、カリスマ性を持つ指導者として広く国民の支持を集めた。

 中部グワリオル生まれ。若い頃からヒンズー至上主義団体「民族奉仕団」(RSS)の一員として活動し、10代で逮捕された経験もある。51年にRSSの政治部門でBJPの前身となった政党「ジャンサン」(大衆連盟)設立に参加し、57年に国会議員として初当選。80年にBJPが創設されると初代総裁に就任した。

 96年に首相に初就任した際は下院で信任を得られず、13日間の短命内閣となったが、98〜2004年も首相を務め、インドの経済自由化路線を進めて発展をもたらした。

 国際社会を驚かせたのが、98年5月の核実験だ。BJPは以前から核武装を示唆していたが、就任2カ月で核拡散防止条約(NPT)未加入のまま核武装に踏み切った。背景には、核保有国である中国への対抗と、パキスタンが秘密裏に核開発を進めているとの情報があったと言われる。その半月後にはパキスタンも核実験を実施し、敵対する印パが核保有を宣言するに至った。

 99年2月にはパキスタンを直行バスで訪れる「バス外交」で印パ間の緊張緩和に努めたが、同5月には領有権を争うカシミール地方で両軍が大規模に衝突する「カルギル紛争」が発生。印パ関係改善は果たせなかった。

 詩人や雄弁家としても知られ、国連では初めてインドの公用語であるヒンディー語で演説。04年に総選挙で敗北し政界を引退した。

 その後は体調を崩し、長く療養生活を送っていたとされ、晩年には認知症になっていたとも言われる。今年6月からは、腎臓の感染症や胸部うっ血などでニューデリーの病院に入院し治療を続けていた。BJPのモディ首相は16日、「彼は国のために生き、何十年も国に尽くした」とツイッターに投稿し、故人をしのんだ。【金子淳、ニューデリー松井聡】

419チバQ:2018/08/19(日) 21:49:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180819-00000510-san-asia
またも軍の暗躍? パキスタンは救われるのか
8/19(日) 11:16配信 産経新聞
 パキスタンで先月、下院の任期満了に伴う総選挙があり、野党のパキスタン正義運動(PTI)が第1党となって勝利した。この選挙は与党のパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の党首だったシャリフ氏が昨年7月、裁判所の判断によって首相の座を追われ、最近、汚職罪で収監された中で行われた。背後にはこの国の政治を陰で操ってきた軍の暗躍があったと指摘される。民主主義が機能しないパキスタンはどこへ向かうのか。

 パキスタンという国は、2億人をやや上回る人口を抱える。人口約13億人の隣国インドが持つ「巨象」の印象に隠れがちだが、実はかなりの「大国」だ。

 この国では過去、何度も軍が政権を握ってきた。最近では、陸軍参謀長だったムシャラフ氏が1999年にクーデターでシャリフ氏を放逐し、その後、大統領の座に就いている。

 クーデターの大義名分というのは、どこの国でも似たり寄ったりだ。たいていは「汚職撲滅」である。国民の不満が高まると「正義の身方」として現れる。国民の中には、当初、軍の動きを「世直し」と評価する人もいるが、武力による統治と抑圧という実態が馬脚をあらわすと、次第に多くが失望するようになる。国際社会の非難が高まり、経済支援も滞るようになり民政へと振り子が戻っていく。

 パキスタンでは、こうした権力の「往復」が何度も起きてきた。軍はムシャラフ氏のクーデター以降、過去の教訓から学んだのか、直接手を下すことはなくなった。今回は、軍が司法を使って政権交代を図ったと理解されている。

 シャリフ氏が軍に嫌われた理由はいくつかある。まずは、いったん国外に逃亡し帰国を強行したムシャラフ氏の訴追手続きを進めたこと。もう一つはパキスタンの宿敵インドとの信頼醸成を進めようとしたことだ。

 シャリフ氏は実業家の出身で、インドと隣接する東部パンジャブ州を支持基盤とする。2013年に首相に就任し、インドとの関係改善による経済効果を狙っていた。1年後には、インドでやはり経済政策への手腕に期待がかかるモディ氏が首相になり、2人は会談を重ねた。

 経済が上向くことに誰も異論はないはずだ。だが、インドとの緊張が緩和されることは、パキスタン軍にとっては、利益ではない。両国はカシミール地方の領有権を争い軍事的に対立し、過去、3度の戦争を起こしたほか今も衝突が続いている。

 「パキスタン軍にとって、インドとの軍事的緊張が続いていることが、自分たちの存在意義を生む。適当に荒れている方が都合が良いのだ」

 首都イスラマバードの西側外交官はよく、こう語っている。

 さて、今回の司法によるシャリフ氏の有罪判決である。

 選挙前、何人かのパキスタン政府関係者に聞いてみたが、多くは「司法が力を持ちすぎだ」「政権は、選挙によって国民が選ぶものだ」と反発していた。軍に言及した人はいなかったが、その真意は容易に推し量ることができる。

 過去、何度も国際通貨基金(IMF)に援助を求めてきたパキスタンは、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の「債務のわな」に陥り、秋にもIMFを頼ろうとしている。この国は民主政治へと向かう意思があるのか。国際社会は見据える必要がある。(外信部次長 岩田智雄)

420チバQ:2018/08/19(日) 22:04:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000129-jij-asia
パキスタン首相にカーン氏=元クリケット選手、下院で選出―経済再建に挑む
8/17(金) 21:51配信 時事通信
 【ニューデリー時事】パキスタン下院(定数342、任期5年)は17日、投票を行い、7月25日投票の下院選で第1党となったパキスタン正義運動(PTI)のイムラン・カーン党首(65)を首相に選出した。

 「国民的英雄」の元クリケット選手として、就任前から絶大な人気を誇るが、歴代政権が苦しんだ政治改革と経済再建に挑むことになる。

 カーン氏は選出後に演説し、「この国が待ち焦がれていた変革をもたらすことを約束する」と表明。「厳格な汚職対策を行うほか、選挙制度改革により誰もが信頼できる統治体制をつくり上げる」と強調した。

 選挙戦でPTIは、第2党に転落したイスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)や第3党パキスタン人民党(PPP)など富裕層中心の政治を「汚職撲滅」を掲げて批判してきた。クリケットは、パキスタンをはじめ南アジアや英国で今も人気が高い。そのスター選手だったカーン氏の知名度や、慈善事業に熱心という清廉なイメージを前面に押し出し、PTIは7月の下院選では、与党だったPML―Nの2倍近い議席を確保した。

 一方、PTIは1996年の結党以来、与党として政治に関わったことがない。「政治の実務能力は未知数」(地元記者)だ。人口約2億人の過半数は30歳以下の若い世代で、雇用創出を求めている。就任早々、手腕が問われる。

421チバQ:2018/08/19(日) 22:04:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180817-00000099-mai-int
<パキスタン>カーン政権、多難の船出 政治手腕は未知数
8/17(金) 21:51配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】パキスタン下院の総選挙(7月25日実施)で第1党となったパキスタン正義運動(PTI)党首で元クリケットのスター選手、イムラン・カーン氏(65)が17日、下院で新首相に指名された。総選挙では汚職一掃を訴えて野党第2党から躍進したが、政治手腕は未知数。財政危機や、対立する隣国インドとの関係改善など難題を抱えた中での船出となる。

 パキスタンでは、1947年の英領からの分離独立以来、通算30年以上に及ぶ軍政期をのぞき、大地主や実業家が率いるイスラム教徒連盟と人民党の2大政党が政権を担ってきた。PTIは汚職一掃や貧困対策を訴えることで、変革を求める若者を中心に支持を広げ、軍と対立し選挙直前に汚職罪で収監されたナワズ・シャリフ元首相のイスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)に大勝した。

 PTIは、下院定数342のうち151議席を獲得。首相指名選では、カーン氏は軍に近いとされるイスラム教徒連盟クアイディアザム派(PML-Q)などの協力も得て、同じく首相指名を目指したPML-Nのシャバズ・シャリフ党首の得票を上回った。宣誓式は18日に行われる。

 「中国パキスタン経済回廊」(CPEC)に伴う貿易赤字削減や、インドとの関係改善など課題は山積するが、これらの外交政策は軍の専権事項ともいわれる。軍が支援するとされるカーン新政権が踏み込んだ政策決定をできるかは不透明だ。

422チバQ:2018/08/21(火) 21:52:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-インド・ケララ州の大洪水、避難者が100万人超える
8/21(火) 18:01配信 AFP=時事
インド・ケララ州の大洪水、避難者が100万人超える
インド南部ケララ州の川に橋を仮設する軍や州警察(2018年8月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インド南部ケララ(Kerala)州を襲ったモンスーンによる壊滅的な洪水で、計410人以上が死亡、100万人以上が避難している。当局が21日、発表した。

【関連写真】高齢女性をベッドごと運ぶ救助隊

 水が引くにつれ、被害の規模が明らかになってきた。ケララ州議員によると、家屋約5万軒が損壊し、住民が避難キャンプに押し寄せているという。

 陸海空軍の兵士数千人が同州各地に出動し、遠く離れた丘陵地帯に取り残された人々の救助に当たっている。

 州政府の報道官はAFPに対し、州内にある約3200のキャンプへの避難者は計102万8000人に達したと明かした。

 20日には新たに6人の遺体が見つかり、モンスーンが始まった6月からの死者数は合わせて410人以上になったという。【翻訳編集】 AFPBB News00000027-jij_afp-int

423チバQ:2018/09/15(土) 00:38:10
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1809140033.html
大国が注視「南海の楽園」の選択 モルディブ大統領選23日投票 
09月14日 22:39産経新聞

大国が注視「南海の楽園」の選択 モルディブ大統領選23日投票 

(産経新聞)

 【ニューデリー=森浩】大統領選を23日に控えるインド洋の島嶼(とうしょ)国モルディブに大国の視線が集まっている。米国が強権的手法を強めるヤミーン大統領を批判。一方で政権を支援する中国と、野党側に近いインドとの「代理戦争」の様相も呈する。与野党候補が接戦を演じているもようで、シーレーン(海上交通路)の要衝でもある「南海の楽園」の選択が注目される。

 「もし野党が勝てば、モルディブは外国の侵攻を受け、独立が脅かされることになるだろう」

 ヤミーン氏は7日の演説で、聴衆に支持を呼びかけた。経済政策での成果を強調した上で、「国外の脅しを気にしてはならない」と発言。外国が選挙を「妨害している」とも批判した。

 「脅し」とは、米国の懸念を指すとみられる。米国務省のナウアート報道官は6日、モルディブについて「民主主義の行方を懸念している」と指摘した。ヤミーン氏を念頭に「法の支配や公正な選挙を邪魔する個人に対し、適切な措置を取る」とも明言している。

 ヤミーン氏は2月に非常事態を宣言すると、野党側の要人や、自分に不利な判断を下した最高裁判事らを次々と拘束し、権力基盤を強固にした。

 選挙戦が本格化した8月以降でも、地元民放によると、少なくとも19人の野党モルディブ民主党(MDP)支持者が逮捕された。また、与党に呪いをかけようと黒魔術を行ったとして、市民4人が一時、身柄を拘束された。ヤミーン氏の対抗馬、MDPのソリ候補は「政府はおそらく選挙で不正をするだろう」と警戒している。

 さらに状況を複雑にするのはヤミーン政権の中国接近だ。2013年の大統領就任以降、ヤミーン氏は政治や経済で関係が深いインドから距離を置く姿勢を見せている。

 5月末にはインド軍が置いていた兵士やヘリコプターの駐留継続も拒否した。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は「モルディブは過度のインドの影響力を排除しようとしている」とヤミーン氏の政策を“評価”する。

 首都マレでは8月30日に中国が1億1600万ドル(約130億円)の建設資金を提供した橋が完成したが、記念式典にインドは参加せず、インドとモルディブの関係の変化を印象づけた。

 インドは4月の中印首脳会談以降、中国との関係改善を図っているが、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を通じて、インド洋地域に影響力を拡大する状況は看過できない。「MDPは一貫してインドに支援と関与を求めており、中印の代理戦争の構図だ」と外交筋は分析する。

 選挙戦では、与党系議員がヤミーン氏の手法に反発する動きを見せるなど、攻防は激しさを増している。

424とはずがたり:2018/09/16(日) 20:21:02
ブータン 政権交代へ 与党が議会予備選で敗北
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180916/k10011632791000.html
2018年9月16日 19時13分

ヒマラヤの王国、ブータンで行われた国民議会の予備選挙で、与党の国民民主党が敗れ、来月の本選挙での政権交代が確実になりました。

ブータンの議会下院にあたる、国民議会の選挙は、あらかじめ候補を立てられる政党を予備選挙で2党に絞り込むしくみになっています。

その予備選挙が、来月18日に行われる本選挙を前に15日行われ、ブータンの選挙管理委員会によりますと、第1党が協同党、第2党は現在の野党・調和党となり、与党・国民民主党は、来月の本選挙に進めないことになりました。

選挙結果を受け、国民民主党を率いるトブゲイ首相は「国民の決断を受け入れる。協同党と調和党の本選挙での健闘を祈る」と声明を発表しました。

このため、来月の本選挙では、政権交代が確実となりましたが、今回の選挙では各政党が掲げる政策に大きな違いがないため、内外への影響はあまりないとみられています。

今回の選挙は、ブータンが2008年に立憲君主制となって以降3回目で、高い若者の失業率や地域間の格差の改善が課題となっています。

425チバQ:2018/09/17(月) 17:20:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180916-00000052-mai-int
<モルディブ大統領選>対中依存が争点 接戦見通し
9/16(日) 22:27配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】インド洋の島しょ国モルディブで、5年の任期満了に伴う大統領選が23日に実施される。選挙では中国の支援でインフラ整備を進めてきた現職のヤミーン大統領と、中国への過度な依存は避けて、インドや欧米との協調を訴える野党連合が争う。ヤミーン氏はこれまで野党政治家らを次々と拘束するなど強権的な姿勢を強めており、米国などは選挙の公平性に懸念を示している。

 「外国は内政干渉に興味があるだけだ。モルディブの発展は彼らの優先事項ではない」。ヤミーン氏は今月中旬の演説で、政権批判を強めるインドや欧米をけん制した。

 ヤミーン氏は2013年の大統領就任後、伝統的に友好関係にあったインドと距離を置き、英連邦も脱退。中国が進める経済圏構想「一帯一路」に参加するなど中国との関係を強化した。国内では、同氏の政敵でインドや欧米に近いナシード元大統領(現在は英国に亡命中)ら野党政治家が「反テロ法違反罪」などで次々と拘束され、有罪判決を受けた。

 だが今年2月、最高裁はナシード氏らに出された有罪判決が「政治的動機に基づき不当」として釈放を決定。反発したヤミーン氏は、非常事態を宣言して最高裁長官や野党政治家らを相次いで拘束した。最終的に最高裁は決定を取り消した。

 大統領選では、野党連合は選管から出馬を認められなかったナシード氏に代わりベテラン議員でモルディブ民主党のソリ氏を擁立。現政権の強権的な手法を批判するとともに、インフラ整備に伴い中国などへの巨額の債務が生じているとして、中国への過度な依存は避けるべきだと主張している。ヤミーン氏は「債務の半分以上は以前の政権が作った」と反論している。

 政権への攻勢を強める野党連合だが一枚岩ではない。世俗的なナシード氏とは意見が異なるサウジアラビアに近いとされるイスラム主義政党も、1978年から30年間独裁体制を敷いたガユーム元大統領も加わっているからだ。「連合は強権主義を批判しているが自己矛盾だ」(外交筋)との指摘もある。

 地元ジャーナリストによると、野党連合は都市部を中心に勢いを増し、接戦の見通し。米国務省は6日、「モルディブが民主主義への道に戻らなければ適切な措置を考える」と現政権をけん制している。野党連合は「政府はおそらく不正をする」と指摘しており、展開次第で政情が再び混乱する可能性もありそうだ。

426チバQ:2018/09/17(月) 17:21:41
>>424
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180916-00000518-san-asia
「幸福の国」ブータンで政権交代へ 与党、下院予備選で敗退
9/16(日) 17:45配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】ブータンで15日、国民議会(下院)予備選が行われ、選挙管理委員会の発表によると、与党国民民主党が敗北し、10月18日の本選に参加できないことが決まった。2013年の前回選挙に続き、政権交代が行われる見込み。

 国民議会選は予備選の上位2党が本選に進む方式。15日の予備選には計4党が参加し、協同党と調和党が上位2党となった。国民民主党は前回選挙で調和党を破り、政権交代を実現したが、農村部の貧困や若年層の失業率の高さなどが逆風となった可能性がある。

 国民民主党の党首でもあるトブゲイ首相は15日、フェイスブックで「国民の決断を受け入れる」と発表して敗北を認めた。

 ブータンは08年に王政から立憲君主制に移行し、国民議会選挙は今回で3回目。国民総幸福量(GNH)という指標を掲げ、国民の幸福な生活を目指している。

427チバQ:2018/09/24(月) 11:58:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000514-san-asia
モルディブ政権交代へ 野党候補が勝利、親中の現職敗れる
9/24(月) 9:18配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】インド洋に浮かぶ島嶼(とうしょ)国、モルディブの任期満了に伴う大統領選で、選挙管理委員会は24日、暫定集計の結果、インドなどとのバランス外交を目指す最大野党モルディブ民主党(MDP)のソリ氏が過半数を獲得したと明らかにした。中国への接近を進めた現職のヤミーン氏は敗れた。

 選管は確定値を公表していないが、複数の地元メディアはソリ氏の得票数が60%程度に達するとの見方を示している。ソリ氏はこれに先立ち、24日未明に選挙事務所で「歴史的な瞬間が訪れた。モルディブの人々は変化と平和、正義を求めた」と勝利を宣言。ヤミーン氏に敗北を受け入れるよう求めた。

 ヤミーン氏は2013年の就任後、中国に接近し、巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた支援を受けてインフラ整備を進めた。その上で野党幹部や意にそぐわない判断を示した最高裁判事を拘束するなど。強権政治を敷いてきた。

 MDPは今回の大統領選で、同党代表のナシード元大統領の立候補が認められなかったことから、ベテラン議員のソリ氏を候補に指名した。ソリ氏は中国に依存した外交政策の転換や民主的な政治を訴え、支持を広げた。

 モルディブでは08年に複数政党制を定めた新憲法が制定され、今回が3回目の大統領選。任期は5年。選管は1週間以内に正式な結果を発表するとしている。

428チバQ:2018/09/24(月) 12:11:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000004-jij-asia
モルディブ大統領選、野党候補が勝利=親中派の現職破る
9/24(月) 5:26配信 時事通信
モルディブ大統領選、野党候補が勝利=親中派の現職破る
インド洋の島国モルディブの選管は24日、23日に実施された大統領選の暫定集計結果として、野党統一候補のソリ氏(写真=8月撮影)が過半数を確保したと発表した。親中派の現職ヤミーン氏との一騎打ちを制した。
 【ニューデリー時事】インド洋の島国モルディブの選管は24日、23日に実施された大統領選の暫定集計結果として、野党統一候補のソリ氏が過半数を確保したと発表した。

 親中派の現職ヤミーン氏との一騎打ちを制した。ソリ氏は24日、「国民の意思を受け入れ、円滑に政権を移譲するようヤミーン氏に呼び掛けたい」と述べ、勝利宣言を行った。

 ソリ氏は、最大野党モルディブ人民主党(MDP)出身のベテラン議員。ヤミーン氏の主要な政敵が「亡命したか収監されたかどちらか」(AFP通信)という中、亡命中で立候補を認められなかったMDPのナシード元大統領に代わり出馬した。選挙戦では、政敵や野党支持者を次々と拘束するといったヤミーン氏の強権政治を批判、国民に「変革」を訴えた。

 ソリ氏はまた、ヤミーン氏が中国政府が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」の枠組みを生かして大規模な国土開発を進める一方、国内総生産(GDP)の4分の1超に当たる対中債務を抱え込んだことを懸念。中国一辺倒でなく、域内大国のインドや欧米諸国との関係も重視する考えを示した。

 法律は、選管が投票日から7日以内に公式結果を発表するよう定めている。ソリ氏は選挙戦中、ヤミーン政権が結果を不正操作する可能性を「大変憂慮している」と語っており、今後はヤミーン氏が結果を受け入れるかどうかが焦点となる。

429とはずがたり:2018/09/24(月) 20:57:02
マレーシアに続いて(党首交代の濠州も?)中国の後退。

モルディブ大統領選 中国寄りの現職が敗北認める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180924/k10011642331000.html
2018年9月24日 18時17分

23日投票が行われたモルディブの大統領選挙について、中国寄りの外交政策を進める現職のヤミーン大統領が国民向けの演説で敗北を認め、インドとの関係を重視する新人のソリ氏に速やかに権限を移譲することを約束しました。

23日投票が行われたモルディブの大統領選挙は、選挙管理委員会が、野党連合の統一候補で新人のソリ氏の票が、現職のヤミーン大統領の票を上回る見通しとなる暫定結果を明らかにし、これを受けて、ソリ氏が勝利宣言を行い、ヤミーン大統領の陣営の反応が注目されていました。

ヤミーン大統領は、24日、国民向けのテレビ演説を行い、「私は、国民が決めた結果を受け入れる」と述べて、選挙結果を受け入れ、敗北を認めました。そして、「きょう、ソリ氏と会談して祝意を伝えた。私の任期の11月までに、速やかに権限を移譲する」と述べて、大統領権限を移譲して政権交代を速やかに進めることを約束しました。

今回の選挙をめぐっては、ヤミーン政権が強権を発動して野党幹部を相次いで拘束する一方、野党側は、選挙で不正を行うおそれがあるとヤミーン大統領を非難するなど、与野党の対立が激しさを増して国を分断する事態となり、選挙後も混乱が懸念されていました。

ヤミーン大統領が敗北を認めたことで政権交代が行われることになり、ヤミーン政権時代の中国一辺倒の外交政策が修正され、悪化していた隣国インドとの関係が修復されることになります。

430チバQ:2018/09/25(火) 20:15:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000598-san-asia
モルディブ以外もマレーシア、スリランカ…親中政権、敗北続く
9/25(火) 19:01配信 産経新聞
 【シンガポール=吉村英輝】モルディブの大統領選で、親中派の現職が敗れバランス外交を目指す野党候補が勝利した結果に、中国のオンラインメディアは25日、モルディブが「第2のマレーシアに?」と題する論考を掲載し、アジアで相次ぐ親中政権の敗北への危機感を伝えた。

 マレーシアでは今年5月、マハティール首相が復権し、財政悪化や採算性を理由に、前政権が中国と進めた鉄道などの大型インフラ投資にストップをかけた。親中派だったナジブ前首相は選挙で敗れ、収賄罪などで起訴された。

 アジア各国の市民には、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」による経済支援の陰で、不透明な契約が「汚職」と「債務」を招き、主権侵害にもつながりかねないとの危惧が高まる。

 スリランカでは2015年、親中派大統領が選挙で落選。新政権は、引き継いだ中国との開発計画で債務返還に窮し、大規模港の管理権を中国に引き渡した。

 一方、民主化が途上のカンボジアでは、フン・セン政権が最大野党を解党に追い込んで今年7月の総選挙で全議席を独占し、親中路線と開発を継続している。

431チバQ:2018/09/25(火) 20:19:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-35126062-cnn-int
5億人の医療費を無償化、インドの「モディケア」始動
9/25(火) 12:39配信 CNN.co.jp
5億人の医療費を無償化、インドの「モディケア」始動
インドのモディ首相
(CNN) インドのモディ首相は来年に迫った国政選挙を前に、貧困世帯などの推定5億人の医療費を無償化する健康保険制度、通称「モディケア」を始動させた。

モディケアは今年2月に発表された連邦予算に盛り込まれた健康保険制度で、先の週末から開始された。貧困世帯など約1億世帯の推定5億人を対象に、年間50万ルピー(約78万円)を上限として、病院の医療費を無料とする。

モディ首相は23日のツイッターへの投稿で、「規模においても対象範囲においても比類のない制度」と位置付け、「健康なインドの創設を目指す我々の揺るぎない貢献の表れ」と強調した。

しかし、同制度が選挙を控えたタイミングで導入されたことに対する批判や、モディ首相の公約実現能力に対して疑問を投げかける声もある。

調査会社キャピタル・エコノミクスはモディケアに割り当てられた年間2000億ルピーの予算について、国内総生産(GDP)のわずか0.2%にすぎず、「あまりに少額」と指摘した。

インドが公衆衛生に費やしている予算はGDPのわずか1%程度。もしモディケアがフル活用されれば7800億ドル近い予算が必要になり、2兆4000億ドル規模のインド経済にとって相当重い出費となる。

野党は同制度を強く批判しており、テランガナ、オディシャ、ケララ、パンジャブの4州とデリー連邦直轄領は、インフラや予算に対する懸念、腐敗の温床となる可能性などを理由に、不参加を表明した。

この4州と直轄領はいずれも、モディ首相率いるインド人民党と連携しない党が与党となっている。

432チバQ:2018/09/25(火) 20:29:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000037-mai-int
<モルディブ大統領選>政権交代 野党候補、親中派現職破る
9/24(月) 19:44配信 毎日新聞
<モルディブ大統領選>政権交代 野党候補、親中派現職破る
大統領選での当選が確実となり喜ぶ最大野党モルディブ民主党のソリ議員(左から3人目)=モルディブの首都マレで2018年9月24日、AP
 【ニューデリー松井聡】インド洋の島国モルディブの選挙管理委員会は24日、23日実施の大統領選の暫定集計結果で、最大野党モルディブ民主党(MDP)のベテラン議員で野党連合のソリ候補が、当選に必要な過半数の票を獲得したと発表した。親中派で2期目を目指したヤミーン大統領を破った。ソリ氏はインドや欧米に近く、現政権の強権手法や汚職、中国への依存を批判し支持を広げた。

 モルディブはペルシャ湾と東アジアを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝。従来インドと友好関係にあったが、2013年のヤミーン政権誕生以降、経済圏構想「一帯一路」を掲げる中国が影響力を拡大していた。

 地元メディアによると、有権者は約26万人。投票率は約89%で、ソリ氏は約58%を獲得した。選管は30日までに正式結果を公表する。

 ソリ氏は24日、「人々は変化と平和、そして正義を求めた」と勝利宣言。ヤミーン氏は同日、テレビ演説で敗北を認めた。選挙中に、野党の運動員が拘束されるなど公平性が疑問視されたが、投開票では目立った混乱はなかった。

 ヤミーン氏は就任以降、経済・安全保障面で中国への傾斜を進め、強権体制を敷いてきた。選挙では中国の支援によるインフラ整備の実績を強調。一方、ソリ氏は選管から立候補を認められなかったMDP総裁のナシード元大統領(英に亡命中)の指名で出馬。「中国の投融資によるインフラ整備が対外債務を増大させた」と主張した。

 新政権は今後、中国とは一定の距離を取りながら、中国の影響力拡大を警戒するインドに接近する可能性が高い。現政権下で有罪判決を受けて収監中の野党政治家らの釈放など民主的な路線も打ち出すとみられる。インド外務省は24日、「選挙が無事に終わり、ソリ氏が勝利したことを歓迎する」との声明を発表した。

 一方、野党連合は世俗的なナシード氏とは意見が異なるイスラム主義政党を抱えるほか、独裁体制を30年間敷いたガユーム元大統領(収監中)の支援も受ける。「反ヤミーンで一致しただけで結束は弱い」(外交筋)との見方もあり、政権運営に課題も残る。

 大統領の任期は5年で、ソリ氏は11月17日に就任の見通し。

433チバQ:2018/10/01(月) 22:39:14
http://www.sankei.com/world/news/181001/wor1810010025-n1.html
2018.10.1 17:42

拘束のガユーム元大統領を解放 モルディブ
 【ニューデリー=森浩】インド洋の島嶼国モルディブで9月30日、2月の非常事態宣言の際に拘束され、禁錮刑を言い渡されたガユーム元大統領が保釈された。裁判所が保釈を認める決定を下した。

 非常事態宣言を発動したヤミーン現大統領は9月23日の大統領選で、野党統一候補のソリ氏に敗れた。選挙後、ソリ氏は政府に政治犯釈放を要求しており、拘束された他の野党指導者も解放されている。

 選挙管理委員会は1日までにソリ氏の当選を正式に決定。ソリ氏は11月17日に新大統領に就任する予定。

434チバQ:2018/10/02(火) 18:57:49
https://digital.asahi.com/articles/ASL9S4PQHL9SUHBI00J.html?rm=387
アジアの親中政権、連敗続きなぜ 「一帯一路」の沿線国
マレ=武石英史郎2018年9月24日22時52分
 アジアで中国寄りの政権が選挙で相次ぎ敗れている。スリランカ(2015年)やマレーシア(今年5月)に続き、モルディブでも親中派の大統領が敗北した。いずれも中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」の沿線国で、大規模開発が続くさなかの動きだ。

モルディブ大統領選、野党候補が勝利宣言 親中派現職に
 モルディブの場合、首都がある島から空港や住宅地がある島々に通じる橋を、中国が総工費2億ドル余りの大半を贈与と融資でまかない大統領選の直前に完成させた。船でしか移動できなかった市民にとって画期的だが、「実際の値段は3分の1。大金が誰かの懐に入った」と疑う市民が多い。

 橋には1キロ以上にわたって中国国旗がはためく。空港の拡張や8千戸のアパートも中国が手掛ける。観光客のトップは8年連続で中国人で、人口40万人余りの国に年間30万人が訪れる。存在の大きさは脅威にもなり、「地元で中国人気は意外と高くない」(外交関係者)との見方がある。

 一帯一路の沿線で歓迎ムードの潮目が変わったのは15年、スリランカの政権交代だ。親中派の前政権が中国の融資で大規模港を造ったものの利益を生めず、新政権は追加の開発計画の凍結を決めた。すると中国側は損害賠償を要求。返済免除と引き換えに、港の管理を99年間差し出すことになった。債務と汚職の問題は、マレーシアやモルディブで野党側が親中政権を批判する材料になった。

 人権問題に口出ししない中国の支援を背に、親中派政権は反対派を弾圧し独裁化した点で共通する。ただ、選挙前に最大野党を解党し事実上の一党支配になったカンボジアを除き、民主的な体裁を気にしない極端な独裁には至っていない。モルディブでは今回を含め過去3回の大統領選の投票率が9割近く、民主制度への信頼が社会の底流にあることをうかがわせる。

 複数の市民は「替え玉投票を持ちかけられた」と証言するが、別の現地の外交関係者は、「仮に政権が何かしようとしても、やりきれなかった」と指摘。中国にとって今回の政権交代は「独裁政権との不透明な関係による大きすぎる代償になる」と語った。(マレ=武石英史郎)

435チバQ:2018/10/04(木) 00:12:40
https://www.sankei.com/world/news/181003/wor1810030023-n1.html
2018.10.3 19:25

パキスタン、中国「一帯一路」関連事業見直し 鉄道事業で融資20億ドル削減
 【ニューデリー=森浩】パキスタンは3日までに、中国が推進する巨大経済圏構想「一帯一路」による鉄道改修事業について、中国からの融資を20億ドル(約2300億円)削減することを決定した。債務負担を軽減するための措置で、8月発足のカーン新政権による財政再建策の一環。一帯一路への不満が各地で表面化する中、歴史的に中国と親密なパキスタンで見直し作業が始まったことは、影響を広げそうだ。

 地元英字紙ドーンなどによると、パキスタン国内では、南部カラチと北西部ペシャワルを結ぶ鉄道の改修事業が計画されている。一帯一路の一部である「中国パキスタン経済回廊」(CPEC)に基づいて、事業費82億ドルは中国の融資でまかなう予定だったという。

 パキスタンのラシッド鉄道相は1日、総額を62億ドルに減額したことを発表した。事業の遂行は問題ないことを強調し、さらに20億ドルの圧縮を検討していることを明らかにした。外交筋によると、パキスタンでCPEC関連の事業が見直されるのは初めて。

 ラシッド氏は「パキスタンは貧しい国で、莫大(ばくだい)な債務の負担には耐えられない」と発言。さらに「CPECはパキスタンを支える背骨のように思われるが、私たちの目と耳は開いている」とし、見直しを継続する意向を明らかにした。

 CPECは中国の習近平国家主席が一帯一路の中核と位置づけており、パキスタンのシャリフ政権時代に推進された。中国からの融資総額は620億ドルに達する。

 その一方で、パキスタンの対外債務は今年末には932億ドルに拡大する見通しで、うち3〜4割は中国からの融資によるものだという。カーン首相は総選挙での勝利後、「債務負担が大きすぎる」としてCPEC関連事業の見直しを表明。契約の詳細を検討する専門チームを立ち上げた。

 ただ、パキスタンに大規模な融資を行う国は中国以外になく、カーン政権はインフラ整備推進の観点から、CPECの枠組みそのものは歓迎する。契約見直しは、シャリフ政権を批判して求心力を高める方策という側面もあり、どこまで進捗(しんちょく)するかは不透明だ。

436チバQ:2018/10/11(木) 10:32:19
https://www.asahi.com/articles/ASLBB722XLBBUHBI035.html
大統領選敗北の現職、選挙での不正を訴える モルディブ
ニューデリー=武石英史郎2018年10月11日00時03分
 インド洋の島国モルディブで先月行われた大統領選で、敗北した現職ヤミーン大統領派の与党が10日、「選挙で票の操作や不正、汚職があった」として、最高裁に法的措置を求める訴えを起こした。11月に予定されている政権移行が円滑に行われるかどうか、懸念が高まっている。

 地元メディアによると、最高裁が訴えを受理したかどうかは不明。選挙管理委員会は訴えについて何も知らされていないという。

 同国の大統領選は先月23日に投開票された。独裁化していた政権が最高裁判事や野党政治家を次々と逮捕するなど、公正な選挙の実施が困難だとみて、国連や欧州連合(EU)などは監視団を派遣しなかった。

 警察が投票日当日の未明まで野党の選挙事務所を捜索するなど、あからさまな圧力をかけたが、野党統一候補のイブラヒム・ソリ氏が大差で勝利した。翌日、ヤミーン氏もテレビ演説し、敗北を認めていた。

 選挙結果をめぐっては、ヤミーン政権に批判的だった米国やインドがいちはやく歓迎する声明を出したほか、ヤミーン政権を全面的に支えた中国政府も結果を尊重する考えを表明していた。(ニューデリー=武石英史郎)

437チバQ:2018/10/19(金) 14:16:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018101900193&amp;g=int
ブータン下院選、協同党が初の政権奪取=前与党破る

18日、ブータン下院選で勝利し、首都ティンプーで取材に応じる野党・協同党のロテ・ツェリン党首(AFP時事)

 【ニューデリー時事】ヒマラヤの王国ブータンの選管は18日、同日実施された下院(定数47)選の本選の暫定結果として、野党・協同党が30議席を獲得し、勝利したことを明らかにした。前与党の調和党との争いを制した。与党・国民民主党は既に9月15日の予備選で敗退しており、協同党が次期政権を担う。選管は19日にも公式結果を発表する見通し。
 協同党は泌尿器科医のロテ・ツェリン氏(50)が党首を務める。選挙戦では、医療や福祉に関し「裕福な者と貧しい者の間に格差がある」として是正を訴え、予備選を1位で通過。本選でも支持を伸ばした。協同党はフェイスブックで「政権樹立の権限を委ねてくれた全国民に感謝したい」と表明した。(2018/10/19-11:57)

438チバQ:2018/10/19(金) 18:45:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000065-asahi-int
「幸せの国」も格差の波 総選挙で是正訴える新党勝利
10/19(金) 17:36配信 朝日新聞デジタル
 「幸せの国」を掲げるヒマラヤの王国ブータンで18日、総選挙(国民議会、定数47)があり、選挙管理委員会によると、外科医のロテ・ツェリン党首(50)が率いる協同党が、格差の是正を訴えて30議席を獲得し、初めて政権の座につくことになった。

 下院に相当する国民議会の選挙は、国王親政から立憲君主制へ転換した2008年から実施され、今回が3回目。予備選を勝ち抜いた上位2政党が争う。政権与党の人民民主党は9月の予備選で敗れ、前回に続いて政権交代が確定。08年から13年まで政権の座にあった調和党と、13年に結党した新興政党の協同党との一騎打ちとなった。

 ブータンでは、前国王が1970年代に国内総生産(GDP)に代わる指標として、国民総幸福量(GNH)を提唱。その増進が国是となっているが、協同党は格差が広がる現状に注目し、草の根医療や教育の拡充を訴え、支持を集めた。調和党は、政権を担当した実績をアピールし、援助に頼らない経済の自立を主張したが、17議席にとどまった。

 選挙では必ずしも争点にはならなかったが、新政権が直面する難題は外交問題だ。伝統的にブータンは軍事、外交、経済面で南隣のインドとの関係が深く、その意向もあって、北隣の中国とは外交関係がなかった。未確定の国境線をめぐり緊張関係が続く一方、中国は今年7月、外交部幹部をブータンに派遣し、国交樹立へ秋波を送っている。(ニューデリー=武石英史郎)

朝日新聞社

439チバQ:2018/10/19(金) 18:52:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000016-jij_afp-int
ブータン下院選、協同党が圧勝 女性議員は過去最多に 選管速報
10/19(金) 12:19配信 AFP=時事
ブータン下院選、協同党が圧勝 女性議員は過去最多に 選管速報
ブータンの首都ティンプーで、国民議会(下院)選の開票速報の発表を受けて記者会見に臨む協同党のロテ・ツェリン党首(2018年10月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(写真追加)インドと中国に挟まれたヒマラヤの小国ブータンで18日、今回で3度目となる国民議会(下院)選の投開票が行われた。速報によると、泌尿器科の医師が党首を務める中道左派の協同党(DNT)が圧勝する見通しとなった。

【関連写真】坂道を登って投票所に向かう有権者ら

 ブータンの選挙管理委員会が発表した速報によると、今回の選挙では2013年に結成されたばかりの中道左派の協同党が47議席中30議席を、野党・調和党(DPT)が残る17議席を獲得した。正式な結果は19日に発表される。

 与党・国民民主党(PDP)は9月に行われた第1回投票で敗北し、第2回投票に進めなかった。「国民総幸福量(GNH)」という独自の指標で知られる人口80万人のブータンでは、絶対王政から立憲君主制への移行後、最初の国政選挙だった2008年の国民議会以降、選挙のたびに政権交代が起きている。

 協同党のロテ・ツェリン(Lotay Tshering)党首(50)は、主にインドに対する巨額の対外債務や若者の雇用、地方の貧困対策、犯罪組織対策などの「国造り」を公約に掲げていた。ツェリン党首はバングラデシュやオーストラリアで技術を磨いた泌尿器科の外科医。

 今回の選挙では、両党ともに経済成長を公約に掲げていた。開票速報では投票率は70%で、女性議員は過去最多となる11議席を占めた。【翻訳編集】 AFPBB News

440チバQ:2018/10/25(木) 10:58:18
http://www.afpbb.com/articles/-/3194146
「幸せの国」ブータンから追われた不幸な少数民族ローツァンパ
2018年10月23日 13:44 発信地:ダマク/ネパール [ ネパール ブータン アジア・オセアニア ]
「幸せの国」ブータンから追われた不幸な少数民族ローツァンパ❮ 1/16 ❯ ‹ ›
ネパールのベルダンギ難民キャンプで、窓から外をのぞくブータン難民の子どもたち(2018年8月10日撮影)。(c)Prakash MATHEMA / AFP
画像作成中
【10月23日 AFP】「幸福」が富と等しく重視されているブータンで先週、国民議会(下院)選挙が実施された。だが、1990年代に無情にも国を追われたローツァンパ(Lhotshampa)の人々は、蚊帳の外に追いやられたままだった。

 1985年に当時の国王が「一国一民族(One Nation, One People)」政策を掲げると、ネパール語を話すローツァンパは市民権を剥奪され、「移民」というレッテルを貼られた。この政策は、仏教徒が大部分を占めるブータンの習慣に沿って決められたものだった。伝統衣装を身に着けるよう強要され、ネパール語を話すことも禁じられた。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)によると、抵抗する者は「反国家主義者」のレッテルを貼られ、逮捕されたりレイプや拷問などの残忍な仕打ちを受けたりしたという。

 治安当局は、被拘束者らに対し、自発的にブータンを離れると書かれた宣誓書に署名すれば釈放すると持ちかけた。その結果、全人口の6分の1にあたる約10万人がブータンを後にし、ネパール東部の難民キャンプに避難した。

 当時、王室の医師だったブンパ・ライ(Bhumpa Rai)さん(68)も、ネパールに逃れた一人だ。

「彼らは私たちを侮辱した。ローツァンパはブータン人ではないと言ってわれわれを追い出したのだ」と、ライさんはAFPの取材に語った。

 この厳格な法律は、「国の調和」を守るためとの名目で導入された。国王は、ライさんを保護するために例外とすることを提案したが、ライさんはこれを断り、他のローツァンパに合流してブータンを離れ、ネパールで難民となった。

「彼らは、ネパールをルーツとする人々を敵のように扱っている。医師としてかつては彼らの傷の手当てをしたが、もはや敬意を抱くことはできない」とライさんは語る。

 ブータンを離れたローツァンパの大部分は、国連(UN)の支援で、米国やオーストラリア、ノルウェーなど第三国に再定住した。今でもネパールの難民キャンプに留まっているのは、ライさんを含め7000人程度だ。国連のプログラムは2016年に終了し、再定住を拒んだ難民たちはキャンプに取り残された。彼らは、ブータン当局がローツァンパにしたことを国連が免罪したと非難し、再定住を拒んだのだ。

441チバQ:2018/10/25(木) 10:58:30

■「幸福な国」の不幸な民族

 ブータンは、中国とインドというアジアの大国に挟まれた小国で、長年、外国からの影響を拒んできた。テレビが許可されたのは、1999年のことだった。欧米化への抵抗と、1990年代後半に打ち出された経済的利益よりも国民の幸福を重視する「国民総幸福量(GNH)」は、ブータンの神秘性を高めた。絶対王政から立憲君主制へ移行したのも2008年になってからで、18日に実施された下院選は、3度目の選挙だった。

 米に本部を置くシンクタンク「フリーダム・ハウス(Freedom House)」によると、ブータンは現在もローツァンパを移民と位置付けており、国家主義的な法律を、文化的アイデンティティーや政治的安定の礎だとして正当化している。

 ネパールにいる難民らは、今回の選挙に期待はしていなかった。

「選挙結果は、王室が望むものとなる。私たちの気に入る結果にはならない」と、ドゥルガ・プラサード・シャルマ(Durga Prasad Sharma)さん(80)は話す。このような歯に衣着せぬ意見は、王室をあがめ、自粛がはびこるブータンで聞かれることはない。

 シャルマさんはブータン国内で、ローツァンパの人権を訴える政党に所属していたが、指名手配され、懸賞金もかけられたことから、1994年に国を離れた。ブータンは憲法で、すべての政党は国家の統一を促進し、民族性や宗教を使って有権者を引き付けてはならないと定めており、シャルマさんが所属していたような政党は禁止されている。各党はまた、47の選挙区すべてに候補者を立てることが求められている。

 このような規制から、少数派の権利が確保される余地はほぼ残されておらず、ブータンに残るローツァンパから効率的に選挙権を奪っている。

 米国務省によると、ブータン政府は国家の統一性が損なわれるとして、ネパール語を話す民族が設立した人権団体を政治団体とみなし、その活動を禁じているという。

 ブータンにローツァンパが何人いるかは分かっていない。2017年に人口調査が実施されたが、質問に民族、言語、宗教に関する項目は含まれていなかった。このため、ネパール語を話し、大部分がヒンズー教を信仰するローツァンパの人数は把握できない。

 AFPの取材に応じたローツァンパのラジマン・グルンさん(54)は、「私たちもブータン人だが、幸せではない」と述べ、「ローツァンパは不幸だ。祖国に戻り、平等な地位を得られたら、幸せになれる」と訴えた。(c)AFP/Ashok Dahal

442チバQ:2018/10/28(日) 15:29:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00050012-yom-int
「汚職」「親中」の前大統領が復権、新首相に
10/28(日) 12:56配信 読売新聞
 【ニューデリー=田尾茂樹】インド洋の島国スリランカのシリセナ大統領は26日、2015年から連立を組んできた最大与党の党首、ウィクラマシンハ首相を解任し、15年の大統領選で争ったラジャパクサ前大統領を新首相に任命した。中国と蜜月関係にあったラジャパクサ氏の復権で、スリランカの中国傾斜が再び加速する可能性がある。

 シリセナ氏はラジャパクサ前政権下で保健相を務めていたが、ラジャパクサ氏の汚職体質や中国への過度な依存を批判し、造反して、前回の大統領選に立候補した。選挙戦ではウィクラマシンハ氏率いる政党の支援を受け、当選。だが、政治改革の停滞で国民の批判が高まり、2月の地方選で連立与党側はラジャパクサ氏の政党に大敗し、連立内部に深刻な亀裂が生じていた。

443チバQ:2018/10/28(日) 15:46:24
https://heスリランカ大統領、議会を停止=首相解任めぐり混乱
10/27(土) 17:34配信 時事通信
 【ニューデリー時事】スリランカのシリセナ大統領は27日、議会の機能を11月16日まで停止すると宣言した。

 2015年の前回大統領選で共闘したウィクラマシンハ首相を26日に突然解任、後任に親中国派のラジャパクサ前大統領を据えたばかり。「憲法違反だ」と反発したウィクラマシンハ氏が議会の緊急招集を議長に求めたため、議会を停止したとみられている。

 ウィクラマシンハ氏は解任後も首相府に居座っている。27日に記者団に対し「議会を招集すれば、私が多数派側にいることが証明できる」と述べた。

 シリセナ大統領は就任後、議会第1党の統一国民党(UNP)を率いるウィクラマシンハ氏を首相に起用した。老舗政党のUNPはインドと関係が深い。

 ラジャパクサ前政権は、南アジアへの浸透を狙う中国に依存し、莫大(ばくだい)な借款で港湾や空港などの整備を図った。現政権は当初、この親中路線から「バランス外交」(外交筋)へとかじを切っていた。

 しかし、スリランカは対中負債の返済に悩まされた上、経済の不調にあえぎ、昨年は16年ぶりの低成長を記録。今年2月の地方議会選では、ラジャパクサ氏のスリランカ人民党(SLPP)に大勝を許した。

 4月には野党が提出した首相不信任決議案に対し、大統領が党首を務めるスリランカ自由党(SLFP)出身の閣僚6人が賛成。大統領は今月、インドによる自らの「暗殺」の企てを指摘するなど、大統領と首相の対立は決定的になっていた。新首相の起用で、政権は親中路線に進む可能性がある。 adlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000076-jij-asia

444チバQ:2018/10/28(日) 15:49:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00000507-san-asia
スリランカ政治混乱 大統領、議会停止を宣言
10/28(日) 1:02配信 産経新聞
 【ニューデリー=森浩】スリランカのシリセナ大統領が26日、ウィクラマシンハ首相を解任し新首相に2015年まで大統領を務めたラジャパクサ氏を指名したことを対し、ウィクラマシンハ氏は「議会は自分を支持している」とし、首相続投を主張。シリセナ氏は27日、対抗措置として議会を11月16日まで停止させることを決め、政治的混乱が広がっている。

 首相交代の理由は明らかになっていないが、今年に入って経済政策などで大統領と首相の対立が顕在化していた。ラジャパクサ氏は大統領在任中に中国への接近を推進したことで知られ、今後の外交政策への影響が注目される。

 ラジャパクサ氏は内戦終結の立役者として人気も高く、2月の地方選では自身の政党が大勝を収めた。シリセナ氏はラジャパクサ氏と組むことで、政権の求心力を維持したい思惑があるようだ。

445とはずがたり:2018/10/28(日) 21:31:55

安倍流“別荘外交”その狙いは インド首相を異例の厚遇
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20181028-00404217-fnn-pol
10/28(日) 17:43配信 Fuji News Network

安倍首相は28日午後から、インドのモディ首相を山梨県の河口湖近くの自身の別荘に招き、夕食を共にしている。
こうした「別荘外交」はこれまでも行われてきた。

1983年、当時の中曽根首相は、自身の別荘「日の出山荘」にアメリカのレーガン大統領を招き、お互いを「ロン」、「ヤス」と呼び合う親密な関係を築いた。

一方、世界の首脳外交でも、別荘の役割は重要で、ブッシュ大統領が別荘「キャンプ・デービッド」に小泉純一朗首相を招き、キャッチボールをしたり、トランプ大統領も安倍首相を別荘に招いて、個人的なつながりを深めている。

外国の首脳を初めて自分の別荘に招いた安倍首相だが、インドへの歓待の「タイミング」に注目が集まっている。

日本の首相として、7年ぶりに中国を公式訪問し、習近平国家主席らと会談。

27日に帰国したばかりで、間を置かずに今度はインドの首相と会談に臨む。

実は、インドと中国は国境が接していて、軍事・貿易両面で常に緊張関係にある。

今回の訪問で、中国が進める一帯一路に、条件付きで協力姿勢を打ち出した安倍首相として、一帯一路に警戒感を示す、インドのモディ首相を別荘に招き、腹を割って、日本の真意を説明したいとの思いもあるとみられる。

446チバQ:2018/10/30(火) 16:10:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00000055-asahi-int
半世紀暮らした国、突然「国民じゃない」400万人危機
10/30(火) 15:51配信 朝日新聞デジタル
半世紀暮らした国、突然「国民じゃない」400万人危機
「ヒンドゥー教徒に刃向かえば外国人として警察に通報される」と訴えるスレマン・クレシさん。83年の虐殺事件では、家族や親戚30人中12人を失ったという=ネリー、武石英史郎撮影
 不法滞在の外国人は、どの国でも取り締まる。しかし、半世紀近く普通に暮らし、投票までしてきたとしたら? インド北東部アッサム州で、そんな境遇の人々を洗い出す作業が始まった。400万人が無国籍となる瀬戸際にある。(ネリー=武石英史郎)

 「私はインド人だ。なのに名簿で『NO』と書かれている」。アッサム州中部ネリー村の役場の分室。やって来たイスラム教徒の農家マルジャット・アリさん(52)が切り出した。証明する書類を求められると、財布代わりのポリ袋から1枚のカードを大事そうに取り出した。「これで投票した」。選挙管理委員会が発行した有権者証だ。

 担当官は「証明にならない」と一蹴。「土地の権利書とか、配給カードとか。1971年以前の記録がないとダメだ。必要なら地区の役場へ行きなさい」

 地区の役場は車で1時間半。交通費もばかにならない。文字をあまり読めないアリさんが書類を見つけられるかどうか。「国民じゃなくなったら畑や家族はどうなる。私は死ぬしかない」。アリさんは目を潤ませた。

■パスポート所持者も「NO」

 州内で「本物のインド人」を認定し直す「国民登録」は2015年に始まった。約3300万人が申請し、今年7月末に発表された暫定名簿で400万人余りが除外された。9月末から2カ月間が不服申立期間で、ネリー村の役場分室は受付窓口の一つだ。

 次に来た男性もイスラム教徒。自分と妻は国民と認められたものの、子供3人の欄には「NO」の文字。担当官は「出生届は出したのか。他に証明できる書類は?」。法律では、国民であることの立証責任は本人にある。

 ネリー村があるモリガオン地区ではイスラム教徒が人口のほぼ半数を占める。そのうち1〜2割が「NO」とされた。中にはインドのパスポートを持つ人もいた。取材した範囲で、自ら外国人だと認める人は誰もいなかった。

朝日新聞社

447チバQ:2018/10/30(火) 19:02:36
https://www.asahi.com/articles/ASLBW24J7LBWUHBI00C.html
スリランカ大統領、議会停止を宣言 前首相の動き警戒か
ニューデリー=武石英史郎2018年10月27日21時37分
 インド洋の島国スリランカのシリセナ大統領は27日、議会の停止を宣言した。親欧米のウィクラマシンハ首相を26日に突然解任し、反欧米で中国寄りとして知られたラジャパクサ前大統領を新首相に任命。宣誓も行われたが、解任されたウィクラマシンハ氏は「議会の多数は私を支持しており、今も首相だ」と主張したことから、議会を停止したとみられる。

 ウィクラマシンハ氏は解任の無効を主張し、自身の議会での優位を国民に見せつけるため、議会を招集しようとしたとみられる。

 ラジャパクサ氏は2015年までの2期10年間の大統領在任中、中国からの借り入れでインフラ整備を進めた。一方、反政府勢力との内戦で市民4万人の犠牲を出した責任を欧米から追及されている。

 シリセナ氏は元々、ラジャパクサ政権の保健相だったが、ウィクラマシンハ氏が率いる政党に担がれて離反し、15年の大統領選で勝利。対中債務の返済に窮して経済状態が悪化する一方、隣国インドとの関係をめぐり、インド寄りのウィクラマシンハ氏との不仲が伝えられていた。

 日本政府は、インド洋地域への進出を強める中国を牽制(けんせい)する狙いから、インドと協調したスリランカ支援の計画を進めている。28日から来日するインドのモディ首相との首脳会談でも、スリランカ型の日印協調が話し合われる見通しだが、スリランカの政治混乱が影響を及ぼす可能性がある。(ニューデリー=武石英史郎)

449チバQ:2018/10/30(火) 19:04:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018103000042&amp;g=int
前閣僚を拘束、政争激化=スリランカ

スリランカ


29日、コロンボで、拘束されるスリランカのラナトゥンガ前石油資源開発相(中央)(AFP時事)

 【ニューデリー時事】スリランカの警察当局は29日、前日の銃撃事件で発砲を指示し、1人を死亡させたとしてラナトゥンガ前石油資源開発相を拘束した。スリランカでは、シリセナ大統領派と首相を解任されたウィクラマシンハ氏との間で政争が激化しており、大統領派は解任を認めない前政権閣僚への圧力を強めている。
 銃撃は、ラナトゥンガ氏と大統領支持者がもみ合いになった際に起きた。大統領は26日、ウィクラマシンハ氏の首相解任を発表したが、ウィクラマシンハ氏は「憲法違反だ」と述べ、自らがまだ首相職にあると主張している。(2018/10/30-00:52)


https://www.jiji.com/jc/article?k=2018102800484&amp;g=int
議会議長、大統領の首相解任認めず=対立長引く恐れ-スリランカ

スリランカ


大統領から解任されたものの、議会議長は解任を認めていないスリランカ首相のウィクラマシンハ氏=5日、オスロ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】AFP通信によると、スリランカ議会議長は28日、大統領によるウィクラマシンハ首相の解任を認めない考えを表明した。混乱するスリランカは、大統領派と首相派に分裂し、対立が長引く恐れもある。(2018/10/28-22:55)

451チバQ:2018/10/30(火) 20:16:10
スリランカ
■2015年大統領選
>>70 
与党・スリランカ自由党の現職、マヒンダ・ラジャパクサ大統領(69)と、
同党の幹事長を辞して大統領に反旗を翻し、新党の新民主戦線(NDF)から出馬したマイトリパラ・シリセナ前保健相(63)
による事実上の一騎打ち。

前回の大統領選で敗れ、投獄されたフォンセカ前軍参謀長率いる民主国民連合(DNA)や
少数派民族タミル人のタミル国民連合(TNA)など主要野党も、シリセナ氏を野党統一候補として支援している。

>>72
シリセナ氏は、大統領が親族を要職に登用しているとして「縁故主義」や強権政治を批判。
大統領の権限を弱める憲法改正を公約に掲げ、クマラトゥンガ前大統領や20人を超える与党議員の支持を取り付けた。
最大野党・統一国民党のほか、少数派タミル人やイスラム教徒の政党からも支持を得ている。

>>76
現職のマヒンダ・ラジャパクサ大統領(69)に対抗して出馬したマイトリパラ・シリセナ前保健相(63)が
9日、得票率51・28%でラジャパクサ氏(47・58%)を破り、初当選した。


■2018年10月
>>443 
議会第1党の統一国民党(UNP)を率いるウィクラマシンハ氏を首相に起用した。老舗政党のUNPはインドと関係が深い。
前回大統領選で共闘したウィクラマシンハ首相を26日に突然解任、後任に親中国派のラジャパクサ前大統領を据えた
今年2月の地方議会選では、ラジャパクサ氏のスリランカ人民党(SLPP)に大勝を許した。

>>450
ジャヤスリヤ議会議長は28日、ウィクラマシンハ氏を依然首相であると認めた。

452チバQ:2018/11/11(日) 19:55:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000004-jij_afp-int
スリランカ大統領、議会を解散 来年1月に選挙 混迷深まる
11/10(土) 9:31配信 AFP=時事
スリランカ大統領、議会を解散 来年1月に選挙 混迷深まる
スリランカ・コロンボで支持者を前に演説するマイトリパラ・シリセナ大統領(2018年11月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スリランカのマイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)大統領は9日、新首相任命に対する十分な支持を得られなかったことを受け、議会を解散し、来年1月に議会選を行うことを決めた。

 シリセナ大統領は先月26日、ラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)首相を突然解任し、前大統領のマヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)氏を新首相に任命した。ウィクラマシンハ氏は解任に応じない意向を示している。

 ウィクラマシンハ氏とラジャパクサ氏のどちらが真の首相であるかを選ぶ信任投票が行われる見通しとなっていたが、ラジャパクサ氏が過半数を獲得するのに8票足りないことが明らかとなり大統領派は議会解散に動いた。シリセナ大統領は、議会(定数225)を解散する命令に署名し、議会選を予定より約2年前倒しして来年1月5日に行うとした。

 ウィクラマシンハ氏が解任を拒否する一方、シリセナ大統領は自身に対する抵抗を阻止するため議会を停止しており、混迷を深めるスリランカに対する国際社会の懸念が強まっている。【翻訳編集】 AFPBB News

453チバQ:2018/11/12(月) 15:03:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181110-00000120-jij-asia
議会解散で法廷闘争=前首相派、大統領に対抗―スリランカ
11/10(土) 21:52配信 時事通信
 【ニューデリー時事】AFP通信によると、スリランカ議会第1党の統一国民党(UNP)幹部は10日、シリセナ大統領が9日に突然決めた議会解散の正当性をめぐり「法廷で争う」と表明した。

 大統領は来年1月5日に議会選を行い、UNPを率いるウィクラマシンハ前首相の解任について信を問う方針を示していた。

 大統領は10月26日に前首相を解任。その後、大統領と前首相は、議会でそれぞれの正統性を示すべく多数派工作を行っていた。大統領は議会の過半数を抑えることに失敗したため、解散に踏み切ったとみられている。

454チバQ:2018/11/22(木) 11:24:37
https://www.sankei.com/world/news/181122/wor1811220002-n1.html
「文明未接触の島」上陸の米国人を住民が殺害 インド
2018.11.22 00:01国際アジア
 【ニューデリー=森浩】「文明未接触の島」といわれるインド東部アンダマン・ニコバル諸島の北センチネル島で、島に上陸して住民に接触しようとした米国籍の男性(27)が殺害された。現地紙などが21日、伝えた。

 地元メディアによると、男性は近隣の漁師の力を借りて、16日に北センチネル島に近づき、カヌーで上陸。その後消息が途絶えていた。弓矢で殺害されたとの情報もある。

 男性は過去5回、アンダマン・ニコバル諸島を訪れており、キリスト教を布教するために北センチネル島に住むセンチネル族に会いたいと望んでいた。

 センチネル族は、過去に文明に接触したことがない部族として知られ、人口は39人とも400人ともいわれる。警戒心が強く、接近するヘリコプターにも弓で応じるという。

 地元政府は住民の生活を尊重して外部からの接触を禁じている。しかし、近年はインターネットなどを通じて存在が広まったことで、「旅行者が接近する可能性がある」と懸念されている。

455チバQ:2018/11/26(月) 09:41:57
https://mainichi.jp/articles/20181126/k00/00m/030/135000c
ムンバイテロ10年
インド元内相「黒幕」裁きなく不信感
毎日新聞2018年11月26日 07時45分(最終更新 11月26日 07時45分)
 【ニューデリー松井聡】ムンバイ同時多発テロ直後にインド内相に就任したチダムバラム氏は23日、毎日新聞の取材に応じた。インドが事件の「黒幕」と断定するラシュカレ・トイバ(LeT)の創設者ハフィズ・サイード師らが、パキスタンで刑事責任を問われていないことを批判、早期の両国関係の改善は困難との見方を示した。

 チダムバラム氏は「音声記録や(犯人の)カサブ元死刑囚の供述などからテロがパキスタンで計画され、指揮されたことは間違いない」と説明した。パキスタン政府は事件関与を公式には認めていないが、「パキスタンは米国や英国に対して、私的な会話の中で(一定の)責任を認めている」と明かした。

 サイード師とLeTのラクビ幹部は、パキスタンで断続的に軟禁や拘束されるなどしたものの、刑事罰は受けていない。背景にはLeTを支援してきたパキスタン軍の司法や政治への影響力があると指摘される。

 チダムバラム氏は「パキスタンで正義がもたらされない限りテロは忘れられない」と述べる一方、「現時点でパキスタンには何も期待できない」と語った。

456チバQ:2018/12/16(日) 20:38:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181215-00000042-jij_afp-int
ラジャパクサ首相が辞任、スリランカの「憲政の危機」が収束へ
12/15(土) 23:25配信 AFP=時事
ラジャパクサ首相が辞任、スリランカの「憲政の危機」が収束へ
スリランカの中心都市コロンボの自宅で、辞職する旨を記した書類に署名するマヒンダ・ラジャパクサ首相(2018年12月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】前首相派と大統領派が対立していたスリランカで15日、マヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)首相が辞任した。同首相が7週間続いた権力闘争から身を引いたことで、「憲政の危機」に収束の兆しが見えてきた。

 ラジャパクサ氏は自宅で、10月26日に就任した首相職を辞する旨を記した書類に署名。73歳の元大統領である同氏は、報道陣に対して声明は出さなかったものの、側近らによると、争点となっていた首相就任以来利用していたリムジンを返却する予定だという。

 同国では、マイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)大統領がラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)首相を解任し、その後任として宿敵だったラジャパクサ元大統領を任命したことから政治的混乱が発生。ウィクラマシンハ氏は解任は違法として応じず、同国は2人の首相が並立する事態に陥っていた。

 だがラジャパクサ内閣に対しては11月14日、不信任案が可決されていた。【翻訳編集】 AFPBB News
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181216-00000021-jij_afp-int

解任された前首相が復帰、スリランカの「憲政の危機」が収束
12/16(日) 15:34配信 AFP=時事
解任された前首相が復帰、スリランカの「憲政の危機」が収束
スリランカの中心都市コロンボにある首相府で、支持者に語り掛けるラニル・ウィクラマシンハ首相(20018年12月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新、写真追加)政治混乱が続いたスリランカで、首相職を解任されていたラニル・ウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)氏が16日、首相に復帰した。国会議員の1人が明らかにした。これで51日間にわたる「憲政の危機」が収束することになった。


 69歳のウィクラマシンハ氏はこの日、マイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)大統領の立ち合いの下で就任宣誓を行った。

 ただ同大統領が、ウィクラマシンハ氏による首相就任宣誓式に記者の立ち入りを禁止したことで、両者の反目が改めて浮き彫りとなり、首相任命の知らせはウィクラマシンハ氏支持派の議員らによってもたらされた。

 ウィクラマシンハ氏率いる統一国民党(UNP)は、「違法な権力の奪取と闘ってくれた国民に感謝する。必ずや民主主義を回復させる」とツイート。

 同氏の報道官によると、同氏は数日以内に組閣する予定だという。

 シリセナ大統領は10月26日にウィクラマシンハ氏を首相職から解任。その後任として宿敵だったラジャパクサ元大統領を任命したが、ウィクラマシンハ氏は退任を拒否。一連の権力闘争により政府は機能停止に陥っていた。【翻訳編集】 AFPBB News

457チバQ:2018/12/16(日) 20:39:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181216-00000026-jij-asia
ウィクラマシンハ氏、首相復帰=混乱1カ月半、正常化に期待―スリランカ
12/16(日) 15:11配信 時事通信
ウィクラマシンハ氏、首相復帰=混乱1カ月半、正常化に期待―スリランカ
首相職をめぐる政治混乱が約1カ月半続いてきたスリランカで16日、ラニル・ウィクラマシンハ氏(69)が改めて就任宣誓し、首相に復帰した。写真は、15日、コロンボで支持者を前に演説するウィクラマシンハ氏
 【ニューデリー時事】首相職をめぐる政治混乱が約1カ月半続いてきたスリランカで16日、ラニル・ウィクラマシンハ氏(69)が改めて就任宣誓し、首相に復帰した。

 これによって政治の正常化が期待されるが、対立勢力間の不信感は根深い。

 ウィクラマシンハ氏は、経済政策などをめぐって対立していたシリセナ大統領により10月26日に解任された。しかし、自派が優勢な議会で正統性を主張し続け、法廷闘争も展開した末の「復活」となった。

 宣誓式は非公開で実施され、ウィクラマシンハ氏は自らを解任した大統領の前で宣誓。式を終え、ツイッターに「スリランカの民主主義と国民主権の勝利だ」と投稿した。

 大統領が首相に望んだラジャパクサ前首相は15日に辞任した。ウィクラマシンハ氏の解任を取り消す形になった大統領の求心力低下は避けられない。一方で15日の辞任に際し「変革は間違いなくやってくる」と予告した前首相は引き続き権力奪取を狙うとみられる。

 前首相は11月、議会の不信任決議を受けても辞任を拒否。ウィクラマシンハ派の訴えを受け、裁判所が12月に入って前首相の権限を差し止めたため、内閣は機能停止に陥り、来年の予算成立が危ぶまれていた。

458チバQ:2018/12/18(火) 18:48:53
https://www.asahi.com/articles/ASLDK4RLMLDKUHBI012.html
モルディブ大統領、初の外遊先はインド 中国離れ鮮明
ニューデリー=奈良部健 2018年12月18日16時27分

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首脳会談後、合意内容について説明するソリ大統領(左)とモディ首相=2018年12月17日、ニューデリー、奈良部健撮影

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 インド洋の島国モルディブで11月に就任したソリ大統領が初の外遊先としてインドを訪問し、17日にモディ首相と会談した。前政権は中国との関係を強めたが、ソリ氏はインド重視を表明。モディ氏はモルディブに対する最大14億ドル(約1600億円)の資金援助を表明した。

 「地域の安定やインド洋の安全保障でより緊密な協力をしていきたい」。会談後の記者会見でソリ氏はこう述べた。モディ氏は「両国は歴史や文化も共有する。民主主義でも結びついている」と応じた。

 モルディブでは、親中派のヤミーン前大統領が中国からの融資で橋や空港などのインフラ整備を進めた。かつてない建設ブームに沸いたが、中国からの債務は年間税収の約3倍に当たる約30億ドル(約3400億円)に上るとされ、債務危機に陥っている。

 会談後に出された共同声明によると、モディ氏が表明した資金援助は好条件とされ、債務返済に充てられるとみられる。

 ソリ政権は前政権が中国との間で締結した自由貿易協定(FTA)の見直しも示唆している。インド洋では近隣国のスリランカでも親中派と親インド派の対立が続いている。(ニューデリー=奈良部健)

459チバQ:2018/12/25(火) 00:14:22
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181222X733.html
野党有力者不在、与党優位か=バングラ総選挙まで1週間
12月22日 14:36時事通信

 【ニューデリー時事】バングラデシュで30日に投開票される総選挙(定数350)が1週間後に迫った。バングラデシュ民族主義党(BNP)のジア元首相=汚職罪で禁錮判決=ら野党の有力指導者が不在の中、与党アワミ連盟(AL)の優位が予想される。

 バングラデシュでは1990年代から、AL党首のハシナ首相とジア氏がほぼ交互に首相に就任し、その都度、相手派閥を弾圧してきた。今回も総選挙の前に野党指導者のジア氏と息子が相次いで有罪判決を受け、選挙に参加できない。

 2014年の前回総選挙では、公正さに疑念があるとしてBNPなど主要野党がボイコットする中、ALが圧勝した。BNPなど野党は今回、連合を組んで政府の強権姿勢を批判。これに対してALは、過去の実績を強調し「国民に繁栄をもたらす」(ハシナ氏)とさらなる経済発展を誓う。

 投票日を前に、双方の候補者や支持者への襲撃事件が頻発し、AFP通信によると、21日までに少なくとも6人が死亡した。治安悪化が懸念されている。

460チバQ:2018/12/30(日) 08:26:07
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3204592.html
バングラデシュ、総選挙に向け警官ら60万人配備 きょう投票
07:23AFPBB News

バングラデシュ、総選挙に向け警官ら60万人配備 きょう投票

バングラデシュの首都ダッカで、投票の準備をする選挙職員ら(2018年12月29日撮影)。(c)Munir UZ ZAMAN / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】バングラデシュで30日に行われる総選挙の投票に向け政府は警備を強化し、これまで警察官や陸軍、治安要員など約60万人を動員した。当局幹部が明らかにした。選挙では、野党が政府による弾圧が足かせとなっていると主張する中、現首相のシェイク・ハシナ・ワゼド氏が同国史上初の4選を果たすと予想されている。

 投票前のバングラデシュでは、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟と、野党バングラデシュ民族主義党の双方の支持者が衝突し、これまでに13人が死亡、数千人が負傷した。BNPでは現在汚職の罪で収監中のカレダ・ジア氏が党首を務めるが、野党の活動家も逮捕されている。

 当局の報道官によると、同国通信規制当局も騒乱を招く恐れのある「うわさの拡散を防ぐため」、国内の携帯電話各社に対し投票日の真夜中まで3G(第3世代)と4G(第4世代)のサービスの停止を命じた。

 ハシナ氏はバングラデシュ建国の父シェイク・ムジブル・ラーマン氏の娘。首相在任期間が最長の同氏は2008年12月の総選挙で圧勝して以来、4期目の再選を目指している。健全な国内総生産の成長を率いたと称賛されているものの、同国で今年成立された報道規制を強化する法律などを通じ、言論の自由を妨げ反対派を弾圧していると批判も受けている。 【翻訳編集】AFPBB News

461チバQ:2018/12/30(日) 08:43:23
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1812280015.html
モディ印首相試練 地方選大敗で来年下院選に暗雲
12月28日 11:24産経新聞

 【ニューデリー=森浩】来年5月までに下院選(定数545)が予定されるインドで、モディ首相への逆風が吹いている。自ら率いる与党インド人民党(BJP)が国内5州議会選で全敗。農村での不満などが指摘され、下院選での大幅議席減を予想する世論調査も出始めた。BJPの楽勝とみられていたムードは一変しており、選挙戦略の練り直しが迫られている。

 「国民はモディ政権で幸せではないことが鮮明となった。この結果はモディ氏へのメッセージだ」

 野党国民会議派のラフル・ガンジー総裁は11日、5州議会選の結果を受けて、こう勝利を宣言した。

 州議会選挙で、国民会議派は中部マディヤプラデシュ(MP)州、チャッティスガル州、西部ラジャスタン州で第1党に躍進。BJPはすべての州で敗北した。MP、ラジャスタン両州では過去15年、BJPが政権を握っていた。州議会選は政党の支持率を測るバロメーターとされるだけに全敗の衝撃は大きい。

 7%を超える経済成長を実現しながら吹くモディ政権への逆風の原因は何か。「成長の恩恵が国民に行き渡っているとは言い難いことが問題だ」と話すのは、デリー大のランジブ・サンジャン准教授(政治学)だ。サンジャン氏は要因として2点を指摘する。

 ひとつは失業問題だ。国際労働機関(ILO)の推計では失業率は3・5%だが、実態はよくわからない。サンジャン氏は「都市部でも10%以上に達する可能性がある」と指摘する。政府は2017年4月に失業率をはじき出すための労働力調査を実施したものの結果は未発表だ。専門家の間では「モディ政権にとって相当厳しい結果が出たので発表を遅らせている」ともささやかれる。

 もうひとつの要因が農村部での不満で、農作物の価格下落や原材料費の高騰により、農家の借入額が膨張。零細農家を中心に債務返済が滞る事態が頻発している。農業従事者は就業人口の5割強を占めるだけに不満の影響は大きい。

 モディ政権は7月に政府が農家から買い取る農産物の最低保証価格を引き上げたほか、9月に貧困層向けの健康保険制度を導入するなど、“バラマキ政策”で票の掘り起こしに躍起だ。ただ、原資としてインド準備銀行(中央銀行)に国庫納付金の増額を要求したことなどにより、政府と準備銀が対立。同行のパテル総裁が辞任するなど混乱も生んでいる。

 ガンジー氏率いる国民会議派は、農村や貧困地区を重点的に回る戦術を採用しており、政権奪還を狙う。シンクタンク「ブルッキングス・インド」は、現状のまま下院選が実施されれば、BJPは前回選挙から議席を100以上減らして、過半数を割り込み179議席に落ち込むと予想。野党連合の勢い次第では政権交代の可能性もはらみ、BJPは党勢立て直しが急務だ。

 サンジャン氏は「14年の下院選では、モディ氏の『よき日が到来する』とのスローガンが有権者の心を揺さぶった。期待が大きかった分、反発につながっている」と話している。

462チバQ:2018/12/31(月) 08:11:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181231-00000000-jij_afp-int
バングラデシュ総選挙、与党圧勝の見通し 野党は再選挙要求
12/31(月) 5:59配信 AFP=時事
バングラデシュ総選挙、与党圧勝の見通し 野党は再選挙要求
バングラデシュ・ダッカの投票所で投票を終え、取材に応じるシェイク・ハシナ・ワゼド首相(中央、2018年12月30日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】バングラデシュで30日、総選挙の投開票が行われ、シェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相(71)率いる与党が圧勝する見通しとなった。ただ野党は不正があったと主張、また対立する支持者間の衝突などで少なくとも17人が死亡しており、情勢は不安定となっている。

【関連写真】開票作業の様子

 全国の開票結果をまとめている民放テレビ局のチャンネル24(Channel 24)は、与党アワミ連盟(AL)が単独で過半数の151議席を優に超える議席数を獲得したと報じている。

 選挙結果の公式発表は翌31日に予定されているが、同日午前0時前の時点で与党連合が191議席を確保。これに対しバングラデシュ民族主義党(BNP)を中心とする野党連合はわずか5議席にとどまっているとされる。

 野党連合は、与党が票の水増しなどの不正に及んだと訴え、選挙は「茶番」だと非難。選挙管理委員会に対し、今回の選挙結果を無効として再選挙を実施するよう要求している。

 今回の選挙戦では、死者を出す衝突が続発。選挙当日には当局が軍や警察、治安部隊の計60万人を動員し全土に厳重な警備体制を敷いたが、それでも暴力行為は防げなかった。

 警察によると、ALとBNPの支持者間の衝突で13人が死亡。さらに投票所の警護に当たっていたとする警察が男性3人を射殺した。また当局の話では、警察関係者1人が武装した野党支持者らに殺害されたという。

 ハシナ首相は在任中の10年間に同国の経済成長を促した他、隣国ミャンマー軍の弾圧を逃れてきたイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)を受け入れた点も評価されている。

 一方で反ハシナ派は、首相の独裁主義に加え、権力にしがみつくために政敵であるBNPのカレダ・ジア(Khaleda Zia)党首を汚職罪で17年間収監して野党の弱体化を招いていると批判している。【翻訳編集】 AFPBB News

463チバQ:2018/12/31(月) 08:20:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00000046-jij-asia
総選挙、与党が第1党へ=衝突で14人死亡―バングラデシュ
12/30(日) 20:41配信 時事通信
 【ニューデリー時事】バングラデシュで30日、総選挙(定数350)の投票が実施され、地元メディアは与党アワミ連盟(AL)が第1党となる見通しだと報じた。

 投票日を前に、有力野党の指導者が収監されたり、支持者が拘束されたりしたほか、AL支持者や警察と野党支持者との間で衝突が頻発し、AFP通信によると30日、14人が死亡。11月に選挙実施が決まって以降の死者は少なくとも27人に達した。

 地元メディアによると、AL関係者が投票を妨害したという複数の訴えがあり、選管が調査を行う方針。ただ、ALが勝利すれば公正な調査が進むかは不透明だ。野党幹部は結果受け入れを拒否し『投票やり直しを求める』と主張した。投票結果を受け、治安がさらに悪化する懸念もある。 

【関連記事】

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20181230/k00/00m/030/103000c
混乱のバングラデシュ総選挙 衝突で死者 野党候補者、刺され搬送
毎日新聞2018年12月30日 19時09分(最終更新 12月31日 00時45分)
【ニューデリー松井聡】バングラデシュ総選挙(定数350、任期5年)が30日投開票された。31日までには大勢が判明する見込み。ハシナ首相の与党・アワミ連盟(AL)の政権下ではこれまで、野党・バングラデシュ民族主義党(BNP)の政治家や支援者が多数拘束されてきた。警察によると、この日、各地で衝突が発生し、少なくとも17人が死亡、20人以上が負傷。選挙の公平性が危ぶまれる事態になっている。

 AFP通信によると、この日は60万人の治安部隊が各地に配置されたほか、偽の情報の拡散を防ぐため、携帯電話のインターネットが制限された。

 地元メディアによると、各地で与野党の支持者や警官隊との間で衝突が起きた。BNPによると、首都ダッカで同党の候補者の一人が刺され、病院に搬送されたという。負傷の程度は不明。

 また、複数の投票所でALの関係者が、野党支持者の投票を妨害する行為があった。投票をボイコットした野党の候補者も多数いた。選挙管理委員会は不正についての告発があれば、調査する意向を示している。

 BNPによると、11月以降、1万5000人以上の野党政治家や関係者が当局に拘束された。また、麻薬「ヤーバー」の捜査の一環で野党関係者が殺害されたとの指摘もある。国連や米国などは選挙の公平性に懸念を示してきたが、AL側は、野党政治家らの拘束について、「法に基づいた正当な行為」と主張している。

 ハシナ氏は30日朝、首都ダッカで投票後に記者団に対し、好調な経済成長を背景に、「人々はALを支持する。間違いなく勝つ」と自信を見せた。

 バングラでは1990年代以降、ALとBNPがほぼ交互に政権を担ってきた。同時に、ハシナ氏と、BNP党首のジア元首相は激しく対立。ジア氏は今年2月に汚職罪で有罪判決を受け、出馬できなかった。

 選挙ではALが優勢と見られるが、BNPは選挙後も「選挙が不公正だった」と批判する構えで、混乱は当面続く可能性がある。

464チバQ:2018/12/31(月) 21:18:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181231-00000020-mai-asia
バングラ総選挙「与党・アワミ連盟の連合勝利」 選管が発表
12/31(月) 19:18配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】バングラデシュで30日に投開票された総選挙(1院制、定数350)で、選挙管理委員会は31日、連続3期目を目指すハシナ首相の与党・アワミ連盟(AL)の連合が勝利したと発表した。地元メディアによると、ALは議席の9割超を獲得した。一方、野党側は「不正選挙だった」として再選挙を求めており、混乱は当面続きそうだ。

 地元紙デーリースターによると、小選挙区で争われた298議席のうち、ALなどの連合は288議席を獲得。バングラデシュ民族主義党(BNP)などの野党連合は7議席にとどまった。ALは選挙戦で、2期10年の政権下での安定した経済成長の実績を強調。一方、前回選をボイコットしたため10年ぶりの選挙となったBNPは、党首のジア元首相が汚職罪で有罪判決を受け出馬できなかったほか、多数の幹部が拘束され、十分な選挙戦を展開できなかった。

 バングラでは1990年代から、親インドで世俗主義のALと、中国に近くイスラム主義政党と連携するBNPが激しく対立しほぼ交互に政権を担ってきた。ハシナ政権が今回の選挙で圧勝したことで、野党に対する締め付けは続きそうだ。

 バングラでは2011年以降、経済成長率が6、7%台の高さで推移。ハシナ政権は成長の継続のため、インドに加えて中国や日本とも関係強化を図るとみられる。これらの国々は貿易などの面からバングラとの良好関係を重視しており、選挙を巡るハシナ政権の強権的な姿勢を強く批判することは避ける可能性が高い。インドのモディ首相は31日、ALの勝利を歓迎するコメントを出した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181231-00000535-san-asia
バングラデシュ議会選、与党勝利  野党支持者ら衝突で18人死亡
12/31(月) 20:31配信 産経新聞
バングラデシュ議会選、与党勝利  野党支持者ら衝突で18人死亡
バングラデシュ政界の構図
 【ニューデリー=森浩】12月30日投開票のバングラデシュ議会選(定数350)で、選挙管理委員会は31日、ハシナ首相の与党アワミ連盟(AL)の勝利を発表した。バングラデシュ民族主義党(BNP)など野党陣営は、妨害や不正があったとして再投票を求める声明を発表。投票当日の野党支持者が治安部隊と衝突して18人が死亡しており、今後政情が不安定化する可能性がある。

 選管によると、比例配分の女性枠を除いた小選挙区300議席のうち、ALを中心とする与党連合が288議席を獲得した。

 選挙戦でALは7%台の成長率達成など経済面での実績を強調し、「10%の成長」を公約に掲げた。野党側はBNPを中心に連携し、ハシナ政権の強権的姿勢を批判した。

 バングラデシュでは近年、野党や批判的な記者への弾圧が続いており、BNPによると、選挙戦でも候補や支持者1万5千人以上が拘束された。ハシナ政権はイスラム過激派摘発や、国内で蔓延(まんえん)する違法薬物「ヤーバー」撲滅作戦を展開するが、現地ジャーナリストは「実態として政権が批判者の排除に利用している」と批判する。

 投票当日には野党支持者らによる抗議が各地で発生し、治安部隊との衝突により200人以上が死傷した。ロイター通信などによると、投票所で野党側に投票しようとした有権者が妨害される事態も発生するなど、国内各地で混乱がみられた。

 バングラデシュでは1990年代からALとBNPがほぼ交互で政権与党の座に就く。ハシナ氏はクーデターで殺害されたムジブル・ラーマン初代大統領の長女で、BNPを率いるジア元首相は暗殺されたジアウル・ラーマン元大統領の妻。バングラデシュの近年の政治は「2人の女性の戦い」ともいわれる。

 ジア氏は2つの汚職罪で有罪判決を受けて収監中で、選挙戦に立候補できなかった。ジア氏への刑事訴追も政権による“野党潰し”との見方が強く、与野党の溝は深まる一方だ。

 対外的にALは親インド的なスタンスで、インドのモディ首相は31日、ハシナ氏に電話で勝利への祝意を伝達した。バングラデシュは繊維業を中心に経済発展が続いており、衣料品輸出では中国に次ぐ世界2位の規模に成長。インドではAL政権の続投により、連携深化を期待する声が強い。

465チバQ:2019/01/10(木) 11:43:31
https://digital.asahi.com/articles/ASLD04DFDLD0UHBI004.html?rm=465
「怖くて投票行けない」バングラ総選挙、与党圧勝の背景
有料記事

ダッカ=奈良部健 2019年1月8日18時26分
 バングラデシュで総選挙(定数350、任期5年)があり、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟(AL)が圧勝した。投開票があった12月30日、政府は携帯電話を遮断し、車両の通行も禁止。野党側は選挙ポスターすらみられない異様な状況で行われた。

 総選挙は、全350議席のうち300議席については小選挙区制を採用し、50議席は女性枠として比例配分している。選挙管理委員会によると、小選挙区はALを中心とした与党連合が288議席を獲得。最大野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の組む野党連合は7議席にとどまった。

 ハシナ氏は記者団に「国民が私の政権による成長に賛意を示し、さらなる成長を求めた」と語った。ハシナ氏の首相在任は通算で4期目となる。選挙戦では2016、17年に7%の国内総生産(GDP)成長率を達成したことを強調し、今後5年で10%に引き上げると約束した。

 ただ、投開票のあった12月30日は全土で与野党の支持者が衝突し、少なくとも18人が死亡、200人以上が負傷するなど混乱が広がった。野党候補の1人が刺される事件も起きた。

 ログイン前の続きBNPなど野党側は「支持者1万5千人以上が選挙戦で不当に逮捕された」と与党を非難。「投票前にすでに票が入っている投票箱が各地で目撃された」「警官が住民に与党への投票を強制した」と訴え、選挙のやり直しを求めていた。だが、選挙管理委員会は拒否した。

 バングラデシュは人口約1億6千万人で、平均年齢26・7歳と人口構成も若く、市場としても投資先としても世界から注目されている。日本は南東部マタバリで石炭火力発電所と港湾の一体開発などの大型円借款事業を進めている。

     ◇

 投票日、政府は情報の拡散を防ぐために携帯電話の通信サービスを遮断し、車両の通行も禁じて厳戒態勢をとった。ダッカ市内の街頭には、ハシナ首相率いるAL候補者のポスターしかみられなかった。最大野党のBNPは「ポスターの印刷や掲示さえ認められなかった」(幹部)としている。

 強権化する政府への不満はくすぶっており、投票に来た男性(32)は記者に近づいてきて、「こんなのは選挙じゃない。結果は決まっている」とささやいた。

 有権者には「暴力が怖くて投票に行けない」との声もある。駐ダッカ米国大使は選挙管理委員長に、「頻発する野党関係者への暴力を懸念している」と伝え、安全に投票できる環境整備を求めた。野党幹部は、有権者が警察から与党への投票を強制されたり、投票所で与党票の水増しが行われたりしていると批判する。

 選挙戦で与党ALは、2009年1月にハシナ首相が就任してから年平均6%超の経済成長を果たしたと実績を強調。5年以内に10%成長を実現すると訴えた。BNPも成長を公約に掲げるが、公平な選挙になっていないとして政権による人権侵害を主な争点に据えた。外交関係者は「『成長』対『民主主義』の戦いだ」と話す。

 一方、アパレル工場の経営者は「与野党に政策的な違いはほとんどない。政治の安定が最大の望みだ」と語った。(ダッカ=奈良部健)

466チバQ:2019/01/14(月) 19:37:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000004-mai-asia
インド「イスラム差別」法案が波紋 他宗教の不法移民には国籍
1/14(月) 7:30配信 毎日新聞
インド「イスラム差別」法案が波紋 他宗教の不法移民には国籍
インドの選挙管理委員会発行の有権者証などを見せるバングラ出身のイスラム教徒の男性。イスラム教徒にだけこれらを取得できなくする改正案は「宗教差別だ」と非難した=ニューデリーで2019年1月13日午後11時14分、松井聡撮影
 【ニューデリー松井聡】ヒンズー教徒が約8割を占めるインドで、イスラム教徒以外の不法移民にのみ国籍を与える法律改正案が下院で可決された。ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相の与党・インド人民党(BJP)の母体組織はイスラム教徒と対立してきた歴史があり、春に予定される総選挙に向け、保守層の支持固めを狙ったとみられる。イスラム教徒や専門家らは「憲法の規定にある法の下の平等に反し、宗教間の対立をあおる」と批判している。

 8日に下院で可決された改正案は、2014年末までにインドに不法入国したパキスタン、バングラデシュ、アフガニスタン出身者のうち、ヒンズー教▽シーク教▽仏教▽キリスト教――などイスラム教を除く6宗教の信者に国籍を付与するもの。バングラからの不法移民だけで2000万人に上るとの見方もあるが、宗教別の人数を含め詳細は不明だ。

 この3カ国はいずれもイスラム教国で、それぞれ宗教的少数派への差別や迫害が度々問題になってきた。このことを踏まえ、BJP前総裁のシン内相は「(イスラム教徒でない)彼らはインド以外に行く場所がない」と改正の意義を強調する。

 イスラム教徒からは反発の声が上がる。ニューデリーで38年間暮らすバングラ出身のイスラム教徒の男性(55)は20年以上前にインド国籍を取得。「私は運が良かったが、取得できていない多くの人々もここに生活基盤がある。イスラム教徒というだけで出て行けと言われるのはおかしい」と憤る。

 ジャダプール大のオンプラカシュ・ミシュラ教授は「宗教で人々の権利を選別するのは明らかな憲法違反」と指摘。さらに「BJPは上院で過半数の議席を持っておらず、実際に改正案を施行できるとは考えていない。ヒンズー教徒のために取り組んでいるという姿勢を見せたいだけだ」と批判する。

 インドでは、14年のモディ政権誕生以降、勢いを増したヒンズー過激主義者によるイスラム教徒への襲撃や嫌がらせが相次ぐ。BJPに詳しい地元紙の記者は「改正案の下院可決はBJPの反イスラム姿勢の最たる例だ。過激主義者の行動がさらにエスカレートしかねない」と懸念を示す。

 一方、BJPの思惑とは裏腹に、不法移民が多い北東部では改正案に反発する動きがヒンズー教徒にも広がる。特にアッサム州では改正案への抗議デモが連日続き、BJPの連立政権のメンバーだった地域政党が連立からの離脱を決めた。

 アッサムの人々はもともと言葉や生活習慣が異なるバングラからの移民流入に反対してきた。改正案が成立すればイスラム教徒以外のバングラ人の更なる流入を招くとの不満がある。

 匿名を条件に取材に応じた政府系シンクタンクの専門家は「アッサム州では反移民を主張する武装組織が活動してきた。近年は弱体化していたが、改正案を機に息を吹き返すだろう。『パンドラの箱』を開けてしまった恐れもある」と指摘する。

 ◇ヒンズー至上主義とイスラム教徒

 インドのイスラム教徒は全人口約13億人のうち約14%で、宗教別ではヒンズー教徒に次ぐ。19世紀後半以降、インドを植民地としていた英国が、独立運動を妨害する目的でヒンズー教徒とイスラム教徒の対立をあおる政策を取った。インド独立の父、マハトマ・ガンジーは宗教間融和を訴えたが、インド人民党(BJP)の母体のヒンズー至上主義団体「民族奉仕団」(RSS)はこれに反発し、1992年の北部のモスク(イスラム教礼拝所)破壊を主導した。2002年には西部でRSSのメンバーらとイスラム教徒が衝突し、イスラム教徒を中心に1000人以上が死亡した。

467チバQ:2019/01/24(木) 11:33:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190123-00000650-san-asia
インド、“御曹司”ガンジー氏率いる国民会議派伸長
1/23(水) 22:08配信 産経新聞
インド、“御曹司”ガンジー氏率いる国民会議派伸長
 【ニューデリー=森浩】5月までに行われるインド総選挙に向け、ラフル・ガンジー総裁率いる野党・国民会議派が勢いを増している。インド屈指の政治家一族の御曹司で、頼りなさも指摘されたラフル氏だが、農村を精力的に回るなどして支持を拡大。「リーダーとして重要なタフさが出てきた」(現地政治評論家)とも評され、モディ首相のインド人民党(BJP)が牙城としてきた州まで揺るがす勢いだ。

 「職がない若者と貧困にあえぐ農村が、あなたの専制と無能から解放されることを懇願する」

 ラフル氏は20日のツイートで、こうモディ氏を批判。経済成長の恩恵が行き渡っていない現状を「失政」と厳しく指弾した。

 会議派への追い風が鮮明となった昨年12月開票の国内5州の州議会選でも、ラフル氏は精力的に動いた。会議派関係者によると、ラフル氏は、演説でも外交やマクロ経済といったテーマを避け、脆弱(ぜいじゃく)な収入源が社会問題化する農村を徹底して回る“ドブ板選挙”を展開。「BJPへの不満の高まりをラフル氏がすくい上げた」と会議派広報のプリヤンカ・チャトルベディ氏は分析する。

 ラフル氏は、インド独立の父マハトマ・ガンジーの子孫ではなく、初代首相だったネールの系統だ。ネールの娘、インディラが後に下院議員となるフェローズ・ガンジーと結婚したことが、ガンジー姓を名乗るきっかけだ。フェローズとマハトマ・ガンジーに血縁関係はなく、ネールの血統は「ネール・ガンジー家」と呼ばれる。

 インド政治史で存在感を見せるネール・ガンジー家だが、その歩みは平坦(へいたん)ではなかった。首相となったインディラ、その後継となった息子ラジブはともに暗殺された。ラジブの弟サンジャイも政治家だったが航空機事故で死亡。栄光と悲劇性から「インドのケネディ家」との異名を取る。

 ネールから数えて第4世代に当たるラフル氏への期待も当然高かったが、その経歴と行動に頼りなさが付きまとった。

 会議派副総裁として臨んだ2014年総選挙は事実上の首相候補として戦ったが、モディ人気に太刀打ちできず惨敗。会議派は前回選挙(09年)の206議席から5分の1近い44議席にまで減らした。15年には突然、「党の将来を熟考するため時間が必要」などとして約2カ月間姿をくらまして批判の声が上がった。「ただ、ここ1年ほどで良家の御曹司的な線が細い印象を払拭しつつある」と話すのは、政治評論家のサンジャン・クマール氏だ。

 クマール氏は、「経済政策への期待に押されたモディ人気が失望に変わりつつあるが、都市中間層を軸にBJPへの支持も厚い」と指摘。「下院選は両党ともに過半数が取れず、他党との連立が焦点となる可能性がある」と述べている。

     

 印国政与党BJPへの逆風を受けて、モディ政権は低所得者層などへの優遇政策を矢継ぎ早に発表しており、支持拡大に躍起だ。

 政府は8日、貧困層に雇用や入学で10%の優遇枠を割り当てる憲法改正案を国会に提出し、可決された。これまでの優遇制度は低位カーストや特定の少数民族を対象にしていたが、貧困層も対象とすることで票の掘り起こしにつなげたい狙いがある。特に「上位カーストの貧困層」に狙いを絞った施策と指摘される。

 10日には、年間売上高が400万ルピー(約613万円)以下の事業者に対して、物品サービス税の支払い免除を発表。家族を含めると1億人以上といわれる小売り事業主への優遇策も打ち出した。

 既にモディ政権は昨年7月に政府が農家から買い取る農産物の最低保証価格を引き上げたほか、9月に貧困層向けの健康保険制度を導入。これに対し野党側は「選挙向けのバラマキ政策だ」との批判を強めている。

468とはずがたり:2019/01/27(日) 20:29:54
インドで軍事パレード 最新鋭ミサイルなど公開 中国けん制か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190126/k10011792591000.html
2019年1月26日 19時58分

469チバQ:2019/01/30(水) 14:46:03
http://www.afpbb.com/articles/-/3208626
インド野党のガンジー総裁、総選挙で勝利なら「最低限所得保障」導入
2019年1月29日 16:56 発信地:ニューデリー/インド [ インド アジア・オセアニア ]
【1月29日 AFP】インド野党・国民会議派(NCP)のラフル・ガンジー(Rahul Gandhi)総裁は28日、次の総選挙で国民会議派が与党に返り咲けば「最低限所得保障」を導入すると明言した。

 インド政界の名門「ネール・ガンジー家」のガンジー氏は、5月までに実施予定の総選挙でナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相から政権を奪うことを狙っている。

 インドでは依然として12億5000万人が貧困に苦しんでいるが、ガンジー氏はツイッター(Twitter)に、「何百万人ものわれわれの兄弟姉妹たちが貧困の苦しみにある中で、新しいインドを築くことはできない」と前置きした上で、「2019年の選挙で政権に就いたら、国民会議派はすべての貧しい人々のために、貧困と飢えの撲滅に貢献する最低限所得保障を導入する。これはわれわれのビジョンであり、約束だ」と書き込んだ。

 ガンジー氏は具体的な説明に踏み込んでいないが、インドメディアによると、世界各国で関心が高まっている「ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI、最低所得保障)」の構想に沿ったものになるという。

 ユニバーサル・ベーシックインカムは、格差是正対策として、補助金や社会保障制度による給付金としてではなく、一定の金額を国が国民に支給するという考えで、米フェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)らが支持している。すでにフィンランドやケニアなどの国が実験的に導入しているほか、インド北東部シッキム(Sikkim)州で与党が導入を約束している。

 最低限所得を保障するというガンジー氏の発表は、モディ首相が2月1日に選挙前では最後となる予算案を発表するのに先駆けて、優位に立っておきたいとの狙いもあるとみられる。予算案には、近年農作物価格の下落や異常気象に苦しめられ、多くの自殺者を出しているインドの農業従事者をはじめとする有権者向けの人気取り的な内容が盛り込まれるというのが大方の見方だ。(c)AFP

470チバQ:2019/02/18(月) 19:37:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190217-00000053-mai-int
インドが強硬 「パキスタンが関与」 カシミールの自爆テロ巡り
2/17(日) 23:41配信 毎日新聞
 【ニューデリー松井聡】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域で14日に起きた自爆テロを巡り、パキスタンが関与したとしてインドが非難を強めている。インドでは総選挙が5月までに実施される見込みで、モディ政権が選挙をにらんで強硬姿勢を強めれば、根深い対立の歴史を持つ核保有国同士の緊張が一層高まる可能性がある。

 14日のテロはカシミール地方のスリナガル近郊を移動していた治安部隊員が乗るバスの車列に、爆弾を積んだ車が突入。治安部隊員40人以上が死亡した。地元メディアはインド側のカシミール地方で発生したテロとしては過去数十年で最悪の規模だと伝えている。

 事件直後にカシミール地方の分離・独立を求めるイスラム過激派ジェイシモハメドが犯行を認めた。パキスタンに拠点を置き、インドが長年、「パキスタンの情報機関が組織を支援している」と批判してきた組織だ。

 モディ氏は15日、「テロリストは高い代償を払わなければならない」と強調。ジャイトリー印財務相は17日までに、パキスタンに対する最恵国待遇を取り消し、同国からの輸入品に200%の高関税をかける方針を明らかにした。米政府もインドを支持する姿勢を示している。インド政府は外交・経済の面でパキスタンへの圧力を強める方針だが、パキスタンはテロへの関与を否定している。

 インド国内世論の反応は厳しく、インドメディアでは軍事攻撃の可能性すら取りざたされている。2016年にインド軍基地が武装勢力に攻撃された際には、インド軍がパキスタンにある武装勢力の関連施設への越境攻撃を実施し、軍が衝突する事態になった。

 一方、野党・国民会議派は、テロ対策が不十分だとして政権批判を強める。ヒンズー至上主義団体を支持基盤とするモディ政権は選挙前に弱腰と見られることは避けたい考えだとみられ、モディ氏は16日、「どのように、いつ、どこで殺人者らを罰するかは軍が決める」と述べ、軍事行動も排除しない姿勢を示した。

 ◇カシミール紛争

 1947年に印パ両国が英国から独立するまで、カシミール地方は英国の下で藩王が統治。住民の多くはイスラム教徒のためパキスタンへの帰属を望んだが、ヒンズー教徒の藩王はインドへの帰属を表明し、領有権を巡り第1次印パ戦争が起きた。49年の停戦で、約3分の2をインド、残りをパキスタンが支配する形となったが、その後も両国間では2度戦争が起きている。


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