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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

4069チバQ:2022/02/04(金) 07:43:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dfecea050f63c9f02dc7e177853874bf47b9e59
英首相側近4人、相次ぎ辞任
2/4(金) 6:14配信

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時事通信
 【ロンドン時事】英ジョンソン政権のローゼンフィールド首席補佐官ら首相の側近4人が3日、相次ぎ辞任した。

 首相官邸などで新型コロナウイルス対策の規則違反が疑われるパーティーが繰り返されていた問題に関連した動きとみられる。

4070チバQ:2022/02/09(水) 21:41:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e34ff41862ceb6a1a4d23647e6d6b4cc43e1071英首相、内閣改造で立て直し EU離脱相にリースモグ氏
2/8(火) 23:49配信

時事通信
8日、ロンドンの英首相官邸に到着したジェーコブ・リースモグ氏(AFP時事)

 【ロンドン時事】英首相官邸は8日、欧州連合(EU)離脱担当相にジェーコブ・リースモグ氏を充てる閣僚人事を発表した。

 ジョンソン首相が官邸でのパーティー疑惑で強い批判にさらされる中、内閣改造で政権の立て直しを図る狙いがある。

 リースモグ氏は首相とともに強硬離脱派の代表格として知られてきた。新設の政府効率化担当相も兼務し、官邸の綱紀粛正なども担う。

4071チバQ:2022/02/11(金) 15:58:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/13a2746f6c7dc724dafa76bfe4f24d80225c819c
[深層NEWS]パーティー問題のジョンソン英首相、「どう乗り切るか手腕問われている」
2/10(木) 23:24配信
読売新聞オンライン
ジョンソン英首相(ロイター)

 慶応大の鶴岡路人准教授と在英ジャーナリストの小林恭子氏が10日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、ジョンソン英首相が窮地に陥っている新型コロナウイルス感染防止規制中の官邸でのパーティー開催の問題について議論した。

 鶴岡氏は「厳しい状況。(ジョンソン氏が)どう乗り切るか手腕が問われている」と分析。小林氏は、英国国内で「ジョンソン氏の進退が話題となるまでになっている」と紹介した。

4072チバQ:2022/02/13(日) 18:36:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/7dc25b23c569f446fb5114728e9dc604bda55cb8
各候補、署名集めに奔走 左派分裂続く 仏大統領選
2/13(日) 7:26配信

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時事通信
マクロン仏大統領=8日、ベルリン(AFP時事)

 【パリ時事】4月に行われるフランスの大統領選まで2カ月に迫っている。

 各候補者は、出馬に必要な議員らの署名集めに奔走。現職のマクロン大統領や、地方に基盤を持つ既成政党の公認候補は既に必要数を獲得した。それ以外の候補者は苦戦を強いられている。複数の候補が並び立つ左派は分裂状態が続く。

 署名制度は、候補者乱立を回避する目的で1962年に導入された。署名する資格があるのは国会議員や地方議員ら計4万人を超える。候補者は、1月27日から3月4日までの間に500人分を集める必要がある。透明化のため、今回の選挙から、違憲審査を行う憲法会議が週に2回、獲得数を公表している。

 2月10日時点で最多は共和党のペクレス候補で、約1200人分を獲得した。マクロン氏は正式には出馬表明していないが、署名集めは可能なため既に約1100人分を確保している。一方、極右政党「国民連合(RN)」のルペン氏は300人以下、極右評論家のゼムール氏は200人以下にとどまる。

 野党社会党候補のイダルゴ・パリ市長は約800人分を確保した。ただ、左派は他にも環境派のジャド欧州議員、急進左派「不屈のフランス」の創設者メランション氏らが出馬を表明しており、支持が分散。決選投票進出は厳しい情勢だ。

 左派の分裂を懸念した市民団体は1月下旬、非公式の「予備選」を実施し、トビラ元法相が首位に立った。トビラ氏は「左派集結の道筋を見つけなければならない」と主張したが、反発する他の候補者は出馬を取り下げない構えだ。

 BFMテレビが今月9日に報じた世論調査では、マクロン氏が支持率26%で首位に立ち、ルペン氏が15.5%、ペクレス氏が15%と続く。ゼムール氏は13%だった。大統領選は4月10日に第1回投票、同月24日に上位2人による決選投票が行われる。

4073チバQ:2022/02/14(月) 08:32:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/20fe089c219839458c5b02332e521f81155bacbb
右派ペクレス氏再浮上図る 仏大統領選、2位争い激戦
2/14(月) 5:59配信
共同通信
 【パリ共同】4月のフランス大統領選の右派野党、共和党候補バレリー・ペクレス元予算相は13日、パリで大型集会を開いた。世論調査で支持率が停滞気味のペクレス氏は演説で、リードする現職のマクロン大統領への対決姿勢を鮮明にし、激しい2位争いが続く中、再浮上を図った。

 ペクレス氏が昨年12月に党の予備選で勝利してから初めての大型集会。約1時間の演説で、右派の看板である治安対策の強化から、5年任期中の国民の賃金10%アップや新たな国民投票制度の導入まで自身の政策の全体像を説明した。

4074チバQ:2022/02/14(月) 19:20:26
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_3C6W26UU55LXNLAD46S6QIU2JA.html
保革の女性候補、元大統領の支持得られず 仏大統領選
2022/02/14 18:25産経新聞

【パリ=三井美奈】フランスで4月に行われる大統領選で、保革2大政党の女性候補が、それぞれの党の元大統領から支援表明を得られずにいる。元大統領が選挙戦と距離を置く中、党内の大物がマクロン大統領の再選を支持するなどの「造反」も相次ぎ、2人の候補は陣営の引き締めに懸命だ。

保守系最大野党、共和党のペクレス候補は13日、パリで決起集会を開いた。約6千人が参加し、同党議員が勢ぞろいしたが、最大の重鎮であるサルコジ元大統領は欠席した。

ペクレス氏は11日、集会を前にサルコジ氏の事務所を訪ね、記者団に玄関前で「元大統領から良い助言をもらった」と笑顔で話した。当のサルコジ氏は姿を見せず、沈黙を続けた。先週には、サルコジ氏の側近、ブルト元労相ら同党の4人が、マクロン大統領の再選に支持を表明した。

ペクレス氏はサルコジ政権で予算相や政府報道官を務めたが、党内ではサルコジ氏と対立した故シラク元大統領に近かった。サルコジ氏は2012年に大統領を退任後、汚職疑惑で有罪判決を受けており、現在は控訴中。同氏は保守派で唯一存命中の元大統領で、政界を退いた後も党内で影響力を持つ。支援表明がないのは、ペクレス氏には大きな不安材料となる。

一方、中道左派野党、社会党のイダルゴ候補も、オランド前大統領の支持を得られないまま。それどころか、仏メディアでは「オランド氏は、自分が立候補するつもりでは」という臆測まで流れた。オランド氏が1月末、パリ郊外の高校生との座談会で、「前大統領も政治に復帰できる。大統領候補にだってなれる」と発言したためだ。

社会党ではパリ市長のイダルゴ氏に対抗し、トビラ元法相が立候補を表明している。党幹部が「こんな選挙には加われない」と陣営離脱を表明するなど、混乱が止まらない。

先週の支持率調査で、ペクレス氏は15%で3位と伸び悩み、イダルゴ氏は3%に低迷した。マクロン氏は左右両派に支持を広げ、25%で首位を保つ。2位は極右、国民連合のルペン党首で17%。極右評論家、ゼムール候補は、15%でペクレス氏と並んだ。

4075チバQ:2022/02/15(火) 19:10:35
https://www.tokyo-np.co.jp/article/159492
フランス大統領選まであと2カ月 マクロン氏が独走状態…左派低迷の背景とは
2022年2月10日 19時48分
 【パリ=谷悠己】4月10日に1回目投票を迎えるフランス大統領選まであと2カ月。現職マクロン氏の優位は揺るがず、同氏との決選投票の座を中道右派と極右の候補者らが争う構図が続く。仏政界で伝統ある左派は支持が低迷している。左派の動向に詳しいリール政治学院のレミ・ルフェブル教授にその理由を聞いた。

 「複合的な要因が重なっている」と分析するルフェブル氏がまず指摘したのが、社会党のオランド前政権が有権者に与えた失望感だ。2012年に政権交代した際の公約の多くが達成されず求心力を失った。
 そのオランド政権で閣僚を務めながら「既成政党との決別」を強調したマクロン氏は前回選で左派支持層を吸収。ルフェブル氏は「リーダー不在で党勢が回復しない社会党より、最近は右傾化しているとはいえ、左派的な感覚も持つマクロン氏に投票しようという有権者はいまだに多い」とみる。
 環境政党の台頭も影響している。近年の地方選で躍進した「ヨーロッパエコロジー・緑の党」は党内選挙で創設メンバーの1人ジャド氏を大統領候補に選出した。社会党候補でパリ市長のイダルゴ氏と、前回大統領選で得票率4位と健闘した急進左派「不屈のフランス」のトップ、メランション氏の間に割って入り、左派系支持層を奪い合っている。
 さらに、候補者一本化の動きがないことに業を煮やした市民団体が「統一候補」を決める投票を独自に実施し、オランド政権で法相を務めたトビラ氏を選出。他の3氏はこの投票を無視し、左派系主要候補が4人も並び立つ事態になった。
 一本化が進まない理由についてルフェブル氏は「左派系各党の真の狙いは大統領ではなく、続く下院選にあり、むしろ独自色を主張することに重きを置いている」と分析。社会党は過去40年の大統領選で3度勝利したが、現状では左派内でも非主流派になっており、「大統領選後に左派の再編が進むだろう」と予想する。

◆世論調査ではマクロン氏独走
 調査機関IFOPが7日発表した世論調査によると、1回目投票での支持率はマクロン氏が25%で独走。極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首が17.5%、中道右派「共和党」のペクレス元予算相が15.5%、極右評論家ゼムール氏が14.5%で続く。ペクレス氏が2位とする別の調査結果もある。左派勢はメランション氏が10%を得たほかは、ジャド氏とトビラ氏が4.5%、イダルゴ氏が2.5%と低迷している。

4076チバQ:2022/02/28(月) 19:26:45
https://news.goo.ne.jp/article/toon/region/toon-20220227232918.html
国是破りウクライナに兵器供与 スウェーデン
2/28(月) 11:21配信

時事通信
27日、ストックホルムで記者会見するスウェーデンのアンデション首相(AFP時事)

 【ストックホルムAFP時事】スウェーデン政府は27日、紛争地には兵器を供与しないこれまでの国是を破り、ウクライナに提供すると発表した。


 アンデション首相は記者団に「ロシアと戦うウクライナの国を守る能力を今、支援することがスウェーデンの安全保障にとって最善だというのが私の結論だ」と語った。

 提供兵器は対戦車砲が中心となる。アンデション首相によると、紛争国にスウェーデンが兵器を送るのは、1939年にフィンランドが当時のソ連の侵攻を受けて以来のことになる。

4077チバQ:2022/03/01(火) 20:47:06
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3392536.html
EU、ウクライナの加盟申請に冷や水
2022/03/01 14:56AFPBB News

EU、ウクライナの加盟申請に冷や水

ベルギーの首都ブリュッセルで、欧州連合(EU)本部に掲げられた欧州旗とウクライナ国旗(2022年2月28日撮影)。(c)Francois WALSCHAERTS / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】ウクライナの欧州連合加盟申請について、EU側は2月28日、即時承認の期待に冷や水を浴びせた。

 欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は2月27日、ユーロニュースのインタビューで「ウクライナはわれわれの一員。加入してほしい」と述べた。

 これを受けてウォロディミル・ゼレンスキー大統領は28日、ウクライナのEU加盟を申請する文書に署名。「新たな特別手続きによる即時承認」を求めた。

 さらに「われわれの目標は全欧州人との団結であり、何よりも対等な立場になることだ。実現可能かつ有望だと確信している」と訴えた。

 ポーランドのズビグニエフ・ラウ外相は同日、「ウクライナがロシアの侵攻に勇敢に防戦している今こそ、ウクライナをEUに迎え入れるべき時だ」「ポーランドは、ウクライナの加盟手続きに必要なあらゆる支援を提供する」とツイッターに投稿した。

 東欧8か国の大統領は、「ウクライナはEU加盟にふさわしい」とする書簡に署名。加盟国に対しウクライナの即時加盟を実現するための措置を取るよう求めた。

 しかし、EUのジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表は、加盟には「長い年月」がかかると述べた。

 欧州委のエリック・マメル報道官は、フォンデアライエン氏の発言を撤回、ウクライナはEUではなく欧州の一員であり、欧州に迎え入れたいという意味だったと釈明した。 【翻訳編集】AFPBB News

4078チバQ:2022/03/07(月) 19:57:07
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_K3TSELXWCZLAJDEXWTGPP27JWY.html
フランスで極右王朝に反旗 ルペン党首の姪がゼムール氏支援に
2022/03/07 10:01産経新聞

【パリ=三井美奈】フランスで4月に行われる大統領選で、極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首(53)の姪、マリオン・マレシャル元下院議員(32)が6日、ルペン党首の対立候補、極右評論家のエリック・ゼムール氏(63)に支持を表明した。

マレシャル氏はこの日、ゼムール氏が南仏トゥーロンで開いた選挙集会に出席。「政界は再編成されると確信する。新しい勝利が可能」と述べ、ゼムール氏を称えた。マレシャル氏はルペン党首の姉の娘。当初は後継者とみなされていたが、17年に下院議員を退任後、国民連合と距離を置いていた。

国民連合は、ルペン党首の父が創設した「国民戦線」が前身。ルペン党首は2011年に党首選で勝利し、ユダヤ人差別発言を繰り返す父親を党指導部から排除し、実権を握った。

大統領選の支持率ではマクロン大統領が首位に立ち、ルペン、ゼムール両氏が2位を争っている。


https://www.asahi.com/articles/ASQ2P4VL0Q2LUHBI00F.html

「極右」イメージ払拭、ルペン氏の側近ら続々離反 仏大統領選
有料会員記事

パリ=疋田多揚2022年2月23日 13時30分

 4月のフランス大統領選に立候補表明している右翼政党「国民連合」(RN)のマリーヌ・ルペン氏の足元で、側近らが相次ぎ離党している。合流先はライバルの極右候補、エリック・ゼムール氏。ルペン氏がめざす「極右」イメージの払拭(ふっしょく)と「普通政党化」の路線に失望したためだ。

 ルペン氏の大統領選広報を担っていたニコラ・ベ氏は17日付のフィガロ紙で、離党してゼムール氏を支持すると表明した。

 ベ氏は、RNの前身「国民戦線」の党副代表や事務局長も担った幹部だ。ベ氏は「(ルペン氏が)多くの方針転換をしたため、支持者の勢いがそがれてしまった」と述べ、路線の食い違いが原因だと明らかにした。

 その例として、ルペン氏が(…

4079チバQ:2022/03/07(月) 21:11:31
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030700557&g=int
対ロ禁輸に後ろ向き 「電気なくなる」―ドイツ
2022年03月07日13時05分

 【フランクフルトAFP時事】ウクライナ侵攻を受けたロシアからの石油や天然ガスといったエネルギー禁輸について、ドイツの閣僚からは6日、相次ぎ否定的見解が示された。ベーアボック外相は公共放送に対し「禁輸開始から3週間で残り数日で電気がなくなると自覚することになる。制裁破りしか道はなくなる」と断言した。

 リントナー財務相も独紙ビルトに、エネルギー禁輸よりも「プーチン体制で利益を得てきた人々、ロシア国民の富を盗んできた人々が欧米の繁栄を享受できないようにすることだ」と主張。先進7カ国(G7)で協調しロシア新興財閥(オリガルヒ)を追い詰めるよう呼び掛けた。

4080チバQ:2022/03/08(火) 09:59:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b2ec56dc8d7b85a0e46855c0f37c4ab0cc790db
北欧、NATO加盟論強まる ロシア侵攻で過半数が支持
3/8(火) 7:04配信
時事通信
フィンランドのマリン首相(右)とスウェーデンのアンデション首相=5日、ヘルシンキ(AFP時事)

 【ロンドン時事】ロシアのウクライナ侵攻を受け、軍事的中立を維持してきた北欧のフィンランドとスウェーデンで北大西洋条約機構(NATO)加盟論が強まっている。

【図解】欧州のNATOとEU加盟国

 両国の最近の世論調査では史上初めて加盟支持が過半数を占めた。両国の動向は欧州の戦後の安全保障体制の転機につながる可能性がある。

 「今、その議論が行われている。議会や政府内、政党間で議論していく」。フィンランドのマリン首相は5日にこう述べ、NATO加盟をめぐって積極的に検討する考えを示した。

 フィンランド放送協会(YLE)が2月下旬に実施した世論調査では、国民の53%が加盟申請を支持し、史上初めて多数派になった。2017年の前回調査では支持が19%にとどまっており、世論の急激な変化を映し出した。

 1917年にロシアから独立したフィンランドは、第2次世界大戦中に旧ソ連と2度戦うなど、国境を接するロシアの強い圧力にさらされてきた。このため、戦後はNATOに加盟せず、中立を維持してきた経緯がある。

 一方、隣国スウェーデンも1815年のナポレオン戦争終結以降、200年以上にわたって中立を保ってきた。しかし、地元有力紙などが今月4日に公表した世論調査では、51%の国民がNATO加盟を支持。1月の42%から上昇し、やはり史上初めて過半数となった。

 NATOの東方拡大阻止を図るロシアは反発している。ロシア外務省のザハロワ情報局長は2月下旬、「フィンランドとスウェーデンがもしNATO加盟を申請すれば、何らかの軍事的・政治的な結果に直面する」と警告した。

 しかし、この脅し文句はむしろ逆効果となった。ウクライナ侵攻を目の当たりにした両国は活発な外交を展開する。今月5日には両国首脳が安全保障協力の強化で一致。これに先立つ4日にはフィンランドのニーニスト大統領が米国を訪問し、バイデン大統領とNATO加盟について意見交換した。

 NATOもこれを歓迎している。ストルテンベルグ事務総長は既に非加盟の両国を一連の会議に招待。さらに「もし両国が申請すると決めれば、迅速に加盟させることは可能だ」と語り、優先的に手続きを進める姿勢を明確にした。

4081チバQ:2022/03/10(木) 10:44:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/fee9c04cd78f3afbdd288b7517d84fb12b6aceef
ロシアの侵攻、影響大 マクロン氏、公約未達でも優勢 仏大統領選まで1カ月
3/10(木) 7:11配信

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時事通信
フランスのマクロン大統領=8日、パリ(AFP時事)

 【パリ時事】4月10日のフランス大統領選第1回投票まで1カ月に迫る中、年金改革など目玉公約の実施を見送った現職のマクロン大統領(44)が支持率首位を独走している。

【写真】フランス右派野党・共和党の大統領候補ペクレス氏

 世論はロシアのウクライナ侵攻に集中し、親ロだった極右候補の支持は下落、軌道修正を迫られ、影響は大きい。

 ◇思わぬ追い風
 仏紙レゼコー(電子版)が7日報じた世論調査結果では、第1回投票でマクロン氏に投票すると答えたのは30%。極右政党「国民連合(RN)」を率いるルペン氏(53)は18%、右派野党・共和党のペクレス氏(54)は12%、極右政治評論家ゼムール氏(63)は11%で、大きく引き離した。

 マクロン氏は2017年の就任後、解雇規制緩和を含む労働法改正や国鉄職員の特権撤廃などを断行。一方、年金改革や公務員削減といった痛みを伴う目玉改革は国民の猛反対で断念した。

 公約未達成でも支持率は高い。仏国立科学研究センターのジル・イバルディ研究員は「国際的な危機に直面すると、現職大統領の支持が上昇する」と分析。思わぬ追い風が吹いている。

 ◇極右動揺、左派低迷
 これまでプーチン氏を「愛国者」と称賛していたゼムール氏は3日付の仏紙パリジャン掲載のインタビューで「プーチン氏に親近感を示していない」と立場を一転させた。17年にモスクワを訪れ、プーチン氏から歓待されたルペン氏も2月24日の声明で、ウクライナ侵攻を「いかなる理由でも正当化できない」と非難。「明快な主張」が持ち味の極右が動揺している。

 左派は社会党公認のイダルゴ・パリ市長や急進左派「不屈のフランス」の創設者メランション氏、環境派のジャド欧州議員らが乱立。イバルディ氏は「オランド前政権(の失策)が社会党の崩壊につながった」と指摘。「社会党には新政策を主導する指導者もいない。左派の支持率は過去最低水準だ」と述べた。

 第1回投票で過半数の候補がいなければ、4月24日に上位2人による決選投票が行われる。

4082チバQ:2022/03/11(金) 14:57:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3eceaeec9e238c44a7e969e208736a32f315ec6
ハンガリーに初の女性大統領 議会選前に有権者へアピール狙う
3/11(金) 13:31配信

毎日新聞
家族問題担当相としてハンガリー政府の家族支援施策の成果を説明したノバク氏=ブダペストで2021年12月、服部正法撮影

 ハンガリー議会は10日、オルバン政権で家族問題担当相を務めたカタリン・ノバク氏(44)を大統領に選出した。就任は5月で、同国初の女性大統領となる。任期は5年。大統領は国家元首だが、儀礼的な役割が主となる。

 ノバク氏はオルバン首相率いる右派政党フィデス・ハンガリー市民連盟に所属。オルバン氏は昨年12月、大統領候補をノバク氏にすると発表していた。4月の議会選を前に、女性有権者にアピールする狙いがあるとされる。議会はフィデスなど与党連合で約3分の2の議席を占めている。

 ノバク氏は3児の母で、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語を話す。【ベルリン念佛明奈】

4083チバQ:2022/03/14(月) 19:06:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fabbe20a87927788fce5ccbe68539aa6bd6835e
欧州、相次ぎ国防増強 ドイツ大転換、北欧なども続く
3/14(月) 18:32配信
産経新聞
【パリ=三井美奈】ロシアによるウクライナ侵攻を受け、欧州諸国が軍備増強に動いている。発端になったのはドイツ。左派主導のショルツ政権は国防費の大幅増額に加え、米国との核共有(ニュークリア・シェアリング)のため、最新鋭戦闘機F35を購入する方針を発表した。ロシアの脅威増大で国民の危機感が高まる中、戦後伝統の「平和主義」の転換に動いた。

ドイツの新国防政策は、ショルツ首相が2月27日、連邦議会で発表した。ロシアによる侵攻開始の3日後だ。「歴史は転換点にある。民主主義防衛には国防への投資が必要」と訴えた。

ショルツ氏は「紛争地に殺傷兵器を送らない」という原則を翻し、ウクライナへの武器支援を表明した。そのうえで、現在は国内総生産(GDP)比1・5%の国防費を2%に増額し、軍備増強のため、1千億ユーロ(約13兆円)の基金を創設すると宣言した。

F35はステルス性能が高い戦闘機で、ショルツ氏は「潜在的な核運搬機だ」として導入の意向を表明。メルケル前政権は3年前、核運搬を担う連邦軍機の選定で経費がかかるF35を排除したが、方針を一転した。

ショルツ氏の中道左派与党、社会民主党(SPD)では近年、軍拡や核兵器はタブー視されていた。第2与党で、反核運動をルーツとする緑の党も同様だ。だが、ショルツ氏の演説には連立与党のほか、野党の保守系議員も立ち上がって拍手を送った。

元SPD幹部は「ショルツ氏は5、6人の与党幹部だけに詳細を事前に伝えていた。紛争で世論が変わるのを見て、国防問題で一気に攻勢に出て、党内の反対を封じ込んだ」と話す。世論調査では、国防費増額への支持は7割にのぼる。

緑の党のフーベルト・クライネルト元連邦議員は「今回の紛争は『民主主義を守る戦い』と見なされている。欧州の一員としてドイツも貢献すべきだという世論が強い。連立内の左派は国防増強に反対しにくい状況だ」と話す。自身もかつて反核デモの闘士だったが、「時代は変わった。現実的な対応が必要」と言い、ショルツ氏の方針を支持する。

「GDP比2%の国防費」は北大西洋条約機構(NATO)の目標値で、メルケル前政権下では実現が難航した。当時第2与党だったSPDでは、左派重鎮が「核共有はやめるべきだ」と主張していた。昨年12月にショルツ政権が発足した際も、核問題は玉虫色の扱いだった。連立合意は核共有の継続を盛り込む一方、ドイツが核兵器禁止条約にオブザーバー参加することを定めた。

独連邦軍では、冷戦時代に導入された軍用機や装甲車の老朽化が著しく、「これでは、いざというときに出動できない」として装備近代化の必要性が近年、指摘されていた。1千億ユーロの基金は欧州共同の次世代戦車開発、無人機購入や通信網整備などに使われる予定。一連の予算は連邦議会の審議を経て決定される。



欧州ではドイツに続き、今月、デンマークやスウェーデンが国防費をGDP比2%比に増額すると発表した。ポーランドは2%から3%にする方針だ。

スウェーデンの国防費は現在、GDP比1・3%。アンデション首相は10日、「防衛力強化を国内外に示す」と増額の理由を述べた。デンマークの国防費は現在GDP比1・4%で、2033年までに2%にする。

ポーランドは23年にGDP比3%に引き上げ、12万人規模の国軍を25万人に倍増する計画。現在、国会で法案を審議している。

欧州では冷戦終結後、各国で国防費削減が進んだが、14年のロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合後、見直しが進んでいた。

欧州連合(EU)は10、11の両日、仏ベルサイユで開いた首脳会議の宣言で「国防費の増額」を明記した。欧州委員会が5月、EU防衛産業に必要な投資を提示する見通しだ。

4084とはずがたり:2022/03/18(金) 21:36:04

>元KGBでオリガルヒ(新興財閥)のアレクサンドル・レベジェフは、ロンドンの夕刊紙イブニング・スタンダードのオーナーになった(僕たちの掲げる「報道の自由」の1つだ)。共同オーナーを務める彼の41歳の息子エフゲニーは1年半前に英政府によって貴族に列せられ、今では英上院(貴族院)議員になっている。

>大富豪は「非定住者」と呼ばれる抜け穴を使って、税金を払わずにイギリス生活のあらゆる恩恵を享受することができる。最も富める者が、最も税金を払っていないのだ。彼らはただ、毎年定められた日数を確実にイギリス国外で過ごせばいいだけだ。

プーチンをつけあがらせた「ロンドングラード」の罪
https://www.newsweekjapan.jp/joyce/2022/03/post-238.php?t=1
コリン・ジョイス
2022年03月18日(金)15時35分

<何十年もの間イギリスは、ロシアの飛び地さながらにプーチン取り巻きの怪しいロシア大富豪を受け入れ、豪遊させ、不動産を買い占めさせてきた。ウクライナの悲劇を前に、イギリスはじめ問題を放任し続けた各国は猛省すべきだ>

…イギリスは、ロシアのプーチン政権を成立可能にしてきた自らの役割を真剣に反省するべきだ。

何十年もの間、ロンドンは出所の怪しいロシアマネーの逃避先だった。僕たちイギリス人は、説明不能なほどに裕福なロシア人富豪がイギリスで不動産を買うのを許し、彼らの子息をイギリスの名門私立校で学ばせ、彼らが重要施設を買い占めるのさえ放任してきた。石油王のロマン・アブラモビッチがイングランド・プレミアリーグのチェルシーを買収したのが最たる例だ。

僕たちは彼らが資金洗浄するのを助けただけでなく、彼らの評判を洗浄するのにも手を貸した。元KGBでオリガルヒ(新興財閥)のアレクサンドル・レベジェフは、ロンドンの夕刊紙イブニング・スタンダードのオーナーになった(僕たちの掲げる「報道の自由」の1つだ)。共同オーナーを務める彼の41歳の息子エフゲニーは1年半前に英政府によって貴族に列せられ、今では英上院(貴族院)議員になっている。どう見てもうさんくさいのに、国民が口出しすることもできなかった。

怪しげなエリートを増長させてきた罪
でも僕たちは、「知らなかった」と主張することはできない。プーチン政権に近いオリガルヒや個人がイギリスでカネを蓄えていることは、これまでに何度も何度も警告されていたのだから。ロンドンの最富裕層地域では、どの家がどのいかがわしいロシア人富豪の所有する物件か、と紹介するガイドツアーまであった。この現象を指す言葉まである。「ロンドングラード」だ。

アブラモビッチのチェルシー買収にゴーサインが出てから20年近くにもなった今頃になって、彼がプーチンの取り巻きであると結論づけるなんて、なんとも滑稽だ。「全然知らなくて驚いたよ!」というわけだ。僕たちはやっと現実に気付き反応し始めたが、たまに形だけの批判や軽い取り締まりをするだけで、彼らをさんざん好きにさせてきてから既にもう何十年もたっている。

4085とはずがたり:2022/03/18(金) 21:36:24
>>4084-4085
いま誰より苦しんでいるのはウクライナの人々だが、僕は長年、「ロシアの」人々にすまないという気持ちを抱いていた。彼らロシアの怪しげなエリートが母国から富を持ち逃げするのに手を貸してきたからだ。イギリスは彼らがグローバルエリートの一員として自らの富を最大限に満喫し、欲しいものを買いあさることのできる場所を提供することで、彼らの振る舞いを「増長させて」きた。

トニー・ブレア首相(当時)の「ニューレーバー(新しい労働党)」は、ロシアマネーとなれ合いを築いた最初の政権だった。理由は理解し難いが、「金持ちから税金を取れ」式の社会主義から、富裕層への対応緩和へと方針転換しましたよ、とアピールする手段だったのかもしれない。

2008年に労働党は、起業家や資産家向けにティア1(第1階層)ビザを設定した。言い換えれば、金持ちはほとんど条件もなしにイギリスに来て生活できるようになったのだ。2010年からは保守党が政権を握ったが、ロシアマネーに関する政策に変化はなかった。多くの人々の目には、これは腐敗そのものに見えた。保守党にはロシア人大富豪たちからの大金が寄付金として流れ込んでいたからだ。

プーチンのような人間だったら、この事態をどう捉えるだろうかと指摘するコメンテーターもいた。答えは単純、イギリスの政界が「買収された」と考えるだろう、と。そんなわけでプーチンは、わがイギリスの国土にスパイを送って放射性物質や神経剤で殺人を図っても許される、と確信するに至ったのだろう(2006年のアレクサンドル・リトビネンコ殺害と2018年のスクリパリ親子の毒殺未遂事件だ)。

フルに恩恵を受け税金は払わず
イギリスは他の意味でも苦しんだ。ロンドンの不動産価格は、ロシアの大富豪が一等地物件を買いあさったせいで、馬鹿げたレベルにまで急騰した。値上げの波はロンドン全域とイギリス南東部に広がった。

ロシア人が高級物件を買い占めるせいで「普通の」富豪は下のランクの物件に手を伸ばさざるを得ず、今度は高収入エリートたちが......と続いていった。ほぼ間違いなく、この現象の「底辺」にいるのが、ロンドンのごく普通のマンションが買えなくなった30代の高所得夫婦であるとは、馬鹿げた話だ。

何より僕が不快に思うのは(どんなにイラついているか説明してもしきれない)、社会の大原則がひっくり返ってしまったことだ。すなわち、累進課税のこと。大富豪は「非定住者」と呼ばれる抜け穴を使って、税金を払わずにイギリス生活のあらゆる恩恵を享受することができる。最も富める者が、最も税金を払っていないのだ。彼らはただ、毎年定められた日数を確実にイギリス国外で過ごせばいいだけだ。ホテルサイズの豪華ヨットを所有していたり、世界中に家を持っていたりするような富豪なら、簡単な話だろう。

他の国々だって間違いを犯した。プーチンと奇妙な「ブロマンス」を展開したドナルド・トランプ前米大統領にとどまらない。ドイツはプーチンにしつこく寛容であり続け、彼を排除するよりむしろ仲間に引き入れようとした。ドイツ政府は防衛費を拡大する責任から逃れ続け、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」でロシアをつけあがらせてきた。

だが今このとき、ウクライナの避難民が雪の中逃げ惑う映像を見ながら、僕はわが国の負う責任の重さを考えずにはいられない。

4086とはずがたり:2022/03/28(月) 17:52:27
独与党、社民党が大勝 ザールラント州議会選
2022/3/28 11:35
https://www.sankei.com/article/20220328-55CS6LYB3FIOHEOYUPITGVBGHU/

ドイツ西部ザールラント州議会選が27日投開票され、選管の暫定最終結果によると、ショルツ首相の中道左派、社会民主党(SPD)が得票率43・5%(前回29・6%)で大勝し、第1党になった。

昨年12月に就任したショルツ氏にとって初の州議会選。ショルツ氏はウクライナに侵攻したロシアに厳格な姿勢で臨み、各地で支持を広げている。

一方、メルケル前首相の保守、キリスト教民主同盟(CDU)は28・5%(同40・7%)と大敗。SPDと国政で連立を組む環境保護政党「緑の党」と中道の自由民主党(FDP)はそれぞれ4・9%(4・0%)、4・8%(3・3%)だった。(共同)

4087チバQ:2022/03/29(火) 11:18:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/da0ddbe669a9585864d0ea894b10cfcbcd0d5367
ドイツ最大与党SPD、保守地盤の州議会選で23年ぶり第1党に…CDUが大敗
3/29(火) 0:12配信
読売新聞オンライン
 【ベルリン=中西賢司】ドイツ西部ザールラント州議会選挙が27日、投開票された。ショルツ首相が所属する国政最大与党の中道左派・社会民主党(SPD)が1999年以来23年ぶりに、中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)から第1党の座を奪還した。

 昨年12月にSPD主導の3党連立政権が発足後、州議会選は初めて。保守地盤での勝利はショルツ氏にとって国政運営の弾みとなる。

 独DPA通信によると、暫定開票結果でSPDは得票率43・5%(前回2017年29・6%)で、全51議席中で単独過半数となる29議席を獲得する見通しだ。

 23年間、第1党を維持したCDUは28・5%(同40・7%)と大敗し、メルケル前首相が政界引退後の退潮傾向が一層、鮮明となった。

 右派「ドイツのための選択肢(AfD)」が5・7%(同6・2%)で議会入りを果たした。国政与党の緑の党、自由民主党など他の政党は基準に達せず、議席を得られなかった。

4088チバQ:2022/03/31(木) 19:40:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_AFAWVWVRAVKYNKE34K3PAZY2QI.html
10日に仏大統領選 ウクライナでマクロン氏有利
2022/03/31 18:29産経新聞

10日に仏大統領選 ウクライナでマクロン氏有利

(産経新聞)

【パリ=三井美奈】フランス大統領選の第1回投票が4月10日に行われる。ロシアによるウクライナ紛争に国民の関心が集中する中、再選を目指すマクロン大統領が「危機時の指導者」として、支持率で一貫して首位を保つ。新型コロナウイルス禍が今年に入って沈静化したことも追い風となっている。

3月30日発表の支持率調査では、マクロン氏が28%で首位に立ち、極右「国民連合」のルペン党首が21・5%で2位。急進左派「不屈のフランス」のメランション下院議員が15%で3位になった。

選挙戦では当初、最大野党の中道右派「共和党」のペクレス候補がマクロン氏の対抗馬として有力視されていたが、支持率は10・5%で4位に沈んだ。ペクレス氏の看板は、治安対策や債務削減。こうした内政をめぐる論争がウクライナ侵攻で吹き飛んだのが痛手となった。中道左派、社会党のパリ市長、イダルゴ候補も2%で低迷する。

マクロン氏は、あえて対立候補との論戦を避ける作戦をとる。第1回投票が終わるまで、候補者討論会に参加しないと表明した。選挙運動は小規模の市民対話に出席する程度で、集会はほとんど皆無。プーチン露大統領と電話会談を重ね、ウクライナ侵攻の対応に集中する現職大統領としての姿勢を強調する。

17日には記者会見で、国防強化など再選後の課題を披露。「われわれは日常生活の問題だけではなく、歴史的な選択をすべきだ」と国民に訴えた。

マクロン氏が優位を固める中、共和党のサルコジ元大統領、社会党のオランド前大統領はいずれも、自党陣営の候補への支持表明を避けている。両党では、マクロン氏に対する重鎮の支持表明も相次いだ。

かつての保革2大政党の基盤が揺らいだ結果、右派、左派の各陣営で異端視されていたルペン、メランション両候補が浮上した。ルペン氏は、移民やイスラム主義に対する強硬姿勢が売り物だ。メランション氏は、北大西洋条約機構(NATO)からのフランス脱退を主張する。

今回の大統領選の候補者は12人。第1回投票で過半数を得票した候補がいない場合、上位2人が4月24日の決選投票に進む。2017年の前回大統領選ではマクロン氏がルペン氏を決選投票で破って当選した。

仏政府は30日、大統領選では新型コロナウイルスの感染者も投票所で投票することを認めると発表した。

4089とはずがたり:2022/03/31(木) 22:56:52
2022年3月23日3:53 午後6日前更新
焦点:オリガルヒ制裁で独リゾート分断、資産没収論と権利尊重で
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-germany-oligarch-idJPKCN2LJ0D1
ロイター編集

[フランクフルト 21日 ロイター] - ドイツのリゾート地の政治家が今月、この地に住居を構えるロシアのオリガルヒ(新興財閥)への抗議活動を始めると、賛同者が集まる一方で、怒りの電子メールや脅迫めいた電話も来るようになった。
 ドイツのリゾート地の政治家が今月、この地に住居を構えるロシアのオリガルヒ(新興財閥)への抗議活動を始めると、賛同者が集まる一方で、怒りの電子メールや脅迫めいた電話も来るようになった。写真はドイツ南部テガーンゼー湖に浮かぶボート。2020年7月撮影(2022年 ロイター/Michael Dalder)

「富裕層の聖域」となることに対するドイツ国民の二律背反的な心理を、この反応は映し出す。ドイツの文化は個人のプライバシーを尊重する一方、そのことが超富裕層の資産隠しを許してきたとの批判もある。

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、英国、フランス、イタリア、スペインなどの欧州諸国はロシアの有力者が所有するヨットなどの資産を押収したが、ドイツは手をこまねいているように見える。

国会議員のリサ・パウス氏は「ドイツは長年、世界中から汚れたカネを引き寄せてきた。あまりにも長い間、われわれは十分な精査を怠り、そのツケに今苦しんでいる」と話す。

政府は、省庁横断的に制裁を実施するための作業チームを立ち上げようとしている。

バイエルン州の湖畔、テガーンゼー周辺のリゾート地は最近、ドイツとオリガルヒとの不穏な関係ゆえに注目を浴び、居心地の悪い思いをしている。地元民や高官らによると、ここにはウズベキスタン生まれのロシアの実業家、アリシェル・ウスマノフ氏が所有する住居が少なくとも3軒ある。

ウスマノフ氏は鉱業や通信などの事業に携わり、資産総額は英国の推計で180億ドル(約2兆1600億円)を超える。欧州連合(EU)は同氏に制裁を科す際、「親クレムリンのオリガルヒで、プーチン・ロシア大統領と特に緊密な関係にある」と説明した。

ウスマノフ氏の持ち株会社USMのウェブサイトには、同氏は企業家、投資家、そして「世界有数の寛大な慈善家」だと記されている。USMはコメントを控えた。同氏が保有する他の2社にもコメントを要請したが、返答はなかった。

テガーンゼーの南端、ロッタッハ・エーゲルンのトーマス・トマシェク町議会議員は今月、ウスマノフ氏を受け入れるのをやめよう、と呼びかける抗議活動を開始した。人口5000人のこの町ではレストランから大工、ホテル経営者までがウスマノフ氏の存在によって潤っている。

活動には党派を超えて300人の賛同者が集まったが、反発も湧き起こった。

トマシェク氏によると、「明らかに個人としてロッタッハ・エーゲルンに住んでいるロシア人」への抗議活動を行うなど「恥を知れ」、と書いた電子メールが寄せられた。「プーチンと握手したことのある人はだれでもドイツにある資産を奪われるのか」とのメールもあった。

「ナチの豚」と叫ぶ電話も受けた。トマシェク氏は苦情を申し立てるとともに、暴力を振るう人物が現れることを恐れ、念のために玄関口に置いていた薪用の「おの」を片付けた。地元警察は、この件を捜査中だと確認した。

4090とはずがたり:2022/03/31(木) 22:57:09
>>4089

<個人の権利保護>

ドイツがロシア大富豪の資産凍結に手間取っていることに、草の根の活動家らは怒りを向け始めている。

ベルリン自由大学の研究員、マティウス・ロハウス氏は、米国がウスマノフ氏の所有物だと特定したスーパーヨットをドイツがきちんと押収していないことに憤っている。ハンブルクの港に停泊中のこのヨットは、屋内プールや2つのヘリコプター発着場を備え、評価額は6億ドルを超える。

「過去数年間のドイツは、(制裁の)執行に熱心ではなかった」とロハウス氏は言う。

ハンブルク経済省の報道官は先週、このヨットを押収していないことを認めた。

一方、金融犯罪と闘う著名な活動団体フィナンツウェンデは最近、ドイツのリントナー財務相に宛てて行動を求める請願書を出した。

請願書は「ドイツは彼ら全員に対し、汚れた資金の避難先を提供している。これを今すぐ止めねばならない!」と訴えている。財務省はロイターの取材に電子メールで、取り締まりのための方策に取り組んでいると回答した。

ドイツの制裁執行が進まない一因は、複数の省庁に責任が分散していることにある。政府は先週、この問題に対処しようと、財務省、経済省、内務関係省庁、通関、警察を横断して制裁を実行する作業チームを発足させると発表した。

文化的、歴史的背景も関係している。

元判事のハルトムート・ボイマー氏は、ドイツ国民は法律問題に関してリスク回避志向が強い上、個人の権利は強く保護すべきだという信念が根付いていると説明した。

「われわれドイツ人は今もなお、ナチ時代の遺物を乗り越えようとしている。振り子の針は、プライバシーと個人の自由という方向に振り切れたままだ」

ロッタッハ・エーゲルンの市政担当官、ゲアハルト・ホフマン氏は、生まれ育ったこの町で現在のような騒ぎを目にしたのは初めてだと言う。

ホフマン氏は、ウスマノフ氏について「ただ安寧を得たいだけだ」とし、大工や企業を雇用して地元経済を助けてきたとも指摘。「町としては、私たちは中立だ」と語った。

(Tom Sims記者)

4091とはずがたり:2022/04/03(日) 19:12:33
ポルトガルの露大使館がウクライナ国旗色に 若者が投影…瞬く間に拡散
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/03/15/kiji/20220314s00042000554000c.html
[ 2022年3月15日 05:30 ]

 世界各国でウクライナ支援の声が高まる中、同国の国旗色に彩られたポルトガルのロシア大使館の画像がインターネット上で広まり話題となっている。

 スペイン紙「マルカ」などによると、今月7日にリスボンのロシア大使館がプロジェクションマッピングで青と黄色にカラーリングされた。

 地元の若者のグループが投影し、短時間で消されたとみられるが、画像は瞬く間に拡散。ポルトガルではSNSのアイコンの画像にする人も出ている。

4092チバQ:2022/04/04(月) 10:55:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccfe50d09f649cfafbfff27e3e9cc72c8253c53e
ハンガリー議会選、オルバン与党が圧勝へ 侵攻と距離置く姿勢に支持
4/4(月) 10:10配信
毎日新聞
ハンガリー議会選の途中集計で与党圧勝が確実になったのを受け、支持者に演説するオルバン首相(中央)=首都ブダペストで2022年4月3日、ロイター

 ハンガリーで3日、議会選挙(1院制、定数199)の投開票が行われ、強権的なオルバン首相(58)率いる中道右派与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」の圧勝が確実となり、オルバン氏が連続4選(通算5選)される見込みとなった。ロシアのウクライナ侵攻について「対立に関わるべきではない」と距離を置く姿勢が有権者の支持を得たとみられる。

 ロイター通信によると、開票率約9割の中間集計で、フィデスの得票率は5割超となり、「打倒オルバン」で結集した6政党による野党連合の3割超を大きく上回った。オルバン氏は3日夜、「我々は月からも(欧州連合=EU=が本部を置く)ブリュッセルからも見えるような大きな勝利を収めた」と勝利宣言した。

 今回の選挙では、ウクライナを侵攻するロシアへの対応やEUとの関係が争点となった。ウクライナに隣接するハンガリーは、EUと北大西洋条約機構(NATO)に加盟している。

 ただ、オルバン氏は2010年に首相に復帰して以降、メディアや司法への統制を強め、性的少数者の権利も制限し、人権の尊重を基本理念とするEUと対立してきた。

 同時にロシアや中国との関係強化も目指してきた。ウクライナ侵攻を巡っては「関与しない」との姿勢を貫き、EUの対ロシア制裁には原則賛成するものの、ロシア産エネルギーの禁輸や、他国の武器が自国を経由してウクライナに供与されることには反対している。直接的なプーチン露大統領批判も避けている。

 野党はオルバン氏の姿勢を「親ロシアだ」と批判し、EUとの協力強化を訴えた。【ベルリン念佛明奈】

4093チバQ:2022/04/04(月) 18:52:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/577dd9e533e0eedc60a866f1ce8a780924f0ed1d
ハンガリー総選挙、オルバン首相の与党が勝利 ゼレンスキー氏は打ち勝つ「相手」
4/4(月) 16:05配信

CNN.co.jp
総選挙前の最後の演説で群衆に手を振るオルバン首相=1日

(CNN) ハンガリーで3日、総選挙が行われ、強権政治を進め、長年にわたりロシア寄りの姿勢を示すオルバン・ビクトル首相が率いる与党が勝利した。オルバン氏にとっては連続4期目の首相の座を実現させた形となった。


選挙管理委員会の3日夜の発表によれば、与党の「フィデス・ハンガリー市民連盟」が開票率71%の段階で大きくリードしている。

選挙戦はロシアによるウクライナ侵攻に支配され、オルバン氏と長く親交のあるロシアのウラジーミル・プーチン大統領との関係にも厳しい目が注がれた。オルバン氏は勝利演説で、ウクライナのゼレンスキー大統領について、今回の選挙戦で打ち勝たなくてはならなかった「対戦相手」のひとりだったと述べる場面もあった。

ハンガリーはロシア産のエネルギーに大きく依存している。オルバン氏はプーチン氏によるウクライナ侵攻を非難することを避けており、欧州連合(EU)によるプーチン氏への統一戦線構築の取り組みを難しくしている。

世論調査では接戦も予想されていたものの、与党が国内の大部分で大勝した。野党指導者のマルキザイ・ペーテル氏は、市長を務めた経験を持つ自身の選挙区でも勝利できなかった。

4094チバQ:2022/04/04(月) 19:38:49
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040300228&g=int
高まるロシア脅威論 伝統の中立政策転換も―フィンランド
2022年04月04日17時27分

 【ヘルシンキ時事】北欧のフィンランドで、ロシアへの脅威論が高まっている。1300キロ以上の長い国境を接し、これまでは対立回避を念頭に中立政策を掲げてきたが、軍事力に物を言わせたロシアのウクライナ侵攻を機に、北大西洋条約機構(NATO)加盟を求める世論が増大。人口約550万人の小国は、外交・安保政策の転換を迫られている。


 1917年にロシア帝国から独立したフィンランドは、第2次大戦中にソ連と2度にわたり戦火を交えた。最初の「冬戦争」(39〜40年)では奮闘の末に独立を守ったものの、東部カレリア地方など国土の1割を奪われた。
 こうした歴史から、ソ連を刺激する政策を避け、冷戦終結後も米国主導のNATOに加盟しない道を選択。西欧民主主義に共鳴しながらも、対ロ関係も重視する中立の立場を貫き続けた。国民の意識としても中立の考え方は根付いている。
 ところが、ウクライナ侵攻で路線修正を求める声が強まっている。少数派だったNATO加盟支持は、2月の侵攻開始直後の世論調査で初めて過半数(53%)を記録。3月半ばには62%に達した。
 政府機関に勤務する首都ヘルシンキ出身のマティさん(60)は「歴史的経緯や地政学的な問題から、フィンランド人のウクライナ情勢への関心は非常に高い」と指摘。「人々は(ロシアの行動を)憂慮し、それが国の将来にどのような影響を及ぼすかを案じている」と語った。また、ヘルシンキ郊外の保育園勤務の女性は「ロシアに心を許してはならない」と述べ、「(侵攻されたら)もちろん戦う」と断言した。
 政府は慎重姿勢を保ちながら、NATO加盟論議を進めていく方針。ニーニスト大統領は3月半ば、「結論を出すのは代替策とリスクを分析してからだ。政策見直しは注意深く行う」と述べつつも、国の将来にとって「安全な解決策」を見つける必要があると強調した。
 一方、フィンランド安全保障情報庁は声明で、NATO加盟の政策決定に影響を与えようと、ロシアがさまざまな試みを仕掛けてくる可能性があると言及。サイバー攻撃を含む介入に警戒を呼び掛けた。

4095とはずがたり:2022/04/08(金) 01:32:09

ロシア大統領にウクライナ即時停戦を要請=ハンガリー首相
ロイター / 2022年4月7日 12時59分
https://news.infoseek.co.jp/article/07reutersJAPAN_KCN2LZ09O/?tpgnr=world

 ハンガリーのオルバン首相(写真)は6日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの即時停戦を促したことを明らかにした。6日撮影(2022年 ロイター/Bernadett Szabo)

[ブダペスト 6日 ロイター] - ハンガリーのオルバン首相は6日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの即時停戦を促したことを明らかにした。

ハンガリーで、ウクライナ大統領、フランス大統領、ドイツ首相と会談するようプーチン氏に提案したとし、和平交渉には時間がかかるため、会談では即時停戦に焦点を当てるべきだと指摘。

記者会見で、「プーチン大統領に即時停戦を発表するよう提案した。反応はポジティブだったが、プーチン氏はそれには条件があると述べた」と明かし、「私には条件の交渉はできない。それをするのはプーチン氏とウクライナの大統領であるべきだ」と語った。

オルバン氏はロシアのウクライナ侵攻を改めて非難したが、これまでのところ、プーチン氏に対する批判は差し控えている。

「これはロシアが始めた戦争だ。ウクライナへの攻撃で侵略だ。これが欧州連合(EU)の共通の立場でハンガリーはそれを共有している」と述べた。

ただ、ハンガリーはEUによるロシアの石油・ガス部門への制裁などには反対の立場を取っている。

4096とはずがたり:2022/04/10(日) 23:15:57
盟友ベルルスコーニ氏もプーチン氏批判「平和な男と思ってきたのに」
https://news.yahoo.co.jp/articles/58c010e92855ec332b32703f87974692619f8b1a
4/10(日) 12:50配信

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朝日新聞デジタル

イタリアのサルデーニャ島で2008年4月、記者会見で笑顔を見せるベルルスコーニ氏(右)とプーチン氏=ロイター

 ウクライナに侵攻しているロシアのプーチン大統領について、同氏の盟友といわれるイタリアのベルルスコーニ元首相は9日、「20年前に知り合い、民主主義と平和の男だと思ってきたのに、何という残念なことだ」と批判した。所属する政党の大会での発言をロイター通信が伝えた。

【写真】「パパはいつ帰るの?」ロシアで増える戦死報道 政権揺るがす可能性

 ロイター通信によると、侵攻後、ベルルスコーニ氏がプーチン氏について公の場で発言したのは初めて。ベルルスコーニ氏は、侵略の全責任をプーチン氏が取らなければならないと強調し、「ウクライナを攻撃したことでロシアはヨーロッパに加わることなく、中国の手中に落ちることになった」とも述べた。

 ベルルスコーニ氏はプーチン氏と互いに行き来する仲で知られ、「世界のリーダーの中で間違いなくナンバーワンだ」と称賛したこともあるという。

4097チバQ:2022/04/11(月) 22:11:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd42a59225f659f3bb31edd93019b4db456ac0c8
マクロン氏27.85%、ルペン氏23.15% 仏大統領選公式結果
4/11(月) 21:55配信

AFP=時事
フランス・パリ郊外にある民放テレビ局の討論番組に出演したエマニュエル・マクロン氏(右)とマリーヌ・ルペン氏(2017年5月3日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】フランス内務省は11日、前日投開票された大統領選第1回投票の公式開票結果を発表した。現職のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が得票率27.85%、極右政党「国民連合(RN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首が23.15%で、24日の決選投票に進出する。



 両氏に敗れた急進左派のジャンリュック・メランション(Jean-Luc Melenchon)氏は21.95%だった。同氏の支持者の票の動きが、決戦投票の行方を左右する鍵になるとみられる。【翻訳編集】 AFPBB News

4098チバQ:2022/04/12(火) 20:08:09
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-220412X447.html
サルコジ氏が現職支持=政界再編視野か―仏大統領選
2022/04/12 19:02時事通信

 【ブザンソン(仏)時事】フランスのサルコジ元大統領は12日、声明を発表し、24日の大統領選決選投票で中道派マクロン大統領に投票すると明らかにした。選挙後の政界再編を視野に入れているとみられる。決選投票は、極右政党「国民連合(RN)」のルペン候補がマクロン氏に挑む。

 サルコジ氏は声明で、マクロン氏について「かつてなく複雑な国際的危機に必要な経験を持っている」と評価。「新たな時代が始まる。根本的な変化が必要だろう。習慣から抜け出さなければならない」と指摘した。保守系共和党内で強い影響力を持つサルコジ氏がマクロン氏に合流すれば、強大な勢力となりそうだ。

4099チバQ:2022/04/13(水) 08:18:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041100599&g=int
左派支持層の動向カギ 現職やや優位の構図―仏大統領選
2022年04月12日07時05分


 【パリ時事】マクロン大統領と極右政党「国民連合(RN)」のルペン候補の対決となる24日のフランス大統領選の決選投票では、第1回投票で敗退した候補の支持を得たマクロン氏がやや優位とみられている。ただ、マクロン、ルペン両氏に反感を持つ左派支持層が棄権を選択すれば、ルペン氏にも勝利のチャンスがある。
支持者ら熱狂と安堵 決選進出2氏が集会―仏大統領選

 仏メディアが10日に報じた決選投票を想定した世論調査によると、マクロン氏の支持率は52%で、ルペン氏の48%を上回った。共和党のペクレス候補や社会党のイダルゴ・パリ市長らは第1回投票終了後、相次いでマクロン氏支持を表明。マクロン氏も「感謝している」と応じた。
 一方、第1回投票で得票率22%の3位と健闘した急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション氏は、「ルペン氏に投票してはならない」と呼び掛けつつ、マクロン氏支持を明言しなかった。ルペン氏は、第1回投票で4位だった極右政治評論家ゼムール候補の支持層を取り込み、右派勢力の糾合を狙う。メランション氏を支持した有権者の多くが棄権すれば、マクロン陣営に十分対抗可能だ。
 マクロン、ルペン両氏の決選対決は、2017年の前回選挙に続き2回目となる。当時は極右大統領の誕生を恐れた有権者がマクロン氏支持に流れ、同氏が約66%を得票。約34%だったルペン氏を圧倒した。

4100チバQ:2022/04/13(水) 19:11:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4dacd5789b4920d7cff216f34890ccc728e9bca
英首相の退陣論再燃 コロナ規則違反で罰金
4/13(水) 13:33配信

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時事通信
ジョンソン英首相(左)=3月23日、ロンドン(英議会提供)(AFP時事)

 【ロンドン時事】英首相官邸などで新型コロナウイルスの規制中に規則違反のパーティーが繰り返されていた問題で、ジョンソン首相は12日、罰金を科されたことを認めた。

 これを受け、首相退陣論が再燃し、主要野党や自治政府は一斉に辞任を要求。世論調査も厳しい結果となった。

 ジョンソン氏は12日、「私の政府が導入した規則を私自身が守れなかったことに、多くの人が怒りを覚えるのは当然だ」として謝罪。罰金を支払ったと明かした上で、「謙虚に任務を遂行する」と辞任を否定した。

 これに対し、最大野党・労働党のスターマー党首は「わが国の歴史上初めて首相が法を破った」と非難。他の野党やスコットランド、ウェールズの両自治政府首相も一斉に辞任を求めた。

 調査会社ユーガブの緊急世論調査では、英国民の57%が「首相は辞任すべきだ」と回答。続投支持は30%にとどまった。

 問題となったのは2020年6月19日のパーティー。英メディアによると、誕生日だったジョンソン氏のために閣議室に約30人が集まり、ケーキを食べ、歌で祝ったという。

 ジョンソン氏はロシアのウクライナ侵攻後、国際的に存在感を発揮してきた。ウクライナのゼレンスキー大統領と毎日のように電話会談し、対ロ制裁やウクライナ支援を主導。与党・保守党からは「ロシアの暴虐からウクライナを守る仕事に最適の人物だ」(アマンダ・ミリング議員)と擁護する声も上がっている。

 ただ、戦争のさなかの英首相交代はこれまでに先例がある。第1次世界大戦中の1916年、第2次大戦中の40年にいずれも当時の首相が退陣した。来月の地方選で保守党が大敗すれば、進退を問われる可能性が一段と強まりそうだ。

4101チバQ:2022/04/13(水) 20:26:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/269ee68b843896eab269c74a7d4b7d97effd5390
ウクライナに戦車を ドイツ緑の党、連立内で圧力
4/13(水) 18:36配信


産経新聞
【パリ=三井美奈】ドイツ連立政権が、ウクライナに対し、戦車や重火器の供与をめぐって大揺れだ。連立第2党「緑の党」のベーアボック外相が11日、「言い訳している時間はない」と発言し、ショルツ首相に供与の決断を迫った。ショルツ氏の第1与党、社会民主党(SPD)は否定的で、連立内で意見が割れている。

ウクライナはドイツに対し、戦車や装甲車の提供を求めており、ウクライナの駐独大使は、「要求リストを独政府に送った」と公表していた。独紙ウェルトによると、SPDのランブレヒト国防相は、ウクライナの要求を拒否。国防相の報道官は、「供与は北大西洋条約機構(NATO)による決定でなければならない」と説明した。ドイツ政府は決めない、という意味だ。

ベーアボック氏の発言は、国防相に真っ向から対決するもので、「ウクライナは重火器を必要としている」と訴えた。緑の党はSPDと同様、当初は武器供与には慎重だったが、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊で戦争犯罪の疑いが発覚したことで、姿勢を変えた。第3与党、自由民主党(FDP)幹部も12日、テレビで「戦争は新局面に入った。重火器を供与すべきだ」と述べ、緑の党に同調した。SPDからは、ウクライナの要求に応じて武器供与を続ければ、「戦争に巻き込まれる」との懸念が出ている。

ウクライナに対してはロシアによる侵攻後の2月末、ショルツ氏が携帯式の対戦車ミサイルなど、自衛用武器の供与を表明。「紛争地に武器は送らない」という歴代独政府の方針を転換した。その後、戦争の長期化と被害拡大で、各国はウクライナに対する軍事支援の水準を引き上げており、政府は「ドイツも貢献せよ」という内外の圧力にさらされた。米国は先週、自爆型の戦術無人機「スイッチブレード」を送る方針を表明。スロバキアは、高性能地対空ミサイルS300の供与を発表した。

4102チバQ:2022/04/13(水) 20:33:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041100614&g=int
マクロン、ルペン氏決選へ 前回の対決再現―仏大統領選
2022年04月12日07時04分

 【パリ時事】フランス大統領選の第1回投票が10日行われ、中道のマクロン大統領(44)と極右政党「国民連合(RN)」のルペン候補(53)が前回選挙に続き決選投票進出を決めた。内務省によれば、得票率はそれぞれ27.8%と23.2%だった。決選投票は24日に行われる。

 投票直前の世論調査では、ルペン氏が支持率で1ポイント差まで迫っていたが、マクロン氏が想定よりやや差をつける結果となった。ロシアによるウクライナ侵攻に国民の注目が集まり、過去最低だった2002年の約72%を下回ると懸念されていた投票率は、73.7%だった。
 選挙戦序盤ではマクロン氏が、ウクライナでの停戦に向けロシアのプーチン大統領と何度も電話会談するなど仲介に奔走し、高い支持を得た。ただ、戦闘が長期化する中で、定年退職年齢の引き上げをはじめとする公約への有権者の反発が強まり、支持率は低下。他候補との討論を拒否したことも「逃げている」と批判を受けた。
 マクロン氏は最終盤で既存政党の支持者を一定程度取り込んだとみられる。同氏は投票終了後、パリで行われた集会で「あなた方の信頼を名誉に思う」と支持者に謝意を表明。「見誤ってはならない。まだ何も勝負はついていない」と述べ、陣営の引き締めを図った。
 一方、ルペン氏は、人種差別的イメージを排除する「脱悪魔化」と呼ばれる穏健化戦略を取り、従来の反移民的主張を抑えて物価高騰に苦しむ家計支援策などを強調。過激な言動で注目を浴びた極右政治評論家ゼムール候補の登場も、保守層のルペン氏への抵抗感を和らげる結果となった。
 ルペン氏はパリで開かれた集会で「私が現職と決選に進出する名誉にあずかった」と支持者らにあいさつ。「マクロン氏に投票しなかった人は全て合流すべきだ」と呼び掛けた。
 選挙戦終盤で追い上げを見せていた急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション候補は22.0%の得票率で3位と善戦した。ゼムール氏が得票率約7.1%でメランション氏に次いだ。
 共和党のペクレス候補は4.8%、社会党のイダルゴ・パリ市長は1.8%の得票率にとどまった。前回選挙に続き初戦敗退を喫した保革二大政党は、6月に行われる総選挙に向け党の立て直しを急ぐ。

4103チバQ:2022/04/15(金) 16:33:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/46000adb4c363cac068fe81c5b1591d308fa7153
極右、州政権入り 勢力拡大、国政も視野 スペイン
4/15(金) 13:34配信
時事通信
スペインの極右政党ボックス(VOX)のアバスカル党首=2021年4月、マドリード(EPA時事)

 【パリ時事】スペインの極右政党ボックス(VOX)が今月、北部カスティーリャ・イ・レオン自治州で、中道右派の国民党(PP)と連立政権を発足させた。

 VOXが州政権入りするのは初めて。2013年の創設以来、着実に勢力を拡大し、来年の総選挙後は中央政界で与党入りも視野に入れる。現政権の中道左派与党・社会労働党を率いるサンチェス首相は「民主主義にとって悪いニュースだ」と危機感を示している。

 州政権発足は11日。VOXは州副首相のほか、三つの州閣僚ポストも獲得した。州政権発足に先立ち、VOXのアバスカル党首は「スペインの将来の見本になる」と強調。国政レベルでの与党入りに意欲を見せた。

 これまでVOXは、南部アンダルシア州などで州政権を支持する立場にはあったが、スペインでは20世紀、フランコ独裁政権が続いた記憶から極右に対する拒否感は根強く、政権入りは果たしていなかった。

 ただ、移民増加や不況を背景に、欧州各国で極右は勢力を拡大しつつある。VOXは19年の総選挙で議席を倍以上に増やし、第3党に躍進した。パイス紙によれば、来年の総選挙ではさらに議席を増やすとみられている。最大野党のPPと協力すれば、議席の過半数を獲得する可能性もある。

4104チバQ:2022/04/17(日) 17:46:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0721d07a963e81895102ff7da6d569301365aee
露、フィンランド国境にミサイル移動か 東西で威嚇
4/13(水) 20:16配信
産経新聞
英国メディアは12日、ロシアが隣国フィンランドとの国境に向けてミサイルシステムを含む軍事装備を移動しているとされる映像を報じた。映像が事実であれば、北大西洋条約機構(NATO)加盟を検討するフィンランドを威圧する動きだ。ロシアはウクライナ侵攻とともに、自国領土の東西で近隣国に対する軍事的威嚇を強めている。

映像は11日夜に軍事専門家のツイッターなどで公開された。露軍のミサイルシステム2基などが露国内の道路を移動し、フィンランド国境やフィンランド湾に向かっているとしている。英紙のデーリー・メール(電子版)やミラー(同)などが報じた。このミサイルシステムは艦艇などを破壊する機能を持つとみられるという。

フィンランドとスウェーデンは今年夏にもNATOへの加盟を申請すると報じられている。ペスコフ露大統領報道官は11日、両国の動きは欧州に安定をもたらさないと反発していた。英軍事専門家は映像について「ロシアは西側諸国に再び警告を発したようだ」と分析している。

米国防総省のカービー報道官は12日、露軍のフィンランド国境に向けた移動情報について「(事実を)確認するものは何もない」と述べるにとどめた。

ロシアは、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟は「深刻な軍事的・政治的結果をもたらす」と恫喝(どうかつ)してきた。露軍は3月2日、フィンランドと合同軍事演習をしていたスウェーデンの領空を爆撃機など4機で侵犯。同国メディアは、そのうち2機が核兵器を搭載していたと報じた。

今月8日には露機がフィンランド領空を侵犯した可能性があると現地メディアが報じている。

ロシアは米軍基地が点在する日本も威嚇している。

露機とみられるヘリコプター1機が3月2日、北海道沖で日本領空を侵犯。同10日から11日にかけては露軍の艦艇10隻が津軽海峡を通過した。露軍は宗谷海峡や対馬海峡でも艦艇を通過させ、北方領土では3月25日と今月1日に軍事演習を行うなど軍事力を誇示している。

露国家安全保障会議のメドベージェフ副議長(前大統領)はウクライナ侵攻をめぐる対露制裁を「侵略行為とみなすことができる」と批判するなど、日米欧への敵対姿勢を強めている。(ロンドン 板東和正、外信部 坂本一之)

4105チバQ:2022/04/17(日) 18:10:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041600239&g=int
「反極右」結集なるか 前回選挙より接戦予想―仏大統領選
2022年04月17日07時10分


 【パリ時事】24日に行われるフランス大統領選決選投票は、2017年の前回選挙に続き、中道のマクロン大統領と極右政党「国民連合(RN)」のルペン候補が対決する。マクロン氏は「反極右」を旗印に支持を呼び掛けるが、ルペン氏の穏健化戦略でRNに対する有権者の拒否感は薄れている。世論調査では、前回選挙よりも接戦になると予想されている。

 第1回投票で敗北した右派共和党のペクレス候補や左派社会党のイダルゴ・パリ市長は、「極右を阻止するため」に決選投票でマクロン氏を支持すると表明。得票数が3位だった急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション候補も、マクロン氏への支持は表明しないものの「ルペン氏に投票してはいけない」と呼び掛けた。
 02年の大統領選第1回投票では、ルペン氏の父ジャンマリ氏が現職のシラク大統領(当時)と共に決選投票に進出。各地で反極右デモが連日巻き起こり、結果はシラク氏が8割以上の票を獲得し、圧勝した。
 前回選挙の決選投票でも、極右大統領の誕生を恐れた有権者がマクロン氏に投票し、得票率約66%でマクロン氏が勝利した。しかし、世論調査によると、今回の決選投票での予想得票数は、マクロン氏が54%、ルペン氏が46%と差が縮小している。
 パリ政治学院研究員のセルジュ・ガラム氏は「RNに対する恐怖はもはや存在しない。『マクロン政治はうんざりだ』という極左や左派の有権者が、『ルペン氏が大統領になっても構わない』と棄権するだろう」と分析。「投票率が下がれば、ルペン氏が勝つ可能性が高くなる」と指摘した。

4106とはずがたり:2022/04/19(火) 14:33:09
第二次世界大戦も生き抜いた強い民族だからひ弱なんじゃ無くて2本と違って景気よくて既に物価だいぶ上がってたと云うことである。

https://www.afpbb.com/articles/-/3387228
「暖房か食料か」 生活費高騰に苦しむ英国人
2022年1月30日 14:00 発信地:コルチェスター/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]

【1月30日 AFP】英イングランド東部コルチェスター(Colchester)のショッピングモールに併設された、余った食材を集めて生活困窮者らに提供するコルチェスター・フードバンクでは昨年、1万7000人分に相当する165トンの食料を配った。今年はそれを上回る2万人分が必要になる見通しだ。

 英国では昨年12月、インフレ率が前年同月比5.4%上昇し、30年ぶりの高い伸びを記録した。実質賃金が下がる一方で、食費とエネルギー価格は高騰している。

 コルチェスター・フードバンクで提供される食料の95%が、地元のスーパーマーケットの店頭で一般市民から寄付されたものだ。現在の経済状況下で、これまで食料配布を必要としなかった多くの人が支援に頼らざるを得なくなっている。

 45歳のハイディさんは「いつもはフードバンクに寄付する側なのだけれど、今は助けを求める側になった」と語った。「とにかく何でもかんでも」値上がりして困っていると言うハイディさん。電気代は昨年の2倍近くに跳ね上がったという。

 他の多くの英国人と同様、ハイディさんはこの冬、「暖房か食料か」の厳しい選択を迫られている。

■根本的な欠陥

 コルチェスター・フードバンクを運営する慈善団体トラッセル・トラスト(Trussell Trust)が3日分の食料を提供する緊急支援を行った対象人数は、2009年には約2万6000人だったのが、昨年は250万人を超えた。

 フードライターで貧困撲滅運動家のジャック・モンロー(Jack Monroe)氏は、基礎食料の中には、インフレ率を大きく上回る値上がり率を示しているものも多いと指摘。パスタの最安値は1年前に500グラム当たり0.29ポンド(約45円)だったのが、現在は0.70ポンド(約108円)、コメの最安値も1キロ当たり0.45ポンド(約70円)から500グラム当たり1.00ポンド(約154円)に値上がりしたと、ツイッター(Twitter)に投稿した。

「インフレの影響の測定方法には根本的な欠陥がある。最低賃金や『ゼロ時間契約(不定期の短時間雇用契約)』の人、フードバンク利用者、その他大勢の人にとっての現実と実勢価格の上昇を一切考慮に入れていない」とするモンロー氏のツイートは、広く拡散された。

4107チバQ:2022/04/20(水) 19:27:39
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/world/dailyshincho-849081.html
仏大統領選 マクロン楽勝が一転…極右「ルペン」急上昇と伝統的大政党“惨敗”の背景
2022/04/20 11:31デイリー新潮

仏大統領選 マクロン楽勝が一転…極右「ルペン」急上昇と伝統的大政党“惨敗”の背景

マクロン大統領にマリーヌ・ルペン候補が迫る(右/David Sedlecký/Wikimedia Commons)

(デイリー新潮)

 現職のエマニュエル・マクロン大統領(共和国前進)楽勝と見られたフランスの大統領選挙で、親ロシアでNATO脱退を唱える極右のマリーヌ・ルペン候補(国民連合)が健闘し、予断を許さない。【八幡和郎/評論家】

 4月24日の決選投票でルペン勝利の可能性はマスコミあげて反ルペン報道を強化してることもあり一割程度ではあるが、同じ二人による五年前の決選投票では、ダブルスコアだったから、世論調査での差が数パーセント、調査によっては誤差の範囲内というのは大衝撃だ。

 ルペン候補が勝ってNATOを脱退したら、プーチン大統領の苦境など吹っ飛んでしまうし、西欧でアウトローとして扱われてきた極右が政治的市民権を得ることにもなる。

 12人の候補者で争われた大統領選挙第1回投票(4月10日)で、保守・革新いずれもの伝統的大政党が惨敗したのも衝撃的だった。

 フランスでは、対独戦の英雄ドゴールが1958年に第五共和制を建ててから、極左諸政党、共産党、社会党、中道諸政党(現在では環境派も)、ドゴール派(現党名は共和党)、極右諸政党という政治地図で、大統領選挙や総選挙では、第1回投票では候補者が乱立するが決選投票では、社会党候補と、ドゴール派候補の一騎打ちが多かった。

 大統領は、ドゴール、ポンピドー(ドゴール派)、ジスカールデスタン(中道派)、ミッテラン(社会党)、シラク、サルコジ(ドゴール派)、オランド(社会党)と来たが、前回は社会党を離党したマクロンが中道派を糾合した。

 社会党は分断され、ルペンが資金疑惑で沈んだフィヨン(共和党)とメランション(不服従のフランス、社会党離党組と共産党が支持)を僅差でかわして決選投票に進んだが、マクロンに敗れた。マクロンは直後の総選挙で新党を結成して大勝した。

 マクロンは、経済政策では「維新」にやや似た行政改革と市場原理尊重で経済成長率を上げる路線だが、集めた税金の使い途では左派や環境派の主張に配慮している。マクロン自身はENA(国立行政学院)卒のエリート官僚で、ロスチャイルド系銀行の幹部だったこともある。だからGAFA(Googleなど巨大IT企業群)には厳しいが、米国系金融資本とは関係が良すぎるし、マッキンゼーなどに巨額の公費が流れ、自分の政治運動に流用されている疑惑もある。

 マクロン政権一期目の改革は自動車への負担増に端を発した「黄色いベスト運動」も大過なく乗り切り、失業は減り経済成長率も上がった。コロナ危機もワクチン事実上強制という賭けが成功して行動規制を避けつつ医療崩壊を回避して高く評価された。外交はドイツや日本との良い関係、トランプやプーチンとは対立しつつも対話維持、中国や英国には毅然と対処して得点を挙げ、ウクライナ紛争直前には再選が確実視されていた。

4108チバQ:2022/04/20(水) 19:27:55
「脱悪魔化路線」
 フランスでは、戦後、ドイツとの和解を基軸に欧州統合を進め移民にも寛容な路線が、社会党からドゴール派まで大政党に幅広く支持されてきた。また、ドゴールが主導したレジスタンスがフランス革命の伝統を守るという形の愛国主義に根ざしていたので、伝統尊重派と相性が悪く、共和党は日本で言うような保守派を受け入れない。

 ただ、EU統合は農業や零細企業にとって厳しい。それゆえ極右にジャン・マリー・ルペンというカリスマが出て、10%程度の得票を獲得するようになったのだ。ただ、彼の主張やスタイルはいかにも扇動的で支持拡大に限界があった。

 そこで娘のマリーヌ・ルペンが2011年に党首となって「脱悪魔化路線」で、失言を回避し、EU脱退やユーロ離脱は撤回、人工中絶や同性愛を容認(同性婚反対)、反ユダヤでなく反イスラムと移民排斥へ転向し、反対する父親を除名した。これが功を奏して、得票率の天井を打ち破った。

 この「脱悪魔化」に反対し「日本のような厳しい移民制限を」と訴えるエリック・ゼムールが極右新党を立ち上げ、共和党が女性のヴァレリー・ペクレス(日本語ができる)を立てて、一時は決選投票でマクロンに勝てるという世論調査まで出たが、ゼムールは失言が多く、ペクレスは上流階級的過ぎて庶民を引きつけられずともに失速した。

 フランスは、第1次世界大戦に見られるように、伝統的にロシアとは良い関係である。ルペンやゼムールなど極右がプーチンとの関係が良いのは意外に思えるが、プーチンは「反民族主義」の立場に立つ一方、イスラム過激派やLGBTに毅然とした態度をとり、キリスト教を重視する伝統的欧州の価値観を擁護しているのだから不思議はない。また、ルペンは国内金融機関の一種のボイコットにあって、ロシアの銀行から融資を受けていた。

 しかし、ルペンはウクライナ侵攻にすぐ厳しい批判をしてマイナスにしなかった。一方、エネルギーなど強力な制裁には反対し、戦後にはロシアと欧州の関係を再構築し、中国との戦いに力を集中するのが合理的とまっとうな現実路線を打ち出し、英米やポーランド、バルト三国などの暴走で対露戦に巻き込まれないようNATOの軍事機構からの脱退を主張して支持をむしろ拡げた。

「心は左に、財布は右に」
 とはいえ、マスコミは、反ルペンの「偏向報道」を厭わないし、既存政党のアレルギーは強く、第1回投票で三位となったメランションも、前回決選投票での中立が不評だったので、棄権かマクロンという路線に変更するなど、ルペンがこれ以上、支持率を上昇させる兆しはいまのところない。

 だが、フランスには、「心は左に、財布は右に」というように、世論の風より投票行動は経済重視となることが多く、エネルギー価格上昇はルペンに追い風だ。そこで、マクロンはウクライナからの批判を聞き流し、支援強化を訴えるポーランド極右政権を「反ユダヤ主義者」だと罵るなど英米追従路線から距離をとって逃げ切りを図っている。

 万が一、ルペンが勝っても、現在、下院の議席は2パーセント以下なので、好き勝手はできない。ただ、今回、共和・社会・共産・環境という大政党が、第1回投票で投票率5パーセントを切って何億円もの供託金を没収されるなど弱体化している。

 フランスに限らず極右をいつまでも体制外にできるかといえば、イタリアではすでに政権参加しているし、スペインでもついに地方レベルでの政権参加が実現し、風向きは明らかに変わっているのが懸念されるところだ。

八幡和郎(やわた・かずお)
評論家。1951年滋賀県生まれ。東大法学部卒。通産省に入り、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。徳島文理大学教授。著書に『365日でわかる世界史』『日本人ための英仏独三国志』『世界史が面白くなる首都誕生の謎』など。

デイリー新潮編集部

4109とはずがたり:2022/04/21(木) 20:57:15
2022年3月23日3:53 午後1ヶ月前更新
焦点:オリガルヒ制裁で独リゾート分断、資産没収論と権利尊重で
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-germany-oligarch-idJPKCN2LJ0D1
ロイター編集

4110とはずがたり:2022/04/22(金) 09:41:18

【寄稿】欧州を害するドイツのハンガリー問題
ロシアに融和的なハンガリーのオルバン首相にドイツが肩入れすることで欧州の結束が脅かされている
https://jp.wsj.com/articles/germany-has-a-hungary-problem-11650244098?reflink=desktopwebshare_twitter
By Dalibor Rohac
2022 年 4 月 18 日 14:56 JST

――筆者のダリボル・ロハク氏はアメリカン・エンタープライズ研究所のシニアフェロー

***

 この10年余り、ドイツの指導者たちはロシアだけでなく、欧州連合(EU)で最も無謀かつ公然たる反欧米政権であるハンガリーも甘やかし、なだめすかしてきた。

 欧州と北大西洋条約機構(NATO)におけるドイツの怠慢は、ロシアによるウクライナ侵攻の際に特に顕著になった。ドイツ政府を批判する向きにとって、フランクワルター・シュタインマイヤー独大統領のキーウ(キエフ)訪問をウクライナが拒否したことは、遅まきながら正当であると受け止められた。

 ウクライナ戦争開戦から数日後、ドイツのオラフ・ショルツ首相は、国防費を増やし、ロシアの天然ガス依存脱却を含む政策転換を発表した。しかし、2月27日に発表されたショルツ氏の「新時代」政策は、あまりにも小さく、あまりにも遅過ぎたようだ。また、ハンガリーのオルバン・ビクトル首相が中国とロシアに融和的で、与党の「ハンガリー市民同盟(フィデス)」が市民社会、自由なメディア、司法を標的にした非民主的な政策をとっていることに対して、ドイツが寛容であることにも触れていない。

 2013年、オルバン氏はアンゲラ・メルケル独首相(当時)の政策をナチスの政策になぞらえた。だが、メルケル首相の「戦略的忍耐」アプローチという外交政策は、ハンガリー指導者の慣行を援護するものであった。ドイツの与党キリスト教民主同盟は長年、中道右派の「欧州人民党(EPP)」(欧州議会の最大会派)からフィデスを追放することができず、オルバン氏に国内の多くの法規違反の責任を取らせる努力を封じてきた。

 EUは多様で多元的な組織だ。メルケル首相は常に不必要な衝突を避けようとし、特にそれが国内問題に関わる場合はそうしてきた。ハンガリーはバイエルン州の自動車生産拠点の延長線上にあり、アウディはハンガリー第2の雇用主でメルセデスベンツとボッシュはそれに続く。

 今日、ドイツの現状肯定は擁護できない。問題はもはや、最近のハンガリー議会選挙で見られたように同国の政治に公平性がないことではない。欧州で戦争が起きている今、ハンガリーは西側諸国の結束を弱めている。ロシアのウクライナ侵攻前、オルバン氏はモスクワを訪れ、天然ガス供給拡大とハンガリーでのロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」製造認可を求めた。ハンガリーはエネルギー禁輸を推進するどころか、ガスプロムとの15年契約を誇示し、西側諸国によるウクライナへの軍事物資のハンガリー経由輸送を拒否している。

 ロシアとの関係はオルバン氏にとって非常に重要であり、ウクライナ戦争を巡っては、ポーランドの民族主義政権との長年の協力関係を犠牲にした。ポーランド政府との非公式協定は、国内政策に対する国際的な批判からフィデスを守り、EUが加盟国の権利を停止する条約第7条を適用できないようにする貴重な障害となっていた。

 ハンガリーは歴史的にウクライナ西部のトランスカルパチア地方の領有を主張しているほか、この地方にはハンガリー語を話す人々が住んでいる。このことが、ウクライナに対する冷淡な態度やロシアのウラジーミル・プーチン大統領の侵略を受け入れることに一役買っていとする説は推測の域を出ない。重大なのは、オルバン氏の卑劣な行為が、再びドイツ政府の援護射撃を受けていることである。

 ドイツが欧米の同盟国やウクライナから求められていることは、一定の代償を伴う。ドイツがロシアの天然ガス輸入から脱却することは、混乱を招くだろう。脱原発という愚かな計画を覆すことはドイツのタブーを破り、ショルツ氏の連立政権の一翼である緑の党を動揺させるだろう。ウクライナへの軍事援助は、同氏が率いる社会民主党の抵抗に直面している。

 ロシアとハンガリーの悪意ある人物による日和見主義的な行動に対して、何もしないことの代償はさらに大きいことをショルツ氏は理解する必要がある。

 欧州とNATOにおけるドイツの力と重要性は議論の余地がない。しかし、権力と重要性には責任が伴う。メルケル氏とショルツ首相は、それを避けようとしているように見える。ハンガリーの民主主義の衰退とオルバン氏の東欧を不安定化する役割は、ドイツの怠慢がもたらす付随的な損害の一部といえよう。

4111チバQ:2022/04/24(日) 17:28:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1a9f03350bf1d2be9fc7951b6f9eb57c631ed76仏大統領選 決選投票始まる 現職再選か、極右候補当選か
4/24(日) 16:38配信

産経新聞
【パリ=三井美奈】フランスで24日、大統領選の決選投票が始まった。世論調査では、再選を目指すマクロン大統領が支持率でリードし、極右「国民連合」のルペン候補が追う展開。ロシアによるウクライナ侵攻さなかの選挙で、対露政策、物価高騰への対応が争点となった。

10日の第1回投票でマクロン氏は28%を得票して首位、ルペン氏は23%で2位となった。決選投票では、3位以下で敗退した候補の得票を吸収し、どこまで支持を広げられるかが勝敗を決める。22日発表の支持率調査では、マクロン氏が55%、ルペン氏が45%で、マクロン氏が選挙戦終盤になって勢いを増している。

20日のテレビ討論会で、ルペン氏は「マクロン政権は生活支援を削減してきた」と攻撃し、付加価値税(VAT)減税を公約した。一方、マクロン氏は失業を改善した実績を主張。ルペン氏はプーチン露政権に接近したとして、外交政策の危うさを指摘した。

決選投票での2人の対決は、2017年の前回大統領選に続き、2度目。前回はマクロン氏が66%を得票し、圧勝した。

24日の投票は一般に午後7時(日本時間25日午前2時)、パリなど大都市では午後8時(同3時)に締め切られ、即日開票される。大統領の任期は5年。

4112チバQ:2022/04/24(日) 23:46:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/21e94e5b69724f2d55fd5fabf04d4f5cf1854f77
「父と決別」ルペン氏、継承した政権への執念 仏大統領選決選投票
4/24(日) 19:08配信
毎日新聞
選挙活動中に市民との自撮りに応じるルペン氏=フランス北部サンレミシュルアブルで4月16日、AP

 フランス大統領選の決選投票が24日朝(日本時間同日午後)始まった。即日開票され、同日夜(同25日午前)には大勢が判明するとみられる。中道の現職、エマニュエル・マクロン大統領(44)と極右「国民連合」のマリーヌ・ルペン候補(53)の、前回2017年と同じ顔合わせだ。「エリート対庶民派」とも言われる対照的な2人の経歴を振り返る。

   ◇

 「誰もマリーヌ・ルペンとは一緒にいたがらなかった」

 ルペン氏はパリで暮らした自分の少女時代について雑誌にそう語っている。

 反ユダヤ主義の極右政治家、ジャンマリ氏(93)の三女として生まれた。父は左派が主流だった時代に国民連合の前身である「国民戦線」を設立し、移民排斥などを主張していた。周りからは「悪魔の娘」と言われ、嫌われた。8歳の時には爆弾テロで自宅アパートが吹き飛ばされる経験もしている。10代後半で両親が離婚し、母とは疎遠になった。

 パリ第2大を卒業後、弁護士を経て04年に欧州議会議員に当選した。11年、ジャンマリ氏の後を継いで国民戦線の党首に就任。「脱悪魔化」と呼ばれるイメージ戦略で過激な論調を控え、支持拡大を図った。グローバル化に取り残された労働者らを引きつけ、14年の欧州議会選では国内第1党に躍進させた。

 15年には反ユダヤ発言を改めないジャンマリ氏との対立が解けず、ジャンマリ氏を党から除名。移民排斥などの大衆迎合的な主張を続ける一方で、18年に党名を国民連合に変更し、さらなるイメージの軟化に努めた。また、ジャンマリ氏が保持していた「名誉党首」を廃止し、党から完全に排除した。

 大統領選への挑戦は12年以降、3回目。今回の大統領選では20年1月にいち早く立候補を表明し、選挙準備を進めてきた。

 父とは「決別」したが、政権の座を悲願としたその執念は受け継いでいる。

 2度の離婚を経験し、双子を含む3人の子供がいる。猫が好きで、動物愛護も主要政策の一つに掲げる。【パリ岩佐淳士】

4113チバQ:2022/04/24(日) 23:46:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c888696cb633f5bb6355ebbb8376a9521cff5aec
「エリート」マクロン氏、払拭に苦しんだ5年 仏大統領選決選投票
4/24(日) 19:07配信


毎日新聞
選挙活動中にボクシング用グローブを手にはめてポーズをとるマクロン氏=パリ北郊で4月21日、ロイター

 フランス大統領選の決選投票が24日朝(日本時間同日午後)始まった。即日開票され、同日夜(同25日午前)には大勢が判明するとみられる。中道の現職、エマニュエル・マクロン大統領(44)と極右「国民連合」のマリーヌ・ルペン候補(53)の、前回2017年と同じ顔合わせだ。「エリート対庶民派」とも言われる対照的な2人の経歴を振り返る。

   ◇

 マクロン氏は北部アミアン出身で、両親は医師。祖母の影響で子供の頃から文学に親しんだ。パリの名門高校からパリ政治学院などを経て、エリート官僚養成校「国立行政学院」(ENA=現在は廃校)を卒業。会計検査官を経て投資銀行幹部を務めた。17年、仏史上最年少の39歳で大統領に就任した。

 大統領就任後は高額所得者対象の「富裕税」を廃止したことなども相まって、「金持ちのための大統領」というイメージが定着。18年11月からの反マクロン政権デモ「黄色いベスト運動」につながった。マクロン氏は黄色いベストが求めた格差解消策の一環としてENAを廃止し、新たな官僚養成機関を創設した。

 マクロン氏自身も任期中、エリート然としたイメージを払拭(ふっしょく)しようと試行錯誤してきた。若者に人気のユーチューバーを大統領府に招いて番組に出演したり、サッカーの慈善試合に出場したりして、若さをアピール。一方で、新型コロナウイルス対策を巡ってワクチン未接種者を「うんざりさせてやる」と俗語を使って批判し、庶民目線の発言の狙いが逆に「高圧的だ」と批判を招いたこともあった。

 人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の愛読者としても知られている。昨年7月に東京オリンピックの開会式出席のため来日した際には、作者の尾田栄一郎氏からサイン入りの原画を贈られて喜んでいた。

 妻のブリジットさんは、高校時代の教師でマクロン氏より24歳年上。福祉財団の会長を務める他、教師の経歴を生かしていじめの撲滅などについても発信している。【パリ久野華代】

4114チバQ:2022/04/25(月) 10:25:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/435f24abce946b82ab63655a64e54ae894b291ba
フランス大統領選 マクロン氏が再選確実 決選で極右・ルペン氏破る
4/25(月) 3:09配信

毎日新聞
フランスのマクロン大統領

 フランス大統領選の決選投票が24日、投開票され、仏メディアは中道の現職、エマニュエル・マクロン大統領(44)が極右「国民連合」のマリーヌ・ルペン候補(53)を破り、再選を確実にしたと報じた。


 ロシアによるウクライナ侵攻で経済的な影響が市民生活に及ぶ中、有権者は国内政治の安定を重視してマクロン氏に政権を託した。

 決選投票は、前回2017年と同じ顔合わせ。仏メディアによると、今回予想される得票率はマクロン氏が58%、ルペン氏が42%。マクロン氏がルペン氏をダブルスコアで破った前回よりも票差は縮まった。極右のルペン氏は今回、欧州連合(EU)離脱や移民排斥など従来の極端な主張を封印し、マクロン政権に批判的で経済格差への不満を持つ有権者の受け皿を目指したが、及ばなかった。【パリ久野華代】

4115チバQ:2022/04/25(月) 17:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/f01f34f44ae48948457410b5b3093848077aaa13
新興環境政党が勝利 強権首相敗北 スロベニア下院選
4/25(月) 6:54配信
時事通信
スロベニアの新興の環境政党「自由運動」を率いるゴロブ党首=3月19日、リュブリャナ(AFP時事)

 【ベルリン時事】中欧スロベニアで24日、国民議会(下院)選挙が行われた。

 暫定開票結果によると、新興の環境政党「自由運動」が、強権的政治手法で知られるヤンシャ首相率いる中道右派与党「スロベニア民主党」への批判票を集め、第1党になる見通しとなった。


 開票率98%の段階で、得票率は自由運動が約34%、民主党が約24%。自由運動のゴロブ党首は「求められている変革を達成できる唯一の党として、われわれへの信任が示された」と語った。

 ヤンシャ氏は2期目途中の2013年、自身の汚職事件で首相を辞任。しかし、その後、裁判で判決が覆り、20年から3期目を務めている。メディアへの圧力などをめぐり欧州連合(EU)と摩擦を深めていたほか、トランプ前米大統領を強く支持していたことでも知られる。

 自由運動は昨年、緑の党として設立された後に改称。ゴロブ氏は国営エネルギー会社の社長を長く務め、脱炭素などを主張してきた。

4116チバQ:2022/04/25(月) 17:20:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/d71a3affbc866b6eaac68c1e900e964128a7faf2
仏大統領選 極右政権の猛追、対露政策に影
4/25(月) 9:12配信

産経新聞
ロシアによるウクライナ紛争の最中に実施された仏大統領選は、極右「国民連合」のルペン候補が支持率でマクロン大統領に猛追し、欧州連合(EU)をハラハラさせた。プーチン露大統領への好意を隠さないルペン氏が支持を広げたことは、EUの対露政策に影を落とした。

ルペン氏は親露姿勢が鮮明で、2014年にロシアがウクライナ領のクリミアを併合したときは「これは侵略ではない」と弁護した。米国が主導する北大西洋条約機構(NATO)の軍事機構脱退を公約し、仏露関係の改善を掲げた。

フランスは国連安全保障理事会の常任理事国で、欧州の軍事大国でもある。欧州で「ルペン大統領誕生」への危機感は強く、極めて異例なことに、ドイツやスペインの首脳が選挙戦中、「マクロン支持」を表明したほどだった。

ルペン氏は選挙戦で「物価高騰は、マクロン政権の悪政のせい」と主張し、一時はマクロン氏に支持率で5ポイント差まで追い上げた。マクロン政権2期目では、ロシアへの経済制裁を続けながら、国民生活への支援に軸足を置かざるを得なくなった。(パリ 三井美奈)

4117チバQ:2022/04/25(月) 17:22:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/c47d9fbfde670aa176eb6a39baa842c586980172
マクロン仏大統領、再選へ 極右支持者の「怒り」に対処約束
4/25(月) 10:16配信

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AFPBB News

(c)AFPBB News

【4月25日 AFP】24日に決選投票が行われた仏大統領選は、現職のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏が極右政党「国民連合(RN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首を下し、再選される見通しとなった。マクロン氏は勝利演説で、ルペン氏に投票した人々の「怒り」に応じると約束した。

 仏テレビ各局は、世論調査会社が票の一部に基づき予測した各候補の得票結果を報道。得票率はマクロン氏が57.0〜58.5%、ルペン氏が41.5〜43.0%となる見通し。

 両氏が対決した2017年の前回選挙の決選投票では、マクロン氏が66%以上を得票しており、今回の選挙では差が狭まった。比較的大きな差をつけたことで、マクロン氏は2期目に向け一定の自信を得られるが、フランスで極右が政権獲得にここまで近づいたことはかつてなかった。

 パリのエッフェル塔(Eiffel Tower)前で勝利を祝う集会を開いたマクロン氏は、「多くの国民が極右に投票した原因となった怒りや意見の相違に対し、答えを見つけなければならない。それが私と、私の側近の責任だ」と言明。1期目とは異なる「新たな方法」でフランスを統治すると約束した。

 マクロン氏再選の見通しを受け、欧州では大きな安堵(あんど)が広がった。英国の欧州連合(EU)離脱やアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)前独首相の退任が続いた欧州は、ルペン氏が当選すればかじ取り役がいなくなると懸念されていた。

 イタリアのマリオ・ドラギ(Mario Draghi)首相は、マクロン氏の勝利を「欧州全体にとって素晴らしいニュース」だと歓迎。ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は、仏国民が「欧州を強く信任する票を投じた」と評価した。

 EUのシャルル・ミシェル(Charles Michel)常任議長(EU大統領)はEUが「また5年間フランスに頼ることができる」と表明。ウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長も「われわれの素晴らしい協力関係を継続できることをうれしく思う」と祝意を表明した。
 
 映像はエッフェル塔前で勝利を祝う集会を開き、演説したマクロン氏。24日撮影・一部提供。(c)AFPBB News

4118チバQ:2022/04/25(月) 19:47:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e727b02df963afa6e786e6b776e73be9971df84c
仏政界再編へ 大統領選、保革二大政党にとどめ刺す
4/25(月) 18:50配信

産経新聞
【パリ=三井美奈】今回の仏大統領選は、戦後政治を担った保革二大政党の凋落(ちょうらく)にとどめを刺した。6月の下院選に向け、政界は再編に動きだした。

左派陣営はオランド前政権を担った社会党が主役を去り、第1回投票で3位となった急進左派のジャンリュック・メランション下院議員を軸に再編が進むとみられる。社会党のほか、緑の党の重鎮から、下院選での連携を求める声が相次いだ。メランション氏は24日、「あきらめるな。マクロン政権を打ち負かし、別の道を示すことができる」とげきを飛ばした。

保守系、共和党は分裂が必至。今回の選挙で党の大物が相次いでマクロン氏支持に回る一方、伝統的な保守票はかなり、極右候補に流れた。共和党はドゴール大統領与党の流れをくむ保守本流で、堅固な地方組織を持つが、今後はマクロン氏の中道与党、極右政党に基盤を吸収されそうだ。

4119チバQ:2022/04/25(月) 20:56:39
https://www.sankei.com/article/20220425-F2PHWHEJQVKJ5JISEF37MAWOS4/
極右阻止へ冷や汗 マクロン氏不安要因は国民の不満




24日、フランス大統領選での敗北後、集会で話すルペン氏=パリ(ロイター=共同)
24日、フランス大統領選での敗北後、集会で話すルペン氏=パリ(ロイター=共同)

【パリ=三井美奈】フランス大統領選で極右「国民連合」のルペン候補が決選投票で4割を得票し、政権交代の現実的な選択肢として浮上した。支持率で猛追されたマクロン大統領は最終盤、懸命のドブ板選挙で勝利をつかんだ。ロシアのウクライナ侵攻が続く中、民主主義陣営にとって冷や汗の選挙だった。

マクロン氏の支持者は24日夜、パリのエッフェル塔前広場に集まった。勝利の見込みが大スクリーンで報じられると、歓喜よりも「極右政権を阻止した」ことへの安堵(あんど)が広がった。

会社員のルメイス・トレピエさん(32)は「前回マクロン氏に投票した。雇用を守らないので期待外れだった。それでも、ルペン政権を発足させるわけにはいかない」と話した。ブノワ・カンパノさん(27)は「第1回投票で左派候補に入れ、決選投票は白票を投じるつもりだった。故郷の友人たちがルペン氏に入れるというので、『極右政権が発足するかも』と怖くなり、マクロン氏に投票した」と明かした。

「マクロン嫌い」噴出
マクロン陣営を慌てさせたのは、選挙戦で噴出した有権者の強烈な大統領批判だった。マクロン氏は遊説中に「あんたのように、ひどい大統領はいなかった」と有権者に直言された。決選投票でのルペン氏との対決を「コレラかペストかの選択」と評されて、大苦戦した。支持率ではルペン氏に一時、5ポイント差まで詰め寄られた。

フランスは大統領に権力が一極集中する。日常のちょっとした不満も「大統領のせい」にされてしまう。何でも理詰めで説得したがるマクロン氏の政治姿勢も「傲慢」と嫌われた。


経済学者のエリ・コーエン氏は「国の競争力強化を目指し、社会保障改革を進めているさなか、新型コロナウイルス禍に襲われた。これが響いた」と指摘する。

フランスの貧困率はスウェーデンやドイツを下回る。しかも、マクロン政権の5年間で10%超だった失業率は7%台に改善したが、コロナ禍で脆弱(ぜいじゃく)な病院体制が露呈し、所得格差も広がった。最近の物価高騰は庶民の家計に追い打ちをかけた。ルペン氏は、現状への不満を吸収し、支持を広げた。

抗議デモ頻発も
極右の勢いに、マクロン陣営だけでなく、左右両派にも警戒が広がり、選挙はマクロン勝利で決着した。だが、ルペン氏が17年の前回大統領選より得票率を上積みしたことは、将来に不安を残した。マクロン政権2期目では、国民生活への支援に軸足を置かざるを得なくなった。


仏誌マリアンヌの政治コラムニスト、ギイ・シボン氏は「極右伸長は、今の政治を『丸ごとひっくり返したい』という国民の不満の表れ。不安要因として残る」と指摘。2018年、燃料増税への抗議を機に始まった「黄色いベスト」のような全国デモが今後、頻発すると予測した。大統領は2期まで。5年後は、マクロン氏の後継者を選ぶ選挙となる。

4120チバQ:2022/04/26(火) 11:29:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/29caa89373122328fe59318266b122bc3aeda732
北欧2カ国、5月にNATO加盟申請を正式表明か 現地紙など報道
4/26(火) 9:20配信
産経新聞
【ロンドン=板東和正】ロイター通信は25日、北欧フィンランドとスウェーデンが5月に北大西洋条約機構(NATO)への申請を表明すると報じた。両国の大衆紙報道を引用した。報道が事実であれば、軍事的中立を掲げてきた両国が安全保障政策を見直す歴史的決断となりそうだ。


ロイターが引用したフィンランドの大衆紙「イルタレフティ」などの報道によると、フィンランドとスウェーデンの首脳は5月16日の週に会談。首脳会談で両国の方向性をすり合わせた上で、NATOへの加盟を申請する計画を発表する方針という。

ロシアと約1300キロの国境で接するフィンランドは東西冷戦期、米主導のNATOとソ連中心のワルシャワ条約機構のいずれにも属さず、中立を貫いた。ソ連崩壊後もロシアと緊張関係になるのを警戒してNATO加盟を避けてきたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、NATO条約第5条が定める「集団防衛」が必要不可欠とみる国民が増えた。

フィンランドのマリン首相は今月13日、NATOへの加盟申請について数週間以内に決定すると表明。同国の議会は20日、加盟の是非を巡る審議を開始し、与党を含む大半の政党が加盟を支持しているとみられている。

隣国フィンランドの動きを受け、軍事的中立を維持してきたスウェーデンも加盟申請について早急に判断する意向を示している。

一方、ロシア側は両国のNATO加盟に強く反発。バルト海方面に核兵器を配備することを示唆している。

4121とはずがたり:2022/04/26(火) 16:32:21

不平不満だらけのフランス人。いつかは極右が当選するであろう未来は見えてる。今の所,マクロンの立ち位置が中道だから勝ててるだけで相手がメランションとかになってたら勝ってたであろう。

何時迄中道で極右よりマシで勝てるか,,

マクロン仏大統領、再選へ 極右支持者の「怒り」に対処約束
2022年4月25日 6:07 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3401831

4122チバQ:2022/04/27(水) 22:14:43
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022042500816&g=int
穏健化戦略、一定の効果 得票伸ばした極右ルペン氏―仏大統領選
2022年04月26日07時04分


 【パリ時事】フランスの極右政党「国民連合(RN)」のルペン候補は、24日の大統領選決選投票でマクロン大統領に敗北したものの、2017年の前回選挙で約32ポイントだった得票率の差は約17ポイントに縮小した。極右思想に対する国民の不安は根強いが、これまで進めてきた穏健化戦略は一定の効果があったと言える。

 「歴史的な結果だ」。ルペン氏は大勢判明後、支持者らを前に笑顔で「勝利だと言える」と宣言した。「マクロン氏に反対する全ての人を結集させる」とも述べ、6月の総選挙をにらみ、現政権との対決姿勢を改めて打ち出した。
 ルペン氏は、RNの前身政党「国民戦線(FN)」創設者で実父のジャンマリ・ルペン氏の除名処分などを通じ、人種差別的なイメージの払拭(ふっしょく)に努めてきた。前回選挙での敗北以降は、過激な「反移民」発言を封印。選挙集会で着用する服を明るいパステルカラーに変え、ツイッターで「猫好き」をアピールするなど、親しみやすい人物像をつくり上げた。
 今回の選挙では「一家の母親のように国を率いる」と強調。燃料にかかる消費税減税や30歳未満の所得税免除など、家計支援を主軸とした公約を掲げ、庶民層に支持を広げた。より過激で人種差別的な印象の強い極右政治評論家のゼムール候補が大統領選に参戦したことも、相対的にルペン氏のイメージ軟化に貢献した。
 ただ、雇用や公共手当で「仏国籍保有者の優先」を掲げるなど、移民を標的にしたルペン氏の排外主義そのものは変わっていない。ある政治学者は「極右思想を巧妙に隠しているが、本質はこれまでと同じだ」と警告。RNへの支持拡大で、移民や対欧州連合(EU)政策をめぐる国民の分断がさらに広がる可能性もある。

4123チバQ:2022/04/27(水) 22:16:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022042400457&g=int
「極右は嫌」「社会政策に不満」 有権者に複雑な思い―仏大統領選
2022年04月25日07時11分

 【パリ時事】「極右大統領だけは嫌」「政権の社会政策に不満」。フランス大統領選の決選投票を迎えた24日、投票所を訪れた有権者は、マクロン大統領の政策に対する賛否や極右政党「国民連合(RN)」のルペン候補への期待と不安など、政治への思いを口にした。

 パリの投票所でマクロン氏に票を入れた女子大生(21)は、「極右でさえなければいい」と冷めた表情。ルペン氏の当選を阻むため不本意ながらマクロン氏を支持しただけで、次期政権には「何も期待しない」と話した。
 編集者のセシル・ラポルトさん(50)も、マクロン氏に一票。「支持と極右阻止が半々だ」と打ち明け、「マクロン氏の新型コロナウイルス対策は比較的成功したが、低所得者支援など社会政策が不十分だ」と注文を付けた。
 企業経営者のアレクサンドル・ベナマさん(35)は、マクロン氏の経済政策を評価する。「ウクライナ危機解決に向けて引き続き尽力してほしい」と期待しつつ、「社会的不平等の是正が必要だ」と指摘した。
 現政権の治安・不法移民対策に不満を抱いてきたという南西部トゥールーズ近郊に住む会社員クリストフ・プビエルさん(48)は、ルペン氏に投票した。「人種差別的なイメージはなくなってきているし、家計支援策も信頼できる」と支持の理由を語る。
 年金生活者の女性(75)は、投票先を明かしたくないとした上で「もっと人間らしい社会が必要だ」と強調。経済格差による社会の分断が浮き彫りになった「黄色いベスト運動」を念頭に、「次期政権には平和な社会の実現を望む」と述べた。

4124チバQ:2022/04/29(金) 09:50:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/01297ca4bb852af0ce1b5c06229ac84682c0d98e
英「不法移民、ルワンダに移送」案が波紋 「非人道的」と批判も
4/29(金) 9:20配信
毎日新聞
移民・難民などに関する協定を結び、握手するパテル英内相(左)とルワンダのビルタ外相=ルワンダの首都キガリで2022年4月14日、ロイター

 英仏海峡を渡って英国に入国を試みる不法移民・難民について、英政府がアフリカ中部ルワンダに「移送」する新政策を発表し、波紋を広げている。政府は危険な密航を阻止する効果を狙うが、命がけで渡航してきた人々の身柄をさらに別の国に引き渡すことになり、「非人道的だ」といった批判の声も上がっている。

 「制御できない移民の増加は、わが国の医療や福祉に過度な負担となる」。ジョンソン首相は4月14日、英南東部ケント州で演説し、新政策の理由を説明。そのうえで「ルワンダは世界で最も安全な国の一つだ」と述べ、移送への理解を求めた。

 ルワンダは約80万人が死亡した1994年の内戦後、民族和解が進展。現在は政情も安定して経済成長も著しく、「アフリカの奇跡」と呼ばれている。近年はリビアなどからの難民を受け入れた実績もある。

 英政府の説明によると、英国は今後ルワンダに1億2000万ポンド(約195億円)を投資し、移送される移民らを支援する。移送の対象となるのは今年1月1日以降の不法入国者とされるが、実際にどれだけの人数が移送されるかは不明だ。

 だが、いわば「カネと引き換え」に人々を受け入れてもらう政策については反対の声も上がっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は「戦争や迫害から逃れてきた人々に思いやりや共感を持つべきだ。商品のように交換されるべきでない」との声明を出した。英国国教会の最高位聖職者のウェルビー・カンタベリー大主教も4月17日、「深刻な倫理的疑問がある」と述べた。世論調査会社ユーガブの調査でも、英国内でこの政策に反対と回答した人は42%に上り、賛成の35%を上回った。

 ルワンダでは強権的なカガメ大統領の下、言論の自由が制限されているとの指摘もあり、ルワンダの野党からも「ルワンダは人々を歓待する国だが、まずは国内問題の解決が先だ」との声が出ているという。

 英BBC放送によると、2021年に英仏海峡をボートで渡り、英国に到着した人々は2万8000人以上で、20年から約8000人増加した。21年11月にはボートが転覆し、27人が死亡する事故もあった。渡航者は中東やアフリカ出身者が多いという。

 英国では、ブレグジット(欧州連合=EU=からの離脱)につながった16年の国民投票で、離脱派が移民増加を理由の一つに掲げていた。ジョンソン首相も19年の就任以降、不法移民対策の強化を訴えている。【ロンドン篠田航一】

4125チバQ:2022/05/07(土) 00:19:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022050500477&g=int
シン・フェイン党が第1党か 元IRA政治部門、「歴史的」躍進も―英北アイルランド議会選
2022年05月06日07時06分

【図解】英領北アイルランド
【図解】英領北アイルランド

英領北アイルランドのシン・フェイン党のオニール副党首(右から2人目)=4月25日、ベルファスト(AFP時事)

 【ロンドン時事】英領北アイルランドで5日、自治議会選挙の投票が行われた。事前の世論調査では、カトリック系シン・フェイン党が史上初めて最多議席を獲得し、議会第1党となる見通し。同党は北アイルランド紛争でテロ活動を行った過激組織アイルランド共和軍(IRA)の元政治部門。実際に第1党となれば、北アイルランド政治にとって「歴史的な転換点」になるとみられている。
 長年紛争が続いた北アイルランドでは、1998年の包括和平合意に基づき、対立するプロテスタント系とカトリック系両派の最大政党が共同で自治政府を運営。自治議会は近年、プロテスタント系民主統一党(DUP)が第1党の座を維持してきたが、英国の欧州連合(EU)離脱合意への対応や党内の混乱で批判を浴び、支持が低迷。最近の各種世論調査では、シン・フェイン党がDUPを6〜7ポイント上回っている。2017年の前回選挙では両党の差はわずか1議席だった。
 もともとアイルランドの民族主義政党だったシン・フェイン党は、南北アイルランドの統一を党是に掲げる。ロイター通信によると、同党のオニール副党首は、自党が勢力を伸ばせば「(南北統一へ)変化をもたらす機会」を得られると強調。ただ選挙戦では、住民の関心が高い住宅問題や医療問題などに焦点を当てて運動を展開した。
 BBC放送によると、6日から開票が行われ、7日までに大勢判明の見通し。

4126チバQ:2022/05/08(日) 10:46:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/e43758ad441b84ed5ff52a858595d24d917d417f
英地方選、与党保守党が敗北 首相退陣論拍車も
5/7(土) 8:32配信

時事通信
ジョンソン英首相=6日、ロンドン(AFP時事)

 【ロンドン時事】英各地で5日行われた地方議会選挙は6日夜、開票結果がほぼ出そろい、BBC放送によると国政与党の保守党が480議席以上を失った。

 
 新型コロナウイルス対策のルール違反が疑われるパーティーが首相官邸などで繰り返されていた問題をめぐってジョンソン首相が求心力を失う中で、保守党は手痛い敗北を喫した。今後、党内でくすぶる首相退陣論が勢いを増す可能性もある。

4127チバQ:2022/05/08(日) 12:16:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/09d5849a5e0c06ed5cdd3443cceb2a9cc3ae1b73
英領北アイルランド議会選 元過激組織、史上初の第1党に
5/8(日) 12:09配信
毎日新聞
北アイルランド議会選で第1党の見通しとなり、笑顔を見せるシン・フェイン党のオニール副党首(左から2人目)とマクドナルド党首(右から2人目)ら=北アイルランドで2022年5月7日、ロイター

 英国各地で5日、統一地方選が実施された。7日までの開票の結果、英領北アイルランドの議会選(定数90)では隣国アイルランドとの「統一」を掲げるカトリック系のシン・フェイン党が少なくとも27議席を獲得し、初めて第1党の座を確保する見通しとなった。英BBC放送などが伝えた。

 同党はかつての北アイルランド紛争でテロを繰り返した過激組織・アイルランド共和軍(IRA)の元政治部門。オニール副党首は「住民にとって決定的瞬間だ」と述べ、アイルランドとの統一については「誠実な議論」が必要と語った。

 ただ、同党は今回の選挙戦では医療充実や物価高騰対策など住民に身近なテーマを訴え、統一問題は前面に出さなかった。ロイター通信によると、仮に英国を離脱してアイルランドと統一する場合は住民投票などの手続きも必要になるため、数年かかる可能性があるという。

 第1党となった同党は北アイルランド自治政府の首相候補を擁立する見通し。だが、第2党となる英国への帰属維持を主張するプロテスタント系の民主統一党(DUP)との協議が進まず、発足が遅れる事態も想定される。

 一方、ジョンソン首相率いる国政与党・保守党は英国各地で議席を減らした。新型コロナウイルス対策の行動規制中、首相官邸でパーティーをしていた問題が批判を浴び、大きな逆風となった。今後、首相の求心力がさらに低下する可能性がある。【ロンドン篠田航一】

4128チバQ:2022/05/12(木) 10:45:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/955d1b478997da8a974ea97b02b75a8454ae5203
下院選へ左派連合結成 過半数目指す与党に対抗 フランス
5/12(木) 7:20配信

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時事通信
フランス急進左派「不屈のフランス」のメランション氏=7日、パリ郊外(EPA時事)

 【パリ時事】1カ月後に迫ったフランス国民議会(下院、定数577)選挙に向け、4月の大統領選第1回投票で3位と健闘した急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション候補が、社会党や共産党など4党の選挙連合を結成した。

 2期目に入ったマクロン大統領が与党陣営の過半数確保を目指す中、強力な対抗勢力となりそうだ。

 メランション氏は7日、パリ郊外で開かれた左派連合4党の集会で「われわれは今、仏政治史の1ページを書いている」と合意を歓迎した。

 社会党はオランド前政権の失策が響き、大統領選では公認候補のイダルゴ・パリ市長が第1回投票で得票率約1.8%と惨敗。メランション氏は得票率約22%と、決選に進出した極右政党「国民連合(RN)」のルペン候補の約23%に迫った。左派連合4党の候補者の得票率は合計で30%を超え、マクロン氏の約28%を上回る。

 ただ、社会党内ではメランション氏の急進的政策に反発する声も上がる。カズヌーブ元首相は「メランション氏との同盟には反対だ」と主張し離党。不屈のフランスとの連合をめぐり党内の分断が深まれば、弱体化が加速しそうだ。

 一方、マクロン政権の与党は名称を「共和国前進」から「再生」に改め、イメージ刷新を目指す。系列政党の民主運動などと連合を組み、現在の議席率6割からの積み増しを狙う。

 下院選は小選挙区制で行われ、任期は5年。6月12日の第1回投票でどの候補も過半数票を獲得しない場合、選挙区内の登録有権者数の12.5%以上の票を得た候補が、同月19日の決選投票に進出する。

4129チバQ:2022/05/12(木) 11:13:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe1dd99bfe5642e45299e5964ab23ad4a60c7bae
ドイツ首相、支持急落 ウクライナ対応で迷走
5/11(水) 21:03配信
産経新聞
【ベルリン=三井美奈】ドイツのショルツ首相がウクライナ侵攻への対応で迷走し、支持率が急落している。8日の地方選では首相の中道左派与党、社会民主党(SPD)がライバルの保守系野党、キリスト教民主同盟(CDU)に大敗した。15日には国内経済の最有力州で議会選を控えており、連立政権内で緊張が高まっている。

最近の世論調査で「首相に満足」とする回答は39%。3週間で12ポイントも下落した。原因は、ウクライナへの兵器供与をめぐる煮え切らない態度にある。

ショルツ氏は2月末、「紛争地に兵器を送らない」という戦後ドイツの原則を変え、「自衛のため」として殺傷兵器の支援を決めた。その後、米国や東欧が軍用ヘリコプターや戦車など大型兵器の供与に乗り出すと、国内外の要求に押される形で4月末、「ゲパルト自走対空砲50台を供与する」と決めた。すると、ウクライナ側が「ゲパルトは40年前の兵器ではないか」と反応し、戦車と歩兵戦闘車計180台以上の提供を改めて求めた。ショルツ氏は先週、新型自走砲7台の追加供与を決めたが、ポーランドは戦車200台以上を供与する方針とされ、ドイツの慎重ぶりをかえって際立たせた。

ショルツ氏は8日、第二次大戦終結記念日のテレビ演説で、大型兵器の供与を「注意深く続ける」と表明した。しかし、ウクライナのメルニク駐独大使は「具体的な支援策を示してほしかった」と失望感を示した。

ウクライナがショルツ政権に不信の目を向けるのは、SPDとロシアとの固い絆にも原因がある。

東西冷戦中の1970年代、SPDのブラント西独首相はソ連との対話によるデタント(緊張緩和)を主導し、ソ連の天然ガスパイプライン建設を進めた。98年に就任したSPDのシュレーダー独首相はプーチン露大統領と親交が深く、退任後はロシア国営石油大手の会長に就任。ロシアのロビー活動に協力してきた。ドイツがガスや石油をロシア産に依存するために、欧州連合(EU)は対露制裁でエネルギー禁輸を即時発動するのが難しくなった。

SPDのシュタインマイヤー現大統領は先月、東欧首脳とともに首都キーウ(キエフ)訪問を計画したが、メルケル政権の外相だった際、親露外交を進めたことから、ウクライナ側に拒否された。ショルツ氏が「これが支援国に対する態度か」と不快感を示すと、CDUのメルツ党首がすかさずキーウを訪問し、SPDの迷走を浮き立たせた。

ショルツ政権のもたつきで、CDUはがぜん勢いづいている。8日、北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州で行われた議会選でCDUは大勝。SPDはCDUだけでなく、緑の党にも敗れた。15日に州議会選が行われる西部ノルトライン・ウェストファーレン州は、人口、経済規模とも国内最大の重要州で、SPDが再び大敗すれば、国政への衝撃は計り知れない。ショルツ氏は首相就任から半年足らずで、深刻な危機に直面している。

4130チバQ:2022/05/16(月) 07:42:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fff08cc632586b18e29638c51cdd060fa9a87bd
スウェーデン与党、NATO加盟を支持 フィンランドに続き
5/16(月) 0:47配信
AFP=時事
スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相(2022年5月4日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】(更新)スウェーデンの与党・社会民主労働党は15日、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持すると表明した。数十年にわたり維持してきた加盟反対の立場を転換した形で、加盟申請への道が開けた。


 スウェーデンでは、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、NATO加盟への支持が政界と世論で高まっていた。同党は声明で「申請が承認された場合、スウェーデンは自国領内への核兵器の配備と恒久基地の設置に対して一方的な懸念を表明する」とした。

 隣国のフィンランドも同日、NATO加盟申請の方針を正式に表明。同国とスウェーデンは加盟を共同申請する意向を示しており、ロシアの侵略を抑止する狙いがあるとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News

4131チバQ:2022/05/16(月) 07:46:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/925bfa129e882b501ef3fe49ef51c5268487988e
独首相与党、最大州議選で大敗 「小総選挙」、国政に影響も
5/16(月) 5:51配信
時事通信
 【ベルリン時事】ドイツで最大の人口を擁する西部ノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州の州議選が15日行われ、ショルツ首相が所属する中道左派の国政与党、社会民主党(SPD)が大敗した。

 中道右派のキリスト教民主同盟(CDU)が得票を伸ばし、州議会第1党の座を維持した。

 SPDにとっては、8日に行われた北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州議会選に続く敗北。経済規模の大きいNRW州の選挙は「小総選挙」と位置付けられ、国政に影響が出る可能性もある。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/0c2fb21d7ee9463036495fefc0286566bc5b2d3a
ドイツ首相の社民党、最大州の州議選で敗北 ウクライナ侵攻も影響か
5/16(月) 4:48配信

朝日新聞デジタル
ドイツ西部ケルンで13日、ノルトラインウェストファーレン州議選の社会民主党(SPD)候補の応援に駆け付け、演説するショルツ首相=ロイター

 ドイツで人口が最も多い西部ノルトラインウェストファーレン州の州議選が15日投開票され、ショルツ首相が所属する中道左派の社会民主党(SPD)が州政与党で中道右派のキリスト教民主同盟(CDU)に敗れた。


 SPDの得票率は30%を割り、かつて地盤とした同州で史上最悪の結果となりそうだ。国政でSPDと連立する緑の党は3倍近い伸びとなる見込みだ。

 SPDは前週の北部シュレスビヒホルシュタイン州の州議選でもCDUに大差で敗れており、2連敗となる。最大州での選挙はショルツ政権の現時点での評価を反映するものとみられており、ショルツ氏にとっては厳しい結果となった。

 ロシアのウクライナ侵攻は州議選にも影響を与え、資源価格を中心とした物価の高騰やエネルギーの安定供給に向けた対応などが有権者の関心事の上位となった。ウクライナへの武器供給などで慎重な姿勢を続けたショルツ氏の人気は低下傾向にあり、選挙の結果にも影響したものとみられる。

朝日新聞社

4132チバQ:2022/05/16(月) 20:44:42
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220516k0000m030018000c.html
ドイツの州議会選挙で首相与党が大敗 ウクライナ情勢も影響か
2022/05/16 10:18毎日新聞

ドイツの州議会選挙で首相与党が大敗 ウクライナ情勢も影響か

ショルツ独首相=東京都千代田区で2022年4月28日午後、五十嵐朋子撮影

(毎日新聞)

 ドイツで最も人口が多い西部ノルトライン・ウェストファーレン州の州議会選が15日に投開票され、ショルツ首相が所属する国政与党の中道左派・社会民主党が大敗した。州政与党の中道右派・キリスト教民主同盟(CDU)が州議会第1党の座を維持した。社民党にとって8日の北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州議選に続く敗北で、ショルツ氏には厳しい結果となった。

 独公共放送ARDの得票予測(16日午前0時半時点)によると、社民党は2017年の前回選より4・5ポイント減の26・7%、CDUは同2・7ポイント増の35・7%となる見通しだ。一方、緑の党は11・8ポイント伸ばし、18・2%を見込む。

 選挙結果には、ロシアの侵攻を受けたウクライナ情勢も影響した。独国内では、ウクライナへの武器供与の判断が遅かったなどとショルツ氏を批判する声が広がっている。【ベルリン念佛明奈】

4133チバQ:2022/05/17(火) 19:55:37
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20220517-567-OYT1T50087.html
仏首相に30年ぶり女性…マクロン大統領が年金制度改革など期待するボルヌ氏
2022/05/17 10:12読売新聞

仏首相に30年ぶり女性…マクロン大統領が年金制度改革など期待するボルヌ氏

16日、パリで、新首相に任命されたエリザベット・ボルヌ氏=ロイター 【読売新聞社】

(読売新聞)

 【パリ=山田真也】フランスのマクロン大統領は16日、エリザベット・ボルヌ労働相(61)を新首相に任命した。仏大統領府が発表した。女性首相は、ミッテラン政権のエディット・クレッソン氏以来約30年ぶりで、2人目となる。

 ジャン・カステックス首相は16日に辞任した。4月の大統領選挙で再選を果たしたマクロン氏は、首相交代で内閣を刷新し、6月の国民議会(下院)選挙に備える考えだ。仏メディアによると、マクロン氏は年金制度改革などでボルヌ氏の手腕に期待している。

4134チバQ:2022/05/17(火) 20:41:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220517k0000m030021000c.html
フランスに31年ぶり2人目の女性首相 ボルヌ氏任命 クレッソン氏以来
2022/05/17 05:59毎日新聞

フランスに31年ぶり2人目の女性首相 ボルヌ氏任命 クレッソン氏以来

フランスの新首相に任命されたエリザベット・ボルヌ氏=パリ市内で2022年5月16日、AP

(毎日新聞)

 フランス大統領府は16日、ジャン・カステックス首相(56)率いる内閣が総辞職し、マクロン大統領は新首相にエリザベット・ボルヌ労働・雇用・社会復帰相(61)を任命したと発表した。フランスで女性の首相は、社会党のミッテラン大統領(当時)が1991年にクレッソン氏を任命して以来、31年ぶり2人目。4月に再選を果たしたマクロン大統領は、6月の国民議会(下院)選挙を前に女性の起用で政権のイメージ刷新を狙う。

 ボルヌ氏はパリ生まれの官僚出身。理工系の上級公務員育成校(グランゼコール)で最難関校の理工科学校(エコール・ポリテクニーク)や土木学校を卒業した。中道左派・社会党のオランド政権ではロワイヤル環境相を支え、マクロン政権では環境相も務めた。与党内では左派グループに属する。

 首相任命を受けてボルヌ氏は、クレッソン元首相に敬意を表しながら、「夢に向かって突き進む少女たちに、この任命をささげる」と述べた。ボルヌ氏はマクロン氏とともに新内閣の発足に向けた人選を進める。

 マクロン氏は経済政策が富裕層優先で格差解消に後ろ向きだと批判され、4月24日の大統領選決選投票で、対立候補の極右マリーヌ・ルペン氏(53)に過去最高の得票率を許した。再選後は、新首相に社会問題や環境などに通じた人物を任命すると強調していた。ボルヌ氏を首相に据え、6月の総選挙では、与党の過半数確保のため左派支持層の取り込みを図る。

 フランスでは女性の政治参加を促すために、2000年に男女同数の候補者擁立を義務付ける「パリテ法」が規定された。女性議員が増える一方、欧州の近隣国と比べて要職への女性登用の遅れが指摘されていた。最新の世論調査では、74%が女性首相の任命に期待感を示していた。【パリ久野華代】

4135チバQ:2022/05/18(水) 19:38:40
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20220518-567-OYT1T50032.html
英国、EU離脱協定の一方的破棄も辞さない意向…北アイルランド巡り
2022/05/18 01:01読売新聞

英国、EU離脱協定の一方的破棄も辞さない意向…北アイルランド巡り

ジョンソン英首相 【読売新聞社】

(読売新聞)

 【ロンドン=尾関航也】英政府は17日、欧州連合(EU)離脱の際にEUとの間で合意した英領北アイルランドに関する取り決めをめぐり、一方的に破棄することも辞さない意向を表明した。英国とEUの対立が再燃する可能性がある。

 2020年のEU離脱以降、英本島から北アイルランドに物品を輸送する際、同じ国内であるにもかかわらず税関手続きが必要になっており、英政府はこれに不満を示してきた。EUが解決策を示さない限り、協定改正のための法案を近く英議会に提出するとしている。

4136チバQ:2022/05/24(火) 21:54:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/76dab4b828d24eb97286975e885efdeaa8f9ccf7
足並み乱れるNATO、EU 全会一致見直しも
5/24(火) 21:31配信

産経新聞
【ロンドン=板東和正】ウクライナを侵略したロシアをめぐり、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)の足並みが乱れている。北欧のフィンランドとスウェーデンによるNATO加盟申請には加盟国のトルコが反対しており、東欧の親露国ハンガリーが同調する可能性も指摘されている。EU内でも対露制裁で意見が一致せず、意思決定の仕組みを全会一致から多数決制に変えるべきだとの声が上がり始めた。

北欧2国は18日、対露抑止力を強化する目的でNATO加盟を正式に申請したが、トルコが難色を示した。トルコからの独立を目指す少数民族クルド人の非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)などに対する北欧2国の支援をトルコは問題視している。

NATO加盟には、加盟国30カ国が全会一致で承認した上で、各加盟国内の批准手続きが必要。スウェーデンのアンデション首相は23日、トルコとの交渉には「時間がかかるだろう」と弱気の発言をした。

PKKをテロ組織と位置付けるトルコと、クルド人への同情論が根強い欧米諸国の溝は深い。北欧2国ではクルド人がトルコ当局に弾圧されているとの見方が強く、クルド人難民を受け入れている。トルコは加盟を認める条件としてPKK関係者らの引き渡しを北欧2国に要求するとみられるが、人権を重視する2国は容易に応じない見通しだ。

欧米メディアによれば、NATO拡大に反発するプーチン露大統領の圧力を受け、ハンガリーが北欧2国の加盟に反対する恐れもある。ハンガリーの親政府メディアは2国の加盟申請を非難する露議員の主張を報道したほか、ハンガリーのシーヤールトー外相がトルコの懸念に同調したという。ハンガリーも反対すれば「6月末のNATO首脳会議までに加盟国の合意を得ることは絶望的」(安全保障問題の英専門家)とみられている。

ハンガリーは、ロシア産原油や石油精製品の禁輸を提案したEUの追加制裁案に対し、「国内のエネルギー供給体制が破壊される」(シーヤールトー氏)と反対。禁輸への適応のため150億〜180億ユーロ(約2兆〜2兆4千億円)の補償をEUに求めている。EUのフォンデアライエン欧州委員長は今月上旬、「(EUが)より迅速に行動するためには、いくつかの重要な分野での全会一致はもはや意味がない」と述べた。

4137チバQ:2022/06/05(日) 10:49:32
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022060400323&g=int
連立内閣崩壊 カラス首相、他党と交渉へ―エストニア
2022年06月04日14時02分


 【タリンAFP時事】エストニアのカラス首相は3日、カリス大統領との会談後、記者団に対し、中道左派「中央党」と組んできた連立政権が崩壊したと明らかにした。リーメッツ外相ら中央党出身閣僚の更迭を大統領に求め認められた。
 カラス氏率いる中道右派「改革党」は、教育改革法案をめぐって中央党と対立。中央党が極右政党と組んで廃案を図り、カラス氏は「連立合意は終わった」と他党に交渉を呼び掛けた。

4138チバQ:2022/06/05(日) 10:51:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022060400331&g=int
左派連合が追い上げ 与党の過半数確保焦点―仏下院選
2022年06月05日07時21分

フランスのボルヌ首相=2日、パリ郊外ブリュノワ(AFP時事)
フランスのボルヌ首相=2日、パリ郊外ブリュノワ(AFP時事)

フランスの急進左派「不屈のフランス」創設者メランション氏=1月17日、西部ナント(AFP時事)

 【パリ時事】12日のフランス国民議会(下院、定数577)選挙の第1回投票まで1週間に迫った。急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション氏率いる、社会党や環境政党を取り込んだ左派連合が攻勢を強める一方、5月に発足したボルヌ内閣は人気が低迷。安定した2期目の政権運営へ向け、マクロン大統領を支える与党陣営が過半数の議席を維持できるかが焦点となる。

 メランション氏は4月の大統領選第1回投票で3位と健闘。その後も首相就任に意欲を見せ、存在感を示してきた。ロシアのウクライナ侵攻などを背景に物価高騰が続く中、メランション氏は最低賃金の引き上げや退職年齢の引き下げを掲げ、マクロン氏支持層の切り崩しを狙う。
 IFOP社が1日に公表した世論調査によれば、左派連合の予想獲得議席数は170〜205。メランション氏は「勝利へ向けて良い位置に付けている」と躍進に自信を見せる。2017年の前回選挙では不屈のフランスが17、社会党が30議席を獲得した。
 一方、アバド連帯相の過去の性的暴行疑惑が発覚したほか、サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝での混乱をめぐりダルマナン内相が批判を浴び、ボルヌ内閣の支持率は低下。BVA社が3日に公表した世論調査では、与党連合の過半数議席獲得を望むと答えたのはわずか35%だった。
 IFOPの調査では、与党陣営の予想議席数は275〜310と、過半数に届かない可能性が浮上。マクロン氏が目指す年金制度などの改革が頓挫する恐れもある。前回選挙で8議席を獲得した極右政党「国民連合(RN)」は、20〜50議席を確保すると予想されている。
 下院選は小選挙区制で行われ、任期は5年。第1回投票で過半数票を獲得した候補がいない場合、選挙区内の登録有権者数の12.5%以上の票を得た候補が19日の決選投票に進む。

4139チバQ:2022/06/05(日) 10:52:24
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022042800900&g=int
与党過半数確保なるか 各党が多数派工作―仏下院選
2022年04月29日07時15分

27日、パリ郊外で手を振るフランスのマクロン大統領(AFP時事)
27日、パリ郊外で手を振るフランスのマクロン大統領(AFP時事)


 【パリ時事】大統領選が終了したフランスで、6月の国民議会(下院、定数577)選挙に向けた各党の多数派工作が始まっている。再選されたマクロン大統領の与党「共和国前進(REM)」が過半数を確保し、安定した政権運営の基盤を得られるかが焦点。大統領選決選投票で敗れたルペン候補の極右政党「国民連合(RN)」など野党は、国民の「反マクロン」感情を追い風に勢力拡大を狙う。
 大企業や富裕層に有利な政策を進めてきたマクロン氏に対する国民の不満は根強い。27日にパリ郊外セルジーの市場を訪問した際には、突然ミニトマトを投げ付けられた。トマトは肩をかすめて当たらなかったものの、政権2期目の前途多難な船出を象徴する出来事となった。
 調査会社エラブ社が27日に公表した世論調査によれば、下院選で「反マクロン」勢力の過半数獲得を望むと答えたのは61%に上った。ただ、下院選では議員個人の人気が票につながる傾向が強く、マクロン氏への評価とは無関係にREM議員に投票する有権者は一定数いるとみられる。
 また、下院選は2回投票制で、第1回投票で敗れた候補の動向が決選投票の結果に大きく影響する。極右は大統領選で過去2回連続して決選投票に進出したが、下院選では「反極右」包囲網のため弱小勢力にとどまった。
 穏健右派の共和党を率いるジャコブ党首は26日、「独立したグループ」として下院選を戦うと表明。REMとの連合を否定した。大統領選第1回投票で敗れたメランション候補の急進左派政党「不屈のフランス」は27日、左派の社会党と協議。両陣営の広報担当者は「乗り越えられない論点はない」と、左派勢力結集への手応えを語った。
 下院では、REMと系列政党が364議席を占める。仏誌シャランジュ(電子版)が25日報じた世論調査によれば、下院選ではREMなどが328〜368議席を獲得し、RNは現8議席から75〜105議席に躍進する見込み。不屈のフランスは現在の17議席から25〜45議席に勢力を伸ばすと予想されている。

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4140チバQ:2022/06/06(月) 19:29:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebce36295a508be6766b287a7f89129e11980591
ジョンソン英首相の不信任投票実施へ パーティー問題で批判噴出 保守党
6/6(月) 17:50配信

時事通信
ジョンソン英首相=5月25日、ロンドン(AFP時事)

 【ロンドン時事】英与党・保守党は6日、党首のジョンソン首相に対する不信任投票を同日夜(日本時間7日未明)に実施すると発表した。

 首相官邸などで新型コロナウイルス対策の規則違反のパーティーが繰り返されていた問題をめぐり、党内の批判が噴出し、投票実施を求める党所属の下院議員が規定の54人に達した。

 不信任投票は即時開票される。不信任が成立するとジョンソン氏は退陣を余儀なくされ、ロシアのウクライナ侵攻後の国際政治にも影響を及ぼす可能性がある。

 不信任投票の実施には、党所属下院議員の15%(54人)が党常設委員会の委員長に不信任を通知する書簡を提出する必要がある。投票で過半数(180人)が不信任に賛成すると、ジョンソン氏は党首と首相の座を失うことになる。その場合、保守党は党首選を実施して新党首を選出する運び。

4141チバQ:2022/06/12(日) 21:14:02
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_TQODPESGGFPIZGW4FQNTIF7FUE.html
仏下院選投票始まる、大統領選に続き「反マクロン」旋風
2022/06/12 17:50産経新聞

【パリ=三井美奈】フランスで12日、下院(定数577)選挙の第1回投票が行われた。世論調査によると、マクロン大統領の中道与党連合は、過半数維持に苦戦している。4月の大統領選に続き、今回も「反マクロン」派にあおられている。

直前の世論調査では、マクロン氏の中道与党連合は獲得議席で首位に立つものの、現有の345から、265〜305に減ると予測されている。2位は左派連合で145〜203議席獲得が予測され、与党連合を追い上げている。過半数を制するには289以上の議席獲得が必要だ。

左派連合は、4月の大統領選の第1回投票で3位となった急進左派メランション氏を中心に結成された。社会党や共産党、環境政党が参加。マクロン氏が公約する年金改革に反対し、富裕層増税などを訴えている。今回の選挙では、極右「国民連合」も、議席を現有の7から大きく伸ばす勢い。マクロン氏は与党連合の議席が過半数に届かない場合、年金改革、エネルギー政策などの公約実現が難しくなる。


下院選は小選挙区2回投票制。第1回投票で過半数を得票した候補がいない場合、19日に12・5%以上を得票した上位候補による決選投票が行われる。第1回投票は即日開票され、12日夜(日本時間13日未明)には大勢判明の見通し。

https://www.chunichi.co.jp/article/487970
マクロンの与党連合と左派連合の支持並ぶ 12日下院選
2022年6月12日 05時05分 (6月12日 05時05分更新)
 【パリ=谷悠己】フランスの国民議会(下院、定数五七七)選挙は十二日に一回目投票を迎える。世論調査では、マクロン大統領率いる「再生」などの与党連合と、急進左派「不屈のフランス」を中心とする左派連合の支持がほぼ横並び。政権の安定運営を目指す与党連合が、過半数の二百八十九議席以上を維持できるかは微妙な情勢だ。
 調査機関IFOPによる八日付の政党別支持率は、26%の左派連合が25%の与党連合をわずかにリードし、極右政党「国民連合」が21%で続く。同機関による議席獲得予想は、与党連合は二百五十〜二百九十議席。左派連合は百九十五〜二百三十議席と追い上げており、最大野党となる公算が大きい。
 下院選は小選挙区制で、一回目投票で過半数を獲得するか、有権者数の12・5%以上の票を得た候補による十九日の決選投票の勝者が当選する。一騎打ちの決選投票となる選挙区がほとんどとみられ、政党支持率に加えて候補者個人の人気も勝敗を左右する。

4142チバQ:2022/06/13(月) 08:30:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b49f79fa5146512316917b8dcf3143561cffbd2
与党、過半数確保に黄信号 左派連合が大躍進の勢い 仏下院選
6/13(月) 5:36配信

時事通信
 【パリ時事】フランス国民議会(下院、定数577)選挙は12日、第1回投票が行われ、即日開票された。

 世論調査によると、4月に再選されたマクロン大統領を支える与党連合が最大勢力の座を維持するものの、過半数の289議席を獲得できるかは不透明な情勢だ。左派連合は、議席を大幅に増やし最大野党勢力となる見通し。

 マクロン氏は、2期目に実現を目指す定年退職年齢の引き上げを含む年金改革が、有権者の不評を買った。ロシアのウクライナ侵攻などによる物価高騰を背景に、左派連合を主導する急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション氏は、最低賃金引き上げを主張して支持を広げた。

 BFMテレビが報じた世論調査会社の推計によれば、19日の決選投票後の与党連合の予想議席数は260〜295。346議席前後だった改選前から、大きく減らすことになりそうだ。

 一方の左派連合は改選前、主要構成政党である不屈のフランスと社会党の合計で45議席だったが、160〜210議席に躍進すると予想されている。メランション氏は大勢判明後の12日夜、支持者らを前に「大統領の党は敗北した」と主張。決選投票に向け「不幸をもたらすマクロン氏の計画を拒絶しよう」と呼び掛けた。

4143チバQ:2022/06/13(月) 22:08:41
937 チバQ 2022/06/13(月) 17:37:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2e65c46eb2977e3c04ae330004fee98ce57df88
エリートで固めた左派の末路 仏社会党の転落
6/11(土) 9:49配信
毎日新聞
ジョレスが暗殺されたパリのカフェ「クロワッサン」=2022年4月25日、宮川裕章撮影

 店内には一人の客もいなかった。フランス大統領選決選投票翌日の4月25日の夕方、パリ2区のカフェ「クロワッサン」を訪れた。

 床には「1914年7月31日」と記されたタイルが埋め込まれている。欧州で1000万人とも言われる死者を出した第一次世界大戦の直前、最後まで反戦平和を訴えたフランス社会党の創始者の一人、ジャン・ジョレスが、国家主義者の凶弾に倒れた場所だ。今は知る人ぞ知る社会党の聖地となっている。

 ◇存続の危機

 ジョレスは雄弁な政治家で、哲学者、ジャーナリストとしての顔も持った。1905年には分裂していた左派をまとめ、今の社会党の源流となるSFIO(統一社会党)を設立。労働者の地位向上に尽力した。政府が開戦に傾く中、ジャーナリストとして反戦の論陣を張った。その死は国民から惜しまれ、今もフランス中の学校、通りにジョレスの名前が冠される。

 カウンター席に座り、エスプレッソを注文した。「新型コロナウイルス禍でもともと客は減っていましたけど、社会党の人気が落ちたことも関係あるかもしれませんね」。そう店員は言う。

 大統領選の社会党候補、アンヌ・イダルゴ氏は4月10日の第1回投票で、得票率1・7%の10位に沈み、上位2候補による24日の決選投票に、その姿はなかった。ジョレスが育てた仏社会党は今、存続の危機に瀕(ひん)している。

 ◇10年前の勝利

 10年前、2012年の大統領選。社会党のフランソワ・オランド氏は右派の現職、ニコラ・サルコジ氏を破り、ミッテラン氏以来、17年ぶりに政権を奪還した。サルコジ氏は新自由主義的経済政策を推進したが、結果を残せず、「右派がだめなら左派」の社会的空気があった。オランド氏は雇用拡大や富裕層への課税強化など、弱者に寄り添う政策をアピールした。

 パリ特派員だった私は選挙期間中、社会党選対本部に足を運び、まだ何者でもない党幹部らの会合を取材した。ラフな服装の若者たちが、一夜にして国家運営を担う要職につく姿に、政権交代のダイナミズムを感じた。社会党は、その後の下院選でも圧勝。絶頂の中にあった。

 だが、ほころびはすぐに表れ始めた。看板政策だった最高税率75%の所得税は著名人の大反発などで修正に追い込まれ、失業者数も就任時より増えた。企業競争力の強化を狙った法人税減税は「変節」と批判された。

 「現実の政権運営能力と理想の両立。それこそがジョレスが目指したものだった。だがこの両立に社会党はいつも苦しんできた」。仏社会党の歴史に詳しいパリ政治学院のジャンフランソワ・シャネ教授(歴史学)は語る。結局、オランド政権は経済政策では中道路線に転換し、失業率などが改善しない中、支持率は低下の一途をたどっていく。

4144チバQ:2022/06/13(月) 22:09:03
938 チバQ 2022/06/13(月) 17:38:02
 ◇エリートで固めた陣容

 オランド氏は16年末、翌年の再選に向けた出馬を断念。オランド政権で閣僚を務めたマクロン氏が「右でも左でもない」と訴えて、政権を奪取した。そして富裕層優遇と批判されるマクロン氏に対し、低所得者層の支持を広げたのは、穏健化を進めたマリーヌ・ルペン氏率いる極右政党と、社会党からたもとを分かったジャンリュック・メランション氏の急進左派政党だった。それから5年間で社会党の衰退は加速し、その結果が、得票率1・7%に表出した。

 「結局、左派の有権者は、社会党が自分たちの代表だとは思えなくなった。エリートで固めた陣容もその一因だ」。シャネ教授は言う。

 10年前、支持者たちの期待を背負った閣僚たちの多くはすでに中央政界を去っている。エロー元首相は17年の下院選挙に立候補せず、現在は財団の会長を務める。後を継いだバルス元首相は19年にもう一つの故郷であるスペイン・バルセロナ市の市議会議員となった。34歳で政府報道官に抜てきされ、若手女性議員の星とされたバローベルカセム氏は、世論調査会社幹部に転身し、21年に地域圏議会議員となった。アジア系として注目され、39歳で入閣したフルール・ペルラン氏は現在、投資会社を経営する。シャネ教授は「労働者の目に、彼らは明らかに自分たちから遠い世界の住民として映っている」と語る。社会党が、マクロン氏へのエリート批判を追い風にできないのは明らかだ。

 ◇欧州全体でも

 そして中道左派の没落は、フランスに限った話ではない。ロンドン大学などの研究者の統計分析によると、欧州全体で中道左派政党の支持率低下が続いている。研究者らは、産業構造の変化により支持基盤である製造業労働者の人数が減ったことに加え、労働者の多くがポピュリスト政党や、極左政党の支持に回るようになったと分析する。

 仏社会党の研究が学者としての出発点となった同志社大の吉田徹教授(フランス政治)は、社会党低迷の長期的要因について、「サービス産業化やデジタル化などで労働の多様化が進み、インターネットのプラットフォームを通じて個人で仕事を請け負うウーバーイーツのような仕事も出てきた。労組など労働を通じた政治参加というモデルが成り立たなくなった」と指摘する。そして「製造業を中心とする旧来の支持基盤と、都市部のホワイトカラーとの間に引き裂かれているのは、日本の左派に通じる」と語る。

 仏社会党はどこへ向かうのか。労働者に寄り添ったジョレスの理念は、急進左派のメランション氏に受け継がれ、ジョレスの目指した政権担当能力は、中道のマクロン氏が引き継いだように見える。「社会党は母屋をすべて乗っ取られた状態」と吉田教授は言う。

 ジョレスなら、この窮状をどんなアイデアで乗り越えるのだろうか。1905年に見せた手腕で、また左派をまとめられるのだろうか。そして労働者の離れていく姿をどう見るのだろうか。カフェの壁に飾られた遺影のジョレスは、もう答えを教えてくれない。【欧州総局長・宮川裕章】

4145チバQ:2022/06/13(月) 23:28:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b6dc3bf9927b7050d2ada4bb31d8f6624577559
与党、過半数割れも 決選は左派との対決に 仏下院選
6/13(月) 20:34配信

時事通信
12日、フランス南部マルセイユで下院選の第1回投票を行うメランション氏(ロイター時事)

 【パリ時事】フランス国民議会(下院、定数577)選挙は12日、第1回投票が行われ、即日開票された。

 世論調査によれば、マクロン大統領を支える与党連合が最大勢力を維持するものの、過半数の289議席を獲得できない可能性も浮上。19日に行われる決選投票は、大躍進が予想される左派連合と与党連合の対決となる。

 左派連合を主導する急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション氏は、4月の大統領選第1回投票で3位と善戦。その後も首相就任に意欲を見せ、存在感を示してきた。ロシアのウクライナ侵攻などで食料・燃料高騰が続く中、メランション氏は最低賃金の引き上げや退職年齢の引き下げ、生活必需品の値上げ禁止を掲げて支持を広げた。

 一方マクロン氏は、2期目に実現を目指す退職年齢引き上げを含む年金改革が国民の不評を買った。与党陣営は、膨大な財源を必要とするメランション氏の公約を「非現実的だ」と非難したが、有権者の支持は伸びなかった。

 過半数議席を獲得できなければ、与党連合は他党との協力を余儀なくされ、年金改革が再び行き詰まる恐れがある。ボルヌ首相は12日夜、支持者らを前に「与党に投票すればフランスの将来と価値観を守ることができる」と訴えた。

 第1回投票の得票率は、与党連合と左派連合がいずれも約26%で伯仲した。ただ、左派連合は一部地域で人気が偏る傾向があり、獲得議席数では全土で一定の支持を保つ与党連合が上回る見通し。BFMテレビが報じた世論調査結果によれば、決選投票後の予想獲得議席数は与党連合が260〜295、左派連合が160〜210。

 投票率は47.5%と、過去最低だった2017年の48.7%を下回った。

 下院選は小選挙区制で行われ、任期は5年。第1回投票でどの候補も過半数票を獲得しない場合、上位2人または選挙区内の登録有権者数の12.5%以上の票を得た候補が決選投票に進む。

4146チバQ:2022/06/20(月) 17:53:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb03121022ae3429f97f5e1414208624bd812f2d
マクロン氏は安定基盤失う…国民議会選で与党過半数割れ、左派と極右躍進
6/20(月) 11:38配信
読売新聞オンライン
19日、フランス北部の投票所で投票するマクロン仏大統領=ロイター

 【パリ=梁田真樹子】フランス国民議会(下院、定数577)選の決選投票が19日、実施された。即日開票の結果、マクロン大統領が率いる中道の与党陣営は過半数を下回る245議席にとどまった。マクロン氏は議会での安定した基盤を失ったことで、年金制度改革などの実現に向けて難しいかじ取りを迫られる。

 与党陣営が過半数に届かなかったのは、大統領選の直後に国民議会選を実施する現行の仕組みになった2002年以降初めて。

 仏内務省によると、4月の大統領選で3位だった急進左派のジャンリュック・メランション氏が率いる左派政党の連合が、131議席を獲得して野党第1勢力となった。改選前の約80議席から躍進した。大統領選でマクロン氏と決選投票を戦ったマリーヌ・ルペン氏の極右政党「国民連合」も89議席を獲得。ルペン氏自身も仏北部の選挙区で2回目の当選を果たした。

 今回選挙は、年金制度改革のほか定年引き上げなどを目指すマクロン政権の方向性が争点となった。左派や極右は有権者の関心の高い物価高騰対策などを前面に打ち出しながら、マクロン氏批判を展開していた。

 共和党など中道右派は今回、64議席を獲得。与党連合は政策的に近い共和党などとの連携を模索するとみられる。エリザベット・ボルヌ首相は19日、「国内外の困難を考えると危険な状態だ。我々以外に必要な改革を行う選択肢はない」と訴え、早急に多数派工作に取り組む考えも示した。

 決選投票の投票率は46・23%で、12日の第1回投票(47・51%)を下回った。

4147チバQ:2022/06/20(月) 18:01:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f05fed6445f8d5f4ca71c988b86a7eeac0f6180
元清掃員が前閣僚破る、仏下院選 当選に注目集まる
6/20(月) 8:53配信


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共同通信
選挙ポスターの前で撮影に応じるラシェル・ケケさん=14日、パリ近郊(ロイター=共同)

 【パリ共同】19日行われたフランス国民議会(下院)総選挙の決選投票で、左派連合から出馬したアフリカ出身の元ホテル清掃員の女性が、パリ近郊の選挙区でマラシネアヌ前スポーツ担当相を破って当選、注目を集めた。

 女性はラシェル・ケケさんで、地元メディアによるとコートジボワール出身の47歳。2015年にフランス国籍を取得した。勤務先のパリのホテルで19年から労働条件の改善を求める長期ストライキを同僚らと行ってメディアの脚光を浴び、極左「不屈のフランス」が候補として目を付けた。

 ケケさんは19日夜、ニュース専門テレビBFMで「勝利は歴史的だ。感動している」と喜んだ。

4148チバQ:2022/06/20(月) 18:31:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022062000072&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
仏与党が過半数割れ 下院選決選投票で左派・極右躍進―政権不安定化は不可避
2022年06月20日14時30分

【図解】仏下院選の獲得議席数
【図解】仏下院選の獲得議席数

19日、パリで演説する左派連合指導者のメランション氏(AFP時事)
フランスの極右政党「国民連合(RN)」のルペン氏=19日、北部エナンボーモン(AFP時事)
19日、パリで演説に臨むフランスのボルヌ首相(AFP時事)

 【パリ時事】フランス国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票が19日行われ、マクロン政権を支える中道の与党連合は245議席にとどまり、過半数(289議席)を割り込んだ。与党連合は政策的に近い穏健右派・共和党との連携を模索するとみられるが、協力を得られるかは不透明。最大野党勢力となった左派連合の意向も無視できず、マクロン大統領は難しい政権運営を強いられることになる。
与党の過半数獲得焦点 19日決選―仏下院選

 ロシアのウクライナ侵攻で国際情勢が不安定化する中、マクロン氏は政権の安定化に向け与党連合の過半数確保を目指した。与党連合は最大勢力の座は維持したものの、レゼコー紙によれば、ブルギニョン保健相ら閣僚3人が落選するなど苦戦。ウクライナ危機に伴う物価高が大きな争点となり、政権与党に対する有権者の不満となって表れた格好だ。
 一方、急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション氏が主導する左派連合は家計支援策を掲げて躍進、131議席を獲得した。極右政党「国民連合(RN)」も89議席(前回8議席)と大幅に勢力を伸ばした。
 ボルヌ首相は19日夜、「(1958年から始まった)第5共和制でこのような構成の下院はなく、わが国にとってリスクだ」と危機感を表明。「多数派工作の作業をあすから進める。国を率い、必要な改革を行うのに代替策はない」と述べた。
 これに対し、系列政党と合わせて64議席を確保した共和党のジャコブ党首は19日夜の記者会見で「われわれは野党であり続ける」と改めて主張した。同党は、親欧州連合(EU)姿勢や構造改革の必要性では与党連合と一致しており、今後は法案ごとに与党連合との協力の可否を判断する方針だ。

4149チバQ:2022/06/21(火) 08:10:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/7485e5d7000b023af4303ffc4e5741920f374964
仏下院選、大統領与党が過半数割れ 左右両極が躍進
6/20(月) 19:07配信


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産経新聞
【パリ=三井美奈】フランスで19日、下院(定数577)選挙の決選投票が行われ、即日開票された。マクロン大統領の中道与党連合は100議席を減らし、過半数を確保できなかった。ウクライナ戦争で物価が高騰する中、左右両極が政権への不満票を吸収し、躍進した。

内務省の発表によると、中道与党連合の獲得議席は245。第1党を維持したものの、現有の345を大きく下回り、ドモンシャラン環境相ら閣僚が相次いで落選した。2位は左派連合で、131議席。3位は極右「国民連合」の89議席で、2017年の前回選挙(8議席)から10倍以上に増えた。下院の最大野党だった保守系「共和党」は61議席で、4位に転落した。

ボルヌ首相は「国民が困難に立ち向かう中、わが国に危険をもたらす」と述べ、危機感を示した。

仏下院で、大統領の与党陣営が過半数割れするのは20年ぶり。今後、政府が重要法案を成立させるには、野党に協力を求める必要がある。マクロン政権は、定年を現行の62歳から65歳に引き上げる年金改革を目指してきたが、公約実現が難しくなった。

左派連合は、4月の大統領選第1回投票で3位になった急進左派メランション氏が結成。同氏の「不屈のフランス」、環境政党、中道左派の社会党などで構成する。政府の年金改革に反対し、最低賃金引き上げ、富裕層増税を公約に掲げた。19日の投票率は46%。第1回投票は12日に行われた。

4150チバQ:2022/06/21(火) 08:11:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/06bd907b9038f193b6b9f223314b5d36048bfcf9
「脱悪魔化」で極右が大躍進…ルペン氏「冷たい政策に反対しなくてはいけない」
6/20(月) 20:40配信


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読売新聞オンライン
 【パリ=梁田真樹子】フランス国民議会(下院、定数577)選の決選投票が19日、実施され、マクロン大統領が率いる中道の与党陣営は過半数を下回る245議席にとどまった。マクロン氏は議会での安定した基盤を失ったことで、年金制度改革などの実現に向けて難しいかじ取りを迫られる。

フランス国民議会選で躍進した国民連合のルペン氏(左)=AP

 今回の選挙結果で大きな驚きを持って受けとめられているのが、マリーヌ・ルペン氏の極右政党「国民連合」が現有の8議席から89議席へと大躍進を果たしたことだ。国民議会で会派を結成できる15議席を大きく上回り、マクロン政権が示す法案の審議で存在感を高めていくことは確実だ。

 自身も仏北部の選挙区で2回目の当選を果たしたルペン氏は一夜明けた20日、「治安の改善や移民の制限、購買力の維持に取り組む。マクロン氏の冷たい政策に反対しなくてはいけない」と地元で記者団に語った。

 国民連合の伸びは「50議席程度」とする事前の予想を大きく超えるものだった。

 その理由として、移民排斥など従来の主張を一部弱める路線修正を行い、経済政策に重点を置くことで支持拡大を図る「脱悪魔化」が奏功したとの見方がある。調査会社「イプソス」幹部は19日、仏ラジオ局フランス・アンフォに対し、「極右に反対の有権者でも、極右候補が当選すること自体には恐れを持たなくなった」と解説した。

4151チバQ:2022/06/21(火) 08:39:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c47b982cd8855687235f9dbdb479282f03fad4ff
ワンマン大統領に反発 仏政界「3強」構造の不安
6/20(月) 19:31配信


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産経新聞
今回のフランス下院選では、大統領への権限の一極集中を進めた「マクロン流」に対する有権者の反発が示された。仏政界はマクロン大統領の中道与党連合、欧州連合(EU)に対抗姿勢を示す左右両極による「3強構造」となり、EUは新たな不安を抱え込むことになった。

マクロン氏は内閣に、政治色の薄い専門家や元官僚を多数起用。下院は大統領与党が議席の6割を有し、政府の追認機関の様相を呈していた。迅速な経済改革で10%を超えた失業率は7%台に下がったが、異論を排する大統領のワンマン政治には批判が強かった。物価高への不満が拍車をかけた。

左派連合を率いるメランション氏、極右「国民連合」のルペン党首は親ロシア派で、北大西洋条約機構(NATO)の軍事機構からのフランス脱退を主張する点で共通する。財源の裏付けに乏しい庶民支援策を掲げ、EUルールからの逸脱を辞さない姿勢を示す。

どちらの政策も、実現すればフランスのEUでの孤立は不可避となるが、左派連合に投票したパリの建築家(28)は「政府は庶民の痛みを顧みない。怒りを示したかった。5年前の大統領選で、マクロン氏に投票して裏切られた」と話した。下院選で左派連合と国民連合は反マクロン票の受け皿となり、合計で49%を得票した。

仏大統領の任期は2期まで。マクロン氏は4月の大統領選で再選され、2027年に退任する。現在はマクロン、メランション、ルペンの3氏しか「政界の顔」となる人物がおらず、「5年後のEU懐疑派政権誕生」が排除できなくなってきた。中道与党連合は、マクロン氏が17年の大統領選出馬前に設立した新党が中心で、「大統領支持」以外の政策基盤に乏しい。

今回の選挙では、かつてEUを支えた保革二大政党の凋落(ちょうらく)が決定的になった。EUが財政や環境、外交で統合を進める中、政策の新たな選択肢を示せなかったことが大きい。下院選は中道政党による現実的な政策論争がないまま、「マクロン政権か否か」に終始した。

EUでは各国で、戦後政治を支えた保革二大政党制が崩壊。どこも多党連立を余儀なくされ、安定政権の樹立が難しくなっている。フランスは過去20年、大統領与党が下院で安定多数を保ってきたが、不安の時代を迎えた。(パリ 三井美奈)

4152チバQ:2022/06/21(火) 11:19:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/18933096ea96375cebd4179098385011058d9f39
参院選は比例区が熱い!「2016山田太郎氏の悲劇」、そして『ラブひな』赤松健氏はどこまで伸びるか
6/21(火) 6:31配信
週刊女性PRIME
自民党から比例区で立候補を予定する赤松健氏(同党公式サイトから引用)

 政界では3年に一度、熱い闘いが繰り広げられます。参議院選です。

 暑い夏に実施されるのが恒例で、今回の第26回参議院議員通常選挙は7月10日に投票日を迎えます(ちなみに4年に1度の統一地方選挙は4月実施が恒例でこちらは寒さに耐えながらの選挙戦となります)。

【一覧表】自民党比例区各予定候補の最新当落情勢を見る

 岸田総理は、コロナ対策やウクライナ侵攻などの難局で安定感を見せ、通常国会を乗り切りました。末松信介文部科学大臣が「体育の授業では、地域の実情に応じてマスクの着用は必要が無い」とし、コロナ第6波が震撼させた教育現場も、落ち着きを見せ始めています。

 ウクライナ侵攻対応でリーダーシップを発揮してきたアメリカのバイデン大統領の訪日で、強固な日米関係が国民にも好感が持たれました。内閣支持率は60%台後半の高水準となり、野党は手も足も出ない情勢にあります。

 6月10日、四日市市文化会館の山本佐知子氏の決起大会では、岸田総理の盟友であり、参院選を統括する選対委員長の遠藤利明氏がこう分析しました。「総選挙は自動車総連(2019参院選では約26万票)を筆頭に、労働組合が自民を支持して勝てた。今回も同じだ」。本来なら野党支持というイメージのある労働組合票が自民党に流れたことが勝因というわけです。すかさず1週間後、異例ながら岸田総理が近くのホンダ鈴鹿製作所を視察し、トヨタ自動車元町工場では豊田章男社長と面会しました。

候補者は155人(前回)、比例区をどう選ぶ?
 実はそれは、「選挙区」の話です。皆さんが、駅頭で街頭演説を見かけるなど、馴染みがあるのが、都道府県を単位とする選挙区から選出する選挙です。これはほぼ政党VS政党が対立軸となり、分かりやすい構図です。それに対し、比例代表制で選出される所謂「比例区」は馴染み薄です。

 どうしてでしょうか。

「選挙区」の候補は所属政党の都道府県連が主軸となり、所属政党の地方議員が軍隊のように規律正しく編成され、さながら大政党VS大政党といった総力戦です。その為、身近な市町村議員から「〇〇さんを頼むね!」と声が掛かってきます。朝の通勤時や、週末の人出が多い場所で街頭演説会に出くわしたりします。そして、地方では自民党(公明党推薦)VS事実上の野党統一候補のような図式で、候補者が2人といったケースも散見されます。何も考えずに投票用紙記載台の前に立っても、「う〜ん、こっちかな」と判断しやすいしょう。

 それと対照的に「比例区」の有権者は、想像を絶する1億人超(前回)です。これでは、候補者も有権者も互いを知るのは至難の業です。ちなみに比例区は投票用紙に、政党名と個別の候補者名、いずれを書くことも可能です。個別候補に入った得票数は「特定枠」候補を除く候補者の当選順位となります(詳しくは参議院の公式サイトhttps://www.sangiin.go.jp/japanese/san60/s60_shiryou/senkyo.htm#genkoをご参照ください)。

 そして、各党が比例名簿に登載した候補者は、これまた膨大な数の13党派で155人(前回)でした。定数50は、地方選で最多の東京都大田・世田谷・練馬区議会と同じです。その世田谷区議会ですら候補者は75人(2019年選挙)でしたから155人という数字がどれほど大きいかおわかりでしょう。

 では、そんな気の遠くなるような選挙をどう戦えばいいのでしょうか。答えは「相当な知名度」か「相当にしっかりした後援会」という事になります。別表(ポータルサイトなどでご覧の方は週刊女性PRIME本サイトでご覧ください)のように、自民党の比例区で公認される候補は、全国に後援会の基盤が確立した候補が主体となっています。

4153チバQ:2022/06/21(火) 11:20:05
 日本歯科医師連盟の山田宏氏は、衆議院議員時代は卓越した演説力で無党派層を呼び込みました。しかし比例区の議員となった今は、全国の歯医者さんを回って支持固めに東奔西走しています。既に今年に入って、47都道府県を何周もしています。

 土地改良政治連盟の進藤金日子氏は、田んぼや水路・溜池・取水堰などの整備を行う水土里ネットという農家の集まりが応援しています。都市部の皆さんには馴染み薄ですが、これ無くして私たちの主食であるお米はできず、必須の団体です。そのため、これだけで十分当選ラインに到達するのです。

 日本看護連盟の友納理緒氏の集会には、看護師の処遇改善を求めて、女性たち(もちろん男性看護師も)の熱気で溢れ返ります。友納氏を信頼する看護師さん達に順調に支持を拡大しており、前回の約20万票の得票も視野に入ります。当選圏内の予定候補者は、いずれもそのような状況です。

 全国の各種団体を回るのでなく、“地域”に強い地元密着型の予定者もいます。元法務大臣のいわき光英氏は、「国を変えるには、福島を変える」と、さながら選挙区候補のように福島県が主戦場となっています。福島県全域が、廃炉に伴う風評対策が喫緊の課題です。日本全体の問題でありながら、復興はまだ道半ばであり、福島原発のある“浜通り”のいわき市長を務めた経験から、県民の悲願を託されています。その為、人口が180万人近い県内での知名度は高く、全国を回る予定者と遜色無い戦いを展開しています。

 そんな中で、異色の予定候補者がトップを争うかもしれません。公益社団法人日本漫画家協会常務理事の赤松健氏です。週刊少年マガジンで連載され、テレビアニメ化された『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』などのヒット作を飛ばしました。また、『あしたのジョー』のちばてつや氏や、『銀河鉄道999』の松本零士氏といった漫画界の大御所と共に、エンターテイメント産業の代表として政府と交渉。海賊版対策、デジタルアーカイビング促進や静止画ダウンロード違法化の阻止、表現の自由保護の先頭に立ってきました。

 その赤松氏「支持団体は全くありません」と平然と語ります。しっかりと広報担当も配置し、先述した地回りなどのクラシカルな戦略でなく、メディア対応を基幹戦略に掲げます。元総務副大臣及び郵政担当副大臣の藤末健三氏は、秋葉原で「俺たちの太郎」と人気があり、政界きっての漫画通として知られる麻生太郎副総裁の政策集団に入会しました。マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟「MANGA議連」で創作文化を支え守るなど、比例区の活動にも新風が吹き込んでいます。

4154チバQ:2022/06/22(水) 17:58:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/a38b93cf79dc9f8416f32ce9b8374e5c9fdae6e9
イギリスで鉄道スト「過去30年で最大規模」地下鉄ほぼ運行停止
6/22(水) 12:21配信


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毎日新聞
英国旗=松井勇人撮影

 英国各地で21日、賃上げを求める鉄道労働者らのストライキが始まった。「過去30年で最大規模」(英メディア)とされ、首都ロンドンの地下鉄の大半が運行を停止するなど交通網は終日混乱した。鉄道ストは23、25日にも予定されている。

 ストに参加したのは運輸系労組などに所属する約5万人。ウクライナ危機などを受けた物価高騰の中、労組側は7%の賃上げを要求したが、会社側は2%程度と回答し、折り合いがつかずストに突入した。4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比9%に上るなど、英国の労働者の生活は苦しさを増している。

 ジョンソン首相は、通勤者が職場に行けず、子供たちも試験を受けづらくなるとして、「(ストは)間違っている。必要ない」と労組側を批判した。鉄道管理当局は、スト予定日の旅行を控えるよう呼びかけている。【ロンドン篠田航一】

4155チバQ:2022/06/23(木) 08:09:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4d96cd51d25e84508bbe9322b176fd9cad39103
ブルガリア連立政権、半年で崩壊 議会が不信任可決
6/23(木) 4:17配信

AFP=時事
ブルガリア議会で、内閣不信任案の可決後に話すキリル・ペトコフ首相(2022年6月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ブルガリア議会は22日、内閣不信任案を可決した。これにより、キリル・ペトコフ(Kiril Petkov)首相の連立政権は樹立からわずか半年で崩壊。同国は再び政情不安に陥り、前倒し総選挙の可能性が高まった。



 ただ、650万人の人口を抱えるブルガリアでは昨年3度にわたり総選挙が実施されており、新たな選挙が政情安定につながる保証はないと識者は指摘している。

 同国は昨年まで、保守派のボイコ・ボリソフ(Boyko Borisov)氏が10年以上にわたり政権を維持。11月の選挙では、汚職撲滅を掲げた親欧州のリベラル派ペトコフ氏の政党「変革連合」が勝利し、他3党との不安定な連立政権を樹立した。

 だが、ロシアによるウクライナ侵攻開始直後、連立政権に亀裂が入り、今月には芸能人のスラビ・トリフォノフ(Slavi Trifonov)氏率いる反エスタブリッシュメント(既得権層)政党「TISP」(ブルガリア語でITN)が連立を解消。物価高が進行する中、ボリソフ氏の保守派政党「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」が「政府の経済・金融政策の失敗」を理由に内閣不信任案を提出した。【翻訳編集】 AFPBB News

4156チバQ:2022/06/24(金) 16:20:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/810c97ebcc7df3cb576647a863ffc5244a233eca
英下院補選で与党全敗 ジョンソン政権に打撃
6/24(金) 16:01配信


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時事通信
23日、ルワンダの首都キガリを訪問中のジョンソン英首相(AFP時事)

 【ロンドン時事】英下院2選挙区での補欠選挙は、24日までの投開票の結果、与党・保守党の候補がいずれも大差で敗北した。

 求心力低下が指摘されるジョンソン首相にとってさらなる打撃で、政権運営は一段と厳しさを増しそうだ。

 2補選はいずれも保守党議員の辞職に伴うもの。新型コロナウイルス対策の規則に違反して首相官邸でパーティーが開かれていた問題や、物価高騰への対応などが争点だった。

 中部ウェイクフィールド選挙区では最大野党・労働党の候補が勝利し、3年前の総選挙で保守党に明け渡した議席を奪い返した。南部ティバートン・アンド・ホニトン選挙区では野党・自由民主党の候補が当選した。

 労働党のスターマー党首は英メディアで「保守党は国民からの信任を失った」と表明。保守党のダウデン幹事長は、敗北を受けて辞任した。

4157チバQ:2022/06/24(金) 23:37:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c66ea91119e245438a38aa279905a16f62f608cf
「候補国」見送りにジョージア不満 EU旗掲げデモ、ウクライナ責任論も
6/24(金) 20:33配信


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時事通信
ジョージアの欧州連合(EU)加盟候補国入りを求めるデモ=20日、トビリシ(ロイター時事)

 旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で、欧州連合(EU)加盟候補国の認定が23日の首脳会議で見送られたことへの不満が高まっているもようだ。

 ロシアによる侵攻直後の2月末に加盟申請したウクライナに続き、モルドバと共に3月初めに申請したにもかかわらず、ジョージアだけ認められなかったためだ。

 ウクライナとその隣国モルドバは、欧米傾斜を強める中、ロシアの侵攻と軍事的脅威にさらされている。一方、ジョージアは2008年にロシアの軍事介入を受けたものの、14年以降のウクライナほど決定的な反ロシア路線を歩まなかったという違いがある。

 英BBC放送によると、ブリュッセルでのEU首脳会議を前に、ジョージアの首都トビリシでは20日夜、数万人規模のデモが発生。参加者らは白地に赤十字のジョージア国旗と青色のEU旗のほか「われわれは欧州(の一員)だ」と記したプラカードを掲げ、加盟候補国と認めるよう訴えた。

 ジョージアのガリバシビリ首相は「ウクライナ高官が米国とEUに働き掛けた」のが見送りの原因だと主張。ウクライナが認められるのは現在進行形で戦禍を被っているからで、ジョージアも認定されれば「ウクライナ人は非常に気分を害することになる」と国内向けに弁明した。

 ガリバシビリ氏はその際、米国などに働き掛けた「ジョージア風の姓」を持つウクライナ高官として、アラハミア最高会議(国会)議員を暗に挙げた。あたかもジョージアの認定を妨害したかのような主張に、アラハミア氏は通信アプリで「フェイク(偽情報)」だと反発。対ロシアでは基本的に共闘する両国だが、EU加盟への第一歩をめぐり不協和音も生じた。

4158チバQ:2022/06/27(月) 10:27:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/3364250bb7589b5b6082147c181f109dc410ee8f
欧州、広がるウクライナ疲れ 長期化で支援に影響も 物価高、市民の心理に変化
6/27(月) 7:13配信
 ロシアのウクライナ軍事侵攻が5カ月目に突入した。

 「自由と民主主義を守る戦い」という側面からウクライナに強い共感を抱き、結束して支えてきた欧州だが、戦争長期化に伴い「支援疲れ」が広がり始めている。侵攻当初と比べウクライナへの関心は薄まり、並行して進む物価高への不満が高まっている。世論の動き次第では、今後の支援態勢に影響が生じる恐れもある。

 ◇報道減る
 2月、欧州の一角であるウクライナで始まった「主権国家に対する侵略戦争」は欧州市民に大きな衝撃を与えた。欧州各国で寄付や難民支援などの活動が一斉に広まった。

 当初の関心が高かった背景には「欧州人」として民主主義国の同胞を助けようという団結意識があった。英国でも連日、ニュースがウクライナ情勢一色となり、議会でも支援に議論が集中した。

 しかし、戦争が予想以上に長期化する中、ウクライナ問題は人々の「主要な関心事」から外れつつある。話題は内政や生活に直結した問題が中心となり、戦争関連報道も減った。物価や燃料高騰に直面し、市民の多くは日々の生活に必死で、他国での戦争に深く注意を払う余裕がない。

 ◇微妙な受け止め方
 欧州のシンクタンク「欧州外交評議会(ECFR)」が最近発表した、欧州連合(EU)加盟9カ国と英国の8000人を対象とした調査結果は、欧州人の微妙な受け止め方を反映している。自国のウクライナ支援が「過多」で、内政問題がおろそかにされていると答えた人は42%。「過多ではない」(40%)を上回った。

 こうした「内向き志向」がさらに強まれば、各国政府のウクライナ対応も見直しを迫られそうだ。今月中旬、ウクライナ訪問から帰国したジョンソン英首相は「世界中でウクライナ疲れが起き始めていることが心配だ」と懸念を表明した。

 フランスの国際関係戦略研究所(IRIS)のドグリニアスティ研究員は仏紙フィガロに対し、「紛争当初の大規模な作戦は連日メディアに取り上げられたが、現在の消耗戦はそうではない」と指摘した。関心が低下した要因として「現場の変化が見えにくい長い戦争に突入している」点を挙げている。

4159チバQ:2022/06/30(木) 19:19:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/2643e4b8d573b529caa7f9ae58da03134debad59
NATOがロシアを敵国認定、中国の「組織的な挑戦」初明記…首脳会議で新たな「戦略概念」採択
6/29(水) 23:23配信
読売新聞オンライン
29日、スペインの首都マドリードで、記念撮影に臨むNATO加盟国の首脳ら(ロイター)

 【マドリード=酒井圭吾、梁田真樹子】北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が28日夜、スペインの首都マドリードで開幕した。29日には、今後10年間の行動指針となる新たな「戦略概念」を採択し、ウクライナを侵略したロシアを事実上の敵国と認定した。中国についても欧米への「組織的な挑戦」を突きつけていると初めて明記し、NATOは冷戦後最大の転換点を迎えている。


 NATOの戦略概念の改訂は冷戦後4回目で、2010年以来となる。

 ロシアは破壊的な手段で直接的な支配の確立を試みているとして、米欧の安全保障への「最も重大で直接的な脅威」と位置づけた。現行の戦略概念では、ロシアを「戦略的パートナー」としており、NATOの危機管理の指針を大きく転換させた。ただ「NATOは対立を求めず、ロシアに脅威を与えることはない」として、防衛体制強化による抑止力を追求する方針を改めて示した。

 中国については「多岐にわたる政治的、経済的、軍事的な手段を使って、力を誇示しようとしている」と覇権的な行動のリスクに言及した。経済面でも「重要インフラや戦略物資を握ろうとしている」と強調した。欧州とインド太平洋の安全保障は不可分として、日本、韓国、豪州、ニュージーランドとの協力強化を推進する方針だ。

 29日午後〜30日には具体的な戦略も協議される。欧州東部の防衛体制を大幅に見直し、強化を図る方針を打ち出す。安全保障上の危機が起きた際に出動する「即応部隊」を現在の4万人規模から30万人以上まで増員する考えだ。

 NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は29日の首脳会議で「ロシアや中国のような権威主義体制が、ルールに基づく国際秩序に挑戦している。NATOは組織を強化する」と訴えた。

 ウクライナ支援策には、長期の軍事支援を強調し、旧ソ連製が主流のウクライナ軍の兵器をNATO基準に近づけることを含めた「包括的支援」策も盛り込む。29日の会議には、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がオンライン形式で出席し、追加支援を訴えた。

 スウェーデンとフィンランドのNATO新規加盟を巡っては、反対していたトルコが28日、北欧2国と首脳協議を開き、加盟を認める覚書に署名した。北欧2国は、トルコが求めるクルド人勢力らの引き渡しなどに応じる。これにより、29日の首脳会議では、北欧2国の加盟申請が全会一致で認められ、近く、加盟に向けた手続きが始まる。

4160チバQ:2022/07/06(水) 07:47:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d501f37ec4472b8b5f2ae635280baf4863c0be00
英2閣僚が辞任 スキャンダル頻発のジョンソン首相に抗議
7/6(水) 4:37配信
AFP=時事
英国のボリス・ジョンソン首相(中央)、リシ・スナク財務相(右)、サジド・ジャビド保健・社会福祉相(左、2021年9月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】英国のリシ・スナク(Rishi Sunak)財務相とサジド・ジャビド(Sajid Javid)保健・社会福祉相が5日、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相に抗議し相次いで辞任を表明した。ジョンソン政権はここ数か月にわたりスキャンダルが相次いでいたが、閣僚の辞任は初めて。


 与党・保守党では先週、ジョンソン氏により下院の院内副幹事長に任命されていたクリス・ピンチャー(Chris Pincher)氏が、酔って男性2人に痴漢行為をはたらいたとの告発を受けて辞任。その後、この問題をめぐる政府の説明は二転三転した。

 首相官邸は当初、ジョンソン氏は2月にピンチャー氏を起用した際、過去の疑惑については把握していなかったとしていた。だが元上級公務員の証言から、ジョンソン氏が外相時代の2019年にピンチャー氏の不適切行為について知らされていたことが明らかになり、政府の説明は破綻。ジョンソン氏は5日、謝罪に追い込まれた。

 これが決定打となったとみられ、スナク、シャビド両氏はその直後に辞任を表明。いずれも、ジョンソン政権のスキャンダル体質はもはや容認できないと説明した。【翻訳編集】 AFPBB News

4161チバQ:2022/07/07(木) 08:41:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/c65387e39d121e03180ae1e30542af99d897799c
英首相「瀬戸際」に 2閣僚辞任、与党の離反拡大 ジョンソン氏は続投表明
7/7(木) 7:10配信、保守党の信任投票が行われ、辛うじて辞任を免れたものの党所属議員の約4割が不信任を突き付けた。同月下旬の下院2補選では与党が全敗し、首相の責任を問う声が増大。こうした中、政権運営の中核を担ってきた閣僚2人が反旗を翻したことは、「致命的になり得る打撃」(フィナンシャル・タイムズ紙)だ。与党議員の1人は「首相は夏までもたない」と断言した。

 6日行われた下院質疑では、与野党双方から首相批判が噴出した。ジャビド氏は「問題がトップから始まったのなら事態は変わらない。もう十分だ」と不満を表明。与党議員の1人は「どういう状況であれば首相は辞めるのか」と公然と迫った。一方、ジョンソン氏は「困難の中で巨大な任務を与えられた首相がすべきことは、職務を続行することだ」と述べ、退陣要求を突き放した。

 今のところ閣僚の大半は首相支持の立場だ。しかし、首相の求心力はますます低下しており両閣僚の辞任を受け、19人が政府や党の役職を退いたと伝えられた。今後も政府高官や与党幹部の辞任が連鎖的に続く可能性がある。

4162チバQ:2022/07/07(木) 11:29:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca61df9bd64574e5b742a4f2845c682dc47df1e0
ジョンソン英政権、さらに閣僚2人辞任・解任 政権崩壊の瀬戸際
7/7(木) 10:11配信


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毎日新聞
ジョンソン英首相

 ジョンソン英首相の政権運営に抗議する形で5日に辞任した重要閣僚2人に続き、6日には新たにハート・ウェールズ相が辞任し、ゴーブ住宅・地域社会相は解任された。わずか2日間で4人の閣僚が職を離れる異常事態となり、ジョンソン政権は崩壊の瀬戸際に立たされている。

 また、副大臣級の政府高官ら10人以上も6日夜までに続々と辞任を表明した。こうした中、首相の「信任投票」を再び実施する動きも出ている。

 英メディアによると、6日にはパテル内相、シャップス運輸相ら複数の閣僚が首相に辞任を勧告したが、首相は「辞めるつもりはない」と続投の意向を表明した。英BBC放送は6日夜、首相に辞任を迫ったゴーブ住宅・地域社会相が解任されたと報じた。その後、ハート・ウェールズ相も「限界を超えた」と述べ、辞任した。

 今後の焦点は、与党・保守党党首としてのジョンソン首相に対する「信任投票」再実施の有無だ。既に6月に実施しており、党の規定ではその後1年間は実施できないルールとなっている。だが信任投票や党首選を運営する党内の委員会の中には、規定を変更し、信任投票の再実施を目指す動きも出ている。6月には信任211票、不信任148票で辛くも逃げ切ったジョンソン首相だが、この時に約4割だった不信任票がさらに増えて半数を超えた場合、退陣に追い込まれる可能性が高い。

 ロイター通信などによると、首相は信任投票再実施を受けて立つ構えで、信任に自信を見せており、「不信任なら辞任する」と述べているという。再実施の有無などは来週以降に協議される見通し。

 今回の政局流動化は、首相自身が新型コロナウイルス対策の行動規制を破り、首相官邸でパーティーに参加したことが発端だった。この問題で今年4月に現職首相として初の罰金処分を受け、首相の求心力は低下。6月上旬の党首の信任投票は信任多数で乗り切ったものの、6月下旬の下院補欠選挙は保守党が惨敗した。

 さらに首相が任命した党の院内副幹事長が痴漢行為を報道されて辞任するなど、政権は混迷の度を深めていた。7月5日にはスナク財務相、ジャビド保健相(いずれも当時)が「首相への信頼を失った」として辞任した。

 一方、最大野党・労働党のスターマー党首は「英国のために新たなスタートを切るべきだ」と述べ、早期の解散・総選挙を要求している。【ロンドン篠田航一】

4163チバQ:2022/07/07(木) 18:03:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/35e4b57006275142d44a1744b7463b842e77e546
ジョンソン英首相、保守党党首を辞任へ BBC
7/7(木) 17:58配信


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AFP=時事
英国のボリス・ジョンソン首相(2022年5月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】英BBCは7日、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相が同日付で保守党の党首を辞任すると報じた。閣僚や高官が相次いで離反する中、後任選びの道が開かれることになる。

 BBC政治部のクリス・メイソン(Chris Mason)氏は、「ボリス・ジョンソン首相はきょう、保守党党首を辞任する。首相職には秋までとどまる」と伝えた。保守党の党首選が今夏行われ、10月までに新首相が就任するとしている。【翻訳編集】

4164チバQ:2022/07/08(金) 02:27:04
https://www.tokyo-np.co.jp/article/188168
ジョンソン首相が辞意表明 不祥事続き辞職高官50人超、退陣圧力強まる 対ロ外交に影響も
2022年7月7日 22時16分
辞意表明するジョンソン英首相(AP)
辞意表明するジョンソン英首相(AP)

 【ロンドン=加藤美喜】ジョンソン英首相は7日、記者会見し「新たな指導者を選ぶべきだという保守党の意志が明確になった」と述べ、辞意を表明した。新型コロナウイルス規制違反のパーティー開催問題や選挙の敗北、不祥事などが続き、主要閣僚らが相次ぎ辞任。与党内から退陣圧力が強まっていた。ロシアによるウクライナ侵攻への対応など、英国の外交に影響する可能性もある。
◆次期党首決まるまでは在職
 ジョンソン氏は会見で、欧州連合(EU)離脱や、新型コロナでの都市封鎖の早期解除といった実績を強調。「新党首が決まるまで首相の職は続ける」と表明し、選出の日程は来週発表するとした。ウクライナに対しては「英国は今後も支援を続ける」と語った。
 ジョンソン政権では、5日にスナク財務相とジャビド保健相が政権運営を批判して辞任。その後も閣僚級や政府高官の辞表提出が止まらず、7日朝までに50人以上に達した。新たに任命したばかりの閣僚も退陣要求するなど「ジョンソン降ろし」が続いていた。
◆コロナ規定違反パーティー発覚から支持率急落
 ジョンソン氏を巡っては、コロナ規制違反のパーティーを官邸で繰り返していた問題で批判が高まり、保守党が6月に党首の信任投票を実施。続投が決まったが不信任票は4割を超えた。その後1年間は新たな投票を行わないとする規則についても、改定する動きが党内で広まっていた。
 ジョンソン氏は記者出身で、下院議員やロンドン市長を経て2016年にメイ前政権で外相に就任。EU離脱を巡っては、強硬派の急先鋒として離脱を主導した。19年に保守党党首となり、同年12月の総選挙で歴史的大勝に導いた。
 コロナ対応では、いち早いワクチン導入や休業補償策などが評価されたが、規制違反のパーティー問題が昨年後半に発覚。支持率は急落し、自身も規制違反で警察から罰金を科された史上初の首相となった。

4165チバQ:2022/07/08(金) 02:28:14
https://www.asahi.com/articles/ASQ776T61Q77ULFA01V.html?ref=rss
続投が一転、一夜で埋まったジョンソン首相の外堀 重ねたウソの代償
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ロンドン=和気真也、キーウ=国末憲人2022年7月7日 21時22分
 閣僚らの辞任ドミノに押され、英ジョンソン首相が7日、辞任表明に追い込まれた。不祥事にその場しのぎの「ウソ」の説明を重ねる不誠実な対応で批判を浴びた。その姿勢が政権運営にも表れたことに、国民や議員らが危機感を募らせた末の「辞任劇」だった。(ロンドン=和気真也、キーウ=国末憲人)

 英国のジョンソン首相が7日、辞意を固めた。続投の意向が伝わってから1日もたたないうちの辞任劇だった。何が起きたのか。

 ジョンソン首相が周囲に辞意を伝えたのは、7日朝のことだった。だが、外堀は前日夜までに埋められていた。

 6日夕、ロンドンの首相官邸…

4166チバQ:2022/07/08(金) 08:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1173c28f91506d5d61f9485b3465bbe9dbeb8c2
「大衆の人気者」から転落 ジョンソン氏、無念の退場 英
7/8(金) 7:08配信
時事通信
7日、ロンドンの官邸前で声明を発表し、辞意を表明するジョンソン英首相(AFP時事)

 【ロンドン時事】ジョンソン英首相が辞意を表明した。

 歯に衣(きぬ)着せぬ言動で絶大な大衆人気を博し、2019年の総選挙で与党保守党を大勝に導いた「人気者」から一転。相次ぐ醜聞で国民からも与党議員からも見放され、3年弱で無念の退場を余儀なくされることになった。

 首相官邸で7日、国民向けに声明を発表したジョンソン氏は、欧州連合(EU)離脱や新型コロナウイルスのワクチン普及成功、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁主導などを列挙。「この政権が成し遂げたことをとても誇りに思う」と自賛した。

 ぼさぼさの髪、歯切れの良い口調は普段通り。それでも「世界最高の仕事を辞めることを私がどれほど悲しんでいるか、皆さんに知ってほしい」と、言葉の端々から無念の思いをにじませた。

 EU離脱の迷走で英政治が混乱していた19年7月に就任。EUと合意に至らなくても離脱すると強硬に主張し、かつてトゥスクEU大統領(当時)に「地獄の特別な場所に行く」と批判されたこともあった。それでも同年の総選挙では保守党が歴史的勝利を収め、20年1月末に念願のEU離脱を実現した。

 20年に始まった新型コロナの流行では、自身も感染して一時は集中治療室に運び込まれたものの、持ち前のタフさを示し回復。その後の新型コロナ対策は迷走し、かつての最側近だったカミングス元官邸上級顧問から「首相にふさわしくない」と酷評されたこともあった。それでも他の主要国に先駆けてワクチン普及を成功させ、求心力を取り戻した。

 転機は21年秋だった。新型コロナ対策の規則に違反するパーティーが首相官邸などで繰り返し開かれていたことが発覚。当初は「ルール違反はなかった」と強弁したが、結局は自らも罰金を科され、謝罪に追い込まれた。多くの犠牲を強いられてきた国民の人気は急落。世論調査の支持率は低下し、選挙でもジョンソン氏の不人気が保守党の足を引っ張った。

 保守党の信任投票で約4割に不信任を突き付けられ、閣僚・政府高官が次々と辞任する中でも辞任しない考えを示していたが、ついに進退窮まった。最大野党・労働党のスターマー党首は「もっと早く辞めるべきだった」と突き放した。

4167チバQ:2022/07/08(金) 08:47:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/921a0f2ecb11bc29096e4a65a999e9f42b7cced1
「剛腕」発揮したジョンソン首相、最後は孤立…「退場」に追い込まれる
7/8(金) 7:07配信

読売新聞オンライン
6日、英議会で頭を抱えるジョンソン首相(AP)

 【ロンドン=池田慶太】英国のボリス・ジョンソン首相が急転直下、辞任を表明したのは、政権中枢を含む閣僚らの大量辞任が続き、政権の求心力回復はもはや困難と判断したためだ。欧州連合(EU)離脱など内政、外政で剛腕を発揮したが、最後は孤立が深まって「退場」に追い込まれた。

 英BBCなどによると、ジョンソン氏は6日夜、辞任を促すために集まった現役閣僚らに「戦い続ける」と宣言し、首相続投に強い意欲を示したという。

 政権の不祥事を止められないジョンソン氏に抗議する形で、5日夜にリシ・スナク財務相ら重要閣僚2人が辞任したのに続き、数十人が政府や党の役職を次々辞任した。それにもかかわらず、首相の座に居座ろうとする姿は保守党議員の離反を加速させた。

 反発を呼んだのは、辞任を進言した党重鎮を閣僚から更迭したことだ。英メディアは強権的人事を繰り返したドナルド・トランプ前米大統領と重ね、「英国がどういうわけか大統領制になった」と批判した。

(写真:読売新聞)

 7日朝には、数日前に任命したばかりの閣僚が辞任したほか、政権立て直しのために任命したナディム・ザハウィ財務相からも辞任を求める書簡が公開され、決定打となった。

(写真:読売新聞)

 ジョンソン氏は2019年7月、EU離脱の行き詰まりを受けて辞任したテリーザ・メイ前首相の後任として就任。「ブレグジット(EU離脱)を成し遂げる」とスローガンを掲げた12月の下院選では保守党としてサッチャー政権以来の議席を獲得、いったんは「選挙の顔」としての地位を固めた。

 転機となったのは、新型コロナウイルス感染対策の行動規制に違反したパーティーが首相官邸で繰り返された問題だ。当時、英国は新型コロナによる死者が欧州最多を記録、多数の国民が行動規制により集会が開けず、身内の葬儀にも参列できない状態だった。規制破りのパーティーが、ルールを策定した政府内で横行していたことは国民の不満を爆発させた。

 パーティー問題では、警察当局がジョンソン氏を含む83人の規則違反を認定。それ以来、次期下院選で惨敗するとの危機感が保守党内で急速に広まった。

 保守党では後任選びが本格化する。英下院(定数650)は保守党が358議席で過半数を占めており、単独で首相を決めることが可能だ。新首相の任期は2025年1月まで。それまでに下院解散・総選挙を行う選択肢もある。

 しかし、新首相が党の結束を回復できるかは不透明だ。今秋まで首相にとどまろうとするジョンソン氏に対し、早速、即時交代を求める声も上がっている。

 野党・労働党のキア・スターマー党首はツイッターに「政権交代が必要だ」と投稿した。

4168チバQ:2022/07/08(金) 21:41:43
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220708/k10013707451000.html
英 ジョンソン首相辞任表明 党内駆け引き今後本格化
2022年7月8日 11時57分

イギリスでは、相次ぐスキャンダルを受けてジョンソン首相が辞任することを明らかにしました。次の首相は与党・保守党の新しい党首を選ぶ手続きを経て、ことし9月以降に決まるとみられ、後継選びをめぐる党内の駆け引きが今後本格化することになります。

イギリスのジョンソン首相は、新型コロナウイルスの厳しい規制が続く中、首相官邸などでパーティーが繰り返された問題や、与党・保守党の幹部の性的なスキャンダルへの対応をめぐって批判が強まり、7日、保守党の党首を辞任して首相の座からも退くことを明らかにしました。

新しい党首を選ぶ選挙のスケジュールは来週発表され、これまでの例に従えば、選挙に3人以上が立候補した場合は議員による投票を繰り返して2人に絞り込んだうえで、全国の党員による投票が行われます。

イギリスのメディアは、議会が夏の休会に入る今月後半までに候補者が2人に絞り込まれ、ことし9月以降に最終的な投票が行われる見通しを伝えています。

後継の候補者としては、直前に辞任してジョンソン首相の辞任に向けた流れをつくった前の財務相のスナク氏や、新型コロナ対策を指揮した前の保健相のジャビド氏、ウォレス国防相やトラス外相などが有力視されているほか、現職の閣僚からも立候補の意向を明らかにする動きが出ています。

一方で、党内からはジョンソン首相が秋までそのポストにとどまることに反発して、手続きを急ぐべきだという声もあがっていて、党首選挙のスケジュールも含めて党内での駆け引きが今後本格化することになります。

後継に名乗り出る政治家は
イギリスのメディアは、ジョンソン首相の後継に名乗りをあげる可能性がある政治家として、多くの名前をあげています。

▽スナク前財務相は、ジョンソン内閣の主要閣僚でしたが、今月5日、辞表を提出してジョンソン首相が辞任する流れをつくり、株を上げたとされています。

▽ジャビド前保健相は、財務相なども務め政治経験が豊富で、スナク前財務相と同様に辞表を提出したことで後継レースで先行したなどとされています。

▽ウォレス国防相は、ロシアが軍事侵攻したウクライナへの支援で手腕を発揮し、評価が高まっているなどとされています。

▽トラス外相は、保守党内で人気が高い有力政治家の1人で、首相を目指す強い意欲があるなどとされています。

▽ハント元外相は、前回、2019年の保守党の党首選挙でジョンソン首相に次ぐ2位となりました。現在は要職に就いていませんが、影響力を持ち続けているとされています。
専門家「後継者選びが難航する可能性もある」
イギリス政治が専門のロンドン大学クイーンメアリー校のティム・ベール教授は、これまで数々の政治的な危機を乗り切ってきたジョンソン首相が辞任に追い込まれた理由について、与党幹部の性的なスキャンダルが国民感情だけでなく保守党議員にとっても著しくモラルに反し、パーティー疑惑とは違って到底容認できなかったためだ、という見方を示しました。

また、ジョンソン首相の3年間の実績について「EU離脱派にとっては離脱を成し遂げたことが功績と言えるだろう。また、ロシアと戦うウクライナへの支援はすばらしいものだ」と評価する一方、「新型コロナウイルスへの対応はひどいものだった。手遅れになるまで科学的な助言を無視し続けた結果、イギリスは先進国の中でも最も死者が多い国の一つになった」と批判しました。

そのうえで後継者について、政党が党首を交代させる際には前任者と異なるタイプを選ぶ傾向があるとして、保守党は判断や行動が予測可能で信頼できる人物を選ぶだろうという見方を示しました。

ただ「候補者は大勢いるが、十分なカリスマ性を備えた人物はおらず、明確な後継者と言える候補がいないのが保守党の問題だ」として、後継者選びが難航する可能性もあるという考えを示しました。

そしてイギリスではインフレによって生活費が高騰する中、後任の首相は厳しい経済状況をいかに乗り切るかという困難な課題に直面すると指摘しました。
木原官房副長官「両国の関係強化への取り組みに変わりはない」
木原官房副長官は記者会見で「他国の内政について政府としてコメントは差し控えたい。その上で申し上げると、ジョンソン政権のもとで、日英関係はかつてないほど強固となり、自由で開かれたインド太平洋の実現や、G7=主要7か国などを通じて ロシアによるウクライナ侵略への対応など、日英は幅広い分野で緊密に連携している。わが国は引き続き、さまざまな分野で両国の関係強化に取り組んでいくことに変わりはない」と述べました。


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