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欧州情勢・西洋事情
4110
:
とはずがたり
:2022/04/22(金) 09:41:18
【寄稿】欧州を害するドイツのハンガリー問題
ロシアに融和的なハンガリーのオルバン首相にドイツが肩入れすることで欧州の結束が脅かされている
https://jp.wsj.com/articles/germany-has-a-hungary-problem-11650244098?reflink=desktopwebshare_twitter
By Dalibor Rohac
2022 年 4 月 18 日 14:56 JST
――筆者のダリボル・ロハク氏はアメリカン・エンタープライズ研究所のシニアフェロー
***
この10年余り、ドイツの指導者たちはロシアだけでなく、欧州連合(EU)で最も無謀かつ公然たる反欧米政権であるハンガリーも甘やかし、なだめすかしてきた。
欧州と北大西洋条約機構(NATO)におけるドイツの怠慢は、ロシアによるウクライナ侵攻の際に特に顕著になった。ドイツ政府を批判する向きにとって、フランクワルター・シュタインマイヤー独大統領のキーウ(キエフ)訪問をウクライナが拒否したことは、遅まきながら正当であると受け止められた。
ウクライナ戦争開戦から数日後、ドイツのオラフ・ショルツ首相は、国防費を増やし、ロシアの天然ガス依存脱却を含む政策転換を発表した。しかし、2月27日に発表されたショルツ氏の「新時代」政策は、あまりにも小さく、あまりにも遅過ぎたようだ。また、ハンガリーのオルバン・ビクトル首相が中国とロシアに融和的で、与党の「ハンガリー市民同盟(フィデス)」が市民社会、自由なメディア、司法を標的にした非民主的な政策をとっていることに対して、ドイツが寛容であることにも触れていない。
2013年、オルバン氏はアンゲラ・メルケル独首相(当時)の政策をナチスの政策になぞらえた。だが、メルケル首相の「戦略的忍耐」アプローチという外交政策は、ハンガリー指導者の慣行を援護するものであった。ドイツの与党キリスト教民主同盟は長年、中道右派の「欧州人民党(EPP)」(欧州議会の最大会派)からフィデスを追放することができず、オルバン氏に国内の多くの法規違反の責任を取らせる努力を封じてきた。
EUは多様で多元的な組織だ。メルケル首相は常に不必要な衝突を避けようとし、特にそれが国内問題に関わる場合はそうしてきた。ハンガリーはバイエルン州の自動車生産拠点の延長線上にあり、アウディはハンガリー第2の雇用主でメルセデスベンツとボッシュはそれに続く。
今日、ドイツの現状肯定は擁護できない。問題はもはや、最近のハンガリー議会選挙で見られたように同国の政治に公平性がないことではない。欧州で戦争が起きている今、ハンガリーは西側諸国の結束を弱めている。ロシアのウクライナ侵攻前、オルバン氏はモスクワを訪れ、天然ガス供給拡大とハンガリーでのロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」製造認可を求めた。ハンガリーはエネルギー禁輸を推進するどころか、ガスプロムとの15年契約を誇示し、西側諸国によるウクライナへの軍事物資のハンガリー経由輸送を拒否している。
ロシアとの関係はオルバン氏にとって非常に重要であり、ウクライナ戦争を巡っては、ポーランドの民族主義政権との長年の協力関係を犠牲にした。ポーランド政府との非公式協定は、国内政策に対する国際的な批判からフィデスを守り、EUが加盟国の権利を停止する条約第7条を適用できないようにする貴重な障害となっていた。
ハンガリーは歴史的にウクライナ西部のトランスカルパチア地方の領有を主張しているほか、この地方にはハンガリー語を話す人々が住んでいる。このことが、ウクライナに対する冷淡な態度やロシアのウラジーミル・プーチン大統領の侵略を受け入れることに一役買っていとする説は推測の域を出ない。重大なのは、オルバン氏の卑劣な行為が、再びドイツ政府の援護射撃を受けていることである。
ドイツが欧米の同盟国やウクライナから求められていることは、一定の代償を伴う。ドイツがロシアの天然ガス輸入から脱却することは、混乱を招くだろう。脱原発という愚かな計画を覆すことはドイツのタブーを破り、ショルツ氏の連立政権の一翼である緑の党を動揺させるだろう。ウクライナへの軍事援助は、同氏が率いる社会民主党の抵抗に直面している。
ロシアとハンガリーの悪意ある人物による日和見主義的な行動に対して、何もしないことの代償はさらに大きいことをショルツ氏は理解する必要がある。
欧州とNATOにおけるドイツの力と重要性は議論の余地がない。しかし、権力と重要性には責任が伴う。メルケル氏とショルツ首相は、それを避けようとしているように見える。ハンガリーの民主主義の衰退とオルバン氏の東欧を不安定化する役割は、ドイツの怠慢がもたらす付随的な損害の一部といえよう。
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