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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

1982チバQ:2017/05/06(土) 20:25:16
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705060012.html
新・英国へ 6・8総選挙】ウイスキー業界 離脱も独立も嫌 悩み募るスコットランド

11:04

スコットランドのエドラダワー蒸留所のゴルトさん。いつも民族衣装キルトを着用している(三井美奈撮影)

(産経新聞)

 「英国が欧州連合(EU)を離脱するのは嫌。だが、EUに残るために、英国から独立するのも嫌」。こんな複雑な選択に悩むのが、英北部スコットランド地方が世界に誇るウイスキー業界だ。6月の総選挙では独立を目指すスコットランド民族党(SNP)から猛烈な働きかけを受けるが、「それでいいのか」の思いは強い。

 英北部ピトロッホリーのウイスキー蒸留所「エドラダワー」(1825年創業)を訪ねた。山あいの清流の地で、伝統製法をかたくなに守る。

 「EU離脱の国民投票には仰天した。うちの商品の6割は輸出で、うち半分はEU向け。『大変なことになった』と思った」と、古参社員ジョン・ゴルトさん(50)は回想する。その対応も決まらないうちに、SNPがスコットランド独立を問う住民投票の再実施を要求。6月の総選挙実施も決まり、政治の急展開に慌てるばかりだ。

 「私はSNP支持者だが独立となると困る。EU離脱後、ビジネスには日本や中国などとの有利な2国間協定が重要だ。それをやってくれるのは、英国政府。独立はしない方がいい」と、ゴルトさんは言う。

 ウイスキー産業は北海油田と並び、スコットランド経済を支える重要分野。シングルモルトの世界的ブームで輸出を伸ばし、NHKの連続テレビ小説「マッサン」放送後、蒸留所には日本人観光客もたくさんやってくるようになった。

 業界の悩みは、スコットランドの有権者約400万人の多くに共通する。

 2014年に、英国からの離脱の是非を問う住民投票が行われた際、否決されたものの「独立支持」は44・7%にのぼった。

 住民投票は当時のキャメロン英政権が「これ一度きり」と認めたもの。ところが、スコットランド行政府のスタージョン首相は、英国のEU離脱決定で「条件が変わった」として、18年秋にも2度目の住民投票実施を求める賭けに出た。

 メイ英首相は「絶対に認めない」立場だが、SNPは総選挙で大勝すれば強く迫れるともくろんでいる。15年の総選挙でSNPは、スコットランドに割り当てられた下院59議席中、56議席を獲得。しかも昨年6月の国民投票では、スコットランドの62%がEU残留を支持した。スタージョン氏は「英国についていくのか、われわれが欧州と新しい関係を作る独立国となるのか。住民が選択できるようにすべきだ」と主張する。

 だが、独立してもEUに加盟するには、英国のEU離脱以上に手続きは複雑で、見通しすらつかない。「やっぱり独立は困る」という心理がスコットランドに広がる。地元のウイスキー協会は「総選挙では特定の立場をとらない」と早々に決めた。

 スコットランドは1707年に英国の一部となるまで、独自の王国を維持し、イングランドと戦争を続けてきた。併合後は民族衣装のキルトが禁じられたこともあり、現在でも英国政府、特に保守党への敵意は強い。総選挙はスタージョン氏とメイ氏の意地が衝突する場になる。

 草をはむ羊が行き交うシングルモルトの里。穏やかな風景からは想像もできない、厳しい選択が誇り高いスコットランド人に突きつけられている。(ピトロッホリー 三井美奈)

1983チバQ:2017/05/06(土) 22:31:24
https://mainichi.jp/articles/20170506/k00/00e/030/216000c
仏大統領選

植民地抑圧も論戦に 和解vs正当化

毎日新聞2017年5月6日 12時06分(最終更新 5月6日 12時35分)
 【パリ賀有勇、ベルリン中西啓介】7日に決選投票が行われるフランス大統領選では、仏領だったアルジェリアなどに対する植民地政策について、中道・独立系のマクロン前経済相が「人道に対する罪」と発言し、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏から批判されるなど、歴史認識でも論争となった。新大統領の誕生が、歴史認識にどう影響を与えるかも注目されている。

 フランスは1970年代まで、アフリカやアジアなどに植民地を所有。仏本国からの入国者を優遇し、先住民らに抑圧政策を敷いた。アルジェリアでは54年、不満の高まりが武装蜂起に発展。独立阻止を目指す仏政府と戦争になった。61年にはパリでアルジェリア独立を訴えたデモ隊に警察が武力介入。多数がセーヌ川に放り込まれるなどし死亡した。事件は今も仏国内でタブー視され、正確な犠牲者数は不明だ。

 マクロン氏は2月、アルジェリアを訪れ、旧植民地政策について「人道に対する罪だ」とテレビのインタビューで発言。仏政府はこれまでアルジェリアに対して謝罪しておらず、大統領候補としては踏み込んだ発言だ。

 マクロン氏を痛烈に批判したのがルペン氏だ。FNはアルジェリア戦争に従軍経験があるルペン氏の父ジャンマリ氏が創設した経緯から、植民地政策の「肯定」が党是。マクロン氏の発言を受け、ルペン氏は植民地時代を否定する歴史観を「マゾヒズム」と批判。「フランスは植民地に文化を与えようとした」と述べ、正当化した。

 仏国内では長年、植民地政策をどう総括するか、世論が二分されてきた。2005年には保守派の主導で「仏植民地支配を肯定する法」が成立。アルジェリアなどでの植民地政策について、学校教育で「肯定的役割」を教えるよう記した法律の条項は世論の強い反発を招き、シラク大統領(当時)が翌年この条項を廃止している。

 第二次世界大戦後、旧植民地からフランスに多くの人が移り住み、大都市郊外の低所得者用団地などで暮らしてきた。フランスへの同化政策に従ってきた移民1世や2世以降の世代の中には、差別などから孤立を深めてイスラム過激思想に染まる若者も後を絶たず、社会問題化している。

 長期的なテロ根絶のために、植民地政策の状況解明や謝罪が必要だという意見は、左派の間で根強い。

 フランス出身で、独ビアドリーナ欧州大のトマ・セリエー客員教授(歴史学)は「和解政策の重要性を説いた哲学者ポール・リクエール氏の元助手でもあるマクロン氏は、和解に向けた強い意志を感じさせる」と分析。「若者の意見を代表するマクロン氏と、アルジェリアでの拷問疑惑がある父を持つルペン氏の対立は、仏国内の世代間論争という側面もある」と語った。

1984とはずがたり:2017/05/06(土) 23:29:30

<英地方選>与党保守党が圧勝 EU離脱決定後初の全国選
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170506-00000015-mai-eurp
毎日新聞 5/6(土) 10:09配信

 【ロンドン矢野純一】6月8日の英総選挙の前哨戦となる4日の地方選は、5日夜(日本時間6日朝)までに全国で開票が終了し、与党保守党が地方議会で圧勝した。ただ、投票率は30%を下回るとみられており、地方選の結果がそのまま総選挙に結びつくかどうかは不透明だ。

 今回の地方選は、昨年6月の国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まった後、全国レベルで行われる初の選挙。市長公選が新たに導入された英中部マンチェスターやリバプールなど6都市を含む計8首長選挙のほか、英国内88地方議会(計4851議席)で行われた。

 英ガーディアン紙によると保守党が1900議席と改選前から550議席以上増やした。一方、労働党は1151議席と前回より320議席以上減らした。近年の選挙で票を伸ばしていた移民排斥やEUからの離脱を掲げていた右派の英国独立党(UKIP)は1議席と前回より110議席以上減らしている。

 首長選では、労働党の地盤の英中部マンチェスターやリバプールなど4都市では労働党市長が誕生した。

 今回の地方選はウェールズ、スコットランド地方の全自治体で行われた一方、イングランド地方では全自治体の約1割の34議会でしか実施されていない。

1985とはずがたり:2017/05/07(日) 01:17:33

フランス人が大統領選前に「焦り始めた」ワケ
フェイスブックには悲鳴のような投稿が…
http://toyokeizai.net/articles/-/170254
レティシヤ・ブセイユ :ライター、イラストレーター 2017年05月06日

… ぶっちゃけた話、今回の選挙までは、私は政治とあまり縁がなかった。…
しかし、今回の選挙は別だ。「真剣になるべし」と感じたのは、どうやら自分だけではない。同世代の30代のフランス人と話しても、いつもよりも、なんとなく関心が高いと感じる。

長く続く不景気や、今のフランソワ・オランド大統領の人気のなさのせいなのか、はたまた、ネット上にいろいろな候補者の情報が出回っているせいなのか、とにかく「今回こそ何かを変えなければ」というのが周りの人たちの口癖となっていた。アメリカのドナルド・トランプ大統領の勝利にあぜんとしたフランス人も多く、「やっぱり、どうあっても最悪な結果だけは避けたい」という精神で投票した人がかなりいたようだ。

とはいえ、第1回目の結果が発表されるまでは、私の周りでは、誰に投票するかを明かす人は、あまりいなかった。その理由はなんだろうか。

やはり「ろくな候補者がいない」という一言に尽きる。たとえば、有力な候補者だった、フランソワ・フィヨン氏の不正給与疑惑。不思議なことに選挙の直前にスキャンダルが発覚した。そのせいで政治家への信頼がダダ下がりしたこと。一言で言えば、選挙前から混乱した雰囲気が漂っていた。

…今回のフランス大統領選挙には、11人も立候補していた。しかし、マスコミが集中的に取り上げるのはせいぜい4、5人。私は考え方が合う「小さい候補者」(フランスのマスコミは、候補者を「小さい」「大きい」などの言葉を使って表現する)の1人に投票したが、あえなく落選した。マスコミの「小さい」「大きい」という呼び方はには、アンフェアさを感じずにはいられない。テレビ露出や資金力の差が結果につながることを考えると、やるせない気持ちになる。

今回の結果が気に食わず、選挙制度自体に怒っているフランス人は多い。極端に言えば、国民が大統領を選べるというのは幻想で、マスコミや調査会社が日々発表する世論調査に完全に操られているということへの批判も上がっている。

誰がルペン氏に投票したのか?

同じフランス人の半数が、自分と考え方を共有しないという寂しい現実と、マスコミの陰謀の悪夢によって、視覚がぼやけて、頭がガンガン痛い。神様だと思ってた、フランスの投票制度が完璧ではなかったのかもしれない。

では、これからフランス人としてどうするべきか。今回、上がり続ける失業率や、最近のテロ事件にうまいこと便乗するルペン氏が20%以上の国民にアピールできた。しかし、周りの知り合いに聞いても、ルペン氏を選んだ人はいない。

では、どんな人がルペン氏を選んだのか?

統計データを見るかぎり、どうやら貧困層や工場労働者や、地方出身者、(国境に近い)南仏や東北部出身の人が多い。また、ブルジョアで保守的な人がメインかと思いきや、支持者の中にはフランスをひっくり返したいと願う若者もいる。さらに、何世代にもわたる「純血」のフランス人がほとんどかと思いきや、実は親が移民だった人が、フランス人としてのアイデンティティを強調したいがために多く投票しているそうだ。

とにかく、「ルペンは絶対ありえない!」という私や仲間たちと、「ルペンこそ救世主だ!」と思ってる人の間にどれだけ深い溝があるか想像するだけで、正直ぞっとする。実は、私が暮らしている、リヨン郊外の小さな村では、なんとルペン氏が1位で、支持率は30%を超えたが、周りには彼女を選んだ人はいない、と思う。…

… 今回、躍進した銀行出身のマクロン氏は、39歳と若いせいか、やわらかすぎる印象が否めない。また、環境、失業、教育など、フランスが抱える社会問題に対して十分な公約を提案できていないのも気になる。

実は、私の周りに多かったのは、極左の代表だったジャン=リュック・メランション氏の支持者だが、1回目で敗れてしまったため、2回目の決戦投票では、メランション氏の指示に従って、多くの人が白票(記名なしで投票)あるいは、不参加を考えているようだ。しかし、白票を投じても、最終的に選挙の結果に影響がない。一応、反対の声は伝わるかもしれないが、極右のルペン氏を勝たせてしまう危険性がある。…

1986とはずがたり:2017/05/07(日) 07:58:57
ルペン氏伸び悩む=仏大統領選、7日に決選投票
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050600169&g=int

【パリ時事】フランス大統領選の決選投票が7日に迫った。欧州連合(EU)離脱や移民排斥など歴代政権と正反対の主張を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)は最終盤で伸び悩み、EU残留や移民受け入れを唱える中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が優勢を維持している。
【図解】仏大統領選・選挙戦の構図(2017年4月)

 5日のラジオ出演で、ルペン氏は「日曜日には投票所で有権者の怒りが示される。私はまだ勝てると信じている」と強調。マクロン氏はルペン氏について政策の実現性が乏しいと指摘した上で、「国民の怒りを利用しているだけだ」と批判した。
 仏紙レゼコーが5日発表した支持率調査ではルペン氏が38%、マクロン氏が62%と2日連続で差が拡大。3日のテレビ討論で事実に基づかない主張や偽ニュースに基づくマクロン氏批判を展開したことが影響した可能性がある。(2017/05/06-09:57)

マクロン氏逃げ切りなるか=ルペン氏との差広げる-7日決選投票・仏大統領選
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050600323&g=int

 【パリ時事】フランス大統領選の決選投票が7日、実施される。欧州連合(EU)との協調や企業活動重視の経済政策を唱える中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が勢いをさらに増し、EU離脱や移民排斥を主張する極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)は劣勢に立たされている。両候補は選挙運動最終日の5日まで懸命の訴えを続けた。
 仏BFMテレビが5日発表した世論調査では、マクロン氏が62%の支持を得てリードし、ルペン氏は38%と苦しい戦いだ。3日のテレビ討論でマクロン氏の巧みな弁舌が高い評価を得たのを機に、両者の差は再び開きつつある。

 マクロン氏は大統領に就任すれば、解雇手当の削減や労使交渉の簡素化といった労働規制緩和を進める方針だ。一部の労働組合が反発する中、マクロン氏は5日のラジオ番組で「改革反対派は国民の大多数ではない。妥協すれば第1回投票で私に一票を投じた24%の有権者を裏切ることになる」と語り、強い姿勢で改革に取り組むと強調した。
 一方、ルペン氏はキリスト教徒票の上積みを目指し、仏北部ランスの大聖堂を訪問。現場では、ルペン氏が架空雇用疑惑を抱えていることを念頭に「反FN派」の活動家集団が「カネを返せ!」と叫び、周囲は一時騒然とした。ルペン氏は「マクロン氏の支持者は神聖な場所ですら暴力的な抗議活動をいとわない」と批判した。(2017/05/06-14:28)

1987とはずがたり:2017/05/07(日) 07:59:30

レンツィ氏、与党党首復帰=首相返り咲き狙う-イタリア
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050100216&g=int

 【パリ時事】イタリアの中道左派与党・民主党は4月30日、一般党員らによる党首(書記長)選を実施し、レンツィ前首相(42)の党首復帰を決めた。レンツィ氏は来春までに実施される総選挙で民主党を勝利に導き、首相返り咲きを果たしたい考えだ。
 党首選にはオーランド法相(48)とエミリアーノ・プッリャ州知事(57)も出馬し、即日開票の結果、レンツィ氏が70%前後の票を獲得した。レンツィ氏は「新たな歴史が始まる」と勝利宣言した。党首選は一定の条件を満たした党員以外の参加も受け付け、約200万人が投票したとみられる。(2017/05/01-08:39)

1988チバQ:2017/05/07(日) 09:58:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170507k0000m030082000c.html
<仏大統領選>マクロン氏、内部文書流出 サイバー攻撃か
05月06日 22:54毎日新聞

 【パリ八田浩輔】仏大統領選の決選投票を直前に控えた5日夜(日本時間6日未明)、中道・独立系候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)の電子メールや会計資料を含む大量の内部文書がインターネット上に流出した。マクロン陣営は「組織的なハッキングの被害を受けた」と認めた上で「民主主義を揺るがす行為だ」と非難した。

 流出した資料は9ギガバイト(ギガは10億)分。選挙活動が禁じられる数時間前にハッカーが不正入手した情報を共有するサイトに投稿、内部告発サイト「ウィキリークス」のツイッターなどで拡散した。

 マクロン陣営によると、資料には「うそを広める目的」で虚偽の内容も織り交ぜてあると説明。同時に本物の会計資料や契約書などは「選挙活動に関する合法的な内容」だとしている。仏選挙管理委員会は6日、流出した資料の詳細を報じたり拡散したりした場合は、法的責任を問われる可能性があると警告した。

 マクロン陣営へのサイバー攻撃を巡っては、情報セキュリティー企業トレンドマイクロが4月下旬、ロシア政府との関連が指摘されるハッカー集団から攻撃を受けたと報告。陣営は「何も盗まれていない」と説明していた。また今月4日には、ネット上に選挙妨害のため「租税回避地に隠し口座がある」との虚偽情報が流布されたとして、マクロン陣営が容疑者不詳で検察に告訴したばかりだった。

 米国の昨年の大統領選挙でも、敗北したクリントン候補の陣営の電子メールがウィキリークスで公開された。米政府はロシア当局の関与を主張したが、ロシア側は否定している。

1989チバQ:2017/05/07(日) 09:59:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK562GY2K56UHBI00K.html
仏大統領選、投開票迫る 根強い抵抗感、棄権呼びかけも
05:01朝日新聞

仏大統領選、投開票迫る 根強い抵抗感、棄権呼びかけも
フランス大統領選候補の支持者の典型例
(朝日新聞)
 欧州連合(EU)の命運がかかるフランス大統領選の決選投票が7日、投開票される。直前の世論調査では親EUのエマニュエル・マクロン前経済相(39)が、反EU、反移民を訴える右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏(48)を抑えて優勢だ。ただ両候補のいずれにも抵抗感を持つ人は多く、「積極的な棄権」の動きもある。

 IPSOS社など複数の世論調査会社が5日に発表した支持率は、マクロン氏が61・5〜62・0%、ルペン氏が38・0〜38・5%。3日のテレビ討論前に18ポイントほどだった差が、さらに5〜6ポイント拡大した。ルペン氏の批判にも顔色を変えずに冷静な反論に努めたマクロン氏がリードを広げた。

 投票は7日午後8時(日本時間8日午前3時)まで。同日夜(同8日朝)には勝敗が決する見通しだ。

 ルペン氏が訴える自国通貨フランの復活や脱EUの国民投票か、マクロン氏が進めるというEUの統合深化か。世界を揺るがしかねない大統領選の運動期間が5日、終わった。

 「決意は揺らがない。心は落ちついている」。マクロン氏は同日、ラジオ番組に出演し、こう語った。フランスの失業率は約10%で高止まりし、国民は苦しい暮らしに不満を抱く。社会が分断された、との指摘も強い。「EUは我々を守る」と主張するマクロン氏は「社会の融和をいつも念頭に置いている」と述べ、ルペン氏を「国民の怒りに働きかけるだけで何も生み出さない」と批判した。

 一方のルペン氏も、同じラジオ局の番組で、保護主義的な政策を採って「国民を犠牲にする、野蛮なグローバル化に立ち向かう」と呼びかけた。高級官僚や投資銀行のキャリアを持つマクロン氏を「エリートや企業のための候補で、(EUを引っ張るドイツ首相の)メルケル氏への服従だ」と非難した。

 マクロン氏の優位は鮮明だ。ただし世論調査会社エラブによると、マクロン氏に投票するという人の53%が、「ルペン氏への反対票だ」としている。

1990チバQ:2017/05/08(月) 05:56:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3127251
仏新大統領にマクロン氏当確、ルペン氏破る 同国最年少元首誕生へ
2017年05月08日 05:16
【5月8日 AFP】(更新、写真追加)フランスで7日に行われた大統領選の決選投票で、親欧州連合(EU)派で中道派のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏(39)の圧勝が確実となった。大きく二分された同国と欧州の将来にとって極めて重要となった今回の選挙で、マクロン氏が極右のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏(48)の激しい挑戦を振り切った形だ。

 開票初期に出された見通しでは、マクロン氏65.5〜66.1%、ルペン氏33.9〜34.5%という得票率になると予測されている。

 元投資銀行家のマクロン氏の異例の大躍進で、仏史上最年少の国家元首が誕生する。

 今回の選挙戦では、フランスの経済的・社会的分断、さらに国家のアイデンティティーや移民をめぐる緊張が浮き彫りになった。マクロン氏は、分裂し、混乱した国を癒すと誓っていた。

 3年前には無名だったマクロン氏が今や、フランスとEUにおける極めて野心的な政治・経済改革計画を掲げ、欧州で最も有力な指導者の一人になろうとしている。

 その勝利は世界中に響き渡り、ルペン氏の反EU、反グローバリゼーションの政策が敗れたことで、とりわけEUとドイツの首脳陣の間に安堵(あんど)が広がるものとみられる。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050800112&g=int
マクロン氏が当選確実=史上最年少の39歳、ルペン氏下す-仏大統領選


 【パリ時事】フランス大統領選は7日、決選投票が行われ、即日開票で中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)を破り、当選を確実にした。仏メディアが伝えた開票開始直後の推計によると、得票率はマクロン氏が約66%、ルペン氏が約34%。
 欧州連合(EU)からの離脱を主張したルペン氏の敗北で、仏歴代政権が続けてきた「親EU」路線は維持されることになった。マクロン氏は、1848年の第2共和政発足時に40歳で大統領に就任したナポレオン3世の記録を塗り替え、仏史上最年少の大統領となる。
 マクロン氏は演説で「すべての国民の声に耳を傾けることが私の責務だ」と勝利宣言。ルペン氏はマクロン氏について「重大な試練を前に成功することを願う」と述べ、敗北を認めた。
 選挙戦では高止まりする失業率や相次ぐテロを受けて、EU・ユーロ圏をめぐる路線や移民・難民の受け入れの是非が焦点となった。既存政党への不満が高まる中、4月23日の第1回投票では左派与党・社会党と右派野党・共和党の候補がそろって落選。2大政党不在の状態で決選投票が争われる異例の事態となった。
 マクロン氏は現行路線を維持しつつ、労働分野の規制緩和をはじめとする大胆な構造改革を推進すると主張。ルペン氏は、EU離脱や自国通貨の復活を通じて財政や通貨政策の主導権を取り戻すとともに、移民の流入を制限して治安を改善すると訴えたが、及ばなかった。
 投票率は74%前後となる見通しで、1969年大統領選以来の低水準となる公算が大きい。第1回投票の77.8%も下回り、有権者の関心の低下をうかがわせた。
 マクロン氏は、オランド現大統領の任期が切れる今月14日までに新大統領に就任。15日から組閣に着手する。政権の要となる首相には、女性の起用も視野に入れる考えを示している。(2017/05/08-04:57)

1991チバQ:2017/05/08(月) 06:10:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3127412
仏大統領選、マクロン氏支持の女性議員が応援演説中に倒れ死亡
2017年05月07日 16:12 発信地:パリ/フランス

政治 フランス大統領選挙
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仏大統領選、マクロン氏支持の女性議員が応援演説中に倒れ死亡 フランス大統領選の中道系候補、エマニュエル・マクロン氏。西部シャルテローにて(2017年4月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/GUILLAUME SOUVANT
【5月7日 AFP】フランス大統領選の決選投票に進んだ中道系候補、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏の選挙集会で、応援に訪れた社会党のコリンヌ・エレル(Corinne Erhel)議員(50)が演説中に倒れ、死亡した。同党幹部が6日、明らかにした。

 エレル議員は5日、フランス西部で開かれた選挙集会でマクロン氏の応援演説をしていたところ、突然倒れ、病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。

 エレル議員はマクロン氏が率いる政治運動「前進(En Marche)」に参加していた。(c)AFP

1992とはずがたり:2017/05/08(月) 08:51:51
極右のイメージが強すぎてまあ大丈夫だろうとは思ったが絶対は無い現代政治,一抹の不安を感じてはいたが無事落選した様だ。

<仏大統領選>マクロン氏が勝利宣言 「分裂と戦っていく」
毎日新聞社 2017年5月8日 04時33分 (2017年5月8日 05時27分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170508/Mainichi_20170508k0000m030103000c.html

 【パリ賀有勇】フランス大統領選決選投票で勝利を確実にしたエマニュエル・マクロン前経済相(39)は7日夜、「有権者に心から感謝する。我々がより良い未来を築き上げていく。新たな一ページが開かれた」と勝利宣言をした。

 マクロン氏は決選投票が極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)と争われたことを念頭に置き、「フランスに影響を与えるような分裂と戦っていく」と唱えた。同時に「欧州と欧州市民との絆を再建する」と述べ、欧州連合(EU)と協調していく方針を鮮明にした。4月の大統領選第1回投票前に警官が殺害された事件などを受けて、テロ対策を強化する方針にも触れた。

 またマクロン氏が勝利を確実にしたことを受けて、トランプ米大統領やメイ英首相が相次いで祝意を表明している。

 仏紙ルモンド(電子版)の出口調査結果では、得票率はマクロン氏が約65%で、約35%のルペン氏を上回り、当選を確実にした。7日午後7時15分現在の暫定投票率は74.7%で、第1回投票を下回る見通し。

1993とはずがたり:2017/05/08(月) 08:55:34

党名変更もその極右のイメージ払拭には必要だが,ルペンという名前も脚を引っ張ってる様な。。
ルペン女以外のカリスマが出て一部保守を取りこんでネガティブイメージ薄まって幅広い国民政党に成った時がEUへの脅威でしょうな・・

それにしてもルペン父娘の確執は根深い様で。善戦したねえと労ってもやれんのか。。
EUやユーロから離脱せずに移民排除出来るのか?

ルペン氏、来月の仏議会選に照準 党刷新へ
ロイター 2017年5月8日 06時33分 (2017年5月8日 08時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170508/Reuters_newsml_KBN183137.html

[パリ 7日 ロイター] - 7日の仏大統領選挙決選投票での敗北が確実な情勢となった極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏は、党を刷新する方針を示した。来月の議会選挙に照準を定め、有権者は同じ選択を迫られると述べた。
ルペン氏は、支持者らへの演説で、「FNは歴史的な好機に向けて大々的に変革し、フランス市民の期待に応えなければならない」としたうえで「新たな政治勢力を構築するためにわれわれの活動の大転換に着手することを提案する」と述べた。
FNの初代党首で父のジャン・マリー・ルペン氏は7日、RTLラジオに対し、娘の選挙活動について、ユーロ圏や欧州連合(EU)からの離脱を訴えたことが裏目に出たとの見方を示し「われわれは、現実の問題、高齢化や移民の問題について有権者に話しかけなければならない」と語った。
フィリポ副党首は、党名を国民戦線から変更する見通しを示した。

1994とはずがたり:2017/05/08(月) 11:59:48
日経平均が2万円を窺がっとる。そんなにリスク高いと思ってたのか!?

まあ独仏枢軸と云ふ第二次大戦後の世界の基軸が揺らぐからな。。栄光ある孤立のイギリスやモンロー主義のアメリカなんかが身勝手に自国ファーストになるのとは訳が違う。

仏大統領選
ルペン氏が敗北宣言「国民は継続性を選んだ」
https://mainichi.jp/articles/20170508/k00/00m/030/099000c?inb=ys
毎日新聞2017年5月8日 03時29分(最終更新 5月8日 05時03分)

 【パリ賀有勇】フランス大統領の決選投票に進んだ極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)は7日夜(日本時間8日未明)、支持者を前にして「国民は政治の継続性を選んだ」と語り、敗北を宣言した。勝利を確実にした中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)をたたえた。

<マクロン氏が勝利宣言 「分裂と戦っていく」>
<マリーヌ・ルペン仏極右「国民戦線」党首の数奇な人生>
<トランプ米大統領がマクロン氏に祝意「楽しみにしている!」>
<マクロン・ルペン一騎討ちの裏に政治不信>
<日本とはかなり雰囲気が違う「フランスの家飲み事情」>
<マクロン氏「新たな一章が始まった」>
 ルペン氏は自らの選挙結果について「歴史的で大きな結果となった」とも自賛した。

 勝利を確実にしたマクロン氏に対し、現職のオランド仏大統領が祝福した。また隣国ドイツのメルケル首相の報道官も「強固で統一した欧州にとっての勝利だ」と祝意を伝えた。

1996とはずがたり:2017/05/08(月) 22:36:11
働かない癖に要求ばっかり一人前のイメージのフランス。

フランス新大統領にマクロン氏〜閉塞感漂うフランスに新たな展望はあるのか?
https://news.yahoo.co.jp/byline/kodamakatsuya/20170508-00070738/
児玉克哉 | 一般社団法人社会貢献推進国際機構・理事長
5/8(月) 11:23

フランス新大統領にエマニュエル・マクロン前経済相が決まった。弱冠39歳。若さがみなぎるし、ルックスもいい。期待が集まっている。極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏が新大統領になったら、フランスのEU離脱も現実的となるし、移民との対立も予想されただけに、マクロン氏の選出にほっとする欧州各国政府や金融市場関係者は少なくない。
しかしフランス経済は極めて厳しい状況にある。失業率は10%前後、特に若年層の失業率は30%近くになる。労働コストが非常に高く、製造業は落ち込む一方だ。パリの街は華やかなイメージがあるが、実態をみると、街は汚れ、沈滞ムードが漂っている。それでも人はパリに憧れるわけで、それがパリの底力だとも言えなくはないのだが。。。
フランス経済を支えてきたのは、軍需産業と金融業といっていい。フランスは世界第3位の武器供給国であり、最先端の技術を誇る。フランスの軍事兵器を担うだけでなく、アラブ首長国連邦、ブラジル、ギリシャ、インド、パキスタン、台湾、シンガポールといった外国にも輸出をしている。また金融業も強い。主要金融機関として、クレディ・アグリコル、BNPパリバ、 アクサ、ソシエテ・ジェネラルがある。日本でも名前の知られる世界的な金融機関だ。マクロン氏自身、投資銀行員としての成功が、現在のチャンスに繋がった。彼はフランスの金融資本主義の勝ち組なのだ。こうした分野ではフランスは世界のトップクラスにあり、生産性も高い。ある意味、「おいしい分野」に特化してきた国だ。
世界のトップクラスの軍需産業、金融産業の一方で、製造業を中心としたその他の産業は停滞していくことになる。これが貧富の差を生み、その格差は拡大している。フランスの労働コストは非常に高く労働効率は低い。ユーロ経済も停滞の兆しの中で、フランス経済浮上の展望は描けていない。失業率、特に若年層失業率が高止まりしている。国民の中には、フランス国内の若年層や低所得層の雇用を移民が奪っているという不満がある。この不満や怒り、閉塞感が、主要政党に属さないマクロン氏やルペン氏の台頭を生んだのだ。
マクロン氏とルペン氏との選択となれば、主要政党支持者は組みすることができるマクロン氏しかいないといえる。彼らは、ルペン氏に独自路線を突き進むリスクを感じたのだ。これが決選投票でのマクロン氏の圧勝に繋がった。
ただ問題は、これからだ。期待は大きくてもフランスの経済低迷は構造的なもので、利権で雁字搦めになっている。改革は容易ではない。
これから注目されるのはフランス国民議会選挙だ。マクロン氏は国民議会選で577の全選挙区で候補者を擁立するとしている。とはいえ、一気にマクロン氏が下院で過半数を確保するのは難しいだろう。おそらく党派を超えた連立形成となるのではないか。改革には主要政党の支持が必要だが簡単には得れないだろう。主要政党の支持を得れば、改革はすぐに頓挫するだろう。主要政党の議員をまとめるだけのリーダーシップが備わっているかどうか。
極めて早い段階で、成果を出さなければ、期待が一気に失望に変わる可能性は高い。待ち受けているのは今回敗れたルペン氏だ。

児玉克哉
一般社団法人社会貢献推進国際機構・理事長
国際平和研究学会(IPRA)事務局長、トルコ・サカリヤ大学客員教授、パキスタン・マリル科学技術大学特別教授、ネパール・トリブバン大学客員教授、日本大学法律経済研究所研究員、CSRジャーナル編集長。三重大学副学長・教授、国際社会科学評議会(ISSC)副会長を歴任し現職。専門は地域社会学、国際社会論、政治社会学など。公開討論会を勧めるリンカーン・フォーラム理事・事務局長を務めている。「ヒロシマ・ナガサキプロセス」や「志産志消」などを提案し国際活動や地域創生活動を行っている。2012年にインドの非暴力国際平和協会より非暴力国際平和賞を受賞。

1997チバQ:2017/05/09(火) 01:37:39
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050801126&g=pol
日本政府、親EU派勝利を歓迎=「内向き志向」なお警戒-仏大統領選


 フランス大統領選で欧州連合(EU)との協調を掲げたマクロン氏の当選を、日本政府は「内向き志向や保護主義的な動きに対する象徴的な勝利」(安倍晋三首相)と歓迎している。ただ、「反EU」を唱えて国際協調より自国第一を訴えた極右政党のルペン候補も一定の支持を集めており、欧州統合に否定的な勢力の伸長は今後もあり得るとみて情勢を注視していく方針だ。
 首相は8日、マクロン氏に宛てたメッセージで、選挙結果を「EUへの信任だ」と強調。菅義偉官房長官は記者会見で「強く団結した欧州と共に国際社会のさまざまな課題について引き続き協議したい」と述べた。いずれも日本政府として欧州統合の維持・強化への期待を明確にしたものだ。
 ルペン候補は選挙戦で、反グローバル化や移民の制限を前面に決選投票に進出。大衆迎合的な政策で国民の不満を吸収して得票を伸ばしたのは、「米国第一」を掲げたトランプ氏が勝利した昨年の米大統領選と似た構図だ。ある日本政府関係者は「欧州の大国であるフランスでルペン氏のような候補が当選すれば、こうした流れが世界に波及しかねない」と警戒しつつ選挙戦を見守っていた。
 マクロン氏の勝利を受け、首相は今月26、27の両日にイタリアで開催される先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に合わせ、同氏との初の首脳会談を行う調整に入った。2国間関係の強化やEUとの懸案である経済連携協定(EPA)交渉の加速だけでなく、北朝鮮による核・ミサイル開発や中国の強引な海洋進出を踏まえ、民主主義や法の支配といった基本的価値観を共有、アジア太平洋地域の安定へ連携を確認したい考えだ。 
 今回の大統領選は日本の期待通りの結果となったものの、欧州では6月に英仏両国で、9月にはドイツで下院選が控え、現地情勢はなお予断を許さない。ある外務省幹部は「これで一安心という状況ではない。今後の選挙結果を見ないと、EUが安定するかどうかは分からない」と指摘した。(2017/05/08-19:33)

1998チバQ:2017/05/09(火) 01:38:53
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050800734&g=int
組閣・下院選が焦点=議席の過半数確保目指す-マクロン次期仏大統領



フランス大統領選に勝利し、壇上で手を振るマクロン前経済相(中央左)=7日、パリ(EPA=時事)
 【パリ時事】7日投開票のフランス大統領選で中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が欧州連合(EU)離脱を主張する極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補に勝利し、次の焦点は組閣や6月の下院選(定数577、2回投票制)への対応に移った。マクロン氏は既存大政党の支持基盤を持たず、下院選では安定政権樹立のために自身の勢力で議席の過半数を確保することが最大の課題となる。
 マクロン氏は、14日に任期満了を迎えるオランド大統領の退任を待って新大統領に就任する。新閣僚の顔触れは15日からの週の前半にも決まる見通し。マクロン氏は要となる首相の人選について「女性が望ましい」と語るとともに、「政治経験があり、与党や内閣を率いる能力がある人物」を起用する考えを示している。
 マクロン氏は選挙戦終盤、人選をほぼ終えたと説明したが、具体的な名前は明かさなかった。仏メディアでは、首相候補として、ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事やイドラック元貿易担当相、ルドリアン国防相らが取りざたされる。
 マクロン氏は昨年立ち上げた自身の政治団体「前進」から全選挙区に候補者を立てて、「下院の過半数を取る」と宣言。新人や女性の候補も積極的に擁立する方針だ。幅広い勢力を結集するため、左派与党・社会党のバルス前首相ら他党からの合流を検討する現職議員も柔軟に受け入れる可能性を示唆している。
 下院選は6月11日に第1回投票、同18日に決選投票が実施される。仏紙レゼコーが4日発表した下院選の世論調査結果では、「前進」が過半数(289)に迫る249〜286議席を獲得すると予測する分析結果が出ている。
 しかし、候補者がそろわない中での調査結果がそのまま実現する保証はない。「過去の下院選は大統領選の結果を追認することが多かったが、異例ずくめの今回は先行きが読めない」(政治学者のマダニ・シュルファ氏)と指摘する声もある。(2017/05/08-19:05) 関連ニュース

1999チバQ:2017/05/09(火) 01:40:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050800237&g=int
メルケル与党勝利=9月の総選挙へ勢い-独北部州議選


 【ベルリン時事】ドイツ北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州議会選挙が7日行われた。独メディアが報じた各党の予測得票率によると、メルケル首相のキリスト教民主同盟は前回より約2ポイント高い約32%を獲得し、第1党の座を確実にした。
 9月の連邦議会(下院)選挙で首相4選を目指すメルケル氏の勢いが確認された形。英国の欧州連合(EU)離脱交渉やトランプ米政権との関係構築など、ドイツにとって困難な外交課題が多い中、メルケル首相の安定感と指導力への期待が高まっている。(2017/05/08-06:21) 関連ニュース

2000チバQ:2017/05/09(火) 10:40:56
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705090012.html
【仏大統領選】マクロン陣営、議会選候補を11日に発表 新党名「共和国前進」に
08:39産経新聞

 【パリ=宮下日出男】フランスのマクロン新大統領率いる政治運動「前進」は8日、6月に行われる国民議会(下院)選挙に向け、全577選挙区の公認候補を11日に公表すると発表した。組織も政党登録し、新党名を「共和国前進(REM)」とする。

 8日に記者会見したフェラン事務局長によると、マクロン氏は代表を退き、女性幹部のバルバルー氏が暫定代表に就任。577人のうち半数は政治家の経験のない候補。残る半数は大統領選でマクロン氏を支持した中道政党「民主運動」のほか、左派の社会党、保守系の共和党からの鞍替え候補となる。女性が全体の半数を占めるという。

 前進は昨年4月に発足。現在は国民議会に保有する議席はないが、単独過半数の確保を目指す。選挙は2回投票制で6月11、18日に実施される。世論調査では前進が第1党に躍進する可能性もあるが、多数派を占められるかは不透明。選挙の行方はマクロン氏の安定した政権運営のカギを握る。

2001チバQ:2017/05/09(火) 17:03:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170508-00000062-mai-eurp
<仏大統領選>24歳上のファーストレディー誕生 孫は7人

毎日新聞 5/8(月) 19:17配信
 【パリ八田浩輔】「ブリジット! ブリジット!」。フランス次期大統領への就任が決まったエマニュエル・マクロン前経済相(39)がルーブル美術館中庭での勝利演説で家族に謝意を伝えると、支持者たちはブリジット夫人(64)の名を連呼して盛り上げた。「年の差婚」が珍しくないフランスだが、24歳8カ月上のファーストレディーの誕生は異例の注目を集めている。

【G7首脳のアメコミ調パネル】安倍首相はこんな風に

 ブリジットさんの実家はマクロン氏と同じ北部アミアンの裕福なチョコレート店。6人きょうだいの末っ子だった。大学で文学を専攻した後、地元に戻り私立高校で国語(仏語)教師を務めていた。

 マクロン氏はその高校で演劇を指導した教え子だ。ブリジットさんは仏誌パリ・マッチのインタビューで、毎週金曜日に劇の台本などについて議論する中「信じられないほどに親密になった」と回想している。17歳のマクロン氏は、銀行員の夫と3人の子供がいたブリジットさんに求婚。快く思わなかった両親にパリの高校に転校させられたが、あきらめずブリジットさんに電話などで気持ちを伝え続けたという。

 それから15年近い歳月を経て結婚。2人の間に子供はいないが、7人の孫がいる。当初はマクロン氏の政界入りに懸念を持っていたというブリジットさんだが、選挙戦では演説の草稿や公約の作成に助言をするなど重要な役割を果たした。マクロン氏とブリジットさんの3人の子供たちとの関係も良好で、陣営のソーシャルメディア担当や地域責任者を務めるなど、全面的に選挙活動を支えた。

2002チバQ:2017/05/09(火) 20:39:06
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20170509-567-OYT1T50058.html
マクロン支持組織を政党化…下院選で過半数目標
13:09読売新聞

 【パリ=作田総輝】フランス大統領に当選したマクロン前経済相(39)を支持した政治組織「前進」のリシャール・フェラン事務局長は8日、パリの本部で記者会見し、組織を政党「共和国前進」に改めると発表した。

 6月に行われる国民議会(下院)選で全577選挙区に公認候補を擁立し、単独過半数の議席獲得を目指すという。

 事務局長によると、マクロン氏は代表を辞任し、女性幹部のカトリーヌ・バルバルー氏が暫定代表に就いた。下院選に擁立する577人の半数は政治経験のない新人候補で、残りの半数は中道左派・社会党や中道右派・共和党などからのくら替え候補になるという。候補は11日に発表する。

 下院選は2回投票制で、6月11、18日に行われる。議員の経験がないマクロン氏は議会に支持基盤を持っておらず、下院選を通じて安定した政権基盤を築けるかどうかが最大の課題となっている。

2003チバQ:2017/05/09(火) 20:41:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170510k0000m030070000c.html
<フランス>社会党バルス前首相、マクロン派で下院選出馬へ
19:36毎日新聞

 【パリ賀有勇】フランス大統領選で当選したマクロン次期大統領(39)が率いる市民運動「前進」について、与党・社会党のバルス前首相は9日、「前進」の候補として6月の国民議会(下院、定数577)選挙に出馬する意向を表明した。「前進」は8日、全選挙区に女性を中心とした候補者を擁立し、他党の議員も柔軟に受け入れる方針を示し、既成政党の間には警戒が広がっている。

 バルス氏は9日、仏ラジオで「社会党は死んだ」と述べ、マクロン氏の勢力に合流して下院選に出馬する意向を表明した。

 「前進」のフェラン事務局長は8日に開いた記者会見で、「前進」を「共和国前進」に変更して政党化を図るとともに、下院選では全選挙区に候補者を擁立する方針を発表。半数以上に女性と政治経験のない新人を充て、他党からのくら替え候補も柔軟に受け入れることを明らかにした。

 バルス氏は、大統領選を巡って社会党候補ではなく、マクロン氏支持を表明。党内から批判を浴びた。今後、社会党や共和党(中道右派)の議員らが、下院選に向けてマクロン氏の勢力に合流する可能性があり、既成政党の間には警戒感が広がる。

 マクロン氏は、経済相を務めた後に社会党・オランド政権とたもとを分かち大統領選に出馬。「オランド政権の繰り返し」と批判された。「右でも左でもない」を掲げる中道・独立系をアピールしてきただけに、既成政党と同一視されることは下院選を前に支持者の失望を招く恐れもある。

 下院選は6月11日に第1回投票、18日に決選投票が実施される。マクロン氏が今後大統領として、安定した政権運営を進めるために、自身の勢力が過半数を獲得できるかどうかが課題とされる。

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2004とはずがたり:2017/05/10(水) 08:53:16

マリオン氏政界引退へ=ルペン候補のめい―仏極右
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170510/Jiji_20170510X885.html
時事通信社 2017年5月10日 05時33分 (2017年5月10日 08時45分 更新)

 【パリ時事】フランス極右政党・国民戦線(FN)のマリオン・マレシャル・ルペン下院議員(27)は9日、6月の下院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。仏メディアが一斉に伝えた。FN関係者はAFP通信に対し、引退の理由について「マリオン氏は育児や、政治以外の仕事に専念したがっている」と説明した。
 マリオン氏はFN創設者ジャンマリ・ルペン前FN党首(88)の孫で、大統領選決選投票で敗れたマリーヌ・ルペン候補(48)のめいに当たる。2012年の前回下院選で最年少の下院議員となり、党内ではマリーヌ氏に代わる将来の大統領候補として期待する声もあった。
 マリオン氏をめぐっては最近、政界引退を希望しているといううわさが流れていた。マリーヌ氏と政策をめぐって意見が対立したことから、党内抗争に疲れたという見方も出ている。

2005チバQ:2017/05/10(水) 15:11:00
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5B2JKWK5BUHBI00D.html
仏右翼FN、若手エースが政治活動休止 総選挙に痛手か
14:55朝日新聞

 フランスの右翼・国民戦線(FN)の若手エースで、国民議会(下院)議員のマリオン・マレシャルルペン氏(27)が9日、政治活動を休止すると表明した。家族と時間を過ごし、実業界で働いてみたいのが理由だという。大統領選に続いて6月に総選挙を控えるFNに、痛手となる可能性がある。

 マリオン氏は、党創設者のジャンマリ・ルペン氏の孫で、FNを率いて大統領選の決選投票に進んだマリーヌ・ルペン氏(48)のめい。9日、選挙区がある仏南部ボークルーズ県の地元紙に書簡を寄せ、「小さな娘といっしょに過ごす時間が足りず、つらい。企業でも働いてみたい」と説明した。ただし、「政治から完全に離れてしまうわけではない。国を心から愛しているし、人々の苦しみに無関心でいられるわけがない」とした。

 マリオン氏は、2012年に史上最年少の22歳で国民議会議員に当選した。反移民の政策では攻撃的な姿勢を隠さず、伝統的なキリスト教の価値観を重んじる立場で、仏南部を中心に、旧来のFN支持層からの支持が厚い。

 だが、現在のFNは、マリーヌ氏や側近の副党首らによる「柔軟化路線」が中核。「強硬路線」のマリオン氏は、確執が目立ち、孤立化や引退説が取りざたされていた。(パリ=青田秀樹)

2006チバQ:2017/05/10(水) 15:16:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705080055.html
【仏大統領選】マクロン氏が演説で国民の結集呼びかけ 「与党」基盤なし、安定政権の構築課題に
05月08日 19:34産経新聞

 【パリ=宮下日出男】フランス新大統領に選出されたマクロン前経済相は7日夜、国民に結集を呼びかけた。左右両派の既存勢力に寄らない勝利は自らの「与党」を持たない状況の裏返しともいえ、政策遂行には幅広い支持が不可欠なためだ。組閣や6月の国民議会(下院)選を通じて安定した政権基盤を構築することは最大の課題。失敗すれば、いきなりつまずきかねない。

 「投じてくれた票が白紙委任状でないと承知している」。マクロン氏は7日の演説でこう語った。大差の勝利も積極的な支持でなく、極右、国民戦線(FN)のルペン候補の阻止のための票が多いことを配慮した言葉だ。ルペン氏の支持者に対しても、「怒りや苦難を表現した」「尊重する」と訴えた。

 大統領選では国民の間の亀裂が鮮明になり、その克服は新大統領の大きな責務となる。「極端な思想に投票する理由がなくなるよう尽くす」。こう誓ったマクロン氏は経済回復や治安改善などの課題を挙げた上、取り組みを急ぐ意向を示した。

 マクロン氏は決選投票前に首相候補の人選を決め、週内に組閣構想を詰める考えを示していた。首相候補は「政経両分野での経験を持ち、議会多数派を率い、刷新された政府を活気づける能力を持つ」とし、閣僚には「経験豊かな男女数人」が含まれるとした。

 既存勢力の枠組みを打破したマクロン氏としては内閣の人選で「変化」をアピールし、実務能力も備える必要がある。そんな腐心がマクロン氏の言葉ににじむ。各種メディアでは、首相候補としてさまざまな名前が浮上。右派の協力を得られやすいよう、保守系の共和党からの起用も取り沙汰される。

 最大の難関は6月11〜18日の国民議会選(2回投票制)だ。政治運動「前進」を率いるマクロン氏は全577選挙区に候補に擁立する方針で、議員経験のない新参者のほか、共和党や社会党からの鞍替え候補を立てる考え。2大政党の混乱に乗じる戦略だが、これまでに公表された候補は14人で不透明感が残る。

 世論調査ではマクロン氏陣営が第1勢力に躍進する可能性もあるが、多数派を確保できなければ、政策遂行はおぼつかない。その場合、首相交代を含む内閣改造などを早々と迫られる恐れもある。マクロン氏は7日、「任務は巨大だ」とし、「変革を志向する勢力」が議会で多数派となるよう有権者に支援を求めた。

2007チバQ:2017/05/10(水) 22:12:19
http://www.sankei.com/world/news/170510/wor1705100016-n1.html
2017.5.10 08:56

ドイツの国軍兵士がガウク前大統領ら暗殺計画か 極右思想の3人逮捕、難民政策に反発

 ドイツの検察当局は9日までに、メルケル首相の寛容な難民政策を支持したガウク前大統領やマース法相の暗殺を計画したとして、ドイツ人の極右の男3人を逮捕した。ドイツのメディアによると、うち2人は連邦軍兵士で、政府内で衝撃が広がっている。

 検察当局によると、3人はガウク氏ら暗殺の標的の一覧を作成。連邦軍兵士のうち1人がシリア難民と身分を偽って保護申請をしており、当局は3人が暗殺を難民による犯行に見せかけて、国民の難民に対する警戒感をあおる計画だったとみて、計画の詳細や背後関係などを調べている。(共同)

2008とはずがたり:2017/05/11(木) 11:28:01
フランスも本来は安定大国というよりは政治大国・政変大国だからな〜。

2017年 05月 8日 08:11 JST
コラム:マクロン氏勝利、仏大統領制の土台揺るがすリスクも
http://jp.reuters.com/article/france-macron-president-idJPKBN18315R?sp=true
Swaha Pattanaik

[香港 7日 ロイター BREAKINGVIEWS] - フランス大統領選決選投票は、中道系候補のエマニュエル・マクロン氏が、自身の才能と同じぐらい大きな幸運に後押しされる形で勝利を手にした。もしマクロン氏が、極右の国民戦線のマリーヌ・ルペン候補を打ち破ったという以上の称賛を得たいなら、今後も絶対に才腕と運の両方が必要になる。万事がうまくいったとしても、同氏は限定的な改革をやり遂げるのが関の山だろう。逆に最悪の場合、フランス第5共和政を支えてきた大統領制の土台を揺るがしかねない。

マクロン氏の得票率は約3分の2に達し、同氏が設立してまだ1年余りにしかならない市民運動「前進」にとっては、目を見張るほどの政治的な成功だった。親欧州連合(EU)路線を強く掲げた彼らの勝利は、EUに懐疑的なポピュリズム(大衆迎合主義)勢力に対する有権者の拒絶反応と言える。だがマクロン氏は、既成政党への幻滅が広がっている状況もうまく利用することができた。

左右両派の主要政党は、6月の国民議会(下院)選挙に向けて党勢の立て直しを目指すだろう。これに対してマクロン氏の市民運動も候補者を擁立するとみられるが、今回の大統領選ほどの大勝にはならないかもしれない。そこでマクロン氏にはいくつかの選択肢が残される。

1つは議会選挙で最大議席を獲得した政治勢力と連携して自身の政策を実行していく道だ。恐らく第1党は中道右派の共和党になる。もう1つは、共和党と左派の社会党の中にいる改革志向のグループと連立を組み、合意可能な少ない政策を完遂するやり方。これらの政策には労働関連税の負担軽減や一部の歳出削減、公共投資拡大などが含まれるだろう。

マクロン氏、史上最年少のフランス大統領に

ただいずれにしても、そうなるとマクロン氏は、有権者がノーを突きつけた既成政党に首の根をつかまれる恐れがあるように見える。また超党派の連携は、中道路線をアピールしているマクロン氏にぴったりかもしれないが、すぐに政争に発展することもあり得る。連立協定調印に至る細心の注意を要する交渉が、あっという間に閣僚ポジションや政策を巡る泥仕合に転じてもおかしくない。

こうした事態になれば、有権者の大統領観に決定的な打撃を及ぼしてしまう恐れがある。フランス大統領の権威はシャルル・ドゴールが確立し、フランソワ・ミッテランがそれを強化した。前職のフランソワ・オランド氏、前々職のニコラス・サルコジ氏の下で権威は弱まったが、2人ともマクロン氏がこれから直面するかもしれない国民に対する「大統領職の安売り」とは無縁でいられた。

第1回投票で20%近くの得票を記録した急進左派のジャンリュク・メランション氏は、憲法を修正して大統領権限を縮小し、議会の影響力を高めるべきだと主張していた。マクロン氏の当選は、最終的にそうした方向への変化をもたらすリスクをはらんでいる。

2009とはずがたり:2017/05/11(木) 12:51:02

仏マクロン次期大統領のEU強化構想巡り、ドイツで論争
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/eu-71.php
2017年5月11日(木)10時58分

5月10日、フランス大統領選で欧州統合をさらに推進するよう求めるマクロン前経済相が当選したことを受けて、ドイツでは同国がどう対応すべきかを巡って政治的な論争が繰り広げられている。写真はパリ・リュクサンブール公園で撮影(2017年 ロイター/Christian Hartmann)
フランス大統領選で欧州統合をさらに推進するよう求めるマクロン前経済相が当選したことを受けて、ドイツでは同国がどう対応すべきかを巡って政治的な論争が繰り広げられている。

マクロン氏は選挙運動中、フランスとドイツの関係を再強化し、欧州統合をさらに進めると主張してきた。ユーロ圏の予算・財務大臣を設ける案などを提唱している。

9月のドイツ総選挙でメルケル首相の主要な対立候補となるドイツ社会民主党(SPD)のシュルツ党首はマクロン氏の構想を支持。ドイツの週刊紙ディー・ツァイトのインタビューに応じ「ユーロ・グループ加盟国が一緒に課題に取り組むのであれば、共通の予算を組むことは理にかなっている」と述べた。「意味のない、結果を伴わない首脳会談の声明を果てしなく発表し続けることに終止符を打ちたければ、ユーロ圏の経済と雇用を拡大する戦略が必要だ」と付け加えた。

一方、ドイツのショイブレ財務相は9日、マクロン氏の構想の中には政治的に意見が割れるEU条約の変更が必要なものもあり、現実的でないと発言している。

マクロン氏は、今年は国内の経済改革を優先すると主張している。側近らによると、ドイツで新政権が成立するまで、異論も多いユーロ圏改革についてドイツと協議を始める計画はない。代わりに、マクロン氏は1週間後のメルケル首相との会談で、安全保障や防衛、エネルギー、税制など協力が可能な分野で、両国で作業部会を設置することを協議する可能性があるという。

メルケル首相が9月の選挙で勝利した場合に、メルケル氏率いるキリスト教民主同盟(CDU)と連立を組む可能性がある野党・自由民主党(FDP)のリントナー党首は10日、ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)に対し、マクロン氏とは欧州について「気まずい」協議をすることになるだろうと述べた。「彼は、責任が共通化され不鮮明となるEUにしようとしている」と指摘。シュルツ氏のSPDはマクロン氏と組んで、国の債務が増やそうとしていると批判した。

[ベルリン 10日 ロイター]

2010とはずがたり:2017/05/11(木) 15:44:22

仏次期大統領、極めて難しい決断迫られる=ショイブレ独財務相
ロイター 2017年5月11日 12時32分 (2017年5月11日 15時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170511/Reuters_newsml_KBN1870AT.html

[フランクフルト・オーダー(ドイツ) 10日 ロイター] - ドイツのショイブレ財務相は10日、フランスのマクロン次期大統領は「極めて難しい」決断を迫られているとの見方を示し、ユーロ圏の共通予算・財務大臣を含む同氏の提案はEU条約の変更が必要なため実現の可能性は低いと指摘した。
大学で講演したショイブレ氏はまた、「フランスは非常に広大で強固であるため、誰から支援を受けられるかを最大の関心事にすべきではない」と語った。
同氏は、ユーロ圏の共通予算・財務大臣が現実的ではないことを踏まえて、次善の策としてユーロ圏の金融安全網である欧州安定メカニズム(ESM)を欧州通貨基金へとさらに改編する案を示した。
ショイブレ氏は欧州中央銀行(ECB)の金融政策について、「ドイツ経済の競争力を勘案すると、ECBの現行の金融政策はやや緩和的過ぎるかもしれない。他のユーロ圏諸国にとっては、緩和的過ぎるということはない」と述べた。

2011とはずがたり:2017/05/11(木) 22:05:02

仏次期大統領、極めて難しい決断迫られる=ショイブレ独財務相
ロイター 2017年5月11日 12時32分 (2017年5月11日 17時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170511/Reuters_newsml_KBN1870AT.html

[フランクフルト・オーダー(ドイツ) 10日 ロイター] - ドイツのショイブレ財務相は10日、フランスのマクロン次期大統領は「極めて難しい」決断を迫られているとの見方を示し、ユーロ圏の共通予算・財務大臣を含む同氏の提案はEU条約の変更が必要なため実現の可能性は低いと指摘した。
大学で講演したショイブレ氏はまた、「フランスは非常に広大で強固であるため、誰から支援を受けられるかを最大の関心事にすべきではない」と語った。
同氏は、ユーロ圏の共通予算・財務大臣が現実的ではないことを踏まえて、次善の策としてユーロ圏の金融安全網である欧州安定メカニズム(ESM)を欧州通貨基金へとさらに改編する案を示した。
ショイブレ氏は欧州中央銀行(ECB)の金融政策について、「ドイツ経済の競争力を勘案すると、ECBの現行の金融政策はやや緩和的過ぎるかもしれない。他のユーロ圏諸国にとっては、緩和的過ぎるということはない」と述べた。

2012チバQ:2017/05/12(金) 11:21:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705120008.html
マクロン新党、社会党現職国会議員24人を擁立 下院選候補を発表、半数が新人
00:44産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン次期大統領の支持母体「共和国前進」は11日、6月11〜18日の国民議会(下院、定数577)選挙に向け、428人の公認候補を発表した。現職下院議員では社会党から24人が選ばれたが、保守系の共和党、大統領選でマクロン氏を支持した中道政党は現時点で含まれていない。

 マクロン氏にとって国民議会選は、安定した政権基盤を築けるか否かの試金石。議会選は小選挙区制で、全577選挙区で候補を擁立する方針を示している。

 11日に発表された428候補のうち52%は政治経験のない新人。男女が半数ずつ占める。仏メディアは共和党からの合流があるかは今後の調整次第とも伝えた。共和国前進は大統領選で敗北した社会党、共和党の2大政党から“脱出組”を吸収し、議席の過半数を目指す構えとみられ、候補届け出が締め切られる19日まで追加の選定を続ける。

 社会党ではバルス前首相が前進の候補として出馬する意向を表明したが、前進は条件に満たないとして拒否した。既存政治と変わらないとの印象を避けるためとみられる。ただ、バルス氏への対立候補は立てない考えも明らかにした。

 複数の世論調査では、前進は第1回投票に向けた支持率が24〜26%で首位。共和党など中道右派が22%、極右の国民戦線(FN)が21〜22%。社会党は8〜9%に低迷。議会選は2回投票制で、前進が多数派を形成できるかは不透明だ。

2013チバQ:2017/05/12(金) 11:22:41
7413 :チバQ :2017/05/12(金) 11:18:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705110058.html
マクロン新党、下院選候補発表へ 2大政党の「脱出組」焦点
05月11日 23:29産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン次期大統領の支持母体「共和国前進」は11日、6月11〜18日の国民議会(下院)選挙に向け、公認候補を発表する。マクロン氏にとっては安定した政権基盤を築けるか否かの試金石。大統領選で敗北した保革2大政党からの“脱出組”も吸収し、議席の過半数を目指す構えだ。

 議会選は小選挙区制で全577選挙区。前進は全選挙区で候補を擁立する構えで仏メディアによると11日にはこのうち約450人を明らかにする見通し。1月以降の候補募集には約1万5000人が応募し、内部で審査してきた。候補届け出が締め切られる19日まで追加の選定を続ける。

 前進は候補の半数を政治経験のない新人とし、残りは大統領選でマクロン氏を支持した中道政党など他党からの合流者を充てる方針。このため保守系の共和党、左派の社会党からのくら替えがどの程度の規模に上るかが注目される。

 社会党からはバルス前首相が前進の候補として出馬する意向を表明したが、前進は現時点で条件に満たないとした。既存政治と変わらないとの印象を避けるための判断とみられる。

 複数の世論調査では、前進は第1回投票に向けた支持率が24〜26%で首位。共和党など中道右派が22%、極右の国民戦線(FN)が21〜22%。社会党は8〜9%に低迷。議会選は2回投票制で、前進が多数派を形成できるかは不透明だ。

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170512X183.html
候補428人、半数女性=「マクロン党」陣容発表―仏下院選
00:35時事通信

 【パリ時事】マクロン次期フランス大統領が創設した新興中道政党「共和国前進」は11日、6月の下院選(小選挙区制、定数577)に出馬する428人の公認候補を発表した。顔触れの半数は女性とし、女性重視の姿勢をアピール。議員ゼロの状態から出発した同党は、下院選で過半数の議席を獲得して安定政権の基盤を築けるか、正念場を迎える。

 共和国前進のフェラン幹事長は11日の記者会見で、候補者の公募では「約1万9000人の応募があった」と明らかにした。428人のうち約半数は民間人から起用し、既存政治から脱却する意思を鮮明にした。現段階では、現職議員の出馬は左派最大勢力・社会党からくら替えする24人にとどまった。

 マクロン氏は原則として全選挙区に候補を立てる方針を示している。残る選挙区についてはさらに調整を続け、来週中に発表する。

 フェラン幹事長は、共和国前進から出馬する意向を示している社会党のバルス前首相に関し「基準を満たしていない」ため公認を見送ったと説明。ただ「出馬は妨げない」とも語り、対立候補を立てない考えを示した。右派最大勢力・共和党からも、ルメール元農相らが共和国前進に合流したい意向だ。

2015チバQ:2017/05/12(金) 19:36:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3127943
マクロン氏政党、仏下院選候補の顔触れ発表 半数が未経験や女性
2017年05月12日 07:02 
【5月12日 AFP】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)次期仏大統領(39)の政党「共和国前進(LREM)」は11日、来月行われる下院選の候補者577人のうち428人の人選を発表した。政治経験のない候補と女性候補がそれぞれ全体の半数を占める。

 共和国前進はわずか1年1か月前に創設された同氏の政治運動「前進(En Marche)」を改称した政党。親欧州・中道派のマクロン氏は大統領選挙で、「革命」によって古くさい仏政界に新たな顔触れを加え、旧来の二大政党の間を権力が行き来する流れを終わらせると公約。8日に行われた決選投票で勝利した。

 社会党(PS)所属だったマニュエル・バルス(Manuel Valls)前首相は9日、共和国前進の公認を受けたい意向を示していたが、同党の公認は得られなかった。ただ同党は、バルス氏のパリ(Paris)南部の選挙区には対立候補を擁立しないと表明している。バルス氏とマクロン氏は2014〜16年の政府で共に閣僚を務めたが、大統領選では袂を分かっていた。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT

2016チバQ:2017/05/12(金) 23:17:18
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170513k0000m030123000c.html
<マクロン氏勝利>仏中流階級が変化を拒否…トッド氏分析
21:49毎日新聞

<マクロン氏勝利>仏中流階級が変化を拒否…トッド氏分析
インタビューに応じるエマニュエル・トッド氏=賀有勇撮影
(毎日新聞)
 7日に行われたフランス大統領選は、開かれたフランスを訴えた中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が、「自国第一」や欧州連合(EU)離脱を問う国民投票の実施を掲げた極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏(48)を破った。仏国民は何を選択したのか、フランスはマクロン氏の主導でどこに向かうのか、フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏に聞いた。【聞き手・パリ賀有勇】

 英国のEU離脱(ブレグジット)決定や米国のトランプ大統領の誕生は、国家主義、保護主義的な変化といえる。一方、フランスはどうだったか。改革を訴えるマクロン氏だがEUとの向き合い方などをみればオランド政権の継続だ。有権者は(EUを主導する)ドイツへの追従を否定しなかった。仏国民は変化を拒否したのだ。

 変化を望まない階層は誰なのか。人口統計学的にみると、EUを発足させたマーストリヒト条約が調印されてた1992年から、フランス人口の年齢の中央値は6歳(34歳から40歳に)上昇し、高齢化が進んでいる。また高度な教育を受けた割合も約25%へと倍増し、学歴の階層化も進んでいる。

 変化を拒否し、マクロン氏を押し上げたのはこうした中流階級の中高年や高齢者であり、高学歴の国民だ。エスタブリッシュメント(支配層)は、単一通貨ユーロからの離脱が通貨暴落を招き、年金受給などに影響すると説く。ユーロとともに安定した暮らしを送ってきた人々は(変化に)不安を感じている。

 ルペン氏を支持した中心は、低所得の労働者階級の若者であり、それ以外の階層ではFNの支持者はマイノリティー(少数派)であることが証明された選挙だった。

 社会党のオランド政権の不人気を背景に、ルペン氏は第1回投票で35%を得票してもおかしくないと指摘されてたが、得票率は前回大統領選より約3ポイント高い21.3%にとどまった。過去最多得票だったとはいえ、FNにとっては惨敗といえる。

 決選投票では、「反ルペン票」がマクロン氏に投じられたが、ルペン氏にも「反マクロン票」が投じられたことを忘れてはならない。EUからの離脱も辞さない姿勢で過激と判断される極右や急進左派の支持者からすれば、労働者を守らずに自由貿易を唱えるマクロン氏も「過激」なのだ。

 一方、大統領選で、急進左派で左翼党のメランション元共同党首が躍進したことは特筆すべきことだ。労働者層も教育水準の高い左派層も、変化を求めて彼の下に集ったのはフランスの左派にとっては良いことだ。わたしも1票を託した1人だ。

 今後、マクロン氏は大統領として、ブレグジットという難題に直面する。独仏関係に注目が集まりがちだが、英仏の経済的なつながりは軽視できない。マクロン氏はドイツと英国との間で難しい立ち位置に立たされるだろう。

 また、国内では、高い失業率を改善させるのは容易ではなく、若者が将来の展望を描けない状況は今後も続く。格差への不満が暴力として表れ、イスラム過激思想と結びつけばテロにもつながりかねない。

 これまでのところ体制順応主義者として振る舞ってきたマクロン氏が、大統領としてオリジナリティーを見せられるのかどうか試されるだろう。

 1951年生まれ。各地の家族システムの違いや人口動態を分析することで、ソ連崩壊や米国の弱体化などを予見した。近著に「問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論」(文春新書)がある。

2017チバQ:2017/05/12(金) 23:18:20
http://www.sankei.com/world/news/170511/wor1705110058-n1.html
2017.5.11 23:17

マクロン新党、下院選候補発表へ 2大政党の「脱出組」焦点
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン次期大統領の支持母体「共和国前進」は11日、6月11〜18日の国民議会(下院)選挙に向け、公認候補を発表する。マクロン氏にとっては安定した政権基盤を築けるか否かの試金石。大統領選で敗北した保革2大政党からの“脱出組”も吸収し、議席の過半数を目指す構えだ。

 議会選は小選挙区制で全577選挙区。前進は全選挙区で候補を擁立する構えで仏メディアによると11日にはこのうち約450人を明らかにする見通し。1月以降の候補募集には約1万5000人が応募し、内部で審査してきた。候補届け出が締め切られる19日まで追加の選定を続ける。

 前進は候補の半数を政治経験のない新人とし、残りは大統領選でマクロン氏を支持した中道政党など他党からの合流者を充てる方針。このため保守系の共和党、左派の社会党からのくら替えがどの程度の規模に上るかが注目される。

 社会党からはバルス前首相が前進の候補として出馬する意向を表明したが、前進は現時点で条件に満たないとした。既存政治と変わらないとの印象を避けるための判断とみられる。

 複数の世論調査では、前進は第1回投票に向けた支持率が24〜26%で首位。共和党など中道右派が22%、極右の国民戦線(FN)が21〜22%。社会党は8〜9%に低迷。議会選は2回投票制で、前進が多数派を形成できるかは不透明だ。

2018チバQ:2017/05/12(金) 23:22:13
http://www.sankei.com/world/news/170509/wor1705090002-n1.html
2017.5.9 05:00
【仏最年少大統領マクロンの挑戦(上)】
「若者はもっと働こう」 何でも国頼み、変わるか
(1/3ページ)
7日、フランスの新大統領に選出され、パリの集会で支持者の歓声に応えるマクロン氏(ロイター)
7日、フランスの新大統領に選出され、パリの集会で支持者の歓声に応えるマクロン氏(ロイター)

 7日夜、フランス文化の象徴、パリのルーブル美術館前の広場は赤、白、青の三色旗で埋まった。

 マクロン氏は39歳。フランス史上、最も若い大統領の誕生だ。広場に集まった人たちは、「仕事は山ほどある。明日から始める」という訴えに喝采を送った。

 「欧州を極右から守りたかった。今回生まれて初めての投票でマクロン氏に入れた」と話す女子大学生のアンナ・スネレールさん(18)は上気していた。「英国人の母も喜んでいる。『ポピュリズム(大衆迎合主義)に流されて、欧州連合(EU)離脱を決めた英国のようになってはダメ』と言っていたから」。

 「左でも、右でもない」と中道結集を訴えたマクロン氏。政界の大物からも多くの支持を得た。共産党出身ながら、「マクロン支持」を早々に表明したロベール・ユー元全国書記もその一人。「昨年10月に彼と出会い、政党政治を覆そうとする勇気に惚れた。政党に頼らず、草の根の支持を広げ、大統領選に勝った男は戦後始めて。彼は新時代の象徴、フランスのケネディ(米元大統領)だ」と政界の新星に期待を寄せる。

 「極右政権の阻止」という期待に応えたマクロン氏。ただ、「若くて政党に縛られていない、というだけで、フランスを経済苦から救えるのだろうか」(国鉄職員の女性、60歳)という声もある。ルペン氏が大統領職に近づいた原因を取り除かない限り、フランスから極右の脅威が去ったとは言えない。5年間の任期で目に見える経済改革ができなければ、再び有権者に怒りが広がるだろう。



 10%超の高失業と経済低迷が続く「フランス病」。これが、ポピュリズム(大衆迎合主義)の温床だ。

 パリの観光地を歩くだけでその一端は見える。日本人観光客なら、名所のあちこちにゴミやたばこの吸い殻が散乱していることに気づくだろう。

 今年3月、仏国営テレビは「なぜわが国の首都はこんなに汚いのか」と問いかけた。国際的な旅行サイトがまとめた「きれいな都市」ランキングで、世界の40大都市中、首位は東京でパリは24位。「どうせ当局が掃除するから」と、無頓着な市民の姿を伝えた。

 何でも国や当局頼みという体質が社会を覆う。選挙戦でルペン氏は、東欧への移転が決まった米家電大手の工場を訪れ、「私なら工場を救う」と訴えた。300人以下の工場救済に、政府が介入する国柄だ。

 短いながら経済相を務めたマクロン氏は、フランスの病根を知っている。彼のアプローチは、規制緩和や法人減税で、民間企業をテコ入れし、競争力を強化することだ。「若者はもっと働き、50歳を過ぎたら週30〜32時間にすればよい」。民活で失業率を7%まで下げると公約した。

 フランスは戦後、国家主導の巨額投資で超音速機コンコルド、原子力発電所、高速鉄道TGVなど先端技術を生み出した。民間産業の育成は遅れ、「親方三色旗」体質が濃厚。ドイツが1990年代後半の改革で、競争力を復活させたのとは対照的だ。世界経済フォーラムの「競争力ランキング」でドイツは5位、フランスは21位。ドイツとの経済格差は開く一方だ。

 マクロン氏は今回の勝利のために、社会党の有力政治家の力を借りた。労働者層が極右に流れないよう、社会保障への配慮を繰り返した。マクロン氏を支持したパトリシア・シリンジェール上院議員(社会党)は「改革は重要だが、競争力のために社会保障を犠牲にすべきではない」とクギを刺す。

 そうなると、マクロン氏の出発点は、仕組みを大きく変えずに、フランス人のやる気を起こさせることになる。同様の公約はサルコジ、オランド両政権の発足時にも見られた。

 フランス国立社会科学高等研究院のセバスチャン・ルシュバリエ教授は「マクロン氏がこれまで示した規制改革は『商店の日曜開業時間を伸ばす』など小ぶりなものだ。中途半端な規制緩和は消費者マインドを冷え込ませ、投資も進まない」と警告する。

 バランスを壊さずに、新風を巻き起こせるのか。次期大統領は早々に、「マクロノミクス(マクロン経済)」を打ち出す必要に迫られている。



 英国がEUからの離脱方針を決め、米国ではトランプ政権が誕生するなど世界が大きく動く中、国力低迷にあえぐフランスの新しい経済・外交政策、また、EUでの強力な「独仏両輪」復活を期待するドイツの対応を展望する。(パリ 三井美奈)

2019チバQ:2017/05/12(金) 23:22:50
http://www.sankei.com/world/news/170511/wor1705110009-n1.html
2017.5.11 07:18
【仏最年少大統領マクロンの挑戦(中)】
外交初心者いきなり本番、EUてこに国内課題へ対処
 フランス大統領選に圧勝した翌8日、エマニュエル・マクロン次期大統領は初公務に臨んだ。パリの凱旋門で行われた、第二次大戦の欧州での戦勝記念式典。オランド大統領に肩をたたかれ、激励されても表情は硬いまま。フランス軍最高司令官に就任する緊張感にあふれていた。

 仏本土外で活動する仏軍は約1万7000人。先月末には強襲揚陸艦「ミストラル」が太平洋で日米英3カ国の軍事演習に加わるため、佐世保港に入った。中国の海洋進出を念頭にした演習だ。

 アフリカ大陸ではマリなどで約4000人が対テロ作戦に従事。中東ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)への空爆に参加する。3月にはエストニアに派兵。ロシアを警戒する北大西洋条約機構(NATO)の東欧展開の一環だ。

 こうした海外展開は現在の国力では背伸びではないか-。マクロン氏は大統領選前に刊行した自著で、「現実を踏まえる必要がある。状況は大きく変わっているのに、われわれは昔と同じように国際関係を語っている」と喝破した。

 仏軍の死者は過去4年で20人以上。これに国内のテロ警戒という重責が加わる。凱旋門に近いシャンゼリゼ通りでは約3週間前、警官が銃で殺害された。

 戦後、フランスを欧州屈指の外交・軍事大国にしたのは、ドゴール元大統領。東西冷戦中、米国に先駆けて毛沢東の中国と関係を構築し、ソ連ともパイプを作った。その後も、米国と一線を画す「ドゴール主義」は仏外交の金科玉条となり、シラク時代にはロシア、ドイツとともに米主導のイラク戦争に反対した。

 マクロン氏の世界観は、先達と大きく異なる。

 自著には「フランス一国だけで、どうやって中国に対して市場を守れるのか」「われわれの力だけで移民流入を止められない」といった発言が並ぶ。弱点克服の手段は、メルケル政権のドイツと足並みをそろえ、欧州連合(EU)全体で世界の課題に対処することだ。マクロン氏は今年、ドイツを2度訪問している。ロシアへの警戒心の強さはオランド氏より遙かにメルケル首相に近い。

 パリ政治学院のザキ・ライディ教授は、「マクロン新大統領には外交より、国内の経済復興が最優先だろう。仏独の格差がこれだけ大きいと、EUでの主導権は回復できない」と言う。マクロン外交は当面テロ対策、次にIS掃討という国内の治安を強く意識したものになりそうだ。

 注目の対米関係では、ライバルだった国民戦線のルペン氏に好意を示したトランプ米大統領について、「仏米は第二次大戦以来、同じ陣営に属した」(決選投票前の候補者討論会)と述べ、さらりと受け流した。IS空爆などテロ掃討で「情報協力の重要性を訴える」と実務協力を進める考えだ。

 英国がEUから離脱すれば、フランスはEUで唯一の核保有国、唯一の国連安全保障理事会の常任理事国となる。それは切り札である一方で、大きな重荷。英国の動きをしばらく見守ることになりそうだ。

 マクロン氏の本格的な外交デビューは5月26日にイタリア・シチリア島で開かれる主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)。安倍晋三首相らと初対面する。目下のカギは「欧州再結束」である。(パリ 三井美奈)

2020チバQ:2017/05/12(金) 23:23:44
http://www.sankei.com/world/news/170512/wor1705120009-n1.html
2017.5.12 05:00
【仏最年少大統領マクロンの挑戦(下)】
仏経済の再生、望む独 「EUの安定に強い両輪が必要」
 「親欧州連合(EU)を掲げた勇敢な戦いだった」

 フランスのマクロン次期大統領が選ばれた翌8日、ベルリンでメルケル独首相が若き指導者をたたえた。折しも欧州の第二次世界大戦終結の記念日。欧州統合の先人、アデナウアー元西独首相とドゴール元仏大統領の名を挙げ、こうも語った。

 「独仏の運命は結びつき、EUを導く挑戦は共通だ。マクロン氏は仏国民と全欧州の希望を背負う」

 独側が望むのはマクロン氏が改革により経済を活性化させ、フランスをEUけん引役として再生させることだ。独仏の経済格差がEUの“ドイツ1強”を突出させ、ドイツは反EU感情の矢面に立たされてきた。

 EUでは近年、力を増したドイツが債務危機や難民・移民流入の対応を主導。だが、財政緊縮や難民への寛容策が反発を招き、大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力はその不満を吸収して伸長した。仏大統領選候補の極右、ルペン氏も「ドイツたたき」を繰り返した。

 フィッシャー元独外相は「過去数年、ドイツだけで(EUを)安定させられず、弱いフランスがもたらす危険が示された。強い独仏両輪が必要だ」と指摘する。

 マクロン氏は6月の国民議会(下院)選で改革実行に必要な安定政権を築けるのか。国民が分断する中で改革を押し通せるのか。ドイツ側の不安はつきない。公約の改革内容にも「弱腰だ」(独紙フランクフルター・アルゲマイネ)との懐疑的な視線が向けられる。

 さらに独側が警戒するのは、マクロン氏が提案するユーロ圏の統合深化。債務国の負担軽減のため、「共通予算を設けろ」という主張だ。ドイツは各国の財政規律が保証されないままでは、「過剰な負担を強いられる」と不安を抱く。

 フランスの財政赤字はなおEUの規則に抵触する状態だ。「柔軟性や連帯を示すよりも、まずルールを守ることが先決。モラルハザードを起こす」。欧州外交評議会ベルリン事務長のヨゼフ・ヤニング氏はドイツの立場を解説した。

 国内の改革が先か、ユーロ圏の連帯が先か-「順番」をめぐる仏独の綱引きはすでに始まっている。

 「ドイツはユーロ圏内の不均衡で利益を得ている」。マクロン氏は大統領選前、過去最大のドイツの貿易黒字に矛先を向け、是正を求めた。公共投資で内需を拡大し、ユーロ圏の連帯を重視して他国の成長に還元すべきだとの主張だ。

 一方、メルケル氏は「結果が必要なのはフランス。私たちが政策を変える理由はない」とつっぱねた。まずは各国が改革努力を進めるべきという立場だ。9月の連邦議会(下院)選を前に世論への配慮もある。

 ただ、「マクロン氏が失敗すれば、5年後はルペン氏が仏大統領になり、EUは破滅する」(ガブリエル独外相)との危機感から、柔軟にフランスを支えるべきだとの声も上がる。「ドイツは9月の選挙後、歩み寄りが必要になる」とフィッシャー氏は推測する。

 EUの将来がかかった仏大統領選でフランス国民は踏みとどまった。EU再生へ次はドイツが答えを迫られる番となる。(ベルリン 宮下日出男)

2021チバQ:2017/05/13(土) 10:51:38
7413 チバQ 2017/05/12(金) 11:18:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705110058.html
マクロン新党、下院選候補発表へ 2大政党の「脱出組」焦点
05月11日 23:29産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン次期大統領の支持母体「共和国前進」は11日、6月11〜18日の国民議会(下院)選挙に向け、公認候補を発表する。マクロン氏にとっては安定した政権基盤を築けるか否かの試金石。大統領選で敗北した保革2大政党からの“脱出組”も吸収し、議席の過半数を目指す構えだ。

 議会選は小選挙区制で全577選挙区。前進は全選挙区で候補を擁立する構えで仏メディアによると11日にはこのうち約450人を明らかにする見通し。1月以降の候補募集には約1万5000人が応募し、内部で審査してきた。候補届け出が締め切られる19日まで追加の選定を続ける。

 前進は候補の半数を政治経験のない新人とし、残りは大統領選でマクロン氏を支持した中道政党など他党からの合流者を充てる方針。このため保守系の共和党、左派の社会党からのくら替えがどの程度の規模に上るかが注目される。

 社会党からはバルス前首相が前進の候補として出馬する意向を表明したが、前進は現時点で条件に満たないとした。既存政治と変わらないとの印象を避けるための判断とみられる。

 複数の世論調査では、前進は第1回投票に向けた支持率が24〜26%で首位。共和党など中道右派が22%、極右の国民戦線(FN)が21〜22%。社会党は8〜9%に低迷。議会選は2回投票制で、前進が多数派を形成できるかは不透明だ。

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170512X183.html
候補428人、半数女性=「マクロン党」陣容発表―仏下院選
00:35時事通信

 【パリ時事】マクロン次期フランス大統領が創設した新興中道政党「共和国前進」は11日、6月の下院選(小選挙区制、定数577)に出馬する428人の公認候補を発表した。顔触れの半数は女性とし、女性重視の姿勢をアピール。議員ゼロの状態から出発した同党は、下院選で過半数の議席を獲得して安定政権の基盤を築けるか、正念場を迎える。

 共和国前進のフェラン幹事長は11日の記者会見で、候補者の公募では「約1万9000人の応募があった」と明らかにした。428人のうち約半数は民間人から起用し、既存政治から脱却する意思を鮮明にした。現段階では、現職議員の出馬は左派最大勢力・社会党からくら替えする24人にとどまった。

 マクロン氏は原則として全選挙区に候補を立てる方針を示している。残る選挙区についてはさらに調整を続け、来週中に発表する。

 フェラン幹事長は、共和国前進から出馬する意向を示している社会党のバルス前首相に関し「基準を満たしていない」ため公認を見送ったと説明。ただ「出馬は妨げない」とも語り、対立候補を立てない考えを示した。右派最大勢力・共和党からも、ルメール元農相らが共和国前進に合流したい意向だ。

2022とはずがたり:2017/05/14(日) 22:57:42

もう1人の極右ルペン「政界引退」は本当か?
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/1-39.php
2017年5月12日(金)22時11分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

ジャンマリ・ルペンの孫でマリーヌ・ルペンの姪、マリオン・マレシャルルペン(27) Jean-Paul Pelissier-REUTERS
<国民戦線のマリーヌ・ルペン候補が大統領選に敗れた2日後、もう1人のルペンが政治活動休止を公表した>

フランスの極右政党・国民戦線は今週、2つの大きな痛手を負った。

まず5月7日、大統領選の決選投票でマリーヌ・ルペン候補(48)がエマニュエル・マクロン前経済相に敗れた。2日後の9日、同党の国民議会(下院)議員であるマリオン・マレシャルルペン(27)が政治活動休止を公表した。

ル・パリジャン紙によれば、マレシャルルペンは「生活を変える」ために「個人的な選択」をしたのだとか。シングルマザーであり、幼い娘と過ごす時間を増やしたいし、民間企業での経験も積んでみたい――。

マレシャルルペンは2012年、22歳で当選し、最年少の下院議員となった。まだ1期目だが、6月の下院選には出馬しないことになる。そんな一年生議員の"引退"が、なぜ2つ目の大きな痛手なのか。

マリオン・マレシャルルペンは、国民戦線の創設者であるジャンマリ・ルペン(88)の孫であり、マリーヌ・ルペンの姪。党内では将来を担う逸材、マリーヌに代わる次の大統領候補と期待されていたからだ。

報道によれば、ジャンマリ自身も大統領選前、孫のマリオンが候補者ならよかったと発言しており、娘マリーヌの敗北について「恥ずべき失敗」とまで述べている。

とはいえ、マリーヌは今回、約1064万もの票を得ており、2002年にジャンマリが大統領選で得た約552万票から倍増させている(いずれも決選投票の得票数)。敗れたとはいえ、極右政党としては歴史的な躍進だ。

それもこれも、マリーヌが父親を党から追放し、人種差別的な言動を控えるなど「穏健化」路線を進めてきたことが奏功したとされる。

その路線に反発してきたのがマリオンだ。不法移民の子供に学校給食を提供させない、ハラールフード(イスラム教の戒律にのっとって処理された食品)は違法にする、合法移民の数を年間1万人まで減らす......など、反移民の過激な主張を繰り返してきた。2人とも不仲は否定しているが、党内抗争はあったとみられている。

ある意味で、3代目のルペンであるマリアンこそが、ジャンマリの真の後継者だ。実際、地盤であるフランス南部を中心に、旧来の国民戦線支持者の間では非常に人気が高い。

そんな人材を失って、支持者たちはさぞ落胆していることだろう。

だが、むしろ最適なタイミングでの賢明な行動だとの見方を、フランスの英語ニュース放送フランス24は伝えている。フランス国際関係戦略研究所(IRIS)のジャンイブ・カミュの見立てによれば、マリアンは党の実権を握るにはいったん下野する必要があることを理解しており、政界を引退するとは言っていない。また、もし下院選で国民戦線が大敗しても、マリアンは責任を免れ、無傷のままでいられるというわけだ。

党首マリーヌが大統領選での敗北からどれだけ党勢を取り戻せるかはわからない。ただ、ジャンマリはル・パリジャン紙の取材に、人気の高いマリアン不在が痛手となり、下院選では期待ほど議席を積み上げられないだろうと答えている。

果たして、国民戦線は失速するのか。そして、マリオン・マレシャルルペンはいずれ政界復帰するのか。下院選は6月の11日と18日に行われる。

2023チバQ:2017/05/15(月) 12:38:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170515X514.html
首相与党、最大州議選で勝利=メルケル氏、4選へ弾み―独
05:54時事通信

 【ベルリン時事】14日投票のドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選挙で、独メディアが報じた各党の得票率予測によると、メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主同盟が約33%を得て第1党となり勝利した。

 最大の人口を抱える同州の議会選は9月の総選挙に向けた前哨戦と位置付けられており、メルケル氏にとって首相4選へ大きな弾みとなった。

 DPA通信によれば、民主同盟幹部は「不安定な時代に信頼感あふれるメルケル氏の仕事ぶりが評価された」と強調。「われわれは強い追い風を得て、自信を持って総選挙へと進んでいく」と議会選の結果を歓迎した。 

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051400356&g=int
メルケル首相4選へ前哨戦=人口最大州で議会選-独


ドイツ西部ハルテルンアムゼーで選挙集会に参加したメルケル首相=10日(AFP=時事)
 【ベルリン時事】ドイツ最大の州人口を抱える西部ノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州で14日、州議会選挙の投票が行われた。9月の総選挙の前哨戦と位置付けられ、メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主同盟が勝てば、同首相の4選に大きな弾みがつく。
 メルケル首相はドイツに殺到した難民問題やテロ続発に苦慮してきたが、対応が一段落。今年行われた二つの州議選で民主同盟が連勝し、息を吹き返した。世論調査によれば、NRW州でも民主同盟の支持率が上昇し、ライバルの中道左派・社会民主党と接戦を演じている。
 NRW州は社民党の地盤で、同党が現在、州議会の第1党。総選挙でメルケル氏の対抗馬となる社民党党首のシュルツ前欧州連合(EU)欧州議会議長の地元でもあり、シュルツ氏は「14日は勝利の日となる」と訴え、民主同盟の勢いを食い止める決意を明確にしてきた。
 シュルツ氏にとっては、この州議選が正念場。1月に首相候補に選ばれたことを受け急上昇した党の支持率が下降線をたどり始めており、地元メディアはそろって「シュルツ効果が終わるか」と今回の選挙を注視する。(2017/05/14-15:36)

2024チバQ:2017/05/15(月) 14:26:50
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170515k0000e030191000c.html
<ドイツ>州議会選でメルケル首相の政党が第1党
10:13毎日新聞

<ドイツ>州議会選でメルケル首相の政党が第1党
ドイツのメルケル首相=AP
(毎日新聞)
 【ベルリン中西啓介】ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選が14日投開票された。独メディアはメルケル首相の政党キリスト教民主同盟(CDU)がクラフト州首相率いる社会民主党を破り第1党になったと伝えた。

 今回は連邦議会総選挙(9月)の最後の前哨戦。長年、社民党が支持基盤にする州での勝利は、首相4期目を目指すメルケル氏にとって大きな後押しになりそうだ。

 同州は人口最多州で、州都デュッセルドルフには日本企業が進出するなど欧州経済の拠点地域。2010年から州首相を務めるクラフト氏は社民党副党首も兼任し、全国区の知名度を誇っている。

 選挙では州内に活動拠点があるイスラム過激派対策など治安問題が主な争点になった。当初は社民党が優勢と見られていたが、防犯カメラによる監視など治安対策強化を訴えたCDUが終盤に追い上げた。

 CDUは難民危機以降、人道的な難民受け入れ姿勢を貫いてきたメルケル氏への批判から、保守層の支持離れに苦しんだ。だが、今回の選挙を含め今年に入り州議会選で3連勝したことになり、党勢の順調な回復を印象づけた。

2025チバQ:2017/05/15(月) 14:27:13
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5H1V59K5HUHBI002.html
オーストリア、今秋にも総選挙 世論調査首位は右翼政党
10:10朝日新聞

 オーストリアのケルン首相は14日、今秋にも前倒し総選挙が行われるとの見通しを明らかにした。大連立を組むケルン氏の中道左派・社会民主党と中道右派・国民党の2大政党間の亀裂が理由。世論調査では、移民規制や「オーストリア第一」を訴える右翼・自由党が支持率首位を維持しており、選挙に突入すれば政権の行方は混沌(こんとん)としそうだ。

 ケルン氏は公共放送のインタビューで国民党側で表面化した連立解消の動きを批判し、「間違いなく総選挙になる。この秋を想定している」と語った。

 議会解散には国民議会(下院)の過半数の賛成が必要で、社民、国民両党が賛成すれば成立する。総選挙は比例代表制で、現状ではどの党も単独過半数は困難な見通し。2大政党が再度大連立で合意できない場合、自由党の政権参加が現実味を帯びる。

 オーストリアでは政治の実権は内閣にあるが、昨年の大統領選では社民、国民党の2大政党の候補がともに第1回投票で惨敗。決選投票で親欧州連合(EU)のリベラル派が当選したものの、自由党候補もあと一歩に迫り、欧州各国の右翼政党を勢いづけた。

2026チバQ:2017/05/15(月) 23:13:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705150054.html
マクロン仏大統領が本格始動 首相人事が「刷新」のカギ
21:14産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン新大統領は15日、正式就任を受けて本格的に始動した。政権運営の実務を担う首相を指名する見通しで、その人選はマクロン氏が目指す「政治の刷新」のカギを握るとされる。一方、同日午後には初外遊としてベルリンを訪問。ドイツのメルケル首相と就任後初めて会談し、外交にも乗り出す。

 首相候補には保守系共和党のエドアール・フィリップ下院議員や、マクロン氏の側近の1人で支持母体「共和国前進」のリシャール・フェラン事務局長らの名前が挙がっている。

 マクロン氏は左右両派を超えた勢力を結集し、6月の国民議会(下院)選で多数派を形成することを目指す。共和党から首相を起用すれば、選挙態勢の構築などで、マクロン氏と姿勢が近い同党の一部勢力の協力を得やすくなる。首相指名後、16日には組閣名簿も明らかにされるとみられる。

2027チバQ:2017/05/15(月) 23:55:08
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170515X635.html
首相にフィリップ氏=右派取り込み狙う―仏大統領
22:34時事通信

 【パリ時事】フランスのマクロン大統領(39)は15日、右派・共和党のエドゥアール・フィリップ下院議員(46)を首相に任命すると発表した。

 マクロン氏は左派のオランド政権を離れて独自に大統領選に出馬したため、議会に強固な基盤を持たない。フィリップ氏の起用を通じて右派議員の一部を自陣営に取り込み、権力基盤を固める狙いだ。当初は女性の起用を目指したが、適任者が見当たらず断念した。

 フィリップ氏は、共和党内では中道寄りとされるジュペ元首相と近く、昨年11月の右派・中道大統領予備選でジュペ氏と争い勝利したフィヨン元首相とは距離を置いている。フィリップ氏は6月の下院選を前にマクロン陣営に寝返った形となり、共和党内で反発が出ている。

 マクロン大統領は16日にも新閣僚の顔触れを発表し、17日の初閣議に臨む見通し。

2028チバQ:2017/05/16(火) 18:41:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170515-00000155-jij-eurp
ルペン氏が党首復帰=仏極右
時事通信 5/15(月) 21:29配信

 【パリ時事】フランス極右政党・国民戦線(FN)は15日、大統領選に出馬したマリーヌ・ルペン氏が党首に復帰したと発表した。

2029チバQ:2017/05/16(火) 19:42:02
http://www.sankei.com/world/news/170516/wor1705160002-n1.html
2017.5.16 01:09

仏首相に保守系フィリップ氏指名 マクロン大統領、右派の取り込み狙う
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン新大統領は15日、政権運営の実務を担う首相に保守系共和党のエドアール・フィリップ国民議会(下院)議員(46)を指名した。新首相は16日に組閣名簿を公表する見通し。共和党からの首相起用で「政治刷新」に向けた幅広い勢力の結集のため、右派議員を取り込むことが狙いだ。

 フィリップ氏は2012年から下院議員で北部ルアーブルの市長も務める。かつては左派の社会党を支持していたが、右派に転向。共和党では穏健派に属し、大統領選候補を決める昨年秋の予備選でフィヨン元首相に敗れたジュペ元首相のキャンペーンで報道担当を担った。

 マクロン氏の新党「共和国前進」は6月の下院選に向け第1次公認候補を発表したが、現職下院議員は社会党からの24人のみ。共和党など中道右派ではマクロン氏に協力的なメンバーも、新政権が“左派寄り”となることを警戒し、合流に躊躇している。マクロン氏は首相人選をテコに中道右派からの合流を促して追加公認し、左右のバランスをとりたい考えだ。

 マクロン氏の周辺は首相の人選について「よい動きだ。右派を崩すことになる」と評価。これに対し、独自に単独過半数を目指す共和党のアコワイエ幹事長は前進との協力を否定するとともに、マクロン氏の動きを警戒している。

 一方、マクロン氏は15日、初外遊としてベルリンを訪問。メルケル独首相と就任後初めて会談した。

2030チバQ:2017/05/16(火) 22:29:41
https://mainichi.jp/articles/20170517/k00/00m/030/089000c
オーストリア
10月に総選挙へ 連立政権決裂で前倒し

毎日新聞2017年5月16日 21時03分(最終更新 5月16日 21時03分)
【ウィーン三木幸治】オーストリアのケルン首相は16日の国会演説で、来年秋に予定していた総選挙を今秋に前倒しして実施する意向を示した。オーストリアのメディアは与野党が10月8日か15日の日程で協議中と報じており、10月中に総選挙が実施される見通し。

 ケルン氏が所属する中道左派・社会民主党と中道右派・国民党が連立政権を組んでいたが、両党の関係が決裂した。

 国民党では今月14日、30歳と若く、国民の人気が高いクルツ外相が党首に就任。クルツ氏は「新しい政治が必要」として総選挙の前倒しを要求していた。ケルン氏は国会演説で「国民党には政権を継続する気がない」と非難しながらも、総選挙の前倒しを「受け入れる」と述べた。

 欧州では3月にオランダ総選挙、今月は仏大統領選があり、極右政党の得票が注目された。だがオランダで極右は第2党にとどまり、仏では決選投票で極右候補が敗れるなど勢いは鈍っている。オーストリアでも与党の支持率が盛り返していることもあり、ケルン氏らは前倒しで総選挙を実施したほうが政権安定に有利と判断したとみられる。

2031チバQ:2017/05/16(火) 22:34:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170515-00000006-jij_afp-int
オーストリア、今秋に前倒し総選挙へ 極右躍進も
AFP=時事 5/15(月) 9:40配信

オーストリア、今秋に前倒し総選挙へ 極右躍進も
オーストリアの中道右派・国民党の新党首に選ばれ、記者会見するセバスティアン・クルツ外相(2017年5月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】オーストリアの連立与党である中道右派の国民党は14日、セバスティアン・クルツ(Sebastian Kurz)外相(30)を新党首に選んだ。クルツ氏は今年秋に解散総選挙に打って出る意向を示した。世論調査で高い支持率を誇る極右の自由党が躍進する可能性もある。

【写真3枚】記者会見するクルツ氏

 オーストリアではクリスティアン・ケルン(Christian Kern)首相率いる中道左派の社会民主党と国民党が大連立を組み、2018年末まで政権を担うことになっていた。しかし、両党は景気てこ入れに向けた改革策で数か月にわたって折り合えず、国民党のラインホルト・ミッテルレーナー(Reinhold Mitterlehner)党首(副首相)は10日、党首を辞任していた。

 クルツ氏は全会一致で新党首に指名された後、連立政権をいったん解消する考えを表明。15日にケルン首相および大統領と会い、「夏の後に」前倒し総選挙を実施するべく議会に合同で動議を提出すると明らかにした。

 世論調査では極右ポピュリスト政党の自由党に勢いがあり、社会民主党や国民党と連立を組むシナリオが想定されるほか、連立を主導する可能性もある。昨年の大統領選の決選投票では、自由党のノルベルト・ホーファー(Norbert Hofer)氏が敗れはしたものの接戦を演じた。

 欧州では今年、オランダ、フランスに続いて6月に英国、9月にドイツで選挙が予定されている。オーストリアでも前倒し総選挙となれば、緊迫した展開が予想される選挙がさらに増えることになる。【翻訳編集】 AFPBB News

2032チバQ:2017/05/17(水) 11:44:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170516-00000080-san-eurp
一帯一路 欧州は「東西」で温度差 分断を警戒
産経新聞 5/16(火) 7:55配信
 【ベルリン=宮下日出男】欧州では中国の経済圏構想「一帯一路」への警戒が強まっている。経済効果に期待するものの、公正な競争確保に対する中国への不信は拭えず、中国が投資先国への政治的影響力を高め、対中政策をめぐる欧州の協調が乱されることを懸念するためだ。

 先進7カ国(G7)メンバーの欧州諸国でフォーラムに首脳が参加したのはイタリアのみ。英仏独は見送った。いずれも国内の重要選挙の時期と重なったためだが、ある外交筋は「習近平国家主席と一帯一路を称賛することが(会議開催の)狙いだ」と懐疑的な見方も示す。

 欧州では、中国各地からの直通貨物列車の鉄道網整備などが着々と進み、欧州連合(EU)も域内で独自に進める投資計画との相乗効果が見込めると中国側と協調を図ってきた。トランプ米政権の保護主義への対抗のためにも中国との連携は重要との見方もある。

 ただ実際には、中国による鉄鋼の過剰供給や市場アクセス制限への不満も強まっている。一帯一路は「北京の考えに沿ったグローバル化の試み」(南ドイツ新聞)で、会議に出席したドイツの閣僚も公正な競争が確保されなければ「声明に署名しない」と牽制(けんせい)した。

 さらに一帯一路には、米国に対抗する中国の勢力圏確保という政治的思惑があるとの認識も高まってきた。中国はギリシャのピレウス港の運営権を握り、ハンガリーへの高速鉄道整備も計画。両国は南シナ海問題の仲裁裁定をめぐるEU声明案の内容に強く抵抗し、中国を名指しして裁定受け入れを迫る表現が見送られた経緯がある。

 今回の会議に欧州から首脳が出席したのは両国のほか、ポーランド、チェコのEU加盟国、加盟候補国のセルビアと東欧勢が目立つ。中国は近年、これら東欧16カ国と首脳会議を毎年開き、昨年は巨額の投資基金創設も決めた。このため「会議が示すのは中国をめぐる欧州の東西の亀裂だ」(英メディア)との指摘もある。

2033チバQ:2017/05/18(木) 19:08:50
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5L0D5PK5KUHBI02L.html
アイルランド・ケニー首相が辞任へ 求心力低下で
03:22朝日新聞

 アイルランドのエンダ・ケニー首相が17日、少数与党・統一アイルランド党首を辞任すると発表した。18日付で党首代行に退き、党は6月2日までに新党首を選出する。新党首が議会で首相指名を受けしだい、首相も辞任する。

 財政危機後の2011年の総選挙で14年ぶりに政権交代を果たした統一アイルランド党は、昨年2月の総選挙(下院定数158)で比較第1党を維持したものの得票率を大きく減らして労働党との連立を解消。ケニー氏は求心力が低下していた。(ロンドン)

2034チバQ:2017/05/18(木) 19:09:21
http://www.asahi.com/articles/ASK5K0QMCK5JUHBI038.html?ref=goonews
マクロン政権、左右両派から重要閣僚 総選挙控えた布陣
パリ=青田秀樹2017年5月17日23時46分
 フランスのマクロン大統領が17日、閣僚を指名して政権を正式に発足させた。オランド前政権で国防相を務めたルドリアン氏を外相に、内相にはコロン・リヨン市長をあてるなど社会党の大物を起用。また中道右派・共和党から経済相と財務相を迎えた。6月の総選挙をにらんで左右両派を取り込む布陣だ。

 閣僚に仕える担当相を除いた18大臣のうち、マクロン氏の新党の事務総長も含めて社会党などの左派からは計5人。また、大統領選で連携した中道政党「民主運動」のバイル氏を法相にあてたほか、同党から国防相、欧州相を選んだ。

 政権安定のため、総選挙で過半数の議席獲得を目指すマクロン氏は、左右両派から閣僚を迎え、既成政党にくさびを打ち込んだ。共和党は、経済相に就いたルメール氏、財務相のダルマナン氏を除名にする考えを示した。社会党からは「左派に裏打ちされた内閣に右派がいる」との皮肉が出た。

 一方、環境、保健、文化などのポストは、環境問題に取り組んで知名度が高いユロ氏や、医療や出版業界などから登用し、政治の刷新をアピールした。男女は9人ずつだ。(パリ=青田秀樹)

2035チバQ:2017/05/18(木) 19:10:53
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170518k0000m030167000c.html
<仏大統領>2大政党から新閣僚 バランス人事
05月17日 23:36毎日新聞

 【パリ賀有勇】フランスのマクロン大統領は17日、新内閣の閣僚名簿を発表した。外相に左派・社会党のルドリアン前国防相(69)、経済相に右派・共和党のルメール元農相(48)を起用した。マクロン氏の中道新党「共和国前進」(REM)は、現在議席を持たない国民議会(下院)の6月の総選挙で過半数獲得を目指している。今回のバランス人事には、主要政党各派の人材を登用して選挙に向け支持基盤の拡大を図る狙いがあるとみられる。

 新内閣は総選挙までの暫定内閣の色合いが濃い。内相にはリヨン市長で社会党のコロン上院議員(69)、司法相には大統領選でマクロン氏を支持した中道政党・民主運動のバイル議長(65)を選んだ。閣僚22人の半数を女性が占めた。首相には共和党からフィリップ下院議員(46)が15日に任命されていた。

 マクロン氏は今月7日の大統領選決選投票で大勝した。だが対抗馬だった極右・国民戦線のルペン党首(48)への反対票にも支えられており、総選挙まで勢いが持続するとは限らないのが実情だ。

 当初、発表は16日の予定だったが、汚職の有無などの調査に時間がかかり、1日延期されていた。

2036チバQ:2017/05/18(木) 19:23:30
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705180011.html
アイルランド首相が辞意 与党党首辞任 6月までに後任決定
08:24産経新聞

 【リガ=岡部伸】英BBC放送などによると、アイルランドのケニー首相は17日、与党の統一アイルランド党の党首を辞任すると発表した。6月2日に新党首が選出される。議会が次期首相を決めるまで党首代行を務め首相を続ける。

 ケニー氏は2002年から同党党首となり、11年から首相を務めている。統一アイルランド党は昨年の総選挙で第1党となったものの、大幅に議席を減らして連立協議が難航。第2党となった共和党と協議の結果、昨年5月に首相の続投が決まったものの、来年の次回選挙では党首を務めない意向を表明していた。

 後任候補にはバラッカー社会保護相やコベニー住宅相らの名前が挙がっている。

2037チバQ:2017/05/18(木) 19:47:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170518-00000032-jij_afp-int
英マクドナルドCM打ち切り、子どもの不幸利用と非難殺到
AFP=時事 5/18(木) 16:01配信

英マクドナルドCM打ち切り、子どもの不幸利用と非難殺到
マクドナルドに向かって歩く親子。仏北部リールにて(2015年2月26日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)の英国法人は17日、英国内で放映されていたフィッシュバーガーのテレビコマーシャルの打ち切りを発表した。父親と死別した少年を描いた内容に、子どもの不幸を利用しているとの非難が殺到していた。

【写真】サンローラン広告、「品位傷つける」モデルのポーズに批判続出

 マクドナルドUK(McDonald's UK)はツイッター(Twitter)の公式アカウントで、「皆様のご意見に耳を傾け、『お父さん』のテレビ広告放映を本日付で中止すると決定した。不快な思いをした全ての皆様に、率直に謝罪する」と投稿した。

 問題のCMは、少年が母親に死別した父親のことを聞くというストーリー。母親の語る父親の姿は、サッカーが得意で、靴もきれいだったなど何から何まで少年とは違っていた。がっかりする少年だったが、マクドナルドの店内でフィッシュバーガーにかぶりつこうとしたときの母親の言葉で表情が変わる。「お父さんもそれが大好物だった」――。

 このCMに対し、英国広告基準局(ASA)には視聴者から約100件の苦情が届いた。ファストフードの宣伝に人の死による悲しみを利用しているという批判や、6月18日の「父の日」が近いことを意識したCMだとの指摘もあった。

 遺児支援団体「グリーフエンカウンター(Grief Encounter)」のシェリー・ギルバート(Shelley Gilbert)代表は、実際に親を亡くした子どもたちがショックを受けたとの報告も複数あったと指摘。「あるブランドが一度の食事で全てを癒やせるとほのめかすもので、無神経だ。ブランドとして『人生の決定的瞬間』を認識していることを示す手段として用いられるべきではない」と批判した。

 問題のCMは今月12日から7週間放映される予定だった。【翻訳編集】 AFPBB News

2038チバQ:2017/05/18(木) 20:50:01
http://www.sankei.com/world/news/170517/wor1705170065-n1.html
2017.5.17 23:26

仏新内閣発表 閣僚22人、左右両派にバランス 6月の国民議会選で支持基盤拡大狙う
【ベルリン=宮下日出男】フランスのマクロン大統領は17日、新内閣の閣僚名簿を発表した。フィリップ首相が所属する保守系の共和党や左派の社会党など党派を超えた勢力から起用したバランス重視の陣容。「政治の刷新」を掲げるマクロン氏は6月の国民議会(下院)選で支持基盤拡大を目指す。

 発表された閣僚らは計22人。財政も担う重職の経済相に共和党のルメール元農相を充て、社会党ではオランド政権のルドリアン前国防相を外相、コロン・リヨン市長を内相に起用。大統領選でマクロン氏を支えた中道政党「民主運動」のバイル議長を法相に選んだ。

 仏紙ルモンドによると、各勢力間の配分は社会党4人、民主運動3人、共和党と急進左派系が各2人。政治家以外から11人。男女の内訳は各11人。

 ただ、党派を超えた組閣に波紋も広がる。共和党の選対責任者、バロワン元経済相はフィリップ氏の首相起用に「マクロン氏がやろうとしているのは政界再編でなく破壊だ」と警戒。だが、共和党陣営では議員約30人が新政権との協調を訴える声明も発表した。

 一方、社会党では元大統領選候補のアモン氏が「共和党の首相の政権に左派が協力するとは考えられない」と批判した。

2039チバQ:2017/05/19(金) 16:04:48
http://www.afpbb.com/articles/-/3128594
マクロン仏政権、超党派の新内閣発表
2017年05月18日 06:09 
【5月18日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は17日、新内閣の閣僚名簿を発表した。社会党(PS)や中道派、右派と新人が混在する布陣で、幅広い連立政権をつくるとの計画に沿った形だ。

 指名された閣僚は22人で、シルビー・グラール(Sylvie Goulard)欧州議員を国防相に任命するなど、歴代政権よりも小さく、男女比のバランスがとれた内閣を目指すとした公約を実現する内容となっている。

 外相には、ベテラン政治家である社会党のジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)現国防相が、また経済相には右派のブリュノ・ルメール(Bruno Le Maire)氏が任命された。

 今月の大統領選でマクロン大統領の劇的な勝利に貢献した面々からは、リヨン(Lyon)市市長で社会党のジェラール・コロン(Gerard Collomb)氏が内相に、中道派のフランソワ・バイル(Francois Bayrou)氏が法相にそれぞれ起用された。(c)AFP

2040とはずがたり:2017/05/20(土) 00:02:18
EU、離脱後の英国が規制上の優位得る事態を防ぐべきだ-ドイツ首相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-05-19/OQ79W26TTDS001
Arne Delfs
2017年5月19日 22:34 JST
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ドイツのメルケル首相は、英国が欧州連合(EU)離脱後に規制を緩和させ経済的な優位性を得る事態を防ぐ必要があると述べた。
  メルケル首相は19日にベルリンで開かれた実業界との会合で、英国はEU離脱直後にも環境や消費者保護など多くの分野でEUの基準から解放されるため、「新たな進路を取る」ことが可能になると指摘。EUは英国でそのような取り組みが行われた場合に影響を相殺する「メカニズムを開発」し、「英国との将来の関係を徹底的に協議する」必要があると論じた。
  首相はEUを脱退する英国に対して「基本的に自由貿易協定を逆交渉することになる」との見方も示した。
原題:Merkel Warns EU of U.K. Seeking Regulatory Edge After Brexit(抜粋)

2041チバQ:2017/05/20(土) 23:24:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170520-00000054-jij-eurp
大統領、安定政権へ正念場=既存政党分裂狙う―仏下院選
時事通信 5/20(土) 15:08配信

 【パリ時事】フランス下院選(定数577、小選挙区制)の候補者届け出が19日、締め切られた。

 マクロン大統領の新党「共和国前進」の候補者は約520人となり、選挙後の「寝返り」が期待できそうな右派・共和党や左派・社会党の議員らが出馬する約50選挙区で擁立を見送った。議会に基盤を持たない共和国前進が過半数の議席を得られるか、正念場を迎える。

 下院選は6月11日に第1回投票を実施。どの候補者も過半数の票を得られなかった場合は、票数の基準を満たした複数候補が18日の決選投票で勝敗を決める。

 共和国前進の選挙戦は、共和党を裏切る形でマクロン陣営に転じたフィリップ首相が率いる。組閣直後の今月18日に発表された世論調査では、大統領を「信頼する」と答えた人が45%と歴代政権より低水準にとどまった。苦戦も予想される中、首相は同日のラジオ番組で「政治を前進させるために議席を与えてほしい」と呼びかけた。

2042チバQ:2017/05/20(土) 23:26:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170520-00000087-mai-eurp
<仏下院選>マクロン氏新党、過半数獲得狙う
毎日新聞 5/20(土) 22:58配信

 【パリ賀有勇】6月のフランス国民議会(下院、定数577)選挙の立候補が19日、締め切られた。議席を持たないマクロン大統領が率いる中道新党「共和国前進」(REM)は候補者の多くを新人にすることで新鮮さをアピールし、過半数獲得を目指す。

 下院選は小選挙区制で、REMの19日の発表によると、擁立した候補者は526人。当初は全577選挙区での擁立を目指していたが、選挙後の協力が見込める他党の候補が出馬した約50選挙区では擁立を見送った。

 大統領選で公認候補が惨敗した第1党の左派・社会党からも多くの議員を迎え入れた。支持基盤のある議員を取り込み、議席獲得につなげたい考えだ。

 一方で、マクロン氏は既成政党との違いを強調してきたことから、著名数学者や弁護士など政治経験のない新人も多数擁立した。

 下院選は6月11日に第1回投票が行われ、過半数獲得者がいなければ、得票率12・5%以上の候補者が18日の決選投票に進む。

 REMは過半数を獲得できない場合、社会党などと連立を組む可能性がある。だが、右派・共和党が過半数を獲得すれば、マクロン氏は共和党から首相を任命せざるを得ない。大統領と首相の党派が異なる「ねじれ」が生じ、政策実現が制約される事態となる。

 大統領選の決選投票でマクロン氏に敗れた極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)も18日、出馬表明。過去最多得票となった大統領選の勢いが下院選につながるか注目される。

 ただ、これまで主張してきた単一通貨ユーロからの離脱の是非について党内で意見対立が生じるなど、懸念材料もある。ルペン氏のめいで、党内で人気があるマリオン・マレシャルルペン下院議員(27)も不出馬と政治活動の休止を表明したが、ルペン氏との政策を巡る対立が背景にあるとみられている。

 調査会社ハリス・インタラクティブの18日付の調査によると、下院選に向けた政党支持率は▽REM32%▽共和党19%▽FN19%--となっている。

2043チバQ:2017/05/20(土) 23:37:34
http://www.asahi.com/articles/ASK5M138JK5LUHBI03K.html
マクロン新党、単独過半数うかがう勢い フランス総選挙
パリ=青田秀樹2017年5月19日20時38分
 フランスの総選挙の立候補届け出が、19日に締め切りを迎えた。既成政党に属さず当選したマクロン大統領は、左派・社会党、右派・共和党の議員らを吸収して国会での基盤固めをはかる。大統領選で敗れた右翼・国民戦線(FN)のルペン党首も自身の立候補を表明。2大政党は陰り、国会の勢力図は大きく変わりそうだ。

 仏国民議会(下院)は定数577。小選挙区制で、過半数を得る候補がいなければ上位での決選になる。

 マクロン氏は、大統領選に向けて立ち上げた新党から約520人を擁立する。左派の現職を20人以上公認したほか、組閣でも、左右両党の大物議員らを外相や内相、経済相などに登用。カスタネール政府報道官は18日、「閣僚は大統領陣営の候補者を支えるのが当然だ」と釘をさした。

 一方、ルペン氏は18日、地盤…

2044とはずがたり:2017/05/22(月) 08:53:25
首相にフィリップ氏=右派取り込み狙う-仏大統領
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051501269&g=int

フランスの首相に起用されたエドゥアール・フィリップ下院議員=11日、北西部ルアーブル(AFP=時事)
 【パリ時事】フランスのマクロン大統領(39)は15日、右派・共和党のエドゥアール・フィリップ下院議員(46)を首相に任命すると発表した。
 マクロン氏は左派のオランド政権を離れて独自に大統領選に出馬したため、議会に強固な基盤を持たない。フィリップ氏の起用を通じて右派議員の一部を自陣営に取り込み、権力基盤を固める狙いだ。当初は女性の起用を目指したが、適任者が見当たらず断念した。
 フィリップ氏は、共和党内では中道寄りとされるジュペ元首相と近く、昨年11月の右派・中道大統領予備選でジュペ氏と争い勝利したフィヨン元首相とは距離を置いている。フィリップ氏は6月の下院選を前にマクロン陣営に寝返った形となり、共和党内で反発が出ている。
 マクロン大統領は16日にも新閣僚の顔触れを発表し、17日の初閣議に臨む見通し。(2017/05/15-22:36)

2045チバQ:2017/05/22(月) 11:44:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170522-00000010-jij-eurp
最大野党、前党首返り咲き=政権批判強める―スペイン
時事通信 5/22(月) 7:40配信

 【パリ時事】スペイン最大野党の穏健左派・社会労働党は21日、党首に当たる書記長選の投開票を実施した。

 元経済評論家のペドロ・サンチェス前書記長(45)が有力対立候補とされたスサナ・ディアス・アンダルシア自治州政府首相(42)を破って返り咲きを果たした。

 サンチェス氏は中道右派与党・国民党の現ラホイ政権に対し、相次ぐ政権幹部らの汚職を理由に厳しい態度を取ってきた。書記長就任を機に政権批判を強めるとみられ、ラホイ首相が2020年の任期満了を前に議会解散に追い込まれるという観測も出ている。

 社会労働党が発表した暫定開票結果によると、サンチェス氏が50%の票を獲得して首位、ディアス氏の得票は40%だった。AFP通信によると、サンチェス氏は「われわれは政権の汚職と失業にうんざりした多くの国民のため、有効な野党であり続ける」と勝利宣言した。

2046とはずがたり:2017/05/22(月) 20:15:04

ドイツ経済、第1四半期後は勢いが一部鈍化へ=財務省月報
ロイター 2017年5月22日 10時08分 (2017年5月22日 14時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20170522/Reuters_newsml_KCN18I01R.html

[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツ財務省は22日に公表した月報で、国内経済の勢いが今後数カ月で一部鈍化するとの見通しを示した。2016年のドイツの経済成長率は1.9%と、5年ぶり高水準を記録。個人消費の急増、政府支出の増加、建設活動の拡大に支えられた。
17年第1・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.6%増で、16年第4・四半期の0.4%増から伸びが加速した。
財務省は「国内外の明るい販売見通し、低金利、割安なエネルギー価格といった好ましいマクロ経済の状況は、経済の改善が年内続くことを示唆している」と指摘。その上で、「第1・四半期に比べて勢いは弱まる」との見方を示した。
企業の設備投資拡大や個人・政府の支出継続を背景に、経済の好転はより幅広い分野で見られ、輸出の好調も経済成長に寄与している。
ただ財務省は今年と来年の成長率見通し(稼働日数調整前)について、それぞれ1.5%と1.6%で据え置いた。

2047チバQ:2017/05/22(月) 23:48:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705220063.html
独、軍の極右浸透に警戒 要人暗殺計画で広がる波紋
23:44産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツで連邦軍への排外主義的な極右思想の浸透に対する警戒が高まっている。難民政策に反発した将校らによる要人暗殺テロ計画の発覚がきっかけだ。当局が極右ネットワークとのつながりなど解明を急ぐ一方、事件は第二次世界大戦当時の「過去」をめぐる議論にも波及している。

 検察当局は今月上旬までに28歳と27歳の軍将校2人を含む3人を逮捕した。ガウク前大統領ら寛容な難民政策を支持した要人の暗殺を計画し、難民の犯行に見せかけることで国内の反難民感情を煽ることを企てていたとされる。

 将校2人は仏東部の独仏軍共同基地に所属。犯行準備のため、28歳の将校はアラビア語ができないにもかかわらず、一昨年末に難民を装い保護を申請した。収容先の独南部の施設との間で“二重生活”となったが、基地に不在の際はもう1人の将校が虚偽の説明をするなどしていた。

 28歳の将校は数年前に人種差別的な論文も執筆。連邦軍兵士が極右思想に染まり、テロを計画していた事実は国内で大きな衝撃を与え、メルケル首相は「調査が十分行われると信じる」と表明。独政府も軍内部の調査に乗り出した。

 DPA通信によると、将校2人は軍用の拳銃や小銃、弾薬を盗んだ連邦軍大学の学生と関係している可能性があるほか、軍諜報機関は兵士約10人も監視。一部は外部の極右グループとつながっているとみる。国防省によると、過去5年で極右思想が疑われる事例は約280件に上るという。

 事件では将校の兵舎にナチ時代の国防軍の記念品が飾られていることも判明。調査の結果、別の軍施設でも計約40点が見つかり、フォンデアライエン国防相は「国防軍は連邦軍の伝統ではない」とし、国防軍関連品の取り扱いなどを厳格化する考えを示した。

 ただ、ナチスの犯罪を追及してきたドイツでも、国防軍をめぐる議論はなお繊細な問題でもある。政府側の対応には支持が上がる一方、元閣僚を含む政治家からは「魔女狩り」「父や祖父への敬意は必要」といった反対論も上がっている。

2049チバQ:2017/05/23(火) 19:09:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170523k0000e030167000c.html
<英爆発>コンサート終演後、19人死亡…首相「テロ攻撃」
11:18毎日新聞

<英爆発>コンサート終演後、19人死亡…首相「テロ攻撃」
マンチェスター・アリーナの位置
(毎日新聞)
 ◇観客ら50人けが

 【ロンドン矢野純一】英中部マンチェスター中心部のイベント会場「マンチェスター・アリーナ」で22日午後10時35分(日本時間23日午前6時35分)ごろ、爆弾が爆発した。マンチェスター警察によると、少なくとも19人が死亡、50人が負傷した。会場では米国の有名女性歌手のアリアナ・グランデさんのコンサートが行われていた。メイ首相は「警察が凄惨(せいさん)なテロ攻撃とみなしている事件の全容解明に取り組んでいる」との声明を出した。

 マンチェスター・アリーナはツイッターで「事件はコンサートが終わり、人々が帰ろうとした時にホールの外の公共スペースで起きた」と発表。爆発は会場を出る観客を狙ったとみられ、マンチェスター警察は「現時点ではテロとして捜査している」という。英メディアによると、爆発物には殺傷力を高めるため、クギが仕込まれていたという情報もある。ロイター通信は米当局者の話として、自爆テロの可能性があるとした。犯行声明は出ていない。

 マンチェスター・アリーナの収容人員は2万1000人で、事件当時はほぼ満席。欧州で最大規模の室内イベント会場の一つとされ、目撃者は地元メディアに対し、「会場を出ようとした時に、大きな爆発音がして、衝撃を体で感じた」と話した。パニックに陥った観客が出口に殺到し、転倒するなどしてけがをしたケースもあるとみられる。

 グランデさんは無事だったが、事件後、ツイッターに「(被害者を)心の底から気の毒に思う。言葉が見つからない」と投稿した。

 この事件の影響で、会場近くの鉄道駅が閉鎖された。英メディアによると、メイ首相は6月8日に行われる総選挙に向けた活動を中断するという。

 英国で爆弾を使用したテロ事件は、2005年にロンドンで52人が亡くなった地下鉄などで起きた同時爆破テロ以来。今年3月22日には英国会議事堂近くに架かる橋の上で、イスラム教徒の男が車で通行人を次々となぎ倒して、議事堂の敷地内に侵入。警備中の警官を刃物で刺し、警官を含む計5人が犠牲になったテロ事件が起きている。

 英国は14年8月以降、国内のテロ警戒レベルを5段階で上から2番目の「深刻」に引き上げたままだ。

2050チバQ:2017/05/23(火) 19:33:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170523k0000e030179000c.html
<英爆発>観客悲鳴、出口に殺到…首に熱風、人倒れ
11:33毎日新聞

 【パリ賀有勇】ピンク色の風船が舞うなか、悲鳴を上げながら出口に殺到する観客--。英中部マンチェスターのコンサート会場で22日夜(日本時間23日朝)に起きた爆弾テロとみられる事件は、米国の人気歌手アリアナ・グランデさんを見ようと集まった若者らをパニックに陥れた。会場は一瞬にして修羅場となった。

 爆発当時、欧州最大規模の2万1000人の収容人員を誇るコンサート会場は、若者らでほぼ埋め尽くされていた。

 16歳の少年は英紙ガーディアンに当時の状況を説明。爆発音は複数回あり、最初は「会場で配布された風船が割れた」と思ったが、「建物の振動を感じて、爆発だと分かった」という。15歳の少女は「逃げ惑う人たちが椅子を乗り越え、出口に殺到していた。逃げるときに壁に飛び散った血痕が目に付いた」と語った。

 また、会場にいて娘とともに爆発に巻き込まれ、足と首にけがをしたエレーナ・スミーノさんは「首に熱風を感じた直後、会場を見渡すと人々が倒れていた」と生々しい状況を説明した。

 ツイッターに投稿されたビデオ映像には、手を取り合いながら悲鳴を上げて階段を駆け下りる人たちや、階段の下で心配そうに誰かを待ちわびる人たちの様子が収められている。別の映像では、警察が事件現場付近で行った爆発物処理によるとみられる爆発音が辺りに鳴り響いた。

 コンサートには未成年者も多く来場しており、コンサートが終わるのを会場の外で待っている保護者も多くいたという。

 爆発後、マンチェスター中心部の会場周辺では、治安当局が道路などを封鎖。鉄道駅も使用できなくなった。無料で運行するタクシー会社もあったほか、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上では、帰宅困難になった人たちのため、自宅を宿泊先として開放する人たちの投稿が相次いだ。

2051チバQ:2017/05/24(水) 10:20:12
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705240004.html
【英コンサート会場テロ】ISが犯行声明、自爆の男は英国籍、両親はリビア出身 女児ら22人死亡
01:19産経新聞

 【マンチェスター=岡部伸、ワシントン=加納宏幸】英中部マンチェスターで22日午後(日本時間23日午前)、米人気女性歌手、アリアナ・グランデさんのコンサート会場で爆発があり、女児ら22人が死亡、59人が負傷した。地元警察は起爆装置を持った男1人が死亡したとし、自爆テロとの見方を示した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は「ISの兵士の1人」が実行したと犯行声明を出した。

 英紙デーリー・テレグラフ(電子版)によると、男は英国籍のサルマン・アベディ容疑者(22)。両親はリビア出身という。動機は不明。地元警察は事件に関連して23歳の男を逮捕した。実行犯との関係など詳細は不明。メイ英首相は声明で「凄惨(せいさん)なテロ攻撃」だと述べた。

 メイ氏は23日、閣僚らを集めた治安対策会議を開催し、真相解明を急ぐ方針を示した。メイ氏と電話会談したトランプ米大統領は「残虐で邪悪な行為」と非難するとともに、今週中に会談することを確認した。

 現場は中心部にある屋内競技場「マンチェスター・アリーナ」。爆発はコンサート終了直後、アリーナ外のロビー付近で発生したもよう。目撃者は英メディアに「会場を出ようとしたところ、大きな爆発音が聞こえ、体で衝撃を感じた」と話した。死者には8歳の女児が含まれ、負傷者のうち12人が16歳以下という。

 複数のメディアは会場内で爆発が2回あったと伝えている。爆発物に殺傷力を高めるため金属片やクギ、ナットが仕込まれていたとの情報もある。

 アリーナは観光客に人気のマンチェスター大聖堂から数百メートルの距離。収容人数は約2万1千人でチケットは完売していたという。グランデさんは無事で「心が痛みます。言葉が見つかりません」とツイッターに投稿した。

 英国では6月8日に総選挙を控えるが、保守、労働両党は選挙活動の一時中止を発表した。

2052チバQ:2017/05/24(水) 10:25:36
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705230057.html
【英コンサート会場テロ】欧州、再び震撼 サミットの対テロ議論に影響も
05月23日 19:44産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】英中部マンチェスターのコンサート会場爆発はテロの脅威が覆う欧州を再び震撼(しんかん)させた。欧州の首脳らは英国への「連帯」を一斉に表明。折しもトランプ米大統領の欧州初訪問を控える中、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)などでの「テロとの戦い」をめぐる議論の重要性が一段と増しそうだ。

 「犠牲になった人々と英国民に哀悼と連帯を表明する」。一夜明けた23日、真っ先に声明を発表したのは就任後間もないフランスのマクロン大統領だった。

 欧州では2015年11月のパリ同時多発テロや16年3月のベルギー同時テロなど、一般市民が無差別に狙われる凶行が相次ぎ発生。フランスでは4月下旬の大統領選第1回投票直前にパリ中心部でテロが起きたばかりだ。非常事態はなお続く。

 爆発事件が想起させるのは、パリ・テロで約90人の犠牲が出たロックバンドのライブ会場襲撃。爆発とイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)との関係は不明だが、こうしたコンサートはISが敵視する欧米文化の象徴だ。フィリップ仏首相は「1年以上前にパリでコンサートが狙われたように最も卑劣なテロが起きた」とし、国内にも警戒を呼びかけた。

 英国と欧州連合(EU)は離脱交渉に向けて互いに牽制(けんせい)を強めているが、治安協力は維持する方針。メルケル独首相は爆破事件について「英国の友人との協力の決意を強める」とし、EUのユンケル欧州委員長も「(テロとの)戦いで緊密に協力する」と訴えた。

 欧州では25日にブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、伊タオルミナで26〜27日にG7サミットが開かれる。初参加となるトランプ氏はIS掃討など対テロで欧州諸国に一段の貢献を求める見通しだ。

2053チバQ:2017/05/24(水) 10:26:06
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705230059.html
【英コンサート会場テロ】イスラム過激派支持者ら賞賛の書き込み
05月23日 19:44産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】英マンチェスターのライブ会場で起きた自爆テロでは犯行声明などは出ていないが、多くの人々が集まるライブ会場で無差別に殺傷を図った点などが、2015年11月のパリ同時多発テロの際のコンサートホール襲撃と類似している。このときはイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が声明を出した。

 今回のテロでISが声明を出したとしても、組織としてどの程度関与したかは捜査による解明を待たなくてはならない。4月の仏大統領選直前にパリで起きた警官襲撃テロの際、ISは発生当日という異例の早さで犯行声明を出したが、実行犯は声明とは別の人物だった。

 イラク北部モスルでは、街を奪還する作戦でイラク軍や米軍がISを追い詰めつつある。同時に、ISが一方的に「首都」だと宣言したシリア北部ラッカでも、米軍などが着々と周辺部に迫っているもようだ。ISの組織としての力は衰退していると伝えられ、欧州で起きた大規模なテロで声明を出すとすれば、自らの存在の誇示に利用する意味合いもある。

 中東地域で人気があるチャットアプリ「テレグラム」には事件発生後、「テロはお前らに戦火をもたらすわれわれのやり方だ」「お前らの攻撃に対する罰がお前らの土地に下った」などと、イスラム過激派を支持する者らから称賛する書き込みが相次いだ。

 ごく一部に過ぎないとはいえ、イスラム世界と欧米との対立感情をあおりたいISの狙い通りの構図となっている部分もある。

2054チバQ:2017/05/24(水) 10:33:49
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170524k0000m030114000c.html
<英テロ>欧州でまた凶行 広がる過激思想
05月23日 21:58毎日新聞

<英テロ>欧州でまた凶行 広がる過激思想
欧州各地で最近起きたテロ事件
(毎日新聞)
 欧州で相次いでいる凶行が、産業革命を支えた英国の大都市マンチェスターを襲った。これまで欧州で起きた大規模テロでは、不安定化が進む中東・アフリカ情勢に、移民系への差別といった内政問題が絡みあう、複雑な構図が背景にあった。欧州が標的になるテロは今後も続くのか。【ベルリン中西啓介】

 欧州を狙ったテロの口火を切ったのは、2015年1月の仏週刊紙シャルリーエブド襲撃事件だ。同紙はイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画をたびたび掲載。「表現の自由」を主張する編集部に対し、肖像画をタブー視するイスラム圏は強く反発してきた。実行犯はいずれも仏国内生まれの移民系で、国内でイスラム過激思想に傾倒したとみられている。

 この時期、シリアやイラクでは過激派組織「イスラム国」(IS)が支配地域を拡大。15年秋以降、中東やアフリカなどから約100万人の難民が欧州に押し寄せると、IS支持者らも難民を装い欧州入りした。

 同年11月には、パリで劇場やサッカー競技場を狙った同時多発テロが発生、130人が犠牲になった。ISを支持する実行犯11人のうち2人は内戦が続くシリアの偽造旅券を所持し、難民として仏国内に入ったとみられている。彼らはベルギーやフランス生まれの移民系と共謀していた。

 フランスが非常事態宣言を出し過激派摘発を強めると、ISは隣国ベルギーに狙いを定める。16年3月、ブリュッセルで空港と地下鉄を狙った同時テロが発生。パリ同時多発テロ実行犯1人が、ベルギー国内で拘束されたことへの報復との見方もある。

 欧州各国が情報機関の連携を強化し、同時テロが困難になると、単独犯が身近な物を凶器に転用したテロが相次ぐ。16年7月には仏南部ニースで、男が運転するトラックが86人を殺害。12月、ベルリン中心部にトラックが突っ込み12人が犠牲になった。両事件について、ISが犯行声明を出した。今年に入っても凶行は続き、3月にはロンドンで車が人混みに突っ込むなどし、5人が死亡。4月にはストックホルムで、トラックが繁華街に突入、5人が亡くなった。

 20世紀まで多くの植民地を所有したフランスや英国では、多くの移民系が暮らすが、教育や就職、収入の格差に苦しんできた。ISなど過激派はこうした歴史や社会構造に根ざした問題を利用し、絶望した若者の復讐(ふくしゅう)心をあおる戦略を取っている。経済格差や差別の是正には欧州全体での取り組みが不可欠で、即効策は見当たらない。

2055とはずがたり:2017/05/25(木) 13:40:06

現場主義の経済学岩本沙弓
極右政党を右派ポピュリズムへと転換させたルペンの本気度
http://www.newsweekjapan.jp/iwamoto/2017/04/post-28.php
2017年04月12日(水)18時15分

<投票が近づいたフランス大統領選の選挙情勢を概観する前編。現職オランドは、付加価値税(日本の消費税)の引き上げで総スカンをくらった>

昨年はブレグジット国民投票、トランプ政権の誕生と「まさか」の連続だったわけですが、二度あることは三度あるかもしれない?ということで、間近に迫ったフランスの大統領選につきまして。

お恥ずかしい限りですがワタクシは一切フランス語がわかりませんし、仏文化への素養もほぼ皆無という状態だったにもかかわらず、最近になってフランス情勢に触れるようになったのは、ほかでもない平素何かと活動をともにしている堀茂樹・慶応大学名誉教授のおかげです。

もともと欧州関連の良質な情報が圧倒的に少ない情況下で、今回の仏大統領選の話題にしても国内メディアで取り上げられる内容は極めて限られているわけですが、3度目の「まさか」の可能性が出てきた現状、取り敢えず把握しうる限りの正確かつ最新のフランス情報が渇望されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回の内容は先日開催された市民のための勉強会である「オイコスの会」(堀教授とともに共同代表を務めております)での堀教授の講義「2017年のフランス共和国大統領選挙」の概略をお伝えできればと思います。

トゥール・ド・フランスでご覧の通り、フランスの国土は山あり平野ありの六角形をしています。その中心の上寄りにパリがあり、面積としては日本より広いですが、人口は日本の約半分の6500万人となっています。

単一民族ではなく、オリジンは様々という意味では少し米国に似ていると言えるかもしれません。六角形の国土の右上からベルギー、ドイツ、スイス、イタリア、下には地中海、左下にスペイン、海峡をまたいで英国にぐるっと囲まれています。

社会文化的に、パリを含む上から下までの中央部分のベルト地帯(人口・面積の2/3を占める)と、それ以外の周辺地域では様相がかなり違っており、エマニュエル・トッド氏の言葉を借りれば中央ベルト地帯は「南米っぽい」、平等主義でヒエラルキーに屈しない気質。それ以外の周辺地域は「ドイツっぽい」気質でどちらかと言えば日本的でもありお堅いとのこと。

つまり、非常に保守的なところでそうでないところがフランスにはあり、多様であるがゆえに一体感と分裂とに揺れやすくもなります。ちなみに、外資系の工場などが生産拠点を移してきて上手く稼働、定着するのは周辺地域だそうです。

統治形態は民主主義ですが、国家の体制は国王や天皇のいない共和制を敷いています。英語で共和制は「republic」ですが、public=「公」、reはラテン語のRes=「もの」であり、語源を辿れば「公のもの」との意味になります。特殊利益よりも公共の利益に重きを置く発想です。現在は第五共和政(1958年の国民投票により承認された新憲法で成立、ドゴールが大統領へ。王権を停止した1792年から第一共和政がスタート)で、政教分離を原則としています。

例えば米大統領の一般教書演説などでは頻繁に「God Bless America(神のご加護を)」とのフレーズが出てきます。こちらはいわば宗教を精神的支えとした民主主義を象徴しているのに対してフランスは元来、反民主主義的で君主制に戻したいと考えていたカトリックやローマ教会などの宗教の影響力と対立してきたという歴史的背景があります。宗教のバックボーンに基づかない、理性による民主主義を掲げていると言って差障りないでしょう。

2056とはずがたり:2017/05/25(木) 13:40:19

信仰には揺るぎない強さがありますが、それに比べると理性による民主主義は時に自らを疑い、揺らぐこともあるはずで、それがそのときどきフランスの歴史に影響を及ぼすのかもしれません。

フランスはご承知の通り先進国の中でも出生率が高い国であり、その意味では将来を楽観視しているとも言えますが、一方で落ちていくばかりとの指摘は国内からもあるとのこと。失業率は10%、EUの緊縮政策の中で景気は芳しくない状況です。

(フランス国立統計経済研究所(INSEE)は2017年の実質GDP成長率を2016年の1.2%から小幅ながら減速の前年比1.0%予測を発表。ユーロ圏経済の持ち直しで輸出は伸びる一方、内需は民間最終消費支出、民間設備投資ともに鈍化。英国のEU離脱問題、米国トランプ次期政権の政策運営などの外的要因の他、独仏の2017年の国政選挙などで政治不安が広がれば、景気の下押し要因へ。〔日本貿易振興機構(ジェトロ):フランス経済動向〕)

仏大統領の任期は5年、2期まで。現職の与党・社会党のオランド大統領は再選を目指せたのですが、昨年12月に立候補の断念を表明しました。現職大統領が立候補するのは仏政治文化の伝統であったわけですが、それが立候補できないというのですから、これだけを取り上げても今回の仏大統領選には何か異変が起こっていると言えるかもしれません。

支持率の低迷と言えばまだ聞こえはいいですが、実際には「総スカン」だそうで、その遠因の一つには、日本の民進党とオーバーラップする状況でもありますが、選挙公約になかった付加価値税(日本の消費税に相当)の引き上げを実施したことなどがあげられます。

すでに報道等で伝わるように、今の形勢では第一回投票でルペン1位、マクロン2位となっています。いずれの候補者も過半数は満たしていませんので、このままいけばこの二人が第二回での決選投票になる見込みとなります。ルペン支持者はルペン氏への投票の意志が固いのに対して、マクロン支持者は今後意志が変わるかもしれないと回答するなど、その多くがさほど「熱くない」支持の様子です。

とは言え、第二回投票では6割以上の有権者が、ルペン氏の行く手を阻むのではないかというのがもっぱらの下馬評であり、消去法的にマクロン氏を挙げる人も多いため、通常であればルペン氏は負けるはずです。しかしながら、米大統領選でのトランプ支持者同様に「隠れルペン」の存在は否めません。

トランプ氏はそれでもアメリカの伝統的な一大政党である共和党からの出馬でしたが、ルペン氏は所詮、周縁的政党の党首に過ぎません。その点において両者を並列で語るのは的確ではないのですが、そもそも2000年初頭まで差別主義の政党として仏国民からNGを突き付けられてきた国民戦線がここまで仏大統領選に食い込んでくること自体が大異変であることは間違いありません。

その布石としては、党の創始者であり、差別主義者で反ユダヤのジャン=マリ・ルペン(マリーヌ・ルペンの実父)をマリーヌ自身が毅然として党から除名したことが大きく、党内部の浄化を通じて仏政治の主流派へと国民戦線を押し上げようとする、その本気度がうかがえる出来事でもありました。

不思議な事に、除名されて党籍を失った父親は党の「名誉会長」に最終的にはとどまっていますが、現在の政党「国民戦線」とジャン=マリ・ルペンの間が断絶していることはすでに仏社会に知れ渡っているという状況です。

国民戦線の支持基盤は中・低所得者層であり、高学歴ではない層であること、労働者層からの支持については3月の世論調査では他の候補者が軒並み10%台しか取り付けてないところ、ルペン氏は断トツの43%となっていることなどからトランプ氏を彷彿とさせるものはやはりあります。

目下1位と2位となっているルペン氏とマクロン氏、その対峙する構図について本人たちは、マクロン氏は「進歩主義(自身)対 保守主義(ルペンは古臭いというニュアンスこめて)」、ルペン氏は「躊躇なしのグローバリズム(マクロン)対パトリオット(自身)」としています。高所得者層・高学歴層の支持を集める「いかにもエスタブリッシュメントのマクロン」と、それ以外からの支持を集める「いかにも民衆代表のルペン」とわかりやすい状況でもあります。

2057とはずがたり:2017/05/25(木) 13:40:36
>>2055-2057
仏メディアはマクロン支持が強いようですが、良し悪しの評価は別として、個別政策であるテロ対策(刑務所の増設)、税制(中下層の減税、付加価値税の引き上げナシ)、経済政策(総需要政策)、通貨政策(ユーロと自国通貨の共存)など具体的に掲げるルペン氏に対して、弁は立っても具体的政策がイマイチ不鮮明なマクロン氏とでは、マクロン氏の分は悪いのではないかというのが堀教授の見立てでもあります。何より、政権を本気で取りに行く凄まじい意志がルペン氏からは見て取れるとも。

ちなみに、ルペン氏率いる「国民戦線」が主張する「移民排斥」が日本国内では誤解されることが多いようですが、彼らのいう「移民排斥」はいわゆる民族主義的なものではありませんし、「純血主義」などとは全く違います(移民は次々と仏国籍になるため、昔からフランスの住民人口中、外国人の比率は約6〜7%)。両親とも外国人で本人も移民でも、フランス国籍になっていれば、就職や公共住宅への入居などの際には「国民優先」の方針で「優先」される側になるという具合です。

前述の通り、本当の意味で人種差別的だったのはかつての国民戦線の党の創始者であり、その頃の残党は党内に多少残ってはいるにせよ、マリーヌが党を引き継いだ現在、かつての国民戦線のイメージからは随分と変わってきた点が日本国内の報道では欠落しているようです。

ところで、最新の動向では、2位のマクロン氏の勢いがここのところ停滞気味になり、代わりに左派のメランション氏の勢いが増してきています。「秀才」マクロンは若さと新しさでブームになりましたが、皮相さがバレてきているそうです。ルペン対マクロンが差し詰めトランプ対クリントンなら、ルペン対メランションはトランプ対サンダースの様相となります。

メランション氏についてはルペン氏以上に日本での情報が枯渇していますので、その人となりや政治信条に関しては、つい数日前に開催されたマルセイユでの選挙集会の様子を紹介するのが端的かと思われます。地中海を背景に立ち、昨年シリアから海を渡って逃げてきて溺死した難民たちのことから語り、皆でしばし黙祷。

途中では、「メランション!メランション!」と歓呼する聴衆をたしなめ、「あなた方が支持するのはメランションではなく、『共通の未来』(メランションの団体「屈しないフランス」は政策を説明した冊子を『共通の未来』と題しています)という政策プログラムなんだぞ、あなた方自身が自立して行動しなきゃならんのだ」と発言。

最後は「平和」のための候補として立つと宣言し、経済危機に苦しむギリシャへの連帯のしるしに、ギリシャ人詩人が非常に具体的な表象で平和を歌う長い詩(詩人ヤニス・リッツォスの詩)を朗読して、それをもって締めくくるという具合でした。

「もし決戦がルペンVSメランションならば、時代は完全に反グローバリズム。その上で、特殊主義と普遍主義が対決する人間観の闘いになる」との堀教授のツィートは、そのマルセイユでの演説を受けてのコメントでもあります。

メランション氏の支持率急上昇で仏大統領選の行方はますます混沌とし、予測不能の様相を呈してきましたが、「まさか」の展開で仮にルペン氏が勝利となった場合には、右派ポピュリズム(政治思想・姿勢)は政権に手が届くのに、なぜ左派ポピュリズムは及ばないのかがあらためて問われることになりそうです。

2058とはずがたり:2017/05/26(金) 12:08:19
すげえ!!!
関税同盟・統一通貨の次は共通軍だな。
更には徴税同盟・銀行同盟・欧州共同債だな。

ドイツ・チェコ・ルーマニア・オランダ・バルト3国ぐらいで共通軍つくろうや♪

ドイツが独自の「EU軍」を作り始めた チェコやルーマニアなどの小国と
Germany Is Quietly Building a European Army Under Its Command
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/eu--.php
2017年5月25日(木)20時30分
エリザベス・ブラウ

他国との部隊統合にはドイツの軍備不足を補う目的もある Ints Kalnins-REUTERS
<過去の戦争の反省か軍備増強はタブーだったはずのドイツが、ルーマニアやチェコやオランダなどドイツの「傘」が要る国と部隊統合をし始めた。目標はヨーロッパ統合軍だ>

「EU軍」の構想は、数年ごとに浮上しては論争を巻き起こす。それは夢の計画であると同時に厄介な難題でもある。ブリュッセルを中心としたEU(欧州連合)内の欧州統合推進派は、ヨーロッパの世界的地位を向上させるためには統合された防衛力が必要だと考えている。一方、ロンドンなど他の地域には、EU軍がいずれNATO(北大西洋条約機構)の対抗勢力になるのを警戒する声もある。

だが2017年に入り、ドイツとチェコ、ルーマニアが、実質的な「EU軍」の設立に向けた大きな動きを進めている。メディアは大きく取り上げなかったが、3カ国共同で兵力統合を発表する記者会見も行っている。この方法なら、EU軍創設について回る果てしない論争や官僚主義を回避できる。

と言っても、ルーマニア軍が完全にドイツ連邦軍に統合されるわけではなく、チェコ軍がドイツ軍の一部隊に格下げになるわけでもない。今後数カ月のうちに両国は、それぞれ1個旅団分の兵力をドイツ軍に統合させる。ルーマニアの第81機械化旅団がドイツ連邦軍の即応師団に加わり、チェコの第4緊急展開旅団がドイツ軍の第10機甲師団の一部となる。第4緊急展開旅団はアフガニスタンやコソボへの派遣経験があり、チェコ軍の中でも先鋒を務める精鋭として知られている。

軍事力統合へ大きな一歩
オランダ軍は、すでに1個旅団がドイツ連邦軍の即応師団に、もう1個旅団が第1機甲師団に統合されている。ミュンヘン連邦軍大学教授で国際政治学が専門のカルロ・マサラは、たとえヨーロッパの他の国々が時期尚早と考えているとしても、「ドイツ政府はヨーロッパの軍事力統合に向けて進もうとしている」と言う。

欧州委員会委員長のジャン=クロード・ユンケルは、EU軍構想を繰り返し提言しているが、これに対する反応は常に、冷笑か気まずい沈黙かのどちらかだった。EU軍に断固として反対のイギリスがEU離脱を決めた後も、その雰囲気は変わっていない。

EU軍がどのような形態を取るのか、統合の結果として各国軍がどのような能力を放棄することになるのかについては、EUに残る加盟国の間でも、ほとんど議論が行われていない。統合軍に向けた動きは当然、鈍い。

EUは2017年3月に合同軍司令部を立ち上げたが、その担当任務はソマリア、マリ、中央アフリカ共和国での軍事訓練に限られており、人員もわずか30名。ほかにも、EU内で多国籍軍が構想されたケースはある。バルト3国と北欧諸国、オランダで結成する緊急対応部隊の北欧戦闘軍(人員2400名)や、バルト3国、スウェーデン、フィンランドなどが加わり「ミニNATO」とも呼ばれるイギリスの統合遠征軍が挙げられる。しかし、このような作戦ベースの連合軍は、具体的な軍事力展開の機会がなければ、存在しないも同然だ。

そこでドイツは、独自の構想を推し進めている。すなわち、ドイツ連邦軍主導により、欧州各国軍の部隊を結ぶネットワークの創設だ。ポーランドのシンクタンク、東欧研究センターに所属する北ヨーロッパ安全保障アナリスト、ユスティナ・ゴトコウスカは、「この計画は、ドイツ連邦軍の弱点を補うものとして構想された」と指摘する。「ドイツは、NATO内での政治的・軍事的影響力を強めるために、(中略)連邦軍における陸上部隊の戦力不足を補う必要があるとの認識に達した」という。

ドイツにとって、EU域内の中小国から支援を仰ぐ取り組みは、手っ取り早い軍事力強化の手段としては最良のものだろう。さらに言えば、ドイツ主導による各国軍部隊の統合は、集団安全保障について真剣に取り組むつもりがあるのなら、ヨーロッパにとって最も現実的な選択肢となる可能性がある。ミュンヘン連邦軍大学のマサラも、この構想について、「ヨーロッパの集団安全保障が完全な失敗に終わることを防ぐ試みだ」との見方を示している。

2059とはずがたり:2017/05/26(金) 12:08:32
>>2058
陸軍ヘリはポンコツばかり
実はドイツ連邦軍の軍備不足は深刻だ。東西ドイツ統一前の1989年、西ドイツ政府(当時)の国防費はGDP(国内総生産)比2.7%だったが、2000年になるとGDP比1.4%まで低下し、長年その状態が続いた。2013年から2016年までの国防費はGDP比1.2%止まりで、NATOが目標値とする2%には遠く及ばない。ドイツ連邦軍総監は、2014年に連邦議会に提出した報告書で悲惨な現状を綴った。なんと海軍が保有するヘリコプターのほとんどは使いものにならず、陸軍も64機のヘリコプターのうち18機しか動かなかった。冷戦時代に37万人を擁した兵力も、昨年夏の時点で17万6015人まで減った。

その後はやや持ち直し、常勤の兵士数が17万8000人以上になった。独政府は昨年の防衛予算を前年比で4.2%増加させ、今年はさらに8%増となる見通しだ。それでもドイツの軍事力はフランスやイギリスに追いつかない。しかもドイツで防衛費を増やすとなれば、軍事大国となった20世紀に2度戦争を仕掛けて敗れた反省から、国民の間で大論争になるのは必須だ。欧州の小国から軍事大国のアメリカまで、NATO加盟国はドイツが世界レベルでもっと大きな軍事的役割を果たすよう促している。だがシグマール・ガブリエル独外相は、ドイツがGDP比2%というNATOが掲げる目標値に到達するという発想自体「まったく現実的でない」と一蹴した。

まだドイツには、同盟国が期待するほど軍事力を拡大する政治的な意思がないのかもしれない。それでもドイツは2013年から、ドイツ連邦軍と小国の部隊統合に取り組んできた。ドイツの狙いは、連邦軍の軍備などを供与する見返りに、ドイツも相手国の部隊を利用できるようにすること。小国である相手国にとっても、ドイツの軍事力拡大という政治的に微妙な問題を回避しつつ、ドイツが欧州の安全保障により深く関与する道筋をつけられるメリットがある。

「このイニシアチブは、欧州独自の軍事力を確立する試金石になる」とマサラは指摘する。「イギリスとフランスには、欧州の安全保障を主導する余力がない」からだ。イギリスはEU離脱で加盟国との間に軋轢を生んだし、フランスも軍事大国とはいえ、NATO域内の多国間連携にはいつも及び腰だ。「だから残るはドイツだ」とマサラは言う。

運用面でも、兵士が常時任務にあたる部隊の方が、臨時的に寄せ集めた多国籍部隊より使い勝手がいい。さらに相手国にとって決定的に重要なのは、部隊統合で自国の軍事力を増強できること。しかも万一ドイツがそうした部隊の実戦配備を決めても、相手国の合意がなければ実行できないことになっている。

ドイツは1945年以降、独自の国外派兵に異常なほど慎重で、連邦軍のNATO域外派兵は長年タブーだった。ドイツの相手国は、このイニシアチブを突破口にしてドイツが欧州の安全保障に一層の責任を果たすよう望んでいる。今のところ本格的なEU軍にはほど遠いが、今後は規模が拡大しそうだ。

潰れかけた戦車部隊を救う
ドイツと統合部隊を結成した諸小国は、その効果や恩恵をしきりに宣伝している。ルーマニアやチェコは、自国の軍隊をドイツ軍と同水準まで底上げすることができる。オランダは、潰れかけていた戦車部隊の立て直しにつながった。(オランダ政府は財政難のため2011年に戦車をすべて売却した。だが現在、ドイツの第1装甲師団と統合してドイツ西部オルデンブルグに駐留するオランダ軍の第43機械化旅団は、今後オランダ軍部隊として派兵される際にはドイツ軍の戦車を借りられる)。

オランダの第43機械化旅団の指揮官アンソニー・リューベリング大佐によれば、部隊統合でほとんど問題は生じなかった。「ドイツ連邦軍は総勢18万人に上る兵力を擁するが、だからといって我々を弱者のように扱わない」という。彼は今後益々多くの国がドイツ軍との部隊統合に舵を切ると見込んでいる。

ドイツ連邦軍にも意中の候補国がいくつかあると、ドイツの候補国リストを閲覧したことがあるノルウェー防衛研究所のロビン・アラーズ准教授は指摘する。マサラによれば、ドイツが次に部隊統合する最有力候補に挙がりそうなのは、すでにドイツ製の武器を大量に購入している北欧諸国だ。

今のところ、ドイツの統合軍構想は地味で限定的なイメージが功を奏し、オランダやルーマニアの軍がドイツ師団と統合しても、欧州内で反対する声はほとんど聞かれない。今後参加国が増えれば政治的な反動に見舞われる可能性はあるが、見通しははっきりしない。

政治以外でこのイニシアチブの真の価値が試されるのは、統合部隊が実戦で機能するかどうかだ。1番やっかいな問題は、統合部隊が意思疎通に使う共通言語を何にするかということ。兵士たちは互いの国の言語を習得すべきなのか。小国の兵士がドイツ語で話すべきなのか。愛国心もあり、意外と難しい問題だ。間を取って、英語が共通語になりそうな部隊もあるという。。

(翻訳:ガリレオ/河原里香)
From Foreign Policy Magazine

2060チバQ:2017/05/26(金) 14:36:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170526-00000005-jij-eurp
元ギリシャ首相が重傷=車両で手紙爆発か
時事通信 5/26(金) 1:42配信

 【タオルミナ時事】ギリシャからの報道によると、アテネで25日、パパデモス元首相(69)が乗った車で爆発があり、元首相が重傷を負った。

 命に別条はない。元首相が車内で郵便物に目を通していたところ、手紙に仕掛けられた爆発物がさく裂したもようだ。捜査当局は手紙の送り主の特定を急いでいる。

 3月には、緊縮財政に反対するギリシャの過激組織が送ったとみられる爆発物入りの郵便物がドイツ財務省やパリの国際通貨基金(IMF)事務所に相次いで届いた。今回の事件と手口が似ており、関連の有無が捜査の焦点となりそうだ。

 パパデモス氏は2011年11月〜12年5月に首相を務め、債務危機への対応に取り組んだ。緊縮財政の必要性を訴えたが、同氏が率いた連立与党が選挙で敗北したため、退陣した。

2062とはずがたり:2017/05/30(火) 17:02:23

<独首相>「他国当てにできない」、トランプ氏批判か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00000039-mai-eurp
毎日新聞 5/30(火) 12:08配信

 【ベルリン中西啓介】「他国を当てにできる時代は終わりつつある」。イタリアで開かれた主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)で、気候変動対策などを巡りトランプ米大統領と対立したメルケル独首相の発言が波紋を広げている。米メディアは米国との関係を否定し、独主導の新たな世界秩序を目指すとも取れる発言を「地殻変動」と表現。慎重なメルケル氏にしては珍しい踏み込んだ発言が臆測を呼んでいる。

 メルケル氏はG7閉会直後の28日夕、独南部ミュンヘンを訪れ、「欧州が他国を当てにできる時代は終わりつつある。そのことを最近経験した」と発言。主要な国際問題や安保政策で歩調を合わせてきた米国との信頼関係に疑問を呈し、「私たち欧州人は運命を自分たちの手で掌握しなくてはいけない」と述べた。

 名指しは避けたものの、背景にあるのはG7で「米国第一」を鮮明にし、欧州連合(EU)からの英国離脱を支持するトランプ氏の存在だ。トランプ氏は、気候変動対策の新たな枠組み「パリ協定」について日欧など6カ国の説得にもかかわらず、態度を明らかにしなかった。メルケル氏はこの点について、G7閉会時に「大変遺憾と言わざるを得ない」と厳しい表情で語った。

 その直後の「米国は頼りにならない」とも受け取れる発言に、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「メルケル氏の強い発言は米欧関係の潜在的な地殻変動」と指摘した。米国が国際協調から距離を置く一方、ドイツが国際社会の主要な地位を占めようとする姿勢の表れと解説し、「メルケル氏の発言は、新たな現実を認識したことの表れ」とする外交専門家の分析を紹介している。一方、9月の連邦議会総選挙を意識した発言との見方もある。4期目を目指すメルケル氏は大連立を組む国政第2党の社会民主党と第1党の座を争う。メルケル氏のライバル、社民党のシュルツ党首は徹底した反トランプ路線が支持されている。メルケル氏には、これまでにない厳しい米政権批判によってシュルツ氏の支持基盤を切り崩したい思惑もあるとみられる。

2063とはずがたり:2017/05/30(火) 17:03:33

メイ英首相、合意なしにEU離脱する用意 労働党首は対照的見解
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00000011-reut-eurp&pos=2
ロイター 5/30(火) 6:31配信

[ロンドン 29日 ロイター] - メイ英首相は29日、欧州連合(EU)離脱交渉について、必要ならば合意なしに離脱する用意があると表明した。一方、野党・労働党のコービン党首は、来週の総選挙で政権を奪回した場合は確実にEUと合意を結ぶとし、対照的な見解を示した。

6月8日の総選挙ではメイ首相率いる与党・保守党の勝利が予想されているが、世論調査ではここ一週間で労働党が急速に追い上げている。選挙の結果によって、離脱交渉の席に座るのがメイ氏かコービン氏かが決まるため、両氏の立場の違いは、交渉の行方を左右する可能性がある。

メイ氏とコービン氏はこの日テレビ中継されたイベントで別々に聴衆の質問に答えるとともに、インタビューに応じた。

メイ首相は英スカイニュースとのインタビューで、「適切な合意に向けて交渉を行う」とした上で、「悪い合意なら合意しない方がましとこれまで述べてきた。(交渉から)立ち去る用意が必要」と語った。

首相はこれまで、EUが他の加盟国の離脱を阻止するため、英国に対して強硬姿勢を取る可能性があると警告し、必要ならば離脱交渉の場から立ち去ることもいとわない姿勢を示してきた。

一方、労働党のコービン党首はスカイニュースとのインタビューで、EUとの交渉で合意に至らないシナリオを検討するかとの質問に対し「合意は形成される」とし、「確実に合意に達するようにする」と述べた。

2064とはずがたり:2017/05/30(火) 17:04:48

トランプ氏の政策で「西側が弱体化」 独外相が異例の批判
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00000001-jij_afp-int
AFP=時事 5/30(火) 5:44配信

【AFP=時事】ドイツのジグマル・ガブリエル(Sigmar Gabriel)外相は29日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の「近視眼的」な政策により「西側が弱体化」し、欧州の利益が損なわれたと述べ、同大統領を激しく非難した。

 ドイツが長らく緊密な同盟関係にある米政府を厳しく非難することは、極めて異例。前日の28日には、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相も、米国と英国はもはや完全に頼りにできるパートナーではないかもしれないと警告していた。

 トランプ氏は自身初の公式外遊として、サウジアラビア、イスラエル、ベルギー歴訪と、イタリアでの先進7か国(G7)首脳会議(サミット)への出席を終えたところ。

 27日閉幕したG7サミットで米国は、2015年に締結された温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」への残留の意向表明を拒んでおり、ドイツはこれを受けて怒りをあらわにしている。

 また、トランプ氏はその数日前、訪問先のサウジアラビアで、米国史上最大の兵器売却合意の調印に立ち会っている。合意は、米側がサウジに対し、今後10年で計1100億ドル(約12兆円)相当の艦船、戦車、ミサイル防衛システムを売却する内容。

 ガブリエル外相は29日、「環境保護を弱めることで気候変動を加速させ、紛争地域に対する武器売却を拡大し、宗教対立を政治的に決着させることを望まない人物は、誰であれ、欧州の平和を危機に陥れている」と非難。「米政府の近視眼的な政策は、欧州連合(EU)の利益に反するものだ」とし、「西側は縮小したか、少なくとも弱体化した」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

2065チバQ:2017/05/30(火) 20:55:20
http://www.sankei.com/world/news/170529/wor1705290063-n1.html
2017.5.29 22:44
【英総選挙】
12年ぶり大規模テロが逆風? 与野党の支持率接近 テロ対策、新たな争点に
【ロンドン=岡部伸】6月8日実施の英総選挙を前に、12年ぶりに大規模テロを招いたメイ首相のテロ対策を批判する最大野党・労働党が世論調査で与党・保守党を猛追している。保守党の圧勝とみられていた総選挙はテロを機に一転、不透明な状況となってきた。

 28日付日曜紙「サンデー・テレグラフ」は、労働党の追い上げで保守党との支持率差は6ポイントにまで縮まったと報じた。5月上旬時点では15ポイント差だった。世論調査会社ユーガブが25日発表した調査では、保守党のリードが5ポイントに縮小。テロ前の18日調査の差は9ポイントだった。

 「対テロ戦争がうまくいっていないことを認める勇気を持たねばならない。政府関与の海外での戦争と国内テロに関連性がある」

 テロ発生後、3日間自粛していた運動を再開した労働党のコービン党首は26日、ロンドンで開かれた集会で、英国の軍事作戦がイスラム教徒の反発を招き、国内でテロを招いたとの考えを示した。

 さらに、保守党政権が緊縮財政を進めたことを念頭に、テロ対策として警察に必要な予算を回すとも約束。治安機関要員を千人増やす公約も発表した。

 マニフェスト(政権公約)で緊縮財政の即時撤回と大胆な公共投資などを打ち出して支持率が回復基調にあった労働党は、2005年以来の大規模テロとなった今回のテロを「政権の失態」ととらえて失地回復の攻撃材料に据える構えだ。

 一方、テロ前から社会保障関連の公約を一部撤回したことで批判を浴びていた保守党は守勢に立たされている。内相時代から大規模テロを未然に防いできたことが高い支持率につながっていたメイ氏が「卑劣で英国史上最悪の一つ」と評した今回のテロが“逆風”となり、政治的権威が失墜しかねない。

 メイ氏はイタリアでの先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の記者会見で、「テロの責任は英国だけにあるのではない」と強調。「今回は誰が英国の欧州連合(EU)離脱交渉を率いるのがふさわしいかをめぐる選挙だ」と改めて訴えた。

2066チバQ:2017/05/31(水) 15:22:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00000012-kyt-bus_all
京都府初、大型アウトレット 三菱地所、23年度開業へ
京都新聞 5/31(水) 13:07配信

京都府初、大型アウトレット 三菱地所、23年度開業へ
プレミアム・アウトレット進出予定地
 京都府内初の大型アウトレットモールが城陽市の東部一帯に広がる丘陵地に進出する見通しであることが31日に分かった。「プレミアム・アウトレット」を展開する三菱地所グループと地権者が基本合意した。2023年度予定の新名神高速道路全線開通に合わせ、計画を進める。
 三菱地所(東京都)、三菱地所・サイモン(同)が山砂利採取業者ら地権者と優先交渉することで合意した。同丘陵地(約420ヘクタール)のうち、長池先行整備地区(約27ヘクタール)を購入して開発する計画。周辺は23年度開通予定の新名神に伴うスマートインターチェンジ設置が検討されている。
 三菱地所グループは国内9カ所で「プレミアム・アウトレット」を経営している。近畿では神戸市の「神戸三田」と大阪府泉佐野市の「りんくう」の2施設を営業中。京滋のアウトレットモールは、滋賀県竜王町で三井不動産グループによる「三井アウトレットパーク滋賀竜王」に次いで2施設目となる。
 同丘陵地は1960年代から山砂利の採取が始まり、建築資材の一大供給地となった。一方で環境破壊を引き起こし、まちづくりの長年の懸案となっており、城陽市は2007年、埋め戻して大規模開発する方針を決定。同先行整備地区は府や市、地権者らでつくる協議会が、アウトレットモールの誘致を目指していた。

2067チバQ:2017/05/31(水) 17:38:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-00000066-reut-m_est
情報BOX:与党圧勝から敗北まで、英総選挙のシナリオ
ロイター 5/31(水) 15:46配信
[ロンドン 30日 ロイター] - 6月8日投票の英下院選挙は、メイ首相率いる与党保守党が野党労働党に支持率で追い上げられており、保守党が圧勝するという1カ月前の予想は揺らいでいる。

ここ数日の各種世論調査によると、保守党の優勢は変わらないものの、同党のリードは5%ポイントから14%ポイントの範囲に散らばっており、幅広い選挙結果シナリオが想定されるようになった。

◎保守党の圧勝

メイ首相が4月に選挙前倒しを発表したのは、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉を控え、次回選挙を2020年から22年に延ばして時間的な余裕を持たせるとともに、議席を増やして党内における求心力を強化する狙いがあった。

発表当初、当時の支持率を踏まえれば保守党が圧勝し、離脱交渉を巡る不透明感が薄れるとの期待から、通貨ポンドは上昇した。圧倒的な過半数議席を確保すれば、単一市場へのアクセスよりも移民や貿易問題を優先する現在のような強硬姿勢をとる必要がなくなり、EUに歩み寄りやすくなるとの期待もある。

米銀シティのストラテジストは、過半数を100以上上回る議席を確保すれば、EU離脱交渉の不透明感が薄れるため、ポンド/ドルは短期的に1.34ドルに向かって上昇するとの予想を示した。

◎圧勝ではないが議席を増やす

キャメロン前首相の下で戦った2015年の選挙で、保守党は過半数を12上回る議席を確保した。今回はさらに議席を伸ばすとの見方が依然として支配的だが、足元の世論調査を踏まえると、過半数を100議席以上超える圧勝は難しいかもしれない。

アナリストによると、こうした予想通りの結果であれば、過去1カ月のポンド高を支えてきた中心的シナリオは揺るがないが、現在の相場水準からは下がる可能性がある。

RBCキャピタル・マーケッツのG10通貨ストラテジー責任者、アダム・コール氏は「市場は現在、過半数議席を100以上上回る勝利を織り込んでいるため、これが50─100議席程度なら初期の反応はポンド安だろう」と述べた。

◎与党勝利でも議席は増えず

保守党が、15年の選挙で確保した過半数プラス12議席に比べ、議席を明確に増やせないようなら、選挙前倒しというメイ首相の賭けは失敗したことになる。EU離脱議論を巡る議会内での求心力が衰え、EUに対する立場も弱くなる。

これとは反対の見方もある。国内で立ち回る余地が狭まれば、EUが出した妥協案をはねつけ、より強硬な姿勢で交渉に臨めるかもしれない。EU側は、メイ首相が条件で合意しないままの離脱をちらつかせることを望んでいないからだ。

投資家から見て何より大きな要因は、EUと合意に至るか否か、またその内容を巡る不透明感が高まることだ。

シティは「メイ首相がEU離脱強硬派や残留強硬派などの少数勢力に頼らざるを得なくなるとすれば、『混乱に満ちたブレグジット』のリスクが高まる一方で、首相が現在目指しているよりずっと穏健なブレグジットになる可能性も高まる」と見ている。

シティは、この場合にはポンド/ドルが中短期的に1.20ドルに下がるが、その後1.50ドルまで上昇する可能性があると予想した。

2068チバQ:2017/05/31(水) 17:38:12
◎宙ぶらりん議会

保守党、労働党のいずれも明確な過半数を確保できない場合、次期政権の構成と少数政党の支持を得るため次期首相がどのような妥協を強いられるかを巡り、大きな不透明感が広がるだろう。

現状では親EU派のスコットランド民族党の影響力が増しそうだ。EU離脱を巡る保守党の姿勢を踏まえると、保守党との連立に喜んで応じる少数政党は見当たらず、労働党主導の政権が誕生する可能性が高い。

JPモルガンによると、この場合には不透明感が高まるにもかかわらず、ポンドは上昇するかもしれない。アナリストのポール・メギーシ氏は30日のノートで「ハングパーラメント(宙ぶらりん議会)になり、ブレグジットについて現在より穏健な姿勢をとる中道左派連立政権が誕生したり、その可能性が見えてくれば、実際にはポンド高要因になるとの議論も成り立つ」とした。

◎労働党が勝利

労働党が快勝した場合、投資家はEU離脱と財政政策の両方でシナリオの再構築を迫られるだろう。労働党はコービン氏が党首に就任してからの2年弱、党内が割れ、造反派が反旗を翻すなど失態続きだった。

過去を振り返ると、労働党が支持率を大きく伸ばすとポンドは下がる傾向がある。

シティは、労働党勝利という「政治的な地震」が起これば、ポンドは反射的に急落し、1.10ドルをつける可能性があると見ている。

より長期的には、景気対策費によって政府借り入れが増え、EU離脱交渉ではメイ首相よりもEUとの緊密な貿易関係を維持する交渉を行う可能性が指摘されている。

ノムラのアナリストはノートで、最初はポンドが下落するとしても、「実質利回りが上昇し、ソフト・ブレグジット、あるいは離脱撤回の期待が生じることから、最終的にはポンドの支援材料になるはずだ」との見方を示した。

2069名無しさん:2017/06/01(木) 17:21:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170601-00000083-san-eurp
新・英国へ 6・8総選挙 与党、過半数割れも 英紙報道
産経新聞 6/1(木) 7:55配信

 ■公約修正で支持急落

 【ロンドン=岡部伸】8日の英下院(定数650)総選挙で、英タイムズ紙は5月30日、調査会社ユーガブの世論調査結果を引用し、メイ首相率いる与党保守党が過半数の議席を確保できない可能性があると報じた。

 メイ氏が総選挙の前倒しを発表した際は保守党の圧勝が予想されていた。しかし22日に発生したマンチェスターの自爆テロ後に行われた各社世論調査では、野党労働党と保守党の支持率の差が縮まった。

 「保守党の地滑り的勝利は難しい」(ストラスクライド大学のジョン・カーティス教授)情勢となっていたが、それでも僅差で保守党が過半数を維持するとの調査結果だった。

 ところがユーガブが今回実施した調査では、保守党は選挙前の330議席から20議席を失い、逆に労働党は30近く議席を増やす可能性が出てきたという。

 予測通りになれば、保守党は過半数に届かず、政権を維持するためには他党の協力が必要になる。欧州連合(EU)離脱交渉を控え権力基盤強化を狙ったメイ氏の思惑は外れる。単一市場からの撤退と移民純増数を10万人未満に抑える移民制限など「強硬離脱」の方針変更を迫られる可能性も指摘される。

 ただし予測がはずれる可能性もある。前回(2015年)の総選挙前の世論調査では保守党と労働党による接戦が伝えられ、ともに過半数に届かないと予想された。いざ開票してみると保守党が単独過半数を取っていた。

 背景には、選挙前に立場を公言したがらない「シャイ・トーリー(内気な保守党支持者)」と呼ばれる有権者の動向がある。また直前まで投票先を決めない有権者も少なくない。

 高齢者介護負担の政権公約が不人気で修正したことが、支持率急落の発端となった。危機感を抱いたメイ氏は30日に開いた演説会で、「強硬姿勢を崩さないEU側と交渉するには強い指導者が必要だ。離脱計画がないコービン氏では交渉が立ちゆかない」と巻き返しに躍起だ。総選挙の行方は予断を許さない情勢となっている。

2070チバQ:2017/06/02(金) 00:01:03
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK61621GK61UHBI026.html
「清潔さ」売りのはずが…マクロン政権、閣僚に不正疑惑

06月01日 20:57

 仏マクロン政権のリシャール・フェラン地域間団結相(54)が、医療系の共済団体で身内を優遇する契約を結んだ利益供与の疑惑が持ち上がり、仏検察は1日、予備的な捜査に着手すると発表した。「清潔さ」が売りものの新政権にとって、総選挙を控えて痛手となる可能性がある。

 フェラン氏は社会党の国民議会(下院)議員ながら、マクロン氏を早くから支持した側近の一人。仏西部ブルターニュ地方の議員だった2011年、パートナーの女性が経営する会社と、自身が幹部を務めていた共済団体との間で結ばれた不透明な契約に関わったとされる。

 フェラン氏は「不正行為はない」とし、政権も擁護する立場だが、捜査が進んで容疑者扱いになれば辞任に追い込まれる見通しだ。

 仏大統領選では、共和党のフィヨン元首相らに、議員スタッフとして身内を採用する事例が問題になり、マクロン政権は、政治倫理に関する法案の準備を進めている。(パリ=青田秀樹)

2071チバQ:2017/06/02(金) 00:04:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170602k0000m030048000c.html
<英総選挙>あと1週間、労働党支持が急伸

06月01日 19:22

労働党候補の選挙パンフレットを配るダーナムさん=英中部ウルバーハンプトンで5月13日、矢野純一撮影

(毎日新聞)

 【英中部ウルバーハンプトンで矢野純一】8日に投開票される英総選挙まであと1週間となった。当初は与党・保守党の圧勝と予想されたが、選挙終盤に最大野党・労働党が急伸。保守党にどこまで迫ることができるかが焦点となっている。

 世論調査会社「YouGov」が5月31日に公表した調査結果によると、労働党は4月21日時点の23ポイント差から3ポイント差まで保守党に肉薄。保守党のマニフェストが、中流以上の高齢者の介護費用負担を重くしたことが響いたとみられている。ただ、「YouGov」以外の調査では、依然として保守党の議席が増えるとの予測もあり、情勢は流動的だ。

 労働党が1974年以降、議席を維持する英中部ウルバーハンプトンの南東選挙区で、地元誌のサイモン編集長は「貧しい労働者には保守党のマニフェストに盛り込まれた高齢者の負担増は影響しない。むしろ、政治への不信感から棄権が多くなる」と話す。

 実際にこの選挙区を歩くと、労働党の苦戦ぶりが感じられる。労働党支持者だったパン工場で働くスーさん(52)は「党は福祉に頼る人や移民を保護することしか考えていない」と語った。今回は保守党に投票する。昨年の国民投票では欧州連合(EU)離脱に投票。離脱交渉では保守党を率いるメイ首相のような強い指導者が必要だと考えている。

 この地域は鉄鋼業で栄えたが、保守党のサッチャー政権が誕生した79年以降、多くの企業が倒産。当時の恨みから、労働党支持者が多いとされる。

 外国生まれの住民の割合は16%と、イングランドとウェールズ地方の平均13%を上回る。大学卒業者の割合は23%と全国平均の38%を下回り、失業率は英国平均の倍近い8.4%。貧困層が多く、国民投票では移民の制限を求めて62%が離脱を支持した。

 労働党は、国民投票では保守党と共に残留を支持。投票後は「民意を尊重する」として保守党と同様に離脱を進める。しかし、交渉を巡り、両党の姿勢は異なる。メイ氏は移民の制限を打ち出し、交渉に強い姿勢で臨むことを強調。労働党のコービン党首は移民の制限を明確に示さず、残留派に配慮してEUの単一市場と無関税貿易を続けるとしている。

 インドからの移民で、自動車部品工場で働くダーナムさん(56)の目にも、EUとの交渉はコービン氏では頼りなく見える。保守党支持に回った同僚もいる。大学生の長女は緑の党に替えた。それでも「移民に寛容な労働党の方が、まだまし」と言う。労働党の牙城で、両党のつばぜり合いが続いている。

2072チバQ:2017/06/02(金) 18:15:48
http://www.asahi.com/articles/ASK506SVJK50UHBI03K.html
与党圧勝の観測→急失速 英の総選挙、投開票まで1週間
ロンドン=渡辺志帆、寺西和男2017年6月2日09時20分
 英国総選挙(下院定数650)は、8日の投開票まで1週間に迫った。メイ首相率いる与党・保守党は一時、支持率で最大野党・労働党を20ポイント以上上回り、「歴史的圧勝」と目されていたが、選挙戦終盤に急激に支持を落とし、過半数割れの予測も出ている。総選挙の結果は、欧州連合(EU)との離脱交渉にも影響を与えかねない。

英下院が解散、総選挙へ メイ首相、EU離脱方針を問う
特集:2017試練の欧州
 5月31日夜(日本時間6月1日未明)。各党首らが出演した英BBCのテレビ討論会に、メイ首相の姿はなかった。「政治家同士で言い争うより、有権者の声を直接聞く」と欠席した首相の代わりに出席したラッド内相は、野党の批判で火だるまになった。

 メイ氏が突然、総選挙の前倒しを発表したのは4月18日。「国内が不安定化するので(任期満了の)2020年まで総選挙は行わない」との前言を翻した。EUとの離脱交渉を前にして、「EUに挑む強い指導者」像を打ち出すことで国民の信任を受けるとともに、議席数を現有の330から積み増して、政権の基盤を固める狙いだった。

 世論調査YouGov社による…

2073チバQ:2017/06/03(土) 11:55:56
https://www.cnn.co.jp/m/world/35102201.html?ref=rss
アイルランド、新首相誕生へ 初の同性愛者にして史上最年少 

アイルランドの与党党首に選ばれたレオ・バラッカー社会保護相

2017.06.03 Sat posted at 11:35 JST

(CNN)��アイルランドの与党・統一アイルランド党は2日、バラッカー社会保護相(38)を党首に選出した。アイルランド議会が再開する13日には首相として承認される見込みで、史上最年少かつ同性愛者を公言する初の同国首相となる見通しだ。

退任するケニー首相は5月、2002年から保持してきた党首の座を辞任していた。

党首選でバラッカー氏の唯一の対抗馬だったコベニー住宅相は、一般党員の3分の2近い支持を獲得。ただ、統一アイルランド党の党首選出の仕組みでは、一般党員の票は全体票の25%を占めるに過ぎなかった。一方、バラッカー氏は同党の地方議員の過半数、国会議員73人中51人の後押しを受けた。議員による票は全体の65%に達した。

バラッカー氏は党首選の結果を受け、「うれしく思っており光栄だ」と述べた。

バラッカー氏はインド出身の父親とアイルランド人の母親の間に生まれ、医師を経て27歳のときにアイルランド議会に初当選した。

保健相だった15年には、国営ラジオで同性愛者であることをカミングアウト。アイルランドで同性愛を公言する他の少数の政治家とともに、同性婚を認める結婚平等法への支持を打ち出した。

アイルランドでは教会が長年にわたり国家に対する影響力を保持し、依然として世俗的な欧州国家としての立場を模索している段階。バラッカー氏が首相に選ばれれば異例の選出と言えそうだ。ただ、バラッカー氏の政策は右派寄りの傾向が強い。

2074チバQ:2017/06/03(土) 11:58:22
>>469
以来、三人目かな?首相級では

2075チバQ:2017/06/04(日) 10:49:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170531-35102014-cnn-int
仏総選挙、マクロン新党が過半数獲得の勢い 世論調査
5/31(水) 12:14配信 CNN.co.jp
(CNN) 来月実施されるフランスの総選挙(定数577)で、マクロン大統領が率いる新党「共和国前進(REM)」が過半数を獲得する勢いを示していることが、世論調査の結果から31日までに分かった。

最近実施された2件の世論調査によると、REMがトップを独走。2位争いを展開しているのは中道右派・共和党と、大統領選の決選投票でマクロン氏に敗れたルペン氏率いる右翼・国民戦線(FN)だ。左翼メランション氏の党が大きく引き離されて4位となっている。

一方の調査では、REMが多数党になることを望む回答が半数以上を占めた。

REMは半数の候補を女性にするとの約束通り、女性255人、男性256人の候補者を擁立している。

仏総選挙は6月11日に第1回投票が実施される。過半数の票を獲得した候補者のいない選挙区では、同18日に上位2人が決選投票に臨む。マクロン氏は11日の時点で過半数議席を確保したい構えだ。

2076チバQ:2017/06/04(日) 10:56:04
http://www.afpbb.com/articles/-/3130379
女子学生に「胸元開いた服」推奨…ベルギー名門大、反発受け謝罪
2017年06月01日 12:56 発信地:ブリュッセル/ベルギー
【6月1日 AFP】ベルギーの有名大学が医学部の女子学生らに対して、卒業式には「胸元の開いた」服で出席するよう要請していたことが分かった。学生から性差別だとして猛反発を受け、5月31日に謝罪に追い込まれた。

 問題が発覚したのは首都ブリュッセル(Brussels)にある名門ブリュッセル自由大学(Brussels Free University)。女子学生らに先週電子メールを送り、必須ではないとしながらも「美的観点から、若い女性はドレスまたはスカート、胸元が開いた服の着用が望ましい」と要請していた。写真写りが良くなるとの配慮からだったとみられる。

 同じメールで男子学生らにはスーツの着用を推奨していた。

 その後、数百人の学生から要請は性差別だと訴える苦情が殺到した。

 大学の広報担当者は、送付されたメールは「完全に不適切」であり、大学として撲滅を目指している「日常的な性差別」に当たる要素が含まれていたとも認めた。

 大学は医学部のフェイスブック(Facebook)ページでも学生らに「心からおわびします」と記している。(c)AFP

2077チバQ:2017/06/04(日) 17:15:41
>>2075
あれ?社会党は?左翼より下ってこと?

2078チバQ:2017/06/04(日) 18:05:24
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1706040031.html
【英総選挙】与野党の差がさらに縮小 労働党が猛追
17:44産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】8日の英下院(650議席)総選挙で、調査会社大手「ユーガブ」が3日、世論調査の結果を公表し、メイ首相の与党・保守党の予想獲得議席は過半数を18議席下回る308議席となった。猛追する最大野党、労働党は261議席。2日の時点から保守党は5議席減少、労働党は4議席増えて差がさらに縮まった。

 3日判明した他の世論調査でも支持率の差は1〜11ポイントと、一時は20ポイント近くあった両党の差はさらに縮小する傾向にある。

 メイ氏は保守党の選挙公約で、在宅介護サービス費用に高齢者の自己負担を求める仕組みを盛り込んだが、保守党支持者が多い高齢層の支持離れが続き、修正を図ろうと公約を撤回。これを節目に批判が集中し、保守党の支持が急落した。

 労働党は他党の協力を得れば政権奪取を狙える位置になった。メイ氏が唱える欧州連合(EU)からの強硬離脱に反対する親EU派団体が労働党への支援を強化しており、昨年の国民投票で残留票を投じた有権者の支持も労働党に集まりつつある情勢だ。

2079チバQ:2017/06/04(日) 18:06:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170604X320.html
勝利へ「慎重な楽観」=勢いづく労働党―英総選挙の激戦区ルポ
14:47時事通信

 【ロンドン時事】8日投票の英総選挙で、メイ首相の与党・保守党に対し、急進左派のコービン党首率いる最大野党・労働党が支持率で急激な追い上げを見せている。労働党の急追で保守党が議席を減らし、過半数割れするとの見方も浮上。労働党の女性候補が保守党の議席を奪取する勢いを示すロンドン郊外の激戦区を訪れ、選挙情勢を探った。

 ロンドン南部のクロイドン・セントラル選挙区。2015年の前回選挙時、保守党のギャビン・バーウェル氏が勝利したが、次点の労働党サラ・ジョーンズ氏との得票差はわずか165だった。労働党は「首都の最激戦区」である同区を選挙運動の重点地域に指定し、ジョーンズ氏を再び候補に立てた。最近の選挙区別調査では、ジョーンズ氏の小差での勝利が予測され、関係者の間で期待が高まっている。

 労働党の急伸ぶりについて、トム・ヒューズ事務局長は「世論は変わりやすく、慎重さを持ちながら楽観している」とした上で、大学授業料無料化などを掲げたマニフェスト(政権公約)が好意的に受け止められたことが大きいと分析。「人々は自分たちにより近い政治家を求めている。(投票日まで)勢いを持続させたい」と意気込んだ。

 地元有権者からはさまざまな声が聞かれた。40代のパトリシア・ヘイジャスティスさんは「現政権は若者のことを全く考えていない。高い大学授業料を払っても職がなく、将来への希望が持てない」と政府を批判。「ジェレミー(コービン労働党首)はすべての人のために働こうとしている」と力説した。

 一方、保守党を支持する69歳の女性は「メイ首相は強い人で、移民問題や欧州連合(EU)離脱で国を良い方向に導いてくれる。コービン氏は指導者としてふさわしくない」と語った。

2080チバQ:2017/06/04(日) 18:08:15
4/18時点下院の勢力
定数650
保守党330
労働党229
スコットランド国民党54
自由民主党9
民主統一党8
その他19
欠員1

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017053100722&g=int
労働党急追、接戦も=保守党、公約でつまずく-英総選挙まで1週間



英労働党のコービン党首=5月28日、グラスゴー(AFP=時事)
 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱の行方にも影響する下院選挙(定数650、6月8日実施)まであと1週間。選挙戦では、メイ首相の与党・保守党を急進左派のコービン党首率いる最大野党・労働党が急速に追い上げている。当初予想された保守党の「地滑り的大勝」の目は小さくなっており、最終盤に入って想定外の接戦にもつれ込む可能性も出てきた。
 EU単一市場から脱退する「ハード・ブレグジット」(強硬離脱)路線を進めるメイ首相は4月、離脱交渉のための国内基盤強化を狙い、前倒し総選挙に踏み切った。保守党は当初、コービン氏の左派路線をめぐり党内が混乱する労働党に対し、支持率で20ポイント前後リード。現有330議席を400議席近くまで伸ばして圧勝するとの見方も出ていた。

 しかし、5月中旬に両党の政権公約(マニフェスト)が発表されると、風向きが変わった。「鉄道、郵便などの再国有化」「法人税や所得上位5%層の増税」など左派政策を鮮明にした労働党の公約は「マルクス主義だ」との保守系紙などから猛攻撃を受けたにもかかわらず、特に若年層に好評で、支持率が急伸した。
 一方、高齢者介護の本人負担増を打ち出した保守党の公約は不人気で、支持率が下落。あわてた首相は、公約を事実上修正し、「現代史上、政党が選挙前に公約を破ったのは初めて」(BBC放送)とさらに批判を浴びた。
 こうした中で22日、中部マンチェスターで22人が死亡する自爆テロが発生。選挙戦は一時休戦となったが、事件後も労働党の追い上げは続き、ある世論調査では、両党の差が5ポイント差に縮まった。
 保守党陣営はメイ首相個人の人気の高さを利用し、党名より「メイのチーム」を強調。「強く安定したリーダーシップ」をスローガンとした「大統領選型」の選挙戦を進めていたが、公約をめぐる迷走があったため、首相のイメージ低下も目立ってきた。

 危機感を強める同陣営は、いったん争点から後退していたEU離脱問題を再び前面に出し、態勢立て直しを図る。「離脱交渉を信頼して任せられるのはメイ首相だけというメッセージに戻る」(サンデー・タイムズ紙)方針とみられる。(2017/05/31-14:44

2081チバQ:2017/06/04(日) 18:09:29
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060400316&g=int
伊、秋にも下院選=中道左派対新興政党の争い



イタリア与党・民主党のレンツィ前首相=5月9日、ミラノ(AFP=時事)
 【パリ時事】来春までに予定されるイタリアの下院(定数630)選が前倒しされ、今秋にも実施される可能性が出てきた。早期解散の条件となっていた選挙制度改革をめぐる各党の合意が視野に入ってきたためだ。選挙が実施されれば、返り咲きを目指すレンツィ前首相の中道左派与党・民主党と反緊縮財政を唱える新興政党「五つ星運動」の争いが軸となりそうだ。
 イタリアでは小政党が乱立して政治が不安定になる傾向があったため、レンツィ氏は首相当時、下院の第1党に議席の「ボーナス」を与えることで権限を強める選挙制度改革を提案。しかし、この案の一部が今年1月に違憲判断を下されたため、代替案の整備が焦点となっていた。

イタリア新興政党「五つ星運動」のグリロ党首=5月20日、ペルージャ(EPA=時事)
 主要政党は5月下旬、小選挙区制と比例制を併用した上で、政党乱立を防ぐため、比例部分については得票率が5%前後以下の政党に議席を与えない案で大筋合意した。各党は関連法案を7月にも成立させる方向で協議を進めており、成立すれば早期解散の環境が整う。
 レンツィ氏は新たな案について「議会勢力は四つか五つの主要政党に集約され、小政党の力は制限される」と説明する。ただ、小政党は反発しており、議論の行方は予断を許さない。(2017/06/04-14:39)


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