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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1とはずがたり:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/から満を持して独立します。

飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40

2319チバQ:2010/09/15(水) 21:21:49
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201009150041.html
関空を「フェデックスの拠点に」 国交相、関経連に語る
2010年9月15日

 前原誠司・国土交通相は15日、米航空貨物大手フェデックスが北東アジアの集荷拠点となる空港を選定中であることに関連し、「関西空港をアジアの拠点にできないか要請している」と述べ、関空への誘致を積極的に支援する考えを示した。都内で関西の経済団体と懇談して語った。

 関係者によると、フェデックスは関空と韓国の仁川空港のいずれかを集荷拠点にする方向で、年内にも決定する方針。9月上旬には、同省の長安豊政務官と関西国際空港会社や関西経済連合会の首脳が香港のフェデックス・アジア太平洋地域本社に出向き陳情していた。

 また、前原国交相は懇談で、全日本空輸の格安航空会社用に関空会社が造る専用ターミナルについて「他の航空会社も利用できるようにしたい」と幅広い活用を求めた。

2320チバQ:2010/09/16(木) 20:52:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100916/biz1009161739027-n1.htm

成田空港、国内線を1・5倍の年3万回に 羽田に対抗
2010.9.16 17:38
 成田国際空港会社の森中小三郎社長が16日都内で会見し、2014年度にも国内線の発着枠を現行の1.5倍にあたる年3万回に引き上げる方針を明らかにした。10月に国際定期便が就航する羽田空港に対抗し、国内と国際線をつなぐ拠点(ハブ)空港としての機能を強化する。

 成田は現在、札幌や大阪、福岡など国内8空港に路線を持つが「これを15〜16空港に増やして、利用者の利便性を高める」(森中社長)考え。具体的には、需要が見込める鹿児島や新潟などの路線開設を目指し、航空会社と交渉するものとみられる。成田は地元の合意を得た上で、14年度にも年間発着枠を22万回から30万回に拡大する見込みで、これに合わせて国内線の発着枠も増やす。

 一方、急成長する格安航空会社(LCC)専用のターミナルについて、森中社長は「候補地を3〜4に絞り込んで検討している」と述べた。アジア各国のLCCを対象に需要調査を進めており、9月末にロンドンで開かれるLCCの国際会議後にも正式に建設を決める方針だ。LCCの就航を促すため、着陸料の引き下げも検討する。

2321チバQ:2010/09/16(木) 20:54:26
http://www.y-mainichi.co.jp/news/16789/
9月
16日
2010台北(松山空港)へ路線開設目指す 石垣市
Category: 社会・経済 Tag: 台湾



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行政や経済団体らが取り組み
10月に促進協議会立ち上げ

Pic1  新石垣空港開港をにらみ、台湾・中国を経済域と位置づけて石垣−台湾・松山路線の開設の具体的な取り組みを話し合おうと石垣市の呼びかけで行政、産業経済団体、民間業者が15日、県八重山事務所で初の意見交換会を開き、同路線開設促進協議会を立ち上げ組織的に取り組んでいくことを確認した。市は10月中に協議会をつくり、年内に台湾に出向いて航空会社や台湾政府に路線開設を働きかけていく考え。要請は、知事を含めたトップセールスを検討する。

 松山空港への路線開設は、台北市街地という地理的条件が生かせるというメリットがある。協議会は短中期的には同路線の開設と定期便化を実現し、長期的には与那国、竹富、宮古を巻き込んだ交流活性化を狙う。
 中山義隆市長は「石垣・松山間の路線実現で新たな観光ルートを確保したい。新空港開港に向けアジアのゲートウェイ構想の可能性が広がる。海外に対して観光を売り出す大きなツールになる」と期待した。

 意見交換会で、八重山経済人会議の大浜一郎代表幹事は「松山空港にはいろんなところからオファーがあるのでハードルは高いが、可能性は十分。問題は日本側になく台湾側にある。できるだけ早く動き、しっかり対応すれば道は開ける。10月末には羽田・松山に路線が開設されるので、遅れれば遅れるほどハードルは高くなる」と早急な取り組みを求めた。

 参加者からは「住民挙げて歓迎する土壌があるかが大切なところ。文化、習慣の違いから敬遠する向きもあると思う。足元の環境を整える必要がある」との声があり、幅広い団体を網らした協議会にすることで受け入れに向けた市民の機運も高めていくことを確認した。
 航空会社の担当者は「現在のCIQで対応ができるか、(離着陸を)希望する時間帯を調整できるか、検証する必要がある」と指摘した。

2322チバQ:2010/09/16(木) 20:55:38
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100916/biz1009160821002-n1.htm
イタリアの航空会社が披露した狭〜い“立ち乗り席” 隙間は58センチ
2010.9.16 08:19

イタリアの航空会社が披露した飛行機の立ち乗り席=15日、米カリフォルニア州ロングビーチ(ロイター) 米カリフォルニア州で開かれた展示会で、イタリアの航空会社が披露した飛行機の「立ち乗り席」。前席との間のスペースはわずか約58センチで、通常のエコノミークラスよりも約18センチ狭い。確かに窮屈そうですが、日本の満員通勤電車よりはマシか。

2323チバQ:2010/09/17(金) 00:37:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100916-00000936-yom-bus_all
格安航空誘致へ、成田空港が着陸料の半減検討
読売新聞 9月16日(木)21時28分配信

 成田国際空港会社の森中小三郎社長は16日の定例記者会見で、国内外の格安航空会社(LCC)などの誘致を図るため、「着陸料を半額にすることなどを検討している」と述べ、着陸料の引き下げを検討していることを明らかにした。

 新規に就航したり、増便したりする航空会社を対象にする方針だ。時期は明言を避けたが、来年中に行う方向で検討を進めている。

 また、これまで検討してきた低料金で利用できるLCC専用の旅客ターミナルビル建設については、「LCCの波はそこまで来ており、成田も一生懸命やっていく」と述べ、10月か11月には方針を決定する意向を示した。

 2014年度中には発着枠が現行の約4割増の年30万回に拡大する見通しで、世界で急成長しているLCCに対応する。

2324とはずがたり:2010/09/17(金) 23:57:02
横須賀線の浜松町駅造るよりは楽かw
>東京モノレールの試算では、東京駅への延伸にかかる費用は一千億円超。新橋駅への延伸の場合、駅建設を除く費用は三分の一程度に抑えることができる

東京モノレール 延伸計画 東京か 新橋か
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010091702000049.html
2010年9月17日 朝刊

 羽田空港と浜松町駅を結ぶ東京モノレール(本社・東京都港区、路線距離一七・八キロ)が、路線をJR東京駅か同新橋駅まで延伸することについて本格的な検討に入ったことが十六日、分かった。羽田空港が来月、「二十四時間国際化」することに伴い、成田空港との接続を改善し、空港間の輸送力を強化する狙いだ。

 延伸の本格検討に入った背景には、浜松町駅に乗り入れている路線が限られていることがある。このため、羽田空港から成田空港へ移動する場合、親会社のJR東日本の路線経由だと二回の乗り換えが必要で、リムジンバスなど競合する他の交通機関に比べ利便性が劣っている。

 仮にモノレールを東京駅に延伸すれば、JR東の「成田エクスプレス」が停車しているため乗り換えは一回ですむ。移動時間の大幅な短縮につながり、競争力を強化できる。

 一方、新橋駅への延伸となった場合も、現状はJR横須賀線の同駅を通過している成田エクスプレスを停車させ、接続することも可能だ。

 東京モノレールの試算では、東京駅への延伸にかかる費用は一千億円超。新橋駅への延伸の場合、駅建設を除く費用は三分の一程度に抑えることができるという。工期も含め、早ければ数年程度で延伸が可能とみられる。

2325名無しさん:2010/09/19(日) 15:58:19
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100919301.htm
地方空港にも追い風か 羽田の国際定期便就航
 24時間国際ハブ(拠点)化を目指す羽田空港で10月31日から、国際定期便が就航する。航空会社は絶好の商機として、事前PRに躍起で、北陸の空港でも「乗り換えの利便性が高まる」と羽田便の利用増に期待が集まる。羽田の国際化は、苦境が続く地方空港にとって追い風となるのか。(中山裕介)
 17日、全日空が企画する羽田空港の新国際線旅客ターミナル見学会に参加するため、羽田にひとっ飛びした。ターミナルは10月21日に開業する予定だ。

 国内線ターミナルからバスで約5分。地上5階建ての国際線ターミナルで目に飛び込んできたのは「江戸の街並み」に「プラネタリウム」…。空港にいるとは感じられないような空間が広がっていた。

 「羽田のテーマは第1ターミナルが『陸』、第2ターミナルが『海』。そして新しい国際線の新ターミナルは『空』なんですよ」。ガイド役の女性が説明してくれた。国際線ターミナルは延べ床面積約15万9千平方メートル。屋根は「すじ雲」をイメージしているという。

 「江戸の街並み」は、4階のショップやレストランが連なる商業エリアにあった。「江戸小路」と名付けた江戸を再現したスペースで、歌舞伎座のような装いの建物や舞台が並ぶ。外国人観光客らに人気を集めそうだ。

 さらに5階の展望ロビーに行くと、プラネタリウムを導入したカフェが設けられていた。開店準備の作業中で店内は見られなかったが、「出発前に満天の星空を見ながら、コーヒーでくつろぐのも悪くない」と想像を膨らませた。

 もちろん出入国の設備も最新鋭の機器が並ぶ。自動チェックイン機を導入するなど「混雑を避けるためのシステムがあちこちに整備されている」(全日空の担当者)のが特徴で、コンパクトなつくりになっているという。年間の旅客数は約700万人を見込む。

   ■  ■

 具体的に羽田の国際定期便就航で、旅行や海外出張はどう便利になるのか。

 全日空では羽田の国際定期便就航に伴い、ロサンゼルス、ホノルル、シンガポール、バンコク、台北の5路線が新たに開設される。現在、羽田から運航する国際チャーター便のソウル、北京、上海、香港の4路線も定期便になる。羽田−ソウル線は1日2便から3便に増える予定だ。

 一番のセールスポイントは「『深夜早朝便』で時間が有効に活用できること」(全日空担当者)だという。

 例えば、小松空港からロサンゼルスへ行く場合は、小松を午後8時5分に出発。羽田から午前0時5分発の飛行機に乗る。「仕事帰りにそのまま海外出張に行ける」(全日空)行程となる。帰国の便もロサンゼルスを未明に出発し、午前10時前には小松に到着する。

 ANAセールス金沢支店の笠原秀紀マネジャーに聞くと、支店ではビジネス客を獲得するため、企業回りを強化。旅行代理店に説明会も開き、PRに努めているという。笠原さんは「乗り継ぎは確実に良くなる。羽田便の利用者を増やすチャンス」と鼻息が荒い。

   ■  ■

 小松空港や能登空港、富山空港を抱える自治体からも、羽田の国際化に対し「利用者の選択肢が広がる」と歓迎の声が聞かれる。

 石川県によると、小松−羽田便は4〜8月の利用者が前年同期比5・2%増の約68万4千人。搭乗率は63・9%となっている。

 昨年度はリーマン不況や新型インフルエンザの影響で利用者が激減。搭乗率が6割を切ったが、今年度は回復傾向にある。石川県は羽田の国際化に対し「空港利用者のさらなる上積みにつながれば」(企画振興部)と期待する。

 富山−羽田便の利用者数は4〜7月で前年同期比4・8%増の約26万6千人となった。ただ、2008年同期の約31万人には届いておらず、富山県総合交通政策室の担当者は「羽田国際化で羽田便の路線価値が高まる」としている。

 北陸新幹線が開業すれば、小松、富山の羽田便は利用者の減少が避けられないとされる。ただ、国際化による羽田空港の利便性向上は、小松、富山空港の羽田減便を食い止める効果をもたらす可能性がある。

 その一方、小松、富山空港の国際線にとっては、羽田便に利用客が流れるデメリットもある。2014年度末に北陸新幹線開業を控えたタイミングでの羽田国際化は、北陸の空港にとって吉と出るか凶と出るか。

 「羽田国際線との共存により、地方空港としての利便性を高めたい」(富山県)と自治体側が強調するように、地方の国際線への影響を抑えられれば、ドル箱の羽田便を維持できる「神風」となるかもしれない。

2326名無しさん:2010/09/19(日) 15:59:28
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100918ddlk15020104000c.html
ウラジオストク航空:冬季運休 花空輸、成田経由ではロス /新潟
 ◇ロシア留学生受け入れ中止 今こそ囲碁で国際交流を
 ロシアのウラジオストク航空が17日、新潟−ウラジオストク、ハバロフスク間を結ぶ定期路線を冬季(10月31日〜11年3月26日)運休すると発表した。ロシア極東に向けて、切り花を空輸していた農家は経費も時間もかかる成田経由への変更を迫られ、国際交流団体は留学生の受け入れ中止を決めるなど、県内経済や文化交流に影響が出始めている。【塚本恒】

 ◆2月需要多いのに

 新潟市南区でチューリップなどの切り花や果物を生産し、ウラジオストクへ空輸している「フラワーファームしろね」の西脇博雄社長(62)は「運休の影響は大きい」とため息をつく。「出荷量の多いバレンタインデー(2月14日)の時期に、切り花を運べないのが最大の痛手」と話す。当面は成田経由で空輸する方針だが「成田空港までのコストがかかる。生鮮品なので時間のロスも大きい」。

 ◆再開めど立たず

 日露の国際交流を推進するNPO法人日本ユーラシア協会県支部(新潟市)では、ロシア極東からの短期留学生を毎月受け入れてきたが、10月から中止することを決めた。1〜3カ月間、新潟で日本語の学習をするために受け入れていたが、西村香積支部長(82)は「語学だけでなく、日本での生活を1カ月単位で経験することで、両国の文化的交流にもつながっていた」と話す。「春になっても、運航が再開されるのか不透明で、受け入れ再開のめども立たない」として、今後は県や新潟市とも協力して通年運航の再開を要望するという。

 ◆関係維持したい

 新潟空港(新潟市東区)内で囲碁サロン「碁空」を開いている梅沢正美さん(65)は「今こそ交流を深めるべきだ」と、10月2〜6日にウラジオストクで開く囲碁大会への参加者を募っている。

 同サロンは空港利用者の待ち時間にと06年に開設。国際交流も図ろうと、07年からサロンのメンバーらでウラジオストクやハバロフスクを訪問し、親善大会を開いてきた。

 「今年で3回目だが、広く参加者を募って、せっかく築いた交流関係を途切れないようにしたい」と梅沢さん。

 参加費は19万8000円。申し込みは21日まで。囲碁をしない人向けには観光ツアーも。問い合わせは梅沢さん(080・2076・4921)。

2327名無しさん:2010/09/19(日) 16:00:24
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100918-OYO8T00208.htm
関空国際線、3年ぶり100万人超…8月
 関西国際空港会社は17日、8月の運営概況(速報値)を発表した。国際線の旅客数は前年同月比13%増の102万8026人で、2007年8月以来、3年ぶりに単月で100万人を上回った。うち外国人旅客数は26%増の34万6700人で、8月としては最も多く、7か月連続で単月の過去最高を更新した。中国や韓国を中心に、アジアからの観光客が増えているためだ。

 経営破綻した日本航空の運休や減便で低調だった国内線の旅客数は、41万9510人で前年同月の水準まで戻った。全日本空輸が繁忙期に札幌線を増便するなどしたことが寄与したという。

(2010年9月18日 読売新聞)

2328名無しさん:2010/09/19(日) 16:48:28
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100917/biz1009171707026-n1.htm
羽田から世界へ! 日航が国際線のコードシェア拡大
2010.9.17 17:07
 羽田空港が10月末に国際定期便を再開するのを前に、日本航空は17日、羽田に就航予定の米アメリカン航空とキャセイパシフィック航空、中華航空の3社とそれぞれ共同運航(コードシェア)を開始することで合意したと発表した。

 提携に伴い、日航の羽田発着国際線は、アメリカンが運航する羽田−米ニューヨーク線が新たに加わるなど現在の10路線・1日13便から、11路線・1日22便に拡大する。羽田の24時間国際化を契機に、ビジネスマンを中心に利用者を取り込み、経営再建に弾みを付けたい考えだ。

 日航が就航する米サンフランシスコと、仏パリ経由で、羽田から欧米へのネットワークも広がる。アメリカンとの提携で米国は6地点、またエールフランス航空との提携によって、欧州は14地点へのアクセスが容易になる。

2329名無しさん:2010/09/19(日) 16:49:51
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091701000397.html
関空、着陸料「実質無料」継続へ 3年程度延長で調整
 関西国際空港会社が、国際線の新規就航や増便を対象に着陸料を実質無料としている割引制度を、期限となる2011年3月末以降も3年程度延長する方向で調整していることが、17日分かった。

 全日本空輸の格安航空会社(LCC)が、関空を拠点に11年度下期に運航を始める予定で、関空会社は割引を延長することでLCCの乗り入れを拡大させたい考えだ。

 関空会社は昨年10月から、対象となる国際便の着陸料を8割引きとする優遇策を導入。残りの2割は、地元の自治体や経済団体でつくる「関西国際空港全体構想促進協議会」が負担。着陸料を実質的に無料としていた。

 LCCの路線誘致をめぐって空港間で国際的な競争が激しくなっているため、関空会社は期限の延長に向けた検討を続けていた。

2330名無しさん:2010/09/19(日) 16:50:35
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100917-OYO8T00291.htm
関空「着陸無料」延長へ 国際線新規・増便分
3〜5年程度で調整
 関西国際空港会社が、国際線の新規就航便や増便分の着陸料を実質無料にする制度を、2011年3月末の期限を超えて3〜5年程度延長する方向で調整していることが16日、わかった。全日本空輸が11年度下期に関空を拠点とする格安航空会社(LCC)の運航を始めることなどをにらみ、制度延長によって乗り入れ便増加につなげたい考えだ。

 関空は09年10月から、新規就航や増便をする航空会社に対して着陸料を8割引きとする制度を導入している。これに地元自治体や経済団体でつくる「関西国際空港全体構想促進協議会」の補助を合わせると、一定期間は無料となり、関空の誘致戦略を支えてきた。

 ただ、1兆円超の有利子負債を抱える関空会社は、営業黒字を確保した10年3月期決算も75億円の政府補給金がなければ赤字だった。このため、財務省は制度延長に難色を示している。

(2010年9月17日 読売新聞)

2331チバQ:2010/09/20(月) 14:58:59
4151 名前:チバQ 投稿日: 2010/09/20(月) 14:56:33
http://mytown.asahi.com/areanews/shizuoka/TKY201009190239.html
静岡空港、ソウル便が人気 8月の搭乗率85%
2010年9月20日


ソウルから飛行機が到着すると、続々と日本や韓国の観光客が降り立った=静岡空港

 静岡空港(牧之原市・島田市)では、アシアナ航空と大韓航空が毎日2便、韓国・ソウルへ就航している。地方空港のうち、両社が毎日就航するのは静岡だけ。8月のソウル線の搭乗率は、過去最高の85.7%を記録した。小さな地方空港で韓国線が奮闘する理由は、東京への利便性と富士山にあった。

 ■富士山も呼び水

 15日午前11時ごろ。ソウルから静岡空港に旅客機が到着すると、韓国や日本の観光客が次々と到着口から出ていった。ツアーに参加して来日したというパ・ミンチーさん(26)は「東京へ行くのが楽しみ」と話した。このツアーは、横浜を経由して東京へ。帰りは箱根の温泉を堪能してから静岡空港で帰路につくというコースだという。

 静岡空港が開港したのは、昨年6月。同時にアシアナ航空と大韓航空が毎日往復1便を就航している。就航の着眼点は、同空港のアクセスの良さだ。高速道路や新幹線が整備され、東京都内へ時間がかからずに行ける。さらに、韓国の人が好むというゴルフや温泉施設が点在。静岡空港を拠点とした様々なツアーを組むことができるのだ。

 ■CM200回放映

 アシアナ航空は今年の春から静岡空港の利用促進を狙い、通常より約10%値下げするキャンペーンを展開。夏季ダイヤでは、これまでの177人乗りから250人に変更した。

 県も、開港とともに韓国内でPRを開始。4月と8、9月、富士山をテーマにしたCMを旅行専門チャンネルで計200回放映した。テレビショッピングで旅行を扱う韓国では、3回の商品を出品。昨年6月の初回には約800人の応募があった。

 滑り出しは順調とは言えなかった。開港から2カ月の搭乗率は60.6%。認知度が足りない上、ウォン安に新型インフルエンザの流行が重なり、韓国からの観光客が伸び悩んだ。だが、為替の安定とともに年末ごろから客足が伸び出したという。

 ■2社競合で安く

 2社が乗り入れるメリットもあった。県空港利用政策課は「2社が競合し、価格が安くなっている」と分析。さらにハブ空港である仁川空港から乗り継ぎをして、世界に旅行へ行く利用者も増えた。同課によると、ソウルで乗り継ぐ先の旅行商品は、オーストラリアやインド、ウズベキスタンなど多岐に及ぶ。駐車場を無料にしていることから、隣県の山梨から静岡空港の利用者もいるという。

 さらに、同課はソウル線が好調な理由の一つに富士山を挙げる。韓国では、山への信仰心が強く、富士山へのあこがれを持つ人が多いという。口コミで広がり、富士山の登山が期間である今年8月の搭乗率は、過去最高85.7%を記録した。

 静岡大学の朴根好教授(アジア経済論)は「韓国で静岡空港を取り扱う旅行会社がたくさん増えた。成田などの国際空港が飽和状態になって、その受け皿として機能している」と話す一方で、「県外に流れる観光客をいかに静岡県内で引き留めるかを考えないといけない」と指摘している。(阿部朋美)

2332チバQ:2010/09/20(月) 16:27:11
http://www.chosunonline.com/news/20100920000054
外国格安航空会社が韓国進出ラッシュ
中国・日本企業も参入準備
 韓国で格安航空会社の全盛時代が訪れようとしている。韓国内の格安航空各社が毎年大幅に国内シェアを高め、国際路線にも勢力を伸ばしている中、外国の格安航空会社も続々と韓国進出を果たしている。


 韓星航空が16日、「t’way(ティーウェイ)航空」という名称に変更し、金浦−済州路線就航を再開したのを機に、国内の格安航空業界は「5社競争体制」に突入した。日本第2位の航空会社、全日本空輸(ANA)が来年1月に格安航空会社を設立し、韓国進出を狙っているほか、中国の格安航空会社・春秋航空もこのほど、「仁川国際空港への就航を計画中」と発表した。格安航空会社とは、機内食などのサービス負担を軽減し、運賃を従来の航空料金よりも安く抑えた航空会社のことだ。


 韓国では05年に初めて格安航空会社が誕生して以来、この5年間で国内線乗客の3人に一人が格安航空会社を利用するようになった。国土海洋部によると、今年1−8月で済州航空、ジンエアー、エアプサン、イースター航空の国内線旅客輸送シェアは34%だった。昨年の27%に比べ7ポイントもシェアがアップした。


 一方、格安航空各社の国際線進出も大幅に増えている。現在、仁川−大阪など国際線5路線を運航している済州航空は、10−11月に仁川−香港、仁川−マニラ、釜山−セブなど3路線を新たに就航させる予定だ。ジンエアーは仁川−バンコク、仁川−グアムの国際線2路線を運航しているが、新たに仁川−クラーク(フィリピン)、仁川−マカオ、済州−上海路線を計画している。エアプサンも今年、釜山−福岡路線が就航したのに続き、間もなく釜山−フィリピン、釜山−香港路線の運航を開始する予定だ。


 外国の格安航空会社による韓国進出も活発だ。フィリピンのセブ・パシフィック航空は仁川−セブ路線を運航しており、アジア最大の格安航空会社であるマレーシアのエア・アジア・エックスは11月に、仁川−クアラルンプール路線の運航を開始する予定だ。超格安を誇るエア・アジア・エックスの登場に、大韓航空など韓国の航空会社も神経を尖らせている。


 済州航空の咸大栄(ハム・デヨン)顧問は、「韓国・中国・日本といった地域は毎年旅客数が大幅に伸びている『黄金市場』だ。今後は、この地域の顧客獲得を狙う外国格安航空会社の参入がさらに増えるだろう。格安航空各社は今後5年以内に国内線で50%、東南アジア・中国・日本など中距離の国際線で30−40%までシェアを拡大させる可能性がある」と話している。

キム・ミンチョル記者

2333チバQ:2010/09/20(月) 16:38:37
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100918/02.shtml
9月18日のながさきニュース
長崎新聞



諫干開門判断に期待と不安 山田氏農相退任で

 国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門開門調査問題をめぐり、菅改造内閣の農相人事に注目してきた開門賛否双方の関係者は、開門判断を先延ばししていた本県出身の山田正彦前農相の退任に期待と不安の声が交錯した。

 「本県選出の山田農相では踏み込んだ発言は難しかった。しがらみのない人に代わって良かった」。小長井町漁協理事で開門調査を求める訴訟の松永秀則原告団長は山田農相退任をこう歓迎した。

 菅内閣発足で農水副大臣から昇格した山田前農相。就任後は開門判断の来春以降の先送りを示唆。現地視察も今月以降に延びていた。10日には有明海沿岸4県の漁業者が300隻の船団で海上抗議行動を行うなど漁業者には焦りやいら立ちが募っていた。

 松永さんは鹿野道彦新農相について「どういう考えの方か分からない」としつつも「開門はもう待ったなし。しがらみなくやってもらえるのでは」と期待した。佐賀県太良町の漁師、平方宣清さんは鹿野新農相が海部内閣時代の農相だった点を注視。「当時は自民党で諫干事業推進だっただろうが、当時と今は違う。現状をきちんと理解して一日も早く開門を」と話した。

 一方の開門反対派。干拓農地の入植者、愛菜ファームの川瀬大三諫早農場長は山田前農相の退任について「地元をよくご存じの大臣だった。開門はしないだろうと安心していた」と残念そう。鹿野新農相には「干拓地の状況を見れば開門はあり得ない。背後地の防災面を考えてもだ」と話し、安易な開門を決めないよう求めた。

 これで農相の交代は政府・与党の検討委が4月に「開門調査実施が適当」との報告書を出してから3人目。中村法道知事は「地元は逃げるわけにはいかない。課題は課題として抱えている」と語り、「どういう人が大臣になられようとも、あらためて機会をいただき、本県の実情を説明しながら理解をいただくよう努力していきたい」と話した。

2334チバQ:2010/09/20(月) 16:40:49
http://mainichi.jp/area/saga/news/20100918ddlk41010374000c.html
菅改造内閣:発足 「諫干開門、どうなる?」 関係者に期待と不安交錯 /佐賀
 17日発足した菅直人改造内閣。国営諫早湾干拓事業(諫干)問題など県政課題の関係省庁の大臣も代わり、関係者の間では今後に向け期待と不安が交錯した。一方、県選出の原口一博総務相が閣僚から外れ、昨年10月に総務省顧問となった古川康知事も同日付で役を解かれた。【竹花周、姜弘修】

 政府・与党の検討委員会が「開門が妥当」としたものの、農相の最終判断が先送りされている諫干問題。早期開門を目指す佐賀市川副町のノリ養殖業、川崎賢朗さん(49)は「政治にこれ以上ほんろうされたくない。新農相の下で検討委の結論を早く実行に移してほしい」と語った。

 前農相の山田正彦氏は長崎県選出で、6月の就任当初から開門判断への影響が心配されてきた。太良町大浦のタイラギ漁師、平方宣清さん(57)は「開門と言えなかったと思う。新農相は柔軟に判断できるのでは」と期待を込めた。

 新農相の鹿野道彦氏は約20年前、諫干を進めた自民政権で農相を務め、諫干にどう臨むかはまだ見えない。太良町大浦のノリ養殖業、大鋸武浩さん(40)は「検討委の位置づけをどうするのか、一からやり直すのではないかと不安もある」と、出方を注視する。

 古川知事は新農相について「山形県選出の大臣で、客観的に判断してもらえると思う。一日も早く会って思いを伝えたい」と期待を込めた。

 また、知事は建設が計画されている城原川ダムについては「馬淵澄夫新国交相が治水対策にどのような考え方を表明するか関心を持っている」と発言。

 さらに、フリーゲージトレイン(軌間可変電車)の開発が難航する九州新幹線長崎(西九州)ルートでは、馬淵氏は副国交相からの登用だけに「大きく方針が変わることはないだろう」と述べた。

 原口総務相の交代については「いよいよこれからという段階だっただけに心から残念」。片山善博新総務相は旧自治省時代の同僚だけに「気持ちいいほど主張に筋を通す人。これまでの主張とやるべきことの調整をどうつけるか、期待と関心を持っている」と話した。

2335チバQ:2010/09/21(火) 12:25:57
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001009210005
海外旅行 仁川経由の風
2010年09月21日





20日の大韓航空796便の搭乗受付カウンターには行列もできた=午前7時20分、新千歳空港

■新千歳発・同日乗り継ぎ路線 倍増


 新千歳空港と韓国・仁川空港を結ぶ路線で、大韓航空は今月、新千歳を朝出発して夜に戻る週3往復を増便した。午後に発着する毎日1往復の従来便に比べて道民には利便性が高く、韓国旅行以外にもプラス面をもたらした。道内からの海外旅行はこれまで成田空港を経由するのが主流だったが、今回の増便で、仁川発の欧州便などが利用しやすくなったからだ。新千歳にとっての「ハブ空港」は成田ではなく、仁川という流れが加速するかもしれない。(小西淳一)


■予想超す搭乗率


 増便したのは月・水・金曜の午前9時15分に新千歳を出発する中型機のボーイング777―200型。座席数は261。飛行時間は、ちょうど3時間で、正午すぎに仁川に着く。


 反対に仁川発の便は、火・木・日曜の午後8時半に新千歳に到着する。この機材をそのまま新千歳に一泊させて翌朝出発させる「レイオーバー便」方式だ。従来は新千歳を午後に発着するパターンだったが、それに比べ、出発日も到着日も海外でフルに活動できる。


 大韓航空は、就航した9月の搭乗率を採算ラインの70%をやや上回る72%と予想していたが、滑り出し好調で80%に上方修正した。


 増便記念と銘打った韓国4日間ツアー(阪急交通社、5万5千円)も企画された。


 新千歳を午後発着する従来パターンも用意されているが、朝出発の場合は、昼食後に南北境界線へ行き、ソウルの繁華街を散策して夕食、午後8時にホテルに入る。従来便だと午後5時すぎに仁川に到着し、夕食をとるだけでホテル着が午後9時になる。


 出発日は、従来便では早朝に朝食をとって空港へ向かうのに、夕方発の便を利用すれば、午後1時半までが自由行動となる。


 ツアーで「朝発・夜着」の便の設定は月曜出発・木曜戻り。「全体の8割近くが月曜出発。毎週100人以上にご参加いただいて好調です」と札幌支店の家登(か・とう)正博課長。


■韓国人客と競合も


 増便の「真価」は、仁川以遠に向かう場合に、より発揮される。その日のうちに仁川から乗り継ぎ可能な路線が従来の22から43へと倍増し、欧州への乗り継ぎも可能になった。


 「欧州便の多くは仁川発が13時台。新千歳からの従来便は夕方に着くため、一泊して乗り換えるしかなく、利便性が低かった」と大韓航空の高常淳・札幌支店長。


 「乗り換え最短45分」を売りにする国際ハブ空港・仁川。今回の増便によって、ロンドンへも1時間10分の乗り換え待ちを経て同日中に行くことができる。


 旅行会社が企画するツアーの日程も変化した。滞在が1週間という欧州のツアーが、以前は空港周辺とソウルで前・後泊が必要だったために「11日間」で売られていた。しかし、今秋からは「9日間の旅」へと変わった。


 道民にとって利便性の高い仁川乗り換えだが、課題もないわけではない。韓国人旅行者にも人気のある路線では、競合することで座席が取りにくい路線も出てきそうなことだ。


 JTBワールドバケーションズ北海道販売部の若月泰久・チームマネージャーによると、「ハワイ・ホノルル便などは韓国人の間でも新婚旅行などでブームになっており、戻りの時間帯のいい便を中心に、押さえにくい傾向も出てきている」という。


■羽田・新滑走路  利点いま一つ


 一方、10月末に4本目の滑走路が供用開始され、国際線が拡充される羽田空港の影響はどうか。今のところ発着の時間帯が深夜・早朝中心で、深夜に羽田に着くホノルル便の場合は後泊が必要となるなど、道民へのメリットはいま一つ見えない。


 「北海道からわざわざ客を呼ばなくても首都圏だけで需要は十分で、安い座席が供給されるわけもない。とりあえず様子見の状態」と語る道内旅行会社の幹部もいる。


 こうしたなか、大韓航空は今回の増便を搭乗実績によっては、来春にも毎日運航する形にすることを検討している。ただ、道央圏以外の人が「朝発・夜着」の便を利用するには、前・後泊が必要になるケースもある。そうした不便さを解消するには、早朝・深夜の時間帯における新千歳までのJRやバスのアクセスも課題になってきそうだ。

2336チバQ:2010/09/21(火) 12:27:19
http://www.asahi.com/business/update/0920/OSK201009200136.html
日航子会社、独自の割安料金を検討 競争力の強化図る
2010年9月21日3時4分

 日本航空子会社で地方路線を中心に運航するJALエクスプレス(JEX)が、割安な独自の料金設定の検討を始める。JEXの清水佳人社長が朝日新聞の取材に対して明らかにした。全日本空輸による格安航空会社の設立も意識した動きとみられ、便数も増やして日航グループ全体の価格競争力を高める考えだ。

 JEXは現在、日航グループで大阪(伊丹)や羽田空港を発着する国内便の2割前後の運航を担う。日航本体より安い給与で乗員を独自採用したり、客室乗務員が一部の機内清掃をこなしたりする低コスト経営が特徴だが、運賃体系はグループで一律だ。このため、日航の執行役員も務める清水社長は「固有の料金設定は課題。社員の士気の面からも独自性を出したい」と低価格化への意欲を示した。

 日航が8月下旬に出した会社更生計画案は大型機から低コストの小型機への転換を掲げており、この点もJEXの増便で支える。JEXは2012年までに小型機(165人乗り)を5機増やして約30機とし、将来的に羽田を発着する日航グループ国内線の半分近くを担う方針だ。

 社員数も、グループで3分の1の1万6千人を削減するのに対し、JEXは現在の約900人から数年後に千人に増やす。(加藤裕則)

2337チバQ:2010/09/21(火) 20:20:02
http://www.asahi.com/airtravel/TKY201009210241.html
「若者やコスト意識の高い層に乗ってほしい」 格安エアアジア、羽田に
2010年9月21日17時15分

 アジアで急成長中の格安航空会社(LCC)のエアアジアの羽田空港への12月からの就航が正式に発表された。記者会見した傘下のエアアジアXのアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)は、若者や小さい子どものいる家族層、コスト意識の高い旅行者に必ず満足してもらえると自信をのぞかせた。当面は羽田からクアラルンプールへ週3便の運航となるが、今後は大阪(関西)、福岡、札幌(新千歳)、中部などへの就航も視野に入れ、日本での顧客獲得を目指すという。(アサヒ・コム編集部)

 新規路線は12月9日に就航。機材はエアバスA330―300を使用し、当面は火・木・日の週3回、羽田を午後11時45分に出発、クアラルンプールには午前6時30分に到着するフライトを予定している。

 就航の目玉となる片道5000円のキャンペーン運賃は365席あるエコノミーシートのうち15%〜20%程度を販売。残る座席は需給状況に応じて1万4千円から6万8千円で販売してゆく計画。

 低コスト化をはかるため、機内食や手荷物の預け入れといったサービスは有料。機内食は700円程度で事前に予約する。羽田便に関しては日本食も準備する方針。

 会員向けのラウンジも高コストにつながるとして設置しない。また現在、大手エアラインで主流となっている個人向けのエンターテインメントメニューの提供も、座席ごとへの配線が機体重量を重くするため設定していない。希望者には携帯型のDVDプレーヤーを1000円程度でレンタルすることを検討している。

 一方、エコノミークラスの座席の間隔も31インチと大手並みを確保しているほか、LCCとしては初めて、フルフラットシートのプレミアム運賃も設定した。羽田―クアラルンプール便では12席あり、運賃は4万8千円から9万円程度を予定している。

 オスマンラニCEOは運賃を安く抑えている要因として(1)所有している機材のほとんどがエアバス社の機体年齢の若い機体で燃費がよいこと(2)空港での駐機料金を抑えるため着陸してから折り返し便が出発するまでの時間を60分〜75分程度に設定(3)発券のための事務所などを設置せずオンライン販売に特化することで人件費を節約――などをあげた。

 これまで航空運賃が高く日本への旅行をあきらめていたマレーシアの若年層や小さい子どもを抱えている家族層、また、海外旅行離れが進んでいるとされる日本人の若者にも魅力的と思える運賃設定をしたと強調した。「航空運賃を抑えて滞在費などに使いたいといったコスト意識の高い層に乗ってほしい」lという。

 とはいえ、日本市場への新規参入のため当面はオンライン販売で日本人の客を獲得するには限界があるとして、旅行業者と組んだ格安のパッケージツアーの販売なども企画したい、としている。

 日本市場への最初の空港として羽田空港を選んだ理由については、国内線への乗り継ぎが多様に選択できることと、貨物の取扱量と受け入れ態勢がしっかりしている点を挙げた。

 今後はLCC専用ターミナルの建設と着陸料の値引きを検討している関西空港などを中心に2012年までには日本便を2路線程度増便したい考え。また、羽田空港の毎日運航についても引き続き航空行政当局等と協議してゆきたいという。

 羽田―クアラルンプール便のチケットは日本時間の23日正午からオンラインで発売が始まる予定。

2338チバQ:2010/09/21(火) 23:39:49
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100921103.html
ブリティッシュエア 羽田―ロンドン線開設へ
 英国の航空大手ブリティッシュ・エアウェイズは21日、羽田空港とロンドンを結ぶ路線を来年2月20日に開設すると発表した。週5往復する。羽田は東京都心部に近いことから、ビジネス客らの利用を見込む。

 来年3月26日までのダイヤでは、日曜と月曜、火曜、金曜、土曜の午前6時25分に羽田を出発する。羽田―ロンドン線の就航後も、成田空港―ロンドン線は従来通り運航する。

[ 2010年09月21日 20:44

2339チバQ:2010/09/21(火) 23:43:52
http://mainichi.jp/select/today/news/20100922k0000m020105000c.html
格安航空:「エアアジア」羽田に就航 価格競争が激化へ
2010年9月21日 21時47分 更新:9月21日 21時57分


日本就航についてのプレゼンテーションをするエアアジアXの最高経営責任者(CEO)のアズラン・オスマンラニ氏=東京都内のホテルで2010年9月21日、塩入正夫撮影 アジア最大の格安航空会社(LCC)「エアアジア」(本社・マレーシア)は21日、12月9日に羽田−クアラルンプール間の定期便を就航し、日本市場に参入すると発表した。最低価格は大手航空会社の半額程度の片道1万4000円。就航キャンペーンとして10月末までの早期予約分の一部の席を片道5000円で販売する。LCCの羽田就航は初めてで、アジア便などを中心に価格競争が激化しそうだ。

 新路線は羽田空港の深夜発着枠を活用し、エアアジア傘下の中長距離路線会社「エアアジアX(エックス)」が週3便(火、木、日曜日)運航する。片道運賃はエコノミー席が通常期最低1万4000円で、大手航空会社の2分の1程度となる見通し。背もたれを水平に倒せるプレミアム(ビジネス)席(12席)は最低4万8000円を想定している。

 就航キャンペーンとして、来年7月31日搭乗分までのエコノミー席の約2割を片道5000円(空港税など3000円が別途必要)の特別料金で販売。今月23日から10月31日まで、同社ウェブサイト(http://www.airasia.com)などで予約を受け付ける。

 東京都内で会見したアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)は「日本の旅行需要の減速は(運賃が)割高なためだ」と強調。今後は福岡、大阪、札幌などへの路線開設も検討する考えを示した。

 エアアジアは01年設立。09年12月期売上高は前期比11.5%増の31億7900万マレーシア・リンギ(約875億円)。【小倉祥徳】

2340チバQ:2010/09/22(水) 12:27:56
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201009220006.html
羽田も格安時代へ一歩 エアアジア、国内線網の充実着目
2010年9月22日6時55分
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 アジア最大の格安航空会社(LCC)エアアジア(マレーシア)が21日、羽田空港とクアラルンプール間を12月9日から週3便運航すると正式に発表した。片道1万4千〜6万8千円程度で、就航当初は「5千円」のキャンペーン価格を打ち出す。首都圏空港への参入で、日本の空も本格的なLCC時代に入る。

 21日午後、東京都内でのエアアジアXの発表会。客室乗務員5人が「1」「5」「0」の数字をあしらったスーツケースを手に並び、キャンペーン価格を発表した。1万5千円と見せかけ、アズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)(38)が「この方がいいでしょう」と「1」を退場させ「5千円」の安さを演出してみせた。

 エアアジアXはエアアジアグループの長距離路線を担うLCC。座席数327席と377席のエアバス2機種に絞り、機内食や手荷物の有料化などで利益を上げてきた。

 羽田は豪州・ゴールドコーストやロンドンなどに続く12番目の就航地だ。運航は火、木、日曜。羽田発は午後11時45分で、クアラルンプールに翌朝午前6時半に着く。クアラルンプール発は午後2時40分で羽田着は午後10時半だ。

 ただ、片道5千円は全席の約2割で、9月23日正午から10月31日までにインターネット予約した席だけ。通常は1万4千〜6万8千円程度で、予約時期で段階的に上がる。

 朝日新聞の単独インタビューに応じたオスマンラニ氏は「クアラルンプールでは2、3時間待てばペナンやランカウイ島に乗り継げる。帰りは滞在先のシンガポールなどを早朝に出れば、午後の羽田行きに間に合う」と話した。

 着陸料が高い羽田を最初の就航先に選んだ理由について、オスマンラニ氏は「充実した国内線網」を挙げ、着陸料も「乗客1人当たりにすれば2500円程度。成田や茨城から都心まで羽田より1時間余計にかかることを考えれば吸収できる」と述べた。

 今後3年間で羽田以外の2空港に就航する考えも明らかにした。候補として福岡、関空、札幌などを挙げた。

■地方の海外旅行客も視野

 日本では存在感が薄かったLCC。アジアで大手航空を脅かしてきたエアアジアが羽田という首都圏空港に参入することで、LCCの影響力が強まるのは確実だ。

 羽田では10月に第4滑走路がオープンし、発着枠が増える。成田も含め、3〜4年後には首都圏空港の枠は現在の約1.5倍になる。成田はLCC専用ターミナル新設や着陸料割引も検討している。

 これまで少ない発着枠や高い着陸料もあってLCCの本格的な参入は阻まれてきた。日本の航空会社はドル箱路線を多く抱えられたが、エアアジアの羽田参入で価格競争が激しくなるのは必至だ。

 エアアジアが狙うのは、価格に敏感な首都圏の若者たちだけではない。地方の海外旅行客を国内線ネットワークを経由して東南アジアに運べばより大きな収益を見込める。

 大手航空会社の成田―クアラルンプールの正規割引運賃は現在、最も安い価格帯で往復6万〜7万円程度。エアアジアが打ち出した価格は「激安」ではない。他の路線よりはコストがかかるためで、日本でも「らしさ」を十分PRできるとは言えない。

 とはいえ、経営再建中の日本航空幹部は気が気でない。「ビジネス客中心の大手とは客層が異なるが、LCCの価格にはインパクトがある。便数が増えれば、影響が出る」(澄川卓也、永田工)

2341チバQ:2010/09/22(水) 23:55:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100922-00000017-zdn_mkt-soci
格安航空会社が羽田にやって来る! エアアジアXのカラクリ
Business Media 誠 9月22日(水)10時8分配信


アジア最大手のエアアジアXが羽田に就航する

 マレーシアの格安航空会社(LCC)でアジア最大手の「エアアジアX」は9月21日、羽田−クアラルンプール路線を12月9日に開設すると発表した。【土肥義則,Business Media 誠】

 同社は今回の就航開始を記念して、羽田発クアラルンプール便を片道5000円※で販売。キャンペーン価格は9月23日から10月31日までに、同社のWebサイト(携帯サイトを含む)からの予約に限定する。対象となる搭乗期間は2010年12月9日から2011年7月31日まで。

※運賃総額は空港税(3000円)を含め、8000円となる。

 羽田を出発するのは深夜便(23時45分発)で、クアラルンプールには早朝(6時30分着)に到着。一方、クアラルンプールを出発するのは昼過ぎ(14時40分発)で、羽田に到着するのは深夜(22時30分)となる。運航日はいずれも、火・木・日曜日。エコノミークラスの価格は片道1万円〜1万5000円程度と大手航空会社の2分の1から3分の1ほどに抑えた。

 同社のアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)は会見で、「(マレーシアのクアラルンプールと)日本の商業中心地が結ばれることで、観光業の強化が期待される。また利便性だけでなく、人々にリーズナブルに海外旅行を届けることができる」ことを強調した。

 日本にはシンガポールのジェットスター・アジア航空や中国の春秋航空などが運航している。また全日本空輸も2011年度から運航する予定で、日本でも航空運賃の引き下げ競争が激化しそうだ。

 こうした状況下で、エアアジアXはどのようなサービスを提供していくのだろうか。記者会見の様子を、一問一答形式でまとめた。

●エアアジアXのビジネスモデル

――エアアジアXとはどのような航空会社ですか?

オスマンラニCEO:エアアジアグループは2001年に事業を開始し、グループの中でエアアジアXは長距離運航のサービスを提供している。当初、機体は2機しかなかったが、2010年8月現在で94機保有している。現在の従業員は8000人以上で、132路線を飛んでいる。

 創業後にテロや津波、新型インフルエンザ、原油価格の高騰など、さまざまが出来事があった。しかしそういうときに魅力的なサービスを提供すれば、多くのお客さまが利用してくれると考えている。ここ数年、他の航空会社はコストカットなどを行ってきたが、その間にエアアジアXは事業を拡大することができた。

――エアアジアXのビジネスモデルを教えてください。

オスマンラニCEO:格安航空会社といえば小さな飛行機を飛ばして、短い距離しか飛んでこなかった。しかしエアアジアXではクアラルンプールからロンドンまで13時間かけて飛ばすなど、長距離運航を始めた。こうしたことができるのは、わたしたちが他社とは違ったビジネスモデルを導入してきたから。

 これまで長距離運航といえば大手航空会社しか手がけてこなかった。しかし大手のビジネスモデルというのは、1つしかない。それは“上級顧客”にサービスを提供するというもの。「プレミアムの価格を払ってもいい」「時間を大事にする」といったお客さんを対象にしてきたが、エアアジアXはより安い料金でサービスを提供することを始めた。

 大手航空会社の1機当たりの飛行時間は、1日で12時間〜14時間ほど。しかしエアアジアXでは同じ飛行機で、1日17時間以上飛ばしている。大手航空会社の飛行機は空港に到着しても、すぐには飛ばない。なぜなら上級顧客の時間に合わせ、飛行機の離発着時間を決めているから。しかしエアアジアXの飛行機は300人の乗客を空港に降ろし、すぐに乗客を乗せて、60分〜70分後には出発するので効率がいい。

2342チバQ:2010/09/22(水) 23:55:43
――機内サービスでのビジネスモデルを教えてください。

オスマンラニCEO:機内食もローコストモデルを徹底している。エアアジアXでは、お客さまに「何を食べたいのか」「何を買いたいのか」ということをお任せしている。「すでに食事を済ませているので、飛行機では寝たい」というお客さまもいる。そうしたお客さまは食事代を支払う必要がないので、お金を節約することができる。

 しかし他の航空会社を利用すれば「食事を済ませたので機内では寝たい」と思っていても、わざわざ起こされ、機内食が配られることがある。そして食べられない人はそれがムダになってしまう。こうしたムダはコストに加算されてしまうが、エアアジアXでは「必要なモノだけを支払っていただく」というシステムをとっている。

●エアアジアXの機内設備

――機内はどのような設備になっていますか?

オスマンラニCEO:エコノミーの座席は革張りで、それを365席用意した。前後席の空間は78.5センチ、座席幅は40.5センチ。またプレミアムシートは12席設け、前後席の感覚は152センチ、座席幅は50.8センチ。フルフラットになるシートを設置したのは、LCCでは初めて。

 既存の大手航空会社はビジネスクラスやファーストクラスで高い料金を設定しているが、それを利用するお客さまは本当にワインを飲んだり、キャビアを食べることを求めているのだろうか。エアアジアXでは「快適に寝たいので、毛布と枕がほしい」といったお客さまを対象にしている。過剰なサービスを省いた結果、価格は大手航空会社の2分の1から3分の1ほどに抑えた。

――キャンペーン価格終了後、チケットはいくらくらいになりそうですか?

オスマンラニCEO:通常料金は1万円〜1万5000円ほどを予定しているが、ピーク時には2万円〜2万5000円になるだろう。プレミアムシートについては片道4万8000円くらいを予定している。

――羽田空港の使用料の高さについて、どう思いますか?

オスマンラニCEO:確かに空港使用料は高い。しかしロンドンへはロンドン・スタンステッド空港という使用料が高いところに飛んでいる。なぜロンドン・スタンステッド空港を利用しているかというと、乗り継ぎ便が充実しているから。羽田空港の使用料も高いかもしれないが、羽田の乗客数を考えれば、他の空港よりもメリットは大きいと考えている。ただ大阪、福岡、札幌といった空港にも関心を持っているので、数年後には他の都市にもサービスを提供していきたい。

――機内食はどんな種類があり、価格はいくらくらいですか?

オスマンラニCEO:マレーシア食として、ココナッツ風味の食事を提供したい。また日本食のケータリングも提供する予定だ。1食の価格はクアラルンプール発で400円くらい、羽田発では700円くらいになるだろう。

2343チバQ:2010/09/23(木) 12:44:32
2010年9月23日(木)
エアアジアX 茨城誘致「難しい」

羽田就航で知事見解
マレーシアの格安航空会社(LCC)「エアアジアX」が羽田-クアラルンプール間の路線開設を正式発表したのを受け、橋本昌知事は22日、定例記者会見で「同じ首都圏で、近くに入ってくるのは難しくなったのかなと思っている」と羽田路線の決定で、茨城空港への誘致が厳しくなったとの見方を示した。

県は2008年に同社への誘致活動を本格化し、同年7月には、同社のアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)が建設中の茨城空港を視察。同年12月には橋本知事がクアラルンプールの同社を訪ねてトップセールスした。

橋本知事は、アズランCEOとの会談後、「CEOの頭の中にあるのは茨城空港と確信した」などと早期の就航表明に期待。同社は10年以降の日本乗り入れを目指すとしたが、世界的な不況を背景に一時は先行き不透明になった。今年1月、同社は年内に日本路線を開設する方針を明らかにし、茨城空港を選択肢の一つに、成田、羽田両空港の発着枠の獲得が鍵になるとみられていた。

橋本知事は成田、羽田両空港ほか、関西国際など国内空港がアジアを中心にしたLCC誘致に乗り出していることから、「私たちも頑張って、首都圏にいい時間帯に入りたいという航空会社などを探して、就航にこぎ着けたいと思っている」などと述べた。

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12851712311100

2344荷主研究者:2010/09/23(木) 14:12:57

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100903/CK2010090302000147.html
2010年9月3日 中日新聞
FDAが名古屋空港にも本社機能 鈴木社長、路線拡大で表明

 フジドリームエアラインズ(FDA、牧之原市)の鈴木与平社長は2日、名古屋市で中日新聞の取材に対して、10月末から愛知県営名古屋空港(同県豊山町)で福岡線の就航に伴って、本社機能の一部を同空港に移転する考えを明らかにした。

 名古屋空港の今後の位置付けについて鈴木社長は、「就航する10月は本社社員200人余のうち名古屋への異動は50〜60人にとどめるが、いずれは100人以上を配置することになる」との見通しを示した。

 さらに「来年4月以降は整備関連や全社の運航指揮の機能などハード面を中心に本社機能の多くを名古屋に移す。静岡と拮抗(きっこう)した形となる」と述べ、名古屋と静岡の双方を拠点とする考えも明らかにした。

 将来的に名古屋の路線を拡大すれば、客室乗務員などの採用が必要となるため、同社長は「雇用や経済効果でも一定の貢献ができるだろう」と述べた。

2345荷主研究者:2010/09/23(木) 14:17:34

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201009040222.html
'10/9/4 中国新聞
飛行場存続の可能性を探る
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 広島市は3日、定期路線がゼロになる広島県営広島西飛行場(広島市西区)について、市営存続の可能性を探る有識者の「あり方検討委員会」(9人で構成)を開いた。市の事務局は、ビジネスや広島への観光の需要が見込める路線候補を提示。東京線は、小型ジェット機による1日2往復で搭乗率が採算ラインを超えるとの試算を示した。

 路線候補は、新幹線と比較し時間的に優位性が発揮できる400キロ圏外で、広島県や周辺と年間約7万人の交流がある―などの基準から8空港を選んだ。

 富山など利用低迷で撤退した路線も含むが、北海道国際航空(エア・ドゥ)副社長の小林茂委員は「地域構造は変動しており、新たな可能性を見いだせる」と支持した。

 市の事務局は、東京線の利用客数を試算。3空港が競合する関西圏のデータを基に東京線が復活した場合、広島空港(三原市)や新幹線との相乗効果を生むと判断、利用客を約8万8千人とした。活性化構想として広島南道路の開通に伴う「道の駅」の整備や、航空学校の誘致も挙げた。

 県立広島大教授の小見志郎委員長は「安定需要が見込まれるビジネス客をいかに集めるかが鍵。市営存続の可能性を高めるには運営コストの議論がさらに必要」と指摘。民間資金を活用するPFI方式の導入も議論した。

 検討委は11月上旬までに最終会合を開き、市への提言をまとめる。

2346荷主研究者:2010/09/23(木) 14:24:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100910t43012.htm
2010年09月10日金曜日 河北新報
大館能代空港「不便」イメージ解消 欠航時秋田へ無料バス

 大館能代空港(秋田県北秋田市)の周辺自治体でつくる空港利用促進協議会は今月、出発便が欠航した場合、乗客を秋田空港まで無料で送るバスの運行を始めた。「霧や雪で欠航が多くて不便」というイメージをぬぐい去り、利用促進につなげるのが狙いだ。来年3月末までで運行する。

 大館能代空港での欠航が決まったとき、秋田空港の代替便の発着状況や空席状況を確認した上で、空港内で無料バスの乗客を募集する。秋田空港出発の代替便がない場合などは、JR秋田駅までバスを運行する。

 県大館能代空港管理事務所によると、同空港では2009年度、悪天候などを理由に40便が欠航した。全運航便数に占める割合(欠航率)は1.8%だった。

 協議会事務局は「欠航率は高水準ではないが、『欠航が多くて不便』というイメージが広がってしまい、利用が伸び悩んでいる。安心して空港を利用してもらうため、代替バスの運行を決めた」と説明している。

 大館能代空港では全日空が羽田、大阪の2路線を運航している。両路線とも利用が低迷し、大阪線は来年1月で廃止となる。

2347とはずがたり:2010/09/23(木) 14:48:45
>>2345-2346
両空港とも廃止したいなぁ。

2348チバQ:2010/09/24(金) 20:21:27
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100924/erp1009241909009-n1.htm
成田−キエフの直行便計画 ウクライナ副首相
2010.9.24 19:08
 来日中のウクライナのコレスニコフ副首相は24日、都内で記者会見し、来夏から成田空港とウクライナの首都キエフを結ぶ直行便を開通させる計画を明らかにした。

 観光当局などによると、ウクライナの航空会社が来年7〜9月、チャーター便を週に1便程度運航する予定。

 コレスニコフ氏は「9月以降は定期便を就航させたい」と述べ、年間約1万人というウクライナへの日本人観光客を増やすことに意欲を見せた。

 航空会社の日本代理店によると、年内にも国土交通省に認可申請する予定。(共同)

2349チバQ:2010/09/24(金) 20:27:46
http://www.viet-jo.com/news/tourism/100923080754.html
ベトナム航空、国際線運賃を最大85%割引
2010/09/24 11:08 JST配信
 ベトナム航空(VNA)は「タンロン・ハノイ建都1000年」を記念して、国際線の割引航空券9万枚を販売する。最大割引率は85%で、9月30日〜10月10日の期間にVNAの販売代理店や同社ウェブサイト<http://www.vietnamairlines.com>で予約できる。

 対象になるのは、10月15日〜12月31日と来年4月1日〜5月31日の各期間内の出発便。ただし、ベトナムの祝日や渡航先の祭礼期間などは対象外になる。

 主な渡航先の割引往復運賃(エコノミークラス。諸費用含まず)と割引率は次のとおり。▽東南アジア諸国:95万ドン(約4100円)、85%▽ラオス・カンボジア:192万ドン(約8300円)、74%▽中国・香港・台湾:190万ドン(約8200円)、80%▽日本・韓国:580万ドン(約2万5000円)、82%▽オーストラリア:955万ドン(約4万1000円)、50%▽フランス・ドイツ・ロシア:1144万ドン(約5万円)、40%。なおこの金額は、発券時の対ドル為替レートにより変更される場合がある。

2350チバQ:2010/09/24(金) 20:28:49
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1731169.article.html
海外格安航空社に熱視線 「逆風」の佐賀空港浮揚策
 大阪便の来年1月からの休止や夜間貨物便の減便など逆風続きの佐賀空港の浮揚策として、佐賀県が、日本への新規参入が相次ぐ海外の格安航空会社(LCC)の“路線誘致”に熱視線を注いでいる。大都市近郊の地方空港に安い着陸料での就航を狙うアジアのLCCに、福岡都市圏やハウステンボスなど観光地へのアクセスの良さをPR、売り込みをかけている。空港の稼動率アップと観光客増のダブル効果を狙う。

 

 LCCは、機内サービスの有料化、インターネットなどによる航空券の直接販売、契約社員の活用などでコスト削減を徹底した格安運賃が特徴。航空自由化を受け世界各地で新規参入が相次いでいる。路線選定ではさまざまな優遇策を掲げる地方空港を狙う。最近では、春秋航空(中国)が上海−茨城間で片道4千円の格安運賃を設定して話題になり、12月にはアジア最大規模のLCCのエア・アジアXが羽田−クアラルンプール便を就航予定で、日本も本格的なLCC時代を迎える。

 

 佐賀県は、2千メートルの滑走路に離着陸可能な中型ジェット機が飛ぶことができる中国、韓国、台湾の東アジアのLCCとの交渉に乗り出している。既に春秋航空を含む4社と接触。福岡都市圏に近い立地の良さと県営空港として着陸料を国基準額の3分の1(東京便使用の小型ジェット機で1回約4万円)に減免する低コストサービスなどを中心にPRしている。

 

 ただ、北九州空港など他の地方空港も誘致に動いているほか、成田、関西空港もLCC専用ターミナル整備の検討に入るなど誘致合戦はますます激しくなる。「地方空港は路線撤退が相次いでいるだけに、どこものどから手が出るほど欲しいはず」と同課。それだけに「交渉の手の内などの情報は外には出せない」と神経をとがらせる。

 

 同課は「九州の中央に近くて都市圏や観光地に行きやすい立地の良さは何物にも代え難い強み」として、具体的な観光ルートの提案なども含めて売り込みをかける考えだ。

 

 佐賀空港の定期便は、東京路線(1日4往復)、大阪路線(1日2往復)の2路線だが、大阪便は利用客低迷で来年1月4日までで休止。このほかに国際チャーター便が不定期に発着し、2006年度には77便で1万220人が利用しているが、景気低迷などで08、09年度は10便台(千人超)に低迷している。

2351チバQ:2010/09/24(金) 20:29:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2010092402000031.html
海外ツアー 飛躍の秋 円高、羽田国際化 追い風
2010年9月24日 朝刊

羽田からの海外旅行を宣伝するパンフレットが置かれた旅行会社のカウンター=東京・有楽町で


 円高や羽田空港の国際化が追い風になり、十、十一月の海外旅行予約が好調だ。大手旅行会社では前年同月比で二〜三割上回る予約状況となっているところもある。この勢いを年末年始につなげたいと各社は羽田発ツアーを増やすなど商品の充実を図っている。

 旅行会社各社によると、九月は昨年に大型連休があった影響から、予約が前年割れとなったところも多かった。しかし、十月以降は近場のアジアだけでなく、円高の恩恵が大きい欧米方面の予約も好調という。

 また、十月末に羽田空港が本格的に国際化する影響も加わって、十一月はさらに予約が伸びている。

 近畿日本ツーリストの直近の予約状況では、十月が前年同月比14%増、十一月は25%増に。JTBは十月が横ばいだったが十一月は同16%増となり、日本旅行も十一月分が35%増と好調ぶりが目立つ。JTBの広報は「羽田の国際化が需要を底上げしている」とみており、年末年始の各社の予約状況も上々の滑り出しという。

 特に、羽田発の路線就航が多いアジアの人気が高く、日本旅行では十一月の中国と香港はいずれも前年同月の二倍以上の予約状況。JTBも二割以上増えている。

 こうした人気をチャンス到来とみて、各社は「羽田発ツアー」に力を入れる。日本旅行は「後泊プラン」として、帰国当日に羽田近くに割安で宿泊できるプランを設定。JTBは、地方空港から羽田空港へ乗り継ぐ利用者を対象に、羽田発の旅行代金にプラス千円で往復の国内線を利用できるプランを設けている。

 航空会社系の旅行会社では、羽田空港近くの駐車場を無料で利用できる特典をつける。今後も各社は特典の充実など羽田発ツアーにますます力が入ることになりそうだ。

 ただ、中国に関しては尖閣諸島沖の漁船衝突事件をきっかけに懸念が広がる。業界関係者らは、問題が長期化すれば予約への影響は必至とみて「早く元の状態に戻ってほしい」との声が上がっている。 (木村留美)

2352チバQ:2010/09/24(金) 20:30:22
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100924/mcb1009240504028-n1.htm
「スカイチーム」南米強化 アルゼンチン航空、来月にも加盟
2010.9.24 05:00

 南米5位の航空会社アルゼンチン航空は、来月にも米デルタ航空が主導する国際航空連合「スカイチーム」に加盟する。関係者が明らかにした。

 それによると、アルゼンチン航空の加盟は早ければ10月の最終週に正式決定する見通し。実現すればスカイチームの南米地域での存在感が増し、競合する航空連合「ワンワールド」に対抗できる。米アメリカン航空とスペインのイベリア航空を擁するワンワールドは、南米向けの長距離路線市場で優位に立っている。

 アルゼンチン航空のロンドン在勤セールスマネジャー、マックス・カンポス氏は電話インタビューで、もう一つの航空連合「スターアライアンス」とも協議中であることを認めた上で「より強力な連合はスカイチームだと思う」と述べた。

 アルゼンチン航空は姉妹会社のアウストラル航空とともにスペインのマルサンス・グループの傘下にあったが、2009年に国営化された。国内線のほか、サンパウロ、マイアミ、パリ、マドリード、シドニーといった海外の主要都市に就航している。

 今回のスカイチーム加盟について同連合の広報担当者は「加盟契約書に調印されないかぎり新たな提携先を公表することはない」と回答。アルゼンチン航空、デルタ航空の広報担当者はコメントを拒否した。(ブルームバーグ Mary Jane Credeur、Rodrigo Orihuela)

2353チバQ:2010/09/24(金) 20:36:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20100923-OYT8T00013.htm
日航 小型化新たに2路線
青森―羽田 座席3分の2に
 会社更生手続き中の日本航空は22日、今年度下期(10月31日〜3月26日)の運航計画を発表した。機体の小型化で座席数の大幅減を決めた青森―札幌便に続き、羽田や大阪便でも小型機材の比重を高め、この結果、青森空港発着便の座席数は全体で大幅に減ることになった。

 同社は、再生計画の一環として燃費の良い機材への切り替えを進めている。

 1日6往復している青森―羽田便は、中型機(290席)が5往復、小型機(150席)が1往復の現在の割合を段階的に変えて、2月以降は小型機5往復、中型機1往復とする。これにより、座席数は現行の65%に減少する。

 大阪便も、機材をやりくりする関係で一時は座席数が増えるものの、最終的には150席の現行の機材を76席に変更。札幌便の座席も半減する。

 一方、機材を変更した後の大阪、札幌便は、県が濃霧対策として青森空港に整備した計器着陸装置「カテゴリー3」に対応せず、装置の利用が限定的になる。

 濃霧でも誘導できる装置として県などが31億円を投じただけに、県新幹線・交通政策課は、「多額の費用をかけて整備した装置が使えなくなるのは残念。利用できる機体に変更することを日航に要望していく」と話している。

(2010年9月23日 読売新聞)

2354チバQ:2010/09/25(土) 20:53:12
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100925/biz1009251802008-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】「甘え」「おごり」からの決別 日航再生の現場 (1/3ページ)
2010.9.25 18:00

厳しい表情で機体の状態をチェックするJALエンジニアリングの武藤美希さん=9日、羽田空港(米沢文撮影) 今年1月に法的整理で経営破綻(はたん)した日本航空が、8月31日に更生計画案を裁判所に提出し再生へと踏み出した。計画案には、公的資金の投入や銀行による債権放棄に加え、グループで1万6千人の削減が盛り込まれた。負債を減らし財務内容をきれいにしただけでは再生は遠い。厳しいリストラの中、社員が士気を高め、かつての日航にはびこっていた「甘え」や「おごり」の意識と決別できるかにかかっている。


新たな自覚

 「自分にできることは、整備のプロとして安全で安心してもらえる飛行機を送り出すことだけ」

 8月にグループの女性整備士で初めて、出発前の中・大型機の最終チェックを行う「ライン確認主任者」に合格したJALエンジニアリングの武藤美希さん(31)。機体に厳しい視線を向け、整備の仕事に没頭する。

 最終チェックを終えると、航空日誌にサインし、機長に手渡す。このサインがないと飛行機は飛び立てない。

 「もともと機械いじりが好きだった」という武藤さん。夜勤明けや食事中も主任試験の勉強を続け、平成15年の入社から8年目であこがれの資格を手にした。

 経営再建に向け人員やコストの削減を進める中、現場にかかる負担や責任が重くなることは避けられないが、万が一にも事故を起こすことは許されない。航空会社にとって、「安全運航」は再建以前の絶対的な条件だ。

 「後輩の女性整備士を引っ張っていきたい」。日航グループの女性整備士は約120人。武藤さんは、重責とともに新たな自覚を胸に刻み前を向く。


信頼を取り戻す

 「ありがとうございます。ぜひお持ちください」

 8月25日夕刻。まだ日中の熱気が残る東京モノレール浜松町駅(東京都港区)の改札付近で、通行人にグループのパック旅行やキャンペーンを紹介する販売促進のパンフレットを配る日航社員のかけ声が響きわたった。

 毎月25日は「ニッコー(日航)の日」。この日は客室乗務員やパイロット、整備士など約35人のグループ社員のほか初めて大西賢社長も加わり、約3千冊のパンフレットを配った。

 「信頼を取り戻せるよう、社員一同努力します」。パンフレットには、社員直筆のメッセージカードが添えられている。

 参加した地上職の女性社員は「パンフレットを受け取ったお客さんから、逆に『がんばって』と声をかけられたこともある」と、うれしそうに話した。

 経営破綻で大きく傷ついたブランドイメージ。ライバル航空会社に流れた顧客も少なくない。

 「破綻前は、ナショナル・フラッグ・キャリアとして世界各地に飛行機を飛ばし、利用してもらって当たり前という殿様商売だった。サービスも含め意識が変わってきた」。日航中堅幹部は、信頼回復へ自信を取り戻しつつある。


コスト意識の浸透

 「強烈な意思を持って、誰にも負けない努力をしなさい」。東京都品川区にある日航本社の会議室。穏やかな口調で話す稲盛和夫会長の厳しい言葉に、幹部社員が神妙な顔つきで耳を傾ける。

 採算など経営意識を高めるため、6月にスタートした幹部社員教育。稲盛会長の強い要望を受け、課長職以上の約千人すべてを対象に順次行っている。これまでの受講者は約150人。

 ある幹部は「企業をいかに発展させていくのかという視点が欠けていた」と、これまでの考えの甘さを自省する。

 社員一人一人のコスト意識が高まり、7月には連結営業損益が231億円の黒字を確保するまで収益性は改善してきた。就任当初、「八百屋の経営も無理」と嘆いた稲盛会長も、「意識が変化して、それが業績に表れてきた」と、手応えを感じている。

 日本を代表する航空会社としてのおごりがあった−。外部有識者で組織する「コンプライアンス調査委員会」(委員長・才口千春元最高裁判事)は、8月末に公表した報告書で、歴代経営者の危機意識の欠如や判断の誤りを断罪した。

 昭和62年に半官半民から完全民営化に移行した後も、業績悪化と救済を繰り返し、「困ったときは国が助けてくれる」という“親方日の丸”の甘えが、社員からも抜けなかった。

 公的資金の投入を受ける今回は、再生へのラストチャンス。法的整理という荒療治で、社員の意識は着実に変わってきている。(大柳聡庸、米沢文)

2355荷主研究者:2010/09/27(月) 00:05:48

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/249238_all.html
2010年09/03 06:43 北海道新聞
サハリン航空が函館支店を10月半ばに閉鎖

 【函館】ロシアのサハリン航空が10月半ばに函館支店を閉鎖する。同社のユジノサハリンスク−函館線は昨年4月に定期便が休止し、今年7月にはチャーター便も消滅。早期の運航再開の見通しが立たないと判断した。同社の日本地区総販売代理店のUTSエアサービス(札幌)が明らかにした。

 函館支店は1994年4月に開設。定期便が休止する前は9人体制で運営していた。サハリン航空は今月中に幹部を函館市に派遣し、支店の閉鎖方針を伝える予定。

 国内初のサハリン路線として開設された函館線は、ピークの1998年には年間7321人が利用した。しかし、2001年に同社の新千歳−ユジノサハリンスク線が開設されたのに加え、昨年3月からはウラジオストク航空が成田−ユジノサハリンスク間の定期チャーター便運航を始めた影響もあり、利用が低迷。サハリンの石油・天然ガス開発が一段落し、日本や欧米の技術者の帰国が相次いだことも、函館線の利用低迷に拍車をかけた。

2356荷主研究者:2010/09/27(月) 00:06:31

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/249444_all.html
2010年09/04 08:55、09/04 09:48 北海道新聞
丘珠の方が便利?! HAC丘珠−函館96%増 A−net新千歳移転が追い風 8月旅客数

 北海道エアシステム(HAC)がまとめた8月の輸送実績によると、丘珠−函館線の旅客数は前年同月比96%増の6032人と、大幅に伸びた。増便効果に加え、全日本空輸の子会社エアーニッポンネットワーク(A−net)が7月に道内路線の拠点を丘珠から新千歳に移したことで、札幌から遠い新千歳空港を敬遠した利用客を取り込んだ形だ。

 競合するA−netの新千歳−函館線の8月の旅客数は同22%減の5842人。札幌市街に近い丘珠発の函館線を利用していた人が新千歳に向かわず、乗り換え不要なJRに切り替えたほか、HACの丘珠−函館線に流れたとみられる。HACは「A−netの新千歳集約による乗り換え需要があり、増便で座席数が増えた以上に乗ってくれた」と分析している。

 A−netの新千歳移転を受けて、7月から増便したHACの丘珠−釧路線も同64%増の3497人と大きく伸びた。

2357荷主研究者:2010/09/27(月) 00:07:05

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/249838_all.html
2010年09/07 06:00 北海道新聞
全日空、新千歳発着の深夜貨物便を減便へ 空港24時間運用に影響

 新千歳空港の24時間運用に関連し、全日空が深夜貨物便の一部を10月31日から運休させる方針を道に伝えていたことが6日、明らかになった。道は、住民との合意で1日6回に限られている深夜・早朝時間帯(午後10時〜午前7時)の発着枠拡大を目指しているが、6枠を満たせない日が生じることになり、拡大の必要性が問われそうだ。

 道によると、全日空は現在、毎日運航している羽田との貨物便2便(新千歳午前1時55分着、午前2時10分発)を、貨物の少ない日曜、月曜と、祝日の翌日は運休させる。これにより、この運休日の深夜・早朝発着枠は4枠しか使用されないことになる。全日空からは「扱い量の少ない日の運航をやめることで経営を改善したい」と説明があったという。

 これとは別に、午後10時に中部から新千歳に到着する日本航空の旅客便も、10月1日から運休。代わりに北海道国際航空が10月31日から、仙台からの旅客便を午後10時到着に変更するが、来年3月26日までの措置という。

 道は昨年6月以降、「深夜・早朝便の需要拡大が見込まれる」として、千歳、苫小牧両市の住民と枠拡大に向けた協議を続けているが、難航している。道幹部は「短期的に需要が減るのは残念。長期的に見れば航空各社の需要はあり、協議の進展を図りたい」としている。

2358荷主研究者:2010/09/27(月) 00:18:49

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003415278.shtml
2010/09/09 10:01 神戸新聞
神戸空港島にヘリ大手進出 仏会社、事業開始へ 

 ヘリコプター製造販売で世界最大手の仏ユーロコプターが、機体整備やパイロットのシミュレーション訓練をする拠点を神戸空港島に設ける方向で検討していることが、8日分かった。今秋中に計画を固め、空港島の1〜1・5ヘクタールの土地を購入し、2012年4月の事業開始を目指す。

 同社はエアバスなどを傘下に持つ欧州の航空宇宙産業最大手EADSのヘリ会社で、日本法人のユーロコプタージャパン(東京)が事業を手掛ける。救急医療や報道、災害対応、法人、個人用などさまざまな用途のヘリを販売しており、日本国内のシェアは約50%。

 ユーロコプター製ヘリのパイロットは欧州の施設で訓練を受けてきたが、神戸に新拠点を置くことで利便性を高める。大阪空港にある整備拠点も神戸に集約する。

 ヘリは欧州で製造しているほか、日本企業にも製造委託しているが、今後は日本製を増やし、アジアに輸出したい考え。周辺に関連メーカーがあることが、神戸進出のポイントになったという。

 一方、神戸空港島の民間向け分譲用地は82・8ヘクタール。売却は、結婚式場や港湾運送、レンタカー会社など6社で計5・1ヘクタールにとどまっている。神戸市は07年度から、1平方メートル当たり27万円の土地価格を、半額の13万5千円にして売却を急いでいる。

(西井由比子)

2359チバQ:2010/09/28(火) 00:52:37
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100928k0000m020130000c.html
米国:格安航空2社が経営統合
 米格安航空大手のサウスウエスト航空は27日、同業のエアトラン航空の親会社エアトラン・ホールディングスを約14億ドル(約1200億円)で買収し、経営統合すると発表した。統合で路線網を充実させ、経営効率化を図る。統合後の新会社は就航都市が米国と周辺国に100以上、従業員は約4万3000人となる。

 米航空業界は原油価格の高止まりや競争激化で厳しい経営環境が続いており、業界再編が進んでいる。(共同)

2360チバQ:2010/09/28(火) 00:54:41
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/20100927t53013.htm
山形空港岐路 利用低迷拍車の恐れ 発想転換問われる地元

10月末から2路線だけの運航となる山形空港(写真は18日の「山形空港フェスティバル」で日航機の前で記念撮影する人たち)







 経営再建中の日本航空の路線廃止とダイヤ改正を1カ月後に控え、山形空港(山形県東根市)の存在意義が揺らいでいる。現行4路線のうち、残るのは2路線だけ。搭乗率は低迷し、改正されるダイヤの評判も悪い。「空港は県内交通網の基幹」と主張し、路線の存続を訴えてきた山形県などの主張は説得力を失いつつある。

◎満額回答と言えず
 山形空港で現在運航されているのはすべて日航の路線で、10月末の路線廃止、ダイヤ改正は表の通り。東京、大阪の2路線だけとなり、1日の離着陸は計8本。
 山形空港の2009年の利用者数は約17万人で、ピークだった1991年の約4分の1。09年の4路線の搭乗率は45.3〜57.2%にとどまる。
 空港利用拡大推進協議会(会長・市川昭男山形市長)は日航に、ビジネス客の利用が多い東京線の利便性向上を働き掛けてきた。改正ダイヤでは、羽田着は午前11時25分。帰りの便は午後4時35分発だから、約5時間、東京に滞在できる計算だ。
 だが、このダイヤ改正は、地元にとって“満額回答”とは言い難い。都心までの移動や搭乗手続きにかかる時間を差し引くと、実質的な東京滞在時間は3時間程度。複数便化の要望も実現しなかった。
 空港の地元・東根市の土田正剛市長(協議会副会長)は「東京線のダイヤ改正の代わりに、大阪行きがすべて午後の出発になり、日帰りが不可能になった。これではプラスマイナスゼロだ」と不満を表明する。
 今回のダイヤ改正は、旅行業界にも悩ましい。旅行会社「JTBメディアリテーリング」(東京)は「羽田発が夕方では使いにくい。利便性なら新幹線の方が上なので、ますます利用者が減ってしまう」と予測する。
 鹿児島―羽田―山形と乗り継ぐ商品を手掛けていた鹿児島県の旅行会社の担当者は、東京線の機材縮小を懸念する。「単価が安い団体席が提供されなくなる可能性がある。今後は割高なツアーを組むか、高速バスやJRを利用するしかない」と頭を痛める。

◎脱陳情へ戦略必要
 山形空港を今後どうするのかについて、真正面からの議論は十分とはいえない。
 日航の再建は、政府も出資する企業再生支援機構が担う。国土交通省航空局は「地方空港は自治体の申請で建設された。その活性化は自治体の努力が大前提」と淡々と説明する。着陸料の免除や団体旅行への助成を示唆するが、山形空港では既に導入済みだ。
 地元自治体も「企業の経営判断には踏み込めない」(県地域・交通政策課)と、路線縮小などの動きがあれば、国や航空会社に路線存続を求めて陳情するだけだった。
 これに対し、時代を見据えた戦略の必要性を説くのが、財団法人運輸政策研究所(東京)の森地茂所長。「低運賃の航空会社(LCC)が日本に本格参入する日も近い。アジア市場を視野に入れ、山形空港からサクランボなどの特産品を売り込んでもいい。物流コストの抑制にもつながる」と将来展望を描く。
 別の航空問題に詳しい専門家は「地方空港が乱立する現在、大胆な発想が必要だ。例えば、仙台空港までの鉄道のアクセス網を強化する知恵があってもいい。日航の経営再建を待つよりも、ずっと現実的だ」と話している。


2010年09月27日月曜日

2363チバQ:2010/09/28(火) 20:33:42
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100928/bsd1009281029011-n1.htm
日航、一方的な整理解雇を検討 希望退職の応募低調で
2010.9.28 10:28

 会社更生手続き中の日本航空が、今後の希望退職者が一定数に達しない場合、一方的に雇用契約を解消する「整理解雇」を検討していることが28日わかった。今年度中にグループで約1万6千人の人員削減を実施する計画だが、これまで募集に応じた希望退職数では目標達成にめどが立たないと判断した。27日に労働組合に整理解雇を検討する意向を伝えたが、労組側の反発は必至だ。

 日航は9月3日から計1500人の希望退職を募集。24日に締め切った1次募集では、応募が目標を下回ったもようだ。さらに10月1日から22日まで2次募集を行う。ここでも目標を下回った場合、8月31日に裁判所に提出した更生計画案に盛り込んだリストラ策が遅れる懸念が生じる。

 整理解雇になった場合、希望退職に比べ、退職者は年金や退職金が不利になる場合がある。実施にはそれを回避するための経営努力や人選の合理性、手続きの妥当性といった要件を満たす必要がある。

2364とはずがたり:2010/09/28(火) 21:57:54
>>2360
画像保存。

山形空港の4路線の廃止,ダイヤ改正
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/20100927_ea-01.jpg

2365とはずがたり:2010/09/28(火) 22:01:33
>>2360,2364
>別の航空問題に詳しい専門家は「地方空港が乱立する現在、大胆な発想が必要だ。例えば、仙台空港までの鉄道のアクセス網を強化する知恵があってもいい。日航の経営再建を待つよりも、ずっと現実的だ」と話している。
山形空港は廃止してそのカネを仙山線改良に注ぎ込んだ方が山形市民の為に成ると思うが,山形の商店街には打撃かなぁ。。京都と大津と並んで県都が隣接する仙山都市圏ではある。そんな近くはないけどw

2366チバQ:2010/09/29(水) 12:17:45
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100929k0000e040031000c.html
フジドリームエアラインズ:静岡−小松便打ち切りへ
 航空会社「フジドリームエアラインズ」(FDA、本社・静岡県牧之原市)は29日、静岡空港と石川・小松空港を結ぶ路線を来年3月27日で打ち切ると発表した。76〜84人乗り機で今年6月以降1便減らしたものの、8月末までの搭乗率が27.3%にとどまっていた。【平林由梨】

2367チバQ:2010/09/29(水) 12:18:35
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001009290005
県営佐渡空港 厳しい逆風
2010年09月29日


滑走路の2千メートル化と定期便再開で揺れる佐渡空港=佐渡市秋津

 佐渡市秋津の県営佐渡空港をめぐる動きが、慌ただしくなってきた。一つは長さ890メートルの滑走路を2千メートルとする計画。3月に県議会で佐渡―羽田間の空路開設が否決されながらも建設計画は継続され、市が掲げた地権者との交渉期限が今月末に迫っている。もう一つは佐渡―新潟便の再就航で、来春の再開を目指して県と市、航空会社の協議が続く。いずれも市にとっては悲願だが、見通しは不透明で、関係者には焦りの様子もうかがえる。(川崎友水)


   ◇


 滑走路の2千メートル化計画が持ち上がってから20年近く。地元地権者との交渉は難航し、一時は休止状態にも陥ったが、泉田裕彦知事が2007年に佐渡―羽田間の空路構想をぶち上げてから再び動きだした。


 県は計画を進める条件として、市に地権者全員の同意を取り付けるよう迫った。この間に用地の地価は、県が1993年に示した買収予定価格の3分の1まで下落。実勢価格での買い取りを主張する県に対し、市は計十数億円ともいわれる差額分を補填(ほてん)することも決断した。さらに地権者が亡くなって相続した人まで対象が広がり、島外にまで足を運ばざるを得なくなった。


 交渉の現状について、市は9月市議会で地権者152人のうち91%にあたる139人から同意を得たことを明らかにした。しかし、残る未同意者には以前から建設反対を唱える人たちも含まれる。市交通政策課の佐々木正雄課長は「全員の同意取得に向け全力を尽くしているが、厳しいのは事実」と苦しい胸の内を明かす。


 高野宏一郎市長は交渉期限を迎える今月末に何らかの結論を出し、県に判断を委ねる見通しだが、地権者全員の同意を求める県がこれにどう対応するかは見えてこない。ある市議は「地元が必死になってやっているのに、県は素っ気ない。本当に2千メートル化を進める気があるのだろうか」といぶかしがる。


 一方、08年に旭伸航空(新潟市)が撤退して以降、休止している佐渡―新潟便の再就航をめぐっては、参入の意思を示す新日本航空(鹿児島県)と県、市の3者による交渉が続いている。


 同社は小型機を1日4往復運航させる計画で、県と市は赤字を補填する目的で年間6400万円を上限に補助金を出すことを決めている。同社は、運賃を旭伸航空時代と同じ片道7350円、搭乗率50%以上とすれば、補助金の範囲内で運営が成り立つと見込んでいるが、県は市に対して正確な需要を把握し検証するよう求めている。


 定期路線の有無は、2千メートル化や将来の羽田便開設への実績となるだけに、市は島内の各事業所を回って利用促進を訴えるが、昨今の経済事情もあり反応はもう一つだという。市は「佐渡汽船のカーフェリー故障もあり、空路の必要性は再認識された」と強調するが、島民からは「ジェットフォイルでさえ運賃(通常料金は片道6千円程度)が高くて乗らないのに、それより高い飛行機に乗る人がどれだけいるのか」という冷ややかな声も聞かれる。

2368チバQ:2010/09/29(水) 12:19:28
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201009280435.html
羽田第2ビル、豪華に変身 ロビー倍増、百万円のいす…
2010年9月29日7時27分

通路に置かれたイス。約260脚のデザインがすべて異なる=羽田空港第2旅客ターミナルビル


 羽田空港第2旅客ターミナルビルの増築工事が完成し、28日、報道陣に公開された。ロビーの面積がほぼ倍増。10月13日にオープンする。

 総事業費約190億円。設備は豪華だ。イタリアやドイツなどから取り寄せた約260脚のイスは一脚一脚デザインが違い、最高は1脚100万円という。

 航空会社やテナントから「家賃が高い」と言われているビル。「狙いは乗客に思い思いにくつろいでもらうこと。ぜいたくしたいわけではない。金の話はやめましょう」と運営会社の担当者。

2369チバQ:2010/09/29(水) 12:20:38
http://www.asahi.com/business/update/0928/TKY201009280442.html
日系人の「架け橋」 日航ブラジル直行便、運行に幕
2010年9月29日3時1分

 【サンパウロ=平山亜理】会社更生手続き中の日本航空は南米ブラジル・サンパウロ―成田線の廃止を決め、27日夜、最後の便がサンパウロを飛び立った。日系ブラジル人たちは運航継続を求めて署名運動などをしたが、32年の定期運航は幕を閉じた。

 この日、日航搭乗手続きカウンターの前には、最終便と同じボーイング747―400型機の模型が展示され、最後の乗客が客室乗務員らと記念写真を撮った。最終便に乗り込む前に、日系2世の中島澄男さん(75)は、「残念でならないよ。日系の年寄りたちが頼りにしていたのに、これからどうすればいいんだ」と話した。

 サンパウロ―成田線は1978年に定期便が就航。ニューヨーク経由で25時間のフライトは日系人にとってブラジルと祖国とを結ぶ「懸け橋」。日本人客室乗務員のサービスや本格的な和食の機内食などが愛されていた。

 日系人らが中心になり、「日本の翼をブラジルの空から消さないで」と運航継続を求める署名運動を行い、約1万人の署名を日本の国土交通省に提出した。

 今後は、全日本空輸が10月15日から、ブラジルの航空最大手「TAM」と週7日の共同運航(コードシェア)を実施する。

2371チバQ:2010/09/29(水) 22:13:31
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-17430620100929
英BA・アメリカン航空・イベリア航空、大西洋路線の提携で合意
2010年 09月 29日 17:02 JST
 [ロンドン 29日 ロイター] 英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)(BAY.L: 株価, 企業情報, レポート)、AMR(AMR.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下のアメリカン航空、スペインのイベリア航空(IBLA.MC: 株価, 企業情報, レポート)は大西洋路線での戦略的提携で正式に合意した。航空連合ワンワールドとしてのサービスを10月から開始する。
 BAは4月にイベリア航空と合併で合意、アメリカンとも提携を強めていた。3社の提携は7月に米国と欧州連合(EU)から認可を得ていた。

2372チバQ:2010/09/29(水) 22:41:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100929-00000593-san-bus_all
日航、8月の営業利益9・5倍 国際線の単価が改善
産経新聞 9月29日(水)17時29分配信

 会社更生手続き中の日本航空は29日、中核運航会社の日航インターナショナルの8月の営業利益が前年同月比9・5倍の323億円に拡大したと発表した。グループの連結営業利益も405億円の営業黒字を確保した。売上高に相当する営業収益は、日航インターナショナルが1234億円、グループ連結が1499億円だった。

 8月の収益が拡大した理由について、日航の大西賢社長は同日の記者会見で「国際線の単価が改善したうえ、コスト削減の加速で営業費用が大幅に減少したため」と説明した。

 日航の営業損益は4〜6月期に続き、7、8月も黒字に転換し、9月も費用削減で黒字を確保したもようで、2011年3月期は641億円の黒字を目指している。

2373チバQ:2010/09/30(木) 21:25:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20100930-OYT8T00144.htm
小松―静岡便撤退へ 来春
FDA、搭乗率改善見込めず


小松―静岡便を運航する「フジドリームエアラインズ」の機体(2009年5月23日撮影)  航空会社「フジドリームエアラインズ(FDA)」(静岡県)は29日、小松―静岡便を来年3月27日以降運休すると発表した。同便は1年8か月で小松空港から撤退することになる。利用者が伸び悩み採算のめどが立たないためだが、同便を巡っては就航時から「大きな需要は見込めないのでは」との声が上がっていた。

 同社によると、小松―静岡便は昨年7月23日の就航時は1日2往復で運航していたが、機体を他の便に回すため、今年6月から1日1往復に減便。就航当初から平均搭乗率は39・5%(昨年7月23日〜今年5月31日)と低かったが、減便に伴い利便性が低下し、27・3%(6月1日〜8月31日)とさらに悪化していた。昨年度は赤字、今年度も黒字に転換する見込みがないことから、撤退を決めた。

 同便は両空港を夕方に発着するため、ビジネスに使うにも、往復するには宿泊する必要があることや、大人普通運賃が2万800円と、特急電車と新幹線を乗り継ぐ場合に比べ2倍近くかかることから、搭乗率向上は困難とみられていた。

 同社は「当初はビジネスや観光に需要があると見込んでいたが、東海北陸自動車道の完成や高速道路の土日1000円化、リーマン・ショックによる景気の悪化など悪条件が重なり、想定ほど利用が伸びなかった」と説明している。

 県空港企画課は「非常に残念だ。運航時間が夕方となってからは使い勝手が悪く、昼間へのダイヤ改正を要望していたのだが……」。と落胆した様子。ただ、撤退に伴う県内への影響について、県観光推進課は「県内への観光客のうち、静岡からの来県は約1・5%。影響は軽微だ」としている。

 静岡便の就航をきっかけに静岡市と「交流連携都市協定」を締結した金沢市は「運休まで時間があり、協定を続けるかどうかの検討は時期尚早」としている。

(2010年9月30日 読売新聞)

2374名無しさん:2010/09/30(木) 23:23:51
FDAの静岡撤退、名古屋集中化という
冗談みたいな展開が近づいてきたな。
次は九州新幹線全通による
静岡ー南九州線がヤバイな。

2375チバQ:2010/10/01(金) 12:27:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20101001-OYT8T00067.htm
国際線巡る溝深く両地元立場主張に終始
関空・伊丹経営統合初の意見交換


会合後、「それぞれの立場を明らかにできた」と語る花角・大阪航空局次長(中央)ら国交省幹部(大阪市中央区の大阪航空局で)  関西空港と大阪(伊丹)空港の経営統合に向け、30日に大阪市内で、国土交通省や両空港周辺の自治体関係者らが初めて集まった意見交換会。国際便の復活やジェット機の増便を求めている伊丹側と、関空を国際ハブ(拠点)空港として浮揚させたい関空側との溝の深さが改めて浮き彫りになった。

 冒頭、伊丹空港の地元・兵庫6区選出で同省の市村浩一郎政務官が「関空と伊丹は対立構図であってはならない。関西が元気になるよう知恵を出し合ってほしい」と、双方の地元に経営統合への理解を求めた。

 意見交換は非公開で行われた。関空、伊丹双方が対立する伊丹の国際線復活について、伊丹側は直接言及しなかった。

 伊丹周辺11市でつくる大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)会長の藤原保幸・兵庫県伊丹市長は「伊丹は持っている潜在能力をまだ活用する余地がある」と述べ、同県も「伊丹は使う人が多い空港。その価値をどう増加させていくかを考えていきたい」と主張し、国際線復活を含めた伊丹の活性化を訴えた。

 これに対し、関空周辺13市町の泉州市・町関西国際空港対策協議会(関空協)副会長の向井通彦・泉南市長が「関空は伊丹廃止を前提として作られた経緯がある」と、伊丹国際線の復活に反対し、和歌山県も「伊丹に国際線を復活すると、関空の経営改善を阻害するのではないか」と懸念を示した。

 終了後、花角英世・国交省大阪航空局次長は報道陣に対し、「それぞれのポジションを明らかにすることができた第一歩。すべて一致するのは難しいが、今後着地点を探っていきたい」と話した。

(2010年10月1日 読売新聞)

2376チバQ:2010/10/01(金) 12:28:48
http://www.asahi.com/business/topics/economy/NGY201009300024.html
悲願の国産ジェット生産開始 低燃費武器に脱「下請け」
2010年10月1日1時59分
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 初の国産小型ジェット旅客機「ミツビシ・リージョナル・ジェット(MRJ)」の生産が30日に始まった。1974年に生産中止となったプロペラ旅客機YS11以来の国産旅客機事業。次世代産業としての育成や、国内製造業の技術力アップを狙って国も支援する。低燃費や快適性を武器に世界の航空会社に売り込みをはかる。

 「日本の航空機産業の夢を乗せて、MRJを大いに羽ばたかせたい」。30日午前、MRJの製造を担う三菱重工業大江工場(名古屋市港区)で開かれた製造開始の記念式典。開発を担当する三菱航空機の江川豪雄(ひでお)社長は、力強く宣言した。

 国産ジェット旅客機の生産は日本の航空機産業の悲願だった。1960〜70年代、国や三菱重工などがつくったYS11は販売が伸びず、赤字が膨らんで撤退。その後、日本の航空機メーカーは、米ボーイング社や仏エアバス社の「下請け」に甘んじてきた。だが、下請けは利幅が薄く、中国など新興国企業との受注合戦も激しい。生き残りを懸け、旅客機製造に再挑戦する。

 三菱重工が目をつけたのが、100席以下の小型ジェット旅客機(リージョナルジェット)。大都市の拠点空港と地方空港間や、地方空港同士を結ぶ中・近距離向けの機体として、今後20年で5千機近い需要があるとみる。MRJはうち1千機の受注を目指す。1号機は12年春の完成見込み。14年に全日本空輸へ納入される予定だ。

 MRJの最大の特徴は燃費の良さだ。燃費効率の高い米国製エンジンを採用し、最先端の炭素繊維複合材を機体の一部に使って軽量化。ライバル社の同型機と比べて燃費を20〜30%向上させた。飛行機を1機飛ばすのに必要なコストの約4割は燃料費とされ、江川社長は「MRJの採用が、航空会社の競争力アップにつながる」と自信を見せる。

 機内の快適性も追求。座席上の荷物入れを大きくし、疲れにくい座席も導入。価格も1機30億〜40億円に抑えた。

 機体設計は戦前に「零戦」が開発された大江工場で行われ、組み立てはYS11を生産した小牧南工場(愛知県豊山町)で行われる。「ベストセラーをつくり、世界を席巻したい」(江川社長)。世紀をまたいだ「再挑戦」に、関係者の夢は膨らむ。

 政府は、航空機産業を次代の成長産業の一つと位置づけ、関連産業の国内売上高を現在の約1兆円から20年後に3兆円に伸ばす目標を掲げる。その牽引(けんいん)役と期待されるMRJの開発費は1800億円。うち約500億円を国が支援する方向だ。トヨタ自動車や三井物産、住友商事なども三菱航空機に出資して「日の丸ジェット」を支える。

 最先端技術の塊である航空機の生産は、国内の部品・素材メーカーの技術力を伸ばし、関連産業を育てる波及効果も見込める。経済産業省は「MRJの生産を通して、日本の航空機産業のレベルは飛躍的に上がる」と期待する。


■寡占市場 崩せるか

 だが、競争環境は厳しい。100席以下のジェット旅客機の市場は、ボンバルディア社(カナダ)とエンブラエル社(ブラジル)による寡占が進む。中国やロシアの航空機メーカーも、国内需要の拡大を見据えて開発に乗り出し、すでにテスト飛行の段階に入っている。MRJの出遅れ感は否めず、「今回はラストチャンス」と危機感もにじむ。

 MRJは昨年までに、全日空と米国の地域航空会社から計125機を受注済みだが、採算ラインとされる350機には遠い。当面は実機がない中での営業を強いられる。7月に英国であった大型見本市「ファンボロー国際航空ショー」でも受注はゼロだった。

 過去の購入実績を重視する航空会社が多いことも、後発のMRJには「逆風」だ。競合他社も、MRJと同じメーカーからエンジンの供給を受ける検討をしており、差別化が難しくなる可能性もある。

 三菱航空機は米国に次ぐ営業拠点を年内に欧州に設ける計画だが、それでも、世界を飛び回る営業部隊は50人余り。修理部品の供給などのサービス網の構築も、今後の課題となる。

 航空機の製造・販売は息の長いビジネスだ。黒字化には初号機の納入から10年程度はかかりそうだ。MRJの製造部門を統括する三菱重工の後藤純一郎さんは、「ただ飛行機を飛ばすだけではダメ。利益が出なければ、事業の継続が難しくなる。徹底したコスト削減を進め、競争を勝ち抜きたい」と意気込む。(伊沢友之、木村裕明、金井和之)

2377とはずがたり:2010/10/02(土) 23:26:30

スカイマークが就航 熊本−神戸、羽田線
2010年10月01日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20101001006.shtml

 スカイマーク(東京)が1日、熊本−神戸、熊本−羽田線に就航した。熊本空港への新規就航は2009年7月のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡県牧之原市)以来。スカイマークは、破格の低価格戦略を打ち出しており、熊本の空でも旅客獲得競争が激化しそうだ。

 ボーイング737−800(177人乗り)を使用。30日までは熊本−神戸線を3往復(1往復は神戸経由の羽田線)、31日から神戸線を2往復、羽田線を3往復運航する。

 平日の通常運賃は30日までが、神戸線1万2800円(金・土曜、休日は千円増)、羽田線1万6800円(同2千円増)で、最安の割引運賃は神戸線5800円、羽田線9800円に設定。31日〜12月16日は、平日運賃を羽田線9800円(金〜日曜は3千円増)、神戸線8800円(同)にする。

 08年9月から熊本−神戸線に就航している天草エアライン(天草市)は、スカイマークとの競合を避け、11日までに同線から撤退。12月中旬に熊本−大阪線に就航する。(福井一基)

2378チバQ:2010/10/03(日) 10:32:12
http://mainichi.jp/select/today/news/20101003k0000e020002000c.html
日航:撤退、苦しむ地方 通院の「足」危うく…北海道奥尻
2010年10月3日 9時9分

 経営再建中の日本航空の大幅な路線削減が地方を揺さぶっている。リストラの一環として、10月から順次、不採算の国内線30路線から撤退するが、対象の地元は生活や地域経済への悪影響を懸念する。自治体は路線を何とか維持しようと代替策を練っているが、財政負担の増加に直面し、日航破綻(はたん)のしわ寄せに苦しんでいる。【山本明彦】

 北海道函館市の北西約100キロにある奥尻島。奥尻空港では、体の不自由な高齢者が通院のため車椅子で函館行きのプロペラ機(36人乗り)に乗り込む姿が珍しくない。定期便は、日航の子会社「北海道エアシステム(HAC)」が函館間を1日1往復するだけだ。

 しかし、日航は、年内にもHACへの出資比率を51%(49%は道が出資)から15%未満に引き下げ、日航グループとしては奥尻−函館便は運航せず、路線の維持の判断も含めたHACの経営は地元自治体などに委ねることを決めた。

 「函館の空路がなくなったら、困るねえ」。奥尻島の70歳代の主婦がつぶやいた。ひざの痛みの治療のため1〜2カ月おきに函館の病院に通う。空路なら約30分だが、フェリーと鉄道、バスを乗り継ぐと4〜5時間かかり、乗り換えがつらい。奥尻町の杉山静治・政策推進係長は「乗客の多くは、函館や札幌の病院に行く高齢者。高齢化の進む島には不可欠な路線だ」と話す。

 島で唯一の病院の町国民健康保険病院は常勤医師が2人。MRI(磁気共鳴画像化装置)などはなく、1〜2カ月ごとに札幌や東京から専門医が来るが、柴田正副院長は「空路を失えば、招きにくい」と話す。

 だが、地域経済の低迷でHACの業績は厳しい。道内7路線を運航するが、10年3月期の売上高は前期比9.6%減の21億3800万円、6700万円の最終赤字。赤字は5期連続で、赤字幅も前期の400万円から悪化した。とりわけ奥尻路線の赤字は07年度に4000万円超、08年度は1000万円超に上った模様だ。

 道は奥尻路線を維持したい考えで、7月には、HACが就航する丘珠空港の地元・札幌市などに新たに出資を求める案を示した。新たな出資比率は道36%、札幌市18%、日航14.9%。札幌市は約1.5億円の出資を求められるが、「出資比率が日航を上回るのは理解できない」(市幹部)などと反発。財政難の中、経営リスクを負うのは避けたい考えで交渉は難航している。

 函館市も奥尻などの路線存続を要望しているが、道も経営への積極関与には及び腰。8月に予定していた経営体制の確立も10月以降に持ち越しとなり、奥尻島では「最終的には路線がなくなるのでは」との不安が広がる。

 ◇地方撤退、10月末から本格化 自治体、負担増に
 日航の地方路線撤退は10月1日の中部国際−仙台を皮切りに、10月末から本格化する。日航が既に撤退した路線も含めて、空の足を維持するため、自治体は新たな財政負担を迫られている。

 5月末に日航が撤退した長野県営松本空港は、新興航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡県)が6月から札幌、福岡の2路線を引き継ぎ、「定期便ゼロ」の事態は免れた。県はFDAに対し、空港カウンター整備やキャンペーンなどの支援策6149万円を計上し、10年度の空港関連事業費は前年度から倍増。約4200万円が見込まれる着陸料も免除する。

 長野県がFDAを優遇するのは、定期便がなくなれば、松本空港の廃港が現実味を帯びるからだ。県交通政策課は「山岳遭難などの防災対策や雇用の受け皿として、空港は不可欠」と話す。ただ、松本空港の7月の利用率は、札幌便が84.7%と好調だった半面、福岡便は37.4%と低調。「札幌線は冬場に需要が落ち込む」(旅行代理店)可能性が高く、不安はくすぶる。

 日航が来年3月までの全面撤退を表明した愛知県営名古屋空港(小牧空港)は、空港収入の約2割(約3億円)を日航の着陸料などに頼る。09年度は隣接する航空自衛隊小牧基地の利用が増え、中部国際空港開港時に県営化された05年度以来初めて黒字になったが、日航撤退で赤字に逆戻りしかねない。地元自治体は一部路線の存続を求めているが、困難な見通しだ。

 大手航空会社は従来、羽田便で上げた収益で赤字路線を維持してきた。しかし、日航は赤字路線を抱える余裕はなくなり、破綻のツケが地方に及んできている。

2379チバQ:2010/10/03(日) 10:34:03
>>1899とか
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20101003401.htm
小松空港発の新路線検討 カーゴルクス、北米や香港有力
カーゴルクス航空が運航する国際貨物便=小松空港
 【トロント=築田和夫】カーゴルクス航空(ルクセンブルク)は、小松空港発の定期貨物便について、新たな路線開設の検討に入った。北米、香港便が有力。同社は新型機材導入時期や景気動向などを見極めた上で、新規就航を判断するとみられる。カナダ・トロントを訪問中の谷本正憲石川県知事が2日夜(現地時間同日午前)、明らかにした。
 カーゴルクス航空は来年から、新型機材(ボーイング747―8F)を既存路線を含めて順次導入する予定。新型機は従来機に比べ、最大積載量が16%増で、1トンあたりの燃料コストは17%軽減されるという。

 カーゴ社は新機材の導入とともに、今年6月に日本とルクセンブルク政府間でカーゴ社の運航条件が見直されたことを契機に、収益力の強化のため、新路線開設の本格的な協議を始めた。

 運航条件の見直しでは、小松から北米、香港への貨物輸送が可能となり、寄港地として、北米ではシカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスが新たに加わった。北米便が就航すれば、小松から北米を経て、欧州に向かう世界一周ルートが構築されることになる。

 谷本知事は「小松空港の貨物空港としての拠点性が飛躍的に高まる。一日も早い就航を望んでおり、必要な支援や働き掛けをしたい」と期待感を示した。

 小松とルクセンブルクを結ぶ定期貨物便は1994年7月に運航を開始。現在、週3便体制となっている。

 小松空港での国際貨物取扱量は、不況で前年割れが続いていたが、昨年末から持ち直し、今年度は8月末までの輸出入の合計が約6365トン、前年同期比95%増と回復している。

 カーゴ社は円高など経済情勢の先行きに加え、小松での国際貨物集荷の可能性などを含め慎重に検討を進める方針だ。

2380チバQ:2010/10/03(日) 12:03:13
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101002-OYT1T00383.htm
成田発着枠、30万回実現へ…羽田国際化に対抗
 成田空港の年間発着枠を30万回に拡大する計画が実現する見通しとなった。


 70%が騒音地域で、計画に慎重な姿勢を示していた千葉県芝山町が受け入れる方針を固め、1日夜の住民説明会で「将来的には町の発展につながる」と表明した。国、県、成田国際空港会社(NAA)、空港周辺9市町は13日に開く「4者協議会」で、同計画に最終合意する予定だ。

 成田空港の現在の年間発着枠は22万回で、NAAは「8万回増で羽田空港の国際化に対抗できる」としている。

 4者協議会は2009年1月から、30万回への拡大計画について検討を始めた。同年12月には国が、30万回実現に不可欠な管制の新方式「同時離着陸方式」を11年にも導入する考えを表明。NAAも、30万回実現に向け、14年を目標とした段階的な空港整備構想を示していた。

(2010年10月2日16時49分 読売新聞)

2381チバQ:2010/10/03(日) 19:00:24
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/worldecon/446069/
「格安の翼」市場飽和の声 はや過当競争
配信元:
2010/09/30 10:38更新

 アジア太平洋地域で、格安航空会社(LCC=Low−Cost Carrier)の参入が相次ぎ、競争が激化している。LCCはサービスを最小限に抑えて、機内食や飲料、手荷物の持ち込みを有料化するなどして、旅客運賃が大手航空会社より最大で7割も安い。

≪日本にも足場≫

 9月21日、日本の航空業界に衝撃が走った。マレーシアLCCのエアアジアが、羽田−クアラルンプール路線に参入し、就航記念キャンペーンで一部座席の片道料金を5000円、一般価格でも1万〜1万4000円で提供すると発表した。

 世界の空を飛び交う“格安飛行機”が、ついに日本にも舞い降りようとしている。

 日本の航空会社では、まず、全日本空輸(ANA)が迎撃態勢に入った。香港の投資会社ファーストイースタンと共同でLCCを設立し、2011年後半の運航開始を目指す。

 アジアの各社も動きが慌ただしい。バンコク・ポストなどによると、タイ国際航空とシンガポール系タイガーエアウェイズは8月1日、LCCのタイ・タイガーエアウェイズを合弁で設立する覚書に署名した。このLCCは、バンコクから片道5時間圏内を営業範囲に、韓国と日本を除き、中国とインドを含むアジアの主要国に格安路線を展開していく計画だ。アジアの中心に位置するバンコク国際空港を拠点とする同社は、アジア諸国の主要航空会社にとって脅威となるに違いない。

 ≪国内路線に影響?≫

 世界の空を舞台に値下げ競争が続くなか、低価格化を狙った航空会社の合従連衡を疑問視する向きもある。

 タイ国際航空の株式51%を保有するタイ財務省とアピシット首相はLCC合弁計画を支持しているものの、ソーポン運輸相は懸念を表明した。

 合弁会社の設立によって、外資系企業が国内路線の運航に影響を与えかねないことを憂慮しての発言だ。

 タイガーは、タイ国際航空のライバルであるシンガポール航空が株式の49%を保有し、シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスも出資している。タイのタクシン元首相は06年に730億バーツ(約2015億円)の資産をテマセクに売却して問題になった。

 これに対して、タイ国際航空のアムポン・キティアムポン会長は「合弁計画に何ら問題はなく、タイガーがタイの国内路線を奪うことはない」と述べた。

 アジアは海に隔てられている国が多く、インドシナ半島の各国も、高速道路や鉄道など、陸上交通のインフラ整備は不十分だ。国境を越えた交通手段は空路が主流であり、LCCの潜在市場は大きい。

 一方、アジア太平洋地域にはすでに45社以上のLCCが存在し、過当競争気味でもある。英経済紙フィナンシャル・タイムズの報道によると、LCCの中で大手のエアアジア、豪カンタス系ジェットスター、タイガーの3社はそれぞれ165機、66機、52機、合計283機を航空機メーカーに発注している。それら全部が大空で翼を広げられる需要があるのか。LCC市場の飽和を懸念する声が上がっている。(シンガポール支局)

2382チバQ:2010/10/03(日) 19:36:34
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101003/biz1010031801005-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】格安航空なぜ安い 水も有料、売り子に変身…徹底節約 (1/3ページ)
2010.10.3 18:00

日本就航を発表するエアアジアXのオスマンラニCEO=東京都中央区のマンダリンオリエンタル東京(寺河内美奈撮影) 海外の格安航空会社(LCC)が続々と日本に就航している。座席を可能な限り増やし、機内サービスは水も有料という徹底したローコストで、大手の2〜7割も安い運賃を実現。なかには、大まじめに運賃1千円台の「立ち乗り席」を検討しているところもある。全日本空輸がLCCへの参入を決定し、日本航空も検討しているが、本当に対抗できる?


土産販売でカバー

 「水も有料なんです」

 12月9日に羽田空港に就航するアジア最大のLCCであるマレーシアのエアアジア。海外で搭乗した利用者が満員の機内で水を頼むと、赤いミニスカートの客室乗務員がにっこり笑い、代金を求められたという。

 羽田−クアラルンプールの片道料金は最低1万4千円。キャンペーンとして一部は5千円で販売する。

 「大手は上級顧客の都合に合わせているので、1機あたり1日12〜14時間しか飛べない。エアアジアは乗客を降ろして60〜70分で飛び立ち、1日17時間飛ぶので効率がいい」

 グループで長距離路線を運航するエアアジアXのオスマンラニCEO(最高経営責任者)は、安さの秘密の一端を明かした。

 9月に茨城空港−上海便を片道4千円で売り出し、20分足らずで完売させた中国の春秋航空は、さらに徹底している。

 離陸してシートベルトのサインが消えるとチャイナドレスの客室乗務員が、ハンドマイクを片手に食べ物や土産物の売り子に変身する。業界関係者は「食べ物は市価の倍はする。売り上げで安い運賃をカバーしているのでは」と話す。

 「成田空港から20キロしか離れていないので、中国では『東京北空港』としてPRする」と、王社長。集客作戦も大胆だ。

千円立ち乗り席も

 春秋航空のほか、シンガポールのタイガー・エアウェイズも検討しているのが、「立ち乗り席」だ。

 座席数をさらに増やすのが狙いで、縦長のシートにもたれかかり、ジェットコースターのようにベルトで固定する仕組み。安全性の面から実現性には疑問符が付くが、「日本円で1千円台の料金も可能」(関係者)という。

 安さの追求だけではない。オーストラリアのジェットスター航空では、大手のビジネスクラスにあたる「スタークラス」の売り込みに力を入れている。

 成田−ケアンズの料金はエコノミークラスの5万円に対し、14万円から。座席間隔は広く、シートは革張りで、パソコンの電源を完備。食事や飲み物は無料で提供する。

 片岡優日本支社長は「『安かろう悪かろう』というイメージを払(ふっ)拭(しょく)したい」と意気込む。


JAL&ANA参戦

 LCCは、「ビジネスモデルが従来の航空会社とは根本的に違う」(大手幹部)ことから、“空飛ぶバス会社”とも呼ばれる。

 その節約ぶりは徹底している。人件費を抑えるため、客室乗務員が機内清掃や搭乗前の案内を行うなど一人で複数の仕事をこなすのは当たり前。使用する飛行機は一種類だけ。パイロットの資格は機種ごとに取得する必要があり、訓練費は安く収まり、整備費も節約できる。ほとんどの会社では、他社でためたマイレージは使えない。

 安全面では、各国の航空当局から大手と同じ安全基準を課せられており、手を抜くことはない。ジェットスターのパイロットや乗務員は、親会社のカンタス航空と同じ厳しい訓練を受けており、片岡支社長は「グループで85年間、死亡事故はゼロ」と胸を張る。

 LCCのシェアは、欧米で約3割、アジアで約2割を占める。日本では、日航と全日空の寡占で、新規参入組は苦戦を強いられ、大きく育っていない。

 しかし、国土交通省は従来の大手優遇の航空行政を転換。LCCに積極的に発着枠を割り当て、成田や関西国際空港に専用ターミナルの建設も働きかけている。

 顧客流出を懸念し、全日空は今年末に新会社を設立し来年度下期からLCCを運航すると発表。日航も「参入を検討している」(大西賢社長)という。

 果たして勝算はあるのか。航空業界に詳しい一橋大の山内弘隆教授は「文化もビジネスモデルも違う大手が従来の経営手法の延長で参入しても厳しい」と、警告している。(大柳聡庸)

2383荷主研究者:2010/10/03(日) 21:38:14

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/195254
2010年9月4日 01:12 西日本新聞
熊本空港のアクセス改善へ 県がシャトルバス導入 JR駅と連結 10月から試験運行

 県は熊本空港(益城町)とJR肥後大津駅(大津町)、工業団地「セミコンテクノパーク」(合志市、菊陽町)、菊池温泉(菊池市)を結ぶシャトルバスの試験運行を10月1日から始める。来年3月25日まで。県外から阿蘇、菊池などを訪れる観光・ビジネス客に加え、県民が熊本空港を利用しやすいようアクセスの改善を図る。県は「結果を踏まえ、4月以降、バス事業者に本格導入を働き掛けたい」としている。

 熊本空港と熊本市中心部を結ぶ公共交通機関は現在、民間のリムジンバスしかない。例えば、JR熊本駅から熊本空港間は1時間近くを要し、朝夕のラッシュ時は遅れるケースもある。来年3月の九州新幹線全線開通後は、新幹線を使えば、熊本駅と福岡空港間の所要時間は50分程度となる見通しで、熊本空港を使うビジネス客や観光客が福岡空港に奪われる可能性もあるため、試験運行を企画した。

 シャトルバスは県が500万円の予算を計上し、熊本電鉄(熊本市)に運行を委託する。1日11往復し、うち空港−肥後大津駅間を7往復。所要時間は片道15分(大人片道280円)。

 ソウル便が発着する月・木・土曜は韓国人観光客に人気の菊池温泉と空港間を1往復(同620円、残りの曜日は肥後大津駅まで)。月−金曜は「セミコンテクノパーク」まで3往復(同390円、休日は肥後大津駅まで)する。

=2010/09/04付 西日本新聞朝刊=

2384チバQ:2010/10/05(火) 20:23:06
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101005/bsg1010051905011-n1.htm
JAL新賃金で“業界最安値”に 強制解雇は免れても… (1/3ページ)
2010.10.5 18:59

 リストラの一環で社員の強制解雇も検討されている日本航空(JAL)だが、会社に残れたとしても待っているのは給与の大幅カットだ。来年1月に導入予定の新賃金では、パイロットが2009年度比30%減、客室乗務員(キャビンアテンダント=CA)も25%減となる。地上職にいたっては20%カットの平均年収500万円となり、国内の大手航空会社のなかで「最安値」となる。(夕刊フジ)

 日航は今年2月に上場廃止となり、2010年3月期の有価証券報告書は開示していないが、09年度の平均年収はパイロットが約1700万円、客室乗務員が約560万円、地上職が約620万円だったとみられる。

 それが来年1月に導入予定の新賃金では、パイロットが30%カットの1200万円、客室乗務員は25%カットの420万円、地上職も20%カットの500万円となる見通しだ。

 新賃金を他社の09年度の実績と比べると、パイロットは全日本空輸(ANA)より800万円近く低い。「全日空とは待遇面でも格差があり、全日空のパイロットはタクシーでの送迎があるが、日航は早朝・深夜を除いて原則廃止されている」(関係者)といい、今後は賃金面でも格差が広がることになる。

 スカイマークのパイロットは約804万円と低いが、こちらは「契約パイロットが多いため低く抑えられている」(同)という。

 一方、女性の花形職業として知られる客室乗務員。日航の420万円はスカイマーク(約364万円)より高いものの、全日空の430万円を下回っている。

 金額だけをみると大きな差はないようにもみえるが、10年3月末のスカイマークの客室乗務員の平均年齢は26・6歳(平均勤続年数2・8年)、全日空が31・7歳(6・1年)なのに対し、日航は有価証券報告書で確認が可能な09年3月末時点で36・1歳(12・7年)とベテランぞろい。年齢の割に給与は安いことになる。

 驚くのは地上職。全日空の約667万円、スカイマークの約593万円に対し、日航は約500万円と大手のなかで最低水準。平均年齢も全日空が43・0歳、スカイマークが36・1歳に対し、日航は44・3歳ともっとも高い。

 経営再建中の身とはいえ、低賃金は社員にとって相当痛手となっているようで、「昨冬からボーナスゼロが続いていて、購入したマンションのローンが払えずに物件を手放し、両親の家に同居している社員も。また、新賃金では家族手当がなくなるため、私立に通う子供を公立に転校させる社員もいます」(日航関係者)という。

 大リストラが進行するなかでの給与の大幅カット。今後は転職するか、会社にしがみつくかの選択となりそうだ。

 元日航客室乗務員で、桜美林大ビジネスマネジメント学群の塩谷さやか准教授は「日本の航空業界全体の経営体力が低下しているなかで、国内の同業他社に受け入れ余地があるか疑問。また、格安航空会社の場合、1人で何役もの仕事をこなすなど縦割り組織で専門性重視のJALと発想が違うので、順応するのは簡単ではないでしょう。40歳以上の転職が難しいのはどの業界も同じです」と話す。

 会社に残る場合も「給料が減って不満を言うのではなく、自分がJALを支えるんだという意識改革が必要でしょう」という。

 去っても残っても厳しい状況に変わりはないようだ。

2385チバQ:2010/10/06(水) 12:17:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101006-00000122-san-bus_all
田空港 第3ターミナル構想浮上 「国際ハブ」存在感アピール
産経新聞 10月6日(水)7時57分配信

 成田国際空港に第3ターミナルの建設構想が浮上した。構想は運営会社の成田国際空港株式会社が練っているもので、空港敷地内のホテルなどを移転させ、敷地を確保する。現在の第1、第2ターミナルをつなぐ位置に建設するという。



 格安航空会社(LCC)などの利用客増加に対応する施策とみられるが、羽田空港の国際化が進む中、国際ハブ空港として存在感をアピールする狙いもあるようだ。着工時期は未定だ。

 第3ターミナルには、旅客施設のほか飲食店やファッションの小売りなどもテナントとして入るとみられる。また、手狭となっている第1ターミナルの北ウイングを拡張することも検討している。

 新ターミナルの整備については、世界的な景気の停滞で空港の利用客が減っていることから、国交省は「整備が不可欠という時期ではない」という認識だ。ただ前原誠司前国交相は成田国際空港会社に、LCCとビジネス用小型ジェットの専用ターミナルを設置するよう要請した経緯もある。

 成田国際空港会社は、来年度以降の事業計画に新ターミナル建設方針を示し、国交省と協議に入りたい考えだ。国交省側は会社側の計画と、利用者の需給状況などを照らし合わせたうえで判断することになる。

2386チバQ:2010/10/06(水) 22:04:42
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20101006000000000009.htm
空港ティーガーデンシティ構想案、来月提案
10/06 07:53
 静岡空港周辺の「空港ティーガーデンシティ構想」の策定を目指す県は5日、牧之原市坂部の坂部区民センターで地元検討会を開いた。今回の検討会の意見を踏まえた上で、「富士山静岡空港の魅力を高める有識者会議」が11月5日の会合で県に構想案を提案する。
 島田、牧之原市、吉田町の3市町の首長と地域住民代表が出席。既存の観光資源を生かして空港の魅力を高め、「石雲院展望デッキ」などを中心とする「空の道」、駿河湾の海岸線を結ぶ「海の道」など周辺のにぎわい創出も目指す同構想案について意見交換した。
 検討会で、島田市の桜井勝郎市長は、特産品直売所とカフェを兼ねた「エアポート楽座」について、「周辺にはお茶の郷、グリンピア牧之原など似たような施設がある」とした上で、「地域経済にダメージを与えることが心配。県民の税金を使って建設することは疑問に思う」と反論した。島田市の住民からは、空港北西側の旧金谷中跡地に県と市で整備する計画の多目的産業展示施設(メッセ)の建設を求める要望が相次いだ。
 牧之原市の西原茂樹市長は「飛行機が飛び続けることが大事。地元の空港会社を支援して」と要望、吉田町の田村典彦町長は「観光ルートとして吉田公園から大井川港を航路とする戦略を考えてほしい」と求めた。
 川勝平太知事は会合後、記者団の質問に答え、「地元の意見を形にする構想で具体化してきた。ほぼ賛同してもらった」とし、「経済的な波及効果を考えている。2年目に入り空港の需要が高まっているので、必要最小限のことはやっていきたい」と強調した。

2387チバQ:2010/10/07(木) 12:32:23
http://www.chosunonline.com/news/20101007000034
羽田国際化、航空ハブ競争第2R突入
 北東アジアのハブ空港競争は、これまで韓国の仁川空港がリードしてきた。しかし、東京都心に近く、アクセスの良さを売り物にする羽田空港は今月21日、新国際線ターミナルの開業を予定しており、仁川、浦東(上海)などライバル空港を緊張させている。ハブ空港競争は第2ラウンドを迎えた格好だ。


 羽田空港の新国際線ターミナルは5階建てで、延べ床面積は16万平方メートル。既存の国際線ターミナル(平屋建て)の9.5倍の広さで、年間700万人の国際線乗客が利用する見通しだ。羽田空港は新ターミナルと同時に2500メートル滑走路を増設し、航空機の離発着能力を年30万回から45万回へと50%増やした。羽田空港は増加する15万回のうち6万回を国際線に割り当て、周辺国との競争に加わる姿勢を鮮明にしている。


 羽田空港の国際線就航都市は、バンコク、シンガポールなどアジアの都市だけでなく、ニューヨーク、ハワイ、サンフランシスコ、パリなど欧米路線を含む10カ国、15都市に増える。現在、羽田空港の国際線は、ソウル(金浦)、上海、北京、香港の4路線に限られている。羽田空港は今後も新路線を開設する方針だ。


 日本政府は1978年、成田空港の開港以降、「国際線は成田、国内線は羽田」という二元体制を維持してきた。しかし、成田空港は都心から70キロ以上離れており、羽田空港から2時間近くもかかることから、周辺国の空港に押され始め、羽田を再びハブ空港化する方向へと戦略を転換した。世界の空港サービス評価で5年連続1位の仁川空港、急速に成長する上海浦東空港に正式に挑戦状をたたきつけたことになる。


 羽田空港の国際線運航が軌道に乗れば、仁川空港は直接的な影響を免れない。昨年、仁川空港での乗り継ぎ客の15%は日本各地からの旅客だった。その多くは、国際線を利用するのに羽田空港から成田空港に移動する不便さを嫌い、仁川空港で乗り継いだ乗客だ。


 ところが、羽田空港から国際線が飛べば、乗客はあえて仁川空港を利用する理由がなくなる。


 交通研究院のパク・ジンソ研究委員は「これまで仁川空港で乗り継いでいた中国(年間75万人)、東南アジア(同112万人)からの旅客も羽田を選ぶ可能性があり、日本の国内空港から羽田経由で米国方面に向かう乗客も増えるのではないか」と指摘した。


 仁川空港は羽田空港の動きを注視している。仁川空港公社の尹永杓(ユン・ヨンピョ)営業本部長は「羽田の国際線が定着するには、少なくとも3−5年がかかる。仁川空港の優れたサービスと乗り継ぎの便利さがなくなるわけではないので、冷静に対応していく」と語った。国土海洋部(省庁に相当)の航空担当者も「羽田空港の国際線は深夜時間帯が主体で、当面仁川空港への影響は大きくないのではないか」と指摘した。

2388チバQ:2010/10/07(木) 12:32:43
http://www.chosunonline.com/news/20101007000036
羽田の規制緩和を羨む金浦
 ソウルの金浦空港は、羽田空港の国際化をうらやましい目で見つめている。


 金浦空港はこれまでの羽田空港と同様、国内線主体となっており、国際線は日本、中国などへの一部路線を運航している。韓国政府が金浦空港発着の路線を距離2000キロ以内の都市に制限しているためだ。


 このため、事実上運航が可能な路線は韓中日路線に限られ、欧米はもちろん、香港、シンガポールへの路線も開設できずにいる。


 金浦空港関係者は「政府の政策には従うしかないが、距離制限を受ける空港は世界でも少ない。金浦空港もいつかは羽田空港のように距離制限が緩和されるのではないか」と話した。


 交通研究院のパク・ジンソ研究委員は「当面日本に追随する必要はないが、羽田空港ハブ化の成否を見守った上で、金浦空港の国際線運航を徐々に増やすことを検討する必要がある」と指摘した。


東京=キム・ミンチョル記者

2389チバQ:2010/10/08(金) 20:48:26
http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY201010070564.html
日航、機長ら370人に退職迫る 50歳超・病欠多い人(1/2ページ)
2010年10月8日5時1分

今月の乗務時間が「0」になっている操縦士の乗務スケジュール(下)。上は月間の乗務時間が60時間を超えているこれまでのスケジュール(画像の一部を加工しています)
 経営破綻(はたん)して再建中の日本航空が、約370人のパイロットを対象に、退職を事実上強要する措置を今月から始めたことがわかった。50歳以上や病気欠勤が多い人が中心だ。「白紙」の月間乗務スケジュールを渡して個別に呼び出し、乗務から外すことを通告した上で自主的な退職を迫っている。

 日航にはパイロット(機長と副操縦士)が約2500人いる。日航が募集している「希望退職者」はパイロットについては年齢などを問わないとしているが、同社関係者によると、退職を求められている約370人は50代後半の機長や50歳以上の副操縦士、病気で欠勤した日数が多い人(今年度の病欠日数が41日以上など)らに限られている。

 この基準は、希望退職者が目標に達しない場合に日航が検討している「整理解雇」の基準案と一致しており、対象者の多くは「希望退職に応じなければ整理解雇になるということ。実質的な解雇通告だ」と受け止めている。

 パイロットには毎月末、翌月の「運航乗務員スケジュール」が運航本部から渡される。しかし、ある対象者は、先月末、申請した休暇と面談日以外はまったく白紙のスケジュールが、「面談通知書」とともに渡された。面談の目的は「希望退職の必要性などをご理解いただくため」とされ、「大事な決断をしていただくため、10月のスケジュールはブランク(空白)にしました」などと書かれていた。

 面談では、同本部の上司から、自分が解雇基準案に合致していることを告げられた上で、「希望退職に応じる場合はラストフライトを設定します。応じない場合は来月以降も予定は空白のままです」と言われたという。

 日航は、「あくまで希望退職についての理解を求めるための措置で、退職の強要や整理解雇の通告ではない」としている。

 日航の人員整理計画のうち、パイロット部門の削減目標は750人程度とみられるが、自主的に退職に応じたのはこれまでに約380人。残る約370人を希望退職の期限までに確保するため、個別の説得に踏み切ったとみられる。

 白紙のスケジュールを受け取ったあるパイロットは「隔離部屋に追い込まれたも同然」と憤る。日航側は乗務を外して面談を設定したことについて、「心理的な影響が運航に及ぶことを避けるため」などと説明している。(佐々木学、沢伸也)

2390チバQ:2010/10/08(金) 20:49:09
http://www.asahi.com/national/update/1008/TKY201010070571.html
乗務予定が突然白紙 育児・ローン…日航パイロット困惑(1/2ページ)
2010年10月8日5時1分

 「あなたに貢献できる場所はない」――。日本航空がパイロット約370人を名指しして、退職を迫り始めた。突然、「空白」の乗務スケジュールを突きつけられたパイロットたち。会社に机はなく、自宅待機を強いられている。育児や住宅ローンを抱え、途方に暮れる。

 9月24日夜。37歳の副操縦士は翌月の乗務予定を確認しようと、自宅でパソコンを開いた。毎月ぎっしりと便名が書き込まれるカレンダーが、「白紙」になっていた。

 翌日、空港の事務所に行くと、同じように白紙の予定表を受け取った同僚がたくさんいた。自分が退職を迫られていることを知るのに時間はかからなかった。「まだ30代。何で自分が……」。頭が真っ白になった。

 同僚の中には、直前に事務所で見せてもらった仮の乗務スケジュールには乗務するはずの便名が書き込まれていたのに、正式発表の当日には便名がすべて消されていた人もいた。

 副操縦士の場合、今年に入ってけがで数カ月休んだ。これが日航の整理解雇の人選基準案にある「(今年度)病気欠勤合計41日以上の者」にひっかかった。

 けがは完治し、9月から通常業務をこなしていた。けがの時以外に長期の休みを取ったことはない。それなのに、今月上旬の面談で、会社から「あなたは今後の会社業務に貢献できない」と言われた。

 パイロットは体調が少しでもすぐれないと、事故を防ぐためにフライトを取りやめ、「病気欠勤」とするのが通例だ。風邪薬を飲んだだけでも休む。このルールは、自己申告で保たれている。

 別の副操縦士(39)は、解雇の人選基準案にある「過去2年5カ月で合計81日以上の病気欠勤」にあたるとして対象になった。風邪や、長時間の飛行で腰を痛めて長く休んだことがあった。「こんなやり方では、今後は風邪をひいても誰も休まなくなり、安全に問題が出るだろう」と話す。

 「高齢」を理由に対象とされた57歳の機長は、「パイロットは何よりも経験が重要なはず。年齢の高い方から退職を迫るのはいかがなものか」と話す。

 子どもを抱えた対象者は家計への影響が気にかかる。

 3人の子どもがいる副操縦士(51)は、娘が大学受験の願書を出す直前、白紙の乗務スケジュールを受け取った。娘からは、「願書に、お父さんの職業を『日本航空』と書いていいの」と聞かれた。言葉に窮した。

 別の副操縦士(51)には2人の子どもがいる。住宅ローンも10年近く残っている。日航からもローンを借りている。「もし、退職したら家を失うかもしれない」

 一方、ある会社幹部は、苦しい胸の内を明かす。「整理解雇などしたくない。だが、人員整理は再建を助けてもらっている金融機関との約束事で、絶対に達成しなければならない。個々の能力で甲乙がつけがたければ、年齢や病欠日数など、客観的な基準で線引きせざるを得ない」と話す。今後、再就職先のあっせんなど、退職しやすい環境作りに努めるつもりだ。(小林誠一、永田工)

2391チバQ:2010/10/08(金) 20:49:35
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101009k0000m040037000c.html
航空労組連絡会:日航が退職強要…国交相に是正指導求める
 会社更生中の日本航空が一部の運航乗務員などに勤務日程を白紙にし退職を事実上強要したとして、同社の一部の労組が加盟する「航空労組連絡会」が8日、馬淵澄夫国土交通相に対し、是正指導を求める文書を提出した。同社は人員削減計画の達成に向けて希望退職を募っているが、同連絡会は「事実上の退職の強要で、安全運航に支障を来す」と主張している。

 同連絡会などによると日航は10月に入り、過去に欠勤日数が多かったり、年齢が高い乗務員を中心に10月の勤務スケジュールを白紙にして乗務させず、個別面談で退職を勧奨。約320人のパイロットらが対象になっているという。

 同社の更生計画では、今年度中に全グループで1万6000人規模の人員削減を行うことにしており、現在は22日を期限に1500人の希望退職を募っている。ただ、応募は想定を下回っており、目標に達しなかった場合は一方的に雇用契約を解除する「整理解雇」も辞さない構えを見せている。日航は「退職の強要ではなく、希望退職の必要性を理解してもらうよう説明している」と話している。【三沢耕平】

2392とはずがたり:2010/10/08(金) 22:53:41
>>2390
>パイロットは体調が少しでもすぐれないと、事故を防ぐためにフライトを取りやめ、「病気欠勤」とするのが通例だ。風邪薬を飲んだだけでも休む。このルールは、自己申告で保たれている。
>別の副操縦士(39)は、解雇の人選基準案にある「過去2年5カ月で合計81日以上の病気欠勤」にあたるとして対象になった。風邪や、長時間の飛行で腰を痛めて長く休んだことがあった。「こんなやり方では、今後は風邪をひいても誰も休まなくなり、安全に問題が出るだろう」と話す。
これは良くない影響を今後のパイロットの行動に与えかねないですねぇ。。

2393チバQ:2010/10/09(土) 02:44:08
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/10/08/1.html
「海外身近に」 猛アピール 
羽田国際化、県内旅行各社に商機 


羽田空港発着ツアーのコーナーを設置したエイチ・アイ・エス甲府営業所=甲府市内


 羽田空港の4本目の滑走路運用が今月下旬から始まり、国際定期便が就航する。山梨県民にとっては海外旅行に出掛ける場合、空港までのアクセスが良くなり、空の玄関が近くなる。旅行代理店は商機ととらえ、「移動の疲れを軽減」「仕事帰りでも大丈夫」などの触れ込みで羽田発の海外ツアーの売り込みに躍起。県民からは「海外旅行がしやすくなる」と歓迎の一方で、現状で成田空港より便数が少ない上、飛行機のチケットが割高なことから慎重な反応も。高速バスなど移動手段の充実が、羽田利用者を増やす鍵になるとの指摘も出ている。

ツアー販売強化 直行手段不足が難
 甲府市の旅行代理店「YBS T&L」は、羽田就航記念として、シンガポール航空を利用した4日間のツアーを売り出した。11月1日の出発で、往路は同航空の就航第1便に乗ることができる。定員30人のこのツアーは既に完売、順調な滑り出しとなった。
 専用バスによるツアーを扱う同社は、空港までのアクセス時間が成田の片道4時間に対し、羽田は2時間半になると想定。担当者は「バスに乗る時間が短縮されることで、同じ姿勢で座り続けるという移動の疲れは軽減できる」と、中高年の需要を見込む。今後も羽田発着の商品を積極的に企画、販売する。
 エイチ・アイ・エス甲府営業所(同市)は、店頭に羽田発着の欧米などの旅行チラシを集めたコーナーを開設。羽田発着のツアーは午後10時以降の深夜に出発、早朝に到着する日程が多く、谷口学所長は「サラリーマンが仕事を終えた後、旅行に出掛けられるメリットがある」と話す。
 ただ同営業所で扱う羽田発着の国際航空券は、成田より割高。行き先や出発時間、航空会社などで異なるが、11月1日出発のハワイ・ホノルル便では、成田発が5万5千円に対し、羽田発は6万5千円以上。「都内にあり、交通手段が確保されている羽田の利便性の高さから、各航空会社が航空券の料金を成田より高めに設定しているようだ」(谷口所長)という。
 海外での結婚式を計画している甲府市の日下哲さん(32)は「旅行先の滞在時間が有効活用できたり、空港までのアクセス時間を考えたりすると、多少割高でも羽田を利用したい」と話す。一方、海外出張に社員が頻繁に出掛ける企業は羽田利用に慎重。工場用荷揚げ機メーカーのキトー(昭和町)の担当者は「成田の方が便数が豊富で、航空券代も安い。羽田の利用はすぐには増えないだろう」と話す。
 県内からの羽田利用者を増やすため、深夜の高速バス運行を求める声もある。山梨交通(甲府市)は、羽田とJR甲府駅を結ぶ高速バスを1日4往復運行しているが、出発は午前中だけ。深夜便の運行について、同社は「バス利用者の声を聞いたり、海外旅行者の動向を見極めたりして検討したい」としている。

2395チバQ:2010/10/09(土) 19:07:46
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101009/bsk1010090504003-n1.htm
便数武器にビジネス客狙い AAなど3社 NY−ロンドンにシャトル便2010.10.9 05:00

ロンドンのヒースロー空港でBAのロゴを背に誘導路を進むアメリカン航空の旅客機(ブルームバーグ)【拡大】
 戦略的提携で合意した英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、スペインのイベリア航空、米アメリカン航空は8日までに、ニューヨーク−ロンドン間のシャトル便を共同運航する合弁会社を立ち上げた。便数の多さを武器にビジネス客を取り込み、競争の激しい路線での主導権を握りたい考えだ。

 ロンドン・ヒースロー空港とニューヨーク・ケネディ国際空港を結ぶ共同運航便の開業は、2011年4月。発着時刻は未定だが、毎日午後6時からの数時間は30分おきの運航を予定しているという。提携により、旅客は3社いずれのウェブサイトからも航空券の予約ができるようになり、マイレージの相互加算・相互利用も可能になる。

 アメリカン航空のホートン社長はインタビューに答え「ニューヨーク−ロンドン間でシャトルバスを走らせるようなものだ。これほど頻繁なフライトを実現できる航空会社はほかにない」と胸を張った。

 大西洋路線は米国の大手航空各社がひしめく激戦区。今月1日にはユナイテッド航空とコンチネンタル航空が合併手続きを完了し、世界最大規模の航空会社を新たに設立した。

 CRTキャピタル・グループのアナリスト、マイケル・ダーキン氏によると、大西洋路線を運営する航空各社はビジネス客向けのサービスを充実させるとみられるため、同路線の航空券の平均価格は今後上昇する公算が大きいという。

 アメリカン航空、BA、イベリア航空の提携3社による共同運航便は、今後105カ国400都市以上を結ぶ路線に就航する予定。3社の発表によれば、1日当たりの出発便数は約5200便に上るという。(ブルームバーグ Mary Schlangenstein)

2396チバQ:2010/10/10(日) 09:36:07
http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2010/09/post-1606.php
巨大キャリアの誕生は乗客に得か損か
Airline Merger Could Mean Higher Prices

デルタを抜いて世界最大になるユナイテッドとコンチネンタルの統合効果

2010年09月15日(水)15時37分
[2010年9月22日号掲載]

 9月17日の臨時株主総会に向け、合併手続きを進めるユナイテッド航空とコンチネンタル航空。合併が完了すれば、デルタ航空を抜いて世界最大の航空会社が誕生する。

 この合併は、利用者にどんな影響をもたらすのだろうか。運賃の値上がりや路線の削減などが心配されるが、その結果がすべて悪く働くとは限らない。

 専門家たちの見方によれば、路線削減は最小限に抑えられるという。米中西部を重視したユナイテッドに比べてコンチネンタルは米北東部を中心にするなど、両社の路線は従来から重複する部分が少なく、利用するハブ空港もほとんど重なっていないからだ。今後、利用者の少ないハブ空港から撤退するにしても、代わりにジェットブルーなど格安航空会社が便数を増やすことになるだろう。

 格安航空会社や大手のライバル会社との競争のおかげで、運賃の急激な値上がりも抑えられるだろう。だが2社が重複して運航していた一部の路線では、統合後の便数の減少による影響を受けて多少の値上がりも予想される。

 一方で、各種手数料は引き下げられるかもしれない。「運賃値上がりを正当化するためには、航空会社は常に付加価値を求めらる」と、旅行コンサルタントのリサ・ファンティーノは言う。

 ただし、頻繁に飛行機を利用する人には多少の影響がありそうだ。新会社はマイレージを統合し、会員に特別ボーナスを付与するだろうが、便数が減少する一方でマイル利用を求める乗客が増加し、利用できる席数が減るかもしれない。

2397チバQ:2010/10/10(日) 19:40:57
http://www.asahi.com/job/news/TKY201010090367.html
日航「退職強要」6月から検討か 450人前提で文書2010年10月10日

6月の段階で退職を迫る措置を検討していたことを示す日本航空の内部文書(画像を一部修整しています)
 日本航空がパイロットに退職を事実上強要している問題で、6月の時点で450人を乗務から外して自主的な退職を迫ることを検討していたことが、同社の内部文書でわかった。日航は8月、事業規模と人員の3割削減を明記した更生計画案を提出したが、その2カ月前に、削減規模と手法を具体的に想定していた。

 内部文書は、「希望退職のイメージ」というタイトルで6月30日付。パイロットが所属する運航本部の管理部門担当者の名前もある。パイロットでつくる日本航空乗員組合が文書の存在に気づき、9月末の組合報でとり上げた。

 文書は、希望退職の対象者を「450人」としたうえで、「声掛けは450人? または600人?(余分に声を掛け、ゴネたら対象外)」などと記載。「IPZ(人事部)、客室本部は、余分に声を掛け、成功率100%でなくても目標達成し、最終施策は回避するイメージを持っている様子」と、他部門の削減策と比較する記述もある。

 退職を迫る手法について「9月27日以降、対象者に説明会を入れられるよう、スタンバイ(待機)かブランク(空白)」、今月の乗務スケジュールも「すべてスタンバイかブランク」と具体的に言及している。今月実施する面談については「応じない者 業務指示違反とするか」と記されていた。

 日航には約2500人のパイロット(機長と副操縦士)がいる。日航が8月末に東京地裁に提出した更生計画案では、人員を全体で約3割削減する方針だ。パイロットの削減目標は750人程度とみられ、夏までに約380人が希望退職に応じていた。

 日航は残る370人の目標達成を目指して、9月から希望退職者を追加募集。だが、50人しか応募がなく、今月から320人を乗務から外した上で自主的な退職を迫っている。文書で想定していた450人が370人に減ったのは、夏までの希望退職者が想定より約70人多かったことなどによるとみられる。

 対象となった機長は「本来、更生計画で事業規模をどのくらい縮小するかを決めなければパイロットの削減数も決められないはず。経営破綻(はたん)して人員整理が必要なのは理解できるが、十分な説明をする前に『まず首切りありき』で計画を練ったのではないか」と指摘する。別の副操縦士は「『余分に……』など、“売れ残った在庫”のように扱われ悔しい」。

 日航広報部は担当者の文書の存在を認めたうえで「あくまで(担当者)個人としての事務用のメモ。組織として検討したものではない」としている。(沢伸也、佐々木学)

2398とはずがたり:2010/10/11(月) 13:52:03
日航、操縦士を自社養成した米の訓練所閉鎖へ 経費節減
http://www.asahi.com/national/update/1011/TKY201010110060.html
2010年10月11日13時7分

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/air/TKY201010110064.jpg

 【ナパ(米カリフォルニア州)=永田工】経営再建中の日本航空が、パイロットを養成してきた当地のナパ運航乗員訓練所を閉鎖する。経営合理化の一環で、年約25億円の経費節減を見込む。訓練所は同社が1971年に日本の航空会社で初めてパイロットの養成を始めた施設で、約2200人の訓練生が卒業した。

 日航は経営破綻(はたん)後の今春にパイロット候補として入社した訓練生に、地上職への配置転換か早期退職を求めており、訓練所の閉鎖で日航は自社での養成を事実上断念したことになる。

 日航によると、訓練は8月12日に終わり、訓練生や駐在員の大半はすでに帰国した。日航は操縦士の削減にも着手しており、「多額の固定費がかかる訓練所を維持し続けることは経済合理性に乏しいとの結論に至った」と説明している。当面、航空大学校の卒業生を含めてパイロット採用の予定はない。

 ナパは年間を通じて気候が安定し、訓練に適している。訓練所では7月現在で約7万平方メートルの施設と訓練用の小型機33機を所有している。日本の航空会社では、全日空が91年から米国の訓練所で自社養成を開始。日航系のジャルエクスプレスも豪州で養成していたが、現在は中断している。

■開設から39年、2200人が巣立つ

 日航ナパ運航乗員訓練所の森田進治さん(58)は、最後の所長になった。入社から35年間で3度、ここで訓練に携わった。経営破綻した会社の浮沈に複雑な思いを抱えながら、訓練所の閉鎖とともにパイロット人生にも区切りをつけようとしている。

 8日午後、周辺にワイナリーやブドウ畑が広がる米カリフォルニア州北部のナパ郡空港。森田さんとマネジャーの白井一弘さん(50)、渡辺慎太郎さん(49)が淡々と閉鎖の準備を進めていた。

 訓練生はすでに帰国し、職員も去った建物は静まりかえる。開設から39年間。ここを巣立った操縦士は約2200人。一定の操縦資格をもって入社する航空大卒業生と異なり、「自社養成」と呼ばれる一般大卒の訓練生は、ここで初めて飛行機を操る。最初はプロペラ一つの小型機、そしてプロペラが二つある双発機に進み、単独での飛行も経験。地上が見えない高度を飛ぶこともある旅客機を想定して窓を覆い、計器だけを見て飛ぶ訓練も積む。ナパでの訓練生活は16カ月。中には適性がないとみなされ、途中帰国する訓練生もいる。

 最後の訓練は8月12日だった。25年前に日航ジャンボ機が群馬・御巣鷹の尾根に墜落した日に偶然、重なった。米国人も含むスタッフらと全員で黙祷(もくとう)し、安全運航を改めて誓った。

 その翌日。日航のロゴをつけた訓練用の小型機で最後のお披露目飛行に臨んだ。訓練生や米国人教官、スタッフらが見守る中、タッチ・アンド・ゴーや低空飛行など訓練課題を実演した。40分ほどの飛行の最後、滑走路の中心に引かれた白い点線にぴたりと着地すると、訓練生から感嘆の声が漏れた。

 「どうや」。訓練生時代からの口癖を心の中でつぶやいた。誘導路では地元の消防車が放水のアーチを掛けて出迎えた。

 ナパは、航空大を卒業して日航に入社した翌年の76年、初めて訪れた外国だった。英語の訓練に戸惑い、管制官の指示が聞き取れず苦しんだ。2度目は副操縦士になった15年後。相談相手として9人の訓練生と毎日のように訓練日誌を交換して励ました。

 そして昨年2月から所長として3度目の赴任。初めての単独飛行に出る訓練生を送り出すと、無事に戻ってこられるか気をもんだ。パイロットへの道を絶たれた訓練生は、帰国の際に抱きしめて見送った。

 13日にナパを離れ、これまでの訓練記録を携えて帰国する。パイロット養成の前途は不透明だが、「貴重な知的財産」と本社に引き継ぐ。

 今月末、定年まで1年半を残して日航を去る。8月の飛行は、自身にとって日航での最後の飛行にもなった。「ナパで人を育てるすばらしさを知った」と未練はない。会社に残る後輩には「再生をめざして力を合わせて」と期待する。

 71年以来、ナパでの訓練の総時間は62万1093時間52分。この間、人身事故は一件もなかった。

2399チバQ:2010/10/12(火) 12:15:07
>>2350
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1742713.article.html
格安航空誘致で空港の活性化狙う佐賀 経過と課題
 佐賀空港の活性化策として、佐賀県は格安航空会社(LCC)のチャーター便誘致に乗り出した。中国の春秋航空には古川知事自らがトップセールスし、好感触を得た。来年1月の大阪便の休止、夜間貨物便の減便など厳しい運営環境の中、世界の航空業界で台頭するLCCの翼が空港浮揚のきっかけとなるのか注目される。

 

 開港13年目となる本年度は、定期便が東京便4便、大阪便2便、夜間貨物便が羽田−佐賀、佐賀−関空を結ぶ1便就航。ただ貨物便は今月末から土日、祝日が休便、来年1月からは大阪便が休止となり、それに伴って着陸料など年間約1900万円の減収が見込まれる。昨年度の定期便搭乗者数が31万7872人と6年ぶりに30万人台に回復したとはいえ、収支は開港以来、毎年赤字を計上。赤字圧縮には着陸料収入を増やすしかない。

 

 そこで県が東京便増便と並んで改善策として掲げるのがLCCの誘致だ。空港の稼働率向上とともに県内への観光客増を狙う。経営難の大手航空会社が次々と地方路線撤退を打ち出す中、海外のLCCが空港使用料などが安い日本の地方空港への就航を図っている。7月に茨城−上海便を就航させた春秋航空は、路線拡大の意向を持っており、佐賀空港もその候補の一つだ。

 

 古川知事は先月末の上海訪問の際、春秋航空の王正華会長と面会。「九州に拠点をつくるとした場合、佐賀空港はロケーションが非常に良い」との評価を得たことを6日の定例会見で明らかにした。ハウステンボスや阿蘇など中国人に人気の観光地にアクセスしやすい立地の良さで「鹿児島からも利用客を取り込めるのではないかとの感想もあった」との反応も紹介。県営のため着陸料交渉がしやすい、気象条件が安定していて就航率が高い、などの強みを挙げ「いろんなLCCが就航する可能性が見えてきた」と手応えを語った。

 

 県ではこれまでに春秋航空のほか、韓国のLCC3社と接触。具体的な交渉はこれからだが、ハードルは低くない。

 

 成田、関西国際空港がLCC専用ターミナル整備を検討しているほか、全国の地方空港が佐賀同様に誘致に動き出している。県は国基準額の3分の1の着陸料などをPR材料にする考えだが、誘致実現には利用客確保の具体案を示していくことも求められる。

 

 また定期便化を目指すなら、専用ターミナルなどの施設のほか、CIQ(税関、出入国管理、検疫)体制も整備しなければならない。整備費用のほか、関係機関との協議なども必要だ。

 

 本腰を入れて取り組むなら、どのような波及効果、恩恵があるのか、さらに誘致による空港、地域活性化の明確なビジョンを示して、県民の理解を得る努力も求められる。それが県民の利用促進にもつながる。

2400名無しさん:2010/10/13(水) 20:15:12
http://www.asahi.com/business/update/1013/TKY201010130423.html
成田空港の発着枠、30万回に拡大へ 国など四者合意
2010年10月13日19時30分

 国土交通省と千葉県、地元9市町、成田国際空港会社(NAA)は13日、成田空港の年間発着枠を現在の22万回から30万回に拡大することで正式に合意した。羽田空港の国際化が進むことへの危機感から地元自治体が主導し、短期間で合意を形成した。国際ハブ(拠点)空港としての利便性向上を目指す。

 この日の四者協議会では、拡大に合意する確認書が交わされた。騒音への住民の不安や不満に配慮し、飛行コースを住民に知らせることや、NAAが生活環境への影響を継続的に調査し、地域に分かりやすく公表することなども盛り込まれた。

 記者会見でNAAの森中小三郎社長は「成田が真のハブになる方向性をちょうだいした」。国交省の本田勝航空局長は「世界に向けて堂々とオープンスカイ(航空自由化)政策を訴えられるようになる」と意義を強調した。

 30万回への拡大は、地元自治体の提案で2008年から検討されてきた。しかし、発着枠が約4割増えることに伴う新たな騒音予測をめぐって住民が反発。成田市など一部自治体は、法律上は移転対象外の住民に天井や壁への追加防音工事などの対策を示し、理解を求めた。

 羽田の4本目の滑走路の供用を21日に控え、「羽田に負けるわけにはいかないという危機感が原動力となり」(成田市の小泉一成市長)、住民説明会が始まってから、わずか5カ月で合意に至った。ただし、条件付きで賛成した自治体も複数あるという。(高橋友佳理、長屋護)

2401名無しさん:2010/10/13(水) 20:17:04
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010101301000188.html
羽田の増築ターミナルビルが開業 世界のいすが集結
2010年10月13日 11時08分

 増築された羽田空港の第2旅客ターミナルビルに集められた、世界各国のいすやテーブル=13日午前


 増築でロビーがほぼ2倍の広さとなった羽田空港の第2旅客ターミナルビルが13日、オープンし、記念式典が開かれた。

 第2ターミナルビルは、全日空や北海道国際航空(エア・ドゥ)、スカイネットアジア航空などの国内線が発着。飲食エリアには、世界各国から集められた260点以上のいすやテーブルが並び、美術品の展示スペースも併設された。

 日本空港ビルデングが約190億円をかけて現ターミナルビルの南側に増築した。地上6階、地下2階建てで、全日空が3、4階にラウンジを開設。いすは各国料理店が並ぶ3階のオープンスペースに置かれ、料理店の食事も取れる。

 5階の展望デッキは、「星屑のステージ」と名付けられ、約4千個の発光ダイオード(LED)が埋め込まれ、夜景とともに楽しめる。

 3階に置かれた美術品展示スペースでは、旧熊本藩主の細川家に伝わる美術品などを保存、管理する永青文庫の所蔵品が展示される。

2402チバQ:2010/10/13(水) 20:18:16
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010101319808
「東アジアハブ空港の地位を回復する」 成田・羽田国際空港が大反撃へ


OCTOBER 13, 2010 08:04
「成田」と「羽田」の反撃が始まった。日本を代表する両国際空港が、仁川(インチョン)国際空港に奪われた東アジアのハブ空港の地位を取り戻す、と躍起になっている。昨年、仁川空港を経由して海外へ発った日本人観光客は合わせて82万人。毎年増加している仁川経由の乗り換え客を取り戻すことを目指している。

●国内線の拡充に乗り出した成田


日本を代表する成田国際空港は、その名声に相応しくない弱点がある。東京の都心から車で1時間半ほど離れている上、地方空港路線との連携不足、高い着陸料などに足を引っ張られていた。この中でも地方空港との連携性は成田の根強い問題だった。


国際線がほとんどない日本の地方居住者が海外へ出るためには、地方空港→羽田空港→バス→成田空港という煩わしい手続きを踏まなければならなかった。「成田は国際空港、羽田は国内空港」という日本の二元化政策がもたらした結果だった。このため、海外へ出る地方居住者は仁川空港での乗り換えを好んできた。仁川空港と日本の地方空港をつなぐ路線は29で、地方居住者にとっては成田より仁川の方が便利だ。昨年、仁川空港乗り換え客は82万人、07年(54万人)に比べ大幅に増えたほどだ。


成田はこの問題を解決するため、14年をめどに国内線を現在の8便から20便へ大幅に拡充することにした。国内線の発着回数は年間2万便から3万便へ増加する。同時に国際線も現在の20万便から30万便へ増やすことにした。これと共に成田は国内線の価格競争力を高めるために、就航初年度は国内線の着陸料を半分に減らす案も検討している。また、航空会社と宅配会社を連携させ、海外旅行客の荷物を自宅で送り、手ぶらで出発し、海外の空港で荷物を受け取る貨物サービスも開始する予定だ。都心から36分で到着できる超高速列車「成田スカイアクセス」も7月から運営している。


●24時間稼動する羽田


東京都心に位置し、接近性は優れているものの、国際路線が不足していた羽田は、今月末から国際線を大幅に補強し、24時間運営体制に突入する。国際線の新庁舎の工事も大詰めの段階に入っている。羽田はこれまでソウル、北京、香港など短距離路線だけ運営してきたが、新規就航都市としてパリ、ロサンゼルス、ハワイなど、13の都市に増える。全て海外旅行客の多い都市だ。


最近、4番目の滑走路が完工したことを受け、現在年間30万便の発着回数が、33万便に増加することによって増えた3万回を、全て国際線に割り当てたことによるものだ。また、24時間運営体制によって追加される深夜と早朝発着の3万便も、全て国際線に割り当てることにした。

2403チバQ:2010/10/13(水) 20:18:47
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010101390070828.html
羽田国際化で地元危機感 成田発着枠増を了承
2010年10月13日 07時08分

 成田空港の年間発着枠を現在の二十二万回から三十万回に拡大する計画について、千葉県内の空港周辺九市町長は十二日、受け入れることを決めた。長い空港反対闘争の歴史を持つ地元は、騒音問題などから受け入れに一貫して慎重だったが、羽田空港の国際化などを受けた成田の地盤沈下を恐れ、方針を転換。発着枠拡大に不可欠な地元合意を得たことで、三十万回実現に向けた大きな課題はクリアしたことになる。

 九市町長でつくる「成田空港圏自治体連絡協議会」が同日夜、成田市役所で開かれ、十三日に国土交通省、千葉県、成田国際空港会社(NAA)と九市町で開く「四者協議会」で、受け入れを表明することを確認した。

 発着枠を拡大できれば、NAAは格安航空会社(LCC)や国内路線の拡大に割り当て、羽田や日本の地方空港に多くの路線を持つ韓国・仁川空港に対抗したい考えだ。

 協議会後、議長の小泉一成・成田市長は今月二十一日に羽田で四本目の滑走路がオープン、国際線の定期路線が就航する点に触れ「羽田の四本目の滑走路供用前に合意したかった。発着枠を拡大しなければ、成田の限界論を認めることになる」と説明した。

 九市町のうち成田市、芝山町は住民向けの説明会を開き、年間三十万回へ拡大しても騒音被害を悪化させないように民家の防音対策を拡充することなどで理解を求めているが、市町長は受け入れ表明を急いだ形だ。九市町長は昨年十二月にも、騒音対策で離着陸を禁止している午後十一時〜午前六時の時間帯を短縮する案もNAAに伝えるなど、二十四時間運用を検討中の羽田への対抗策を打ち出すのに懸命となっている。

 深夜・早朝の運用は検討段階で、今回の三十万回への拡大は、二本ある滑走路で同時に離着陸させたり、駐機場や誘導路を新設したりすれば可能とされる。

 これまで二本の滑走路では安全面への配慮などから、交互に離着陸してきた。NAAは、一〇年度内に地元合意が得られれば、早ければ一四年度までに三十万回の実現が可能としていた。

(東京新聞)

2404チバQ:2010/10/13(水) 20:21:07
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101012-OYT1T01178.htm
成田空港、格安航空会社専用ターミナル建設へ
 成田国際空港会社は12日、低料金で利用できる格安航空会社(LCC)専用の旅客ターミナルビルを新たに建設し、既存のターミナルビルも拡張する方針を固めた。


 2014年度に年間発着枠が現行の約4割増の30万回に増えるのに伴うものだ。国内線の路線網も充実させ、国際線との乗り継ぎを便利にすることで、アジアのハブ(拠点)空港としての機能を強化する。

 国際化する羽田空港に対抗する狙いもある。

 成田空港会社は13日に国や千葉県、空港周辺9市町との「四者協議会」で発着枠を現行の22万回から30万回に増やすことで最終合意した上で、月内にもターミナルの新設や拡充を決める。

 LCCターミナルは、第1ターミナルの南側に設ける案が最有力で、13年度の運用開始を目指す。

 投資額は30億〜50億円を見込む。成田に就航しているLCCは豪州のジェットスター航空だけだが、アジア大手のエアアジアX(マレーシア)の就航が有力視されるほか、フィリピンのセブ・パシフィックなど複数社が関心を示している。

(2010年10月13日03時02分 読売新聞)

2405チバQ:2010/10/13(水) 21:29:05
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101013-OYT1T01095.htm
成田発着30万回で合意、格安会社も導入へ
 成田空港の発着枠拡大を巡り、国土交通省と成田国際空港会社(NAA)、千葉県、成田市など周辺9市町による「4者協議会」が13日、成田市内のホテルで開かれ、年間発着枠を現行の22万回から30万回に拡大することで合意した。


 NAAはまず、2011年にA、B滑走路の同時離着陸方式を導入することで25万回に増やす。

 続いて、B滑走路脇に3本目の誘導路が完成する12年に27万回に拡大。さらに、格安航空会社(LCC)専用の旅客ターミナル新設や既存ターミナル拡張などが終わる14年に30万回を実現させる。

 協議会後に記者会見した国土交通省の本田勝航空局長は、航空会社が路線や便数を自由に設定できるオープンスカイ交渉を東南アジア各国と進める考えを示した。

(2010年10月13日20時41分 読売新聞)

2406小説吉田学校読者(出張中):2010/10/13(水) 21:51:05
羽田の国際線参入は予想の範囲内ですが、成田の発着回数増、一部報道によると、成田国内線参入の可能性まで取り沙汰されるなど、1年前には考えられん、喜ばしい事態ですな。成田貨物専門論者としても、喜ばしい。
まさに切磋琢磨。外国で2空港が比較的近距離で、競合して協調するような形態の都市って結構あるんですかね??

2407チバQ:2010/10/13(水) 23:35:13
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/101013/chb1010132232005-n1.htm
地域繁栄へ発着枠拡大「決断」 成田空港4者協議、地元理解求める (1/2ページ)
2010.10.13 22:28

成田空港の年間発着枠30万回拡大の合意後、和んだ表情で記念撮影する森田健作知事(前列中央)や地元首長ら=成田市(城之内和義撮影) 「羽田空港の国際化や成田空港の将来における国際航空需要に対処していくためには決断を躊(ちゅう)躇(ちょ)できる状況ではない」−。国と県、成田空港周辺9市町、成田国際空港会社(NAA)が13日に開いた「4者協議会」で、年間発着枠を現在の22万回から30万回に拡大することが合意された成田空港。羽田空港の国際化が進む中、成田市の小泉一成市長は記者会見で、率直な思いを述べた。今後は成田空港が地元の理解を得ながら、国際基幹空港としての機能を確立していくことが課題となる。

 協議会後の会見で、芝山町の相川勝重町長は「今回の合意は結論ではなく中間点。今後は空港づくりと地域づくりをしっかりすることによって結論を出したい」と述べ、小泉市長も「騒音地域のみなさまにご理解をお願いすることになった」と、地域への配慮を念頭に置いた末の合意である点を強調した。

 一方、国やNAA側からは、騒音地域に暮らす住民に理解を求めつつ、新たな出発点に立ったという思いがにじみ出た。

 NAAの森中小三郎社長は「騒音直下のみなさまには大変な苦労と迷惑をかけるが、これを地域の繁栄という形でお返ししたい」とし、今後の展望について「羽田と競争するわけではない。成田が兄貴分として、今まで伸ばしてきた国際ネットワークをさらに充実させて、アジアでも有数の空港になる努力をしたい」と述べた。

 国土交通省の本田勝航空局長は「成田の拡大により長年、世界との間で後れを取っていたオープンスカイ(航空自由化)を堂々と進めることができる」と評価した。

 ただ、今回の合意で発着枠が増えたとはいえ、「利用してくれる航空会社がいなければ意味がない」(空港関係者)という課題もある。NAAでは、格安航空会社(LCC)誘致や国内線の充実などにより利便性向上を図る方針だが、同時に、森中社長が強調した“地域の繁栄”を地元自治体とともに、どう展開していくかも求められることになる。

2408チバQ:2010/10/13(水) 23:39:06
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010100500857
成田第3ターミナル建設へ=北ウイングも拡張−「国際ハブ空港」アピール
 成田国際空港を運営する成田国際空港株式会社(NAA、千葉県成田市)が第3ターミナルの建設を計画していることが5日、明らかになった。また、空港敷地内にある機内食工場とホテルの移転を前提に、第1ターミナルの「北ウイング」を改築し、拡張する方針。空港機能を高め、「国際ハブ空港」としての存在感を国内外にアピールする。
 第3ターミナルは、C誘導路の北側に沿った地域に建設する予定。第1と第2をつなぐ位置になる。旅客施設のほか飲食店やファッションの小売りなどもテナントとして入ることが予想される。建設時期は検討中だ。また、南ウイングよりも小規模で手狭となっている北ウイングを、南ウイングと同規模となるように拡張。機内食工場とホテル「エアポートレストハウス」の跡地となる約1万7000平方メートルを利用する。
 北ウイングは、米デルタ航空など国際航空連合「スカイチーム」加盟の世界の航空会社が利用しており、拡張によりスカイチームの利便性が大幅に向上する。(2010/10/05-20:28)

2409チバQ:2010/10/14(木) 00:27:13
>>2406
>外国で2空港が比較的近距離で、競合して協調するような形態の都市って結構あるんですかね??
ぱっと浮かぶところではロンドン・NY・モスクワ
たぶん他にもあるんじゃないかと思う・・・

2411チバQ:2010/10/14(木) 12:19:01
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20101014ddlk12040119000c.html
成田空港:発着30万回に 知事ら将来へ期待、羽田との競争激化(その1) /千葉
 これで羽田に対抗できる−−。成田国際空港の発着回数を現行より8万回増やし30万回にすることが13日、成田市内で開かれた国、県、空港会社(NAA)、地元自治体の四者協議会で決まった。羽田空港の新滑走路の供用開始が21日に迫り、ぎりぎりのタイミングで得られた地元合意。森田健作知事や首長らは、にこやかに握手し合った。一方、成田空港周辺で航空機の騒音下に暮らす住民にはあきらめムードも。騒音対策など共生策の確実な実行を求める声が相次いだ。【山田泰正、斎川瞳】

 ◇「繁栄の下支えを」 NAA社長・成田市長ら、悲願達成を評価
 30万回はNAAの悲願だった。協議会後の会見で、森中小三郎社長は「心が高ぶっている」と表現。「国際線ネットワークの充実やLCC(格安航空会社)の受け入れで、ユーザーの利便性向上に向け、きちっと対応して日本の繁栄の下支えをしたい」と笑顔を見せた。羽田の国際線発着枠拡大について問われると「危機感が30万回につながったのは確かだが、両空港で首都圏を支えていけるよう成田は兄貴分として兄弟仲良くやっていきたい」と話した。

 成田市の小泉一成市長は「羽田の動きからしても成田は今、躊躇(ちゅうちょ)できる状況ではない。国際線の地位確立のためにも30万回を実現すべきだ。今日の決断が次世代に評価されることを期待する」と対抗心をにじませた。国土交通省航空局の本田勝局長は「国際線充実の起爆剤となる」と評価。各国で進むオープンスカイ(航空自由化)政策については「これで日本の立場を世界に堂々と訴えることができる。交渉中の米国だけでなくASEAN各国にも展開していきたい」と語った。

 騒音下に暮らす住民への対策など残された課題は多い。70%以上が騒音地域の芝山町の相川勝重町長は「大賛成の住民は皆無だった。今回の合意は通過点に過ぎず、今後、空港や地域づくりをしっかりやることで結論が出てくる。地域はその結論を期待している」と述べた。

 森田健作知事は「騒音対策に真摯(しんし)に取り組むことを確認し、国際線の基幹空港としての使命を果たすため30万回に合意した。容量拡大は周辺地域だけでなく県の発展につながる」と期待を語った。

 ◇「騒音対策しっかり」 住民にあきらめムードも
 騒音地区で暮らす住民らは複雑な表情を見せた。B滑走路北側に広がる成田市久住地区に住むパート、関口忠太郎さん(65)は「羽田への危機感もあったんでしょうね。焦ったな、という感じはする」と受け止める。「でも、決まったものは仕方がない。成田の発展を支える住民への補償や騒音対策をしっかり納得いくものにしてもらいたい」

 B滑走路南側の芝山町大里地区。農業、石井義昭さん(73)は「今でさえ気がおかしくなりそうな深刻な騒音。30万回の影響がどれほどのものか、飛び始めないと分からない」と不安をにじませる。

 同地区に暮らす「成田空港から暮らしと郷土を守る会」の木内昭博会長(63)は「不本意ですっきりしない部分は残るけど、もうあきらめている。羽田との問題など、今の不安定な情勢をうまく利用し、波に乗って決められてしまった。やるからには、説明会で示された具体的な対策や補償は約束通り履行してほしい」と話した。

2412チバQ:2010/10/14(木) 12:19:26
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20101014ddlk12040159000c.html
成田空港:発着30万回に 知事ら将来へ期待、羽田との競争激化(その2止) /千葉
 ◇2滑走路フル活用へ
 「30万回」へのゴーサインが出たことで、国土交通省航空局と成田空港会社(NAA)は航空機の処理能力向上に向けた施設整備や運用方法の改良を加速させる。

 航空局が導入準備を進めているのが2本の滑走路をフル活用する同時並行離陸方式の導入。既にNAAが米国の管制業務の専門コンサルタントに調査を委託。「2本の滑走路は2・5キロ離れており、安全上の問題はない」との回答を得ている。

 これまでは安全上の理由からA、Bそれぞれの滑走路で時間差を設けて交互に離陸機を出発させてきた。しかし、2本の滑走路から同時に離陸させることができれば余計な待機時間が減り、滑走路を効率的に運用できる。早ければ11年度にも導入可能としており、空域の監視体制を強化するため管制官増員などの準備を進めている。

 一方、NAAは、B滑走路へ向かう途中にある「へ」の字に曲がった誘導路の改良や駐機場の増設工事に既に着手。今後は新規就航するLCC(格安航空会社)の誘致に向け、専用ターミナルの建設準備を急ぐ。エア・アジア(マレーシア)やセブ・パシフィック(フィリピン)など主にアジアのLCCからヒアリングを実施。ターミナル施設や各種料金について航空会社側の要望を聞き取り調査した。

 建設候補地を整備地区やターミナル地区に絞って検討しているが、それぞれ長所、短所があり、「現段階で場所は決まっていない」(経営計画部)という。森中小三郎社長は会見でLCCターミナル建設について「好む、好まないにかかわらず、LCCの流れができつつある。発着枠の空きがあれば何らかの形で入っていただきたい。施設についてはスピード感をもって対応する」と述べた。

 ◇経済界、歓迎ムード
 地元経済界には「30万回」歓迎ムードが漂う。成田地区ホテル業協会(17社)の田中智会長(ホテル日航成田総支配人)は「今後LCCを中心に早朝・深夜の発着便が増加すれば、宿泊需要も拡大する。成田は便数も多くさまざまな運賃体系を備えた航空会社のサービスが可能。航空会社や自治体とともに、成田エリア全体の集客力向上、サービス充実に向けて協調していきたい」と期待する。

 地元の商工業者でつくる成田空港対策協議会は9月24日、成田市長あてに「空港容量の拡大は、利用客、人口の増大、税収増につながる最大の地域成長戦略」とする要望書を提出。豊田磐会長は「地域にとっても首都園にとっても、成田空港の30万回決定は大きな一歩。実現に向け、地域住民への対策もしっかりやってもらいたい」と話した。

 ◇国内線拡充も重要課題に
 成田は78年の開港以来、4000メートル滑走路1本の状態が長く続いた。「国内線は羽田、国際線は成田」という「内際分離原則」が堅持されてきたこともあり、世界中の航空会社50社以上が経済大国の表玄関NARITAへの乗り入れを希望し、順番待ちを続けてきた。

 しかし、羽田空港で新滑走路の運用が始まる21日以降、羽田発着の国際線は大幅に増える。日本航空は成田−サンフランシスコ線から撤退し、羽田発着に振り向ける。日航関係者は「羽田発着は国内線の増便要望も多く、現状では国際線は劇的には増やせない」と話すが、条件さえ整えば羽田から飛ばしたいという本音ものぞく。

 複数の旅行会社によると、海外ツアーは同じ目的地でも、成田発着より羽田発着のほうが販売価格を高く設定できる場合が多いという。また、航空会社にとって利幅が大きいビジネスクラスの乗客は都心からのアクセス利便性が高い羽田を選ぶ傾向がある。

 韓国・仁川など近隣の国際ハブ空港との競争もあり、成田にとって国内線ネットワークの拡充も重要な課題となっている。

2413チバQ:2010/10/14(木) 12:22:01

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20101013-OYT8T01333.htm
「成田離れ」強い危機感
格安航空会社誘致で差別化
 今年3月、年間発着枠が22万回に拡大してからわずか半年。これをさらに30万回に拡大するとした合意の背景には、羽田空港の国際化で「成田の地位が低下してしまう」という強い危機感がある。

 昨年10月、当時の前原誠司国交相が「羽田を国内線、成田を国際線という原則を取り払う」と表明。成田の優先権はなくなり、すでに日本航空のサンフランシスコ便が成田から羽田に移行するなど「成田離れ」も起きている。地元では騒音問題などを理由に一層の発着枠の拡大に慎重な声もあったが、「空港と地域は運命共同体」(小泉一成・成田市長)で、空港の地位低下は地域経済の存立にかかわるとして、地元市町は受け入れに傾いた。

 NAAは、増加分の8万回を使って羽田との差別化を図るため、アジアで成長著しい格安航空会社(LCC)を誘致する戦略を描く。LCCを巡っては最近、エアアジアX(マレーシア)が12月から羽田への就航を表明したほか、全日空が関西空港を拠点としたLCC会社の設立を表明。1社しか就航のない成田は後れを取っている。

 これまで発着枠22万回では新規就航に提供できる余裕はなく、LCCの交渉も進まなかっただけに、森中小三郎社長は「30万回の実現でLCCは優先的に成田に入ってくる」と自信をのぞかせる。9月には森中社長自らイギリスで行われたLCC会社の会議に出席し、トップセールスを行った。

 国内線の乗り継ぎの便が良く、深夜・早朝便にも対応する羽田空港に対し、着陸料が安く、国際線ネットワークではるかにしのぐ成田空港。韓国・仁川などのライバルに対抗しながら、首都圏空港同士でも国際線誘致を争うという大競争時代に突入した。(河合良昭)

(2010年10月14日 読売新聞)

2414とはずがたり:2010/10/14(木) 15:32:17

静岡空港は拠点とするにはやはり需要不足であると云うのが露呈したとも云えるが,FDAが成長してゆくのは喜ばしいですな。

FDA、名古屋空港にも「本社」 第二の拠点に
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20101008000000000020.htm
10/08 08:21

 今月末から県営名古屋空港発着の運航を始めるフジドリームエアラインズ(FDA)の鈴木与平社長は7日、静岡空港近くの牧之原市の本社のほかに名古屋空港にも本社を置く考えを示した。来年3月下旬の静岡―小松線の撤退については利用の低迷を理由に挙げた。静岡市清水区の鈴与本社で長野県の阿部守一知事と会談した後、報道陣に語った。
 鈴木社長は名古屋本社の開設について「東京、大阪と二つの本社を持つ企業も多い」と名古屋空港にも本社機能を置き、第二の拠点とする方針を述べた。FDAは4号機導入に伴う31日からの新ダイヤで、名古屋―福岡を1日5便(往復)運航し、来春の5号機導入を念頭に名古屋発着の別の路線も検討している。名古屋の本社は来春をめどに、日本航空の撤退で空いた空港の施設に開設する計画で、今後は徐々に名古屋の人員を増やし、準備を進めていく。
 小松線の撤退に関しては「金沢が好きで個人的には存続したかったが、(利用者の)支持がいただけなかった」と無念さをにじませ、「(FDAの)体力がもう少しついたら、もう一度チャレンジしたい」とも述べた。
 31日から就航する静岡―松本線については「距離は近いが、車だと時間がかかる。どんな反応かは分からないが、これもチャレンジ」と語った。

2415とはずがたり:2010/10/14(木) 18:09:09

結局静岡県が日航に騙されて不利な条件で契約結ばされたって事ではないのかね?

県、拒否姿勢崩さず 日航運航支援金再請求問題
10/14 08:10
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20101014000000000014.htm

 日本航空が3月末まで運航していた静岡―福岡線の搭乗率保証に基づく運航支援金支払いを、県が拒否している問題で、県に約1億5300万円の支払いを再度請求した日航。県に送付した催告書で、初めて「法的手続き」に言及し、あくまで支払いを求める強硬姿勢を示した。県も支払い拒否の姿勢を崩さず、両者の主張は平行線のまま。決着は法廷に持ち込まれる可能性が高まった。
 日航広報部は13日、「県には丁寧に説明し、理解を求めてきたが、最後通告することになり、非常に残念」とコメント。「法的手続き」が訴訟を意味することを言明した。支払い期限は催告書到着(12日)から「14日以内」としたが、支払われなかった場合、いつ提訴するかは明言を避けた。
 日航は催告書で「更生会社は裁判所の監督下にあって厳正な権利の行使を強く要請されている」と強調。県が支援金を支払わない場合、「やむを得ず」法的手続きに入る可能性を示唆した。
 日航広報部は「債権者の負担を最小限にするため、有している権利を適切に行使する必要がある」と説明。覚書の中には、日航の判断で自主運航を断念できる趣旨の規定があるとしている。
 これに対し、川勝平太知事は同日、訪問先の中国浙江省で静岡新聞社の取材に応じ、「今言えるのは、日航が信義則違反をしたということだけ。それは覚書に違反しているということで、県としての立場は一貫している」とぶ然とした表情で語った。
 県はこれまで、日航側の対応を想定して顧問弁護士に相談するとともに、覚書締結にかかわった県関係者に経緯を確認するなどしてきた。君塚秀喜県文化・観光部長代理は、今後の対応は催告書などの内容を精査して決めるとしながらも、「内容は予測の範囲内。県の考え方は変わらない」と話した。

2416とはずがたり:2010/10/14(木) 18:09:51
こんな二度手間をしてまで利用するメリットあるんかいな。。
>現在はシステム上でも通関に時間がかかるため、成田に陸送して通関の手続きを取る必要がある。

静岡空港で国際貨物の取り扱い開始
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20101014000000000015.htm
10/14 07:59

 静岡空港では初めてとなる国際航空貨物の取り扱いが13日、スタートした。中国東方航空の中国上海便が同日午後、同空港に到着し、国際物流業者が輸入した衣類用品などが“初荷”として輸入された。県は他の航空会社にも呼び掛け国際貨物の利用拡大を図り、路線の維持、拡大を目指す。
 同空港では昨年6月4日の開港当初から全日空が札幌、沖縄線で航空貨物輸送を実施。貨物取扱量は開港1年で、年間100トンを超える。しかし、同空港に就航する飛行機はいずれも小型機のため、コンテナを積むことができず、現在はベリー部と呼ばれる貨物スペースを活用して貨物を運搬している。週4便運航する同航空静岡支店の蘇涛支店長は「現在は1社だけだが、中国で国際貨物の需要が大きくなればコンテナを詰める機体も考えたい」と述べる。
 現在はシステム上でも通関に時間がかかるため、成田に陸送して通関の手続きを取る必要がある。それでも輸入を始めた国際物流業者「新翼国際サービス」(大阪市)の高倉雨青代表取締役は「東名からのアクセスも良く、立地的に東京と名古屋に近くて便利」と強調する。同社は月間30〜35トンの輸入を見込む。
 県は貨物利用拡大に向け、2010年度予算で貨物を保管や荷さばきをする貨物上屋の利用料や警備費用の補助制度を盛り込んだ。県空港企画室の橋本勝弘室長は「航空事業は旅客と貨物の両輪。貨物は航空会社にとっても安定した収入が得られる。静岡空港の路線の維持、発展のいいきっかけ」とし、「輸出でも県内企業の皆さまに選択肢の一つとして考えてほしい」と期待を込めた。

2417チバQ:2010/10/15(金) 18:38:54
>>2416
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001010150002
国際航空貨物 はや難題/静岡空港
2010年10月15日


13日午後、静岡空港に初めて国際航空貨物が届いた=県提供

 静岡空港で、国際航空貨物の取り扱いが始まった。首都圏や中京圏に近い地の利を生かし、成田空港や中部空港の航空貨物を補完する存在になろうと、県は空港施設の利用料補助にも乗り出した。しかし、旅客利用が伸び悩む中、静岡空港に飛んでくるのは小型機ばかり。荷物を積むスペースも乏しく、一気に需要拡大とはいきそうにない。


 13日午後、上海からの中国東方航空の定期便が初めての国際貨物を運び込んだ。積み荷は、大阪市の流通会社が輸入した衣類や雑貨など約1・5トンだ。ただ、飛行機が小さいことから貨物用のコンテナは積載できない。このため、荷物は段ボール箱に詰められ、客室下にあるベリー部と呼ばれる手荷物などの運搬スペースで運ばれた。


 国内線では、これまで全日本空輸が札幌、那覇両線で貨物を取り扱ってきたが、開港から1年間の取扱量は那覇線44・6トン、札幌線56・2トンにとどまる。一方、国際貨物については、同空港に定期便を就航させている大韓航空、アシアナ航空(いずれも韓国)も検討中で、アシアナ航空は近く取り扱いを始める可能性もあるという。


 県は今年度の当初予算で、貨物上屋の使用料や警備に掛かる人件費などの補助に930万円を計上。今後、食品が取り扱われるようになった場合、冷蔵設備などの新設も検討するといい、貨物の需要拡大に向けた取り組みを始めている。


 しかし、静岡空港を発着する便は、大半がコンテナを積載できない小型機だ。貨物を扱う場合は必然的にベリー部を使うことになるが、定期便で空くスペースは2〜3トン分と言われ、大幅な取扱量の増加は見込めないのが実情だ。


 旅客需要をみると、今年度の搭乗率がソウル線や札幌線、沖縄線などで70%を超える一方、小松線(33・8%)、熊本線(46・3%)、鹿児島線(53・7%)など苦戦する路線も目立つ。フジドリームエアラインズは、来年3月末で小松線を運休する方針を示している。


 県空港利用政策課は「貨物単独での採算は難しい。旅客需要が伸びないと貨物も増えない」とし、これまで同様、旅客数増加への取り組みを続けるという。

2418チバQ:2010/10/15(金) 18:39:23
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101015-OYT1T00194.htm
中国4千円航空便ルポ…狭くて安い「バス並み」


エコノミー症候群防止の腕のストレッチを指導する客室乗務員(6日、金来ひろみ撮影) 茨城空港と中国・上海を4000円で結ぶ中国の民間格安航空会社「春秋航空」が参入し、反響を呼んでいる。

 搭乗率は80%を維持。格安航空券を購入して搭乗し、機内サービスぶりや乗客の反応を取材した。

 インターネットのみで販売されている片道4000円の航空券を購入し、6日の便に乗った。4000円は全座席の1割で、知名度アップ戦略の一環。残りは8000円〜2万6000円の7段階の設定だ。

 1〜7日の国慶節(建国記念日)の連休中とあってほぼ満席で、ほとんどが中国人の旅行客のようだ。上海に帰省する茨城県つくば市の留学生朱剣云さん(26)は「これまで帰省に往復5万円程度かかっていた。4000円の航空券を買え、安く済んだ。毎日飛んでいたら、もっと便利になる」と歓迎する。

 春秋航空は7月から週2〜3便を就航させ、9月15日から4000円席を導入した。機体はエアバスA320。約150席が普通だが、前の座席との間隔を狭くして180席に増やした。小柄な記者でも座席テーブルを開くと圧迫感を感じ、座席を倒すのに気を使った。

 離陸から2時間後。エコノミークラス症候群を防ぐための体操が始まった。客室乗務員が中国語で説明し、首や腕の筋肉をほぐすストレッチをしてみせる。乗客は笑顔を浮かべ、楽しそうにまねていた。終わると自然と拍手が起こった。

 経費節減のため、機内の食べ物や飲料はすべて有料。ペットボトル入りの水は100円、サンドイッチが350円だった。弁当持参の乗客が目につく。航空券もスーパーのレシートのようなペラペラの紙。4000円の航空券を購入して旅行中の神奈川県伊勢原市の大学生山内大輔さん(20)は「安かったので行ってみる気になった。3時間のフライトなら機内サービスはいらない」と話した。

 記者には3時間の搭乗が限界だったが、「安くてバスに乗るようで、定着していきそう」という印象を持った。(水戸支局 金来ひろみ)

(2010年10月15日09時52分 読売新聞)


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