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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/16(木) 21:35:58

統一地方選スレから首都圏のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
都政・都知事・都議選はこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1101930771/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

2006名無しさん:2010/03/29(月) 00:40:22
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/1125
現職15人・新人5人が当選、「みんな」2氏上位に/逗子市議選
2010年3月29日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003290007/

2007神奈川一区民:2010/03/29(月) 00:40:56
>>2000>>2002
補足すると逗子市は浅尾氏の地盤であるし
、長島氏自体に人気がないので、みんなの
党が躍進した一つだと思います。

2008チバQ:2010/03/29(月) 18:39:17
>>2001
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001003290001
「継承」小菅氏が初当選
2010年03月29日


当選を決め万歳する小菅一弥氏=壬生町壬生甲

 無所属新顔の前町議同士が争った壬生町長選が28日投開票され、清水英世町長の路線の継承・発展を訴えた小菅一弥氏(48)が、民主党推薦の鈴木史郎氏(67)を破って初当選した。当日有権者数は3万2066人で、投票率は町長選が64・04%(前々回68・55%)だった。


 小菅氏は清水町長が進めてきた財政基盤や地域医療の整備、文化振興などの施策を評価。これらを継承しながら、教育や子育て支援、工業団地への企業誘致などを進めて、「人口を5万人に増やして『壬生市』を目指したい」と訴えた。

2009チバQ:2010/03/29(月) 18:39:54
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001003290002
新顔・高久氏、初当選
2010年03月29日


当選が決まり、支持者らと万歳する高久氏=那須町寺子乙

 那須町長選は28日投票があり、即日開票の結果、無所属新顔で前町議の高久勝氏(54)が、無所属現職で3選を目指した佐藤正洋氏(68)を破り、初当選を果たした。前回の無投票から一転、保守系同士の激しい一騎打ちとなった。高久氏の「変えよう那須を」の訴えが支持を広げた。当日有権者数は2万2915人。投票率は69・40%(前々回77・04%)だった。


 高久氏は2期目途中で町議を辞職しての町長選だった。


 午後10時すぎ、選挙事務所前に姿を見せた高久氏は、集まった支持者ら一人一人と握手を交わした。その後、「今回の選挙結果は町の歴史を大きく変える。これまでの古い体質を変える。那須町の夜明けを迎えた」とあいさつした。


 佐藤氏は道路網の整備などを実績として強調、「町政の流れを止めてはならない」と訴えたが及ばなかった。


 同時に行われた町議補選(被選挙数3)は、いずれも無所属新顔の4氏による選挙戦だった。

2010チバQ:2010/03/29(月) 20:26:03
>>2007
長島が人気がないから、市議選でみんなの党が躍進した
ってのは論理が成立していないかと。

2011神奈川一区民:2010/03/29(月) 20:45:41
>>2010
去年の総選挙で長島氏は逗子市で浅尾氏に
負けているしね。民主党の不人気と長島氏
の不人気のダブルパンチだと思ったので。

2012チバQ:2010/03/29(月) 21:50:11
「民主党推薦が2人落選したのは長島が人気がないから」

「みんなの党公認が1位2位だったのはみんなの党に人気があるから」
は論理として成立するけど
「みんなの党公認が1位2位になったのは長島に人気がないから」
は論理として成立しない。
んな話をしたかっただけです。
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100329ddlk14010124000c.html
選挙:逗子市議選 顔ぶれ決定 投票率は過去最低 /神奈川
 任期満了に伴う逗子市議選(定数20)は28日投開票され、新議員の顔ぶれが決まった。投票率は51・46%で、前回の54・35%を2・89ポイント下回り過去最低を更新した。当日有権者数は4万9727人(男2万3283人、女2万6444人)。

 当選者の党派別は▽民主2▽自民2▽公明2▽共産2▽みんなの党2▽神奈川ネット1▽無所属9。衆院神奈川4区で議席を争った民主・長島一由、みんな・浅尾慶一郎両議員の代理戦争とも言われ、推薦を含めると、民主5人中3人、みんなは3人全員が当選した。女性は7人。

 女性7人を含む25人(現職16、新人9)が立候補、ごみ処理など直面する市政の課題を訴えた。米海軍池子住宅地区返還問題は、候補者の約半数が選挙公報でもほとんど触れず、主な争点とはならなかった。【吉野正浩】

==============

 ◇逗子市議選開票結果(定数20−25)
当 2371 高谷清彦  31 み現(2)
当 2206 毛呂武史  42 み現(3)
当 1462 菊池俊一  40 無現(3)
当 1359 高野典子  60 公現(3)
当 1341 真下政次  60 自現(5)
当 1316 松本寛   46 無新(1)
当 1260 高野毅   37 民現(3)
当 1245 丸山治章  45 自新(1)
当 1235 塔本正子  65 無現(5)
当 1123 田中英一郎 43 公現(2)
当  936 君島雄一郎 40 無現(2)
当  930 岩室年治  51 共現(6)
当  917 橋爪明子  52 共現(3)
当  907 匂坂祐二  40 無新(1)
当  901 横山美奈  47 無新(1)
当  863 岡本勇   72 無現(6)
当  848 原口洋子  54 ネ現(3)
当  804 長島由里  31 民現(2)
当  762 奈須和男  75 無現(8)
当  650 加藤秀子  47 無新(1)
   516 関口正男  47 無現
   495 飯山圭一  42 無新
   389 竹山米一  59 無新
   362 上垣敬祐  39 無新
   203 堀江敏   55 無新
 =選管最終発表

2013神奈川一区民:2010/03/29(月) 22:25:41
>>2012
「みんなの党公認が1位2位だったのは長
島氏に人気ないから」は論理的ではないで
すが、浅尾氏の離党の経緯や長島氏の評判
なども影響したと思います。逗子市特有の
現象だと考えます。

2014名無しさん:2010/03/29(月) 22:33:04
神奈川1区って人は自分の好き嫌いで物を語るから論理的に話そうとしても無駄よ
同じ無節操でも大仁田はだめで前田は良いとか言っちゃうような人だし

今回の結果はみんなの党という看板効果に他ならないのはきちんとデータを見れば明白
高谷、毛呂両氏は前回も出馬しているが、得票は雲泥の差である
浅尾系ということ自体は全く変わってないのだから反長島で票が入ったのなら前回も取れてないとおかしい
みんな推薦の無所属候補は大した票が取れていないことからも看板の重要性がわかる

2015神奈川一区民:2010/03/29(月) 22:41:57
>>2014
大仁田と前田を一緒にされるのは侵害です
ね。ただの好き嫌いで話ているのではあり
ません。プロレスのことに理解のない人に
そういうこと言われるのは侵害です。

2016名無しさん:2010/03/29(月) 22:45:29
地方議会では、無所属が多いが
それは地盤のある名士とかなわけで
民主でもみんなでも、推薦ではダメだということだ
市議選レベルでも、公認の看板を掲げないと勝負にならない
形だけ自民の真似事しても意味がない

2017名無しさん:2010/03/29(月) 23:06:41
(´・ω・`)っ喧嘩はいかんぜよ。。
>>日の出市長Х
>>日の出町長ね。

2018神奈川一区民:2010/03/29(月) 23:10:12
>>2017
おっしゃる通り。失礼しました。心よりお
詫び致します。

2019名無しさん:2010/03/30(火) 09:00:55
浅尾に人気がある割には、長島の民主公認にあたって一番派手に暴れた君島雄一郎は
あまり伸びなかったね。あまり派手にやるとよくないつうことだな。

2020名無しさん:2010/03/30(火) 18:42:04
>>2019
単に、みんなの党公認ではなかったからでは?
公認だったら上位当選した可能性はあると思う。

2021名無しさん:2010/03/30(火) 22:33:40
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003300055/
みんなの党が来春横浜市議選に「全区擁立目指す」、逗子市議選を追い風に
2010年3月30日

 みんなの党の江田憲司幹事長(衆院8区)は30日の定例会見で、先の逗子市議選の成果を踏まえ、来春の統一地方選で神奈川県など都市部自治体を中心に候補者を積極的に擁立していく方針を明らかにした。候補者の公募も行う。

 公募や擁立作業は県議、政令指定都市市議を中心に進められる見通し。同幹事長は「横浜市議選については全区擁立を目指したい」との目標を示した。国政で民主、自民に次ぐ支持を集める同党が地方選へも本格参戦することで、地域レベルでも有権者への選択肢が拡大。横浜を中心に激戦が繰り広げられそうだ。

 逗子市議選(定数20に25人立候補)では、みんなの党の公認候補が1位と2位を占め推薦候補1人も当選。3人合計の得票率は20%超に達した。同党は今夏の参院選神奈川選挙区に新人の中西健治氏の擁立を決めており、同幹事長は「無党派の有権者が多い地域で参院選へ向けて、勇気づけられる結果を得た」などと総括した。

 神奈川での公募については中西氏の事務所などを窓口に受け付けるという。党としての県組織の整備も進めていく方針だ。

2022チバQ:2010/03/31(水) 12:06:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/feature/yokohama1269871916215_02/news/20100329-OYT8T01256.htm
明日の相模原 政令市へ
<1>相模原総合補給廠
返還地の開発に期待


   ◇

 1月8日、在日米陸軍司令官、フランシス・ワーシンスキー少将が相模原市役所を訪れた。迎えた加山俊夫市長は年始のあいさつも早々に、切り出した。「返還交渉で細かい手続き問題が障害になっている。これからはトップ同士で決めませんか」。ワーシンスキー少将は少し間をおき、「同感です」と応じた。

 戦前、旧日本陸軍の施設が集中し、「軍都」と呼ばれた相模原市は戦後、そのほとんどが米軍に接収され、基地の町として生きてきた。JR横浜線相模原駅北側に広がる相模総合補給廠(しょう)(約214ヘクタール)もその一つだ。

 補給廠は市中心部に位置し、町づくりの大きな障害になってきた。加えて、ベトナム戦争時の戦車搬出入を巡る1972年の「戦車闘争」、87年の有害な石綿(アスベスト)搬入、96年のカドミウム汚染疑惑など、市民生活を脅かす問題もたびたび起きてきた。

 こうした背景から返還を望む市民の熱意が後押しとなり、2006年5月の在日米軍再編協議で、補給廠の西側部分と南北道路・鉄道用地計17ヘクタールの返還と、隣接する35ヘクタールの日米共同使用化で合意が成立した。

 これを受け、市は返還予定地に複合ビルなどを建設し、新都心として整備する構想を打ち出した。構想に基づく「相模原駅周辺地区まちづくり計画」もまとめ、政令市移行後の目玉開発計画として近く発表する。

 重い負担の象徴だった補給廠が、逆に「手つかずの開発予定地」に変わるわけで、期待は大きい。

 しかし、17ヘクタールの返還は08年6月の日米合同委員会で本決まりになったものの、補給廠内の住宅を移設するための関連工事が行われているだけで、返還実現にはまだ3、4年はかかるとみられている。35ヘクタールの共同使用化については、めども立たない状態だ。

 ワーシンスキー少将に対する加山市長の提案は、こうした行き詰まり状態を打開したいという、切実な思いが込められていた。

 共同使用区域の管理権は米軍側に残るため、境界に設置するフェンスの構造や規模、中に入るカギを地元でも持てるのかなど、事務レベルの課題が山積する。

 ただ、日米双方が、そうした課題を逐一、上司に上げて判断を仰ぎ、持ち帰って再協議する今の形では、時間がどれだけあっても足りない。市長と司令官がトップダウンで問題をどんどん決めていけば、17ヘクタール返還に先立って共同使用が実現するのではないか。35ヘクタールもの緑地を自由に使えれば、市民にとってかけがえのない場所になる。加山市長の期待はそこにある。

 一方、補給廠内には、新たにキャンプ座間の第1軍団前方司令部が運用する戦闘指揮訓練センターが設置され、米軍だけでなく、自衛隊との共同使用・訓練も予定されている。米軍基地に反対する市民団体「相模補給廠監視団」の金子豊貴男市議は、「訓練センターは明らかな基地機能強化で、市民にとっては負担の増大につながる」と指摘する。

 昨年12月には、同センターの建設工事中に焼夷(しょうい)弾が出土し、爆破処理が行われたが、金子市議は「返還予定地や共同使用区域にも何が埋まっているかわからない。在日米軍の廃棄物処理、保管場所として使われてきたから、土壌汚染の恐れもある」と警告する。

 返還地は政令市・相模原の「顔」になるのか――。いずれにせよ、米軍基地との付き合いは、これからも続く。「軍都」として発展を遂げてきた相模原市が担う責務が、市民の負担軽減であることに変わりはない。

(2010年3月25日 読売新聞)

2023チバQ:2010/03/31(水) 12:06:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/feature/yokohama1269871916215_02/news/20100329-OYT8T01292.htm
明日の相模原 政令市へ

<2>相模大野駅再開発
商業の街 魅力どこに
「もうすぐ新しい相模大野に生まれ変わる。そうすれば、お客さんも増えるはず」。3月17日、小田急相模大野駅西側で進められている再開発事業の様子を近くのビルの屋上から眺めながら、石井とし子さん(69)はつぶやいた。

 石井さんは同駅北口で40年前から、美容室を営んでいる。1990年に浮上した計画に当初から賛成し、5年後には再開発組合の副理事長に就任した。町田や新宿など都心に顧客を奪われていると感じており、時代の変化に対応した街づくりをしなければ客を引き戻せないと考えたからだ。

 同駅周辺は、市内最大の商業地域だ。小田急の小田原線と江ノ島線が乗り入れる交通の要所で、北口には駅ビルや百貨店「伊勢丹」なども立ち並ぶ。

 しかし、経済産業省の2007年の調査では、全国18政令市と比べ、年間の商品販売額で相模原市は1兆3000億円と最下位。人口規模が近い静岡県浜松市と比べても半分以下。商業都市として発展を遂げるには、同駅周辺の競争力をさらに高める必要があった。

 再開発が順調に進めば、3年後には、食品スーパーや専門店群、屋上レストランが入る6階建ての商業ビルが完成する。隣には26階建て分譲型マンション(308戸)と21階建て賃貸マンション(120戸)も建設される。700台を収容する駐車場棟と4000台を収容する地下駐輪場も備わり、集客力も高まる。

 ただ、「事業が完成したら、それでおしまいという訳にはいかない」と南新町商店街振興組合の篠田清理事長(61)は言う。

 同駅周辺は元々、1981年に米陸軍医療センターが全面返還されたのを機に都市化が進んだが、篠田理事長は「街の歴史や伝統という観点が失われたまま、商業化が急速に進められてしまった」と指摘する。


 駅周辺の4商店会が集まる連合会では2年前から、月1回、街の魅力作りについて会合を続けてきた。毎年春と秋に行っているアートクラフト市や、ジャズ歌手を招いた夏の「もんじぇ祭り」を街の核にしようという意見もあるが、方向性は定まっていない。

 「誰もが相模大野と言えばコレだと連想できるような特徴が必要だ」。篠田理事長は焦りを募らせる。

 課題はそれだけではない。同駅付近を走る国道16号は慢性的な渋滞が生じている。市中心部の公共交通機関はバスしかなく、同駅へのアクセスは悪い。12年には圏央道の相模原ICも開通される予定で、交通量の増加は避けられない。

 市は昨年、バス専用レーンを設ける「幹線快速バスシステム」(BRT)を導入する案を示したが、住民の反発で頓挫した。政令市になれば、都市計画の決定権が市に移り、国県道の管理なども市に委ねられる。野村担当部長は「今後はスピーディーに街づくりを進められるが、その分、責任も増す」と気を引き締める。その言葉通り、相模大野の発展は政令市のかじ取りにかかっている。

(2010年3月26日 読売新聞)

2024チバQ:2010/03/31(水) 12:07:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/feature/yokohama1269871916215_02/news/20100329-OYT8T01345.htm
明日の相模原 政令市へ
<3>「学園都市」淵野辺周辺
学生の力で街に活気

 3月16日午後、JR相模原駅近くのマンションの一室に、市内の大学に通う学生ら4人が集まり、情報紙の編集会議を開いた。「この文章を簡潔にできないか」「もっと見栄えのするショットはないのか」。激しい議論が深夜まで続いた。

 情報紙のタイトルは「さがまち」。相模原市と隣接する町田市の魅力を学生独自の目線で発信する情報紙で、発行部数は3万部。年2回、両市の大学や公共施設、銀行などで無料配布している。

 市東部には、大学・短大が7校、町田市を含めると10校以上が集中する。中でも、JR淵野辺駅周辺は4校が集まる「学園都市」だ。両市は、学生の力を街づくりに生かそうと2007年6月、大学や地元企業、NPOなど23団体に呼び掛け、産学官連携組織「さがまちコンソーシアム」を発足させた。「さがまち」はその主力事業だ。

 取材スタッフは16人。取材、記事作成、編集まですべてを手がける。第8号となる今回は、「米軍基地」「お勧めデートスポット」など硬軟織り交ぜた紙面を目指す。青山学院大2年の遠藤直登君(21)は、「今後は政令市移行を意識して、若者独自の視点で街の変化を敏感にキャッチし、最新の情報を伝えていきたい」と張り切る。

 コンソーシアムは、各大学が専門性を生かした地元住民向けの公開講座や、地元企業とタイアップした学生の就業体験などの事業も展開してきた。参加する市民は年々増え、昨年の申込者数は826人と前年の約2倍、参加企業や大学も当初より9団体増えた。


 市は景気低迷による税収減で財政難に陥っており、市企画政策課の淡野浩課長は「市の力だけでは限界がある。学生や市民の力を結集したコンソーシアムの存在は大きい」と期待する。コンソーシアムは政令市移行と同時に社団法人化し、子育て支援や就職支援などにも取り組むといい、代表の谷崎昭男・相模女子大学長は「市民と大学の二人三脚の活動をさらに盛り上げたい」と意気込む。

 地元中小企業も「学園都市」に熱い視線を注ぐ。目当ては、大学の研究施設や知的財産だ。

 同市には1200社以上もの中小企業が集まる。市は04年、大学の頭脳を地域産業の活性化につなげようと、企業と大学の共同研究を橋渡しする産学連携事業を開始。これまで約30件を仲介し、提携企業・大学に上限25万円を補助してきた。

 地元の非鉄金属加工製造の「権田金属工業」(同市宮下)は青山学院大と連携し、軽くて丈夫なマグネシウム合金の加工技術を開発した。08年には、その高度な技術が評価され、経済産業省の「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれた。

 権田源太郎社長は「大学が持つ検査、分析機器を活用できるのがメリット。技術面の助言も受けられ、社員のレベルアップにもつながる」と産学連携の効果を語る。

 ほかにも、人工皮膚を応用した化粧品や燃料電池など共同研究の成果が次々に生まれている。市産業振興課の新津昭博課長は「産学連携をさらに促進し、相模原発の新技術で政令市のブランド力を高めたい」と期待している。

(2010年3月27日 読売新聞)

2025チバQ:2010/03/31(水) 12:08:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/feature/yokohama1269871916215_02/news/20100329-OYT8T01363.htm
明日の相模原 政令市へ

<4>橋本駅周辺 
リニア誘致意気込む
 京王電鉄とJRの3線が乗り入れる橋本駅周辺で昨年8月7日から3日間、相模原市を代表する祭りの一つ「橋本七夕まつり」が開かれた。祭りの目玉として同駅北口に登場したのは、長さ約12メートルのリニア新幹線の発泡スチロール製模型。「リニア中央新幹線橋本駅誘致促進同盟会」の会員10人が2か月がかりで完成させた。

 「何十年も夢に描いてきたリニア新幹線が現実に動き出している。我々の世代で何としてでも誘致を実現しなければならない」。同盟会事務局長で、50年以上地元商店会で飲食業を営んでいた笹野稔さん(73)は意気込む。

 リニア中央新幹線は、最高時速500キロ超で、東京―大阪間をわずか1時間で結ぶ総事業費5・1兆円の国家的プロジェクト。JR東海は2025年の営業開始を目指している。基本計画が決定された1973年から、相模原市や横浜市などが水面下でリニア駅の誘致に動き出した。相模原市は90年、JR側との窓口となる県に駅の設置を求める要望書を提出。その後もリニア新幹線のパネル展などを行いPRし続けてきた。

 自治体間の誘致合戦に決着がついたのは07年4月。JR東海が山梨県都留市の実験線を東京方面に延伸して実用化すると発表し、延長上にある相模原市を通過することが確実となった。松沢知事は同年9月、県議会で「相模原市へのリニア誘致に向けて積極的に取り組む」と表明。市も「人、物、情報が一気に集積し、『全国の窓口』になれる夢の計画」と位置付ける。

 ただ、肝心のリニア駅の設置場所は決まっていない。

 同市は1999年、駅の場所を橋本駅、約3キロ離れた隣の相模原駅、両駅の中間地点の3か所と想定し、シミュレーション調査を実施。その結果、乗降客数やターミナル性などから「橋本駅に優位性がある」と結論付け、そのまま橋本駅で決まるとみられていた。

 雲行きが変わったのは2008年10月頃。同盟会の複数のメンバーが「市上層部が相模原駅前の米軍補給廠(しょう)返還予定地への誘致を進めている」とのうわさを聞きつけた。笹野さんは「寝耳に水で、にわかに信じられなかった」と話す。だが、わずか4か月後の09年2月、相模原駅周辺の自治会が「駅前の補給廠返還予定地にリニア駅を誘致したい」と、加山俊夫市長に要望書を提出した。

 先を越された形となった笹野さんらは同年4月、商店会や法人会、自治会を動員して約300人の同盟会を急きょ結成。同年6月にはリニア駅設置を求める要望書と約8000人の署名を加山市長に提出した。

 同市都市交通計画課の石川敏美課長は「市民が足を引っ張り合うようなことだけは避けたい」と話す。建設工事や環境調査などに10年以上を要するため、「あと2、3年で、設置駅の方向性を示さなければならない」と言う。

 昨年8月の七夕まつりには、加山市長や市議も訪れたが、巨大なリニア新幹線の模型を前にしても、リニアには言及しなかった。笹野さんは「昨年から誰もリニアについて話さなくなった。次世代に夢を残せる計画だけに、行政と一緒に早く誘致活動をやりたいのだが……」と焦りを募らせる。

 このまま設置場所の一本化が遅れれば、住民に不安と不信が募る。政令市・相模原の決断が迫られている。

(2010年3月29日 読売新聞)

2026チバQ:2010/03/31(水) 12:09:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/feature/yokohama1269871916215_02/news/20100329-OYT8T01372.htm
明日の相模原 政令市へ

<5>津久井地域 
豊かな自然 進む過疎

 相模川の支流・道志川沿いに広がる相模原市津久井町青根地区。3月中旬、冷たい風が吹く山あいのリンゴ畑で、天野治雄さん(77)が黙々と枝切り作業を続けていた。「政令指定都市? 私らには関係ないね」。天野さんはつぶやいた。

 青根地区は人口約600人のうち55歳以上の住民が55%を占める。若者のほとんどは都市部に出て行き、住民の半数以上が65歳以上の「限界集落」入りが間近に迫っている。

 天野さんがリンゴを作り始めたのは30年前。旧津久井町が観光客向けの特産品として栽培を奨励したのがきっかけだった。一時は30世帯に広がったが、栽培に手間がかかるため、今では8世帯に減った。天野さんが今も続けるのは、子供や孫、古くからのファンが「おじいちゃんのリンゴ」を楽しみにしているからだ。

 2006年から07年にかけて相模原市と合併した旧津久井郡4町の実情は、都市化が進んだ旧市域とは大きく異なる。

 津久井湖、相模湖、宮ヶ瀬湖と、県内の大都市部に水を送る三つの水源湖を持つ。「水源地を持つ初の政令市」は、市が掲げるキャッチフレーズの一つだ。しかし、豊かな自然に恵まれている反面、工場への厳しい水質規制など水源地ゆえに背負ってきたハンデもあって企業誘致が進まず、4町は人口減少に悩んできた。

 市は津久井地域内に工業団地を造成し、雇用の場を確保する方針だが、不況が続く今、進出企業を確保できるかどうかは不透明だ。


 合併時、相模原商工会議所は旧4町の商工会に合併・統合を打診したが、4商工会側は「風土が違う。拙速な合併は避けたい」とやんわり断った。大手企業がリードする組織にのみ込まれるのを恐れたためで、今も合併は実現していない。

 旧4町のうち、城山町を除く津久井、相模湖、藤野の旧3町では、都市計画法に基づいて全地域を市街化区域と市街化調整区域に分ける「線引き」導入問題もくすぶる。3町は元々、乱開発の心配がないとして非線引き地域とされていたが、同法が政令市に線引き導入を義務付けているためだ。

 市は4町合併後、「全市一体的な開発が重要」として、線引き導入の方針を発表した。しかし、市街化区域になると新たに都市計画税がかけられ、市街化調整区域に区分されると住宅建設が制限されるなど、住民に重い負担が生じるため、反対の声が噴出した。

 加山俊夫市長は07年末、松沢知事と話し合い、導入の1年延期を決定。今月25日の記者会見では、「自然に恵まれた水源地の実情を、国と県に理解してもらう」と述べ、導入の再延期を求める考えを表明した。

 しかし、導入反対の署名運動で1万7000人分を集めた相模湖町の石井信男さん(72)は、「市街化調整区域になれば資産価値が激減する。延期ではなく導入をやめるべきだ」と、反対の姿勢を崩さない。

 その3町では、高齢化と販売不振で相模湖駅など拠点駅周辺の商店が閉店。肉屋が野菜や魚も売る「よろず屋化現象」が目立つ。過疎化は今も進行中だ。

 市は政令市移行で新設する3区に「区民会議」や「まちづくり会議」を設置して住民の声を吸い上げ、「個性と特長を生かした町づくりを進める」という。

 「全市一体のまちづくり」は、政令市移行後こそが本番になる。(おわり)

 (この連載は、堀田佳彦、宮本俊一、金子靖志が担当しました)

2027チバQ:2010/03/31(水) 12:11:24
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大相模原 指定市の行方(1)
2010年03月23日

 国際コンベンション施設や展示場、ホテル、デパートなどが立ち並び、地下の駅に停車した特急ロマンスカーから多くの人が降り立つ――。こんなまちづくり像を、相模原市は描いている。舞台は、市中心部にある米陸軍相模総合補給廠(しょう)の一部返還予定地だ。


 補給廠は、戦車や砲弾を製造していた旧日本陸軍の造兵廠跡。戦後の接収後は軍事物資の保管基地として使われ、広さは約214ヘクタール。JR横浜線の相模原駅から矢部駅間に面している。米軍再編で2006年5月、基地西側の鉄道、道路用地2ヘクタールを含む17ヘクタールの返還と、35ヘクタール部分の米軍との共同使用が決まった。目下、基地内の住宅移転工事などが進められている。


 まちづくり像の策定に参加した同市すすきの町の岸久夫さん(77)は、「政令指定都市の表玄関になる」と期待する。約50年前に補給廠に隣接する現地に移住。基地周辺自治会の連合会長も務めた。「完成すればヘソのない街といわれなくなる」


 返還で実現の可能性が出てきたのが、東京都多摩市の唐木田駅が終点の小田急多摩線の延伸計画だ。同駅から東京都町田市内を通ってJR横浜線の相模原駅、さらにJR相模線の上溝駅まで至る約8キロ。相模原市内では地下になる見通しだ。第三セクターで建設し、小田急に運営を委託する「公設民営」方式が模索されている。


   □   □


 相模原の潜在力を示すプロジェクトはほかにもある。中でも、市内を通過するルートが確実視されているJR東海のリニア中央新幹線計画は、注目度も高い。


 昨秋、市内の橋本地区などでボーリング調査が一斉に行われた。調査地点は、山梨県にある実験線の延長上でもあり、中間駅誘致を目指す同地区などの住民は色めき立った。あくまで基礎調査に過ぎなかったが、誘致を目指す住民団体・リニア中央新幹線橋本駅誘致促進同盟会の真田勉会長は「中間駅が出来れば、橋本は県北の玄関口になる」と意気込む。


 相模川沿いでは、12年度開通予定のさがみ縦貫道(圏央道)の建設も進む。市は城山、相模原両インターチェンジ周辺地区で四つの工業団地の造成を計画中だ。


 総務省との移行協議で、市はこれらの大型開発計画を「潜在力が高いことの証明」としてアピールした。主体的、自立的なまちづくりの姿勢を訴えてきた。加山俊夫市長は「開発計画がこれだけある市は首都圏には他にない。今後10年で市は大きく変わり、首都圏南西部の拠点になる」と自信を見せる。

2028チバQ:2010/03/31(水) 12:11:42

   □   □


 開発には巨額の資金が必要となる。景気低迷の中での投資に疑問の声も上がるほか、コンベンション施設などの箱モノにどの程度利用者がいるのかも未知数だ。


 補給廠の返還で国から払い下げを受ける費用は、市の試算で約300億〜400億円。小田急多摩線の延伸費用は約1300億円。リニア中央新幹線の中間駅は地下方式で、巨額の地元負担が求められそうだ。さがみ縦貫道では、国直轄事業負担金約200億円を支払う。


 巨額な開発費用の工面について、加山市長は「補給廠の開発で東京ミッドタウンのような民間ディベロッパー方式を取り入れたり、国や県の支援を受けたりするので、すべてが市の負担になるわけではない」と、楽観的だ。


 だが、指定市移行に批判的な立場の市民団体「政令市を考える相模原市民の会」は、「今の市政は大型開発に偏向している」と批判する。


 今井晴司事務局長は「市の財政力でこれだけの事業を進めるのは無理。財政危機で市民サービスの低下を招くのではないか。指定市制度は市民へのよりきめ細かな対応に使うべきだ」と厳しい。


      ◇


 相模原市は4月1日、県内で横浜、川崎市に次いで3番目、全国19番目の指定市になる。戦後生まれの市としては初のケースだ。歴史の浅い人口急増都市で、「時期尚早」との声も聞かれる。新興指定市の問題点、可能性などについて検証する。


(この連載は小川太一郎、岩堀滋が担当します)


 キーワード◆相模原市 


 1954年11月20日に相模原町が市制施行して誕生した。面積は約330平方キロメートルで、県内では約437平方キロメートルの横浜市に次ぐ広さ。今年2月1日現在の人口は71万2883人で、合併した旧津久井郡4町も含めると、55年1月の8万767人と比べて9倍に増えた。


 この年に工場誘致条例を制定し、住居一体のまちづくりを進めて人口急増に拍車がかかった。従業員が4人以上いる市内の事業所数は、55年度に68だったのがピークだった90年度の1477を経て、07年度は1227と、当初の18倍まで伸びた。
 中国・無錫市とカナダのトロント、トレイル両市と友好都市関係にある。

2029チバQ:2010/03/31(水) 12:12:16
2が見つからない
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大相模原 指定市の行方(3)
2010年03月25日


国道413号と市道が交差する「二本松交差点」。右折レーンの工事がなかなか進まない=相模原市

 指定市への移行で、住民にとって何がどう変わるのか。県から移る数多くの権限のうち、住民に身近な福祉や道路の分野で、課題が浮かび上がっている。


 相模原市内で2月、市内の障害者団体の代表を集めて、指定市移行に伴う説明会が開かれた。権限移譲を踏まえた市の新たな障害福祉業務内容がその場で示された。


 市には4月、精神障害者に関する専門的な相談や支援に応じる医師2人が常駐する独自の精神保健福祉センターが置かれる。これまで市内の精神障害者や家族に対する行政レベルの対応は、横浜市の県施設などが担うだけ。交通の便も悪く、実質的に精神障害者家族会など民間の支援組織に頼らざるを得なかった。身近な行政の市が担当する意味は大きい。


 ●権限移譲に期待


 説明会には、市内の精神障害者団体会長を務める榛沢(はんざわ)昌高さん(40)と、精神障害者の保護者でつくる団体の副会長大石真弥さん(57)も参加した。榛沢さんは自ら障害を持ち、大石さんは精神障害者の長男を家族で支えてきた。


 移行後の市では、精神保健福祉センターに加えて本庁に精神保健福祉課を新設、3区にそれぞれ障害福祉相談課も設けられる。市保健福祉施設設置準備課は「精神障害者の支援対策は大きく前進する」と意気込む。


 精神障害者の心の健康相談に乗る「こころの電話相談」が、平日の夜間にも同センターで行われることが「何よりも心強い」という。2人は「遅れていた市の精神障害者対策の形がようやく始まったという感じだ」と話す。


 一方、国道や県道の維持管理の移譲による変化もある。


 同市二本松と相原の境界上にある「二本松交差点」では、国道413号と市道が交わる。国道は幅員が狭く、右折レーンがないことなどから朝夕は渋滞が激しい。以前から改良工事が検討されてきたが、着工には至らなかった。国道は県、市道は市が管理することによる「二重行政」が原因との声がある。


 市道の改良工事は進む一方で、国道413号は予算がつかず、右折レーン設置のための用地買収が進まない。市道路整備課は「道路管理が市に移るので、県との調整が不要になる。工事を早く進められる」とメリットをあげる。


 ●人材不足に懸念


 福祉にしろ道路にしろ、県からの移譲事務は高度の専門性や技術が要求される分野が多い。移行後3年間は県職員が出向して支援するが、様々な支障が出る可能性もある。


 精神保健福祉の業務では、精神障害者の家族などの間で「指定市移行に間に合わせた感が強く、どの程度機能するか不安だ」との声もある。精神障害者福祉施設の関係者は「質の高い人材の確保が課題になる」と指摘する。


 道路についても懸念は同じだ。権限移譲で市に維持管理が移るのは、国道3路線(市内の長さは計51・4キロ)と主要地方道11路線(同計84・8キロ)、一般県道20路線(同計102・8キロ)もある。


 その中には津久井広域道路の長さ100メートル以上の架橋工事個所、津久井地区の山間部を縫って通る国道413号の拡幅工事個所などがある。地域の国道や県道の整備促進運動を展開してきた元津久井町議の佐藤健一さん(69)は「市の土木技術レベルでは対応できない場所も多く、予算不足になる心配もある」と指摘する。


 こうした事態に対応するため、市は今年はじめに架橋工事の技術者2人を採用、4月には経験者を含め12人の土木技術者を新規採用する。市道路整備課では「新規採用した技術者、応援を受ける県職員と協力して対応していきたい」としている。


 キーワード◆ 県からの移譲事務


 指定市移行で、相模原市は県とほぼ同じ行政権限を持つ自治体になる。保健・福祉、都市計画・建設・土木、教育などの各分野で、計1114件の事務を市が新たに担う。


 児童虐待相談や一時保護などを行う児童相談所、身体障害者や知的障害者の専門的な相談や手帳判定などをする障害者更生相談所、精神保健福祉センターの各施設を新設するほか、国道や県道の維持管理や都市計画決定も行う。小中学校教職員の採用試験の実施、大規模小売店舗の新設手続き、市内に事務所を置くNPO法人の設立の認証手続きなども扱える。

2030チバQ:2010/03/31(水) 12:12:40
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001003260002
大相模原 指定市の行方(4)
2010年03月26日


最終回になった相模原市と県の政令指定都市移行連絡会議で、県側(左列)に頭を下げる坂井和也副市長=1月26日、県庁

 1月26日に県庁で開かれた「県・相模原市政令指定都市移行連絡会議」。この日は7回目になる両者の会合の最終回だった。会議の冒頭で起立した相模原市の坂井和也副市長は、出席した県の羽田慎司副知事らに「今後もご指導をよろしくお願いします」と頭を下げた。


 あくまであいさつに過ぎなかったが、県幹部の1人は朝日新聞の取材に「そんな姿勢では困る。(指定市として)自立する自覚が必要だ。県は『移行を支援する』と言ってきたが、今後は『応援する』と言わないといけない」と漏らした。


 人口370万人の横浜市、140万人の川崎市、そして71万人の相模原市。規模が異なるこの3市がひとくくりに「政令指定都市」として、県内に存在することになる。指定市を三つ抱える県は神奈川だけだ。


 県の存在意義はあるのか。地方分権推進の姿勢を打ち出す松沢成文知事は、むしろ相模原市の指定市移行を積極的に支援する、と発言してきた。


 松沢知事は広域自治体のあるべき枠組みとして、県を超えた「道州制」導入が持論だ。「神奈川は基礎自治体の格差が開きすぎた。相模原のような合併や広域連携を踏まえて、各自治体が自治事務を完結できれば、県も事務権限を下ろしやすい」と話す。


 同市では保健・福祉分野を中心に、独自に対応できる事務は増えるが、河川管理や警察業務などの権限は県に残る。松沢知事は「市民からなぜ県民税を払う必要があるのかと問われる可能性もあるが、県に権限は残るためすぐ不要になるわけではない」との見解だ。その上で、道州制を見据えて「より広い枠組みで環境や防災、高度医療などの広域課題に取り組むべきだ」という。


 県と市の関係について、相模原市と同じ中核市指定を受けている横須賀市の吉田雄人市長は、「相模原の指定市移行を契機に、県のあり方を議論することが大事だ。地方主権をより進めるため、県には権限に加えて人材も財源も、中核市クラスにまで下ろしてもらいたい」と主張する。


 では、担う業務をどう分けるのか。県と相模原市の移行協議は、そう簡単には終わらなかった。


 相模原市と同様に合併で人口要件を満たして指定市に移行した静岡市の事例をもとに、県は協議が本格化した07年7月以降、全庁で事務権限をリストアップした。しかし、「県債償還金」の支払額をどうするかが最後まで尾を引き、両者の基本協定の締結は半年延期になった。


 支払いは法律で定められているわけではなく、過去の移行事例でも支払額はまちまちだ。最終的に、相模原市が県に道路をめぐる県債償還金を250億円支払うことでまとまったが、松沢知事と加山俊夫市長のトップ会談でも、支払額が折り合わずに決裂しかかったほどだ。


 政令指定都市になると道路特定財源が県を通らずに直接同市に入るため、県は「市内の道路整備や維持管理費用に関する過去の借金を、返還分にあたる道路特定財源が入らない県が引き続き背負えば他の市町村に迷惑がかかる」と主張。権限移譲に加えて「知名度向上」も大命題だった市は県の意向を飲んだ。


 こうしたいきさつもあって、現時点の指定市移行に「時期尚早」などと異論も尽きない。松沢知事は「市民に広く理解が得られるまで時間はかかるだろうが、今回の指定市移行を一つの市への権限移譲に終わらせず、真の分権につなげていかないといけない」と訴えている。

2031名無しさん:2010/03/31(水) 12:13:04
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001003270005
大相模原 指定市の行方 (5)
2010年03月27日


相模原市(右側)と東京都町田市の間を流れる境川。町田市側で、蛇行する護岸を直線にする改修工事をしていた=東京都町田市金森

 相模原市と東京都町田市との間を流れる境川。かつて川の流れは大きく蛇行していた。たびたび増水し、周辺に浸水被害をもたらした。護岸改修で川の形状はまっすぐになったものの、蛇行の名残で市境は現在も曲がりくねっている。結果として流域に飛び地が発生。11年前から境界の見直し作業が続く。


 県河川課によると、これまで16世帯38人が相模原市民から町田市民に、1世帯3人が町田市民から相模原市民になった。今年12月1日にも、10世帯24人が相模原市民から町田市民になる。


 川のすぐそばに住む相模原市上鶴間本町8丁目の女性(72)もその1人。指定市移行の影響については「郵便番号の変更ぐらいかしら」。4月に変更になるが、12月にまた変わる。「煩わしくてやっていられない」と苦笑する。


 住み家を得て30年以上。町田市民になることについては、「近くに相模原市の出張所ができて便利にはなったが、生活圏はやっぱり町田。福祉制度が充実しているとも聞くし、名実ともに変わるので、個人的にはほっとしている」と話す。税額なども比べたが、相模原市とあまり変わらないという。


 ●相互発展に期待 


 同市の加山俊夫市長は、指定市移行後のスローガンに「首都圏南西部の広域交流拠点都市」を据える。市の組織も、「政令指定都市推進課」が「広域行政課」になり、県境を超えた東京都内の周辺市との広域連携を探る。市が特に熱い視線を送るのは、境を接する町田・八王子両市だ。


 町田市は相模原市と同じく戦後に誕生。これまで住民間で図書館の相互利用サービスが行われており、4月からはお互いの市役所や出張所などで住民票発行が可能になるサービスも始まる。大学生や市民団体などの交流は、以前から盛んだ。


 石阪丈一市長は「国道16号を軸として、経済面を中心に相模原市とは共同体。相模原が指定市になって権限を持てば、ともに発展する期待が持てる」と歓迎する。


 町田市は東京都、相模原市は神奈川県のそれぞれ「端」に位置する。両市をつなぐ道路整備などでは、遅れを感じることも多かったという。石阪市長は「(工事の相談などの際に)都の反応は良くなかったし、神奈川県も同じで、『のけ者扱い』だった。指定市移行を機に都県境のバリアーをどう壊し、行政が住民に何をすべきか検討しないといけない」としている。


 ●淡々とした反応


 一方の八王子市。名産の織物で知られ、歴史のある町でもある。市境が接するのは旧津久井郡の山間部。町田市と同じく、相模原市との間で図書館の相互利用のサービスは行われているが、距離感にはかなりの差がある。


 全国市長会副会長を務める黒須隆一市長は「相模原市とは産業交流が密接だ。指定市移行が産業振興面でお互いにプラスになることは期待したい」と言う。


 だが、黒須市長は「結果として利点が生まれれば、という程度。指定市移行で積極的に相模原市と広域に連携していこうという雰囲気は、市民の間にも醸成されていない」と言い切る。広域連携については「必要なことは指定市移行に関係なくやっていく」との姿勢で、「淡々と対応していく」と述べるにとどまる。


 軍都として発展し、自然豊かで平らな空き地が多い「相模っ原」から、住宅やマンションが林立する人口急増地域に変化を遂げた相模原市。加山市長は「他市にはない伸びる余地がまだまだある」と自負する。だが、各種開発の進展や地域格差解消といった市の描く青写真はこれから始まる段階。周辺市も指定市移行の効果を図りかねている「お手並み拝見」の状態だ。念願の指定市移行を達成したが、同市の実力が問われるのはこれからだ。


 (この連載は小川太一郎、岩堀滋が担当しました)

2032チバQ:2010/03/31(水) 12:22:57
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003300016/
得票1・2位「みんなの党」大健闘、逗子市議選の結果に民主・自民が警戒/神奈川
2010年3月30日

 28日投開票された逗子市議選(定数20)の結果が県内の政党関係者に衝撃を与えている。みんなの党公認の現職2人がいずれも2千票を超える得票で、1、2位を独占。推薦を受けた新人も当選し、擁立したすべての候補者が議席を確保した。夏の参院選の前哨戦として各党派が競い合った中で、民主、自民両党への批判層の受け皿となった格好だ。予想を超える“第三極”の健闘に、参院選を前にした民主、自民両党関係者から警戒する声が上がっている。

 「民主党の『政治とカネ』の問題などへの不満から、ちゃんとした政治をしてほしいという市民の思いが表れた」。市議選から一夜明けた29日、みんなの党政調会長の浅尾慶一郎衆院議員(比例南関東)は勝因をこう分析してみせた。

 同党が擁立した3人の総得票数は5478票で、トップ当選した高谷清彦さんは前回得票の2倍を超える2371票を獲得した。「(得票数は)個人だけの力ではない。自分自身は当落線上にいると思っていた」と本人もその結果に驚く。

 一方、党派別で最も多い5人の候補者を擁立した民主党は公認候補2人、推薦候補1人が現有の3議席を死守したものの、5人の総得票数は3828票と及ばず。昨秋の衆院選での県内での大勝も今は昔。国会で「政治とカネ」の問題が相次ぎ、内閣支持率の低迷による“逆風”を如実にうかがわせる結果となった。

 それだけに、総選挙で神奈川4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)で浅尾氏と接戦を繰り広げた民主党の長島一由衆院議員は「一市議選にとどまらない衝撃的な結果。党として教訓にしなければいけない」と危機感を募らせる。花上喜代志県連幹事長も「みんなの党が第三極として受け皿になったのは事実。参院選は相当な覚悟を持って挑まなければ」。

 自民党は新人1人を含む公認候補2人が上位に食い込むなど健闘。推薦候補1人も当選し、反転攻勢の兆しが見えつつある。国政での二大政党の支持率低迷が市議選に影響したともみられるだけに、同党の竹内英明県連幹事長は「自民党は今の状況では善戦をしたのではないか。民主党に対する失望感などから、みんなの党が受け皿になっているのは事実だと思う。みんなの党は今後の地方選でも候補を出してくると思うので、気を引き締めたい」と警戒を強めている。

2033とはずがたり:2010/03/31(水) 12:24:35

この辺は石津さんが多いのかな??

鹿嶋市長選 石津氏が一転不出馬
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/daily06.htm

 任期満了に伴う鹿嶋市長選(4月4日告示、11日投開票)に立候補を表明していた会社役員の石津初美氏(59)=無所属=が一転して不出馬の意向を固めたことが30日、分かった。
 茨城新聞社の取材に対し、石津氏は「熟慮した結果、出馬を見送ることにした。現職の多選を阻止し、新しいまちづくりを進めたい思いを同じ地区から出馬予定の新人候補に託したい」と述べた。また、市長選と同時に行われる市議補選への出馬の可能性も否定した。
 これで、同市長選は現職で4選を目指す内田俊郎氏(62)=無所属、公明推薦=と新人で元県職員の信田直嗣氏(49)=無所属=の一騎打ちの公算が大きくなった。

2034名無しさん:2010/04/01(木) 01:29:00
>>1994-1995
民主党に逆風が吹き本人も心晴れやかなのでしょうし、支持者の方々もそれでこそと思われるのかも知れませんが、
このようなことをブログであけすけでおっしゃる方は個人的にちょっと気が滅入ります。

春は出会いと別れ
http://blue.ap.teacup.com/keiichiro/1393.htl

2035とはずがたり:2010/04/01(木) 01:34:41
>>2034
見れなくなってません?何が書いてあったのでしょうか?

2036名無しさん:2010/04/01(木) 01:39:25
失礼しました。>>2034は横浜市会議員(ヨコハマ会)山田桂一郎氏の03/27付ブログです。
http://blue.ap.teacup.com/applet/keiichiro/20100327/archive

2037神奈川一区民:2010/04/01(木) 01:47:01
>>2034
山田桂一郎氏は中田新党に行く可能性があ
る一人ですね。

2038名無しさん:2010/04/01(木) 20:00:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100330/CK2010033002000099.html
相模原協奏曲 若き政令市の課題<上> 『顔のない町』自立へ 問われる発想力
2010年3月30日

相模原市の政令指定都市移行PRキャンペーンで、津久井の組みひも製造機を体験する母子ら=都庁全国観光PRコーナーで


 「見晴らしがいい都市。−サガミハラ」

 今月中旬、東京都庁二階の全国観光PRコーナー。相模原市は四月一日に迫った政令指定都市移行のシティーセールスを行った。観光用の大だこや津久井組みひも製造機などに加え、冒頭のキャッチフレーズを入れた関連グッズを並べ、観光客らに「政令市・相模原」をアピールした。

 「顔のない町」としばしばやゆされる相模原市。移行シティーセールス用のキャッチフレーズは、これが二つ目。最初は「Change? SAGAMIHARA」。今もホームページなどで使われるが、浸透度はいまひとつだった。

 言葉の定まらなさはかえって「顔のなさ」を裏付けたようにも見える。

 会場を訪れた埼玉県川越市の無職稲井孝子さん(72)は「相模原の友人の家へ何度か遊びに行ったけど、政令市になるとは知らなかった」と笑う。市観光振興課の職員は「知名度向上へ対策が必要だ」と課題を認める。

 こうしたシティーセールスに加え、加山俊夫市長が政令市ビジョンに掲げるのが「首都圏南西部の広域交流拠点都市」。だが、この拠点性にも疑問を投げかけるデータがある。

▼拠点性と独立性
 市の「さがみはら都市みらい研究所」が二〇〇八年度にまとめた「市の人口白書」では、市の昼間人口は夜間の87・3%=表。大阪市の138%を筆頭に十八政令市中十三市が100%超と流入が多く拠点性や独立性を持つのに対し、ベッドタウンとしての性格が浮き彫りになった。

▼隣接市へも流出
 首都圏政令四市(横浜、川崎、さいたま、千葉)も100%を割り込むが、相模原と異なるのは、いずれも流出先としては、東京が多い点。相模原の場合、横浜や町田、八王子の隣接市へ流出割合も高い。さらに、昼間流入人口は人口規模の近い千葉市の半分以下。商業集積も町田に劣るなど“集人力”の低さは明らかで、中核機能がなければ「人口要件を整えただけ」と言われかねない。

 同研究所は「拠点性があるとは言えず、どんなまちか言葉を見つけるとなると難しい」と話す。

 政令市移行のメリットの一つとして、市は八都県市首脳会議への参加などによる他都市の先進施策の吸収を挙げる。一方で、参加は市にも政令市としての発想力、発信力を求められることを意味する。実は冒頭のキャッチフレーズは大手広告代理店のもの。今後は自力の発想力が問われることになる。

◇  ◇

 四月、戦後生まれの市として初の政令指定都市となる相模原市。だが、都市として未成熟なままの移行を疑問視する意見も根強い。移行を期に市の課題と展望を検証する。

2039名無しさん:2010/04/01(木) 20:00:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100331/CK2010033102000065.html
相模原協奏曲 若き政令市の課題<中> 小田急多摩線、『縦貫道』… 開発先行き不透明
2010年3月31日

小田急多摩線の相模原市内への延伸を呼びかける垂れ幕=JR相模原駅前で


 昨年十一月九日、東京都新宿区の小田急電鉄本社。同社幹部を前に、「小田急多摩線延伸を促進する議員連盟」の相模原、町田両市議と愛川町議が「小田急多摩線の相模原方面への延伸を」と要請した。

 同社幹部は、直接の回答は避けたが、同連盟会長の久保田義則相模原市議は会談を通じ、「相模総合補給廠(しょう)の返還問題の解決が先というニュアンスを感じた」。

 相模総合補給廠は二〇〇八年、日米合同委員会で十七ヘクタールの返還と三十五ヘクタールの共同使用が決定。市は返還予定地十七ヘクタールのうち鉄道、道路用地二ヘクタールは「三、四年以内に返還の見込み」と自信をみせるが、残る十五ヘクタールの返還期日は未定だ。返還が決まらなければ、街づくり計画も絵にかいたもちになりかねない。米軍再編も絡み、久保田市議は「普天間問題が解決しないと、鉄道用地返還も決まらないのでは」と懸念する。

 政令市移行で、市内への開発計画は相次ぐといわれる。だが、いずれも期日は不透明なものが多い。

▼2年遅れの影響
 市内最大のプロジェクトと目されるリニア中央新幹線は、JR東海幹部が今月に入って、二五年の開業目標が遅れる可能性を示唆。東名高速道と中央道を結ぶさがみ縦貫道は昨年十二月、開通の二年延期が発表された。市は、インターチェンジ周辺に四つの工業団地を計画していただけに「二年遅れの影響は大きい」と市産業振興課の担当者はまゆをひそめる。

▼企業・学校流出も
 一方、企業、学校の流出もある。橋本駅近くの大山工業団地にあるトヨタ自動車グループのセントラル自動車は来年一月、宮城県大衡村へ全面移転する。同社従業員は約千四百人。家族を含めれば四千人近い人口が消える。「町一つ消えるようなもの」(同課)。跡地利用は未定だ。

 昨秋、同市相模湖町を拠点としてきた帝京大薬学部が、校舎の老朽化を理由に、東京都板橋区のキャンパスへ移転すると地元の相模湖地域協議会に伝えた。学生は千四百人。地元住民が設立した移転対策連絡協議会の大神田正己座長は「学生が乗るバスの本数減や学生が住むアパート経営者への影響は大きい。跡地利用を早く考えてほしい」と望む。

 今月十二日、市内企業トップと加山俊夫市長が意見交換する「さがみはら経済懇談会」で、企業側から政令市移行への具体的な期待は聞かれなかった。会議後、参加したある企業トップは漏らした。「政令市になっても大して変わらない」

 市内に本社機能を持つ企業は十数社。相模原商工会議所の河本洋次会頭は「知名度アップで人材確保を」と今後の発展に期待を寄せるが、実現は容易ではない。

2040名無しさん:2010/04/01(木) 20:00:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100401/CK2010040102000077.html
相模原協奏曲 若き政令市の課題<下> 県からの権限移譲 柔軟な対応に期待
2010年4月1日

元会議室が改装され、新たに相談室(写真奥)が設けられるなど準備が進む精神保健福祉センター=相模原市富士見で


 県からの権限移譲で市総合保健医療センター「ウェルネスさがみはら」(相模原市富士見六)七階に新設される精神保健福祉センター。三月下旬、会議室だった室内が間仕切りされ、相談室となるなど、一日のオープンへ向け準備が進む。

 センターには精神科医二人が常駐。精神障害者や家族らの相談窓口として、三区役所に置かれた障害福祉相談課に専門的な立場から助言、支援する。横浜市内の県施設が担ってきた役割を身近で行うことになる。

 平日午後五時すぎまでだった「こころの電話相談」は同十時まで延長され、看護師経験者ら非常勤特別職員が相談に乗る。

 精神障害者の生活支援などをするNPO法人「けやきの会」の菅原文子さんは「センター設置で窓口が一本化され、相談のたらい回しなどがなくなる。夜間でも電話でSOSが出せ、安心感がある」と期待を寄せる。

 権限移譲で児童相談所も新設される。職員らは二年前から、関係者の会合に参加するなど緊密な関係づくりを進めてきた。

 権限移譲で変わるサービスは福祉以外にもある。

 国県道の維持管理は市の一括管理となるが、市道路整備課は「これまで整備の必要性で県と温度差があった道路などは、地元の必要性に応じて改良が進められる」とメリットを強調。都市計画決定の権限移譲により、市主導の開発も迅速に行うことが可能になる。

◆市民負担増を懸念
 サービス向上の一方で、市民負担が増える懸念は消えない。

 「権限移譲で道路整備などが増える以上、市債発行増は仕方ない」。二月十八日、二〇一〇年度予算案の会見後、市財務課幹部が漏らした。

 予算案では、さがみ縦貫道整備など国直轄事業負担金の増加分を市債八十二億円などで埋めた。市債残高は過去最大となる二千億円超になり、財政の健全度を示す基礎的財政収支(プライマリーバランス)は初めて赤字となった。

◆開発偏重に危機感
 移行に伴う県債償還金は一三年度から三十年間かけ、約二百五十億円支払う見通し。さらに、リニア中央新幹線の中間駅設置費約二千二百億円や小田急多摩線の延伸事業費約千三百億円など、市が目指している広域交流拠点都市の実現にも、市は一定額の負担を避けられない。

 「政令市を考える相模原市民の会」の今井晴司事務局長は「加山(俊夫)市長は『移行しても市民サービスは低下させない』と言うが、開発偏重の結果、サービスが押し下げられる恐れがある。市民の監視が必要だ」と危機感を募らせている。

 (この企画は松平徳裕が担当しました)

2041名無しさん:2010/04/01(木) 21:15:20
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100401/tcg1004012109013-n1.htm
栃木県議会の民主党会派 代表は一木氏 栃木
2010.4.1 21:07
 栃木県議会会派の「民主党・無所属クラブ」は1日、会見を開き、会派の新体制を発表した。参院選に向けて体制を強化する狙い。

 代表には、一木弘司議員、政調会長には保母欽一郎議員、事務総長には山田美也子議員、幹事長には高橋修司議員がそれぞれ就任する。代表だった県連幹事長の佐藤栄議員は副代表となる。

 また、新年度の方針として、選挙態勢と政調機能の強化、県民に開かれた県政の実現−という3つの方針も発表された。

2042チバQ:2010/04/01(木) 22:10:38
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100401ddlk09010067000c.html
選挙:今月「ミニ統一選」の様相 3首長6議員選、民主VS自民対決構図も /栃木
 4月は県内で首長選、議員選が目白押しだ。3月29日に誕生した新「栃木市」の市長選なども含め、計2市長選、4市議選、1町長選、2町議選があり、ミニ統一地方選の様相を呈する。政権交代から初めての参院選を7月に控え、民主対自民の対決の構図が鮮明な自治体もある。【中村藍】

 ◆日光市

 市長選(11日投開票)は現職の斎藤文夫氏(66)と新人で民主、社民推薦で前県議の星一男氏(62)の一騎打ちの公算が大きい。斎藤氏には自民党の山本一太参院議員らが応援に駆け付けた。同時に行われる市議選(定数30)の事前書類審査では、38陣営が手続きを済ませた。

 ◆益子町

 町長選(11日投開票)に立候補の構えを見せているのは、現職の大塚朋之氏(44)と衆院議員秘書の田崎博之氏(39)。田崎氏は民主党の山岡賢次国対委員長の秘書で民主党推薦。一方の大塚氏は無所属の出馬だが、総決起集会には地元の自民党県議が駆け付けエールを送った。

 ◆栃木市

 栃木地区1市3町(栃木市と大平、藤岡、都賀の各町)が合併し、3月29日に新市として誕生した新「栃木市」の市長選(25日投開票)には、旧栃木市長で公明推薦の日向野義幸氏(51)と旧大平町長の鈴木俊美氏(59)による一騎打ちが予想される。

 同時に行われる市議選(定数31)では今回に限り、各自治体ごとに選挙区を設けている。30日の立候補予定者説明会には48陣営が出席した。

 ◆各地で議員選も

 高根沢町議選(定数17)では26日に事前書類審査が行われ、19陣営が手続き済み。那珂川町議選(定数15)では25日の立候補予定者説明会に16陣営が出席。合併から5年目を迎える那須烏山市でも任期満了に伴う市議選(定数18)を予定。下野市議選(定数21)には30日の立候補予定者説明会で22陣営が出席した。

2043チバQ:2010/04/03(土) 15:45:05
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001004030003
3市長選あす告示 安中・富岡・みどり
2010年04月03日

 安中、富岡、みどりの3市長選挙は4日告示、11日に投開票される。


 【安中市】 


 再選を目指す現職の岡田義弘氏(71)と、前市議で新顔の高橋由信氏(53)の2人が立候補を予定している。


 岡田氏は、旧松井田町との合併で誕生した新安中市の市長選で初当選。市議、県議時代を含め34年間にわたり安中の行政にかかわってきた実績を訴える。


 高橋氏は、青年団や市民団体などで長年、地域活動を続けてきた経験を元に「市民と行政の距離が離れている」と立候補を決意。仲間もボランティアで運動を手伝う。


 3月2日現在の有権者数は5万2396人。


 【富岡市】 


 再選を目指す現職の岩井賢太郎氏(68)に、富岡市議の新顔岡野光利氏(69)が挑む。


 岩井氏は、6期務めた県議時代からの固い後援会組織を誇る。前回は旧富岡市長を3期務めた対立候補を533票差で破った。今回も2月から100カ所で懇談会を精力的にこなし、4年間の行財政改革の実績を訴えている。


 岡野氏は、市議を通算19年務める。岩井氏の政治手法を批判し、立候補した。「市民党」を名乗り、支援する市議の力を借りてミニ集会をこなし、名前や政策の浸透を図る。反現職票の掘り起こしに懸命だ。


 3月2日現在の有権者数は4万3118人。


 【みどり市】


 立候補を表明しているのは、再選を目指す現職の石原条氏(45)だけ。ほかに立候補をうかがう市外の男性もいるが、まだはっきりしない。


 石原氏は昨年11月の定例市議会で2期目に挑む意思を表明した。「暮らし最優先の安心・安全なみどり市」などをキャッチフレーズに、60項目に上るマニフェスト(公約)を発表、後援会を増やし、各地で精力的に市政報告会を開くなど、準備を整えている。


 前回は、元県議、元町長ら3人が立候補、3町村合併して誕生した同市の市長の座を争う激しい選挙戦だった。


 3月2日現在の有権者数は4万2257人。

2044チバQ:2010/04/04(日) 02:25:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100401-OYT8T00098.htm
公明党・新政ク2派に分かれる
 県議会の公明党・新政クラブ(3人)は31日、県庁で記者会見し、公明党籍の小高猛男、山口恒夫両県議の「公明党議員会」と、自民党籍の琴寄昌男県議1人の「新政クラブ議員会」に分かれると発表した。

 公明党・新政クラブは前回県議選後の2007年5月、「選挙で訴えた政務調査費の透明化を進めたい」とする琴寄氏と、3人以上の「交渉会派」となって発言力を高めたい公明党の2人の思惑が一致して結成した。「結成時に3年間で解消すると決めていた」(小高氏)といい、政権交代後に公明党が自民党と距離を置き始めたことは「関係ない」とした。

 新たな県議会の会派構成は次の通り。

 自民党議員会31▽民主党・無所属クラブ7▽無所属県民クラブ4▽公明党議員会2▽みんなのクラブ2▽共産党1▽新政クラブ議員会1

(2010年4月1日 読売新聞)

2045チバQ:2010/04/05(月) 20:49:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20100405/CK2010040502000095.html
鹿嶋市長選告示 現新2氏が舌戦
2010年4月5日

 鹿嶋市長選は四日告示され、新人で元県職員の信田直嗣氏(50)と、四選を目指す現職の内田俊郎氏(62)=公明推薦=の二人が立候補を届け出た。いずれも無所属。同時に告示された市議補選には、元職一人と新人一人が立候補した。

 信田氏は午前十一時から、同市神向寺の選挙事務所前で出陣式。新党大地の鈴木宗男代表、民主党の石津政雄衆院議員のほか、市議の一部が駆け付けた。

 信田氏は「働き世代としてふるさと鹿嶋で汗をかきたいと思ったことが出馬の動機。公約である市民税の減税を実現し、働く場を増やしたい」と訴えた。

 内田氏は午前十時から同市旭ケ丘の選挙事務所前で第一声。石津氏のほか、自民党の額賀福志郎衆院議員、県議、近隣の市町村長らも顔をそろえた。

 内田氏は「職員数削減や工事契約の見直しにより十一年で百億円の支出減を果たした。市民協働の街づくりのため、改革の先頭に立って仕事をしていきたい」と強調した。

 投票は十一日午前七時から午後六時まで市内二十二カ所で行われ、同七時から同市神向寺の市立カシマスポーツセンターで開票される。右から届け出順、年齢は投票日基準。 (沢田佳孝)

◇内田 俊郎(うちだ としろう)氏

 62 無現<3>=公

 市長・県市長会長(元)市議・鹿島町議▽独協大

◇信田 直嗣(しだ なおつぐ)氏

 50 無新   

(元)会社員・県職員▽中大

2046チバQ:2010/04/05(月) 20:52:02
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100405-OYT8T00063.htm
日光市長選 現新2氏が出馬
与野党対決の様相も
 日光市長選が4日告示され、いずれも無所属で、再選を目指す現職の斎藤文夫氏、前県議で新人の星一男氏の2人が立候補を届け出た。合併から4年を経た斎藤氏の市政運営や行財政改革、産業振興策などを争点に、現職と新人の一騎打ちの構図となった。斎藤氏を自民党が支援し、星氏を民主、社民両党が推薦するという与野党対決の色合いも帯びており、自民の矢野哲朗参院議員や民主の枝野幸男行政刷新相も応援演説に訪れた。

 斎藤氏は午前9時から、同市平ヶ崎の選挙事務所で出陣式を行った。出席した後援会幹部や自民の県議らが、行財政改革や高齢者福祉、子育て支援などでの斎藤氏の実績を強調し、市政の継続を呼びかけた。選対本部長代行の渡辺渡県議は「斎藤氏が日光市の将来に向かって練り上げた構想が2期目には形になる。ここでリーダーを交代させるわけにはいかない」と訴えた。

 星氏は午前11時から、同市森友の選挙事務所前で出陣式に臨んだ。民主の福田昭夫衆院議員(栃木2区)をはじめ民主の国会議員や県議などが同席した。出席者の多くは「合併後に格差が拡大した」「市民不在の市政だ」などと現職の市政運営を批判。福田氏は「リーダーに必要な能力は人柄の良さだ。星氏の人柄で、市民の力を結集して日光を刷新してもらいたい」などと訴えた。

 市長選の投票は、一部の地域を除いて、11日午前7時から午後8時まで、市内81か所の投票所で行われ、午後9時から日光市今市の今市運動公園体育センターで開票される。3日現在の有権者数は7万6878人。

(2010年4月5日 読売新聞)

2047チバQ:2010/04/05(月) 20:54:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100328/CK2010032802000099.html
合併その後 ’10ミニ統一地方選を前に<上> 旧町村にくすぶる不満
2010年3月28日

合併後もかつてのにぎわいは戻っていない安中市松井田町の商店街


 「沼田市と合併しない方が良かった。村役場は振興局になり、行政サービスは低下。何のメリットもない。多くの住民が合併の見直しを訴えている。星野已喜雄市長は合併の是非を問う市民アンケートを行い、行政の責任を果たすべきだ」

 二十六日夜、同市利根町追貝の元区長で利根村議も務めた小林喜市さん(69)は、山あいの自宅で憤りをあらわにした。

 二〇〇五年二月に当時の沼田市と利根村、白沢村が合併。沼田市の国民健康保険(国保)税の税率が改正された。中でも旧利根村の住民は引き上げ率が高く、保険税額を算定する基準の一つで、世帯内の加入者の人数に応じた額を決める基準となる「均等割額」が一万九千円から三万四百円にアップ。一世帯当たりで決められた「平等割額」も二万円から二万八千八百円に値上げされた。

 その結果、市の試算によると、利根町の三世代五人の世帯で一年の総所得金額が約二百六十五万円の家族の場合、合併前の保険税額は三十一万六千七百円だったが、合併後は六万百円も多い三十七万六千八百円という数字がはじき出された。

 理由について、医療問題に詳しい市議会関係者は「旧利根村は医療機関が少ないので、村が無料のがん検診や人間ドックを行い、病気の早期発見に努めてきたこともあって医療機関の受診者が少なく保険税率が低かった」と説明。「病院が多い都市部の沼田市と合併すれば、医療費が多くかかる。その分、国保の保険税率はアップする」という。

 旧利根村の住民にとって負担が増えたのはそれだけではない。下水道使用料も合併前は二カ月で五十立方メートルの水を使用した場合、三千九百九十円だったのが、〇八年度からは四千九百円に値上げされた。さらに来月からは五千八百円、一二年度からは六千七百円と段階的に引き上げられ、最終的には67・90%もの改定率となる。

 市担当者は「下水道事業は多額の費用を要する。市の財政が厳しい中、料金の改正をお願いしたい」と理解を求めているが、住民感情は複雑だ。

 ■     ■

 活性化が課題の安中市松井田町の中心商店街。旧中山道の宿場町としてにぎわってきたが、今は面影も薄い。松井田町も〇六年に安中市と合併したが、同町西横野の農業新井亨さん(56)は「合併はするべきではなかった。国保税については、松井田は引き下げの予定だったが合併で高くなった。安中の商店街の寂れたシャッター街が松井田の商店街にも飛び火した」とばっさり。同市の岡田義弘市長は「合併で住民サービスの後退があってはならない」と言うが、合併をめぐり、市民の間では依然として火種がくすぶっているようだ。

 ◇     ◇

 中之条町と六合村が二十八日に合併し、「平成の大合併」に幕が下りる。四年前に合併した富岡市や安中市、みどり市の市長選は四月四日に告示され、やはり合併を経た沼田市や藤岡市の市長選も続く。町村長選や議員選を加え、計十選挙(補選を除く)が集中する四月の「ミニ統一地方選」を前に、「合併」のその後を取材した。

2048チバQ:2010/04/05(月) 20:54:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100329/CK2010032902000104.html
合併その後 ’10ミニ統一地方選を前に<中> 村が歩む自主独立
2010年3月29日

自主自立の道を選んだ川場村が生き残りの切り札として売り出す「雪ほたか」=川場村の川場田園プラザで


 西毛の南牧村は日本一の高齢化率と少子化率で知られる。下仁田町との合併は二〇〇四(平成十六)年八月に行われた同町住民投票で否決された。南牧村役場企画情報課の中堅幹部職員は「合併を望む村民の声もあるが、独立でいくしかない状況になっている」。

 「周辺自治体にへき村の面倒をみる気はあるのか。合併すれば若い人がこの地域に来るわけではない」と言うのは同村文化協会会長の市川太平さん。そして「昔のように農業の生産性を上げる村再生は無理。だが、人口二百人でもいい。山村文化を守る村づくりをしておれば、人は来る」と続けた。

 同村の人口は一九五五(昭和三十)年に一万八百九十二人だったが、今年二月に二千六百六十二人に。二〇一九(平成三十一)年には千八百四十人と推計されている。人口減は村の存続にかかわる最も深刻な問題だ。

 村は新年度、村内に住む園児の保育料免除、公立小中学校に通う児童・生徒の給食費無料化、村に転居してきた子育て世代への奨励金など、子育て支援策を実施する。

 「子育て環境の整備は最初の一歩。だめもとで対策を打っていく必要がある。じっとしているわけにはいかない。村が成り立っていかなければ」と先の職員。「合併とは吸収されることで、地域のためのきめ細かい施策はできなくなる。ゆくゆくは合併するとしても、この地域はこうなんだという施策を今、進めておかなければならないと思う」と苦しい胸の内を話した。

 ■     ■

 尾瀬や谷川岳に囲まれた北毛の利根沼田地区。「平成の大合併」で沼田市への編入合併を選んだ利根村と白沢村とは違い、片品村と川場村、昭和村は合併せず「自主自立の道」を歩み続けている。

 約三十年前から東京都世田谷区と交流のある川場村。年間約六万人の区民が観光に訪れる。昼夜の寒暖の差を生かした高品質のリンゴやトマトの生産も盛んで「農業プラス観光の村」がキャッチフレーズ。村民アンケートで「自立」を決めた。

 同村産コシヒカリの「雪ほたか」もコメの品質を競う全国大会で三連覇中で、全国から注文がくるブランド米に成長。関清村長は「村民が満足する豊かな村づくりが行政の根幹」とアピールする。

 日本一のコンニャクイモ生産量を誇り、県内屈指の高原レタスの産地として有名な昭和村。住民アンケートと村議会の議決で「沼田市との合併はしない」と判断した。加藤秀光村長は「目指すは海外だ。来月、ロシアに行き、コンニャクイモを売り込んでくる。近く香港でレタスもPRしたい」と意気込む。

 尾瀬や多くのスキー場、温泉など豊かな自然と観光資源に恵まれる片品村は「小さくても輝く村。おぜの郷、片品村」が合言葉。自立の方針は住民投票で決めた。千明金造村長は「少子化と高齢化という大きな課題も抱えるが、基幹産業の観光と農業で村を活性化させたい」と語る。

 三村と沼田市との合併が実現しなかった大きな要因の一つは、深刻な財政難に悩む同市の求心力不足。県市町村課の担当者は「川場、昭和、片品村の財政が豊かだったわけではないが、それぞれが地域の特性を生かして頑張ろうと、自立の道に踏み切ったのだろう」と分析している。

2049チバQ:2010/04/05(月) 20:55:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100330/CK2010033002000116.html
合併その後 ’10ミニ統一地方選を前に<下> 第二幕へ めぐる思惑
2010年3月30日

飛び地状態が続く高崎市新町のJR新町駅。実際は高崎への利用者は少なく、藤岡市の玄関口に=高崎市で


 高崎市新町のJR新町駅。駅南口から藤岡市の境界までは百数十メートルしかない。駅前のタクシー運転手は「藤岡へ行く客が多いね。(旧)高崎市への客はあまり乗せないな」。

 二〇〇六年に高崎市に編入合併した旧新町。旧両市町の間には藤岡市と玉村町の境界が入り込み、今も「飛び地」状態が続く。

 旧新町は、もともと多野藤岡地域として藤岡市と結び付きが強く、消防は合併後も多野藤岡広域市町村圏振興整備組合が担う。

 こうした事情もあり、藤岡市民の反応は複雑だ。市民の一部からは「藤岡、高崎の両市が合併すれば、住民生活や観光客誘致などのために便利ではないか」との声も出ている。

 一方で「高崎市の飛び地解消のために藤岡市が合併で協力する必要があるのか」などと、高崎との合併に反発する声は依然、根強い。四月に行われる市長選でも、立候補予定者に合併賛成、慎重の両派がおり、争点の一つに浮上しそうだ。

   ■   ■

 「広域行政は進めるが、市民感情を考えると合併なんて話ではない」

 みどり市の誕生から丸四年となった今月二十七日。石原条市長は市政報告会で、支持者らを前に合併機運の盛り上がらない現状を認めた。

 「平成の大合併」では、現在は桐生市とみどり市に分かれた旧六市町村と、太田市と合併した旧藪塚本町の計七市町村の枠組みで大合併を目指す動きもあった。

 しかし、競艇の存廃問題をきっかけに論議は迷走。その結果、桐生市は、旧桐生市部と旧村部が、みどり市によって東西に分断される飛び地合併となった。

 その後、桐生市は飛び地解消に向け、みどり市との早期合併の方針を打ち出した。両市の行政サービスの水準を近づける取り組みや、両市長が円滑に意思疎通するための会議も設けた。みどり市側にも「飛び地合併は不自然」と理解を示す声もあり、“第二幕”の機運が高まるかに思われた。

 しかし、合併に積極的な桐生市民と、地域内で温度差があるものの消極意見の目立つみどり市民との間の溝は埋まっていない。

 「桐生市に行くと『いつ合併するの』と聞かれる。けれど、合併して良かったことはあったか」

 市政報告会に出席した男性が何げなくつぶやいたひと言。しかし、「平成大合併」の熱が冷め、合併がもたらした現実を市民が実感し始めた今、第二幕が開くかどうかの「鍵」の在りかを言い当てている。合併の目的は何なのか−。その答えがあらためて問われている。 (この企画は山岸隆、加藤益丈が担当しました)

2050チバQ:2010/04/05(月) 20:57:05
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20100330/302520
<合併5年目の選択 日光市長選>(上) 対決の構図 民主対非民主の戦い 地域事情絡み複雑に
(3月30日 05:00)
 4月4日告示、同11日投開票で行われる日光市長選は、いずれも無所属で現職の斎藤文夫氏(66)と、前県議の星一男氏(62)=民主、社民推薦=の一騎打ちになる公算が大きい。4年前に5市町村が合併して誕生した同市。斎藤氏は政策の継続を、星氏は刷新を訴える。市を二分した激戦が予想される市長選の構図や争点などを探った。

 「本日は、父兄同伴で記者会見とあいなりました」。昨年10月、県庁記者クラブ。出馬会見に臨んだ星氏は、こう切り出した。「父兄」とは隣にいる民主党の福田昭夫衆院議員。同年8月の衆院選栃木2区で圧勝した余韻が漂っていた。

 一方、斎藤氏は「衆院選の流れはくみたくない」として、市民党で臨む姿勢だ。政党の推薦は受けないが、自公などの支援は受ける。2月の事務所開きには栃木2区で福田氏に敗れた自民党の西川公也氏らも姿を見せ、さながら雪辱戦の様相を呈した。

 ■自民回復の試金石

 県政界では、今回の選挙を「民主対非民主の戦い」と見る向きが多い。夏には参院選を控え、さまざまな思惑が交錯する。

 ある自民県連幹部は「現職が勝てばこちらに風が吹く。一石を投じられれば好影響が出るはず」として、今回の選挙を勢力回復の試金石と見る。

 一方の民主。星氏の総決起大会で、「参院選勝利」を訴えた女性参院議員は「国と地方はねじれている。民主党が政権を取ったが、まだ地方の民主党議員は少ない」と、来年の統一地方選への意気込みにまで言及した。

 ■「昭夫党」の支持も

 しかし、地元にはそう単純に割り切れない地域事情がある。星氏を全面支援する福田氏の存在だ。民主や自民の枠では計りきれない熱心な支持者は「昭夫党」ともいわれる。

 森山真弓氏の引退で2区でただ1人の衆院議員となった福田氏。星氏が市長になれば影響力はさらに強まる。自民関係者は「昭夫さんの選挙」「相手は国会議員」と警戒感を強める。

 当の福田氏は、外国人観光客誘致増などを例に挙げ、「民主党の政策を実現するのに日光はふさわしい。負けるわけには行かない」と強調。一方、自民党サイドからは「福田氏が前面に出た今回の選挙で、斎藤氏が勝てば、自民にとっては大きい。福田氏にも陰りが出てくる」との声も上がる。

 さらに旧市町村の元首長のうち、合併後の対応に不満を持つ2人が星選対に名を連ね、1人が斎藤氏支援をやめた。関与の度合いに濃淡はあるが影響力をどの程度発揮できるかも注目材料。加えて市議会の会派内にも微妙なねじれが起きており、様相は複雑化する。

 これまでは市長、県議、国会議員と、それぞれの選挙で投票先を決めていた市民も多いともいわれる。今回は、そうした有権者に「決断を迫る選挙」でもある。

2051チバQ:2010/04/05(月) 20:57:39
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20100331/303002
<合併5年目の選択 日光市長選>(中)一体感 成果めぐり意見二分 「財政好転」「地域切り捨て」
(3月31日 05:00)
 苦渋の選択だった。

 「市に支援を頼めば市全体でということになる。それじゃあ意味がない」

 旧日光市の商店でつくる日光市商店連合会が商品券の発行を決めたのは昨年夏。プレミアム商品券の発行は県内各地で相次いでいた。1割程度の上乗せ分は自治体の補助金を充てる。それが主流だった。だが同連合会は商店主らがすべてを負担することを選択した。目的は今市に流れる客足を止めること。合併した新市全体で発行となれば、狙いから外れてしまうからだ。

 「平等の不平等っていうやつかねえ」

 日光市は4年前、五つの市町村が合併した。2度の住民投票が行われるなど曲折の末に誕生した新市だった。

 ■「飛躍」の4年に

 「合併は最大の行政改革」。こう主張する現職の斎藤文夫氏(66)は、財政が好転したことなどを挙げ、合併の成果を強調する。当時、今市市以外は0・2〜0・5だった財政力指数は新市全体で0・7にまで回復。教育や福祉関係の施策は抜きんでるものもあり、全国紙が行った「行政サービス調査」で日光市は、一気にランクが上昇した。

 マニフェストに84の施策を挙げたのも「合併後最初の4年間でしっかり基礎固めができたからこそ」と胸を張り、「飛躍」と位置付ける次の4年に自信をのぞかせる。

 こうした斎藤氏の実績と展望を、今市地域中心部のある経営者は「合併後、目に見えにくい部分も含めたインフラ整備や医療、町づくりなどの分野でプラスの面は多々ある。もし4年前に合併していなかったら、これまでの行政サービスを維持するのも難しかったのではないか」と評価する。

 ただ不満もくすぶる。「財政上合併は避けられなかった」としながらも、旧首長の多くが星一男氏(62)の陣営に付いたのはその象徴だ。

 ■痛みに配慮を

 ある元首長は「地域に残る総合支所は縮小され、人口も流出している。合併によって地域はより疲弊した」と漏らす。現状を「地域の切り捨て」と批判する星氏は「合併時の約束が4年間で十分果たされたか。費用対効果だけで事業は展開されていないか。合併の痛みに対しては、いろいろな形での配慮が必要だ」と力を込め、総合支所の予算執行権限拡大などを公約に掲げる。

 「継続」か「変革」か。そこに浮かぶのは合併直後の4年間を問う対立軸。生活圏や文化さえも異なる広範な地域の合併は、いまだ多くの課題を残し、次代を担うリーダーには、難しいかじ取りが求められている。

2052チバQ:2010/04/05(月) 20:58:17
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20100401/303558
<合併5年目の選択 日光市長選>(下)対立点 理念や手法、正反対 財政、搬入路などで論戦
(4月1日 05:00)
 「財政もサービスも好転している。何もしないでできたわけではない」

 現職の斎藤文夫氏は3月12日の総決起大会で、合併後4年間の自身の実績を強調した。

 財政健全化計画、集中改革プラン−。行財政改革で切り詰める一方、「福祉や教育に力を入れてきた」という自負がある。「徹底的にムダを省き、浮いた財源をみなさんに回す。次の4年もやります」と力を込めた。

 一方の星一男氏には、斎藤氏が主張する実績が「一過性の施策を乱発し、財政を疲弊させている」と映る。

 「財政、未来が危ない」と、現体制を厳しく批判。星氏のマニフェストには「市の将来負担比率、人口1人当たり地方債、どちらも県内14市中ワースト1」と、ショッキングな数字が並ぶ。

 合併後、最初の4年間の市財政。両者の評価は真っ向対立している。

 ■建設か白紙か

 必要性などをめぐり火種としてくすぶり続けるクリーンセンター搬入道路問題も同様だ。総工費は約10億円といわれる。現在、計画地の一部で地権者の反対があり、調査に入れない場所もある。

 「迷惑施設を受け入れてくれた地域の要望を尊重したい」。斎藤氏は、パッカー車の通行量が増える周辺住民の意向をくみ、建設を進める考え。今後は自らも足を運び「粘り強く交渉する」という。

 クリーンセンターの本稼働開始は7月。だが、すでに火入れ式が行われ、試運転のためのごみを搬入するパッカー車の行き来は始まっている。

 星氏は「搬入道路は白紙に戻す」との立場だ。「本稼働後の状況を見極めながら、第三者による事業仕分けを通して考える」と、“民主党流“の対案を提示す。

 ■報酬めぐり応酬

 星氏から仕掛けた対立点もある。「市長報酬3割カット」だ。

 「臨時財政対策債などは借金の付け替えで、ごまかしだ。すべて将来へのツケ。正直に苦しい現状を話し、市民全員で考えるため、市長自ら範を示す」と趣旨を説明する。

 これには、斎藤氏もマニフェストで応戦する。「市長報酬は副市長、教育長、議員にまで影響する。議会の議決もいる話だ。何が適正化を考える市民会議を設け、その意見を基に額を決めていく」としている。

 4月2日には地元青年会議所主催の公開討論会が開かれ、両陣営とも議論の行方を注視している。

 理念や手法が全く違う両氏。ある市職員は冷静にこう言い切る。「日光市の将来は、新市長がつくる後期行動計画にかかっている」

 [写真説明]3月末から炉に火が入り、試運転のためのごみ搬入も始まったクリーンセンター=日光市千本木

 (終わり)

2053チバQ:2010/04/06(火) 12:15:31
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001004050003
国政にらみ代理戦争/日光市長・益子町長選
2010年04月06日

 「星さんは日光市再生のために生まれてきた。チェンジ日光、市政交代!」


 市長選が告示された4日午前、無所属新顔の星一男氏(62)=民主、社民推薦=の出陣式。民主の国会議員や県連幹部らが顔をそろえるなかで最後にマイクを握ったのは福田昭夫衆院議員(栃木2区選出)だった。


 旧今市市長も務めた福田氏にとり、地元の日光市は最重要地域。昨年の総選挙では同市内で自民の西川公也氏の倍以上の票を獲得。悲願だった「小選挙区での初勝利」の原動力となった。福田氏は取材に対し、「夏の参院選、来春の統一地方選、ひいては自分の戦いでもある」と言い切る。


 無所属県民クラブ所属の県議だった星氏は、福田氏の古くからの支持者で、昨年の総選挙では選対委員長も務めた。今回の市長選でも一枚岩を強調し、福田氏の後援会が各自治会などへの「ローラー作戦」を担っているという。


 一方、同じ日にあった無所属現職の斎藤文夫氏(66)の出陣式には、総選挙で落選した西川氏のほか、自民の矢野哲朗参院議員や県議らが顔をそろえた。夏の参院選に自民公認で立候補する予定の上野通子県議(宇都宮市・上三川町選挙区選出)が乾杯の音頭をとった。


 斎藤氏は今回、政党色を表に出さない方針を掲げ、政党の推薦は受けていない。だが、実際には2006年の初当選時に推薦を受けた自民に加え、公明党も斎藤氏を支援する。2区で自民の衆院議員が不在となってしまっただけに、ある自民県議は「市長選に勝った陣営が、参院選でも日光の票を持っていくことになる。危機感は強い」と気を引き締める。


 西川氏は、自身の秘書を斎藤氏の選挙事務所に常駐させて選挙戦をテコ入れする。取材に対し、自らの支持基盤の「地固めになる」と述べ、斎藤氏支援の狙いを隠さなかった。


      ◇    ◇    ◇


 6日告示される益子町長選に、民主の推薦を受け無所属で立候補を表明している新顔の田崎博之氏(39)は、民主の山岡賢次衆院議員(栃木4区選出)の秘書だ。山岡氏は、党国会対策委員長の激務の合間を縫って現地入りし、街頭演説を繰り返している。


 鳩山由紀夫首相が1月、県内視察のため町内の農産物直売所に立ち寄った時も、山岡氏は首相との意見交換会のために集まった地元農業関係者たちを前に、「町長選に立候補させるのでよろしくお願いします」と田崎氏のPRに余念がなかった。


 一方、再選を目指す無所属現職の大塚朋之氏(44)は、16人の町議のうち自民系会派の14人が支援する構えだ。


 4区で山岡氏としのぎを削ってきた自民の佐藤勉氏は、現職の総務相として迎えた昨年の総選挙で初めて小選挙区で敗れ、比例北関東ブロックで復活当選。選挙区内での態勢立て直しが急務となっている。


 日光市長選の斎藤氏と同じく、大塚氏も自民色を強調しない戦略をとるが、「佐藤氏を支援する各種団体に力を貸してもらったりはしている」(地元の自民関係者)という。

2054チバQ:2010/04/07(水) 21:47:27
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001004050001
森田力 知事1年 (上)発信力
2010年04月05日


 「千葉には名産がありすぎて、一つだけを挙げられません。落花生、サツマイモ、イチゴ、梨、伊勢エビ……」


 テレビに出演した森田健作知事が紹介すると、ほかの出演者から「それも千葉なんですか」と声が上がる。テレビのほか、デパートでのトップセールスなど、俳優としての知名度を生かして千葉の魅力を発信してきた。


 「どこにいっても『昔からのファンなの』と言ってくる人がいる。それが強み」と自認する。


 紹介された産品に対し、実際に問い合わせが増えた。県生産販売振興課は「種なしビワを知事が紹介した時、都内の売り場などから在庫がなくなったようだ」という。ただ、テレビで紹介されたある水産品の漁協関係者は話す。「放送後、問い合わせが続々と来た。でも一瞬のこと」


 知事のトップセールスに懐疑的な声もある。ある県職員は「東国原英夫知事の宮崎県とは産業構造も違うのだから、他にやることがあるのでは」。2005年の国勢調査の第一次産業就業者数をみても、宮崎は12・7%で全国4位だが、千葉は3・7%で38位。多くの県民の暮らしに直結するわけではない。


    □ □


 「国にもの申す」と知事選で訴えた森田知事だが、政策の発信力は、いま一つだ。


 「首都圏で東京都の石原慎太郎知事に続く発信力のある知事になって欲しいが、言葉の信頼感がない。軽すぎる」


 昨年12月、自民党の国会議員団との懇談の席で、議員からそんな言葉が飛び出した。


 森田知事が影響を受けたという石原都知事や、国の直轄事業負担金に疑問を呈した橋下徹・大阪府知事のように政策についての発言でクローズアップされることは、この1年ほとんどなかった。政治問題をテーマとした討論番組に出演することもない。


 前原誠司国土交通相の「羽田ハブ化発言」があった同年10月、怒りを露わにした翌日には前原国交相と談笑する猫の目ぶりがテレビなどで取り上げられた。しかも、空港行政のあり方などに触れる発言は少なく、「羽田がハブなら、成田はマングースになればいい」などと述べ、失笑を買った。


 ある国会議員は「収用委員会の停止など、成田空港の歴史的経緯もおそらく勉強していないのだろう。何も裏付けがない中で発言するから軽くなる」と苦言を呈する。


 重要な発信の場となる定例記者会見や議会でも、用意された文章を読み上げることが目立つようになった。


 「就任直後に『完全無所属問題』でマスコミから追及されたことが、影響しているのでは」と県職員は言う。就任直後に目立ったスポーツ紙の記者らの姿もなくなった。


 県のホームページにある定例記者会見の映像へのアクセス件数は、堂本暁子前知事の2008年4月〜09年2月は約1万件だったが、森田知事になって09年4月〜10年2月は約27万8700件。注目を集めているのに、発信される内容は少ない。


 千葉大学法経学部の新藤宗幸教授(行政学)は「他の知事に比べて、地域主権などについて発言し、問題提起することもない。国と地方のあり方についてよく分かっていないのだろう。もっと勉強して、発信するべきでは」と話す。

2055チバQ:2010/04/07(水) 21:47:59
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001004050002
森田力 知事1年 (中)調整力
2010年04月05日

 成田、羽田の両空港を最短で結ぶリニアモーターカー構想。森田健作知事の目玉とされた、この公約は先行きが不透明なままだ。


 新年度の政府予算編成に合わせて昨年12月、東京都内で開かれた県選出の民主党国会議員との懇談会。森田知事は「リニアの具体的な取り組みが開始されるように、一緒に国に働きかけるよう、お願いします」と訴えた。


 だが、2月県議会の総合企画水道常任委員会で、小川雅司総合企画部長(当時)は「要望の取り扱い状況の回答は『検討させてほしい』と言われたきり」と、民主党からは梨のつぶてだと明かした。


 森田知事は昨年11月、前原誠司国土交通相と非公式に会った時も国の政策としてリニアを検討するように訴えた。県によると、こちらも明確な回答はない。森田知事は「(言質を)取るつもりはなく、まず振っておくことが大事だと思った」とする。


 森田知事は同年4月の就任直後に松沢成文・神奈川県知事を訪問、翌月には千葉、神奈川両県でリニアなどの超高速鉄道整備構想について協議会が発足した。これまで協議会を含め計12回、需要予測の調査方法などを検討してきた。


 だが今年2月、森田知事は突然、「松沢知事と考え方が違う。それぞれのやり方で検討し、それぞれ国に働きかけようと言った」と表明。協議会は継続するが、昨年度100万円を計上した運営費を、新年度当初予算には盛り込まなかった。


 埼玉、東京なども含めた構想を提唱する神奈川県に対し、森田知事は空港同士が一直線に結ばれなければ特性を生かし切れないなどとするが、方向性の違いは当初から分かっていたことだった。


    □ □


 リニアに限らず、森田知事の連携や調整力を心配する声は少なくない。政権交代後、それが如実に表れる場面があった。


 昨年10月、「羽田ハブ化」を発言した前原国交相と、2日後に会談した森田知事は「内際分離の原則維持」「誤解のないように意思疎通を図る」ことを確認した。だが前原国交相が表明したと報じられた、新しく増える羽田発着枠の過半を国際線に割り当てるなどの意向について県に説明はない。


 公共事業の「個所付け」では、民主党県連には党本部から、新年度の政府予算案に館山道4車線化が盛り込まれると連絡が入っていたが、森田知事や県には知らされなかった。ある県幹部は「自民党政権時代なら、議員が『こういう風になるぞ』とすぐ連絡をくれた。今は正直(連絡が)来ない」とこぼす。


 対照的に元民主市議の熊谷俊人・千葉市長は昨年12月、小沢一郎幹事長と会談して、地方財政の窮状を訴え、政権与党との距離の近さを示した。


 森田知事の公約の一つ、東京湾アクアラインの通行料値下げは、ETC対象の社会実験という形で実現した。就任前から、当時の麻生太郎首相に要望するなど自民党とのパイプが生かされたとされる。だが、同党の国会議員の一人は「恒久的ではなく、あくまで社会実験。県が金を出すって言うならできるだろう。社会実験で『実現』って言われてもね」と手厳しい。


 県政にも欠かせない民主とのパイプ。森田知事はいう。「前原大臣とは電話で色々話しているし、(パイプ作りは)特に苦労したということはない。国会議員に頼んでやってもらったということはなく、自分でやってますから」

2056チバQ:2010/04/07(水) 21:48:30
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001004060001
森田力 知事1年 (下)政策力
2010年04月06日


 「『政治家は口先だけでなく結果』との信念、気持ちのもと一生懸命やった」。森田健作知事は昨年最後の定例記者会見で、そう振り返った。


 就任1カ月余りで公約の一つ、東京湾アクアライン通行料値下げをETCを対象とした社会実験という形で発表。新年度当初予算では子どもの医療費について、公約の中学3年に届かないまでも、小学3年までの助成を実現し、「有言実行」の姿勢をみせた。


 「『これをやろう』と思うと、それに向かってがんがん進む。ほかのことが入らないぐらい」と、県幹部の一人は話す。


 だが、打ち出したマニフェストの実現に熱心な森田知事に対し、地元が抱える課題の把握を要望する声もある。


 堂本暁子前知事は「千葉なの花県民会議」として市町村を回り、県民から直接意見を聞いていたが、森田知事は、今のところ全県的な車座の県民集会などは実施していない。


 県内の財界関係者5人が発起人の私的諮問機関「森田健作経済諮問会議」は、3回開催され「多岐にわたる意見・情報交換ができた」(森田事務所)とするが、提言をまとめるかどうか未定だ。同事務所は「私的な会で、議論が行政に直接反映されるといったものではない」とする。


    □ □


 森田知事や県のビジョンが見えづらい中、政策アドバイザーの仕事にも関心が集まる。


 県が委嘱する非常勤の政策アドバイザーは2人。その一人、森田知事の衆院議員時代の公設秘書だった男性は、政府からの情報収集や連絡調整などを担当して、アクアラインの通行料値下げでは、表に出ない部分で政府との連絡や調整にあたった。男性は「政府の情勢を伝え、県にプラスになるような助言」をしているが、知事の日常の発言や交渉などにはかかわっていないという。森田知事は「国会議員の秘書、役人との関係もあり、一言言えばパパッと動ける。国の情報を取るなど、非常に重宝している」と評価する。


 同じタレント出身の知事でも、橋下徹・大阪府知事は府庁改革について、外部の人材を活用する。


 特別顧問9人のうち政策アドバイザーは7人で、建築家の安藤忠雄氏、前三重県知事の北川正恭氏、放課後授業「夜スペ」を打ち出した民間出身の元中学校長の藤原和博氏ら錚々(そう・そう)たる顔ぶれだ。必要に応じて指導・助言をもらっており、府によると、橋下知事の「政策判断のよりどころ」となっているという。


 このアドバイザーの一人で慶応大学総合政策学部教授の上山信一氏は、橋下知事と週1回程度、意見交換しているという。政策アドバイザーについて「役所を動かせないと駄目」と話す。「具体的だが旧態依然」の役人と、「理想的だがふわふわしている」知事との間で、双方のずれを調整していくのが役割とする。


 東国原英夫・宮崎県知事は、必要に応じて設置する審議会のメンバーを除き、特定の政策アドバイザーを置いていない。意見交換をするのは、知事選のマニフェストづくりに携わった「チームそのまんま」。話題は経済状況や道州制など一般的な内容が大半で、県の具体的な施策には立ち入らない。


 そのメンバーの一人で、NPO法人政策過程研究機構の福田隆之理事は「知事は県職員と政策アドバイザーなど、人の使い方を含め、政治家としての能力や判断が問われる」と指摘。上山氏は「1年目は議会や予算の勉強で終わる。2年目からさすがに取り組むべき課題がわかる」という。2年目に入った森田知事はどう県の課題と向き合い、政策を打ち出すのか。「森田力」の真価が問われる。

2057チバQ:2010/04/07(水) 21:52:09
>>2012
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004070024/
市議会の会派構成決まる、会派名にも政党色が色濃く/逗子
2010年4月7日

 任期満了に伴い改選された逗子市議会(定数20)の会派構成が決まった。みんなの党と自民党から公認・推薦を受けたそれぞれの市議が新会派「みんなの逗子」「自民党逗子市議団」を発足。民主党、公明党、共産党は従来から会派を組んでいるが、夏の参院選の前哨戦として各党派が競い合った市議選だっただけに会派名にも政党色が色濃く反映された形だ。任期は2014年4月5日まで。

 改選後の会派構成は▽民主党逗子市議会議員団3人▽自民党逗子市議団3人▽みんなの逗子3人▽無所属の会3人▽公明党2人▽共産党逗子市議会議員団2人▽無会派4人。

2058チバQ:2010/04/08(木) 12:57:18
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/04/08/1.html
2010年04月08日(木)
県議選まで1年 45人が出馬前向き
民主 7選挙区で擁立模索


 来春の統一地方選で行われる山梨県議選まで1年となり、県内16選挙区で立候補に向けた動きが出始めている。山梨日日新聞が各地の情勢を探ったところ、定数38に対し、現時点で45人が出馬に前向き。このほか、15人前後が検討している。政権交代後初めての県議選で、全選挙区への候補者擁立を目指す民主党の擁立作業が進むかが最大の焦点となる。前回(2007年)を上回る7選挙区で、民主系候補の擁立に向けた動きが出ている。
 今期の県議の任期満了は2011年4月29日。統一地方選第1ラウンドとなる県議選は4月の第2日曜日に行われており、来年4月1日告示、同10日投開票の日程が有力視されている。
 現職本人や支援者らによると、現職35人が出馬に前向き。このほか、新人7人と元職3人も立候補を検討している。
 全選挙区への候補擁立を目指す民主党は甲府(定数9)と南アルプス(同3)の現職2人が前向き。このほか、甲斐(同3)と北杜(同2)でも民主党県議と統一会派を組む無所属県議の公認、推薦を検討している。また、甲府でも無所属現職の公認、推薦を探る一方で、新人の擁立も視野に入れている。
 新人では、南巨摩(同2)で党幹事を務める元増穂町議(41)が立候補の意向。山梨(同2)では、民主党元県議の市長選転身に伴う後継候補の人選が進められており、自治労幹部(53)の名前が挙がっている。笛吹(同3)では元県議の親族で、坂口岳洋衆院議員を支持する会社役員(33)を推す動きがある。公認、推薦を合わせ、6選挙区に6人を擁立した前回を上回るのは確実な情勢になっている。
 一方、自民党は15選挙区の現職21人が立候補に意欲を見せており、県連は要請のあった現職を推薦する方針。ただ、政権交代を受け、後援会関係者から離党を求められている現職もいて、県連への推薦要請を見送る動きが出る可能性もある。新人候補については、一部で擁立を探る動きがあるものの、具体化していない。このほか、元職3氏が前向きに検討している。
 共産党は現職のいる甲府のほか、南アルプスに新人を擁立する方針。公明党は各選挙区の情勢分析を進めており、今後、現有1議席からの上積みを目指すか検討する。
 このほか、無所属では甲府で会社役員(38)が立候補の意向。富士吉田(同2)や甲州(同2)、南巨摩などでも新人の名前が取りざたされている。

2059チバQ:2010/04/08(木) 12:58:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100407-OYT8T01429.htm
知事後援会来月15日総会「井上派」「山本派」も支援へ
 横内知事の後援会「誠山会」(大久保幹雄会長)は、5月15日に甲府市内で初めての全体総会を開催することを決めた。知事は来年初めの知事選への再選出馬に前向きで、知事選に向け本格的に始動することになる。

 総会には、前々回の知事選で落選した井上幸彦・元警視総監を支持したグループも合流する予定。前回知事選で落選した山本栄彦前知事を支持した県議らも横内知事支援の意向を示している。来年の知事選では「井上派」「山本派」が横内知事支援で一本化することになりそうだ。

 誠山会は昨年9月の設立以来、22か所に支部を設置した。総会では「知事就任1年目の県政報告会と同程度の2000人以上の参加」を目標とし、県選出の国会議員や市町村長、県議に案内状を出す。

 民主党県連は知事選への対応を保留しており、樋口雄一幹事長は「党として横内県政の検証はこれから。現段階での総会の出席は、議員個人の判断になる」としている。

(2010年4月8日 読売新聞)

2060チバQ:2010/04/08(木) 23:26:50
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001004080002
見えない合併の成果 安中市の課題
2010年04月08日


松井田支所前で出発を待つ路線バス。松井田地区を走るバス路線は1本しかない=安中市松井田町新堀

 安中市松井田町。中山道の要衝として栄え、商店や住宅が軒を連ねる町並みにいまもその名残をとどめる。


 だが、その市街地はいま、人通りも少なく閑散としている。店を閉じたままのところも多く、空き地も目立つ。


 安中市松井田商工会の現在の会員は約380人。20年ほど前は約550人いたというが、廃業が相次ぎ、会員の減少に歯止めがかからない。


 長岡均事務局長は「後継ぎのいない個人商店は、経営者が高齢で維持できなくなると閉めてしまうところが多い」と話す。住民の多くは、車で旧安中市内や富岡市内のスーパーに出かけ、食料品や日用品の買い物を済ます。


 旧松井田町が安中市と合併したのは2006年3月。合併前の住民意向調査では「合併反対」が7割を超え、合併直前の町長選では、合併反対派の新顔が合併を推進した現職を破り当選した。


 だが、合併賛成派が多数を占める町議会は、すでに合併議案を可決していた。


 かつて町議会議長を務め、住民の一人として合併反対の運動に取り組んだ中山孝さん(78)は「当時の町財政は安中市より良く、合併しない方が町民の負担が軽くなると考えていた」という。


 合併で、それまでの町役場は支所に衣替えしたが、「支所では対応できないこともある。行政の小回りが利かなくなった」と嘆く。


 「合併は国がアメとムチで進めてきたこと。今さらどうにもなることではないが、なぜそうなったのかをはっきりさせてほしい」。中山さんは、今も合併に釈然としない思いがぬぐえないという。


 山間部が多い松井田地区では、お年寄りをはじめ交通弱者の「足」の確保が大きな課題だ。


 同地区の路線バスは、安中市役所と松井田支所を結ぶ1本だけ。それも日曜、祝日は運休となる。


 市は、車を持っていない70歳以上の高齢者や身体障害者ら交通弱者を対象に、年間48枚のタクシー券を配布している。病院に通うために利用する場合は、年間192枚まで利用できる。


 一方、安中地区ではタクシー券の配布は年間36枚まで。対象は75歳以上と松井田地区よりも条件が厳しい。ただ、同地区では、路線バス1路線と、市が補助金を出す乗り合いバスが6路線ある。


 安中地区の住民には、松井田地区の比較的手厚いタクシー券に対する不公平感がある。これに対し、松井田地区の住民には、乗り合いバスの導入を望む声が強い。両地区の地域事情もあり、合併後も一本化できずにきた。


 タクシー券の利用者は市全体で約6800人。タクシー券とバス補助を合わせた市の負担は年間1億2300万円にのぼり、市財政を圧迫する要因の一つとなっている。


 市は公共交通の再編を検討しているが、厳しい財政事情のなかで、調整は容易ではない。担当者は「乗り合いバスを拡充させれば、タクシー券の配布を見直すしかない」と頭を悩ませている。(乳井泰彦)

2061名無しさん:2010/04/09(金) 05:49:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100408-OYT8T01400.htm
自民会派統一先送り県議会代表選びなど難航

 県議会の自民系4会派のうち、自民党新政会(8人)、自由民主党輝真会(5人)、自民クラブ(4人)の3会派による統一会派構想は、当初予定していた10日の結成を断念したことがわかった。3会派の間で統一会派の代表者選びなどが難航しているためだ。夏の参院選に向け、「ばらばら」と指摘されてきた自民系県議団の結集を図る動きだったが、一転して立ち消えになる可能性も出てきた。

 統一会派の大義名分は、国会議員ゼロの自民党県連再生のため、自民系県議が参院選を一枚岩で戦うことだ。県連は10日、昭和町内で谷垣禎一・党総裁らを招いた政治資金パーティーを開催する。統一会派結成もパーティーの場で正式に報告される予定だった。

 3会派は3月23日の県議会2月定例会の最終日、「自民党政友会」という名称の統一会派を結成することで合意した。統一会派の狙いの一つが、同日予定されていた議長選での勝利だ。翌24日未明にもつれ込んだ議長選では、3会派が支持した武川勉氏(輝真会)が、統一会派への当面の不参加を表明した自民系会派「県民クラブ」(9人)所属の大沢軍治氏を破り、当選を果たした。

 だが、新政会の有力県議は8日、取材に対し、「10日の統一会派結成は無理」と断言。その上で、「参院選まで100日を切っており、無理やり統一会派を作って(自民系会派が)ごたごたしている様子を県民にさらすわけにはいかない。もう少し時間をかける」と述べた。

 統一会派の代表選びなど、水面下の調整が難航していると見られる。議長選の際、新政会所属の望月清賢氏が急きょ出馬に意欲を見せたことから、武川氏を擁立した輝真会内にしこりが残っているとの見方もある。

 中堅の自民系県議は「会派が分裂しているのは、県議会内の主導権争いが理由。統一会派の主導権を3会派のどこかに奪われるのではという疑心暗鬼があるのではないか」と分析する。また、自民クラブ所属の県議は8日、「すぐに統一会派を作らないと、参院選に間に合わなくなる」と懸念した。県民クラブ所属の県議は「統一会派は、結局は議長選に勝つことだけが目的だったのではないか」と批判した。

(2010年4月9日 読売新聞)

2062名無しさん:2010/04/09(金) 06:19:54
松沢知事「3選出馬は未定」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/1339

2063名無しさん:2010/04/09(金) 12:22:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100408-OYT8T01400.htm
自民会派統一先送り県議会代表選びなど難航
 県議会の自民系4会派のうち、自民党新政会(8人)、自由民主党輝真会(5人)、自民クラブ(4人)の3会派による統一会派構想は、当初予定していた10日の結成を断念したことがわかった。3会派の間で統一会派の代表者選びなどが難航しているためだ。夏の参院選に向け、「ばらばら」と指摘されてきた自民系県議団の結集を図る動きだったが、一転して立ち消えになる可能性も出てきた。

 統一会派の大義名分は、国会議員ゼロの自民党県連再生のため、自民系県議が参院選を一枚岩で戦うことだ。県連は10日、昭和町内で谷垣禎一・党総裁らを招いた政治資金パーティーを開催する。統一会派結成もパーティーの場で正式に報告される予定だった。

 3会派は3月23日の県議会2月定例会の最終日、「自民党政友会」という名称の統一会派を結成することで合意した。統一会派の狙いの一つが、同日予定されていた議長選での勝利だ。翌24日未明にもつれ込んだ議長選では、3会派が支持した武川勉氏(輝真会)が、統一会派への当面の不参加を表明した自民系会派「県民クラブ」(9人)所属の大沢軍治氏を破り、当選を果たした。

 だが、新政会の有力県議は8日、取材に対し、「10日の統一会派結成は無理」と断言。その上で、「参院選まで100日を切っており、無理やり統一会派を作って(自民系会派が)ごたごたしている様子を県民にさらすわけにはいかない。もう少し時間をかける」と述べた。

 統一会派の代表選びなど、水面下の調整が難航していると見られる。議長選の際、新政会所属の望月清賢氏が急きょ出馬に意欲を見せたことから、武川氏を擁立した輝真会内にしこりが残っているとの見方もある。

 中堅の自民系県議は「会派が分裂しているのは、県議会内の主導権争いが理由。統一会派の主導権を3会派のどこかに奪われるのではという疑心暗鬼があるのではないか」と分析する。また、自民クラブ所属の県議は8日、「すぐに統一会派を作らないと、参院選に間に合わなくなる」と懸念した。県民クラブ所属の県議は「統一会派は、結局は議長選に勝つことだけが目的だったのではないか」と批判した。

(2010年4月9日 読売新聞)

2064チバQ:2010/04/09(金) 12:53:51
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/central/mashiko/news/20100409/307006

大塚氏を田崎氏が猛追 益子町長選終盤情勢
(4月9日 05:00)
 【益子】任期満了に伴う町長選は11日の投開票に向け、終盤戦に入った。いずれも無所属で国会議員秘書で新人の田崎博之氏(39)=民主党推薦=と再選を目指す現職の大塚朋之氏(44)が、激しい選挙戦を繰り広げている。民主党と連合栃木の全面支援を受け「イベントから生活へ」をキャッチフレーズに猛追する田崎氏に対し、危機感を強める大塚氏は「新しい益子の歴史をつくる」と訴え、組織の引き締めを図っている。

 告示日の6日午後6時半に益子駅西側駐車場で行われた田崎氏の出陣式。民主党県連の谷博之代表は「組織を挙げて応援していく」と力説した。

 1月22日に立候補を表明した田崎氏は「ここに来てやっと相手の背中が見えてきた」と運動の成果を強調。田崎氏は2月中旬から週4回のペースで遊説と街頭演説を重ねてきた。

 一方大塚氏は16人の町議のうち14人の支持を受けている。後援会も益子、七井、田野の3地区に支部を設け、組織強化に努めてきた。

 これまでに町内全地区で40回を超えるミニ集会、意見交換会を行った。20人から200人以上の参加者を前に、4年間の実績と将来に向けたビジョンを直接訴え、町民の生の声を聞いてきた。

 地区別では、保守色の強い田野地区で大塚氏が票を固めている。民主の基礎票がしっかりしている七井地区は田崎氏が先行しているとみられるが、地元の岩崎信県議の後援会が精力的に活動。「五分以上の戦いになってきた」(大塚氏の選対幹部)とみている。

 有権者の約半数、1万人余りを占める益子地区中心部は大塚氏の地元とあって大塚氏の支持者が多い。新住民が多く、有権者約4500人を数える同地区西部は「(田崎氏の)優勢は動かない」(田崎氏の選対幹部)とみる向きが多い。

2065名無しさん:2010/04/09(金) 12:54:50
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/news/20100409/306859
「継続」「刷新」で激戦 日光市長選で終盤情勢 鍵握る大票田「今市」
(4月9日 05:00)
 【日光】任期満了に伴う市長選は、いずれも無所属で、現職の斎藤文夫氏(66)と、新人で前県議の星一男氏(62)=民主、社民推薦=が市を二分する激戦を展開している。5市町村合併後4年がたち、斎藤氏は実績を強調して「継続」を、星氏は市の再生を掲げ「刷新」を訴える。それぞれ大物国会議員を応援に投入、横一線で譲らず予断を許さない状況だ。両陣営とも「大票田の今市を制した者が勝つ」として票の上積みに躍起だ。

 斎藤陣営は政党の推薦は受けていないが、自民、公明、みんなの党が支援する。市長与党の自公系市議も、一部の中立者らを除く17人前後が支援。これまでに重ねたミニ集会は約80回に上る。

 票の上積みを目指し、後援会9支部の組織をフル回転。特に大票田の今市地域は、自治会単位に細分化してきめ細かな浸透を図り、足場固めに力を注ぐ。

 戦略的には参加者の限られる屋内よりも、街頭演説を数多くこなして継続を訴え、票の掘り起こしを狙う。若手グループの行動隊も市内をくまなく回り、支持拡大を目指す。

 星氏は福田昭夫衆院議員が全面支援。推薦する連合栃木などや第2会派の市議ら8人の支援も受ける。民主党推薦で立候補した新人とも共闘態勢を組む。

 これまで企業回りやミニ集会などを小まめに重ね、大票田の今市地域を中心にローラー作戦を展開。合併前の旧首長2人も選対に名を連ね、各地区の後援会が活発な動きで支持拡大を目指す。

 浮動票が多いとされる住宅街も重点の一つに据える。帰宅時間に合わせたスポット街宣を繰り返しながら、刷新をアピールし、無党派層の取り込みにも力を注いでいる。

 前回の投票率は72・91%。市議選と同日ということもあり、両陣営とも70%以上の投票率を予測する。

2066名無しさん:2010/04/10(土) 07:35:39
千代田区議会 旧庁舎活用 本格検討へ
2010年4月10日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100410/CK2010041002000052.html

 千代田区の新庁舎が移転して三年、道路向かいの旧庁舎(九段南)は、都心の一等地にありながら、使用されず、跡地の活用策も決まらないままだ。区民から「もったいない」との声も寄せられる中、区議会が三月末、跡地活用に関する特別委員会を設置し、区との活用策検討に本腰を入れ始めた。

 旧庁舎の敷地は約三千五百平方メートル。建物は一九五五年築の地上四階、地下一階延べ約三千八百平方メートルの旧館と、六八年築の地上十階、地下三階延べ約一万二千四百平方メートルの新館からなる。新館でも耐震強度が震災時に対策本部を設置するには不十分。

 区は、長い間庁舎が置かれた歴史と、お堀端という立地も踏まえ、土地は売らず、区民のために活用する方針。二〇〇八年の区民アンケートでは、福祉介護施設、区民ホール、病院、リサイクル施設、公園などの意見が多かった。

 ただ具体的に案を示して議論するまでには至っていない。緊急にどうしても必要なものがなく、都心のまとまった土地だけに、要望が多岐にわたるのが一因。ある区議は「財政的に裕福だから。活用策をまとめるにはまだ時間がかかりそう」と言う。

 旧庁舎も積極的な活用はされていない。新たな計画に支障を来さないよう、長期的な貸し出しを控えているため。映画やテレビのロケへの貸し出しがほぼ唯一の収入源で、何も使わなくても電気代など年間維持費約一千万円がかかる。

 高山肇委員長(自民)は「一年ぐらいで方向性を出したい。ほかの使っていない区有地も含めて考えたい」としている。 (松村裕子)

2067名無しさん:2010/04/11(日) 06:26:53
山梨県内のニュース(山梨日日新聞から)
2010年04月11日(日)
県議会 新会派結成棚上げか 
自民系3派に温度差
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/04/11/6.html

 山梨県議会の自民党系3会派による新会派「自民党政友会」の結成計画が、棚上げされた状態になっている。3会派は当初、10日までの新会派結成を目指していたが、代表の選定など合流に向けた動きは具体化しないまま。ベテラン県議は「引き続き実現に向け取り組む」との姿勢を示しているが、先行きは不透明だ。
 自民党新政会(8人)、自民党輝真会(5人)、自民クラブ(4人)の3会派は2月定例会会期中の3月23日、新会派を結成することで合意。参院選での挙党態勢構築につなげる目的をアピールしている。
 3会派は、新会派結成の「期限」とした10日、自民党新政会は所属県議が意見交換。前島茂松代表は取材に「(新会派結成に)前向きに取り組むことを確認した」と説明した。一方、自民党輝真会の丹沢和平代表は「新会派をつくる目的が分からない」と慎重な姿勢を示し、新会派の必要性をめぐり温度差も生じている。
 中堅県議の一人は「3会派の中には主導権を失う警戒感もある。議長選が終わり計画を進める動機付けが乏しい現状では、時間をかけるしかない」と話した。
 一方、自民党系で最大会派の県民クラブ(9人)は新会派結成の計画に合流していない。同会派は、3月の県議会議長選で自民党輝真会の武川勉氏に2票差で敗れた大沢軍治氏を擁立した経緯があり、所属県議の一人は「新会派結成の動きが議長ポスト目当てだったのは明らかだ」と批判した。

2068チバQ:2010/04/11(日) 19:15:23
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001004090002
町の再生 行政の出番 みどり市の課題
2010年04月09日


近くに住む中島美佐江さん(77)に、石灯籠の由来を説明する松粼靖さん(左)=みどり市大間々町

 足尾銅山の銅鉱石を運ぶあかがね街道の宿場町、生糸の集散地として栄えたみどり市大間々町。いまでは商店街からにぎわいが失われ、閉店する店が増え、町の人口も減り続ける。「このままでは町が壊れる」と、住民の間で行政に先行する形で、再生を目指す動きが出ている。(大道裕宣)


 古い造り酒屋、しょうゆの醸造元などが軒を並べ、土蔵も多い。繁栄時の面影を残す大間々町の本町通りに3月25日夕、3基の石灯籠(とう・ろう)に灯がともった。133年ぶりの温かい光だった。


 石灯籠は江戸時代後期に設けられたが、交通の妨げになると1877(明治10)年に町内の神社の参道などに移設された。その参道が県道整備で削られることになり、再移設先を探していた。


 「だったら、本町通りに戻そう」。そう提案したのは本町通りで洋品店を営む松崎靖さん(57)らだ。


 町の衰退に心を痛め、昨年秋、同志と9人で「三方良しの会」発起人会を作った。売り手良し、買い手良し、世間良し、の大間々商人の精神で、町を元気にしたいと考えた。石灯籠の移設は最初の仕事になった。


 「ええ、石灯籠を見に来たり、写真を撮りに来る人、多いですよ」。町のにぎわい作りに手応えがあった。これからも歴史と文化を生かした町づくりに取り組む。


   ■   ■


 松崎さんの店からほど近いながめ公園内に、「ながめ余興場」という1937(昭和12)年にできた劇場がある。65年前後の最盛期には2カ月間で30万人以上が入場したという記録も残る。だがにぎわいは続かず、87年に休眠状態となった。


 使うことで余興場を盛り上げたいと、「ながめ黒子の会」ができたのは95年だ。3代目理事長で設計事務所経営の小屋雅義さん(56)は、「金をかけずにいい出し物を」と、出演交渉から駐車場整理、楽屋の世話まで手弁当でこなす。


 昨秋には第15回全国芝居小屋会議を計画し、一口3千円で住民から寄付を募った。座布団を作り、寄付者の名前を刺繍(し・しゅう)で入れるというアイデア。250口の募集に、予想を超える530口集まり、急きょ座布団を増やした。


 「地元の誇りを残したい」という運動が、確実に根を広げている。市外からの客も増えているという。「気持ちよく来て気持ちよく帰って頂くことを心がける。そこから、何かを作りたい」


   ■   ■


 笠懸、大間々の両町と東村が合併し、みどり市が誕生して4年。


 笠懸町は、農業の集約化が進み、ハウス栽培を中心に所得が安定する。新興住宅地でもあり、人口は約2万9300人で、8年前より約7600人増えた。


 一方、大間々町の人口は2万1千人を切り、8年前より約6千人減った。人口減に歯止めをかけなければ地域社会は崩壊する。松崎さん、小屋さんらの努力は、そんな危機感の表れだ。


 だが、住民の力には限りがある。


 大間々町には、住宅地のそばに、関東の耶馬渓といわれる高津戸峡がある。遊歩道も整備済みだ。町商工会の総務委員長、田口善弘さん(67)はこう提案する。


 「市は町の『遺産』を生かす再開発をする。空いた土地には竹や木を植え、ベンチを置いた小公園にする。歩いて楽しい町は住む人を幸せにし、住む人が幸せな町には市外からも人が来る。仕事が生まれ、若者が町に増える。町を再生しなければならない。行政の出番だ」


 赤石俊雄市長公室長(62)は、この4年間の町の再生について「産業政策作りに努力はしたが、残念ながらできなかったといわざるを得ない」と認める。


 市長選で再選を狙う現職の石原条氏(45)は、「商店街活性化基本政策の策定」を公約に掲げるが、具体策づくりはこれからだ。「難しい課題だ。市は金は出すが口は出さず、町づくりは町の人に任せるという発想でできないかと考えている」と話している。

2069名無しさん:2010/04/11(日) 20:13:23
今日の市長選 フルで上げとく
鳥取県鳥取
青森県弘前
茨城県鹿嶋
栃木県日光
群馬県富岡
同安中
同みどり
東京都多摩
京都府南丹
岡山県浅口
徳島県三好
高知県香南
佐賀県伊万里
同武雄

2070神奈川一区民:2010/04/13(火) 11:10:59
榎並正剛神奈川県議会議員が飲酒運転で現
行犯逮捕。

この県議は二世議員。情けない。


(ソース@神奈川新聞)

2071チバQ:2010/04/13(火) 12:22:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100413/CK2010041302000118.html
新人岡野氏 幅広い支持 富岡市長選
2010年4月13日

選挙事務所で支援者の祝福を受ける岡野氏=富岡市で


 任期満了に伴う富岡、安中、みどりの三市長選は十一日に投開票された。三市とも四年前の合併を経てその後の市政運営などが問われた。富岡市長選は新人が自民推薦の現職を破り、初当選を果たした。安中、みどりの両市長選はともに現職が再選した。

 富岡市長選は、無所属新人で元市議の岡野光利氏(69)が、無所属現職で再選を目指す岩井賢太郎氏(68)=自民推薦=を約三千二百票差で破った。投票率は68・52%(前回74・45%)。

 岡野氏は十一日夜、同市内の事務所で「この勝利は良識ある市民の勝利で、新しい富岡のスタート。世界遺産を持つにふさわしい、新しい富岡をつくろう」と支持者に呼び掛けた。

 岡野氏の陣営は、約三年前の知事選で小寺弘之前知事を支援した「富岡市民の会」が中心となり、民主党も事実上支援。前回の市長選で岩井氏の対立候補だった三人が応援に回り、公明、共産両党も加わるなど、幅広く支持を集めた。

 一方、岩井氏は岡野氏より早く出馬表明して準備を進め、自民党の国会議員らが支援したが、追い抜かれた。 (菅原洋、川口晋介)

◇富岡市長選確定得票

当 16,027 岡野光利 無 新<1>

  12,774 岩井賢太郎 無 現 

<解説>行財政改革の『痛み』 理解得られず 新市長に求められる姿勢の明示
 新人の岡野氏が現職の岩井氏に一定の差をつけて勝利した背景には、岩井氏が四年間で推し進めた行財政改革に伴う「痛み」に市民から十分な理解が得られなかった実情がある。

 岩井氏は市長の賞与を半額にし、市長公用車は廃止。市の借金を任期中に約二十六億円削減し、財政の健全性を示す実質公債費比率を大幅に改善させた。

 その半面、職員約六十人の削減、市議の賞与削減や日当廃止、区長の手当見直しなどで「痛み」も広がった。改革の実績は評価されるべきだが、その手法やスピードを岡野氏陣営に批判された。

 一方、岡野氏は副市長を置くことを公約にし、理由を「独断を避けたい」「富岡製糸場の世界遺産登録に備えるため」と説明する。

 ただ、岩井氏は副市長の不在により、任期中に約六千五百万円を削減した。さらに、岡野氏は、三月末に開かれた市長選立候補予定者の公開討論会で、岩井氏から「市議の時に副市長を置かないことに賛成したはず」と指摘され、反論できなかった。

 岡野氏は就任早々、公約にした市長報酬の30%減額などを実行し、改革に向けた姿勢を市民に明確に示す必要がある。 (菅原洋)

2072チバQ:2010/04/13(火) 12:23:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100413/CK2010041302000117.html
岡田氏、接戦制して再選 安中市長選
2010年4月13日

支持者らとバンザイする岡田氏(中)=安中市で


 安中市長選は無所属現職の岡田義弘氏(71)が、無所属新人で元市議の高橋由信氏(53)を約二千二百票差で破り、再選を果たした。投票率は53・34%(前回60・66%)で過去最低だった。

 岡田氏は十一日夜、市内の事務所で「四年間の実績を冷静に評価いただいた結果」と勝利の弁。市土地開発公社の巨額負債問題には「群馬銀行と話し合いの場を持ち、解決の糸口を見いだしたい」と明言した。

 岡田氏は、地元の野殿地区を中心に市議、県議時代を通じた後援会組織に加え、「草の根選挙」を展開。高橋氏陣営が無党派層の取り込みを図るのを意識し、支持層の自民党色を出さない戦略で支持を広げた。一方、高橋氏は出馬表明が二月下旬と出遅れ、期待した岩井均県議の支持層からも票が集まらなかった。 (菅原洋、中根政人)

◇安中市長選確定得票

当 14,673 岡田義弘 無 現<2>

  12,401 高橋由信 無 新 

<解説>市民冷ややか最低の投票率
 現職の岡田氏が再選したが、投票率が低迷した点が重要だ。過去最低となった背景には、新人の高橋氏陣営の中心にある市民団体「未来塾」と岡田氏らとの間で民事訴訟が争われ、市民が冷ややかな見方を示した実態があるとみられる。

 未来塾は二〇〇八年、主催するフリーマーケットをめぐり、市の広報紙に載った記事で名誉を傷つけられたとして、岡田氏と市に損害賠償などを請求。ただ、訴訟は市政の大きな課題ではなく、対立関係が市長選に持ち込まれた経緯を多くの市民が分かっている。

 一方、再選した岡田氏は市民の期待が高い旧信越線横川−軽井沢駅間の復活に慎重な姿勢を続けている。しかし、一帯の「碓氷峠鉄道施設」が世界遺産の登録を目指す上、旧松井田町との合併成果を示すためにも、事業は進めるべきだとする意見は根強い。

 さらに、市が参画する県営増田川ダムの建設計画について、岡田氏は工業団地計画に水需要が期待できると説明するが、不況の中では説得力に乏しい。岡田氏は行政手法が「独善的」と指摘される点に耳を傾け、柔軟に市政を運営する必要がある。 (菅原洋)

2073チバQ:2010/04/13(火) 12:23:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100413/CK2010041302000116.html
石原氏が再選 投票率大幅減の41・08% みどり市長選
2010年4月13日

支持者から花束を贈られ、笑顔を見せる石原氏=みどり市で


 みどり市長選は、無所属現職の石原条氏(45)=自民、公明推薦=が、投票総数の九割以上を獲得する圧勝で再選を果たした。投票率は41・08%と、前回の69・77%に比べ大幅に下がった。

 石原氏は十一日夜、事務所で支持者を前に「大勢の人に囲まれ、当選の報告ができることを心から喜んでいる」と声を上げた。

 石原氏は不祥事が相次いだことを率直に謝罪する一方、前回選挙で掲げたマニフェストの達成度について「第三者評価で七十六点」と実績をアピール。桐生市が望む早期合併には明確な考えは示さず、合併に消極的な市民に配慮するなど幅広い勢力の結集に成功した。 (加藤益丈)

◇みどり市長選確定得票

当 15,723 石原条 無 現<2>

  1,015 海老根篤 無 新 

<解説>将来像 明快に語れ
 無投票の観測から一転して選挙戦となったが、有力な対抗馬は現れず事実上、石原氏の信任投票だった。投票率が大きく下がる中でわずかとはいえ前回より得票数を伸ばした石原氏に、市民は信任を与えたといえるだろう。

 三町村の合併で二〇〇六年にみどり市が誕生してから、贈収賄事件や違法取水問題など不祥事が次々に発覚。順調な滑り出しとはいえないが、旧町村地域間で大きな不満が出ないよう気を配った市政運営が評価された。

 市民を二分しかねない桐生市との合併論議は「桐生からアクションが来てから考える」と発言を封印。支持基盤の弱い地域に反対意見が根強い事情もあるが、結果的にこの問題で“フリーハンド”を得ることに成功した。

 今後はこの利点を生かし、合併の是非に踏み込み、地域の将来像を明快に語るべきだ。石原氏の再選を受け、桐生市の亀山豊文市長は近く具体的な行動を起こす見通し。真に地域の発展につながる大胆なビジョンを示すのを市民は待っている。 (加藤益丈)

2074チバQ:2010/04/13(火) 12:24:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100413/CK2010041302000112.html
日光市長選 『継続』訴え斎藤氏再選
2010年4月13日

再選を果たし、花束を手に万歳する斎藤氏(中)=日光市で


 日光市長選は十一日投開票され、無所属現職の斎藤文夫氏(66)が無所属新人の元県議星一男氏(62)=民主、社民推薦=を破り、再選を果たした。当日有権者数は七万五千九百四十一人、投票率は70・82%(前回72・91%)だった。同日投開票された市議選(定数三○)では、現職二十一人、新人九人が当選した。投票率は70・79%。 (宮本斎)

 二〇〇六年三月に五市町村が合併して発足した新「日光市」。選挙戦では合併後の四年間が問われ、斎藤氏が訴える「継続」と、星氏が掲げる「刷新」のどちらを有権者が選択するかが争点となった。

 斎藤氏は同日午後十一時すぎ、同市平ケ崎の事務所で支持者に囲まれて万歳三唱。「合併は着実に良い方向に前進している。次の四年間で、皆さんと共に住みよい日光、他市に負けない日光をつくり上げたい」と決意を語った。

 斎藤氏は政党の推薦は受けなかったが、自民、公明の両党、みんなの党の各党が支援。系列市議の大半が支援に回った。また、市内に九支部ある後援会がフル稼働し、大票田の今市地区を固めたことが功を奏した。

 一方、星氏は、同市森友の事務所で敗戦の弁。支持者らを前に「現職の壁が厚く、打ち砕くことができなかった」と深々と頭を下げた。民主党の福田昭夫衆院議員の全面的な支援を受け、連合栃木や合併前の旧首長二人も選対に入ったが、及ばなかった。

◇確定得票 
当 29,262 斎藤文夫 無 現<2>

  23,567 星一男 無 新

2075チバQ:2010/04/13(火) 20:35:36
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100413ddlk09010332000c.html
選挙:日光市長選/益子町長選 民主候補が敗退、カネ問題影響か /栃木
 日光市長選、益子町長選で民主党推薦の候補者がともに敗れた。民主党の「政治とカネ」を巡る問題などが少なからず影響を及ぼしたようだ。

 日光市長選は参院選の前哨戦の様相をみせた。現職の斎藤文夫氏は無所属で出馬したが、自民党の小池百合子衆院議員らが応援に入り、民主党推薦の星一男氏陣営には、同党の枝野幸男行政刷新担当相らが駆け付けた。

 地元選出の福田昭夫衆院議員は星氏の落選について「内閣支持率も下がっている。民主党も影響を与えた」と分析。当選した斎藤氏は「民主党、内閣支持率の続落も影響した。(民主党に)だまされたと思っている人が多いのではないか」と話した。

 一方の益子町長選。民主党推薦の田崎博之氏の陣営に駆け付けた一木弘司県議は田崎氏が茂木町出身であることを挙げ「地域性が大いに関係したと思う」と述べ、「自民対民主」の構図を否定した。民主党の山岡賢次国対委員長は田崎氏と支援者をねぎらうと、足早に事務所を後にした。

 民主党県連の佐藤栄幹事長は12日、「(民主党への)風がやんだ状態で選挙をやることは非常に厳しかった。参院選に影響が出ないよう、もう一度情勢分析をし、態勢を立て直したい」と話した。【浅見茂晴、山下俊輔、泉谷由梨子】

2076チバQ:2010/04/13(火) 20:37:43
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/news/20100413/308540
独自性出し都市間競走 日光市長に再選、斎藤文夫さん(66)
(4月13日 05:00)
 開口一番、米国の詩人、ヘンリー・ロングフェローの詩を口にした。「努め励んで時の来るのを待とう」。自らの座右の銘を再確認しながら、勝利の味をかみしめる。

 当選から一夜明け、祝福の電話やメールが朝から50件ほど。「疲れている割には疲れを感じない。メールにも全部返事を出した」。時間とともに、実感も増してきたようだ。

 激戦のしこりを心配する声もあるが「市民にとってはノーサイド」。同時に行われた市議選にも触れ「若い力も入ってきた。日光にとっていい方向に行ってほしい」とも。

 5市町村合併から4年。1期目を「新市のの基礎づくり」と位置付け、選挙戦では「飛躍、発展は次の4年間で」と訴えた。そして、2期目は「日光創新」として「一体感醸成の中でも新しいものをつくり出す」という。

 前面に出すのは世界の日光。その上で「都市間競争で他と区別できるものを」と、独自性を目指す。例として挙げたのは外貨を両替できる観光地。「地方から発信し国の制度を変えることも考える」と意気込む。

 民主党政権との関係はどうか。「今回の選挙の影響は感じていない。市益になることは、相手が誰だろうと日光の考え方、要望を出していきたい」

2077チバQ:2010/04/13(火) 20:38:29
http://www.shimotsuke.co.jp/journal/politics/election/news/20100413/308269
3連敗、民主に衝撃 「国政の影響」壬生、日光、益子首長選 参院選へ仕切りなおし急務
(4月13日 05:00)
 11日投開票の日光市長選と益子町長選で、民主党推薦候補が自民党などの支援する候補に、いずれも敗北した。同様の構図だった3月28日の壬生町長選に続き、民主党推薦候補は、今年の県内首長選で3連敗。鳩山内閣の支持率急落の影響に加え、同党の地方での支持基盤のぜい弱さも浮き彫りになった。「仕切り直しだ」「早急に体制を再構築しなければ」。同党県連のショックは大きく、夏の参院選に向け戦略の練り直しも迫られそうだ。

 ◆おひざ元で…

 沈痛な面持ちで頭を下げる民主党県連幹部たち。11日夜、日光市長選で落選した星一男氏の選挙事務所は重苦しさに包まれた。5695票差は「予想以上の大差」(県連幹部)。「国政の影響はないとはいえない。これだけ負けが続くと、考え直さなくてはいけない」。谷博之県連代表は苦渋の表情を浮かべた。

 2区の福田昭夫衆院議員の「おひざ元」で、直系県議を担ぎ出しての敗戦。益子町長選でも山岡賢次国対委員長秘書の田崎博之氏を擁立したが、ダブルスコアで敗れた。同じ4区では壬生町に続く連敗だ。

 「首長選と国政選挙は違う。民主対自民と簡単には割り切れない」と、田崎氏を支援した一木弘司県議は強調する。だが、政権交代の勢いを地方に持ち込んで党勢拡大を図り、参院選にもつなげようという県連の思惑は外れた。

 「もう風は吹いていない。凪だ」。県連幹部はため息をついた。

 参院選栃木選挙区で3選を目指す現職の簗瀬進氏は12日朝、JR宇都宮駅前の街頭演説で「長年培われた権力基盤は、中央が政権交代しても、簡単に根底から変わるわけではない。その岩盤を変える努力を継続しなければならない」と課題を挙げた。

 ◆データにも

 民主の退潮はデータからもうかがえる。日光、益子、壬生の首長選を昨年8月の衆院選小選挙区と得票率で比較すると、民主と自民の明暗は逆転する。

 得票率の差が最も大きかったのは日光。同市長選の民主推薦候補は、衆院選の民主党公認候補が同市でマークした得票率より24ポイントも減り、市長選で自民が支援した候補は衆院選公認候補より25ポイント増やした。

 壬生町は比較的幅が小さく、民主推薦候補の3ポイント減に対し、自民支援候補は4ポイントの上積み。自民党の佐藤勉衆院議員の地元で、衆院選でも得票率が民主の山岡氏を上回っていた。

 3首長選はいずれも一騎打ち。3人以上の候補が争った小選挙区とは顔ぶれも違い、単純には比較できない。自民党県連の石坂真一幹事長は「現職の実績などが評価された。参院選に向けて明るい材料だ」などと受け止める。

 ◆引き締めの声

 前回、衆院2区で福田氏に敗れた自民党の西川公也氏は日光市長選について「逃げたもの(票)がやっと戻ってきた感じ」と勝利を喜ぶ。

 ただ、自民県連内には「首長選の結果は、民主党への信頼がなくなってきていることの表れだろうが、必ずしも安心はできない。こっちに追い風があるわけじゃないから」と引き締める声もある。

 日光市長選では、当選した現職をみんなの党も支援した。同党は参院選栃木選挙区での候補者擁立を明言しており、参院選に向けて今後「風向き」がどう変化するかはまだ不透明だ。

2078チバQ:2010/04/13(火) 20:43:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100413-OYT8T00163.htm
2市町長選で敗北
民主に危機感政党色前面裏目に


日光市長選での敗戦に、厳しい表情の簗瀬参院議員(手前右)ら=日光市森友の星一男事務所で  参院選が今夏に迫り、11日に投開票が行われた日光市長選、益子町長選は、いずれも現職が再選を果たし、民主党の推薦した新人候補が敗れた。鳩山内閣の支持率も低下して逆風が強まっている中、政党色を前面に押し出した選挙戦が裏目に出た格好で、民主党関係者は危機感を強めている。

 「民主党に対する厳しい審判が下ったと思っている」。民主党県連代表の谷博之参院議員は同日夜、日光市長選で敗れた星一男氏の事務所で、声を絞り出すように答えた。5600票余りの差がついた予想外の大敗に、簗瀬進参院議員はショックを受けた様子で、無言のまま足早に事務所を後にした。星氏は「党への批判票が(相手候補に)流れたのかもしれない」と選挙戦を振り返った。

 読売新聞が今月2日から4日に実施した世論調査では、鳩山内閣の支持率は33%。3月の調査から8ポイント低下しており、昨年の内閣発足時の民主党の勢いは失われている。星氏を支援した福田昭夫衆院議員は「今回の2つの選挙結果が、参院選に直接結び付くことはないと思う」と話したが、民主系会派の県議は「民主党に対する不満がたまっている。敗因を分析しないと、参院選でも同じ結果を招く」と感想を漏らしている。

 県連の佐藤栄幹事長は「今回の選挙では、昨年夏の衆院選のような民主党に対する期待が有権者から感じられなかった。参院選に向け態勢を立て直したい」と話す。

 一方、自民党は、今回の選挙で推薦はしなかったが、小池百合子衆院議員、佐藤勉衆院議員らが、再選を果たした日光市長選の斎藤文夫氏、益子町長選の大塚朋之氏の応援に訪れ、実質的に支援した。

 自民陣営では「自民党色を出さないようにした」と振り返る。斎藤氏を支援した渡辺渡県議も「推薦なしの『市民党』で戦った成果だが、地方と国政の選挙はイコールではない」とも語る。政党色を出さなかったことが参院選にどうつながっていくかは未知数だ。

 みんなの党の渡辺喜美代表も、斎藤氏を応援して存在感を示しており、参院選に向けた各党の駆け引きは激しさを増しそうだ。

(2010年4月13日 読売新聞)

2079名無しさん:2010/04/13(火) 21:00:16
毎度国政選挙の得票と地方選挙の得票を比べる阿呆は、どうにかしてほしい

2080神奈川一区民:2010/04/13(火) 21:55:09
>>2070
自民党神奈川県連は除名処分。議員も辞職
する模様。


★自民県議が酒気帯び運転で逮捕

 自民党の41歳の神奈川県議会議員が、酒を飲んで車を運転し事故を起こしたとして、
酒気帯び運転の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、横浜市保土ケ谷区選出の自民党の神奈川県議会議員、
榎並正剛容疑者(41)です。警察の調べによりますと、
榎並議員は13日午前0時45分ごろ、横浜市中区桜木町1丁目の国道16号線の交差点で、
赤信号で停車していた軽貨物車に後ろから追突したということです。

 警察が調べたところ、榎並議員の呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたため、
警察は酒気帯び運転の疑いでその場で逮捕しました。

 調べに対し、榎並議員は酒を飲んで車を運転したことを認めていて、
「横浜市内で酒を飲んだ後、帰宅するために車を運転した」と話しているということです。
警察は、詳しい経緯などについて調べています。

NHK http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1003796261.html

2081とはずがたり:2010/04/13(火) 23:06:36
>>2070
アホか。
>同年6月から、保土ケ谷交通安全協会の賛助理事を務めている。

県議を飲酒運転で現行犯逮捕、追突事故も/神奈川
2010年4月13日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004130033/

 酒を飲んだ状態で車を運転したとして、伊勢佐木署は13日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、横浜市保土ケ谷区霞台、県議榎並正剛容疑者(41)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午前0時45分ごろ、同市中区桜木町1丁目の国道16号交差点で、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転し、信号待ちしていた同市神奈川区の男性会社員(23)の軽トラックに追突した、としている。

 男性の110番通報で駆け付けた署員が飲酒検知を行ったところ、呼気1リットル当たり0・45ミリグラムのアルコールが検出された。

 同署によると、同容疑者は容疑を認め、「県議や県職員と居酒屋でビール中瓶を4、5本、2軒目で焼酎の水割りを5、6杯飲んだ」と供述。「タクシーに乗せられたが、県庁に車を置いたままにできないと思って戻り、事故を起こしてしまった」とも話しているという。

 同容疑者は2007年4月の県議選に保土ケ谷区から出馬し、初当選。現在1期目で、自民党県議団に所属。同年6月から、保土ケ谷交通安全協会の賛助理事を務めている。

2082チバQ:2010/04/14(水) 20:09:49
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001004140004
榎並県議を除名処分 自民党県連が決定
2010年04月14日

 自民党の榎並(えなみ)正剛(せいごう)県議(41)=横浜市保土ケ谷区選出=が酒気帯び運転容疑で逮捕された事件で、自民党県連は13日、同県議の除名処分を決めた。除名は、県連内で最も重い処分で、復党の可能性はほぼないという。議員辞職は県連では決められないため、今後の本人の判断に委ねられる。


 県警の発表によると、榎並県議は同日午前0時45分ごろ、横浜市のJR桜木町駅近くで追突事故を起こした。呼気からアルコール分が検出され、逮捕された。


 県連幹部は同日午後緊急の会議を開き、除名処分を決めた。会議後の記者会見で菅義偉(よしひで)県連会長は「県民の皆様に申し訳ない」と陳謝した。


 県連や県警によると、榎並県議は12日夜、県庁近くの居酒屋であった、県議会予算委員会所属の自民党県議と県の議会局職員による懇親会に出席した。午前0時過ぎ、タクシーに乗ったのを参加者が見たが、榎並県議はその後県庁に戻り、とめてあった自分の車を運転したとみられる。


 榎並県議は、父親で元県議会議長の寛氏の地盤を継ぎ、横浜市保土ケ谷区から出馬。現在1期目で、県連青年総局長を務める一方、予算委員会などで積極的に質問した。


「将来が有望な議員だった」(ベテラン県議)という。関係者からは「公職にある者の飲酒運転は許されない」という厳しい意見が相次いだ。一方で「酒好きな面は有名だったが、男気のあるいいやつだった。非常に残念」と、声を落とす関係者もいた。

2083チバQ:2010/04/14(水) 23:19:47
>>1951-1952ほか
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/otawara/news/20100413/308524
大田原臨時議会 「十分審議尽くせない」 最大会派など反発
(4月13日 05:00)
 【大田原】12日の臨時市議会で、副市長定数条例一部改正案の否決など厳しい船出となった津久井富雄市長。反対に回った会派からは「(常任委員会を通さない)臨時市議会では十分な審議が尽くせない」と新市長の手続きに対する不満が噴き出した。一方、市長派市議からは市長選のしこりを指摘する声も上がった。

 議長を除く28人で臨んだ採決。3月の市長選で千保一夫前市長を支持した最大会派・真政クラブ(議長除き14人)のほか公明クラブ(2人)が反対し、3議案が過半数の壁を越えられなかった。

 両会派代表は閉会後、「条例改正案は、常任委員会の審理を経る定例市議会に上程すべきだ」と審議の不十分さを指摘。「2人制のままでも、1人欠員で余った人件費を繰り越せる」とし、削減条例で経費節減をしようとした津久井市長に強く反論した。

 また、人事案件については「(副市長、教育委員とも)不適格」と述べるにとどめた。

 市長選で津久井市長を支持し3議案とも賛成した政友会。藤田紀夫代表は「(否決の背景に)選挙のしこりはある。市議一人一人が会派に縛られない判断をしてほしかった」と吐露した。

 市議会は前市長派が多数を占めるだけに、津久井市長は最初からかじ取りの難しさに直面した格好となった。

2084チバQ:2010/04/14(水) 23:26:32
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100414-OYT1T00537.htm?from=main3
気勢上げる小渕さん…八ッ場ダム推進町長再選で
地方行政


当選が決まり、富岡参院議員と握手をする高山氏(右) 八ッ場ダム問題に揺れる群馬県長野原町で13日、町長選が告示され、ダム建設推進を掲げる現職の高山欣也氏(66)(無所属)が無投票で再選を果たした。

 祝勝会では、地元選出の小渕優子衆院議員(自民)が「ダム本体着工を」と気勢を上げる一方、富岡由紀夫参院議員(民主)が前原国土交通相の中止発言に謝罪する一幕も。国、1都5県、地元がそれぞれの思惑を抱える中、町のかじ取りを託された高山氏は「ダムが中止になるとは思っていない。必ずや解決できると思う」と力強く決意を語った。

 高山氏の公約は、ダム推進のほか、生活再建関連事業の早期完成への努力、安定した財政基盤の確立など。午前8時半過ぎに届け出を済ませると、町内で出陣式を開き、選挙カーで遊説に出た。「高山です」「よろしくお願いします」と、ダム推進を前面に出すことはしなかったが、水没予定地の川原湯温泉街では、車を出迎える支援者もいて、高山氏は窓から身を乗り出しながら手を振って応えた。

 午後5時過ぎ、無投票再選が決まると、選挙事務所では祝勝会がスタート。小渕議員や自民党県連幹事長の南波和憲県議ら自民党関係者が集まる中、民主党からは富岡議員が姿を見せた。花束贈呈の後、高山氏は目を潤ませながら、「皆さんに与えられたチャンスを精いっぱい生かしていきたい」と決意表明した。

 ◆小渕氏気勢、民主議員謝罪◆

 あいさつに立った小渕議員は「八ッ場ダムを抱える長野原での無投票再選は大変意味がある。国に対する強いメッセージになる」と声を張り上げ、「一日も早くダム本体の着工を」と呼びかけると、会場は大きな拍手に包まれた。

 続いてマイクを握った富岡議員は、神妙な表情で登壇。「この場にお邪魔することを非常に考えた」と切り出し、「前原国交相の就任早々のあの(中止)発言は誤りだった。地元の歴史的経緯を踏みにじった発言で反省している」と謝罪した。

 さらに「まだ地元の皆さんと、話し合いを十分に出来ているとは言えない。私の責任で皆さんに納得して頂き、色々な問題について話し合いが進められるよう尽力したい」と語り、自ら問題解決に乗り出す考えを明らかにした。

 祝勝会後、高山氏は記者団に対し、「今後の重責を感じた。今日の気持ちなら頑張れると思う」と、改めて意欲を語った。さらに、国が今夏以降、八ッ場ダムを含む全国のダム事業を再検証して建設の是非を判断することについて、「新しく検証して線引きすれば(ダム本体を建設せざるを得なくなり)、大臣も振り上げた槌(つち)を下ろせるのではないか」と話した。

(2010年4月14日12時51分 読売新聞)

2085チバQ:2010/04/14(水) 23:27:20
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100414ddm041010102000c.html
選挙:群馬・長野原町長選 八ッ場ダム推進現職、無投票再選 民主、戦いを回避
 <追跡>

 ◇迫る参院選、迷走
 八ッ場(やんば)ダムの建設中止問題で揺れる群馬県長野原町で13日、任期満了に伴う町長選が告示された。立候補を届け出たのはダム推進派で現職の高山欣也氏(66)=無所属=だけで、無投票再選が決まった。ダム中止を掲げる民主党は対抗馬を立てず、夏の参院選の公認候補が高山氏の「必勝」を祈願する迷走ぶり。ただ、これを機にダム問題の解決の糸口を見いだそうとの狙いもうかがえる。これまでの方針と矛盾する民主党の動きに批判もあるが「地元の方を向き始めた」と歓迎する住民もいる。【奥山はるな】

 午前10時、高山氏の選挙事務所で始まった出陣式。参院選に民主党公認で立候補する現職の富岡由紀夫・同党群馬県連会長から1本の電報が届いていた。

 <最後の最後まで必勝にむけてご健闘されますよう心よりお祈り申し上げます>

 民主党県連は09年12月、ダムが完成すれば湖の両岸を結ぶ「湖面1号橋」の建設中止を国土交通省に要望し、高山氏と全面対決したばかり。結局、前原誠司国交相が住民アンケートに基づき建設継続を決めたが、両者の溝が埋まったとは言いがたい。電報の内容を知った高山氏の選対幹部は「手のひらを返したような対応」と失笑を漏らした。

 今夏の参院選群馬選挙区は激戦が予想される。定数が2から1に削減され、富岡氏と自民党の中曽根弘文前外相の両現職が議席を争う構図になりそうだ。富岡氏の行動を「票目当て」と批判する声も上がる中、再選を決めた高山氏は事務所を訪れた富岡氏と握手を交わし「針のむしろの中をあえて来てくれた」とたたえた。選対委員長を務めた地元の温泉観光協会の樋田省三会長も富岡氏に歩み寄って名刺を交換。「今後もしっかりと話し合いたい」と伝えた。ダム推進派と反対派の間では、これまで見られなかった光景だった。

    ×

 町内では中央政党とは別に、立候補を模索する動きもあった。前回の町長選で、高山氏と一騎打ちの末に敗れた福嶋誠氏(58)は「ダムがなくても、希望のある町づくりはできる」をスローガンに出馬を検討。チラシまで印刷していた。

 3月中旬、福嶋氏は立候補のあいさつをするため町長室を訪ねた。福嶋氏によると、これを機に高山氏と町の将来について10時間以上話し合ったという。出馬をやめた福嶋氏は「自民党はダムを造れと言い、民主党は造るなと言った。でも住民の生活は後回しという点で一緒。高山氏と話し、ダム問題を自分の手で決着したいという思いが理解できた」という。

 もう中央の意向に左右されるのはうんざり−−。そんな気分が地元には漂う。無投票再選を支持する声はダム推進派、中止派を問わずに広がっていた。

2086チバQ:2010/04/16(金) 22:17:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100414/CK2010041402000099.html
大河を創る 新・栃木市長選を前に<上> 『危機感が視野広げた』
2010年4月14日

独自に作製したマークを手にする小曽根さん(左)ら。「住民意識の啓発には行政支援も必要」と訴える=栃木市で


 新・栃木市が誕生した三月二十九日、年度末の市役所や総合支所は、手続きに訪れる人たちで込み合っていた。都賀町役場から生まれ変わった都賀総合支所で茨城県への転居届を出した男性会社員(23)は「合併の実感はない。町名が消えたのは少し寂しいけど」と淡々と話し、反応は薄かった。

 住民生活に直結する窓口業務は総合支所で継続する。市民がすぐに変化を実感することは少ないかもしれない。それでも、これまでの「町」が「一地区」になったことに不安を感じる人もいる。大平総合支所を訪れた主婦(70)は「大きい市になって、中心部以外は軽視されるんじゃないか心配」とこぼした。

 そんな地域の声を市政に反映させるため、旧三町に合併新法に基づく「地域自治区」を県内で初めて導入した。まちづくりの中核を住民の代表でつくる地域協議会が担い、市との橋渡し役として特別職の区長を置けるのが特徴だ。

 市中心部から最も離れた藤岡地区では合併を機に、有志による「まちづくり委員会」の活動が熱を帯びてきた。委員長の小曽根慎一さん(59)は「県境の一番端っこの町。黙っていたら見放されるのが当然だ。存在感を示して目を向けてもらわないと」と力を込める。

 旧藤岡町主導で二〇〇六年に始まった委員会は現在、住民主体で運営。独自のマークやTシャツを作るなどし、地元の渡良瀬遊水地のPRを通した活性化策に取り組んでいる。

 委員会のコーディネーターでNPO法人「まちづくり支援センター」代表理事の為国孝敏さん(51)は「危機感がまちづくりのモチベーションになる。合併が住民の視野を広げてくれた」と指摘する。

 芽生え始めたまちづくりへの意欲。だが、「利益を追い求めても、ボランティアでも続かない。予算や情報などは行政の支援が必要。一瞬の熱は冷めてしまう」(小曽根さん)。芽を育てるには、地域と共に歩む市の協働体制づくりが不可欠だ。

    ◇

 栃木市、大平町、藤岡町、都賀町による県内最後の「平成の大合併」で誕生した新・栃木市。県を代表する河川、渡良瀬川や巴波(うずま)川が流れる同市が目指す都市像のイメージは、四筋の流れ(四市町)が創(つく)り出す大河。悠久の流れを築くための初代リーダーを決める市長選(二十五日投開票)を前に、課題と展望を探った。

2087チバQ:2010/04/16(金) 22:17:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100415/CK2010041502000114.html
大河を創る 新・栃木市長選を前に<中> 一体感が示す存在感
2010年4月15日

栃木地区と大平地区にまたがる太平山。観光資源を生かすネットワークづくりが求められている=栃木市で


 咲き誇る花、花、花…。今月上旬、千本のサクラが見ごろを迎え、多くの来場者でにぎわう栃木市都賀町臼久保の「つがの里」。三回目の来園という鹿沼市の主婦(65)に栃木市の印象を尋ねると「蔵の街だっけ? 行ったことがないね。都賀と合併したことも知らなかった」と苦笑いしながら答えてくれた。

 県民でこれでは、県外は推して知るべし。県名発祥の地で、合併によって県内四位の人口約十四万一千百人、県内八位の面積約二百五十三平方キロメートルとなっても、認知度はまだまだ低いのが現状だ。

 規模的には小山や足利、佐野といった近隣市にほぼ並んだものの、県南の中核的都市として都市間競争を勝ち抜くためにはもっと存在感を示していく必要がある。

 ところが、新市の活性化に欠かせない観光施策は、合併協議の中で先送りされてきた。市商工観光課は「全市的な取り組みは準備段階。今年は旧市町単位でやっていく」と説明。各地区で開かれた桜祭りでの連携はなく、チラシに情報を載せ合う程度だった。

 栃木地区と大平地区にまたがる太平山の桜祭りは、最近テレビなどで紹介されたことで人気が上昇。駐車場には県外ナンバーの車も多い。ここでも他地区との連携はできなかったが、祭りで案内役を務めた市観光ボランティアの関口昌英さん(67)は「お客さんに紹介できる範囲が広がったから合併は大きなメリットだね」と、他地区の情報収集に意欲を見せる。

 大平地区で観光客をもてなす「おおひらコンシェルジュ」の仲三河真広さん(29)も「こちらが壁をなくせば、他地区との交流は難しくない」と広域観光ルートの構築に期待を寄せた。

 栃木の蔵の街、大平のブドウ、都賀の農産物、藤岡の渡良瀬遊水地など、新市に観光資源は豊富。これらをネットワークでつなげば、魅力は大きく増す。合併のスケールメリットを生かすため、新市の一体感醸成は急務の課題だ。

2088チバQ:2010/04/16(金) 22:18:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100416/CK2010041602000096.html
大河を創る 新・栃木市長選を前に<下> 地域医療考える機会に
2010年4月16日

老朽化が進む下都賀総合病院。建て替えは喫緊の課題だ=栃木市で


 外壁に染み付いた汚れが歴史を物語る。栃木市中心部の富士見町に建つ下都賀総合病院。この地で四十年以上、地域の二次医療を担ってきた同病院は老朽化が激しく、耐震性への不安は大きい。設備が古くバリアフリー化が進まないなど、患者へのサービスに支障を来している。

 建て替えは喫緊の課題だが、病院を運営する県厚生農業協同組合連合会(JA栃木厚生連)は、同じく運営していた矢板市の塩谷総合病院(昨春、国際医療福祉大に経営移譲)の経営難が響いて債務超過状態。下都賀総合病院の小林亙(わたる)事務長は「単独で建て替え資金を出すのは難しい」と苦しい台所事情を打ち明ける。

 同病院では十年前に五十六人いた医師が三十二人に減った。精神科の入院、産科、透析センターが次々と休止になり、経営は悪化。期待した国の地域医療再生臨時特例交付金は政権交代で減額された。

 夜間救急を伴う栃木地区の二次医療は昨年、下都賀郡市医師会病院が救急輪番体制から離脱。輪番は下都賀総合、とちの木、独協医大の三病院で回さざるを得ず、近隣の佐野市民病院が救急を休止したこともあって医師の負担が増している。

 夜間救急は当直体制を組むため、人件費がかかる。小林事務長は「救急をやらない方が経営上はプラス。でも、うちがやめたら地域医療は崩壊する」と危惧(きぐ)する。

 二次医療維持のためには、一次医療と明確に機能分担することなどで、病院側の負担を軽減することが不可欠だ。小林事務長は訴える。「ハード(建物)だけ新しくなっても意味がない。ソフト(労働環境)を整えないと医師は定着しない」

 「栃木駅前だ」「静かな環境だ」−。下都賀総合病院の移転先が立候補予定者二人の公約に掲げられ、大きな争点になっている。安全・安心な医療を守るためには何が必要なのか。医療制度の変化や救急体制の現状を把握し、問題を共有することが市民にも求められている。市長選は、地域医療の在り方を見つめ直す絶好の機会になる。

 (この企画は清水祐樹が担当しました)

2089神奈川一区民:2010/04/17(土) 00:13:29
★あきれた辞職県議 6年前にも酒気帯び運転

 道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕され、14日に釈放された
榎並正剛神奈川県議(41)が15日午前、議員辞職願を議長に提出、辞職を認められた。
榎並氏は提出後、県庁で記者会見し、県議当選前の2004年ごろにも、
酒気帯び運転で自損事故を起こし、免許停止処分を受けたことを明らかにした。

 榎並氏は「(今回は)公人としての意識が足りず、甘えや気の緩みがあった。本当に申し訳ない」と謝罪。
「事故を起こした2回以外は、酒を飲んで車を運転したことはない」と説明した。

 榎並氏によると、県議だった父親の秘書時代の04年ごろ、横浜市保土ケ谷区で、
酒気帯び状態で車を運転しカーブミラーに衝突。
90日間の免許停止処分を受けた。

 榎並氏は12日夜、横浜市内で飲酒。
13日未明、酒気帯び状態で自分の車を運転し、同市中区の交差点で車に追突、逮捕された。
自民党県連は13日、榎並氏を除名処分とした。

スポニチ http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100415056.html

2090チバQ:2010/04/18(日) 21:43:34
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100418ddlk19010120000c.html
選挙:甲斐市議選 選挙公報、12歳若く掲載 候補の提出書類ミス /山梨
 ◇すでに2万4000部配布
 18日に投開票される甲斐市議選の選挙公報で、候補者の有泉庸一郎氏(62)の年齢が、誤って12歳若い50歳と記載されていたことが分かった。

 市選管によると、有泉氏陣営が今月上旬、市選管に提出した公報の原稿が間違っていたことが原因。市の条例には「候補者から申請された掲載文は、原文のまま選挙公報に掲載しなければならない」との規定があるという。

 公報で、生年月日は「昭和23年3月14日」と正確に記載されていたが、年齢が50歳となっていた。14日夜、印刷業者から納入された公報を市選管が確認した際、誤りに気づいたという。

 ただ、修正できるのは告示日(11日)のみで、公報は誤った年齢のまま、15日に新聞折り込みで市内の有権者に約2万4000部が配布された。

 有泉氏は「確認しなかった自分のミス。申し訳ない」と話している。【山口香織】

2091チバQ:2010/04/19(月) 22:40:06
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001004190002
つくばみらい 市長選 新顔3氏の争い
2010年04月19日

 つくばみらい市長選と同市議補選(被選挙数2)は18日、告示された。市長選には、会社社長の片庭正雄氏(60)、農業の直井誠巳氏(62)、前市商工会会長の岡田伊生氏(57)=民主推薦=のいずれも無所属の新顔3人が立候補を届け出た。厳しい財政の立て直しや合併後のまちづくりなどが争点になる。ともに25日に投開票される。17日現在の有権者数は3万6758人。


 片庭氏は同市川崎の選挙事務所前で出陣式を開き、野高貴雄河内町長らが応援に駆けつけた。片庭氏は、市長給与の30%削減や議員定数削減、救急高度医療体制の確立、「がん対策室」設置、ETCスマートインターチェンジの開設、企業誘致などを掲げ、「谷和原、伊奈とか言っている時代ではない。しがらみのない無所属で公平公正な政治をしたい」と訴えた。


 直井氏は同市豊体の広場で第一声。前衆院議員の佐藤ゆかり氏や県議らが応援演説をした。直井氏は、市を「国、県からの交付税依存団体」と位置づけ、「歳入増のため、常磐道やTXが通る立地条件を売りに自らのトップセールで企業誘致を進める」と主張。農業振興などの課題については「地域の方々の意見を車座になって聞き、市政運営をしていく」と訴えた。


 岡田氏は同市板橋の選挙事務所前で第一声。財政改革や合併後の地域格差の解消など6項目を挙げ、「地域通貨の発行や体力のある企業の誘致などで赤字財政にストップをかけたい」と公約した。大泉博子衆院議員とともに応援に来た鈴木宗男・新党大地代表は「地域の生き残りはリーダーの新しいアイデアにかかっている。市の将来は岡田氏に託すしかない」と演説した。


 市議補選には民主1人、無所属3人の計4人が立候補した。

2092チバQ:2010/04/19(月) 22:40:45
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001004190001
栃木市長選/旧市長と旧町長の争い
2010年04月19日

  旧栃木市、大平、藤岡、都賀各町の1市3町が合併した新「栃木市」のかじ取り役を選ぶ市長選が18日告示され、いずれも無所属の新顔で旧栃木市長の日向野義幸氏(51)=公明推薦(旧大平町は自主投票)と、旧大平町長の鈴木俊美氏(59)が立候補を届け出た。市議選(定数31)も告示され、旧市町ごとの4選挙区に新顔計48人が立候補した。投票は25日で即日開票される。17日現在の選挙人名簿登録者(有権者)数は11万6186人。


 日向野氏は同市箱森町の選挙事務所で出陣式に臨み、「医療・福祉、教育、財政、職員の意識改革などの政策を正々堂々と訴えて戦う。住民と協働で築きあげてきた実績を新市に広げ、元気、笑顔いっぱいの新生栃木市をつくりたい」と訴えた。応援には、公明党の遠藤乙彦衆院議員や自民党元衆院議員の船田元氏、地元県議らが訪れた。


 鈴木氏の出陣式はJR栃木駅南口前。マイクを握った鈴木氏は「新市の隅々まで光を当てる公平、公正な市政の実現を。また旧市の中心市街地を盛り返して躍動感ある街にするために市政運営をさせてほしい。私の経験と能力を信じて欲しい」と訴えた。民主党衆院議員の福田昭夫、玉木朝子両氏や地元県議、首長らが応援に駆けつけた。


 市議選の各候補者数は、栃木選挙区(定数15)に19人、大平選挙区(同7)に12人、藤岡選挙区(同5)に10人、都賀選挙区(同4)に7人。党派別では無所属37、自民4、共産4、公明2、民主1。選挙区ごとの有権者数(17日現在)は、栃木が6万6618人、大平が2万3670人、藤岡が1万4830人、都賀が1万1068人。

2093チバQ:2010/04/19(月) 22:45:48
http://www.asahi.com/politics/update/0419/TKY201004180315.html
八ツ場ダム、縮まらぬ溝 民主動かず「推進派」町長再選(1/2ページ)2010年4月19日9時25分

 18日は八ツ場(やんば)ダムの地元・群馬県長野原町長選の投開票日のはずだった。だがこの日、町内のポスター掲示場に候補者のポスターはなかった。告示日の13日、現職の高山欣也町長(66)が無投票での再選を決めたのだ。

 その夜、祝賀会場には地元選出の自民党の小渕優子衆院議員や同党の県議らが駆けつけ、ダム推進の決起集会のような熱気に包まれた。そんな会場に、選対幹部も予期しない人物が現れた。民主党群馬県連会長の富岡由紀夫参院議員だ。あいさつのため登壇すると、会場は静まりかえった。

 「地元との話し合いが十分できているとはいえない。みなさんに納得していただき、いろいろな問題の話し合いが進められるよう尽力したい」。今夏に参院選を控える富岡氏にとって長野原町も大事な選挙区。高山町長にとって、富岡氏は携帯電話で話せる貴重な政権与党とのパイプ役だ。

    □    □

 民主党県連は昨年11月、地元の猛反発を受けた。水没予定地の住民が移転する2カ所の代替地の間に架ける予定の橋の建設凍結を、前原誠司国土交通相に提言したからだ。国交省が2月に実施した意向調査でも、水没予定地に住む66世帯の大半が、今も移転を望んでいる。

 前原国交相のダム中止表明から半年以上たった今も、地元と政権与党との距離は遠い。

 「普天間とここは同じだよ」。中止か建設か、政府の方針に気をもみ続ける現状に、米軍基地の移転問題を重ね合わせて水没予定地区の70代の男性は嘆く。

 昨夏の総選挙で、比例区を含め群馬県では民主党の衆参両院議員は7人になり、5人の自民党を逆転した。だが、民主党は総選挙で長野原町を含む群馬5区に候補者を擁立しなかった。今回の町長選でも、民主党は候補擁立の検討すらしなかった。

 今夏の参院選で群馬選挙区は改選数が2から1に削減される。富岡氏と自民党の中曽根弘文参院議員の現職2人が立候補を予定している。今月、県内では8市町村で首長選があるが、参院選の前哨戦とはほど遠い状況だ。現職2人は自民党の推薦を受けたが、民主党県連はすべての選挙で自主投票。昨夏の熱気は冷め、県内で民主党の存在感は薄い。

    □    □

 「民主党は地元の意見を聞かないと言われる。意見を聞けば住民の反発する気持ちもほぐれるかもしれない」。今月12日、民主党を中心とする利根川下流域の6都県の都議、県議約20人が、水没予定地を一軒ずつ訪ねた。

 「民主党の……」と名乗っただけで玄関を閉ざした家もあったが、お茶を出してくれる家もあった。民主系の埼玉の県議は「地元にとって大切なのはダムよりも生活再建」との認識を強くしたという。

 だが、その生活再建にも波風が立つ。今月初め、国交省は八ツ場ダム関連で計上した154億円の今年度予算の使い道を地元住民に説明した。代替地や付け替え道路の整備に84億円、住民に最も大事な用地補償費は45億円だった。「不足するかもしれない」との説明には怒号が飛んだ。「誰だって早く移転したいんだよ」「のろいこと言ってどうにもなんねえ」

 全戸移転に必要な額は150億円前後。今後の見通しを、国交省はまだ説明していない。(菅野雄介、石田裕貴夫)

2094チバQ:2010/04/21(水) 12:21:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100421-OYT8T00021.htm
新人乱立 薄れる地域色…伊勢崎市議選
都市型兆しで「地盤なし」目立つ


政策を訴える新人候補者(19日、伊勢崎市内で)  25日に投開票される伊勢崎市議選は、32の定数を9上回る41人が立候補し、乱立模様だ。特定の支持基盤を持たない新人も複数立ち、旧市町村の地域代表を選ぶ色彩の濃かった前回の選挙とは異なり、都市型への変化の兆しを見せる。目立った争点のない中、有権者に世代交代の必要性を問う形となっている。(武田潤)

 19日午後5時頃、伊勢崎市連取町の県道交差点で、30歳代前半の新人の男性候補がマイクを握りしめていた。「争点がない選挙だからこそ、市、そして子どもの未来を誰に託すかを考えてほしい」

 この候補者は、地域から推されたのではなく、市の介護福祉を充実させたいと自ら立候補を決意したという。往来する車に向かって「20〜30歳代が投票に行かないと、一部の政治家が独占する状況を変えられない」と連呼した。

 旧伊勢崎市最後の2003年の市議選は、定数26に対し29人の立候補にとどまった。合併による在任特例の任期満了で候補者数が膨らんだ06年の前回は、定数34に対し、52人が出馬した。

 今回は、旧町村部からも乱立した前回とはうって変わり、現職以外の13人中、旧町村部からの出馬はわずか4人。このうち3人は在任特例の元議員で、新人は1人だけ。残る新人9人は旧市部からの立候補だ。

 新人の中には、民主党公認候補や、特定の地域に支持基盤を持たない候補者など、全市域から広く票を集める選挙戦を展開する陣営もいる。

 こうした現象に、地元の票固めに奔走する複数の現職候補は「以前は公明、共産以外にはありえなかった。みんな何かしら地域の後押しを受け、それを前面に出して戦っていたのに」と、変化を実感している。

 新人10人が立った背景を、ある現職候補は「合併で特例市になり、市議にもステータス、責任が増してきた」と分析する。一方で、「市議になるのを『就職』と考えている人もいるからだ。慎重に実力を見極めるべき」と冷ややかに見る向きもある。

 新人の1人で、自転車遊説で全域を回る候補者は「特定の組織や団体に偏らない政治を実現するには、自分のような存在が必要」と強調する。ある現職候補は「薄く、広く票を取っても勝てる都市型の選挙になりつつある。小差の勝負になる」と気を引き締める。

 昨年1月の五十嵐清隆市長の誕生後、市議会は「オール与党」とも言われる状況が続いている。第1会派が圧倒的な力を持ち、「活発な議論に欠ける」との批判もある。

 ベテランの現職候補は「旧市部での新人乱立は、現議会への『待った』の表れだと思う」とみる。「世代交代を望むのかどうか、市民への問いかけは十分だろう」と、有権者の判断の行方に注目している。

(2010年4月21日 読売新聞)

2095チバQ:2010/04/22(木) 21:50:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100422/CK2010042202000123.html
先送りの『公共料金』踏み込まず 加須市長選 かすむ新市の課題
2010年4月22日

公開討論会終了後、握手をする加須市長選候補者の大橋氏(左)と中山氏=加須市で


 二十五日投開票の加須市長選。旧加須市と騎西、北川辺、大利根の旧三町が三月に合併した新市の初代市長を決める選挙は、いずれも無所属で、旧加須市長の大橋良一氏(62)と、元加須市議の中山幸一氏(36)=民主推薦=の一騎打ちだ。大橋氏が市長を二期務めた「経験」を訴えれば、中山氏は事業仕分けなど、民主色の強い公約を掲げて「改革」を強調。こうした中、自民は大橋氏の支援に回り、今夏の参院選をにらんだ「自民VS民主」の構図となっている。 (池田宏之)

 告示前日の十七日、市内で開かれた公開討論会。「市長は市民の代表が必要。市役所の代表ではない」。中山氏は、元県職員で旧加須市助役を経て、同市長となった大橋氏を「役人出身」と呼び、市民目線の行政が行えないと批判した。

 これに対し、大橋氏は「言っておくが、私は二回とも選挙を経て当選している」と語気を強めて反論。「実行力がある」と、旧市長時代に行政評価システムを導入し、健全財政に取り組んだとアピールした。最後に二人は握手したが、お互いに笑みはなかった。

 ■ ■ 
 新市の課題の一つは、公共料金をどうするか。旧一市三町の合併協議では、自治体間で料金に差がある水道料金などの決定を合併後に先送りした。ある市職員は「いずれの自治体も合併が一度破たんした。料金でもめて合併を壊すわけにいかなかった」と言う。

 微妙な地域事情を踏まえ、大橋、中山両氏とも公共料金問題には、ほとんど踏み込まないままだ。こうした中、両陣営が意識するのは、昨年八月の衆院選。加須市を含む12区は保守層が手堅い地盤を誇るが、「政権交代」の風に乗って、民主元職の本多平直氏が、自民前職の小島敏男氏を破った。

 中山氏は、民主出身の名古屋市の河村たかし市長が掲げた「市民税10%減」や、事業仕分けなどの公約を街宣でアピール。陣営幹部は「衆院選で民主に入れた人をつなぎ留めたい」と話す。

 逆に自治会などと連携し、組織固めを進める大橋氏の出陣式では、地元の自民県議が「口で言うだけなら誰でもできる。大切なのは実行力」と強調。「普天間問題などで揺れる民主のイメージと中山氏を重ねたい」(陣営幹部)と描く。

 ■ ■ 
 参院選を控え、いずれも現職で立候補を予定する島田智哉子氏(民主)は中山氏の出陣式で、関口昌一氏(自民)は大橋氏の出陣式でマイクを握った。「今回の選挙結果で、ある程度参院選の勢いが分かる」(民主関係者)とし、自民党員の加須市議は「今のうちに票固めにつなげたい」と明かす。

 旧加須市内のある女性は、「民主対自民の構図になっているように見えるが、地域がどうなっていくのか(政策の主張は)よく分からない」と漏らした。

2096チバQ:2010/04/22(木) 23:34:25
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000001004220002
病院分離、経営を圧迫 藤岡市の課題
2010年04月22日


中心市街地にある公立藤岡総合病院の入院棟=藤岡市藤岡

 藤岡市の中心市街地にある公立藤岡総合病院から北へ約1・5キロ離れた田園地帯。2002年4月、この場所に、同病院の一般外来や人間ドック、訪問看護機能を担う「外来センター」が新たに開設された。旧来の病院は入院や救急医療を担う「入院棟」となった。機能によって病院が違う場所に分かれたことが、その後、関係者を悩ませ続けている。(泉野尚彦)


 病院は、多野藤岡医療事務市町村組合が運営し、管理者を藤岡市長が務める。


 病院機能の分離は、経営面を直撃した。初期費用に加え、同じ診療科でも2カ所に人員や機材を配置する必要があるなど、効率的な経営が難しくなったためだ。病院側によると、分離する前年度まで7年連続黒字を計上していたが、分離した02年度は一転、約14億円の赤字に陥った。


 患者の診療環境は改善されたものの、人件費の増加や新たな医療機器購入費、非効率な運営などが経営を圧迫。医師らも入院棟と外来センターの掛け持ちで負担が増した。


 分離は前市長時代。計画では、手狭になった病院をそっくり現在の外来センターの場所に移転させるはずだった。しかし、当時の試算で280億円ほどの建設費に反発の声があがり断念した。


 当時は、現在の入院棟近くの消防署を移転させ、外来を併設する案もあったという。市側は後に、「経営面や効率性、医師の過重労働などの検討が不十分なところもあった」と振り返る。


 病院側は経営改善に様々な手を打ってきた。退職者の不補充をはじめ、診療報酬の加算がある地域医療支援病院の認定や医療事務・調理部門の外部化、後発薬品の利用、随意契約から入札の導入……。その結果、「一時の危機的な状況は脱した」ものの、いまも厳しい経営状況は続く。


    ■       


 機能分離による働きづらい環境が医師確保に影響を及ぼさないか、懸念する声もある。全国の公立病院が医師確保に苦労するなか、公立藤岡総合病院でも03年度の66人から08年度には56人と医師数は減少傾向にある。医師が減れば診療科目に影響を与え、経営の不安定さにもつながる。


 病院側は医療事務組合の会議の場で、出席者から問われて医師確保には即効的な対策がないことや、医師の離散を防ぐために働きやすい環境整備が必要なことなどを指摘してきた。病院側は2年前、内部の議論の中で、敷地に余裕のある外来センターへの再統合を、将来の選択肢の一つにあげている。


 しかし、医療事務組合やそれを構成する市町村長の間では、再統合は正式な議論にはなっていない。病院をどちらへ再統合するのか、移転した施設の活用をどうするのか、財源の手当てや当時の建設費などの返済方法をどうするのか、幾つもの課題を抱えているからだ。


 病院は年間30万人前後の患者を受け入れる。そのうち3割、そして救急車の4台に1台は埼玉県北部からもやってくる。県境を越えた地域医療を担う病院の将来像をどう描いていくのか、問われている。


   ■        


 各候補者は再統合には基本的には賛成、理解を示すが――。


 塚越正夫氏は「理想は再統合。街中の活性化などを考えると、入院棟への統合だ。しかし、現実的には市債残高が200億円を超える状況で、一番のネックは財政」。


 小林長三郎氏は「統合によって患者の利便性向上と経費削減を目指す。跡地には法人による特養や保健施設、介護施設などの多機能併用の施設を設置する」。


 新井利明氏は「再統合は軽々に言えない問題。空いた方の跡地利用をつめなければならない。(分離した際の建設費の)起債の残りもある。財政の試算をする必要がある」。

2097名無しさん:2010/04/23(金) 08:06:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100423/CK2010042302000093.html
【埼玉】『上田政治塾』設立 『地方の危機感の表れ』 若手育成を強調 参院選との関係否定
2010年4月23日

 二十二日、上田清司知事が設立を表明した、県内の若手議員や首長を対象にした「上田政治塾」。知事は設立趣旨について「国政で民主、自民両党が国民の政治不信を招いている。地方まで一緒にされてはたまらないという危機感の表れ」と、あくまで若手政治家の育成と強調し、今夏の参院選や来夏の知事選との関係を否定。だが参院選を間近に控えた時期の塾立ち上げに、県政界関係者にさまざまな憶測を呼んでいる。 (杉本慶一)

 上田政治塾は、過去の知事選で上田知事を支援した議員が中心となり、一〜二期目の県議九人と市議ら六人の若手計十五人で事務局団を構成。今後約八十人の塾生を募り、六月十三日に熊谷市内のホテルで開校する。知事のほか、山田宏東京都杉並区長、ジャーナリストの桜井よしこさん、熊谷弘元衆院議員が講師を務める予定。

 設立趣意書では、参加者として「日本の歴史や伝統文化に誇りを持ち、偏狭なナショナリズムに陥ることなく、開かれた日本を目指す者」など三点の“資格”を求めている。

 上田知事は、十八日に日本創新党を結成し、自らも応援首長連合の代表呼びかけ人として駆け付けた山田氏の参加について「タイミングが悪いが、相談し結果的に外さなかった」と、参院選と一線を画した動きと説明した。

 また「来年知事選があるための準備なんて考えていない。純粋に若い方が頑張る環境づくり」とし、三選出馬についても「納得できれば(二期で)終わりだし、納得できなければ公約は三期まで。(判断は)ぎりぎりです」と述べた。

◆県政界にさまざまな憶測 『上田新党』布石か
 国政で「第三極」を目指す新党の結成が相次ぐ中、上田清司知事は最近の民主、自民両党への失望感を繰り返し口にしてきた。県政界には、政治塾の狙いを「来年の知事選を控えた選挙対策」との見方や、「『上田新党』への布石かも」と受け止める向きもある。

 上田知事は、来年八月末に二期目の任期満了を迎える。政治塾に参画した複数の事務局団メンバーは、上田知事の初当選時から知事を全面支援してきた“側近”でもある。上田知事は前回の知事選で“オール与党”の支援で圧勝。自民県議は「三期目に出馬しても各党の支援は変わらないと思うが、政治塾で若手議員の支持を広げ、万全の体制で臨むのでは」と話す。

 一方で、ある市議は、上田知事が日本創新党の“応援団長”に就いたことも踏まえ、「知事選の準備だけなら、まだ先でも十分。参院選前の設立で、国政へも発言力を増したいのでは」とみる。

 来春には、事務局団メンバーが県議選や市議選を控える。市議は「支持率が低落する自民にとっては、知事と接近できる場は格好のアピールだ」と指摘。「国政が流動化する中、地方議員の対応の仕方が難しくなっている。政治塾が『上田新党』として、地方議員が結集する場になる可能性もある」と話す。

2098チバQ:2010/04/23(金) 12:15:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100423/CK2010042302000089.html
久喜市議選 旧3町『代表残したい』 旧市内は激戦 地域の思惑飛び交う
2010年4月23日

 一市三町の合併で三月に誕生した久喜市の市議選(定数三四)。人口が少ない菖蒲、栗橋、鷲宮の旧三町では地域代表を残そうとする動きが広がる一方、旧久喜市内は逆に候補が乱立する激戦に。二十五日の投開票に向け、四十五人の候補は激しい集票合戦を繰り広げている。

 「地域の声を届けるために、共倒れは避けたい。旧三町はどこも同じ気持ちだろう」。ある旧栗橋町議は自分の票数も考え、今回の市議選を前に引退を決意した。一市三町は対等合併したといっても、新市の名称は久喜市となり、市役所も旧市の庁舎を使う。旧三町では地域代表を残さないと、地域が地盤沈下するとの危機感がある。この元町議は、今選挙で地元の複数の元町議を応援する。

 久喜市の有権者数約五万八千人に対し、旧三町はいずれも三万人未満。今回の当落ラインが「千二百票」との観測が広がる中、旧三町の町議で当選時に千二百票を上回ったのはわずか二人。合併前の旧三町の議員は計三十八人いたが、今回、旧三町からの立候補は二十四人で「絞り込まれた形になった」(元栗橋町議)。

 ただ、それでも有権者数を考えると全員当選は難しい。元菖蒲町議の候補は、「他地区の友達に頼んでも、既に(投票先は)固まっている」と頭を抱える。

 一方、旧久喜市は合併前の議員が二十二人だったが、今回も二十一人が立候補。「旧久喜市での落選が一番多い」(ある候補)と分析する声も。県外出身のある候補者は「地縁がないので、支持拡大の手段が難しい」と有力候補が引退した地域に進出し、票を掘り起こす。 (池田宏之)

2099チバQ:2010/04/23(金) 22:32:55
>>1995によると党籍がないことになってるし、
民主党県連にも名前がないんですけど どゆこと?
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/100423/kng1004232214007-n1.htm
民主の横浜市議が日本創新党へ
2010.4.23 22:14
 横浜市議会の工藤裕一郎市議(36)=青葉区=は23日、民主党県第8総支部に離党届を提出した。東京都杉並区の山田宏区長や前横浜市長の中田宏氏らが18日に立ち上げた日本創新党に入党する方針。

 工藤市議は平成15年4月の市議選で初当選。現在2期目。

2100チバQ:2010/04/23(金) 22:34:12
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100423/313438
新市二分する激戦 栃木市長選の終盤情勢 大票田「旧市」が鍵
(4月23日 05:00)
 【栃木】新「栃木市」発足に伴う市長選は、共に無所属で旧栃木市長の日向野義幸氏(51)と、旧大平町長の鈴木俊美氏(59)の2人が市を二分する激戦を展開しながら終盤戦に突入した。両陣営とも有権者の過半数を占める栃木地区を「最後の戦場」と位置付けており、街頭演説やミニ集会で懸命に支持を呼び掛けている。

 日向野氏は、公明党(大平地区は除く)のほか、下都賀郡市医師会など180を超える業界団体の推薦を受け、組織をフル回転した戦いを進める。

 演説では、下都賀総合病院の再建や財政問題などを中心に持論を展開。21日には日本創新党の中田宏代表幹事=前横浜市長=を招き、無党派層へ支持を呼び掛けた。

 鈴木氏は特定の政党の推薦を受けず、党派を超えた選対を構成。市内全地域で街頭演説やミニ集会を開き、新市のまちづくりを有権者に訴えている。

 争点の一つである下都賀総合病院については「単に移転先の話ではない」と主張。またマニフェスト(政策集)に学校給食費半額助成などを加え、票の掘り起こしを狙う。

 市内4地区のうち、都賀地区は後援会幹部に青木冨士夫元都賀町長を迎える日向野陣営、大平地区は地元の利を生かし鈴木陣営がそれぞれ有利な戦い。藤岡地区はほぼ互角の戦いを展開している。新市の有権者約11万6千人のうち約6万6千人を占める栃木地区を両陣営が「勝負の鍵」と見ており、組織の引き締めや浮動票の取り込みに躍起だ。

 焦点の投票率は両陣営とも、2007年の旧栃木市長選並みの65%前後と見ている。

2101神奈川一区民:2010/04/23(金) 22:43:26
>>2099
神奈川新聞の記事は間違いのようです。
工藤議員は元々民主党員ではないが、去年
の総選挙前に入党しました。神奈川八区総
支部の会合には参加していたようです。

2102チバQ:2010/04/24(土) 10:08:15
さすが!情報ありがとうです

2103チバQ:2010/04/24(土) 10:08:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100424/CK2010042402000103.html
新人が現職追い上げ 藤岡市長選あす投開票
2010年4月24日

 任期満了に伴う藤岡市長選は二十五日、投開票される。ともに新人で、元市市民環境部長の塚越正夫氏(63)と元藤岡商工会議所副会頭の小林長三郎氏(57)が、現職で三選を目指す新井利明氏(56)を追い上げる展開。怪文書なども飛び交う激しい選挙戦を繰り広げている。年齢は投票日基準。

 塚越氏陣営には、市議二人のほか、元市議数人が応援。対立する小林氏陣営の選対本部長を務める関口茂樹県議の支持者の一部も加わる。市職員を四十二年間務めた政策通のイメージを前面に出して、ごみ袋の無料化や給食費の減額などを訴え、無党派層への浸透を図っている。

 小林氏陣営は関口氏の支持層を中心に市議五人が応援。関口氏は前回市長選で一万五千票、三年前の県議選で約一万三千票を得た。陣営は、関口氏の支持票のうち塚越氏に流れる票を約三割とみて残りの基礎票を固める戦略。水道料金の三割減額などを掲げ、無党派層に急速に食い込む。

 新井氏陣営は、前回県議選で約一万一千票だった新井雅博県議が選対本部長、約一万票の田所三千男元県議が選対事務長を務め、市議十四人が応援する。自民党中心の陣営は、十一日の富岡市長選で同党推薦の現職が敗れた点も意識し、政党色を出さない戦略で現職の実績を強調する。

 投票は市内四十三カ所で行われ、午後八時から市民体育館で即日開票される。大勢判明は同九時半ごろの見通し。有権者数は十七日現在で五万六千四百五十三人。 

  (菅原洋)

◇藤岡市長選立候補者(届け出順)
◆塚越正夫(つかごしまさお) 63 無新 

農業・多野藤岡農協理事(元)市市民環境部長▽藤岡高

<公約>三本木工業団地の再検討▽高崎市と連携した街づくり▽職安と一体化した相談窓口の設置        

◆小林長三郎(こばやしちょうざぶろう) 57 無新 

会社役員(元)藤岡商工会議所副会頭・藤岡青年会議所理事長▽日大

<公約>三本木工業団地の凍結と再検証▽高崎市との合併を住民投票で判断▽しがらみのない政治

◆新井利明(あらいとしあき) 56 無現<2>

市長(元)内閣官房長官秘書官・衆院議員秘書▽法大

<公約>三本木工業団地への企業誘致▽弱者向けの道路整備▽地域安全サポートセンターの設置

2104神奈川一区民:2010/04/24(土) 13:05:21
訃報:中島憲五さん 63歳=横浜市議 /神奈川
 中島憲五さん 63歳(なかじま・けんご=横浜市議)21日、肺炎のため死去。葬儀は26日午前11時、横浜市戸塚区戸塚町461の親縁寺テンプル斎場。自宅は同市泉区中田西4の33の6。喪主は妻ヒロエさん。83年の初当選から7期当選。民主党横浜市議団団長、横浜市副議長などを務めた。

毎日新聞 2010年4月22日 地方版
http://mainichi.jp/area/kanagawa/archive/news/2010/04/22/20100422ddlk14060320000c.html


選挙:横浜市議選・泉区補選 中島市議死去で6月に−−市選管 /神奈川
 横浜市選挙管理委員会は23日、中島憲五市議(民主党)の死去に伴い、同市議泉区補選(改選数1)を5月28日告示、6月6日投開票の日程で行うと発表した。5月18日、泉区役所で立候補予定者説明会が開かれる。

毎日新聞 2010年4月24日 地方版
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100424ddlk14010264000c.html

2105チバQ:2010/04/24(土) 16:33:04
2006年藤岡市長選
22370新井利明 52 市長 無現
15000関口茂樹 60 旧鬼石町長 無新


藤岡市 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 13,407(38.0%) 関口 茂樹 61 無所属=群馬県民の会 新 1 (元)鬼石町長 →新人小林
当 11,523(32.6%) 新井 雅博 46 自民 現 2 製造会社社長           →現職新井
□ 10,363(29.4%) 田所 三千男 57 自民 現 金属製品社顧問          →現職新井


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