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国際政治・世界事情
1167
:
チバQ
:2010/02/06(土) 13:58:04
>>1158-1159
http://mainichi.jp/select/world/news/20100202ddm012030074000c.html
貧困下の被災地:ハイチからの報告/3 病院に母子の列
◇エイズ薬がほしい
ポルトープランス市街にあるジェスキオ病院の庭を、赤ちゃんを抱いた女性(23)が行ったり来たりしていた。男児は大地震から11日後の1月23日に生まれた。女性はエイズウイルス(HIV)に感染しているという。母子感染しているかどうか「まだわからない。心配です」と答えた。
地震で息子1人を失い、避難生活を続ける。男児は5人目の子供で、貧困地区シテソレイユの病院で出産した。母子感染を減らすこともできるエイズ治療薬は、出産までは手に入った。だが、服用を中断すると効果が薄れてしまう。女性は「薬を手に入れるために病院に来たんです」と小声で打ち明けた。病院にはエイズ治療薬を求める多くの母子が毎日列をつくっている。
市内の国立サナトリウム病院は診療体制が完全に崩壊していた。病棟が全壊し約70人いた患者の多くは病院外に避難。7人の成人患者が残り、ハエと蚊が飛び交う検査室に移された。全員が結核を患い、エイズ患者もいる。
残った職員は看護師と調理師ら計3人。医師は時折様子を見に来るだけだ。ベッドに横たわるしかない患者たち。湿ったせきの音が響いていた。
「ハイチでエイズが多いのは、貧困と教育の欠如が原因だ」。ジェスキオ病院のロディン医師が指摘する。ハイチのHIV感染者は約12万人で、うち15歳未満は約6800人と推定されている。
ロディン医師は「震災後、来院するエイズ患者が半分以下になった」と心配する。ジェスキオ病院でエイズ予防啓発を担当するイブさん(43)は自身もHIV感染者で妻を同じ病気で失った。「私たちのような感染者をこれ以上出してはならない」と力を込めた。
首都西方の激震地レオガン。エイズ予防啓発センターが全壊し、子供9人が死亡した。地震は病の予防線さえ寸断してしまった。【ポルトープランスで庭田学】=つづく
1168
:
チバQ
:2010/02/06(土) 13:58:40
http://mainichi.jp/select/world/news/20100203ddm012030004000c.html
貧困下の被災地:ハイチからの報告/4 300人校舎の下敷き
◇奉公の子ら犠牲に
「がれきの中から子供たちが頭を出し『助けて』と泣き叫んでいた光景が頭から離れない」。ハイチ大地震の激震地レオガン。セントローズデリマ学校の教師でカトリックシスターのイドリンさん(26)が硬い表情で振り返った。
2階建て校舎は完全に崩壊。小学生約350人が授業中だった。正確な犠牲者数は不明だが、イドリンさんは「約300人が死亡したと思う」と話す。シスター2人も犠牲になった。
小学生だが10代後半の生徒もいた。同校は、貧しい家庭から他の家に奉公に出されている子供が通う学校で、子供たちの就学が遅れているためだ。
ハイチでは「口減らし」のため子供が奉公に出る習慣が残る。「レスタベック」と呼ばれるこの子供たちは、奉公先で家事手伝いなどを無報酬でする代わりに、就学の機会や衣食住を得る。しかし、奉公先で虐待されるケースもあり、「現代の奴隷」という指摘もある。
サマンタさんは17歳の小学4年生。6人きょうだいの4番目で、5年前に奉公に出され、同校に入学した。奉公先の家では調理が仕事という。
地震が起きた時、サマンタさんは1階の教室で社会の授業を受けていた。懸命に外に逃げた。崩れ落ちた建物の破片が体に当たり、左腕や背中に傷が残る。右腕は痛み、高く上げられない。「今も建物が崩れそうな気がして、家に入るのが怖い」と話す。
がれきの山になった校舎跡には、教科書やノート、鉛筆、かばんなど子供たちの勉強の名残が数多く散乱していた。シスターと子供たちが一緒に写った写真もあった。
サマンタさんは記者と一緒に学校跡に行くことを拒んだ。「友達が大勢死んでしまったのに自分が生きていて、何か悪いことのような気がする」。目には、悲しみと戸惑いが浮かんでいた。【レオガンで庭田学】=つづく
1169
:
チバQ
:2010/02/06(土) 13:59:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20100204ddm012030144000c.html
貧困下の被災地:ハイチからの報告/5止 廃虚の中の子供たち
がれきの山の中から探し出したノートに手を伸ばすルドゥミちゃん=ポルトープランスで、梅村直承撮影 ◇いつか新しい家を
首都ポルトープランス中心部の「ナショナル要塞(ようさい)」と呼ばれる小さな丘。その頂上にあるエスチメ通りの住居は、ことごとく崩壊していた。被災地の中でも際立って被害が大きく見える。
アントワーヌちゃん(9)が、ほこりの舞うエスチメ通りで荷物を見張っていた。全壊した自宅のがれきの山から母親が探し出してきた生活用品だ。「私にはキリストがついているから地震なんて怖くない」。アントワーヌちゃんは気丈に話した。だが、母親を手伝って荷物を運ぼうとすると、うまく持てない。「お母さん、待って、待って」。泣き出しそうだった。
ルドゥミちゃん(9)は、がれきの中からノートを探していた。学校はまだ始まらない。「勉強がしたい。算数が好きなの」と言って、ノートのほこりをはらった。
エスチメ通りの壊れた家々の下には、今も多数の遺体が残る。遺体には無数のハエがまとわりつく。がれきと一緒に遺体を火葬した黒い焦げ跡が、至る所にある。
ビベンス君(10)が自宅のがれきの中から廃材を取り出していた。廃材のくぎを抜いたり、金づちでたたいて危なくないようにする役割だ。弟(9)と一緒にトタンを避難所に運ぶ手伝いもする。
ビベンス君はがれきの中から本を見つけては、ページをめくる。1冊はエミール・ゾラの小説「壊滅」だった。大地震を象徴するような題名の本を少年はしばらく眺め、がれきの上に置いた。
通りは日々、姿を変える。人々が少しずつがれきを崩し、使えるものを取り出していく。36人の子供が犠牲になったという小学校からは、いつの間にか机がなくなった。
被災者たちは廃材で小屋を建て、新たなスラム街が形作られつつある。「いつか新しい大きな家を建てるよ」。ビベンス君が頼もしく言った。【ポルトープランスで庭田学】=おわり
1170
:
チバQ
:2010/02/06(土) 13:59:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010020602000076.html
ウクライナ大統領選 理念より利権の争いに
2010年2月6日 朝刊
【ドネツク(ウクライナ東部)=酒井和人】ウクライナ大統領選は七日、決選投票が実施される。世論調査では親ロシア派のヤヌコビッチ前首相(59)が優位に立つが、その背景には、欧米協調への大きなうねりが起きた前回選挙(二〇〇四年)の「オレンジ革命」で実利を失った東部の怨念(おんねん)がある。
「オレンジ革命? そんなもんなけりゃ、今ごろ暮らしはもっと楽だった」。先月の一回目投票でヤヌコビッチ氏が全選挙区中、最多の76%を得票した東部の工業都市ドネツク。市中心部で五日、同氏への支持を訴えていたアレクサンドラさん(72)が吐き捨てた。
ドネツク州出身のヤヌコビッチ氏は州知事だった一九九〇年代後半、州内に経済特別区を設けるなどしてロシアからの投資を呼び込んだ。「道路もビルもヤヌコビッチのおかげで新しくなった」とアレクサンドラさん。
ヤヌコビッチ氏は前回選挙でいったん勝利したが、対立候補だったユーシェンコ現大統領の陣営に選挙の不正などを糾弾され、首都キエフで市民動員の「オレンジ革命」に発展。再選挙のすえ敗北した。新政権は反ロ路線を掲げ、不透明な経済取引の温床だとして特区も廃止した。国立ドネツク大のマコゴヌ国際経済学部長は「東部経済は鉄鋼、化学製品などのロシア向け輸出で成り立つが、オレンジ革命後は輸出量や投資が減少し、大打撃を被った」と解説する。
ヤヌコビッチ氏はロシアから同国産天然ガスの安定供給を受けるためとして、ウクライナ国内のパイプラインを管理する国際共同事業体の創設を公約に掲げている。既に同氏を支援する東部のオリガルヒ(新興財閥)とロシア企業が共同で関連事業を請け負うとの憶測も流れている。
一方、今回選挙の対立候補で、オレンジ革命の主導者の一人、ティモシェンコ首相(49)は、東部でエネルギーなどの権益確保を狙う別のオリガルヒが後ろ盾とされる。
オレンジ革命で問われた民主化の理念とは裏腹に、決選投票はオリガルヒ同士の対立が絡んだ利権争いの様相を呈している。
1171
:
チバQ
:2010/02/06(土) 14:00:17
http://mainichi.jp/select/world/news/20100206ddm007030109000c.html
ウクライナ大統領選:あす決選投票 選挙法改正で対立激化 混乱続く可能性も
◇前首相「開票を簡素化」/首相「不正投票の一環」
【キエフ大木俊治】任期満了に伴うウクライナ大統領選は7日、決選投票が実施される。前回04年選挙で、民主化運動「オレンジ革命」の前に敗れ、雪辱を期す親露派のヤヌコビッチ前首相(59)と、同革命で親欧米派のユーシェンコ大統領を支援しながら、その後ロシアとの和解を図り「現実路線」に転じたティモシェンコ首相(49)の争い。前首相のリードが伝えられる中、ティモシェンコ首相は前首相陣営が不正投票を画策していると非難し、「民主主義の危機」を訴えることで巻き返しを図っている。
1月17日の第1回投票ではヤヌコビッチ氏が得票率35・32%で首位に立ち、ティモシェンコ首相は同25・05%で2位。同首相は3位のティギプコ元中央銀行総裁に新首相ポストを、4位のヤツェニュク前国会議長にも中銀総裁など要職ポストを提案し、票の取り込みを図って逆転を狙ってきた。しかし、その後の複数の世論調査でもヤヌコビッチ氏の支持率は50%前後と、ティモシェンコ首相の40%前後を上回り、優勢は変わらないとの観測が強まっている。
ティモシェンコ首相は4日、緊急記者会見を開き、ヤヌコビッチ氏陣営が不正投票を図っていると非難し、不正が行われれば国民に再び決起を呼びかけると明言した。04年大統領選で当時のヤヌコビッチ首相側による不正結果を覆し、民主主義を実現したオレンジ革命を思い起こさせることで巻き返しを狙ったとみられる。
首相が最大の標的にしたのは国会(最高会議)が3日、ヤヌコビッチ党首の「地域党」の主導で採択した選挙法の改正。地区ごとの選管の開票結果承認手続きを簡素化したものだが、「不正工作の一環」だと主張する首相と、「混乱の防止措置」とするヤヌコビッチ氏陣営の言い分は対立している。決選投票の成り行き次第では混乱が続く可能性もある。
ヤヌコビッチ氏は今回、ユーシェンコ政権下で悪化したロシアとの関係改善を約束しつつ、軍事的な中立や経済面での欧州接近を織り込んだ「バランス外交」を目指すと表明。一方、ティモシェンコ首相は「5年以内の欧州連合(EU)加盟」を打ち出しつつ、ロシアとの和解も図り、外交面で両者の目指す方向は接近している。
国民の関心は、汚職撲滅や内政混乱の克服、経済危機からの脱却に集中している。
1172
:
チバQ
:2010/02/06(土) 14:00:59
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100205/erp1002051844006-n1.htm
ウクライナ大統領選、親露・親欧米候補が接戦 (1/2ページ)
2010.2.5 18:44
【キエフ=遠藤良介】2004年の「オレンジ革命」で親欧米政権が誕生したウクライナで7日、大統領選の決選投票が行われる。親ロシア派のヤヌコビッチ前首相(59)と、「革命」の立役者だったティモシェンコ首相(49)の接戦が予想されており、選挙結果はいまだソ連体質をひきずるこの国の改革進度や外交路線を方向づけるものとなる。選挙戦は両陣営による中傷合戦の色合いも強めており、開票結果をめぐって混乱が生じる可能性も指摘されている。
首都キエフには今、10万人の市民が街頭で不正選挙に抗議した5年前の熱気はない。中心部の独立広場には演壇ではなくスケートリンクが設けられ、各陣営のテントも最高会議(議会)や地下鉄駅の周辺に細々と張られているのみだ。“オレンジ勢”がユシチェンコ大統領(第1回投票で敗退)派とティモシェンコ首相派に分裂、親露派と三つどもえの政争に明け暮れた5年は国民の幻滅を招いた。
それでもなお、「革命」を経たこの国で選挙への関心は低くない。キエフの商店主、ジェマカさん(52)は「革命後、商売上のわいろは皆無になった。ヤヌコビッチ氏が大統領になれば腐敗した社会が再来する」と力説。他方、ロシア語が第1言語で親露的な東部と南部では、「政治ゲームはたくさんだ。ヤヌコビッチ氏が大統領となり、国を安定させてほしい」(39歳のハリコフ市民)といった声が主流となっている。
1月の第1回投票ではヤヌコビッチ氏が35%、ティモシェンコ氏が25%を得票。3位につけたティギプコ元中央銀行総裁(得票率13%)らの票がどちらに流れるかが焦点で、勝敗は全く予断を許さない状況だ。
今回の選挙では両候補とも対露関係の改善を目指すとしているものの、ティモシェンコ氏は「5年以内の欧州連合(EU)加盟」と強調し、親欧米的な西部での地盤固めを進めている。前回大統領選で敗退したヤヌコビッチ氏はロシアとの経済統合を重視、ロシア語の第2公用語化も目指す。
ティモシェンコ氏が1日、テレビ討論への出席を拒否したヤヌコビッチ氏を「臆病者」と切り捨てれば、ヤヌコビッチ氏は「うそで競い合うつもりはない」と応酬。両陣営は互いに相手が「選挙での不正を準備している」と主張しており、得票が小差となった場合、街頭行動や提訴といった事態に発展する恐れもある。
1173
:
チバQ
:2010/02/08(月) 21:31:59
http://www.asahi.com/international/update/0208/TKY201002080260.html
コスタリカで初の女性大統領 アリアス大統領の後継者2010年2月8日20時48分
【サンパウロ=平山亜理】中米コスタリカで7日、アリアス大統領の任期満了に伴う大統領選の投開票があり、与党・国民解放党(PLN)のラウラ・チンチジャ候補(50)が初当選した。同国初の女性大統領になる。
ロイター通信によると、開票率52.3%の段階で、チンチジャ候補が有効投票の46.8%を獲得し、野党・市民行動党(PAC)のオットン・ソリス候補(55)は、24.4%にとどまった。
チンチジャ候補は「現政権に感謝したい」と勝利宣言。ソリス候補は敗北宣言した。チンチジャ候補はアリアス政権で第1副大統領を務めた。同政権の推進する自由貿易政策を続け、外資優遇政策を継承するとみられる。就任式は5月8日。任期は4年。
アリアス大統領は、冷戦を背景にしたニカラグアやグアテマラなどの内戦の停止や再発防止を決めた「中米和平合意」を導いた功績で、1987年にノーベル賞を受賞。2006年から2期目を務め、昨年のホンジュラスでのクーデターでも仲介役を務めるなど存在感を示したが、連続再選は禁じられている。
1174
:
チバQ
:2010/02/08(月) 21:36:07
http://www.asahi.com/international/update/0208/TKY201002080239.html
ウクライナ大統領選 野党ヤヌコビッチ氏当選へ2010年2月8日20時14分
【キエフ=星井麻紀】ウクライナ大統領選は7日に決選投票があり、中央選挙管理委員会によると、開票率約98%(8日午後)で野党の地域党党首ビクトル・ヤヌコビッチ前首相(59)が、得票率でユリア・チモシェンコ首相(49)を2ポイント以上上回り、当選を確実にした。
2004年の「オレンジ革命」で脱ロシア、欧米接近を急速に進めたウクライナは、親ロシアのヤヌコビッチ氏が政権をとることで、軌道修正されることになる。
得票率はヤヌコビッチ氏が48.53%、チモシェンコ氏が45.88%。暫定投票率は69.14%。
ヤヌコビッチ氏は7日深夜(日本時間8日早朝)、「我々は変化を提案し、国民が支持した」と勝利宣言。チモシェンコ氏らの支持者には「すべての国民の信任に沿った政治に努める」と語りかけた。
一方、チモシェンコ氏は「結論を出すにはまだ早い」と強調。陣営は選挙に不正があった可能性を指摘し、法廷闘争も辞さない構えを見せている。選挙結果の確定がずれ込む恐れもある。
両候補とも、ロシアとの関係改善を掲げたが、オレンジ革命以降の政治混乱やロシアとの確執に疲れた国民は、秩序と安定の回復を訴えたヤヌコビッチ氏を選んだ。同氏の当選で、ユーシェンコ大統領が進めようとした欧米の軍事ブロックである北大西洋条約機構(NATO)加盟など政策は転換される。ロシアの影響力が強まりそうだ。
ヤヌコビッチ氏は04年の大統領選で、ユーシェンコ大統領とチモシェンコ首相が率いた「オレンジ革命」で当選を覆され、雪辱戦として臨んだ。ロシアと歴史的、文化的につながりの深い東部、南部地域の支持を固めた。
選挙戦では、08年の世界金融危機で破綻(は・たん)したウクライナ経済の再建と構造改革を最重要課題に挙げた。社会保障制度の改革やロシア語の公用語化も主張した。外交では、欧州連合(EU)加盟を推進する一方でNATO加盟には反対し、欧州とロシアの間でバランスをとりながら、中立的な国家を目指すと表明した。
チモシェンコ氏は、当初の親欧米路線から、今回の大統領選に向けてロシアに接近したが、国民の多くがユーシェンコ大統領との政争に嫌気がさし、支持が伸びなかった。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002080004.html
2010.02.08 Web posted at: 19:49 JST Updated - CNN
ワールド
ウクライナ大統領選、ヤヌコビッチ氏優勢 得票率50%に迫る
(CNN) 7日行われたウクライナ大統領選の決選投票は、親ロシア派のヤヌコビッチ前首相が親欧米派のティモシェンコ首相を抑えて優勢だ。一部メディアはヤヌコビッチ氏が勝利を宣言したと伝えたが、ティモシェンコ氏陣営は敗北を認めず、選挙の不正を強く訴えている。
中央選管の暫定集計によると、開票率92%の時点でヤヌコビッチ氏の得票率は48.48%と、ティモシェンコ氏の45.87%を上回った。投票率は約69%に上ったと推定される。 6カ所で実施された出口調査の結果でも、ヤヌコビッチ氏の優勢が示されている。
ヤヌコビッチ氏は「われわれは変革を打ち出し、国民がこれを支持した。国の結束へ向けた第一歩だ」と述べた。ヤヌコビッチ陣営は、ティモシェンコ氏が敗北を認めることを望む、としている。
一方ティモシェンコ氏は、「結論を出すには時期尚早」として独自の集計を実施する構えを示し、支持者らに「闘い」の継続を訴えた。同氏は選挙期間中から、投票に不正があったと認められる場合は抗議デモを呼び掛けると言明していた。
ヤヌコビッチ氏は2004年の前回の大統領選で一度勝利を宣言したものの、「オレンジ革命」を受けた決選投票で敗れた。ヤヌコビッチ氏が今回当選した場合、同革命から5年後に政権へのカムバックを果たすことになる。
1175
:
チバQ
:2010/02/08(月) 22:18:58
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20100205ddm007030004000c.html
ハイチ大地震:発生直後、唯一放送したFM局
◇新聞停止、他局も協力
1月12日に起きたハイチ大地震により、同国の新聞など主要メディアも大きな被害を受け、報道は困難を極めた。こうした中、地震発生直後から1週間、被災者の唯一の情報源になったのは、FMラジオ局「シグナルFM」1局だけだった。同局は他のラジオ局記者らの協力も得て、医療機関情報を流すなど、国民への情報伝達に奮闘した。【ポルトープランスで庭田学】
首都ポルトープランスのペチョンビル地区にあるシグナルFMの社屋に、地震の被害はほとんどなく、自家発電機で電力を得られたことが幸いし、放送可能となった。
「発生直後、政府や国連からの公式な情報はまったく得られなかった。多くの被災者がラジオ局にやってきて、情報を伝えてくれた。口コミが最大の情報源だった。大統領宮殿崩落の情報も口コミで知った」。シグナルFMのジュガ報道部長が振り返る。
政府機能も崩壊し、公式情報へのアクセスは不可能な状態。2日間は政府とコンタクトさえとれなかった。シグナルFMが、プレバル大統領の無事を確認できたのは、地震から2日後。国連ハイチ安定化派遣団代表の死亡を確認したのは3日後だったという。
他のラジオ局記者は、「記者にとって確かな情報が得られないというのは、とても苦しいことだった」と話す。
被災者向けに放送する内容としてシグナルFMが当初最も重視したのが、どこの医療機関で治療が受けられるか、という情報。2番目が、がれきの下敷きになった生存者を協力して助け出すことを、国民に呼びかけることだった。震災から3週間たった今は、救援物資の配布情報などが被災者から求められているという。
地震直後、他のラジオ局記者がシグナルFMに協力するという異例の光景もあった。シグナルFMの記者も多く被災し、人手が足りない中、ライバル局の記者の応援は大きな力になった。
ジュガ部長は「地震でハイチ国民の中に眠っていた連帯と助け合いの気持ちがよみがえった。肌の色や貧富の格差を超え、がれきの中の人々を助け出した。他局の記者と我々の協力もそんな連帯の一つだ」と話した。
一方、震災以来、ハイチで新聞は発行されていない。輪転機や印刷工場が被害を受けたためで、発行再開にこぎつけるには、まだ2〜3カ月かかるとみられている。
首都中心部にある1898年創刊のハイチ最有力紙ヌベリストの社屋は一見、大きな損傷を免れているようだったが、輪転機が回らないため、発行不能に陥っている。
社屋内は停電で暗く、無人。壁面の一部が落ちている玄関ロビーの床には、1月11日付の新聞が30部ほど置いてあった。地震前に発行された最後の新聞だ。同紙はインターネットのサイトで報道を続けている。
もう一つの有力紙マタンの場合、首都中心部にある印刷工場が全壊。同紙のインターネットのホームページは、地震発生以降、更新されておらず、再開準備を進めているという。
1176
:
チバQ
:2010/02/09(火) 21:11:59
>>1152-1153
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-13797920100209
スリランカ軍が前参謀長を逮捕、1月大統領選の野党統一候補
2010年 02月 9日 15:37 JST
[コロンボ 8日 ロイター] スリランカ軍警察は8日、1月の大統領選挙に野党統一候補として出馬して敗れたフォンセカ前軍参謀長を、ラジャパクサ大統領に対する陰謀を企てた疑いで逮捕した。
国営メディアの責任者によると、フォンセカ氏は軍参謀長に在任中、複数の政党指導者などと政権を転覆させる計画について話し合った疑いが持たれている。今後、非公開の軍法会議にかけられるという。
フォンセカ氏は昨年、ラジャパクサ大統領とともに反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の掃討作戦を指揮。同大統領の対抗馬として出馬した大統領選では、結果を不服として争う考えを示していた。
1177
:
チバQ
:2010/02/10(水) 18:21:39
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021001000127.html
スリランカ、4月総選挙へ 政敵逮捕翌日に議会解散
【バンガロール(インド南部)共同】スリランカのラジャパクサ大統領は9日、4月の任期満了を待たずに同国議会(一院制、定数225)を解散した。1月の大統領選で野党統一候補として出馬し、敗北したフォンセカ前軍参謀長が8日に逮捕されたばかりで、野党側は逮捕は総選挙に向けた「政敵弾圧」だと追及を強める構えだ。
同国メディアによると、4月8日に総選挙が実施される公算が大きい。
野党統一国民党などは10日、フォンセカ氏逮捕を受けて、全国で抗議行動を実施する。
野党候補として総選挙への出馬も検討していたフォンセカ氏の逮捕は野党には大きな痛手。与党は大統領選に続き総選挙でも勝利を狙うが、野党側は逮捕を不当として徹底抗戦する構えで、総選挙に向けて政局は流動化する可能性がある。
2010/02/10 08:50 【共同通信】
1178
:
秋田2区
:2010/02/10(水) 18:29:00
「移設先になりうる」 普天間問題で北マリアナ諸島テニアン市長
2010.2.10 13:13
米自治領・北マリアナ諸島テニアンのデラクルス市長は10日、共同通信の電話取材に対し、在日米軍再編に伴いテニアンに米軍部隊を受け入れたいとの意向を示した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)についても「移設先になりうる」とし、受け入れに前向きな姿勢を表明した。
日本政府の沖縄基地問題検討委員会は10日、在沖縄海兵隊が移転を予定している米領グアムを視察。一部議員はテニアンに立ち寄り、北マリアナ諸島のフィティアル知事とも会合。米軍受け入れに積極的なテニアンが、普天間の移設先候補になるか、検討するとみられる。
テニアンは観光地サイパンの南5キロにある島で、現行の再編計画では海兵隊の訓練地となる。デラクルス市長は取材に「島の土地を米軍に貸しているが、有効利用されていない。受け入れ能力は十分にある」と説明した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100210/asi1002101314001-n1.htm
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チバQ
:2010/02/12(金) 12:21:57
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100212/mcb1002120505009-n1.htm
ウクライナ大統領選 敗北認めぬ首相 司法闘争狙うも国民に無力感
2010.2.12 05:00
ウクライナとロシアの有力紙は9日、ウクライナ大統領選挙の決選投票で「惜敗」した親欧米派のティモシェンコ首相は、大規模な不正があったとして敗北を認めず、最高行政裁判所に提訴する方針だと伝えた。
中央選管が10日に発表した最終結果によると、野党・地域党党首のヤヌコビッチ前首相の得票率は48.95%、ティモシェンコ首相は45.47%で、ヤヌコビッチ前首相の勝利が確定した。
しかし、ティモシェンコ陣営は、ヤヌコビッチ前首相の出身地で地盤のウクライナ東部ドネツク州の開票結果を無効にするよう求めている。同陣営はまた、地方の選挙管理委員の代表が脅迫され開票所に行けなかった事例や、1人が死亡して見つかった事例があったとしている。決選投票の直前に、開票方法に関する法律が改正され、両陣営の代理人が一定数いなくても開票を進められるようになった。ティモシェンコ陣営は、ヤヌコビッチ陣営がこの法改正を悪用したと主張している。
ヤヌコビッチ前首相の勝因として、2004年末の民主化政変「オレンジ革命」で盟友だったユーシェンコ大統領とティモシェンコ首相が対立し、内紛に明け暮れたのに対し、ヤヌコビッチ前首相が支持基盤をまとめ上げたことが挙げられる。
04年の選挙では、クチマ前大統領に後継指名されたヤヌコビッチ前首相の得票が不正に操作されたとされ、親欧米派はシンボルカラーのオレンジの旗を手に首都キエフで連日10万人規模の抗議集会を実施。最高裁は決選投票のやり直しを決定し、ユーシェンコ現大統領が勝利した。
今回、オレンジ革命が再現する可能性は極めて低い。有権者の多くはオレンジ革命に幻滅を感じており、ティモシェンコ首相が支持者の動員を計画しても、04年よりも小規模になるだろう。政治の混乱、経済の低迷から、有権者の間にはオレンジ革命当時のような不正投票への怒りより、無力感と冷笑主義が広がっている。
ティモシェンコ首相が、大衆動員で圧力をかけつつ、エリート層の支持を取りつけることができなければ、司法闘争で選挙結果を覆すことはできないだろう。また、ティモシェンコ首相と協力しなければ政情が不安定化すると、ヤヌコビッチ前首相に痛感させることができなければ、前首相は政敵と手を結ぼうとはしないだろう。ヤヌコビッチ前首相は、議会で多数派工作を行うことで勝利を確実なものとし、できるだけ早く新首相を指名しようとするだろう。(オックスフォード・アナリティカ)
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チバQ
:2010/02/12(金) 12:54:20
http://mainichi.jp/select/world/news/20100210ddm007030078000c.html
色あせた革命:転機のウクライナ/上 親ロシア派政権誕生
◇対欧州、バランス模索
旧ソ連・ウクライナの大統領選で、親ロシア派のヤヌコビッチ前首相(59)が当選を決めた。政治改革と欧州への統合を目指した04年の民主化運動「オレンジ革命」に対する国民の失望感を背景にした政権交代により、国は針路の見直しを迫られる。ロシアと欧州の間で揺れ動くウクライナがどこへ向かうのかを探る。
◇ ◇
「日本やスイスのような国が理想。豊かな経済と安定がほしい。北大西洋条約機構(NATO)もロシアもいらない」。大統領選決選投票直前の5日夜、キエフ中心部で開かれたヤヌコビッチ氏の支持集会。雪が舞う氷点下10度の中、ロック演奏の大音響にかき消されまいと公務員のイリーナさん(36)が記者に叫んだ。
ヤヌコビッチ氏は、オレンジ革命で登場したユーシェンコ現大統領が推進したNATO加盟の撤回や、ロシア語の地位向上を公約。ウクライナに駐留するロシア黒海艦隊についても、現政権が主張してきた17年の貸与期限切れに伴う撤退要求を見直す可能性を示唆するなど、ロシア寄りへ外交の軌道修正を図っている。対立候補のティモシェンコ首相は選挙戦で、「ヤヌコビッチ政権になればウクライナはロシアの衛星国になる」と危機感をあおってきた。
だが、最高会議(国会)外交副委員長で、ヤヌコビッチ氏が率いる地域党「影の外相」のコジャラ氏(47)は「我々を親露派と呼ぶのは間違い」と強調する。新政権の外交方針は(1)欧州への統合(2)ロシアとの関係改善(3)軍事同盟への不参加−−の3本柱で「目標は政治・経済面での欧州基準の達成。NATOにも加盟しないが(ロシア主導の軍事同盟)安全保障条約機構にも加盟しない」と話す。目指すのは第2代のクチマ前大統領(在任94〜05年)が進めた欧州とロシアとの間の「バランス外交」だ。
経済面でも決してロシア従属ではない。政権基盤であるウクライナ東部の重工業地帯の「オリガルヒ(少数の新興資本家)」は、欧州市場でロシア企業と競合する。経済危機の中で、ロシアから輸入する天然ガス価格の値下げを求めており、新大統領は少しでも高くガスを売りたいロシア側との難しい交渉を迫られる。
ウクライナを取り巻く環境も変化している。ロシアは6年前、オレンジ革命の波及を恐れてヤヌコビッチ氏を支援したが、今回は静観した。米国も、旧ソ連の民主化運動を支援したブッシュ政権からロシアとの関係改善を目指すオバマ政権に代わった。
91年の独立から20年目。西側志向の旗を降ろしたウクライナは大きな転機を迎えた。「中立外交」を掲げるヤヌコビッチ氏だが、欧州とロシアにはさまれた地政学上の宿命を抱えるなか、かじ取りを誤れば、東西間で漂流することになりかねない。【キエフ大木俊治】
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チバQ
:2010/02/12(金) 12:54:57
http://mainichi.jp/select/world/news/20100211ddm007030180000c.html
色あせた革命:転機のウクライナ/下 続く汚職、メディア寡占支配
◇民主化「揺り戻し」に不安
「1時間50フリブナ(約560円)ならどうだ」「あと400人は集められる」
9日、ウクライナ大統領選で勝利したヤヌコビッチ前首相の支持者約2000人が集まったキエフの中央選管前の広場脇で、若い男たちがひそひそ声で話していた。
集会は、前回04年選挙でヤヌコビッチ氏が敗れた民主化運動「オレンジ革命」の意趣返しで、宿敵のティモシェンコ首相に敗北を認めるよう圧力をかけるのが狙いだ。ただし、参加者は自主的というより、カネなどで動員されたケースもあったとされる。
拝金主義は政界にもまん延している。民主化と政治改革を掲げたユーシェンコ現大統領だが、最高会議(国会)選挙では政党指導者が候補者の集めた献金額に応じて比例名簿の登載順位を決めるやり方が定着。独立系新聞「リビウ」のテレシュク編集長は「昔と変わらない汚職が続いており、このままでは第三世界の水準に落ちてしまう」と懸念する。
オレンジ革命の数少ない成果とされる「言論の自由」も、実情は複雑だ。有力政治家と結びついたオリガルヒ(少数の新興資本家)が大手テレビ局を支配し、各チャンネルがオーナーに都合の良い報道を繰り返す。政治評論家のポグレビンスキー氏は「国家がメディアを統制していたクチマ前政権時代に比べればまし」というが、ロシアで90年代のエリツィン時代に一部オリガルヒがメディアを牛耳った構図と似ている。
欧州評議会の選挙監視団代表は8日、今回の大統領選を「民主的だった」と評価し、「オレンジ革命が失敗だったとは思わない。民主的な選挙が実現したのは革命があったからだ」と強調した。しかし、オレンジ革命を完全否定する新政権の登場で、道半ばの民主化がどこへ向かうのか不透明感が漂う。
オレンジ革命の原動力だった青年組織「ポラ」の幹部、エブゲニー・ディキさん(36)は警告する。「ヤヌコビッチ氏も、彼の側近も、ソ連時代の思考から脱却していない。危険だ」
混乱を極めたエリツィン後、プーチン氏が強権的な手法で安定と秩序を回復させたロシアのように、ウクライナでも親露派大統領のもとで「揺り戻し」が起きる可能性はある。国民に見放されたオレンジ革命の立役者の一人であるティモシェンコ氏に今回多くの票が集まり、接戦となったのは、こうした不安感が背景にあるのかもしれない。【キエフ大木俊治、大前仁】
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チバQ
:2010/02/13(土) 01:36:15
http://mainichi.jp/select/today/news/20100213k0000m030091000c.html
ハイチ大地震:発生1カ月 被災者の住宅問題が深刻化
2010年2月12日 21時10分 更新:2月13日 0時41分
ハイチの首都ポルトープランスに設けられた急ごしらえの避難キャンプで、テントから外をのぞく地震被災者の子供たち=2010年2月11日、AP ハイチは12日、推定死者約23万人を出した大地震の発生から丸1カ月を迎えた。首都ポルトープランスを中心に屋外で避難生活をする被災者約123万人は、3月中に到来する雨期を心配し、住宅問題が深刻化している。一方、がれきの撤去はいまだに手つかずの所が多く、国連平和維持活動(PKO)で復興支援のため現地入りした陸上自衛隊員の目にも、相当困難な現場と映っているようだ。
「今朝、雨が降った。とにかく家が要る。小さくていいから、家が必要なんだ!」。首都西部ビソトン地区の避難キャンプでリーダー役の教師、マミさん(38)は11日、毎日新聞の電話取材に悲鳴に近い声をあげた。
未明から早朝にかけ、首都圏の一部地域で震災後初めて強い雨が降った。キャンプは丘陵中腹の大学キャンパスにあり、約1万2000人が布やビニールの手製テントを張り、地べたで寝起きする。
降雨時、避難民は粗末なテントからぬれない所へとさらに避難したという。マミさんは「食糧や医療の支援はあるが、住宅がないので厳しい。被災者は仕事も金もなく、家の再建など今は到底不可能だ」と訴えた。
ハイチで活動する米国の非政府組織(NGO)「ケア」も11日、「支援は雨期との競争だ」との声明を発表。防水シートの配布と保健衛生対策を急ぐ必要性を強調した。スタッフのバビスター氏は「3月からの問題は雨に尽きる。このままでは被災者がずぶぬれで暮らすことになる。河川近くに避難している人々にとっての対策も必要だ」と指摘した。
ハイチでは雨期を経て、6〜7月からハリケーンシーズンも到来する。森林が乱伐され荒廃した国土はもともと水害に弱い。地震で緩んだ地盤が降雨でさらに崩れ、2次災害を招く可能性がある。
一方、被災地は広域にわたりながらも重機が少なく、復興作業は依然、遅々としている。
「建物の倒壊は想像以上に多く、時間がたったのにそのままで、震災の痛手を強烈に感じている。復旧には相当な時間がかかるだろう」。陸上自衛隊1次隊の岡亮(とおる)2等陸佐は、電話取材に現地の印象を語った。
1次隊は約200人編成で、8日以降、順次現地入り。首都を拠点に仮設住宅建設のための整地や、倒壊した建物のがれき撤去などに当たる。地震国・日本の技術力への期待は大きいが、日常的な道路混雑や暑さなど困難にも直面している。
同隊は雨期対策としてテントが密集する避難キャンプの整地なども行う予定で、迅速な活動が求められている。【メキシコ市・庭田学、社会部・樋岡徹也】
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チバQ
:2010/02/13(土) 01:36:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010021202000071.html
大地震1カ月 ハイチ多難な再建
2010年2月12日 朝刊
【ニューヨーク=加藤美喜】中米ハイチを襲った大地震から十二日で一カ月。九百万人の人口の三分の一が被災し、現在も多くの国民が安心して眠れるテントすらない状態だ。国際社会が援助を続けるが、国の大半の機能はまひしたまま。復興には長い道のりが待ち構えている。
■死者数水増し?
AP通信によると、ハイチのプレバル大統領は十日、二十七万人が埋葬されたと発表。だが、直後に「誤植があった。十七万人だ」と訂正した。死者数はラセグ文化・情報相が九日、「二十三万人に達した」と述べたばかり。当の情報相は十日、「公式の死者数は二十一万人」と言い直し、大統領が「彼女は分かっていない」と即座に報道陣に否定するなど、政府内で情報が混乱している。
国連関係者は「どうやってハイチ政府が死者数を数えているか分からない」と話す。国民や援助機関の間には「政府は全く機能していない。援助狙いで被災者数を水増ししている」との指摘もある。
■衛生悪化は深刻
しかし、地震が未曾有の被害を生んだことには変わりはない。国連緊急援助調整官室(OCHA)の調査では、被災者は三百七十万人。百十万人が家を失い、二百万人が食料を必要としている。トイレは5%しか行き渡っておらず、衛生悪化は深刻。下痢を訴える人も増えている。国連児童基金(ユニセフ)や国際赤十字などは今月、子どもたちに破傷風やジフテリアの予防接種を開始した。
■長期的支援訴え
国連は地震後、国際社会への緊急アピールを発表し、総額五億七千六百万ドル(約五百十五億円)の拠出を求めた。十日現在で95%の資金が到達。日本政府も総額七千万ドル(約六十二億円)のほか、自衛隊を現地に派遣し、復興支援にあたる。しかし、港湾や道路、水道などのインフラは破壊されたままで穀物の作付けの見通しも立たない。ベルリーブ首相は今月、「再建には十年かかる」と述べ、長期的な支援を訴えた。
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チバQ
:2010/02/13(土) 01:37:31
http://mainichi.jp/select/today/news/20100213k0000m030075000c.html
ハイチ大地震:発生から1カ月 震災孤児に人身売買の懸念
2010年2月12日 20時34分 更新:2月13日 1時11分
首都ポルトープランスで、被災者支援の慈善団体が運営する食堂で食事をとる子供たち=2010年2月10日、ロイター 大地震の発生から1カ月を経たハイチで、震災孤児らの人身売買や違法な養子縁組への懸念が高まっている。国連児童基金(ユニセフ)は孤児らの登録作業を進めているが、全体の把握にはなお時間がかかる見込み。ハイチ政府は違法な子どもの連れ出しを阻止するため監視を強化。一方、貧しさから子どもを手放さざるをえない家庭もあり、貧困問題が子どもの安全に暗い影を落としている。
国連によると、ハイチは全人口約900万人のうち約45%が18歳以下。ユニセフは、震災以前にも年間2000人以上の子どもが人身売買の被害に遭っていたとみる。震災後、ユニセフ広報官は「子どもが国外に連れ去られたという報告が増えている」とロイター通信に懸念を表明した。
ハイチでは先月、プロテスタント系団体に所属する米国人10人が不正に12歳以下の子ども33人を隣国ドミニカ共和国に連れ出そうとしたとして、身柄拘束される事件が起きた。AP通信によると、米国人らは33人を「孤児」と主張したが、少なくとも20人に親がいることが判明。泣きながら「私は孤児じゃない」と訴える子もおり、ハイチのベルリーブ首相は「違法な連れ出しだ」と激怒した。
だが、米国人らは「善意のつもりだった」と訴え、子どもの親も「施設で教育も受けさせるし、会うこともできると約束されたので引き渡した」と証言。ハイチの裁判所は11日、米国人らの保釈を認めた。
統計によると、ハイチからは毎年1000人前後の子どもが養子縁組で外国に渡っている。国民の半数が1日1ドル以下で暮らす生活水準では、海外の裕福な家庭で育ててもらう方が子どもにとって良いと考える親も多い。
ユニセフは毎日新聞の取材に「外国に行けばより良い機会が待っていると信じ、人身売買の危険に気付かない親や子が多い。外国への養子縁組は、関係機関の調査によって、子どもの利益になると判断された場合にのみ検討されるべきだ」と話している。【隅俊之】
1185
:
チバQ
:2010/02/14(日) 21:45:25
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/02/post-1002.php
「オレンジ革命の悪役」勝利が意味するもの
Orange Crush
ウクライナの貴い民主主義で大統領に選ばれた親ロシア派のヤヌコビッチは、有権者の期待に応えるか、あるいは悪役に戻るのか
2010年02月10日(水)18時22分
アン・アップルボム
どんな革命も反革命運動を引き起こすもの。1789年のフランス革命の後にはナポレオンが登場し、君主制を復活させた。1917年のロシア革命後は社会主義に反対する人々の反乱が起こり、内戦状態に突入した。
2月7日に行われたウクライナ大統領選の決戦投票では、ビクトル・ヤヌコビッチ前首相がユリア・ティモシェンコ首相に勝利した。少なくとも今のところ、これは反革命というほどのものではない。
すでにお忘れの人のためにおさらいしておくと、ヤヌコビッチは2004年のオレンジ革命の悪役だった。服役の過去を持つ元悪党で元共産主義者のヤヌコビッチは、公然とロシア政府の支援を受けてこの年の大統領選を戦い、選挙結果まで不正に操作しようとした。
数週間にわたり市民が抗議行動を繰り広げたオレンジ革命によって、ヤヌコビッチは真の勝者ビクトル・ユーシェンコが大統領の座に就くことを認めた。それはソ連崩壊後のウクライナにおける、初の民主的選挙だった。
2010年の今では、状況ががらりと変わっているようだ。ユーシェンコは国民をひどく失望させた。厳しい景気後退の波がウクライナを襲い、多くの重要な決定が進まないままだ。政府は土地の私有化や、ソ連時代から続く補助金の撤廃に手をつけられずにいる。
国内を東西に二分する対立は残ったままだ。事態の悪化とともに政治家たちは仲間割れを始め、改革は頓挫。貨幣価値も半減した。
勝者が予想できなかった驚き
たった一つ失われずに来たものは、民主主義のプロセスだ。今回の大統領選で何より注目すべきなのは、どちらが勝つのか本当に予想がつかなかったことだ。対照的にロシアの選挙では、ずっと前から勝者が決まっているのになぜわざわざ選挙をするのか不思議なくらいだ。
オレンジ革命から6年経って、ウクライナの政治風土は自由で予測不可能、そして面白いものになった。ロシアで活動を阻まれた著名ジャーナリストたちも、今ではウクライナの首都キエフに活躍の場を移しているほどだ。「ロシア政治とウクライナ政治の違いは、墓場と混沌の違いに等しい」と、あるジャーナリストはニューヨーク・タイムズに語った。
この混沌の世界で最大の利益を手にしたのは誰か? 元悪役のヤヌコビッチだ。オレンジ革命後に行われた2回の議会選挙と1回の大統領選挙で、彼は全勝している。
ウクライナ国民は非論理的な人々ではない。民主主義の唯一最大の利点は、民衆が気に入らない指導者を退場させられること。「オレンジ」の仲間たちが期待の改革に失敗したとわかり、ウクライナ国民は一票の力を最大限に行使して彼らを政権から追い落とした。民主主義国家では当然の展開だ。
これから試されるのは、ヤヌコビッチが自分を選んでくれた国民の意思を尊重し、将来にわたって民主的な選挙が行われることを保証するかどうかだろう。
いずれヤヌコビッチが選挙に負けて大統領の座を明け渡すことになれば、彼はオレンジ革命の精神を尊重したことになる。もしも彼が得票を操作し、反対派を脅し、ジャーナリストを殺害して、任期を過ぎても大統領職に留まろうとしたら、私たちは「反革命」の勃発を知ることになるだろう。
1186
:
チバQ
:2010/02/14(日) 21:45:51
「地政学」より「地理経済学」を意識して
彼の評価はまさにこの点で決まる。ヤヌコビッチがNATO(北大西洋条約機構)参加を進めるか(これはないと思われる)、EU(欧州連合)と良好な関係を築くか(これはありそうだ)はウクライナ政治の未来にとってそれほど重要ではない。大切なのは国民がヤヌコビッチにノーを突きつけたいときに、選挙で彼を退陣させられるかどうかだ。
もちろんヤヌコビッチの政策が重要でないというのではない。どんな国民もそうであるように、ウクライナ国民はどのような国家運営がなされるかを考えて未来のリーダーを選ぶだろう。
「いいかい、問題は経済なんだよ」というのはアメリカに限ったスローガンではない。ウクライナ政府は今後数カ月、「地政学」ではなく、ある専門家が言うところの「地理経済学」を一層意識していかなければならないだろう。
まずはIMF(国際通貨基金)との関係を拡大していく必要がある。東にいる旧ソ連圏の隣人たちとは、ガス供給の安定化に向けて交渉を進める必要がある。西にいるヨーロッパの隣人たちとは、ビザ免除や貿易に関する協定を結ばなければならない。
ウクライナの人々が必要としているのは、現実的で博識な政治家だ。特定のイデオロギーを信奉する政治家ではない。彼らのために、ヤヌコビッチが前者であることを祈ろう。
ウクライナは最終的に「西の一員」になるのか、「東の一員」になるのか。つまり政治風土はヨーロッパ式になるのか、ロシア式をなるのか。次第にヨーロッパに取り込まれていくのか――こうした重要な疑問は、今回の大統領選で「東の」ヤヌコビッチが選ばれても消えていない。だが少なくともしばらくの間はおあずけになりそうだ。
*Slate特約
http://www.slate.com/
1187
:
チバQ
:2010/02/16(火) 21:41:11
ワンネーション党とは懐かしい。。。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010021600612
白豪主義の女性政治家、英移住へ=アジア人移民に反対
【シドニー時事】オーストラリアで1990年代後半に有色人種の移民に反対し白豪主義の復活を訴えた女性政治家で、ワンネーション党の設立者ポーリン・ハンソン氏(55)が、近く英国に移住することが分かった。豪週刊誌「ウーマンズ・デー」最新号のインタビューで明らかにした。
ハンソン氏は、96年の総選挙で初当選。連邦議会下院で「(豪州は)アジア人に乗っ取られる」として移民政策への反対姿勢を表明。97年にはワンネーション党を設立して支持を拡大し、内外に波紋を広げた。しかし、その後は勢いを失い、98年の総選挙で落選後は、政界復帰を目指すも果たせないでいた。(2010/02/16-16:34)
1188
:
チバQ
:2010/02/16(火) 22:09:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100216-OYT1T00201.htm
イエメン、幼妻の悲劇…慣習の若年結婚で論議
サヌアの自宅で妹らの面倒を見るナジュードさん(中央)
国際テロ組織アル・カーイダの拠点となるなど政情不安が続く中東のイエメンで、8歳の少女の離婚訴訟を発端に、古くからの慣習だった女性の若年結婚に関する議論が高まっている。
弁護士など若いインテリ層は、身体に危険を及ぼすなどとして反対の声を強める一方、慣習に固執する保守層の声も根強く、結婚年齢を制限する法律は宙に浮いたままだ。
「毎日、暴行され、地獄の日々だった」――。2008年4月に裁判所から8歳で離婚が認められたナジュード・ムハンマドさん(9)は首都サヌア東部の自宅で目に涙を浮かべて振り返った。
同年2月、父親に連れて行かれたサヌア北方約100キロ・メートルのハッジャ県。段々畑が広がる山間の寒村に着くと、結婚式が準備されていた。「だれの結婚式なの」といぶかしげに思っていると、運送業の男(30)と自分の結婚式だった。
通例は身体的に成長するまでは、結婚後も別居するなど一定の配慮が行われるが、ナジュードさんの夫は「結婚の日から性的暴行を加え、従わないと殴った」。2か月後に家から逃げ、裁判所に駆け込んだ。
イエメンでは結婚年齢を定めた法律がなく、貧困な家庭では「口減らし」や夫側からの金品目当てに、幼い娘を強制結婚させる風習が広く残っている。
推計約25%の少女が15歳以下で結婚する同国で、ナジュードさんの結婚の形式は珍しくなかったが、耳目を集めたのは、離婚がまれな同国で、しかも8歳の少女が離婚したという異例の事例だったためだ。
ナジュードさんの訴訟を引き受けた人権派の女性弁護士シャダ・ナセルさん(45)は、報道各社に実態を知らせ、「若年結婚の悲惨な実態を掘り起こすきっかけとなった」。
国連児童基金(ユニセフ)は、若年結婚は少女の教育の機会を奪う上、身体に危険を及ぼす妊娠を招き、貧困層の拡大にもつながると批判している。海外事情を知る知識層の中に若年結婚をやめるべきだという見方が広がりつつあるのも議論沸騰の背景だ。
若年結婚を問題視する声を受け、国会は昨年2月、結婚の最低年齢を17歳に制限する法案を通過させた。しかし、イスラム教の預言者ムハンマドが8歳のアーイシャと結婚したとされることから、保守的なイスラム主義者らが反発。法案は憲法調査委員会に回され、1年後の今年2月になってもたなざらしのままだ。
被害者を保護するシェルターはなく、両親や元夫を罰する法律もないのも問題視されている。「大人になったら結婚したいか」と問われたナジュードさんは、首を横に強く振った。(サヌアで 福島利之、写真も)
(2010年2月16日17時15分 読売新聞)
1189
:
とはずがたり
:2010/02/19(金) 02:53:33
ロシア語呼称に変更、クリミア議会 ウクライナ南部
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021701001057.html
【モスクワ共同】ロシア通信によると、ウクライナ南部のクリミア自治共和国の最高会議(議会)は17日、議会の正式呼称をウクライナ語からロシア語に切り替えることを決議した。
ウクライナ大統領選でロシア語の第2公用語化を唱えるヤヌコビッチ氏が当選したことを追い風に、同自治共和国などロシア系住民が多い地域で今後、ウクライナ語の普及を進めたユーシェンコ政権への反動として、ロシア語の地位向上を目指す動きが強まりそうだ。
同自治共和国では、住民の大半がロシア語を母語としている。
2010/02/18 00:11 【共同通信】
1190
:
とはずがたり
:2010/02/19(金) 02:56:04
ポリティカルビジネスサイクルがある(選挙を前に景気対策を打つ)と云う話しは良くきくけどギリシャ位になると対策打たずに数字変えてまえってなるんやなw
政治圧力で組織的改ざんか 財政危機のギリシャ
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021801000190.html
【ローマ共同】財政危機に陥ったギリシャの与党、全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は17日までに、同国の2009年財政赤字見通しが前政権時に組織的に改ざんされ、異常に低い数値とされていた疑いがあるとして、国会に調査委員会を設置、本格的調査に乗り出す方針を示した。ギリシャ主要メディアが伝えた。
前政権の新民主主義党(ND)内閣は、赤字見通しは国内総生産(GDP)比3・7%と公表。ところが、昨年10月の総選挙で勝利し政権に就いたPASOKが精査したところ、赤字は同12・7%になることが判明し、危機が表面化した。
PASOKの一部議員は「NDは総選挙を控え、経済が順調であることを示すため関係省庁に数字を改ざんさせた」と批判。同党広報責任者のパプチース議員は「ギリシャを苦境に追い込んだ責任を取らせる」と、関与した政治家の刑事訴追の可能性を示唆した。
2010/02/18 09:08 【共同通信】
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:
チバQ
:2010/02/20(土) 00:15:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000000-cnn-int
ニジェールでクーデターか 軍が憲法停止を宣言
2月19日10時39分配信 CNN.co.jp
(CNN) アフリカ中西部ニジェールで現地時間の18日深夜、国軍高官が憲法の停止を宣言した。これに先立ち在英ニジェール大使館などは、同国でクーデターの動きがあると伝えていた。
現地のラジオ局記者によると、同日午後11時ごろ、国軍のカリモウ大佐がテレビ局3局を通じて憲法停止と全機関の停止命令を読み上げ、国民に平静を呼びかけるとともに、国際社会に支持を訴えた。
タンジャ大統領と閣僚は軍の施設に拘束されていると、同記者は述べている。
地元の活動家が大統領警護関係者から聞いた話としてCNNに語ったところでは、午後1時ごろに軍が宮殿を取り囲み、閣議に乱入して発砲した。
在英ニジェール大使館は「大統領宮殿内と周辺で断続的に銃声が続いている。これまでに入った情報によれば、大統領および一緒にいた閣僚は無事と思われる」と発表。一方、報道では大統領は消息不明と伝えていた。
米国務省のクローリー次官補も、同国でクーデターの動きがあることを確認、「タンジャ大統領の暗殺未遂があったようだ」と記者団に述べた。タンジャ大統領は1999年12月に就任したが、3期目を目指し任期延長を強行しようとしたことから、国内の緊張が高まっていた。
首都ニアメーにオフィスがある非政府組織の関係者はCNNに対し、外で銃声が聞こえたが、通りは静かで人々も落ち着いた様子だと話している。
ニジェールはアフリカ最貧国の1つだが、世界のウランの8%を産出する有数の産出国でもある。
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:
チバQ
:2010/02/20(土) 20:48:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20100221k0000m030035000c.html
オランダ:連立崩壊 アフガン駐留巡り
【ブリュッセル福島良典】オランダのバルケネンデ首相は20日、同国軍のアフガニスタン駐留を巡る連立与党内の対立が解けず、連立政権が崩壊したと発表した。米国と北大西洋条約機構(NATO、加盟28カ国)が求める駐留延長に中道左派・労働党が反対を貫き、連立離脱した。自国兵の死傷者数増加を受けて各国で広がる厭戦(えんせん)世論を反映した動きで、オバマ米政権のアフガン戦略にも影を落としそうだ。
オランダは武装勢力タリバンとの激戦が続くアフガン南部ウルズガン州に06年から約2000人の自国軍部隊を派遣。今年8月に駐留期限が切れる予定だった。だが、増派によるアフガン早期安定を目指すオバマ政権やNATOはオランダに来年8月までの駐留継続を求めていた。
要請を受け、バルケネンデ首相の中道右派・キリスト教民主勢力は(1)部隊規模を縮小して駐留を継続する(2)アフガン治安部隊の訓練に任務を限定する−−などの選択肢を検討してきた。だが、労働党は「ウルズガンからの年内撤退完了」を求め、19日から20日にかけての約16時間に及ぶ「マラソン閣議」も不調に終わった。
労働党の連立離脱でバルケネンデ政権は少数与党となるため、安定した国政運営にはあたれない。このため、オランダ・メディアによると、5月までに総選挙が実施される見通しだ。オランダでは来月3日に地方選を控えており、中央政局の混乱が選挙結果に影響を及ぼしそうだ。
連立政権崩壊の背景には、オランダ兵の死者数が21人に上るなど他国が尻込みするアフガン南部の激戦地で、オランダが重い犠牲を強いられている事情がある。南部に約2800人を派遣しているカナダも来年中に部隊を引き揚げる予定だ。
NATO率いる国際治安支援部隊(ISAF)の派遣国は昨年12月、オバマ政権の要請に基づき、計約7000人の部隊を増派すると約束したが、依然、アフガン軍・警察の養成にあたる訓練要員が不足。オランダでの撤退論が欧州他国に波及すれば、要員確保に支障が出る可能性もある。
【関連記事】
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チバQ
:2010/02/21(日) 10:39:44
http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY201002200333.html
大統領選へ意欲?エルバラダイ氏、厳戒の中エジプト帰国(1/2ページ)2010年2月21日1時24分
. 【カイロ=平田篤央】ノーベル平和賞受賞者で、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長(67)が19日、昨年11月の離任後初めて母国エジプトに降り立った。だが、首都カイロの空港で出迎えたのは歓迎よりも厳戒態勢。次期大統領選に担ぐ動きに神経をとがらす当局が、支持者らを近づけないよう多数の警官を空港に配備したためだ。
検問所では、警官らが乗客には搭乗券を確認し、家族らの出迎えは便名を聞き、入場を厳しく制限した。到着便を知らせる空港の掲示板は電源が切られたまま。エルバラダイ氏が着くとされた午後3時が近づくと、到着ロビーにいた客が次々と追い出された。
それでも空港周辺には「エジプトに正義と自由を」などの看板を掲げた数百人が集まった。ただ、エルバラダイ氏は当局に「警護」されて移動したとみられ、支持者に応える機会はなかった。同氏は帰国直前、地元テレビに「エジプトのために力を尽くす用意がある」と述べ、立候補への意欲をにじませていた。
28年にわたり権力の座に君臨するムバラク大統領も81歳。現在の任期が切れる来年の大統領選で、与党の政策委員長を務める次男ガマル氏(46)への継承が既定路線とされる。世襲に反発し、民主化を求める知識人や若者が期待するのが、国際的に知名度の高いエルバラダイ氏だ。
インターネット上では、同氏を大統領選に担ぎ出そうという運動が広がりを見せる。主宰者は、すでに5万5千人の会員がいると主張し、空港での歓迎集会も呼びかけた。
ただ、現行憲法は立候補の要件として、5年以上存続する政党の党首を1年以上務めるか、無党派の場合は国と地方の議員250人以上の推薦が必要だとしている。力のある野党が存在せず、与党が議員の大半を占める状況では、極めて高いハードルだ。
また、庶民や農村の間でエルバラダイ氏の名はさほど知られていない。1984年からIAEAで働き、国外暮らしの長い同氏に対し、国営メディアは「自国のことはほとんど知らない」と批判する。
大統領選は与党の推薦候補への信任投票だったが、長期政権への国民の反発や中東民主化を掲げた米ブッシュ政権の圧力などで、05年に複数候補制となった。しかし、国軍最高司令官で、議会の解散権なども持つ現職大統領の力は圧倒的で、ムバラク氏が9割近い得票率で当選した。
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:
チバQ
:2010/02/21(日) 10:41:20
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100220/mds1002202146006-n1.htm
エルバラダイ氏帰国に沸くエジプト 大統領選出馬要請も (1/2ページ)
2010.2.20 22:00
【カイロ=村上大介】30年近いムバラク大統領(81)の長期政権が続くエジプトで、昨年11月まで国際原子力機関(IAEA)事務局長を務め、ノーベル平和賞も受賞したムハンマド・エルバラダイ氏(67)に次期大統領選への出馬を求める声が上がっている。約1500人の群衆が19日夕、離任後初めて“凱旋(がいせん)帰国”したエルバラダイ氏を空港で歓迎。同氏も「民主化に貢献したい」と前向きな姿勢だが、同氏の前には高いハードルが待ちかまえている。
2011年9月に予定される大統領選に向けて、高齢のムバラク大統領が依然、態度を明らかにしておらず、次男ガマル氏(46)擁立のうわさも消えない。国民の間には“権力世襲”へ反発が強く、04年の総選挙と05年の大統領選を契機に、「キファーヤ(もうたくさんだ)運動」など従来の政治的な枠組みをはみ出した市民運動が民主化を求める声を上げている。
市民運動には若者も多く、会員制交流サイト「フェースブック」などネット上でエルバラダイ氏に出馬を求める運動も展開。同氏は昨年12月、エジプト紙に、民主的な選挙が保証されることが条件としつつも、出馬の可能性を示唆する声明を出し、にわかに注目を集めた。
同氏は18日付の有力独立系紙マスリルヨウムでも「大統領になることより、エジプトに変化をもたらすことが重要だ」と語り、国際的に知名度の高い自らの出馬への動きが、長期政権の続く政治の変革につながるとの見方を示した。
同氏は名門カイロ大学を卒業し、外務省に入省。国連代表部勤務などを経て、1970年代後半にはイスラエルとのキャンプデービッド合意の交渉にも参加。80年代に国連に転じ、97年、IAEA事務局長に就任。2003年のイラク戦争開戦前にはイラクが大量破壊兵器を隠匿している証拠はないと発言し、ブッシュ米政権を激怒させた。
ただ、官僚上がりで外国生活が長い同氏には国内の政治基盤はなく、独立系候補に厳しい条件を課す現在の憲法下での立候補は、現実的には不可能に近い。
市民運動や野党勢力は、知名度が高い同氏を“シンボル”に担ぎ出し、憲法改正を手始めとする民主化要求に勢いをつけようという狙いだ。前回の大統領選に立候補し、旋風を巻き起こした独立系候補、アイマン・ヌール氏はその後、政党設立届け出書類の署名を偽造したとして、逮捕されたが、国際的に知られたエルバラダイ氏には体制側も手を出せないとの思惑もあるだろう。
1981年に暗殺されたサダト大統領の後を継いだムバラク大統領はイスラム過激派の脅威などに対処しつつ、経済自由化にも一定の成果を出している。だが、一方で与党・国民民主党(NDP)の事実上の一党支配を背景とした権威主義体制や経済格差拡大への国民の閉塞(へいそく)感が高まっているのも実情だ。
1195
:
チバQ
:2010/02/21(日) 12:51:41
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100220/amr1002201250003-n1.htm
土地収用し避難村造成へ ハイチ首相、新たな対立も
2010.2.20 12:50
大地震に見舞われたハイチのベルリーブ首相は、路上などで避難生活を送っている被災者を対象に一時的な避難村を造成するため、国有地に加え、民間所有の土地を強制収用して整備する方針を明らかにした。19日までにAP通信とのインタビューで語った。
首相は収用規模には言及しなかったが、被災者用住宅整備には数百ヘクタールが必要との指摘もある。首都ポルトープランス周辺の地主には政府に強い影響力を持つ富裕層もおり、新たな政争の火種になる恐れもある。
被災地では今も120万人が避難生活を強いられているとみられ、政府当局によると、被災者用住宅などは今後5〜6カ月で整備される見通し。(共同)
1196
:
チバQ
:2010/02/21(日) 19:00:19
>>1163
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100221/erp1002211757002-n1.htm
英与党の支持率が33%にアップ
2010.2.21 17:56
21日付英紙サンデー・タイムズが掲載した調査機関ユーガブの世論調査によると、ブラウン首相率いる労働党の支持率は1月から2ポイント上昇し33%となり、1ポイント下落し39%となった最大野党、保守党に6ポイント差まで迫った。
この結果を5月実施が有力視される総選挙の獲得議席に当てはめると、保守党290、労働党280となり、ともに定数646の過半数が取れないことになる。
一昨年には労働党を20ポイント前後リードした保守党は、計1780億ポンド(約25兆円)に達する見込みの巨額の財政赤字に対処するため、当面は党の“売り”である減税などを打ち出しにくい情勢。景気下支えのため財政出動を続ける必要もあり、赤字削減も容易ではなさそうだ。(共同)
1197
:
チバQ
:2010/02/22(月) 12:13:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100222-00000046-san-int
ウクライナ新政権 親露派なのに喜べぬロシア 歓迎ムード…本音は財政負担懸念
2月22日7時56分配信 産経新聞
【モスクワ=佐藤貴生】ウクライナ大統領選を経て、親露派のヤヌコビッチ前首相(59)が近く、大統領に就任する公算が大きくなりつつある。隣国ロシアは5年前の前回選で就任した親欧米派のユシチェンコ大統領(55)の続投阻止に向けて影響力を行使、雪辱を果たした形で、好意的に受け止めているもようだ。ただ、経済危機にあえぐウクライナが対露関係改善にかじを切ってもロシアが得るものは少なく、かえって財政面などで負担が増えるとの懸念も出ている。
◆さまざまな圧力
7日のウクライナ大統領選決選投票の結果、3・5ポイントの小差で敗れたティモシェンコ首相(49)は20日、選挙違反があったとして裁判所に選挙結果の違法確認を求めて起こした訴訟を取り下げる意向を示した。首相が選挙結果を受け入れるかは不透明だが、ロシアのほか米仏などもヤヌコビッチ氏の勝利を認めるコメントを出すなど、外堀は埋まりつつある。
メドベージェフ露大統領はその直後に、ヤヌコビッチ氏に電話をかけて、「最終的かつ国際社会に認知された勝利」を改めて祝福し、ヤヌコビッチ氏が3月上旬に訪露することで合意した。
ロシアはユシチェンコ大統領の再選を阻む政策を着々と打ってきた。新しい駐ウクライナ大使の派遣を半年間凍結し、同氏の落選が確定した後の先月下旬になってようやく派遣した。
また、メドベージェフ大統領は昨夏、ユシチェンコ氏に書簡を送り、ロシアが戦火を交えたグルジアへの兵器納入や、北大西洋条約機構(NATO)への加盟推進などの「反露的政策」を批判した。キエフの政治評論家、フェセンコ氏は「各候補者はこれ以降、一様に対露関係の改善を訴えるようになった」と指摘する。
◆代償強いられる
親露派政権が成立すれば、ロシアの安全保障上の懸念はひとまず払拭(ふっしょく)される。バルト三国に続き、隣接するウクライナがNATOに加盟する事態が遠のくからだ。
半面、大きな代償を強いられると懸念する識者も、ロシア国内では少なくない。
ストロカン評論員は露コメルサント紙で、ウクライナが国際通貨基金(IMF)の財政支援に依存している現状に触れ、「(ウクライナ新政権が)どの国にまず借金を申し込むかは明らかだ」と分析。ヤヌコビッチ氏がロシアの天然ガスをより安価で購入できるよう契約を見直す意向を表明していることから、政治評論家のラジホフスキー氏は政府系ロシア新聞で、「(新政権が)『親露国家への割引価格』を要求してこなければ幸いだ」と評した。
民主化政変「オレンジ革命」から5年。念願の親露派政権発足が現実味を増す一方で、ロシアがウクライナを持てあます局面も出てきそうだ。
1198
:
チバQ
:2010/02/22(月) 12:28:40
http://www.asahi.com/international/update/0216/TKY201002160525.html
軍政のギニア、野党指導者を首相に暫定政府 6月民政へ
2010年2月16日22時31分
【ナイロビ=古谷祐伸】AFP通信によると、軍政が続いていたアフリカ西部ギニアで15日、軍人と野党勢力からなる暫定政府が発足した。6月に民主的な大統領選挙を実施することを目指す。
ギニアでは2008年12月、コンテ前大統領の病死直後にカマラ陸軍大尉がクーデターを起こし、軍事政権をつくった。カマラ氏は09年12月、側近に銃撃され、国際社会の批判も受けて今年1月、野党側との間で民政移行に合意。大統領選実施までの間、軍政ナンバー2だったコナテ氏を大統領、野党指導者のドレ氏を首相とする暫定政府をつくることになった。
1201
:
チバQ
:2010/02/26(金) 21:09:49
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022601000742.html
イラン改革派、存続の危機 表舞台から抹殺も
【テヘラン共同】イランの最高指導者ハメネイ師は25日、保守強硬派アハマディネジャド大統領が再選された昨年6月の大統領選の不正を訴えて抗議デモを続けてきたムサビ元首相ら改革派を、政治の表舞台から抹殺する可能性を示唆した。同派は選挙から8カ月余りで存続の危機を迎えた。
「選挙結果を受け入れる意思のない者がいる。彼らはイスラム体制の一部たる資格を失った」。イランのメディアは一斉に、有力聖職者を集めた会合でのハメネイ師の発言を伝えた。
イランで選挙に立候補するには、ハメネイ師らが任命し、保守派が支配する護憲評議会による事前審査での承認が必要。今後の国会議員選挙などで、体制に歯向かった改革派の候補者が「イスラム教への信仰心が薄い」などとして立候補を認められないのではないかとの見方が強まっている。
ムサビ氏は昨年末、1999年から務めてきた公職の同国芸術アカデミー総裁の座から更迭された。一部の強硬派聖職者からはムサビ氏らを「神の敵」として処刑するよう求める声も上がっており、大統領など保守強硬派は改革派を公職から追放しようと躍起になっている。
2010/02/26 18:05 【共同通信】
1202
:
チバQ
:2010/02/26(金) 21:13:08
>>341
>>1134
http://mainichi.jp/select/world/news/20100227k0000m030057000c.html
スーダン:分離独立巡り過熱…大統領選向け集会
【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】南北内戦終結後、初めてとなる4月の大統領選に向け、アフリカ・スーダン南部で南部を掌握する「スーダン人民解放運動」(SPLM)が大規模集会を開くなど、選挙戦を過熱させている。大統領選にあおられる形で南部独立を求める声が高まっており、来年1月にも予定される分離独立の是非を問う南部の住民投票に大きな影響を与えるとみられている。
SPLM議長でスーダン第1副大統領のキール氏は24日、南部ジュバで約5万人を集めた集会を開いた。今月半ばには、北部を拠点とする与党「国民会議」(NC)議長の現職バシル氏が首都ハルツームで立候補を表明しており、両者の事実上の一騎打ちが予想されている。
ジュバ大に通うイエル・マリルさん(23)は「北部のスーダン政府は南部で産出される石油収入を均等に配分していない。分離独立を経て、初めて南部に向き合うだろう」と独立を支持。建設作業員のキング・デービッドさん(24)は「新たな紛争に突入する可能性がある」と心配する。
1203
:
チバQ
:2010/02/28(日) 16:41:43
http://www.cnn.co.jp/world/CNN201002280002.html
2010.02.28 Web posted at: 13:18 JST Updated - CNN
ワールド
チリ巨大地震、被災者200万人以上 死者300人超す
サンティアゴ(CNN) 南米チリ中部沿岸で2月27日未明に発生したマグニチュード(M)8.8の巨大地震について、同国のバチェレ大統領はテレビ演説を行い、被災者が200万人を上回っていると述べた。災害対策当局者によると死者数は300人を超えており、今後増加すると懸念されている。
米地質調査所(USGS)によると、被災地一帯ではM4.9以上の余震が76回以上発生。隣国アルゼンチンでもM6.1の余震が観測され、58歳男性と8歳男児が死亡した。
チリの首都サンティアゴの空港はターミナルの2階部分が損壊したことを受け、24時間以上の予定で閉鎖された。近郊では駐車場の天井が崩落し、少なくとも50台の車が下敷きになった。市内では電気や水道、電話といった生活インフラがまひ状態にある。
震源地に近いビオビオ州の州都コンセプシオンでチリ国営テレビ(TVN)が撮影した映像によると、市内では建物が一部倒壊し、路上にがれきが散乱。火災が少なくとも2件発生した。スーパーマーケットや薬局では略奪が行われている。
バチェレ大統領は深刻な被災状況を受け、全ての公的行事を72時間取りやめると述べ、3月1日に予定されていた新学年度の始まりも8日に延期したことを明らかにした。
バチェレ大統領が非常事態に相当する災害宣言を出したことを受け、被災地の救援活動に向けた動きが始まっている。国連は緊急支援の用意があることを表明。欧州連合(EU)も最大410万ドル(約3億6500万円)の支援を実施する方針を示した。国際人道支援団体ワールド・ビジョンはチリの隣国ボリビアと連携し、防水シートや毛布、水筒などを供給する意向を明らかにした。救世軍も支援物資を輸送中。国境なき医師団は緊急医療活動チームを被災地に派遣した。
1204
:
チバQ
:2010/02/28(日) 16:51:52
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100227/erp1002271838003-n1.htm
英総選挙 5月6日が有力、英保守党が決起の党大会、与党・労働党との差は5%に縮まる (1/2ページ)
2010.2.27 18:36
【英南部ブライトン=木村正人】英国の総選挙が5月6日の統一地方選に合わせて行われる見通しが強まる中、13年ぶりの政権奪取を狙う最大野党・保守党の春季党大会が27日、2日間の日程で南部ブライトンで開幕。政党支持率で与党・労働党を最大28ポイント引き離していた保守党だが、景気回復に伴って追い上げを許し、その差は5ポイントまで縮まった。選挙ではどの政党も過半数に届かない可能性も指摘されるだけに、キャメロン党首は「政権交代のために投票を」と呼びかけている。
英紙テレグラフが22日行った世論調査では保守党支持率は37%▽労働党32%▽野党第2党・自民党19%。議席数に置き換えると、どの政党も下院の過半数を取れない「ハング・パーラメント(絶対多数の政党が存在しない議会)」になる。小選挙区制の英国では二大政党が定着しており、戦後ハング・パーラメントになったのは1974年の一度だけで、このときは8カ月後に再び総選挙が行われた。
保守党アドバイザーの1人は本紙に「保守党の少数政権になった場合、年内に総選挙が行われる可能性が強い」との見方を示した。
こうした観測を受け、有権者は政権選択の意思を明確に示すため今後、保守党への投票傾向を増すとみられている。
「総選挙決起集会」と位置づけられる今大会でキャメロン党首は、金融危機で膨らんだ財政赤字の削減だけでなく、法人税減税による起業促進、失業者の就労促進などの政権構想を示す方針だ。また、公的資金注入で政府が保有する銀行株を割引価格で放出する政策を示すなど、支持率上積みを狙っている。
一方、昨年10〜12月の国内総生産(GDP)伸び率が26日に前期比0・1%(速報値)から0・3%に上方修正されたことを受け、ブラウン首相は「金融危機はグローバリゼーションの課題であり機会でもある」と未曾有の危機を乗り切った政治手腕を強調。20日に中部コベントリーで開かれた党集会で、景気回復と財政赤字の半減など4つの目標を掲げた。
ブラウン首相が首相官邸側近や職員に怒りをぶつけているとのパワーハラスメント疑惑も暴露されたが、マンデルソン民間企業相らが「いじめではない。仕事を要求しただけ」と一(いつ)蹴(しゆう)して乗り切った。労働党は3月25日総選挙説をちらつかせるなど反転攻勢に出ている。
もっとも今年1〜3月のGDP伸び率は再びマイナスに転落するとみられており、長期政権への飽きやブラウン首相の不人気ぶりも変わらないことから「保守党優位は揺るがない」(英誌エコノミスト)との見方が一般的だ。
1205
:
とはずがたり
:2010/02/28(日) 17:15:58
>>1204
意味が解らん。産経の希望的観測か?
>こうした観測を受け、有権者は政権選択の意思を明確に示すため今後、保守党への投票傾向を増すとみられている。
1206
:
チバQ
:2010/02/28(日) 20:31:59
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100228/mds1002280056000-n1.htm
出馬は「衝突の防止」に エジプト大統領選でエルバラダイ氏
2010.2.28 00:44
インタビューに答えるエルバラダイ氏=27日(ロイター) ノーベル平和賞受賞者で、昨年11月まで国際原子力機関(IAEA)事務局長を務めたエルバラダイ氏(67)は首都カイロで27日、AP通信などのインタビューに答え、同氏が検討するエジプト大統領選への出馬などは「民衆と政府との衝突防止につながる」との見方を示した。
エジプトではムバラク大統領の独裁的な体制が28年余り続いており、民主化を求める市民らがエルバラダイ氏に出馬を求める運動を展開。同氏は「エジプトに変化が訪れるのは避けられない」と述べた。
大統領選ではムバラク氏の次男ガマル氏の出馬が取りざたされている。憲法は独立候補の出馬にさまざまな制限を設けており、エルバラダイ氏の出馬は困難。同氏は昨年12月、民主的な選挙が行われることが出馬の条件だと表明している。(共同)
1207
:
チバQ
:2010/03/02(火) 12:15:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100301-00000004-cnn-int
スペイン反政府組織の最高幹部、フランスで逮捕
3月1日11時48分配信 CNN.co.jp
マドリード(CNN) スペイン内務省によると、同国の反政府武装組織「バスク祖国と自由(ETA)」の最高幹部とみられる人物が2月28日、フランス北部ノルマンディーで逮捕された。
発表によると、逮捕されたのは、警官殺害などの容疑で手配されていたイボン・ゴゲアスコエチェア容疑者(54)。フランス警察が、偽造文書を使って賃貸されていたとみられる民家を捜索した。同容疑者と同時に、ETAのメンバーで2008年に北部ナバーラ自治州の大学で起きた爆弾テロなどの容疑者(26)、アスナール元首相暗殺未遂事件の容疑者(55)を逮捕し、銃3丁や少量の爆発物、コンピューターなどを押収した。
ETAは1959年に設立。北部バスク地方の分離独立を主張して武力闘争を展開している。フランスは長年、ETAの拠点とされてきたが、警察はスペイン側との協力で取り締まり強化を進めている。これを受け、ETAは最近、拠点をポルトガルにも広げつつあるとみられる。
スペインのルバルカバ内相はマドリードでのテレビ会見で、「今年に入って2カ月のうちに、国内やフランス、ポルトガルでETAのメンバー32人が逮捕された」と述べた。内相は一方で、ETAの軍事部門トップとみられる人物が逮捕されたのは、2008年5月以来、これで5回目だと指摘。ETAはそのたびに別の人物をトップに据えてきたと述べ、「攻撃の危険性がなくなったわけではない。警戒を緩めるわけにはいかない」と強調した。 最終更新:3月1日12時9分
1208
:
チバQ
:2010/03/02(火) 12:21:04
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100301/erp1003011803003-n1.htm
伊で与党の知事候補が大失態 出馬届け出間に合わず
2010.3.1 18:03
3月末のイタリア統一地方選で行われるラツィオ州(州都ローマ)知事選に出馬予定だった与党の中道右派、自由国民のポルベリーニ候補が、届け出に必要な書類を期限内に選挙管理委員会に提出できず、不出馬の危機に立たされている。締め切り直前に提出しようとし、ぎりぎりで間に合わなかったという。
イタリア主要メディアが1日までに伝えた。統一地方選は、2008年4月の総選挙で勝利したベルルスコーニ首相の任期半ばの信任投票とされ、特にローマを抱える同州は重要選挙区とされていただけに、与党側の「大ぽか」に選挙関係者もあきれている。
ポルベリーニ氏は最大野党の中道左派、民主党のボニーノ候補と女性同士の一騎打ちを演じる予定だった。支持率の差はわずかだったが、不出馬が決まれば事実上、ボニーノ氏の不戦勝となる。(共同)
1209
:
チバQ
:2010/03/02(火) 21:25:17
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100302/erp1003022103010-n1.htm
英総選挙、保守党と労働党の差2ポイントに縮まりポンド急落 (1/2ページ)
2010.3.2 21:03
【ロンドン=木村正人】英紙サンデー・タイムズ(2月28日付)の世論調査で英与党・労働党が最大野党・保守党を政党支持率で2ポイント差まで追い上げ、単独で過半数に届かないものの政権を維持する可能性もあると報じられたため、英通貨ポンドが急落した。「小さな政府」路線の保守党に政権交代せずに労働党政権がこのまま続けば、財政赤字削減はそれほど進まない−との思惑が働いているためだ。
同紙によると、政党支持率は保守党37%▽労働党35%▽自由民主党17%。議席数に置き換えると、現在の選挙区割が労働党に有利なため、同党が単独では過半数を取れないものの野党第2党・自由民主党との協力も視野に入れ政権を維持する可能性が出てきたと同紙は予測した。
一時は労働党を28ポイントも引き離し、楽勝ムードさえ漂っていた保守党だが、総選挙が5月6日に行われる見通しが強まるにつれ、有権者から改めて厳しい目が注がれているようだ。
金融・経済危機でブラウン政権が財政赤字を急激に膨らませたことを受け、キャメロン保守党党首は「財政赤字削減」を最優先課題に掲げる一方で、国家医療制度の拡充、法人税・相続税減税を唱え、政策を絞り込めなかった。これが有権者に保守党の政権担当能力を疑わせる結果につながっていると2日付の英紙フィナンシャル・タイムズは社説で分析している。
保守党は単独で過半数を確保できない場合も想定して選挙戦略の練り直しを急いでいるが、ギリシャなど南欧諸国の債務不履行リスクにおびえる為替市場も大きく動揺した。保守党と労働党の差が7〜9ポイント開いていた2月1日のポンド相場は1ポンド=1・59ドルだったのに対し、2ポイントに縮まった今月1日には1・49ドルまで急落した。
キャメロン党首は保守党が政権を取れば即座に財政再建に着手する考えを示していたのに対し、ブラウン首相は景気回復と経済成長を優先させ、時期をみて財政赤字削減に取り組む方針だ。労働党の少数政権になった場合、財政赤字削減は進まないとの観測からポンド売りが加速したようだ。
保守党に400万ポンド(5億3300万円)以上献金し、接戦選挙区のテコ入れを図るアシュクロフト同党上院議員が海外の租税回避地を利用して英国に納税していなかったことも判明するなど、このところ保守党への逆風が強まっている。
1210
:
チバQ
:2010/03/02(火) 21:25:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20100303k0000m030077000c.html
スーダン:バシル大統領が南部で選挙演説
【ジュバ(スーダン南部)高尾具成】4月のスーダン大統領選を前に、現職のバシル大統領は1日、南部の主要都市ジュバに入り、サッカー場で選挙演説を行った。ジュバは、北部の政府と長年南北内戦を戦い、05年に包括和平合意した「スーダン人民解放軍」(SPLA)の牙城。南部では分離独立の機運も高まるが、この日は、SPLAトップがジュバ空港でバシル氏を出迎えるなど、南北の和平ムードを演出した。
バシル氏の選挙集会には約1万人が参加。スーダン国旗と、SPLAの政治組織が運営する南部スーダン自治政府の旗の両方が振られた。バシル氏は、来年1月にも行われる南部の分離独立を問う住民投票にも言及。「指導者を選ぶ権利も独立への住民投票も、すべて市民に委ねられたものだ」と述べ、公正に行われると強調した。
200万人以上が死亡した南北間の内戦は、05年1月の和平合意で収束。同合意で南部自治政府が成立し、大統領選や南部の独立を問う住民投票の実施が定められた。
1211
:
チバQ
:2010/03/03(水) 23:22:39
http://mainichi.jp/select/world/news/20100303dde007030051000c.html
タジキスタン下院選:与党が53議席 勝利宣言
【モスクワ大木俊治】旧ソ連・中央アジアのタジキスタンで2月28日、任期満了に伴う下院選挙が行われた。インタファクス通信によると、同国中央選管は2日、暫定集計の結果、全63議席のうちラフモン大統領(57)の与党「人民民主党」が53議席を獲得し、勝利したと発表した。中央アジア諸国で唯一国会に議席を持つイスラム系の野党「イスラム復興党」も現状の2議席を確保した。
下院は41議席を小選挙区制、22議席を比例代表制で選出。両党のほか共産党など3党が計7議席を獲得し、1選挙区が決選投票に進んだ。
毎日新聞 2010年3月3日 東京夕刊
1212
:
チバQ
:2010/03/05(金) 12:10:58
http://mainichi.jp/select/world/news/20100305ddm007030094000c.html
オランダ:地方選、極右政党が躍進
【ブリュッセル福島良典】オランダの394市町村で3日、地方選が実施された。地元メディアによると、イスラム移民の排斥を掲げる極右政党「自由党」が、候補を擁立した2都市で大躍進した。6月の総選挙の前哨戦とみなされていただけに、国政選挙への影響が予想される。
地元メディアが伝えた中間開票速報によると、自由党は首都アムステルダムの東約20キロにあるアルメールで、主要政党を上回る得票率22%を獲得、第1党に躍進している。また、政治の中心都市である西部ハーグでは19%の得票率で、中道左派・労働党に次ぐ第2党の位置に付けている。
経済危機に伴う社会の閉塞(へいそく)感を背景に、自由党は移民流入などに反対する人々の不満を吸収する形で支持を拡大している。
オランダでは、バルケネンデ首相率いる連立政権が2月20日に崩壊。総選挙が6月9日に実施される。自由党のヘルト・ウィルダース党首は「6月9日にオランダ最大の政党になる」と宣言した。
1213
:
チバQ
:2010/03/05(金) 12:56:25
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010030502000064.html
チリ 政界の“断層”も露呈 大地震 対応めぐり左右対立
2010年3月5日 朝刊
【サンティアゴ=嶋田昭浩】チリのバチェレ大統領は三日、テレビ演説やラジオ番組を通じて、大地震で対応の遅れを批判された政府の取り組みを必死に擁護した。中道右派のピニェラ次期大統領の就任が十一日に迫り、自身が代表してきた左派政権の「遺産」を無傷のまま守ろうとする思惑がうかがえ、左右対立激化の兆候ともいえる。米紙は「大地震はチリ政治の断層線を露呈させた」と指摘。チリの今後の不安定化を予測する識者らの見方を伝えている。
バチェレ大統領は、テレビで「十分な食料や燃料がある。だから冷静でなければならない」と国民に買いだめ自制を呼びかけた後、ラジオで「自信を持ってほしい。チリは再び自分の足で立とうとしている」と訴えた。
一九九〇年のピノチェト軍政の終結以来、チリの左派政権は、過激なイデオロギー闘争の影響を受けず、左右双方の政治思想からアイデアを借りて、現実路線を推進。バチェレ大統領も、二〇〇八年の金融危機を巧みに乗り切り、70%超の支持率を維持。一月の大統領選決選投票で勝利したピニェラ氏も、現政権の政策を否定しない姿勢を示していた。
ところが、地震後、国際社会に救援を求めるのが遅れたなどとして、現政権への批判が強まった。被災地への軍の出動を歓迎する動きもあって、軍政下で辛酸をなめたチリ社会の右傾化を指摘する声が聞かれる。
四日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「チリの政治風景は変わり、二十年続いた安定から二極化の争いに陥る恐れのある“断層線”をさらけだした」とする識者らの見解を紹介。「地震が(今回の)政権移行を複雑にさせた」と強調している。
1214
:
名無しさん
:2010/03/05(金) 12:57:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010030402000057.html
支援遅れ いら立つ チリ大地震 死者800人
2010年3月4日 朝刊
【サンティアゴ=嶋田昭浩】チリ大地震の被災地は三日、先月二十七日未明(日本時間同日午後)の地震発生から五日目を迎えた。チリ国家非常事態庁の発表では死者は約八百人に達し、行方不明者の懸命な捜索活動が続けられている。
震源地から南西約百十五キロにある中部の主要都市コンセプシオンからの報道によると、同市内だけで今も百〜五百人が行方不明となっている。
国際支援による救助活動も進み、捜索範囲は同市から震源地により近いコンスティトゥシオンへと拡大した。
ただ、負傷者の生存率が著しく下がるとされる発生から七十二時間はすでに経過しており、救助隊も焦りを募らせている。
アルゼンチンやブラジルなど南米諸国から食料や医療品などの支援物資が、首都サンティアゴに続々と到着しているが、道路が遮断された被災地では、支援の遅れに住民のいら立ちが高まる。
バチェレ大統領らは「道や橋のない場所が多く、最善を尽くしている」と釈明するが、地元各紙は地震発生当初に被害状況を見誤った政府の判断ミスだと非難している。
治安部隊一万四千人の増強で略奪行為は収まりつつあるが、午後六時から翌日正午までの十八時間の外出禁止令は発令されたまま。夜間には銃声が散発的に鳴り響き、被災者は鉄パイプや銃で武装したまま避難生活を強いられている。
1215
:
チバQ
:2010/03/06(土) 12:03:19
http://mainichi.jp/select/world/globaleye/news/20100306ddm004070166000c.html
イラン大統領夫人の接待 多様な力学、式典に反映=西川恵
イランのアフマディネジャド大統領夫人のアザムアルサダート・ファラヒさんが公的な場に出たことを聞いたことがない。保守派の大統領は「女性は公的行事に参加すべきでない」というイスラムの戒律を守っているのだろうと思っていた。しかし革命記念日(2月11日)の式典で、各国大使夫人たちをもてなしたことを最近知った。
イラン政府は例年、革命記念日のナショナルデーには、テヘラン駐在の各国大使を招いて式典を催してきた。長いこと男だけの世界だったが、97年に改革派のハタミ大統領になってから大使夫妻をカップルで招くようになった。
しかしアフマディネジャド大統領になって再び大使だけに戻っていた。ところが今年は大使夫妻を招いたのだ。その政治的意図を忖度(そんたく)すると興味深い。
国内では昨年の大統領選挙以来、反大統領派のデモが断続的に起きていて、権威が落ちている。対外的には核開発問題で国際社会との確執が高まっている。内外に向けてソフトで柔軟なイメージを打ち出す狙いがあったのではないだろうか。
テヘラン市内の国際会議場で開かれた式典では、各国大使夫妻は入り口のところで男女に分かれ、それぞれ広間に案内された。大使らは男同士でソフトドリンクで歓談し、夫人たちはアザムアルサダート大統領夫人のもてなしを受け、通訳を介して言葉を交わした。
しばらくして大使らはホールに移り、大統領演説を聞いた。ペルシャ語の演説は同時通訳のレシーバーで英語に翻訳された。一方の夫人たちは女性たちだけで、広間のモニター映像で大統領演説を視聴したのである。
大統領演説の後、各国大使は1人ずつ別室に招き入れられ、大統領と短時間、言葉を交わす機会を与えられた。
城田安紀夫・日本大使は「時間が限られていますから、祝意を述べ、用意したインパクトある言葉を伝えました」と語る。核問題で日本が米欧とイランの間に立ち解決に努力する用意があることを伝えたことは想像に難くない。式典が終わると、大使らは再び夫人と合流し、帰途に就いた。
ハタミ前大統領時代、大使夫妻は同じホールに集まって大統領演説を聞いた。アフマディネジャド大統領は大使夫妻を完全に分け、「不特定多数の男女は席を同じくしない」との一線を守った。これは保守派の批判を念頭においたからではないか。内外を含め、さまざまな力関係を考慮に入れねばならない苦心の跡が、式典の取り運びに表れている。(専門編集委員)
1216
:
チバQ
:2010/03/06(土) 18:02:13
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100302k0000m050088000c.html
ソチ五輪:インフラ建設、人権問題、周辺情勢…課題は山積
閉会式で聖火の周りに浮き上がった4年後のソチ五輪のロゴ=カナダ・バンクーバーのBCプレースで2010年2月28日、石井諭撮影 次回2014年の冬季五輪は、ロシア南部の避暑地ソチで開かれる。大会五輪組織委員会は「新しいロシアを世界に紹介する機会」(チェルニシェンコ会長)と強調するが、インフラ建設、人権問題、不安定な周辺情勢と課題は山積。今後、五輪開催へ向けた取り組みが本格化する中で、さまざまな問題が露呈する可能性もある。
組織委員会はバンクーバー五輪期間中、選手村近くに「ロシアの館」と名付けたパビリオン会場を開設。ソチの文化紹介や次回五輪の会場模型を展示したほか、フィギュアスケート男子の銀メダリスト、エフゲニー・プルシェンコを次回五輪の「親善大使」に指名して、アピールに努めた。
組織委では競技施設について「ゼロから始める画期的な試み」と自賛する。市街地にメーン会場やスケート競技場をすべて新設するほか、近隣のスキー会場も既存施設を大幅に拡張。競技施設の建設予定費は2060億ルーブル(約6100億円)を見積もっているが超過しそうな状況だ。一方で07年7月の五輪招致成功時は好景気が続いていたが、翌年秋に世界的な金融危機に見舞われて以降、民間からの投資が先細りになっている。
また、ソチ市内の施設建設に関連しては、以前から地域住民が、強制退去させられる恐れに言及していた。モスクワで活動する人権団体関係者は、強制退去の問題が深刻化していると指摘し、「国際社会がこの問題を認知すれば、政治問題化するだろう」との見方を示す。
開発を担当する財閥「インテルロス」は、13年初頭までに全施設を完成させ、1年間の試験期間を設ける方針。競技的な最初の「テスト大会」は、来年初頭に開催するスキーの欧州選手権になる。
ソチのあるクラスノダール地方は、グルジアとの国境に位置しており、08年8月に起きた「グルジア紛争」以来、軍事的な緊張は緩んでいない。同地方を含めロシア最南部の一帯では、政府の治安当局と反政府組織の武力衝突が続いており、五輪開催における治安面の不安を指摘する声も少なくない。【大前仁】
1217
:
チバQ
:2010/03/06(土) 20:16:51
B級ニュースか?
http://www.asahi.com/international/update/0305/TKY201003050259.html
「天気予報はずしたら処罰」 ロシア大臣発言で論争2010年3月5日14時33分
【モスクワ=副島英樹】天気予報をはずしたら処罰――。自然災害などへの対応を所管するロシア緊急事態省のショイグ大臣が3日、上院での活動報告で「予報が間違ったら責任を取る必要がある」と発言、気象庁のビリファンド長官が「罰金も刑務所も予報の不正確さは防げない」と反論する事態になっている。
イタル・タス通信によると、ショイグ氏は「緊急活動は空でも海でも正確な予報にかかっている。商品を売って金をもらうなら商品の質には責任を持つものだ」とも述べた。これに対しビリファンド氏は翌4日、「絶対的に正確な予報など100万年後でもないだろう。処罰などしたら天気予報士のなり手がなくなってしまう」などと反論した。
ショイグ氏は2004年、春の増水の際に天気予報の誤りで十分な対策がとれずに批判を浴び、その時も気象予報士に罰金を科す提案をした経緯がある。気象予報に深い「遺恨」があるようだ。
1218
:
チバQ
:2010/03/06(土) 23:11:53
http://mainichi.jp/select/world/news/20100307k0000m030036000c.html
女性議員:ルワンダ56%で世界1位、日本11%で97位
【ジュネーブ伊藤智永】世界151カ国の国会議員らでつくる列国議会同盟(本部・ジュネーブ)は8日の「国際女性の日」に合わせ、今年1月末現在での世界187カ国議会(下院)における女性議員の割合ランキングをまとめた。
上位は、(1)ルワンダ(56.3%)(2)スウェーデン(46.4%)(3)南アフリカ(44.5%)。日本(衆院)は11.3%で97位。「小沢ガールズ」の登場で昨年同時期より増えたが、各国平均の18.8%をかなり下回った。
各国平均は1995年の11.3%から、15年間で年0.5ポイントの割合で増加。これは男女に差が出ないようあらかじめ議席比を決めておくクオータ制の効果が大きく、列国議会同盟は「女性進出増加のための唯一の対策だ」としている。
制度発祥の国はノルウェーで、北欧から欧州全域に広がった。女性議員の割合が高い今年の上位15カ国のうち、クオータ制を採用していないのは3カ国だけ。ルワンダは大虐殺による動乱の後、国連の指導で憲法に「女性議員を全体の30%以上とする」クオータ制を規定。南アフリカも民主化と同時にクオータ制を導入している。
ただし、比例代表制の国では80%が採用しているのに対し、小選挙区制の国の導入率は25%で、選挙制度による差が大きい。
1219
:
名無しさん
:2010/03/07(日) 04:03:52
>>1218
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/3679
こういう記事が普通に書かれてしまうあたり、日本ではまだまだ世界平均値ですら程遠いのかな。
1220
:
チバQ
:2010/03/07(日) 10:37:48
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100307/mds1003070237001-n1.htm
【土・日曜日に書く】中東支局長・村上大介 ナイルに民主化の風は吹くのか
2010.3.7 02:36
◆エルバラダイ氏に注目
最近、政府系を除くエジプト紙の1面に、連日、写真付きで登場している人物がいる。
眼鏡にちょび髭(ひげ)。どことなく愛嬌(あいきょう)のある顔つきのエジプト人、ムハンマド・エルバラダイ氏(67)だ。国際原子力機関(IAEA)事務局長として、イランの核開発問題をめぐるニュースなどで頻繁に登場し、日本でも聞き覚えのある人は多いはずだ。
そのエルバラダイ氏が昨年11月末、IAEA事務局長を退任、その直後、2011年秋に予定される次のエジプト大統領選挙への立候補の可能性について唐突に言及した。先月、帰国するや、早速、民主化活動家や野党関係者らと会い、市民運動「変革のための国民協会」の結成を発表している。
1981年から続くムバラク大統領(81)の長期政権に対して、民主化を求めて挑戦する姿勢を鮮明にしたのである。
エルバラダイ氏は、70年代末までエジプト外務省に勤務。84年に上級スタッフとしてIAEA入りし、97年に事務局長に就任した。92〜96年に国連事務総長を務めたエジプト人、ブトロス・ガリ氏ほどではないにしても、国際公務員の頂点を極め、事務局長在任中の2005年には「原子力の軍事利用を防止し安全な平和利用に努力した」として、IAEAとともにノーベル平和賞を受賞している。
国際機関のトップに上り詰めるには、通常、出身国政府の後押しが不可欠である。だから、エルバラダイ氏は反ムバラク派として知られていたわけではなかった。それだけに、同氏がエジプトの政治改革に取り組む意欲を見せたことの衝撃は大きかった。
◆05年から水面下で検討
ただ、エルバラダイ氏は昨年12月に大統領選出馬に触れた際に、「民主的で公正な選挙」と「国際的な選挙監視」という2つの条件を付けた。現実には出馬の可能性はないことを知りつつ、一応、要求してみせたとも受け取れるような条件である。
しかも、政権側は05、07年の2回にわたり憲法を改正し、(1)国会に議席を持つ政党の幹部を1年以上、務める(2)無所属候補の場合、人民議会(国会)や地方議員250人の推薦署名を集めなければならない−と、立候補要件を一段と厳しくし、「判事による選挙監視」を定めた条項も削除してしまった。政権側がエルバラダイ氏の要求に応じるわけがない。
では、同氏は自らの国際的知名度を頼りに、「民主化の闘士」を演じ、風向きが悪くなったら、さっさと退散する腹づもりなのか。
「変革のための国民協会」でメディア戦略を担当することになった詩人、アブドルラヒーム・ユーセフ氏は、筆者のこうした質問に対し、一部の民主化活動家がエルバラダイ氏に目をつけたのは、ムバラク大統領が5選を果たし、エルバラダイ氏がノーベル平和賞を受賞した05年にさかのぼり、それ以来、水面下で同氏と接触を続けてきたことを明かした。
そして、ユーセフ氏は「立候補制限を課している憲法条項の改正を求めて草の根運動を展開してゆく。あくまでもエルバラダイ氏を現実に立候補させるのが目標だ」と、真顔で強調した。
◆体制の壁に強まる閉塞感
もちろん、軍や秘密警察などの治安組織を完全に支配下に置き、議会も事実上、与党・国民民主党(NDP)の一党でコントロールするムバラク体制の「壁」が、簡単に崩れるわけがない。ただ、エルバラダイ氏の登場は、民主化という観点からは、停滞を続けてきたエジプト政治に予測困難な要素を付け加えたことは確かだ。
なぜなら、すでに5期を務めたムバラク大統領が次期大統領選を迎えるのは83歳。ただ一人、後継候補として巷(ちまた)で名前が挙がっているのが、大統領の次男、ガマール氏(46)だけ、という状況であり、穏健で保守的な国民性のエジプト人たちも閉塞(へいそく)感を強めている。そうした空気は今、ひしひしと感じ取れるのである。
エジプトの民主化運動は04〜05年ごろ、ガマール氏への“権力世襲”の観測が出たのを契機に燃え上がった。その後、運動は具体的な焦点を失い、体制側に押し戻された感もあったが、エルバラダイ氏という核を得て、再び勢いを盛り返しつつある。
穏健アラブ大国のエジプトが、後継者問題や民主化問題で軟着陸に失敗し、混乱に陥れば、その余波は中東だけでなく、米欧や日本にも及び、中東政策の支柱のひとつを失うことになろう。エルバラダイ氏の投げかけた波紋がどこまで広がるか予測は難しい。だが、来秋の大統領選までの約1年半、ナイルにわたり始めたようにみえる新しい風から目が離せないことだけは確かだろう。(むらかみ だいすけ)
1221
:
チバQ
:2010/03/07(日) 10:42:50
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100215ddm001010046000c.html
読む政治:ハイチPKO(その1) 防衛省、異例の主導
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
「国連からハイチPKOの増派要請が来ている。そっちでまとめてくれ」。1月22日午後、国会内の衆院第1委員室。審議が始まる直前、北沢俊美防衛相が平野博文官房長官に歩み寄り、せかすように耳元でささやいた。
ハイチPKO(国連ハイチ安定化派遣団=MINUSTAH)に陸上自衛隊を派遣する−−。北沢氏はすでに腹を固め、PKOを担当する国際平和協力本部を掌握する平野氏に派遣準備を進めるよう促したのだ。
1月12日のハイチ大地震を受け、国連安保理は19日(日本時間20日)にPKOに3500人の増派要請を決議。翌日に通知された文書に軍事要員2000人の構成は歩兵部隊、施設部隊、ヘリ輸送などと記されていた。
PKOに積極的な鳩山政権発足を受け、防衛省・自衛隊はPKO派遣候補地の検討に着手。スーダンやレバノンなど6地域に絞り込んでいた。ハイチは歩兵部隊による治安維持が主任務で候補地から外れていたが、がれき除去にあたる施設部隊派遣は東ティモールPKO(02〜04年)の実績があった。自衛隊幹部は「『施設部隊』を見た瞬間、派遣の可能性があると思った」と明かす。自衛隊側の積極姿勢は北沢氏に伝わり、平野氏への耳打ちにつながった。
それから2日後の24日午後。東京・帝国ホテルに平野氏が北沢氏、岡田克也外相らを集めた。「法的に本当に大丈夫だな」。平野氏は国際平和協力本部、外務・防衛両省の局長らに念を押した。岡田氏は「寝耳に水の表情」だったが、北沢氏は「自信満々だった」(出席者)という。
平野氏が確認を迫ったのは、自衛隊参加の前提条件となるPKO5原則との整合性。ハイチを「紛争地域」と位置付けるなら(1)停戦合意の成立(2)紛争当事者の受け入れ同意−−などを満たさなければならない。国際平和協力本部が内閣法制局と事前に協議した結果は「治安悪化はあるが紛争地域ではなく法的に派遣は可能」だった。会合は「派遣」でまとまり、平野氏が鳩山由紀夫首相に報告、了承を取り付けた。
従来は、外交戦術の「手駒」として自衛隊のPKO派遣に積極的な外務省に対し、武器使用基準の制限などから防衛省・自衛隊が消極姿勢をとるのが通例だった。だが今回は「抵抗勢力」だった自衛隊が派遣を後押しし、防衛省が首相官邸と主導して実質4日でのスピード決着にこぎつけた。3閣僚会合後、岡田氏は北沢氏に「平野さんと2人で決めたんでしょう」と電話で不満をぶつけた。
毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊
1222
:
チバQ
:2010/03/07(日) 10:43:43
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100215ddm003010112000c.html
読む政治:ハイチPKO(その2止) 国連からの期待「伏線」 政府、外交成果狙い
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
<1面からつづく>
「受け入れに際し国連が支援できることは限られている。自己完結できる形で部隊を送ってもらいたい」。国連安保理が1月19日(日本時間20日)、ハイチPKO(国連ハイチ安定化派遣団=MINUSTAH)への増員を決めた後、国連側は加盟国に注文を付けた。
大地震で国連ビルが崩壊し国連の復旧・復興活動には限界がある。自己完結とは業務や生活を自分たちだけで行う能力。国連日本代表部では「自衛隊でないと対応できない」との考えが強まり、直ちに本国に伝えられた。
日本政府の「ゴーサイン」が出ると、ニューヨークでは国連代表部が国連側と派遣先の調整に着手。当初、日本側は首都ポルトープランスから離れた都市での活動を想定していたが、国連側は陸上自衛隊に「ポルトープランス郊外でのがれきの撤去はできないか」と、優先度の高い首都復旧の重要任務を具体的に要請してきた。
一連の交渉をけん引した国連日本代表部の高須幸雄大使は「首都周辺をまず復旧させたいという国連の思いがあったのではないか」と指摘。日本への期待の高さが自衛隊のPKO活動場所選定に表れたとの考えを示した。
日本政府が自衛隊派遣へと急加速する伏線になった一つは、こうした国連の日本への期待だった。潘基文(バンギムン)事務総長はかねて日本側に「積極的なPKO貢献を」と要請。昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「PKOに参加して平和の構築に向けた役割を果たす」と掲げた民主党にとって、政権が外交的成果を上げる好機とも映った。
一方、カリブ海の島国ハイチは米国の「裏庭」と呼ばれ、地政学的にも重要な位置にある。大地震発生後、オバマ米大統領は迅速な救援活動を指示。米軍は大規模部隊を送り込み、空母も派遣するなどのてこ入れをした。
テロとの戦いの一環だったインド洋での海上自衛隊の給油活動からの撤退、米軍普天間飛行場移設問題の混迷でぎくしゃくする対米関係の修復につなげる思惑もあった。政府関係者は「米国の助けにもなる」と明かす。
「潘事務総長からは『日本の地震に対する経験はとても大きい。そうした(経験のある)日本がPKOに参加してくれることをとても頼もしく感じている』と言われた」。ハイチ大地震から1カ月を迎えた12日、高須大使は国連日本代表部での定例の記者会見で陸上自衛隊のPKO派遣について誇らしげに語った。
一方、ホワイトハウスも12日声明を発表。国連によるPKOへの追加派遣は、「世界中の国々にハイチ復旧、再建の手助けをする重要な機会を与える」と呼び掛けた。11日、日本がチャーターした大型輸送機アントノフは、隣国ドミニカ共和国の空港に到着。重機が陸路ハイチに入り、いよいよ自衛隊は活動を本格化させる。
1223
:
チバQ
:2010/03/07(日) 10:44:08
◇社民幹部「議論不足」 平野長官に即断迫られ
ハイチPKOへの陸上自衛隊の「電撃派遣」が実現した最大のカギは、自衛隊の海外派遣に慎重な社民党が「すんなりとOKした」(政府当局者)ことだった。
「今までにない災害が起こっている。社民党も(自衛隊のPKO参加に)反対はできないだろう」。PKO派遣が事実上決まった1月24日の外務、防衛、内閣官房の3閣僚会合に先立ち、平野博文官房長官は社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相に電話し、政府内で固まりつつあった派遣概要を伝えた。
治安維持が主任務だった従来のハイチPKOとは異なり、新たな活動は100万人以上が被災した大地震からの「震災復興」や「緊急人道支援」の側面が強かった。
福島氏は政府の検討内容を聞き置いたが、3閣僚での派遣合意を受け、平野氏は一気に動いた。平野氏の指示を受けた松野頼久官房副長官が1月25日午前8時、議員会館に社民党の阿部知子政審会長を訪ね、自衛隊の派遣方針を伝えたうえで「今日中に国連に返事をしなければいけない。昼までに返事をください」と迫った。一方、福島氏も重野安正同党幹事長に電話で「全所属国会議員の意見を集約してほしい」と指示した。
党所属国会議員の事務所には派遣概要が直ちにファクスされたが、返答はいずれも「人命救助や復興が任務」「緊急性がある」などの理由で派遣反対の意見はなく、福島氏は同日午後に首相官邸で開かれた基本政策閣僚委員会で「PKO派遣5原則からはずれた状況になれば即時撤退」などの条件をつけて了承した。
社民党は旧社会党時代から自衛隊の海外派遣に強硬に反対してきた。92年の国連平和維持活動(PKO)協力法成立時には「自衛隊を戦地に送る」などとして牛歩戦術や集団辞職願を提出して抵抗。94年村山政権下のルワンダ難民支援では自衛隊派遣には同意したが、軽機関銃の携行に反対し、最終的に1丁だけ認めた経緯がある。
同党幹部は今回の対応について「大地震を受けた人命救助。紛争も起きておらず、武器使用につながる状況にはない」と正当性を主張するが、治安状況への懸念から紛争化を念頭に「5原則に照らし、十分かといえば疑義がある」(重野氏)との指摘があるのも事実で、「議論を尽くす時間がなかった」(幹部)との不満も残る。【西田進一郎、仙石恭、横田愛、ニューヨーク小倉孝保】
毎日新聞 2010年2月15日 東京朝刊
1224
:
チバQ
:2010/03/07(日) 10:59:08
>>1221-1223
安保スレにあった・・・
1225
:
チバQ
:2010/03/07(日) 15:04:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010030700052
「台風の目」の予感=参院選に積極擁立−みんなの党
夏の参院選に向け、みんなの党の動向が政界の関心を呼んでいる。小沢一郎幹事長らをめぐる「政治とカネ」のぬかるみに足を取られる民主党と、党勢低迷から脱却できない自民党を尻目に、両党への有権者の不満のはけ口となり、「大化け」する可能性があるとみられ始めたためだ。
「できるだけ選挙区で公認候補を擁立する。3人区以上は全部立てたい」。渡辺喜美代表は5日の記者会見で、参院選では選挙区でも候補者を積極的に擁立する考えを強調した。
選挙区での取り組みに力を入れるのは、比例代表での得票を底上げする狙いもある。比例では無党派層を意識し、女性キャスターやタレントら著名人を目玉候補にしたい考え。候補者は現在、選挙区2人、比例3人にとどまっているが、選挙区、比例合わせて20人以上の擁立を目指している。
みんなの党の結成は、昨年夏の衆院選の直前だったが、比例では社民党と肩を並べる約300万票を集め、選挙区を含め5議席を獲得。最近の世論調査では、政党支持率で社民、共産両党を引き離し、公明党を上回る結果も出ている。
こうした状況に自信を深めるみんなの党は、参院選では10議席以上を獲得して民主党の単独過半数を阻止。キャスチングボートを握り、民主、自民両党の改革派を巻き込んで政界再編に持ち込むという戦略を思い描く。
渡辺氏は、両党に対抗する勢力をラーメン屋の屋台に例えて「屋台は多い方がいい。その屋台のリーダー的存在になればいい」と語る。再編志向を隠さない自民党の舛添要一前厚生労働相にも「決起」を促している。
「比例でせいぜい5、6議席。選挙区での当選は難しい」(自民党選対)。みんなの党に対しては、こうした冷めた見方もあるが、民主党中堅は「無党派層の票を食われかねない」。公明党からも「埼玉選挙区に出されると、わが党の候補はきつい」と警戒する声が漏れる。(2010/03/07-14:13)
1226
:
チバQ
:2010/03/08(月) 12:23:55
石川はトーゴ並みw
http://www.asahi.com/international/update/0307/TKY201003070208.html
トーゴ大統領選で現職が再選 親子支配が半世紀近くに
2010年3月7日21時53分
【ケープタウン(南アフリカ)=古谷祐伸】アフリカ西部トーゴからの報道によると、4日に投票のあった大統領選で、現職ニャシンベ氏(43)の再選が決まった。中央選挙管理委員会が6日、発表した。任期は5年。
投票率は64.68%で、6日までの集計の結果、有効投票数約210万票のうち、ニャシンベ氏が60%超の約124万票を獲得したという。
ニャシンベ氏の父は、1967年のクーデターで権力を握り、2005年の病死までトーゴを支配したエヤデマ前大統領。ニャシンベ氏の再選で、親子支配が半世紀近くに及ぶ計算になり、野党側は反発している。6日、選挙の不正を訴える野党支持者約200人が首都ロメで抗議デモを始めたが、治安当局がこれに対して催涙ガス弾を発砲し、緊張が高まっている。
1227
:
名無しさん
:2010/03/08(月) 21:19:50
>>1218
関連かな
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100308/asi1003082025005-n1.htm
インド、憲法改正で女性議員の割合を「定数の33%」へ
2010.3.8 20:24
国際女性の日の8日、与党の集会で演説を聴く女性たち(ロイター)国際女性の日の8日、与党の集会で演説を聴く女性たち(ロイター)
【ニューデリー=田北真樹子】インドの下院と各州議会で、それぞれ3分の1の議席を女性議員に割り当てる憲法改正が行われる可能性が高まっている。改正法案が提出されて以降、14年ぶりで、上院を8日に3分の2以上で通過した後、下院を経て成立する見通しだ。ただ、法案に反対する地域政党は、低カースト層などの女性への定数確保が必要だと主張し、8日の上院は紛糾した。女性の定数を確保するための方策は未決定で、実際の導入までには曲折がありそうだ。
インドでは大統領、下院議長、最大与党総裁のポストを女性が占めるものの、女性の社会地位は低く、女性議員の割合は下院で10・9%にとどまっている。
女性議員確保の方法としては、女性議員用の選挙区を巡回で設置する方法が検討されている。インドでは、すでに村議会レベルで、一定数を女性に割り当てる制度が導入されているが、議員だった男性の妻や娘を代わりに立候補させ、議員にさせるケースも多いという。下院や州議会でも、女性議員用の選出区となる期間中に、女性親族を出馬させて次の選挙まで地盤を維持する男性議員が出てくるとして、女性の地位向上をうたう憲法改正の効果に疑問も出ている。社会進出が最も望まれる低カースト層などの状況改善につながらないとの指摘もある。
歴代政権は法案に反対する地域政党に配慮し、法案成立に消極的だった。シン政権は昨年の総選挙での圧勝に加え、同法案で最大野党インド人民党や左派勢力からも支持を得たことから、国連が定める「国際女性デー」の8日の上院通過にこだわった。その狙いは、食料インフレをめぐって女性層からの政府批判をかわすためとの見方もある。一方、同法案に反発する2地域政党は同日、政府への閣外協力解消を表明した。
1228
:
名無しさん
:2010/03/08(月) 21:33:29
ついでに「国際女性の日」とのことで日本発もこっちに貼っとくか
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100308/plc1003082006018-n1.htm
「お世話になってます」女性記者に黄色い花束 「女性の日」で首相
2010.3.8 20:04
鳩山由紀夫首相は8日夜、女性記者に黄色いミモザの花束をプレゼントした。
首相官邸で行われたぶら下がり取材の終了後、「あまり日本で知られていないが、3月8日は世界的に『国際女性の日』で、ミモザは女性の日にふさわしい花だそうだ」と切り出した。続けて「女性記者の皆さんに差し上げたい」と満面の笑みをみせると、女性記者一人一人に花束を手渡し、「いつもお世話になっています。ご苦労さまです」と声をかけた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100308/plc1003082052020-n4.htm
【鳩山ぶら下がり】(2完)谷垣氏「良識をお持ちだ。頑張って」(8日夜) (4/4ページ)
2010.3.8 20:46
【国際女性の日】
「今日は国際女性の日ということで、あまり日本で知られていないんですけれども、3月8日は世界的にみて国際女性の日でありまして、これはミモザという花なんですが、これが女性の日にいつもふさわしい花だそうであります。これを、女性の記者の皆さんに差し上げたい」
−−すみません。ありがとうございます
「女性の記者の皆さん、集合」
−−ありがとうございます。
「いつもお世話になっていますということで、女性のみなさん、これがミモザという…」
<10人弱の各社の女性記者に、一人一人花束を手渡す>
「足りなくなったら問題だよ。やっぱり。いつもご苦労さまです。国際女性の日というのは、あまり、日本では知られていないんですけど、大変重要な日のようでありまして、ロシア革命ですか?」
「足りた? 足りた? 足りました? ごめんなさいね。足りなかった人、申し訳ありません。ありがとうございました」
1229
:
チバQ
:2010/03/10(水) 22:50:29
>>1227
こちらによると成立は厳しいとの読み
http://indonews.jp/2010/03/post-3558.html
【インド】女性留保法:下院通過は難しいか
国会と州議会の議員の3分の1を女性に割り当てるという憲法改正案の「女性留保法案」が9日、上院を通過し下院に回された。最大野党のインド人民党(BJP)や左翼政党も賛成しているので、下院で3分の2の賛成票を得ることは難しくないように見えるが、現実はそう簡単ではないようだ。
3分の1の留保枠内に、さらに後進カーストや少数コミュニティへの再留保を要求して、事実上、女性留保に反対しているのは、3人のヤダヴ族の領袖が率いる、ムラヤム・ヤダヴの社会主義党(SP、サマジワジ党)、ラルー・プラサド・ヤダヴの民族人民党(RJD、民族ジャナタ・ダル)、シャラッド・ヤダヴの人民党・統一派(JD-U、ジャナタ・ダル‐U)だ。
しかしJD-U内では、ビハール州首相のニティシュ・クマールが賛成に回っており、党の分裂を回避するため、シャラッド・ヤタブは賛成へ方向転換する可能性もある。最後まで後進カースト問題を前面に出して戦うのはムラヤムのSP、ラルーのRJD、2党になってしまうかもしれない。2党の下院議員は26人で、彼らが法案阻止のために妨害行為を取れば、法案通過は難しくなると予想する向きもある。
与党国民会議派主導の統一進歩連合(UPA)政権としては、次年度予算通過が最優先事項なので、女性留保法は会期の最後に出すことになるかもしれない。反対派の強硬な議事妨害に逢えば、法案の行方が分からなくなる恐れは十分にある。
SPとRJD、大衆社会党(BSP、バフジャン・サマジ党)は、UPA政権を外からサポートする関係だったが、今回の女性留保法の上院通過でUPA政権との関係が悪化した。国民会議派首脳は、総選挙後初ともいえる本格予算審議や、近々州選挙が行われる後進カーストの票田が強い州もあることを考慮して、反対党との関係修復のために、何らかの政治的決断を下すことも考えられる。下院通過は上院よりも難しそうだ。(編集部)
03/10/2010
1230
:
チバQ
:2010/03/12(金) 12:58:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010031202000060.html
首相にアザロフ氏 ウクライナ
2010年3月12日 朝刊
【モスクワ=酒井和人】タス通信などによると、ウクライナ最高会議(議会)は十一日、ヤヌコビッチ大統領の提案に基づき、ティモシェンコ前首相に代わる新首相として大統領派「地域党」のアザロフ元第一副首相(62)の就任を決議した。これに先立ち、同党を軸に議会多数派の新たな連立会派が成立し、同国の政治混乱の長期化は避けられる見通しとなった。
アザロフ氏はオレンジ革命(二〇〇四年)の前後、ヤヌコビッチ大統領の首相時代に第一副首相や財務相を務めた。モスクワ近郊の出身でモスクワ大卒。母語はロシア語で、ウクライナ語は不自由とされる。同氏は就任前の議会演説で、ウクライナ経済の安定化などに意欲を示した。
一方、新連立には「地域党」(百七十二議席)のほか、親ロ派「共産党」(二十七議席)と中道派「リトビン連合」(二十議席)、大統領と対立するティモシェンコ前首相派から離反した無所属議員らが参加。計二百三十五議席で定数(四五〇)の過半数に達した。
大統領が新連立が不成立の場合に明言していた議会解散は回避された。親ロシア派内閣が発足し、同国の対ロ接近が加速する可能性もある。ただ、ヤヌコビッチ大統領が掲げる親ロ政策には欧州寄りの西部地域を中心に依然、反発が根強い。
1231
:
チバQ
:2010/03/14(日) 18:34:50
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031401000413.html
フランス地域圏議会選始まる 第1回投票、与党苦戦
【パリ共同】フランスのサルコジ政権の浮沈を占う地域圏議会選挙(比例代表2回投票制)の第1回投票が14日、本土(コルシカ島含む)22と海外4の計26地域圏で始まった。同日深夜(日本時間15日朝)には同投票の情勢が判明する見通し。
地域圏議会選は2012年の大統領選前に行われる最後の全国規模の選挙。世界的な金融・経済危機による失業者の増大などで与党国民運動連合(UMP)は各選挙区で苦戦が伝えられている。
第1回投票で過半数の票を得る党派が現れた地域圏は、規定に従い議席が割り振られ確定する。そうでない場合は1、2位の党派と得票率10%超の党派が第2回投票に進み争う。
大半の地域圏で、議席の確定は21日の第2回投票に持ち越されるとみられるが、有権者の支持動向などは第1回投票で判明する。有権者は18歳以上の4420万人。
2010/03/14 17:20 【共同通信】
1232
:
チバQ
:2010/03/14(日) 18:39:05
>>1134
>>1202
>>1210
http://mainichi.jp/select/world/news/20100314ddm007030107000c.html
分離と和解の行方:動くスーダン/下 望まぬ介入、再建阻む
スーダンを南北に貫く白ナイル川沿いのジュバ港。近くに南北内戦で使われた戦車がさびて山積みされている。この戦車が、貴重な「資源」として周辺国へと流れている。
鉄くずの中で黙々と作業するモハメッドさん(42)は軍事車両の解体を始めて4年。この戦車を使った「スーダン人民解放軍」の部隊に92年から8年間従軍し、血みどろの戦いに身を置いた。「今が一番幸せ。復興に必要なのはビジネス。戦争はこりごり」と話す。
東アフリカ各国で鉄の需要が伸びておりスクラップはウガンダやケニアでさばかれる。景気がいいはずだが、モハメッドさんの表情はさえない。「表面的な経済発展はあっても稼ぎの多くは外国人の手にある」と話す。
ジュバに林立し始めたビルの多くは中国からの投資で建った。輸出入とも対中貿易は圧倒的に多い。スーダンで石油利権を確保する中国は、西部のダルフール紛争で武器を供給した疑いで欧米から厳しい批判を受けた。
05年にようやく南北内戦を終結させたスーダン。つたない歩みを始めた和平や復興に外国の力が影を落とす。最近では、ケニアから南部スーダンへの武器供与が報告された。ケニア政府は否定したが、国連安保理の会合でも南部スーダンへの武器流入が明かされ「南北の新たな軍拡競争」への懸念も広がる。
先月のスーダン政府と西部ダルフール地方の主要反政府勢力との和平枠組み合意を主導したのは中東カタール。調印式には「反政府勢力を支援した」とスーダンが非難してきた隣国チャドのデビ大統領、エリトリアのイサイアス大統領が同席した。「カタールが中立を保ったのが良かった」とスーダンの政治状況を知る男性(38)は語る。
ただ、和平合意には一部の反政府勢力が未参加だ。8日には、ダルフール西部の要衝を政府軍が制圧したと発表。ある反政府勢力は和平に応じない姿勢を強めている。不安定要因は外国に利用されかねない。
ジュバの戦車解体現場。解体業者アリさん(31)は「スーダンは望まない介入を受けやすく再建を難しくしている。本当に必要なのはスーダンの自立だ」と汗をぬぐった。【ジュバ(スーダン南部)で高尾具成】
1233
:
チバQ
:2010/03/14(日) 18:39:47
http://mainichi.jp/select/world/news/20100313ddm007030144000c.html
分離と和解の行方:動くスーダン/中 大統領「演出」に限界
スーダン南部ジュバのサッカー場。1日に設置された特設ステージでバシル大統領はトレードマークのジグ(つえ)を振った。支持者は歓声で応える。数時間続く演説で、大統領は「大統領選も南部独立を問う住民投票も市民に委ねられた」と「民主的」振る舞いを強調した。
大統領は先月24日には西部ダルフール地方を訪れ、同様にジグを振った。その笑顔と自信を支えるのは、23日に中東カタールで主要反政府組織「正義と平等運動(JEM)」と結んだ和平合意だ。
大統領は「犯罪者」として追われている。今回の和平合意は訴追をはぐらかす狙いがあるとの見方も広がっている。国際刑事裁判所(ICC)は昨年3月、30万人以上の死者を出したダルフール紛争を巡り、「多数の市民の殺害、レイプ、強制移住を指揮した」として「人道に対する罪」などの容疑で大統領に逮捕状を発行した。しかし、大統領は「ICCに運命を左右されない」とICC未加盟国へ外遊を続ける。
アフリカに大統領を許す雰囲気があるのは「訴追がダルフール和平への障壁になりかねない」(外交筋)との憂慮があるからだ。アフリカ連合(AU)は昨年7月、ICC逮捕状執行への非協力を決議した。アラブのある外交官は「バシル氏にはスーダン和平に必要な力がある」と話す。
だが、大統領の「和平」演出にも限界はある。ジュバでのバシル氏の集会の外では、対立する南部自治政府の旗を持つ男がしかめっ面で立ち、抗議の意思を示していた。かつての南北内戦の激戦地ジュバの街中では、男が大統領のポスターを片っ端から破き歩く。ある女性は「北部ではイスラム法(シャリア)で女性の権利が認められていない。南部では少なくともズボンをはいているだけで罰せられはしない」とイスラム化も進める大統領に嫌悪感を示す。
ダルフールで和平合意したJEMは20以上ある反政府組織の一つに過ぎず、和平実現には曲折も予想される。
南部の分離独立を支持する女性サディアさん(34)は「南部で産出される石油の収入も均等に配分されず、南部住民は働いても十分な給与を得られない。バシル氏は、国際社会に裁かれるべきだ」と不満をぶちまけた。【ジュバ(スーダン南部)で高尾具成】
1234
:
チバQ
:2010/03/14(日) 18:41:05
順番が逆になってしまった
http://mainichi.jp/select/world/news/20100312ddm007030078000c.html
分離と和解の行方:動くスーダン/上 「また混乱するだけ」 熱狂に潜む「統一を」
200万人の死者を出した南北内戦、30万人以上が死に「史上最大の人道危機」と呼ばれたダルフール紛争を経たスーダン。15日を期限にダルフールの反政府勢力と政府が和平合意を目指し、来月には内戦終結後初の大統領選が行われる予定。和解は本当に訪れるのか、現地から報告する。
◇
「南部主導で新しいスーダンを」。主催者の呼びかけに5万人から歓声が沸き起こる。黄色い星をあしらった南部スーダンの旗がはためく。統一スーダンの国旗は一つもない。南北内戦の激戦地・ジュバでの先月末の政治集会。「新しいスーダン」のスローガンは分離独立を示唆する。
集会を開いたのは内戦を戦った「スーダン人民解放軍」の政治組織「スーダン人民解放運動(SPLM)」。キール議長が「南部に経済発展を」と繰り返すたび、参加者は熱狂する。
町には新品の中国製オートバイにまたがる若者が走り過ぎる。急速に復興する南部を主導する議長の視野には、来年に予定される南部独立を問う住民投票での“勝利”がある。
だが、盛り上がりの陰には平和への祈りもあった。運送業の男性(23)は「南部の候補者も分離独立も支持しない。北部の指導者にも期待しないが分離独立は混乱へ逆戻りするだけ」と声を潜める。
「統一されたスーダン」を望む声が意外に多い。背景には部族間の確執もある。自治政府など南部の権力の中心は最大部族ディンカ人。他部族は表だった批判を控える。分離独立が「部族間抗争を呼ぶ」との懸念は強い。
過熱し始めた政争の陰で内戦の「被害者」は忘れられている。ジュバ中心部の墓地。雑草が伸び、足を踏み出す度に悪臭と大量のハエが舞い上がる。ごみの投棄が慢性化し、頭上には残飯をあさる鳥が旋回する。「あの鳥はライバルさ」。カソンゴさん(64)は廃材で造った小屋の横で、汚れた鍋の中を見せた。ゴミから集めて煮た骨だらけの魚や肉が転がる。燃料の木炭も拾ったものだ。
カソンゴさんは南接するコンゴ民主共和国(旧ザイール)からの難民だ。スーダン国籍を取得後、人民解放軍兵士として10年余り内戦に参加。弾丸で負傷した左目を失明した。
今、インフラ整備が進む中、避難民のバラックが次々と立ち退きに遭っている。「内戦下と何も変わっちゃいない。逃げ、追われ、また逃げる。南部独立が性急過ぎるのは我々の生活が証明している」【ジュバ(スーダン南部)で高尾具成】
==============
■ことば
◇スーダン和平合意
4月11日のスーダン大統領選は、南北内戦を終結させた05年の「包括和平合意」により実施される予定。南部の分離独立を問う住民投票も和平合意の一環。また、先月23日、主要反政府組織「正義と平等運動(JEM)」が和平実現に向けた枠組み合意に調印。15日を期限に▽JEMの政治参画▽全面停戦−−などで最終合意を目指す。
1235
:
チバQ
:2010/03/14(日) 18:59:01
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100313-OYT1T00983.htm
仏地方選で与党劣勢、サルコジ再選戦略に打撃も
フランス北部ランで住民と握手するサルコジ大統領(左)=ロイター 【パリ=林路郎】フランスで14、21日に投票が行われる地域圏議会選挙で、サルコジ大統領の与党・民衆運動連合が惨敗するとの予測が相次いでいる。
2012年の次回大統領選前に行われる最後の大型選挙で、大敗なら大統領の威信は傷付き、再選戦略に打撃となるのは確実だ。
全国22の地域圏は、複数の県を束ねる広域行政単位で、ミッテラン、シラク両政権下でも、議会選では国政与党が敗北している。だが、今回の選挙結果は大統領の指導力に特に影響しかねない。
サルコジ大統領は昨年末、「失業率は年明けには下がる」と明言していた。だが、3月に入って発表された年末時点の失業率は逆に、10年ぶりに10%の大台を突破。仏メディアでは「大統領はウソをついた。国家元首の言葉は重みを失った」(有力政治誌「マリアンヌ」)と批判の大合唱が起きた。
3月上旬にCSA社が行った調査では、58%の人が「大統領を信用しない」と回答。他の調査でも不支持が約6割にも達する。各社の調査によると、地域圏議会選では、全国の9割を超す議会で社会党や緑の党など野党勢力が多数派になる見通しだ。
逆境の大統領は、12日付保守系週刊誌フィガロとの会見で、国立大学の民営化、商店の日曜営業導入、週35時間労働制の事実上の廃止、残業労働への非課税といった、自身がこれまでに手がけた「改革」について、「2011年には再検討する時間を取りたい」と述べ、改革の事実上のペースダウンを示唆した。
影が薄い大統領に対し、支持率でサルコジ氏を上回るフィヨン首相は地域圏議会選の応援で全国を行脚しており、与党内には「次期大統領候補」の声すら出始めている。歴代大統領はしばしば、地方選敗北を首相の更迭で乗り切ってきたが、今回ばかりは人気のある首相を切るわけにいかなくなっている。
(2010年3月14日10時36分 読売新聞)
1236
:
チバQ
:2010/03/15(月) 22:12:45
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100312/52054.html
オランダ、労働党のヴァウター・ボス党首政治を去る
2010年03月12日 14:30更新
労働党の党首であるヴァウター・ボスは個人的な理由から政党を離れると発表した。この突然のニュースは政界を驚かせているが、当人は「小さな子供たちの教育に責任があるため」と今回の政界離脱の理由を述べている。
ボス党首を引き継ぐのはアムステルダム市長のヨプ・コーヘン氏が有力視されている。
前教育大臣のプラステルク氏はコーヘン氏の権威と経験を絶賛しており、オランダの政界に大きなプラスとなると発言している。(コーヘン氏はユダヤ人であるがアラブ系移民からも大きな支持を得ている。)
コーヘン氏は2005年にヨーロッパのヒーローとしてタイム誌に掲載された。当時アムステルダムはモロッコ系移民によるゴッホ監督の殺害事件で緊張が高まっていたが、コーヘン市長の力で民族間の対立が鎮静されたという経歴がある。
1237
:
チバQ
:2010/03/21(日) 11:34:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010032102000059.html?ref=rank
全土で反プーチン集会 ロシア
2010年3月21日 朝刊
【モスクワ=酒井和人、ウラジオストク=A・ポルトフ】ロシア全土で二十日、「怒りの日」と称しプーチン首相の退陣などを求める野党や市民団体の反政府集会が一斉に実施された。野党関係者によると首都モスクワを含め最大五十地域に上ったとみられる。ロシアで大統領以上の権力者とされる同首相への不満が表面化するのは異例だ。
規模が最大級だったウラジオストクでは市中央広場に千三百人余りが集まり、治安部隊が監視する中「プーチンは政府から出て行け」などと声を上げた。サンクトペテルブルクなど大都市部でも減税や年金増額を求め、経済政策を主導する同首相に非難を浴びせた。
ロシア内務省は各地に警官や治安部隊計六千人を動員。モスクワ中心部で無許可の集会を試みた野党関係者ら約六十人を拘束した。
同省によると、二十、二十一両日で百六十二件の集会やデモが計画されている。計四万五千人が参加する見通し。
http://mainichi.jp/select/today/news/20100321k0000m030051000c.html
ロシア:「怒りの日」…全国で同時反政府集会
2010年3月20日 21時0分 更新:3月21日 1時54分
【モスクワ大木俊治】ロシア各地で20日、「怒りの日」と名付け野党勢力や市民団体が連携して公共料金の値下げや政府幹部の辞任などを求める同時多発的な反政府集会を開いた。主催者らによると集会が開かれたのは全国で50カ所以上。08年5月のメドベージェフ政権発足以来、全国規模の抗議行動は初めてで、経済危機のしわ寄せを受ける国民の不満の高まりを示した。
モスクワでは反政府団体が中心部で無許可集会を強行。約200人が集まり「プーチン(首相)は辞任せよ」などと叫んだが、警察に解散させられ、約70人が拘束された。
また1月に1万人以上の反政府集会があった西部のカリーニングラードでは、正式な集会は中止されたが、インタファクス通信によると約5000人が中心部に集まり、州知事の辞任などを求めて抗議行動を展開した。このほか極東のウラジオストクでは約1500人が、東シベリアのイルクーツクでは約1000人が抗議集会に参加した。いずれも大きな混乱はなかった。
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チバQ
:2010/03/21(日) 11:38:32
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201003190551.html
英総選挙は「公正」対「チェンジ」 政策は大差なし(1/3ページ)2010年3月21日11時10分
【ロンドン=土佐茂生】5月6日の投開票が確実視される英国総選挙で、主要政党の選挙スローガンと公約の柱が出そろった。ブラウン首相率いる労働党は「公正」を前面に押し出す一方、13年ぶりの政権交代をねらう保守党は「チェンジ(変革)」を打ち出した。ただし、どちらも中間層の支持を得ようとして政策は似たり寄ったり。2大政党離れは顕著で、どの政党も過半数を取れない事態が現実味を帯びている。
ブラウン首相が先月発表した労働党のスローガンは「すべての人々に公正な未来」だ。(1)確実な景気回復(2)医療サービスの保証(3)教育サービスの保護(4)多数の人々の側に立つ(5)新産業を創出し雇用確保、を公約の柱にした。
首相が自信を見せる経済政策を最初に置き、さらに、同党が伝統的に強みとする公的サービスの充実を並べた。
ブレア前政権から労働党の頭脳として動いてきたマンデルソン民間企業・規制改革相を司令塔に、最大多数の中間層と労働党の再結束を狙う。
今回の総選挙で返り咲きを狙うスティーブン・トゥイッグ元学校担当大臣は「基本的に、13年間の労働党政権でやってきた政策をリニューアルしたもの。目新しさは無くとも、これが多くの中間層が望むものだ」と力説する。
最近の世論調査では「どの党首が人々の抱える問題を理解しているか」との問いに、ブラウン首相を挙げた人が35%で、保守党・キャメロン党首の25%を引き離すなど、作戦は功を奏しつつある。英経済に回復の兆しが見え始めたことも追い風になっている。
一方の保守党。先月末の春の党大会で「変革のために投票を」を選挙のスローガンに据えた。
政策の柱には(1)債務削減に直ちに行動(2)企業活動の促進(3)家族に優しい国づくり(4)医療サービス支援(5)学校水準の向上(6)政治改革を連ねた。
過去の選挙で保守党は、伝統的な厳しい移民政策や犯罪対策、反欧州連合(EU)を訴えて敗北につながった。今回は労働党政権が得意だった教育や医療を政策の中心にすえ、党の変容をアピール。キャメロン党首の若さや発信力も武器に「チェンジ」を訴える。
しかし、キャメロン氏は今年に入り、財政再建の方針を巡って、発言がぶれた。政策の中身より、党首のイメージで戦っていただけに、「実は準備不足で、何も変わっていないのでは」との不信感が有権者に広がり出している。それでも先日の党大会でキャメロン党首は「また5年間、ブラウン首相で良いのか」と、ブラウン批判一点張りだった。
2大政党の支持率が接近し、過半数の政党なしという事態が現実味を帯びるにつれて、注目度が高まっているのは野党第2党・自由民主党だ。
同党の選挙スローガンは「あなたのための変革(チェンジ)――より公正な英国づくり」。労働党の「公正」と保守党の「チェンジ」の両党のキーワードを同時に取り込んだ。政策の柱は(1)公正な税制(2)公正な教育(3)公正な経済(4)公正な政治の四つ。
14日の党大会でクレッグ党首は「65年間、青(=保守党)と赤(=労働党)の繰り返しで何も変わらない。あらゆる問題に二つの答えしかない状況に国民は飽きている」と2大政党を批判し、存在感をアピールした。
ただし、3党の政策を見比べると、言葉遣いは違っても中身は見分けがつかない。
英国では政治離れが進み、民意は2大政党から多様化へと変わりつつある。どの党も無党派・中間層を取り込まない限り、選挙の勝利は望めない。そのため、自然と政策が中道に寄り、似通ってきている現実がある
プリマス大学のコリン・ローリングス教授(政治学)は「主要政党が同じ層を対象に、似たような政策を打つ。それを見た無党派層が『どの党が勝っても同じ』と落胆、さらに政治離れが進む。負の連鎖が起きている」と話す。
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:
チバQ
:2010/03/21(日) 21:51:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100321-OYT1T00667.htm
仏地域圏選挙の決選投票、野党の勝利確実視
【パリ=林路郎】フランスに26ある地域圏の議会選挙の第2回(決選)投票が21日、仏本土と4海外県で一斉に始まった。
2012年の次期大統領選挙で再選を目指すサルコジ大統領の政治戦略を左右する節目だが、仏本土の地域圏議会すべてで与党が多数派から転落するとの予測もある。
14日の第1回投票でサルコジ大統領の与党・民衆運動連合(UMP)など中道・右派勢力は、得票39・9%にとどまり、左派勢力が大半の議会で多数派を握るのは確実視される。
最大野党・社会党、緑の党、共産党などで作る左翼戦線の左派3勢力は第1回投票後、決選投票での選挙協力を決定し、与党“全滅”を狙っている。
国民の間には、大統領のさまざまな改革にもかかわらず、雇用情勢や移民問題が解決しないことへの失望が広がり、第1回投票では与党支持者が大挙して棄権した。
大勢は、日本時間22日午前には判明する見通し。
(2010年3月21日21時41分 読売新聞)
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チバQ
:2010/03/22(月) 16:19:05
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14443520100322
仏地方選挙で中道右派与党が大敗、左派が票伸ばす
2010年 03月 22日 15:45 JST
[パリ 21日 ロイター] フランスで21日に行われた地方議会選挙で、サルコジ大統領率いる中道右派の与党が大敗した。
暫定結果によると、国民運動連合(UMP)を中心とする中道右派与党が勝利したのは26の自治体・地方圏のうち3つのみ。得票率は全体の35.4%にとどまった。野党社会党を中心とする左派連合の得票率は54.1%だった。
極右の国民戦線も全体での得票率を9.4%に伸ばした。南北の主要地方では22%以上の票を得ており、中道右派の大敗ぶりが浮き彫りとなった。
フィヨン首相は「選挙結果は左派の勝利を示しており、失望している。わたしにも責任がある」と述べた。
同首相は選挙結果について22日にサルコジ大統領と協議する予定で、限定的な内閣改造で合意する見通し。
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010032201000011.html
仏地方選、野党左派連合が大勝 大統領、就任以来の窮地
【パリ共同】フランスのサルコジ政権の浮沈を占う地域圏議会選挙(比例代表2回投票制)の第2回投票が21日行われ、内務省の中間集計によると、野党社会党を中心とする左派連合が本土(コルシカ島を含む)22地域圏のうち21を制し、保守系与党の国民運動連合(UMP)に大勝した。
世界的な金融・経済危機に伴う失業者の大幅増などに対する有権者の厳しい審判が下った形で、サルコジ大統領は2007年の就任以来最大の窮地に追い込まれた。12年の大統領選へ向け政局の転換点となる可能性がある。
社会党のオブリ第1書記は「前例のない大勝利」と宣言し、「(政権に)政策の抜本的変更を迫る」と述べた。フィヨン首相は「(敗北に)責任の一端を感じる」と表明、22日にサルコジ大統領と今後の対応を協議する。内閣の一部改造などが取りざたされている。
開票率97%段階の集計によると、社会党、環境派、共産党などを中心とする左派の得票率は54%、UMPなど右派は36%。極右、国民戦線(FN)は9%前後の票を得て第2回投票に進んだ12地域圏で躍進した。
2010/03/22 09:34 【共同通信】
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:
チバQ
:2010/03/23(火) 18:58:26
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201003220230.html
サルコジ陣営惨敗、右翼政党に勢い 仏地域選第2回投票(1/2ページ)
2010年3月22日21時54分
【パリ=稲田信司】フランス地域圏議会選挙(比例代表制)の第2回投票が21日に行われ、右派与党の民衆運動連合(UMP)が社会党を軸とする左派連合に惨敗した。右翼政党・国民戦線は、UMPへの支持を取り込む形で勢力を拡大。失業対策を怠ったサルコジ政権への異議申し立てとみられ、政府は経済政策の練り直しを迫られる。
フィヨン首相は21日夜、早々と「責任を引き受ける」と敗北を認めた。22日朝、サルコジ大統領と今後の政権運営について協議した。仏メディアは限定的な内閣改造に踏み切る可能性を伝えている。
UMPが左派連合の得票を上回ったのは、仏本土(コルシカ島を含む)の計22の地域圏のうちアルザスだけ。政権から閣僚級8人が地域圏の陣営代表として出馬したが、どの陣営も敗退した。今回の選挙の傾向が2012年の大統領選に引き継がれる保証はないものの、過去10年で最高水準の失業率を改善できない政権への国民の不満が噴出しているのは明らかだ。
投票率は50%以下と地域圏議会選では最低水準にとどまった。これが固定票の多い国民戦線の追い風となり、候補を立てた12地域圏の平均推定得票率で17%を超えた。23%近い支持を集めたルペン党首は「サルコジ主義の崩壊」と今回の選挙を言い表し、支持層の年金生活者や貧困層への支援強化を訴えた。
一方、左派連合にとっては04年の前回選挙を上回る地滑り的勝利だった。社会党のオブリ党首は21日、「前例のない勝利」と歓迎。そして、サルコジ政権に対し、「抜本的な政策転換」を促した。
ただ今回の圧勝は、07年の大統領選以降、党内対立で求心力を失った社会党の復権というよりも、緑の党を軸として結党したばかりのヨーロッパ・エコロジーに支えられたとの見方が強い。
ヨーロッパ・エコロジーは選挙戦序盤から失業対策を最重点課題と位置づけ、第1回投票では12%を上回る得票で社会党、UMPに次ぐ政治勢力に躍進。環境政策のてこ入れによる景気浮揚策を押し出し、若年層にとどまらない幅広い支持を集めた。
左派連合は今後、次期大統領選に向けて結束を維持できるかどうかが問われる。今回の選挙に出馬したロワイヤル前大統領候補は自身の地域圏で60%を超える高い支持を得て勢いづいており、オブリ氏との社会党の主導権争いが再燃する可能性もある。共産党を軸とする左派戦線とは、経済政策をめぐり調整が難航しそうだ。
地域圏は複数の県で構成され、鉄道網をはじめインフラ整備や、医療や教育など身近な行政の一部権限を持つ。議会の議員任期は6年で、現職の閣僚や国会議員も原則として兼務できる。
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:
チバQ
:2010/03/23(火) 21:11:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20100323dde007030066000c.html
フランス州議会選:大統領大敗 保守派内で新党宣言 社会党も政権批判
【パリ福原直樹】フランスのサルコジ大統領は22日、州(地域圏)議会選挙での歴史的敗北を受け、経済改革の目玉だった年金削減などを担当する労働相人事を刷新、改革継続の姿勢を示す内閣改造に乗り出す。だが、同じ保守派内では、大統領の政敵で国民に人気の高いドビルパン前首相が新党設立の意向を表明。大勝した社会党も政権批判を強めており、大統領にとり「内憂外患」の状況となっている。
仏大統領府などによると、ダルコス労働相の後任に実務派のブルト予算相が就任予定。労働者の退職年齢の引き上げや、公務員の年金削減に引き続き取り組む。予算相には、サルコジ氏と対立したシラク前大統領の側近が就任予定で、保守派の結集を狙った形だ。
こうした中、ドビルパン前首相の側近は「前首相が12年の大統領選を狙い新党を旗揚げする」と表明。前首相は、07年の大統領選で保守派候補をサルコジ氏と争ったが、同氏追い落としを狙った文書捏造(ねつぞう)の疑いで起訴された。だが最近、政治活動を再開し、サルコジ批判を強めていた。
一方、社会党のオブリ第1書記は選挙後、「国民は政府を拒否した」と述べた。「我々は有権者の期待に応えるべきだ」と党の結束も訴え、支持者からは「次期大統領選でサルコジ氏に対する有力な対立候補になった」との声が高まっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010032302000066.html?ref=rank
仏地方選 左派連合が圧勝
2010年3月23日 朝刊
【パリ=清水俊郎】フランス統一地方選(地域圏議会選、二回投票制)は二十一日、決選投票があり、内務省の集計によれば国政野党の社会党を中心にした左派連合が海外領土を含めた全二十六議会のうち二十三議会で議席の過半数を制し、圧勝した。二〇一二年大統領選に向けた最後の大型選挙。サルコジ大統領にとっては打撃で、態勢の立て直しを迫られる。
国政与党の国民運動連合(UMP)は前回(〇四年)に続き惨敗となった。10%を超える失業率など深刻な景気低迷に対し、与党の経済対策が効果を上げていないのが敗因。大統領は二十二日、フィヨン首相を大統領府に呼び、内閣の一部改造を含めた対応を協議した。大統領自身の支持率も30%台前半に落ち込む中、人気が比較的安定した首相の更迭には踏み切らないとの見方が強い。
集計によると、十四日の第一回投票で優位に立った社会党は緑の党や共産党と左派連合を組み、決選投票の得票率は54%。前回はUMPに敗れたコルシカ島も制した。オブリ第一書記は「前例のない大勝利」と宣言し、大統領に大規模な内閣改造や政策見直しを求めた。
UMPの得票率は35%で、過半数を制したのは東部アルザスと海外領土のギアナ、レユニオンの計三議会だけだった。フィヨン首相は「責任の一端は私にある」と記者会見で認めた。
また、移民排斥などを訴える極右の国民戦線(FN)が、〇七年の下院選で4%に落ち込んだ得票率を9%まで盛り返し、十二議会で議席を獲得。北部と南部の一部の議会では20%を超える票を獲得した。
1243
:
チバQ
:2010/03/25(木) 22:45:23
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201003210281.html
チモシェンコさん余波? 女性閣僚ゼロの新政権に批判2010年3月24日11時1分
【モスクワ=星井麻紀】ウクライナのヤヌコビッチ新大統領の政権に女性閣僚が1人もいないとして、同国の女性団体の批判が強まっている。
首都キエフの政府の建物前で17日、ウクライナの女性団体が抗議集会を開いた。「女性閣僚がいないのは世界でもウクライナぐらいだ」と主張。女性の権利の侵害につながるとして、ヤヌコビッチ氏に人事の見直しを要求した。
欧州には女性閣僚が半数近くを占める内閣も珍しくないが、アザロフ首相は「国が置かれた状況は厳しく、政府は1日に16〜18時間働け、改革を成し遂げられる人物を入閣させた」と説明。そのうえで「女性への大いなる尊敬を込めて言うが、改革遂行は女性の仕事ではない」などと話し、女性団体のさらなる怒りを買った。
一方、地元では「政府は女性に拒否反応があるのでは」と勘ぐる声が出ている。前首相のチモシェンコ氏とユーシェンコ前大統領との権力争いは政治混乱をもたらした。ヤヌコビッチ氏と接戦を演じた大統領選では、チモシェンコ氏はヤヌコビッチ氏を「無能」「意気地なし」とののしり続けた。今回の女性閣僚ゼロは「チモシェンコ効果」だとの指摘もある。
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:
チバQ
:2010/03/26(金) 22:34:43
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100327k0000m030051000c.html
フランス:ドビルパン前首相が新党旗揚げ 大統領選念頭に
【パリ福原直樹】フランス州議会選挙で、サルコジ大統領の与党「国民運動連合」(UMP)が大敗したのを受け、保守派内での大統領の「政敵」であるドビルパン前首相は25日、6月19日の新党旗揚げを正式表明した。12年の大統領選出馬を念頭に置いたとみられる。世論調査でドビルパン氏は、支持率で大統領を大きく引き離しており、サルコジ大統領は、再選に向け大きな困難に直面した形だ。
会見でドビルパン氏は、自陣営に多数の支持者がいると強調。また、仏では労働者の賃金格差が最高230倍に開き、貧困層も増加したと指摘し、責任の一端はサルコジ政権にあると批判した。この上で「変革」の必要性を強調。新党の重点目標として▽富裕者層や企業への課税強化▽失業者の救済▽財政赤字の解消−−などを挙げた。
最近の仏調査では、ドビルパン前首相の支持率は57%で、サルコジ大統領の38%を大きく引き離している。だがUMP内には大統領の支持者がまだ多く、これらの切り崩しが前首相の今後の課題となりそうだ。
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チバQ
:2010/03/28(日) 21:55:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000018-mai-int
<ロシア>時間帯「9」に削減へ
3月27日10時38分配信 毎日新聞
【モスクワ大前仁】西は欧州の飛び地から東は極東まで広大な国土に11の時間帯を持つロシアは、夏時間が始まる28日から、うち二つを廃止し9時間帯に変更する。メドベージェフ大統領は昨年11月の年次教書演説で、「国内の時差を緩和し、新たなビジネスや経済活動を促す」ため時間帯の削減を提案していた。
今回の変更では、最東部のカムチャツカ時間(モスクワ時間との時差は9時間)が西隣のマガダン時間(同8時間)に組み込まれる。また、中部のサマラ時間(同1時間)がモスクワ時間と同じになる。これに伴い、国内の最大時差は従来の10時間から9時間に短縮される。
またロシアでは夏時間と冬時間の切り替え時期に炭鉱事故が多発するなどトラブルが起きており、夏時間の廃止も検討されている。
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チバQ
:2010/03/28(日) 21:55:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000538-san-int
広〜いロシアの時間帯11→9に 大統領“時計改革”で存在感?
3月27日17時57分配信 産経新聞
【モスクワ=遠藤良介】欧州やロシアが夏時間に移行する28日、ロシアでは国土の東西で11あった時間帯が9つに減らされる。これはメドベージェフ大統領が政治・経済面での効率化を目的に提唱したもの。大統領はさらに全土の時間帯を5つ程度まで減らすことを検討しているが、広大な国土だけに時差短縮には生活や人体に与える影響も懸念される。プーチン首相の影で目立たない大統領は“時間改革”で存在感発揮を狙っている?
従来、モスクワで午前9時の始業時に極東のカムチャツカ地方は午後6時だった。28日にはカムチャツカなど5地方が夏時間に時計の針を進めず、1時間だけモスクワに近づく。これで西部の飛び地、カリーニングラード州とカムチャツカの時差は9時間となる。
大統領は昨年11月の年次教書演説で時差短縮と夏時間制の是非を検討するよう指示。今回の時差変更について、「国家統治の効率を高め、経済も活気づく」と意義を強調した。
しかし、緯度の高いロシアでは冬季の日照時間が短く、12月のモスクワで明るいのは午前9時〜午後4時くらい。5つの地方では起床も就寝も1時間早まるため、住民の反発も強い。モスクワ時間に統合される西部サマーラ州は1989年にも同様の試みをしたものの、午後3時には暗くなることへの不満や消費電力の増加から91年に再び時差が設けられた。同州ではインターネット上の抗議署名が1万2500人に達し、デモ集会も計画されている。
ロシアでは夏時間に移行後の5日間に救急車要請が12%、自殺件数が66%増加するとの統計もある。自殺件数が世界有数の国だけに、時差の無理な統合が「鬱状態を招き、自殺の波をもたらす」(経済紙・ベドモスチ)といった専門家の警告も出ている。
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チバQ
:2010/03/28(日) 21:59:51
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/373014/
【素顔のロシア】「疑似民主主義」打破できぬ反政権派
配信元:
2010/03/26 10:46更新
「怒りの日」と銘打った反政権派のデモ行動が3月20日、ロシア全土の約50都市で一斉に行われた。経済の低迷を受けてデモの波が地方にまで広がり、一部がウラジーミル・プーチン首相(57)=前大統領=や地方政権の退陣を公然と叫び始めたのが注目される。ただ、今のところ、この種の抗議行動が政権転覆や大きな社会運動につながる兆候はみられない。
■名ばかりの多党制
20日午後3時。デモが予定されていたモスクワ中心部のプーシキン広場は、すでに数十台の警察車両と数百人の警官隊で物々しく封鎖されていた。広場前の路上には間もなく、デモに参加しようと200〜300人が集まり、ごった返した。
「プーチンは退陣せよ」「ルシコフ(市長)なきモスクワを」。スローガンを叫び、プラカードを掲げた者に警官隊は次々と襲いかかる。デモ隊が発煙筒をたくと警察は催涙ガスをまいて対抗し、現場は騒然となった。モスクワでの拘束者は約70人。連行を免れたタチヤナ・クラギナさん(56)は「今の政治には絶対反対だ。子供や孫にはこんな国に住んでほしくないと思う」と語った。
極東のウラジオストクや東シベリアのイルクーツク、西部のヤロスラブリなどでは当局の開催条件を飲む形で集会が許可され、参加者は1500人〜2000人にのぼった。
“クレムリンのイデオローグ”として知られるウラジスラフ・スルコフ大統領府副長官(45)は最近、ロシア紙のインタビューで「抗議集会があるのだからロシアに民主主義はある。全体主義国家ではありえない」と言ってのけた。その民主主義はしかし、反政権派が「疑似民主主義」と称してはばからない性質のものだ。
プーチン氏は2000年の大統領就任以降、主要テレビ局をすべて政権の支配下に置くなど報道・言論を統制。政治制度の面でも、下院選を比例代表に一本化▽議席獲得のための得票率制限を7%に引き上げ▽地方知事の選挙を廃止−といった方策でリベラル政党や無所属政治家を徹底的に排除した。
その結果、中央・地方の議会では、多数派を占めるプーチン氏の与党「統一ロシア」と、3つの「野党」による寡占状態ができている。多党制の体裁はとっているが、政権に批判的なのはせいぜい共産党だけだ。クレムリンがこれら以外の政党や社会団体を「システム外反対派」と称していることにも、その「民主主義」がいかに管理されたものかが表れている。
■伝わらぬ「怒りの日」
ロシアは昨年の国内総生産(GDP)が前年比8%減という経済不振にある上、今年から各地で公共料金が大幅に値上げされたことが住民の懐に打撃を与えている。相次ぐ警察不祥事や官僚の汚職体質にも庶民の不満は鬱積(うっせき)。デモの多発は、「システム外」に追いやられていた反政権派や住民が、意思を表明する唯一の手段として路上に出始めたことを意味しよう。
しかし、反政権派が「垂直の権力」と呼ばれる現体制に風穴を開けるのは容易でない。20日のデモに参加したのは多く見積もっても2万人にすぎず、主催者側が計画した動員数にははるかに及ばない。国民の圧倒的多数は政府系テレビのみを情報源としており、「怒りの日」のことは知る由もないのが現実だ。
国民の心理面でも、反政権派は大きな支持を得ていない。プーチン前政権以降に庶民はすっかり政治への関心を失った上、現下の経済情勢もソ連崩壊後の1990年代に比べれば好転しているからだ。中高年層にはソ連時代への郷愁が強く残っており、リベラル派は「ソ連を壊して混乱をもたらした無責任な勢力」ともみなされがちだ。
反政権派が下からの街頭行動だけで「疑似民主主義」の壁を打ち破るのは難しく、ロシア政治の変革には権力闘争による政権の分裂といった「上から」の要因が必要とみられている。
(モスクワ支局 遠藤良介/SANKEI EXPRESS)
1248
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チバQ
:2010/03/30(火) 23:35:23
http://mainichi.jp/select/world/news/20100331k0000m030019000c.html
イタリア:13州で知事選 ベルルスコーニ首相派が快勝
【ローマ藤原章生】イタリア20州のうち13州の知事を選ぶ地方選が28、29日に行われ、ベルルスコーニ首相率いる中道右派連合推薦の候補が、前回05年選挙時の2州を大きく上回る6州で当選した。女性関係や過去の汚職疑惑、毒舌で批判を浴びる首相の信任を問う選挙だったが、首相側が勝った形だ。
地方色の強いイタリアの州知事選ではこれまで中道左派が強く、05年選挙では13州のうち11州を押さえたが、今回は中北部エミリア・ロマーニャやウンブリア州など伝統的に左翼色の強い7州にとどまった。
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010033001000284.html
イタリア地方選、与党巻き返す 激戦州勝利、左派風吹かず
【ローマ共同】28、29日投票のイタリア統一地方選は即日開票され、主要メディアによると、ベルルスコーニ首相率いる中道右派の与党連合が改選13州(全20州)中、最大の激戦州ラツィオ(州都ローマ)を含む6州の知事選で勝利を確実にした。中道右派は2005年の前回選挙では2州しか勝てず惨敗したが、今回は巻き返した。
08年5月に発足したベルルスコーニ政権の任期半ばの信任を問う選挙とされ、欧州各国の国政選挙で左派が退潮傾向にある中、地域圏議会選で左派が圧勝したフランスに続きイタリアでも左派躍進が期待されたが、風は吹かなかった。
首相は信任を受けたとして、内政では移民対策強化や司法改革、外交では親米路線を進めていくとみられる。
野党は8%以上の失業率に加え首相の汚職・買春疑惑、失言への批判を強めたが、野党自身も所属のラツィオ州前知事がニューハーフと関係を持ったとのスキャンダルに見舞われるなどし、7州で勝利を確実にしたものの党勢を伸ばせなかった。
2010/03/30 10:16 【共同通信】
1249
:
チバQ
:2010/04/03(土) 15:38:53
>>1232-1234
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201004010468.html
スーダン大統領選、現職バシル氏当確に 野党が擁立断念2010年4月1日22時28分
【ナイロビ=古谷祐伸】11日に投票が始まるスーダン大統領選で、南部に拠点を置く最大野党・スーダン人民解放運動(SPLM)が、公認候補の立候補を取り下げた。SPLMが3月31日明らかにした。世界最悪の人道危機と呼ばれた西部ダルフール地方の紛争をめぐり、国際刑事裁判所から人道に対する罪などで逮捕状が出ている現職バシル氏の再選が確実になった。
再選されればバシル氏は、国民の信任を得た指導者であることを強調、国際社会に対し逮捕状の取り下げをアピールするものと見られている。
SPLMは立候補取り下げについて、政府系企業が投票用紙を印刷するなど不正の疑いが強い点や、ダルフール地方が正常な選挙が実施できる環境にないことを理由に挙げている。
ただし、同時に実施される国民議会選や州議会選などには、ダルフール地方を除き参加する方針だ。SPLM内では、不正疑惑などを理由に選挙全体のボイコットの動きも出ていた。しかし、ボイコットすれば南部の分離・独立を問う来年1月予定の住民投票を実施しないとバシル氏が警告したため、踏みとどまったとみられる。
2005年の包括和平合意まで20年以上続いた南北内戦で、SPLMは南部で反政府闘争を率いた。南部ではSPLMを核に、北部からの分離・独立の機運が高まっており、SPLMは今後、来年の住民投票に全力を挙げる構えだ。
http://www.asahi.com/international/update/0403/TKY201004020519.html
スーダンの野党、選挙不参加へ 与党の不正を懸念2010年4月3日2時52分
【ナイロビ=古谷祐伸】スーダンで11日に始まる大統領選や国民議会選、州議会選など一連の選挙について、1日夜、主要な複数の野党が完全ボイコットの方針を決めた。バシル大統領の与党・国民会議党(NCP)による不正を理由に挙げている。
最大野党・スーダン人民解放運動(SPLM)も大統領選候補者の取り下げを決めている。一連の選挙は、20年以上に及び、2005年の包括和平合意で終わった南北内戦の和平プロセスの一つで、複数政党が参加する1986年以来の選挙となるはずだったが、土壇場で危機的な状況に陥った。
1250
:
チバQ
:2010/04/04(日) 01:52:01
久しぶりのジンバブエニュース
http://mainichi.jp/select/world/news/20100404k0000m030029000c.html
ジンバブエ:大統領選の混乱から2年 失業9割…苦境続く
【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南部ジンバブエは先月末、08年3月末の大統領選を巡る混乱から2年を迎えた。与野党による連立政権は樹立されたものの、各党の確執は依然として続いており、政権は安定していない。欧米の制裁が解除される見通しもなく、約200万人が食糧援助を必要とする経済的苦境は続いている。
独裁を行い、欧米から制裁を受けてきたムガベ大統領は、08年3月の大統領選に不正があったと抗議する野党を弾圧した。その後、大統領は国内外の批判を受けて09年1月、連立政権樹立で野党と合意。同年2月に新内閣が発足した。
しかし、合意に盛り込まれた法相と中央銀行総裁という大統領側近2人の退任は実現しないまま。逆に、国家反逆罪の疑いで逮捕された旧野党のベネット副農相に対する訴追も合意に反して大統領が取り下げを拒否した。
大統領は今年2月、来年実施がとりざたされる次期大統領選への出馬を表明。1980年の独立以降握り続けている権力を手放そうとしない姿勢を示した。これに対して、旧野党側は「自由で公正な選挙の実施には、暴力を抑止する(国際機関の)平和維持部隊の介入が必要」と注文をつけている。
隣国・南アフリカのズマ大統領が双方の仲介を続けているが不調のままだ。ズマ氏は3月に訪英した際、欧州連合(EU)による対ジンバブエ制裁の緩和をブラウン英首相に求めたが、「人権状況の改善が先」と一蹴(いっしゅう)された。
ジンバブエ経済は激しいインフレに襲われていたが、米ドル主体の経済政策導入後に物価が安定。周辺国からの輸入品などで品不足は解消している。だが、食糧不足は続き、失業率も9割以上と依然高い状況だ。
1251
:
チバQ
:2010/04/04(日) 02:29:49
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100403-OYT1T00680.htm
ナイジェリア大統領「会話困難」、権限移行加速?
【ヨハネスブルク=中西賢司】西アフリカ、ナイジェリアからの報道によると、病気療養中の同国のヤラドゥア大統領(58)は最近、首都アブジャの官邸で支持者らと相次いで面会したが、大統領は会話が困難な状態だったという。
健康不安説が一層高まるようなら、大統領代行に就任したジョナサン副大統領(52)への権限移行が加速する可能性がある。
英BBC放送は2日、大統領と会ったイスラム教聖職者の話として、大統領は面会者と握手はしていたが立ち上がることはなく、口を動かしても言葉にはならなかったと報じた。
大統領は、療養のため昨年11月に公務を離れて以来、ジョナサン副大統領との面会も拒んでおり、家族や最側近以外の人に会ったのは初めて。大統領は、健在ぶりを示して、内閣改造を行うなど基盤強化を進めるジョナサン氏をけん制する狙いだったとみられる。だが、報道の通りならかえって、職務復帰は困難との見方が強まりそうだ。
ナイジェリアでは、大統領はイスラム教徒の多い北部と、キリスト教徒の多い南部の出身者間で2期ごとに交代で選出する慣例がある。北部出身のヤラドゥア大統領は現在1期目で、今後南部生まれのジョナサン代行への権限集中が加速すると、微妙な政治的バランスが崩れて南北の地域間対立をあおりかねないとの懸念があり、大統領周辺は焦燥感を強めている。
(2010年4月3日18時41分 読売新聞)
1252
:
チバQ
:2010/04/04(日) 09:50:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100403-OYT1T00943.htm
エルバラダイ氏、エジプト大統領選への遠い道
【カイロ=福島利之】2011年のエジプト大統領選に出馬する動きを見せているムハンマド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長(67)が2日、北部マンスーラで、集まった約700人の群衆を前に演説し、憲法改正や非常事態令撤廃などの「変革」を訴えた。
エルバラダイ氏が2月に帰国して以来、大勢の群衆の前に姿を現すのは初めて。ムバラク大統領(81)の健康不安が高まる中、当局もエルバラダイ氏の動きには神経をとがらせており、同氏への国民的支持が今後、広がりを見せるか注目される。
◆250人の壁◆
「多くの人が集まれば、真の変革をもたらすことができるはずだ」――。エルバラダイ氏は聴衆を前に力強く語った。そのうえで氏は、自身の大統領選出馬を困難にしている憲法の規定を改正し、「自由で公正な大統領選」を可能にするよう訴えた。
現行憲法では、無所属で大統領選に出馬する場合、国会と地方議会議員250人以上の推薦が必要と定めている。ただ、ムバラク現政権の与党・国民民主党(NDP)が国と地方議会で大半を占めており、無所属候補が250人を集めるのは事実上、不可能だ。既存の野党に参加した場合は、1年間党の役職を務めることを条件に立候補出来るが、エルバラダイ氏は既存政党すべてと距離を置いており、これも実現の可能性は薄い。
エジプトでは、1981年のサダト大統領(当時)暗殺直後から非常事態令が続いている。許可のない街頭デモは違法で、デモ参加者が拘束されることは後を絶たない。エルバラダイ氏が2日、違法覚悟で街頭演説に打って出たのは、大衆動員力を見せつけることで、憲法改正を求める国民運動につなげたい思惑とみられる。実際、エルバラダイ氏の演説後は、集まった若者らが「エジプトには民主主義が必要だ!」と拳を上げて叫ぶデモが自然発生的に始まった。
◆当局は警戒◆
当局は今のところ、エルバラダイ氏がノーベル平和賞を受賞した国際的にも著名な人物だけに手出しを控えている。ただ、氏が今後も街頭デモを繰り返すなどした場合は、当局も政権や治安への挑発と受け止めて、何らかの措置に踏み切る可能性が高い。
ムバラク大統領は、11年の大統領選に出馬するか、態度を明らかにしていないが、3月にはドイツで胆のうの摘出手術を受けたばかり。次男ガマル氏(46)への継承が既定路線とされる一方、世襲に対する反発も強く、その反発が知識人や若者を中心とする「エルバラダイ待望論」につながっている面がある。
(2010年4月4日09時18分 読売新聞)
1253
:
チバQ
:2010/04/05(月) 00:02:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100404-OYT1T00611.htm
エジプト警察、エルバラダイ氏支持者を拘束
【カイロ=福島利之】エジプトの警察当局は3日、2011年の同国大統領選への出馬が取りざたされるムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長(67)への期待を示す内容の書籍を出版した会社代表の男性を拘束した。
AP通信が同国当局者の話として伝えた。
エジプトの人権団体によると、男性の家宅捜索も行われた。2月に帰国したエルバラダイ氏は、1981年以降、ムバラク大統領(81)の政権下で続く非常事態令の撤廃など民主化を求める街頭行動を展開しており、政権側が同氏支持者の弾圧に乗り出した可能性もある。
(2010年4月4日21時11分 読売新聞)
1254
:
チバQ
:2010/04/05(月) 20:50:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010040502000065.html
反欧米の現職、圧勝濃厚 スーダン大統領選11日から
2010年4月5日 朝刊
【カイロ=内田康】スーダンで十一日に始まる大統領選や国民議会(国会)選、州知事選などの同時選挙まで一週間となった。二十年以上続いた南北内戦を終結させた二〇〇五年の包括和平合意に基づく選挙。大統領選では南部を地盤とする有力候補が出馬撤退を表明し、欧米と敵対する現職バシル大統領の圧勝が濃厚になっている。
スーダン南部を拠点とし、南北内戦では首都ハルツームの政府軍と戦った有力政党スーダン人民解放運動(SPLM)は三月三十一日、ヤシル・アルマン候補の大統領選からの撤退を表明した。
現地外交筋などによると、SPLMは、〇五年の包括和平合意に盛り込まれた南部の分離独立を問う住民投票を来年一月に予定通り実施するため、現職のバシル大統領と対立することを避ける判断をしたとみられる。
今回の選挙では、ウンマ党など他の野党が、現職側の不正を訴えて選挙実施の延期を求め、実現しなければ、すべての選挙への不参加を示唆している。一時はSPLMも、野党に同調して延期を求める可能性が指摘されていた。
バシル大統領は三月末に「選挙は一日たりとも延期しない。選挙が行われないと、住民投票も行われなくなる」と発言。これを受けSPLMは、紛争が続く西部ダルフール地方については各選挙をボイコットするものの、日程通りの選挙実施を受け入れることを決めた。大統領選への立候補も撤回したことで、バシル大統領圧勝の可能性も大きくなった。
バシル大統領に対しては、国際刑事裁判所が〇九年三月、ダルフール紛争での戦争犯罪容疑で逮捕状を発付している。同大統領には、選挙を経ることで国際社会からの批判を和らげたい思惑がある。
1255
:
チバQ
:2010/04/05(月) 21:41:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100404-00000836-yom-bus_all
食・アニメ…「かっこいい日本」展開へ戦略案
4月5日3時12分配信 読売新聞
「クール・ジャパン」(かっこいい日本)として欧米やアジアなどで人気を集める日本のアニメやゲーム、食、ファッションなどの海外展開を後押しするため、経済産業省が策定した「文化産業大国戦略」の原案が4日、明らかになった。
日本ブランドのイメージ向上を通じて製造業やサービス業全体の競争力アップにつなげる考えだ。
5日の産業構造審議会(経産相の諮問機関)専門部会に提案し、政府が6月にまとめる新成長戦略の柱に位置づける。
戦略案は、個別の海外展開が難しい中小企業に対し、日本貿易振興機構や民間コンサルタントなどが連携。商品開発から現地での販売契約まで一貫支援する「海外ビジネス支援機能」の整備を求めた。
また、コンテンツ(情報の内容)産業の海外展開を支援する官民出資のファンド設立、日本の流行文化や生活様式を発信するアジア主要都市でのイベント開催を提言した。海外クリエイターの受け入れを目指し、出入国管理・難民認定法の「就労を目的とする在留資格」の見直し検討も盛り込んだ。
コンテンツ産業やファッションなどの文化産業は2004年の総売上高が約45兆円、関連雇用は215万人に達する。
しかし、日本のコンテンツ産業の売上高のうち輸出の割合は2%で米国の18%を大きく下回っており、戦略案は「文化産業で稼ぐため、官民一体でビジネスモデルを確立することが急務」と強調している。
1256
:
チバQ
:2010/04/06(火) 22:06:23
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100406/erp1004062137005-n1.htm
英下院、12日解散・5月6日総選挙 財政赤字、最大の争点 (1/2ページ)
2010.4.6 21:37
【ロンドン=木村正人】ブラウン英首相は6日、下院を12日に解散し、5月6日に総選挙を行うと発表した。世論調査で一時2ポイントまで縮まった最大野党・保守党と与党・労働党の支持率の差は再び10ポイント前後に開き、保守党が13年ぶりに政権の座に返り咲く可能性が強まっている。野党第2党の自民党も20%超に伸ばしており、どの党も議席過半数を獲得できない事態も予想される。
ブラウン首相は6日、「金融危機で打撃を受けた英国経済を治療台から飛び降りさせてはならない」と述べ、拙速な財政再建が景気回復を中折れさせることへ懸念を示した。「政権を奪えば50日以内に財政再建に着手する」と年内に60億ポンド(約8千820億円)の公共支出を削減する方針を掲げる保守党のキャメロン党首を批判したものだ。
最大の争点は、金融危機で膨れ上がった財政赤字にいつメスを入れるかだ。
ダーリング英財務相は3月24日、事実上の選挙公約となる2010年度予算案を発表。財政赤字は1670億ポンド、国内総生産(GDP)比で11・8%だが、4年後には740億ポンド、GDP比で4%まで減らす財政再建策を示した。
英国では政府の借金はインフレを誘発するとの恐怖心が強い。市場も巨額の財政赤字は英通貨ポンドの弱みとみなし、容赦なく売り浴びせてくる。
英紙フィナンシャル・タイムズのジョージ・パーカー政治部長は「両党の財政再建策にほとんど違いはない。あとは有権者にどう訴えるかの差だ」と語る。政策では、国民保険料の据え置きを発表した保守党が実業界40人の支持を集めたのが目立つ程度だ。
経済自由化を進めたサッチャー革命で製造業は衰退、労働者階級は崩壊した。保守党が富裕層を、労働党が労働者を代表する構造はなくなり、中間層の獲得にしのぎを削る両党の違いは見えにくい。
英民放局が労働、保守、自民3党の財務担当者の支持率を調べたところ、(1)自民党のケーブル氏26%(2)ダーリング財務相17%(3)保守党のオズボーン影の財務相12%−という結果が出た。政策に違いがない分、金融危機を予見したケーブル氏に人気が集まった。保守党が過半数議席を獲れず少数与党政権を樹立する可能性もある。過半数を有する政党がなかった例は普通選挙が実施された1918年以降、20年代に2度、74年に1度あるだけだ。
英誌エコノミスト前編集長、ビル・エモット氏は「20年代は第一次大戦で、74年は石油ショックと労組支配で経済が疲弊していた。金融危機で労働党は信用を失ったが、保守党政権になればよくなると信じる人もいない。その結果、自民党が支持を伸ばす可能性がある」と分析する。
1257
:
チバQ
:2010/04/06(火) 22:21:20
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201004060441.html
英の総選挙、5月6日に 政権交代なら13年ぶり(1/2ページ)2010年4月6日21時0分
【ロンドン=土佐茂生】英国のブラウン首相は6日、5月6日に下院(定数650)の総選挙を実施すると発表した。下院は今月12日に解散され、本格的な選挙戦が始まる。世論調査では野党の保守党がリードしており、13年ぶりに労働党からの政権交代が実現するかが注目される。
ブラウン首相は6日、ロンドンのバッキンガム宮殿でエリザベス女王に下院解散と総選挙の実施の許可を求め、承諾を得た。その後、「英国は復活の途上だ。正しい決断をすれば、雇用や繁栄など良い結果はついてくる」と有権者に支持を訴えた。
6日付の英紙ガーディアンによる世論調査では保守党の支持率37%に対し、労働党は33%で、その差はわずか4ポイントの激戦。これを議席数に換算すると、2大政党とも過半数の議席を取れず、1974年以来の「ハング・パーラメント」(中ぶらりんの議会)になる可能性が高まっている。
労働党は97年、それまで18年間続いていた保守党から政権を奪い、ブレア氏が首相に就いた。経済成長と社会福祉の充実を同時に目指す「第3の道(ニューレーバー)」路線をとり、同党史上初の総選挙3連勝を果たした。
だが、2003年に世論の反対を押し切ってイラク戦争への参加に踏み切ったころから、人気は下降線をたどり始めた。07年にブラウン首相が政権を引き継いだが、首相自身の不人気に加え、昨年の議員経費乱用問題など不祥事が重なって、労働党政権は低空飛行を続けてきた。
一方の保守党は、43歳と若いキャメロン党首のもと「また5年間、ブラウン首相でいいのか」と政権交代を訴えてきた。労働党のお株を奪うように医療、教育など福祉を充実させる政策をとり、無党派層に食い込みを見せている。
最大の争点は経済だ。同国では、金融危機で金融業を中心に経済が大きな打撃を受けた。回復の兆しは見えつつあるが、選挙戦では雇用や景気対策、財政再建などをめぐり激しい論戦が予想される。
また、今選挙では国政選挙として初めて、労働党と保守党に野党第2党の自由民主党を加えた3政党の党首によるテレビ討論が行われる。内政、外交、経済をテーマに計3回の予定で、党首の答弁の出来が選挙戦の行方に大きな影響を与えそうだ。
1258
:
チバQ
:2010/04/06(火) 22:23:05
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK862597820100406
UPDATE1: ブラウン英首相が5月6日の総選挙実施を確認、保守党リードだが予断許さない情勢
2010年 04月 6日 19:33 JST
[ロンドン 6日 ロイター] ブラウン英首相は6日、総選挙を5月6日に実施することを確認した。
ブラウン首相はダウニングストリートの首相官邸前で「誰にとっても驚きではなく、過去数年間で最も守られなかった秘密かもしれないが、女王から議会の解散に同意してもらった。総選挙は5月6日に実施する」と述べた。
世論調査では野党の保守党が与党労働党をリードしており、労働党が敗れれば、13年続いた中道左派政権が幕を閉じることになる。ただ、両党とも支持は固まっておらず、選挙結果は予断を許さない情勢となっている。
その結果、どの政党も過半数の議席がとれずに「ハング・パーラメント」が誕生し、政局が不安定になるのではないかとの懸念が広がっている。
保守党のキャメロン党首は、今回の選挙は最近では最も重要な選挙になるとして、「あと5年間ブラウン政権を受け入れるわけには行かない」と訴えた。
1259
:
チバQ
:2010/04/07(水) 21:41:30
>>1177
http://mainichi.jp/select/world/news/20100408k0000m030017000c.html
スリランカ:総選挙8日に投票 与党連合が安定多数獲得か
【ニューデリー栗田慎一】スリランカ議会(1院制、225議席)の総選挙が8日、全国で一斉投票される。各種調査によると、ラジャパクサ大統領の政権与党連合「統一人民自由連合」(UPFA)が総議席の約6割の安定多数を獲得する見通し。
一方、大統領選でラジャパクサ氏の対立候補となり、野党勢力を主導するフォンセカ前陸軍参謀長もコロンボの選挙区から立候補。フォンセカ氏は国家反逆罪などを理由に軍事法廷で審理中だが、選挙は「優勢」が伝えられている。
選挙管理委員会によると、有権者数は約1409万人。即日開票され、9日にも結果が判明する。政府は前回04年選挙と同様、支持者間の暴力的な対立が起きる恐れが高いとして、全国に治安部隊約5万9000人を配置する予定。
1260
:
チバQ
:2010/04/07(水) 22:18:28
たちあがれ日本 結党記念!
変な政党名〜海外編
新党 (台湾)新党xxじゃなくて新党って党 ※現存せず
新千年民主党 (韓国)2000年1月に出来た政党 いまだにあるミレニアムホールディングスはどうになかならないのか。韓国は政党の生まれ変わりが多いので変な党名多し ※現存せず
制度的革命党 (メキシコ)メキシコの自民党と言われたほどの長期政権党(00年に政権を失う)意味わからない政党名
ユーリヤ・ティモシェンコ・ブロック (ウクライナ)美しすぎる首相で話題にたった個人名をそのまま政党連合に「平沼グループ」的な感じ
フォルツァ・イタリア(イタリア)訳すと頑張れイタリア:オリーブの木なんて政党連合も(オリーブの木さんは元気なんですかね?面識ないですが) ※現存せず
ヤブロコ (ロシア)訳すとリンゴ。某東北の県にはクラブ林檎という会派が。
立ち上がれ!共和国 (フランス)なんか聞き覚えがあるような(笑) ←ZAKZAKさん、明日の記事にどうですか?
1261
:
チバQ
:2010/04/07(水) 22:46:27
http://www.asahi.com/international/update/0407/TKY201004070395.html
キルギス首都、大統領辞任求め死傷者 非常事態宣言2010年4月7日21時14分
【モスクワ=副島英樹】インタファクス通信などによると、中央アジア・キルギスの首都ビシケクで7日、野党勢力など数千人がバキエフ大統領の辞任を求めて政府庁舎周辺でデモ行進し、治安部隊と衝突した。内相を含む10人以上が死亡したとの情報があり、けが人も多数出ている模様。地方でも野党勢力が行政庁舎を占拠するなど混乱が広がり、政府は首都と地方の3地域で非常事態を宣言した。
北西部のタラスでは6日、住民ら約千人が州政府庁舎を占拠。一時治安部隊が催涙ガスで鎮圧したが、夜になって再び約500人が庁舎を占拠、投石や火災などで騒乱状態になった。7日にはさらに2都市に庁舎占拠が広がり、騒動は首都にも及んだ。
騒乱を受けて、野党・社会民主党のリーダー、アタムバエフ元首相ら野党指導者の拘束が続いている。ロシア外務省は7日、キルギス指導部と野党双方に、交渉による事態打開を呼びかけた。
バキエフ大統領は、2005年に政権を握ったが、同族支配や汚職の横行などに野党勢力が批判を強めている。
1262
:
チバQ
:2010/04/07(水) 22:50:44
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100405-OYT1T00308.htm
南アで極右組織の指導者殺害、大統領が緊急声明
【ヨハネスブルク=中西賢司】南アフリカ北西部で3日、白人極右組織の指導者が殺害された。
事件に政治的背景があるかは不明だが、同国のズマ大統領は4日、緊急声明を出し、「人種間の憎悪をあおる行為は控えてほしい」と平静を呼びかけた。
殺害されたのは、「アフリカーナー抵抗運動(AWB)」党首のユージン・テレブランシュ氏(69)。白人の独立国家樹立を主張し、1994年のアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に反対していた。
この事件では、警察がテレブランシュ氏の農場で働く15歳の少年と21歳の男を殺人容疑で逮捕した。賃金を巡るトラブルがあったという。
(2010年4月5日10時27分 読売新聞)
1263
:
チバQ
:2010/04/07(水) 22:51:49
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_48363
ズマ南ア大統領、国民に冷静さ求める=白人至上主義者殺害で
2010年 4月 6日 10:28 JST
【ヨハネスブルク】16年前に人種差別政策を廃したが、その後も人種問題を乗り越えられないでいる南アフリカでは、白人至上主義者が殺害されたことで緊張が高まる恐れがある。
白人至上主義者団体「アフリカーナー抵抗運動」の創始者であるユージン・テレブランシュ氏(69)は3日夜、同国北西部のベンタースドルプ近くの自分の農場で殺された。元巡査のテレブランシュ氏は、黒人多数のルールを不快に思い、ボーア(白人農民)の国土分離を主張する同運動を指導していた。
ズマ大統領は4日、テレブランシュ氏殺害を非難するとともに、国民に一致団結を呼びかけた。大統領は、2人の容疑者が逮捕されており、警察は捜査を続けていると述べた。
大統領は「黒人、白人とも冷静でいるよう求める。警察などの機関に捜査を任せよう」とし、「今は思惑のときではない。思惑は事態を悪化させるだけだ。今は黒人と白人が一致団結し、国家を優先させるときだ」と強調した。
殺害の動機は明らかではない。大統領の広報担当者は、テレブランシュ氏は黒人労働者との賃金問題で殺されたようだと述べたが、抵抗運動の広報担当者は、賃金ではなく政治問題で殺されたとし、白人農場経営者が憎悪発言に怒った黒人に殺されるパターンだと述べた。
同運動のAndre Visagie事務局長は「ユージン・テレブランシュの死に報復する」とし、「平和的な行動は何の効果もないようだ」と述べた。
白人至上主義者の殺害で同国の政権党、アフリカ民族会議(ANC)と、白人と黒人間を融和させるとの同党の約束を実現する上での努力が注目されている。ここ数カ月、多くの黒人が底辺層にいることや高い凶悪犯罪率など社会の病をめぐって政治家が非難合戦を繰り広げる中で、同国の人種関係は緊張の度合いを高めている。
サッカー・ワールドカップ開催まであと数カ月と迫った今、南アは外国からの訪問者にできるだけ良い印象を与えようと苦闘している。ズマ大統領ら同国の指導者は人種の多様さやその調和を誇示したがっているが、ANCの一部指導部の豪奢(ごうしゃ)な生活を指摘した政治家に対し大統領は人種に基づく攻撃を許しているとの批判が一部で聞かれる。
野党国民会議(COPE)のMbhazima Shilowa副党首は「大統領は自党に『人種差別的レトリックはやめよう』と言わなければならない」とし、これを実行しない限り国民への一致団結の呼び掛けは「空虚に聞こえるだけだ」と強調した。
記者: Peter Wonacott
1264
:
名無しさん
:2010/04/07(水) 23:36:39
>>1260
( ^ω^)っチバさんおつかれでやんすよ♪
へぇーて感じすねぇ。
韓国はいろいろ名前が変わる事で有名ですよね。
( ^ω^)っ国民新党も、フランスの国民戦線って言う党から名前付けたのかな?違うかな。似てるのは似てるんすけどね。
1265
:
チバQ
:2010/04/08(木) 12:05:00
http://www.asahi.com/international/update/0408/TKY201004080170.html
大統領が首都脱出、キルギス政権崩壊 野党側が臨時政府(1/2ページ)
2010年4月8日11時29分
【プラハ=副島英樹】インタファクス通信などによると、中央アジア・キルギスで起きた野党勢力による反政府デモを受け、バキエフ大統領は7日夜、専用機で首都ビシケクを脱出した。野党勢力によると、ウセノフ首相率いる内閣も総辞職を表明し、政権は事実上崩壊。野党側は女性のオトゥンバエワ元外相を首班とする臨時政府の樹立を宣言した。
臨時政府は半年の間に新憲法を制定し、民主的な大統領選挙に向けた基盤づくりに取り組むとしている。
国営カバル通信によると、首都を脱出した大統領は、同国南部オシの公邸に滞在しているという。保健当局によると、騒乱による死者は少なくとも47人に達し、負傷者も400人以上に上っている。野党側は約100人が死亡したと主張している。
大統領の辞任を求めるデモ隊の一部は暴徒化し、首都の大統領一族の家や食料品店などでの略奪が続いた。このため野党指導者らは支持者らに対し、街頭から去り、秩序維持のための自警団を編成するようテレビ放送を通じて呼びかけた。
バキエフ政権への不満が高まった背景には、大統領による露骨な同族支配と人権抑圧に加え、今年から電気や水道などの公共料金を一気に2倍以上引き上げるという強引な政策を進めたことがある。
バキエフ大統領は、議会選をめぐる抗議行動に端を発した2005年の「チューリップ革命」を機に政権を握ったが、この時に政権の座を追われたアカエフ前大統領も同族支配の行き過ぎから国民の反発を買った。今回も同様の構図が繰り返された形だ。
現地からの情報では、バキエフ大統領は弟や息子ら身内を政府のポストに登用し、治安機関や投資・企業分野をコントロール下に置く一方、野党やメディアへの締め付けも強めていた。ロシアからの援助資金を息子が私的流用していたとの疑惑もあり、息子に政権を委譲する意向だとの懸念もささやかれていた。
また、急激な公共料金値上げに対し、2〜3月には各地で値下げを求める集会が相次ぎ、野党勢力はチューリップ革命から5周年となる3月24日までの改善を要求。政権側が応じない場合は全土で抗議行動すると警告していた。
キルギスには、米国がアフガニスタン安定化作戦のために使っている空路の補給基地があり、影響が懸念されている。
1266
:
チバQ
:2010/04/08(木) 12:08:26
http://jp.wsj.com/World/node_49184
キルギス政権が崩壊=元外相らが実権を掌握
2010年 4月 8日 10:41 JST
【ビシケク(キルギス)】中央アジアの旧ソビエト連邦のキルギス共和国で、野党デモ隊が7日、バキエフ大統領率いる政権を倒したと述べた。この結果、紛争地帯への物資供給のハブ基地として戦略的に重要なこの国を利用してきた米国にとって、アフガニスタン軍事作戦上を複雑化させる要因が生まれることになる。
Azamat Imanaliyev/Associated Press
デモ隊が政府の建物に乱入し、何人かの側近が捕らえられたあと、バキエフ大統領は首都を脱出した。捕えられた側近の一部は激しい暴力を受けたという。
デモ隊は夕刻までにビシケクのテレビ放送局を占拠し、臨時政府の樹立を宣言した。デモ隊のリーダーであるオトンバエワ元外相は、野党は警察と軍隊を統制しつつあると述べた。オトンバエワ氏は7日夕刻、記者団に対して、「今や野党が政権を握った」と語った。また「バキエフ大統領の行方は分からない」としている。
バキエフ大統領への深い憎しみを除くと、キルギスの新しい指導者らを結びつける基盤が何なのか、明らかではない。バキエフ氏は2005年の「チューリップ革命」で大統領に就任したが、政敵を排除し、民主的自由を無視、身内や友人を政府高官にするなどして、国民の人気を失っていった。
しかし、バキエフ大統領の失脚によって、首都近郊の空軍基地の提供を受ける見返りに、孤立を深める同氏を保護しようとしてきた米国は複雑な問題を抱えることになる。
米国は、政治的統制を強めるバキエフ氏への批判を抑えてきており、8日には不人気な同氏の息子マクシム氏をワシントンでの経済フォーラムに迎える予定だった。
クローリー米国務次官補は、キルギスでの暴力を非難するとともに、その状況は「難しい」と述べた。しかし、7日午後段階で米政府はキルギス政府が依然政権を維持しており、権力が野党に移っていないと信じている、と語った。
政府当局者によると、7日の争乱では少なくとも47人が死亡、400人が負傷した。その多くは大統領府に数千人のデモ隊が乱入しようとしたときに死傷した。
地方のタラスでは数千人が警察署を襲い、隠れていたバキエフ大統領の側近2人を捕らえた。目撃者によれば、1人はアキルベク・ヤパロフ第1副首相で、彼は裸にされ、1時間以上にわたって殴られ、片目を失い、病院に運ばれたという。
今回の反政府デモのきっかけは1月に施行された公共料金引き上げと、民営化に絡む腐敗、開発資金の乱用だった。政府が争乱鎮圧のために反政府勢力の複数の重要人物を逮捕したことで怒りはさらに高まった。逮捕された人たちのほとんどは7日遅くには釈放された。
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