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国際政治・世界事情

1252チバQ:2010/04/04(日) 09:50:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100403-OYT1T00943.htm
エルバラダイ氏、エジプト大統領選への遠い道
 【カイロ=福島利之】2011年のエジプト大統領選に出馬する動きを見せているムハンマド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長(67)が2日、北部マンスーラで、集まった約700人の群衆を前に演説し、憲法改正や非常事態令撤廃などの「変革」を訴えた。

 エルバラダイ氏が2月に帰国して以来、大勢の群衆の前に姿を現すのは初めて。ムバラク大統領(81)の健康不安が高まる中、当局もエルバラダイ氏の動きには神経をとがらせており、同氏への国民的支持が今後、広がりを見せるか注目される。

 ◆250人の壁◆

 「多くの人が集まれば、真の変革をもたらすことができるはずだ」――。エルバラダイ氏は聴衆を前に力強く語った。そのうえで氏は、自身の大統領選出馬を困難にしている憲法の規定を改正し、「自由で公正な大統領選」を可能にするよう訴えた。

 現行憲法では、無所属で大統領選に出馬する場合、国会と地方議会議員250人以上の推薦が必要と定めている。ただ、ムバラク現政権の与党・国民民主党(NDP)が国と地方議会で大半を占めており、無所属候補が250人を集めるのは事実上、不可能だ。既存の野党に参加した場合は、1年間党の役職を務めることを条件に立候補出来るが、エルバラダイ氏は既存政党すべてと距離を置いており、これも実現の可能性は薄い。

 エジプトでは、1981年のサダト大統領(当時)暗殺直後から非常事態令が続いている。許可のない街頭デモは違法で、デモ参加者が拘束されることは後を絶たない。エルバラダイ氏が2日、違法覚悟で街頭演説に打って出たのは、大衆動員力を見せつけることで、憲法改正を求める国民運動につなげたい思惑とみられる。実際、エルバラダイ氏の演説後は、集まった若者らが「エジプトには民主主義が必要だ!」と拳を上げて叫ぶデモが自然発生的に始まった。

 ◆当局は警戒◆

 当局は今のところ、エルバラダイ氏がノーベル平和賞を受賞した国際的にも著名な人物だけに手出しを控えている。ただ、氏が今後も街頭デモを繰り返すなどした場合は、当局も政権や治安への挑発と受け止めて、何らかの措置に踏み切る可能性が高い。

 ムバラク大統領は、11年の大統領選に出馬するか、態度を明らかにしていないが、3月にはドイツで胆のうの摘出手術を受けたばかり。次男ガマル氏(46)への継承が既定路線とされる一方、世襲に対する反発も強く、その反発が知識人や若者を中心とする「エルバラダイ待望論」につながっている面がある。

(2010年4月4日09時18分 読売新聞)


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