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国際政治・世界事情

1167チバQ:2010/02/06(土) 13:58:04
>>1158-1159
http://mainichi.jp/select/world/news/20100202ddm012030074000c.html
貧困下の被災地:ハイチからの報告/3 病院に母子の列
 ◇エイズ薬がほしい
 ポルトープランス市街にあるジェスキオ病院の庭を、赤ちゃんを抱いた女性(23)が行ったり来たりしていた。男児は大地震から11日後の1月23日に生まれた。女性はエイズウイルス(HIV)に感染しているという。母子感染しているかどうか「まだわからない。心配です」と答えた。

 地震で息子1人を失い、避難生活を続ける。男児は5人目の子供で、貧困地区シテソレイユの病院で出産した。母子感染を減らすこともできるエイズ治療薬は、出産までは手に入った。だが、服用を中断すると効果が薄れてしまう。女性は「薬を手に入れるために病院に来たんです」と小声で打ち明けた。病院にはエイズ治療薬を求める多くの母子が毎日列をつくっている。

 市内の国立サナトリウム病院は診療体制が完全に崩壊していた。病棟が全壊し約70人いた患者の多くは病院外に避難。7人の成人患者が残り、ハエと蚊が飛び交う検査室に移された。全員が結核を患い、エイズ患者もいる。

 残った職員は看護師と調理師ら計3人。医師は時折様子を見に来るだけだ。ベッドに横たわるしかない患者たち。湿ったせきの音が響いていた。

 「ハイチでエイズが多いのは、貧困と教育の欠如が原因だ」。ジェスキオ病院のロディン医師が指摘する。ハイチのHIV感染者は約12万人で、うち15歳未満は約6800人と推定されている。

 ロディン医師は「震災後、来院するエイズ患者が半分以下になった」と心配する。ジェスキオ病院でエイズ予防啓発を担当するイブさん(43)は自身もHIV感染者で妻を同じ病気で失った。「私たちのような感染者をこれ以上出してはならない」と力を込めた。

 首都西方の激震地レオガン。エイズ予防啓発センターが全壊し、子供9人が死亡した。地震は病の予防線さえ寸断してしまった。【ポルトープランスで庭田学】=つづく


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