したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

1194チバQ:2010/02/21(日) 10:41:20
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/100220/mds1002202146006-n1.htm
エルバラダイ氏帰国に沸くエジプト 大統領選出馬要請も (1/2ページ)
2010.2.20 22:00
 【カイロ=村上大介】30年近いムバラク大統領(81)の長期政権が続くエジプトで、昨年11月まで国際原子力機関(IAEA)事務局長を務め、ノーベル平和賞も受賞したムハンマド・エルバラダイ氏(67)に次期大統領選への出馬を求める声が上がっている。約1500人の群衆が19日夕、離任後初めて“凱旋(がいせん)帰国”したエルバラダイ氏を空港で歓迎。同氏も「民主化に貢献したい」と前向きな姿勢だが、同氏の前には高いハードルが待ちかまえている。

 2011年9月に予定される大統領選に向けて、高齢のムバラク大統領が依然、態度を明らかにしておらず、次男ガマル氏(46)擁立のうわさも消えない。国民の間には“権力世襲”へ反発が強く、04年の総選挙と05年の大統領選を契機に、「キファーヤ(もうたくさんだ)運動」など従来の政治的な枠組みをはみ出した市民運動が民主化を求める声を上げている。

 市民運動には若者も多く、会員制交流サイト「フェースブック」などネット上でエルバラダイ氏に出馬を求める運動も展開。同氏は昨年12月、エジプト紙に、民主的な選挙が保証されることが条件としつつも、出馬の可能性を示唆する声明を出し、にわかに注目を集めた。

 同氏は18日付の有力独立系紙マスリルヨウムでも「大統領になることより、エジプトに変化をもたらすことが重要だ」と語り、国際的に知名度の高い自らの出馬への動きが、長期政権の続く政治の変革につながるとの見方を示した。

 同氏は名門カイロ大学を卒業し、外務省に入省。国連代表部勤務などを経て、1970年代後半にはイスラエルとのキャンプデービッド合意の交渉にも参加。80年代に国連に転じ、97年、IAEA事務局長に就任。2003年のイラク戦争開戦前にはイラクが大量破壊兵器を隠匿している証拠はないと発言し、ブッシュ米政権を激怒させた。

 ただ、官僚上がりで外国生活が長い同氏には国内の政治基盤はなく、独立系候補に厳しい条件を課す現在の憲法下での立候補は、現実的には不可能に近い。

 市民運動や野党勢力は、知名度が高い同氏を“シンボル”に担ぎ出し、憲法改正を手始めとする民主化要求に勢いをつけようという狙いだ。前回の大統領選に立候補し、旋風を巻き起こした独立系候補、アイマン・ヌール氏はその後、政党設立届け出書類の署名を偽造したとして、逮捕されたが、国際的に知られたエルバラダイ氏には体制側も手を出せないとの思惑もあるだろう。

 1981年に暗殺されたサダト大統領の後を継いだムバラク大統領はイスラム過激派の脅威などに対処しつつ、経済自由化にも一定の成果を出している。だが、一方で与党・国民民主党(NDP)の事実上の一党支配を背景とした権威主義体制や経済格差拡大への国民の閉塞(へいそく)感が高まっているのも実情だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板